サンタ娘「慌てん坊のサンタクロース♪」 (51)



サンタ娘「クリスマス過ぎーてーやって来た♪」

男「……」

サンタ娘「急いでリンリンリン、急いでリンリンリン、鳴らしておくれよ鐘を♪」

男「……」

サンタ娘「リンリンリン、リンリンリン、リンリンリン♪」

男「……で?」

サンタ娘「……すみません……プレゼント配るの手伝って下さい」

男「えー……」

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男「まあ色々とツッコミたいが、まず何で遅れたの?」

サンタ娘「それはほら……あの……時差があって」

男「じゃあ1人で頑張って」

サンタ娘「寝坊です!うっかり丸1日寝てました!」

男「丸1日?今日は26日だけど?」

サンタ娘「……すみません丸2日でした」



サンタ娘「だっだって!私今年から担当になって、それでその……張り切りすぎて」

男「うっかり寝過ごして、26日にやって来たと」

サンタ娘「……はい、まさか8徹したくらいで丸2日も寝ちゃうなんて」

男「うん、むしろ良かったよちゃんと寝れて」

サンタ娘「まあそれで、先輩達に怒られたりして、慌てて来たんですが……その……」

男「何だ?」

サンタ娘「今年からですから、まだ慣れてなくて……その、ソリの操縦……」

男「ああなるほど、だからか」

サンタ娘「えーと」

男「だから……」チラッ

男「間違って落ちて来て、俺の車を潰したと」

サンタ娘「すみません!本当にすみません!」



男「あーこれはもうダメだなぁ、見ないように考えないようにしてたけどさぁ」

サンタ娘「あの……車ってよく分からないんですけど、それって直りますか?」

男「どう見える?直るように見える?」

サンタ娘「えっと……無理……ですか?」

男「当たり前だろ!完全にペチャンコだろうが!どんな勢いで落ちたんだよ!」

サンタ娘「え?えっと……よく分からないですけど、多分300キロくらい……かな?」

男「危な!ほとんど新幹線並みじゃん!トナカイどんだけ速いんだよ!」



サンタ娘「あっでも安心して下さい!私ちゃんとトナカイ保険掛けてますから!お金出るはずですから!」

男「……それって、自分が壊した物に払うの?」

サンタ娘「……えっと確か?」

男「……」

サンタ娘「……」

男「まあいい……車は今はそれでいいとして、次に何?手伝って欲しいって?」

サンタ娘「はい……その……実は私、家が分からなくて」

男「何で?」

サンタ娘「その……欲しいプレゼントとか、子供達の住所とかが書いてある名簿をその……」

男「おいまさか」

サンタ娘「さっき落ちて来る時に、落っことしたみたいで」

男「殴っていいか?」

サンタ娘「すみません!わざとじゃないんです!」



男「で?一緒に探してくれって事か?」

サンタ娘「はい……せめて名簿だけでも」

男「と言うかさぁ、落ちる時何してたの?名簿見てたの?」

サンタ娘「あっはい、担当地域に近づいて来たんで、名簿を確認しようとして、それで名簿を出してたらいきなり落ちて」

男「脇見運転じゃん、完全に君のせいだよねそれ?絶対に間違って手綱引っ張ったか何かしたよね?」

サンタ娘「えっと……多分」

男「ちゃんと止まってから見ろよ!俺の車潰れたの、完全にお前の責任じゃねえか!」

サンタ娘「急いでたんです!許して下さい!」



男「あとさぁ……気になってたんだけど」

サンタ娘「何ですか?」

男「サンタってさぁ、赤い服とトナカイのソリ、それとプレゼントが入った袋があるよな?」

サンタ娘「はい」

男「赤い服は着てるからまあいいとして、トナカイは……何か気絶してない?」

サンタ娘「だっ大丈夫です!この子達は強いですから!少し休めば大丈夫です!」

男「……分かった、でだ……一番気になってたが」

サンタ娘「何ですか?私の名前と年齢ですか?」

男「違わい!袋だよ袋!プレゼントの入った袋!どこにあるんだよ」

サンタ娘「えっ?」キョロキョロ

男「……」

サンタ娘「……名簿と袋を一緒に探して下さい」

男「……はぁ、何なのマジで、今日は厄日だ……」



サンタ娘「そっそんな事ないですよ!良いことだってありますよ!」

男「例えば?」

サンタ娘「例え?例え……えっと、わっ私と出会えたじゃないですか?」

男「……」

サンタ娘「……」

男「……」

サンタ娘「すみません、ちょっと調子に乗りました」

男「……まあいい、どうせ今日は仕事も予定もないし」

サンタ娘「えっ?そうなんですか?彼女いないんですか?」

男「手伝ってやろうと思ったが、止めとくわ」

サンタ娘「ああっごめんなさい!つい口が滑って」

すみませんちょっと呼ばれたんで休憩で。



男「……」

サンタ娘「ごめんなさいごめんなさい!」

男「……はぁ、いいよもう……彼女いないのは本当だし」

サンタ娘「すみません、かっこいい人だからてっきり」

男「……ん、まあ社交辞令でも嬉しいよ、で?まずはどうするんだ?」

サンタ娘「えっと、まず名簿と袋を探します、そんなに離れてはいないはずなんで」

男「なるべく急いだ方がいいな、昨日の朝にプレゼントがなかったって、子供達が騒いでたし」

サンタ娘「ごめんなさい!」

男「謝る相手が違うだろ」

サンタ娘「ごめんなさい!子供達!あとそのご両親!」



男「何か目印とかないの?と言うか誰かに拾われたりしたら」

サンタ娘「あっそれは大丈夫です、ちゃんとサンタ以外には見えないようになってますから」

男「……それだと俺も見えなくないか?」

サンタ娘「あっ……」

男「……」

サンタ娘「いっ一緒に来てくれるだけでいいんです!」

男「ああ分かったから、ちゃんと一緒に行くから」

サンタ娘「ありがとうございます!では早速探しに」

男「その前に」

サンタ娘「何ですか?」

男「まずそのサンタ服着替えようか?もう誰も着てないと思うし」

サンタ娘「……すみません、着替え貸して下さい」

男「……しまむら行ってくる」

サンタ娘「本当にすみません」



男「どうかな?一応サンタのイメージで、赤と白を基調にしたんだけど」

サンタ娘「ほーへーはー」クルクル

男「おーい」

サンタ娘「あっすみません、こういう服って殆ど着たことなくて」

男「そうなのか?」

サンタ娘「いつもサンタ服なんで、私は新米ですけど十着持ってますよ」

男「随分多いな」

サンタ娘「お父さんは三十着持ってますよ?」

男「……まあそれなら目立たないだろ、じゃあ行こうか」

サンタ娘「あっはい」



男「とは言えなぁ、さすがに当ても無く探しても」スタスタ

サンタ娘「一応私が近くに行けば、分かると思います」スタスタ

男「何かこう……信号みたいのでも出てるの?」スタスタ

サンタ娘「ちょっと違いますけど、似たようなものですね」スタスタ

男「便利なもんだな」スタスタ

サンタ娘「あーはい……」スタスタ

男「……」スタスタ

サンタ娘「……」スタスタ

男「……実際になくして、使ってみた事は?」スタスタ

サンタ娘「……多分私が初めてです」スタスタ

男「だよね」スタスタ

サンタ娘「……はい」スタスタ

男「……どう?」スタスタ

サンタ娘「今のところさっぱりです」スタスタ

男「そうか……」スタスタ



ワンワンワン

男「ん?何だか騒がしいな」

サンタ娘「なんでしょうか?」

子供「こらポチ!そっちは違うよ!」グイグイ

犬「ワンワンワン!」グイグイ

男「あっちに何かあるのか?」

サンタ娘「……あっなんとなくあっちにあるような?」

男「……犬には分かるのか?」

サンタ娘「……かもしれません」

男「とりあえず行ってみるか」スタスタ

サンタ娘「はい」スタスタ



男「どうだ?」

サンタ娘「えっと……あの木の上……かな?」

男「何も見えんが」

サンタ娘「でも確かにあそこから、名簿があるような気配が、……なんとなく」

男「なんとなくって、まあいい……見えないだけで触れるのか?」

サンタ娘「取ってきてくれるんですか?」

男「……そもそもスカートで木登りするつもり?」

サンタ娘「……どうかよろしくお願いします」カァァ

男「んじゃあ行ってくる、……どの枝だ?」

サンタ娘「あの上の方の、丁度時計に向かって伸びてる」

男「あああれね、んじゃ行ってくる」スタスタ

サンタ娘「頑張って下さい!」



サンタ娘「……大丈夫かな?」

サンタ娘「……あっ危ない!……良かった」

サンタ娘「……まだかな?」

サンタ娘「ん?あれ?何だか……あれ?まさか……」

男「おーい、何も無いみたいだぞ?本当にここか?」

サンタ娘「えっと……あっ……すみません!普通に届く高さの枝でした!」ヒョイ

男「……」

サンタ娘「えっとその……ごっごめんなさい」

男「ちょっとそこにいなさい、今降りるから」

サンタ娘「ごめんなさーい!」



男「……」スタスタ

サンタ娘「すみませんでした……」スタスタ

男「……」スタスタ

サンタ娘「その……まだなんとなくしか分からなくて、だからその……」スタスタ

男「……」スタスタ

サンタ娘「あの……無視はちょっと、怒るのは当然なんですけど」スタスタ

男「別に?怒ってはいないよ?」スタスタ

サンタ娘(すごい怒ってるー!)

男「それで?次はどこかな?」

サンタ娘「あっあっち……かな?」

男「ふーん」スタスタ

サンタ娘「あっ待って下さい!」タタタ

ちょいと休憩、犬の散歩とか色々やってくる。

どうも1です。
昨日書き上げるつもりだったんですが、掃除と頭痛で無理でした。
とりあえず今から続きを書きます。



男「……」

サンタ娘「……」

男「……なあ」

サンタ娘「はい」

男「今回は俺も分かるよ、あれだよな?」

サンタ娘「はい……間違いないです」

男「……あそこにあるよな?つうか無かったら困るが」

サンタ娘「ですよね」

男「いやまあ犬が分かるならなぁ」

猫「にゃ~」「な~ご」「ふみゃーん」

男「俺の目には数匹の猫が、浮いてるように見えるわ」

サンタ娘「ちょっとした怪奇現象ですね」

男「……何か代わりの袋とかいるかな?」

サンタ娘「どうしましょうか?」

男「……まずは回収するか、誰かに見られたらマズい」

サンタ娘「そうですね」


フシャーフミャーイテーニャニャニャニャウオウッオトコサーン



男「……痛い」ズキズキ

サンタ娘「あっ動かないで下さい」チョンチョン

男「……ありがとな」

サンタ娘「いえそんな、お礼を言うのは私のほうです」チョンチョン

男「まあこれで大丈夫だな?名簿も袋も戻ってきたし」

サンタ娘「あっその……まだ、配るのが……」

男「……そうだな、やっぱり夜に配るのか?」

サンタ娘「はい、さすがに昼に配るのはダメなんで」

男「じゃあまだ時間あるな、一緒に飯でも食うか」

サンタ娘「はい!」

男「……ところで、もう終わった?」

サンタ娘「あっまだ少し」チョンチョン



男「何食べたい?」スタスタ

サンタ娘「えっと……なっ何でも大丈夫ですよ?私好き嫌い無いですから」チラッ

男(めちゃくちゃ回転寿司見てる)

サンタ娘「いやー色々あって、目移りしちゃいますね」チラッ

男「……じゃあモス……」

サンタ娘「……」シュン

男「は昨日食べたから、偶には回転寿司に行くか」

サンタ娘「はい!」パァァァ

男(可愛いなちくしょう)

 -----

サンタ娘「美味しかったです」ホワァ

男「そりゃ良かった、さてまだ時間あるが……どこか行くか?」

サンタ娘「そうですね」

友「あれ?男?ってその子誰!彼女か?いつの間に!この裏切り者!」

男「やかましい奴が来たよ」ハァ

サンタ娘「男さんの知り合いですか?」



男「ちょっと話合わせて」ボソッ

サンタ娘「え?あ、はい」ボソッ

男「あーこの子は俺の親戚の子でな、用事でこっちに来たから、ちょっと町を案内してたんだ」

友「へーテンプレ乙、で?本当は?」

男「いや本当だって、な?」

サンタ娘「あっはい」

友「ふーん……」

男「……」

サンタ娘「……」

友「リア充爆発しやがれ!」ダダッ

男「……べつにリア充じゃないっての」

サンタ娘「……」

男「どうした?」

サンタ娘「いっいえ別に」カァァ

男「?まあとりあえず、町をぶらついてみるか」

サンタ娘「はい」

男「んじゃあっちから」スタスタ

サンタ娘(彼女……男さんと……)カァァ

サンタ娘「……えへへ」ニコッ

男(何かめっちゃいい笑顔だな、……やっぱ可愛いよなちくしょう)



男「さて……そろそろ帰るか、プレゼント配らなきゃいけないし」

サンタ娘「……そうですね、まずは着替えなきゃ」

男「……楽しかったか?」

サンタ娘「はい!とっても!」

男「そっか……そりゃ良かった」

サンタ娘「さっ行きましょう」ギュッ

男「!……ああ」ギュッ

 -----

サンタ娘「落ちない用に気をつけて下さいね」

男「鏡見てみようか?」

サンタ娘「……言い返せない」クイッ

男「おおっ本当に浮かんでる」

サンタ娘「さぁ行きますよ!」

シャンシャンシャン



サンタ娘「まずはあそこですね」ペラックイッ

男「おうっ」

 -----

サンタ娘「次はあそこですね」ペラッ

男「本当に速いなこれ」クイッ

 -----

サンタ娘「次はあそこかな?」ペラッ

男「任せろ!」クイッ

 -----

サンタ娘「最後はあそこですね」ペラッ

男「了解」クイッ

 -----

男「終わったな」

サンタ娘「はい!本当にありがとうございました!」

男「この後どうするんだ?もう帰るのか?」

サンタ娘「あっ……その、もう少し一緒に居てもいいですか?」

男「……打ち上げパーティー、とはいかないが少しなら平気かな?」

サンタ娘「じゃあ一緒に何か食べましょう!」

男「ああ」クイッ



男「乾杯」スッ

サンタ娘「乾杯!」チン

男「うん美味い」

サンタ娘「んく……ホントだ」

男「しかしまだケーキが残ってたとは」

サンタ娘「売れ残りですけど、美味しいですね」

男「しかしまあ……何とかなって良かったよ、最初は不安だったから」

サンタ娘「私も……男さんが優しい人で良かったです」

男「別に……そう言えばまだ名前聞いてなかったっけ」

サンタ娘「あれ?そうでしたっけ?じゃあ改めて、サンタ娘です」

男「おう俺は男……って、あれ?俺名乗ってなかったよな?」

サンタ娘「私これでもサンタですから、名前とか分かるんです……偶に」ボソッ

男「最後何て?」

サンタ娘「何でもないですよ?でも楽しいなぁこういうの」

男「そうか?二人だけなのに」

サンタ娘「二人だからですよ、だって恋人と居るみたいで」

男「お……おう?」カァァ

サンタ娘「クリスマスはいつもお仕事だから、家族でパーティーも出来ないし、恋人なんてもっと……」

男「……」

サンタ娘「だからめいっぱい楽しみたいなって」

男「ああ……そうだな、ところでもう酔ってる?」

サンタ娘「みたいですね、お酒初めてなんで、加減が……」

男「まだ一杯目だけどね」



サンタ娘「男さ~ん、踊りましょうよ?」

男「いやいや狭いから」

サンタ娘「だ~い丈夫ですって、ほらほら」グイグイ

男「分かった分かった」

サンタ娘「んふふ~男さ~ん」ギュッ

男「そんなにくっついたら踊れないって」

サンタ娘「踊れますよ~ほらほら」トテトタ

男「足下ふらついてるよ?」

サンタ娘「楽しければいいんですよ~」トテトタ

男「まあなあ」

サンタ娘「……ありがとうごさいます、本当に助かりました」

男「サンタ娘……」

サンタ娘「私初めての仕事で張り切りすぎて、そのせいで寝過ごしちゃって、慌ててまた失敗してそれで……」

男「……大丈夫だよ、何とかなったじゃないか」ポンポン

サンタ娘「……はい!ってひゃっ」グラッ

男「危ない!」ギュッドテッ

サンタ娘「……」

男「痛た……大丈夫?」

サンタ娘「……男さん」

男「ん?」

サンタ娘「……私」ギュッ

男「サンタ娘?」

サンタ娘「好きです……男さんの事」



男「……」

サンタ娘「普通ならもっと怒るはずの所を、優しくしてくれて、手伝ってくれて」

男「別に優しい訳じゃ」

サンタ娘「それに……私の好みのタイプだし」

男「……俺も」

サンタ娘「え?」

男「可愛いなって最初に、正直言ってストライクド真ん中だったから」

サンタ娘「男さん……」

男「サンタ娘……」

チュッ



サンタ娘「……男さん」

男「何だ?」

サンタ娘「サンタクロースのお仕事って分かりますか?」

男「子供にプレゼントを配る事だろ?」

サンタ娘「違いますよ、良い子にしてた子供にプレゼントを配るんです」

男「それが?」

サンタ娘「男さんは今日、私を手伝ってくれました、迷惑をかけた私を……それってとても良い子ですよね?」

男「えっと……」

サンタ娘「だから……私から特別に、プレゼントをあげたいんです」

男「……まだ酔ってる?」

サンタ娘「さぁ?どうでしょうかね?」クスクス

男「……いいのかな?もらっても」

サンタ娘「はい」ニコッ

男「……あー遅ればせながら、メリークリスマス」

サンタ娘「はいメリークリスマス」

 -----



チュンチュン

男「ん?朝か?んんーおはようサンタ娘」

シーン

男「ん?サンタ娘?……トイレか?」

 -----

男「風呂にもトイレにもいない……ん?書き置き?」

【来年また来ますね
      サンタ娘より】

男「……まったく、また来年って……今度はちゃんとクリスマスに来いよ?」



男「……クリスマスか、今年ももうすぐだな」スタスタ

男「……ケーキ……ホールはでかかったかな?まあいいか」スタスタ

タタタンタタタッタタタタタタタ

男「ん?これ……クリスマス前にやって来た……、そういや2番ってどんなだっけ?確か何か落ちるんだよな?」

男「ん?あぁそうか、煙突覗いて落っこちた、あいたたドンドンドン、あいたたドンドンドン」

男・サ「「真っ黒黒けのお顔」」

男「え?」

サンタ娘「また来ましたよ男さん」

男「お前……クリスマス前に来てどうするんだよ」

サンタ娘「大丈夫ですよ、私今休暇中なんで」

男「それってやっぱり」ジー

サンタ娘「はい、ほらパパですよ~」

赤ちゃん「あう~?」

男「育児休暇……か」

サンタ娘「ちゃんと代わりのサンタが来ますし、家族水入らずで……ね?」ニコッ

男「まったく……ケーキ、ホールにしてて正解だったな」ハハッ



慌てん坊のサンタクロース
クリスマス過ぎてやって来た
急いでリンリンリン
急いでリンリンリン
鳴らしておくれよ鐘を
リンリンリン
リンリンリン
リンリンリン



慌てん坊のサンタクロース
操縦間違え落っこちた
あいたたドンドンドン
あいたたドンドンドン
涙をこらえたお顔
ドンドンドン
ドンドンドン
ドンドンドン



慌てん坊のサンタクロース
嬉しくなったから踊ったよ
楽しくチャチャチャ
楽しくチャチャチャ
あなたも踊ろよ私と
チャチャチャ
チャチャチャ
チャチャチャ



慌てん坊のサンタクロース
もいちど来るよと帰ってく
さよならシャラランラン
さよならシャラランラン
タンブリン鳴らして消えた
シャラランラン
シャラランラン
シャラランラン



幸せいっぱいサンタ娘
ゆかいで可愛い女の子
リンリンリンチャチャチャ
ドンドンドンシャラランラン
忘れちゃだめだよ私を
シャラランリン
チャチャチャ
ドンシャララン





終わり

以上です。
見て下さった方はありがとうございました。

どうも1です。
オマケという名の蛇足を書いてから、HTML出してきます。



サンタ娘「そう言えば……あの車って?」

男「ちゃんと保険おりてたよ、どういう流れで来たかは分からないけど」

サンタ娘「良かった、ちゃんと来たんですねトナカイ保険」

男「それでまぁ、同じとはいかなかったけど、新しい車も買えたよ」

サンタ娘「新しい車ですか?あの……」

男「どこかドライブに行くか?」

サンタ娘「はい!」

男「じゃあ一旦家に「ああー!」ん?」

友「おっ男!お前……それ、赤ちゃん……」

サンタ娘「あっ男さんのお友達の」

友「こっこの裏切り者!お前なんか……お前なんか……末永く爆発しやがれ!」ダダダッ

サンタ娘「あっあの?」

男「いいって別に、あれがアイツなりのおめでとうなんだよ」

サンタ娘「はぁ……?日本語って奥が深いですね」

男「いやまぁ……間違ってはないかな?とりあえず行くか」

サンタ娘「はい!慌てん坊のサンタクロース♪」



これで終わり。
HTML出してきます。

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