ライナー「……あのよぉ」
アニ「何?早くしてくれない?」
アニ「昨日格闘術でとある大男を投げ飛ばしたから肩が凝ってるんだよ」ニヤニヤ
ライナー「……一応言っておくが」
ライナー「俺17、お前16だぞ?」
アニ「あー、そうだったね、で?」
ライナー「あー……地味に傷つくわ」
アニ「ささ、早く早く」グイグイ
ライナー「あんまりこういうことしてると感づかれてしまうから駄目なんだぞ?」
アニ「じゃあご飯食べるときにチラチラこっち見るのをやめなよ」
ライナー「う……」
アニ「ミーナがこの前、『アニってゴリラに好かれるタイプなの?』だって」
ライナー「……それは嘘だろ?」
アニ「秘密」
アニ「……」ジ---ッ
ライナー「あぁ!!もう分かった、揉みゃあいいんだろ?どんと来いや!!!」ドンッ!!
アニ「流石ライナーニキ」
ライナー「……その呼び方やめろって前言ったろ?」
アニ「あーごめん、あんたって面倒くさいね」ボソ
ライナー「……やっぱ止めようかな」
アニ「嘘だって」
ライナー「よし、じゃあ揉みますよ揉みますよ?」
アニ「言い方がなんかキモい……早くして」
ライナー「ハハハッ、で、強さはどうするんだ?」
アニ「コリを粉砕する程度」
ライナー「……聞いたことない強さだな」
アニ「冗談、適度な強さで。もし痛くしたら明日の格闘訓練が楽しみになっちゃう」
ライナー「あー……、でもなんだかんだでお前を回避できてもミカサに当たっちゃうんだよな……」
アニ「じゃあ今蹴る」
ライナー「いやおかしいだろ」
ライナー「このくらいか?」モミモミ
アニ「あー、まだまだだね、あんたのその太い腕はなんのためにあるの?」フフン
ライナー「少なくともお前の肩を揉むためではないだろうな」グイ
アニ「痛っ」
ライナー「あっ」
アニ「……後で覚えてな」
ライナー「すまん、調子に乗ってましたハハハ……」モミモミ
アニ「次はないから」
ライナー「……」モミモミ
ライナー「んー……思ったより凝ってるな」モミモミ
アニ「あぁー……やっぱり?」
アニ「昨日座学の課題ずっとしてたんだよね、提出日が今日だったし」
ライナー「あー、そういや昨日コニーもずっと課題してたな、計画的にしてりゃいいのに馬鹿だよな」ハハハ
アニ「今……遠回しに私のこと馬鹿にした?」
ライナー「……」モミモミ
ライナー「言ってくれれば手伝ってやったのによ」モミモミ
アニ「あんたの世話になんかなりたくないね」
ライナー「別に一人に教えるのも二人に教えるのも変わらん、てか肩揉ませてる奴が言うセリフか?それ」モミモミ
アニ「……もしかしてだけどコニーのついでに教えようとしてる?」
ライナー「個別指導がいいのか?」モミモミ
アニ「……まぁ、どっちも嫌だね」
ライナー「そうか」ハハッ
ライナー「そういや」モミモミ
アニ「?」
ライナー「お前が俺を投げ飛ばして肩を痛めたと言ったから揉んでやってるんだが、今の話の限り原因は座学の課題じゃないか?」モミモミ
アニ「あー……」
ライナー「まぁ別にどうでもいいが」モミモミ
アニ「あんたが座学教えてくれなかったからだよ」
ライナー「やっぱり教えて欲しかったんじゃないかww?」ピタ
アニ「……蹴る」
ライナー「冗談だって……wwww」モミモミ
アニ「でもあんたが重いのは事実だよ、投げるのに他のやつより力がいるしね」
ライナー「別に投げてくださいって頼んでる訳じゃないんだがな」モミモミ
アニ「ここにきてからあんた確実に太ったよ、昔は簡単に投げられたのに」
ライナー「成長期だからな」モミモミ
ライナー「それに比べてお前は伸びないよな」ハハ
アニ「」ギロ
ライナー「……すまん」
アニ「……そういえば」
ライナー「ん?」モミモミ
アニ「クリスタって筋肉達磨嫌いらしいよ(棒)」
ライナー「」ピタッ
ライナー「……マジで?」
アニ「マジだよ」
ライナー「マジか……」
アニ「何?ショックなの?」
ライナー「いや……うん、別に?」モミモミ
アニ(声のトーン明らか下がってるし)
アニ「……まぁ、私はクリスタより自分で自分のことを筋肉達磨だと思ってる方が問題だと思うけど」
ライナー「!」
ライナー「もしかして俺ってギリギリ筋肉達磨の部類に入ってない!?」キラキラ
アニ「そうなんじゃない?」
ライナー「マジか!!!よっしゃあ!!!!」ガッツポ-ズ
アニ「うるさい、早く揉んで」
ライナー「おぅ♪」モミモミ
アニ「単純だね」ボソ
ライナー「んー?」モミモミ
アニ「別に」
アニ「でもさ、その……筋肉達磨じゃないにしてもあんた確実に二回り位身体でかくなったよね」
ライナー「まぁ、鍛えてるしな」モミモミ
アニ「まったく、昔のかわいい金髪ショタライナーはどこへ消えたのやら」
ライナー「……ショタ?」モミモミ
アニ「!」
アニ(やばい、ミーナと会話してる時のノリになってきちゃったからつい……)ハッ
アニ「いやあのこれはさ……」
ライナー「ショタってなんだ?」モミモミ
アニ「!!!……知らないの?」
ライナー「えっ……すまん、何か変なこと聞いたか?」モミモミ
アニ「いや、別に当たり前だよね」アセ
ライナー「?」
アニ「とりあえずこの話は終わりにしよう」アセ
ライナー「お、おぅ……?」モミモミ
ライナー「ん……もうそろそろいいか?腕が疲れて来たんだが」フゥ
アニ「ん」ゴキゴキ
アニ「大分楽になった」
ライナー「そうか、良かったな、そろそろ誰か来るかもしれん、俺は部屋に戻るぞ?」
アニ「ちょっと待って」
ライナー「?」
アニ「交代」
ライナー「は?」
アニ「だから交代だって、肩貸しな」
ライナー「いやいや、別にいいんだぞ?」
アニ「遠慮なさらずに」
ライナー「いや、俺は別に……」
アニ「いいからいいから」グイッ
ライナー「―――っ!!!」
アニ「?」
ライナー「痛ッつつ……」
アニ「……もしかして」
ライナー「……」
アニ「腰が痛いの?」
ライナー「べ、別に?」アセ
アニ「隠さなくていいって、腰くらい任せな」
ライナー「いや、本当にいいんだって!」
アニ「私にマッサージされるのはそんなに嫌?」
ライナー「いや、その……」
アニ「……」
ライナー「なんか腰痛めてるってなんかおっさんみたいで恥ずかしいってか……///」
アニ「」
アニ「なにそれwwwwwwおっさんとかwwwwww」
ライナー「そら見ろ!笑うじゃねぇか!!!!」
アニ「いや、気にしすぎだってwww確かにあんた顔は老けてるけどさwwww」フフ
ライナー「気にしてるんだからな!!!!!」
アニ「ハイハイwww、ささ、おっさん横になって、揉んであげますよwwww」
ライナー「……くそ」ヨッコイショ
アニ「んじゃいくべ?」グイッ
ライナー「痛てぇ……」
アニ「結構今まで我慢してた感じ?」グイッグイッ
ライナー「まぁ、ほっとけばそのうち治ると思って」
アニ「17歳腰痛持ちとか笑えないね」フフ
ライナー「……笑えないな」
アニ「てかなんで腰なんて痛めてんのさ、あんたのその筋肉は見た目だけ?」グイッ
ライナー「あー……これも言いにくいんだが」
アニ「?」
ライナー「格闘術でやっちまったのが響いてるって言うか……」
アニ「あー、ミカサ、容赦ないからね」グイッグイッ
ライナー「ん?お、おぅ、そうだな」ハハ…
ライナー「なぁ」
アニ「ん?」
ライナー「もっと右頼む」
アニ「ここ?」グイッ
ライナー「もっと上」
アニ「ここ?」グイッ
ライナー「……っww」
アニ「?」
ライナー「いや、す、すまん、行きすぎだ、もうちょっと下頼む」
アニ「……ニヤ」コチョコチョ
ライナー「!」
アニ「……」コチョコチョ
ライナー「ちょwwwwそれマッサージじゃwwwwねぇwwww」
アニ「……w」コチョコチョ
ライナー「おい、黙ってくすぐるなってwwwww」
アニ「これは面白い……wヒヒヒ」コチョコチョ
ライナー「あww悪魔の末裔が!!!!wwwwwww」
アニ「いいではないか、いいではないかwww」
ライナー「ちょ、マジで駄目だって!!!!wwwあっ///」
アニ「」ピタッ
ライナー「……?」
アニ「……」
ライナー「な、なんだよ?」
アニ「別に」グイッ
ライナー「痛ってぇ!!!」
アニ(……不覚にもかわいいと思ってしまった私がいる)グイッ
ライナー「痛てぇって!!!!」
明日も用事あるのでもう寝ます、おやすみ
あ、醤油です
アニ「これくらい強くしないと効かないと思って」グイッ
ライナー「いや、もう本当に痛いんだから、お前には絶対分からない痛みだなこりゃ」
アニ「本当におっさんみたい」フフフ
ライナー「……別に年齢の話してるんじゃないぞ?」
アニ「……」スンスン
ライナー「?」
アニ「大丈夫、加齢臭はしない」グイッ
ライナー「当たり前だろ」
アニ「あのさ」フゥ
ライナー「んー?」
アニ「足踏みマッサージって知ってる?」
ライナー「遠慮するわ」
アニ「腕が疲れてきたんだよね」プラプラ
ライナー「いや、別に無理してしなくていいんだぞ?」
アニ「うん、だから楽して足踏みマッサージがしたい、てか、してみたい」
ライナー「いや、あれは素人がするもんじゃないだろ?」イテテ
アニ「間違って背骨折っても大丈夫でしょ?」グッ
ライナー「……痛みは変わらないからな?」
アニ「いいだろう?私は善意であんたにしてあげると言っているんだよ?」
ライナー「善意で背骨を折られる……俺の受ける暴力もとうとうそこまで来たか」
アニ「ハイハイ、じゃあ行きますよ、痛かったら言ってくださいね」
ライナー「ハイ!!!痛いです!!!!」バッ
アニ「まだ乗ってないよ」フミ
ライナー「……っ」
アニ「こんな感じ?」フミフミ
ライナー「……んー意外と気持ちいい」アレ?
アニ「どう?」フミフミ
ライナー「……なんか眠くなってきたな」
アニ「ふんっ!!!!」ドンッ
ライナー「うがっ!!!!」
アニ「痛かった?」フミフミ
ライナー「痛いに決まってるだろ!!!!」
アニ「まぁまぁ、ジャンプするのも足踏みマッサージの過程の一つなんだよ、それにあんたが寝たらつまんないし」
ライナー「……優し目に頼む」
アニ「あいあいさー」
アニ「見よ!!!この華麗な足さばき!!!」フミフミフミフミ
ライナー「うぉっ!気持ちいいぞ!」
アニ「フフフどうよ!!!……あっ」フミフミフミフミ……ズルッ
ライナー「えっ」
アニ「」ドシン!!!!!
ライナー「」ピクピク
アニ「……ごめん、真面目にやろう」
ライナー「お前さっきから着実に俺の腰を悪くしてるよな」ハハ…
アニ「ごめん」
ライナー「んん……やっぱ眠くなってきた」ゴシゴシ
アニ「寝てないの?」
ライナー「いや、正確には寝れてないが正解だ。ベルトルトの寝相が悪くてな」
アニ「ベトフそんなに寝相悪いの?」フミフミ
ライナー「なんだその略し方wwwwベトフってwww」
アニ「ちょ、動かないでよ」フラフラ
ライナー「す、すまん……ww」
ライナー「昨日なんかマウントポジション取られてな……しかもあいつ意外と力強いんだぜ?逃げられねーしよ……」
アニ「ほほう、あのベトフが」フミフミ
ライナー「ベトフマジやめろ……wwwwって」
アニ「呼びやすいじゃん、ベルトル・トーマス・フルスロットルよりさ」
ライナー「お前絶対わざとだろww」
アニ「ちゃんと分かってるよ、ベルベルト・フーバー」フミフミ
ライナー「ん?」
ア二「え?」ピタ
ライナー「……い、いや何にもない」
アニ「?」フミフミ
ライナー「……たまにはベルトルトにも構ってやってくれよ?」
アニ「突然どうしたのさ?」フミフミ
ライナー「いや、まぁ、あいつもあいつなりにお前の事を心配してるんだぞ的な」
アニ「……分かってるって、ベルベルトにも感謝してる」
ライナー「うん、そうか、ならもうどうでもいいんだが」
アニ「?」
ライナー(ベルトルト、すまん、俺にはこの空気でお前の本当の名前を伝えられる気がしないッ!!!!)
アニ「ベルベルトと言えば……どうでもいいんだけどさ」フミフミ
ライナー「?」
アニ「ベルベルトってミーナのことが好きなの?」フミフミ
ライナー「ファッ!!?」ガバッ
アニ「……急に動くなってさっきから言ってるじゃないか」
ライナー「いや、それよりその情報はどこの情報だ!?」
アニ「ベルベルトの事?」フミフミ
ライナー「……そうだ!」
アニ「いや、なんかあいつよくミーナを見ているなって思ってさ、座学中も食事中も関係なく」フミフミ
ライナー(あー……勘違いしてるなこれ、お前のことを見てるんだって)ハァ
アニ「あ、そうだ、ついでに伝えておいてよベルベルトに」フミフミ
ライナー「……何をだ?」
アニ「ミーナさ、陰気キャラ苦手なんだって、だから無理だって」
ライナー「ひでぇ、もう色々ひでぇ」
アニ「でしょ?まぁ陰気キャラなのは認めるけどね」
ライナー「しかもお前は俺にベルトルトにそう伝えろと言うのか」
アニ「そう、叶わぬ恋は諦めろって」
ライナー「……また出会ったら伝えておく」
アニ「?隣で寝てるんだから会うだろ?」
ライナー「いや、なんて言うかアイツが可哀そ過ぎて会えなくなりそうだ」
アニ「だよね、告白すらしてないのに振られちゃうなんてね」フミフミ
ライナー「……泣けるな」
アニ「ならあんたが彼女になってあげれば?」フミフミ
ライナー「……俺が女役っておかしくないか?てか根本的に何かがおかしくないか?」
アニ「ミーナ、BL好きだしそうすればベルベルトにもチャンスあるかもね」フミフミ
ライナー「代わりになんかもっと大切な物を失ってる気がするのは俺だけか」
アニ「あれ?あんたってベルベルトのことが好きなんじゃないの?」フミフミ
ライナー「はぁ!?」
アニ「いや、ベルベルトの好きな人の話をしたらすごく食いついてきたから、あと見た目」
ライナー「見た目って……」
アニ「ミーナが言ってたよ『ライナーからホモの匂いがする』って。とにかくあんたミーナのタイプらしいし良かったねぇ、でもそれだとベルベルトと喧嘩になっちゃうか」フミフミ
ライナー「話が良くわからんが……とりあえず否定しておけばいいんだよな?」ハァ
ライナー「ところで気はもう済んだか?」
アニ「?」フミフミ
ライナー「いや、いつまで人の腰に乗ってるつもりだ?」
アニ「あ、もう大丈夫?」
ライナー「なんつーか息が苦しくなってきた……」
アニ「でも意外と柔らかくて気持ちいんだよねあんたの腰」フミフミ
ライナー「マッサージしてるのか、されてるのがどっちなんだよお前」
アニ「これぞWinWinの関係って奴だね」フミフミ
ベルトルト「その関係に僕も入ってるのかな?ライナー、アニ」
アニ「入ってるわけないでしょ」フミフミ
ライナー「んぁ?お前は別に関係ないだろ……」
ライアニ「!!!!!?」
アニ「あっ」 ズルッ ドサッ!!!
ライナー「ふぎっ!!!!?」
ライナー「」ヒクヒク
アニ「痛い……」
ベルトルト「全く君たちは何してたのさ?」イライラ
ライナー「あ、す、すまん、俺がだな」アセ
アニ「いや、私が……」アセ
ベルトルト「僕らの関係がバレたらまずいのは知ってるだろう?それなのに……」
ベルトルト「仮眠室で二人だけでSMプレイなんてあんまりだよっ!!!!!」ドンッ!!!
ライアニ「」
ベルトルト「ライナー、君は最低だよ!!!よりによってアニにこんなことさせるなんて!!!」ドンッ!!
ライナー「いや?え?俺?」
ベルトルト「ライナー、昔結んだアニ不可侵条約を忘れたのかい!!?」ドンッ
アニ「……そんなの結んでたの?」
ライナー「ちょ、いやいやいやいや……――っ」 ズキッ
ライナー(あ、コレ腰完全にやっちゃったわ)
ベルトルト「ライナー、僕の気持ち(ベルトルト→アニ)知ってる癖にひどいよ!!!」
アニ「あー……理解(ベルトルト→ライナー)」
ライナー「ちょ、待て、落ち着いて話を聞け!!!!」アセ
ベルトルト「立てなくなるまでアニに踏ませておいてよく落ち着けなんて言えるね!!!!」
ライナー「いや、これは……ハハハ」
ベルトルト「本当に気持ち悪いよ!君は!!!」
アニ「そうだね(ホモ的な意味で)」
ライナー「なっ!!?なんでアニそっち側なんだよ!!!」
アニ(ここでベルトルトとライナーがくっつけばミーナがベルトルトに興味を持って円満解決)
ライナー(ヤバい、誤解を解ける気がしない)
ベルトルト(アニが僕の意見に賛成してくれた、もう死んでもいいよッ!!!僕死んでもいい!!)
ライナー「とにかく落ち着け?な?」
アニ「ずっと寝ている奴に言われてもちょっと……かっこ悪い」
ライナー「お前のせいだろが!!!!」イラッ
ベルトルト「君がアニに頼んだんだろ!!!?」ドンッ!!
ライナー「だから頼んでねぇよ!!!!!」
アニ(ホモの修羅場か……面白いw)
ライナー「マジで落ち着け、なっ?あんまり騒ぐと他の奴らが来ちまうから、なっ?なっ?」
ベルトルト「そうやってまた都合のいいこと並べて丸め込む気なんだろ!!?ライナーは昔からそうだよ!ずるいんだ!!!」
アニ(確かにこのまま見てるのも楽しいけど、誰かが来たらまずいな……よし、ここが私が……!)
アニ「ベルベルト、確かにあんたの言うことは正しい、ライナーはずるい、でも今は冷静になろう?ここで騒いで関係がバレたら……」
ベルトルト「……アニがそういうなら……」
ベルトルト「ん?」
アニ「?」
ライナー「あー……やっちまった」ボソ
ベルトルト「え?アニ今なんて?」タラ
アニ「いや、だから『冷静に』って」
ベルトルト「いや、その前なんて言ったの?」
ライナー「そ、そんなに拘らなくていいんじゃないんか?」アセ
ベルトルト「ライナーは黙ってて!!!」ギロ
ライナー「す、すまん……」
アニ「?」ポカン
ベルトルト「……僕は誰?」
アニ「?あんた馬鹿なの?あんたはあんたでしょ?」
ベルトルト「じゃあさ、僕の名前は何?」
アニ「ベルベルト・フーバー」(真顔)
ベルトルト「ライナああああああああああああああああああ!!!!!!」ガバッ!!!!
ライナー「うぉおおおおおおおおおおおおい!!!!?」
ベルトルト「ライナああああああああああああああああ夢だと言ってくれええええええええ!!!!!!」ドスッ
ライナー「痛い痛い痛い痛い、抱きつくんじゃない!!!!!」バシッ
ベルトルト「うわあああああああああああああああああああああああ!!!!!」
ライナー「落ち着け、な?もう一回聴いてみ?幻聴かもしれん、お前取り乱してたからよ」ゴミョゴミョ
ベルトルト「そ、そんな訳ないだろぉ……ウェッグッ、確かにベルベルトって……ヒック」
ライナー「泣くほどショックなのかよ……とりあえずもう一回聴いてみ?なっ?」
ベルトルト「うん……ヒック」
アニ(よくわからんけどベルトルトがライナーに抱きついたということは……やったねベルトルト、あとはミーナにこれを報告するだけだね)フゥ
ベルトルト「アニぃ……ヒック」
アニ「!!!?」ビクッ
ベルトルト「僕の名前……ヒッ……何?」
アニ「え、なんで泣いてんの?そんなにさっきのハグに感動したの?」
ベルトルト「いいから早く答えて、嘘だと言ってくれよ……」
アニ「え、なにそれキモい」
ベルトルト「」ピキッ
寝る おやすみ
夢でライナーの胸揉みたい
ベルトルト「ライナああああああああああああああああああ!!!!!!」ガバッ!!!!
ライナー「なんで戻ってくんだよッ!!!!!」
アニ「え、なんかごめんベルベルト、突然変なこと言いだしたもんだから……」
ベルトルト「ライナああああああああああああああああああ!!!!!」ググググ
ライナー「背骨折れる背骨折れる背骨折れるって!!!!!」バンバンバンバンッ!!!
アニ「?」
ライナー「落ち着けってベルトルト!!これ以上騒ぐと誰か来ちまうぞ!!!?」
ベルトルト「僕は消えてほしいって意味かい!!!?ならお望み通りどこか遠いところへ行ってやるよ!!!!さよなライナー!!!探さないでね!!!絶対探さないでねアニ!!!!!」
ダダダダダ!!! ガチャ!!! バタン!!!
ライナー「……誤解も解けぬままどっか行っちまった」
アニ「全く突然会話に参加してきたクセに騒がしい奴だったね、ミーナに好かれたないならもっと大人になるべきだよ」
ライナー「うん……もうお前らの関係のことには関与しないことにするわ」
アニ「?」
ライナー「くそ……たかが肩揉みでこんな大事になるとはな」
アニ「まぁまぁ、私は久しぶりに二人と絡めて楽しかったよ」
ライナー「そりゃお前は気楽でいいよな、色々……」
アニ「じゃあ私ももう行くわ、ベルトルトのこと、よろしく」
ライナー「は?ちょ、俺腰痛めて動けないんだって今!!!こんな状態であいつをどうにかしろってか!!!?」
アニ「……よろしく……w」 ガチャ バタン
ライナー「うぉい!!?アニ!マジで置いていく気かよ!!!俺動けないんだって!!!!」
シ-ン
ライナー「……マジかよ……俺いつもこんな役ばっかだよな」ハァ
ガチャ
キース教官「今しがた大きな音が聞こえたが……ブラウン訓練兵、説明してもらおうか」
ライナー「」
終わり
うん。ごめん唐突な終わり方だけどなんかもう全部クリスマスが悪いってことで
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