先生「…というわけでくれぐれも事故等のないように。」
先生「遊びに勉学に部活に励んでくれ。」
先生「それでは新学期にまた会おーう。」
ワイワイガヤガヤ…
男「はあー終わったー!明日から夏休みだ!」
男「この解放感が最高…」
男「っていっても予定なんてないんだけどな…」
男「まあ俺は部活もないし家にこもってエアコン効いた部屋でゲームでもできりゃ幸せだからいいんだけどな。」
………
~男宅~
男「学校でだべってたら結構いい時間だわ。腹減ったー。」テクテク
ガラガラ
男「ただいまー。」
母「おかえりー。」
男「飯できてる?」
母「まだ。今お姉ちゃんが作ってくれてるよ。」
男「あれ、姉ちゃん帰ってきてたんだ。」
母「そうそう。夏休み中はずっとこっちにいるんだって。」
男「ふーん。」
………
~台所~
トントントン…
男「姉ちゃん久しぶり。」
姉「ああ男ー久しぶり。」
男「しばらくうちにいるんだって?」
姉「まあね。向こうにいてもやることないし。」
男「こっちに来ても一緒だろ?」
姉「いとこちゃんと遊ぶもん~♪」
男「え?あいつ来るの?確か来年受験じゃなかったっけ?」
姉「あんたに勉強教えてもらいたいんだってさ~。私が教えてあげるのに…。ぶー。」
男「え、そんなこと聞いてないんだけど…」
姉「別にいいじゃない。あんた暇でしょ。」
男「(それを言われると返す言葉がない。)」
姉「明日の午後に来るんだって~。楽しみ!」
男「ふーん。」
姉「もっと喜びなさいよ。」
男「うん…まあ。久しぶりに話したいとは思ってた。」
姉「まあ私のほうが話したいけどね。」
男「そこ張り合うところか…?」
………
~男部屋~
男「ふぅ~」ボフッ
男「明日から朝ゆっくり起きればいいから今日は夜ふかしするぞ。」
男「今夜は寝かせないぜ…俺…」
男「飯までまだ時間ありそうだったし夜食うお菓子でも買いに行くか。」
スタスタ…
~コンビニ~
テレテレテレン♪テレテレテン♪
男「(えーと、うまい棒とフィリックスガムとポッキーと…)」
男「(ちょっと奮発してスウィーツなぞ買ってみますか。)」
男「(んー…あ、このプリンうまそうじゃん!)」
男「(買いだな。)」スッ…
パッ
男「あらっ…」
?「あっ…ご、ごめんなさい!どうz…」
?「…男?」
男「…そうだけど。幼馴染か?」
………
幼馴染「久しぶりじゃん!元気してた?」
男「まあ普通に。中学以来だよな。そっちは?」
幼馴染「元気元気!元気すぎてよくうるさいって怒られるw」
男「ははは、相変わらずだな~。」
幼馴染「最近どう?高校行ってなんか変わったことあった?」
男「見ての通り。何も変わっとらん。平々凡々と生活してる。」
幼馴染「男は変にブレないよねーw背は伸びた気がするけど。」
男「多少な。お前は…髪伸びたな。」
幼馴染「女の子らしさ増したっしょ!女子力ってやつだよ。」
男「女子力っていうかそれ?」
幼馴染「さー?」
男「適当だなーw」
幼馴染「ねーねーあたし夏休み暇なんだ。せっかく偶然会ったんだしどっか行こうよ。」
男「んーまあそれもそうだな。って言っても行くとこなんてそんなにないぞこんな田舎。」
幼馴染「まあそこらへんは適当に行き当たりばったりで決めようw」
男「ほんとに適当な奴だなwま、適当に行くか。」
幼馴染「うんうん!あ、あたし高校入ってから携帯買ったからメアドと携帯番号教えて。」
男「はいよ。」カチカチ
幼馴染「えーと…」カチカチ
幼馴染「よしオッケー。」
男「ういうい。」
幼馴染「じゃああたし晩御飯だから帰るね!またメールするよ。」
男「おう!じゃあなー。」
………
男「(あいつ結構大人びてたな。)」
男「(髪も伸びて雰囲気変わった…)」
男「(中学卒業してからはほんとに連絡とってなかったし会うこともなかったからなぁ。)」
男「幼馴染か…」
男「…」
男「…あ、プリン…」
―夜―
~男部屋~
男「…ぷ…wwおもれーww」ペラペラ
チラッ
男「もうこんな時間か。」
男「…ふぁ~あ…流石に眠いな。」
男「…寝よ。」
―翌朝―
…きて
男「ん~…」
…きて…おきて…
男「んぅ~ん…なんか重い…」
?「起きてよ!男くん!」パシパシ
男「んぁあ~…って」
男「いとこ!?」
いとこ「久しぶり男くん!」
男「えぇ…?あ、あぁ…ていうかあれ?まだ朝…」
いとこ「ふっふっふ!予定は未定であり決定ではないのだよ!」
男「そ、そうか…」
いとこ「うむっ!」
男「お前んとこから結構遠いのに朝から歩いてうちまで来たのか?」
いとこ「んーん。お母さんに車で送ってもらったよ。」
男「なるほど…」
いとこ「うむっ!」
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