エレン「もしもの、もしもな物語」 (46)
エレン「俺は憲兵団へ」の個別分岐ストーリーになります。
タイトル通りパラレル的な話になりますので、よろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1386087217
ヒッチ編 ※エレン「俺は憲兵団へ」の分岐ストーリーです。
談話室
クリスタ「ねえ、ヒッチ」パチ
ヒッチ「な~に?」パチ
クリスタ「エレンとアニさ…」
ヒッチ「うん…」
クリスタ「別れたらしいよ…」
ヒッチ「そうなんだ…」
クリスタ「元の友達?の関係に戻ったんだってさ…」
ヒッチ「まあ、いいんじゃない?」
ヒッチ「この前聞いた話は重かったけど…」
ヒッチ「付き合うかどうかで、そんなに悩む年齢でもないんだし」
クリスタ「ヒッチはそういう考え方できるんだ…」
ヒッチ「命の危険がないここだから言えることだけどね…」
ヒッチ「調査兵団なら、もっと違う考え方してるかもね」
クリスタ「それでも、うらやましいよ」
ヒッチ「ところで…クリスタ、今日ミニスカートね」
クリスタ「え…うん」
ヒッチ「めずらしくない?」
クリスタ「そ、そうかな…?」
ヒッチ「ここに入隊して以来、見るの初めかも…」
クリスタ「は、履いてたときもあるよ…」
ヒッチ「そう…?」
クリスタ「ところで…今日エレンは来るかな?」
ヒッチ「さあ、練習終わったら来るんじゃない?」
クリスタ「そ、そっか…」
ヒッチ「…」
ヒッチ(あの二人…別れたんだ…)
ヒッチ(断片的にしか聞いてないけど…)
ヒッチ(仇であるアニと一緒にやっていくのは大変かもしれないわね…)
ヒッチ(別れて、正解かも…)
ヒッチ(エレンはフリーになるのよね)
違う談話室
ジャン「エレン、アニと別れたみたいだな…」
マルコ「そうだね」
マルコ「残念だけど、ある意味必然のことだったのかも…」
サシャ「そうですね」
サシャ「仇ということと、遠距離恋愛が重なってしまったら、どうしても難しいですし」
ジャン「お前、大分前から予想してただろ?」
サシャ「ええ…こうなるかもとは思ってました」
ジャン(やっぱり、こいつアホじゃなくなってる…)
マルコ「でも、別れたとなると…別の問題が…」
サシャ「ええ…」
ジャン「おもしろくなりそうじゃねぇか…」
外
エレン「ふっ!」
ユミル「おらっ!」
エレン「あぶねぇ!」サッ
ユミル「へへ、どうだ?私もなかなかやるようになったろ?」
エレン「すげぇな、ユミル…強くなってるぜ…」
ユミル「よしよし…少し休憩するか」
エレン「ああ」
ドッコイセ ヨッコラセ
ユミル「…」
エレン「…」
エレン「そういやさ…」
ユミル「ああ…」
エレン「アニとは…別れた…」
ユミル「そっか」(知ってるけど)
エレン「お前、仇の件で気にしてくれてただろ?」
ユミル「そうだな」
エレン「だから、報告しておこうと思って…」
ユミル「そっか…わかった」
ユミル「でも、思い切った答えに出たな…」
ユミル「私は、このまま付き合うのかと思ってた」
エレン「俺も考えてたけど…」
エレン「ヒッチが言ってただろ?軽く考えろって…」
ユミル「ああ…」
エレン「あの言葉が浮かんできてさ…」
エレン「先のことも考えたら、一度リセットした方がいいかなって思ってさ」
エレン「ミカサの心情的なこともあるしな」
ユミル「まあ、そういうことならいいんじゃねぇの?」
エレン「うん…」
ユミル「…ただ…」
エレン「ん?」
ユミル「お前の中で、ヒッチてかなり大きな存在なんだな」
エレン「…」
エレン「どうだろうな…」
とりあえず、ここまで。また更新していきます。
>>1です。このスレに分岐は全部、書く予定です。
ヒッチ、ユミル、クリスタ、ミカサの順になりますかね。
少し更新します。
談話室
エレン「よう、ヒッチ」
ヒッチ「あ、来たんだ」
エレン「まずかったか?」
ヒッチ「そうじゃなくて…」
ヒッチ「クリスタは睡魔に負けたって、帰ったわよ」
エレン「そっか」
ヒッチ「とにかく、チェスでもしない?」
エレン「そうだな」
エレン「そういやさ…伝えないといけないことあるんだが…」
ヒッチ「知ってる」
エレン「知ってるのかよ…」
ヒッチ「アニと別れたんでしょ?」
エレン「うん、まあ…」
ヒッチ「今の気持ちって、どんな感じ?」
エレン「少し、精神的に楽になってるかもな…」
エレン「まだ、わからないけど…」
ヒッチ「ふ~ん」
エレン「ヒッチのアドバイスも参考になったぜ」
エレン「ありがとな」
ヒッチ「どんなのだっけ?」
エレン「あれだよ、付き合うのに固執しすぎて、選択の幅を狭める必要はないとか…」
ヒッチ「ああ…そんなことも言ったっけ…」
ヒッチ「まあ、客観的に見たら仇の人と付き合うのはおかしいというか…」
ヒッチ「そう思う人もいるだろうし…よかったんじゃない?」
エレン「ヒッチもそう思ってたか?」
ヒッチ「私は詳しい事情知らないし…なんとも言えないかな」
パチ パチ パチ
エレン「そういえばさ…」
ヒッチ「なに?」
エレン「ヒッチは、訓練兵の期間で結構男子と付き合ってたのか?」
ヒッチ「まあ…そうかな」
ヒッチ「1週間で別れた奴もいれば…何か月か付き合った人もいたかな」
エレン「どんな奴と付き合ってたんだ?」
ヒッチ「気になる?」
エレン「興味あるかな」
ヒッチ「しょうもない奴もいたけど…良い奴もいたかな」
ヒッチ「な~んか、あからさまに身体目当ての奴もいたし…」
エレン「そりゃ、大変だな…」
ヒッチ「あとは…浮気してる奴もいたかな」
エレン「浮気かよ…許せないな」
ヒッチ「…」
エレン「どうした?」
ヒッチ「別に」
ヒッチ「でも、私は浮気に寛容なところもあったし…」
ヒッチ「浮気は男の甲斐性って思ってたこともあったしね」
エレン「お前…当時にそんな考え持ってたのかよ…」
ヒッチ「まあね」
ヒッチ「あとは…嫉妬深い奴ね…」
ヒッチ「あまりの嫉妬深さに嫌気さして別れてやった」
エレン「色んな奴と付き合ってたんだな…」
ヒッチ「でしょ?それなのに、私身持ち固いでしょ?」
エレン「そうだな…」
ヒッチ「身体目当ての奴もいたし処女、保つの大変だったのよ…」
エレン「だろうな…」
エレン「男としては…おあずけはキツイもんがある…」
ヒッチ「あんたもそうなんだ…」
エレン「ヒッチてまだ処女なんだっけ…?」
ヒッチ「うん」
エレン「付き合ってた奴、大変だっただろうな…」
ヒッチ「なんでよ?」
エレン「いや…彼女とできないとかさ…」
ヒッチ「やっぱりそういうもの?」
エレン「俺は、付き合った経験は少ないからなんとも言えんけど…」
エレン「アニにおあずけくらってた時はきつかったな…」
ヒッチ「…」
ヒッチ「そんなプレイしてたの?」
エレン「まあ…最初はな…」
今日はこのくらいで…また明日。
>>1です。 更新します
エレン「途中までアニがしてくれるんだが…」
エレン「そこでやめられて、後は自分でしろとか…」
ヒッチ「うわ~きっつ…」
ヒッチ「襲いたくなるんじゃない?」
エレン「ま、まあ…」
ヒッチ「色々あるみたいね」
ヒッチ「彼女って次、いつくらいに来るの?」
エレン「わかんねぇ…」
ヒッチ「ふ~ん」
1週間経過
エレン「休日だな…」
サシャ「エレーン!」タタタ
エレン「ん?サシャか…」
エレン「どうしたんだ?」
サシャ「アニが来てますよ」
エレン「ホントか?」
サシャ「ええ」
エレン「アニ!」
アニ「…エレン、久し振りだね」
エレン「いや、まあ…一週間だから、そんなでもないと思うけどな…」
アニ「意外に早く休みをとれたから、会いにきたよ…」
エレン「そりゃ…ありがとな…」
アニ「三日三晩泣きはらして、なんとか落ち着いたよ…」
エレン「うぐ…」
サシャ「じゃあ、私は向こうに行ってますね」
アニ「待ちな、気遣うんじゃないよ」
アニ「私とエレンは、今はそういう関係じゃないんだからさ」
サシャ「そうですか?じゃあ…」
ワイワイワイワイ
ヒッチ「…アニと一緒か……」
ヒッチ「…」
その日の夕方
談話室
ヒッチ「あいつ、来るかな…」
ガチャ
エレン「よう、ヒッチ」
ヒッチ「ん…」
エレン「…ちょっと遅れたかな…?」
ヒッチ「そうでもないでしょ」
ヒッチ「そもそも、明確な時間なんて決めてないんだし…」
エレン「それもそうか…」
ヒッチ「…」
ヒッチ「ねえ…」
エレン「なに…?」
ヒッチ「今日、アニ来てなかった?」
エレン「ああ、来てたよ」
エレン「ただ、夕食前に帰ったけどさ…」
ヒッチ「こんな時間に戻るわけ?大変ね…」
エレン「まあ、近くの宿に泊まるらしい」
ヒッチ「へえ…」
エレン「こっちに用事があるから来たとかで…」
エレン「リヴァイ兵長とかも来てるみたいだな…」
ヒッチ「ふ~ん」
ヒッチ「普通に話とかして、おわったの?」
エレン「そうだな…そんな感じかな…」
ヒッチ「……」
ヒッチ「あのさ…」
エレン「なんだ?」
ヒッチ「あんたさえよかったら…私と付き合わない?」
エレン「…」
エレン「…え?」
ヒッチ「…//」
エレン「え、え…?」
ヒッチ「だ、だから……私と付き合わないかって…」
エレン「な、な、いきなり何言って……!」
ヒッチ「そんなにいきなり?」
ヒッチ「私はあんたのこと、前から好きだったけど…」
今はこのくらいで。また投下します。
>>1です 再開していきます。
エレン「え……あ、ええ…!?」
ヒッチ「…」
ヒッチ「ひょっとして…全く気付いてなかった…?」
エレン「あ、いや…気が合うとは思ってたけど…」
ヒッチ「…」
ヒッチ「好きでもない相手のキスなんかしないって」
エレン「でも、あれはゲームのお題だったろ?」
ヒッチ「お題でも、嫌いだったら断ってるわよ…はあ…」
エレン「そ、そういうことかよ…すまん…//」
ヒッチ「別にいいけど…」
ヒッチ「で、どうなのよ?」
エレン「どうって…?」
ヒッチ「だ、だから…その…答え…」
エレン「答えか…そ、そうだよな…」
ヒッチ「…」ドキドキ
エレン「…」
ヒッチ「…」
エレン「よ、よろしく…」
ヒッチ「はあ…やっぱり駄目か~…て、いいの!?」
エレン「え…お、おう…!だから、よろしくって…」
ヒッチ「え…あ、そ、そう…?ふ~ん…///」
エレン「お、俺もヒッチのこと嫌いじゃないしさ…」
ヒッチ「う、うんッ…なら…今日から彼氏ってことで…//」
エレン「ああ」
ヒッチ「///」
エレン「顔赤くないか?」
ヒッチ「うっさい」ポコ
エレン「いて」
翌日 食堂
マルロ「よう、エレン」
エレン「マルロか、おはよう」
マルロ「ああ、朝から少し騒がしいな」
エレン「なんかあったのか?」
マルロ「いや、なんでも昨日から調査兵団がシーナに来てるとか…」
エレン「そういえば、そんな話あったな」
マルロ「上官がざわついてたな」
ジャン「よう」
マルコ「おはよう」
サシャ「おはようございます」
エレン「よう」
マルロ「ああ」
ジャン「…」ニヤニヤ
サシャ「…」ニヤニヤ
エレン「なんだよ、気色悪いな…」
ジャン「へへへ、聞いたぜ」
サシャ「ヒッチと付き合い始めたんですって?」
今はここまで
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