幼馴染「……やっほ、久しぶり」男「おう!」(189)

男「三年振りくらいか?」

幼馴染「……そうだね。どう?彼女とは、上手く行ってるの?」

男「ああ、四年経った今でもラブラブだぞ?」

幼馴染「へー……。……早く別れちゃえばいいのになぁ……」

男「別れないっつーの!お前こそ、卒業してから友とは進展あったのか?」

幼馴染「……ま、まあ……ね」

男「へー、良かったじゃん!お前ら、高校でずっと進展無かったから心配してたんだぞ?」

幼馴染「あははは……はは、は……」

男「で、どこまで行ったんだよ?」

幼馴染「……へ?」

男「いや『へ?』じゃなくてさ、あれから付き合ったんならキスとかも当然済ませたんだろ?」

幼馴染「…………」

男「?」

幼馴染「……ま、まあね!キスどころか、毎日ずっこんばっこんしてるよ!」

男「うわ……毎日かよ……すげえな……」

幼馴染「……」

男「あ、そうだ!久々にゲームでもするか?」

幼馴染「……へ?」

男「いや、さっきから『へ?』って……。そればっかだなお前」

幼馴染「……あ、げ、ゲーム?」

男「おう、思えば高校からこうやって一緒に遊んだりしなくなったじゃん?」

幼馴染「……うん」

男「お前、友にべったりだったもんな!あの時、俺結構寂しかったんだぞ?」

幼馴染「……!そ、そう……なんだ……」

男「まあ、今はもう気にしてないけどな!」

幼馴染「……」

ボーン

男「うわ、お前へったくそになったなぁ」

幼馴染「……」

男「昔はこんなとこで死なな……おい、幼馴染?」

幼馴染「……へ?な、何……?」

男「お前、さっきから上の空だけどどうかしたのか?何か悩み事でもあんの?」

幼馴染「……ま、まあ……そんな感じかな……」

男「何?友と別れそうとか?」

幼馴染「……そんなんじゃないよ」

男「じゃあ、何だよ?」

幼馴染「……い、今はそんなことより、続きしよ?続き!」

男「は、はあ……?」

幼馴染「……」

ボゴーン

幼馴染「……」

男「……やっぱり、何か悩み事あるんだろ?話してみろよ」

幼馴染「……な、何ともないよ」

男「何ともなくないから言ってるんだろ……」

幼馴染「…………」

男「……まあ、今どうしても話したくないって言うなら良いけどさ。もし相談したくなったら、いつでも言ってくれよ?」

幼馴染「う、うん……」

男「俺達、親友なんだからさ!」

幼馴染「……ッ!」

男「あ、あれ……?」

幼馴染「へ……?」

男「お、俺達親友じゃないのか?幼馴染だろ?」

幼馴染「……そ、そうだよ?」

男「じ、じゃあそんな顔すんなよ……!怖いって……」

幼馴染「……え?顔?」

男「じ、自分で気付いてないのか?凄い怖い顔してるぞ、お前……」

幼馴染「……」

男「げ、ゲーム……やめるか?」

幼馴染「……なんで?楽しいよ?」

ボーン

男「楽しそうに見えないんだけど……」

幼馴染「……ううん、楽しいよ?」

男「そ、それならいいけど……」

ボーン

男「……」

幼馴染「……楽しいよ……男といられれば、それだけで……」ボソボソ

男(こいつ、本当に大丈夫か……?)

男「あ、そうだ」

幼馴染「……なに?」

男「あいつさ、19時にはバイト終わるから迎えに行かなきゃならないんだ」

幼馴染「……!」

男「だからさ、悪いけどそれぐらいには帰ってくれよ」

幼馴染「……あいつって」

男「女しかいないだろ?」

幼馴染「…………でも、19時まで居ていいんだよね?」

男「ああ、あと1時間ちょっとしかないけどな」

幼馴染「……」

幼馴染「……喉、渇かない?」

男「え?ああ、そういえば渇いたな……」

幼馴染「お茶、入れてあげよっか?」

男「いや、俺が……」

幼馴染「いいよいいよ、男は座ってて?私が入れてくるから」

男「そうか?お茶の場所わかるか?」

幼馴染「大丈夫、任せといてよ!」

男「あ、ああ……」

男(何か急に元気になった……か?)

サッー!(迫真)

カチャカチャ

幼馴染「……」

幼男『おおきくなったら、けっこんしようね!』

『うん!』

コポコポ

幼馴染「……」

『まだあの約束、覚えてるよね?』

男『うん、18歳になったら――』

幼馴染「……」

男『なあ、お前……あの約束、覚えてるか?』

『約束?何それ?』

男『……いや、覚えてないなら……良いんだ』

幼馴染「……」

幼馴染「……お待たせ」

男「ああ、随分遅かったな」

幼馴染「や、やっぱりお茶の位置がわからなくて……」

男「だから俺が入れるって言ったのに……まあ、ありがとな」

幼馴染「……ねえ」

男「ん?」

幼馴染「……あのさ、男は……覚えてる?約束……」

男「……約束……?」

幼馴染「子供の頃した、約束……」

男「や、約束……?んん……?」

幼馴染「……」

男「……もしかしてさ、結婚の約束のことか?」

幼馴染「……!そう!そうだよ!」

男「あー……覚えてるけど、さ……。お前は忘れたんじゃなかったのか?」

幼馴染「あ、あの時はたまたま忘れてたっていうか……!」

男「……あ、そう」

幼馴染「……」

男「で、それがどうかしたのか?」

幼馴染「う、ううん、覚えてるかなーって、聞いてみただけ」

男「ふーん……。……ま、子供の約束なんて、おままごとみたいなもんだしな。忘れても仕方ないよな」

幼馴染「……」

グビッ

幼馴染「……!」

男「それに、俺達もう違う人と付き合ってるんだし」

幼馴染「そうだね」

男「約束なんてしてもしなくても、きっと今と何も変わらなかったんだろうな」

幼馴染「……そんなことないよ?」

男「え?」

幼馴染「約束したんだから、守らなきゃ」

男「……は?」

幼馴染「ね?」

男「いや、守らなきゃっ……て……おまえ、が……?」フラフラ

幼馴染「男、大好きだよ」

男「……?」

ガクッ

何とかして続きを書きたいんだが、膝に矢を受けてしまってな

続けやすいとこで終わらせたから誰か続き書いてくれ
時間が取れない

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