女「男ってほんと動じないね」男「…」(232)
女「あ、男さん」
男「…この手紙は…」
女「うん、私が書いたの」
男「……」
女「あ、あの、私」
男「女さん」
女「し、知ってたんだ。同じクラスだから当たり前だよね。アハハ…は…」
男「……用件は何?」
女「そ、そうだね。あの…男さん、わ、私と付き合って!」
男「……」
男「…良いよ」
女「ほ、ほんと?」
男「でもその前に…」
男「その後ろに隠れてニヤニヤしている連中から懲らしめてからな」
女「…え?」ビクッ
>>1 代行感謝
ギャルA「いったたた、何すんのよ」
ギャルB「ケータイ返せよ!」
男「録音した奴は消してもらうぞ」
ギャルA「ちっ、何よ!私たちは偶然ここに居ただけだよ。勝手に告白イベントなんてやりあって…」
男「お前らがグルって俺を誂うために画策していたのは知ってるよ」
男「つかお前らが女子トイレで話してたら聞こえないと思ってるのか」
ギャルB「壁越しで盗み聞きしてたわけ?キモッ」
男「……携帯は返すが、次人で遊ぶ時はもうちょっと頭を使うことだな」
ギャルA「ちっ…おい、女行くわよ!」
女「えっ」
男「……」ギロ
女「(ひっ)」
女「ま、待ってぇ」
ギャルA「ああ、あいつムカつく」
ギャルB「キモ男にケータイ触られた。お気に入りだったのにぃ」
ギャルA「お前の演技が適当だからバレたじゃん」
女「ご、ごめん……(さっき男、全部知っていたって言ったのに…私のせいじゃ)」
ギャルB「何よ、その顔。不満あんの?」
女「ち、違う」
ギャルA「あぁ、喉乾いた。女、オレンジジュース買ってきて」
ギャルB「私のもね」
女「い、今お金持ってないのだけど」
ギャルA「はぁ?お前ふざけてんの?財布が金持ってないって頭わいてんの?」
女「だ、だってないものは…」
ギャルB「あんたの便所飯してる写真」
女「っ!」
ギャルB「校内にばら撒いても言いわけ?」
女「だ、ダメ、それだけは…!」
ギャルA「早く行って来いよ」
女「っ…でも本当に今お金持ってないの」
ギャルB「しらねー、そのでっかい胸男どもに触らせて金もらえば?」
ギャルA「あはっ、いいね、それ」ウケルー
女「……っ!」
自販機の前
女「うぅぅ……」
女「…もう嫌だよ」
女「私、なんでこんな目に会わなきゃいけないの」
女「ただ静かにご飯食べたかっただけだったのに……」
女「ジュース買って行かないと、あの写真ばら撒かれて…」
女「私学校もう来れなくなっちゃう」
女「……いっそのこともう学校来るのやめようか」
女「クラスの女の子たち皆怖いし、男たちも私のこといやらしい目でばかり見るし」
女「もう学校なんてヤだよ」
女「……うぅっ…」
男「買わないのだったら退け」
女「え?」
男「……」
女「あ、ご、ごめん」
男「……」チャリン
女「あ、あのさっきは…」
女「っ(一緒に誂おうとしてたと思われてるのに、今更なに言っても……)」
男「ほら」つ【オレンジジュース】
女「え?」
男「……」
女「わ、私に?」
男「早く受け取れ」
女「あ、ありがとう!」
女「……」
男「……」いちご牛乳
女「(あ、苺牛乳飲んでる)」
女「…あ、あの」
男「何」
女「さっきはごめんなさい」
女「わ、私、本当に男さんのことをからかうつもりでやったわけじゃなくてね」
男「あの時ギャルたちのケータイを見た時な」
女「うん?」
男「お前の写真があった」
女「!」
女「も、もしかして…見たの?」
男「見た」
女「…!」ジュースを落す
女「(見られた……人に見られちゃった…もう…)」ガタガタブルブル
男「あれ消したから」チュー
女「え?」
男「スペアがある可能性も考えられるが、あの脳みそならそこまで頭が回っていないだろう」ポイ ガーン
女「わ、私のこと助けてくれたの?」
男「……」
女「なんで…私あの子たちと一緒にあなたを…」
男「ケータイにあんな写真を持たされていたのに、まともな友達であるわけがないし」
男「そもそもお前はアイツらと友達になれそうにもない」
女「……そうだね」
女「私なんてどうせ友達居ないもん」
女「私なんか…いつも便所でパン食べてるだけだし」
女「こんな女の子、気持ち悪いよね」
男「…ごく一般的な意見を述べさせてもらうと、便所飯するぐらいなら確かに酷すぎるとは思う」
女「…やっぱり」
男「でも逆に考えれば、独りで飯を食べることに何の問題があるというのだ」
女「…え?」
男「学校という共同生活を強いられる場所でも、確かに一人になりたい時はある」
男「せめてご飯ぐらい一人でゆっくり食べさせてくれと思う人だって居る」
男「今時屋上なんて出入り禁止にしても上がる人は上がるし」
男「この学校は一人でゆっくり飯食べられるポイントなんてほとんどない」
男「そうなると、普通誰も飯なんて食わない場所である便所なんて、一人になりたい時には最適した場所だ」
女「(なんか冷静に分析されたら逆に恥ずかしくなってきた)」ブルブル
男「……まぁ、俺としては便所で食べられる飯の方が可哀想だとは思う」
女「……」
キーンコーンカーンコーン♪
男「じゃあ、帰るか」
女「え、ああ、そうだね」
オトコーー
男「うん?」
幼馴染「予鈴鳴ったぞ!帰ろう!」
女「!(この子は…確か幼馴染…)」
幼馴染「あ、女さんだ」
幼馴染「男、今日女さんと一緒にご飯食べたの?」
男「なわけあるか。さっさと行くぞ」
女「……っ」
幼馴染「うん」
別の日
幼馴染「男ー!宿題みせてー」
男「……断る」
幼馴染「えー!」
男「たまには自分でやれ」
幼馴染「だが断る」キリッ
男「……」ツネッ
幼馴染「いだい、い゛だい゛ですやべてくだざい」
男「…」
幼馴染「男は私が先生に怒られてもいいの?」
男「自力で宿題やれつってんだ」
女「(男、幼馴染と仲良さそうだな)」
女「(聞く所、隣の家で幼稚園の時からずっと一緒に居たらしいから)」
女「(なんてエロゲーなの、それ)」
幼馴染「次からは自分でやるんで!どうか!お願いします!」OTL
男「……」
男「ほれ」
幼馴染「お?」
女「!(あの宿題、自筆で、しかも最初から幼馴染の名前書かれてる。まさか最初から…)」
幼馴染「……えへへ、男ー」抱きつこうとする
男「…」
幼馴染「いだい゛でず。アイアンクローなんてされたら頭蓋骨がががが」
男「頭蓋骨は中の脳みそを守られるためにある。お前には必要ない」
幼馴染「ひどい゛い゛ーいだい゛…」
女「……仲良さそう」
男「起立!礼!着席!」
先生「この前出した宿題、今日までだったな」
エーナンノコトデスカーシリマセーン
先生「…男」
男「今日で間違いありません」
ウラギリモノー
ユートーセイシネー
男「俺に宿題を見せてもらったことのない奴だけ俺に石を投げろ」
シーン
先生「お前ら……」
女「…(私はないけど、ちゃんとしてきたから大丈夫)」
女「……(あれ?…あれ??)」
だが支援。
女「(な、ない。持ってくるの忘れちゃった?)」
女「(ど、どうしよう)」
男「……」
授業の後
男「宿題集めるぞ。昼まで受け付けるからそれまで持って来いよ。時間すぎると俺に百万円やらない限り受け付けないから」
モアルノカヨ
ツカヤラネーヨ
女「……」
正しいだが断るの例をください。
お昼
女「(午前中でやり直せる量の宿題でもなかったし、結局お昼時まで来ちゃった)」
女「…(もう諦めてパン買って便所行こう)」
幼馴染「おとこー」
男「ほれ、餌だ」つ【弁当】
幼馴染「餌言うなー」ガオー
女「(あ、お弁当男が作ってるんだ)」
女「(普通逆じゃ………って考えてどうするのよ)」
男「あ、女さん、ちょっと良いか」
女「!え、な、何?」
男「ちょっと頼みたいことがある」
幼馴染「え、何?私が…」
男「向き先図書館な」
幼馴染「さーて、私は友達とお昼食べてきまーす!」ビシッ
女や、おトイレと言いなさい。
女「(宿題運び……?)あの、これって別に一人で運べる量じゃ…」
男「良いから持って来い」
女「あ…うん」
図書館
男「…」
おとこは かぎを つかった。
がちゃ
男「友達の図書委員が個人事情でしばらく学校に来れなくてな。しばらく図書館を任された」
女「はぁ……」
男「この時間にはあまり人がほぼ来ないからな。さっさと片付けるぞ」
女「え?」
男「これやるから二人分のパンと飲み物買ってこい。俺のはいちご牛乳な」つ【二千円】
女「(二千円札!?)え、わ、私…」
男「さっさと行って来い。鍵やるから出る時ドア閉めて行って来い」
女「う、うん…(何これ…)」
>>42 すみません
一旦相手の要求を飲むふりをを見せて
あえて断るのが正しい使い方
がちゃ
女「あ、あの男、買って来たんだけど…これお釣り」
男「そうか。お前分の宿題終わったから」
女「……え?」
男「忘れてきたんだろ。いや、忘れてきたのか誰かの悪戯かは別に関係ないが」
女「も、もしかしてそのためにここに来たの?」
男「馬鹿か。そのために何故わざわざ図書館まで来る必要がある」
女「(馬鹿って言われた)じゃ、じゃあ何で」
男「さっき聞いただろ。ここ担当の生徒が今居ない。で、友人の俺が代わりに鍵を持っている」
女「……?」
男「…しばらくはトイレじゃなくてここで飯食え」
女「え?」
男「ただし、一応俺も任された立場があるから、俺もここで飯食うことになるがな」
女「!」
>>46 ふむふむ、なるほど
男「んじゃあ、俺は提出してくるから、先に食ってろ」
女「ま、待って!」
男「……」
女「な、なんでここまでしてくれるわけ?」
女「あの時のことは大丈夫だとしても、私学校でぼっちだし、男が私のこと助けてくれる理由なんて何も…」
男「そう思うか?」
女「だってそうでしょ?」
男「じゃあ聞くが、お前は誰かに親切にされるために何かをしたことがあるか?」
女「え?」
男「俺の親切がただの偽善と言うのなら、お前に親切にしてあげることを許される奴なんて居るのか」
女「…そ、それは…」
ラノベの主人公みたいな言い回しだな
>>52 きっとニャル子OPを聞きながら書いてるせいだと思う。何の関係があるかは良くわからんけど
どうでもいいけど俺>>46とID被ってるな
男「お前自分の口でぼっちって言っただろ。お前から頑張ること出来ないんだろ」
女「……」
男「自分から足を踏み入れる勇気もないのに、人から来ると全部偽善だと振り切るのだったら、いつまでも苦しいだけだ」
男「舌噛んで自殺する気じゃないなら、相手のが偽善だと思っても握ってろ」
女「……」
男「…」
バタン
女「…何よ」
女「誰が優しくなんてして欲しいなんて…言って……」ジワッ
女「私だって……」
>>55、58 え、違う人なの?
どっちか一人この世から消え去らなければならない運命なの?
女「私だって、好きで便所で食べてるわけじゃ…ないのに……」
女「…うっ…」
ギャルA「え、何?開いてんじゃん。話違うわよ」
ギャルB「いや、確かここの奴海外どっか行って居ないって話だったはず……あ」
女「あ」
ギャルA「ちっ、お前なんでここにいんの?」
女「そ、そういう二人はどうして」
ギャルB「あぁ?」
女「っ!」
ギャルA「ね、見てアレ。あいつここで飯食べようとしたっぽい」
ギャルB「え、マジで?トイレからここに移ったの?」
ギャルA「どこで食べたって、ぼっちはぼっちだけどね」キャハハ
女「……」
ギャルA「何お前、その目つき」
女「……」
ギャルA「言っとくけどね。写真ぐらいなくなったからって私たちから逃げたつもりで居るのだったら大勘違いよ」
ギャルA「おい、ドア閉めて」
ギャルB「オッケー」がちゃ
女「!」
ギャルA「大人しくしていた方が良いわよ。抵抗したければしても良いけど……分かってるわよね」
ギャルB「この時間にここまで来る奴なんてないし、どうするの?」
ギャルA「この前トイレで飯食ってる写真、正直ちょっとぬるいと思ってたんだよね」
ギャルA「制服脱がして裸の写真とってやろうかしら。男どもに売ったら大儲けよ」
ギャルB「いいね、それ」
女「や、やめて」
大勘違いって初めて聞いたよ
>>69 私も初めて使ったよ…なんだろうね
ギャルA「動くんじゃないわよ」ガシッ
女「や、やだ、放して」
ギャルA「うっせーな」腹パン
女「うっ!」
ギャルA「調子乗ってんじゃないわよ」
女「……(だ、誰か…)」
女「……っ」
女「放して!」
ギャルA「うわっ!」
ギャルB「ちょっと、何逃がしてんのよ」
女「(扉の方はBに塞がれていけない)」
女「(なんとかしないと……)こ、来ないで!」つ【いちご牛乳】
女「(って、いちご牛乳でどうするの?!)」
ギャルA「は?何、それで何するっての?」
女「っ……こ、これを、ギャルAの髪と服に吹かせる!」
ギャルB「あ、それ面白そう!やってみろー」
ギャルA「やってみろよ?後が怖くなければな」
女「うっ……」
…この場面で吹かせるって正しいの?(わからない)
この>>1はすごい
山田祐介に匹敵する文才の持ち主だな
ギャルA「どうせぼっちにそんなことできるとも思わないけどね」
ギャルA「もしそんなことしてくれたら、写真取られるぐらいで済むとは思うなよ」
女「…こ、ここでお前たちに負けたらどうせ同じだよ」
女「私だって、好きでぼっちじゃないもん!」
女「でも、私のことみると皆何の理由もなくいじめるし、男なんて体目当てで迫ってくる子ばかりだし…」
女「私は悪くないもん!全部他の皆が悪いもん!」
ぶしゅーっ!
ギャルA「きゃー!私の服に苺牛乳がー!」
>>82 ググってきた。私はSじゃない
ギャルA「どうせぼっちにそんなことできるとも思わないけどね」
ギャルA「もしそんなことしてくれたら、写真取られるぐらいで済むとは思うなよ」
女「…こ、ここでお前たちに負けたらどうせ同じだよ」
女「私だって、好きでぼっちじゃないもん!」
女「でも、私のことみると皆何の理由もなくいじめるし、男なんて体目当てで迫ってくる子ばかりだし…」
女「私は悪くないもん!全部他の皆が悪いもん!」
ぶしゅーっ!
ギャルA「きゃー!私の服に苺牛乳がー!」
ギャルB「SAGEPOYO~」
ギャルA「お前…!!」ガシッ
女「ひっ!」
ギャルA「学校なんて来たくないとか言ってたわね」
ギャルA「上等じゃない。学校なんて来れないようにしてやるわよ」
女「っ!」
ギャルA「おい、Bこっちに来て。こいつボコるわよ」
男「とりあえず謝っとく」
ギャルA「…へ?」
男「俺ってさ、人に散々嫌み言われるけどそう言われるのも当然だと思うわけだ」
男「キレると女だと言って手加減なんてしないんでな」
ギャルA「な、何を…」
ギャルB「」
ギャルA「」
男「隠れてタバコ吸いに来た連中が……」つ【スタンガン】
女「……」
男「…悪かった」
女「え?」
男「お前に偉い口叩いたくせに、ドア閉めるの忘れてた」
男「殴りたいなら殴れ」
女「……」
女「……」
男「……」休め状態
女「……」つ【いちご牛乳】
女「えいっ」
男「っ」
女「あ、ご、ごめん!ついやっちゃった」
男「…随分度胸が上がったな」
女「…お、怒ってる?」
男「いや、俺がケジメを求めたのだからな」
女「……」
男「だが、何故俺のいちご牛乳を身を守るために使った」
女「そ、それは…男のいちご牛乳がパック型だったから吹っかけるに丁度良いから……?」
男「……」
女「…あ、あの私なんか拭くもの持ってくるね」
男「あ」
男「……」
女「ティッシュ持ってきたよ」
女「……あれ、ギャルたちは…」
男「廊下に適当に置いておいた」
男「手にタバコ乗せておいたから先生にでも見つかったらそれで懲りるだろう」
女「……」
男「…ティッシュ」
女「うん、あ、はい」
女「(もうちょっとでお昼終わっちゃうな)」もぐもぐ
男「……牛乳ないと辛いな」
女「あ、わ、私の飲む?私のせいだし」
男「いちご牛乳じゃないと飲まない」
女「こ、拘るんだ…」
男「……」もぐもぐ
女「……」
男「余計な世話だったら済まん」
女「え?」
男「俺、実は中学ではお前みたいに便所飯食う奴だったんだよ」
女「え?」
男「人に絡むのが嫌で、周りと喋ることもなくて、他の子に絡むのも極限に避けて」
男「そしてたら周りから気持ち悪いとか、調子に乗ってるとか言われてさ。いつの間にかぼっちになってた」
男「でも、それでも別に構わなかった」
男「一人で居るの好きだし、むしろ邪魔されなくて良いと思った」
女「……」
男「でも、一人だけ、そんな俺のことを良く思わない子が居た」
男「幼馴染だった」
女「?」
男「あいつとは、幼馴染とは言うけど小学校の高学年になった以来にはあまり話し合ったこともなかった」
男「なのに或る日、いつもみたいにトイレ行って飯食おうとしたら、あいつが突然引き止めたんだよ」
男「何年も話なんてしてなかったのに」
男「そしたら一緒にご飯食べようって言うんだよ」
男「俺が嫌だと行っても無理矢理屋上に連れて行かれて、結局一緒に食べた」
男「それからはずっと一緒にご飯食べるようになって、幼馴染は昔から友達作るのがうまかったから、少しずつ、一緒にご飯を食べる面子が増えてきた」
男「その後は一緒にカラオケなんて行くようになって、ゲーセン行くようになって」
男「いつの間にかあいつや他の子たちと居るのが、独りだった頃より楽しいと思っている自分が居た」
男「そして、他の誰よりも、幼馴染と一緒に居ることが楽しかった」
男「前は偶然登校する時間が合っても一口も喋らずに学校に付いていたのに、いつの間にか時間合わせて登校して、お喋りしながら学校まで来るようになった」
男「そして、ある日、俺は幼馴染に告白した」
女「……」
男「そして、俺の幻想は砕かれた」
女「?!」
男「幼馴染はそんな気はまったくなかったんだ」
男「ただ良い友達で居て欲しいと言われて」
男「その時俺は裏切られたと思った。それから一週間近く学校にも行かずに家に引き篭もった」
男「幼馴染は一度も俺を見に来ることなんてなかった」
男「最初は、そんなアイツが非道だと思っていた」
男「でも、時間が経つと、結局俺一人で踊ってたことに過ぎないって気づいたんだ」
男「幼馴染はただ俺の以前の姿を見て手伝ってあげたいと思っただけだ。それを勝手に解釈して、勝手に傷ついたのは俺の方だった」
男「それに気づいて、俺は学校に戻ってきた」
男「そして幼馴染や、他の子たちに俺がもらった分を返そうとできるだけ頑張った」
男「そして今に至る」
女「……」
なにこの文章厨二臭い…
とりあえず>>1はジョジョ100回見直して来い
女「それじゃ、あの…幼馴染と付き合ってなかったの?」
男「ない。というか奴は今上級生の彼氏が居る」
女「あ…」
男「別に今はなんとも思ってない。あいつは見ての通り暢気な性格だし、今でも仲の良い友達だ」
女「横で見ると、完全にそれだけとは見えないけどね」
男「……そう思うか?」
女「だって、普通自分はパン食べるのに相手に弁当なんて作ってあげないでしょ?」
男「…そうだな。確かにそれはあった」
>>114 何部 見れば文力あがりますか?
幼馴染「果実はよく熟れたところを収穫するもの」
幼馴染「私の無償の愛で男を人として一回り立派に成長させ」
幼馴染「私に相応しい相手へと育て上げるわ!」
男「~♪」
女「~♪」
幼馴染「」
男「そういう所は、まだ奴に思いがあると言えるのかもしれない」
男「でも、俺としては幼馴染とは単に友達だ、としか言うようがない」
女「そんなものなの?」
男「俺は嘘は言わないタイプなんでな。絶対」
女「……」
キーンコーンカーンコーン
翌日
幼馴染「おとこー今日のおかずは何?」
男「見りゃ分かる」
幼馴染「あ、後次からブロッコリーは要らないから入れないで」
男「お前が弁当箱を空っぽにして返すまでブロッコリーを入れるのをやめない」
幼馴染「……こっそりトイレに捨てたら」
男「許されると思ってるのか?」
幼馴染「冗談ですすびばぜん。だからアイアンクローはやめてくだざい゛割りと脳みそ大事にとっているんでず…」
女「……」
男「女、これお前の分だ」つ【弁当】
女「…え?」
ざわ・・・ざわ・・・
エ、ナニアレ
オトコガ幼馴染以外ノコニベントウヲ…
女「え、な、何で?」
男「俺は嘘は言わないタイプって言っただろ」
女「え?そ、それとこれと何の関係が…」
幼馴染「あ、要らないなら私がもらうー」
男「」ギロッ
幼馴染「お、男が怖い…」ササッ
女「……」
男「で?」
女「も、もらう」
図書館
女「……」
男「……」つ【パンにいちご牛乳】
女「あの、なんで自分はパンに牛乳なの?弁当は?」
男「俺はこの方が良い」
女「……」
女「(今まで食べたことのない豪華の弁当…)」
女「(幼馴染になんか、こんなのを毎日作ってあげてるのに付き合ってないというし)」
女「一体何?」
男「何が?」
女「何で私にここまでしてくれるの?」
女「ギャル子たちから守ってくれたり、図書館使わせてくれたりまでならまだ昨日の話で分かるよ」
女「でも、弁当作ってもらうまではさすがにないでしょ?」
女「幼馴染の作るついでにすると言ったら話は良いけど」
女「他の子たちからも変な目で見られたし」
男「……」
男「まず一つ言っておくと」
男「それ、幼馴染の作るついでじゃないぞ」
女「え?」
男「完全に別の弁当だから」
女「え?」
男「お前に食わせようと別で使った奴だ」
女「な、なんでそこまで…」
男「…嘘は言わないって言ってたよな」
女「それが何?」
男「お前がギャルたちに言われて屋上に呼び出して告白した時、俺たしかに良いって言ったよな」
女「……え?」
男「それ本気だったから、最初から」
男「最初から全部お前のこと好きだったからやったんだよ」
男「ギャルのケータイから写真消したのも、便所飯食ってるのをここに連れてきたのも」
男「今弁当作ってあげてるのも全部」
女「でも、じゃあ前の話は…自分が人にそんなふうに助けてもらったからその恩返しって話じゃなかったの?」
男「最初からお前のこと好きだったからやってると言ったら、お前が拒むと思ったからだ」
男「だから最初はただの偽善だと言った」
男「後、昨日までお前俺が幼馴染と付き合ってたと思っただろ」
男「昨日の話は単にその誤解を解くために話したんだ」
女「…」
女「…もし、私が嫌だと言ったら?」
男「……」
女「私正直に言って、あの時、男のことそんな風に思って言ったわけじゃないよ」
女「男って学級委員だし、周りの人も良く助けてあげるし、良い人だと思う。助けてもらったことも感謝してる」
女「でも、私そんなつもりで男の見てたわけじゃないよ」
女「私は男のことそんな風に好きって思ったわけじゃない」
男「……」
女「こんな風にされるぐらいだったら、最初から男の話なんて聞かずに前のように便所飯食べていれば良かった」
女「……私、こんなの要らない」
女「一人で居た方が楽だよ」
女「私、戻るね」
女「今までありがとう。じゃあ…」
男「……」バタン
男「……」
男「……」チュー
翌日の昼
女「トイレよ、私は帰ってきた…」
女「……」
女「……」もぐもぐ
女「…あ」
女「不味い」
女「トイレで食べるパンなんて、全然美味しくない」
コンコン
女「!」
女「(誰か来た…どうしよう)」
女「な、中に居るよ」
??「あの、女ちゃんだよね」
女「!」
女「ち、違います。私女って名前じゃありません」
幼馴染「女でしょ」門の上から
女「きゃーー!!」
も、門
幼馴染「そんなに驚かなくても…」
女「驚くよ、普通」
幼馴染「そうかな」
女「…何の用なの?」
幼馴染「あ、開き直った。便所女」
女「わ、悪い?私がトイレでパン食べて誰かに被害でも与えてるというの?」
女「大体、私は一人で居たくてトイレで食べてるだけで、人に笑われたりされる筋合いなんてない!」
幼馴染「昔の男と同じこと言ってる」
女「……」
幼馴染「昔の男のこと、知ってるよね」
幼馴染「あなたみたいにトイレ飯してた話」
女「…それが何」
>>149 間違ってますか?
幼馴染「男と喧嘩したの?」
女「…別に喧嘩する仲でもなんでもないし」
幼馴染「男ってさ、今日学校に来る時一口も言わなかったの」
幼馴染「最近は女のこと話ながら盛り上がってたのに」
女「…え?私の話?」
幼馴染「うん、ここ最近は女のことずっと話してた」
幼馴染「なのに今日は何も言わなかった」
幼馴染「後、弁当も作ってなかった」
幼馴染「おかげで私も今日何も食べてない」
女「(パン食べたらいいんじゃない)」
幼馴染「まぁ、朝ごはんはちゃんと食べたけどね。大事だよね、朝ごはん」
女「……」
幼馴染「きっと原因って女だと思うのよね」
女「…そうね」
幼馴染「やっぱそうなの?」
女「…」
幼馴染「あの、もし良かったら教えてもらえる?」
幼馴染「これでも幼馴染でね。男のこと心配してるんで」
女「……」
女「そんな心配してるのに、男のこと振っちゃったの?」
幼馴染「…」
幼馴染「男ってさ。中学の時は今よりもずっと口少なかったのよね」
幼馴染「諸学校の時もそうだったけど、中学に来てからは人をほぼ話しないし、いつもお昼はどっかに消えちゃうし」
幼馴染「それで気になって後付いてみたら、いつも行き先がトイレだったのよね」
幼馴染「それから無理矢理男のこと引きずり出して一緒に居るようになった」
幼馴染「でも、本当に私、男のこと男として好きだったからそんなことしたわけじゃない」
幼馴染「男ってさ。外から見たら固いように見えてもね。話してみると中身は小学校の時私と話し合ってた頃とまったく変わってなくてね」
幼馴染「凄く打たれ弱かったの」
幼馴染「で、中学の時、私ある先輩に告白されたの」
幼馴染「私、あの時あまりそういうつもりなかったから断ったんだけど」
幼馴染「その直後に男が、私に告白してきたの」
女「…」
幼馴染「男はね、本当に私のこと好きで付き合ってって言ったわけじゃないよ」
幼馴染「ただ私を他の人に取られるのが嫌だっただけ」
幼馴染「また独りになるのが怖かったから」
幼馴染「だから断ったよ」
幼馴染「そこでオッケーしちゃったら、男はいつまでも私にばかり頼るようになりそうだったから」
どんどん眠くなっています。
これ以上にカオスになる可能性が高いですがお許し下さい。
幼馴染「そして男がまた学校に来れるようになった時は、男は私がいなくても十分に人と交わることができるようになった」
幼馴染「ただちょっと誤算だったのは、誰にも適当にしか関わらないようになっちゃったことぐらいかな」
幼馴染「私と関わりすぎちゃって、一度傷ついてみたから、もうそんな風に傷つかないように誰にも適当にしか相手しなくなった」
幼馴染「結局、私の思惑とは違って、ほんとの意味で男の友達は、それからずっと私一人しか居なくなってしまったのかもしれない」
幼馴染「で、女がそんな男の前に現れた」
女「私?」
幼馴染「女は気づかなかったのかもしれないけど、男って凄く精神的に弱くてね」
幼馴染「軽い人助けみたいなのはするけど、深く関わることなんてろくにしたことないよ」
幼馴染「無駄に首突っ込んで、余計なお世話だと言われたくないから」
女「……」
幼馴染「いつも必要以上に固くて、人のことに関わりすぎないようにするの」
幼馴染「ほら、私に対しても凄く固いじゃない?」
女「…そういえば」
幼馴染「まぁ、私はわかってるから大丈夫だけど、他の子たちはあんなにまで言われると、それ以上は関わりたいとは思わないよね」
幼馴染「なのになんか、女の時だけは違ったのよね」
幼馴染「なんでそうだったのかは私は良く解らないけど、或る日かに凄くはしゃぎながら私に告白されたって言ってきたんだよね」
女「え?はしゃいでた?」
幼馴染「まぁ、実際にはしゃいでたというよりは、勝手にそう思っただけかも」
幼馴染「でも、言ってる時ってなんか凄く嬉しそうだったから」
幼馴染「人とのことをそう嬉しそうに話す男って見たことないもん」
女「……」
幼馴染「単に、自分の昔のような子だったから助けてあげたい、という思いだけかもしれない」
幼馴染「でも、それだけでも、確かに男は今まで以上に人に関わろうとしていたと思う」
幼馴染「きっと、女は男にとって、今までの出会いとは違う、何か特別なものだったんじゃないかな」
女「……」
幼馴染「女はどうだったの?男と話し合ってみて」
幼馴染「単に世話好きな奴だと思ったの?」
幼馴染「単に自分の触れられたくない所を抉る対象でしかなかった?」
女「…私は」
図書館
男「……」つ【いちご牛乳】
男「…ちゅー」チラッ
パンの山
男「…はぁ」
幼馴染「今日のぼっち食いポイントはここですかー!」バタン
男「!!」
幼馴染「おう、おう、相変わらず食すことでストレス解散していらっしゃる」
幼馴染「太るぞ?」
男「……ほっとけ」
幼馴染「まぁまぁ、そう言わずに…そういう男の健康を考えて、食べる量を分散するための要員を用意してきたのだ」
男「は?」
女「……」
男「…!」
幼馴染「この借りは大きいぞ、男!」
幼馴染「明日の弁当は、超豪華版を要求する!」キリッ
男「……女」
女「あの、別に男のこと励まそうだなんて思って来たわけじゃないから」
女「単に…アレよ」
女「もう便所飯なんて懲り懲りだったから」
女「安心して食べられる所なんて、男と一緒にぐらいしか出来ないし」
女「自分の都合で来ただけで、男のこと考えて来たわけじゃ全然ないから」
女「そこは勘違いしないでよね」
幼馴染「私もパン目当てに来ただけだから」
幼馴染「べ、別に、男のこと心配で来たわけじゃないんだからねっ!!」
男「……」
幼馴染「え、ちょっと、いたいですよ、男さん。だからそのアイアンクローを私の頭にかけないでとどれだけ言えばわかってくれるのですがががががががががが」
男「……」
男「まぁ、数だけは揃えてあるからな」
男「好きなだけ食べたら良いよ」
女「あ、うん」
男「後、この図書館ってさ」
男「なんか俺に鍵渡した友人が移民するって話になっちゃったらしくて」
男「そのまま俺が図書館の管理引き受けちゃった」
女「え?」
男「で、俺はこれからもずっとここに居ることになったんで」
男「女さえ良ければ、ここに来て飯食べたら良い」
それからというもの、
男は以前と変わらない姿でパンと飲み物(自分のはいつもいちご牛乳だった)を買って図書館で一緒に食べた。
お金は私が出す時もあって男が出す時もあって、ほぼ半分こだった。
そしてたらいつの日か、パンだけじゃつまらなくなった時、男が以前のようにまた弁当を作って持ってきた。
それからはずっと男がお弁当を持ってくるようになった。
男と二人で食べる弁当は、独りでトイレで食べるパンよりずっと美味しかった。
男は少し妙な所があって、それが嫌じゃないと言っても、少し違和感はあった。
そしてその違和感がまったく大したことじゃないと思ってきた頃、私たちは付き合うことになるけど、
それはまた別の話。
眠かったので強引に終わらせちゃいました。
ここまで読んでくれた人たちには
正直すまんかった。
私がうまく書けないばかりで皆の大事な時間潰せちゃった。
もう皆寝よう
そしてこんなSSを読んでたってことなんて忘れてくれ
ダメだ、男が女に便所飯がどーのとか語り出したところまでしか読めんかった
あまりにキモくて臭くて耐えられないが、>>1はこの男の口調やキャラを少しでもカッコイイつもりで書いてるの?
>>205 コミュ障のつもりだった
なんでバレたし…
ちょっと思いつきで書こうと思っただけだよ。
このSSまとめへのコメント
中身が無さすぎるだろ……