ペリーヌ「わたくしがいっぱい」 (144)

ペリーヌがいっぱい



美緒「全ネウロイの撃墜を確認!」

ミーナ『みんなお疲れ様、全機帰投して』

リーネ「芳佳ちゃん!大丈夫だった!?」ブゥゥン

芳佳「う、うん!ペリーヌさんに助けてもらったから...」

ペリーヌ「まったく!宮藤さん先程の動きはなんですの!?」

芳佳「えっと...ごめんなさい...」

ペリーヌ「わたくしがサポートをしなかったらどうなっていたことやら...」

バルクホルン「確かに今の戦闘は危うかったぞ」

バルクホルン「いつでも私やペリーヌがカバーしてやれるとは限らないんだ。」

バルクホルン「もっと訓練を積めよ?」

芳佳「はい!」

エーリカ「でも、トゥルーデならいつでも宮藤の事を見ているんじゃないかい?」

バルクホルン「バカな事を言うな、カールスラント軍人たるもの、常に味方に気を配るのは当然だ!」

エーリカ「はいはい~」


芳佳「ペリーヌさん、先程はありがとうございました!」

ペリーヌ「ふんっ、せいぜい努力なさい」ブゥゥゥン


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夜 基地宿舎廊下


ペリーヌ「・・・・」スタスタ

ルッキーニ「ウジュジュ~!つかまらないよー!」ダダダダダ


ペリーヌ「きゃっ!」ドンッ


ルッキーニ「あっ!ごめんねペリーヌー!」ダダダダダ

ペリーヌ「ルッキーニさん!廊下を走るなんてはしたないですわ!!」

シャーリー「ごめんなペリーヌ!すぐ捕まえるから!」ダダダダダ

ペリーヌ「シャーロット大尉!そういう問題では無いですの!」

バルクホルン「ルッキーニ!リベリアン!宿舎の廊下で騒ぐのは軍規違反だ!!」

シャーリー「やべっ!カタブツ軍人だ!逃げるぞルッキーニ!」

ルッキーニ「うひひひー!」

ダダダダダダ

バルクホルン「まったく!あいつらは軍人としての自覚が足りてない...」ブツブツ

ペリーヌ「困ったものですわ」

バルクホルン「あー、ペリーヌ、昼間はよくやったな」

ペリーヌ「エースとして当然の働きをしたまでですわ」

バルクホルン「そうか...これからもよろしく頼むぞ」ニコッ

ペリーヌ「も、勿論ですわ!」カァァ

バルクホルン「では消灯時間も近い、しっかり体を休めろよ?」

ペリーヌ「えぇ、おやすみなさいませ大尉」

バルクホルン「あぁ、おやすみ」

夜 ペリーヌ自室


ペリーヌ「ふぅ...今日も疲れましたわ」ポスッ

ペリーヌ「・・・・」

ペリーヌ(宮藤さん...落ち込んではいないかしら...?)

ペリーヌ(先程のルッキーニさんにも少し...言い過ぎだったかもしれませんわね...)

ペリーヌ(でも、私はガリア貴族として...相応の振る舞いを...しなければ...)

ペリーヌ「」スースー

ペリーヌ「...お父様」スースー

朝 基地宿舎廊下

シャーリー「ねぇぇぇぇむぅぅぅぅいぃぃぃぃぞぉぉぉぉぉぉ」テクテク



イヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

シャーリ「な、何だ!?ペリーヌの声か!?」

ペリーヌ「イヤァァァァァァ!!!」ダダダダダダ

シャーリー「どうしたペリーヌ!?何があった!?」ガシッ

ペリーヌ「あわわわわわわ」ガクガクガク

シャーリー(あのペリーヌがこんなに動揺しているなんて...よほどの事態らしいな)

ダダダダダダ

バルクホルン「どうした!何があった!?」

シャーリー「バルクホルン!ペリーヌが!」

バルクホルン「ペリーヌ!?シャーリー!何があった!?」

シャーリー「わからないが、ただ事じゃないらしいぞ...」

サーニャ「何事ですか...ッ!」

ダダダダダダ

バルクホルン「何者かが近づいてくるぞ、サーニャ、シャーリー、気を抜くなよ!」

シャーリー「がってん!」

サーニャ「はい!」

ダダダダダダダダダダ


ペリーヌ「なんですのおおおおおおおお!?」ダダダダダダ

ペリーヌ「イヤアアアアアアアア!!」ダダダダダダダダ

ペリーヌ「付いて来ないでくださいましぃぃぃぃぃぃぃ!!」ダダダダダダ

ペリーヌ「少佐ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ダダダダダダ





バルクホルン「」
シャーリー「」

サーニャ「」バタッ




朝 食堂


ざわざわ


ミーナ「まさか、こんなことって...」

美緒「うむ...信じ難いが」

ペリーヌ「うぅ...」シクシク

ルッキーニ「あはははは!ペリーヌいっぱーい!」

エイラ「丁度1ダースだナ」

芳佳「えっと、元気出してくださいペリーヌさん!」

ペリーヌs「「「「こんな状態で元気なんて出せませんわ!!」」」」


シャーリー「ツッコミも激しいな~」

バルクホルン「12人もいればそうだろうな」

エーリカ「でも増えたのがペリーヌでよかったよ、トゥルーデだったら大変だったね~」

シャーリー「確かに」

バルクホルン「なんだと、やる気かリベリアン?」

リーネ「まぁまぁ」

美緒「ペリーヌ、なにか...その...増えた心当たりとかはないのか?」

ペリーヌs「「「「そんなものありませんわ!」」」」

サーニャ「不思議ねエイラ」

エイラ「サーニャが増えたら嬉しいナ」

バルクホルン「ミーナ、どうするんだ?」

ミーナ「そうね...今までこんな前例ないから...」

エイラ「当たり前ダロ」

芳佳「みなさん!とりあえず朝ごはんにしませんか?」

ペリーヌs「「「「な、宮藤さん!?今はそんな場合では...」」」」

美緒「はっはっはっ!確かに腹が減っては戦はできぬというからな!」

ペリーヌs「「「「そんな、少佐ぁぁぁぁぁ」」」」


ガヤガヤガヤ


ルッキーニ「もーらいっ!」パクッ

ペリーヌ「わたくしの卵焼きがっ!」

ペリーヌ「おいしいですわ」

ペリーヌ「少佐は食事の際も優雅ですわ...」

ペリーヌ「ちょっと宮藤さん!?腐った豆は出さないように何度も言っているでしょう!」

シャーリー「すげー騒々しいな...」ムシャムシャ

バルクホルン「普段の2倍の人数がいるんだからな」モグモグ

『ヴィルケ中佐、至急ハンガーまでおいで願います!』

ミーナ「あら?」

美緒「整備班から呼び出しとは珍しいな」

ミーナ「ちょうど食事も済んだところだし行って来るわね」

美緒「念のためだ、私も同行しよう」



 ハンガー


整備兵長「気を付けッ!!」


整備兵「」バッ

ミーナ「楽にして、何があったのかしら?」


整備兵長「朝の点検を行っていたところ、クロステルマン中尉の機体が12組に増えていたのを確認しました」

ミーナ「えぇ!?」

美緒「夜の内に誰かが細工した可能性はないのか?」

整備兵長「昨晩リトヴャク中尉が哨戒任務に出られてから帰還されるまで、ハンガー内の立ち入りは確認されていません」

美緒「ふむ...」

整備兵長「確認したところどの機体も調整は完璧で飛べる状態にはなっていますが...」

ミーナ「わかりました、この件は我々の方で調査します。貴方達にはいつもどおりの整備を期待します。」

整備兵長「はっ!」バッ


整備兵「」バッ

朝 食堂

エーリカ「じゃあペリーヌがオリジナルのペリーヌなんだ?」

ペリーヌ「ややこしい言い回しですわ...寝ていた場所からしてそうでしょうね」

エーリカ「んじゃ、こっから、2、3、4、5...」


芳佳「ペリーヌさんが12人横にならんでるよリーネちゃん」

リーネ「なんだか不思議な光景だね」

シャーリー「怖いぐらい同じだなぁ」

ルッキーニ「人形みたい!」


エーリカ「よーし、トゥルーデ!」


バルクホルン「番号!」


ペリーヌ「1!」
ペリーヌ2「2!」
ペリーヌ3「3!」
ペリーヌ4「4!」
ペリーヌ5「5!」
ペリーヌ6「6!」
ペリーヌ7「7!」
ペリーヌ8「8!」
ペリーヌ9「9!」
ペリーヌ10「10!」
ペリーヌ11「11!」
ペリーヌ12「12!」

ルッキーニ「ペリーヌスリーとかペリーヌイレブンだってー!!」ケラケラケラ

シャーリー「ハハッ!シャーリー!」

エイラ「何ダそれ?」

シャーリー「べつに」

芳佳「でもこれじゃあ、ネウロイが現れたときとか混乱しちゃいますよね?」

バルクホルン「その時はだれか一人に代表してもらうことになるな」

美緒「いや、その必要はなさそうだ」

ペリーヌs「「「「少佐ぁ!」」」」

ルッキーニ「ウジュ!うるさい!」

シャーリー「一斉に喋る姿はどこと無く壮観だな…」

リーネ「少佐、どういうことですか?」

美緒「整備班からの報告で、ペリーヌのストライカーユニットが人数分増えていた」

芳佳「えぇ!?」

バルクホルン「どういうことだ?」

ミーナ「言葉通りの意味よ、性能も状態もまったく同じストライカーユニットが12組」

シャーリー「何組かあたしにイジらせてくれよ!」

ペリーヌs「「「「人のモノを勝手にイジらないでくださいまし!」」」」

ミーナ「とにかくこれからのことだけど、美緒とも相談した結果しばらくは現状維持ということになったわ」

ハルトマン「現状維持?」

ミーナ「流石に上に報告するわけにもいかないし、戻す方法も見当がつかないでしょう?」

ペリーヌs「「「「うぅ…」」」」

美緒「まあ、そのうち元に戻るだろう!はっはっはっ!」

ミーナ「それにさしあたって一つ問題があるわ」

芳佳「問題…ですか?」

ミーナ「部屋の問題よ」

ペリーヌs「「「「!!!」」」」

リーネ「お部屋ですか?」

美緒「流石にペリーヌ12人を一つの部屋に押し込めるわけにはいかないからな」

エイラ「ギュウギュウメガネだナ」

美緒「そこで皆にはすまないが、しばらくペリーヌと二人で部屋を使って欲しい」

ペリーヌs「「「「少佐!ぜひわたくしと!!」」」」

ミーナ「くじを用意したからペリーヌさん達で引いてもらえる?」


やいのやいの

ペリーヌ「わたくしが先に引きますわ!」
ペリーヌ「いいえ!わたくしですわ!」
ペリーヌ「ではわたくしは真ん中ぐらいでひきますわ」
ペリーヌ「坂本少佐の部屋坂本少佐の部屋」ブツブツブツ




エイラ「不気味な光景ダナ」

ルッキーニ「あはははははは!」ケラケラ

美緒「えー、ペリーヌはペリーヌ2と」


ペリーヌ「まさか自分自身と一緒なんて…」

ペリーヌ2「なんともいえませんわね…」

美緒「ペリーヌ3は私とだな、よろしく頼むぞ」

ペリーヌ3「嬉しいですわ!嬉しいですわ!」

ミーナ「ペリーヌ4さんは私とね、よろしくね」

ペリーヌ4「よろしくお願い致しますわ」

バルクホルン「ペリーヌ5は私とだな」

ペリーヌ5「よろしくお願いしますわ大尉」

エーリカ「ペリーヌ6はわたしとだね」

ペリーヌ「・・・・」

バルクホルン「・・・同情する」

シャーリー「ペリーヌ7はあたしとだな!」

ペリーヌ7「シャーリー大尉ならまぁやっていけそうですわ」

ルッキーニ「ペリーヌ8はあたしとだよ!」

ペリーヌ8「そもそも普段部屋にいないのでは…」

芳佳「ペリーヌ9さんはわたしとです!よろしくお願いします!」

ペリーヌ9「…よろしくお願いしますわ」

リーネ「ペリーヌ10さんは私とです、よろしくお願いします。」

ペリーヌ10「よろしくお願いしますわ」

エイラ「ペリーヌ11はわたしとだナ」

ペリーヌ11「よろしくお願いしますわ」

美緒「ペリーヌ12はサーニャとだな、後で起きたら説明しておいてくれ」

エイラ「サーニャにヘンなことするなヨ!」

ペリーヌ12「しませんわ!!わたくしを何だとおもってるんですの!?」

美緒「よし、コレで部屋割りは決定だな」

ミーナ「各自ペアのペリーヌさんと共に予定通りに過ごして頂戴ね」

美緒「では解散だ」

誰との絡みを書きましょうか?

ミーナ中佐,坂本少佐,バルクホルン,シャーリー,エーリカ,エイラ,サーニャ,ルッキーニ,リーネ,芳佳


2:00までに反応が無かったら今日は終了です。

※ペリーヌが一人しか出てこない場面ではすべて名称をペリーヌで統一します

夜 エイラ自室

エイラ「あーあ、サーニャと夜間飛行行きたかったなー」

ペリーヌ「…申し訳ありませんわ」

エイラ「オ?なんだ?やけにしおらしいじゃないか」

ペリーヌ「わたくしの意思ではないにしろ、エイラさんや皆さんに迷惑をかけてしまっていますから」シュン

エイラ「なンだよもー、ツンツンメガネらしくないぞー?」ワシワシ

ペリーヌ「誰がツンツン眼鏡ですか!あ、頭を触らないでくださいまし!」

エイラ「やっぱそれぐらいの元気がないとらしくないナ」

ペリーヌ「エイラさん…わたくしの為に…」

エイラ「胸は残念賞だけどナ!」

ペリーヌ「っ~!ちょっと見直したとおもったらすぐコレですわ!!」

エイラ「あはははは~そう怒鳴るなヨ、もう夜だゾ?」

ペリーヌ「知りませんわっ!」プイッ

エイラ「ペリーヌー、なんか面白いこと話せよー」

ペリーヌ「面白い話なんか知りませんわ」

エイラ「そうかー?オマエ面白い奴なのに」

ペリーヌ「そ、そうですか?わたくしあまりそういうこといわれたことありませんから…」

エイラ「いや、からかうと」

ペリーヌ「エイラさんはわたくしをどういう目で見てるのかしら!?」

エイラ「うーんそうだナー」

ペリーヌ「わたくしには色々と考えることが多いのですわ!暇ではないのです!」

エイラ「ガリアのことカ?」

ペリーヌ「なっ!?」

エイラ「見ていれば分かるよ、オマエが先急いでいるノが」

ペリーヌ「…」

エイラ「気持ちはわかるサ、なんとかしたいって気持ちもサ」

エイラ「でもあせっちゃ駄目ダ、絶対何とかなるから」

ペリーヌ「…わたくしは、由緒正しきガリアの貴族ですわ」

ペリーヌ「わたくしがガリアの為に尽力するのは当然ですわ!わたくしがガリアを救わないで誰が!」

エイラ「自惚れるなヨ?」


ペリーヌ「なッ!?」ビクッ

エイラ「たかが一人のウイッチで国が救えるなんて無理ダナ」

ペリーヌ「エイラさん、あなたッ!」

エイラ「もっとサ、周りを頼ってくれヨ」

ペリーヌ「…」

エイラ「オマエの周りにいるヤツらは仲間じゃないのカ?」

エイラ「皆オマエを気にかけてるんダ、サーニャも、宮藤も」

ペリーヌ「エイラ…さん…」

エイラ「ココの連中は家族みたいなモンだから…その…」

エイラ「あー!今のやっぱナシだー!!」

エイラ「と、とにかく!一人で抱え込むなヨ!少佐とか中佐や皆も話を聞いてくれると思うし!」

エイラ「わたしでも聞いてやらないことも無いんダかラな!」

ペリーヌ「…ありがとうございます、エイラさん」

エイラ「ま、同じ中尉同士ダカンナ」

ペリーヌ「素直じゃないんですのね」フフフ

エイラ「オマエに言われちゃオシマイだナ」


ハハハハハ

誰との絡みを書きましょうか?

ミーナ中佐,坂本少佐,バルクホルン,シャーリー,エーリカ,サーニャ,ルッキーニ,リーネ,芳佳


3:00までに反応が無かったら今日は終了です。

夜 501基地上空

サーニャ「あの、ありがとうございます」ブゥゥゥン

ペリーヌ「なにがですの?」ブゥゥゥン

サーニャ「夜間哨戒、付き合ってくれて」

ペリーヌ「別に部屋を貸してもらっているのにわたくし一人で寝るのは悪いと思っただけですわ」

サーニャ「でも、嬉しかったので」

サーニャ「…」

ペリーヌ「…」

ペリーヌ「静か…ですのね」

サーニャ「ええ」

ペリーヌ「いつもこのように静かなのですか?」

サーニャ「はい、いつも静かで…いつも独りです」

ペリーヌ「サーニャさん…」

サーニャ「でも、最近はエイラが一緒に飛んでくれるから賑やかなこともありますよ」

ペリーヌ「エイラさんらしいですわね…」

サーニャ「私もエイラみたいになりたいって、思うことがあるんです」

ペリーヌ「エイラさんみたいに?」

サーニャ「エイラはすごく元気で、みんなとも楽しそうに話してるし…」

ペリーヌ「…サーニャさん」

サーニャ「私はナイトウイッチでみんなと活動する時間が違うし、存在感が無いというか、幽霊みたいで…」

ペリーヌ「ッ!」

サーニャ「もっとみんなと仲良くなりたいなって…」

ペリーヌ「…ごめんなさい」

サーニャ「え?」

ペリーヌ「幽霊みたいなんて、わたくしはあなたにヒドイ事を…」

サーニャ「気にしてませんよ?」

ペリーヌ「でもっ!」

サーニャ「私、分かるんです、ペリーヌさんは本当はとっても優しい人だって」

ペリーヌ「サーニャさん…」

サーニャ「ペリーヌさんはきっと、優しすぎるんだろうって」

サーニャ「優しすぎるから、自分に厳しくって、自分で解決しようとして」

ペリーヌ「…」

サーニャ「他人の為に厳しくなれて…私、そんなペリーヌさんに憧れちゃうときがあるんです」

ペリーヌ「そんな、わたくしなんて…」

サーニャ「私は弱いから、エイラに頼って、皆に頼りたくって…ダメな子ですね」

ペリーヌ「そんなことありませんわ!サーニャさんがいるから、わたくし達は安心して夜を過ごせるんですわ!」

ペリーヌ「あなたをダメな子なんて思う人がいるもんですか!」

サーニャ「ペリーヌさん…」

ペリーヌ「それに…わたくしだって強い人間なんかじゃありませんわ」

ペリーヌ「ガリアの事や、皆との関係の事や…」

サーニャ「…」

ペリーヌ「…こんなこと初めて人に話しましたわ」

サーニャ「…私も、初めて話しました」

ペリーヌ「サーニャさん…」

サーニャ「エイラにも話したことがない事を人に話すのはなんだか新鮮です」

サーニャ「ペリーヌさん…ナイショの共有をしませんか?」

ペリーヌ「ナイショの共有?」

サーニャ「お互いのナイショを共有して、お互いのナイショを守るんです」

サーニャ「それで…私と仲良くなってくれたら…嬉しいです」

ペリーヌ「…勿論ですわ、わたくしとサーニャさんとのナイショです」

サーニャ「ペリーヌさん…!」

ペリーヌ「なんだか、肩の力が抜けた感じですわね」

サーニャ「いつか、他のみんなともナイショを共有して仲良くなれたらなって」

ペリーヌ「わたくしも、いつの日か皆と本当の自分を見せることができるのかしら…」

サーニャ「一緒に、がんばりましょう?」

ペリーヌ「…そうですわね、一人じゃないんですものね」

サーニャ「フフフ、~♪~♪」

ペリーヌ「サーニャさん?」

サーニャ「私、嬉しいこととがあった日は、こうやって夜空で歌を歌うんです、とっても気持ちがいいから」

サーニャ「~♪~♪」

ペリーヌ「…」

サーニャ「~♪~♪~♪」

ペリーヌ「~♪」

サーニャ「!、~♪~♪」

ペリーヌ「~♪~♪」

サーニャ「~♪~♪」


分かり合うって素晴らしいことですわ
分かり合うって素晴らしいことですね

誰との絡みを書きましょうか?

ミーナ中佐,坂本少佐,バルクホルン,シャーリー,エーリカ,ルッキーニ,リーネ,芳佳

本日は終了です。

日付が変わる前には書き始められると思いますのでよろしければお付き合いください

夜 エーリカ自室

エーリカ「まぁ、好きにくつろいでよ」

ペリーヌ「ここでどうやってくつろげというのですか!?」

エーリカ「そのへんの物をさー、ぽーいってやって場所をあければいいよ」

ペリーヌ「そういう問題ではないんですの!」

ペリーヌ「そうやっているから部屋がこんな惨状になってしまうんですわ!!」

エーリカ「えー?だってわたしは不自由しないから」

ペリーヌ「はぁ…バルクホルン大尉の苦労が身に染みて分かりますわ…」

エーリカ「トゥルーデも大変だよねー」

ペリーヌ「…どうして人事のように話せるんですの?」

ペリーヌ「とにかく!部屋の掃除をしますわよ!!」

エーリカ「よろしくー」

ペリーヌ「ハルトマン中尉もやるのですのよ!?」

エーリカ「んー、わかった」

ペリヌ「…やけに素直ですのね」

エーリカ「別に一人だから片付けるのメンドクサイだけだしね」

エーリカ「手伝ってくれるならやるよ?」

ペリーヌ「ではまずいらないものを選別していきましょう!」

エーリカ「おー」

ペリーヌ「ハルトマンさん、これは?」

エーリカ「あー、いらないや」

ペリーヌ「そうですか、ではこちらは?」

エーリカ「それもいらなーい」

ペリーヌ「これは…って勲章!?」

エーリカ「あー、そんなとこにあったんだ、一応いるねソレ」

ペリーヌ「一応って勲章ですのよ!?」

エーリカ「だっていっぱい持ってるし、わたしはイモのほうがおいしいし好きだね」

ペリーヌ「あきれた…少しは女性らしく整理整頓や立ち振る舞いをですね!」グチグチ

エーリカ「ペリーヌはトゥルーデみたいなこと言うなー」

ペリーヌ「このようなことを毎日…バルクホルン大尉には頭が上がりませんわ…」

エーリカ「部屋の掃除はともかく、わたしは勲章については無頓着だな」

ペリーヌ「何故ですの?誇らしいことではありませんか」

エーリカ「だって勲章はいくらでも手に入るじゃん?」

ペリーヌ「それはハルトマン中尉の空戦能力が高いからで…」

エーリカ「わたしは代えの利かない物の為に戦ってるんだもん」

ペリーヌ「代えの…利かない…」

エーリカ「かけがえの無い仲間や故郷を守るためだったら、勲章なんかいらないよ」

エーリカ「勲章なんて飾りさ、わたしはわたしの意志でみんなの為に飛ぶのさ」

ペリーヌ「ハルトマン中尉…」

エーリカ「勿論その中にはペリーヌも入ってるからね、気軽に頼ってよ」

エーリカ「あ、わたしが寝てるときはカンベンね?」

ペリーヌ「…フフフ、わかりましたわ、そのときはよろしくお願いしますわね?」

エーリカ「おー、いいってことよ、じゃあそろそろ寝ようか?」

ペリーヌ「ハルトマン中尉?まだ片付けは終わっていませんわよ?」

エーリカ「うげっ、まだやるの?」

ペリーヌ「勿論ですわ?いいお話でしたけれど、それとこれとは話が別ですので」

エーリカ「うーん、トゥルーデなら上手くごまかせるんだけどなぁ」

ペリーヌ「大尉…甘いところもあるのですね…」

エーリカ「あははははは」

ペリーヌ「とにかく!さっさと終わらせますわよ!」

エーリカ「はいよー」




ハルトマンの部屋の掃除は夜中まで続いたのであった…





ハルトマン中尉!ズボンぐらいきちんとしまってくださいな!!!


夜 ミーナ自室

ミーナ「少し散らかっているけれど…ごめんなさいね?」

ペリーヌ「いえ、綺麗にまとまった部屋です、流石ミーナ中佐ですわ」

ミーナ「そういってもらえると嬉しいわ、ペリーヌさんは好きにくつろいでいて?」

ペリーヌ「中佐はまだ書類整理ですの?」

ミーナ「そうなのよ、最近上の連中がうるさくてね…美緒にも少しは手伝って欲しいわ」ハァ

ペリーヌ「わたくしにお手伝いできることがあったら言ってくださいまし?」

ミーナ「ありがとう、その気持ちけで十分だわ」





ミーナ「…」カリカリカリ

ペリーヌ(本でも読みましょうかね)

ペリーヌ「…」ペラッ

ミーナ「…」カリカリカリ

ペリーヌ「…」ペラッ

ペリーヌ「…」チラッ

ミーナ「…」ニコッ

ペリーヌ「!」ペラッ

ペリーヌ(やはり、ミーナ中佐はなんだか苦手ですわ…)

ペリーヌ(あの目で見つめられると落ち着かないというか…ジャンクにされそうというか…)

ミーナ「う~ん!…ペリーヌさん」

ペリーヌ「ふぁっ!はい!?」

ミーナ「…どうかした?」

ペリーヌ「いえ!?なんでもありませんわ!」

ミーナ「そう?」

ペリーヌ「モチロンです」

ミーナ「一段落着いたし、よかったら少しお話をしない?」

ペリーヌ「えぇ、わたくしはかまいませんわ」

ミーナ「こうやって二人きりになるなんて中々無いから…」

ペリーヌ「望んだ状況ではないのですけれどね…」

ミーナ「あら?私と一緒は不満だったかしら?」

ペリーヌ「い、いえ!決してそういう意味で言ったのではないですわ!」

ミーナ「うふふふ、少しからかっただけよ」

ペリーヌ「もう!からかわないでくださいまし!」

ミーナ「ペリーヌさんは、最近どうかしら?」

ペリーヌ「どう…とは?」

ミーナ「体調とか、部隊の皆との事とか…」

ペリーヌ「体調には気をつけていますから問題ありませんわ」

ペリーヌ「部隊の皆はいつも通り万全の状態ですわ、宮藤さんとリーネさんはまだまだ危ういところがありますわね」

ミーナ「あの二人はまだ日が浅いから…」

ペリーヌ「しかし、自分の身は自分で守れるようになれなければ危険ですわ」

ミーナ「そうねぇ…」

ペリーヌ「まぁ、二人ともセンスはあるほうだと思いますわ」

ペリーヌ「あとはしっかり経験を積んで、自分がウイッチである自覚を持てればいいのですけれど」

ミーナ「…」ニコニコ

ペリーヌ「リーネさんはもっと自分に自信を持つこと、宮藤さんは軍人らしさを覚えるのが課題で…」

ミーナ「…」ニコニコ

ペリーヌ「…なぜ笑っているのですか?」

ミーナ「よく見ているなって思ってね」

ペリーヌ「!そ、それは階級も経験も上であるのですから、新人の面倒ぐらいはわたくしだって見ますわ!」

ミーナ「先輩だからって新人に気にかけるのって実は相当大変なことよ」

ミーナ「それをペリーヌさんはしっかりと行えている、それは素晴らしいことよ?」

ペリーヌ「うぅ…」

ミーナ「ペリーヌさんらしさが現れていて、私はすごくいいと思うわ」

ペリーヌ「…わたくしらしさなんて分かりませんわ」

ミーナ「そうかしら?ペリーヌさんは本当は分かっていると思うのだけれど」

ペリーヌ「…」

ミーナ「私には生真面目過ぎて自分から壁を作っているように見えるわ」

ミーナ「もう少し…肩の力を抜いてもいいのよ?」

ペリーヌ「そんなこと…わたくしは」

ギュッ

ペリーヌ「むぎゅっ!中佐!?」

ミーナ「私だけじゃないわ、きっと皆気づいているわ、あなたが無理しているのを」

ミーナ「私たちは家族なんだから、そんなに抱え込まないで?」

ペリーヌ「中佐…」

ミーナ「もう少し…素直になってくれたら助かるわ」

ペリーヌ「…考えておきますわ」

ミーナ「ペリーヌさん…」

ペリーヌ「とりあえず…離してくださいませ」ギュゥゥゥ

ミーナ「あら!ごめんなさい」バッ

ペリーヌ「ぷはぁ…」

ミーナ「大丈夫?」

ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマン、これぐらいの事では音を上げませんわ」

ペリーヌ「もし、もし手を貸して貰いたくなった時は、その時はまた、お尋ねしますわ」

ミーナ「…そう」ニコッ



ミーナ「そろそろ寝ましょうか?」

ペリーヌ「そうですわね…明日も早いのですしね」

ミーナ「ペリーヌさん、もう少しこっちにいらっしゃい?」

ペリーヌ「…こ、今晩だけですからね!」モゾモゾ

ミーナ「うふふふ」

ミーナ「おやすみなさい」

ペリーヌ「おやすみなさいませ」


夜は更けていくのであった






ミーナ「zzzzz」ギュゥゥゥ

ペリーヌ「う~ん…う~ん…」

誰との絡みを書きましょうか?

坂本少佐,バルクホルン,シャーリー,ルッキーニ,リーネ,芳佳


1:00までに反応が無かったら今日は終了です。

夜 シャーリー自室

シャーリー「まぁ楽にしてくれ」

ペリーヌ「お世話になりますわ」

シャーリー「気にするなよ、アタシの部屋は好きに使ってくれてかまわないからさ」

シャーリー「あ、工具には触らないでくれよ?部品が無くなるのは痛いんだ」

ペリーヌ「心得ましたわ」

シャーリー「ふんふん~♪」ヌギヌギ

ペリーヌ「ちょっ!?ちょっとシャーリー大尉!?なぜ服を脱いでいるのですか!!」

シャーリー「あー、なんか窮屈でさぁ、まぁ女同士だし問題ないだろ?」



ペリーヌ「いくら女性同士とはいえ恥じらいを持ってくださいまし!」

シャーリー「堅いなー、バルクホルンみたいになっちゃうぞ?」

ペリーヌ「もう!知りませんわ!」

シャーリー「悪い悪い、怒らないでくれよ。」

ペリーヌ「…まったく」

シャーリー「そうだ、今朝の事はもう大丈夫?」

ペリーヌ「…えぇ、もう平気ですわ」

シャーリー「そりゃよかった」

ペリーヌ「…今朝はありがとうございました」

シャーリー「ん~?気にするなよ、仲間のピンチなんだから当たり前さ」

ペリーヌ「シャーリー大尉は不思議な方ですわ…」

シャーリー「アタシが?そうかなー?不思議な感じならサーニャとかルッキーニ…はちょっと違うかな?」

ペリーヌ「普段はいい加減なところがあってバルクホルン大尉と揉めることも多いのに、やるときはやるといいますか…」

シャーリー「手厳しいね、アタシはいい加減にやってるつもりはないんだけどねー」

シャーリー「アタシは自分の好きな事を好きなようにやるのが大好きなんだ」

シャーリー「バイクいじっているときも、ルッキーニと遊んでいるときも、カタブツ軍人と小競り合っているときもね」

シャーリー「おかげで毎日楽しくてしょうがないぞ!」

ペリーヌ「…リベリアンらしさといったところですわね」

シャーリー「う~ん、どっちかというとリベリアンらしさっていうよりアタシらしさかな?」

シャーリー「みんなアタシみたいにいい加減だったらマズいだろ?」ハハハハ

ペリーヌ「自分でいい加減って言ってしまわれましたね…」

シャーリー「気にしない気にしない!あははははは!」ブルンブルン

ペリーヌ「…ッ~!!」

シャーリー「お?どうした?アタシの胸を見てたな~?」

ペリーヌ「み、見てなんかいませんわ!!」

シャーリー「隠すなよ~、あれなら触ってもいいぞ?グラマラスシャーリーと言われる所以を教えてやるぞ~?」ブルンブルン

ペリーヌ「結構ですわ!!」


シャーリー「…胸、大きくなる方法しってるぞ」ボソ

ペリーヌ「!?」バッ

シャーリー「食いついたな~?」

ペリーヌ「べ、別に!大きいのを羨ましいなんて…羨ましいなんて!!」

シャーリー「無理するなよー、知りたいんだろう?」

ペリーヌ「ぐ…ぬぬぅ!」

シャーリー「ほら~、教えてくれって言えば教えてやるぞー?」ニヤニヤ

ペリーヌ「ぬ、にゅぅぅ!」

シャーリー「ペリーヌ~?」ニヤニヤ

ペリーヌ「…ませ」

シャーリー「う~ん?」



ペリーヌ「教えてくださいませ!!」

シャーリー「よしきた!」

ペリーヌ「ど、どうすれば大きくなるんですの?」

シャーリー「まかせろよ~」ジリジリ

ペリーヌ「シャ、シャーリー大尉?なぜこっちに寄ってくるんですの?」

シャーリー「こうするのさぁ!」フニュン

ペリーヌ「ひゃあぁ!?ちょっ!シャーリー大尉!?」

シャーリー「揉めば大きくなるんだぞー!」フニュンフニュン

ペリーヌ「や、やめてくださいましー!!」ジタバタ

シャーリー「うーん、小ぶりだけど柔らかい、たまには揉むのもいいかもな!」

ペリーヌ「あっ…や、やめてくださ…あっ…まし!」





あわてるな 微乳は急に 育たない






シャーリー「よし!寝るか!」

ペリーヌ「…お嫁に…いけませんわ…」ビクッビクッ



誰との絡みを書きましょうか?

坂本少佐,バルクホルン,ルッキーニ,リーネ,芳佳


2:00までに反応が無かったら今日は終了です。

夜 バルクホルン自室

ペリーヌ「…」ペラッ

バルクホルン「…」ジー

ペリーヌ「…」ペラッ

バルクホルン「…」ジー

ペリーヌ「…」ペラッ

バルクホルン「…」ジー

ペリーヌ「あ、あの大尉?何故こっちを見つめてらっしゃるのですか?

バルクホルン「ん、気に障ったなら謝ろう」

ペリーヌ「いえ…別にそういうわけではないのですが…」

バルクホルン「あまりプラベートで二人きりという状況は無くてな…」

ペリーヌ「はぁ…」

バルクホルン「クリス…妹となら接し方が分かるのだが…」

ペリーヌ「別に、普段どおりで構わないと思うのですけれど…」

バルクホルン「…そうなのか」

ペリーヌ「えぇ」

バルクホルン「フッ…フッ…フッ」グッグッグッ

ペリーヌ「大尉?何故腕立てをしていますの?」

バルクホルン「就寝前の鍛錬だ」

ペリーヌ「寝る前も鍛錬をしていらっしゃるのですか?」

バルクホルン「当然だ、カールスラント軍人たるもの常日頃から鍛えておかねばならん」グッグッグッ

ペリーヌ「…凄まじいですわね」

バルクホルン「味方の為にも自分の為にも、能力は磨いておかねばならんからな」グッグッ

ペリーヌ「あ…」ピクッ

バルクホルン「お前には迷惑を掛けたからな…」

ペリーヌ「そんなッ!あれはわたくしがッ…!」

バルクホルン「言うな、アレは私の未熟さが招いた事故なんだ」

ペリーヌ「しかし…!」

バルクホルン「お前からはもう十分謝罪の言葉を貰ったからな」スッ

ペリーヌ「…」

バルクホルン「自分を責めるな、ペリーヌ・クロステルマン中尉」

バルクホルン「軍人なら過去に囚われるな」

バルクホルン「…私がいってもあまり説得力は無いか」

ペリーヌ「そ、そんなことありませんわ!」

バルクホルン「すまんな、上官に気を使わせてしまったな」

ペリーヌ「大尉は中佐や少佐と同じように素晴らしい上官ですわ!

バルクホルン「フッ…そうか、ありがとう」

ペリーク「お、お気になさらないでくださいまし」

バルクホルン「しかし、ペリーヌが正直に人を褒めるとはな…」

ペリーヌ「なっ!?」

バルクホルン「あの時もそうだったが、おまえがそういう態度を見せるのは坂本少佐だけだと思っていたが…」

ペリーヌ「わ、わたくしを何だと思っていますの!?」

バルクホルン「なんだ、違うのか?お前坂本少佐にぞっこんなんだろう?」

ペリーヌ「なななななな!?」

バルクホルン「私の見当違いなのか?隊の皆もそう思っているはずなんだがな…」

ペリーヌ「」シュー

バルクホルン「まぁ、どういうことにしろ、いも…部下の面倒をみるのは上官の務めだからな」

バルクホルン「おい?どうしたペリーヌ?」

ペリーヌ「」バタッ

バルクホルン「ペリーヌ!?大変だ!衛生兵だ!宮藤!宮藤ィィィ!」ダダダダ




ダダダダダダダダ


宮藤ィィィィィィ





赤いガリアと轟くゲルト

誰との絡みを書きましょうか?

坂本少佐,シャーリー,ルッキーニ,リーネ,芳佳


0:00までに反応が無かったら今日は終了です。

夜 芳佳自室

芳佳「どうぞ!ゆっくりしてくださいね?」

ペリーヌ「えぇ…ではわたくしはもう寝ますので」

芳佳「えぇ!?もう寝ちゃうんですか?」

ペリーヌ「わたくしは疲れてますの」ポスッ

芳佳「そんな~、せっかく色々お話できると思ったのに…」

ペリーヌ「そんなにお話しがしたいのならリーネさんのところにいけばいいでしょう?」

芳佳「私はペリーヌさんとお話しがしたいんですよう!」

ペリーヌ「わたくしはお話ししたくはありませんわ」プイッ

芳佳「ペリーヌさ~ん!寝るにはまだ早いじゃないですか~!」

ペリーヌ「…」

芳佳「ペリーヌさ~ん!」

ペリーヌ「…」

芳佳「ペリーヌさんってば~!」

ペリーヌ「あぁもう!うるさいですわ!」ガバッ

芳佳「あ、起きた」

ペリーヌ「分かりましたわよ!お話しに付き合えばいいんでしょう!?」

芳佳「やった~!」

芳佳「で、リーネちゃんってすごいんですよ!!」

ペリーヌ「はぁ」

芳佳「バルクホルンさんって…」

ペリーヌ「へぇ」

芳佳「それでサーニャちゃんが…」

ペリーヌ「ほぉ」

芳佳「坂本さんが…」

ペリーヌ「そ、それで!?どうなったんですの!?」


芳佳「でもエイラさんは…」

ペリーヌ「…」

芳佳「ペリーヌさん?あ…わたし、一人で喋り続けちゃって…」

ペリーヌ「宮藤さんは人の事をよく話しますのね」

芳佳「へ?そう…なのかなぁ?」

ペリーヌ「誰が凄いとか、やれ何をしたとか…」

芳佳「501の皆ってみんな凄い人ばっかりですから!」

ペリーヌ「そうですわね、特に坂本少佐は本ッ当に素晴らしいウィッチですわ!」

芳佳「坂本さんは凄いですよねぇ」

ペリーヌ「少佐の素晴らしさに気づいていないとはまったく愚かしいですわ!」

芳佳「でも、他の皆さんも凄い人だらけですね」

ペリーヌ「な、坂本少佐が一b」

芳佳「ペリーヌさんもですよ?」

ペリーヌ「へっ?」

ペリーヌ「と、当然ですわ!わたくしが優れているのは必然ですからね!」

芳佳「はい!」

ペリーヌ「…そうやって、素直に肯定されるのもいささか…」

芳佳「なんでですか?ペリーヌさんはすごいじゃないですか!」

ペリーヌ「…そ、そうですか?」

芳佳「はい!空戦技術も凄いし、上品だし、わたしなんかじゃまだまだ追いつけません!」

ペリーヌ「…何故ですの」

芳佳「え?」

ペリーヌ「わたくしは、あなたに対して冷たく当たっているのに…」

芳佳「…そうだったんですか?」

ペリーヌ「…はい?」

芳佳「坂本さんが言ってました、ペリーヌさんが厳しく当たっているのは新人を思っての為だって」

芳佳「それに、ペリーヌさんが冷たく当たっているだけなら、今日みたいに助けてくれるとは思わないです」

ペリーヌ「…芳佳さん」

芳佳「わたし、ペリーヌさんにももっと訓練して欲しいです!」

ペリーヌ「…考えておきますわ」

芳佳「本当ですか!わーい!」

ペリーヌ「ただし!厳しくいきますからね!」

芳佳「はい!よろしくおねがいします!」

ペリーヌ「ではそろそろ寝ましょう?明日も早いのですから」

芳佳「そうですね!」モゾモゾ

ペリーヌ「ちょっ!もう少し離れてくださいまし!」

芳佳「だってベッドはひとつなんですから仕方ないですよー」

ペリーヌ「も、もう!」

芳佳「おやすみなさい、ペリーヌさん」

ペリーヌ「…おやすみなさいませ」


夜中


芳佳「ん~zzz」モミモミ

ペリーヌ「んっ…ちょっと…宮藤さん?」

芳佳「んへへへへ~」モミモミ

ペリーヌ「胸をっ…ん、揉まないでください!」ビクッ

芳佳「リーネちゃ~ん…どうして…まな板みたいになってるの~zzz」モミモミ


ペリーヌ「」




ムッキィイイイイイイ!!!








誰との絡みを書きましょうか?

坂本少佐,ルッキーニ,リーネ,


1:40までに反応が無かったら今日は終了です。

夜 リーネ自室

リーネ「あ、紅茶淹れますね」コポポポ

ペリーヌ「あら、どうも」

ペリーヌ「…」ズズズ

リーネ「…」

ペリーヌ「…」

リーネ「…」

ペリーヌ「…」ズズズ

リーネ「…」

ペリーヌ「…なんですの?」

リーネ「あ、いや…どうですかお味は?」

ペリーヌ「あー、中々ですわよ」

リーネ「そうですか、よかった…」

ペリーヌ「えぇ」

リーネ「…」

ペリーヌ「…」ズズズ

リーネ(どうしよう…会話が続かないよぉ)

ペリーヌ「…」ズズズ

リーネ(あ、窓の外サーニャちゃんとペリーヌさんが飛んでる…)

ペリーヌ「へくちっ!」

リーネ「!?」ビクッ

ペリーヌ「…失礼しましたわ」

リーネ「いえ、大丈夫です」

ペリーヌ「リーネさんは、」

リーネ「は、はい!」

ペリーヌ「最近腕が上がってきましたわね」

リーネ「あ、ありがとうございます…」

ペリーヌ「でも、少しだけですからね、まだまだ坂本少佐の足元にも及ばないことを自覚なさい?」ズズズ

リーネ「…はい」シュン

ペリーヌ「…」ズズズ

ペリーヌ「まぁ…もう少し腕が上がったら、わたくしの背中を預けてもよろしくてよ?」

リーネ「へ?あ、ありがとうございます」

ペリーヌ「…」ズズズズ

リーネ(もしかして…ペリーヌさんって結構やさしいんじゃ?)

ペリーヌ「…紅茶のおかわりいただけます?」

リーネ「あ、はい!」コポポポ

ペリーヌ「ありがとう」ズズズズ

ペリーヌ「あつっ!」

リーネ「すみません!熱すぎましたか?」

ペリーヌ「だいひょうふれすわ」ジワッ

リーネ(ちょっと涙目になってる…)

リーネ(あまり接点がなかったからわからなかったけど…ペリーヌさんっていい人かも…)

ペリーヌ「…」ズズズ

ペリーヌ(正直戦闘以外では影が薄いぐらいしか印象が無かったのですけど…紅茶を淹れるのも上手いし)

ペリーヌ(中々器用なところがあるのね…)

リーネ「どうですか?」

ペリーヌ「えぇ、美味しいですわ」

リーネ「あの、ペリーヌさん」

ペリーヌ「なんですの?」ズズズ

リーネ「今度、わたしの訓練に付き合ってくれませんか?」

ペリーヌ「…」ズズズ

ペリーヌ「…厳しくいきますわよ?」

リーネ「!…はい、がんばります!」

ペリーヌ「下の階級の面倒を見るのも上官の務めですからね、仕方ないですわね」

リーネ(やっぱり、いい人だ!ハルトマンさんにお願いしたらメンドクサイの一言で断られたし…)

ペリーヌ「リーネさんはお飲みにならないんですの?」

リーネ「あ、そうですね、わたしも飲もうかな…」

ペリーヌ「…部屋を借りているお礼も兼ねて、特別にわたくしの紅茶を淹れて差し上げますわ」スッ

リーネ「え!いいんですか?」

ペリーヌ「特別ですわよ?」コポポポポ

リーネ「わぁ、いい香り」

ペリーヌ「ガリア貴族なら紅茶のひとつやふたつ、完璧に淹れられて当然ですわ!」

リーネ「いただきます」ズズズズ

ペリーヌ「…」

リーネ「わぁ!おいしい…」

ペリーヌ「当然ですわ、ガリアの自慢の茶葉ですもの」ホッ

リーネ「ペリーヌさん、ありがとうございます」

ペリ-ヌ「…部屋のお礼にだしただけですわ」プイッ

リーネ「…」ズズズ

ペリーヌ「…」ズズズズ


ズズズズズ





カップの湯気が部屋を揺らめくのであった






宮藤ィィィィィ!! ドドドドド



リーネ「!?」ビクゥ
ペリーヌ「!?」ビクゥ

誰との絡みを書きましょうか?

坂本少佐,ルッキーニ

本日は終了です。 金曜は私が休みなので、明日で完結させます

明日は22:00頃から書き始める予定です、よろしければお付き合いください。

501人ペリーヌとか面白そう

さらに増加、600人

整備士「格納庫がストライカーで埋れて、機能しません……」

ガラガラ………ガシャ…

ミーナ「」

気がつけばヨーロッパ中ペリーヌだらけ…

みたいな

-お名前は?

ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマンですわ」

-所属と、階級をお願いします。

ペリーヌ「原隊は自由ガリア空軍第602飛行隊所属、階級は中尉ですわ」

-青の一番の異名をお持ちとか?

ペリーヌ「あぁ、それはわたくしのことではありませんわ」

-え?

ペリーヌ376「わたくしは青の376番ですわ」

-!?

ペリーヌ「わたくしが青の一番ですわ」

ペリーヌ78「わたくしは青の78番」

ペリーヌ481「481番ですわ」

ペリーヌ18「アタシはインタビューなんて受けないよ、金にならないんだろ?」


デスワ!ワタクシは!ショウサー!ムキィィィィ!



再開します。

夜 美緒自室

ペリーヌ(こここここが、坂本少佐のお部屋ですのね!!)

美緒「どうして扉の前で突っ立っているんだ?」

ペリーヌ「いえ!何でもありませんわ!」

美緒「おかしなやつだな、はっはっはっ」

ペリーヌ「あぁ…少佐ぁ…」

美緒「そんなところに立っていないでそこらにでも座ってくれ」

ペリーヌ「はい!」


美緒「こうやって二人きりになるのも久しいな」

ペリーヌ「わたくし、少佐のおそばにいられるだけで幸せですわ!」

美緒「そうか、それは嬉しいな、はっはっはっ!」

ペリーヌ「勿論ですわ!」

美緒「しかし、ペリーヌもかなり腕が上がったな」

ペリーヌ「坂本少佐からお褒めの言葉頂けるなんて幸せですわ…」

美緒「宮藤達新人の面倒もしっかりと見ているようだし、感心感心」

ペリーヌ「宮藤さんはまだまだひよっ子ですから、わたくしも仕方なく面倒を見ているだけですわ」

美緒「お前なりに新人を想っての行動なのが私には分かるぞ!お前はいいやつだ」

ペリーヌ「少佐ぁ…」

美緒「そろそろ私がいなくても上手くやっていけるだろう」

ペリーヌ「なっっっ!!!??」

美緒「下の面倒を見る管理能力と空戦能力、将来的には士官にもなることは出来るだろう」

美緒「優秀な部下を持って私は幸せだな!はっはっはっ!」

ペリーヌ「…」

美緒「…どうした?」

ペリーヌ「…行かないでくださいませぇ!」ダキッ

美緒「ペ、ペリーヌ!?」

ペリーヌ「わたくし…わたくし、坂本少佐がいなくなってしまったら…どうすればいいんですの!?」

美緒「落ち着けペリーヌ!」

ペリーヌ「じょうざぁ…!」

美緒「ペリーヌ!何も私は辞めるわけではないぞ!?」

ペリーヌ「…グスッ…ほんとうですの?」

美緒「501の任務が終わっていないのにやめるものか!」

美緒「それにまだまだ面倒を見る必要がありそうな者がいるからな」

ペリーヌ「…すみません、取り乱しましたわ」グスッ

美緒「やれやれ…急に泣き出したりおかしなやつだ」

ペリーヌ「も、申し訳ありません」シュン

美緒「まぁ、それだけ必要としてくれる者がいるという事は悪い気はしないがな」

ペリーヌ「…少佐ぁ」パァァ

美緒「ペリーヌ!明日からもしっかり頼むぞ!」

ペリーヌ「了解ですわ!」





美緒「ん~!」ゴキゴキ

ペリーヌ「お疲れのようですね?」

美緒「うむ、今日はミーナに少し書類仕事を手伝わされてな、少々肩が凝ったようだ」

ペリーヌ「でしたらわたくしが、マッサージいたしますわ!」

美緒「ん、そうか?ではお願いするとしよう」

ペリーヌ「はい!お任せくださいまし!」

美緒「では、頼むぞ」ポスッ

ペリーヌ(あぁ!坂本少佐の美しいボディラインが!)ワキワキ

ペリーヌ「ではいきまs」



宮藤ィィィィ!!


美緒「なんだ!?バルクホルンの声だ!」バッ

ペリーヌ「あ、少佐」

美緒「ペリーヌ!そこに居ろ!」ダッ


ドウシタバルクホルン! ショウサ!ペリーヌガホニャホニャシタラタオレタンダ!


ペリーヌ「どうして…」


ペリーヌ「そうしていつもこうなんですのぉぉぉぉ!!!?」






宮藤「へくちっ」

夜 ルッキーニ自室前

ペリーヌ「…ルッキーニさんが居なくても勝手に入っていいものなのですかね?」

ペリーヌ「まぁ、ミーナ中佐も部屋割りを発表してたし、ルッキーにさんも確認していたから平気ですわね」ガチャッ



ルッキーニ「ばぁっ!!!!」

ペリーヌ「ひゅぇっ!?」ビクッ


ルッキーニ「あははははは!ひっかかった~!」


ペリーヌ「ル、ルッキーニさん!!?なんでこんなところにいるのかしら!?」

ルッキーニ「だってここあたしの部屋だし」

ペリーヌ「普段はまったく使っていないじゃないですの!って問題はそこじゃありませんわ!」

ルッキーニ「じゃあ一体何なんですの!?」

ペリーヌ「ムキィィ!真似しないでくださいまし!!」

ルッキーニ「嫌ですわ!」

ペリーヌ「ムッキィィィ!!!」

ルッキーニ「あははははは!やっぱペリーヌはからかうの楽しい!」ケラケラ

ペリーヌ「いい迷惑ですわ!」プイッ

ルッキーニ「ごめんごめ~ん」

ペリーヌ「知りませんわ!」ツーン

ルッキーニ「ごめんってば~」

ペリーヌ「フンッ」ツーン

ルッキーニ「ペリーヌー!」

ペリーヌ「…」ツーン

ルッキーニ「ペリーヌー!」ヒョコッ

ルッキーニ「ペリーヌー!ペリーヌー!」

ルッキーニ「ペリーヌー!」ピョンピョン

ペリーヌ「あぁもう!うろちょろしないでくださいまし!」

ペリーヌ「わかりましたわ!今回は許してあげますわよ!」

ルッキーニ「やったー!」

ペリーヌ「…で?普段は木の上とかで寝ているあなたが、今日は何故部屋に居ますの?」

ルッキーニ「ん~とね、なんか面白そうだったから!」

ペリーヌ「面白そう…?」

ルッキーニ「うん!前はペリーヌペッタンコのくせに突っかかってくるから気に食わなかったけど」

ルッキーニ「芳佳が来てから丸くなったから二人きりでもいいかなって!」

ペリーヌ「…どこからツッこめばいいのかわかりませんわ」

ルッキーニ「だってペリーヌ芳佳が来てから性格変わったじゃん」

ペリーヌ「わたくしはいつでもわたうしのままですわ、宮藤さんは関係ありませんわ」

ルッキーニ「そうかなー?絶対丸くなったよー?」

ペリーヌ「ですから丸くなんて…」

ルッキーニ「でもおっぱいは丸くならないねー」モミモミ

ペリーヌ「ど、どこを触っていますの!?」バッ

ルッキーニ「おっぱい!」

ペリーヌ「堂々と言わないでくださいまし!」

ペリーヌ「だいだい、あなたの方が無いでしょう!?」

ルッキーニ「だってあたしこれから成長するんだも~ん!」

ペリーヌ「ムムムム!」

ルッキーニ「いずれはシャーリーみたいにボインボインになるんだも~ん!」

ペリーヌ「それは…いささか無謀な夢というものですわ」

ルッキーニ「その為にいーっぱい!寝るんだよ?」

ペリーヌ「でもよく寝るハルトマンさんは大きくないですわよ?」

ルッキーニ「!?」

ペリーヌ「…」

ルッキーニ「で、でもいっぱい食べれば!」

ペリーヌ「ハルトマン中尉もよく食べてますわよ?」

ルッキーニ「!!?」

ルッキーニ「と、とにかく大きくなるの!」

ペリーヌ「まぁ、頑張ってくださいまし」

ルッキーニ「じゃあもう寝ようか?」

ペリーヌ「いきなりですわね…」

ルッキーニ「だって眠いんだも~ん…」トローン

ペリーヌ(空ではああでも、やはりまだ子供ですわね…)

ルッキーニ「ペリーヌも寝ようよぉ…」モゾモゾ

ペリーヌ「…そうですわね」

ルッキーニ「…おやすみぃ」

ペリーヌ「おやすみなさいませ」


ルッキーニ「zzzzz」

ペリーヌ「…」

ナデナデ





ペリーヌ「…」カァァ



夜 ペリーヌ自室

ペリーヌ「…」

ペリーヌ2「…」

ペリーヌ「まさか自分自身と同じベットで寝ることになるとは思いもしませんでしたわ…」

ペリーヌ2「わたくしもですわ、といっても当然ですわね、わたくし同士なんですもの」

ペリーヌ「紅茶でも飲みましょうか」

ペリーヌ2「そうしましょう」


ペリーヌ「やはり落ち着きますわね」

ペリーヌ2「淹れかたも一緒…流石はわたくしですわね」

ペリーヌ「…はぁ、しかし何でこんなことになってしまったのかしら…」

ペリーヌ2「昨日寝る前までは異変は無かったはずですわ」

ペリーヌ「すると寝てからなにかされたのかしら?」

ペリー2「何かって…なんですの?」

ペリーヌ「それがわかれば苦労はしませんわ」

ペリーヌ2「まぁ、わたくし達の誰かが気づけばみんな気づいているはずですものね」

ペリーヌ「ネウロイ…の可能性は低いでしょうね」

ペリーヌ2「まずサーニャさんが気づくでしょうしね」

ペリーヌ「もう訳がわからないですわ…」ポスッ

ペリーヌ2「…強いて言うなら」

ペリーヌ「言わなくて結構ですわ」

ペリーヌ2「…ということは気づいているのでしょう?わたくしなんですし」

ペリーヌ「皆の気持ちが知りたいから分かれたなんてそんな非科学的なことがあってたまるものですか」

ペリーヌ2「…でも現実はこうですわ」

ペリーヌ「だから困っているんですの…」

ペリーヌ2「あなたはどう考えていますの?」

ペリーヌ「だからそれが分からないのであって」

ペリーヌ2「そうではありませんわ」

ペリーヌ「どういうことですの?」

ペリーヌ2「わたくしは…あなたは皆の気持ちを知りたい、でもあなたは、わたくし自身はどうですか?」

ペリーヌ「…」

ペリーヌ「皆のことをどう思っているんですの?」

ペリーヌ「そういいたいわけですわね?」

ペリーヌ2「そうですわ」

ペリーヌ「そんなこと…」

ペリーヌ2「宮藤さんが憎いですか?」

ペリーヌ「!」

ペリーヌ2「坂本少佐にまとわりつく豆狸がキライですか?」

ペリーヌ「そんなこと…」

ペリーヌ2「自由な気質なロマーニャ人が疎ましいと思ったことは?」

ペリーヌ「…おやめなさい」

ペリーヌ2「影が薄いブリタニア人が邪魔だと思ったことは!オラーシャの幽霊みたいな子がいらないと思ったことは!?」

ペリーヌ「もうおやめなさい!」ダキッ

ペリーヌ2「…!?」

ペリーヌ「もう…いいのですわ」ギュッ

ペリーヌ2「何を…言って」ツー

ペリーヌ「わたくしはあなたですのよ?」

ペリーヌ「心にもない事を言っているのなんて、簡単に…わかりますわ…」

ペリーヌ2「…」

ペリーヌ「わたくしはガリア貴族の誇りから、隊の皆と心から打ち解けられませんでしたわ…」

ペリーヌ2「…」

ペリーヌ「でも、宮藤さん達が隊の皆と仲良くしているのを見てから段々本心が大きくなっていきましたわ」

ペリーヌ2「ガリア貴族としての誇りと…本当の気持ちが対立して…悩むようになりましたわね」

ペリーヌ「えぇ…」

ペリーヌ2「ようやく…口に出しましたわね」

ペリーヌ「あなたもわたくしでしょう?自分で言えばいいものを」

ペリーヌ2「それではダメなのですわ」

ペリーヌ「どういうことですの?」

ペリーヌ2「わたくし達はみな一緒…でも大本はあなたなのですわ」

ペリーヌ「わたくしが…」

ペリーヌ2「でも、もう大丈夫ですわ」

ペリーヌ「?」

ペリーヌ2「だってわたくしですものね」ニコッ

ペリーヌ「フフッ」ニコッ




ペリーヌ2「さぁ…もう寝ましょう」

ペリーヌ「…えぇ」

ペリーヌ2「明日になったら元に戻っているはずですわ」

ペリーヌ「でもそうしたらあなたは…」

ペリーヌ2「何を言っているんですの?わたくしはあなたなのですわよ?」

ペリーヌ2「何も心配することはありませんわ」

ペリーヌ「…ありがとう」

ペリーヌ2「自分の事ながら、素直なのは違和感を感じますわね」

ペリーヌ「すぅ…」

ペリーヌ2「…」







ペリーヌ2「強く生きるのですわよ?ペリーヌ…」





朝 宿舎廊下

サーニャ「大変です!」トトトト

リーネ「あっ!サーニャちゃん!」

サーニャ「ペリーヌさんが!」
リーネ「ペリーヌさんが!」


サーニャ・リーネ「え?」

サーニャ「夜間飛行から戻る途中にペリーヌさんが消えてしまったんです!」

リーネ「私も朝起きたらペリーヌさんが居なくて!」

シャーリー「おーう、おはよう」

サーニャ「シャーリーさん!」

シャーリー「おう、夜間哨戒おつかれさん!リーネ、ペリーヌみなかったか?」

リーネ「えぇ!?シャーリーさんのところのペリーヌさんも居ないんですか?」


シャーリー「なんだ?そっちのペリーヌもいないのか?」

宮藤「あ!みなさん、ペリーヌさんみませんでしたか?」

リーネ「芳佳ちゃんも?」

サーニャ「実は…」




芳佳「う~んどういうことだろう?」

バルクホルン「元に戻ったのではないか?」ナデナデ

芳佳「わ!バルクホルンさん」

シャーリー「やっぱそう考えるのが自然だよな」

バルクホルン「部屋をのぞいてみよう」ナデナデ

芳佳「わひ~」

リーネ「そうしましょう!」

ミーナ「みんな」

美緒「ペリーヌを見かけなかったか?」


シャーリー「今部屋を見てみようという話になったところです」

朝 ペリーヌ自室前

エイラ「ペリーヌ?入るゾー?」

ルッキーニ「エイラ!早く開けようよ」


サーニャ「あ、エイラ」

ルッキーニ「あ!シャーリー!」

シャーリー「おうおう、お前たちも見にきてたか!」

芳佳「みんな気になっちゃったんですね」

バルクホルン「ハルトマンは寝てるがな」

ミーナ「とにかく、一度中を見てみましょう」

美緒「開けるぞ」



ギィィィ

ペリーヌ「」


芳佳「…寝てますね」

エイラ「オーイ、ツンツン眼鏡~」




ペリーヌ「…」ムクッ


ルッキーニ「起きた!」

美緒「こちらを凝視しているな」

ペリーヌ「…」カァァァ


ミーナ「赤くなったわね」

バルクホルン「昨晩と似た現象だな」

ペリーヌ「」ボンッ

パタッ


シャーリー「ショートしたぞ」

エーリカ「あの様子じゃ昨日のことは覚えてるね」

サーニャ「ハルトマンさん、いつの間に…」

無事にわたくしは一人に戻れましたわ、結局原因は分かりませんでしたけれど。

あの夜の記憶はどういうわけかすべて覚えていて、しばらくは皆さんと顔を合わしづらかったですわ。

でも…その分、本当のわたくしというものを…出せる気がします。





数日後 朝 宿舎廊下


ペリーヌ「…」テクテク


ハルトマン!イイカゲンニオキロ!!


ペリーヌ「またやっていますわ…朝から大変ですわね」



バルクホルン「おはようペリーヌ」

ペリーヌ「…おはようございます大尉」



ペリーヌ「?」



ペリーヌ(ずいぶん早くハルトマンさんとのやり取りを切り上げましたのね)


シャーリー「えぇー?別にいいだろ?」

バルクホルン「よくない!軍人らしくしっかりとだな」


ミーナ「え?あれ!?」

バルクホルン「ミーナ、聞いているのか?」

バルクホルン「おはようミーナ、私」

バルクホルン「おはよう」



芳佳「えぇぇぇぇぇ!?」

バルクホルン「暴れるな宮藤、紙が梳かしにくいだろう?」

バルクホルン「そうだぞ宮藤」

バルクホルン「ほら、肩にごみがついているぞ」




ペリーヌ「」





バルクホルンがいっぱい





おわり

支援アリガトー

ペリーヌをいっぱい増やせたのでもう満足です

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