クールジャパンとかいうのが何かおさまり悪いなって。てめーで言いふらしてたら世話ないよ。みっともない。
「ラーメン、つけ麺、ぼくイケメン」ってギャグを真顔で言って褒めてくれってのと同じだなありゃ。
テレビ番組も「日本は凄い！」って内容のものが増えてきて戦争でも始めるのかと疑う時があるね。
おいらも『ここが変だよ日本人』をやったけど、あれは異文化交流と議論のおもしろさにフォーカスしたわけで。

大衆文化ってのは国が口出したら一気におかしくなっちゃうね。
そういやあ秋元康がさ、「クリエイターは無償で奉仕すべき」って何か大袈裟な会で発言したらしいけどお前が言うなって話だよ。
クリエイターってのは元々、他人に指図されたくないと思うんだよなぁ。
他人からこういうのやれよって言われたら余計ヘソまげてやりたくなくなるもんな。
こういうのは強制や指示もダメだ。逆に支援するのも大きな間違い。
こっそりとやりたくなる環境をつくることが大事。ジブリ見てみなよ。

ガーナの話でさ。
募金で町の施設建てたら、もっといいの建てろ、もっと本気で助けろって言う。
支援者がお前らの事だろって言っても誰一人手伝わない。
自分達のことを他人任せ。
支援するから甘えるんで自分達でやらせないと状況はよくなんねえんだな。
楽して金儲けするヤツらだけがハイエナみたいに集まる。クールジャパンと同じだろ？

ここでイタリア政府の支援の話だよ。
トラクター100台分の援助決まったんだけどさ、それをガーナに送らずに国連に金で送った。
で担当者はトラクター100台分の金で、70台しか購入しなかった。残りの金で、トラクターの修理工場を建造したんだな。
その後がおもしろい。
トラクターをガーナに贈らず、売って代金はローンで毎月必ずという約束にした。 トラクターはガーナにとって「貰いモノ」じゃなくて「自分のモノ」になった。
自分のモノなら大事にする。教えてもらった方法で手入れするし、考えるし、壊れたら修理もする。修理代金は自分らの給料になる。だからせっせと直す。
日本が無条件で贈ったトラクターは、一年もたずに壊れたらしいぜ。
けどイタリアの売りつけたのは8年たってもぴかぴかって話だ。

とりあえずクールジャパンなんてやる位なら映画ロケ協力しろバカヤロウ。