パズー「シータ、また仕事やめてきた…」 (22)
シータ「えっ…」
パズー「ごめん…」
シータ「…。」
パズー「…。」
シータ「…平気だよ」
シータ「パズーにあった仕事いつか絶対みつかるから…」
パズー「…ごめん…」
シータ「家の蓄えまだあるし、おばあさんから貰った宝石売ればまだ大丈夫だから」
パズー「だ、だめだそんな大切なものっ」
シータ「いいの!いいの…」
パズー「ご、ごめ…なさぃ…」
シータ「…。」グスッ
―――なんでこんなことになってしまったのか そう全ては軍のせいだ 5年前ラピュタ探策に行ったゴリアテが行方不明になった事件 あれを軍はドーラ一家に全ての罪を押し付けたんだ 捕まったドーラ一家は公開処刑された… 俺はそれを間近で見て、そして…
俺は全て自分の責任だと考え約一年間家にひきこもった そのときシータが献身的に看病してくれ、 ずっと側にいてくれた
それでも俺はダメだった…
どうやっても立ち直れない言いようのない不安
毎晩うなされる、あの時の光景が浮かぶ
そんな漠然とした不安を感じながら無駄な時間をすごしていたとき、 この本に出会ったのです。
深見東州「強運」
この本の出会いはラピュタ発見よりはるかに凄まじい衝撃がありました。
宮崎先生もこれを読んで新作映画を作ったそうです。 みなさん是非読んでみてください。
完
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