まどか「ほむらちゃん、鼻うがいしようよ、ね?」 (149)

ほむら「嫌」

まどか「風邪のときにはこれが一番いいんだよ? パパの受け売りだけど……」

ほむら「絶対に嫌よ」

まどか「鼻も通るし、喉も良くなるんだよ? ね? 風邪こじらせちゃったら大変だよ」

ほむら「まどか、いくらあなたの頼みでも……それだけは……」

まどか「えぇー……お塩入れたお湯を鼻から入れるだけだよ? 全然怖くないのに」

ほむら「それよ! 何!? 鼻から入れて口から出すって! しかも塩水!?」

まどか「大丈夫だよ。私、風邪ひいちゃったときはいっつもやってるし、すっごく簡単だから」

ほむら「無理……私には無理よ……怖すぎる……」

まどか「んもう……」

まどか「じゃあコーラ入れようね」

ほむら「1.5㍑!!」

まどか「……じゃあね、ほむらちゃん。ちょっと聞いていい?」

ほむら「…………」

まどか「鼻うがいの、どのへんがそんなに怖いの?」

ほむら「……全部よ。話を聞く限り全部」

まどか「えぇー……いや、うーん……もっと具体的な方が……」

ほむら「……じゃあ、1つずつね」

まどか「え? そんなにたくさん?」

まどか「んもう…」

まどか「ほむらちゃん…」ガッ

ほむら「え?」

まどか「オラァ!!!!」バッシャアアア

ほむら「ガバボベボベ%&$#」

まどか「ヒャッハー!!!血祭りだぁ!!!」

ほむら「まず……何? 鼻から入れるって。この時点で既に恐怖感MAXなのだけど」

まどか「あー……やっぱりまずはそこかぁ」

ほむら「鼻に水って……プールで溺れた時のあの状態でしょう? 冷たいのが鼻の奥にツーンと……
     駄目だわ、考えただけでもう……」

まどか「いやその、えっとね? それはたぶん、冷たい真水だからだよ」

ほむら「水だろうとお湯だろうと似たようなものじゃない!」

まどか「あのね? 私もいまいちよく分かんないんだけど……
     水をお湯にして、そこにさらにお塩を入れるとね、人間の体液? とおんなじような状態になるんだって」

ほむら「……? た……体液? 下の?」

まどか「下も上もだよ……多分。……で、それでね。そういう状態のお湯だったら、
     鼻に入れても粘膜? がびっくりしないんだって。だから苦しくない……らしいよ?」

ほむら「え……何で?」

まどか「……体液と勘違いしちゃう、とか?」

ほむら「……意外と間抜けね、鼻」

まどか「え? あ、うん。そだね」

ほむら「……まあ、確かに……筋は通ってるように思えるわ」

まどか「ね?」

ほむら「……でもね、まどか。百歩譲って、鼻に入れても痛くないのだとしましょう」

まどか「うん?」

ほむら「……何? 鼻から入れて口から出すって。え? というか繋がってたの?
     そういう感じでもう通じ合っていたの? あのふたつ」

まどか「もう、っていうか、たぶん石器時代からそういう構造だったと思うよ」

ほむら「でも……」モゴモゴ

まどか「……?」

ほむら「……いや……本当に? 本当に繋がってるのかしら? 
     もしそうなら、口の中にそれっぽい穴の一つや二つ……でも全然……」モゴモゴ

まどか「……喉の奥とかじゃないかな、たぶん。その辺から出てくるし」

ほむら「え? 何が?」

まどか「何って……お湯と鼻水が」

ほむら「……え?」

ほむら「いやあの……ちょっと、ちょっと待って。整理させて」

まどか「え、あ、うん」

ほむら「……まず、あっためた塩水を鼻から吸い込む」

まどか「そうだよ?」

ほむら「で、なんやかんやで喉のあたりから出てくる」

まどか「うんうん」

ほむら「……ねえ、まどか。そもそも……なんでこれが風邪に効くというの?」

まどか「え? それは、その……ほら、鼻と喉の消毒になる、のかな。塩水で……
     それに、詰まった鼻水も洗い流せるし……」

ほむら「……鼻水が?」

まどか「鼻水が」

ほむら「……どこから流れ出ると言うの」

まどか「鼻から喉を通って……口から?」

ほむら「ごめんなさい。やっぱり無理だわ」

まどか「ええぇぇ……?」

ほむら「無理! 無理よ! 私には絶対に無理!」

まどか「いやいや、大丈夫! 絶対大丈夫だよ」

ほむら「だって鼻水よ!? 小学生男子の放出する汚物ランキング堂々の3位よ!?
     それが何? 口から垂れ流し!? 口の中バイキンだらけになっちゃうじゃない!」

まどか「だ、だから……そのバイキンをやっつけるための塩水で……」

ほむら「いやでも……そんな……そんなヌルっとしたものが私の口から……」

まどか「お、お湯と一緒に出てくるから! ね、大丈夫だよ、サラッサラ!
     ほむらちゃんの髪とおんなじくらいサラッサラだから!」

ほむら「嫌……怖い……やだぁ……」

まどか(……さらっと酷い例え言っちゃった)

ほむら「……うぅ……無理……無理なのよ……私なんか……」

まどか「……ええと……」

まどか(どうしよう……ほむらちゃん、すっかり弱気になっちゃった)

まどか「……でも、ほむらちゃん。風邪ひいたままなのは……絶対によくないよ」

ほむら「…………」

まどか「風邪って、放っておくとどんな風にこじれるか分かんないんだよ?
     この前だって、キュゥべえが風邪引いたあとに未知のウィルスにかかって、グジャグジャになっちゃったじゃない」

ほむら「……でも……」

まどか「すぐにガスバーナーで殺菌したからよかったけど……やっぱり、風邪は怖いんだよ?
     私、ほむらちゃんにグジャグジャになってほしくないもん」

ほむら「……え、何? 鼻うがいしないと死んじゃうの……?」

まどか(……ほむらちゃん、鼻が詰まってて酸素が足りてないのかな。
     ……あ、でも……これは逆に……)

まどか「……そうだよ。風邪は万病の元なんだから。
     風邪にかかったら、すぐに鼻うがいをしないと……」

ほむら「……し、しないと……」

まどか「……大変なことになりますよ」(CV:来宮良子)

ほむら「……!!?」

まどか(来た……ここで一気に!)

まどか「……ねえ、ほむらちゃん。私は知ってるよ? ほむらちゃんが、私の為にどれだけがんばってくれてたか。
     クールキャラを辞めて、土下座してまでマミさんと杏子ちゃんを仲間にしたり、さやかちゃんを病院送りにして上条君に近づかせたり……」

ほむら「…………」


まどか「『願いは私が何でも叶えるから』とか言って私の家に居候したり……
     あ、あとワルなんちゃらってのも倒してたね。マミさんたちといっしょに」

ほむら(……そう。本当に……私、約束を果たせたのよね……)

まどか「……だから、ほむらちゃんがやっと掴んだ未来が、風邪なんかで邪魔されていいはずないよ。
     ほむらちゃんの幸せを邪魔するバイキンなんて、滅してみせなきゃ……! ね!」

ほむら「……ま、まどか……!」

まどか「……だから、ほむらちゃん。……ね?」

ほむら「え……ええと……」

まどか「大丈夫。私が……ずっと見ててあげるから」

ほむら「え――」

まどか「怖がらなくてもいいんだよ。ほむらちゃんは強い子だもん。
     自分の弱さを知って、それでもまだ強くあろうとしてる……私、ほむらちゃんのこと、すっごくカッコいいなって思うんだ」

ほむら「! あ、え? いや、そのえっと……」

まどか「……どんな辛い事があっても、ほむらちゃんは乗り越えてきた。
     だからね、ほむらちゃんは絶対に大丈夫。鼻うがいなんかには負けないよ」

ほむら「あ、う……」

まどか「……ね、ほむらちゃん。…………鼻うがい、しよ?」

ほむら「…………う、ん……」


まどか(――勝った)

ほむら(負けた……)

―しばらくして―


まどか「はい、じゃあまずは用意する物だね」

ほむら(……熱と鼻詰まりで……つい……ああぁ……)

まどか「まずはお湯! 電気ポットでもヤカンでも、好きなので沸かそうね。
     ……あ、ほむらちゃん象印の持ってるんだ。じゃ、これ使おっか」

ほむら「……お湯はどのくらい用意すればいいの?」

まどか「コップ一杯分だから、そんなにたくさんはいらないよ」

ほむら「そうなの? ……まあ、このポットなら0,5リットルでも2分無いから……」ポチッ

まどか「じゃあ次はコップの準備をしようね」

ほむら「コップも、基本的に何でもいいのかしら」

まどか「うーん……ウチはね、鼻うがい専用のマグカップを用意してるけど」

ほむら「……確かに……普段の飲み物用とか、うがい用のとかじゃ出来ないわよね……」

まどか「うん。……まあでも、気にならないなら何でもいいんじゃないかな?
     あ、あと熱いお湯を入れるから、マグカップみたいに持ち手が付いてた方がやりやすいかも」

ほむら「ガラス製とか絶対熱いわね」

まどか「熱いよ」

ほむら「……じゃあ、普段使ってないマグカップは……」ゴソゴソ

まどか「……ほむらちゃんって1人暮らしなのに、けっこう食器持ってるんだね」

ほむら「……そうね。みんなとも随分、仲良くなったから……たまに一緒に食事もするし」

まどか「てぃひひ。……よかったね、ほむらちゃん」

ほむら「ええ。……それに、いつまでもまどかの家に置いてもらうわけにもいかないし。
     こっちの家での生活にも、だんだん戻って行かないと」

まどか「まあほむらちゃんの方から押しかけて来たんだけどね」

ほむら「……あ、これでいいかしら」

まどか「わ、結構かわいいね。いいの?」

ほむら「前に巴マミから貰った奴よ。全然使って無かったけど、ようやく日の目を見るわけね」

まどか「…………」

 ピーッ

ほむら「……さて、コップもお湯も、これでいいのかしら」

まどか「うんうん。じゃあ次はまず、お湯をコップの半分ぐらいまで入れてみて」

ほむら「え? 半分?」コポコポ

まどか「水を入れて冷まして、だいたい40度ぐらいにするんだよ。さすがに熱湯じゃできないもん」

ほむら「ああ、なるほど……」コポコポ

まどか「冷まった?」

ほむら「そうね……」チャポ

ほむら「――ひぁっ!?」

まどか「あ、ちょっと熱かった?」

ほむら「ふー、ふー!」

まどか「……お湯にフーフーするより、もう少しお水入れたら?」

ほむら「…………」

ほむら「…………」ジャー コポコポ

まどか(……真っ赤になってるのは、熱のせいってことにしてあげよう)

ほむら「……40度……このぐらいかしら」

まどか「いっつも入ってるお風呂の温度ぐらいになったら、そのあたりがちょうどいいかな」

ほむら「……そうね、この温度だわ」

まどか「じゃあ、最後に塩を入れようね。……塩分が足りないと、鼻に入れた時にすごく痛いから、
     『これぐらいなら溶けきるかなー』ってぐらいに、気持ち多めに入れるといいかも」

ほむら「ええと……じゃあ、このくらい」サッ

まどか「……うーん、もう少し多くてもいいんじゃないかな」

ほむら「そう、ね……」

まどか「塩分が高くても、悪い事は無いから。
     むしろ、コップの底にちょっと塩が残るぐらいの方が痛くないと思うよ」

ほむら「じゃあ、もうちょっと」ササッ

まどか「入れたら、適当にかき混ぜてね。割り箸でもマドラーでも、何でもいいよ」

ほむら「……『マドラー』って、なんかまどかについてのプロフェッショナルみたいな響きよね」

まどか「へ? あ、うん」

ほむら「……出来た……のかしら」

まどか「うんうん、お塩も少しだけ溶け残ってるし、ばっちりだよ」

ほむら「…………」グッ

まどか「じゃ、洗面所に行こっか」

ほむら「そうね。……流石に、キッチンの流しでするのには抵抗あるし」


まどか「ちなみに、『アパートだから流し台がキッチンにしか無い』っていう人は……」

まどか「ちょっとやりにくいけどお風呂場でやるか、もう開き直ってキッチンの流し台でやるといいかも」

まどか「キッチンの流しでやるなら、終わった後にお湯をばーってかけて消毒しようね」

まどか「沸かしたけど使わなかったお湯も有効活用できて、一石二鳥だよ!」

―洗面所―

ほむら「…………」

まどか「大丈夫、大丈夫だからね、ほむらちゃん」

ほむら「ええ……分かってる……分かってるわ……」

まどか「あ、上着とか眼鏡は外しておこうね。汚れちゃうかもしれないから」

ほむら「あ、そ、そうね。じゃあセーターを……」ゴソゴソ

まどか「…………」

ほむら「…………」ゴクッ

まどか「大丈夫。ゆっくり、ゆっくりでいいんだよ。……まずは、コップを持って」

ほむら「…………」カタカタ

まどか「そう……そのまま、コップのフチを鼻の下に……」

ほむら「……! ……!!」

まどか「そう、そう……! その調子……!」

ほむら(私は出来る、私は出来る、私は出来る、私は――)

ほむら「う……」ピタッ

まどか「やった! ぴったりセットできてるよ、ほむらちゃん!」

ほむら「そ、そう……?」ピチャッピチャッ

ほむら「――!?」
     (く……口の動きで……お湯が!)

まどか「あ、喋らないで! 大丈夫だよ、大丈夫だから。そのままゆっくり、鼻をお湯に……」

ほむら「う……うぅ……」ポチャン

まどか「凄い凄い! ここまで来たら、もう楽勝だよ! ゆっくり、ゆっくりでいいからね。
     少しずつ、そのまま吸い込んで……」

ほむら「……う……うぁあぁ……」

ほむら(怖い……怖いよ……私、これからどうなって……ああぁぁ……っ)

まどか「……ほむらちゃん……ほむらちゃん……!」

ほむら(……ま……どか……まどか…………まどかぁぁぁぁっ……!!)

 ズズズゥ―――ッ

まどか「や……やったッ!!」

ほむら(……あ……ああ……)

ほむら(……暖かい……すごく暖かいものが……私の……鼻を……)

ほむら(……本当ね……少しも痛くない…………それどころか……あぁ……)

まどか「やった! やったねほむらちゃん! そのままゆっくり、ずーっと吸い込んで!」

ほむら(まどか……私……やった……よね……)ズズーッ

 ズッ…ピタッ

ほむら(……あら?)

ほむら(……変ね……まどかの話じゃ、ここから喉に……)ズッ ズッ

ほむら(!? ちょ、ちょっと……何で動かないの? 何でこれ以上……)

ほむら(いや、それに……何? 何か……くる……し……)

ほむら「ぅぼらァっ!」ブバッ

まどか「ほ、ほむらちゃん!?」

ほむら「えほっ! げほっ! ……うぇっ……」

まどか「ほ、ほむらちゃん!」

ほむら「ひぇひぃー、ひぇひぃー……」

まどか「……! も、もしかして……鼻の奥で止まっちゃった?」

ほむら「……」コクコクコク

まどか「あぁー……そっか……ゴメンね、言っておけばよかったね……。
     そういう時はね、息が苦しくなる前にいったん出して、通るまで地道に繰り返すんだよ……ごめんね……」

ほむら「だ……大丈夫……大丈夫だから……
     そ、それより……鼻に、鼻にまだお湯が……!」

まどか「い、一回鼻をチーンして! 中身出して!」

ほむら「んん……」チーン ペショッペショッ

まどか「……でも、すごいよ。ほむらちゃん、初めてなのにすっごく上手だもん」

ほむら「え……」

まどか「……私なんか、最初は鼻にちょっと入っただけで出しちゃってたし。
     やっぱりほむらちゃんは、すっごく強い子だったんだね」

ほむら「! ……ま……まど……」

まどか「……じゃ、続き、いってみよっか」

ほむら「……えっ」

まどか「やり方は、さっきと同じだよ。……あとは、コップのお湯が無くなるまで、何度でも繰り返すだけ。
     ね、簡単でしょ? 鼻うがい」

ほむら「ううぅ……あぁ……」

まどか「……風邪、治さなきゃ。……みんなと、わたしと……ほむらちゃんのために。……ね?」

ほむら「……ぬ゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!」

 ズズズーッ ベッ チーン
 ズズズーッ ベッ チーン
 ズズズーッ ベッ チーン
 ズズズーッ ベッ チーン……

―数分後―

ほむら「……お……終わっ……た……」

まどか「やった……やったね、ほむらちゃん! 鼻詰まりの魔女を倒したんだよ、凄いよほむらちゃん!」

ほむら「ふ……ふふ……」

まどか「じゃあ、最後に鼻周りを水で洗って……」

ほむら「ん……」ジャバジャバ

まどか「ティッシュで拭いて、最後に念入りに鼻をかんで……はい、終わりっ!」

ほむら「! ……ああ……鼻が……3日前から詰まりに詰まっていた鼻が……!」スーハースーハー

まどか「……あ、そうだ。最後に鼻かむときはね、しっかりやっておかないと……」

ほむら「これでもう風邪も怖く――」

 タラーッ ポタッ

まどか「…………残ってたお湯が垂れてきちゃう……から……」

ほむら「…………」

―そして数日後―

さやか「いやぁー、よかったねぇほむら! ちゃーんと風邪が治ってさ」

マミ「本当……こうやって、またみんなで遊びに行けるんだもの。
   これからはバランス良く食べなきゃダメよ?」

杏子「身体もあんまし丈夫そうじゃねーもんな。ま、あたしぐらいタフになれば風邪なんてヘッチャラさ」

さやか「あんたは単にバの字なだけでしょーが」

杏子「お? 何だ、ここでおっぱじめるかい?」

まどか「もう、2人ともー」

ほむら「……そうね。健康って大事だわ……本当に」

さやか「でも、風邪って流行ってるよねー。恭介も最近、調子悪いらしくてさ」

杏子「ふーん……」

さやか「何か、鼻詰まりが特に酷いらしくて。
     鼻うがいとか薦めてるんだけど、怖がってやってくれないんだー」

まどか「――!」

ほむら「――!」

マミ「そうなの…… あら? どうしたの、2人とも」

まどか「……いえいえ、何でも……ねぇ?」ニヤッ

ほむら「ええ、別に……ね?」ニヤッ

マミ「……?」

―上条家―

恭介「……あ゛ー……駄目だ、頭がボーッと……」

恭介「もうすぐコンクールなのに……不味いなぁ、せめて鼻だけでも……」

恭介「そうだ、薬……あんまり効いてる気がしないけど……でも……」

  「……そんなものより、もっと手っ取り早い方法があるわよ」

恭介「……!? え……!?」

  「大丈夫大丈夫。上条君みたいに真面目な人なら、きっとすぐに虜になっちゃうよ」

恭介「だ、誰……い、いやでも、この声……!」


ほむら「怖がらないで……さぁ、上条恭介!」ガラッ

まどか「鼻うがい……しようよぉぉ……!!」ガチャッ

恭介「うわあああああああああっ!!」

   Don't forget.
   
   Always,somewhere,
   
   someone is blowning her nose.
   
   As long as you remember her,
   
   you're not be sick.


   ―FIN―   

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月12日 (木) 18:59:43   ID: zJevAdCI

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