小椋「榊原くんってカワイイよね…」(365)

小椋「思わずほっぺにスリスリしたくなっちゃう…//」

杉浦「そうかな?何か頼りなさそう」

小椋「あ゛?今なんつったオイこら眼鏡」

杉浦「ご、ごめんなさい」

小椋「はぁ…榊原くん……」

渡辺「おはよう。何の話してるの?」

小椋「榊原くんについて」

渡辺「ふーん。私、榊原くんとあんまり話したことないから分からないや」

杉浦「由美はさ…榊原くんのどんなところが好きなの?」

小椋「あっ、それ聞いちゃう?聞いちゃうんだ?」

杉浦(うざ…)

小椋「ぜ・ん・ぶ♪きゃはっ」

渡辺(うざ…)

杉浦(この調子だとこの前皆と海行ったことは伏せておくべきね…)


ガラッ

恒一「おはよう諸君」

小椋「やっ!榊原くんだ!」キラキラ

勅使河原「おーサカキー!この前は楽しかったなぁ」

赤沢「皆で撮った写真、出来てるわよ」


小椋「…は?」

杉浦(ま、マズイ…)

中尾「よぉー!おはようさん」

勅使河原「おう中尾。もう退院したのか?」

中尾「あの時は死ぬかと思ったぜ」

小椋「ちょっと、何かあったの?」

中尾「おう。この前皆で海行った時に、俺大怪我しちまってな」

小椋「そのまま死ねば良かったのに」

中尾「ひどっ!」

小椋「で、皆って誰?」

勅使河原「俺と赤沢、杉浦、サカキ、見崎、望月たちだけど?」

小椋「…」

勅使河原「それがどうかしたのか?」

小椋「…すーぎうーらさんっ♪ちょっと話があるから廊下まで来てくれるかなぁ?」

杉浦(ひぃぃ)

廊下

小椋「テメェどういうつもりだオイ」

杉浦「ご、誤解よ…私は別に…」

小椋「テメェ私が榊原くんのこと好きだって知ってたよな?あ?」

杉浦「は、はい」

小椋「じゃあ何で私も誘わないのよ!!」

杉浦「あ、赤沢さんがメンバーを決めたから私に言われても…」

小椋「あぁぁぁかぁぁぁざぁぁぁぁぁわぁぁぁぁぁぁぁ!!」ガンガンッ

杉浦「お、落ち着いて由美。一旦教室に戻りましょう。ね?」

小椋「チッ」

ガラッ

小椋「あ…」

杉浦「ん?」


綾野「こういっちゃん、宿題写させてよ!」

恒一「また?ったく…はい」

綾野「ありがと~♪」

恒一「えっ僕の机の上で書き写すの?」

綾野「えっだめ?」

恒一「駄目じゃないけどさぁ…」



小椋「…あいつムカツク」

杉浦「由美落ち着いてっ」

小椋「…」ツカツカ

恒一「?」

小椋「綾野さんちょっといいかな」


小椋「綾野さん、宿題忘れたの?」

綾野「へ?う、うん」

小椋「それで榊原くんに見せてもらってるんだ?」

綾野「いやぁ…面目ない」

小椋「テメェふざけんのもいい加減にしろよ」

綾野「ひっ…!?」

小椋「宿題ぐらい自分でちゃんとやって来いカス。見せてもらうにしても隣の席の奴に見せてもらえや」

綾野「は、はひ…」

昼休み

勅使河原「じゃあサカキ、先にグラウンド行ってるぜー」

榊原「うん」


榊原「さて、僕も急いで行くか」



有田(おや…いつの間にか教室には私一人だけ…)

有田(…)ゴクリ

階段

小椋「おっと…教室に忘れ物しちゃった」

ドンッ

小椋「きゃっ!」

小椋「…ってーなぁ!ちゃんと前見て歩けカス!!」

榊原「ご、ごめん」ビクビク



小椋「」

小椋「ち…違う…違うの、違うの榊原くん!」

榊原「本当にごめんなさいっ」タタタッ

小椋「…」シュン

小椋「……」

小椋「ふぇぇ…榊原くんに嫌われちゃった……」

小椋「やだよぉ、そんなのやだよぉ!」グスグス ヒッグ

小椋「はぁ…もう生きていけない…」トボトボ

ガラッ


有田「あぁぁぁ…榊原くんの使用済み体操着…ぁぁ」

小椋「」

有田「いい匂い…榊原くん榊原くん…ああっ、ん!はぁはぁ」

小椋「オイ」

有田「!?」

小椋「何してんだよオメェ」

有田「何って榊原くんの体操着の匂い嗅ぎながらハァハァしてるんですけど。見れば分かるでしょ?バカなの?」

小椋「てめぇ…」

小椋「いいから早く体操着から手を放しなさいよ!」

有田「嫌よ。だってこんなに良い匂いなんだもん♪」スーハースーハー

小椋「ちょっとやめなさいよ!」

有田「別に良いじゃん。小椋さんに迷惑かけてないんだし」

小椋「かけてるわよ!」

有田「ああ…なるほどねぇ…」

小椋「?」

有田「小椋さんも匂い嗅ぎたいんだ?」

小椋「そ、そんな訳ねーだろ!」

有田「嗅いでみれば?ほら」

小椋「ふざけないで!」

有田「嗅ぎたいんでしょ?ほら」

小椋「じゃあ…ちょっとだけ…」


小椋「…」クンクン

小椋「ふぁ~//」

有田「やっぱ嗅ぎたかったんじゃない」

小椋「幸せの匂いがする…//」

小椋「はぁ…」

有田「どうしたの?そんな顔して」

小椋「実はさっきさ…榊原くんと階段でぶつかっちゃって…」

有田「何それ羨ましい」

小椋「それで私、相手が榊原くんと知らずに怒鳴っちゃったのよ…」

有田「プッ」

小椋「あ?」

有田「いえ何でも」

小椋「私、どうすれば良いんだろう…?」

有田「…」

小椋「榊原くんとの初めての会話だったのに…」

有田「…」

小椋「それがあんな会話だなんて…私、死にたいよ…」グスッ

有田「良いんじゃない?別に」

小椋「あ?」

有田「始まりが最悪なら、もうそれ以上下はない」

小椋「…」

有田「そこから上っていきなよ。…ゆっくりだっていいから」

小椋「……うん」

小椋「…あ、ぁりがと…」

有田「んー?聞こえないなぁ?」

小椋「あ、ありがとっつってんだろカス!」

有田「ふふっ。聞こえてたって、ちゃーんと、ね」

小椋「…ふんっ。トイレ行ってくる」




有田「ライバルに何言ってんだろ、私…」

有田「これは貸しにしておくよ。小椋さん…」

放課後

恒一「さてと、帰るかな」

小椋「榊原くん」

恒一「(うげっ) は、はい!」

小椋「…一緒に、帰らない?」

恒一「…え?」

有田「…」

小椋「お、お願い…」

恒一「うん…いいよ」

恒一(な、何だろう突然。もしかしてボコボコにされるんじゃ…)ゾゾーッ

小椋「こうやってお話するの…初めてだね?」

恒一「そ、そうだね」

小椋「…さっきは何かごめんね。私どうかしての」

恒一「うん…」

小椋「榊原くん…私のこと怖がってる?」

恒一「そんなこと…ないよ?」

小椋「引きつってるよ?顔…。怒らないから正直に答えて」

恒一「…ちょっと怖いかな。あはは」

小椋「やっぱそうだよね…」

小椋「…私の家、こっちだから」

恒一「あ、うん…それじゃ」

小椋「…また明日」タタタッ



恒一「小椋さん…?」



有田「ったく…何やってんのよ小椋さん…そんなんじゃ駄目じゃない」

有田「…」

有田「私も何やってんだろ…。何を気にしてるのかな…?」


有田「それにしても榊原くんのリコーダー美味しいなぁ」ペロペロ ハムハム チュパチュパ

翌日

小椋(よ、よし!頑張れ、由美っ!)

小椋「さ、榊原くん」

榊原「あ、小椋さん…」

小椋「……」モジモジ

榊原「な、何?」

小椋「榊原くん…いつもお弁当だよね?」

榊原「うん」

小椋「榊原くんが作ってるの…?」

榊原「たまにだけどね」

小椋「そっか。…じゃあ、明日私も作ってくるから、その…」モジモジ

榊原「?」

小椋「わ、私のお弁当と食べ合いっこしようよ!」

榊原「え…」

小椋(い、言っちゃった…//)

榊原「うん、いいよ」

小椋「ほ、本当!?」パァーッ

榊原「楽しみにしてるよ」ニコッ

小椋「榊原くん//」



小椋(明日はいい日になりそう!)

~小椋の家~

小椋「ママ。明日、私が弁当作るから」

ママ「あら、どういう風の吹き回し?」

小椋「うるせぇ!作るったら作るんだよ!」

ママ「好きな男の子でも出来たの?」

小椋「な…っ!?ふ、ふざけんなママ!」

ママ「あらあら」



小椋「さてと。今日は何観ようかなぁ…」

小椋「こう言う気分の時はセント・オブ・ウーマンに限るわね!」

次の日

小椋「~♪」

小椋(榊原くん、美味しいって言ってくれるかな?)

小椋「美味しいよ、小椋さん」

小椋「えっ?本当!?」

小椋「とっても美味しいよ」

小椋「あ、ありがとう…//」

小椋「君も食べてしまいたいよ…由美」

小椋「そ、そんな…駄目よ榊原くん、みんな見てるよぉ//」



ママ「」

小椋「……//」

小椋「よ、よし!完成!」

小椋「ふふっ♪」


小椋「今日は雨か…屋上で二人きりで食べようと思ってたのに…」

ママ「遅刻するわよー」

小椋「いけないっ、もうこんな時間か」


小椋「いってきまーす」

小椋「♪」

プップーッ!

小椋「トラック!?」

小椋「よ、避けなきゃ…!」

小椋「きゃあっ!」ズサッ

小椋「いてて…勢い余って転んじゃった…」

小椋「あ…」

小椋「お弁当…グシャグシャになってる……」

小椋「…せっかく、せっかく作ったのに。榊原くんのために、せっかく…」

小椋「ううっ…足痛いよぉ……」ポロポロ

小椋「何で…何でいっつもこうなんだろ…私…」

小椋「制服もびしょびしょ…うう…グスッ」


小椋(あれ…雨が…?)

恒一「大丈夫?小椋さん」

小椋「さ…かきばら……くん?」

恒一「そう…トラックに…」

小椋「…ごめんね。お弁当の約束、守れなかったよ」

恒一「…」

小椋「ごめんね…」

恒一「小椋さん、乗って」

小椋「…ふぇ?」

恒一「その足じゃ歩けないでしょ?僕がおんぶしてあげるから」

小椋「榊原くん…?」

小椋さんはぺったんこだからスポブラ

恒一「よいしょ。じゃあ行こう」

小椋「う、うん//」

恒一「小椋さん、軽いね」

小椋「そうかな//」

恒一「学校行ったら、すぐ体操着に着替えた方がいいよ。風邪引いちゃうし」

小椋「そうだね//」

恒一「うん」

小椋「…」

恒一「…」

小椋「榊原くん…」

恒一「何?」

小椋「……………好き」

恒一「え…?」

小椋「榊原くんが、好き//」

恒一「小椋さん…?」

小椋「ごめんなさい、急に変なこと言い出しちゃって…」

恒一「そんなこと…むしろ、嬉しいと言うか…」

小椋「…」

恒一「…僕も、小椋さんのこと好きだよ?」

小椋「恒一くん…//」

恒一「僕でよければ…その…恋人になってほしいなぁ…なんて」

小椋「……うんっ!//」

有田「ずるいよ小椋さん…」

有田「でも、これで良かったのかも…」


有田「さよなら、私の初恋」





結論:やっぱ俺には純愛は書けない

注:俺はエロも書けない

いや純愛書こうとして、見事に失敗した

赤沢「え?恒一くんと小椋さんが交際を始めた!?」


鳴「…」ガタッ

多々良「…」ピクッ

望月「…」ガシャーン


杉浦「うん。今から登校してくるみたい」

赤沢「…どういう経緯でそうなったの?」

杉浦「さあ?」

ガラッ

小椋「榊原くん♪」ベッタリ

恒一「小椋さん、くっつきすぎだよ…」

小椋「だって片時も離れたくないから//」

恒一「小椋さん…」


赤沢「…」イラッ

勅使河原「なんだなんだー?」

杉浦「ったく朝からお熱いわね…」

小椋「クシュンッ」

恒一「大丈夫?風邪引いたんじゃない?」

小椋「平気だよっ。んもぉ、榊原くん優しいんだから//」


赤沢「…」イライラ

多々良(これはちょっと許せないかなぁ…)

鳴(何が…起きているの…?)

赤沢「…なるほど。そういう事があって二人は…その、付き合うことになったのね…」

小椋「うんっ!」ダキッ

恒一「小椋さん//」

赤沢「…」イラッ


久保寺「ガラガラーっと。よーし授業始めまする」

小椋「榊原くん…//」

恒一「小椋さん…」

久保寺「ほらほらそこの二人、見つめあってないで着席しなさい」

小椋「離れたくないよぉ」

恒一「わがまま言っちゃ駄目だよ小椋さん」

小椋「でも…でもでもっ!」

久保寺「ほら早くしなさい」

小椋「あ?」ギロッ

久保田「」

小椋「オイ、米村」

米村「は、はい!」

小椋「てめぇ今日から望月の横に座れ」

米村「えぇー」

小椋「いいからさっさと行けやコラ」

米村「は、はい…」


小椋「あはっ♪これで隣同士になれるねっ//」

榊原「そ、そうだね…はは…」

望月(クソッ!クソッ!何で!!)

江藤(斜め前にいる榊原くんを眺めるのが唯一の楽しみだったのに…)

王子(榊原君…きみのお尻、もっと見ていたかったよ)



綾野(や、やった…!こういっちゃんが隣に来たっ!!)

有田(ナイス小椋さん)

多々良(ちょっとだけ席が近くなった//)

なにげにホモポジを虎視眈々と狙ってる王子

水野「おう榊原、よろしくな」

恒一「水野くんが後ろの席になるのか。よろしくね」

綾野「こういっちゃん!」

恒一「綾野さんもよろしく」

久保寺「こらこら、何勝手に席替えしてんだ」

小椋「あ゛?何か文句あんのか?」

久保寺「…まぁ、良いでしょう。特別に認めます」

小椋「最初っからそう言ってろやカスこら!」

榊原「お、小椋さん、許してあげて。ね?」

小椋「うん//」

久保寺「つまり比喩表現とは言うのは…」

小椋「榊原くぅん…」

榊原「何?小椋さん」

小椋「消しゴム忘れちゃった…」

榊原「貸してあげようか?」

小椋「それは悪いから、席くっつけようよ!//」

榊原「え?うん…いいけど…」チラッ

久保寺(…ま、いいや)

小椋「榊原きゅん♪きゅんきゅん♪きゅんきゅんきゅん♪」

榊原「な、何?」

中尾(これはウゼェ…)

赤沢「…」イライラ

有田(黒板見えねぇwwwwwwwwwwwwwww)

小椋「うふふっ。ふふっ」フーッ

榊原「ちょ、ちょっと、耳に息吹きかけないでよ」

小椋「榊原くんカワイイ//」

榊原「ったく…」

赤沢「…」イライライライラ

久保寺「では今日の授業はここまで」


小椋「やっと休み時間だぁ~。退屈な授業だったね、榊原くん♪」

榊原「え?べ、別に退屈とは思わなかったけど…」

小椋「うふふっ♪トイレ行って来るね。一緒に行く?」

榊原「いや、いいよ…」

小椋「すぐに戻って来るからね♪」

榊原「うん…」



榊原「ふぅ…何か疲れるな。まぁ可愛いから良いけど」

渡辺「榊原くん、ちょっといい?」

榊原「何?」

渡辺「こんな事言うのも何だけど…もっと静かにしてくれるかしら?」

中尾「まったくだぜ。授業に集中できねーっつの」

榊原「ご、ごめん」

赤沢「でも、別に恒一くんのせいじゃないと私は思うわ」

水野「確かに。うるさいのは小椋だしな」

赤沢「恒一くん、せめて授業中は静かにしてもらわないと困るの」

榊原「うん…」

赤沢「だから、授業が始まったら小椋さん無視してね」

榊原「…え?」

赤沢「これは私からの…いえ、クラス全員からのお願いよ」

榊原「…わかった」


小椋「榊原くん、おまたせ♪」

榊原「う、うん」

小椋「? どうしたの?何かあった?」

榊原「え?ま、まさか。何もないよ」

小椋「でも瞳孔が少し開いてるよ?」

榊原「そ、そんなことないよ…」

キーンコーンカーンコーン

久保寺「では道徳の授業を始めます」


小椋「さ・か・き・ば・ら・く・ん」ツンツンッ

榊原「…」

小椋「?」

小椋「ねぇ榊原くん、今日一緒に帰ろうね♪」

榊原「…」

小椋「榊原くん…?」

榊原「(小声)小椋さん、今は授業中だよ。静かにしなきゃ皆に迷惑だよ…」

小椋「そんな…」




小椋「…誰に言われたの?」

榊原「えっ」

小椋「誰かにうるさいって言われたんでしょ?ねぇ!?」

榊原「お、小椋さん声が大きいよ…」

小椋「誰!?」

榊原「いや…それは…」

小椋「答えてよ!!」

榊原「小椋さん…」

小椋「答えて!!」



榊原「…ごめん、言えないよ」

小椋「……ふふ。ふふふっ」

榊原「?」

小椋「合格」

榊原「へ?」

小椋「セント・オブ・ウーマンって映画…知ってる?」

榊原「見たことはないけど…確かアル・パチーノが出てるやつだよね?」

小椋「そう。その映画でね、アル・パチーノ演じるフランクはこう言ってるわ」

小椋「仲間を売らないことが、良いか悪いかは分からない…」

小椋「でも、それはとても誇り高きことだ…ってね」

榊原「へ、へぇ…」

小椋「榊原くん♪」

榊原「んもー、驚かせないでくれよ」

イチャイチャ キャッキャッ


赤沢(結局イチャついてんじゃねえか…)

小椋「…あ、泉美」

赤沢「…」ビクッ

小椋「私と話すなって言ったの、あんたでしょ?」

赤沢「な、何のことやら」

小椋「…まぁいいわ。次榊原くんに余計なこと言ったら…血の雨降らせてあげるから」

中尾(怖っ)

榊原「小椋さん、物騒なこと言っちゃ駄目だよ」

小椋「うん//」

S 鳴
A+ 赤沢 小椋 多々良 綾野 望月
A 杉浦 江藤 有田 佐藤 松井 金木
B+ 桜木 渡辺 中島 藤巻

こんなところだよな

S 鳴 赤沢
A+ 小椋 多々良 綾野 望月
A 杉浦 江藤 有田 佐藤 松井 金木
B+ 桜木 渡辺 中島 藤巻

主要キャラだし今後の展開ではこんな感じもあるか

榊原「さて授業終わったし、トイレ行って来るね」

小椋「うんっ♪」

全員(行くなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)

ガラッ ピシャッ

全員「…」ガクブル

小椋「オイ赤沢」

赤沢「は、はい」

小椋「おめーなんだろ?あ?おいコラ」

赤沢「そ、そうです」

小椋「…まぁいいや。榊原くんに免じて許してやるよ。感謝しろ」

赤沢「はい…」

小椋「…あーイライラする」

小椋「オイ中尾」

中尾「は、はい!」

小椋「一発蹴らせろ」

中尾「えっ」

小椋「いいから蹴らせろ」

中尾「ど、どうぞ」

バシッ バシッ バシッ バシッ バシッ

中尾「あっ…うっ…おっ!」

小椋「あースッキリした」

中尾(一発って言ったのに…)

榊原「ふぅ、スッキリした」

多々良「あ…榊原くん」

榊原「多々良さん」

多々良「榊原くんもトイレに行ってたの?」

榊原「うん」

多々良「じゃあ一緒に教室まで戻ろうか//」

榊原「そうだね」

多々良「東京ってさ…どんな感じなの?」

榊原「突然どうしたの?」

多々良「私も東京に住んでみたいなぁーって…」

榊原「そうなんだ?」

多々良「榊原くん、東京の高校に行くんだよね?」

榊原「うん」

多々良「いいなぁ…。私も東京の高校に進学しよっかなぁ」

榊原「多々良さんなら問題ないと思うよ」

多々良「本当?じゃあもし本当に東京へ行くことになったら…案内してくれる?//」

榊原「うん、もちろん」

危機が自分に振りかかったら萎れちゃうってことだろう?
最高じゃないか

ガラッ

多々良「浅草とか渋谷とか、あっ、あと府中にも行きたいなぁ」

榊原「うんうん」


小椋「え…?」

赤沢(ちょっと恒一くん…どういうつもりよ!)

中尾(血の雨が降るぞおおおおおおおお!!)

小椋「榊原くん」

榊原「何?」

小椋「どういうこと?」

榊原「えっ?」

小椋「オイ多々良」

多々良「な、何?」

小椋「テメェいい度胸してんな。あ?」

多々良「や、やめて…!」

榊原「小椋さん、やめなよ!」

小椋「何で…何で多々良を庇うの?」

榊原「怖がってるじゃないか!」

小椋「どいてよ!」

榊原「由美」

小椋「え…//」

榊原「お願いだ由美、もう暴力はやめようよ。ね?由美…」

小椋「う、うん。わかった//」

多々良「榊原くん、ありがとう//」

榊原「どう致しまして」

小椋「ずるいよ…いきなり名前でなんて呼ばれたら私…//」

榊原「由美も、名前で呼んでよ」

小椋「こ、恒一//」

榊原「由美…」

小椋「恒一!//」


赤沢(うざ…)

王子「うわあああああああああああああ」

望月「!?」

王子「もう耐えられないよおおおおおおおおおおおおおおお」

榊原「な、何だ!?」

王子「小椋ぁぁぁぁぁぁぁぁ!死ねええええええ!!」

小椋「あ?誰に向かって口聞いてんだコラ」

王子「しぃぃぃねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

小椋「お前が死ねやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

勅使河原「王子の右ストレートを交わした!?」

小椋「オラァ!!」

ズバコォォォォン

王子「ぐはっ…」



鳴(これも…現象?)

榊原「由美!さっき暴力はしないって約束したばかりじゃないか!」

小椋「ち、違うの!これは…そう、正当防衛だよっ!」

榊原「王子くん、大丈夫かい?」

王子「さ、榊原くん…」

榊原「ほら、僕の肩につかまって。よいしょっ」

王子「ありがとう//」

榊原「昔、前後の席だった仲じゃないか」

王子(僕は今、とても幸せだ…)


小椋「ぐぬぬ」

王子「榊原くん、好きだ」

榊原「ごめん無理」

王子「だ、だよね。ははっ」

有田(ざまぁwwwwww)

榊原「由美、罰として今日はもう口利かない」

小椋「そ、そんなぁ」

榊原「しっかり反省するんだ」プイッ

小椋「そんな!私これからどうやって生きて行けばいいの!?」

勅使河原(今日だけなんだから我慢しろよ…)

多々良(よし、小椋さんはいないわね…)

多々良「榊原くん、今日私の家に寄って行かない?」

榊原「え?」

多々良「見せたいものがあるの」

榊原「うん、わかった」

多々良「ふふふ」

~多々良の家~

多々良「どうぞ」

榊原「へぇ、ここが多々良さんの部屋か」

多々良「うん//」

榊原「それで、見せたいものって?」

多々良「じゃんっ!」

榊原「ビデオテープ?」

多々良「早速見よう!」

ウィーン ガシャ


榊原「何だこれ…?女の人が鏡台の前で髪をとかしてる…」

榊原「何かこれ…不気味だね……」

ザザーッ

榊原「ん?映像が切り替わった」

多々良「元は友達に絶対見てって言われてたビデオなんだけど、録りたい物があったから上書きしちゃった」

榊原「へぇ」

多々良「♪」

榊原「で、これ何?」

多々良「93年有馬記念、トウカイテイオーが勝ったレースだよ」

榊原「へぇ」

多々良「どう?強いでしょ?」

榊原「天才はいるんだね。悔しいけど」

つーか仮にも小椋さんたぶらかしてんのに他の女の家にいくとか

多々良「で、これがマヤノトップガン」

榊原「へ、へぇ」

榊原(全然わからん…)

多々良「で、これがシルクジャスティス」

榊原「有馬記念は全部録画してあるんだ?」

多々良「そうだよ」

榊原「今年は何が勝ちそうなの?」

多々良「うーん……グラスワンダーかな」

榊原「へぇ」

榊原(やっぱ全然わからん…)

コンコンッ コンコンッ

多々良「ん?」

榊原「窓の外に誰かいる…ってここ2階だよね?」

多々良「誰かしら」

ガラッ

小椋「やっぱりここか…」

榊原「やあ由美じゃないか」

多々良「何ですか?」

小椋「恒一くんに会いに来たのよ!」

榊原「えっ?僕に?」

榊原「どうして?」

小椋「オイ多々良いい加減にしろよテメー!」

多々良「ふぇぇ」

榊原「やめなさい由美」

小椋「恒一くんどいてそいつ殺せない」

榊原「させない!」

小椋「恒一くん…?」

多々良「私も…私も榊原くんが好き!!」

榊原「えっ?」

小椋「あ?」

多々良「小椋さんの恋人なのは分かってる…でも、好きなの…!」

榊原「多々良さん…?」

小椋「恒一くんは誰にも譲らない!」

多々良「私も榊原くんが欲しい!」

榊原「お、落ち着いて!」


鳴「やっぱり…来て正解だったみたいね」

榊原「見崎!?」

鳴「二人とも、一旦座りましょう」

小椋「何で眼帯がここに…」

多々良「と言うか私の家なんですが…」

榊原「とりあえず、座ろう」

鳴「まず、小椋さん」

小椋「何よ」

鳴「あなたは榊原くんの恋人だからって調子に乗りすぎ」

小椋「は?」

多々良「そうだそうだっ」

鳴「次に多々良さん」

多々良「え?」

鳴「あなたは人の恋人を略奪しようとする悪人」

多々良「そ、そんな事ない!」

榊原「見崎…」

鳴「最後に、榊原くん」

榊原「ん?」

鳴「今まで黙ってたけど、あなたは私の婚約者」


榊原・小椋・多々良「「「えっ」」」

ここまで空気だった鬱憤をようやく・・・

鳴「榊原くんはね、記憶を改ざんされているの」

榊原「えぇっ!?」

鳴「本当は2年前にね、私たちは会ったことがあるの」

多々良「そ、そんな…」

鳴「その時に、私たちは約束したの。結婚しようってね…」

小椋「え…」

榊原「でもそんなの覚えてないよ?」

鳴「だから言ってるでしょ、記憶を改ざんされてるの」

榊原「誰が?」

鳴「だから榊原くんが」イライラ

榊原「えっ?じゃあ僕と見崎は将来、結婚するの?」

鳴「そう言うことになるね」

榊原「へぇ…知らなかった」

小椋「榊原くん!こんなの全部嘘よ!」

多々良「見崎さん変なこと吹き込まないでよ!」

榊原「えっ嘘なの?」

見崎「真実よ。嘘をついてるのはそこの二人」

榊原「でも由美が僕に嘘をつくはずない…。それに僕は約束なんかしてない!」

見崎「だから、記憶を改ざんされてるんだってば」

榊原「誰が?」

鳴「だから榊原くんが」イライラ

鳴「榊原くん、ほら。私の手をとって?一緒にあの空へ羽ばたこうよ」

小椋「だめっ!恒一は私と一緒に星の彼方へ羽ばたくのよ!」

多々良「榊原くん!私とあの夜空の向こうに羽ばたこうよ!」

榊原「僕は…どうすればいいんだ…?」

鳴「榊原くん、何も悩む必要なんかないよ。だって私たち婚約者なんだよ?」

榊原「えっ?そうなの?」

鳴「だから記憶を(ry」

榊原「誰が?」

鳴「だから榊原くんが!!!!!」


榊原「ジョークだよ」

榊原「でもね見崎、ごめん。君とは羽ばたけない」

鳴「え……」

榊原「僕には…心を決めた大切な人がいるから」ギュッ

小椋「恒一…//」

榊原「由美、僕と星の彼方へ羽ばたこう!」

小椋「私…嬉しい!」

榊原「さあ由美!あの空で輝こう!ベガとアルタイルのように!」

小椋「天の川なんてひとっ飛びね!!」





今回のこういっちゃんは確信犯的なクズ

これで何人羽ばたいたっけ?

>>339
自分でもよく覚えてないけど…覚えてる中では

赤沢さん
綾野さん
多々良さん
江藤さん
小椋さん
有田さん

かな?

赤沢「はぁ…恒一くんとチュッチュしたいなぁ…」赤沢√ 赤沢と飛び立つ
赤沢「えっ、恒一くんって演劇部に入部したの?」赤沢・綾野共倒れ 誰も飛び立たない
赤沢「恒一くん、頼みたいことがあるんだけど」綾野√ 綾野と飛び立つ
恒一「夏だ!」鳴「海だー」赤沢「合宿だ!!」 多々良√ 多々良と飛び立つ
多々良「私も榊原くんと仲良くしたいなぁ…」混合√ 多々良と飛び立つ
赤沢「えっ?江藤さんがグレた!?」江藤√ 先生が勝手に飛び立ち死亡
恒一「えっ?綾野さんと僕が義理の兄妹!?」綾野√ 杉浦と飛び立つ
赤沢「インターネット掲示板?」特定√なし 有田と飛び立つ
赤沢「恒一君がモブキャラとイチャイチャしてる……?」小椋√ 小椋と飛び立つ

並べてみると壮観だな

小椋「榊原くんってカワイイよね…」小椋√ 小椋と飛び立つ

悪い、これだな。そしてあっちのスレが落ちてたことに気付いた

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