P「最近、女の子達の間で変な噂が…」(399)
P「ここが、765プロか。緊張してきた…」
テクテクテク
ガチャ
P「失礼いたします!本日よりこちらでプロデューs…あれ?」シーン
P「(誰もいない。今日は休みなのか?)」
女性「あのー」
P「いや、でもドアは開いてたし来るのは今日で間違っていないはず…」ウーム
女性「も、もしもーし」
P「このまま待つのが一番いいのかな…」
女性「ピヨ…」
P「鳥?」クルッ
P「うわっ!人がいたんですね!」
女性「うぅ、向こうではヒロインの高校生にもなれたのに…」ピヨピヨ…
P「はい?ええと(容姿はアイドルっぽいけど格好が)…事務の方ですか?」
女性「はい。立ち話もなんですからそちらにかけて下さい」
P「あ、どうも」ペコ
コポコポコポ…
女性「お茶です。」スッ P「ありがとうございます」ズズズ フゥ…
女性「さて申し遅れました。765プロで事務受付その他諸々担当しております、音無小鳥です」
P「よろしくお願いします音無さん」
小鳥「ふふっ、小鳥でいいですよ。これから一緒に働く仲間ですし」
P「わかりました、えーと…小鳥さん」
小鳥「はい!」
小鳥「社長からプロデューサーさんの話は聞いてます、ですが…」
P「えっと…何か問題があったんですか?」
小鳥「いえ、そういうわけではないんですけどね」
P「と、いいますと?」スッ
ズズズ…
小鳥「うちにはアイドルがいないんですよ」
P「ブーッ!!!」
小鳥「ピヨーッ!!!!!」ビチャーン
P「ゲホッゲホッ…すっ、すみません」
小鳥「だ、大丈夫ですよ。むしろ当たり前のリアクションだと思います」ポタポタ
P「こ、これで拭いてください」スッ
小鳥「はい、どうも」フキフキ
P「それで居ないというのは、今出払っているだけ、ということではないんですよね?」
小鳥「そうなります」
P「(なんで俺ここに来たんだろう)」
小鳥「で、でもですね。安心してください」
P「…給料は出ますよね?」
小鳥「僅かですが出ますって、そうじゃありません!」
P「給料は出るんですか!路頭に迷わなくていいんですか!」
P「やったーーー!」
小鳥「…(何でしょう、このテンション)」
ガチャ
高木「遅くなってすまなかったね。おや?どうしたんだい、小鳥君!ずぶ濡れじゃないか」
小鳥「大丈夫です社長。お気になさらず」フキフキ
小鳥「それよりしゃty
高木「おぉ、来ていたか。待っていたよ君!と言っても、私は出かけていたが」ahhh
小鳥「ピヨピヨ…」
P「はい、改めてよろしくお願いいたします!」ペコリ
P「ところで社長、小鳥さんから聞いたのですがここにはアイドルが…」
高木「あー、そのことだが」オホンッ
高木「入ってきてくれたまえ」
ガチャッ
P「給料出るって言ったじゃないですかー!」
P「やだーーー!」
女の子「はいっ!し、失礼します!」トトト
P「(可愛らしい子だな。高校生くらいだろうか)」ジーッ
女の子「うー…(す、すごい見られてるー!)」
小鳥「社長、その子がもしかして…」
高木「うむ!我が765プロ期待の新人アイドルだ!」
P「あれ、やっぱりアイドルいるんですか?」
小鳥「いえ、ですからあなたと一緒に今日からアイドルとして活動する子です」
P「え?この子もなんですか…えとー、君の名前は?」
女の子「(き、きたっ!)あ、天海春香です!きょ、今日からここでアイドルとして頑張りますっ!」アセアセ
P「(声張ってるなぁ)俺も今日からプロデューサーになったんだ」
春香「えっ?(この人も今日から?この人がプロデューサー?)」
P「(えっ、て言われた…)と、とりあえずよろしくな)」ミギテ スッ
春香「あ、はい!よろしくお願いします!」アクシュ
高木「うんうん、早速絆が芽生え始めたようだねぇ!」
小鳥「ところで社長」
高木「ん、なんだね小鳥君?」
小鳥「天海春香さんとの契約の話、何でもっと早く言ってくれなかったんですか?」
高木「おっと、それはだね…今日決まったことだからだよ」キリッ
小鳥「…何言ってんだこの人(はい?)」
高木「聞こえてるよ」
小鳥さんが序盤で言ってる向こうではヒロインの女子高生がうんぬんってなんだ?
>>27
中の人ネタ。ついでに言うとスレタイもそれ関連
小鳥「え?えと、本人は承諾済みですよねっ?!」
高木「もちろんだとも」シレッ
P「ほ、本当なんだよな?あ、天海春香さん?」
春香「は、春香でいいです、春香でお願いします!」クワッ
P「(顔がちかいぞ!?)わ、わかったよ。は…春香?」
春香「はい!あと、アイドルとして勤めるって言うのは本当ですよ、プロデューサーさん」
P「そ、そうか。それはよかった…」
高木「む、何だね君。私がさらってきたと言いたいのかね?」
P「(当たり前じゃないですか!なんて言えないか)い、いえ違いますよ!」
P「で、ですが今日決まったのにこうもすんなりと事が運ぶのはなぜなんですか?」
高木「話せば長くなるが…」
30分前
高木「あー、どうすれば…」
高木「(小鳥君には当てがあって今日連れて行くと言ってしまった)」
高木「しかし、もうすぐで彼も来るだろうし…」オロオロ
スーンスーンスーン♪
高木「ん?」
春香「スーンスーンスーン♪」
高木「………」
高木「ティン!ときた」
高木「連れてきた!」
P「駄目だ、まるで意味がわからない」
P「(その後もあーだこーだ問答したが、社長の機嫌が若干悪くなっただけであった)」バッドコミュニケーション
高木「オホン!それでは、明日から。なんだったら今日からでも!頑張ってくれたまえ」
スタスタスタ
ガチャン
P「で、だ」コホン
春香「?」
P「具体的にどういったことをすればいいんでしょうか?」
小鳥「はい、それについては私から説明します」
ピヨピヨピヨピヨ
P「なるほど」
春香「えっ(今の説明だったんだ)」
ときめも正解
P「そうですね、今日はと言ってももう日も沈み始めますからとりあえず名前だけ決めますか」
春香「(名前?)」
春香「プロデューサーさん、何の名前を決めるんですか?」
P「え?駄目だぞ春香。小鳥さんの話をしっかり聞いてなきゃ」メッ
春香「………はい」
小鳥「要するに、アイドルとしての春香ちゃんの名前を決めようと思うの」
小鳥「私は、星川真k P「いろいろかぶってるから駄目です」っていう名前が…ピヨ」
春香「い、いいですよ。名前はそのままの方がいいです」
P「まぁ、無理に変える必要もないしな」
春香「そうですよ、私は私としてアイドルになりたいです!」
P「では改めて、春香のプロデューサーとして、びしばし行くからな!」
春香「はい!よろしくお願いします!」
P「あ、それと…小鳥さん?」
小鳥「そして私は…皐月として生まれ変わるの」ピヨピヨ
P「…(やっぱちょっと外れた人だったのか)」
小鳥「ピヨッ!?」
P「(戻ったか)」
P「えっとですね、とりあえず今日は春香を帰してもいいですか?」
小鳥「あ、はい。大丈夫ですよ」
P「てことで、今日のところはお疲れ様」
P「いきなりすぎてまだ把握できてないだろうけど」
春香「アハハっ、そうですねぇ」
P「明日からはあいさつ回りや、ミーティング、レッスン」
P「いっぺんにはしないけど順々に覚えてもらうからな」
春香「はい!どんとこいです!」
P「頼もしいぞ!じゃあまた明日な」
春香「はい、失礼しまうゎっ!」ステーン
ドテッ
P「だ、大丈夫か?」
春香「え、えへへ。慣れてるから平気です!」
春香「じゃ、じゃあお疲れ様でしたー!」ガチャ
P「…慣れるもんなのか」
P「他にやることはありますかね、なければ…」
小鳥「あっ、プロデューサーさん。ちょっといいですか?」
P「はい、なんでしょうか?」
小鳥「…お給料の話なんですけどね」
P「(嫌な予感しかしないぞ)」
P「…きゅ、給料がどうかしたんですか?」
小鳥「はい。知ってのとおり765プロは、アイドルがいませんでした」
ソーデスネー
小鳥「支出はあっても収入が無に等しい状況です」
ソーデスネー
小鳥「今日は寒いですねぇ」
P「あ、そういうのいらないです」
小鳥「…ピヨ」
小鳥「つまりですね」
小鳥「プロデューサーさんのお給金は」
小鳥「あなたと春香ちゃんにかかっているんです」
P「え、じゃあ売れなかったら…」
小鳥「…そのまま二人を解雇ですね」
P「お給料もらえないじゃないすか!」
小鳥「いえですかr P「路頭に迷うじゃないすか!」
P「やだーーー!!!!!」
小鳥「…(ちょっと外れた人なんだわ)」
P「取り乱してすみません…」
P「要は売れればいいわけですね!」
小鳥「そうですよ、私もお二人を応援しますから!」
P「はい!これからバンバン頑張りますよ」
小鳥「あ、後もうひとつ」
P「…まだ何かあるんですか(やだーーーー!!!!!)」
小鳥「別に悪い知らせではないのでご安心ください」
P「はぁ…」
小鳥「春香ちゃんの他にも」
小鳥「プロデューサーさんはアイドルをプロデュースしていくと思うんです」
P「え?春香だけじゃないんですか?」
小鳥「はい、まだわかりませんが今回の件から理解していただいたとおもいますが」
小鳥「…社長があれですから」ヒソヒソ
P「…忘れていたかったです」
小鳥「アイドルたちのプロフィールは、私がしっかりと保管いたしますから」
P「はい」
小鳥「しっかりと保管いたしますからね?」
P「…はい?」
小鳥「しっかりと保管いたしますから!」カッ
P「だからなんなんですか!」
小鳥「彼女の情報が聞きたくなったらいつでも相談してください!」
P「情報って何でしょうか?」
小鳥「アイドルのプロフィール」
P「うん」
小鳥「アイドルの連絡先―携帯電話の番号ですね」
P「うん」
小鳥「あとプロデューサーさんに対する評価」
P「うん?」
小鳥「そのくらいでしょうか」
P「いやいや、最後の評価ってなんでしょうか?」
小鳥「"評価"ってなんで"しょうか"…プッ」
P「…チッ」
小鳥「ピ!?」
小鳥「ピヨッホン。そのままの意味で、プロデューサーに対するアイドルの気持ちですね」
P「気持ちとな?」
小鳥「はい。たとえば今の春香ちゃんはプロデューサーさんに、ほんっの僅かに信頼されています」
P「えー!好印象だと思っていたのにっ!?」
小鳥「ご自分で言いますか」
P「まぁ、冗談ですけど」
小鳥「―それで、ですね。やはりアイドルとの信頼関係は大切なものでして」
P「あー…そうなってきますよね」
小鳥「その関係というのは、プロデューサーさんの行動しだいで変わってくるものです」
小鳥「ですから、上手くアイドルのポテンシャルを上げてくださいね!」
P「は、はい」
P「(でも待てよ、なぜ小鳥さんが評価なんて分かるんだ?)」
P「(俺と社長が話しているときにでも聞いていたのかな?)」
小鳥「ち、ちなみにですね」
小鳥「わ、私のデータもここにありますから…ね?」
P「とりあえず今日は帰ります、お疲れ様でした」ガチャ
小鳥「…ピヨ」シュン
次の日
P「今日はミーティングと、あいさつ回りかな」
ガチャ
P「おっ、きたかな」
春香「おはようございまーっぅふっ!?」ステーン
ドテッ
P「だ、大丈夫か春香!?(すごいデジャヴ)」
春香「アタタ…あ、プロデューサーさんっ!お仕事ですよ!お仕事!」
P「そうだな、記念すべき初めての勤務だな」
P「と言うか一回落ち着こう、なっ」
春香「昨日から帰っても中々寝付けませんでした」エヘヘ
P「興奮する気持ちも分かるけどアイドルは体調管理も大事だぞ」
P「その体はお前のものであっても、春香はみんなのアイドルになるんだ」
P「傷病を患ったらファンはもちろん」
P「プロデューサーである俺はもっとお前の心配をする」
P「だから、寝るときはしっかり寝て」
P「辛いときは、早くに俺に相談してくれよ?」
P「(なんて言ってしまったが、俺も昨日入ったばかりだしものすごい説得力に欠けるなぁ)」
春香「ぷ、プロデューサーさん…ありがとうございます!これからは気をつけますねっ!」
P「(バッチリ良い印象を与えたみたいだぞ)」
P「じゃあ、早速ミーティングからだ」
春香「はいっ、お願いします」
P「(その後のミーティング、あいさつ回りは無事に済ませることができた)」
P「まだ時間もあるし、レッスン場の空いているところを確認してみるか)」ピポパピポ
Prrrrr Prrrrr ガチャリ
小鳥「お電話ありがとうございます、765プロ事務の音無です」
P「こっ、小鳥さんですか?俺です(昨日よりピシッとした声だ)」ドキッ
小鳥「あ、プロデューサーさん。お勤めご苦労様です。お仕事は終わりましたか?」
P「はい、万事滞りなく。時間も余裕があるので今からレッスンを受けられそうな場所分かります?」
小鳥「はい、確認しますのでこちらからかけ直しますね」
P「はい、お願いします」
小鳥「あ、他に情報は大丈夫ですか?」
P「はい、特には問題ないです」
小鳥「そういえば昨日言い忘れていたのですが」
小鳥「私の携帯電話の番ご P「では、失礼します」 ピッ ツー ツー ツー
小鳥「…ピヨ」クスン
P「と言うわけで、近くの公園でちょっと休憩しよう」
春香「はい」
公園
春香「プロデューサーさんは、すごいですね」
P「なにがすごいんだ?」
春香「だって私と同じで昨日始めたばかりって言ってたのに」
春香「私よりすごく緊張したんですよ?」
春香「プロデューサーは緊張してないんですか?」
P「(この場合はどう答えればいいんだろう)」
P「な、な、な」
春香「?」
P「な、何言っているんだ春香、い、いまだってめっめちゃくちゃ緊張してるぞ」ガチガチ
春香「…プッ、あはははは。プロデューサーさん、ぎこちないですよー」
P「そ、そうか?俺もまだまだってことだな、ははは」
P「(わりと良い印象を与えたみたいだぞ)」
Rrrrrrr Rrrrrrr
P「(小鳥さんからかな?)」
P「あれ、知らない番号…?」ピッ
P「はい、765プロ プロデューサーのPです」
小鳥「あ、繋がりましたか?私です、音無です」
P「小鳥さんでしたか(携帯からかけてるのかな)」
小鳥「はい、今からだと近くで発声練習できる場所が空いてましたので」
P「ボイストレーニングですね、分かりました。」
P「それでは場所を言って下さい」
小鳥「えーと、その携帯電話は地図とか見られますか?」
P「?はい。見られますよ、ですから…」
小鳥「メールで送っても良いですか?」
P「そうですね。メールでもかまいませんよ」
小鳥「本当ですかっ!」
P「うおっ!」
小鳥「あっ、すみませんプロデューサーさん」
P「いきなり大声でどうしたんですか」
小鳥「い、いやぁ。ちょっと嬉しくなっちゃって」ピヘヘ
P「は、はぁ(嬉しくなった、メールで?)」
小鳥「そ、それでは送りますねっ!」ピッ
ユーガッタメール ユーガッタメール
ボンバーマンとか1でしかやったことないわwww
P「(早速小鳥さんからメールが来たぞ)」
差出人:(おそらく小鳥さんのアドレスだ)
件名:初メールですよ!初メール!
本文:
場所は***** *****です(押せば地図が開きますよ)
P「お、ここを押せばいいんだな」
P「ん?まだ下にスクロールできるな」ピピピ
さっき、私の携帯電話からかけちゃいましたっ!
メールも登録お願いしますね
改めてよろしくお願いしますね?
(*^Θ^*)ピヨピヨ
P「(か、可愛いじゃないか)」
P「は、春香!」
春香「はーい」トテトテ
ステン アタッ
…
トテトテ
P「場所が分かった。発声練習をしにいくぞ」
春香「はいっ!」
レッスン、オネガイシマース
ノーマルレッスン
P「(最初だし…まあ、こんなもんだろう)」
同建物内にて
P「トイレに行ったら思ったより部屋が多くて迷ってしまった」
ンアー ンアー ンアー
P「(ん?なんだろうか。この声は)」
女の子「んあー」
P「(綺麗な子が発声練習をしているぞ!)」
女の子「アーアーアーアーアー」♪
P「…」パチパチパチ...
女の子「!…誰っ?」メトメガアウー
P「あっ…(無意識に拍手してしまった)」
女の子「私に何か用でしょうか?」
P「(すごく警戒している。どう対応すれば…)」
P「い、いやー道に迷っちゃって」
P「それにしても、いい声してるね」
女の子「…道に迷ったならここを出てすぐの所に案内板がありますよ」
P「そ、そうだったんだ(まだ警戒している…あまり良い印象を与えられなかったかな)」
女の子「あの、また練習に戻りたいのですが」
P「じ、じゃあ失礼したね。でも、君はもっと上手くなるよ、あはは。じゃあね!」スタタタタタタ
女の子「………」
春香「プロデューサーさん、おかえりなさい!」
P「ただいま春香」
春香「随分、遅かったですね」
P「それがちょっと、迷っちゃてなぁ」ア、ハハハハ
春香「もうっ、しっかりしてくださいよー」アハハ
Prrr Prrrr Prrrr
P「(小鳥さんからだ)」ピッ モシモシ
ここらで蓄積します
ペース遅いの重々承知ですが
書き溜めたやつ消えて思考が
働かないっすごめんなさい
小鳥「今まだレッスン中ですか?」
P「いえ、もう終わって引き上げるところです」
小鳥「そうですか、ちなみにもう夜ですよ?」
P「うっそん!?」バッ
P「あちゃー(結構レッスンしていたんだな)」
小鳥「もうそこも閉まるはずなんですけどね」
P「急いでそちらに戻りますね!!」アセアセ
ハルカー!
イソガナイト モウコンナジカンダ!
ワ、ワワ
マッテクダサイ ドテッ イタッ
プ、プロデューサーサーン!
小鳥「ふふっ、お待ちしてますね」ピッ
P(無事に帰社し、春香はそのまま帰宅)
P(俺も帰り支度を済ませて小鳥さんへお詫びと挨拶をした」
P(今日の最後に小鳥さんから評価と春香の携帯の番号を教えてもらった)
プロデューサーに対する評価(高 ◎ ○ □ △ × 低)
春香 □ 発声の子 ?
小鳥 ○
P(小鳥さんが自分から言ってきたけど反応に困るな)
P「って番号は春香から直接きけばいーじゃーんっ!」
P(せわしなく始まったプロデュース生活初日は、幕を閉じたのであった)
翌日
P「早々に売りたいです」カネカネカネカネカネ
小鳥「ファンを増やすしかないですね」
P「ファン増やす、どうやるですか?」カネカネカネカネ
小鳥「こ、言葉が乱れてますね(焦ってるんですね)」
小鳥「やはり、小さくてもイベントに出たりしなくては誰も見てはくれないでしょう」
P「今日は春香は自主トレにしてください!仕事取りに行ってきます!」ダッ
ガチャン
小鳥(き、キャラクターが崩壊してますよ)
小鳥(給料自体、本当は何とかなるのだけど…)
小(プロデューサーさんがせっかく頑張っているのだから、黙っておこうっと)
小鳥「…頑張ってくださいね、プロデューサーさん」
765プロ前
P(まずは自分の足で、仕事を取りに行かなきゃな!)ウオォォォォォ
ダダッダーッ
?「え!?ちょっt」 P「え?」
ドンガラガッシャーン
P「痛ててて、とこうしている場合ではない!いかなくてはっ!」ビューン
P(悪い印象を与えた気がしたが気にしない!)
?「んもぅっ!なんなのよ、アイツ!」プンスカ
スタスタ…ピタッ ティン!
高木「ん?水瀬伊織君じゃないか」
夕方 公園
P(とほほ、1件も立ち会ってくれなかった)トボトボ
P(あれだけ威勢よく出ていったのに、かっこ悪いなぁ)トボトボ
P(帰ったらどんな顔見せれば良いんだ)
ブーブー!
P「ほら、すでにブーイングがって ドン! んぐぉっふ!」バタン
ブヒ、ブヒー!
P「ぶ、豚か」フゥ…
P「養豚場っ!?」キョロキョロ
P「こ、公園じゃないか。驚かせおってこやつめ」ウリウリ
ブー!ブー!
P「あ、アハハ!あはははは…はぁ」ズーン
P「もうすぐ黄昏時っつーのに」ナデナデ
ブーブー!
P「豚の相手をしているなんて。お笑い種だな」ハハハッ
ブタター ブタター!
豚「ブ?ブヒ、ブヒーーー!」
タタタタタタタッ
女の子「こんなところにいたのかブタ太ー!自分、心配したんだぞー!」ギュッ
ブタ太「ブーブー!」
女の子「ん?」クルッ
P「ウダダーウダダーウダウダダー」
女の子「誰だ?この人?」
ブタ太「ブゥ?」
P「なるほど、君の友達か(食べはしないんだな)」ナデナデ ブー
女の子「そうだよ、ブタ太は自分の友達だぞっ!」エヘン
P「なるほどねぇ」ジーッ
P(最近目が悪くなったのだろうか)
P(会う子、会う子が全員可愛く見えてしまっている)
女の子「ん?どうかしたか?」
P(あっと、見すぎていたか。はて、なんて返せば自然だろうか)
P「お友達になってください!」
女の子「んん?」
ブー!
P「(ブタ太よ、お前が反応するか)お、おー!ありがとうブタ太!」ガシィッ
ブーッ! サシダス、マエアシ
女の子「すごいなっ、ブタ太にここまで好かれるなんて!」
P(バッチリいい印象を与えたみたいだぞ)
P「ところでブタ太の友達の…えーと?」
女の子「自分か?我那覇響!」
P「グ、グァナハゥーヒビーキ?(は、ハーフなのかな)」
女の子「響でいいよ!」
P「…な、なるほど、響ね。覚えたよ」
P「俺はP。生き物係に見えるだろうけどプロデューサーをやってるよ」
響「はははっ、プロデューサーか、おもしろいなぁ!」
………
響「ああー!もう暗くなってきてるっ!」
P「今何時?!」ソウネダイタイネー サッ
P「wow!」
響「自分は、もう行くよっ!バイバイプロデューサーの人!」
P「おう、じゃあな!」
P「って俺も、不味いぞ…」シュタタタタタタッ
765プロ
ガチャ バッ!
ズザーーー
P「遅れて申し訳ありませんでしたー!!!」バンッ
小鳥「お、お帰りなさい(スライディング土下座…)」
P「お、俺はっ!仕事を一件もとることができないクズです!」イキテイテハイケナイニンゲンナンダ!
小鳥「落ち着いて、プロデューサーさん!頭を上げてください!」
P「は、はい…」ウルウル
小鳥「わぁ…(すごい涙目でキラキラしてる…)」
小鳥「プロデューサーさん、失礼しますよ?」スッ
ピト
P「こ、小鳥さん!?」
P(おでこにピタリと手を当ててきた…)カァァァ
P(ひんやりとした彼女の手で、おでこを冷やすどころか顔が火照ってきた)
小鳥(やっぱり…すごく、熱い)
小鳥(プロデューサーさん、もしかして朝から)
小鳥(…)ペチッ
P「あたっ」
小鳥「駄目じゃないですか、昨日春香ちゃんに朝言ったことは嘘だったんですか?」
P「へ?」
小鳥「プロデューサーさんが、春香ちゃんを一番そばで見てあげなきゃいけないんですから」
小鳥「プロデューサーさんが、熱を出していたら元も子もないでしょう?」スタスタ
ガサゴソガサゴソ
P「うっ(返す言葉もないな)」
スタスタ
小鳥「はい、髪を上に上げてくださーい」ペリペリッ
P「こ、こうですか?」ファサッ
小鳥「今日はこれを張ったまま寝てください、ね」ペッタン
P「冷たっ!(凍えペタクールか)」ヒンヤリ
小鳥「じゃあ、閉めますから、今日は早く帰って寝てください!」
P「は、はい!(お姉さんキャラなんだなぁ)」
P「で、では、お先に失礼しますっ!」ペコリ
小鳥「はいっ、お疲れ様です。プロデューサー」
ガチャ
P「あと、あ、ありがとうございました!」ペコペコ
小鳥「はいはい…ふふっ」
ガチャン
小鳥「…明日からは、もっと楽しく、忙しくなりますよ」
小鳥(………)
小鳥(バッチリいい印象を与えたみたいだぞ!)
小鳥(こうして波乱の二日目は無事に、終えたのでした)
P宅
P「どうしよう、仮面ライダーが見たい」ボー
P(こうして二日目は収穫なしで終わってしまった)
P(小鳥さんには評価を聞いていなかったけど…)
プロデューサーに対する評価(高 ◎ ○ □ △ × 低)
前回
春香 □ 発声の子 ?
小鳥 ○
今回
春香 □? 発声 ? 響 ? (ブタ太 ○)
小鳥 ○? 伊織 ?
P(結局春香にも顔見せてないし…)
P(評価下がってないと良いな)
翌日
ガチャ
春香「おはようございまーす!」
P「おう、おはよう春香!」
春香「あっ、プロデューサーさん!昨日はどうしたんですか!?」
P「ご、ごめんな…春香。一人で迷走してたらしくてさ」アセアセ
春香「らしくてさぁって…?」
P「それがさ、昨日熱が出てて…記憶があいまいで…」ハハハ...
春香「えーっ!?大丈夫なんですかっ?」
P「おう、昨日ぐっすり寝たからな!もう心配ないぞ!」
春香「よ、よかったー」
P「まぁ、これからまたいつも通り―といってもまだ3日目だけど、一緒に頑張ろうな!」
春香「はいっ!よろしくお願いしますね、プロデューサーさんっ!」
P「今日は、ダンスレッスンに行こう。もう予約は取ってあるから」スタスタスタ
春香「はいっ!」スタスタスタ
ガチャ
P「では小鳥さん、行ってきますね!」
春香「行ってきます、小鳥さん!」ペコリ
小鳥「はい、いってらっしゃい」
ガチャン
ヨロシクオネガイシマース!
…
Prrrr Prrrr
P「おや、また知らない番号からか」ピッ
P「はいこちら(ry」
電話「..くの....で......な…」
P(は、はい?)
P「あの、すみません。もう一度お願いします」
電話「ん..ん.っ..?」
P(あ、電波が悪いのか)
P「少々お待ちください!」
P「春香ー!ちょうどいい。電話に対応するから、ちょっと休憩しててくれー!」
ハイ、ワカリマシタ-!
屋外にて
P「うちの天海春香をつかってくれるんですか!」
電話先「ああ、急なんだが予定していた人数が揃わなくてね」
P「やったーーー!」
電話先「ん?」
P「いえ、何でもありません!是非出させてください!」
ハイ、ハイ ソレデハ
ピッ
P(どうやら昨日行った内の1件)
P(うちのアイドルで優秀なのよこせって!)ハルカシカ、イナイケド
P(この好機、逃す手があるものかっ!)
P「やったーーー!」
?「わぁっ!」ドテッ
?「いたたた…もう、なんだよー」ビックリシター
P「す、すみません!」
?「もう、良いですけど」
?「いきなりあんな大きな声だして…」
P(はっ!?)ジー
?「ん?どうかしたんですか?僕のほうじーっと見て?」
P(…男…かな?いや、男にしては…)
P「…可愛い(まるで女の子みたいだな)」
?「えっ!?」ドキッ
P(あ、しまった。声に出ていたらしい…)
?「今…なんて?」
P「え?お、俺なんか言ったかな?」ハハハ...
?「言いましたよっ!」カッ ?「可愛いって!」カッ
?「僕に!!」クワッッッ!!!
P「は、はい。言いました、ごめんなさい(これまた近いぞ!)」アセアセ
?「何で謝るんですかっ!?」ガッ
P「ひぃ!?」
P「…はい?」
?「僕、可愛いなんて言われる事まるで無いんですよっ」
P「そ、そうなんだ?(怒ってはないのか?)」
?「だから嬉しくって!」パァ
P(バッチリいい印象を与えたみたいだぞ)
P(それにしても、いい笑顔だなぁ)
P「でも、ぶつかったことはごめんね。痛くなかった?えぇと、君」
?「真です!」
P「真?」
真「はいっ、菊池真って言います!」
P「菊池 真…(可愛いって言われて喜ぶってことは女の子なのか…?)」
P「真…ちゃんね」
真「う…そ、それはちょっと恥ずかしいかな」ヘヘッ
P「あぁ、ごめん」
真「そのまま名前を呼び捨てで良いですよ、えとぉ」
P「わかったよ。真」ハイッ
P「っと俺の名前はP」
P「当たり屋に見えるかもしれないけどアイドルのプロデューサーをしているんだ」
真「プッ、当たり屋にもプロデューサーにも見えませんよ」ハハハ
P「…ハハハ。まぁ、そうだよな」スッ
P「ではこれを君に」ピラッ
真「名刺ですか?」スッ
真「765プロ…プロデューサー」
マコ
マコ
マコ
リーン!
真「ってプロデューサーなんですか!?」
P「さっき言ったよ、遅いよ」
真「ハハ、すみません。当たり屋なんて言ってるから全部冗談かと…」アセアセ
P「まぁ、無理も無いけどな。それにまだ駆け出しのプロデューサーとアイドルだし」
真「へぇ、そうなんですか?」
P「おう!今もそこの建物で…うちのアイ…ドr……」
真「…どうしたんですか?」
P「真くん。今何時だい?」
真「時計持ってるじゃないですか」ヤダナー、アハハ
スッ
P「Oh...(やってしまった)」
屋内にて
春香「もう練習時間過ぎてるのになぁ」
春香「プロデューサーさん…」
春香「…まだかなぁ」シュン
P「ま、真!アイドル待たせてるからま、またなっ!!!」バビューン!
真「はい!さようn…ってもういない」スッ
真「765プロかぁ」リーン!
春香「…もう、遅いですよう」プクー
P(限界を超えた気がする)ハァハァハァハァ
P(つ…つかれた。運動不足かな…)ハァハァハァ
P「ご…ごめん、な。は、るか」ハァハァ
春香「駄目ですっ、許しません!」ムスッ
P「ハァ…ハァ…(勘弁してくれ)」
春香「…プロデューサー、最初に私を叱ってくれたじゃないですか」
春香「なのに…私の方が心配になっちゃいます」ジワーッ
P(そういうことか…そうだよな)
P(春香のプロデューサーなのに、春香のことを見てないなんて…)
P(これじゃあ小鳥さんにも叱られるわけだ)
P(悪い印象を与えちゃったかな)
春香「どの道レッスンの時間は終わりですから」
ゴシゴシ
ンー、ヨシッ!
春香「…いったん戻りましょう、プロデューサーさん?」エヘヘッ
P(この子に我慢させてどうする俺!)
P(765プロに戻ってくる間、沈黙の時間が、いたく長く感じられた)
ガチャ
春香「ただいま戻りましたゎわっ!?」ステンッ
ドシーン
小鳥「おかえりなさいって大丈夫!?春香ちゃん?」
P(俺は…自分の周りしか見えてなかった)ネガティブ
小鳥「プロデューサーさん?!」ピヨッ!
P「(鳥?)あ、小鳥さんか、どうしましたか?」
小鳥「どうしましたかじゃ、ありませんよ。春香ちゃんを起こすの手伝ってください」
P「あ(またやってしまった)、はいっ!」
春香「小鳥さーん、大げさですよう」イソイソ
春香「私は二人で持たなきゃいけないほど重いんですかー?」
小鳥「あ、別にそういうわけじゃないのよ春香ちゃん!?」アセアセ
春香「えへへ、冗談ですよっ!からかってみただけです!」
小鳥「こらっ、大人をからかうもんじゃありません!」ンモゥ
春香「はーいっ、ごめんなさーい」ヘヘ
ワイワイ…
P「………」
?「まったく、何やってるのよっ」
春香・P「?」クルッ
?「散々待たされたのに、どじっ子アイドルと」
?「アイドルを助けることもできないプロデューサー」
?「来るところ間違えちゃったかしら?」
P(ブロークンハート…で)
P「どなた?」
?「アンタねぇ、人にぶつかっておいてそんなこというのっ!?」
P「…ぶつかった?(いつだ?)」
P「ま、真のお友達?」
P(真にもぶつかったわけじゃないけどな)
?「真?誰よ、そいつ?少なくとも私の友達にはいないわっ!」
?「というか、ほんっとに覚えてないわけね!」イライラ
P「はい、ごめんなさい」ペコリ
?「…はぁ。もういいわよ、根に持ってるほうが馬鹿みたいじゃない」
?「私の名前は水瀬伊織。私はこの765プロから超一流の売れっ子アイドルになるのよ!」バーン
春香・P「………」アングリ
P(容姿は確かに素質はあるのかもしれないけれど…)ジーッ
伊織「驚きすぎて開いた口が塞がらないの?」ニヒヒッ
P(性格が大問題な気がする)
P「ええと、小鳥さん?」ヒソヒソ
小鳥「ピヨッ?」
P「(彼女は、どういった経由でここにこられたんですか)」
小鳥「(昨日あなたが出て行った後、社長がすぐに連れてこられました)」
P(あの人…そろそろつかまるんじゃないか?)
P「(って、彼女はここでアイドルになるって言ってるってことは?)」
小鳥「(はい、今日から彼女もここのアイドルですよ)」
P「(アイドル増えるんですか!?彼女たちへの給料もだめなんですよね?)」
小鳥「(ああ、それならだいじょうb
P「(俺にかかる負担も増えるしもらえたとしても)」
P「(収入は春香一人のときより減るじゃないすか!)」
P「やだーーー!」
伊織「うるさいわよっ!」
P「…はい」シュン 小鳥「ピ…ピヨ(耳が…)」キーン
春香「えーと、水瀬さん?」
伊織「伊織でいいわよ、私も春香って呼ばせてもらうわ」
春香「…う、うん。よろしくね、伊織?」
伊織「そうね、よろしくね、春香」ニヒヒッ
P(春香…そして伊織…なんだか一筋縄ではいきそうに無いなぁ)
P宅
P(最近女の子たちの間で変なうわさが流れているらしい)
P(小鳥さんにそれぞれの評価と伊織の連絡先を教えてもらったぞ)
前回
春香 □? 発声 ? 響 ? (ブタ太 ○)
小鳥 ○? 伊織 ?
今回
春香 ● 発声 ? 響 ? (ブタ太 ○)
小鳥 ○ 伊織 ×
P(やっぱ根に持ってるじゃないか!)ガタッ!
フィッシング!
P「うおーーー!足つった!!!」ヒルノアレカ!
P「っておせえよ!」
P(あっと、真も?…か)
P(小鳥さん曰く、●(現在の春香)は俺に対して不信感を抱いているらしい)
P(ほうっておくと大変なことになるそうだ…)
P(もとより放っておく気はさらさら無いけどな)メルメル...
差出人:P
件名:春香さん、イベントですよ!イベント!
本文:
P(・・・ってな)ソウシーン!
P(改めてスタートを見直すべきだと思いながら、3日目は終了したのであった)
一端仮眠…30時間はマジやヴァイ
嫌いじゃない 寧ろ好き
でも半角カナとか括弧をつかってネタを盛り込みすぎててちょっと読み辛い
し ほ
>>189
すこしたまってる
>>189
がゆえに、今後の参考にします。
ユーガッタメール ユーガッタメール ピッ
差出人:音無 小鳥
件名:評価についていっておきますね
本文:
本日のお勤め。そして、
先ほどはお疲れ様でしたm(_ _)mピヨ
まだ言っていないことが
幾つかあったので、早めにお伝えします
評価は上がれば上がるほど、
その子との強い信頼関係を表します
上がれば上がるほど、あなたの
プロデューサーの腕、アイドルたちの
コンディションも高まりますっ↑↑
しかし、上がれば上がるほどあなたと
かまう時間も増えていきますっ!
プロデューサーさんとの関係も
密接なものになればなるほど、
それに嫉妬してしまう子も出てくるでしょう。
私だって…(*`ω´)
そうなってくると、●印の女の子たちの数も
増えてくると思います(><;)
そういう時は、オフの日にデートや
その子のために、イベントを
是非是非とってきてください!
P(な、長いけどこれは理解しないといけないのかな)
P(それにこれ以上アイドルが増えるのか?)
P(………)
P「やだーーー!」
P(つ、続きがまだあった)
P(だがしかし…)
P.S 私はプロデューサーさんのこと
信じてますから。
たまには一緒に飲みに行きましょう、ネ?
小鳥より
P(こ、小鳥さん…)
P(眠くて眠くて…続きの…最後の文がかすんで…)
ピーーーーーー
携帯電話「充電してください」
P(もうむりです)ガクッ
翌日
P「さて、やってきましたよ!」ドキドキッ
P「春香のために、取ってきた初のイベント!」
春香「い、イベントっ!」ハラハラ
P「…そんなに焦らなくてもいいだろうに」ドキドキ
春香「ぷ、プロデューさんだって」ハラハラドキドキ
P「プロデュー誰だよプロデュー」
イベント会場
P「観客は…500人そこらかな?」
P(少ないのかな…いやでも、口コミで広がったり)
P(ここからオファーが来ることになるかもしれないぞっ!)
春香「それでプロデューサーさん?一体何をするんですか?」ドキドキ
P「おっとさっき伝えたのにもう忘れたのか」
春香「え、えへへー。緊張がなかなか抜けなくて」
P「…じゃあもう一回説明するぞーっ!」
ペチャクチャペチャクチャ
765プロ
伊織「………」カキカキ カタタタタ、ターンッ!
小鳥「ピピピ…」スラスラスラ
伊織「…はい、こっちの書類。全部移し終わったわよ」パサ
小鳥「はい、ありがとう。伊織ちゃん」パシ
伊織「って、ちょっと!何で私が事務の仕事手伝わなくちゃならないのよっ?」
小鳥「ピッ!?」
小鳥(もう全部終わりそうなのにこのタイミングでノリ突っ込みなんて)
伊織「というか、プロデューサーと春香は何処に行ったのよっ!?」
小鳥「今日は、プロデューサーさんが仕事を取ってきてそっちに…」
伊織「なんで私にはなにも、仕事をよこさないのよっ!」
小鳥「で、でも。私、たすかっちゃったよ伊織ちゃん」
小鳥「もし嫌だったら途中で帰ってくれてもよかったのに」
伊織「こ、ここまで来たのに何もやらないのはもっと嫌なのっ!」
小鳥「ピ、ピヨ」」ドキッ
伊織「それ、貸して…」
小鳥「ピ?」
伊織「もうすぐ終わるんでしょ?だったらさっさと片付けるわよ」
小鳥(いい子だなぁ)ジーン
………
イベント会場
えらいの「まずい、結局アイドルの人数が足りなくて盛り上がりもあまり無かった…」
えらいの「今のままでは、観客にもあまりいい印象を与えられなかったことになる」
えらいの「何かいい案は無いだろうか」
えらいの(客、マイク、歌、発掘)
えらいの「そうかっそうかっ!」
えらいの「おい!これをするから伝えて来い」
雑用「は、はいー!」ピュー!
P(人数が足りないといっても10人も他のアイドルたちがいるんじゃ)
P(今回はあまり目立てた…とは言えないなぁ」ムゥ
司会「えー、それではですね」
司会「ここで、サプライズイベントのお時間となりました!」
P(…さ、サプライズぅ?)
春香(え?え?まだ終わってないの?)
司会「先ほどアイドルのみんなが歌ったこのマイクスタンドで」
司会「もう一度、歌うチャンスを与えます!」
P(これはチャンスじゃないか!?)
春香(お、同じ曲じゃ駄目かなぁ?)
司会「無論、同じ曲を歌ってもかまいません!」
春香(やった!)
司会「ですが、それではこのイベントを延長したいだけに過ぎません」
春香(え、じゃあ)
司会「ですからここはっ!今この会場にいる皆様にも!」
司会「チャンスを与えようではありませんかー!!!!!」
P(急遽、のど自慢みたいに…)
P(駆け出しといえど、アイドルたちがここで)
P(ダンス、歌、容姿を見せた後だぞ?)
P(たとえこの人数でも出てくる勇気なんて…)
司会「おっとー、ここでー!なんと一つの手が上がったぁぁぁ!」
P(司会の声がうるさい…)
春香(わっ、すごい。勇気あるなぁ)ドキドキ
司会「早速ステージのほうへ上がっていただきましょう!」ドウゾッ!
スタスタスタスタスタ...
P(女の子…しかもあの子は)
司会「さて、勇気あるお嬢様」
司会「お名前を聞いてもよろしいでしょうかー!?」
?「はい」
?「私は、如月千早と言います」リン
P(発声練習していたあの子か…なんて響き渡る声なんだ)
P(容姿も他のアイドルと比べると大人しいが)
P(やっぱり、綺麗だなぁ)
司会「おおっと、思わず聞きほれてしまうような声です!」
司会「何か、曲のリクエストはありますか?」
千早「いいえ、音楽はかまいません」
P(何を歌うって言うんだ?)
千早「スゥ…」
千早「ーーーーーーーー」♪
…
イベント終了後
春香「お疲れ様でしたー!如月さん、すごかったですね!)
P「お疲れ春香。ああ、彼女はとてもすごいよ」
P(彼女、如月千早は驚いたことに発声練習を始めた)
P(しかし、彼女をあざ笑うどころか、迎えたのは拍手)
P(拍手が鳴り止む前に彼女は逃げるように人ごみに消えてしまった)
P(彼女を見たら、社長は絶対に言うであろう)
高木「ティンと来た」 P「うわっ、ビックリした!」
高木「おぉ、君か。ご苦労だったな。春香君も、ご苦労様」
春香「はい!ありがとうございます!」
P「来ていたのなら、最初から言ってくださればいいのに」
高木「ん?おー、そうだったね。すまない、すまない」
春香「私、着替えてきますねー」スタスタスタ
P「あぁ、いってらっしゃい」
高木「ところで、ちょっといいかね?」
P「はい、何でしょうか?」
高木「如月千早という少女について何か知っていることは無いかね?」
P「さらう気ですか」
P(その後春香と合流し、765プロへ引き上げると)
P(ご立腹の伊織と、業務が終わったのか)
P(のほほんとお茶を飲む小鳥さんが俺たちを出迎えてくれた)
P(それにしても…千早か…)
P(彼女の存在が、あのイベントの客の感動を持っていってしまった)
P(…おかげで、イベントの効果も望み薄だ、トホホ)
P(いやそれより…ただの声出しに)
P(負けたのかー!?)
P宅
P(小鳥さんから評価のメールが届いたぞ)
春香 □ 千早 ? 響 ? (ブタ太 ○)
小鳥 ? 伊織 ● 真 ?
P(春香の不満は解消できたようだ…)フゥ...
P(しかし、伊織をほったらかしにしてしまったせいで)
P(今度は伊織がご立腹だ)
P(明日はミーティングとレッスンをしよう)メルメル
P「なんで小鳥さんも ? なんだよ!」
P(イベントの興奮と小鳥さんの評価が気になって)
P(悶えながらも、5日目の朝を迎えるのであった)
鼻血ですよっ!鼻血っ!
ごめんなさい、一旦…
765プロ
ガチャッ
?「し、失礼します!」
小鳥「…?はい、いらっしゃいませ」トテトテ
?(うわー、綺麗な人だなぁ)
小鳥「どうかなさいましたか?(男の子?)」
?「え、えと僕、これ。渡されて」スッ
小鳥(プロデューサーさんの名刺ね)フムフム
?「そ、それでっ!プロデューサーさんはいますか!?」
ガチャッ
伊織「おはようって、あら?どちらさまですか?」
?「あ、自己紹介がまだでした!」
?(可愛い子だなぁ、礼儀正しいし)
?「はじめまして、僕の名前は菊地真っていいます!」
伊織「菊地……真?」
伊織(………っ!)
伊織「私は、アンタなんかの友達じゃないわよっ!」
真「え、はい?」
数分後
ガチャッ
P「遅れてすみませ ワーワーギャーギャー!
P(朝から何なんだっ?)
P「何事ですかっ!?」
小鳥「ぷ、プロデューサーさーん!」ピヨピヨ
真(え?プロデューサー?)
伊織「ちょっと!このうるさいのアンタの客でしょ!」
P「え?俺に客?誰ですか?」
真「ぷ、プロデューサー!」ガシッ
P「うおっ!」
キーン
P(耳が痛い、顔近い)
P(あれ、この顔は確か…)
P「ま、真じゃないか」
真「はい!覚えてくれてたんですね!」パァ
小鳥(あ、可愛い)
P(わりと良い印象を与えたみたいだぞ)
P(…の反面)
伊織「…フンっ!」プイッ
P(あまり良い印象を与えられなかったかな)
P(ここは伊織の機嫌を直すために…)
P「ま、真?」
真「ハイっ!なんですか、プロデューサー!」キラキラ
P「今から、伊織とミーティングを行うんだ…」
P「悪いんだが小鳥さんとこk
真「お仕事なんですね!?僕が一緒でもいいですか?」キラキラ
P(どうすんの俺、どうすんの!?)
P(こんな純粋な目を、俺は知らない…)
P「じゃあわk
伊織「お客様には、ここで待ってもらったほうがいいんじゃないかしら?」
P(完全に拒んでいるなぁ)
真「だっかっら!僕はここにアイドルになりに来たって言っただろっ!」
P(…初耳ですし、ちょっと言ってる意味分かりません)
伊織「アンタみたいな、男女には一生かかってもアイドルにはなれないわよっ!」
真「猫かぶりには言われたくないよ!」
伊織「なによ?男なら男らしく、女にチヤホヤされてればいいわっ!」
伊織「それにいきなりアイドルになるなんてっ。どうかしてるわ!」
P(伊織?それ、お前もだからな?)
P(まぁ、当たり前の対応をすればいいか)
P「伊織、まずはお客様に失礼なことをしたなら謝ってくれ」
伊織「…なによ?」ジロ
P「本当にお願いします伊織さま」ペコリ
伊織「…やめなさいよ、みっともない」
P(まぁ、こんなもんだろう)
真「なんで、プロデューサーが頭を下げるんですかっ?」
P「おほん、真?」
真「はい、なんですかプロデューサー」
P「俺はまだ、君のプロデューサーではないんだ」
真「………」
P「話は落ち着いてできていなかったようだし」
P「改めて小鳥さんと話しておいてくれないか?」
真「…わかりました」ムー
P(真はまだ納得していないだろうなぁ)
P(あまり良い印象を与えられなかったな)
別室
バタン
P「で、さ。なんで伊織は真に当たったんだ?」
伊織「はぁ。元をたどればアンタが変なこと言わなきゃよかったのよ」アホラシ
P「変なこと?(いつの話だ?)」
伊織「私がアンタにぶつかった次の日の夜」
P(俺が伊織とぶつかった時なんてあったか…?)
P「もしかして、俺がまこt
伊織「だから真は関係ないってこの前言ったでしょう!?」
P「…そうでした、ごめんなさい」
P(そういえば…二日目俺は熱を出して…)
P(765プロ前で悪い印象を与えた記憶が…)
伊織「もう、いいわよ。別に怒ってもないし…」
P「そ、そうか。よk 伊織「呆れたけどね」
P(あまり良い印象を与えられなかったかな)
P「そ、そうだ。ミーティングが終わったら表現力のレッスンをしに行くぞ」
P「伊織は可愛さが武器だから、ヴィジュアル押しで行こうと思ってる」
伊織「…ふ、ふん!当然よ!私が一番可愛いんだからっ」
P(わりと良い印象を与えたみたいだぞ)
ガチャ
P「ミーティング、終わりました」
小鳥「はい、お疲れ様です」
春香「あ、プロデューサーさん。お疲れ様です!」
P「おう、春香も来たかっおはよう」
春香「はい、おはようございますっ!」
真「………」
伊織「………」
小鳥「はい、真ちゃん?いうことがあるでしょ?」
真「…さ、さっきは大人げなかったよ。ごめん、水瀬さん」
伊織「…伊織よ。私のほうこそ……ごめん」
P(うんうん、万事解決してよかった)
伊織「で、真はどうするの?」
P(…あれ)
真「どうするって?」
伊織「真もここのアイドルになったのなら、私と春香と一緒にレッスンに来るでしょ?」
真「…うん!」パァ
P(増えてるじゃないすかー!)
P(表現力レッスンの時間だ…)
P(最近悩みが増えて胃が持つか今から心配だ)
P(と言っているそばから胃が…)
P「ちょっと薬飲んでくる。お互いに見合ってレッスンに励んでくれ!」
ハーイ!
P「うぅ、薬を飲んだけどやはり辛い…」
P「少しでも仮眠が取れればいいんだけど…」
P「またほったらかしにならないように連絡しておこう」メルメル
P(おっ、ソファーがあったぞ ちょっと横になろう)
P「ウツラ…ウツラ…」
P(あーすぐ眠り…そ…)zzz
?「あふぅ…眠いの…」トテトテ
P「zzz...zzz...」
?「ちょっと、動いてほしいの」ユサユサ
P(なんか…揺れてる)フガッ
ドシン
P「痛ッ!?」
?「あふぅ…おやすみ…なの」zz...
P「俺の寝ていたソファー…」ジー
P(すごい可愛い子が俺が寝ていたソファーに寝ているぞ?)
P(………)
P(俺も寝よう)トボトボ
P(隣のチェアに寝かせてもらうことにした…)zzz
P(建物が閉まる直前におこされて起きてみれば)
P(うちのアイドルは早くに帰っていったそうな)
P(小鳥さんに連絡したら、三人はタクシーを拾って帰ったそうな)
P「そのタクシーって、経費でおt
小鳥「ごめんなさい」
P「てことは俺のj
小鳥「はい」
P「やだーーー!!!」
P宅
P(自宅のベッドがこれほど気持ち良く感じたのは久しぶりだ)
P(おっと、小鳥さんからいつものメールが来ていた)
春香 ○ 千早 ? 響 ? 寝る子 ? (ブタ太 ○)
小鳥 ● 伊織 △ 真 ○
P(765プロに入ったら、とても目が肥えるようだ)
P(こんなに可愛い子たちに出会うことができた)
P(しかし、千早や響、そして先の女の子にもう一度コンタクトをとってみたいぞ)
P(おや、メールの最後に一文…)
明日、飲みに行きましょうね? 小鳥
P「黒くなっとる…」
P「…是非」メルメル
P(これまた胃と懐が小さくなった一日であった)
ごめん…活動限界だよ…
起きたらまた頑張る
と言いつつ35時間ダラダラ起きてる…
ときメモ知らない方へ
基本的に、新しい行動する。
ある条件下で特定の場所に移動する
と、新しい女の子と出会っちゃうんです
まだだ、まだ終わらんよっ!
シャワーとご飯を済ませたら再開する予定ですはい。
目、覚めるはずだ
食事しながら追記
キャラ全員出したいっす
みんなを可愛くきれいにしたいっす
改悪避けたいけど私の感覚は違うから
もしかしたらおかしくなるかも?
終わり方としては、全員集合。
からの、一人だけ選ぶみたいな感じで。
ペースさらに落ちるかも…
翌日(お休み)
P(忘れていなかった?忘れていなかったけど)
P(絆って大事じゃないか)
P(仲間が増えるって大事じゃないか)
P(だけど、世の中きれい事だけじゃ許されないんだ…)
P(…みんななら分かってくれるよな?)
いらっしゃいませーっ!
P(軍資金を…調達だっ!)
P「………はぁ」ズーン
P(パチンコなんてっ!)
P「…おろしてこよ」スッ ポロッ
~♪
?「あららー?」スッ
P(今度は1パチから始めて徐々に…)トボトボ
?「あのー?」
P(これで負けたら…約束…どうしようかな)
ウィーン いらっしゃいませーっ!
?「あのー」トントン
P「ハイ?」クルッ
P(…この人は!)ジー
P(ビューティフル…)
P「あっと、俺に何か!?」
?「これ、落としましたよ?」
P「はいどうもって、俺の財布!?」
P(この人がいなければ俺は…)
P(この人はもしかして…)
P(勝利の女神!!!)
?「?」
P「あ、ありがとうございました!」
?「いえいえー、戻ってよかったですねー」
P(ちょっとおっとりしている…いや)
P(母性に満ち足りているということか)
P(賭けてみようか、この人に!)
P「本当にありがとうございました!」
?「いえいえ、落ちたところを見かけたものですからー」
P「お礼、というのは変ですが、一緒についてきてくれません?」
?「は、はぃ?」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
P「いやはや、本当にありがとうございました」ホッコリ
?「いえいえー、こちらこそご馳走になってありがとうございます」
P(わりと良い印象を与えたようだぞ)
P「本当にあずささんには、感謝しています」ペコリ
P(あの後、今まで大当たりがまるでなかったのに)
P(それが嘘のように連チャン!!!)
P(それに・・・それにだよ?)
P(パチンコなんて生まれて初めて入ったわ!)ウルサカッタナ
P(それでも大勝利を収めることができた・・・!)
P(それもこれもあずささんがいてくれたおかげだ)
P(そうだ・・・最初に俺がこの人を判断したのはそういうことじゃない)
あずさ「どうされました?」
P(俺にも人を見極める力がついているんじゃないか?)
スタスタスタ ティン!
高木「おー!君っ!そこに座っている!」
あずさ「はいー?」クルリ
高木「そう、君だよ!どうだね、我が765プロでアイドルをやってみないかね!?」
P「えっ」
P(社長のスカウト成功率は100%なんじゃないだろうか)
P(俺が・・・俺が・・・)
P(2,3会話しただけで承諾なんて)
P(楽しそうに談笑して・・・)
P(本当にあずささんはそれでいいのだろうか・・・?)
P(考えるのもあほらし・・・)トボトボ
高木「これは強制ではないんだが、本当にいいのかね?」
あずさ「はいー、もう決めましたから」ウフフ
高木「そうか!それではよろしく頼むよ」
高木(彼も中々隅に置けないねぇ)
あずさ(プロデューサーさん、かぁ)
ユーガッタメール ユーガッタメール ピッ
差出人:音無 小鳥
件名:場所は765プロの
本文:
近くにあるお店でいいですか?
P(小鳥さん、まだ昼間だって言うのに)
P(楽しみにしてくれているのかな?)
P「・・・そこでかまいませんよっと」メルメル
P(昼はさっきのカフェでコーヒーしか飲んでなかったなぁ)
P(コンビニでいいや)ウィーン
いらっしゃいませ、こんにちわー!
P(んー、レタスサンドか、ツナ卵か)
P(レタスサンドにしようっと)
P(ラスト1個買えたよラッキーっ!)
店員「いらっしゃいませー」 ピッ
ピーーーーーー
P(なんだとっ?)
店員(っれー?おっかしーなー?)アセアセ
ピッ ピーーーーーー リセット
ピッ ピーーーーーー リセット
店員(機械と客に悪い印象を与えちゃったかな)
P(俺のレタスサンド・・・)
バタン
店員?「んもー、なにやってんの?!」タッタッタ
店員「あー、ごめんなさいっ。これ打ったらなんかエラー音鳴っちゃって…」
店員?「エラー画面をよく見なさいよ、もうこれは1時間前に廃棄する商品でしょ!?」
ガミガミガミガミガミ
P(えー、俺のサラダサンド、廃棄の商品なの?)
店員?「すみません、お客様。もうこちらの商品の在庫が無いんですよ。」
P(軽いサンドはツナ卵しかないじゃないすか!)
店員?「変わりに、ツナ卵サンドはいかがでしょうか?」
P(やだーーー!)
P(でもこの店員?)ジー
店員?(すごい視線を目の前から感じるわね…)
店員?「あの、ツナ卵サンドはいかがでしょうか?」
P「…あ、そ、そうですね?それにしますよ」
P(彼女は…)
店員?「こちら1点で210円です」
隣レジ
店員「こちら3点で355円になりまーっす!」
客「いや、355円にはならないでしょ。」
店員「えっ(間違ってた?)」
客「355円丁度ね。」
店員「はい、355円丁度、お預かりしまーっす!」
客「丁度なのになにかってくるわけ?」
店員「はっ、え?(た、助けてくださーい)」
店員?「………はぁ。」
P「アハハハ、新人さんなんですね。…っと210円丁度」
店員?「いえ、私より2年も先輩なんです」
P「えーっ!」
P(やはりこの子…)
店員?「210円丁度いただきます、レシートはご利用になりますか?」
P「一応もらっときます」ジー
店員?(また見てるわね…)
店員?「あのー、さっきからなぜこちらを見ているのですかっ!?」
P(あっと、またやってしまった)
P「えーと、店員なんですよね?」
店員?「他の何かに見えますか!?」ムスッ
P(このままでは良い印象はもたれないな)
P「えーと、私服で接客して大丈夫ですかね?」
店員?「はい?」ジー
店員?「はっ!?」カァーッ
店員?「失礼しました!」タタタッ
P(まぁ、こんなもんだろう?)
ウィーン
ありがとうございましたー
P「ハァ・・・ツナ卵サンドねぇ」ピッピッピッ
P「ここで食べるのも味気ないし」
P「公園にでm ウィーン
お先に失礼します、お疲れ様でしたー!
P「あ、さっきの子だ」
店員?「あ…先ほどは、見苦しいとこお見せしました」ペコ
P「いや、俺のほうこそごめん…君の事ジロジロ見て」
店員?「それは、確かにムッとしましたけど」
店員?「コンビニの店員が私服なんて、普通ありえませんよ」
P「そうだね。始めてみたよ私服店員は」
店員?「その言い方ってすごい侮辱ですよっ!」
P「あ、ご、ごめん」アセアセ
店員?「まぁ、私は、そこまで気にしてませんけどね」クスクス
P(……ヨシッ!)
P「あ、あのさっ!」スッ
店員?「はい、なんですか?」
P「俺、こういうものなんだけど!」
店員?「コンビニのポイントカード?」
P「ってそれじゃない!」
P「何で名刺入れにポイントカードが・・・」アセアセ
店員?(おっちょこちょいなのかしら…)
スッ
P「はい、これが俺の仕事だよ!」
店員?「765プロ プロデューサー」
P「そう、アイドルのプロデューサーをしているんだっ!」キリッ
店員?「本当なんですか?」
P(あれ、疑われてるの俺?)
P「俺を疑ってますか店員さん?」
店員?「そうですね、765プロなんて知らないですし」
P(アウチッ!)
店員?「名詞なんて作ろうと思えばいくらでもそれらしいのは作れますよ?」
P「え、そうなの?」
店員?「あと、もう店員じゃありません」
店員?「申し送れましたプロデューサー?さん」
P「疑問系なんだね」
店員?「私は、秋月律子です」
P「律子」
P(その後、名刺だけ渡して公園に移動した)
P(ツナ卵サンド冷たいなぁ)
P(ってうわっ!)
P(地味にはがしておいたテープのせいで)
P(パンが乾燥してぱっさぱさに)パクッ
P(こ、これはっ!)
P(………不味いよな)
40時間は、無理でした…
一応、覚えて置いてくだされば
いずれ現れます。
…頑張ってこの日だけでも終わらせます
P(はー、休日のこのひと時)ボーッ
P(この公園の安らげるポイントはベンチだよ)
P「平和だねぇ」パクパク
モグモグ
モグモグ
P(美味しくない上に、のどが渇く…)ハァ
キャッキャッキャッ♪
P「遊具では、子供たちが楽しそうに追いかけっこをしている」パクパク
アラアラ、ウフフ
P「入り口のほうでは、ご婦人たちの笑い声が響いている」パクパク
ワンワンッ!ワンワンッ!
イヌミー!マテマテー!
P「一方こちらに向かってくるのは大きなワンちゃん…?」
ワンワン!ワンワンッ!
マツンダ、イヌミー!
P「…一直線に来ておりますな」
P「人は、パニックに陥ると落ち着いて行動することができません」
P「私は非常に落ち着いています。断言できますとも」
P「しかしながらイヌを避けると言うのはなかなかどうして」
P「たやすいことではないようです」
P(って何落ち着いて独り言言っているんだ俺!)
P「逃げるかっ」ス ベチャッ
P「え」 ピラピラピラ
パサリ
紙「ペンキ塗りたて」
P「え」 ワンワンワンワンワンワンワン!
ドンガラガッシャーン!
P「あてててて…」
ペロペロペロ クゥーン!
P(く、くすぐったい)
P(ほっぺたについていた卵をなめとっていたようだ)
P(バッチリ良い印象を与えたようだぞ)
イヌミー! イヌミー!
P「はて…この声どこかで?」
響「いぬ美ー!君が早いのは分かるけど」
響「自分を置いていかないでほしいぞ」ナデナデ
ワンッ!
P「って響じゃないか!」
P「なるほど、この子も君の友達なのかー(あれデジャヴ)」ナデナデ
響「そうだよ、いぬ美は自分の友達だぞっ!」エヘン
P「なるほどね」
P「響、そういえばブタ太は元気か?」
響「うんっ!ブタ太もプロデューサーの人に会いたがってたぞ!」
P「そこまで言うなら、プロデューサーでいいって」ハハハ
P(ここはやはり…いってみよう、やってみよう!)
P「ひ、響」
響「ん?どうしたんだ?」
P「じ、実は折り入って頼みたいことがあるんだ!」
響「そうなのか?自分にできることなら言ってよ!」
P「べ…べn…」
響「?」
P「ベンチ剥がすの手伝って…」
P(そろそろ立ちたい)
響「アハハハハ!プロデューサーはドジだなー!」
P(わりと良い印象を与えたみたいだぞ)
P「う、うるさいやいっ」
P「………よし」
P「っと、冗談はここまでにして響」
響「ん?今度はどうした?」
P「アイドルに、興味は無いか?」
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