パワプロ「俺たち」 聖「最強バッテリー!」 (136)

・パワプロクンのプロ生活ssです。

・初スレです。何卒ご了承くださいませ。

・オリキャラ登場します。

・基本一話完結。

・ネタがつきない限りは書こうかと思います。

・随時更新します。

・パワプロは投手です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1381845665

~横浜スタジアム~

パワプロ「ふぅ・・・今日から俺も、横浜DeNAベイスターズの一員かぁ」


パワプロ「ドラフト順位は5位だったけど、あこがれのプロ野球選手の一員になったんだ。頑張るぞ!」


???「パワプロ先輩」


パワプロ「ん?その声は・・・聖ちゃん!」


聖「久しぶりだな、先輩。一緒のチームになるとは思ってなかったぞ」


パワプロ「僕も思ってなかったよ!これからよろしくね!」


聖「ああ、こちらこそよろしく。ところで・・・」


パワプロ「ん?どうしたの?」


聖「入団祝いだ。このリストバンドをやろう」サッ


パワプロ「え、いいの?しかもお揃いじゃん!」


聖「そ、それは同じものを二つ持っていただけだ!」


パワプロ「ありがとう!大切に使うよ!」


紫色のリストバンドを手に入れた

~スタジアム内~

中畑「よーし、集合!」

ザザッ

中畑「えー改めて、今日から新たに加わる新人選手を紹介するぞ」

「木山です!ポジションは・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~

パワプロ「パワプロです!ポジションはピッチャーです!よろしくお願いします!」


聖「六道聖です。ポジションはキャッチャーを担当させていただきます」


茶来「茶来元気っす~!ポジは二塁やりますんでシクヨロで~す!」


中畑「よし!以上で選手の紹介は終わりだ」


中畑「次に、一軍と二軍を発表するぞ」

中畑「・・・以上が二軍だ。各自このキャンプでしっかり調整するように!」

ハイ!


パワプロ「あーあ、やっぱり二軍スタートかー」


聖「私も二軍だったぞ。まあ、オープン戦で結果を出せば開幕一軍も・・・」


茶来「よ~パワプロ!俺のこと覚えてる?覚えてるよな?夏の甲子園でお前からスリーラン打った茶来だぜ~!
   まあおんなじチームになったからはシクヨロな~!それにしても、二軍の面々はぱっとしね~な~。ま、
   俺も二軍だから人のこと言えね~か!お、かわいい姉ちゃんいるじゃん。俺は茶来元気!ポジは・・・」


パワプロ「あ、ああよろしく・・・聖ちゃん大丈夫?」


聖「・・・ちょっと後半何言ってるか分からなかった・・・」

~東京ドーム~

阿部「猪狩!俺がキャッチャーの阿部だ、よろしくな!」


猪狩「阿部先輩、こちらこそお願いします」


阿部「それにしても一軍スタートか・・・すごいな!監督はお前を開幕投手にしようか迷ってたし・・・」


猪狩「僕が?本当ですか?」


阿部「ま、まずはオープン戦で結果を出さないとな。よし、ボール受けてやるよ!」


猪狩「はい、よろしくお願いします」


猪狩(オープン戦・・・あいつは出てくるだろうか)


猪狩(甲子園では、ピッチャーのあいつにホームランを打たれてサヨナラだった・・・)


猪狩「今度こそあいつに勝って、どちらが強いかはっきりさせてやる!」


阿部「声に出てるぞ、猪狩」


猪狩「・・・え?あ、いや、これは何でも・・・!」


阿部(若いな~)

~甲子園球場~

能見「なるほど、ナックルの変化はたいしたもんだ・・・」


阿畑「このアバタボール55号で優勝はいただきや!」

~MAZDA Zoom_Zoom スタジアム広島~

キィン!

福井「おいおい、また柵越えかよ。飛ばしてくるな~あいつ」


猛田「・・・」


福井「なんかカブレラに似てるんだよなぁ・・・」

~明治神宮野球場~

バレンティン「タキモト!ペーラペラペラペラペラ」


滝本「ペラペラ。ペラペラペラペラ」


生木「あの二人は何話してるんですか・・・?」


川崎「生木・・・俺に聞くな・・・」

~ナゴヤドーム~

大西「大西ダ、ヨロシク」


松倉「俺は松倉、よろしくな!よーし、ふたりでチームの新人二本柱目指して頑張ろうぜー!」


大西「イヤ、一軍ノ新人ぴっちゃーハモウヒトリイルミタイダ」ユビサシ


松倉「え?」


???「―――よろしくな、二人とも」

~日本製紙クリネックススタジアム宮城~

みずき「次、ストレート」

ズバァン!

みずき「次、スクリュー」

ズバァン!

星野「気合いはいってるなぁ」



北岡(オリキャラ)「内野手の北岡です!よろしくお願いします!」


内野手(((・・・銀髪だ・・・)))

~ヤフオクドーム~

ボム「アレックス・ボンバーデス。ボムッテヨンデネ」ニッコリ


東條「これがプロの覇気・・・」ゴク


雅「オーラを感じるよ・・・」ゴク


内川「ボム、びびられてるぞ・・・」

~ほっともっとフィールド神戸~

金子「行くぞ、進!」ビュ!

キィン!

金子「な!?」


進「次、お願いします!」


森脇「そんなことじゃ開幕投手は厳しいぞ、金子」


金子「くそ、結構やるじゃねえか!」

~札幌ドーム~

鮫島「うおりゃああああああああ!」キィン!


青葉「うおおおおおおおおおおお!」バシィン!


大谷「・・・今年のルーキー怖い・・・」


鮫島・青葉「「あぁん!?」」


大谷「ひぃ!」

中途半端ですがいったん切ります。

明日の10時頃から再開します。

投手なのにリストバンド貰っても試合じゃ使えないんだけど
腕の感触の差異が試合に響くこと覚悟で練習中だけ使うのか
それとも無難に部屋に飾っておくのか

先輩なのにプロだと同期なのか?

>>20
ごもっとも。しかしあれには秘密があるのです。

>>23
聖ちゃんが「おいパワプロ」と呼び捨てにしているのが想像できなかったので「パワプロ先輩」にしました。
パワプロと聖ちゃんは同い年です。

今回から、最期の書き込みで自作の応援曲を載せていきたいと思います。

では再開します。

>>25
サクセスで聖が先輩の場合、普通に主人公のことは呼び捨てだけどな

~千葉ロッテマリンスタジアム~

はるか「お疲れ、あおい」


あおい「ありがと、はるか。は~、プロになったっていう実感がまだ湧かないよ~」


???「ヤレヤレ、ソンナ甘チャンガ一軍ナンカニイヤガッタノカ」


あおい「!」


はるか「あなたは・・・?」


ミック「まりーんずノ五番ばったー、ミック・ファンクダ。ソレニシテモ、日本ノ
    べーすぼーるハ女が投ゲテルノカ、道理デ弱イワケダ」


はるか「!あおいは立派なプロ野球選手です!その気になればあなただって・・・」


あおい「いいよ、はるか。ミックの言う通り、ボクはまだまだだし」


ミック「ハッハッハ!流石ニ自分ノ実力クライ分カッテルノカ!マ、精々足ヲ
    引ッ張ラナイ程度ニガンバリナ!」スタスタ


はるか「あおい、大丈夫?」


あおい「大丈夫、大丈夫!じゃあボクは練習に戻るね」スタスタ




あおい(そう、ボクはまだまだ力が足りない・・・)


あおい(だからこそ・・・皆の力になれるように、ボクは強くなる!)


友沢「一人で何突っ立ってるんだ、あおい」


あおい「ひゃ!?友沢君!?」

~西武ドーム~

矢部「矢部明雄でやんす!アピールポイントは足の速さでやんす!」


中村「打撃は?」


矢部「え?」


マキシマム「走力ナド、パワーの二ノ次!タップリシゴイテヤル!」


矢部「ひ・・・ひいいいいいいいいいいいいい!!!でやんすぅぅぅぅぅぅぅ!!!」


奥居(うわ・・・俺何もアピールポイント無えよ・・・)


渡辺「次、麻生!」


麻生「麻生です。ポジションはピッチャーを担当します」


マキシマム(ン?ドッカデミタ顔ダナ・・・)



パワプロ(ドラフト会議では、見知った奴が何人もプロ入りしてた・・・もちろん猪狩も)


パワプロ(彼らに負けないようなピッチャーに絶対なってやる!)


やる気があがった


聖「さて、久しぶりに先輩と練習するわけだが・・・一応能力を確認させてくれ」


パワプロ「あ、うん。僕の能力は・・・」

パワプロ  オーバースロー
投手能力
球速 147㎞  コントロールD スタミナB
スライダー3 カーブ5 フォーク3 チェンジアップ1
ピンチ4 根性

野手能力
FDCBDB
サヨナラ男

パワプロ「って感じかな」


聖「うむ、大学時代とさほど変わってないな」


パワプロ「ちょ、そんなはっきり言わなくても・・・」

~二週間後 練習後~

荒波「おい、新入り。名前は確か・・・」


パワプロ「パワプロです。よろしくお願いします、荒波先輩!」


荒波「おぉ、名前を知っててくれたのか。こちらこそよろしくな!
   でさ、ちょっと監督から伝言なんだけど」


パワプロ(監督から?なんだろう・・・)





荒波「なんか、オープン戦初日は先発しろだってよ、よかったな!」


パワプロ「」

パワプロ「・・・ワンモアプリーズ?」


荒波「いや、だから」


荒波「パワプロ、お前オープン戦初日の先発だって」


パワプロ「な、なんで俺が!?」


荒波「いやー俺もびっくりしたけどさ、なんか」


中畑『プロとしての奴の力が見てみたい』


荒波「だってさ」


パワプロ「プロとしての・・・力?」


荒波「ま、そんな深く考えんなよ。要はお前の実力が見たいだけなんだから。じゃ、俺はこれで」ガチャ バタン

パワプロ(おれが・・・初日の先発・・・)


パワプロ「・・・よし、チームを守る最高のピッチングを見せてやるぜ!」




荒波(あ~、あれは完全に力入りすぎてるな・・・)


荒波「ま、奴がどんな球投げるかは俺も興味あるし、ここは見守っとこっと」

~オープン戦二日前~


みずき「ふぅ・・・さすがに、一人三打席×スターティングオーダーの九人はきつかったわね・・・」

ガチャ

北岡「おう、橘!いま帰り?」


みずき「あんたは確か、北岡だったわね。私に何か用?」


北岡「いや、二日後のベイスターズ戦な・・・聞いた話だと、ルーキーのパワプロとかいう奴が
   投げるらしいぜ」


みずき「え、パワプロくんが!?」


北岡「おう。確かお前、あいつと大学同じとか言ってたよな。どんな奴か気になるぜ!」


みずき「・・・」


みずき(オープン戦初日・・・先発は私と監督に言われた・・・)


みずき「ま、相手が誰でも関係ないわよ」


北岡「へ~、強気だな」


みずき「あんたも人のことより自分のこと心配しなさいよ。じゃ、お先」ガチャ バタン


北岡「え?俺心配されてんの?」





北岡(橘・・・お前、俺の打撃受けたこと無ぇだろ)ニヤ

~オープン戦前日~

聖「聞いたぞ、先輩。オープン戦で先発を任されたそうだな」


パワプロ「あ、うん。相手は確か、イーグルスだったっけ?」


聖「ああ。あそこにはみずきはもちろん、パリーグ最強といわれるエース、田中将大投手もいるからな。
  簡単に点は取れないぞ」


パワプロ「うん。でも、聖ちゃんの力ならプロでも対等に戦えるんじゃない?」


聖「私はまだベンチだし、それに・・・」


パワプロ「それに?」


聖「正直、ちょっと緊張してるんだ・・・」


パワプロ「え、聖ちゃんが緊張!?めずらしいなぁ」


聖「先輩は、緊張してないのか・・・?」


パワプロ「僕は全然!だって、明日のオープン戦で俺の全力を監督に見せるって自分の中で決めたから!」



~翌日 オープン戦初日~

観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア・・・・・・・・・・・・」


パワプロ「」


聖「先輩・・・昨日の言葉、もう一度言えるか・・・?」

中畑「皆、このオープン戦が俺たちのスタート地点だ」


中畑「勝利して、一歩踏み出すぞ!」

オーーーーーーーー!





ウグイス嬢「―――ライト、モーガン。そして、ピッチャーは

      
      パワプロ」

ドワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!


パワプロ「!」ビクッ


パワプロ(うわぁ・・・俺、プロのマウンドに立ったよ・・・)


パワプロ(ここでおれは戦うのか・・・)

ポン

パワプロ「ひっ!」


鶴岡「そんなに力むなって」


荒波「そうそう、お前一人の野球じゃね―んだし」


ブランコ「ペラペラペラペラ!(打たれても、俺が取り返してやるよ!)」


中村紀「よし、じゃあパワプロ!お前、何か言って盛り上げろ!」


パワプロ「ええ!?紀さん、いきなりそんなこといわれても・・・」


パワプロ(とはいえ、何か皆俺待ちみたいになってるし・・・)


パワプロ「ええっと・・・浜の星ー・・・」


一同「「「声が小せえ!!!」」」


パワプロ「ひっ!よ、よし

     
     浜の星いくぞー!!!」


一同「「「オーーーーーーーー!」」」

本日の分は終了します。
次回は、明後日の10時頃に再開します。

それでは、本日の応援曲は、パワプロ2013OPの「START」です。
(応援曲は、パワプロ2012決定版で作成したものです)

にあど はあお さおお おそち おくち うつち
なひお てえの めひお どろの つめに でんつ
ざへへ がくろ くにざ ゆちひ ほをあ ぼずす
ほべの さぞぐ つべす こびび じきぞ てぞゆ
つちは ぐあり つすく ぎやと かうさ しせほ
けむれ おむべ ざずは つとど おろう しみへ
ばゆら さあぎ ゆさて ぞけの そるへ ぬおぎ
ぞてる いぶを まば

それでは。

乙。俺は曲だけなら8が一番良かった。

猪狩と友沢もタメなのか…ここはちょっと違和感あるな

>>40
一応、ボム、ミック、マキシマム以外のサクセスキャラとオリキャラは新人選手でまとめています。
友沢とあおいちゃんも同期です。

大分進んでいますが、>>26さんの意見を重視して、「パワプロ先輩」を「パワプロ」にしたいと思います。皆さん、脳内変換をお願いします。

それでは再開します。

堂前「さあ、本日の司会は堂前英男でお送りいたします!イーグルスのオーダーはご覧の通りです」


イーグルス スターティングオーダー

1 遊 松井
2 一 銀次
3 中 聖澤
4 D ジョーンズ
5 三 マギー
6 二 西田
7 左 鉄平
8 右 牧田
9 捕 嶋
投手 橘


ウグイス嬢「一番、ショート
      松井」


パワプロ(プロ初めてのバッターが松井さんか・・・)


パワプロ(鶴岡さん、よろしくお願いします!)


鶴岡(初球、インロー直球)

ビュ! バシィン!
ストラーイク!

鶴岡(よし、次はアウトローカーブで)

ビュ! キィン!


パワプロ(打たれた!?)


堂前「これはセカンドゴロ正面です!」

アウトー!

パワプロ「ふう・・・」


パワプロ(一打席が・・・めちゃくちゃ長く感じる・・・!)

ウグイス「二番、ファースト
     銀次」


鶴岡(初球、直球高めギリギリ)

ビュ!バシィン!
ストラーイク!

鶴岡(二球目、スライダーで一球外せ)

ビュ!バシィン!
ボール!

~~~~~~~~~~~~~~~

堂前「さあ、フルカウントからファールで粘っています、銀次!」


鶴岡(よし、チェンジアップでタイミング外すぞ)

ビュ!

銀次「!」スカ

バシィン!
ストラーイク!バッターアウト!


パワプロ(よし、いける!)

ウグイス嬢「三番、センター
      聖澤」


パワプロ(そうだ、びびってたら負ける・・・)


鶴岡(初球、スライダー)


パワプロ(冷静に行けば・・・勝てる!)ビュ!

ガキィン!

パワプロ「!?」


堂前「いったー!ライトスタンド一直線!パワプロ、プロ初の被安打はなんとホームランとなってしまいました!」

ホームラン!

ドワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

パワプロ「・・・」


鶴岡「大丈夫か、パワプロ」


パワプロ「は、はい・・・」


鶴岡「・・・サインが悪かったな。次から気をつける」ザッ


パワプロ「!」


ウグイス嬢「四番、指名打者
      ジョーンズ」


パワプロ(違う・・・鶴岡さんのせいじゃない・・・)


鶴岡(インロー、フォーク)


パワプロ(俺が焦って軽い球を投げたから・・・!)ビュ!

キィン!

堂前「打ったー!打球はセンターとレフトを抜けたー!」


パワプロ(やば・・・!)




中畑「ツーベースか。こりゃ初回からピンチだ」

~~~~~~~~~~~~~~~

堂前「さあ、ツーアウトからランナー二三塁のピンチです、パワプロ!」


ウグイス嬢「六番、セカンド
      西田」


パワプロ(まずい・・・まずい!)


鶴岡(初球、ボール球のフォーク)


パワプロ(このままじゃ・・・!)ビュ!

キィン!

パワプロ「!?」


パワプロ(ああ、やっぱり俺じゃ・・・速すぎたか・・・)


堂前「打ったー!打球はセンター前ヒット―――」


荒波「―――にさせるかぁぁぁぁぁ!」バシィン!

アウトー!

堂前「おおっと、センター荒波、ダイビングキャッチ!スリーアウトチェンジです」


パワプロ「あ、荒波さん!」


チェンジ!

パワプロ「・・・」


鶴岡「ナイスプレー、荒波!」


荒波「おう!よし反撃だ!」


パワプロ「あの・・・皆さん!」


一同「「「?」」」


パワプロ「すいません!俺のせいで、初回から悪い流れを・・・」


内川「ちょ、何頭下げてんだ!あげろあげろ!」


中村紀「そんなもんいちいち言っとったらきりないぞ、パワプロ」


パワプロ「でも・・・」


鶴岡「あのな、パワプロ。俺の仕事はお前からボールを受けること、そして受け止められなかった分だけ打席で打つなんだよ」


石川「逆に言うと、お前が打たれないと俺らの仕事が無くなっちまうぜ、パワプロ」


モーガン「ペラペラペラ、ペラペラペラペラ!(黙ってベンチに座ってな!帰ってくる頃には逆転してるぜ!)」


パワプロ「皆・・・」


ソーサ「ペラペラペ・・・(そして、締めは俺が・・・)」


パワプロ「皆さん、お願いします!」


一同「「「おう、任せとけ!!!」」」


ソーサ「」

ベイスターズ スターティングオーダー

1 荒波 中
2 内村 二
3 モーガン 右
4 ラミレス D
5 ブランコ 一
6 金城 左
7 中村紀 三
8 石川 遊
9 鶴岡 捕
投手 パワプロ


ウグイス嬢「一番、センター
      荒波」


みずき「さて・・・」


みずき(荒波さんが最初のバッターかぁ・・・)


嶋(初球、ストレート)


みずき(ま、誰が相手でも・・・全力で!)ビュ!

バシィン!
ストラーイク!

荒波「!速ぇな」


~~~~~~~~~~~~~~~

ストラーイク!バッターアウト!
チェンジ!

堂前「ああっと三振!ベイスターズ、満塁までいきましたが後続が続きません!」

ウグイス嬢「二回の表、イーグルスの攻撃。七番、レフト
      鉄平」


パワプロ(よし、もう大丈夫)


鶴岡(初球、インローカーブ)


パワプロ(俺だけじゃ勝てない・・・だから鶴岡さん、お願いします!)ビュ!

バシィン!
ストラーイク!

~~~~~~~~~~~~~~~

堂前「さあ、七回の裏が終わりまして1―0!橘、パワプロ共にルーキーとは思えないピッチングです」


堂前「ここで他球場の様子をお送りします」

~~~~~~~~~~~~~~~

ヤフオクドーム ホークス対スワローズ 六回表 0―2
        投手 摂津対石山


滝本「!」ガキィン!

ツーランホームラン!


バレンティン「ナイス、滝本!ペラペーラペラペラペラ!」


滝本「ペラペラペラ、ペラペラ!」


生木「あの、あのふたりは・・・」


川崎「だから俺に聞くなよ・・・」

ナゴヤドーム ドラゴンズ対オリックス 八回表 0―0
       投手 吉見→松倉対西


進「!」キィン!


松倉「やべ!?」

バシィ!

井端「荒木!」ビュ!


荒木「よし!」パシ ビュ!

アウトー!ダブルプレー!

松倉「おお、助かりました、アライバさん!」


荒木・井端「」

千葉ロッテマリンスタジアム マリーンズ対カープ 七回表 3―2
              投手 唐川→友沢対前田健


前田健(おいおい、あの友沢って奴、肩壊してたんじゃ無いのかよ・・・!?)


友沢「・・・」ビュ!

ストラーイク!バッターアウト!
チェンジ!

札幌ドーム ファイターズ対タイガース 七回裏 2―1
      投手 多田野→青葉対能見


青葉「うおおおおおおおおおお!」バシィン!


鮫島「おらあああああああああ!」ガキィン!


一同(((だから、恐ぇよ・・・)))

東京ドーム ジャイアンツ対ライオンズ 試合終了 5―0
      猪狩対岸→サファテ→麻生



パワプロ「!猪狩・・・完封してやがる!」

ウグイス「八回の表、先頭バッター、鉄平―――にかわりまして、北岡」


北岡「よっしゃーーーーー!!!やっと俺のターン!」ブン!ブン!


パワプロ(なんだ、あいつ・・・?あの言動、本当にルーキーか?)

プレイ!

鶴岡(詳しいデータが無い、ここは一球外すぞ)


パワプロ(了解!)ビュ!


北岡「おっと!」キィン!


パワプロ(当ててきた!でもこれなら打ち取れて―――)

ホームラン!

パワプロ「」

堂前「な・・・なんという事でしょう!低めに落ちたボール球をそのままスタンドへー!北岡、初球からプロ初打席初ホームラン!」

ドワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

パワプロ「ま、まじで・・・?」


鶴岡「あの当たりでホームランだと!?」

ホームイン!

北岡「よっしゃーーーーー!初ホームランいただきーーーーー!」


鶴岡(北岡・・・何者なんだ・・・)

ウグイス嬢「七回の裏、先頭バッターは
      鶴岡」


鶴岡(何とかして流れを作らなければ・・・)


みずき「ふぅ・・・」


鶴岡(向こうも流石に疲れてきてる・・・そろそろ攻め時か!)

ビュ!ボス!

鶴岡「ぬおおおおお!?」

デットボール!

荒波「うわ、あれは痛いわ・・・」


中畑「・・・」ガタッ


内川(ん?交代か?)

ウグイス嬢「ベイスターズ、選手の交代をお知らせします。ランナー鶴岡に変わりまして、茶来」


茶来「おねっしゃーす!」


みずき(何なの、あいつ・・・チャラいわね)


星野「そんなら、こっちも・・・」

ウグイス嬢「イーグルス、投手の交代をお知らせします。ピッチャー橘に変わりまして、青山」


荒波(変えてきたか・・・)


ウグイス嬢「一番、センター
      荒波」


荒波(とにかく一点だ・・・)スッ


堂前「荒波、送りバントの体勢です!」


ビュ!

茶来「!」ザッ!


堂前「ああっと、茶来走った!これは・・・」


荒波(・・・と見せかけての!)キィン!


堂前「エンドランだ―!」


青山「!」

堂前「さあ、ノーアウト一、三塁に変わりましてバッターは内川!」


中畑「どれ」ガタッ


中村紀(また交代するんか?)




ウグイス嬢「バッター内川に変わりまして
      六道」


堂前「来たーーー!ベイスターズの新人女性選手、六道聖です!」




六道「・・・」ブルブル


石川「おい、かなり緊張してるぞ」


中村紀「あんなんで打てるわけ無い。パワプロ、一声掛けてこい」


パワプロ「え?あ、はい!」

パワプロ「聖ちゃん、大丈夫?」


聖「ひゃい!?な、なんだパワプロ!」


パワプロ(大丈夫じゃないよな、そりゃ・・・)


パワプロ「聖ちゃん、落ち着いて。聖ちゃんの力なら打てるって!」


聖「そ、そんなの分からんだろう!もし打てなかったら・・・」ブツブツ・・・


パワプロ(うぅ、なんて言えばいいんだ・・・?)


パワプロ「あー、えっと・・・あの、その、僕たちのチームは負けてるじゃん?」


聖「う、うむ・・・」


パワプロ「勝つためには、聖ちゃんの力が必要なんだよ」


聖「しかし・・・」


パワプロ「僕の力じゃどうにもならないんだ・・・僕達を助けてほしいんだ、聖ちゃん」


聖「皆を、助ける・・・」

プレイ!

堂前「さあ六道、注目の第一打席です!」


聖(パワプロが・・・私を頼ってくれてるのか・・・)

バシィン!
ストラーイク!

堂前「直球!インロー決まってストライク!」


聖(それなら、いつまでも)

バシィン!
ストラーイク!

堂前「低めのスライダーはストライク!六道、あっという間に追い込まれました!」


青山(よし・・・これで三振!ビュ!)


聖「―――緊張してるわけにもいかないな」

ガキィン!

浜星一同「「「!!!」」」

堂前「打った―!打球はセンターの奥へ突き刺さった―!」


浜星一同「「「回れ回れ回れ回れ!!!」」」


堂前「茶来、ホームイン!そして荒波もサードを蹴った!」


北岡「バックホームゥゥゥゥゥ!」

ギュイーン!

荒波「うおおおおおおおおおお!」

ザザァァァァ!

堂前「北岡のレーザービーム!果たして判定は・・・」





セーフ!

ドワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!

浜星ファン「「「ゴーゴーレッツゴーろーくーどーう!!!ゴーゴーレッツゴー・・・」」」


聖「・・・」

ポロ・・・

聖「!?」


荒波「お、おい!六道の奴、泣いてるぞ!」


中村紀「緊張が解けて安心したんだろ」


茶来「そんじゃあ、エール送っちゃう~?」


浜星一同「「「ナイスー六道!!!」」」


聖「!・・・あ、あはは・・・」ニコ


浜星一同(((KAWAEEEEEEEEEEEEE!!!)))ズキュゥゥゥン!

ウグイス嬢「九回の表、ベイスターズ守備の交代をお知らせします。セカンド、茶来。キャッチャー、六道」


中畑「パワプロ、まだいけるか?」


パワプロ「はい、いけます!」


中畑「よし、じゃあ行ってこい!」




ソーサ「ペラ、ペラペラペラペラ(え、俺は?)」

聖「パワプロ、大丈夫か?」


パワプロ「うん、今日はまだまだいけそうなんだ!よろしく頼むよ、聖ちゃん!」


聖「うむ、任せておけ」ザッ




パワプロ「よし、きっちり抑えて・・・ん?」

キュイーン・・・

パワプロ(な・・・なんだ!?ポケットの中が光ってる!?いったい何が・・・)


パワプロ「これは・・・聖ちゃんのリストバンド!」


パワプロ(さっきまで何とも無かったのに・・・いったい何なんだ?)


パワプロ(それに、急に疲れが取れてたし・・・力も出てきた!)


パワプロ「よくわかんないけど・・・いけそうだ!」


疲れがとれた
気分がノリノリになった


パワプロ「よし、いくぜ!」

~~~~~~~~~~~~~~~

ゲームセット!

堂前「引き分けです!決着こそつきませんでしたが、新人投手の橘、パワプロはすばらしいピッチングを見せてもらいました!」




パワプロ「結局引き分けかぁ」


荒波「なにいってんだ、ルーキーで先発完投だぞ、もっと喜べよ」


鶴岡「それに、監督のなかじゃ大分お前の株が上がったみたいだぞ」


パワプロ「え、ほんとですか!?」


鶴岡「おう。やっぱ最終回の三者連続三振が効いたんだろうな」


パワプロ「いや~それほどでも・・・」


荒波「おいおい、あんまり調子に・・・おっといけね、じゃあ俺たちはお先に!」ガチャ バタン


パワプロ「え、荒波さん、鶴岡さん!?」

パワプロ「いきなり慌ててどうしたんだ?」


聖「パワプロ、お疲れ」


パワプロ「あ、聖ちゃん。お疲れ様」


聖「凄かったぞ、最終回のピッチング」


パワプロ「いやいや、聖ちゃんのおかげだよ。ありがとう!」


聖「い、いや私は別に・・・」


パワプロ「あ、そういえば・・・」


聖「?」


パワプロ「あのリストバンドの事なんだけど・・・」


聖「!!!」


パワプロ「いやさ、ポケットにいれてたらいきなり・・・って、聖ちゃんどこ行くの!?」


聖「いや、その!えっと・・・そうだ!温泉に行かなくてはいけないんだ!」


パワプロ「は?温泉?」


聖「ああ、そうなんだ!話の途中だがそろそろいかなくては!ではまた明日!」ガチャ バタン


パワプロ「あ、うん・・・さようなら・・・?」

パワプロ「あの慌てよう・・・やっぱり何か知ってるのかな?」


パワプロ「また明日、聞いてみよう」


パワプロ(それにしても、温泉か・・・)


聖との信頼度が上がった
監督の評価が上がった
チームメイトの評価が上がった
ソーサの評価が下がった

本日の分は終了です。
次回は週明けの月曜日に再開します。

応援曲は、パスワード設定のため日曜日に投下します。

それでは。



PS 青山の精神の脆さがうまく出せなかった・・・

再開します。
なお、今回の投下では注意点が二つあります。

一 「あれ、こいつら高校一緒じゃなかったっけ?」という部分がありますが、ご都合主義でお願いします。

二 一部、他の作品とクロスする場面があります。ご了承ください。

~翌日~

荒波「おーす、パワプロ」


パワプロ「おはようございます、荒波さん」


荒波「お、そうだ。昨日は結局どうだったんだよ~?」


パワプロ「え?何がですか?」


荒波「とぼけんなよ~、もう皆知ってるしさ」


鶴岡「おう、楽しそうな話してんな」


内村「どこまでいったんだ、パワプロ?」


中村紀「若いの~」


パワプロ「は?え?皆さん、何の話してるんですか?」


荒鶴内紀「「「だから、六道とはどんな調子なんだよ!?」」」


パワプロ「・・・」


パワプロ「あの、俺は別に聖ちゃんと付き合ってるわけじゃないんですけど・・・」


荒鶴内紀「」

荒波「え、まじで・・・?」


内村「だ、だって「聖ちゃん」って呼んでるだろ!?」


パワプロ「いや、それは高校時代からの同級生なんで・・・」


鶴岡「じゃあ、昨日の最終回のピッチングはどうなってんだよ!俺はてっきり、二人のラブラブパワーか何かと思ってたのに・・・」


パワプロ「ラブ・・・!?」


中村紀「俺がわざわざお前に声かけさせたのは、無駄じゃったのか!?」


パワプロ「いや、そんなこと無いですって!」


荒波「それじゃあ、パワプロと六道は付き合って無いのかよ・・・?」


パワプロ「そりゃ、まあ・・・」


荒波「・・・」


中村紀「どした、荒波?」


荒波「・・・ふふふ、そうかそうなのか」




荒波「ヨッシャーーーーーーーーーー!!!」

内村「ヨッシャーって荒波、まさかお前・・・」


鶴岡「狙ってんのか、六道のこと!?」


荒波「応とも!パワプロという障害が無くなった今、ついに俺の春はやってきた!」


荒波「荒波翔、27歳!プロ3年目にして身を固めるコマンドを押すときが来た!」


中村紀「でも、六道はパワプロの事が・・・」


荒波「既婚者はシャラァァァップ!!!」


中村紀「」





聖「」

内村「おいパワプロ、お前はいいのかよ?」


パワプロ「え?何がですか?」


鶴岡「このド天然が!このままだと、六道が荒波に取られちまうんだぞ!」


パワプロ「と、取られるって・・・第一、聖ちゃんは誰の物でもないし・・・」


内村「お前は六道のことが好きじゃないのか?」


パワプロ「そりゃあ、好きですけど・・・」




聖「!」




パワプロ「でも、聖ちゃんは俺なんか興味ないだろうし・・・」


内村「そんなの分かんねえだろ。それに六道はお前と練習してるとき、めちゃくちゃ楽しそうだぜ」


鶴岡「少なくとも、俺からしたら荒波よりお前の方がお似合いだしな」


パワプロ「そ、そうですか?」


内村・鶴岡「「とにかく、荒波なんかに六道を渡すなパワプロ!!!」」


パワプロ「わ、分かりましたよ!」




荒波「強まってるぞ俺はぁぁぁ、強まってるっっっ!!!」

~ハマスタグラウンド~

聖「・・・」


『そりゃあ、好きですけど・・・』


聖「・・・」


聖「・・・」




モーガン「ペラ?ペラペラペラペラ(ん?おい、ロクドーの奴固まってるぜ)」


聖「・・・」


聖「・・・うにゃー」ニヤニヤ


ブランコ「ペラペラペラペラ(今度は一人で笑ってるぞ)」

パワプロ「あの~、聖ちゃん?」


聖「なんだーパワプ・・・ロ・・・?」


パワプロ「え?」


聖「なーーーーーーーーーーー!?何だ何だ、びっくりさせるなバカ!」


パワプロ(別に脅かしたつもりじゃ・・・やっぱ嫌われてるよ・・・絶対)


パワプロ「あの、リストバンドの話なんだけど・・・」


聖「ふー、ふー、り、リストバンド?」


パワプロ「いやさ、昨日は詳しく聞けなかったからさ」


聖「・・・ああ、それか・・・」

パワプロ「実は昨日試合中にかくかくしかじかって事があってさ。何か知らない?」


聖「う・・・それはだな・・・」


パワプロ「やっぱり何か知ってるの?」


聖「その・・・えっと・・・」




聖「い・・・言わなくてはダメかぁ・・・?」ウルウル


パワプロ「!」


パワプロ(そ、そんな顔されたら・・・聞くに聞けないじゃないか!)


パワプロ「分かった、今は聞かないよ。でもさ、いつかは教えてくれないかな?」


聖「・・・うむ、分かった。約束する」ホッ


聖(パワプロ・・・すまない・・・)

~オープン戦 第二戦~

堂前「ゲームセット!ベイスターズ、最後はパワプロがきっちり抑えました!」




パワプロ「ふぅ、オープン戦だけど初勝利かぁ」




荒波「六道、今日これから飯でも・・・」


聖「すみません、今日はお風呂に行きたいので・・・」


荒波「お、お風呂・・・!そうか!それじゃあまた今度な!」




パワプロ「お風呂か・・・」


荒波のやる気が下がった
荒波の弾道が上がった

~パワ風呂~
(パワ風呂とは、なぜか新人選手が集まる風呂である)

パワプロ「やっぱり、疲れた後にはここだよな~」


パワプロ「しかも、ここはあまり知られてないみたいだし、のびのびできるんだよなぁ」

ガラッ

友沢「だから、水風呂から水持ってくんな!そしてかけるな!」


矢部「プププ~!オイラの足に敵うと思ってるでやんすか?」


大西「矢部に遊ばれル友沢・・・」ププッ


友沢「お前らやんのかコラァ!」ザバァン!


猪狩「進、シャンプー」


進「はい」スッ




パワプロ「」

パワプロ(なんで知り合いがこんなにいるんだよ・・・しかも全員ライバル!)


矢部「あれ、誰かと思えばパワプロくんでやんす!」


パワプロ「久しぶり、矢部くん。それに大西くんと友沢くんも」


大西「呼び捨てで構わないゾ、パワプロ」


友沢「同じく」


進「こんにちは、パワプロさん」


パワプロ「もしかして、進くん?」


パワプロ(髪を下ろしてるから、知らない美少年に見えた・・・)


猪狩「ふん、こんなところで会うとはな」


パワプロ(猪狩は性格さえよければなぁ・・・)

ザバァ

パワプロ「ふぃー、気持ちぃ~」


???「あれ、君は・・・」


パワプロ「え、あなたは?」


山口賢「山口、山口賢だ、よろしくな」


パワプロ「や、山口賢!?ってあの帝王のエース!?」


大西「そうダ。今は俺と松倉と山口の三人で新人三本柱を目指していル・・・らしイ」


パワプロ(こんなに美形だったっけ?整形でもしたのかな・・・)

矢部「そういえば、友沢くんと山口くんは肩をケガしてたと聞いたでやんす。なぜ投げられるでやんすか?」


友沢「ああ、そういえば言ってなかったな」


友沢(蛇島に肩を壊されてショートに転向した後・・・)




~病院~

友沢「俺の肩が・・・治せる?」


京子「そう・・・たったひとりだけ、それができる人物がいるわ」


京子「医学の世界で最強と言われるダイジョーブ博士を凌ぐほどの力を持った人がね」


友沢「・・・」


京子「あなたと同じく、肩を壊した子がもうひとりいるわ」


京子「その子とあなたの話を彼にしたら、簡単に引き受けてくれたわ」


京子「どうする?手術を受けるか受けないかは、あなた次第よ」


友沢「・・・受けます。よろしくお願いします!」


京子「・・・分かったわ。彼に伝えておくわ」

~東京西部 病院~

???「君が友沢くんかい?」


友沢「はい」


???「・・・ふむ、野球選手を目指しているのかい?」


友沢「はい・・・先生、俺の肩は治りますか?」


???「・・・入ってきなさい」

ガラッ

友沢「?」


???「彼は君と同じく肩を壊していた山口くんだ」


山口「山口賢だ、よろしく」


友沢「友沢亮だ、こちらこそ」


???「それで、二人にやってもらいたい事があるんだ」




???「今から二人に、一打席真剣勝負をしてもらう」




友沢「え!?」


???「彼は一週間前に手術を終えたばかりなんだが・・・僕の手術が成功していれば、彼は今までの投球を取り戻しているだろう」


???「手術が受けるかどうか・・・彼と対決してから決めるんだね?」


友沢「・・・そういう事なら、分かりました」

「なんだなんだ?」「プロ候補の真剣勝負だってよ!」「どっちも頑張れー!」


山口賢「・・・」フゥ


山口賢「よし、行くぞ!」


友沢「来やがれ!」

ビュ!バシィン!
ストラーイク!

友沢・山口「「!!!」」


???「140キロは出てるね?」


友沢(こいつ・・・すげぇ球だ)


山口賢(・・・良かった。また野球が出来る・・・)

~~~~~~~~~~~~~~~

山口賢(フルカウントまで持ち込んだ!)


友沢「よし、来い!」


山口(投げられるか・・・!)

ビュ!

友沢(遅い!)

ククッ!バシィン!
ストライーク!バッターアウト!

ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!

友沢(な・・・なんだ今のフォークは!落差が半端じゃねえ・・・)


山口賢「よし、投げられた!」

???「どうだったかな?彼との対決は」


友沢「あの肩は・・・本物です、本物のエースです」


???「そうかい。それで、君はどうするのかな?」


友沢「・・・手術、受けさせてください!」


???「うん、任せておくんだね?」


山口賢「友沢・・・プロで待ってるぞ」


友沢「ああ、その時は倍返しにしてやるよ」

ガシッ

~~~~~~~~~~~~~~~

友沢「っていう事があってな」


パワプロ「そうだったんだ・・・」

進「その先生、凄い人なんですね」


山口賢「ああ。俺たちの恩人だ」


友沢「ただ、名前だけは教えてくれなかったな・・・」


パワプロ「どんな人だったの?」


山口賢「なんていうか、その、顔が・・・」


友沢「カエルのような顔だったな・・・」


大西「恩人にその言い分はあんまりだろウ」


友沢・山口賢「「う・・・」」

すいません。パソコンの調子がとても悪いので、これ以上投下できそうにありません。

明日の10時頃から再開します。

次回は「女湯」です。


PS お風呂の回が終わった後の話を何にしようか迷っています。
  皆さんの意見を聞かせてください。

  一 リストバンドの秘密(クロスオーバー)
  二 他球団のルーキー達

  このどちらかにしようと考えています。特に意見が無ければ、一にしようと考えています。
  もちろん、その他の意見なども受け付けます。

  それでは。

実際のプロ野球ほとんど見てなさそうだな

二次元キャラの性格改変はパロディとして受け入れられても
現実の人間のキャラが違い過ぎると違和感しかないのはある意味不思議だ

なんでみんな同世代なんだよ

頑張れ

>>101
自分は基本的に、中日の試合しか見ておりません。
選手についての勉強不足も多々あり、ご迷惑をおかけしてすみません。

>>102
申し訳ありません。
そういう設定なので。

>>103
ありがとうございます。
本当に皆さんの応援が頼りになります。

再開します。

~女湯~

聖「ふぅ・・・」


聖「パワプロに・・・本当のことを言わねばな・・・」

ブクブクブク・・・

聖「!?」ビクッ


聖(な、なんだ!?お湯の中に誰かいる・・・!?)


聖「誰だ!?」

ザバァン!

みずき「私だよ~ん!」


聖「み、みずき!脅かすな!」


みずき「ごめんごめん。なにか独り言を言ってたから、隠れて聞いてたんだ~」テヘ


聖「しかも聞いてたのか!?」

みずき「で?パワプロくんに何を言うって?」


聖「べ、別にみずきには関係ない事だ!」


みずき「ふーん、まあいいけど。だいたい分かるし」


聖「何だと?」


みずき「聖はやっぱり、パワプロくんの事が好きなんでしょ~?」


聖「違・・・!そういう話では無い!」


みずき「へ?そうなの?」


聖「うむ、そうだぞ・・・」


みずき「それじゃあ、私パワプロくんにアタックしちゃおうかな~」


聖「な!?」

聖「そ、それはダメだ!」


みずき「え~何で~?」ニヤニヤ


聖「それは・・・パワプロにも好きな人がいると思うし・・・」


聖「とにかくダメなものはダメだ!ダメったらダメ!」


みずき「素直じゃないな~聖は」


みずき「でもそこが可愛い!」ダキッ


聖「ちょ、やめろみずき!」


みずき「でも、パワプロくんを誘惑するには胸の大きさが足りないんじゃな~い?」モミモミ


聖「ちょ、みずきっ・・・んん!」

ガラッ

あおい「あ、あれ?」


聖「!?」

あおい「・・・」


聖「あ、あの!これはそんなんじゃ・・・」


あおい「じゃ、邪魔しました~」ガラッ


聖「勘違いしないでくれ!?」


聖「どうするんだ、みずき!完全に同性愛者と見られてしまったではないか!」


みずき「う~ん、まあやってしまった事は仕方が無いし」


みずき「ここはとことん、やってしまいましょう!」モミモミ


聖「一体何を考えて・・・んんん!」

ヤメロミズキ!
ヒジリハカワイイナ~!


一同「「「・・・」」」


パワプロの弾道が上がった
矢部の弾道が上がった

猪狩「・・・さて、僕はそろそろ上がろうかな」ザバァ


友沢「奇遇だな、俺も」ザバァ


進「あ、じゃあ僕も」ザバァ


猪狩の弾道が上がった
友沢の弾道が上がった


パワプロ「ちゃっかり上がってんじゃねえか」


矢部「進くん・・・冷静でやんす」

大西「ところでパワプロ」


パワプロ「ん?なに?」


大西「気づいてないようだガ・・・」


山口賢「パワプロくんの後ろにもうひとりルーキーがいるよ」


パワプロ「え?」

ピトッ

パワプロ(!?背中に誰か・・・!?)


???「パワプロくん・・・」


パワプロ「こ、この声・・・雅ちゃん!?なんで男風呂に!?」


???「ずっと後ろに隠れてたから・・・」


パワプロ「ちょ、ちょっとなんで皆無反応!?女の子がいるんだよ!?」


山口賢「ふふふ・・・パワプロくん、後ろを振り返ってみな」


パワプロ「は、はあ?」クルッ


パワプロ(や、やっぱり雅ちゃん・・・あれ、少し雰囲気が違う?)


???「・・・ぷぷ、ははははは!」


パワプロ「え?声が男の声に変わった!?」

???「いやー悪い悪い!ちょっと悪戯してみたかっただけなんだ、勘弁な!」


パワプロ「ちょ、あなた誰なんですか!?」


南斗(オリキャラ)「小山、小山南斗だ。ちなみにさっきのは声マネな!」


パワプロ「小山!?」


矢部「そうでやんす!南斗くんは姿こそ雅ちゃんに似てるでやんすが、れっきとした男でやんす!そして、雅ちゃんのお兄ちゃんでやんす!」


パワプロ「似てるって・・・スタイルだって完全に女の子じゃないか!」


南斗「ん、ひどいな~。これでも結構筋肉あるんだぜ」


矢部「ていうかパワプロくん、南斗くんのこと知らないでやんすか・・・?」


山口賢「南斗くんは、君と同じくベイスターズの新人選手だよ?」


パワプロ「え・・・?」

パワプロ「そ、そういえば、ドラフト6位にそんな名前があったような・・・」


南斗「いや~、俺記者会見の日は用事で休んでたんだよね~」


パワプロ(記者会見をドタキャン・・・)


南斗「実は今俺、賢ちゃんとか亮ちゃんみたいに肩壊しててさ~。あんまり練習行けてないんだよ」


南斗「ポジションはピッチャーだ。本調子になったらよろしくな」ニコ


パワプロ「!よろしく・・・」


パワプロ(不覚にもときめいてしまった・・・!)

南斗「そうだパワプロ、同じチームのよしみで背中流してやるよ!」


パワプロ「え、いいの?」


南斗「おう、任せとけ!」




南斗「そんじゃあいくぞー」

ゴシゴシ

パワプロ(な!?こいつ・・・ただの背中流しじゃねえ!)


南斗「力加減はこんなんでいいか?」


パワプロ「あ、ああ・・・完璧だ・・・!」


パワプロ(油断すると・・・意識を持って行かれる!)


矢部「・・・羨ましいでやんす」


大西「矢部、落ち着ケ」


山口賢「なんなら僕が流してあげるよ」


矢部「まあ、山口くんも美形だから、今回は山口くんにお願いするでやんす!」


大西「」

パワプロ「も・・・もう十分だ!」


南斗「ん?そうか?」


パワプロ(あ、危なかった・・・もう少しで、意識ごと流される所だった・・・!)


南斗「じゃあ、俺はそろそろ上がろうかな」


パワプロ「あ、じゃあ俺も」


大西「またナ」


山口賢「今度は試合で」

ゴジゴジ

矢部「山口くぅぅぅん!力が強すぎるでやんすぅぅぅ!」

パワプロ「ふぃー、風呂上がりの牛乳は最高だな~」

ガラガラ

雅「こんばんはー・・・」


パワプロ「あ、雅ちゃん!」


雅「パワプロくん!偶然だね」


南斗「おう、雅」


雅「!!!」


パワプロ(ん?雅ちゃんどうしたんだ?いきなり固まって・・・)


雅「・・・」


南斗「なんだよ雅、まだ怒ってんのか?」


雅「・・・別に」


南斗「はぁ、いい加減機嫌なおしてくれよ~。兄ちゃん辛いぜ~」


雅「・・・何にも教えてくれないくせに」ダッ!


パワプロ「雅ちゃん!」


パワプロ(行っちゃった・・・もちろん女風呂に)

南斗「やっぱりまだ怒ってるか~」


パワプロ「南斗、いったい雅ちゃんに何したんだよ!?」


南斗「ん~、まあ簡単に言うと、俺あいつが高校生の時から家出しててさ」


パワプロ「家出!?」


南斗「まあ、どっちかというと、野球の強い高校を回って自分を鍛えてたんだけどな」


南斗「それで、今年の三月に雅の家に帰ったら、「なんで連絡してくれなかったの」って怒られちゃった」


パワプロ「お、怒られちゃったって、大体どこで何してたんだよ!」


南斗「ん~、ちょっと言えないような所で、あんなことやこんなこととか?」


パワプロ「お、お前!雅ちゃんはあんなにお前のこと心配してたのに・・」


南斗「・・・雅には尚更言えないんだよ・・・」


パワプロ「え?」


南斗「なんでもねぇよ。とにかく、このことはあんまり言わないでくれよ」


南斗「あんまり広まったら、ほんとにやばいからさ」


パワプロ「・・・何でそんな大事なこと、俺に言ったんだよ」


南斗「ん?そりゃまあ、チームメイトだし」




聖(・・・聞いてしまったのだが)

南斗「あ、そうだパワプロ。お前今不思議に思ってることがあるだろ?」


パワプロ「は?なんだよいきなり」


南斗「リストバンドだよ」


パワプロ「!なんでお前、そのことを・・・」


南斗「ま、細かいことは気にせずにさ。でさ、俺と勝負しないか?」


パワプロ「勝負?」


南斗「そ、勝負」


南斗「お前、公式戦初日は監督になんて言われてる?」


パワプロ「俺はまだ、二軍のベンチだけど」


南斗「ふむふむ、それじゃあこうしよう。お前が登板して無失点だったらお前の勝ち。失点したら俺の勝ち」


南斗「お前が勝ったら、リストバンドの秘密を教えてやるよ。ついでに俺の家出の事もな」




聖「!?」

パワプロ「俺が負けたら?」


南斗「そんときはそんときで何か考えとくわ。で、どうだ?」


パワプロ(・・・リストバンドの事は知りたい。そして、雅ちゃんも元気にさせたい・・・)


パワプロ「・・・よし分かった、その勝負、受けてやる!」


南斗「よーし!じゃあ当日が楽しみだな!」

チラッ

南斗「そっちも、大事な秘密を知られないようにがんばれよ」


パワプロ「え?」


聖「!」ビクッ


パワプロ「聖ちゃん!?聞いてたの!?」


聖「・・・うむ」


南斗「・・・なんでお前が知っている、みたいな顔してんな」


聖「・・・」


南斗「・・・ま、とにかく今は、愛しの彼に気づかれないように頑張るんだな」ボソボソ


聖「・・・!」

南斗「じゃ、俺はこれで。お休み~二人とも~」ガラガラ


パワプロ「聖ちゃん・・・」


聖(まずい・・・このままでは、秘密を言われてしまう!)


聖(しかし・・・パワプロにわざと打たせるわけにもいかないし・・・)


聖「どうすればいいんだ・・・」

~スーパー銭湯~

モーガン「ペラペラペラペラ(ここが日本のセントーって所らしいぜ)」


ブランコ「ペラ、ペラペラペラ!(なんでも、ワイン風呂やらなんやら色々あるらしいぜ!)」


ジョーンズ「ペラペラペラ!ペラ・・・?(さっさと入ろうぜ!ん・・・?)」



当店 入れ墨の方 入店禁止!

モーガン「」


ジョーンズ「」

昨日からの分はこれで終了です。
昨日も言いましたが、パソコンの調子がとても悪いので、知り合いの電気屋に見てもらう事にします。
今週中には再開したいと考えています。

それでは、応援曲を投下します。
今回は、「這い寄れ!ニャル子さん」のOP[太陽曰く燃えよカオス]を投下します。

どろあ がくお きおお おまば おくつ うつち
えひぼ をぞけ ふそぐ ぐぞし ぼげら えだを
さびざ くこぞ みみり きやが こをべ なずぎ
ねざお かきど ぜるざ りいよ ぞめそ べすふ
げはは はたお ぞでに くちご おくず じげぜ
ぶぶん でせす みぼや とのん ばねね かぶを
おおろ おしぼ かけよ がなぐ いてち よぶね
もまて をたぼ ひぼだ じせい うばそ げぞ

それでは。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月18日 (月) 00:15:45   ID: rjLyJkE2

弾道ワロタ

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