男「よくわからないんだけど」 (34)

~~~~~~
男(パン、お弁当はもう食べられないな)
男「.......」

女「........」

男「......缶詰飽きたね」

女「.....私は缶詰好きだけどね」

男「俺も嫌いじゃないけどね」

女「......なにそれ」

男「......」

男「.......そういえば」

女「.....家にかえったら話そ」

男「わかった」

落ちてた

~~~~~~~
男「そういえば」

男「......なんでお前ここにいるんだ?」

女「え?」

男「もう、止めようがないなら見張りする必要もないだろ」

女「あーそれか」

女「別に見張りじゃないからね」

男「え、そうなの?」

女「四日前までは見張りだったけどね」

男「へーそうなんだ」

男「じゃあますますなんでここにいるの?」

女「......」

女「それはまた明日話すよ.....」

男「まあいいか」

~~~~~~三日

~~~~~
男「........」

女「おはよう」

男「...おっす」

女「また寝不足?」

男「.....なんかね.....」

女「いつもより元気ないね」

男「.....色々とね」

女「.......じゃあ今日は早めにご飯食べに行こうか」

男「わかった」

~~~~~~~~
男(お弁当がカビてきてる。これからはレトルトか缶詰だけだな)

男「......」

女「昨日の話しだけど」

男「あ、おう」

女「私はお願いしにきたの」

男「お願い?」

女「そっ。お願い事」

男「.......」

男「俺に?.......」

女「うん。そう」

男「.....うーんまあ」

男「で、そのお願いって?」

男「よくわからないんだけど」
男「よくわからないんだけど」 - SSまとめ速報
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前スレ
落ちたけど

女「今はまだやめとく」

女「男くんが残りの話を分かってくれたら話そうかな.....」

男「....」

男「うーん分かった....」

男「じゃ残りの話は....」

女「.....家にかえったら、ね」

~~~~~~~
女「.....」

男「.....で」

男「......残りの話って?....」

女「.....えっと」

男「.......」

女「.....あと今日をいれて三日で」

女「.....地球が終わるってことかな.....」

男「....それって」

女「......そう」

男「..........」

女「......男くんが最終兵器として完全に安定する」

女「宇宙から人類という存在がいなくなる」

男「......また....」

男「........俺が殺すのか......」

男「.......」

女「........」

男「.........」

男「.......どうにか出来ないの....?」

女「....人類には無理」

女「......」


女「今日はもう寝よう.....」

男「.......」

~~~~~~二日

~~~~~~
男「......」

女「おはよ」

男「うっす」

女「......」

女「眠れたの?」

男「......わりとね」

男「.....女の言っていたお願いってさ」

女「それね......」

男「今日話してくれるんだろ?」

女「そうだね」

女「今日くらいしか言えないだろうし」

男「......」

女「ご飯食べに行こうか.....」

~~~~~~~
男(だめだな.....お弁当にハエがたかってる桃の缶詰にしよう)

男「.....」モグモグ

女「.....」

男「それで、お願って?」

女「......男くん」

女「.....」

女「人類を滅ぼすのやめてくれない?」

男「.......え?」

女「最終兵器として人類を滅ぼすのやめてっていったの」

男「........」

男「.......いや、そんなこと言われても」

女「......人類にはもう止めようがないの」

女「......」

女「.....こうなったら直接、兵器である男くんに交渉するしか道がないのよ.......」

男「......」

男「俺、最終兵器である自覚もないし.....」

女「......だから色々教えてあげたの」

女「.....男くんに兵器であると自覚してもらい、その上でお願いしようとしたの........」

男「よくわからないんだけど」

女「そう?ならいいや」

女「いって分からないなら諦めるしかないよね」

男「なに怒ってんの?」

女「怒ってないよ?」

女「ただ、本当に諦めただけ」

女「じゃあね男くん」ガタッ

男「え?おいどこいくんだよ」

男「.....おーい」

男「諦める、って....」

男「しょうがないじゃん......」

男「俺だってわからないのに」

~~~~~~~~
男「結局女帰ってこなかった.......」

男「どこいったんだろう」

男「..........」

男「...........」

男「本当に分からないんだよ」

男「自分が兵器だって言われて」

男「わかるわけないだろう......」

男「......」

男「....女.....探しに行こう」

~~~~~~~一日

男「おーい!女ー!!」

男「どこいったあー!!!」

男「.....」

男「......」

男「.....返事してくれよ.....女」

男「.......」

男「女ー!!」

男「.....頼むよ返事してくれよ」

男「.......」ドックン

男「........な....んだ?」

男「..........」ドックン

男「......」ドックン

男「......」ドックン

男「最終兵器......」

男「......なんでもいい.....」

男「人類が滅んでも、俺が死んでも、もう一度女に会うために...」

男「力を貸してくれ.....!」

~~~~~~~

女「.......」

女「はあ......」

女「なんで.....」

女「あと一日かあ......」

女「男と一緒にいればよかったな」

女「.....やっぱ死んじゃうのかな私」

女「......」

女「......」

女「男に会いたい......」

女「.......」

女「........人類の最後かあ...........」

女「.....」

女「.......男に会いたいよ」


女「........」

女「.........」

女「光........?」

女「.....あれは.....」

女「あの光は.....」

男「女ー!!!」

女「.....男........」

女「男ー!!」

男「女ー!探したぞ女!」

女「男!私、男に言わなきゃいけないことがある!」ダキッ

男「俺も言わなきゃいけないことがある!」

男・女「好きだあああああ!!」

そして人類は滅亡した
終わり

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