俺「回すぞ」

俺「おう」

俺「よし」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「・・・」

俺「・・・」

俺「」

俺「町の病院で元気な産声を上げながら誕生。3600グラムの男の子」

俺「汗でびっしょりのお母さんを涙でびっしょりのお父さんが抱きしめながら喜ぶ」

俺「お祝い金として10万円をもらう」

俺「・・・」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「・・・」

俺「・・・」

俺「」

俺「ハイハイが出来るようになる」

俺「」

俺「お父さん、張り切ってビデオカメラとテープを買う」

俺「購入代金として5万円払う」

俺「・・・」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「たっちが出来るようになる」

俺「お母さんとおばあちゃん、笑顔で見守る」

俺「知力が１上がる」

俺「・・・」

俺「・・・」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「幼稚園に入園する」

俺「友達がいっぱいできる」

俺「センスが１上がる」

俺「・・・」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「小学校に入学する」

俺「ピシッとした制服とランドセルでちょっぴりお兄さん気分に」

俺「お祝いとして2000円もらう」

俺「・・・」

俺「・・・」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「サッカー大会で決勝点を決め、自分のクラスが優勝」

俺「体力が２、センスが１上がる」

俺「・・・」

俺「・・・」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「テストで満点を取る」

俺「先生、クラスメイトから褒められ、お母さんからプレゼントをもらう」

俺「知力が２上がり、アイテム・ミニカーをもらう」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「臨海学校の行きのバスでもらす」

俺「ウンコマンと呼ばれ、いじめられるようになる」

俺「センスが１下がる」

俺「・・・」

俺「・・・」

俺「・・・」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「小学5年の冬、灯油の詰め替えをしようとした拍子にストーブが爆発」

俺「自宅が全焼、アパートに移る」

俺「火災保険がおり、500万円もらう」

俺「・・・」

俺「・・・」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「中学校に進学する」

俺「真新しい、少し大き目の学ランに身を包んで登校」

俺「センスが１上がる」

俺「・・・」

俺「・・・」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「小学校の時のいじめっ子と同じクラスになる」

俺「教科書を捨てられ、ノートをビリビリにされる」

俺「知力が１下がる」

俺「・・・」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「物陰に連れ込まれ、暴行を受ける」

俺「アイテム・包帯を手に入れる」

俺「・・・」

俺「・・・」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「物陰に連れ込まれ、金を要求される」

俺「全員に2万円を払う」

俺「・・・」

俺「・・・」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「クラスの担任の先生に助けを求める」

俺「しかし、黙殺した上それをいじめっ子たちに知らせる」

俺「知力が２下がる」

俺「・・・」

俺「・・・」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「階段から突き落とされ、足と腕の骨を折る」

俺「治療費として160万円を払い、アイテム・車椅子を手に入れる」

俺「・・・」

俺「・・・っ」

俺「・・・」

俺「大丈夫か？」

俺「・・・」

俺「やめるか？」

俺「・・・」

俺「・・いや、やめない」

俺「・・・そうか」

俺「じゃあ・・・このターンから俺はスタートだな」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「都内の病院で誕生。」

俺「お母さんはその眼に涙を浮かべ、思い切り抱きしめる」

俺「センスが１上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「分厚い本を読めるようになる」

俺「知力が２上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「一人で歩けるようになる」

俺「体力が２上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「学校に通い始める」

俺「難しい勉強がいっぱいで驚く」

俺「センスが１上がる」

俺「・・・」

俺「・・・」

俺「・・・やるか？」

俺「・・・あぁ」

俺「よし、次はお前の番だ」

俺「おう」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「・・・」

俺「テストで13点を取った」

俺「先生やお母さんに怒られ、クラスメイトに笑われる」

俺「知力が２下がる」

俺「・・・」

俺「じゃあ次は俺な」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「廊下を歩いていると女の子の注目を浴びる」

俺「センスが１上がる」

俺「・・俺の番だな」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「万引きの濡れ衣を着せられる」

俺「親と一緒に店主に謝罪に行かされる」

俺「センスが２下がり、10万円を払う」

俺「俺だな」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「女の子が落とした消しゴムを拾う」

俺「厚意でその消しゴムをもらう」

俺「センスが１上がる」

俺「・・やるぞ」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「提出した宿題を盗まれ、燃やされる」

俺「問題集を買い直し、やりなおす」

俺「体力が３、センスが２下がり、890円を払う」

俺「・・・」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「ホワイトデー当日、一人だけ両手無傷、睡眠不足にならずに済む」

俺「センス、体力が１上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「合唱コンクールの練習中、音痴は歌うなとキレられる」

俺「本番当日は口パクで乗り切る」

俺「センスが１下がる」

俺「よし」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「大した勉強もしてないのに余裕で高校に受かる」

俺「知力、センスが１上がる」

俺「回すぞ」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「高校の入学式でヤンキーに因縁をつけられる」

俺「金をとられ、ボコボコにされ、病院送りになる」

俺「体力が3下がり、3万円を払う。5回休み」

俺「じゃあ、5回連続で行くぞ」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「壊れてもいい、度が入ってないスペアのメガネを買い置きする」

俺「知力が2上がり、6300円を払う」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「制服を切られるが、置きジャージで事なきを得る」

俺「センスが1上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「体育祭で競技にも出ずがむしゃらに旗を振って応援する」

俺「ずっと振ったことで腕力が鍛えられた」

俺「体力が２上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「カバンの弁当がないのでダイエットを決意」

俺「見事ダイエットに成功し10キロ痩せる」

俺「センスが１上がる」

俺「これで5回目」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お札がなくなっていたのでウォーキングをしながら家に帰る」

俺「脚力上昇につながった」

俺「体力が２上がる」

俺「・・じゃあここから復活だな」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「掃除用具ロッカーに閉じ込められる」

俺「8時間の拘束の後、用務員によって発見・解放される」

俺「体力、センスが２下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「初めての救急車に乗る」

俺「憧れていた小さい頃からの夢が一つ叶う」

俺「センスが３上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「搬送された病院で処置を受ける」

俺「入院が決まる」

俺「60万円を払う」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「ふかふかのベッドでいい夢を見る」

俺「センスが2上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「全身の筋力が低下」

俺「脈拍が５下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「草原で心地よい風に吹かれ、落ち着く夢を見る」

俺「脈拍が５下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「全身の免疫力が低下」

俺「脈拍が１０下がる」

やめろよ

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「音楽を聴きながらゆっくり本を読む夢を見る」

俺「脈拍が１０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「点滴の中身が変わる」

俺「しかしそれは体に合わないようだ」

俺「脈拍が１５下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「綺麗な川を見つける」

俺「心が洗われるような気持ちに包まれる」

俺「脈拍が１５下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が４０上がる」

お？

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「昔ながらの船を見つけて乗せてもらう」

俺「脈拍が４０下がり、６文を払う」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「船から降り、お花畑を進む」

俺「綺麗な景色に心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がり、ゴールに向かう。６回休み」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

今脈拍いくつだ？

脈拍高杉ワロタ

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「マッサージを受ける」

俺「脈拍が３０上がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が３０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾙﾙﾙｰﾝ


俺「お花畑の中を進み、心が安らぐ」

俺「脈拍が０下がる」

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「自分の穏やかな笑顔に家族が涙を流す」

俺「体力が０下がる」


俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ

俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


俺「」ｸﾞﾙﾝｸﾞﾙｰﾝ


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―完―

俺「なんだ朝か」

俺「朝だったかなら仕方ない」

最後まで読んでいただきありがとうございました。
あれですね、初志貫徹ってのは大事ですねホントに。
ニーズに応えようと曲げるとおかしいことになるんですね、気を付けます。

>>210
乙、

書きかえる前見てみたい

～解説～
ポジティブ・ネガティブと言うのはあながち間違っていません。
が、二人の俺は一人の俺の体を共有しており、環境は変わっていません。
受け取り方が違うという感じです。

脈拍の件ですが、6回休みの間の６回でマッサージしているところで
マッサージしてもレスポンスがない＝詩を表現しようとしましたが、
高杉ｗｗｗｗｗって言う反応が来たので下げるレスを増やしたため間延びしました。
申し訳ございません。他は概ね予定通りに行けました。

>>216

>>215
曲げないでやると、>>155の次が>>195になります。

次の予定は？

まとめサイトの管理人さんへ

もしまとめる時は、蛇足な>>156-194部分をカットしてくれるとありがたいです。

>>223
多分気づいておられる方もいると思いますが、
私はオレオと申します。
今回は何の気なしに書いたものをこの時間帯に書いてしまったんですが、
普段は24時～25時ごろに似たタイトルのスレを立てていました。

ネタ探し中につきしばらく充電中だったのですが、
またいい感じのが出来たらその時間帯に書いていこうかなと思ってます。

もし見つけたら④円お願いします。

以下、過去作です。上から順番に読むといいですが、
連続作品ではないので、どれから読んでもいいですよ。
それぞれの「俺」は別の俺ですので。

俺「疲れた」俺「俺も」
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1858719.html
俺「眠い」俺「俺も」
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1859014.html
俺「腹減った」俺「俺も」
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1859201.html
俺「憎い」俺「俺も」
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1859350.html
俺「行くぞ」俺「俺も」
http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1859532.html