ほむら「隻眼のオティヌス…!」 (8)

「本当に…本当にまどかを助けることができるの!?」

そこは路地裏だった。

ビルとビルに挟まれた細い通路。
日の光を寄せ付けない袋小路はとある一人の少女の運命を暗示しているようにも見える。

建物の隙間からさしこんんだ木漏れ日が一人の少女をスポットライトのように照らしていた。

まるで暗闇の中に差す一点の希望のように、

希望は、語る。

「可能だ。我が叡知とこの身に宿る全ての可能性があればお前の望みを現実にする事がな、
『槍』が完成すればお前が時の牢獄の中でなし得なかった、手にいれることができなかった日々が手に入るだろう。」

それは見た目だけ見れば14歳程の女だった。
鍔の長い帽子、肉体を締め付けるような革の衣装には魔女のなごりが垣間見える。

「ただし、望みを叶えて欲しければこの魔神が使えると思うような働きをしろ。
『槍』の完成の為に…使える働きをな」

黒髪の少女は問う

「…あなたはどう呼べばいい…?」







「オティヌス」













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