リツコ「ミサト、引っ越しして頂戴」 ミサト「え、2回目?」(1000)

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前スレ『リツコ「ミサト、引っ越しして頂戴」 ミサト「え?」
」』
リツコ「ミサト、引っ越しして頂戴」 ミサト「え?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354099406/)

新世紀エヴァンゲリオンのパイロット5人(シンジ、アスカ、綾波、マリ、カヲル)が
ミサトさんと同じマンションに引っ越しをし、日々を過ごすというほのぼの系SSを投下しています

テンプレ

1.新世紀エヴァンゲリオンと名のつくコンテンツ(アニメ、映画、漫画、ゲーム等)に
 登場するキャラクターを主体にしたSS
 ※名無しキャラ(生徒、教師、おっちゃん、おばちゃん等)も可、ただしあくまで名無しで

2.ほのぼの系の内容であること(過度な性描写や残虐な描写はNG ○ex等の描写はもちろんダメ)

3.回を重ねるにつれて当然キャラクターの特性(ツンデレ、臭いフェチ等)が追加されて行くことに
 なると思いますが、キャラ崩壊はほどほどに
 あくまで読む側の持っているキャラのイメージを崩さない範囲で

4.半角カタカナは『トコトコ』とか『スピー』など動作を表す擬音程度に抑える
 思考は()、セリフは「」で

5.特定のカップルを成立させない(シンジ×アスカ、シンジ×レイ等) アンチがわく原因になるので。
 本編で成立しているカップル(加持×ミサト、ゲンドウ×ユイ等)は可

6.職人さんは大歓迎。書く際はトリ(名前欄に#******←*はテキトーにタイピングして)を必ず付けること
 ネットネームでも可とするが、+トリをつけるように(成り済まし対策)

7.基本sage進行

スマソ、あげてもた。

>>5
もともとは自分がSS投下していたんだけど、
もう終わりってところで、続き書きますって人が出たからスレ立てました

設定は基本前スレ善処でやるっぽい…。後は次の職人さんに聞いてください

テンプレにルールが書いてあるという事は誰が書いても良いのでは?
一話交代のリレーみたいなのならゴチャゴチャしないで読めそう

>>7
基本私はもう引退した身なので、あんまりどうこう言いませんよ
書きたい人が書いてくれればそれでOKです…

前スレの流れをくんでいただければそれで…

2代目こないね…

仕方ない、スレ立てたのは自分だから2スレ目第一話は自分が書く

なお、読まれる方は1スレ目を一通り読んでください。
設定はあちらを継続しますので、
では、あすのこの時間に…

ネタ投下する前に注意点

カヲル君についてはかなり脚色つーか、キャラ崩壊しています。
この1スレ目のSSではアスカはカヲルのことをホモ+カヲルで"ホモル"と
呼ぶぐらいです

ほのぼのというよりは半ばギャグ的な要素が強いですので、そういったものを
受け付けない方は、読まないほうがよいかもしれません…

…朝 通学中…

シンジ「最近、使徒こないね」

アスカ「そうね」

マリ「良いんじゃニャ~い? 平和でさ」

綾波「………」

カヲル「君は何か、思うところがあるのかい?」

綾波「無いわ」

シンジ「綾波は相変わらずだね…」

アスカ「そりゃそうよ。一緒に生活したからって、何かが劇的に変わるわけじゃないし」

綾波「そうね」

アスカ「アンタに同意されてもぜんっぜんうれしくないわ…」

シンジ(アスカ、目が笑ってるよ…)

カヲル(いつものツンデレだね…)

マリ(今日も今日とて姫は通常運転だニャ)

マリ「でもこう平和だと、なんかボケちゃうよね」

カヲル「"平和ボケ"かい?」

マリ「そうそうそれそれ」

シンジ「僕は、今が普通であって、使徒が来る日常が普通じゃないと思うけど…(汗)」

カヲル「巨大ロボットに乗って化け物と戦うなんて、セカンドインパクト前の世界ではSF映画だけの話だったらしいね。月でいろいろ話聞いたけど」

アスカ「そういやあんたの乗るMark6って、いつ完成するのよ? パイロットがこっちに入り浸ってていいわけ?」

カヲル「時が来れば帰るさ」

シンジ「それはそれで、なんかさびしくなるな」

カヲル「シンジ君…」

シンジ「ほら、今ウチはミサトさんを含めても男は僕とカヲル君しかいないからさ。男手って何かと重宝されてるし」

アスカ「買い物の荷物持ちしたり」

カヲル「天井の蛍光灯の交換をしたり」

綾波「お弁当作ったり」

マリ「家計簿付けて今月どう乗り切るか考えたり」

シンジ(…最後二つは、普通母親とか奥さんがやることだよね?)

カヲル「シンジ君、心配しなくとも僕はいつも君のことを思っているさ」ニコ

シンジ「あ、ありがとう…(3歩下がる)」

カヲル「それで、なぜ今3歩下がったの?」

アスカ「アンタ馬鹿ぁ? それだけ警戒してるのよ!」

マリ「往来のあるところだから控えてるんだろうけど、家じゃすごいもんね」

カヲル「…家じゃバスタオル巻いた方が露出が少ないくらいの格好をしている君達に言われたくないよ」

アスカ「風呂上がりにそんな厚着できるかっつーの!」

シンジ「せめてTシャツくらい着てほしいな。目のやり場に困るし…」

マリ「えー、わんこ君は私の裸見たくないの?」

シンジ(そんなこと言えないよ…(涙))

アスカ「コネメガネ、アンタその発言じゃ露出狂みたいじゃないの!」

綾波「露出狂?」

シンジ「僕に聞かないで」

カヲル「露出狂とは」

アスカ「アンタも教えなくていい!」

…教室 授業中…
アスカ(まったく…、いつまで私はツッコミ役やればいいのよ、もう…)

アスカ(バカシンジとエコヒイキはともかく)

アスカ(あのホモルとコネメガネはどこまでが本気かわかったもんじゃないし…)

アスカ(毎日毎日絡まれて、ツッコんで、たまんないわよ…)

アスカ「ハァ…」


マリ(姫がため息ついてる)

マリ("あの日"か?)

マリ(…いや、日数的には…)

マリ(まぁ、この話題は女の子の中でも割と鬼門だし)

マリ(そういう話は振らないでおこっと…)

先生「式波、真希波、お前達キチンと授業聞いてるのか!!」

アスカ「え?」

マリ「え?」

…廊下…

アスカ(怒)

マリ「」

アスカ(怒)

マリ「…いやはや、廊下に立たせるなんて今でもあるんだね~」

アスカ(怒)

マリ「私も立たされたの初めてだけど…」

アスカ「静かにしなさいよ。また怒られるわよ(怒)」

マリ「…はい(たった今姫に怒られたじゃん…)」

アスカ(怒)

マリ(こりゅ本気で怒ってる…。しばらくはそっとしとこ…)

アスカ(怒)

…休み時間…

シンジ「三時限目に廊下に立たされて以降機嫌悪いね、アスカ」

綾波「弐号機の人、眉間にしわ寄せてる」

シンジ「…綾波、本人の前ではそんなこと言わないでね…(汗)」

綾波「わかった」

カヲル「しょうがないよ。彼女はプライドの塊だからね」

カヲル「しかも大学卒業しているのに、今更中学で廊下に立たされるなんてことさせられたら」

カヲル「プライド傷つくのは当然さ…」

マリ「私は新鮮だったけどね」

シンジ「…廊下に立たされたくもないけど、それを新鮮と感じるのもどうかと(汗)」


アスカ(怒)

綾波「弐号機の人、どうやったら元に戻るの?」

カヲル「おもちゃじゃないんだから、そんなに簡単には戻らないさ」

シンジ「…僕は時間が解決してくれるに一票」

マリ「私はワンコ君を生贄に差し出して元通りにするに一票」

カヲル「僕もシンジ君に頑張ってもらうに一票」

綾波「…わからないので任せる」

マリ「決まりだね♪」

シンジ(…結局、いつもどおりじゃないか…)

…放課後 帰宅中…
アスカ(怒)

シンジ「…アスカ」

アスカ「何?(怒)」

シンジ「今日は災難だったね…」

アスカ「まったくよ! このあたしが廊下に立たされるなんて!!(怒)」

アスカ「普通天地がひっくりかえってもそんなこと起こらないわ!!(怒)」

シンジ「アスカは優秀だからね…」

アスカ「そうよ! あたしは大学卒業してるのよ!?(怒」

アスカ「今更日本の中学校なんて必要ないのよ!!(怒」

シンジ「ミサトさんに言われなかったら、行かなかったでしょ?」

アスカ「あたりまえじゃない! あんなところ(怒」

シンジ「でも委員長と知り合えたからよかったじゃん」

アスカ「…まぁ、ヒカリは友達だからね(」

シンジ「そういえば、お昼は委員長と一緒だったみたいだけど、委員長って何食べてたの?」

アスカ「自作の弁当を持ってきてたわ。中身は…」

マリ「…ウワ…」

カヲル「みるみる機嫌が良くなってる…」

綾波「眉間のしわ、消えた」

マリ(なんだかんだ言って姫の扱い心得てるなぁ…)


アスカ「あんたさ」

シンジ「何?」

アスカ「コネメガネとホモルのこと、アンタはどう思う?」

シンジ「どうって?」

アスカ「だから、うっとーしいとか、うるさいとか」

シンジ「僕はそんな風には思わないけど…」

アスカ「…あっそ。アンタは良いわね~、神経図太くて」

シンジ「そういうわけじゃないけど…」

アスカ「じゃあどういうワケよ?」

シンジ「僕達だけだったら、きっとアスカはもっとストレスためてるよ」

アスカ「ハァ? 何でよ?」

シンジ「だって、僕と綾波はほとんど話さないじゃないか」

シンジ「家にいてもずっと静かでいるよりも、少しくらいうるさすぎる方がいいんじゃないかな?」

アスカ「アンタね、毎回ツッコミ役させられる身にもなりなさいよ」

シンジ「アスカは元気なのが取り柄だし、良いんじゃない? その方がアスカらしいよ」

アスカ「その言い方じゃあたしはそれ以外に取り柄が無いみたいじゃないのー!!(怒)」


綾波「もどった」

カヲル「ミッション失敗か」

マリ「何やってんのー!」

シンジ「そ、そうは言うけどさ」

アスカ「何よ、あたしは頭のてっぺんから足の先まで完璧じゃないの!!(怒)」

シンジ「いや、アスカが完ぺきなのはわかったから」

アスカ「じゃあなによ! いったいあたしの何が不満なのよ!!(怒)」

シンジ「マリさんとカヲル君は、アスカと話してて楽しいんだよ!」

アスカ「………へ? なんで?」

シンジ「楽しくなかったら、そもそも話しかけないよ」

アスカ「」ポカーン

シンジ「アスカ?」

アスカ「な、何でもないわよ!」

アスカ(…あいつら、あたしと話してて楽しいんだ…(喜))


綾波「またしわが無くなった」

カヲル「と言うか大逆転だね」

マリ「結局、本音を言った方が解決への近道だったみたいだにゃ…」

…帰宅…

アスカ「今日の晩御飯はハンバーグよ! 良いわね!?」

シンジ「良いけど…」

アスカ「あたしのはサイズ1,5倍よ!!」

シンジ「わかったよ」

アスカ「あと」

シンジ「まだ何かあるの?」


マリ「姫とわんこ君は今日も今日とて平常運転」

カヲル「変わらない日常はいいね…(窓から見える夕焼けを見つつ)」

綾波「平和?」

カヲル「平和だね」

マリ「平和だにゃ」

幻の43話? 完

ま、一話あたりこんな感じでリレーなりしてもらえれば…

DIO「承太郎よ」ってスレから召喚されて来ますた
が、SS初心者なためどうすれば良いかイマイチ…

作者が失踪したスレとかでも、続きを書くと言ったやつが最後まで書ききることはほぼない

つまりは無駄スレ

>>30
職人希望なら、
①書き込む際に名前の欄にトリ(#******←*は適当な文字列)で専用文字列を作る
②内容を考える
③ネタ投下する(各フォーマットは>>15-27参照)
でOK

>>32
無駄スレ立ててすまん(汗) 正直書く気があるなら普通は自分でスレ立てるよね…
他人にスレ立てまさせた時点でこいつだいじょぶか?って心配は自分もした

アスカ「何この弁当!!」シンジ「好き嫌いはダメだよ」というssから呼ばれて来た


どうしたらいい?書いた方がいいの?
前スレは読んだけど…あんな面白いの書けないよ…
どっちにしろ、とりあえず自分のssを完結させないとだけど…

>>34
二足のわらじはしないほうがいいとおもいます。

ご自身で連載持たれてるようですし、そちらを優先されてください
息抜きがてら見に来るのはぜんぜん構いませんが

>>36
助言ありがとうございます。連載、ですか…そんな大層な物じゃないけど…


>>37でsageるの忘れてたゴメンさい。

>>38

こんな言い方するのもあれですが、行動に移しただけでもすごいと思いますよ
ほとんどの人は"読むだけ"で、"書くこと"をしませんからね

自分の可能性を広げるのは自分です。
謙遜せず、のびのびとやったほうが書いている自分も楽しいし、
良いのが作れますよ。読者もそれを待ってますから(笑)

というか、なんか皆さん勘違いされてるみたいですが、

前スレの職人=>>1=自分ですよ?

2代目ではないです…。自分も変な意味でエヴァの呪縛にとらわれた…(涙)

すみません、なんか打ち間違えてて……
24時って打ったつもりだったんですが……

まあそれはともかく、今から始めたいと思います。
みなさん応援よろしくお願いします!応援無いと途中で挫けるんで…

>>47
がんばれ! 自分はこれから夜勤なんでナマでの確認はできんが…
朝読み終えたらまたレスします

さぁ、ショータイムだ!(byどっかの指輪の以下略)


ミサト「………?あら?シンちゃんは?」

アスカ「あんのバカシンジ!まだ起きてないの!!?」

カヲル「僕のシンジ君を馬鹿呼ばわりしな」

マリ「はい、朝からホモは疲れるから黙っててにゃー」

カヲル「僕はホモじゃなくてゲ」

レイ「碇君を起こす…?」

アスカ「そりゃそろそろ起こさないと弁当がないわよ?」

マリ「自分で作る気はないニャ…なんて他力本願…」ヒソヒソ

カヲル「君だって無いだろう?」ヒソヒソ

アスカ「そこ!聞こえてるわよ!!」

ミサト「いいから早く起こしに行って!!」

>>48
前スレ職人さん!ありがとうございます…できるだけ頑張ります…

頑張って!

~シンジの部屋の前~

アスカ「シンジ!!もう起きないと遅れるわよ!」コンコン
……シーン……
マリ「……?ワンコ君反応すらしないニャ?」

カヲル「これは…事件の香りがす」

レイ「」ガチャ(部屋のドア開ける)

アスカ「あ…あんた、意外と大胆ね…」

マリ「恐れいったニャ」

カヲル「それよりさっきから僕の台詞が途中で終わっ」

レイ「碇君、起きて」

マリ「学校遅れるニャ~♪」

アスカ「バカシンジ!!さっさと起きて弁当作りなさいよ!」

カヲル「やっぱり途中で終わってる…」

シンジ「………ゴホゴホ……」

全員「!?!?」

シンジ「…み…みんな…ゴメン……ゴホッ……多分今日風邪ひ」

マリ「ワンコ君大丈夫!?」ガバッ

アスカ「ちょっ…あんた何してんの!!」

シンジ「ご…ゴメン…あの…重い……ゴホッゲホッ!!」

マリ「ありゃ、残念。」

カヲル「シンジ君大丈夫かい?僕が看病しようか?つきっきりで」

レイ「私…も碇君の看病する」

シンジ「そんな…悪いよ…ゴホッゲホっ」

マリ「いいから♪私も看病するニャ、姫は?」ニヤニヤ

アスカ「え?私?私は…その…えと…」チラッ

シンジ「みんな…僕は大丈夫だから、ゲホっゴホッゴホゴホゴホッ!!!」

アスカ「し…しょーがないから看病してあげるわ!!仕方なくね!仕方なく!!」

マリ「へぇ~…仕方なくか~…」

アスカ「そ…そうよ!!看病するのがこんなメンバーじゃシンジが可哀想だし」

カヲル「こんなメンバーって…」(汗)

アスカ「それに!私はエリートだから一日くらい休んだってどうってことないから!その!看病してあげるわ!!」

マリ「相変わらずのツンデレっぷり」

アスカ「うるさい!!///」カァァ

ミサト「ちょ~っち待った!」

カヲル「何ですか?ミサトさん」

ミサト「あんた達は学校に行きなさい、私がシンちゃんを看病するから」

アスカ「な、何でミサトが!!」

ミサト「保護者だからよ」ドヤァ

アスカ「ぐぬぬ…」

マリ「でも、大丈夫ですか?ミサトさん?」

レイ「一人じゃ大変」

ミサト「シンちゃん一人ぐらいなら大丈夫よ」

マリ「いや、そういう意味じゃなくて」

ミサト「?どういう事?」

カヲル「」ピーンッ!

カヲル「看病する、ということは今日一日ほとんどシンジ君の隣にいますよね?」

ミサト「まあ、そうね」

マリ「そんなとき可愛い寝顔のシンジ君に欲情しないかニャ?」シンジ「!?」

ミサト「ま、まっさか~…相手は子供よ?」

カヲル「でもねミサトさん」マリ「こんな可愛い顔したシンジ君が」

カヲル「ベッドでスースー寝息を立てて」マリ「可愛い寝顔で寝てる」

ミサト「う…(汗)」

カヲル「しかもシンジ君は」マリ「風邪で身動きが取れない」

ミサト「うぅ…(汗)」

カヲル・マリ「さあミサトさん、もう一度言います」

カヲル・マリ「本当に大丈夫ですか?」

ミサト「うわあああああああああああ!!!!」

シンジ「う…うるさいです、ミサトさん…ゴホゴホ…」

ミサト「あ、ゴメン…なさい……」

ミサト「…………みんな?」

レイ「はい」

ミサト「私仕事行ってくるから…シンちゃんの看病お願い…」

マリ「はー~い」ニヤリ
カヲル「」ニヤリ
アスカ「」ニヤリ
レイ「」ニヤリ

シンジ(嫌な予感しかしない…)


今日はここまで…まだうまくまとめれていないので…
期待されていた方には失礼ですか。

明日も今日と同じ時間から投下します、評価や応援、間違い指摘などはじゃんじゃん言ってください

ではまた。

乙!楽しみにしてます

見事な前置きだ…

これはドタバタ来るぞww

さて、そろそろ始めさせて頂きますかな。
>>51
ありがとうございます!頑張ります!
>>59
楽しんでいただけて何よりです!
>>60
さ~てドタバタコメディ始まりますよ!

ミサト「じゃ、行ってくるわ……今日はちょっち帰るの遅くなるから私の晩御飯はいらないわよ~」

レイ「行ってらっしゃい」

ミサト「ふふ、レイも変わったわね。良い方にね。行って来ま~す!」

全員「行ってらっしゃ~い!!」



カヲル「さて」

マリ「邪魔者も居なくなったし」

アスカ「始めますか!」

レイ「ええ…」

シンジ「え?何を?」(嫌な予感が…)ゾクッ

アスカ「あんたバカァ?風邪引いてるんでしょ?」

シンジ「う…うん…多分…」ズズッ(鼻水)

カヲル「風邪といえばさ」キラッ

マリ「あれしかないニャ!」ビシィィ

レイ「ええ、あれね」コクリ

シンジ「………もしかして…」ズズッ


アスカ「おかゆよ!!」ドンッ
カヲル「お粥さ!!」ドンッ
マリ「オカユだにゃ!!」ドンッ
レイ「おかゆ…!!」ドンッ

シンジ(お粥か……なら問題ないかな?)

マリ「なんか今もしかして、ものすごく失礼なこと考えなかったかニャ?」

シンジ「え?い…いや?ぜ…全然…?」ギクッ

カヲル「考えてたね…その反応は…」ヤレヤレ

マリ「相変わらず分かりやすいニャ…」ヤレヤレ

レイ「何考えてたの?」

シンジ「え?…えっ…と…いや、あっ!何も考えてないよ!!」

アスカ「どうせお粥なら失敗作でも食べれるから安心、とか考えてたんでしょうよ」フンッ

シンジ「そ…そんなことないよ!!ッゴホッ」ゲホゴホ…

マリ「さあさあ病人は寝て寝て」

カヲル「僕がキミのためにお粥を作ってみせる!そしてシンジ君を虜にしてみせ」

レイ「碇君のために早く作りましょう」

アスカ「ナイスタイミング!」

カヲル「僕の渾身のセリフが…」orz

マリ「まあドンマイ、ホモ」

カヲル「僕はホモじゃな」

シンジ「耳が痛くなってきた…」ゴホゴホ…

アスカ「ほらほら、シンジもあー言ってるし!早くキッチン行くわよ!!」トタトタ

レイ「凄いやる気…」トタトタ

マリ「惚れた男のためだからだニャ」ニヤニヤ
アスカ「うっさい!!///」

シンジ(みんな廊下に行ったのにまだうるさい…)

~キッチン(台所)~

マリ「それにしても…」

カヲル「オカユひとつに…」

アスカ「四人で作るのは…」

レイ「さすがに多いわ…」


全員「どうしよう?」

レイ「くじ引きが良いと思うわ…」

全員「おおー…」

マリ「じゃ、くじ引きで!二人まで絞るにゃ」

カヲル「赤い箸を取った人がオカユ担当だね」


全員「セー~っの!」

料理スキル0の方々が作っても…

と思ってしまった

今日は少し忙しいのでゴメンなさい!!
また明日で!!

>>67
その通りですwww
そういえばこのSSこんなノリで良いんですかね?…自信がなくなってきまして……まあ精一杯頑張りますが…

>>68
フォーマット的には問題なし
キャラのとらえ方もOK

要するに、気にせずやって頂戴w

せっかく土曜日なので朝から書くことにしました
寝ます


ゲンドウ「問題ない…」
冬月「ああ…しっかり考えてから書いてくれ…」

アスカ「アタシだ……」(よっしゃぁぁぁぁぁ!!)二ヘラ

レイ「私も…」(碇君のためにオカユを……やった)

マリ「ちぇっ…外れか~…」

カヲル「まあ運次第だし、仕方ないよ」

アスカ「まあこの天才エリートのアスカ様に任せればオカユなんて簡単よ!!」二ヘラ

マリ「姫、凄く喜んでるニャ」ニヤニヤ

アスカ「え…いや!べべ別に!!くじで当たったから仕方なく作るのよ!」アセアセ

レイ「じゃあ私が全部作るわ。」

アスカ「ダメに決まってんでしょ!!!」(怒)

マリ「分かりやすっ」コソコソ

カヲル「相変わらずのツンデレっぷり」ヒソヒソ

アスカ「コソコソ話すな!!」

レイ「………あなたたちは今から何するの?」

マリ・カヲル「!!」
アスカ「?」

マリ「そりゃ…」

カヲル「もちろん…」

マリ・カヲル「」ピーンッ!(閃いた!)

アスカ「何すんのよ!」

マリ「病気で寝込んでるワンコ君の部屋に」ニヤニヤ

カヲル「看病しに行くのさ」ニヤニヤ

アスカ「んなっ!」

レイ「ダメだわ。碇君が危ない」

アスカ「そうよ!バカシンジが危ないからダメよ!」

マリ「じゃあオカユ担当変わってほしいニャ」ニヤニヤ
カヲル「そういうこと。」ニヤニヤ

アスカ「う…」
レイ「……」

レイ「……ホモの人」

カヲル「僕はホモじゃなくてゲイだけど何?」

アスカ「いちいち鬱陶しいわね…」ヒソヒソ
マリ「激しく同意」ヒソヒソ
カヲル「聞こえてるんですけど」

レイ「あなたと交代」

カヲル「へえ、意外。」

マリ「姫は?」

アスカ「アタシは……」

レイ「大丈夫、あなたは変わらなくていい。私がこの人を止めれるから」

マリ「ありゃりゃ…」

アスカ「でも……ホモルとなんか作りたくないし、コネメガネ!交代よ」

マリ「ワンコ君に会いたいだけなんじゃないかニャ?」

アスカ「うるさい!ちがうわよ!!」

料理担当:マリ・カヲル
看病担当:アスカ・レイ

一旦終了、

昼飯食ってくる。
sageるの忘れてた…悪い…

料理する側は奇天烈な物作りそう…
んでもって看病する側は一触即発状態…

シンジ、生きろ…


じゃ、始めますか!


カヲル「さてと」

マリ「んじゃ始めますかニャ」

カヲル「その前に質問いいかい?」

マリ「何だニャ?」


カヲル「君は料理できるのかい?」

マリ「全く。そういう君は?」

カヲル「全然」


マリ・カヲル「あちゃー…」

~シンジの部屋~
シンジ「うまくいってるかな~…オカユ作り…」ズズッ

シンジ「ん?ちょっとまてよ…あのメンバーで料理ができるのって…ゴホゴホ」


シンジ「いない!!!!」ガーン

ガチャッ
アスカ「失礼ね!アタシが本気だせば料理なんて余裕よ!」

レイ「おはよう、碇君」

シンジ「!?!?な…なんで二人がここに?」

アスカ「あんたの看病よ」

シンジ「!!!!ってことは料理は残りの二人に任せっゴホッゲホ」

アスカ「急に大声だすからそうなるのよそうよ、マリとホモルよ」


シンジ(不安すぎる!!!)

マリ「まあオカユだし、大きな失敗はニャい…と思うけど」

カヲル「そうだね。それにシンジ君のために全身全霊をかけて作って、そして虜に」

マリ「ホモ発言は要らないニャ」


カヲル「………ハハッ気を取り直して、」

マリ「オカユ完成させるぞーーー」

カヲル「オーーーー!」


マリ「ホモ君、意外とノリ良いニャ」

カヲル「今更かい?」

マリ「それもそうか」

カヲル「」orz

レイ「」チョコン

アスカ「あ、あんた何してんの!!」

シンジ「あわわわ…」(これは嫌な予感が)

レイ「碇君の看病」

アスカ「あんた看病が何か知ってんの!?」

レイ「…病人を…治す?」

アスカ「じゃあ何でバカシンジの隣に座る必要があんのよ!」

レイ「そばに人がいた方がいいと思ったから」

アスカ「そんなことならアタシも仕方なくそばに座ってあげるわ!感謝しなさいバカシンジ!」

シンジ「う…うん…ありが」

レイ「そこまで言うならどこかへ行けばいいと思う」

アスカ「んなにをぉぉ!?」

ギャーギャーワーワー

シンジ(やっぱりこうなった……オカユは大丈夫かな…不安…)

マリ「こんなもん?」ジャバー

カヲル「それぐらいかな」ジャバー

マリ「これはこんなもん?」ジャバー

カヲル「聞く前に入れちゃ意味ないけど」エバー

マリ「あ、そうだ!体に良さそうな物入れてもいいかニャ?」

カヲル「好きにすればいいさ。常識の範囲でね」

マリ「ホモ君に常識を言われるなんて心外だニャー」ミドリイロノナニカヲドパァ

カヲル「っちょおおおおおおおい!!!」

マリ「うわっ何!?」

カヲル「いま何入れた…?」


マリ「あ…青汁だけど?」
カヲル(……シンジ君ゴメン…頑張って食べてくれ…)orz

レイ「…………」ピトッ

アスカ「…………」ピトッ

シンジ「…………///」

【シンジの場合】
シンジ(何だ!この状況!!!)ガーンッ

シンジ(何で看病しに来た二人が揃って僕の横で寝てるんだよ!!)

シンジ(どう扱えば良いんだァ!!)

【アスカの場合】
アスカ(やばいやばいやばいやばいやばい)

アスカ(なんか流れでくっついちゃった!!エコヒイキも…いやコイツは本気で寝てるか…)

アスカ(と、とにかく…)

【まとめた場合】
アスカ・シンジ(どうしよう…)

【レイの場合】
レイ(碇君の横、ポカポカする…)

オカユであるはずのもの「ゴプッゴポッ」

カヲル「さぁ~~てと」(もうどうにでもなぁれ)

マリ「これ持って上がるか」

カヲル「!そうだ!静かに行こう、何か面白い物が見れる気がする」ニヤリ

マリ「私も丁度そう考えてたとこニャ」ニヤリ

カヲル「ソー~っと」そろりそろり

マリ「ソー~っと」そろぉりそろぉり

カヲル「猫みたい」そろりそろり

マリ「ホモ君こそだニャ」そろぉりそろぉり

そろそろ終盤だけど寝る……


眠たい……明日で終わるかな…

明日の朝・昼は用事があるんで、夜に続きを……頑張ります

青汁入りのおかゆ…
想像するだけで何かが込み上げてウプッ…


アスカ、レイと川の字で寝てる姿ってなんかスッゴイカオスな気がする…

~シンジの部屋の前~

カヲル「ついに来てしまったよ」ヒソヒソ

マリ「ふふふ…何が見れるかニャ~?」ヒソヒソ

カヲル「その扉を開けば全てわかることさ」ヒソヒソ

マリ「そういえばホモ君って料理出来ニャかったんだ…意外と。」ヒソヒソ

カヲル「途中までは完璧だったよ。誰かさんが青汁を入れるまでは」ヒソヒソ

マリ「確かにあの後から急に私に任せっきりだったニャ~」ヒソヒソ

カヲル「料理なんてただの知識なのに、ってまあそんなことはどうでもいい」ヒソヒソ

マリ「ん、じゃあ開けるニャ」ヒソヒソ

カヲル「どーーんと行こう」ヒソヒソ

マリ「OK」

~シンジの部屋~

シンジ(どうしよう…気まずい…)

アスカ(オカユまだかしら!おっそい!!)

シンジ(ん?待てよ…)

アスカ(今もしあいつらが部屋に来たら…)

シンジ(散々!!)

アスカ(いじられること!!)

レイ「間違い無い」

シンジ・アスカ「うぎゃあ!!!」


マリ・カヲル「どおおおおおおおーーーーーんっっっ!!!」

シンジ・アスカ「ぎゃあうああああ!!!」

レイ(騒がしい…)

マリ・カヲル「おやおやおや?」ニヤニヤ

アスカ「ここここれは!!!ちがうわよ!!その……」

シンジ「不可抗力だよ!!」

アスカ「そう!!それよ!!」

レイ「私は自分から行っ」

アスカ「エコヒイキ黙ってて!!」

レイ「あなたに命令される筋合いは無いわ」

アスカ「筋合いなんて言葉どこで覚えたのよ!!」

レイ「葛g」アスカ「大体分かったからもういい!!」

マリ「私も混ぜてニャ~~~~ーーーーー!!!」どーーん(シンジに乗っかる)

アスカ「ぎゃっ!急にバカシンジに乗っかんな!!コネメガネ!」

レイ「私も混ぜて」どんっ(シンジに乗っかる)
シンジ(綾波まで乗っかってきた!!さすがに二人は重い)

アスカ「~~~!!!アタシだって!!」ドォッ(シンジに乗っかる)
シンジ(やばい…もう無理…はっ)

カヲル「ハアハァシンジ君…」ウットリ(シンジに乗っかる)
シンジ(がっっ…やっぱり……)

ギャーギャーワーワーギャーギャーワーワー

ギャーギャーワーワーニヤニヤギャーギャーワーワー


シンジ「ぷはぁっ!…やっと抜け出せた……ん?」ドロドロシタナニカ

シンジ「ああ!これがオカユか……」

シンジ「…………?オカユか?」(なんか青いけど…)

シンジ「まあカヲル君は料理はある程度はできそうだし、大丈夫かな」



シンジ「パク」



シンジ「みぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!」

全員「!?!?」



シンジ「」バタ


カヲル「シンジ君!?」

アスカ「シンジ!!?」

マリ「ワンコ君!?」

レイ「碇君!?」

全員「どうしたの!?」

カヲル「一体何が………あ」

アスカ「どうしてシンジが………あ」

レイ「碇君?……………あ」

マリ「ニャ」

シンジ「」チーン

ドロドロシタナニカ「よう!」

全員「こ・れ・だ・!!!」

後日、僕が聞いた話によると
結局あの後は罪のなすりつけあいが始まり、
言い合いをして
取っ組み合いの喧嘩をしたらしい
部屋がおかしなことになってた

あちなみに、僕の風邪ならなおったよ。僕のはね。あのオカユが意外と良かったのかもしれない
みんなは?って?
そりゃ、風邪の菌の充満した僕の部屋で暴れたんだからね…

アスカ「バガシンヂィー…ティッシュ~…」

シンジ「はいはい。」アスカ「あいがと」ズズッ

カヲル「お腹が空いたよ、シンジくnゴホゴホ」

シンジ「はい、これ僕の特製オカユ」カヲル「わざわざゴメンね」ゴホゴホッ

マリ「喉が乾いだぁ~」

シンジ「はいはい。これね」マリ「サンキューだニャ」

レイ「おでこのタオルが熱くなってきた」

シンジ「はいはい。変えるね」レイ「ありがとう」


ミサト「シンちゃん、頑張ってるわ~…」ぷシュッ

シンジ「お酒飲むぐらいなら手伝って下さい!」

ミサト「面倒だから却下」ゴクゴクッ




シンジ「……結局僕は風邪ひいても休めないわけだね…」ハァー

「シンジー」
シンジ「はーい」


こんなもんでよろしかったでしょうか

誤字脱字、セリフミスやその他諸々
いろいろありましたてしょうが……
…楽しんで頂けたでしょうか、オチが少し適当でしたが。

何はともあれ、完成して良かったです。

僕みたいなのが二代目で良かったのかは分かりませんが
とにかくありがとうございました!!
三代目さん!頑張って下さい!!出てくるかは知らんけど。

前スレ職人さん!応援ありがとうございました!!
見てくれていた方々!応援ありがとうございました!!

とにかく、ありがとうございました!!!!次回作にご期待下さい!!

安定の看病後のダウン落ちww

乙乙

ちょっち時間くれ。エヴァSS初挑戦してみる。

>>102

OK、そちらが投下したら今度は自分がネタ書くわ

それじゃ、投下します。短いですが、よろしくです。


学校にて

ガヤガヤ……



ケンスケ「…………」 ジー

トウジ「なんや? ケンスケ?」

トウジ「センセの顔をじっと見て?」

ケンスケ「ああ、トウジ」

トウジ「……! ま、まさか!」

ケンスケ「?」

トウジ「あのホモ野郎に感化されたんとちゃうやろな!?」

ケンスケ「ぶっ! そんなわけ無いだろ!?」

トウジ「せやったら、なんやねん?」


ケンスケ「いやぁ……何となく、なんだけど」

トウジ「おう」

ケンスケ「最近、碇の体つきが良くなっている様な気がして……」

トウジ「お、お前、やっぱり!」

ケンスケ「だから違うって!」

―――――――――――

トウジ「なるほど、たくましく、ちゅーか」

トウジ「鍛えられとる気がするっちゅう意味か」

ケンスケ「そういう事」

トウジ「本人に聞いたらええやん?」

ケンスケ「真っ先に聞いたんだけどね」

ケンスケ「特に鍛えているわけでも、トレーニングをしている訳でも無いってさ」


トウジ「ふうん……」

トウジ「センセの性格からして、隠す訳もないやろうしなぁ」

ケンスケ「うん。 まあ僕の気のせいかもしれないしね」

トウジ「…………」

トウジ「よっしゃ!」

ケンスケ「トウジ?」

トウジ「いっちょ試してみるわ!」

ケンスケ「え? 試す?」

トウジ「まあ見とけって」

トウジ「おーい、碇ー」

ケンスケ(何をする気だろう?)


シンジ「なに? トウジ」

トウジ「突然すまんがなぁ、腕相撲せえへんか?」

シンジ「腕相撲? どうして?」

トウジ「ホンマに意味なんかあらへんて。 思いつきや、思いつき♪」

シンジ「まあ……いいけど」

トウジ「うっし! 勝つでぇ~!」

シンジ「?」

     スッ…

トウジ「ええか? いち、にの、さん! で、始めるで?」

シンジ「うん、わかった」

トウジ「よし……いち、にの、……さん!」


     ダンッ!

ケンスケ「……え!?」

トウジ「…………」

シンジ「どうしたの? トウジ?」

シンジ「手加減してくれたの?」

トウジ「!? ……あ~、ま、まあな……」

シンジ「じゃあ、もう一回する?」

トウジ「お、おうっ! 今度は本気出す!」

ケンスケ「…………」

トウジ「よ、よし……いち、にの、……さん!」


―――――――――――


放課後



ケンスケ「…………」

トウジ「…………」

トウジ「いったい何なんや? あの怪力……」

ケンスケ「……まさか、こんな結果になるとはね」

トウジ「センセの身に、何が起こっとるんや……」

ケンスケ「…………」

ケンスケ「まさか……」

トウジ「? まさかって何や? 心当たりでもあるんか?」

ケンスケ「もしかしたら……NERVに何かされているのかも」

トウジ「!?」


トウジ「何かってなんや?」

ケンスケ「……想像だけど」

ケンスケ「ああやって、強い身体にしておけば」

ケンスケ「いざという時、パイロットの生存につながると考えたんじゃないかな?」

トウジ「けど……本人は何もしとらんて……」

ケンスケ「薬物……とか?」

トウジ「……!?」

ケンスケ「…………」

トウジ「…………」

トウジ「は……はは、は」

トウジ「無い無い、無いわ。 だいいち、現場責任者のミサトさんが許さへんやろ?」

ケンスケ「それは、そうなんだけどね……」


トウジ「…………」

ケンスケ「…………」

トウジ「……うし!」

ケンスケ「トウジ?」

トウジ「ワシは決めたで!」

トウジ「うまい具合に明日は休日や!」

トウジ「多少強引でも、センセの家に泊まり込んで、それとなく様子を見ようやないか!」

ケンスケ「え!? これから!?」

トウジ「思いついたら、即、実行がワシや!」

トウジ「おーい! 碇ー!」

ケンスケ「……いくら何でも、そんなに上手くいくわけが」


シンジ「ミサトさん、いいって」

ケンスケ「上手くいった!?」

トウジ「さっすがセンセの上司、ミサトさんや! 話が解る!」

アスカ「ちょっと! あたしは反対よ!」

アスカ「何する気か知らないけど、勝手に人のテリトリーに入って来ないでよね!」

ケンスケ「間違っても式波の部屋には入らないよ……」

トウジ「正確には入りとうない」

アスカ「何ですって!?」

シンジ「まあまあ、アスカ。 寝るのは僕の部屋だから」

シンジ「許してあげてよ」

アスカ「……ふん。 ハンバーグで手を打つわ」

シンジ「わかった」 クスッ


シンジ「綾波も迷惑?」

綾波「……」(首を)フルフル

シンジ「そう……晩御飯、何かリクエストある?」

綾波「……味噌汁があって肉がなければ、いい」

シンジ「わかった」 ニコ

綾波(……ポカポカする) ///

シンジ「マリさんは? カヲルくんは?」

マリ「問題ないにゃー」

カヲル「もちろん構わないよ」

カヲル「僕もシンジくんといっs」

アスカ「はい、ホモルはもう黙ってなさい」


下校

ワイノ ワイノ



マリ「ひゃー。 こうやって揃って帰ると、結構な団体さんねー」

カヲル「少々、騒がしいけどね」

トウジ「なんやとう!?」

ケンスケ「トウジ……怒ったら自分で自分が騒がしいと、認めてる様なものだよ」

アスカ「これだから、バカは嫌なの」

シンジ「アスカ……そんな言い方じゃ火に油を注いでる」

綾波「…………」

シンジ「綾波も苦手? こいういうの……」

綾波「……」(首を)フルフル


マリ「じゃ、ワンコくん。 頑張ってね~」

アスカ「寄り道しないで早く帰るのよ、バカシンジ」

カヲル「ゆっくりでいいからね、シンジくん」

綾波「碇くん、待ってる……」

シンジ「うん、待ってて」

ケンスケ「へ?」

トウジ「なんや? 何で別れるんや?」

シンジ「これから買い出しなんだ」

ケンスケ「は?」

トウジ「ちょい待ちぃや! 誰も手伝わへんのか!?」


アスカ「はあ? 何であたしが、そんな事手伝わなきゃならないのよ? あんたバカァ?」

マリ「私は手伝おうとしたんだよー?」

カヲル「僕もだけど……なぜか断られてね」

綾波「…………」

綾波「手伝い……いる?」

シンジ「ううん、大丈夫だから、綾波」 ニコ

トウジ「…………」

ケンスケ「…………」

トウジ「……まあ、なんでか解らへんけど」

トウジ「ワシはセンセを手伝う」

ケンスケ「うん、僕も」

ケンスケ「これからお世話になるし」

シンジ「二人とも、そんなに気を使わないでよ」


アスカ「いいじゃない。 本人がやりたいって言うんだし」

アスカ「こき使ってやれば?」

マリ「きっとあれだよ。 一宿一飯のお礼ってやつ」

マリ「素直に受け取っておきなよ、ワンコくん」

カヲル「まさしく」

カヲル「美しい日本の文化だね、シンジくん」

綾波「…………」

綾波「やっぱり、私も手伝」

シンジ「大丈夫だから、綾波」 ニコ


―――――――――――


ケンスケ「けど……碇」


シンジ「うん?」

ケンスケ「こう言っちゃなんだけど……」

ケンスケ「式波以外は『手伝おう』という意思は、あるみたいじゃないか?」

シンジ「うん」

ケンスケ「どうして申し出を断るんだ?」

トウジ「せやで。 せっかく差し出してくれた手を、はねのけたらアカン」

シンジ「…………」

ケンスケ「……碇?」

シンジ「…………」

シンジ「こ、ここだけの、話、なんだけど……」

トウジ「おう、なんや?」


シンジ「前に一度、手伝ってもらって……その」

シンジ「ろくな買い出しが出来なかったから……」

ケンスケ「…………」

トウジ「……まあ……何となく解るわ」

シンジ「アスカは、終始あんな調子で、落ち着きがなくて目が離せないし……」

シンジ「余計なものをカゴに入れるし……」

ケンスケ(……子供か)

シンジ「マリさんとカヲルくんは、何故か解らないけど」

シンジ「体の一部分を僕に押し付けて買い物を邪魔するし……」

トウジ(真希波っちゅーオンナはともかく……あのホモ野郎は、嫌な汗が出るな……)

シンジ「綾波は、根本的な筋力が足りなくて、荷物をほとんど持てないんだ……」


ケンスケ「……要するに」

トウジ「連れてっても、役に立たん、ちゅーこっちゃな……」

シンジ「ははは……」

ケンスケ「そういえば、ミサトさんは?」

ケンスケ「あの人なら買い出しくらい出来そうじゃない?」

シンジ「うん……最初は、そうだったんだ」

トウジ「最初は?」

シンジ「担当でそうなっていたんだけど……仕事の折り合いとか、いろいろあって」

シンジ「どうしても不規則になっちゃうんだ」

ケンスケ「ああ~なるほど」

トウジ「それでセンセがやる事になった、ちゅー訳か……」

シンジ「うん。 なんて言うか、流れで?っていう感じ」


ケンスケ「さて、着いたね。 スーパーに」

トウジ「おっしゃ! ここはワシらが、ひと肌でもふた肌でも脱ぐでぇ!」

シンジ「ありがとう、トウジ、ケンスケ」

ケンスケ「少しくらい多めに買ってもいいぜ? 碇」

トウジ「おう! 荷物持ちは、まかしとき!」

シンジ「そう? ……じゃあ、ちょっとだけお言葉に甘えようかな」 クスッ


―――――――――――


ケンスケ「」

トウジ「」


     ドサッ

シンジ「じゃあ、この荷物、お願いできるかな?」

トウジ「ちょ、ちょちょちょ、ちょい待ち!」

シンジ「え? やっぱり……嫌になった?」

ケンスケ「い、いや、そうじゃない……けど」

シンジ「けど?」

トウジ「センセの荷物、お米だけでも20キロやないか!?」

ケンスケ「その両手の荷物を合わせたら、30キロは超えるんじゃないの!?」

シンジ「まあ、確かにちょっと重いけど」

シンジ「いつもこんな感じだよ?」

ケンスケ「」

トウジ「」


ケンスケ「うぐ……ぐ……」

トウジ「ふぬ……ぬ……」

シンジ「~♪」

ケンスケ(……信じられない)

トウジ(あんな荷物しょって、何で鼻歌が出るんや……)

ケンスケ(僕たちの荷物……)

トウジ(せいぜい、あっても10キロくらいやろな……)

シンジ「……あ。 ちょっと歩くペース、早いかな?」

ケンスケ「い、いや。 気にしないでくれ、碇……」

トウジ「そ、そうや! 全然、早い事なんて、あらへんで!」

シンジ「そう? 今日はありがとう、二人とも。 とっても助かるよ」


ケンスケ「ははは……これくらい、大した事ないよ」

トウジ「そ、そうやで~センセ~」

     ハハハ……

ケンスケ(……ともあれ)

トウジ(ワシらの疑問は……解けたな)

ケンスケ(ごくごく自然に)

トウジ(鍛えられたっちゅー事かぁ……)

シンジ「~♪」



     おしまい

なんかトウジの関西弁、無理がある気がしますけど、ご勘弁を……。
お泊り編も書こうかな~と思ったんですけど、次の人が居るみたいですので
ここで終わります。

また時間かかっちゃいますけど……
明日の今頃くらいならいいでしょうか?
それだったら、頑張ります。

>>131

この流れはお泊り書くべきだと思う
がんばって♪

後トウジの関西弁についてですが、

本編(TV、映画)もエセ関西弁なんで気にしなさんな


     カン カン カン…

ケンスケ「はあ、はあ、はあ……」

トウジ「ぜえ、ぜえ、ぜえ……」

シンジ「ふう……ふうっ、と……」

ケンスケ「ど、どうして、こ、このマンション……」

トウジ「エ、エレベーターが、な、無いんや……」

シンジ「それは僕も聞きたいよ……」

     ガチャ

シンジ「ただいまー」

アスカ「遅い! 遅い遅い遅い! 遅いわよ! バカシンジ!」

シンジ「ごめん、アスカ」


アスカ「このあたしが! お腹空かせて待ってたんだから、早く夕御飯作りなさい!」

ケンスケ・トウジ「…………」

トウジ(か、階段登った疲労がなければ……)

トウジ(なんか言い返してやるのに……)

ケンスケ(ごめん……碇。 もう元気が、無い……)

シンジ「うん、すぐ取り掛かるよ、アスカ」 ニコ

アスカ「……ふん」 ///

     トテ トテ トテ

綾波「碇くん」

シンジ「ん? 綾波、どうしたの?」


綾波「ご飯、炊いておいた」

シンジ「ああ、そうなんだ……ありがとう、綾波」

シンジ「とっても助かるよ」 ニコ

綾波「……ううん。 大した事、無い」 ///

シンジ「用意が出来たら、呼びに行くから」

綾波「うん……じゃ」 ///

ケンスケ・トウジ「…………」

ケンスケ(……なんだろう)

トウジ(う、羨ましくなんて、あらへんぞ!)


     スタ スタ スタ…

カヲル「やあ、シンジくん。 お帰り」

シンジ「ただいま、カヲルくん」

カヲル「お風呂の掃除は、しておいたから」

カヲル「いつでも汗を流せるよ?」

シンジ「ありがとう、カヲルくん……でも」

シンジ「先にご飯を作らないといけないから、入浴は後かな」

カヲル「それもそうだね」

シンジ「良かったら……トウジとケンスケを、僕の部屋に案内してあげてくれないかな?」

カヲル「ふふ……シンジくんの頼みじゃ、断れないね」

カヲル「わかった、任せてよ」

シンジ「じゃ、お願いするね。 トウジ、ケンスケ、とりあえず僕の部屋でくつろいでてよ」

トウジ「おう、わかったで」

ケンスケ「お世話になります」


     テク テク テク…

マリ「おー、来たんだね」

     ※ マリは、キャミに短パン

ケンスケ・トウジ「!!」 ///

マリ「? どうかしたかにゃ?」

ケンスケ「い、いや……」 ///

トウジ「な、なんもあらへん……」 ///

マリ「そう? あートイレ、トイレ~」

     トテ トテ トテ

ケンスケ「…………」

トウジ「…………」


ケンスケ「えと……渚、くん」

カヲル「なんだい?」

トウジ「あいつ……真希波は、いつもあんな格好でウロチョロしとんのか?」

カヲル「うん」

カヲル「実を言えば、ファーストと、セカンドも、普段はあんな感じ」

トウジ「な、なんやてぇ!?」

ケンスケ(碇……いつもあんな、あられもない姿の女の子を拝んでいるのか……!) ///

トウジ(ブ、ブラの肩紐、見えとったぞ……!?) ///

カヲル「ま、僕には何んの刺激にもならないけどね」


カヲル「じゃ、ごゆっくり」

ケンスケ「ありがとう」

トウジ「すまんのう」

カヲル「ご飯が出来たら呼ぶからね」

―――――――――――

ケンスケ「…………」

トウジ「…………」

ケンスケ「……なんて言うか」

トウジ「……おう」

ケンスケ「どっと……疲れたね」

トウジ「せやな……」


ケンスケ「…………」

ケンスケ「……トウジ」

トウジ「おう?」

ケンスケ「家探し……する?」

トウジ「そんな気力、無いわ……」

トウジ「それに……」

ケンスケ「それに?」

トウジ「探しても無い気がする」

ケンスケ「ああー……確かに」

ケンスケ・トウジ「…………」

ケンスケ・トウジ(オカズが……これだけ近くをうろついてたらなぁ……) ネタニハコマラン……


     コン コン ……ガチャ

綾波「…………」

ケンスケ「……綾波?」

トウジ「どうした? なんか用か?」

綾波「……御飯」

綾波「出来たって、碇くんが……」

ケンスケ「ああ、そうなんだ。 ありがとう、綾波」

トウジ「おう、すまんのう。 すぐ行くわ」

綾波「……じゃ」

     テク テク テク…

トウジ「……相変わらず無愛想やなぁ」


リビング



シンジ「やあ、二人ともお待たせ!」

トウジ「おおおおおおおおおおっ!?」

ケンスケ「こ、これ、全部、碇が一人で作ったの!?」

シンジ「うん、そうだけど?」

トウジ「こ、事も無げに言いよった!」

ケンスケ「改めて、碇がすごいって思うよ……」

シンジ「? さ、そんな事より座って」

シンジ「早く食べよう?」

トウジ「お、おう」

ケンスケ「わかった、碇」


     イタダキマース

トウジ「んまい!」

トウジ「ホンマにセンセの作る料理は、絶品やで!」

アスカ「当然よ」

アスカ「紛いなりにも、このあたしの舌を満足させているんですもの!」 フフン♪

トウジ「……何で式波が偉そうやねん」

シンジ「どうかな? ケンスケ?」

ケンスケ「うん、すっごく美味しいよ! 碇!」

シンジ「良かった」 ニコ

綾波「…………」

シンジ「ご飯の炊き具合はどうかな?」

綾波「……!」


ケンスケ「うん、硬すぎず、柔らかすぎず」

ケンスケ「ちょうどいい感じで美味しい」 ニコ

シンジ「だって、綾波」 ニコ

綾波「あ……ありがとう」 ///

綾波(これは……何?) ///

綾波(私……カメラの人に、ポカポカしてる?) ///

綾波(…………) ///

綾波(ううん、碇くんと同じじゃない) ///

綾波(でも……) ///

綾波(嫌な気持ちじゃない) ///

綾波(これは……嬉しい?という気持ち?) ///


ケンスケ「……何か、考え込んでるみたいだけど?」

シンジ「大丈夫だよ。 きっと、喜んでると思う」 クスッ

マリ「きゃほー! 今日もワンコくんのご飯が美味しいにゃー!」

カヲル「全くだね」

カヲル「僕にとっては、シンジくんが作ってくれる、というそれだけで」

カヲル「最高の料理だよ……」 フッ…

シンジ「あ、ありがとう、カヲルくん」

     ターダイマー

シンジ「あ、ミサトさんだ」

アスカ「おかえりー、ミサト」


ミサト「おっ! ちょうどご飯だったのね」

ミサト「いい時に帰ってきたわ♪」

シンジ「はい、ミサトさん。 いつものビールです」

ミサト「んー! 今日もシンジくん、気が利いてるぅ~」

ミサト「じゃ、ちょっち着替えてくるね!」

ケンスケ「…………」

トウジ「…………」

マリ「ん? 二人とも、どうかしたかにゃ?」

ケンスケ「いや……別になんでもないよ」

トウジ「ワシもや」

マリ「そう? ……まあ、いいけど」

アスカ「何でもないなら、言いなさいよ」


カヲル「その通りだね」

カヲル「それに、隠し事は良くないよ?」

ケンスケ「隠し事って訳じゃないんだけど……」

トウジ「なんちゅうか……」

綾波「?」

ケンスケ「一言で言うなら……」

トウジ「オカンみたいやなぁ……って思うたんや」

シンジ「ああ……確かにミサトさん……」

トウジ「ちゃう……そうやない」

シンジ「へ?」


ケンスケ「碇が、だよ……」

トウジ「センセが、オカンみたいや、言うとるねん」

     シーン……

アスカ「…………」

アスカ「…………っぷ」

アスカ「アハハハハハハッ!!」

シンジ「ア、アスカ!?」

マリ「ハハハッ! そーだねー!」

マリ「確かにワンコくん、おかーさんだにゃー!」

シンジ「ちょ、ちょっと待ってよ!」

シンジ「じゃあミサトさんは……!」

トウジ「オトンやな」

     ドッ! アハハハハハハッ!


アスカ「く、苦しい~!!」

綾波「??」

カヲル「やれやれだね」

ミサト「おっ? なんか賑やかね~どうしたの?」

マリ「おとーさんがきたにゃー」

ミサト「は?」

アスカ「や、止めて、コネメガネ~!!」

     アハハハハハハ……

―――――――――――

シンジ「全く……酷いよ二人とも」


トウジ「すまん……コケにするつもり、なかったんやけど」

ケンスケ「素直にそう思っちゃって……」

シンジ「……余計に酷いよ」

     コン コン

マリ「ワンコくん、お風呂空いたにゃー」

シンジ「あ、うん。 わかった」

マリ「早く行きなよ~」

     テク テク テク…

シンジ「どうする? 二人も入るかい?」

トウジ「……せやな。 せっかくやし、ワシはセンセの後に入るわ」

ケンスケ「じゃあ、僕はトウジの後で」

シンジ「わかった。 じゃ、先に行くね」



―――――――――――


シンジ「トウジ、お待たせ。 どうぞ」

トウジ「おう、じゃ入らせてもらうで~」

シンジ「バスルームまで案内するよ」

トウジ「すまんのう、センセ」


―――――――――――


トウジ「じゃ、行ってくるわ」

シンジ「うん、ごゆっくり」


トウジ「~♪」 ヌギ ヌギ

トウジ「……?」 ヌ…

トウジ「あれ? 洗濯カゴが二つある?」

トウジ(まあ、ワシは着替えが無いから、入れる必要はないけど……)

トウジ(なんで、二つも……)

トウジ「はっ!」

トウジ(そ、そうや! こ、この家には、美少女が3人+美女が一人おる!)

トウジ(と、という事はっ!!)

トウジ(このどちらかが、女子用の洗濯カゴっちゅう訳や!) ///

トウジ(…………) ///ゴクッ…

トウジ(アカン!) ///

トウジ(ワシは……ワシは! なんちゅう事を考えとるんじゃぁあああああ!) ///

トウジ(せえへん! ワシは、そんな事、せえへんぞぉぉっ!!) ///



―――――――――――


トウジ「……ただいま」 ズーン…

シンジ「おかえり……って、どうしたの?」

トウジ「な、何でもあらへん……」 ズーン…

シンジ「???」

ケンスケ「じゃあ、次は僕だね」

シンジ「案内するよ」


―――――――――――


ケンスケ「…………」 ズーン…

トウジ「…………」 ズーン…

シンジ「ど、どうしたの? 二人とも?」

シンジ「何だか元気が無いけど……」

ケンスケ「いや……何でもないよ……碇」

トウジ「センセ……ほっといてくれ……」

シンジ(お風呂で何があったんだろう……?)

シンジ「えと……そうだ! アイスでも食べるかい?」

トウジ「……せやな、もらおうかな」

ケンスケ「……僕もいいかい?」

シンジ「もちろん! じゃ、ちょっと待ってて」

     スタ スタ スタ…

ケンスケ・トウジ「…………」


トウジ「……のう、ケンスケ」

ケンスケ「……うん」

トウジ「見たか?」

ケンスケ「……見てない」

トウジ「即答したら嘘って解る」

ケンスケ「……トウジも見たのか」

トウジ「…………」

トウジ「ただの布切れ、やのになぁ……」

トウジ「何であないに興奮してまうんや……」

ケンスケ「僕は……人様の家の風呂場で、なんて事をしてしまったんだ……」

トウジ「ワシも罪悪感でイッパイや……」

ケンスケ・トウジ「はあ……」


台所

(冷蔵庫) ガサゴソ ガサゴソ



シンジ「……あれ? おかしいな」

アスカ「何してるのよ、バカシンジ」 シャグッ ムシャムシャ

シンジ「アイスを探して……って!」

シンジ「それだよ、僕が探してたのは……」

アスカ「そうなの?」 シャグッ ムシャムシャ

シンジ「そうなの? じゃないよ……まったく」

シンジ「一度に3個も食べたら、お腹壊すよ? アスカ」

アスカ「このあたしが、そんなに意地汚いわけ無いでしょ! ケンカ売る気!?」

シンジ「ケンカは売らないけど、じゃあ誰が……って」


マリ「にゃははー……ごめん、ワンコくん」 シャグッ ムシャムシャ

カヲル「風呂上がりのアイスは至高だよ……罪深い程にね」 シャグッ ムシャムシャ

シンジ「…………」

シンジ「もう、いいや……ちょっと出かけて買ってくる……」 ハア…

綾波「碇くん」

シンジ「ん?」

綾波「私も一緒に行っていい?」

シンジ「綾波が?」

綾波「迷惑?」

シンジ「ううん……そんな事はないけど」

シンジ「欲しい物があるのなら、ついでに買ってくるよ?」


綾波「いいの」

綾波「自分の……『気分』で決めたいから」

シンジ「綾波……わかった。 それじゃ一緒に行こう」

綾波「うん」 ///

アスカ「…………」 イライラ

マリ「姫も一緒に行けばー?」

アスカ「はあ!? 何であたしが!?」

カヲル「やせ我慢は、心にも体にも良くないよ?」

アスカ「だから何も我慢なんて、してないって! ホモル!」

マリ(姫はホント、からかいがいが、あるにゃ♪)


―――――――――――


ケンスケ「…………」

トウジ「…………」

ケンスケ「碇、遅いね?」

トウジ「ほんまやな……どないしたんや?」

     コン コン

マリ「やほー、クラスメイトの諸君」

ケンスケ「!?」

トウジ「ま、真希波!?」

マリ「ぬふふ……ワンコくんは、アイスを買いに出かけたのだ!」

ケンスケ「え!?」

トウジ「センセ……無いなら無いで、ええのに……」


マリ「まあそんな訳で」

マリ「トランプでもして、暇を潰さない?」

トウジ「ほお? 意外に気が利くやんか、真希波」

マリ「意外は余計だにゃー」

ケンスケ「でも、面白そうだね。 やろうよ、トウジ」

トウジ「おう! もちろんや!」

マリ「じゃ、リビングに来て。 みんなも誘うにゃ♪」

トウジ「みんなて……式波やホモルも居るんかいな」

マリ「姫はすぐに顔に出るから、いいカモだよん」

ケンスケ「式波をカモに出来ても、後が怖いなぁ……」


―――――――――――


外の道



     テク テク テク…

シンジ「…………」

綾波「…………」

シンジ「…………」

綾波「…………」

シンジ「…………」

綾波「…………」

シンジ「……そういえば」

綾波「?」

シンジ「綾波は、何を買うつもりなの? 気分で決める、とか言ってたけど……」


綾波「飲み物」

綾波「冷えていれば、同じかもしれない」

綾波「けど」

綾波「緑茶かストレートティーかは、甲乙つけがたい」

シンジ「へえ……」

シンジ(綾波は、水だけで満足してたと思ってたけど)

シンジ(自分の『好み』が出来たのかな……)

綾波「……それから」

シンジ「ん?」

綾波「あれをやってみたい」

シンジ「あれ? あれって何?」


綾波「…………」

綾波「……どう言えばいいのか、解らない」

シンジ「……? ”やる”って事は、何かの行動なの?」

綾波「…………」 コクッ

シンジ「ひょっとして……誰かの真似?」

綾波「…………」 コクッ

綾波「よく見るのは、葛城三佐」

綾波「時々、弐号機の人と、メガネの人」

シンジ「ミサトさんに、アスカとマリさん……?」

綾波「それから、たまに碇くん」

シンジ「僕も? ……わからないな」


シンジ「ちょっと、やって見せてくれる?」

綾波「え?」

シンジ「まあ、練習のつもりで」

綾波「…………」 ///

綾波「え、えと……こんな感じ……」 ///スッ…

シンジ(……コップ?を口に運んで……飲み干して……)

綾波「……ふ、フはぁ~」 ///

シンジ「…………」

綾波「こ、これをやってみたい」 ///

シンジ「…………ふ」

シンジ「アハハハハハハ!」

綾波「!?」


シンジ「く、ふふふっ……ご、ごめん、綾波」

綾波「…………」

シンジ「本当にごめん、綾波。 それは、別段、恥ずかしい事でも何でもないから」

綾波「……本当?」

シンジ「もちろん」

綾波「…………」

綾波「……でも、碇くんは笑った」

シンジ「だからごめんって」

シンジ「それに、ミサトさんも アスカも マリさんも 僕も」

シンジ「普通にやってるだろ?」

綾波「うん」


シンジ「僕がつい笑っちゃったのは……」

シンジ「綾波が『可愛い』って思ったから」 ニコ

綾波「!?」 ///ドキッ

綾波(この気持ちは、何!?) ///

シンジ「? どうしたの? 綾波?」

綾波「な、何でも無い……」 ///

綾波(……だめ) ///

綾波(碇くんの顔が……見れない……) ///

綾波(どうして……? 胸だけじゃない) ///

綾波(私の顔も、ポカポカしてる……) ///

シンジ「?」


     イラッシャイマセー

シンジ「さて……どんなアイスを買うかな?」

シンジ「これとこれと……これはアスカが気に入ってたっけ」

綾波「…………」 ///

シンジ「綾波は、どんな飲み物を買うか、決まった?」

綾波「!? ……う、うん」 ///

綾波「…………」 ///

綾波「……私も」 ///

綾波「冷たいアイスにする」 ///

シンジ「そう? じゃ、買って帰ろうか」

綾波「うん」 ///


リビング



トウジ「だれじゃあ! ハートの9、止めてんのわぁ!」

アスカ「知らないわよ」

マリ「私じゃないにょー」

カヲル「それを探るのも、楽しみの一つじゃないかな?」

ケンスケ「ジョーカーは、誰が持ってるの?」

マリ「それは私~」


ミサト「7並べかぁ~。 懐かしいわね~」 グビグビ

ミサト「ぷはぁー!」


トウジ「だー! もうパスがないっ! 首吊ったぁ!」

アスカ「はい、ジャージ殺せたァ」 ニヤニヤ

トウジ「おどれかぁ! 式波ぃ!」

アスカ「うっさいわねぇ。 死人は喋らないの」

マリ「ほーい、クラブの5、持ってる人~。 大人しく出したまえ~」

ケンスケ「ちぇ~」

カヲル「ジョーカーは、どうするんだい?」

ケンスケ「このまま封じるよ」

アスカ「えー! ダイヤの9、引き出したかったのにぃ!」

     タダイマー

ケンスケ「お? 碇達、帰ってきた」


シンジ「あれ? トウジ? って言うか、みんなリビングに居るんだ」

綾波「? 何をしているの?」

トウジ「おう、7並べや」

綾波「7ならべ?」

ケンスケ「トランプのゲームだよ」

綾波「トランプ??」

アスカ「毎度の事だけど……そこから教えないとダメなのね……」

―――――――――――

マリ「よし、ここはファーストの事を考えて」

マリ「神経衰弱をしよう!」

綾波「ごめんなさい、メガネの人」


ケンスケ「いやいや、気にする事は無いよ」

ケンスケ「誰にだって初めてはある」

ケンスケ「それが、遅いか、早いか、の差があるだけさ」

アスカ「へえ、モブキャラのくせに、いい事言うじゃない」

ケンスケ「モブキャラ言うなぁ!!」

マリ「はいはい、始めるよー」

カヲル「じゃ、さっきの7並べで勝った、セカンドから時計回りに行こう」

アスカ「ちょっと! どうしてあたしからなのよ!?」

シンジ「いいじゃない、アスカ。 少しハンデをくれても」

アスカ「…………」

アスカ「ふん……それもそうね」

トウジ(センセは、式波の操縦が上手いなぁ)


シンジ「7……と5か。 残念」

シンジ「はい、綾波の番だよ」

綾波「うん、碇くん」

     スッ スッ パッ

トウジ「お、それを取られたか」

     スッ スッ パッ

アスカ「あーもう、それ覚えてたのに……」

     スッ スッ パッ

ケンスケ「あ……11、そんな所にあったんだ」

     スッ スッ パッ

マリ「ほえ~……ファーストは凄い記憶力にゃー」

     スッ スッ パッ……


シンジ「…………」 チョロ

ケンスケ「…………」 ヘロ

アスカ「…………」 チョビ

トウジ「…………」 カラッ

マリ「…………」 ペラ

カヲル「…………」 スカ


綾波「…………」 ドッサリ


ミサト(すごいわね……レイ)

ミサト(さっきまでの盛り上がりが、嘘みたい……)


綾波「ごめんなさい」

綾波「こういう時、どんな顔をすればいいのか、わからないの」

ケンスケ「いや……」

シンジ「気にしなくてもいいよ……」

トウジ「ワシらも……」

アスカ「どういう顔をしたらいいか」

マリ「わかんないにゃ……」

カヲル「だね」


ミサト(ここは、助け舟を出しますか……)

ミサト「トランプかぁ。 子供の頃はババ抜きとかやったなぁー(棒)」


トウジ「せや! ババ抜き! あれなら超初心者でも出来る!」

トウジ「さっすが、ミサトさんやで!」

ミサト「いやいや♪」

アスカ「伊達に年食ってないわね」

ミサト「アスカー。 お小遣い、減らされたいのー」

アスカ「経験による、素晴らしい考察ね!」

ミサト「よろしい」 グビグビ

綾波「ババ抜き……」

シンジ「大丈夫、ホントに簡単なルールだから」

綾波「うん」



―――――――――――


ケンスケ「よし! 一抜け!」

シンジ「二抜けかな」 クスッ

綾波「えと……三抜け」

マリ「ふい~四抜けだにゃ~」

カヲル「何とか、五抜けだね」 フウ…


トウジ「くそぉ……なんでや」

アスカ「……これで五回連続、あんたとあたしが残ったわね」


一同(二人とも、顔に出すぎ)


アスカ「さあ……早く選びなさいよ」

トウジ「わかっとるわ……こっちじゃ!」

アスカ「ざ~んねんでした!」

トウジ「くっ……! ほな今度は、お前や、式波!」

アスカ「……」 ムー…

アスカ「こっち!」

トウジ「ハズレじゃあ!」


ケンスケ(で……これが長引くんだよね)

カヲル(最初は面白かったけど……)

マリ(そろそろ、飽きてきたにゃ……)


シンジ「そうだ、ケンスケ」

ケンスケ「ん?」

シンジ「うっかり忘れてたけど……買ってきたアイス、食べる?」

ケンスケ「ああ、そういえば……じゃあ、もらおうかな?」

シンジ「わかった」

シンジ「トウジは?」

トウジ「後にしてくれ!」

ケンスケ「ほっとけよ、碇」

シンジ「そうだね」 クスッ


―――――――――――


ミサト「はーい、みんなー。 もう遅い時間よー」

ミサト「明日は休日だけど、不規則な生活態度は良くないわ」

ミサト「そろそろ寝なさい」

     ハーイ

―――――――――――

シンジ「二人とも、ちょっと狭いけど……布団、こんな感じでいいかな?」

トウジ「もちろんやで、文句なんて言わへん」

ケンスケ「突然訪ねたのは、こっちだしね」

シンジ「少し驚いたけど、今日は楽しかった」

シンジ「じゃ、電気消すね?」

トウジ「おう」

ケンスケ「いいよ」


     パチン……

シンジ「…………」

ケンスケ「…………」

トウジ「…………」

トウジ「それにしても、センセは凄いなぁ……」

シンジ「ん?」

トウジ「買い出しに料理……何よりも、それに文句を言わへんとこ」

シンジ「まあ……気がついたらやってたって、感じなんだけどね」

ケンスケ「それでもすごいよ、碇」

トウジ「せやで。 センセは、もっと自信を持ってええで」

シンジ「嬉しいけど、ちょっとくすぐったい……」 ///

     ハハハ……


アスカ「…………」

     コン コン

アスカ「!?」

アスカ「……誰?」

綾波「私……弐号機の人」

アスカ「エコヒイキ? ……何の用?」

綾波「…………」

綾波「一緒に」

綾波「眠りにつきたい」

アスカ「は?」


アスカ「…………」

綾波「…………」

アスカ「理由を聞いてもいい?」

綾波「…………」

綾波「今日は……みんなといろいろした」

アスカ「うん」

綾波「でも」

綾波「一人になったら、静かだった」

アスカ「当たり前じゃない」

綾波「…………」

綾波「それが……どうしてか、嫌な気持ちになる」

アスカ「……!」

綾波「それが理由」


アスカ「…………」

     ガチャ

綾波「……!」

アスカ「いいわ。 入って」

綾波「弐号機の人……」

マリ「にゃっほー……って、おりょ?」

マリ「珍しいわねぇ、ファーストが居るじゃありませんか」

アスカ「どっから湧いてくんのよ、コネメガネ」

綾波「メガネの人」

マリ「まあまあ、いいじゃない」

マリ「今日だけは一人で寝るの、寂しいしさ」


綾波「! ……寂しい」

マリ「ファーストもそうなんでしょ? ね、姫~一緒に寝ようよ~」

アスカ「あ~もう、わかったから、猫なで声出さないで」

―――――――――――

マリ「じゃ、お休み~」

綾波「お休みなさい」

アスカ「お休みー」

     …………

綾波(…………)

綾波(寝息が聞こえる)

綾波(…………)

綾波(これは、弐号機の人の? メガネの人の?)

綾波(どうしてか……安心する)


綾波(…………)

綾波(以前は、感じる事のなかった気持ち……)

綾波(それは、とても不安で、凍りつく様な静寂)

綾波(それが……寂しい?)

綾波(…………)

綾波(弐号機の人……)

綾波(ありがとう)

綾波(…………)

―――――――――――

カヲル(シンジくん……僕も寂しいのに) クスン… ←やんわりと断られた



     おしまい

何か、考えてたよりも、かなり長くなってしまった……。
お付き合い、ありがとうございました。

>>189

結構なボリュームのやつ書いてくれた…
面白かったっす、乙

>>191
ありがとう、バトン渡します。肩の荷が降りました。

追いついたら終わってたwww
乙ッッ!!凄く楽しめました!!!次回作も期待です!!


さあて次も楽しみ!!面白いの書いてくれるかな~?(しれっとハードルを上げてみる

>>193

しれっとハードル上げんといて…
ただでさえ>>189の上を行く話となると…って状態なのに

まぁ…期待せずに待って頂戴

…葛城宅 リビング…

ミサト「…みんなに話しておくことがあります」

シンジ「珍しいですね、リビングに全員集めるなんて」

綾波「」コクコク

マリ「さてさて、一体どんな話やら?」

カヲル「さぁ?」

アスカ「………」

ミサト「北米から輸送されてきたエヴァ三号機の起動実験が今度の週末、松代で行われることになりました」

ミサト「パイロットは、アスカ」

シンジ・綾波・マリ・カヲル「!?」

アスカ「…フン、当然よね」

シンジ「三号機って…、確か同型の四号機は北米で爆発事故を起こしたって」

マリ「そんな危ないに姫乗せて大丈夫なの?」

ミサト「四号機はまた特殊な機体よ、厳密にいえば三号機は二号機に近いわ」

ミサト「もちろん、リツコと技術班が総出で機体の解析を行っています」

ミサト「万が一があっても困るので」

アスカ「ま、あたしが乗るんだから、キッチシガッチシやってもらわないとね」

カヲル「そういう君は不安を感じないのかい?」

アスカ「だってあたし以外にパイロット候補いないじゃない」

アスカ「バカシンジとエコヒイキには機体がある」

アスカ「ホモルも一緒、月にだけど」

アスカ「コネメガネは機体ない、けど実戦経験はあたしの方が上だし」

綾波「でも二号機の人には」

アスカ「今二号機は凍結中、つまりあたしは今機体が空くのを待ってる状態なのよ」

ミサト「そういうわけだから、今度の週末は私とアスカは家を開けます」

シンジ「…わかりました」

アスカ「何よ、乗らないあんたが不安になってんの?」

シンジ「そ、そりゃそうだよ」

マリ「リョウジから聞いたけど、北米から押しつけられた"曰く付き"の品でしょ?」

マリ「あやしさムンムンじゃん」

カヲル「君に好意を抱くかどうかは別にして、同じパイロットとしては心配するよ」

アスカ「…ったく、アンタ達てほんっと愚図ね」

綾波「愚図?」

マリ「要は使えないやつねってこと」

アスカ「このあたしが乗るのよ? このあ・た・し・が!!」

アスカ「万が一どころか、兆が一だって起こり得ないわよ」

シンジ「だけど」

アスカ「あーもう!! アンタ達はあたしの華麗な帰宅を待ってりゃいいの!!」

アスカ「月曜には戻るんだから、そんときはご飯、奮発しなさいよ!?」

シンジ「う、うん…」

マリ(…ま、何も起こらないとは思うけどね)

カヲル(ただ胸騒ぎがおさまらないね、取り越し苦労だといいけど…)

綾波(二号機の人…)

シンジ(アスカ、大丈夫かな…?)

…週末…

アスカ「んじゃ行ってくるわ」

マリ「いってらっしゃ~い」

綾波「いってらっしゃい」

カヲル「もう帰ってこなくてもい」

ガシ(カヲルの頭にアイアンクロー)

アスカ「今なんて?」ニギニギ

カヲル「お早い御帰宅をお待ちしております、お嬢様」

アスカ「よろしい」パッ

シンジ「気をつけてね」

アスカ「ハイハイ」

シンジ「あ、アスカ!」

アスカ「何よ? まだなんかあるの?」

シンジ「帰宅した時のご飯、何が良い?」

アスカ「…ハンバーグ」

シンジ「また?」

アスカ「あたしが主役でしょ! 文句ある!?」

シンジ「…無いよ」

アスカ「もう、ホンっトに心配症ね…」

ミサト「しょうがないわよ、みんなアスカのこと大好きだもん」

アスカ「フン! 人気者はつらいわね(喜)」

マリ(姫は平常運転)

アスカ「コネメガネ、今余計なこと考えたでしょ!?」

マリ「うを!? なぜばれた!?」

アスカ「アンタねぇ~!(怒)」

ミサト「はいはいはい! 仲がいいのはいいけど時間押してるんだら、行くわよ!」

アスカ・ミサト出発後

マリ「行っちゃったね」

シンジ「そうだね」

カヲル「しかし、彼女がいないとこうも部屋の中が静かになるものかと…」

シーン

綾波「…そうね」

マリ「なんだかんだで姫からかってからの話とかって多かったもんね、今まで」

カヲル「彼女がいないと、シンジ君を襲うガーディアンがいなくて逆に燃えないよ」

シンジ(そのまま完全に鎮火してほしい…)

カヲル「…いや待てよ、ここでいっそシンジ君を寝取ってしまえば…」

綾波「寝取るって何?」

マリ「寝取るって言うのは」

シンジ「マリさん答えなくていいです! 内容知りたくありません!!」

マリ「え~」

シンジ「悪寒がします」

マリ「ちぇ、つまんないの」ブーブー

シーン

マリ(ウワ話が盛り上がんねー)

…松代(アスカ プラグスーツ着替え&電話中)…

アスカ「みんな心配してたわね」

ミサト『そうね』

アスカ「まったくさ、たかがテストでなんであんななのよ」

アスカ「あきれてものが言えないわ」

ミサト『それだけあなたが、みんなに必要とされてるってことよ。この間も言ったけど』

アスカ「有能な人間のところには、やっぱり迷える子羊が来るわけね」

ミサト『そうかもしれないわね』

アスカ「でもさ、あたしも案外迷える子羊かもしれないわ」

ミサト『あら、普段自信満々なアスカらしくない発言ね?』

アスカ「だって、ここのところずっと5人で行動してたんだもん」

アスカ「たった2,3日とはいえ、なんか周りがスースーするのよね…」

アスカ「バカシンジ達がいないってだけで」

ミサト『さみしい?』

アスカ「かもね? よくわかんない」

ミサト『だったら、とっとと終わらせて帰りましょう? 我が家へ』

アスカ「当然! このあたしがやるんだから、予定ガンガン繰り上げるわよ!」

…葛城宅 4人で昼食…

シンジ「」モグモグ

綾波「」モクモク

マリ「」パクパク

カヲル「」モシャモシャ


マリ(うちらって姫がいないだけでこんなに空気変わるんだ…)

マリ(いつもはもっと明るい空気なのに…)

マリ(息苦しいったらありゃしない…)

シンジ「…もう起動実験始まりましたかね?」

カヲル「タイムテーブル見てないから、わからないよ」

シンジ「だよね…」

綾波「心配?」

シンジ「…正直少し」

綾波「碇君」

シンジ「何?」

綾波「二号機の人の代わりに私が行っていたら、心配、する?」

シンジ「そりゃするよ。マリさんが行ったって、カヲル君が行ったって心配するよ」

綾波「そう」

シンジ「別に、アスカだから、綾波だからって特別な心配はしない」

シンジ「友達としては、心配だよ」

綾波「そう」

マリ「わんこ君やさしいにゃ~」

カヲル「そこがシンジ君のいいところさ♪」

綾波「知ってる」

シンジ・マリ・カヲル「え?」

綾波「碇君といるとポカポカする」

綾波「その原因は、たぶん碇君が優しい人だから」

綾波「二号機の人とは違うけど、優しい人だから」

シンジ(綾波って、こんなこと言うようになったんだ…)

マリ(変化が著しいニャ。この間の姫と私との川の字寝といい…)

カヲル(変わるきっかけは、どこにでも転がっているってことか…)

トゥルルルル! ガチャ(固定電話 受話器取る)

シンジ「はい、葛城です」

シンジ「え」

綾波「?」

マリ「?」

カヲル「?」

シンジ「松代で事故…!?」

綾波「!」ガタッ

マリ「!」ガタッ

カヲル「!」ガタッ

シンジ「わかりました! すぐNERVへ行きます! みんなここにいますし!」

ガチャ(受話器置く)

綾波「碇君」

マリ「何があったの!?」

シンジ「松代で爆発があったみたい! パイロットはすぐNERVへ集合だって!!」

カヲル("彼"の仕業だな、こりゃ…。まったく、嫌な予感ほど良く当たる…)

…エヴァ初号機エントリープラグ内…

シンジ「戦闘配備って…、松代のミサトさん達は大丈夫なんですか?」

青葉『問題無い、すでに救助は始まっている』

シンジ「でも、作戦部長のミサトさんがいないのにどうやって戦えばいいのか…」

日向『指揮系統に支障はないよ、今は碇指令が直接指揮を執ってる』

シンジ「父さんが?」

シンジ(父さんが直接指揮を…?)

シンジ(…ミサトさん達大丈夫かな…?)

シンジ(アスカ…)

…エヴァパイロット用待機室…

綾波「」

マリ「」

カヲル「」

マリ「…ねぇ」

カヲル「なんだい?」

マリ「ホモ君は、現状をどう見る?」

カヲル「松代の実験施設で爆発事故が発生した」

カヲル「加えて使徒の接近を確認」

カヲル「この二つの事象が、関係していない事を裏付ける材料の方が少ないよ」

マリ「だよねぇ…」

綾波「松代で事故が発生した要因は」

カヲル「おそらく使徒が絡んでいるに違いない」

マリ「ただ気になるのはあそこには三号機があった」

綾波「使徒の形態は不明。物理的な何かであれば、おそらく迎撃は可能」

カヲル「ただ迎撃された様子はない。そういった情報もNERVには入ってきていないみたいだし」

綾波「三号機の起動に時間がかかった?」

マリ「姫が乗ってるんだから、そんなヘマをするはず無いよ」

カヲル「仮に時間がかかったとしても、エヴァ起動後に追いかければいい。使徒の目的はあくまで地下のリリスだし」

カヲル「それにうちはプロばかりだよ? 無理にでも起動して迎撃したはずだ」

マリ「…ってなると一番考えられるのは…」

綾波「…三号機が?」

カヲル「使徒に汚染された場合、だね。…最悪なパターンだけど」

マリ「………」イライラ

カヲル「…さっきからなんの通信も入ってこないね」

綾波「」

マリ「………じれったいなぁ…」イライラ

カヲル「状況が芳しくないのは明らかだね。これは」

綾波「心配?」

マリ「あたりまえじゃん!!」

綾波「私も」

カヲル「僕も一緒さ」

マリ・綾波・カヲル「………」

マリ「…この部屋ってロックかかって無かったよね?」チラ

カヲル「万が一何かあっても良いように、ね」チラ

ポチッ プシュ(ボタンひとつでドアオープン)

綾波「開いた」

マリ「第一発令所に行くにゃ!」

カヲル「ここは行くべきだね」

綾波「二号機の人のこと、碇君のこと、心配だから」

マリ「満場一致! 行くべし!!」

…同時刻 エヴァ初号機…

シンジ「これが、これが使徒ですか!?」

ゲンドウ『そうだ。あれが敵だ』


ズシン… 

ズシン…

ズシン…

エヴァ三号機「………」ギロ

シンジ「エヴァじゃないですか!?」

ゲンドウ『違う、それは使徒だ。我々の敵だ』

シンジ「そ、そんなこと言ったって…。 ! あれは?」

シンジ(エントリープラグ…、まだ機体内に残ってる!?)

シンジ(ってことはまだ中に乗ってるんだ)

シンジ(パイロットは)

シンジ「アスカ!?」

エヴァ三号機「」(姿勢を低くして四つん這いになる)

シンジ「アスカ! アスカなんだろ!? 返事をしてよ!!」

エヴァ三号機「…グ」

シンジ「アスカっ!!」

エヴァ三号機「グォオォォォォォオォォッ!」(頸部ジョイント破損、ジャンプ⇒初号機へのひざ蹴り)

シンジ「う、ああぁぁぁっ!?!?」(ひざ蹴りヒットで転倒、三号機に馬乗りにされる)

エヴァ三号機「オオォォォオオォォォ」(初号機の首を絞める)

シンジ「グァハァッ…!!」(首に絞められる跡)

…第一発令所…
マヤ「頸部に損傷! 浸食されています!!」

冬月「いかん、神経接続はカットしろ!」

ゲンドウ「まて」

冬月「しかし碇、それではパイロットがもたんぞ!?」

ゲンドウ「シンジ、なぜ戦わない?」

シンジ『で、できないよ! 人殺しなんてできないよ!!』

ゲンドウ「お前が死ぬぞ」

シンジ『良いよ! アスカを殺すよりはいい!!』

ゲンドウ(…肝心な時に役に立たんとは…)

ゲンドウ「構わん、初号機の制御をダミーシステムに移行しろ」

マヤ「し、しかし! ダミーシステムはまだ問題も多く」

マヤ「赤城博士の指示もなく…」

ゲンドウ「今のパイロットよりは役に立つ」

ゲンドウ「やれ!」

???「ちょぉぉぉっとまったぁっ!!」

マヤ「!?」

青葉「!?」

日向「!?」

冬月「!?」

ゲンドウ「」ギロ

マリ「ったく! 何の情報も入ってこないからこっちから来てみれば!」

カヲル「またとんでもない状況になってるね」

綾波「二号機の人…! 碇君…!」

ゲンドウ「おまえたち、なぜここにいる?」

マリ「いちゃ悪い?」

カヲル「シンジ君とセカンドを心配する気持ちは、誰にも負けないつもりですよ」

綾波「碇指令…零号機で出ます」

マヤ「む、無理よ! 零号機はまだ修理中で」

綾波「でもここで手を拱いているわけにはいきません」

ゲンドウ「伊吹二尉、何をしている? さっさと初号機の制御をダミーシステムに切り替えろ」

マリ「ダミーシステム?」

カヲル「三号機と一緒に届いた北米からの厳封直送品だったね」

マリ「そんなもんに2人の救出を任せろってーの? できるわけないでしょ!!」

ゲンドウ「子供は黙っていろ」

マリ「うるさい!」

マヤ(碇指令に向かってなんて台詞を…)ヒィィ…

青葉(営巣行きになっても知らないぞ…)

日向(子供特有の恐いもの知らずって奴か?)

マリ「ゲンドウ君はそれでもいいかもしれないけど、あたしらはそれじゃいけないの!!」

マリ「わんこ君が使い物にならないからって、機械に任せるわけ!?」

マリ「ゲンドウ君が口下手なのはいつものことだけど」

マリ「そんな方法で三号機止めて、万一姫に何かあったらどうするつもりよ!?」

カヲル「温厚な僕でも、さすがに看過できませんね」

ゲンドウ「子供の駄々に付き合っている暇はない」

綾波「碇指令、二号機の人に何かあったら、私、怒ります」

冬月(レイが怒りを覚えただと? 今までにない反応だな…)

ゲンドウ「では貴様らは、この状況をどう打破する?」

ゲンドウ「初号機パイロットは使徒との戦いを放棄しており使い物にならん」

ゲンドウ「動かせる機体は初号機のみ」

ゲンドウ「感情論では人類は救えんのだぞ」

マリ「…ゲンドウ君、どんな強くても、どんなに偉くても、人の心はそれだけじゃ動かせないって知ってる?」

カヲル「僕たちは、シンジ君をその気にさせて、セカンドを助け出す万々歳な魔法の言葉を知ってますよ」

ゲンドウ「そんな不確かな方法で」

マリ「確かにゲンドウ君には無理だね」

カヲル「けど僕らなら」

綾波「現状を打破できます」

ゲンドウ「………」

冬月「………碇」

ゲンドウ「………わかった、やってみろ。ただし、一回きりだ」

マリ「よっしゃ! 一回あれば十分!!」

カヲル「すいません、通信機貸してください」

綾波「お願い」

マヤ「え、ええ…」つ通信機

マヤ(魔法の言葉って?)

青葉(そんなのあるのか?)

日向(想像もつかないけど)

マリ「わんこ君聞こえる!? 聞こえたら返事して!」

…初号機エントリープラグ内…

マリ『わんこ君聞こえる!? 聞こえたら返事して!』

シンジ「ま、マリさん?」グググッ…

カヲル『ちなみに僕達もいるよ』

綾波『碇君』

シンジ「さ、三人ともどうしたの?」

マリ『良いから聞いて』

カヲル『三号機にはすでにエントリープラグの強制射出シグナルが送られている』

綾波『その時点で、エヴァとのシンクロはカットされてる』

マリ『だから、三号機をブッ叩いたところで、姫は痛くもかゆくもないよ!!』

シンジ「け、ど…」

マリ『わんこ君はなにをためらってるの!? 姫に手を挙げること? 姫を殺すこと?』

シンジ「そ、その両方…、アスカに手を挙げるなんて、僕には』

マリ『じゃあわんこ君は、姫に人殺しをさせることはいいの!?』

シンジ「アスカに、人殺しを…させる?」

カヲル『そう、このまま君が抵抗しなければ君は死ぬ』

綾波『二号機の人が乗ったエヴァに碇君はやられる』

マリ『それって、姫がわんこ君を殺すってことだよ?』

マリ『それわかってる!?!?』

シンジ(アスカが僕を殺す…? 僕は、アスカに人殺しを強要しているの…?)

カヲル『彼女でなくても、普通の人間ならばそれはあまりにも重い十字架だ』

綾波『二号機の人、きっととてもつらい、胸が苦しい』

マリ『そんなとんでもない物を、わんこ君は姫に背負わせていいと思ってるの!?!?」

シンジ(………そんなこと)


…第一発令所…

マヤ「浸食さらに進行! このままでは後30秒で危険域に到達します!」

冬月「間に合うか…?」

ゲンドウ「………」

マリ『二号機は凍結中、零号機は修理中で出せない』

マリ『今姫を助けられるのは、そこにいるわんこ君だけなんだよ!!』

シンジ(…そんなこと)

カヲル『確かにセカンドが浸食されている可能性はある』

カヲル『けどそれをどうにかしようにも、生きていなくちゃ始まらない』

マヤ『い、生きてさえれば技術部の総力を挙げて彼女を復活させます!!』

シンジ(そんなこと)

マリ『おっし、技術部の協力も取り付けた!』

カヲル『お願いだシンジ君、戦ってくれ』

綾波『戦って』

マリ『姫を助けろ!! お願い! 助けてよ!!』

シンジ(そんなこと言われたら…!)




初号機「」…ギラーン!

マヤ「…え? 初号機のシンクロ率が急上昇! 70…,80…,90%を突破!?」

冬月「一体、何が起こっている…」

シンジ『う、う、うぁあぁぁぁぁ!!!』

初号機『ウガァァァァァァ!!』(頸部ジョイント破損、雄叫び、三号機の腹を蹴って引きはがす)

ゲンドウ「………」

ゲンドウ(ユイ…、お前も無用な殺生はしたくないと言うのか…?)

シンジ『アスカ、ごめん!!』

初号機「」ギロ!

三号機「オォォォ…」ヨロヨロ

シンジ『でも、今、助ける!!!』

初号機『ウガァァァァァァァァァァァ!!!』






















アスカ「」パチ

アスカ「………」

アスカ「………あれ?」

アスカ「ここは…?」

キョロキョロ(周囲を見る。体はベッドの上、右腕に点滴、左側に窓のある部屋で横になっている)

アスカ「あたし… 確か松代で三号機の起動実験してて…」

アスカ「急にプラグ内が赤に染まって…」

アスカ「それからすぐ今度は青く染まって…」

アスカ「それから…」

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「…なんか、記憶が飛んでるわね…」

リツコ「…検査の結果は白、体の浸食後も消えてるわ」

ミサト「とりあえずは、問題無いってことね」

リツコ「とりあえずは、ね。まだ精神汚染の可能性は捨てきれないけど」

ミサト「そっか…」

リツコ「………こんなこと言うとなんだけど」

ミサト「ん?」

リツコ「生きてるだけでも奇跡よ、今回の彼女の場合」

ミサト「でしょうね…」

リツコ「当面エヴァへの搭乗は不可、シンクロテストも止めておいた方が無難だと思うわ」

ミサト「今のアスカに、搭乗する機体は無いわ」

リツコ「そうね」

ミサト「………」

リツコ「ほっとした? 彼女が生きてて」

ミサト「大人の都合で乗ってもらってるのよ? それで彼らが死ぬなんてこと、あっちゃいけない事よ」

リツコ「ホント、申し訳ないわよね…」

マヤ「先輩! アスカの意識が戻ったそうです!」

リツコ「すぐ行くわ」

…NERV本部 医療エリア通路…

シンジ「アスカの意識が戻ったんですか!?」

日向「今葛城さん達がいろいろ調べをを進めてるからもうすこしま」

マリ「待てん!!」

カヲル「止めても聞きませんよ」

綾波「二号機の人の無事、確認したい」

青葉「だからもうすこしま」

シンジ・綾波・マリ・カヲル「待てません!!」

日向・青葉「」

ミサト「そんなに急がなくても」

リツコ「ちゃんと会わせるわよ」

シンジ・綾波・マリ・カヲル「!!」

…アスカ病室…

シンジ「アスカ!!」

綾波「二号機の人」

マリ「ひ~め~!」

カヲル「セカンド」

アスカ「………」

アスカ「…何よあんたら、そんな泣きそうな顔をして…」

マリ「痛いところ無い? 五体満足?」

シンジ「大丈夫なの?」

アスカ「…まぁ、とりあえずは五体満足で、生きてるわよ」

カヲル「三途の川を渡らずに済んだみたいで何より…」

綾波「二号機の人、生きてる?」

アスカ「断じて幽霊じゃないわよ。足あるでよ、ほら」チラ

シンジ・綾波・マリ・カヲル「…よかったぁぁぁぁぁ」ヘナヘナ~

マリ「もう、植物状態にでもなったらどうしようかと…」

アスカ「あたしはそんなにヤワじゃないわよ」

シンジ「アスカ、今日が何日か聞いた」

アスカ「聞いたわ。あれから1カ月もたってるなんてね」

カヲル「大変だったんだよ? キミの救出」

綾波「碇君が頑張った」

アスカ「それも聞いた」

マリ「んじゃさ、わんこ君に言うことあるんじゃないの?」

アスカ「…なんで?」

シンジ「へ?」

アスカ「バカシンジは私の奴隷でしょ? 奴隷に命令以外で言うことって、あるの?」

シンジ・綾波・マリ・カヲル「」

マリ「…は、ハハハハ! これは間違いなく姫だわwww」

カヲル「今の台詞を聞いて僕も確信したwww」

ハハハハハ…!

シンジ「………」

アスカ「何よ、不満?」

シンジ「別に。…ただ」

アスカ「ただ?」

シンジ「アスカが帰ってきたんだって、実感できた」

アスカ「何よそれ?」

シンジ「いいよ、僕の事はほっといて」

アスカ「あっそ…」

綾波「二号機の人」

アスカ「ん? 今度はエコヒイキ?」

綾波「おかえりなさい」

アスカ「!」

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「………た、ただいま」///

…同日午後11時 アスカ病室…

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「………寝れん」

アスカ(1カ月も寝てたら当然か…)

アスカ(使徒に取り込まれて、バカシンジに助け出されたんだ…)

アスカ(………)

アスカ(…静かね…)

アスカ(孤独に離れてたはずなのに…こんなになってみると、さみしいものね)

アスカ(…そっか。あたしにもさみしいって思う心、あったんだ)

アスカ(バカシンジ達といて、しあわせだったんだ)

アスカ(離れて気づくって、私もまだまだってことね…)

アスカ(………)

アスカ(………バカシンジ)

アスカ(………助けてくれて、ありがとう)

アスカ(今は面と向かって言えないから、そのうち、ね)

アスカ(………)

アスカ(………)

アスカ(………)

アスカ(やっぱなんか癪だわ、言うのやーめた)

アスカ(………)ネガエリ

アスカ「…ん?」

マリ「」

アスカ「」

マリ「ヤッホー」

アスカ「…いよいよあたしもアッチ側に行くのか…」

アスカ「しかもお迎えがコネメガネ顔って何なのよ…せめてバカシンジにしなさいよ…」

マリ「おおっと、姫爆弾発言」

アスカ「そうかそうか、これは夢か。早く起きなきゃなー」(反対方向に寝返り)

マリ「夢じゃないぞー。現実だぞー。現実を見ろー。」

アスカ「…いっそ夢ならよかった」(マリの方向へ寝返り)

マリ「…姫の意地悪」

アスカ「忍び込んだアンタが悪い」

マリ「"くのいちのマリ"って呼んでにゃ」

アスカ「絶対にイヤ」

アスカ「つかアンタ、こんな時間にこんな場所で何してるのよ?」

マリ「姫が目を覚ましたのはいいけど、今度は暇を持て余してるんじゃないかと思って」

マリ「こんなものを持ってきたニャ」つラジオ

アスカ「ラジオって… しかもまた型の古い奴を…」

マリ「わんこ君のウォークマンと比べたらまだ新しいよ」

アスカ「そういう問題じゃない」

マリ「ほらほらそう言わずに聞きなって」つイヤホン

アスカ「はいはい」

マリ「んで、もう片っぽは私が」

アスカ「アンタも聞くの?」

マリ「ついでにベッドに同衾させて♪」

アスカ「ったく…、ほら」(ベッドのスペースを空ける)

マリ「ドモドモ♪」

…ラジオ…

ラジオDJ『さて本日最後のメールはラジオネーム"わんことエコヒイキとホモとコネメガネ"さんからだ!』

ラジオDJ『"今日、昏睡状態だった友達の姫がようやく目を覚ましました!』

ラジオDJ『生きててくれてありがとぉぉぉぉ!! しばらくはリハビリだろうけど、』

ラジオDJ『また一緒に暮らせる日を待ってるよ~!!"だってさ』

ラジオDJ『昏睡状態からの復活だって? 姫ちゃんってことは女の子かな? すっごいタフだねぇ!』

ラジオDJ『そんな"わんことエコヒイキとホモとコネメガネ"さんからのリクエストナンバーを今日のEDにしよう!』

ラジオDJ『"Hearts Grow"で"かさなる影"』
デイリーモーション動画より転載↓
http://www.dailymotion.com/video/x60unf_opening-yyyyy-pv_music

アスカ「………」

マリ「変なラジオネームだね~」

アスカ「コネメガネ。アンタ、この為に?」

マリ「この為? この為ってどの為?」

アスカ「あんなへんてこなペンネーム名乗る奴なんているわけないでしょ!」

マリ「世の中変人って結構いるんだよ~」

アスカ「あくまでシラを切る気ね…」

マリ「なんのことやらさっぱり~」ヒ~ラヒラ

アスカ「………」

マリ「………」

アスカ「………ト」ボソ

マリ「ん? なんか言ったかニャ?」

アスカ「何にも」

マリ「そっか」

マリ(実はばっちり聞こえたんだよね、"アリガト"って)

マリ(ま、これ以上は詮索しない方が無難だね)

マリ(わんこ君が姫のありがとうを聞けるのはいつになるやら…)


終わった今だから言おう、正直本編通りやるのは禁じ手だと思った。
けど>>189の内容、ボリュームを上回るためにはこうするしか手がなかった

中身を読んで読者がどう思うかすごく不安だが、やっちまった以上はしょうがない
ホントスマン、自分の未熟さが腹立たしい…

さ…さすが初代……!!

禁じ手だろうが何だろうが凄いもんは凄い………こんなの俺勝てねーよ……
すっごく面白かった……乙でした……やっべぇ…

俺が三人の中で一番未熟ですな……精進せねば…(汗)

乙です。って、そんなにプレッシャー感じてたんですか……!
ちょっと責任感じてしまうなぁ。
書いた方としては、フツーの日常をエヴァメンバーにやらせてみた
ってだけなんですけど……。ともあれ、お疲れ様でした。
このスレのルールには反しましたけど、面白かったですよ。

>>250-251

レスありがとうございます
ただ今回これやったのって>>251がシンジ達の友達レベル(?)を
上げてくれたからってのもある。(アスカ、レイ、マリの川の字寝イベントとか)
あれだけできるなら、きっとこの状況ならこうするっていうイメージで描いた

…正直言うと書こうとしていたネタが被ってて書けなかったんだよね
かぶってたネタ⇒トランプネタ 一緒に寝ようネタ

そりゃもうやるしかないじゃんorz

>>252
もう、ホントに色々すみません……。

>>254

すいませんもなにも、たまたまネタがかぶっただけですよ。
そして、自分はそこから先のネタをひねり出せなかった。
ただそれだけだって。

すいません、言い忘れてましたが次よろしくお願いします。

自分のはかなり路線外れてますので、外伝程度に思ってください…

じゃあ、せんえつながら自分がやってみます。
今度は短いし、ゲームネタを使います。
わかった人がニヤニヤできる様に、作品名は伏せておきます。
ネタバレありですので、ご注意を……


     コン コン ガチャ

マリ「ワンコくん」

シンジ「はい? 何ですか、マリさん?」

マリ「昨日の現国のテストで間違えた所、ちょっと教えて欲しんだけど」

シンジ「いいですよ。 どの問題ですか?」

マリ「ここー」

シンジ「ふむふむ……」

マリ「んふふ」

シンジ「ああ、これは……」

―――――――――――

シンジ「――って感じです」

マリ「ほうほう……なるほど~」

マリ「日本語の言い回しは、難しいにゃ~」


シンジ「そうですね」 クスッ

マリ「ありがとう、ワンコくん。 助かったよ」

シンジ「どういたしまして」

マリ「じゃあ、また解らない所が……ん?」

シンジ「……?」

マリ「ワンコくん、これ……」 カララ……

マリ「何だかレトロ……と言うか、個性的なオモチャね?」

シンジ「ああ、それは……マージャンマシン1号って言うんです」

マリ「マージャン?」

シンジ「えと……ほら、こういうジャラジャラやって……て解らないか」

マリ「うん。 わからないにゃ」


シンジ「マリさんが、まだ居なかった頃」

シンジ「特務機関の人同士で交流会がありまして」

マリ「ふむふむ」

シンジ「その時に主催者が、面白い条件を出したんです」

マリ「面白い条件?」

シンジ「条件、というか、景品かな?」

マリ「ほうほう」

シンジ「その交流会で麻雀っていう、ボードゲーム勝負をして」

シンジ「優勝者のお願いを聞いてくれるって事だったんだ」

マリ「へー!」

マリ(……そんな話、初耳)

マリ(リョウジ……私に隠してた?)


マリ「で? ワンコくんも、それに参加したの?」

シンジ「うん」

シンジ「その時に”ノーチラス”っていう特務機関の男の子と仲良くなって」

シンジ「その男の子……名前をジャン、って言うんだけど」

シンジ「記念にもらったロボットなんだ」

マリ「ふーん」

マリ(”ノーチラス”? マルドゥック機関でも聞かない組織名ね……?)

マリ「他には、どんな特務機関が参加してたの?」

シンジ「うーん……機関の名前は聞かなかったけど」

シンジ「”トップ”チームっていう人達が代表で来てたよ」


マリ「そうなんだ」

マリ(これまた聞かない名前ね~)

マリ「ちなみにNERVは、ワンコくんを含めて誰が参加したの?」

シンジ「ええと、僕と綾波、アスカにミサトさん……」

マリ「ふむふむ」

シンジ「それから、加持さんにリツコさん……そうだ」

シンジ「父さんに、何故かトウジも来てた」

マリ「へえ!?」

マリ(……どういう事? 部外者のジャージくんまで?)

マリ(っていうか、やっぱりリョウジの奴……私に黙ってたのね)

シンジ「まあそんな感じだけど?」

マリ「うん、ありがと、ワンコくん♪」


マリ「…………」

マリ(さて、どうしよう?)

マリ(ふーむ)

―――――――――――

マリ「姫ー」

アスカ「何? コネメガネ」

マリ「ワンコくんに聞いたんだけど……随分前に、麻雀大会があったんだって?」

アスカ「……!」

マリ「姫?」

アスカ「悪いけど」

アスカ「その話はしないでくれる?」

マリ「え? どうして?」


マリ「……けんもほろろに追い出されてしまった」

マリ「一体どうして???」

マリ「あ、ファースト」

綾波「? メガネの人」

マリ「ちょっと聞きたいだけどさ~」

―――――――――――

綾波「ごめんなさい。 それには答えられないの」

マリ「は? どうして? ワンコくんは、答えてくれたのに?」

綾波「碇司令の命令」

マリ「!?」

綾波「じゃ……」

マリ「…………」


マリ(こりゃ、本格的に謎めいてきたね~)

マリ(まさかゲンドウくんが、口止めしているとは……)

マリ(…………)

マリ(ともかく、味方が欲しい所だけど……)

マリ(この分じゃ、ミサトも リョウジも)

マリ(期待できそうもないにゃ……)

マリ(となると……)

―――――――――――

カヲル「……なるほど」

カヲル「それで僕の所に来た、と」

マリ「この際、ホモルで我慢するにゃ」


カヲル「それが人に(いや違うけど……)物を頼む態度かい?」

カヲル「……まあ、気になるから手伝うけどね」

マリ「助かるにゃ♪」

カヲル「それで? どうすればいいのかな?」

マリ「とりあえず、あたしはこれからNERVに行って、出来るだけ聞き込みしてみるつもり」

マリ「ホモルもそうして欲しいにゃ」

カヲル「いいけど、今の話を聞いた限りじゃ……あまり期待できそうにないね」

マリ「まあ、そうだとしても、もう一つアテがあるから」

カヲル「ふうん?」

マリ「じゃ、さっそく行ってみよう!」



―――――――――――


マリ「どうだったかにゃ?」

カヲル「ダメだね……ほとんど収穫なし」

カヲル「大抵の人は、そんな大会があった事すら、知らないみたいだ」

マリ「こっちも同じね~」

マリ「指令所のオペレーターの人にも聞いてみたんだけど」

マリ「くだんのメンバーが揃って休んだ日があったのは」

マリ「確かって事しかわからなかったわ~」

カヲル「そうかい」

カヲル「それで? 君のとっておきは?」

マリ「それは明日ね~」

カヲル「?」


学校



マリ「おはよー」

ヒカリ「あ、真希波さん。 おはよう」

ヒカリ「あのう……アスカは?」

マリ「ふふ、安心して。 もうすぐ来るから」

ヒカリ「そう、良かった」

マリ「一ヶ月以上、話してなかったもんね~」

アスカ「! ヒカリ!」

ヒカリ「アスカ!」

     ガバッ!


ヒカリ「良かった……! 元気になって……!」 グスッ…

アスカ「ヒカリ……心配かけちゃったね」

ヒカリ「何度かお見舞いしてたから、大丈夫なのは解っていたけど」

ヒカリ「やっぱり、学校に来れる様になったら、復活したって思える」

アスカ「ふふふ。 実は、もう少し通院して、リハビリしないといけないんだけどね」

     アハハハ……

カヲル「美しい友情だね」 ニコ

マリ「うん。 姫……本当に嬉しそうにゃ」 クスッ

マリ「……ところで、委員長」

ヒカリ「え?」

マリ「ジャージくんは、どこに居るかにゃ?」



―――――――――――


トウジ「なんや? ワシに用って?」

マリ「うん、ちょっと古い話しなんだけど……」

トウジ「おう」

マリ「君が参加した、麻雀大会について聞きたいの」

トウジ「……おま」

トウジ「ああ……センセか」

カヲル「……もしかして、君も口止めされているのかい?」

トウジ「まあ……そんなトコ……かいなぁ」

マリ「そこを何とか教えて欲しいにゃ~」

トウジ「う、う~ん」


マリ「教えてくれたら、あたしの生下着、あげるから!」

トウジ「!! い、いるか! そんなもん!」 ///

マリ「え~? この前、泊まりに来た時、あたしの下着、盗ろうとしてたのに~?」

トウジ「なっ!? そ、それはワシやない!!」 ///

マリ「……は? 『それは』? 『ワシやない』?」

トウジ「」 オワタ

―――――――――――

カヲル「やれやれ……僕には理解できないよ」

マリ「まあそれは、聞かなかった事にしてあげる」

マリ「 そ の か わ り  解ってるわよね? ジャージくん?」

トウジ「……はい」


トウジ「どっから話せばええかな……」

マリ「最初から最後までよ」

カヲル「出来れば、詳細にね」

トウジ「う……そ、それじゃあ、まず」

トウジ「ええと……なんて言ったっけ? マーボウ?機関って所から連絡があって」

マリ「……もしかしてマルドゥック機関?」

トウジ「そう、それや」

トウジ「ともかく内密に、その麻雀大会に参加してくれって、頼まれたんや」

マリ「ふむふむ」

カヲル(……ゼーレの老人は無関係か?)


トウジ「で、訳、分からんかったけど、センセ達も参加するみたいやし」

トウジ「面白そうやから、やってみよ、って思うたんや」

マリ「場所はどこだったの?」

トウジ「目隠しされて連れて行かれたから、それはわからへん」

カヲル「まあ、そうするだろうね」

トウジ「で、麻雀大会が始まった」

マリ「ふむふむ」

トウジ「まあ……普通、麻雀なんて子供はルール解らへんけど」

トウジ「いろいろレクチャー受けて、出来る様になったんや」

カヲル「君も知らなかったのかい?」

トウジ「ゲームでやった事あるくらいやったな」


マリ「ワンコくんも?」

トウジ「センセや式波、綾波は、まったく知らんみたいやったわ」

カヲル「……結構、難しいルールなのかい?」

トウジ「せやな……役を覚えたりせなあかんし」

マリ「ふーん」

トウジ「……ところが」

トウジ「あろうことか、なんとなんと、ド素人の」

トウジ「センセが優勝してまうんや……」

マリ「へ~」

カヲル「さすがシンジくん。 持ってるね」


マリ「で? ワンコくんは、どんなお願いしたのかにゃ?」

トウジ「…………」

トウジ「問題はそれなんや……」

カヲル・マリ「……え?」

トウジ「ワシは、センセの『お願い』の内容を詳しくは知らん」

マリ「うん」

トウジ「せやけど、なんでか」

トウジ「”トップ”チームの”コーチ”と呼ばれてたオッサンの」

トウジ「地獄のしごきを受ける事になったんや……」

カヲル「……は?」


トウジ「最初はな……ミサトさんや、リツコさんの」

トウジ「きわどいレオタード姿を拝めて喜んでたんやけど」

マリ「さいてー」

トウジ「ワシも男なんじゃ!」 ///

カヲル「どうしてそんな姿に?」

トウジ「ああ、”トップ”チームの……ワシらで言う、体操服みたいなもんらしくって……」

トウジ「女子は全員その格好にさせられたんや」

カヲル「何だか解らないけど、強制させるのは良くないね」

マリ「で? どうなったの?」

トウジ「酷い有様やで……」

カヲル「酷い?」


トウジ「まず、校庭20週、走らされ」

トウジ「基礎トレーニングの筋トレ……腹筋やら、懸垂やら」

トウジ「もう、いろいろやらされてん……」

カヲル・マリ「…………」

トウジ「最初にオカシなったんは、あの司令官のオッサンやったな」

マリ「ゲンドウくん?」

トウジ「校庭18週目でゲロって倒れよった」

カヲル「最初の脱落者か……」

トウジ「いや」

カヲル「え?」


トウジ「それがあの”コーチ”のオッサン、脱落を認めへんかってな……」

トウジ「少し休憩させて、すべてのノルマを達成するまで続けたんや」

マリ「うわぁ~……」

トウジ「結局、司令官のオッサンは、3日かけて終わったらしい」

カヲル「……らしい?」

トウジ「ワシは初日で終われたから、後の話は、全部センセから聞いたんや」

マリ「ふーん……」

トウジ「あんまり詳しく聞かへんかったけど、リツコさんは泣きながらやってたとか」

トウジ「ミサトさんは、逆に笑いながらやってはったらしい」

カヲル「……喜んでたワケじゃないんだろうね……たぶん」

マリ「……そんな目に合わされたら、早く忘れたいだろうにゃ~……」


トウジ「とまあ、ワシが知ってる事は、これくらいやな」

マリ「ふむふむ。 サンキューにゃ、ジャージくん」

カヲル「助かったよ」

トウジ「ワシが漏らした事は、内緒にしといてくれよ……」

―――――――――――

マリ「……結局」

マリ「突き止めてみれば、くだらない内容だったにゃ」

カヲル「まあね」

カヲル「しかし……主催者は、いったい誰なんだろう? どんな目的が?」

マリ「それは分からずじまいだにゃ」

カヲル「気になる所、ではあるね」


マリ「ダメ元でミサトにでも聞いてみるかにゃ?」

カヲル「…………」

カヲル「止めておこう。 ヤブヘビになりそうな気がする」

マリ「…………」

マリ(……確かに、知りたい所ではあるけど)

マリ(これが原因で、みんなと別れる事になったら……)

マリ(…………)

マリ(……それは嫌かな?) クスッ

カヲル「……」 クス


マリ「それじゃ……ホモル」

カヲル「うん」

マリ「学生らしく、授業を真面目に受けますか?」

カヲル「そうだね、それがいい」 ニコ

     テク テク テク…



     おしまい

やべ……何の盛り上がりもなかった……!
本人ももの凄いうろ覚えのゲームだったからなぁ……。
すまんです。

ネタは某麻雀ですねわかりますwww

今のPCで起動するのかねアレ…
中古ショップに置いてあったのは見たことあるけど

ええと……続けてやってもいいのかな……?
短いですけど、触りだけ投下します。ちょっと長くなりそうです。


午後 14:30 頃

学校



アスカ「さーて、終わった終わった!」

シンジ「そうだね、アスカ」 クスッ

シンジ「今日はどうするの? 一緒に帰る?」

アスカ「ううん……今日は、ヒカリに付き添ってもらうわ」

シンジ「あ、そっか。 病院のリハビリがあったっけ」

アスカ「そうよ、バカシンジ」

アスカ「じゃ、行こっか? ヒカリ!」

ヒカリ「うん!」

     スタ スタ スタ


シンジ「ふふっ、もう必要無さそうだけどね」

シンジ「じゃあ、綾波は?」

綾波「ごめんなさい」

綾波「今日は、寄る所があるの」

シンジ「そうなの?」

綾波「ごめんなさい、碇くん……」

シンジ「ううん、そんな事無いよ」

シンジ「僕も一緒に行こうか?」

綾波「すぐ済む用事だから」

シンジ「そっか、わかった」

綾波「じゃ……」

     テク テク テク


トウジ「なんや、珍しく振られまくっとるやないか、センセ」

シンジ「トウジ」

ケンスケ「僕たち、これからゲーセンに寄ろうと思っているんだけど」

ケンスケ「碇もどう?」

シンジ「そうだな……」

シンジ「カヲルくんもどう?」

カヲル「いいね。 付き合うよ」

カヲル「君はどうするんだい?」


マリ「んー? 今日はパスするにゃ」

シンジ「そっか」

シンジ「じゃ、行こうか、みんな」

トウジ「ふふふ……今日は負けへんでー!」

ケンスケ「トウジ、それ負けフラグだよ……」

トウジ「なんやとう!?」

     アハハハ……

マリ「…………」

マリ「さて、私は、久しぶりにニャンコちゃん達と、戯れるにゃ♪」


午後 14:35 頃

NERV 指令所



日向「ウ、ウーンッッ……」 セノビー…

マヤ「お疲れ様、日向くん、青葉くん」

マヤ「コーヒーを入れてきたわ」

青葉「お、ありがとう。 助かるよ」

マヤ「先輩も一息、入れてはどうですか?」

リツコ「そうね、いただこうかしら」 クス

マヤ「はい、どうぞ」 クス

ミサト「私の分もある?」

マヤ「もちろんありますよ」


冬月「…………」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

ゲンドウ「…………」 zzz


午後 14:40 頃

本屋



店員「お待たせしました、綾波様」

店員「こちらがご注文いただきました」

店員「トランプゲーム大全集になります」

店員「お間違い、ございませんでしょうか?」

綾波「はい」

店員「それでは、代金1280円になります」

綾波「はい」 スッ

店員「ありがとうございました」


綾波(…………)

綾波(……トランプ)

綾波(もっと、みんなと、いろんなゲームをしてみたい)

綾波(…………)

綾波(そして)

綾波(いつか)

綾波(碇くんと、碇司令とも一緒に)

綾波(…………)

綾波(そうしたら、きっと)

綾波(もっと、ポカポカする……)


病院



アスカ「さぁーて! ちゃっちゃっと終わらせるんだから!」

ヒカリ「アスカ、無理は禁物よ」

アスカ「だって……いちいちここに来るのが、面倒くさいんだもの」

ヒカリ「気持ちは分かるけど、焦ったら余計に長引くかもよ?」

アスカ「はいはい、わかってますぅー」

ヒカリ「ふふふ」


午後 14:45 頃

空き地



マリ「にゃっほー! ニャンコちゃん、元気してた?」


三毛猫「……」
トラネコ「……」
白猫「……」
黒猫「……」
カギしっぽ猫「……」


マリ「……ん? なんか、みんな緊張してる?」

マリ「どうしたの? みんな~?」 ナデナデ



三毛猫「……ニャ?」(……感じてる?)
トラネコ「ニャ」(もちろん)
白猫「……ニャ~ゴ」(……この微妙なチリチリ感)
黒猫「……ニャオ」(……不気味でござる)
カギしっぽ猫「……オニャァ」(……今日は珍しくピンクか)


マリ「……どうしよう、全くかまってくれないにゃ……」

マリ「ニャンコちゃん達~」


午後 14:46



三毛猫「!!」
トラネコ「!!」
白猫「!!」
黒猫「!!」
カギしっぽ猫「!!」


マリ「へ?」



三毛猫「フギャギャァッ!」 ジタバタ ジタバタ
トラネコ「ギャニャァッ!」 バヒュン!
白猫「ニャギャ!」 アワテフタメキ
黒猫「フ――!」 カカッテコンカイ!
カギしっぽ猫「……」 カチン(硬直)


マリ「み、みんな、どうし」

マリ「!! ちょ!? こ、こら!」 ///

マリ「私のスカートの中に入ってこな……やんっ!」 ///



     …………

     ……ぉぉぉぉっ

     ォォォォドドドドドドド

     ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド




     ドドドォォォォォ―――――――――――ンッ!!!!!!



マリ「!?!?!??!」

マリ「キャ―――――――――――!?」




午後 14:46 頃

関東沖を震源とする

海底プレート型地震発生





地震の規模 M 9 クラス――


さあ、書いてもうた。 もう後には引けない……!
続き、どないしょ……。
第三新東京市の設定とか、たぶん、違和感あるでしょうけど……
許してください。 続きはまた後日。

どんどん方向性がおかしくなっていっててワロタ
前スレはほのぼの日常オンリーだったから

大震災をネタにしましたか…
自分は影響がなかったところに住んでるんでこの発想はなかったっす
期待してますよ

>>304
ほのぼのて言いますけど、最後にほっこりできりゃいいんじゃない?
日常ネタやるっていっても限界あるし…

>>305
自分は、東日本大震災は遭遇しておりませんが
阪神大震災を経験しておりまして……前々から
第三東京市やジオフロント、NERVが地震に見舞われたらどうなるのか?
とは、思っていました。

それでは、続きを投下します。




―――――――――――


NERV 指令所



     ワー キャー ワー キャー

ミサト「各員、持ち場に戻って被害チェック!」

ミサト「状況を知らせて!」

青葉「現在、非常用電源に切り替わっています!」

青葉「しかし、7つあるバックアップの内、稼働してるのは2つだけです!」

ミサト「何ですって!?」


青葉「主電源の発電施設の状況、不明!」

ミサト「エヴァの状況は!?」

マヤ「エヴァ3体の状況……確認できません! モニターが機能不全を起こしています!」

ミサト「カメラが一つも動いていないの!?」

マヤ「わかりません! 状況不明!」

ミサト「リツコ! マギは!?」

リツコ「今、確認したわ。 無事よ、ミサト」

ミサト「ようやくいいニュースが聞けたわね!」


日向「! 気象庁より通達!」

日向「今回の地震は、関東沖、小笠原諸島周辺で起こった」

日向「大規模な広範囲、連動地震だそうです!」

日向「M 9 クラス !」

一同「!!」

ミサト「M 9 ……ですって!?」

リツコ「落ち着きなさい、ミサト」

リツコ「使徒の攻撃でない分、良かったと考えるべきよ」

ミサト「……私は、そんな気になれない」


冬月「碇……」

ゲンドウ「ああ……分かっている」

     スクッ…

ゲンドウ「これより、NERVは非常時体制に入る」

ゲンドウ「まず」

ゲンドウ「エヴァ・パイロットの安否確認と、身柄の確保を最優先事項とする」

ミサト「! はっ!」

ゲンドウ「各員は、現状の状況確認と復旧を急げ」

ゲンドウ「そして何よりもエヴァ3体の出撃準備を整える様に」

ミサト「了解しました! 碇司令!」


ミサト「各諜報員にシンジくん達の身柄の確認を! 最優先でNERVに連れて来させて!」

マヤ「分かりました!」

ミサト「セントラルドグマ、及び、ジオフロント・地上施設の被害状況を上げて!」

日向「了解です!」

ミサト「主電源の状況は!? 出来るだけ復旧を急がせて!」

青葉「発電所施設内で事故が発生した模様! 詳細を確認中!」

     ビー! ビー! ビー!

ミサト「今度は何!?」


日向「気象庁より、津波警報が発令されました!」

日向「関東沿岸地域……高さ……10m以上です!!」

ミサト「! 何ですって!?」

ゲンドウ「……到達予想時刻は?」

日向「後……約30分です!」


ミサト「リツコ!」

リツコ「何? ミサト」

ミサト「津波……さすがにここまで来ないわよね?」

リツコ「ここの海抜の高さを知っててそれを言ってるの?」

ミサト「へいへい。 聞いた私が馬鹿でした」

リツコ「当面の心配は、この期に乗じて使徒が攻めて来ないか、でしょう?」

ミサト「わかってるわよ。 使徒がこの地震を起こした、なんて事を考えたりもしたしね」

リツコ「いくら何でも……と思いたい所だけど」

ミサト「私達の常識が通じない連中だからね……」


ゲーセン



ケンスケ「はあ、はあ、はあ……」

トウジ「……も、もの凄い、揺れやった、なぁ……」

カヲル「…………」

シンジ「……カヲルくん?」

カヲル「ん? ……いや、何でもないよ、シンジくん」

カヲル「それよりも、これは緊急事態だ」

カヲル「僕達、NERVに向かうべきじゃないかな?」

シンジ「! ……そうだね。 その通りだよ、カヲルくん」

黒服「……こちら、N-238。 パイロット、碇シンジ、渚カヲルの無事を確認」

黒服「これよりNERV本部へ移送します」


カヲル「……どうやら、お迎えも来てくれたみたいだ」

シンジ「……みたいだね」

カヲル(…………)

カヲル(……これは、使徒のやった事じゃない)

カヲル(という事は、ゼーレのシナリオ外の出来事、か……)

カヲル(…………)

カヲル(この惑星(ほし)は、リリンに対して何を考え、何を思うのか……)


シンジ(…………)

シンジ(みんな……無事なんだろうか?)

シンジ(綾波……アスカ……マリさん……ミサトさん……)

シンジ(…………)



―――――――――――


アスカ「…………」

アスカ「……う」

アスカ「……うう、ん」

アスカ「…………」

アスカ(あれ……あたし……何、してたっけ……?)

アスカ(…………)

アスカ「!!」

アスカ「そうだ! 確か、病院で――」

アスカ「……!」

アスカ「ヒカリ!」

アスカ「ヒカリは!?」


アスカ「…………」

アスカ(……落ち着きなさい、アスカ)

アスカ(とにかく、自分の状況を確認するのよ)

アスカ(…………) サッ ササッ スッ…

アスカ(……うん、とりあえず、あたしの体に異常はない)

アスカ(それにしても……どうして真っ暗なの?)

アスカ(…………)

アスカ(地震による、停電、かな……?)

アスカ(窓のない部屋だったからなぁ)

アスカ(…………)


アスカ(そうだ!)

アスカ(携帯電話の液晶ライト!) ゴソゴソ…

アスカ(よく、暗闇で役に立ったって聞くものね)

     パッ

アスカ「よし、点い……」

アスカ「」



     キャアアァァァァッ!!!



―――――――――――



大通り付近



綾波「…………」

綾波「……う」

綾波「!」

黒服「……気がつきましたか?」

綾波「…………」 コクッ

黒服「歩けますか?」

綾波「…………」 コクッ

黒服「では、すみませんが、歩いてください」

綾波「…………」 コクッ

     スタッ


綾波「…………」

黒服「こちら、S-665。 パイロット、綾波レイは意識を回復」

黒服「外傷は見受けられない。 繰り返す、外傷は見受けられない……」

綾波「…………」

綾波「……?」

綾波「…………」

綾波「……あ」

黒服「? ……どうかしましたか?」

綾波「……何でもありません」

黒服「?」

綾波(……本)

綾波(無くなってる……)


空き地



マリ「痛たた……」

マリ「すっごい地震だったにゃ……」

マリ「…………」

マリ「……そっか、ニャンコ達は、これを感じてたのかぁ」

マリ「っと……今は、NERVに戻る事を考えないと」

マリ「…………」 キョロ キョロ

マリ「…………」 キョロ キョロ

マリ「…………?」

マリ「あれ? 諜報員の人」

マリ「来ないにゃ……」


     テク テク テク

マリ「……うあちゃー」

マリ「あの揺れだもんね……」

マリ「…………」

マリ(でもまさか)

マリ(諜報員の死体を、こんなに見る事になるなんて……)

マリ(…………)

マリ(私のケータイは通じないし)

マリ(諜報員の無線機は暗号コードを入れないと返信出来ないし……)

マリ(歩いて戻るしかないにゃー)


NERV 指令所



マヤ「シンジくん、渚カヲルくん、レイの安否、確認取れました!」

マヤ「三人とも怪我ひとつなく、あと少しでここに到着する見込みです!」

ミサト「そう! とりあえず、吉報ね!」

ミサト「他の2人は?」

マヤ「待ってください……」

マヤ「……!」

マヤ「諜報員から連絡! 式波・アスカ・ラングレーは……」

マヤ「崩れた病院の建物内に居る模様です! 安否不明!」

ミサト「な……!」


マヤ「葛城三佐……」

ミサト「……ごめんなさい、指示を続けるわ」

ミサト「パイロットの安否確認は引き続き続行して」

マヤ「了解です!」

ミサト「地上施設とジオフロントの被害状況は!?」

日向「電力不足の為、特殊装甲板は機能が麻痺状態です!」

日向「地上施設は、兵装ビルでいくつか稼働出来ない物がある模様!」

日向「被害範囲は、南区に多い様ですが……詳細不明!」

日向「ジオフロントは、比較的被害が少ない様です!」

ミサト「引き続き調査を! 必要なら、ダメージコントロール・チームを……」

ミサト「いえ! 待って……!」

ミサト「エヴァは、どうなってるの!?」


青葉「作業員が確認しています。 3体とも無事です!」

ミサト「出撃は!? 可能なの!?」

青葉「電力が乏しい為、現在、手動で出撃準備を行っている、との事です!」

ミサト「主電源は!?」

青葉「残念ながら、発電施設の早急的な復旧は難しい、との事です!」

ミサト「……く!」

ミサト「…………」

ミサト「碇司令!」

ゲンドウ「うむ」

ミサト「日本政府に緊急打診を進言します!」

ミサト「仮設発電施設……いえ、電源車でも構いません」

ミサト「とにかく、発電用の何かを優先的にこちらへ回してもらえるよう手配を!」


ゲンドウ「わかった、葛城三佐」

ゲンドウ「だが」

ゲンドウ「今の状況では、期待は出来無い」

ゲンドウ「来ない物、として、考えておけ」

ミサト「……わかっています」

ゲンドウ「うむ。 冬月、しばらくここを頼む」

冬月「わかった、碇」

ミサト「次!」

     タッ タッ タッ

リツコ「ミサト!」

ミサト「! リツコ?」


リツコ「悪いニュースよ」

リツコ「非常用発電機が3つも壊れているわ」

ミサト「何ですって!?」

リツコ「今、原因を調べてみたら……さっきの地震で出来た亀裂から」

リツコ「大量の水が吹き出して、それが非常用の発電機をダメにしたのよ」

ミサト「水!? どこから……ってまさか!?」

リツコ「おそらく、第三芦ノ湖……もしくは、地下水脈に穴があいたのね」

ミサト「くっ……!」

リツコ「余震も続いてるから……亀裂が大きくなって一気に吹き出す可能性もあるわ」

ミサト「電力が無いから特殊装甲板で対応できないのね……」

リツコ「あくまで最悪のケース……様々な不幸が重なった場合」

リツコ「ジオフロント自体が水没するかもしれない」

ミサト「…………」


病院



ヒカリ「…………」

ヒカリ「……う」

ヒカリ「ううん……」

アスカ「! ヒカリ……!」

アスカ「気がついた?」

ヒカリ「ここは……? うっ!」

アスカ「あ、動かないで、ヒカリ……」

アスカ「左腕……たぶん、折れてる」

ヒカリ「…………そう」


ヒカリ「……いったい、何があったの?」

アスカ「地震よ」

ヒカリ「真っ暗なのは、どうして?」

アスカ「停電……だと思うけど」

アスカ「病院の建物が崩れちゃってるから……そのせい、かも」

ヒカリ「……!?」

ヒカリ「崩れた!?」

アスカ「そう」

ヒカリ「…………」

ヒカリ「……私達、生き埋め……って事?」

アスカ「……そうね」

ヒカリ「…………」


アスカ「でも大丈夫よ、ヒカリ」

ヒカリ「え……?」

アスカ「なんたって」

アスカ「この、エヴァンゲリオン・パイロット、式波・アスカ・ラングレー様が居るんですもの!」

アスカ「絶対、最優先事項で、NERVが救出に来るはずだから!」 フフン♪

アスカ「幸運だったわね!」 ニコ!

ヒカリ「…………」

ヒカリ「ふふ……そっか、そうだよね」 クスッ

アスカ「そうよ? だから、痛いだろうけど……安心して休んでいなさい、ヒカリ」

ヒカリ「うん……」

アスカ「ふふっ」


アスカ「…………」

アスカ(…………)

アスカ(……早く……早く、助けに来て)

アスカ(電気が切れてたのは……幸運だったのかも)

アスカ(暗闇は、不安を掻き立てられる……)

アスカ(けど、そのおかげで……)

アスカ(…………)

アスカ(ヒカリは、血だまりの死体(病院の医師)を見ずに済んでいるのだから)

アスカ(…………)

アスカ(バカシンジィ……ミサトォ……エコヒイキに コネメガネ……後、ついでにホモル……)

アスカ(何してんのよぉ……)

アスカ(諜報員も肝心な時に、役に立たないし……携帯は通じないし……)

アスカ(怖い……怖いよぉ……)

BGM

http://www.youtube.com/watch?v=zpoiVyO79Wo


NERV 本部



シンジ「え? 今すぐ、エヴァに!?」

ミサト『そう』

ミサト『詳しくは、乗ってから伝えるわ』

シンジ「……わかりました」

ミサト『シンジくんは、初号機』

ミサト『レイは、零号機』

ミサト『カヲルくんは、弐号機に乗って!』

綾波「了解です」

カヲル「わかりました」


NERV 指令所



ミサト「リフトの準備はいい!?」

日向「何とか行けます!」

青葉「システムチェック、オールグリーン!」

マヤ「ジオフロントからの人員避難、始まりました!」

ミサト「完了までの時間は?」

マヤ「このペースだと……最低2時間は……」

ミサト「亀裂の場所の特定は!?」

リツコ「今、マギにデータを入力中よ! 急かしても変わらないわ!」

ミサト(くっ……!)


エントリープラグ内



     ※注 3人とも制服のままです。

シンジ「ミサトさん、初号機に搭乗、終わりました」

ミサト『わかったわ、すぐに射出するわね』

レイ「え?」

カヲル「作戦の説明は?」

ミサト『とにかく時間が無いの』

ミサト『詳しい説明は、現地に着いてから行うわ』

3人「……了解」

ミサト『エヴァンゲリオン、発進!』


ジオフロント



シンジ「リフトオフ」

綾波「……葛城三佐、作戦の説明を」

カヲル「お願いします」

ミサト『まず、そこから西側に急いで向かって!』

ミサト『そして出来うる限り、西側に近い場所のアンビリカルケーブルに接続し直して!』

綾波「零号機、了解」

カヲル「弐号機、了解」

シンジ「……初号機、了解です」

ミサト『…………』

ミサト『……みんな、作業しながらでいいわ。 聞いて』


ミサト『さっきの地震、もしかしたら知っているかもしれないけど』

ミサト『小笠原諸島周辺が震源の巨大地震だったの。 津波警報も発令されてる』

3人「…………」

ミサト『リツコに大急ぎでマギに予測してもらっているけど……』

ミサト『この地震のせいで、水源に亀裂が生じ、最悪の場合』

ミサト『吹き出した水でジオフロント全体が、水没する可能性のある事がわかったの』

3人「……!」

ミサト『もし』

ミサト『そうなった場合、セントラルドグマへの被害はどれくらいになるか、わからないわ』

3人「…………」

ミサト『今現在、電力不足で特殊装甲板の機能が停止しているの』

ミサト『それが復旧するまでの辛抱よ』


綾波「零号機、アンビリカルケーブル、再接続終了」

綾波「作戦ポイントを指示してください」

ミサト『レイ……日向くん、ポイントの座標を』

綾波「……座標ポイント受信」

綾波「これより指定座標に向かいます」



カヲル「……弐号機、アンビリカルケーブル、再接続終了」

カヲル「おっと……座標ポイント受信」

カヲル「……ところで、この作戦」

カヲル「もしかして、亀裂の穴をATフィールドで塞ぐつもりなのかい?」

ミサト『正解よ』


カヲル「やれやれ……穴、と言っても」

カヲル「これだけの広範囲をエヴァ3体のATフィールドでカバー出来るのかな?」

ミサト『期待してるわ』

カヲル「まったく……弐号機、指定座標へ向かいます」



シンジ「初号機、アンビリカルケーブル、再接続終了」

シンジ「指定座標へ向かいます」

ミサト『頼んだわよ、シンジくん』

シンジ「…………」


シンジ「ミサトさん」

ミサト『何?』

シンジ「……他の……パイロットの安否は、わかっていますか?」

ミサト『……!』

シンジ「…………」

ミサト『…………』

ミサト『……シンジくん』

シンジ「はい」

ミサト『あなたを信頼して……正直に答えるわ』

ミサト『マリは……全く掴めていない』

ミサト『アスカは……崩れた病院内に居る』

シンジ「!!」


綾波(弐号機の人……!)

カヲル「……シンジくん」

ミサト『でも』

ミサト『今現在も諜報員を始めとして、みんな懸命の救出作業と、安否確認を行っているわ』

シンジ「…………」

ミサト『安心して、とは言えない。 けど……』

シンジ「ミサトさん」


ミサト『!? な、何?』

シンジ「正直を言えば……今すぐにでも、アスカの元に駆け付けたいです」

ミサト『…………』

シンジ「でも」

シンジ「きっと……アスカは……」

シンジ「そんな僕を、『何やってんのよ! バカシンジ!』って」

シンジ「殴ると思います」 クスッ

ミサト『シンジくん……!』

シンジ「だから……僕は、今の自分が出来る事を」

シンジ「僕にしか出来ない事を――」

シンジ「全力でやります!」


綾波「碇くん……」

カヲル「シンジくん……」

ミサト『何よ何よ? シンちゃん』

ミサト『ちょっと抱きしめたくなる事、言ってくれるじゃない!』

シンジ「か、からかうのは、よしてください、ミサトさん……」 ///

カヲル「僕は、本気で抱きしめてあげたいかな?」 クス

綾波「……碇くんは今、抱きしめられたい?」

綾波「なら、私も」

シンジ「ミサトさん!」 ///

ミサト『ほほほ、良かったじゃない、シンジくん♪ モテモテで♪』

ミサト『さ、冗談はここまでよ。 もうすぐマギが答えを出す……気を引き締めなさい!』

3人「はい!」


     テク テク テク

マリ「はあはあ……」

マリ「こんなに歩いたの、久方振りにゃ~……」

マリ「…………」 ウーム…

     グラ グラ

マリ「ってまた余震ー!?」

マリ「…………」

マリ「……ふー」

マリ「地震って……本当に怖い……」

マリ「ちょーほーいんさーん、早く見つけてくれにゃー」

     テク テク テク…


病院



ヒカリ「う……ぐ……」

アスカ「ヒカリ……痛むの?」

ヒカリ「……うん。 骨折って……こんなに痛いのね……」

アスカ「…………」

アスカ(……ヒカリの折れた左腕……だいぶ腫れてきた)

アスカ(…………)

ヒカリ「…………」

ヒカリ「ねえ、アスカ」

アスカ「ん? 何?」


ヒカリ「何か……話してくれないかな?」

アスカ「話してって……何を?」

ヒカリ「何でもいいよ……」

ヒカリ「エヴァの事でも、家族の事でも、碇くんの事でも……」

ヒカリ「何かで……気を紛らわせて欲しいの」

アスカ「……!」

アスカ「そ、そう……わかったわ。 じゃあ……」

アスカ「そうね! バカシンジの事でいっか!」

ヒカリ「うん……聞かせて……」

アスカ「バカシンジは、ね……」


アスカ「なんて言うか……そう!」

アスカ「頼りない奴! それが第一印象だったわ!」

ヒカリ「うん」

アスカ「最初は、名前で呼んでやらなかった」

アスカ「親が司令官だから、選ばれただけ」

アスカ「そう思って、『ナナヒカリ』って呼んでたのよ♪」

ヒカリ「…………」

ヒカリ「今は……違うんだね?」

アスカ「…………」

アスカ「……そうね」

アスカ「いつもおどおどして、謝ってばかりで、主張しないで逃げてばかり……」

アスカ「だけど」

ヒカリ「うん……」


アスカ「いざっていう時は……ちょっとだけ、カッコよくて」

アスカ「あたしのミスは……いつもシンジがカバーしてくれてたの」

ヒカリ「…………」

アスカ「あたしは――」

アスカ「そんなシンジの事を……いつの間にか……」

ヒカリ「…………」

アスカ「って、何、言わせるのよ、ヒカリ」 ///

ヒカリ「…………」

アスカ「ヒカリ……?」

アスカ「ヒカリ!」 バッ!


アスカ「!!」

アスカ(いけないっ! 揺すっちゃダメ!)

アスカ(落ち着くのよ、アスカ!)

アスカ(…………) スーハー スーハー

アスカ(よし!)

アスカ(…………)

アスカ(……うん、呼吸は安定してる)

アスカ(脈は……?)

アスカ(…………)

アスカ(少し早い? ……ううん、そんな事は無いわね)

アスカ(大丈夫……たぶん、痛みで気を失ったんだわ)

アスカ(…………)


アスカ「…………」

アスカ「ヒカリ……」

アスカ「お願いだから」

アスカ「あたしを一人にしないで……」

アスカ「お願い……!」 グスッ…

アスカ「…………」

アスカ「…………」


シンジ「大丈夫だよ、アスカ」


アスカ(……そんな事ない)



シンジ「すごいや、アスカ!」


アスカ(……すごくなんか、ない)

アスカ(あたしは……すごくなんか……)

アスカ(…………)

アスカ(ヒカリ……)

アスカ(…………)

アスカ(…………)

アスカ(……ちょうど、立場が逆になっちゃったね)

アスカ(…………)

アスカ(ヒカリも……こんな気持ちだったんだ)

アスカ(…………)


アスカ(そして)

アスカ(シンジ達にも……こんな気持ちにさせてた……のかな)

アスカ(あたしは……)

アスカ(…………)

アスカ(会いたい)

アスカ(……みんなに)

アスカ(会いたいよ……)

今日は、ここまでにします。
続きは明日の朝にでも。

緊迫した状況でんなぁ…

期待してますよ!


NERV 指令所



     シュイン(扉の開閉音)

冬月「碇……戻ったか」

ゲンドウ「報告」

冬月「現在、エヴァ3体による亀裂からの水噴出防止作戦を遂行中」

冬月「非常用発電施設はすぐの復旧をあきらめ、人員の避難を優先」

冬月「ジオフロント、及び、セントラルドグマの損害は軽微だが……」

冬月「発電施設はダメージが酷く、復旧に時間がかかるそうだ」

ゲンドウ「パイロットは? 全員の安否確認は取れたのか?」

冬月「式波・アスカ・ラングレーは居場所を掴めたが安否は不明」

冬月「真希波・マリ・イラストリアスは行方すらわかっていない」

ゲンドウ「そうか……」


ゲンドウ「葛城三佐」

ミサト「はっ!」

ゲンドウ「日本国政府に打診した結果」

ゲンドウ「とてつもない物を、送ってくれる事を約束してくれた」

ミサト「……とてつもない物?」

ゲンドウ「これがそのデータだ。 受け入れ態勢を整えておけ」 スッ

ミサト「……?」 ピッ ピッ…

ミサト「!!」

ミサト「こ、これは……!?」

ゲンドウ「…………」


ミサト「た……確かに、『発電施設』としては、申し分ありませんが……」

ミサト「厄介者を押し付けられた……と言う方が正しいかも……」

ゲンドウ「葛城三佐」

ミサト「! も、申し訳ありません!」

ミサト「すぐに受け入れ態勢を整えます!」

ゲンドウ「うむ」

ゲンドウ「よろしく頼む」

ミサト「はっ!」

ミサト「リツコー!」

ミサト「大至急、これ何とかして~!!」

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」

冬月「…………ふ」



―――――――――――


NERV 本部



マリ「……ふい~。 や、やっと着いたぁ……」

マリ「とりあえず、シャワーを浴びたいけど」

マリ「報告が先だよにゃ~……」

     ピッ ポッ パッ

マリ「…………」

マリ「あ、つながった」

マリ「もしもし~?」


ミサト『みんな! 朗報よ!』

ミサト『マリが、ついさっき、NERVに自力で辿り着いたわ!』

シンジ「!」

綾波「メガネの人……!」

カヲル「ふふ、良かったね、シンジくん」

シンジ「うん、カヲルくん!」

シンジ「怪我とかは、大丈夫ですか?」

ミサト『ピンピンしてるわよ』

シンジ「安心しました」 ホッ

カヲル「……ところで」

カヲル「亀裂の場所の特定は、いつなのかな?」

ミサト『……マギに聞いて欲しいわ』

3人「…………」


病院



アスカ「……ヒカリ」

ヒカリ「…………」

アスカ「…………」

     ……ぅん  ……ぅん

アスカ「!」

アスカ「……何? 余震?」

     ……ズシン ……ズシン

アスカ「……!」


アスカ「違う、これは……」

アスカ「足音だわ!」

アスカ「……まったく、バカシンジのくせに」

アスカ「こんなにあたしを待たせるなんて……覚悟しなさいよ!」

     ガゴッ! ゴゴンッ ゴッ!

アスカ(…………)

アスカ(慎重に……取り除いてよ……)

アスカ(…………)

     ゴゴン… ゴガッ! ゴウン…

アスカ「! 崩れた天井が……って、眩しいっ!」


諜報員「! いたぞ! 式波・アスカ・ラングレーだ!」

アスカ「NERVの諜報員……いつもは鬱陶しいけど」

アスカ「今日ばかりは、ありがたいわ」

諜報員「……こちら、R-442。 式波・アスカ・ラングレーの身柄を確保」

諜報員「怪我はない模様。 ただちに、本部へ移送します」

諜報員「また、友人の洞木ヒカリは、負傷している」

諜報員「こちらの移送の人員を要請する」

アスカ「…………」

アスカ「!?」

アスカ「え……!? なにこれ!?」

アスカ「ガレキを取り除いたのは……エヴァじゃない!?」


NERV 指令所



リツコ「待たせたわね、ミサト」

ミサト「! 待ってたわよ、リツコ!」

リツコ「大変だったんだから……建設当時の地図やら設計図やらを、いちいち取り出して」

ミサト「苦労話は後で聞くから! 詳しい座標を入力して!」

リツコ「はいはい」 ピッ ピッ ピッ…

ミサト「シンジくん! レイ! カヲルくん!」

ミサト「今、それぞれに送った座標ポイントにATフィールドを展開して!」

ミサト「万が一、亀裂が広がって水が溢れても」

ミサト「そこで止めれば、電力復旧で何とかなる!」


綾波「零号機、了解」

綾波「碇くん、ホモの人」

シンジ「うん、わかってる!」

カヲル「了解……だけど」

カヲル「ファースト、この場でその呼び方は、止めてくれないかな?」



3人「ATフィールド、展開!」



ミサト(みんな、頼んだわよ……!)


ミサト「さあ、ここからは時間との戦い!」

ミサト「主電源の復旧状況は!?」

青葉「現在、懸命の努力をしていますが……」

青葉「どうやっても復旧は、明日以降だそうです!」

ミサト「くっ……!」

ミサト「ジオフロントの避難状況は!?」

日向「急がせていますが……ようやく30%というところです!」

ミサト「…………」


ミサト(どうする? このままじゃジリ貧だわ)

ミサト(今なら、エヴァのATフィールドのおかげで)

ミサト(いくつかの非常用発電機の修理を安全にできる)

ミサト(でも……どのくらいかかるか、これから調べなくちゃならないし)

ミサト(仮に復旧できたとしても特殊装甲板を動かす電力を得られるかどうか……)


マヤ「……!」

マヤ「葛城三佐! 吉報です!」

ミサト「!」

マヤ「先ほど、式波・アスカ・ラングレーを」

マヤ「五体満足で救出したそうです!」

     オオッ――!

ミサト「アスカ……良かった」

ミサト「本当に……」


マヤ「ただ……」

ミサト「え?」

マヤ「彼女に付き添っていた友人の、洞木ヒカリ、という女の子が」

マヤ「命に別状ありませんが、左腕を骨折する重傷を負ったそうです」

ミサト「……そう」

ミサト「素直に喜べないわね」

マヤ「でも、それはともかく、シンジくん達に伝えましょう」

ミサト「もちろんよ」

リツコ「ミサト、例のものが到着したわ」

ミサト「! どれくらいで作業が終わる?」

リツコ「何とも言えないわ……でも」

リツコ「できるだけ急ぐから」

ミサト「頼んだわよ!」


NERV 医療室



マリ「姫ー!」

アスカ「! ……コネメガネ」

マリ「良かったにゃ~無事で~」

アスカ「…………」

マリ「……? どうかしたかにゃ?」

アスカ「…………」

アスカ「ヒカリが……怪我をしたの」

マリ「! ……そう、委員長が……」


アスカ「あたしのせいだわ……」

アスカ「あたしのリハビリに付き合わせてしまったから……」

アスカ「ヒカリは……!」

マリ「…………」

マリ「それを言うなら」

マリ「私は、大勢の人を殺してきたわ」

アスカ「!?」

マリ「……地震の後ね」

マリ「いつもなら、すぐ来るはずの諜報員が来ないから」

マリ「おかしいなーって思って歩いてみたら……」


マリ「土砂崩れに巻き込まれていたのを見つけたの」

アスカ「!!」

マリ「…………」

マリ「よくもまあ、私一人にこんな人数を……と思いつつも」

マリ「大きな岩に押しつぶされている何人かを見て……」

マリ「私を見張る、なんて事をしなければ」

マリ「こうならなかったのに……って考えてしまった」

アスカ「…………」

マリ「でもね」

マリ「私が悲しみに暮れて、何も出来なくなったら」

マリ「彼らは何の為に死んだか、わからなくなる」

マリ「偽善的かもしれないけど、そう気持ちを切り替えて」

マリ「私は、NERVを目指せたの」


アスカ「…………」

マリ「もちろん、委員長が姫の付き添いを買って出たのとは」

マリ「意味合いが違うだろうけど……」

マリ「言いたい事は、わかってもらえたかな?」

アスカ「……ふん」

アスカ「わかっているわよ、そんな事くらい」

マリ「……それから、さ」

     ギュ

アスカ「!? 何よ、コネメガネ! いきなり抱きついて……」

マリ「…………」

マリ「ずっと……恐ろしかった」

アスカ「……!」


マリ「一人ぼっちでテクテク歩いて……あちこち崩れてる建物があって」

マリ「ワンコくん達は、大丈夫かなって、時々考えてたわ」

アスカ「…………」

マリ「だから」

マリ「こうやって、姫とまた会えて」

マリ「すっごく嬉しい」

アスカ「コネメガネ……」

アスカ「…………」

アスカ「うん……あたしも嬉しい」

     ギュ

アスカ「あんたにまた会えて、嬉しいよ……!」



―――――――――――


アスカ「バカシンジは今、エヴァに乗ってるの?」

マリ「そうだにゃ」

マリ「ミサトが言うには、ちょっとカッコイイ事、言ったそうだよ?」

アスカ「ふうん」

マリ「今すぐにでも姫を助けに行きたいけど、そうしたら姫は怒るだろうから」

マリ「今は自分の出来る事をやるんだ!ってね」

アスカ「! そ、そうなの……」 ///

マリ「ぬふふ~」

アスカ(……言えない) ///

アスカ(実はバカシンジに助けて欲しかった、なんて) ///

アスカ(言えるわけがない……) ///


NERV 指令所



マヤ「……たった今、ジオフロントから通常人員の避難を」

マヤ「完了したと、報告がありました!」

ミサト「……そう」

ミサト「…………」

ミサト(それにしても……)

ミサト(沿岸部各地の津波映像……!)

     キャー タスケテー ワアアアッ……

     ゴオォォォォォッ!!!

マヤ「うっ……こんな……こんな事って……」


ミサト「…………」

ミサト「リツコからの連絡は?」

青葉「……まだです」

ミサト「…………」

ミサト(……シンジくん達、こんなに長時間エヴァに乗せて)

ミサト(しかもATフィールドを展開させ続けて、大丈夫なのかしら……?)

ミサト(…………)

ミサト(無理をさせてる事は、間違いないわよね……)

青葉「…………」

日向(……そろそろ2時間になるな)

ゲンドウ「…………」

冬月「…………」


エントリープラグ内



カヲル「…………」

シンジ「くっ……はあ、はあ……」

綾波「く……う……う……」

カヲル(…………)

カヲル(電力復旧は、まだなのか……?)

カヲル(僕はともかく……シンジくんやファーストは)

カヲル(そろそろ限界が近い)

カヲル(…………)


NERV 指令所



リツコ「ミサト」

ミサト「リツコ!」

ミサト「アレを何とか出来たの!?」

リツコ「ええ」

ミサト「さすがリツコねっ!」

リツコ「話は後。 急ごしらえのぶっつけ本番だから」

リツコ「状況はそれほど楽観できないわ」

ミサト「わかってる」


リツコ「青葉くん、これより緊急電力供給を行います」

リツコ「A-15~E-27回線までをモニタリングして」

リツコ「おそらく、ここに一番負荷がかかると思うから」

青葉「了解です! 負荷回避回線を確保してみます」

リツコ「頼んだわよ」

リツコ「マヤ、A、BとEブロックの避難は済んでる?」

マヤ「はい! 既に完了しています!」

リツコ「今言ったブロックの隔壁を閉鎖して」

マヤ「了解! A、B、及びEブロックの隔壁を閉鎖します!」


リツコ「日向くん、戦自研へ連絡」

リツコ「こちらの受け入れ態勢、完了」

リツコ「出力、50%での電力供給を開始してと伝えて」

ミサト「!?」

ミサト「いきなり50%!?」

リツコ「時間がないのよ。 パイロットの事もあるし……のんびり構えていられないわ」

リツコ「始めて」

日向「了解!」


青葉「!」

青葉「B-6、7回線で異常な加熱を感知!」

青葉「回避回線へ緊急接続!」

青葉「!?」

青葉「C-8、12、16……異常加熱回線、多数発生!」

リツコ「落ち着いて! E回線でなければ、そうそう酷くならないわ!」

青葉「了解! 回避回線へ緊急接続、続けます!」

マヤ「! 電力の回復を確認!」

ミサト「! 特殊装甲板の機能は!? 回復した!?」

マヤ「まだです!」


リツコ「日向くん、戦自研へ出力を70%まで上げるよう要請を」

ミサト「リ、リツコ! ほ、本当に大丈夫なの!?」

リツコ「安心して。 始末書は私も書くから」

ミサト「リツコー!!」

日向「戦自研へ通達!」

マヤ「電力、さらに回復!」

マヤ「! 特殊装甲板、機能を回復しました!」

ミサト「よっしゃあ!」

ミサト「特殊装甲板、20層目のH、Lを緊急作動!」

青葉「了解! 特殊装甲板、緊急作動、開始します!」


リツコ「モニターを! 非常用電源室のものを見せて!」

マヤ「はい!」

リツコ「…………」

ミサト「…………」

リツコ「…………」

ミサト「…………」

リツコ「……!」

ミサト「水が……止まったわ!」

リツコ「ふう……何とかなったわね」

ミサト「各パイロットに連絡!」

ミサト「作戦、終了。 直ちに帰投せよ!」

ミサト「みんな、お疲れ様!」



―――――――――――


シンジ「…………ふう」

綾波「…………」

カヲル「…………」

ミサト「みんな、ご苦労さま」

ミサト「……かなり無理をさせたわね、ごめんなさい」

シンジ「いえ……」

綾波「…………」

カヲル「……それはいいけど、少し休みたいかな?」

ミサト「そうね、そうして頂戴」

     パッ


シンジ「あ……? 明るくなった?」

綾波「主電源……ようやく復旧できたんですね」

ミサト「ううん……それがねー、ちょっち違うんだなぁー」

カヲル「と言うと?」

ミサト「覚えてるかな? 日本重化学工業共同体のポンコツロボット」

シンジ「……それってアレですか?」

シンジ「ミサトさんが中に入って暴走を止めた……」

綾波「確か……ジェットアローン」

ミサト「そう! ……って言うか、よく覚えてたわね」

カヲル(……以前のシナリオのアレか)


ミサト「まあ、”使徒”とは戦えないっていう落第点は、つけられていたんだけど」

ミサト「その後も作ってしまったこのポンコツを、なんとか有効活用できないか?」

ミサト「と、共同体と戦自研は模索してたの」

シンジ「はあ……」

ミサト「で、浮かんだのが、『災害救助特化型』へのプラン変更」

ミサト「ま、簡単に言えば、大規模災害や事故への対応へ路線変更したって事ね」

綾波「……それと、ここの電源の復旧と何の関係が?」

ミサト「もの凄くわかりやすく言えば、『歩く発電機』になってもらったのよ」

カヲル「ああ……そういう事」

ミサト「大変だったんだから」

ミサト「単純につなげばいいって物じゃなく、プラグ一つとっても互換性がなくて……」

リツコ「ご講釈、もっともだけど……それを全部、私に丸投げしたのは」

リツコ「どこの誰かしら?」


ミサト「ちゃんと感謝してるわよ、リツコ」

リツコ「そう? ならいいけど」

リツコ「それよりもシンジくん達を、早く休ませてあげなさい」

ミサト「おっと、そうだった」

ミサト「シンジくん達の代わりは、マリがやるから、安心して休んでて」

ミサト「もっとも、緊急事態が起こったら叩き起こすけど……」

シンジ「そうならない事を祈って休みます」



???「バカシンジ!」



シンジ「!」


シンジ「アスカ!」

綾波「弐号機の人」

カヲル「セカンド……元気そうだね」

マリ「ちなみに私もいるにゃ~」

シンジ「マリさん……二人とも無事で良かっ」

     ガバッ! ギュ

綾波「!!」

カヲル「…………」

マリ「おおー」

シンジ「ア、アスカ?」 ///

     バッ!

アスカ「はいっ! おしまい!」


シンジ「……へ?」

シンジ「おしまいって……?」

アスカ「あんたに対する、ご褒美よ」

シンジ「……は?」

アスカ「あんた、あたしの救助より任務を優先させたんだってね?」

シンジ「ご、ごめん……」

アスカ「別に謝る事じゃないわ」

アスカ「むしろそっちの方が正しい」

シンジ「…………」

アスカ「あんたは、その場の感情に流されず、正しい判断をした。 だから」

アスカ「褒めてあげるわ」


シンジ「アスカ……」

綾波「……それは解ったけど、弐号機の人」

綾波「それのご褒美が、どうして碇くんに抱きつく事なの?」

アスカ「才色兼備にして、とびきりの美少女である、このあたしに抱きつかれるのは」

アスカ「最高のご褒美でしょ?」 フフン♪

綾波「…………」

マリ「じゃあ」

     ガバッ!

綾波「」

マリ「私もワンコくんにご褒美あげちゃう~♪」

シンジ「マ、マリさん!」 ///


カヲル「やれやれ、それじゃあ僕も」

アスカ「ホモルはいい加減、自重しなさい」

シンジ「マ、マリさん、もう、いいですから……」 ///

マリ「えー? 久しぶりのワンコくんのいー匂いなのにー?」 ポヨン

アスカ「あ、あんたも自重するの!」 ///

アスカ(これみよがしに脂肪の塊を強調しちゃてー!! バカシンジもデレデレすんな!) ///

綾波「…………」

     ガバッ!

アスカ「んなっ!?」

カヲル「ほほう……」

マリ「あらら~?」


シンジ「あ、綾波?」 ///

綾波「……私じゃ、ご褒美にならない?」

シンジ「! そ、そんな事は!」 ///

綾波「そう」

綾波「良かった……」 ///

シンジ(どうしたらいいんだよー!) ///

マリ「おやおやー? ワンコくん、困りながらも満更じゃなさそうにゃ」

カヲル「僕ならもっと気持ちよく」

マリ「はいはい、ホモルはもう黙るにゃ」

アスカ「……う~」 ムカムカ


アスカ「ほら! もういいでしょ!? エコヒイキ!」

綾波「もう少し」

アスカ「あ、あんた達、いいかげんにしなさい!」

マリ「元々、姫が始めた事だにゃ」

カヲル「その通りだね」

     ワー ワー ギャー ギャー

リツコ「…………」

リツコ「……すごい進歩ね」

ミサト「? 何が?」

リツコ「レイよ。 あの子が自己主張をしているわ」

ミサト「うん……言われてみればそうね」


ミサト「近くにいると、なかなか気がつけないけど」

ミサト「レイに限らず、みんな少しずつ成長してるわ」

ミサト「たぶん、いい方向にね」 ニコ

リツコ「そう」

ミサト「リツコも家に来てみる?」

リツコ「気が向いたら、ね」

ミサト「楽しみに待ってるわ」 フフ

ミサト「ほらほらみんなー、まだ終わったわけじゃないのよー?」


リツコ「…………」

リツコ(……変わったのは)

リツコ(子供達だけじゃ無いみたいね) クスッ




     その日は……ううん、それから何日か、家に戻ることが出来ず

     NERVで待機する日々が続いた。

     心配されていた使徒の襲来もなく、NERVの基地機能は

     順調に回復していってる。





     ……でも

     地震で、津波で、その二次災害で失われた命は、もう帰ってこない。

     あたしは、周りに……ヒカリや、親しい人にもそういう人は居なかったけど……

     犠牲になった人達に、心からの哀悼を捧げる。



数日後

葛城宅



マリ「ふわぁ~……やっと、帰ってこられたぁ」

カヲル「懐かしの我が家だね」

綾波「……でも、地震のせいで、色んな物が散乱してる」

シンジ(言えない……僕が来たばかりのミサトさんの部屋みたいだ、なんて)

シンジ(言えない……)

ミサト「はいはい、みんなー」

ミサト「まずは、お片付けから始めるわよ~?」

アスカ「休めると思ったのに……」


―――――――――――


アスカ「バカシンジー、こっちも手伝ってー」

シンジ「はいはい……今行くよ」

綾波「弐号機の人、私の手も空いてるけど?」

マリ「ごめんファーストー。 こっちを手伝って~」

綾波「わかったわ、メガネの人」

ミサト「うっ……! 炊飯ジャーの中身がえらい事にっ……!」

ミサト「カヲルくん、ちょっち手伝って!」

カヲル「はいは……うっ!」

アスカ「ちょっとミサト! 窓を開けてからにしてよ!」


―――――――――――


カヲル「……ふう、まいった」

シンジ「お疲れ様、カヲルくん」

シンジ「これ、良かったら飲んでよ」

カヲル「サイダーか……ありがとう、シンジくん」

     ゴク ゴク ゴク…

カヲル「ふーっ……生き返るね」

シンジ「喜んでくれたらなら、こっちも嬉しい」 ニコ

カヲル「他のみんなは?」

シンジ「みんなもこれを飲んで一休みしてる」

カヲル「そうかい」 クスッ


シンジ「…………」

カヲル「…………」

カヲル「シンジくん、何を見ているんだい?」

シンジ「うん、アレ……ジェットアローン」

カヲル「ああ、あのロボットか……ここからでも見えるんだね」

シンジ「……ジェットアローン、どんな気持ちなんだろう?」

カヲル「気持ち? あれはただの遠隔操作ロボットだろう?」

シンジ「それはわかってるけど……もし、人間みたいに心があったら」

シンジ「どんな気持ちなのかなって……」

カヲル「…………」


カヲル「僕が、彼の立場だったら――」

カヲル「……人を恨むかもしれない」

シンジ「え?」

カヲル「勝手に自分を作って、勝手に自分を”無能”と評価して」

カヲル「それなのに、また勝手に自分を使おうとする……」

カヲル「なんて身勝手な生き物なんだろう……と」

シンジ「…………」

シンジ「……そうだね」

シンジ「そうかもしれない」

カヲル「シンジ君は、どう思うんだい?」

シンジ「…………」


シンジ「僕がジェットアローンの立場なら……」

シンジ「嬉しいって思う」

カヲル「……どうして?」

シンジ「確かに……勝手に作っておいて、酷い扱いだったけど」

シンジ「こうやって、みんなの役にたてた自分が」

シンジ「作ってくれた人の気持ちに答えられた自分が」

シンジ「誇らしいって、思えるから……」

カヲル「! シンジくん……」

シンジ「それにね、羨ましくもあるんだ」

カヲル「ジェットアローンが、かい?」

シンジ「うん」


シンジ「ああやって災害救助できるのが、ね」

カヲル「…………」

シンジ「僕は、いつも疑問に思ってた」

シンジ「使徒の死骸とか、壊れた建物の除去とか」

シンジ「エヴァでやれば、もっと効率的なんじゃないのかな?って」

カヲル「…………」

シンジ「ある日、父さんに言ってみたんだ。 その事を」

シンジ「事も無げに『それはエヴァの仕事ではない』ってね」

シンジ「その時は……ただ腹が立ったけど」

シンジ「今回の事で、何となく意味が分かった」

カヲル「…………」


シンジ「震災初日……仕方なかった、とは言え」

シンジ「僕達は、エヴァを使った」

シンジ「結果、僕たちパイロットは疲れてしまった……」

カヲル「…………」

シンジ「マリさんやアスカが居てくれたけど……もし」

シンジ「あの時に使徒が攻めて来たら……どうなっていたんだろう?」

カヲル「…………」

シンジ「…………」

シンジ「やっと……気がつけた」

シンジ「僕たち、パイロットとエヴァは」




シンジ「使徒と戦う為に『存在』するんだって……」



カヲル「シンジくん……」

シンジ「ううん……この言い方じゃ良くないね」

シンジ「人には、それぞれで『出来る役割がある』って事に気がついた」

シンジ「――って感じかな?」

カヲル「…………」

カヲル「うん……そうだね。 そうかもしれないね」

シンジ「それに、さ」

カヲル「ん?」

シンジ「ジェットアローンは、これからのエヴァの事も教えてくれた」

カヲル「これからの……エヴァ?」


シンジ「そうだよ」

シンジ「使徒を全部やっつけた後」

シンジ「エヴァも災害救助や事故処理に使えばいいんだよ」

カヲル「……!」

シンジ「どうして、こんな簡単な事に気がつかなかったのかな……」

シンジ「エヴァは、本当の意味で、人の役に立てる様になれる」

シンジ「こんなに嬉しい事はないよ」 ニコ

カヲル「そう……だね」

シンジ「? カヲルくん?」

カヲル「ん? ううん、何でもない」


カヲル「さて……そろそろ片付けの続きをするかな?」

シンジ「それもそうだね」 クスッ



カヲル(…………)

カヲル(シンジくん)

カヲル(君はどうして、そんなに優しくなれるんだい?)

カヲル(信じられないよ……)

カヲル(…………)

カヲル(ううん、そうじゃない)

カヲル(僕は……羨ましいんだ)

カヲル(そんな風に思える、君の事が……)

カヲル(…………)


さらに数日後

学校



トウジ「いよいよ今日か~」

ケンスケ「寂しくなるなぁ……」

アスカ「しょうがないでしょ? もう役割は終わったんだから」

ケンスケ「戦自研は、いつの間にあんなものを開発してたんだ……」

ケンスケ「もっと見ていたかった……」

ヒカリ「あ、動き出したわよ!」

     ゴゴゴ……ンッ!


ケンスケ「さようならー! ジェットアローン!」

ケンスケ「ありがとうー!」

アスカ「止めなさいよ、恥ずかしい……」

シンジ「そんな事無いよ、アスカ」

シンジ「見てごらん?」




     いち早く災害救助に駆けつけてくれたジェットアローンは

     第三新東京市・市民の心の支えになっていた。

     手を振ったり、大声を上げて礼を言うのも、ケンスケだけじゃなかった。



シンジ「それに、ミサトさんから聞いたけど」

シンジ「アスカもジェットアローンに助けられたんだろ?」

アスカ「うっ」

シンジ「ひと言でもいいから、お礼を言ってあげなよ」

シンジ「きっと……喜ぶと思うから」

アスカ「何言ってんのよ。 相手はただのロボット」

綾波「ありがとう、ジェットアローン」

マリ「ありがとーにゃー!」

カヲル「助かったよ、ジェットアローン」

シンジ「ありがとう! ジェットアローン!」

アスカ「…………」


アスカ「わかったわよ……言えばいいんでしょ、言えば」

アスカ「ありがとう、ジェットアローン」

アスカ「……これで満足?」

シンジ「うん! ありがとう、アスカ」

アスカ「……ふん」 ///




     日本を襲った未曾有の大災害。

     後に第二次関東大震災と呼称される、それの被害はとてつもなく

     復興は、まだまだこれからだった。

     けど

     そんな中でも、僕たちは、いろんな人達に支えられている

     僕たちの後ろには、ジェットアローンや

     名前も知らないたくさんの人達がいてくれる――

     それがわかって、何よりも嬉しかった。





     ミサトさんに聞いたけど、ジェットアローンは、このままの足で

     日本各地をまわり、復興を手伝うのだそうだ。



     僕はただ、その背中が見えなくなるまで

     心の中で、ジェットアローンにお礼を言い続けていた。

     ありがとう、ジェットアローン。


     おしまい

……どうしてこうなった。そんな終わり方ですが許してください。
おかしいな……? 別にジェットアローン好きじゃないのに……。

それからスレチですが……いい動画なので紹介しておきます。
涙もろい人は、見ない方がいいかもしれません。
>>1さん、勝手して済みません……。

http://www.youtube.com/watch?v=Wa6dKFhN4UM

おおおおおお!!
凄ええええ!!
めっちゃ乙ッッ!!!!

どうしよう……みんな上手いよ……

連投スマン
動画見て泣いた

大震災で被災された方々の御冥福をお祈り致します

>>419
お褒めいただき恐縮です。でもツッコミ所、満載っす、このSS。
特殊装甲板の役割や機能とか思いっきり自分の解釈ですし……。
主電源がひとつだけなのもありえないですよ、NERVくらいの組織なら。

これというのも、自分が使徒襲来ナシでエヴァンゲリオンを使った
エヴァSS書いてみたいな、と思ったからにすぎませんです。
だから、気の向くまま書いてみればいいと思いますよ?

後、シンジがヒロイン達に抱きつかれているシーン、書いてる時に
シンジ、モゲロ!って思ってました。wwww

>>422

…すごいね、素直にすごいと思ったよ。
これじゃ本編なぞっただけの自分のやつが恥ずかしく思えちゃう…

突っ込みどころが多いのはSSじゃ当たり前のこと、気にしなくていいって
それをねじ伏せるほどの内容はあると思う。

連投すまん。ついでに一言

>>420
あなたは自分が書いた物が稚拙だと思ってるかもしれない。
けど、最初から上手に何かをこなせる人なんてだれ一人としていないよ。
自分はもともと別のところで5年近く連載してたし、最近は書いてないけど
趣味で小説書いたりもしてた。

>>422もたぶん何らかの練習やネタ製作はしてきていると思う。

"才能"がないから"天才"にはなれないと思うかもしれないけど
"努力"すりゃ"秀才"にはなれるんじゃないかな?

あとは、あなたがどれだけ上を向いて行動できるかだと思う。
努力した人がすべて成功するわけじゃないけど、
成功した人はみんな努力してるって。

ガンバレ。なにも自分や>>420と同じものを書けなんて言わない。
あなたの味を出してくれ

>>424さんあんた天才なの?それとも秀才?
どっちでもいいけど、いい人だね!

>>424
応援ありがとうございます!!
……頑張ります!
でも少しの間傍観者になってていいですか?
これから少しの間大変な時期なんで…
全部終わったらまた書きたいと思います……すいません、折角アドバイスいただいたのに…

>>425
これは自分に言い聞かせてる自分なりのスタンスを言っただけ。
自分は"もっともっと努力が必要な人"だよ


>>426
なにが大変かは知らないけど、それた大事だと思うならそれを頑張って
…戻ってきてくれよ、人いないとさみしいし

次書くから20日まで待っててね~

先に言っておくけど、でかいネタが続いているので今回は小ネタを書いた
まぁ、気楽に楽しんでください

綾波(私はまったくないけれど)

綾波(最近、夜遅くに皆出かけることがある)


ある日 AM2:00

ミサト「…えぇ? 今からNERVに出て来いってーの?」

リツコ『こっちはずっと詰めっぱなしなのよ? 家に帰れるだけましだと思いなさい』

ミサト「んもぉぉぉ! こんな夜中に叩き起こさないでよね!!」

リツコ『叩き起こしてはいないわ。モーニングコールはしたけど』

ミサト「そんな頓知はいらないわよ!」


綾波(…管理責任者は大変)

別の日 PM11:53

マリ「ぶちょーさん、今から夜の集会があるので行ってきます!」

ミサト「行ってらっしゃーい、あんまり遅くならないようにね」グビグビ

マリ「りょうかーい♪」

バタン(ドア閉)

シンジ「…ミサトさん」

ミサト「ん?」

シンジ「遅くならないようにって言いますけど、もう真夜中ですよ?」

ミサト「え~? って、もう日付が変わるじゃないの!? シンジ君! カヲル君! 連れ戻しく行くわよ!!」

シンジ「は、はい」

カヲル「そもそも集会ってなんの集会?」

ミサト「知らないわよ!!」

バタバタ(大急ぎで準備⇒マリ捜索開始)

綾波(メガネの人の話では、たまに猫達が夜の集会をやっているとの事。…よくわからない)

また別の日 PM11:24(みんな集まってDVD鑑賞)

アスカ「あーおもしろかった!」

カヲル「たまにこう言うテイストの物もいいね…」

シンジ(僕は完全にお茶くみ係だったなぁ…)

マリ「姫ってこういうアクションもの好きだよねー。ダイ・ハードとか」

アスカ「何よ、文句あるの?」

マリ「いやいや、私はどっちかっつーと昔の邦画の方がねぇ…って」

ミサト「たとえば?」グビグビ

マリ「"あっしの生まれは葛飾柴又"って名乗る奴、たぶん誰も知らないよ?」

ミサト「"それを言っちゃおしまいよ"」

マリ「お?」

ミサト「加持君見てたわよ? "男はつらいよ"」

カヲル「…やれやれ、話が見えないね」

シンジ「僕らが生まれる前のやつでしょそれ…」

綾波「私も知らない」

マリ「昔の映画はすごいよ~、映像加工できない分それ以外の話や役者の演技で魅せるからねwww」

アスカ「あっそ…って」

シンジ「?」

アスカ「やっぱ! これ返却期限今日じゃん!!」

ミサト「後30分ね」(時計確認)

アスカ「ミサト車出して!! すぐ返しに行かなきゃ延滞料金が」

ミサト「自分で返しに行きなさい。これ見てまだ何か言える?」フリフリ(ビール缶を掲げつつ)

アスカ「あーもう! わぁかったわよ!!」

バタバタバタ……(着の身着のままレンタルショップへ)


綾波(この時、結局間に合わずに延滞料金を払うはめになったって、弐号機の人は言ってた)

真夜中 AM1:21

綾波「……フゥ…」(ベッドで横になって読書中)

綾波(ジュール・ヴェルヌ作、海底二万海里)

綾波(潜水艦ノーチラス号が太平洋で漂流していた主人公達を助け、)

綾波(そのまま太平洋、インド洋、南極圏、そして大西洋を北上後、姿を消す)

綾波(学者である主人公は深海の神秘に驚き続ける中、最後にネモ船長の)

綾波(海中と言う切り離された世界で生きる人が見せた)

綾波("復讐"と言う人間しか持ちえない感情を見ることになったお話)

綾波(フランス語を翻訳しているのでやや表現がくどい)

綾波(…読み終わった)

カタ…(部屋の外で物音)

綾波「?」

綾波「」ソー(静かに部屋のドアを開け、音源を確認)

シンジ「」(玄関から外へ)

綾波「…碇君?」

綾波「………」

綾波(メガネの人が外に出ることはたまにあるけど)

綾波「………」

綾波(他の人はみんな寝てる…)

綾波「………」

綾波レイの選択  シンジを追う  シンジを追わずに寝る

綾波「………」

綾波レイの選択  シンジを追う← シンジを追わずに寝る

綾波「…碇君が心配だから」(静かに玄関を出てシンジを追う)

屋上

シンジ「…フゥ、さて…」

綾波(屋上でいすに座って? あれは…チェロ?)

シンジ「今日は月がきれいだなぁ…」(空を見つつ)

シンジ「…最近はぜんぜん弾いてなかったし、良いよね?」キョロキョロ(辺りに人がいないことを確認)

シンジ「誰かに見られるのも恥ずかしいし…」

シンジ「~♪」(演奏開始)

綾波(碇君、楽器の演奏できたんだ)

綾波(知らなかった)

シンジ「~♪」(演奏中)

綾波(夜空の下、一人孤独に演奏するチェリスト)

綾波(私の知らない、碇君の一面)

綾波(普段みんなといる姿とは違う)

綾波(違う穏やかで)

綾波(違うやさしさで)

綾波(違う姿)

綾波「………」

綾波「」(足音を立てず、シンジの約3m後ろに座る)

綾波(今の姿は、まるで満月の夜に咲く月見草のように、儚い)

綾波(邪魔しちゃいけない)

綾波(けど、もっと見たい)

AM1:56

シンジ「…フゥ…そろそろ帰るかな…」(演奏終了)

綾波「演奏は終わり?」

シンジ「え? うわぁっ!? あ、綾波!?」

綾波「ごめんなさい。玄関を開ける音、聞こえたから」

シンジ「そ、そうなんだ…」

綾波「知らなかった」

シンジ「な、何が…?」

綾波「碇君が楽器を演奏できること」

シンジ「す、少しね。」

綾波「上手」

シンジ「あ、ありがとう」テレテレ…

綾波「私、楽器演奏できないから」

シンジ「チェロとかヴァイオリンは敷居が高いからね…」

綾波「そうなの?」

シンジ「いい音を出せるようになるには、それなりに練習が必要だよ」

綾波「碇君は練習をしたのね」

シンジ「僕なんてまだまだだよ…」

綾波「そう」

シンジ「うん。うまい人はもっとすごいよ」

綾波「そう」

シンジ「あ、あのさ綾波…」

綾波「何?」

シンジ「今日のことは、・・・みんなに内緒にしておいてくれないかな?」

綾波「なぜ?」

シンジ「こっそり練習しているのがばれるの、いやだからさ」

綾波「わかった」

シンジ「ありがとう。助かるよ」

綾波「碇君」

シンジ「な、何?」

綾波「なぜ隠すの?」

シンジ「なぜって、…下手な姿って、見られたくないから」

綾波「最初から何かをうまくこなせる人って、いる?」

シンジ「ぼ、僕は無理かな? 要領悪いし」

綾波「弐号機の人もメガネの人も私も、料理は下手」

綾波「練習しないと、上手にならない」

綾波「上手くなるために練習していることを隠す必要、無いと思う」

シンジ「ア、アスカとかさ、プライドが強いからそういう自分の弱みって見せたがらないよね?」

シンジ「それと一緒だよ」

綾波「…わかった。今日のことは誰にも言わない」

シンジ(よかった…。納得してくれた)

綾波「その代わり」

シンジ「え? な、なに?」

綾波「今ここで、もう一曲碇君の演奏を聞かせて」

シンジ「そ、それはかまわないけど…」

綾波「お願い」

シンジ「じゃ、じゃあ曲目はパッヘルベルで"カノン"」

シンジ「弦楽四重奏のチェロパートだから、聞いててもあんまり楽しくないかもしれないけど」

綾波「かまわないわ」

シンジ「う、うん。じゃあはじめるね」シンケン
弦楽四重奏 パッヘルベル "カノン"(youtubeより)↓
http://www.youtube.com/watch?v=3Wn5IulkrMc

シンジ「」(演奏中)

綾波(月下のチェリストの独演会)

綾波(観客は私一人)

綾波(この演奏は私だけしか知らない)

綾波(これは碇君と私しか知らない)

綾波(碇君と私の"秘密")


綾波(…以前とは違う胸のぽかぽかを、私は感じた)

綾波(たまには、夜家を抜け出すのもいいかもしれない)

というわけで今回の投下はこれまで

ここんところアスカが目立ってたんでレイネタをやってみた…
長い作品を期待されてた方ごめんなさい… 短くて…

んじゃ次よろしく

>>456
すみません、失礼な事言って…なんか上からで…自分じゃ書けないもんで…
あと二代目さんも…失礼な事言ってすみません…

日曜日か…ありがとうございます!やったぜ!

>>457
書きたくなったら書いて

書くこと自体はそんな敷居の高い物じゃないし。
…よっぽどひどい物じゃない限りは他の方に受けれられると思うし

それでは始めます。
ゲームネタを使いますが、序盤がちょろっと出てくるだけです。
それほどネタバレはありません。


葛城宅



     コン コン  ガチャ

アスカ「バカシンジー。 国語の宿題なんだけどー」

シンジ「アスカ」

アスカ「……ん?」

アスカ「ゲームやってたの?」

シンジ「うん。 ケンスケが貸してくれたんだ」

アスカ「……なにこれ? 随分と荒いCGのゲームね」

シンジ「そりゃそうだよ。 かなり古いゲームだから」 クスッ

アスカ「ふ~ん」

シンジ「で? 何が聞きたいの?」



―――――――――――


シンジ「――って感じかな」

アスカ「日本語って……ホント、曖昧な表現が多いわねー」

アスカ「ついて行けないわ……」

シンジ「ハハハ……」

アスカ「…………」

シンジ「……? 何? アスカ?」

アスカ「ゲーム、続きしないの?」

シンジ「もちろんするけど……もしかして見るつもり?」

アスカ「悪い?」

シンジ「そんな事はないけど……」


シンジ「これ、ホラー仕様で結構怖いよ?」

アスカ「こんなつたないCGの、しかもゲームが怖いわけ無いでしょ?」

アスカ「あたしをバカにする気?」

シンジ「い、いや、そんな事はないけど……」

アスカ「じゃあ別に構わないでしょ」

シンジ「う、うん」

アスカ「ちなみになんてゲームなの?」

シンジ「バ○オ ハ○ード」

アスカ「ああ……映画にもなってたわね」

シンジ「ゲームもシリーズ化されているけど、これはその第一作だよ」


アスカ「あのヲタメガネ、なんでまた、こんな古いゲームを引っ張り出したのかしら?」

シンジ「ケンスケの好みで、この第一作目がシリーズの中で一番好きなんだって」

アスカ「ふーん」

     バンバンッ!  ああああー…… ううううー……

シンジ「よっ……ほっ……っと」

シンジ「ふう……この階は、何もないのかな……」

アスカ「…………」

     ババンッ! ああああー……!

シンジ「うわっ!? こんな所にゾンビがっ!」

シンジ「このっこのっ!」

アスカ「…………」

シンジ「ああ……ゲームオーバーかぁ」


アスカ「ねえ、バカシンジ」

シンジ「ん?」

アスカ「あたしにも、やらせなさいよ」

シンジ「え? ……ああ、うん。 いいけど……」

シンジ「えと、やり方は……」

アスカ「いい。 後ろで見てて大体覚えたから」

シンジ「そ、そう?」

アスカ「それよか何か飲みたいわ。 サイダーか何か持ってきてよ」

シンジ「……えと、ここ僕の部屋」

アスカ「早く」

シンジ「……はい」


シンジ「ほら、アスカ。 サイダー。 レモンを入れておい」

アスカ「ちょっとバカシンジ!」

シンジ「え?」

アスカ「何で銃が使えなくなるのよ!」

シンジ「ああ、それは弾切れじゃない?」

アスカ「何ですって!? ゲームのくせに、何でそんな所は律儀なのよ!」

シンジ「リアリティを出す為だと思うけど……」

アスカ「こんなクソCGで、リアリティなんて追求するなってぇの!!」

シンジ(ごめんなさい、カ○コン……)

アスカ「ああもう、イライラするっ!」 ピッ(ニューゲーム)

シンジ(だったら、やらなきゃいいのに……)



―――――――――――


アスカ「ったく、ゾンビのくせに」

アスカ「このアスカ様に楯突くのは10年早いっての!」

シンジ(……随分死んだけどね)

アスカ「さぁーて、探索をはじめるわよ♪」

シンジ「あ、あの……さ、アスカ」

アスカ「何よバカシンジ」

シンジ「いちいちゾンビを相手にしなくてもいいんだよ?」

アスカ「どうしてよ? 敵を殲滅させてからの方が、安心して探索できるじゃない」

シンジ「言いにくいんだけど……」


シンジ「ゾンビは『一時的』に動けなくなっただけで……」

シンジ「時間が経てば、また動き出すんだ」

アスカ「はあ!?」

アスカ「何よそれ! そんな事は早く言いなさいよ!」

シンジ「言おうとしたら、アスカがいいって言ったじゃないか」

アスカ「! じゃ、じゃあ、どうしたらいいのよ!?」

シンジ「だから、たいした事のないゾンビは、放っておいて」

シンジ「エリアチェンジしたらいいんだよ」

シンジ「それでとりあえず、ゾンビは来なくなるから」

アスカ「どうして所々でゲームっぽいのよ!」

シンジ「僕に言われても……って言うか、ゲームだし」



     バダンッ!! ガウウウッ!!


アスカ「ひえっ!?」

シンジ「あ~あ……」

アスカ「こ、このっ!」 パンパン!

アスカ「! た、弾がっ!」

     ギャアアアッ……!

     ゲームオーバー

アスカ「…………」

シンジ「…………」


シンジ「しょ、しょうがないよ、アスカ」

シンジ「序盤で結構弾丸を使ってたし……」

アスカ「もういいっ! 寝る!」

シンジ「あっ……」

シンジ「…………」

シンジ「もう……勝手だなぁ」


―――――――――――


アスカ「ったく!」

アスカ「何なのよ! あの最後の犬!」

アスカ「ゾンビらしく、のろのろ動きなさいってぇの!」

アスカ「あーもう! さっさと寝よう!」



―――――――――――


アスカ「――っすが、あたし!」

アスカ「ゾンビなんて、敵じゃないわ♪」

アスカ「さて、後はあの犬コロを始末して……」

     カタン……

アスカ「ん……?」

アスカ「何の音かしら? 廊下から聞こえてきたけど」

     ガチャ……キィ……

アスカ「あれ? 電気が消えてる……」

アスカ「ブレイカーでも落ちた?」


アスカ「……あたしの部屋は、ちゃんとついてるわね」

アスカ「どういう事?」

     テク テク テク…

アスカ「おーい、バカシンジー」

アスカ「コネメガネー、エコヒイキー」

アスカ「ホモルー、ミサトー?」

     シーン……

アスカ「…………」

アスカ「……ちょっと、冗談は、よしなさいよ……」

アスカ「どうして、誰も返事しないのよ……」

     カタン

アスカ「ひっ……!」


アスカ「……!」

アスカ「あれは……?」


シンジ?「…………」


アスカ「なぁんだ……ちゃんと居るじゃない」

アスカ「ちょっと、バカシンジ! 呼んだんだから、すぐに返事しなさ」


シンジ?「ぁぁああぁぁぁあああぁっ……!」 グワァッ!


アスカ「!?!?!?!」


     キャアアアアアアアッ!!


アスカ「はあっはあっはあっ!」

アスカ「何よ……何よ……! 何よ!」

アスカ「何なのよ!?」


マリ?「…………」

綾波?「…………」


アスカ「ひいっ!?」


マリ?「ああぁぁぁあぁあぁ……」

綾波?「ぁああっぁあぁぁあぁ……」


アスカ「いやあああっ!!」

     ダッ!


アスカ(わけわかんないっ!)

アスカ(ともかく、外に出よう!)

     ガチャガチャ! ガチャ!

アスカ「!?」

アスカ「どうして!? 鍵は空いてるのに、開かないっ!」

     ぁああぁぁぁああっぁぁぁ……

アスカ「ひぎっ!?」


ミサト?「…………」

カヲル?「…………」



ミサト?「ぁぁぁぁああぁあああっ……」

カヲル?「あぁぁぁぁぁあぁあああぁあっ……」


アスカ「こ、来ないでっ……!」

アスカ「や……いやぁ……」

アスカ「いやああああああああああっ!!」


     ガブウッ! ビシュッ……! ビチャ、グチャッ……!



―――――――――――


アスカ「……っああ!!」 ガバッ!

アスカ「はあっはあっはあっ……!」

アスカ「はあっ……はあっ……」

アスカ「…………」

アスカ「……ゆ、夢……?」


アスカ「…………」

アスカ「あ―――――――――――もう!!」

アスカ「全っっ………………っ部!!」

アスカ「あのクソゲーのせいだわ!!」

アスカ「まったくもう……」

アスカ「…………」

アスカ「……午前2時か」

     ぶるるっ

アスカ「…………」

アスカ(嘘でしょ……どうしてこのタイミングで)

アスカ(トイレに行きたくなるのよぉ……)


     カチャ……キィ……

アスカ「うう……真っ暗……」

アスカ「ええと……廊下のスイッチは……」

アスカ「あった」

     パチン……

アスカ「……あれ?」

     パチン……パチン……パチン……

アスカ「…………」

アスカ(……どぉして点かないのよぉ)

     ※注 偶然にも電球の寿命が来ていたんです!

アスカ「ううううっ……ううっ……」 モジモジモジッ

アスカ(ヤ、ヤバイッ……もう限界っ) モジモジモジッ


アスカ「……こ、怖くなんか、ないんだからっ」

アスカ「ほ、ほんの、10mくらいの道のりっ……じゃないっ……」

アスカ(い、行くのよ、アスカ!)

―――――――――――

マリ「――ふあっ」

マリ「むー……」

マリ「ありゃ……まだ真っ暗だにゃー」

マリ「…………」

マリ「……トイレに行こっと」

―――――――――――

マリ(おりょ?)


マリ(姫……何してるのかにゃ?)

マリ(…………)

マリ(ぬふふ……ちょっと脅かしたくなる、シチュエーション♪)

     ※注 あくまで、尿意を我慢しています↓

アスカ「……んっ!……くっ………んんっ………」

アスカ「……っ……うんっ!…………ひうっ……んくっ……!」 ビクンッ!

アスカ「……んっ!……んっ……んんっ……んはっ!……」

アスカ「……ううっ……くひっ……ひっ!……んあっ……はあっ……んっ!」 ビクンッ!


マリ(抜き足……差し足……忍び足……っと)

マリ(ぬっふっふっ……) ソー……

マリ「……姫っ!」 ポンッ!

アスカ「ひぎっ!?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――




     ただ今、アスカは【 奇妙な冒険 】しております。

     しばらくお待ちください




―――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――




     ただ今、アスカは【 奇妙な冒険 】しております。

     しばらくお待ちください




―――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――――――




     ただ今、アスカは【 奇妙な冒険 】しております。

     しばらくお待ちください




―――――――――――――――――――――――――――――――――


     テク テク…

綾波「……何しているの?」

マリ「あっ……ファースト。 いいところに来てくれたにゃ」

アスカ「ぐすっ……何が……ひっく……いいところよ……」

綾波(……どういう状況?)

マリ「んーとね、洗面所から雑巾……ううん、タオルでもいいにゃ」

マリ「とにかく、何か拭くものを持ってきて」

綾波「……わかった」

     テク テク…

―――――――――――


アスカの部屋



マリ「……という訳でー」

マリ「全面的に私が悪かったにゃ」

マリ「ごめん、姫……」

アスカ「…………」 ズーン……

綾波「……どうして、そんなに我慢を?」

アスカ「…………」

綾波「弐号機の人?」

アスカ「うっさいわね……どうでもいいでしょ、そんな事……」

綾波「…………」


マリ「んじゃ、姫。 明日……いや、もう今日か」

マリ「とにかく、朝一番で洗濯しておくから」

マリ「それで許して? ね?」

アスカ「ヤダ」

マリ「ええー」

アスカ「…………」

アスカ「……罰として、しばらく一緒に寝てくれたら」

アスカ「許してあげるわ」

マリ「はい~?」

綾波「…………」


綾波「弐号機の人」

アスカ「……何よ」

綾波「もしかして……寂しい?」

アスカ「…………」

アスカ「……そうね。 そうかもしれない」

マリ(ええー!?)

綾波「…………」

綾波「なら」

綾波「私も一緒に寝る」

アスカ「!」

マリ「ファースト?」


綾波「静かな静寂……」

綾波「時々、嫌でも一人なんだと思わされる」

綾波「それが、寂しい」

アスカ「エコヒイキ……」

綾波「寂しいは」

綾波「とても……嫌な気持ち」

綾波「弐号機の人に、そうであって欲しくない」

綾波「だから、一緒に寝る」

アスカ「…………」

マリ「…………」


アスカ「ふん……」

アスカ「いいわ、エコヒイキ」

アスカ「一緒に寝て」

綾波「…………」 コクッ

マリ(おりょ? 姫、復活ー?)

アスカ「もちろん、コネメガネもね」

マリ「はいはい、わかったにゃ」

アスカ「あたしが目を覚ました時に居なかったら」

アスカ「許さないんだから」

マリ「ええー!? 私だけ、特別ルール~!?」

アスカ「つべこべ言わない! さあ、もう寝るわよ!」


     パチン(消灯)……

マリ(……はあ)

マリ(どうしてこんな事に……)

     ギュ

マリ(……え!?)

綾波(弐号機の人、手を握ってきた……)

アスカ(…………) ///

マリ(…………)

綾波(…………)


マリ(……姫、怖い夢でも見たのかにゃ?)

マリ(かわいい……♪)

綾波(…………)

綾波(……初めて)

綾波(手の温もりを感じながら、眠りにつく)

綾波(それは、息遣い以上の)

綾波(存在の確認……)

綾波(…………)

綾波(いままで、味わった事のない)

綾波(命の鼓動)

綾波(…………)

綾波(…………) zzz


学校



ケンスケ「おはよう、碇」

シンジ「おはよう、ケンスケ」

ケンスケ「碇、どうだった? あのゲーム?」

アスカ「……」 ピクン

シンジ「うん、結構面白いね」

シンジ「単純なアクションだけじゃなく、謎解き要素もあるから」

シンジ「ホントに難しいけど、楽しいよ」

ケンスケ「へえー。 碇って、意外とホラーゲーム、大丈夫なんだな」

アスカ「……」 イラッ…


ケンスケ「じゃあさ、これはどうかな?」

シンジ「シリーズの続編?」

ケンスケ「いや、別物なんだけど……」

ケンスケ「あまりにも怖くて、結構人を選ぶゲームなんだ」

シンジ「へえ~……サ○レン……か」

アスカ「……」 イライラ

ケンスケ「いや~僕もホラーゲームは、好きなんだけど」

ケンスケ「それでも相当の恐怖感が味わえ」

     スパコーンッ!

アスカ「うがああああああっ!!」


シンジ「ア、アスカ!? いきなり新聞紙、丸めて何を!?」

シンジ「って、ケンスケ! 大丈夫!?」

ケンスケ「痛てっ! 痛てっ!」

ケンスケ「な、何するんだよ!? 式波!?」

アスカ「うがっ! うがっ! うがああああっ!」

シンジ「ア、アスカ――!!」



     教訓。 もうバ○オは、二度とやらない。

     そう思う、シンジだった……。




     おしまい

というわけで、短いですが終了です。
ちなみに自分は、このSSに出てきた犬ゾンビが恐ろしくて
バ○オ ハ○ードはここまでしか知りません。

【 奇妙な冒険 】は【 ジョジョ 】にした方がわかりやすかったかなー
お粗末でした。

>>496
oh… アスカかわいそうに…

乙です。ゲームネタは自分全然書けないんでそちらでお願いしますね
さすがにバイ○ハ○ードは知ってますけど

>>497>>499
ありがとうございます。

アスカは、ちょっと傍若無人に描いて、自業自得っぽくしてます。
寝る前にサイダー飲んでますしね。
それでは、次の方お願いします~。

>>500

あいよ~
んじゃ今日ネタ投下する~

んで、申し訳ないが今日と明日の二回に分けて投下するんでよろしく
書きだしたらチョット多めになったので…

PM8:00

マヤ「それじゃ先に失礼します」

マコト「お疲れ様」ノシ

シゲル「お疲れ」ノシ


PM9:00 マヤ自宅

マヤ「ハァ…疲れた…」(帰宅後夕食準備)

PM9:32
マヤ「よい、しょっと…。いただきます」(ダイニングへ移動、ニュース見ながら食事を開始)

PM10:00
マヤ「ごちそうさまでした」(食事終了、後片付け開始)

AM0:00
マヤ「明日も早いから、さっさと寝よっと…」(入浴後、就寝)

AM5:21
マヤ「」ムク(起床)

AM6:53
マヤ「さて、行きますか」(朝食⇒片付け⇒メイク⇒NERVへ出勤)

AM8:00
マヤ「おはようございます」(発令所到着)

マコト「おはようございます」

シゲル「おはよ」ゲッソリ

マヤ「青葉さん大丈夫ですか? 顔色悪いですけど…」

シゲル「ほぼ徹夜でね…」

マコト「昨日帰る間際にサーバーがトラブったらしくてね」

マヤ「あぁ…それは同情します…」

シゲル「復旧作業が完全に終わったのがつい30分前…」

マコト「呼び出しが多々ある情報局の悲しい所だよな…」

PM10:00 NERV電算室
マヤ「それじゃ先輩、お先に失礼します」

リツコ「お疲れ様。遅くまでごめんなさいね、こっちの野暮用手伝わせてしまって」カタカタ(PCのキーボード)

マヤ「いえいえ、仕事ですから」

リツコ「今度どこかで埋め合わせしなきゃね」カタカタ

マヤ「そんな気を使わなくてもいいですって! 私と先輩の仲じゃないですか」

リツコ「そうはいかないわ。あなたには私のような女になってほしくないし」カタカタ

マヤ「? どういうことですか」

リツコ「仕事が恋人って意味よ。あなたもいい年なんだからいい人探しなさい」カタカタ

マヤ「あ、あはは…(汗)」

リツコ「…その様子だと、まだいい人はいないみたいね」

マヤ「は、恥ずかしい話ですが…」

リツコ「明日と明後日はオフなんだから、ゆっくり羽を伸ばすといいわ」

マヤ「そ、そうですね…それじゃ失礼します」

リツコ「ええ」

プシュー(マヤ退室)

リツコ「…あの子、大丈夫かしら?」

プシュー(ミサト入室)

ミサト「リツコ~、ちょっちいい?」

リツコ「何?」

ミサト「この件なんだけど…」

リツコ「ん? ああこれね。これは…」

3分後
ミサト「ん、アリガト」

リツコ「あなたももう上がり?」

ミサト「この件を報告したらね、後は家に帰っての子供たちの監督よ」

リツコ「食事をシンジ君達に作らせてよく言うわね」

ミサト「グ(汗)」

リツコ「報告書には記載ないけど、あなたの家での素行の悪さは彼らから聞いてるわよ?」

ミサト「げ、あの子たち人の知らないところで…!」

リツコ「"ビール飲みすぎ"、"悪酔いする"、"自室の部屋の掃除もしてほしい"」

ミサト「み、耳が痛い話だわ…」

リツコ「ま、学生時代から変わって無いってことはよくわかったけど」

ミサト「…腐れ縁って怖いわね」

リツコ「それはお互いさまよ」

リツコ「でもいいじゃない? 家に帰れば暖かい食事と、暖かいお風呂と」

リツコ「暖かい賑やかな場所があるんだから」

リツコ「独身の身でそれらを持ち合わせるなんて、ミサトは恵まれてるわよ」

ミサト「…そうね。なんだかんだ言って、あの子たちはいい子だから」

リツコ「むしろあなたが手を出さないか心配よ」

ミサト「失礼ね! 私がそんなふしだらな女だと思ってるの!?」

リツコ「リョウちゃんと一週間、猿みたいな生活をしてたこと忘れた?」

ミサト「」(絶句)

リツコ「?」

ミサト「ひ、人の黒歴史を掘り起こさないで…」orz

リツコ「はいはい」ヤレヤレ

リツコ「一人身としては、あなたの今の生活状況はうらやましい限りよ」

ミサト「アンタの場合は仕事が恋人でしょ…」

リツコ「仕事ができる女には、男が寄りつかないのよ」

ミサト「それを理由にしている時点で、自分の努力を放棄してるわね」

ミサト「"奇跡を待つより、地道な努力"なんて言ってたのは、どこの誰だったかしら?」

リツコ「私は私を求めてくれる素敵な男性がいるなら、一緒になりたいという気持ちは持ってるわよ」

ミサト「…ちなみその素敵な男に求める物って何?」

リツコ「そうね、ルックス、少なくとも私よりも高い身長、私よりも良い頭脳、一流の家事実務遂行能力、かしら?」

ミサト「…行き送れた三十路女が言う無茶な要求に聞こえるわ」

リツコ「昔の男を忘れられないあなたに言われたくないわよ」

PM11:00
マヤ「フゥ…」(帰宅)

マヤ「あ、メール来てる…」

マヤ「…合コンかぁ…って、集合時間もう3時間もオーバーしてる」

マヤ「もうお開きになってるよね…」

マヤ「…ハァ…。みんな最近、私の事付き合い悪いって思ってるだろうなぁ…」

マヤ「………」

マヤ「……いい人かぁ…」

マヤ「…伊吹マヤ、24歳、いい人、なし…」

マヤ「……はたから見たらさみしすぎるよねぇ…」

翌日 AM11:30 スーパー

マヤ(食料品の買い出し中)

マヤ「日によっては家に帰れないからなぁ…」

マヤ「食材を無駄にしたくないし…」

マヤ「と言って保存のきく冷凍食品やインスタントだけじゃ体に悪いし…」

マヤ(花嫁修業の意味で料理だけは妥協したくないもんねぇ…)

マヤ「あーどうしよう」

???「そういう時は一度にまとめて調理しておいて、冷凍しておけばいい」

マヤ「え?」

カヲル「そうすれば、後は再度火を通すだけで食べられるようになりますよ」

マヤ「な、渚君!?」

カヲル「失礼、なにやら見知った顔がお悩みの様子だったので」

マヤ「そ、そうなんだ。でも君はいったい何でここに?」

カヲル「あちらを見てただけると助かります」つ

マヤ「あちら?」(視線を移す)


アスカ「何よあんた! これがだめだっていうの!?」
シンジ「あんまり無駄なもの買えないよ…」
マリ「資金の振り込み日は明日だからね…、給料日前日のぎりぎりってやつだニャ」
綾波「………」(商品棚を眺める)


カヲル「…ということです。ま、僕らも細々とした物の買い出し中なんですよ」

マヤ「そ、そうなんだ。いつもあんな感じなの?」

カヲル「いえ、今日は休みでみんな暇だったので。普段はシンジ君が受け持ってます」

マヤ「ふーん」


ギャーギャーギャー

マヤ(なんか、楽しそうだなぁ…)

カヲル「? どうかされました?」

マヤ「え? あ! いや、なんでもないのよ」

カヲル「そうですか」

マヤ「でもシンジ君も大変ね。聞いた話じゃ、食事は全部彼が作ってるんでしょ?」

カヲル「ええ。料理スキルはシンジ君が一番高いですから」

カヲル「ほかのメンツも全くできないわけではないですけど、全員ドングリの背比べといった感じなので」

マヤ「へえ…」

カヲル「一説によると、料理のできる男性はモテルという話ですが?」

マヤ「う~ん…。普段料理なんかしていないような人が台所に立って」

マヤ「スマートに料理をこなす姿がかっこいいって言う人もいるけど…」

マヤ「私はそうでもないかな?」

カヲル「ふむ…」

カヲル「なんでしたら、またうちのシェフの料理をごちそうになりますか?」

マヤ「え? い、いやいいよ! やめておきます!」

カヲル「なぜ?」

マヤ「だ、だっていきなりお宅にお邪魔しても困るだけじゃない!」

カヲル「家の掃除は今朝済ませました。家はきれいな状態です」

カヲル「まぁ、葛城さんの部屋に関しては自分でやっていただかないといけませんので」

カヲル「どうなのかは知りませんが」

マヤ「で、でも…食事の材料が」

カヲル「今いろいろと少ない予算でチョイスしている最中です。パイロット5人と葛城さん含めて6人分」

カヲル「6人が7人になったところで大した変化はありませんよ」

マヤ「や、家主は葛城さんよね? 葛城さんの許可なくそんなことを決めていいの?」

カヲル「ふむ…」

カヲル「」スチャ(スマホ取り出し)

カヲル「」シュルシュル(ライン⇒送信)

マヤ「い、今何を?」

カヲル「30秒程お待ちください」

マヤ「さ、30秒? っていうか、NERV指定の携帯電話はどうしたの!?」

カヲル「持ってますよ? これは僕らが自前で料金支払いしているやつです」

マヤ「し、しかも最新型のスマホだなんて…(私持ってないのに…)」

カヲル「NERVのやつはあくまで仕事用ですから」

カヲル「それに、プライベートな内容までNERVの支給品なんて」

カヲル「なんか嫌でしょ?」

マヤ「そ、それはそうだけど…」

ピンポーン

カヲル「返信来ましたね。…ふむ、予想通りの回答だ」

マヤ「よ、予想通り?」

カヲル「ええ」つスマホ画面

マヤ「?」ノゾキコミ


カヲル『伊吹マヤさんがさびしそうなので、今晩家に呼んでいいかな?』

シンジ『僕はいいよ?』
アスカ『別に良いんじゃない? 私は気にしない』
マリ『いいとも~♪ 面白ければALLオッケー♪』
綾波『私は構わない』

ミサト『承認します。引きずってでも連れてきなさい』

マヤ「ええぇぇぇぇ…、みんなこんなにフランクだったけぇ…?」

カヲル「家は掃除済み、家主の了承も得た。後は」

マヤ「や、やっぱり私は」

マリ「ここまで来て」ガシ(右腕を拘束)

アスカ「逃げられると思ってるの?」ガシ(左腕を拘束)

マヤ「!?!?!? い、いつの間に!?」

綾波「私も」

シンジ「綾波が拘束に出る必要はないって…」

綾波「そう?」

シンジ「うん。そ、それはともかく、マヤさんにはテストの時いつもお世話になってますし」

シンジ「たまにはごちそうさせてください」

マヤ「で、でも急にそんな」

マリ「一食分の食費が浮くと思えばいいニャ」

カヲル「そうですよ。うら若き乙女を一人でアパートに帰すなんて」

カヲル「そんな無粋なまねはできません。紳士として」

アスカ「アンタが紳士?」ジトー

マリ「似合わない言葉だよね、君には」ジトー

綾波「あなたは紳士じゃない」ジトー

カヲル「…だからそんな痛い視線を向けないでくれよ」

カヲル「興奮するだろ♪」

アスカ・マリ「するな!!」

ギャーギャーギャー

マヤ「…ハハ、ハハハ…」

シンジ「?」

マヤ「あなた達の姿見てて、なんか学生時代を思い出しちゃった」

シンジ「そうですか?」

マヤ「私もあんな風にバカやってた頃があったなぁって」

シンジ「普段のマヤさんの姿からは、その頃の姿は想像できませんよ…」

マヤ「そうかな? まぁいいや。今日はシンジ君達の御言葉に甘えてお邪魔しちゃおうかしら?」

シンジ「そうしてください」

綾波「人の好意は素直に受け入れる。そして感謝の言葉を送る」

マヤ「レイ…」

綾波「あいさつと一緒、と葛城一佐は以前言ってました」

マヤ「…そうね。ありがとう」

招かれたマヤ

彼女はミサトの家に入り驚愕の事実を知る

それはミサトの独裁か? それとも子供たちの暴走か?

次回『ミサトさん家は非常識?』

さてさて、次回もサービスサービスゥ♪


アスカ「誰が非常識だ!?」

シンジ「誰だって言及してないんだから怒らないでよ…」

とりあえず今日のネタはここまで

思ったほど話が進んでないね…ほとんど導入だけじゃん…
といっても明日にはネタ終わる量しか書いてないんだが

続き楽しみにしてます!♪( ´▽`)
イイね(≧∇≦)

頑張れ~☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
期待してます!

PM6:32 葛城宅

マヤ(…いろいろあって夕飯ごちそうになったわけですが…)チラ

シンジ(夕食準備中)

カヲル(風呂掃除中)

綾波・アスカ・マリ(洗濯物仕分け&たたみ中)

ミサト(テレビ見ながら晩酌準備中)

マヤ「…って! 子供たちがいろいろやってるのに、葛城さんはなにしてるんですか!!」

ミサト「何って、子供たちの監督よ?」

マヤ「………いやいやいやいやいや!」

マヤ「いくら監督するったって、お酒準備して飲む準備万端ですよ!?」

マヤ「こう言う下宿とか合宿所みたいなところの場合、お酒は子供の前で飲まないのが普通じゃないんですか!?」

アスカ「ほっときなさいよ」

マリ「ぶちょーさんのお酒への執着はすごいよ?」

綾波「止めるの無理」

マヤ(子供たちが匙投げてるぅぅぅ………)

シンジ「マヤさんの言うことはもっともですけど、僕と共同生活始めた頃からこんなですから」

シンジ「気にしない方がいいと思います」

マヤ「シ、シンジ君まで…」

シンジ「それに飲んでる最中にお酒のストック切れたら、たとえ未成年者であっても買いに行かせますし」

マヤ「じ、自分じゃ行かないんですか!」

ミサト「………そういや行かないわね、飲んでる時は」

マヤ「えぇぇぇぇ…」

ミサト「ま、いいじゃないの。本人達も気にしてないみたいだし」

マヤ(そんなことあるの…?)チラ

シンジ・綾波・アスカ・マリ「…フゥ」

マヤ(……あれは気にしてないんじゃない)

マヤ(諦めてるんだ)

マヤ「…私、葛城さんは家でもしっかりしてると思ってました」

ミサト「それは偏見よ。人間だれしもONとOFFがあるんだから」

カヲル「たしかに、葛城さんのOFFの姿を見た事無いなら」(風呂掃除終わった)

カヲル「ショック受けても仕方ないかもしれませんね」

マヤ「幻滅です」

ミサト「ウワ、アンタ潔癖症ねー」

マヤ「否定はしません」

綾波「潔癖症?」

マリ「少しの不正や穢れも許せない人のことだニャ」

アスカ「要は融通が利かないのよ。いろいろ苦労するタイプよね」

マヤ「」orz

ミサト「しっかりなさい。潔癖症って言う人間性は悪いわけではないんだから」

マヤ「葛城さん…」パァァ…

ミサト「あなたは今の真っ白なあなたを貫きなさい」

マヤ「はい!!」

ミサト「んでもって、私が汚いことをいろいろ仕込んでやるからw」

マヤ「え?」

カヲル「なるほど。清廉潔白の物が少しずつ堕ちていく様は、確かに燃えます」

マヤ「ちょ!?」

ミサト「さすが変人のカヲル君、わかってるじゃない♪」

カヲル「お褒めいただき光栄ですよ」

マヤ「今の褒める事柄ですか!?」

アスカ「あいつはいつもああだから」

マリ「あたしらは見慣れてるもんねー」

綾波「今更」

マヤ「」

シンジ(職場と家にいる時の姿のギャップに苦しんでる…)

マヤ「…シンジ君。私、人間不信になりそう…」

シンジ「い、家ではあぁですけど職場ではきっちりしてるじゃないですか」

シンジ「どちらもミサトさんの姿ですよ。悪い人じゃないことは間違いないわけですし…」

マヤ「そ、そうね。人間4つの窓(明るい窓、暗い窓、隠され窓、見えない窓)持っているって言うものね!」

マヤ「たまたま今まで見えなかった窓が見え」チラ

ミサト・カヲル「」ニタニタ(男と男がくんずほぐれつしてる表紙の本をマヤに向かって見せる)

マヤ「見たくないィィィ~~!!(涙)」

13分後

マヤ「フケツフケツフケツフケツフケツフケt」ガタガタガタガタ…

アスカ「あーあー、ミサトってばなんてことしてくれるのよ…」(洗濯物片付け終わり)

マリ「あたしらまで疑われかねないじゃん」プンプン

綾波「最低」

ミサト「やりすぎました」(土下座)

カヲル「申し訳ない。つい布教活動に熱が入ってしまった」(土下座)

シンジ(布教活動って…(汗))

アスカ「まったく…って言うかこんな本、どっから持ってきたのよ?」

カヲル「僕の秘蔵品♪ BL雑誌"やらないか?"」

マリ「うわぁ…、こう言うの初めてみた…」ペラッペラッ

カヲル「すごいだろう?」ニヤリ


綾波「碇君?」

シンジ「な、なんでもない…(頭痛くなってきた)」orz

PM7:17

ミサト「それじゃ気を取り直して、全員合掌!」

一同「いっただきま~す」

ミサト「んぐッ! ッグッ! んぐッ!! ぶっはぁぁぁあぁぁぁ!!! くぅぅぅ! うまい!!」つビール

アスカ「今日はエビフライか」サクサク

マリ「わんこ君の料理はいつもおいしい♪」モクモク

綾波「そうね」モグモグ

カヲル「愛情が詰まってるからね」

シンジ「あ、ありがとう…別に特別な感情を込めてるけじゃないけど」

マヤ「シンジ君が何でこんなに正常なのか不思議でならないわ…」ブツブツ

シンジ「マヤさん、料理はお口に合いましたか?」

マヤ「…シンジ君の料理は前に一度食べてるから、心配しなくて大丈夫」

マヤ「むしろ私ももっと料理の腕を磨かないといけないなって思ったところ」

シンジ「そうですか、よかった」ニコ

アスカ「アンタね、料理のハードル挙げてるのわかってるの?」

シンジ「そうなの? 僕はレシピ通りに作っただけなんだけど…」

アスカ「男が女よりも料理がうまいなんて普通あり得な」
マリ「…隙あり!!」(アスカの皿のエビフライを取りにかかる)

パシッ!!(アスカ:箸できっちりガード)

アスカ「…隙なし」ニヤリ

マリ「グゥ…」

ミサト「アスカも箸の使いかたうまくなったわねぇ…」グビグビ

マヤ(えぇぇぇ…? 指摘すべき点はそこじゃないんじゃ…?)

カヲル「確かに1対1なら勝ったね」ヒョイ

アスカ「あ」

カヲル「でも漁夫の利は取られる、と」パク

アスカ「あああああ! あぁたぁしぃのエェビィフゥラァイィィィィ!!」

マリ「…君も人が悪いね。漁夫の利なんて」

カヲル「隙を見せる方が悪い」

アスカ「んな泥棒側の理屈が通るかっちゅーのーーーッ!!!」


ギャーギャーギャーギャー


ミサト「また始まったわね」

綾波「ええ…」

マヤ「…またって(汗)」

シンジ「しょうがないな…」(台所へ移動)

マヤ「シンジ君?」

シンジ「追加がほしい人は本数言って。まだあるから」(冷凍庫から大きいタッパを取り出す)

(タッパいっぱいにエビフライ(揚げる前))

アスカ「だったら最初からいっぱい揚げなさいよ!!」(追加3)

マリ「残っても仕方ないからじゃない?」(追加1)

カヲル「明日は学校ないし、お弁当にも使えないからね」(追加2)

綾波「考えてるから」(追加0)

ミサト「さすがシンちゃん♪」(追加2 山椒付き)

マヤ「………」

マヤ(…慣れたというか、たくましいというか)

マヤ(…シンジ君も変わったなぁ…)

夕食後

マヤ(なんかすっごいあわただしかったなぁ…)

マヤ(一人暮らし始めて以降、飲み会以外であんな馬鹿騒ぎ見たの初めてだっけ)

マヤ(…圧倒されるなぁ)

綾波「…あの」

マヤ「?」

綾波「どうぞ」つティーカップ

マヤ「あ、ありがとう…。紅茶? これ、あなたが?」

綾波「はい」

マヤ「へぇー、しかもティーカップの絵柄はピーター・ラビットだ」

マヤ「かわいいの持ってるじゃない」

綾波「メガネの人に勧められて買いました」

マリ「紅茶と言えばUK、UKを代表する世界的キャラクターと言えばピーター・ウサギっしょ?」

綾波「だそうです」

マヤ「そっか、ありがとう」

マヤ「それにしても、なんで紅茶を?」

綾波「碇君は料理担当」

マヤ「そうね」

綾波「私は大きな仕事を持ってない」

マヤ「うん」

綾波「だから、飲み物担当をやろう、って」

マヤ「…それは、自分から?」

綾波「………はい」

マヤ「へぇ…、そっかそっか。それじゃまだ修業中なのね?」

綾波「はい」

マヤ「それじゃ、味見させてもらうわね」

綾波「はい」

マヤ「」ゴク…

綾波「」ドキドキ

マヤ「…私にはちょっと苦いかな、でも上出来♪」

綾波「」///

PM9:51

マヤ「あ、もうこんな時間なんだ。いい加減帰らなきゃ」

シンジ「送って行きましょうか?」

マヤ「ありがとう。でも大丈夫よ」

ミサト「伊吹二尉! 命令です」

マヤ「え? い、いきなりなんですか?」

ミサト「今日は泊っていきなさい」

マヤ「ええぇぇ!? で、でも」

ミサト「祭りは最後まで楽しみなさい!」

マヤ「祭りって…」

ミサト「一人暮しなんだし、どうせ家に帰っても誰もいないんでしょ?」

ミサト「時間も時間でいろいろトラブルあったらまずいし、ね」

マヤ「しかし…」

アスカ「泊めるったって、どこに?」

ミサト「言い出したのは私だから私の部屋に」

アスカ「そう」ガシ(ミサトの右腕を拘束)

マリ「んじゃ部屋の掃除しなきゃね」ガシ(同じく左腕を拘束)

ミサト「あ」

アスカ「ったく、今日は仕事が多いわ…」ズルズル

マリ「この人の部屋掃除するのって毎回大変だもんニャぁぁぁ…」ズルズル

ミサト「アーレー(棒)」ズルズルズルズル

マヤ「え、えーと…」

シンジ「…予備の布団の用意をしよ」

綾波「…予備のパジャマ」

マヤ(言われるまでもなく動いてる…)

カヲル「30分程お待ちください、寝床の準備できると思いますので」

マヤ「そ、そう…」

PM11:43 ミサトの部屋

マヤ「な、なんか流れ流されこんな状況に…」

ミサト「いいのいいの、気にしない気にしない」カタカタ(PCのキーボード)

マヤ「ですが…、って、何をされてるんですか?」

ミサト「パイロット達の様子についての報告書」カタカタ

マヤ「こんな時間からですか!?」

ミサト「そんな長々とやらないわよ。よし、終わりっと」

ピンポーン (メール送信)

マヤ「は、速い…」

ミサト「こういうのって、一回でも出し忘れると後々めんどくさくなるからね…」

ミサト「日々やってかないと」

マヤ「そ、そうですか…」

ミサト「リツコが言っている"奇跡を待つより、地道な努力"ってやつよ」

ミサト「努力なんて程の事でもないけど、ね」

マヤ「………」

ミサト「? どしたの?」

マヤ「い、いえ何と言うか、さっきと態度が違って真剣だったので」

ミサト「そう?」

マヤ「なんか、いろいろ顔使い分けてずるいです」

ミサト「…ま、これも受け売りなんだけど"大人はずるいくらいが丁度良い"のよ」

マヤ「そういう物ですか…」

ミサト「そういう物よ。でさ、どうだった?」

マヤ「? 何がですか?」

ミサト「うちの子供達と一緒にいて、どうだった?」

マヤ「どうって言われても…」

ミサト「別に取って食おうなんて思ってないから、何言っても大丈夫だってw」

マヤ「………」

マヤ「…私は、今一人暮らしなので」

マヤ「家に帰っても誰もいません」

ミサト「うん」

マヤ「だから、家に帰って」

マヤ「今日みたいにみんなで集まって食事したりバカやったりって言うのは」

マヤ「とっても久しぶりでした」

ミサト「そう」

マヤ「…だから、楽しかったです。…ちょっと幻滅したところもありますけど」

ミサト「完璧なことなんてないのよ? "ちょっと"幻滅する程度ならそんなの数えるうちに入らないわ」

マヤ「…そうですね」クス

ミサト「こっちもお客さまには満足してただけたようで、良かった」

マヤ「はい!」

ミサト「また来週から、色々とよろしくね♪」

マヤ「はい! こちらこそ!!」

マヤ「次回お邪魔するときは先輩も連れて来ないと」

ミサト「リツコ来るかしらねぇ… あいつなんだかんだでNERVに籠りっきりだし…」

マヤ「その時は私も協力しますから」

ミサト「腹心に裏切られるとは…」

マヤ「かどわかしたのは誰ですか!?」


ミサトの部屋 ドアの廊下側


キャッキャ

アスカ「…とりあえず問題ないみたいね」

マリ「問題を起こすコンビでもないっしょ? 変な化学反応起こすようなタイプじゃないし」

綾波「二人とも大人」

カヲル「いろいろやりすぎたかと心配したけど」

シンジ「取り越し苦労でよかったね」

というわけでマヤ来客編完

全体を通して読むとミサトとリツコ(同僚)の関係と
ミサトとマヤ(上司と部下 厳密には違うが)の関係を書いてみた

ミサトさんダラダラしてるわりに仕事はきっちりやってる…のか?
後葛城宅の実情はまぁ…たぶんこんなだったら皆”えー?”て思うと思う

んじゃ次よろしく

後職人さん募集ちゅー♪

>>550
??どーゆー事?

>>551-552
臭い(恥ずかしい)セリフ満載ってことではないかと…

後なんか書いてほしいシチュエーションがあれば上げてもらえると書くかも?

ひな祭りエピソードか…


チト考える時間くれ…

やっつけ気味だが…
とりあえず形になったので燃料投下

夕方 スーパー(帰宅時に夕食の材料買い出し)

アスカ「ねぇバカシンジ」

シンジ「…こう言う人の多いところでその呼び方はやめてほしんだけど…、何?」

アスカ「この国旗みたいな三色の"これ"はなに?」

シンジ「?」

アスカ「これよこれ!」

シンジ「ああ、菱餅のことか」

アスカ「菱餅?」

シンジ「雛祭りの時に食べる和菓子だよ」

アスカ「へー、これ食べれるんだ」

アスカ「んで、その"雛祭り"って言うのはなによ?」

シンジ「3月3日に女の子の成長を願ってやる行事なんだ」

シンジ「ちなみに男の子は5月5日だね」

アスカ「男のことなんてどーだっていいわ」

シンジ「…そうだね」

シンジ(…なんか、嫌な予感がする…)

アスカ「ドイツにはそんな行事ないけど?」

シンジ「日本独自の文化なのかな?」

シンジ「中国とかでそういう年中行事をやるって話も聞かないし」

アスカ「そーいう知識は中途半端なのね」イラ

シンジ「僕男だからあんまり知らないよ…」

アスカ「まぁいいわ。要は、"女の子の成長を願う祭り"なのよね?」

シンジ「そ、そういうことになる…の…かな?」

アスカ「よし、んじゃ3月3日は雛祭りのお祝いよ!!」

シンジ「えぇ!? い、いきなり言われても」

アスカ「何よ! アンタあたしを祝う気ないってーの!?」

シンジ「お祝いするって言ったって、ミサトさんのところにひな人形とかあるのかな?」

アスカ「ひな人形?」

シンジ「雛祭りの時に飾る人形なんだ」

アスカ「そんなのまであるの?」

シンジ「うん。大きい奴だと7段飾りとか」

アスカ「7段…? それどれぐらいの大きさ?」

シンジ「1段当たりアスカのクローゼットの一番下の引き出しぐらいの高さ」

シンジ「それが7段あるのを想像してみて」

アスカ「…ゴージャスね」

シンジ「うん。そんな大きさだから当然場所も取る関係で」

シンジ「最近は持ってる人も少ないと思う」

アスカ「ふーん…」

シンジ「ま、まぁ食事の点は頑張ってみるよ。菱餅とちらし寿司と…」

アスカ「バカシンジ」

シンジ「?」

アスカ「あたしちょっと寄るところがあるから、先に帰っていいわよ」

シンジ「そ、それは構わないけど、どこに行く気?」

アスカ「男はレディーの行動を詮索するな!」

シンジ「ハイハイ…」


アスカ「」スチャ シュルシュル(スマホ取り出し⇒電話)

アスカ「あ、もしもしヒカリ?」

葛城宅(アスカの帰宅を待たず夕食開始)

シンジ「…と、言うことがありまして」

ミサト「雛祭りかぁ…懐かしいわねぇ…」グビグビ

マリ「UKにもそんな風習は無いにゃ。ぶちょーさんもやったことあるの?」

ミサト「んーにゃ、私はなかったわ」

ミサト「大体うちの家系はそんな古臭い習慣を守るような家系でもなかったし」

綾波「………」モグモグ

カヲル「ま、男の僕には全く関係ない話ですか」

ミサト「ただアスカがなんかこそこそやってるのは気になるわね…」

マリ「姫の事だからまた好奇心で行動開始しちゃったんじゃニャいの~?」

シンジ「かもしれないね」

綾波「碇君、2号機の人はひな人形を見たの?」

シンジ「え? 見てないはずだよ。スーパーにそんなの置いてなかったし…」

ミサト「今時ひな人形なんて、どこの家庭にも置いてないわよ」

ミサト「せいぜい、催し物で展示されているのを見るぐらいしか手はないはず」

ミサト「後は昔ながらの家系が持ってるとか、ね」

綾波「貴重なもの、なんですか?」

ミサト「貴重よ。なんせ、生産拠点だった関東地域はほぼ壊滅してるじゃない」

ミサト「細々と生産続けるにしても、今の世代の人間はそれどころじゃないし…」

カヲル「たしかに、日々を生きることに手一杯ですしね」

マリ「…君、もしかして姫はひな人形を探しに行ったと?」

綾波「知らないことを知る。好奇心とはそういう物」

マリ「まぁね…。私の7段飾りってやつを見てみたいわ…」

タダイマー

シンジ「あ、アスカ帰ってきた」

ミサト「おかえりアスカ、ちなみにどこに行ってきたの?」

アスカ「ヒカリの家。ひな人形があるかどうか見に」

カヲル「電話して持ってるか聞けばよかったのに…」

アスカ「善は急げってやつよ!」

マリ「んで、結局7段飾りは拝めたのかニャ?」

アスカ「…ヒカリのところは持ってなかったわ」

綾波「行くだけ無駄」

アスカ「うるさいわよ!!」

シンジ「まぁまぁ…」

アスカ「ヒカリは三人姉妹だから持ってると思ったのに!」

ミサト「ハイハイ、そんな人ん家の事情に文句言わないの」

シンジ「でも後ひな人形を持ってそうなところとなると…」チラ

アスカ「」←ドイツ育ち

マリ「」←イギリス育ち

綾波「」←NERV育ち

ミサト「」←日本育ち、だが持ってない

カヲル「」←男なので不要

シンジ「う~ん、誰か持ってるのかなぁ…」


カヲル「………なんか、上の書き方だと僕が不要みたいじゃないか?」

アスカ「今更気づいた?」

マリ「姫、オブラートに包んで!」

カヲル「」

シンジ「…あ、そうだ」

綾波「?」

アスカ「持ってるやつ思い出した!?」

シンジ「い、いや…」

アスカ「はっきりしなさいよ!!」ガクガク(シンジの肩を掴んで前後に揺らす)

シンジ「あ、明日学校で確認するから!」

マリ「学校?」

カヲル「委員長は持ってないんだろ?」

ミサト「あ、なるほど。新しい彼女かww」

綾波・アスカ・マリ「」ギロ

シンジ「み、ミサトさん変なこと言わないでください!!」

アスカ「じゃあ誰に確認するのよ!!」

翌日 学校の教室

トウジ「ひな人形? ウチあるで」

アスカ「なんで男のあんたがそんなもの持ってるのよ!!」

トウジ「ワイのやない」

綾波「…どういうこと?」

マリ「君のじゃなかったら誰のかニャ?」

トウジ「ワイの妹、鈴原サクラのや!」バーン!(胸を張る)

カヲル「鈴原君には妹いたんだ。知らなかった」

トウジ「まぁ年も離れとるさかいの」

シンジ「トウジに妹さんがいるのは僕も聞いてたから」

トウジ「それについ一月ほど前まで入院しとったし」

シンジ「その原因は僕だしね…」

マリ「もしかして、犬よろしくわんこ君妹さんを襲っちゃったとか?」

アスカ「…バカシンジ、アンタまさか」

綾波「碇君…」

カヲル「君もこっち側の人間だったんだね…」ニヤリ

シンジ「おねがい、僕を置いて考えを巡らせないで。お願いだから僕の話を聞いて」

ケンスケ「シンジが初めてエヴァで出撃した時、建物の倒壊に巻き込まれてけがしたんだよ」

綾波「カメラの人?」

ケンスケ「それが原因でトウジはシンジを殴ったんだけど…」

ケンスケ「ま、今のなってはご覧のとおり仲直りしたってわけ」

マリ「な~んだ、要はただ怪我しただけじゃん」

トウジ「ただ怪我しただけ言うけどな、家族からすりゃ大問題やで?」

トウジ「おとんも損害賠償がーだの、保障がーだのそん時はいろいろ言いよったし」

トウジ「娘の体や将来を心配すんのは、親として当然やろ」

アスカ「フン! 守ってもらっておいてなんて態度よ!」

カヲル「それは守る側の理屈だよ。そもそも巻き込まれた人間からすれば」

カヲル「"こんなところで戦うな"とか"巻き込むな"ってなるだろうし」

アスカ「あたしたちは死ぬかもしれない戦いをしてるのよ!?」

マリ「でもさ、健康な人が脚一本なくしたり、脊髄損傷して全身マヒになってたらそれ言えないよ?」

マリ「守るんだったら、可能な限り被害を少なくしないと、結局守った側のうちらが非難の対象になるんだからね」

マリ「ま、今までそういうことを言われたことって一度もないけどさ」

マリ「"命があるだけマシ"って考えは、案外危険だと思うよ?」

アスカ「むぅぅぅぅ…」

トウジ「…まぁ、幸いサクラは怪我しただけで、今はぴんぴんしとるわ」

トウジ「…シンジ、あんときは殴って悪かった。守ってくれてありがとな」

シンジ「その話はもうしないって、トウジが言ったんじゃないか」ニコ

トウジ「せやったな、スマンスマン」ニカ

綾波「…良い話?」

ケンスケ「良い話っつーか…まぁ、仲直りした話」

綾波「そう」

トウジ「それはそうと、ひな人形見るんやったら今日内に来いや。見せたる」

アスカ「…家汚くないわよね?」

トウジ「己は見せてもらう立場でなんつー物言いやねん!」

アスカ「このあたしが、わざわざアンタの家に行くってーのよ! きれいにしとくのは当然でしょ!」

トウジ「見せろっつーたのはお前やないか! それが人にものを頼む態度か!!」

アスカ「ジャージのくせに生意気よ!!」

トウジ「なんやとぉぅ!!」

ギャーギャーギャー

マリ「アーアーアー、また始まった…」

カヲル「彼女ってなんであぁもけんか腰なんだろうね?」

綾波「ツンデレだから」

マリ「いや、その一言で片づけるのはどうかと…」

シンジ「と、とにかく今日はトウジの家に行ってひな人形を見せてもらおうよ」

アスカ「…良いわ、そんだけ言うんなら相当立派なものだろうし!」

トウジ「あったりまえやないかい! 目に物見せたるわ!!」


カヲル「…はてさて、どうなる事やら…」

放課後 鈴原宅

サクラ「鈴原サクラです! よろしゅう!」ニカ

マリ「おー♪ お兄ちゃんとは違って教育が行き届いててるね~(笑)」ナデナデ(サクラの頭をなでる)

サクラ「えへへ♪」

トウジ「妹をほめられるンはええが、ワシがけなされとるのが何とも…」

シンジ「でもやっぱり兄妹だね、口元がそっくり」

アスカ「あんた、こんなバカ兄貴みたいに育っちゃだめよ」

サクラ「まったくです、兄ちゃんはズボラでっから」

トウジ「誰がズボラや!」

マリ「君いくつ?」ナデナデ

サクラ「8歳!」

アスカ「ちっこいくせにしっかりしてるわね~」ナデナデ

キャッキャッ

トウジ「コラー! ワイを置いて話を進めるなー!!」

カヲル「やれやれ」

綾波(…兄妹)

綾波(同じ両親から生まれた遺伝子的にほぼ同じ存在)

綾波(妹)

綾波(自分よりも後に生まれた自分と同じ遺伝子を持つ存在)

綾波(………)

サクラ「あの…、どうかされました?」

綾波(………かわいい)ナデナデ

シンジ「で、ひな人形はどこにあるの?」

トウジ「おお、せやったせやった。それが目的やった」

カヲル「かわいい妹さんの登場にみんな意識を持っていかれてしまっていたからね」

トウジ「妹はやらんぞ!!」

カヲル「元より興味がないから大丈夫」

トウジ「さ、さよか…(そういやこいつは特殊やった…)」

シンジ「あ、あはは…(とりあえず愛想笑いしとこ…)」

アスカ「んで! その肝心のひな人形はどこにあるのよ!!」

サクラ「こっちです」テクテク

アスカ「いよいよね…」ワクワク

サクラ「これです!!」

ドーン!!(豪勢な七段飾り) ※参考画像↓
http://www.yugetsu.co.jp/product_hina/74-393.html

アスカ「ウワ…」

マリ「ヒュー! こりゃまた…」

綾波「人形がいっぱい…」

トウジ「…どないや」ドヤ

カヲル「なるほど、確かにドヤ顔するほどの価値はありそうだ」

トウジ「当たり前やないかい!」フフン

サクラ「兄ちゃんのじゃあらへんで、これ」

トウジ「んなんわかとるって」

シンジ「すごいねこれ…」

トウジ「準備とかかたづけとかも結構大変やけどな…」

………

シンジ「準備できたよ」つちらし寿司&吸い物(台所を借りて料理)

アスカ「遅い!」

マリ「だったら姫も手伝えばいいのに…」

綾波「一人でやるより、みんなで準備した方が効率的」

アスカ「…言ってくれるわね」

カヲル「まぁまぁ、出かけた先でまで喧嘩する必要はないだろ?」

マリ「そそ、なんてったって目の前にわんこ君お手製の雛祭り料理があるわけだしwww」

アスカ「フン! 今回は勘弁してあげるわ!」


サクラ「…兄ちゃん」

トウジ「ん?」

サクラ「この人たち、学校でもこんななん?」

トウジ「こんなやな…」

サクラ「さよか…」

イッタダキマース

サクラ「おいしい! 碇はん料理上手いですね」

シンジ「ありがとう」ニコ

トウジ「センセの料理は相変わらず見事なもんやねぇ…」

マリ「うちらこれ毎食食べてるからね」

カヲル「セカンドが骨抜きにされるのも納得だよ」

アスカ「誰が骨抜きよ!!?」

トウジ「己じゃw」

アスカ「このジャージがぁぁっ!!」

マリ「食べながら叫んでも説得力無いにゃ…」

綾波「」モグモグ

綾波(いつもの料理と味付け違うけど、おいしい…)

サクラ「でもこのひな人形、明日には片付けないと」

アスカ「? どういうこと」

トウジ「昔から言われとんねん。"ひな人形を片付けるのが遅れると結婚が遅れる"ってな」

マリ「へぇ…」

カヲル「それは初耳だ」

シンジ「その話は僕も聞いたことあるよ。結構有名だよね」

綾波「…葛城一佐は」

シンジ「え?」

綾波「葛城一佐はひな人形を片付けるのが遅れたから、結婚が遅れてる?」

アスカ「ミサトは持ってないんでしょ? それにそんな迷信信じてどうするのよ」

マリ「つかさ、それ言ったら赤城博士だって一緒じゃん」

カヲル「左近の晩婚化の流れをそんな迷信で片づけるのもどうかと思うけどね」

綾波「…そうね」

アスカ「でもミサト達が結婚しない理由がこれにあるってーのも…」

マリ「笑い話にはなるにゃww」

カヲル「葛城さんの場合、掃除、料理、洗濯まるで駄目じゃないか」

カヲル「あれじゃ嫁の貰い手なんていないよ。いくら美人でも」

シンジ「ミサトさんには加持さんいるし…」

アスカ「そしたらリツコ一人負けじゃないの!」

マリ「わんこ君赤城博士disったww」

綾波「あの人は仕事が恋人って言ってた」

サクラ「…私はそんな大人になりたくない」

トウジ「ワシはお前を嫁に出しとうない!!」

アスカ「このシスコン!」

トウジ「うるさいわい!」

アハハハハハ…

同時刻 NERV本部

ミサト「へっくし!!」

リツコ「クシュン!!」

ミサト「…何よ? つられてくしゃみなんて聞いたこと無いわよ?」グシグシ(鼻をこすりつつ)

リツコ「私だって一緒よ」チーン!(ティッシュで鼻をかむ)

ミサト「誰かあたしらの噂でもしてるのかしら?」

リツコ「かもね。こう言う時の噂って大抵良い内容ではないけど」

ミサト「結婚できないとか?」

リツコ「…やめてちょうだい」

つーわけでひな祭り編でした。
ご希望通りになってるかいろいろ不安ですが、自分なりには形にしたつもり

しかし、Qで初めて声が付いたサクラを出すことになるとは思わなかった…

あぁ、心がポカポカした…♡
いい話だったよ(^ ^)

>>584-587

レスサンクス

んじゃ次の人よろしく…
連投きついってばよ…

お久しぶりです。ネタを思いついたんですが、ちょっと待っててください。

>>590
よろしくお願いします…。

こっちもその間に考えなきゃね…


葛城宅 リビング



シンジ「…………」 ウ~ン…

シンジ「……よし」

シンジ「…………」 サラサラ…

ミサト「んー? シンジくん?」

シンジ「あ、ミサトさん」

ミサト「何してるの?」

シンジ「学校の宿題です」

シンジ「俳句をいくつか考えないといけなくて……」


ミサト「ほうほう、それでリビングに?」

シンジ「なんて言うか、開放感があっていいかな、と思って」

ミサト「ちなみにどんな句を考えたの?」

シンジ「え!?」

シンジ「ちょ、ちょっと、恥ずかしいので……」 ///

ミサト「いいじゃない、聞かせてよ、シンちゃん」 クス

シンジ「…………」 ///

シンジ「じゃ、じゃあ、ちょっとだけ……」 ///

ミサト(いいビールのアテが出来たわね♪)


シンジ「それじゃあ、詠みます」

ミサト「うん」


     まどろみの 中で香る 草木かな


シンジ「ど、どうでしょう?」

ミサト「うん、いいんじゃない?」

ミサト「なんとなくだけど、情景が浮かんできたわ」

ミサト「毎日暑くて、ぼーっとしてる中で」

ミサト「夏草の匂いを感じてる……ってトコかしら?」

シンジ「ええ、そんな感じです、ミサトさん」


綾波「碇くん」

シンジ「綾波?」

綾波「とても上手」

シンジ「……え?」

綾波「俳句」

シンジ「ああ……さっきの聞いてたの」 ///

綾波「私には、かなり難しい」

綾波「考えても考えても」

綾波「言葉のその意味でしか表現できない……」

ミサト「へー、レイも考えたんだ?」

綾波「…………」 コクッ

シンジ「どんな風になったの?」

ミサト「私も聞かせて欲しいなー」


綾波「じゃあ……」


     炎天下 それでも人は 生きている

     蒸し暑い 汗が吹き出す 止まらない


シンジ「…………」

ミサト「…………」

綾波「どう……かしら? 碇くん」

シンジ「う、うん……ちゃんと季語は入ってるね」

ミサト「そうねー。 わかりやすくて私は好きだなー」

綾波「…………」

綾波(……やっぱり、微妙?)


マリ「おりょ? ワンコくん、部屋じゃなくて、ここに居ましたか」

シンジ「マリさん」

綾波「メガネの人……もしかして、俳句?」

マリ「ご名答~」

マリ「ワンコくん、助けて~」

シンジ「……とりあえず、どんなのを詠んだの?」

マリ「こんな感じ」


     ひまわりが とっても元気に 咲いている

     朝顔が とっても元気に 咲いている


ミサト「……レイより酷いわね」

シンジ「ミ、ミサトさん……!」


マリ「しょーがないにゃー」

マリ「言語圏が、全く違う国の言葉遊びなんだしー」

シンジ「…………」

ミサト「……という事は」

綾波「弐号機の人は……もしかしたら、もっと酷い?」

     トコ トコ トコ…

アスカ「あー、喉が渇いた」

アスカ「って、何? リビングに集まって……」

マリ「国語の宿題を相談してたにゃ」

アスカ「ああ……あれね」


綾波「弐号機の人」

綾波「どんな俳句になったの?」

ミサト「私も興味あるなー」

マリ「あたしもー」

シンジ(僕も、ちょっとだけあるなぁ)

アスカ「えー? ……もう、しょうがないわね」

アスカ「耳の穴をかっぽじって、よぉーく聞きなさいよ?」


     クソ暑い ああクソ暑い クソ暑い

     蒸し暑い ああ蒸し暑い 蒸し暑い


ミサト「ぶふぉっ!?」

シンジ(これは……酷い……) プッ…クッ…

マリ・綾波(二人の反応からして、相当酷いみたいね……)


アスカ「ちょ!? 何で吹き出してるのよ! ミサト!」

ミサト「だ、だって……アハハ……!」

アスカ「バカシンジも何、笑いをこらえてるのよ!?」

シンジ「イエ、ソンナコト、ナイデスヨ?」 プッ…クッ…

アスカ「ぐっ……! ギギギッ……!」 ///

     テク テク テク…

カヲル「? どうしたんだい? 何だか賑やかだね」

綾波「ホモの人」

マリ「今日の宿題の事でねー」

カヲル「ああ……俳句ね」


アスカ「ホモル! あんたのは、どんな俳句なの!?」

カヲル「な、なんなんだ、いきなり……セカンド?」

アスカ「いいから! あんたの俳句を詠んでよ!」

カヲル「あ、ああ……何だか解らないけど、詠めばいいんだね?」

カヲル「じゃあ……」


     夕立の 雲間に見ゆる 赤き海

     静寂に 移ろい行かぬ 蝉の声


ミサト「へー。 何かそれっぽいわね」

シンジ「うん、凄く上手いと思うよ、カヲルくん」

カヲル「ふふ、ありがとう、シンジくん」

綾波「ホモの人、とても上手」

マリ「私には、理解できないにゃ~」


アスカ「あたしの方が、上手いわよ……」

マリ「さすがに私でも、それはないと思うにゃ」

アスカ「何ですって!?」

シンジ「まあまあ、落ち着いて、アスカ」

シンジ「俳句ってルールこそあるけど……」

シンジ「一番になる事が重要じゃないと思うよ?」

アスカ「じゃあ、なんだって言うのよ?」

シンジ「うーん……その辺は、説明が難しいんだけど」

カヲル「ふふ、セカンド。 僕は、リリ……人に『想像させる』事が、大事な事だと思うな」


アスカ「想像させる事ぉ?」

カヲル「そうだよ」

カヲル「この五・七・五の短い言葉の中で」

カヲル「俳句を詠んだ情景や気持ち……」

カヲル「そういった、『何か』を想像させるのが、俳句の醍醐味じゃないのかな?」

ミサト「おおー。 何か説得力あるわね……」

綾波「……よくわからない」

マリ「要は、楽しんだ者勝ちって事だにゃ♪」

シンジ「マリさん……ざっくり行き過ぎです」

アスカ「情景や気持ちィ~?」

アスカ「何でそんなに回りくどい事しなきゃならないのよ……」


カヲル「そうだね、他の表現方法だと……」

カヲル「そういうものは、絵画になったり、音楽になったりしているね」

マリ「ああ! なる程!」

マリ「そういうのを言葉にしたものが、俳句なのね!」

ミサト「そういえば、中世ヨーロッパには」

ミサト「吟遊詩人っていうのが居たわね」

綾波「吟遊詩人?」


アスカ「今で言う新聞屋みたいなものよ」

アスカ「当時は、情報伝達物と娯楽が極端に少なかったから」

アスカ「遠くで起こった出来事や、誰かの武勇伝を」

アスカ「旅をしながら、面白おかしく音楽や振り付けで表現する人が居たの」

綾波「それが吟遊詩人……」

アスカ「そう」

シンジ「へえ……そういう人達がいたんだね」


綾波「ホモの人」

綾波「参考までに、さっき詠んでくれた俳句」

綾波「どんな気持ちや情景だったのか、教えて欲しい」

マリ「いいね、それ!」

シンジ「うん、僕も聞きたいな」

アスカ「……聞いてあげるわ、ホモル」

カヲル「そんな大した事じゃないけどね」 クス

カヲル「夕立上がりの空や、赤い海」

カヲル「いつまでも無くならない蝉の声の季節感の無さ」

カヲル「そんな、情景を少々ノスタルジックに詠んでみただけだよ」


綾波「……やっぱり、よくわからない」

カヲル「難しく考えすぎなんじゃないかな?」

カヲル「今まで生きてきた中で」

カヲル「感動した事、ショックだった事、落ち着ける場所や存在……」

カヲル「心で感じた『何か』を、言葉で表現してみればいいんだよ」

綾波「心……」

マリ「ふう~ん……」

アスカ「…………」

シンジ「感じた事、か……」

カヲル「参考になったかな?」


綾波「まだ、よくわからない」

綾波「けど……」

マリ「創作意欲は、湧いてきたにゃ♪」

アスカ「あたしも方向性は、見えたかな」

シンジ「ありがとう、カヲルくん。 参考になったよ」

カヲル「どういたしまして」 フフッ


ミサト(…………)

ミサト(夕暮れに……)

ミサト(仲間と過ごす 課題かな……)

ミサト(……って、これじゃ川柳ね) テへ


綾波の部屋



綾波(…………)

綾波(私の心で感じた事……)

綾波(…………)

綾波(ポカポカした事……?)

綾波(…………)

綾波(……碇くんの事?)

綾波(…………)

綾波(この心を、言葉に……?)

綾波(…………)

綾波(やっぱり、難しい……) ///


アスカの部屋



アスカ「……う~ん」

アスカ「心で感じた事……ねえ」

アスカ「…………」

アスカ「……そうだ」

アスカ「ネットを上手く使えば……」

アスカ「…………」 カタカタ…

アスカ「五・七・五……う~ん」

アスカ「あ――もう!」

アスカ「ややこしいわね!」


マリの部屋



マリ「んっふっふっ♪」

マリ「楽しく楽しく、ポジティブに~♪」

マリ「ほいっほいっ、てってってっ~♪」

マリ「……あ、季語がいるんだっけ」

マリ「…………」

マリ「んー、やり直しますかー」

マリ「季語、季語っと……」

マリ「ほうほう、なるほどなるほど~ウッウッー」


シンジの部屋



シンジ「心で、か……」

シンジ「カヲルくんは、やっぱりすごいな」

シンジ「…………」 ウ~ン…

シンジ「あれがいいかな?」

シンジ「でも……あれを言葉に、か……」

シンジ「僕にできるかな?」


カヲルの部屋



カヲル「…………」

カヲル「思わず講釈してしまったけど……」

カヲル「なんて言うか、自分のハードルを上げてしまった気がする」

カヲル「…………」

カヲル「ま……普通にやればいいか」

カヲル「何をモチーフにするかは」

カヲル「もう決めてあるしね」

カヲル「ふふふ……」


翌日 学校



トウジ「ほっほー……」

ケンスケ「へえー」


     天の川 きらめく星と 演奏会 (綾波作)

     川の字に 夢見心地の 涼風と (マリ作)

     彦星に 想いを寄せて 願い事 (ヒカリ作)


トウジ「どれも情景が浮かんで和むなぁ」

ケンスケ「女の子らしい作品だね」


ヒカリ「綾波さんの作品、何だかロマンチックね」

マリ「星の中で聞く、虫たちの演奏会……想像するだけでもホンワカするにゃ」

綾波(……本当は、碇くんと二人だけの)

綾波(秘密の演奏会) ///

シンジ「マリさんのも仲良し感が、凄く伝わってくるね」

マリ「ぬふふ……よくぞ見抜いてくれました!」

マリ「それにしてもー、委員長のは、片思い感がビンビン伝わってくるわねー♪」

ヒカリ「べ、別に自分の事じゃないから!」 ///

一同(いや……もう丸分かりですからー)

トウジ「ふーん。 そうなんか」

一同(お前は、いい加減気づけ!)


ケンスケ「僕のは今一歩、かぁ……」


     炎天下 無言の活躍 戦自研 (ケンスケ作)

     夏雲の 夕日に映える 日の光 (アスカ作)


アスカ「このあたしが……モブキャラと同列……」

ケンスケ「モブキャラ言うなぁ!!」

マリ「姫……それっぽく聞こえるけど、よくよく考えたら変なんだよね」

シンジ(これでも随分マシになったんだけど……)

トウジ「ケンスケは、もう少しミリオタ心を押さええーや」

ケンスケ「トウジに言われたくない」


シンジ「それにしても意外なのが……」


     焼きそばや スイカもあるで たい焼きも (トウジ作)

     シンジくん 溢れる想い 美しく (カヲル作)


アスカ「あんたは、どこまで行ってもホモルね!」

綾波「昨日の俳句と全然違う……」

マリ「季語すら入ってないにゃ」

カヲル「やれやれ……僕とした事が、ついうっかりだったよ」

シンジ「そ、そうなんだ……」 ハハハ……

ケンスケ「トウジ……こんな句を詠んで、よく僕のを批判できたよね?」

トウジ「細かい事はええやん。 気にすんなや……」


トウジ「にしても、優秀賞はセンセか」

カヲル「さすがシンジくん」

シンジ「た、たまたまだよ……」 ///

ケンスケ「ははは、謙遜するなよ、碇」

ヒカリ「私も好きだな……こういうの」

ヒカリ(将来は……私も鈴原と、こんなふうに……えへへ) ///

マリ「んふふ~ほっこりするにゃ~」

アスカ「まあ……ちょっと照れくさいけど……」 ///

綾波「とても……ポカポカする」 ///




     夕涼み 食卓囲む 笑顔かな (シンジ作)



     おしまい

という事で短いですが、終了です。
後、俳句ですが……自分は国語の教師でも、俳人でもないので
玄人に見せたら、おそらく失笑ものの俳句ばかりだと思います……。

体はオッサン!中身は中二病!なので
ちょうど中学生レベルの俳句になるのではないかと……。
久しぶりに脳みそ使ったー。お粗末さまでした。

俳句についての教養なんて自分にはないよ…

書けるだけスゲーと思う

面白かった
乙 …て、どゆ意味?お疲れ様ってコト?

>>624
乙=おつ=お疲れさま

その認識でOK

明日には燃料投下できる…かも?

…第三新東京市 某公園

三毛猫「ニャー」(もう日が暮れる…)
トラネコ「ニャ~」(ふぁあ~(あくび)、もう眠気が…)
白猫「ニャーニャー」(そろそろうちに帰るか)
黒猫「……」(今日の晩飯、マグロの刺身の俺は勝ち組♪)
カギシッポ猫「ニャー」(今日は縞パン)

マリ「お、そろそろいい時間だニャ」

(マリ:時計確認 17:03)

マリ「さて、猫成分は十分補充できた事だし! 帰るか!」

道路沿い(公園⇒葛城宅)

マリ「お? あそこに見えるはわんこ君?」

マリ「お~い!  わ~んこく~ん!!」

シンジ「あ、マリさん」

マリ「今帰り? ってかすごい荷物…」

シンジ「今日の晩御飯と、明日のお弁当用の材料ですよ」(両手に大きなビニール袋)

シンジ「ついでにお米も切れそうなんでリュックの中に」(リュックを見せつつ)

マリ「…重くないの?」

シンジ「もう慣れましたから…」

マリ「そ、そう…」


マリ(わんこ君、君いろいろ感覚狂ってると思うニャ…)

シンジ「マリさんは?」

マリ「あたしは猫成分補充に」

シンジ「ホント猫好きですね…」

マリ「…体は猫でできている。体はモフモフの毛で心は肉球」

シンジ「…それ、もう人間じゃないですよね?」

マリ「…そうだね」

シンジ「まぁ、マリさんがとても猫好きなのはわかりました。いっそ猫になりたいぐらいに」

マリ「ニャー♪」

シンジ「…もうなってますね」

マリ「ばれたニャ♪」

マリ「でも猫憧れない? 毎日自分のペースでのんびり生きてさ」

シンジ「…確かに。子供の僕らはともかく」

シンジ「大人の時間に追われる生活とはかけ離れた世界にいますよね、猫って」

マリ「昔は人間だってのんびり生活してたんだろうけどね~」

ヒョイ!(マリ:道路沿いに建てられたガードレールに飛び乗る)

マリ「人間が進化して、技術が進歩して、社会が変化したおかげで」トコトコ

マリ「あんなに忙しく動き回るハメになってるんだと思うよ~」トコトコ

シンジ「マリさん危ないですよ」オロオロ

マリ「大丈夫大丈夫、運動神経には自信あるからさ♪」

(マリ:ガードレールの上を歩く シンジ:普通に道を歩く)

マリ「きれいな夕焼け…」

シンジ「そうですね、この所天気もよくなかったし」

マリ「ここ盆地だから空気も淀むしね」

シンジ「そうですね」

マリ「…夕焼けを歌った歌って何かあったっけ?」

シンジ「夕焼けの歌ですか…赤とんぼとか?」

マリ「お、また古いやついくねぇ…」

シンジ「すいません」

マリ「でもさ、あれあたし1番しか歌詞知らないんだけど?」

シンジ「…と言うかあの曲2番以降あるんですか?」

マリ「昔の童謡は無駄に長いから、あるはず」

シンジ「僕知りません」

マリ「私も」

シンジ・マリ「………」

マリ「………あ、この曲は歌いだしが夕方だ」

シンジ「?」

マリ「夕方丘に登って~♪ い~ち番高~い所に立って♪」
シュノーケル『奇跡』↓
http://www.kasiabc.com/kasi/2255/17934/?tubeid2=youtube

マリ「偶然ばかりで成り立つ物語♪ 少しでも気を抜くな綱渡り♪」クルクル(ガードレールの上で軽くステップ)

シンジ「マリさん危ないですってば!」

マリ「僕らは不純と♪ 矛盾を両手に♪ ひたハッ、ハッ、ハッ!?!?」(バランスを崩す)

シンジ「危ない!」

ガシッ!! (シンジ:咄嗟にマリの両足(ふともも)を両手で抱えて落下を阻止)

マリ「…おお…」

シンジ「マリさん大丈夫ですか!?」

マリ「わんこ君に両足を抱えられてる意外は何とも…」

シンジ「良かった…」

マリ「…君もなかなか大胆だね」

シンジ「え?」

マリ「問題、君の顔の前にあるのはあたしの体のどの部位ですか?」

フワ~リ(シンジの目の前で何かが風でめくりあがる)

シンジ「…あ」///

マリ「ま、この場合は緊急回避のためだし、仕方ないけど」

シンジ「ごめんなさい…」(土下座)

マリ「助けた君は謝る必要無いよ? あたしも不注意だった。ごめん」

シンジ「いえ…」

マリ「でもわんこ君意外に力持ちだね? 力強すぎてびっくりした」

シンジ「この間トウジにも似たようなこと言われました」

マリ「ま、成長期だからにゃ~」

シンジ「あ、あの…」

マリ「ん?」

シンジ「この件はみんなに内緒に…」

マリ「いいよ~、事故みたいなもんだしね~」

シンジ「ほ…」

PM17:29 葛城宅(帰宅)

シンジ「ただいま」

マリ「ただいみゃ~」

カヲル「おかえり。おや、彼女と一緒だったのかい?」

シンジ「帰り道で一緒になって」

マリ「ここへ来るルートは一本道だかんね、そりゃ時間が合えば一緒になるさ」

アスカ「ったく! 遅いわよバカシンジ!!」

シンジ「まだ5時半だよ? 今から夕食準備すれば6時半にはできるけど」

アスカ「そういう意味じゃないわよ!!」

シンジ「じゃあどういう意味?」

アスカ「それくらい察しなさいっての!!」

シンジ「えぇ…」

綾波「二号機の人、さびしかった?」

アスカ「なっ!?!?!? ん、ん、んなわけ無いでしょ!!」

マリ「姫顔が赤いよ~ww」ニヤニヤ

アスカ「うっさい!」

カヲル「赤いと言えば」

シンジ「?」

カヲル「シンジ君のズボン、膝頭あたりが赤いのはなんでだい?」

シンジ「え? ホントだ、なんで?」(ズボンの裾を上げる)

ダラー(血まみれ)

アスカ「ウワ…食事前になんつー物を見せるのよ!」

綾波「大丈夫。ただすりむいただけ、骨に異常はない」

マリ「君よくわかるね…」

綾波「怪我することには慣れてるから」

アスカ「イヤ慣れるな…」

シンジ「と、とりあえず着替えてお風呂場で洗浄して消毒だね」

カヲル「じゃあその役目はぼ」

アスカ「アンタの出る幕じゃない」

綾波「碇君一人で十分」

マリ「君がかかわると逆に被害が心配なんで却下!」

カヲル「」シュン



マリ「………」

マリ「…つか、傷ができた原因は…」

PM22:16 シンジ自室

シンジ「」(宿題中)

コンコンコン(ノック)

シンジ「? どうぞ」

ガチャ(ドアオープン)

マリ「ヤッホー」

シンジ「マリさん?」

マリ「宿題? わんこ君偉いね~」

シンジ「これぐらい普通ですよ…」

マリ「そ? あたし全然やって無いけどww」

シンジ「…ちゃんとやってください」

シンジ「それより、どうしたんですか? マリさんが訪ねてくるなんて珍しいですね」

マリ「…いや、その膝の件でちょっとね…」ポリポリ(頬をかく)

シンジ「ああ、これですか」(膝にはガーゼが当てられている)

マリ「うん、まぁ、なんだ、その…」

シンジ「気にしなくていいですよ。 たまたまガードレールのつなぎ目にあたって皮が剥けたですから」

マリ「でもさ」

アスカ『コネメガネー! ちょっと来て~』

マリ「あ、はーい! 今行く~! ゴメン、また後で来るよ!」(退出)

マリ『どうしたの?』
アスカ『ちょっとこれ見てよ』


シンジ「…なんだったんだろ? …考えてもはじまらないし、宿題しよ…」

PM23:39 シンジ自室(就寝直前)

シンジ「さて…」

コンコンコン(ノック)

シンジ「? どうぞ?」

マリ「何度もごめん…」(小声)

シンジ「別にかまいませんけど…なんで小声なんですか?」

マリ「姫とファーストとホモ君の就寝確認したから。起こしたくないし」

シンジ(聞かれちゃまずい内容の話…?)

マリ「えっと、今日はほんとにゴメン寝」(参考画像↓)

シンジ「? え、ええっと、マリさん?」

マリ「いやだから、怪我させてゴメン寝」

シンジ「土下座なんてしなくていいですよ…」

マリ「…そうだった、わんこ君にはこの手の属性なかったね…恥の上塗り…」(姿勢を戻す)

シンジ「もしかして、わざわざそれを言いに?」

マリ「そーだよ。私を怪我させないために体張ったせいで君は怪我をした」

マリ「いわば"名誉の負傷"だよ?」

シンジ「言いすぎですよ…。咄嗟に手が出ちゃっただけですし…」

マリ「でも君は怪我をした。私を助けたせいで」

シンジ「気にしなくていいですって…」

マリ「やだ、気にする。姫は言葉にしないかもしれないけど、あたしは言葉にするよ」

マリ「さっきは助けてくれて、ありがとう」ニコ

シンジ「は、はい…」///

マリ「………わんこ君ってさ」

シンジ「?」

マリ「あんまり周りに感謝の言葉言われたことないの?」

シンジ「え? …いっぱいありますけど」

マリ「…そりゃ確かにいろいろあるよね。家事しかり、勉強しかり」

マリ「でもさ、な~んか言われ慣れてない感じがするんだよね」

シンジ「僕は、そんな大したことをしてませんから…」

マリ「…それだ」

シンジ「へ?」

マリ「それだよ」

マリ「わんこ君は、なんでそんな自信無さげなの? 自分に自信を持てないの?」

シンジ「僕は、いつも逃げてばかりいますから…」

マリ「逃げてる?」

シンジ「…戦うことから、エヴァに乗ることから、父さんと面と向かって話すことから」

シンジ「この間の三号機の時もそうです。マリさん達が背中を押してくれなかったら僕はきっと…」

シンジ「この間の大地震の時だって、口に出した言葉と心の言葉は正反対でしたし」

シンジ「実際のところ、自分の言い聞かせるために言ってましたよ」

マリ「………」

シンジ「ミサトさんと一緒に生活し始めた頃だって、家事はもともと分業でやってましたけど」

シンジ「見るに見かねたってところもありますけど、流れでほとんど僕がやるようになりました」

シンジ「明確な理由があるわけじゃない。ただ役が回ってきたから引き受けた」

シンジ「そうやって、僕は今までいろんなことから逃げてきました」

マリ「決断をしなかった…ってこと?」

シンジ「…そう、ですね。僕は何一つ決められないんです」

シンジ「いつも周りに流されて、いつも他人の顔をうかがって…」

シンジ「父さんがぼくを先生のところに預けた時だって、反抗することはできたのに」

シンジ「僕は、駄目なやつなんですよ…」

マリ「………」

シンジ「………」

マリ「………」

シンジ「………」

マリ「………わんこ君、それは違うと思うな」

シンジ「…違うって?」

マリ「わんこ君は駄目な奴じゃないと思う」

シンジ「僕は駄目な奴なんですよ…でなかったら」

マリ「わんこ君はあたしにできないことをやってる」

シンジ「…マリさんに、できない事?」

マリ「"役が回ってきたから引き受けた"って言ったね?」

マリ「確かにNOと言わないのはだらしなく見える」

マリ「けど、そのすべての役を引き受けて、それなりの成果を出すってすっごい事なんだよ?」

シンジ「すごくないですよ…」

マリ「すごいよ。気分屋のあたしにしたらすっごい事」

マリ「料理にしたってそうだけど、初めっからそんな上手なわけ無いじゃん?」

シンジ「先生のところで教わってましたから…」

マリ「教わったから何? 小学校1年生の国語や算数じゃないんだよ?」

マリ「君は今までどれだけ料理を作ったの? 何日? 何カ月? 何年? 実際に初めてやった日から数えてみなよ」

シンジ「…たとえそうだとしても」

マリ「…君は心から褒められたり、感謝されたことあんまりないんだね」

シンジ「…褒められるわけ無いじゃないですか、大したことやって無いのに!」

マリ「君は大きな成果を残してないかもしれないけど」

マリ「今までの成果を積み上げれば相当なものを持ってるよ」

マリ「何食わぬ顔で日々同じ成果を出すことがどれだけ大変か」

マリ「エヴァのシンクロテストで日々平均点を維持するの大変でしょ? それてと一緒」

シンジ「けど…」

マリ「あーもう、姫が苛立つ理由がわかってきたニャ」ボリボリ(頭をかく)

シンジ「ご、ごめん」

マリ「だからそれだってば!」

シンジ「え?」

マリ「君の場合、相手と話をしていて"けど"とか"だって"とか、とにかく否定的な言葉が出る!」

マリ「そんな言葉を言われたら、会話が続かない! 君は一方的に会話を打ち切ってる!」

マリ「これじゃ感謝の言葉を言おうにも、言えないじゃん!」

シンジ「………」

マリ「君のネガティブな性格が一番の要因だよ。そこが変われば、君はもっと良くなる」

マリ「君はもっと高く、もっと遠くへ飛べるよ」

シンジ「けどぼくは」

マリ「ほらまたネガティブ発言! 君はできるやつなんだって!!」

シンジ「いきなりそんなこと言われても…」

マリ「…よし、アプローチを変えよう。わんこ君は普段みんなになんて言われてるか知ってる?」

シンジ「し、知りませんけど…」

マリ「ホモ君は君の料理をいつもほめてる」

シンジ「それはいつものことですよ」

マリ「かもね。けどホモ君気づいてるよ? 君がいつもみんなの体調を見てメニュー決めてるって」

シンジ「!」

マリ「君のレパートリーがいくつあるかは知らないけど、メニューの組み合わせは毎食違うって」

マリ「わんこ君は栄養と体調を考えてるからすごいって、いつも言ってる」

マリ「本人の口からは、聞いたこと無いかもしれないけど」

シンジ「………」

マリ「ファーストは学校生活について。彼女は学校よりもNERVに行ってる時間が長いこともあって」

マリ「成績も正直芳しくないし、クラスで気軽に話せる相手もいない」

マリ「でも君は彼女の話をきちんと聞くし、勉強のことも話しやすいって言ってた」

シンジ「綾波の質問は、難しいことが多くないので」

マリ「正直ね、あの子にとっては勉強のことは二の次だと思う」

シンジ「…どういうことですか?」

マリ「彼女はね、君といて楽しいんだよ。だからここでこうやって共同生活をすることを承諾した」

マリ「ぶちょーさんと、姫とってなるとまた話は変わってきてたと思う」

マリ「もちろん命令であれば従うと思う。でも、"心"ってそんな簡単に割り切れるもんじゃないよ」

シンジ「綾波が…?」

マリ「次に姫、あれが一番天の邪鬼だよね」

マリ「バカだ下僕だいってるけど、結局姫もファースト同様、わんこ君のことを気にしてるんだよ」

マリ「だって君は、自分と同じでエヴァに乗る大変さも知っているから」

シンジ「それは綾波やマリさんやカヲル君だって」

マリ「姫が興味を持ったのは君だよ。事の発端がどうだったかはあたしも知らない」

マリ「でも姫は、ユーロからこっちに引っ越してきて、君と言う"同業者"を見つけた」

マリ「そいつが自分とはまったく違うタイプの人間だったもんだから、気になって仕方がない」

マリ「姫はエヴァに乗ることに肯定的、君は逆に否定的だ」

マリ「姫にとって、エヴァに乗ることは自尊心の柱と言ってもいいよ」

マリ「それを君は否定している。だから気に食わないし、気になる」

シンジ「…それって要するに嫌われてるってことじゃ…?」

マリ「"好き"の反対は"嫌い"じゃない。"無関心"だよ」

マリ「"嫌い"ってことは心に引っかかってるってこと、無関心なら興味もわかないしね」

マリ「君と姫は対極的な存在だ。だからこそ気になるんだよ。自分と違うから」

シンジ「………」

マリ「んでもってぶちょーさん、三十路前の女がペットと同棲だよ?」

マリ「フツーに考えてさみしいに決まってるじゃん」

マリ「君はね、ぶちょーさんにとって大事な"家族"なんだよ」

シンジ「家族…」

マリ「そ、家族。一緒に生活して当然の存在、苦労を共有する存在」

マリ「んでもって、幸せを共有する存在」

シンジ「僕は、そんな大層な」

マリ「君はそう思ってるかもしれないけど、あの人がどう思ってるかなんて君にわかる?」

マリ「君はそれを本人に聞いた? 聞いてないならその君の考えは正解じゃないよ」

マリ「むろん、今まで話をしたことは第三者であるあたしの意見」

マリ「ホモ君以外は言質をとったわけじゃないから、むろんハズレもあると思う」

マリ「でもさ、そういうのって当事者よりも第三者の方がよく見えるもんなんだ」

シンジ「………」

マリ「…少しは自分が周りに与えている影響を理解できた?」

シンジ「僕は…」

マリ「君は自分をマイナス方向に考えすぎなんだって…」

マリ「人は誰だって、プラスの影響とマイナスの影響を他人に与えてる」

マリ「わんこ君は、プラス面の事をまったく無視して自分の評価をしているもんだから」

マリ「そんな風に自己評価が下がるんだよ」

シンジ「でも…」

マリ「何? まだ納得できない?」

シンジ「僕は、父さんにあまりほめられたことが…」

マリ「…事の発端はそこか………」ガシガシ(強く頭をかく)

マリ(ゲンドウ君は親としての責務全うしてないもんねぇ…)

シンジ「父さんは…」

マリ「何? なんか思い当ることある?」

シンジ「父さんは、僕ではなく、もっと別の何かを見ているように思えるんです」

シンジ「僕にとってはそれが何かはわからないけど、父さんにとっては大事な物」

シンジ「息子の僕よりも優先していることが」

マリ「………」

シンジ「父さんにとって、僕はそれを実行するための道具でしかない」

シンジ「だから、アスカの時も」

マリ「ストップ。さっきも言ったけど、ネガティブに考えすぎだって」

シンジ「だけど…」

マリ「まぁ確かに、あのマダオさんがその辺の詳しいことを話してくれるとは私も思わない」

マリ「だからって、全然信用しないのはさすがに駄目じゃない?」

シンジ「…僕は父さんを信用できません」

マリ「信用していない相手から信用を勝ち取るなって、土台無理な話だよ?」

マリ「信用してほしいなら、まずこっちが信じてあげないと」

シンジ「………」

マリ「君と指令は親子でしょ? 利害関係とかそんな妙な関係じゃなく、」

マリ「もっと仲良くしたらいいのに。少しずつでもさ」

シンジ「少しずつ…」

マリ「そそ。あたしらだって、最初は多少ギクシャクしたけど、今は仲良くやってるじゃん?」

シンジ「…努力はしてみます」

マリ「うん♪」

シンジ「…保証はできませんけど」

マリ「…今のは減て~ん」ジトー

シンジ「えぇぇ…」

マリ「前向きになっただけでも良しとするか…」

シンジ「…なんか人生相談みたいになっちゃいましたね」

マリ「同い年に人生相談するってのも珍しいニャ」

シンジ「…すいまs」

マリ「謝るの駄目、今回君は何もしてないわけだし」

シンジ「…わかりました」

マリ「んじゃ、鼻歌レディーの私からこの歌を贈ろう」

シンジ「普通に歌ってる時点で鼻歌じゃないような…」

マリ「細かいツッコミは無し! 黙って聞く!!」

シンジ「…はい」

マリ「元歌は田村直美、『ゆずれない願い』」

シンジ「ゆずれない、願い…?」

マリ「君にもそういう物を持ってほしいって気持ちを込めて、ね」
田村直美 ゆずれない願い↓
http://www.youtube.com/watch?v=MtHPjgtHOBY

AM0:41 マリ自室(就寝直後)

マリ(…ゆずれない願い、か)

マリ("飛べないハードルを負けない気持ちでクリアしてきたけど"ってフレーズは)

マリ(わんこ君よりも姫に似合う言葉だよね…)

マリ(わんこ君を表すフレーズの歌ってなると、やっぱ坂本真綾の"ヘミソフィア")
坂本真綾 ヘミソフィア↓
http://www.youtube.com/watch?v=oqqwdIFdauA

マリ(ファーストなら"翼をください")

マリ(ホモ君なら…ポルノの"幸せについて本気出して考えてみた"?)
ポルノグラフティー 幸せについて本気出して考えてみた↓
http://www.youtube.com/watch?v=0jN4BFBCQi0

マリ(わんこ君への一途な想いって点ではまぁ…打倒か)

マリ(あたしは…?)

マリ(…よくわかんないや)

マリ(なんだかんだ言って、やっぱり自分が一番自分の事わからないんだよね…)

マリ(…変わっていく自分。それが良い方向なのか、悪い方向なのかは今はわかんない)

マリ(今できるのは、今正しいと思ったことをやるだけ)

マリ(幸い一人じゃないし! 間違ったら誰かが止めてくれる…よね?)

マリ(………1人じゃないって~ 不思議なことね~)
天地真理 1人じゃなって↓
http://www.youtube.com/watch?v=eAXxNa3sN44

同時刻 シンジ自室

シンジ(…僕はすごいやつなのかな?)

シンジ(料理なんていつもやってるし、エヴァに乗ることだって…)

シンジ(マリさんは少しずつでいいって言ったけど…)

シンジ(どうやればいいんだろ…?)

シンジ(…困った時は結局、誰も助けてはくれないんだ)

シンジ(いつも…いつも…)

シンジ(………)

シンジ(………)

シンジ(………)

シンジ(僕はいつも、つらい時誰にも相談してなかった…)

シンジ(誰にも言わず、ただ殻に閉じこもってるだけだった)

シンジ(綾波やアスカや、カヲル君達は、僕の問いにどうこたえるんだろう…?)


マリ『君はそれを本人に聞いた? 聞いてないならその君の考えは正解じゃないよ』


シンジ(…答えを知るのが怖い)

シンジ(…でも何も言わなきゃ、きっとみんな何も言ってくれない)

シンジ(………)

シンジ(逃げちゃだめだ)

シンジ(逃げちゃだめだ)

シンジ(逃げちゃだめだ)

シンジ(逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ、逃げちゃだめだ…)



次回予告

自らの行動に自信を持てないシンジは
マリの言葉を確かめるべく、自ら行動を開始する

その先にあるものは厚い信頼か、それとも辛辣な言葉の刃か

次回『積み上げた物、積み上げていく物』

さ~て、次回もサ~ビスサ~ビスゥ!!




マリ「毎度即興で次回予告とかよくやるね…」

つーわけで、本日はここまでです。
明日またネタ投下しますので…。

感想待ってます

AM 6:11

シンジ「」ショボショボ(起床)

ミサト「おはよ」

シンジ「…あれ? ミサトさん今日早いですね? 僕より早いなんて」

ミサト「まぁね…。ちょっち呼び出しあって」

シンジ「何かあったんですか?」

ミサト「さぁ? こっちだってさっき叩き起こされたばっかだし…」

シンジ「朝食とお弁当どうします?」

ミサト「ん~、食べたいのは山々なんだけど…」

シンジ「ご飯はもう炊けてますし、御味噌汁ぐらいならすぐできますよ?」

ミサト「そう? んじゃお願いしようかしら? でも6時半にはここ出ないと」

シンジ「ゆっくり食べる時間はなさそうですね、とりあえずミサトさんは自分の準備をしてください」

ミサト「助かるわ」

AM 6:19
シンジ「はいどうぞ」

ミサト「シンちゃん手際が良いからほ~んと助かっちゃう~♪」ガツガツ

シンジ「あんまり急いで食べるとのどに詰まりますよ」

ミサト「これでも味わってるわよ?」

シンジ「そうは見えませんが」

ミサト「そこは心配無用よ♪」

シンジ「そうですか…、と、これを」つ弁当

ミサト「え? あの短時間で?」

シンジ「中身はあまり期待しないでください、簡単にできるやつだけを詰めてますので」

ミサト「…主夫の鏡だわ。女として、こんな自分が情けない…」ウル…

シンジ「人間適材適所ですよ」

ミサト「アリガト! そういうフォローってシンちゃん上手!」

シンジ(…今、良い所を言ってもらえた?)

シンジ(…ほかの皆は、なんていうのかな?)

同日 学校

ケンスケ「へ?」

トウジ「センセの良い所?」

シンジ「う、うん…」

ケンスケ「って改めて聞かれてもなぁ…」

トウジ「つか、なんでいきなりそんなこと聞くん?」

シンジ「ちょっと…、ね。昨日考え事してて」

ケンスケ「そっか…」

トウジ「そうやなぁ…。まず一発目に上がるのは料理の腕やろ」

ケンスケ「後はエヴァのパイロットでみんなを守ってること、か?」

シンジ「そ、そうだよね…」

シンジ(このあたりの回答は予想通りだな…)

トウジ「後は、内心恐くてしゃ―ない事でもヤル時はきっちりヤル所」

シンジ「え?」

ケンスケ「おまえさ、俺達をエヴァに乗せて戦ったことあったじゃん?」

トウジ「ワイらからすれば、あそこで逃げへんとか狂気の沙汰やで」

シンジ「あ、あれは命令違反をしただけで…」

トウジ「せやかて、あそこで逃げとったらさらに被害は広がっとったやろ」

ケンスケ「たしかに。シンジは命令違反で怒られたかもしれないけど、」

ケンスケ「それは大人の都合であって、守られる側からは感謝されることだと思うぜ?」

シンジ「………」

シンジ(ミサトさんには怒られたのに…?)

ヒカリ「碇君のいい所?」

シンジ「うん、委員長はトウジ達と違う視点で物見てると思って」

ヒカリ「う~ん…」

シンジ「」ドキドキ

ヒカリ「よくわかんない」

シンジ「えぇ…」

ヒカリ「だって、私には3馬鹿トリオがつるんでるようにしか見えないもの」

ヒカリ「あ、今は渚君もいるから4馬鹿か」

シンジ「い、委員長も言うことは言うんだね…」

ヒカリ「…胸の奥に秘めてても相手には伝わらないもん」

シンジ「そ、そうだね…」

ヒカリ「でも、碇君は転校してきた当初に比べると笑うようになったよね」

シンジ「笑ってる?」

ヒカリ「うん。当初は環境の変化になじめない事もあったと思うけど」

ヒカリ「いつも周りの目を気にしてビクビクしてた。親とはぐれた子犬みたいに」

シンジ「…自分じゃよくわからないや」

ヒカリ「"この子大丈夫かな?"って心配もしたけど、ほどなく鈴原たちと仲良くなって、」

ヒカリ「クラスにも溶け込んだみたいだし」

ヒカリ「今はアスカ達もいるしね」

シンジ「家じゃ、いろいろ大変だけどね」

ヒカリ「あ、そうだ。碇君って面倒みが良いんじゃないの?」

シンジ「?」

ヒカリ「特にアスカって我が強いから、家でも暴君なんじゃない?」

シンジ「ア、アハハハ…」タジタジ

ヒカリ「エヴァのパイロットって個性強いもんね…。みんなの相手は碇君じゃないと無理だよ」

シンジ「そ、そうなんだ…」

綾波「碇君の良い所?」

シンジ「う、うん…」

綾波「なぜそんなこと聞くの?」

シンジ「な、なんとなく…」

綾波「そう」

シンジ「…で、綾波はどう思う?」

綾波「………」

綾波「………」

綾波「………」

綾波「………」

綾波「…少し、考えさせて」

シンジ(考えなきゃならないほど少ないのかな…?)

綾波(碇君の良い所…)

綾波(料理が上手)

綾波(優しい)

綾波(チェロを上手に弾ける)

綾波(………)

綾波「…よくわからない」

シンジ「…そっか」

綾波「けれど」

シンジ「?」

綾波「碇君といると、みんな笑顔になる」

綾波「二号機の人も、メガネの人も、ホモの人も(…私も)」

綾波「碇君はみんなをつないでいる」

綾波「私たちの中心に、碇君がいる」

綾波「碇君がいないと、私の世界は沈んだ色になる」

シンジ(………)

アスカ「アンタの良い所?」

シンジ「う、うん…」

アスカ「んなもん自分で考えなさいよ」

シンジ「わかんないから聞いてるんだよ」

アスカ「愚図ねぇ…」

シンジ「ゴメン…。でもさ」

シンジ「アスカってユーロでいろいろな人と会って、僕よりも世界を知ってるだろ?」

シンジ「そういう人の意見って、参考になるからさ」

アスカ「ふーん…」

シンジ(…やっぱり僕のこと嫌いなのかな…?)

アスカ「あたしの目に見えるアンタの評価でいいのよね?」

シンジ「う、うん」

アスカ「酷い評価でも知らないわよ?」

シンジ「そ、そんなに酷いの?」

アスカ「酷いわ」

シンジ「」

アスカ「エヴァに乗ることが嫌っているし。愚図だし。のろまだし」

アスカ「そのくせエロハプニングはよく遭遇するし…」

シンジ(………酷い言われ様…)

アスカ「周りに気を使っていつも損ばっかりしてるし」

アスカ「あ、あと他人の評価気にしすぎ。他人は他人、自分は自分でしょ?」

アスカ「ホント、あたしと正反対」

シンジ(…1つはいい所出た、のかな?)

カヲル「シンジ君のいい所?」

シンジ「うん…」

カヲル「そうだねぇ…。自分でわからないなら、体にわからせてあげようか?」ニヤリ

シンジ「………」(絶句)

カヲル「…冗談だよ」

シンジ「カヲル君の場合冗談に聞こえないよ…」

カヲル「君を思う気持ちに嘘偽りはないんだけどね」ニコ

シンジ(方向性が間違ってる…)

カヲル「君は料理ができて、誰にだって優しくて、気配りができる人間だ」

カヲル「ただ裏を返せば八方美人で、他人の顔をうかがってるだけって言えないことも無い」

カヲル「その辺は程度の差と言うか、相手の感じ方で変わるから一概には言えないけど」

シンジ「そっか…」

カヲル「…なんでそんなことを聞くんだい?」

シンジ「…カヲル君にも言われたけど、僕は他人の顔をうかがって生活してる」

シンジ「みんなが本当はどう僕の事を思ってるのか、気になって」

カヲル「自分に自信が持てないのかい?」

シンジ「…よく、わからない」

カヲル「そうかい…」

シンジ「………」

カヲル「………」

カヲル「君が本当に認めてもらいたい相手って、誰なのかな?」

シンジ「本当に認めてもらいたい相手…?」

カヲル「鈴原君達や委員長、ファースト、セカンド、フォース、そして葛城さんは、」

カヲル「それぞれ君のことを認めていると思う」

カヲル「君がそれで満足できないのは、本当に認めてもらいたい相手に認めてもらえてないからじゃないのかい?」

シンジ「………」

カヲル「それが誰なのかは僕にはわからない」

カヲル「でも、君はきっとわかっているはずだ」

カヲル「いくら外堀を埋めても、肝心の天守閣を落とさない事には、君はきっと、満足できない」

シンジ「………」

カヲル「…一つ忠告をしておくよ」

カヲル「君は自分を変える必要があると思ってる。その事自体は否定しない」

カヲル「でも、急激な変化は周りと軋轢を生む。だから…」

シンジ「…だから?」

カヲル「少しずつ、今のいい所を増やしていけばいいんじゃないかな?」

カヲル「僕みたいな小僧が言うセリフじゃないけど、」

カヲル「自分が歩いてきた道をふと振り返ってみると、どれだけ自分が変わったかわかると思うよ」

カヲル「あせらずに歩いていれば、そのうち結果はついてくるさ」

シンジ「………」

シンジ(みんなはいろんなことを言ってくれたけど)

シンジ(正直あまり実感が無い)

シンジ(カヲル君が言ってた"本当に認めてもらいたい相手"は)

シンジ(父さんだってことは、僕自身もわかってる)

シンジ(…一緒に生活していない父さんが僕を認めることってあるのかな?)

シンジ(父さんが僕を評価する判断材料になることは)

シンジ(エヴァに乗って使徒を倒すこと)

シンジ(僕の人格、特技、そう言う物はおそらく対象にならない)

シンジ(結局、僕はエヴァのパイロットと言う"存在"でしかないのかな…?)

翌日 NERV本部 自販機前

冬月「少年」

シンジ「あ、副司令」

冬月「うかない顔だな」

シンジ「すいません」

冬月「君がそこでしばらく立ち呆けしていたので声をかけた。他意は無い」

シンジ「そうですか」

冬月「…悩み事かね?」

シンジ「…少し」

冬月「そうか」

シンジ「………」

冬月「………」

シンジ「………」

冬月「………答えの無い問いか、堂々巡りか」

シンジ「え?」

冬月「はたまた、答えは出ているが納得できないか。そんなところか?」

シンジ「…お見通し、なんですね」

冬月「経験による推論だ。さしもの私も、君の悩みの内容まではわからん」

シンジ「父さんが、僕の事をどう思ってるのかな、…って」

冬月「碇が?」

シンジ「父さんとは話す機会も無いし、僕との会話はそんなに弾む物でもありません」

シンジ「父さんが、僕の事をどんなふうに想い、感じているのかが気になって…」

冬月「無愛想な男だからな。私も、あいつの本音を聞いたことなど数えるほどしかない」

冬月「まして、息子の話など出た試しも無いな…」

シンジ「そうですか…。…詳しいんですね、父さんの事」

冬月「あいつとはあいつが学生時代からの付き合いだからな」

シンジ「父さんって、どんな学生だったんですか」

冬月「…一言で言うと、できた人間ではなかった」

冬月「今でこそ指令なんぞやっておるが、あの当時を知る者が今のあいつを見たら」

冬月「大成したものだと感心するに違いない」

シンジ「そうなんですか?」

冬月「男はくぐった修羅場の数で変わるものさ」

シンジ「………」

冬月「少年」

シンジ「は、はい」

冬月「結論から言おう」

冬月「この世界には、日本だけ見ても1億を超える人間が存在する」

冬月「それはつまり、それだけ多様な考え方があると言うことだ」

冬月「だから当然、君の事を好意的にみる人間もいるし、そうでない人間もいる」

冬月「全ての人間に認めてもらうことなど、土台無理な話しだと思うわんかね?」

シンジ「それは、父さんは一生僕を認めないってことですか?」

冬月「その可能性もある」

シンジ「」

冬月「だが、変わる可能性も無くは無い。確率の上ではな」

シンジ「…ずいぶんいい加減なんですね」

冬月「人の心など、昔の季節の移ろいよりもはるかに変わりやすいものだ」

冬月「心とは、数式で表すことのできないものだ」

冬月「だからこそ、何かの拍子にころりと変わる」

冬月「一目ぼれもその類いだ」

シンジ「…父さんが、僕を認めてくれる日が来るんでしょうか?」

冬月「それは君次第だ」

シンジ「僕、次第…?」

冬月「君自身があいつを変える、あいつに認めさせるという気持ちで行動すれば」

冬月「まだ見ぬ未来において、変わる可能性は残されている」

冬月「君の場合媚を売るのとは違うのだろう? 正攻法ならなおさらだ」

シンジ「…難しいですね、なんだか」

冬月「雲をつかむような話だからな。そう簡単にはいくまい」

冬月「目標を持った者全てが事を成したとは言わん」

冬月「しかし、目標を持たぬ者がそれを成す道理も、また無い」

シンジ「………」

冬月「…所詮は年寄りのたわごとだ、忘れてくれてかまわんよ」

冬月「そろそろ仕事に戻る」

シンジ「すいません、時間をとらせてしまって」

冬月「かまわんよ。昔の教師としての血が騒いだにすぎん」

シンジ「…ありがとうございました」

冬月「その言葉時期尚早だ」

シンジ「?」

冬月「それは、君が事を成した後に言ってくれ」

シンジ「わ、わかりました…。いつになるかわかりませんけど」

冬月「うむ」

冬月「」カツカツ…

冬月「」カツカツ…

冬月「」カツカツ…

冬月「…盗み聞きとは感心せんな」

???「わぉ、気づいてたんですか?」

冬月「あまり大人を甘く見ない事だ」

マリ「でも残念、あたしがしたのは盗み聞きではなく立ち聞きです!」

マリ「あ、今回話を聞いちゃったのは全くの偶然ですからね?」

冬月「…そういうことにしておこう」

マリ「わんこ君、これからどうなりますかね?」

冬月「碇に認められるよう努力はするに違いないが、」

冬月「認めるつもりが果たしてあやつにあるかどうか…」

マリ「無駄な努力、ってことかニャ?」

冬月「無駄かどうかはわからん、努力の中で何かをつかむのはその人次第だ」

冬月「碇が振り向く時は、"少年"が"成年"になる時であることは間違いないがな」

マリ「なるほど」

冬月「それに」

マリ「それに?」

冬月「子にとって"親"はいつまでたっても"親"だ」

冬月「背中を追い越すことなど、到底できん」

マリ「…親子って難しいニャ」


冬月「それより、お前さんはその口調を何とかした方がいい」

冬月「はっきり言って、目上の者に対して失礼だ」

マリ「…うわ、いきなり駄目だしされたし」

数日後

シンジ「アスカ~、早くしないと遅刻するよ~!」

アスカ「うっさい! そんなことわかってるわよ!!」(寝ぐせ修正中)

ミサト「だったらもう少し早く起きればいいのに…」

カヲル「二度寝の気持ちよさはよくわかりますけど」

綾波「規則正しい生活をしてれば何ら問題ないはず」

マリ「君の場合は髪短いからね、姫みたいな苦労しなくて済むじゃん?」

綾波「そうなの?」

シンジ「…アスカみたいな爆発状態にはならないよね」

アスカ「バカシンジのくせに、最近言うじゃないの!!」

マリ(冬月副司令との話の後、わんこ君は徐々に普段の姿を取り戻しつつある)

マリ(ゲンドウ君との確執は消えたわけではないけれど、悩んでいる様子はない)

マリ(悩み始めると嫌な連鎖に陥るわんこ君にしては、とりあえず連鎖を止めることに成功したようだ)

マリ(何がきっかけで止まったかはわっかんないが、まぁとりあえずは問題ないみたい)

マリ(これが気を使ってなのか、明確な何かを持ってのことなのか…)

マリ(ここは後々答えが出ることだろう)

マリ(とりあえず、あたしもこの日常を楽しむ事にする)

マリ(人生は、楽しんだ者勝ちだしね♪)

シンジ「マリさん行きますよ~!」

マリ「あ、こら待て! 置いてかないで~~~っ!!」


というわけで、今回投下分は終了となります。

もともとはシンジ×マリで絡ませたかったんですが、
なにを間違ったかシンちゃんの人生相談になってしまいました…。

シンジはTV、映画ともにウジウジの病気が発病しまくりだったので
ここで久々に発病してもらって、みんなから元気貰って回復する流れに…

他人って、

『自分が思ってるほど自分のこと見てくれてないし、
                  自分が思ってないところは見てくれている』

ってことを読み取っていただければ幸いです

ネタを思いつきました。少々お待ちを。

>>695
よろしくお願いいたします。


放課後の学校



     ガララ…

アスカ「バカシンジー、ゴミ、捨てて来たわよ」

アスカ「学級日誌、書き終わった?」

シンジ「もう少しだよ、アスカ」

アスカ「早くしてよね」

シンジ「……はい、おしまい」

シンジ「お待たせ、アスカ」

アスカ「じゃあ、さっさと教室のカギ閉めて、職員室に日誌届けて帰るわよ」

シンジ「うん、そうだね」

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=rGtnAp8KZ_8


     ウメダ、イキノ、キップカッテ~♪

シンジ「ん?」

アスカ「何? この曲?」

シンジ「ケンスケの机から……かな?」

     ゴソゴソ……

シンジ「あった。 携帯からだね……ケンスケ、忘れ物かな?」 ピッ

シンジ「もしもし?」


トウジ『おー、センセ。 出てくれたか』

シンジ「トウジ?」

トウジ『ケンスケの奴が携帯が無いって気がついてな』

トウジ『たぶん、学校やろ、とは思ってたけど……』

トウジ『もしかしたら日直のセンセが出るかも、と、かけてみたんや』

シンジ「ああ……そうなんだ」

トウジ『ケンスケ、どないするー?』

トウジ『…………』

トウジ『ほうか、分かった』

トウジ『あんな、センセ』

シンジ「うん」


トウジ『とりあえず、それ持って帰って、明日返してくれへんか?って、言っとるわ』

トウジ『頼めるか?』

シンジ「ああ、構わないよ、それくらい」

トウジ『すまんの~センセ。 ケンスケ、ええって』

トウジ『んじゃ、また明日』

シンジ「うん、また明日」

     ピッ… ツー、ツー…

アスカ「ジャージ?」

シンジ「うん。 やっぱりこれ、ケンスケの忘れ物だって」

アスカ「ふ~ん……」


アスカ「ところで、さっきの曲……アレ、なんなのかしら?」

シンジ「着メロってやつだよ」

シンジ「着信音を自分好みの曲に設定出来るんだ」

アスカ「そうなの?」

シンジ「そうなの……って知らなかったの?」

アスカ「携帯の着信音なんて、変える必要性を感じないもの」

シンジ「それは……まあ、そうだけど」

シンジ「でも、そういう設定を個別にしておくと、かかってきた時に」

シンジ「曲を聴いただけで、誰からか、わかる様になるから」

シンジ「結構便利だって、ケンスケ達は言ってた」

アスカ「個別って……電話番号ごとに設定できるの?」

シンジ「そうらしいよ? 僕も詳しくは知らないけど……」

アスカ「…………」


葛城宅



     ガチャ

シンジ「ただいまー」

アスカ「待ってたわよ、バカシンジ」

シンジ「うん。 すぐ晩御飯、作るから」

アスカ「……そうね。 その後でいっか」

シンジ「……? 何?」

アスカ「ううん、いいの。 後で話すから」

シンジ「うん……」

シンジ(何か……嫌な予感がする……)


ミサト「ごちそうさまー」

ミサト「シンちゃん、いつもありがとう。 美味しかったわ♪」

シンジ「いえ」 ///

カヲル「ごちそうさま」

カヲル「食器、洗うの手伝おうかい? シンジくん」

シンジ「あ、うん。 頼めるかな?」

カヲル「ふふ、わかった」

綾波「……ごちそうさま」

綾波(食器洗い、手伝おうと思ったけど……ホモの人に先を越された) クスン…

マリ「ごちそうさまにゃ♪」

アスカ「ごちそうさま」


     カチャ カチャ…

マリ「ほいほい、みんなー」

マリ「食後に麦茶はどうですかー?」

綾波「メガネの人、ありがとう」

アスカ「あたしも、もらうわ」

マリ「ホモルとワンコくんの分も入れとくねー」

シンジ「あ、はい、マリさん。 いただきます」

カヲル「すまないね」

マリ「いえいえ」



―――――――――――


アスカ「さて……と」

アスカ「バカシンジ」

シンジ「ん? 何?」

アスカ「モブキャラの携帯、持ってきて」

シンジ「……何をする気だよ」

アスカ「別に~? ただ……」

アスカ「モブキャラの着メロ……どんな設定になってるか」

アスカ「知りたいと思わない?」 ニヤリ☆

シンジ「アスカ……」

マリ「なになに~? 何の話~?」

アスカ「えっとね……」



―――――――――――


マリ「ほうほう、それは面白そうにゃ」

アスカ「でしょでしょ?」 ニシシ♪

シンジ「二人とも……これは面白がってやる事じゃないよ」

アスカ「いーじゃない、これくらい」

アスカ「携帯忘れるアイツが悪いのよ」

シンジ「アスカ……」

カヲル「まあまあ、シンジくん。 僕もちょっと興味あるし……」

カヲル「彼なら、そんなに変な設定をしないだろう……大丈夫だよ」

シンジ「カヲルくん……」

シンジ「……わかった」


シンジ「それにしても……みんな、いつの間にケンスケと番号交換したの?」

マリ「この前、ジャージくんと泊まりに来た時にゃ」

シンジ「ああ……あの時に」

アスカ「その場のノリでね」

綾波「……使ってないけど」

ミサト「実は私も……」 テへへ///

シンジ「綾波にミサトさんまで……」

カヲル「さて……それじゃ、トップバッターは誰から行く?」

アスカ「あたしから行くわ」

アスカ「モブキャラ……変な曲にしてたら、タダじゃ置かないんだから……」 ピッ

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=k4w_9XTMc4w


アスカ「…………」

シンジ「あ……ワーグナーだね」

カヲル「ワルキューレの騎行か……なる程」

マリ「わかりやすいけど……ひねりも何にも無いにゃ」

ミサト「マリ……相田くんは、ウケ狙いで着メロ入れてないわよ」

ミサト「それだけ、ドイツって存在感あるのね~」

綾波「…………」

マリ「そんじゃ次、誰が行く?」


ミサト「あたし、行こっかな?」

アスカ「ダメ。 ミサトはオチ担当」

ミサト「ちょ、ちょっとアスカ……オチって……」

アスカ「そうねえ……エコヒイキ、あんた行きなさい」

綾波「私?」

アスカ「深い理由は無いわよ」

アスカ「ただ、予想がつかないから、もの凄く興味あるわ」

シンジ(ある程度は、出来るけど……)

カヲル(相田くんが、どんな曲にするのかは……確かにそうだね)

綾波「……わかったわ」 ピッ

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=5giru8UIEeQ


マリ「およ!?」

カヲル「アメー○ング・グレイス……」

シンジ「元は、イギリス民謡だっけ?」

ミサト「……うん、いい曲よねー」

アスカ「…………」

アスカ(これをエコヒイキにチョイスって……どういう感性してんのよ、あいつ……)

綾波(…………)

綾波(とても……綺麗な曲……)


マリ「ちょっと意表を突かれたけど、合わない事は無いと思うにゃ」

シンジ「僕はいいと思うけど」

カヲル「確かにファーストっぽい曲ではあるかな?」 クス

綾波「……私らしい?」

アスカ「気にする事は無いわよ」

アスカ「あくまでモブキャラの、あんたに対するイメージってだけだから」

綾波「私のイメージ……カメラの人の……」

ミサト「単純に相田くんが、この曲を好きってだけかもしれないしね」 クス

ミサト「さぁーて、お次は?」

マリ「あたしが行ってみるにゃ♪」 ピッ

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=Ouqm5-dmDD0


     チッ、チッチッチッ、オッパァーイ! ボインボイン~

マリ「…………」

シンジ「…………」 ///

カヲル「…………」

アスカ「…………」

綾波「…………」

ミサト「……まあ、思春期の男の子だし」

マリ「……女性としては、喜ぶべき、かなー」

アスカ「いやぁーね、男って……」


シンジ「なんか……すみません」 ///

綾波「碇くん」

シンジ「ん?」

綾波「碇くんも、メガネの人のオッパイ、見てる?」

シンジ「ぶふぉっ!?」 ///

アスカ「な、何言ってるのよ! エコヒイキ!」 ///

アスカ「あんな脂肪の塊! 見てるわけないでしょ!」 ///

綾波「本当? 碇くん?」

シンジ「もももももも、もちろんさ!」 ///

マリ(あら~、ワンコくんもやっぱり男の子なんだにゃ。 知ってたけど♪)

シンジ「じゃ、じゃあ、次! 僕が行くね!」 ///ピッ

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=j2rKhKa29CY


     ホシクズノウミノナカ~ タダヨウ、ユメ~モトメ~

ミサト「あ……これ知ってる。 夢○年だわ」

シンジ「そうなんですか? ……いい曲ですね」

アスカ(ミサトが知ってるって事は……古い曲?)

マリ「……わぁ。 これ、歌詞がグッとくるね?」

カヲル「うん……シンジくんらしい曲だ」

綾波「…………」

綾波(寂しげで、孤独感があるけど……とても、力強さを感じさせる曲)

綾波(うん……碇くんらしい曲……) ///


ミサト「懐かしいわ~、この曲がテレビアニメで流れてた頃」

ミサト「日本は、本当に平和だったわ」

シンジ「セカンドインパクト前の曲ですか……」

ミサト「それにしても相田くん、どうしてこんな曲知っているのかしら?」

カヲル「それについては、謎だね」

アスカ「あ」

マリ「うん? 姫、どうかしたかにゃ?」

アスカ「ちょっと思いついた事があって……」 ピッ ピッ ピッ…

アスカ「あ? ヒカリー? うん、そう」

アスカ「少し変な事聞くけど……ヒカリはモブキ……相田ケンスケと番号交換してる?」

アスカ「うん……うん……」

アスカ「じゃあ、今、かけてくれない? ああ、理由は明日、話すから」

アスカ「お願いね」 ピッ…

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=QOMuShJSvfY


     コノソラノ~ユクハテニ~ マダミエヌ~ミライノナミ~ガアリ~

アスカ「…………」

シンジ「なんか……切ない曲だね」

マリ「悪いわけじゃなく……重いって感じ?」

ミサト「いい曲だとは思うけど……」

カヲル「相田くん……委員長らしいと言えば、らしいけど……」

綾波(まるで……今の世の中(エヴァ世界)の刹那を歌っているみたい)

綾波(でも……とてもいい曲)


カヲル「それじゃあ、次は僕が行ってみるかな?」

アスカ「まあ……あんたの曲は、聞かなくても大体予想つくけどね」

シンジ「ア、アスカ……まだ、わからないだろ?」

マリ「そうは言ってもね~」

綾波「付いたイメージは、なかなか変えられない」

カヲル「ファースト……さらっと酷い事言うね……」

カヲル「元々は君達が勝手に付けたイメージなのに」

アスカ「あんたの行動や言動が、それを全否定してるわよ」

ミサト「それじゃ、行ってみてくれる?」

カヲル「はいはい」 ピッ

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=6Sosfh60448


     ユラリ、ユラリ、ユレテ、イール  オトコ、ゴコロ、ピーンチ☆

カヲル「…………」

綾波「やっぱり……」

マリ「ウホッ!……で」

アスカ「アッー!な、展開の曲だったわね」

シンジ(……ごめん、カヲルくん)

シンジ(擁護できないや……)

ミサト(こんな曲が存在するのね……)

ミサト(恐るべし……くそ○そテ○ニック)


アスカ「さ、トリを飾るのは、ミサトよ」

ミサト「こ、この曲の後でやるの……なんか嫌だわ」

マリ「気持ちは分かるけど、聞きたいにゃ」

綾波「カメラの人の、葛城三佐のイメージ曲……」

綾波「興味、ある」

シンジ「だ、大丈夫ですよ、ミサトさん」

シンジ「ケンスケは、ミサトさんの事、尊敬してたし……」

ミサト「……そ、そう?」

シンジ「もちろんです」

カヲル(シンジくん、ナイスアシストだ)

ミサト「じゃあ……行くわよ」 ピッ

参考動画

http://www.youtube.com/watch?v=DnQVbQz--hE


     サケガノメル サケガノメル サケガノメルゾー♪

アスカ「ブハハハ!」

ミサト「」 チーン…

マリ「まあ……この前のお泊りでも、豪快に飲んでたしねー」

綾波「とても美味しそうだった」

シンジ(……ミサトさん、すみません)

シンジ(期待させる様な事、言って……)

カヲル「まあ……仕方ないよね」


翌日の朝

学校



ヒカリ「そういう事だったの……」

アスカ「まあ、いい暇つぶしになったわね」

ヒカリ「ところで私のは、どんな曲だった?」

アスカ「いい曲だったわよ? ヒカリっぽくて」

ヒカリ「ふうん……」


ケンスケ「おはよう、碇ー」

シンジ「! お、おはよう、ケンスケ」

ケンスケ「昨日はごめん、助かったよ」

シンジ「う、うん……はいこれ、携帯」

ケンスケ「おっ、ありがとう、碇」


ケンスケ「さてと、今日の一時限目は……と」

綾波「カメラの人」

ケンスケ「ん? 綾波……?」

綾波「ありがとう」

ケンスケ「……はい?」

綾波「じゃ……」

ケンスケ「????」

ケンスケ(何のお礼?)


NERV指令所



ミサト「はあ……」

リツコ「どうしたの? ミサト」

リツコ「今日は、ため息が多いわね」

ミサト「ちょっちねー……考えさせられたんだわ、これが……」

リツコ「考えさせられる?」

ミサト「んー」

ミサト「お酒……止めようかなーって」

リツコ「無駄な努力ね」

ミサト「真面目な話だってば……」


リツコ「あなたがお酒を? ありえないわ」 クスクス

ミサト「うっ……否定出来無い」

リツコ「くだらない事を言ってないで、予算超過報告書と補充スタッフの選定」

リツコ「それからNERVスタッフの訓練内容や期間・場所の」

ミサト「リツコ……みなまで言わないで……仕事はちゃんとするから……」

リツコ「わかればよろしい」

リツコ「じゃ、私は、パイロットの訓練内容を作成するから」

ミサト「はーい」

ミサト(…………)

ミサト(とは言うものの……)

ミサト(せめて……子供達の目の前で飲むのは止めよう) ハア…




     だが、家に戻ってそれを思い出したのは

     みんなの前でビールを1本空けた後だった。

     ……ミサトは、止めるのを止めた。



     おしまい

うあちゃー。最初の数レス、コテつけ忘れたー。痛恨のミス。

という事でこれで終わりです。短くてすみません。
本来はシンジの携帯にしようと思ったんですが
シンジはクラッシックに偏りそうだったので、自分には出来無いと思い
ケンスケに出張ってもらいました。

実は同じネタ、ISでもやってるんですけどね。
ヤラ○イカは、一度聞いたら耳について離れませんw
お楽しみいただけたのなら、幸いです。

それでは、ネタを思いついたら、また。

選曲がナイスすぎて…
あと、綾波の中の人は実際にアメージング・グレイス歌ってるしね
違う番組だけど

NERV 会議室

アスカ「さて、アンタ達に集まってもらったわけだけど」

カヲル「ホントいきなりの招集だね、しかも会議室まで使って」

ミサト「おまけにあたしとシンちゃんとカヲル君? 一体どういう人選よ?」

シンジ「綾波とマリさんは?」

アスカ「エコヒイキとコネメガネは今回外したわ」

シンジ「なんで?」

アスカ「あいつらは、今回の"ターゲット"だからよ」

シンジ・ミサト・カヲル『ターゲット?』

アスカ「そ、ターゲット」

ミサト「…アンタ、また善からぬことを企んでるんじゃないでしょうね?」

シンジ「き、聞いた後(アスカが)が怖いですけど、ちなみにどんな?」

ミサト「ズバリ、シンちゃんをゲットするために邪魔なライバルを消去するとか?」

カヲル「シンジ君ゲットの最大の障壁は僕ですよ!」

ミサト「同性である時点でシンジ君は恋愛感情を抱かないので、その意見は却下します」

カヲル「」

アスカ「…あ、アンタ達、 本人の目の前でよくそんなこと言えるわね!?」

ミサト「だって、あの二人がシンジ君ゲットの障壁であることは間違いないわけだし」

アスカ「そんな変なことは考えてないっちゅーの!!」プンプン

シンジ「ふ、二人とも落ち着いて…。今回の発起人はアスカなんですから、」

シンジ「まずはアスカの話を聞かないと事が進まないじゃないですか」

アスカ「そうよ!! まずはこのあ・た・しの話を聞きないってば!!」

ミサト「しょーがないわねぇ…」

カヲル「それじゃ、5文字で説明よろしく」

アスカ「パーティー」

カヲル「…は?」

アスカ「だから、パ・ー・テ・ィ・ー!」

ミサト「…おお、ぴったし5文字」

シンジ「感心するところはそこじゃないと思いますけど…」

アスカ「バカシンジ、アンタの誕生日は6月だったわよね?」

シンジ「そ、そうだけど…?」

アスカ「ホモルは9月」

カヲル「そうだけど…、どうしてそれを君が知っているんだい?」

アスカ「んでもってあたしは12月」

ミサト(あたしの誕生日はどうなったのかしら~? あたしも12月なんだけど~)

アスカ「そしてここが問題、エコヒイキとコネメガネは3月!」

アスカ「しかも二人は一日違いの30日と31日生まれ!! ここまで言えばわかるでしょ!!?」

シンジ「…要するに」

カヲル「彼女たちの誕生日を祝う」

ミサト「バースデ―パーティーをやろうってわけ?」

アスカ「その通り!!」ドヤァ

カヲル「ああ、そういうことか」

ミサト「そういやアスカの誕生日は盛大に祝ったもんね~、サプライズで」

アスカ「そうよ!! このあたしにサプライズを仕掛けたんですもの!!」

アスカ「仕掛け返されても文句ないわよね!!?」

シンジ(素直に"前回のお礼にパーティー開くわよ"って言えばいいのに…)

ミサト「それで二人を除いたこのメンツでやるわけか」

カヲル「けど準備するには頭数が足りない気がするな」

シンジ「今回は2人抜けるね」

アスカ「応援はすでに手配済みよ?」ニヤリ

シンジ「委員長?」

カヲル「委員長だね」

ミサト「洞木さんね」

アスカ「」

アスカ「ア、アンタ達…」

ミサト「違った?」

アスカ「ち、違わないけど…」モジモジ

カヲル「ならいいじゃないか」

アスカ「…なんか、あたし友達いないみたいに思われてない?」

シンジ「僕はそんな風には思わないけど…」

アスカ「そ、そうよね!!」

カヲル(友達少ない事、気にはしてるんだね…)

ミサト(…"私は一人で平気"なんて言ってた時期が懐かしいわ)

アスカ「と、とにかく! これで前回の人数と準備に携わる人数は同じよ!」

アスカ「やれるわよね?」

シンジ「ま、まぁ何とかなると思うけど…」

カヲル「後は君の協力度合い次第だね」

ミサト「アスカ次第ね」

アスカ「」

ミサト「レイはもちろん、マリもなんだかんだで手伝ってたもの」

ミサト「アスカがあの二人くらい働いてくれたら何ら問題ないわ」

アスカ「あたしを誰だと思ってるのよ! やれるわよ!!」

シンジ(負けず嫌いだなぁ…)

カヲル(そういう意味じゃ誰よりも扱いやすいけど)

ミサト「オッケー、んじゃ頑張ってね♪」

シンジ「ミサトさんも頑張ってくださいね」

カヲル「仕事が忙しいのは仕方ないですが、ある程度はやっていただかないと」

ミサト「が、頑張ります(汗)」

アスカ(あの様子だと、ミサトあたしの時はたいして働いてないわね)

シンジ「それで、どんなパーティーにするの?」

アスカ「派手に行くわよ!」

カヲル「具体的には?」

アスカ「派手に!!」

ミサト「アスカ、派手なのはわかったから、具体的に話して」

ミサト「どんな飾り付けして、どんな料理出して、どこでやるとか」

ミサト「派手派手言ってるだけじゃ、あなたのイメージが全然つかめないの」

ミサト「状況報告やイメージ・レベル合わせって言うのは大事なんだから」

ミサト「今回のリーダーはあなたよ? カヲル君もシンジ君もあなたの手先となって動くの」

ミサト「あなたのイメージを共有しない事には、動きたくても動けないじゃない」

アスカ「わ、わかってるわよ…」

シンジ「え、えっと、僕からいろいろ質問するからアスカ答えてよ」

アスカ「ハァ? なんで?」

シンジ「料理関係は僕が担当することになるだろうし、紙に書き出してみる」

アスカ「う、うん」

シンジ「それじゃあ…」


シンジ「ケーキはどんなのが良い?」
アスカ「そうね…エコヒイキとコネメガネのプラグスーツの色をイメージで白とピンク」


カヲル「葛城さん」ヒソヒソ

ミサト「ん~?」

カヲル「ここだけの話、大丈夫でしょうか? ファーストはともかく、もう一方は勘が良さそうですし」ヒソヒソ

ミサト「大丈夫よ。たぶん」ヒソヒソ

カヲル「その根拠は何ですか?」ヒソヒソ

ミサト「気づくかもしれないけど、自分のためにやってくれてるってわかったら、」ヒソヒソ

ミサト「普通邪魔するわけないじゃない」ヒソヒソ

ミサト「主賓はほかならぬ自分なわけだし」ヒソヒソ

カヲル「だといいのですが…」ヒソヒソ


シンジ「ろうそくも買わなきゃね」
アスカ「吹き消すやつね…どこで売ってるのよ?」
シンジ「スーパーとかで売ってると思うから探してみるよ」


カヲル(バレずに事が運ぶか、失敗するか、はたまた黙認されるのか)

カヲル(さてさて、一体どうなる事やら…?)

翌朝 葛城宅
マリ「ところでさ」

アスカ「ん~?」

マリ「昨日あたしとファーストちゃん以外みんな帰りが遅かったけど、なんかあったの?」

アスカ「べ、べつに~」ギクゥゥゥッ!!

シンジ(アスカ顔に出てるって…)

ミサト(ホンットわかりやすいなぁ)

カヲル(以前お泊まり会で鈴原君とババ抜きでビリ決め対決した時からわかってはいたけど)

マリ「…姫」

アスカ「な、何よ?」

マリ「何か企んでる?」

アスカ「何を企むっていうのよ!!」ギクギクゥゥゥッ!!

マリ「"私、何か企んでます"って、顔に書いてあるけど?」

綾波「…特に顔に文字は書かれてない」

シンジ「顔に書いてあるっていうのは、表情から読み取れるってことだよ」

綾波「そうなの?」

カヲル「そうそう」

ミサト「アスカはわかりやすいもんね~」

マリ「ほれほれ~白状しなさいって~」ウリウリ~

アスカ「冤罪だっつーの!!」

綾波「冤罪?」

シンジ「"やってないのにやったことになってる"ってことだよ」

カヲル「"誤認逮捕"と思ってもらえばいいと思うよ」

綾波「二号機の人、逮捕されるようなことしたの?」

アスカ「そういう意味じゃないっての!!」

学校 休み時間

マリ「君はどう思う?」

綾波「? 何が?」

マリ「朝の姫の事だよ。あれは絶対何か企んでるね」

綾波「そう」

マリ「おりょ? 気にならない?」

綾波「別に」

マリ「へー…」

綾波「………」

マリ「………」

綾波「………」

マリ「……ホントは?」

綾波「………気に、ならないわけじゃない」

マリ「な~んだ、だったら一緒に調べてみない?」

マリ「姫がなにを企んでるかを、さ」

綾波「気にはなるけど、そこまでする気にはならない」

マリ「なんで? 気になるんでしょ?」

綾波「二号機の人にだって、隠したことはあると思うから」

マリ「隠したい事? 具体的に何を?」

綾波「自分の弱いところ」

マリ「…い、イヤあのね、今回はそういうことじゃなくて」

綾波「私たちは、二号機の人に隠し事をしたことがある」

マリ「え? 私たちって、あたしも?」

綾波「」コク

マリ「なんかやったけ?」

綾波「12月4日、二号機の人の誕生日に」

マリ「…あー、サプライズパーティー」

綾波「」コクコク

マリ「あんとき姫泣かせちゃったんだよねぇ…喜びの涙だったと思うけど」

綾波「二号機の人はツンデレ」

マリ「…ツンデレは間違いないけど、ここで使うべきなのかどうかはちょっと疑問だな」

綾波「ツンデレは正反対の言葉を言うだけで、本気で嫌がったりはしていない」

綾波「二号機の人が隠し事をするということは」

綾波「それが言えない状況だったから」

マリ「ん~? 要するに、朝いたメンツに関係することだったから言えニャかった?」

綾波「………多分」

マリ(…この子、姫のことよく見てると言うか、信頼してると言うか…)

マリ(普通はもっと疑うもんだけどニャ…)

綾波「だから私は調べないし、協力を要請されたら協力する」

綾波「でも、二号機の人が何も言わないのであれば、私は干渉しない」

マリ「ドライだね~、普通はもっといろいろなこと気にするよ?」

綾波「そうなの?」

マリ「少なくともあたしは気にするよ?」

綾波「なぜ?」

マリ「なぜって…気になるから?」

マリ「自分の知らない事に興味を示すのは普通のことだって」

マリ「それが、もしかしたら"自分に関係すること"かもしれないし」

綾波「"自分に関係すること"?」

マリ「さっきの君の姫の行動の推測はかなり的を得てると思う」

マリ「姫の場合、何か隠す場合は"自分のプライドを汚すような不都合なこと"、」

マリ「"相手にとってあまりにもショックなこと"と、」

マリ「"自分がそういうことをする柄じゃない事"の3つってあたしは考えてる」

マリ「んで、今回の件に関してはあたし的には最後の3番目、」

マリ「"自分がそういうことをする柄じゃない事"なんじゃなかろうかと」

綾波「根拠は?」

マリ「これは、あたしの経験則」

綾波「経験則?」

マリ「要するに、勘」

綾波「そう」

マリ「ウワ反応薄ーい」

綾波「そうでもない」

マリ「そなの? 全然そうは見えないニャ」

綾波「直観の全てを認めているわけではないけど、」

綾波「そういうことは時々驚くほど的確に当たるから」

マリ「君は勘が良い方?」

綾波「いいえ、でもみんなたまに当ててるから」

マリ「君が見た限りあたってるからってことか。ま、君がそれでいいならいいけどさ」

綾波「…結局、調べるの?」

マリ「モチのロン! あたしは気になったことは調べずにいられないタチなのだ!!」フンゾリ

綾波「胸を張ることじゃないと思う」

マリ「気にしなさんなって♪」

マリ「さて、姫は一体なn」(カレンダーが目に入る)

マリ「………?」(首をかしげる)

綾波「? メガネの人?」

マリ「姫の隠し事、あたし達が隠したこと、姫のSuprise Birthday Party…」

綾波「?」

マリ「姫がそんなことされて、やり返さないはずがない…」

マリ「あの場にいたのはあたし、わんこ君、ファースト、ホモ君、ぶちょーさん」

マリ「仮にあたしに関係するとしたら…」

綾波「…メガネの人?」

マリ「君」

綾波「何?」

マリ「誕生日いつ?」

綾波「3月30日」

マリ「あたしは3月31日」

綾波「それがなに?」

マリ「姫は、あたしらの誕生日に何かやろうとしてるんじゃないかニャ?」

綾波「そうなの?」

マリ「確証はないよ。でも、姫の性格から考えて、」

マリ「やられっぱなしじゃまず済まさないはず」

綾波「そうね」

マリ「だよね」


マリ(妙なところで意見があった…)

数日後 3月30日 PM8:41 NERV⇒葛城宅(徒歩で帰宅中)

マリ「だー! 残しすぎだっつーの!! 何時だと思ってんのー!」

綾波「私は気にしない」

マリ「さいですか…。しかし、あたしらが居残り組なるってのも、珍しいニャ」

綾波「そうね」

マリ「シンクロテストの結果が悪いからって、りっちゃん先生もいろいろカウンセリングして来るし…」

綾波「あの人は、仕事が恋人だから」

マリ「それ、相当さびしい大人だよ?」

綾波「そうなの?」

マリ「そうだよ」

綾波「そう」

マリ「………」

綾波「………」

マリ「でさ、」

綾波「何?」

マリ「例の姫の隠し事の件、誕生日がらみならなんか今日動きあるよね?」

綾波「それはあなたの予測、実際には今のところ何の動きも無い」

マリ「さらりとそういうこと言わないでよ~!」

マリ「誕生日だって言うのに誰も祝ってくれないってさびしいじゃ~ん!!」

綾波「別に」

マリ「…もしかして、今まで誕生日を祝ってもらったこと、ないの?」

綾波「無いわ」

マリ「………君って、いろいろ苦労してるんだね」

綾波「そうなの?」

マリ「君の場合、ほかの人が体験しているはずの事を体験してないのが多すぎるんだってば!!」

葛城宅 到着

綾波「ただいま」

マリ「たっだいま~」

シーン・・・・・・・・・

綾波「…返事がない」

マリ「これはいよいよIt's Show Timeかな?」

綾波「ショータイム?」

マリ「そそ、ここを抜けて、リビングに入ると」(二人でリビングへ入室)

パン! パンパンパパン!!

???「Happy Birthday!!」

綾波「………」(クラッカーの紙ひもまみれ)

マリ「…ま、こうなるわけ」(クラッカーの紙ひもまみれ)

ミサト「あらら、やっぱばれてたみたいね」

カヲル「セカンドが顔に出すからいけないんだよ」

アスカ「何よ!! あたしのせいだってーの!?」

ヒカリ「アスカやめなよ…」

トウジ「せやせや、せっかくのめでたい席やしの」

ケンスケ「っとか何とか言って、トウジは碇の作った料理食べたいだけだろ?」

サクラ「シンジはんのケーキにありつけるって聞いて涎だらだらだったです」

トウジ「二人してなんやねん!!」

シンジ「い、一応褒められたという事で受け取っておくよ…」

マリ「確証はなかったけど…」

綾波「予想通りだった」

マリ「若干予想外な人が交じってるけど」チラ

トウジ「誰の事や?」

ケンスケ「俺らの事だと思うよ、たぶん」

トウジ「なんやてぇ!?」

マリ「怒んない怒んない、わざわざ来てくれてありがと♪ ほら、君も」

綾波「あ、ありがとう」

サクラ「どういたしましてです!」

ケンスケ「ま、式波の時もやったしね」

トウジ「クラスメイトやし、そない固くなるなや」

綾波「わ、わかった」

マリ「んでぇ? 今回の発起人は姫かニャ?」

アスカ「そ、そうよ!! 悪い!?」

マリ「んニャ~、別に?」

綾波「メガネの人と話をしてた。二号機の人が何か隠してるって」

トウジ「顔に出るからのww」

アスカ「ジャージが言えた義理か!」

シンジ(どっちもどっち…)

綾波「それで、二号機の人は"自分がそういうことをする柄じゃない事"してるんじゃないかって」

アスカ「………」

マリ「まぁ、姫の事だから前回仕掛けれたサプライズのお返しだと思ったんだけどね」

アスカ「そ、そうよ!! これは仕返しよ!!」

アスカ「か、勘違いしないでしょね!! アンタ達のために計画したわけじゃないんだからね!!」///

ケンスケ「こ、これこそツンデレ王道の殺し文句!」

マリ「姫はツンデレだからね♪」

綾波「ツンデレ」

トウジ「ツンデレww」

ミサト「ツンデレツンデレwww」

アスカ「ア、アンタ達ィィィィ!!」

ヒカリ「ア、アスカストップ~!!」


シンジ「話が進まない…」

カヲル「さて、気を取り直してろうそくの火を吹き消して」

綾波「? なぜ?」

サクラ「バースデーケーキのろうそくは年齢と同じ本数をケーキに立てて、」

サクラ「それを祝ってもらう人が吹き消すのがルールなんです!」

綾波「そう」

シンジ「ホントは一つずつケーキを準備したかったんだけど…」

アスカ「二つも食べたら太るじゃないの!!」

シンジ「と言うわけで」

綾波「私は構わないわ」

マリ「あたしも問題なーし。わんこ君のお祝いの気持ちがこもっていれば」

アスカ「あたしも手伝ったんだからね!」

ミサト「最後に上のイチゴ乗せただけじゃないの…」

アスカ「ミサト~!(怒)」

ギャーギャーギャー

マリ「まったく、素直じゃないんだから…」

綾波「………」

マリ「? どしたの」

綾波「…こう言う時、どんな顔すればいいかわからないの」

マリ「うれしいときはどうすべきかなんて、君はもう答え知ってるとおもうけど?」

綾波「…こう?」ニコ

マリ「そうそう♪」ニッ

綾波「ありがとう」

マリ「You're welcome! ささ、せーのでろうそく吹き消すよ♪」

綾波「わかった」

マリ「せーの!」

マリ・綾波「フー!」(蝋燭全部吹き消す)

シンジ「おめでとう」

アスカ「…おめでと」

カヲル「おめでとう」

ミサト「おめでと!」

トウジ「めでたいのぅ…」

ケンスケ「おめでとさん」

ヒカリ「二人とも、誕生日おめでとう」

サクラ「おめでとうです!!」

ペンペン「クェクェ!!」

マリ「へへ、なんか照れるねw」

綾波「…みんな」


綾波・マリ「ありがとう」

綾波(ハッピーバースデー)

綾波(初めて言われた言葉)

綾波(この世に生を受け、重ねた年月を祝う言葉)

綾波(胸がポカポカする言葉)

綾波(メガネの人)

綾波(ハッピーバースデー)

綾波(そして私)

綾波(私にハッピーバースデー)

な、何とか締め切りに間に合った…

綾波レイ、および真希波・マリ・イラストリアスはそれぞれ
3/30、3/31が誕生日です。ちなみに、彼女らの中の人である
林原めぐみさん、坂本真綾さんも同じ誕生日だったりします。

4人とも、お誕生日おめでとうございます!!

エンディングソング 林原めぐみ 私にハッピーバースデイ↓
http://www.youtube.com/watch?v=peFppPBbt3w

追伸:
ネタ投下の間隔が短くてすいません…。
こういう時事ネタは時期外せないのでご勘弁を…。

しばらく来なかったが誰も書いてないのね…
GW出し、ちょっとネタの投下しますか…

つーわけで、5/1まで待ってて。

あ、日付が変わるタイミングでの投下はないので、あしからず

…NERV本部 シンクロテスト管理室…

リツコ「アスカ、聞こえる?」

アスカ『聞こえてるわよ』

リツコ「今のところは問題ない?」


…ロッカールーム(アスカ着替え中)…

アスカ「たかがプラグスーツを着ただけじゃない。何があるってーの?」ゴソゴソ

リツコ『あなたの場合、もうずいぶん実機搭乗はおろか、』

リツコ『テストもやっていないのよ?』

リツコ『ブランクがあるんだから、あまり気負わず、焦らないようにね』

アスカ「このあたしに限って、そんなことあるわけないでしょ!」プシュ(プラグスーツ収縮)

…シンクロテスト管理室…

リツコ「って、本人は言ってるけど?」

ミサト「…やっぱ、アンタとしては心配?」

リツコ「当然」

ミサト「そりゃそうよね…」

リツコ「使徒に浸食された体、そして心、」

リツコ「これが彼女にどういう影響を与えるかなんて」

リツコ「誰にもわからないわ」

ミサト「…式波・アスカ・ラングレー。使徒に取り込まれ、そして生還した唯一の人間」

リツコ「おまけにマルドゥックの報告書に名のある第二の少女」

リツコ「ここまで希有な存在って言うのも、ホントに稀ね」

ミサト「…そんなモルモットみたいな言い方、…しないで」

アスカ『こっちは着替え終わったわよ』

マヤ「了解、それではプラグの前で待機をお願いします」

アスカ『え、まだ乗らないの?』

リツコ「今回はいろいろなデータをとるから、その準備に手間取ってるのよ」

リツコ「後1~2分待って頂戴」

アスカ『ったく、仕方ないわね~』

リツコ「……どう?」

マヤ「脳波、呼吸、心拍数全て異常無し」

マヤ「……今のところは、ですが」

ミサト「今のところは、ね」

リツコ「これがこのまま順調に行くことを、願うばかりね…」

…プラグ前…

リツコ『待たせたわねアスカ、こちらの準備が整ったから、乗り込んでちょうだい』

アスカ「わかった」


アスカ(使徒に取り込まれて1カ月、)

アスカ(さらにマグニチュード9.0の地震で生き埋めになったあの日から2カ月)

アスカ(幸いNERVの施設そのものは大した被害も無かったが)

アスカ(周辺のいろいろな場所の復旧や修理のおかげで)

アスカ(あたしの復帰を確認するためのテストの日程は延びに延びていた)

アスカ(まぁその間、バカシンジやエコヒイキ達と、くだらなくも)

アスカ(年相応の時間の使い方をしたような気もするが…、それは今は置いておく)

アスカ(あたしはもともと"ここ"にいるべき人間なのだ)

アスカ(エヴァンゲリオン二号機)

アスカ(ここはあたしにとって、玉座なのだから)

マヤ『それじゃアスカ、プラグに入って、シートに座って頂戴』

アスカ「りょ~かい」

マヤ『パイロットの搭乗を確認、搭乗口閉鎖します」


プシュー(徐々にドアが閉まる)


アスカ(…なんだろ?)

アスカ(入り口が閉まっていくだけなのに)

アスカ(たかが装甲板一枚で隔てられるだけなのに)

アスカ(ものすごく)

アスカ「ちょ、ちょっと待て! 扉を閉めないで!!」

…シンクロテスト管理室…

リツコ「マヤ」

マヤ「搭乗口の閉鎖を一時ストップします!」


ピタ…(搭乗口が閉まりかけでストップ)


リツコ「アスカ、どうしたの?」

アスカ『い、いや、なんか久しぶりだから緊張するっつーか…』

ミサト「なによ~。アンタ、ユーロじゃもう何百時間も訓練してるじゃないの」

ミサト「たかが三カ月乗らなかったからって、緊張しちゃうわけ?」

アスカ『う、うるさい!!』

リツコ「ミサト茶化さないの」

ミサト「は~い…」

リツコ「アスカ。まじめな話、少しでも気持ちが悪いとか、」

リツコ「何か体に変調があれば、今みたいにすぐに言ってちょうだい」

リツコ「こちらはプラグスーツやインタフェース系統であなたの状態をモニタリングしてるけど、」

リツコ「あなたほどあなたの体の事をわかってあげることはできないから」

アスカ『わ、わかってるっつーの』

マヤ「……」

リツコ「…解析できた?」

マヤ「プラグはまだエヴァに挿入されていませんから浸食などは当然ありません」

マヤ「ただ先ほどのアスカには心拍数、および呼吸の上昇、脳波にも乱れがありました」

ミサト「つまり…」

リツコ「拒否反応ね」

…プラグ内部…

アスカ(以前は全然感じなかったのに)

アスカ(プラグ内ってこんなに息苦しいんだ…)

アスカ(シートのあるただの装甲板の筒の中に、私はいる)

アスカ(まるで、外はもう宇宙のような死の世界みたい…)

アスカ(…体に力が入らない)

アスカ(…呼吸が苦しい)

アスカ(モニターも接続されてないから、周りの様子も見えなくて)

アスカ(どうしようもないほど)

アスカ(とてつもなく)

アスカ(恐い……)

マヤ「心拍数さらに上昇、脳波乱れています。このまま実験を続けるのは…」

リツコ「まって。プラグのメインモニターを起動して、周りの風景を見せてあげて」

マヤ「りょ、了解…」

ミサト「…大丈夫なの?」

リツコ「これが単なる閉所恐怖症なら、これで症状は幾分緩和されるわ」

マヤ「メインモニター接続します」


アスカ(モニターが繋がった…)

アスカ(周りの風景がよく見える…)

リツコ『アスカ、大きく息をして、できるだけ遠くを見て』

アスカ「ハァ…ッ、ハァ…ッ、ハァ…ッ、ハァ…」

リツコ『アスカ!』

アスカ「うっさい! 今やってる!!」

ミサト「…余裕なさそうね」

リツコ「見ればわかるわよ、そんなこと」

マヤ「シンジ君の時は、2回目の搭乗時にはこんな風にはなりませんでしたけど」

ミサト「これ、個人差ってレベルの話じゃないわよね?」

リツコ「何らかの心理的要因があるのは間違いないようね」

マヤ「パイロット、心拍数、呼吸共に通常値よりも高い値ではありますが、」

マヤ「安定はしてきました。脳波の乱れは相変わらずですが…」

リツコ「今日はここまでね」

ミサト「アスカ、聞こえる? 今日は上がっていいわ」

アスカ『え、えぇ? まだ何にもやってないじゃない!?』

…プラグ内…

アスカ「あたしはまだやれるわよ!!」

ミサト『余裕のない顔でそんなセリフを言われても、』

ミサト『管理責任者としては許可できません』

アスカ「でも」

リツコ『技術部からも同意見よ、今日のあなたは本調子じゃないみたい』

リツコ『後日、改めてテストを行います。日程は追って連絡するので、指示を待つように』

アスカ「…わかった」


ブゥン…(モニターが消え、再び装甲板が姿を現す)


アスカ「…余裕がない、か」

アスカ「あたしからプライドと自信と余裕をとったら、一体何が残るのよ?」

アスカ「…最悪」

復帰テストに失敗したアスカ。

自尊心の柱を失った彼女に皆が言葉を失う中、

その裏でゲンドウにより、第二の少女の抹消が検討される。

『もう必要ない』

その言葉はナイフとなり大きな傷をつける

次回『プライドと自信と余裕と』

さ~て、次回もサービスサービスゥ!!


綾波「次回は出してくれないと暴れフガ」

カヲル「それ別の人だからちょっと自重しようね…」(綾波の口を押さえる)

マリ「別の人って、誰?」

シンジ「…知らないよ」

GWということでチョット大きなネタを投下予定、
続きはまた明日!!



今回の話は今までの話から作ってますので、第9使徒の話と
地震の話を一度読んでから読まれると、なお楽しめるかと思います
第9使徒の話>>195-248
地震の話>>287-416

…NERV司令室…

リツコ「…以上が、今日行った第二の少女のテストの結果です」

冬月「よもや、乗る以前の問題とはな…」

ゲンドウ「原因は?」

リツコ「第9使徒に取り込まれた際の恐怖と、先日の地震で生き埋めになった時の恐怖、」

リツコ「この二つがトリガーとなった可能性があります」

冬月「……たしか、その際に彼女の友人も一緒だったな」

リツコ「はい。右腕を骨折し、さらに出血もありました」

冬月「生身で使徒に襲われ、地震の恐怖し、さらに自分の無力さを痛感させられる」

冬月「"泣きっ面に蜂"とはこのことだな」

ゲンドウ「………」

冬月「赤城博士、君は彼女はまだ使えると思うかね?」

リツコ「我々には技術があります。無理やり乗せようとすれば乗せることは可能です」

リツコ「しかし、それを行えば、おそらくほかの子供たちに影響がでます」

冬月「モチベーションの低下か…」

リツコ「彼女がエヴァから下ろすにしても、結果は同じだと思われます」

リツコ「彼女は彼らの中で、リーダーのような存在ですので」

冬月「現状を打破するためには、自ら立ってもらわなければならないわけか…」

ゲンドウ「だが、我々はそれを悠長に待っていられるほど時間を持ってはいない」

冬月「…そうだな」

リツコ「承知しています」

ゲンドウ「赤城博士、場合によっては第二の少女を凍結することも検討するように」

リツコ「わかりました」

ゲンドウ「使えぬ手札は切らねばならぬ。たとえそれが、子供であってもな」

…17:32 葛城宅…

アスカ「…ただいま」

シンジ「おかえり。早かったね」(夕食準備中)

アスカ「別に」

シンジ(…機嫌が悪い。僕またなんか怒らせるようなことしたかな…?)

アスカ「コネメガネとかは?」

シンジ「マリさんはなんか雑誌を買いにさっき出て行ったよ。カヲル君は付き添い」

シンジ「ミサトさんと綾波はまだNERVから帰ってきてないけど」

アスカ「アッソ・・・」

シンジ「…なんか、あったの」

アスカ「あんたが気にするようなことじゃない」

シンジ「そ、そっか…」

アスカ「」ムスー

シンジ(やっぱり機嫌が悪い…)

アスカ「…ねぇ」

シンジ「な、何?」

アスカ「お風呂って、もう掃除終わってるの?」

シンジ「カヲル君が行く前にやってたよ。帰ってからやるのも大変だし、」

シンジ「何時に戻れるかもわからないからって」

アスカ「そう。んじゃ先に入るわ」

シンジ「まだお湯入れてないけど…」

アスカ「蛇口捻ればお湯出るんだから、溜めながら入る」

シンジ「アスカがそれで良いなら、良いけど…」

アスカ「フン!」

アスカ:(着替えを取りに自室へ)

シンジ「やっぱり、今日の搭乗テストで何かあったんだろうなぁ…」

シンジ「昨日は"明日からはエースの復活よ!!"って、元気いっぱいだったのに…」

…浴室…

アスカ「」(湯船の中)

アスカ(…今日は調子が悪いわけじゃなかった)

アスカ(昨日の夕食も、今朝の朝食もガッツリ食べた)

アスカ(熱もないし、便秘とかもなかった)

アスカ(時期的に生理ももちろんない)

アスカ(要するに、体には何の異常もない)

アスカ(でも…)

アスカ(精神的なところで問題があった)

アスカ(…たぶん、閉所恐怖症)

アスカ(狭い空間にいることに極度の恐怖を感じる)

アスカ(………)

アスカ(…このあたしが)

アスカ(……このあたしが、こんなことになるなんて)

マリ『たっだいま~!』
カヲル『ただいま』


アスカ(コネメガネたちが帰ってきた)

アスカ(普段から調子の良いあいつらでも、あたし見たく調子を崩したりするのかな…?)

アスカ(…ないな。あったとしても、あいつらなら周りに悟られないようにうまくやる)

アスカ(私はジャージの鈴原みたく、態度や感情が表に出すぎる)


綾波『ただいま』
ミサト『たっだいま~今日の晩御飯な~に~?』


アスカ(そういう意味じゃ、エコヒイキも便利よね…)

アスカ(以前に比べれば感情が表に出るようになったとはいえ、)

アスカ(今でも時々わかんないもんなぁ…)

アスカ(あれなら失敗して落ち込んでも、わかんないし)

アスカ(…そもそもあいつは失敗するのかな?)

アスカ(…いつもは他人の長所なんて気にも留めないのに)

アスカ(今日のあたしは、ホントにどうかしてる)

マリ『あれ、姫は?』
シンジ『アスカは今お風呂です』
マリ『そっか~。んじゃワンコ君、ちょ~~ちお風呂場一緒に覗こうか♪』
シンジ『ちょ、ちょっと!?』
マリ『え、ワンコ君は姫に欲情しないの?』
ミサト『ま!』///
シンジ『それ答えなきゃだめですか? どう答えても僕の負けな気がしますけど!?』

アスカ(…エロシンジ)

アスカ(あいつの場合、思考がマイナス一辺倒だから)

アスカ(失敗してもそんなに気にならないんだろうなぁ…)

アスカ(失敗したら"あ~やっぱりだめか"で)

アスカ(成功しても"ここがだめだ"って小さいこと気にして)

アスカ(大きな失敗しても、普段から気にしてなさそうだし)

アスカ(自信がないから博打もしない)

アスカ(だから、大きな成功もなければ、大きな失敗もない)

アスカ(それが、あいつの特徴よね)

カヲル『ところで、彼女はどれぐらい前からお風呂に?』
シンジ『えっと…あれ? もう一時間近く入ってる』
綾波『二号機の人の平均入浴時間は40~45分』

アスカ(…1時間?)

アスカ(そんなに長いことお風呂入ってたっけ?)

アスカ(まだ体洗ってないし)

アスカ(髪の手入れもしてないし)

アスカ(いい加減動かないと)

グググ…

アスカ(…ヤバイ)

アスカ(体がうまく動かない)

アスカ(このあたしが考え事してたせいで湯あたり?)

アスカ(一度ならず二度も馬鹿みたいな失敗を?)

カヲル『彼女、浴室でぐったりしてたりしないよね?』
マリ『そんなのあるわけないじゃん。開けた途端、"バカシンジー!!"って」
マリ『怒り6割、うれしさ3割、恥じらい1割くらいの叫びあげるに決まってるジャン』
シンジ『うれしさ3割の意味がわかりませんよ…』
綾波『二号機の人はツンデレだから』
ミサト『見られてうれしいなんて、それじゃただの露出狂じゃないw』

アスカ(今日のあたしは、そんなことを言うほど余裕ないわよ…!)

アスカ(早く湯船からあがって体を冷やさないと…!)

アスカ(頭クラクラする…! 平衡感覚もおかしい…!)

アスカ(何だって今日はこんななのよ…!)

アスカ(このあたしが、あいつらの前でこんなみっともない姿さらせるわけないじゃない!)

アスカ(動け!)

アスカ(動けあたしの体!)

アスカ(湯船から体を出すだけでしょ!!)

アスカ(あ)クラァ…

ドサッ!!

一同「!?」

シンジ「…今の?」

カヲル「まず、間違いないだろうね」

マリ「悪いほうに予感が当たったか…」

ミサト「ぼさっとしてないで、シンジ君とカヲル君は氷嚢を3つ準備して!」

ミサト「レイはバスローブをとってきて脱衣所へ! マリ、二人掛かりでアスカを浴室から出すわよ!」

マリ「仰せのままに、司令官様」

綾波「了解」


アスカ(………)

アスカ(ミサトとコネメガネがあたしの体を浴室から引きずり出して)

アスカ(ソファーの上に横たえた)

アスカ(両脇の太い血管と、頚動脈を冷やしてもらったおかげで

アスカ(思考がだんだんクリアになってきた)

アスカ(…でも一日に2回もこんなミス…)

アスカ(余裕はおろか、あたしのプライドも自信もズタズタよ)

アスカ(何より悔しいのは、それを引き起こした原因は自分にあるってこと)

アスカ(みんな私を心配そうに見てる)

アスカ(あたしはそんな心配そうな目を向けられるような人間じゃない)

アスカ(いつも完璧で、完全で…)

アスカ(…でも)

アスカ(今のあたしはいつものあたしじゃない)

アスカ(誰にも見せていない仮面の下の弱いあたしが、)

アスカ(みんなの前に出ちゃってる)

アスカ(泣き虫で、さびしがり屋で、とてつもなく弱い)

アスカ(あたしの大嫌いな部分、みんなに見られちゃった…)

連なる失敗にアスカは俯きしゃがみこむ

理想と現実の板ばさみに苦しむ彼女に

選ばれし子供たちはそれぞれに言葉を送る

天界から伸びる蜘蛛の糸のように

それは彼女を救う一条の光となるのか?

次回『4つの窓』

さ~て、次回もサ~ビスサ~ビスゥ!!


マリ「蜘蛛の糸?」

シンジ「芥川龍之介だよ」

綾波「本読んで」

アスカ「あたしに言うな! あっちに言え!」つマリ

カヲル「意外と元気だね…」

というわけで今日はここまで
続きはまた明日…

え? いつ終わるかって?
ごめん、現状じゃ何とも言えない…

ただ休みの期間中には終わるかと

昨日は夕方予定が入り更新できず申し訳ないです…

今からやります

マリ「ヒ~メ~、生きてる~?」ペシペシ(アスカの頬を叩く)

シンジ「マリさん、寝てる人に対してそんな…」

マリ「この場合、湯あたりしてあたしらに迷惑をかけた姫が悪いもん♪」ペシペシ

綾波「かわいく言っても駄目」

マリ「あたしは元からかわいいから問題なし♪」ペシペシ

カヲル「自分で言うなんて…。君も変わってるね…」

マリ「変人の君に変わってるって言われると、なんかイヤ」ペシペシ

アスカ「………」

アスカ「…コネメガネ」

マリ「ん? お、やっと起きた。とりあえず大丈夫?」

アスカ「アンタ、後で…」

マリ「後で?」

アスカ「後で、8発、殴らせなさい…」

カヲル「…以外に元気だね」

ミサト「そんな前から気づいてるなら早く反応しなさいよ…」

アスカ「気づいてたけど、反応するのが億劫だったの」(上体を起こす)

シンジ「大丈夫?」(冷えた水の入ったカップを差し出す)

アスカ「…何とか、ね」(カップを受け取る)

綾波「二号機の人」

アスカ「ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ、フゥ…。何よ?」

綾波「らしくない」

アスカ「………」

綾波「今日の二号機の人、いつもの二号機の人と違う」

アスカ「……あたしだって、いろいろあるのよ」

綾波「そう」

アスカ「そうなの」

一同「………」

アスカ「なんでみんなして黙るのよ?」

シンジ「いや、なんていうか…」

綾波「こう言う時、どう反応していいかわからないの」

マリ「何があったかは知らないから、深入りできないし」

カヲル「と言っても、おおよその原因は想像つくんだけど」

アスカ「ミサト」

ミサト「? 何?」

アスカ「昼間の件、みんなに話したの?」

ミサト「まさか。そんな時間があったわけないじゃない」

ミサト「帰ってきたらアスカ湯あたりで倒れちゃうし…」

アスカ「そう…」

シンジ「で、でも…」

アスカ「ん?」ギロ

シンジ「昨日の今日だから、さ。カヲル君も言ったけど、想像はつくよ。…再搭乗のテスト、だよね?」

アスカ「………」

マリ「わんこ君突っ込むね~。あたし怖くて突っ込めなかったのに」

カヲル「セカンド、今の無言は肯定と取っていいのかい?」

カヲル「ちなみに黙秘権は無しだ。今回の件は僕らエヴァパイロット全員に関係する」

カヲル「君の復帰如何で、また状況が変わってくるからね」

アスカ「………」

カヲル「無言は肯定と取るって言っただろ?」

アスカ「…いいわよ。変に勘繰られるよりも、」

アスカ「自分でありのままを話した方が、まだ楽だわ」

綾波「無理には聞かない」

アスカ「こっちが話すっってーんだから、黙って聞け!」

綾波「わかった」

ミサト(アスカ…)

アスカ「結論から言うと、あたしは今日テストでミスをした」

アスカ「…ミスをしたっつーか、テストまで行けなかった」

シンジ「なんで? 体調は問題なかったんだよね?」

アスカ「体調は、ね」

アスカ「でも、私のここには問題があるのよ」(バスローブの胸部を強く握る)

綾波「胸?」

アスカ「Herz※、HEART、心よ」
※ドイツ語で『心』

マリ「なんで? ようやく復帰できるのに」

アスカ「気持ちの高揚感はあったわ。あそこは私の玉座、私が座るべき特等席だから」

アスカ「でもね、あれとほぼ同じ場所であたしはとんでもない体験をした」

カヲル「第9使徒との接触…かい?」

アスカ「…ええ」

シンジ「使徒に取り込まれたことで、アスカ、エヴァに乗れなくなったの?」

アスカ「違うわよバカシンジ、話を最後まで聞けっつーの」

シンジ「ご、ごめん」

アスカ「ったく……。…これだけなら、まだ自分でも納得できるんだけどね」

マリ「まだなんかあるの?」

アスカ「…この間の地震。あれであたし、ヒカリと生き埋めになったじゃない?」

カヲル「委員長は確か骨折と裂傷を負ったっけ?」

アスカ「そう。その時、あたしがいた空間は暗くて、狭くて、そして」

アスカ「ヒカリの血の匂いでいっぱいだった。」

綾波「………」

アスカ「ヒカリはドンドン顔色悪くなるし、元気も無くなるし」

アスカ「その時あたしは、結局ヒカリと話をして、ヒカリの意識をつなぎとめておくのが精いっぱいだった」

アスカ「それ以外、何もできなかったのよ」

シンジ「アスカ…」

アスカ「わかる? 目の前で友達が怪我して、痛いの我慢してあたしを気遣ってるのよ?」

アスカ「五体満足で、せいぜい擦り傷程度しかないあたしをよ?」

ミサト「………」

アスカ「結果的にあたし達は助かった。ヒカリの腕も治った」

アスカ「でも、あたしはその時の光景が忘れられない」

アスカ「そして、その光景と使徒に襲われた時の光景が一緒になって襲ってくるのよ」

アスカ「プラグで、モニター接続されるまでの間、………ずっと」

マリ「それ、モニター接続されて外の風景が見えればおさまるの?」

アスカ「…わかんない。結局、今日はプラグに乗って、モニター接続するまでしかやらなかったから」

カヲル「使徒に襲われると言う異常な体験、地震の時の恐怖、」

カヲル「そして目の前の友人を助けられない無力感」

カヲル「心に傷を残すには、十分すぎる材料だね」

ミサト「アスカ」

アスカ「…何? 泣きごと言うなってーの?」

ミサト「違うわ。今の痛々しいあなたを見て、そんなことを言えるわけないじゃない」

アスカ「じゃあ何よ?」

ミサト「リツコと今後の事を話したの。碇指令は、もしこのままの状態が続くようであれば、」

ミサト「あなたをパイロットから外すっておっしゃってたそうよ」

アスカ「そう。……使えない駒は切り捨てる、ってわけね?」

シンジ「そ、そんな…」

マリ「ま、ドライに考えりゃそーなるよねぇ…」

シンジ「マリさん!」

マリ「気にしなさんな。女って、男と違ってリアリストだからさ」ヒラヒラ~

マリ「頭では理解できるって話」

マリ「納得するかどうかは別問題だから」

ミサト「もちろん、あたしもリツコもあなたの今までの頑張りを知ってるから」

ミサト「そんなことをしたくないっていうのが本音よ。でも現実問題として…」

カヲル「使徒は待ってくれない。サードインパクトが起これば、世界が終わる」

アスカ「…良いんじゃない? この際、使えない人間はフェードアウトして、」

アスカ「残った人員でやりくりつけるのも」

マリ「あのさ~姫」

アスカ「?」

マリ「その台詞次吐いたら、マジでぶん殴るからね」ギロ

アスカ「…なんでアンタが怒るのよ?」

マリ「姫、エヴァのパイロットってーのは車のボルトみたく替えておしまいじゃないんだよ」

マリ「自分でわかるっしょ? どんだけ1人のパイロット育てるのに時間と金かかるか」

アスカ「………経済的な話? この金の亡者」

マリ「NERVサイドの意見として、ね。あたしは弱音吐く姫が嫌なだけ」

マリ「それに、あたしま~た別の人と人間関係築くっていうのめんどいし?」

マリ「姫みたいにイジリがいのある奴じゃないと、やる気でないよ?」

綾波「二号機の人」

アスカ「今度はアンタ?」

綾波「どうして、そのこと、言ってくれなかったの?」

アスカ「これはあたしの問題よ。他人にべらべらしゃべるような問題じゃないわ」

アスカ「大体、こんな症状があるのに気づいたのは今日だし」

綾波「二号機の人は、自分の弱さを見せない」

アスカ「………」

綾波「ほかの人には見えないから、強く見える。けど、」

綾波「見えないだけで、それに対して耐久力があるわけじゃないと思う」

綾波「むしろ、痛くて、泣きたくて、つらいことを必死でこらえていた」

綾波「それが露見した今のあなたは、とっても傷だらけ」

綾波「私は、そこまで耐えられない」

アスカ「…ズタボロなのは認めるわ」

カヲル「でも案外、登録抹消って言うのも、彼女のこれからの人生を見る上ではいいかもしれないよ?」

マリ「およ? 意外な意見?」

カヲル「あくまで意見として、ね」

カヲル「僕も、ファーストもそうだけど、今までの人生で多くの時間をエヴァのために割いてきた」

カヲル「でも使徒との戦いが終わったら、そこから僕はどうすべきなのかって、」

カヲル「時々考えることもあるんだ」

アスカ「何よそれ…?」

カヲル「使徒との戦いは永遠じゃない。戦いである以上、どちらかが勝ってどちらかが負ける」

カヲル「負けたら人類は滅ぶ。勝てば、そこらから僕らの人生は続いていく」

カヲル「それをどう生きるのか。君は考えたことあるかい?」

アスカ「……ないわ」

カヲル「僕は、普通に生きてみたい」

シンジ「普通に?」

カヲル「そう、普通に」

カヲル「普通に学校に行って、普通に大人になって、普通に誰かを好きになって、」

カヲル「普通にその人と子孫を残し、普通に世代をつないで、普通に死にたい」

カヲル「今この時が異常だと思えるほど、普通で、変わらない日々を送りたいと思う」

カヲル「僕らエヴァのパイロットであっても、そういう権利はあるはずさ」

カヲル「むしろ、こんな異常な生活をしているんだから、それをする権利を行使すべきだと思う」

カヲル「セカンドの場合、そのタイミングがたまたま早く来ただけなんじゃないかなって、ね」

アスカ「…あたしに一般人Aの立ち位置になれってわけね?」

カヲル「君がランクダウンだと思うんだったらそれでも構わない」

カヲル「パイロットの立場を上位に置くか、一般人の立場を上位に置くかは」

カヲル「その人次第だからね」

アスカ「………」

カヲル「一生かけて作る"人生"と言う名の小説の主人公は自分自身、」

カヲル「それを書くのも自分。今後の展開を決めるのも、君自身だ」

シンジ「アスカは頑張ったと思う。僕よりもずっと」

アスカ「…七光りで選ばれたアンタとあたしは違うわ」

シンジ「そうだね。だから素直にすごいと思う」

シンジ「多分今までの事を振り返ってみれば、僕よりもずっと大変だっただろうし」

シンジ「だから、さ。もう楽になっていいんじゃないかな」

アスカ「………楽に?」

シンジ「この間マリさんとも話したんだけど、僕は物事を駄目な方に考えがちだ」

シンジ「できないって逃げて、駄目だって言ってやらなくて」

シンジ「そうやっていろんなことから逃げてる」

アスカ「………」

シンジ「でも、周りの人はそんな逃げてる所ばかりじゃなくて、頑張ってる姿を見てるんだよ」

シンジ「僕には、アスカはむちゃくちゃなハードルを目標にして、」

シンジ「何が何でもそれを達成する。そんな風に見える」

アスカ「…買いかぶりすぎよ。あたしだって、できない事はあるわ」

マリ「でもさ、姫の場合は擦り傷作ろうが骨を折ろうが」

マリ「何が何でもそれを達成しようって感はあるよ。プライドにかけて」

カヲル「プライドが高いと大変だね。結局納得できないからやりきっちゃうんだ」

綾波「けど、それが二号機のいいところ」

シンジ「触発されちゃう事っていっぱいあったよね?」

マリ「うん」

カヲル「まったく、困ったことに」

綾波「」コクコク(頷く)

アスカ「…アンタら」

ミサト「驚いた? 自分の信頼度を知って」

アスカ「あきれてんの!!」

アスカ「あーもう、いろいろ考えてるのが馬鹿馬鹿しくなってきた…」

シンジ「僕みたいにうじうじするのはアスカの柄じゃないよ」

マリ「姫は元気印!ってね♪」

カヲル「ただうるさいだけだろ?」

綾波「ホモの人失礼」

カヲル「ずっとホモの人って言われる僕の身にもなってほしいな」

マリ「つか君もいい加減名前で呼んでよ。他人行儀にもほどがある」

綾波「そうなの?」

シンジ「僕に聞かないで…」

ワイワイ

アスカ「…ったく、本人ほっといて談笑とか、よくやるわね」

ミサト「拗ねないの♪」(アスカの頭に手を置く)

アスカ「ベ、別に拗ねてなんか…」///

ミサト「口では皆あんなこと言ってるけど、あなたのこと心配してるんだからね」ナデナデ

アスカ「とてもそんな風には見えない」

ミサト「それは、あなたが色メガネかけてみてるからよ」ナデナデ

ミサト「素直になれば、もっとあなたの世界は広がるわ」ナデナデ

ミサト「…今までがあるから、いきなりは無理かもしれないけど」ナデナデ

アスカ「フン…」

ミサト「誰かを救うのは、結局、お金や権力じゃなくて、別のだれかなのよ」ナデナデ

ミサト「もちろん、あなたが誰かを救うことだってあるわ」ナデナデ

アスカ(…あたしはあたしを救えないってことね)

ミサト「殻に閉じこもってちゃ、何も始まらない。助けてほしい時は、手を伸ばしなさい」ポンポン

アスカ「…いい加減、頭弄るのやめてくれない?」

ミサト「嫌よ、これは今まで耐えてきたあなたへのご褒美なんだから」ポンポン ナデナデ

アスカ「………子供扱いすんな」ムスー

ミサト「背伸びしない♪」ポンポン ナデナデ

アスカ「………」ムスー ///

アスカ(事の顛末を知っても、アイツらは普段とあまり変わらなかった)

アスカ(あたしが思っているよりも気にしていないってことなのかもしれない)

アスカ(…人は4つの窓を持っているって話を聞いたことがある)

アスカ(明るい窓、自他共に知る"自分"と言う名の窓)

アスカ(暗い窓、自分が隠したい部分)

アスカ(隠された窓、自分が知らない、他人にしか見えない自分」

アスカ(見えない窓、自分も、他人も知らない全く未知の自分)

アスカ(少し振り返ってみれば、こいつらはあたしが普段から)

アスカ(隠しておきたい落ち込んでいる姿をおそらく見ていたのだろう)

アスカ(自分では隠しきっていたつもりでも、他人には見えていたんだ)

アスカ(そう思うと、今更こうやって必死に自分を繕っているのが、)

アスカ(ものすごく滑稽だ)

アスカ(でもそれは、おそらくあいつらも同じことだろう)

アスカ(あいつらの失敗をあたしはたくさん知ってる)

アスカ(隠しているのか、隠す気も無いのかは知らないけど、)

アスカ(きっと、あたしもあいつらとおんなじなんだ)

アスカ(馬鹿で、不器用で、仲間思いで、あったかくて)

アスカ(あいつらが少し近く感じられて、)

アスカ(なんか)

アスカ(いきなりだけど)

アスカ(胸の奥で)

アスカ(無駄に緊張していた心から)

アスカ(力が抜けるのを感じた)

再度テストに向かうアスカは、乗り越えるべき壁を見上げる

恐怖と言う障壁を乗り越えない限り、彼女は先へ進めない

シンジ、レイ、マリ、カヲルの力を借りて、

アスカは再び立ち上がる

次回『再起動(RESTART)』

真紅の稲妻、駆け抜けろ! 二号機!


シンジ「サービスじゃなくなってる?」

綾波「この次回予告どこから?」

カヲル「ガンダ○だね」

マリ「○ンダムね」

アスカ「あたしはジョニー・ラ○デンかってーの!!」

というわけでまた次回…
いい加減予告のネタもなくなってきたなぁ…

とりあえず次回で終わる予定です。
今日はもう更新しませんので、明日(5/5)の更新をお待ちください

再テスト翌日

リツコ「…昨日の今日で、よくやる気になったわね」

アスカ「"鉄は熱いうちに叩け"って言うでしょ!」

リツコ「言いたいことはわかるけど、そのことわざ間違ってるわよ」

アスカ「…マジ?」

ミサト「ウンウン」

シンジ「熱意も伝わったけど…」

アスカ「…んじゃ、な、何て言うのよ?」

ミサト「鉄は熱いうちに"打て"」

アスカ「叩くも打つも同じじゃないのぉ!!」フガー!!

リツコ「そういうことは先人たちに言ってちょうだい」

リツコ「それで、どういう風の吹きまわし? たった一日で克服できる状況でもないと思うけど?」

ミサト「昨日うちでまた恥かいちゃって…」

アスカ「今のあたしに、失うものはなにも無いわ!!」

リツコ「大げさねぇ…」

アスカ「あたしにとっては大事なの!!」

リツコ「その場のノリだけでやっていけるほど、簡単じゃないのよ?」

リツコ「それわかってる?」

アスカ「だから"背水の陣"を敷いたのよ」

リツコ「"背水の陣"ねぇ…」

シンジ「」

綾波「」

マリ「」

カヲル「」

リツコ「…これが?」

アスカ「そうよ!!」

綾波「…どういうこと?」

マリ「よーするに、あたしらに失敗する姿を見せたくないっていうこと」

綾波「見せたくないなら、連れてこなければいい」

カヲル「まったくもってその通りだけど、そこが彼女らしいところさ」

カヲル「あえて僕らを連れてきて、そのうえで失敗する姿を見せないよう努力する」

カヲル「ここで失敗しようものなら、彼女のアイデンティティは崩壊するからね」

ミサト「退路を断ったわけよ、アスカ的には」

シンジ「これでうまくいくんですかね?」

アスカ「うまくいくかどうかは問題じゃない!!」

アスカ「上手くや・る・の!! 悩むのはあとで悩む!!」

シンジ「…なんか」

綾波「二号機の人らしい」

マリ「よ~やくらしくなってきたじゃん♪」

カヲル「威勢だけじゃなきゃ良いけどね…」

アスカ「やってやるわよ! 見てなさい!!」

プラグ前

アスカ「い、行くわよ!」スタスタ

シンジ「…緊張してるね」

綾波「右足と右手、左足と左手が同時に出てる」

マリ「漫画とかでは見るけど、実物初めてみたわ」

カヲル「駄目そうだなぁ…」

アスカ「」ピタ

シンジ「あ、止まった」」

綾波「もう乗り込むだけ」

マリ「なぜ乗り込まない…?」

カヲル「さぁ…?」


管理室

リツコ「…やはり無理そうね」

ミサト「少し待ちなさいよ、あの子も必死なんだし」

リツコ「…滑稽だけど、待ってあげるわよ」

アスカ(大丈夫、これは実験、エヴァに乗り込むわけじゃない)

アスカ(大丈夫、テストよ。全く、一切、これっぽっちも問題ない)

アスカ(大丈夫、プラグは安全。あたし以外いないから誰も怪我をしない)

アスカ(大丈夫)

アスカ(大丈夫)

アスカ(大丈夫)

アスカ(大丈夫)

アスカ(大丈夫)

アスカ(大丈夫、大丈夫、大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫ダイジョ)

シンジ「アスカ!」

アスカ「!?!?!?!?」

アスカ「い、いいきなり何よ!? こっちがせ、精神統一してる最中に!?」

シンジ「い、いやアスカがあんまり乗り込まないもんだから…」

アスカ「アンタあたしを信用できないよ!?」

シンジ「そういうわけじゃなくて、心配だから…」

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「………」

アスカ「…アンタ」

シンジ「な、何…?」

アスカ「顔の位置そのままで、動くんじゃなわよ?」

シンジ「?」

アスカ「」ガンミ

シンジ(な、なんか僕、悪いことしたかな…?)

アスカ(締まらない顔、状況を理解していない事が丸わかりな目、無警戒な態勢)

アスカ(このあたしが、こんなやつに心配されてる?)

アスカ(こんなバカそうなやつに、心配なんてされてなるもんですか!)

アスカ(こいつのこの間抜け顔しっっっっかり目に焼き付けて、エネルギーにしてやる)

アスカ(あたしは、こっんなやつに心配されるような人間じゃないのよ!!)

アスカ「」メラメラメラメラ

シンジ(な、なんか殺気を感じる…)

綾波「二号機の人何してるの?」

マリ「ん~、たぶん自分の心をファイヤーしてるんだと思う」

綾波「ファイヤー?」

カヲル「闘志を燃やしてるんだよ、きっと…」

アスカ「後ろの3人!!」(シンジをガン見したまま)

綾波「何?」

マリ「ん~?」

カヲル「どうしたんだい?」

アスカ「アンタ達もあたしのこと心配してるの!? 失敗するって思ってる!?」

綾波「心配はしてる。失敗するとは思ってない」

マリ「失敗した方が面白いかな~って言うのは少しあるニャ」

カヲル「別に僕は君がこのテストに成功しようが失敗しようが、興味ないよ」

アスカ(エコヒイキの分際で、あたしの心配なんて100年早いわよ!!)

アスカ(コネメガネの奴、内心人の不幸を指さして笑ってるわね!!)

アスカ(興味がない!? アンのホモ、昨日なんて言ったかもう忘れてる!?)

アスカ(許せん! 失敗なんかしてやらない!! 絶対に成功させてやる!!!)

アスカ「行ってくる!!」

シンジ「ア、アスカ!」

アスカ「何よ!!!」

シンジ「が、頑張って」

アスカ「バカシンジの分際で、あたしの心配なんて1000年早いわよ!!」プイ

アスカ「」(プラグ乗り込み)


管理室

リツコ「…怒りをエネルギーに変えたわね」

ミサト「ったく、素直じゃないんだから…」ボリボリ(頭をかく)

リツコ「かわいく"私を励まして"って言えた柄じゃないのよ、あの子は」

ミサト「昨日"助けてほしいときは手を伸ばせ"って言ったのに」

リツコ「それを素直に聞くような子じゃないでしょ?」

ミサト「おっしゃる通りで…」

プラグ内(モニタ接続前)

アスカ「舐めんじゃないわよ…!」

アスカ「あたしはこんなところで終わらない…!」

アスカ「負けられないのよ…!」

アスカ「止まってらんないのよぉぉ!!」


ヴゥン…(モニタ接続、明るくなる)


アスカ「………」

アスカ「………よし、勝った」


管理室

マヤ「脳波正常、呼吸、心拍数共に許容範囲内です!」

リツコ「まったく、不安の乗り切り方が男らしいわねぇ…」

ミサト「…あー、それに関しては同意せざる負えないわ…」

ミサト「アスカー、聞こえる?」

アスカ『よーく聞こえてるわよ。さっきの失礼な発言を含めて、ね』

ミサト「だって、今時あんな暑苦しい男ってなかなかいないんだもの…」

アスカ『…き、今日は機嫌が良いから許すけど、今度言ったら怒るわよ!!」

リツコ(なんだかんだ言って不安だったようね…)

マヤ(顔に安堵が出てますね。本人には言えませんけど)

リツコ「アスカ、今日はいけるわね?」

アスカ『当然!』

リツコ「それじゃ、昨日行う予定だった分を再開します」

アスカ『了解!!』

試験後(プラグから出た後)

ミサト「お疲れ様」つタオル

アスカ「ありがと」(タオルを受け取る)

シンジ「よかった、これでアスカは復帰ですね」

ミサト「まぁ後は指令がなんていうかだけど、この分なら問題ないでしょ」

カヲル「たった一回の成功体験で、どうにかなる物ですかね?」

アスカ「0勝10敗と1勝10敗は全く別物よ!!」

マリ「ハイハイ…」

綾波「勝ちは勝ち」

アスカ「そうよ! エコヒイキもたまには良いこと言うわね♪」

綾波「」(何か言いたそうな眼)

アスカ「何よ?」

綾波「別に」

アスカ「言いたいことがあるなら、はっきり言いなさいよ!」

マリ「まぁまぁ…」

シンジ「…でもさ、」

カヲル「なんだい?」

マリ「ん? 何々?」

綾波「?」

アスカ「何よ?」

シンジ「アスカは、元気な方がアスカらしいよね?」

カヲル「うるさいけどね」

マリ「あたしは反応がないとつまんない」

綾波「二号機の人はうるさい」

アスカ「ア、アンタ達ねぇっ!」プルプル(怒りで震える)

綾波「でも、それが日常だったから」

アスカ「」

綾波「二号機の人、おかえりなさい」

アスカ「…2回目そのセリフ? まぁ、"ただいま"は言っとくわ」ニヤリ

マリ「お、少しデレたww」

アスカ「で、デレてないってば!!」///

アスカ(あたしは、勝負に勝った)

アスカ(あたしはプライドを取り戻し、自信を取り戻し、余裕を取り戻した)

アスカ(ようやく、あたしはあたしに戻ることができた)

アスカ(正直言うと、一人ではここまでやれなかったと思う)

アスカ(ヒカリが誕生日の時に言った"仲間といると幸せは倍、悲しみは半分"って言葉)

アスカ(こう言うのを言うのかなって、少し実感する)

アスカ(普段はホンッッッットに頼りにならないけれど、やっぱりいてくれた方がいい)

アスカ(今回はあたしが助けてもらった)

アスカ(だから今度は、あたしが助けてあげなきゃね)

アスカ(…ホモルが言った、"使徒との戦いが終わった後"に、みんなで笑って話せるように)

Fin








アスカ「」(ラジカセをいじる)

シンジ「? アスカ何してるの?」

アスカ「エンディングテーマを流すのよ!」

シンジ「なんの曲?」

アスカ「これよ!」つ林原めぐみ JUST BEGUN(ニコニコより転載)↓
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8897167

というわけで、アスカ復帰編でした…

アスカは周りからのアドバイスをまともに聞くようなタイプじゃないという
私の主観のもと、かなりねじ曲がった復活の仕方をしてしまいましたね…。

ただ、このスレ的にはアスカのように元気のいい突っ込み役はやっぱり必要です。
元気でツンデレな彼女はおそらく今後もこんな感じでやって言ってくれるでしょう

今回感想をくれた方々、ありがとうございました!

初めてなんですが、少し書いてみたい気がするんですよね、シンジ君の誕生日イベント

>>852
1です

シンちゃん誕生日ネタの時期だなぁ~と思ってた矢先なんで、
よろしくお願いいたします。

シンジ「あれっ?」カチッカチッ

カヲル「どうしたんだい?シンジ君?」

シンジ「ウォークマンが急に聞こえなくなって」カチッカチッ

カヲル「電池ではないのかい?」

シンジ「一昨日替えたばっかりだから、たぶん違うと思うんだけど……」カチッカチッ

アスカ「あんたのそれ、古いやつなんだから壊れたんじゃない?」

シンジ「……」カチッカチッ

マリ「まぁ年季の入り方は凄いよね。古いやつ?」

シンジ「うん。父さんが使ってたやつなんだ……」カチッカチッ

綾波「……」

シンジ「……」カチッカチッ

アスカ「あー、もううざったいわねー。壊れたんだったら新しいのに買い替えなさいよ」イラッ

シンジ「……直せないかな?」カチッカチッ

マリ「ん~、流石に古いから無理なんじゃないかにゃ~?」

アスカ「あんたいつまでも辛気くS……」

アスカ(これは、チャンス到来!?。あいつはあたしの誕生日の時、あそこまで準備して知らないふりしてこのあたしを笑い者にしやがったから、ここであの時の借りを倍にして返してやるか)ニヤニヤ

マリ「どうしたの姫?」

アスカ「……なんでもない。ちょっと出掛けてくるわ」ギー バタン

マリ「?」

すみません。いきなりネームを間違えました。あとさげをしなかったかもです
すみません

>>857
改行のフォーマットとか
細かいルールないから気にしなくていいよ

あ、ゲンちゃんなんか言いたいの?

ゲンドウ「…問題ない。すべては計画通りだ」

アスカ「さて、とりあえず仲間を探すか」

ピピピッ
プルルルルッ
ガチャ

ミサト「はい、葛城ミサトよ~ん」

アスカ「もしもしミサト~?今平気?」

ミサト「あらアスカ~?大丈夫だけど。なんかあったの?」

アスカ「あのさ~、シンジのウォークマン壊れたらしいんだけど直せない?」

ミサト「あらシンちゃんのウォークマン?技術的な事はリツコに聞かないとわかんないわ~。聞いてみる?」

アスカ「よろしく」

ミサト「リツコ~、アスカが電話代わってほしいって~」

アスカ(電話の口、押さえながら呼びなさいよ、ずぼらなんだから)

リツコ「……代わりました、赤木です。珍しいわねアスカから電話なんて?何か用かしら?」

アスカ「あのさ~、シンジのウォークマン、壊れたらしいんだけど直せない?」

リツコ「シンジ君のウォークマン?いきなり言われても無理ね。どの辺がどう壊れてるのか、電気系統なのか部品の消耗なのか。部品だって合うのがあるかわからないし。」

アスカ「じゃあウォークマン持っていけば見てくれるわけ?」

リツコ「そうね。出来ない事は無いと思うわ。たださっきも言ったけど部品の交換の場合すぐには無理よ」

アスカ「わかった、今から持ってそっちに行くから」

ピッ

アスカ「よし!後はシンジからウォークマンを奪うだけ」

ギー バタン

シンジ「…」

綾波「…」

マリ「ほら、元気だしなよワンコ君」

カヲル「そうだね。まだ聴けないって決まったわけではないよ」

ガチャ

アスカ「バカシンジ!いつまでもウジウジしてんじゃないわよ。あんた、もうすぐ誕生日でしょ?このあたしが新しいの買ってやるからその壊れたウォークマン、捨てなさいよ」

マリ「わぉ、姫いきなりの大胆発言?」

アスカ「そ、そんなんじゃないわよ///。そ、そうよこれは、ご主人様が奴隷の士気を上げるための餌よ餌。いつまでもウジウジされるとうんざりするだけよ」

シンジ「‥でもこれは」

アスカ「あーもう、デモもストライキもない!あたしが捨ててやるわ。こっちによこしなさい」パシッ

シンジ「あっ」

アスカ「じゃあ出掛けるついでに捨ててくるわ」バタン

シンジ「待って!アスk……行っちゃった。」

いままで盛大にパーティーさせてたけど、
今回は違うっぽいね…

楽しみ

カヲル「シンジ君?大丈夫かい?」

シンジ「カヲル君ありがとう。まぁ、アスカの言うこともわかるからね。しかたないよ」

マリ「にしても姫よくワンコ君の誕生日をさらっと言ったよね。てっきりサプライズで何かするかと思ったんだけどにゃ~」

カヲル「あぁ、そうだね、彼女の場合何かやりだしてもおかしくないからね。でもこれで彼女が何を買うかわかったし、みんなも同じ物を買わないようにしよう」

マリ「そうだそうだそうしよ~」

綾波「碇君、誕生日、プレゼント……パンと弾けて紙の紐が出るあれ、私もメガネの人も部屋に入っときもらった」

シンジ「あ、綾波?」

マリ「ファーストそれはプレゼントではないにゃ」

綾波「?」

カヲル「もっとうーんそうだな、シンジ君が喜びそうな物の事さ」

綾波「……碇君が喜ぶ物」

カヲル「まぁ僕は僕自信をシンJフンガ」パン

マリ「ハイハイわかったわかった。とりあえず変態発言はまだ早いよ。そんなもの貰ったってワンコ君喜ばないし」

カヲル「……君の手で口を塞ぐと言う行為、もはや張り手だね」ヒリヒリ

シンジ「はははっ」

マリ「おっ?少しは元気出たかにゃ?」

シンジ「うん、二人ともありがとう」

カヲル「シンジ君の為さ。まぁプレゼントに関してはシンジ君のいないときに話をしようじゃないか」

綾波「…」コクッ

アスカ(とりあえず奪取成功。後はまだ仲間が足りない。あの4人には教えず、パーティーを主催するにはまず場所はどこにするか。料理はあたしは出来ないから別の方法でなんとかするとして……)

マヤ「あら?あれアスカじゃない?アスカー」フリフリ

アスカ「マヤ?こんな所でなにしてるの?」

マヤ「先輩に言われて少し買い出し」

アスカ「リツコも人使い荒いわね」

マヤ「ふふふっ、そんなことも無いんだけどね」

ピッ プシュー

マヤ「アスカは何でNERVに来たの?」

アスカ「これをリツコに直して貰いに来たのよ」カチャ

マヤ「ん?これっていつもシンジ君が使ってるウォークマン?」

アスカ「そ、いきなり壊れたらしいのよ。それでリツコなら直るかな~って」

マヤ「ふふふっアスカは優しいのね」

アスカ「そ、そんなんじゃないわよ、あいつもうそろそろ誕生日だから、その…」

マヤ(やっぱりアスカは優しいのね)

アスカ「あ、この事は他のパイロットには内緒にしときなさいよ、みんなに内緒で驚かせてやるんだから」プシュー

すみません。何度も何度も名前にトリをつけ忘れました。すべて私です

ミサト「来たわねアスカー」

リツコ「あらアスカ早いわね」

アスカ「リツコはい、これが例の品物よ」

リツコ「随分古い型ね。とりあえず預かっとくわ」

アスカ「6月6日までに直る?」

リツコ「6月6日?日時まで指定?」

ミサト「な~るほど。そーゆー事ねん。アスカはシンちゃんの誕生日に間に合わせたいわけだ」

アスカ「あたしの誕生日の時の借りを返したいだけよ、倍にしてね」ニャッ

ミサト「倍ってまたパーティーでもやるつもり?」

アスカ「そ。まぁでもまだ計画段階なんだけどね。料理とかの問題も山積み」
ミサト「あたしもアスカも他の3人も料理はできないし…」

アスカ「他のやつにも教え無いでやりたいんだけど」
ミサト「えっ?結構難しいわよ、それ」

アスカ「わかってるわよそんなこと。だから協力者が必要なの」

ミサト「協力者?」

アスカ「そう、当日早い時間に誰も家に入れないようにしたり、料理を作ってくれたりする人」

ミサト「あらじゃあそれなら、時間を稼ぐ役目はあたしやってあげる。当日のシンクロテストは朝からにすれば準備はできるわね。まぁもちろんアスカもテストには参加してもらうけど、そのあと他の4人はあたしが引き止めておくわ」

アスカ「サンキューミサト助かるわ」

ミサト「いいのよ別に」

アスカ「後は料理か」

リツコ「あらそれならリョウちゃんでいいんじゃない?」カチッ シュボ

ミサト「さすがリツコ博士、ナイスアイデア。ちょっち加持君に電話してみるわ」

ピッピッピッピッ

アスカ「あとウォークマンか」チラッ

リツコ「あと一週あれば何とかなるでしょ」プカー

アスカ「頼んだわよ、それがないと驚き半減なんだから」

リツコ「わかったわ」

アスカ「よし後はヒカリに事情を説明して……」

ミサト「アスカ、加持君の方はOKだって」

アスカ「よし!これで当日が来るのを待つだけね、それじゃよろしく」ニヤニヤ

ミサト「まかせといて」

プシュー

リツコ「アスカも変わったわね」

ミサト「そうね、こっちに来たときは、あたしあたしだったものね」

リツコ「もしかしてあなた、あの家で何かやってるのかしら?」クスクス

ミサト「あんたね~、何冗談言ってるの、変わったって言ったってあの子達はただ、人の温かみってやつを知らなかったのよ」

リツコ(やっぱり一番変わったのは貴女かもしれないわね)クスクス

アスカ「とりあえずヒカリに連絡してみよ」

ピッピッピッ
プルルル
ガチャ

ヒカリ「はい洞木です」

アスカ「もしもしヒカリ~?あたしだけど」

ヒカリ「あっアスカ?どうしたの」

アスカ「ちょっと聞きたいんだけど6月6日ヒマ?」

ヒカリ「うん、用事は入って無いけど」

アスカ「じゃあさミサトん家でバカシンジの誕生日パーティーするんだけどさ、参加がてらに準備の手伝いしてもらえない?」

ヒカリ「え?いいけど他の人達は?」

アスカ「一切教えないで驚かせてやろうかと思って」

ヒカリ「わかったわ」

アスカ「ありがとヒカリ」

ヒカリ「ううん、あっ鈴原と相田には連絡した?あの二人碇君と仲がいいから来てくれると思うけど」
アスカ「まだしてない」

ヒカリ「じゃあ私の方から連絡しておくわ」

アスカ「ありがと、悪いわねヒカリ」

ヒカリ「大丈夫、当日は何時に何処にいけばいい?」

アスカ「じゃあ13時にミサトの家に来てくれる?」

ヒカリ「わかった、とりあえず小さめのケーキでも作って行くね」

アスカ「何から何まで悪いわねヒカリ」

ヒカリ「ふふふっさっきっからそればっか。じゃあ当日の13時位に行くから」

アスカ「うん待ってるから」ピッ

アスカ「よし!あとは当日上手くいくか、いややるのよアスカ」

無理を通して通りを引っ込ませる子だな… ま、がんって

……そして当日……

ミサト「みんなあがって良いわよ、お疲れ様」


アスカ「あ~あ、いっつもいっつもシンクロテストシンクロテストでイライラするわ、使途はいつ来るのよ」

カヲル「……」

マリ「まぁまぁ、姫は立ち直ったばっかなんだから無理は良くないって」

アスカ「無理なんかしてないってぇの」

シンジ「でも使徒が来ない方が安心出来るじゃないか」

アスカ「はぁ~?使徒が来ないとあたしの華麗な動きが披露出来ないじゃないの」

プシュー

ミサト「みんなお疲れ様、ちょっちシンジ君とレイマリとカヲル君残ってくれる?」

シンジ「?」

綾波「?」

マリ「?」

カヲル「?」

アスカ「あたしは?」

ミサト「アスカは帰って良いわよ~ん、他の子にちょっち試したいことがあるから」

アスカ「はっ、あたしがいなくても出来る位の、どうせくだらない事でしょ、つまんなそうだから帰わよ」

シンジ(アスカ怒ってるな、帰ったら大変そうだな)

プシュー

シンジ「ミサトさん、試したいことって何ですか?」

ミサト「内容はリツコから説明があるから聞いて、もうすぐ来ると思うから」

プシュー

ミサト「リツコ遅い」

リツコ「あらごめんなさいね」

ミサト「っでこれからの内容の説明してくれない?」

リツコ「ったくしょうが無いわね、この前話し合ってもらった新しい武器の件でとりあえずシュミレーターが出来たから試して欲しいの」

ミサト「で、アスカの言ってた剣の二刀流はシステムに入って無いからアスカには席を外してもらったわけ」

マリ「全面否定されたら姫、怒りそうだにゃ」

ミサト「それだけじゃないんだけどね、カヲル君の案を考慮したら、アスカ後方支援には絶対回らないでしょ」

リツコ「このテストは全員が色んなポジションについてほしいから敢えて外させてもらいました」

マリ「なるほど~、みんな色々考えて行動してるな~」

ミサト「てな訳で一時間後にシュミレーションを開始するからそれまで各自体を休めといて」

シンジ「はい」

綾波「了解」

マリ「は~い」

カヲル「はい」

ミサト(アスカそっちは上手く頼んだわよ)

……その頃……


アスカ「ごめんヒカリ、お待たせ」

ヒカリ「ううん大丈夫、今来た所」

アスカ「あれ?三バカの二人は?」

ヒカリ「昼は用事が有るみたいでパーティーの時は来るかもって言ってたわ」

アスカ「ちっ、使えないわね、まぁいいわ二人で準備してもそうかからないから」

ヒカリ「そう。それならいいんだけど」

プップー

アスカ「加持さ~ん」

加持「ようアスカ、っと…」

ヒカリ「洞木ヒカリです、宜しくお願いします」

加持「あぁよろしく」

アスカ「あれ?加持さん料理は?」

加持「こっちで仕上げようかと思ってね、準備だけしてきた」

ヒカリ「だからアスカは私に料理を頼まなかったのね」

アスカ「加持さんの料理美味しいんだから~」

加持「おいおいあんまりハードル上げないでくれよ。で主役のシンジ君は後どのくらいで到着予定だい?」

アスカ「うーん、2時間後だから15時位かな」

加持「あらもう料理の最終段階に入らないと不味いな」

アスカ「じゃあ加持さんは料理よろしく、あたしとヒカリは家の中を軽く飾り付けするから」

加持「オーケイわかった。そっちも急げよ」

……そして……

シンジ「だたいまアスカ」

シーン

シンジ(やっぱり怒ってるのかな)

ガチャ

パーンパーン

ミサト「シンちゃんお誕生日おめでとう」

ヒカリ「おめでとう」

加持「おめでとう」

リツコ「おめでとう」

シンジ「……?」ポカーン

アスカ「バカシンジ、何そんなところに突っ立てるのよ、とっとと入ってきなさいよ」

シンジ「えっあっえっ……」

アスカ「あっはっは、まだ状況把握が出来てないわ。あっはっは、お腹痛い」

ミサト「ごめんねシンちゃん。アスカがこっそり準備を進めてたのよ」

マリ「なるほどそう言う事か~」

カヲル「これは一本とられたね」

アスカ「あっはっは、3人共バカ面してるわ、あっはっは」

綾波「……?」

アスカ「はぁはぁ、とりあえず席に着きなさいよププッ

シンジ「あっ、うん」

ミサト「じゃ、改めてシンちゃんお誕生日おめでとう」

アスカ「仕方ないわね、おめでと」

加持「おめでとう」

リツコ「おめでとう」

綾波「おめでとう」

マリ「おめでと~」

カヲル「おめでとう」

ヒカリ「おめでとう」

シンジ「ありがとう」

シンジ「ってみんな知らないって事はこれみんなアスカがやったの?」

アスカ「あたしは案だけよ、他はみんながやってくれた」

マリ「おっ、姫控えじゃん」

アスカ「当たり前でしょ、誰がバカシンジの為に一生懸命になるかっての」

ミサト「またまた~、走り回ってたじゃない」

アスカ「なっまっみっ、ミサト何言ってるのよ」

マリ「まあまあ姫。あっそうだワンコ君にプレゼントをあげよう、みんな持って来よう」

ガチャ

ミサト「あらあら、シンちゃんモテモテね~」

シンジ「止めてくださいよミサトさん」

ガチャ

マリ「みんな持ってきた??じゃあ私から行くにゃ、はい」

シンジ「ありがとう、開けていい?」

マリ「モチロン」

ビリビリ

シンジ「フライパンのセット?」

マリ「だってこれからも美味しい料理作ってほしいじゃん」

シンジ「はははっ」(これって自分の為じゃないかなかな)

マリ「じゃあ次はファースト」

綾波「これ」ススス

シンジ「ありがと」ビリビリ

シンジ「マグカップ?」

綾波「飲み物、私の担当だから。これからもずっと私のいれた紅茶飲んで欲しい」

リツコ「あらあら」

ヒカリ「///」

アスカ「あ、あんた何言ってんのよ」

綾波「?」

マリ「へ~、やっと自分の気持ちがわかって来たのかにゃ?」ニヤニヤ

綾波「?」

カヲル「いや、わかってないって顔だね」

マリ「そう言うホモ君は何かにゃ?」

カヲル「僕はゲイだよ」ドヤッ

アスカ「それはもう良いわよ」

マリ「いいから出しなよ」

カヲル「はいシンジ君、プレゼントだよ」

シンジ「ありがとう」ビリビリ

シンジ「なぜエプロン…」

カヲル「決まってるじゃないか。それは肌に直接当たっても良いように綿100%に拘った、裸エプロン専y」
ミサト「今のタイミングで言ったら出て行って貰うわよ」

マリ「じゃあ最後は姫よろしく」

アスカ「みんなも知ってると思うけどウォークマンよ」

シンジ「ありがとう」ビリビリ

シンジ「あっ、これ前にアスカが捨てたはず…」

リツコ「それはアスカに懇願されたから直しておいたの」

アスカ「はっバカシンジの誕生日プレゼントになんかにお金を掛けたくなかっただけよ」

シンジ「アスカ………」

アスカ「そんなに泣きながら喜ばなくたって、あれ?ナイテナイ?」

シンジ「うん」

アスカ「何で泣かないのよ、このあたしが考えたのに」

………ワハハハ

シンジ(アスカ、みんなありがとう。こんなに嬉しい誕生日は初めて味わった。これからもみんなで一緒に生活出来たらいいのにな)




アスカ(バカシンジおめでとう、今回は倍とまでは行かなかったみたいだから次は覚えてなさいよ、次こそギャフンと言わせてやるんだから。………おめでとう………)

これにて終わりにさせて頂きます。消化不良ですみません。


誤字、脱字、色々な間違え、つまらない内容ですみませんでした。

皆様の様には上手く書けないようです。

これに懲りてもう書かないのでご容赦お願いします

そして見て頂いた方々ありがとうございます

いやいや十分面白かったですよ

過去の色々なネタを使っていただいてありがとうございます。
また気が向いたら書いてください



     チュンチュン チュン…


日向「…………」

日向(……誰でも経験がある)

日向(眠りから覚めたら、ここってどこだっけ?と、思う事)

日向(だけど……)

日向(真面目に、本当に、記憶がブッ飛んでて)

日向(ここがどこか、わからない……)

日向(…………)

日向(見たところ、リビングの様だが……) チラ

     腕時計 (日曜日)午前10:09

日向(……もうこんな時間だ)


日向(そして)

日向(今の状況も謎だ)

日向(隣には青葉二尉)

日向(そして、その隣には、葛城三佐にやたらと馴れ馴れしい)

日向(加持リョウジとかいう、階級がひとつ上の諜報員が眠っている……)

日向(…………)

日向(確か……昨夜……)

日向(青葉二尉と飲みに行ったのは覚えている)

日向(…………)

日向(記憶があやふやだが、仕事の愚痴とか言った様な……?)

日向(…………)

日向(ともかく、青葉二尉を起こして、事情を聞いてみよう)


日向「……おい、青葉二尉、青葉二尉」

     ユサ ユサ

青葉「……ん」

青葉「……ふああああ」

青葉「…………」

青葉「あれ? 日向二尉?」

青葉「どうして……?」

日向「僕もそれが知りたいんだけど……」

青葉「…………」

青葉「確か昨日……日向二尉と飲みに行って……」

日向「それは僕も覚えてる」

青葉「碇指令の悪口やらなんやら言い合って……」

日向「え」


青葉「日向二尉、いろいろ溜まってたんだろうな……」

日向「そ、そんな事、僕は言ったのか?」

青葉「ああ」

青葉「あいつはヅラだ、とか、無茶な命令ばっか出しやがって、とか」

日向「…………」

青葉「女性職員も何でタイトミニなんだよ! レ○プして欲しいのかよ!とか」

日向「もういい! もういいから!」 ///

日向「それよりもここは、ドコなんだよ!?」

??「……葛城の家だよ」

日向・青葉「!?」

リョウジ「おはよう……お二人さん」


日向「加持一尉……」

青葉「すみません、起こしちゃいましたか」

リョウジ「ま……少しうるさかったからな」

日向「す、すみません……」

リョウジ「いや、構わないよ」

青葉「それで、葛城三佐の家……というのは?」

リョウジ「前に来た事があってね……おっと、勘ぐりはやめてくれよ?」

リョウジ「チルドレンの様子見で、って事だよ」

日向「それで、ですか」

リョウジ「そう。 だからこの部屋が、葛城の家のリビングだと判断できる」

青葉「えと……俺達はどうして葛城三佐の家のリビングで寝ていたんですか?」


リョウジ「俺の記憶じゃ……」

リョウジ「仕事帰り、ベロベロに酔っ払った君達に絡まれて」

リョウジ「無理やりハシゴ酒に付き合わされたんだ」

日向・青葉「」

リョウジ「二人共、相当うっぷんが溜まっていたんだろうね……」

リョウジ「葛城はお前のものじゃないぞ、とか」

リョウジ「階級がひとつ上だからって偉そうにするな、とか」

日向・青葉「た、大変失礼しましたぁっ!!」 土下座ッ!!

     ただひたすら、土下座ッ!!

リョウジ「いやいや、気にするな……と言っても無理かもしれないが」

リョウジ「酒の席の上での事なのはわかっている。 これからは酒量に気をつける事だね」

日向・青葉「本当にすみませんでした……」


リョウジ「と、言いつつ……俺もこの辺りで記憶が飛んでいるな……」

リョウジ「どうやら、俺も相当飲んだらしい。 人の事は言えないな」

日向「…………」

青葉「…………」

リョウジ「…………」

日向「えと……話を総合すると」

日向「僕たち三人は、記憶を失うほど酒を飲んで、酔っ払っていたわけですよね……」

リョウジ「そうなるな」

青葉「……という事は」

青葉「か、葛城三佐に、ものすごい迷惑をかけた、か、可能性が……」

リョウジ「想像に難くないな……」



     ガララ……


日向・青葉・リョウジ「!!」

シンジ「……あ」

シンジ「お、おはようございます、皆さん」

日向「お、おはよう……シンジくん」

青葉(…………)

リョウジ(引きつった笑顔……)

リョウジ(どうやら相当、暴れたみたいだな……俺達)

シンジ「……ところで、加持さん」

リョウジ「ん?」


シンジ「体は大丈夫ですか?」

リョウジ「は?……そういえば、みぞおちの辺りが妙に痛いな」

シンジ「そ、そうですか……」

リョウジ「…………」

リョウジ「シンジくん」

リョウジ「恥ずかしながら……ここにいる俺達三人は」

リョウジ「ここでの記憶がまるで無いんだ」

シンジ「…………」

リョウジ「良かったら、話してくれないだろうか?」

シンジ「…………」

シンジ「わかりました」





     シンジは、ひとつ大きく息を吸って吐き

     意を決して、ゆっくりと話し始めた





―――――――――――


     ピンポーン♪


ミサト「んー?」

ミサト「今頃誰かしら? はーい」

     ピッ(インターホン)

ミサト「こんな遅くにだr」

????『葛城ぃ~wwwここ開けてくれ~www』

ミサト「!? その声、か、加持君!?」

リョウジ『開けないとぉ~www暴れるぞぉ~wwwうひひひひ!www』

     ドンドンドンッ!


ミサト「ッ! あの酔っぱらいが!……しょうがないわね」

     ガチャ!

ミサト「こら! 加持君! 何時だと思っている……」

     ドサドサッ!

ミサト「!?」

ミサト「ひ、日向君に青葉君!?」

日向「あ、ろぉーもぉwww葛城しゃんさぁ~www」

青葉「こりゃどーもぉ~www」

リョウジ「という訳なんだァwwwつーことでwww」

リョウジ「泊めてくれよぉぉwwwハハハハハハwww」

ミサト「」


ミサト「と、とにかく……この酔っぱらいどもを何とか運ばないと……」

シンジ「どうしたんですか? ミサトさ……!?」

ミサト「シンジくん、いいところに!」

ミサト「ついでにみんなも呼んで!」

ミサト「この酔っぱらい共をリビングに運ぶから!」

シンジ「わ、わかりました!」

―――――――――――

マリ「うっひゃあ……お酒くっさいにゃ」

日向「うひひひひひwww両手に花だァwww」

綾波「…………」


ミサト「ほら、アスカ、しっかりそっち持って」

アスカ「…………」

リョウジ「いやあ、ミサトもアスカも優しいねぇwww惚れ直したよぉ~www」


青葉「んだよぉ……俺の相手は男かよぉwww」

シンジ「ほ、ほら、ひゅ……じやなくて、青葉さん、しっかり歩いて!」

カヲル「まったく……どうしようもない大人だね」


―――――――――――


ミサト「はあ、はあ……ど、どうにか、運べたわね……」

シンジ「ほ、骨が折れました……」


ミサト「もう日付が変わってるし……後は私がするから、みんなはもう休んでて」

カヲル「やれやれだね」

マリ「見たくない大人の一面だったにゃ……」

アスカ「……きっとこれは悪い夢よ」

綾波「…………」

シンジ「ボクも手伝いましょうか?」

ミサト「んー……そうして欲しい気持ちもあるけど」

ミサト「これ以上大人に幻滅して欲しくないからいいわ……」

一同(もう遅い気が……)

シンジ「ま、まあ、そういう事なら」

     ガバッ!

ミサト「!? 日向君!?」


日向「一番!www日向マコト!wwwモノマネをします!www」

日向「滅殺!www」

シンジ「あ! ガン○ムseedのク○トだ!」

マリ「す、すごい、似てる!」

日向「僕は……僕はねぇ!www」

綾波「そんなに似てるの?」

カヲル「そっくりだよ」

アスカ「ふぅ~ん」

日向「どうだい?www似てただろ?www」 ふふん♪

カヲル「ガ○ダムseedなら、僕もできるキャラがいるよ」


カヲル「止めるんだ! シン!」

シンジ「わ! アス○ン・ザラだ!」

綾波「似てるの?」

シンジ「めちゃくちゃ似てるよ!」

マリ「ほほう、ホモルも持ちネタがあったのかにゃ」

カヲル「……そういう君も?」

マリ「忘れてたぁ? あたしも赤なのよ?」

シンジ「ルナ○リアだ!」

マリ「ぬふふ♪」

綾波「これも似てるの?」

シンジ「栗貫以上だよ!」

綾波(……だれ?)


青葉「やるじゃないかwww日向二尉もチルドレンもwww」

青葉「じゃあwww俺も……ん、んんっwww」

青葉「月○蝶であーる!www」

シンジ「ター○Aのギン○ナム!」

青葉「俺は不可能を可能にする男だぜ?www」

シンジ「ム○・ラ・フラガ!」

青葉「ク――クックックックッ……www」

シンジ「ケロ○軍曹のク○ル曹長!」

青葉「URYYYYYYYYYYYYYYYYッ!!www」

シンジ「ジョ○ョのディ○!」

ミサト(シンジくん……何でそんなに詳しいの……?)


リョウジ「こりゃあ俺も負けてられないなwww」

ミサト「は、張り合わなくていいから」

リョウジ「んんっ……大佐がなんだ!www俺は大佐を超えてやる!www」

シンジ「逆シャ○のギュ○イ・ガス!」

リョウジ「真面目に不真面目!www」

シンジ「かいけつゾ○リのゾ○リ!」

リョウジ「ガミ○スに下品な男は不要だ……www」

シンジ「宇宙戦艦ヤ○ト2199のデ○ラー総統!」

リョウジ「ルルル、ルパァ~ン!www」

シンジ「ル○ン三世の銭○警部!」

カヲル「最後のは似てないんじゃ?」


シンジ「声優陣を一新した、新しい○形警部にそっくりだよ!」

マリ「へ~」

綾波「……」 ネム……

アスカ「……」 zzz

ミサト「さぁ、もうそのくらいにしなさい、酔っぱらい共」

ミサト「明日の休日、キチッとお仕置きしてあげるからね……」

日向「おお~、怖い怖いwww」

青葉「問題ないのであ~る!www」

リョウジ「まあまあwww」

リョウジ「そういや、葛城www」

ミサト「……なによ」


リョウジ「お前さんにも得意なモノマネがあったじゃないか?www」

ミサト「……!!」

リョウジ「あれ、やってくれよ、葛城www」 ///

シンジ「どんなモノマネですか?」

カヲル「ぜひ見てみたいね」

マリ「やってみてよ、ぶちょーさん」

ミサト「あ、あんたたち、何を言って……」

日向「いいじゃないですかぁ、葛城三佐ぁwww」

青葉「ブレイコーですよぉwwwブレイコーwww」

     ヤーレ! ヤーレ! ヤーレ!

ミサト「ぐぬぬ……わ、わかったわ」

ミサト「や、やるから、やった後、早く寝なさいよ……ったく」


ミサト「あーあー……ん、んんっ……」



ミサト「月に変わって、お仕置きよ♥」 きゃぴ♥///



一同「…………」

ミサト「…………」

リョウジ「ブハハハハハハwww」

日向「さ、最高www最高ですぅwww」

青葉「お仕置きwww月に変わってwww」


ミサト「」


シンジ(……元ネタ何か解らないけど)

カヲル(正直……)

マリ(三十路前の女がやるのには、キツいネタだにゃ……)


     ブハハハハハハ ギャハハハハ


ミサト「」

ミサト「……」

ミサト「…………」 ゴゴ

ミサト「…………」 ゴゴゴ…

     ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=rW0tymSP6Vs




     ブ   チ   ッ   !!



シンジ「え」

カヲル「ん?」

マリ「ほえ?」



ミサト「こ@jらl:犠打khkぴbだp;!!」



シンジ「ミ、ミサトさん!?」


リョウジ「葛城www怒ったwww」

カヲル「ちょ、落ち着いて!」

日向「うはwwwテラカワイソスwww」

マリ「酔っぱらいはもう黙るにゃー!」

青葉「パターン赤www赤鬼ですwww」



ミサト「あんhgs;。、だfggfしゃ――!!」



     ボグンッ!!



シンジ(……あ)

カヲル(豪快なアッパーが……)

マリ(キレーにリョウジのみぞおちに……)


リョウジ「」

リョウジ「う」

リョウジ「ぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ」


マリ「ひゃああああああああっ!?」

シンジ「ミ、ミサトさん! 気持ちは痛い程わかりますけど!」

シンジ「落ち着いてぇ!」

カヲル「ファースト! セカンド! 緊急事態だ! 起きて!」


日向「あはははははwww」

青葉「うひゃひゃひゃひゃひゃwww」


ミサト「ぎ、p;こfdぁbz・@;まtyds!!」








     わあああああああああっ……







―――――――――――


リョウジ「」

日向「」

青葉「」

シンジ「……という感じで」

シンジ「何とかミサトさんをなだめて」

シンジ「僕たちで加持さんのゲ○