【安価とコンマの】オリロンパ【二次創作】 (665)


最近立ってなかったりエたったりしているものが多いので立ててみました
書くのは初めてなので海底論破と染物ロンパのやり方と書式を参考にします

安価↓ 幸運以外の15人の才能が出揃うまで。同一安価内での連投は遠慮ください。
才能は1レスに二つまでとします
また奇数男子偶数女子
どちらかが埋まった場合は末尾関係なく余った性別に割り振られます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1698453658

書き忘れ
もし1レスに2才能出た場合は

一つ目の才能は末尾の頭側の数字で性別決定
二つ目が尾の方で性別決定です

書き忘れ
もし1レスに2才能出た場合は

一つ目の才能は末尾の頭側の数字で性別決定
二つ目が尾の方で性別決定です

舞子

テストで適当に才能書き込んでみましたがこれ性別限定の才能だと末尾破綻しますね…
ちょっと考えます

わざわざテストで才能書込む必要ないのでは……
末尾については性別余ってるならそこに割り振って余ってないなら性別限定しないのを募集すればいいのでは?

魔法使い
???

変なことすると自演と疑われるから気をつけた方がいいと思う

>>9>>10
すいません気を付けます

幸運の才能だけ今このレスで決めておきます

【男子】
人形師
学級委員
宗教学者
魔法使い
???
幸運
インフルエンサー
図書委員


【女子】
オカルト部
グラビアアイドル
腹話術師


男子が埋まったので残りは全員女子となります

絵本作家
古武術家

残り1枠です
埋まり次第次は主人公決めに移ります

【男子】
人形師
学級委員
宗教学者
魔法使い
???
幸運
インフルエンサー
図書委員


【女子】
オカルト部
グラビアアイドル
腹話術師
絵本作家
古武術師
華道家
看護師
新聞部員

主人公を下3でコンマの高いものを採用します

オカルト部

グラドル論破に決定ですね
次は名前とスキル(性格や特徴を決定するワード)について決めていきます

名前は↓1~3の中で最もコンマが高いものを採用します
スキルは3個採用します。余りにも相反したりするものがあればこちらで調整します

まずは主人公であるグラドルの名前とスキルを決定します

下3

【女子】
【超高校級のグラビアアイドル】
名前:天使心愛 
【スキル】
・普段の気弱で引っ込み思案な性格とグラビア撮影時の明るく前向きな性格のギャップ
・撮影時になると一転してギャルになる
・アメリカ人とのハーフ

次人形師と名前とスキル
下3

有原 真白 ありはらましろ
魅惑的 (普段の交流や学級裁判で男性相手にボーナスみたいな感じ?)

>>29はグラビアアイドルのでした
安価下で

【男子】
【超高校級の人形師】
名前:璃堂 人浄 
スキル
・何事にも完璧を目指す
・人形が恋人
・儚い

次はオカルト部の名前とスキル
下3

影山 静玖 かげやましずく

常に何かに怯えている

【超高校級のオカルト部】
名前:黒山 魔夜 
スキル
・常に何かに怯えている
・なんにでもオカルトを結びつける
・よく天啓という名の電波を発信する
精神力:5コミュ力;8

実は最初の安価で精神力とコミュ力を決めています
余りにも偏れば再調整する可能性もありますが今のところはないです

次は学級委員の名前とスキル
下3

白川 一誠 しらかわいっせい
家族の話は避けている

【男子】
【超高校級の学級委員】
名前:大山 真面目 
スキル
・リーダーシップがある
・清濁併せ呑む
・家族の話は避けている
精神力:6コミュ力:2

次は腹話術師の名前とスキル
下3

有間 優希名 (ありまゆきな)
持ってる人形毎に変わる声色と性格

黒山の名字が被っているのですが変更可能ですか?

【超高校級の腹話術師】
名前:飯島 百合華
スキル
・寡黙無表情
・手につけている人形が不気味
・持ってる人形毎に変わる声色と性格
精神力:8コミュ力;0

次は宗教学者の名前とスキル
下3

蛇島 司 (へびしまつかさ)
弁舌に長けている

【超高校級の宗教学者】
名前:神宮院 司
スキル
・神を信じていない
・弁舌に長けている
・冷静沈着
精神力:5コミュ力:4

次は絵本作家の名前とスキル
下3

【超高校級の絵本作家】
名前:絵空事 空
スキル
・ゆるふわ系
・社交的
・純粋
精神力:2コミュ力;3

次は魔法使いの名前とスキル
下3

フリーデシルト・クラーブ
神出鬼没

【超高校級の魔法使い】
名前:クロエル・ヴァンガード
スキル
・自分のことを魔法使いと言い張る紳士
・神出鬼没
・よく嘘をつく
精神力:8コミュ力:4

次は古武術師の名前とスキル
下3

無限示 刹那 むげんじせつな

かなり小柄

【超高校級の古武術師】
名前:壬生 千草
スキル
・謙虚でおとなしい性格
・見た目からは想像できない剛力
・かなり小柄
精神力:9コミュ力;5


次は???の名前とスキル
下3

【超高校級の???】
名前:喪薔薇 大和
スキル
・重度のロリコン
・才能に関する記憶が無い
・古武術師の次に強い
精神力:6コミュ力:7


次は華道家の名前とスキル
下3

【超高校級の華道家】
名前:厳島 菊
スキル
・しゃなりしゃなりの京女
・動物の死体と組み合わせた前衛的生け花を得意とする
・ポーカーフェイス
精神力:1コミュ力;7
次は幸運の名前とスキル
下3

真中 標 まなかしるべ

両親から虐待されていた

【超高校級の幸運】
名前:真中 標
スキル
・童顔ショタ
・ノーとは言えない性格
・両親から虐待されていた
精神力:5コミュ力:7

次は看護師の名前とスキル
下3

【超高校級の看護師】
名前:雲母 ふわわ
スキル
・ツインテール甘ロリ
・患者の死に立ち会う事に無常の歓びを感じる
・応急処置の天才

精神力:9コミュ力;7

次はインフルエンサーの名前とスキル
下3

星野 一番 ほしのいちばん
超高校級にさ負けるが多芸な才能持ち

【超高校級のインフルエンサー】
名前:星野 一番
スキル
・超高校級には負けるが多芸な才能持ち
・暴露系
・メディアにも出演経験あり
精神力:8コミュ力:6

次は新聞部員の名前とスキル
下3

【超高校級の新聞部員】
名前:福沢 明美
スキル
・情報通
・かなり家庭的
・速記の達人

精神力:8コミュ力;7

最後は図書委員の名前とスキル
下3

読原 文真 よみはら ふみま

心優しい

キャラ決めのご協力ありがとうございます

次にこまごまとした安価決めていきますが
ちなみに今どれくらい人いらっしゃいます?

今回は本編ネタバレ防止のために舞台から決めていきます
本編とは別世界戦軸で進めます
1希望ヶ峰分校
2どこかのアイランド
3お屋敷
4その他

下3多数決で決めます

【男子】

【超高校級の人形師】
名前:璃堂 人浄 
スキル
・何事にも完璧を目指す
・人形が恋人
・儚い
精神力:4コミュ力:7

【超高校級の学級委員】
名前:大山 真面目 
スキル
・リーダーシップがある
・清濁併せ呑む
・家族の話は避けている
精神力:6コミュ力:2

【超高校級の宗教学者】
名前:神宮院 司
スキル
・神を信じていない
・弁舌に長けている
・冷静沈着
精神力:5コミュ力:4

【超高校級の魔法使い】
名前:クロエル・ヴァンガード
スキル
・自分のことを魔法使いと言い張る紳士
・神出鬼没
・よく嘘をつく
精神力:8コミュ力:4

【超高校級の???】
名前:喪薔薇 大和
スキル
・重度のロリコン
・才能に関する記憶が無い
・古武術師の次に強い
精神力:6コミュ力:7

【超高校級の幸運】
名前:真中 標
スキル
・童顔ショタ
・ノーとは言えない性格
・両親から虐待されていた
精神力:5コミュ力:7

【超高校級のインフルエンサー】
名前:星野 一番
スキル
・超高校級には負けるが多芸な才能持ち
・暴露系
・メディアにも出演経験あり
精神力:8コミュ力:6

【超高校級の図書委員】
名前:帳 司
スキル
・整理整頓癖
・完全記憶能力
・心優しい
精神力:7コミュ力:0

【女子】
【超高校級のグラビアアイドル】
名前:天使心愛 
スキル
・普段の気弱で引っ込み思案な性格とグラビア撮影時の明るく前向きな性格のギャップ
・撮影時になると一転してギャルになる
・アメリカ人とのハーフ
精神力:7コミュ力:0

【超高校級のオカルト部】
名前:黒山 魔夜 
スキル
・常に何かに怯えている
・なんにでもオカルトを結びつける
・よく天啓という名の電波を発信する
精神力:5コミュ力;8

【超高校級の腹話術師】
名前:飯島 百合華
スキル
・寡黙無表情
・手につけている人形が不気味
・持ってる人形毎に変わる声色と性格
精神力:8コミュ力;0

【超高校級の絵本作家】
名前:絵空事 空
スキル
・ゆるふわ系
・社交的
・純粋
精神力:2コミュ力;3

【超高校級の古武術師】
名前:壬生 千草
スキル
・謙虚でおとなしい性格
・見た目からは想像できない剛力
・かなり小柄
精神力:9コミュ力;5

【超高校級の華道家】
名前:厳島 菊
スキル
・しゃなりしゃなりの京女
・動物の死体と組み合わせた前衛的生け花を得意とする
・ポーカーフェイス
精神力:1コミュ力;7

【超高校級の看護師】
名前:雲母 ふわわ
スキル
・ツインテール甘ロリ
・患者の死に立ち会う事に無常の歓びを感じる
・応急処置の天才

精神力:9コミュ力;7

【超高校級の新聞部員】
名前:福沢 明美
スキル
・情報通
・かなり家庭的
・速記の達人

精神力:8コミュ力;7


この中でまだシロもクロも決定していません
安価のご協力をお願いします!

それでは本編投下していきます

【PROLOGUE】

「どうしよう…。やっぱ帰ろうかな」

希望ヶ峰学園。希望の象徴
各地からいろんな才能が集まるみんなのあこがれの的

「あー。みんなよろピー」

超高校級のグラビアアイドルとしてこの学園に誘われた
みんな喜んでくれたけど…けど私は一つ隠し事をしてる
カメラの向こうとカメラに写ってない時では全然違うってこと
普段の私は全然陰キャで、趣味なんて最近はデアゴステーニの塗り絵を楽しむことくらい
もしそんなのがばれたらみんながっかりしちゃうし、それにお仕事だって減っちゃうかもしれないし

だから今からギャルの人格をカメラなしでやろうとしてるけどなんともうまくいかない

「…でもみんなをがっかりさせるわけにはいかないし」

ビキニにホットパンツ、それに盛ってる中で一番ギャルっぽいピンクと黒の豹柄のパーカーを羽織ってきた
見た目だけはギャル。これにあう振る舞いをしなきゃ...

「悩んででも駄目だ。私はグラビアモデル。いける」

頬をパンッと叩いて気合を入れる


「あー。なんか思ってたよりくそデカ学校でウケる」

「てか中入っちゃう系?良いの勝手に?」

虚勢を張ってるのは分かるけど、今から貼っておかないと誰かにあったときに困る
私は完璧で完全なギャルとしてこの高校で三年間を過ごす
覚悟は決まった。大丈夫、私ならできる

「おっじゃまっしまーす」

足を一歩踏み出した

踏み出し――――

―――――あれ?

―――――――――あれれ?

その瞬間に視界がグワンと揺れた
立ち眩み?貧血?極度の緊張による何らかの発作?

――――――
――――
――

???

―――――――――
――――――
――――


目が覚めると見知らぬ天井
なんだか周りから聞こえてくるざわざわとした声

横ではツインテールの女の人が私の手首を握っている

???「目が覚めましたよ」

???「これで全員か」

???「でも僕たちいったいどうしてこんなところに?」

???「分からないでありますよ!!」

???「大声を出すな。落ち着くんだ、平静を乱すと良くない」

???「そんなん言いはっても、冷静で居れなんていうほうが無理な話ちゃいますか?」

なんだか私の周りにたくさんの人がいるみたい
けどまだ起き上がってないからどれくらいの人がいるかなんてわからない

なんとなくだけどたくさんいるような―――

とりあえず起き上がって周りを確認しないと
それに希望ヶ峰学園に入ったはずなのにそこで意識がなくなっちゃって

もしかして医務室か何かに運ばれたのかな―――

とりあえず立ち上がって周りを見てみる
ざっと15人くらいいろんな服装の人がいる。

制服だったり着物だったり、ボロボロの道着だったり

もしかしてこれ皆新入生なのかな?
それともテレビのどっきりとかかな...
けどドッキリにしては事前の打ち合わせがなかったし―――

それにこの広い空間医務室じゃないみたいだし―――
なんだかいろいろ考えることがあってぐるぐるしてきちゃった


???「あれ。天使さんじゃない?」

誰かのその声でふと現実に引き戻された
そう、私は天使。グラビアアイドルとしてここに来たんだ
だからどんな状況でも平静を崩ししちゃいけない、画面の向こうの私を崩しちゃいけない

天使「やっばー。寝ちゃってた系???はっず~」

素っ頓狂な声を出して平静を取り繕う。
とりあえず周りの人たちに話を聞いてみないと...

安価下1

1女の浄瑠璃人形を手に持ちお多福のお面を付けた髪を一つ括りにしている人物
2頭にろうそく型の電飾を鉢巻きで括りつけたボブヘアーの眼鏡女子
3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
6大きな魔女の帽子に黒いローブを纏った男性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
9ボロボロの道着を身にまとった強者感あふれる短髪の人物
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
11艶やかな着物に身を纏った静かな雰囲気の女性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
13赤い十字架のヘアゴムを付けたツ甘ロリ姿のツインテールの女性
14付箋だらけの大きすぎる辞書を背中に背負った少年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

???「貴方。何か隠していますね」

天使「!?!?!?」

天使「あー?なーに急に???ウケるwwwwww」

黒山「私の名前は黒山魔夜【超高校級のオカルト部】自己紹介は私からという天啓を」

黒山「そしてあなたは何か隠しているという天啓も」

天使「え...地毛だっていってエクステなのとか、自爪とか言いながらスカルプだったりとか…」

黒山「ふぅむ...天は違うと言っていますねぇ...怪しいですよぉ」

天使「バストサイズワンカップ盛りました!!!」

黒山「……今日のところはいいでしょう、天もおっしゃっています」

黒山「ただ!あなたのその隠し事は大いなる災いを呼ぶことになるでしょう!!!!!」

天使「ひぃっ」

天って何...なんで私がギャルじゃないことバレてるの...
この人なんだか怖い...近寄りたくないよ...

次の人のところにさっさと行こう.......寒気してきちゃったよ

安価下1

1女の浄瑠璃人形を手に持ちお多福のお面を付けた髪を一つ括りにしている人物
3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
6大きな魔女の帽子に黒いローブを纏った男性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
9ボロボロの道着を身にまとった強者感あふれる短髪の人物
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
11艶やかな着物に身を纏った静かな雰囲気の女性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
13赤い十字架のヘアゴムを付けたツ甘ロリ姿のツインテールの女性
14付箋だらけの大きすぎる辞書を背中に背負った少年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

【魔法使い】

『ボンッ』

急に何かが破裂する音が聞こえたと思ったら目の前は煙に包まれていた
.....なに!?火事!?

天使「きゃあ―――――」

クロエル「おーっと。驚かせて悪かったねお嬢さん」

クロエル「私は偉大なる【魔法使い】クロエルヴァンガードさ」

天使「ふぅ...ふぅ...」

突然のことだったからギャルが出ない
...まずい、このままだとバレてしまう...

クロエル「はは嘘だよ。怯えないでおくれ」

天使「はは...う…うそなんかーい」

天使「急にだからびっくりしたじゃん。もう!」

クロエル「こんな状況だからね、少しは気を紛らわせようと思ったんだ」

クロエル「少しは気がまぎれたかい?」

天使「まあ。。まあね?」

まぎれるわけないじゃんっ!心臓バクバクだよ!
なんとかとりつくろえたけど…。というより魔法使いって何...

わけわかんないよ―――
気を取り直して次の人に行こっと

安価下1

1女の浄瑠璃人形を手に持ちお多福のお面を付けた髪を一つ括りにしている人物
3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
9ボロボロの道着を身にまとった強者感あふれる短髪の人物
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
11艶やかな着物に身を纏った静かな雰囲気の女性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
13赤い十字架のヘアゴムを付けたツ甘ロリ姿のツインテールの女性
14付箋だらけの大きすぎる辞書を背中に背負った少年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

9

【古武術師】

いろんな人がいるけどあの人はきっと強いんだろうな
なんだかもう見た目から覇者って感じのオーラが出てる

天使「はーい?グラドルここあちんの自己紹介コーナー!」

壬生「ご丁寧にどうもであります!私は【古武術師】として僭越ながらこの学園にやってきたであります!」

壬生「外に出ようにもこの拳では鉄板をへこませることしかできず、不甲斐ないばかりであります!」

あの分厚い鉄板のへこみは壬生さんが?
いや...象が突進してもうんともしなさそうなのに?すごい力だな...

天使「いや...へこませただけでもすごいんじゃないかな?」

壬生「いえ。至らないであります。このような状況下、人を守る為の拳だというのに」

天使「何もまだ危険なことが起こるってわけでもないんだし...」

壬生「十分危険でありますよ!この私がこのような状況に置かれる。それは大変な手練れがいるという事実」

壬生「すなわち、とんでもない強者が居るということ!」

天使「まあ確かにこの状況はおかしいけど…」

壬生「警戒を怠らぬようすべての気配に体を研ぎ澄ませているであります」

壬生「今のところはさっきは感じぬのでご安心を!」

壬生「何かあったら是非私を頼ってくださいでありますよ!」

強いな...この状況でも誰かのこと考えれるなんて...
とっても強そうだし何かあったら本当に頼りにしちゃうかも...なんて。
自分のことは自分で何とかしないと…


安価下1

1女の浄瑠璃人形を手に持ちお多福のお面を付けた髪を一つ括りにしている人物
3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
11艶やかな着物に身を纏った静かな雰囲気の女性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
13赤い十字架のヘアゴムを付けたツ甘ロリ姿のツインテールの女性
14付箋だらけの大きすぎる辞書を背中に背負った少年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

天使「あ。さっきはあんがとね」

雲母「いえいえ、脈はあったので死にはしないとは思ってましたが…お元気そうで」

天使「門潜った瞬間意識がさ、で。ここってわけ」

雲母「大丈夫ですよ。皆さん同じですからね」

優しそうに諭すような口調と笑顔で話してくれる
本当に同い年なのかな?なんだかこんな格好してる私が恥ずかしくなってきちゃった

天使「あ。私は―――」

雲母「存じ上げていますよ。私は【超高校級の看護師】雲母ふわわと申します」

天使「なんか甘そうな名前だね」

雲母「他人に甘い子に育ちなさいって意味らしいです。ふわふわと包み込むような」

天使「じゃあご両親の思惑は達成じゃんね」

雲母「あら、人にやさしくできてますでしょうか、当然のことをしているまでなのですけれど」

天使「そ~れ~がすごいんだって、普通この状況でそんなことしようなんて思わないもんね」

雲母「そうでしょうか…けどありがとうございます」

なんかすごく優しそうな人だったな
次の人もそんな人だといいけど

安価下1

1女の浄瑠璃人形を手に持ちお多福のお面を付けた髪を一つ括りにしている人物
3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
11艶やかな着物に身を纏った静かな雰囲気の女性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
14付箋だらけの大きすぎる辞書を背中に背負った少年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

次はやたら大きな本を背負ってるあの子にしよ
...なんだか私と同じような臭いを感じる

天使「はぁい!こんちわグラドルここあちんだよ~?」

帳「はぁ…」

天使「お。なんかびみょ~な反応。アタシのこと知ってる???」

帳「スリーサイズ公式HPのプロフィール。ウィキペディアの情報」

帳「この本の2329Pに記載があります」

天使「えぇっ!?ガチファン!?」

帳「いえ…情報という情報を書きしたためているだけなので…。すいませんパーソナルなことなどはよくわからないので」

天使「うげげっ、なんか露骨に気を使われてる感じでショック...」

帳「不愉快にさせてしまったならごめんなさい。ただあまりそういったことに興味が向いてないので...」

天使「いやいやいや謝んないで?君のことも虜にして見せるってば」

帳「帳。【超高校級の図書委員】です」

天使「無反応だなー」

帳「そうでしょうか…?」

戸張君とはいまいち話が盛り上がらなかったな
けどそうだよね、初対面であんなにぐいぐい来られると困るよね

ごめんね帳君。

安価下1

1女の浄瑠璃人形を手に持ちお多福のお面を付けた髪を一つ括りにしている人物
3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
11艶やかな着物に身を纏った静かな雰囲気の女性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

ぼーっとしてると奥から着物姿の女の人が歩いてきた
奇麗な人だな...まるでかぐや姫みたい

厳島「こんばんわ。天使さんやね?」

天使「あ。はい!」

厳島「あらぁ?なんやテレビで見るのと違いますなぁ?」

天使「いやぁ。初対面だし礼儀正しいムーブ的な?」

ついうっかり素が出てしまった
危ない危ない...

厳島「みんな自己紹介しとるみたいやし、ウチもしとかななぁって」

厳島「うちの名前は厳島菊。【華道家】やらせてもろてます」

天使「あー。アタシは」

厳島「あー...ええよええよ、しっとるさかいに」

厳島「何が起こるかわからん状況やし、よろしゅうね」

天使「あ。はい。よろしくおねがいしま―――」

天使「よろぽ!」

厳島「あんま気張りすぎんようにねぇ」

なんだか見透かされてるような気がする…
いや、気のせい気のせい。うまいことやれてるよ私は

安価下1

1女の浄瑠璃人形を手に持ちお多福のお面を付けた髪を一つ括りにしている人物
3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

天使「あ…あのぅ」

???「おや、お千代さん、かわいらしい方だ」

あ。マズいタイプの人だ、人形と話してる
しかもなにあの人形。しろっ!怖っ!!!
でもダメダメ、ギャルを崩すな。私

天使「あー。千代ちん。ピース!アタシは天使心愛!名前くらいは知ってるっしょ?最強最高のグラドルでーす」

璃堂「あぁ。名前は知っているとも。私は璃堂人浄、【超高校級の人形師】、こちらは恋人のお千代さん」

天使「やっばー...」

璃堂「ん?」

天使「いや、やっばーいほど美人さんだなって」

璃堂「だろう?僕の最高の恋人さ」

とにかくまずい...この人はまずい...明らかにやばい人だ...
あんまり近寄りたくない…そして怖い

璃堂「そうだ。こんな状況だしお千代さんと私と友人にならないかな?ほら助け合いが大切だろう?」

天使「うん!その話はオッケー!めっちゃ考えとく!まずは知り合おう???」

逃げるようにそういって走ってきた
人形と友達にはなれないよ...今は...

安価下1

3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
5生々しいゾンビの人形を腕にはめた喪服姿の女性
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

天使「あの…」

さっきから以上に気になっている人がいる
微動だにせずその場にずっと立っているだけの女の人
もしかして私しか見えてない?

???「よう!こりゃあいい人死に日和だな」

天使「はぁ?」

???「拉致に監禁。こりゃあデスゲーム物の始まりだぜ」

???「きゃぁぁこわぁいん。みんなのこと殺して生き残んなきゃだわ」

天使「なーに言ってんの?お電波な感じの子?」

???「おっと俺ら―――」

???「私らは―――」

飯島「「【超高校級の腹話術師】飯島百合華様の忠実なる下僕ゾンゾとビンビーだ」」

天使「えっと飯島さん?よろしくね??」

飯島「おーっと、ご主人様は下等な人間とは会話はしねえんだぜ」

飯島「お話は私たちとお願いするだわ!」

すごいな野太い男の人の声と女の人の声を使い分けてる...
でも変な人には変わりない...かな

安価下1

3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
7ベレー帽をかぶった木の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
10オレンジのパーカーを羽織っている少年
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

10

明らかに中学生くらいだけど…
この子も高校生なのかな?

天使「はぁーい?こんにちは」

真中「わぁ!すごいや!ここにはテレビで見たことがある人とかたくさんいる!!」

真中「あ!サイン!サインとかいいですか!?」

天使「おっけ。任せてどこに書く?」

天使「って。ペンないじゃん。残念だけどまたの機会にねー」

真中「僕!真中導って言います!僕は特別な才能とかなくて【幸運】っていう抽選枠でここに来ました!」

天使「別にクラスメイトなんだし敬語じゃなくてもよくね?」

真中「あ。そっか!天使さんが前にいるからつい」

なんだかここにきてこの反応は新鮮だな...かわいいっていうかなんて言うか
弟相手にしてるみたい...現実の弟はこんなのじゃないけど…

真中「で…でも何話していいか緊張しちゃうな」

天使「別に好きなことでいいよ、それにこんな状況だし好きにしなよ~」

真中「優しいなぁ。なんだかすごくファンになっちゃいそうだよ」

天使「ファンならかんげ~。いつでもFC入ってくれていいよ」

真中「…45番です」

天使「もう入ってるのウケるんだけど」
安価下1

3ブレザータイプの制服をきっちりと着込んだいかにも堅物そうな青年
4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
7ベレー帽をかぶった気の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

大山「単刀直入に言うが、その恰好はさすがに如何なものか」

天使「急に何ー?ギャルの間ではこれが正装だしー」

ですよね。分かります。何で入学式にこんな格好なんだって
いや、今は異常事態なんですけど、いや、はい、それでもこの格好はおかしいです
自分でもよーくわかっています

大山「ああ、自己紹介が遅れたね、僕は【超高校級の学級委員】大山真面目」

大山「ある程度のことは許容できるが、どうしてもその恰好だけは一言申したくてね」

天使「うざー。でもこれかわいくないー?だめー?」

ごめんなさい。うざくないです。仰る通りだし、一番派手な服ですこれ
かわいいっていうよりかは毒持ってるカエルみたいですよね

大山「んんっ!まあ風紀は乱さぬように、風紀の乱れはクラスの崩壊だ」

大山「まあグラビアアイドルというくらいだ、そこはわきまえてくれるだろうと信じているよ」

天使「やば。知ってるとかファンじゃん。サインいる?」

大山「遠慮しておく」

さすがは学級委員...私のこと知ってくれてるんだ...
頼りになりそう

安価下1

4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
7ベレー帽をかぶった気の優しそうな女性
8黒いスーツ姿の大人びた男性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

???「あ…あ…あのぅ」

ふと突然後ろから声を掛けられた

天使「どったー?」

絵空事「あ。私。絵空事空って言って【超高校級の...絵本作家】です...」

あ。なんだろう。この子とはすごく仲良くできそう
でもまあ今の状態の私だと多分この子は私のこと苦手だろうなぁ

天使「あ。自己紹介えらじゃん!アタシはグラドルここあちんだよ、見たことあるっしょ?」

絵空事「…うん。」

天使「じゃあ今日から友達!なーかーまー!よろしくねクラスメイトちゃん」

絵空事「あ。絵空事...です。空ちゃんでいいです」

天使「おっけー!ごめんごめん。そらちんね」

絵空事「えへへ...はい」

かわいいなぁ。普段の私ならもっと仲良くできそうなのに...
ごめんね、いつか話せる日が来るといいなぁ

安価下1

4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
8黒いスーツ姿の大人びた男性
12自撮り棒を使いやたらといろんなところを撮影しまわっている金髪の青年
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

星野「お!天使っちじゃーん」

向こうから手を振ってきたのは星野君
星野君はテレビでも彼のチャンネルでもコラボしたことがある
このメンバーの中じゃ唯一仲のいい友達というより顔見知りかな

星野「で?今日はどっち?」

天使「今日はこっち―!」

で、私が超絶ド陰キャだってことも知ってる
暴露系だけど「お前がしんどくなったら暴露してやる」って言われてるからなんだか安心してここまで付き合えている

マネージャーはそのことで大怒りしてたけど、そこまで悪い人には思えないんだよね

星野「あー。そっちモードね、ってか学校生活そっちで続けるつもりかよ?」

天使「もち~。みんなの夢と希望背負っちゃってますから」

星野「疲れねーの?俺は無理だな」

天使「有名税ってやつだよ。ってか。絶対しーだよ!」

星野「おう、約束したことは守るって」

天使「というよりこの状況どっきりとかかな?」

星野「ないな。事前の打ち合わせうけてねーし、それに取れ高ねえだろ」

天使「確かにねー」

そのあともしばらく談笑をして過ごした
次の人もこれくらい気が許せる人だといいけど

安価下1

4神父姿で大きな数珠を首からかけている不思議な出で立ちの青年
8黒いスーツ姿の大人びた男性
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

天使「なーんでこんな状況なのかわかったりするー?」

神宮寺「いや、分からないね。緊急事態だとしか」

天使「んじゃ。自己紹介―ってアタシのことは知ってるか」

神宮寺「ああ。テレビで拝見しているよ、僕も何度かご一緒したことがあるしね」

天使「確か神も仏もありゃしない系宗教学者だっけ?」

神宮寺「ああ、存在を確かめるためだけにこうなってしまったからね」

天使「で?今は神に祈ったりはしないわけ?」

神宮寺「神も仏もあるならばこんな状況ありえないだろう」

天使「確かに一理あるわ~」

何回かあったことのある人だから比較的スムーズにおしゃべりできたぞ。偉い私!
けど神宮司さんは相変わらず冷静だな...

私なんて今にも心臓が止まりそうなのに...

安価下1

※新宮院が新宮寺になってますが次回から治ってます
すいません

8黒いスーツ姿の大人びた男性
15カメラを首から下げてメモ帳を手にした女性

福沢「すいません。天使心愛さんですよね?」

この人は確か記者会見とかの時に見たことがある
確か福沢さんだっけ、新聞部員のはず

天使「おひさしぶり~どったの??」

福沢「いえ、この状況について何かご存じかなと」

天使「知るわけないじゃ~ん?ざわっちは何か知らないの?」

福沢「いえ、何も。分からないからこそ取材をしています」

福沢さんもわからないとなるとお手上げかもしれないな...
ここの情報が一切ないってなると、ますます不安になってきちゃうな...

天使「なんかわかったら教えてよね~」

福沢「ええ、そちらも何かわかれば情報提供をお願いしますね」

天使「おっけー。持ちつ持たれつって感じで行こ~」

福沢さんとは情報提供の約束をしてその場を後にした
次の人と話すときは何か有益な情報が得れればいいけど…

次はあの落ち着いた雰囲気の人に話しかけてみよう
大人っぽいし...

天使「あの…良いですか?」

喪薔薇「20点だ。体が成熟しすぎている、顔は童顔だが加点すべきはそこだけだな」

!?!?!?
え?なんかいきなりよくわからない採点されてる?!

天使「えー?この悩殺爆ボディの天使ちゃんが20点?審査員―どーなってんの~?」

喪薔薇「あぁ。わりぃ、俺の悪い癖が出た、一般的に見るとほぼ100点だと思うぜ」

天使「じゃあなんで20点なわけさ!」

喪薔薇「ロリコン的に見ると...だな。いや恥ずかしいが…」

天使「ろり...こん?」

あ。やばい人だ!めっちゃやばい人だ!!!
お巡りさん!この状況から私たちを助けた後にこの人を捕まえて!!!

喪薔薇「いや、そういう反応になるわな、わりい。忘れてくれ」

天使「……」

喪薔薇「いやいやいや、そんな目で見んな、やべぇのは俺が一番わかってっから」

天使「それじゃ!他の人のところ行ってきますね!!!」

喪薔薇「敬語だったり敬語じゃなかったり忙しい奴だな」

喪薔薇「って。嫌われちまったよなー。治さねえとなこの癖」

キャラ紹介終わりです

PROLOGUEの投下に移ります

天使「…状況が分からない」

雲母「皆さんここで目が覚めましたから外にすら出ていないんですよ」

壬生「出口のドアが開かなかったでありますよ」

どうも状況的にこの大きな体育館みたいな場所に私達は閉じ込められちゃったみたい
外に出ようにも壬生さんの力で何ともならないなら無理だろうし

黒山「はっ!天啓です照り付ける日差し、それは恵みではなく我らを焼き焦がす地獄の業火」

大山「変なことを言って場を乱さないでくれたまえ」

真中「けどずっとここにいるとしたら食糧とかどうなるんだろうね」

飯島「こりゃあ餓死だな。限界状況で俺らは仲間の肉を食い漁りあうんだぜ」

絵空事「や...やだぁ…」

厳島「いやぁそんなおっかないこと言うから絵空事はん泣きそうなってはりますわぁ」

場は混沌としている。それもそうだと思う。私だって本当は泣きたいくらいに怖い
それに今ですらみんなが状況を理解できていないなんてあまりにも不穏すぎる

星野「携帯の電波もつながんねーしデータも飛んじまってるし、どーしたもんかな」

そういわれて私も自分の携帯を見ようと思ったけど携帯がない
周りの反応を見るに星野君以外は携帯を持っていないみたいで

喪薔薇「ちっ...携帯も役に立たないか」




状況は絶望的で私たちはどうしたらいいのかわからない
そう思ったときに、大きな音がこの会場のスピーカーから鳴り響いた













???「あー。あー。あー。マイクテストッ、マイクテスッ!島内放送、島内放送!」

???「大丈夫?聞こえてるよね?あーあーあー!」

???「スイッチ入ってる??あーあーあー!」

         
              
               
                 
                   












モノクマ「じゃあオマエラのための入学式を今から行うよ!!」

モノクマ「体育館には全員いるよね?」


          

             
                  

                      

                   

大きな音に耳をふさいでたけどなにを言ってるかは聞こえた
入学式?ってことはやっぱり希望ヶ峰学園?

そんなことを考えてるとクロエルさんの時みたいに壇上に煙が黙々と立ち込めて―――


モノクマ「よっこいしょ」

モノクマ「やあやあオマエラ」

璃堂「操り手が居ない…ねお千代さん?」

飯島「ってことは腹話術でもねーんだぜ」

現れたのは半分がクロで半分が白の熊の人形
特徴的な声だなぁと思ってしまったし、これが何かの企画だっていうことは経験で分かった
けどこんな大掛かりなこと...どうして?

喪薔薇「ロボットか…」

モノクマ「失礼な!ボクはボクだよ!」

雲母「お話を聞いてみるのは如何でしょうか…なんだか知っていそうですし」

福沢「賛成ね、何か貴重な情報が手に入るかもしれない」

星野「とりあえずカメラは回してるぜ!」

モノクマ「もう!学園長の話だよ!ちゃんと聞いてよね!」

福沢「学園長!?ということはこの状況のことを?」

モノクマ「もう!それも後々説明するから!」

大山「早くしたまえ!!!」

モノクマ「うるさーい!!!うるさいうるさい!!」

モノクマ「もう!パパッと話すから聞いててよ!」

モノクマ「まずここを出るとここは大きな陸の孤島。モノクマ―アイランドになってます」

壬生「圧倒的にダサいであります!!!」

モノクマ「こらそこ!学園長の命名にケチ付けない!!」

陸の孤島...でも希望ヶ峰学園はそんな立地じゃなかったはず
それに学園から島に連れてくるなんて相当時間がかかるはず―――

それまでずっと眠ってたってことなのかな?


モノクマ「で。オマエラは希望の象徴。世界を動かしている人だってもうすでにいます」

モノクマ「そんな素晴らしいオマエラのためにこの島を用意しました」

モノクマ「そんなオマエラにこの島で共同生活を送ってもらいます」

モノクマ「もちろん衣食住はすべて完備です」

黒島「はぁっ!血と死の匂いがします」

大山「だから不吉なことを言わないでくれたまえ、個人の思想に物を申す気はないが心のうちにとどめておいてくれたまえ」

星野「けど撮影とかあるしよ」

福沢「同感です。取材の予定が」

天使「まじそれな~」

モノクマ「そのことなんだけど。諦めてください」

星野「んあ?」

福沢「…へ?」

余りにもあっさり言われたその言葉に二人とも声を漏らした
もちろん私も声が出そうだったけどあまりにも驚きすぎて小さな呼吸しかできなかった

モノクマ「オマエラは一生ここで暮らしてもらいます」

壬生「何を言ってるでありますか!?」

絵空事「ふぇぇぇん」

厳島「いやぁ。泣かんといてぇ?話がよう聞こえへんくなるわ」

飯島「ほら来たデスゲーム骨肉塗れパーティーだわ!」

星野「いやいやいや警察とか!」

モノクマ「ここでは法はボクだけです!」

絵空事「おうちに返してくださぁい!」

モノクマ「いや...それは無理なんだけど」

大山「つまりはここから出る方法はないってことだね?」

喪薔薇「いや、なんかあるだろう。こんだけ勿体ぶってんだ」

真中「僕は幸運だしそこまで悪いことにはならないかなって」

黒島「その発言…死相が出てますよ」

真中「ひっ...黙るよ」

神宮院「伝えたいことはそれだけかい?」

モノクマ「いやいや、あるよ!終わらせないでよ!」

モノクマ「もちろん外に出る方法もあります!」

絵空事「ふぇ?」

雲母「何か労働をすると外に出れるポイントがたまるとかですか?」

帳「……地下帝国?」

飯島「今何か陰キャ君が面白いこと言ったんだぜー!」

大山「やめたまえ!困っているだろう!!」

モノクマのとぼけた話し方でなんだか和やかな雰囲気も漂ってるけど
どこかに異常な緊張感みたいなものがある

クロエル「んっ。私の魔法をもってすれば脱出はできるが、MPが足りなくてね。嘘だけど」

大山「こういった状況で嘘をつくのをやめてくれたまえ!」

厳島「ウチ。死体を行けば何するのが最近の趣味なんよぉ」

星野「だから何だよその嘘!」

厳島「ほんまやで」

大山「いらんわ!そのカミングアウト!見てみろ!絵空事さんがもう隅っこのほうで謎に謝り始めているぞ!」

雲母「そういえば私も自分の患者さんが死ぬときに――――」

星野「やめろって!なんで地獄のカミングアウト大会始まってるんだよ!!!」

モノクマ「あ…もういい?」

大山「ほら見てみろ!モノクマだって困り果てていじけてるじゃないか!」

モノクマ「いや...もういいよ。さっき答えも言われたし」

雲母「労働ですか?」

モノクマ「それより前」

それより前って言われてふと飯島さんが言ったことが脳裏をよぎるけど
さすがにそれはないよね...突拍子がないし

モノクマ「もーいいです!ヒステリックモノクマになります!ボクの話なんて誰も聞きません!ボクは大人しく帰ります!」

福沢「いや。お話を聞かせてくださいよ」

福沢「何をすれば外に出れるんですか?」

モノクマ「はい、じゃあ飯島さんどうぞ」

星野「投げんな――――よ?」

飯島さんの殺気の発言を皆覚えている
だからこそ星野君も口ごもったんだ、だってそれが事実なんてありえないよ

飯島「デスゲーム骨肉塗れパーティー」

モノクマ「はい。正解」

モノクマ「つまりは誰か殺した生徒だけがここから出られるってことなのです」

絵空事「ひぃいやぁぁあぁ!!!!」

切迫した体育館に絵空事さんの悲鳴が響いた
もちろんほかのみんなもざわついている

壬生「何を言ってるのでありますか!?」

モノクマ「殺し方は問いません」

モノクマ「殴殺刺殺撲殺斬殺焼殺圧殺絞殺銃殺斬殺呪殺…」

星野「本気かよ...ドッキリとかか?」

モノクマ「悲しいけどこれ…現実なのよね...」

モノクマ「誰かを殺せばそれでこの島から出られます!」

帳「そして誰もいなくなる...」

モノクマ「まあそれに似てるかな」

大山「コロシアイなんて認めないぞ!!」

厳島「んふふ。怖いなぁ」

璃堂「大丈夫ですよ。お千代さんは命に代えても守ります」

モノクマ「ボクの説明は以上。詳しいことは後で配る電子生徒手帳に書いてあるからね」

モノクマ「大丈夫。壬生さんとか喪薔薇君みたいな強い子だけが出れるってルールでもないから」

黒山「魔女狩りの気配がします」

モノクマ「それじゃあここらへんで入学式は―――」

壬生「ちょっと待つであります」

帰ろうとしたモノクマに壬生さんがすごい勢いで駆け寄った
目にもつかないってことはまさしくこれのことを言うんだ...

壬生「そんなふざけたことを言うやつにはこうっす!!!」



―――――バキィンッ!!!


ありえないほどの轟音と風圧で思わず目を閉じちゃった
恐らく壬生さんがモノクマを殴ったんだ

壬生「んなっ!?」

モノクマはびくともしていない
何もなかったかのようにその場に立ちすくんでいる


モノクマ「あ。そうそうボクはこの世界で最強だから何も効きませーん」

モノクマ「電子生徒手帳を配る前だったから大目に見るけど。ボクへの暴力は校則違反だからね」

モノクマ「次やったら処刑しまーす」

唖然としている様子の壬生さんに雲母さんが駆け寄った

雲母「骨にひびが入っているかもしれません。何か器具があれば...」

モノクマ「あ。心配しないで、外に医務室もあるから」

そういうとモノクマはタブレットのような機会をどこからともなく取り出してみんなに配り始めた

モノクマ「はい、これで全員分」

手渡されたタブレットの画面には電子生徒手帳と映し出されていた
ここで校則とかが確認取れるのかな

モノクマ「あとこの島にはいろんなところにカメラがあるから怪しい行いは全部お見通しだからね!」

モノクマ「あとここに書いてある校則はきっちり確認しておくこと!」

モノクマ「もちろんさっきのは大目に見るけど次は大目に見ないからね!」

モノクマ「それじゃあボクはそろそろお暇します!まったねー」

モノクマ「オマエラ頑張って外に出れるように!お祈りしてるよ!」

そういってモノクマはちょこちょこと歩いてどこかへと消えていった
残されたのは途方もない絶望感と閉塞感

ここから出ることが限りなく遠くなった現実

天使「…どうしよう」

そんな声がそっと漏れてしまった
きっと今のみんなには聞こえてないだろうけど

壬生「いてててて」

雲母「急いで医務室に行きましょう」

喪薔薇「おーい。置いてくぞ」

絵空事「うぇぇぇぇぇん」

厳島「コロシアイ...なんてなぁ。こわいこわい」

飯島「ひゃっはー!!オマエラに明日は来ないと思えよ!!!」

神宮院「冗談でもいまそのようなことを言うべきではないと思うが」

大山「同感だ」

飯島「お?本気だってこと見せてやってもいいんだぜぇ?」

飯島「そうよそうよ!」

喪薔薇「あー。安心しとけ、この女は俺が見張ってるから」

飯島「お前をミンチにしてやるぜ」

喪薔薇「わりーけど俺は強いぞ」

コロシアイという言葉を聞いて絶望する人
コロシアイという言葉を聞いて嬉々とする人
コロシアイという言葉を聞いて受け入れられない人

希望ヶ峰学園。ここは本当に希望なのかな

私は絶望の渦中で途方もない気持ちに襲われていた
この生活がこれからさらに陰惨になるなんて...今の私は予想すらできなかった――――

―――――
――――
―――
――

PROLOGUEここまでになります
人数次第で先に進めますが時間帯的にあとのほうがよろしいですかね?

シロとクロは後々の好感度や絡みによって決めていこうかなと
一応日常partでは二人まで同時に安価選べますが

主人公と重点的に絡ませたいなら一人指定のほうが好感度高丸率高いですし
キャラ同士の絡み見たいなら二人指定のほうが見れますね、好感度も一人指定ほどではないけど上がります

時と場合によって変わる感じですね
絡みも一人の時のほうが重要な話で足り二人の時にふと伏線が張られてたりする感じです

黒幕については数パターン考えているのでそこも安価次第となります

人も少ないみたいなので九時過ぎくらいから再開いたしますね
いったんはここまでお付き合いありがとうございました!

ちょっと早いですが人はいますか?

もうしばらくお待ちを。...申し訳ないです

ちなみに今はお人いらっしゃいますか?

遅れましたが投下再開いたします















【CHAPTER01 ハッピーな生活に (非)日常編】
            

                     

                        


                      

                           

                        

大山「とりあえず外に出て状況を把握したいが」

新宮院「単独行動は危険だろうね、あんな話の後だし」

福沢「でしたらグループを組んで回ればいいのでは?」

喪薔薇「おいー。みんな動くって!早くこっち来いー!」

隅っこのほうでべそをかいている絵空事さんを喪薔薇さんが呼ぶ
グループを組んで辺りを散策するみたいだ

星野「マップは電子手帳にあるな」

帳「…バツ印」

黒山「生贄が必要と天啓」

星野「あー。広い島みてえだけど今はいけないんじゃね?」

壬生「ホテルにコンビニにレストランっすか」

クロエル「ホテルの中に医務室とかがあるのかな?」

大山「それじゃあ四人ずつでグループを組んでくれ!」

どうしよう…こんな状況じゃ私ギャルできないよ―――
落ち着かないと...誰かに声かけないと...

【グループを組む人を三人】
下3

とにかく私は手あたり次第に声をかけた
当たり障りのなさそうな帳君に私をじっと見つめていた黒山さんあとはお互い少し面識のある神宮院君

黒山「すべてが凶の方角」

神宮院「まあこの状況だったらそうだろうね」

天使「ってかどこ行くー?」

帳「―――――」

天使「お。マップ開いてくれてせーんきゅ!」

神宮院「こんな状況なのに君は変わらずだ」

天使「ここあちんはいっつでもみんなのここあちんだからね!」

帳「―――任せます」

黒山「衣服が回る。運命は止まる」

神宮院「今ここでリーダーシップ撮れるのは僕か天使さんだけみたいだけど。どうする?」

マップをよく確認する。
他の人たちがどこで何をしているかわからないけど、とりあえず私たちも動かなきゃ

【安価】
1ホテル
2ランドリー
3コンビニ

下2

【ホテル】

ホテルは二階建てのペンションみたいな感じで、割と中は広く奇麗だった
二階が私たちの部屋になっているみたい

あとは入れないけど屋内プールに大浴場
小さな食堂に中庭までついている結構きちんとしたホテルみたい

神宮院「「こじんまりはしてるけど、いいホテルじゃないか」

黒山「一室ずつ減っていくという天啓を得ています」

帳「ミステリーではよくある展開ですね」

黒山さんと帳君は各々物騒なことを言っているけどもう耳に入れないことにした
だって気にしてもこの場所から出られるわけじゃないし


壬生「ぐわあああああああああああああああああああああああ!!!!」

雲母「動かないで。はーい、大丈夫ですからねー」

突然聞こえてきた野太い悲鳴にびくっとしたけど他の三人はびくともしていない
...本当に同じ人間なのかな?

黒山「善に酔う女と善であろうとする女のせめぎあいと出ています」

天使「あー。応急処置だっけ...ってかこれだいじょぶそ?」

神宮院「一応は超高校級の看護師だしね、信用して問題ないだろうね」

帳「―――今日日ラノベでもあんな長い悲鳴は聞かないですよ」

そのあとホテルの見回りに戻ったけど怪しいものは特になくて
こんな生活じゃなきゃ心の底からバカンスできたのにななんて思ってしまった
なんだか少しむなしくなったけど、表情には出てない…よね?

【安価】
2ランドリー
3コンビニ

下2

【コンビニ】

コンビニは某スイーツにやたら力が入っているチェーン店と同じような品揃えだった
モノイレブンっていう微妙な名前まで付けられている

黒山「…黒を集めろと天啓が」

そういいながら黒山さんはずっと黒ゴマプリンを食べている

そっか、ここはお金払う必要ないからいつでも食べ放題なんだ...
24時間営業みたいだしここなら困ったときにいつでもこれそう

帳「…雑誌はいろんな年代のものがばらばらに置かれてますね」

神宮院「どうしてだろうか、時間でも察せられたくないんだろうか」

天使「あー!見てみてこれ天使ちゃんが菅頭グラビア飾ったやつだ!」

天使「天使のほほえみ小悪魔ボディってフレーズの」

ふと懐かしい雑誌を見つけて昔のことを思い出す
なんか昔は昔で今と違った大変さがあったなぁなんて...

黒山「えらく老けましたねと天が」

天使「ちょっと!天使ちゃんはそんなに!二年前だよこれ!」

吹けたと言われてふと素が出ちゃったけど・・・そんなに老けたかな?
二年でそんな人って老けるものだっけ...

なんだかコロシアイ生活と同じくらい大きな悩みの種を植え付けられた気がする…

【安価】
2ランドリー
3レストラン

下2

【ランドリー】

ランドリーは比較的新しめで奇麗なところだった
内装は普通のコインランドリーみたいな感じで奥には洗剤とかを置く倉庫もある
本当にこうやってみると普通の町と変わらないな...

黒山「回る回る。止まるのは運命の輪」

神宮院「そのさっきから時々唱えている不気味なポエムみたいなものは何?」

黒山「天啓です。天から声が下りてくるのです」

神宮院「神も仏もあったもんじゃないのにねこの状況じゃあ」

黒山「神とは言っていません。私が交信しているのは第三銀河ペペペポペヌス様」

神宮院「ん?」

天使「ペロンチョポロリン?」

黒山「ペペペポペヌス様です。我らの新たなメシアになるお方」

分かる?っていう視線を帳君に送ってみたけど帳君は静かに首を横に振った
帳君も知らないとなると本当に誰も知らない神様?なんだろうな

黒山「ペペペポペヌス様...」

神宮院「なんか祈っちゃってるね…しばらくそっとしておこうか」

ちなみに祈りが始まって終わるまで20分くらいかかった
...いったい私たちは何の時間を過ごしてたんだろ......

【レストラン】

レストランはホテルのエントランスくらい大きくて設備も食堂より充実している
主に食糧とかはこっちにある感じなのかな?

黒山「死の匂いがしますね。災いの予兆です」

そういって包丁を指さす黒山さん

天使「ちょっと!やめなよー。こんな状況なんだから滑ってるってー」

神宮院「けどたしかにオーソドックスな凶器の宝庫ではあるね」

帳「…冷凍庫で氷の凶器なんてものもつくれそうですし」

黒山さんの発言を皮切りにレストラン内で凶器になるものを皆が言いあい始めた
もうそうなったら全部が凶器じゃんってところに最後はいきついたけど

天使「つまりは全部人殺せるってことでおけまる?」

神宮院「そうだね。ここは特に気を付けておかないとね」

黒山「…この島全体から市のオーラが出ていると天は言っていますよ」

帳「…そりゃこんな生活ですからね」

黒山「気を付けてください?あなたにも死相が出ていますよそれも凄惨な」

帳君が自分自身を確認するかのように指さすと黒山さんは首を縦に振った
それさっきほかの誰かにも言ってなかったっけ...

とりあえず一通り探索は終わったしホテルに戻ろ売って話をして私たちはレストランを後にした

ホテル内にいない人
下3で一人ずつ

【ホテル】

ホテル内に戻るとみんな帰ってきてるみたいだけど何人か姿が見当たらない
何かあったのかなと思って話を聞いてみると
大山君曰く、星野君は島内をもう少しく詳しく調べに、真中君はそれの付き添いに
雲母さんは医務室で道具の整理をしているらしい

大山「各自問題なく集まれたということで」

大山「怪しいものやおかしなものがあった場合はすぐに報告してくれ」

厳島「えらいええお島やったよ。あ~歩いたから足が痛いわぁ」

絵空事「…特にないです......」

壬生「本当に陸の孤島見たいっすね、攻めて海につながるエリアが一つでも行けたら泳いで近くの島でも探しに言ったでありますが」

やっぱりみんな思うような成果は得られなかったみたいだ
なんだか暗い顔をしているし。ここは――――

天使「けどそんな暗い顔してても何も解決しないってー」

天使「ごはん食べよ!おいしーもんたっくさんあるっしょ!」

ここは私がグラドルとしての私でみんなを励ますしかない。
これしか今は取り柄がないから―――

喪薔薇「っ。ふぅ...ま。そうだわな、俺もそれに賛成だ」

飯島「俺は今すぐにでも人を殺せるんだぜ!?」

喪薔薇「大丈夫だ安心しろ。びっくりするくらい強い力で縛ってる」

よく見ると江戸時代の在任みたいに飯島さんは後ろ手に縛られている
...うっ血とか大丈夫かな

福沢「あの。ちょっといいかしら」

突然口火を切ったのは福沢さんだった
ぴしっと手を挙げて記者会見のときみたい

福沢「体育館とコンビニのあるエリアに居つつシャッターのしまった区域があったけど」

福沢「これについてどうしたら開くかなんてわかる人効いた人は?」

大山「何の報告も受けていないぞ」

黒山「あの扉を開けるためには生贄が必要と」

福沢「天啓以外の話でお願いしたいんだけれど」

みんながみんなを見回す
...やっぱりみんな何も知らないみたいだ

クロエル「私の魔法でも駄目だったね。試しては見たんだが」

福沢「魔法とか天啓以外で何か情報を持っている人は?」

またみんなが黙る。やっぱり何も知らないみたい
かくいう私もそこに関してはよく調べていない

福沢「ここに関しては今探索してる二人にも話を聞いてみないといけないみたいですね」

福沢さんは上げてる手をそっとおろしてメモ帳に何かを書きつられ始めた


絵空事「そういえば...電子生徒手帳の校則」

消えそうな声で絵空事さんがそういう
それでハッとした、そういえば私まだ見てない

璃堂「お千代さんと確認済だよ」

壬生「そういえば見てないでありますね」

大山「もちろん確認済だ」

皆ががやがやと話し始める
雑踏を聞き分けるに。どうも見てない人と見てる人が半々みたいだ

私はその見てない組に入っている

絵空事「...分からないことがあるから見てほしい」

厳島「いやぁ。なんやろか」

大山「恐らく六番目の項目じゃないか?」

呼んでいる人たちが話を進めていく
私を含めた数人も遅れないように急いで校則の乱を開いた


天使「......?」

確かに一つわけのわからない項目がある
これはどういう意味なんだろう









◇―――――――――――――――――◆


1.生徒達はこの島内だけで共同生活を送りましょう。共同生活の期限はありません。

2.夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間はレストランの扉を施錠するので、注意しましょう。

3.就寝はホテルに設けられた個室でのみ可能です。他の場所での故意の就寝は居眠りと見なし罰します。

4.島について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。

5.学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラと鍵の掛かっているドアを破壊することを禁じます。

6.仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

7.なお、校則は順次増えていく場合があります。


◇――――――――――――――――――◆


飯島「殺すなら隠れて殺せってことなんだぜ」

飯島「つまりは完全犯罪ってことだわ!」

喪薔薇「あー。はいはいわかったわかったありがとさん」

でも確かにそういう意味にとれる
もしじゃあほかの人にばれたら?その時は??

そんなときふと殺気モノクマが言っていた処刑という言葉が脳裏を過ったけど考えないことにした
だって私は殺すことなんて絶対にしない
あくまでこの場所でもみんなに夢と希望を届けるんだから

天使「つかさー。コロシアイとかしないんだしここ意味なくね?ウケんねw」

厳島「どやろかぁ。人なんて何考えてるかわからんさかいになぁ」

絵空事「ひぃっ」

黒山「現に皆に死相が見えていますからね」

大山「驚かすようなことを言うな」

璃堂「大丈夫だよお千代さん。お千代さんは僕が命に代えても守るからね」

大山「とにかく協力して脱出を目指す。これを目標にする」

大山君がひときわ大きな声で宣言した
.それに圧倒されるかのようにみんなは静かになった

天使「ま、殺人とか無理無理かたつむりってことで。今日はそろそろ解散にしない?疲れてるっしょ?」

皆が疲れてるのかは分からない、今のは私が疲れたから、一人になりたかったからそういっただけだった
けど思いのほかみんなも賛同してくれて解散の流れになった

明日からはいったいどうなるんだろうと、本当に殺し合いが起こるんだろうかと不安になっているときに
後ろから声をかけられた


【コミュニケーションタイム】
声をかけてきたのは?
下2


大山「ちょっといいか」

部屋に戻ろうとしている私を大山君が呼び止めた
みんなもう部屋に帰っちゃって、図らずしも二人きりのエントランスだ

大山「その...だな」

なんだか言いづらそうにしている
いったい何の話だろう...この雰囲気じゃあ告白じゃないってのは経験則でわかるけど
けどそれと同じくらい言いにくそうなのは確かだと思った

大山「その」

天使「なに?やっぱサインほしい系?」

大山「いや、それはいらない」

天使「きっぱり断んじゃん。草なんだけど」

大山「その言いたいことが」

天使「え!?告白!?それはここで手からのほうが嬉しいかも!あ。もち答えは保留でね」

重たい空気を茶化すために思ってもないことを口にしてみる
.怒っちゃうかな?でもごめん今はグラドルの天使だから…


大山「そうでもない」

大山「面と向ってその...聞くのもアレだが―――」


大山「――――悩んでないか?」


【安価】
1悩んでいる
2悩んでいない
3自由に発言(セリフ指定)

下2

1

天使「んー悩んでない。っていうとウソになるかな」

大山「つまり悩んでるってことだな?」

大山君が真剣な顔でこっちを見つめている
けど何に悩んでるか、それは言えない

私が無理をしてギャルをしていることこの生活のこと
今にも潰れちゃいそうなこと
絶対にグラドルの天使としてそんなことは口にしてはいけない
それに口にしないキャラだから

天使「こんな状況だし~。それにそれはみんな一緒っしょ?」

うまく笑えたかわからないけど軽く笑い飛ばしてみる

大山「詳しく話してくれる気はないか?」

天使「詳しく話すも何もこの状況がってだけだし、はなしてもどーにもならないっしょ?」

天使「それにさ、大山君も色々疲れてるんじゃないの~?」

適当に話を濁して大山君の話に切り替える
こういうことはお仕事で慣れているから息をするようにできる

大山「いや、ボクの悩みと君の悩みは何か違う気がしたんだ」

天使「考えすぎ~。いっしょだってばw」

また嘘をついた。けどこれは悪い嘘じゃない
誰も傷つかないんだったら嘘はついてもいいから

大山「もしなにかあったら。噺だけでも聞くことはできる」

天使「なにそれw担任みたいでウケるね」

天使「けど――――ありがとうね」

大山「ん?」

天使「なに?ギャルだってお礼くらい言うってwwあんがとねー」

【大山の好感度が5上がった】



一日目終了とともに本日はここまで!
朝からお付き合いありがとうございました!

次回は明日の九時過ぎころからを予定しています



以下ホテル内の情報と今行けるエリアの情報です

ホテル部屋割

飯島 厳島 帳 星野 喪薔薇 大山 璃堂 天使

神宮院 クロエル 黒山 真中 絵空事 壬生 福沢 雲母

【ホテルエリア】
・食堂
・大浴場(封鎖)
・医務室
・ランドリー
・客室
・屋内プール(封鎖)
・中庭

【広場エリア】
・コンビニ
・レストラン
・体育館

本日予定通り九時過ぎくらいから開始しますという告知です

一時間遅れて22時過ぎくらいから開始いたします
申し訳ないです

途中で離席するかもですが今から更新しても人はいますか?

【二日目 個室】

朝目が覚めると電子生徒手帳の時計は9時
こんな状況でもいつもとおんなじ時間に目が覚めるみたい

天使「んー…」

伸びをしてとりあえず朝のルーティンをする
といってもメイク道具も何もないから歯を磨いて顔を洗ってシャワーを浴びるだけだけど

天使「よしっ!今日も一日グラドル!」

顔を洗って頬を洗って気合を入れた
一日部屋から出ないなんて選択肢もあるけど
そんなことをしたらきっと昨日の状況を見てるみんなが心配しちゃう
それに大山君にも心配されちゃったしね

クローゼットの中に何着も並んでいる服を着る
昨日来ていたものと同じものがずらーっと並んでるのはお店の在庫みたいで少し不思議な気持ちになっちゃう

意外にもベッドもクローゼットもシャワールームもあるちょっとお高めみたいなこの部屋。
何度も思うけどこんな状況なのに
なんだか居心地が良いななんて感じてしまう

天使「今日も頑張ろう私!」

部屋のドアを開けると同時に撮影と同じようにスイッチを入れる
カメラがないとまだ慣れないけど、うまくはやれているはず

私は朝ご飯を食べるためにとりあえずレストランへと行くことにした

【レストラン】

レストランに入ると黒山さんと福沢さんが並んで朝食を食べていた
私もお盆に食べ物を盛って混ぜてもらうことにした

福沢「つまり天からの声というのは脳内に直接響いてくると言うこと?」

黒山「ええ。ポエムのような形で恐ろしい声がね」

ちなみに朝ご飯は早起きした誰かがみんな分を作ってくれたらしい
私は二人の話を聞きながらお味噌汁を口に運んだ

...おいしい

黒山「私を電波だとか不思議ちゃんだとかいう人がいるけど三日以内にみんな小指の爪がはがれているわ」

天使「何その地味な呪い。ウケんねw」

黒山「今の発言も危ないわ。私が交信をして謝っておいてあげる...」

福沢「けどそこまで言うなら相当な数の小指の爪が犠牲になっているのね」

黒山「ええ。そうよ、中学二年の時なんて担任含めた全員の足の小指の爪が何らかの理由で剥がれ落ちたわ」

天使「そこまで来るとやばすぎるでしょ」

黒山「…やばいのよ」

福沢「ぜひその状況取材したいわね」

黒山「今度同じ事が起こったら是非どうぞ」

福沢「インチキにしろインチキじゃないにしろ、この高角望遠暗視搭載カメラでその瞬間を収めたいわ」

天使「ギャルの髪並みに機能盛ってない?」

福沢「命の次に大切なものだから。盛れる物は盛るわ」

福沢「この前なんて取材がうまくいく呪い人形を付けようと思ったくらいよ」

黒山「エケコ?それともヴードゥー?」

福沢「種類までは聞かなかったのよ、なんせ30cmもあったから」

天使「ウケるwwwちょっと前のギャルの携帯電話じゃん」

黒山「そこまで来るとベッキーの携帯電話ね」

天使「ベッキー知ってんだ。意外かも」

黒山「テレビはよく見るほうよ、私。昔のバラエティが真夏の心霊番組と同じくらい好きなの」

天使「意外過ぎて草なんだが」

福沢「今はコンプライアンスがきついからね、昔のほうが面白いのは賛同できるわ」

天使「へぇ。私はチックトックとかヨウツーブショートとかかなぁ」

福沢「今時ね」

黒山「時間が無駄になるって天啓を得てそれは恐ろしくて見れていないわ...」

なんだかんだ楽しく談笑ができた
黒山さんは思ってたより明るい趣味を持ってるし、福沢さんもなんだかお茶目だし
意外とみんな思ってるよりもとっつきにくい人じゃないのかもしれない…

まあ...厳島さんとか飯島さんはちょっと怖いけど…

【コミュニケーションタイム:5回】説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【ランドリー】

洗濯のためにランドリーに行ってみると真中君が乾燥機をかけてる最中だった

真中「あ。天使さん。天使さんも洗濯?」

天使「もち~。いやまだ溜まってるわけじゃないんだけどさ。やることもないし」

真中「僕もだよ」

真中君は私に目を合わせようとしない
多分緊張してるんだろうなってのがひしひしと伝わってくる

真中「いや...その...」

天使「緊張しないってば~。人だよ?アタシ」

真中「けど普段雑誌とかテレビとかで見てる人が目の前にいるとなるとどうしても...」

天使「それにファンだし?」

真中「やめてよ。恥ずかしいな」

天使「あはは。ごめんごめん」

初めてこっちを見てくれた
ちょっとは緊張がほぐれたかな?

天使「いや~。かわいいからついからかいたくなっちゃってさ~」

真中「やめてよ!僕だって高校生だよ!」

【安価】
1高校生に見えないという
2素直に謝る
3自由

下2
※そしてご飯のため少し離席します

天使「高校生には見えないよね~」

真中「...え...まあ」

一気に真中君の表情が曇る
もしかして触れちゃいけないことに触れちゃったかな

天使「ごめ...地雷踏んだ?」

真中「ううん。平気、あー。まあ確かに体は小さいよね」

天使「良いよ無理に話し続けなくて、なんか他の話ししよ?」

天使「例えばアタシがつけまを毛虫と間違えてすっころんで足にヒビ入れた話とか」

真中「あはは。何その話」

天使「いやもうお力何からその一言で完結してんだけどさー」

天使「次の日撮影でマジ焦ったよね」

真中「撮影には行ったの?」

天使「もち。穴開けるわけにはいかないからさ」

天使「んでその時に生まれたのが魅惑の天使ポーズ。あれ右足かばってただけなのにカメラマンべた褒めでさ~」

真中「あはははは。なにそれ。あのポーズ皆まねしてたのにそういう裏話があったんだ」

天使「これここだけの話ね」

【真中の好感度が5上がった】

【コミュニケーションタイム:4回】説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【レストラン】

軽く甘いものが食べたくなってレストランへと戻ってきた
厨房のほうから水の音が聞こえてくる、誰かいるのかな?

天使「あ...黒山っち?何やってんの?」

黒山「食器たちに水難を」

天使「あ...洗いものか。手伝おっか?」

黒山「...助かるわ」

意外と家庭的なんだな黒山さんって
洗いものなんかするイメージじゃなかったよ

黒山「気を付けて。手に難が出る」

天使「あ。手袋だ、いいのに~肌強いよ?」

そういいながら。キッチン用の手袋を手にはめる
こういう所も気が利くんだ…ますます意外だなぁ

黒山「……」

天使「あっ!」

洗剤がたっぷりついたお皿が手を離れて宙に浮く
もちろん私がそれを受け止めれるはずもなく

―――――ガッシャンッ

床には粉々になったお皿と手を止めてこっちを見つめている黒山さん
やっちゃったよ……

天使「…あー…ごめん」


【安価】
1自分でお皿を片付ける
2黒山さんが片付けてくれた
3自由

下2

黒山「ケガは?」

天使「ありがと。アタシは大丈夫。ごめんびっくりした?」

謝りながら奥にある掃除用具を持ってくる
モップと塵取りさえあれば―――

黒山「手伝うわ」

黒山さんもモップをもって二人で床を奇麗にした

―――――――
―――――
―――


天使「ごめんね、なんか邪魔しちゃって」

黒山「いいえ。一枚だけだし、血を流さなくてよかった」

天使「手袋のおかげで手はきれいだよ、怪我一つなし」

黒山「言ったでしょう手に難が出てると」

天使「ピタアタだね。びっくりしちゃった」

黒山「ぴたあた?」

天使「ぴったりあたったの略。今作った」

天使「私もペペペ様信仰しようかな」

黒山「あれは凶兆の存在。信仰する対象ではない」

天使「なに?怖い系?」

黒山「ええ。この世で一番恐ろしい邪の何か」

黒山「あとペペペポペヌス様よ」


【黒山の好感度が5上がった】

【コミュニケーションタイム:3回】説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【広場】


壬生「どうして殺し合いをしようとするんでありますか!」

飯島「うるせー!!!俺は人間が嫌いなんだよ!!」

壬生「そんなに殺しあいたいなら相手になるでありますよ!?」

飯島「はぁ?!バカかおめぇは!俺は弱い奴しか殺さねー」

レストランを出てみると壬生さんと飯島さんが口論の真っ最中だった
なんだか取り付く島もないって感じだ

壬生「ここをみんなで協力して出るでありますよ!」

飯島「うるせー!ここは俺様たちにとって天国なんだよ!!」

なんだかさすがにまずそうだし。間に入らないと…

天使「ちょっちょっちょ!喧嘩はストップだって」

壬生「喧嘩ではありません!これは説得であります」

飯島「無駄だけどなー」

壬生「何をぉ!?」

飯島「うるせー脳筋女。寝首かかれたくなかったらとっとと失せな!」

壬生「な!かけるもんならかいてみろでありますよ!!!」

飯島「お?言ったな!?殺してやる!ぜってー殺す!!!」

壬生「言ったでありますね!?宣戦布告ととらえるっすよ!?」

【安価】
1何か二人に気をそらすことをする
2二人の仲裁を続ける
3自由

下2

天使「ちょっとー!!辞めなってば!!!」

壬生さんも飯島さんも喧嘩はヒートアップするばかりで私の話なんて耳にも入っていない
それに何を話してもそれを燃料に燃え上がっている



天使「…脱ぐよ?」


壬生「ふぁ?」

天使「これ以上二人が喧嘩するならアタシは今ここで全裸になってやる!!!」

勿論はったり
もう二人が話すら聞いてくれなくて私も頭に血が上っちゃった
自分でも何言ってるかわからないけど、勢いでビキニに手をかけてしまった

飯島「…きゃっ」

壬生「すとーっぷ!!!!!」

引き返しようがなくなった私をものすごい勢いで壬生さんが止めた
すごい力…全然動けない

飯島「てめぇ!このイカレ女が!!てっきり興ざめだ!!!」

壬生「そうっすよ!!何考えてるんすか!!」

天使「いたいいたいいたい!力強いってば!!」

私のよくわからない行動で二人の喧嘩は止まった
止まったのはいいけど―――

――――もしかして私二人に露出狂って思われちゃってない?!

【好感度の変動はありません】

【コミュニケーションタイム:2回】説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【ホテルエントランス】

雲母「ええ。はい。ええ」

喪薔薇「医務室に毒物になりそうなものはなかったと?」

雲母「有っても一般的な風邪薬程度でしたよ」

露出狂に間違われて意気消沈の私が帰るとホテルのエントランスで二人が話している
ちょっと物騒な話が聞こえてきたけど

雲母「…なので毒殺は起きないかと」

喪薔薇「となると殺人はレストランでの凶器調達がベターか」

天使「すとーっぷ!!!なに!?殺人計画!?」

喪薔薇「なんだ。いきなり出てきたかと思えば」

雲母「落ち着いて。安心してください」

雲母「もし殺人が起こるならどこが危険かというお話をしていただけですよ」

なんだ…それなら
いや、これも物騒な話だよ

天使「起こるわけないじゃん!!!」

喪薔薇「備えあれば何とやらだよ」

喪薔薇「それにヤバそうなやつも何人かいるしな」

雲母「飯島さんとかでしょうか?」

喪薔薇「いや。あいつが一番今のところねえな」

喪薔薇「例えば、なーんか隠してる天使とか、これをネタにしたいだろう星野とか」

天使「ちょっと!!なんも隠してなんてないってば!」

喪薔薇「おーおー。わりぃわりぃ」

喪薔薇「じゃあ逆に聞くけどよ、天使は誰が怪しいと思うんだ?この状況下でよ」

【安価】
1殺人なんておこらないという
2怪しい人物指定
3自由

下2

天使「殺人なんて起こらないってば!」

雲母「あらあら」

喪薔薇「頑固なこった…」

今このメンバーでコロシアイなんて想像もできないし
想像もしたくない。
それにもしそんなことになったら私はきっと――――

喪薔薇「まあ俺らは用心に越したこたぁねえって話をしてただけだ、気を悪くしたら済まねえな」

雲母「暖かいミルクでもいれてきましょうか?」

天使「ううん。大丈夫」

喪薔薇「俺は重点的にレストランを張ろうかねねぇ」

雲母「ご無理はなさらないでくださいね」

雲母「体を壊してしまっては元も子もありませんから」

喪薔薇「おう。ありがとよ」

この話が続くとグラドルじゃいられない
そう思って私は逃げるようにエントランスを後にした


【コミュニケーションタイム:2回】説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2
※ちな人が少ないので安価はしてくれればしてくれるほど喜びます

12時も近いので今日はここまでで!
安価に参加してくださった皆さんありがとうございました!

着実に伏線やクロシロの選定が進みました!

明日も夜の九時過ぎから始めます!
どうぞ奮ってご参加ください!

お仕事が早く終わったので今から夕飯まで更新しても人はいますか?



定刻より少し早いですが人はいますか?

【レストラン】

絵空事「あ…えへへ…ふわふわ鳥の大冒険も知ってるんですか。」

帳「ええ…絵空事さんの本はすべて記憶しています」

帳「特別と言うわけではなく、ある程度刊行されているものはすべてですが」

絵空事「…うれしいです。絵本なんて高校生は読まないと思ってました」

天使「いやいやいや大人も泣ける絵本なんて紹介されてるんだし」

逃げるようには行った先にいた絵空事さんと帳君と三人で今絵空事さんの絵本の話をしている
私も中学の時に国語の授業で習ったことがあるけど、とても面白かったのを覚えてる

絵空事「絵本を書いてる時が一番楽しくて…」

帳「分かります。本を読んでいるときが生を実感しますから」

天使「もっと楽しいことあるって。チックトックとか~」

絵空事「天使さんは本を読んだりとかしないんですかぁ?」

天使「自分の出た雑誌くらいしか最近は読んでないなぁ」

帳「雑誌も立派な読書です」

言えない。自分のグラビアの写真しか見てないって言えない
活字はちょっとだけ苦手だなんて言えない…

絵空事「そうだ。ここから出れた時のこと考えて…みんなをモデルにした絵本を書いてもいいですかぁ?」

絵空事「勿論皆さんに許可は取るつもりです」

帳「良いですよ」

帳君は快諾。
ちょっと恥ずかしいような気もするけど私はどうしようかな

【安価】
1快諾する
2恥ずかしいので拒否
3自由

下2

天使「ちょっと恥ずいけどい~よ~」

絵空事「やったぁ。じゃあ天使さんはウサギさんで帳君はリスさんね」

絵空事「無人島に漂着した動物たちが力を合わせてお外に出る物語にするんだ!」

帳「…今までの絵本にはないテイストですね」

物凄く喜んでいる絵空事さんを見てると快諾してよかったなって気持ちになる
皆も快諾してくれるかな。特に飯島さんとか厳島さんとか…

絵空事「…そんな風に私たちも出れるかなぁ」

ズンと空気が重たくなった

天使「出れるに決まってんじゃん」

これはきっと私自身にも言い聞かせてる
…出れるよ

帳「どうなるかは分かりません」

天使「な~にリアルなこと言ってんのこういう時はきぼーてきかんそくでしょ」

絵空事「えへへそうだよねぇ。ごめんね変なこと言っちゃって」


※人が少ない間は安価暖簾鳥OKにしましょう
 増えてきたらいいですね

書き忘れ
【絵空事の好感度が3上がった】

【三日目】




――――三日目の朝
私の部屋にモノクマの顔が描かれた便せんに

【あなたは人を殺してまで外に出たいですか?】
【YES】 【NO】

と書かれたアンケート用紙みたいなものが部屋の机の上に置かれていた

気味の悪いそれを私はいったんそれを無視してレストランへ行くことにした


     
    
    
    
     

今日の朝食は雲母さんが作ってくれたらしい
お野菜のおひたしにお味噌汁に焼き魚に白米

味はすごく薄味で病院食ってこんな感じなのかなぁって思う

雲母「すいません。職業病でどうしても味が薄くなってしまって」

天使「いいよいいよ、作ってくれただけでアリエッティって感じだし」

黒山「私は…好きよ」

星野「醤油かけてもいいか?」

雲母「塩分の取りすぎには気を付けてくださいね」

とりあえずご飯を食べ終わって、これから何をしようか悩んでる
京もみんなと話したりぶらぶらしたりして夜まで時間つぶそうかな

【コミュニケーションタイム:5】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2


【広場】

星野「つーわけで激やば生活三日目!!!」

星野「今日のゲストは超絶天使ボディ!天使ちゃんと!超絶ラッキーボーイ真中だー!!!」

星野「いえーい!!!!!」

レストランにいた私を星野君は撮影という名目で私を外に連れ出した
日替わりのゲストで動画を撮りためてるらしい

星野「昨日の福沢ちゃんと壬生ちゃんの全身黒塗りでカメラのフラッシュどこまで熱いかに続いてだな。今日は!」

星野「今日は二つ企画を用意してきたんだぜぇぇえい」

真中「いえーい!」

完全に真中君は撮影にあてられてる
羽目を外し過ぎないといいけど…

星野「極限メントスコーラかデスソース入りロシアンシュークリームか」

星野「どっちにする?」

星野「お。勿論持ち込みもOKだぜ!」

真中「僕はシュークリームにしようかなって」

真中「天使さんは?」

天使「え~アタシどっちも乗り気じゃないんですけど~」

天使「ち~ッと考えさせて」

【安価】
1メントスコーラをする
2ロシアンルーレットをする
3自由

下2

天使「乗り気じゃないけどロシアンルーレットでいいよ」

星野「つーことで、もう用意しております!デスソース一本〇〇入った地獄のシュークリーム!」

天使「てか幸運居るんだったら実質にぶいちじゃね?」

星野「あ…」

真中「なんかごめん」

辛いの苦手なのに絶対やだよ…
お願いだから星野君が引いてよね

それに撮影となると妥協しないから、ちょっと怖いんだよね

星野「じゃあ俺は最後で」

星野「ちなみに出すときにシャッフルしてるから俺もどこにデスクリームがあるかわからねえぜ」

天使「どっち最初に行く~」

真中「じゃあ僕はこれにするよ」

天使「じゃアタシはこれで」

星野「んじゃあ最後の一個が俺だな」

星野「いっせーのーでで食べるぞ」


星野「いっせーのーで!!!」

【安価】
1真中が当たりを引いた
2天使が当たりを引いた
3星野が当たりを引いた

下2


天使「ん…おいしい」

星野「うん。うめえ」

ということは…――――

真中「うわああああああああああああ!!!!!!!!」

うそ…幸運の真中君が?
いや取れ高的には幸運だけど
さすがに素人に一本は容赦ないよ…

星野「お…おいおいおい。水」

真中「ひいいいいいい」

差し出された水をあけることもできずに転げまわる真中君
その間もカメラは回っている
非情っていうかプロ根性っていうか…星野君ってこういうところあるからなぁ


天使「とりあえず私氷もってくるよ。あと雲母さん呼んできた方が良いよね?」

星野「おい。カメラ回ってんぞー」

天使「やばwめっちゃ痛がってる。氷と雲母さん呼んでくるねー」

危ない危ない。つい素が出ちゃったよ…


そのあと私たちは雲母さんにやりすぎないようにってやんわりと怒られました。

【真中の好感度が5上がった】
【星野の好感度が5上がった】

【コミュニケーションタイム:4】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【コンビニ】

璃堂「お千代さんここにはたくさんの食べ物があるね」

クロエル「本当に一般的なコンビニといった感じだね」

璃堂「僕はあまりこのようなところには来ないけどコンビニという所はこんなところなのかい?」

クロエル「私が知っているコンビニより品揃えはいいね」

コンビニに行くと異色の二人がお菓子コーナーの前で談笑をしてた

天使「うわっ。なんか意外」

クロエル「MPは甘味で回復するからね。嘘だけども」

璃堂「お千代さんは甘いものが好きなんだ。だからお千代さんとデートを兼ねてね」

理由はわけわかんないかもしれないけど二人もこういうの食べるんだ
…お千代さんってどうやってものを食べるんだろう

クロエル「けれど種類が多すぎて何がおいしいやら」

璃堂「グミか羊羹か…そもそもぐみとはなんだろうか」

クロエル「そうだ、こういうのはレディが詳しいだろう。ミス天使。見繕ってはくれないか?」

璃堂「そうだね。お千代さんもそれが良いって言っているよ」

【安価】
1自分が好きなグミを進めてみる
2無難に羊羹を進めてみる
3自由
下2

天使「これとかどう?」

私はパッと目についたホワイトチョコレートを手に取って二人に渡してみた

璃堂「面白いね板みたいだ。お千代さん食べるかい?」

クロエル「ふぅむ。これならMPが回復しそうだ」

天使「嘘だけど~」

クロエル「こら!先に言うんじゃあないよミス天使」

天使「あはは~ごめんごめん」

『バリボリッ』

徐に璃堂君が人形の口にチョコを入れて、それを自分で操って咀嚼させている
…え?なにやってるの?こわ

天使「え。ちょ…ちょっと」

クロエル「ジーザス…」

クロエル君もさすがに引いてる。そうだよね。おかしいよね…


璃堂「うん。そうかい。美味しいかい」

璃堂「ありがとう。お千代さんがとっても喜んでいるよ」

クロエル「…そ…それは良かったね?ミスお千代?」

【安価】
1さすがにおかしいと指摘する
2なにもみなかったことにする
3自由

下2

天使「喜んでくれてよかった~これおススメなんだよね」

私はお千代さんに目線を合わせてにっこりとほほ笑んだ
間近で見るとますます怖い...

璃堂「わぁ。お千代さんにそう接してくれるなんて」

璃堂「お千代さんがとっても喜んでいるよ」

クロエル「ミスお千代。ここに黒いチョコもありますよ」

璃堂「嬉しいね。お千代さん。お友達ができたね」

璃堂君がすごくうれしそうにしてるからいいけど…
けどやっぱりただの人形…だよね?

璃堂「え?今度二人の人形を作ってほしい?」

璃堂「いいよいいよ。是非作ろうね」

なんだか噺がよくわからない方向に言っている気がする…
けどまあ雰囲気的には悪くないかな

璃堂「そうだ。他のお菓子も教えてほしいな」

クロエル「それなら次はアイスとかいいのではないかな?」

天使「アイスだったらカリカリ君とかがメジャーだよね~」

ここから数十分お千代さんはいろんなものを食べ続けてた
そのたびにクロエル君が目を丸くしてたのはきっと璃堂君気づいてない…

【璃堂の好感度が10上がった】

【コミュニケーションタイム:3】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【ホテル エントランス】

喪薔薇「人を。殺すとか。言うな」

飯島「うるせー!殺すぞ」

エントランスに帰ってみると飯島さんがまたいつもの状態で何かやってる
喪薔薇君も大変だなぁ

喪薔薇「人形に話してるんじゃない。お前に。話をしている。」

天使「うわ。なんか大変そ…」

喪薔薇「聴衆もいるしもう言ってやる」

喪薔薇「お前は。ただの。中二病のコミュ障女だ」

天使「うわ…きっつ~」

喪薔薇「大体。朝誰よりも早く起きて、新品の未開封レトルトを食べ」

喪薔薇「誰よりも部屋に早く帰り、昨日に至っては簡易的なバリケードまで部屋の前に作っているお前は」

喪薔薇「くそチキンビビり中二病女だ」

飯島「あ!?殺すぞ!!!」

喪薔薇「この三日間でよくわかった。お前は人を殺せないし、多分絵空事と同じくらい少女趣味だ」


なんだか腹話術の声が震えてる
…え?図星なの…?


喪薔薇「挙句の果てにコンビニでふわふわクマちゃん作成キットのついた雑誌を二冊部屋に持ち込んでいるのも見ている」

飯島「あれは...!!!あれは…!!!!」

【安価】
1かばいに入る
2かわいいものが好きなのか聞いてみる
3自由

下2

ごめんなさい安価ミスりました
なぜか飯島と壬生を見間違えました

次の安価消費して描写します

天使「ちょちょちょ…泣きそうじゃん辞めなってば」

喪薔薇「いや。もう堪忍袋の緒が切れた」

喪薔薇「顔を合わせれば殺すだの地獄に落とすだの」

喪薔薇「出来ないことを軽率に言うな」

飯島「殺せるわい!!!」

喪薔薇「壬生にもそういったらしいな?寝首はかけたか?」

飯島「…部屋に鍵かけやがって」

喪薔薇「壬生の反撃が怖くて昨日バリケードを作ったんじゃないのか?」

喪薔薇「そもそも壬生に謝ったのか?」

飯島「いや…あやまってねーし」

喪薔薇「謝ったら解決する話だろう!」

天使「お父さんみたいになってるから!すとーっぷ!!!」

喪薔薇「大体な。もし殺人があったらお前が真っ先に狙われるんだぞ」

喪薔薇「分かってるのか!?」

飯島「分かって…る」

喪薔薇「人形ごっこもいいけどな!言っていい事と悪い事くらいは状況で判断しろ!」

喪薔薇「もう高校生だろう!!!中学生じゃないんだぞ!!!」

天使「なんか先生みたいになってるの草…」

【安価】
1:落ち込んだ様子の飯島を剥げます
2:喪薔薇を落ち着かせる
3:自由

下2

天使「まあ。…そんなこともあるよ」

天使「ほら…初日から大荒れだったじゃん?」

天使「皆も怖かったんじゃないかなぁ~って」

天使「アタシは怖かったしね」

飯島「うっせ!バーカ!!!!!アーホ!!!」

飯島「お前らいつか殺すからな!!!死ね!!!」

そういうと飯島さんはすごい勢いで自分の部屋に走っていった
…子供みたい

喪薔薇「こら!待て!!!!」

喪薔薇「ちゃんと謝れ!!!」

飯島「ぜってー!!!!!あやまんねー!!!!髪の毛全部抜けろ!!!!」

遠くの方から野太い絶叫が聞こえてくる
…もう完全に捨て台詞だよそれは

【喪薔薇の好感度が3上がった】
【飯島の好感度が5上がった】

次壬生と喪薔薇

【ホテル エントランス】

壬生「なんか大絶叫聞こえてきたでありますが…」

飯島さんが去った後すぐに壬生さんがエントランスへと入ってきた

喪薔薇「いや。飯島とちょっとな」

壬生「まーた殺人宣言したでありますか」

喪薔薇「それをしてたから怒ってたところだ」

もう飯島さんの殺害宣言は三日目にしていつものことになっているらしい

壬生「寝首かきに来るって言われた時はさすがに警戒して夜準備運動をしてベッドに入ったでありますが」

喪薔薇「辞めとけやめとけ、ビンタで死ぬぞ」

壬生「というより話を変えるでありますが喪薔薇さん。相当な強者でありますよね?」

喪薔薇「ん?あー護身術程度だ」

壬生「歴戦の感からそうは思えないでありますが」

壬生「武道系の才能でありますか?」

天使「あ。そ~いや~聞いてないかも。喪薔薇の才能」

壬生「超高校級の兵士とか軍人とか」

天使「強いだけならボクサーとかムエタイ選手とかもありかも」


喪薔薇「いや。それが覚えてねえんだわ」


【安価】
1何をどう覚えてないのか聞く
2強さの秘訣を聞く
3自由

下2

天使「才能覚えてないってどういうこと?」

壬生「そうでありますよ」

喪薔薇「いやぁ。俺も希望ヶ峰学園の門を潜ったとこまでは覚えてんだけどよ」

喪薔薇「なんで門を潜ったか、才能は何かぜーんぶおぼえてねんだわ」

不思議そうな顔で喪薔薇君はそういう
けど私達はもっと不思議だ

喪薔薇「お前らとちょっと状況が違うってなるとちっと怪しいだろ」

喪薔薇「それに別に公言する必要もねえし黙ってたんだわ」

壬生「そういうことなら思い出しましょう」

壬生「手合わせをすると思い出すかもしれないであります」

喪薔薇「いーや。遠慮しとくね、この生活で骨なんて折れちまうと後が怖い」

壬生「ヒビ位まで手加減はするであります!」

天使「それ手加減になってなくな~い?」

喪薔薇「言うとおりだ、ま。こんな話は置いといて他の話でもしようや」

喪薔薇「どうせ俺だけ拉致られた時に薬の量間違えたとかそんなんだろうよ」

壬生「別の話でありますか…なにかあるでありますか?」

天使「え?アタシ?!そ~だな~…」

【安価】
1飯島さんについて聞く
2朝のアンケートについて聞く
3自由

下2


天使「そういえば朝変な紙が部屋に置いてなかった?」

壬生「これでありますか?」

そういって壬生さんは道着から朝のアンケートを取り出した
NOに荒々しく赤黒い丸を付けている

喪薔薇「あー…これな。俺のところにもあったわ」

喪薔薇「俺もNOに丸付けたな」

喪薔薇「ていうか壬生。お前これなにで丸付けた?」

壬生「決意表明のために血で!」

天使「はぁ!?」

壬生「朝から親指を?み切ったであります」

壬生「けどこの拳は人を殺すためのものではない。その決意表明でありますよ」

喪薔薇「消毒ちゃんとしたか?」

壬生「つばつけときゃ治るでありますよ」

天使「そういう問題?雲母さん呼んできた方が良いっしょ」

壬生「あの人の応急処置はもう勘弁でありますよ…」

そういえば初日にとんでもない悲鳴が聞こえてきてたな…
トラウマになっちゃったんだ。可哀そうに

【好感度の変動はありません】



【コミュニケーションタイム:1】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【レストラン】

夕飯を食べようとレストランに入ったけど
今空気が地獄になっていてすぐにでも帰りたい

厳島「いやぁ。えらい静かな方なんやねぇ嫌われてるんやろか」

帳「いえ…そういうわけでは」

厳島「本読みながらお食事なんて。えらい熱心なこと」

さっきからずっとこの調子で明らかな嫌味を言い続けている
いや?嫌味なのかな

天使「まあ図書委員だし仕方ないんじゃね?」

厳島「せっかくやから皆はんとおしゃべりしながら食べたいわぁ」

厳島「そう思わへん?賑やかなん好きやろ?」

天使「人には人の乳酸菌って言葉があるくらいだし、人のペースってのがあるの」

天使「それに帳っちは喋る方じゃないし」

厳島「えぇ?皆にそうなん?えらいクールやねぇ」

帳「……」

厳島「あー。今日の夕飯はえらいやさしいお味で。今度雲母さんに作り方教えてもらお」

もう誰か助けてほしい―――


【安価】
1皮肉に対して苦言を呈する
2耐え抜く
3自由

下2

天使「ねぇ!ちょっと辞めなって。マジちょっと気分悪いよ」

帳「……」

厳島「いやぁ。そんな大きな声出してどないしはったん?」

厳島「なんかわるいことでも言うたやろか?」

涼しい顔で厳島さんはお味噌汁をすする
…確信犯なのは良ーくわかってる

天使「いちいち嫌味言わないと気が済まないの?」

厳島「いや。嫌味に聞こえたん?そりゃあえらい堪忍な」

厳島「ぜんぜんそんなつもりはなかったんよ?」

厳島「帳君も堪忍やでぇ?」

帳「…いえ。慣れていますので」

厳島「嫌々せっかくの美味しいごはん冷めてしまうわぁ」

厳島「怒られへんように黙―って食べよ」

天使「だからそういうの!一言多いんだってば!」

厳島「ひゃあ…怖い怖い。ギャルって怖いわぁ」

くすくす笑いながらこっちを見てくる厳島さん
…ほんっとにやな人!

【安価】
1無視する
2さらに続ける
3自由

下2


天使「かっちーん」

天使「マージで頭来た!なに!気に入らないことでもあるわけ?」

天使「言いたいことあるならはっきり言いなよ!!!」

帳「まあまあ。僕は平気ですから」

天使「いーや!こっちが頭来てるだけだから!」

本当に頭にきている、けど状況をひどくしないためにもわざと大声を出した
きっと誰かが来てくれるだろうと信じて

喪薔薇「おーいおいおいおいなんだ喧嘩か?やめとけやめとけ」

大山「そうだぞ、食事中なんだお互い言い分もあるだろうが丸く収める方法を探そうではないか」

雲母「まあ…どうしましょう」

壬生「なんでありますか!?殴り合いなら加勢するっすよ!!」

絵空事「びぇぇぇん!!!」

予想以上の大ごとになってしまった
それに対して厳島さんはというと――――


厳島「いやぁ…このお漬物美味しいわぁ」

吾知らぬ顔でお漬物を優雅に食べている

…本当になんなんだろうこの人――――

【帳の好感度が3上がりました】

【夜時間】

部屋に戻ってシャワーを浴びて横になる
朝のアンケートを眺めながら。

確かにこの生活は不穏だし不安だ
何が起こるかもわからない
それに私には仕事だってあるし、待ってる人もきっとたくさんいる

そんなことを考えていると私は徐にペンを握っていた


天使「どうしよう」

別にどっちに丸を付けたからって何かが変わらないことくらいわかってる
けどペンを握る手は重かった

【安価】
1イエスに丸を付ける
2ノーに丸を付ける

下2


ノーに丸を付けた
…どれだけ外に出たい、どれだけの人が待ってるとしても
人を殺してまでなんて私には到底できない

誰かの期待に応えるために誰かのことを傷つけたくはないから


天使「はぁ…いいや。今日は何か疲れちゃった」

ベッドにバタンと横になる

天使「明日はどんな一日になるんだろうなぁ」

平和であればいいな
何も起こらなければいいな

そんなことを考えながら私は眠った


今日はここまで
明日はお休みなのでちょっと早い時間から開始できるかもです
また直前に告知します

安価も増えてきてうれしい限りです。これからもよろしくお願いします!

お疲れ様でした

ちなみに今からやるとして人はいますか?

【四日目】

朝起きるときのうのあのアンケート用紙は跡形もなく消えていた
いったいどこ行っちゃったんだろう

でもまあ別にそんな必要なものでもないしどうでもいいかな

早くレストランに行って朝ご飯でも食べよう

【レストラン】

星野「今日は俺が作りました!!」

喪薔薇「だからこんなに色がどぎついのか」

星野「カラフルって言ってくれよな!」

今日のメニューは朝からカレーライス
居には重たいしなぜか色はピンクだし
いかにも星野君って感じのお料理が出てきた

喪薔薇「人の食うもんの色してねえぞ」

星野「イチゴミルクとかと一緒だろーがよ!」

喪薔薇「スパイス系の料理とイチゴミルクを並べるな」

星野「あー?うめーのによ、そんなに言う子は食べなくてもいいです!!お母さん知りません!」

喪薔薇「いつから母親になったんだお前は」

ちなみに味は普通においしかった

【コミュニケーションタイム:5】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【ホテル エントランス】

福沢「なるほど。寝るのが遅いのね」

今はホテルのエントランスで神宮院君と一緒に福沢さんのインタビューを受けている
どうやら福沢さんは外に出れた時のためにみんなの一日を記事にしようとしているらしい

神宮院「まあ。私は短時間睡眠で事足りるからね」

天使「アタシはその逆。八時間は寝ないとすべてがおわおわ」

福沢「そのすべてがおわおわって言うのは?」

天使「全部がだめってこと。化粧乗りも最悪だし、むくみとか出るし」

福沢「なるほどね」

福沢「そうだわ。何か夜特別な美容法とかやってない?良ければ記事にしたいんだけど」

天使「ないない。お風呂入って~早めに寝る」

天使「睡眠こそがすべての美容のもとって感じ」

福沢「記事としては弱いわね」

福沢さんは何か考え込んでいる
嘘でも何か特別なことをしてるっていえばよかったな

福沢「そうだ。黒山さんの不気味な天啓についてはどう思うかしら?」

福沢「それに飯島さん。彼女は本当に何かを起こすと思う?」

福沢「是非貴方たちの意見が聞きたいわ」

話題をひねり出したのかきらっとした視線をこっちに向けてくる福沢さん
でも正直どっちも答えづらいっていうか…んー…

【安価】
1黒山さんの話題にこたえる
2飯島さんの話題にこたえる
3自由
下2

天使「んー。ぶっちゃけ両方答えづらいかも」

神宮院「ああ。私も同じことを言おうとしていたところだ」

福沢「そうよね、特定個人に言及となると答えづらいわよね」

福沢「配慮に欠けた質問だったわ」

そういうとまた福沢さんは話題を考え始める
そして手をポンと叩いて話題を切り出した

福沢「モノクマのアンケート。あれについてはどう思う?」

昨日NOに印をつけたあのアンケートの話だ
朝起きたらなくなってたやつ

福沢「というよりどっちに丸を付けたか教えてもらえる?」

天使「勿論NOっしょ」

天使「逆に二人は?」

福沢「…私もNOね」

神宮院「状況にもよるが私はYESで出したよ」

天使「はぁ!?」

神宮院「これから状況がどう変わるかわからないからね、その時の状況によってはって話だよ」

神宮院「まあその紙自体朝起きたらなくなってんだけどもね」

【安価】
1:どんな状況なら人を殺すのか聞く
2:どんな状況でも人を殺してはいけないと説得する
3:自由

下2

天使「どんな状況だったとしても殺人なんてダメだよ」

あ。と思って口を押える
ついつい素で話してしまった

神宮院「そういってられる状況が続くならいいけれど」

神宮院「ここは完全に相手方の掌の上なんだ、何が起こるかはわからない」

福沢「それには同感ね」

神宮院「けど最悪の事態が起こらない様に動くのが今は大切だと思っているよ」

神宮院「余りモノクマを刺激しないとかね」

天使「ん?つまりは殺す気はないけど殺すに丸を付けたってこと??」

神宮院「最悪で最後の手段だとでも思ってくれればいい」

神宮院「少なくとも飯島さんのように殺意を振り回したりはしないさ」

福沢「状況の奥の奥まで読んで丸を付けたってわけね」

神宮院「自分を救えるのは自分だけだからね」

なんだかよくわからない話になっちゃった
けど殺す気はなくて、最悪の場合殺すよってことでいいのかな?

いや…そうだとしたら全然よくないよ!

【好感度の変動はありません】

【コミュニケーションタイム:4】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【レストラン】

天使「ほんっとにアタシで言いわけ?」

雲母「私も専門外だからうまくできるか…」

突如大山君に呼び出された私たちはレストランの厨房で呼び出された理由を聞いた
料理を教えてほしいってだけらしいけど、なんで私に…
いや、一通りはできるけど…普段の私を見てお願いする?そこまで切羽詰まってるのかな?

大山「簡単なものでいいんだ。この共同生活の中で皆が各自料理を作ったりしている中で」

大山「僕がクオリティの高くない食事を提供し、皆の食事を享受しているという事実が耐え難い」

雲母「けど私のお料理は薄味だし…」

天使「てか軽いもの作れるんだったらそれでよくね?と思うけど」

大山「いいや、駄目だ。学級委員たるもの指針となるべく料理もクオリティが高くなければ!」

天使「だったらアタシらは絶対人選ミス」

雲母「黒山さんとかお料理上手ですよね」

大山「頼むぅ!!!恥を忍んでとりあえず目についた君たちに助けを求めているんだ!」

大山「クラスの代表がこんな情けないことを…」

天使「いやいやいやそんな必死にならなくても…」

雲母「頭を上げてください?大丈夫ですよお教えできますからね」

【安価】
1:基礎的な料理を教える
2:望み通り美味しいけどクオリティの高い料理を教える
3:自由
下2

天使「じゃあ。パエリアを教えてあげるよ!」

勢いで言ってしまった
けど作り方をそもそもよくわかってない

雲母「ムール貝の入った。あの?少し難易度が高すぎるような…」

大山「米を黄色く炊き上げるということは知っているぞ」

とりあえずみんなの寄せ集めの知識でなんとかしてみることにした
今のところ貝とお米を黄色く炊き上げるくらいしかわかってないけど

天使「パプリカとかも入ってたっしょ」

大山「日本人の舌に合うように味噌をいれよう」

雲母「塩分の取りすぎは良くないですからね。少し抑えてくださいね」

皆思い思いに具材を入れていく
…多分もうパエリアとは違う料理になっている気もするけど
―――触れないでおこう


天使「…とりあえず完成?」

雲母「栄養素はばっちりですよ。うふふ」

大山「これが…クオリティの高い料理…」

大山「味のほうも確かめないといけないな」

【安価】
1当然のことながらバカみたいにまずかった
2奇跡的にびっくりするほどおいしかった
3自由

下2


天使「んんっ!?えっ?美味しい!?」

雲母「味も薄すぎず。丁度いい塩梅です」

大山「調理工程はメモにとってある。これで何時でもこの料理を作れるぞ」

まさかのまさかだった
その料理。いや。パエリアはびっくりするほどおいしくて
私のスプーンを持つ出が止まらない

大山「ありがとうな!二人とも!!」

雲母「いえいえ…あ。そうだ、よろしければ後でレシピのコピーを取らせていただいても?」

大山「ああ。もちろんだとも」

天使「ちょ!それアタシも欲しい!!」

雲母「二部コピーしておきますね。後でお渡しします」

日本人風味にアレンジされたパエリア(仮)は奇跡的にこの生活が始まってから口にしたどの食べ物よりもおいしくて
…これ皆きっと喜んで食べてくれるだろうし、早く食べさせてあげたい

大山「また是非僕に料理を教えてほしい。あ、勿論このことは内密にだ」

雲母「私でよれけばお力になりますよ」

天使「任せろって話!」

【大山の好感度が5上がった】
【雲母の好感度が5上がった】

【コミュニケーションタイム:3】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【広場】

壬生「魔法使いって何なんでありますかね」

壬生「うちより強いのでありますか?」

相談があると深刻な顔で呼ばれたけど
どうも相談っていうのはクロエル君のことらしい

天使「どうだろう…」

魔法使いっていう言葉自体現実味がないし…

天使「使える魔法にもよるんじゃね?」

だから無難な答えしか返せない

壬生「ウチは地上最強になりたいんす。だから魔法つかいがウチより強いか確かめなければ」

天使「いや…だからって殴り掛かるとか辞めなよ??」

壬生「そんな物騒なことはしないでありますよ!」

そんな時だった―――

『ボゥン』

小さな破裂音とともに煙が立ち込める
この感じ初日にも体験したような―――

クロエル「私のことでお話かな?レディたち?」

【安価】
1:壬生さんとどちらが強いのか聞く
2:毎回どうやって現れてるのか聞く
3:自由

下2

天使「いや。壬生っちとどっちが強いのかって」

クロエル「そりゃあ私だろうね。嘘だけれど」

壬生「嘘なんでありますか!?」

クロエル「いや。MPが全快ならなんとかなるけれど」

クロエル「そもそもこの世界には魔力となるエーテルがないからね」

壬生「エーテル?」

クロエル「魔力の素みたいなものさ、プロテインのようなものだよ」

なんか違う気がするけど…

壬生「なるほど。それがないのは辛いでありますね」

壬生「全快の状態のクロエル殿と是非手合わせを願いたいであります!」

クロエル「…まあ…それはそのうちだね」

壬生「何か他にMPを回復させる方法はないんでありますか?」

クロエル「美味しい料理を食べたりすることかな?体に取り入れるのは大切だからね」

壬生「料理はあまり得意でないであります…」

クロエル「ははは。そうかいそうかい。ならまたの機会にだね」

【安価】
1:パエリア(仮)を作る
2:黙ってみておく
3:自由

下2

夕飯のため少し離席します
安価の場合は下で

再開します
お人はいますか?

ちょっと私も気になってしまった
だから雲母さんから受け取ったレシピを手に急いでパエリア(仮)を作って盛っていった

天使「ほい。うまい料理」

クロエル君は怪訝そうにパエリア(仮)を口に運んで

クロエル「美味っ!」

思わず言葉を漏らしてしまっていた

壬生「お!MPが回復したでありますね!」

クロエル「あ…」

壬生「早速手合わせ願うであります!!!!!」

そういった瞬間にはもう壬生さんはクロエル君に飛び掛かっていた
目にもつかない速さだった

クロエル「ちょ!待ちたま――――」

『ドンッ』

『ギシャッ』

『ボキィッ』

数秒の土煙が立った後そこに残っていたのはぼろ雑巾のようになったクロエル君だった

クロエル「――――降参だ。ミス壬生」

壬生「地上最強にまた一歩近づいたっす!!」

【壬生の好感度が5上がった】
【クロエルの好感度が3上がった】

【コミュニケーションタイム:2】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【星野の個室】

天使「なに?」

星野君に呼び出されて今彼の個室にいる
特に私の部屋と変わりはないけど、なんだか私の部屋とは違う匂いがする

星野「いや。編集手伝ってほしいってのが2割」

多分うそだ。星野君は毎晩九時から二時間ほどしか編集をしない
それはここに来る前からの習慣。
星野君もそれを動画で公言してるし…


天使「……」

天使「あ。無理だよ」

星野「ちげーよ!告白とかじゃねーよ!!!」

星野「ここならだれも見てねーし息抜きできるかなって」

天使「なんだ…そっか…ありがと」

星野君なりに気を使ってくれてたらしい
悪いことしちゃったな

星野「で?どーよ。ここでの生活は」

天使「正直…重い。かな」

カメラの前の数時間だけじゃなく一日中ギャルになるのは正直しんどかった
ポロリと本音が出てしまったけど、星野君だからこそ言える

星野「なんか…無理すんなよ。普通でもお前はいいよ」

天使「そうはいかないのが多数だから。ありがと」

【安価】
1:アンケートをどう回答したか聞く
2:この生活をどう思ってるのか聞く
3:自由

下2

天使「星野君はさ。あのアンケートなんて回答したの」

ここだから素直に聞ける
星野君の答えは分かってるけど

星野「勿論NOっしょ。逆にYESの奴なんかいんの?」

星野「…いそうだわ」

多分頭の中に浮かんだのは共通の人物

天使「だよね。良かった…」

星野「俺らなんて人前に出る仕事なんだからさ。きたねえことなんてできねえっての」

星野「仮にばれなくても自分に嘘つき続けるのなんかしんどいっしょ」

まさしくその通りだ。
私はこの生活でそれを嫌っていうほど理解してる

天使「…うん」

星野「逆にさ。俺らで盛り上げて、そんな気起こす奴なんかいなくさせればいーんだよ」

天使「だよね」

バカだけどいっつも元気づけてくれる
それが星野君だ

星野「てか。暴露系として聞くけど、この生活で気になるやつとかいんの?」

星野「あ。ラブ的なサムシングじゃなくてヤバそう的なサムシングね」

【安価】
1飯島
2厳島
3自由

下2

天使「ぶっちゃけ厳島さんと璃堂くんかな」

星野「出た。和風コンビ」

星野「まあ確かに璃堂はモノクマとよく話してるしな」

初耳だった。
璃堂君とモノクマが!?

天使「え?ほんとに!?」

星野「良くってのは盛ったけど、この前レストランで話してるの見たぞ」

天使「何話してたとか聞いてた?」

星野「人形が―――とかしか」

星野「俺も近寄れねえしよ、聞き耳立てるくらいしかできねえよ」

人形…お千代さんのことかな?

星野「てか天使。ぶっちゃけとか言うやつだっけ?」

天使「あ。ギャルやっちゃってたかも」

星野「気張りすぎんなって!別にばらさねえし気にしねーしよ」

天使「あー!塗り絵とかしながら緑茶飲んでおじいちゃん画家の動画みたい!!!」

星野「あはは。欲望だだ洩れてんぞ」

なんだか久々にリラックスできた気がする
…これからもがんばれそう

【星野の好感度が10上がった】

【コミュニケーションタイム:1】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【ランドリー】

天使「あ。また会った」

真中「天使さんも洗濯?」

天使「んにゃ。なんかここに来たら会えるかなーって」

真中「えっ!?僕に!?」

真中「もしかして…」

天使「あ。違う。からかいに来たって感じ」

真中「もう!!!!」

真中君は顔を真っ赤にしている
期待させちゃって悪かったかな

天使「いやさ。こう発散的な」

真中「僕で発散しないでよ!!!」

天使「あはは。ごめんごめん」

真中「ファンだよ!もっと丁重に扱ってよね!!!」

天使「サインとかならいつでも上げるってば」

真中「じゃあ今すぐちょうだいよ!」

天使「え~。ペンとってくるのだるいんだけど~」

真中「もう持ってるよ!!」

【安価】
1サインをパーカーに書く
2サインを地肌に書く
3自由

下2

天使「やっぱやーめた!」

真中「えっ!」

天使「ただ、生きてここから出られたらサインでも買い物でも付き合ってあげるよ!」

真中「……ここのほうが僕は好きかな」

真中「皆優しいしさ。なんだかんだ毎日おいしいご飯も食べれるし」

意外だった。
この生活を楽しんでる人が居るなんて

天使「……そっかぁ」

真中「なに?なんか意外って顔してるね」

天使「いや。意外っしょ。だって一応監禁生活だよこれ」

真中「けど衣食住は保証されてるよ?」

天使「そんなのいつも保証されてるっしょ」

真中「……」

真中君が沈黙する
もしかして私なんか悪いこと言っちゃった?

真中「…そうだよね」

【安価】
1どうしてこの生活が楽しいのか聞く
2とりあえず謝る
3自由

下2

天使「でもさぁ」

天使「アタシはファンである君の味方だよ!ここから出ても出れなくてもね」

真中「天使さん…」

天使「何」

真中「なんかそんなこと言ってくれる人なんていなくてさ…」

真中「僕すっごくうれしいよ!!!」

天使「いや…そんな喜ばれても」

実際私は本気でそう思ってる
なにがあってもファンは大事にしたい


天使「だーかーら。変な気は起こさないでよね」

真中「僕なんかが起こすわけないじゃん!」

天使「ほんとー?じゃあアンケートは?」

真中「勿論ノーでだしたよ!コロシアイなんて無理だよ!」

天使「ならよし」

真中「え…僕ってそんな危険そうなやつに見えるかな?」

天使「全然見えない」

真中「なんかそれはそれでちょっとショック…」

【真中の好感度が10上がった】

【ホテル エントランス】

真中「ねえ。天使さんってどんな家で育ったの?」

天使「ん?母子家庭。フツーの家の長女」

真中「兄弟がいるの?」

天使「弟が一匹ね。嫌な奴なんだよねー。いっつも「それは理論的ではないよ」とか言い出して」

真中「あはは。仲良かったんだね」

天使「良くないっての」

今の話を聞いて仲がいいなんて
真中君はちょっと変わってるな

天使「逆に真中っちのはどんな家なの?」

真中「妹が二人いるよ。けど会えないんだ」

天使「会えない?」

真中「ううん。忘れて、大丈夫」


天使「何が??」

真中「いや。ごめん。何でもないっ!」

そういって真中君は走り去っていった
…なんか今日の真中君、いつもより変だったな

【真中の通信簿1/5】

【五日目】

その日は朝から全員放送で体育館に集められてた
勿論私はいくつもりなんてなかった

けど来ないと「オシオキ」なんて言われると、何が起こるかわからないし行くしかない…

壬生「何でありますか!!!」

福沢「気が変わって島から出してくれるとか?もうそろそろ警察も動いているだろうしね」

黒山「いいえ…違います。恐ろしい魔の気配が」

モノクマに呼ばれたのに肝心のモノクマが居ない
ある待ったみんなは各々何が起こるか身構えているみたい

喪薔薇「ったく。呼ばれたから来たってのに」

大山「礼儀がなっていないな」

飯島「そろそろ帰ってもいいんじゃねーの!俺様の時間を無駄にするなってんだ」

飯島「ぶちころ―――」

飯島「ぎったんぎったんにすんぞ!!!」

不本意ながらも飯島さんの言うとおりだ。
このままだったら私。レストランに朝ごはん食べに行こうかな

モノクマ「ごっめーん!待った?アンケートの集計してたら遅くなっちゃって!」

また突然壇上に現れるモノクマ
アンケートって...あの紙のこと?

モノクマ「いやぁ。オマエラがぬくぬく甘々と暮らしてるからさぁ。やるきあんのか!!ってボク思っちゃったわけ」

モノクマ「けど同調圧力って怖いでしょ?だーかーらーあの殺意アンケートチェックをしたわけなのさ」

喪薔薇「あー。あの悪趣味なアンケートな」

モノクマ「もちろん答えてくれたみんなにはお礼のプレゼントがあるよ」

モノクマ「最近はそうでもしないと答えてくれないってこの前テレビの市場調査でやってたからね」

モノクマ「ボクって流行を取り入れる出来るクマなのです!」

璃堂「プレゼント?お千代さんは僕以外からのプレゼントを受け取らないけど…」

福沢「外に出れるとかじゃないと嬉しくないわ」

モノクマ「そう!プレゼントは外に出れる方法なのです!!」

モノクマがそういった瞬間何人かがざわめき立つ
私だってその一人だった

モノクマ「まあけどボクってお茶目だからプレゼントは二種類あるんだよね」

モノクマ「まずノーって答えたオマエラ。これ多かったよ!やる気がなくてボクは悲しい」

モノクマ「だからそんなオマエラにはやる気が出るように―――」

モノクマ「オマエラの部屋にオマエラをコロシアイに駆り立てるものを用意しました!」

モノクマ「それの設置もあって遅れちゃったんだよね」

モノクマ「で。イエスって答えたオマエラ!やる気があって大変よろしい!!」

モノクマ「というわけでそんなオマエラにはボクが間接的に殺し合いに協力してあげる権利を差し上げます」

モノクマ「ボクが殺したり、ボクを囮にするとかはだめだけど。凶器の用意とか部屋のカギを壊すとかそういうことならオッケーだよ」

モノクマ「あ。一人二つまでね!申請書は部屋の机の上に置いておいたから各自書き込んで提出するように!」

モノクマ「ちなみにこの特典は早い者勝ちです!ボクも一人しかいないから先着一名だからね!」

イエスって答えたのは神宮院君…
けどあの言い方だとほかにもイエスって答えた人がいるってこと?

モノクマ「あ。そうそう最後にアンケートの結果発表ね!」








モノクマ「アンケートはNOが10人。YESが6人だったよ。うぷぷ」
           

               

                

                  

                  

                

【自室】

あの発表の後みんなは何を言うわけでもなく部屋に戻った
私もモノクマが言っていたコロシアイに駆り立てるものっていうのが気になって部屋に一目散に向かった

モノクマが去り際に言ったこと
あのアンケートにYESと答えた人が6人もいるってこと
きっとその中には神宮院君や飯島さん。きっと厳島さんだってそうかもしれない

けどそれでもあと三人も人を殺してまで外に出たいって思ってる人がいるってこと

それにもし飯島さんや厳島さんがNOに投票していたら?

ぐるぐると疑心暗鬼が私の心の中で回る。


天使「…これかな」

モノクマの言っていた私をコロシアイに駆り立てるもの、それは机の上に置いてあった
普通サイズの封筒で、私はそれを手に取って封を開ける



『天使心愛はビジネスギャル。三日後に実は超陰キャということを全世界に公表』

天使「!?!?!?」

まずい...そんなのバラされたら…みんなを裏切ることになる
けどコロシアイなんてしても―――
どうしたらいいの?どうしたら――――

とにかく私は一人じゃいけないと思って部屋を出た。
一刻も早く人格を変えないと。私じゃなくならないと―――

【コミュニケーションタイム:5】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【ホテル 医務室】

あの後部屋から飛び出した私
よほど顔色が悪かったらしく雲母さんに見つかって医務室に運ばれた

雲母「封筒ですか?」

私は首を二回縦に振った

雲母「よほどのことが描かれてたんですね」


喋る気力が出てこない。

雲母「わかりますよ。顔色で」

雲母「そんなにみんなに秘密にしたいことなんですか?」

私はまた二回首を縦に振った

雲母「人を殺してしまったとか。ですか?」

初めて私は首を二回横に振った

雲母「そうですか…どんな秘密かは教えれますか?」

雲母「うふふ。無理ですよね」

いつもと変わらない様子の雲母さん
雲母さんはいったい…いや。雲母さんはどっち側なんだろう

【安価】
1:アンケートをどっちに入れたか聞く
2:部屋に置かれてたものの中味を聞く
3:自由

下2


天使「雲母さんは。なんて書かれたたのさ」

雲母「はい。どうぞ」

そういうと雲母さんは私に一枚の紙を差し出した
折りたたまれているそれを開くと

『看護師の雲母は患者の死に立ち会う事に無常の歓びを感じるサイコパス看護師だ。三日後にこれを全世界に公表する』
と書かれている

雲母「こう書かれてしまうと。本当にサイコパスですよね」

ニコニコと私を見つめながらそう言う雲母さん

雲母「でも事実なんですよ。人が頑張って頑張りぬいてそれでもだめだった時」

雲母「その最後に立ち会って少しでも安らぎを与えれること。それが一番うれしいんです」

雲母「この人は。少しでも楽に逝けたのかなって」

天使「……」

雲母「忘れてください。けど、私はこれを公表されても看護師を続けますよ」

雲母「雇ってくれる病院がなくなっても。どれだけ非難されても」

雲母「変わりませんから。安らぎを与えたいって気持ちは」

なんだか雲母さんに大切なことを思い出させられた気がする
…そうだよ。他人にどう思われるかじゃない。自分がどうしたいかだよ

【安価】
1:お礼を言う
2:強いねと称賛する
3:自由

下2


天使「ありがとう」

雲母「いえいえ。少しは落ち着かれましたか?」

雲母「無理はなさらないでくださいね」

雲母さんはそういってにっこりとほほ笑んでくれた
本当に同い年なのかな…

天使「雲母さんのおかげでちょっと落ちつけたよ」

雲母「ちょっとですか?」

天使「ううん。大分ね」

雲母「ならよかったです」

天使「…雲母さんもなんかあったら言いなね」

雲母「そっちじゃない天使さんになら―――」


天使「え?」

雲母「いいえ。なんでもありませんよ」

天使「なら…いいけど」


【コミュニケーションタイム:4】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

今日はここまでです

動機発表までお付き合いいただきありがとうございます
明日くらいにはだれか死にます

では失礼します

朝から更新人はいますか?

【レストラン】

雲母さんのおかげでちょっと落ち着いたから私はレストランに朝食を取りに来ていた
…なんだかここも今はいい雰囲気じゃないみたい

飯島「ほら見ろ!これがモノクマ協力申請用紙だ」

黒山「やめておきなさい。死相が出ているわ。恐ろしい」

飯島「死相?鏡でも見たのかよ!キャキャキャッ」

飯島さんはYESに投票したらしく
YESに投票した人だけがもらえる申請用紙を嬉しそうに振り回している
…逆に危なくないかな

飯島「今ここで全員の部屋に毒をまくって書いてやってもいいぜぇ」

黒山「話を聞いていなかったのかしら。それはできないわ」

飯島「あぁぁん?」

天使「てかさ。そんなもん振り回してさ、逆に狙われるくない?」

黒山「そうね。だから先ほどから天啓を伝えているのだけど」

飯島「なんで俺が狙われるんだよ?バカかてめえら」

飯島さんは自分が狙われるなんて本当に思ってないみたいで
…どうしよう。ちゃんと意味を伝えた方が良いかな

【安価】
1意味をきちんと伝える
2自分で気づくのを待つ
3自由
下2

※人が少ないので安価の連取りOKにします

安価またミスってるのでこの前と同じ形式で描写しますね
申し訳ないです

天使「いや。だってこの状況っしょ」

黒山「そうね…死を唱える者には死が来るものよ」

天使「あからさまにやべー奴いたらそいつねらおーぜってなるじゃんね」

そこまで言うと飯島さんは手にしていた用紙をくしゃくしゃのびりびりにしてしまった
突然のことにびっくりしてしまう

飯島「あぁ!手が滑っちまったぜ」

手が滑ったっていうわりにはシュレッダー並みに細かくバラバラにされている

飯島「あー!!殺せねー!!殺せねーなー!!!」

黒山「そういうことなのかしら…というより散らかってしまったわ」

天使「そういうことじゃないと思うんだけどさ~」

飯島「あぁん?なんだよ文句あんのかよ」

黒山「床が汚れた」

そういって黒山さんは地面の紙屑の束を指さす
…確かにちょっとこれは宗次が必要かもしれない

飯島「床なんてどーでもいいだろうが!そんなことより今は俺様が人を殺せなくなったってのが!大事なんだろ!」

飯島「こんなに殺したかったけど。あー!!残念だな!!!」

なんだか中学生を見ているみたい…
何がとは言わないけど

天使「とりあえず掃除しよっか~」

黒山「そうね」

飯島「おい!俺様を無視すんな!はげませよ!」

【安価】
1飯島に床を片付けさせる
2自分が片付ける
3黒山にお願いする
4自由

下2

少し離席の為次男くれます
安価は下で

帰宅
お人はいますか?

天使「というわけでちゃんと責任とんなね~」

飯島「おい!なんで俺にモップと塵取りを渡すんだ!!」

飯島「俺は掃除なんてしないぞ!!!」

飯島さんはモップと塵取りを一向に手にしようとしてくれない
それどころか逃げ出しそうな勢いだ

黒山「……では間を取って喪薔薇さんにお掃除を頼みましょうか」

飯島「なーんーでーなんだよ!!!関係ねえだろ!!」

黒山「そう天啓が」

飯島「嘘つくな!それは絶対に嘘だ!バカが!!」

飯島さんが私の手からモップと塵取りをぶんどってぶつくさ言いながら掃除を始める
喪薔薇君そんなに怖がられてるんだ...

確かに生活指導の先生みたいなところあるもんなぁ
大山君とはまた違う威圧感っていうかなんというか…

―――――
―――
――

飯島「おい!掃除してやったぞ!!褒めろ!」

黒山「当然の行いです」

天使「えらじゃ~ん」

飯島「もっと褒めろ!!!」

結局ここから私は30分近く誉め言葉を言わされ続けた
これだったらまだ自分でやった方が速かったかもしれないな


【黒山の好感度が3上がりました】

【ホテル:エントランス】

天使「つまりは神はいないってことで」

帳「…僕も否定派ですね」

神宮院「ああ、君のような知識人がそう言ってくれるなら私もうれしいよ」

今はホテルのエントランスで偶然鉢合わせた二人と一緒に軽い雑談をしていたつもりだった
なぜだか難しい宗教の話になってるけど

帳「各文献によって神は姿を変えられすぎているんですよ」

神宮院「それを人の創作物だと取るか万物の創造者だと取るか」

帳「僕は前者ですね」

天使「やっべー。なんか難しいこと言ってる」

天使「頭フット―した挙句パンクしそうなんですけどww」

実際本当にそうだった
神だとか悪魔だとか天使だとかもう訳が分からないし、いるかどうかなんて話しててもって感じではある
それにもしいた時が怖い。下手に発言してたよねとか言われちゃったらどうしよう

帳「では話を変えますか」

神宮院「私は特に議題はないな。天使さんが決めていいよ」

帳「…なんでもいいですよ」

神宮院「ファンシーでキャッチ―な話題は私に話せるかわからないがね」

私もこの二人に春の新作コスメの話をするつもりなんて毛頭ない
けどそうなると何を話していいものやら…

どうしようどんな話題がベストなのかな

【安価】
1:モノクマのアンケート結果の用紙の話
2;アンケートをどっちに投票したか
3:博打に出て春の新作コスメの話
4:自由

下2

天使「朝の話なんだけど」

帳「あの話ですか…これが部屋に置いてありましたね」

神宮院「なんだ持ち歩いてるのか、奇遇だね、私もだ」

二人がポケットから出してくれた用紙
一枚は雲母さんが見せてくれたような封筒に入っている紙、私の部屋にも会ったものだ
もう一枚はさっきレストランで飯島さんが振り回してたもの

この二枚を見るに帳君はNO。神宮院君はYESってことで間違いないだろう

帳「中身はボクの秘密を三日後に全世界に公表するって内容でした」

帳「さすがに中は見せなくてもいいですよね?」

神宮院「勿論。見るつもりもみたいという気持ちもないよ」

天使「じゃあNOの皆はやべー秘密が三日後に暴露されちゃうってことか~」

神宮院「余裕そうだね」

天使「いや。今から焦っても意味ないっしょ。コロシアイに乗る気なんてないんだしさ」

嘘だ。私はかなり焦ってる。けどそれが表に出てないってことは大分落ち着けてるってことだよね
…正直今もあの封筒のことを思い出すと心臓がバクバク言いそうになる

神宮院「YES派には一から殺人計画を立てて、手の届かない所に手を貸してくれるって事みたいだね」

帳「逆に僕たちには脅迫をかけてってことですか…」

天使「まじで趣味悪いよね…」

こんなものなければなんて思ってしまう
それに神宮院君がもし計画を立案しちゃったらなんて不安もある
飯島さんと違って変な脅しに屈するタイプではないし…

【安価】

1:神宮院に紙を破棄するように頼む
2:試しに何か書いて提出してもらってモノクマの計画をつぶす
3:自由

下2

天使「てかさ。捨てなよそれ」

そういって私は神宮院君の持ってる紙を指さした
捨ててくれればいいなって祈りに似た気持ちを込めながら

神宮院「いいよ。それくらいなら」

神宮院「何かに縋って事を成すのは私のポリシーに反するしね」

そういって神宮院君は持っていた紙をくしゃくしゃに丸めた

神宮院「これだと誰かに拾われた時に悪用されてしまうかもしれないね」

神宮院は丸めた紙を再度広げて飯島さんみたいにびりびりに破いた
地面を汚さないように器用に掌の上で

神宮院「さ。これで少しは安心できたかな?」

バラバラにした紙をゴミ箱に捨てて戻ってきた神宮院君は私にそういう
安心というかほっとしたというか

逝ってみると案外うまく行くんだなって驚きが勝ってる

帳「ついでにこれも」

そういって帳君も同じようにばらばらに封筒を引き裂いて捨てる
…私も持ち歩いてればよかったな。部屋に置いてきちゃったよ

【コミュニケーションタイム:2】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

夕飯で少し離席
再開五分前には告知します

再開していきます

【星野の個室】

星野「やらせが全世界にばれるってのはやべーよな」

星野「言っても俺暴露系じゃん、恨みも買ってるわけよ」

相談に乗ってくれっていうから部屋に来てみたけど
やっぱり封筒のことか…

星野「どーせそっちは陰キャバレっしょ?」

天使「どうせとか言わないでよ…死活問題だよ」

星野「確かに俺ら両方ともバレたら終わるよなぁ」

天使「でもばれないようにするには」

ここまで言って言葉に詰まってしまう。
言っちゃいけない言葉の気がするから―――

天使「……」

星野「誰かを殺さなきゃならない…ってかぁ」

星野「どーしたもんかな」

バレたら終わる。バレないようにするなら別の意味で終わる
…私たちはもう袋小路に追いやられている

そんな時星野君が真剣なまなざしを向けて私にこう言った

星野「俺ら―――共犯にならねえ?」

天使「は…?」

どうやら本気みたいだった。
冗談もお笑いも一切なしのトーンで言われた言葉はひどく重たくて――――


【安価】
1共犯になる
2共犯にならない
3自由

下2


天使「何言ってんの!なるわけないでしょ!!」

ありえない提案につい大きな声が出てしまった
自分でもびっくりするくらいに

星野「っー…はぁ」

星野「だよなー!無理だよなー」

天使「自分に嘘つくなんてッて行ったのは星野君だよ!」

星野「わりぃ。マジで血迷った」

星野「いや、ワンチャンありかなって思っちまって」

天使「ワンチャンもツーチャンもないよ!ダメなものはだめ!」

自分にも言い聞かせてるところもある
どんなことがあってもそんなことで自分を汚すなんてダメ
人の前に胸を張って出れなくなってしまうから

星野「でも。どっちみちこれバラされたら終わるぜ」

天使「終わるけど…」

天使「終わるけどでもだからってコロシアイなんかに乗せられたくない」

星野「じゃー。どうすんだよ」

天使「どうしようもないよ…」

打開策はない。八方塞がりなのに変わりはない
でもコロシアイなんかに乗るなんてありえない

いったいどうすればいいんだろう

【安価】
1終わったときは終わったときと楽観的なことを言ってみる
2きっとそれまでに助けが来ると希望論を言ってみる
3自由

下2

天使「けど。どちらにせよ終わりだとしたら私はファンに胸を張れる自分でいたい」

星野「はぁぁ…強えーよ。マジ」

星野君が頭を抱えてうつむきながら大きなため息をついた
星野君らしくない深いため息だった

天使「なに?」

星野「自分が恥ずかしくなっちまってよ。そーだよな。俺らにはファンがいんだ」

星野「それを無碍になんてマジ最悪だよな」

天使「仕方ないよ。この生活でこんなことされて」

天使「実は私も朝は気が気じゃなかったんだよね」

雲母さんが居なければもしかすると共犯を持ちかけていたのは私だったかもしれない
もしかすると殺意をもってこの部屋にいたかもしれない
けど、雲母さんやほかの人やファンのおかげでまだ、私は私を保てている

天使「でも今は平気」

星野「俺もなんか目が覚めたわ」

机の上に置いてあるコーヒーを一気に飲み干した星野君は「ありがとな」と言って新しいコーヒーを淹れに行く
なんだかその背中は最初見た時よりも生き生きとしてるように見えた

星野「乗り切るか!バレちまっても」

天使「やっと星野君らしいこと言ったね」

星野「バーカ。俺だって意外と悩みやすい性格なんだぞ」

【星野の好感度が5上がった】

【コミュニケーションタイム:1】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【レストラン】

飯島「あー。次はプリンだな」

絵空事「ひぃ…はいぃぃ!!」

飯島「とっととしろよ!遅かったら殺してやる!!」

飯島「なんて立って俺はあの紙を持ってるんだからな!!」

飯島「お前の部屋のカギを壊してもらって入り込んで―――」

絵空事「ひぃぃぃ。ぴぇぇぇん!!やめてくださぁい!!!」

レストランのドアを開けてみると、小間使いのように動き回る絵空事さんと
机の上に足を置いてふんぞり返る飯島さん
話の内容からも何をしているかは良ーくわかる

また飯島さんが調子に乗って変なことをしているんだ
しかもまた懲りずに


天使「何やってんの」

飯島「うぎぃっ!?」

絵空事「びぇぇぇん!!!天使さぁん!!助けてくださぁい!!」

天使「なんかさっきからちょっと見てたけどえらく楽しそーにしてんじゃん?」

飯島「あ?お前にはカンケーねえだろ!散った散った!」

天使「え?何?なんか言った?」

ここは泣きわめいている絵空事さんを助けてあげないと
それに朝の話を分かってないとなるともう少しきつめに飯島さんにも言う必要があるかな

後は純粋に弱い者いじめみたいでちょっとイラっとしちゃう

【安価】
1:朝。用紙を破り捨ててたことをばらす
2:とにかく怒っておく
3自由

下2


天使「あのさぁ!アンタさぁ!毎回毎回変なことばっかして」

天使「今回は絵空事さんにまで手だして!!!」

飯島「うるせー!俺はな!あの貴重な紙をなくして腹立たしい思いでいっぱいなんだ!!」

飯島「再発行はできないっていうしよぉ!」

絵空事「再発行…?できない?」

飯島「ゲゲッ…いや。なんでもねーよ!ぶっ殺すぞ!!」

絵空事さんはハッとしたような顔でポケットを握りしめる
飯島さんのポロリ発言で怒りでも湧いてきたのかもしれない
けどここで喧嘩とかになるとまた大変だし

天使「喪薔薇君か大山君呼ぶよ!」

飯島「今そいつらはカンケーねーだろ!!!」

天使「いーや!あるね。もう言うこと聞かないんだったらマジチクる。鬼チクる」

飯島「チクってんじゃねーよ!」

天使「じゃあちゃんとそらちんに謝んなよ!」

飯島「いーや!やだね」

天使「呼ぶよ!しかも喪薔薇君!」


飯島「悪かった。殺す気なんてないし。いや。普段はここまで言う子じゃないんだけどな。なんか気が大きくなっちまってな」

天使「秒殺でウケる」

【安価】
1:許してあげるようにお願いする
2:傍観に徹する
3:自由

下2


絵空事「えっと…じゃあ。嘘をついて。言うこと聞かせてたの?」

飯島「そうなる」

絵空事「なんで?嘘ついたの?」

飯島「いや…言うこと聞いてもらいたくて…」

子犬のような顔で飯島さんに尋ねる絵空事さん
なんだか今までとは違った扱いを受けていて飯島さんもたじろいでる
いや、怒られるよりきつい状況かもしれない…これ

絵空事「紙は?」

飯島「朝破って捨てちゃって…それで再発行できないって言われて…むしゃくしゃしちゃって」

絵空事「だから嘘ついたの?」

飯島「…はい」

絵空事「でも嘘っていけないことだよ?」

絵空事「嘘をつくと自分の心がすっごく痛くなるんだよ」

絵空事「飯島さんは痛くならなかったのかなぁ?」

飯島「…ちょっとやりすぎかなって」

絵空事「だからごめんなさいしたの?それとも怒られたからしたの?」

飯島「え…えっと…」

絵空事「皆と仲良くしないとだめだよ?」

飯島「はい…」

飯島「…すいませんでした」

この後も絵空事さんの質問攻めは続いていた
…喪薔薇君とは別のベクトルで今きついんだろうな


【絵空事の好感度が5上がった】

【6日目】

【レストラン】

その日は朝から飯島さんが大騒ぎしていた
どうも自分の服が軒並み全部ランドリーから盗まれたらしい

犯人は変態野郎だとか、服で紐を作って絞殺して俺に罪をかぶせるつもりだとか散々言って回ってるけど
けど実際そんなこと今までなかったしちょっと不安ではある
まあ、日頃の行いが行いだからみんな励ましたりはしてないけど

喪薔薇「なんか黒いしゴミとでも間違われたんじゃないか」

大山「僕は探しておくよ。見つけたらお伝えしようじゃないか」

飯島「俺様の一張羅だぞ!!!早く探せ!!!」

雲母「おんなじ服はたくさんあるから一張羅ではない気が…」

飯島「俺の服は全部一緒でも全部が特別なんだ!!!全部一張羅なの!!わかるか!?」

なんだかとんでもない暴論な気もするけど、私も探しておいてあげようかな
…気が向いたらだけど

【コミュニケーションタイム:5】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2


【ランドリー】

気が向いてみたから飯島さんの服を探しに来てみた
もしかしたらどこかの隙間に落ちているだけかもしれないし

もしそうだったとしたら黒い服だし、気づきにくいだけで案外すぐ見つかるかもしれない

厳島「はぁ…ショックどす」

真中「…いや…その話僕のほうがショックなんだけど」

中に入ってみると厳島さんと真中君が何やら話している
珍しく厳島さんはしおらしくなっていて、真中君はそれの倍しおらしくなっている

天使「あ。どったの~?」

厳島「はぁ。天使はんはいっつもお元気でうらやましいわぁ」

厳島「うちにもその元気分けてほしいもんやわ」

真中「あ…天使さん。良かったぁ」

真中君が本当の天使を見るような目で私を見て傍に来る
これは完全に助けを求められてるな…

天使「なに…?なんでそんなに助け求められてんのアタシ」

真中「と…とにかくしばらくここにいてほしいかな」

天使「いや…わけわかんないから無理なんだけど」

真中「厳島さんを励ましたいんだけどはげませないっていうか…」

真中君は頭をかきながら首をかしげてもう訳の分かんない表情を浮かべている
いったい何があったっていうんだろう

【安価】
1;なんで落ち込んでるのか聞く
2:とりあえず励ます
3;自由

下2

※星野の通信簿イベントは今日の最後に描写を回しますね

天使「厳島さんでも落ち込むことあるんだ」

いつも嫌味ばっかり言われてるから少しくらいはお返しに
そう思って言った言葉だったけど、そのあと私はとんでもない発言に度肝を抜かれちゃうことになる

厳島「ウチの完璧な殺人計画」

厳島「全部おじゃんになってしもたんどす」

真中「――」

真中君が「ね?」という顔でこっちを見てくる
いやこれは確かに励ませないよ

厳島「今日朝モノクマはんに紙を提出したらもう締め切ってるって」

厳島「昨日の間に誰かが出したんやわぁ…」

真中「げ…元気出して」

天使「いや。殺されるかもしれなかったんだから励まさないでいいっしょ」

厳島「もうほんま…頭の回転悪いさかいに…」

厳島「はぁ…」

真中「…頭の回転は速いんじゃないかな」

いや…こんな事って言っていいのかな
厳島さんって本当に人間なの???

本当に真剣に悩んでるその様子を見て私は真剣に考えこんでしまった

【安価】
1:励ます
2:励まさない
3:自由

下2


天使「まあ…まあ…その。元気だしな」

真中「うん…」

なんだか真剣に落ち込んでる様子に圧倒されてつい励ましてしまった
けど絶対内容的には励ますべきじゃないし
むしろもう二度と口をきかなくてもいいレベルのことを言っているのは確か

天使「……ん?」

厳島さんの様子に圧倒されていたけどとんでもないことに気が付いた

あの紙が提出された?
昨日?
ってことは…誰かがもう計画を立ててるってこと??

スッと顔から血の気が引くのが分かった

厳島「あらぁ。どないしたんどす?真っ青になって」

真中「そうだよ。気分でも悪いの??」

天使「いや…そういうわけじゃない」

厳島さんならともかく真中君にこれを伝えて編に不安にさせるわけにはいかない
だからこそ私は黙ることにした

真中「…なんか変だけど雲母さん呼ぼうか?」

天使「いや。マジで大丈夫」

にやにやと嫌な笑みを浮かべる厳島さんには目もくれず
いや。逃げるようにして私はランドリーを後にした

…誰もまだ死んでいないことを祈って

【コミュニケーションタイム:4】
説明は>>153
交流を取りたい人を最大二名まで
下2

【広場】

壬生「強く成れる本というのは本当に実在するんでありますか!?」

帳「読むだけでは無理だけど…あるよ」

広場に出ていつも通りの会話をしている二人を見て安堵する
この二人は何も起きてない。何も起こってない

それに今起こっていることにも何も気が付いていないんだ

壬生「あ。天使殿ではありませんか!どうしたんでありますか?顔が真っ青であります」

帳「…確かにいつもよりワントーン白いね」

私の想いが顔には出ているらしい
二人は心配そうに駆け寄ってくれた

私は今この状況でいつもの天使をやれるか自信がない
だから逃げようと踵を返したけど、思いのほか足の速い壬生さんにつかまってしまった

壬生「どうしたんでありますか?」

肩をがっちりつかまれているから逃げようがない

帳「何かコンビニで薬でも持ってこようか?」

帳「症状を言ってくれると医学書の知識と照らし合わせることができるけど」

天使「あ…あー…平気だし」

壬生「嘘でありますね」

壬生「さすがに何かあったのはサルでもわかるであります」

壬生さんの鋭い視線に射抜かれて動けなくなってしまう
…どうしようなんて言うべきかな

【安価】
1:今起こっていることを話す
2:適当にごまかす
3自由

下2

もう逃げれないと思った私は正直に事の顛末を話した
ランドリーで聞いたこと、今私が考えていること

その時の私はどう振舞ったかは覚えていない

けどうまく振舞えてたわけじゃないっていうのは確かだ

壬生「つまりもう誰かが?」

帳「……」

壬生「雲母さんと星野君にはさっき会ったでありますよ?」

帳「…まだなのかも」

壬生「けどそうなると二人だけではどうもできないであります」

帳「一日見ない人だっているわけだし…」

二人は親身になって話を聞いてくれる
どうしたらいいか、どうすべきなのか
答えは出てこないけど人に話して少しは落ち着けた

天使「とにかく見回りとか――」

壬生「そうでありますね」

帳「…。もっと人を増やした方が良いんじゃない」

壬生「それも確かにそうであります」

今からがむしゃらに三人で動いても意味はないかもしれない
けど何かあったときに止めれる可能性は存分にある
それにこっちには壬生さんもいるし

でも帳君の言う通り人数を増やして回れるところを増やした方が良いのかもしれない

いったいどうすればいいんだろう―――

【安価】
1;見回りを開始する
2:人数を増やす
3;自由

下2









【コミュニケーションタイム 中断】―――――――>【見回りタイム】

                     
                         

                            

                        

                             

※星野の通信簿を先に開放しますか?
下2

※ちなみにここの選択肢で誰が居なくなるかが決まります
書き忘れの為

安価は下

【ホテル エントランス】

天使「どうして星野君は暴露系なんかになったの?」

星野「俺が暴露系になった理由?」

人数を集めようと私はエントランスに来たけど
そこには星野君一人だけが居た

切羽詰まった様子の私に気遣って向こうから何気なく話しかけてきてくれて
そんな暇はないけど、今少しだけ雑談をしている
頃合いを見て星野君にも見回りに参加してもらおう

星野「そりゃあ…まあ巨悪に立ち向かうため!だよな」

星野「情報って一番でけえ武器だから。俺はそれを使って正義を成してえ」

星野「勿論悪用もできちまうし扱いには注意だけどな」

―――――――――――
――――――――
――――

星野「てかどうしたんだよ。そんな切羽詰まって」

天使「いや…実は――――」

星野君にも事の顛末を話す

星野「それやばくねえか?俺ちょっと準備してくるわ」

そういって星野君は自分の部屋に向かって走り出していった
…星野君は誘えたし、後は喪薔薇君とか大山君とかを誘って一刻も早くみんなの無事を確かめないと

【星野の通信簿1/5】














『ボゥンッ!!』

『バァンッ』







             


星野君が走り去ってからちょっとした後
ホテルの個室フロアのほうから大きな爆発音が響いた

喪薔薇「おい!!!なんだ今の音!?」

雲母「…爆発ですか!?」

医務室からかけ出てくる二人。
私も状況を把握できていないし、なにより大きな音で足がすくんで動けない

駆けていく二人の背中を見つめながら深呼吸をする


何があったか早く確かめに行かないと―――





喪薔薇「おい!!!消火器もってこい!!!」


雲母「天使さん!来ちゃダメです!!!」


喪薔薇君の絶叫
雲母さんの静止

それはもう二人の近くまで来ていた私には耳が痛くなるほどの音で


天使「…え?」

異様な熱気
それに作動する報知器


火事が起こっているってことは理解できた
誰かの部屋が燃えて、火柱が廊下まで噴き出している

けどじゃあ目の前で踊るように動き回ってる炎の塊は?


雲母「星野君!!!」

喪薔薇「おいばか!突っ立ってねえで!!早く消火器もってこい!!!!」


早く消火器を持ってこないといけないはずなのに雲母さんの一言で立っていられなくなってしまった
地面が解けるみたいにぐにゃッとして、視界が白くなってくる
…星野君?あれが??

いま目の前で踊っている炎が??









『ピンポンパンポーン!死体が発見されました!一定の自由時間のあと、"学級裁判"を開きます!』

                      

                     

                            





今日はここまでで。お付き合いいただきありがとうございました
明日は九時過ぎころから開始できればなと

今からは人はいますか?







【CHAPTER1】

ハッピーな生活へ 非日常編



                 

                 
                     
                 

雲母「―――さん!天使さん!!!」

肩を揺さぶられて目を開ける
あの光景を見て私は意識を失ってたらしい

もう炎は見えないけど、あたりに充満したむせかえるような焦げたにおいであれが夢じゃないって実感する

天使「……星野君は?」

まさかあれが
そんな淡い期待を込めて私は縋るように雲母さんに聞いた

けど雲母さんは黙って首を横に振るだけで…

天使「嘘…」

雲母「……」

雲母さんは何も言ってくれなかった

そんな時だった

モノクマ「うわ。早速焼死なんてグログロだねー」

どこからともなくものクマが現れて
うぷぷと笑いながらこの惨状を楽しんでいるようだった

天使「…!!!」

雲母「落ち着いて。今は落ち着いてください」

つい殴りかかりそうな私に雲母さんがそっと手を置いて静止する
星野君が死んだっていうのにどうしてモノクマはこんなに楽しそうなの?

モノクマ「今回初めて起こったことだから電子生徒手帳更新しておいたよー」

モノクマ「各自更新確認しておくように。んじゃ。バイナラー」

そうとだけ言ってモノクマはまた姿を消した
電子生徒手帳の更新?
何が書いてあるんだろう...







――――――――――――――――――――――――

7 生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

8 学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

9 学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。

――――――――――――――――――――――――


喪薔薇「おいおいマジか…やっぱ裏あるとは思ってたけど…こりゃあキッツいな」

犯人を見つけれないと処刑???なにそれ?
…みんなで犯人を見つけて処刑しないといけないってこと?

わけわかんないよ…


                        
                          

モノクマ「あ…あとこれね!モノクマファイル!」

モノクマ「操作を塩カルに平等に進めるために簡単に今回の事件をまとめておいたからね!」

モノクマ「少しでもこれで捜査を円滑に進めてください」

モノクマ「オマエラがきちんと捜査して裁判に挑んでくれること!ボクは楽しみに待ってるからね」

天使「…見つけなきゃ。犯人」

喪薔薇「嫌。それはそれでいいけどよ、お前ひとりではさすがに無理だろ」

喪薔薇冷静さを欠いてるし、見つけれるもんも見つけれなくなるだろ」

壬生「けど捜査なんてしたことないでありますよ!」

帳「…とりあえず犯人がいるなら現場の保全というのが推理小説のセオリーだと思いますが…」

帳君の一言で現場には喪薔薇君と雲母さんが残ることになった
焼け焦げた部屋に炭みたいになった星野君。これだけでもメンタルに来るっていうのに
二人は首を横に振ることなくその場に残ってくれた

黒山「…でも捜査なんてどうすればいいのかしら」

福沢「気になるところを片っ端から調べるしかないんじゃないかしら」

厳島「はぁ…嫌どすわぁ…」

飯島「くけけ!もしかするとこの犯人俺かもしれねえなぁ!」

喪薔薇「やめとけー。変にそんなこと言ってッと下手すると死ぬぞ」

飯島「おっと!俺はやってねえぜ!清廉潔白だからな!!



コトダマ【モノクマファイル1】を入手しました
被害者は、星野一番。死亡時刻は午後6時頃、自室前にて爆死。目立った外傷はない

捜査なんて言っても私は畑違いすぎて何をすればいいのかわからない
けど星野君をこんな目に合わせた犯人を放っておくなんてことは絶対にしたくない

だからこそ私は―――――

天使「ねえ!捜査するから誰か手伝って。私星野君を殺した人、絶対に許したくない。絶対に見つけたい」

もうギャルなんて関係ない。今はそんなことやってる余裕なんてない
これは仇を取るための行動だ。

絶対に許してなんてやらない、案だけ優しかった星野君をこんな目に合わせるなんて

天使「絶対に犯人を見つけ出すから!」

喪薔薇「おー...こりゃすげえやる気だ、けど見つかんのか?部屋でバックドラフトなんて到底起こりうることじゃねえぞ」

天使「そんなのやってみないとわかんないでしょ」

私はきっと今冷静さを欠いている
けど今はそんなことどうだっていい、星野君をこんな目に合わせた犯人を絶対に見つけ出したい

雲母「無理だけはなさらないでくださいね…」

とにかく操作しなきゃ。少しでも手掛かりを見つけて星野君の仇を打つんだ
なんでこんなことになったとか。どうしてこんなことをしてしまったのか

全部全部確かめないと――――



【操作時間開始】
捜査パートナーを一人指定

下2


天使「黒山さん…」

部屋の中にずかずか入っていく黒山さんについ声をかけてしまう
この状況で冷静に部屋に入れる彼女に「どうして?」って聞くつもりだった

黒山「…ついてきて。貴方から光が見えているから」

黒山さんはそういって私の手を引いて黒焦げになった部屋の中に入っていく

天使「光が見えるって...何」

黒山「とにかく私たちは犯人を見つけないと死んでしまうわ」

黒山「だからあなたがそれを探すべき。天啓が下っている」

そういわれても黒焦げの部屋で何かを見つけるなんて無理だよ…
いったい何をどうすればいいの?

途方に暮れているとき、私は地面に落ちているものに気が付いた

天使「黒山さん。これなにかな」

溶けているけど明らかにこの前この部屋に入ったときにはなかったもの
黒いプラスチック片みたいな、固くて細かく溶けた何か

黒山「…プラスチック片かしら…これから殺意を感じるわ」

天使「つまり手掛かりってこと?」

黒山「交信するから少し待ってくれるかしら?」

とりあえず私はその黒い何かをポケットへとしまい込んだ
けどこれが殺人の原因なんてにわかに信じ固いよ
こんな小さなもので爆発なんて起きるわけがないし…

黒山「…それ。泣くさないで頂戴ね」

どうやら黒山さんの天啓曰く何かこれは重要なもの…らしい?

とにかくなくさないように私はそれをポケットの一番奥へとしまい込んだ
…なんだろうこれ

しかもよく見ると同じようなプラスチック片が部屋の至る所に落ちている



コトダマ【部屋の中に残ったプラスチック片】 を入手しました
部屋の中には黒いプラスチック片が大量に落ちていた

【安価】
1個室前
2コンビニ
3ランドリー
下2

【個室前】

黒山「クンクンクン」

喪薔薇「あー…やっぱ気づくよな」

黒山さんが匂いを嗅いでいる
私もつられて匂いを嗅いでみる

…なんだろうこの匂い
ガスみたいな…

こげの奥からかすかに匂うそれに私は鼻をつまんでしまった

雲母「ガスの匂いがわずかにしますね…」

でもなんでガスの匂い?
部屋にガスを発生させる機械なんてなかったはずだよね…?

喪薔薇「客家の原因これか???」

黒山「誰かがガスを撒いたということでしょうか…」

雲母「でも発火させるものなんて…」

黒山「発火装置…天啓はおりてきません…」

ガスがもとになって発火したってこと?
…じゃあいったい誰がどうやってガスを発生させたの?

【安価】
1個室前
2コンビニ
3ランドリー
下2

ちょっと離席
戻ってくる五分前にはアナウンスをします

人はいますか?

【コンビニ】

黒山「ノストラダムスの大予言…」

コンビニに入ると中は嵐が来たみたいにひどく荒らされている
棚は倒されて食料は床にぶちまけられて
とにかくひどい惨状だった

天使「酷すぎるよ…なにこれ」

黒山「…貴方…それでいいのかしら?」

ふと素が出てしまったのを咎められてしまった
…マズい。元に戻さないと

黒山「別に…いいわ。天啓にて分かっていたことだから」

正直そういってもらえて助かる
…こんな時までギャルをやるのは無理だから

天使「でもいつの間にこんな…」

黒山「朝来たときは普通だった…わね」

天使「じゃあ事件の前後にってこと??」

黒山「これじゃあ…何がなくなったかは分からないわね…」

確かにそれはそうだ
この惨状じゃあ何が持ち出されたかなんてわからない

黒山「……行きましょうか」

今は掃除する気になんてなれない
私たちはこのぐちゃぐちゃになったコンビニを後にして次のところに行くことにした

【安価】
1広場に行く
2ランドリーに行く
3レストランに行く

下2

3ランドリー
下2

【広場】

広場に行くと帳君がいた
帳君も何か調査をしているらしく、帳君のほうから話しかけてきた

帳「何かおかしなことなどはなかったですか?」

黒山「いいえ」

天使「私も何も…ごめんね」

あ。帳君の前でもやってしまった…
というよりこの状況でギャルとかなんとか気にしてるべきなのかな
けど…ファンの子もいるし…

天使「ま。アタシの頭じゃ解決できるかわかんないしねー」

天使「ね?黒山さん」

黒山「ええ…あ。帳君気にしないで。いま彼女は特別な呪いにかかっていて時々意気消沈してしまうの」

帳「親しかったですからね」

天使「逆に…なんか帳君は見てないわけ?変なのとか」

帳「そうですね…。あ、光っているのを見ました」

帳「部屋にいた時なんですが、大体事件の起こる三十分くらい前。その時窓から隣の星野君の部屋がピカッと」

天使「光?炎的なサムシングじゃなくて?」

帳「炎だったら気づいていますね…本当に一瞬だけピカッと」

天使「なにそれ…電気の故障とかかな?」

黒山「それかエクトプラズムね」

【帳の証言】
事件の三十分くらい前に星野の部屋で何かが光っていたのを自室で確認している

【安価】
1エントランスに行く
2ランドリーに行く
3レストランに行く

下2

今日は短いですがここまでで
明日は祝日ですし朝あたりから更新して捜査partを更新しようかなと
告知はまた五分前くらいにします

それまではどうぞ推理などにお使いください

お人はいますか?

12時40分頃から再開します

【ランドリー】

雲母「あら…お二人とも…」

ランドリーには怪訝そうな顔をした雲母さんが居た
コンビニとは違ってこっちは全然荒らされていないのにどうしたんだろう?

黒山「顔が曇っているわ」

天使「そだよー。なんかいつもの天使のほほえみって感じじゃなくなってる」

雲母「それがですね…」

はぁと一息大きなため息をついて雲母さんは続けた

雲母「ランドリーの倉庫に置いてある火気厳禁のボトルが何本かなくなっていて…」

可燃性の液体ってことだよね?
つまりそれがなくなってたってことは…今回の事件に関係あるってこと?

雲母「私も毎度チェックをしていたわけではないのでいつなくなったかまではわからなくて」

黒山「天啓が下りてこなくともわかる。今回の事件に関係があるわね」

天使「だよね」

可燃性の液体を部屋に撒いてしまえば後は火をつけるだけで
今回のあの状況になることは明らかだ

雲母「もう少しこちらの管理もしておくべきでした…」

天使「雲母さんが落ち込むことないっしょ」

黒山「そうよ。今回の件は私の典型でも予知できなかったことだもの」

コトダマ【なくなっていた可燃性の液体】0を入手しました
ランドリーから可燃性の液体が大量に盗まれていた

【安価】
1個室内
2コンビニ
3個室前
下2

ちょいと休養のため離席
享受膿捜査partは終わらせます

捜査パートは淡々と進むから下1かパートナーだけ安価で決めて自動進行の方がスムーズに行きそう

用事が立て込んでしまったので>>499様の方式で書き溜めてから投稿しますね
お待たせして申し訳ございません。

もうすぐ調査part書き終わりそうですが書き終わり次第投下した方が良いですかね
推理とかしたい方がいらっしゃればその方が良いかなと

投下しておきますね
今から学級裁判書き溜めるので今日はこれで更新終わりになりそうです
後は推理にお使いください

【星野の個室内】

星野君の個室は前入った時とは打って変わってすべてが真っ黒だった
焦げ臭いにおいに、何もかもが焼け焦げた部屋
まるでここで過ごした時間までもが焼け落ちてしまったような感覚に陥ってしまった

黒山「窓のカギは締まっているわ」

黒山さんはそんな中で淡々と捜査を進めている

天使「けど窓のカギが閉まってると犯人はどこから出たの?」

そう。あの時火柱が立って、星野君が死んじゃって
けどそこからもう一人出てくることなんてなかったはず
私は気絶していてよく見ていなかったけど、仮に誰かが出てきているならきっと喪薔薇君か雲母さんが気付いているはず

黒山「どうでもいいけど貴方。すっかり元に戻っているわ」

天使「あ…ごめん」

黒山「差し詰め、通気口から出たんでしょう…いえ。違うわ」

部屋の通気口を指さした黒山さんだったけど、すぐにその言葉を否定した。
だって通気口は私が見てもわかるくらいに小さいし、何より何か伏田みたいなものでふさがれている

黒山「となると犯人には防火耐性。また火鼠の皮衣でも持っていたのかしらね」

天使「なにそれ」

黒山「かぐや姫位中学で習わなかった―――」

黒山「―――天啓よ。事件時に犯人はこの部屋にはいなかったわ」

天啓だ。黒山さんのはなんだかんだでよく当たる…
でも犯人が部屋にいなかったとなるとどうやって火をつけたの?

黒山「…ペペペポペヌス様。ではどうやって犯人は――」

黒山「―――駄目ね。チャネリングがもう合わないわ」

コトダマ【個室内は完全密室】を入手しました
個室内は完全に密室であり、窓が閉まっていれば蓋の閉められた通気口以外で空気の入れ替えはできない

【個室前】

喪薔薇「珍しい二人がせっせか捜査してんだな」

天使「いや。許せないっしょこんな事」

喪薔薇「おー...今日はそっちか、ご苦労なこった」

天使「そっちってどっちだしww」

黒山「何か事件に役立つ情報はないかしら」

喪薔薇「んあ?あー…事件に役立つかは知らねえけど、あんときエントランスにいたのは俺と雲母だけだぞ」

エントランス内にいたのはあの時医務室にいた喪薔薇君と雲母さん、あとはあとから入ってきた私の星野君だけらしい

喪薔薇「医務室の窓からずっと祖とみてたからな、だれが入ってきたかくらいはわかるぞ」

黒山「それは確かね?嘘だったら呪うわ」

喪薔薇「確かだっての、暇だったから医務室で茶飲んでたんだよ」

喪薔薇「んで、でけえ音が響いていってみたらあの惨状よ」

天使「ちなみにさー…いつからお茶してたわけ?」

喪薔薇「朝飯済んでからずっとだな」

天使「それまでエントランス出入り無しってこと?」

喪薔薇「二回もおんなじこと言わせんな。そーだよ」

黒山「じゃあますます謎が深まるわね…」

黒山「人体発火現象かしら」

喪薔薇「バカ、明らかに部屋燃えてただろうがよ」

コトダマ【事件前にエントランスにいた人物】入手しました
昼から事件前にエントランス内にいたのは喪薔薇と雲母だけ

【医務室】

医務室にいるであろうと雲母さんに話を聞こうと入ってみるとそこには予想外の人物が居た
ベッドで横になっているのは厳島さんだった。

厳島「あらぁ。看病に来てくれたんどすか?」

黒山「違うわ。雲母さんを探しに来たのよ」

ぴしゃりと黒山さんが言い放つ

天使「てかなんでベッドで寝てんの。体調でも悪いわけ?」

厳島「ここまで準備に準備を重ねて大きな作品造るつもりやったのに...おじゃんになってしもて…」

ああ。聞くんじゃなかった。
この人は本当に人を殺せなかったことを悔いているんだ

黒山「あなたにも一応疑いはかかっているんだけど」

厳島「やめておくれやす、そんなん、あんなちゃらちゃらした子作品にふさわしいないわ」

厳島「ほら。うちの計画書。こんなんで火事なんて起こせんどす」

そういって厳島さんは自分の計画書を見せてくれた
――――――――――
1;夜の6時に島内のすべての電気を落とす
2:毒と貯水槽の場所を記したマップを渡す
―――――――――――

神にはそう記載されてるけど、もしこれが実行されてたら――――

黒山「貴方。全員殺すつもりだったの?」

厳島「もちろんどす。全員器としては映えるやろしなぁ」

こんなこと言っちゃいけないんだろうけど、今回の犯人が厳島さんじゃなくて本当に良かったと思ってしまった

コトダマ【厳島の証言】入手しました
厳島が五日目の夜にモノクマに紙を提出しようとしたところ受理されなかった、また紙は厳島が所持していた

【広場】

大山「二人も捜査かい?何か有益な情報は得れたかい?」

ホテルから出ると大山君が私たちを見つけて駆け寄ってきた
どうやら大山君は一人で捜査をしていたらしい

黒山「ええ…いろいろとね」

天使「まあ天啓とギャルの力って最強だしー」

大山「…無理はしなくていいんだぞ。友人がなくなっているんだ」

天使「してねーよww」

ふとかけられた言葉に少し涙が出そうになったけどぐっとこらえる
今ここで泣いてちゃだめだ、絶対に犯人を見つけ出さないと
そのためにも今は絶対にこの姿勢を崩しちゃいけない

星野君が殺された理由は絶対に私が見つける、どうしてこんなことをしたのか聞かなきゃいけないんだから

黒山「大山君は何か調べれたかしら?」

大山「そっちはどうだい?」

天使「うちらが調べれたのはこれとこれとこれ」

今まで調べた情報を大山君に伝える
すると大山君も自分の知りえたことを教えてくれた

大山「昼から事件までエントランスに人が立ち寄ってないとなると朝食をとっていない人物が怪しいということになるかな」

天使「ちなそれって誰よ」

大山「朝レストランで見かけていないのは。帳君に璃堂君福沢さんにクロエル君に絵空事さんだ」

天使「どれも殺人とは程遠そうなんだけど…」

けど貴重な情報にはなるのかな…?
とにかくこの五人の名前を電子生徒手帳のメモ機能に記すことにした

コトダマ【朝食をとっていない人物】入手しました
帳と福沢と璃堂とクロエルと絵空事の5人はその日朝食をとっていないと証言があった

【ランドリー】

飯島「もう…お気に入りだったのに...やだなぁ。それに捜査なんて...」

ランドリーからか細い声が聞こえてきたからてっきり絵空事檀家と思って入ってみると
そこにいたのは飯島さんだった

飯島「ひぁっ」

飯島「なんだおめーら!捜査か?ご苦労なこった」

黒山「こんなところで何をしていたのかしら?」

飯島「決まってんだろ!盗まれた服の捜索だよ、人死になんてどーでもいいね」
【ランドリー】

飯島「もう…お気に入りだったのに...やだなぁ。それに捜査なんて...」

ランドリーからか細い声が聞こえてきたからてっきり絵空事檀家と思って入ってみると
そこにいたのは飯島さんだった

飯島「ひぁっ」

飯島「なんだおめーら!捜査か?ご苦労なこった」

黒山「こんなところで何をしていたのかしら?」

飯島「決まってんだろ!盗まれた服の捜索だよ、人死になんてどーでもいいね」

天使「ちょっと!!!その言い方はないんじゃない!?」

黒山「落ち着きなさい短気はゾンビよ」

天使「それを言うなら短気は損気じゃね?」

飯島「俺のお気に入りの一張羅が大量に盗まれてんだ。これこそ事件だぜ」

天使「…ちなみにいつなくなったの」

飯島「昨日の夜洗濯に出して、朝飯食う前に見に行ったらなくなってたんだよ」

黒山「…あなたの服を盗むなんてよほどのモノ好きね。インスマスみたいだわ」

飯島「なんだよその淫乱スミスって!淫乱だから俺の服を盗んだんだろうが!!」

飯島「あー!腹立つぜ!!!くそが!!!」

服が盗まれたのが本当なら昨日夜から朝にかけてってことだよね
何かに使えるかもしれないからメモを取ってみるけど…

是って本当に事件と関係あるのかな?

コトダマ【飯島の証言】入手しました
昨日の夜に洗濯していた自分の服が大量にランドリーから盗まれていたとの証言

【広場】

怒り狂う飯島さんを放っておいて私たちが広場に戻ってみると次は福沢さんが居た
新聞記者だし何か有益な情報もってないかな…

天使「福沢っちー!なんか超重大情報みたいなのない?」

福沢「…超重大情報になるかはわからないけど」

やっぱり何か知ってるみたいだ、聞いてみよう

福沢「あの忌々しい紙を破棄した人物は調べがついたわ」

福沢「あんな姑息な手を使うなんて許せないわよね」

黒山「…ちなみにそれって誰かしら」

福沢「私と絵空事さん帳君に神宮院君と飯島さんね」

天使「てか福沢っちカメラは?」

福沢「死体の写真だけ収めて部屋に置いてきたわ。もし何か映ってはいけないものが映っていてそれで狙われるのも嫌だしね」

黒山「…賢明な判断ね」

天使「なんかそれで殺される漫画あったよね、金田二少年の事件簿だっけ」

福沢「貴方ってギャルの割にはニッチなマンが知ってるわよね」

天使「話題提供はギャルの役目だからさぁ」

黒山「話を戻すわ。破棄したのはその五人だけかしら?」

福沢「紙の現物を見たわけではないけど申告ではこの五人ね」

コトダマ【封筒と紙を破棄した人物】を入手しました
モノクマからの動機の申請書を破棄したのは神宮院と飯島、封筒を破棄したのは福沢と絵空事と帳の三人

【レストラン】

モノクマ「やあやあ!オマエラ操作は進んでる???」

モノクマ「様子を見に来たけど血眼だね。うぷぷ」

経書を取りに来た私たちの前にひょっこりと現れる元凶
つい怒りをぶちまけそうになってしまったけど
それを察知したのか黒山さんにそっと肩を抑えられた

黒山「どうせあなたは犯人を知っているんでしょうけど」

モノクマ「もちろん。僕は申請書通り二つ仕事をしたからね」

黒山「火をつけたりはしていない?」

モノクマ「それは直接的行動にあたるからボクはできないよ

黒山さんは淡々とモノクマに質問を続ける
そうだ、私も冷静になってモノクマから情報を引き出さないと

天使「じゃあなんで部屋があんな燃えたわけさ」

モノクマ「知らないよ!それを調べるのがオマエラの仕事でしょ!」

モノクマ「ボクは直接危害を加えるようなことはできないから部屋を燃やしたのはオマエラの中の誰かだよ!」

黒山「ちなみにどんな仕事を下釜では教えてもらえないのかしら」

モノクマ「それは秘密だよ。言っちゃったらクロが分かっちゃうかもしれないしね」

天使「ヒントだけでも駄目なわけ?」

モノクマ「ヒントぉ?完全密室にしたのはボクだよ。って仕事の一つ言っちゃった!」

黒山「部屋の通気口に蓋をしたのは貴方ってことね…」

なんだか物凄い情報が落ちた気がする…
けどそれだけじゃやっぱり犯人は分からない

モノクマ「これ以上下手なこと言わないようにボクは帰るよ!」

モノクマ「んじゃ。バイナラー」

そういってモノクマは煙のように姿を消した
毎回思うけどクロエル君もモノクマもどうやってあんな一瞬で姿を消しているんだろう

コトダマ【火はつけれない】を入手しました
モノクマ曰く火をつけるのは直接的な行動なので行っていない

コトダマ【モノクマの証言】を入手しました
モノクマは仕事を二つしたと言っていた

【ホテル エントランス】

一通り調べれるところは調べつくして私たちはいったんエントランスへ戻ることにした
まだほかに調べれることがないかどうかも話し合いたかったし

神宮院「ああ。二人も捜査かい」

黒山「……ええ」

神宮院「そんな警戒した目で見ないでくれないかな?」

確か神宮院君はアンケートにYESの回答をした一人だ
…黒山さんが警戒してるのは多分きっとそのせいだ

神宮院「言っておくが、あの紙は再発行不可だ」

神宮院「それに目の前で破棄もしているし、そうだね?天使さん」

黒山「そうなのかしら?」

天使「うん…びりびりに破いて捨ててたのは見たっけ」

神宮院「あの時の発言には感謝しているよ、だって疑いが晴れるわけだからね」

黒山「…そう」

まだ黒山さんは警戒しているみたいだけど…
けど確かに私はこの目で見たから神宮院君は信用できる…かな

黒山「だとしたら飯島さんと神宮院君は測らずともクロではないということかしら?」

神宮院「そう思ってくれて構わないよ、実際私はクロではないしね」

黒山「今は信じるわ。この後はどうなるかわからないけど」

天使「まあ…裁判?とかで明らかになるしそん時にわかるんじゃね?」

黒山「だといいけど」

なんだか少し険悪なムードな中私たちは神宮院君と別れた
…申請書の再発行ができないなら犯人は4人の中のだれかってこと?

…けどその四人っていったい誰なんだろう......

コトダマ【再発行不可】を入手しました
モノクマ申請書は再発行不可

本日はここまで
皆様の推理を見てニヤつかせてください

キャラの見た目の詳細な設定とか必要ですか?
一応資料としては作成してあるのですがもし必要であれば公開します

【男子】

【超高校級の人形師】
名前:璃堂 人浄 
イメージカラー:黄緑
容姿はTHE和装、紋付き袴スタイルにお多福のお面。腰まである細い一つ括りの人物
一応お多福の仮面の奥は美形

【超高校級の学級委員】
名前:大山 真面目 
イメージカラー:白
超名門校の制服を身にまとったいかにも真面目そうな男子
髪の毛は校則にそって短髪黒髪。とにかく見た目からして堅物

【超高校級の宗教学者】
名前:神宮院 司
イメージカラー:銀色
宣教師のような格好のくせにストリートファイターの豪鬼みたいな数珠を首から下げている
髪型は金髪にパーマをかけているので時折外人と間違われる


【超高校級の魔法使い】
名前:クロエル・ヴァンガード
イメージカラー:黒色
ハリポタのホグワーツの学生みたいな恰好をしている
髪型は肩くらいまである髪の毛を前髪からすべてサイドに流している

【超高校級の???】
名前:喪薔薇 大和
イメージカラー:緋色
スーツを着てなければ見た目はチンピラと見間違うくらい人相が悪い
無造作な短髪でありスーツも程よく着崩されている

【超高校級の幸運】
名前:真中 標
イメージカラー:オレンジ
パーカーにワイシャツを着ているがパーカーのと顔のせいで中学生にしか見えない
髪型にアホ毛はなく、少し長い目くらいの短髪

【超高校級のインフルエンサー】
名前:星野 一番
イメージカラー:バーントオレンジ
平成のギャル男と令和のギャル男が混在しているような見た目
髪の毛は常にカチューシャで上げている

【超高校級の図書委員】
名前:帳 司
スキル
イメージカラー:マウスグレー
サスペンダータイプのズボンにワイシャツ着用
髪の毛は長さ的におかっぱくらいまで伸びており、無造作に放置しているので前髪で目が隠れそうになっている

【女子】
【超高校級のグラビアアイドル】
名前:天使心愛 
イメージカラー:ハニー
海辺用のパーカーにビキニ。そこにホットパンツを着用した露出度の高いスタイル
髪の毛は肩ほどの長さのサイドテール+アンテナがついている

【超高校級のオカルト部】
名前:黒山 魔夜 
イメージカラー:ピアニー
ボブヘアーにセーラー服+ロングスカートを着用している
頭には丑の刻参り風にろうそく型の電飾が二本巻き付けられている

【超高校級の腹話術師】
名前:飯島 百合華
イメージカラー:紫紺
喪服に黒いベールを着用した見た目だけならクールな美女
髪型は短いポニーテールにしており

【超高校級の絵本作家】
名前:絵空事 空
イメージカラー;アップルグリーン
ベレー帽にサスペンダータイプのスカートとシャツを着用
髪の毛は肩下まであるが毛先が異常に内巻きカールになっているので実際より数センチ短く見える

【超高校級の古武術師】
名前:壬生 千草
イメージカラー:琥珀色
ボロボロの道着に身を纏った男にも女にも見える人物
髪型は無造作な短髪ヘアーにしており、おしゃれには興味がなさそう

【超高校級の華道家】
名前:厳島 菊
イメージカラー:ルージュ
十二単の様な着物に身を包んだ女性
長くてきれいな黒髪を腰まで伸ばしている

【超高校級の看護師】
名前:雲母 ふわわ
イメージカラー:水色
甘ロリの上にエプロンを付けたいかにもおっとりした雰囲気の女性
ツインテールは胸当たりの長さで、髪留めは赤い十字架のヘアゴムを着用している

【超高校級の新聞部員】
名前:福沢 明美
イメージカラー:丹色
セーラー服にミニスカートを着用
髪の毛は首くらいの長さのストレートでいわゆるおかっぱ頭



雑多な走り書きのようになってますがこんな容姿です
少しでも皆様が読んでる歳のイメージを膨らませれると幸いです

なんとか学級裁判今日明日中に投下し終わりそうですので一応の進捗お伝えです

ちなみにしばらくスレに更新が無いので生き残り最終メンバーの予想を聞いて閑話休題とさせていただいてもいいですか?

その前にコトダマリストだけ投下しておきます

【モノクマファイル1】
被害者は、星野一番。死亡時刻は午後6時頃、自室前にて焼死。目立った外傷はない

【ガス臭い廊下】 
廊下にはガスのにおいが充満していた

【部屋の中に残ったプラスチック片】 
部屋の中には黒いプラスチック片が大量に落ちていた

【厳島の証言】
厳島が五日目の夜にモノクマに紙を提出しようとしたところ受理されなかった、また紙は厳島が所持していた

【事件前にエントランスにいた人物】0
事件前にエントランス内にいたのは喪薔薇と雲母だけ

【個室内は完全密室】
個室内は完全に密室であり、窓が閉まっていれば蓋の閉められた通気口以外で空気の入れ替えはできない

【モノクマの証言】
モノクマは仕事を二つしたと言っている

【荒らされたコンビニ】 
事件前後。コンビニがひどく荒らされていた

【飯島の証言】
昨日の夜に洗濯していた自分の服が大量にランドリーから盗まれていたとの証言

【帳の証言】 
事件の三十分くらい前に星野の部屋で何かが光っていたのを自室で確認している

【火はつけれない】
モノクマ曰く火をつけるのは直接的な行動なので行っていない

【なくなっていた可燃性の液体】
ランドリーから可燃性の液体が大量に盗まれていた

【再発行不可】
モノクマ申請書は再発行不可

【封筒を破棄した人物】
モノクマからの動機の申請書を破棄したのは神宮院と飯島、封筒を破棄したのは福沢と絵空事と帳の三人

【朝食をとっていない人物】
帳と福沢と璃堂とクロエルと絵空事の5人はその日朝食をとっていないと

今日中にぎりぎり完成しそうなんですけど投下してたら費を跨いだりしそうなので明日に回した方が良いですかね?

裁判完成しそうなので人の集まり具合によって投下をします
どうしても日を跨いでしまいたくはないので

あまりいないようでしたら明日に回しますね

更新は明日で
それまではまた推理などお好きな用途でお使いくださいませ

朝から更新するとして人はいますか?

いまからお人はいますか


ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「それでは今から学級裁判を開始します!」

モノクマ「オマエラは捜査を切り上げて至急モノクマ広場に来てください!」

モノクマ「裁判は全員参加です!来ないとオシオキだからね!」

モノクマ「繰り返します、学級裁判を開始します!」

モノクマ「オマエラは至急体育館へ来てください!」

体育館って最初に私たちが集められた場所だよね…

黒山「行きましょうか…」

まだ探せてないところがないかすごく不安だけど
けど、このアナウンスの通りにしないんだろうなって、私達は体育館へ足を進めた

【体育館】

飯島「おうおうおう!!!来てやったぜ!!!」

私達が入ったすぐ後に大きな声を出しながら飯島さんが入ってきた
ざっと見まわすと今入ってきた飯島さんが最後らしく

当たりには15人、一人を除いて全員がそろっている

福沢「人の死を余興にするなんて許せないわね」

璃堂「…お千代さん。大丈夫だよ。不安に思うことなんてないさ」

喪薔薇「どんな理由にしてもきっちりと責任は取ってもらわねーとな」

押しつぶされそうな空気の中で数人が口を開く
広い体育館で声が反響するけど、その音までが重たい空気に押されて地面に落ちていくようだった

モノクマ「全員揃ったね。じゃ。階段あるからそこからエレベーターに乗ってね」

ステージの下の板がいつの間にか開かれていてそこに下へと続く階段ができていた
ここから降りて行けばいいんだよね

黒山「…行きましょうか」

緊張してるのを悟られたのか、黒山さんにポンとかたを叩かれる

雲母「大丈夫です…大丈夫ですよ」

そんな様子を見ていた雲母さんも私に声をかけてくれた
…もう行くしかないんだな。

一人一人階段を下りていくのを私は追いかけるように開かれたステージ下へと向かっていった

【エレベーター】

階段を下りきるとそこには大きなエレベーターがあった
まるで大きな口を開いているかの様に扉を開いているエレベーターにみんな乗り込んでいく

喪薔薇「こっから裁判場なんだろうな」

ゴウンゴウンと下に下っていくエレベーターの中で喪薔薇君がそっと言う

雲母「裁判だなんて…」

飯島「けどあんなアグレッシブな殺し方㊦奴が居るんだろぉ!?見つけて火あぶりにしようぜ!」

大山「火あぶりはやりすぎだ。きちんと法にそって懲役を受けてもらおうではないか」

クロエル「電子生徒手帳には処刑と書いてあったがね」

喪薔薇「命がけってことか…クソが」

チーンと音が鳴って扉が開く。
そこに広がってるのはまるでテーマパークのような光景で――――
















【学級裁判 開廷】

【裁判場】

裁判場と言われて入ったそこは色とりどりの風船で飾られて
壁は幼稚園の壁紙の様な動物が描かれたポップな色調で
まるで私の知っている裁判場とは大違いだった

モノクマ「はいはい全員ちゃっちゃと席に立って」

円形に並べられた証言台に一人一人立っていく

星野君の場所には某に括りつけられて大きな赤いバツ印を付けられた星野君の遺影が掲げられていた

福沢「悪趣味ね」

正直最低だと思った。
校則が無ければきっと私はモノクマにビンタの一つでもしていたかもしれない

モノクマ「これはボクなりの配慮だよ!」

モノクマ「人は肉体的に死んだ時と忘れられた特に死ぬって言うでしょ?」

モノクマ「だからオマエラが星野君を忘れないようにね」

忘れるはずがない
目の前であんなひどい死に方。今も頭の中にこびりついている

モノクマ「ほら!みんな自分の場所に立ったんだから天使さんも早く!」

気が付くと私以外はみんな自分の場所に立っていた
急かされて渋々私も自分の場所に行く

ここから裁判が始まるんだ
本当に星野君を殺した人がこの中に居るの?
もしかしたらそれ自体が嘘で本当はモノクマが殺したなんてことないよね?

胸の中にいろんな気持ちがぐるぐる渦巻きながら、この最悪の裁判は始まっていった

モノクマ「まずは、学級裁判の簡単な説明から始めましょう!」

モノクマ「学級裁判の結果はオマエラの投票により決定されます」

モノクマ「正しいクロを指摘できれば、クロだけがおしおき」

モノクマ「逆に間違った人物をクロと指摘した場合は、クロを除く全員がおしおきとなり……」

モノクマ「みんなを欺いたクロだけが晴れて卒業となります!」

飯島「処刑だぁ!?どういう意味だよ」

モノクマ「文字通り死刑ってことだよ」

帳「…確認ですが貴方が犯人ってことはないですか」

モノクマ「ないない。ボクは学園長だよ!生徒を傷つけるようなことはしないよ!」

モノクマ「だからオマエラは集めた証拠で議論をしてクロを導き出してください!」

大山「議論は得意だ。だが、人を貶めるだけにするなんて」

真中「けど...犯人を見つけないと僕たちが…」

モノクマ「さっさと初めてよね。ボクはこの瞬間がいちばーん楽しみなんだからさ!」

絵空事「話し合うって何を話し合うんですかぁ…」

大山「とりあえず遺体を見つけた時の話から始めればいいのではないか?」

モノクマ「はいはい!もう何でもいいから!早く始めてよねー!!!」

《ノンストップ議論 開始≫

コトダマ
【モノクマファイル1】
【個室内は完全密室】
【荒らされたコンビニ】

大山「まず遺体の状況から話し合おうではないか」

真中「うっ…思い出しただけで…」

絵空事「【焼死でした】よねぇ…びぇぇぇん」

厳島「泣かんといておくれやす、あんな【真っ黒こげな遺体】誰だってトラウマやわ」

雲母「【ほぼ即死の状態】でしたからね…あそこまでひどいのはめったに見たことが…」

大山「辛いことを思い出させて申し訳ないが分かっていることを皆もっとはなしあってくれたまえ」

神宮院「話し合うも何も、こんなの初めてなんだから何を話せばいいか…だね」

クロエル「まあ私はこういうのに慣れていますがね、嘘ですけど」

大山「クロエル君!こういう時に嘘はやめてくれないか」

クロエル「はっはっは済まない済まない。場を和ませたくてね」

黒山「和むわけないでしょうと天啓が…呪われるわ…きっとね」


【安価】
下2

ー>モノクマファイル1
正解!!

天使「ちげーから!」

天使「そもそもファイルには爆死って書いてあるっしょ」

絵空事「びえぇぇぇぇん!間違ってしまってごめんなさいぃ!」

天使「いや…そこまで怒ってないから」

大山「ああ。僕としたことが失念していたよ。確かにファイルにはそう書いてあったね」

雲母「爆風と熱波と高温の炎…考えただけでも苦しい死に方です」

雲母「ほぼ即死なのが救いでしょうか…」

璃堂「けどあんな火の気のないところで爆死だなんて…不思議だね?お千代さん?」

喪薔薇「確かにそーだな。爆弾でもありゃあ別だけど」

雲母「扉を開けた瞬間に爆発する爆弾なんてありますか?」

喪薔薇「誰かがスイッチを持ってたとかじゃねーのか?」

爆弾?いやそうじゃないと思う
だって廊下にはあの匂いが充満してたから

恐らくあれが原因だと思う―――

《ノンストップ議論 開始≫

コトダマ
【事件前にエントランスにいた人物】
【飯島の証言】
【ガス臭い廊下】


喪薔薇「つまりは爆弾をモノクマに申請して【ドッカン】ってことかぁ?」

雲母「さすがに【爆弾を用意なんて不可能ですよ】」

モノクマ「いや。いってくれたらなんでもよういしたよ!」

絵空事「びえぇぇぇぇん!喋らないでくださぁい!!!」

黒山「つまりは【部屋に爆弾を仕掛けて】…地獄へ送ったと」

厳島「地獄確定なんどすなぁ…」

真中「【天国に行ったかもしれない】じゃないですか!」

飯島「でも俺にとっちゃ地獄は天国みたいなもんだぜ??」

厳島「今その話はきいとりません」

福沢「話が脱線しているような気がするんだけど?」

大山「そうだぞ!真面目に話し合いたまえ!」

【安価】
下2

ー>【ガス臭い廊下】
正解!!

天使「ちげーから!!」

天使「みんな廊下の匂い忘れたわけ!?あんだけガス臭かったんだよ?」

雲母「確かにガスの匂いがしてましたね」

喪薔薇「ってことは何かがガスに引火してってことか?」

大山「けどそれだと発火装置か何かが仕込まれていたってことにならないかね?」

帳「部屋には通気口があります…」

福沢「なら爆発するほどのガスが充満するのはおかしいわ」

喪薔薇「バックドラフトにしろ爆発にしろ通気口があれば無理だわな」

厳島「ほんならやっぱり爆弾どすか??」

絵空事「そう…なりますよねぇ…」

黒山「少し早計過ぎないかしら…」

皆間違ってるよ。あそこを確認したから私は確信を持って言える
そうだよね黒山さん??

【正しいコトダマを指定しろ】
【厳島の証言】
【荒らされたコンビニ】
【個室内は完全密室】
【安価】
下2

ー>【個室内は完全密室】
正解!!

天使「ちょっと待って。個室内通気口塞がれてた系なんだけど!」

黒山「ええ。そうよ。そこについては確認しているし私もペペペポペヌス様も見たわ」

喪薔薇「んじゃあガス爆発の線もあるってことか」

帳「…爆弾の線も消えてませんがね」

雲母「そもそも爆弾なんて...それにドアを開けたタイミングで爆破だなんて」

真中「リモコン式なら可能なんじゃないかな…」

福沢「そうね。ドアを開けたタイミングでドカンよ」

神宮院「ガス爆発の線も捨ててはいけないと思うが」

クロエル「そうなると着火装置が必要になるが、ドアを開けたタイミングで着火なんて難しい装置だと思うけどね」

福沢「意外と簡単なんじゃないかしら、ライターの着火装置みたいに」

喪薔薇「いや、だとしたら部屋内で爆発は起っちまうが、あんな廊下までは広がらねえよ」

雲母「確かにあの時まではガスの匂いも何もしませんでしたから…」

厳島「ほなら誰かが部屋を開けたタイミングで着火したとかやろか」

《ノンストップ議論 開始≫

コトダマ
【事件前にエントランスにいた人物】
【飯島の証言】
【再発行不可】

真中「やっぱり犯人は【星野君が来るのを見計らって部屋を開けたタイミングをみてリモコンで爆破】したんだよ」

喪薔薇「その装置をどうやって作るんだってはなしだ、【そんなの不可能だぜ】」

クロエル「私の手先にかかれば可能ですよ。嘘ですがね」

雲母「こういう時に嘘はおやめください...」

厳島「【燃え広がりやすいように部屋にガスをまいたんやろなぁ】」

喪薔薇「でもそのタイミングだと【部屋の外までは火は燃え広がらねえぜ】」

福沢「本当にガスの匂いは事件前はしなかったの?」

雲母「赤十字にかけて誓います【部屋の前に異変はありませんでした】」

喪薔薇「当然ガスの匂いもしなかったな。記憶してるぜ」

飯島「オカルト女が魔術で発火させて殺したんだ。それかあの陰湿京都女だな」

厳島「やめておくれやす、そんな適当に犯人なすりつけんの」


【安価】
下2

ー>【事件前にエントランスにいた人物】
正解!!

天使「ちげーから!!」

天使「そもそもリモコン操作でやるんだったら星野っちが部屋に入るタイミングをどっかで見とかないといけないわけっしょ?」

天使「でもさ、そん時ってアタシと喪薔薇っちと雲母っちしか星野君を除いてホテルにいなかったってわけ」

喪薔薇「おう、それは俺も証言するぜ朝飯後から事件起こるまで医務室にずっといたけどエントランスに入ってくる奴はいなかった」

雲母「同上です」

真中「じゃあつまりはリモコン爆弾の線は消えたってことだよね」

クロエル「時限式の爆弾の線はありませんかね」

神宮院「不可能だろうね。いつ帰ってくるかなんて予想はつかないだろう」

喪薔薇「そりゃそうだけどよ、一顧できる方法はねえか?」

壬生「そんなことができる方法があるでありますか?」

雲母「んー…どうかしら」

《ノンストップ議論 開始≫

コトダマ
【封筒を破棄した人物】
【火はつけれない】
【再発行不可】

喪薔薇「簡単な方法だ、申請書を使えばいい」

壬生「なるほど!【部屋に入ってきた瞬間を狙ってモノクマさんが着火】ですね」

喪薔薇「通気口も締まってたんだ、それで【バックドラフトが起きた】」

雲母「その話だったら可能かもしれないけど…」

絵空事「つまりモノクマさんは【部屋にガスを充満させて】火をつけたってことですか?」

壬生「そうでありますよ!卑劣な罠を!!いったい誰がそんなことをでありますか!!」

喪薔薇「だから今それを探してるんじゃねえか」

厳島「…いやぁ。こりゃ難題ですわなぁ」

壬生「頭の中がパンクしそうであります!」


下2

夕飯のため中断
安価は下で

ー>【火はつけれない】

天使「ちげーから!!」

天使「モノクマに聞いたけど直接火をつけるのは無理なんだってば」

モノクマ「そうだよ!僕は説明した通り直接的な行動はできないんだってば」

モノクマ「着火装置の火をつけるのもしてないからね!」

モノクマ「今回ちゃんと火をつけた人物は別に居るんだからちゃんと探してよね!」

モノクマ「なんでもかんでもボクのせいにしちゃってさ!」

壬生「じゃあ誰が火をつけたでありますか!飯島さんですか!?厳島さんですか!?」

飯島「なんで名指しなんだよ!!!ぼこぼこにすんぞ!」

厳島「そうどすえ…そないに急に押し付けられても困るわぁ」

神宮院「怪しいのは分かるが、そこはきちんと話し合わないとな」

《ノンストップ議論 開始≫

コトダマ
【荒らされたコンビニ】 
【飯島の証言】
【封筒を破棄した人物】


壬生「では特に怪しい二人について話し合うであります!」

大山「言っていることにはおおむね同委はするが、失礼ではないか?」

壬生「無礼講でありますよ!」

帳「…使い方を間違っている気が……」

黒山「確かに【飯島さんは用紙を持っていたわ】」

クロエル「【その用紙で申請して】犯行に及んだということかね」

壬生「きっとそうでありますよ!」

飯島「【今回俺は関係ねーってば!!】」

大山「で。実際どうなんだね飯島君!!」

飯島「だーかーらー!!!!俺は関係ねーっての!!!馬鹿が!!!」

【安価】
下2

ー>【封筒を破棄した人物】
正解!!

天使「ちげーから!!」

天使「マジで疑われるのは仕方ねーけど!飯島っちには無理なんだって!」

大山「それまたなんでだね?」

黒山「申請書を破棄しているからよ」

厳島「意外やわぁ…かばうなんて」

壬生「そうでありますよ!」

壬生「大体どうして怪しい奴をかばうでありますか!」

壬生「理由もなしにかき乱しているのであればウチも容赦はしないでありますよ!!」

天使「ちょ…ちょっと落ち着きなよ!」

壬生「徹底的に追及するであります!」≪反論 ≫

《反論ショーダウン 開始!!》
コトダマ>664
【モノクマファイル1】
【再発行不可】
【なくなっていた可燃性の液体】

壬生「そもそも【申請書を破棄したなんて嘘】かもしれないじゃないでありますか!」

壬生「それにもしかすると申請書を破棄したように見せかけて破棄していないかも!」

天使「それはないってば目の前で見たんだから」

壬生「だったら【再申請すればいいじゃないでありますか】」

壬生「ああいう要旨は大体再申請ができるって相場が決まってるであります!」

天使「いやいや、マジで落ち着けってば」

壬生「悪即殴であります!それをかばおうなんて笑止千万であります!」

壬生「つまり【犯人は飯島さん】でありますよ!これは決定であります!」

壬生「これ以上かばうのはやめるであります!実家のおふくろさんも泣いてるでありますよ!」

【】の中身を切り崩せ

下2

ー>【再発行不可】

正解!!

天使「その発言マジでないから!!」

天使「壬生さんもちょっとは落ち着けって話な」

壬生「なんでありますか!?」

天使「あの用紙は再発行不可なわけ、これモノクマから聞いてるからガチね」

神宮院「つまり私と飯島さんは破棄しているから無理だってことだ」

壬生「ぐぬぬぬぬ」

天使「つまり飯島っちはものすごく怪しいけど犯人にはなりえないんだって」

大山「なるほどそういう理由があれば仕方ないな」

大山「だが犯人は申請書を使ってないという可能性はないのか?」

真中「そうだよ!自力で部屋を爆発させて星野君を殺したのかも」

福沢「そうね、その可能性は大いにあり得るわ」

いや待って。それはこの証言でありえないってわかるはず
皆に早く教えてあげないと…

>>525から正しいコトダマを指定しろ!!

下2

不正解!

天使「本当に犯人は…申請書を使ってなかったのかな…?」

もう一回考え直してみよう…



再安価下1

正解!!


天使「その可能性もないってば」

天使「だってモノクマは仕事を二つしたって言ってるんだよ?」

モノクマ「うん!ボクは書かれた通りの仕事をきっちりと二つこなしたよ!」

大山「となると申請書を提出した人物が犯行を行ったと」

雲母「一般的に考えて…そうですね」

飯島「つまり俺は無罪ってことだ!馬鹿が!」

飯島「それに怪しいのはあの陰湿京都女だってそうだろうが!!」

大山「やめたまえ!人のことをそういう風に言うのは!」

クロエル「たしかにミス厳島も怪しいと言えばそうだが…」

いいや…厳島さんも話の流れからすると違うんだよね
だって――――――

>>525から正しいコトダマを指定しろ!!

正解!!

天使「いや、厳島さんも今の話の流れ的に違うっしょ」

厳島「そうどす。だってウチ申請書出そうとしたときにはもう受理されへんかってんもん」

厳島「ほら。これ見ておくれやす」

絵空事「えっ!?みんなのことを殺そうとしてたんですか!?」

大山「この書き方だとそうなるぞ!一体どういうことだ?」

厳島「どういうこともこういうこともありゃしまへん」

厳島「別にルールに則った行動やさかいにとやかく言われる筋合いはないわぁ」

大山「君には良心というものがないのかね!?」

厳島「まっ。人を血も涙もない冷血鬼みたいに!」

飯島「いや…お前は地獄の悪魔より地獄だぜ…」

厳島「ほんっま失礼やわ」

黒山「…少しは身の振り方を考えなさい」

《ノンストップ議論 開始≫
コトダマ

【荒らされたコンビニ】 
【部屋の中に残ったプラスチック片】 
【朝食をとっていない人物】


大山「だが爆発以外に何か変わったことはあったかね」

絵空事「何かが【大きく変わってはないです】よねぇ…」

雲母「少し気になるところは数点あるけど【思い過ごしかもしれないですし…】」

真中「今わかってるのは【モノクマが手伝ったってこと】だけだよね」

クロエル「モノクマに手伝わせておいて【何をしたかは全く分からない】状況だね」

飯島「だから言ってんだろう!【俺様の服が盗まれたんだ】!!」

大山「それとこれと【事件に関係があるとは言い切れない】だろう」

絵空事「裁判が終わったらみんなで探しましょうね」

喪薔薇「終わんねーかもしれねえけどな」

絵空事「びえぇぇぇぇん!」

福沢「ちょっと。泣かせないでくれる?」

喪薔薇「ははは、わりぃわりぃ】

安価
下2

ー>【荒らされたコンビニ】

天使「ちげーから!!」

天使「コンビニがめちゃくちゃ荒らされてたんだって!」

黒山「そうね。まるでノストラダムスの大予言の後みたいだったわ」

喪薔薇「つまり今ってことじゃねえかよ」

黒山「ごみごみとしてるじゃない」

帳「けどコンビニからなくなっていたものは何もありませんでしたよ」

天使「へ?あの状況のコンビニだよ?何言ってんの?」

帳「初日にこの本にすべて何があるかバックヤードの中のことまで書き込んであるので」

帳「照らし合わせたところ何もなくなっていませんでした…」

黒山「…っていうことはどうしてコンビニはそんな状況に?」

天使「え。ちょっと待って考えるから」

【安価】
コンビニが荒らされていた理由は?
1事件とは別件
2捜査かく乱のため
3地震が起きていた
4犯人がパニックを起こした

下2

天使「…事件とは別件だったのかな…?」

でも荒らされてたってことは...
どうなんだろう

再安価
下2

正解!!

天使「かく乱するためとかじゃねーの?」

大山「おお…それは納得がいく説だ、つまり犯人はコンビニで凶器が持ち出されたと思い込ませたかったんだな」

福沢「…けどそれも帳君の記憶術のせいでおじゃんになってしまった」

真中「でもコンビニにはライターも紙も今回の事件に一通り使えそうなものは置いてあったよね?」

雲母「わざわざ使わなかった理由って何なんでしょうか…」

璃堂「お千代さんは分からないと言っているけど、恐らくは容疑者を増やすためではないかなと僕は思うよ」

神宮院「同感だ。あそこなら誰でも立ち寄っていたから、容疑者の数も増やされてる下ろう」

厳島「卑怯な手つかいはりまんなぁ…」

喪薔薇「犯人もお前だけには言われたくないと思うぞー」

壬生「でもそれじゃあ部屋を燃やすのに使われたのは何でありますか?」

壬生「ライターもオイルも何もかもコンビニにあったでありますよね?」

【安価】
部屋を燃やすために使われたと思うものを二つ提示しろ
下2

天使「…プラスチック片だけじゃ燃やされたものの証拠にならないよ…」

天使「それより可能性のあるものがないかな…」

再安価
下1

正解!!


天使「それが飯島さんの服とランドリーの液体じゃね?」

天使「この二つくっ付けたらマジで燃えるっしょ」

飯島「なんで俺様の服なんだよ!他にも洗濯してたやつとかいただろーが!!」

大山「たまたま君の服が目についたとかではないか?」

飯島「黒なんて一番地味な色だぞ!」

壬生「普段から憎まれ口をたたいてるからでありますね」

飯島「やめろよ!なんか俺様皆に嫌われてるみてーじゃねーか!」

厳島「ちゃうん?」

飯島「ちげーよ!!みんな大好き腹話術師様だろーが!!」

クロエル「本当かい?知らなかったよ。嘘じゃないけど」

飯島「そこは嘘であってくれよ!ぶち殺すぞ!!!」

《ノンストップ議論 開始≫
コトダマ
【個室内は完全密室】

【部屋の中に残ったプラスチック片】 
【帳の証言】 

飯島「てか爆発以外に変わったことはなかったのかよ?」

大山「特に【僕は何も知らないね】」

絵空事「すいませぇん…私も知らないです」

真中「【急に爆発だけしたんじゃないの?】【飯島さんの服と可燃性の液体でさ】」

飯島「俺様の一張羅が…」

厳島「ええやないの。クローゼットに同じようなんぎょうさんあるんやし」

飯島「あの【服は特に思い入れがつえーんだよ】!!」

雲母「とてもショックだったんですね…」

飯島「そうだよ!ショックなんだよ!!犯人見つけたらぼっこぼこにしてやる!」

喪薔薇「ぼっこぼこにする前に処刑されるらしいがな」

帳「……」

下2

ー>【帳の証言】 

天使「ちげーから!!」

天使「なんかあの爆発起こるちょっと前に帳っちが変なん見てるんだって!」

大山「本当かい?」

飯島「それを早く言えよ!!」

壬生「なんか勝手にギャーギャー騒いでたから出るに出れなかったでありますよ!」

雲母「それで変なものって?お話ししてもらえますか?」

帳「はい…窓越しでしたが何かが数回ピカッと光ったんです」

喪薔薇「光ぃ??……あー」

喪薔薇君が大きくため息をついて私を指さしてきた
いったいなんなんだろう...もしかして私が犯人だと疑われてる!?

喪薔薇「おい。なんで飯島の服が盗まれたかわかるか?」

天使「なんで私なのっ!?」

喪薔薇「いや疑ってるとかじゃねーよ。さっきからお前がここ回してんだろ」

飯島さんの服が盗まれた理由???
いったいなんでなんだろう?


【安価】
飯島の服が盗まれた理由
1黒いから
2普段から嫌われてるから
3たまたま

下2

正解!!

天使「黒い...から?」

喪薔薇「そうだ。黒いからだ」

飯島「わけわかんねーよ!なんで黒いから俺様の服が盗まれたんだよ!」

確かにそれは飯島さんの言うとおりだ
黒いから盗まれるなんて言う意味が分からない

喪薔薇「隣の部屋まで届くような光に黒い服。つってもわかんねーか?」

何人かは理解したみたいでハッとした顔をしている

喪薔薇「お前ら理科の実験で虫眼鏡で紙を焼いたことねえか?」

そこで私もハッとした
え?もしかして光で熱を発生させたってこと?でもそんなの無茶苦茶すぎるよ

そんなときふと一人の人物の名前が頭をよぎった
あの時星野君と話した話、あの時間に感じた違和感まさか…


【怪しい人物を指名しろ】
下2

正解

天使「福沢さん…カメラどうしたんだっけ」

福沢「事件の写真を撮っていたけれど、それでまずいものが映っていて狙われたりしても嫌だから部屋に置いてきたわ」

私が福沢さんに話しかけると同時にふと周りが静まり返る
皆福沢さんの方を向いて、いろんな気持ちのこもった目でそれぞれが福沢さんを見ていた

福沢「ちょっと待って。疑われてるの?」

福沢「冷静になってよ、どうして私が命の次に大事なカメラを犠牲にしないといけないのよ」

福沢「それに証拠がちょっと薄すぎるんじゃない?」≪反論≫

厳島「おぉ…こわっ」

福沢「私を疑うならきちんとした根拠を列挙してちょうだい!」

使える証言が一つだけ残っていたはず…
これを福沢さんにぶつけて、福沢さんがなんて言ってくるか確かめないと

《反論ショーダウン 開始!!》
コトダマ>664
【火はつけれない】
【朝食をとっていない人物】
【なくなっていた可燃性の液体】

福沢「大体部屋が光ったからって【私が疑われるのは筋が通ってないわ】」

福沢「【コンビニのものが無くなっていたっていうのが嘘かもしれないじゃない】」

福沢「それに【喪薔薇君と雲母さんが居たのよ?部屋に細工なんてしに行ったら見つかってるはずでしょ】」

福沢「ちょっとは頭を冷やして考えてちょうだい」

福沢「是でも私を犯人だっていうなら軽蔑したうえでしかるべき処置をとるわ!」

福沢「さっきの壬生さんみたいに穴はないはずよ!どうなの?」

福沢「さっさと答えて!!」

【】の中身を切り崩せ

下2

正解!!

天使「朝の時間なら可能なんだよ!!」

福沢「はぁっ?!」

天使「大山君から聞いてる、福沢さん朝ごはん食べに来てないって!」

大山「ああ。確かにレストランでは見ていないね」

福沢「朝の時間にいなかっただけで!?」

福沢「私だけじゃないでしょう!それに部屋だって鍵が閉まってるはずだし!」

厳島「おぉ…えらい焦ってはりますなぁ」

大山「確かに絵空事さんや璃堂君なども見ていないが」

絵空事「びえぇぇぇぇん!私じゃありませぇん!!」

福沢「でしょう?だから私だけを疑うのは不公平よ!」

天使「じゃあカメラを見せてもらってもいい?」

福沢「無理よ。今は裁判中よ!?」

天使「無理なんじゃないの!?カメラはもう壊れてなくなっちゃってるんじゃないの!?」

今まで何もかもわからなかったけどだんだん点と点が線になってくる感覚が分かる
じゃああの時見つけたあれはもしかして―――?

だから私は福沢さんに強気で、真剣に、真正面からぶつかった

>>525から正しいコトダマを指定しろ

下2

天使「現場に焼け焦げたプラスチック片があったの。これってカメラじゃないの!?」

福沢「違うわよ!カメラはちゃんと部屋に」

モノクマ「ボク取ってこようか?ボクなら抜け出せるし」

福沢「ちょっ!」

福沢「いいわよ!そんなことしなくて!」

天使「あるんなら持ってきてよ!カメラを!!」

明らかに福沢さんが焦っている。みんなが見守る中私は追及をつづけた
犯人かもしれない、星野君を殺したのかもしれない
そう思うと口が勝手に動いていった

福沢「ああもう!カメラは壊れたわよ!けど今回の事件とは関係がないの!」

天使「じゃあなんで嘘ついたのさ!」

福沢「こういう風に疑われたくなかったからよ!」

福沢「それに明らかに私が犯人じゃないって理由がもう一つあるわ!」

福沢「閉まってる部屋の鍵を開ける方法なんてないじゃない!」

>>525から正しいコトダマを指定しろ

下2

正解!!

福沢「っ!!!」

天使「どうなの福沢さん!福沢さんが犯人なの!?」

福沢「違うって言っているでしょう!」

福沢「それに今思い出したけど絶対に私が犯人じゃない理由がもう一つあるのよ!」

福沢「それをどう説明するのかしら?」

今まで焦っていた福沢さんの顔が一気に自信を取り戻す
きっとなにか自分が疑われない何かを見つけたのだろう

けど私はそんなことどうでもよかった、星野君を殺したのか殺してないのか
私はただそれだけが知りたかった―――

【パニックトークアクション開始】

福沢「ガスを充満させたとしても部屋の鍵を開けさせたとしても!」

福沢「その状態でフラッシュなんて炊いたら私が爆死してしまうでしょう」

福沢「つまり私のカメラでの犯行は不可能なのよ」

福沢「それに私はガス臭くなかったわ、部屋に入ってない証拠よ」

福沢「服だって盗んでいないし可燃性の液体モ盗んでいない!」

福沢「つまり私には無理な犯行なのよ。分かってくれたかしら?」


【言葉を並び替えて正しい言葉を作れ】



し ま せ る み た く
ふ き ー い ー の ま

下2

正解!!

天使「セルフタイマーを使ったんだよ!」

天使「言ってたよね?福沢さんカメラの性能を盛りに盛ってるって!」

喪薔薇「いや、セルフタイマーなんて初期から搭載されてんだろう」

厳島「それにフラッシュ炊く時ってあつうなりますしなぁ」

絵空事「びえぇぇぇぇん!ほ…ほんとに犯人なんですか?!」

福沢「ちょっと!違う!違うわ!!私は犯人なんかじゃない」

璃堂「ごめんね。お千代さんが信じられないって言っているから僕も少し信じられないよ」

喪薔薇「モノクマが何を手伝ったかわからねえが部屋の鍵を開けたりなんてのは最初に言ってたよな」

黒山「可燃性のガスを本人が居ない時に部屋に撒くのも本人に直接的危害が加わらないからできるんじゃない?」

モノクマ「できるよー」

福沢「ちょっと!モノクマまでやめてよ!真面目にやって!!」

福沢「違う!私は殺してなんかいないわ!!!」

喪薔薇「…ここまで来たんだ。あとはやれるな?」

喪薔薇君が私を見つめてそう言ってくる
終わらせれるのは私なんだ...視線からそんな思いが伝わってくる

星野君をあんな風にしたっていう怒ってる気持ちもある

―――私がやらなきゃなんないんだ


【クライマックス推理開始】
Act1
まず今回の事件はアンケートが配られていたところから始まった
皆がどっちに回答したかで何かが変わるなんてその時は思わなかったけど
けどそれは5日目のモノクマの発表によって事件の火ぶたを切り落としたんだよ

Act2
まずクロは自分の知識をフル活用して【1】をかいて提出した
【1】は【2】までモノクマに言うことを聞いてもらえる紙で
先着一名だからきっとクロは大急ぎでこれを書いて提出したんだと思う
自分の才能を生かした犯行方法を見つけてね

Act3
【2】まで言うことを聞かせたクロはまず【3】の【4】をモノクマにあけてもらうことを申請した
それで事件当日の朝に【3】に忍び込んで【5】を充満させて部屋に盗んでい置いた飯島さんの服を置いた
その上からたっぷりと可燃性の液体をかけて通気口のふたを閉めてね

Act4
そしてクロは自分の持っていた【6】の【7】を設定させて部屋に放置してそのまま出てきたんだよ
しばらくすると仕掛けていたものが作動して部屋内は火の海になった
けど部屋内に空気の出入り口が完全になかったから部屋内の酸素はほとんどなくなってしまった

Act5
そして星野君は自分の【3】が燃え盛ってるとも知らずに部屋のドアを開けた
すると外の酸素が中に入り込んで【8】が起きたんだよ
クロが考えていた計画は見事に完了して今この場に立っているわけだけど

そんなことができるのは唯一無二だよね、そうだよね【9】

個室 星野君 申請書 封筒 3つ 2つ 鍵 窓 可燃性のガス 毒ガス
カメラ 衣服 セルフタイマー バックドラフト現象 バックトゥザフューチャー現象 福沢さん

下2

福沢「だ...だって仕方ないでしょ!?誰だって外には出たいじゃない!」

福沢「私には個々でのことを報道するっていう義務があるの!!」

福沢「だから…仕方ないじゃない」

福沢さんは膝から崩れ落ちてそのまま動かなくなった
何度も同じように仕方なかったとつぶやいているだけで。

大山「福沢君……君は何ということを…」

クロエル「ミス福沢…」

これから何が起こるかわかっているからこそ誰も声をかけられない
なんてかけるべきなのか、私すらわからない

福沢「ねえ、お願い。データを記録してここでのこと全部外にもっていって」

福沢「私の罪もここでの生活も全部全部知らせて、私が果たせなかった義務を果たしてほしいの」

モノクマ「それじゃあお手元のスイッチを押して黒だと思う人に投票して下さーい!」

モノクマ「はたして、クロは誰なのか。投票は正しいのか?」

モノクマ「あ!ちゃんと投票しないとオシオキだからね!」

モノクマ「投票結果は正解なのか間違いなのか!」

モノクマ「それでは!発表しまーす!!」












――――――――――――――――――――

【福沢】 【福沢】 【福沢】

   チャッチャラチャ~♪

―――――――――――――――――――――

       
         
         
           
              










【学級裁判 閉廷】

モノクマ「初回からハードだったね!はい!大正解!!超高校級のインフルエンサーである星野一番君を爆殺したのは超高校級の新聞部員である福沢明美さんなのでしたー」

福沢「…で。どうなるの」

モノクマ「もちろん手帳に書いてある通りオシオキだよ」

福沢「…はぁ…そう」

なんだか福沢さんはもうすでに諦めてるようだった
何もかもがどうでもいいような顔をして、大きくため息をついた

福沢「っていうことは死ぬってことね」

スッとした表情だった
もう何も隠す必要がないからかもしれない
福沢さんはこれから行われることを受け止めていた

モノクマ「なんだ。つまんないなー。もう!」

喪薔薇「本気で処刑なんてやろうとしてんのか?」

モノクマ「そりゃ当然。人一人の命を奪ってるんだからそれなりにバツを与えないとね」

絵空事「びえぇぇぇぇん!けど!!それをさせたのはモノクマさんじゃないですかぁ!」

モノクマ「けどその選択を取ったのは福沢さんだからね」

福沢「みんなにお願いがあるの」

福沢「私の部屋にメモリカードがある、そこには今までの生活の記録が残ってる」

福沢「もしここから生きて出られる人が出たならそれを公表して」

福沢「それが私の生きた証だから」

雲母「承知いたしました…」

福沢さんの首に突然大きな首枷がつけられる

福沢「天使さんごめんなさいね。どうか許してほしいの」

福沢「だって外に出られるなんて、この生活を外に知らしめることができる絶好の機会だったから」

福沢「だから…お願いよ」

でもだったらなんで星野君を?だったらなんでほかの方法を探せなかったの?
私はどうしても謝罪を受け入れることができなかった

福沢「そうよね…やっぱり許せないわよね」

私の表情を読み取ったのか福沢さんは微笑みながらそう言った
哀しさと後悔が入り混じったようなそんな顔で

福沢「もう言うことはないわ。モノクマ。お願い」

厳島「はぁ…なんか呆気ないもんどすなぁ…」

厳島「もっと泣きわめいて命乞いするもんかと思ってたら」

厳島「こんなあっさりと。つまらんわぁ」

大山「おい!!!そこまでにしておけ!」

厳島「だって人一人殺してはんねんで?それやのにこんなあっさり」

大山「だからと言って言っていい事と悪いことがあるだろう!」

厳島さんの心ない言葉に大山君の怒号が飛ぶけれど、皆は何も反応しない
だってこれから何が起こってしまうのか。そっちの方が気になっているからだと思う
勿論私だってそうだった

処刑っていったい何なのか、それが気になって仕方なかった

厳島「ほんならモノクマはん、始めてくださいな」

厳島「もう話し合うことなんてないやろ?」

モノクマ「そうだね。じゃあもう始めちゃおっか」

モノクマ「福沢さん最後に言い残したことはある?」

福沢「もうないわ。好きにして」

モノクマ「そっかそっか。なら始めるよー」

モノクマ「超高校級の新聞部員である福沢明美サンの為に、スペシャルなおしおきを用意しましたっ!」


モノクマ「では、張り切っていきましょう!おしおきターイム!」





【GAME OVER】

フクザワサンがクロにきまりました

 おしおきをかいしします












   【緊急記者会見】



                            超高校級の新聞部員 福沢明美 処刑執行

記者会見場のような場所に一人福沢さんがぽつんと座っている
その周りにはカメラを構えたモノクマが所狭しと福沢さんを撮影していた

激しい点滅に顔を曇らせる福沢さん
けどほかにも異変があった

福沢さんの額から汗が一本ツーっと流れ落ちる

きっと連続してるフラッシュのせいで温度が上がってるんだ


『ゴンッ』
『ガラガラガラッ』

そんなフラッシュの雨の中突如奥の扉が開いて畳五枚分くらいはありそうな大きなカメラが会場に運ばれてきた

さすがに何が起こるのか理解した福沢さんは一気に顔を曇らせて
手で顔を覆った

『キュイイイイインッ』

巨大なカメラが撮影準備に入った音がする

『パシャッ』

画面越しで見ている私たちも目がくらむような光が照射され
一瞬画面が真っ白に染まった

そして光が収まったころ
福沢さんの板席に残っていたのは顔を覆った状態の黒い影だけだった

モノクマ「いやっほうっ!!エクストリィィィィムッ!!」

モノクマ「いやー!凄かったね!さいっこうに絶望的だったね!」

人が一人目の前で死んだ
しかも信じられないような残酷な殺し方で

璃堂「見ちゃだめだよお千代さん」

黒山「…恐ろしい、残酷すぎるわ」

モノクマ「これがオシオキだよ。みんなも裁判失敗してたらこうなってたんだからね!」

皆さっきの後継に言葉を失っているのだ

喪薔薇「チっ。悪趣味だな」

喪薔薇「これいつまで続くんだよ」

モノクマ「一応最後の一人になるまでかな?」

絶望的な条件だった
けどさらに絶望的な光景を先ほど目の当たりにしている私たちは何も言えなかった

絵空事「最後の一人って...まだまだですよ?」

璃堂「……お千代さんと僕は二人で生き残るよ」

飯島「はっ、生き残るのは俺様だけどなぁ」

各々がやっと言葉を口にし始める
けどそれのどれもが不安が入り混じっていたり虚勢が入っていたり

厳島「けどウチらは人を一人殺したことに変わりゃありしません」

厳島「みなはんスイッチ推しはったやろ?」

厳島さんの言葉に誰も反論はなかった
私も含めてきっと全員が福沢さんのスイッチを押しているから
だから誰も何も言えないのだ

雲母「まだまだこの生活が続くんですか?」

モノクマ「もっちろん!オマエラのために動機もたくさん用意しておいたからね」

動機…恐らく五日目の様な事がこれからも起こっちゃうんだろうか
そのたびに誰かが―――

そう考えると気がすっと遠くなる

厳島「ほんならウチは部屋戻りますさかいに」

厳島「もうやることは終わったんやろ?」

厳島さんが涼しげな表情で裁判場を後にする
ここにいてももう意味はないと判断した人たちも次々と裁判場を後にしていく

天使「……」

動けなくて一人裁判場にたたずむ私、そんな私にモノクマが衝撃的な言葉を投げかけてきた

モノクマ「あ。そうだ天使さん。この生活の中には裏切り者が居るから気を付けてね」

モノクマ「今は天使さんだけに特別に教えてあげろよ」

裏切者?どういうこと?この生活の中に?
その裏切り者っていうのは何をしてくる人なの?

天使「ねえ!モノクマ!!」

モノクマ「ボクが言えるのはここまでだよー!バイナラー!」

私の疑問を途中で切るかのようにモノクマは手を振って地面にできた穴へと飛び込んでいった

あれだけ賑わっていた裁判場は静まり返り、私は「はぁ」と一人ため息をつく

どうしてモノクマは私にそんなことを伝えたんだろう
どうしてみんなの中に裏切り者なんかが居るんだろう

がらんとした裁判場で私の問いに答えてくれる人なんていなくて

裏切者は福沢さん?けど今このタイミングで伝えられるってことはきっと違う
他に裏切り者が居てきっとそれは良くない事で
でもそれがだれかなんて一切見当がつかなくて

疑心暗鬼と不安で胸がいっぱいになりながら私も裁判場を後にした










CHAPTER01 ハッピーな生活に 【完】
残り14名

                 
                
                
                  

今日はここまで。無事一章を終えれました。皆様ありがとうございます!
次章はまた新しくスレを立てますね

なのでこのスレは考察なり感想なりお好きにお使いくださいませ

乙です
だいぶ先の話になると思いますが何か小ネタとかを残ったスレに投下したりする予定はありますか?

ちなみに進捗報告だったりの為に一応ツイッター造ったんですが必要でしたら張った方が良いですか?

>>641
小ネタはリクエスト受けたらいつでも書きますよ
少しでも楽しんもらえるなら

小ネタは星野と天使の出会いの話とか

一応ツイッターはれとのことだったのでID張っておきます
@SSkakuyo00

>>645
ごじつとうかするのでおたのしみにしてお待ちくださいませ

絶望病IFとか他のオリロンパで見ますけどどうですかね?
本編で使う予定だったらそっちを楽しみにします!

>>647
絶望病はおそらく本編で出てきますのでお楽しみにお待ちください

乙です
参加宣言しながら殆ど学級裁判の安価取れなかったけど、次章も楽しみにしてます
小ネタは本編で書かれるかもだけど、天使がギャルのグラビアアイドルになった経緯とか

探索後みんなが食堂に集まってた時にいなかった星野と真中がどういう会話してたのか
その後なぜか一緒に企画することになってたし

>>649>>650
了解しました!!

抜けはないと思いますが好感度はこうなっています

璃堂:10
大山:10
神宮院:
クロエル:3
喪薔薇:3
真中:20
星野:20
帳:3
黒山:8
飯島;5
絵空事;8
壬生:5
厳島:
雲母:5
福沢:

好感度ありがたい
これは1番好感度高い人が1番低い人にやられるって感じだったのかな?一章のフラグは

>>655
その通り+星野の部屋のドアを開けた人物です
星野の通信簿開放していなければ壬生か真中のどちらかが亡くなっていました

【星野と天使の出会い編】

3年前のある夏の日
あの時は日本でも最高気温を更新したとかで連日ニュースで報道されてて
酷く暑かったのを覚えてる。

同期A[ねーえ!また来てるよ?ラブレター?」

断じてラブレターなんかじゃない。って今横の子に言ってもさらにはやし立てられるだけ
私は「嫌だなぁ」と思いながらも一応は文面に目を通すことにした

『コラボ希望』
まだ無名の新人ヨウツーバーですがぜひ天使さんとコラボしたいです
良かったらご返信ください

こんな簡単な文面が今月だけで200通
事務所も通さずに私のツイッチャーに毎日毎時間の感覚で送られてきてた

同期「いいじゃん貸しなよー!こういうのはアタックアタック!」

天使「あ!ちょっと辞めて!」

同期の子は私の手から携帯を取り上げると「いいよ」とだけ返信をしてしまった
いや、よくないよ!怪しい人だったらどうするの!?なんて言いたかった
けどそれを言う前にすぐさま返信が私のツイッチャーに送られてきた

異常に速い返信に引いてしまったのだけは覚えてる
ただ中身はさっきとは打って変わって誤字だらけで敬語も無茶苦茶だったことくらいしか覚えていない
まさか本当にOKがもらえるなんて思ってなかったんだろうなぁって文面を見るだけで察してしまった

【集合場所】

当日は指定された河川敷とAちゃんとともに向かった
その時いつもならスタジオなのにこんな炎天下の河川敷で私が撮影なんて...ってちょっと嫌になった記憶しかない

同期「はっろー!アイドルの卵のAちゃんとグラドルの天使ちゃんだよー」

目の前の少年は如何にも不真面目ですを体現したみたいな見た目で、片手にコーラ片手にメントスを持っていた
嘘でしょ?私たちにメントスコーラをやらせるつもりなの!?こう見えて駆け出しとはいえ結構有名だよ!?
そんな私の心の中なんて知らない彼は「メントスコーラしましょう!」と予想内の言葉を言って早速撮影準備に取り掛かり始めた

天使「あの…ほんとにやるんですか?メントスコーラ」

星野「うぃっす!今日はこれだけやってくれたら全然解散でいいんで!やましい気持ちとかないんで!」

天使「はぁ」

星野「ていうかあれっすね。なんか雑誌で見るのと印象違うっすね」

天使「そんなに…かな?」

当時の雑誌では現役中学生元気モデルなんて売り出し方をされていた。
けど、実際はこの頃から梅干しと緑茶を愛する陰キャで…

星野「でもそっちのが良いっすよ!なんか親近感湧くっつーか、自然っていうか」

初めてだった。私のこの状態を見て好意的な反応をくれた人は

同期「ねーえ!コーラだけじゃなくてファンタとか午後ティーとかもやらない?」

星野「お!それいただきっす!」

言うや否やAちゃんはコンビニまで猛ダッシュで駆けて行った
大人気ジュニアアイドルのセンターが何やってるんだろう、大丈夫かなっていろんな心配をしながら私はその背中を見送った

撮影が終わった。結果は一般的な良く上がってる動画と同じで、皆びしょびしょになった
けどそんなことよりなんだか楽しかった。久々にクラスメイトと悪い遊びをしたみたいで
こういうお仕事になってから事務所からそういった類のことは禁止されてたから尚更だったかもしれない

星野「おつかれっしたー!」

同期「おつおつ!」

天使「お疲れ様でーす」

撮影が終わって、星野君が機器を片付け始める、私達も手伝うことにしたけどその時気づいた
この機材もあのカメラもスタジオで使われてるようなものだ、普通の中学生じゃ結構高いはずなのに
それを意識してか星野君も丁寧に機材を噴き上げたり収納したりしている

天使「これっていったいどこで買ったの?」

星野「ビッグなヨウツーバーになるために小学生のころからずっとお年玉ためてたんだよ」

なんだか見た目に寄らず結構真面目だなって思ってしまった。
星野君はそれ何でもない事のようにそう言って機材をずっと片付けていたけど
でもそれってすごい努力したんだと私は思った

天使「ねぇ。今度もまたこう言う事しようよ。楽しかったし」

同期「え!?めずらし!!ココがそんなこと言うなんて」

星野「マジ!?!いいの!?」

私の突然の発言にびっくりして大声を出すAちゃんに目を丸くしてる星野君
私でも何でこんなことを言ったのかはわからないけど、理由を一つつけるとしたらきっと楽しかったからだと思う

天使「事務所にばれたら二人で謝ろ」

そこから私たち三人はちょくちょく撮影をしたり、事務所にばれないようにお面をつけてアシスタントとして参加したりした
あの時だけは普通の中学生に戻れたみたいです極楽しかったなって―――

リクエスト来てた出会い編です

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