天使「分からない」悪魔「何が?」 (32)

テスト

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天使「人間っているじゃん?」

悪魔「うん、いるね」

天使「あいつらって可愛い女の子とか優しい人とか見ると『天使のようだ』みたいな表現するんだとよ」

悪魔「へぇ、それがどうかしたの?」

天使「いや、おかしくね?」

悪魔「え?」

天使「『天使のように可愛い』って、天使がみんな可愛いって思ってやがるんだよあいつら」

悪魔「いいじゃない」

天使「良くねぇよ!俺達男天使にとっては苦痛だよ!」

天使「そんで話戻すけど…………天使にもすんげぇブサイクなやつも数多いるわけよ」

悪魔「ふぅん」

天使「例を挙げるとカマエル様とか」

悪魔「カマエル?あの人すっごい美人じゃない」

天使「そう見えるだろ?でもさ…………………」

悪魔「?」

天使「あの顔化粧で無理矢理つくってんだよ」

悪魔「なんと」

天使「そんでたまたまこの前カマエル様が化粧とったところ見ちゃったんだよ」

悪魔「………どうだったの?」

天使「……………………聞きたいか?」

悪魔「や、やめとく……………」

天使「そんで天使が皆皆優しいわけでもねぇんだよ」

悪魔「へぇ、そうなんだ」

天使「たとえばメタトロン様とか」

悪魔「あの人めちゃくちゃ優しいじゃない」

天使「そうみえるだろ?でもあの人…………」

悪魔「な、何…………?」

天使「『天上一武道会』で毎回相手に毒一服盛って優勝勝ち取ってんだよ」

悪魔「うわぁ…………」

悪魔「そういう人も居るんだねぇ……………」

天使「唯一人間の思い描く『理想の天使』の性質持ってるのミカエル様だけだよ」

悪魔「凄い美人だし優しいしね」

天使「この前トイレで起きてたら、たまたま台所でミカエル様が皆の手袋夜なべで編んであげてるの見たんだよ」

悪魔「それは……グッとくるね………」

天使「涙出かけたわ」

天使「悪魔とかも人間では酷い言われようだよな」

悪魔「そうなの?」

天使「『悪魔はとことん悪いやつ』っていうイメージが定着してるんだとよ」

悪魔「何それ酷い」

天使「だいたい天使と悪魔の区別なんて住む場所によって決まってるってのに」

悪魔「理不尽だよね」

天使「ていうかお前も人間の『理想の天使』の性質をバッチリ持ってるよな、可愛いし優しいし」

悪魔「照れる」

天使「あ、でも」

悪魔「?」

天使「人間界の本に悪魔が味方側で天使が敵側ってのがあったな」

天使「読んでみたけど面白かった」

悪魔「今度貸して」

天使「いいよ」

天使「でも人間の妄想で共通してるのは」

悪魔「何?」

天使「天使や悪魔はとてつもない力を持ってるってイメージだった」

悪魔「実際そこまででもないしね」

天使「ちょっと光の球出せるくらいだしな」

悪魔「うん」

天使「タバコも普通に吸うしな」

悪魔「病気とかにも平気でなるしね」

プルルルルルル

天使「あっ、電話だ、もしもし」

天使「あ、晩御飯ですか?わかりました」ピッ

天使「そんじゃあな、また明日」

悪魔「うん、バイバイ」

天使「あ、そうそう」

悪魔「?」

チュッ

天使「恋とかも人間と変わらないよな」

悪魔「………うん///」


END

思い付きで書いた
後悔はしてない

なんか思いの外好評だったから、夜中にまた再開する

こんばんはー
昼言ってた通り再開します

ーー天国の高校みたいなとこーー

天使(天国に行ったら勉強なんかしなくていいんだとか言ってる中坊共)

天使(そんな甘いこと言ってたらニートになるいうことを覚えておけ)

天使(天国にも普通に小中高ありますよ)

友天使「よーす天使」

天使「にゃんぱすー」

友天使「なんだそれ」

天使「人間の間で流行ってる挨拶だとよ」

天使「それにしても人間ってやけに天使を過大評価してるよな」

友天使「そうだよな、違いといったら空を飛べることくらいだもんな」

天使「人間は天使に翼が生えてるって思ってるみたいだぜ」

友天使「うっそぉ、マジ?」

天使「マジ」

キーンコーンカーンコーン

ガラッ

ルマエル「はーい席着いてー」

天使「あっ、やべ、早く席着こうぜ」

友天使「おう」

ルマエル「えーでは授業を始めます」

ーー地国の高校みたいなところーー

※誤字ではありません

悪魔「……………………」ポケー

デカラビア「で、ここはこの公式を……………」

悪魔(早く学校終わらないかなぁー…………)

デカラビア「ではここの問題を…………悪魔!」

悪魔「あっ、はい!えっと、……………です!」

デカラビア「正解だ」

ーー放課後ーー

友天使「じゃーなー」

天使「おーう」




天使「ただいまー」

チビ天使A「お兄ちゃんお帰りー」

チビ天使B「遅いぞー」

天使「悪い悪い」

ミカエル「お帰り、ご飯できてるからね」

天使「はい、ありがとうございます」

天使(俺は小さいころ親が死んでしまったため、この天国の十大天使と呼ばれる天使達が作った孤児院で暮らしている)

メタトロン「おう帰ったか」

天使「あ、はい」

天使(この人は一番偉いメタトロン様)

天使(勝負事には手段を選ばないが、俺達を拾ってくれた恩人で優しい人ある……勝負事には手段を選ばないが。大事なことなので二回言った)

天使(ゲームとかでも必ずチートを使ってくる、本人曰く『勝つのが好きなんだよォォォォ!!』らしい)

ラツィエル「ほほほ、お帰り」

天使「あ、はいただいまです」

天使(一番長寿のラツィエル様)

天使(物知りでどんなことでも余すことなく知っている)

天使(ミカエル様のパンツの色まで知っていた時は流石に引いたが)

ザフキエル「帰って来たんだね分かります」

天使「帰って来ましたよ」

天使(この変わった口調の人がザフキエル様)

天使(ちょっと抜けてるけど、僕達のことを一番よくわかってくれるいい人だ)

天使(怒ると死ぬほど怖いけど……………)

ザドキエル「あ、おかえりさん」

天使「あ、はい、ただいま」

天使(この人がザドキエル様)

天使(とても慈愛に満ち溢れた目と心をしている)

天使(天国弁護士の資格も持っている)

今日はここまで
また明日来る

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