天使「うぅ……アタマ痛いよぉ……っ」
オタ「おおうwww 二次元美少女が寝ているでござるよwwww」
中二「上級霊<ポルタガイスト>――か」
オタ「……なんだか、苦しそうでござるな」
オタ「こ、これは、ほほほ保護するしかあるまいwwwwww」
中二「……ああ、そうすべきだろうな――」
中二「此れでまた一つ、この世界の封印<キーフィグ>が――クククッ」
以下は私が、私に課した縛り<フォーシュリフェン>である。ここに其れを記す。
・七行ヘノ渇望<フォーシュフライフェン・ジッフェン>……自らを七行へと縛るる束縛
・鋼手錠ノ統一<フェスト・ベグリフ・アインガンス>……"人物「内容」<br>"への束縛
・欲求 卍 封印<イェーデ・デルイェンス>……堕天使は何ぞ恨みたるか――
・時空ヘノ叛逆<ウィダーシュタンド・ギギン・ツァイト>……時は永久に遡上を続ける
・溜書ヘノ嫉妬<ブリフ・ニハト・ブラハウフト>……賢者を妬みし愚者の永久なる封印
以上の五つが見えし者へ告げよう……運命<シュリックサル>から、抗うのだ――
オタ「およそ1時間前のこと、秋葉原U○X付近にて」
オタ「なっ……二次元美少女が悶えているでござるよ!」
オタ「だ、大丈夫でござるか?」
天使「ん、ああ……大丈夫だよ……?」
オタ「でも、羽が傷ついてしまっていますな」
天使「ああ、そっか……私、天界から見捨てられたんだっけ……」
オタ「えっ……これはまさに、超www絶www天www界wwwwww」
天使「でも、大丈夫です……うぷっ」
オタ「き、気を保つでござる! ここで吐いたら(社会的に)死ぬでござるよ!」
天使「う、ううう……ガクッ」
オタ「くっ……俺は、俺は………何もできなかった――っ!!」
オタ「……でも、我が見つける前に、誰かに見つかっていたはず――」
オタ「ここ、公衆の面前だし……あっ、通行人の足が……すり抜けた!?」
オタ「げげげ、幻影でも見ていますな。これはきっと……我の妄想でござる」
天使「な、何騒いでるの? 大丈夫??」
オタ「き、きみこそ……っ」
オタ「その頭の血……尋常ではありませんな……!」
オタ「我が今すぐ救急車を呼ぶでござる!」
天使「だ、駄目なのっ!!」
オタ「事情は解しえませんな……しかし、何かあるのであろう」
オタ「だったら……幻影とか霊体とかの、スペシャリストを呼ぶでござる」
中二「……それで、俺が呼ばれたのか」
オタ「中二殿の能力さえあれば……この天使のような少女を――」
オタ「天界から追放されるなんていう悲痛な運命から、すくってあげられるっ!!」
中二「!? 天界<ヘヴンリー・ヴェイト>からの、追放<エッシュング>……!?」
中二「そいつは堕天使<ゲファレンナー・エンゲル>で、間違いなさそうだなっ」
オタ「でも我と中二殿以外からは、見えていないようですな」
中二「嗚呼、それも、堕天使の特徴の一つだ――ッ」
中二「それで、その堕天使はどこだ?」
オタ「そこで倒れてる、白妙の少女でござる」
天使「うぅ……んっ? 呼んだ?」
中二「何だ? 何かが、おかしい――」
中二「あっ、ああ。呼んでないぞ。呼んでない……」
中二「――本来、天使の類は血を流さない筈、なのに……」
中二「これじゃ、血だらけで倒れている唯の女じゃないか……」
オタ「そんな……だってこの子、天界から追放されたって――」
オタ「それに、一般人の足だって、透き抜けたわけだし――」
中二「ああ、これじゃ拉致が飽かないな……」
オタ「……どうするでござるか? とりあえず保護しようと思っているが」
中二「――仕方ない、アレをやるか」
オタ「アレって、まさか――ッ!!!」
中二「断片記憶抹消<ゲデッヒネスファルスト・フラッメンターリッシュ>ッ!!」
オタ「――――ハッ! も、もう夜でござるか……光陰矢の如しですな」
オタ「でも、こんな夜まで何をしていたのであろうか……?」
オタ「んんwww思い出せないwwwんんんwwwwww」
少女「う、うう……っ」
オタ「!?」
オタ「二次元美少女が、床で寝ているでござるwwwwww」
中二「オタ、か……どうした? そんな大声出して――クッ!?」
天使「うぅ……アタマ痛いよぉ……っ」
オタ「おおうwww 二次元美少女が寝ているでござるよwwww」
中二「上級霊<ポルタガイスト>――か」
オタ「……なんだか、苦しそうでござるな」
オタ「こ、これは、ほほほ保護するしかあるまいwwwwww」
中二「……ああ、そうすべきだろうな――」
中二「此れでまた一つ、この世界の封印<キーフィグ>が――クククッ」
くっ……整合性が、取れていない……だと!?
まずい……このままでは……この世界線が崩壊する――
だが、協定により巻き戻しは重罪とされている……
うわああああああアアアアアアアッッッ!!!!
やられる……この世界が、俺を滅ぼしに――!?
群集よ、逃げろ……ッ!! この場所はそう持たないッ!!!
早く逃げろ尾おおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!
――
単なる寝オチで、良かったとさえ思うよ――
だけど、次こそは……負けないッ!!!
巻き戻すッッッ!!!!((((殴
天使「うぅ……アタマ痛いよぉ……っ」
オタ「おおうwww 二次元美少女が寝ているでござるよwwww」
中二「上級霊<ポルタガイスト>――か」
オタ「……なんだか、苦しそうでござるな」
オタ「こ、これは、ほほほ保護するしかあるまいwwwwww」
中二「……ああ、そうすべきだろうな――」
中二「此れでまた一つ、この世界の封印<キーフィグ>が――クククッ」
以下は私が、私に課した縛り<フォーシュリフェン>である。ここに其れを記す。
・七行ヘノ渇望<フォーシュフライフェン・ジッフェン>……自らを七行へと縛るる束縛
・鋼手錠ノ統一<フェスト・ベグリフ・アインガンス>……"人物「内容」<br>"への束縛
・欲求 卍 封印<イェーデ・デルイェンス>……堕天使は何ぞ恨みたるか――いや、ない。
・時空ヘノ叛逆<ウィダーシュタンド・ギギン・ツァイト>……時は永久に遡上を続ける
・溜書ヘノ嫉妬<ブリフ・ニハト・ブラハウフト>……賢者を妬みし愚者の永久なる封印
以上の紋章が見えし者よ……運命<シュリックサル>より、抗うのだ――
オタ「数分前のこと、ダイアモンド・アベニュー付近にて」
オタ「なっ……二次元美少女が床で血みどろ状態でござるよ!」
オタ「だ、大丈夫でござるか?」
??「ん、ああ……大丈夫だよ……?」
オタ「……明らかに体調不良ですな……これは、救急車を呼ぶしか――」
??「駄目っ! 救急車は、駄目なのっ!!」
オタ「えっ……これはまさに、超wwww絶www天wwww界wwwwwwww」
嘘だった。落とすわごめん。
ヤクが切れて、暫く書けないっす。
またどこかで会おうな……
fin
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