中二「堕天使<ゲファレンナー・エンゲル>――」オタ「ですな」(20)

天使「うぅ……アタマ痛いよぉ……っ」

オタ「おおうwww 二次元美少女が寝ているでござるよwwww」


中二「上級霊<ポルタガイスト>――か」

オタ「……なんだか、苦しそうでござるな」

オタ「こ、これは、ほほほ保護するしかあるまいwwwwww」

中二「……ああ、そうすべきだろうな――」


中二「此れでまた一つ、この世界の封印<キーフィグ>が――クククッ」

以下は私が、私に課した縛り<フォーシュリフェン>である。ここに其れを記す。

・七行ヘノ渇望<フォーシュフライフェン・ジッフェン>……自らを七行へと縛るる束縛
・鋼手錠ノ統一<フェスト・ベグリフ・アインガンス>……"人物「内容」<br>"への束縛
・欲求 卍 封印<イェーデ・デルイェンス>……堕天使は何ぞ恨みたるか――
・時空ヘノ叛逆<ウィダーシュタンド・ギギン・ツァイト>……時は永久に遡上を続ける
・溜書ヘノ嫉妬<ブリフ・ニハト・ブラハウフト>……賢者を妬みし愚者の永久なる封印

以上の五つが見えし者へ告げよう……運命<シュリックサル>から、抗うのだ――

オタ「およそ1時間前のこと、秋葉原U○X付近にて」


オタ「なっ……二次元美少女が悶えているでござるよ!」

オタ「だ、大丈夫でござるか?」

天使「ん、ああ……大丈夫だよ……?」

オタ「でも、羽が傷ついてしまっていますな」


天使「ああ、そっか……私、天界から見捨てられたんだっけ……」

オタ「えっ……これはまさに、超www絶www天www界wwwwww」

天使「でも、大丈夫です……うぷっ」

オタ「き、気を保つでござる! ここで吐いたら(社会的に)死ぬでござるよ!」

天使「う、ううう……ガクッ」


オタ「くっ……俺は、俺は………何もできなかった――っ!!」


オタ「……でも、我が見つける前に、誰かに見つかっていたはず――」

オタ「ここ、公衆の面前だし……あっ、通行人の足が……すり抜けた!?」

オタ「げげげ、幻影でも見ていますな。これはきっと……我の妄想でござる」

天使「な、何騒いでるの? 大丈夫??」

オタ「き、きみこそ……っ」

オタ「その頭の血……尋常ではありませんな……!」


オタ「我が今すぐ救急車を呼ぶでござる!」

天使「だ、駄目なのっ!!」


オタ「事情は解しえませんな……しかし、何かあるのであろう」

オタ「だったら……幻影とか霊体とかの、スペシャリストを呼ぶでござる」

中二「……それで、俺が呼ばれたのか」

オタ「中二殿の能力さえあれば……この天使のような少女を――」

オタ「天界から追放されるなんていう悲痛な運命から、すくってあげられるっ!!」


中二「!? 天界<ヘヴンリー・ヴェイト>からの、追放<エッシュング>……!?」

中二「そいつは堕天使<ゲファレンナー・エンゲル>で、間違いなさそうだなっ」


オタ「でも我と中二殿以外からは、見えていないようですな」

中二「嗚呼、それも、堕天使の特徴の一つだ――ッ」

中二「それで、その堕天使はどこだ?」

オタ「そこで倒れてる、白妙の少女でござる」

天使「うぅ……んっ? 呼んだ?」


中二「何だ? 何かが、おかしい――」

中二「あっ、ああ。呼んでないぞ。呼んでない……」

中二「――本来、天使の類は血を流さない筈、なのに……」


中二「これじゃ、血だらけで倒れている唯の女じゃないか……」

オタ「そんな……だってこの子、天界から追放されたって――」

オタ「それに、一般人の足だって、透き抜けたわけだし――」

中二「ああ、これじゃ拉致が飽かないな……」


オタ「……どうするでござるか? とりあえず保護しようと思っているが」

中二「――仕方ない、アレをやるか」

オタ「アレって、まさか――ッ!!!」


中二「断片記憶抹消<ゲデッヒネスファルスト・フラッメンターリッシュ>ッ!!」

オタ「――――ハッ! も、もう夜でござるか……光陰矢の如しですな」

オタ「でも、こんな夜まで何をしていたのであろうか……?」


オタ「んんwww思い出せないwwwんんんwwwwww」

少女「う、うう……っ」

オタ「!?」


オタ「二次元美少女が、床で寝ているでござるwwwwww」

中二「オタ、か……どうした? そんな大声出して――クッ!?」

天使「うぅ……アタマ痛いよぉ……っ」

オタ「おおうwww 二次元美少女が寝ているでござるよwwww」


中二「上級霊<ポルタガイスト>――か」

オタ「……なんだか、苦しそうでござるな」

オタ「こ、これは、ほほほ保護するしかあるまいwwwwww」

中二「……ああ、そうすべきだろうな――」


中二「此れでまた一つ、この世界の封印<キーフィグ>が――クククッ」

くっ……整合性が、取れていない……だと!?
まずい……このままでは……この世界線が崩壊する――
だが、協定により巻き戻しは重罪とされている……

うわああああああアアアアアアアッッッ!!!!
やられる……この世界が、俺を滅ぼしに――!?

群集よ、逃げろ……ッ!! この場所はそう持たないッ!!!
早く逃げろ尾おおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!!

――

単なる寝オチで、良かったとさえ思うよ――
だけど、次こそは……負けないッ!!!

巻き戻すッッッ!!!!((((殴

天使「うぅ……アタマ痛いよぉ……っ」

オタ「おおうwww 二次元美少女が寝ているでござるよwwww」


中二「上級霊<ポルタガイスト>――か」

オタ「……なんだか、苦しそうでござるな」

オタ「こ、これは、ほほほ保護するしかあるまいwwwwww」

中二「……ああ、そうすべきだろうな――」


中二「此れでまた一つ、この世界の封印<キーフィグ>が――クククッ」

以下は私が、私に課した縛り<フォーシュリフェン>である。ここに其れを記す。


・七行ヘノ渇望<フォーシュフライフェン・ジッフェン>……自らを七行へと縛るる束縛

・鋼手錠ノ統一<フェスト・ベグリフ・アインガンス>……"人物「内容」<br>"への束縛

・欲求 卍 封印<イェーデ・デルイェンス>……堕天使は何ぞ恨みたるか――いや、ない。

・時空ヘノ叛逆<ウィダーシュタンド・ギギン・ツァイト>……時は永久に遡上を続ける

・溜書ヘノ嫉妬<ブリフ・ニハト・ブラハウフト>……賢者を妬みし愚者の永久なる封印


以上の紋章が見えし者よ……運命<シュリックサル>より、抗うのだ――

オタ「数分前のこと、ダイアモンド・アベニュー付近にて」


オタ「なっ……二次元美少女が床で血みどろ状態でござるよ!」

オタ「だ、大丈夫でござるか?」

??「ん、ああ……大丈夫だよ……?」

オタ「……明らかに体調不良ですな……これは、救急車を呼ぶしか――」


??「駄目っ! 救急車は、駄目なのっ!!」

オタ「えっ……これはまさに、超wwww絶www天wwww界wwwwwwww」

嘘だった。落とすわごめん。
ヤクが切れて、暫く書けないっす。
またどこかで会おうな……


fin

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom