彼方「事実は夢より奇なり」 (7)
女子生徒A「近江さんってちゃんとお風呂入ってる?なんか臭いんだけどw」
女子生徒B「やめなよw貧乏なんだから1週間に一度しか入れないんだよw」
女子生徒C「臭いからこれで洗えよw1週間に一度しか使えないシャンプーかけてあげるw」ビチャビチャビチャビチャ
(*≧∀≦*)(*≧∀≦*)(*≧∀≦*)キャハハハハハハハwwwww
彼方「……」
彼方(変な夢見ちゃった……)
(近江家)
遥「お姉ちゃんおはよー!」
彼方「おはよう……」
彼方(たかが夢……でも気になるな……)
彼方「ねえ遥ちゃん」
遥「?」
彼方「学校で虐められたりしてないよね?」
遥「……え?」
彼方「……」
遥「どうしてそんな事聞くの?」
彼方「うーん、何となく」
遥「イジメなんてあるわけないよ、心配しないでお姉ちゃん」
彼方「そっか…ごめんね変なこと聞いて……」
(東雲学院)
女子生徒A「遥ちゃんっていい匂いするよね、どんなシャンプー使ってるの?」
遥「え、普通の市販のやつだよ?」
女子生徒A「そっかぁ」クンクン
女子生徒A(ってことは遥ちゃんの雌臭がこんなに良い匂いってことなんだね…///)クンクン
女子生徒B「どんなボディソープ使ってるのか気になるなぁ」ハアハア
女子生徒B(今度一緒にお風呂入ろうね)ハアハア
遥「え、えーと…」
(近江家)
彼方「遥ちゃん、そのシャンプーどうしたの?」
遥「クラスメイトの子から貰ったの、髪が凄く艶々のサラサラになるシャンプーなんだって」
彼方(もしかして…やっぱりクラスメートの子から「臭いからこれで洗えよw」って言われたんじゃ…)
彼方「遥ちゃん」
遥「?」
彼方「シャンプーをプレゼントしたクラスメートに何か言われなかった?」
遥「うーん、あ、におい嗅がれたなぁ」
彼方「あ、あ、あ……」
遥「私がいつも使ってるシャンプーを知りたい人もいたなぁ……お姉ちゃん?」
彼方「あれは正夢……」
遥「何言ってるの?」
(翌日)
女子生徒A「おはよう遥ちゃん、今日も良いにお、天気だね」
女子生徒B「シャンプー使ってみた?」
遥「うん、すごく良い匂いでよかったよ、これから毎日使うね」
女子生徒A(ああ…遥ちゃんが私達の「愛液入り」のシャンプーを使ってくれた…///)
女子生徒B(私達の匂いと遥ちゃんの匂いが一つに…///)
Truth is stranger than fiction.(事実は小説より奇なり)
イギリスの詩人バイロン
おしまい
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