アルティメット寿司じゃんけん 番外編2【安価】 (206)

妹(私、妹! 部活で『アルティメット寿司じゃんけん』ってカードゲームを頑張ってる高校一年生の女の子!)

妹(今から高校生アルティメット寿司じゃんけん大会・団体の部2回戦目が始まるところなんだけど……チームのエースが1回戦でまさかのガス欠! 先鋒戦と中堅戦だけで勝負を決めなきゃいけないなんて……緊張するよ~っ!)


審判「両チーム先鋒、前へ!」

妹「はいっ!」ザッ

妹(でも、緊張するなんて弱音言ってらんないよね! 勝負の場に立ったからには、精一杯頑張るっきゃない!)

出田「あなたが無添高校の先鋒の妹さんですわね? わたくし、斬射高校の先鋒、出田ですわ」

妹(この子が私の相手……!)

出田「時に妹さん、一つよろしくて?」

妹「な、何……?」

出田「わたくしに『アルティメット寿司じゃんけん』のルールを教えてくださる!?」

妹「ずこーっ!」

妹「いや、ルールも知らない人が全国大会に出てもいい!」バッ

妹「よっしゃ教えてあげる! まずはデュエルディスクを構えて!」

出田「デュエルスタンバイというやつですわね!」ガシャコン

妹「さぁ、バトル開始! まずは両プレイヤーに5のHP(ヒットポイント)と2枚の手札、『溜め』と『防御』が与えられるよ!」

出田(デュエルディスクのランプが5つ、赤く灯りましたわ。その後2枚のカードが出てきましたわ)

カード1

カード名:溜め

コスト:0

パワー:0

効果:エナジーを 1 溜める



カード2

カード名:防御

コスト:0

パワー:0

効果:相手のパワーを 2 下げる(マイナスにはならない)

妹「両プレイヤーは1ターンに一度、手札からカードを選択して同時に発動するよ!」

妹「カードを選択する時には、そのカードに必要な『コスト』の分だけ『エナジー』を払わなくちゃダメだから注意してね!」

出田(……? このカードは2枚ともコストが0のようですけれど……)

妹「そして次に、パワー計算! パワーが勝っている方が勝っている分だけ、相手にダメージを与えるよ!」

妹「そしてそのターンは終了!選択したカードを手札に戻して、次のターンへ!この繰り返しで、先に相手のHPを0にしたプレイヤーの勝利!」

出田(……? このカードは、2枚ともパワーが0ではありませんか。相手にダメージを与える特殊効果があるわけでもないですし)

妹「さぁ、何か質問はある?」

出田「妹さん……ゲームをするには、これでは手札が足りないのではなくて?」

妹「おっ、鋭いね!」

出田「このあと、両プレイヤーにコストとパワーを持つカードが配られる。そうでしょう!」

妹「うーん、どうだろ。来るかもしれないし、来ないかもしれない。来るとしても片方のプレイヤーだけかも」

出田「え?」

妹「なんせ、他のカードは安価で決めるからね!!」

出田「なんですってーっ!?」



妹の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


出田の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

妹「『光の創造身 ホルアクティ『活路への希望』『ギフトカード』か……」

出田「『永久シールド』『波動銃シグマ』『エナジー収集妖精』……」

出田「ほ、本当にお互いパワーを持つカードを引きませんでしたわね……」

妹「まぁ、こういうこともあるゲームだから」

妹(そんでもって私が不利……なぜなら出田ちゃんは『波動銃シグマ』という相手にダメージを与えるカードをしっかり引いてるけど……私は今の手札じゃ勝ちようがない!)

妹(今の、手札じゃ……! だから追加する! 『活路への希望』で新しい手札を!)

妹(試合中、『活路への希望』を使うのは確定として……次に考えるべきは『ギフトカード』とのコンボを使うか、使ったとして何回『ギフトカード』を出すか……)

妹(『ギフトカード』……本来は相手のHPを増やすだけの意味分かんないかードだけど……この試合だとHPの差を広げておくことで『活路への希望』で引くカードの枚数を増やすことができる!)

妹(ただ『ギフトカード』を使う度に1ターンを無駄にして、相手のHPが増えて状況が悪くなっていくのは変わらない……どれくらい使うかは慎重に考えないとね)

妹(1.『ギフトカード』を使わない……この場合引けるカードは1枚。一番リスクが低いけど、リターンも低すぎて勝負にならないかも)

妹(2.『ギフトカード』を1回使う……この場合引けるカードは4枚。最初のドローをもう一回やるようなもんだし、まともなカードも引けるはず。そうなれば開いた差もプレイで挽回できるかも)

妹(3.『ギフトカード』を2回使う……この場合引けるカードは7枚。これだけドローできるのは心強いけど、それを全部使えるわけじゃないし、ちょっと欲張りすぎかも)

妹(4.『ギフトカード』を3回使う……この場合引けるカードは10枚。3回も使ったらもうHPとエナジーの開きが絶望的になるから10枚の中にめちゃくちゃ都合の良いカードが入ってるのを祈る運ゲーになっちゃうね。でも案外これが一番勝率高いかも)

妹(『ギフトカード』を4回以上使ったら相手の『波動銃シグマ』に間に合わなくて確定で負け。論外)

妹(つまり私が取れるのは四択! どれで行こうかな……?)

出田「こっちは妖精さんとエナジー『溜め』るだけだから楽ですわ~!」

妹(よし……↓1で行こう!)


1.『ギフトカード』を使わない
2.『ギフトカード』を1回使う
3.『ギフトカード』を2回使う
4.『ギフトカード』を3回使う

下1

(1~4のどれかを選んでください)

妹「よーし決めた! 『ギフトカード』を2回使ってから『活路への希望』を使う!」

妹(……というわけでそこまで早送り!)



ターン[1]


妹『溜め』


出田『溜め』


妹のエナジーが[1]増える!

出田のエナジーが[1]増える!





HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


出田

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

ターン[2]


妹『ギフトカード』


出田『エナジー収集妖精』


妹の『ギフトカード』! 出田のHPが[3]増える!

出田の『エナジー収集妖精』! 「妖精」を1つ発生させる!





HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


出田

HP:[8]

エナジー:[0]

状態異常:妖精・1

ターン[3]


妹『ギフトカード』


出田『溜め』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

妹の『ギフトカード』! 出田のHPが[3]増える!

出田のエナジーが[1]増える!





HP:[5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


出田

HP:[11]

エナジー:[2]

状態異常:妖精・1

ターン[4]


妹『活路への希望』


出田『溜め』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

妹の『活路への希望』! 妹のHPが[1]減る!

妹の『活路への希望』! 新たにカードを[11-4]枚ドローする!



妹「さぁ……勝負所!」

妹(出田ちゃんは次のターン、エナジーが6個になって……その次のターンに『波動銃シグマ』でとどめを刺しに来る!)

妹(つまり猶予はあと2ターン! たったそれだけの間に形勢逆転できるような都合のいいカード、引けるかな……いや引くんだ!)

出田「……見極めましたわ! このゲーム、強いカードを引けるかどうか……運試しのゲームというわけですわね!」

妹「見限らないで! んんんんドロー!」ズバァッ


妹の新しい手札


下1~7


カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

妹「『オシリスの天空竜』『熱帯雨林』『シャッフル』『オベリスクの巨神兵』『ラーの翌神竜』『水風船』『ラッキーうんこ』か……」

妹(よし! この手札なら……!)

出田「わたくしの負け……ですわね」

妹「え?」

出田「さぁ! やるならひと思いにやってくださいまし!」ビローン

妹「な、何を!?」

出田「白々しい……今のドローで揃ったではありませんか! 『ホルアクティ』を発動させるための、3体の神が!」

妹「あぁ……たしかに『オシリス』と『オベリスク』は引いたけど……『ラー』は「翼神竜」じゃなくて「翌神竜」だから……ホルアクティのコストには使えないよ」

出田「……でしたらわたくしの有利ですわーっ!」ガバッ

出田「あなたが引いたカードの中で……わたくしの『波動銃シグマ』止められるのは手札を入れ換える『シャッフル』のみ! しかし『波動銃シグマ』が手札に残った場合はもちろん、他にも3神やおうんこが来てもそれらを使ってわたくしが一方的に殴り勝てますわ!」

出田「何故なら! 私だけが妖精さんの力を借り、エナジーを『溜め』てきたから! 結局あなたの貧相なドローでは、ステータスの差を埋めることはできなかったということですわ~~!!!!」

妹「ふふ……でも出田ちゃん。私は『シャッフル』以外にもアレを引いてるよ?」

出田「……『水風船』のことですわね? でもそれはコストが1もある……あなたがこれを使えるタイミングは『溜め』を一度挟んだ2ターン後……わたくしの『波動銃シグマ』と同時ということになりますが」

出田「『波動銃シグマ』と『水風船』が同時に場に出た場合……先に効果が発動するのはどちらか、ご存知?」

妹「……!?」

妹「確かに……同じタイミングで効果が発動する時、コストが高い方のカードの効果が先に処理される。私の『水風船』よりも『波動銃シグマ』が先に発動するから間に合わない……けど、どうしてこんな細かいルールを知ってるの?」

出田「さっきあなたが考えてる間暇だったので、総合ルールを読んできたのですわ~~!!!!」オーッホッホッホ

妹(この子……できる!)


総合ルール(読まなくてもいい)
アルティメット寿司じゃんけん 番外編【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/750))
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/751))
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/752))
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/753))

妹「でも違うよ出田ちゃん。私が言ってたあれはこれ! 『熱帯雨林』!」ビッ

出田(『熱帯雨林』……特定のカードのコストを倍にするカード……)

出田「確かに、『波動銃シグマ』が『熱帯雨林』の効果対象であれば話は違ってきますが……『波動銃シグマ』に湿気に弱そうな点なんてありませんわ。無駄な算段ですわね」

妹「そうかな? 「波動”銃”」なら、火薬が乾燥してなければ使えない。湿気に弱そう! って言えるんじゃない?」

出田「う……!?」

妹「他のカードだって……」

妹「『光の創造神 ホルアクティ』は髪が長いから湿気が多いと大変だよね。湿気に弱そう」

妹「『永久シールド』は永久の密室だから換気できないよね。湿気に弱そう」

妹「『活路への希望』は湿ってたら活路が滑路になっちゃう。湿気に弱そう」

妹「『ギフトカード』は湿気てたら機会が読みこんでくれない。湿気に弱そう」

妹「『エナジー吸収妖精』は体が小さい分、羽が重くなると大変のはず。湿気に弱そう」

妹「『オシリスの天空竜』は、天空に住んでるってことは雨を経験したことがないってことだよね。湿気に弱そう」

妹「『熱帯雨林』は、我々が湿気に弱い時、湿気に弱いのだ。湿気に弱そう」

妹「『シャッフル』は、カードがくっついちゃってシャッフルしづらくなる。湿気に弱そう」

妹「『オベリスクの巨神兵』は、海馬社長の闇遊戯への想いはちょっと湿度が高すぎる。湿気に弱そう」

妹「『ラーの翌神竜』は、弱いから湿気にも弱いんでしょ多分。湿気に弱そう」

妹「『水風船』は、カラっとした真夏日に遊ぶものだから、湿気てる日は売り上げもシケてそう。湿気に弱そう」

妹「『ラッキーうんこ』は、梅雨の時期は下痢になりやすい。湿気に弱そう」

妹「『溜め』は、手と手を合わせるから汗が籠る。湿気に弱そう」

妹「『防御』は、中世の騎士の鎧は蒸れて大変だったらしい。湿気に弱そう」

妹「……というわけで全部湿気に弱そうなんだよ!」

出田「全部屁理屈ですわーっ!?」ガビーンッ

出田「……そ、そんな屁理屈いくらでも言えるでしょう! 『波動銃シグマ』だって、波動を使うんだから振動しやすい水分子はむしろ好相性かもしれませんことよ!」

妹「それも一理あるかもね。でも一理か屁理か、決めるのは出田ちゃんじゃない……私でもない。決めるのは中立の審判さんだよ!」

出田「つまりこれも安価で決めるってことですのね!?」

妹「審判さん! 全カード湿気に弱そうだよね!?」

審判「↓1」


湿気に弱そう判定『↓1』
(0~32767の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『光の創造神 ホルアクティ』は湿気に弱そう
二桁目が1なら『永久シールド』は湿気に弱そう
三桁目が1なら『活路への希望』は湿気に弱そう
四桁目が1なら『波動銃シグマ』は湿気に弱そう
五桁目が1なら『ギフトカード』は湿気に弱そう
六桁目が1なら『エナジー収集妖精』は湿気に弱そう
七桁目が1なら『オシリスの天空竜』は湿気に弱そう
八桁目が1なら『熱帯雨林』は湿気に弱そう
九桁目が1なら『シャッフル』は湿気に弱そう
十桁目が1なら『オベリスクの巨神兵』は湿気に弱そう
十一桁目が1なら『ラーの翌神竜』は湿気に弱そう
十二桁目が1なら『水風船』は湿気に弱そう
十三桁目が1なら『ラッキーうんこ』は湿気に弱そう
十四桁目が1なら『溜め』は湿気に弱そう
十五桁目が1なら『防御』は湿気に弱そう)

審判「『光の創造神 ホルアクティ』『永久シールド』『エナジー収集妖精』『オシリスの天空竜』『シャッフル』『オベリスクの巨神兵』『ラーの翌神竜』『ラッキーうんこ』『溜め』『防御』は湿気に弱そう
『活路への希望』『波動銃シグマ』『ギフトカード』『熱帯雨林』『水風船』は湿気に弱そうじゃない」

妹「『シグマ』が湿気に弱そうじゃ……ない!?」

出田「おーっほっほっほ!」オーッホッホッホ

出田「やはり! あなたの頼みの綱は『シャッフル』だけになってしまいましたわねぇ!? さぁさ、さぁさ、やってみなさいな。あなたのほっそい運でどんな結果になるかやってみなさいな!」

妹「ぬぐぐぐ」

妹(あれとかあれとかを引かれたらその時点で負けで……そうなる組み合わせと全パターンの比率が……)

妹「あぁもうどうせ考えるだけ無駄! お望み通りやってやるぅ! セット!」バッ

出田「セットですわ!」バシィッ

ターン[5]


妹『シャッフル』


出田『溜め』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

出田のエナジーが[1]増える!

妹の『シャッフル』! お互いの安価札をシャッフルして配り直す!



妹「……運命のシャッフル!」

妹(あれ引くなそれ引くなこれ引くな何にも引くな)ゴゴゴ

出田「私の手札はこれですわ~~!!!!」シャシャシャッ


『シャッフル』後の出田の安価札1枚目

このレスのコンマが
00~07なら『光の創造神 ホルアクティ』
08~15なら『永久シールド』
16~23なら『活路への希望』
24~31なら『波動銃シグマ』
32~39なら『ギフトカード』
40~47なら『エナジー収集妖精』
48~55なら『オシリスの天空竜』
56~63なら『熱帯雨林』
64~71なら『シャッフル』
72~78なら『オベリスクの巨神兵』
79~85なら『ラーの翌神竜』
86~92なら『水風船』
93~99なら『ラッキーうんこ』

『シャッフル』後の出田の安価札2枚目

このレスのコンマが
00~08なら『光の創造神 ホルアクティ』
09~17なら『永久シールド』
18~26なら『活路への希望』
27~35なら『波動銃シグマ』
36~43なら『ギフトカード』
44~51なら『エナジー収集妖精』
52~59なら『オシリスの天空竜』
60~67なら『熱帯雨林』
68~75なら『シャッフル』
76~83なら『オベリスクの巨神兵』
84~91なら『水風船』
92~99なら『ラッキーうんこ』

『シャッフル』後の出田の安価札3枚目

このレスのコンマが
00~09なら『光の創造神 ホルアクティ』
10~18なら『永久シールド』
19~27なら『活路への希望』
28~36なら『波動銃シグマ』
37~45なら『ギフトカード』
46~54なら『エナジー収集妖精』
55~63なら『熱帯雨林』
64~72なら『シャッフル』
73~81なら『オベリスクの巨神兵』
82~90なら『水風船』
91~99なら『ラッキーうんこ』



HP:[4]

エナジー:[0]

状態異常:割愛


出田

HP:[11]

エナジー:[6]

状態異常:妖精・1
『永久シールド』『波動銃シグマ』『エナジー収集妖精』→OUT
『ラーの翌神竜』『オシリスの天空竜』『波動銃シグマ』←IN

妹(うっ……怖くて自分の手札が見れない……)

出田「これが……私の手札……」スッ

妹(出田ちゃんは何を引いたんだろ……?)

出田「惜しい。ですわね」

妹(惜しい!? ってことは勝ち確定の手札じゃなかったってこと!? じゃあ私の手札には……)バッ

妹「あのカードがあるは……ず……?」

出田「これが『オベリスクの巨神兵』だったら……三神が揃いましたのに……」ドヤァッピラッ

妹「『波動銃シグマ』……!」

出田「これでおしめぇですわぁ~~!!!!」バシィッ

妹「うぎゃああああ!!!!」

ターン[6]


妹『防御』


出田『波動銃シグマ』


出田の『エナジー収集妖精』! 出田のエナジーが[1]増える!

出田の『ギフトカード』! 妹に[9]のダメージ!





HP:[ー5]

エナジー:[0]

状態異常:なし


出田

HP:[11]

エナジー:[2]

状態異常:妖精・1



ゲームセット! 出田の勝利!

出田「おっほおっほのおっほっほ!」オッホオッホノオッホッホ

出田「快勝ですわ~~!!!!」シャンデリア

妹「ま、負けちゃった」

?「ふん……初心者相手に手も足も出ずか……情けないな」

妹「! き、君は……!」

?「自分の負け星を反省しながらベンチで見ているといい……」

宇宙人「私が勝ち星を取り返すところを!」バァzン

妹「宇宙人君!」



——つづく——

これから大体2ヵ月おきに一試合ずつ進めていくと思います。
よろしくお願いいたします。

そういえば出田さんはシーズン5の717に一言だけ登場していたけど、お嬢様口調じゃなかったりクラスメイトの敵討ちに燃えていて初心者じゃなかったりと、今回の出田とは似ていない部分がある
…姉妹なのだろうか?

カード名:斬射の烏賊露酢
(ギリシャのイカロス)
コ ス ト:3
パ ワ ー:0?
効  果:斬射高校の伝説的なOB…が、昔造りあげたイカから出来た酢。斬射高校の人がこれを飲む事で神がかり的な力を享受すると言われているが…?

>>57
キャラが固まってなかっただけです。忘れてください。

前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

出田「勝ったったったりましたわ~~!!!!」オッホオッホノオッホッホ

出田「胃腑脂論君! 褒めてくださいまし! 褒めてくださいまし!」

胃腑脂論「おお……よくやったっすね」

出田「~♪」

有葉(米田先輩と銃間先輩が卒業になって……一時期、俺と胃腑脂論だけになった我が斬射高校アルティメット寿司じゃんけん部は廃部寸前だった)

有葉「しかし大会前日に出田ちゃんを迎えたことにより! なんとか大会に出ることもできた……! その上勝ち星までもぎ取ってくれるなんて、まったく出田ちゃんさまさまだな!」

出田「どーもどーもですわ!」

有葉「しかし胃腑脂論。こんな有望な幼馴染が居るならどうしてもっと早く勧誘してくれなかったんだ?」

出田「おかげでルール知らないまま初出場を果たしてしまいましたわ!」

胃腑脂論「社会的な死の不安がつきまとうゲームに幼馴染誘うわけねーだろ!」(結局誘ってる)


男「……なんか同志が近くに居る気がする!」ピーンッ

妹「?」

審判「両チーム中堅、前へ!」

宇宙人「胃腑脂論……か」ザッ

胃腑脂論「宇宙人君……すね」

宇宙人(こいつのデュエルは合宿中に一度だけ見たことがあるが……負け確定の手札を連続で引いて何もできずに負けてたな)

宇宙人(斬射高校は層の厚い高校でもないらしいから……選び抜かれた強者ということはなさそうだ)

宇宙人(……最も、それは奴が強くないことを保証するものでもないが)

胃腑脂論(宇宙人君は合宿で見かけたっすね……あの時はズブの素人で、ムラが多いイメージだったっす)

胃腑脂論(でもオイラが1stステージで途中退場した合宿で、宇宙人君は2ndステージまで生き残ってたとか)

胃腑脂論(他にも一瞬で地球の言語を覚えるくらい頭がいいとか、全てのアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーの頭脳を共有してるとか、留年してるとか……色々噂は聞くっすね。少なくとも舐めてかかれる相手じゃなさそーっす)

宇宙人・胃腑脂論(敵の実力は未知数……!!)

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

宇宙人「今度こそは見てみたいな……お前の本気を」ガシャコン

胃腑脂論「言われなくても!」ガシャコン

「「ドロー!」」


宇宙人の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


胃腑脂論の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:ビッグモーター
コ ス ト:0
パ ワ ー:5
効  果:以下の効果を一つ選んで発動できる。
〇相手の車を靴下に入れたゴルフボールで叩くように、相手の手札をゴルフボールで叩き落す。
この時、相手の手を殴って怪我させても良い。
〇除草剤を相手に撒く。除草剤を受けた相手は毎ターン毒で1ダメージ受ける。

このカードの効果を使用した後、自分は炎上するため毎ターンコストを1払わなければならない。

不謹慎なのはダメって前言ってなかったっけ

>>67
以前に人死にが出るようなカードを却下したことがありますが、>>66『ビッグモーター』はただの暴力カードなので大丈夫です。

宇宙人「『印』『はずれ』『挑発』か……」

胃腑脂論「『猛暑』『スプライト・ガンマ・バースト』『ビッグモーター』か……」


妹「これは……胃腑脂論さんの『ビッグモーター』がブチ壊れカードじゃない!? 0コスト5パワーって、これ連打されるだけで宇宙人くん絶対勝てないよ!」

男「いや、大丈夫だ。相手は『ビッグモーター』を連打できない……一度使えば、炎上して毎ターンコストが発生するからな」

男「もし1ターン目に使えば、早速次のターンの支払ができずに、テキスト不順で負けになる」

妹「なるほど……じゃあ1ターン目『溜め』てから2,3ターン目に連打すれば、やっぱり宇宙人くんに耐える方法は……」

男「それもある! 2ターン目に『挑発』を使えばいいんだ」

妹「『挑発』……相手の任意効果を全て強制効果にする……これで『ビッグモーター』の効果を強制発動させて何かいいことあるの?」

男「いいや、ここで強制発動させたいのは相手の『スプライト・ガンマ・バースト』だな」

妹「そっか! 『スガバ』を無理矢理使わせれば、こっちのパワーを2増やせる上に、相手のエナジーを1個消費させられる!」

男「そうすりゃやっぱり支払うコストがなくなって、胃腑脂論の負けってことだな」

妹「じゃあ胃腑脂論くんが2,3ターン目にも『溜め』を使った場合は……」

男「宇宙人も『溜め』ればいい」

男「相手の『スガバ』を利用した『挑発』は、相手の『ビッグモーター』『猛暑』以外の全てのカードに確定で2ダメージ与えることができる。更に『ビッグモーター』にはさっき言った理由で勝ちだし、『猛暑』で防がれても相手のエナジーだけを一方的に減らせる」

男「2連打しかできない状況じゃ、HPで耐えられて逆転されるかもしれないが……3連打できる状況なら、宇宙人にとって『挑発』は撃てば絶対得をするパワーカードになる!『溜め』のあいこは宇宙人にとって有利ってことだ」

妹「なるほど! ってことは、実は宇宙人くんの方が有利ってことだね!?」

男「それはないな。さっき言ったシュミレーションは全部宇宙人が相手の行動を読みきれた場合の話。実際は『溜め』を使うターンに一度でも『ビッグモーター』を決められたらそのまま負けてしまう……綱渡りの試合になるはずだ」

男「おまけに相手が『溜め』ずに『防御』連打してきたら宇宙人に突破の手段はない。ギリギリまで追い詰めたところで強制引き分けにされるって展開もあるだろうな」

妹「じゃあ……宇宙人くんが大分不利ってこと?」

転校生「……とも、限らないね」

宇宙人(何故なら! ここまでの考察は『猛暑』のスリップダメージを無視しているからだ!)

胃腑脂論(各カードの「涼しそう」、「暑そう」判定によって展開は大きく変わってくるっすね……!)


宇宙人(『印』……名前が全音、清流音だ。涼しそうだな)

宇宙人(『猛暑』……正直ずっとクーラーが効いてる部屋に居るから皆が騒ぐほどの実感はない。涼しそうだな)

宇宙人(『はずれ』……あたりはずれがあるということはこれはガリガリ君だ。涼しそうだな)

宇宙人(『スプライト・ガンマ・バースト』……スプライトといえば爽やかなサイダーだ。涼しそうだな)

宇宙人(『挑発』……クールでなければ適切な挑発はできない。涼しそうだな)

宇宙人(『ビッグモーター』……丁度今ヒエヒエの話題だ。涼しそうだな)

宇宙人(『溜め』……”溜”と”涼”は字面が似てる。涼しそうだな)

宇宙人(『防御』……日傘で日光を防御しよう。涼しそうだな)

胃腑脂論(『印』……名前がおしるこに似てる。暑そうっすね)

胃腑脂論(『猛暑』……これが暑そうじゃなければなんなんすか。暑そうっすね)

胃腑脂論(『はずれ』……別に当たりを期待して買ったわけじゃないのにわざわざはずれって書いてあるとムカつく。暑そうっすね)

胃腑脂論(『スプライト・ガンマ・バースト』……バースト・レディは最古参の火属性E・HERO。暑そうっすね)

胃腑脂論(『挑発』……”煽”という字には”火”がある。暑そうっすね)

胃腑脂論(『ビッグモーター』……丁度今アチアチの話題だ。暑そうっすね)

胃腑脂論(『溜め』……手と手を合わせるから汗が籠る。暑そうっすね)

胃腑脂論(『防御』……中世の騎士の鎧は蒸れて大変だったらしい。暑そうっすね)

宇宙人(全部涼しそう!)

胃腑脂論(全部暑そう!)

審判「↓1は涼しそう。↓2は暑そう」


涼しそう判定『↓1』
(0~255の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『印』は涼しそう
二桁目が1なら『猛暑』は涼しそう
三桁目が1なら『はずれ』は涼しそう
四桁目が1なら『スプライト・ガンマ・バースト』は涼しそう
五桁目が1なら『挑発』は涼しそう
六桁目が1なら『ビッグモーター』は涼しそう
七桁目が1なら『溜め』は涼しそう
八桁目が1なら『防御』は涼しそう)

暑そう判定『↓2』
(0~255の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『印』は暑そう
二桁目が1なら『猛暑』は暑そう
三桁目が1なら『はずれ』は暑そう
四桁目が1なら『スプライト・ガンマ・バースト』は暑そう
五桁目が1なら『挑発』は暑そう
六桁目が1なら『ビッグモーター』は暑そう
七桁目が1なら『溜め』は暑そう
八桁目が1なら『防御』は暑そう)

審判「『印』『はずれ』『スプライト・ガンマ・バースト』『溜め』『防御』は涼しそう」

審判「『印』『スプライト・ガンマ・バースト』『ビッグモーター』『溜め』は暑そう」


妹「おっ……これはラッキーじゃない? 『挑発』が暑そうだったらもっと厳しかっただろうし」

男「……これは……」


宇宙人(ラッキー……だな)

宇宙人「さぁ、考察の時間は終わりだ。第1ターン目のセットッ!」バッ

胃腑脂論「……! セットっす!」バッ

ターン[1]


宇宙人『溜め』


胃腑脂論『溜め』


宇宙人のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の暑いカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが[1]増える!



宇宙人

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]


胃腑脂論

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]

妹「よしっ! 1ターン目は宇宙人くんの読み勝ちだぁっ!」


宇宙人「……まだまだ! セット!」バッ

胃腑脂論「セットっす!」バッ



ターン[2]


宇宙人『溜め』


胃腑脂論『溜め』


胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の暑いカウンターが取り除かれ ダメージが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人は涼しいカウンターを消費し ダメージが[1]下がる!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人に[1]のダメージ!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが取り除かれ ダメージが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論は涼しいカウンターを消費し ダメージが[1]下がる!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論に[1]のダメージ!

宇宙人のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論のエナジーが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 宇宙人の暑いカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の涼しいカウンターが[1]増える!

胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが[1]増える!



宇宙人

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]


胃腑脂論

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:涼しいカウンター[1]
暑いカウンター[1]

妹「宇宙人くんの2連続読み勝ちだ! これで宇宙人の『挑発』は打ったら絶対得するカードになったね!」

男「いや……そうはならない」

妹「あぁ、お兄ちゃん、『挑発』が強くなるのは3連打できるようになってからって言ってたもんね。でもそれは『猛暑』のスリップダメージを考えなかった時の話、でしょ?」

妹「今、胃腑脂論さんのHPは『猛暑』のせいで4! 『挑発』2回で倒しきれるんだよ!」

男「……そういう話じゃないんだ」

男「もう既に……宇宙人の負けが確定してるんだよッ!」

妹「…………へ!?」


男「今から胃腑脂論に『ビッグモーター』を連打されれば……宇宙人が耐える方法はない!」

妹「え……あれ? ホントだ! いつの間に!?」

男「1ターン目からさ……『溜め』2回から『ビッグモーター』2回。胃腑脂論にはこの必勝行動があって、その通りに動いている!」

妹「え……でもお兄ちゃん、『挑発』があるから負け確定じゃないって……」

男「それは『猛暑』のスリップダメージを考えなかった時の話、だ。HPが勝手に減らずに5のままなら……胃腑脂論の行動に対して『溜め』2回『挑発』2回で丁度HPを1だけ残して耐えることができた」

男「だがその1HPは……『猛暑』によって前もって削られてしまった!」

男「全ては『猛暑』の裁定……『溜め』が涼しそう、かつ暑そうでない! それが宇宙人があの手札で勝つための最低条件だったんだ。あの裁定は宇宙人にとってアンラッキーだったんだよ!」

妹「そ、そんな……!」

男(タイミング的にチェンジを宣言することはできたはずなのに……必敗に気付けなかったのか!? 宇宙人!)

胃腑脂論「……どうやら、オイラはあんたを買い被りすぎてたようっすね」

胃腑脂論「まぁ、今回は『猛暑』の裁定で状況を把握するのが難しかったっすからね。必敗に気付けなくてもしょうがないっすよ……初心者なら!」

宇宙人「初心者……か」

宇宙人「『社会的な死の不安がつきまとうゲームに幼馴染誘うわけねーだろ』……」

胃腑脂論(……? さっきの、オイラのセリフ……?)

宇宙人「そんなまともなモラルを持っている方が……初心者と呼ぶに相応しいと思うがな」ゴォッ

胃腑脂論「……!?」ゾクッ

胃腑脂論(なんすか、このプレッシャーは……! 宇宙人君は既に負けが確定してると理解しているはず、なのになんで……なんであんな顔ができる!?)

宇宙人「私の実力を見極めたというなら……次はお前の番だ。さぁ見せてみろ……お前の実力を!」

胃腑脂論(な、どのカードを出せば……?)

胃腑脂論(分からないっす……! 本当にこのまま”勝っても”いいんすか!?)


1.いやいいでしょ。『ビッグモーター』だ!

2.きっと何かあるっす! 『防御』連打で引き分けだ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

これ、指定されてるアイテムを持ってないと発動自体ができないのに、それを強制効果にされるせいで強引に発動させられてテキスト不順で負けるってことか

2

ワン打法拳は「ワンに因んだ物」が
曖昧だったから安価が発生したけど、
はっきり書かれている場合は
運営や審判が用意していると思っている
(例:発動する際にわさびチューブ3本を吸って
パワーを上げる「わさびましまし」シーズン3)
その辺りの判断も>>1に聞いておきたいね

☆ルールの補足説明

運営から支給されるアイテムと支給されないアイテムの違いについて

簡単に言うと”所持、用意していないことでテキスト不順になるアイテム”は必ず運営から支給されます。
そうでない場合は支給されません。

過去スレの『わくわくどうぶつふれあいパーク』を例に挙げると(アルティメット寿司じゃんけん 5【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1568454824/199))
『コンマによって出た動物をゲーム中腕に抱えてだっこしなければならない』
という効果で、『動物』を用意できなかった場合、テキスト不順になってしまいます。
この場合は『動物が用意されない場合を想定していないカード』と考え、運営から動物が支給されます。

また、もう一つ過去スレの『ワン打法拳』を例に挙げると(アルティメット寿司じゃんけん 番外編【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631612788/927))
『ワンに因んだ物を持ってスイングして
セットしたとき、このカードのパワーはこのターンのみ8となる』
という効果で、『ワンに因んだ物』の所持は発動条件であり、持っていなくてもテキスト不順になりません。
なので運営から支給されることはありませんでした。


シリーズ「2」以降で上記のルールと矛盾するシーンがあればご指摘ください。その都度ルールを改正するか、誤りを認めます。


今回の試合では『ビッグモーター』の効果を発動した際、靴下・ゴルフボール、もしくは除草剤が胃腑脂論に支給されます。

上記のルールは今作った奴なので、>>77の安価は読者への意図しないミスリードを含んだアンフェアなものになってしまいました。
よって再安価とさせていただきます。>>78の方には、申し訳ございません。


・・・・・・


胃腑脂論(な、どのカードを出せば……?)

胃腑脂論(分からないっす……! 本当にこのまま”勝っても”いいんすか!?)


1.いやいいでしょ。『ビッグモーター』だ!

2.きっと何かあるっす! 『防御』連打で引き分けだ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

宇宙人「セット!」バッ

胃腑脂論「……セットっす!」バッ



ターン[3]


宇宙人『挑発』


胃腑脂論『ビッグモーター』


胃腑脂論の『猛暑』! 胃腑脂論の暑いカウンターが[1]増える!

宇宙人の『挑発』! 胃腑脂論はこのターン 任意で発動可能な効果を全て発動しなければならない!

胃腑脂論の『スプライト・ガンマ・バースト』! 宇宙人の『挑発』のパワーが[2]上がる!

胃腑脂論の『ビッグモーター』! 宇宙人の手札をゴルフボールで叩き落とす!



男「胃腑脂論はやっぱり『ビッグモーター』! しかも発動する効果は……ゴルフボールの方か!」

妹「ひぃっ! 宇宙人君、負けちゃう上に怪我まで……!?」

妹「あっでも、宇宙人君って運動神経いいし……避けちゃえばいっか」

転校生「いや……『相手の手札をゴルフボールで叩き落す。』というテキストは強制効果だ。これを拒絶するプレイヤーはテキスト不順で反則負けになる」

妹「そんな……いやどうせ負けるんなら無傷の反則負けの方がいいでしょ! っていうか今すぐ棄権するべき……」

転校生「彼は……それでも棄権しないだろうね」

転校生(そっちの道を選んだか……宇宙人君)

宇宙人「そっちの道を選んだか……胃腑脂論」

胃腑脂論「負け確定のはずなのに、その表情……ブラフなら大したものっすよ。オイラは結局『何かあるかも』って疑いが晴れなかったっす。あんたを初心者って言ったこと、訂正するっすよ」

胃腑脂論「……だから、これなんす!」ブンブンブン

宇宙人(靴下の中で遠心力を高めるゴルフボール……当たれば骨が逝くな……)

胃腑脂論「『そんなまともなモラルを持っている方が……初心者と呼ぶに相応しいと思うがな』……だったっすかね? あんた、俺が暴力を使えないと仮定してたんじゃないすか?」

胃腑脂論「策がなんだろうが、あろうがなかろうが関係ないっす! このゴルフボールで手札を全部叩き落としてやれば何もできんでしょう!」ブンブンブン

宇宙人「容赦ない風切り音……どうやらしっかりと暴力を振るう覚悟を持っているようだな。私も訂正しよう、お前を初心者だと言った事を」

宇宙人「——そして感謝する。お前にその覚悟がなければ、負けていた」アングリ

胃腑脂論「!?」

胃腑脂論(対戦相手の宇宙人はおもむろに口を大きく開いたかと思うと……)

胃腑脂論(手札を……食べた!)

胃腑脂論「な……何してるっすかぁ!?!?!?」

宇宙人「ふがふが(私がどこで手札を持とうと私の勝手だ)」

宇宙人「ふがふが(ほら、叩き落としやすいようにちゃんとカードも外に出してやってるだろう)」ンムィ

胃腑脂論(確かに、カードの切れ端が数ミリ、唇の先から見えてるっす……)

胃腑脂論「なるほど……これじゃどれだけ強く殴っても手札を全部叩き落とすなんて無理っすね」

胃腑脂論(『叩き落とす』は強制効果だから、オイラが殴った後に宇宙人くんも1枚以上は手札を落とすはずっすが……その1枚は宇宙人くんが自由に選べるってことっすね。やっぱり、あの手札に何か策が……!?)

胃腑脂論(なんにせよ……もうオイラはこのゴルフボールであのカードを叩くしかない。せいぜい相手の思考を鈍らせられるように思いっ切り怪我させてや……)ブンッ

胃腑脂論「……じゃないッッッ!!!!」ビタッ

宇宙人「……」ニヤリ

胃腑脂論(馬鹿っすかオイラは!? 『ビッグモーター』の効果で怪我させていいのは相手の”手”だけ! ここで顔面殴ったらオイラの反則負けっす!)

胃腑脂論(え……? じゃあどうするんすかこれ。もう効果発動の宣言は済ませたし……)

宇宙人「ふがふが(……来ないのか?)」

宇宙人「ふがふが(『相手の手札をゴルフボールで叩き落す。』というテキストは強制効果だ。これを拒絶するプレイヤーはテキスト不順で反則負けになる……が)」

胃腑脂論(やられた……! この場面、殴ればルール不順、殴らなければテキスト不順……! オイラの反則負けが確定してるッス!)

胃腑脂論(これが、宇宙人くんの策……!)

妹「嘘……負け確定の場面から、大逆転しちゃった……!?」

男「すげぇ盤外戦術だ……けど、チェンジ権捨ててまでやるか、普通……!?」

男(大胆不敵……味方でも敵でも目が離せない奴だぜ、宇宙人!)


宇宙人「ふがふが(『何かあるかも』、『だから何かさせる前に潰す』……割り切ったいい考えだったとは思うが……悪いな)」

宇宙人「ふがふが(『何かあるかも』と思わせただけで勝ち……それが真のブラフというものだ)」

胃腑脂論「……!」

胃腑脂論(今にして思えば……3ターン目の煽りはオイラに暴力の選択をさせるための誘導……あの時点で、オイラの思考は『引き分け』か『暴力』の2択に絞られていたっす……!)

胃腑脂論(カードを食べちゃう発想もさることながら……その発想を通すための組み立てが緻密……その手つきは初心者どころじゃない、最早トップクラスアルティメット寿司じゃんけんプレイヤーのそれっす!)

胃腑脂論「……けど、それでも! 勝つのはオイラっすよ!」クルンパシッ

宇宙人「ふが!?(ゴルフボールを靴下越しに握った!?)」

胃腑脂論「オイラに残った唯一の勝ち筋! それはゴルフボールで”カード”だけ叩いて”体”には触れない事! それができればルールとテキストの両方を守れるっす!」

胃腑脂論「さっきみたいにぶんぶん振り回してちゃ難しいっすけど……こう持って、ゆっくり触れれば……」


チョンッ


胃腑脂論「簡単なこと、っすよ……!」

宇宙人「ふが……!(ふが……!)」

胃腑脂論「ふふ……言葉も出ないっすか?」

胃腑脂論(あのプレッシャーが結局ブラフだったってことは……もう相手に逆転の手はない! このままいけば……勝てるっす!)

宇宙人「……」

胃腑脂論「ふっふっふ……」

宇宙人「……」

胃腑脂論「……どうしたんすか? オイラはもう手札を『叩いた』っすよ。早くカードを落とすっす」

宇宙人「……」

胃腑脂論「え……? このままじゃ時間切れで、あんたの反則負けになっちゃうっすよ!?」

宇宙人「……」

審判「ピピーッ! 既定の時間内にプレイが行われなかったため……試合終了ーッ!」ピピーッ

胃腑脂論「ほ、ほらー!」


審判「胃腑脂論選手の反則負けーッ!」ビシィッ

胃腑脂論「はぁ……どうせ勝ちだから一緒っすけど……」

胃腑脂論「……ん!? 審判さん、今なんて……」

審判「ピピーッ!」ピピーッ

胃腑脂論「その後!」

審判「胃腑脂論選手の反則負けーッ!」ビシィッ

胃腑脂論「何っすとぉぉぉぉ!!!!????」ガビーンッ

胃腑脂論「確かにゴルフボールは相手の体に当たらなかったはず……! オイラが一体何の反則を!?」

宇宙人「ふがふが(私が説明してやろう。お前がおかした反則は……二つ!)」ザッ

胃腑脂論「なんでまだカード食ってんだ!(二つも……!?)」

宇宙人「ふがふが(一つは『挑発』で強制効果になった『ビッグモーター』の『相手の手を殴って怪我させても良い。』というテキストを実行しなかったこと!)」

胃腑脂論「あっ」

宇宙人「ふがふが(そしてもう一つは……叩き方がまったく『相手の車を靴下に入れたゴルフボールで叩くよう』ではなかったこと!)」

胃腑脂論「あああっ!」

宇宙人「ふがふが(あのようなソフトタッチでは車に傷一つ付くまい……)」

宇宙人「ふがふが(もっとも、車に傷を付ける勢いで叩いていたとしても、勝敗は変わらなかっただろうがな)」

胃腑脂論「じゃあ……やっぱり……! 勝ち筋なんて残ってなかったんすね……」ズシャアッ



ゲームセット! 宇宙人の勝利!

宇宙人「ふがふが(勝ったぞ)」

男「なんでまだカード食ってんだ!(よくやったぞ宇宙人!)」

妹「さぁ、これで大将戦! 後輩さんにつなぐことができた……ね……」

後輩「すやぁ」スヤァ

妹「まだ回復してなーいっ!」ガビーンッ

宇宙人「当たり前だろう。お前と私の試合……合わせて10ターンにもなってなかったのだからな」

妹「どーすんのどーすんの! 誰が大将戦出るのーっ!?」

宇宙人「後輩の回復が間に合わなかった上……男も右腕が使えないとなれば……」

転校生「残るは僕……ってことになるね」ザッ

妹「転校生さん……!」

妹(転校生さんは基本的に冷静沈着で頼れる先輩だ。実力ももしかしたら部内一かも!?)

妹(でも……大丈夫かな……?)

妹(大のクソゲー運ゲージャンキーで部内勝率最下位だけど大丈夫かなぁ!?)



——つづく——

どうでもいいけど防御連打で引き分けって出来なくない……?

挑発(スプライト込)連打されたらパワー4の挑発と効果が消えてるパワー2の防御がぶつかるわけだからHP4じゃ丁度耐えられないような……

>>96
おっしゃる通りです。申し訳ございません。

そしてこれは言い訳なのですが、一度『猛暑(スガバ込)』を打つとダメージを受けずにエナジーを0にできるので、そこからやっぱり防御連打で引き分けに持ち込むことができます。
試合展開に影響があるミスではないので多めに許してください。

カード名:なにがでるのさ?
コ ス ト:?
パ ワ ー:?
効  果:このカードを引いた時のコンマに対応した
シーズン5の>>859に載っているまともなカードへと変化する


00は100扱い『またその技か?』

31の『頭のおかしい電光石火』は
番外編1の>>225『わりかしまともな電光石火』に
変えても良いものとする

カード名:わりかしまともな電光石火
コ ス ト:0
パ ワ ー:1
効  果:相手の安価カード1枚を選びそれと入れ替わる。わりかしまともなのでいくら使ってもコストは増えないし使用強制もされない

>85
シーズン3の>25
カード名: わさびましまし
コ ス ト:1
パ ワ ー:0
効  果:このカードを出して30秒以内に
チューブわさびを三本完食できればパワー+3

完食しなくてもテキスト不純にはならないから
自分で用意するか、チューブを持っている
他人を探し出す必要がありそうだけど
それを30秒以内に完食まで行うのは厳しそう
なので、運営には事前に用意して頂きたい

>>107
お寿司に関する物はすべて運営が用意するものとします。

他の方々もなんかいっぱい保守していただきありがとうございます。


前の投下分から二ヵ月くらい経ったので生存報告します。
今月は更新なしです。申し訳ございません。
理由はWorldMakerというアプリで趣味で漫画作ってるからです。

https://worldmaker.app/products/2Ew4FndYMd/stories/1epPIo1re8/viewer/

↑こんなの作ってます。私が書いてた異能力バトルロワイヤルとか好きな人は好きだと思います。
よろしくお願いいたします。

いっぱい保守していただきありがとうございます。
前の生存報告から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

審判「両チーム大将、前へ!」

転校生「……」ザッ

有葉「……ん、君は確か……転校生君。どうしてここに?」

転校生「ご心配なく。ちゃんと選手交代の申請は済ませてあるよ」

有葉「そうじゃなくてだな……後輩はどうした……ッ!?」ズォッ

転校生「! ……そういえば君も後輩くんに負けてるんだったね」

転校生「後輩君は今ちょっと疲れてるんだ。僕が代わりを務めるよ」

転校生「自分で言うのもなんだけれど……きっと実力に不足はない。安心してかかってきなよ」ビッ


妹「転校生先輩……自信満々だね」

男「ま、実際後輩と同じくらい強いしな、アイツ。あの悪癖さえなければスタメン入り……どころか元から大将だってあり得たはずだ」

男「運ゲーカードを引くとそれしか使わなくなるという悪癖さえなければ……!」

妹「だ、大丈夫かなぁ!?」

男「祈るしかない……あいつが運ゲーカードを一枚も引かないのを!」


有葉「"安心してかかってきな"……か。そうだな、この大会には敗者復活戦もある。再戦の機会はある……か」

審判「両者、デュエルスタンバイ!」

有葉「だったらここでお前らを負かしても問題ないわけだ!!」ガシャコン

転校生「ああ。僕に負けても問題ない」ガシャコン

「「ドロー!」」


転校生の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓3

カード5 ↓5


有葉の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓4

カード5 ↓6



カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:絶対安心ロボ
コ ス ト:0
パ ワ ー:0
効  果:相手から受けるダメージを0にするがたまに大爆発して500ダメージを受ける

>>125
『絶対安心ロボ』でダメージを受ける確率は27%とします。
(コンマが27なので)

転校生「『好きです!付き合ってください!』『絶対安心ロボ』『めんこ』か……」

有葉「『サイコロン』『パワフルドロー』『ダイソーの店員』か……」


妹「運ゲーカードか盤外戦術カードしかないーッ!?!?!?」

宇宙人「いや……運ゲーでも物理系でもないカードが一枚だけあるぞ……『好きです!付き合ってください!』がな」

妹「いや『好きです!』も裁定次第の運ゲーでしょ」

宇宙人「確かにそう見ることもできるが……使用前に効果が確定するなら、やはり運ゲーではないだろう」

宇宙人「たとえどんな裁定がくだろうとも……"そういう効果"のカードを引いたのと同じだからな。これすら運ゲ―と言ってしまうなら、最初の手札を決めるドローも運だということになってしまうぞ?」

妹「そっか……」


妹「いや最初の手札を決めるドローは運でしょ……あれ? アルティメット寿司じゃんけんってめちゃくちゃ運ゲー……?」

宇宙人「ある男の言葉を借りるなら……『八割が運』らしい」

転校生(何はともあれ『好きです!』の告白をOKしてるっぽい、振ってるっぽい、保留してるっぽいの判定は重要だ……ここは配られたカードを一枚ずつ考察してみようか)

転校生(『好きです!付き合ってください!』……向こうからも告白してきてる。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『サイコロン』……ダイスき。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『絶対安心ロボ』……あなたは死なないわ。絶対安心ロボで私が守るもの。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『パワフルドロー』……ときめきでパンプアップしちゃう人って居るよね。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『めんこ』……"ごめん"の逆だ。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『ダイソーの店員』……そこに愛なら愛ですね。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『溜め』……手で丸を作ってる。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(『防御』……胸に手をあてる所作は心臓の高鳴りをおさえるようだ。告白をOKしてるっぽいな)

転校生(なんということだ……全てのカードが告白をOKしてるっぽいな。だが一応審判さんにも確認しておこう)


有葉(『好きです!付き合ってください!』……先に告白してきたら冷めることってあるよな。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『サイコロン』……サイコは人を好きになれない。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『絶対安心ロボ』……めちゃめちゃ拒絶されてる。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『パワフルドロー』……キレてパンプアップしちゃう人って居るよね。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『めんこ』……逆から読むと"ごめん"だ。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『ダイソーの店員』……そこにないならないですね。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『溜め』……攻撃の準備をしている。告白を振ってるっぽいな)

有葉(『防御』……手でバツを作ってる。告白を振ってるっぽいな)

有葉(なんということだ……全てのカードが告白を振ってるっぽいな。だが一応審判さんにも確認しておこう)


宇宙人(『好きです!付き合ってください!』……こういうストレートな奴ほどキープが居るものだ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『サイコロン』……"き"まで言わずに"ダイス"で止めている。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『絶対安心ロボ』……全然安心できないどっちつかずのカードだ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『パワフルドロー』……引いてくるカード次第だ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『めんこ』……逆から読むと"混迷"だ。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『ダイソーの店員』……ちょっとバックヤード見てきますね。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『溜め』……1ターン目は絶対溜めだからまだ分からない。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(『防御』……防御を使ってる限り永遠に勝負は付かない。告白を保留してるっぽいな)

宇宙人(なんということだ……全てのカードが告白を保留してるっぽいな。だが一応審判さんにも念で確認しておこう)

転校生「審判! 全カード告白をOKしてるっぽいな!?」

有葉「審判! 全カード告白を振ってるっぽいな!?」

宇宙人(審判! 全カード告白を保留してるっぽいな!?)

審判「↓1」

告白をOKしてるっぽい、振ってるっぽい、保留してるっぽい判定『↓1』
(0~6560の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを三進数にした時、
一桁目が『好きです!付き合ってください!』
二桁目が『サイコロン』
三桁目が『絶対安心ロボ』
四桁目が『パワフルドロー』
五桁目が『めんこ』
六桁目が『ダイソーの店員』
七桁目が『溜め』
八桁目が『防御』
の裁定となる。

0なら告白をOKしてるっぽい、1なら告白を振ってるっぽい、2なら告白を保留してるっぽい)

これって保留時の書き方的にどの属性も持たないカードもあるって解釈じゃない?

3333

>>134
どの属性も持たない可能性を失念していました。
>>134への安価は却下とさせていただき、新たに安価します。ご了承ください。
私のミスにより安価を却下することになり、申し訳ございません。



告白をOKしてるっぽい、振ってるっぽい、保留してるっぽい判定『↓1』
(0~65535の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを四進数にした時、
一桁目が『好きです!付き合ってください!』
二桁目が『サイコロン』
三桁目が『絶対安心ロボ』
四桁目が『パワフルドロー』
五桁目が『めんこ』
六桁目が『ダイソーの店員』
七桁目が『溜め』
八桁目が『防御』
の裁定となる。

0ならどの属性も持たない、
1なら告白をOKしてるっぽい、
2なら告白を振ってるっぽい、
3なら告白を保留してるっぽい)

審判「『好きです!付き合ってください!』『絶対安心ロボ』は告白をOKしてるっぽい
『めんこ』は告白を振ってるっぽい
『パワフルドロー』『防御』は告白を保留してるっぽい」


妹「相手の手札に告白をOKしてるっぽいカードがない!」

宇宙人「今の手札で『好きです!』の特殊勝利を狙うのは不可能か……」


有葉「ラッキー……」

有葉(でもなんでもないな)

有葉(ここの裁定は正直どうでもいい。だってこの勝負は相手がエナジーを2つ溜める前に終わるんだからな……!)

有葉(俺の真のラッキーはこっち! 『ダイソーの店員』というぶっ壊れカードを引いたこと!)

有葉(この周囲にある物を問答無用で手に入れることができる効果を発動すれば……相手のデュエルディスクを奪って即ゲームセットだぜ)

有葉(それがなんと1コストで使える! 笑っちゃうくらいのぶっ壊れだ。奴にこれをしのぐ手段はない!)

転校生「……」

有葉(さぁ……俺の勝ち確定で奴も当然気付いているはずだ。チェンジを宣言してくるだろう)

有葉(だがこんなぶっ壊れに対抗できるカードを引く確率は著しく低い! 引けるものなら引いてみろーッ!!)

転校生「……セットだ」スッ

有葉「……!?」

有葉(チェンジしない、だと……!?)

転校生「どうした? 1ターン目は互いに『溜め』で確定しているだろう。君がギャンブラーでなければ、だけど」

有葉(ふん……馬鹿め!)

有葉「セット!」バッ

ターン[1]


転校生『溜め』


有葉『溜め』


転校生のエナジーが[1]増える!

有葉のエナジーが[1]増える!



転校生

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし


有葉

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:なし

妹(あれ……次のターン『ダイソーの店員』でデュエルディスクを奪われたら次のターンから試合が続けられなくなる……転校生先輩負けちゃうんじゃ!?)


有葉(さぁ……このカードを出してゲームセットだぁ!)バッ

有葉「セット!」



1.『ダイソーの店員』!

2.『溜め』!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

転校生「……セット!」パッシィア

有葉「オープンッ! 俺が出したのは『溜め』だ!」クルッ


妹「あれっ……『ダイソーの店員』じゃないの? あれを出せばデュエルディスクでも何でも奪って試合続行不能に追い込めたんじゃ……」

宇宙人「そうは行かんさ。転校生にも対抗札の『めんこ』があるからな……」

妹「『めんこ』ぉ? いやあれは絶対に効果が発動しない激弱カードでしょ……同じテーブルで勝負してるなら叩きつけた風圧で相手のカードをひっくり返すこともできるかもしれないけど……」

妹「アルティメット寿司じゃんけんはお互いがそれぞれ持ってるデュエルディスクを通して勝負するんだから! お互いのセットカードはとても風圧が届く距離じゃないよ!」

宇宙人「逆だ。『めんこ』は絶対に効果が発動するぶっ壊れカード……今まさに奴のカードがひっくり返っただろう」

宇宙人「裏向きにセットしたカードを、表向きにオープンしただろう……」

妹「えっ……あれひっくり返った判定なの!?」

宇宙人「『めんこ』には"カードがひっくり返ったら"という記述しかなく、風圧でひっくり返った場合に限定していない。たとえそれがゲーム進行による処理だったとしても、ひっくり返ったのならば効果は発動する」

妹「だったら……確かに『めんこ』は絶対に効果が発動する。だって裏向きでセットして表向きにオープンするのがルールなんだもん!」

宇宙人「しかもオープンフェイズに発動するから、相手が効果を発動する前にそのカードを奪える……呆れるほどのぶっ壊れカードだ」


有葉「……だが、お前の『めんこ』には一つだけ弱点がある。それはコストが1
もあるという点だ」

有葉「もちろん1コストでも効果にまったく相応しくない低コストだが……それでも1コストは1コスト!! このカードだけを連打することはできない! 必ず1ターンずつ『溜め』をはさむ必要がある!」

有葉「そして1ターンあれば俺のぶっ壊れカード『ダイソーの店員』が発動できる! つまりこのターンお前の『めんこ』を俺の『溜め』に無駄打ちさせて……次のターンで『ダイソーの店員』を使えば俺の勝ちってわけだ!」

転校生「なるほど……僕の『めんこ』が必ず効果を発動させる強カードであることに気付いていたか……」

転校生「もちろん、僕も君が気付いていたことに気付いていたけれどね……オープン!」

ターン[2]


転校生『溜め』


有葉『溜め』


転校生のエナジーが[1]増える!

有葉のエナジーが[1]増える!



転校生

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし


有葉

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

有葉「……ッ、読まれた!?」


妹「読んでたーッ!! 転校生先輩すごい!」

妹「……で、どうなるの? これ」


有葉(俺の太い勝ち筋は以前『ダイソーの店員』! これで勝負を決めたいが……)

転校生(それを『めんこ』で奪えばほぼ僕の勝ち……)

有葉(だがそれを『溜め』や『防御』でいなして奴のエナジーが0になれば俺の勝ち!)

転校生(そこに『溜め』を合わせてエナジーを増やせば……いなし切れない数の『めんこ』を連打して僕の勝ち)


妹「『溜め』ていく勝ち方だと……どれくらい溜めれば必勝なの?」

宇宙人「……おそらく合計で4だな」

妹「今がエナジー2個であと1個溜めれてもまだ勝ちじゃないってことは……転校生先輩がちょっと不利かな?」

宇宙人「いや、有葉側もあと一回『めんこ』をいなしただけでは転校生のエナジーを0にできない。かなり五分に近い読み合いになるな……」

妹「はぁ~よかった。とにかく運ゲーじゃなくて読み合いで勝負が決まるんならどれだけ不利でもいいや」

妹「運ゲー抜きなら負けないでしょ、あの人」

有葉(さぁ、第3ターン目……何を出す?)

有葉(転校生が『溜め』を出すなら『ダイソーの店員』、『めんこ』を出すなら『防御』と決まっているんだが……一応『溜め』を出す選択肢もある)

有葉(相手が何を出して来ても即負けじゃないし……もしこっちがエナジーを4まで溜めれたら『サイコロン』も『めんこ』をいなすのに使えるカードになる。読み合いの回数を一度増やせるからな)

有葉(かといって相手が『めんこ』で来ると読むならやっぱり『溜め』より『防御』を出したい。『パワフルドロー』に頼る可能性を考えるなら『溜め』の方を残しときたいからな)

転校生「セット」バッシィ

有葉(相手はもう決めたか……普通にセットするというミスも犯していない。叩きつけてセットすることにより『めんこ』か『溜め』かどちらを出したか分からないようにしている)

有葉(よし、俺はこれを……)スッ


ビタッ


有葉(……!? なんだ……これは……)

転校生「……どうしたのかな」

有葉「ぐっ……うぅ……!?」ブルブル

転校生「早く出しなよ、そのカード……」ゴゴゴゴゴ

有葉(カードが選べない……!! プレッシャー……!?)

審判「……残り10秒!」

有葉「ッ、セットォ!!」バッ

ターン[3]


転校生『溜め』


有葉『防御』


転校生のエナジーが[1]増える!



転校生

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:なし


有葉

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:なし

男「転校生が無傷でエナジーを溜めた!」

妹「読み勝った!」


胃腑脂論「これでもう有葉部長は読み負けられない……崖っぷちっすか……」

出田「有葉部長-ッ!! 頑張ってくださいましーッ!!」


有葉「はぁ……はぁ……」ダラダラ

転校生「……」

有葉(向こうは涼しい顔してやがるな……たった一度の読み合いでこの消耗差! こいつ、何が"きっと実力に不足はない"だ……おそらく後輩より強い!)

有葉(こんな表現使いたくはないが……最も正確に俺との実力差を表現するなら……)

有葉(格が違う……!!)

有葉「……だからって、じゃあ負ーけたとは言えねぇよな……」スッ

転校生「……!」ピクッ

有葉(大将を任されたからには、何がなんでも勝たなくては!)

有葉「屈辱だぜ……お前に運ゲー勝負を挑むことになるなんてな……セット!」バッ

転校生「……セット!」バッシィ

ターン[4]


転校生『めんこ』


有葉『パワフルドロー』


転校生の『めんこ』! ひっくり返った有葉の『パワフルドロー』を奪う!

[1]-[/]!

有葉に[1]のダメージ!


転校生

HP:[5]

エナジー:[2]

状態異常:『パワフルドロー』←IN


有葉

HP:[4]

エナジー:[2]

状態異常:『パワフルドロー』→OUT

出田「『パワフルドロー』で運ゲー勝負に出た……!?」

出田「ってそれすら無効化されて奪われちまってますわーッ!? セット前に馬鹿正直に言っちゃったからーッ!!」

胃腑脂論「いや……多分これは奪われたんじゃないっす……!」

胃腑脂論「"押し付けた"……!」


有葉「噂に聞いてるぜ、Mr.クソゲージャンキー……例え読み合いでどれだけ有利な状況だったとしても……少しでも負ける可能性があるなら運ゲーに全てを委ねるんだってなぁ……!」

有葉「そんな悪癖に期待するなんて、俺の面子は丸つぶれだぜ……」

有葉「だからこそ! 勝利だけは置いていってもらう!」

有葉「さぁ……その『パワフルドロー』を使え転校生! そして順当に俺の『ダイソーの店員』に負けろッ!!!!」

転校生「……!」


妹「ぎゃあーッッッッ!!!! 読み合いだけで終わると思ったのにィーッッッッ!!!!」

妹「ねぇ! ここで『パワフルドロー』使って勝てる可能性ってどれくらい!?」

宇宙人「0ではない」

妹「ほぼ0ってことォ!?」

宇宙人「まぁ見ていろ……転校生を、信じるんだ」

転校生(普通、人はその人生の中で何回"負けられない場面"に出会うのだろう)

転校生(分からないけれど……おそらく僕のような人間は、その回数が周りと比べて著しく低くなるだろう。勝利自体には全く重きを置かない僕のような人間は……)

転校生(もしかしたら、僕が"負けられない場面"に出会うなんて人生の中でたった一回だけかもしれない。けれど、もしそうなら……)

転校生(その一回は、ここだ)


男「……転校生……!」


転校生(僕が出すカードは……これだ!)スッ


1.うひょおおおお! 『パワフルドロー』だ!

2.この一回くらいは! 『めんこ』だ!

下1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[5]


転校生『めんこ』


有葉『ダイソーの店員』


転校生の『めんこ』! ひっくり返った有葉の『ダイソーの店員』を奪う!

[1]-[/]!

有葉に[1]のダメージ!


転校生

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『ダイソーの店員』←IN


有葉

HP:[3]

エナジー:[1]

状態異常:『ダイソーの店員』→OUT

有葉「何……『めんこ』……ッ!!」


妹「転校生先輩が……運ゲーカードを使わなかった……!?」

妹「けどこれで相手の『ダイソーの店員』を無効化して奪った! 次のターンにこっちが『ダイソーの店員』を使えば必勝だーッ!!」


転校生(『パワフルドロー』ではなく『めんこ』を出した時……僕の体から、"何か"が離れていった……)

転校生(こだわり、歴史、誇り……あるいは神秘が、僕から決定的に欠けた。僕はそれに背いたんだ。きっと単純な読み合いの力も、月並のものになるだろう)

転校生(運ゲークソゲーへの執着こそが僕の強さだと知っていながら……それを手放した。これでもう僕は理想の僕にはなれない、永遠に……)

転校生(でも、これでいいんだ。もっと大事なもののために、戦ったから)


有葉「ぐっ……棄権、する……!」



ゲームセット! 転校生の勝利!

妹「転校生先輩すごーいっ! まともな勝負もできるんだね!」

転校生「ま……できるようになったって感じかな」

宇宙人「私は、あそこで『パワフルドロー』を出してくれると信じていたのだがな……」

男「……悪かったな、転校生」

転校生「……確かに、僕は弱くなるだろう。運ゲーカードから目を逸らし、求道者として勝てなかったことで……」

転校生「でもいいさ。僕は勝つためにアルティメット寿司じゃんけんをやってるんじゃないんだ」

宇宙人「……それも人生、それもアルティメット寿司じゃんけん……か」

転校生「男君。その腕が治ったら……また付き合ってくれよ、僕の運ゲークソゲーに」



——つづく——

ビッくらポンなことに、『アルティメット寿司じゃんけん』の二次創作(?)を書いてくださる奇特な方が現れました。

【二次創作(?)】アルティメット寿司ダンジョン【安価】
【二次創作(?)】アルティメット寿司ダンジョン【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1705269383/)

あちら様の『アルティメット寿司じゃんけん』はルールが変則的でオリジナリティあるものになっており、これからの展開に期待いっぱいです。
このスレを読んでくださっている皆様にもオススメです!


個人的には7年前から『アルティメット寿司じゃんけんの読者になること』を切望していたので、それがようやく叶い、はちゃめちゃに舞い上がっています。

以上、私信でした。こっちの『アルティメット寿司じゃんけん』もよろしくお願いします。

保守ありがとうございます。
前の投下分から二ヵ月くらい経ったので一戦だけやります。

審判「無添高校の勝利ィーッ!!!!」

妹「やったぁ! いろいろあったけどなんとか勝てたね! この調子で次も……」

宇宙人「まだ油断は禁物だぞ。次にそなえて相手チームの試合を見ておこう。向こうの試合の勝者が次の相手だ」ザッ

妹「そうだね! どれどれどっちが勝ってるのかな……」


チュドオオオオン!!!!


妹(向こうのデュエルフィールドが爆発した)

妹「きゃああああッ!?!?!? な、何か物理的に爆発するようなカードが発動したのかな……? 危ないなぁもう!」

宇宙人「いや違う……あの試合にそんなカードは使われていない!」

先生「今のは素のアルティメット寿司じゃんけん力によって起きた爆発……ということだね」

先生(あの立ち昇るオーラ……高校レベルでは規格外だ!)



覇佐美「やれやれこんなもんかよ、全国大会!」バァzン

審判「ゲ、ゲームセット! 雀拳高校の勝利!」



伊和「まったく……覇佐美の奴、こんな所で本気を出すなと言っておいたのに……」

加三「まぁいいだろう。どちらにせよ俺達の勝利は変わらない」


転校生(今勝った子だけじゃない……後ろの二人もとんでもない使い手だ!)


運営「デュエルフィールドが損壊したため……大会を一時中断します! 各参加校の皆様は待機室で待機していてください!」

無添高校 待機室


宇宙人「雀拳高校か……まだあんな強豪が居たとはな」

妹「めっちゃ強そうだったね……」

妹(でも……うちだって去年優勝の強豪校! 今は寝てるけどエースの後輩先輩! トリックスターの宇宙人君! まともにやれば強い転校生先輩! そして、私だって……!)メラメラ

男「……皆試合続きで喉が渇いただろう。飲み物でも買ってくるよ」スッ

妹「あ、それなら私が行って来るよ。お兄ちゃん今は怪我してるし……」

男「いや、俺に行かせてくれ。試合に出れない分、皆にできることはしてやりたいんだ」

妹「……そう? じゃあ、いってらっしゃい!」


男(そうだ……雀拳高校の奴らにだって、万全の状態で戦えれば無添高校は勝てる!)スタスタ

男「そのためにも……ここを通すわけにはいかない!」ザッ

覇佐美「無添高校の男部長……だったっけかな? なんで俺が来るって分かった?」ザッ

男「ふん……お前みたいにアルティメット寿司じゃんけん力を垂れ流しにしている奴、嫌でも気が付くぜ。爪を隠す能もないトンビが」

男(こいつを皆が居る待機室へ行かせたら……試合を待つまでもなく全員再起不能になってしまう! 俺が皆を守らなくちゃ……!)

覇佐美「ふーん……だがあんたのその右腕! 爪を隠してるって風には見えないぜ」

男「ぐっ……!」

覇佐美「あーはっは! この俺と片腕で戦おうなんざ笑わせるぜ!」

覇佐美「いいぜ、来いよ……残りの左腕も俺が叩き折って……」


彼方「それは困るなァ」ヌルッ


覇佐美「!?」

覇佐美「あんた……奈鷹高校の彼方!」

覇佐美(この俺がまったく気配を感じ取れなかった……)

覇佐美「能ある鷹は……か!」

彼方「覇佐美君と言ったかな……君に男君の左腕を壊されるのは困るな。彼が僕と戦う僅かな可能性がゼロになってしまう」

男「彼方、丁度いい所に……頼む! 俺の代わりにこいつを止めてくれ!」

彼方「ああ、是非とも君を守ってやりたい所だ……が! ダメだね。僕はここで見学するだけだ」

男「……!」

彼方「折角敵チーム同士が潰し合おうとしてるんだ。それを個人的な理由で止めたりなんかしちゃあ部員達に示しが付かない。これでも僕は一介の将だからね」

彼方「それに、助けを請うだけの君を見て少なからず失望した……君の『お願い』は聞けないな」

男「……そうか」

覇佐美「……なんだなんだお前ら、俺抜きで話しやがって! 結局どっちが俺と……」

男「じゃあまとめて相手してやる」ザッ

覇佐美「……あ?」

男「さぁ構えろよ……俺はお前らに『トライアングルマッチ』を申し込むッ!!!!」

覇佐美「なっ……!?」

彼方「『GOOD』ッ! それなら『良い』……『お願い』じゃあなく君と『潰し合う』なら『良い』ッ!」

☆トライアングルマッチのルール

トライアングルマッチとは、三人でアルティメット寿司じゃんけんを行うオプションルールです。

各プレイヤーに5のHPと、『溜め』と『防御』と三枚の安価札が配られ、ターンごとにセット、オープン、回収を繰り返し、HPがなくなったプレイヤーの敗北……という基本ルールは変わりません。

通常と処理が異なるのは以下の3点です。

・相手プレイヤーを指定する効果の発動
基本的に、『相手に1ダメージ与える』というような相手プレイヤーを対象にして発動する効果は対戦相手の二人の内、どちらか一方のみを選んで発動します。
更に、相手プレイヤーの指定はセットフェイズに行います。
例えば『防御』をセットする時、二人の内どちらのパワーを下げるかあらかじめ決めなければなりません(この選択はオープンフェイズまで他のプレイヤーには非公開です)。


・ダメージ計算フェイズ
ダメージ計算フェイズを行うのは、「最もパワーが高いプレイヤー」と「最もパワーが低いプレイヤー」です。該当するプレイヤーが複数居る場合、全組み合わせでダメージ計算フェイズを行います。

例1:プレイヤーAのパワー[3]、プレイヤーBのパワー[1]、プレイヤーCのパワー[0]の時、
A[3]-C[0]の組み合わせでダメージ計算を行い、プレイヤーCが3ダメージ受けます。

例2:プレイヤーAのパワー[3]、プレイヤーBのパワー[2]、プレイヤーCのパワー[2]の時、
A[3]-B[2]とA[3]-C[2]の組み合わせでダメージ計算を行い、プレイヤーBとCが1ダメージ受けます。

例3:プレイヤーAのパワー[3]、プレイヤーBのパワー[3]、プレイヤーCのパワー[0]の時、
A[3]-C[0]とB[3]-C[0]の組み合わせでダメージ計算を行い、プレイヤーCが6ダメージ受けます。


・勝敗
敗北したプレイヤーが出た時点でゲームは終了です。その時点で最もHPが高いプレイヤーが勝者となります。該当するプレイヤーが複数居た場合、引き分けです。

ホワンホワンホワン……

・・・・・・

加三「覇佐美……一度他のチームに実力を見せた以上、もう俺はお前を止めん。反則にならない程度に他のチームへ妨害を仕掛けるのもいいだろう」

加三「だがな……奈鷹高校の彼方とだけはやり合うな。あいつだけは一対一じゃお前でも危険だ」

・・・・・・


覇佐美(加三さんが言うなら……マジで俺と同じくらい強いんだろうな。けど……!)

覇佐美「一対一対一ならいいよなァッ!!!!」ザッ

審判「三者、デュエルスタンバイ!」

彼方「君との再戦……叶って嬉しいよ男君ッ」ガシャコン

男「部長の役目を果たす……皆を守る!」ガシャコン

覇佐美「二人ともズタズタにしてやるッ!」ガシャコン

「「「ドロー!」」」



男の手札


カード3 ↓1

カード4 ↓4

カード5 ↓7


覇佐美の手札


カード3 ↓2

カード4 ↓5

カード5 ↓8


彼方の手札


カード3 ↓3

カード4 ↓6

カード5 ↓9




カード名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です)(下記のカードシートをコピペすると便利です)


カード名:
コ ス ト:
パ ワ ー:
効  果:

カード名:オーバードライブ
コ ス ト:1
パ ワ ー:3
効  果:発動した後に捨てることで2人同時に攻撃できる

カード名:そんなカード俺は36枚持っているよ
コ ス ト:4
パ ワ ー:5
効  果:相手のカードを1枚選んで破る事が出来る
破り捨てたカードを自分は36枚持ってる設定になるので、自分はそのカードを使用する事が出来る

>>167『オーバードライブ』の効果は
「ダメージ計算フェイズ終了時、自分とダメージ計算を行わなかったプレイヤーを好きな人数選んでもよい。そうした場合、選んだプレイヤーと自分で一度ずつダメージ計算を行う。その後このカードを破棄する」
とします。ご了承ください。

男「『ステルス迷彩』『メタルブレード』『天罰』か……」

覇佐美「『オーバードライブ』『トライヒハート』『覇者を決めるのに相応しい舞台』か……」

彼方「『呉越同舟』『そんなカード俺は36枚持っているよ』『エネルギー転換』か……」


覇佐美(この手札……考察を始めるより前にまずは)チラッ

彼方(『メタルブレード』の「弱点っぽい」裁定確認……か)チラッ


男(『ステルス迷彩』……メタルの迷彩と言えばメタルギアソリッド。弱点っぽいな)

男(『オーバードライブ』……や…やつの突きや蹴りなら波紋でガードすることもできようぜ…自信はある。しかしあんな切れ味のエッジは! 素手で防御することは不可能だ! おれの一点集中の波紋であっても! 弱点っぽいな)

男(『呉越同舟』……貫通性能があるので船底に穴を空けられる。弱点っぽいな)

男(『メタルブレード』……ネタバレ:メタルブレードが負ける。弱点っぽいな)

男(『トライヒハート』……メタルファイトベイブレードがトライピオに負けるわけがない。弱点っぽいな)

男(『そんなカード俺は36枚持っているよ』……貫通性能があるので何枚あっても裁断できる。弱点っぽいな)

男(『天罰』……神はチェーンソーに弱い。弱点っぽいな)

男(『覇者を決めるのに相応しい舞台』……メタルブレードが生えてる舞台は危ないから誰も来ないだろう。弱点っぽいな)

男(『エネルギー転換』……歯車は様々な運動エネルギーを転換するけど、丸鋸は歯車の上位互換だ。弱点っぽいな)

男(『溜め』……メタルブレードは強そうだけど溜めるブレードは弱そう。弱点っぽいな)

男(『防御』……全方向対応なので当てやすい。弱点っぽいな)

男「審判! 全カード、メタルブレードが弱点っぽいな!?」

審判「↓1」


メタルブレードが弱点っぽい判定『↓1』
(0~2047の範囲で任意の整数を書きこんでください。それを二進数にした時、
一桁目が1なら『ステルス迷彩』は弱点っぽい
二桁目が1なら『オーバードライブ』は弱点っぽい
三桁目が1なら『呉越同舟』は弱点っぽい
四桁目が1なら『メタルブレード』は弱点っぽい
五桁目が1なら『トライヒハート』は弱点っぽい
六桁目が1なら『そんなカード俺は36枚持っているよ』は弱点っぽい
七桁目が1なら『天罰』は弱点っぽい
八桁目が1なら『覇者を決めるのに相応しい舞台』は弱点っぽい
九桁目が1なら『エネルギー転換』は弱点っぽい
十桁目が1なら『溜め』は弱点っぽい
十一桁目が1なら『防御』は弱点っぽい

>>171『そんなカード俺は36枚持っているよ』の効果で場のカードを選ぶことはできないものとします。ご了承ください。
>>175で付けておくべき注釈でした。申し訳ございません。


・・・・・・


男「審判! 全カード、メタルブレードが弱点っぽいな!?」

審判「うん。全カード、メタルブレードが弱点っぽい」

男「えっ!?!?!?」


男(全カードに対してメリット効果が発動するなんて……こいつは最強カードだ!)

男(……なんてことは残念ながら、ない。『防御』を突破できないことは変わらないし……具合が悪いことに俺の手札じゃ他のカードでも『防御』を突破できないので『防御』連打で簡単に完封されてしまう)

男(俺の手札はいつでも引き分けを通されてしまうクソザコな手札だった……)

男(……これが一対一の勝負だったなら!)


男「セット!」

覇佐美「セット!」

彼方「セット」

ターン[1]


男『溜め』

覇佐美『溜め』

彼方『溜め』


男のエナジーが[1]増える!

覇佐美のエナジーが[1]増える!

彼方のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:なし


彼方

HP:[10]

エナジー:[2]

状態異常:なし

覇佐美(1ターン目は全員『溜め』で確定……)

男(ここからは俺の『メタルブレード』を無効化するため『防御』を出してくるか……? 否!)

彼方(2ターン目も、僕達は『溜め』で確定している……!)



ターン[2]


男『メタルブレード』

覇佐美『溜め』

彼方『溜め』


覇佐美のエナジーが[1]増える!

彼方のエナジーが[1]増える!


男[2]-覇佐美[0]!

覇佐美に[2]のダメージ!

男[2]-彼方[0]!

彼方に[2]のダメージ!



覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[10]

エナジー:[2.75]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[4]

状態異常:なし


彼方

HP:[8]

エナジー:[4]

状態異常:なし

彼方(男君の『メタルブレード』を防ぐには僕か覇佐美君のどちらかが『防御』を出す必要があった)

覇佐美(この『どちらかが』って所が要……もし彼方が『防御』を出すなら俺は『溜め』を出せば一方的にアドバンテージを取れた)

彼方(そして相手が『溜め』を出すなら、不利を避けるためにこちらも『溜め』を出さざるを得ない)

覇佐美(結果、俺達は互いに『防御』を出す理由がないので『溜め』を出すしかなかったわけだ……これがトライアングルマッチの妙か!)

男(俺はこの試合、ほぼ『メタルブレード』を連打することになるだろう。『メタルブレード』のコストは1を下回っていて、かつ『覇者を決めるのに相応しい舞台』があるので『溜め』を挟む必要がないからだ)

男(単純な戦略しかとれないだろうが……さっきのターンみたいに、二人の戦いに乗じる形を作れば勝てるはず!)


彼方(さて……ここからが読み合い。すなわち僕が『36枚持っているよ』を出すか『呉越同舟』を出すか……)

覇佐美(俺が『トライヒハート』を出すか『溜め』を出すか……!)

彼方(エナジーが4つ溜まったので早速切り札の『36枚持っているよ』を出したいところだが……)

覇佐美(それを『トライヒハート』でパワー0にしてやれば二人同時に3ダメージ! 勝利に大きく近づくぜ)

彼方(それを読んで『呉越同舟』でダメージ計算をスキップすれば、覇佐美君の方が多くエナジーを消費することになり、アドバンテージが取れる)

覇佐美(それを読んで『溜め』を使えば……『呉越同舟』よりパワーが高いカードが場に無いためダメージ計算がスキップされない)

覇佐美(そして男は『メタルブレード』のパワー低下効果を彼方に使うはずだ。俺が『溜め』を出すなら元々パワー0だし、『トライヒハート』には無効化されるからな。だから……)

覇佐美(そうなったらまた俺と彼方が2ダメージずつ受ける! ただし奴はエナジーを消費して、俺はエナジーを増加させてだ!)


覇佐美(さて奴はどっちを出すかな……どっちかって言うと『36枚持っているよ』を早めに出したいはずだ。あのカードが真価を発揮するのはメタカードの『天罰』を破棄してから……二回目の使用からだ。さっさと一回目を済ませてしまいたいはずだが……)


彼方(さてここは……↓1を出そうか)


1.カードビリビリ!『そんなカード俺は36枚持っているよ』だ!

2.もう少しだけ友達でいようぜ今回は!『呉越同舟』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[3]


男『メタルブレード』

覇佐美『トライヒハート』

彼方『そんなカード俺は36枚持っているよ』



覇佐美「……よしッ! 読み勝ったァ!」

覇佐美(彼方の『36枚持っているよ』に『トライヒハート』をぶつけてやったぞ! ここでHP差を付けれるのは大きい……!)

覇佐美「ふん! お前が何を出すか丸分かりだったぜ彼方ァ……! 世代最強だかなんだか知らないが、大したことないな!」

彼方「なるほど……君は僕の隠した爪を見破ったつもりなわけだ……」

覇佐美「……あ?」

彼方「良いことを教えてあげよう覇佐美君。獲物が鷹の爪を見れるのは……狩られる時だけだ」

彼方「『そんなカード俺は36枚持っているよ』の効果を発動! 対象は覇佐美君……君の『溜め』を破る」

覇佐美「……はぁ?」ビリィッ

彼方の『そんなカード俺は36枚持っているよ』! 覇佐美の『溜め』を破る!

彼方は『溜め』を36枚持ってる設定になる!

覇佐美の『トライヒハート』! 男のパワーは[0]になる!

彼方のパワーは[0]になる!


男[0]-覇佐美[3]!

男に[3]のダメージ!

覇佐美[3]-彼方[0]!

彼方に[3]のダメージ!



覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[3.5]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[2]

状態異常:『溜め』→OUT


彼方

HP:[5]

エナジー:[1]

状態異常:『溜め』×35←IN

覇佐美「な、何やってんだお前……ッ!?」

彼方「……何がかな」

覇佐美「とぼけるなッ! なんで男の『天罰』を破らない!? 次のターンあれを使われたら、手札が40枚になったお前は負ける! 『36枚持っているよ』は絶対最初に『天罰』を破らなきゃ成立しないカードだろうが!」

彼方「確かに、次のターンに『天罰』を使われて負けていただろうね……」

彼方「これが一対一の勝負だったなら!」

覇佐美「あっ……!」バッ

男「く……!」

覇佐美(そうか……この状況、むしろ男は次のターン『天罰』を絶対に出さない……いや出せない!)

覇佐美(何故なら使えば彼方が敗北してその時点で試合終了……だがその時勝利するのは男じゃない)

覇佐美(HPが一番多く残っている俺……! 俺が居るから、男は勝てない!)

彼方「だから僕は負けない……!」

彼方「そして覇佐美君が男君のHPを1だけ上回っているという事実は……僕の命綱であると同時に、当然君の命綱でもある」

彼方「男君をHPで一位にさせてはいけない……さて、次のターンは2ターン目とは違い、僕か君か必ずどちらかが『防御』を出して男君のメタルブレードを無効化しないといけないわけだが……ブレーキ役は君に譲るとしよう」ニコッ

覇佐美(……! 『溜め』を奪われた以上、俺は『防御』しか出すカードがない……チキンレースにもならねぇ!)

覇佐美(今の1ターンでHPが最下位になり、手札が増えて常に即死と隣り合わせなのに……完全にあいつが場をコントロールしている!)

ターン[4]


男『メタルブレード』

覇佐美『防御』

彼方『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[4.25]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[3]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[3]

状態異常:『溜め』×35←IN

ターン[5]


男『メタルブレード』

覇佐美『防御』

彼方『溜め』


彼方のエナジーが[1]増える!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[5]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[4]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし

覇佐美(二連続で『防御』を出させられた……)

覇佐美(さっきの5ターン目は『トライヒハート』を撃つこともできたが……その場合は返す彼方の『36枚持っているよ』で『トライヒハート』を確定で奪われ、決定力を失い俺の勝利は絶望的になる)

覇佐美(これでいい……読み合いは奴が再び『36枚持っているよ』を撃てるようになった6ターン目!)

覇佐美(奴の『36枚持っているよ』に『トライヒハート』を合わせ……ダメージを与えつつ切り札を死守する!)

彼方(その『トライヒハート』を『呉越同舟』でいなせば……次のターン『36枚持っているよ』で『トライヒハート』を奪える)

覇佐美(相手が『呉越同舟』で来るなら……俺は男に向かって『防御』だ! 男は彼方を指定して『メタルブレード』を撃っているだろうから、そのターン誰もダメージを受けずに、なおかつ俺のエナジーだけがプラスになる!)

覇佐美(選択肢は俺も彼方も3ターン目の読み合いとほとんど変わらない……が、重みが段違いだ! なのに……)

彼方「……セット」ゴゴゴゴゴ

覇佐美(あいつが何を出したのか、読めない……! これほどか……世代最強、彼方!)

覇佐美(今の俺では勝てない……)

覇佐美「だったら……成長しなくっちゃあな」ギラッ

彼方「……!」ピクッ

覇佐美(さっきみたいな……あんな爆発するような大きく開いた力じゃあ駄目だ。もっと鋭く……閉じたアルティメット寿司じゃんけん力で……奴を刺す!)


覇佐美(見えた! 俺の出すべきカードは↓1だッ!)


1.切り札で決める!『トライヒハート』だ!

2.相手のいなしをいなす!『防御』だ!

↓1

(1、2のどちらかを選んでください)

ターン[6]


男『メタルブレード』

覇佐美『防御』

彼方『呉越同舟』


男の『メタルブレード』! 彼方の『呉越同舟』のパワーが[4]下がる!

覇佐美の『防御』! 男の『メタルブレード』のパワーが[2]下がる!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[7]

エナジー:[5.75]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[5]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし

覇佐美「よしっ! このターン俺だけがエナジーを増加させたぞ!」

彼方「っ……読み負けた……!」

彼方(しかも……!)

覇佐美(これで俺は一度だけなら『トライヒハート』をいなされてももう一発分エナジーが残る。さっきの読み合いに安定択ができたぞ!)

覇佐美「セット!」バッ

彼方「……セット」スッ

男「……セット」スッ

ターン[7]


男『メタルブレード』

覇佐美『トライヒハート』

彼方『呉越同舟』


覇佐美の『トライヒハート』! 男のパワーは[0]になる!

彼方のパワーは[0]になる!

彼方の『呉越同舟』! このターン彼方と他プレイヤーとの間でダメージ計算は行わない!


男[0]-覇佐美[3]!

男に[3]のダメージ!


覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 男のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 覇佐美のエナジーが[1]増える!

覇佐美の『覇者を決めるのに相応しい舞台』! 彼方のエナジーが[1]増える!





HP:[4]

エナジー:[6.5]

状態異常:なし


覇佐美

HP:[8]

エナジー:[3]

状態異常:なし


彼方

HP:[5]

エナジー:[5]

状態異常:なし

彼方「あぁ……やっぱり出しちゃったか。『トライヒハート』を」

覇佐美「……ふん! このターンは読まれたが問題ない! 俺にはまだ一発分エナジーが残ってる……お前の『36枚持っているよ』に対抗する術は残っているぞ!」

彼方「……今のターンを、様子見の安定択を読まれた、ぐらいにしか思っていないのか……つまり君はまだ気付いてないんだな?」

彼方「今のターンで、勝ち筋がなくなってしまったことに」

覇佐美「……はぁ? 何を言ってる……『36枚持っているよ』には『トライヒハート』! 『呉越同舟』には『防御』! まだまだお前と俺の読み合いのターンだろ!」

彼方「そうやって僕のことばかり見ているからいけない。勝ち筋がなくなったっていうのは君の話じゃなく……男君のことだよ」

男「…………」


彼方「彼の勝ち筋は……一度も『トライヒハート』が使用されず、ダメージを受けずに僕の手に渡ることが最低条件だったんだ。1HPの差であれば、僕がエナジーを溜めなおす際の攻防で逆転することができたかもしれないからね」

彼方「だが今のターンで男君と覇佐美君のHP差は4まで広がってしまった……これは絶対に逆転不可能な差! この勝負、君と僕の読み合いの結果がどうなろうとも、もう男君が勝利する未来はありえない」

覇佐美「……、だ、だったらどうした! 俺とお前の勝負になるだけだろうが!?」

彼方「違うね。トライアングルマッチにおいて勝ち筋を失ったプレイヤーとは敗北したプレイヤーではない……彼は引き続き勝負に参加し続け……そして選べる。僕と君、どちらを勝利させるか!」

覇佐美「……!」

覇佐美(そうだ……俺も彼方も、相手に男と完全に協力されたら勝てねぇ! そして男は自分に勝ちの目がないとなったら……始まる前は潰し合うとか言ってたが、顔見知りの彼方を勝たせるに決まってる!)

覇佐美(トライアングルマッチは、他プレイヤーを殺せないなら、勝ち目を残すように立ち回らないといけなかったんだ……彼方が最初に男の『天罰』ではなく俺の『溜め』を奪ったのもおそらくこれが理由の一つ……)

覇佐美(二人と明確に敵対していた俺は、この原理がさらに不利に働く……この勝負は最初から、俺に不利な勝負だった! それをもっと自覚するべきだった! さっきの読み合い、俺に安定択なんてなかったんだ!)


ゴゴゴゴゴ……


覇佐美(まずいぞ……読み合いの度に三人が放出したアルティメット寿司じゃんけん力が……強大なエネルギー波となって滞留している)

覇佐美(この勝負に負けた者は、敗北の精神的ショックで無防備になったところにエネルギー波の直撃を受け……おそらく今日一日はまともに動けないほどのダメージを負うはず!)

覇佐美(負けるわけにはいかない! だが、敗北を免れる手段が……ない!)

男「……セット」スッ

彼方「……セット」スッ

覇佐美「く……くそぉ……セット!」バシッ

ターン[8]


男『天罰』

覇佐美『トライヒハート』

彼方『そんなカード俺は36枚持っているよ』



覇佐美「……え……あれ?」

覇佐美(男が出したのは『天罰』……? なんでだ)

覇佐美「それを出せば彼方は倒せるが、勝利するのは俺! なのにどうして……」

男「……その通り、これなら最低でも彼方は倒せるからだよ」

覇佐美「……おい、それって……」

彼方「残すなら君の方がマシだってさ」

彼方「僕が勝ち筋を失った場合も、同じことをしただろう……この勝負は最初から、一番弱い君に有利な勝負だったのさ」

覇佐美「…………!」ドクンッ

男「『天罰』の効果を発動! 彼方を敗北させるッ!」



男の『天罰』! 手札の所持枚数が一番多いプレイヤーを敗北させる!



ゲームセット! 覇佐美の勝利!

ドカーンッ!!!!


男「うわあああッ!!!!」ドカーンッ

彼方「ぐわあああッ!!!!」ドカーンッ


覇佐美(エネルギー波となったアルティメット寿司じゃんけん力が二人を襲い……二人は絶命した。俺に今まで味わった事のないほどの怒りを残して……)

覇佐美「ふっ……ざっ……けるなよ……!!!! こいつら、舐めやがってぇぇぇ……!!!!」ブルブル

覇佐美「この借りは必ず返すッ!!!! 本戦でお前らのお仲間をズッタズタにすることでなァッ!!!!」ザッ


彼方「ふー……行ったか。動けるかい、男君」ガラッ

男「あぁ……なんとかな……」パラ……

彼方「やれやれ、どうやら他校の妨害はやめて自分の待機室に戻っていったみたいだね……僕じゃなくて彼を残したのはこうなると読んでいたからかな?」

男「初対面でそこまで読めるかよ、お前じゃあるまいし」

男「ただ一戦分でも奴を消耗させ、仲間が回復したなら……無添高校の内誰がやっても勝つ。そう思っただけだよ」

彼方「……いいチームに育ったみたいだね、無添高校は……もちろん、僕の奈鷹高校だって負けちゃあないけどね」

彼方「さぁ、医務室から見届けようじゃないか。僕らの仲間がどう戦い抜くのか……」


・・・・・・


奈鷹高校 待機室


田中「……今なんか爆発音聞こえたな」

高菜「ま、まさか偵察に出た彼方さんの身に何か……!?」

田中「あいつがそうそう他の奴に遅れをとるとは思えねぇが……」

田中(さっきの雀拳高校の奴に、イレギュラーが絡めばあるいは……)

高菜「無事でいてください、彼方さん……!」

刀「……自分の心配した方がいいんじゃねぇか」

刀「もし彼方さんが戻ってこなかったら……代わりに試合に出るのはお前なんだぞ、高菜!」

高菜「……!」



——つづく——

カード名:敗者復活戦に望みを賭ける者達
コ ス ト:4
パ ワ ー:1
効  果:※4/1はエイプリルフール…
他の高校が勝ち上がるかも知れない

喜色高校(きいろこうこう)
主なメンバー:素白(すしろ)、朱理(あかり)、
青武(せいぶ)、桃堂(とうどう)等

我天学園(がてんがくえん)・高等部
主なメンバー:雨天(うてん)、起点(きてん)、
古典(こてん)、流転(るてん)等

カード名:敗者復活戦に望みを賭ける者達
コ ス ト:4
パ ワ ー:1
効  果:※4/1はエイプリルフール…
他の高校が勝ち上がるかも知れない

喜色高校(きいろこうこう)
主なメンバー:素白(すしろ)、朱理(あかり)、
青武(せいぶ)、桃堂(とうどう)等

我天学園(がてんがくえん)・高等部
主なメンバー:雨天(うてん)、起点(きてん)、
古典(こてん)、流転(るてん)等

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