アルティメット寿司じゃんけん【安価】 (360)

 アルティメット寿司じゃんけん。という競技を語る時、私はいつも小学生だった頃を思い出す。

 寿司じゃんけん・・・。そんなゲームは聞いたこともないという人間も多いだろう。

 だが、きっと貴方も一度はやったはずだ。寿司じゃんけんという競技を。なに、きっと私の説明を聞けばすぐに思い出せるさ。
 
 まず、フックのように重ねた自分の両手を胸の前へ持って行く。そして「やろうぜ」と言えば勝負開始のあのゲームだ。
 
 パン、パン、と小気味よく手を鳴らしつつ『溜め』、『防御』、『攻撃』の三択をリアルタイムで選択するあのゲームだ。

 ・・・思い出してくれただろうか。そう、実はあのゲームには寿司じゃんけんという名前があるのだ。

 ・・・ん?『私はそのゲームをC.Cレモンと呼んでいた』、『私は千溜めだった』だって?

 ふふっ、そう、このゲームはルールのシンプルさと、身一つでできるという手軽さから、とてもローカル性の強いゲームになっている。

 例えば、呼び名以外にも、選択肢の種類にも、地域によって差があるのではないだろうか。

 そう。この三種以外の選択肢という物こそが、君達の知る『寿司じゃんけん』とは違う、『アルティメット寿司じゃんけん』の肝なのだ。

 さぁ、前置きはこれぐらいにして、『アルティメット寿司じゃんけん』のルールを公開しよう。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1492523010


1.プレイヤーは『溜め』、『防御』以外に三種の、合計五種類の技(選択肢)を持つ。

2.このゲームはターン制ではなく、双方のプレイヤーが同時に技(選択肢)を選択し、同時に技を行う。

3.技には必要なコストが設定されていて、そのコスト分のエナジーを消費しなければ選択できない。

4.技にはパワーが設定されていて、相手の技のパワーを上回った分だけ、相手プレイヤーにダメージ与えることができる。

5.技が特殊効果を持っている場合は、基本的にパワー計算前に行う。

6.プレイヤーは最初にHPを5持っており、HPが0以下になった時に負けとなる。

 ・・・どうだい?あまり、こういう説明は得意じゃないから、もしかするとよく理解してもらえなかったかな。

 ・・・ん?『溜め、防御以外の技は一体何なんだ』だって?

 あぁ、私としたことが『アルティメット寿司じゃんけん』の一番重要なルールを説明し忘れていた。面目ない。

 『溜め』、『防御』以外の三種の技はね。君達が決めるのさ。



7.『溜め』、『防御』以外の三種の技は、安価で自由に決められる。



 うん。こんな所かな。他にも解らない点があったらドンドン質問してくれ。私なりに、精一杯説明させていただこう。

 では、そろそろ始めようか。

 

 アルティメット寿司じゃんけんトーナメント!!

A太郎(俺の名前はA太郎。妹の病気を治すために、このトーナメントに参加している)

A太郎(このゲームは八割方、技の構成による)

A太郎(さぁ、強いの来い!)



技1

技名:溜め

コスト:0

パワー:0

効果:エナジーを 1 溜める



技2

技名:防御

コスト:0

パワー:0

効果:相手のパワーを 2 下げる(マイナスにはならない)



技3

>>6


技4

>>7


技5

>>8



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

技名:ドレインアタック
コスト:4
パワー:3
効果:与えたダメージと同じ量のHPを回復する。

技名:まもなくお寿司が到着します

コスト:1

パワー:2

効果:場の流れがよくない時に使うと改善することがある

技名:カウンター
コスト:2
パワー:0
効果:相手が出した技を跳ね返す

技3

技名:ドレインアタック

コスト:4

パワー:3

効果:与えたダメージと同じ量のHPを回復する。



技4

技名:まもなくお寿司が到着します

コスト:1

パワー:2

効果:場の流れがよくない時に使うと改善することがある



技5

技名:カウンター

コスト:2

パワー:0

効果:相手が出した技を跳ね返す




A太郎(ふんふん・・・悪くないんじゃないか?)

A太郎(『ドレインアタック』・・・強力な効果とパワーだが、コストも相応に高い。他に溜め系の技もないし、活用するのは難しいか・・・?)

A太郎(『まもなくお寿司が到着します』・・・ふざけた技名だが、コスパがいい。効果もギャンブル臭いがデメリットもないし、この技が主体になるかな)

A太郎(『カウンター』・・・さらにこの技が有れば相手の大技に牽制が効く)

A太郎(ただ、パワーが0の技に対して使うと、ただエナジーを消費するだけになるから、注意だな)



A太郎「うん。どんな状況からでも勝ちを狙える、かなり強い構成と言っていいだろう」

A太郎(さて・・・お相手はどうだ・・・?)



・・・

・・・



B次郎(俺の名前はB次郎。妹の病気を治すために、このトーナメントに参加している)

B次郎(このゲームは八割方、技の構成による)

B次郎(さぁ、強いの来い!)



技3

>>12


技4

>>13


技5

>>14

技名:血の代償
コスト:0
パワー:0
効果:自分のHPを1削りコストを3増やす

技名:ジャマー
コスト:任意
パワー:0
効果:コスト分のターン、相手は「溜め」によってエナジーを溜めることができない

技名:おうむ返し

コスト:1
パワー:技次第

効果:相手の技をコスト、発動条件関係無しに発動させる

技3

技名:血の代償

コスト:0

パワー:0

効果:自分のHPを1削りコストを3増やす



技4

技名:ジャマー

コスト:任意

パワー:0

効果:コスト分のターン、相手は「溜め」によってエナジーを溜めることができない



技5

技名:オウム返し

コスト:1

パワー:技次第

効果:相手の技をコスト、発動条件関係無しに発動させる



B次郎(こ、これは・・・!!)



・・・

・・・



実況「さぁーあ!まもなくアルティメット寿司じゃんけんトーナメント、第一回戦が始まります!」

解説「お互い、三種の技が決まったようですね」

実況「A太郎選手!『ドレインアタック』『まもなくお寿司が到着します』『カウンター』!」

解説「B次郎選手、『血の代償』『ジャマー』『おうむ返し』・・・ですか」

実況「さぁ!両選手がお互いの技を確認します!この瞬間から、既に熱い読み合いが・・・!」

解説「・・・いや、この試合に読み合いは有りませんね」

実況「・・・えぇっ!?何でです!」

解説「・・・B次郎選手の技構成が原因です」

実況「う~ん。どれも個性的で、面白い試合になると思うんですが・・・」

解説「・・・試合が始まる前に、解説しましょう」



・・・

・・・



A太郎(相手の技は『血の代償』『ジャマー』『おうむ返し』か・・・)

A太郎(何と言う事だ・・・!)

A太郎(勝 っ て し ま っ た)

A太郎(・・・結論から言えば、相手の技には、俺にダメージを与える術がない・・・)

A太郎(まず『血の代償』大幅に溜められる強力な技だ、が、もちろんパワーは0)

A太郎(次に『ジャマー』。『血の代償』とのコンボがかなり厄介だが、これもパワーは0)

A太郎(最後に『おうむ返し』たったの1コストで相手のどんな技でもコピーできる優秀な技だが・・・)

A太郎(あくまでコピーするのみ、つまり、俺の技のパワーを上回る事はできない)

A太郎(結論。俺にダメージを与えることはできない。というわけだ)

A太郎(とはいえ、実は結構ギリギリだった)

A太郎(もし、俺がパワー3の『ドレインアタック』を引けていなかったら、相手に『防御』を連打されて引き分けになっていただろうからな)

A太郎(まさか、使えないと思っていた『ドレインアタック』のおかげで勝利できるとは。奥深いゲームだぜ)



・・・

・・・



解説「・・・・・・という訳なんです」

実況「なんと・・・!まさか試合が始まる前から勝負が決まってしまうとは」

解説「それは違いますね。このアルティメット寿司じゃんけんという競技は、技を決める時点から、すでに試合が始まっているのです」

実況「うーんなるほど。では、このままB次郎選手は・・・」

解説「棄権、するでしょうね」



審判「B次郎選手、君・・・」

B次郎「・・・どうしたんです、審判さん。僕も彼もお互いの技を確認しました。早く、試合開始を宣言してください」

審判「・・・!解った。私達に棄権を強制することはできないからな・・・試合開始!」

A太郎(なんだ・・・?棄権しないのか?まぁ、いい。俺が負けることなんて、絶対にないんだからな)

A太郎(ここは素直に『溜め』を選択しよう)

B次郎「・・・」スッ

審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 1


A太郎『溜め』


B次郎『血の代償』


A太郎のエナジーが 1 増える!

B次郎のエナジーが 3 増える!

B次郎のHPが 1 減る!



A太郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし


B次郎

HP:4

エナジー:3

状態異常:なし

A太郎(!?自らダメージを負うだと!?ピエロを演じるつもりか!?)

A太郎(・・・速攻で決めてやる!『まもなくお寿司が到着します』だ!)

B次郎(・・・来い!)スッ

審判「両者選択完了!オープン!」

A太郎『まもなくお寿司が到着します』


B次郎『おうむ返し』


A太郎がエナジーを 1 消費!

B次郎がエナジーを 1 消費!

B次郎の『おうむ返し』の効果発動!

B次郎が相手の技を発動する!


B次郎『まもなくお寿司が到着します』

A太郎「ふん!技をコピーしても、パワーは相殺されるだけ!俺の有利は変わらない!」

B次郎「そうだな・・・俺にはエナジーが有るが、使い道は無いし、HPも負けている・・・」

B次郎「お前は依然、有利のままだ・・・」

A太郎「・・・?」

B次郎「そう・・・!俺は!今!こんなにも不利だ!」

A太郎「・・・!!しまった!」

B次郎の『まもなくお寿司が到着します』の効果発動!

場の流れがよくない時に使うと改善することがある!



>>27!!(何も起こらなかった。も可)

A太郎がすかしっぺをしようとしたら盛大にブリブリ鳴ってしまった

A太郎

HP:5

エナジー:0

状態異常:うんこ


B次郎

HP:4

エナジー:2

状態異常:なし

 A太郎が『まもなくお寿司が到着します』を選択したのは、完全に油断だった。

 もうA太郎は油断しない。これからは『溜め』と『ドレインアタック』のみを選択してゆく。
 
 それを悟ったB次郎は、3ターン目に棄権した。
 
 一応、相手が『ドレインアタック』を使うターンに、こちらが『おうむ返し』を選択できれば、ノーダメージで続行できる。

 だが、依然、攻撃手段が無いという事実は変わらず、その上相手の選択を全て読み切るなんて到底不可能な事だった。

 そして何より、かの状態のA太郎をこの場に縛り付け続けるなど、B次郎にはできなかった。




決着


勝者:A太郎


敗者:B次郎

椎三郎(・・・酷い決着だったな)

椎三郎(しかし、運次第ではB次郎が勝利していた可能性も十分あり得た)

椎三郎「一見、負けが確定したような手札でも、無限の勝ち筋が有る・・・それが」



泥四郎「アルティメット寿司じゃんけん。というものだ」

椎三郎「!お前は・・・」

泥四郎「お前の次の対戦相手さ。先にコートに行ってるぜ」スタスタ



椎三郎(気味の悪い奴だ・・・だが、負ける訳にはいかない)

椎三郎(病気の妹が待ってるんだ・・・!)

実況「さぁ!気を取り直して、第二回戦が始まろうとしています!」

解説「お互いの技が決まる瞬間。目が離せませんね」



泥四郎(さっきみたいなお粗末な勝負にならないように、まとも技を引かなければ・・・)

泥四郎(情けない所は見せられない。病気の妹が待ってるんだ・・・!)



実況「さぁ!両選手の技が決定しました!」

椎三郎




技3

>>36


技4

>>37


技5

>>38



泥四郎



技3

>>39


技4

>>40


技5

>>41



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

技名:蚊取り線香
コスト:1
パワー:0
効果:同ターンに相手がパワー1の技を選択していた場合、相手に5のダメージを与える

技名:ビッくらポン!

コスト:2

パワー:5 (成功時)

効果:ギャンブル技。成功すればパワー5だが失敗すれば1になる。(失敗の確率は80%)

技名:ガスターグリッヂ
コスト:6
パワー:1
次のターン、何かがバグりおかしくなる

技名:チャージショット
コスト:所持コストを全消費
パワー:消費したコスト分
効果:なし

技名:毒霧
コスト:2
パワー:0
効果:次ターンの相手の行動を防御に固定する

技名:マッハパンチ
コスト:0
パワー:1
ダメージ判定を最速で行う。
(相手よりパワーで劣っていても、最初に1ダメージを与えた上で、相手からのダメージを受ける)

実況「さぁっ!両選手の技が出揃いました!椎三郎選手、『蚊取り線香』『ビッくらポン!』『ガスターグリッヂ!!』」

解説「泥四郎選手、『チャージショット』『毒霧』『マッハパンチ』・・・ですね」

実況「うーん、これまた個性的な技揃い!解説さんはどう思いますか!」

解説「いやはや・・・これは・・・『マッハパンチ』強すぎですね。チートと言って差し支えない」

実況「へぇ、確かに相手のパワー関係無く攻撃を通せるというのは、強力ですが・・・パワーは1ですよ?そこまでの物ですか」

解説「そこまでの物です。注目すべきはコスト。0、なんと0なんです。いいですか、この競技における『攻撃技』には基本的にリスクがあります」

実況「と、言いますと?」

解説「それは、コストを無駄にしてしまう可能性が有る。ということです。例えば、パワーが2以下の技を『防御』されてしまうと・・・」

実況「攻撃は無効化され、消費したコストが無駄になってしまいますね」

解説「だがしかし、0コストの『マッハパンチ』にはそのデメリットがない」

解説「『攻撃』に対しては『防御』。『防御』に対しては『溜め』。『溜め』に対しては『攻撃』。寿司じゃんけんとは本来こういう三竦みによる駆け引きのゲームです」

解説「『マッハパンチ』はそれを根底から覆している。チョキとあいこにできるパーみたいなものです」

実況「はぁ・・・でも、椎三郎選手には、『防御』に代わる『チョキ』が有りますよね?」

解説「『蚊取り線香』。ですね」

実況「『蚊取り線香』が発動すれば、一気に5ダメージ!」

解説「発動すれば・・・ですけどね。『溜め』で対応されてしまうと、椎三郎選手はコストを無駄に消費してしまう」

解説「さらに泥四郎選手には、先程のB次郎選手とは違い、ちゃんとエナジーの使い道が有る」

解説「『チャージショット』・・・3、4パワー出せれば十分脅威になります」

解説「実際、泥四郎選手は、最初以外『マッハパンチ』を出さなくっても良い。選択肢に有るというだけで、椎三郎選手は自滅する可能性も有りますからね」

実況「たったパワー1の技が、そこまで・・・」

解説「事実、『マッハパンチ』を連打するだけでB次郎選手は完封。A太郎選手も『まもなくお寿司が到着します』以外に突破口はありません」

実況「何と・・・!!」

解説「椎三郎選手に勝ち筋があるとすれば・・・」



・・・

・・・



審判「試合開始!」




椎三郎(くそっ・・・厳しいな・・・)スッ

泥四郎「へへっ・・・」スッ

審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 1


椎三郎『溜め』


泥四郎『マッハパンチ』


椎三郎のエナジーが 1 増える!

椎三郎のHPが 1 減る!



椎三郎

HP:4

エナジー:1

状態異常:なし


泥四郎

HP:5

エナジー:0

状態異常:なし

実況「予想通りの展開ですね」

解説「やはり数字にすると怖いですね」

解説「そして、この先も予想通りなら・・・」



泥四郎(手堅く『溜め』ていくか・・・)スッ

泥四郎(『チャージショット』のパワーを上げておきたいしな)

泥四郎(あいつ深読みして自滅してくれればもっと最高だぜ)

椎三郎「・・・」スッ

審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 2


椎三郎『溜め』


泥四郎『溜め』


椎三郎のエナジーが 1 増える!

泥四郎のエナジーが 1 増える!



椎三郎

HP:4

エナジー:2

状態異常:なし


泥四郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし

実況「泥四郎選手、手堅く行ったぁ!」

解説「安定行動が有る。これはそのまま強さに直結します」

実況「だが、椎三郎選手も自滅しなかったッ!」

解説「賢明です」

実況「これで椎三郎選手のエナジーは2!これはつまり!」

解説「えぇ・・・狙っているんでしょう」



泥四郎(『ビッくらポン! 』・・・!)



椎三郎「・・・」スッ

泥四郎(あいつはもう選択したみたいだな・・・)

泥四郎(俺はどうする・・・?)



1.当たっても外れてもいいように、手堅く『防御』だな

2.どうせ『ビッくらポン! 』なんて外れるだろ!『マッハパンチ』だ!

3.どうせ『ビッくらポン! 』なんて外れるだろ!『溜め』だ!



泥四郎の選択は?

>>50

(1、2、3の中から選んでください)

2

泥四郎(どうせ『ビッくらポン! 』なんて外れるだろ!『マッハパンチ』だ!)

審判「両者選択完了!オープン!」



ターン 3


椎三郎『溜め』


泥四郎『マッハパンチ』


椎三郎のエナジーが 1 増える!

椎三郎のHPが 1 減る!



椎三郎

HP:3

エナジー:3

状態異常:なし


泥四郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし

実況「椎三郎選手!『溜め』!『溜め』だ!」

解説「ほう・・・」

実況「解説さん!これは!?」

解説「・・・保険を作っておきたいんじゃないでしょうか。もし、『ビッくらポン!』が外れれば、エナジーが0。『蚊取り線香』も使えませんからね」

解説「そうならないようにエナジーを3にしておきたかった。泥四郎選手が『防御』してくれる可能性もあったわけですから」

実況「う~んなるほど」

解説「それに、これで椎三郎選手の動きに余裕ができた。つまり」



泥四郎(次は『ビッくらポン!』、『蚊取り線香』・・・どっちだ・・・!?)



解説「ここに来て、対等な読み合いが生まれる!」

実況「・・・ん?でも、泥四郎選手にはまだ安定行動があるじゃないですか」

解説「ふむ・・・それはなんですか?」

実況「『防御』ですよ。『蚊取り線香』を無効化できるし、『ビッくらポン!』の大当たりでの即死もない」

解説「あぁ・・・そうですね。この場における『防御』は安定行動です」

実況「安定行動が有るだけで強い!ですよね!」

解説「そうですね。その通りです。ですが・・・」



泥四郎「・・・っ」バッ

椎三郎「・・・」スッ

審判「両者選択完了!オープン!」



解説「安定行動だけを取る人間を、強いとは言えません」

ターン 4


椎三郎『溜め』


泥四郎『防御』


椎三郎のエナジーが 1 増える!



椎三郎

HP:3

エナジー:4

状態異常:なし


泥四郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし

泥四郎「『溜め』・・・だと・・・ッ!」



実況「よ、四連続!椎三郎選手!試合開始から四連続で『溜め』だぁーッ!」

解説「ううん・・・上手い」

実況「これでエナジーは4!これはもしや!?」

解説「狙えますね・・・『ガスターグリッヂ』・・・!」

実況「な、なんということだぁーッ!!」

解説「いやぁ・・・『マッハパンチ』に『チャージショット』が相手じゃあ、コスト6の技なんて、死に技になると思っていましたが・・・見事な試合運びです」



椎三郎「『ガスターグリッヂ』の効果は全くのランダム。発動すれば勝負は五分・・・!!」

椎三郎「20%よりよっぽど良い確率だぜ・・・!」

泥四郎「ぐっ・・・!!」

実況「泥四郎選手、『マッハパンチ』を深読みさせ、相手の自滅を狙っていたつもりが・・・」

解説「『蚊取り線香』、『ビッくらポン!』を深読みしてしまい、自滅してしまった・・・ということです」



解説「改めて解説しますと・・・椎三郎選手は『溜め』を後二回と『ガスターグリッヂ』を一回発動する必要があります」

実況「『ガスターグリッヂ』も数に入れるんですか?」

解説「『ガスターグリッヂ』の効果は『次のターン、何かがバグりおかしくなる』ですから、発動したターンも生き残る必要が有るんです」

実況「なるほど」

解説「そして椎三郎選手の残りHPもちょうど3。つまり、泥四郎選手が『マッハパンチ』を三回当てる事ができれば、『ガスターグリッヂ』を阻止し、勝利できます」

実況「ですが、『蚊取り線香』を喰らってしまうと・・・?」

解説「ジ・エンドです」



泥四郎(なんでだ・・・?どうしてだ・・・?)

泥四郎(技構成は俺の方が有利だったはず・・・!なのに・・・何故・・・!)

泥四郎「なんで俺が綱渡りをしている・・・!」

泥四郎「・・・くそっ」スッ

椎三郎「・・・」スッ

ターン 5



椎三郎『溜め』


泥四郎『マッハパンチ』



ターン 6



椎三郎『溜め』


泥四郎『マッハパンチ』



椎三郎

HP:1

エナジー:6

状態異常:なし


泥四郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし

実況「『マッハパンチ』が二回当たった!」

解説「椎三郎選手もきっちり『溜め』ています。このターンが、大きな分かれ目となります」

解説「泥四郎選手の勝利か、『ガスターグリッヂ』の発動か」

実況「・・・ん?それははまだじゃないですか?例えば」

ーーー

椎三郎『蚊取り線香』


泥四郎『チャージ』

ーーー

実況「だったら、勝負続行じゃないですか」

解説「いえ、その場合は次のターンに泥四郎選手は『毒霧』が使えます。そうなれば椎三郎選手にできる抵抗は『ビッくらポン!』だけです」

実況「なるほど・・・死に技だと思っていた『毒霧』がここで・・・」

解説「さぁ、椎三郎選手が技を選びましたよ」



椎三郎「・・・」ニヤリ

泥四郎「ぐっ・・・!うおおお!」



椎三郎の行動は?

1.『蚊取り線香』

2.『ガスターグリッヂ』

>>61



泥四郎の行動は?

1.『マッハパンチ』

2.『チャージ』

>>63

>>60
じゃあ運に任せよう

同じくコンマに委ねよう
奇数1
偶数2

どうなるんだ、これ
マッハパンチの判定が先に来て泥の勝ちか?

ターン 7


椎三郎『蚊取り線香』


泥四郎『マッハパンチ』


椎三郎の『蚊取り線香』が発動!

泥四郎の『マッハパンチ』のパワーは 1 !

泥四郎に 5 のダメージ!



椎三郎

HP:1

エナジー:5

状態異常:なし


泥四郎

HP:0

エナジー:1

状態異常:なし

実況「け、決着!決着です!椎三郎選手!ここで初めて『溜め』以外の技を選択!『蚊取り線香』でフィニッシュだーッ!!!」



泥四郎(・・・負けた・・・)


『一見、負けが確定したような手札でも、無限の勝ち筋が有る・・・それがアルティメット寿司じゃんけん。というものだ』


泥四郎(偉そうに言っておきながら・・・俺はそれを理解できていなかったんだな・・・)

泥四郎(つまり、これは逆でもあるんだ)


『一見、勝ちが確定したような手札でも、無限の負け筋が有る・・・それがアルティメット寿司じゃんけん。というものだ』


泥四郎「今更気付いても遅い・・・か・・・」



決着


勝者:椎三郎


敗者:泥四郎

>>64

ルールの補足説明

効果発動の優先順位は、コストが高い方の技とします。

同じコストの場合は

1.HP、エナジー、パワーが増える効果

2.その他の特殊効果

3.HP、エナジー、パワーが減る効果

の順で解決していきます。

『蚊取り線香』は『マッハパンチ』より早く、『マッハパンチ』は『防御』より早く発動します。

後付けですみません。



ゲームの特性上、また、>>1の知能の低さ故、また新たな矛盾点がポロポロ出てくると思いますが、

その都度、温かい目で見てもらえれば幸いです。もちろん、矛盾点が出ないように頑張ります。

ここまで読んでくださり、また、レスをくださりありがとうございます。

今後ともよろしくお願いいたします。

 観客席の隅っこに、一人の男が居た。

飯五郎「・・・見事な逆転劇だったなぁ」

 彼の名は飯五郎。病気の妹のためにこのトーナメントに参加している。

飯五郎「アルティメット寿司じゃんけんはかくあるべし。と見せつけられたようだ」

飯五郎「優勝するにはあいつと、いや、あいつ以上の奴と戦わなければならないのか・・・」

飯五郎「いや、気持ちで負けちゃいかんな。病気の妹が待ってるんだから・・・」



???「おいおい、もう決勝戦の話かよ」



飯五郎「!お前は確か・・・」

衛府六郎「お前の対戦相手、衛府六郎さ」

飯五郎「衛府六郎」

衛府六郎「決勝の話なら、まず俺を倒してからにするんだな」

衛府六郎「もっとも、俺もだまってやられる訳にはいかんがね」

衛府六郎(里に置いてきた、病気の妹のためにも・・・!)

飯五郎「・・・」


『マモナク第三回戦デス。選手ノ二人ハコートヘ、コートヘ』


衛府六郎「おっと、そいじゃぼちぼち行こうぜ」

飯五郎「・・・うむ」



実況「さぁ!第二回戦の熱も冷めやらぬまま、新たなる二人の戦士が!あの戦場に立ち、戦いのゴングを待っております!」

解説「いやぁ、次はどんな試合になるでしょう。おっと、両選手の技が決まったようですよ」

実況「一体ー!?」

飯五郎




技3

>>73


技4

>>75


技5

>>77



衛府六郎



技3

>>74


技4

>>76


技5

>>78



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

ゾンビの力

コスト0
パワー0

負けが確定しても一回だけ復活

技名:リベリオン
コスト:0
パワー:0
効果:このターンにダメージを受けるとダメージが1増えるが、 エナジーが2溜まる

技名 バクチキュアー
コスト 1
パワー 0
効果 コンマ下1桁÷3回復 端数は切り上げ 最大3回復 だが0を引くと自分に2のダメージ

技名:ディスチャージ
コスト:3
パワー:2
効果:防御無効、自身も2ダメージ

技名 停止
コスト1
パワー0
1ターンの間自分も相手もノーダメージ

技名:封印撃
コスト:3
パワー:1
効果:ダメージを与えると相手の技一つを選び試合中使えなくする。

実況「出ましたっ!飯五郎選手、『ゾンビの力』『バクチキュアー』『停止』」

解説「衛府六郎選手、『リベリオン』『ディスチャージ』『封印撃』」

実況「・・・解説さん。これは・・・」

解説「お、気付きましたか」

実況「・・・飯五郎選手・・・B次郎選手と一緒で攻撃手段がないですよね?」

解説「はい。ありませんね」

実況「・・・ってことは、もう試合終了ですか!?飯五郎選手の、負け!?」

解説「いえ、これはおそらく引き分け、仕切り直しでしょう」

実況「引き分け・・・?」

解説「ええ、飯五郎選手が『防御』を選択し続ければ、衛府六郎選手にも突破手段がありませんからね」

実況「え?でも、衛府六郎選手の『ディスチャージ』は防御無効では?」

解説「よく効果を見てください。『ディスチャージ』は同じだけのダメージを負ってしまうのです」

解説「しかも、効果処理の優先順位からして、パワー計算前にダメージを負うので相討ちにすらなりません」

実況「あ、じゃあ『封印撃』で『防御』を封印すれば・・・」

解説「『封印撃』の効果が発動するのはダメージを与えた時です、パワー1では防御を破ることはできません」

実況「な、なるほど・・・あ、飯五郎選手が」

解説「おや」



飯五郎「仕切り直しを提案します」

衛府六郎「んー、賛成だ」

審判「受理します」バッ

ルールの補足説明

プレイヤーは『引き分け』を提案することができます。

もう一方のプレイヤーがその提案に賛成した場合、その勝負は引き分け。

三種の技を決める所から仕切り直しとなります。

この時、最初に選ばれた三種の技は、申し訳ないのですが、全て却下とさせていただきます。

本当に申し訳ございません。

ご理解の程を、よろしくお願い致します。

実況「解説さんの言う通りになりましたね」

解説「新しい技が選ばれます。今回の技も面白そうな物が多かっただけに・・・残念です」

実況「いやはや・・・その通りですね」

解説「・・・では、気を取り直して、新しい技達に注目しましょう」

実況「はい!」



飯五郎




技3

>>84


技4

>>86


技5

>>88



衛府六郎



技3

>>85


技4

>>87


技5

>>89

技名 馬場刃ロンの盾
コスト2
パワー 0
このターンと次のターン、受けたダメージの半分を相手に反射する。端数は切り捨て、1は1のまま

技名:一撃必殺
コスト:2
パワー:5
効果:この技を出した時相手が『防御』を使用していた場合
そのターンからこの技のパワーは0になる

技名:maxチャージ
コスト:2
パワー:0
効果:エナジーを5溜める

技名 エナジーイーター
コスト 1
パワー 1
効果 相手にダメージを与えると相手からエナジーを1吸収する。この技が防御された場合、自分に1ダメージを与え、次のターンだけこの技は【防御無効】を持つ。

技名:メガトンパンチ
コスト:5
パワー:6
効果:特になし

技名:回転寿司乱舞
コスト:2
パワー:1
効果:HP2以下の状態で使うとパワー五倍

実況「さぁ!もう一度技が選ばれました!飯五郎選手、『馬場刃ロンの盾』『maxチャージ』『メガトンパンチ』」

解説「衛府六郎選手、『一撃必殺』『エナジーイーター』『回転寿司乱舞』」

実況「い、飯五郎選手強いですね!」

解説「ほう・・・なぜそう思うんです?」

実況「そりゃあ、『maxチャージ』と『メガトンパンチ』のコンボですよ!相性最高じゃないですか!」

解説「ええ、それはそうですが、それでもやっぱり衛府六郎選手の方が強いと言わざるを得ないです」

実況「な、何故です!?」

解説「『maxチャージ』を使うためには、コストが2必要ですね?」

実況「そうですね」

解説「そして衛府六郎選手も2ターン溜めれば『一撃必殺』を使えるようになります」

実況「うぐっ・・・でも、『防御』できれば『一撃必殺』を完全に永劫無効化できますよ!」

解説「・・・まぁ、都合よく『防御』できたとしましょう。ですが、それでも衛府六郎選手にはまだ十分な勝ち筋が残っています」

実況「飯五郎選手が『maxチャージ』を成功させ、『メガトンパンチ』を発動させてもですか?」

解説「ええ、その『メガトンパンチ』を『防御』できれば、HPを1残して生き残ることができます」

実況「虫の息じゃないですか」

解説「その虫の息の時にこそ、真価を発揮する技があるじゃないですか」

実況「それは・・・」

解説「もちろん『回転寿司乱舞』ですコスト2でパワー5。まともに当てることができればそのまま相手は即死です」

実況「でも、それを『防御』できれば、HPを2残せます!そこからなら互角に・・・」

解説「・・・まぁ、またしても都合よく『防御』できたとしましょう。でもそれなら先に2ダメージ与えておけば良いのです」

実況「先に?」

解説「『エナジーイーター』ですよ。この技は序盤に滅法強い。なんせ相手の『溜め』を無効化できるんですから」

実況「『溜め』を無効化?」

解説「この技は相手のエナジーを吸収できるんです。相手の『溜め』を無効化しつつ、自分はコストを消費しない。そしてダメージを与える」

解説「『溜め』を相手にする限り、この技は『マッハパンチ』よりも強い」

実況「あの『マッハパンチ』より・・・!飯五郎選手は『馬場刃ロンの盾』より『蚊取り線香』が欲しい所ですね」

解説「さらに衛府六郎選手は『エナジーイーター』と『回転寿司乱舞』だけで戦うこともできます」

解説「『一撃必殺』分のコストを他の二つの技に回せますし、選択肢に『一撃必殺』が有るというだけで、読み合いにおいては役割を果たしていますから」

実況「なるほど・・・」

解説「衛府六郎選手の技はどれも独立した強さを持っています。だから強い」

解説「しかし『maxチャージ』と『メガトンパンチ』は関係がはっきりしすぎている。とどのつまり読まれてしまう」

解説「『馬場刃ロンの盾』もHPで勝っていないと意味のない技ですから・・・この試合では死に技になるでしょう」

解説「飯五郎選手には厳しい戦いになると思いますよ・・・」

飯五郎(厳しいな・・・だが)

飯五郎(第二回戦よりはマシな手札のはずだ・・・)

飯五郎(やれる、起こせる・・・大逆転を・・・!)



審判「両者選択完了!オープン!」



ターン 1


飯五郎『溜め』


衛府六郎『溜め』


飯五郎のエナジーが 1 増える!

衛府六郎選手のエナジーが 1 増える!



飯五郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし

実況「1ターン目はお互い『溜め』だッ!」

解説「実際の寿司じゃんけんなら当たり前ですよね。エナジーがなければ何もできませんし」

実況「今まではどちらかの選手に必ずコストが0の技がありましたからね」

解説「さぁ、次のターンからは読み合いが始まりますよ」



衛府六郎(さっきの泥太郎は、有利な手札で負けてしまった・・・)

衛府六郎(理由は、有利な手札にあぐらをかき、安定行動の裏をかかれたから・・・)

衛府六郎(俺はそうはならない!序盤から攻めて行く!『エナジーイーター』!)



飯五郎(手札の時点で既に不利・・・これ以上相手に主導権を渡さないよう、エナジーのリードは取られたくない・・・)

飯五郎(だが、ただただダメージを受けてしまうことも避けたい!)

飯五郎(思い出せ!椎三郎は、1ターンも無駄にしなかった!)

飯五郎(俺が取るべき選択は・・・)



1.『溜め』

2.『防御』

>>95

(1、2のどちらかを選んでください)

コンマに委ねる
奇数なら1 偶数なら2

これ6はエナジーイーターしてるだけで勝てないか?

>>96

『エナジーイーター』で相手のエナジーを吸収できるのは『相手にダメージを与えた時』なので

『防御』されてしまうと消費した分のエナジーを吸収することができず、

『エナジーイーターをしてるだけ』という戦法は取れません。



エナジーを無駄にする分、『溜め』をするターンが必要になるので、相手に1ターンの猶予を与えてしまう上に、

『防御』されてしまった時の自傷効果が発動してしまうので、2ターン目の衛府六郎の選択はかなり強気だったと言えます。

ターン 2


飯五郎『防御』


衛府六郎『エナジーイーター』コスト 1 消費



飯五郎の『防御』が発動!

衛府六郎の『エナジーイーター』のパワーが 1 減る!

衛府六郎の『エナジーイーター』が発動!

ダメージを与えられなかったので、衛府六郎に 1 ダメージ!

次のターン、『エナジーイーター』は防御無効の効果を持つ!



飯五郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:4

エナジー:0

状態異常:次ターン『エナジーイーター』の効果に『防御無効』を付与

ああ、エナジー無いから使えないのか…。
すみません、勘違いしてました。

実況「飯五郎選手!衛府六郎選手の『エナジーイーター』を読んで『防御』したッ!」

解説「『エナジーイーター』が強いのは『溜め』に対してです。デメリットが最大限現れてしまいました」

実況「これで衛府六郎選手のエナジーは0!『防御無効』の付与を活用することはできません!」

解説「うーん、衛府六郎選手、焦りましたかねぇ」

実況「先程の逆転劇があったばかりですからね・・・有利な手札でも安心はできない。その意識が強かったんでしょうか」

解説「まぁ、結果論ですけどね。飯五郎選手が『溜め』を選ぶ可能性も十分ありましたから」



衛府六郎「・・・ふん」

飯五郎(これで五分か・・・?)

>>100

レスありがとうございます。

どんな戦い方、勝ち方があるか、一緒に考えながら楽しんでくれたら幸いです。

その結果、矛盾が発覚したりしないよう頑張ります。

ターン 3


飯五郎『溜め』


衛府六郎『溜め』



飯五郎の『溜め』が発動!

飯五郎のエナジー 1 増える!

衛府六郎の『溜め』が発動!

衛府六郎のエナジー 1 増える!



飯五郎

HP:5

エナジー:2

状態異常:なし


衛府六郎

HP:4

エナジー:1

状態異常:なし

実況「またもやお互い『溜め』ですね」

解説「お互いにそれ以外やる事がないですからね」

実況「それでは、次のターンにもう一度読み合いが?」

解説「いえ、次のターンも両選手の技は決まっています『溜め』と『maxチャージ』ですね」

実況「え?『エナジーイーター』の可能性はないんですか?」

解説「ええ、衛府六郎選手には、二つの勝ち方がありましたよね?」

実況「『一撃必殺』と『回転寿司乱舞』。ですね?」

解説「そうです。ですが今となっては『回転寿司乱舞』によるフィニッシュは不可能なのです」

実況「な、なんですと!」

解説「『回転寿司乱舞』による戦法は、飯五郎の『メガトンパンチ』を『防御』して、HPを1に調整するという手順有りきの物です。ですが・・・」

実況「あ!衛府六郎選手はもう既に1ダメージ受けているから、『防御』してもそのまま負けてしまうんですね!」

解説「その通りです。そうなると残る勝ち方は『一撃必殺』のみ」

解説「『一撃必殺』を当てることができれば、どうせ5ダメージで全部持って行く訳ですからね。これ以上相手のHPを削る必要はない。という訳です」

実況「なるほど・・・」

解説「もっと言えば、そもそもここで『溜め』以外の技を選んでしまうと、負けが確定しまいます」

実況「ええっ!?負けが確定!?まだ次で4ターン目ですよ!?」

解説「大味で派手な技ばかりですからね・・・アルティメット寿司じゃんけんとは元々短期決戦が普通です」

実況「なるほど・・・では、負けが確定してしまう理由は?」

解説「『防御』すらも無意味な現状では、『メガトンパンチ』に対して生き残って居られるのはパワー5の『一撃必殺』だけなんです」

解説「ここで『溜め』以外を選んでしまうと、相手の『メガトンパンチ』に『一撃必殺』が間に合わなくなっちゃうんですね」

実況「な、なるほどぉ・・・」

ターン 4


飯五郎『maxチャージ』 コスト 2 消費


衛府六郎『溜め』



飯五郎の『maxチャージ』が発動!

飯五郎のエナジーが 5 増える!

衛府六郎の『溜め』が発動!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



飯五郎

HP:5

エナジー:5

状態異常:なし


衛府六郎

HP:4

エナジー:2

状態異常:なし

実況「解説さんに言う通りになりましたね・・・」

解説「さぁ、ここからですよ。二回目の読み合いです」

実況「それにしても・・・『防御』が死に技、『一撃必殺』は時間稼ぎ・・・って」

解説「ええ、ぶっちゃけ不利ですね、衛府六郎選手」

実況「たった一回の読み負けで、ここまで・・・」

解説「『エナジーイーター』は、それだけ強気の判断だったということです。あれが命中していれば、試合は180°違った物になっていたでしょう」



飯五郎(よし、いいぞ・・・ここで『防御』だ。『一撃必殺』を封じて勝つ・・・)

衛府六郎(くそ・・・強気の判断が裏目に出た・・・)

衛府六郎(だったら・・・次は・・・)



衛府六郎(もっと強気で・・・!!)

ターン 5


飯五郎『防御』


衛府六郎『溜め』



衛府六郎の『溜め』が発動!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



飯五郎

HP:5

エナジー:5

状態異常:なし


衛府六郎

HP:4

エナジー:3

状態異常:なし

実況「衛府六郎選手!『溜め』たッ!強気!強気で喰らいついて来たッ!」

解説「ほう・・・先程の失敗に怯まなかった。素晴らしいガッツです」

実況「その強気が意表を突いたッ!」

解説「いや、まぁ・・・それも結果論なんですけど・・・しかし、この一つは大きいですよ」



飯五郎(ぐ・・・決めるチャンスをのが)



衛府六郎「・・・」バンッ



飯五郎(!?)



実況「おーっと!衛府六郎選手、これ見よがしに次の技を即決だーッ!」

解説「面白くなってきましたよ・・・」




飯五郎(・・・くそっ!)バシッ



飯五郎の選択は?

1.『メガトンパンチ』

2.『防御』

>>112

(1、2のどちらかを選んでください)

コンマ任せ
偶数1の奇数2

ターン 6


飯五郎『メガトンパンチ』コスト 5 消費


衛府六郎『一撃必殺』コスト 2 消費



6対5!衛府六郎に 1 ダメージ!



飯五郎

HP:5

エナジー:0

状態異常:なし


衛府六郎

HP:3

エナジー:1

状態異常:なし

実況「衛府六郎選手ッ!しっかり読み切っている!」

解説「冴えてますよ・・・!」



飯五郎(ぐぅ・・・せっかくの優勢が・・・いや、まだHPが削られた訳じゃない。仕切り直しだ・・・)スッ

衛府六郎(行ける・・・『気づいてない』・・・!)スッ

審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 7


飯五郎『溜め』


衛府六郎『エナジーイーター』 コスト 1 消費



飯五郎の『溜め』が発動!

飯五郎のエナジーが 1 増える!

0対1!飯五郎に 1 ダメージ!

衛府六郎の『エナジーイーター』が発動!

飯五郎のエナジーを 1 吸収する!



飯五郎

HP:4

エナジー:0

状態異常:なし


衛府六郎

HP:3

エナジー:1

状態異常:なし

飯五郎「『エナジーイーター』・・・!!」

衛府六郎「・・・へっ」ニヤッ



実況「『エナジーイーター』ああああ!!さらっと決めたああああ!!」

解説「相手の心の隙を突いた、見事な一手です」

実況「し、しかし解説さん!?これ以上HPを削る意味はなかったのでは!?」

解説「ええ・・しかしそれは『一撃必殺』で勝つと決めた場合。です。つまり衛府六郎選手は、もう一つの勝ち方を選んだんです」

実況「『回転寿司乱舞』でもなく、『一撃必殺』でもない・・・」

解説「『エナジーイーター』をあと四回当てる・・・!」

実況「え、ええええっ!?それより先に『maxチャージ』されてしまうのでは!?」

解説「いえ、『エナジーイーター』を当て続ける限り、飯五郎選手はエナジーを溜めることはできません」

実況「そ、それにしたってあと四回もって」

解説「かなり無茶です」

実況「で、ですよね!?」

解説「まぁ、あと一回『溜め』れば『一撃必殺』プランでも行けます。撃てるだけ撃っておこうという事じゃないでしょうか」

実況「な、なるほど・・・」



飯五郎(・・・くそっ。甘かった・・・甘かった!)

飯五郎(一度破ったと慢心した!相手の強気に飲まれた!)

飯五郎(けど!もう飲まれない!負けないくらい強気!俺も強気!)

飯五郎「・・・」バシッ

衛府六郎「・・・」スッ

審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 8


飯五郎『溜め』


衛府六郎『溜め』



飯五郎の『溜め』が発動!

飯五郎のエナジーが 1 増える!

衛府六郎の『溜め』が発動!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



飯五郎

HP:4

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:3

エナジー:2

状態異常:なし

実況「ここに来てお互い『溜め』たッ!」

解説「いいですねぇ・・・バチバチだ」

実況「しかし、飯五郎選手に『溜め』られてしまうと衛府六郎選手は厳しいのでは?」

解説「『maxチャージ』に必要なコストは2ですから・・・もう『溜め』させられませんね」

解説「しかし、これで衛府六郎選手のエナジーが2、つまり、一回『エナジーイーター』を防御されても」

実況「次のターンに『防御無効』の『エナジーイーター』が使える!」

解説「さらに『一撃必殺』プランも復活です」

実況「さぁッ!次の一手は!」



飯五郎「・・・」バシッ

衛府六郎「・・・」ビッ

審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 9


飯五郎『防御』


衛府六郎『エナジーイーター』コスト 1 消費



飯五郎の『防御』が発動!

衛府六郎の『エナジーイーター』のパワーが 1 減る!

衛府六郎の『エナジーイーター』が発動!

ダメージを与えられなかったので、衛府六郎に 1 ダメージ!

次のターン、『エナジーイーター』は防御無効の効果を持つ!



飯五郎

HP:4

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:2

エナジー:1

状態異常:次ターン『エナジーイーター』の効果に『防御無効』を付与

実況「衛府六郎選手『エナジーイーター』!それを飯五郎選手が『防御』!」

解説「飯五郎選手も負けじと読み通しましたね」

実況「しかし、『エナジーイーター』の『防御無効』が発動しています!」

解説「次は『エナジーイーター』と『溜め』で決まりですね」

ターン 10


飯五郎『溜め』


衛府六郎『エナジーイーター』 コスト 1 消費



飯五郎の『溜め』が発動!

飯五郎のエナジーが 1 増える!

0対1!飯五郎に 1 ダメージ!

衛府六郎の『エナジーイーター』が発動!

飯五郎のエナジーを 1 吸収する!



飯五郎

HP:3

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:2

エナジー:1

状態異常:なし

実況「さぁ!ターン数が二桁へ入った!次はどうなる!?」

解説「衛府六郎選手のエナジーは再び1です。おいそれとは撃てないですよ」

実況「『溜め』か『エナジーイーター』か『防御』か『溜め』か!?」



飯五郎「・・・」バシッ

衛府六郎「・・・」ビッ



実況「二人共即決だーッ!」

ターン 11


飯五郎『溜め』


衛府六郎『溜め』



飯五郎の『溜め』が発動!

飯五郎のエナジーが 1 増える!

衛府六郎の『溜め』が発動!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



飯五郎

HP:3

エナジー:2

状態異常:なし


衛府六郎

HP:2

エナジー:2

状態異常:なし

実況「今試合四回目の両者『溜め』ッ!」

解説「読み合いのレベルが拮抗している・・・!」

実況「しかし!飯五郎選手がエナジーを二つ『溜め』ました!これで『maxチャージ』が使えます!」

解説「衛府六郎選手も二つ『溜め』てますよ。『回転寿司乱舞』が使えます」

実況「た、確かに・・・?『回転寿司乱舞』ですか?『一撃必殺』じゃなくて?」

解説「ええ・・・衛府六郎選手のHPを見てください」

実況「・・・!!HPが2になっている!『回転寿司乱舞』のパワーが5になる!」

解説「『エナジーイーター』の自傷効果がここになって何と活きてきた!」

実況「な、何と・・・!?死に技になったと思っていた技がここで・・・!?自傷効果で・・・!?」

解説「非常にハイレベルな戦法ですね」

実況「な、なら!飯五郎選手には凌ぐ手段がないじゃないですか!『防御』しても丁度3ダメージ受けてしまう!」

解説「いえいえ、飯五郎選手にはあの技があるじゃないですか。まだ一度も使っていないあの技が・・・!」

実況「・・・『馬場刃ロンの盾』・・・?」

解説「そう、これなら端数切捨てで5ダメージをお互い2ダメージに分散。飯五郎選手だけが丁度HPを1残して勝利できます」

実況「で、では衛府六郎選手が『溜め』たら!?」

解説「その場合、飯五郎選手に『maxチャージ』をされると負けですね」

実況「な、何故です!?『メガトンパンチ』を『回転寿司乱舞』でしのげば・・・」

解説「『メガトンパンチ』ではなく、『馬場刃ロンの盾』だったら?」

実況「そ、それを『溜め』でかわしたら?」

解説「飯五郎選手はもう一度『maxチャージ』します。『馬場刃ロンの盾』は効果が2ターン続きますからね」

実況「・・・あれ?もしかして、これは・・・」

解説「そう。一度エナジーが4以上になれば、飯五郎選手は『馬場刃ロンの盾』状態を永久に保持できるのです!」

実況「な、なら、衛府六郎選手も『溜め』を連打すれば・・・!」

解説「さらに『maxチャージ』と『馬場刃ロンの盾』のループはエナジーが一つずつ溜まってて行きます」

解説「10個ほど溜まった所で『メガトンパンチ』を二回連続で打てば衛府六郎選手に生き残る術はありません」

実況「こっちも死に技だと思っていた『馬場刃ロンの盾』が・・・この土壇場で・・・!?」

解説「こちらも非常にハイレベルです」

実況「え、えーと、つまり、どういうことなんですか?」

解説「『回転寿司乱舞』は『maxチャージ』に勝って、
   『maxチャージ』は『溜め』に勝って、
   『溜め』は『馬場刃ロンの盾』に勝って、
   『馬場刃ロンの盾』は『回転寿司乱舞』に勝ちます」

実況「・・・つまり?」

解説「二分の一です」

実況「二分の一!」

飯五郎の行動は?

1.『馬場刃ロンの盾』

2.『maxチャージ』

>>137



衛府六郎の行動は?

1.『溜め』

2.『回転寿司乱舞』

>>139

2

2

飯五郎「ここで・・・!」

衛府六郎「決まる・・・!」



「「うおおおおおおおおッ!!」」

ターン 12


飯五郎『maxチャージ』 コスト 2 消費


衛府六郎『回転寿司乱舞』 コスト 2 消費



飯五郎の『maxチャージ』が発動!

飯五郎のエナジーが 5 増える!

衛府六郎の『回転寿司乱舞』が発動!

HPが2以下なので、パワーが五倍になる!

0対5! 飯五郎に 5 ダメージ!



飯五郎

HP:-2

エナジー:5

状態異常:なし


衛府六郎

HP:2

エナジー:0

状態異常:なし

実況「い、飯五郎選手『maxチャージ』!衛府六郎選手『回転寿司乱舞』!」

解説「・・・決まりました」

実況「逆転に次ぐ逆転の末!勝利の女神は!衛府六郎選手に微笑んだーッ!!」



衛府六郎「・・・勝った・・・」

飯五郎「・・・くっ」



決着


勝者:衛府六郎


敗者:飯五郎

 観客の歓声を尻目に、会場の廊下を歩く一人の男が居た。

示威七郎「コートはどこだ・・・?」

示威七郎(せっかく病気の妹のためにここまで来たって言うのに・・・まさか道に迷っちまうとは・・・)

???「・・・?こんな所で、何してるんだ?君」

示威七郎「あ、あぁ、ちょっと道に迷っててな」

???「へぇ、なら僕が案内してあげよう。どこの観客席に行きたい?」

示威七郎「そうか?助かる。それで、俺が行きたいのは観客席じゃなくて、コートなんだが」

???「コート?君、選手なのか?」ピクッ

示威七郎「あぁ、おう」

???「次に僕と戦う、示威七郎か?」

示威七郎「おう・・・ってことは、お前が越智八郎か」

越智八郎「・・・」ピタッ

示威七郎「?」

越智八郎「誰が対戦相手の手助けなんぞ!」ダダダダダダ

示威七郎「あああ!?」

越智八郎(どんな手を使ってでも俺は勝たなければならない・・・病気の妹のためにも!)



実況「さぁ、第四回戦が始まろうとしていますが・・・」

解説「なぜか両選手共に汗だくですね」

実況「さぁ!注目の技はー!?」

示威七郎




技3

>>146


技4

>>148


技5

>>150



越智八郎



技3

>>147


技4

>>149


技5

>>151



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

すまんフライングした

改めて

疫病神
コスト0
パワー0

これを出した時に相手も技を出してきた場合、それを強制的に無効化しこの技と相手の技を入れ替える

弱点→防御、溜めに対して使うと無駄うちになる上にHPが1減る。そのため安易に連発して技を使ってくるまで待つという芸当は不可能

技名:スシ食いねェ!

コスト:3

パワー:0 (初期値)

効果:ターンが終了するたびにパワーが+1される。

スナイプ
コスト2
パワー0
相手が防御をした時のみパワーが10になり防御を貫通する

回復

コスト2

パワー0

HPを2回復する

メテオインパクト
コスト任意。払ったエナジー+1ダメージ

>>150
あ、コスト0では発動不可を追加で

安価下

実況「さぁ!両選手の技が決定しました!示威七郎選手、『疫病神』『スナイプ』『メテオインパクト』!」

解説「越智八郎選手、『スシ食いねェ!』『回復』『泥仕合』ですね」

実況「これは・・・『メテオインパクト』と『スシ食いねェ!』はほとんど同じ技では?」

解説「へぇ・・・なんでそう思うんです?」

実況「だってどっちもターンが経てば威力が高くなる・・・そういう技じゃないですか」

解説「全然違います」

実況「なんと」

解説「『スシ食いねェ!』は、実況さんの言う通り、ターンが進むにつれ威力が高くなる技ですが、『メテオインパクト』はエナジーの数だけ強くなる技・・・

解説「つまり、ターンが進むだけで威力の上がる『スシ食いねェ!』とは違い、『メテオインパクト』は『溜め』をするリスクが必要なんです」

実況「なるほど!つまり『スシ食いねェ!』の方が強いんですね!」

解説「そうとも言い切れません」

実況「なんと」

解説「『スシ食いねェ!』は発動に必ず3コスト必要ですが、『メテオインパクト』の必要コストは0を除いた任意」

解説「つまり1コストでも2コストでも発動できるんです。パワーは払ったエナジー+1ですから、最低でもパワー2。コスパもいいです」

解説「『スシ食いねェ!』相手に持久戦はあまり得策ではないので、示威七郎選手はこういった速攻を仕掛けてくるんじゃないでしょうか」

解説「どちらの技が強いのかは、運用次第と言った所でしょうか。まぁ、どの技もそうなんですけどね」

実況「なるほど・・・となると、『スナイプ』を持つ示威七郎選手の方が強いんでしょうか?」

解説「いや・・・『スナイプ』は当たれば勝ちですが・・・当たらなければコストを2も消費してしまう上、1ターンの猶予を相手に与えてしまいます」

解説「『スシ食いねェ!』相手にそれは致命的ですからね」

解説「それに『泥仕合』という持久戦に特化した技もあります」

実況「でも、示威七郎選手には『疫病神』がありますよ!」

解説「そうなんですよねぇ・・・やっぱりそこで読み勝たないと・・・」

実況「え、えーとつまり、この勝負はどっちが有利なんですか?」

解説「いえ・・・今回はお互いのどの技に対してもお互いに十分な対応策があります」

解説「アルティメット寿司じゃんけんでは珍しい・・・極めて五分に近い勝負と言えるんじゃないでしょうか」

実況「なるほど・・・!さぁ!第一ターンが始まるようです!」

ターン 1


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし


越智八郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし


実況「前回の第三回戦と同じく、1ターン目は両選手『溜め』から始まりました!」

解説「一応、示威七郎選手には0コストで『疫病神』が使えますが、1ターン目では全くの無意味ですからね」

実況「ということは次のターンから読み合いが・・・?」

解説「いやあ・・・次のターンも両者『溜め』じゃないですかね?」

実況「はぁ。それは何故でしょう?」

解説「まだこの状態だと示威七郎選手は『メテオインパクト』を使う理由が薄いからです。2ダメージが通っても、エナジーが2対0じゃ、むしろ劣勢ですしね」

解説「『スナイプ』でも『疫病神』でも決められる訳ですから、今はまだ、勝負に出るのは時期尚早といった所でしょう」

解説「そうなると越智八郎選手が『防御』する必要性ももっと薄いですしね」

実況「なるほど、果たして・・・?」

ターン 2


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:5

エナジー:2

状態異常:なし


越智八郎

HP:5

エナジー:2

状態異常:なし

実況「おお!解説さんの言う通りになりました!」

解説「さぁ。ここから読み合いが始まって行きますよ」

実況「越智八郎選手は『スシ食いねェ!』分のエナジーを確保しておきたいでしょうし、『溜め』ですかね?」

解説「それを読んで示威七郎選手は『メテオインパクト』ですかね」

実況「それを読んで『防御』で」

解説「それを読んで『スナイプ』で」

実況「それを読んで『溜め』で・・・安全択がありませんね」

解説「そうですねぇ」

実況「あっ!示威七郎選手は『溜め』が安全択じゃないですか!?『溜め』ておけば損は・・・」

解説「それを読んで『泥仕合』・・・1ダメージ+ターン稼ぎになります」

実況「そ、それを読んで『防御』、もしくは『メテオインパクト』・・・」

解説「それを読んで『溜め』、もしくは『防御』です」

実況「・・・五分ですねぇ・・・」

解説「さぁ。どうなりますかね」

越智八郎(『スシ食いねェ!』分のエナジーを貯めておきたい・・・)

越智八郎(もし『メテオインパクト』で2、3ダメージ受けても、『スシ食いねェ!』分が溜まるならまだ・・・)

越智八郎(ということで『溜め』を選択だ!)



示威七郎(俺は・・・どうする・・・?)



1.『メテオインパクト』コスト 1 消費 パワー2

2.『メテオインパクト』コスト 2 消費 パワー3

3.『スナイプ』

4.『溜め』

5.『防御』

>>164

(1~5の中から選んでください。)

加速 安価だったら溜めよう

ターン 3


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:5

エナジー:3

状態異常:なし


越智八郎

HP:5

エナジー:3

状態異常:なし

実況「三連続!三連続で両者『溜め』だッ!」

解説「大味な展開ですねぇ」

実況「どうなると思いますか!解説さん!」

解説「うーん・・・読めませんねぇ・・・ただ、ここの読み合いは相当大事ですよ。このまま決まっちゃうかもしれません」

実況「こ、このまま・・・」

解説「このターンも前回同様、お互いに安定択はありません。ターンが進んだ分、お互い、よりリスキーな読み合いへ発展して行きます」

実況「さぁ、どーっちだ!?」



示威七郎(・・・もしもエナジーが無駄になっても、HPに余裕が有れば、『疫病神』での読み合いで有利になれるはず・・・)

示威七郎(『防御』されても負けになる訳じゃない、『メテオインパクト』・・・パワーは4もいらないからコスト2にしておこう)



越智八郎(もしここで読み勝てても、結局『疫病神』との読み合いは避けられない・・・だが・・・)

越智八郎(ええい!これだ!)

1.『泥仕合』

2.『溜め』

3.『防御』

>>175

(1~3の中から選んでください。)

1

ターン 4


示威七郎『メテオインパクト』コスト 2 消費


越智八郎『泥仕合』コスト 2 消費


越智八郎の『泥仕合』が発動!

互いのエナジーが0になる!

3対1!

越智八郎に 2 ダメージ!





示威七郎

HP:5

エナジー:0

状態異常:なし


越智八郎

HP:3

エナジー:0

状態異常:なし

実況「越智八郎選手に2ダメージ入るぅ!」

解説「うーん、痛いですねぇ。『疫病神』との読み合いを考えると、あまりダメージは受けたくないんですが」

実況「この『泥仕合』を後1ターン早く撃てていたら・・・」

解説「惜しいですねぇ。『スナイプ』を恐れすぎたかも知れませんね」

実況「さぁ、次のターンはどうなるでしょう!」

解説「この先2ターンはお互い『溜め』だと思います。『メテオインパクト』のパワーを3にするには、エナジーが2必要ですからね」

ターン 5


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし


越智八郎

HP:3

エナジー:1

状態異常:なし

ターン 6


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:5

エナジー:2

状態異常:なし


越智八郎

HP:3

エナジー:2

状態異常:なし

実況「さぁ!ここからまた読み合いですね!」

解説「今のところ、越智八郎選手は読み負けて、その負け方も手札に影響して、結構不利です」

解説「ここはビシッと読み勝って、次に繋げたい所ですが・・・」

解説「相手の『メテオインパクト』を読めないと、そこで終わってしまいます」

実況「どうするどうなる!?」



示威七郎(わざわざ危ない橋を渡ることもない・・・『溜め』だな)

越智八郎(・・・ここだ!)

審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 7


示威七郎『溜め』


越智八郎『泥仕合』コスト 2 消費


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎の『泥仕合』が発動!

互いのエナジーが0になる!

0対1!

示威七郎に 1 ダメージ!





示威七郎

HP:4

エナジー:0

状態異常:なし


越智八郎

HP:3

エナジー:0

状態異常:なし

実況「おっと越智八郎選手!ここで『泥仕合』!?」

解説「上手く読みきりました!」

実況「そして次のターンは・・・?」

解説「同じことが繰り返されます」

ターン 8


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:4

エナジー:1

状態異常:なし


越智八郎

HP:3

エナジー:1

状態異常:なし

ターン 9


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:4

エナジー:2

状態異常:なし


越智八郎

HP:3

エナジー:2

状態異常:なし

実況「地味な動きですね・・・」

解説「それでも着実に、越智八郎選手は有利になっています。『疫病神』は失敗すると自傷効果が発動するので、HPは削れるだけ削った方がいいです」

解説「さらに、先程のターンで、『スシ食いねェ!』のパワーは9に達しています」

実況「9!?」

解説「もう示威七郎選手には『疫病神』以外凌ぐ方法はありません」

解説「一度目とは違い、『泥仕合』がきちんと役割を果たしています」

実況「なるほど・・・」

解説「しかし、越智八郎選手のエナジーはまだ2、『スシ食いねェ!』に必要な3まで持って行けるかどうか」

実況「示威七郎選手はパワー3の『メテオインパクト』が撃てる状況ですからね」



示威七郎(あいつはどう来る・・・慎重に『防御』か・・・?)

示威七郎(・・・『泥仕合』・・・)

示威七郎(よし、『溜め』ならそのまま決着も付けられるし、『泥仕合』でも有利に動ける)

示威七郎(ここは『メテオインパクト』だ・・・!)スッ



越智八郎「・・・」スッ



審判「両者選択完了!オープン!」

ターン 10


示威七郎『メテオインパクト』コスト 2 消費


越智八郎『防御』


越智八郎の『防御』が発動!

示威七郎の『メテオインパクト』のパワーが 2 減る!

1対0!

越智八郎に 1 ダメージ!





示威七郎

HP:4

エナジー:0

状態異常:なし


越智八郎

HP:2

エナジー:2

状態異常:なし

示威七郎「・・・くそッ!」



実況「おおっ!越智八郎選手!相手の『メテオインパクト』を見事『防御』した!」

解説「いいですね。前半の読み負けは十分取り返したでしょう!

実況「そして次のターンもお互い『溜め』でしょうか?」

解説「ええ、そうですね。ここで『泥仕合』する理由は特にありません」

ターン 11


示威七郎『溜め』


越智八郎『溜め』


示威七郎のエナジーが 1 増える!

越智八郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:4

エナジー:1

状態異常:なし


越智八郎

HP:2

エナジー:3

状態異常:なし

実況「さぁ!越智八郎選手のエナジーは3!『スシ食いねェ!』の準備が整いました!」

解説「ここで初めて示威七郎選手に『疫病神』の選択肢が出てきます!」

実況「・・・ん?もしかしてこれ、越智八郎選手は『防御』を連打するだけで勝てるのでは?」

解説「示威七郎選手には『メテオインパクト』があります。今はまだパワー2ですが、あと二回『溜め』ればパワー4。防御貫通で勝てます」

実況「で、ではそこに『スシ食いねェ!』を」

解説「ではそこに『疫病神』を」

実況「こ、これは・・・」

解説「最後の最後まで安定択はありません!」

実況「さぁ!勝負はそろそろ大詰め!クライマックス!読み通すのはどちらだッ!?」



示威七郎の行動は?

1.『溜め』

2.『疫病神』

>>191



越智八郎の行動は?

1.『防御』

2.『スシ食いねェ!』

>>193

コンマに委ねる
奇数なら1偶数なら2

コンマに任せよう
奇数なら1 偶数なら2

ターン 12


示威七郎『溜め』


越智八郎『防御』


示威七郎のエナジーが 1 増える!



示威七郎

HP:4

エナジー:2

状態異常:なし


越智八郎

HP:2

エナジー:3

状態異常:なし

実況「示威七郎が『スシ食いねェ!』をくぐった!」

解説「これで示威七郎選手のエナジーは2!『スナイプ』が使えるようになります!」

実況「?『溜め』してればよいのでは?」

解説「『メテオインパクト』があります」

実況「さ、さらに読みが複雑に・・・」

解説「まだまだ勝負は続きます!」



示威七郎の行動は?

1.『溜め』

2.『疫病神』

3.『メテオインパクト』コスト 1 消費

4.『スナイプ』

>>197



越智八郎の行動は?

1.『防御』

2.『スシ食いねェ!』

3.『溜め』

>>199

2

2

ターン 13


示威七郎『疫病神』


越智八郎『スシ食いねェ!』コスト 3 消費



示威七郎の『疫病神』が発動!

『疫病神』と『スシ食いねェ!』が入れ替わる!

12対0!越智八郎に 12 ダメージ!






示威七郎

HP:4

エナジー:2

状態異常:なし


越智八郎

HP:-10

エナジー:0

状態異常:なし

あ、入れ替えてから反撃するのね(考案者)

実況「決まったぁーッ!示威七郎選手が見事パワー12を押し付け、大差で勝利ーッ!」

解説「いやぁ、見事に決まりました。越智八郎選手も、中盤の試合運びは良かったんですが・・・いやはや、接戦でした」



越智八郎「あと一手・・・早ければ・・・ッ!」

示威七郎「・・・・・・危なかった」



決着


勝者:示威七郎


敗者:越智八郎

>>202

申し訳ございません。

もしかして技の効果の解釈を間違えてましたか?

誠に勝手ではございますが、よろしければ、説明しなおしていただけますでしょうか。

宜しくお願い致します。

いやね、お互いに押し付けあうような物を想像してたんだけどもね。グダるのはよくないしこのまま次の試合をお願いしたいです

>>205

本当に申し訳ございません・・・。

もっと自分を疑うようにします。

お返事ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

実況「さぁーこれで、出場選手、全八人の試合が終わりました!」

解説「残るは三試合、お次は準決勝ですね」

実況「休憩時間はありません!エキシビションなんてやりません!」

実況「既にあのコートに!二人の猛者が立っている!」

解説「英太郎(A太郎)選手と椎三郎選手ですね」

実況「お互い、屈強なライバルとの激闘を制した強者です!」

解説「二人の戦いは、技の読み合いは、より洗練された熱い物になっていることでしょう」

実況「さぁ!今!お互いの技が決定されました!」

実況「新たなる戦いの火蓋が切って落とされる!」

英太郎(A太郎)




技3

>>213


技4

>>215


技5

>>217



椎三郎



技3

>>214


技4

>>216


技5

>>218



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

見直してみるとA太郎の初期技は結構バランス良くて強いよなー

愚者の一撃
コスト0
パワー15

防御、溜めに使うと問答無用で敗北となる
両者が伏せた後に相手の技を一つ宣言、相手がそれ以外を出した場合も敗北となる

技名:砂糖菓子の弾丸
コスト:0
パワー:1
相手のエナジーを1増やす(デメリット)

破裂弾
コスト6
パワー1

次の相手の行動を指定できる

技名:超必殺忍ハマチ
コスト:2
パワー:1
効果:自分のHPが減少すると同数がパワーにプラスされる。逆に回復した場合はマイナスされる。
(おまけ効果:ランダムで観客の女性の胸が揺れる)

技名 無敵の盾
コスト1
パワー0
1ターン自分も相手もノーダメージ

技名:曲射射ち
コスト:2
パワー:2
効果:使用した次のターンに攻撃が当たる

レスありがとうございます。

安価が一つズレているので



英太郎(A太郎)




技3

>>214


技4

>>216


技5

>>218



椎三郎



技3

>>215


技4

>>217


技5

>>219



に変更します。

技の効果を確認させていただきます。



>>214

『愚者の一撃』に関して


両者が技を選択する。(非公開)

『愚者の一撃』使用プレイヤーが、相手の手札、『防御』『溜め』『技X』『技Y』『技Z』の内、『技X~Z』の中から技を一つ選択する。

相手が技を公開する。

選択した技以外だった場合、『愚者の一撃』使用プレイヤーは敗北する。

選択した技だった場合、判定突入。


という解釈でよろしいでしょうか。



>>217

『超必殺忍ハマチ』に関して


1.この技のパワーは、常に『6-HP』である。(-にはならず、最低は0である)

2.この技のパワーは、常に『6-HP』である。(-になる)

3.HPが減少した次のターン、減少した分だけこの技のパワーが上がり、
  HPが回復した次のターン、回復した分だけこの技のパワーが上がる。

以上の、どれに該当しますか?

また、観客に女性がいない、もしくは貧乳の女性しかいない場合、おまけ効果の処理は発生しないということでよろしいでしょうか?



>>219

『曲射射ち』に関して

1.次のターン、選択する技のパワーが2上がる。

2.次のターン、問答無用で相手に2ダメージ与える。

3.次のターン、相手の技のパワーに対して、パワー2の判定を行う(こちらが負けてもダメージを受けない)

4.次のターン、相手の技のパワーに対して、パワー2の判定を行う(こちらが負けるとダメージを受ける)

以上の、どれに該当しますか?



間違い、疑問が有ればご指摘ください。

無い場合は、1の効果で試合を進めようと思います。

よろしくお願い致します。

愚者の一撃考えた人です。少し違う点は防御と溜めに関しては出された時点で負けになります。なので相手が技を使ってくるタイミングを見極めて、その上でどの技かまで見抜かないといけないって感じです

>>217です
『超必殺忍ハマチ』は
1.この技のパワーは、常に『6-HP』である。(-にはならず、最低は0である)
が該当いたします。

あと観客の件ですが、誠に残念ではありますが…発生しないもしくは発生しても貧乳過ぎて周りが気付かないとなります。

曲射射ちは3でお願いします

>>225

>>228

>>229



レスありがとうございます。

『愚者の一撃』は上記の通りに、

『超必殺忍ハマチ』は1の効果で、

『曲射射ち』は3の効果で進行します。

よろしくお願い致します。

実況「さぁーあ!まもなくアルティメット寿司じゃんけんトーナメント、準決勝第一回戦が始まります!」

解説「お互い、三種の技が決まったようですね」

実況「英太郎選手!『愚者の一撃』『破裂弾』『無敵の盾』!」

解説「椎三郎選手、『砂糖菓子の弾丸』『超必殺忍ハマチ』『曲射射ち』・・・ですか」

実況「さぁ!両選手がお互いの技を確認します!この瞬間から、既に熱い読み合いが・・・!」

解説「・・・いや、この試合に読み合いは有りませんね」

実況「・・・えぇっ!?何でです!」

解説「・・・椎三郎選手の技構成が原因です」

実況「う~ん。どれも個性的で、面白い試合になると思うんですが・・・」

解説「・・・試合が始まる前に、解説しましょう」



・・・

・・・



英太郎(相手の技は『砂糖菓子の弾丸』『超必殺忍ハマチ』『曲射射ち』か・・・)

英太郎(何と言う事だ・・・!)

英太郎(勝 っ て し ま っ た)

英太郎(・・・結論から言えば、相手の技には、俺の『破裂弾』『愚者の一撃』コンボを止める術はない・・・)

英太郎(まず、俺の行動方針は最初から『溜め』を選択し続け、エナジーが6以上になった時に『破裂弾』を選択するとする)

英太郎(だが、椎三郎には、これを止める術が無い。『砂糖菓子の弾丸』は3発撃ったら俺のエナジーが6になるし)

英太郎(『超必殺忍ハマチ』も、HPが減らない限り産廃)

英太郎(『曲射射ち』も、コスト2でパワー2なら、間に合わない)

英太郎(これらのどの技を複合されても、俺のコンボ成立の方が絶対に早い)

英太郎(結論。相手は『破裂弾』『愚者の一撃』コンボを止める術はない。という訳だ)



・・・

・・・



解説「という訳なんです」

実況「なるほど・・・」

解説「はい」

実況「・・・」

解説「・・・」

実況「えっ」

解説「?なんですか?」

実況「え、あ、いや、あの、終わりですか?」

解説「はい。終わりです」

実況「い、いや、何かないんですか!?いくら薄くても、勝ち筋!」

解説「英太郎選手のプレイングミス以外、無いですね」

実況「そ、そんな、何か」

解説「おや、椎三郎選手が棄権したようですよ」

実況「えええーッ!?」

解説「これがアルティメット寿司じゃんけんです」

実況「な、なんか・・・さっきも英太郎選手、手札で勝ちが確定してましたよね?」

解説「彼の実力が判りませんねぇ」



英太郎「・・・・・・釈然としないな」

椎三郎「負けるよかいいだろ・・・」



決着


勝者:英太郎


敗者:椎三郎

実況「え、えぇー・・・気を取り直しまして!準決勝第二回戦が始まります!」

解説「衛府六郎選手対示威七郎選手ですね」

実況「さぁ!彼らの技を見て行きましょう!」

衛府六郎



技3

>>240


技4

>>242


技5

>>244



示威七郎



技3

>>241


技4

>>243


技5

>>245



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

技名:レオタード忍ハマチ
コスト:2
パワー:0
効果:そのターンが始まった時点での自分のHPの数値がそのままパワーにプラスされる。
(おまけ効果:観客に女性がいた場合胸が揺れる。貧乳でも一応揺れる)

技名:爆発反応装甲(リアクティブ・アーマー)
コスト:2
パワー:0
効果:3ターンの間、パワー5以上の技を一度だけ無効化する。

技名:すべてがF(フラット)になる
コスト:0
パワー:0
効果:発動ターンの最後に自分と互いの体力、エナジーを合算し、その後均等になるように配分しなおす(端数は全て切り捨て)

不意打ちスティール
コスト3
パワー0
相手の技を一つ選び、1回自分が使うまでの間盗む。しかしそのターンに相手が伏せていた技は盗めない。同時に盗めるのは一つまで

技名 火炎地獄
コスト 0+
パワー 2
効果 防御無効 相手にダメージを与えた後、自分にも1ダメージを与え、この技のコストを1あげる。最大コスト5。初期コスト0

勝利の剣
コスト10
パワー???
勝利する

技の効果を確認させていただきます。



>>241

『爆発反応装甲』に関して


1.3ターンの間、パワー5以上の技を一度だけ無効化する(発動したターンを含む)

2.3ターンの間、パワー5以上の技を一度だけ無効化する(発動したターンを含まない)


以上のどちらに該当しますか?


>>242

『すべてがFになる』に関して


1.効果発動より早くHPが0以下になっても、効果が発動する。

2.効果発動より早くHPが0以下になった場合敗北。


以上のどちらに該当しますか?


>>243

『不意打ちスティール』に関して


1.『溜め』『防御』にも発動し、相手の能力とパワーの判定は行わない。

2.『溜め』『防御』にも発動し、相手の能力とパワーの判定は行う。

3.『溜め』『防御』には発動せず、相手の能力とパワーの判定は行わない。

4.『溜め』『防御』にも発動せず、相手の能力とパワーの判定は行う。


以上のどれに該当しますか?



間違い、疑問が有ればご指摘ください。

無い場合は、1の効果で試合を進めようと思います。

よろしくお願い致します。

爆発反応装甲は1のつもりでしたっす

ちょっと強いかとも思ったけど周りの技のコスパが割とぶっ飛んでるから一番強そうな1で

効果発動前に体力が0になる場合のことを考えてませんでした
体力が0以下になっても効果が発動すると連発するだけで負けなしになっちゃうので、2でお願いします

>>257

>>258

>>260



レスありがとうございます。

『爆発反応装甲』は1の効果で、

『すべてがFになる』は2の効果で、

『不意打スティール』は1の効果で進行しようと思います。

よろしくお願い致します。

実況「衛府六郎選手、『レオタード忍ハマチ』『すべてがFになる』『火炎地獄』」

解説「示威七郎選手、『爆発反応装甲』『不意打ちスティール』『勝利の剣』」

実況「いや・・・これは・・・衛府六郎選手強いですね・・・」

解説「ほう?そう思う理由は何ですか?」

実況「うーん、まぁ、『レオタード忍ハマチ』ですかね。序盤なら、コスト2でパワー5ですもん」

解説「・・・実は、この勝負、衛府六郎選手の勝ち確定です。しかも『レオタード忍ハマチ』を使う事無く必勝できます」

実況「え、えぇ!?またですか!?しかも『レオタード忍ハマチ』無しで!?」

解説「まず、衛府六郎選手は『火炎地獄』→『溜め』→『火炎地獄』の順で行動します」

実況「えぇ・・・と示威七郎選手は『溜め』るしか無いですね」

実況「でも、これでエナジーが3になるわけですから、ちゃんと読み合いになるのでは?」

解説「そこで4ターン目に衛府六郎選手は『すべてがFになる』を発動します。示威七郎選手はどうしたらいいでしょう?」

実況「え?『溜め』でいいんじゃないですか?エナジーは2対2になりますけど、HPは3対3に回復できるじゃないですか」

解説「いえ、『火炎地獄』の自傷効果が二回発動しているので、HPは2対2になります」

実況「なるほど・・・それで・・・」

解説「『火炎地獄』で終わりです」

実況「あ・・・じゃ、じゃあ4ターン目の『すべてがFになる』を『不意打ちスティール』して、無効化すれば・・・」

解説「その場合、HPが3対1で、エナジーは0対0になりますね」

解説「エナジーの数が同じになった時点でコスト2の『火炎地獄』にコスト3の『不意打ちスティール』は間に合いません。必ず喰らって終わりです」

実況「え、え?えっとじゃあ・・・・・・え?」

解説「終わりです」

実況「な、ないんですか!?示威七郎選手が勝つ方法は、ないんですか!?」

解説「衛府六郎選手のプレイングミス以外、ないですね」

実況「そ、そんな」

解説「おや、示威七郎選手が棄権したようですよ」

実況「もぉーッ!!」

解説「これがアルティメット寿司じゃんけんです」

実況「準決勝になってから盛り下がるって・・・えぇ・・・」

衛府六郎「やったぁー!」

示威七郎「ままならねぇな・・・」



決着


勝者:衛府六郎


敗者:示威七郎

実況「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ」

実況「運命の二人がこの場に惹かれる!」

実況「片方は剣で全ての敵を討ち、片方は盾で全ての敵を地に伏せた!」

実況「ならば最後に残った二人の戦士、甲乙付けずには居られない!」

実況「アルティメット寿司じゃんけんトーナメント!決勝戦!今、始まります!」

解説「ついに最後の試合ですね・・・」

実況「そして戦士は新たなる武器を手に入れる!槍か銃かブーメランか!」

解説「それともはたまた核兵器か・・・と言った所でしょうか」

実況「さぁ!運命の羅針盤は!?」

英太郎



技3

>>270


技4

>>272


技5

>>274



衛府六郎



技3

>>271


技4

>>273


技5

>>275



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

超新星爆発
コスト3
パワー2

開幕だけコスト0、パワー20で放てる!おまけに相手の防御以外の行動を全て封じる!!!……が防御されると敗北する(敗北効果は開幕使用時のみ)

技名:神速
コスト:0
パワー:1
効果:1ターン目にのみ使える

姑息な回復術
コスト2
パワー0
発動後毎ターンライフが2回復する(5を超えるのも可能)

チェンジザワールド

コスト 1

パワー 0

お互いの技全交換

技名:月下乱れ寿司
コスト:2
パワー:3
効果:偶数のターンのみ使用可能。
(おまけ効果:ランダムで選ばれた観客の服が消し飛ぶ)

終焉

コスト 1
パワー 1

これに対して出した相手の技を永続的に封じる
出せる技なくなったら負け

技の効果を確認させていただきます。


>>273

『チェンジザワールド』に関して


1.相手の技の効果、パワーの判定をしてから、お互いの技を全て交換する。

2.相手の技の効果、パワーの判定を行わず、お互いの技を全て交換する。


以上のどちらに該当しますか?


>>275


1.相手の技の効果、パワーの判定をしてから、相手の技を永続的に選択禁止にする。

2.相手の技の効果、パワーの判定を行わず、相手の技を永続的に選択禁止にする。


以上のどちらに該当しますか?


間違い、疑問が有ればご指摘ください。

無い場合は、1の効果で試合を進めようと思います。

よろしくお願い致します。

無効にしてからは強過ぎる気がするから1で

チェンジザワールドは2でお願いします

終焉とチェンジが被ったらどうなるんだい?

>>280

>>281


レスありがとうございます。

『終焉』は1の効果で、

『チェンジザワールド』は2の効果で進めて行こうと思います。



>>283


使用者が変わっても、その技に対して『選択禁止』の効果が付与されているので、『選択禁止』が解けることはありません。

実況「技、決定!英太郎選手、『超新星爆発』『姑息な回復術』『月下乱れ寿司』となっております」

解説「衛府六郎選手、『神速』『チェンジザワールド』『終焉』ですね」

実況「解説さん!読み合いはありますか!?」

解説「えぇ・・・と、あれが来ても次にあれで・・・はい、ないです。衛府六郎選手は初手に『防御』、それから『溜め』と『終焉』を繰り返すだけで勝てます」

実況「優勝!!衛府六郎選手優勝ーッ!!」



衛府六郎「やったぁー!」

英太郎「俺このトーナメントでうんこしかしてないんだけど」



決着


勝者:衛府六郎


敗者:英太郎

解説「いやぁ、前半が白熱した分、拍子抜けでしたねぇ」

実況「まぁ、こんな試合が前半に偏らなくて良かったとも思いますよ・・・前半四試合が全部こんなだったら、観客は皆帰っちゃってたでしょうから」

実況「・・・それにしても、これで全部終わりですか。なんだか寂しいですね」

解説「?何を言っているんですか?まだ終わりじゃないでしょう。むしろ、これからが本番じゃないですか」

実況「か、解説さんこそ何を言ってるんです?今、衛府六郎選手が優勝したじゃないですか」

解説「えぇ、確かに彼はこのトーナメントで優勝しました。しかし、それは挑戦権を得たに過ぎません」

解説「一代目アルティメット寿司じゃんけんチャンピオンへの挑戦権を・・・ね」ガラッ

実況「ま、まさか・・・って窓から身を乗り出して何をするつもりです!?ここ100階ですよ!?」

解説「行ってきます」バフォッ

実況「うわああああ」バサバサバサ

実況(ジャンプしただけでこの風圧・・・あの人は本当に・・・)

衛府六郎「・・・ん?なんだあれ・・・実況室から・・・」

衛府六郎(何か・・・来るッ!!)

解説「ほっ」ズダァァァァンッ

衛府六郎「そ、その身のこなし!まさか貴方は!?」

解説「ふふ・・・」

衛府六郎「一代目アルティメット寿司じゃんけんチャンピオン!?」

解説「・・・さぁ始めようか、衛府六郎選手、いや」

解説「挑戦者よ・・・ッ!」

実況「な、なんという展開だぁーッ!!最強の座は未だ確定していなかった!?」

実況「今こそ正に!最強対最強!己の強さを証明する戦いが始まる!」

実況「・・・って解説さん居なくなっちゃったじゃないですか!私一人じゃ読み合いの解説とか無理ですよ!?」

椎三郎「それじゃあ、俺がその席に付きましょう」

実況「椎三郎選手!?」

椎三郎「一応、一番読み合いが強いのは俺だろうってことで、来ました」

実況「確かに、あの不利な手札からの逆転劇、お見事でした」

椎三郎「その後、うんこに負けましたけどね」

実況「さぁ!舞台は整いつつあります!足りないのはお互いの剣のみ!」

実況「挑戦者とチャンピオン!その手は一体何を握るのか!?」

解説さん(チャンピオン)



技3

>>291


技4

>>293


技5

>>295



衛府六郎(挑戦者)



技3

>>292


技4

>>294


技5

>>296



技名、コスト、パワーを自由に考えてください。
(効果は有っても無くても大丈夫です。)

最後にふさわしい舞台
コスト0
パワー0

お互いの体力が20になる。1回きりしか使えない

4回転ジャンプ
コスト2
パワー2
追加効果)観客からプーさんのぬいぐるみを投げつけられる※状態維持:プーさんを付与。意味は特に無い

チャンピオンビーム

コスト 2
パワー 10

他の技を使い切った後から打てるようになる

技名:超高速!出前寿司
コスト:1
パワー:0
効果:奇数のターンのみパワーがになる。
(おまけ効果:勝者は1年間寿司食べ放題)

技名:ヴィグ・ラグリッカ
コスト:4
パワー:3
相手は連続して同じ行動・技を行えない。

疫病神ワンモアいってみようか?

技の効果を確認させていただきます。


>>293

『チャンピオンビーム』に関して


1.手札にある他の技(『溜め』『防御』も含む)を全て選択した次のターンから使えるようになる。

2.手札にある他の技(『溜め』『防御』を含まない)を全て選択した次のターンから使えるようになる。


以上のどちらに該当しますか?


>>295

『ヴィグ・ラグリッカ』に関して


1.次のターンのみ、相手は相手は連続して同じ行動・技を行えない。

2.次のターンから永続的に、相手は相手は連続して同じ行動・技を行えない。


以上のどちらに該当しますか?


>>296

『疫病神』に関して


相手の技を無効化し、場に出たこのカードと相手のカードを交換し、手札に戻す。

相手の技が『溜め』『防御』だった場合は、前述の効果は発動せず、自分に1ダメージ与える。


という解釈でよろしいでしょうか?


間違い、疑問が有ればご指摘ください。

無い場合は、1の効果で試合を進めようと思います。

よろしくお願い致します。

実況「決まりましたッ!解説さん『最後にふさわしい舞台』『チャンピオンビーム』『ヴィグ・ラグリッカ』!」

椎三郎「衛府六郎、『4回転ジャンプ』『超高速!出前寿司』『疫病神』ですね」

実況「勝ち筋は!?勝ち筋はありますか!?」

椎三郎「有り・・・ますね。大体互角だと思います」

実況「良かったぁーッ!!」

椎三郎「この勝負は、最終的に『チャンピオンビーム』と『疫病神』の争奪戦になると思いますね」

実況「争奪戦?何を言ってるんですか。相手の技を奪うなんてできるわけがないじゃないですか」

椎三郎「何を言ってるんですかはあんただ。『疫病神』があるじゃないですか」

実況「むっ。分かってますよ。椎三郎選手が説明しやすいように阿呆の演技をしているんです」

椎三郎「・・・流石、実況さんですね」

実況「ふふん」

椎三郎(解説さんが居ないと読み合いの解説とか無理って言ってなかったか)

実況「それで?『チャンピオンビーム』と『疫病神』の争奪戦って何ですか?」

椎三郎「まず、パワー10の『チャンピオンビーム』を防ぐ方法は、お互いの技を含めて、何がありますか?」

実況「『防御』とかは焼け石に水ですよね・・・『疫病神』だけですかね」

椎三郎「そうですね。では、自分が『チャンピオンビーム』を持っている状態で、相手の『疫病神』と別の技を交換できたらどうでしょう」

実況「『チャンピオンビーム』を防ぐ唯一の方法を奪えた訳ですから、『チャンピオンビーム』を打ちたい放題ですよね」

椎三郎「そう、『チャンピオンビーム』と『疫病神』の両方を独占する。この状態になった方が勝ちだと思います」

椎三郎「故に、『疫病神』を持っている方は『チャンピオンビーム』と交換したくて、『チャンピオンビーム』を持っている方は『疫病神』に別の技を掴ませたい」

実況「そこで読み合いが始まる訳ですね!」

椎三郎「そういうことです」

椎三郎「それから、序盤の攻防は余り意味が無いですね。お互いに『チャンピオンビーム』が撃てるように、各技を使うだけですし」

椎三郎「『最後にふさわしい舞台』が発動すれば、何があろうとお互いのHPは20になる訳ですから、それまでにどれだけ削っても無意味です」

実況「HP20・・・ますます『チャンピオンビーム』以外じゃ勝てませんね」

椎三郎「それでは、序盤の8ターンを一気に見て行きましょう」

実況「えっ・・・あっ!もう始まってる!8ターン経ってる!」

椎三郎「・・・・・・見て行きましょう」

ターン 1


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし

ターン 2


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:5

エナジー:2

状態異常:なし


衛府六郎

HP:5

エナジー:2

状態異常:なし

ターン 3


解説さん『溜め』


衛府六郎『超高速!出前寿司』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎の『超高速!出前寿司』!

奇数ターンなのでパワーが 3 になる!

この試合の勝者は1年間寿司食べ放題!

0対3! 解説さんに 3 のダメージ!



解説さん

HP:2

エナジー:3

状態異常:なし


衛府六郎

HP:5

エナジー:1

状態異常:なし

ターン 4


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:2

エナジー:4

状態異常:なし


衛府六郎

HP:5

エナジー:2

状態異常:なし

ターン 5


解説さん『ヴィグ・ラグリッカ』


衛府六郎『4回転ジャンプ』


解説さんの『ヴィグ・ラグリッカ』!

衛府六郎は次のターン、連続で同じ技が使えない!

衛府六郎の『4回転ジャンプ』!

観客からプーさんのぬいぐるみを投げつけられる!

3対2! 衛府六郎に 1 のダメージ!



解説さん

HP:2

エナジー:0

状態異常:なし


衛府六郎

HP:4

エナジー:0

状態異常:プーさん

ターン 6


解説さん『最後にふさわしい舞台』


衛府六郎『溜め』


衛府六郎のエナジーが 1 増える!

解説さんの『最後にふさわしい舞台』!

お互いのHPが20になる!



解説さん

HP:20

エナジー:0

状態異常:なし


衛府六郎

HP:20

エナジー:1

状態異常:プーさん

ターン 7


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:20

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:20

エナジー:2

状態異常:プーさん

ターン 8


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:20

エナジー:2

状態異常:なし


衛府六郎

HP:20

エナジー:3

状態異常:プーさん

椎三郎「さぁ!ここから読み合いが始まりますよ!」

実況「もうターンが・・・8・・・」



衛府六郎(解説さんのエナジーは2、『チャンピオンビーム』が撃てる・・・)

衛府六郎(初っ端から来るか・・・?なら『疫病神』・・・)

衛府六郎(まだ『ヴィグ・ラグリッカ』は使えないもんな・・・『疫病神』を一方的に奪われることはない・・・)

衛府六郎(ここは『疫病神』が安定択か・・・)

衛府六郎(でも、だからってむざむざ1ダメージ受けるのも・・・)チラッ


解説「・・・」ニヤリ


衛府六郎(流石チャンピオン・・・少しも読めない・・・)

衛府六郎(ええい!ここはこれだ!)



衛府六郎の行動は?

1.『疫病神』

2.『超高速!出前寿司』

3.『溜め』

4.『防御』

>>315

1

ターン 9


解説さん『溜め』


衛府六郎『疫病神』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎の『疫病神』が発動!

衛府六郎に 1 のダメージ!



解説さん

HP:20

エナジー:3

状態異常:なし


衛府六郎

HP:19

エナジー:3

状態異常:プーさん

実況「解説さん『溜め』!衛府六郎選手『疫病神』!」

椎三郎「無難。ですね。お互い安定行動です」

実況「ですが、それで衛府六郎選手は1ダメージ受けてしまっていますが?」

椎三郎「いつもの勝負なら1ダメージは見過ごせませんが・・・」

椎三郎「今やお互いのHPは20ですからね、1ダメージくらいじゃ、まだ慌てる時間じゃない。と言った所でしょうか」

実況「なるほど」

椎三郎「それに、下手に『溜め』たりして『チャンピオンビーム』をもろに喰らう方が怖いですしね」

実況「なるほど」



解説「・・・」スッ

衛府六郎「・・・」スッ

ターン 10


解説さん『溜め』


衛府六郎『疫病神』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎の『疫病神』が発動!

衛府六郎に 1 のダメージ!



解説さん

HP:20

エナジー:4

状態異常:なし


衛府六郎

HP:18

エナジー:3

状態異常:プーさん

実況「次のターンも、お互い同じ選択でしたね」

椎三郎「さぁ、これで解説さんのエナジーは4!『ヴィグ・ラグリッカ』が使えます!」

実況「ということは、衛府六郎選手は簡単に『疫病神』が使えませんね」

椎三郎「なので『チャンピオンビーム』の可能性も高まります」

実況「ということは『疫病神』の可能性も・・・あれ?」

椎三郎「解説さんは『ヴィグ・ラグリッカ』を交換したい。衛府六郎は『チャンピオンビーム』と交換したい」

実況「お互いの目的が正反対ですね」

椎三郎「その正反対の目的が、真っ向勝負の読み合いを誘います」

実況「どぉーなるッ!?」



解説「・・・ふふ」スッ

衛府六郎(解説さんが決めた!)

衛府六郎(俺はどうする・・・?失敗すれば致命的、成功すれば感動的!)

衛府六郎(・・・これだッ!)



衛府六郎の行動は?

1.『疫病神』

2.『防御』

>>323

1

ターン 11


解説さん『ヴィグ・ラグリッカ』


衛府六郎『疫病神』


衛府六郎の『疫病神』が発動!

衛府六郎の『疫病神』と解説さんの『ヴィグ・ラグリッカ』が入れ替わる!



解説さん

HP:20

エナジー:0

状態異常:『ヴィグ・ラグリッカ』OUT
     『疫病神』IN


衛府六郎

HP:18

エナジー:3

状態異常:プーさん
     『疫病神』OUT
     『ヴィグ・ラグリッカ』IN

実況「衛府六郎選手の『疫病神』が発動!!解説さんが見事に『ヴィグ・ラグリッカ』を押し付けた!」

椎三郎「流石チャンピオンですね。完璧に読み勝ちました」

実況「これで解説さんが『チャンピオンビーム』と『疫病神』の両方を取得した!」

実況「二代目チャンピオンも、解説さんで決定だぁーッ!!」

椎三郎「いえ、まだ勝負は終わりではありません」

実況「ええっ!?何故です!?衛府六郎選手にはもう『チャンピオンビーム』を防ぐ手段がないじゃないですか!!」

椎三郎「いや、そもそも解説さんはまだ『チャンピオンビーム』を撃つことができないんです」

実況「そ、そりゃ、まだエナジーは0ですけど、そんなの時間の問題じゃあ・・・」

椎三郎「いえ、そういうことでは無くてですね・・・『チャンピオンビーム』の効果をもう一度読んでみてください」

実況「えー・・・『手札にある他の技(『溜め』『防御』も含む)を全て選択した次のターンから使えるようになる』・・・あっ!?」

椎三郎「そう。解説さんはまだ手札にある『疫病神』を選択していないのです!」

実況「なるほど!つまり、また解説さんが『疫病神』を使う時に、また別の技と交換できれば・・・」

椎三郎「ですが、『溜め』『防御』に『疫病神』を当てられてしまうと、交換効果は発動せず、今度こそ衛府六郎選手の負けが確定します」

実況「さぁ!衛府六郎選手は最後のチャンスを生かせるか!?」

衛府六郎(やっぱチャンピオンは強いな・・・瞬く間に大ピンチだぜ)

衛府六郎(だからって!このまま負ける訳には行かないんだよ!チャンピオン!)

衛府六郎(意地でも読み勝つ!!これだ!)



衛府六郎の行動は?

1.『4回転ジャンプ』

2.『溜め』

>>329

まさかすぐに使ってくるとは思わないだろうという考えの裏をついて1

ターン 12


解説さん『疫病神』


衛府六郎『4回転ジャンプ』


解説さんの『疫病神』が発動!

解説さんの『疫病神』と衛府六郎の『4回転ジャンプ』が入れ替わる!



解説さん

HP:20

エナジー:0

状態異常:『疫病神』OUT
     『4回転ジャンプ』IN


衛府六郎

HP:18

エナジー:1

状態異常:プーさん
     『4回転ジャンプ』OUT
     『疫病神』IN

実況「やった!?衛府六郎選手、『疫病神』を奪い返した!」

椎三郎「さらに『4回転ジャンプ』との交換です。解説さんは全ての技を使う必要があるので、相手を『プーさん』状態にすることができます!」

実況「なるほど!?」

椎三郎「しかし、未だ『チャンピオンビーム』は解説さんの手札にあります。依然、解説さん有利の状況です」

実況「えっ?でも衛府六郎選手が『疫病神』を持っているんですから、五分五分じゃないですか?」

椎三郎「解説さんはあと『疫病神』を奪うだけ、ですが衛府六郎は『チャンピオンビーム』と交換したあと、『疫病神』を奪い返す必要があります」

実況「解説さんはあと一手で、衛府六郎選手はあと二手なんですね・・・テニスのデュースみたいな物でしょうか」

椎三郎「まぁ、大体そんな感じです」

椎三郎「さらに解説さんは『疫病神』を奪えなくても、『4回転ジャンプ』を選択すれば『チャンピオンビーム』が撃てるので、そのまま勝つ可能性もあります」

実況「うーん、厳しいですね・・・」



解説「いやあ、流石、優勝しただけの事は有るねぇ衛府六郎君。今ので決めてしまうつもりだったんだが・・・」

衛府六郎(依然、状況は悪いが・・・今の選択は最良だった!このまま逆転してみせる!)

ターン 13


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:20

エナジー:1

状態異常:なし


衛府六郎

HP:18

エナジー:2

状態異常:プーさん

ターン 14


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:20

エナジー:2

状態異常:なし


衛府六郎

HP:18

エナジー:3

状態異常:プーさん

椎三郎「さぁ、ここも読み合いです」

実況「え?でも解説さんは『チャンピオンビーム』を撃てるように『4回転ジャンプ』を撃つだけじゃないですか?」

椎三郎「なら衛府六郎は『防御』です。そして解説さんはその可能性も考えて・・・」

実況「ええ?でもHPは20も有るんですし・・・」

椎三郎「侮ってはいけません。お互い『チャンピオンビーム』を撃たれても、少しでも勝ち筋を残すために、HPを残す必要が有ります」

実況「はえー。これが頂上の戦い・・・!」

椎三郎「さぁ、どう動く?」

ターン 15


解説さん『4回転ジャンプ』


衛府六郎『溜め』


衛府六郎のエナジーが 1 増える!

解説さんの『4回転ジャンプ』!

観客からプーさんのぬいぐるみを投げつけられる!

2対0! 衛府六郎に 2 のダメージ!



解説さん

HP:20

エナジー:0

状態異常:プーさん


衛府六郎

HP:16

エナジー:4

状態異常:プーさん

ターン 16


解説さん『溜め』


衛府六郎『ヴィグ・ラグリッカ』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎の『ヴィグ・ラグリッカ』!

解説さんは次のターン、連続で同じ技が使えない!

3対0! 解説さんに 3 のダメージ!


解説さん

HP:17

エナジー:1

状態異常:プーさん
     次ターン『溜め』選択禁止


衛府六郎

HP:16

エナジー:0

状態異常:プーさん

実況「おーっと!?お互いガッツリ打ち合った!」

椎三郎「予想が外れちゃいました・・・」

実況「これは、どうせ『チャンピオンビーム』を喰らわなければ問題はないという事でしょうか!?」

椎三郎「好戦的ですねぇ・・・」

ターン 17


解説さん『防御』


衛府六郎『溜め』


衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:17

エナジー:1

状態異常:プーさん


衛府六郎

HP:16

エナジー:1

状態異常:プーさん

ターン 18


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


衛府六郎のエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:17

エナジー:2

状態異常:プーさん


衛府六郎

HP:16

エナジー:2

状態異常:プーさん

実況「さぁ!!解説さんは他の技を全て選択した!エナジーも2!『チャンピオンビーム』の発射準備完了です!」

椎三郎「衛府六郎選手も『疫病神』をちらつかせています!」

実況「読み合いパーティーだ!」



解説「さぁ・・・もう負けないぞ」

衛府六郎(こっちの台詞だ!)



衛府六郎の行動は?

1.『疫病神』

2.『溜め』

>>342

1

ターン 19


解説さん『チャンピオンビーム』


衛府六郎『疫病神』


衛府六郎の『疫病神』が発動!

衛府六郎の『疫病神』と解説さんの『チャンピオンビーム』が入れ替わる!



解説さん

HP:17

エナジー:2

状態異常:プーさん
     『チャンピオンビーム』OUT
     『疫病神』IN


衛府六郎

HP:16

エナジー:2

状態異常:プーさん
     『疫病神』OUT
     『チャンピオンビーム』IN

実況「衛府六郎選手!読み勝った!『チャンピオンビーム』を奪い取ったー!!」

椎三郎「チャンピオン相手に見事です」

実況「これで衛府六郎選手、この試合で初めての有利な状況だーッ!!」

椎三郎「・・・?」

実況「?どうしたんです?椎三郎選手」

椎三郎「これは・・・本当に有利なんでしょうか・・・?」

実況「え・・・?ど、どういうことです!?」

解説(実況席・・・椎三郎選手は優秀なプレイヤーだ。気付いてるかもしれないな・・・)

衛府六郎「・・・」

解説「・・・時に、衛府六郎君」

解説「気付いて・・・いるかね?」

衛府六郎「・・・・・・」

衛府六郎「・・・はい」コクン

解説「そうか・・・やはり、か・・・」

解説「・・・ならばッ」バサァッ



 床に、解説の『防御』『最後にふさわしい舞台』『4回転ジャンプ』『疫病神』のカードが散らばった。



実況「!?!?!?チャンピオンが手札を床に捨てたぁ!?」

椎三郎「・・・事実上の棄権。ですね」

実況「へあ!?そりゃあ、不利になっちゃったですけど!ですけど!」

椎三郎「不利・・・どころではありません。このターンで解説さんの負けが確定しました」

実況「はあああ!??」

実況「なんでですか!『チャンピオンビーム』は奪われちゃいましたけど、まだ『疫病神』で防御が・・・」

椎三郎「いえ、衛府六郎はここから『チャンピオンビーム』を使わず勝つことができます」

実況「『チャンピオンビーム』を・・・使わずに・・・?」

椎三郎「『溜め』と『超高速!出前寿司』を交互に連打するんです」

実況「そ、そんなの『防御』でダメージを抑えられるじゃないですか!」

椎三郎「でも、0にはできません。『超高速!出前寿司』は奇数ターンにパワーが3になりますから、解説さんは2ターンに一度、必ず1ダメージ喰らいます」

実況「でも、『溜め』の隙を突けば・・・」

椎三郎「ですが『防御』もしなければなりません。『4回転ジャンプ』を当てるまでに」

椎三郎「『防御』『溜め』『防御』『溜め』『防御』『4回転ジャンプ』・・・と2ダメージ与えるには6ターン掛かります」

椎三郎「それに対して衛府六郎は6ターンで3ダメージ与えることができます」

実況「つまり・・・」

椎三郎「そう、このダメージレースに勝つことは絶対にできません」

実況「『最後にふさわしい舞台』は一回きり・・・『疫病神』じゃ本末転倒・・・」

椎三郎「ゲームセット。です」

衛府六郎「解説さん・・・」

解説「・・・どうだ。見ての通り、私の手札はもう『溜め』のみだ」ピラッ

解説「余計な足掻きはしない・・・」

解説「だから、お願いだ。せめて、『その技』で私を倒して欲しい」

解説「王者の名を冠する、『その技』で・・・!」

衛府六郎「・・・・・・はい」

ターン 20


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:17

エナジー:1

状態異常:プーさん


衛府六郎

HP:16

エナジー:3

状態異常:プーさん

ターン 21


解説さん『溜め』


衛府六郎『溜め』


解説さんのエナジーが 1 増える!

衛府六郎のエナジーが 1 増える!



解説さん

HP:17

エナジー:2

状態異常:プーさん


衛府六郎

HP:16

エナジー:4

状態異常:プーさん

ターン 22


解説さん『溜め』


衛府六郎『チャンピオンビーム』


解説さんのエナジーが 1 増える!

0対10! 解説さんに10ダメージ!



解説さん

HP:7

エナジー:2

状態異常:プーさん


衛府六郎

HP:16

エナジー:4

状態異常:プーさん

椎三郎「さぁ、決着の瞬間がやってまいりました」

実況「長かった・・・ですね。今大会最長のターン数です」

実況「さぁ!行きますよ皆さん!」



越智八郎「全てを従えた戦士の掌!」

示威七郎「全てを集め、全てを放つ!」

飯五郎「それは新たなる王者誕生の咆哮!」

泥四郎「宇宙圧倒、王者一閃!」

椎三郎「敵を討ち、覇道を創れ!」

尾次郎「穿て!」

英太郎「貫け!」

実況「破道の九十九!」



衛府六郎「チャンピオン!!ビィィィィィィィィィィムッ!!!!」



・・・

・・・



 ・・・と、これが『前大会』の映像だ。

 どうだろう?これでルールを理解してくれたなら良いんだが・・・。まぁ、いい。

 君たちはこれから戦場へ征く。

 最強を決めるため。ではなく、最強へ挑む権利を得るため。にだ。

 ぜひ、『挑戦者』となり・・・二代目アルティメット寿司じゃんけんチャンピオン。この私に挑んで欲しい。

 ・・・・・・この座を譲る気は、さらさらないがね。

 それじゃあ、『やろうぜ』



             終幕

以上になります。

ちなみに英太郎~越智八郎は皆兄弟なので、彼らの言う『病気の妹』は全員同一人物です。
兄の敗北による不幸な末路を辿った妹はいません。

書いていてとても楽しかったです。読んでくれた皆様も、同じくらい楽しんでいただけていたなら幸いです。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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