【ウマ娘】トレセン学園にて その3【安価・コンマ】 (950)

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【ウマ娘】トレセン学園にて その2【安価・コンマ】

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オークス当日、控室にて



ブラトレ「今日のレースはマヤノトップガンを始め強者が揃っている。もちろん油断はできない」



ハルウララ「昨日言ってた通り先行で走ればいいんだね!」



ブラトレ「マヤノトップガンが逃げる可能性もある、そうなればウララに有利だ」



ハルウララ「もし凄い勢いで逃げたら追いかけた方がいい?」



ブラトレ「そうだな…残り1000mで差が縮まっていないなら早めにスパートをかけていこう」



ハルウララ「また体力を使い切って倒れたりしないかな…」



ブラトレ「倒れるくらい走るのは悪いことじゃない。ライブのことは俺が頭を下げるから気にしなくていい」



ハルウララ「…うん!全力で頑張ってくるね!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

レース序盤



ハルウララ(マヤノちゃんが逃げた!)



スーパークリーク(予想通りの展開ねぇ)



ダイワスカーレット「……」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんは渡さないマヤが勝って独占するんだ」ズズズッ



ハルウララ(すごく黒いオーラが見える気がする…よくないことを考えながら走ってるんだろうな)



スーパークリーク(逃げたマヤノトップガンと私を含め先行の三人の争いになりそうね)

ハルウララ(ウオッカちゃんはどうだろうまだ警戒しなくていいのかな)



ダイワスカーレット「……」



スーパークリーク(もう内を閉めるんですか?随分と早い気がしますけど)



ハルウララ(前にスカーレットちゃんが!)



ダイワスカーレット「こんなレースに勝っても意味ないでしょ。それがわかってて必死に走る理由が分からないわよ」



ハルウララ「意味はあるよ!私が生きているのはこの世界なんだから!前の世界は関係ない!」



ダイワスカーレット「じゃあアタシを追い抜いてみなさいよ、絶対に無理に決まってるけど」



下2 このあとどうなったか

レース中盤



ウオッカ「なにゴチャついてやがる!こんなの差してくれって言ってるもんだろ!」



スーパークリーク(スカーレットさん達に気を取られてウオッカさんに抜かされてしまいました…)



ハルウララ「絶対負けないもん!」



ダイワスカーレット「やるだけ無駄なのよ」



マヤノトップガン「…この感じ知ってる。マヤのトレーナーちゃんのこと考えてる子がいる」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんのことをたぶらかそうとしてるのは誰?」



ゾクッ



ダイワスカーレット「……っ」



スーパークリーク(スカーレットさんのスピードが急に落ちましたね)

マヤノトップガン(お前か、お前か、お前か!!)



ダイワスカーレット(なにかが…頭に響く…!)



ハルウララ「ここだっ!」



スーパークリーク(スカーレットさんをうまくかわしましたね)



ウオッカ「あとはマヤノトップガン!」



スーパークリーク(私を含めて四人で争うことになりそうね…まだ伏兵は残っているかしら?)



下2 このあとどうなったか

このレスが
0~24でウララ一着
25~49でマヤノ一着
50~74でクリーク一着
75~99でウオッカ一着

こういうの駄目だったら安価下で

『トレーナーちゃんはマヤのもの』



マヤノトップガン「他の誰にも渡さない」



『マヤを一番初めに選んでくれた。それは運命なんだよ』



マヤノトップガン「桐生院も樫本も敵!トレーナーちゃんに近付くメスは全員敵!」



『マヤだけを見てもらえばいい』



マヤノトップガン「マヤだけを見てればいい!」



「『ああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』」

ドドドドッ



ウオッカ「なんだよ逃げの癖にここから伸びるのか?!」



スーパークリーク「とても追いつけません…」



ハルウララ「まだぁぁーーー!」



ウオッカ「な、なんだよどいつもコイツも?!どんな末脚してやがんだよ!」



スーパークリーク「もしかしたらウララさんなら…」

ハルウララ『……なんだろうこの感じ。不思議な気分だなぁ』



「……」



ハルウララ『私が走ってる先頭のマヤノちゃんを必死においかけてるみたい』



ハルウララ『なんで私は走っていないんだろう?身体は走ってるけど心は走ってないのかな?』



ハルウララ『一緒に走れたら楽しいだろうな今までよりずっと楽しいよ』



「……」



ハルウララ『でももうすぐゴールだから終わっちゃうね、もっと走りたかっなぁ』



下2 コンマ
奇数 ハルウララ
偶数 マヤノトップガン
ゾロ目 まさかの

ksk

決着



マヤノトップガン「……ごぼっ!!」



ハルウララ「……」



ウオッカ「はぁ?!なんか血が飛んできたぞ!」



スーパークリーク「マヤノちゃんが吐血…いえ鼻血が口に回ったのね」



マヤノトップガン「は、あ……え…?!」



マヤノトップガン「マヤ…最後どうなって……げほっ!」



ウオッカ「なにも覚えてねぇのかよ…」



スーパークリーク「もしかすると速さの向こう側に行っていたのかもしれませんね」

ハルウララ「……」



ウオッカ「コイツもそうなのか?レース終わったってのにずっと遠くを見てるぞ」



スーパークリーク「ウララさん、ウララさん」



ハルウララ「……あ!レースは?!私最後どうなったの?!」



ウオッカ「信じられねぇ一気に二人もかよ」



スーパークリーク「相乗効果もあったかもしれませんね最後の二人のデッドヒートは凄かったです」



ウオッカ「あそこには飛び込めなかったそれくらい凄い勢いだったよな」

マヤノトップガン「嘘?!マヤが負けたの?!」二着



ウオッカ「ゴール手前で失速してたからな、まあ鼻血が原因だろ」四着



スーパークリーク「早く治療を受けてきて下さいね」三着



ハルウララ「私が…一着なの……?」一着



マヤノトップガン「嘘だぁぁぁぁ!!トレーナーちゃんへの想いは……げぼっ!」ビチャッ



ウオッカ「興奮するな鼻血が止まんないだろ」



ハルウララ「勝った……マヤノちゃんに勝ったんだ!」



下2 このあとどうなったか

ksk

鼻血と酸欠でうずくまるマヤノの下に駆けつける医療班とマヤトレ

マヤノトレ「……マヤノ」



マヤノトップガン「トレーナーちゃん違うの!マヤの気持ちはこんなものじゃなくて!」



マヤノトレ「病院へ……行こう…」



マヤノトップガン「わ……ぁ…!」



ウオッカ「なななななな?!」



スーパークリーク「お姫様抱っこは女の子の憧れよねぇ」

ダイワスカーレット「……」ギリギリ



ハルウララ「スカーレットちゃん、やっぱりマヤノトレ…ううん不審者のことをー」



スーパークリーク「マヤノさんの分もライブを頑張りましょう」



ウオッカ「マヤノの分は繰り上げになんのか?」



スーパークリーク「そうなってもいいよう準備はしておいて下さい」



ハルウララ「…うん、今はライブを楽しんでこよう」



下2 このあとどうなったか

ライブ中



「競バもいいけど楽しそうに踊る姿もいいよなぁ」



「ライブのチケット代を競バで稼ぐのが効率いいかもな」



「チケット代は来年度から値下がりするらしい。これで適正価格になるな」



「それならまた来てもいいな」



「ライブとレースはセットじゃないと物足りない奴も多いって聞くぞ」



「そこは好みなのかもしれないよな~」



「ーー」



「センターで踊ってるのが桜花賞で踊れなかったウマ娘か」



「彼女見たさで客も集まったかもしれないな」

ライブ後



ハルウララ「トレーナーさん!またG1勝ったよ!!」



ブラトレ「凄い…凄いぞウララ!」



ハルウララ「えへへへ、マヤノちゃんにも勝ったし大満足!」



ブラトレ「G1を連続で取ることの凄さは知っている。それをウララがやってのけるとは…」



ハルウララ「キングちゃんが言ってた速さの向こう側…かな?それっぽい感覚にもなったよ」



ブラトレ「どうやったんだ?!」



ハルウララ「ええっとね…うーん言葉では説明しにくいけど、凄く集中してたのは確かかな」



ブラトレ「そうか……ウララは前の世界から能力を引き継いでいる。心も度胸が据わっているし技は一緒に磨いてきた」



ハルウララ「心技体がバランス良くなってたのかな?」



ブラトレ「全てがブライアンにも使えるとは限らないがヒントにはなる。早速知らせてやろう」



下2 このあとどうなったか

テレビ通話のキングを交えてダスカの事を共有するウララ
キング「二人きりで会うなって言ったのにウララさんが約束を破った……私がトレーナーとうまぴょいしなくちゃ?」
ブライアン「やめろ」

ブライアンの元に行く途中『前の世界から能力』を引き継いでいるという自分の発言に、あれ?これ結局自分じゃなくてマヤノトレの育て方が優秀なだけだったのでは……?と頭に余儀ってしまうブラトレからの>>34

移動中



ブラトレ(前の世界から能力を引き継いだ……これは結局自分じゃなくマヤノトレの育て方が優秀だったんじゃないのか?)



ブラトレ(ウララはその時は走るのが苦痛だと言っていたが必要最低限のことは…)



ハルウララ「そんなことないよトレーナーさん」



ブラトレ「なにも言っていない」



ハルウララ「考えてることくらいわかるよ、私が勝てたのは全部トレーナーさんのお陰だからね」



ハルウララ「間違ってもあんな陰キャのお陰なんかじゃない!あんな奴は女の子に刺されちゃえばいいんだよ!!」



ブラトレ「お、おう」



ハルウララ「今度会ったらビンタする!G1勝ったから許されるもんね!」



ブラトレ「許さることは無いんじゃないかな…」

トレーナー室にて



キングヘイロー[スカーレットさんのことはわかりました。どんなことが起こっても彼女の目の前では目覚まし時計を使いません]



ナリタブライアン「私も警戒しておこう」



キングヘイロー[それにしてもウララさん、二人きりで会うなって言われてたのに約束を破ったわね……]



ハルウララ「それは…ごめんね…」



キングヘイロー[私がトレーナーとうまぴょいしなくちゃいけないのかしら?]



ナリタブライアン「やめろ!」



キングヘイロー[なによ冗談に決まってるじゃない]



ナリタブライアン「トレーナーは私のものだ!他の誰にも渡さない!!」



ハルウララ「ブライアンちゃんって最近掛かり気味だよね、それが原因で調整もうまくいってないの?」



ナリタブライアン「元はと言えばお前らのせいだろうが!!」

ナリタブライアン「トレーナーをうまぴょいで責めるのは私のストレス発散なんだ!それを禁止にされてみろ、欲求不満は溜まるばかりだ!」



ナリタブライアン「それに加えてお前たちのせいでトレーナーがウララとうまぴょいだと?!ふざけるな!!」



ブラトレ「落ち着けブライアン」



ナリタブライアン「黙れ!!私に干渉してきたのはお前だ!お前が最後まで責任を持て!」



ナリタブライアン「私を不安にさせるな!私に搾取され続けろ!私が現役でいる間は私がルールだ!」



ナリタブライアン「そうなると知っていてお前は私を選んだ!その責任を果たせ!」



下2 このあとどうなったか

ksk

ブラトレ「落ち着け、気を静めろブライアン」


ビッ



ナリタブライアン「!!」



キングヘイロー[急に静かになりましたけどなにがあったの?]



ハルウララ「トレーナーさんがブライアンちゃんのシャドーロール剥がしちゃった」



キングヘイロー[あら……]



ナリタブライアン「ううううううぅ…トレーナーぁ……」



ブラトレ「わかった、好きなだけ搾取されてやるだが次のダービーで一着になってからだ」



ハルウララ「そんなこと言っていいの?最悪の場合は腹上死しちゃうよ?」



ブラトレ「次のダービーにはアグネスタキオンが出るらしい。噂によると脚が完成したそうだ」



ブラトレ「彼女に勝てるならブライアンには何も心配要らない。それくらいできなければ俺も好き放題される気はない」



ナリタブライアン「いやぁ……勝てないよぉ……」



キングヘイロー[とても同一人物とは思えませんわよ]

ブラトレ「もちろん負けるつもりは無い。だがあのアグネスタキオンが相手なら良くて善戦だ」



ハルウララ「レースの勘はブライアンちゃんより無さそうだし、勝つチャンスは沢山あるよね?」



ブラトレ「無い。あってワンチャンスだと考えている」



キングヘイロー[そこまでの速さですのね]



ブラトレ「アグネスタキオンがまともに走れるならその速さはサイレンススズカを超える。簡単に勝てるはずがない」



ブラトレ「向こうは差しでくることはわかっている。わかっていても勝てない…」



ナリタブライアン「勝つ……勝つから……鼻の…返して…」



ブラトレ「ウララに次いでG1を獲ってもらいたい。ブライアンの調整は最後まで足掻くぞ」



下2 このあとどうなったか

タキオン以外にも二冠目を狙うオペラオーやオグリキャップなど有力な敵は多いとブラトレ
勝つにはブライアンにも速さの向こう側に行くことが必要で、足りないのは心だと

>>45+スピードやスタミナだけじゃなく心の訓練もしていくぞ!と張り切るブラトレ

その頃、病院では
スズカ「マヤノトップガンを速さの向こう側に、元会長の脚を治し、アグネスタキオンを完成させた…いいわ貴方のトレーニング受けてやるわよっ私を速さの向こう側の向こう側に連れて行って見なさいっ」
マヤトレ「(急になんだこいつ…)」
スズカがマヤトレをトレーナーと認めトレーニングを受ける覚悟決めた

ブラトレ「アグネスタキオン以外にも二冠目を狙うオペラオーやオグリキャップなど有力な敵は多い」



ブラトレ「そんな相手に勝つにはブライアンにも速さの向こう側に行くことが必要になってくる」



ブラトレ「ブライアンに足りないものは心だ。目覚まし時計を三つも使った時のことを忘れたか?」



ブラトレ「あの時もブライアンの心の弱さが原因だった。スピードやスタミナだけじゃなく心の訓練もしていくぞ!」



ナリタブライアン「するから……返してぇ…」



ハルウララ「シャドーロールを取るとこうなるのも心の弱さが原因かもね」



キングヘイロー[野菜嫌いもそうかもしれませんわよ]



ブラトレ「ビワハヤヒデにも甘やかされたはずだ、子どもの頃からの積み重ねが原因かもしれない」

病院にて



サイレンススズカ「マヤノトップガンを速さの向こう側に到達させて、元会長の脚を治し、アグネスタキオンの脚を完成させた」



サイレンススズカ「いいわ貴方のトレーニング受けてあげる。私の脚も完成させて」



マヤノトレ「……」



サイレンススズカ「私は向こう側にはもう辿り着いてる、けど脚が耐え切れない」



サイレンススズカ「アグネスタキオンよりは簡単なはずだからしっかりしなさいよ」



マヤノトレ「……」



サイレンススズカ「また黙ったままなに?そういう性癖なの?」



マヤノトレ「先に謝っておく……すまない……」

ガチャッ



マヤノトップガン「またメスが増えたの?そんなにマヤにヤって欲しいんだ」



ツインターボ「マヤノ…病院に刃物は絶対にダメだから……」



シンボリルドルフ「トレーナー君から離れるんだ」



アグネスタキオン「おやおや速さの向こう側に行こうとも怪我は避けられないんだねぇ。この薬を飲んでみるかい?」



サイレンススズカ「……」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんは永遠の愛を誓ってくれたんだよ、マヤをお姫様抱っこしてくれたから」



ツインターボ「違う……ううう…違うからマヤノ……」



アグネスタキオン「君と走れる日が楽しみだよ、早く治るといいねぇ」



シンボリルドルフ「なあトレーナー君、今日は何時に帰る?私が晩御飯を作ろうじゃないか」



マヤノトレ「……うん」



下2 このあとどうなったか

「私はこの男や、貴女達と仲良くする為にトレーニングを受けるんじゃない。脚を完成させる為よ!」
と、宣言マヤ、ルナは「まぁ、恋愛とか興味なさそうだし」いいかとなる

しかしターボは確信していた「こいつ絶対堕ちるな」とだが賢いターボは命が惜しいので発言はしなかった
いいから早く弁当食べさせてくれと嘆くタキオン

数分後



サイレンススズカ「私はこの男や貴女達と仲良くする為にトレーニングを受けるんじゃない、脚を完成させる為よ」



アグネスタキオン「ふぅん成程ねぇ。私の脚は一足先に完成したが、彼女もすぐに完成するだろうねぇ」



マヤノトップガン「よく見たら恋愛とか興味無さそうだし別にいっか!」



シンボリルドルフ「退学するまでにサイレンススズカと時間を共にできるのは悪くない」



ツインターボ(ターボ知ってる、こんなこと言う奴がすぐに堕ちる。絶対そのうちトレーナーとうまぴょいしてドロドロになるんだ)



ツインターボ(ターボは賢いからそんなこと口に出さない。マヤノがナイフ振り回す未来が待ってるから何も言わない)



アグネスタキオン「さて、もう話しは終わったね?トレーナー君のお弁当を早く食べさせておくれよぉ。いつもみたいにあーんもしておくれよぉ」



マヤノトップガン「あ?」



ツインターボ(胃が……キリキリする…)

翌日、某所にて



ハルウララ「学園の外に出てきたけどなにをするんだろう。ブライアンちゃんの心の弱さ対策なのはわかるけど」



ハルウララ「ダービーまで時間が無いから多少の荒療治は覚悟しないとって言ってたけど、なにが起こるのかな」



ハルウララ「私も来てるってことは手伝うんだよね?それとも他に理由があるの?」



ハルウララ「うう…なんでトレーナーさんとブライアンちゃんは遅れてるの?一人だと凄く不安だよ」



ハルウララ「早く来てよトレーナーさん…ブライアンちゃんも…」



下2 このあとどうなったか

ガチャッ



ブラトレ「遅れてすまない、キングを迎えに行ってたんだ」



ハルウララ「キングちゃんはまだ入院してないといけないんでしょ?」



キングヘイロー「外出許可はもらってきたから心配ないわ」



ハルウララ「そこまでするんだ……」



ブラトレ「まだまだ、これで全員じゃないからな」



ビワハヤヒデ「私たちが最後だったか」



ナリタブライアン「……」



ハルウララ「こんな大勢で一体なにをするっていうの…?」

サラダビュッフェにて



ハルウララ「あ…うん……そっか野菜か…」



ブラトレ「ブライアンにはここで満腹になるまで食事してもらう」



ナリタブライアン「……」



ビワハヤヒデ「妹を甘やかしたのは姉である私だ、責任を取る」



キングヘイロー「サラダビュッフェって初めてですけど…」



ブラトレ「金は俺が出すから気にしないでくれ。ただしウララとキングは俺の隣に座るんだ」



ハルウララ「ブライアンちゃんにプレッシャーをかけるんだね」



ブラトレ「場合によっては抱き着くくらいなら揺さぶりをかけてもいいぞ」



ハルウララ「うん!ブライアンちゃんの為ならなんでもするよ!」



下2 どうなったか

「美味い、美味い!」と勢い良く食べ始めるブライアン…だがよく見たら豚しゃぶサラダの豚しゃぶ部分しか食べてなく。仕方ないからウララがブラトレに頬っぺにチューして揺さぶらせるついでにキングも動揺

ナリタブライアン「美味いなこれは」



ビワハヤヒデ「流石だなブライアン、野菜嫌いは既に克服していたか」



ブラトレ「いや……この前もトンカツのキャベツを俺に押し付けてきたが」



キングヘイロー「待ちなさい!貴女、豚しゃぶサラダの豚しゃぶ部分しか食べてないじゃない!」



ナリタブライアン「肉肉肉肉肉肉」



ハルウララ「ブライアンちゃんがお肉モードになっちゃったね」



ブラトレ「仕方ない…ウララ、頼めるか?」



ハルウララ「うん!任せておいて!」

チュッ



ナリタブライアン「?!」



ハルウララ「ブライアンちゃんが悪いんだよ、お肉ばっかり食べるから」



キングヘイロー「こここここ、このヨーグルトは独特な風味ですわねぇ!」



ビワハヤヒデ「君が食べているのはドレッシングだ、ヨーグルトじゃない」



ハルウララ「早く野菜を食べないと次は口にチューして、その後トレーナーさんとうまぴょいだからね」



キングヘイロー「早く食べなさいブライアン!一刻も早く!」



ナリタブライアン「ぐ……!!」



ブラトレ「辛いだろうが頑張れ精神を鍛えるにはこれが最適なんだ」



下2 このあとどうなったか

ナリタブライアン「ぐうぅぅぉぉぉあああっ!」



キングヘイロー「食べた!食べましたわよ!!」



ハルウララ「ただサラダを食べるのに凄い叫んでるね」



ナリタブライアン「……ん?なんだ、意外にいけるぞ…」



ブラトレ「どういうことだ?本当に克服していたのか?」



ナリタブライアン「そんなことは無い…しかし食べられる。なんだこれは」



キングヘイロー「……ひょっとしてドレッシングじゃないの?」



ハルウララ「キングちゃんが動揺して直で食べてたドレッシングをブライアンも使ってるね」



キングヘイロー「このドレッシングはそのままでも食べられるくらい風味がついているから、サラダにかけるとより美味しいでしょうね」



ナリタブライアン「演技じゃない、このドレッシング有りだと食べられるぞ」



ブラトレ「先入観を捨て去る心は手に入れたか…?」



ハルウララ「柔軟な考えも身に付いたかもね!」

ビワハヤヒデ「感動したぞブラトレ君!ブライアンが野菜を食べられるようになるとは!」



ビワハヤヒデ「君にならブライアンを任せられる。協力が必要ならいつでも声をかけてくれ!」



ブラトレ「お、おぅ」



ナリタブライアン「このドレッシングは市販しているのか?」



キングヘイロー「売ってなくても似たようなものは作れると思いますわ」



ハルウララ「これでブライアンちゃんの心は鍛えられたね!」



ブラトレ「こんな簡単で鍛えられたのか…?」



ナリタブライアン(トレーナー。私はお前の指示に従っで嫌いな野菜を食べた)ヒソヒソ



ナリタブライアン(次は私の番だ、わかっているな?)



ブラトレ(いやこれはブライアンの心を鍛える…)



ナリタブライアン(この後は覚悟していろ。手加減は一切無いからな)



下2 このあとどうなったか

ダービーで一着といったがその前にブラトレはこってりしっぽり搾り取られる事に…ウララ、キングは今回はブライアンちゃんも頑張ったしダービーもまだ時間あるしと許してくれた

ハルウララ(ブライアンちゃんが搾取する側の顔してる。ダービーで一着って言ってたのに)



キングヘイロー(でも今回だけは許してあげます。ダービーまで少しありますし、よく頑張りましたから)



ビワハヤヒデ(この妹はいつ見ても可愛い、完璧な存在だ!)



ナリタブライアン(情け無い声を出しながら気絶するまで搾り取ってやる。その後首を絞めて無理矢理起こしてやる)



ブラトレ(もうあれはやめてくれと…)



ナリタブライアン(覚悟していろトレーナー。もう私は止まらないからな)

別のテーブルにて



ツインターボ「最近、チームメイトが怖いぞ…」



ナイスネイチャ「最近っていうかずっとじゃん。嫌なら辞めちゃえば?」



ツインターボ「みんなは怖いけどトレーナーはいい奴だから嫌いじゃない…それにターボは強くなれたし!」



ナイスネイチャ「けど中等部で胃薬使うようなチームって論外だと思うけど?」



ツインターボ「うう……あそこに居るとずっと胃がキリキリするぞ…」



ナイスネイチャ「だから今日もお肉とかじゃなくてサラダのお店に来てるんでしょ?」



ツインターボ「お肉…食べれない……胃に優しいもの…食べる」



ナイスネイチャ「ネイチャさんとしてはターボに嫌な思いはして欲しくないんだよね」

ナイスネイチャ「元会長さんに言っても無駄なんでしょ」



ツインターボ「ルドルフも頭おかしい…」



ナイスネイチャ「唯一まともっぽいのがスズカだけど、堕ちるのは目に見えてる」



ツインターボ「ネイチャ…ターボどうしたらいい?」



ナイスネイチャ「構うからダメなんじゃない?一回無視して走りにでも行ったりしたら?」



ツインターボ「一回それやってみた!けど帰ってきたらトレーナー室が血溜まりになってた!!」



ナイスネイチャ「ごぶっ」



ツインターボ「タキオンの薬でなんとかなったけど…あんなのもう見たくない!ターボが止めないともっと酷いことになる!」



ナイスネイチャ「ターボの所のチームって地獄みたいな所じゃん…」



下2 このあとどうなったか

ナイスネイチャ「次からヤバい時はあたしを呼びなよ、数合わせ位にはなるっしょ」ナデナデ



ツインターボ「んんぅ」



ナイスネイチャ「本当に耐えられないならこっちに来てもいいし。あたしのトレーナーはちょっと頼りないけどいい人だからさ」



ツインターボ「ん……もうちょっと頑張る」



ナイスネイチャ「頑張れ!ターボが活躍するとこ見てるのはあたしも嬉しいから応援してる!」



ツインターボ「えへへ…ありがとうネイチャ!」



ナイスネイチャ「いえいえ~ネイチャさんはこれくらいならいつでもできますから」

食事後



ナイスネイチャ「さて、ターボは帰ったみたいだしネイチャさんが動いてあげますかね」



ナイスネイチャ「この前授業中にお腹が痛くて保健室に行ったって、ターボは隠してるけどあたしは知っちゃってるんだよねぇ」



ナイスネイチャ「今までそんなこと一回も無かったのに、あのチームに入ってから身体の調子が悪くなってるじゃん」



ナイスネイチャ「原因はわかってるしマヤノトレにガツンと言っとかないと!ターボの元祖保護者として当たり前だよね~」



ナイスネイチャ「住所は聞いてきたら今から行く!ターボに苦労ばっかかけてるのを反省させる!」



ナイスネイチャ「ターボの暗い顔は世界一見たくない!それをわかってもらえるまでネイチャさんは帰りません!」



ナイスネイチャ「…なんて、キャラじゃなかった?でも行くと決めたから行くしかないし」



下2 このあとどうなったか

マヤノトレの部屋にて



ナイスネイチャ「この狭い部屋で何人暮らししてるのかってくらい荷物で溢れてるけど」



マヤノトレ「マヤノ達が…勝手に私物を持ち込むんだ…」



ナイスネイチャ「トレーナーなら注意するのが普通だと思うけど?」



マヤノトレ「注意したら…刺された…」



ナイスネイチャ「それはもう警察に相談するやつじゃん!」



マヤノトレ「大丈夫だ…深くは刺さない…タキオンの塗り薬で…なんとかなる…」



ナイスネイチャ「絶対なんとかならないやつだって…」



マヤノトレ「君が来た理由は分かってる…ターボが最近辛そうにしてる…その原因は分かってるのに…どうにもできない…」



ナイスネイチャ「それトレーナーとして失格じゃない?」



マヤノトレ「ああ…だからターボは君に任せる…」

マヤノトレ「これはターボの…トレーニングメニュー…君のトレーナーに渡してくれ…」



ナイスネイチャ「そんな簡単に渡してもいいんだ?」



マヤノトレ「これが…俺ができるせめてもの償い…」



ナイスネイチャ「ふーん」



マヤノトレ「ターボの弱点は克服した…あとはどれだけ頑張れるかだ…」



マヤノトレ「ターボには強くなって欲しいが…辛い思いはして欲しくない…」



マヤノトレ「ターボの面倒を見てくれていた…君にだから託せる…」



下2 ナイスネイチャのセリフか行動

ナイスネイチャ(こ……こんなトレーニングをターボがしてたの?!これじゃ逆噴射も改善して当然じゃん!)



ナイスネイチャ(こんな冴えない見た目してるのに本当に天才とか?そうじゃなきゃあり得ない)



ナイスネイチャ(マヤノトレがサイレンススズカを育てたら大変な事になるじゃ……アグネスタキオンなんか敵じゃなくなるかも)



ナイスネイチャ(ああもう!本当ならもっとガツンと言うべきなのに、このトレーニングは自分にも役に立つから欲しい!)



ナイスネイチャ「…わかった、ターボに伝えとく」



マヤノトレ「ありがとう……」



ナイスネイチャ「言っとくけどターボはあんたの事嫌いじゃなかったから」



マヤノトレ「それも…わかってるんだ…」

バシッ



マヤノトレ「……」



ナイスネイチャ「ビンタされる理由はわかるでしょ?」



マヤノトレ「ああ…」



ナイスネイチャ「わかってるならこれでお終い。こっちもこれ以上追求しないから」



ナイスネイチャ「ターボが速く走れても顔が濁ったままのは絶対嫌。あんたの所に居た時より伸びが悪くてもターボは渡さないから」



マヤノトレ「もちろんだ…」



ナイスネイチャ「この二流トレーナー!担当くらいきちんと躾しろっ!」



マヤノトレ「本当に…申し訳なかった…」



ナイスネイチャ「はぁ…もういいから。ターボ怒るかな…けど理由話したら納得してくれるよね?」



ナイスネイチャ「胃がキリキリしなくなったって喜んでくれるはず…うん、喜んでくれるって信じよう」

今日はここまでです



新スレでも宜しくお願いします

トレーニング場にて



ナイスネイチャ「マヤノトレのトレーニングはどんな感じ?」



ネイチャトレ「凄いとしか言いようが無いよ、こんな効率よく鍛えられるトレーニングなんか思いつかない」



ネイチャトレ「ターボのトレーニング表でここからここまでは基礎、それ以降は逃げに特化したトレーニングになってる」



ナイスネイチャ「つまりこの基礎の部分はネイチャさんにも使えるってことだ」



ネイチャトレ「このトレーニング表をじっくり研究してネイチャ用のトレーニングを考えるよ。だからそれまではこのマヤノトレの基礎のトレーニングをしよう」



ナイスネイチャ「このまんまでいいの?」



ネイチャトレ「下手なアレンジを加えない方がいいと思う。僕なんかが口を出せる代物じゃないよ」



ナイスネイチャ「そういう正直なとこは嫌いじゃないけど、もう少し頼りにしたいのも本音かな~」

ツインターボ「ネイチャ……」



ナイスネイチャ「急な話しでごめんねターボ。でもターボのことを考えたらこれしか無いかなって」



ツインターボ「うん…」



ネイチャトレ「あらためまして宜しくねターボ。マヤノトレが渡してくれたトレーニング表があるからそれを使って練習しよう」



ツインターボ「……ターボ頑張る」



ナイスネイチャ「そんな暗い顔してないでトレーニングトレーニング!もうお腹が痛くなることも無いからね!」



ツインターボ「今日……タキオンが走る…」



ネイチャトレ「アグネスタキオンが出走する日本ダービーはありますね。それが見たいんですか?」



ツインターボ「……」



ナイスネイチャ「ん~~…トレーナー、今から間に合う?」



ネイチャトレ「飛ばせば間に合います」



ナイスネイチャ「じゃあ今日のトレーニングはそれ!日本ダービーを見に行くことだから準備してターボ!」



ナイスネイチャ「言いたいことあるならそこで言えばいいし、レース場に行くよ!」



下2 このあとどうなったか

レース場への道中



ツインターボ「「ターボ………本当ならマヤノトレを救いたかったぞ……トレーナーはいい奴……」



ツインターボ「いい奴過ぎるから元会長やタキオンに手を差し伸べたら。でもトレーナーに手を差し伸べる人は誰もいない」



ツインターボ「ウララやリトルココン、他のトレーナー達もみんなマヤノトレの悪口ばっかりで可哀想だ」



ツインターボ「ターボにはわかる、マヤノトレには心に大きな穴が開いてるんだ……」



ツインターボ「マヤノ達も桐生院達もマヤノトレの本当のことに気付いてないぞ……」



ナイスネイチャ「あーうん、本当にターボはいい子だわ。マヤノトレのことをそこまで考えてるのはターボだけ」



ナイスネイチャ「他のウマ娘も人間もあの人の表面しか見てない。心に穴が空いていようが関係ない、だって内側を見てないから」



ナイスネイチャ「元会長なんか救われたくせにそんなことも分かってないなんて。だからあんな不正とかしちゃったんでしょ」

ナイスネイチャ「レースには間に合うからマヤノ達にビシッと言ってやりなよターボ!」



ツインターボ「怒られないかな…」



ナイスネイチャ「ネイチャさんに任せといてくれればいいから。今日から同じチームなんだし!」



ツインターボ「ネイチャが刺されたりするかも……」



ナイスネイチャ「気合いでよけるから大丈夫!もし刺されてもタキオンの薬があるでしょ!」



ツインターボ「……」



ナイスネイチャ「さあもうすぐ着くからマヤノトレの所までダッシュ!」



下2 このあとどうなったか

レース場、控え室にて



ナイスネイチャ「よし着いたーー」



サイレンススズカ「速さの向こう側に到達する必要は無いっていうの?」



マヤノトレ「必ずしも必要とは限らない…大逃げならばペース配分が大事だ…」



サイレンススズカ「どんなペースで走っても私が先頭を明け渡すことはないわ」



マヤノトレ「ペースの問題じゃない…身体への負担が…」



アグネスタキオン「今日は私のレースだというのにずっと二人で喋っていて気分が良くないねぇ」



シンボリルドルフ「この二人は相性が良過ぎる。危険だな」

マヤノトップガン「…あ!!裏切り者がいる!!」



ツインターボ「ひっ」



ナイスネイチャ「そんな言い方って無いんじゃない?」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんのトレーニング表持って行ったのはマヤ知ってるから!」



シンボリルドルフ「それはあまり良くないことだな」



アグネスタキオン「情報漏洩というのは厄介だねぇ記憶を消す薬を飲ませた方がいいんじゃないかい?」



ナイスネイチャ「すぅぅ……黙れ!!」



サイレンススズカ「……」



マヤノトレ「ターボ…?」



ナイスネイチャ「あんた達に言いたいことがあるからってわざわざ来てあげたから!さっきから自分のことばっかりでバカじゃない?!」



ナイスネイチャ「よく聞いときなよおたんこニンジン達!」



下2 このあとどうなったか




ナイスネイチャ「「アンタ達が好きなのはマヤノトレじゃない!結局自分自身なんだよ!!」



ナイスネイチャ「本当にマヤノトレが好きならもっと周りを、彼を見てあげなさいよ!!」



マヤノトップガン「好き放題言ってくれて…!」



シンボリルドルフ「いや…彼女の意見が正しいだろう」



アグネスタキオン「ふぅん」



ナイスネイチャ「アンタも言いたいことあるならもっとハキハキ喋りなさいよ!優しければいいってもんじゃないの!」



マヤノトレ(心に穴か……そんなことは無かったんだが。そこまで深く考えたこともなかった)



マヤノトレ(誹謗も称賛も他人の感情だ、自分が干渉できることじゃない。だが…いい機会だから皆と話しておこう)

マヤノトレ「ターボありがとう…そこまで俺のことを考えてくれていたんだな…」



マヤノトレ「俺のことを本当に…心配してくれたのはターボが初めてかもしれないな…」



マヤノトップガン「嘘っ!!マヤは毎日トレーナーちゃんのこと考えてる!」



マヤノトレ「考えた結果が…あれか……俺の部屋は…どんどん私物で溢れてきている…」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんの側に居たいからなの!」



マヤノトレ「俺は…頼んでいない…」



マヤノトップガン「ひぐっ…!」



マヤノトレ「ナイスネイチャが言ってくれたように…自分のことを先に考えているんだな…」



マヤノトップガン「違う違う!違うのぉぉぉ!!」



マヤノトレ「俺はトレーナーで…君たちは担当だ…それ以上の関係は望まない…」



シンボリルドルフ「……」



マヤノトレ(これで少しはマシになるといいんだが)



下3 このあとどうなったか

シンボリルドルフ「トレーナー君に私は助けられたのに、また自分の事ばかり考えていた。君のことが好きなら君の気持ちを考えるべきだった」 



アグネスタキオン「私も少し甘えすぎていたかもしれないねぇ」



サイレンススズカ「そう、あくまでトレーナーと担当でいいのよ。走るのにそれ以上の感情はいらないわ」



ナイスネイチャ(あ、スズカさんやっぱり堕ちるわ。ドロっドロのズブズブになるのが見える)



マヤノトップガン「認めない…マヤは絶対に認めないから!!」



バターンッ



アグネスタキオン「やれやれ彼女が一番子供かもしれないねぇ」

マヤノトレ「マヤノとは付き合いが一番長い…すぐに受け入れられないかもしれない…」



ナイスネイチャ「だからって放っておいていいわけないじゃん」



ツインターボ「ターボが行く…もうすぐタキオンのレースでしょ?」



アグネスタキオン「もう余裕は無いねぇ」



シンボリルドルフ「私たちも手伝うぞ」



ツインターボ「ううんマヤノとはターボが話す。こうなったのはターボのせいだから」



ナイスネイチャ「ほんとにターボは良い子過ぎるよ。こんなトレーナーには勿体なかったよ、うん」



マヤノトレ「…ターボ、マヤノを頼む…」



下2 このあとどうなったか

レース直前



マヤノトレ「走る前から色々あったが…頑張ってくるんだ…」



サイレンススズカ「完成した貴女の脚を見せて貰うわ」



アグネスタキオン「これとそれは話が別だからねぇ、私の走りを見ていたまえ」



シンボリルドルフ「サイレンススズカを超える走りを期待しているぞ」



アグネスタキオン「ふぅん期待するだけなら勝手だからねぇ」

レース場にて



「「……」」



アグネスタキオン「なんだか視線を感じるねぇ」



ナリタブライアン「注目されていて当然だ、お前が走るから観客も満員だぞ」



アグネスタキオン「まともに走っていないのに注目されるとはねぇ」



ナリタブライアン「お前に素質が誰よりもあるのは見ていて明らかなんだろう」



アグネスタキオン「期待されるのは悪い気はしないねぇ」



ナリタブライアン「相手が誰であろうと私には関係ない」



アグネスタキオン「君は最近勝ちから遠いようだが準備は万全なのかい?」



ナリタブライアン「私に揺さぶりはもう通用しない」



アグネスタキオン「ふぅん」



下2 レースの展開を

レース直前にナリタタイシンからアドバイスを受けていたブライアン
同じくらいの体格だから参考になればと

レース中は二冠を狙うオペラオーが先行策に打って出ており、オグリキャップがタキオンを徹底マーク
ブライアンとタキオンは足を溜める

ナリタブライアンの回想


ナリタタイシン(ーー差しのコツはこんなもんかな。同じくらいの体格だから参考になると思うけど)



ナリタブライアン(ありがとう助かった)



ナリタタイシン(けどなんで急に差しのコツなんか聞きにきたわけ?)



ナリタブライアン(アグネスタキオンに勝つにはそれしかない。先行で走っても最後に差される)



ナリタタイシン(へぇーそこまで速いんだ)



ナリタブライアン(勝つチャンスは一瞬だ、あいつがレース慣れしていない隙を突くしかない)

レース序盤



テイエムオペラオー「ダービーはボクのものさ!」



オグリキャップ「アグネスタキオン……」



アグネスタキオン(ふぅんマークされていると走り辛いねぇ)



ナリタブライアン(これだけ囲まれても顔色一つ変えないとはな)



アグネスタキオン(外でも内でも私には関係ない、誰も私の脚についてこれないだろうからねぇ)



ナリタブライアン(アグネスタキオンより早く仕掛ければ勝機はある)



下2 レースの展開を

レース中盤



テイエムオペラオー「はーっはっはっ!」



ナリタブライアン(まだオペラオーが先行する展開か)



オグリキャップ(このまま位置をキープだ)



アグネスタキオン(ふぅん、少し早いがまあいいだろう。お先に失礼させてもらうよ)



ドドドッ



オグリキャップ「なに…?!」

ナリタブライアン(なんだと?!この距離からスパートをかけるのは無謀だ!)



アグネスタキオン(ふふぅん)



テイエムオペラオー「なんということだ!ダービーの主役はボクじゃなかったのか!」



アグネスタキオン(脚が軽い、まだ飛ばせるねぇ)



ナリタブライアン(違う……あれはスパートじゃない…ただペースを上げただけだ……)



ナリタブライアン(何バ身離されるんだ…?これを相手に勝たなければいけないのか……?)



アグネスタキオン(周りに誰も居なくなって走りやすくなったねぇ)



ナリタブライアン(あいつは…化け物だ……)



下2 このあとどうなったか




ナリタブライアン『ん…なんだ……ダービーを走っていたはず…』



ハルウララ『……』



キングヘイロー『……』



ナリタブライアン『どうしてお前らがいる?なぜ私の横を走っている?』



ハルウララ『……』



キングヘイロー『……』



ナリタブライアン『どこに向かって走っているんだ?私もそこに行けばいいのか?』



ブラトレ『ブライアン』



ナリタブライアン『トレーナー……私は……」



ブラトレ『こっちだ』



ナリタブライアン『そこに行けばいいんだな、そうすれば私も……』

ゾクッ



アグネスタキオン「…なにかを感じるねぇ」



ナリタブライアン「……」



アグネスタキオン「おやおや、君も差しで脚を溜めていたんだねぇ」



ナリタブライアン「……」



アグネスタキオン「まさか君は…向こう側に到達したのかい?」



ナリタブライアン「……」



アグネスタキオン「仮想スズカ君と思えば丁度いい、本気を出させてもらうよ」



下2 コンマ
奇数 ブライアン
偶数 タキオン
ゾロ目 まさかの

kskst

アツゥイ!

コンマ奇数、ブライアン



ナリタブライアン「……ん?」



アグネスタキオン「速さの向こう側に到達した感想はどうだい?」



ナリタブライアン「あれが…そうだったのか」



アグネスタキオン「記憶が朧げにしかないのかい?」



ナリタブライアン「呼ばれた気がしたんだ。向こう側から声がした」



アグネスタキオン「ふぅん?」



ナリタブライアン「トレーナーが、ハルウララたちが私を呼んだんだ」



アグネスタキオン「仲間との絆というヤツかもしれないねぇ」



ナリタブライアン「あれが速さの向こう側……」



アグネスタキオン「スズカ君は一人でその領域に達したが信頼できる仲間がいるとまた違うかもしれないねぇ」

アグネスタキオン「スズカ君は心技体を揃える為に心を殺していたそうだが、君はそんなことをする必要はないねぇ」



アグネスタキオン「一バ身か、次はこの差は埋めてみせるよ」



ナリタブライアン「あぁ待っているぞ」



アグネスタキオン「敗北……そうかこんな気持ちなのか。まともに戦えたことがなかったから味わうのは初めてだよ」



アグネスタキオン「私もあの領域に到達できなければ勝てない、それが今回の収穫だねぇ」



ナリタブライアン「やったぞ…私はやったんだ!これを使い熟せれば私はもっと速くなる!」



下2 このあとどうなったか

マヤノが一番高い観客席からレースの様子を見ていた
ブライアンに勝てれば…と思いを新たにする

ブラトレ、キング、ウララがブライアンに近づき三人で彼女を思いっ切り抱き締める。

「タキオンの速さ、速さの向こう側に辿り着いた私でようやく互角だった。サイレンススズカが脚を完成させたら……トレセンも競バも終わるぞ、ウララ。お前の元トレーナーとんでもない怪物を生み出す気だぞ……そのためにも私達はもっと速くならないと」
+>>144

とある事情により再安価
下2 お願いします

>>144を含まない>>145

控え室にて



ナリタブライアン「トレーナーーー!!」



ブラトレ「お、おう…よく頑張ったな」



ナリタブライアン「あの感覚だ!私も速さの向こう側に到達できたんだ!」



ブラトレ「本当か…?」



ナリタブライアン「あれがあったからアグネスタキオンに勝てたんだ!心技体が全て成長した結果なんだ!」



ブラトレ「そうだな…うん。ブライアンはよく頑張った!アグネスタキオンに勝つとは流石だ!」



ナリタブライアン「トレーナーのお陰で勝てたんだ!これからも宜しく頼む!」



ブラトレ(これまで以上に純粋にレースに向き合ってくれている。心が成長したことは間違いないだろう)

ピーポーピーポー……



ナリタブライアン「救急車の音か、誰か怪我をしていたか?」



ブラトレ「レースとは関係ない、誰かが飛び降りたらしい」



ナリタブライアン「私の勝利に水を差すような迷惑な話しだな」



ブラトレ「死んではいないそうだ、そこまで気にする必要はない」



ブラトレ「その感覚を忘れないうちに帰って記録に残そう。レースの映像を見ればより鮮明に覚えられるかもしれない」



ナリタブライアン「ライブも終わった、帰ってじっくり見直す」



下2 このあとどうなったか

ツインターボがナイスネイチャの所に震えながら帰ってくる
マヤノが誰かに突き落とされたと

病院にて



ツインターボ「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!マヤノを止められなかったぁぁぁぁぁ!!」



ナイスネイチャ「最っ低……わざわざターボの目の前で飛び降りるなんて…」



シンボリルドルフ「あの高さなら死ぬことは無いと知っていたはずだ。ターボに対する嫌がらせだったんだろう」



サイレンススズカ「……」



マヤノトレ「マヤノどうして……そこまで本気なら…最初から……」



シンボリルドルフ「彼女はもう二度と走れない。嫌がらせの代償にしては大き過ぎたな」



ツインターボ「マヤノぉぉぉぉぉぉ!!ごめんなさいぃぃぃ!!」



ナイスネイチャ「ターボはなにも悪くないから、あんな奴のこと早く忘れな」

サイレンススズカ「マヤノトップガンが飛び降りたこと、後悔してるの?」



マヤノトレ「当たり前だ…彼女を止められれば…」



サイレンススズカ「ならこれを貴方に渡すわ」



マヤノトレ「目覚し時計……」



サイレンススズカ「記憶の引き継ぎがある貴方なら使えるはず。代償はどうなるか知らないけど」



サイレンススズカ「貴方が使わないならそれは返して、私は使わないから」



サイレンススズカ「死ぬ程後悔してるならそれを壊して。そうじゃないならこのは話しは忘れて」



下2 このあとどうなったか

kskst





目覚まし



マヤノトレ「ここは……?」



シンボリルドルフ「キョロキョロしてどうしたんだトレーナー君」



マヤノトレ「すまない…後は頼む…」



シンボリルドルフ「タキオンのレースが始まるぞ?」



マヤノトレ「……」



シンボリルドルフ「どこに行くんだトレーナー君?!」

屋上



ツインターボ「ここで話しって…マヤノ、少し怖い」



マヤノトップガン「ターボは悪くないよ」



マヤノトップガン「けどマヤはどうしても許せない。ずっとあのままでよかったのに」



ツインターボ「マヤノトレは良くない!あんなの可哀想で…」



マヤノトップガン「マヤのことは可哀想じゃないんだ?」



ツインターボ「違う、違うんだマヤノぉ…」



マヤノトップガン「もうターボになにを言っても無駄だよね」



マヤノトップガン「だから一生忘れない傷をつけてあげる」



ツインターボ「ひっ!!」



マヤノトップガン「…そうやって身構えるのを待ってたの。じゃあね」



ツインターボ「あ、あっ!!飛び降りるのはやめろぉぉーーー!」

マヤノトレ「待て!!」ガシッ



ツインターボ「マヤノトレ!」



マヤノトップガン「どう…して……?トレーナーちゃんがここに…?」



マヤノトレ「マヤノは俺を選んでくれた……そのことは何度感謝してもお釣りがくる…」



マヤノトレ「これが……俺の気持ちだ……」



マヤノトップガン「ん……!!」



ツインターボ「き……きす…してるぅ……うう…」



マヤノトレ「マヤノ……」



ツインターボ「うぅぅ…見てるこっちが恥ずかしくなってくるぞ……」



下2 このあとどうなったか

マヤノトップガン「ぷぁ……ぁ…」



ツインターボ「糸…引いてるぅ……」



マヤノトレ「今はこれで我慢してくれないか…その代わりマヤノの走りを…全力で高みに連れて行く…」



マヤノトップガン「ふぁい……」



ツインターボ「マヤノがトロトロだぁ…」



わぁぁぁぁぁ……



マヤノトレ「レースも…丁度終わったか…」



ツインターボ「タキオンが勝ったかな?」



マヤノトレ「いいや…勝ったのはナリタブライアンだ…」



ツインターボ「見てないのにわかるのか?」



マヤノトレ「俺には…わかるんだ…」

控え室にて



アグネスタキオン「ブライアン君が速さの向こう側に到達するとは予想外だったよ」



シンボリルドルフ「普通ならお前が勝っているレースだったな」



サイレンススズカ「……」



アグネスタキオン「モルモット君そういえばマヤノ君はどうしたんだい?」



マヤノトレ「先に帰った…もう話しは終わった…」



アグネスタキオン「ふぅんなら良いんだよ。帰って反省会といこうじゃないか」



下2 このあとどうなったか

その夜ブライアンの走りを何度も繰り返して再生するサイレンススズカ
なんとなく速さの向こう側の種類が違う気がする

同日夜、トレーナー室にて



サイレンススズカ「……」



マヤノトレ「まだ今日のレースを見ていたのか…もう帰るんだ…」



サイレンススズカ「ブライアンと私じゃ速さの向こう側の種類が違う気がする、それを確かめたいの」



マヤノトレ「見てわかるものなのか…?」



サイレンススズカ「それを確かめたいから何度も見ているの」



マヤノトレ「……そうか」



サイレンススズカ「タキオンが抜け出した直後に向こう側に到達してる…この一瞬の間になにが…」



マヤノトレ「スズカ……君は覚えていないだろうが…お礼を言わせてくれ…」

サイレンススズカ「お礼を言われる筋合いは無いわ」



マヤノトレ「本当にありがとう……」



サイレンススズカ「ひぃっ?!急に抱きつかないで……!」



マヤノトレ「必ず君の脚を完成させる…速さの向こう側に耐えうる脚を…」



サイレンススズカ「抱き着きながらボソボソ話さないで……ひっ…!」



サイレンススズカ「そこ……ぁ…敏感なの……!」

サイレンススズカ「脚に力が…入らない……!」



ガクッ



マヤノトレ「おっ……と…」



サイレンススズカ「ん、ぁ……なんで押し倒すのよ…」



マヤノトレ「すまない…こんなつもりじゃ…」



サイレンススズカ「ひゃ…っ……あ…どこ、触って……」



マヤノトレ「あ、あぁ……すまない…」



下2 このあとどうなったか、もしくはスズカのセリフが行動

マヤノトレ(この感触はスズカの脚か早く手をどけないとな)



サイレンススズカ「~~っ!」



マヤノトレ(脚が震えている?まさか痛めてしまったのか?)



サイレンススズカ「あ……っ!」



マヤノトレ(震え……?そうだ筋肉には緩和も必要だ。逃げの脚は常に全力で筋肉を使う)



マヤノトレ(ターボの逆噴射を克服する為に研究していたことがスズカにも役立つらこれを利用すればスズカの脚は完成する)




サイレンススズカ「……この!」



マヤノトレ「んっ?!どうして俺が下敷きになっているんだ?」



サイレンススズカ「私の弱い所ばっかり責めて…!何のつもりなのよ!」



マヤノトレ「あ、いや……」



サイレンススズカ「覚悟しなさい!」

うまぴょいうまぴょいうまぴょい



うまぴょいうまぴょいうまぴょい



うまぴょいうまぴょいうまぴょい



翌日、トレーナー室にて



シンボリルドルフ「説明してくれるかいトレーナー君」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「どうしてスズカからトレーナーちゃんと同じシャンプーの匂いがするのかな?」



マヤノトレ「……」



アグネスタキオン「あのサイレンススズカもうまぴょいの誘惑には勝てなかったんだねぇ!」



サイレンススズカ「……」



マヤノトップガン「浮気……前提なんだ…確かにマヤ……そこは聞かなかったもんね…」



マヤノトレ「……」



アグネスタキオン「モルモット君は速さの向こう側だけじゃなく快楽の向こう側にも連れて行ってくれるんだねぇ!」



シンボリルドルフ「もうこうなったらローテーションでトレーナー君を使おう、それしかない」



下2 このあとどうなったか

ブラトレ「今日は機嫌がいいな」
ハルウララ「どっかのクズが自爆したような気がするからね♪」

ブラトレのトレーナー室にて




ハルウララ「うらら~ん!」



ブラトレ「今日は機嫌がいいな」



ハルウララ「どっかのクズが自爆したような気がするから!」



キングヘイロー「ウララさんの口からそんな言葉は聞きたくありません…」



ブラトレ「本題に入るぞ、ブライアンがレース中に見た二人の幻影。それを追い抜くことしか考えられなかったから向こう側に辿り着けたんだな?」




ナリタブライアン「この二人は仲間でありライバルだ。突然走り去られたら追いかけるのが普通だ」



ブラトレ「結果的にそれが正解だった。その瞬間ブライアンは壁を越えたんだろう」



ハルウララ「ブライアンちゃんにとって私たちが壁だったの?」



ブラトレ「二人にとって失礼なことを言うが許してくれ。ブライアンは恐らく今までライバルとすら思っていなかったんじゃないか?」



ナリタブライアン「否定はしない。タイムの最下位と謹慎明けのウマ娘をライバルと思えるはずがなかった」

ブラトレ「ところが最近の活躍を見てブライアンは焦りもあったが別の感情も生まれていた」



ブラトレ「二人をライバルであり仲間だと認める。これは簡単なことじゃない」



ブラトレ「ずっと一匹狼だったブライアンが仲間の存在を認めたんだ。心の大きな壁を越えたと言えるだろう」



ナリタブライアン「安い言葉だが絆というものもあの時感じた。だから二人だけじゃなくトレーナーも現れたんだ」



キングヘイロー「な、なんだか照れますわね…」



ハルウララ「ブライアンちゃんが信頼してくれたのは嬉しい!」



ブラトレ「今のブライアンは心技体揃った状態だと言える。これは二人にも応用できるはずだ」

ブラトレ「ウララはマヤノトレへの憎しみ。キングはウララへの執着を抑えた先に心の完成がある」



ハルウララ「あのクズを許せっていうの?」



ブラトレ「クズ呼ばわりしているようじゃ無理だな」



キングヘイロー「ウララさんは今のままでも十分じゃありません?」



ブラトレ「ウララはマヤノトップガンを倒すという目標を達成した。だがまだ有マが残っている」



ブラトレ「有マはブライアンも走るんだぞ?完璧な状態のブライアンに勝つ為には同じ状態になるしかない」



ハルウララ「う……」



キングヘイロー「ウララさんへの執着……」



ブラトレ「これからはいつものトレーニングに加えて心をもっと鍛えよう。速さの向こう側に到達する為には必要なことだからな」



下2 このあとどうなったか

ハルウララ(マヤノトレは悪魔が言ってた『Pの加護』でおかしくなったのは分かってるし、この世界と前の世界では性格は違う」



ハルウララ(それは理解出来てるのに絶対に許すことはできない。あいつを見るだけで殺意が生まれてくる)



ハルウララ(これもあの悪魔のせいだ、アレは私がマヤノトレに復讐する所を見たいからこの世界に私を飛ばした)



ハルウララ(私は無条件でマヤノトレを恨むようにされている。それに打ち勝たなきゃいけない)



ハルウララ(悪魔に勝たなきゃ私は強くなれない……諦めない、絶対に勝ってみせる!)無駄な努力だよね



キングヘイロー(ウララさんへの執着……とりあえず産卵プレイは絶対にしちゃいけません)



キングヘイロー(どこまでなら許されるのかしら?飲尿はセーフよね?直飲みはアウト?)



キングヘイロー(ああぁウララさんとのうまぴょいしか考えられない!まずはこれを改善しなくてはいけません…)

トレーニング場にて



ざわざわ……



アグネスタキオン「ほう、非公式だが規定周回のタイムが縮まったねぇ」



サイレンススズカ「……」



アグネスタキオン「モルモット君は優秀だねぇスズカ君のタイムをもう縮めるとは」



サイレンススズカ「……」



アグネスタキオン「君は彼の優秀さを身をもって知ってるからねぇ!」



サイレンススズカ「……」



アグネスタキオン「で、どうだった彼とのうまぴょいは?よければ
感想を聞かせておくれよぉ」



下2 サイレンススズカのセリフが行動

サイレンススズカ「えぇ………優秀ね彼……トレーナーとしての腕も、うまぴょいの腕もね!!」



アグネスタキオン「ほほぉ」



サイレンススズカ「不審者顔に似つかわしくない程大きくて硬かったわよ!」



アグネスタキオン「決してナニが大きくて硬いとは聞かないからねぇ」



サイレンススズカ「もういいでしょう?!トレーニングに戻るから!」



アグネスタキオン「掛かってしまっている状態であの速さとは流石だねぇ。愛…スズカ君の場合は肉愛は力になるんだねぇ」



アグネスタキオン「元会長の脚が良くなったのもひょっとしてそれが原因かもしれないねぇ」



アグネスタキオン「今度モルモット君を薬で眠らせてうまぴょいしてみてもいいかもしれないねぇ」



アグネスタキオン「うまぴょいが関係無いとしても彼には不思議な力があるのは確かなようだからねぇ」



アグネスタキオン「ダービーが始まる直前に感じた空間のうねり。あれもきっとモルモット君が絡んでいるに違いない」



アグネスタキオン「研究すべきことが多くて素晴らしいよ、本当に退屈しなくていいねぇ」

今日はここまでです



明日は更新ありません

トレーナー室にて



ブラトレ「日本ダービーも終わって次のレースを考えなければいけない。キングは療養を続けるから二人をどうするかだ」



ブラトレ「ウララはG1を狙うなら安田記念があるがダートの帝王賞もある。マヤノトップガンに勝ったいまならダートのG1を目指してもいいだろう」



ブラトレ「ブライアンは宝塚記念があるが無理にG1を狙う必要も無いが、速さの向こう側に到達した実力を発揮するのもいいだろう」



ブラトレ「ここまで来れば本人たちに選んでもらった方がいいだろう。俺に任せるというのならG1を目指す」



ブラトレ「しかしG1を狙うとなると、全生徒が参加するトーナメントに全力は出せない」



ブラトレ「開催されるのは7月から8月の夏休み中だ。前後の調整も考えると二人は軽く流してもらうことになる」



ブラトレ「キングの復帰をトーナメントにするのは悪くない…いや、そこまで待つのはレース勘が鈍ってしまうか?」



ブラトレ「キングはもう退院して学園には登校している。三人とよく話し合う必要があるな」



下2 このあとどうなったか

話し合いの結果



ナリタブライアン「私は宝塚記念を目指す。G1でもう一度速さの向こう側に到達させる」



ハルウララ「私はダートの帝王賞!芝も楽しいけど一番楽しいのはダートだもん!」



キングヘイロー「私は夏のエキシビションマッチを復帰戦にします。予定より治りが遅いので調整に時間を使いたいわね」



ブラトレ「これで次の目標は決まった、あとはそこに向けてトレーニングを続けるだけだが少し気になることがあったんだ」



ブラトレ「トレーナーの会議で知ったんだがスペシャルウィークの目覚まし時計が盗まれたんだ。盗難事件にはしないと言っていたが盗まれたものが目覚まし時計…」



ハルウララ「私たち以外にも目覚まし時計のことに気付いてる子がいるのかな?」



キングヘイロー「そうでなければ目覚まし時計なんかわざわざ盗みませんよね」



ナリタブライアン「これからのレース結果は全て変えられる可能性があるということか」



ハルウララ「時間が戻るだけだから結果は変わるとは限らない。でも誰がどう動くかわかってるレースなら勝ちやすいよね」

ブラトレ「スペシャルウィーク以外にも目覚まし時計を盗まれたという情報はある。誰かが集めているとも考えられるな」



ナリタブライアン「仮の話しだが100個目覚まし時計を集めて使ったらどうなる?」



ハルウララ「全部やり直しだと思う…この学園に入る前…もっと前まで戻るんじゃないのかな」



キングヘイロー「まさかその人が生まれる前まで戻るなんてのことは…」



ハルウララ「受精卵にまで戻るかもしれないよ。でも一度に100個なんて使ったら代償が考えられないくらい辛いよ」



ブラトレ「地獄を見ることになるだろうな」



ハルウララ「地獄に堕ちてでも戻りたいならそうするかも。私だって戻れるなら…戻るから」



ナリタブライアン「私の日本ダービーの結果も安心できないのか」



ハルウララ「できないよ。レースの結果を研究して3つくらい同時に使えばレースの前まで戻れる。またブライアンちゃんが勝てるとは限らない」

ブラトレ「目覚まし時計を使うとこの記憶も一切全てが無かったことになるんだな?」



ハルウララ「だから自分以外目覚まし時計を使ったかどうかわからないの。こうやって話してる現在もいつ無かったことになるかわからない」



キングヘイロー「あらためて目覚まし時計の危険性を知りましたわね…」



ナリタブライアン「誰かが盗んでいることは確実だ、なら持ち物検査や部屋を調べるようトウカイテイオーに掛け合ってみる」



キングヘイロー「え"っ?!」



ナリタブライアン「…今のうちに見られてマズイものは避難させておけ」



ハルウララ「キングちゃん私に隠れてまた変な玩具買ったでしょ……もうやだぁ…」



下2 このあとどうなったか

抜き打ち調査後



シリウスシンボリ「怪しいのはサイレンススズカだな」



ナリタブライアン「私も同じ意見だ」



トウカイテイオー「報告書は読んだけどどうして?怪しいものはなにも無かったんだよね?」



シリウスシンボリ「何も『無さ過ぎ』るんだよ」



ナリタブライアン「あのオグリキャップでさえタマモクロスの私物を隠し持っていた。都合の悪いものは一つや二つあって当たり前だ」



トウカイテイオー「あ……そっか…」



シリウスシンボリ「しっかりしてくれよ会長さんよぉ」

トウカイテイオー「そもそもサイレンススズカがいつ帰ってきたなんかボク知らないよ!」



シリウスシンボリ「トレーナー連中からも聞いたがいつの間にやら帰国してきたってよ」



ナリタブライアン(サイレンススズカが目覚まし時計を盗んで使っていたのなら説明がつく。抜き打ち調査も目覚まし時計を使えば奴にとって無かったことになる)



トウカイテイオー「じゃあサイレンススズカに話しを聞いてくる!」



シリウスシンボリ「なにも無いのが怪しいからって道理が通るわけねぇ」



ナリタブライアン「正当な理由を探すより見られると都合の悪いものを隠す場所を探した方が早い」



トウカイテイオー「うう…ならそっちは任せたから!ボクはサイレンススズカを調べるから!」



下3 このあとどうなったか

マヤノトレのトレーナー室にて



マヤノトレ「彼女は海外を周っていた…私物が少ないのは当たり前だ…」



トウカイテイオー「だからってなにも無いのはおかしいよ」



マヤノトレ「何も無かったんだから…生徒会としてはそれでいいだろう…?」



トウカイテイオー「ぐ……」



マヤノトレ「俺から話しを聞いておく…それでいいだろう…」



トウカイテイオー「わかった…証拠も無いし今日はここで引いておくよ」

数分後



サイレンススズカ「急に呼び出してなに?マヤノがまた病んでたわよ」



マヤノトレ「目覚まし時計を…返すんだ…」



サイレンススズカ「……」



マヤノトレ「抜き打ち調査で…目覚まし時計が見つかったあと…スズカが使ったな…」



マヤノトレ「どこに隠したか…そこまではわからない…だがスズカが持っているのはわかる…」



マヤノトレ「俺にできることがあるなら…なんでもする…だから目覚まし時計を…持ち主に返すんだ…」



下3 サイレンススズカのセリフか行動、その他起こったこと

サイレンススズカ「貴方……ダービーの時、目覚ましを使ったわよね?スペシャルウィークから盗んだ物が一つ無くなっていた」



サイレンススズカ「ナリタブライアンを勝たせてどういう目的があったの?」



マヤノトレ「レースでは使っていない…マヤノを助ける為に使った…」



サイレンススズカ「どっちにしろ貴方が使っていたことに変わりない、貴方も共犯者よ」



サイレンススズカ「私は貴方に盗むように指示されたと告発する。そうされたくなかったら手伝ってくれない?」スッ



マヤノトレ「目覚まし時計が二つ…」



サイレンススズカ「二人同時に戻れるかは知らないけど貴方が戻ったなら私に協力しなさい。抜き打ち調査があると言えばこの記憶がなくても私は信じる」



サイレンススズカ「なんでもするって言ったわよね、なら私に協力して」

マヤノトレ「一つ聞きたい…目覚まし時計は…持ち歩いていたのか…?」



サイレンススズカ「残りは近くの駅のコインロッカーに入れてあるわ、急だったからそれが限界」



マヤノトレ「一体何個…盗んだんだ…」



サイレンススズカ「残りは10個。けどまだ足りないからそのうち盗むわ」



マヤノトレ「もう止めるんだ…あれは多用していいものじゃない…」



サイレンススズカ「貴方が決めることじゃないでしょう私の脚を完成させるには必要なのよ」



サイレンススズカ「もう話しは終わり早く時計を壊して抜き打ち調査の前に戻りましょう」



下3 このあとどうなったか

マヤノトレ(スズカに告発されてクビになればマヤノを育てられなくなる。それだけは回避したい)



マヤノトレ(こうなってしまってはやることは一つだ。スズカの提案に乗るしかない)



マヤノトレ「わかった…協力しよう」



サイレンススズカ「貴方のそういう素直で優しい所が好きよ」チュッ



マヤノトレ「……」



サイレンススズカ「さあ一緒に戻りましょう、目覚まし時計をどこに隠すか今のうちから考えておいてよ」



ガシャーン
ガシャーン





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抜き打ち調査前



サイレンススズカ「……ふぅ。貴方も一緒に戻ってこれたのね」



マヤノトレ「ぐ……ぅ…お……おぉ…」



サイレンススズカ「…貴方も夢を見たのね」



マヤノトレ「ウララを…俺の手で……そんなつもりは……」



サイレンススズカ「ただの夢にまともに取り合わないで」



マヤノトレ「ダメだ……殺すつもりなんかなかったんだ…」



サイレンススズカ「たかが夢に本気になってる場合じゃないわよ早く目覚まし時計を隠しに行きましょう」



下3 このあとどうなったか

抜き打ち調査後



サイレンススズカ(残り10個なら5個は私が持っていればいい。疑われても自分のだと言える)



サイレンススズカ(残りの5個はトレーナーに渡しておいた。お互い裏切らないと約束しておけばこれが一番いい方法)



サイレンススズカ(彼が裏切ったら目覚ましを使って告発する。裏切らなければ渡した目覚ましは使わせないと約束した)



サイレンススズカ(これでなにがあっても問題無い。目覚まし時計を隠しておく場所も見つかって良かった)



サイレンススズカ(目覚まし時計をわざわざ使った甲斐があった。残り10個になってしまっても良かった)

サイレンススズカ(目覚まし時計の問題は解決したけど別の問題が残った)



マヤノトレ「う……うぅ…」



サイレンススズカ(トレーナーがここまで『夢』に耐性が無いとは思わなかった、あれからまだ蹲ったまま)



サイレンススズカ(トレーナー室に居る限りは大丈夫だけどずっとこのままじゃ問題がある)



サイレンススズカ(抜き打ち調査でアグネスタキオン達が引っ掛かったから暫く誰も来ない。もしかすると今日は来れないかもしれない)



サイレンススズカ(それなら…やることは一つしかないわね)



サイレンススズカ「シャワーは浴びてないけど我慢して。すぐにその夢を忘れさせてあげるから」



下3 このあとどうなったか

うまぴょい後



マヤノトレ「…………」



サイレンススズカ「…」イラッ



サイレンススズカ「私とのうまぴょいは不満だったの?」



マヤノトレ「そういうわけじゃない…」



サイレンススズカ「そうよね身体は正直だったわ、学園内でよくうまぴょいなんかできたものね」



マヤノトレ「スズカが襲うから…」



サイレンススズカ「なら抵抗すればよかったのよ、それなのに大きくして気持ちよくなったのは貴方」



サイレンススズカ「余韻に浸る暇があるならトレーニングのことを考えて、私の脚を完成させる為に頭を使って」

ガチャッ



アグネスタキオン「抜き打ち調査とは酷い目にあったよぉ、アレやコレな薬を没収されてしまったねぇ」



サイレンススズカ「あ…」



アグネスタキオン「ふぅん、トレーナー室に入った途端凄い匂いがするねぇ」



アグネスタキオン「さっきまでうまぴょいしてたかの匂いだねぇ濃厚過ぎるねぇ」



マヤノトレ「……」



アグネスタキオン「私は問い詰めるつもりは無いがマヤノ君が危ないかもしれないねぇ」



サイレンススズカ「抜き打ちに引っかかってまだ来れないでしょう」



アグネスタキオン「来れないのがマズいんだねぇ、彼女は何本ものナイフを所持していたんだよ」



アグネスタキオン「うまぴょいが終わってスズカ君の匂いをプンプン匂わせながらモルモット君はこのあと呼び出されるんだねぇ」



アグネスタキオン「こんなに愉快なことはないねぇ、ウマ娘とトレーナーの関係はうまぴょい前提という仮説を信じたくなるねぇ」



下3 このあとどうなったか

スズカ「手伝いなさい、こいつを徹底的に洗濯するわよ」
タキオン「そんな時間は無いんじゃないかねぇ。それよりもここに臭いが酷いがそれだけの栄養剤があるんだが」

生徒会室にて



ナリタブライアン「お前が呼び出された理由はわかっているな」



マヤノトレ「予測はできる…」



トウカイテイオー「刃物所持にマッドサイエンティストに無断渡航のサイレンススズカ」



シリウスシンボリ「不正をやった元会長に生徒に手を出す女装トレーナー。ウマ娘もトレーナーも問題児しかいねぇな」



トウカイテイオー「ここは秩序あるトレセン学園なんだ、いくら速くてもルールを破れば退学になるよ」



マヤノトップガン「……」ギリギリ



マヤノトレ「マヤノ…生徒会長を睨むな…」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんを悪く言うのは許さない…」



ナリタブライアン「悪く言わせているのはお前だ、学園に刃物を持ち込んでどういうつもりなんだ」

シリウスシンボリ「良くて停学、最悪は退学だろうな」



マヤノトップガン「やってみたら?その瞬間全員道連れだから」



ナリタブライアン「お前ごときにやられるはずがない」



マヤノトップガン「なに言ってるの?道連れにするのはトレーナーの方だから」



トウカイテイオー「は?」ズズズッ



マヤノトップガン「はぁ?」ズズズッ



ナリタブライアン「…っ」



シリウスシンボリ「すげぇプレッシャーだな、側に居るだけで当てられそうになる」



マヤノトレ「俺が悪いんだ…またマヤノを裏切ったケジメを…」



シリウスシンボリ「お前がどうこうできる問題じゃねぇだろ、役立たずは黙ってな」



ナリタブライアン「……生徒会としてこの問題は適切に対処するからな」



下2 このあとどうなったか

↑+スズカ「いいわ。もし退学になったらこの男やマヤノ、タキオンを連れて競バにでも行こうかしら。私は走れればそれでいいのよこのトレーナーや周回タイム1位、2位の私やマヤノ、脚を完成させたタキオンが競バに行ったらこの学園は終わりね。それでもいいの?」

話を聞いていたスズカが入ってきて生徒会をメンバーをわざと挑発する。

>>251


メンバーもちろんトレーナーも仕事はできるからガチの問題児チームに成ったな…

サイレンススズカ「こっちは全員退学でも構わないわよ」



ナリタブライアン「どこから聞いていた」



サイレンススズカ「最初からよ。もし退学になったらこの男やマヤノ、タキオンを連れて競バに行くだけ」



サイレンススズカ「私は走れればそれでいい、トレセン学園に所属する意味は無いのよ。マヤノトレや私たちが競バに行ったらこの学園は終わりね」



サイレンススズカ「それでもいいのなら今すぐに退学にしなさい。ひょっとしてそんなこともできないの?」



シリウスシンボリ「へぇ、ここまで挑発されてどうすんだよ」



ナリタブライアン「決めるのは私じゃない生徒会長だ」



トウカイテイオー「……」

トウカイテイオー「キミ達は全員謹慎。その間にチーム全員の改善をして」



トウカイテイオー「それができないならキミ達はいらない。こっちは猶予をあげてるのにそれを拒否することになるから」



トウカイテイオー「これ以上の譲歩は一切しない。まだ交渉したいって言ったらその瞬間にこの学園から追放する」



シリウスシンボリ「だとよ、妥当な結果なんじゃねぇか?」



マヤノトレ「謹慎は俺もか…」



ナリタブライアン「当たり前だお前がちゃんと管理していればこんな問題は起きていない」



マヤノトップガン「……殺してやる」ボソボソ



マヤノトレ「マヤノ…俺たちが悪いんだ…」



サイレンススズカ「謹慎の期間が長くなるなら私は海外に行くから。そこもちゃんと考えておきなさい」



下2 このあとどうなったか

某所にて



マヤノトップガン「ここがトレーナーちゃんの田舎…」



アグネスタキオン「恐ろしくなにも無いねぇ」



シンボリルドルフ「何も無いならトレーニングに集中できるということだ」



サイレンススズカ「どこでもやることは変わりないわ」



マヤノトレ「謹慎中はレースに出れない…それならトレーニングをやり込むしかない…」



マヤノトレ「マヤノ達の復帰戦で…その実力を示そう…」



アグネスタキオン「これは私たちにとってチャンスでもあるねぇ」



シンボリルドルフ「一から鍛えるにはちょうどいいだろう」



アグネスタキオン「それもあるがここにはモルモット君と私たちしかいないんだ」

アグネスタキオン「桐生院やたづなさんといったアバズレ達がここには来れないからねぇ」



マヤノトップガン「!!」



シンボリルドルフ「謹慎中はローテーションの間隔を狭めてもいいだろう」



サイレンススズカ「一番は私よ」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんはマヤのだもん!」



アグネスタキオン「ここには誰も来ないんだ、一人だけでモルモット君とうまぴょいする必要は無いねぇ」



シンボリルドルフ「ほぅ」



アグネスタキオン「これは謹慎中にチームの仲は良くなるかもしれないねぇ」

トレセン学園にて



ブラトレ「マヤノトレ達が謹慎とは驚いたな…いやある意味当然か?」



ブラトレ「俺たちのチームは全員なにも無い……とはいかなかったな」



キングヘイロー「うぅぅ…ごめんなさいぃぃ……」



ブラトレ「俗に言う大人の玩具を隠し持っていたか。中等部でそれはマズかったな」



キングヘイロー「ウララさんと……楽しむ為に……買ってしまったの……」



ブラトレ「ブライアンのお陰で謹慎にはならずに済んだ。だからこうやって反省文を書いてるんじゃないか」



ブラトレ「これくらいで済んでよかったんだ、うん」



下2 このあとどうなったか

速報っ!



ブラトレ「お前たちも既に聞いたかもしれないがあらためて知らせる。理事長の帰国が決まった」



ナリタブライアン「夏休みに行われるトーナメントの決勝戦の日に帰ってくる」



ハルウララ「じゃあ私たちが使ってる最新式トレーニング機器も皆んな使えるようになるんだね!」



ブラトレ「俺たちの講習が終わり次第全員が使えるようになる。それに伴ってあのトレーニング機器は暫く使えない」



キングヘイロー「最近学園内で工事車両を見かけたんだけどそれが理由なのね」



ブラトレ「最新式トレーニング機器が大量に用意されたジムのような建物が建てられるんだ」



ハルウララ「すごーーい!」

ブラトレ「ウマ娘だけの使用は禁止される。トレーナーありきでないと危険なものもあるからな」



ナリタブライアン「学園としてはプラスに働くが私たちにとってはプラスが無くなる」



ハルウララ「凄く鍛えられる機器を皆も使うんだもんね」



ナリタブライアン「私たちが伸びたように他の奴らも力をつける。これからは更に油断ができなくなる」



キングヘイロー「この一流の私は元々油断なんてしてませんわ!」



ハルウララ「油断しないのはいいけど変なことばっかり考えないでね」



キングヘイロー「ごめんなさい……」



ブラトレ「トーナメントでいい所を見せられそうなのはキングなんだ、理事長の前で良い走りができるよう頑張ってくれよ」



下2 このあとどうなったか

トレーナー室にて



オグリキャップ「恥を忍んでお願いしたいことがある。ブライアンたちにどんなトレーニングをしていたのか教えて欲しい」



ブラトレ「どうして俺なんだ?オグリトレと上手くいっていないのは聞いているが、俺である必要は無いだろう」



オグリキャップ「本当はマヤノトレに聞こうとした、だが彼らは謹慎中でこの学園から居なくなっていた」



ブラトレ「消去法で俺のところに来たのか、まあそれはどうでもー」



オグリキャップ「ハルウララをG1で連続で勝たせた手腕は本物だ、誰でも良かったわけじゃない」



ブラトレ「なら最初から俺の所に来ればよかった…となるな」




オグリキャップ「私を責めても良いことはない」



ブラトレ(地方から移籍してきただけあって大したものだ、全く動じることがない)

ブラトレ「タマモクロスの入院にレースでは負けが続いている。色んなことが重なってスランプに陥っているだけじゃないのか」



オグリキャップ「それだけじゃない…タマが大切にしていたぬいぐるみを没収された…」



ブラトレ「心理的なものはレースに大きく作用する、タマモクロスが退院すればきっとスランプから抜け出せる」



オグリキャップ「タマの退院は今年中は無理だ…」



ブラトレ「なら来年頑張ればいいじゃないか」



オグリキャップ「本気で…言っているのか……?」



ブラトレ「俺はナリタブライアンのトレーナーだ、ライバルが伸び悩むならそれでいい」



オグリキャップ「それでもー」



ブラトレ「トレーナーだ。ライバルとの戦いはレース場でだけ行われるものじゃない」



ブラトレ「アドバイスは無理だ、特に君にはしたくない」



ブラトレ「君は大きく伸びる可能性を秘めている。俺が担当で無いのなら教えたくはない」



下2 このあとどうなったか

トレーナー室の外にて



オグリトレ「……そんなことを考えていたのかオグリ」



オグリトレ「どうして俺を頼ってくれない。なぜその男を頼るんだオグリ」



オグリトレ「…わかっている原因は俺なんだろう。コミュニケーションに問題があると昔から言われていた」



オグリトレ「気まずくなったまま改善しないのも俺のせいだ、これを機によく話し合うしかない」



オグリトレ「タマの様子も良くなってきている、それと合わせていけばちゃんとコミュニケーションをとれるだろう」

ガチャッ



オグリキャップ「な……」



オグリトレ「話しは聞いていたぞオグリちゃんと話しをー」



オグリキャップ「盗み聞きをしてどういうつもりだ!」



オグリトレ「オグリ…?」



オグリキャップ「お前はそこまで落ちぶれたのか!どこまで私を怒らせるつもりなんだ!」



オグリトレ「なにを怒っているんだオグリ、そうだ昨日タマの見舞いにー」



オグリキャップ「タマに近付くなと言っただろう!!」



オグリトレ「……」



オグリキャップ「もう二度私に近付くな!お前との関係もこれまでだ!」



オグリトレ「どうして…なぜこうなるんだ…?」



下2 このあとどうなったか

スーパークリーク「随分と大きな声が聞こえてきましたけど大丈夫ですか?」



オグリキャップ「放っておいてくれ」



スーパークリーク「契約解消ってこれからどうするつもりですか?」



オグリキャップ「考えていない」



イナリワン「ええい全員でタマのところ行くぞ!きっちり話し合わないといけねぇだろ!」



オグリキャップ「コイツはタマに会わせたくない」



イナリワン「ごちゃごちゃ言ってねぇで行くんだよ!迷惑かけたなブラトレさんよ!この詫びはまた今度な!」



「……」



イナリワン「許してくれるとは流石だな!」



スーパークリーク「なにも言ってないと思いますけど…」



イナリワン「細かぇことはいいんだよ!さっさと病院行くぞっ!」

今日はここまでです



明日の更新はありません

病院にて



タマモクロス「なんや全員で来たと思ったらまた揉めとるんか」



イナリワン「オグリトレとオグリキャップが揉める原因を作ったのはタマモじゃねぇか!」



スーパークリーク「責めることはしませんが当事者が居なければ話しは進みません」



タマモクロス「オグリがオグリトレと契約切るんやったら好きにしたらええやん」



オグリキャップ「タマ……」



タマモクロス「うちは今年は無理なのは当たり前やけど来年以降もわからん。ウチありきでこのチームにおるんやったら辞めるのがオグリの為や」



オグリトレ「俺はオグリキャップを手放したくない」



タマモクロス「そう言うんやったら最初からそれらしい行動をしとかなあかんかったやろうな」

タマモクロス「ウチが心肺停止になったのオグリに言うてなかったんやろ?信頼してるんやったら言うのが当然や」



タマモクロス「レースに支障が出るとか思ってる時点でオグリのことを信頼できてない」



オグリトレ「信、頼…オグリを……」



タマモクロス「オグリもトレーナー任せにしとったことは落ち度やろうな。自分で考えて行動せなあかんかった」



オグリキャップ「そう、だからもうトレーナーには頼らない。一人でもできる…いやルールが変わったから誰か他のトレーナーの世話になる」



タマモクロス「ウチからはなんとも言われへんけど、一つ言えるのはウチを理由にすんな」



タマモクロス「タマのせいとかタマの為って言う選択肢を取ったらウチはリハビリも何もせんと引退する」



タマモクロス「ウチのことを考えてくれるのは嬉しいけど理由にするのは違うやろが」



タマモクロス「ウチから言えることはこれくらいや、あとは本人らが考えてや」



下2 このあとどうなったか

オグリトレ「分かった………オグリを信頼してオグリの考えを尊重する」



オグリトレ「オグリとのトレーナー契約は破棄する。ここで引き留め続けてもお互いのためにならない」



オグリキャップ「……」



オグリトレ「イナリもクリークも辞めたければ辞めてもいい。でも辞めないなら面倒を見続ける」



オグリキャップ「……元気にしてるんだぞタマ」



ガチャッ



イナリワン「お前はよぉ!!普通そこは引き留める所だろうが!」



オグリトレ「これでいい。俺はトレーナーがどんな存在でどういう役割なのかを全くわかっていなかった」



オグリトレ「不純な考えでしかトレーニングも考えられなかった。こんな俺に彼女を引き留める資格はない」



オグリトレ「なにもかも俺が未熟だったせいだ。俺の都合でオグリキャップの走りを止めるべきじゃない」

トレーナー室にて



ブラトレ「また俺の所に来ても答えは同じだぞ」



オグリキャップ「私を…チームに入れて欲しい」



ブラトレ「断る」



オグリキャップ「私は伸びると言ってくれたじゃないか!」



ブラトレ「それとキミを担当することはなにも関係ない」



オグリキャップ「頼む!私は勝ちたいんだ!」



ブラトレ「勝ちたいのならマヤノトレ……いや今は謹慎中だったか。ならゴルシトレが居る」



ブラトレ「俺は担当がG1を制しトレーナーとして名を挙げるつもりは一切ない。ブライアンの為にトレーナーをやっていると言い切れる」



ブラトレ「キングヘイローやハルウララは例外だ、俺が担当でなくとも二人とも伸びていた」



ブラトレ「四人を担当するとなるとブライアンの育成に支障が出る可能性がある。それにキミに使える時間も限られる」



ブラトレ「以前より条件が悪くなることはほぼ確実なのにうちに来るのか?それでもいいというなら担当になってやろう」



下3 オグリキャップのセリフや行動

オグリキャップ「「そうか……すまなかった、ならゴルシトレやスペトレ、中堅トレ……謹慎中のマヤノトレに一応声を掛けてみる」



ブラトレ「マヤノトレの居場所は俺は知らない、理事長代理なら知っているはずだ」



オグリキャップ「……ありがとう」



ブラトレ「キングヘイローとハルウララの担当をしていなければキミの担当を喜んでしていた」



ブラトレ「勝負は時には運も必要だ、実力だけがレースで発揮されるとは限らない」



オグリキャップ「…そうか」



ブラトレ「ブライアンのライバルとして期待している。もし全員に断られたら俺がキミを引き取ってもいい」



ブラトレ「キミを担当したいというトレーナーは他にもいる。わざわざ俺を選ぶことは無いんだからな」

ゴルシトレのトレーナー室にて



ゴルシトレ「話しはわかった、セガの素晴らしさを世に伝えたいんだな」



ライスシャワー「なにも合ってないよお兄さま」



ゴールドシップ「お前がゴルシ様の乗りについてこれるとは思わねぇな」



オグリキャップ「できることならなんでもする。だから私をレースに勝たせてくれ」



メジロマックイーン「トレーナーさんはどうお考えですの?」



ゴルシトレ「ぶっちゃけ四人は辛い。けどやれないことは無いって感じ?」



ライスシャワー「疑問系で返されても困るんじゃないかな…」



ゴルシトレ「あ、お前がきたらうちのチームはダート走れるようになるのか。これはお得かもしんねぇな」



ゴルシトレ「よしわかった、一回試しでトレーニング参加してみろ。それでどうするか決めるわ」



下3 このあとどうなったか

そういやフンギャロは結局ゴルトレのとこには入らなかったのね

トレーニングコース、ダート



ゴルシトレ「ほぉ~んダートのコースってこうなってんのか」



メジロマックイーン「私はトレーニングの一環で走ったことはありますけどーー」



ゴールドシップ「おら、練乳のチューブだ」



メジロマックイーン「んんんーーーー!!」



ライスシャワー「マックイーンさん直飲みは血糖値が凄いことになっちゃうよ!」



ゴルシトレ「とりあえず一本走ってみてくれ、どんなもんか見たい」



オグリキャップ「わかった」



ドドド……

オグリキャップ「私の走りはどうだった?」



ゴールドシップ「なんつーかウェット感があれだよな」



オグリキャップ「ウェットティッシュなら持っているぞ」



ゴールドシップ「なんで持ってんだよ」



オグリキャップ「ダートで併走してると顔に土や泥が飛んでくるからだ。ほら」スッ



ゴールドシップ「おま……!それは赤ちゃんのお尻拭きじゃねぇか!」



オグリキャップ「成分はウェットティッシュと同じで値段が安いんだ」



ゴールドシップ「そんなの経費で落ちるだろうがよ!」



オグリキャップ「ケーキ…お腹が空いたな」



ゴルシトレ「ガチの天然ってこんなのか」



ライスシャワー「会話が成り立ってないけど話しが続くのは凄いね…」



ゴルシトレ「こりゃ面白いことになるかもな。ゼロカロリー式セガ理論が完成する日が近付くかもな」



下3 このあとどうなったか

オグリのローテーションは安田と帝王賞どちらも出走させることに
中長距離しかいないメンバーなのでマイルとダートを1人で引き受けさせようとする

>>306
+
ゴルシトレオグリの加入を正式に認める。 

ゴルトレ「亡くなったフンギャロの分まで頑張ってく貰おうじゃねえか」
ゴルシ「惜しい奴を亡くしたな」
「死んでませんから!」とフクキタルとフキキタトレが現れる

ゴルシトレ「オグリキャップ!お前の世話を見てやってもいいが条件がある。お前が走るのはマイルとダートだ!」



オグリキャップ「どちらも走れるから問題ない」



ゴルシトレ「よしじゃあ決まりな!お前は次の安田と帝王出るからそのつもりで練習しとけ!」



ゴールドシップ「これでトレーナー含めたら五人か、これでフォーメーションEまで完成するなぁ!」



ゴルシトレ「オグリは亡くなったフンギャロの分まで頑張ってく貰おうじゃねえか」



ライスシャワー「えええ?!ライスお葬式出てないよ!」



マチカネフクキタル「きょえええーーー!そもそも死んでませんから!」



ゴルシトレ「お~噂をすればってやつだな」

オペトレ「オグリキャップさんは貴方の所に入るんですね」



メイショウドトウ「救いがあったんですね~」



マチカネフクキタル「シラオキ様のお告げがありませんでした!私たちの所には来ない運命だったんです!」



ゴルシトレ「エセ宗教は俺の所より、そっちの方がよかっただろ?」



マチカネフクキタル「結果的にそうなりました!シラオキ様のお告げとは逆になりましたけどこれで大吉です!」



オグリキャップ「彼女もこのチームに入ろうとしていたのか」



ライスシャワー「そうなんだけどお兄さまがセガ理論に宗教はいらないって断ってたの」



オグリキャップ「宗教…シュークリームに似ているな」



メジロマックイーン「シュークリーム?!」



ゴールドシップ「お前はまだ練乳チュッチュッしてろ」

テイエムオペラオー「こんな所に居たのかいトレーナー君!」



オペトレ「どうした我が覇王!!」



ゴルシトレ「うわ出た」



テイエムオペラオー「今日のトレーニングはボクが美しく輝く為の併走じゃないか!このままではボク一人で舞台を独占してしまうよ!」



オペトレ「それも素晴らしいがキミにはもっと相応しい舞台がある!そう、併走ですら勝ってしまうオペラオーだ!」



マチカネフクキタル「シラオキ様~~今日のトレーニングのラッキーアイテムを~~!」



メイショウドトウ「ああっ!!シューズと間違えてスリッパを履いてましたぁ!」



ゴールドシップ「見てるだけで腹一杯になる」



ゴルシトレ「いくら俺でもコイツらには勝てないわ」



下3 このあとどうなったか

kskst

病院にて



ゴルシトレ「セガがハード開発から撤退したように、オグリキャップは俺の担当になった」



オグリトレ「オグリを頼んだ」



タマモクロス「えらいアッサリしとるけどほんまにええんか?」



オグリトレ「ゴルシトレなら任せられるからだ」



ゴルシトレ「オグリはいいがエセ関西弁はどうすんだ?」



タマモクロス「ウチはアンタ以外世話になるつもりないで。この前見舞い来た時面倒見る言うたもんな?」



オグリトレ「全力でタマを育てあげる。オグリに後悔させてやるくらい強くしてみせる」



タマモクロス「その域や頑張ってな!」



ゴルシトレ「いい話しに聞こえんだけどエセ関西弁はこのままだとマズイぞ。トレセン学園には復学できないからな」



タマモクロス「それは……」

ゴルシトレ「一年以内の復学は認められないってのがトレセン学園の主張だ。競バに尻尾を振ってペナルティ無しで戻れたらおかしいもんな」



ゴルシトレ「学校は私立に通ってんだろ?そこからの転校もあるし問題だらけだな」



タマモクロス「今年は走られへんから来年…また受験するとか考えてるよ。それしか無いやろし」



ゴルシトレ「お前、来年受かると思うか?体ぶっ壊しておいて元通り走れると思ってんのか?」



タマモクロス「なにが言いたいんや」



ゴルシトレ「走るのは引退してそのまま私立に通ってろよ。俺のセガ理論によればお前が前みたいに走れるまで二年はかかる」



タマモクロス「二年って、ほんなら……」



ゴルシトレ「二年後に受験すりゃ受かるだろうがオグリとは走れないだろうな。まあ諦めた方が早いと思うぞ」



下3 このあとどうなったか

タマモクロス「それやったらウチはトレーナーになる!ウチみたいに道を間違える娘が出てこんよう教える先生になったるわ!」



オグリトレ「あの学校ならその道を目指すことはできるな」



タマモクロス「オグリと一緒に走れなくなるのは心残りやけど仕方ない。いつまでもウジウジしてられへんからな!」



オグリトレ「俺が先輩としてトレーナーについてタマを指導できるよう勉強する。スーパークリークとイナリワンを育てながら基礎をやり直すと思えばいい」



オグリトレ「ただ…オグリとのレースはどうにもできない。復帰まで二年もかかるなら不可能だ」



タマモクロス「しゃあないよこれはウチへの罰なんや。でも諦めるなよってことをゴルシトレはウチに言いたかったんやろ?」



ゴルシトレ「いいや全然違うが?なにトレーナー目指すとか言ってんだろうなって思ってた」



タマモクロス「はあ?」

ゴルシトレ「今まで通り中距離長距離を走るなら二年って話しだろ?短距離ならそこまで時間かかんないって」



タマモクロス「そんなこと言うてへんやないか!」



ゴルシトレ「話しは最後まで聞けよ、せがた三四郎も怒るぞ」



オグリトレ「タマはすぐ復帰できるのか?!」



ゴルシトレ「短距離走るなら今年中にはなんとかなるだろ。ただオグリキャップとは走れねぇけどな」



ゴルシトレ「ハッキリ言うがお前はもう二度と中距離以上のレースは走れねぇ。セガが任天堂に勝てないのと同じだ」



ゴルシトレ「トレーナー目指すのは勝手だが俺が言いたかったのはそれだから。じゃあ俺はゼロカロリーだからトレセンに帰るわ」



下3 このあとどうなったか

タマモクロス「短距離走れるようになっても変わらへん。ウチは短距離を走りつつトレーナーを目指すで!」



オグリトレ「俺も一からやり直す。もうオグリキャップのような別れ方は二度としない」



ゴルシトレ「はいはい頑張れよ~」



オグリトレ「最後にこれだけは言っておいてやる。セガが任天堂に勝てないと言ったが、海の向こうでメガドライブは一時は上回ったぞ」



ゴルシトレ「チッチッチッ、向こうではジェネシスだ。それに一瞬勝っただけでお世辞にも勝利とはいえないんだよ」



タマモクロス「セガの話しはもうええから早く帰れや!」

トレーナー室にて



オグリキャップ「タマは走れるようになるんだな!」



メジロマックイーン「短距離だけでも本当に走れますの?」



ライスシャワー「脂肪が少ないと短距離に有利だから大丈夫じゃないかな」



ゴールドシップ「コイツのマッサージがあればなんとかなるだろ」



ゴルシトレ「俺のスペシャルマッサージで脚はなんとかなるだろうな」



オグリキャップ「トレーナーが…やるのか」ピクッ



ゴルシトレ「なんだ不満だってのかああん?」



メジロマックイーン「私がまた走れるようになったのはこの人のお陰、実力は保証しますわ」



オグリキャップ「だが…」



ゴールドシップ「なんだよ不満があるなら言ってみろよぉ」



ライスシャワー「もしかしてお兄さまが男の人だから…かな?」



オグリキャップ「トレーナーといえども気になる」

ゴルシトレ「なんだよ信用ねぇな…って担当になったばっかだからすぐは信用できねぇな!」



ゴールドシップ「すぐに他人を信用すると詐欺に合っちまうからそれで正解だぜ!」



オグリキャップ「ウマ娘といっても今のタマは入院中だ、人間でも襲うことはできる」



ゴルシトレ「そんなことしねぇって」



オグリキャップ「信じたいが…」



ゴルシトレ「じゃあわかった、とっておきの秘密を教えてやるよ」



下2 ゴルシトレのセリフや行動

ゴルシトレ「俺は人間は人間同士、ウマ娘はウマ娘同士で恋愛するべきだと思ってるからな。ウマ娘に性的感情は持たないから安心しな!」



オグリキャップ「だが……」



オグリキャップ「……」



オグリキャップ「人間同士はわかる。ウマ娘同士で恋愛……?」



ゴルシトレ「俺は彼女はトレーナーになる前に居たっきりだ」



オグリキャップ「あぁ…」



ゴルシトレ「彼氏は去年まで居たぞ」



オグリキャップ「……」



オグリキャップ「……」



オグリキャップ「ん"?」



ゴルシトレ「お前もそんな顔すんだな、貴重なもん見たわ」

ゴールドシップ「トレーナーの元彼ってこの学園に居るんだろ?確か同期で芦毛の担当してたよな」



オグリキャップ「ゴルシトレと…オグリトレは同期で…私は…芦毛……」



オグリキャップ「……」



オグリキャップ「……」



ー全てを理解したオグリキャップー



オグリキャップ「ぁぴゃ」



ドサッ



メジロマックイーン「オグリさんのどこから声がしましたの?!」



ライスシャワー「白目剥いて倒れちゃったよ!」



ゴールドシップ「あー面白れ~」



ゴルシトレ「オグリキャップも中々いい具合に浸かりそうだな」



下3 このあとどうなったか

トレーナー室にて



ハルウララ「キングちゃんを矯正しようと思うの」



ブラトレ「……どうしてそうなったとは言わない」



ハルウララ「今のところ強制はしてこないけど、ジリジリ色んなこと布教してくるの…」



ハルウララ「私のおしっこなら飲めるとか言い出したからすっごく不安で……」



ブラトレ「ウララはキングを受け入れるつもりだが限度がある。そう言えればいいんだがな」



ハルウララ「受け入れるって言った瞬間にもう…ナニがどうなるかわかんないよ」



ブラトレ「その後のセリフは聞くまでもなくウララはとんでもないことになるだろう」



ハルウララ「お願いトレーナーさん!キングちゃんにそれとなく注意してあげて!」



ブラトレ「これもトレーナーとしての仕事だ、やれるだけやってみる」

ウララ退室、キング入室



キングヘイロー「私に話したいことって怪我についてかしら?」



ブラトレ「ウララとの関係についてだ」



キングヘイロー「う……」



ブラトレ「基本的にウララはキングを受け入れるそうだが限度がある。勝手にアレコレ考えるのはやめてくれと言っていた」



キングヘイロー「なら…」



ブラトレ「変なことを布教するのも無しだ」



キングヘイロー「そんな!!」



ブラトレ「刷り込みのようにひたすら同じことを言い続けるのもやめて欲しいそうだ」



キングヘイロー「私はどうすればいいというの?!」



ブラトレ「普通の恋愛をしろ」



キングヘイロー「…………はい」

ブラトレ「そんなに性的なことに興味があるのか?」



キングヘイロー「私は幼い頃からそういった知識は悪だと教わってきました。でもそれは間違いだったんです!」



ブラトレ「間違いと言い切るのはどうだ…?」



キングヘイロー「興味を持つのがいけないということは無いでしょう!」



ブラトレ「相手の同意がなければ暴力になるんだぞ」



キングヘイロー「うう…っ!」



ブラトレ「そこで妥協案を用意した。ウララでなくて俺で代用できることがあるなら使ってくれていい」



ブラトレ「ウララとブライアンに相談してどこまで許せるのかを話し合う。それならお互い問題ない」



ブラトレ「ウララとキングの仲は裂きたくない。どういう選択が最適なのかじっくりと考えてくれ」



下3 このあとどうなったか

生徒会室にて



トウカイテイオー「学園内の風紀が乱れに乱れまくってる事についてもっと掘り下げるべきだと思う!」



ナリタブライアン「マヤノトレたちは更生すると思うか?」



シリウスシンボリ「あんな奴ら退学にしちまえよ」



テイオートレ「更生して帰ってきて貰わないと困るの、マヤノトレはウマ娘を育てる天才だから」



テイオートレ「あの人が育てたウマ娘はほとんど三着以下を取った事がない。あんな人が競バに行ったらおしまいよ…」



トウカイテイオー「なんでトレーナーが落ち込んでるの?」ズズズッ



テイオートレ「ひっ!」



ナリタブライアン「お前はいい加減精神科で治療を受けろ。その情緒不安定は異常だ」



シリウスシンボリ「こんなのが生徒会長やってんだから学園は乱れまくって当然だな」

シリウスシンボリ「抜き打ちで没収した私物のうち半分以上がアダルトグッズ!とんだ風俗学校だな!」



テイオートレ「そんなに多かったの……」



ナリタブライアン「その中で自慰で使うが半分、あとの半分は性行為で使われるものだった」



トウカイテイオー「…わかった、恋愛禁止にするしかない」



シリウスシンボリ「そんなことやったら一発で終わりだな」



ナリタブライアン「暴動が起きて死傷者も出る」



トウカイテイオー「トレーナーはやらせないけど?」



ナリタブライアン「暴れて誰かをやるんじゃない、心中だ」



トウカイテイオー「あ……」



テイオートレ「前のテイオーなら恋愛禁止ってなった瞬間…私のこと殺してたでしょ?」



トウカイテイオー「うん……滅多刺しにして殺してた」



テイオートレ「ひぃ……」

ナリタブライアン「秩序は必要だが禁止にすると学園が終わる」



シリウスシンボリ「うまぴょいを禁止にしろとは言わないんだな?」



ナリタブライアン「……」



シリウスシンボリ「お前もトレーナーとお楽しみだからなぁ!」



トウカイテイオー「わかった、学園内ではうまぴょい禁止。破ったらレース出場停止でどう?」



テイオートレ「謹慎でも悪くないと思うけど…」



トウカイテイオー「抜き打ち検査の結果も同時に公表する!これでみんなも異常なのがわかってくれるはず!」



シリウスシンボリ「そんな簡単にいけばいいんだけどな」



下2 このあとどうなったか

掲示板



先日の抜き打ち検査の結果、学生が持つには相応しくない道具を持っている学生が数多く居ました


トレーナーと担当、ウマ娘同士の恋愛は自由ですが節度を持って行動するように


具体策として学園内でのうまぴょいを今後一切禁止します。これを破った場合レースへの出場は認められません



生徒会長トウカイテイオー

学園内にて



キングヘイロー「……」



ハルウララ「新しい校則は一部の子に大ダメージみたいだね」



ナリタブライアン「そのようだな」



アグネスデジタル「燃えた……燃え尽きました……もう二度と…うまぴょいの波動を…」



ハルウララ「デジタルちゃんは放っておいていいんじゃないかな。問題はこっちだし」



サクラバクシンオー「こんな校則は委員長として認められません!!」



ニシノフラワー「トレーナーさんとのうまぴょいを禁止されてしまうなんて…」



ナリタブライアン「中等部でトレーナーとうまぴょいする方が異常なんだからな」

ハルウララ「そもそも学園内でしなかったらいいんだよ?」



サクラバクシンオー「刺激が足りません!!」



ニシノフラワー「私がトレーナーさんとしているのはお尻なのでうまぴょいじゃありません」



ナリタブライアン「そんな理屈が通るはず無いだろう」



ハルウララ「あのさ…そんなに学園内でうまぴょいしたいの?」



サクラバクシンオー「はい!!」



ニシノフラワー「学園の中じゃないとドキドキしませんから」



ナリタブライアン「コイツらと話していると不安で仕方ない」



下2 このあとどうなったか

ミホノブルボン「クーデターを起こしましょう」



ハルウララ「ブルボンちゃんまで!」



エルコンドルパサー「こんなの許せまセーーン!」



スペシャルウィーク「トレーナーさんと濃厚なうまぴょいをトレーニングゴールドシップに毎日するんです!」



サクラバクシンオー「生徒会長に抗議しに行きましょう!!」



ニシノフラワー「こんなのは認められません」



キングヘイロー「私……この人たちと同じでしたのね…」



ハルウララ「客観的に見てどう?」



キングヘイロー「反省します……」

数分後



バクトレ「頼むからクーデターなんかやめてくれ、な?」



ニシノトレ「生徒会の言うことは最もじゃないか」



サクラバクシンオー「私のことを嫌いになったんですね…」



バクトレ「そうじゃない、むしろ好き…」



「中等部の子に告白してる……うわ…」



バクトレ「ぐ……」



ニシノフラワー「やっぱり私みたいな子供じゃ嫌ですよね」



ニシノトレ「そうじゃない…中等部相手にうまぴょいがな……」



ニシノフラワー「レースに負けて落ち込んでいた私をトレーナーさんが抱いてくれたことは忘れません」



「ロリコンだ…」
「犯罪者じゃないの?」



ニシノトレ「あぁぁ……」

サクラバクシンオー「私をこんな身体にしたのは貴方じゃないですか!」



ニシノフラワー「お尻にこんな使い方があるだなんて知りませんでした」



バクトレ「もういいから!な?ちゃんと二人で話し合おう」



ニシノトレ「これ以上人前で話すのはあまり宜しくないからな」



ナリタブライアン「一応奴らにも罪悪感はあるようだな」



エルコンドルパサー「これを機にヤっちまうしかないデェス!」



スペシャルウィーク「任せておいて下さい!」



ナリタブライアン「少しは守る意思くらい見せろ……全く」



キングヘイロー「トレセン学園って結構…アレなんですのね」



ナリタブライアン「どいつもコイツもどうしてこうなるんだ」


今日はここまでです



簡易まとめありがとうございます

トレーニング場にて



ゴールドシップ「お前って面倒くさい性格してるけど身体は正直だよな」



ゴールドシップ「そんなにがっつくなよオグリトレ、俺とのうまぴょいがそんなに嬉しいのか?」



ゴールドシップ「ああ俺が求めていたものはコレだ女なんか俺には必要ない」



ゴールドシップ「こうしてトレセン学園に薔薇の花が一輪咲いた…」



オグリキャップ「ああああああああああああ」



メジロマックイーン「からかうのはよしなさいゴールドシップ」



ライスシャワー「オグリさんはこういう話し苦手だったんだね…」



ゴルシトレ「腐った米みたいに好きって奴の方が少ないだろ」



ライスシャワー「ライスがね…腐ってるのは否定しないよ」

ゴルシトレ「からかうのはいいが嘘はダメだろ。大食い、今の話しは嘘だからな」



オグリキャップ「そ……そうか安心した。いくらなんでもー」



ゴルシトレ「攻めは俺だ、アイツは男相手でも勃たねぇよ」



オグリキャップ「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"」



ライスシャワー「オグリさんバグっちゃった…」



ゴールドシップ「おもしれ~やっぱコイツチームに入れて正解だな!」



メジロマックイーン「程々にしておきなさいよ」



ゴルシトレ「安田記念にバグったまま出してやるのも面白くなるだろうな」



下2 このあとどうなったか

ゴルシトレ「そういやロリコントレーナーが二人謹慎になったのは知ってるだろ?アレのせいでこっちも忙しいだよ」



ゴルシトレ「念の為聞いとくがお前らはしてないよな、はい次ー」



ゴールドシップ「ええそんなことございませんわ」



ゴルシトレ「はいダウト~~」



ライスシャワー「ゴールドシップさん…?!」



ゴールドシップ「なんのことだかサッパリわかりませんわね」



ゴルシトレ「相手は誰だこのやろぉ、まさか学園内に相手がいんのかぁ?」



ゴールドシップ「土星が呼んでいるので今日は失礼させていただきます」



ゴルシトレ「次の玩具見つけたぞ良かったな大食い!」



オグリキャップ「あ"、ああ」



ライスシャワー「まだちょっとバグってるね」

ゴルシトレ「腐り米は知ってたのか」



ライスシャワー「知ってたらお兄さまに言ってるよ!」



ゴルシトレ「じゃあパクパクは?」



メジロマックイーン「知るわけありませんわよ」



ゴルシトレ「ほぉん…こりゃ相手は学園の外だな。ここでのことは嫌でも耳に入るしな」



ライスシャワー「デジタルさんの能力を使えばすぐにわかるもんね」



ゴルシトレ「アイツの後をつけられる存在はこの世に存在しない。ハッキリさせたいがゴルシから言い出さないと無理だな」



メジロマックイーン「そっとしておきましょう、今まで支障が無かったんですし」



下3 このあとどうなったか

トレーニング場にて



ゴルシトレ「エイシンフラッシュとそのトレーナーじゃねえか」



エイシントレ「随分と変な呼び方をしますね」



エイシンフラッシュ「今日はゴールドシップさんは居ないんですね」



ゴルシトレ「そのゴルシで聞きたいことあるんだよ。お前ら、ウチのゴルシのうまぴょい相手知らねぇ?」



エイシントレ「貴方ねぇ!デリカシーってものが無いの?!」



ゴルシトレ「そんなタイトルセガから出てねぇぞ」



エイシンフラッシュ「この人から真面目な答えを期待する方がおかしいですから」

ゴルシトレ「乳はなんか知ってんのか?」



エイシンフラッシュ「知っていても貴方には言いません」



エイシントレ「ウマ娘の恋愛は自由でしょ貴方みたいなのが干渉する理由はー」



ゴルシトレ「ロリコン二人が謹慎になっただろ。それでうちのチームは大丈夫か確認とったらゴルシがダウトだった」



エイシンフラッシュ「学園の外でのプライベートまで関係あるんですか?」



ゴルシトレ「担当がどうなってるか把握しとけって言いやがるんだよ。お前も聞いただろ?」



エイシントレ「確かにそれは事実だけど学園には黙ってあげていればいいじゃない」



ゴルシトレ「相手が人間なら怪我させることあるかもしれないだろ?そこまで考えてあんだよ」



ゴルシトレ「根掘り葉掘り聞くとは言ってねぇ、どこの誰とうまぴょいしてんのか知っときたいだけだ」



下3 このあとどうなったか

エイシンフラッシュ「プライベートは個人の自由です、変な話しが流れてきている訳でもないですし」



ゴルシトレ「お前は知ってて言うつもりは無いってことだな」



エイシントレ「変な話しがないなら問題無いじゃないの」



ゴルシトレ「いーやそこまでして隠すのが気に入らねぇ。なんとしてでも突き止めてやる」



エイシンフラッシュ「あのゴールドシップさんを秘密を探れるとは思いません」



ゴルシトレ「俺もそう思うが諦めるのはまだ早い。とれる手段は全部使ってやる」

トレーナー室にて



ライスシャワー「パソコンでなにをしてるのかなお兄さま?」



ゴルシトレ「ドローンだと気付かれるから衛星からゴルシを追ってるんだよ」



ライスシャワー「そんなことできるの?」



ゴルシトレ「セガの衛星なら簡単に乗っ取れるからな」



ライスシャワー「犯罪だよ?!」



ゴルシトレ「パスコードは…せ、が、た……よしいけた。どれどれ、ゴールドシップはどこにいやがる?」



下2 このあとどうやったか

暫くして



ゴルシトレ「やっと見つけたと思ったらゴルシの野郎誰かも揉めてやがるな」



ライスシャワー「ここって私立の学校だよね、ライス知ってるよ」



ゴルシトレ「あん?ウマ娘も居るのかよ」



ライスシャワー「走らないウマ娘の子も沢山いるから」



ゴルシトレ「私立の学校でウマ娘と揉めたかったのか?ゴルシらしくねぇな」



ライスシャワー「痴話喧嘩かもしれないよ…?」



ゴルシトレ「アイツはそんなことを人前でやるヤツじゃねぇ。いつもの格好で乗り込んだってことはこのウマ娘はイジられてるだけか」

ゴルシトレ「お、移動し始めたな。やっぱりここが本命じゃなかったな」



ライスシャワー「ここに近い所が目的地かもしれないね」



ゴルシトレ「それはある。目的地に行くついでに人をおちょくるのはゴルシの習慣だ」



「……」



ライスシャワー「こっち見た?!お兄さまゴールドシップさんが!」



ゴルシトレ「セガの衛星を持ってしてもゴルシを探ることは不可能か」



「……」



ライスシャワー「手を振ってマンホールの中に降りていったね……」



ゴルシトレ「エイシンフラッシュを問い詰めた方が早いな、ゴルシはどうやってもボロを出さねぇし」



ゴルシトレ「仕方ねぇこっちも全力でやってやるか」



下2 このあとどうなったか

トレセン学園内にて



ゴルシトレ「このエロ乳衣装野郎!ゴルシの事教えないと貯金箱の中身を全部ジンバブエドルに変えるぞ!」



エイシンフラッシュ「なんて卑劣なことを!」



ゴルシトレ「おらおらぁ!今日の為替市場はどうなってんだぁ?!」



エイシンフラッシュ「ううう…!」



ゴルシトレ「ジンバブエに学校を建てられなくなかったら吐けぇ!」



エイシンフラッシュ「…嫌です!ゴールドシップさんのことは何も喋りません!」

ゴルシトレ「そこまでして守る理由はなんなんだよ?」



エイシンフラッシュ「言えません!」



ゴルシトレ「ゴルシとはそこまで仲よく無いだろ?」



エイシンフラッシュ「言えません!!」



ゴルシトレ「そこまでして隠すってことは相当ヤバくね?バレたら謹慎どころじゃ済まねんじゃねぇ?」



ゴルシトレ「まさかアイツパパ活でもしてんのか?っていうかそれしか無いんじゃねぇのかよ」



ゴルシトレ「学園の外だろうがパパ活は一発アウトだ、ゴルシに現役中は止めとけって言っといてくれ」



下2 このあとどうなったか

エイシンフラッシュ「彼女の名誉を傷付けるようなことを言わないで下さい!絶対にそんなことはしていません!」



ゴルシトレ「じゃあなんだよ」



エイシンフラッシュ「それは……」



ゴルシトレ「おらこれはジンバブエの学校支援募金の電話番号だ。もう電話してやるぞ」



エイシンフラッシュ「うううっ…!」



ゴルシトレ「パパ活じゃねぇならママ活か?ゴルシが金を払ってんたな」



エイシンフラッシュ「絶対に違いますから!!」

私立校にて



モブO「ゴルシ…ふざけやがってぇ~」



モブ「オルフェ…」



モブO「この名前で呼ぶな!」



モブ「ひぃっ!」



モブO「あのレースは八百長に決まってる…ゴルシにオッズが集中したのを知ってわざと出遅れたんだよぉ」



モブO「100億のバ券が紙くず……ふざけやがってぇ!」



モブ「あの…」



モブO「あぁ?」



モブ「ターゲットが…マンホールの中に逃げました…」



モブO「追いかけなかったのぉ?」



モブ「で、でも……」



モブO「役立たずには罰」



グサッ



モブ「あああああああぁぁーーーー!!」



モブO「次は二回刺すからねぇ」



モブ「ひ、ひ、ひぃぃ……!」

モブ「あの…ボスがゴールドシップを追っているのは八百長で得たお金が欲しいからですよね?」



モブO「それ以外ないよぉ」



モブ「私はお金は得ていないと思うんです」



モブO「その理由は~?」



モブ「自分が三着以内に絡まなければバ券は荒れます。けどレースの結果までは操作できません」



モブO「じゃあなんでアイツはあんなことしたのぉ?」



モブ「競バへの嫌がらせしかありません」



モブO「ふぅ~ん」



モブ「貴女が彼女を痛めつけようとしていることに変わりありません。捕まえ次第ボスに引き渡します」



モブO「ちゃんと捕まえてくるんだよぉ」



下2 このあとどうなったか

すいません再安価させて下さい


下2 お願いします

「出口は固めた」



「こっちには居ない」



「奴は袋のネズミだな」



ゴールドシップ「やっちまったなまさか出口が一つしか無いとは思ってなかったぜ」



ゴールドシップ「地下を経由しちまったからアイツはもう見れねぇだろうし、四面楚歌ってやつかあ?」



ゴールドシップ「……」



ゴールドシップ「どうしよう…」ボソッ



「ぐぁ!!」



「どうした?!」



「わからない!何かが飛んで……ぐはぁっ!」



ゴールドシップ「な…?」

ゴルシトレ「これで全員か、もう大丈夫だぞゴルシ」



ゴールドシップ「お、おう」



ゴルシトレ「ゲームキューブを携帯してて良かった、これ以上硬い鈍器は無いからな」



ゴルシトレ「で、コイツらは誰?」



ゴールドシップ「競バの…奴らだ。ゴルシちゃんに因縁つけてきやがった」



ゴルシトレ「命知らずな奴らだな」



ゴールドシップ「いやぁ~まさかあたしが助けられるとはな!サンキューなトレーナー!」



ゴールドシップ「偶然ここまで来たんだろ?いや~やっぱりゴルシちゃんはついてるなぁ!」



ゴールドシップ「いや偶然じゃないぞエイシンフラッシュから話し聞いてきたから」

ゴルシトレ「お前は競バのウマ娘のなんか変な奴とベテラントレーナーに狙われてるんだろ?」



ゴルシトレ「そんな状態で外出すんなと言いたいが会いたい奴が居るなら仕方ないよなぁ~」



ゴールドシップ「うるさい」



ゴルシトレ「おいおい命の恩人にそれは無いんじゃないのかぁ?」



ゴルシトレ「ここまで来たんなら俺にも会わせてもらうからな!さあ行こうぜ!」



下2 このあとどうなったか

某所にて



モブJ「お久しぶりですねゴールドシップさん」



ゴールドシップ「最近忙しくて会いにこれてなくてごめんなさいね」



ゴルシトレ「うわやべ、ウケるんだけど」



ゴールドシップ「……」ドゴッ



ゴルシトレ「いいパンチがミゾオチにぃ!ふぅぅ!」



モブJ「そちらの騒がしい方はどちらなんでしょう?」



ゴールドシップ「え~…友人みたいなもの?ですよ。この近くで会ったので折角だからと連れてきましたの」



モブJ「まあそうでしたのね」



ゴルシトレ「この紅茶うめぇ高い味がすっぞ」

ゴルシトレ「あ、俺トレセン学園のトレーナー。マサラタウンから来たんだぜ!」



モブJ「トレーナー…?ゴルシさんまさか……」



ゴールドシップ「違います彼は私のトレーナーです。貴女をもう一度走らせようとなんかしていません」



モブJ「ですよね…最近競バの方々の勧誘がしつこくて困っていましたから」



ゴルシトレ「トレセン学園で見かけたことは無いからお前は地方で走ってたのか」



モブJ「ゴールドシップさんが走ることを止めろと言いませんが引退は近いはずです。引き際は後悔しないで下さいね」



ゴールドシップ「勿論です」



ゴルシトレ「ゴルシにそう言ってるお前はどうなんだよ、脚を見る限りまだ走れるぞ。引退するのは早かったんじゃね?」



下2 モブJのセリフや行動

モブJ「貴方の言う通り脚の方は大丈夫なんですが、私は疲れが溜まりやすく、熱発、蕁麻疹も……」



モブJ「体調不良での出走回避も多く、レースを出来るような身体じゃないんです」



ゴルシトレ「ならうちのパクパクみたいに走るのを月一にすりゃいいじゃん」



モブJ「パクパク……?」



ゴールドシップ「メジロマックイーンさんのことです。彼はメジロのお嬢様も担当しているんです」



モブJ「このような人がメジロ家の……?」



ゴルシトレ「セガはワールドワイドな会社なんだよ」

モブJ「そもそもメジロマックイーンさんは脚を壊したはずではありませんでしたか?」



ゴルシトレ「それを俺が治したんだよ。とりあえず月一では走れるようにはなったぞ」



モブJ「信じられません……あんな酷い怪我をしたのに…」



ゴルシトレ「やっぱG1で三着以内に入らないとニュースで名前呼ばれねぇな。パクパクはもう少し頑張らせるか」



モブJ「貴方はどうして彼女を走らせるんですか?そこまでしてトレーナーとしての名誉が欲しいんですか?」



ゴルシトレ「なに言ってんだお前、パクパクが走りたいからって言うから走らせてやってんだよ」



ゴルシトレ「いま引退したら後悔しかない、脚はどうなってもいいからもう一度有マで走らせてくれって言うからだ」

ゴルシトレ「ゴルシだってそうだもう引退が迫ってる中でまだ諦めてねぇ」



モブJ「本当なんですかゴールドシップさん?」



ゴールドシップ「ええ……」



ゴルシトレ「現役にこだわるのはしがみ付いてると感じる奴もいるが、俺からしたら出し切ってないように見えるんだよ」



ゴルシトレ「レトルトカレーも最後までルーを絞るだろ?それと同じだ」



モブJ「レトルトカレー…?」



ゴルシトレ「かぁーー!これだからお嬢様はよぉ!レトルト食品もわかんねぇのか!」



ゴルシトレ「要は走れなくなる前に引退するんじゃなくて、後悔が無くなるまで走れってのが俺の考え方だ!お前にはわかんねぇだろうな~」



下2 このあとどうなったか

モブJ「後悔が無くなるまで走る……」



ゴールドシップ「コレのいうことは気にせず、貴女が決めた様にすればいいんですよ」



ゴールドシップ「これ以上彼が居てもややこしいだけなので今日は帰ります、また今度ゆっくりお話ししましょう」



ガチャッ



ゴルシトレ「よしゴルシは出ていったな。これ俺の連絡先な」



モブJ「私はトレセン学園の生徒じゃないのに……」



ゴルシトレ「トレセンじゃなくても走れるだろうがよ」



モブJ「それにセガよりハドソン派だけどいいのかしら?」



ゴルシトレ「敵の敵は味方だろ?いつでも連絡待ってるからな」

帰り道にて



ゴールドシップ「何も聞かねぇのかよぉ、かえって不気味だそ」



ゴルシトレ「大体わかるから聞く必要がない。ゴルシがトレセン学園に入るまでの同級生なんだろ?」



ゴールドシップ「……」



ゴルシトレ「お前が育ちいいのは知ってるからあんなお嬢様とマブダチになれる。それ以上の情報はいらねぇよ」



ゴールドシップ「どうするつもりなんだよ」



ゴルシトレ「どうもしねぇよゴルシがパパ活やって無いならそれでいい。俺が謹慎になる心配もねぇしな」



ゴルシトレ「トレーニングサボった分、帰ったらマッサージな。お前も管理怠ったらパクパクと同じなんだから気を付けろよ」



下2 このあとどうなったか

一方、ゴルシを逃がしてモブウマに八つ当たりするモブOとこれ以上タイムが伸びなくこれじゃサイレンススズカに追い付けない、それどころかタイムを伸ばしたと風の噂で聞きイライラして周りを威圧するモブD

ゴールドシップ「…………ありがと」ボソッ



ゴルシトレ「あぁんなんだってぇ?」



ゴールドシップ「なんでもない」



ゴルシトレ「なんでお礼を小声で言うんだよおらぁ!もっと堂々と言ってこいよ!」



ゴルシトレ「あの熱かった頃のセガみたいによ!ドリキャスが売れると信じてた頃みたいによぉ!」



ゴールドシップ「……よし」



ゴルシトレ「おいどこ行くんだ学園にー」



ゴールドシップ「おおおおぉらぁ!!」



ドゴッ



ゴルシトレ「おおおおーーーー!凄いドロップキックだぁ!」



ゴールドシップ「バーーーーーーーカ!ゴルシちゃんの本気はこんなもんじゃねぇからな!」

今日はここまでです



ありがとうございました

トレーニング場にて



ブラトレ「安田記念の結果はオグリキャップの圧勝だった。強力なライバルであるサクラバクシンオーとニシノフラワーが出走を拒否したのも原因ではあるだろうがな」



キングヘイロー「私が出走していれば勝てていたレースだったのに!」



ハルウララ「怪我をするとこういうこともあるから無理は絶対にいけないね」



ナリタブライアン「オグリキャップの新しいトレーナーであるゴルシトレが生徒会と理事長に意見書を提出した。安田記念でオグリキャップが勝ったから意見は通りやすいだろうと言っていたがそんなことはない」



ナリタブライアン「普段から意味不明の奴だ、真面目に読むつもりは無かったが理事長は食いついた。その意見を採用すべしとメールが届いたんだ」



ブラトレ「その意見というのが夏のトーナメントを外部生も走れるようにしてくれというものだった。理事長としてはトーナメントが盛り上がるならそれで良しという判断だ」

ナリタブライアン「ゴルシトレはトレセン学園外で走らせたいウマ娘が居るようだ。だからそんな意見を出してきたんだ」



ブラトレ「秘密兵器だとか土星の使者だとか相変わらず言っていることはわからない。だがゴールドシップとエイシンフラッシュは知ってるようだ」



ハルウララ「二人の知り合いの子かもしれないね!」



キングヘイロー「外部生が相手であろうと全力で走ることには変わりありません」



ブラトレ「トレセン学園を志望しているウマ娘が参加してくれるのはいいが、競バの連中も参加してくることは考えられる」



ナリタブライアン「エントリーの時点で競バのウマ娘は除外すればいいと思っていたが、理事長は全員許可するようにとのことだ」



ブラトレ「バクシンオー達がトレーナーの謹慎に反対してストライキを行っているし、新しい校則の準備もある。生徒会に負担がかからないよう応募者は全員参加にしたんだと思うぞ」



ナリタブライアン「そうだといいが理事長の考えは偶に訳がわからない時があるからな…」



下2 このあとどうなったか

競バ場にて



モブK「聞いたかよトレセンのトーナメントの話し」



モブO「舐めてるよね~」



モブK「誰でも参加して下さいだぁ?望み通り参加してぶっ潰してやるよ」



モブO「ぶっころぶっころ~」



モブD「サイレンススズカ達が出るなら私も参加します。彼女らのトレーナーに用がありますから」



モブK「確かマヤノトレっていうんだろ?そこまで良いトレーナーなのかよ」



モブD「ルナトレなんかよりも素晴らしいトレーナーです。彼に指導されればどんなウマ娘でも重賞に勝てるでしょう」



モブO「それは大袈裟だよ~」



モブD「大袈裟なんかじゃありませんあの人は凄い人なんです」

モブK「衝撃さんがそこまで惚れ込むとはさぞかしイケメンなんだろうな」



モブD「茶化すな負け犬!!」



モブO「ルナトレも十分凄いと思うけどぉ?」



モブD「私の走りに無駄があることを知っててルナトレは矯正しようとしない。一秒でも速くなるならその方がいいに決まっているのに!」



モブK「お前の走りは見てる奴に衝撃が走るっていうからな。競バを盛り上げる為には必要な走りなんだろうよ」



モブD「マヤノトレに教わりたいマヤノトレに指導を受けたいマヤノトレに会いたい!」



モブK「おいおい…これってアレなんじゃねぇの?」



モブO「恋と興味は紙一重って言うからねぇ~」



下3 このあとどうなったか

「前にマヤノトップガンのトレーニングをたまたま見たら彼は一切無駄のない効率の良い素晴らしいトレーニングをしていたんですよ!」と熱弁するモブDを興味なさそうに聞き流すO、K


今の話をこっそり聞いていたルナトレが「スズカといいモブDといい何故あの男にそんなに惹かれる?」内心ブチギレのルナトレ。事故に見せかけてあの男を殺害しろと部下に命令。

モブD「マヤノトップガンのトレーニングをたまたま見たら、一切無駄のない効率の良い素晴らしいトレーニングをしていたんですよ!」



モブD「あの人が私専用のトレーニングを考えてくれたら確実に私は速くなれる!」



モブK「あ~はいはいわかったよ」 



モブO「そっちは好きにすればいいよぉ、私たちはトーナメントに出るからねぇ」



モブK「競バを休みながら調整しとくか、お前はどうする?」



モブO「同じ考えみたいだねぇ~」



ルナトレ「……気に食わないですねぇ」ボソッ

ルナトレ「スズカといいモブDといい何故あの男にそんなに惹かれるんでしょうか」



ルナトレ「僕のトレーニングは悪くないのに、なにが違うのかサッパリわかりません」



ルナトレ「仕方ありません、憂さ晴らしも兼ねてマヤノトレさんには痛い目にあってもらいましょう」



ルナトレ「彼らは現在マヤノトレさんの故郷で謹慎中です。周りにはなにもなく週一でマヤノさんが買い出しに行っている所まで調べてあります」



ルナトレ「その買い出しの最中に事故に遭ってもらいましょう。死ななくても構わないので確実に轢いて欲しいですね」



ルナトレ「マヤノトレさんの周りには監視カメラもなにもありません。こちらで用意したレンタカーや盗難車で轢けば捕まることはありません」



ルナトレ「早速手配を進めましょう。どうなるか楽しみですねマヤノトレさん」



下3 このあとどうなったか

ksk

とある田舎道



マヤノトレ「ウマ娘の食べる量は凄いな……人間の一ヶ月分を一週間で消費するとは…」



マヤノトレ「周りに何も無いからトレーニングに集中できる…できてしまうから腹が減る…」



マヤノトレ「食っては走るを繰り返す…最高のトレーニングには間違い無いが…」



マヤノトレ「避妊具や精力剤を…段ボールで買うのはどうなんだ…」



マヤノトレ「マヤノ達が結託して…一晩で二人同時…これは辛い……」



マヤノトレ「贅沢な悩みかもしれないが…ウマ娘の体力を考えると…」



ブーン……



マヤノトレ「おっと…車が……」



マヤノトレ「な…避けたのに……こっちにー」



グシャッ

「どうだ」



「内臓が飛び出てる、このまま放っておけば死ぬ」



「当たり所がよかったな、車はそこまで壊れてないぞ」



「壊れた所を修理してオークションに出す。格安設定にしておけばすぐに売れる」



「監査カメラも無し、目撃者も無し」



「チョロい仕事だったな帰るぞ」



「……」


「…」



下3 このあとどうなったか

自称神の悪魔「プレイヤーがこんな所で死ぬなんて情けない!大丈夫、君には私がついてるからね死なせはしないよ何度でも蘇らせてあげるよ」悪魔がプレイヤーに情けを掛けてあげて目覚ましを使ってマヤノトレの時間を巻き戻す

自称神の元に目覚まし時計はまだありません


目覚まし時計が渡ればある意味ゲームオーバーです


再安価下2 お願いします

持ってなかったのかてっきり持ってるものかと
安価下

(俺はどうなったんだ?)



「死んだんだよ」



(ウララ……)



「私が殺すはずだったのに」



「こんなつまらない死に方するなら私が殺したかった」



「許さない」



「こんな結末は許さない」



ガシャーンッ



(目覚まし時計……)



(そうか……俺は懐に一つ……忍ばせていた…)



(それが…車に轢かれたことで……壊れて…)





きひ
目覚まし



きひ

田舎道にて



アグネスタキオン「全員で買い物とは珍しいねぇ」



シンボリルドルフ「気分転換にはちょうどいい」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんの隣はマヤが歩くから」



サイレンススズカ「その役目は私よ」



マヤノトレ(あれが事故ならこれで回避できている。全員で買い物に行ったから時間がズレている)



マヤノトレ(あれが俺を狙ってきたものなら迂闊に手は出せないはずだ。これでとりあえずは安心だ)



マヤノトレ(殺されるくらいの恨みは…ハルウララか。こんなことをするとは思えないが他に覚えがない)



マヤノトレ(これでどうなるかだな……)



下3 このあとどうなったか

車がスズカとマヤトレ目掛けて突っ込んできたがマヤノトレがスズカを庇って腕を軽症、当て逃げした車を今ので好感度カンストしたスズカと三人が鬼の形相で追いかけ運転手達を引き釣り下ろしてこの世の地獄を見ることに

ブーン……



マヤノトレ(やはりそうか目標は俺か!!)



マヤノトレ「スズカ危ない!」



サイレンススズカ「え…きゃっ!」



マヤノトレ「うっ!」



マヤノトレ「トレーナーちゃん!!」



ブーン……



シンボリルドルフ「当て逃げか」



アグネスタキオン「ナンバーは覚えたが追いかけた方が早いねぇ」



サイレンススズカ「な、なんで私なんかを庇ったのよ…ウマ娘は人間より頑丈なのに…」



マヤノトレ「大切な…存在だからだ……う…」



マヤノトップガン「腕を怪我したのトレーナーちゃん?!」



マヤノトレ「軽い怪我だ……」



サイレンススズカ「…………好き」



シンボリルドルフ「ん?」



サイレンススズカ「追いかけるわよ」



アグネスタキオン「任せておきたまえ!」

「クソ!しくじった!」



「こんな田舎道じゃ100キロも出せねぇ!追いつかれる!」



「「「「……」」」」ドドドドド…



「来たぁぁぁー!!」



「こうなりゃぶつけてやる!」



アグネスタキオン「そんな小回りのきかないものでどうするつもりだい?」



シンボリルドルフ「たかが車で逃げ切れると思うな」



ドガッ



「なんだ?!」



「上に誰か乗ったぞ!」

サイレンススズカ「大好きなあの人を傷付けた」



マヤノトップガン「地獄すら生ぬるいよね」



「なんだなにをするつもりなんだ?!」



ガシャーンッ!



「フロントガラスが蹴り破られたぁ!」



マヤノトップガン「殺す殺す殺す殺す殺す殺す」



サイレンススズカ「絶対に許さない」



「あーーー!前がぁ!!」



キキィーーーッ



サイレンススズカ「ふんっ」



マヤノトップガン「……」



ドゴーン…



シンボリルドルフ「壁に突っ込んで爆発したか」



アグネスタキオン「助ける義理は無いねぇ」



サイレンススズカ「あの人は私が守る」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんに手を出させない」



下3 このあとどうなったか

病院にて



「う、うう…?」



「ここは……」



マヤノトレ「目が覚めたようだな」



「な……」



「……」



マヤノトレ「悪いがこっちはアレが事故じゃないことを知ってる。俺を狙ってやったことも知っている」



マヤノトレ「誰の差し金なのか教えてくれないか?」



「……」



「……」

マヤノトレ「相手が悪かったとしか言いようがない。素直に喋ってくれないなら彼女たちが相手をすることになる」



マヤノトレ「四人のうち一人はマッドサイエンティストで何を飲まされるかわからない」



マヤノトレ「もう一人は自分の為なら不正は当たり前に行う。君たちのカルテくらい改竄してしまうだろう」



マヤノトレ「別の一人は速さに全てをかけている。全身の骨を砕かれるかもしれない」



マヤノトレ「そして最後の一人は……頭がおかしい。俺の為に死ぬウマ娘だ。君たちは最低でも殺される」



マヤノトレ「素直に喋ってくれるなら殺されることは無いはずだ。だから全てを話して欲しい」



下3 このあとどうなったか

競バの差し金だと全て話す二人、納得したマヤノトレが部屋を出るとナースに扮したタキオンが二人に謎の液体を入った注射器を刺した現実は非情である

ガチャガチャ



マヤノトレ「すまない少し待っていてくれ」



バギッ



シンボリルドルフ「なぜ待つ必要がある」



アグネスタキオン「実験台が二人も手に入るとはねぇ」



サイレンススズカ「許さない」



マヤノトップガン「欠片も残さず切り刻んでやる」ギラッ



「「……」」



「喋ります…」

トレセン学園にて



樫本理子「生きていて良かったですマヤノトレさん…!」



マヤノトレ[とうとう競バが動いてきたようです…恐らく謹慎中の自分なら楽に仕留められると思ったんでしょう…]



マヤノトレ[狙われたままトレセン学園に帰るわけにはいきません…謹慎が明けても自分はここに残ろうかと思います…]



樫本理子「ダメです帰ってきて下さい!学園には貴方が必要なんです!」



マヤノトレ[生徒を巻き込むわけにはいきません…ですからー]



樫本理子「ううう…」



マヤノトレ[理事長代理…泣いているんですか…?]



樫本理子「お願いですから帰ってきて下さいぃ……貴方と会いたいんです……」



樫本理子「貴方と過ごした夜が忘れられない…貴方ともう一度話したいんです…」



樫本理子「あ……そうか…私が辞めればいいんですね…寿退社ということでマヤノトレさん…」



マヤノトレ[なぜそうなるんでしょう……]



下3 このあとどうなったか

学園内にて



サトノダイヤモンド「キングヘイローさんも理事長代理からのお話しを聞きましたか?」



キングヘイロー「マヤノトレさんを匿って欲しいとの話しなら聞きましたわね」



メジロマックイーン「その話しはメジロ家にも打診がありましたわ」



モブA「私の家にも連絡があったみたい。競バの悪い人に狙われてるって理事長代理が泣きながら電話してきたって」



サトノダイヤモンド「職員の危機に涙を流す…素敵な上司ですね」



キングヘイロー(ロクでもない理由なのが想像できるわね)



モブA(あの絶倫男、きっと理事長代理ともうまぴょいしたんだろうなぁ)



メジロマックイーン(パフェが食べたいですわパフェが食べたいですわパフェが食べたいですわ)

モブA「匿うってなったら一番広いメジロ家が妥当かな?」



メジロマックイーン「パフェ?」



モブA「へ?」



サトノダイヤモンド「護衛力でいえばサトノグループが勝っていますね」



キングヘイロー「私の家は人を匿うには向きません…」



モブA「前にビターちゃん達を助けてもらったサトノグループが実績もあるし、何かあった時に一番対処しやすいね」



サトノダイヤモンド「ではこちらで匿う用意をしておきます。マヤノトレさん達の謹慎が明け次第こちらが回収しますね」



下3 このあとどうなったか

りこちゃんがサトノグループが匿ってくれる事をマヤトレに泣きながら報告。
「理子さん、貴女が僕を学園に必要と言ってくれたように貴女も学園にリトルココン達に必要な存在なんです……一緒にリトルココン達をあんな目に合わせたベテランや競バと戦いましょう」
泣くりこちゃんを泣き止ます為にそういうと必要だと言われてりこちゃんヘヴン状態でりこちゃんを下の名前で呼んでいる事がマヤ達にバレておしおき逆ぴょい。

数日後



樫本理子[貴方の身柄はサトノグループが匿ってくれる事になりました]



マヤノトレ「ありがとうございます…理子さん、貴女が僕を学園に必要と言ってくれたように…貴女も必要な存在なんです……」



樫本理子[うぅ……]



マヤノトレ「泣かないで下さい…共にリトルココン達を…あんな目に合わせた奴ら…競バと戦いましょう…」



樫本理子[あぁ…っ!私と……共に…?!]



マヤノトレ「はい……共に…」



樫本理子[うううぅ……!嬉しい……プロポーズを貴方にしてもらえるなんて…!]



マヤノトレ「え?なんですか?電波が悪くてー」



マヤノトップガン「ギルティ」



マヤノトレ「……」

アグネスタキオン「電話線は切っておいたよぉ」



シンボリルドルフ「理事長代理を下の名前で呼ぶとはどういうことだ。私のことはこれからずっとルナと呼べ」



サイレンススズカ「一番は私」



ガバッ



マヤノトレ「うぁ…!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんとずっとキスするもん」



シンボリルドルフ「私は順番待ちだな」



アグネスタキオン「特別仕様の精力剤を作っておいてよかったねぇ。これで丸一日モルモット君は硬いままだねぇ」



サイレンススズカ「あぁ……凄いぃ…」



マヤノトップガン(絶対誰にも渡さない)



アグネスタキオン「地獄とはこういうことを言うのかもしれないねぇ」



下2このあとどうなったか

トレーニング場にて



キングヘイロー「んぅぅぅーー!!」



ハルウララ「ほーら頑張ってキングちゃん!治りが遅いのはリハビリを頑張ってないからだよ!」



キングヘイロー「ウララさんと生クリームプレイ……!その為には…このくらい!」



ハルウララ「……私に勝つまでは絶対そんなことやらせないから」



ブラトレ「あまり追い込み過ぎるなよ、怪我が悪化したら元も子もないぞ」



ナリタブライアン「宝塚記念で気を付けた方がいいのはグラスワンダー、セイウンスカイ。ライスシャワーとメイショウドトウ、ナイスネイチャといった所か」



ブラトレ「差しも逃げも揃った相手だ、作戦をよく練る必要があるな」

ナリタブライアン「私はどうすればいいんだ?」



ブラトレ「メイショウドトウの位置を気にしながらの先行がいいだろう。このレースでのキーになるウマ娘だ」



ナリタブライアン「その理由はなんだ」



ブラトレ「併走の様子を偵察したんだが仕上がりが凄いことになっていた。ブライアンよりも完璧に仕上がっている」



ブラトレ「前回G1を獲ったブライアンよりも調子も状態もいい。他のウマ娘も最大限警戒しているはずだ」



ナリタブライアン「特別に警戒が必要なのがメイショウドトウということか」



ブラトレ「内は絶対に空けるな、少しでも空けてしまえばそこから差されて負ける。内に行けないのなら早めに外に回ってくれ」



ナリタブライアン「宝塚記念は斜行に厳しい傾向がある。そのことは全員知っているはずだから激しい位置取りは起こらないだろう」



ブラトレ「今回のレースは速さよりも頭を使うレースになる。速さの向こう側に到達する前にレースが終わってしまうかもしれないな」



下2 このあとどうなったか

ウララ「そう言えばネイチャちゃんの所最近トレーニング方法を変えたらしいよ。私が見た時はアイツ(マヤノトレ)のトレーニングに近かったなぁ。タイムを伸ばしてるらしいから危険かも」

ハルウララ「気を付けるのはネイチャちゃんもだよ。トレーニング方法を変えたらしいから」



ブラトレ「それくらいでか?」



ハルウララ「私が見た時はクズのトレーニングに近かったの。タイムを伸ばしてるらしいって」



ナリタブライアン「ネイチャトレの所にはツインターボがいるな。そこからマヤノトレのトレーニング情報が入ったか」



ブラトレ「そうか…そうなると確かに危険だ。実質マヤノトレの指導を受けているのと同じだからな」



ハルウララ「悔しいけどあのチー牛って凄いでしょ?だからネイチャちゃんにも注意が必要だと思うの」



ブラトレ「助かったウララ、これはいい情報だな」



ハルウララ「トレーナーさんとブライアンちゃんの為だからね!」

ハルウララ「あとね、ネイチャちゃんは差しで走らないかもしれないよ」



ブラトレ「それも見たのか?」



ハルウララ「ターボちゃんの練習に付き合ってるうちに先行も得意になったんだって!」



ブラトレ「む……そうなるとまた難しいレースになる」



ナリタブライアン「お前はどこからそんな情報を拾ってくるんだ?」



ハルウララ「うらら~な感じでみんなと仲良くなれるもん!」



ナリタブライアン「私には無理だな…」



下2 このあとどうなったか

トレーニング場にて



ナイスネイチャ「いやーまさか本当に先行が得意になるだなんてねぇ」



ネイチャトレ「でも今回は差しでいこう」



ナイスネイチャ「ありゃ…やっぱり付け焼き刃じゃ厳しいか…」



ネイチャトレ「違う、裏の裏をかくんだ。ネイチャが先行が走れるのは何人かに知られているから、それを利用するんだ」



ナイスネイチャ(日頃は頼らないけどこういう時は頼れちゃうんだよねこの人は)



ナイスネイチャ(トレーナーの作戦のお陰で勝てたレースはいくつもあるし感謝してますよほんと)



ネイチャトレ「ーー」



ナイスネイチャ(はあ~頼りになる顔しちゃってまあ。なんかずっと眺めてられるっていうかー)



ツインターボ「ネイチャ、トレーナーのこと好きーー」



ナイスネイチャ「ふんっ!!」



ネイチャトレ「え?!ど、どうしてターボにアイアンクローしてるの?!」

ナイスネイチャ「ち、ちょっと手が滑ったっていうか?」



ツインターボ「離してぇーー!」



ナイスネイチャ(変なこと言わないでよターボ!)ヒソヒソ



ツインターボ「えー!だってさっきのネイチャの目、恋してる感じー」



ナイスネイチャ「ふんんっ!」



ネイチャトレ「今度は羽交締め?!」



ツインターボ「なんでだぁ…!」



ナイスネイチャ「トレーナーとはそんなんじゃないから…!トレーナーとウマ娘って関係だから!」



ネイチャトレ「仲が良いのはいいこと…だね?」



下2 このあとどうなったか

ツインターボ「思いは捻じ曲がらないようにまっすぐ伝えたほうがいいぞ!」



ナイスネイチャ「それって…」



ツインターボ「ターボは捻じ曲がったマヤノを見たから。ネイチャにはああなって欲しくない!」



ナイスネイチャ「心配してくれてありがとねターボ。よし…決めた!」



ツインターボ「おお!」



ナイスネイチャ「次のレースで勝ったら気持ちを伝える。その為にも絶対負けない!」



ツインターボ「ターボは全力で応援してるからな!」

三女神像前にて



ナリタブライアン「シューズの紐が切れるとはな、早く呼びを持ってー」



「聞こえる?」



ナリタブライアン「……空耳か」



「やっぱそっちの声は聞こえないや。本当に不便で仕方ないよね~」



ナリタブライアン「……」



「あたしは神様なんだけどアンタの願い叶えてあげようか?代償はもらうけど、どんな願いでも叶えてあげるよ」



ナリタブライアン「……」



「どうせ信じて無いとか言うんでしょ?なら嫌でも信じさせてあげるから」



下2 あたしに何ができるかコイツに教えてやってよ

Ksk

※※



『三冠達成だな』



『当然の結果だ』



『よくここまで妹を育ててくれたな』



『ビワハヤヒデの協力もあったからだ』



ナリタブライアン「これはなんだ?私はなにを見せられているんだ?」



ナリタブライアン「姉貴と同じくらい背が高い私が別のトレーナーに褒められている?」



ナリタブライアン「三冠を獲ったのか私は…獲ろうと思えば獲れるんだな」



ナリタブライアン「それがわかれば私はー」

三女神像前にて



ナリタブライアン「は…っ」



「どう?これで信じるつもりになった?」



ナリタブライアン「私をどうしたいんだ?」



「だからそっちの声は聞こえないんだって。でも信じるには十分だったからそのつもりで話すから」



「アンタの願いは何?どんな願いでも叶えてあげるから言ってみなよ」



「神様にできないことはないんだからなんでも言いなよ。遠慮なんかしなくていいからね」



下2 ブライアンのセリフや行動

ナリタブライアン「今の記憶はなんだ、あの男は誰だ、なんで私の背や胸がでかいんだ。色々聞きたいことはあるが、なんでも叶うのか」



「あたしは神だ」



ナリタブライアン「それじゃあ消えろ」



「……は?」



ナリタブライアン「消えてなくなれ、二度と私の前に現れるな」




「お前正気?神を敵に回したらどうなるかわかってんの?」



ナリタブライアン「それが私の願いだ。何でも叶うんだろう、神様なら嘘はつかないよな?」



「バーーーカ、神だから嘘もつくしウマ娘も殺してやるからな」



ナリタブライアン「それがお前の本性なんだろう、そんな紛い物に私は騙されない」

ナリタブライアン「私の声が聞こえない設定はどうした。こうやって会話できているぞ」



「ふーーん」



ナリタブライアン「消えろ」



「お前なんか劣化コピーされた世界でのゴミなんだよ。ゴミが偉そうな口を利くな」



ゴロゴロゴロ…



ナリタブライアン「…雷だと?さっきまで晴れていたはずだが?」



「神の名において下知を下す」



ゴロゴロゴロ…カッ



ナリタブライアン「な…!!」



「消えろ、クソモブ」



下2 このあとどうなったか

しかし、雷は 不思議(ガイドライン)な 力で かき消された!
「……?どうした当ててみろよ。私がゴミならそんなゴミもどうすることもできないお前はもっとゴミだな」
とブライアン自称神を煽り散らかす

所詮三女神も『ウマ娘』というゲームのキャラに過ぎんのだよ

……



「はぁ?なにこれ」



ナリタブライアン「……どうした当ててみろ。私がゴミならそんなゴミもどうすることもできないお前はもっとゴミだ」



「そうか……今のあたしは三女神だ。ガイドラインが邪魔をしたんだ」



ナリタブライアン「なにをぶつぶつと言っている」



「これはあたし本来の姿じゃない。次は本当の姿で会いに来てあげるから」



ナリタブライアン「今回は負けたから引き下がるということだな」



バリバリ…ピシャーンッ!



ナリタブライアン「……」



「あたしを舐めるな」



「お前を殺せないだけであたしは何でもできる」



「そんな予定は無かったけどお前は殺してやる。覚悟してろ」



ナリタブライアン「……消えたか」

ナリタブライアン「これで良かったんだなウララ」



ハルウララ「うん、あれが私の言ってる悪魔だよ」



ナリタブライアン「本当なら私は雷に打たれて死んでいた。アレはそれを利用したのか」



ハルウララ「あの時間に雷が落ちるのを知ってたからそれを利用しただけ。悪魔はそんなことできないから」



ナリタブライアン「ハルウララ、信じていいんだな」



ハルウララ「……うん」



ナリタブライアン「…そうか」



ハルウララ(ごめんねブライアンちゃん…本当のことは言えないよ)

ハルウララ(あの悪魔の力は大きくなってる。前は私が死にかけても会話なんかできなかったのに)



ハルウララ(スカーレットちゃんには絶対に目覚まし時計を使っちゃダメだって説得しないと。この世界はコピーなんかじゃないもん!)



ハルウララ(私を苦しめる為に作った世界だって言ってたけどそんなことない!ここではみんな生きてる!)



ハルウララ(ブライアンちゃんもキングちゃんもトレーナーさんも!みんな大切な人だもん!)



ハルウララ(あたしはどうなっていいからみんなは守る!き)



ハルウララ(私はどうなってもいいからみんなとこの世界は守る!悪魔の思惑通りになんかならないもん!)



ハルウララ(レースも楽しんでいっぱい勝つもん!それで幸せになってアイツに勝ってやる!)



今日はここまでです



明日は宝塚記念です

乙!

ウマ娘における神を超える界王様、界王神様はガイドラインを作ったサイゲームスと権利を持つ馬主さんだから
自称神さんは諦めてくだしゃい。

レース場、控え室にて



ナリタブライアン「調整もうまくいって体調も万全だ。G1を連続で獲れる」



ハルウララ「頑張ってねブライアンちゃん!」



キングヘイロー「速さの向こう側に到達できれば勝てるはずよ」



ブラトレ「このレースは位置取りが重要になる、常に周りを気にしながら走ってくれ」



ナリタブライアン(周りを気にするとなると集中力に欠ける。速さの向こう側へは到達できないかもしれない)



ナリタブライアン(あれに頼らなくとも勝てるのならそれでいい。無理をし過ぎて怪我をするよりマシだ)



ナリタブライアン(これで負ければ自分のせいだ。トレーナーの為にも宝塚記念は勝ちたい)

別の控え室にて



ナイスネイチャ「準備も全力でやった、負ける気がしない!」



ツインターボ「そのいきだぞネイチャ!」



ネイチャトレ「作戦は裏の裏をかいて差しです。いい位置をキープして最後まで頑張って下さい」



ナイスネイチャ「やる…やってやる!勝ってトレーナーに気持ちを伝える…!」



ツインターボ「もしネイチャが負けたらマヤノみたいに捻じ曲がらないかな…う……想像したらお腹が痛くなってきたぞ…」



下3 このあとどうなったか

レース序盤



セイウンスカイ「いやぁ~他に逃げが居なくてよかったぁ」



メイショウドトウ「いい位置につけました!」



ライスシャワー「ネイチャさんは後ろ……?」



ナリタブライアン(ナイスネイチャが先行しないだと?)



ナイスネイチャ(うまくいったと思ったんだけど甘くないか)



グラスワンダー「裏の裏の裏をかきました。ネイチャさんが差しでくるという予想は正解でしたね」

ナリタブライアン(どうなっているんだ何があったんだ?)



ライスシャワー(ブライアンさん掛かってる…自滅しそうだから離れておこう)



メイショウドトウ「はっ!内に寄らないと…」



セイウンスカイ「後ろはごちゃごちゃしてる感じ?やっぱり逃げっていいよねぇ」



ナイスネイチャ(凄いプレッシャーを感じる…)



グラスワンダー「うまくネイチャさんをマークできました、あとはどこで仕掛けるかです」



下3 このあとどうなったか

コンマ偶数 

下2 着順を。一着はセイウンスカイかグラスワンダー

決着



セイウンスカイ「ふんふ~ん余裕の一着だったかな」一着



ナリタブライアン「クソ……クソ!!余計なことを考えなければ!」二着



グラスワンダー(ブライアンさんが掛かっていなければ余裕の一着でしたね…最後の追い上げは凄かったです)三着



ナイスネイチャ「四着…………三着ですらない…」四着



ライスシャワー「……っ」五着



メイショウドトウ「ライスさん脚が…?」六着



ライスシャワー「ううん…大丈夫だから……」

ナリタブライアン(速さの向こう側は集中力が大事だと、あれほど自分に言い聞かせていたのに!)



ナイスネイチャ「あ…あは……あはははははは」



メイショウドトウ「ひぃ…!なんか怖いですぅ!」



セイウンスカイ「さ~てライブの時間だ~セイちゃんがセンターで踊っちゃうよぉ」



グラスワンダー「悔しいのはわかりますがライブなので切り替えて下さい」



ナリタブライアン「……わかっている!」



下3 このあとどうなったか

控え室にて



ハルウララ「ごめん……私が余計な事言ったせいだよね…」



ナリタブライアン「いや、相手の裏を読めなかった私の責任だ」



キングヘイロー「貴女が掛かっていなければ勝てていたレースでしたわね」



ブラトレ「速さの向こう側へは極限の集中力が必要になるというのを再確認できた。これは貴重な負けだ」



ナリタブライアン「あぁ……」



ブラトレ「さあ次は帝王賞でウララの番だ。オグリキャップ、イナリワン、アグネスデジタルにスマートファルコンまで出る」



ハルウララ「G1で三連勝なんか前の世界でもやったことないよ!勝てるように頑張るね!」



キングヘイロー「応援してますわよウララさん!」

医務室にて



ゴルシトレ「米、痛むか?」



ライスシャワー「ぅ……」



ゴルシトレ「無茶はさせてなかったはずだが…さてはお前黙って走ったな?」



ライスシャワー「少しだけならって……思って…」



ゴルシトレ「走るのはいいけど報告しろって。粉飾はセガでもやっちゃいけねぇんだぞ」



ライスシャワー「ごめんなさいお兄さま…」



ゴルシトレ「仕方ねぇなセガスペシャルのマッサージしてやる」

数分後



オグリキャップ「ライスシャワーの脚は大丈夫ー」



ガチャッ



ライスシャワー「ひゃあっ!!」



オグリキャップ「お前、なにをしている!」



ゴルシトレ「ノックしろよオメー、米はいま白米になってんだからよ」



オグリキャップ「下半身を裸にさせてなにをしていたんだ!!」



ゴルシトレ「セガスペシャルだよ。下着があると邪魔だから脱がせてやってんだよ」



オグリキャップ「そんな言い訳がー」



ライスシャワー「本当なのオグリさん!ゴールドシップさんもパクパクさんもこのマッサージを受けてるの!」



オグリキャップ「なに……?」



ゴルシトレ「こんなワカメ見てもパクパクより濃いなぁくらいしか思わねえから安心しろって」



ライスシャワー「お兄さま!!」



ゴルシトレ「来たついでに帝王賞の会議しとくから控え室で待っといてくれ~」



下3 このあとどうなったか

控え室にて



ネイチャトレ「ごめんネイチャ!こっちの裏をかいてくるなんて思わかったんだ!」



ネイチャトレ「全力で走ってくれたネイチャに申し訳ないよ…今度こそは失敗しないから!」



ナイスネイチャ「うん」



ピピピッ



ネイチャトレ「あ、ごめん…ちょっと電話が……もしもし?」




ナイスネイチャ「…そこに居るんでしょターボ」



ツインターボ「ひぃ」



ナイスネイチャ「……」



ツインターボ「ごめんなさいごめんなさい!隠れるつもりはなかったけど…」



ナイスネイチャ「……」



ツインターボ「ひぃぃぃーー!」

ネイチャトレ「……はいわかりました、また折り返して電話します」



ネイチャトレ「ごめんネイチャ…ってターボ?」



ナイスネイチャ「はぁ~癒されるわぁ」わしゃわしゃ



ツインターボ「んんんんぅ」



ネイチャトレ「二人は本当に仲が良いね。ターボは最初暗くて大丈夫かなって思ったけど、最近はすごく明るくなった」



ナイスネイチャ(心配してくれたんでしょ?ありがと)ヒソヒソ



ツインターボ(大丈夫……?)



ナイスネイチャ(レースに負けた時は正直トレーナーさん殺しちゃえば一生独占できるなって思ったよ)



ツインターボ(……)

ナイスネイチャ(でもそれじゃターボが悲しむかなって思ったからね)



ツインターボ(ターボのこと…)



ナイスネイチャ(隠れて精神科通うターボは見たくないからさ。この子は悲しませちゃいけないってネイチャさん思ったよね~)



ツインターボ(知ってたの……?)



ナイスネイチャ(暗い顔して商店街の方歩いてたあれって病院帰りでしょ?意外と見られてるもんだからね~)



ナイスネイチャ(ネイチャさんはアイツらみたいに歪んだりしないから、ターボは安心しなよ)



ツインターボ(ありがとネイチャ!)



下3 このあとどうなったか

学園内、会議室にて



ネイチャトレ「すいません遅くなりました!」



中堅トレ「レース終わりで来ただけ偉いもんだ」



カワカミトレ「僕なら理由をつけて行きませんからね」



中堅トレ「それを俺の前で言うな」



エアトレ「全員揃いましたし会議を始めましょう。最近この学園の風紀が乱れ過ぎています」



カワカミトレ「生徒会だけでは頼りないですからこうやってトレーナー達が動こうとしているんです」

ネイチャトレ「直近でいえばサクラバクシンオーとニシノフラワーが抗議でレースに出ませんでしたね」



中堅トレ「二人に手を出したあの二人を謹慎にしたがそれが不服だと主張している」



エアトレ「そもそも中等部のウマ娘と性行為と及ぶことが論外です。そういったことを許す環境があり得ません」



カワカミトレ「ウマ娘同士でも数多くの性行為が行われているようです。生徒会が没収した私物の多くはアダルトグッズだったそうです」



中堅トレ「風紀が乱れまくっとるな……」



ネイチャトレ「中等部の子同士でも性行為をしているそうです」



エアトレ「ここをどこだと思っているんだ……」

中堅トレ「俺としてはトレーナー相手はもちろんウマ娘同士での性行為は禁止にすべきだと考える、というかこれしかないだろ」



カワカミトレ「同感ですね」



ネイチャトレ「性行為を禁止にするだけなので恋愛を止める必要はありませんよね?」



エアトレ「そこは黙認という形が取れるように校則を改める」



中堅トレ「性行為は明確に禁止して恋愛は黙認。これ以上の譲歩は無理だろうな」



カワカミトレ「競バのことも考えるとこちらはルールがちゃんとしているというアピールも必要です。そもそも今まで性行為に関する校則が無かったのがダメなんですよ」



ネイチャトレ「あとは理事長に許可がもらえれば新しい校則ができますね」



エアトレ「理事長にはすぐ連絡する。早ければ数日中に対処されるだろう」



下3 このあとどうなったか

部屋にて



アグネスタキオン「ウララざぁーーん!!このままだと学園から尊みが失われますぅ!!」



ハルウララ「新しい校則のことだよね…?」



アグネスデジタル「うまぴょいの波動を感じられないなんて走る意味がありませぇん!!」



ハルウララ「反対してる子は多いみたいだね、けど私は正直賛成かな…」



アグネスデジタル「なずぇ?!」



ハルウララ「よく分からないけどウマ娘が性行為って駄目な気がするんだよね。なにかがよくわからないんだけどさ」



ハルウララ「口にできないっていうか表現しちゃダメっていうかさ」



アグネスデジタル「そんなこと言わないでくださいぃぃーー!」

キングヘイロー「うう…ぐすっ……ううぅ……」



ハルウララ「キングちゃんも校則を聞いてからずっと泣いてるけど、本当なら中等部でえっちなことはしちゃダメなんだから」



キングヘイロー「ひぐ……う…っ……」



ハルウララ「本気で泣いちゃってるんだよね…はあ……」



アグネスデジタル「ウララたんは悲しくないんですか?!」



ハルウララ「全然!うまぴょいしなくてもキングちゃんとは仲良くできるもん!」



アグネスデジタル「天使…!だけど今は悪魔にも見える!」



ハルウララ「ブライアンちゃん達は大丈夫かな…それ以外でも大変なことになりそうな子がチラホラいるから怖いよ……」



下3 このあとどうなったか

学園内にて


ガシャーンッ



中堅トレ「なんの騒ぎだこれは」



カワカミトレ「新校則についての暴動が起こったそうです」



中堅トレ「まさか……」



ナイスネイチャ「巻き込まれて怪我をした子もいるそうです!ネイチャは無事かな……」



カワカミトレ「中堅トレさんは会議室に逃げていて下さい、あとは僕たちが対処します」



中堅トレ「お前たちだけでなんとかなるとは思えん、俺も手伝う」



ナイスネイチャ「力でなら我々は勝てません。最悪は警察に連絡を…」



中堅トレ「いつでも連絡できるようにはしておけ」

「うまぴょい禁止を取り消せーー!」



「恋愛は自由だーー!」



エアトレ「これは君達が大好きなトレーナーやウマ娘を守る行為に繋がる!君達は未成年だ、今はこの学園内だけで収まっているがもし外に漏れたらどうなる?」



エアトレ「教育者が未成年に手を出していると知られ君達の愛する人は逮捕され、もう二度と会えなくなるかも知れないんだぞ!」



エアトレ「君たちはそれでいいのか?トレーナーとの仲はそんなものなのか?」



エアグルーヴ「……っ!」



「偉そうに言ってる奴が担当を泣かせてるぞー!」



エアトレ「な……エアグルーヴ?!」



エアグルーヴ「この…たわけ……!」



エアトレ「そんな…まさか君が……」



エアグルーヴ「想いを伝えられないウマ娘の身にもなれ、このたわけが!!」ガバッ



エアトレ「やめろエアグルーヴ!!」



「このまま職員室に乗り込むぞーー!」



「おーーーー!」

トレーナー室にて



ブラトレ「三人とも無事か?!」



ハルウララ「私たちは大丈夫だけどブライアンちゃんが…」



キングヘイロー「生徒会としてこの暴動を治めようとしてるはず…まさか暴動に参加してるなんて…」



ブラトレ「生徒会役員でトウカイテイオーとブライアンの二人がどこに居るかわかっていない」



ハルウララ「うそ?!ブライアンちゃんまさか…」



ブラトレ「テイオートレも命の危険がある。暴動に気を付けながら二人を探してくれないか?」



キングヘイロー「私は近場を探します、見つけ次第報告するわ」



ハルウララ「私は学園の中を見て回る!職員室で暴れるはずだからそれ以外は安全性なはず!」



ブラトレ「頼む、俺も手当たり次第探して回る!」



下3 このあとどうなったか

学園内にて



ナリタブライアン「離せ!こんなことをしてタダで済むと思うなよ!」



「生徒会のブライアンがこっち側に参加すれば錦の旗になる!」



「このままじゃ貴女もトレーナーと引き裂かれるわよ!」



ナリタブライアン「私とトレーナーは鋼の信頼を手に入れた。うまぴょいが禁止されても絆は揺らがない」



「優等生ぶりやがって!」



「うまぴょい三昧なの知ってるんだからな!」



ナリタブライアン「禁止されたらトレーナーとはしない。我慢もできないようなら重賞も勝てなくて当然だな」

田舎にて



アグネスタキオン「あぁ……トレーニング後のうまぴょいほど蕩けるものは無いねぇ」



シンボリルドルフ「随分と慣れた様子だな」



アグネスタキオン「自分も女なんだと何度も思い知らされることになってしまったねぇ」



シンボリルドルフ「彼が特殊だと覚えておいた方がいい。ここまで立派なモノはそうそうない」



アグネスタキオン「ふぅん、彼以外とうまぴょいするつもりは無いから覚える必要は無いねぇ」



シンボリルドルフ「ふ……」



アグネスタキオン「さて…こうしてる間に学園の方が大変なことになってるみたいだねぇ」

説明後



シンボリルドルフ「うまぴょい禁止とはふざけた校則だ」



アグネスタキオン「デジタル君によると暴徒と化したウマ娘たちが職員室を襲ったそうだよ」



アグネスタキオン「成績優秀者には認めたりしてもいいと言ったり言わなかったり。職員達もてんやわんやみたいだねぇ」



シンボリルドルフ「ルナトレが情報をリークした時の為でもあるのは理解できる。だがこれはやり過ぎだ」



アグネスタキオン「うまぴょいという隠語の意味を明確にしないのが抜け道だと思うがねぇ」



シンボリルドルフ「混乱した状況でその結論を導けるかは生徒会長にかかっているな」



アグネスタキオン「君なら導けたのかい?」



シンボリルドルフ「私なら暴動すら起こさせない」



アグネスタキオン「不正をしていた会長は言うことが違うねぇ」

シンボリルドルフ「トウカイテイオーはどうしているのか情報は無いのか?」



アグネスタキオン「その情報はデジタル君から入ってないねぇ」



シンボリルドルフ「トウカイテイオーが何かをやらかしていれば生徒会長を降ろされることになるだろう」



シンボリルドルフ「そもそも暴動を起こした時点で会長として失格だ」



アグネスタキオン「君が会長に返り咲くこともあるかもしれないねぇ」



シンボリルドルフ「そんな暇があるならトレーナー君とうまぴょいしていた方がいい」



アグネスタキオン「とても前会長の言うこととは思えないよ」



シンボリルドルフ「私は退学まで秒読みなんだ、その後のことを考えていたいだけだ」



下2 このあとどうなったか

たづな来たる



「なにこのプレッシャー?!」



「とてつもない人…いやウマ娘?!」



たづな「これは一体なんの騒ぎですか!!」



「うわぁぁぁ!!」



「たづなさんが出た!!」



たづな「暴れるのを止めなさい!こんなことをして何になるんです!」



「でも……」



たづな「一時の感情に流され過ぎです!ウマ娘として誇りある行動を取りなさい!!」



「はい…」



「たづなさんに言われたら…」



たづな「人間に対して暴力だけは絶対にやっちゃいけないことなんです!」

たづな「ウマ娘の代表…生徒会の役員はいませんか?!」



ナリタブライアン「私がいる……」



たづな「ブライアンさんは捕まっていたんですね。他のお二人は?」



ナリタブライアン「シリウスシンボリはどこかで高みの見物をしてるはずだ…」



たづな「この場には貴女しか居ないということなら生徒会の代表として学園側と話し合って下さい」



ナリタブライアン「わかった……」

会議室にて



中堅トレ「生徒会が捕まっていたとはご苦労だったな」



ナリタブライアン「この騒ぎはどうする?」



カワカミトレ「退学者が何人も出るでしょうね」



ナリタブライアン「そんなことをすれば競バにウマ娘が流れる」



ネイチャトレ「お咎めなしは無理ですよ」



中堅トレ「そもそもこんな大事な時に生徒会長はどこに行ったんだ?」



ナリタブライアン「…トレーナーと共に行方がわかっていない」



カワカミトレ「トウカイテイオーって確かテイオートレさんに殺意がどうとか言ってましたよね?」



中堅トレ「冗談じゃないぞ……」



ナリタブライアン「警察への連絡はギリギリまで待ってくれ…」



ネイチャトレ「うまぴょいを禁止にしただけでこうなるだなんて思いませんよ…」



下2このあとどうなったか

マヤノトレ「なにを…楽しそうに話している…?」



アグネスタキオン「学園は大変なことになっているのさ」



シンボリルドルフ「トウカイテイオーは会長には相応しくなかったな」



マヤノトレ「そうか……」



アグネスタキオン「ん……これは…」



シンボリルドルフ「どうしたんだ」



アグネスタキオン「ふぅん……テイオー君はウマ娘としても失格のようだ」



アグネスタキオン「トウカイテイオーがテイオートレを殺害したとして警察に捕まった。他にも器物損壊で何人ものウマ娘が捕まったようだね」



シンボリルドルフ「あぁ……テイオー…」

アグネスタキオン「彼女は殺したいほどトレーナーを愛していたんだねぇ」



シンボリルドルフ「精神科に通院しろとあれだけ言ってあったのに…」



アグネスタキオン「警察が介入したならもうお終いだねぇ。モルモット君とはずっとここで暮らすのも悪くないねぇ」



マヤノトレ「いや……まだ取り返しはつく」



ゴソッ



アグネスタキオン「目覚まし時計をどうして君が持っているんだい?」



マヤノトレ「残りは三つになるのか…しかし…使うしかない」



ガシャーン



下2 このあとどうなったか

控え室にて



ネイチャトレ「ごめんネイチャ!こっちの裏をかいてくるなんて思わかったんだ!」



ネイチャトレ「全力で走ってくれたネイチャに申し訳ないよ…今度こそは失敗しないから!」



ナイスネイチャ「うん」



ピピピッ



ネイチャトレ「あ、ごめん…ちょっと電話が……もしもし?」



マヤノトレ[少しいいか…?]



ネイチャトレ「すいません後でいいですか?いまは少し…」



マヤノトレ[大事な…用なんだ…]



ナイスネイチャ「…そこに居るんでしょターボ」



ツインターボ「ひぃ」



ナイスネイチャ「……」



ツインターボ「ごめんなさいごめんなさい!隠れるつもりはなかったけど…」



ナイスネイチャ「黙って覗いて何のつもり?殺されたいの?」



ツインターボ「ひぃぃぃーー!」

数分後



ネイチャトレ「すいませんお待たせしました」



マヤノトレ[このあとの会議で決定される…中堅トレのうまぴょい禁止令を…止めるんだ…]



ネイチャトレ「どうしてですか?っていうかなんで知っているんですか?」



マヤノトレ[そんな校則ができれば…暴動は必至だ…最悪死人が出る…]



ネイチャトレ「そんな大袈裟なー」



マヤノトレ[大袈裟じゃない例を…身近で見たはずだ…]



ネイチャトレ「ターボが言ってた……マヤノトップガンですか」



マヤノトレ[彼女のようなウマ娘は…他にもいる…]

ネイチャトレ「わかりましたすぐに学園に戻ります」



ネイチャトレ「……よし。ごめんネイチャ!いつもの反省会はまた今度ね!」



ナイスネイチャ「うん行ってらっしゃい」



ツインターボ「……」



ナイスネイチャ「いま笑ったでしょ」ギリギリ



ツインターボ「笑って…なぃぃ……」



ナイスネイチャ「どうせレースにも勝てないし告白もできない負け犬だって」



ツインターボ「ネイチャ……ぅ…!」



ナイスネイチャ「……トレーナーは絶対に手に入れる。どんな手を使ってでもあたしのモノにしてやる」

学園内、会議室にて



中堅トレ「ーー暴動が起こるか。その可能性はあると思うか?」



カワカミトレ「あるか無いかで言えばあるでしょうね」



エアトレ「そんなことを言っていたらこの問題は解決しない」



ネイチャトレ「せめて生徒会に話しを通した方がいいと思うんです。意見を交換することも大切だと思いませんか?」



中堅トレ「意見交換ならしてやってもいいな。新生徒会長がどうするか見てみたい」



カワカミトレ「では生徒会にアポを取っておきますね」



下2 このあとどうなったか

生徒会室にて



トウカイテイオー「ーーうまぴょいの意味を明確にしないっていう抜け道は考えてあったよ」



中堅トレ「ほぉ~」



トウカイテイオー「でも中堅トレの言う通り、ルナトレがリークするかもしれない危険性はある」



トウカイテイオー「そこはしっかり話し合わなきゃいけない、すぐに結論なんて出せない」



トウカイテイオー「だから今はうまぴょいの抜け道を用意しておくって結論でどうかな?」



中堅トレ「新しい会長はそこそこやるようだな、安心したぞ」



トウカイテイオー「ボクは本気で会長の跡を継ぐんだ、中途半端なことは考えてないよ」



中堅トレ「ならそれでいこう、校則は学園と生徒会長の連名で出しておくからな」

職員室にて



ネイチャトレ「マヤノトレさんのお陰で助かった…のかな?あんな不思議な電話なんか始めてだったし…」



ピピピッ



ネイチャトレ「おっとまた電話だ、相手は……ターボ?」



ツインターボ[ひっぐ……トレーナーぁ……]



ネイチャトレ「泣いてるの?どうしたんだいターボ?」



ツインターボ[ネイチャが変になっちゃった……トレーナーどうしたらいいんだ……]



ネイチャトレ「変になっちゃった?」



ツインターボ[首…絞められて……変なことばっかり言ってる…]



ネイチャトレ「は……!ネイチャはレースに負けて落ち込んでるはずなのに…それを放置してしまった…」



ネイチャトレ「僕が慰めてあげないといけなかったのに…おかしくなったのは僕のせいだ」

ネイチャトレ「ターボはいまどこにいるの?」



ツインターボ[ネイチャから逃げて……]



[見つけた]



ツインターボ[ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!!]



ネイチャトレ「ターボどうしたんだい、ターボ?!」



ブツッ



ネイチャトレ「切れた……まだレース場に残ってたのか?いやでも周りの音が聞こえたから外だった」



ネイチャトレ「レース場の近くの倉庫街か?!早く二人の所に行かないと!」



下2 このあとどうなったか

レース後にネイチャの様子がおかしいことに気づいていたブライアン、彼女の進言でブラトレチーム全員でネイチャとターボの居場所に踏み込み、今まさにターボを手にかけようとしていたネイチャを発見。全員で阻止する。

遅れてネイチャトレも到着、ネイチャの想いに気づかないほどニブチンではなく、好きだから、幸せにするから素の優しいネイチャに戻ってくれと泣きながら懇願

洞察力のあるネイチャトレの読みは当たった
倉庫街で呼び掛けると鋭敏なウマ耳で声をキャッチしたネイチャがすぐ寄ってきて甘えだす

その後隅っこで震えてる師匠も回収できました

倉庫街



ナリタブライアン「レース後にアイツの様子がおかしかった。かつての私やマヤノトップガンのように何かしそうな目をしていた」



ハルウララ「ネイチャちゃんに後悔するようなことして欲しくない!」



キングヘイロー「罪を犯してしまえばそれまでよ」



ブラトレ「それよりここに本当にいるのか?二手に別れた方がよかったんじゃないのか?」



ナリタブライアン「奴が言うには絶対にここにいるらしい。それを信じるしかない」



キングヘイロー「闇雲に探し回るよりはマシね」



ハルウララ「……あっちから悲鳴…ターボちゃんの声だ!」



ナリタブライアン「私も聞こえた、すぐに向かうぞ」



ブラトレ「俺を置いて先に行っていてくれ!」

ツインターボ「助け……て…」



ナイスネイチャ「もういいからさっさと死んでよ。カッターでも首を切ればー」



ナリタブライアン「なにをしようとしている!」



ナイスネイチャ「…ゾロゾロ集まって正義の味方のつもり?」



ハルウララ「ネイチャちゃんを助けに来たんだよ!」



ナイスネイチャ「なにそれ意味わかんないんですけど。アンタ達もあたしのこと笑いに来たんでしょ?」



ナイスネイチャ「コイツみたいにあたしのこと笑ってさぁ!!」



ツインターボ「……っ!」



キングヘイロー「ターボさんを離しなさい!」



ナイスネイチャ「一歩でも近付いたらコイツの首、切るから」



ナリタブライアン「迂闊に近づけない…」

ネイチャトレ「やめてくれネイチャ!!」



ナイスネイチャ「あ……嘘…なんで……なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで!」



ネイチャトレ「…ごめん!ターボから全部聞いてたんだ!レースに勝ったら僕に告白するっていうのも!」



ナイスネイチャ「お前かぁ!!」ギリギリ



ツインターボ「が……ぁ……!」



ネイチャトレ「僕はそれを知って嬉しかった!!」



ナイスネイチャ「え…………?」



ネイチャトレ「君の想いに気づかないフリをしてた。トレーナーとウマ娘は親密になっちゃ…好きになっちゃいけないと思ってた」



ネイチャトレ「でも好きになってしまったんだ。君のことを一人の女性として好きになってしまった!」

ネイチャトレ「担当を好きになるなんてトレーナー失格だ。けどこの気持ちは隠せない!」



ネイチャトレ「君を幸せにするから、素の優しいネイチャに戻ってくれ!」



ナイスネイチャ「は……?あたし……?」



ネイチャトレ「今ならまだ間に合う…だから……!」



ナイスネイチャ「意味わかんないんですけど……なんでトレーナーさんが泣いてるの…?」



ナイスネイチャ「あ……あーそっか…全部わかっちゃった。悪いのはネイチャさんなんだ」



ツインターボ「ぅ……?」



ナイスネイチャ「ごめんねターボ、トレーナーさん。いま全部終わらせるからね」



ナリタブライアン「アイツ、自分の首をー」



ネイチャトレ「やめてくれぇーーー!!」



下2 このあとどうなったか

ネイチャさんを止められるか否か、安価判定

奇数→失敗(レース出られない怪我)
偶数→成功(軽傷)

ゾロ目奇数→失敗(死亡者)
ゾロ目偶数→成功(無傷)

すまん、ターボ

手でカッターガードからの空いた方の手で平手からの一喝
「ネイチャそんな事しない!どんなにかっこ悪くても、足掻いて、足掻いて、絶対最後まで諦めないのがネイチャなんだ!ターボ一番よく知ってる!!」

ブラトレ「やらせるか!」



ナイスネイチャ「っ!」



カランッ



ナリタブライアン「よくやったトレーナー!」



ハルウララ「でもネイチャちゃんの首から血が出てる!」



キングヘイロー「あれくらいなら軽症で済むはず。それよりー」



ネイチャトレ「ネイチャっ!!」



ナイスネイチャ「あ……」



ネイチャトレ「ごめん…君のことを一番に考えないといけないのに、後回しにしてしまった」



ナイスネイチャ「なんでそっちが謝ってんの…?謝るのはネイチャさんで…」



ネイチャトレ「ごめん!君をそうさせてしまった僕が悪いんだ!」



ナイスネイチャ「なんで…どうして……」

ハルウララ「ターボちゃんは大丈夫?」



キングヘイロー「首にアザができてる…相当強く締められたのね」



ツインターボ「うう……ネイチャの所…行く…」



キングヘイロー「待ちなさい、まだー」



ハルウララ「いいんだよキングちゃん」



ツインターボ「ネイチャ……ネイチャぁ…」



ナイスネイチャ「あたし……本当にどうしてたんだろ…なんでターボを殺そうとなんかしたんだろ……」



ツインターボ「もう大丈夫か…?」



ナイスネイチャ「なんなのさっきから……心配されるのは…あたしじゃないのに……」ポタポタ




ナイスネイチャ「うううう、ううぅぅぅぅ………うぁぁぁぁ…!」

ナイスネイチャ「レースで負けた自分が許せなかった……こんな自分が人を好きになってる場合じゃないって……」



ナイスネイチャ「いつもならトレーナーと反省会して…次も頑張ろうって思えたのに…」



ネイチャトレ「君のことより仕事を優先した僕が悪いんだ」



ナイスネイチャ「ターボに笑われてる気がして……そしたらなんか自分の中でスイッチが入ったみたいに…」



ツインターボ「マヤノと同じ……ネイチャは悪くない…」



ナイスネイチャ「ごめん…なさい……」



ナイスネイチャ「ごめんなさいぃぃぃぃ…!!」



ナイスネイチャ「ターボを傷付けてごめんなさい…こんなことまでしてごめんなさい……」



ナイスネイチャ「ひぐっ…!!うっ、うああーーーー!」



下2 このあとどうなったか

田舎にて



マヤノトレ「……そんなことが…あったのか」



ネイチャトレ[落ち着いたあと二人は病院に運びました。ネイチャとターボは軽症です]



マヤノトレ「よかったな…」



ネイチャトレ[学園の処分がどうなるかはわかりませんが、悪いようにはしないと条件付きで約束してくれました]



マヤノトレ「条件……?」



ネイチャトレ[ネイチャを精神科に通わせることです。ターボが通っているところに通院させようと思っています]



マヤノトレ「それがいいだろう…」



ネイチャトレ[大変でしたがなんとか解決はしました。マヤノトレさんからの電話でこうなるなんて思ってもいませんでしたよ]



マヤノトレ「そうだな……俺もそう思う…」



ネイチャトレ[それではまた連絡しますね、マヤノトレさんも頑張ってください!]

マヤノトレ「目覚ましでうまぴょい禁止令を止めた…その代わりにネイチャ達がおかしくなった……?」



マヤノトレ「本来ならばトウカイテイオーが…トレーナーを殺していた……それが関係しているのか…?」



マヤノトレ「そもそもこの時計は…なぜ学園はこんな物を配っているんだ…」



マヤノトレ「この目覚ましはどこで……」



サイレンススズカ「それは私も気になっていたの」



サイレンススズカ「この時計がどこで作られて何の為に配られているのか」



マヤノトレ「学園に帰ったら調べよう…もしかすると全ての原因は…」



秋川理事長「無用っ!調べる必要は無し!」



サイレンススズカ「どうしてここに理事長が?」



マヤノトレ「帰国は…夏休み中のはず…」



秋川理事長「それはフェイクだ!夏休みまでトレセン学園のトレーナーやウマ娘を全員視察する予定になっている!」

マヤノトレ「そうだったんですね…」



サイレンススズカ「調べる必要がないということは理事長は知っているのね」



秋川理事長「その前に一つ。ナイスネイチャがおかしくなったのは本来あるべき未来の修正を受けたからだ」



秋川理事長「トウカイテイオーが殺人を犯したという負のエネルギーは、殺人という結果を回避してもそこにある」



マヤノトレ「未来は変わっても…結末は同じ…?」



秋川理事長「殺人を犯すような強い負のエネルギーは生まれることは決まっていた。今回はナイスネイチャの自害を防ぐことができたが、それはたまたまであろう」



マヤノトレ「じゃあ……」



秋川理事長「君はマヤノトップガンの飛び降りを阻止した。だがマヤノトップガンが飛び降りたという負のエネルギーは消えていない」



サイレンススズカ「だからあの子はずっとおかしくなっていっているのね」



秋川理事長「マヤノトップガンは手遅れの可能性すらある」

マヤノトレ「理事長は…全てを知っているんですね…」



秋川理事長「そうだ、君たち…特にサイレンススズカが目覚ましを盗み何度も使っていることも知っている」



サイレンススズカ「理事長がこの時計を使ったの?」



秋川理事長「ある意味そうとも言える。私はこの目覚まし時計の『システム』を持っている」



秋川理事長「私はこの力を自分の為に使うつもりはなかった。ならば学園の生徒に配ろうと考えた」



秋川理事長「気付く生徒がいればそれでも良し。気付かなくともそれで良し」



マヤノトレ「その力は…どうやって…?」



秋川理事長「……神だ」



秋川理事長「私は本当の神さまからこの力を授けられたんだ」

今日はここまでです



遅くまでありがとうございました

三女神か?どの世界でも神って呼ばれる奴はろくでもねぇ
師匠は無事でいてくれ……
おつおつ

少し更新できそうなのでやってみます




秋川理事長「私から君たちに言えることは多いが今は全てを語らない。私にもわからないことがある」



秋川理事長「ただ一つ言えるのはこの力は来たるべく時の為に必要だということだ」



秋川理事長「来たる時が何なのかはわからない。その時になればわかると言われた」



マヤノトレ「ひょっとして…ハルウララが言っていた…」



秋川理事長「『悪魔』が絡むことは間違いない。ただそれ以上の情報は私にもわからない」



サイレンススズカ「目覚まし時計を生徒全員に配っていた理由を詳しく聞かせて欲しい」



秋川理事長「私が語ることは簡単だが自分でも考えてみるんだ。数多くの目覚まし時計を使った君にだからこの答えを言う」



サイレンススズカ「……」

秋川理事長「私が一人一人、生徒の所を訪ねるのは理由がある。目覚まし時計を使うことに関係するが…」



秋川理事長「君たちの所に真っ先に来たのは理事長代理のことだ。君は最近、彼女とどんな話しをした?」



マヤノトレ「共にトレセン学園のトレーナーとして…頑張っていこうと…」



秋川理事長「はぁ……それが原因で間違いない。彼女は君からプロポーズされたと思い込んでいる」



マヤノトレ「へ?」



サイレンススズカ「マヤノトレは私のものよ」



秋川理事長「力は関係ないがどんな未来が待っているかは容易に想像できる。死人がわんさかと出るだろう」



秋川理事長「私としては誤解させた責任を取れと言いたい。理事長代理も初心な女性なのだ」



秋川理事長「最終的にどうするかは君に任せる。ただ一刻も早く対処はするようにしてくれ!」



下2 このあとどうなったか

秋川理事長「そういえば…君は生徒ではないのに目覚まし時計を使えたり、記憶を引き継いだまま過去に戻ったりしているな」



サイレンススズカ「やっぱり目覚まし時計はウマ娘しか使えないのね」



秋川理事長「私はそのつもりで目覚まし時計に力を分散させている。君という存在は例外中の例外ということか」



マヤノトレ「ハルウララの世界のことは…知っていますか…?」



秋川理事長「二人の話しから想像することはできるが、全く知らない。並行世界というのならわかるが劣化したコピーという表現もまったくもって意味不明だ」



秋川理事長「わかっていると思うがここでの話しは内密にするように。特に君たちは他のウマ娘に知られないよう注意して欲しい」

秋川理事長「目覚まし時計のことと理事長代理のことは伝えた。これで君たちへの目的は達成した!」



秋川理事長「それでは次があるから失礼する!」



サイレンススズカ「まだ話しは途中よ」



秋川理事長「時間が無い!一分たりとも無駄にするわけにはいかない!」



マヤノトレ「理事長は忙しい人だ…引き留めてはいけない」



秋川理事長「理解があるようで助かる!それでは夏休みのトーナメントを楽しみにしているぞ!」



下2 このあとどうなったか

マヤノトレ「目覚まし時計もそうだが…マヤノ達に理事長代理のことを知られるとマズイ…」



サイレンススズカ「勘違いでもプロポーズだなんてマヤノ達に知れたらー」



マヤノトップガン「プロポーズってなに?」



マヤノトレ「……」



アグネスタキオン「穏やかじゃない単語だねぇ」



シンボリルドルフ「私が退学したあとは一生に住んでくれるんじゃなかったのか」



マヤノトレ「違う……」



ピピピッ



アグネスタキオン「モルモット君のケイタイが鳴り止まないねぇ」

アグネスタキオン「少しケイタイを貸してもらうよ。なになに…桐生院葵、乙名史記者にたづなさんから鬼のように電話とメールが来ているねぇ」



シンボリルドルフ「パスワードは私が知っている。メールを見るぞ」



『理事長代理にプロポーズってどういうことなんですか?!』



『プロポーズの件をじっくり取材させて下さい!』



『呪』



アグネスタキオン「ふぅん」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんはマヤに殺されたいの?」



サイレンススズカ「私は協力しないから」



マヤノトレ「誰か……助けてくれ…」

トレーニング場にて



ハルウララ「うらら~ん!」



ブラトレ「…またアレか?」



ハルウララ「どっかのクズが酷い目にあってるのは凄く気分がいいよ!」



ブラトレ「理由はなんでもいい、帝王賞に向けて調整を頑張ってくれ」



ハルウララ「わかった!頑張るからねトレーナーさん!」



下2 このあとどうなったか

ハルウララ「あっ!イナリちゃん達が来たよ!」



オグリトレ「G1を連覇している相手のトレーニングは見て損は無い」



イナリワン「同感だな!」



スマートファルコン「逃げシスの可能性を感じるよ!」



ファルトレ「偵察という名の勧誘だ!」



ハルウララ「トレーナーさんも色んな人に注目されるようになってきたよね」



ブラトレ「ハルウララを勝たせられるようになったのが理由だな。俺に担当して欲しいと何人もウマ娘が寄ってきたぞ」



ハルウララ「すごーーい!」

ブラトレ「もちろん全部断った。そういう奴は誰かが活躍するたびに担当してくれと言うようなミーハーみたいなものだ」



ハルウララ「大事なのは自分のトレーナーさんを信用することだもんね!」



ブラトレ「盲信するのではなく間違っているのなら時に正す。そういう関係が理想だな」



ブラトレ「せっかくだ、ウララは俺になにか無いか?」



ハルウララ「トレーナーさんに?」



ブラトレ「俺のメインはブライアンでウララ達はサブになる。それでも改善して欲しいところがあれば言ってくれ」



ブラトレ「サブであってもウララを本気で勝たせたいと思っている気持ちに偽りは無い」



下2 ウララのセリフや行動

マヤトレなんかにも礼儀正しい所かな!(暗黒微笑)
……許せとは言わないが……もう少しマヤトレに囚われない様に考えてもいいんだぞ?

ハルウララ「トレーナーさん、初めて会った時と比べて変わったよね」



ブラトレ「変わったのは確かにそうだろうな。俺はブライアンのことしか考えてなかった」



ハルウララ「ブライアンちゃん以外眼中にないロリコンだと思ってたもん」



ブラトレ「ロリコン……」



ハルウララ「ブライアンちゃんの身長を考えてよ。高等部でもロリに入ると思うけど?」



ブラトレ「否定はできないか…」



ハルウララ「そんなロリコンのトレーナーさんだけど、最近は私やキングちゃん、他のトレーナーさん達とも心開くようになったよね」



ブラトレ「…そうだな。一人では限界があると遅いながらも気付いたんだ」



ハルウララ「そこがトレーナーさんの良いところだよ!変に意地を張って悪いところを変えない人とは大違い!」



ハルウララ「だからトレーナーさんに不満なんてないよ!どこかの無愛想な誰かと違って優しいし優秀だし!」

ハルウララ「でもね、ブライアンちゃんの事を幸せにしなかったら許さないから。ブライアンちゃんとは結婚まで考えてるんでしょ?」



ブラトレ「……人前で言うのは度胸がいるな」



ハルウララ「ブライアンちゃんもそれを知ってるから、トレーナーさんを心から信頼してるでしょ」



ブラトレ「一匹狼だったブライアンの面倒を見ると言ったのは俺だ。当時は結婚なんか考えていなかったが、今では…なぁ」



ハルウララ「ブライアンちゃんが三冠ウマ娘になったらプロポーズするの?」



ブラトレ「それは無い。ブライアンがまだ学生のうちはそういう関係にはならない」



ハルウララ「ちゃんと考えてて偉い!そういうところが大好きだよ!」



「……」



ハルウララ「今なんか悪寒が……」ゾクゾク



ブラトレ「ブライアンがどこで聞いているかわからない。誤解されるようなことは言わずに…トレーニングを始めよう」



下2 このあとどうなったか

ブライアンもトレーニングに
ブラ「私の方が好きだからな」
聞いていたのかと問うても
ブラ「何の話だ……私の方が好きだからな」

トレーニング後



ハルウララ「トレーニングしてる所、すっごく見られたね」



ブラトレ「偵察とはそういうものだからな。ウララ、それを利用してレース当日の作戦を考えたんだ」



ブラトレ「奴らの裏をかいて逃げでもなく差しでもなく、見せてなかった先行でスマートファルコンをマークしないか?」



ハルウララ「逃げか差しと思ってるはずだから混乱するよね!」



ブラトレ「逃げのつもりが出遅れた、なにかトラブルがあったと勝手に混乱するはずだ」



ハルウララ「その作戦でいいと思う!トレーナーさんの指示に従うね!」

ブラトレ「これで勝ったらウララはG1三連勝……凄いことになるな」



ハルウララ「ブライアンちゃんより活躍しちゃうかもよ?」



ブラトレ「そうなったら俺のせいだ、ブライアンは悪くない。ウララが勝つことを嫌だとも思わない」



ハルウララ「私が勝ったらトレーナーさんは凄く喜んでくれるもんね!」



ブラトレ「調整はうまくいっている、あとは当日までこれを意地しよう。ダートのレースは荒れることもある、準備は念入りにしておこう」



ハルウララ「うん!」



下2 このあとどうなったか

キングのお見舞い行こーよ!となってみんなで行く

トレーニング場にて



オグリキャップ「お前は本当にゴルシトレとそういう関係だったのか?!」



オグリトレ「なにを言ってるんだ」



オグリキャップ「何処まで私を呆れさせる?!トレーナーがホモだったと知った私はどうすればいい?!」



オグリトレ「俺が同性愛者かどうか含め質問には答えない。いくらオグリの質問であってもだ」



オグリキャップ「黙れ!!よくも私を…!」



オグリトレ「コイツもプライベート探られるのは嫌だろう」



ゴルシトレ「当たり前じゃねえか」



オグリキャップ「くっ……」



ゴルシトレ「コイツとは濃厚な関係だったからな、今更聞かれてもって話しだろ」



オグリキャップ「あばっ」



オグリトレ「お前なぁ…」

ゴルシトレ「余計なことを言う口は元気だったぞ」



オグリトレ「それはお互い様だろう」



ゴルシトレ「でもよ~コイツのケツ締まりがいいんだぜ」



オグリキャップ「あばばばばばばばばばばばばば」



オグリトレ「おい!!人前でそういうことをー」



ゴルシトレ「うるせぇこの!」パシッ



オグリトレ「んぅ……!お前ぇ!なにをする!」



ゴルシトレ「俺のお陰でケツが敏感になったんだろうがよ!」パシンッ



オグリトレ「んぐっ……!」ビクンッ



オグリキャップ「あーーーーーーーーーーーーーーーー」

イナリワン「この濃厚なホモトークはなんなんだって話しだよ」



ライスシャワー「んふ!んふふふふ」



イナリワン「ダートには関係ねぇライスシャワーまで来てやがる。米が腐ってるとはな」



オグリキャップ「……」



イナリワン「おーい帰ってこい」



オグリキャップ「は……っ!」



イナリワン「大丈夫か?」



オグリキャップ「なんとかー」



ゴルシトレ「その口をまた俺の息子で黙らせてやるよ」



オグリトレ「いい加減にしろお前は!」



オグリキャップ「ぁば……」



ライスシャワー「むふぅ!」



イナリワン「帰りてぇ……」



下2 このあとどうなったか

スマートファルコン「あの二人ってそうだったんだ…」



メジロドーベル「これは創作意欲が湧く!すぐにでも新刊を描きたくなる!」



ゼンノロブロイ「事実は小説よりも奇なり…本物は凄いです」



メジロドーベル「ああもうじっとしていられない!少し走ってくる!」



メジロマックイーン「あのような行動…メジロのウマ娘とは思えませんわ」



ゴールドシップ「練乳チューブを直接吸ってるお前よりマシだろ」



メジロマックイーン「あれは一種の儀式ですのよ」



ゴールドシップ「そんな儀式があってたまるか」

ゴールドシップ「っていうかBLってそんないいもんなのか?あたしはー」



ブブブッ



ゴールドシップ「おっと、メールが来たぞ。ゴルシちゃんに何の用だ?」



送信者 エイシンフラッシュ
『コードJ』



ゴールドシップ「……さーてあたしはちょっと出てくる。マックちゃんは寂しくないか?」



メジロマックイーン「なにを言ってますの騒がしい貴女が居ない方がー」



ゴールドシップ「おらバターアイスのバターがけだ」



メジロマックイーン「カロリーぃぃーーー!」



ゴールドシップ「よし、アイツの所に行くか!」



下2 このあとどうなったか

そんなんだからメジロの血は絶える()

某所にて



モブO「待ちなよ~」



ゴールドシップ「せがた三四郎~せがた三四郎~」



モブO「あの雑魚の所行くつもり~?」



ゴールドシップ「あ?」



モブO「まともにレースも走れないなんて雑魚すぎるよね~」



ゴールドシップ「アイツはレースは走れるんだよ、走る度に体調が悪くなるだけだ」



モブO「雑魚雑魚ザ~~コ」



ゴールドシップ「てめぇ…」



モブO「いいねぇ喧嘩しようよ~あたしそういうの大好き~」

ゴールドシップ「お前とは決着つけねぇと思ってたんだよ」



モブO「大好きな雑魚を今度は守れるかな~?」



ゴールドシップ「…今度ってなんだよ」



モブO「なんであの雑魚は病弱体質になったんだろうね~」



ゴールドシップ「アイツは昔から…」



モブO「そうだよね~雑魚は昔は元気だったのは覚えてるよ~だってあたし達は幼馴染だったもんね~」



モブO「あたしはアイツが嫌いだったんだよ~だからね~」



ゴールドシップ「お前…………」



モブO「あのね~体温計を沢山割ってね~水銀をね~」



ゴールドシップ「てめぇ!!」



モブO「ひゅ~喧嘩だぁ~ブッコロ~!」



下2 このあとどうなったか

エイシンフラッシュ「やめなさい!ここで手を出せば相手の思う壺よ!」



モブO「チッ」



ゴールドシップ「離せ!コイツがジャスタウェイを!」



モブO「あ~あシケちゃった。あたしはもう帰るね~」



ゴールドシップ「待ておい!逃げるな!」



エイシンフラッシュ「いい加減にしなさいゴールドシップ!」



ゴールドシップ「許さねぇ絶対に許さねぇからな!」

モブJ家にて



モブJ「私の身体が弱いのは水銀は関係ないと思いますよ」



エイシンフラッシュ「相手の嘘が上手かったわね」



ゴールドシップ「つい頭に血が昇って冷静に考えられなかったの…」



モブJ「私のことをそこまで心配してくれたんですね」



エイシンフラッシュ「ゴールドシップは貴女のことをずっと気にかけてたのよ。三人一緒にトレセン学園に入れていれば一番良かったんだけど」



ゴールドシップ「…今度のトーナメント、走る気になってくれて嬉しかった」



モブJ「ゴルシトレさんが外部生でも走れるようにしてくれたんですから、その想いに応えなくてはいけません」



エイシンフラッシュ「これで夢だった三人一緒に走れる日が来そうね」



下2 このあとどうなったか

所でトレセンにはどんな人達がいるのですか?
特に芦毛のウマ娘さん達は!
Jちゃん興味津々

>>675
+
この外部生も参加出来るのはいいが競バ連中も参加してくるのでは?と内心不安なゴルシ
ついでにJが学園来たらどんなキャラでいけばいいんだと悩む

モブJ「ところでトレセン学園にはどんなウマ娘がいるのですか?特に芦毛のウマ娘さん達が気になります!」



エイシンフラッシュ「最近だとオグリキャップがいい感じかしら?」



ゴールドシップ「それはそうだけど、外部生で競バの連中も参加してきそうなのが不安で…」



モブJ「それはなんとかなります。それより私は学園ではどんなキャラでいけばいいんでしょう?」



エイシンフラッシュ「私みたいにそのままでいいと思うけど」



ゴールドシップ「それじゃ楽しくありません。メジロのお嬢様と仲良くするにはあのキャラが一番です」



モブJ「ゴールドシップさんは学園での姿が素じゃありません?」



ゴールドシップ「そんなこと…あるかもしれませんね」

エイシンフラッシュ「競バの連中、特にオルフェーブルが悪さをしてきても私達が守ればいいのよ」



モブJ「ゴールドシップさんなら守ってくれますよね?」



ゴールドシップ「……仕方ねぇなぁ!あたしに任しとけ!」



モブJ「うふふ、その意気ですよ」



エイシンフラッシュ「重賞で勝つのも大事だけど友人と走ることも大事。それをゴールドシップさんは忘れていません、だからゴルシトレを連れて来たんですよね?」



ゴールドシップ「それはたまたまだっての。でもアイツなら動いてくれるって信じてたぜ!」



モブJ「ゴルシトレさんは素晴らしいトレーナーさんですね」



ゴールドシップ「ゴルシ様がトレーナーとして認めた奴だからな!一味も二味も違って当然だ!」

今日はここまでです



次回は帝王賞です

乙、名前解禁みたいだから画像載せとく
https://imgur.com/a/kA8Qap4
左上D(ディープインパクト)、右上O(オルフェーヴル)、右下K(キングカメハメハ)
左下はブエナビスタ(未登場)

>>682
なんか上手く乗ってなかったみたい
https://imgur.io/a/kA8Qap4.jpg
これでも見れなかったらごめんなさい

帝王賞、レース当日



ブラトレ「調整はうまくいっていたはずだがどうしてそんなに表情が暗いんだ?」



ハルウララ「キングちゃんにね…」



ブラトレ「もういいわかった、アイツには厳しく指導する必要があるな」



ハルウララ「勇気付ける為のキスだって言って…私はそもそもそんなの必要無いって言ったのに」



ハルウララ「押し倒されもしたけどなんとか脱出できたから体力は残ってるよ。でも気分はそんなに良くないかな…」



ブラトレ「負けた時の話しはすることじゃないが、今回だけはキングのせいにするぞ」



ハルウララ「決めた、今日勝ったらキングちゃんにペナルティ。もうこれ以上我慢できない」



ブラトレ「調整はうまくいっているんだ、作戦通り先行でスマートファルコンをマークしていこう」



ハルウララ「G1三連勝!絶対に勝つ!」



下3 このあとどうなったか

レーススタート



スマートファルコン(なんでウララちゃんが後ろに?!逃げだと思ってたのに!)



ハルウララ(よし…いい位置につけた)



イナリワン(逃げじゃないとすれば差しってとこだろ?そうは簡単にいかねぇっ!)



オグリキャップ(私は悪くない位置にいる、内からかわしていける)



スマートファルコン(一人だけ逃げるだなんて想定してないの~!)



ハルウララ(作戦は成功だよトレーナーさん。あとは私がうまく走れるかどうか!)



下3 このあとどうなったか

ファル子は逃げ粘るがペース配分が狂ってて厳しい
オグリ(かわしていける…イケる…イク…あ゛)邪念でキレが鈍い!
勝負は作戦がピシャリハマったウララと特段デバフのないイナリの一騎打ちに

>>692
+
後ろにいた変態がウララの身体からキングの匂いを感じテンションが上がりスピードアップ

レース中盤



スマートファルコン(ちょっと掛かっちゃったけどまだ粘れる!このまま逃げ切るの!)



オグリキャップ(これならかわしていける…イケる…イク……)



『お前のケツ気持ち良すぎだろ』


『あぁ…ゴルシトレ……お前のが俺の中に…』



オグリキャップ「あ"」



イナリワン(オグリキャップのやつ急減速しやがったが故障か?気になるところだが今はレース中だ!)



イナリワン(このまま差して一着はもらった!)



ハルウララ(イナリちゃんが凄い勢いであがってくる!)

アグネスデジタル「むひゃひゃひゃひゃ!!」



アグネスデジタル(ウララさんからキングさんの匂いが!!前の時みたいに濃くはありましぇんけど確かに香りましゅ!)



アグネスデジタル(もっと近くで!もっとうまぴょいを感じさせて下さい!)



ハルウララ(デジタルちゃんまで来た!あ……そうかキングちゃんの匂いに反応してるんだね)



スマートファルコン(勝てる!このまま逃げ切れるの!)



イナリワン(こんなイイ場所空けといたのがお前たちの敗因だ!)



ハルウララ(絶対に負けない!)



アグネスデジタル「ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!」



下3 コンマ
奇数 ハルウララ
偶数 ファルコン、イナリワン
ゾロ目 変態

コンマ偶数



イナリワン「邪魔だっ!」



ハルウララ「う……」



スマートファルコン「イナリちゃんと一騎打ちなの!」



イナリワン「負けるかぁぁ!」



スマートファルコン「逃げシスの実力みせてあげる!」



下2 着順、一着はファルコンかイナリ固定

決着



イナリワン「あたしが勝つべくして勝った!あんなの差してくれって言ってるもんだ!」一着



スマートファルコン「ウララちゃんが逃げないから動揺しちゃった…」二着



ハルウララ「……ぐすっ」三着



アグネスデジタル「推しの涙!尊過ぎるぅぅ!!」四着



イナリワン「悪いなウララ!三連勝はあたしが阻止したぜ!」



ハルウララ「悔しい…勝ててたかもしれなかったのに!!」



ハルウララ「ひっく……うぅ……ぐす…っ」

控え室にて



ハルウララ「悔しいよトレーナーさん……」



ブラトレ「負けたのはキングのせいだ、ウララは悪くない」



ハルウララ「どうしてレース前にあんなことするの…レースに集中なんかできないよ…」



ブラトレ「キングとは契約を解除を視野に入れて話し合う」



ハルウララ「自分の力不足なら納得できるのに、こんなの悔し過ぎるよぉ……」



ハルウララ「トレーナーさん……負けちゃってごめんなさい…うぅぅ…」



下3 このあとどうなったか

キングちゃん……

うまぴょい禁止令間違ってなかったんじゃね?

キングヘイロー「ウララさん!」ガチャッ



ハルウララ「キングちゃん」



キングヘイロー「よかった…まだトレーナーさんとは何も無いみたいね」



ハルウララ「……」



ブラトレ「最初に口にすることがそれなのかウララへの謝罪は無いのか」



キングヘイロー「あ…あっ!!ち、違うのよウララさん!」



ハルウララ「……」



キングヘイロー「トレーナーさんはブライアンさんと関係があって、ペナルティでウララさんとうまぴょいしちゃったらー」



ハルウララ「もう喋らなくていいよ」



キングヘイロー「う!うう……!」

ハルウララ「自分の力不足なら納得できるのに。あんなことされて負けたらどうすればいいの?」



キングヘイロー「違う……違うのよウララさん…」



ハルウララ「もう無理」



キングヘイロー「嫌だ!ウララさんの離れたくない!」



ブラトレ「キングとは契約を破棄する。これ以上ウララの足を引っ張らないでくれ」



キングヘイロー「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ハルウララ「…目覚まし時計、持ってー」



キングヘイロー「こんな結果は認めないわ!!」



ガシャーンッ





目覚まし



レース当日、二人の部屋にて



キングヘイロー「ぁ……あ……」



ハルウララ「今日の帝王賞を勝てばG1三連勝!トレーナーさんの為にも頑張ってくるね!」



キングヘイロー「戻っ……ウララ……」



ハルウララ「どうしたのキングちゃん?今日はリハビリだからレースは来れないのは知ってるけど、応援はしててね!」



ハルウララ「じゃあ行ってきますキングちゃん!」



下3 キングヘイローのセリフや行動、その他起こったこと

キングヘイロー「ウララ…さん……死…」



ハルウララ「し…あし?もしかして脚が痛いの?」



キングヘイロー「ウララさん……」



ハルウララ「ん…抱きついてきてどうしたの?やっぱり脚が痛い?」



キングヘイロー「んふ……いい匂い…ウララさんの……」



キングヘイロー「……あっ!!」



バキッ



ハルウララ「なにしてるのキングちゃん?!自分を殴ったりしないで!」



キングヘイロー「ふぅ~~ふぅ~~~~!もう大丈夫です、心配はかけません」



ハルウララ「鼻血出てるから心配だよ…」

キングヘイロー「私は直接応援には行けませんが心の中でウララさんを応援しています!」



ハルウララ「う、うん。わかったから鼻血拭いて?」



キングヘイロー「貴女の勝利を信じて私は待っています!」



ハルウララ「あ、うん…」



キングヘイロー「行ってらっしゃいウララさん!」



ハルウララ「なんか…キングちゃんが自分を殴った理由がわかる気がする。けどレース前に変なことされなくて良かったから…これでいっか」



キングヘイロー(これで結果はどうあれウララさんを悲しませることは無くなりました!さすがは一流の私!)



下3 このあとどうなったか

レースでは前と同じようにウララ、ファルコ、イナリの三つ巴に。奇数でウララ、偶数でファルコ、イナリ。ゾロ目で変態(今回は負けてもキングちゃんのせいにはならない)



そして田舎では、時空の歪みに気づき誰かが目覚ましを使ったのに気づくマヤトレ

病院にて



キングヘイロー「リハビリが予定より早く終わったわね、時間は…」



わーわー…



キングヘイロー「ロビーのテレビで帝王賞をやってる!まだ終わってなかったのね!」



キングヘイロー「早くロビーまで行ってウララさんがどうなっているか確かめるわよ!」



キングヘイロー「ウララさんどうか負けないで!私のせいじゃなくとも負けて欲しくない!」

レース終盤



キングヘイロー「先頭争いは逃げのスマートファルコン、それを追ってウララさん、オグリキャップ、そしていい位置から差してきたイナリワン」



キングヘイロー「誰が勝ってもおかしくない四つ巴の戦い!」



キングヘイロー「一番いい位置なのはイナリさん、でも残りの三人も悪くない!」



キングヘイロー「お願いウララさん勝って!勝って!お願い!」



キングヘイロー「誰よりも貴女の勝利を願ってるの!貴女はこのレースに勝てるのよ!」



キングヘイロー「頑張ってウララさん!!」



下3 このあとどうなったか

ウララが「期待してくれてるトレーナーさん、そしてキングちゃんの為にも負けないっ!」
と末脚で一着に。二着はイナリ、三着オグリという結末に


そして田舎では、時空の歪みに気づき誰かが目覚ましを使ったのに気づくマヤトレ

決着



一着 ハルウララ
二着 イナリワン
三着 オグリキャップ



キングヘイロー「やった……やった!!ウララさんが勝ったわ!!」



キングヘイロー「あの末脚はきっと速さの向こう側に到達したに違いないわ!ウララさんこそ一流中の一流よ!」



キングヘイロー「やったわウララさー」



ビキッ



キングヘイロー「う……ぐっ!!」



キングヘイロー「あ……脚が…脚が……!」



キングヘイロー「痛い……うぅ…痛いぃ……!!」



キングヘイロー「痛さで……立っていられない……ぅ…」



ドサッ

田舎にて



マヤノトレ(この感じ、また誰か目覚まし時計を使ったな)



マヤノトレ(今日は帝王賞がある、使われたのはそれが理由で間違いない)



マヤノトレ(目覚まし時計で戻っても着順が変わるとは限らない。もし変わったとしてもエネルギーはそのままだ)



マヤノトレ(本来一着でないウマ娘が目覚ましを使って一着になった。三着から一着に結果は変わってもどこかで帳尻合わせが起こる)



マヤノトレ(三着が一着になるなら相当なマイナスなことが起こる。それが連勝がかかっていたりするレースだとマイナスも凄いことになるだろう)



マヤノトレ(目覚まし時計は使わない方がいい。今回目覚ましを使ったウマ娘も早くそれに気付いて欲しい)



下3 このあとどうなったか

病院にて



ブラトレ「どういうことなんですか?」



医師「治りが遅いことはこちらでも把握していましたが、まさか骨に異常があったとは思いませんでした」



医師「レントゲンを見てもらえればわかります。この通り何の異常も無いんです。しかし今日撮ったMRIを見ると……」



ブラトレ「折れている……」



医師「貴方もトレーナーならわかってもらえると思いますが、レントゲンに映らない骨折はあります。今回キングさんはー」



ブラトレ「彼女はまた走れるようになれますか?」



医師「わざとでは無いにしろ骨折を放置していたという事実は重いです。私の口からは……なにも言えません」



ブラトレ「……」

病室にて



ハルウララ「ぐす…あう……」



キングヘイロー「泣かないで下さいウララさん」



ハルウララ「せっかく勝ったのに…こんなの悲しすぎるよ…」



キングヘイロー(ウララさんを泣かせてしまいました。目覚まし時計を使っても変わらない結果もあるということかもしれません)



キングヘイロー(目覚ましを使って無かったことにしても責任が伴い、罪には罰がある。この報いは当然ということ)



キングヘイロー(私の脚で済むのなら大歓迎よ。ウララさんが傷付くところはもう二度と見たくない)



キングヘイロー(元はと言えば一時の感情に流された私が招いたこと。これで良かったんです)



キングヘイロー「おめでとうウララさん。貴女が勝って私はなにより嬉しいわ」



下3 このあとどつなったか

安価下

ガチャッ



ブラトレ「キング、君の脚はもう手遅れに近い。緊急手術を受ければ一年後には走れるようにはなる」



ハルウララ「上手くいかなかったら…?」



ブラトレ「二度と走れなくなる」



ハルウララ「ううううぅ……」



キングヘイロー「それで構いません、走れなくなったらトレーナーを目指しますから」



ブラトレ「……強いんだな。普通なら泣き叫んでもおかしくない」



キングヘイロー「全ては私のー」



ガチャッ



ナリタブライアン「話しは聞いた。私が夏のトーナメントでキングの分まで走る」



ブラトレ「他のレースとの兼ね合いがある、トーナメントは本気で走れないはずだったが」



ナリタブライアン「重賞は諦める。その代わりトーナメントで全力を出す」

ハルウララ「私も出る!重賞なんかよりそっちの方が大事だもん!」



キングヘイロー「そこまでする必要はありません、二人とも自分のレースに集中して下さいな」



ナリタブライアン「仲間が困っていれば手を差し伸ばすのは当たり前だ。私はトレーナーからそう学んだ」



ハルウララ「キングちゃんを助けられるのは私達だけだもん!」



キングヘイロー「私は…………なんて愚かなウマ娘なのでしょう」



キングヘイロー「こんなにも仲間思いな人に囲まれているのに、私ときたら…」



キングヘイロー「もう……救いようがありません……」ポロポロ



ブラトレ「救いはまだある、キングは終わったわけじゃない」



ナリタブライアン「足掻けるだけ足掻け。私のトレーナーのウマ娘としてやれることは全てやってみせろ」



ハルウララ「治るって信じてるからねキングちゃん!」



下3 このあとどうなったか

手術中



『……』



「はーい起きて下さ~い」



『……』



「起きろゴミクズ」



『なに……ここは…?脚を手術するから…全身麻酔で…』



「あたしは神様。仕方ないからお前と話してあげてる」



『神様……なぜ私と……?』



「アドバイスってやつ。お前にとって損は無い話しだから協力するよね?」



『私……は…』



「一度しか言わないからよーく聞いてなよ出来損ない」

「今回のってさ、ピンクが勝ったから機嫌がいいだけで負けたら切ろうとしてたよねぇ?」



『そう……私はトレーナーさんとの契約を切られて…』



「それが真実なんだよ、代わりにトーナメントに出るっていうのも都合の良いこと言ってるだけ」



「もっと力を手に入れて、ピンクを確実にモノにした方がいいんじゃない?」



『ウララさんを……私のモノに……』



「お前がちょっと協力すれば願いは叶うよ。また走れるようにもなるしピンクも手に入る」



「何一つ悪いことはないでしょ?だから早く協力して」



下3 キングヘイローのセリフや起こったこと

『魅力的な話しですが……お断りさせていただきます……』



「はあ?」



『自分の事を神だとか……自分で名乗るような方は信用できません……』



『なにより……人の事をゴミクズだとか……出来損ないとか呼ぶような方は……』



「黙れ」



「あたしは神だ」



「あたしは神だ」



「あたしは神だ!!」



「お前を殺してそれを証明してやる」

バチッ



医師「どうした?」



助手「一瞬停電したみたいですね」



医師「雷でも落ちたのか?停電していたら危なかったな」



助手「もし停電しても外部電源に切り替わりますけど、今日はその外部電源は点検中です」



医師「危ないな……だが心配は要らなそうだ」



〈クソがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!〉



医師「なんだ?なにか声が聞こえたか?」



助手「気のせいだと思います。あと少しで手術が終わりますから頑張りましょう」



下2 このあとどうなったか

「あたしは神だ」



「あたしが望むまま世界を創り、壊し、弄んできた」



「キャラクターが死ぬ瞬間ほど面白いものは無い。愛着のあるキャラクターなら尚更」



「お前たちが絶望することがあたしにとって快楽」



「この世界はあたしは創っていない。だからといってあたしが好き勝手にできないことはない。あたしは神さまだから」



『貴女は神なんかではありません』



「誰だお前は!この領域に無断で入ってくるな!」



『少なくとも私は神ではありません』

『どうやら貴女より、神よりも上の存在がいるようですね』



『そしてその存在は私…いえ、『ウマ娘の味方』みたいですよ』



「黙れ!お前から殺してやる!」



『ウララさんの言う通り貴女は神じゃない。悪魔……いえ悪魔さんに失礼ですね。貴女はゴミクズです』



「ぎぃいいいいい!!」



『私はいつでもこの世界、ウマ娘を見守っています。貴女と違ってあの子たちと同じ目線で見ているんです』



『貴女には不可能なことです。他人全てを見下す貴女には絶対に無理です』



『私だけでなく大いなる力、それも彼女達を守っています。貴女が勝つことはー』



「37564」



『捨て台詞もまともに言えないとは、呆れてしまいますね。さあ…私はまた同じ目線に戻りましょう』

学園にて



マチカネフクキタル「……んがっ!」



オペトレ「起きたかいフクキタル?」



マチカネフクキタル「ふぇぇ…寝てしまって申し訳ないです…」



オペトレ「眠たいのは仕方ないよね。でもできたら話しは聞いて欲しかったかな」



マチカネフクキタル「すいません……シラオキさまー!起こしてくれたっていいじゃないですか!」



オペトレ「シラオキさま、か。フクキタルが規定周回のタイムでトップ15に入れたのはシラオキさまのお陰かもしれないね」



マチカネフクキタル「否定はできません!あの時は凄く集中していたというか、まるで自分じゃないみたいでした!」



マチカネフクキタル「記憶も曖昧ですし、もしかしたら乗っ取られていたのかもしれません!」



オペトレ「あはは、もしそうならシラオキさまは頼れないんじゃないの?」



マチカネフクキタル「シ……シラオキさまーーー!」



〈はいはい、ここでちゃんと見ていますから〉

今日はここまでです



トップ15の残り一つはシラオキ(マチカネフクキタル)です

時間ができたので少し更新してみます




病室にて



ハルウララ「手術成功おめでとう!」



キングヘイロー「手術の最中に落雷があって一瞬停電した時は危なかったそうですが、無事に手術は終わりました」



ナリタブライアン「痛みはどうだ」



キングヘイロー「痛み止めを飲んでますからなんともありません。薬が切れると少し痛む程度です」



ハルウララ「脚の治りが遅いって聞いてたのに…MRIを撮ればって言ってればこんなことにならなかった」



キングヘイロー「ウララさんのせいではありません。レントゲンを私も見ましたけどあれは仕方ないわ」



ナリタブライアン「筋を痛めていたのは事実だからな、骨折を疑うことは普通はしない」



キングヘイロー「ウララさんもブライアンさんもトレーナーさんも悪くありません。これは仕方ないことだと受け入れました」

ナリタブライアン「強いなお前は。少し見直した」



キングヘイロー「まだ中等部ですからいくらでもリカバリーできます。一流の私は諦めたりしません」



ハルウララ「一歩間違えたら二度と走れなかったかもしれないのに…私ならそんなこと言えないよ」



ナリタブライアン「私がキングの立場なら……」



キングヘイロー「一流ならもしもの話しはするものではありません。私は諦めずこの一年をリハビリに費やします」



キングヘイロー「それと暫くは車椅子で移動しますから、ウララさん達のトレーニングは邪魔にならない所から見守っています」



キングヘイロー「トレーナーさんに着いてトレーナーの勉強をしてもいいわね。この一年は有意義に使って自分を成長させます!」



下2 このあとどうなったか

キングヘイロー「ウララさんとの身体たけの薄っぺらい関係はこれを機に終わらせます」



ナリタブライアン「お前にできるのか?」



キングヘイロー「これからはしっかりウララさんを見ます。その上で身体の関係は成り立つんです」



ハルウララ「キングちゃん……まるでウマが変わったみたい…」



キングヘイロー「怪我をするのも悪くありません、色んなことを考える時間が増えましたから」



キングヘイロー「私のことを気にしてくれるのは嬉しいですけど、お二人は自分のことを優先して下さい」



キングヘイロー「退院してトレセン学園に戻れる日を楽しみにしてます」

タマモクロスの病室にて



キングヘイロー「貴女と私は同志と言えるかもしれませんわね」



タマモクロス「おんなじような失敗して、トレーナーを目指してる所まで同じやからなぁ」



キングヘイロー「復帰まで一年くらいというのも同じね」



タマモクロス「心肺停止までいったからウチの方が重症やったけど、アイツのお陰で一年で済みそうやねん」



キングヘイロー「ゴルシトレさんよね。噂で聞いてるけど実力は本物なんでしょ?」



タマモクロス「脚を壊したメジロとライスを復帰させただけやなく、結果も出しとる。アイツは本物やわ」



キングヘイロー「うちのトレーナーさんも凄いとは思いますけど、上には上がいるものね」

タマモクロス「でもな、アイツのマッサージ受けるとき……下半身脱げって言われてブチ切れたんよ」



キングヘイロー「それは怒って当たり前よ!下着を脱ぐ必要なんてどこにもー」



タマモクロス「あるねん。マックイーンもライスもそれを受けてるって聞いてやってもらったんやけど…凄かったわ」



タマモクロス「筋が繋がるっていうんかな?そんな感覚があって本物やってわかったわ」



キングヘイロー「ゴルシトレのマッサージはそんなに凄いのね」



タマモクロス「あんたも受けれるようなったら受けたらええわ、きっとウチの言うてることがわかるで」



下2 このあとどうなったか

タマモクロス「まあ下着を脱ぐって言うても全部見せるわけやない、前貼りはあるで」



キングヘイロー「でも……その…」



タマモクロス「毛は見られるわな。それが我慢できるんやったら最高のマッサージやで」



タマモクロス「それとアイツはデリカシー無いから気を付けや。平気で濃い薄い言いよるから」



キングヘイロー「う……」



タマモクロス「ゴルシは剃ってるからお前も剃っとけとかな。知らんうちに引き合いに出させる可能性はあるで」



キングヘイロー「か、考えておきます……」



タマモクロス「それが正しいやろうな」

生徒会室にて



トウカイテイオー「夏休みのトーナメント参加者リストにモブK、モブO、そして会長が入学を取り消したモブDがあった」



シリウスシンボリ「コイツらを本当に出場させる気か?」



ナリタブライアン「当日はメディアや客も来るから大袈裟なことはしないだろう」



トウカイテイオー「競バのマイナスになるようなことができないように、理事長はメディアを入れたんだと思う」



シリウスシンボリ「そんなことで大人しくしてる連中じゃねぇよ。カメラの無い所でリンチくらいしてくるな」



ナリタブライアン「そうならないように私たちが対策を考えるんだ」



トウカイテイオー「警備を増やすだけじゃ足りない。控え室を別にするとかが必要になる」



シリウスシンボリ「外部生を除け者にしたらそこを奴らは叩いてくるぞ。そうなったら思う壺だ」



ナリタブライアン「奴らに自由を与えず監視できればベストだな」



下2 このあとどうなったか

トウカイテイオー「引率と学園紹介って名目で、五人くらいに一人トレーナーをつけるのはどうかな」



シリウスシンボリ「へぇ」



トウカイテイオー「モブDたちはバラけさせれば危険度も減ると思う」



シリウスシンボリ「所詮アイツらは群れないと何もできないクズ共だから有りだな」



トウカイテイオー「外部生を差別するんじゃなくて豪華にしよう!このトーナメントはオープンキャンパスも兼ねるから、外部生達の控え室やお弁当をちょっと豪華に!」



ナリタブライアン「当日だけでも監視カメラの数を増やせないか掛け合ってくれ」



トウカイテイオー「ボクに任せておいてよ!会長みたく完璧な答えを出して見せるから!」

シリウスシンボリ「完璧、ねぇ。お前が…クククっ」



トウカイテイオー「なにがおかしいのさ、殺されたいの?」



シリウスシンボリ「それだよ。生徒会長が精神病隠してよくもまぁと笑っただけだ」



ナリタブライアン「その状態で外部生の前で生徒会長だと名乗るのか?」



トウカイテイオー「黙れ」



ナリタブライアン「競バの奴らはある程度学園のことは掴んでいる。お前を人前で狂わせようとしてくるかもしれないんだぞ」



ナリタブライアン「治療を受けないのなら生徒会長として外部生の前に出ることは許さない。どうしても受けないのなら私がメッセージを代読する」



ナリタブライアン「これはお前一人の問題じゃない学園の問題だということをいい加減自覚しろ」



下2 このあとどうなったか

ガチャッ



テイオートレ「私からもお願い。テイオー治療を受けて」



トウカイテイオー「そんなにボクに殺されたいの?」



トウカイテイオー「殺されたいからわざわざ来たんだよね」



トウカイテイオー「腸を引き摺り出して殺してやる」



テイオートレ「私はトレーナーとして貴女と向き合う事にしたの。殺したいなら好きにして」



トウカイテイオー「な……」



テイオートレ「私は絶対に引かないから。逆に私がテイオーを引き摺ってでも病院に連れて行く」



トウカイテイオー「……」

トウカイテイオー「わかったよ……病院…行く」



シリウスシンボリ「どうしたんだよコイツ、同一人物か?」



ナリタブライアン「心境の変化にしては覚悟が決まり過ぎているぞ」



テイオートレ「貴女を変えられるのは私だけなのよ。テイオーはこんな所で終わるウマ娘じゃない」



トウカイテイオー「ボクが終わる?」



テイオートレ「精神病を放置して良くなった例なんか聞いたことない。こ ある日突然終わるかもしれないんだよ?」



テイオートレ「一人で行きたくないなら私も行く。だからちゃんと通院しよう」



下2 このあとどうなったか

トウカイテイオー「わかった……ボクはまだ終わりたくない…」



ナリタブライアン「お前になにがあったのか言えないのか?」



テイオートレ「夢を見たの。学園で暴動が起きてそれはもう大変なことになったのよ」



シリウスシンボリ「夢の話しを聞かされるとはな」



テイオートレ「凄くリアルな夢だったの。その夢の中で私はテイオーに殺された」



ナリタブライアン「暴動と殺されることは関係あるのか?」



テイオートレ「暴動の原因がうまぴょい、学園での性行為禁止するって校則ができたからなの」




シリウスシンボリ「ハハハっ!そりゃ暴動が起きるよな、ブライアン!」



ナリタブライアン「チッ…」

テイオートレ「私と一緒になれないならってテイオーは私をズタズタにして殺したの。その痛みは……本物だった」



テイオートレ「夢から醒めても現実だって信じられなかった。それくらいリアルだったし…」



テイオートレ「夢の中でテイオーは笑ってたのよ」



テイオートレ「やっと私を殺せた。これで全て良かったんだって笑ってたの」



テイオートレ「私がしっかりしないとこうなる、そう思ったら覚悟くらい決まるよ」



ナリタブライアン「なるほどな、それを聞いてどうだテイオー」



トウカイテイオー「……」



シリウスシンボリ「無言って一番最悪な答えだよな」



テイオートレ「テイオーは私が変える。貴女を犯罪者なんかに絶対にしない」



下2 このあとどうなったか

テイオートレに次に裏切ったら本当に殺しちゃうかもしれないからと言いつつ一旦は信じてみる様子

>>789
+ブライアンこの事をブラトレ、ウララに報告
ウララが「もしかしたら実際に起きた事かも知れない……キングちゃんの時計が一つなくなってたキングちゃんが時計を使って止めたのかも」

トウカイテイオー「次に裏切ったらトレーナーのこと本当に殺しちゃうかもしれないから…夢でも信じるよ」



シリウスシンボリ「不正会長に続き殺人会長ってのも面白いけどな」



ナリタブライアン「ふざけるなそうなったら今度こそトレセン学園は終わりだ」



テイオートレ「病院には予約を入れるから大丈夫な日を教えておいて。もし直近で無いなら無理にでも連れて行くから」



トウカイテイオー「うん……」
 


ナリタブライアン「夢……か」

トレーナー室にて



ナリタブライアン「ーーテイオートレの話しはどう思う?」



ハルウララ「もしかしたら本当に起きた事かも知れない。キングちゃんの目覚まし時計が一つ無くなってたの」



ブラトレ「キングが目覚まし時計を使って暴動を止めたのか」



ナリタブライアン「ウララとうまぴょいができないからといって目覚ましを使うとは考えられない」



ハルウララ「うん、さすがのキングちゃんもそこまでじゃないよ」



ブラトレ「だがキングの態度を二人から聞いている限り、何かあったと考えられる」



ブラトレ「俺の知っているキングならウララに手取り足取り介護してくれと言ってきたはずだ」



ハルウララ「う……否定できない…」

ナリタブライアン「奴を問いただせば真実はわかるが、もし違えば私たちが最低だ」



ブラトレ「怪我をした仲間を疑うことになるからな」



ハルウララ「私…聞いてみようかな。私だけに教えてって言えばキングちゃんは教えてくれると思う」



ナリタブライアン「もしそれでキングが使っていたらどうする?」



ハルウララ「……軽蔑するかも。ちゃんとした理由があるならいいけど…」



ブラトレ「ならキングから言ってくるのを待とう。目覚まし時計のことは別で使った可能性もあるんだ」



ハルウララ「うん……今更気付いたの?きひ」



ハルウララ「うん……キングちゃんは手術が終わって入院中だし、問いただすにしても今じゃないよ」



ナリタブライアン「キングが使ったとしても理由による。ウララの三連勝を実現する為に目覚ましを使ったのなら印象も違う」



ブラトレ「目覚まし時計のことは時を見てそれとなく言ってみるのがいいか。そこでキングが何も言わなければ、こちらからどうこうできることは無い」



下2 このあとどうなったか

学園内にて



ハルウララ「とりあえずトーナメントに向けてトレーニングだね!」



ナリタブライアン「重賞より価値のあるレースにすればいいだけだ」



ブラトレ「その通りだブライアン……しかしうまぴょい禁止令か…」ボソッ



ネイチャトレが「え?なんでブラトレさんがその事を知ってるんですか?」



ブラトレ「おっと口に出ていたか……」



ナリタブライアン「待てどういうことだ、うまぴょい…性行為を禁止する校則は本当に出る所だったのか?」



ネイチャトレ「出る寸前までいったんですけど、マヤノトレさんから連絡があって急遽見直すことになったんです」



ハルウララ「あ……」

ネイチャトレ「そうかブラトレさんはナリタブライアンのトレーナーだから知ってて当然かもですね。でもなんでマヤノトレさんが知ってたんでしょうね不思議です」



ブラトレ「……暴動を止めたのは奴か?」



ナリタブライアン「ならキングの目覚ましはどうなる」



ハルウララ「アイツ……」



ネイチャトレ「あの……?」



ブラトレ「そもそも暴動を起こしたのがマヤノトップガン達とは考えられないか?」



ナリタブライアン「アイツらは謹慎があけるまで帰ってくることは無いだろう」



ハルウララ「アイツのことを考えるだけで胃がムカムカしちゃう…」



ネイチャトレ「この人たちも変わってるよなぁ。トレーナーって変わり者が多いって噂は本当なのかも」



下2 このあとどうなったか

今までも怪しかった奴だが更に怪しい奴だと認識何か企んでるかもしれないとマヤノトレを警戒することにしたブラトレ達

その頃噂のマヤノトレ、買い出し中茂みから視線を感じ確認したらダイワスカーレットにストーカーされてた。「なにしてる……?学園はどうした」「……通りかかっただけよ」と無理ある言い訳をされた

ブラトレ「マヤノトレは今までも怪しかったが更に怪しい奴だ」



ハルウララ「アイツのことだから何か企んでるかもしれない」



ナリタブライアン「トーナメントには復帰してくるはずだ、その時にも十分警戒が必要になる」



ナリタブライアン「奴らを外部生やトレセン学園の生徒とも隔離しておくことも視野に入れる」



ハルウララ「絶対にその方がいい!アイツの顔見たくないし!」



ブラトレ「それは確かにそうだ。レース前にうっかりウララとマヤノトレが会ったりなんかしたら集中力が切れるからな」



ナリタブライアン「奴らを隔離する理由はいくらでも作れる。豚小屋でも用意してやるか」

とある街にて



マヤノトレ「今週の買い出しは…」



ダイワスカーレット「……」



マヤノトレ「おい…なにしてるんだ…?」



ダイワスカーレット「通りかかっただけよ」



マヤノトレ「それは無理がある…学園はどうしたんだ…?」



ダイワスカーレット「知らない」



マヤノトレ「困ったな……」



ダイワスカーレット(どこに帰るのか突き止めてやるんだから)



マヤノトレ「仕方ない……タキオン…頼む……」



アグネスタキオン「お安い御用さ!」

ダイワスカーレット「…」ガクッ



マヤノトレ「すまない……」



アグネスタキオン「彼女は私が責任を持って学園に送り届けようじゃないか」



マヤノトレ「何も…するんじゃないぞ…」



アグネスタキオン「眠らせてしまったからしたくてもできないねぇ。モルモットにするには意識がないと意味がない」



マヤノトレ「…そうか」



アグネスタキオン「モルモットにはしないがデータは取っておこうねぇ。スリーサイズだけじゃなく色々なサイズを測ろうじゃないか!」



アグネスタキオン「スカーレット君の身体は以前から興味があったんだよ、これは興奮するねぇ」



マヤノトレ「程々にな…頼むから…」



今日はここまでです



遅くまでありがとうございました

某日夜、学園内にて



ヒシアマゾン「寮内の見回りと無断で外出、外泊するような奴が居ないか見張りをー」



ナリタブライアン「……」



ヒシアマゾン「あ……ブライアン…」



ナリタブライアン「馴れ馴れしく呼ぶなヒシアマゾン」



ヒシアマゾン「もう夜で…外出届けが出ていないんじゃないのか…そんな報告…受けていない…」



ナリタブライアン「外出届けも外泊届けも出してないからな」



ヒシアマゾン「じゃあ…」



ナリタブライアン「これからトレーナーの家に泊まりに行く。いつものように誤魔化しておけ」



ナリタブライアン「もしバレてもお前のせいにしろ。お前が書類を紛失したと報告するんだ」



ナリタブライアン「嫌なら断ってもいいんだぞ」



ヒシアマゾン「やる……協力するから…」



ナリタブライアン「私のトレーナーを貶めようとした罪は重い。なにがあっても許さない」

ナリタブライアン「泣いて許しを乞えば許されると思ったか?」



ヒシアマゾン「そうじゃない……けど…」



ナリタブライアン「私が一番許せないのはお前のトレーナーと私を天秤にかけたことだ」



ナリタブライアン「お前との付き合いはそんなものだったんだと失望した」



ナリタブライアン「私よりトレーナーをとったくせに、そのトレーナーともうまくいっていない所か別れたんだろう?」



ナリタブライアン「ざまあみろ」



ヒシアマゾン「……っ!」



ナリタブライアン「安心しろ、明日は土日だから私はトレーナーと存分に仲良くしてくる」



ナリタブライアン「無断外泊をしていると学園に報告したければ報告しろ。私は止めない」



ナリタブライアン「ただこれだけは忘れるな。先に裏切ったのはお前だからな」



下3 このあとどうなったか

ヒシアマゾン「確かにブライアンの言う通りアタシは裏切った、けど!」



ヒシアマゾン「ブライアンだって私と同じ立場だったら同じ事をしていた筈だ!」



ナリタブライアン「……」



ヒシアマゾン「ぐぅぅ……ぅぅ…!」



ヒシアマゾン「あの時の選択は間違ってなかったって言いたいのに…!トレ公はアタシを利用しようとしかしてなかった!」



ヒシアマゾン「そんな男に騙されたアタシが悪い……悪いんだ…」



ヒシアマゾン「もうブライアンとは二度と元の関係には戻れない……」



ヒシアマゾン「アタシはあの時…ブライアンなんかより…トレ公を選んだから……」



ヒシアマゾン「アイツに振られた時より悲しい……こっちの方が悲しいなら…ブライアンの方が大切だったんだ……」



ヒシアマゾン「なんで今更それに気付くんだアタシは!」

道中にて



ナリタブライアン『今向かっている』



ブラトレ『いつも通り肉を用意してある』



ナリタブライアン『肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉』



ブラトレ『大量に買ってあるから好きなだけ食べてくれ。残ったら冷凍しておく』



ナリタブライアン「……肉を食えば嫌なことも忘れられる」



ナリタブライアン「同じ立場なら同じことをする?当たり前だろう、トレーナーより大事なものはない」



ナリタブライアン「私とアイツが違う所はトレーナーだ。奴のトレーナーはヒシアマゾンの立場を利用しようとしたに過ぎない」



ナリタブライアン「もしアイツとトレーナーが純愛ならば私はヒシアマゾンを拒絶していなかった」



ナリタブライアン「トレーナーを見る目すら無いとは哀れ奴だ」



下3 このあとどうなったか

ダスカを送り届け、帰宅途中のタキオンとばったり遭遇更にタキオンを迎えに来たマヤノトレとも遭遇

アグネスタキオン「おやぁこんな所で奇遇だねぇ」



ナリタブライアン「謹慎中のお前らがどうしてここにいる」



マヤノトレ「ダイワスカーレットを…送り届けた帰りだ…」



アグネスタキオン「タクシーを呼ぶお金が無かったから仕方ないねぇ」



ナリタブライアン「それで学園側は納得したのか」



アグネスタキオン「納得させたのさ!」



マヤノトレ「強引なことはなにもしていない…」



ナリタブライアン「お前たちと関わりたくない奴が多い。下手なことに巻き込まれるより見逃しておくということか」



アグネスタキオン「ふぅん見破られるとつまらないねぇ」

マヤノトレ「君は…どうしたんだ…?」



ナリタブライアン「お前たちに話す意味がない」



アグネスタキオン「少し失礼するよぉ」みょんみょん



ナリタブライアン「何の真似だ」



アグネスタキオン「この機械はウマ娘が発情しているどうか調べられるのさ。ふぅん…なるほど、良いデータが得られたよ」



ナリタブライアン「なんだとおい待て」



アグネスタキオン「汗に混じったフェロモンは誤魔化しようが無いからねぇ!どれだけ言い訳しても無駄さ」



アグネスタキオン「これから存分に楽しんでくればいいさ、私は止めないからねぇ」



下3 このあとどうなったか

マヤノトレ「外出と外泊の許可は取れたのか…?ちゃんと手続きをしていないと…面倒なことになる…」



ナリタブライアン「……問題無い」



アグネスタキオン「許可を得たとは言わないんだねぇ」



ナリタブライアン「寮長の弱みを握っているから問題無いということだ」



アグネスタキオン「生徒会役員としてあるまじき行為だねぇ」




ナリタブライアン「奴が私を裏切った、その報いを受けさせているだけだ」



アグネスタキオン「君はそんなことができる立場なのかい?」




ナリタブライアン「私にはその権利がある」



アグネスタキオン「やっていることは不正会長と変わらないねぇ」



ナリタブライアン「謹慎中のお前が言えることじゃない」

『よくやったぞブライアン!これでG1連覇だ!』



マヤノトレ「……」



ナリタブライアン「な……今のは…?」



アグネスタキオン「モルモット君、彼女に負けてられないねぇ。帰る前にうまぴょいホテルに寄ろう」



マヤノトレ「いやそれは…」



ナリタブライアン「トレーナー……?」



アグネスタキオン「これは私のモルモット君さ、君のトレーナーじゃないことは明らかだろう」



ナリタブライアン「そう…そうだ……私のトレーナーは…これから会いに行くんだ……」



マヤノトレ(ひょっとすると彼女もか?自覚が無いのなら無理に俺のことを思い出す必要は無い。ここは早く立ち去ろう)



マヤノトレ「行こうかタキオン…」



アグネスタキオン「乗り気になってくれて嬉しいよ!さあ早く向かおうじゃないか!」



ナリタブライアン「……私もトレーナーの所へ行こう」



下3 このあとどうなったか

一部除けば殆どがアプリトレーナーに育てられたんだろうなぁ
kskst

ブラトレの部屋



ナリタブライアン「肉肉肉肉肉肉肉肉!」



ブラトレ「どんどん焼くからいくらでも食べてくれ」



ナリタブライアン「んんんんんん!」



ブラトレ「安くて質のいい肉屋を見つけたからな、遠慮せず食べてくれ」



ナリタブライアン(これが私のトレーナーだ!別の世界があったとしても関係ない!)



ナリタブライアン(こんなトレーナーは他にいない!私だけを愛してくれるトレーナーがいればいいんだ!)

食事後



うまぴょいうまぴょい



うまぴょいうまぴょい



うっ



うまぴょいうまぴょい


うまぴょい後



ブラトレ「あ~……ふぅ…」



ナリタブライアン「疲れたか」



ブラトレ「少しな…やはり体力では敵わない」



ナリタブライアン「ウマ娘に勝てるはずないだろう」



ブラトレ「ブライアンは満足してくれたか?」



ナリタブライアン「正直に言えば物足りないがもう搾取はしないと決めたからな」



ナリタブライアン「それにこうやってトレーナーと一緒に寝るのは好きだ。搾取までするとそれができない」



ブラトレ「もっと…近くに来るか?」



ナリタブライアン「これ以上近付いたらスイッチが入る」



ブラトレ「明日は休みだあと一回くらいならー」



ナリタブライアン「覚悟しろ」



ブラトレ「うぉ……」



下3 このあとどうなったか

ksk

一回どころその後三回もしたブラトレ、ブライアン次の日は二人っきりの休みを堪能する二人
マヤトレ達は田舎でトレーニングをし続けマヤノトップガンは速さの向こう側に耐えれる身体になり鼻血を噴き出すような事はなくなり、遂にスズカの脚が完成された。これからは激しいトレーニングは止め基礎を徹底的に極めるのを決める

1人誰もいない学園のベンチで泣き崩れるヒシアマゾン。
そこに函館スプリントSで圧勝して帰ってきたサクラバクシンオーと彼女を送りに来たバクトレと遭遇。どうすればいいかわからないと2人に泣きつく

翌日



ナリタブライアン「いい加減起きろトレーナー」



ブラトレ「……うぅ」



ナリタブライアン「延長戦をやり過ぎたとはいえもう昼過ぎだ」



ブラトレ「そうか……腹が…減ったんだな……」



ナリタブライアン「インスタントではなくお前の料理が食べたいんだ」



ブラトレ「わかった……すぐに作る…」



ナリタブライアン「明日はウララとトレーニングがあるが今日一日は何もない。お前との時間を過ごす」



ブラトレ「んん……」



ナリタブライアン「起きろトレーナー、昨晩のあれくらいで体力を使い切ったわけじゃないだろう?」



ブラトレ「使い切ったから……こうなってるんだ……」

田舎にて



マヤノトップガン「もう鼻血なんか出さなくても速さの向こう側に耐えられる!」



サイレンススズカ「……今のタイムは?」



シンボリルドルフ「ここがレース場ならレコードだ。ついに脚が完成したな」



アグネスタキオン「私がスズカ君に勝てたのは一瞬だったねぇ」




シンボリルドルフ「タキオンはまだ速さの向こう側へ到達していないだろう」



アグネスタキオン「マヤノ君を見ていてわかったがアレは私では耐えられない。身体も脚も壊してしまうねぇ」



シンボリルドルフ「それでも試す価値はあるんじゃないか、時間はまだまだある」



アグネスタキオン「ふぅんそうだねぇ」

マヤノトレ「これからは…徹底的に基礎をやろう…」



アグネスタキオン「悪くない考えだねぇ」



シンボリルドルフ「基礎こそが全てだからな」



マヤノトップガン「これからは走りを極めるつもりでトレーニング!」



サイレンススズカ「この脚を壊さない為にも基礎は大事」



マヤノトレ「トーナメントでその実力を示せるよう…走りを極めていこう…」



下3 このあとどうなったか

マヤノトレが「自分の目標は君達をレースに勝てるだけじゃない速さの向こう側の更に先の景色を見せる事……寧ろそっちが目的かもしれない」と語りだし、「タキオン、ルナ無理はさせない……君達もそのトレーニングを受けないか」
+>>837(バクトレの謹慎が明けてたら)

マヤノトレ「俺の目標は君達を…レースに勝てるだけじゃなく、速さの向こう側の…更に先の景色を見せる事だ…」



マヤノトレ「寧ろそっちが…目的かもしれない…」



サイレンススズカ「私ならできる」



マヤノトップガン「マヤだって!」



マヤノトレ「タキオンとルナに無理はさせないが…二人もそのトレーニングはどうだ…?」



アグネスタキオン「やらないという選択肢は無いねぇ」



シンボリルドルフ「終わりかけの私でもやれるのか?」



マヤノトレ「どうせ終わるなら…やれるだけやって終わろう…」



シンボリルドルフ「確かにそうだこうなればやれることは全てやってやるさ」

学園内にて



ヒシアマゾン「……」ポロポロ



サクラバクシンオー「ややっ!どうしましたかアマゾンさん!」



バクトレ「一人で泣いているだなんて何かあったんですよね?」



ヒシアマゾン「……アンタ達はどうしたのさ」



サクラバクシンオー「札幌でバクシンしてきた帰りです!謹慎なんて委員長には関係ありません!」



バクトレ「学園としてもバクシンオーを走らせないのは勿体ないということになって自分とニシノトレの謹慎が短縮されたんです」



サクラバクシンオー「余裕の勝利でした!」



ヒシアマゾン「仲が良いアンタ達が羨ましいよ……」



バクトレ「貴女とトレーナーは残念なことに…それで泣いていたんですね」



ヒシアマゾン「それだけじゃないんだよ…」



サクラバクシンオー「よければ委員長に相談してみてください!」

バクトレ「ーーナリタブライアンと仲直りか。凄く難しいだろうね」



サクラバクシンオー「私がブライアンさんの立場なら絶対に許せません!」



ヒシアマゾン「……ぅ…」



バクトレ「ナリタブライアンと仲違いしたことが、トレーナーと別れたことより辛いって正直に言えばどうかな」



ヒシアマゾン「言ったところで……」



サクラバクシンオー「言ってみなければわかりません!」



バクトレ「よければ僕たちが間に入るよ、そんな悲しそうな表情で泣いてたらー」



サクラバクシンオー「浮気ですか?」



バクトレ「違うよ困ってるウマ娘を助けるのが委員長でしょ?」



サクラバクシンオー「そうでした!嫉妬している場合ではありません!」



下3 このあとどうなったか

翌日、トレーナー室にて



ナリタブライアン「緊急ミーティングとは何ー」ガチャッ



ヒシアマゾン「ブライアン…」



ナリタブライアン「チッ」



バクトレ「待ってくれないかな?」



ナリタブライアン「黙れロリコン」



サクラバクシンオー「この話し合いはブラトレさんに協力してもらっています!彼の好意を無駄にするつもりですか!」



ナリタブライアン「トレーナーが?コイツとそのトレーナーは私のトレーナーを排除しようとしたんだぞ」



バクトレ「この話しをブラトレさんにした時は確かに良い顔はしていませんでした。しかしこうやって協力してくれたんです」

バクトレ「ヒシアマゾンが貴女に対して思っていることを伝えたところ、快く引き受けてくれました」



ナリタブライアン「それでもコイツは私を裏切ったんだ、今更都合が良すぎる」


 
サクラバクシンオー「水に流そうと言っているのではありません!ヒシアマゾンさんとちゃんと話し合いをしましょう!」



ナリタブライアン「断る」



バクトレ「君は罪を犯した人は二度と立ち上がってはならないと言いたいのかい?」



ナリタブライアン「そうは言っていない」



バクトレ「そう言っていることになるんだよ。そもそと君は彼女を責め立てるほど清廉潔白なのかい?」



バクトレ「裏切りに対して怒るのは当然だ。しかし君のは明らかにやり過ぎている」

バクトレ「ヒシアマゾンを惑わせたトレーナーはもう学園には居ない。彼はちゃんと罰を受けた」



バクトレ「ヒシアマゾンは君に十分に謝った。あとは君が無視していれば良かったんじゃないのかい?」



ナリタブライアン「……」 



サクラバクシンオー「ブライアンさんのやっていることはイジメの一歩手前です!」



バクトレ「少なくとも君はヒシアマゾンの話しを聞かなければいけない。今すぐ仲直りしろなんて言った覚えは無いからね」



ヒシアマゾン「頼む……話しを…アタシと……」



ナリタブライアン「…好きにしろ」



下3 このあとどうなったか

ブライアンが羨ましかった…ヒシアマトレの気が離れかけていることを認めたくなくて裏切ってしまった、今更遅いけど、本当に大切なブライアンの信頼を踏みにじってしまってごめんなさい…!

ksk

>>855+仲直り……とまでは行かないがイジメのような事はもうしないけど会話はお互い必要最低限しかしない事に。
アマゾン姐さんに「アンタのおかげだよありがとう」とバクシントレ手を握られ女の子、変態プレイ好きのバクトレ案外満更でもない。バクシンが「浮気ですか、やはり悪の手先でしたか!成敗!!帰ってバクシンプレイです!」

ヒシアマゾン「ブライアンが羨ましかった……アンタがトレーナーと上手くいきはじめてるのに、アタシは真逆だった」



ヒシアマゾン「トレーナーがアタシから気が離れかけていることを認めたくなくて……ブライアンを裏切った…」



ヒシアマゾン「今更遅いのはわかってる、けど謝らせてくれ!大切なブライアンの信頼を踏みにじって……ごめんなさい…!」



ヒシアマゾン「トレーナーよりブライアンを失ったことが悲しかった!それに早く気付くべきだったんだ!」



ナリタブライアン「…言いたいことはそれだけか」



ヒシアマゾン「う……っ」



ナリタブライアン「話しは聞いた、これで終わりだな」

ナリタブライアン「今更仲直りだと?あり得ない」



ナリタブライアン「だがイジメ紛いなことはもうしない。お前たちが言うように私に非がある」



サクラバクシンオー「わかってもらえましたか!」



ナリタブライアン「会話は必要最低限のみ。雑談もしない」



ヒシアマゾン「それでいい……アンタに責められることが…本当に辛かったんだ……」



ナリタブライアン「……ふん」



バタンッ



バクトレ「ふぅ……これで良かったのかな?」



ヒシアマゾン「アンタのお陰だよ、ありがとう……これでもう最悪な毎日が終わる…」ギュッ



バクトレ「お……手を…」



サクラバクシンオー「…」ギロッ



バクトレ「あ……」



サクラバクシンオー「やっぱり浮気ですかこの変態」

サクラバクシンオー「浮気性の変態は成敗!帰ってバクシンプレイです!」



バクトレ「それはもう止めようって言ったじゃないか…」



ヒシアマゾン「…アンタらまだ懲りてないのかい?」



サクラバクシンオー「私をこうしたのはトレーナーさんです!レース以外では常にうまぴょいのことを考えさせられています!」



バクトレ「違う……そんなことをしたかったんじゃない…」



サクラバクシンオー「なにを言いますか!下着を着けずに学園での日常を過ごせと言ったり!変な玩具を使ったり!」



ヒシアマゾン「次は無いんだから気を付けな…アタシが言えたことじゃない……こんなアタシに注意する資格なんか無い…」



バクトレ「寮長がそんなことじゃいけないだろう?」



サクラバクシンオー「浮気いいいぃぃぃぃぃぃぃ!!」



下3 このあとどうなったか

ksk

数日後



ヒシアマゾン「アンタのトレーナーの世話になるとは思わなかったよ」



サクラバクシンオー「ヒシアマゾンさんのトレーナーさんが捕まってしまったので、特例として今までトレーナーが居なかったんですよね!」



ヒシアマゾン「学生は必ず誰かのトレーナーの世話になれって言われても無理だった。アタシにはトレ公だけだったんだよ」



サクラバクシンオー「その気持ちはわかります!」



ヒシアマゾン「アンタ達に声をかけてもらったのはいいタイミングだったよ。バクトレもそのつもりだったんじゃないか?」



サクラバクシンオー「あのド変態はそんなことを考えていません!ヒシアマゾンさんを性的な目で見ていたんですよ!」

サクラバクシンオー「貴女にはこれを差し上げます!」



ヒシアマゾン「この紐はなんだい?」



サクラバクシンオー「下着です!」



ヒシアマゾン「ぶっ!!この紐がかい?!」



サクラバクシンオー「私も着けていますよ!ほら!!」



ヒシアマゾン「見せなくてもいいんだよ!」



サクラバクシンオー「こうなったら浮気されるのは前提で、相手は貴女だけにしてもらいます!」



ヒシアマゾン「悪いけどバクトレとはそんな関係にはならないよ、トレ公のことが忘れられないんだ」



サクラバクシンオー「うまぴょいはしなくても構いません!ただトレーナーさんの要求には応えて下さい!」



サクラバクシンオー「この下着を着けて一日過ごす!そしてその下着をトレーナーさんに渡すんです!」



サクラバクシンオー「さあ今から着けて下さい!さあさあ!」



ヒシアマゾン「わかったから脱がそうとするんじゃないよ!」



下2 このあとどうなったか

トレーニング場にて



ヒシアマゾン(どうなるかと思ったらトレーニングはまともじゃないか)



サクラバクシンオー「バクシーーーン!」



バクトレ「ヒシアマゾンの課題は中距離~長距離のタイムか。なら酸素カプセルを使ってみるかい?」




ヒシアマゾン「酸素カプセルとタイマンはしたことないね」



バクトレ「トレーニングと組み合わせるとより良い効果が得られるんだ」



ヒシアマゾン「物は試しだやってみる価値はあるね」



サクラバクシンオー「バクシィィーーン!」



ヒシアマゾン「アレはいいのかい?」



サクラバクシンオー「バクシンオーにはあれが一番いいんですよ」

バクトレ「それと担当の話しを君にした時にも聞いたと思うけど、僕はレースの駆け引きは苦手なんだ」



バクトレ「バクシンオーが結果を出しているのは何も考えなくていい逃げだからなんだ」



ヒシアマゾン「苦手でもいいから作戦も考えてもらうよ。アタシのトレーナーなら苦手なことともタイマンだよ!」



バクトレ「そうだね…いつまでも苦手だからって言い訳はできない。ヒシアマゾンを僕の作戦で勝たせてみせる」



ヒシアマゾン(ウマ娘の提案も受け入れる柔軟な考えにしっかりとしたトレーニング。ここだけ見ればマトモなトレーナーなんだけどね…)

トレーニング後



バクトレ「今日もお疲れ様、それじゃ…」



サクラバクシンオー「今日の下着です!」



ヒシアマゾン「ぅ……」



バクトレ「それじゃ失礼して……」



ヒシアマゾン「なんでそんなにじっくり見てるんだぁ…」



バクトレ「…」クンクン



ヒシアマゾン「匂いを嗅ぐなぁ!!」



サクラバクシンオー「トレーナーさんは変態ですからね!!」

バクトレ「これは理由があるんだよ。太腿の可動域の追求と消耗や発汗具合を見てるからね」



バクトレ「それにコンディションを把握することだってできる。これは僕の特技なんだ」



ヒシアマゾン「変態……」



サクラバクシンオー「わかってもらえましたか!」



バクトレ「そんなこと無いんだけどな…」



ヒシアマゾン「アンタ、自分の下半身見てみなよ」



バクトレ「……ぁ」



サクラバクシンオー「トレーナーさんは濃い匂いが大好物なんです!これが本物のド変態ですよ!!」



下2 このあとどうなったか

サクラバクシンオー「さぁアマゾンさんも脱いで下さい!」



ヒシアマゾン「無理やり脱がようとするな!」



バクトレ「うぐっ?!」



バクトレ(褐色肌のお尻が丸見え……だと?!バクシンオーを日焼けさせようとしたほど褐色好きの僕の性癖に刺さる!)



バクトレ(あの下着を嗅いだら僕はどうなってしまうんだろう…バクシンオーとのうまぴょいより興奮するんじゃないのか?!)



バクトレ(褐色肌のウマ娘の下着を……うぉぉっ!)

ヒシアマゾン「ほらさっさと受け取りなよ!!」



バクトレ「……ごめんちょっとトイレに…」



サクラバクシンオー「そんな勿体ないことしないで下さい!私の準備は済んでいますよ!」



ヒシアマゾン「なにが?!」



サクラバクシンオー「ヒシアマゾンさんは知っていますか?うまぴょいはお尻でもできることを!」



ヒシアマゾン「なに言ってんだいアンタ?!」



サクラバクシンオー「どうせ無駄打ちするならこちらにどうぞ!どうせならヒシアマゾンさんにも見せてあげましょう!」



下2 このあとどうなったか

トレーナー室にて



ヒシアマゾン「アタシは何を見せられてんだよ…!」



「……!!」



ヒシアマゾン「アタシの下着の匂い嗅ぎながらとか…変態過ぎるだろ!」



「……!」



ヒシアマゾン「う!う、う……!」



ヒシアマゾン「こんなの目の前で見せられて我慢できるわけ…けどアタシはトレ公のこと……」



「ーー」



ヒシアマゾン「え……尻ぴょいならノーカン……?そんなこと言われても…」



ヒシアマゾン「そりゃ一人でスるより…いいんだろうけど……」



ヒシアマゾン「タイマン……アンタと…尻ぴょいで……」

バクトレ(俺は今日死ぬかもしれない。夢だった3うまPをやっているんだ)



「……!!」
「!!」



バクトレ(バクシンオーとだけでも満足だったがヒシアマゾン…褐色肌とできるとは夢にも思わなかった)



「…!!」
「!!」



バクトレ(天国だ……ここは天国なんだ。褐色肌が揺れていてサクラが口の中で絡んでくる)



バクトレ(あ…………)



「ひうっ?!」



「今日は随分と早いですね!」



バクトレ(ありがとう…ありがとう……ありがとう………)



下2 このあとどうなったか

3うまP後



ヒシアマゾン「ちょっとトレ公を忘れられた……ありがとな二人共」



サクラバクシンオー「委員長として当然です!」



バクトレ「……」



サクラバクシンオー「ド変態は放心中なので無視しましょう!」



ヒシアマゾン「でもこういうのは節度を守ってスるもんだよ!なにトレーナー室でやり始めてんだい!」



サクラバクシンオー「この方が興奮するからだと変態は言ってました!」



ヒシアマゾン「バレたら次は無いんだから弁えな!大人ならそれくらいわかるだろ!」



バクトレ「凄かった……」



サクラバクシンオー「話しを聞こうともしていません!」

ヒシアマゾン「言っとくけど作戦をまともに考えられないなら契約は解除するよ!」



バクトレ「……頑張るに決まってます」



サクラバクシンオー「うまぴょいが絡むとトレーナーさんは頼もしいですよ!」



ヒシアマゾン「一人で泣いてる時に声をかけられたのは運命だったのかもしれないね…」



サクラバクシンオー「そうです最後に一つ!トレーニングと尻ぴょいは毎日セットですからね!」



ヒシアマゾン「毎日っ?!」



サクラバクシンオー「これからは一日交代でやっていきましょう!委員長との約束ですよ!」



ヒシアマゾン「そんな約束するはずない!」



サクラバクシンオー「タイマンですよタイマン!遠慮なくこのド変態を負かせればいいんです!」



ヒシアマゾン「タイマン……勝負は勝ってこそ…」



バクトレ(外に連れ出す理由を作れば安心安全に尻ぴょいが…これは帰って早く考えないと!ついでに作戦の勉強もしておこうかな)

今日はここまでです



遅くまでありがとうございました

病院にて



ナイスネイチャ「いや~まさか生徒会長さんとバッタリ会うなんてね~」



テイオートレ「貴女たちもこの病院に通っていたのね」



ツインターボ「ここの先生凄い!ターボお腹痛くなくなったぞ!」



テイオートレ「腕が確かだと聞いてテイオーを通院させているんです」



トウカイテイオー「……」



ツインターボ「会長もお腹痛いの?」



トウカイテイオー「……」



ナイスネイチャ「ひょっとして結構悪い感じ?気軽に話しかけちゃってごめんさい」



トウカイテイオー「…病名を言われてショックだっただけ。あらためて病気なんだって言われたら嫌でも意識するよ」

ナイスネイチャ「あたしは鬱でターボは病名がつかない感じだけど…会長さんのは聞かない方がいい?」



トウカイテイオー「躁鬱だって」



ナイスネイチャ「あ……はい…」



ツインターボ「会長は入院したりしない?」



テイオートレ「それが……このままだと一週間くらい入院になりそうなの」



テイオートレ「生徒会長っていう重圧のかかる仕事もやってるし、心が休まる時間が無いの」



トウカイテイオー「そんなの絶対に認めないから…」



ナイスネイチャ「生徒会長も楽な仕事じゃない…わかってるつもりでもやっぱり大変ってことね」



下3 この後どうなったか

-病名も出たし寧ろ休んで下さい。
-休養!
たづなさんや理事長にも報告上げて休ませる体制のテイオートレ
会長業はシリウスがやるってさ

>>892
+『心が休まる時間が無い』というテイオートレの発言にターボは「だから、ルドルフはあんな事やっちゃったのかな」とネイチャも「学園側の信頼も厚かったし元トレーナー味方もみかたしてくれなかったみたいだし元会長には同情するね」とネイチャも今になってルナに同情

>>894
変な誤字した
ネイチャも「学園側の信頼も厚かったし元トレーナーも元会長に味方してくれなかったみたいだし同情するね」

トウカイテイオー「ボクには心を休める時間なんて必要無いんだ。そんな暇があるなら会長として働くよ」



ツインターボ「それは会長だから?だからシンボリルドルフはあんな事やっちゃったのかな」



ナイスネイチャ「学園の信頼も厚かったし、ルナトレも味方してたわけじゃなかった。あんなことして当然だったのかもね」



テイオートレ「テイオーは彼女と同じ道を辿らせない。貴女が嫌だと言っても休ませるから」



トウカイテイオー「……」



ナイスネイチャ「いい休みだと思ってゆっくりすればいいと思うけど。これからトーナメントに向けて忙しくなるんでしょ?ならここが休むチャンス!」



ツインターボ「元気なのが大事だからな!元気じゃないとターボ全開で走れない!」



トウカイテイオー「大丈夫……理事長ならわかってくれる…ボクは休んでる暇なんか無いんだ」

生徒会室にて



たづな[病名も出ましたし寧ろ休んで下さい]



秋川理事長[休養っ!代理はシリウスシンボリがやるべし!]



ナリタブライアン「これが学園側の答えだ、お前は学園から離れて入院してこい」



トウカイテイオー「どうして…ボクが必要じゃないっていうの?!」



ナリタブライアン「必要だから休めということだ、それがわからないのか?」



トウカイテイオー「わからないよ!会長は一度も休んだりしなかった!」



シリウスシンボリ「だからあんな不正したんだろ?このままじゃお前もそうなるだろうな」



トウカイテイオー「黙れ!」



シリウスシンボリ「おっ、その勢いで学生の一人や二人殺してこいよ。あっという間に不正会長を超えられるぞ」



ナリタブライアン「煽るな。会長代理だからと言ってなんでも許されるわけじゃない」



シンボリルドルフ「学園のことは全部忘れてベッドと安心して友達になってきな」



下3 このあとどうなったか

早く治して驚かせてやると宣言するトウカイテイオー
テイオーが離れてからシリウスシンボリに礼を言うテイオートレ
テイトレ「ああして煽っているのはあなたなりの鼓舞だと思っています」
シリウスシンボリ「なんの事やら。案外煽るのが面白かっただけかもしれないな」

通信中




トウカイテイオー「会長であるボクが居なくなったら学園はどうなるのさ?!」



シンボリルドルフ『テイオーが人前で狂えば学園は終わる。この判断は妥当だろう』



トウカイテイオー「会長までそんなこと言うの…?」



シンボリルドルフ『元会長だから言っている。長期間離れるのなら影響もあるだろうが一週間程度なら何も問題無い』



トウカイテイオー「そんな……会長がボクの味方をしてくれないだなんて…」



テイオートレ「わからないテイオー?みんな学園なんかよりテイオーの方が心配なの」



トウカイテイオー「学園『なんか』?二度もそんな口が利けないようにしてあげようか?」



テイオートレ「だからしていいって言ってるでしょ。そうすればテイオーも学園も終わるからそれでいいじゃない」



トウカイテイオー「ぎ……ぃ…!」



シンボリルドルフ『テイオーにそこまで言い返すとは君も変わったな』



テイオートレ「彼女を変えられるのは私だけだって気付いたから。もう前の私じゃない」

テイオートレ「言っておくけどテイオーのことが嫌いならこんなに心配してない。大好きだから毎日心配してるの」



テイオートレ「お願い……素直に入院して」



トウカイテイオー「……」



シンボリルドルフ『沈黙は了解ととっていいだろう』



テイオートレ「準備はしてあるからすぐに病院に行くよ。面会ができるなら毎日行くから」



シンボリルドルフ『残念ながら面会は不可能なはずだ。その他の病院に入院ということはベッドへの拘束もあり得る病院だろう?』



テイオートレ「なら信じて待ってる。テイオーも私たちを信じて入院してきて」



トウカイテイオー「………………うん」



下3 このあとどうなったか

ksk

病院にて



トウカイテイオー「……」



トウカイテイオー「何もせずに寝てろなんてこっちの方がおかしくなるんじゃない?」



トウカイテイオー「……」



トウカイテイオー「こんなに何もしない日なんかいつ以来だろう。いつからボクはおかしくなったのかな?」



トウカイテイオー「あはは…思い出せないや。トレーナーの為に走って勝ち続けたのは覚えてるのに他のことは何も思い出せない」



トウカイテイオー「無敗のテイオーって呼ばれるようになるまで勝ち続けた、それはボクの誇り」



トウカイテイオー「無敗じゃなくなったボクに誇りはもう無い。あるのは会長って肩書きだけ」



トウカイテイオー「それなのに今はこんな病院に入院させらて、ボクって生きてる意味あるのかな?」



トウカイテイオー「……死んだらトレーナーが悲しむよね」

いつもの荒らしじゃない?

トウカイテイオー「ネイチャとターボもボクを心配してくれてた。無敗じゃなくなったボクでも扱いは同じだった」



トウカイテイオー「トレーナーもボクのこと心配してる。それどころか性格まで変わった」



トウカイテイオー「殺せるものなら殺してみろ…あんなこと言う人じゃなかったのに」



トウカイテイオー「そうさせたのはボクだ。おどおどして小動物みたいなトレーナーが変わっちゃった」



トウカイテイオー「ボクのせいでそうなったんだ…」



トウカイテイオー「トレーナーは無理してる。このままじゃ次はトレーナーが病気になっちゃう」



トウカイテイオー「そうならない為にはボクがしっかりしなくちゃいけないんだ」



トウカイテイオー「……まだ治ってないや。おかしくなったトレーナーと殺し合ってみたいって思っちゃうもん」



トウカイテイオー「殺したいよ……殺したいくらいトレーナーを愛してるんだ」



トウカイテイオー「……こんなこと考えてちゃいけない。しっかりしないと…」



下3 このあとどうなったか

トウカイテイオー(いつからだろう?いつからトレーナーのことを殺したいって思うようになったんだろう)



トウカイテイオー(今なら思い出せるかな……)



トウカイテイオー(……)



トウカイテイオー(最初はトレーナーなんか要らないって思ってたんだ。誰に教えられてもボクに関係ないって思ってたから)



トウカイテイオー(ボクは自分の才能に気付いてた。会長の走りを見ていたからそれを真似すれば良かったんだ)



トウカイテイオー(トレーナーなんか居なくてもレースに勝てる。だからトレーナーという存在を下に見てたんだ)



トウカイテイオー(ボクのトレーナーと出会うまでそれが当たり前だと思ってた。人間なんかウマ娘が利用する為に都合よく存在してるとまで思ってた)



トウカイテイオー(ある意味でそれは間違ってない。人間なんかいつでも力づくて支配できる)

トウカイテイオー(トレーナーを選んだのは偶然だった。ボクの邪魔をしないって言うから担当にしてあげた)



トウカイテイオー(当たり前のようにレースに勝ったら凄く喜んでくれた。そんなの初めてだったんだ)



トウカイテイオー(ボクは勝って当たり前なのに、どうしてこんなに喜んでるんだろうって不思議に思ったよ)



トウカイテイオー(そこから少しずつ考えが変わったんだ。トレーナーの喜ぶ顔が見たいから頑張るようになった)



トウカイテイオー(トレーナーの笑顔が見たい。それだけなら良かったのにボクは歪んでしまった)



トウカイテイオー(トレーナーの怯える顔……人間が怯える顔は最高だった)



トウカイテイオー(好奇心でトレーナーの首を絞めた時の顔…今思い出しても興奮する)ゾクゾク



トウカイテイオー(人間じゃウマ娘に勝てないって悟る瞬間の顔を見るのは絶頂する時より気持ちいい)



トウカイテイオー(ボクはそれに気付いてしまったんだ……)

トウカイテイオー(トレーナーが拒否しなかったのも悪いと思うよ。ボクにされるがままだったし)



トウカイテイオー(ナイフで脅した時なんか……最高だった)



トウカイテイオー(今となっては少し後悔してるかな。性格が変わる前のトレーナーを殺したら絶対気持ち良かった)



トウカイテイオー(命乞いをしながら内臓を引き摺り出したらどんな顔をしたんだろう)



トウカイテイオー(……もうそんなことはできない。トレーナーは変わっちゃった)



トウカイテイオー(ボクのことを本気で心配してくれてる。それならボクも変わらないと)



トウカイテイオー(変わる……フリでもいいよね。治ったって油断させて……うん…悪くない…)



トウカイテイオー(会長としてやることも沢山残ってる、やっぱりゆっくり寝てなんかいられない!)



トウカイテイオー(先生に相談して何日か早く退院させてもらおう。会長から引き継いだ学園をボクが守るんだ!)



下3 このあとどうなったか

カウンセリング中



医師「貴女はちゃ~んと予定日数は居てもらいますよ~」



トウカイテイオー「ボクじゃないと進まない仕事もあるんだ!」



医師「ほんとですか~?」



トウカイテイオー「……っ」ピクピク



医師「何考えてるか分かりませんけど、予定はぴったりの方が安心されますよ?」



トウカイテイオー「もういい!話しをちゃんと聞いてくれる人に相談するから!」



医師「ふむふむ…あ~君。今の患者の薬、重いものに替えといて」



看護師「わかりました」



医師「ちょっとふざけた態度を見せたら殺意をばら撒くとは。こりゃ入院が伸びそうだな」



看護師「いつものパターンですね」



医師「トレーナーの許可が取れるなら睡眠薬もガンガン注射しちゃおう。女の子をベッドに縛り付けるのはなるべくやりたくないし」



看護師「すぐに連絡を取ります」

生徒会室にて



シリウスシンボリ「これは会長代理のサインでもいいんだな」



ナリタブライアン「殆どの書類はそうなっている」



シリウスシンボリ「はいはい、じゃあ片っ端から片付けますかねぇ」



ナリタブライアン「意外だな…」ボソっ



シリウスシンボリ「大人しく仕事してるのが意外かよ」



ナリタブライアン「…聞こえていたか。私は蜂起でも扇動するのかと思っていた」



シリウスシンボリ「バーカ自分のものになったモンをわざわざ荒らすと思うか?」



シリウスシンボリ「実力行使なんか簡単にできる、けどそれじゃ意味が無いんだよ」



シリウスシンボリ「こうやって手に入れたモンは中々手から離れねぇ。同じようなことは散々見てきたからな」

シリウスシンボリ「ク……ハハハ!!見てみよろこのメール!」



ナリタブライアン「これは……」



差し出し人 テイオートレ
題名 トウカイテイオーの入院延長が決まりました



シリウスシンボリ「ハハハハハ!こうやって何もしなくても転がり込んでくるんだよ!」



シリウスシンボリ「暴動を起こして変えたとしてもそれは長続きしない。暴力で変わるもんなんてたかが知れてる」



シリウスシンボリ「革命はこうやるんだよ。足場を固めて相手の自爆を待つ!」



シリウスシンボリ「ハハハハハ!こんなに自爆するのが早いとは思っていなかったがな!」



下3 このあとどうなったか

数日後



ナリタブライアン(コイツが実質的な会長になってから不安しかなかったが結果が出てきている)



ナリタブライアン(ベテラントレーナーが消えても残っていた膿が綺麗に洗われている)



ナリタブライアン(この学園の闇とも言える部分が無くなっていく。やることはテイオーよりまともで学園の為だ)



「うぁぁぁぁーーーー!!パフェが!!スイーツが!!」



「食べ放題を返してくれーーー!」



ナリタブライアン(ごく一部の奴らから不満があるが、ほぼ全ての学生はシリウスシンボリを支持している)



ナリタブライアン(コイツにこのまま会長をやらせてもいいという声も聞くようになった)

シリウスシンボリ「ボーっとしてんな。お前もこれに目を通しとけ」



ナリタブライアン「理事長からか…サイレンススズカの脚が完成した…?!」



シリウスシンボリ「それを讃えて謹慎日数を減らすと言ってきたが、トーナメントには参加させねぇ」



ナリタブライアン「お前が負けるからか」



シリウスシンボリ「学園の誰も勝てねぇよ。勝てるとしたらアグネスタキオンだけだがアイツもダメだ」



シリウスシンボリ「お前は敗者の気持ちがわかってねぇんだよ。強すぎる奴は観客も萎える」



シンボリルドルフ「観客はバカだから良い勝負を見たがってる。圧勝劇なんか見向きもされねぇ」



シンボリルドルフ「競バに客を取られない為にはこれしかねぇ。謹慎が明けようともマヤノトレ連中はトーナメント出禁だ」



シンボリルドルフ「理事長もわかってねぇ、まだお子ちゃまなだけあるな」



下3 このあとどうなったか

トレーナー室にて



ナリタブライアン「サイレンススズカの脚が完成した。近いうちにアグネスタキオンも完成するだろう」



ナリタブライアン「怪物二人がトーナメントや重賞で走れば一位総取りして客が萎えるのは分かっている。だがそんな理由で走らせないのはおかしい」



ナリタブライアン「ライバルがいるから強くなれる。私たちはいつだってそうやって強くなってきた」



ナリタブライアン「私にとっては姉貴がそうだった。ビワハヤヒデという存在があったから強くなれた」



ナリタブライアン「相手が強いのならそれを倒す。そう思得るのがウマ娘じゃないのか?」



ブラトレ「ブライアンの言いたいことはわかる。お前だからその考えができるんだと改めて感心している」

ブラトレ「ウララはどう思っている?」



ハルウララ「私は強過ぎる人とは走りたくないって思う」



ナリタブライアン「一緒に走れば盗める技術もある」



ハルウララ「盗んだってその人には勝てないよ。ライバルでもなく強過ぎる敵はただの邪魔だよ」



ナリタブライアン「邪魔だと……?」



ブラトレ「過去にG1を全て制覇したウマ娘が居たが観客は飽きなかった。それは単なる『強い』だったからだ」



ブラトレ「脚が完成するとは思わなかった…そうで無ければブライアンにも勝機はあった……」



ナリタブライアン「お前は自分の担当に未完成のスズカにしか勝てないと言っているんだぞ!」



ブラトレ「アレは……無理だ。何十年…何百年に一人のウマ娘だ。どうやっても勝てない、相手が悪過ぎる」



ブラトレ「俺だってこんなことは絶対にブライアンに言いたくない!だが……無理なんだ」



ハルウララ「トレーナーさんを責めないであげて。スズカさんの強さはブライアンちゃんも知ってるでしょ?」



ハルウララ「一番嫌なのはトレーナーさんとお別れすること。競バに人気が傾いたらそうなるかもしれないんだよ?」



ハルウララ「私はスズカちゃんをトーナメントに出さないのは賛成。謹慎だからって理由もちゃんと言えるからそうした方がいいよ」



ハルウララ「トレーナーさんもブライアンちゃんも悪くない。スズカちゃんが凄過ぎるだけなんだよ」



下2 このあとどうなったか

ナリタブライアン「お前達、言ってて悔しくないのか……?」



ナリタブライアンに私はトレーナーからそんな事を聞きたくなかった!トレーニングを重ねれば勝てると言ってほしかった!」



ブラトレ「……」



ナリタブライアン「ウララもその発言はお前が嫌いなマヤトレに勝てないと言ってるのと同じだ!」



ハルウララ「う…」



ナリタブライアン「この前レース前に顔を見たら集中力が切れるだとか言ったな、そんなのは言い訳だ!勝てもしない相手に罵倒して悔しくないのか?!」



ブラトレ「悔しいさ!だが……」



ナリタブライアン「見損なったぞ!勝てない理由を他人のせいにするな!」



ナリタブライアン「もういい!お前たちに話した私がバカだった!」



バタンッ



ハルウララ「トレーナーさん……」



ブラトレ「…勝てなくとも……勝てると言って欲しかった…か。ブライアンはこんな言葉は欲しくなかったんだ…」

学園内にて



ナリタブライアン「クソ……クソっ!」



ナリタブライアン「勝てないことくらい…わかっている……!」



ナリタブライアン「それを堂々と…認めるな……!言っていて恥ずかしくないのか?!」



ナリタブライアン「トレーナーは私の味方だと…信じていたのに……!」



ナリタブライアン「ぐ…う……!」



ビワハヤヒデ「荒れているようだなブライアン」



ナリタブライアン「……」



ビワハヤヒデ「少し話そうか」



下2 このあとどうなったか

ナリタブライアン「トレーナーもウララも味方だと思っていたのに、他人のせいにするような奴らだと思っていなかった」



ナリタブライアン「勝てる勝てないは別としてなせ最初から諦めるんだ……」



ビワハヤヒデ(前までなら間違いなくウチのチーム誘っていたが…私は彼らを信じよう)



ビワハヤヒデ「ブラトレ君たちの気持ちをわかってやれないか」



ナリタブライアン「姉貴まで…」



ビワハヤヒデ「彼らの味方をするとは言っていない。気持ちをわかってやれと言ったんだ」



ビワハヤヒデ「ブラトレ君は学園のことを考えて当然だ。競バというライバルがいる今、運営を重要視することはわかる」



ビワハヤヒデ「ファンが冷めて去っていくことは避けたい。だから絶対的な強者はレースから除外するというのは理には適っている」

ビワハヤヒデ「ハルウララは調子が良いようだが、そんな奴でも誰かのせいにはしたいだろう」



ビワハヤヒデ「勝っているからではなく逃げ道があるのならそこに逃げたくなる。道理というものさ」



ビワハヤヒデ「これは何れも向こうの主張だ、ブライアンが受け入れられないのはもっともだろう」



ビワハヤヒデ「だからといって逃げてはそれまでだ。何が気に食わないのか本人たちにぶつけてやれ」



ビワハヤヒデ「その上で許せないというのなら私がいる。ブライアンならいつでも歓迎だ」



ナリタブライアン「……そうか」



ビワハヤヒデ「取り返しがつかなくなる前に早く戻るんだ。ブライアンが信じたことは間違っていないと確かめてこい」



下2 このあとどうなったか

安価把握



次回は新スレで

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