【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】 (887)

人が居ないのは承知でやってみる


コンマをどれだけ使うかは不明

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「運良くトレセン学園にトレーナーとして雇ってもらえた俺は毎日忙しく仕事をしている」



「自分の実力でトレセン学園への就職を勝ち取ったと思っていたが、この多忙な環境を考えるとそうとも言えない」



「休みはほとんど無くあっても半日だけ。十分に休めているとは言いがたい」



「しかしそれを苦痛とは思わない、担当のウマ娘の為なら休みは惜しくない」



「今日も授業が終わってこれからトレーニングの時間だ。俺が担当しているウマ娘は……」


下2 ウマ娘の名前。

「俺が担当しているのはナリタブライアンだ。彼女の走りに魅了された奴は多い」



「彼女は走ること以外にも生徒会の仕事もこなしている。とはいってもサボることも多いらしいが」



「やることが多く忙しいという点では俺と同じかもしれない。いや同じであると言ってしまうのは彼女に失礼だな」



「充実した学園生活を送りつつレースにも勝つ、そんなことくらいさせてやるのがトレーナーとして当然だ」



ナリタブライアン「……」



「お、時間丁度に来てくれたな。おーいナリタブライアン、こっちだ」



下2 ナリタブライアンの特徴等。

ナリタブライアン「遅れたか?」



ブラトレ「そんなことはない、時間ピッタリだぞ」



ナリタブライアン「10分前には着いている予定だった。途中姉貴に捕まったんだ」



ブラトレ「ビワハヤヒデは面倒見のいいお姉さんだからな」



ナリタブライアン「いつも私の身体を心配している。野菜を食べたところで背が低いのは変わらないというのに」



ブラトレ(ブライアンの身長はナリタタイシンと同じか少し小さいくらいだ。決して高くはないが学園全体で考えれば平均くらいだと思う)



ブラトレ(しかしブライアンは自分の身長を低いと認識していて、走りにもそれを応用している)



ブラトレ(コンプレックスでも短所でもレースに利用できるならする。彼女らしい考えだ)



ブラトレ(そんな彼女の意思を尊重してトレーニングメニューを組み立てている。俺が気に入られたのはそういう部分もあるだろう)

ナリタブライアン「なにをぼけっとしている」



ブラトレ「すまない少し考え事をしていた。今日のメニューはわかっているな?」



ナリタブライアン「今週のトレーニングは覚えてある」



ブラトレ「なら早速始めよう。まずは軽くストレッチからだ」



ブラトレ(ブライアンは計画通りにトレーニングを進めていく。派手さは無いが彼女の能力は確実に上がっている)



ブラトレ(このままトレーニングを続けていればきっと……)



下2 現在のナリタブライアンの状態や目標

ブラトレ(このままトレーニングを続けていれば三冠ウマ娘も夢じゃない)



ブラトレ(彼女が狙っているのは有マ記念を含む三冠。有マは人気が高くここだけを狙うウマ娘も多い)



ブラトレ(まだ一冠も取れていないのに三冠を狙うのは大きすぎる目標だろう。しかし彼女はそれでいい)



ブラトレ(大きすぎる目標だが不可能じゃない)



ブラトレ(俺と彼女ならその夢を叶えられると信じて毎日トレーニングを続けている)



ブラトレ(ナリタブライアンなら必ず三冠を達成できる)

ナリタブライアン「……」



ブラトレ「向こうが気になるか?」



ナリタブライアン「気にしていないというなら嘘になる」



ブラトレ(有マを狙うウマ娘が多いなら当然ライバルの数も増える。意識していなくても視界に入ってくる)



ブラトレ(本番はまだまだ先でもトレーニングを完璧にこなしていたり、調子が良さそうだとつい見てしまう)



ブラトレ(彼女のライバルは……)



下2 ウマ娘の名前。有馬を走れるキャラで

マヤノトップガン「マヤちん今日も絶好調ー!」



ブラトレ(ブライアンが見ていたのはマヤノトップガン。彼女は明るい性格で友人も多い)



ブラトレ(ただ明るいだけのウマ娘ではなくその実力も本物。彼女は友人だけではなくライバルも多い)



ブラトレ(噂では併走しようにも数ヶ月待ちだと聞く。流石に嘘だと思ったがどうやらそうではないらしい)



マヤノトップガン「トレーナーちゃん今日は誰と走るの?」



「……」



マヤノトップガン「りょうかーーい!」



ブラトレ(ウォーミングアップを済ませるとすぐに移動を始めた。どうやら今日は模擬レースをやるらしい)



ブラトレ「見に行くかブライアン」



ナリタブライアン「……そうだな」



ブラトレ(ライバルの走りを見て損は無い。これもトレーニングの一環ということで俺達も同じ場所に向かう)

ナリタブライアン「走る距離は有マと同じらしい」



ブラトレ「これは本当に模擬レースなんだよな?」



ブラトレ(俺達と同じ考えの奴は多いらしく何人ものウマ娘とトレーナーがレースの見学に来ていた)



ブラトレ「考えることは皆同じか」



ナリタブライアン「始まるぞ」



ブラトレ(周りの空気が変わる。模擬レースとは思えない緊張感が走った)



下2 ここでの出来事

ドドドドド……



モブA(いける!先行のマヤノトップガンについていけてる!)



モブB(あれ、このペースって遅いような……)



モブトレ「いけぇーー!」



モブトレ「作戦通り着いていくんだ!」



レースの展開はマヤノトップガンは中盤の後ろの方を走る。更にその後ろに何人ものウマ娘がピッタリマークしている



ナリタブライアン「何秒だ」



ブラトレ「これは……」



ブラトレ(マヤノトップガンのベストタイムは知らないが明らかにペースが遅い。故障を疑うレベルだ)



マヤノトップガン「ふふ~ん」



ブラトレ(だがあの表情を見る限り故障は無い、そうなると答えは一つだ)



ナリタブライアン「追込みか」



ブラトレ「彼女は先行か逃げのはずだったが……」



ナリタブライアン「アイツなら追込みでも走れて当然だろう」

レースは最後の直線を残すのみ。マヤノトップガン以外のウマ娘はペースを崩されヘロヘロに。その中で唯一マヤノトップガンにくらいつくウマ娘がいた



マーベラスサンデー「んうううぅぅ!!」



ブラトレ「早い!」



ナリタブライアン「マヤノトップガンに並ぶ」



マーベラスサンデーが追いつくかと思われたがマヤノトップガンが加速していく



マーベラスサンデー「マーベラぁぁぁぁぁぁ!!」



マヤノトップガン「いぇーーい!」



最後の最後で引き離しゴール。マヤノトップガンの圧勝のレースだった。走り終えたウマ娘達は模擬レースとはいえ悔しそうにしている

ブラトレ「なんてレベルの高いレースなんだ」



ナリタブライアン「トレーナーならどうしていた?」



ブラトレ「そうだな……」



ブラトレ(自分なりの考えをブライアンに説明したところ、マヤノトップガンの方から信じられない会話が聞こえた)



マヤノトップガン「トレーナーちゃんの言う通りちゃんと流して走ったよ!」



ブラトレ(俺を含めそこに居た全員が驚いた。あれだけの走りをしておきながら本気じゃなかったということなのか?)



ブラトレ(ハッタリも疑ったが彼女とそれ以外のウマ娘の表情を見れば一目瞭然だった)

モブA「ぜぇっ、ぜぇ」



モブB「しんど……」



マーベラスサンデー「もう、少し、だった、のに!」



ブラトレ(どれだけのスタミナがあるんだ。いやスタミナだけじゃないスピードも規格外だ)



マヤノトップガン「じゃあトレーニングしに行こっかトレーナーちゃん!」



ブラトレ(走り終えたばかりなのに彼女の表情は涼しいままだった。今のレースもまるでウォーミングアップの代わりだと言わんばかりにその場を去って行く)



ブラトレ(ブライアンは彼女に勝てるのだろうか。とてつもない大きな壁を目の当たりにしてしまった)



下2 ここからどうした、どうなった

ブラトレ(動揺している俺とは対照的にブライアンは冷静だった。マヤノトップガンのタイムを確認するとこちらを向いた)



ナリタブライアン「私の方が早い」



ブラトレ(確かにタイムだけ見ればブライアンも負けていない。しかしそれは彼女のベストタイムと比べてだ)



ブラトレ(絶好調時に一人で走ったベストタイムと実際のレースは違う)



ブラトレ(そのことは彼女も十分わかっているはず、しかし……)




ブラトレ(ブライアンの後ろを考えながら歩いていると彼女にぶつかってしまった)



ブラトレ「わ、悪い……」



ナリタブライアン「姉貴か」



ブラトレ(ブライアンの前にはビワハヤヒデ。急に立ち止まったのは彼女が理由だったようだ)

ナリタブライアン「姉貴も見ていたのか」



ビワハヤヒデ「何をだ?」



ナリタブライアン「ならいい」



ブラトレ(どうやらビワハヤヒデはブライアンに用事があったようだ。隠れてレースを見ていたのかと一瞬思ったがすぐに違うと判断した)



ブラトレ(トレーニングに来る前ブライアンはビワハヤヒデと10分ほど話したと言っていた。普段から考えると時間が早い)



ブラトレ(長い時には30分以上も話すこともある。ブライアンのことが心配で仕方ないのだろう)



ブラトレ(話すことで心配が減るのならそれでいい。俺が間に入る必要も無いだろう)



下2 二人の会話の内容

ナリタブライアン「その手に持っているものは何だ」



ビワハヤヒデ「お姉ちゃん特製の野菜ジュースだ、背を伸ばすために是非飲んでくれ」



ナリタブライアン「……」



ビワハヤヒデ「偶然にもロイヤルでビターなジュースと似たものになってしまったが気にしなくていい」



ナリタブライアン「私はもう行く」



ビワハヤヒデ「待ってくれ本題はこれからだ、あの話は考えてくれたか?」



ナリタブライアン「断る」



ビワハヤヒデ「悪い話じゃないだろう?」



ナリタブライアン「姉貴のチームには入らない」

ビワハヤヒデ「ブライアンの環境が今より良くなることは確実なんだ」



ナリタブライアン「もうトレーナーならいる」



ビワハヤヒデ「あんな奴より……」



ナリタブライアン「アイツのことを悪く言うなら縁を切る」



ビワハヤヒデ「ブライアン!本気で心配しているんだ!」



ナリタブライアン「……」



ビワハヤヒデ「そんなにあの男がいいのか?」



ナリタブライアン「……」



ビワハヤヒデ「ブライアン!!」



ナリタブライアン「行くぞトレーナー」



ブラトレ「もういいのか?」



ナリタブライアン「ああ」



ビワハヤヒデ「く……!」



ブラトレ「何か俺の方を睨んでいるような気がするんだが」



ナリタブライアン「気のせいだ」



ブラトレ「本当なのか?信じていいのか?」



ナリタブライアン「つまらないことを言ってないでトレーニングに戻るぞ」



下2 この次はどうなったか

トレーニング終了後



ブラトレ「なあブライアン一つ質問していいか、チームに所属したいとは思っていないか?」



ナリタブライアン「思っていない」



ブラトレ「そうか……それならいいんだ」



ナリタブライアン「トレーナーが私をどこかに所属させたいんじゃないのか」



ブラトレ「それは違う、君の意思に反することはやろうとは思わない」



ブラトレ「ただ、思う所があったのは事実だ。今日のマヤノトップガンのレースを見て思ったがやはりレースは大事だ」



ブラトレ「模擬とはいえレースを重ねれば経験値になる。レース勘はレースでしか鍛えられないだろう」



ナリタブライアン「私が何も考え無いで走っていると思っているのか?」



ナリタブライアン「敵の走りを常にイメージして走っている。お前が教えてくれたことでもある」



ブラトレ「イメージだけじゃ限界があるんだ、それを今日知ったんだ」

ブラトレ「想像のマヤノトップガンは追込みで走るか?先行を匂わせて差しで勝負してくるか?」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「チームに所属しなくてもこの問題は解決できる。俺とブライアンなら可能だ」



ブラトレ「ライバルの適正以外の走りも研究、想定して頭に入れる。それをトレーニングに活かせばいい」



ブラトレ「俺の仕事は増えるが今更気にならない。ブライアンも覚えてもらうことが増えるが我慢してくれ」



ブラトレ「しかしこの問題を手っ取り早く解決するのはチームへの所属だと判断したんだ」



ナリタブライアン「お前の言いたいことはわかった、そして納得した」



ナリタブライアン(姉さんから何か吹き込まれた様子は無さそうだ。チームのことは偶然口にしただけか)



ナリタブライアン「だが私はチームは考えていない。覚えることが増えるくらい問題じゃない」



ブラトレ「わかった、ならこれまで通り二人で頑張ろう」

ブラトレ「今日からマヤノトップガン、それ以外のライバルの走りを想定、研究する。それによって今週のメニューに変更が出てくる可能性がある」



ナリタブライアン「構わないから妥協をするな」



ブラトレ「ああ、ブライアンに三冠を取ってもらうには一切の妥協はしない」



ナリタブライアン「……今日はもう時間だ、私は寮に帰る」



ブラトレ「また明日も頼むぞブライアン」



下2 トレーナーかブライアン、この後の行動や起こった出来事

トレーナー室



ブラトレ「誰かと思えばビワハヤヒデか」



ビワハヤヒデ「まだ残っていてくれて助かったよ」



ブラトレ「資料を持って帰ろうとここに寄ったんだ、普段なら帰っていた」



ビワハヤヒデ「ならこの偶然は必然ということだ。ブライアンについて話したいことがある」



ビワハヤヒデ「彼女をこちらのチームに所属させたい。勿論ブライアンのトレーナーを降りてもらうということじゃない」



ビワハヤヒデ「それが彼女の為になることは貴方だって理解できるはずだ」



ブラトレ「……」



ビワハヤヒデ「大切な妹の為なんだわかって欲しい」



ブラトレ「言いたいことはわかったが絵面がシュール過ぎる。バナナ一房を持ちながら話す内容じゃない」



ビワハヤヒデ「こ、これはブライアンの為だ!決して私が食べたかったからじゃないからな!」

ビワハヤヒデ「貴方が満足に寝れていないのは見ていて明らかだ!だからこれは差し入れのつもりでだな!」



ブラトレ「……」



ビワハヤヒデ「……」



ブラトレ「一本……食べていくか?」



ビワハヤヒデ「……」



ブラトレ「ゴミ箱はここにある」



ビワハヤヒデ「……」ひゅっ



ブラトレ(早い……10秒、いや5秒で食べ切ってしまった)



ブラトレ(まさかこの早さが……いや無いな、深く考え過ぎだ。なんでもかんでもレースに関連付けることはやめよう)



ビワハヤヒデ「……」もぐもぐ



ビワハヤヒデ「失礼した。残りはちゃんと渡しておくぞ」



ブラトレ「お、おう」

ビワハヤヒデ「話を戻そうブライアンについてだが」



ブラトレ「それなら俺からも話した、何処かのチームに所属する気はないかと話した」



ビワハヤヒデ「おお!」



ブラトレ「だが彼女の答えは君の望むようなものじゃなかった」



ビワハヤヒデ「何故だ……どうしてだブライアン」



ブラトレ「彼女を心配してくれるのは有り難いがアイツにも自由がある。俺はブライアンの意思を100パーセント尊重していく」



下2 この後更にどうなるか、もしくはブライアン側の出来事

寮にて



ナリタブライアン「ふう……」



モブA「もう!また髪の毛乾かしてないでしょ!」



ナリタブライアン「乾かす必要がない」



モブA「部屋が濡れるしこっちが気になるの!乾かしてあげるからこっち来て!」



ナリタブライアン「好きにしろ」



モブA「折角キレイな髪の毛なのにちゃんと手入れしないと……」



ナリタブライアン「走りに関係ないことは興味が無い」



モブA「私は髪の毛に気を使ってるのに、どうしてなにもしてないブライアンはこんなにサラサラなのよ」



ナリタブライアン「私が知ったことじゃない」





ナリタブライアン「……」



モブA「眠くなってきた?」



ナリタブライアン「ん……」



モブA「今日も朝早かったでしょ、ゆっくり寝た方がいいよ」



ナリタブライアン「まだだ……やるべきことは残っている」



ナリタブライアン「明日のトレーニングの確認と……トレーナーがくれた資料を……」



モブA「ブライアンのトレーナーってあの男の人だよね。何かずっと考えごとしてる人」



ナリタブライアン「いつも真剣に……私のことを考えてくれている」



モブA「そこまで考えてくれるトレーナーも凄いと思うよ、いい人と出逢えてよかったね」



下2 ブライアンのセリフや行動、もしくは起こったこと

数十分後



ナリタブライアン(トレーナーが作った資料はやはり参考になる。これだけでもアイツを選んだ価値はあった)



ナリタブライアン(トレーニングの内容もそうだ全く無駄が無い。他と比べて数で負けていても質で勝っている)



ナリタブライアン(私が無理をすれば数でも負けない。しかしアイツがそれを許さない)



ナリタブライアン(怪我は疲労が蓄積したもの。毎日の疲労はできるだけ取り除く、オーバーワークは認めない)



ナリタブライアン(トレーナーの言うことくらい逆らっても問題はないがあの目には力があった)



ナリタブライアン(それと同時に信頼感も覚えた。だからこそ私はアイツの指示に従っている)



ナリタブライアン(全ては私の……)



ナリタブライアン(ん、会長からメールか)

〈明日、いや既に今日か。空き時間があったら生徒会の仕事の要件があるので来て欲しい〉



ナリタブライアン(重要性が無い仕事なら無視しても良いが会長直々となると話は違う)



ナリタブライアン(なにか大きな仕事があるのか、それともまた別のイベントか何かなのか)



ナリタブライアン(どんな内容であれトレーニングに支障は出ないように努める)



ナリタブライアン(それが私にできることであり、やるべきことだ)



下2 呼び出しの内容

翌日、生徒会室



シンボリルドルフ「よく来てくれたなブライアン」



エアグルーヴ「サボらずに来たことは誉めてやろう」



ナリタブライアン「なぜ理事長代理がこの場に居る」



樫本理子「私が貴女を呼んだからです」



シンボリルドルフ「それでは後は二人で話してもらおうか」



ナリタブライアン「どういうことなんだ」



エアグルーヴ「どうもこうも無い、理事長代理がお前と二人で話したいと言っているんだ」



樫本理子「すぐに済む話です」



ナリタブライアン「……」



下2 話の内容





樫本理子「ランダムチーム戦を開催するにあたって、貴女にも協力して欲しいのです」



ナリタブライアン「なぜ私なんだ」



樫本理子「チームを組めてないウマ娘にも併走などのトレーニングを積んでもらうのも目的の一つです」



樫本理子「貴女に声をかけた理由は自分でもわかっているのではありませんか?」



樫本理子「学園が設けた規定周回のタイムの上位15人、その中で貴女だけがチームに参加していません」



樫本理子「指導を受けるのはトレーナーだけということにメリットは存在しません」



樫本理子「なにも全てのトレーニングをチームでやってもらうということはありません。週に一度だけチームに参加しているウマ娘も数多くいます」



樫本理子「貴女もどこかのチームに参加してもらえますね?」

ナリタブライアン「強制ではない限り従わない」



樫本理子「理解ができませんどうしてですか?」



ナリタブライアン「私はアイツを信頼している。それ以外の奴を信じられない」



樫本理子「チームのトレーナーを信じろとは言っていません。私が言っているのはチームに参加して欲しいと言うことです」



ナリタブライアン「断る」



樫本理子「あくまで強制でない限り参加はしないということですね」



ナリタブライアン「理事長代理の力を使うなら使えばいい。私はルールには従う」



ナリタブライアン「チームへの参加が任意であれば参加はしない。強制ならば参加はする」



樫本理子「よくわかりました。近日中に結果はお知らせします」



下2 どうなりましたか?

コンマ偶数-決定には従ってもらいます!強権樫本理事長代理(強制参加)
コンマ奇数-き、強制は駄目ですよね……日和ったポンコツ理子ちゃん(任意参加)

トレーナー室にて



樫本理子「ーーという理由で貴方達にもチームに参加して欲しいのです」



ブラトレ「ブライアンは何と言っていましたか?」



樫本理子「彼女ではなく貴方に聞いているんです」



ブラトレ「自分は彼女の意思を尊重します、もしまだ聞いていないのなら先に聞いてあげて下さい」



樫本理子「はあ……彼女は強制されない限りチームには参加しないとのことです」



ブラトレ「なら自分も同意見です」



樫本理子「担当の意見を尊重し過ぎることは危険というのはわかっていますか?」



ブラトレ「オーバーワークはしていません」



樫本理子「貴方が居ない間、彼女がどんな行動をしているか知ることはできません」



樫本理子「休めと言っても休まないのが彼女達です。そうやって夢が潰えていくのを何度見たことか」



ブラトレ「ブライアンは絶対に言うことを守ります」



樫本理子「大した自信ですね」



ブラトレ「自分とブライアンの関係は安いものではありません」

樫本理子「彼女は強制ならば従う、つまり私の権限を使えばそれまでです」



ブラトレ「自分もそれに従います」



樫本理子「……」



ブラトレ「評価が下がろうが関係ありません、全てはブライアンの為です」



樫本理子「その考えはいつか身を滅ぼしますよ」



ブラトレ「構いません」



樫本理子「話は以上です。これからどうなるかは数日中に知らせます」



下2コンマ >>60を採用
それ以外にもなにかあればどうぞ

コンマ奇数



樫本理子「仕事の話はここまでです。本日の夜は空いていますか?」



ブラトレ「今日でしたら大丈夫です」



樫本理子「少し、飲みませんか?一緒に飲んでくれる相手がいないんです」



ブラトレ「理事長代理ともなればそれ相応の相手が……」



樫本理子「本当に居ないんです」



ブラトレ「そう、ですか」



樫本理子「待ち合わせ場所と時間はまた連絡します」



ブラトレ(理事長代理と食事か……裏が無ければいいんだが)

トレーニング後



ナリタブライアン「追加の資料は受け取った、これをいつものように夜、目を通しておく」



ブラトレ「頼んだぞブライアン」



ナリタブライアン「急ぎで欲しい資料や研究材料は無い。トレーナーは今日くらいゆっくり寝てくれ」



ブラトレ「そういうわけにはいかない、今日はこれから用事があるんだ」



ブラトレ「なぜか理事長代理に飲みに誘われた。相手が居ないからだとは言っていたが少し不安ではある」



ブラトレ「俺の気のせいならいいんだがな。そういうわけで俺は行ってくる」



下2 ブライアンのセリフや行動、もしくは飲み中でのこと

寮にて



ナリタブライアン「……」



モブA「調子でも悪い?風邪でも引いちゃった?」



ナリタブライアン「なにも問題無い」



モブA「そう?その割には元気無さそうだけど」



ナリタブライアン「なにも無い」



モブA「そうは言うけど耳がへたってるよ」



ナリタブライアン「……」



モブA「尻尾もへにゃってるし何かあったんでしょ?身体の調子が悪くないならそれしかないよ」



ナリタブライアン「……」





モブA「えーーーー!理事長代理とデートだなんて!」



ナリタブライアン「そんなのじゃない」



モブA「そうとしか思えないって!いい大人が何とも思ってない人と二人で食事なんか行かないもん!」



ナリタブライアン「二人だけとは言ってなかった」



モブA「いーや絶対二人きりだって!それでそのあと……きゃぁーー!」



ナリタブライアン「……聞いてみる」



モブA「いきなりホテルだなんて、でも大人なら当たり前?!」



ナリタブライアン〈トレーナー、今日は理事長代理と食事だと言っていたが他に誰がいる?〉



ナリタブライアン〈理事長代理と二人だけで食事、なのか?〉



下2 ブラトレの返信内容や他に起こったこと

BARにて



理子ちゃん「んうぇぇぇてくださいよぉぉぉ」



ブラトレ「カクテル一杯しか飲んでませんよね?」



理子ちゃん「わらひらって、ねぇぇぇぇぇ」



ブラトレ「こんなに弱いくせに飲みに誘うだなんてどうかしてるとしか思えない」



理子ちゃん「あの子たち、ウマむしゅめぇがしやわへになるへんよお」



ブラトレ「もう帰りましょう、タクシー呼んでもらいましょう」



理子ちゃん「ぁえ?」



ブラトレ「すいません……おっと、メールが来たか。ん、ブライアンからか」

〈トレーナー、今日は理事長代理と食事だと言っていたが他に誰がいる?〉
〈理事長代理と二人だけで食事、なのか?〉



ブラトレ(やれやれ変な心配をさせてしまったか、俺の言い方が悪かったのも原因だな)



ブラトレ(早めに帰るからそのことを伝えておこう。いやまずはブライアンの質問に答えてからだ)



ブラトレ(理事長代理とは二人きりで……)



理子ちゃん「ん」



ブラトレ「あれ、どうしたんですか」



理子ちゃん「……」



ブラトレ「小刻みに震えてどうしたんですか?」



理子ちゃん「……」



ブラトレ「え……嘘ですよね……?」



理子ちゃん「……」



ブラトレ「せめてトイレに!」



理子ちゃん「げろっ」



ブラトレ「あああああああああああああああああ」




「お客さん困ります!」
「この人まだ一杯しか飲んでないんですよ!」
「うううぅう」
「あああああああああ服が!うあああああ!!」




ナリタブライアン「……来た!」



ナリタブライアン「返信……トレーナーから、なんて」



〈理事長代理とは二人き〉



ナリタブライアン「……」



ナリタブライアン「そうか」



ナリタブライアン「返信もまともにできないくらい楽しんでいるのか」



ナリタブライアン「そうか」



ナリタブライアン「そうか……」



モブA「大人の世界は凄いんだね!」



ナリタブライアン「今日はもう寝よう……なにもやる気が起きない」



ナリタブライアン「トレーナー……」



ナリタブライアン「……」



下2 どうなった?

翌朝



モブA「ーーアン、ブライアン」



ナリタブライアン「ん……」



モブA「もう起きないと遅刻ちゃうよ、寝過ごすなんて珍しいね」



ナリタブライアン「……」



モブA「て、どうしたの酷い顔してるじゃん」



ナリタブライアン「なんでもない」



モブA「なんでも無くないって!保健室行った方がいいよ!」



ナリタブライアン「いい」



モブA「いいわけない!保健室に連れて行ってあげるから大人しくしてて!」

ナリタブライアン(自分でも今の状態がわからない。ちゃんと眠れたかのすら覚えてない)



ナリタブライアン(なぜこうなっているんだ、私になにが起きているんだ)



ナリタブライアン(調子が出ない時や気分が上がらないことは何度も経験してる。しかしこれはそれらとは違う)



ナリタブライアン(喪失感なのか?絶望感なのか?)



ナリタブライアン(胸に穴が空いてしまったようだ。そこから私の大切なナニかが漏れ出している)



ナリタブライアン(自分では止められない……)



ナリタブライアン(三冠……有マを獲って私の夢を、目標を、全てそれに捧げてきたというのに)



ナリタブライアン(トレーナー……)



下2 保健室で起こったことや、他になにか

保健室にて



ブラトレ「体調不良なのかブライアン?」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「生徒会の仕事をサボることはあっても授業を放棄する君じゃない。なにかあったんだろう」



ブラトレ「トレーニングも無理そうならそれでいい。ただストレッチだけはしておいて欲しい」



ブラトレ「関節をほぐす簡単なものでいいんだ、もし身体を動かすもの辛いなら言ってくれ」



ブラトレ「それ以外にも俺が手伝えることがあるなら何でも言ってくれ」



ナリタブライアン「私は……」



下2 コンマ 
奇数 正直に言う
偶数 湿度マシマシ 
ゾロ目 クリティカル

コンマ偶然ゾロ目 湿度クリティカル




ナリタブライアン「私は……鼻がいいんだ」



ブラトレ「ん?」



ナリタブライアン「他の奴がどうかは知らないが、少なくともただの人間と比べて匂いには敏感だ」



ブラトレ「それがどうかしたのか?」



ナリタブライアン「よくも他のメスの匂いをさせたまま私の所に来たな」



ブラトレ「して当然だろう、保健室の担当もそうだしなによりブライアンの同室の子とも話した」



ブラトレ「誰かの匂いがしても当然だ、それに」



ナリタブライアン「今すぐその口を閉じろ」



ブラトレ「……」

ナリタブライアン「匂いに敏感だと言ったんだぞ、誰かと立ち話をしたくらいかどうかはわかる」



ブラトレ「じゃあ……」



ナリタブライアン「朝までメスと一緒だったな」



ブラトレ「あ……あ!違う!違うぞブライアン!あれはだな」



ナリタブライアン「お前がどんなプライベートを過ごしても私には関係ない。トレーニングや走りの研究には関係ないからな」



ナリタブライアン「だからと言ってメスの匂いを漂わせてくるのは違うとは思わないか?」



ブラトレ「ブライアン話しを聞いてくれ」



ナリタブライアン「質問をしているのは私だ!勝手に喋るな!」



ブラトレ「ブライアン……」

ナリタブライアン「シャワーを浴びる暇もないくらい朝まで楽しんだのか?」



ナリタブライアン「欲を満たすだけの時間を過ごして幸せだったか?」



ブラトレ「落ち着いてくれブライアン……」



ナリタブライアン「私はな、胸に穴が空いたような感覚があるんだ。なんだろうなこの気持ちは」



ナリタブライアン「言葉ではうまく言い表せない、お前も体験してみればわかるか?」



ナリタブライアン「私と同じにしてやろうか?」



ナリタブライアン「なあトレーナー」



ブラトレ「……」



下2 どうなった?

ブラトレ「まずは話しを聞いてくれ」



ナリタブライアン「もういい、お前には私と同じ……」



ナリタブライアンは突然立ち上がりトレーナーの胸倉を掴む。すると次の瞬間に口を抑えへたり込んでしまう



ナリタブライアン「ぅ……!」



ブラトレ「昨日の夜、理事長代理が吐いてしまった介抱をしたんだ。服も着替えたし身体も洗ったが匂いは取れなかったのか」



ナリタブライアン「……ぐ…ぇ……」



ブラトレ「キツイ香水でもつけてくるべきだった、本当にすまないブライアン」



ナリタブライアン「離れ……ろ……」



ブラトレ「吐いてしまってもいい、お前のなら汚くない」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「大丈夫だからなブライアン」

数分後



保険医「着替えなくても大丈夫ですか?」



ブラトレ「トレーナー室に行けばなんとかなります」



保険医「その、できればでいいので」



ブラトレ「わかっていますなるべく他のウマ娘とは会わないようにしますよ」



保険医「わかっていただけているなら良かったです」



ブラトレ「それではブライアンのことは宜しく頼みます」



保険医「ゆっくり寝ていれば体調も良くなると思います。ですが本日のトレーニングは控えください」



ブラトレ「そのつもりです。では私はこれで」



下2 ブライアンかトレーナーで起こったこと

保健室のベッドにて



ナリタブライアン(全て私の誤解だったのか)



ナリタブライアン(それなのに私は……)



ナリタブライアン(~~~~!!)



ナリタブライアン(さっきまで感じていた絶望感とは違う、この気持ちはなんだ!)



ナリタブライアン(恥ずかしさと、安堵感を同時に味わうようなこの気持ちはなんなんだ!)



ナリタブライアン(くううう……!)



ナリタブライアン(この私がこうまで動揺するとは!くそぉぉ……)ばたばた



保険医(青春してるわねえ)

ナリタブライアン(あ……そうだトレーナーにちゃんと謝る必要がある。アイツの服を汚してしまった)



ナリタブライアン(目の前で吐いてしまうなど、嫌悪されてもおなしくない状況だからな)



ブラトレ〈お前のなら汚くない〉



ナリタブライアン(あれはどういう意味だったんだ)



ナリタブライアン(私がアイツの担当だから当たり前なのか?それとも別の理由があるのか?)



ナリタブライアン(別の、理由……)



ナリタブライアン(ああもう考えても仕方ない!一日中寝て全て忘れてやる!)



下2 ブラトレかブライアンで起こったこと

保健室にて



保険医「起きてますかブライアンさん」



ナリタブライアン「……寝ている」



保険医「貴女に会いたいというウマ娘が来ているんです」



ナリタブライアン「後にしてくれ」



保険医「私もそう言ったんですけど急ぎだと言うので」



ナリタブライアン「……」



保険医「話しができるなら少しだけでもどうですか?」



ナリタブライアン「どうせ追い返しても無駄なんだろう。わかった呼んでこい」



下2 あらわれたウマ娘は?

オペラオー来たる



テイエムオペラオー「はーっはっはっ!保健室でろうとボクの魅力は変わらない!!」



ナリタブライアン「帰れ」



テイエムオペラオー「はっはっはっはっ!」



ナリタブライアン「ここがどこだかわかっているのか」



テイエムオペラオー「ボクにとってはこの世の全てが舞台なのさ!」



ナリタブライアン「帰れ」



テイエムオペラオー「どんなことを言われようともボクの舞台は終わらない!」



ナリタブライアン「……」

テイエムオペラオー「本当ならここから長編オペラを上演するところだが、残念ながらそうはいかない」



テイエムオペラオー「君にレースへの出場を誘いに来たのさ!この美しいボクが!!」



ナリタブライアン「断る」



テイエムオペラオー「君の夢である三冠ウマ娘を目指す上で悪くない話しなんだ。もちろんボクの為でもある!」




ナリタブライアン「私でなくともいいはずだ」



テイエムオペラオー「いいやキミだからこそ誘っているんだよ!!」



テイエムオペラオー「キミのことは応援している、いい所を見せてあげたらどうだい?」



ナリタブライアン「トレーナーは関係ない」



テイエムオペラオー「ボクは!トレーナーとは一言も言っていない!」



テイエムオペラオー「意識しているのはバレバレさ!ボクがキミを応援してあげようというわけさ!!」



下2 ブライアンのセリフか行動




ナリタブライアン「出る」



テイエムオペラオー「んん?」



ナリタブライアン「レースには出るから早く出ていけ」



テイエムオペラオー「それはよかった!わざわざこのボクが来た甲斐があったというものさ!」



テイエムオペラオー「詳細はキミのトレーナー君に伝えておくから後はゆっくり休みたまえ!」



ナリタブライアン「出ていけ」



テイエムオペラオー「はーっはっはっ!向こうを向いても顔が赤いのは丸見えさ!」



ナリタブライアン「この!」



テイエムオペラオー「ボクは可憐に去って行く!!」



ナリタブライアン「……」



ナリタブライアン「私がアイツを意識していた?その態度がバレていた?そんなはず……」

トレーナー室にて



ブラトレ「オペラオーの言っていることはあまり理解できなかったが、ブライアンがレースに出ることを了承したということでいいんだよな?」



ブラトレ「オペラオーは強い、一緒に走れる機会があるなら絶対に走った方がいい」



ブラトレ「それはわかるんだがえらく急だな、ブライアンなら前もって参加を決めていたはずだが」



ブラトレ「急に開催されるようになったレースということか?それなら納得はできる」



ブラトレ「日頃のトレーニングが間違っていないことを証明できるいい機会だ、明日からレースに向けた調整を行おう」



下2 ブラトレかブライアンで起こったこと

翌日、トレーニング中



ブラトレ「レースまで時間は限られている、効果的なトレーニングが必要になる」



ナリタブライアン「言われなくても理解している」



ブラトレ「そう、か」



ナリタブライアン「トレーニングのメニューは覚えた、いちいち指示もいらない」



ブラトレ「……」



ナリタブライアン(くそ、トレーナーの方をまともに見れない)



ブラトレ(やはり昨日のことが原因だろうな)

ブラトレ(理事長代理が悪いわけじゃない、散々謝られたしその件で責める所はない)



ブラトレ(全て俺が悪いんだ。処理が終わって部屋に帰ったときブライアンにメールを送ればよかったんだ)



ブラトレ(俺が原因なのは仕方ないが少しへこんでしまうな……)



ブラトレ(今日は本来のトレーニングではなくレースに向けた調整だ、時間には余裕がある)



ブラトレ(今日は俺が誰かを誘って飲みに行くのもいいかもしれない。昨日はほとんど飲んでないしな)



ブラトレ(下がった気持ちを少しでも上げる。自分の機嫌は自分で取らないとな)



下3まで飲みに誘った人物。全員採用するかは不明。~~トレでも可。あとその人物の特徴もあれば

居酒屋にて




ハヤヒデトレ「それはあんたが悪いわね」



モブAトレ「俺がどれだけ日々嫌われない為に努力してるか聞かせてやろうか?」



ブラトレ「そうなんだ俺が悪いのはわかってる」



ハヤヒデトレ「ブライアンが大変なことになってるって聞いて、あの子殴り込もうとしたのよ?」



ブラトレ「止めてくれて感謝しかない」



モブAトレ「ウマ娘といっても年頃の女子だ、ゲロをかけておいていつも通りっていうのも難しいだろ」



ハヤヒデトレ「あんたもんじゃ焼き食べながらゲロとかよく言えるわね」



モブAトレ「俺はそういうの気にしないからな」

ハヤヒデトレ「そういえばあんた、ベテラントレーナーに喧嘩を売ったらしいわね」



ブラトレ「なんの話だ?」



モブAトレ「お前らはチームに参加しなかっただろ。それは立派な敵対行為だ」



ブラトレ「俺は彼女の意思を尊重したんだ」



ハヤヒデトレ「トレーナーなら担当くらい説得しろっていうのが大多数の意見よ」



モブAトレ「理事長代理から説得されてもチームに入らないんだ、そう捉えらるのが普通だな」



ブラトレ「そんなつもりは無い」



ハヤヒデトレ「ならそれをベテラントレーナーに言ってみたらどう?」



モブAトレ「最悪干されて終わりだな」



ブラトレ「冗談にしてはキツ過ぎるぞ……」

ハヤヒデトレ「ベテラントレーナーの所じゃなくてもチームはあるわ。けど理事長代理が話を通していたのよ」



ハヤヒデトレ「上位15人の中に入るウマ娘だから是非ベテラントレーナーのチームに加えて欲しい」



モブAトレ「理事長代理がそこまで言ってあったのに、お前らはチームに入らなかった」



ブラトレ「事情を知っていたらちゃんとした断り方もあったんだ……」



ハヤヒデトレ「噂だけどあんた達も無理チーム戦に出させられるみたいよ」



モブAトレ「チーム戦の中でも一番大きいレースを走らされるようだな」



ハヤヒデトレ「一人のチームだからそのレースに勝っても優勝は無理。完全に嫌がらせよ」



ブラトレ「断ればどうなるかわからない……ということか」



下2 次にどうなったか

ブラトレ「たとえどんな事情があっても、彼女は走るレースには勝つ他の事はどうでもいいと言うだろう」



ハヤヒデトレ「あの子ならそう言うでしょうね」



モブAトレ「先に言っておくが俺はお前たちの味方はできないからな。なにを言われるかわからん」



ハヤヒデトレ「私は手伝ってあげたいけど……やっぱり無理ね」



モブAトレ「その言い方はどうなんだ?結果として味方しない癖に、手伝う気持ちはあるって言いたいのか?」



ハヤヒデトレ「私はアンタみたいな馬鹿じゃないのよ」



ブラトレ「こいつの余計な一言は今に始まったことじゃないだろう」



ハヤヒデトレ「それもそうね」



モブAトレ「なんだとぉ?」

ブラトレ「ーーさて、そろそろいい時間だな。今日はこれくらいにしよう」



モブAトレ「もうそんな時間か?」



ハヤヒデトレ「明日もあるからこれくらいでいいわよ」



ブラトレ「チーム戦の話は聞けてよかった、事前に聞いていれば対策もできる」



モブAトレ「担当とはちゃんと話しておけよ、取り返しのつかないことになっても知らないからな」



ハヤヒデトレ「今度はハヤヒデを止められるかわからないからちゃんとしなさいよ!」



下2 このあとどうなったか、もしくはブライアン側でなにか

寮にて



ビワハヤヒデ「本当にもういいと言うんだな」



ナリタブライアン「そうだと何回も言っている」



ビワハヤヒデ「ブライアンが望むなら私は……」



ナリタブライアン「もういい、だから早く部屋に帰れ」



ビワハヤヒデ「そんな言い方は無いだろう?可愛い妹のことは心配して当然だ」



ビワハヤヒデ「母さんだって同じだ、ブライアンの身長が低いのは野菜を食べなかったからだとずっと言っている」



ナリタブライアン「おふくろもいい加減にして欲しい」



ビワハヤヒデ「心配してくれる相手がいることは、どれだけ恵まれているかわかっているのか?」



ナリタブライアン「姉貴はやり過ぎだ。私は助けを求めていないし望んでいないことまでやろうとする」

ビワハヤヒデ「私のトレーナーから聞いたが、二人はチームに参加しなかったことで見せ物にされる可能性がある」



ビワハヤヒデ「そんなことを聞いた上でこんなことが起こってるんだ、心配して当然だ!」



ナリタブライアン「見せ物にされようが関係ない。レースに勝つ以外の他は考えない」



ビワハヤヒデ「どうしても姉を頼ってくれないと言うんだな……?」



ナリタブライアン「頼る必要が無い。助けてくれとも言っていない」



ビワハヤヒデ「……そうか。なら私の力が必要になったらいつでも呼んでくれ」



ナリタブライアン「わかったから早く帰れ」



下2 このあと何か起こったこと





モブA「いいお姉さんだよね~」



ナリタブライアン「鬱陶しいだけだ」



モブA「ビワハヤヒデさんがいつも心配してるのは見ててわかるよ。けどチーム戦のことは私も心配になっちゃうな」



モブA「私もトレーナーから聞いたけど結構まずいみたいだね」



ナリタブライアン「レースに勝てば問題ない」



モブA「それだけじゃ済まない問題になっちゃうかもよ。怒ってるベテラントレーナーは何人ものレース関係者と親しいし」



モブA「斜行なんかレース場によって裁定が違うし、全部が不利になっちゃう可能性もあるよ」



ナリタブライアン「誰とも競ることがないくらい引き離せばいい」



モブA「それはそうだけどさ」

モブA「ねえチームに入る気は無いんだよね?」



ナリタブライアン「無い」



モブA「ならチームを作るのはどうなの?そうすればまだマシだと思うけど」



ナリタブライアン「アイツは私のことだけ考えていればいい」



モブA(独占欲発動してるね~)



ナリタブライアン「トレーナーは私のことで毎日時間を使っている、他に余裕は無い」



モブA「指導は無くていいよ、チームを組んでくれるだけでいいから」



モブA「お姉さんも参加してくれると思うし、もちろん私も参加する!トレーナーさんと話してみてくれない?」



ナリタブライアン「……」



下2 ブラトレと話した結果は?

翌日、トレーナー室にて



ブラトレ「チームは一人のトレーナーが各ウマ娘をまとめるのが常だが、複数のトレーナーがそれぞれチューターとしてつくのは問題無いはずだ」



ナリタブライアン「そうか」



ブラトレ「ルール上で問題は無くとも実際は難しい。そんな面倒なことを引き受けてくれる奴がいるかどうかだ」



ナリタブライアン「協力すると言っている奴は居た」



ブラトレ「ウマ娘だけが協力すると言っても無理だ、トレーナーの協力が必須になる」



ブラトレ「モブAトレとハヤヒデトレは残念ながら協力できないとのことだ」



ナリタブライアン(アイツ……!!)



ブラトレ「モブAは悪く無い、これは俺達の問題なんだ。大人同士のつまらないいざこざに巻き込んですまない」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「ブライアンを三冠に導けるなら俺はどうなっても構わない。キミだけは絶対に守る」



ナリタブライアン(なんだ……妙な言い回しだな)

ナリタブライアン(いつもなら俺達はーーのように二人でやっていこうと言っている所だ)



ナリタブライアン(どうして今日は[私だけ]守るなんて言い出したんだ?)



ブラトレ「ーーーー」



ナリタブライアン(最悪の事態を想像してしまった、トレーナーの言ってることが耳に入ってこない)



ナリタブライアン(トレーナー、お前はもう何か被害を受けているというんだな)



ナリタブライアン(自分はどうなってもいいから私だけは守る。お前の考えていることが手に取るようにわかる)



ナリタブライアン(誰が何をしているんだ、情報が欲しい。協力してくれそうな奴に話してみるか)



下2 相談相手

夜、寮にて



ナリタブライアン「アマさんが知ってることがあれば教えて欲しい」



ヒシアマゾン「アタシに聞くより生徒会で調べた方が早いんじゃないかい?」



ナリタブライアン「生徒会はウマ娘の為に働く。トレーナーのことには関与しない」



ヒシアマゾン「なら理事長代理はどうなんだい?」



ナリタブライアン「トレーナーにゲロを吐いた奴を頼れというのか」



ヒシアマゾン「わかったから怒るんじゃないよ」

ヒシアマゾン(自分がトレーナーに吐いちゃったことはノーカンなんだろうね。これでトレーナーに好意を寄せてるのは隠せてるつもりなんだから)



ナリタブライアン「顔をジロジロ見てどうしたんだ?」



ヒシアマゾン「なんでも無いさ気にしないでいい」



ヒシアマゾン(素直に協力してあげたいところだけどアタシもトレ公のことは大切なんだ)



ヒシアマゾン(ブライアンがどういう状況かは知ってだけに……)



下2コンマ

奇数 味方する
偶数 関わらず
ゾロ目 クリティカル

コンマ偶数ゾロ目 クリティカル



ヒシアマゾン「悪いけどブライアンのトレーナーに関する話しは聞いた事無いね」



ナリタブライアン「アマさんがそう言うなら信じる」



ヒシアマゾン「力になれなくて悪かったよ」



ナリタブライアン「いいんだ、これは私とトレーナーの問題なんだ。やはり誰かの力を借りようとしたのが間違ってる」



ナリタブライアン「話しを聞いてくれただけでも助かった」



ヒシアマゾン「本当、力になれなくて悪いよ……」

電話中



ヒシアマゾン「そうだ、トレ公の言う通りブライアンはアタシの所に来たよ」



ヒシアマゾン「もちろん知らないって答えておいたからね。こんなつまらないことでアタシとトレ公の関係は終わりたくない」



ヒシアマゾン「長いものに巻かれるっていうのを知らないブラトレが悪いんだよ。アタシ達はなにも悪くない」



ヒシアマゾン「ブラトレがここを辞めるように追い込むっていうのは卑怯なやり方で気に入らないけど仕方ない」



ヒシアマゾン「大丈夫、アイツの味方は数人しか居ない。放っといたら自滅する」



ヒシアマゾン「……え?チーム戦でわざと怪我をさせるって?」



ヒシアマゾン「アタシはブライアンとは距離適正は違うから関係ない……それはそうだけど、そこまでする必要があるとは思えない」



ヒシアマゾン「指示に逆らったら……」



ヒシアマゾン「ん、アタシもそう。ブライアンなんかよりトレ公の方が大事」



ヒシアマゾン「全部アイツらが悪いだもんな……」


下2 次にどうなったか

生徒会室にて



トウカイテイオー「聞いてよ会長~~!」



シンボリルドルフ「そんなに急いでどうしたんだテイオー」



トウカイテイオー「最近トレーナーの元気が無くてさ、どうしたのかって聞いてもはぐらかされちゃうの!」



シンボリルドルフ「気のせい、では無さそうだな」



トウカイテイオー「調子が悪そうとかじゃなくて何かおかしいよ!」



エアグルーヴ「そのような話しは聞いたことがない」



シンボリルドルフ「トレーナー同士だけで問題があったならあり得る。ウマ娘の知らないところで何かが起こっているのかもな」



トウカイテイオー「ならボク調べて来るから!」タタタっ



エアグルーヴ「全く、どうせ何も無いに決まっているというに」



シンボリルドルフ「それはどうかな」



エアグルーヴ「会長は信じると言うんですか?」



シンボリルドルフ「テイオーを信じるというより、君の言い方はまるで知っていて大ごとにしたくないように感じた」



エアグルーヴ「会長!」



シンボリルドルフ「ふふふ、きっと冗談さ」



下2 テイオーの突撃先、またそこで起こったことがあれば

職員室にて



トウカイテイオー「失礼しまーーす!」



「どうしましたかトウカイテイオーさん?」



トウカイテイオー「うーんやっぱりみんなそうなんだ」



「あまりキョロキョロ見回さないでください、生徒に見せられない資料もあるんです」



「要件を言いなさい挨拶をしたからと言って自由に入れる場所じゃないんだ」



トウカイテイオー「あのさー最近ボクのトレーナー元気が無いんだよね。何かあったか知らない?」



「それは私達には関係ありません」



トウカイテイオー「本当に?」



「え……」



(無駄なことは言わずに黙ってなさい)



(はい……)

「用事が無いなら退室しなさい!このままだと」



『それは私達には関係ありません』



「へ?」



トウカイテイオー「さっきのは録音済み。こういうの会長に習っておいて良かったよ!」



「け、消してください!」



トウカイテイオー「どうして?」



「え……」



トウカイテイオー「ねえねえどうして?」



「許可も無く録音するのは犯罪だ!いつまでも子供が我儘言ってるんじゃない!」



トウカイテイオー「それくらい僕もわかってるよ~~!」



トウカイテイオー「でもさ」



トウカイテイオー「もし何かあったらこれは証拠になるよね?」

トウカイテイオー「ボクのトレーナーはねいつも元気でボクのことを大切にしてくれるの」



トウカイテイオー「トレーナーが元気だからボクも元気でいられるの」



トウカイテイオー「言ってる意味わかるよね?」



トウカイテイオー「よくもボクのトレーナーを傷付けたな」



「ち、ちが……」



トウカイテイオー「違うもんか!あんなトレーナーなんか今まで見たことない!」



トウカイテイオー「絶対にお前らが原因だ!お前たちが何かしたんだ!!」



トウカイテイオー「見てろ……合法的な手段って徹底的に追い込んでやる」



トウカイテイオー「絶対に、絶対に許さない!!」



下2 この後どうなった?

学園某所にて



テイオートレ「貴方の様な嫌がらせを受けているトレーナーは他にも居ます。このままでは潰されて終わってしまいます」



テイオートレ「ですから私達でチームを組みませんか?個人で戦っていても勝ち目はありません」



ブラトレ「貴女の言うことは正しいと思います。ですが協力はできません」



テイオートレ「どうしてですか?!」



ブラトレ「信用できないからです。貴女は別として他のトレーナーを信じろと言われても無理です」



テイオートレ「ですがこのままでは貴方は学園を追い出されます!」



ブラトレ「構いません」



テイオートレ「どうして……?!」



ブラトレ「トレセン学園に籍はなくともブライアンを支えられます。ウマ娘に専属トレーナーが居なくともレースには出れます」



ブラトレ「ブライアンを守れるのなら喜んでこの学園から去りますよ」

テイオートレ「そこまでの覚悟があるのなら戦って下さい!負けて終わるのは悔しくないんですか?!」



ブラトレ「貴女の目の前で悔しがった方が良かったですか?」



テイオートレ「な……!!なにを言ってるんですか!!」



ブラトレ「貴女は別と言いましたが嘘です。そのチームの誘いこそ罠だと思っています」



ブラトレ「上位15人のうち14人が敵に回った状況です。ウマ娘もトレーナーも信用できません」



ブラトレ「強いウマ娘ともなると慕っている後輩や仲の良い友人も沢山居ます。彼女らはきっと喜んでその子に協力します」



ブラトレ「担当のウマ娘が強ければ強い程怪しいです。トウカイテイオーは素晴らしいタイムでしたよね」



テイオートレ「信じて下さい……!!」



ブラトレ「全員敵でも構わないんです。なにをどうやってもレースの勝者はただ一人」



ブラトレ「栄光を掴むのがブライアンであればいい。それでは失礼しますね」



下2 どうなったか、もしくはなにが起こった

「はーーっはっはっ!!」



テイオートレ「誰っ?!」



テイエムオペラオー「このテイエムオペラオーが全て聞かせてもらったよ!」



テイエムオペラオー「孤高は時には気高く時には脆い。彼女は強いがまだ原石で圧倒的ではない!」



テイエムオペラオー「原石を磨くのは強敵であり心からの友だ!美しいボクがその役目を果たそう!」



テイエムオペラオー「そしてキミは学園に残る事!彼女を学園に残す可能性はあってはならない!」



ブラトレ「誰であろうと協力はしない」



テイエムオペラオー「はっはっはっ!協力もなにもキミ達は既にボクの舞台に参加しているのさ!!」

テイエムオペラオー「ついでに忠告しておくとチーム戦は出ない方がいい。ブライアン君を潰せと指示があったからね!」



ブラトレ「なんだと?!」



テイエムオペラオー「キミもこの話は知っていたはずさ!あの場に居たことはボクが覚えている!」



テイオートレ「ぁ……」



ブラトレ「やはり敵で間違っていなかったか」



テイオートレ「確かに言われました!!けどそんなことテイオーにはさせません!」



テイエムオペラオー「いいやキミは明確に拒否をしていなかった!キミはボクの舞台に相応しく無い!」



テイオートレ「大人には大人の事情があるんですよ……!」

テイエムオペラオー「今度のレースでブライアン君がボクの敵であり友に相応しいか見させてもらう!」



テイエムオペラオー「最初と目的は違ってしまったが彼女を応援するには変わりない!」



テイエムオペラオー「キミ達がどんな走りを見せてくれるのか今から楽しみだ!!」



ブラトレ「ありがとうオペラオー。そのことを知らなければブライアンが大変なことになっていた」



ブラトレ「チーム戦がある日は重賞レースに参加するかオフにしよう」



テイエムオペラオー「別のレースに出るのが一番安全だろうね!はっはっはっ!」



テイオートレ「あの……」



ブラトレ「……」



テイオートレ「あ…………」



テイエムオペラオー「美しいボクは去っていく!次の舞台が待っているからね!」



下2 次にどうなったか

テイトレ「私の事は軽蔑しても構いません……でも!ナリタブライアンはこのままじゃ絶対によくありません!周りが敵だけじゃいつかきっと潰れてします……!」

ブラトレもクソデカ感情持ってんなこれな
あとオペラオーはこういうグルで潰そうとするを別の誰かに仕掛けられるの心底嫌いそうだよなぁ

安価内容把握


方向性が固まってきました

おつおつ
?????「やはりヒトミミゲロ女は信用ならんな……私のトレーナーは私だけのものだ」

テイオートレ「待って下さい!せめてあの人達がなにを考えているかを聞いて下さい!」



テイオートレ「理事長代理はベテラントレーナーさんの言いなりです、やろうと思えばどんなことでもできてしまいます!」



テイオートレ「貴方だけで済む問題じゃないんです!ブライアンさんも学園を追い出されます!」



テイオートレ「そうなったらもう貴方達は……」



テイエムオペラオー「それを知ってるのに向こうを止めようとはしない。そんな自分が惨めだとは思わないかい?」



テイエムオペラオー「ボクならそんな役はお断りさ!そんな卑屈なことをしているのは主人公じゃない!」



テイエムオペラオー「ベテラントレーナーを悪役にしたいようだけどキミも同じさ!やっていることは全く同じ!」



テイエムオペラオー「断言するよ、キミ達は主人公にはなれない!どんなレースであろうと輝くことはできない!」

テイオートレ「行って……しまいました……」



テイオートレ「私はブラトレさんのようには生きられません、担当の為に全てを投げ出すだなんて無理です」



テイオートレ「どれだけ苦労してトレセン学園のトレーナーになったと思ってるんですか……!」



テイオートレ「ここで働くのは私の夢なんです、あの子たちが栄光を目指すように私にも夢がある!」



テイオートレ「そうです……普通はそうなんです。ブラトレさんがおかしいんです」



テイオートレ「私は悪くない、上司の指示に従って働くことが悪いはず無いんです」



テイオートレ「私の夢はこんなことで終わらせない……」



下2 ブライアンに接触したウマ娘を

学園某所にて



キングヘイロー「少しいいかしら?」



ナリタブライアン「よくない」



キングヘイロー「この私がわざわざ話しかけてあげてるのよ?」



ナリタブライアン「……」



キングヘイロー「ああもう待ちなさいな!貴女にとって悪い話じゃないのよ!」



キングヘイロー「貴女のトレーナーの周りで何があったかは知ってるわよね?それに関係するのよ!」



ナリタブライアン「いい」



キングヘイロー「はい?!」



ナリタブライアン「誰の手を借りるつもりも無い」



キングヘイロー「なにを言ってるの?!最悪どうなるかは想像できるわよね?!」



ナリタブライアン「……」



キングヘイロー「待ちなさい!!話しくらい聞いていきなさい!」

キングヘイロー「私にはトレーナーが居ないのは知ってるわよね。その……」



ナリタブライアン「あれだけ大騒ぎしていれば嫌でも知ってる」



キングヘイロー「……そうよ。学園を辞める一歩前までいったもの。お母さまも私を責めるだけで意見すら聞いてくれなかった」



キングヘイロー「謹慎で済んで私は残ることになったけど別に辞めていても良かったのよ。ウララさんを侮辱したあんなトレーナーなんか!」



ナリタブライアン「だからと言って暴力は許されない」



キングヘイロー「そうよ……私が悪いのよ」



キングヘイロー「こんな私のトレーナーなんか誰もやりたがらない。一流に相応しくないことをしてしまったから当然ね」



キングヘイロー「だからと言って私は全てを諦めたわけじゃない!」

キングヘイロー「貴方のトレーナーに私の指導もして欲しいのよ!」



ナリタブライアン「断る」



キングヘイロー「貴女はトレーナーじゃないでしょ!」



ナリタブライアン「アイツは私のことしか考えていない」



キングヘイロー「これは聞いてたより拗らせてるわね……けどこの提案はそっちにもメリットがあるのよ!」



キングヘイロー「悪さをしているベテラントレーナーはお母さまに負い目があるわ!昔から問題を抱えていたようね」



キングヘイロー「見返りも無しに協力するというのは一流じゃない。この取引を受けなさいナリタブライアン!」



下2 どうなったか

私はトレーナーの判断に従うから私に頼まずトレーナーの所へ行け
ただし私以外を指導することでトレーナーが苦しんだら許さないぞ

押し問答してるとウララがケンカはだめだよー!と突っ込んでくる
ちょっと軟化したブライアンは>>177

ナリタブライアン「お前から言い出した癖に受け入れろだと?ふざけているのか」



キングヘイロー「なによ!一流であるこの私が味方してあげるって言ってるのよ!」



ナリタブライアン「また癇癪を起こして暴力沙汰を起こすつもりか?」



キングヘイロー「なんですって?!」



ハルウララ「喧嘩はだめーーー!」



キングヘイロー「ウララさん……」



ハルウララ「キングちゃんもブライアンちゃんも喧嘩は良くないよ!」



ナリタブライアン「コイツが原因だ」



ハルウララ「喧嘩は売る方も買う方も悪いの!どっちも悪いからこれで終わり!」



ハルウララ「みんな仲良くしないとダメだよ!喧嘩なんか絶対にしちゃダメだからね!」

ハルウララ「キングちゃんがまた私の為に怒ってくれてたとしても嬉しくない!」



キングヘイロー「ごめんなさい……」



ハルウララ「謝るならブライアンちゃんの方でしょ!」



キングヘイロー「ブライアンさん、確かに私の言い方は褒められたものではありませんでした」



ハルウララ「ブライアンちゃんは!」



ナリタブライアン「私は謝らないからな」



ハルウララ「もうーーー!」



ナリタブライアン「だが私はお前を止めない。トレーナーの所へ行けばいい」



キングヘイロー「本当にいいんですの?」



ナリタブライアン「奴が許可したとしても、アイツを苦しめたら絶対に許さないからな」



キングヘイロー「なんでもかんでも頼むつもりはありませんわ。自分でできることをしてこそ一流ですもの!」



下2 ブラトレのセリフや反応、もしくは起こったこと

トレーナー室にて



ブラトレ「一番優先はブライアンになるのはわかってるか?」



キングヘイロー「嫌という方わかっていますわ」



ブラトレ「ブライアンが許可したなら引き受ける。こちらにとってメリットもあるようだしな」



キングヘイロー「良かった……」



ブラトレ「キミに割ける時間は限られている。ブライアンの為にやっている研究と同じことはできない」



キングヘイロー「自分でできることは全てやります、やってみせわすわ!」



ブラトレ「それだけやる気が問題無いだろう。研究用の資料の元データは渡す、後は自分でやってみるんだ」



ブラトレ「どの情報が必要でどれが不必要なのか。見極める作業も全てキミに任せる」

キングヘイロー「トレーニングは一緒のメニューをさせてもらえるのよね?」



ブラトレ「もちろんそうだがうちはトレーニングを重要視していない。その前のストレッチに力を入れている」



ブラトレ「そうだな平均すれば1時間以上はやっているな」



キングヘイロー「そんなにやっていますの?!」



ブラトレ「これを毎日、オフの日も関係なくブライアンは必ずやっている」



キングヘイロー「剛より柔、ということですのね」



ブラトレ「いや、柔がなければ剛は無い。そういう考えだ」



キングヘイロー(凄い自信ですわね、これは期待できそうですわ)



下2 どうなった?

下1 どうぞ

ブライアンも合流



ブラトレ「いい機会だから二人の次のレースを決めようと思う」



キングヘイロー「私はまだ先になりそうですわね」



ナリタブライアン「謹慎明けでレース感も鈍っているだろ。大きなレースに挑むのは無謀だ」



キングヘイロー「謹慎のことは言わないで下さい!」



ブラトレ「ブライアンはチーム戦を回避する為に重賞に出る。キングもそこに出るか?」



キングヘイロー「それは……いえ、やります。一流の私ならいきなりの重賞でも結果を出してみせますわ!」



ブラトレ「ならその方向で進めていこう。手続きもやっておくからな」

ナリタブライアン「名の付くレースではないがあのレースはどうする」



キングヘイロー「何の話ですの?」



ブラトレ「オペラオーが主催するレースにブライアンが誘われているんだ」



ナリタブライアン「奴のことだ、一人増えた所で役者は多い方がいいと言うだろう」



キングヘイロー「そんなの走らない理由がありませんわね!」



ブラトレ「ではオペラオー主催のレースに向けて調整しつつ、次の重賞に向けてトレーニングを重ねていく」



ナリタブライアン「私がやることは何もかわらない。全てのレースに勝つだけだ」



キングヘイロー「私はトレーナーのことについても動きますわ。お母さまの力も借りてベテラントレーナーを排除してやりますのよ!」



下2 ブライアンかキングかブラトレ側であったこと

キングのチーム加入祝いと称してウララが商店街の皆様からの贈り物(菓子類)を持ってきてパーティを開く

寮にて



ハルウララ「キングちゃんおめでとーーー!」



キングヘイロー「このお菓子の山はどうしたの?」



ハルウララ「えっとね、商店街のみんながくれたの!キングちゃんに新しいトレーナーさんがついたお祝いだよ!」



キングヘイロー「そんな大袈裟よ、ウララさんの気持ちだけでよかったわ」



ハルウララ「でもでもみんな良かったねって言ってたんだよ!」



キングヘイロー「そうですのね、ではその気持ちは有り難く受け取っておきますわ!」



ハルウララ「キングちゃんとパーティーだーーー!」

>>192
レースあるから節制しますよ!といいつつ慈母の目で同調するキング

ブライアンはノータイムパクパク

キングヘイロー「あらこれ美味しいですわね。こういう俗っぽいものもたまには悪くありませんわ」



ハルウララ「キングちゃんはお菓子とかあんまり食べないよねー」



キングヘイロー「一流である私は間食なんかしなくてよ!」



ハルウララ「そっか……」



キングヘイロー「はっ?!ウララさんがくれたお菓子は別でしてよ!!いつだって食べますわ!」



ハルウララ「本当!嬉しいなー!」



キングヘイロー「誰かさんではありませんがパクパクですから!」



ハルウララ「よかったー!実はキングちゃんを困らせてたなんて知ったら落ち込んじゃうもんね」



キングヘイロー(あっぶなかったですわね……)

ハルウララ「困らせたで思い出しちゃったけど、キングちゃんあの事は本当にごめんね」



キングヘイロー「悪いのはあのクズトレーナーですからウララさんは何も悪くありません」



ハルウララ「私ね、色々変なことを言われてるのは知ってた。けど走るのが楽しいから気にしたことは無かったの」



ハルウララ「でもキングちゃんが本気で怒ってくれて……嬉しかったんだ」



ハルウララ「えへへ、なんだか変だよね。トレーナーさんは叩いちゃダメだよってキングちゃんに言わないといけないのに」



ハルウララ「謹慎じゃ済まなかったかもしれなかったのに。それでも嬉しいだなんて言葉が出てきちゃうんだ~」



ハルウララ「だからキングちゃん、ありがとう!」



下2 キングのセリフか行動、その他出来事

下2 どうぞ

…明日、ウララさんの事も見てもらえるようブラトレさんにお願いします
どんな時も楽しく走れるウララさんは素晴らしい。でも勝つ事も必要です。貴女の為にも

キングヘイロー「……明日、ウララさんの事も見てもらえるようブラトレさんにお願いします」



ハルウララ「ええ、どうして?」



キングヘイロー「どんな時も楽しく走れるウララさんは素晴らしいですわ。けとでも勝つ事も必要なんです」



ハルウララ「私は楽しく走れたらいいんだよー」



キングヘイロー「私も最初はそうでした、けど全てのウマ娘は一番になりたいという気持ちが抑えきれなくなるんです!」



キングヘイロー「ウララさんはまだその気持ちに目覚めていないだけなんです!貴女も一番を目指して!」



ハルウララ「けど私は一回も勝てたことないよ」



キングヘイロー「勝てます!ウララさんなら勝てるんです!誰よりもレースを楽しむ貴女が勝てないはずありません!」



キングヘイロー「貴女なら、勝てるんです……!」



ハルウララ「わ、わ!泣かないでキングちゃん!」



キングヘイロー「ウララさん……ううううう!」

ブライアンの部屋に移動



ナリタブライアン「こんな時間に電話をしてすまなかったな」



ブラトレ[こういう話しは早い方がいい、ブライアンの判断は間違っていない]



キングヘイロー「ううううう……」



ハルウララ「泣き止んでキングちゃん、大丈夫だからね」



ブラトレ[先に言っておくがまた担当を増やせというのは無理な話しだ。キングの分だけでも負担が増えている]



ナリタブライアン「ハルウララの面倒を見る必要は無い」



ハルウララ「うん、私もみんなに迷惑かけられない。だからキングちゃん」



キングヘイロー「いや……絶対いや!ウララさんもチームに入れて!」



ナリタブライアン「我儘を言うな」



キングヘイロー「言ってもいいでしょう!!私にだって自由はあるわ!!」



キングヘイロー「うう、ぐぅうううう……!」



下2 ウララはどうした、どうなった?

ハルウララ「よしよしキングちゃん、私の為にそこまで言ってくれて嬉しいな」



キングヘイロー「うう、ううううっ」



ハルウララ「トレーナーさん、本当に私がチームに入るのはダメかな?」



ナリタブライアン「無理だと言っているだろう」



ハルウララ「トレーナーさんに聞いてるからブライアンちゃんは少し待っててね」



ナリタブライアン「……」



ハルウララ「どうかなトレーナーさん?」



ブラトレ[負担が増えるのもあるがそう簡単に信用できない。キングが言ってきたからと言ってそれは信用する材料にならない]



ハルウララ「信用さえしてくれればいいの?」



ブラトレ[そう思ってくれて構わない]



ナリタブライアン「トレーナーの負担を増やすことはやめろ!私は絶対に認めないからな!」

ハルウララ「信用は買えるって言うよね」



ブラトレ[そうとも言うが学生が大金を持っていることは考えにくい。メジロの令嬢なら話しは違ってくるが]



ハルウララ「トレーナーさんは男の人で女の人が好きだよね?」



ブラトレ[恋愛対象は女だな]



ハルウララ「じゃあ私をあげる」



ナリタブライアン「なにを言っているんだお前は!!」



ハルウララ「私に手を出すのが犯罪ならここで脱ぐから。裸の写真だっていつでも送るから」



ナリタブライアン「黙れこの……!」



ハルウララ「この、なに?私にはこれしか無いもん!ブライアンちゃんと違って私には何もない!」



ハルウララ「キングちゃんに手伝ってもらわなくても勝てるようになりたい!私の為に泣いてくれる友達の為に走りたい!」



ハルウララ「お願いトレーナーさん!私もチームに入れて!」



下2 ブラトレのセリフや起こったこと

ブライアンがまたしっとり掛かり爆発しそうな気配を音声だけでも感じたトレ、取り敢えずウララに馬鹿な事をするなと厳命して明日皆で話そうと提案

(消してもいいです-偶数ゾロだったら言葉足りなくてアレな感じに)

ブラトレ[キングと一緒で優先はできない。いざという時には切り捨てる可能性がある]



ブラトレ[俺をトレーナーにすることはこれくらいリスクがある。それでも構わないのか]



ハルウララ「それくらい大丈夫だもん!」



ブラトレ[わかった、なら引き受けてやる]



ナリタブライアン「トレーナー……私のことは……」



ブラトレ[全てにおいてブライアンを優先することは何も変わらない。キングとウララはあくまでついでだ]



ブラトレ[お前のことが一番大切だしブライアンのことしか考えていない]



ナリタブライアン「私だってそうだ!トレーナーと走ることしか考えていない!」



ナリタブライアン「だから誰にも邪魔されたくないんだ!私だけのトレーナーであってくれ!」



ブラトレ[普段ならブライアン以外のトレーナーをやる気は無い。だが今はそんな状況じゃないんだ]

ブラトレ[キングは味方で損は無いし、ウララは……]



ハルウララ「今からそっちに行くね」



ナリタブライアン「やめろ!!」



ブラトレ[ウララ、身体を売るような真似をするならその時点でトレーナーは降りる]



ハルウララ「じゃあ私はどうすればいいの?このままじゃ私は信用されないし役にも立たないよね?」



ブラトレ[それはまた考えておく。今はキングのフォローをしてやってくれ]



キングヘイロー「ひっ……ひぐ……っ」



ナリタブライアン「本当にハルウララまで面倒を見るのか?私と適正がまるで合わないぞ」



ブラトレ[ウララはダートで短距離がメイン。ブライアンに応用できる要素は少ないだろうな]

ハルウララ「トレーナーさん、やっぱり裸の写真送るよ」



ナリタブライアン「黙れ!」



ハルウララ「捨て垢作って画像を送るから。トレーナーさんは見たくなかったらずっとそのままにしておけるよね?」



ハルウララ「もし私が裏切ったりしたらその画像をばら撒いてもいいから。これなら信用してくれる?」



ブラトレ[……]



ナリタブライアン「どうして拒否しないんだトレーナー!!」



ブラトレ[こちらが弱みを握っておくのは悪い話しでは無い。信用する理由ができる]



ブラトレ[ただ一つ問題なのはそれが本当にウララのものかどうかだ。俺は絶対に見ることは無いから確認ができない]



ブラトレ[最悪はブライアンに確認を……」



キングヘイロー「私が……やるわ」

キングヘイロー「私がウララさんの写真を、撮る。だから信じなさい」



ハルウララ「うん、キングちゃんなら裸を見せてもいいよ」



キングヘイロー「この一流の私が撮った写真を信じられないはずないわね?」



ブラトレ[ここまで言ってるんだ、仕方ないだろうブライアン]



ナリタブライアン「ぐ、ぎぎ……!」



ハルウララ「ブライアンちゃんの邪魔はしないから!トレーナーさんを取ったりなんか考えてない!」



キングヘイロー「人の恋路を邪魔するようじゃ一流じゃありませんから」



ナリタブライアン「クソ……好きにしろ!!」



ハルウララ「やったねキングちゃん!これからは一緒に頑張ろう!」



下2 どうなったか

トレーニング中



ハルウララ「凄いよキングちゃん!またタイムが早くなった!」



キングヘイロー「私も伸び悩んでいたはずなのに、こんなにもすぐ結果が出るとは思っていませんでしたわ」



ブラトレ「キングはともかくウララは良くなって当たり前だ。今まではフォームが定まっていなかったんだ」



ブラトレ「ダートの走りは知らないが基礎は芝と変わらない。今のタイムが最低限のラインだ」



キングヘイロー「私のはどう説明できますの?」



ブラトレ「謹慎中走れなかったのが功を制したんだろう。無駄な動きが無くなって洗練された走りになっている」



キングヘイロー「自分のお陰だと言わない所は一流ですわね。やはり貴方を頼って正解でしたわ」



ハルウララ「これでもっと走るのが楽しくなるよ!」

ブラトレ「あの二人と比べるとブライアンは調子が悪いようだな」



ナリタブライアン「ふん……」



キングヘイロー「トレーナー!次はどうすればいいんですの!」



ハルウララ「もっと色々教えてよーー!」



ナリタブライアン「チッ…」



ブラトレ「ブライアンが優先だと言ってるだろう少し待っててくれ」



ハルウララ「はーーーい!」



ブラトレ「ブライアンの目標としているレースまではまだ時間はあるが、油断はできない。それはわかっているな?」



ナリタブライアン「お前に言われなくともわかっている」

ブラトレ「このままキングが伸びてくれば有マで対決になるかもしれない。その可能性はあるんだ」



ブラトレ「ブライアンのついでに面倒を見ている二人に負けているようじゃダメだろう」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「あとは予定通りにトレーニングを進めておいてくれ。俺は二人の指導をしてくる」



ナリタブライアン「……」ギリギリ



ナリタブライアン「私だけのトレーナーをよくも……!」



ナリタブライアン「私の為だけに働いてくれるトレーナーはアイツなんだ!この世でアイツだけなんだ!」



ナリタブライアン「アイツはそれをわかっていないのか?わかっていないんだよなあ?」



ナリタブライアン「だからこんなことを平気で出来るんだ」



ナリタブライアン「許さない」



下2 トレーナーかブライアン、もしくはキング達で起こったこと

学園のどこか



ナリタブライアン「……」



テイエムオペラオー「どうやら随分と掛かり気味の様だね」



ナリタブライアン「どけ」



テイエムオペラオー「舞台もレースも思い通りにはいかないものさ。どんな舞台であれ全ては台本通りには進まない」



テイエムオペラオー「折り合いをつけれるようになった時、キミはもっと強くなれる」



テイエムオペラオー「だからその手に持っているものはあるべき場所に返してくるんだ」



ナリタブライアン「……」



テイエムオペラオー「それはタマモクロスが愛用しているたこ焼きを作るのに必要な道具だ。千枚通しとも言うみたいだね」



ナリタブライアン「アイツにわからせるんだ。私だけがこんな思いをしているのが許せない」



ナリタブライアン「絶対に殺しはしない。だが一生消えない傷を負わせる」



ナリタブライアン「アイツが起きて寝るまで。どんな時でも私を忘れないようにする」

テイエムオペラオー「怪我をさせることは良くない。トレーナーと離れ離れになってしまうよ」



ナリタブライアン「アイツは喜んで受け入れる」



ナリタブライアン「私がつけた傷を見る度にそれを私だと思うんだ」



テイエムオペラオー「随分と掛かってしまっているようだね。だがこのボクがいる限りもう大丈夫さ!」



テイエムオペラオー「ボクの舞台は誰も不幸にさせない!キミという友でありライバルを失うはずがないからね!」



ナリタブライアン「どけ」



テイエムオペラオー「全てこのボクに任せておきたまえ!」



下2 どうなったか

タマモクロス「なんやアンタが持ってたんか!それ探しとったんや、おおきにな!」ひょい



ナリタブライアン「何をする返せ」



タマモクロス「そういう事にしといたるから静かにしとれ」



ナリタブライアン「……」ゾクッ



タマモクロス「どいつもコイツも色恋ボケし過ぎや。ここは合コン会場ちゃうんやぞ」



テイエムオペラオー「トレーナーとの出会いが運命であるウマ娘も存在する!」



タマモクロス「だからってトレーナーを怪我させていいわけないやろボケ」



タマモクロス「お前のトレーナーがコソコソ嫌がらせ受けてんのも腹立つし、お前にも腹が立つ。ここはトレセン学園なんや!」



タマモクロス「つまらんことに精を出すな!走りで価値を見せろやボケが!!」

タマモクロス「オペラオー、今度のレースにウチも出せ」



テイエムオペラオー「役者は一人でも多い方が良い!もちろん歓迎さ!」



タマモクロス「お前みたいなヌルい奴に現実見せたるわ。ウチがお前の心を折ったる」



タマモクロス「ほんでここを辞めて好き放題トレーナーと乳繰り合っとけばええんや」



ナリタブライアン「なんだと」



タマモクロス「ウチがどんな覚悟で走っとんか見せたる。まあ精々頑張りや」



テイエムオペラオー「誰と走ろうと勝つのはボクさ!次の舞台が楽しみで仕方ないよ!」

トレーニング場にて



キングヘイロー「なんだか昨日までと違いますわね」



ハルウララ「凄いやる気があるみたい!」



ブラトレ「新しいアイデアがあったんだがそれが良かったみたいだな。やる気も出て大成功だ」



ハルウララ「すごーい!」



キングヘイロー「そのアイデアを私達にも活かして欲しいですわ!」



ナリタブライアン(覚悟か、最近の私には欠けているものだった)



ナリタブライアン(トレーナーのことで頭が一杯だった。今もトレーナーのことを考えているがレースのことも考えている)



ナリタブライアン(オペラオーにタマモクロス。倒すべきライバルも増えてきたな)



下2 次にどうなるか

トレーニング後



キングヘイロー「そういえば街に新しく焼肉屋が出来たらしいわね」



ナリタブライアン「肉」



キングヘイロー「美味しいと聞いてるけど所詮は噂。誰か食べに行って一流に相応しい味か教えてくれないかしら」



ナリタブライアン「聞いたかトレーナー、肉だぞ」



ブラトレ「聞いてはいたが四人で焼肉となると金が掛かる」



キングヘイロー「私は一流に相応しいか気になるって言ったのよ。行きたいとは言ってないわ」



ハルウララ「ブライアンちゃんと二人で行ってきてよ!」



ブラトレ「ああ……そういうことか」



ナリタブライアン「肉、肉肉」

二人は焼き肉デートに向かいました



キングヘイロー「ブライアンはちゃんと外出届けを出して行ったわね」



ハルウララ「ちゃんとデートできるかな?」



キングヘイロー「トレーナーさんは気付いているようでしたけど、ブライアンさんはどうでしょうね」



ハルウララ「ブライアンちゃんってトレーナーさんのこと好きなんだよね?」



キングヘイロー「自分の気持ちに気付いていない可能性はありますわね」



ハルウララ「……ついて行ってみる?」



キングヘイロー「後を付けるなんて一流のすることじゃないわ。けど見張りなら問題ありませんわね」



ハルウララ「よし!じゃあ遠くから見守ってみよう!」



下2 デート中どうなってるか

焼き肉屋前



ブラトレ「行列ができているな」



ナリタブライアン「肉」



ブラトレ「オープン記念で大幅な割引きをやっているのか。これは混むのも仕方ないな」



ナリタブライアン「肉肉」



ブラトレ「ちょうど夕食の時間帯なのも悪かった。暫く並ぶと思うが構わないか?」



ナリタブライアン「肉」



ブラトレ「そうか、なら待っていよう」



キングヘイロー(あれで会話できてますの?)



ハルウララ(二人だからできているんじゃないかな)

DQN1「お、ウマ娘じゃん!」



DQN2「ウマ娘の癖に男連れかよ、何様だお前」



ナリタブライアン「……」



DQN1「無視してんじゃねえよクソアマ!」



DQN2「なんだよお前調子乗ってる系?」



ナリタブライアン「……」ギリッ



ブラトレ「すいませんやめてもらいませんか?」



DQN1「ああ?正義面してんじゃねえよ」



DQN2「関係ねえ奴は引っ込んでろ」



ブラトレ「彼女は私の大切な人ですから」



DQN1「お前みたいなのが彼氏な訳ねえだろ」



DQN2「お前からやってやろうか、ああん?」



ブラトレ「できるものならどうぞ」



DQN1「舐めやがって、この野郎が!」

DQN2「痛い目見ないとわかんねぇ……」グッ



DQN2(なんだコイツ、見た目の割に重い。厚着とかそんなレベルじゃねえぞ)



ブラトレ「……」



DQN2(まさか全部筋肉か?そういや脚も細くねえ)



DQN2「チッ、行くぞ」



DQN1「ああ、なんでだよ一発わからせてやれよ」



DQN2(おいバカ、こいつの体よく見ろ)



DQN1(あ……?)



DQN2(総合か何かやってるぞコイツ。ただ者じゃねえ体してやがる)



DQN1(マジかよ二人がかりでも勝てねえのか?)



DQN2(やるならお前がやれ、俺はごめんだからな)

ナリタブライアン「喧嘩を売ったと思ったら逃げていったぞ」



ブラトレ「威勢がいいだけのバカだったな」



ナリタブライアン「折角の気分が台無しだな」



「……」



ブラトレ「周りの視線も痛いな、残念だが今日はやめておこう」



ナリタブライアン「そうか……」



キングヘイロー(ブライアンさんそこは押すところですわよ!)



ハルウララ(トレーナーさんの家に行きたいって言えば一発だよ)



下2 このあとどうしたか

ブラトレ「他の所で食べるかもう帰るかだな。ブライアンはどうしたい?」



ナリタブライアン「ん……」ぎゅっ



ブラトレ「ブライアン?」



ナリタブライアン「か……帰りたく……ない」



キングヘイロー(いったーーー!)



ナリタブライアン「ト、トレーナーの家……ここから……近い……?」



ハルウララ(ここまでかなキングちゃん)



キングヘイロー(あえっ?!)



ハルウララ(もう大丈夫だから後はそっとしておこうよ)



キングヘイロー(そそそ、そうね!お節介もここまでよね!)



ハルウララ(頑張ってねブライアンちゃん!)

ブラトレの部屋



ナリタブライアン(本当に来て、しまった)



ブラトレ「コンビニの弁当なんかで良かったのか?」



ナリタブライアン「あ、ああ」



ブラトレ「ブライアンがいいならそれでいいんだけどな」



ナリタブライアン(どうする?本当にどうしたらいいんだ?なにをするのが正解なんだ?)



ブラトレ(さて、どうしたものか……)



ナリタブライアン(あああああそこら中からトレーナーの匂いがあああああ)



下2 部屋でどうなったか

ブラトレ「とりあえず食事にしよう。箸はあるが飲みものが無いな、少し待っててくれ」



ナリタブライアン「……」



ナリタブライアン(これはマズい。部屋の中がこんなことになっているだなんて思わなかった)



ナリタブライアン(トレーナーの匂いしかしない。トレーナーの匂いしかしないんだ)



ナリタブライアン(ん、なんだこれは?)



ナリタブライアン(シャツ……トレーナーが着てたシャツ)



ナリタブライアン(トレーナーのにおいがする)



ナリタブライアン(少しだけ、ほんの少しだけ借りるだけだ)

ナリタブライアン(んぐぁぁぁぁぁぁ)クンクン



ナリタブライアン(これはマズイ。止まらない。止められない)



ナリタブライアン(トレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナー)



ナリタブライアン(止まらない止まらない止まらない止まらない。止められない)



ナリタブライアン「ふううううううううう」



ブラトレ「本当に……どうしたものかな」



下2 ブライアンはどうなったか

ブラトレ「……トイレに行ってくる」



ナリタブライアン「んぐっ」



ナリタブライアン「はあはあはあ」



ナリタブライアン「シャツ、トレーナーのシャツ」



ナリタブライアン「いまトレーナー居ないから。なんでもしていいぞこれは」



ナリタブライアン「着る、シャツを。もう着てやるからなコイツ」



ナリタブライアン「ふうううううううう」

トイレの中です



「ふううううううううう」



ブラトレ「どうするのが正解なんだこれは」



ブラトレ「学生相手に手を出すのは犯罪だ。せめて学園を卒業してからでないとな」



ブラトレ「俺は手を出すつもりは無いが……ブライアンがどうなるか」



ブラトレ「説得に応じればいいが、力づくで来られると勝てない。人間はウマ娘には勝てない」



ブラトレ「最後の一線を越えることだけは避けたい……」



「おおおおおおおおおお」



下2 どうなった?

ごちそうが並ぶ



ブラトレ(こうなれば色気より食い気だ、満腹にさせて寮に帰そう。それしか無い)
 



ナリタブライアン「美味いなこれは」



ブラトレ「キャンプで人気のスパイスがあったからそれを使ったんだ」



ナリタブライアン「肉の味が引き立てられて美味い」



ブラトレ「コンビニ弁当はまた今度俺が食う。だからブライアンは好きなだけ食べてくれ」



ナリタブライアン「遠慮はしないからな」



ブラトレ(冷蔵庫にあった食材を全て使った。これでブライアンも満足してくれるだろう)

食事後



ナリタブライアン「美味かった」



ブラトレ「満足したか?」



ナリタブライアン「それなりにはな」



ブラトレ(あれで満腹にはならないのか……)



ナリタブライアン「ん、もうこんな時間か」



ブラトレ「そ、そうだぞ遅くなる前に寮に帰るんだ」



ナリタブライアン「丁度いい、手伝ってくれトレーナー」



ブラトレ「なにをだ……?」



ナリタブライアン「日課のストレッチだ。普段はちゃんと一人でやっているが、トレーナーがいるんだから当然助けてくれるな?」



ブラトレ「……」



ナリタブライアン「『しっかり』手伝ってくれよトレーナー」



下2 どうなる?

ストレッチ中




ナリタブライアン「ん、んっ」



ブラトレ(これは予想できなかった。こんなことになるとは思わなかった)



ナリタブライアン「ふぅ……」



ブラトレ(いつも通りのストレッチなのにこれは良くない。余計な事も考えてしまう)



ナリタブライアン「ぁん……」



ブラトレ(変な声を出さないでくれブライアン)



ナリタブライアン「トレーナー……」



下2コンマ

奇数 説得
偶然 少しだけなら
ゾロ目 うまぴょい

翌日、早朝。寮にて



ガチャッ



モブA「あ、お帰り!昨日のことはキングに聞いてるから安心して!」



モブA「夜に帰ってきたことにしてあるから大丈夫!一緒に朝練しに行こ!」



ナリタブライアン「そうだな」ツヤツヤ



モブA「トレーナーさんの家に泊まるだなんて大胆じゃん!結構やり手だったんだね!」



ナリタブライアン「手より良かった」ツヤツヤ



モブA「うんんん?」



ナリタブライアン「指より硬くて」ツヤツヤ



モブA「さあグラウンドに行こっか!」

同時刻、キングとウララ



キングヘイロー「トレーナーさんからメールが来たわよ」



ハルウララ「今日は体調不良で指導に来れないって!」



キングヘイロー「ウララさん、これってあれかしら?」



ハルウララ「うまぴょいしちゃったんだね!」



キングヘイロー「そうよね、夜中まであれを踊っていたのよね」



ハルウララ「これでブライアンちゃんも安定しそうだね、良かった~」



キングヘイロー「今日ブライアンさんとどんな顔して会えばいいのかしら」



ハルウララ「トレーナーさんのお見舞い行こうよ!きっと立てないくらいに疲れてると思うから!」



ハルウララ「あ、立つっていうのはね体だけじゃなくて」



キングヘイロー「さあーーーーてもう一眠りして今日も一日頑張りますわよ!!」



下2 この後どうなったか

トレーニング中



ナリタブライアン「うおおおおっ」



キングヘイロー「凄いやる気と勢いね。いつもの三倍は効率が良いわよ」



ナリタブライアン「まだだ、もっとやるぞ」



キングヘイロー「オーバーワークは禁止ですわよ」



ナリタブライアン「今日の私は誰にも止められない。怪我なんかするはずが無い」



キングヘイロー「鬼気迫るものを感じますわ。明らかに今までのブライアンさんとは別人ですわね」



キングヘイロー「このやる気と気持ちが私にも宿れば私はもっと伸びます。ブライアンさんのはいいヒントになりそうですわ」



キングヘイロー「できればウララさんにも見せたかったですけど、大事な用があるから仕方ありませんわね」

トレーナーの部屋



ハルウララ「トレーナーさん大丈夫?骨は折れてない?」



ブラトレ「問題、無い」



ハルウララ「ブライアンちゃん手加減しなかったでしょ。トレーナーさんが鍛えてなかったら腰折れちゃってたよ」



ブラトレ「拒否できなかった、俺が悪い」



ハルウララ「五歳のウマ娘の子が人間を襲った事件があったでしょ?力じゃ絶対に勝てないんだからね」



ブラトレ「今回ので、よくわかった」



ハルウララ「私たちは痛みにも強いんだから躊躇なんかしないよ。次から嫌だったらちゃんと断らないといけないからね!」



下2 ブライアン側かトレーナー側で起こったこと

ピンポーン



ハルウララ「私出てくるからトレーナーさんはそこで寝てて!」



ブラトレ「いや、大丈夫だ。来たのは、あの人だ」



駿川たづな「あらハルウララさんもお見舞いにいらしてたんですね」



ハルウララ「あ……」



駿川たづな「お見舞いに色々持ってきました。よければトレーニングにも使ってあげて下さい」



ハルウララ「ちょっと部屋に入るのは待ってて!トレーナーさん今、少しあれだから!」



ハルウララ(今のうちに消臭スプレーをかけないと!)



駿川たづな「大丈夫ですよハルウララさん。ですが少し席を外していてもらえますか?」



ハルウララ「本当に大丈夫なの?」



駿川たづな「トレーナーさんとナリタブライアンさんと仲が良いのはいいことです」



ハルウララ「トレーナーさんの味方なの?」



駿川たづな「そこも含めた話し合いです」

電話を繋ぎました



秋川理事長[反省っ。誠に申し訳ない]



ブラトレ「理事長はなにも悪くありません」



秋川理事長[私が居ない間に何が起こったのか全て聞いた。頭を下げることしかできない]



駿川たづな「理事長代理はベテラントレーナーの言いなりになったままです」



秋川理事長[私はすぐに帰ることはできない。電話で注意したとしても効果があるとは思えない]



ブラトレ「私は学園を去る覚悟はあります」



駿川たづな「それだけは絶対にやめて下さい!」



ブラトレ「自分の身は自分で守ります。理事長も無理をなさらず自分の仕事を優先して下さい」



秋川理事長[我が学園の職員を守れず理事長は名乗れない!]



駿川たづな「ですが今回のことは非常に難しいですよ。ブラトレさんを守るなら他のトレーナーを守れなくなります」



駿川たづな「ブラトレさんを敵対しているのは上位15名のウマ娘のトレーナーです。単純に考えて14人以上のトレーナーが絡んできます」



ブラトレ「トロッコ問題に近いですね。理事長、自分とその他のトレーナーなら守る方がどちらかは明白ですよね」



ブラトレ「自分は環境が変わってもブライアンを支えます。どうかそれだけは許して下さい」



下2 理事長のセリフか行動、もしくは起こったこと

安価内容把握



キングとウララの写真撮る所のを書いたんですけどマズそうなのでお蔵入りにしておきます

秋川理事長[依頼っ! 君が自身の有能さを示す事でベテラントレーナーに付いている奴らの目を覚まさせてやってくれ!]



駿川たづな「ブライアンさん達を勝って勝って勝たせるんです!」



ブラトレ「それで目が覚めるのでしょうか」



秋川理事長[彼らを試すためでもある!これで目が覚めなければ学園には不要っ!]



駿川たづな「もちろん私達がサポートします。増設中の最新式のトレーニング施設も特別に使ってもらいます」



ブラトレ「特別扱いはいりません」



秋川理事長[特別ではなく優秀なトレーナーへのご褒美!今の学園で当てはまるのは君だけだ!]



駿川たづな「ベテラントレーナーの言いなりになっているトレーナーはとても優秀とは言えません」

ブラトレ「サポートというのは理事長の協力も有るということですよね?」


秋川理事長[もちろん協力するぞ!]



ブラトレ「では早速一つお願いしたいことがあります。近くテイエムオペラオーが主催するレースがあるんですが、そのレースを見ていて下さい」



ブラトレ「ただ見るのではなくレースが終わったあと、全てを見ていたと付け加えて下さい」



駿川たづな「使用申請が出ているレース場には大型スクリーンがあります。そこに理事長の映像を映せますよ」



秋川理事長[了解っ!オペラオーのレースに勝利し、その実力を見せつけてやれ!]



駿川たづな「トレーニング施設は今日からお使い下さい。良い結果が出ることを期待しています」



下2 トレーニング中起こったこと

謎の倉庫にて



ハルウララ「すっごーーい!」



ナリタブライアン「見たこともない機械ばかりだな」



キングヘイロー「一流の私だから知っていますけど、これは超がつく最新式のトレーニングマシンですわよ!」



ナリタブライアン「これだけのものを隠している意味がわからない。何か裏があるぞ」



ブラトレ「裏というか表に出せない理由はある。キングは知っているか?」



キングヘイロー「勿論ですわ。これら全てのマシンの効果は素晴らしいですが負荷も凄まじいですの」



キングヘイロー「一流のトレーナーが見ていてくれないとかえって身体を壊すでしょうね」



ハルウララ「じゃあトレーナーさんがいるから大丈夫だ!」



ナリタブライアン「そうだな」

ブラトレ「理事長が長期出張に出ているのはこれが理由だ。学園のトレーナー全てにこれを使いこなして欲しいと言っていた」



ブラトレ「その為のマニュアル作りと実際にこれを使用しているトレーナーの話しを聞き、特別資料を製作しているそうだ」



ブラトレ「このマシンを使うにはよく身体をほぐしておかなければいけないが、もう準備は済んでるな?」



ハルウララ「たっぷり柔軟してきたよ!」



キングヘイロー「ストレッチも一流にこなしてきましたわ!」



ナリタブライアン「私も準備はできている」



ブラトレ「俺たちにできることは走ることだけだ。権力やつまらないことに必死な奴らの目を覚まさせてやろう」



下2 ブラトレかウマ娘側で起こったこと

学園内トレーニング施設にて



タマモクロス「だぁーーもうイライラする!あのボケトレーナー、とうとうトレーニングまで来えへんやないか!」



オグリキャップ「私がいるじゃないかタマ」



タマモクロス「そういう問題やないねん!」



イナリワン「うちのトレーナーも権力争いに必死とは情け無いよ」



スーパークリーク「トレセン学園のトレーナーは簡単にはなれませんから。どんなことをしても残りたいんでしょうね」



タマモクロス「それで権力争いに必死ってか?そんなん自分に実力が無いって言うてるのと変わりない!」



イナリワン「勝って名を上げとけきゃクビになる心配なんか無いっての」



スーパークリーク「自分に自信がない人が多いみたいねえ」

タマモクロス「ブライアンとこのトレーナーにやっとることはイジメや。うちのトレーナーはなんでそれに加担しとるんや!」



タマモクロス「あのボケーーー!担当切ったるからな!」



オグリキャップ「そんなことをして大丈夫なのか?」



タマモクロス「トレーニングにもロクに来えへん奴なんかいるかぁ!こっちから願い下げや!」



スーパークリーク「タマちゃんみたいに言える子は何人いるかしら」



タマモクロス「どういう意味や?」



イナリワン「トレーナーと離れたくないから協力するウマ娘も多いって話しさ」



スーパークリーク「噂ではブライアンさん達をレースで妨害するとか」



タマモクロス「終わってんなソイツら。もう二度とレースでは勝たれへんわ」

オグリキャップ「トレーナーは大切だが間違ったことをしているなら正す必要がある。それがウマ娘とトレーナーの関係だ」



イナリワン「オグリが言うと説得力あるねぇ」



スーパークリーク「このままではブライアンさん達はここを去ってしまいます」



タマモクロス「それは許さん、あのボケはウチがレースで叩きのめすんや!」



イナリワン「叩きのめす前に終わっちまいそうだけどな」



タマモクロス「なんやとお前も協力せぇや!」



イナリワン「なにをどうすればいいのか言ってみな!」



スーパークリーク「ここで揉めてもなにも解決しませんよ」



オグリキャップ「……」



下2 オグリのセリフや行動、起こったこと

オグリキャップ「私はトレーナーとの関係は良好だ、権力だとかには興味はなく私にしか興味ないらしい」



オグリキャップ「クリークとイナリの所はどうだ?」



イナリワン「タマと同じ。この場に居ない時点でアレだから」



スーパークリーク「私も残念ながらそうですね…」



タマモクロス「ウチらの為の学園やのにウマ娘に負担かけるってどういうことやねん!」



オグリキャップ「よくないことなのは確かだ」

スーパークリーク「いっそのことオグリさんのトレーナーさんにお世話になるのがいいかもしれませんね」



イナリワン「その話し乗った!」



タマモクロス「ライバルと同じトレーナーに鍛えられるのは悪くないな。フェアな勝負ができる!」



オグリキャップ「一度に三人も増えるのか、トレーナーは何て言うだろうか」



オグトレ「……」



タマモクロス「噂をしとったら来たみたいやで。話し聞いてみようや!」



下2 オグトレの反応は

追加安価


オグトレの特徴や性格。下1

オグトレあらわる



オグトレ「悪い遅れた」



オグリキャップ「いつものことだ気にしていない」



タマモクロス「今日はなにをしとったんや?」



オグトレ「動画見てたら時間が経ってたんだよ。去年の有マは何度見ても熱くなるな」



イナリワン「時間を守ることの方が少ないトレーナーって普通ダメだって」



スーパークリーク「でもその実力は本物です。芝とダートを走るオグリさんのサポートを確実に行ってますから」

タマモクロス「なあオグトレ話しがあんねん。ウチらの面倒見てくれへん?」



オグトレ「え、嫌だけど。オグリキャップにしか興味無いし」



イナリワン「そこをなんとか!」



スーパークリーク「思いつきで言っているんでは無いんです。いま学園でややこしいことが起こってますよね?」



オグトレ「興味無いから知らない。俺はオグリを育成することしか考えてないから」



オグリキャップ「私にとって悪い話しじゃないんだ。タマもイナリもトレーナーが育ててれば大きく伸びる」



オグリキャップ「強力なライバルと走る私の姿はどうだろうか」



オグトレ「おお…そいつはいいな。想像するだけで勃っちまうよ」



イナリワン「な……!」



スーパークリーク「あらまあ」

イナリワン「へ、変態!変態は消えな!」



タマモクロス「コイツのは今に始まったことと違うで。オグリの走り見てズボン盛り上がっとるんやからな」



オグリキャップ「私も最初は戸惑ったが害は無い」



スーパークリーク「普通そういうことは口にしませんよ?」



オグトレ「他人がどうかは知らん。俺の指導を受けるなら我慢しろ」



イナリワン「どどどどうする、どうすんだよぉ」



スーパークリーク「私はお願いしたいです」



タマモクロス「ウチもトレーナーになって欲しいわ。善は急げって言うからあのボケに三行半叩きつけてきたるわ」



イナリワン「ええ、うう……」



下2 タマモクロスの所はどうなったか

学園某所



タマトレ「なんで今更切るって言うのさ!」



タマモクロス「お前とはやってられんからや」



タマトレ「僕のトレーニングは間違っていなかったはずだ!」



タマモクロス「そうやな」



タマトレ「だったらどうして?!」



タマモクロス「お前に愛想が尽きたからや。今日トレーニングに来えへんかった理由はなんや?」



タマトレ「僕にも仕事があるんだ!」



タマモクロス「質問に答えろやクソボケ!お前らがくだらんことしとんのは知っとんや!」



タマモクロス「そんなに保身が大事やったら担当なんか持たんと一生ゴマ擦っとけ!!」

タマトレ「好き勝手言いやがって……!走るだけの気楽なウマ娘に僕の気持ちがわかるはずない!」



タマトレ「上司に逆らえばクビになるんだ!それが社会なんだ!我儘言うのもいい加減にしてくれ」



タマモクロス「おい今なんて言うた」



タマモクロス「走るだけ?気楽?」



タマモクロス「殺すぞ」



タマトレ「ひ……!」



タマモクロス「ウチらは人生をかけて走っとる。ここで終わってもええって気持ちで走っとるんや」



タマモクロス「メジロのアイツなんか走らんでも人生勝ち組や。それやのにボロボロの脚でまだ走っとる」



タマモクロス「舐めるのもええ加減にせえ……ほんまに殺す前にウチの前から消えろ」



タマトレ「た、タマ……」



タマモクロス「馴れ馴れしく名前を呼ぶなクソボケ!」

タマモクロス「……悪い奴では無いのは知ってる。けどそれだけや」



タマモクロス「トレーナーとしての資格が無い。あんなヘタレな奴はなにやっても無理や」



タマモクロス「今回のことが無くてもあんな奴クビになって終わりや。ほんまにアホやで」



タマモクロス「これでスッキリしたわ、遠慮なくオグリのとこで世話してもらおか」



タマモクロス「オグリだけやなくてブライアンもおる。まだまだ楽しませてもらうで!」



下2 オグトレ側で起こったこと

無効があるので下1が安価

学園某所にて



テイオートレ「また担当が切られただなんて…ウマ娘の子は何を考えているのかしら」



テイオートレ「自分にとってプラスにならないのに。そんなことをしたら目をつけられて……」



テイオートレ「私もテイオーに切られたらクビも切られるかも。嫌だそんなこと嫌だ」



テイオートレ「嫌だ嫌だ……ここは絶対辞めたくないぃぃ…!」



トウカイテイオー「……」



テイオートレ「テイオー…私、ごめん……ダメなトレーナーだよね……テイオーのこと……」



テイオートレ「ごめんなさい…なんでもするから担当を切らないで……私の前から居なくならないで……」



トウカイテイオー「大丈夫だよトレーナー。ボクはキミを裏切ったりなんかしないから」

トウカイテイオー「ボクもトレーナーが居ないと生きていけないんだ。絶対に離さない」



トウカイテイオー「一生離さない。拒否したって無駄だからね」



テイオートレ「うん、うん……」



トウカイテイオー「ボクはどうすればいいのかな?」



テイオートレ「私の前から居なくならないで…」



トウカイテイオー「それから?」



テイオートレ「私にはテイオーが居てくれればそれでいいのぉ……」



トウカイテイオー「もうキミを一人にしないからね」



テイオートレ「うううぅ…」



トウカイテイオー(絶対に許さない。トレーナーをこんなにした奴らを全員地獄に落としてやる)



下2 次にどうなったか

トレーニング場にて



タマモクロス「結局みんなトレーナーとは別れたんやね」



イナリワン「あんな勘違い野郎とは続けられないね!」



スーパークリーク「リスクはありましたけど最善を考えるとこうなりました」



オグリキャップ「これから賑やかで楽しそうだ」



オグトレ「当分の間はオグリのトレーニングを全員でやってもらうがそれでいいんだな?」



タマモクロス「かまわへんで、オグリと一緒のメニューやったら妥協も無いしな!」



イナリワン「ダートのトレーニングの時は自主練しとくし」



スーパークリーク「こっちは後回しにしてもらって構いませんよぉ」

トレーニング中



イナリワン「キッツいなぁこれ…!」



タマモクロス「限界まで追い込むのがオグトレ流やからな…」



スーパークリーク「負荷もちゃんと考えられていて素晴らしいトレーニングですね」



オグリキャップ「ふぅ、ふぅ……」



オグトレ「よかったぞオグリ!小休憩のあとは坂路だ!」



イナリワン「けどよお、あれはやっぱ気になるって」



スーパークリーク「立派なテントが張られていますね」



タマモクロス「オグリも言うてたけど害は無いんや、慣れればどうってことない!」



イナリワン「慣れたくねえ~……」



下2 ブラトレ側かオグトレ側で起こったこと

オグリキャップ「今日は少し暑いな。ジャージは脱ごう」



タマモクロス「…ん?」



スーパークリーク「オグリさん下着が透けてますけど…」



イナリワン「おいおいこんなのトレーナーが見たら……!」



オグトレ「……」



イナリワン「む、無視…?」



スーパークリーク「オグリさんの透けている下着って結構セクシーなものですよね」



タマモクロス「前にウチと買いに行ったヤツや。こういうのも一つくらい持っとけっていうて買わせたんよ」



イナリワン「本当に興味無いのか…マジもんだなこりゃ」

オグリキャップ「以前に着替えの最中を見られたことがある。だがトレーナーの下半身は無反応だった」



オグリキャップ「トレーナーは私の走りでしか興奮しない」



イナリワン「言ってることはオカシイんだけど安心できるっていうな」



スーパークリーク「私達の走りでも興奮することはあるんでしょうか?」



オグリキャップ「無いはずだから安心して欲しい」



タマモクロス「テント張るくらいどうってことないんや!イかせるくらいの走りを見せたるからな!」



イナリワン「ええ…それはどうなんだよぉ」



スーパークリーク「言いたいことはわかりますからいいじゃないですか」



下2 ブラトレ側で起こったこと

謎の倉庫にて



ハルウララ「トレーナーさーーん!これどう使ったらいいかわかんない!」



ブラトレ「ダート用の機械は俺も詳しくないんだ」



キングヘイロー「これは私の方がよく知ってますわよ。以前詳しく調べたことがありますの」



ブラトレ「ウララの為に調べたのか?」



キングヘイロー「う!」



ハルウララ「そうなのキングちゃん?私のこと考えてくれてて嬉しいなー!」



キングヘイロー「ウララさんの為ですから……そんな、あう」

ナリタブライアン「私を優先するという話しはどうなったんだ。トレーナーの悪い所が出ている」



ナリタブライアン「新しい機械があればそれに食い付く気持ちはわかるがトレーナーは私のものだ」



ナリタブライアン「ふん、好きなだけ騒いでいろ」



ブラトレ(よしよしブライアンは熱心にやっているな。コイツは少し嫉妬させておくくらいが丁度いい)



ブラトレ(嫉妬させ過ぎると襲われてしまうから加減が難しいが慣れるしかない。適度に飴をやればいいはずだ)



ブラトレ(ブライアンには仲間が必要だったんだ。それに気付かせてくれたキング達には感謝だな)



ブラトレ(こうなった以上三人は育て上げてみせる。トレーナーとして妥協は許さない)



下2 このあとどうなるか

トレーニング後



ハルウララ「ひぃ、ひぃ……疲れたぁー!」



キングヘイロー「まだこんな時間なんですの?いつもより倍くらいやっていた気がしますのに」



ブラトレ「集中していたのもあるしこの機械が凄いのもある。いきなり長時間やるのはかえって逆効果だ」



ハルウララ「うんうん今日はもう無理ぃ~~」



ブラトレ「疲れているだろうが夜に柔軟はちゃんとやるんだぞ」



キングヘイロー「もし寝てしまってもちゃんと起こしてあげますわよウララさん」



ハルウララ「多分寝ちゃうからキングちゃんお願いねぇ~」

ブラトレ「なあブライアンもうトレーニングは終わったんだ」



ナリタブライアン「そうか」



ブラトレ「どうして俺から離れないんだ?」



ナリタブライアン「自分で考えろ」



ブラトレ「ここは学園なんだそういうのはよくない」



キングヘイロー「あらここは誰も知らないですし入ってこれませんわよ」



ハルウララ「向こうにシャワーもあるみたいだね」



ブラトレ「おい!」



ナリタブライアン「そうだなにを言っているんだお前は」



ブラトレ「わかってくれるなブライアン」



ナリタブライアン「コイツは汗を流さない方が好きなんだ」



ブラトレ「なにを言っているんだブライアン…?」



下2 この後はどうなるか

ブラトレ「やっと身体が治った所なんだ、せめて今度のレースに勝ってから……な?」



ナリタブライアン「そうか」



ブラトレ「ああそうだわかってくれたな?」



ナリタブライアン「レースに勝ったらいいんだな?」



ブラトレ「お…う」



ナリタブライアン「ふふふふふ」



ハルウララ「私達がいるのに気にしないのが凄いよね!」



キングヘイロー「ブライアンさんもトレーナーさんも本音を隠すタイプでは無いようね」



ハルウララ「トレーナーさんは精力剤とゴムは常備しなきゃね!あ、ゴムっていうのは輪ゴムじゃなくて」



キングヘイロー「さあウララさん部屋に戻りますわよ!」

ハルウララ「部屋に戻る前に一つ教えて!今度のオペラオーちゃんのレースってライブはある?」



ブラトレ「どう…だ。聞くのを忘れていたな」



ナリタブライアン「あったとしてもなんとかなる」



キングヘイロー「勝負服は無しでジャージと聞いていますから恐らくありませんわね」



ブラトレ(理事長が映し出されるモニターがあるからライブは可能だ。オペラオーのことだから即興でやり出すかもしれないな)



ハルウララ「聞きたいことは聞けたから後は仲良くしてて!」



ブラトレ「今日はもう寮に帰るんだ」



ナリタブライアン「ああ、この昂りをレースにぶつける。そしてその後にトレーナーにもぶつける」



キングヘイロー「ほんっとに大胆ですわね……一線を越えるとこうも変わりますのね」



下2 オペラオーレース前日に起こったこと

例の焼き肉屋にて



タマモクロス「なんでこんなことになってんねん」



オグトレ「明日のレースに備えて肉を食うのは悪くはないなぁ」



ナリタブライアン「肉肉肉」



オグリキャップ「トレーナー!ここは食べ放題なのか?!」



タマモクロス「こっちとそっちに同じようなんがおってやりづらいねん!そっちはそっちでツッコんどけよ!」



ブラトレ「俺も肉を食うのは悪くないと思うがなぜこの面子なのか疑問に思っていた」



イナリワン「なんだいそっちが主催だって聞いてたよ」



キングヘイロー「誘ったのは私ですわ。この集まりには意味がありますのよ」



スーパークリーク「ぜひその意味をお聞かせください」

キングヘイロー「不本意ながら私のトレーナーの立場は良いものとは言えません。何が起こっているかは知っていますわね?」



ナリタブライアン「私のトレーナーだ」



タマモクロス「黙っとれやオノレぇ!」



ハルウララ「キングちゃんのお母さんが悪さをしてるトレーナーのことを知ってるんだって」



キングヘイロー「お母さまの力を借りれば事態は好転します。しかしそれが難しいのです」



イナリワン「なにそれ?まさか親から嫌われてるとかって?」



キングヘイロー「……」



イナリワン「え、ちょ、黙るなって」



キングヘイロー「残念ながら私とお母さまの関係は良好とは言えません」



イナリワン「えええぇ……」

キングヘイロー「私一人でお母さまに訴えたところで相手にされません。ですから皆さんに協力して欲しいんですの」



イナリワン「親から嫌われるって話しが強烈でなにも入ってこない」



スーパークリーク「協力とはなにをすればいいんですか?」



キングヘイロー「ひとまずこちらの味方をして欲しいんですの。私が嘘をついていないと証明してくれる人が多ければ多い程嬉しいですわ」



ナリタブライアン「肉肉!肉肉肉肉!」



オグリキャップ「肉が焼けるこの瞬間が堪らないんだ」



オグトレ「オグリの焼いた肉が食いたいな」



タマモクロス「この状況で話しができるわけないやろ。とりあえず腹ごしらえしてから続きやろか」



下2 この後どうなるか

食事中



ナリタブライアン「なぁぁトレーナーぁぁもっと抱き締めて欲しいんだぁ」



ブラトレ「離れてくれブライアン…」



オグリキャップ「いつもより食べられる、満腹の向こう側にたどり着いたのかもしれない」



スーパークリーク「トレーナーさんは私の赤ちゃんなんですよ、忘れてただけなんですよね」



オグトレ「いや違うが」



イナリワン「お稲荷さんは!お稲荷さんを寄越しな!!」



タマモクロス「どないすんねんボケぇ」



キングヘイロー「炭酸水じゃなくてお酒でしたのねこれ…」

タマモクロス「未成年で飲酒とかバレたら終わるからな?」



キングヘイロー「わざとじゃありませんわよ!」



タマモクロス「わざとやなくてもこんなことになってんねん!」



スーパークリーク「おしゃぶりを忘れてますよ~」



オグトレ「忘れてない」



オグリキャップ「ああ美味い、美味いなあ」



ナリタブライアン「トレーナーこの前みたいにキスしてくれ。もっと激しいのを私にして欲しい」



ブラトレ「やめてくれぇ…」



ハルウララ「……」



キングヘイロー「あ、あらウララさんも飲んじゃってましたのね」



ハルウララ「ーー」



下2 ハルウララのセリフか行動

ハルウララ「あのねみんな、わざとじゃなくてもお酒を飲んじゃったことは仕方ないよ」



ハルウララ「けどね、レースも控えてるから程々にしとこ?」  



「「「……」」」



ハルウララ「今日のお金はキングちゃんが出すって言ってたけど半分は私もだすよ。だから協力して欲しいな」



タマモクロス「ウチらを金で買おうっていうんか?」



ハルウララ「レースに負けたら言うことを聞いてって言われる方とどっちが良かった?」



タマモクロス「ほぉん大した自信やな」



ハルウララ「こっちは絶対に負けないもん。でもこのままならちゃんとレースができないかもしれないんだよ」



タマモクロス「それは困る、なあトレーナー?」



オグトレ「オグリキャップの走りに支障が出ることは避けたいなぁ」



ハルウララ「じゃあ決まりだね。今日は来てくれてありがとう」

焼き肉を後にしました



キングヘイロー「さっきは助かりましたウララさん」



ハルウララ「ううんあれくらいなら平気だから」



キングヘイロー「明日のレースに支障が出ては本末転倒でしたわ。一流を名乗れなくなっていました」



ハルウララ「キングちゃんはいつでも一流だから大丈夫!」



キングヘイロー(ウララさんも皆さんと同じようにお酒を飲んでしまってましたのに顔色一つ変えないで凄いですわ)



キングヘイロー(たまたま飲んでいなかったのは私とタマモクロスさんだけでしたのに。本当に危なかったですわ)



キングヘイロー(ウララさんって本当……)



キングヘイロー(あれ……少し、違和感を覚えたような……)



ハルウララ「明日のレース楽しみだね~」



キングヘイロー「…ねぇウララさん、一つだけ確認していいかしら?」



ハルウララ「どうしたの?」



キングヘイロー「今日の焼き肉のお金は一体どうしたのか…少し気になりましたのよ」



下2 コンマ
奇数 内緒
偶数 幸運
ゾロ目 ※

ハルウララ「聞いてビックリ!ちょっといいことがあったんだ!」



キングヘイロー「いいこと…?」



ハルウララ「風の強い日にお財布を拾って届けたんだけど、落とした人がお礼にって少しお金をもらったの!」



キングヘイロー「確か拾ったお金の一割はもらえるんでしたわね」



ハルウララ「何度も断ったんだけどもらって欲しいって言われたから、仕方なくもらったの」



キングヘイロー「そうですかなら良かったんですのよ」



ハルウララ「いい機会だから使えて良かった!これで私もスッキリしたよ」



ハルウララ「でも……ううん、ちょっと無理矢理かな。けどキングちゃんはなにも心配しなくていいよ!」

別の帰り道



ナリタブライアン「今日は恥ずかしい所を見せてしまった」



ブラトレ「酒を飲むと気が大きくなるって言うからな」



ナリタブライアン「トレーナーはそういうのは無いのか?」



ブラトレ「量を飲めば普通に酔う。あれくらいじゃなんともならない」



ナリタブライアン「大人は凄いんだな」



ブラトレ「明日のレースは重賞でもなんでもない学園内でのレースだ。しかし走る面子に不満は無い」



ブラトレ「俺たちがやってきたことが間違いじゃないことを証明するんだ」



ナリタブライアン「任せておけ、連中に私の走りを見せつけてやる」



下2 レース当日起こったこと

安価内容把握



気を付け
ます

レース当日



オペトレ「調子はどうだい我が覇王!」



テイエムオペラオー「言われるまでもなく絶好調さ!」



オペトレ「僕は幼い頃から舞台に憧れがあった。しかし残念ながら僕にはトレーナーという才能があってしまったのさ」



オペトレ「泣く泣くトレーナーとしての日々を過ごそうと思っていた矢先、キミという星に出会った!」



テイエムオペラオー「この出会いは運命であり宿命さ!」



オペトレ「いま学園の中には腐った空気が漂っている。それを全て打ち砕いて僕たちの舞台を見せつけてやるんだ!」



テイエムオペラオー「僕の為トレーナーの為友の為。革命の狼煙をあげようじゃないか!」



二人「「はーっはっはっはっ!!」」

学園内レース場にて



ナリタブライアン「いよいよ本番だな」



キングヘイロー「……」ブルっ



ナリタブライアン「これくらいで震えているのか」



キングヘイロー「武者震いでしてよ!緊張なんかしてません!」



ナリタブライアン「タマモクロスだけじゃない、オペラオーを始め全員が強力なライバルだ」



キングヘイロー「誰であろうと一流の私には関係ありません!もちろんブライアンさん相手でも全力ですわよ!」



ナリタブライアン「そうでないと困る。情け無い奴が同じチームに所属しているのは論外だからな」



下2 レース中どうなるか

出走直前



モブ(言われた通りにやればいい。そうすれば私とトレーナーは離れ離れにならない)



ナリタブライアン「……」



モブ(運良くアイツの近くのゲートに来れた。スタートと同時に思いっきり靴を踏んでやる)



モブ(怪我をしても知らない、アイツが全部悪いんだ。アイツが居なくなれば終わるんだ)



モブ(トレーナーは私が守ってみせるから。もう悩まなくていいんだよ)



モブ(よし……やってやる!)

ガチャンッ



モブ「よしっ!!」



ゴールドシップ「おぉーーー?!」



モブ「はっ?!」



ゴールドシップ「なんだよゴルシちゃんのゲートだけ開くの遅かったぞ!」



モブ(なにを言ってるのコイツ?!そんなわけ無い……)



ドドドドドド…



モブ(あぁーーーー!思いっきり出遅れた!)



ゴールドシップ「責任取れオペラオー!ドーナツ千個じゃ許されねぇぞ!」



モブ(ごめんトレーナー…今からじゃとても間に合わない……ダメなウマ娘でごめんなさい……)



ゴールドシップ「待てよこのドーナツ泥棒ーーー!」



下2 レース中での出来事

レース中盤



ナリタブライアン(先頭争いはこの四人に縛られたか)



タマモクロス(どうやら口だけやなかったみたいやな)



キングヘイロー(んんんんんっ!!)



テイエムオペラオー(ボクの舞台に相応しい人選になったみたいだね!)



ナリタブライアン(ここからどう動くかが勝負の鍵だ。このまま良い位置をキープする)



タマモクロス(ちょっとでも隙を見せてみぃ、一瞬で差したるからな!)



テイエムオペラオー(はっはっはっ!どう動こうと勝つのはボクさ!)

ゴルトレ「ゴルシ、これを見ろ!」



ゴールドシップ「あれは!」



ゴルトレ「はぁっ!」



ゴールドシップ「アフリカ人のポーズだと?!ならやるしかねぇよな!」



ドドドッ



ナリタブライアン(なんだこのプレッシャーは、今更誰が上がってくるんだ?)



キングヘイロー(ゴールドシップさん?!)



タマモクロス(なんやコイツいつの間に追いついてきよったんや!)



テイエムオペラオー(役者は多いほどボクは燃える!)



ゴールドシップ「おらおらーー!チンタラ走ってると全員抜かしてやるからなー!」



下2 コンマ
奇数 ブライアン側
偶数 それ以外
ゾロ目 まさかの

決着



ゴールドシップ「よっしゃー!ゴルシ様の走りを見たか!」



テイエムオペラオー「二着だとしても輝きでは負けていなかった!」



タマモクロス「あかん!ゴールドシップにペース狂わされた!」



キングヘイロー「私が四着でブライアンは五着……」



ナリタブライアン「なぜだ……どうしてこんな結果に……あれ程のトレーニングを行なったのに……」



ナリタブライアン「トレーナーに合わせる顔が無い……これでは三冠所か一つも勝てない……」



ナリタブライアン「嘘だ……これは夢だ……全て嘘なんだ……」

ブラトレ「ブライアン、よく頑張った」



ナリタブライアン「やめろ…優しい言葉はかけないでくれ……」



「なにもしなくても勝手に負けてんじゃん」



「ざまぁ無いって感じだよね」



キングヘイロー「今喋ったのはどなたですの?!」



「またキレてる。今度こそ退学になるんじゃない?」



「「クスクスクス……」」



キングヘイロー「ぐ、ぎ……!」



ブラトレ「負けたことは事実だ、それを受け入れて次に活かそう」



下2 理事長の演説内容

[刮目っ!]



「どこから声がしてるの?」



「あの大型モニターよ!」



秋川理事長[素晴らしいレースだった!学園全体が盛り上がる文句無しのものだった!]



ゴールドシップ「当たり前だろぉ!」



秋川理事長[しかし、このレースには全く相応しくない者が若干名いるようだ。私は全てを知っている!]



秋川理事長[皆に問いかける、それでいいのか!過去の自分に誇れるか!未来の自分の為になるのか!]



秋川理事長[これは私からの最後の忠告だと思って欲しい。忠告の相手ではウマ娘だけでは無い!]



秋川理事長[担当のことを蔑ろにし、自身の保身に走ることの愚かさを知らなければならない!]



秋川理事長[ウマ娘のことを第一に考えられないようではトレーナー失格っ!ただちに学園を去ってもらう!]



「おいおい……」

秋川理事長[最後にもう一度問う、本当にそれでいいのか]



秋川理事長[残念ながら学園に落ちたウマ娘に胸を張れるのか]



秋川理事長[厳しい倍率を勝ち抜いてトレーナーになったことを誇れるのか]



秋川理事長[行動には結果が伴う。よく考えて行動して欲しい]



秋川理事長[私からは以上だ!清く堂々とした勝負をこれからも強く望む!]



秋川理事長[それではまた会おう!]



ゴールドシップ「なんだよゴルシちゃんのインタビューは無しかよぉ!」



「ねぇ今のって…」



「どうなんだろうな……」



ブラトレ「理事長は約束を守ってくれた。結果を出せなかったのは俺のせいだ。ブライアンは悪くない…」



下2 このあとはどうなったか

学園某所



タマトレ「そうです僕はもう指示に従いません。自分がやるべきことに気付いたからです」



タマトレ「一から出直してもう一度タマと一緒に走ります!それこそがトレーナーとしての役目です!」



タマトレ「……」



タマトレ「いま…なんて言いました……?」



タマトレ「クビ……僕が…どうして……?」



タマトレ「そんなのありませんよ!僕はこれから…」



タマトレ「う、うああああああああ!嘘だ!嘘だあああ!!」

たづな(理事長の演説を聞いて目が覚めた人も居ました。けどそれを読んでいたかのようにベテラントレーナーは次の手を打ちました)



たづな(理事長が居ない今理事長代理がほぼ全ての権力を握っています。それを利用し、タマトレさんを解雇しました)



たづな(無断欠勤や仕事の態度に問題があるからと無理矢理理由を作ってしまったんです)



たづな(彼を庇えば次は自分の番。誰もがそう思ってしまってなにも言えませんでした)



たづな(情け無いと思いつつ仕方がないと諦めもあります)



たづな(理事長がもっと強い言葉を使えたら良かったのですが、肝心のブライアンさん達が負けてしまったのでそうもいきません)



たづな(ブラトレさん達の風当たりはもっと強くなってしまうかもしれません。もしレースに勝っていれば…と考えてしまいます)

たづな(結果は敗北でしたが悪くは無いレースでした。確実に次へのステップとなるものなんです)



たづな(けれどブライアンさんは酷く落ち込んでしまってトレーニングが出来ないほどだと聞いています)



たづな(キングヘイローさん達が元気付けても効果は薄いようです。なんとか立ち直って欲しいですね)



たづな(私はこの学園がより良いものになることを常に祈っています。私はそれだけを考えています)



たづな(この雰囲気を考えるといっその事ブライアンさん達が居なくなれば…とも思ってしまいます)



たづな(私は学園の味方です。どうか悔いの残らないよう過ごしてくださいね)



下2 ブライアン側で起こったこと

トレーナー室にて



ビワハヤヒデ「私が来た理由がわかるか」



ブラトレ「一つしかないだろうな」



ビワハヤヒデ「お前にブライアンを任せて失敗だった。ブライアンはこちらが引き取る!」



ブラトレ「不甲斐ない結果だったのは認めるがそれは違う」



ビワハヤヒデ「結果のことを言ってるんじゃない!あんなブライアンは今まで見た事がない!」



ビワハヤヒデ「担当のケアも満足にできない奴を信じられるはずが無い!」



ブラトレ「確かに落ち込んではいるがそれだけじゃない。ブライアンは乗り換えようとしている」



ブラトレ「もちろん二人で乗り換えるのが理想だが今はそっとしていて欲しい。これはブライアンの希望なんだ」

ブラトレ「あのレースはゴールドシップにかき回されて完敗だった。しかもそれだけじゃない」



ブラトレ「キングヘイローにすら負けたのは自分の何かが足りない。彼女はそう考えている」



ブラトレ「勝利に対する執念か、レースに対する気持ちか。その答えが出るまで一人にしておく」



ビワハヤヒデ「本当にブライアンがそう言ったんだな」



ブラトレ「嘘は言わない」



ビワハヤヒデ「ブライアンは元々一人で全てをやりたがる。お前が言ったことはブライアンが言いそうなことではある」



ビワハヤヒデ「今日の所は引き下がるが次はこうはいかない」



ブラトレ「次までにブライアンは立ち直ってくれる」



下2 ブライアンの様子や状態

ブライアンの部屋にて



ナリタブライアン「どうして私の所に来てくれないんだトレーナー…」



ナリタブライアン「もう私に価値は無いのか」



ナリタブライアン「あんな走りしかできない私に愛想を尽かしてしまったのか」



ナリタブライアン「私は捨てられるのか」



ナリタブライアン「私は捨てられるんだな」



ナリタブライアン「私は捨てられたんだ」



ナリタブライアン「悲しいな……」

ナリタブライアン「あの夜のこともきっと夢だったんだ。トレーナーと一つになれたと思ったのに」



ナリタブライアン「あれは夢だった」



ナリタブライアン「私とトレーナーは結ばれてなんかない」



ナリタブライアン「私は何の為に走っていたんだ。その理由すら思い出せない」



ナリタブライアン「三冠なんか目指すだけ無駄だ。もう私は走れない」



ナリタブライアン「トレーナーが居なければ走る意味が無い」



ナリタブライアン「……行こう」



下2 ブライアンの行動や起こったこと

下2 どうぞ

モブA「どこに行くつもりなの」



ナリタブライアン「もういいんだ…」



モブA「そんなことさせないから」



ナリタブライアン「離してくれ…」



モブA「今なら誰も居ないから全部吐き出して。ちゃんと聞いてあげるから」



ナリタブライアン「嫌だ……」



モブA「絶対に離さない。何があっても離さない」



モブA「まわりのみんなが敵で誰からも応援されないだなんて。そんなの間違ってる」

モブA「こんなに追い込まれる前にもっと話しを聞いてあげればよかった。トレーナーなんか無視すれば良かった」



モブA「私は覚悟を決めたよ。何があってもブライアンの味方で居てあげるから」



ナリタブライアン「うぅ…」



モブA「ブライアンは負けただけじゃなくてこの状況も辛かったんだよね。トレーナーがつく前は一人だったらしいけど周りは敵じゃなかった」



モブA「心が少し疲れちゃっただけなんだよ」



ナリタブライアン「……」



モブA「行き辛いなら病院も一緒に行ってあげる、私にできることがあればなんでも言って」



モブA「ブライアンはこんな所で終わる子じゃないんだよ」



下2 このあとどうなったか

ナリタブライアン(相手が誰であろうと勝つしかない。それはわかっている)



ナリタブライアン(ゴールドシップだろうがテイエムオペラオーだろうがキングヘイローでも関係ない)



ナリタブライアン(でも…駄目なんだ。どうしても力が入らない)



ナリタブライアン(こんなこと今まで無かった、どうすればいいのか自分でもわからない)



ナリタブライアン(どうしたらいいのか教えてくれ…トレーナー……)



モブA「私だけじゃ足りない、ブラトレさんの所に行かないと!」

トレーナー室にて



モブA「居た!ブライアンを連れてきたよ!」



ブラトレ「ど、どうした…んだ…?」



モブA「ずっと部屋で塞ぎ込んで学園から出て行こうとしてたんだよ!トレーナーならしっかりしてよ!」



モブA「ブライアンとの関係はそんな薄いものだったの?!都合の良い関係にしたかったんじゃないの?!」



ブラトレ「そんなことない」



モブA「嘘はやめて!ブライアンがこうなってるのに放っておいた貴方が悪いの!」



モブA「ブライアンときちんと向き合って!落ち込んでるなら励ましてあげて!」



モブA「こんな当たり前のことができないならブライアンを手放して!私が面倒見るから!」



下2 ブラトレのセリフや反応、もしくは起こったこと

ブラトレ「ありがとう…目が覚めたよ。すまなかったなブライアン」



ブラトレ「俺は……落ち込んでいるブライアンになんて声を掛ければいいかわからなかった。どうすればいいのかわからなかったんだ」


ブラトレ「きっと一人になりたいんだと思い込むことにした。けどこれは間違っていた。何もかも違っていたんだ」



ブラトレ「こんなのトレーナー失格だ。モブAに任せた方がいいに決まってる」



ブラトレ「けどもう迷わない。ブライアンとちゃんと向き合う」



ブラトレ「二人で勝つ為には何が足りないのかを見つけていこう。また一からやり直しだ」



ナリタブライアン「できるだろうか…」



ブラトレ「俺たちならできる。やろうじゃないかブライアン」

モブA「言いたいことも言えてスッキリ。これで無事解決…とはならないよね」



モブA「ブライアンが病んだのは環境も原因の一つだし、このまま放置ってわけにはいかないよね」



モブA「うーん…うーーーん……」



モブA「できれば自分たちの力で解決したかったけどここが限界かな。やるべきことは全部やったよね」



モブA「はぁーあ、実家を頼るのってカッコ悪いけど仕方ない。友達を見捨てる方が格好悪いもん」



モブA「……もしもし?うん久しぶり。こっちはまあ相変わらず」



モブA「それでさ…おばあさまに話し通して欲しいことがあるんだけど……」



下2 このあとはどうなったか

掲示板



○月×日にエキシビションマッチを開催します


全校生徒によるトーナメント戦となっております。参加は自由ですが実力を試すには良い機会ではないでしょうか


各レースの勝者が勝ち進み、決勝は8名のレースで行われます。芝、ダート、短距離から長距離。それぞれ好きなものを選んで構いませんが、重複は芝とダートを走る方のみ認めます


皆さんのご活躍を期待しています





モブ「これって走るとなんかいいことある?」



モブ「この前のレースが好評だったからエキシビジョンをしようってなったんじゃない?」



モブ「ゴールドシップが荒らして終わったレースじゃつまんないし」



モブ「出ても損は無いしやるだけやってみようかな~」

モブトレ「例のトーナメントの主催は○○○家らしいぞ」



モブトレ「何年かに一度トレーナーを募集してるやつだろ!」



モブトレ「結果を出すことも大事だが、あそこの家系はどんな走りをしたかを重要視する」



モブトレ「速さよりどれだけ観客を魅了できるかが大事だ。つまり担当を完璧に仕上げればレースに負けてもアピールができる」



モブトレ「ベテラントレーナーよりこっちの方が確かか?あの人はもうじき引退だろ」



モブトレ「先が長いのは○○○家だな」



モブトレ「これはちょっと本気で考える必要があるな」

学園某所にて



モブA「私にできるのはここまで。後はみんなにかかってるんだよ」



モブA「ブライアンもそう。レースの借りはレースで返して!」



モブA「これが無理なら私はもうここに居られない。こんな所に居たくない」



モブA「トレセン学園で走れなくなるのは残念だけど、それよりも大切なものを守りたいから」



モブA「お願いみんな目を覚まして」



モブA「ブライアンもだよ、トーナメントまでの間にちゃんと心の健康も良くしておいてね」



モブA「……よし、トレーニングに行こう」



下2 ブラトレ側か別の所で起こったこと

トレーニング場にて



スペシャルウィーク「トーナメント戦楽しみですね!今からわくわくしてきます!」



エルコンドルパサー「芝とダートを走っていいだなんて最高デェーース!」



グラスワンダー「疲れも計算に入れないとダメよエル」



セイウンスカイ「んーセイちゃんは興味無いかなあ」



スペトレ「そんなこと言わずに走りなさい。オペラオーのレースに誘われてたのに走らないなんて勿体ないことしておいて」



セイウンスカイ「はぁーーい」



エルコンドルパサー「エルも誘われたかったデス!」

グラスワンダー「でも今回のトーナメントって『あのこと』関係ですよね?」



スペトレ「十中八九そうね。ベテラントレーナーが学園に来てからおかしくなってるのよ」



スペシャルウィーク「トレーナーさんにもしもがあったら私……なにをするかわかりません」



セイウンスカイ「はいそのオーラは仕舞っとこうね~」



グラスワンダー「スペちゃんは相変わらずね」



エルコンドルパサー「悪いのはアイツ……全部そう……」



セイウンスカイ「はいはいそっちも落ち着いて~」



スペトレ「担当の半分がこれって、自分の腕を疑ってしまうわ」



グラスワンダー「トレーナーさんは悪くありません。あれは本人達の問題です」

セイウンスカイ「トーナメントに出るとしてもやることはいつもと同じでしょ?」



スペトレ「レースに向けた心構えが大事なのよ」



スペシャルウィーク「守る……トレーナーさんを絶対に…」



エルコンドルパサー「……」ぶつぶつ



スペトレ「なんだかこの辺だけ凄い湿気を感じるわ」



グラスワンダー「そのうち治りますから放っておきましょう」



下2 オグトレ側で起こったこと

安価把握


解釈はお任せします

トレーニング場にて



タマモクロス「オグトレが優秀なのは知っとったけどやっぱトレーニングの質が違うな」



イナリワン「ほんとどうなるかと思ったけど結果は大正解」



スーパークリーク「トレーニングに集中できる環境なのは素晴らしいですよね」



タマモクロス「でも一個だけ不満というかモヤモヤすることはある。オグトレのアレや」



イナリワン「害が無いのがわかると安心はしたんだよ。けどこっちの走りに満足してないってのがねえ」



スーパークリーク「オグリさんの話しによれば、とても良いレースの映像を見てもテントを張ることがあるそうです」



タマモクロス「基本はオグリやないとあかんらしいけど例外もあるっちゅうことやな」

イナリワン「オグリが調子悪い時は張ってないことが多いんだよ。その時を狙ってイイ所を見せてやっても無反応」



スーパークリーク「走りがまだまだということなんでしょうね」



タマモクロス「それは認めるけどオグリも似たようなもんや。ウチらと大きく離されてるわけやない」



タマモクロス「そうなってくると実力っちゅうことや無いんやろ。速さの部分やなくて魅力が足りん」



タマモクロス「どんな奴が見ても応援してくれるような、心を掴む走りがウチらには無い」



イナリワン「勝つことだけ考えてちゃいけないってか?」



スーパークリーク「ある意味で正しく、ある意味で間違っているかもしれません」



タマモクロス「ほんまにオグトレの所に来て良かったわ。ここやと色んなことが勉強できて全てがプラスや」



タマモクロス「オグリに勝てんかったら誰にも勝たれへん。それくらいの意気込みでやっていくで!」



下2 ブラトレ側か他の所での出来事

謎の倉庫にて



キングヘイロー「ブライアンさんとトレーナーさんは今日もお話しをなさってるみたいですわ」



ハルウララ「早く元気になって欲しいね」



キングヘイロー「トレーナーさんが居ないのならこの施設は使えません。しかしこれなら大丈夫というものを見つけました」



キングヘイロー「このカプセル型のトレーニング機器はVR装置とたづなさんが教えて下さいました」



ハルウララ「ウマネストと同じ仕組みらしいね!」



キングヘイロー「先日のレースの再現だけでなく、様々なレースシチュエーションを設定できる素晴らしいものだと聞きましたわ」



ハルウララ「これなら負荷もかからないし二人でもできる!」



キングヘイロー「万が一があれば緊急停止もできるので安心ですわね」

キングヘイロー「さっくこの前のレースを…いえ全く別のシチュエーションを体験しておくのも悪くありません」



ハルウララ「……]



キングヘイロー「とりあえずやってみますわ!ウララさんも試しますのよね?」



ハルウララ「カプセルはもう一つあるからやってみるよ」



キングヘイロー「ではお先に失礼しますわよ。一流の私はVRの中でも一流ですわ!」



キングヘイロー「起動……ボタンはどれですの?あ、これ…では改めて、いきますわよ!」



下2 どうなったか

VR画面



キングヘイロー「トレセン学園の生徒全員分のデータがあるのは凄いですわね」



キングヘイロー「未勝利の方から障害を走る方まで全てを網羅しているのは凄いですわ」



キングヘイロー「あら、同じ方を何度も選んで良いみたいですわね」



キングヘイロー「これ……私も居ますわよね」



キングヘイロー「じゃあこういう設定にして、こういう風にすれば…」



キングヘイロー「やっぱりできてしまいますのね…仕様の穴を突いたのか、それとも想定していたのかは知りませんが、有効に使わせていただきます」





キングヘイロー「対戦相手は全て私!一流だからこそ思い付くこのアイデア!」



キングヘイロー「自分に勝てなければレースにも勝てません!過去の自分くらい勝てて当然ですわ!」



「「ですわ!!」」



キングヘイロー「え?!な、なんですの?!」



「「一流の私が勝つに決まっていますわよ!」」



キングヘイロー「声も再現されてますのね、ビックリしましたわ。けどこの方がリアルでやる気も出ます!」



キングヘイロー「覚悟しておきなさい私!」



下2 どんなことが起こったか

レース中



キングヘイロー(普段は走らない追い込みで私の走りを見ると弱点がよくわかりますわ)



キングヘイロー(ただ倒すのではなくこうやって走りの研究にも使えますのね)



キングヘイロー(そこに気付いた私は一流!決して自分に負けたからといって、他にできることは無いかと試行錯誤なんかしてませんわ!)



キングヘイロー(さて…今回もやはり大外の私が勝ちそうですわね。内になるとラストスパートの伸びがイマイチ)



キングヘイロー(他の方の比べてパワーが足りませんわね。それとコース取りが甘過ぎますわ)



キングヘイロー(こんな走りを続けていたら一流なんて名乗れません。気付けてよかったですわ)

「この私がーー」



キングヘイロー「ふう、この機器の性能は素晴らしいですわ。毎回私が話しかけてくるのはどうかと思いますけど」



キングヘイロー「自分にしているから鬱陶しいのかもしれませんけど、レース後の絡みはいりませんわ」



キングヘイロー「私は一旦これくらいにして少し休憩を…」



「ーー」



キングヘイロー「あら、こんな所にモニターが。この機器は外から中の映像が見れましたのね」



キングヘイロー「自分のは終わってしまいましたし…折角なのでウララさんのを見てみましょう」



キングヘイロー「ウララさんはどんな風になっているのか気になりますわ」



下2 ハルウララの様子や流れていた映像





キングヘイロー「ウララさんが走っているのは有マですのね。ウララさんの適正から考えると…」



「ーー」



キングヘイロー「残念ながら最下位…けど諦めないウララさんも素敵よ」



キングヘイロー「ウララさんの夢は有マを走ること。ただ走るだけでも満足するかもしれませんがウララさんなら…」



キングヘイロー「せめて芝に適正があれば最下位にはならないでしょうに。こればかりはトレーニングを重ねても仕方ありません」



「ーー」



キングヘイロー「レースが終わりましたわね、何バ身離されたとしてもウララさん…」



キングヘイロー「……え?」

レース後



ハルウララ「キングちゃんは自分と走ったんだ!そんなの思い付かなかったよ!」



キングヘイロー「ウララさんは有マを走っていましたのね」



ハルウララ「うん!映像の中でも楽しかったから実際に走れるとなるともっと楽しいんだろうね!」



キングヘイロー(ウララさんは芝に適正が全くありません。芝のレースに出れば大差以上で負けてしまいますわ)



キングヘイロー(それなのに先程のレースは2バ身で最下位。大差がついていないのがおかしいですのよ)



キングヘイロー(それにタイムも絶望的なものではありませんでした。普通に負けてしまったのと同じでしたのよ)



キングヘイロー(まるで芝とダートに適正があるような…でもそんなはずありません。そんなことあり得ませんわ)



キングヘイロー(突然才能に目覚めでもしない限りそんなことはありませんのに。どういうことなのでしょう?)



ハルウララ「……」



キングヘイロー(単純に機械の不具合かもしれませんけど…気になってしまいますわね)



下2 このあと起こったこと

ハルウララ「キングちゃん、私よく夢を見るんだ」



ハルウララ「この学園で三年間過ごす夢なの。有マで一着になったり、優しいトレーナーさんと温泉旅行行く夢とか」



キングヘイロー「そう……素敵な夢だと思うわ」



ハルウララ「なんでこんな夢を見るのかな?」



キングヘイロー「なんで…ウララさんがそれを望んでいるからじゃないかしら」



ハルウララ「そうだったら良かったのにね」



キングヘイロー「どういうことなの?ウララさんは夢を見る理由を知っているの?」



ハルウララ「それは内緒。けどキングちゃんになら夢の話しはしてもいいかなって思ったの」

ハルウララ「この学園で出会ったキングちゃんならわかってくれると思ったんだ」



キングヘイロー「この学園だなんて変なことを言いますのね。私はここにしか存在しませんわよ」



ハルウララ「そうじゃないんだよキングちゃん」



キングヘイロー「ウララさんって偶によくわからないことを口にしますけど…もしかしてゴールドシップさんの影響ですの?」



ハルウララ「出たくないのにレースに出されたり。練習を一度もさせてもらえなかったり」



ハルウララ「そんなのなにも楽しくないよ。苦しみしか無かった三年間だったよ」

ハルウララ「ごめんねキングちゃん、私行くところがあるの」



キングヘイロー「もう部屋に戻りますの?」



ハルウララ「ううんブライアンちゃんの所。今ならトレーナーさんも居ないと思うから」



キングヘイロー「でしたら私もーー」



ハルウララ「キングちゃんは来ないで、お願い」



キングヘイロー「ウララさん…?」



ハルウララ「時間が経っちゃってるから一つじゃ足りないかもしれない。ブライアンちゃんは何て言うかな」



キングヘイロー「なんでしょう…ウララさんが遠くへ行ってしまうような……そんなことを考えてしまいますわ…」



下2 ブライアンとの起こったこと

ブライアンの部屋にて



ナリタブライアン「意味のわからないことを言うな…」



ハルウララ「信じられなくて当たり前だよね。けど本当なんだよ」



ハルウララ「五回まではレースの結果をなかったことにできる。でも自分の強さは元のまま」



ハルウララ「戻ってもレースに勝てるかどうかわからない。もっと酷い結果になるかもしれない」



ハルウララ「ブライアンちゃんの場合レースから時間が経ってるから三つは壊さないといけないよ」



ナリタブライアン「もういい…これ以上変なことを言わないでくれ……」

ハルウララ「真面目に話しを聞いてブライアンちゃん」



ハルウララ「このままじゃもう二度とレースに勝てないよ。そんな状態で何もいいわけない」



ハルウララ「自分で立ち直れるならそれでいいよ。けどブライアンちゃんを見てるとそうは思えない」



ハルウララ「戻りたいなら戻れるんだよ。ブライアンちゃんに後悔があるならそうした方がいいよ」



ハルウララ「私は選択肢を持って欲しいだけだから使えとは言わない。けどよく考えて」



ハルウララ「トレーナーさんと一緒に走りたいならちゃんと考えて欲しいな」



下2 ブライアンのセリフや行動

ナリタブライアン「戻れるなら戻る……」



ナリタブライアン「オペラオーもゴールドシップもタマモクロス抜かしてやる」



ハルウララ「G1でもなんでもないあんなレースでも戻りたいんだね?」



ナリタブライアン「戻りたい……あの敗北は認められない」



ナリタブライアン「この先どんなレースに負けようがあれだけのショックを受けることは無い」



ハルウララ「どうしてそう言えるの?」



ナリタブライアン「あの時は私は間違っていた。トレーナーへの色欲だけでレースに挑んでいた」



ナリタブライアン「そんな奴が勝てる筈がない。それなのに私はあの場に立ってしまった」



ナリタブライアン「そんな自分かなによりも許せない!」

ナリタブライアン「レースへの執念があれば奇策をくらっても動揺しない」



ハルウララ「勝てるとは限らないよ?」



ナリタブライアン「負けてもいい。あのレースは…私の心を折るには十分過ぎた」



ナリタブライアン「もう私は二度と走れない。あのレースの結果さえなければこうはなっていなかった!」



ナリタブライアン「頼む!あのレースを無かったことにしてくれ!!」



ハルウララ「それをやるのはブライアンちゃんだよ。今度は…絶対後悔しないでね」



ハルウララ「お金を稼ぐだけに使われた私と同じ気持ちは味わって欲しくない。ブライアンちゃんはそうなる所だった」



ハルウララ「もう大丈夫だからねブライアンちゃん。今度は絶対に後悔しないでね」



下2 どうなったか

目覚まし



目覚まし



目覚まし

学園内レース場にて



ナリタブライアン「いよいよ本番だな」



キングヘイロー「……」ブルっ



ナリタブライアン「これくらいで震えているのか」



キングヘイロー「武者震いでしてよ!緊張なんかしてません!」



ナリタブライアン「タマモクロスだけじゃない、オペラオーを始め全員が強力なライバルだ」



キングヘイロー「誰であろうと一流の私には関係ありません!もちろんブライアンさん相手でも全力ですわよ!」



ナリタブライアン「そうでないと困る。情け無い奴が同じチームに所属しているのは論外だからな」







ナリタブライアン「……あ…」

キングヘイロー「なんて顔してるのよブライアン」



ナリタブライアン「いま…夢を見ていた気がする」



キングヘイロー「レース直前になにを言ってますの?」



ナリタブライアン「そうだな、そんなこと無い」



ナリタブライアン「私はどんなレースであろうと勝つ。トレーナーだけじゃなく私自身の為に」



ナリタブライアン「どんな事が起きても動揺しない。私の走りは誰にも邪魔されない」



下2 レース中どうなるか

レース中盤



ナリタブライアン(私を含め四人で先頭争いか)



テイエムオペラオー(ボクの勝利は決まっている!)



タマモクロス(最後に差し切るのはウチや!)



キングヘイロー(諦めませんわよぉぉ!)



ナリタブライアン(……なんだこの違和感は)



ドドドドド



ナリタブライアン(内じゃない外だ。外に進路を取る)

ゴールドシップ「だぁーーーー!進路塞がれたーー!」



ゴルトレ「Oh……」



ブラトレ「うまくゴールドシップの進路を塞ぐ形になったがブライアンの勘か?だとしたら凄いセンスだ」



ブラトレ「先頭は相変わらず四人のまま、このままラストスパートを残すだけだ」



ブラトレ「頑張れブライアン、悔いのない走りでゴールまで駆けるんだ!」



下2 レース結果をどうぞ

タマモクロス(この土壇場で進路変えよったな!ウチに差してくれって言うてるもんや!)



テイエムオペラオー(進路が塞がってしまった!)



キングヘイロー(届かない……!)



ナリタブライアン(来るかタマモクロス)



タマモクロス(覚悟せぇよブライアン!)



ドドドドドド



タマモクロス「最後に勝つのはウチや!」



ナリタブライアン「勝つのは私だ!」

ゴール



タマモクロス「どないなった?!」



ナリタブライアン「一着は……私だ」



一着 ナリタブライアン
    ハナ
二着 タマモクロス
    一バ身
三着 テイエムオペラオー



タマモクロス「だぁぁぁ!!クソっ!!負けた!!」



ナリタブライアン「やった…やったぞトレーナー」

テイエムオペラオー「三着だとしても一番輝いていたのはボクだ!」



キングヘイロー「二人の最後の直線の伸び…凄かったわ。負けたのに悔しさより先にくるものがあります」



ナリタブライアン「トレーナー、勝ったぞ」



ブラトレ「よくやったブライアン。素晴らしい走りだった」



ナリタブライアン「ありがとう。これでまた私は強くなれる」



下2 理事長からのメッセージ

レース後



ブラトレ(レースが終わってから理事長の演説が始まった)



ブラトレ(ベテラントレーナーのやっていることに気付いているというのは衝撃的だったようだ。取り乱すトレーナーを何人か見た)



ブラトレ(それはウマ娘も同じ。行動には結果が伴うということを今更知ったようだった)



ブラトレ(最後に理事長が言ってくれたことが俺は一番嬉しかった。あの人はウマ娘のことを大切に思ってくれている)



理事長[私の学園は夢を追い続ける者の味方だ!]



ブラトレ(ブライアンを三冠ウマ娘にする為に妥協は許されない。その為には俺も戦う必要がある)

学園内にて



「あ、おい…」



ブラトレ「なんだ」



(なんだ?!いつもは無視してただろ!)



「いや、あの……」



ブラトレ「言うことがあるから呼び止めたんだろう、早く言ってくれ」



「……」



ブラトレ「用も無く呼びかける意味がわからない。これも理事長が見ているかもしれないな」



(なんだコイツ…なんでこんなに強気になってんだよ)



ブラトレ(俺はブライアンと戦い抜く。邪魔をする奴は許さない」



下2 このあとどうなったか

スペトレ「少しいい?貴方がナリタブライアンのトレーナーよね」



ブラトレ「要件はなんだ?」



スペトレ「ここじゃちょっと話しにくいから場所を変えましょう」



ブラトレ「断る」



スペトレ「へ?」



ブラトレ「話しがあるならここで聞こう」



スペトレ「いや……貴方ねえ」



ブラトレ「ハッキリ言っておくが今更味方は必要無い。不利だとわかってこっちにゴマを擦っても哀れなだけだぞ」

ブラトレ「俺がなにを言っているかわからないか?ならレースの話しだな。それならここでいいだろう」



スペトレ「ちょっと待ちなさいよ!」



ブラトレ「待つ必要が無い。ブライアンの為には時間が惜しい」



ブラトレ「お前も自分の行動を恥じた方がいい。今まで関心が無かった癖に理事長に言われたからと行動しても遅い」



ブラトレ「お前たちは絶対に勝てない。無様に負ける映像が目に浮かぶ」



ブラトレ「最後に言っておくが自分が関わっていないから許されていると思ったか?だとしたらもう終わりだな」



ブラトレ「俺とブライアンの邪魔をするな。誰であろうと妨害する奴は許しはしない」



下2 このあとどうなったか

スペトレ「…ええそうよ所詮私は小物よ。アンタの言う通り情け無いトレーナー」



スペトレ「けどね、私の担当を侮辱したことは許せない!あの子たちは真剣に頑張ってるのよ!!」ガシッ



ブラトレ「困ったら暴力か」



スペトレ「無様に負ける映像が目に浮かぶ?!アンタにスペ達のなにがわかるって言うのよ!」



スペトレ「どんなことがあっても担当を守ろうとしてるのはアンタだけじゃない!私も自分のクビをかけてあの子たちを育て上げる!」



スペトレ「元はと言えばアンタが全部悪いんでしょうが!!」



グラスワンダー「落ち着いて下さい!このままだと本当に大変なことになります!」



セイウンスカイ「はいはい落ち着こうね~」

スペトレ「離してグラス!アイツは一発殴らないと気が済まない!」



グラスワンダー「そんなことさせまん」



セイウンスカイ「ブラトレさーん、味方がいなくてキツかったのは分かりますけど、ツンツンしっぱなしだと疲れちゃいますよ?」



ブラトレ「心配してもらわなくても結構だ」



セイウンスカイ「あと……ホントに貴方も私達も…身体の危険があるので話だけでも聞いてくださいお願いします」



ブラトレ「なにを言ってーー」



スペシャルウィーク「よくもトレーナーさんを……」



エルコンドルパサー「……」ギリギリ



セイウンスカイ「場所を変えて話しだけでもホントにお願いします」



ブラトレ「…わかった、話しだけなら聞こう」



下2 話しの内容を

学園某所



スペトレ「職員室でトウカイテイオーが啖呵を切ったのは知ってる?」



ブラトレ「聞いたことがない」



スペトレ「簡単に説明するとトレーナー達への宣戦布告をやったのよ。あの子も自分のトレーナーが大好きだから」



スペトレ「トウカイテイオーが動けば生徒会も動く。証拠を色々と集めてたみたいで何人かのクビが飛ぶみたいね」



ブラトレ「当然のことだろう」



スペトレ「それで聞きたいんだけど何か証拠とか持ってない?嫌がらせを受けてたりボイスレコーダーで録画したりとか」



ブラトレ「どうなんだろうな」



スペトレ「……アンタの言いたいことはよーくわかるわよ」

スペトレ「今更私たちを信じられないから答える必要が無いって言いたいんでしょ」



ブラトレ「そんな話しで済むと思うか?俺はお前らが証拠を潰しに来たと思っている」



スペトレ「は……?」



ブラトレ「今になって味方面する意味がわからない。こっちが有利になったのをひっくり返す為に証拠を潰しに来たんだ」



スペトレ「私だってこの子たちを守るのに必死なのよ!」



ブラトレ「俺のクビがもし飛んでいたらお前はどうした?こうやって証拠は無いかと俺の所に訪ねて来ていたか?」



スペトレ「なによそれ…そんなの……」



ブラトレ「あのレースを見て確信した、ブライアンは必ず夢を叶えられる。彼女だけじゃなく俺も戦うと決めたんだ」



ブラトレ「俺に味方は必要無い。今になって味方面する奴も必要無い」



ブラトレ「話しは終わりだ、俺はブライアンの所に戻る」



下2 スペトレのセリフや行動、もしくは起こったこと

スペトレ「…ごめんなさい、私だけじゃなくみんな間違ってた」



スペトレ「レースに全力で取り組むウマ娘達を支えるのがトレーナーの責務なのに、自分のことしか考えて無かったわね」



スペトレ「貴方に言われてハッとしたわ。あの子たちを守るって言いながら自分の身を守ってた」



スペトレ「証拠のことだってそう。言われた瞬間は腹が立ったけど貴方の考えが正しい」



スペトレ「今になって味方をしようとするだなんて怪しい奴に決まってるもの」



スペトレ「信用できないのは当然。だからって貴方を見捨てることはしない」



スペトレ「今すぐじゃなくてもいい、力を貸してほしい時は言ってきて。必ず協力する」



ブラトレ「この話しは覚えておく」



スペトレ「ええ嘘なんかじゃないから。今更言えた台詞じゃないけど頑張って、応援してるわ」





スペシャルウィーク「あんな奴蹴っ飛ばしてやれば良かったんですよ」



エルコンドルパサー「許せない…」



スペトレ「いや今回は私の負け。ただ開き直っただけだと思ったら全然違ってた」



グラスワンダー「ベテラントレーナーさんが絡まなければブラトレさんの味方をしていましたよね?」



スペトレ「…ごめんみんなには嘘つけない。多分そうなっても無関心のままだった」



セイウンスカイ「あの人とは仲が良かったわけじゃないしー」



スペトレ「そうじゃないのよ…自分の愚かさを知ったわ。アイツに育てられてるブライアンは強くて当然ね」



スペトレ「学園を良くしたいのは私の本音だからアイツには協力したい。信じてもらえるように努力をするしかないわね」



スペトレ「よし、今日はこの話し終わり!さっさとトレーニングに戻るわよ!」



下2 このあとどうなったか

翌日、トレーナー室にて



ハルウララ「緊急ミーティングってどうしたの?」



ブラトレ「スペトレから挑戦状が届いたんだ」



[私達の問題にあの子たちは関係無い!スペ達の侮辱は許せない!


あんなことは二度と言わせない。今度のレースで私の子達の実力を見せてあげる!]



キングヘイロー「侮辱ってどんなことを言いましたの?」



ブラトレ「レースには勝てないだとかそういう風なことを言ってしまった」



ナリタブライアン「それくらい言ってやって構わないだろう」



ブラトレ「少し言い過ぎたのは事実だ。俺たちの問題であってウマ娘は関係なかった」

ブラトレ「だからこの挑戦状は受ける。レースに勝って強さを証明してやるんだ」



キングヘイロー「三対三のチーム戦を希望してるみたいですわね」



ナリタブライアン「ダート、中距離、長距離。向こうの得意な距離で勝負しようということか」



ハルウララ「ダートは私が走る!」



キングヘイロー「中距離は私が担当するしか無いでしょう」



ブラトレ「ブライアンは長距離になるが問題ないな?」



ナリタブライアン「当たり前だ、勝つに決まっている」

タマモクロス「取り込み中失礼するで~」



ハルウララ「邪魔するなら帰って~」



タマモクロス「はいよ~って違うねん!コントやりに来たんやない!」



タマモクロス「アンタらにええもん持ってきたんや!心して受け取り!」



ブラトレ「ひょっとして挑戦状か?」



タマモクロス「せや!負けたまま終わるウチやない、三対三のチーム戦で勝負や!」



ハルウララ「楽しそうなことになってきたね!」



ブラトレ「強い相手とレースできるんだ、その挑戦を受ける」



タマモクロス「余裕こいとったらあかんで!次に勝つのはウチらやからな!」



下2 このあとどうなったか

安価把握



そういえば金策ウララの評価はFが多いらしいですね

バシーンッ



タマモクロス「なんや?!」



ハルウララ「ドアに矢が刺さってる!」



ナリタブライアン「私達への嫌がらせか」



キングヘイロー「矢に何かついているようですけど」



ブラトレ「これは手紙…いや挑戦状だ。差し出し人はーー」

トレーナー室にて



ゴールドシップ「百発百中だーーい!ゴルシちゃんもしかして弓の才能もあったりしちゃう?」



ライスシャワー「怪我は無さそうで良かったけど、本物の矢を使うのは危ないよ?」



メジロマックイーン「そうですわよゴールドシップさん、挑戦状ならば礼儀をもって渡すべきです」



ゴールドシップ「おら、焼き立てのマシュマロをくらえ」



メジロマックイーン「甘ぁ……」



ゴルトレ「相手にとって不足は無さそうだしガツーンとやってこい!」



ライスシャワー「で、でもお兄さま私たちの適正だと向こうに合わないよ?」



ゴルトレ「そんなことはないぞパエリア!」



ライスシャワー「ライスだもん!」

ゴルトレ「こちらにダートを走れるウマ娘は居ないがそれだけだ。お前たち三人は長距離で勝負してこい!」



ライスシャワー「ライス中距離なら走れるよ?」



ゴルトレ「長距離で勝てば実質勝ちだ。俺が言うんだから間違いない」



ゴールドシップ「ブライアンの野郎ぉ!今度は絶対負けねえぞ!」



メジロマックイーン「こほん。私もお相手してみたいーー」



ゴールドシップ「焼き立てのマシュマロをクラッカーで挟んだヤツだ」



メジロマックイーン「スモァ……」



ゴルトレ「よし、この調子なら勝てる!」



ライスシャワー「心配でしかないよ……」



下2 どうなったか

特殊トレーニング中



メジロマックイーン「よし……もうすぐ五段目ですわ…」



ゴールドシップ「おおおおおおおお!」15hit



ゴルトレ「そんなんじゃまだ名人には勝てないぞゴルシ!」



ライスシャワー「お兄さま、これは何のトレーニングなのかな…?」



ゴルトレ「チャーハンは俺とジェンガしてようぜ」



ライスシャワー「ライスだもん!!まだ炒められてないもん!」



ゴルトレ「おいおい揺らすとお前の負けだぜ?」



ライスシャワー「うう…ちゃんとしたトレーニングをしようよ……」

メジロマックイーン「よし…よし……次で最後ですわよ…」



ゴールドシップ「おりゃあぁぁぁ!」15.5hit



ライスシャワー「そーっと…揺らさないように……」



ゴルトレ「ふーっ」



ライスシャワー「ひゃあん!!耳に息を吹きかけないで!」



ガシャっ



ゴルトレ「はいお前の負け~~」



ライスシャワー「そんなのズルい!もう一回やるよお兄さま!」



ゴルトレ「当たり前じゃねえか」

ライスシャワー(日頃から変なことしかしてないお兄さまだけどちゃんと考えがあるんだよね)



ライスシャワー(マックイーンさんは集中力をつける為にトランプでタワーを作ってる。身体を動かしてるだけじゃこの集中力はつかないよね)



ライスシャワー(ライスがやってるジェンガは多分動揺しないようにってことだよね。周りの目を気にするなって言いたいんだ)



ライスシャワー(ゴールドシップさんは……)



ゴールドシップ「だぁぁぁぁぁぁ!」



ライスシャワー(高橋名人さんを越えたいんだよね、うん)



ゴルトレ「お前の番だぞロコモコ」



ライスシャワー「それはお肉がメインだよ!!」



下2 このあとどうなるか

トレーニング場



ナリタブライアン「あれは何なんだ?」



ブラトレ「あれは何なんだろうか……」



キングヘイロー「一流のトレーニングでは無い…?いえ意味がわからな過ぎて判断できませんわ」



ハルウララ「楽しそうではあるよね!」



ブラトレ「トレーニング場の真ん中でトランプタワーをしてる意味がわからない。全てがわからない」



ナリタブライアン「無視しようにも目に入ってくるぞ」



キングヘイロー「ひょっとしたら邪魔をするのが目的なのかもしれませんわよ」



ブラトレ「その可能性はあるな」

ブシャァァァ



ブラトレ「なんだ?!」



ゴールドシップ「よーーしっ!名人超えの17連打だ!」



ゴルトレ「よくやったゴールドシップ!」



メジロマックイーン「こっちもトランプタワー10段、完成しましてよ!」



ゴルトレ「素晴らしい」



ライスシャワー「てぃっ!」



ゴルトレ「おお伝説の天地返しを身に付けたか!流石はライスバーガー!」



ライスシャワー「えへへ…」



ナリタブライアン「アイツらは狂ってるぞ」



キングヘイロー「言葉では言い表せませんわ……」

ゴールドシップ「よーし極秘トレーニングも終わったし裏世界行こうぜ」



メジロマックイーン「また変なことを言ってますのね」



ゴールドシップ「なんかいい感じの段差で幅跳びしたら加速度が溜まんだよ」



ライスシャワー「下手したら戻ってこれなくなっちゃうよ?」



ゴールドシップ「そんな時はトレーナーを使えばいいんだよ!」



ゴルトレ「Z軸移動は俺の得意技だ」



ライスシャワー「それなら安心、かな」



メジロマックイーン「裏世界だかなんだか知りませんが、私はーー」



ゴールドシップ「甘栗」



メジロマックイーン「あぁ……これは…いいですわ……」



ブラトレ「俺は狂っているトレーナーを始めて見た。あれには別の意味で勝てない」



下2 ブラトレ側以外で起こった出来事

トレーニング場の隅にて



トウカイテイオー「見てトレーナー、ボクまた早くなったよ」



テイオートレ「こんなダメな私に教えることなんて無いの…」



トウカイテイオー「なにを言ってるのトレーナー。君は絶対にボクから離れられないんだよ」



テイオートレ「もう許して……」



トウカイテイオー「許すもなにも無いよ。ボクの為だけにトレーナーは生きてくれていたらいいんだ」



トウカイテイオー「今更逃げるだなんて言わないよね?」



テイオートレ「ひ……」



トウカイテイオー「無敗のボクは君だけの為に走る。ファンのことなんか知らない」



トウカイテイオー「ボクの世界はトレーナーなんだ」



トウカイテイオー「ボクだけを見てって約束してくれるよね?」



テイオートレ「私、テイオー……」

トウカイテイオー「ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束してくれる?ボクだけを見てって約束して」



テイオートレ「する……するから…」



トウカイテイオー「そうに決まってるよね!じゃあもう一回走っくるよ!」



テイオートレ「ひ……ひぃぃ…」



シンボリルドルフ(トウカイテイオーは今回のことでよく働いてくれた。そのことは称賛に値する)



シンボリルドルフ(しかしトレーナーに依存どころか依存させることは看過できない。強権を行使する必要がある)



シンボリルドルフ(説得は難しいだろう、まともに話しを聞く気がないのは確かだ)



シンボリルドルフ(テイオートレがこの学園を去るか、理由をつけて担当を変わらせるか。ここは大事な場面だ)



下2 シンボリルドルフの行動や言動

トレーナーについてどう思うか
トウカイテイオーに聞いてみる

下1 どうぞ

>>536はいつもの荒らしでは無いとのことで採用します

トレーニング後



シンボリルドルフ「いい動きをしていたな」



トウカイテイオー「当たり前だよ全部トレーナーの為だから」



シンボリルドルフ「トレーナーの為だけじゃなく自分の為に走ろうとは思わないのか?」



トウカイテイオー「思わないよ」



シンボリルドルフ「どうしてそう言い切る?そこまで強い理由があるというのか?」



トウカイテイオー「トレーナーはボクにとって全てだから。走ることも生きることも全てがトレーナーの為にあるんだ」

トウカイテイオー「ボクが走るのはトレーナーが喜んでくれるから。それ以外に理由はいらないよ」



シンボリルドルフ「ではトレーナーのことをどう思っているか聞かせてくれ」



トウカイテイオー「…ボクの細胞一つ一つがトレーナーを求めてる。トレーナーが喜ぶと細胞が喜ぶんだ」



トウカイテイオー「トレーナーをボクの身体に取り込みたい。存在全てをボクと共存したい」



トウカイテイオー「それが叶わないのならトレーナーに入り込みたい。皮膚を切り裂いてトレーナーの存在を全身で感じたい」



トウカイテイオー「ねえ会長ボクは間違ってないよね?トレーナーを幸せにしたいっていうのは当たり前だよね?」



トウカイテイオー「ボクの走りはトレーナーを幸せにするんだ」



シンボリルドルフ「ーー」



下2 シンボリルドルフのセリフや行動、もしくは起こったこと

シンボリルドルフ「「私も自分のトレーナー君の事は好きだ。トレーナーが喜ぶと細胞が震えるというのもわかる」



シンボリルドルフ「だが今のお前は間違っている。テイオー、今のお前はトレーナーを支配しているだけだ」



シンボリルドルフ「恐怖という偏った感情で支配されたそれは信頼とは程遠い。トレーナーとウマ娘の絆を無礼るなよ」



トウカイテイオー「意味わかんないよ。けど会長が言いたいことはわかったよ」



トウカイテイオー「会長はボクの敵なんだ」



シンボリルドルフ「私は学園のウマ娘とトレーナーの清い関係を強く望んでいる」



トウカイテイオー「相手が会長でも許さない」



シンボリルドルフ「この私をどうにかできると思っているのか!」



トウカイテイオー「トレーナーの敵は全部居なくなっちゃえばいいんだ」

テイオートレ「テイオー…どこ行ったの……?私は逃げたんじゃないから…」



テイオートレ「早くテイオーの所に行かないと……なにをされるかわからない…」



テイオートレ「こんなことになるなら…トレーナーになんかなるんじゃなかった……」



テイオートレ「ウマ娘の子と一緒に、キラキラした毎日を送りたかっただけなのに…」



テイオートレ「私がいけなかったのかな?」



テイオートレ「私がいけなかったんだよね…」



テイオートレ「ごめんねテイオー…いくら謝っても許してくれないよね…」



下2 テイオートレはどうした、もしくはどうなったか

職員室への道中



テイオートレ「もう無理……私じゃ彼女を受け止め切れない…」



テイオートレ「辞表を理事長代理に出して、一日も早くここから離れるしかない…」



テイオートレ「早くテイオーから逃げないと…」



トウカイテイオー「逃げないとどうなるのかな?」



テイオートレ「ひぃぃ…!」



トウカイテイオー「トレーナー」



トウカイテイオー「ど」

トウカイテイオー「こ」

トウカイテイオー「に」

トウカイテイオー「行」

トウカイテイオー「く」

トウカイテイオー「の」



テイオートレ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい…!」



トウカイテイオー「謝って欲しいんじゃなくてボクは聞いてるんだよ?」



テイオートレ「もう許して!私を貴女から解放して欲しいの!」



トウカイテイオー「なに言ってるの?ボクからは一生逃げられないよ」

トウカイテイオー「トレーナーが言ったんだよ?ずっと一緒に居ようって」



トウカイテイオー「無敗のボクの走りをずっと隣で見てくれるんだよね?」



トウカイテイオー「あれは全部嘘だったの?」



テイオートレ「許して、許して!ごめんなさいごめんなさい!」



ドゴッ



テイオートレ「か……!壁に穴が…!」



トウカイテイオー「ボクは謝って欲しいんじゃなくて質問をしてるんだよ」



テイオートレ「ごめんなさい…もう無理なの!貴女の隣では居られない!」



テイオートレ「なんでもするから許して!私を解放して!!」



トウカイテイオー「ーー」



下2 トウカイテイオーのセリフや行動、もしくは起こったこと

トウカイテイオー「なんで……なんでずっとそばにいるって言ってくれないの……」ポロポロ



テイオートレ「ごめんなさい……」



トウカイテイオー「わかったよ。次のレースでボクが一着になったらこのままトレーナーを続けてもらう。けどそれ以外なら辞めて何処にでも行っちゃいなよ……」



テイオートレ「……」



トウカイテイオー「ボクが負けるなんてありえないけどね…ぐすっ」



テイオートレ「何も言わずに辞めようとした私も悪かったから…その条件を受け入れる……」



テイオートレ「テイオーと……ちゃんと向き合うから……」

トレーナー室にて



ブラトレ「対戦相手が増えることはこちらにとっても嬉しい。その話しは受け入れる」



シンボリルドルフ「感謝する」



ブラトレ「しかし無敗のトウカイテイオーが本当にチーム戦レベルのレースに出ると言ったんですか?」



シンボリルドルフ「私が説得した。テイオーを負けさせるレースがあると」



シンボリルドルフ「最悪、彼女はトレーナーのことを亡き者にしてしまう。それくらいに依存しているんだ」



シンボリルドルフ「彼女らは鎖が複雑に絡み合ってしまっている。本人達だけでは解けようが無い」



シンボリルドルフ「君とナリタブライアンならその鎖を断てる。彼女の心を動かすレースになるはずだ」



シンボリルドルフ「結果もそうだが良い走りを期待している。頼んだよブラトレ君」



下2 このあとどうなったか

ルナトレ「僕からもいいかな」



ブラトレ「主任、お疲れ様です」



シンボリルドルフ「君からも何かあるのか」



ルナトレ「あの人のことで迷惑をかけてしまっているからね。フォローも兼ねて会いに来たんだよ」



ブラトレ「主任と生徒会の面々には助けられています」



ルナトレ「表立った支援ができないのが辛いところだけど、それももう終わる。いい掃除ができそうだよ」



シンボリルドルフ「少なくは無い人数のトレーナーが学園を去ることになる。自業自得とはいえ哀れなものだ」

ルナトレ「ここに来る前にテイオーの所も寄ってきたんだ。向こうも向こうで苦労していたよ」



シンボリルドルフ「彼とそのウマ娘ならテイオーを解放してやれるはずだ」



ルナトレ「僕も同意見だよ、ナリタブライアンはいい走りと目をしている」



ルナトレ「テイオーとの対戦が終わったら休暇でもどうだい?気苦労を小旅行で癒すのは悪くないよ」



ブラトレ「まずはそのレースに勝つ為に全力で頑張ります」



ルナトレ「あはは、そうだねまずはレースに勝つことだ。サポートが欲しかったらいつでも頼ってくれていい」



下2 このあとどうなったか

シンボリルドルフ「私より男同士のがいいのかトレーナー君」



ルナトレ「ん?あ、いや違う、そうじゃないんだ」



シンボリルドルフ「私の担当をしているのは君が主任という立場だからなんだな」



ルナトレ「そうじゃない僕が君を選んだのは素晴らしいウマ娘だからだよ」



シンボリルドルフ「そんな言葉に騙されるほど安くないぞ」



ルナトレ「うぅん……こうなったらマズいんだ。すまないが少し席を外してくれないかい?」



ブラトレ「ここは自分の……」



ルナトレ「この状態で移動するのはとても良くない。二人きりで話せばわかってくれるから、頼まれてくれるかい?」



ブラトレ「わかりました…」



ルナトレ「決して変なことはしないから安心して欲しい。この借りは必ず返すよ」





ブラトレ「自分の所を追い出されるというのも不思議な話しだな…暫く時間がかかりそうだがどうしたものか」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「ブライアンとウララか。悪いがトレーナー室は使えないぞ、荷物を置くなら他の場所にしてくれ」



ナリタブライアン「トレーナー、少し話しをしたい」



ブラトレ「大事な話しなのか?」



ハルウララ「どうしても聞いて欲しいことがあるんだって。私も一緒の方がいいから着いていくね」



ブラトレ「ウララが事情を知っているのか。それならあの倉庫に行こう。あそこなら誰も来ないはずだからな」

謎の倉庫にて



ナリタブライアン「私は夢を見たんだ。その夢で私はオペラオーとのレースに勝てず、塞ぎ込んでしまった」



ナリタブライアン「それから私は二度と走れなくなった。走ろうにもどうにもできなかった」



ナリタブライアン「走れなくなったウマ娘は学園にはいられない。私は退学を余儀なくされ、その責任もあってトレーナーが…」



ナリタブライアン「首を……吊ったんだ……」



ナリタブライアン「そこで私は目が覚めた。気が付いたら目覚まし時計が三つ壊れていて、オペラオーのレース当日に戻っていた」



ブラトレ「…全て夢の話しなんだな?」



ハルウララ「そうだよ全部夢に『なった』よ」



ナリタブライアン「あの夢がなかったら私は負けていた。二度と走れなくなっていた」



ナリタブライアン「あれは夢であって夢じゃない。私は道を踏み外すところだったんだ」



ナリタブライアン「自戒も兼ねてトレーナーには知らせたかった。私が間違っていると思ったら絶対に否定して欲しい」



下2 ブラトレのセリフか行動、または起こった出来事

ブラトレ「ブライアン、お前の行動を否定するわけ無いだろう。俺の所に戻ってきてくれたんだな」



ナリタブライアン「私には…トレーナーしか居ないんだ……何度道を間違えてもトレーナーの所に戻る」



ナリタブライアン「こうやって話せるだけでもどれだけ嬉しいか…うぅ……」



ブラトレ「…この場にウララが居るということは君のおかげなのか?」



ハルウララ「うん」



ブラトレ「なぜ……」



ハルウララ「それを聞く覚悟はある?」



ハルウララ「嫌な気持ちになっても知らないよ。トレーナーさんが私を見る目がかわっちゃうかもしれない」



ハルウララ「それでもいいなら全部教える。覚悟が無いならなにも聞かないで」



下2 トレーナーの答え

自分はウララのトレーナーでもある聞かせてほしい

ブラトレ「俺はウララのトレーナーでもある。全てを聞かせて欲しい」



ハルウララ「わかった、話すからねトレーナーさん」



ハルウララ「私はねトレセン学園での三年間を何度も体験してるの。アオハル杯っていう大会があったりURAを走ったり。どんな三年間も楽しかったんだ」



ハルウララ「けどね…途中で楽しくなくなったの。トレーナーさんがお金を稼ぐ為だけに私を走らせるようになったんだ」



ハルウララ「嫌だって言っても休ませてくれなかった。走りたくないレースは地獄だった」



ハルウララ「そんな三年間を何度も経験したんだよ。何度も何度も何度も何度も何度も」



ハルウララ「最後の三年間のあと、私は壊れちゃったんだ」

ハルウララ「許せない。こんなことを何度繰り返せばいいのってトレーナーさんに掴みかかっちゃったの」



ハルウララ「それで気が付いたらトレーナーさんが動かなくなってたの」



ハルウララ「……あの時の感覚は今でも残ってる」



ハルウララ「動かないトレーナーさんの前で呆然としてたら女の子が来たんだ。三女神の人かなって思ったんだけどそれにしては小さかった」



ハルウララ「ゴスロリ?みたいな変なヒラヒラした服を着た子でね。私が可哀想だから助けてあげるって言ってくれたの」



ハルウララ「そしたら光に包まれて……今までの記憶が残ったままこの世界に来たの」



ブラトレ「並行世界からウララは来たということなのか?」



ハルウララ「そう思ってくれた方が早いかな。前までの世界とここは凄く違うけどね」

ハルウララ「目覚まし時計も少し違うんだ。本当ならレースが終わった直後じゃないと使えなかったの」



ハルウララ「ブライアンちゃんが見た夢…あれは半分嘘なんだよ」



ナリタブライアン「嘘……?」



ハルウララ「ブライアンちゃんが走れなくなった所までは本当。それ以降の退学したりトレーナーさんが死んじゃったのは嘘」



ハルウララ「目覚まし時計を使った代償だよ。三つも使ったから凄くリアルな夢だったと思う」



ハルウララ「トレーナーさんも覚えておいて。目覚まし時計を壊すとブライアンちゃんは苦しむよ」



ブラトレ「いつでも使える便利なアイテムじゃないということか」



ハルウララ「代償のせいでもっと悪くなるかもしれない。気軽に使おうとは絶対にしないで」



ブラトレ「わかった約束する」



ハルウララ「トレーナーさんに話して良かった。私も少し気が楽になった気がする」



下2 このあとどうなったか

安価把握

 

遅くまでありがとうございました

>ゴルトレ「おお伝説の天地返しを身に付けたか!流石はライスバーガー!」



>ライスシャワー「えへへ…」

それでいいのか…

ナリタブライアン「震えているのか」



ハルウララ「ごめん……なさい…」



ブラトレ「謝る必要はない。一人で抱えていて辛かっただろう」



ハルウララ「ありがとう…トレーナーさん……」



ブラトレ「これからはウララ、キングともしっかり向き合う。三人共立派なウマ娘にしてみせる」



ナリタブライアン「私もトレーナーを信じる。二人のことで嫉妬することもない。トレーナーは絶対に裏切らない」



ナリタブライアン「身体だけの浮ついた関係なんかいらない。心からトレーナーを信頼してる」

寮にて



キングヘイロー「ウララさんが芝に適正があったのはそういう理由だったのね」



ハルウララ「速くはなってないけど適正だけが引き継がれたの」



キングヘイロー「信じられない話しですけどウララさんを信じます。私に話してくれたことも嬉しいですわ」



ハルウララ「キングちゃんにだけ黙ってることなんてできないよ」



キングヘイロー「…今日は一緒に寝ましょう。悪夢に苦しむ必要が無いように私が抱き締めてあげますから」



ハルウララ「嬉しい……ありがとうキングちゃん」



キングヘイロー(神様のような何かは可哀想だからとウララさんに施しをしたようですがそれは嘘でしょう)



キングヘイロー(慈しみがあれば記憶を削除していたはずです。そのまま残したということはウララさんを苦しめるだけ)



キングヘイロー(神様の皮を被った悪魔がウララさんを苦しめようと更に嫌がらせをした。それはウララさんが人間を殺め……)



キングヘイロー(ウララさんは間違っていません。悪魔の思い通りになんかさせてたまるものですか!)



キングヘイロー(私の走る理由が一つ増えました。友を守る為にも私は走りますわ!)



下2 このあとどうなったか

翌日、トレーニング場にて



ハルウララ「トレーナーさん!今日もトレーニング頑張ろうね!」



ブラトレ「任せてくれ、ダートを走るウララに最適なメニューを考えてきた」



ハルウララ「わーーい!」



キングヘイロー「ウララさんはいつにも増して元気そうで良かった…」



ナリタブライアン「塞ぎ込むようじゃレースには勝てない…とは私は言えないな」



キングヘイロー「間違えることはいくらでもあって、大事なのはそれを受け入れ次に進むことよ」



ナリタブライアン「その通りなんだろうな」



キングヘイロー「貴女は三冠という夢、私は自分のウララさんの為にも走ります」



ナリタブライアン「トレーナーを三冠ウマ娘を育て上げた男にできるのは私なんだ、全力でやる」

ブラトレ「スペシャルウィーク達とのレースと、キングとブライアンが出ると言っていた重賞の日にちが近い。これからはあまり体力を使ったトレーニングは控える」



ハルウララ「私はいっぱいしていい?」



ブラトレ「ウララも控えてくれ。芝に適正があるとわかった以上、芝で短距離の重賞に出てもらうつもりだ」



ハルウララ「やったー!」



ナリタブライアン「私のレースは長距離だがスタミナを鍛えなくてもいいのか?」



ブラトレ「もちろんスタミナのトレーニングはする。しかし無理はしないということだ」



キングヘイロー「私は坂路を控えてスピードを重視したトレーニングですのね」



ブラトレ「キングには最後の伸びが足りない。速さの底上げが必要だ」



ブラトレ「ウララはフォームを更に固める。スピードもスタミナも基本がちゃんとできてからだ」



ナリタブライアン「レースまで余裕は無い、やるべきことを全力でやる」



下2 ブラトレ側以外で起こったこと

ブライアンのトレーナーへの依存性を危惧していたがレースの結果に安心し、タイシンとチケゾーに妹自慢しているハヤヒデ

合同練習する事になったスペチームとゴルシチーム
自由人達のゴルシ、ゴルトレにスペトレが振り回される。

トレーニング場にて



スペトレ「合同練習を言い出したのはこっちよ。参加させてもらってる立場になるわ」



スペトレ「どんなトレーニングをしようが文句は言わないつもりだったけど…」



ゴールドシップ「イェーーー!そこの道行くウマ娘!」



ゴルトレ「突き進むスタイル、確率、作戦、時代の幕開け、ファンの絶叫!」



ライスシャワー「メケメケメケメケメケ」



スペトレ「なんで歌ってるの……?」



ゴールドシップ「ラップバトルが今アツいんだよ!」



ゴルトレ「ぶちかませお前のスタイル」



ライスシャワー「シャワーー!ヤーー!」



スペトレ「ライスシャワーってこんな子じゃなかったわよね…?」

メジロマックイーン「スペシャルウィークさん達はどこに行ってしまいましたの?」



スペトレ「スピーカー持ち出してきた時点で自主練始めたわよ……」



メジロマックイーン「お話ししたかったのに残念ですわ」



スペトレ「ティーセットを用意してるってことは貴女も走る気はないのね」



メジロマックイーン「走るのは本番だけで構いませんの。あとトレーニングも軽めのものを中心にしてますわ」



スペトレ「殆ど練習してないってことね…こんなふざけてるのに、ここの三人は上位15人のうち、トップ5に入ってるのよ」



スペトレ「なにか秘密があるはずなのに…全くわからない……」



下2 ゴルトレ、スペトレ側で起こったこと

練習しましょうか…と黒いオーラを出すグラスの前で正座させられるゴルトレたち

メジロマックイーン「難しい顔をしていても仕方ありません。お茶を淹れましたからどうぞ」



スペトレ「注がれたら飲むしかないじゃないのよ」



メジロマックイーン「砂糖は何個入れますの?」



スペトレ「じゃあ一つお願いしようかしら」



メジロマックイーン「はいどうぞ。ふふ、角砂糖って素晴らしいですわよね」



スペトレ「角砂糖入れが豪華なのはメジロ家ね」



メジロマックイーン「さて……」



スペトレ「へ?なんで砂糖入れに紅茶を淹れてるの?」



メジロマックイーン「ふふふふふ」



スペトレ「待ちなさい!糖尿で死ぬわよアンタ!!」

スペシャルウィーク「トレーナーさんと楽しそうにしてる。メジロのクソ女」



エルコンドルパサー「あとで半殺し」



グラスワンダー「いい加減にしなさいエル」



セイウンスカイ「遊んでばっかりでタイムがいいってどういうことなんだろ」



グラスワンダー「人知れず努力をしてるのは間違いないでしょうけど、誰もそれを見たことが無いの」



セイウンスカイ「マックイーンなんかお茶してるだけだしねぇ」



グラスワンダー「私は今だに信じられないの。彼女がレースや記録会で普通に走ってるという事実が」



セイウンスカイ「靭帯痛めてもう走れないって言われたよね。もしかすると嘘だったのかも」



グラスワンダー「それはあり得ないけどそう疑ってしまうわよね」

グラスワンダー「明らかに太り気味なのにタイムは落ちていない。一番良かった頃と比べると遅くはなっている」



セイウンスカイ「けど怪我する前は大差以上で勝ってたから、少し遅くなったくらいじゃ負けないんだよね~」



グラスワンダー「ゴルトレさんは凄腕の整体師か何かなのかもしれない」



セイウンスカイ「日頃の行いを見てると何でもできそうではあるね~」



ゴルトレ「しらす丼!もっとパッションを弾けさせろよ!」



ライスシャワー「せめて丼って呼んで!」



ゴールドシップ「じゃあ丼の奢りで漁港で刺身食おうぜ!」



ライスシャワー「ライスそんなにお金持ってないよ!」



グラスワンダー「何か秘密がある…のよね」



下2 このあとどうなったか

ゴルトレがスペトレに馴れ馴れしく「今度一緒に飲みに行こう。」「割り勘で良いかスペトレ?」とか言い出したので
キレたスペエルがドロップキック、グラスがオーラ出しながら薙刀を取り出し降り出す

ゴルトレ「なあスペトレ、紅茶飲むより俺も一緒に飲みに行こうぜ」



スペトレ「はぁ?」



ゴルトレ「割り勘で良いよな、いい感じのハンバーグが出てくる店で待ち合わせな」



ドドドドド…



ゴルトレ「ん?」



スペシャルウィーク「きぃぃぃぃぃぃ!!」



ドゴッ



ゴルトレ「オッフ!!」



ゴールドシップ「ナイスドロップキック!ゴールドシップ級の威力だな!」

グラスワンダー「よくも目の前で口説けますね……」



ズズズッ



ライスシャワー「チャンバラなら負けないよ!」



メジロマックイーン「ライスさんの勝負服についてる短剣を持ってて良かったですわね」



セイウンスカイ「グラスまでキレたらどうしようも無い…もう終わりだ~…」



メジロマックイーン「そんなことありませんわ、ご覧なさい」



ゴールドシップ「次はゴルシ様とプロレスだからな!」



ギチッ



スペシャルウィーク「ギ……っ…!」



ゴールドシップ「おらおら!審判カウントとれよ!」



ゴルトレ「ワン、ツー……」



ゴールドシップ「カウント長ぇって!」

ライスシャワー「必殺、ささにしき!」



ガシャッ



グラスワンダー「あっ…私の薙刀が……」



ゴールドシップ「よっしゃ!コイツの覆面剥いでやる!」



エルコンドルパサー「やめ、この!」



メジロマックイーン「あら紅茶が無くなってしまいましたわ。では代わりに練乳を飲んでおきましょう」



スペトレ「……これがどうか夢でありますように」



下2 どうなったか

ゴルトレメフィラス説
安価下

誰も取らないならとってもいいかな?

ゴルトレ「分かった全員で行こう俺は人間、ウマ娘どっちに対しても平等だから全員で割り勘になるが」
スカイ「いい加減みんな真面目に練習しましょうね〜!!」ゴゴゴゴゴッ

ゴルトレの発言にウンスが切れて真面目にトレーニングに

連取りは全く人が居ない時のみでお願いします


すみませんが下1 お願いします

>>606

嘘間違えた

飛行機しようとしてミスっただろ草

ゴルトレ「じゃあ全員で行こうぜ。人でもウマ娘でもハンバーグは美味いもんだろ?」



ゴルトレ「全員で割り勘して余ったらライスヌードルにやればいいんだよ」



ライスシャワー「割り勘だから余りは出ないと思うよ…?」



セイウンスカイ「あのさ…いい加減真面目にトレーニングしない?レースが近いのは知ってるでしょ?」



ゴールドシップ「こっちは大真面目だぜ!最初からクライマックスだーーい!」



スペトレ「…ごめんなさい。私から言い出したことだけど合同練習は無かったことにして」



ゴルトレ「おう!また来週な!」



スペトレ「ごめんなさい……ついていけないの…」

ゴールドシップ「なんだよノリ悪ぃ奴らだな」



ライスシャワー「あれが普通なんだと思うよ。ライスも慣れるまで毎日戸惑ってたから」



ゴルトレ「じゃあアイツらも帰ったことだしトレーニングしとこうぜ。とりあえず適当に走ってこい」



ライスシャワー「うん、行ってくるねお兄さま」



ゴルトレ「さてとパクパクは脚のマッサージだ」



メジロマックイーン「宜しくお願いしますわよ」



ゴルトレ「ん~よしよし筋肉の量は減ってないな。脚はまだ痛むか?」



メジロマックイーン「ええ」



ゴルトレ「やっぱレースは月一度しか無理だな。ナリタブライアンをぶち負かしたら次に走るのは来月だ」



メジロマックイーン「走れるのならどんなレースでも構いません。重賞でなくともどんなレースでも走りますわ」

ゴルトレ「お前の全盛期は終わってる、どうやってもタイムが伸びることは無い」



ゴルトレ「でもまあ騙し騙しやれば有マくらい勝てるだろ。これからは今まで稼いだ貯金を使え」



メジロマックイーン「正直にそう言ってくれる貴方ほど心強いと思ったことはありません」



ゴルトレ「実家でもう十分だって言われてもお前が納得してないんだろ?なら納得するまで走ればいいんだよ」



メジロマックイーン「はい、引き際は自分で決めます。私にはまだ走る理由があるのです」



ゴルトレ「おう、走りないなら走りまくってやれ。甘いもんも好きなだけ食べろ」



メジロマックイーン「もちろん控えるつもりはありませんわ」



ゴルトレ「練乳直飲みは止めろよ。あれ見てて気持ち悪いんだよ」



下2 オグトレ側で起こったこと、もしくは起こった出来事

全員で先日のレースの映像鑑賞会をしている
なぜブライアンがゴルシの接近に気づけたかで議論に

この世界線でも元タマトレがベテトレに反発したらしくクビになったらしく
その事を聞いて気になってトレーニングに集中できないタマモ

オグトレのトレーナー室にて



スーパークリーク「この前のレースの映像があったんですね」



オグトレ「なんとなく予感がして録っといたんだ」



イナリワン「その勘は正しかったみたいだね!」



オグリキャップ「レースの内容は悪くない。いつもならタマが差して一着だった」



タマモクロス「ところがそうでも無いんや。ブライアンに負けたんやけど、そもそもゴールドシップに勝ててなかった」



タマモクロス「あんな勢いで飛び込んでこられたら無理や。あのレースでウチに勝ちはなかった」



オグトレ「俺もそう思う。オグリでもこの状況なら勝つのは厳しかった」

タマモクロス「ほんでここや。ブライアンがゴールドシップの前にうまく出たんや」



スーパークリーク「これって後ろを見てませんよね?」



イナリワン「もし後ろを見て確認してたらタマが勝ってたかも…いや勝ってたな」



オグリキャップ「勘が働いたんだろうか」



タマモクロス「そうやとしてこのタイミングは出来過ぎやで。たまたまやと思うけど、こんなんわかってやっとったら天才や」



タマモクロス「いくら努力を積み重ねても天才には勝てん。それはよーく知っとる」



オグトレ「このタイミングで来ることを知ってたということは無いか?」



タマモクロス「そうやとしてゴールドシップに何の得があるねん」



オグトレ「理事長の話しがあったじゃないか」



スーパークリーク「まさかその話しをする為の八百長?」



イナリワン「おいおいそうだとしたら許せねぇ!」

オグリキャップ「私は考え過ぎだと思う。私も何かを感じて進路を変えることがある」



タマモクロス「それにしてもこのタイミングやで?何かを疑いたくなるのは事実やね」



スーパークリーク「異議申し立てをしようにも学園内でのレースですから」



イナリワン「まどろっこしいことしてないで直接聞いてやればいい!」



タマモクロス「なあトレーナー、迷惑かけるかもしれんけどええ?」



オグトレ「嫌だ。オグリキャップの迷惑しか被らない」



タマモクロス「ほんならええわ、ウチに考えあるしそっちでやるわ」



スーパークリーク「短気なことは起こさないで下さいね」



下2 どうなったか

トレセン学園近く、公園にて



タマモクロス「アンタにはブラトレチーム、ゴルトレチームを探って欲しいんや」



タマトレ「僕がやっていいんだね…?」



タマモクロス「クビになって毎日暇やろ、それくらいやれや」



タマトレ「う、うん」



タマモクロス「言っとくけど学園に無断立ち入りで捕まってもウチは知らん。アンタの趣味でやったことやからな」



タマトレ「わかってるよ…」



タマモクロス「ウチのこと大切に思ってるんやろ?それやったら行動で示してもらわなあかんな」

下手したら刺されそう

タマモクロス「正々堂々と戦って負けたんやったら納得する。そうや無かったらアイツらは許さん!」



タマモクロス「このままやったらウチどうにかなるかもしれんな~~」



タマトレ「タマが捕まるようなことはして欲しくない!」



タマモクロス「ほなやれや。次のレースまでに情報集めてこい」



タマトレ「やるから…僕は絶対タマの望む答えを持ってくるからね!」



タマモクロス「お前らがフェアなことして無いんやったらウチも裏から手を回す。ウチの勘違いやったらそれでええんや」



タマモクロス「どう転ぶか楽しみやわ。半端なことだけは絶対に許されへん、その時は覚悟しとけよ、ブライアン!」



下2 このあとどうなったか

ダンボールに隠れて無事バレずにスニーキングミッションを完了する。

ブラトレチームの会話で「目覚まし時計」や「並行世界線」とかいう気になるワードを発していた事を報告(音声付き)
ゴルシチームは「スペトレとマグロ漁行くぞ!」まるでゴルトレがスペトレを狙ってるかのようなワードを(音声付き)

レース前日、公園にて



『目覚まし時計を壊して……』


『並行世界線と考えて……』



タマモクロス「これが成果か。録音付きやからブライアンらは嘘とは言えんな」



タマトレ「こっちは……」



『よーしスペトレとマグロ漁行くぞ!』


『漁のついでに日付変更線ズラしてぇ~!ついでにアイツの苗字も変えてぇ~!』



タマモクロス「ゴールドシップらは関係ない、シロや。クロなんはアイツや、ナリタブライアン!」



タマモクロス「明日のレースでも何か仕込んどるんやろ!今からそれを確かめに行く!」



タマトレ「タマ、僕は……」



タマモクロス「バレんかって良かったな。これは今回の礼や」



ポスッ



タマトレ「これは……?」



タマモクロス「アンタは確かに優秀なトレーナーやった。けどそれ以外で問題有りや」



タマモクロス「自分がクビになった理由もわかっとるやろ」

タマモクロス「ウチの着替えを何度覗こうとしたんや?」



タマトレ「違う……」



タマモクロス「いらんことばっかり考えとってボケが。その下着持って帰ってサルになっとけ」



タマトレ「あ…ぅ……」



タマモクロス「ただの布切れで興奮しよって、ほんまもんのクズやな。違う言いながら持って帰っとるやないか」



タマモクロス「…アイツのことはもうええ、ブライアンや。アイツと決着つけなあかん!」



下2 ブライアンとどつなったか

トレーニング場



ナリタブライアン「よし次だトレーナー」



タマモクロス(なんやあの表情は。この前の色ボケしてた顔とまるで違う)



タマモクロス(この短期間でなにがあったんや?急に変われるはずがない)



タマモクロス(これも目覚ましとか並行世界が関係してるんやろ。まともな事をしてないのは確かや)



タマモクロス(全部吐き出させたるからなブライアン)

学園某所



ナリタブライアン「人払いまでして何のようだ」



タマモクロス「目覚まし」



タマモクロス「並行世界」



タマモクロス「どういうことか説明してくれるか」



ナリタブライアン「……」



タマモクロス「こっちには録音もある、言い逃れしても無駄やからな」



タマモクロス「お前がゴールドシップの進路を塞いだのは偶然やない。セコいことせんと堂々と勝負せぇや!」



下2 ブライアンのセリフや行動、もしくは起こった出来事

ナリタブライアン「…それはこの前見た映画の感想をトレーナーやウララに話してただけだ。目覚まし時計を使ってマルチバースを移動する映画だ」



タマモクロス「ほぉん」



ナリタブライアン「ゴールドシップの進路を塞いだのはアイツのイカれトレーナーが変なポーズしてるのを最終コーナーで見た。それでアイツが何かするなと思ったんだ」



ナリタブライアン「それより盗聴なんて悪趣味だぞ。学園には黙ってるからもう止めろ」



ナリタブライアン(あんなことを言った所で信じるはずが無い。それに目覚ましの存在は知られたくない)



ナリタブライアン(ハルウララは目覚まし時計は私だけが使えるとは言っていなかった。タマモクロスも使える可能性がある)



ナリタブライアン(これは乱用してはならない。無闇に使う力じゃない)



ナリタブライアン(使い方を間違えたら大変なことになるんだ)



下2 コンマ
奇数 納得
偶数 納得せず
ゾロ目 クリティカル

コンマ偶数、把握



神は試練を
悪魔は自由を
神を自称する者は絶望を与えるそうです

コンマ偶数、納得せず



タマモクロス「ウチそういう映画大好きなんよ、誰が主演なん?」



ナリタブライアン「…忘れた」



タマモクロス「ほんなら映画のタイトルは?」



ナリタブライアン「忘れた」



タマモクロス「邦画?洋画?それかアニメ?」



ナリタブライアン「忘れた」



タマモクロス「嘘ついとるんちゃうぞボケが!!そんなことで騙されると思っとるんか!」



タマモクロス「今ので確信した、お前は隠しておきたい何かがある。ウチに知られると都合の悪いことがあるんや!」



タマモクロス「明日のレースでもそれを利用するつもりなんやろがぁ!!」



ナリタブライアン「それは違う、絶対にそんなことはしない」

タマモクロス「明日のレースでは利用する価値も無いレースってことか?オペラオーが走らんから意味無いって言うんか!」



ナリタブライアン「この話しに関して私は何も言わない」



タマモクロス「ほーん、ほんなら無理矢理口割らしたる!」



バキッ



ナリタブライアン「……っ」



タマモクロス「やり返してこいやおらぁ!二人仲良く謹慎や!徹底的にやったる!」



バキ、ドガッ



タマモクロス「吐け!なにを隠しとるんや!八百長やってる証拠を隠しとるんか!!」



バキッ



タマモクロス「やり返してこなもう走られへんようになるぞ!この八百長!」



タマモクロス「真剣勝負ができん奴は消えろ!ウチの舞台を汚すな!セコいことする奴に走る資格はない!」



下2 このあとどうなったか

下2 どうぞ

オグトレ「やめろタマモクロス」



タマモクロス「なんやオノレ……」



オグトレ「こいつが許せないなら明日のレースで負かせればいい」



タマモクロス「そういう問題と違うねん!」



オグトレ「……」



バキッ



タマモクロス「な、ぁ……おどれぇ!なにしてくれとんじゃ!!」



バキッ、ドガッ



タマモクロス「ち……!人間ごときがウマ娘に勝てると思っとるんか?!」



オグトレ「お前はこんなことで二度とレースができなくなってもいいのか。家族がそれを知ったらどう思う」



タマモクロス「……」ギリギリ



オグトレ「ナリタブライアン、これで許してくれとは言わない。タマモクロスには追って責任を負わせる」



ナリタブライアン「いや……もういい…」

オグトレ「明日のレースは延期にしてもらうよう俺が頭を下げてくる。勿論コイツもな」



タマモクロス「なんでウチが悪いんや!コイツが正々堂々戦わんのが悪い!」



オグトレ「証拠も無く暴力を振るうお前の方が最低だ」



タマモクロス「クソが……!」



オグトレ「ナリタブライアン。あのレースでなにかあったのは確かだろうがそれ以上踏み込む気は無い」



オグトレ「諦めたんじゃない、どんな手段を使おうが勝つのは俺達だ」



オグトレ「正々堂々だけがレースじゃないことは理解できる。反則もバレなければ技術として認められる」



オグトレ「ただ証拠を掴んだ時は覚悟しておけ。オグリキャップのレースを汚す奴に慈悲は無い」



下2 この後はどうなったか

寮にて



キングヘイロー「ボロボロになってどうしたのかと思いましたわよ」



ナリタブライアン「タマモクロスにあのことを勘付かれた」



ハルウララ「目覚まし時計はブライアンちゃんだけのものじゃない。キングちゃんだって使えるよ」



キングヘイロー「入学した時に制服と一緒に渡された目覚まし時計5つ。あれにそんな力があっただなんて…」



ハルウララ「でもおかしいこともあるの。私の知ってる目覚まし時計はゲートの番号も走りの展開も全く違うようになるはず」



ナリタブライアン「ゲートも展開も夢と全く同じだった」



ハルウララ「おかしい……世界が違うから効果も違うのかな」

ハルウララ「戻る為に条件がある?使える時が限られてる?」



ナリタブライアン「確かなことはわからない。だが私は戻ることができた」



キングヘイロー「この事を他人に知られてはいけないこと確かよ」



ハルウララ「私……1つ使ってみるよ」



キングヘイロー「ウララさん?!」



ハルウララ「そうしたら分かることがあるはず。うまくいけばブライアンちゃんが怪我しなくて済むもん」



ナリタブライアン「何個残っているんだ」



ハルウララ「5つ。この世界に来てからは使わないって決めてたの」



ハルウララ「自分の為には絶対に使わない、けど友達の為なら使う」



ハルウララ「全部私のせいだから私が苦しむべきなんだ。ブライアンちゃんは悪くない!」



ガシャッ



下2 どうなった?

ーー



ハルウララ「あ……」



キングヘイロー「どうしましたのウララさん?」



ハルウララ「違う……やっぱり私の知ってる目覚まし時計じゃない」



キングヘイロー「時計…ウララさんまさか」



ハルウララ「詳しいことは後で話すね!ブライアンちゃんの所に行ってくる!」



キングヘイロー「一人で大丈夫なの?!」



ハルウララ「任せて!キングちゃんはトレーナーさんを連れて来ておいて!」

学園のどこか 



ナリタブライアン「タマモクロスの所に行くなというのか」



ハルウララ「タマちゃんは目覚まし時計の事に気付きかけてる。そのことでブライアンちゃんが…」



ナリタブライアン「行かない方がややこしいことになる」



ハルウララ「私が行ってくるからブライアンちゃんは待ってて」



タタタッ



ブラトレ「ウララ、緊急事態なのか?」



ハルウララ「トレーナーさんはブライアンちゃんと一緒に居てね」



キングヘイロー「私も行くわ!」



ハルウララ「お願いここは私に任せて。絶対になんとかしてみせるから」



下2 タマモクロスとどうなるか

学園某所にて



タマモクロス「なんでお前が来るんや、ブライアンを出せ」



ハルウララ「私が盗聴の事に気付いたからだよ。クビになったトレーナーさんに頼んでもらったんだよね?」



タマモクロス「知らん」



ハルウララ「自分は関係ないって言いたいかもしれないけど無理だよ。今はタマちゃんが盗聴器を持ってるんだよね?」



タマモクロス「……」



ハルウララ「タマちゃんのトレーナーさんは覗きと下着の窃盗未遂でクビになってる。実はタマちゃんが指示してたんじゃないの?」



タマモクロス「はぁ?!」



ハルウララ「盗聴器を持ってるタマちゃんは疑われて当然だよ」

ハルウララ「ブライアンちゃんとアニメの話しをしてただけなのに。そんなのを盗聴して学園を辞めるだなんてダメだよ」



ハルウララ「正々堂々に拘るのは大事だけど冷静になって」



タマモクロス「お前の言うとることは筋が通っとる。ここでゴネたらウチの方が悪くなる」



タマモクロス「けど諦めたんと違うからな。お前らが怪しいのは事実や」



ハルウララ「明日のレースでハッキリさせようよ。私はオグリちゃんと対決するし」



タマモクロス「ふざけんなよ出来損ない、お前みたいなんがオグリに勝てるはずないやろ」



ハルウララ「私は勝つつもりで走るよ。タマちゃんは負けるつもりで走るの?」



タマモクロス「馬鹿にしよって、ええわ明日で決着つけたる。覚えとけよ」



下2 ブラトレ側でどうなったか

トレーナー室にて



ブラトレ「今日のところは納得してくれた。それだけで助かった、ありがとうウララ」



キングヘイロー「向こうが盗聴していなかったらと思うとゾッとしますわね」



ナリタブライアン「…タマモクロスの元トレーナーがクビになった理由はそれなのか?」



ハルウララ「ううん違ってるよ。ベテラントレーナーさんに反抗したからって理由でクビになってないとおかしいの」



ブラトレ「目覚ましを使ったことによる影響か?」



ハルウララ「そうだと思う」



キングヘイロー「目覚ましを使った本人に影響があるものでは無いのね」



ハルウララ「……」



ブラトレ「何かあったのか」

ハルウララ「ちゃんと確認してないけど私の下着がおかしいの。多分、私の……」



ナリタブライアン「私の場合はトレーナーが死ぬという夢を見た。やはり使用者に何かあるということだ」



キングヘイロー「気軽に使うつもりはありませんでしたけど、これを知って使おうとは思いませんわね」



ブラトレ「負けて悔しいというレベルで使うものじゃない。最悪は死人が出ると思って使うものだ」



ハルウララ「その心構えでいいと思うよ」



ブラトレ「明日のレースで思うような結果にならなくても目覚ましは使わないでくれ。約束してくれるか?」



ハルウララ「もちろん!」



キングヘイロー「一流の私ですから当然です」



ナリタブライアン「あんな気持ちは味わいたくない、絶対に使わないと約束する」



下2 レース当日に起こったこと、もしくは何か出来事

レース当日



ブラトレ「ダート、マイルを走るウララの作戦は逃げだ」



キングヘイロー「脚質にも全ての適正がありましたのね」



ハルウララ「オグリちゃんに勝つには逃げ切るしかない!」



ブラトレ「キングヘイローの走る中距離だがイナリワン、スーパークリーク、グラスワンダー、セイウンスカイが相手になってくる」



キングヘイロー「誰であろうと一流の走りで勝ってみせますわ!」



ブラトレ「気持ちで負けないことも大切だ、実力以上の力を出すにはそういうことも大事になってくる」

ナリタブライアン「私の相手はトウカイテイオー、タマモクロス、スペシャルウィークにゴールドシップ組か」



ブラトレ「全員手強い相手だ、誰が勝ってもおかしくない」



ナリタブライアン「この連中に勝たなければ三冠はなし得ない。ここでの敗北は許されない」



ブラトレ「自分の持っている全てを出し尽くせブライアン。そうすれば納得いく結果になる」



ナリタブライアン「長距離で走るのは芝、2500m。仮想有マとして最高のシチュエーションだ」



ハルウララ「みんなで勝とうね!」



キングヘイロー「さあレースが始まりますわよ!」



下2 レースの展開を

長距離レースサイド



トウカイテイオー(トレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナートレーナー)



スペシャルウィーク(トレーナーさんにいい所を見せるんです。コイツらなんか敵じゃありません)



ナリタブライアン(ペースは想定通りだ、このままいけば勝てる)



タマモクロス(思った通りになったな。色ボケレズと八百長が先行しとる)



ゴールドシップ「おらおらおらーー!」



タマモクロス(コイツらは無視してええ。前の時みたいにこの4人で先頭争いや)



タマモクロス(長距離での差しは仕掛け所が大事や。中盤やったら動けへん)



タマモクロス(位置取りもベストや、ここからやったら全員差せる)

トウカイテイオー(……)



タマモクロス(気を付けなあかんのはテイオーや。アイツが仕掛ける前に動く)



タマモクロス(予想より早く動くようやとウチもスパートかけなあかん。あの末脚はウチと同時にスパートやったら負ける)



トウカイテイオー(トレーナーはボクだけのものなんだ。誰にも渡さない)



スペシャルウィーク(私が勝ってトレーナーさんと!)



ナリタブライアン(いける、これなら実力以上の力が出せる)



下2 終盤、どうなったか

第四コーナー付近



タマモクロス「ここや!」



タマモクロス(よっしゃ!テイオーより先に仕掛けられた!あとはウチのーー)



ゾクッ



タマモクロス(な……なんやこのプレッシャー…)



トウカイテイオー(どいて、邪魔)独占欲



タマモクロス(脚がすくむ…スピードが……ラストスパート…やのに……)



スペシャルウィーク(スピードダウン?!進路開けてからにして下さいよぉ!)



ナリタブライアン(スタミナ切れか、ならば!)



ナリタブライアン「おおおおおおっ!」



トウカイテイオー(誰が来ても一緒だから)



下2 コンマ
奇数 ブライアン
偶数 それ以外
ゾロ目 まさかの

下1 上位三人の着順
一着はブライアン固定

ゴール



ナリタブライアン「よし、よしっ!」一着



トウカイテイオー「嘘だ……こんなの…嘘……」二着



スペシャルウィーク「悔しいぃぃ~~!」三着



タマモクロス「あかん……三着にも入られへんかった…」



ナリタブライアン「やったぞトレーナー!私たちは勝ったんだ!」



ナリタブライアン「これだけの相手に完璧な走りができた!全部トレーナーのお陰だ!」



トウカイテイオー「……」

タマモクロス「……そういやゴールドシップらはどないなっとんや」



ゴールドシップ「ウウ~~ゴルシ救急隊通りまーす」



ライスシャワー「ピーポーピーポー、どいて下さーい」



メジロマックイーン「ぅ……」



タマモクロス「途中で走るの止めとったか、そら相手にならんわな。まああの展開やったらアイツらに勝ちは無かったな」



タマモクロス「悔しいけど今回に関しては八百長は無かった、あれは実力でしかない」



タマモクロス「今の所は認めといたるわ。けどまた怪しいことやらかしよったら覚えとれよ」



下2 このあとどうなったか

テイオートレ「テイオー!」



トウカイテイオー「あ……違う…違うの……」



ギュッ



テイオートレ「頑張ったね、テイオー……」



トウカイテイオー「……」



テイオートレ「私…あなたのトレーナー続けるよ」



トウカイテイオー「でもボク…負けちゃったよ……無敗じゃなくっちゃった…」



シンボリルドルフ「ウマ娘は負けて当たり前なんだ」



トウカイテイオー「会長…」



シンボリルドルフ「ウマ娘とトレーナーは共に切磋琢磨しなければならない」

シンボリルドルフ「トレーナーを恐怖で束縛しているようでは勝てない。ナリタブライアンのようにお互いに信頼しなくては勝利は無い」



テイオートレ「貴女をこうしてしまったのは私!その責任も取らずにテイオーの前から去ることはできない!」



テイオートレ「もう一度…私とやり直してくれる……?」



トウカイテイオー「ボク……走っていいの?トレーナーと一緒に走れるの?」



テイオートレ「テイオー!うわぁぁぁ…!」



トウカイテイオー「……ぐすっ、トレーナー…」



トウカイテイオー「ごめんね……ずっと苦しかったよね…」



トウカイテイオー「なんであんなことになっちゃってたんだろう…ボク、どこで間違えたのかな……」



トウカイテイオー「また一緒に頑張ろうね、トレーナー……」



シンボリルドルフ「期待している結果を出してくれて嬉しいぞブラトレ君。君たちの走りは心を動かす素晴らしいものだった」



下2 ウララかキングのレースの様子

ダートレースサイド



モブ(万年最下位が逃げてるけど気にしなくていいよね)



モブ(放っておけば自滅するし、気に止める必要はないかな)



オグリキャップ(おかしい、今何秒なんだ?)



オグトレ「ーー!」



オグリキャップ(トレーナーの様子も変だ。この違和感は本物ということか)



オグリキャップ(私とは何バ身開いている?ここから追いつけるのか?)



オグリキャップ(このペースで逃げられたら勝ちは無い)

ハルウララ(私が勝ってもやってしまったことは覆らない。前の世界で起こったことは無くならない)



ハルウララ(それでも私は走る!だってなにより走ることが楽しいもん!)



ハルウララ(負けてばっかりの私じゃない!勝てるって所をトレーナーさんに見てもらうんだ!)



ハルウララ(この世界のトレーナーさんだけじゃなく、私の本当のトレーナーに見せる!)



ハルウララ(どれだけ頑張っても見てもらえないのはわかってる。でも私は走るしかないんだ!)



ハルウララ「やああぁぁーーー!」



下2 レースの結果を

ざわざわざわざわ



シンボリルドルフ「レース場で騒ぎが起こったのか?」



ルナトレ「騒ぎといえば確かにそうだね。ダートの方で決着がついたみたいだよ」



シンボリルドルフ「ほう、これは……」



一着 ハルウララ
二着 オグリキャップ



ルナトレ「彼女の走りは想定外かな?」



シンボリルドルフ「物事に絶対は無い、こういう結果も出て当然だ」



ルナトレ「最下位を取り続けようが彼女は決して諦めなかった。これこそウマ娘が模範とする姿じゃないかな」



シンボリルドルフ「ブラトレ君はいいウマ娘に恵まれ、最適な育て方をしてるようだ」

オグリキャップ「すまなかったトレーナー。気付いた時にはもう遅かった」



オグトレ「油断……だ。まさかハルウララが逃げ切れるだけの体力があるとは想定できなかった」



オグリキャップ「私はどこかで彼女を見下していたんだろう。だから判断が遅れた」



オグトレ「これが重賞じゃなくて良かった」



オグリキャップ「私にはまだやるべきことがある。この敗北は意味のあるものだった」



オグトレ「こんな負け方は二度とさせない。萎える走りはこれで最後だ」



オグリキャップ「次は負けないぞハルウララ」

ハルウララ(一着!一番だったよトレーナーさん!)



ハルウララ(ここのトレーナーさんも喜んでくれるけど、一番伝えたかったのは貴方)



ハルウララ(私は全部背負うから、絶対忘れないから)



ハルウララ(…よし!ダートで勝てたから次は芝も勝つ!いっぱいレースに出る!)



ハルウララ(出られるレースは出て、全部楽しむ!)



ハルウララ「トレーナーさーーーん!私、やったよ!楽しかったよ!!」



ハルウララ「これからも私の走り、見ててね!!」



下2 この後どうなったか

キングのレース
セイちゃんに惑わされるわ終盤の脚が足りなくなるわで必至に食らいつくも掲示板(5着)が精一杯

安価把握



エルコンドルパサーは出し忘れ、すいません

おつです
やったぜウララ!

中距離レースサイド



セイウンスカイ(このペースならセイちゃん勝っちゃうよ~)



スーパークリーク(うまく逃げられてしまいました)



グラスワンダー(勝負所はまだ先!)



イナリワン(コイツも差しか!いいぜ勝負してやる!)



ドドドッ



イナリワン(なんだ、どこから来てるんだよ?)



グラスワンダー(外は私、内はイナリさんで進路は空きません。どこから来ようが前にはーー)



キングヘイロー「やぁぁぁぁーーー!」



イナリワン(大外っ?!)

キングヘイロー(内も外も詰まるのは想定内!だからこそ大外から差す!)



グラスワンダー(あの勢いのまま来られると差し切られる!)



イナリワン(させるかっ!!)



スーパークリーク(後ろが盛り上がってきているようです、負けていられません)



セイウンスカイ(セイちゃんの末脚を舐めないで下さいね~)



キングヘイロー(このまま、差し切る!)



下2 終盤、どうなるか





セイウンスカイ(ここしか無いかな~)



スーパークリーク(更に加速するだなんて、私の脚では追いつけません)



グラスワンダー(捉えた!)



イナリワン(くぅぅぅ!!届かねぇ~!)



キングヘイロー(届く!この距離なら差せる!)

イナリワン(チクショ~~!結局この三人かよ!)



スーパークリーク(キングさんは完全復活ですね)



セイウンスカイ(負けないよ~!)



グラスワンダー(私の勝ちです!)



キングヘイロー(勝つのは私!)



「「「おおおおおぉぉっ!!」」」



下2 着順を

決着



グラスワンダー「もう少しでした……」二着



セイウンスカイ「惜しいレースだったかな~」三着



キングヘイロー「やった……いえ、タイムは?!」



イナリワン「おいおい…レコード並みかよ」



スーパークリーク「あのタイムを出されてしまっては勝ちはありませんでしたね」



キングヘイロー「あ、あ……私が…このタイムを…?」



セイウンスカイ「いやぁ~いい勝負だったねえ」



グラスワンダー「勝てなかったのは残念でしたけど、いいレースでした」



キングヘイロー「はぁ……」

イナリワン「ぽかーんとしてどうしたってんだよ」



キングヘイロー「私……勝ったのよね?」



スーパークリーク「覚えていないんですか?」



キングヘイロー「最後の直線…大外から差すこと以外考えていませんでした」



セイウンスカイ「それって噂のゾーンとかってやつかなぁ」



グラスワンダー「速さの向こう側に触れたのかもしれませんね」



キングヘイロー「私があの領域に……!」



下2 このあとどうなったか

レース場近く



キングヘイロー「トレーナーさん!私やりましたわよ!ただ勝っただけじゃなくー」



スマートファルコン「ウララちゃんには逃げシスに入ってもらうの!」



ハルウララ「気持ちは嬉しいけど…」



スマートファルコン「オグリちゃんから逃げ切るなんて凄いことなの!逃げ切りシスターズに大型新人誕生~!」



キングヘイロー「なにをして…いるかは一目瞭然ですわね。ファルコンさん、ウララさんはー」



スマートファルコン「ファル子って呼んでねキングちゃん!ウララちゃんは逃げシスに必要なウマドルなんだよ!」

キングヘイロー「スカウトするのは悪い事ではありませんが、ウララさんは乗り気じゃありませんわよ」



ハルウララ「うん……」



スマートファルコン「どうして?ファル子と一緒にウマドル目指そうよ!」



ハルウララ「だって…アイドルって、なんか……えっちな…」



キングヘイロー「ウララさん?!」



ハルウララ(前の世界ではそうだったの。際どい水着でみんなの前で踊ったりしてて…)



キングヘイロー(水着で走るウマ娘もいるくらいですから、そこまで心配する必要はありませんこと?)



ハルウララ(でも……)



下2 スマートファルコンのセリフや行動など

ウソでしょ……もうメンバーにされてる……

スマートファルコン「仕方ないの…ブルボンちゃん!ウララちゃんを取り押さえて、トレーナー室に連れて行くの!」



ミホノブルボン「任務了解」



ハルウララ「あーーーっ!」



キングヘイロー「ウララさん!ウララさーーーん!」



スマートファルコン「暫くの間ウララちゃんは借りていくのー!」



キングヘイロー「う…!走ったばかりだから体力が…!」



ミホノブルボン「追走無し。速やかにトレーナー室に向かいます」

トレーナー室にて



スマートファルコン「三人目のメンバー確保なの!」



ハルウララ「離してぇ…」



ミホノブルボン「これでユニットが結成できますね」



スマートファルコン「スズカちゃんは速さの向こう側に行っちゃったから、いくら誘っても振り向いてもくれなかった」



スマートファルコン「けどウララちゃんなら仲間になってくれるよね!」



ハルウララ「でも…」



ミホノブルボン「ハルウララさんは性的なことを心配していらっしゃいますが心配いりません」



スマートファルコン「水着くらい着ることはあるけど過激なのは無しなの!安心安全なウマドルグループなの!」

ミホノブルボン「チームを組んでレースに出るわけではありません。あくまでアイドルユニットです」



スマートファルコン「ウマドルなの!」



ハルウララ「私がウマドルなんて…」



ミホノブルボン「このユニットにはメリットが多いんです。私はダンスが得意ではありませんでした」



ミホノブルボン「しかしファル子さんと活動を続けていると上手に踊れるようになったんです」



スマートファルコン「逃げシスは三人揃ってこそのウマドルユニット!ウララちゃんもこのステージに登ってくるの!」



下2 ハルウララのセリフや行動

と、とりあえず保留でトレーナーに相談してみるよ、それに私よりマルゼンさんやフウジンちゃんの方がいいんじゃないかなぁ?(違う世界線では)入りたがってたよ?

ハルウララ「と、とりあえず保留で…トレーナーさんに相談してみるね」



ハルウララ「それに私よりマルゼンさんやフウジンちゃんの方がいいんじゃないかなぁ?入りたいって聞いたような…」



スマートファルコン「いくよブルボンちゃん!」



ミホノブルボン「了解しました」



ハルウララ「ふぅ……やっと解放された。ここの世界のファル子ちゃんなら安全だったかな?」



ハルウララ「ううん…よく調べてからじゃないとダメだよね。えっちなことが本当に無さそうなら考えてみようかな」

「ーー」



ハルウララ「この声ってライスちゃん?そっか、パクパクちゃん達のトレーナー室ってこの隣なんだ」



ハルウララ「ブライアンちゃんが勝ったのは知ってるけど二着は誰になったんだろ?」



ハルウララ「ブライアンちゃんに聞くよりライスちゃんに聞いた方が早い!教えてもらおっと!」



ハルウララ「すいませーん!お邪魔してもいいですか?」



カチャっ



ハルウララ「あ、鍵が開いてる。入るけどいいかなライスちゃん?」



下2 ゴールドシップ組の様子

祭壇の上に横たわるマックイーンの周りを正気を疑うダンスでゴルトレとゴルシとライスが復活の儀式を行っていたのでそっとじする

>>750
でゴルシとライスに見つかり捕らえられる。
ゴルトレ曰く「フクキタルの占いによるとこのシラオキを称えるダンスをすれば治るらしい」

メジロマックイーン「……」



ゴールドシップ「メガドラ、メガドラ、メガドラ」



ライスシャワー「32bit、32bit、32bit」



ゴルトレ「セガ、セガ、セガ」



ハルウララ「お邪魔しました……」



ゴールドシップ「逃がすな生米!」



ライスシャワー「確保ーー!」



ハルウララ「なんで一日に二回も捕まるのぉ……」

カノープスいるの?

ゴルトレ「フンギャロの占いによると、このシラオキを称えるダンスをすれば治るんだよ」



ハルウララ「シラオキ様じゃなくてセガを称えてなかった?」



ゴールドシップ「セガはある意味でシラオキなんだよ」



ライスシャワー「ツクダオリジナルでもあるよね」



ゴルトレ「まあドリアったらおませなこと言っちゃって」



ライスシャワー「ホワイトソースに絡めないで!あとお兄さまが言ってるのはツクダオリジナルじゃなくてサガミでしょ!」



ゴールドシップ「ホワイトソースの時点で危ねえからやめとけ」

ハルウララ「…ってパクパクちゃんがどうかしたの?」



ゴルトレ「走ってる最中に痛みが出てえらいことになった」



メジロマックイーン「情けない姿を晒してしまいましたわね…」



ライスシャワー「走ると痛みが出るウマ娘にとって不治の病。マックイーンさんは頑張って治療を続けてる」



メジロマックイーン「こんな痛みは甘いもので克服できるんです…」



ハルウララ「どういうこと?」



メジロマックイーン「本日のレースは2500…歩数でいえばおよそ5000歩。5000回痛みが走る度にスイーツのことを思い出せば乗り越えられるんです」



ハルウララ「なに言ってるのかな……?」



ゴールドシップ「ウララに言われたらやべぇな」



下2 このあとどうなったか

安価下

ゴルトレ「ハルウララお前がオグリキャップに勝つなんてな。オグトレ表情には出してないけど悔しそうにしてたぞ写メ撮ったから見る?」
ゴルトレ「マジな話どんなトレーニングしたかおじさんに教えてみ」

といつになく真剣な表情なゴルトレに問いただされた。

ゴルシ「こういう奴は何回やり直してもおんなじ事するからよ、皆で赤信号渡ってやるんだよ」

ゴルトレ「しかしハルウララがオグリキャップに勝つなんてな。オグトレなんか表情には出してないけど悔しそうにしてたぞ、写メ撮ったから見る?」



ライスシャワー「今どき写メは年齢がバレるよお兄さま」



ゴールドシップ「ツクオリ推しの米が言っても説得力無い」



ゴルトレ「なあ春一番、マジな話どんなトレーニングしたかおじさんに教えてみ」



ハルウララ「どんなって、そんなの…普通のだよ」



ゴルトレ「違うに決まってんだろうがよぉ!」



ハルウララ「そうだとしても言えないもん!」



ゴールドシップ「復活祭は終わりだ!コイツの口割らせるぞー!」

ガチャッ



メジロマックイーン「鍵はかけましたわよ」



ハルウララ「いつの間に?!」



ライスシャワー「教えて…教えて…」



ゴルトレ「教えろ…教えろ…」



ゴールドシップ「カツ丼食うか、ん?」



ハルウララ(最新のトレーニング施設のことは知られちゃいけないし、どうしようかな…)



下2 ハルウララのセリフや行動、起きた出来事

運良くマチカネフクキタルが『シラオキ様のダンスでマックイーンさん治りましたか?』
と訪ねて来た。

>>764
この隙に脱出!
鍵?幸運で解けました

ガチャガチャッ



「あれ、鍵がかかってますか?」



「シラオキ様~~力をお貸し下さい!」



バギッ



マチカネフクキタル「おお~お告げの通り開きました!流石はシラオキ様です!」



ライスシャワー「扉壊してないかな…?」



マチカネフクキタル「マックイーンさんの様子はどうでしょうか?きっと良くなりましたよね!」



メジロマックイーン「確かに良くはなりましたわ。けどこれは安静にしていればー」



マチカネフクキタル「シラオキ様ありがとうございます!また一人ウマ娘が救われました!」



ハルウララ「……」コソッ



ゴルトレ「…ん?春はどこ行った?」



ゴールドシップ「どうやら逃しちまったようだな~ま、いつでも捕まえられるだろ」

ハルウララ「フクキタルちゃんが来てくれて助かった…また捕まらないうちに早くトレーナーさんの所に向かおう」



キングヘイロー「ウララさーん!」



ハルウララ「キングちゃん!あのね私勝ったよ!オグリちゃんに勝ったの!」



キングヘイロー「私も勝ちましたわ!一流の走りを見せつけてやりましたわよ!」



ハルウララ「すごーーい!早くトレーナーさんの所に報告しに行こ!」



キングヘイロー「……それなんですけど、少し時間を潰しません?」



ハルウララ「どうして……あっ」



キングヘイロー「トレーナー室でトレーナーさんとブライアンさんが仲良くしてる可能性がありますのよ」



ハルウララ「ブライアンちゃんは色欲は乗り越えたみたいなこと言ってたのに…」



キングヘイロー「気のせいであればそれで良いの。だからゆっくり向かいましょう」



下2 このあとどうなったか

乙女ブライアン、(濃厚な)キスだけですます

学園某所



樫本理子「……もしもし。ベテラントレーナーさんの代理人さんですね」



代理人「いい加減、件のトレーナーの処理について結果を出していただけませんか?」



樫本理子「ですから……」



代理人「心配のあまりこちらで預かっているビターグラッセさんととリトルココンさんに何か起こるかもしれません」



代理人「彼女らが使っているのは繊細な調整が必要なトレーニング器具です。心労による人為的ミスが起きる可能性がありますよ」



樫本理子「私を脅すつもりなんですか」



代理人「そんなことは一切ありません!私は心配していることを正直に申し上げているだけです」



代理人「数日以内に結果を出すと約束できますね?」



樫本理子「……できません」



代理人「あ!ビターグラッセさんが危険なことになりそうです!」



樫本理子「貴方達は……!」

人間のクズがこの野郎……!

代理人「ベテラントレーナーさんのウマ娘とトレーニングがしたいと言ったのは彼女達です。送り出した貴女に責任があります」



樫本理子「ウマ娘とのトレーニングに貴方達は関係ないでしょう!」



代理人「リトルココンさんは器具に頭が挟まって大変なことになりますね」



樫本理子「うぅぅ……!!」



代理人「あの子たちのレベルで速さの向こう側に到達したウマ娘とトレーニングなんかできません。邪魔になるだけです」



代理人「トレセン学園でのタイム計測でもぶっちぎりの一位。上位15名を持ち上げていますが二位以下はゴミです」



代理人「一位の彼女は全てのウマ娘の中で最速であり最強。トレセン学園なんかに留めておく人材ではありません」



代理人「サイレンススズカ」



代理人「彼女は間違いなく世界最強のウマ娘ですよ」



下2 どうなったか

仕方なく従うことにしスズカを説得しにスズカの元に。 


スズカは自身のトレーナーと(一方的に)イチャイチャしてた。
そんな所に入ってきちゃったから鬼の形相で睨まれビビりまくるりこちゃん。

自分の書き方が悪かったです。ベテラントレーナーのウマ娘はサイレンススズカで、トレセン学園に居ません


リトルココン達と学園の外に居て、そこでリトルココン達は軟禁に近い感じになってます



下1 安価お願いします

勘違いスマソ

樫本理子「やめさせるにも理由は必要です。今度の皐月賞で結果が出せなければ、彼には学園を去ってもらいます」



代理人[なるほど、そこで件のトレーナーを落とすんですね。どんな方法を使うかは知りませんが、ご協力が必要ならばー]



樫本理子「納得していただけましたか?」



代理人[いいでしょう、皐月賞まで待ちますよ]



樫本理子「……私は一体なにをしているんでしょうか」



樫本理子「学園を守るどころか担当のウマ娘すら守れない…こんなでは理事長代理失格です……」



樫本理子「せめてあの子たちは無事に帰って来て欲しい……」



(ヤバいこと聞いちゃった!!)

ツインターボ「ヒソヒソ話が聞こえたから近付いてみたら、こんなこと聞いちゃうなんて!」



ツインターボ「理事長代理はスピーカーで電話してたから丸聞こえ!リトルココン達が危ない?!」



ツインターボ「ターボはどうしたらいい?!変なことをしたらターボもやられちゃう!」



ツインターボ「かといって見殺しになんかできない!ターボは優等生だから!」



ツインターボ「でもどうするのが正解なんだろ、うーんうーん……」



ツインターボ「誰かに聞くしかないかなこれは!」



下2 このあとどうなったか

安価下

学園某所にて



マヤノトップガン「トレーナーちゃん!今度の皐月賞はマヤが獲っちゃうから期待してて!」



マヤノトレ「……あぁ」



マヤノトップガン「マヤの走りを一番の特等席で見ててね!」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「うん!マヤも嬉しいな!」



ツインターボ「マヤノーーーー!」



マヤノトップガン「へ?ツインターボ?」



ツインターボ「凄いこと聞いちゃったからどうしたらいいか教えて!」

説明しました



マヤノトレ「本当か……?」



ツインターボ「ターボは嘘言わないもん!」



マヤノトップガン「本当だとしたら事件じゃないの?!」



マヤノトレ「……相手が…悪い」



マヤノトップガン「だからって無視できない!トレーナーちゃんなんとかして!」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「マヤもトレーナーちゃんのことは大切だけど~!」



ツインターボ「今ので会話できてたのか…?」

ツインターボ「マヤノはタイム2位だったじゃん!なんとかできるでしょ!」



マヤノトップガン「2位って規定周回のタイムの話?」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「うん、1位はサイレンススズカで異次元の走りだった。悔しいけど勝てない」



ツインターボ「なんとかしてーーマヤノーーー!」



マヤノトップガン「何とかって、ねえ……」



下2 どうなったか

マヤノトレ「……」
マヤノ「ひとりじゃ勝てない、信頼できる人達が必要だ……って言っても~」
師匠「わかった!ターボ皆呼んで来る!」
二人に慎重に行こうね?と止められるターボ

マヤノトレ「………分かった……同期で知り合いの……桐生院一家を頼ろう」



マヤノトレ「葵さん……メジロ家にも協力してもらおう……」



マヤノトップガン「お金持ちの人達に助けを求める作戦だね!」



ツインターボ「札束で殴るんだな!ターボ知ってる!」



マヤノトレ「他にも……モブAの○○○家……頼れる所は全て頼ろう……」



マヤノトップガン「マヤはどうしたらいい?」



ツインターボ「ターボも!」



マヤノトレ「二人は……メジロの誰かに話しを……」



ツインターボ「わかった行ってくる!」



マヤノトップガン「ちょ、待ってーー!」



下2 ツインターボかマヤノトレ側、どちらかで起こったこと

ハッピーミークとモブAが通りかかるのを見たので
ミークに「葵さんを呼んできて欲しいと……………」頼む

ハッピーミーク「うちのトレーナー…いいでしょ…」



モブA「葵さんって美人だし運動神経抜群だから凄い憧れるよ」



ハッピーミーク「そっちのは…ただのおじさん」



モブA「悪い人じゃないけどそれだけ。もう少しカッコ良かったら恋愛対象になるのになぁ」



ハッピーミーク「んふ、残念」



マヤノトレ「……」



ハッピーミーク「あ、不審者」



モブA「マヤノさんのトレーナー…さん?」



マヤノトレ「葵さんを……呼んできて欲しい」



ハッピーミーク「え、嫌です」



マヤノトレ「……」



モブA「そんなこと言わずに理由だけ聞いてみようよ、ね?」

トレーナー室にて



桐生院葵「噂では聞いていましたがまさか本当だったなんて」



モブA「私も呼ばれたのはそういう理由ね」



マヤノトレ「リトルココンたちは……軟禁に近い状態だろう……」



モブA「あの二人の姿は最近見てないな~って思ってたけど、まさかそんな理由だったとはね」



桐生院葵「桐生院家の力を使えばベテラントレーナーくらい潰せます。けどサイレンススズカさんが…」



モブA「ちなみに潰すっていうのは穏やかな意味だよね?」



桐生院葵「物理的にですよ」



モブA「目が笑ってないのが怖い」

マヤノトレ「正攻法でいけば……サイレンススズカを盾にする……ならば裏の道しかない……」



桐生院葵「とりあえず桐生院家から学園への寄付を止めます」



モブA「けどそんなことしたら困るのはウマ娘たちだと思う」



マヤノトレ「……確かに」



桐生院葵「せめてリトルココンさん達がどこに居るかが分かればいいんですけど」



モブA「メジロ家にも協力してもらって外堀埋めるのが一番かな。もちろんうちも協力するよ」



マヤノトレ「焦らずに……確実にだ……」



下2 ツインターボ達はどうなったか、もしくは起こった出来事

安価把握



この役はサイレンススズカしか居ないと思ってました

学園某所にて



ツインターボ「あーーーっ!」



サトノダイヤモンド「ツインターボさんにマヤノトップガンさん?珍しい組み合わせですね」



キタサンブラック「ダイヤちゃんになにかあるんですか?」



マヤノトップガン「トレーナーも居るから話しは早そうだし、サトノちゃんなら好都合!」



サトノダイヤモンド「私が手伝えることでしたらお力添えしたく思います」



サトノトレ「お嬢様、向こうだけに好都合という話しはよくあります。まずはじっくりと考えてからお決め下さい」

説明後



サトノトレ「ーーとても真実とは思えません。嘘か誇張されたものだと判断できます」



ツインターボ「本当だもん!ターボ嘘言わない!」



キタサンブラック「あたしも嘘をついてるとは思えません。ターボさんが話しを聞けたのは理事長代理がスピーカーで話してたから」



キタサンブラック「歩くドジの理事長代理ならあり得ない話しじゃありません!」



サトノトレ「そう言われるとそうですが、問題は話しの内容です」



マヤノトップガン「ココンちゃん達を学園で見てないし軟禁されてるのも嘘じゃないと思う!」



サトノトレ「どうされますかお嬢様。彼女らに協力するかの判断はお任せします」



下2 サトノダイヤモンドのセリフや行動

サトノダイヤモンド「トレーナーさん、お父様に連絡してサトノグループの力を全て使って彼女達を探し出してください」



サトノトレ「かしこまりました、直ちに連絡します」



ツインターボ「やった!これで安心できる!」



マヤノトップガン「二人は助かるかもしれないけどこれで終わりじゃないね」



キタサンブラック「ベテラントレーナーさんをなんとかしないと、また同じことが起きちゃいます」



サトノダイヤモンド「どうにかするにはあの方が担当しているウマ娘を説得する必要があります」



ツインターボ「ターボ知ってる!世界最強のウマ娘、サイレンススズカ!」



サトノダイヤモンド「国内には敵は無し。世界の有名なレースに出場しては一着を獲り続けています」

キタサンブラック「レース以外に興味が無いからベテラントレーナーさんが横暴なことをしても気にしてないんですよね」



マヤノトップガン「こっちの話しなんか聞いてくれないかな…」



サトノダイヤモンド「自分より遅いウマ娘と会話する気は無いとも聞きます」



ツインターボ「スズカは凄い!ターボの逃げよりずっと逃げてる!」



キタサンブラック「大逃げ…普通の逃げでも難しいのに、更に技術と速さが要求される走りができるなんて。天才としか言いようがありません」



マヤノトップガン「それに速さも凄いよ普通に走っても離されるからどうしようも無い!」



サトノダイヤモンド「彼女を倒すことができるウマ娘は存在しないとさえ言われています。それくらい圧倒的な実力の持ち主です」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

某所



ビターグラッセ「ねぇ…いつまでここに居なくちゃいけないのかな……」



リトルココン「騙されたアタシ達が悪いし、知らない」



ビターグラッセ「サイレンススズカとトレーニングが出来るって思ったのに」



リトルココン「アタシらのレベルを考えればそんな嘘気付けたし」



ビターグラッセ「…トレーナー、無事かな」



リトルココン「……」



ビターグラッセ「う……」



リトルココン「泣いたら負けだから。アタシらが我慢すればトレーナーには危害は加えないって言ってた」



リトルココン「トレーナーが無事ならそれでいいし。アタシたちのことも居ないと思ってくれていい」



リトルココン「……」

ゴトゴトゴト



リトルココン「なに?床下から音がするけど」



ガタッ



サトノトレ「ふぅ……」



ビターグラッセ「だ、誰……?」



サトノトレ「サトノダイヤモンドのトレーナーでありサトノ家に仕える者です」



ビターグラッセ「あ…!!」



サトノトレ「サトノグループの力を使って貴女達の安全は保証します」



リトルココン「トレーナーは?!樫本トレーナーは無事なの?!」



サトノトレ「SPを配置してありますので心配いりません。さあ学園に戻りましょう」



下2 このあとどうなったか

トレセン学園、掲示板



警察の捜査の為、本日のトレーニング及びレース場の使用は一切禁止です


全てのトレーナーへ、トレーナー室からの私物の持ち出しは禁止です。ウマ娘は不審な動きをしているトレーナーを見つけ次第、通報して下さい


ベテラントレーナー容疑者は現在逃走中です。連絡先を知っているトレーナーは捜査に協力すること


以上のことは任意ですが、従わない場合は取り調べがあると思うように



トレセン学園、理事長代理。生徒会長、シンボリルドルフ

学園近郊にて



ブラトレ「えらく大事になったな」



ハヤヒデトレ「ウマ娘を軟禁だなんて犯罪よ?大騒動になって当たり前だから」



モブAトレ「ベテラントレーナーについてた奴はもれなく取り調べがあるらしいな」



ブラトレ「知らずに犯罪に手を貸していた奴もいるだろう」



ハヤヒデトレ「いるだろうじゃなくて居たわ。乙名史記者の速報上がってる」



[トレセン学園の闇!悪質トレーナー逮捕!!]



モブAトレ「こりゃトレセン学園の信頼も下がるな」



ハヤヒデトレ「あんな奴にサイレンススズカを預けたのは学園の落ち度ね。下がっても仕方ないわよ」



ブラトレ「重賞もいくつか開催を見合わせるものがあると聞いた。G1は平気だろうがG3辺りは危ないな」



モブAトレ「モブAが狙ってるG3があったのによ。アイツも諦め切れないぞ」

ブラトレ「サトノグループと桐生院家。それからモブAの実家にも助けられたな」



モブAトレ「リトルココンが録音、録画をしてたのがデカい。あとは金の力でなんとでもなる」



ハヤヒデトレ「乙名史記者もうまく記事を書いてくれたのよ。マヤノトレの知り合いだって言ってたわ」



モブAトレ「アイツのお陰で全部上手くいきました、か。手柄を持っていかれたようで釈然としないな」



ブラトレ「お前たちも取り調べがあってもおかしくないんだぞ」



ハヤヒデトレ「…そのことに関しては本当に感謝してる。味方できないって言ってたのに、その私たちを庇ってくれたのよ」



モブAトレ「恩は売っといて損は無いってヤツだろ?」



ブラトレ「最低でも三倍返しだからな」



ハヤヒデトレ「高くつくだなんて思わない、絶対にこの恩は返すから」



下2 このあとどうなったか

国外のどこか



ピピピピピピピ



サイレンススズカ「……はい」



たづな[やっと繋がりましたねスズカさん。今回は色々と大変でしたね]



サイレンススズカ「なにが?」



たづな[なにがって、ベテラントレーナーが逮捕されたじゃないですか]



サイレンススズカ「私には関係ないわ」



たづな[関係ないことありません、あの人は貴女のトレーナーなんです]



サイレンススズカ「ほとんど会ったことも無いし、私はずっと海外だから」



たづな[事件のことで話しを聞きたいという人が居ます、一度帰国してもらえませんか?]



たづな[その際に新しいトレーナーさんを紹介します。優しくて社交的な素敵な男性ですよ]



サイレンススズカ「必要ありません。失礼します」



ガチャッ



サイレンススズカ「私は走れればそれでいい。トレーナーなんか必要じゃない」

サイレンススズカ「私は世界で一番速い。誰にも勝る速さを手に入れた」



サイレンススズカ「トロフィーも飽きるくらいにもらったけど、私はこんなのが欲しくて走ってるわけじゃない」



サイレンススズカ「速さの向こう側の景色は走ることでしか見れない。あれを見る為に私は走り続ける」



サイレンススズカ「私には走ることしかできない。もう走ること以外にやりたいことは無い」



サイレンススズカ「私は走れればそれでいい。私の名前を使って誰が何をしようと構わない」



サイレンススズカ「私はウマ娘。誰よりも強いウマ娘」



サイレンススズカ「次のレースに向かいましょう、私が走る為に」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

学園にて



ツインターボ「ねぇーー!ターボのトレーナーになってー!」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「そんなにトレーナーちゃんのこと気に入っちゃったの?」



ツインターボ「頼りになるし速いもん!」



マヤノトップガン「速いってどういうこと?」



ツインターボ「なんとかしててって言ってからすぐになんとかなった!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんは知り合いが多いもんね」

マヤノトップガン「同期に葵ちゃんも居るし、乙名史記者とも知り合いたもんね!」



マヤノトレ「……」



ツインターボ「おおーーー!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんどうするの?マヤはどっちでもいいよ!」



マヤノトレ「……」



ツインターボ「やったーー!ターボにトレーナーがついた!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんの言ってることがわかるなら問題無し!これから宜しくねターボちゃん!」



下2 このあとどうなったか

トレーニング場にて



ツインターボ「併走だーーーー!うわぁーーーー!」



マヤノトップガン「張り切ってるけど、そんなので待つの?」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「確かにあのペースで逃げれるなら負けちゃうかも。よし、負けないよ!」



ツインターボ「……」



ツインターボ「ひい…ひい……」



マヤノトップガン「早っ?!もうバテちゃったの?!」



ツインターボ「ターボ…最初から全開……ふぇぇ」



マヤノトップガン「これじゃあレースに出るのはまだまだかな~」

ハルウララ「ターボちゃんの逆噴射。前の世界でもよく見た光景だね」



ハルウララ「マヤノトレさんは桐生院葵さんと同期で乙名史記者とも知り合い。私の知ってる世界のトレーナーさんだ」



ハルウララ「ある時は葵さんとデートしたり理事長代理ともデートしてる時もあった。マヤノトレさんはどうなんだろう?」



ハルウララ「マヤノちゃんを見てる限り嫌がることはしてないし、悪い人じゃないのかな」



ハルウララ「マヤノちゃん達は走ってるし、少しお話ししてみよう。すいませーーん!」

マヤノトレ「……ブラトレの」



ハルウララ「うん!私ハルウララ!」



マヤノトレ「……」



ハルウララ「ターボちゃん逆噴射しちゃってるね。体力がつけばきっと強くなるよ!」



マヤノトレ「……」



ハルウララ「ねえ貴方に一つ聞きたいことがあるの」



ハルウララ「誰かに殺されたりする夢、見たことない?」



ハルウララ「貴方がやったことに対して報いというか。えっと、殺されても仕方ないことをしちゃったみたいな」



ハルウララ「とにかく、そんな感じの変な夢、見たことない?」



下2 マヤノトレのセリフや行動

マヤノトレ「……変な事を言うな」



マヤノトレ「……ある。殺される夢は何度も見てる」



ハルウララ「殺した相手は女の子…ううん、ウマ娘?」



マヤノトレ「ああ。ただ…その子に酷い事をしたのかは分からない」



ハルウララ「……」



マヤノトレ「だが……謝りたい」



ハルウララ「どうして?わからないんだよね?」



マヤノトレ「自分が自分じゃない感覚があった。なにかに取り憑かれたような不思議な感覚だ」



マヤノトレ「自分の意志とは関係なく…物事が進んでいった」

マヤノトレ「俺を殺したウマ娘は…」



ハルウララ「泣いてた?」



マヤノトレ「……」



ハルウララ「泣きながら首を絞めてた?」



マヤノトレ「……」



ハルウララ「その子はボロボロの身体だった?」



マヤノトレ「あれはお前……なのか…?」



ハルウララ「夢…これは夢の話しだから」



マヤノトレ「夢の話しでいい聞かせてくれ。俺は…何をしたんだ?」



ハルウララ「覚悟はある?」



マヤノトレ「……聞かせてくれ」



下2 どうなったか

併走後



ツインターボ「疲れたぁ~~」



マヤノトップガン「いつでも全力なのは偉いけどペース配分は覚えようね!」



ツインターボ「ターボ難しいのわかんない!最初から一番なら勝てるもん!」



マヤノトップガン「ねえトレーナーちゃんからもなにか言ってあげて!」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「およ?」



ハルウララ「ふ、ふふふ」



ツインターボ「目が笑ってない、怖い……」

思い出した?ねえ、全部思い出した?

マヤノトレ「俺が……そんなことをしたというのか」



ハルウララ「ふふ、ふふふ、ふ」



ツインターボ「マヤノ!コイツなんかおかしい!!」



マヤノトップガン「どうしちゃったのウララちゃん?」



マヤノトレ「君に殺されるのも当然なのかもしれない…」



ツインターボ「なんか怖いこと言ってるーーー!」



マヤノトップガン「ターボはブラトレさん呼んできて!それかキングちゃんでもいいから!」



マヤノトレ「君の言う夢は現実だったのか?俺だけがなにも覚えていないのか?」



ハルウララ「……」



マヤノトレ「教えてくれ……俺はどうすればいいんだ……」



下2 このあとどうなったか

ハルウララ「顔も性格も声も違う。だけど貴方は私のトレーナーさん」



ハルウララ「私に酷い事して覚えてないなんて許さない、謝りたいって思ってたのにすぐ来なかったのも許さない」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「ねぇ本当に何の話ししてるの?!」



ハルウララ「無理やり走らせたの許さない」



ハルウララ「苦いの無理矢理飲まして走らせたの許さない」



ハルウララ「仕事だって言って桐生院さんと温泉行ったの許さない」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんもぼーっとしてないでどういうことか説明して!」



ハルウララ「私じゃなくて違う子をパートナーにしたのが一番許さない!!!!!!!!」

マヤノトップガン「違う……こんなのマヤか知ってるウララちゃんじゃない…」



ハルウララ「……ろす」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「逃げて!!トレーナーちゃん逃げてぇ!!」



マヤノトレ「俺は……殺される理由がある…」



マヤノトップガン「無いよ!マヤのトレーナーちゃんは完璧で無口だけど優しくて、大好きだもん!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんをやるならマヤをやって!」



ハルウララ「……」



マヤノトレ「マヤノは関係ない、これは俺が背負うものなんだ」



マヤノトップガン「じゃあマヤも背負うもん!トレーナーちゃんとはずっと一緒だから!」



下2 どうなった?

ハルウララ「……」



ハルウララ「そっか……二人は…そうなんだね……」



マヤノトップガン「急にトーンダウンしたけど…?もしかして体調悪かったの?」



ハルウララ「……ごめんなさい」



タタタっ



マヤノトップガン「あ、行っちゃった……トレーナーちゃん怪我は無い?」



マヤノトレ「……すまない」



マヤノトップガン「謝らなくていいから。無事なら良かったけどウララちゃんどうしちゃったんだろう」



マヤノトレ「……本当にすまない」

ツインターボ「トレーナー居なかったからキング連れて来た!」



キングヘイロー「ウララさんは?!」



マヤノトップガン「あっちの方に走って行っちゃったけど…」



キングヘイロー「感謝致しますわ!」



ツインターボ「ふふん!ターボ偉い!」



マヤノトレ「……二人は俺がトレーナーでいいのか?」



マヤノトップガン「トレーナーちゃん以外考えられない!」



ツインターボ「ターボも!トレーナーはいい奴だからな!」



マヤノトレ「……ありがとう」



マヤノトレ「叶うのなら…ハルウララともそういう関係でありたかった」



マヤノトレ「夢の中でのことは……許さなくてもいい。ただマヤノとターボは…関係ない。俺が……守る」

トレーナー室にて



キングヘイロー「ウララさん!!」



ハルウララ「……」



キングヘイロー「……っ!」



ハルウララ「…そんなに抱き締めたら痛いよキングちゃん」



キングヘイロー「貴女の心の痛みを少しでも和らげたいのよ!」



ハルウララ「痛みは痛みでしか消せない。いい言葉だよね」



キングヘイロー「私を頼ってウララさん!」



キングヘイロー「私だけじゃないトレーナーさんもブライアンさんも居る!貴女は一人じゃないの!」



キングヘイロー「前の世界のことがチラついても私がいる!この世界には貴女の味方がいるの!」



キングヘイロー「ウララさんの憎しみや悲しみは変わってあげられない。けど喜びならいくらでもあげるから!」



キングヘイロー「お願い……!もう変なことは考えないで…」



下2 ハルウララのセリフや行動、もしくは起こった出来事

ハルウララ「そうだね……私一人じゃない。トレーナーさんもブライアンちゃんもいる」


ハルウララ「それに何よりキングちゃんがいるもんね!」



キングヘイロー「ええ私が居ます!」



ハルウララ「キングちゃん、私目標出来たよ。 マヤノちゃんに……マヤノトレさん勝つ!みんなで勝つの!」



ハルウララ「私のトレーナーさんの方が素敵でカッコいいんだって見せつけてやるんだ!」



ハルウララ「あのコミュ障トレーナーに思い知らせてるやるんだ!!」



キングヘイロー「…口が悪いのはこの際、仕方ありませんわね」

ガチャッ



ブラトレ「半分ほど話しは聞いていた。マヤノトップガンを倒すというのは簡単な目標じゃない」



ブラトレ「だからこそいい。前の世界での鬱憤を全てぶつけてやれ」



ハルウララ「うん!トレーナーさんありがとう、大好き!」



ナリタブライアン「……ほう?」



キングヘイロー「ぐぇ…!ち、違うんですのよ。これは」



キングヘイロー「そう!ウララさんが言っているのはライク!ラブではなくそっちの好きー」



ハルウララ「トレーナーさん!」



ギュッ



ナリタブライアン「ほぉぉ……」



キングヘイロー「ウララさーーーん!」



下2 どうなったか

ブラトレ「どうした?甘えたい気分か?」と言って頭撫でる。
ブライアンは「はぁ、仕方ない次は私だからな」と言う。
以前ではありえない光景が。

ブラトレ「どうした?甘えたい気分か?」



ハルウララ「んん~…もっと撫でて」



キングヘイロー「あわわわわわわわ」



ナリタブライアン「…はぁ、仕方ない次は私だからな」



キングヘイロー「あらぁ…?」



ナリタブライアン「私とトレーナーは心で繋がっていると言っただろう」



キングヘイロー「そうでしたけど…いや、でも……」



ナリタブライアン「あんな夢を見たんだ。もう二度と私は間違いを犯さない」



ナリタブライアン「下らない嫉妬で調子を落とすことも無い。トレーナーと目指すのは勝利だけだ」



キングヘイロー「貴女は既に一流の心構えを持っていましたのね」

数分後



ブラトレ「この前も言ったように次の目標は皐月賞だ。勝つことも大事だが自分の走りを極めるうえでも重要なレースだ」



ナリタブライアン「私はそこに向けて全力でトレーニングを行っている」ナデナデ



ブラトレ「キングも皐月賞に向けて調整していくか?」



キングヘイロー「私、走りたいレースがありますの。皐月賞より前に行われる弥生賞。これを目指しますわ」



ナリタブライアン「私との対決を避けるか」ナデナデナデナデ



キングヘイロー「そうではありません、先日のレースで得た感覚を確かめたいんです」



キングヘイロー「あの先に踏み込むことができれば、私はきっと一流のウマ娘になれます!」



ハルウララ「キングちゃんが走るなら私も走るー!」



ブラトレ「ウララはマヤノトップガンと戦うことを考えるとベストなレースだ」



ナリタブライアン「学園での問題も解決して、鬱陶しいことも無くなった」ナデナデナデナデナデナデ



ブラトレ「これからが俺たちの本当の勝負だ」



ハルウララ「頑張ろう!おーー!」



下2 このあとどうなったか

学園某所



マヤノトレ「マヤノ……その調子だ。ターボは……」



サイレンススズカ「……」



シンボリルドルフ「彼のお陰でベテラントレーナーという悪は去った」



サイレンススズカ「……」



シンボリルドルフ「彼を見に来たんじゃないのか?」



サイレンススズカ「パスポートの関係で一時帰国しに来ただけよ」



シンボリルドルフ「ならここで無くとも良かったはずだ」



サイレンススズカ「……」



シンボリルドルフ「ここでは話しにくいだろう、我が生徒会室に案内しよう」

生徒会室



シンボリルドルフ「海外の重賞も喰らい尽くしたそうだな」



サイレンススズカ「ええ」



シンボリルドルフ「このまま凱旋し、その圧倒的実力をアピールしてみるのはどうだ?」



サイレンススズカ「私より遅いウマ娘と走る気はないわ」



シンボリルドルフ「そうだ君ならそう言うだろう。海外の重賞に比べれば有マでもレベルが下に感じる」



シンボリルドルフ「だがそれも去年までの話しであり今年からは違う」



シンボリルドルフ「トゥインクルスタークライマックス」



シンボリルドルフ「その年、最も活躍したウマ娘だけで競われるレース。有マとは違い実力だけで走るウマ娘が選ばれる」



シンボリルドルフ「今年の初めに上位15名をリストアップしたのはこの為さ。レース開催に関して非常に有益なデータが得られた」



シンボリルドルフ「本来なら三戦を予定していたがベテラントレーナーの件で一戦だけの勝負になりそうなのが不満だが、それ以外は想定内」

シンボリルドルフ「三冠ウマ娘や無敗のウマ娘が相手となれば君も走る気になるだろう」



サイレンススズカ「誰が相手でも私の方が早いわ」



シンボリルドルフ「走らないとは言わなかったな?」



サイレンススズカ「……」



シンボリルドルフ「断言しよう、君を負かせられるレースはトゥインクルスタークライマックスだけだ」



サイレンススズカ「私が勝つ」



シンボリルドルフ「レースは有マが終わった後だ。有マを繰り上げて、本来の有マ記念の日にクライマックスレースを行う」



シンボリルドルフ「スピードの向こう側に到達したからといって勝てるわけではない。それを学園のウマ娘が証明してくれるだろう」



サイレンススズカ「そんなことはあり得ない」



サイレンススズカ「けど私が出る価値があると思えばそのレースには出る」



シンボリルドルフ「ふ…年末、また会える時を楽しみにしているよ」






つづく


区切りがいいのでここまでです


次回からは次スレで


あとずっと更新していたので明日は多分休みます(休まないかもしれません)



このスレはまだ少し残っているので質問があれば答えたり、更新が無い日は小ネタを書いたりするかもしれません



とりあえずありがとうございました

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