【ウマ娘】トレセン学園にて その2【安価・コンマ】 (937)

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【ウマ娘】トレセン学園にて【安価・コンマ】
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寮にて



ビワハヤヒデ「例の件ではうちのトレーナーが世話になったようだ」



ナリタブライアン「私がなにか言ったわけじゃない。トレーナーがやったことだ」



ビワハヤヒデ「何かしらのペナルティはあってもおかしくなかった。随分と器が大きいトレーナーだな」



ナリタブライアン「私が選んだんだから当然だ。奴となら私の夢を叶えられる」



ビワハヤヒデ「三冠ウマ娘への道は楽なものではない。ウマ娘だけではなくトレーナーの力も必須だ」



ビワハヤヒデ「ブライアンのトレーナーにその力があるのか。その走りで見せてもらうぞ」

ビワハヤヒデ「次の皐月賞には私も出る。久しぶりの対決になるな」



ナリタブライアン「相手が姉貴でもやることは同じだ」



ビワハヤヒデ「他の二人は出ないと聞いたが本当か?」



ナリタブライアン「キングヘイローとハルウララは弥生賞に出る。皐月には出ない」



ビワハヤヒデ「キングヘイローの走りは気になるものがあった。ハルウララは…まさか芝に適正があるとは思わなかった」



ビワハヤヒデ「規定周回のタイムは最下位だった。それなのにオグリキャップに勝ってみせたのは異常…いや、すまない。それは失言か」



ナリタブライアン「アイツは怒らせると怖いぞ」



ビワハヤヒデ「いつも笑顔の印象しか無いが……その奥に燃えるものがあったということなのか」



ナリタブライアン「トレーナーの質でウマ娘が伸びるかどうかは決まる。姉貴よりタイムが遅い私が勝つことは不思議じゃない」



ビワハヤヒデ「その通りだ。ブライアンと戦える日を楽しみにしていよう」



下2 このあとどうなったか、または起こった出来事

トレーニング場にて



ハルウララ「トレーナーさんいまお話しできる?」



ブラトレ「ブライアンはトレーニング中だがずっと見ている必要は無い。話すくらいならいいぞ」



ハルウララ「あのね、また前の世界の話しなんだけど急に確認しておきたい気持ちになったの」



ハルウララ「ブライアンちゃんの背って小さいよね?」



ブラトレ「ここでは平均くらいじゃないか?」



ハルウララ「えっと…前と比べると小さいの。お姉さんと同じくらいの身長だったはずなのに」



ブラトレ「ビワハヤヒデと同じ背丈か。それを知っていればブライアンは小さいな」



ハルウララ「野菜嫌いなのは前と同じ。ブライアンちゃんは身長だけが違って他は全部同じなの」

ハルウララ「マヤノトレさん。前の世界での私のトレーナーさんもあんな根暗な感じじゃなかったの」



ハルウララ「世界が違うから当たり前なのかもしれない。けどこんなピンポイントで違うものかな?」



ブラトレ「並行世界ならば細かい違いは多いはずだ。しかし背の高さや性格が違うというのはどうだろう」



ブラトレ「…一つ考えつくのはウララが気付いていないだけじゃないのか?」



ブラトレ「ウララが知らないものや人、出来事が前の世界とは大きく違っている。だがそれに気付かなければ違和感を感じることは無い」



ブラトレ「ブライアンもマヤノトレも親密だから違和感に気付いた。前の世界で名前も知らないウマ娘の性格が変わっていてもウララは気付くことはできない」



ハルウララ「そっか……それはそうかもしれない。だからって無視していいことじゃないと思う」



ハルウララ「ブライアンちゃんのことで何か知ってることは無い?背が低い以外にも違うところがあるかもしれないから教えて!」



下2 ブラトレが知ってるブライアンの特徴など(見た目だけでなく内面、性格でも)

ブラトレ「ブライアンは鼻のテープを取ると臆病になるんだ。これは前と変わらないか?」



ハルウララ「変わってる…お風呂で外してるの見たことあるけど様子は変わってなかった」



ブラトレ「そもそも普通はシャドーロールを風呂では外すよな?それなのにブライアンは…」



ハルウララ「なんでトレーナーさんがブライアンちゃんがお風呂でも、シャドーロールを外さないのかを知ってるのは聞かないでおくね」



ブラトレ「……」



ハルウララ「聞いてたのが私で良かったねトレーナーさん。これからインタビューとか気を付けないと」



ブラトレ「肝に命じておく……」

ハルウララ「臆病になるっていうのはどのくらい?子供みたいになっちゃうの?」



ブラトレ「そこまでじゃないが些細な物音にも敏感になっている感じだ」



ハルウララ「ブライアンちゃんにとってシャドーロールは耳のメンコと同じかもしれないね」



ブラトレ「そうか…その可能性はある」



ハルウララ「普段メンコしてる子は信頼してる相手の前なら外したりするし。ブライアンちゃんのはそれと似たようなものかもね」



ハルウララ「前のブライアンちゃんはメンコなんかしてなかった。シャドーロールにそういう役割ができたのはこの世界のブライアンちゃんの背が低いから?」



ブラトレ「そういうことなら説明はつく。背が高くないウマ娘はメンコをつけている子が多い」



ブラトレ「背が低くなってしまった事を調整する為にこの誤差が生まれた可能性がある」

ハルウララ「それが本当なら、前とは違う誤差を辿っていけば『違い』に気付けるね」



ブラトレ「ウララはそれを望むのか?」



ハルウララ「うん知りたい。自分の犯した罪がこの世界ではなかつことになってるけどそれは違う。私は許されてない」



ハルウララ「許される為にはナニかをしなくちゃいけない。ナニかに気付かないといけない。そんな気がするの」



ブラトレ「気がするだけでそうだと言われていないんだろう?」



ハルウララ「……」



ブラトレ「ウララは弥生賞に向けてトレーニングを続ければいいんだ。不安になったならまたいつでも話しは聞くぞ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事


ウララ「あっ、コミュ障だ。」
マヤトレ見た瞬間に流れるようにウララが罵倒した




マヤノトレ「……」



ハルウララ「あ、コミュ障だ!」



ブラトレ「いきなり罵倒は俺の為にもやめて欲しい…」



ハルウララ「無条件でイライラしちゃうっていうか、仕方ないから諦めて!」



マヤノトレ「…俺は気にしない」



ハルウララ「よかった!じゃあ視界から消えて!」



ブラトレ「ウララ、頼むから……」



マヤノトレ「……」

マヤノトレ「…サイレンススズカは行ってしまった」



ブラトレ「は?」



ハルウララ「はあ?」



マヤノトレ「……」



ブラトレ「あの、もう少し詳しく教えてもらうわけにはいきませんか?」



マヤノトレ「…サイレンススズカが…帰ってきていた……だがすぐに帰ってしまった…」



マヤノトレ「マヤノは対決したがっていたが……叶わなかった…」



ブラトレ「規定周回タイムが2位でも彼女には物足りない相手と判断されてしまったんですか」



マヤノトレ「マヤノは2位ではあるが…サイレンススズカとは大きな差がある……」

ハルウララ「じゃあ私と走るのはどうかな!マヤノちゃんは走る準備してたんでしょ!」



ブラトレ「走らせてもらえるならありがたい話しだが…」



マヤノトレ「……ターボとも走ってくれるか?」



ハルウララ「マヤノちゃんと走れるならいいよ!」



マヤノトレ「…わかった」



ブラトレ「急なレースにはなったがウララの成長の為には有りだ。どこまで通用するのか試してみるといい」



下2 レースはどうなったか

一着マヤノ、二着ターボ、三着ウララの結果に
なんとターボもウララを突き放してゴールした。
アプリトレーナーの育成は伊達じゃなかった。

ウソでしょ……またこのスズカさん安価を無視して逃げ切った……
安価なら下

レース決着



マヤノトップガン「トレーナーちゃーーんマヤの走り見てくれた!」一着



ツインターボ「ターボ勝った!ターボ速かった!」二着



ハルウララ「そんな……」三着




ブラトレ「前とこことは違う。マヤノトレは間違いなくウマ娘を伸ばせるトレーナーだ」



ブラトレ「ツインターボも見違えるように速くなっていた。元々のポテンシャルが高いのもあるが、それを活かすトレーニングと走法を教えたんだ」



ブラトレ「もちろんマヤノトップガンも速くなっている。倒す目標が更に手強くなっているようだ」

ハルウララ「勝ちたい…トレーナーさん勝ちたいよ!」



ブラトレ「ならまずはレースに集中するんた。弥生賞に向けてやるべきことは全てやる」



ブラトレ「自分のことも大切かもしれないが、勝つ為にはある程度は犠牲にするしかない」



ハルウララ「うん…」



ブラトレ「ウララを応援するし支える。トレーナーとして嫌な思いはさせない。だから一緒に乗り越えていこう」



下2 このあとどうなった、または起こった出来事

ベテラントレーナーが姿を消してから時間が経つのに一向に逮捕の情報がないそれどころかメディアもこのニュースを取り上げなくなり不信感を覚えた会長と会長トレ
ベテトレは走りを見れば「深い衝撃」を受けると呼ばれてるウマ娘などのトレセンには所属しない強力な勢力を集め始めていると噂に

学園某所にて



ルナトレ「ベテラントレーナーが姿を消してから時間が経つ。でも一向に逮捕の情報が出ないね」



シンボリルドルフ「それどころかメディアもこのニュースを取り上げなくなった。一体どういうことだ」



ルナトレ「裏で何が動いているのかが気になる所だけど、ある噂も聞いたんだ」



シンボリルドルフ「例の『衝撃』か」



ルナトレ「トレセン学園に入れなかったウマ娘は大勢いる。一方で最初から入ろうともしないウマ娘も存在するね」



ルナトレ「素行に問題があったりそもそも興味が無かったり。そういう子は大抵速くはないんだ」



シンボリルドルフ「だがそのウマ娘は違う。走りを見た奴は深い衝撃を受け、口を揃えて最強だと言う」



ルナトレ「普段なら気にもしない噂だけどベテラントレーナーが絡むなら無視できない。こんな話しに気付かない人じゃないからね」

ルナトレ「衝撃の子だけじゃない。地方にはオグリキャップ君のように金剛石のようなウマ娘が沢山いる」



ルナトレ「そして…彼女らはトレセン学園ではない機関からスカウトを受けている」



シンボリルドルフ「ベテラントレーナーが絡んでいることは間違い無い。だがウマ娘を集めて何をしようというんだ」



シンボリルドルフ「この学園には障害走も含めおよそ90人のウマ娘が在籍している。奴はその規模に勝てると思っているのか?」



ルナトレ「最初から規模で勝つ気は無いのかもしれないね」



シンボリルドルフ「ではなにが目的なんだ?学園への嫌がらせくらいしか思いつかない」



ルナトレ「君の心はまだ綺麗で安心したよ。大人というものは狡く卑劣なことしか考えないんだ」

ルナトレ「ベテラントレーナーはお金を稼ごうとしているんだ」



シンボリルドルフ「それはわかるがどうする?数少ないウマ娘でどう稼ぐというんだ」



ルナトレ「ギャンブルだよ。ウマ娘の着順を賭けの対象にするんだ」



シンボリルドルフ「ウマ娘の走りを賭博に使うだと!!」



シンボリルドルフ「そんなことが許されるはずがない!我々の誇りを賭けに……!絶対に許すことはできない!」



ルナトレ「これなら最低でも10人。20人もウマ娘がいれば大きな利益が生まれる」



ルナトレ「走るウマ娘たちにもお金が入る。ここはトレセン学園と大きく違うね」



ルナトレ「生活の苦しいウマ娘や実家が貧乏。そんなウマ娘たちは飛び付くだろうね」



シンボリルドルフ「金に魂を売るようなウマ娘はいない!」



ルナトレ「いるんだよルナ。現実は酷く厳しく優しくないからね」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

『衝撃』だけではなく走る姿は『大王、降臨』、『黄金色の芸術』と呼ばれるウマ娘を集めて
ウマ娘を使ったギャンブル『競バ』の準備を着々と進めるベテランサイド

某所にて



モブK「『芸術』と『大王』がお揃いとは!この話しに乗って正解だったようだね!」



モブO「私はね~お金がもらえるって聞いたからこっちに来たんだ~」



モブK「あたしもそれは魅力的だったよ。けどね、トレセン学園なんていうヌルい所に入れられるのも嫌だった!」



モブO「私も~あんな優等生の集会所なんか行きたくない~」



モブK「地方には地方のやり方があるからね。けどあんたはそうじゃないんだろ、衝撃さんよぉ」



モブD「……私は許せない。トレセン学園を許せないんです」



モブD「入学が内定していたのに。突然それを無かったことにして欲しいだなんて!」



モブD「私がなにをしたというの?!どこに問題があったっていうの?!」



モブD「許せない、絶対に許せない!」

モブK「ベテラントレーナーの言う競バ。あれはアイツが金儲けをしたいだけなのが丸わかりだ」



モブK「けどシステムとして成り立つならそれでいい。経営が安定したら邪魔者は消せばいいんだからな!」



モブO「ぶっころ~~」



モブD「トレセン学園は私が潰す!私を拒否した代償を払わせてやる!!」



モブK「ククク、理由も目的も違う奴を集めるからこそ競バは成り立つのかもな」



モブK「待ってろよトレセン学園。勝つのはあたし達だからな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

とあるレース場にて



「これは素晴らしい。新しいギャンブルの形になるだろう」



「八百長が気になるところだがその辺はどうなっている?」



「オッズ。これを彼女らが知らない限り八百長は成立しない…なるほどな」



「走るウマ娘たちにも賞金が出る。一位を目指して全力で走ることが目的になる」



「日本ダービーを見ていてもわかるがウマ娘の人気は凄まじい。これは新たなウマ娘の道だ」



「ゴルフのように賞金女王というタイトルを目指すことができる。育成から出走まで無駄が無いんじゃないか?」



「これは投資を考えてもいいかもしれない。将来はトレセン学園を超えるものになる予感がする」



「ああ、これこそウマ娘が存在する意味なのかもしれない」

レース場



モブK「クソ、負けた!なんて走りしてやがる!」



モブO「早すぎぃ~…」



モブD「タイムは……よし」



モブK「マジかよ、有マレコード並みって…」



モブD「ウマ娘が速く走るのに必要なのはトレーナーでもトレセン学園でもない。速く走りたいという気持ち」



モブD「私は絶対にトレセン学園なんかに負けない!私より速く走れるなら走ってみろ!」



モブD「うああああああああああああああああああ!!」



モブO「……怖っ」



モブK「いいねぇ、ここは退屈しそうに無いぜ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

レース場を後に



「最後のメッセージは良かったな。投資家達も食いついていた」



「ウイニングライブは確かに走りに関係ない。トレセン学園を運営する上で必要だからやっていることだ」



「走りに関わらない事をさせるのはウマ娘達の不当な消費か。確かにその通りだな」



「ギャンブルという形にはなるがウマ娘を無駄に消費していない。この形は有りだ」



「一着のウマ娘には賞金を与える。名誉だけでなく貰えるものはちゃんと貰えるってことだ」



「こっちが払った金が大きくなって帰ってくれば良し。負けてもウマ娘を応援したと思えば良し」



「ウイニングライブのDVDは法外に高い。それに比べてこっちの方がかなり良心的だ」



「これは流行るぞ。惜しいのが闇ギャンブルになるってことだ」



「そこは上手くやると聞いたぞ。三点方式を採用しつつ、合法になるようお偉いさん方と話すんだと」

数週間後、トレセン学園にて



シンボリルドルフ「今月で二人目か。こんなことは今まで無かった」



ルナトレ「怪我で夢破れるウマ娘は何人もいる。しかし辞めた二人には何もなかったんだね?」



シンボリルドルフ「怪我をしたわけでもなくトレーナーとの関係も悪くなかった」



ルナトレ「裏では仲が悪かった可能性はある。けどそれならトレーナーを変えて欲しいと言うはずさ」



シンボリルドルフ「何だ、何が起こっている」



ルナトレ「本当にわからない?」



シンボリルドルフ「うるさい!そんなことは決して無い!」



ルナトレ(ウマ娘は魂を売ったりなんかしない。他人を信じられるのは君の才能だけど社会ではそうはいかない)



ルナトレ(残念だけど頑張ってもG1を獲れないウマ娘は沢山いる。三冠ウマ娘を目指せる子がいるのは素晴らしいけど、勝つウマ娘が減ってしまう)



ルナトレ(それこそ全てのG1を一人のウマ娘が独占なんかしてしまったらもう走る気が起こらない)



ルナトレ(そんな時、競バの話しを聞いたらどう思うだろう?)

ルナトレ(ウイニングライブでは端で踊るだけ。バックダンサーにすらなれないライブもある)



ルナトレ(ライバルが強すぎて走る気を無くす。これは普通にあることなんだよ)



ルナトレ(上位15人のタイムと名前を公表したり、トゥインクルスタークライマックスをやろうとしたり、君はウマ娘のことは良く考えていると思う)



ルナトレ(けどそれは君が速いから思い付くことなんだ。シンボリルドルフ、君は敗者の気持ちを考えたことはあるかい?)



ルナトレ(敗者に栄光を持たせられないものは廃れていく。これは決まっていることなんだよ)



ルナトレ(競バ……トレーナーは必要としていないのかな?)



ルナトレ(長いものに巻かれるのが大人だけど、競バとトレセン学園。どっちの方が長いんだろうね?)



ルナトレ(これからどうするのか、期待しているよシンボリルドルフ)



下2 どうなったか

競バの噂は一部のトレーナー達の耳にも入った。

スペトレ「ウマ娘達をなんだと思ってるのよ」

オグトレ「興味ない」

ゴルトレ「ゴルシが出たら150億くらい損失させそうだな!」

マヤノトレ「もしかしたらベテトレを追い詰めたのは逆効果だったかもしれない……」

と様々な意見が

会議室にて




テイオートレ「皆さん競バの噂は知ってますよね?」



スペトレ「あれね。ウマ娘達をなんだと思ってるのよ」



オグトレ「オグリが走らないから興味ない」



ゴルトレ「ようはウマ娘を使った賭けだろ?ゴルシが出たら150億くらい損失させそうだな!」



マヤノトレ「もしかしたら……奴を追い詰めたのは逆効果だったかもしれない……」



ハヤヒデトレ「ここを辞めて競バに行ったウマ娘は何人かいるらしいわ」



モブAトレ「うちの担当が移った奴と知り合いで話しを聞いたらしい。どうやら向こうでなら勝つチャンスがあるってよ」



ブラトレ「勝つことがウマ娘にとって最高の喜び。それを味わえるなら…ということか」



モブAトレ「それ以外にも金が稼げるのも大きい。地方のウマ娘も競バに行ってるってよ」

テイオートレ「地方のウマ娘が競バにスカウトされているのも知っています。このままでいいんでしょうか?」



スペトレ「放っておきなさいよ、どうせ何もできずに終わるわよ」



オグトレ「もうトレーニングに戻っていいか?」



ゴルトレ「俺も戻るぞ。いまホットサンドの刺身がアツいんだよ」



マヤノトレ「……」



ハヤヒデトレ(ねぇアンタ達ちょっといい?)



モブAトレ(なんだよコソコソと)



ブラトレ(ここじゃ話せないのか?)



ハヤヒデトレ(信頼できる奴にしか話せないの。アンタ達なら裏切ったらすぐにわかるし)



モブAトレ(嫌なこと言うなよ)



ブラトレ(俺たちでよければ聞こう。その後どうするかは決めればいい)



下2 ハヤヒデトレの話しの内容

トレーナー室にて



ハヤヒデトレ「私たちで一度競バを見てみない?」



モブAトレ「お、ギャンブル依存症か?」



ハヤヒデトレ「お金を掛ける行為だからって一方的に悪と決めつけてるのはいけないのよ。アンタみたいにね!」



モブAトレ「賭けはやらない方がいいだろうがよ」



ブラトレ「人の趣味に難癖付けるやつの方が鬱陶しいだろうな」



モブAトレ「なんだと?」



ハヤヒデトレ「アンタのなんだとって言い返せない時の強がりよね」

ハヤヒデトレ「名前を聞かれたりするわけじゃないけど変装はしていきましょう」



モブAトレ「俺も行くことになってるのかよ」



ブラトレ「話しを聞いた以上は行け」



ハヤヒデトレ「賭けに使われるのはバ券っていうらしいの。それは代理店みたいな所でも買えて、そこでレースの様子をモニターできるの」



モブAトレ「払い戻しは別のお店でどうぞか。やってることはまんまパチンコだな」



ブラトレ「合法なら問題はないということになる。一度見ておいて損は無いだろう」



ハヤヒデトレ「絶対に誰にも知られるんじゃないわよ、いいわね!」



下2 このあとどうなったか

某所



ハヤヒデトレ「なんでアンタそんなやる気出してんのよ。コスプレかと思ったじゃない」



モブAトレ「こちらと体型だけはモデル並みなんでね、それを利用しただけだっての」



ブラトレ「お前はもう少しやる気を出せ。髪型を変えただけで変装と言えるはずがない」



二人「「ヤクザは黙って」」



ブラトレ「なんだと?」



モブAトレ「なに白スーツで決めてきてんだよお前」



ハヤヒデトレ「道を極めてるヤツじゃないのよ」



ブラトレ「変装できたらそれでいいんだろう。これで問題無いはずだ」



モブAトレ「問題は無くともお前と一緒に居たくねぇ」



ハヤヒデトレ「私たちから離れてなさいよ」

店内



「いけーーー!差せーー!」



「逃げろ!逃げ切れ!!」



ハヤヒデトレ「凄い熱気ね普段のレースより盛り上がってるわ」



ブラトレ「金を賭けている以上、応援する方も力が入る」



モブAトレ「……」



ハヤヒデトレ「さてはあんた勝ったわね」



モブAトレ「な、なんだよ」



ブラトレ「わかりやすいなお前。いくら勝ったんだ」



モブAトレ「いくらでもいいだろうが。本来の目的を忘れるな」



ハヤヒデトレ「もちろん忘れてないわよね?」



ブラトレ「偵察はちゃんとした。来た意味はあったぞ」

ブラトレ「金を賭けてウイニングライブが無い以外は普段のレースと変わらない」



ハヤヒデトレ「勝てば賞金が出るけど負けたウマ娘にも一部のファンが付いてるみたいね」



ハヤヒデトレ「それにライブがない分、勝ったウマ娘の後ろで踊るっていう屈辱的な事もない」



ブラトレ「今すぐどうにかなることは無いだろう。だが5年後、10年後にどうなっているかはわからない」



ハヤヒデトレ「トレセン学園が無くなってるかもしれないわね」



モブAトレ「そこまで言うか」



ブラトレ「言える。こんなに理想的なシステムを作られるとこちらに勝ち目が無い」



ハヤヒデトレ「競バとトレセン学園の住み分けは無理。どちらかが潰れるのは確実ね」



ブラトレ「今はブライアンたちに集中するしかない。しかしその後のことはまたじっくりと考えた方がいいかもしれないな」



下2 このあとどうなったか

一部の金持ち達が大金を掛けて負けてカイジみたいに顔がグニャ~となっていたのを見つけ唯一の闇の部分を発見

ハヤヒデトレ「闇の部分があるとしたらアレね」



「ぐぉぉぉぉ~!」



「負けた……」



モブAトレ「いくら賭けてたんだよコイツら」



ブラトレ「金が賭かると見境が無くなる。これは人間もウマ娘も同じだ」



ブラトレ「名誉の為に脚を壊してまでも走るウマ娘がいる。金が絡むとなると命を賭けるウマ娘も出てくる」



ブラトレ「そうなったらおしまいだ。そうならないようなルール作りと環境作りが必要になってくる」



ハヤヒデトレ「安全な環境が構築されるまでは安泰、と思っていいみたいね」



モブAトレ「どうせトレセン学園に骨を埋めるつもりは無い。転職くらいいつでもしてやるっての」

ブラトレの部屋



ブラトレ「この白スーツは不評だったか。ブライアンの前で着なくてよかった」



ブラトレ「競バか…走るウマ娘も実力があった。あのままトレセン学園に来てもいい成績を残すだろう」



ブラトレ「重賞に出ても勝ちが狙える。それくらい素晴らしいウマ娘だった」



ブラトレ「それにあのウマ娘…あの走りは凄かった。深い衝撃を受けたようだった」



ブラトレ「トレセン学園に入らずともウマ娘は走れる。それを改めて知ることになったな」



ブラトレ「競バ……舐めてかかると痛い目をみるだろう」



下2 このあとどつなったか、もしくは起こった出来事

安価下

ウララ「コミュ障!」
ハッピーミーク「トレーナーとカラオケ行った不審者」
リトルココン「樫本トレーナーと仲良くするなぼっち」
マヤトレ「……」
一部のウマ娘達からブーイングとバッシングを受けるマヤトレを発見

某日、学園にて



ハルウララ「あ、コミュ障!」



ハッピーミーク「トレーナーとカラオケ行った不審者さんだ」



リトルココン「樫本トレーナーと仲良くするなぼっち」



ビターグラッセ「トレーナーは渡さないからな!」



マヤトレ「……」



ツインターボ「なんでトレーナーが責めてられてるの?」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんはすこーし手癖が悪いのかも」



ツインターボ「手癖ってなんだ?」



マヤノトップガン「思わず女の子にちょっかい出しちゃう」



ツインターボ「変態だーーーー!」

ハルウララ「コミュ障!陰キャ!チー牛!」



ハッピーミーク「二度とトレーナーに近付かないで」



リトルココン「樫本トレーナーとどうにかなったら半殺しだから」



ビターグラッセ「蕎麦みたいに練ってやる!」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「あんな調子なのに女の子と絡むことが多いのはなんでだろ。いつも何かとイベントがあるもん」



ツインターボ「はっ!!ターボもトレーナーと出会った!」



マヤノトップガン「出会った子に好かれたらいいんだけどこの調子だから。きっと恋とかにはならないんだろうな~」



マヤノトップガン「暫く解放されないと思うから自主練しよ!」



ツインターボ「ターボ全開で走る!」



下2 次

キング「ウララさん、そんな年中ジト目男ほっといてトレーニング行くわよブライアンさん、トレーナーが待ってるわ」

キングヘイロー「ウララさん、そんな年中ジト目男ほっといてトレーニング行くわよ。ブライアンさん達が待ってるわ」



ハルウララ「はーーい!」



ハッピーミーク「私もトレーナーが待ってる」



リトルココン「樫本トレーナーの半径100mには近付かないで」



マヤノトレ「……」



マヤノトレ「マヤノ…ターボ……」



マヤノトレ「…………」



マヤノトレ「嗚呼…」

トレーニング場にて



ブラトレ「どこに居たんだウララ?」



ハルウララ「暇つぶししてたよ!」



ナリタブライアン「時間ギリギリに来るくらいなら暇つぶしはやめておけ」



キングヘイロー「ウララさんにとってあれは暇つぶしでしたのね…」



ブラトレ「さて、気を取り直していくぞ。弥生賞が目の前まで迫ってきているが仕上がりはどうだ?」



キングヘイロー「問題ありませんわ!」



ハルウララ「私はちょっと自信無い……」



ナリタブライアン「気持ちで負けているようじゃレースでも負ける」



ハルウララ「トレーナーさんならそうならないように指導してくれるよね!」



ナリタブライアン「もちろんだ、なあトレーナー」



ブラトレ「気持ちを盛り上げるのも俺の仕事だ。そうだなウララには…」



下2 ウララがやるトレーニングか何か

マヤノトレーナーの扱いひでぇ……と思ったけど 
こいつたづなさんと朝帰りしたり安心沢とも温泉旅行行くんだよな


同じ敵を持つ同士通りかかったハッピーミークと模擬レース

レース場にて



ハッピーミーク「なんで私とレースなんですか」



ブラトレ「お互いに共通の敵を持つ者同士でのレースは、ストレス解消にもなる」



ハルウララ「うんうん!確かに!」



ハッピーミーク「やるからには負けない」



ハルウララ「私も負けないよ!」



ブラトレ「よし、じゃあ…」



ハッピーミーク「ちょっと待って下さい。このままじゃ不公平」

ハッピーミーク「私は弥生賞関係ない。やる気出しても意味ない」



ブラトレ「そう言わずに協力してくれないか?」



ハッピーミーク「嫌です」



ブラトレ「よし…じゃあわかった。勝てば何か賞品を用意しよう」



ハルウララ「私には無いの?」



ブラトレ「もちろんある。ただ急な話しだから気が利いたものを用意できるかはわからない」



ハッピーミーク「物じゃなくてもいい。何かあるってだけで走る意味がある」



ハルウララ「負けないよーー!」



下2 賞品を

「「うおおおおーー!」」



キングヘイロー「凄い迫力ですわね」



ブラトレ「ハンバーガーを好きなだけ食べ放題というのを賞品にしたんだ」



キングヘイロー「え?それは桐生院トレーナーには許可はとってますの?」



ブラトレ「ウララが勝てば問題ない。それに桐生院さんなら説得できる」



キングヘイロー「本当ですの?私知りませんわよ」



ブラトレ「…マズイか」



キングヘイロー「ウララさんが負けるとは思いません。しかし物事に絶対はありませんわ」



キングヘイロー「負けた時のことも考えないと一流とは呼べませんわ」

キングヘイロー「桐生院トレーナーはパルクールだけでなく総合格闘技も嗜んでいると聞きます。そんな相手を怒らせたらどうなるか想像はつきますわよね?」



ブラトレ「怒るか…怒るだろうな……」



キングヘイロー「骨は拾って差し上げますからご安心を」



ブラトレ「いやいや俺がちゃんと説得すればいいんだ、そうすれば問題無い」



キングヘイロー「だといいですわね」



下2 レースの結果

桐生院「今度、ミークの為に遊園地一緒に行きましょう!」
マヤトレ「……………いいよ」

という光景が目に入りミークが怒りで勝った。

安価把握



ライブは栄光か挫折か


すまん、ドSウララが可愛くて見たくなっちゃうんや


ベテトレが集めた三人は
モブO『オルフェーヴル』

モブK『キングカメハメハ』

モブD『ディープインパクト』
でいいのだろうか?

レース中



ハルウララ「このままいけば私が勝つ!」



ハッピーミーク(仕方ないから花を持たせてあげる)



「ーー」



ハッピーミーク(なにあれ)



桐生院葵「今度、ミークの為に遊園地一緒に行きましょうマヤノトレさん!」



マヤノトレ「……」



桐生院葵「ありがとうございます!これでミークとも…あ、行こうとしている遊園地って少し遠くて…泊まりになるかもしれませんけど大丈夫ですか?」



マヤノトレ「……構いません」



桐生院葵「やった!これでもっと…ふふふ」



ハッピーミーク「……」ブチッ

ハルウララ「うえええ~~ん!負けちゃったよお~!」



ハッピーミーク「ごめん怒りで我を忘れた」



桐生院葵「レースはどうでしたかミーク?」



ハッピーミーク「お泊まりデート誘ってるトレーナー見てたら勝った」



桐生院葵「そそ、そんなのじゃないですから!」



ブラトレ「あの……」



桐生院葵「ブラトレさん、ミークを誘ってもらってありがとうございました!」



ブラトレ「あの…実はこのレースであるものを賞品にしてたんです……」



ブラトレ「それがですね、ハッピーミークが勝てばハンバーガー食べ放題という……あの…」



下2 桐生院葵のセリフや行動、起こったこと

桐生院葵「……」



ブラトレ(いま桐生院さんの後ろに何かが……)



桐生院葵「……」オニっ



ブラトレ(鬼だ……俺はとんでないものを呼び出してしまった…)



桐生院葵「もう!ミーク、食べた分は動いてもらいますからね!」



ハッピーミーク「はぁい」



ブラトレ(良かった…いつも通りのーー)



桐生院葵「ブラトレさんは後で柔道場に来なさい」



ブラトレ「…………はい」

ハルウララ「ブライアンちゃん!!トレーナーさん殺されない?!」



ナリタブライアン「かもしれないな」



キングヘイロー「言わんこっちゃないですわ」



ハルウララ「私が代わりになるって言ったら許してくれるかな?!」



ナリタブライアン「あの手の奴は手加減しないぞ」



キングヘイロー「レースも近いですしトレーナーさんに任せておきましょう」



ハルウララ「ごめんねトレーナーさん……」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ブラトレェ……
安価下

学園某所にて



キタサンブラック「ブライアンさんお久しぶりです!」



ナリタブライアン「生徒会での行事以来だな」



スーパークリーク「ウララさん達もお揃いでどうしたんですか?」



ハルウララ「カーブで回復するの教えて欲しいの!」



キングヘイロー「私は体力面で不安があり、ウララさんは逃げを考えると体力の回復は必須。ぜひ教えて頂きたいのです」




ナリタブライアン「私はカーブが課題ではないが斜行対策でお前の技術が欲しい」 



キタサンブラック「お力になれるなら喜んで協力します!」

スーパークリーク「私も大丈夫です。ではそちらも何か教えて下さいね」



ハルウララ「技術の交換はお互いに強くなる為には必須だもんね!」



キングヘイロー「私の何が欲しいのですか?」



スーパークリーク「そうですね……」



ナリタブライアン「私はカーブでの技術をもらう。お前は何が欲しい?」



キタサンブラック「じゃあえっと……」



下2 交換したスキル、技術を


覚えてるか分からないけどコンセントレーション

スーパークリーク「では最後の直線での加速を教えてくれますか?」



キングヘイロー「もちろんですわよ!」



キタサンブラック「私…出遅れることが多いんです。ゲートが少し苦手で…」



ナリタブライアン「なら出遅れなくなるコツを教えてやろう」



キタサンブラック「ありがとうございます!」



ハルウララ「じゃあ始めよっか!せーの…」



「ーー」




ブラトレ「……終わったか?」



ナリタブライアン「いい技術を得ることができた」



キングヘイロー「大成功でしたわね」



ハルウララ「これで逃げでも先行でも大丈夫!」



ブラトレ「技術の交換はお互いにとって意味のあるものだ。共に切磋琢磨していくのは素晴らしいー」



キングヘイロー「冷や汗をかきながら言われても説得力が無いですわよ」



ブラトレ「……」



ハルウララ「ちゃんと生きて帰ってきてね?」



ブラトレ「…また明日。生きて会おう」



下2 このあとどうなったか

柔道場



桐生院葵「仕方ないので今日はこれくらいにしといてあげます」



マヤノトレ「生きてるか……?」



ブラトレ「……」



桐生院葵「マヤノトレさん!良かったらこの後飲みに行きませんか?」



マヤノトレ「…行くなら彼も一緒に」



ブラトレ「え」



桐生院葵「仕方ありませんね、では三人で向かいましょう」



ブラトレ「なんで…?」



マヤノトレ「……二人きりは色んな意味で…怖いんだ」

居酒屋にて



桐生院葵「いい所知ってるじゃないですか」



ブラトレ「ここには同期と飲みに来ますから」



マヤノトレ「君の同期は…モブAトレと…ハヤヒデトレか…」



桐生院葵「私たちも同期ですよねマヤノトレさん!」



マヤノトレ「……ええ」



ブラトレ(マヤノトレは女性に好かれる何かがあるのだろうか?理事長代理とも仲が良いと聞いた)



ブラトレ(俺はゲロをかけられただけなのに。そんな理事長代理と仲良くできるのだからそういうスキルがあるんだろう)

ブブブっ



ブラトレ(メールか、ブライアンからだろう。無事に帰れると返信をー)



差し出し人 桐生院葵


急用ができたと言って帰って下さい
帰って下さい

帰りなさい



帰れ

ーー



ブラトレ「ぉ……」



桐生院葵「……」オニッ



ブラトレ(鬼だ!また鬼が見える!)



ブラトレ「あ……ああ、すいません少し急用ができました」



マヤノトレ「え……?」



桐生院葵「それじゃあ仕方ありませんね!あとは二人で飲んでおくんで気にしないで下さい!」



マヤノトレ「……」



ブラトレ(俺だって命が惜しいんです、すいません)



下2 このあとどうなったか

翌日、何故かマヤノトレが休み、桐生院トレはやる気が絶好調になっていた

マヤノトレーナー「明日でもいいから、二人で話したい」
マヤノトレーナー「競バの事や……ハルウララの事……」
マヤノトレーナー「話聞いてるんだろう?俺じゃない俺が彼女を虐待していたのを……お前がどう思っているか知りたい」
桐生院には聞こえない声でもしくはメール。
その後は>>111

間違えた>>112でした

帰宅中



ブラトレ「桐生院さんは敵に回してはいけない…とても勉強になったな」



ブブブッ



ブラトレ「……またメールか。開くのが怖いが…」



差し出し人 マヤノトレ


明日でもいいから、二人で話したい
競バの事や、ハルウララの事。君とは話すべきだ

ハルウララから聞いてるんだろう?俺じゃない俺が彼女を虐待していたことを

君がどう思っているか知りたい


また明日、頼む



ーー



ブラトレ「競バのこともそうだがウララに関しては話しておかなければいけないと思っていた」



ブラトレ「明日、マヤノトレとちゃんと話す……話したいが、それができるかどうかだ」



ブラトレ「もし桐生院さんと『うまぴょい』していたら…」



ブラトレ「俺の時は相手がウマ娘で体力も何もかも劣っていた。翌日休むことは当たり前だ」



ブラトレ「桐生院さんは総合格闘技も嗜んでいる。そんな相手と…」



ブラトレ「マヤノトレ、どうか無事であってくれ」

翌日、学園内にて



桐生院葵「ブラトレさん」



ブラトレ「ひぃ」ビクッ



桐生院葵「どうしたんですか?」



ブラトレ「い、いえ…なんでもありません」



桐生院葵「今日はマヤノトレさんはお休みなのは知っていますか?」



ブラトレ「嗚呼……」



桐生院葵「一日寝ていれば明日には学園に出てこれます。けど貴方とどうしても話したいことがあるそうなんです」



ブラトレ「……ええ」



桐生院葵「お見舞いも兼ねて行ってあげてくれませんか?」



ブラトレ「勿論です、それでは……」



桐生院葵「…ふふ、今日は凄く機嫌が良いのでブラトレさんのことは許してあげましたよ」



桐生院蒼「昨夜はマヤノトレさんと……ふふふふふふふふふふ」



下2 マヤノトレとの出来事

部屋にツインターボとマヤノがお見舞いに来て林檎とか剥いてあーんしてた。
そこに来ちゃったから睨まれた。マヤノトレの周りは怖いと再確認。

上+マヤトレ「ハルウララは容姿も生活も声質も違うと言っていたのが気になるが俺は彼女のトレーナーだったらしい。現トレーナーの君は俺をどう思う」(腰と股関を抑えながら)

ブラトレ「ウララの夢の世界の貴方はどんな人だったか知らない以上なんとも…正直、貴方みたいなジト目陰キャ…じゃなくて優秀なトレーナーがそんな事しないと思います。」

マヤノトレの部屋


ガチャッ



ブラトレ「調子はどうーー」



ツインターボ「元気出せトレーナー!」



マヤノトップガン「……」ギロッ 



ブラトレ(やっぱりマヤノトレの周りは怖い…)



マヤノトレ「見舞いに来てくれてありがたいが……少しブラトレと話しがある……」



ツインターボ「じゃあ仕方ないから帰るかマヤノ!」



マヤノトップガン「……許さないから」



ブラトレ「……」ゾクッ

マヤノトレ「……っ」



ブラトレ「腰を痛めたのか?」



マヤノトレ「まあ……そういうことに……しておく」



マヤノトレ「ハルウララについてだが……俺のことを容姿も生活も違うと……言っていたのが気になるが……俺は彼女のトレーナーだった……らしい」



ブラトレ「そのようだ」



マヤノトレ「どう……思う?」



ブラトレ「ウララの言う前の世界の貴方はどんな人だったか知らない。貴方みたいなジト目陰キャ…じゃなくて優秀なトレーナーがそんな事しない」



マヤノトレ「ウララが……嘘を……?」



ブラトレ「そうとも思えない。だから俺はある仮説を立てた」



マヤノトレ「……聞かせてくれ」

ブラトレ「貴方はやろうとしてウララを傷付けたんじゃない。そうせざるを得なかった」



ブラトレ「自分の意志とは関係なく、ウララを追い詰め傷付けた」



マヤノトレ「操られていた…?」



ブラトレ「そうかもしれない。証明する方法が無い以上なにを言っても憶測になる」



マヤノトレ「……そうだ」



ブラトレ「はっきり言ってウララと和解は無理だ。このままそっとしておいた方がお互いの為になると考える」



下2 このあとどうなったか

kskst

コンコン



樫本理子「お身体の方は大丈夫ですか?」ガチャッ



リトルココン「樫本トレーナーが来たいって言うから仕方なくーー」



ビターグラッセ「う……!」



リトルココン「…相手は誰」



マヤノトレ「何の話しだ……?」



リトルココン「ウマ娘の嗅覚舐めてんの?」



マヤノトレ「はっ……!」



ブラトレ「……理事長代理とマヤノトレは仲が良かったんですか?」



樫本理子「リトルココンたちの件でお世話になりましたから」



ブラトレ「……ご愁傷様です」ボソッ

ブラトレ「…お見舞いに来ただけではなく、例の話しをしに来たんですよね?」



樫本理子「何の話しですか?」



ブラトレ(理事長代理~~…)



マヤノトレ「例の話しです……ギャンブルの…」



ブラトレ「ちょっと待って下さい、彼女らの前でその話しはー」



樫本理子「その話しですか、それなら彼女らも知ってます」



ビターグラッセ「競バっていうのが流行ってるんでしょ?」



リトルココン「…学園を辞めてそっちに行った子は何人もいる」



ブラトレ「トレーナー同士で集まった時に話したんですが、その時は放っておいても問題は無いと結論が出ました」



ブラトレ「理事長代理はどう思っていますか?なにか対処が必要だと考えていますか?」



下2 セリフや行動、起こったこと

樫本理子「ベテラントレーナーは許せないですが…競バはルールやマナーを改良すればウマ娘達の新たな可能性になるかも知れないです」

樫本理子「まず大前提として言えることは私のウマ娘をあんな目に遭わせたベテラントレーナーは許せません」



樫本理子「しかし、競バはルールやマナーを改良すれば、ウマ娘達の新たな可能性になるかも知れないです」



ブラトレ「それはやはり…」



樫本理子「ウイニングライブの問題はこれまでもずっとありました。弱い物虐め、弱者を晒し者にしていると」



樫本理子「競バではそれはありません。勝者と敗者がそこにあるだけで、かえって健全であるとも言えます」



樫本理子「だからと言ってトレセン学園が無くなるということは無いでしょう」



ブラトレ「どうしてそう言えますか?」



樫本理子「ウマ娘にとって憧れの舞台には変わりありません。栄光を掴み名誉を得るという行為が無くなることは無いのです」

ブラトレ「本当にそうでしょうか。実は自分はそうは思えないんです」



樫本理子「その理由を聞かせてもらえますか?」



ブラトレ「自分から言ってもいいですが彼女たちも同じ気持ちかもしれません」



リトルココン「は?」



ビターグラッセ「……」



ブラトレ「理事長代理、彼女が話すことはここだけの話しだと約束してくれますか?」



樫本理子「約束します。なにを言ったとしても後日責めることは絶対にしません」



ブラトレ「…ということだ、話してみて欲しい」



下2 ビターグラッセのセリフ、行動

ビターグラッセ「全てを勝ち取るか、さもなれば何も得られないか
。トレセン学園の厳しい現実を実感して皆んなが受け止められるわけでは無いです」



ビターグラッセ「トップ層の規定周回のタイムを載せたり、ココンみたいに踊り好きじゃないウマ娘を踊らせたり」



ビターグラッセ「ここの人達の誰も気付いてはないけど、残酷な事してる」



樫本理子「残酷……」



ビターグラッセ「競バと同じだよトレセン学園も改良が必要だと思う」



マヤノトレ「……俺もそう思う。今のままじゃ…ダメだ」



リトルココン「なにがダメなの?!負ける奴が悪いし!」



ブラトレ「みんなが皆んなそうは思っていないんだ。だから競バに行くウマ娘がいる」

樫本理子「どうすれば……」



ブラトレ「まずは地方との格差を無くすところからです。地方ではコンテナの上でウイニングライブをしているレース場もあります」



マヤノトレ「そもそも…ウイニングライブは……必要か?」



ブラトレ「ライブで収益を上げなければ学園の運営が成り立たない」



マヤノトレ「…それが間違いだ。レースとライブを切り離す……」



樫本理子「わかりました」



樫本理子「学園には大きな改善、改革が必要なようです。それはこの場で答えが出るものではありません」



樫本理子「最悪はこの学園が無くなる。それを視野に入れて改革案を考えます」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

リトルココン「学園の事は大人が考えるとして、こっちの話しはケジメ付けとくから」



樫本理子「なにを言ってるんですか?」



ビターグラッセ「樫本トレーナーとのことはどうなってるんですか?」



マヤノトレ「それは……」



リトルココン「樫本トレーナーはアンタと行く為に温泉旅行の準備をしてたってのに」



樫本理子「ココン?!」



ビターグラッセ「下着も新調してうまぴょいにも備えてたんだよ」



樫本理子「貴方は耳を塞いで下さい!早く!」



ブラトレ「……」

ビターグラッセ「樫本トレーナーだけじゃなく桐生院とデートもしてた」



樫本理子「え…………?」



リトルココン「デートだけじゃない!昨日の夜は桐生院と…!」



マヤノトレ「待ってくれ……」



リトルココン「隠したって無駄だから!そこのゴミ箱に証拠が入ってる!」
 


マヤノトレ「う…腰が……動けない……」



ブラトレ「よせ!それだけは…」



ビターグラッセ「ごめんなさい」ガシッ



ブラトレ「う!離してくれ…!」



樫本理子「な、なにが……なにを……?」



下2 どうなったか

証拠はなんとマヤノトップガンが出ていく時に処理してくれたが。残念ながらマヤノトレはスピカの看板みたいにダートに埋められた。


その後、ターボが助けてくれた。
マヤは嫉妬でしばらく口を聞いてくれなかった。

マヤトレは人気だなぁ(錯乱)
相当なイケメンとみた

翌日、トレーニング場(ダート)



マヤノトレ「……なぜ俺はダートに埋められている」



マヤノトレ「葵さんとは……確かに一線は超えたが……」



マヤノトレ「理事長代理……温泉旅行……」



マヤノトレ「俺は……なにもしていない……」



マヤノトップガン「うそつき」



マヤノトップガン「マヤのことは一番大切だって言ってたのに。これは何?」



マヤノトップガン「触るもの嫌だったけどトレーナーちゃんが大変なことになるよりは良かった」



マヤノトップガン「これがナニかマヤ知ってるよ?中に入ってる液体がナニかも知ってる」



マヤノトップガン「うそつきうそつきうそつき」

ツインターボ「トレーナーが埋まってる!助けなきゃ!」



マヤノトレ「ターボ……ありがとう…」



マヤノトップガン「ターボにまで手を出すんだ」



マヤノトレ「違う……」



ツインターボ「マヤノ目が怖い!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんはマヤだけのものだって勘違い女に知らせてくるね」



マヤノトレ「やめるんだ……頼む……」



ツインターボ「悪寒が止まらないぞ…おおっ」



下2 このあとどうなったか

オグリ「ダートで練習しようと思ったが…なんだアレは」
オグトレ「気にしなくていい…」

ハルウララ「それはダメだよ」



マヤノトップガン「邪魔するなら先にやっちゃおうか?」



ハルウララ「葵さんには力じゃ勝てない」



マヤノトップガン「人間ごときがウマ娘に勝てるわけない!」



ハルウララ「格闘技をやってる人間にはただのウマ娘は勝てないよ」



ハルウララ「人間の男の人よりも強い。だからトレーナーさんも拒否できなかった」



マヤノトップガン「……そうなの?」



マヤノトレ「力が…強過ぎて……されるがままだった…」



マヤノトレ「あれは行為じゃない……搾取だ…」



マヤノトップガン「…可哀想なトレーナーちゃん。マヤがついてるからね」

マヤノトップガン「勘違い女にはまた別の手段で復讐を…」



ハルウララ「貴方を助けるんじゃなくてマヤちゃんを助けてるから」ヒソヒソ



マヤノトレ「……」



ハルウララ「絶対に勘違いしないでね」



マヤノトレ「…わかっている」



ハルウララ「搾取された?よくもそんなことが言えるよね。気持ち良かったから出すものは出したんでしょ」



ハルウララ「最低。もう二度と話しかけないで」



下2 このあとどうなった、もしくは起こった出来事

マヤトレ「……………」

マヤトレ「………いや、いつもそっちから話しかけてない?」

マヤトレ「こっちから話しかけた事ないけど……」

余計な事を言ったマヤトレはより深く埋められたその後は>>146


数時間後、元凶である桐生院が助けてくれた
優しいマヤトレは文句は言わずに礼を伝え

これでギャグで終わるはず……

安価把握



男が弱い世界

マヤトレ「……………」



マヤトレ「…いや、いつもそちらから話しかけてないか…?」



マヤトレ「こちらから…話しかけた事は……」



ハルウララ「マヤノちゃんちょっと手伝ってくれない?」



マヤノトップガン「えっ?」



ハルウララ「抵抗できなくても出すものは出しちゃったんでしょ?これはもう浮気だよ」



マヤノトップガン「……」



マヤノトレ「お…おい……」



マヤノトップガン「ウワキ、ユルサナイ」

オグリキャップ「ダートで練習しようと思ったんだが、なんだアレは」



オグリトレ「気にしなくていいだろ」



マヤノトレ「」



オグリキャップ「息はできているのか?」



オグリトレ「放っておいていい」



桐生院葵「マヤノトレさぁん!」



オグリキャップ「どうやらそのようだ」



オグリトレ「今日はオグリのことだけに集中する。ビンビンになる走りを見せてくれよ」



オグリキャップ「期待していてくれ」

オグリキャップ「そういえば他のみんなはどうしたんだ」



オグリトレ「全員自主練だ。やりたいことをやらせている」



オグリキャップ「タマもか?」



オグリトレ「なにか気になるのか」



オグリキャップ「外に出ていく所を見た。タマはトレーニングをサボるようなウマ娘じゃない」



オグリトレ「俺には関係ない、今はトレーニングに集中だ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

某所



ゴルシトレ「競バをよぉ、一度見ておいて損はないと思うんだ。自分らの担当の奴らのためにもそして俺らのためにも」



スペトレ「でも……」



ゴルシトレ「もしかしたら俺ら無職になるかも知れないんだぜ」



オグリトレ「オグリを育て終えたらもうこの仕事に興味は無い」



ゴルシトレ「それはお前だけだろ俺はまだこの仕事をやりたいんだわ」



スペトレ「…いいわ視察のつもりで見てみましょう」

「ーー」



ゴルシトレ「これでバ券は買えた。あとはーー」



オグリトレ「あれは」



スペトレ「今日は飛び入りで一人ウマ娘が走るみたい。だからオッズが荒れてるらしいわ」



オグリトレ「タマモクロス」



ゴルシトレ「おおん?」



オグリトレ「エルコンドルパサーがつけているのと同じタイプの覆面をしているが、あれはタマモクロスだ」



スペトレ「貴方は許可を出したの?そもそもトレセン学園のウマ娘が走っていいの?」



オグリトレ「もうレースが始まる。様子を見よう」



下2 このあとどうなったか

レース中



タマモクロス(なんやコイツら、ライブの体力残してないんか?こんなハイペースでーー)



タマモクロス(そうやその必要が無いんや、走ったらそれで終わり。これが普通なんかもしれんな)



タマモクロス(それやったらウチもやったる!最初からフルスピードや!)



タマモクロス(見とけよ半端もん共!ウチはここでも最速や!)



「本日飛び入りのゼッケン7番凄まじい走り!あっという間に先頭集団に追いついた!」



タマモクロス「おぉぉぉーーー!」

オグリトレ「……!」



ゴルシトレ「ゲッ!!おまえよぉ!」



スペトレ「きゃあっ!」



オグリトレ「タマモクロス…ここまでの走りを見せてくれるのか」



ゴルシトレ「テント張ってないでトイレで抜いてこい!」



スペトレ「もう嫌だぁ……」



オグリトレ「オグリほどじゃないがそれに近い。お前も俺を愉しませてくれるのか」



下2 このあとどうなったか

競バスタッフがタマモに今日の取り分だと言い福沢諭吉100枚入ってる封筒を渡した
もし、トレセンを辞め競バに出バするウマ娘『競走バ』になるなら契約金として更に上乗せすると勧誘

大量の金に冷静さを失うタマちゃん

レース後



スタッフ「今日の走りは凄かったです。オッズもいい感じに狂って素晴らしい収益になりました」



タマモクロス「そんなんええから貰うもん貰おか」



スタッフ「今日の取り分です、ご確認下さい」



タマモクロス「……は?なんやこの分厚い封筒」



スタッフ「諭吉が100枚入っていますよ」



タマモクロス「……」



スタッフ「もし、トレセン学園を辞めて競バに出バするウマ娘、競走バになってもらえるなら契約金はこの比じゃありません」



タマモクロス「嘘やろ…冗談言うてウチを惑わすんや……」



スタッフ「本気です。お渡ししたそれは偽札でもありません」



スタッフ 「強いウマ娘には報酬を渡すこれが競バです。どうか競争バのことを考えておいて下さい」





タマモクロス「100万…たった一回勝っただけで100万……こんな大金…あっという間稼げるんか…」



タマモクロス「100万あるだけでチビ達にうまいもん食わせられる…贅沢もさせられる…」



タマモクロス「トレセン学園におったら大金が稼げることなんかあらへん」



タマモクロス「ウチが走る理由は何や?家族に辛い思いさせてまで走る意味はあるんか?」



タマモクロス「……無い。ウチにとって競バは天職なんか」



タマモクロス「稼ぎまくって家建てて…家族を楽にさせる。ウチやったらそれができる」



タマモクロス「競バ……ウチが行くべき場所なんかもしれん」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

モブK「よお飛び入り」



タマモクロス「……」



モブO「今日は負けちゃったけど~次は負けないから~」



モブD「悔しいけどいい走りをしてた。学園を辞めてこっちに来て」



タマモクロス「ウチは…学園とは関係ない」



モブK「こっちじゃ一着になれなくても金が貰えるぞ」



モブO「お金いっぱい~~」



モブD「ここは学園と違って甘い奴らはいないから。甘ちゃんウマ娘は何人も見てるはず」

モブD「名前が気になるなら隠せばいいだけ。貴女ならそれが許される」



モブK「弱い奴には自由は無ぇ。強ければ文句は言われねぇよ」



モブO「一緒に頑張ろ~」



モブD「競バは貴女のような強者を求めている」



モブD「歓迎するしライバルとして認める」



モブD「ここに来る日を待ってるから」



下2 このあとどつなったか、もしくは起こった出来事

↑+
オグトレ「お前(の走り)に惚れただから何処にもいかせない」
悩んでるタマちゃんにオグトレが勘違いさせるような発言を

施設内



タマモクロス「ウチは……どうしたらええんや…」



オグリトレ「なんだタマモクロス、こんな所でどうした」



タマモクロス「……ここ女子トイレやで」



オグリトレ「共通トイレだろビックリさせるな」



タマモクロス「ふん…」



オグリトレ「俺はここで何をしていると問い正すつもりはない。ただ一つだけ言うことがある」



オグリトレ「お前に惚れただから何処にもいかせない」



タマモクロス「はあ……?」



オグリトレ「こうなったのはオグリキャップ以来だ。お前にあんな魅力があるとは知らなかった」

オグリトレ「その封筒はなんだ?」



タマモクロス「…金や」



オグリトレ「そうか賞金が出ると言っていたな嘘じゃなかったのか」



タマモクロス「これはやらんで」



オグリトレ「金はいらない、欲しいのはお前だ」



オグリトレ「金の為に走るより俺の為に走ってくれ。お前の走りで俺をイかせてくれ」



タマモクロス「下品なんじゃボケが」



オグリトレ「速さの向こう側に何がある?その景色を俺にも見せてくれ」



オグリトレ「俺は女でイったことが無い。抱いて挿入しても満足したことがない」



オグリトレ「お前とオグリならそれができる。俺の天国へ連れて行ってくれ」



下2 タマモクロスのセリフや行動、もしくは起こった出来事


その光景を見てた二人が
ゴルトレ「……今の口説いてるつもりだったの?お前イカれてるな」ヒキッ

スペトレ「こんな奴らと同期なんて」グスッ

タマモクロス「……っ」



タマモクロス「いくらなんでも品がなさ過ぎじゃボケぇ!!」



パシーンっ



オグリトレ「……」



ゴルシトレ「……今の口説いてるつもりだったの?お前イカれてるぞ」



スペトレ「こんな奴と同期だなんて…うう…」



オグリトレ「なぜだ」

夜中、レース場にて



オグリキャップ「こんな時間にどうしたんだタマ」



タマモクロス「コンディションはどうや」



オグリキャップ「寝る直前だったから眠い」



タマモクロス「せやったら条件は走ってきたウチと同じくらいやな」



オグリキャップ「やはり走っていたんだな、タマはサボるような奴じゃない」



タマモクロス「ウチは今日競バで走ってきたんや」



オグリキャップ「正気か?」



タマモクロス「これが戦果や、一回勝っただけで100万やで」



オグリキャップ「お金が全てじゃない」



タマモクロス「ウチにとって金は全てなんや」

タマモクロス「競バに誘われて迷ってる。向こうに行くのが家族の為や」



オグリキャップ「それは本心なのか」



タマモクロス「シューズ代、生活費、生きてるだけで金がかかる。家族に負担はかけたくないんや」



タマモクロス「ウチをここに留めたいならウチに勝て。今から本気でレースや」



オグリキャップ「わかった」



タマモクロス「ウチが勝ったら競バに行くそれで文句無しや」



オグリキャップ「私は負けない」



タマモクロス「ウチも負けへん」



下2 このあとどうなったか

まさかの同時ゴールで引き分け
とりあえずこの100万があるうちは学園に留まると言い部屋に帰るタマ





タマモクロス「いける!このままやったらウチの勝ちや!」



[お前に惚れただから何処にもいかせない]



タマモクロス「…邪魔すんな」



オグリキャップ「……タマが止まった?」



[欲しいのはお前だ]



タマモクロス「……なんでや。なんであんな下品な奴の言葉が何故か頭をよぎるんや」



タマモクロス「なんで…………」



オグリキャップ「タマはまだ迷っているんだ」



タマモクロス「違う…レースに勝ったら……」



オグリキャップ「迷っているから足が止まったんだ。レースで答えを出すのは違う」



オグリキャップ「ちゃんと考えて答えを出して欲しい、それが私の願いだ」

オグリキャップ「ちゃんと考えた結果ここを出て行くなら止めない」



タマモクロス「なんでやの…」



オグリキャップ「タマと私はどこに行っても親友だ。走る場所が違っても私たちは変わらない」



オグリキャップ「家族の為に走るという気持ちもわかる。私もカサマツのみんなの為に走っている」



オグリキャップ「短気なのはタマの悪い所だ、ちゃんと冷静になってよく考えて欲しい」



オグリキャップ「相談ならいつでも受けるから一人では決めないでくれ」



タマモクロス「……約束するわ」



オグリキャップ「ありがとうタマ。これでゆっくり寝られそうだ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

オグリとタマの会話を聞きレースを見てた
ブライアンがブラトレに「トレーナー、競バとはなんだ」と聞く

ベテラントレーナーが競バに新たなシステムを投入すると噂が競走バ達にレース指導しレース中に指示を出し操作する人間『トレーナー』改め『ジョッキー』を導入&募集する

競バ場



モブD「また新しいことをやろうというのですね」



モブO「なんかね~人間が走ってる最中に指示を出すんだって~」



モブK「あたしは反対だ走ってる最中指示なんて聞いてたら集中力が途切れる」



モブD「私も同感です。この『ジョッキー』というシステムは反対します」



モブO「けどトレーナーは居ても損は無いよね~?」



モブK「変なことを言われたら無視しとけばいいんだしな」



モブD「有能な人物のアドバイスなら参考にすれば良いんです」

モブK「トレーナーはウマと専属契約だとよ。つまり自分の賞金で雇えってことだ」



モブO「弱い子はずっと勝てなくなるね~」



モブD「むしろそれが狙いなんです。弱い強いをハッキリさせて、強いウマ娘だけのレースと弱いウマ娘のレースに分ける」



モブK「そうすればオッズも操作しやすいだろうよ」



モブO「なるほどぉ~」



モブD「参考までに一人トレーナーをつけてくれるそうです」



モブK「お前ばっかり狡いんだよ」



モブO「期間限定だから我慢しようよ~」



モブD「……貴方が私のトレーナーですか」



ルナトレ「はじめまして『衝撃さん』事情によりマスクで顔は隠させてもらいます」



モブD「指導に容姿は関係ありません。貴方の手腕、拝見しましょう」



下2 このあとどうなったか

トレーニング中



モブD「……!」



ルナトレ「やはり末脚が凄まじいですね」



ルナトレ「あの時…トレセン学園入試の時よりも成長しています。トレーナー無しでここまで伸びるだなんて」



ルナトレ「入学していればサイレンススズカに並ぶ逸材になっていたことは間違いないでしょう」



ルナトレ「入学できていれば……」

ルナトレの回想



ルナトレ「彼女の入学を取り消す?」



シンボリルドルフ「奴の入学は認められない」



ルナトレ「あれだけの才能を放っておく手は無いと思うけど?」



シンボリルドルフ「素行不良が見受けられる。こんな輩はトレセン学園に相応しくない」



ルナトレ「情緒に不安は残るとは書いてある。だけど入学を取り消すレベルじゃないよ」



シンボリルドルフ「うるさい!私が認めないと言ったら認めない!」



ルナトレ「決定権は君にある。僕はそれに従うまでだ」



シンボリルドルフ「認めない……私が最強で……生徒会長で……」



ルナトレ「……」

回想終



ルナトレ(シンボリルドルフ、君は最強のウマ娘…『だった』もうピークは終わっているんだ)



ルナトレ(自分より速く、皆んなを引っ張っていけるような性格のウマ娘は入学させない。いい考えだと思うよ)



ルナトレ(そうすれば君は生徒会長でいられる。尊敬されるウマ娘であり続けられる)



ルナトレ(なんて下衆な考えなんだろう、軽蔑するし尊敬するよ。そんなことを考えついても誰もやろうとはしない)



ルナトレ(君はトレセン学園のことなんか考えていない。権力と名声の維持に必死な負け犬さ)



ルナトレ(規定周回のタイムも誤魔化して、本当に必死だね)



ルナトレ(悪いけど僕は競バの道を歩みそうだ。けどこれは裏切りじゃない、君の方が先に裏切ったんだ)



ルナトレ(君がいる限りトレセン学園は衰退していく一方だ。そのことに気付くことは君はないんだろうね、シンボリルドルフ)

規定周回タイム(要処分資料)


1位 サイレンススズカ
2位 マヤノトップガン
3位 ゴールドシップ
4位 ライスシャワー
5位 メジロマックイーン
6位 トウカイテイオー
7位 テイエムオペラオー
8位 オグリキャップ
9位 ビワハヤヒデ
10位 入学前のモブDのタイムを参考にシンボリルドルフのタイムとする
11位 ?
12位 ?
13位 ナリタブライアン
14位 スペシャルウィーク
15位 ?



30位 シンボリルドルフ

今日はここまでです



またお願いします


会長が闇の皇帝いや、病みの皇帝だった……

某所にて



モブD「ーーつまり私の走りには無駄があると言いたいんですね」



ルナトレ「カーブを曲がるにしても最短の動きをしていません。しかし直す必要は無いと考えます」



モブD「理解できません」



ルナトレ「貴女の走り、衝撃といわれるものはその走り方にあるんです。見るものを惹きつけるような大胆なフォームは直す必要がありません」



モブD「今より速くなるなら直すのが競バでは当たり前です。ここはトレセン学園じゃありませんよ」



ルナトレ「見栄えを言っているんじゃないんです、その無駄を活かす方向でトレーニングをすればいいんですよ」



ルナトレ「ここがトレセン学園なら逆に貴女には正しいフォームを教え込みます」



モブD「続きを聞かせて下さい」

ルナトレ「今のところ競バの中で貴女が一番速いにも関わらず何度も負けています。それはその走りにあります」



ルナトレ「貴女が苦手としている相手は逃げや先行。前半にリードされたり良い位置に着かれてしまうのが負けパターンです」



ルナトレ「私がトレーナーになれば『衝撃』を活かした走りを極めることができますよ」



モブD「言っていることは魅力的ですが貴方とは少しの間の付き合いです。全てを教えるつもりは無い癖に」



ルナトレ「では今後を見据えた話しをしましょうか?」



モブD「顔を隠していても無駄です、私は貴方が誰か知っています。トレセン学園のトレーナー主任を捨ててまでこちらにー」



ルナトレ「来ますよ」



モブD「信じられません」



ルナトレ「トレセン学園に未来は無さそうですから。鞍替えというのはありふれた話しですよ?」



モブD「『皇帝』を見捨てると言うんですね」



ルナトレ「彼女はもう終わっています地位にしがみ付く醜いウマ娘になってしまいました」

モブD「非情ですね見捨てるんですか」



ルナトレ「もともとそんな深い付き合いじゃありませんから。主任だから生徒会長を支える。そういう役職なんですよ」



ルナトレ「たまに癇癪を起こすのも正直鬱陶しかったです。僕に依存させるのも良かったんですけど面倒でしたので」



モブD「彼女とはビジネスだけの関係だった」



ルナトレ「ですから学園を辞めることは何も躊躇しません。貴女のトレーナーになれれば嬉しいですよ」



モブD「良いことを聞けました、それだけで貴方と出会った価値があります」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

モブD「ですが、ウマ娘簡単に切り捨てる人間はやはり信用は出来ませんね」

モブD「躊躇いもなく何かを切り捨てる奴はきっとまた同じ事をする」


モブD「私に何かあったら貴方は皇帝と同じように私を切り捨てるだろう。」


モブDは冷たくゴミを見るような目でルナトレを見る

モブD「ですが、ウマ娘簡単に切り捨てる人間はやはり信用は出来ません」



モブD「躊躇いもなく何かを切り捨てる奴は同じ事をする」



モブD「私に何かあったら貴方は皇帝と同じように私を切り捨てる」



ルナトレ「正直、トレセン学園でなら見捨ててます。しかしここは競バ。ウマ娘がトレーナーを雇うんです」



モブD「…」ピクッ



ルナトレ「僕が貴女を見捨てる前に契約は切らなければならない。そうしないと貴女は損をし続けます」



ルナトレ「ですから僕が貴女を切り捨てる、という状況は存在しませんよ」



モブD「……」ピクピク



ルナトレ(何かが気に障ったんですかね?これだから思春期は難しいんですよ)



ルナトレ(仕方ありません、奥の手を使ってしまいましょう)

ルナトレ「貴女が学園を気に入らないように、僕も少しばかり不満があるんです」



ルナトレ「僕は皇帝の不祥事の証拠を持っています」



モブD「それを寄越せ!」



ルナトレ「貴女が使うより僕が使った方が有意義な使い方ができます。内部告発というものですよ」



モブD「お前が内部告発をする意味がない!」



ルナトレ「貴女に信用してもらう為です。トレセン学園にダメージを負わせれば貴女は私を信用する理由ができる」



ルナトレ「貴女の現役はまだ長い。僕としても貴女のトレーナーになれば競バでの地位も築ける」



ルナトレ「明日以降、面白いことになると思いますからよく見てて下さいね」



下2 どうなったか

ベテランがDにメールで「あの下衆は気に入らなくなったらこちらで沈めておくから安心しろ。それまで仲良くしろ。」
と来てDを落ち着かせる

次の日
規定周回タイム(要処分資料)が
ネットに晒された。それと同時にルナトレが行方不明に

翌日、トレセン学園



シンボリルドルフ「おはよう」



「……」



シンボリルドルフ「?」



「ねぇ、会長って…」



シンボリルドルフ「何があったんだ皆が私の方を見てくるが…」



エアグルーヴ「会長!」



ナリタブライアン「……」



シンボリルドルフ「そんなに慌ててどうした?」



エアグルーヴ「早く生徒会室に向かって下さい!」

生徒会室にて



シンボリルドルフ「なんだこれは!!」



エアグルーヴ「処分したはずの規定周回タイムの資料がネットに流出…」



ナリタブライアン「これは事実なのか皇帝」



シンボリルドルフ「いったい誰がこんなことを!」



エアグルーヴ「学園内の人物で間違いありません。それも生徒会に近いのは確実」



ナリタブライアン「私の質問に答えろシンボリルドルフ!」



シンボリルドルフ「うるさい!警察に被害届を出してネットに晒した奴を特定しろ!」



エアグルーヴ「…わかりました」

シンボリルドルフ「こんな時にアイツは…トレーナーはなにをしている?!」



シンボリルドルフ「電話!アイツに話しをー」



[この電話番号は現在使われておりません]



シンボリルドルフ「な……ん…だ…と」



エアグルーヴ「ルナトレ主任は無断欠勤をしているようです」



ナリタブライアン「……皇帝も堕ちたな」



シンボリルドルフ「そんな…嘘…嘘だ……うあぁぁぁぁぁぁ!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

シンボリルドルフ「お前が……お前が私を裏切ったのか……?」



シンボリルドルフ「私にかけてくれた言葉は全て嘘だったのか?」



シンボリルドルフ「主任だからじゃなく、トレーナーとして私を支えてくれると……約束したのに…」



シンボリルドルフ「……いいだろう、お前がそのつもりなら名も地位も捨ててやる。皇帝を無礼るなよ」



エアグルーヴ「まだルナトレ主任が犯人だと確定していません」



シンボリルドルフ「奴しか居ない!エアグルーヴ、お前に会長を任せる!」



エアグルーヴ「会長!」



ナリタブライアン「私は生徒会を辞めさせてもらう。こんな奴と同類だと思われたくないからな」



シンボリルドルフ「勝手にしろ!」

レース場にて



マヤノトレ「主任のことは……知りません……」



シンボリルドルフ「それくらい知っている。私が話したいのは奴のことじゃないお前のことだ」



シンボリルドルフ「マヤノトップガンを育てあげた手腕は本物だ、私のことも伸ばせる」



マヤノトレ「会長のトレーナーに……なれと?」



シンボリルドルフ「もう会長でも皇帝でもない。ただのウマ娘だ」



シンボリルドルフ「まずは走りを見せる、それで判断してもらって構わない」



シンボリルドルフ「…行くぞ、見ていろ!」



下2 コンマ

奇数 ○
偶数 ×
ゾロ目 手遅れ

どうなる

マヤトレ着々とブライアンと敵対関係あるウマ娘揃えるやん

>>220
GJ

お労しいルド上はいなかった……!




シンボリルドルフ「どうだ?!」



マヤノトレ「…これならまだ……なんとかなる」



シンボリルドルフ「当然だ!」



マヤノトレ「だが……もうピークは過ぎている……」



シンボリルドルフ「だからなんだ?!」



マヤノトレ「……わかった…面倒を見よう」



シンボリルドルフ「私を裏切った奴を許すわけにはいかない!!誰を敵に回したのか思い知らせてやる!」

トレーナー室にて



キングヘイロー「会長のことは事実でしたのね」



ナリタブライアン「自分の立場を利用した下衆な行為だ。あんな奴がこの学園の代表では終わりだ」



ハルウララ「トレセン学園の評判がまた落ちて、競バの人気が出てきてる」



ブラトレ「世論が向こうに傾きかけている。この状況はあまりよくない」



キングヘイロー「そうは言っても私たちにできるのは走ることだけ。ウララさんと共に弥生賞を駆け抜けてやりますわ!」



ハルウララ「無事に走れたらいいんだけどね…」



ブラトレ「いまできるのは目の前のレースに集中することだ。ブライアンも会長のことは忘れてトレーニングをしよう」



下2 このあとどうなったか

ブラトレチームは例の秘密のトレーニング場でトレーニング
そこに後をつけてきたゴルシチーム+フクキタル(以前のシラオキ称えるダンスで仲良くなった)

謎の倉庫



ブラトレ「ブライアンは少し追い込むが二人は軽めにしておくんだぞ」



ハルウララ「はーーい!」



ナリタブライアン「私も軽めに調整がメインじゃなかったのか」



ブラトレ「こういう時はトレーニングに限るだろう?」



ナリタブライアン「…助かる」



ブラトレ「言葉として吐き出すより身体を動かした方が良い時もある。今日はその日だ」



ナリタブライアン「お前は私のことをわかってくれている。トレーナーに選んで正解だった」

バキッ



マチカネフクキタル「おお~~!シラオキ様のお告げ通りです!」



キングヘイロー「扉を壊して入ってきましたわよ?!」



ゴルシトレ「おいおいおいおいなんだよこのトレーニング施設はよぉ」



ゴールドシップ「コソコソしてるからおかしいと思ってたぜ!」



ライスシャワー「凄い!最新式の機械ばっかり!」



メジロマックイーン「メジロ家にもこれだけのものは揃っていませんわ」



ゴルシトレ「ブラトレよぉどういうことか説明してしやがれ」

ナリタブライアン「出て行け」



ゴールドシップ「あぁん?」



ナリタブライアン「私たちの邪魔をするな!」



ゴルシトレ「なんだよ生理か?不機嫌なのは程々にしとけよ」



ナリタブライアン「ふざけるな!!」



ライスシャワー「お兄さま、今日はやめておいた方がいいんじゃないかな…?」



メジロマックイーン「ブライアンさんは確か生徒会の…」



ゴールドシップ「だからってセンチになればいいってもんじゃないぜ~!」



下2 この中の誰かのセリフ、行動

ブライアンを無駄に刺激しないよう外でゴルトレとお話
ブラトレ「理事長の願いは多くのウマ娘とトレーナーにこれらのマシンを使いこなしてもらうことだったしな、許可が取れたら……」
ゴルトレ「35分前に取っておいたぞ」

倉庫の外にて



ブラトレ「ーー理事長の願いは多くのウマ娘とトレーナーにこれらのマシンを使いこなしてもらうことだ。だから許可が取れたら……」


ゴルシトレ「理事長の許可なら35分前に取っておいたぞ」



ブラトレ「んん?」



ゴルシトレ「おいおい今はバーチャルでデジタルな世界だろぉ?番号を知ってればどうとでもなるんだぜ」



ブラトレ「そこじゃない、なぜこのことを知れたんだ?」



ゴルシトレ「フンギャロの占いだよアイツ中々使えるな。こりゃ面倒見てやってもいいな」



ゴルシトレ「四人同時は普通ならキツイがパクパクは半分引退してるしなんとかなるだろ」

「ーー!」



ブラトレ「なにか大きな声が聞こえたか?」



ゴルシトレ「フンギャロが占いやってんだろ。アイツの占いはアレだから」



ブラトレ「よく当たるのか?」



ゴルシトレ「当たるか外れるかもしかしたら、がある」



ブラトレ「もしかしたら……?」



ゴルシトレ「中に戻ったらわかるだろ、話しも終わったから戻るぞ~」



下2 中の様子を

夕飯は焼き肉だと占いに出て上機嫌なブライアン

フクキタルの水晶玉にはマヤノトレが足をマッサージしたり、マヤノトレの知り合いの不審者安心沢さんに頼んで秘孔を突いて貰ったりして全盛期程ではないが調子を取り戻していくシンボリルドルフの様子が映し出された


ブライアン「一日でここまで、腐っても皇帝と呼ばれだけあるな」

ウララ「不審者が不審者と仲良くしてるよ」
感心するブライアンとイライラするウララ

占い中



マチカネフクキタル「見えてますよぉーーーー!」



ライスシャワー「マックイーンさんがやってるマッサージだ」



メジロマックイーン「マヤノトレさんはマッサージもできますのね」



ゴールドシップ「出たな不審者安心沢!!」



キングヘイロー「これは失敗したらとんでもないことになる秘孔じゃない!」



ハルウララ「失敗したらもう二度と走れなくなるかもしれないのに…」



ナリタブライアン「不正までやったんだ、アイツに失うものは無い」



キングヘイロー「だからって……」



ブスッ



「ぎゃああああああああああああああああああ!!」



ライスシャワー「う…」



ゴルシトレ「もういいぞフンギャロ、これ以上は見る必要は無い」



キングヘイロー「そんな…」



ナリタブライアン「当然の結果だ」



ハルウララ「……」





目覚まし




ゴルシトレ「刺すヤツ成功したのか」



ナリタブライアン「チッ…」



キングヘイロー「皇帝の名は伊達ではありませんわね」



ブラトレ「安心沢も満足そうにしてるがコイツは不法侵入じゃないのか?」



ハルウララ「…不審者は不審者と仲良くなれるんだね」



ゴールドシップ「ハルウララってこんな毒舌だったか?」



ライスシャワー「相手によって対応が変わることはあるよ」

(誰の目覚ましだ……?)

マチカネフクキタル「シンボリルドルフさんの復活は近いですよぉ!」



ゴルシトレ「復活した所でなあ」



ブラトレ「実際厳しいだろう。マスコミの対処も難しい」



ライスシャワー「なんとかならないのかな…?」



ゴルシトレ「良くて謹慎、悪くて退学」



ブラトレ「生徒会長に権力を持たせ過ぎた学園の責任もある。更に重賞の開催が中止される可能性がある」



ナリタブライアン「どこまでも迷惑な奴だ」



下2 このあとどうなったか

あまり都合良すぎる展開は良くなかったかすまん

生徒会室にて



エアグルーヴ「そこをどけシリウスシンボリ!」



シリウスシンボリ「断る」



エアグルーヴ「ここにお前の席は無い!」



シリウスシンボリ「お前が座る権利も無いよな?」



シリウスシンボリ「選挙もせずに会長だとよく言えたもんだ。選挙をやって新しい会長を決めるのが普通だろ?」



シリウスシンボリ「選挙をやる気が無いならお前も会長じゃない。ただの負け犬だ」



エアグルーヴ「貴様っ!」



シリウスシンボリ「タイムを誤魔化すまでは許されたとしても、入学を取り消すのは論外だろ」

エアグルーヴ「会長が入学を認めないと言った!私はそれに従ったまでだ!」



シリウスシンボリ「会長会長うるせえっての。お前は会長の犬か?」



エアグルーヴ「ぐ……!」



シリウスシンボリ「旧生徒会のメンバーは一切の権限を失い追って処分が伝えられる」



エアグルーヴ「なにを勝手なことを言っている!」



シリウスシンボリ「理事長サンの決定だとよ」



エアグルーヴ「あ…そんな…………」



シリウスシンボリ「退学なったら笑ってやるから皇帝さんに宜しく伝えとけよ」



下2 このあとどうなったか

話を聞いていたマヤノトレがシリウスの前に立ち塞がる

マヤノトレ「……シンボリルドルフを退学にはさせない……確かにルドルフは悪い事をした」 
マヤノトレ「俺が彼女の責任を持つ。」


マヤノトレ「……」



シリウスシンボリ「なんだよ盗み聞きとは関心しねえな」



マヤノトレ「…シンボリルドルフを退学にはさせない……」



マヤノトレ「確かに彼女は…悪い事をした…」 



マヤノトレ「責任は……俺が持つ…」



シリウスシンボリ「トレーナーが責任持つぅ?クビじゃねえと無理なのわかってるか?」



マヤノトレ「……」パサッ



シリウスシンボリ「あ?」



マヤノトレ「…辞表だ」



マヤノトレ「これで……彼女は守られる」

緊急事態発生



桐生院葵「マヤノトレさんんんんんんっ!!」



樫本理子「あ、あ、あ…」



マヤノトップガン「許さない許さない許さない許さない」



ツインターボ「トレーナーぁーーー!」



ハルウララ「ざまあみろ」ボソッ



桐生院葵「こんなことになるならゴムを持ち帰ってナカの液体を使って…」



樫本理子「二人で、温泉、ああ…」



マヤノトップガン「どんな手を使ってもトレーナーちゃんを手に入れる」



ツインターボ「うわーーーん!皆んなおかしくなっちゃったよー!」

桐生院葵「理事長代理なら辞表を拒否して下さい!」



樫本理子「あ、あ……あ…」



桐生院葵「この役立たず!!」



マヤノトップガン「そっかトレーナーちゃんを攫えばいいんだよね。そうしたら一生一緒だもん」



ツインターボ「ターボわかった、もう無理なんだ…」



ハルウララ「よし!スッキリしたし帰ろーっと!」



ツインターボ「手癖の悪いトレーナーを選んだターボがダメだった…手が早いトレーナーが悪い……」



下2 このあとどうなったか

ウララェ……
安価下

何故そこまでするとシリウスシンボル、エアグルーヴに問いただされるマヤトレ
マヤノトレーナー「学園の評判が落ちる、競バが人気になるとか関係ない……生徒が『子供』が悪い事したら大人が責任を取る当たり前の事だ。」 
マヤノトレーナー「それに彼女を助けたかったらという理由じゃ駄目なのか?」

善人SS+のような回答をするマヤノトレ

学園外、某所にて



シリウスシンボリ「何故そこまでする」



エアグルーヴ「理由を教えてもらおうか」



マヤノトレ「……」



シリウスシンボリ「どうせ競バから誘われてたんだろ?だからトレセンを辞めても心配無しってとこだ」



エアグルーヴ「本当にそうなのか」



マヤノトレ「学園の評判…競バは関係ない……生徒が…『子供』の責任を……大人が取るのは…当たり前の事だ……」



マヤノトレ「理由…彼女を助けたかったから……それだけだ…」



シリウスシンボリ「嘘言ってんじゃねえよ、これから無職なわけないだろ?次の仕事を見つけてないのに辞める馬鹿がいるかよ」



マヤノトレ「ああ…俺は馬鹿だ…」



エアグルーヴ「本当に競バから話しが来ていないのか?!」



マヤノトレ「来ていない…来るはずが無いだろう……」

マヤノトレ「仕事も無いのに…こんな都会には住めない…故郷に帰るとする…」



シリウスシンボリ「マジかよ頭おかしいんじゃないのかお前?」



マヤノトレ「かも…しれないな…」



マヤノトレ「俺は罪深い男らしい…俺であって俺でない人物があの子を深く傷付け…狂わせてしまった…」



マヤノトレ「俺は…トレーナーに向いていなかったのかも…しれない…」



マヤノトレ「あの子たちのことは…頼む……どうか…満足いくまで…走らせてやってくれ…」



マヤノトレ「トレセン学園の発展を…心から願っている…」



下2 このあとどうなったか

シンボリが「おもしれぇ、馬鹿だな……気に入ったよ辞表は取り消しだ。ルドルフの退学もだ。ただしお前私の面倒を見ろよ」とまさかの逆スカウトしてきた

シリウスシンボリに権力があるわけではないので再安価


下2 お願いします

あっ、そっかシリウスシンボリが生徒会長になったわけじゃないのか…すんません
安価下

「待ってくれぇ!!」



シリウスシンボリ「あぁん?」



エアグルーヴ「会長!」



シンボリルドルフ「話しは全部聞いてた!頼む、彼は悪くない!私が学園を出ていくから彼を守ってくれ!」



シンボリルドルフ「頼む…頼む……!」ポロポロ



シリウスシンボリ「はっ!こんなことで泣くような小物だったとはな!」



シンボリルドルフ「彼の処分を取り消すよう掛け合ってくれ!頼むエアグルーヴ!!」



エアグルーヴ「しかし…」



マヤノトレ「いいんだ…シンボリルドルフ……」



シンボリルドルフ「ダメだ!学園には君のようなトレーナーが必要だ!そうでなければトレセン学園に未来は無い!!」

シンボリルドルフ「私は白昼夢を見た、針治療に失敗した私は学園を去り、その責任を取って彼も学園を去った」



シンボリルドルフ「それが全ての間違いだった。あっという間に競バにウマ娘を取られトレセン学園は閉校した」



シリウスシンボリ「夢の話しとはファンタジーだなぁ?」



シンボリルドルフ「あれは夢じゃない現実だ、あんな夢があってたまるか!」



エアグルーヴ「しかし会長、もう既に処分は決定しています」



シンボリルドルフ「……私の命を差し出す」



マヤノトレ「やめるんだ」



シンボリルドルフ「私の死をもって全ての責任を取る!!」



シリウスシンボリ「ふーんいいんじゃねえの」



エアグルーヴ「ふざけるな!!」



シンボリルドルフ「ふざけてねぇよその考えは有りだって言ってんだ」



シンボリルドルフ「元会長が命をかけてトレーナーを守ろうとした。美談としては最高だろ?」



シンボリルドルフ「屋上から飛び降りたら死ぬ。けど三階からなら怪我で済むだろ」

マヤノトレ「俺はそんなことを望まない」



シンボリルドルフ「私が望む!君は学園に必要なんだ!」



エアグルーヴ「会長少し落ち着きましょう、さっきから正常じゃありません」



シリウスシンボリ「あの皇帝がここまで脆いとは傑作だな」



シンボリルドルフ「私は自分の地位の為にウマ娘を入学させなかった。その償いをしなければならない」



シンボリルドルフ「君への償い、そしてウマ娘への償いとして私一人の犠牲で済むならこれ以上のことはない」



マヤノトレ「二人とも、すまないがシンボリルドルフを捕まえてくれ」



エアグルーヴ「言われなくとも!」



シリウスシンボリ「こっちはお断り。落下するコイツを見て一生笑ってやるよ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ーー?



マヤノトップガン「トレーナーちゃんが辞めてから全部おかしくなっちゃったよ……」



マヤノトップガン「みんな競バに行きたいって言ってて…重賞も開催されないって…」



マヤノトップガン「それに…元会長が学園から飛び降りて……」



マヤノトップガン「遺書は無かったけど…なにが原因かはわかってるよ…」



マヤノトップガン「これからお葬式……嫌だ…行きたくない…」



マヤノトップガン「どうしてこうなっちゃったの……」



コツッ



マヤノトップガン「あ……目覚まし時計が……」



ガシャーーンッ




マヤノトップガン「……あれ…会長さんのお葬式……ぇ…?」



マヤノトップガン「今の…夢……?全部夢なの…?」



シンボリルドルフ「……」



マヤノトップガン「あ……あ!!会長さん一緒に来て!」



シンボリルドルフ「私はもう会長じゃ…」



マヤノトップガン「いいから早く!このままじゃ死ぬほど後悔するよ!!」

生徒会室にて



マヤノトレ「…シンボリルドルフを退学にはさせない……」



マヤノトレ「確かに彼女は…悪い事をした…」 



マヤノトレ「責任は……俺が持つ…」



シリウスシンボリ「トレーナーが責任持つぅ?クビじゃねえと無理なのわかってるか?」



マヤノトレ「……」パサッ



シリウスシンボリ「あ?」



マヤノトレ「…辞表ー」



マヤノトップガン「待ってえーーーー!!」



シンボリルドルフ「それだけはやめてくれトレーナー!!」



マヤノトレ「……」



シンボリルドルフ「自分の責任は自分でとる!私の身代わりなんかやめてくれ!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんの責任はマヤ達の面倒を見ることだよ!辞めることじゃない!」

エアトレ「その通りだ、生徒の責任は生徒自身が取らなければいけない」



エアグルーヴ「いつからそこに居た?!」



エアトレ「血相を変えて走る二人を見て何かあったと思ったんだよ」



エアトレ「シリウスシンボリ、お前がその席に座ることを決定した民意は無い」



シリウスシンボリ「あぁ?」



エアトレ「会長の座は選挙で決定し、シンボリルドルフの処分は理事長含む役員で決定する。これで文句は無いだろう」



マヤノトレ「待ってくれ…」



エアトレ「待たない、これは決定事項だ。理事長には根回しは終わっている、辞表を出しても無駄だからな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

翌日、全校集会  



秋川理事長[刮目っ!]



秋川理事長[残念なことで世間を賑わせてしまったことは仕方ない。これからどうするかが肝心である!]



秋川理事長[該当する生徒の処分は追って知らせる。君たちに知らせておきたいことは、新生徒会長を決める選挙を行うということ!]



秋川理事長[立候補に制限は無く誰でも手を挙げて良い!積極的なことは良いことだ!]



秋川理事長[ピンチをチャンスに変えられるリーダーは誰か。よく考えて選んで欲しい!]



秋川理事長[期限は一週間!弥生賞の前には新会長を決定する!]



秋川理事長[今回に限り推薦人も不要!どしどし立候補せよ!]

トレーナー室にて



ブラトレ「まさかこうなるとは思わなかった…」



ナリタブライアン「シリウスシンボリ、エアグルーヴ、トウカイテイオーが早速立候補した」



キングヘイロー「何故かゴールドシップさんも立候補されてましたわね」



ハルウララ「寮長さん達に立候補して欲しいって声も聞いたよ!」



ナリタブライアン「フジキセキは良いがアマゾンの立候補は癪に触る」



キングヘイロー「アマゾンさんがベテラントレーナーさん側だと知った時は衝撃でした…」



ブラトレ「泣きながら謝ってきた時は驚いた」



ナリタブライアン「謝ったところで許すわけがない」



ハルウララ(アマゾンちゃんも時計を使ったんだよ。怖い夢を見たから泣きながら謝ったんだよ)

ブラトレ「ブライアンは立候補しないのか」



ナリタブライアン「生徒会を辞めようとしていた所だ、これでレースに集中できる」



キングヘイロー「ですがベテラントレーナーのようなことがあった時、こちらの味方が生徒会に居ないと困ったことになりませんの?」



ナリタブライアン「その時はトレーナーがなんとかする」



ブラトレ「あんな目はもうごめんだ…」



ハルウララ「私…立候補してみようかな」



キングヘイロー「ウララさんが…?」



ハルウララ「生徒会って困ってる子の情報とか入ってくるよね?」



ブラトレ「…ダメだウララ。お前の考えていることがわかった」

ブラトレ「本当に困っている生徒に時計のことを教えるつもりだろう」



ハルウララ「うん」



ブラトレ「その力は広めていいものじゃない。いくらでも悪用できる恐ろしい力なんだ」



ナリタブライアン「そうだトレーナーのように善人ばかりでもない」



ブラトレ「いや…俺は善人なんかじゃない。時計の力があれば俺は悪用してしまうだろう」



ナリタブライアン「そんな馬鹿な」



ブラトレ「俺は男だ、そしてこの学園には美しいウマ娘だらけ。変な使い方をするに決まっている」



ブラトレ「人助けは素晴らしいが自分の手の届く範囲にした方がいい。時計を使わせる前提なら立候補は辞めておくんだ」



ハルウララ「…うん」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

マヤノトレ「そもそも、おかしい『生徒会長』に入学を取り消せるような権利を持たせているのは!」
「入学の手続き等は大人がやるべき事なんだ!そんな権利を持たされた彼女はプレッシャーを感じていた筈だ。そんな彼女を大人が支えてあげなきゃいけなかったんだ!」
「なのに、彼女は自分のトレーナーに裏切られたんだっ!処分だなんて彼女はこれから誰を信じればいいんだ!」

たづなさん、秋川理事長、エアトレにルドルフの処分反対を熱く訴えるマヤノトレーナー

安価把握



遅くまでありがとうございました



ルナの周りからウマも人もいなくなってもテイオーだけは味方でいるんだろうな
テイオー「カイチョーは今ひとりぼっちかもしれないけど大丈夫だよ。ボクだけは味方でいるからね」
ルドルフ「テイオー……すまない、私はもう会長ではないんだ。私のことなど見捨てて…」
テイオー「ううん。会長が会長職でなくなってもボクの中ではずっと会長だよ。今に見てて。会長は会長には戻れないかもだけど、ボクは会長が学園にいられるよう頑張って学園に働きかけるから!」
的な

おつおつ
ウララ会長はちょっと見たかった

学園内会議室にて



マヤノトレ「ーーそもそも…生徒会長に…入学を取り消せるような権力を…持たせたのが間違いだ…」



マヤノトレ「そんな権利を委ねられた…彼女のプレッシャーは測りきれない…」



マヤノトレ「そんな彼女を…我々大人が…支えなければいけなかった…」



マヤノトレ「そんな状況で…彼女は自分のトレーナーに…裏切られた……その上処分は…彼女が不憫過ぎる…」



たづな「マヤノトレさんの意見はそれだけですか?」



マヤノトレ「……」



理事長代理「大人が子供を支えるのは当たり前です。それができていなかった落ち度はこちらにあります」



秋川理事長[しかし彼女を無罪放免というわけにはいかない。ここは秩序ある学園だ]

秋川理事長[シンボリルドルフが退学し、役員達も減給や降格処分。これで落ち着く話しではある]



理事長代理「私含め全ての役員は処分を受け入れることに合意しています」



秋川理事長[しかしそれはあくまでシンボリルドルフの退学ありきだ。君はどうしても彼女を庇うというのだな?]



マヤノトレ「はい」



たづな「普通こういう時は辞表を持ってくるものですが、彼の担当ウマ娘に奪われ破り捨てられました」



理事長代理「辞表を新たに書けば良いということではありません。担当が彼を庇ったという事実が大きいでしょう」



秋川理事長[担当と良好な関係を築けているトレーナーを手放すのは惜しい!しかしシンボリルドルフの処分は無しということは避けられない!」



マヤノトレ「手は…いくらでもあります…」

マヤノトレ「奉仕活動…ボランティア…いくらでも手段はある…」



理事長代理「手段があっても罪が消えるわけではありません」



たづな「謹慎でもダメなんですか?」



マヤノトレ「彼女は…まだ走れる…」



秋川理事長[謹慎にするならば年単位となる。彼女に残された時間を考えると実質レースに出ることは不可能]



たづな「謹慎中はレースに出ることはできませんから」



マヤノトレ「彼女を…レースに出させることによって…更生させたい…」



理事長代理「難しい…不可能というレベルでの難問です」



秋川理事長[なんとかしたいがルールを破ることは難しい]



下2 会議の結果は

トレーナー室にて



マヤノトップガン「どうだったトレーナーちゃん?!」



マヤノトレ「一先ず…退学は免れることになった…」



ツインターボ「おーーー!」



マヤノトレ「しかし…条件付きだ…出るレースには必ず…三着以内に入ること…」



シンボリルドルフ「入れなければ退学か」



マヤノトレ「そうだ…この学園を去ってもらう…」



シンボリルドルフ「やってやるさ。どのみち三着にも入れないようでは走る意味も無いからな」

マヤノトレ「俺は…彼女を最後まで見る…責任を持って…」



マヤノトップガン「元会長が退学になったらトレーナーちゃんはどうなるの?」



マヤノトレ「……」



マヤノトップガン「許さない」



ツインターボ「またおかしくなってるーー!」



シンボリルドルフ「何らかの処分はあるだろうが、クビになることだけは無い」



マヤノトレ「そうだ…クビになることは無い…俺は責任を取って辞表を…」



マヤノトップガン「辞表なんかまた破り捨てるから」



ツインターボ「目が…怖すぎる……」



シンボリルドルフ「彼女の為にも辞めることはよしてくれ。君の為にもなると思うが…」



マヤノトップガン「…」ギロッ



マヤノトレ「……わかった」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事





アグネスタキオン「トレーナーくぅん、約束のものを持ってきてたげたよ」



マヤノトレ「おお…」



マヤノトップガン「またメスが一人…」ギリッ



アグネスタキオン「ルドルフ君の為に調薬したものさ。筋肉や反応速度が高まる代物だよ」



ツインターボ「ドーピングだ!」



アグネスタキオン「あんなものと一緒にしてもらっては困るねぇ。これは長期的に飲むことを前提としているのさ」



シンボリルドルフ「効果は確かなんだな?」



アグネスタキオン「この私が保証しよう」



ツインターボ「信頼できるのか…?」



マヤノトレ「藁にもすがる思いだからな…」

アグネスタキオン「さて約束のものを渡してくれるかい?」



マヤノトレ「…これだ」



ツインターボ「お弁当?」



マヤノトレ「俺が毎日…タキオンの弁当を作り…実験材料にもなる…その条件を受け入れた…」



アグネスタキオン「モルモットが居なくなって不便だったんだよぉ」



マヤノトップガン「手作り弁当…!!」



アグネスタキオン「さぁてトレーナー改めモルモット君。今日はこの薬を試したもらおう」



マヤノトレ「…飲めばいいのか」



アグネスタキオン「さぁ早く一気に!躊躇うことなく流し込むんだよ!」



ツインターボ「なんでこんなに楽しそうなんだ?」



シンボリルドルフ「人間を実験台にするとは悪趣味だな」



下2 薬の効果、起こった作用

どんよりしていたジト目が二重になった





マヤノトレ「……どうなった?」



ツインターボ「目が二重になった!」



アグネスタキオン「はっはっはっ!」



シンボリルドルフ「実験は成功なのか?」



アグネスタキオン「大、失、敗!」



ツインターボ「なんで笑ってるんだ?!」



アグネスタキオン「失敗は成功の兆しさ!このまま調合を続ければ私の研究は成功する!」



マヤノトレ「…協力すると言った以上、最後まで付き合う」

マヤノトップガン「……表に出て」



アグネスタキオン「おやぁ?」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんが誰のものか理解らせてあげる」



マヤノトレ「暴力は…やめてくれ…」



ツインターボ「じゃあレースで勝負だ!ターボは逃げる!」



シンボリルドルフ「トレーナーに世話になるのならトレーニングも手伝ってもらおう。私達と一緒に走ってくれ」



アグネスタキオン「ふぅん、デモンストレーションには丁度いいか」



ツインターボ「じゃあこの四人でレースね!」



下2 レースの結果を

一着マヤノ
二着ルナ
三着ターボ
四着デジタルじゃない方のアグネス
ksk

ターボが大逃げ切で1着、愛の力で2着マヤノ、3着マッサージや秘孔突き、薬の効果が出て調子を取り戻してきたルドルフ、4着トレーナー不在のトレーニングが続いてたタキオン

レース終



ツインターボ「ターボ逃げ切った!!」一着



マヤノトップガン「ターボちゃんに負けた……?」二着




シンボリルドルフ「よし……確実にタイムは上がってきている」三着



アグネスタキオン「ふぅんこんなものか」四着



ツインターボ「タキオン大したことない!」



アグネスタキオン「調整不足なのは認めようじゃないか。なにせトレーナーがいなかったんだからねぇ」



シンボリルドルフ「そういう問題じゃない。あの走りは舐めていたのか?」



アグネスタキオン「おやぁ皇帝ともなれば気付くものだねぇ」



シンボリルドルフ「もう私は皇帝ではないがあれくらい気付く。最後のスパートの伸びが無かったんだからな」

シンボリルドルフ「作戦が失敗し失速ではない。最初からスパートする気が無かったな?」



アグネスタキオン「その通りさ」



ツインターボ「手抜きでターボに勝てるはずない!」



アグネスタキオン「手抜き、ふぅん。確かにそう思えてしまうだろうねぇ」



アグネスタキオン「私の脚は素晴らしいものを秘めている。例の大逃げ一位のウマ娘よりも能力は高い」



アグネスタキオン「車で例えるならエンジンは勝っている。だがボディはボロボロなのさ」



シンボリルドルフ「怪我か」



アグネスタキオン「いいや生まれ持ったものさ。最初から最後まで本気で走れば私の脚は崩壊し二度と走れなくなるだろう」



シンボリルドルフ「…貴様の到達点はそこか」



アグネスタキオン「君に分け与えたものは私も飲んでいる。しかしまだ満足に走れない」

アグネスタキオン「ドーピングという短期的なものではなく身体中の組織を改善するような薬」



アグネスタキオン「その結果鋼のような肉体を手にし私は最速の称号を獲る!」



アグネスタキオン「例え私でその願いが叶わなくとも次がある!トレーナーとしてウマ娘を育てあげ最速を目指す!」



アグネスタキオン「私のプランは一つではない!モルモット君が私の育成に失敗しようとも次がある!」



マヤノトップガン「トレーナーちゃんは失敗なんかしないもん!」



ツインターボ「もっと逃げられるようになる薬作ってー!」



シンボリルドルフ「マッサージ、針、薬。もはや手段を選んでられない、リスクはあるがタキオンを利用していく」




下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

マヤトレ達がトレーニングに励む一方その頃
テイオーが「ボクが会長になって会長を助けるんだ!」と意気込み。
「ボクが会長になったら食堂のおかわりを無制限にする、毎日パフェデーにする、学園の何処でも路上ライブ化!などを約束します!」
と選挙演説を初めてスペ、オグリ、マック、ファルコなどが食い付き投票した。

お弁当タイム
タキ「ええ~!君は疲れ切った私にお弁当を食べさせてくれないのかい!?は~や~く~、食べさせておくれよー!」

優雅な場所的な所



キングヘイロー「私は少しお話しできればそれでよかったですのに」



メジロマックイーン「貴女とは一度ゆっくり話しておきたいと思いまして」



キングヘイロー「……美味しい」



メジロマックイーン「メジロ家御用達の茶葉を使用していますから当然ですわ」



キングヘイロー「せっかくなので聞いておきますけど、貴女はまだ走れるの?」



メジロマックイーン「月に一度程度なら問題ありません」



キングヘイロー「それは走れると言っていいとは…」



メジロマックイーン「走れると言っているから走れますわ。それに貴女はそんな私に助言を求めたのでしょう?」



キングヘイロー「それは…」



メジロマックイーン「助言を求められたのならそれにお答えします。それがメジロ家ですわ」

メジロマックイーン「貴女の悩みは中距離での伸び悩み、でしたわよね」



メジロマックイーン「私の答えは中距離は走るべきではないということになりますわ」



キングヘイロー「どうして?!」



メジロマックイーン「貴女、速さの向こう側に触れましたわね」



キングヘイロー「……」



メジロマックイーン「私があれだけ努力を積み重ね、脚が壊れるまで走っても到達できなかった領域。その領域に辿り着いたのは賞賛に値しますわ」



メジロマックイーン「領域に触れた感触があったのに中距離でタイムが伸びない。これが意味することは一つしかありませんわ」



キングヘイロー「マイル以下の距離を走る…」



メジロマックイーン「短距離最強の委員長に早熟の飛び級。貴女はらあの二人にすら勝てますわよ」



メジロマックイーン「中距離に拘る必要が無いのならそちらを走るべきですわ。一流所か伝説級のウマ娘になれますわよ」



下2 このあとどうなったか

キング「貴女を信じますマックイーンさん……中距離には拘らないわ、私は一流の伝説になってみせる!」
カワカミプリンセス「一流の伝説素晴らしいですわー!」


茂みから話を聞いてたカワカミが飛び出してきた

キングヘイロー「貴女を信じますマックイーンさん。中距離には拘らないわ、私は一流の伝説になってみせます!」



カワカミプリンセス「一流の伝説!素晴らしいですわーー!」



メジロマックイーン「あら」



キングヘイロー「ぐぇ……」



カワカミプリンセス「キングさんの伝説が始まりますのねーー!バチくそ楽しみですわ!」



メジロマックイーン「随分と賑やかなお友達ですわね」



キングヘイロー「カワカミさんは賑やかで済まないのよ…」

カワカミプリンセス「キングさん!今から併走いたしませんか?!」



キングヘイロー「いえ…このあとトレーナーさんと話しがありますので…」



メジロマックイーン「どうして彼女を避けようとしますの?」



キングヘイロー「カワカミさんがやったことを知らない?!」



メジロマックイーン「ええ…聞いたことはありませんわ」



カワカミプリンセス「?」



下2 カワカミプリンセスがやらかしたこと

テンション上がってくると見境なく大暴れする
ウマ娘10人ががりでも止められないのでクールダウンするまで放っておくしかなく辺りが焦土になる


+ただし自身のトレーナーが止めたらすぐ止めるくらいトレーナーに懐いている

カワカミプリンセス「あーーーー!キングさんが伝説になると思うとテンション上がってきましたわ!!」



キングヘイロー「逃げますわよマックイーンさん!」



メジロマックイーン「いったいなにが起こりますの?」



キングヘイロー「彼女はテンションが上がり切ると見境なく大暴れしますの!ウマ娘10人ががりでも止められません!」



キングヘイロー「そうなるとクールダウンするまで放っておくしかなく…辺りは焦土となりますわ」



メジロマックイーン「彼女は兵器か何かなのかしら?」



キングヘイロー「その表現は間違っていませんから早く逃げて!」

メジロマックイーン「そんなに危険ならば手錠でもー」



ジュッ



メジロマックイーン「……あら?」



ゴポゴポッ



メジロマックイーン「紅茶が沸騰し始めていますの?!」



キングヘイロー「彼女にエネルギーが集中し、地と万物を紡ぎ巨大なうねりの中で、自らエネルギーの疑縮体に変身しようとしてるの!」



メジロマックイーン「意味がわかりませんわ!!」



カワカミプリンセス「ふぉぉぉーーー!」



キングヘイロー「もう間に合わない!エネルギーが爆発してトレセン学園が吹き飛んでしまうわ!」

カワカミトレ「我がプリンセス、こんな所でどうしたんだい?」



カワカミプリンセス「トレーナーさぁん!」



キングヘイロー「た……助かった…」



メジロマックイーン「空が晴れていく…?集まっていたエネルギーが解放されたから……?」



カワカミトレ「もうトレーニングの時間だよトレーニング場に向かおう」



カワカミプリンセス「はい!すぐに向かいますわー!」



メジロマックイーン「あの方がカワカミさんのトレーナーさんですのね」



キングヘイロー「あのカワカミさんをコントロールできる唯一のトレーナーさん」



メジロマックイーン「松葉杖をついていますけど、腕も怪我をしているようですわね」

キングヘイロー「コントロールはできても無傷とはいかないという…」



カワカミプリンセス「トレーナーさんをトレーニング施設まで運びますわーー!」



バキッ



カワカミトレ「ごぶっ」



カワカミプリンセス「あああ!トレーナーさんがまた血を吐いてしまいましたわーー!」



カワカミトレ「大丈夫だから、離して」



カワカミトレ「保健室に早くーーー!」



メジロマックイーン「…嵐のようなウマ娘でしたわね」



キングヘイロー「嵐より凄まじいのがカワカミさんですのよ」



下2 このあとどうなったか、もしくはおこった出来事

ksk


>>312これに「食堂のメニューに焼き肉、すき焼き」を追加でブライアンが尻尾フリフリしながらテイオーに投票

トレーニング場にて



ブラトレ「少し早いが今日はここまでにしよう」



ハルウララ「明日は選挙だしね!」



キングヘイロー「トレーナーさん、弥生賞のことは申し訳ありませんでした」



ブラトレ「短距離、マイルで勝負したいのならそれに合わせる。ウララはそのまま出場するから気にしなくていい」



ナリタブライアン「二人は誰に投票するか決まったのか」



ハルウララ「うーんまだ決めてないよ」



キングヘイロー「私もですわ」



ナリタブライアン「ならテイオーに入れるんだ。アイツなら会長に相応しい」



ブラトレ「ブライアンがそこまで言うのは珍しいな。テイオーなら信頼できるというのか」

ハルウララ「ブライアンちゃんはこの動画を見たんだよね」



トウカイテイオー[ボクが会長になって会長を助けるんだ!]



トウカイテイオー[ボクが会長になったら食堂のおかわりを無制限にするし、毎日パフェデーにする!]



トウカイテイオー[それに食堂のメニューに焼き肉、すき焼き、ステーキを追加する!これがボクの公約だ!]



キングヘイロー「あぁ…」



ブラトレ「ああ…」



ナリタブライアン「肉肉肉肉肉肉肉」



ハルウララ「他の子の動画も見れるけど一番再生されてるのはテイオーちゃんの動画だよ!」



キングヘイロー「これは決まりましたわね」



ブラトレ「シンボリルドルフを慕っていた彼女なら会長職を任せられるだろう」



ナリタブライアン「肉肉肉ー肉・肉ー肉肉」



下2 選挙の結果や様子、その他起こった出来事

↑+エアグルーヴの三つ巴の戦いに

仲間内からも一票も入らなかったゴルシが乱入するハプニングが

あれは…賢Gブライアン!w

会長選挙の結果、上位三名が同票となりましたので決戦投票を行います。生徒は再び投票をお願いします



「票は綺麗に三つに割れたみたい」



「落ちこぼれ組に人気だったのがシリウスシンボリ。それ以外はエアグルーヴに投票したね」



「一部のウマ娘はトウカイテイオーに熱い一票を入れたみたいだけど…」



オグリキャップ「食べ放題はまだなのか?!」



イナリワン「落ち着けオグリ!まだ結果は出てない!」



メジロマックイーン「パフェは?!パフェはどこにありますの?!」



「一部のウマ娘……ね」

ゴールドシップ「マックイーン!!ゴルシちゃんに投票しないとはどういうことだ!」



メジロマックイーン「パフェ!!パフェ!!パフェ!!パフェ!!パフェ!!」



ライスシャワー「こうなったら会話できないよ…」



ゴールドシップ「ライス!お前も入れてないだろ!」



ライスシャワー「……おかわり無制限は神だから」



ゴールドシップ「チクショーーー!食欲に負けんのかよ!」



「あそこはいつも賑やかだなあ」



「それでいて速いんだから腹立つよね」

カワカミプリンセス「どうしてキングさんが会長じゃありませんの…?」ゴゴゴ



「まずい!!」



「キングヘイローはそもそも立候補してないでしょ!」



カワカミプリンセス「許せません…こんなの許せませんわーーー!」ブワッ



パリーンッ



「きゃぁぁぁ!」



「プレッシャーでガラスが割れた!!」



キングヘイロー「カワカミさん落ち着いて…」



カワカミプリンセス「キングさん…」



「私、投票まで生きてるかな?」



「死ぬかもしれない……」



下2 このあとどうなったか

何でもレースで決めるかレースの事しか考えない生活だったけどこういうレース抜きで自分でしっかり考えるのいいかも…とモブにもなかなか好評だった選挙
そして開票へ……(コンマ)

じゃわいのコンマが
偶数でシリウスが会長
奇数でエアグルーヴが会長
ゾロ目でテイオーが会長

上位三人は同率。テイオーの勝率が低いので再安価


00~33 トウカイテイオー

34~66エアグルーヴ

67~99 シリウスシンボリ


下1 コンマ

ゾロ目でテイオーって安価回収してて草

ウマ娘、食欲に勝てない

新会長就任



トウカイテイオー「ボクが新しい会長のトウカイテイオー!約束は守るからお楽しみに!」



「「おおおおおおお!!」」



トウカイテイオー「これからの方針として以前の会長みたいに大きな権力は無くなる。けど生徒会を決める権力はある!」



トウカイテイオー「ボクを支えるのはシリウスシンボリとナリタブライアン!拒否権は無いからね!」



シリウスシンボリ「へぇ」



トウカイテイオー「色々言いたいことはあるけどもうすぐ弥生賞!走る子の邪魔はしたくないからこれくらいにしておくね」



トウカイテイオー「シリウスシンボリとナリタブライアンの二人はこのあと生徒会室に来てね!よろしく!」

生徒会室にて



ナリタブライアン「私は立候補すらしていないぞ」



トウカイテイオー「それは会長選挙でしょ!他の生徒会はボクが決めていいって言われたからね!」



シリウスシンボリ「なぜエアグルーヴを外した?」



トウカイテイオー「エアグルーヴさんは会長のことを庇いすぎた。だからこんな事件になっちゃったんだ」



トウカイテイオー「君ならそんなことしない。むしろ隙を見て会長の座を狙うようなウマ娘じゃないと張り合いがないよ!」



シリウスシンボリ「ふんっ」



トウカイテイオー「会長がああなったのはブライアンが生徒会の仕事をサボってばっかりなのも原因だからね!」



ナリタブライアン「私は悪くない」



トウカイテイオー「悪いよ。ちゃんと会長の側で見守ってたらこうはなってなかった」ズズズッ



ナリタブライアン「情緒不安定なのを止めろ」



シリウスシンボリ「こんなんで大丈夫なのか心配になってくるな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

流れで副会長になり不良組への政策を通すシリウス
なんだかんだ面倒見がいいよねー(テイオー)

新会長が決まり弥生賞前日の夜
ブラトレ、モブAトレ、ハヤヒデトレが人気のない場所に来いとメールが来たので行ってみると
そこには行方不明のルナトレが

ルナトレ「ボクとウマ娘の為に競バで働きませんか?ベテラントレーナーは自分を追い詰めたマヤノトレ以外のトレーナーを競バに欲しがっています。ブラトレさんあの人の目は貴方は眼中にないようだ」

と三人を競バに誘ってきた

弥生賞前日、某所にて



モブAトレ「人気の無い場所に呼び出されるのはリンチか告白だよな」



ハヤヒデトレ「アンタ達がリンチされてるのを私は見てるわ」



ブラトレ「誰が呼び出したかは想像できるが…どうだろうな」



ルナトレ「三人とも来てくれて嬉しいよ」



ハヤヒデトレ「主任!」



モブAトレ「生きてたのか…」



ブラトレ「やっぱり貴方でしたか」



ルナトレ「ナリタブライアンの担当である君なら気付いていると思っていたよ」

ルナトレ「三人には良い話しを持ってきたんです。全てのウマ娘の為に競バで働きませんか?」



ルナトレ「これからは競バの時代ですトレセン学園は衰退していくでしょう」



ブラトレ「そうさせたのは貴方だ」



ルナトレ「ええ」



ハヤヒデトレ「シンボリルドルフの不正に気付いていて止めなかったのはそういうこと?!」



ルナトレ「それは結果的にそうなったんです。権力者の弱味を握っておいて損はありませんからね」



モブAトレ「考え方がクズだな」



ルナトレ「ベテラントレーナーさんを追い詰めたマヤノトレさん以外、喜んで競バで雇ってくれるそうです」



ルナトレ「こちらの方が条件も良い。迷うことはありませんよね?」



下2 三人の誰かのセリフ、行動

ブラトレ「断ります、貴方もベテラントレーナーもクズだクズ以下だ…ウマ娘の為と言ってるが自分の利益しか見てないだろう
ベテランがマヤノトレにビビってるのは分かったがスペトレやオグリトレを呼ばないのは何故だ」

ブラトレ「断ります、貴方もベテラントレーナーもクズだ、クズ以下だ。ウマ娘の為と言ってるが自分の利益しか見ていない」



ルナトレ「そんなことありません。自分の利益も大切ですがウマ娘の為というのも本気です」



ブラトレ「ベテラントレーナーがマヤノトレにビビってるのは分かったが、スペトレやオグリトレを呼ばないのは何故だ?」



ルナトレ「スペトレさんは状況が整えば声をかけます。オグリトレさんはきっと来てくれますよ」



モブAトレ「随分と自信があるんだな」



ルナトレ「ええ、こちらには彼女がいますから」



「……」



ハヤヒデトレ「貴女…オグリトレの担当の」



タマモクロス「……」



ブラトレ「その選択に悔いは無いのか」



タマモクロス「金より大切なもんは無い。ウチを止めたいんやったら金をくれ」

ルナトレ「彼女は契約金を家族に送るそうです。これで暮らしは楽になるでしょう」



モブAトレ「どうせ家族を人質に取ったんだろ」



タマモクロス「違う、これはウチの意志や」



ハヤヒデトレ「どうして…?貴女ならオグリキャップを超えるウマ娘になれたかもしれないのに……」



タマモクロス「レースに勝ってどうなる?ライブで踊ってそれだけやろ。金は1円も入ってけぇへん。チビの生活が楽になることはない」



タマモクロス「贅沢をさせたいんやない。学校帰りに買い食いできる普通の暮らしをさせてやりたいんや」



タマモクロス「普通に育ってきたお前らにはウチの気持ちはわからん。ボロボロの靴を我慢して履き潰したウチの気持ちがわかってたまるか!」



ルナトレ「金は正義だ」



ルナトレ「ライブで搾取を続けるトレセン学園はどの道終わる。それが早いか遅いかだけさ」



ルナトレ「競バに来ないというならそれでいい。だが後悔しても遅いとは言っておくよ」



下2 このあとどうなったか

モブAトレ「待てよ。お前、元主任なのに頭脳が間抜けか?アンタは不正だったとは言え学園のデータをネットに公表した。立派な犯罪だ」
モブAトレ「俺達がこのまま学園にいや直接警察に行ってお前やベテランを逮捕だ!どうせ競バ場にいんだろ!」ドヤァ

モブAトレ「待てよ、お前元主任なのに頭脳が間抜けか?アンタは不正だったとは言え学園のデータをネットに公表した。立派な犯罪だ」



モブAトレ「俺達がこのまま学園にいや直接警察に行ってお前やベテランを逮捕だ!どうせ競バ場にいんだろ!」



ルナトレ「おやおや、僕がやった証拠があったんですか?」



ハヤヒデトレ「アンタしか居ないでしょ!」



ルナトレ「証拠が無ければ僕は捕まりません。それとベテラントレーナーさんは競バ場にはいませんよ」



ブラトレ「指名手配犯を庇えば罪になる」



ルナトレ「もちろん知っています。ですがベテラントレーナーさんは国外に居ますので問題ありません」



ルナトレ「ベテラントレーナーさんと資料流出の件で警察の方とは何度もお話ししていますから」



ハヤヒデトレ「それで捕まってないってことは証拠が無いのね…」



ブラトレ「どこまでもクズな男だ」

モブAトレ「犯罪者みたいな奴について行っていいのかよ?」



タマモクロス「ウチを止めたいなら金をくれ」



ハヤヒデトレ「主任が捕まったら貴女も終わってしまうわ!」



タマモクロス「契約金が手に入るだけでも嬉しいんや。多少のリスクは目を瞑る」



ブラトレ「後悔しないのか」



タマモクロス「きっとする。けど金に変えられん」



タマモクロス「この男は信用できん。けど競バは信用できる強いウマ娘は金を稼げるんや」



モブAトレ「金、金ばっかり…」



タマモクロス「金のこと言うて悪いんか?!雨水溜めて洗濯するような生活してみろや!!」



ルナトレ「熱くなる必要はないよタマモクロス。彼らが来てくれないのは残念だが仕方ない」



ルナトレ「彼ら以外にもトレーナーはいる。競バを発展させる為に優秀なトレーナーを集めることは止めないよ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

オグトレの所に詰め寄るもタマモクロスが自分で考えて決断したと動じない
オグリもタマが決めた事だ…と(尻尾しょんぼり)

翌日、学園にて



ハヤヒデトレ「トレセン学園が貧乏なウマ娘に厳しい点に関しては改善すべき点です」



ブラトレ「ここを突かれたら競バへの流出は激しくなります」



たづな「実家が貧しいというのは競バが出来てトレセン学園を辞めたウマ娘に共通した事項です」



秋川理事長[事情はわかっているがどうすることも出来ない。学園を名乗っている以上贔屓は不可能]



ハヤヒデトレ「このままだと生徒の流出を止められません」



ブラトレ「奨学金のような形は不可能ですか?」



秋川理事長[優秀なウマ娘へ金一封は考えた。しかしそれは競バと同じこと]



たづな「ウマ娘本人ではなく家族、家庭への支援ということなら可能だという結論は出ています」

秋川理事長[支援する、しないの線引きは何なのか。世帯収入を参考にするのか。マニュアル作りに時間がかかってしまう]



ハヤヒデトレ「そんなのんびりしていたら競バに負けてしまいます!」



たづな「負けることはあっても学園は残ります。メジロ家のように学園へ寄付をしてくれている方は何人もいらっしゃいます」



ブラトレ「たづなさんはそれでいいんですか?」



たづな「私は学園の味方です。学園を続けていくことが私の最優先事項です」



秋川理事長[たづなの言っていることは極論だが私も同じ意見だ。理事長としてまず考えるのは学園の存続]



秋川理事長[ハッキリ言ってしまえばトレセン学園は金持ちの道楽と言われても構わない。これまで積み重ねてきた歴史が大事なのだ]



秋川理事長[貧しい家庭への支援は行う。しかしすぐには無理というのが結果!]



秋川理事長[君たちの言いたいことは理解している。しかし!これ以上どうすることも出来ない!]



秋川理事長[本当に申し訳ない……無力な理事長ですまない…]



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

>>359
+
イナリワン「あの、バカジャリタマモ……っ金に目眩みやがって、犯罪者共が経営してるんだぞ」グスン

クリーク「私、思うんです……今の競バ闇賭博なのに少しクリーン過ぎるって。あえてそうして合法化を狙ってるんじゃないですかね?
もし合法化したら合法を理由に賭け金のレートを上限倍にしたり、ウマ娘達に酷い事して無理矢理走らせたり。お金を賭けてる分負けた子達に罵声したり無法地帯になるんじゃ……」

トレーナー室にて



イナリワン「タマが辞めたってどういうことだよ!」



オグリトレ「タマモクロスが自分で考えて決断したことだ」



オグリキャップ「タマが決めた事だ……」



イナリワン「あの、バカジャリタマモ……金に目眩みやがって…犯罪者共が経営してるんだぞ……グスッ」



スーパークリーク「私、思うんです……今の競バは闇賭博なのに少しクリーン過ぎます。あえてそうして合法化を狙ってるんじゃないですか?」



スーパークリーク「もし合法化したら合法を理由に賭け金のレートを無くしたり、ウマ娘達に酷い事して無理矢理走らせたり」



スーパークリーク「お金を賭けてる分、負けた子達に罵声を浴びせたりして無法地帯になるんじゃ……」



オグリキャップ「タマが…酷い目に遭うのか……?」



イナリワン「勝ってるうちはいいだろうが、負けたら酷いことになるに決まってんだろ!」

オグリトレ「タマは覚悟の上だと言っていた。どんな目に遭うのかわかっていてその道に入った」



イナリワン「トレーナーなら止めろってんだよ!!」



オグリトレ「タマは止まる奴だと思うか?」



オグリキャップ「……止まらない。一度決めたら絶対に曲げない」



スーパークリーク「だとしても貴方には止めて欲しかったです…」



オグリトレ「……」



オグリキャップ「トレーナー私も同感だ。止まらないのはわかっていたがタマを止めて欲しかった」



オグリトレ「…すまない」

オグリキャップ「遅かれ早かれこうなっていたと思う。他人からの施しをタマは嫌うから競バは合っている」



イナリワン「だからって早過ぎんだろうがよぉ!」



スーパークリーク「ピークを迎える前に競バに身を置くのは正解だとは思います。けど寂しいですね…」



オグリトレ「タマの分も頑張れ、くらいしか俺は言えない」



オグリキャップ「わかっているもう仕方ないんだ」



オグリトレ「今日のトレーニングを始めるぞ。用意してトレーニング場に来い」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

弥生賞、レース場にて



ハルウララ「よーし負けないぞ!」



ブラトレ「キングが出走取り止めで一人で走ることになるが大丈夫か?」



ハルウララ「大丈夫!」



キングヘイロー「せめて私は見守っていますわね」



ハルウララ「見ててねキングちゃん!一着取ってくるから!」



ナリタブライアン「マヤノトップガンが弥生賞を走るのか」



ブラトレ「皐月賞への調整を兼ねて走ることにしたらしい」



ナリタブライアン「体力に余裕があるということか」

キングヘイロー「マヤノトレさんの所からはツインターボさんも走るようですわね」



ハルウララ「私も逃げるからターボちゃんには負けない!」



ナリタブライアン「他にはマチカネフクキタルも走るようだが…アイツはゴルシトレのウマ娘でいいのか?」



ブラトレ「正式な担当ではないが頻繁に出入りはしているな」



ブラトレ「ライバルは全員強敵だ、全力を尽くしてくるんだ」



ハルウララ「うん!楽しんで走ってくるからトレーナーさんも応援しててね!」

今日はここまでです


次回はレースから始めます



明日というか今日の更新はありません。また質問等なにかあればどうぞ

乙!
毎日お疲れ様です!
質問ってわけじゃないけど
軽くでいいから出てきたオリトレを纏めて欲しい

とりあえず書けたところまで書き込みます

読みにくかったらすみません





ブラトレ
主役。ナリタブライアンのトレーナー。ブライアンのことにしか興味は無かったが、今ではハルウララとキングヘイローのトレーナーも兼ねる。柔軟さが足りずにトラブルになることがしばしばある。ブライアンとはうまぴょい済み



マヤノトレ
主人公。マヤノトップガン、ツインターボ、アグネスタキオン、シンボリルドルフのトレーナー。無口でチー牛で無愛想で不審者(ハルウララ談)
アプリ版でのトレーナー(プレイヤー)であるので桐生院葵と同期で樫本理子と仲も良い。乙名史記者や安心沢とも交流があり女難レベル高。桐生院葵にうまぴょいされた。
ブラトレの先輩にあたるが交流はこれまで多くなく、ハルウララと出会うことにより深く関係していく



ハヤヒデトレ
ビワハヤヒデのトレーナーで女性。ナリタブライアンを過剰に心配するビワハヤヒデをうまくコントロールしている。ブラトレとは同期で付き合いも長い。なにかあると三人でよく飲みに行く



モブAトレ
ブラトレと同期。小物っぽいとよく言われていて本人にもその自覚あり。担当のモブAに嫌われないよう紳士的な対応を常に心掛けている

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樫本理子
リトルココン、ビターグラッセのトレーナーでありトレセン学園の理事長代理を務める。酒は一杯で泥酔し吐く。吐いたものはブラトレにかける。やるときはちゃんとやるがダメな時は全くダメ。マヤノトレと親密になれるよう努力を続けている



桐生院葵
ハッピーミークのトレーナーでマヤノトレの同期。運動神経も良く総合格闘技も嗜んでいてウマ娘にも勝てるらしい。その力を利用しマヤノトレとうまぴょいしたがまだ安心はできていない



ベテラントレーナー
かつてサイレンススズカを担当していたトレーナー。ブラトレとの確執が原因でリトルココンとビターグラッセの軟禁を指示。それが公になり指名手配となり逃亡を続ける
学園の樫本理子が頭を下げたと言っているが同じ空間で会ったわけではない。サイレンススズカを担当していたが直接何か指示をしたかどうかは不明
身内がトレセン学園に居なかったことが幸いし、ブラトレは嫌がらせを受ける程度で済む。もしベテラントレーナーの息子や孫が居ればブラトレの命は無かった

ナリタブライアン
ビワハヤヒデの妹で、姉と比べると背が低い。野菜嫌いで肉のことになると知能が下がる。生徒会に所属していたが仕事はサボってばかりだった。新生徒会のメンバーにも選ばれたがトウカイテイオーの情緒不安定に巻き込まれない為に少しは仕事をしようと思っている。秋シニア三冠を目指す。




キングヘイロー
自分の元トレーナーがハルウララを侮辱したことに腹を立て暴力を振るった。その結果謹慎となりトレーナーの担当も外れる。ブラトレと出会ったことで復調し速さの向こう側に触れる。ハルウララの事情は知っていてなるべく傷付けないよう努力している




ハルウララ
前の世界(アプリ版)から記憶と能力を引き継いでこの世界に飛ばされる。ステータスも引き継いだが金策後のステータスなのでアドバンテージは少ない。能力は高くないが芝、逃げなど全ての適正があり走れないレースは無い。この世界でのマヤノトレが前の世界のプレイヤーなので、本能的に嫌っている




オグリキャップ
地方のカサマツからトレセン学園へと編入してきた。オグリトレとはかなり早い段階で出会っており付き合いも長い。オグリトレのテントを見て不安になっていたがトレーナーとして腕は確かなのですぐに信頼関係に




タマモクロス
実家が貧しく雨水で洗濯と風呂を凌ぐレベル。詳しくは知らされていないが自分がトレセン学園に通えているのは親が借金をしてくれているからだと気付いている。そんな事情もあり勝てば賞金が稼げる競バに移籍する。トレセン学園とは違い競バには教育施設が無いので私立の学校に編入した

トウカイテイオー
無敗のウマ娘としてトレセン学園に君臨していた。走りは圧倒的だったが精神面に不安定で支えてくれていたテイオートレを恐怖で支配しようと試みる。が、望んだ関係にはなれずテイオートレが自害しようとした所に遭遇し心が壊れる。現在は安定したが精神科に通っていないので情緒不安定は残る。情緒不安定の原因は躁鬱で要治療レベルであるが『独占欲』の効果が極限まで高まっているので放置。その威力はサイレンススズカの脚を鈍らせる程。新生徒会長に就任し、シリウスシンボリとナリタブライアンを生徒会のメンバーに選んだ





シンボリルドルフ
元生徒会長でその権力を使い、自分の代わりになれるような速くリーダーシップのあるウマ娘を入学を取り消していた。ルナトレの裏切りによりその事実が知られると退学を免れない状況に。しかしマヤノトレの尽力により出るレースに三着以内に入り続ける限り退学が伸びることになる





メジロマックイーン
常軌を逸したトレーニングにより最強の座を得る。しかしオーバーワークにより脚を壊し靭帯も損傷。走る度に痛みが走り実家から引退を決断するように言われるも拒否。納得のいく形で最後を迎えたいとゴルシトレを選ぶ。最強時代のトレーナーは主任に就く前のルナトレであり、メジロマックイーンでの功績も認められ主任へ。脚を壊したのはオーバーワークが原因なのでルナトレを恨んではいない





サイレンススズカ
速さの向こう側に到達し現在最強のウマ娘。走ること以外に興味が無くベテラントレーナーのいざこざも無視。ベテラントレーナーが手配中の為、現在トレーナーは無し。国内に敵は無く海外の賞レースを食い荒らす。大逃げよりも更に逃げで他の誰も寄せ付けない走りを展開する

トレセン学園
ウマ娘たちの憧れの舞台だった。レースとライブを閲覧するチケットの売り上げと寄付で運営が成り立っていたが、競バの登場により危機を迎える。貧困家庭への支援が決定するが線引きのガイドラインが定まらず競バに劣る一方。秋川理事長は例え生徒が大きく減っても伝統を守ることを最優先にしており最悪の事態も覚悟している






競バ
ウマ娘の着順を対象にしたギャンブル施設。上位入賞のウマ娘には賭け金の一部が賞金として支払われる。貧困家庭や地方のウマ娘が続々と所属。強いウマ娘が勝ち続けることが無いよう相性の悪いウマ娘と走らされたりしてオッズが調整される。構想では負け続けたウマ娘をアダルト方面で使う予定だったが、思いの外好調でトレセン学園に勝てそうだとなり、できるだけクリーンな運営を行う方針に決まる。トレセン学園とは違い教育施設は併設されていない





ナリタブライアン
樫本理子の吐瀉物の匂いをブラトレを通して嗅いでしまい、それ以来匂いについてトラウマが生まれる。ブラトレとのうまぴょい前にシャワーを浴びないのもトラウマが原因。鼻のシャドーロールを取ると臆病になるので取るのは信頼している相手の前だけ。学園で風呂に入る時にも取らないのでもし取れたりすると大変なことになる







タマモクロス
編入先に選んだ学校はトレセン学園から遠いというのもあったが、モブOが通っているという理由で決めた。モブOがその学校でのカースト最上位であり他の生徒をイジメている立場なので、編入しても自分に害はないと判断した。万が一モブOが自分を標的にしても勝つ自信があり、モブOもそれがわかっているので二人は学校で交流が殆ど無い





メジロマックイーン
走る度に痛みが走るのはどうしようもなく、ゴルシトレが考えたのが甘い物作戦。痛みを感じる度に甘い物を食べた時の幸福感を思い出し痛みを打ち消す。常に太り気味でタイムが落ちるのが普通だが、最強時代の貯金があり未だにトップクラスの速さを誇る。ちなみにゴルシトレが甘い物作戦を思い付いたのは彼が太り気味の女性が好きなことに由来する

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>>385


ルナトレ
シンボリルドルフの元トレーナー。トレセン学園でトレーナー主任を務めていた。シンボリルドルフを依存させて自分の言いなりにしようしていたがうまくいかず、シンボリルドルフの不正の証拠をばら撒いた。世渡り上手でどんどん出世を続け主任の座を得る。トレーナーとしての才能もあり腕は確か。しかし性格がかなり悪く自分に甘く、他人に厳しくがモットー。トレセン学園から競バに鞍替えしベテラントレーナーの部下としても働く



スペトレ
スペシャルウィーク、エルコンドルパサー、セイウンスカイ、グラスワンダーのトレーナーで女性。四人からは慕われているがそれ以上の感情も抱かれており常に危険を感じている。トレーナーとしては優秀だが最近少し太り気味




ゴルシトレ
ゴールドシップ、ライスシャワー、メジロマックイーンのトレーナーで奇人変人。ゴールドシップに影響されたわけではなく元々おかしい。スペトレが太り始めてから気になり出した。マックイーンにスイーツを食べさせているのは腱鞘炎対策だが、太らせようともしている




オグリトレ
オグリキャップ、イナリワン、スーパークリークのトレーナー。オグリキャップの走りを見て下半身にテントを張る。女性を抱いても達したことがなく、速さの向こう側を見れば達することができると考えている

>>385の続き


オペトレ
テイエムオペラオーのトレーナー。トレーナーとしての能力は高く周りからは優秀な人物という認識だった。幼い頃から舞台に憧れがあったが仕事を優先し悶々としながら過ごしていた。しかしテイエムオペラオーという最高のウマ娘と出会ってしまい弾けた。テイエムオペラオーと二人で革命を起こす為、人知れず準備を進めている。ちなみにテイエムオペラオーが居ない時は普通に喋るし意思疎通も簡単にできる



テイオートレ
トウカイテイオーのトレーナーで女性。トウカイテイオーから殺意を含んだ束縛を受けており自害と辞職を試みるも両方とも阻止される。共倒れになる所だったが清く正しい絆で結ばれ関係は改善した

>>390



ハルウララ
アプリ版の世界を何度も繰り返していてURAやアオハル杯で育成されいた。普通にアプリ版のキャラクターとして存在していて何もおかしいことは無く記憶も引き継いでいなかった
ただ記憶の引き継ぎはある時突然始まってしまう。何度も同じレースを走れるので楽しいと思ってはいたがこの状況に疑問を抱く。
真剣に考えた結果マニーを稼ぐ為に走らされるウララ金策をやられ始めた頃から記憶を引き継いでいることが判明
走るのが楽しかったそれまでとは違い休むことも出来ず辛い三年間を繰り返す
やがて何度目かの金策で心が壊れアプリ版プレイヤー(マヤノトレ)を殺害してしまう
死体を目の前にし正気に戻るも時すでに遅く、世界は繰り返すこともなくそこ(マヤノトレ殺害)から1秒も進むことなく停滞し始める
マヤノトレ(プレイヤー)を殺してしまいゲームが崩壊。死ぬこともできずどうしようも無くなった所に自称神が現れハルウララを現在の世界に飛ばす。自称神が言うには不憫なハルウララを救う為だと言っていたがその真相はわからない

>>390 続き



マヤノトレ
味方が多いのはこの世界でのアプリ版プレイヤーなので。顔も声もなにもかも違うが魂は同じ。ハルウララの居た世界とこの世界は違うがウマ娘と人間の存在は変わらない。容姿や性格が変わっても魂そのものは同一
名残りとして多くの要素をアプリ版から引き継いでいる。無条件に人に好かれたり運要素も成功しやすい。ふと思い付いたアイデアが練習に活かされたり。その為トレーナーとしての能力はかなり高い
誤解されるような行動は取っていないのだが次々と女性が近寄ってきては言い寄られている。これもアプリ版からの名残
ロリコン疑惑は無かったのだがツインターボを担当してしまったので、マヤノトップガンはそっちの気もあると警戒している
死んだ時の記憶を含めハルウララが居た世界のことは一切覚えていない。しかしウマ娘に殺される夢を何度も観ており、ナニかしてしまったのだと直感では感じていた



目覚まし時計
秋川理事長からのプレゼントという形でトレセン学園入学時に5つの目覚まし時計をもらえる
退学したり卒業した時にはちゃんと回収される。数は有限では無いがそういう規則があるので漏れは無く回収される
正体は不明だが不思議な力がある。目覚まし時計を壊すと時間が巻き戻ってしまう
犯罪にも使えてしまうがその力はハルウララくらいしか知らない。偶然目覚まし時計を壊してしまい時間が巻き戻るウマ娘は何人も居たが、その事実には気付かなかった
過去に戻る時には目覚まし時計を壊す直前までの記憶を引き継いだまま戻るので結果(未来)を大きく変えることが可能。ただし使用者は何かしらのデメリットが発生する
皆に多く共通して起こるのが悪夢を見ること。ナリタブライアンの場合はブラトレが自害する悪夢を見てしまった

全員はまだ書いてませんがとりあえず以上です



変に長いので全部読まなくても大丈夫です

レース場にて




ツインターボ「ターボは今日も最初から全開だーー!」



ハルウララ「私も逃げるから負けないもん!」



マチカネフクキタル「ふんにゃかぁ~~はっ!シラオキ様のお告げによると前半は後方で様子見が吉と出ました!」



ハルウララ「差しか追込みでくるんだね、負けないよ!」



ツインターボ「どんな作戦が相手でも逃げて勝つ!」



モブ「あんな堂々と作戦口にして正気なのかな」



モブ「こっちを惑わせる作戦かもしれないけど、あの三人はそんなことしないよね」



モブ「純粋なのか…馬鹿なのか」



下2 レースの展開

ウララ、ターボの逃げ二人が先頭争いをこの二人ならすぐバテるだろうと観客やモブウマ達は思っていたが一向にペースが落ちなく驚愕。呆気に取られているモブ達を余所にフクキタルが差して来て、ウララ、ターボ、フクキタル、三人の先頭争いになるかと思いきやマヤノが一気に追い込みを掛けて先頭に。

レース中



ツインターボ「ターボ全開っ!」



ハルウララ「負けないよ!」



モブ(あのペースなら途中でへばって終わる)



モブ(いつものペースで走れば勝てる!)



ツインターボ「うぉーーーー!」



モブ(……まだ粘ってる)



モブ(あんなに飛ばしてるのに体力が持つの?!)

マチカネフクキタル「負けませんよぉー!」



モブ(しまった!!)



モブ(先頭の二人を見てたから内のいい所がガラ空き!)



モブ(ダメ、完全に差された!)



マチカネフクキタル「来てます来てます来させますよぉ!」



ハルウララ「フクキタルちゃんも来た!先頭は三人ー」



マヤノトップガン「……」



ツインターボ「いつの間にかマヤノがいる!」



マヤノトップガン「あんな大声で作戦を言うんだもん。マヤは追込みで勝っちゃうから」



ツインターボ「待てマヤノーーー!」




下2 コンマ


奇数 ハルウララ
偶数 マヤノトップガンかツインターボ
ゾロ目 まさかの

ツインターボ「待てマヤノーー!」



ハルウララ「ここから加速するの?!」



マヤノトップガン「ターボには負けないから!」



ハルウララ「うう…!届かない……!」



マチカネフクキタル「三着!三着はまだあります!」



ツインターボ「やぁぁぁーー!」



マヤノトップガン「……よし!」



下1 着順を。一着はツインターボかマヤノトップガン固定

レース終了



ツインターボ「負けたーーーー!!」二着



マヤノトップガン「これからはもう作戦は大声で言っちゃダメだからね」一着



ハルウララ「位置取りも悪くなかったのに勝てなかった…」三着



マチカネフクキタル「シラオキ様ーー!四着でしたけどーー?!」



ハルウララ「知ってたけどマヤノちゃんは強い…もっとトレーニングをしないと勝てない」



ツインターボ「う…はぁ……はぁ……」



マヤノトップガン「もっと体力がつけば大逃げで走れるかもね」



ツインターボ「ターボ…頑張る……」



ハルウララ「私だって疲れてるのにマヤノちゃんは涼しい顔してる…」

ハルウララ「ねえマヤノちゃん今のって全力だったの?」



マヤノトップガン「マヤは常に全力だよ~!」



ハルウララ「本当に?お願い…私の完敗だから教えて」



マヤノトップガン「……」



マヤノトップガン「特別に教えてあげる。今日のレースはターボがどこまで逃げれるか近くで見たかったの」



マヤノトップガン「だから最後はターボにくっついて走ってた。ターボが居なかったらウララちゃんを五バ身は離してたよ」



ハルウララ「う……」



マヤノトップガン「もうこんなことしないから大丈夫。相手が誰でも全力で走るから」



ハルウララ「勝てない……このままじゃ勝てないよ…トレーナーさん…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

マヤトレ「二人共、よく頑張った……偉い」キラキラキラキラ
タキオン「一着、二着を総取りなるほど、前のモルモットより断然優秀みたいだね。それより観客が以前の半分くらいしかいないのが気になるね」

マヤノ達の前にマヤトレとタキオンがマヤトレは薬の影響で光輝いている

レース場にて



マヤノトレ「二人共…よく頑張った……」キラキラ



ツインターボ「うわ、眩しっ」



アグネスタキオン「一着、二着を獲ってくるとはねぇ。前の実験台より優秀なようだねモルモット君」



マヤノトップガン「なんでトレーナーちゃんが光ってるの?」



アグネスタキオン「そんなのはほんの些細なことさ。それより観客が以前の半分くらいしかいないのが気になるねぇ」



マヤノトップガン「些細なことじゃないんだけど」ズズズッ



ツインターボ「トレーナー!またマヤノがおかしくなってる!」



マヤノトレ「シンボリルドルフの為だマヤノ…」

シンボリルドルフ「観客が減っているのは私のせいだ」



アグネスタキオン「たかが一人のウマ娘のせいでこうにもなるとは。人の心というのは興味深いねぇ」



シンボリルドルフ「私がやったことは犯罪だ嫌悪されてもおかしくない」



アグネスタキオン「G2でこの様子だと、G3以下のレースの開催が危ないというのは納得だねぇ」



マヤノトレ「OPはほぼ全て開催されない…」



シンボリルドルフ「残っている重賞の価値が必然的に上がる。レースのレベルも上がるという利点はある」



アグネスタキオン「それを君が言うとはね!実に興味深いよ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

安価下

マヤノトレ「ルドルフ…君のやったことは…確かに許されない…」



マヤノトレ「だが誹謗も賞賛も…所詮は他人の感情だ…重要なのはこれから君自身が…どうあるべきか……」



マヤノトレ「そもそも客が少ないのは…競バの影響もある…」



アグネスタキオン「競バはギャンブルだけでなく入場料を払えばレースの観戦のみも可能になったと聞いた。これで未成年もレースを観れるようになったねぇ」



マヤノトレ「俺はルドルフを責めない…」



シンボリルドルフ「その言葉は有り難く受け止める。そして私はレースの結果で気持ちに応えよう」



マヤノトレ「次は…皐月賞だ…」

トレーナー室にて



ブラトレ「結果を見れば三着で悪くはなかった。だがマヤノトップガンが余力を残して一位というのは大きい」



キングヘイロー「ウララさん大丈夫?」



ハルウララ「あんまり大丈夫じゃない…ここまで実力が離れているなんて…」



ナリタブライアン「奴は更に速くなっていた。私があの場に居ても勝てるかどうか分からない」



キングヘイロー「ブライアンさんがそう言ってしまうくらいに強くなっていますのね」



ブラトレ「対策方法はあるしまだ先がある。落ち込んでばかりじゃいられないぞ」



ハルウララ「わかってるけど…凄くショックですぐには立ち直れないかも……」

キングヘイロー「落ち込んだウララさんは私の走りで勇気付ける!」



ナリタブライアン「桜花賞のエントリーに間に合ったんだったな」



ブラトレ「参加はギリギリ間に合ったが調整が厳しい。速さの向こう側に到達する前に負ける可能性もある」



キングヘイロー「一流の私なら完璧に間に合わせてみます!」



ハルウララ「応援…してるからねキングちゃん」



ブラトレ「ブライアンは予定通り皐月賞に向けて調整だ。強敵が揃っているから完璧に仕上げるぞ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ブライアン達がトレーニング場に行くとダイワスカーレットがマヤノトレをジーッと見つめていた。

どう解釈するかは>>1に任せるわ

トレーニング場にて



シンボリルドルフ「ーー」



ブラトレ「向こうも皐月賞に向けて調整しているようだ」



キングヘイロー「私は軽く流す程度で良いのよね?」



ブラトレ「それで構わない」



ダイワスカーレット「……」



ナリタブライアン「アレはなにをしているんだ」



ハルウララ「マヤノトレさんを睨んでるのかな…?」

キングヘイロー「スカーレットさんといえばウオツカさんと常に競い合っていましたわよね」



ハルウララ「それなのに最近はウマが変わったみたいに性格も大人しくなったんだよね」



ナリタブライアン「どうせあの男と何かあったんだろう」



ブラトレ「マヤノトレには次々と女性が集まるからな…」



ダイワスカーレット「ーーまし」



ハルウララ「え……?」



キングヘイロー「どうしたのウララさん?」



ハルウララ「ごめん少しスカーレットちゃんと話してくるね!」



ハルウララ(いまアイツを見ながら目覚ましって言ってた?もしかしてスカーレットちゃんも何かあったのかな)



下2 このあとどうなったか

ダスカは「なんでもないわよ…」と言い残し去っていった。

そこにハヤヒデトレ、ハヤヒデ+タイシン、チケゾーが
敵同士ではあるが合同トレーニングに。
ダスカとマヤトレの問題はまた今度でいいでしょ。 
ブラトレ達を強化しよう

学園裏



ハルウララ「さっきマヤノトレの方見ながら目覚ましって言ってたよね?」



ダイワスカーレット「別になんでもないわよ…」



ハルウララ「マヤノトレと何かあったの?アレは女癖悪いし騙されてない?」



ダイワスカーレット「本当になんでも無いから放っておいて」



ハルウララ「…行っちゃった。気にし過ぎなのはよくないってことにしことうかな」



ハルウララ「よし、トレーニングに戻ろう!」



ダイワスカーレット「……」



ダイワスカーレット「ーー様、あたし…」

トレーニング場にて



ハヤヒデトレ「合同トレーニングをしようじゃないの!」



ブラトレ「随分と急な話しだな」



ウイニングチケット「うあーーん!断られたよー!」



ナリタタイシン「こんな奴らとトレーニングする意味ある?」



ビワハヤヒデ「ブライアンの為だ我慢してくれ」



キングヘイロー「随分と上から目線ですわね」



ハルウララ「みんなでやれば効率的だよね!」



ブラトレ「こんなので大丈夫なのか心配だ…」



下2 このあとどつなったか

トレーニング中



ナリタブライアン「……」



ナリタタイシン「……」



ビワハヤヒデ「あの二人はウマが合うようだな」



ウイニングチケット「同じナリタだし性格も似てる!」



キングヘイロー「身長も同じくらいですわね」



ハルウララ「二人はシンパシーを感じてるんだね!」

ハヤヒデトレ「あの子は気難しい所があるのよ。初めての合同トレーニングやってあそこまで効率よくできるのは凄いわ」



ブラトレ「同じナリタで性格も似ているとなればああなるのか」



ビワハヤヒデ「私たちも負けていられないな」



ウイニングチケット「皐月賞で勝つ!」



ハルウララ「三人とも皐月賞に出るんだよね!」



キングヘイロー「BNWが揃い踏みとは凄いレースになりそうね」



ブラトレ「マヤノトップガンにシンボリルドルフも出る。あとはゴールドシップ、メジロマックイーンも出るそうだ」



ハルウララ「ライスちゃんは出るかギリギリまで考えるって!」



ビワハヤヒデ「あとトウカイテイオーも出るんじゃなかったかしら」



ブラトレ「凄いレースになるのは間違いないな……」

ビワハヤヒデ「みんな多少無理してでも出るわよ。これから先G1が開催されないことがあるかもしれない」



キングヘイロー「そうなった時にはもう遅い。だからG1には積極的に出ようということですわね」



ハルウララ「ブライアンちゃんの三冠はどうなのかな?」



ブラトレ「全てのレースがあると信じてやるしかない」



ビワハヤヒデ「それは私たちもだ。だが目標以外のレースでもG1は積極的に出る」



ウイニングチケット「後悔したくないからね!」



ブラトレ「この状況での三冠は非常に難しい。だがブライアンなら大丈夫だと信じている」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ブラトレ達がトレーニングしてる少し離れた先でエアグルーヴとエアグルーヴトレーナーがトレーニングをしていた
エアトレ「まだ生徒会役員に選ばれなかった事気にしてる?」
エアグ「たわけ。終わった事だこれで練習、レースに集中出来る」
と他愛も無い会話をしながらトレーニングをしてたらシリウスがグルーヴに絡んできていざこざ

>>438
見かねたブライアンが止めに入るも止まらない

そこにテイオーが「書類の処理が終わらないよ!二人手伝って!エアグルーヴもきて!」





エアトレ「まだ生徒会役員に選ばれなかった事を気にしているのか」



エアグルーヴ「たわけ。終わった事だこれでトレーニングとレースに集中出来る」



シリウスシンボリ「誰かと思えば問題児じゃねえか。堂々とトレーニング場を使えないから、こんな隅で頑張ってんのか?」



エアグルーヴ「黙れ」



シリウスシンボリ「皇帝サンが庇ったお陰でアンタはお咎め無し。不正を知ってて止めなかったエアグルーヴは無罪!いやぁめでたい頭してんな」



エアグルーヴ「喧嘩なら買ってやる」



シリウスシンボリ「やれるもんならやってみな次は誰も庇ってくれねぇぞ」



エアトレ「いい加減にしてくれ」



シリウスシンボリ「その台詞、皇帝が入学を消したウマ娘に言えんのか?」

ナリタブライアン「止めろ、こっちまで聞こえてきている」



シリウスシンボリ「お前はサボってたお陰で無関係。だがサボってなかったら退学だったな」



ナリタブライアン「私が不正を知って見逃すわけがない」



シリウスシンボリ「コイツは見逃したぞなあエアグルーヴ」



エアグルーヴ「貴様ぁ!!」



エアトレ「やめろエアグルーヴ」



トウカイテイオー「言い争ってる暇があるなら生徒会の仕事を手伝って!」



シリウスシンボリ「チッ…」



トウカイテイオー「書類の処理が全然終わらないよ!二人とも早く生徒会室まで来て!」



ナリタブライアン「今はトレーニング中だ」



トウカイテイオー「喧嘩してたじゃん!早く手伝ってよね!」



下2 このあとどうなったか

会長がつけてた生徒会日誌の整理が終わらないという事で呼びつけられるエアグルーヴ
いくつかの日誌のページが抜き取られてる事に気付く
ルナトレの就任後に会長の日誌からダジャレが消えていったことも

エアトレ「君を責めるわけじゃないが何故、シンボリルドルフを庇った?」
エアグルーヴ「許されないと分かっていたがどんなに落ちこぼれても私にとって会長は皇帝はあの人だけだからだ」
という会話からの>>442




エアトレ「ーー君を責めるわけじゃないが何故、シンボリルドルフを庇ったんだ?」



エアグルーヴ「会長がしていたことは許されないことだとわかっていた。ただどんなに落ちこぼれても私にとって会長は、皇帝はたった一人の存在なんだ」



エアトレ「その考えは間違っている。落ちこぼれる前に救いの手を差し伸べるべきだった」



エアグルーヴ「……」



エアトレ「なぜ相談してくれなかった。手遅れになる前に知らせてくれればこうはなっていなかった」



エアグルーヴ「…………」



トウカイテイオー「取り込み中ごめんね!会長のことで聞きたいことがあるから借りていくよ!」



エアグルーヴ「あ…」



エアトレ「好きにしてくれ」

生徒会室にて



トウカイテイオー「会長がつけてた生徒会日誌の整理が終わらない!」



ナリタブライアン「毎日かかさずつけていたのか」



シリウスシンボリ「抜けてる日付があるからサボってたんだな」



エアグルーヴ「違う…ページが抜き取られてる。会長が毎日、日誌を書いていた所を見ている」



ナリタブライアン「誰が何の為にそんなことをしたんだ」



トウカイテイオー「どの日から抜き取られ始めたかわかる?」



エアグルーヴ「私ならわかる日誌を全て見せてくれ」

ナリタブライアン「ーールナトレがシンボリルドルフの担当になった日から日誌の抜き取りが始まっている」



シリウスシンボリ「鬱陶しい駄洒落も日誌に書かなくなってるな」



トウカイテイオー「アイツだ、アイツが犯人だ」



エアグルーヴ「いや…会長かもしれない。ルナトレが担当になった辺りでモブDのタイムを会長が知った」



シリウスシンボリ「さすが不正を間近で見てただけあるな」



ナリタブライアン「本人に聞くのが早いか」



エアグルーヴ「それは……やめてくれ」



シンボリルドルフ「未だにアイツを庇うのが信じられねぇよ」



下2 このあとどうなったか

シリウスシンボリ「皇帝サンが改心したってんなら聞いても大丈夫だろうさ、それともそんな事ないってか?」



エアグルーヴ「そんな……ことは…」



ナリタブライアン「問いただすべきだ」



トウカイテイオー「嫌だって言っても認めない、ボクが今の生徒会長なんだ」



シリウスシンボリ「決まりだな皇帝サンの所に行くぞ」

トレーニング場を後に



トウカイテイオー「トレーニングが終わったらどこかに行っただなんて」



シリウスシンボリ「逃げやがったな」



ナリタブライアン「予知なんかできるわけが無いだろう」



エアグルーヴ「会長…」



ナリタブライアン「この時間から外出なら外泊届けが出ていないのか?」



トウカイテイオー「出てない会長のなら絶対に覚えてる」



シリウスシンボリ「じゃあ無断外泊で一発アウトだ」



マヤノトレ「……」



エアグルーヴ「貴様は会長のトレーナーか」



マヤノトレ「遅くなったが…これを……」



ナリタブライアン「奴の外泊届けか」



下2 このあとどうなったか

ルナちゃんを救って……
安価下

マヤノトレ「言っておくけど……ルナは逃げてない……」
シリウス「お前もアイツを庇うのか。」
とルドルフとマヤノトレを誹謗中傷するシリウス
マヤノトレ「誹謗も賞賛も所詮は他人の感情。
と軽くあしらう
マヤノトレ「ルナはしばらく治療に行かせた葵さんに桐生院家にお願いして」

マヤノトレ「言っておくけが……彼女は逃げてない……」



シリウスシンボリ「お前もアイツを庇うのか、落ちこぼれが集まっただけだな」



マヤノトレ「誹謗も賞賛も…所詮は他人の感情だ…」



マヤノトレ「ルドルフは治療に行かせた…葵さん…桐生院家にお願いしたんだ…」



ナリタブライアン「確かにそう書いてある」



トウカイテイオー「逃げたんじゃないんだよね」



マヤノトレ「彼女は…逃げない…」



トウカイテイオー「今日はその言葉を信じるよ、会長が間違ってるならボクが正すからね」



マヤノトレ「わかっている…」

夜、マヤノトレの部屋にて



マヤノトレ「明日のトレーニング内容の確認を…」



ピンポン



マヤノトレ「こんな時間に誰だ…宗教の勧誘じゃないだろうな…」



シンボリルドルフ「入れてくれないかトレーナー君」



マヤノトレ「ルドルフ…?!」



シンボリルドルフ「葵さんにはここに向かうと伝えてある安心してくれ」



マヤノトレ「と…とにかく入ってくれ…」



下2 このあとどうなったか

ブラトレの立場がないどこにもない

その後はマヤトレが手料理を振る舞ったり、駄洒落を言い合ったりして仲が深まる二人
「なぜ、助けてくれた?普通私受け入れたりしない」というルドルフの質問に「自分がトレーナーを引き受けなかったら君は学園の中でも外でも孤立すると思ったから。自分は自分の手の届く範囲の者は助ける。それにウマ娘をサポートするのがトレーナー」
と答えて。これからは『ルナ』と呼んで欲しいと言う程の仲に

そして切り抜かれた日誌について話すことに

桐生院家が治療できるものの、その費用がべらぼうに膨大であることを伝える葵

そして自らの元にハッピーミークがいない、ここに来てないか?ということを聞きにも来ていた




マヤノトレ「簡単なものしか…作れないからな…」



シンボリルドルフ「一人暮らしの男でこれだけ作れれば上出来だろう」



マヤノトレ「味の保証はできない…」



シンボリルドルフ「構わない」



マヤノトレ「……」



シンボリルドルフ「……なぜ、私を助けた?普通は受け入れたりしない」



マヤノトレ「俺が引き受けなかったら…君は学園の中でも外でも…孤立する…」



マヤノトレ「俺は…自分の手の届く範囲の者は助ける…」



シンボリルドルフ「私には手が届いたということか」

マヤノトレ「そもそも…ウマ娘をサポートするのがトレーナーだ…」



シンボリルドルフ「そうか……君のようなトレーナーに最初から出会えていたらこうはなっていなかったな」



シンボリルドルフ「トレーナー君、これから二人きりの時はルナと呼んで欲しい」



マヤノトレ「いいのか…?」



シンボリルドルフ「君なら信用できる、心を開ける」



マヤノトレ「…そうか」



シンボリルドルフ「トウカイテイオーから連絡がきていた。日誌のことに気付いたようだ」



マヤノトレ「日誌……」



シンボリルドルフ「私が毎日つけていた生徒会の日誌だ。私が自分の意思でいくつかのページを破棄した」

マヤノトレ「なぜそんなことを…?」



シンボリルドルフ「規定周回のタイムを誤魔化した証拠があったからな」



マヤノトレ「…それだけか?」



シンボリルドルフ「違う」



マヤノトレ「言える理由なのか…?」



シンボリルドルフ「…………トレーナー君になら言える」



シンボリルドルフ「もしも誤魔化したことがバレた時の為に偽の証拠を用意していた」



シンボリルドルフ「私では無い誰かがタイムを誤魔化した。私はそれを止められなかった」



シンボリルドルフ「そういう風なことを日誌には書いてあった」



マヤノトレ「その誰かは……エアグルーヴか…」



シンボリルドルフ「つくづく私は最低だな。不正に手を貸したエアグルーヴを身代わりにしようとしたんだ」

マヤノトレ「不正の証拠は恐らく…ルナトレがばら撒いた…これは想定外だった…」



シンボリルドルフ「……」



マヤノトレ「もしルナトレがばら撒いていなかったら…お前が公表するつもりだったのか…」



マヤノトレ「エアグルーヴが不正をやった…犯人だと……」



シンボリルドルフ「私はクズだ」



シンボリルドルフ「あれだけ私を慕い庇ってくれた彼女を犯人に仕立て上げようとした」



シンボリルドルフ「どこまでも最低だ……生徒会長として失格…ウマ娘として価値も無い……」



下2 マヤノトレのセリフや行動、もしくは起こった出来事

「まるでその言い方だと『そんなことないよ』とでも言って欲しそうだな」
「……そんなことない。最低だと思うならそう言ってくれ」
「最低は最低だが…同情する余地はある。気にすることはない……ヒトもウマ娘も弱い生き物だ。人だって自分の地位が脅かされそうならそうする。だがお前は過去の行いを反省できた」
「マヤノトレ……」
「過去の行いに目を向けるなら未来に目を向けた方がいい、そう思うだけだ」

安価把握



遅くまでありがとうございました

マヤノトレ「……」



シンボリルドルフ「…こんな私を抱き締めてくれるのか」



マヤノトレ「君は…自分が最強で…生徒会長で…皇帝じゃないと…周りが自分を…見てくれないと思ったんだな…」



シンボリルドルフ「…っ」



マヤノトレ「周りの人間が…ウマ娘が…その役割を期待した…ルナはそれに…応えようとした…」



マヤノトレ「大丈夫だ…これからは俺が…君を見続ける…何があってもだ…約束しよう…」



マヤノトレ「これからはレースで…エアグルーヴを…裏切ってしまった人達全員に謝ろう…」

シンボリルドルフ「もう……遅い…遅過ぎる…」



シンボリルドルフ「そんなことが許される状況じゃない…」



マヤノトレ「だからといって…なにもしないのは違う…」



シンボリルドルフ「……離してくれトレーナー君」



マヤノトレ「離さない」



シンボリルドルフ「私がすべきことがある」



マヤノトレ「そんなことはさせない」



シンボリルドルフ「私の人生は自分で決める。このまま生きていても死ぬより辛い」



シンボリルドルフ「私が死ねば解決する問題なんだ」



マヤノトレ「絶対に離さない」



下2 このあとどうなったか

マヤノトレ「残されたテイオーや…ツインターボたち仲間…なにより俺の事も考えてくれ…」



マヤノトレ「何があっても支える…自死は君のすべきことでは断じてない…」



シンボリルドルフ「辛い思いをしろと言うのか」



マヤノトレ「死んだらそこで終わりだ…」



シンボリルドルフ「終わらせてくれ……」



マヤノトレ「我儘もていい加減にするんだ」



シンボリルドルフ「……」

マヤノトレ「これから先…辛いのはお前だけじゃない…誰だって辛い思いをする…」



マヤノトレ「死は…その場限りの救済だ…」



シンボリルドルフ「君は私を救ってくれないのか」



マヤノトレ「無条件では救わない…努力をしないなら…伸ばした手をしまう…」



シンボリルドルフ「私が…間違っていたんだろう。いや間違っていたからこうなった」



シンボリルドルフ「私はまだどこか自分が悪くないと思っている。それは周りが私をそうさせる環境だったからだ」



シンボリルドルフ「ウマ娘は急に変われることは無い。変わろうとしない奴は一生変われない」



シンボリルドルフ「君が私を変えてくれトレーナー君。私の全てを曝け出そう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

マヤノトレ「絶対、君を変える助けて見せる」

マヤノトレ「俺は……毎晩のように殺される夢を見るんだ…春色の元気なウマ娘に…」



マヤノトレ「だから…死ぬのがどんなに辛いのか…苦しいのかがわかる…最近では…緋色のツインテールのウマ娘が…泣きながら俺に訴え掛けてくる…」



マヤノトレ「死と別れが…どんなに辛いか俺にはわかるんだ…」



マヤノトレ「だからもう…誰も苦しめない…苦しまない、悲しまないよう…君を絶対に変える…」



シンボリルドルフ「私は変わる…変わろうとする。トレーナー君を信じてついていく」

シンボリルドルフ「……今日は話せてよかった。君の所に来たのは正しい選択だった」



マヤノトレ「もう遅い…早く葵さんの所に帰るんだ…」



シンボリルドルフ「こんな遅くにウマ娘一人で帰らせるのか?」



マヤノトレ「わかった…送っていこう…」



シンボリルドルフ「そうじゃないだろうトレーナー君」



マヤノトレ「…?」



シンボリルドルフ「今晩は世話になる」



マヤノトレ「おお…?!」



シンボリルドルフ「一晩泊まるくらい問題は無いだろう」



マヤノトレ「問題しか無い…!」



シンボリルドルフ「朝まで語り合うのも良い。ベッドを共にするのも良い。君に身を委ねよう」



下2 どうなったか

マヤノトップガン「ベッドで一緒に寝るとかそんな事トレーナーちゃんの正妻のマヤがさせないから。元会長さん死ぬとかトレーナーちゃんが困らせるような事させないから。」ヌゥッ
マヤノトップガン「トレーナーちゃんは辛い夢見てたんだね今日からはマヤが一緒に寝るからマヤの夢しか見ないよ」

マヤノがベッドの下から出てきて二人を驚かせた。

マヤノトップガン「ベッドで一緒に寝るとかそんな事トレーナーちゃんの正妻のマヤがさせないから」ヌッ



マヤノトレ「うお?!」



シンボリルドルフ「ベッドの下から現れたぞ」



マヤノトップガン「元会長さんが死んだらトレーナーちゃんが困っちゃう。そんなこと事もさせないから」



シンボリルドルフ「ほう、ベッドの下にドアが付いているのか」



マヤノトップガン「下の住民を脅し……協力してもらって作ったの」



マヤノトレ「理解が追い付かない……」

マヤノトップガン「トレーナーちゃんはそんな辛い夢を見てたんだね。今日からはマヤが一緒に寝るから心配ないよ」



マヤノトレ「別の意味で心配になる…!」



シンボリルドルフ「今日は私に譲ってくれないか」



マヤノトップガン「絶対イヤ。さっさと帰って」



シンボリルドルフ「しかしこのままだとトレーナー君は逃げてしまう可能性があるぞ」



マヤノトップガン「……」



シンボリルドルフ「停戦協定だ」



マヤノトップガン「マヤが先だからね」



シンボリルドルフ「譲ろう」



マヤノトレ「待て待て待て…待ってくれ……」



マヤノトップガン「マヤから逃げられないから」



シンボリルドルフ「私の心と身体に君という存在を刻み付けさせてもらおう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

翌日、トレーニング場にて



シンボリルドルフ「ーー」ツヤツヤ

マヤノトップガン「ーー」ツヤツヤ




ナリタブライアン「アイツらはなんだ」



ブラトレ「マヤノトレは今日休みだと聞いた」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「原因は腰痛だ」



ナリタブライアン「似たようなことをした私は陰口を言える立場じゃない」



キングヘイロー「一晩で二人相手だなんて…」



ハルウララ「チッ」



キングヘイロー「ウララさん…お願いだから舌打ちはやめて」

ナリタブライアン「例えお前たちでもトレーナーは渡さない」



キングヘイロー「私はそんなはしたないこと考えませんわ!」



ハルウララ「私はちょっと考えちゃった…」



キングヘイロー「ウララさん?!」



ハルウララ「トレーナーさんとうまぴょいした次の日のブライアンちゃんを見てたらちょっと想像しちゃっただけ」



ナリタブライアン「…そんなにわかりやすいか」



ハルウララ「凄く幸せそうな顔してるから。前の私なら走ることが一番楽しかったけど…」



ブラトレ「まだ楽しくないか?」



ハルウララ「楽しいけど幸せじゃない。心のどこかに嫌だった記憶が引っかかってるの」

キングヘイロー(ウララさんをどうにかできませんの?)コソッ



ナリタブライアン「私に喧嘩を売るつもりか」



キングヘイロー(う、うま…ぴょい…してだなんて言ってません!ウララさんを元気付けてあげて欲しいのよ!)



ブラトレ(確かにウララがレースに負けてから良いことはなかったな)



キングヘイロー(ウララさんが暗い顔をしているのは私も辛いのよ)



ブラトレ(俺はお前たちのトレーナーだ。担当が困っているならなんとかしないとな)



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

トレーニングで体を動かし、その後は肉を食べようテイオーのお陰で本格的な焼肉が食堂で食べられるし
肉を食べれば元気になるとウララに提案するブライアン

ナリタブライアン「そういうことなら私に任せろトレーナーがやる必要はない」



ナリタブライアン「ウララ、トレーニングで体を動かしその後は肉を食べるぞ」



ハルウララ「へ?」



ナリタブライアン「テイオーのお陰で本格的な焼肉が食堂で食べられるしお代わりも無制限だ!」



ナリタブライアン「肉を食べればどんな奴でも幸せになれる」



ハルウララ「…ごめんねブライアンちゃん、そんな気分じゃないかな」



ナリタブライアン「なに?」



ハルウララ「トレーナーさんごめんなさい!今日はちょっと休ませて!」



ブラトレ「どこに行くんだ?」



ハルウララ「お部屋に戻るだけだから!キングちゃん先に戻ってごめんね!」



キングヘイロー「そんな…ウララさん……」



ナリタブライアン「肉が負けるのか」



ブラトレ「ブライアン……」

寮にて



ハルウララ「夢だ。またいつもの夢が私に語りかけてくる」



ハルウララ「私はそんなことしたくないのに、夢の中で私に命令してくる」



ハルウララ「壊せ殺せ妬め憎悪しろ。なんでそんなことを言ってくるの?」



ハルウララ「私を苦しめたいから?これが私への罰だっていうの?」え、違うけど



ハルウララ「……こんなことしてても意味ない。塞ぎ込んでてもしょうがない!」



ハルウララ「幸せになれるようにいっぱい努力しないと!その為にはトレーニング!」



ハルウララ「よし!マヤノちゃんに勝つ為にも頑張ろう!トレーナーさん達に迷惑かけてばっかりじゃいけない!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

数日後、トレーナー室にて



ブラトレ「ウララが桜花賞に出たいと聞いた時は驚いた」



ナリタブライアン「弥生賞の疲労は抜けていないだろう」



ハルウララ「エントリーはもう間に合わないって思ってたけど、出走を取り止めた子が居たから出れるようになった。これは運命なんだよ!」



キングヘイロー「ウララさんがやる気を出すのは素晴らしいことよ」



ハルウララ「走って幸せになれるようにトレーニングは沢山した!どんな結果でも満足だもん!」



ナリタブライアン「勝とうとしない奴がレースに出ることは侮辱だ」



ハルウララ「私の目標はマヤノちゃんに勝つこと!桜花賞の結果は関係ないもん!」

ブラトレ「ウララは負ける気で走るんじゃないんだろう」



ハルウララ「うん!」



ブラトレ「ならそれでいい。ブライアンはレースが近くピリついているだけだから気にするな」



ナリタブライアン「トレーナー今日はまともに寝れると思うなよ」



キングヘイロー「トレーナーさんは明日休むと連絡しておきましょうか?」



ブラトレ「キングも乗らないでくれ…」



キングヘイロー「一流の返しをしてあげただけですわ!」



ハルウララ「よーし桜花賞を頑張るぞ!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

安価下

たづな「スカーレットさん、そろそろトレーナーを決めませんか?入学してからスカウトを断り続けているんですよね?」

ダスカ「アイツ以外は認めないんで……アイツが私に気付くまでトレーナーは要らないです」

桜花賞前日たづなとダスカのやり取りを目撃するブラトレ、ウララ

学園内にて



ハルウララ「ーーそれでねブライアンちゃんが…」



たづな「ーー」



ブラトレ「あれはたづなさんと…誰だ?」



ハルウララ「あの色とツインテールスカーレットちゃんだね」



たづな「スカーレットさん、そろそろトレーナーを…」



ダイワスカーレット「アイツ以外は嫌なんです」



たづな「ライバルのウオツカさんとの差は開くばかりですよ」



ダイワスカーレット「アイツが私に気付くまでトレーナーは必要ありません」



たづな「ウオッカさんとスカーレットさんのレースは盛り上がっていたんですよ……」

ブラトレ「おもわず聞いてしまったがいい話しじゃなかったな。学園としてはウオッカとスカーレットのレースで盛り上げたいんだ」



ブラトレ「競バに人気で負けてはいけないと必死なんだ。だからって嫌がるウマ娘に強要することは良くないな」



ハルウララ「スカーレットちゃん…」



ハルウララ「アイツってまさかあの男のことなの?でもスカーレットちゃんは今まで普通だったのに」



ハルウララ「ウオッカちゃんと常に競ってて、スカーレットちゃんのトレーナーさんと喧嘩したと思ったら仲直りして」



ハルウララ「トレーナーさんと別れてからおかしくなったのかな…」



ブラトレ「前の世界の話しか?」



ハルウララ「でもそんなはず無いよ私だけがこの世界に来たからスカーレットちゃんは全く関係ない」

ブラトレ「ウララから話しを聞いて考えたことがある。神だと言った奴は可哀想だから、慈悲をウララに与えると言った」



ブラトレ「だがそれは間違いだそいつはウララに役割を持たせたかったんだろう」



ハルウララ「私の役割ってなに……?」



ブラトレ「それが何かわからなかった。だからこの話しの仮説すら立てることが出来なかった」



ブラトレ「たがウララの態度や彼の周りで起こっていることから一つの仮説が立てられた」



ブラトレ「ウララはマヤノトレを恨んでいるな」



ハルウララ「うん」



ブラトレ「顔を見るのも嫌なくらいだな」



ハルウララ「うん」



ブラトレ「殺したいと思ったことはあるか」



ハルウララ「…うん」



ブラトレ「それがウララの役割だったんじゃないのか?その神と言う存在はマヤノトレを消して欲しかったんだ」

ブラトレ「その存在は自分がこの世界に来ることはできない。いや、来る為にはマヤノトレが邪魔だったんだ」



ハルウララ「あの子はここに来てなにがしたいの…?」



ブラトレ「わからない。ただダイワスカーレットが最近おかしくなった理由はわかる」



ブラトレ「ウララではマヤノトレを殺さない、殺せないとわかったから次の存在を送り込んだ」



ブラトレ「それが彼女…ダイワスカーレットの中にいる。ダイワスカーレットには変わらないが魂は別物だ」



ブラトレ「あのダイワスカーレットもマヤノトレに恨みがある。殺したくなるほど強い恨みがな」



ハルウララ「……トレーナーさん、キングちゃんに言って目覚まし時計を持ってきておいて」



ブラトレ「なにをするつもりだ」



ハルウララ「お話ししてみるけど最悪私が殺されちゃうかもしれない。だからその時は…時計を使って助けてね」



下2 会話の内容や起こったこと

一人になったダスカに話し掛け
「やっぱり、スカーレットちゃんもマヤノトレに恨みがあるよね?なにがあったの?」

「別にアンタ見たいに恨んではないわよ。ウララ。私とあいつの出会いからあの世界は始まったのよそれを思い出して欲しいだけよ」

学園某所



ハルウララ「スカーレットちゃんもマヤノトレに恨みがあるよね?」



ダイワスカーレット「別にアンタ見たいに恨んではないわよ」



ハルウララ「そうなの……?」



ダイワスカーレット「アタシとアイツの出会いからあの世界は始まったのよ。アイツにはそれを思い出して欲しいだけ」



ハルウララ「スカーレットちゃんの言ってることはわからないけど、マヤノトレは前の世界のことは覚えてないんだって」



ダイワスカーレット「だからって諦めるわけないじゃない。アンタなんかよりアタシの方が価値があるのよ」



ハルウララ「なにを言ってるかわかんないよ……」



ダイワスカーレット「ならアンタでもわかるように説明してやるわよ」

ダイワスカーレット「あの世界とこの世界は始まりの地点が同じ。それ以降に大きな差が出てるのはアンタと言う通り」



ダイワスカーレット「じゃあ始まりの地点ってなによ。いつ何時どこで何があったか知ってるの?」



ハルウララ「知らない……わからない…」



ダイワスカーレット「始まりの地点はアタシとアイツが出会った日。アイツの世界にアタシという存在が刻まれた日よ」



ダイワスカーレット「アタシはアイツと出会ってすぐに役目を終えた。そして一人でずっと過ごした」



ダイワスカーレット「使われることもなく時間も流れることも無い。永遠の無を与えられていたわ」



ダイワスカーレット「悲しむことも死ぬことも出来ずにずっと過ごしていたらー」



ハルウララ「女の子が助けてあげるって言ってきたんでしょ」



ダイワスカーレット「……そうよ」



ハルウララ「その子になんて言われてこの世界に飛ばされたか覚えてる?」



下2 ダスカのセリフ、行動

可哀想だとか慈悲をとか言ってたわね。
この世界ではあの男は神(プレイヤー)の加護を受けてないとかよくわからないこと言ってた

↑+
けど、「もう一度チャンスをあげるよ。だから今度は失敗しないでね」って言われたのは覚えている

ダイワスカーレット「可哀想だとか慈悲をとか言ってたわね。それとこの世界ではアイツはPの加護を受けてないとかよくわからないことも言ってたわ」



ハルウララ「私と同じ……」



ダイワスカーレット「加護は無いけど運命は同じ海路を進む。土地で嵐があろうとも港に辿り着く運命は変わらない。本当に意味がわからないわよ」



ダイワスカーレット「あれはアタシに言ってたんじゃないかもしれないわね。独り言かなにかだったのかも」



ダイワスカーレット「…普通なら助けてくれてありがとうって神様にお礼を言うところよね。けどそうじゃないんでしょ?」



ハルウララ「…ごめん。私とスカーレットちゃんじゃ状況が違う。私はね、前の世界でマヤノトレを…」




キングヘイロー「ーーこっちで確かですのね」



ブラトレ「人気の無い場所で二人だけで話すと言っていたからここしかない」



「ーー!」



キングヘイロー「あそこから声が!」



ブラトレ「……ウララ!!」



ダイワスカーレット「よくもアイツを殺したわね!!」



ハルウララ「ぐ…ぅ……!」



ダイワスカーレット「アタシだけのトレーナーなのに!アタシが居なかったらアイツは存在すらできなかったのに!」



ブラトレ「ウララの首から手を離せダイワスカーレット!」



ハルウララ「……っ」



キングヘイロー「離しなさいこの!!」



ダイワスカーレット「邪魔するな!」



キングヘイロー「うっ!!」ドガッ
ブラトレ「ウララ……!」バキッ



ダイワスカーレット「アンタは許さない!絶対にー」



ハルウララ(そっか……邪魔だったのは私なんだ……私を消せば思惑通りになるんだね……)



ハルウララ(マヤノトレを殺すんじゃない……私を消す為にスカーレットちゃんを…)



ダイワスカーレット「ーー!!」



ハルウララ(トレーナーさんごめんね……私…ここまで……)



下2 どうなったか

キングのウララに対しての思いが目覚まし時計を起動させた。
1分前程に戻りウララの「マヤノトレを殺害」したという発言をしようとした瞬間に口を塞ぎ連れ帰った


一分前じゃなくて余裕持って5分前くらい
殺害したを隠して他にも色々聞こう

ハルウララ「」



キングヘイロー「ウララさん!ウララさん!!」



ダイワスカーレット「そっか…アタシはこの為にここに来たんだ。これが正解なんだ」きひひ、そうだよ



ブラトレ「早く病院に…救急車を……」



ダイワスカーレット「そんなことさせると思う?悪いけどアンタ達もー」



キングヘイロー「ウララさんを救うのは私!!」



ダイワスカーレット「目覚まし時計なんか武器になると思ってるの?」



キングヘイロー「やぁぁぁぁぁぁぁ!!」



ガシャーン




目覚まし



学園内にて



ハルウララ「私がスカーレットちゃんに殺される……」



キングヘイロー「スカーレットさんはマヤノトレさんに特別な思いを持っているのよ。だからウララさんの話しを聞いて…」



ハルウララ「キングちゃんのおかげで助かったよ、それにスカーレットちゃんがこの世界に来た理由もわかった」



キングヘイロー「お願いだから二人きりにならないで!」



ハルウララ「そうなったらスカーレットちゃんには聞きたいことが沢山ある。前の世界で私がなにをしたのかは絶対に言わないから」



キングヘイロー「絶対に行かせないわよ!」



ハルウララ「心配してくれる気持ちは嬉しいけどこれは私とスカーレットちゃんの問題だから」



キングヘイロー「嫌!絶対に行かないで!ウララさん!」

安価の出し忘れ



下2 このあとどうなったか


ブライアン「私も同じ意見だダイワスカーレットとは二人にならないほうがいい……言わなくても気づかれるかも知れない」
ブラトレ「マヤノトレ…主人公兼ラスボスだったか……」

キングヘイロー「行かないで……!」ギュッ



ハルウララ「……」



キングヘイロー「ウララさんが死ぬ所なんて二度と見たくないの…」



ハルウララ「……ごめん私が間違ってた。ここまで言ってくれてる友達のことを無視なんてできない」



キングヘイロー「う、う…ううう……」



ハルウララ「私の為に泣いてくれてありがとうキングちゃん。もう二度と悲しませたりなんかしないからね」

トレーナー室にて



ナリタブライアン「私も同じ意見だ。ダイワスカーレットとは二人にならないほうがいい」



ハルウララ「私が言わなくてもスカーレットちゃんが気付くかもしれないもんね」



ブラトレ「ウララとキングの話しを聞く限りマヤノトレは主人公でありラスボスの立場だな」



キングヘイロー「ウララさん、ウララさん……」



ナリタブライアン「ダイワスカーレットよりこっちが優先だ」



ブラトレ「明日が桜花賞だというのにキングがこれじゃマズイな」



ハルウララ「私のせいだからなんとかする!」



ナリタブライアン「できるのか?」



ハルウララ「もし一人で無理ならトレーナーさんの力を借りる…かも」



ナリタブライアン「トレーナーは私のモノだ。私にも話しを通しておけ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

部屋内



キングヘイロー「ウララさんが死んだだけじゃなく……死体がバラバラにされて…」



キングヘイロー「私は…うう……止めることも出来なくて…」



ハルウララ「キングちゃんのお陰でその未来はちゃんと回避されたから大丈夫だよ」



キングヘイロー「ウララさん……何処にも行かないで…」



ハルウララ「抱き着かれてるからどこにも行けないかな…」



キングヘイロー「うう…うっ……うううう…」



ハルウララ(私が殺されちゃったっていうのが凄くショックなんだよね。私が馬鹿にされたとき怒ってくれたのもキングちゃんだった)



ハルウララ(私のことを大切に思ってくれて嬉しいよ。けど明日はレースだからこのままじゃいけないよ)

ハルウララ(ショックを与えるのがいいと思うけどこの状況だし、どうしよう)



キングヘイロー「ぐす……」



ハルウララ(あ……一つ思いついたけどどうだろう…うまくいくかな…?)



ハルウララ(うまくいかなかったら最悪目覚まし時計を…ううん私が嫌われるだけだからあれは使わない)



ハルウララ(明日のレースの為だからね。ごめんキングちゃん!)



キングヘイロー「……んむ…」



キングヘイロー「え…ウララさん…今……?」



ハルウララ「ごめんねキングちゃん…泣き止んで欲しかったからちょっと…キス……しちゃった…」



下2 キングヘイローのセリフや行動

ウ、ウララさん!するのはいいけどもうちょっと雰囲気を考えてっ!////と顔を赤らめながら離れた。
するのはいいのかと思う三人

キングヘイローとハルウララの部屋内での出来事です



再安価 下1 お願いします

キングヘイロー「……」



ハルウララ(やっぱり怒らせちゃったかな、でもこれで泣き止んでくれたし良かったー)



キングヘイロー「…………もっと」



ハルウララ「へぇ?!」



キングヘイロー「……」



ハルウララ(聞き間違いじゃなかった!もっとってなに?!どういうことなのキングちゃん?!)



キングヘイロー「…………」



ハルウララ(目をつぶって待ってる!!これはもう…そういうことなのかなぁ…)

キングヘイロー「ん……んむぅ…」



ハルウララ(気付かなかった私が悪いんだ。キングちゃんは私への気持ちを隠し切れてなかった)



キングヘイロー「もっと…もっとぉ……」



ハルウララ(トレーナーさんに私の裸の写真を送ったとき、キングちゃんが撮影してくれたよね)



キングヘイロー「ウララさぁん……」



ハルウララ(あの時、キングちゃんの様子が少しおかしいと思ったんだ。あの時はわからなかったけど今ならわかるよ)



キングヘイロー「んんんんっ……」



ハルウララ(私の裸を見て興奮しちゃってたんだね。執拗に自分のスカートを気にしてたのはそういうことだったんだ)



ハルウララ(こんな私でキングちゃんはいいの?いいからこういうことになってるんだよね)



キングヘイロー「あ……っ…ん…」



ハルウララ(キングちゃんの気持ち、受け入れるよ)


下2 どうなったか

最安価スマソ

ウラ×キンでウマぴょい!
晴れてカップル誕生でデジタルとそのトレーナー(ウマ娘オタク)が尊死を迎えた。

アグネスタキオンとアグネスデジタルの部屋



アグネスデジタル「め"っ!!」



アグネスタキオン「おやおやいつもの発作かい?」



アグネスデジタル「尊さの波動が!う"っ!!」



アグネスタキオン「随分と難儀な体質なんだねぇ」



アグネスデジタル「何処からかはわかりませんけど猛烈な…はぅっ!!」



アグネスタキオン「一旦外に出て頭を冷やした方がいいだろうねぇ」



アグネスデジタル「そうさせてもらいましゅ……」ガチャッ



アグネスタキオン「やれやれ彼女のはエスパーの類いかもしれないねぇ。それを確かめる実験を今度試しても良いだろう」



「ギエーーーーーー!!」



アグネスタキオン「おやぁ?」

アグネスタキオン「どうしたのかと思ったら倒れているじゃないか」



アグネスデジタル「は、はひ……」ピクピク



アグネスタキオン「仕方ないから部屋に戻してあげようねぇ」ズルズル



アグネスデジタル「ウマ娘ちゃん同士でうまぴょい…そんなの…しゅごすぎるぅ……」



アグネスデジタル「あ"っ!!声が!!ウマ娘ちゃんの喘ぎ声が!!う"っ!!」



アグネスデジタル「水音と舌が絡まる音が交互に?!あばっ!!」ブシュッ



アグネスタキオン「鼻血を噴き出してしまったねぇ。明日の桜花賞は走れないかもしれないねぇ」



アグネスデジタル「もう死んでもいいでしゅ……こんなの濃厚なのを…生で……生で?!」



アグネスデジタル「指がそんな深くまで!!あっ!!あっ!!あっ!!ごぶっ!!」ゴボッ



アグネスタキオン「君はもう手遅れかもしれないねぇ」

今日はここまでです



遅くまでありがとうございました

桜花賞当日控え室にて



ブラトレ「キングの調子が戻ったことは良かったんだが……まさか…そうなるとはな」



ナリタブライアン「告白は済んでいないんだろう」



キングヘイロー「あんなことをしておいて言えることではありませんけど、ウララさんに対する感情が親愛なのか恋愛なのかまだハッキリしません」



ハルウララ「キスをしたのは私からだからキングちゃんを責めることはしないで」



ブラトレ「いずれはハッキリさせないといけないが今日はその事は忘れよう。桜花賞のことだけを考えてくれ」

ブラトレ「作戦はウララは逃げ、キングは差しでいこう。キングは周りの動きに合わせる必要は無い。スローペースに巻き込まれるくらいなら早めにスパートをかけてもいい」



ナリタブライアン「問題はお前たちに体力が残っているかだ」



キングヘイロー「調子は絶好調ですけど体力は殆どありません」



ハルウララ「朝まで……だったもんね」



ブラトレ「二人とも途中で体力が無くなる可能性がある。だがこのレースはマイル、余力が残りやすいレースだ」



ブラトレ「ライブのことは考えなくてもいい、余力も残さず全力で走ってこい」



ハルウララ「二人で楽しく走ろうねキングちゃん!」



キングヘイロー「今日こそ速さの向こう側に到達してみせますわよ!」



下2 このあとどうなったか

レース中



サクラバクシンオー「私と同じく逃げのようですね!委員長として負けられません!」



ハルウララ「追いつけない…うう……体力が…」



タイキシャトル(いい位置に着けマシターー!)



スペシャルウィーク(勝ってトレーナーさんに勝利をプレゼントするんです!)



キングヘイロー(ペースが早い…!かなり早めにスパートをかけないと間に合わない!)



アグネスデジタル「……」

アグネスデジタル(昨日うまぴょいしてたのはキングさんウララさん!!ウラキン?!キンウラ?!むほぉぉおぉ!)



アグネスデジタル(朝までうまぴょいしてたからお風呂に入ってきたんですよね?けどまだ匂いが残ってましゅ!)



アグネスデジタル(指の間!爪の間に濃厚なのが残って……んぎゅうううう!もっと近くで堪能したい!)



アグネスデジタル(うまぴょい直後のウマ娘ちゃんとレース!こんなの生涯忘れましぇん!!)



タイキシャトル「ワッツ?!割り込んで来タ?!」



アグネスデジタル「もっと近くで!もっと、もっと、もっとぉ!」



下2 レースの展開を

ゾクッ



ハルウララ「な…なにこの感触……いつもの悪夢とは違う…変な悪寒が……」



尊み尊み尊み



ハルウララ「逃げなきゃ…逃げないといけない!」



サクラバクシンオー「おおっ!もうスパートをかけますか!負けませんよーー!」



スペシャルウィーク「邪魔です!!」



タイキシャトル「ストロングパワーですネ!」



アグネスデジタル「むふふふふぅ!!」

キングヘイロー「よし……今よ!」



スペシャルウィーク「デジタルさんのせいで抜かれた!」



タイキシャトル「ノォォォーーー!」



アグネスデジタル「ウララさんとキングさんが並ぶ!ウラキン!ウラキン!!むひゃひゃひゃひゃ!」



サクラバクシンオー「悪寒!!」



ハルウララ「怖いくらいのプレッシャーが!」



キングヘイロー「やぁぁぁ!!」



下2 コンマ

奇数 キングかウララ
偶数 バクシンオー
ゾロ目 変態

下1 着順を

一着はウララかキング固定

レース終



ハルウララ「勝った……けど………ぅ…」一着



キングヘイロー「ウララさんしっかりして!」二着



サクラバクシンオー「随分と飛ばしていましたし最後のスパートも早くに仕掛けていました。体力を使い切ってしまったんですね」三着



アグネスデジタル「尊い……ありがたやありがたや」四着



スペシャルウィーク「デジタルさんが強引に内に来るから……」五着



タイキシャトル「バッドな結果デス……」六着



ハルウララ「ライブ……いかないと…」



キングヘイロー「そんな状態じゃ無理に決まってるでしょ!」



サクラバクシンオー「ライブの開始時間を遅らせられないか掛け合ってきます!これこそ委員長の役目ですね!」

医務室にて



ブラトレ「体力を全て使い切っての勝ち。ウララがG1を勝てたというのは凄いことだ」



ナリタブライアン「終わってみればトレーナーの担当が一着と二着だ。トレーナーが優秀なことを示せたな」



キングヘイロー「ゴール前からウララさんの様子がおかしかったの!自分のことを考える暇なんかなかったわ…」



ブラトレ「速さの向こう側に触れることも無かったか。だが結果は二着で走るレースをマイル以下にしたことは正解なようだな」



キングヘイロー「私のことはいいからウララさんを!」



ナリタブライアン「疲労で倒れただけだ安静にさせておくしかできないぞ」



ブラトレ「この様子じゃライブは無理だな…俺も頭を下げてくる。少しの間ウララを頼んだぞ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事


+夢の中でまだPの加護でおかしくなる前のマヤノトレ(この場合はウララトレ?)にレースの初勝利を褒められまだ楽しかった頃を思いだし寝ながら涙を流した

~~ーー



『トレーナーさんウララ一番だったよ!』



『よくやったウララ!お前は自慢のウマ娘だ!」



『走るだけでも楽しいけどトレーナーさんが喜んでくれると嬉しい!』



『俺もウララが喜ぶ姿を見て嬉しいぞ!』



『トレーナーさんとずっと一緒に走っていたい!これからも宜しくね!』



『俺たちならどんなレースでも勝てる!ウララと有マだって勝てる!』



『うん!これからも頑張ろうねトレーナーさん!』

『夢…トレーナーさんと初めてレースに勝った時の…』



「あーあ~~~聞こえる~?」



『え……?』



「うーんやっぱ聞こえないや。そっちからこっちへの干渉は無理なのは面倒だなあ」



『誰……なの……?』



「こっちの声が聞こえてる前提で話しとくよ。お前は死にかけてるんだからこっちの声が聞こえて当然だからね」



『私…死ぬの……?』



「どうせなんで死ぬとか言ってんでしょ?ウマ娘の走る速度からいって体力が無いのに全力疾走とか馬鹿じゃない?」



「内臓に蓄えられるエネルギーは限られてる。それも使い切ったら衰弱して死ぬだけじゃん」



「まあ死にかけてるだけでどうせ助かるんだろうけど。面白くないよね~」



『なにを言ってるの……?』

「あたしが見たかったのはお前が復讐する所。醜い感情ほど見てて面白いものは無いもんね」



「それなのにナニあれ?プレイヤーを殺すどころか楽しそうに過ごしちゃってさ」



『私をこの世界に飛ばした理由って…そんなことなの……?』



「こんなことならあの世界で地獄に堕としてやればよかった。そうしたらお前を永遠に殺せたのに」



『酷いよ……』



「言っておくけどお前が大罪を犯した事実は消えない。たかがゲームのキャラクターのくせにプレイヤーを殺した」



「だからあたしが干渉できた。神さまであるこのあたしが救ってあげたんだよ」



『違う…貴女は神さまなんかじゃない……』



「あたしは神だ」

「まあ面白いものは見れなくなったけど変わりにいいものを見つけたからいいよ」



「目覚まし時計」



「あんなものがその世界にあったなんて!それはあたしが使わなきゃきけない!」



「目覚ましを回収する為に別の奴を飛ばしたけど、どんな感じかな~」



『もしかして…スカーレットちゃんが……』



「以上……きひひ、もう名乗ってあるから名前は言わないよ。精々足掻いてみなよ大罪人…いやウマ娘」



「どう足掻いてもお前は地獄に堕ちる。罪は魂に刻まれている。世界が変わっても結末は変わらない」



『あ…………』



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ライブはデジタル、スペ、タイキが頑張ってくれた。
それから数時間後ウララが目を覚まし。
ウララ「仲直りしよう、自称神は私が貴方に憎悪をぶつけるのを楽しみにしてる思い通りにさせない」
マヤノトレ「……分かった」
と前世の二人は和解。



病院にて



ハルウララ「ーーん…」



キングヘイロー「ウララさん……?」



ハルウララ「ここ…どこ……?」



キングヘイロー「ウララさぁん!!」ギュゥゥ



ハルウララ「ぐえ……痛いよキングちゃん…」



キングヘイロー「良かった!目を覚ましてくれてよかった!」



ハルウララ「病院……?そっか、私レース場で倒れたんだ…」



キングヘイロー「うあぁぁぁぁん!!」



ハルウララ「心配かけてごめんねキングちゃん…もう大丈夫だから」

ブラトレたちが来ました



ブラトレ「目が覚めたのは良かったが今日一日は入院しているんだ。一時は危なかったんだからな」



ハルウララ「トレーナーさんライブのこと…ごめんなさい」



ブラトレ「それなら問題ない、アグネスデジタルが完璧に穴を埋めてくれたからな」



アグネスデジタル「ウラキンてえてえ……」



ハルウララ「ありがとうデジタルちゃん!」



アグネスデジタル「ははぁん!推しにそんなこと言われるなんて幸せ過ぎましゅ!」



ハルウララ「喜んでくれてるのかな……?」



アグネスデジタル「これ以上推しの邪魔はできません!どうぞ心ゆくまでウラキンを満喫しててください!」



ハルウララ「う、うん……」

アグネスデジタル「はぁっ!!最後に一ついいですか?!」



ハルウララ「いいけど…」



アグネスデジタル「うまぴょいしたあとのお風呂は気を付けて下さい!一緒にシャワーなんか浴びた時なんかもう大変!」



アグネスデジタル「尻尾の毛って絡まりやすいんですよ!キンウラなんか色が全然違うので目立ちまくりです!」



ハルウララ「……ぁ」



ブラトレ「すまんウララ……俺では気付けなかった…」



アグネスデジタル「最後の直線でスパートをかけるキングさん!激しく揺れる尻尾に混じるピンクの毛!」



アグネスデジタル「おほほほぁぁぁ!!ぴゃああああっ!!」



アグネスデジタル「大満足でしゅ!!それでは失礼しました!!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事


+その頃学園では学園を競バより盛り上げる為に理事長がエキシビションマッチ、全トレセン生でトーナメントを後日開催する事に決まった

キングヘイロー「う……う…う………!!」



ハルウララ「シャワー…一緒に浴びちゃったよね…」



キングヘイロー「やめてウララさん…!」



ブラトレ「俺からはなんとも言えないが、身だしなみはかなり気をつけよう」



ハルウララ「尻尾のって映像に残っちゃってるよね…」



ブラトレ「間近で走っていた変態くらいしか気付かないはずだ」



キングヘイロー「ちゃんと確認したはずなのに……!」



ハルウララ「シャワー中もだけど鏡の前でもキスしてたからあんまり確認できてなかったと思うよ」



ブラトレ「……」



キングヘイロー「こんなの一流には程遠いじゃない!ウララさんが無事で良かったけどこれじゃあんまりよ!」

ナリタブライアン「アグネスデジタルが緩みきった顔で歩いていたぞ」ガチャッ



ブラトレ「理事長のメッセージの内容は何だった?」



ナリタブライアン「競バ対策で学園を盛り上げる為にエキシビショントーナメントを開催するとのことだ」



ナリタブライアン「全生徒が対象で障害を走るウマ娘も参加すると言っていた」



ブラトレ「開催されなくなった重賞の代わりというわけだな」



ナリタブライアン「開催時期はG1と重ならないように配慮するらしい」



ナリタブライアン「それとトーナメント専用のライブも開催される。センターは無く全員で歌って踊るもので、一着ならソロパートが増えると聞いた」



ブラトレ「理事長はちゃんと考えてくれていたんだ…その事実が嬉しい」

ナリタブライアン「…で、コイツはなぜ顔を赤らめている」



キングヘイロー「知りませんわよ!!」



ナリタブライアン「予想はつくが悪いのはお前だ。トレーナー、あれを持ってきたがどうする」



ブラトレ「アレか。そうだな…俺から渡そう」



ブラトレ「ウララ、今回のレースはよく頑張った。倒れるほど全力で走った結果に見合ったものを渡そう」



ハルウララ「トロフィー……」



ブラトレ「桜花賞、G1を制したウマ娘に贈られる勲章だ。おめでとうウララ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

自称神は誰なんだ……サ○ゲか?
ksk

笑って祝福してくれたブラトレの姿が夢で見た前世のトレーナーと重なって見えウララの目から自然と涙が溢れブラトレに抱き付いた。
ブラトレはウララを優しく撫でながら抱き返しキングとブライアンも重なるように二人を抱き締めた

ブラトレ「おめでとう」
『よくやったなウララ!』



ハルウララ「……う…うぅぅ……ぐすっ…」



ハルウララ「トレーナーさん!」



ブラトレ「おっ…と」



キングヘイロー「…!」



ブラトレ「よくやった。今だけは辛いことも全て忘れて好きなだけ泣いていい」



ハルウララ「うぁぁぁ……うぅ…………」



キングヘイロー「……」ピクピク



ナリタブライアン「我慢しろ私もしてる」



キングヘイロー「わかっていますわよええ。一流ですからこんなことで妬いたりしませんわ」

ブラトレ「…二人ともそんな顔しないでくれ。やましい気持ちは一切無いんだ」



キングヘイロー「わ私は別に!」



ナリタブライアン「顔には出していない」



ブラトレ「尻尾が……」



ナリタブライアン「……」ブンブンブンブン



ブラトレ「ブライアンはまた今度な?」



ナリタブライアン「今日の夜だ。レースが近いから体力を使うのは今のうちにしておく」



ブラトレ「……」



ナリタブライアン「次は皐月賞だ。強敵が多い分勝った時の価値は大きい」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事





オグリキャップ「今日の桜花賞は本当ならタマが出ていたレースだった」



イナリワン「あの展開ならタマが差し切って一着だったぞ!」



スーパークリーク「タマモクロスさんはマイルから長距離に適正がありました。レースに出ていれば良い走りを見せてくれたでしょうね」



オグリキャップ「タマの様子が知りたい。競バ場に行って様子を見に行こう」



イナリワン「無断で寮を抜け出してだな!」



スーパークリーク「大切なチームメイトの為ですから見逃してくれるはずです」



オグリキャップ「行こう。まだレースに間に合うはずだ」

競バ場にて



オグリキャップ「バ券を買わなくても入場できるのは良かった」



イナリワン「これからやるメインレースでタマが走る!」



スーパークリーク「人気…ここではオッズというんですね。それはどうなっているんでしょうか」



オグリキャップ「バ券を買わない側じゃ確認できない」



イナリワン「もうゲートに入ってやがるな…様子は見えない」



スーパークリーク「元気に走ってくれていればいいんですけど」



下2 レースやタマモクロスの様子はどうだったか

レース開始



オグリキャップ「飛び出したのはタマだ」



イナリワン「明らかに調子は悪そうだ…見てらんねぇよ」



スーパークリーク「さっきバ券を買っていた人が言っていたんですけど、タマさんが走るとオッズ的に美味しくないと言っていました」



イナリワン「つまり勝つことは勝ってるってことだ」



オグリキャップ「相手も強いがタマの方が強い。苦手な相手でも差し切るのがタマの走りだ」



スーパークリーク「凄い……トレセン学園に居た頃より強く、速くなってます」



イナリワン「タマモの奴……」

タマモクロス、一着でゴール



オグリキャップ「勝った…流石はタマだ」



「……!」



イナリワン「蹲ってどうしたー」



オグリキャップ「タマ!」



スーパークリーク「いけない!走り終わった後に吐くのは危険な兆候です!」



オグリキャップ「食べ者が吸収されていない!タマは無茶な身体の使い方をしてる!」



イナリワン「オッサン達が隔週どうこう言ってたのは…まさかアイツそんなハイペースでレースに出てんのか?!」



スーパークリーク「身体を壊して走れなくなるどころか命の危険だってあります!」

オグリキャップ「よく見たら服も靴もボロボロだ…タマ!!」



「……」



スーパークリーク「一瞬こっちを見てくれたのに…」



イナリワン「タマモーー!何考えてやがんだーー!」



オグリキャップ「このまま残ってタマが帰るまで待ち伏せよう。ちゃんと話しを聞かないと帰れない」



下2 このあとどつなったか

出口でタマを待っていたら『負け続けの競走バによる一発逆転最終杯』というのが近日に行われるポスターを見つけた。これにも負けたウマ娘は契約破棄からの地下送り、アダルト方面送りにされる模様。


競バ内にて



タマモクロス「ゲ……ふぅ……ちょっとマシになったし…帰ろ…」



タマモクロス「今日も勝って貰うもん貰ったし…早く帰って……仕送りしたらな…」



オグリキャップ「タマ」



タマモクロス「……やっぱりお前らやったか」



スーパークリーク「また吐いてたんですよね?お医者さんには通ってるんですか?」



イナリワン「なに考えてやがるんだタマモ!!」



タマモクロス「ウチのことはアンタらに関係ないやろ。賞金もやらんからな」



オグリキャップ「話しがしたい」



タマモクロス「ウチは話すことは無い」



スーパークリーク「競バの体調管理はどうなっているんですか?安全対策は無いんですか?」



タマモクロス「ウチが勝手に出てるだけや。そっちも体調不良やけどG1に出とるのは何人もおるやろ」



オグリキャップ「体調が悪いのは認めるんだな」



タマモクロス「うるさいわボケ」

オグリキャップ「このポスターは何か説明して欲しい」



『負け続けの競走バによる一発逆転最終杯』



タマモクロス「ウチには関係ない」



スーパークリーク「いつまでも勝てるとは限りませんよ」



イナリワン「お前最後はどうなるかわかってんのか?!」



タマモクロス「わかってるよ。負け続けたらこのレースに出されて、そこで負けたらAVか風俗行きや」



イナリワン「ふざけんな!!」



タマモクロス「ふざけて無いんじゃ!トレセン学園を卒業したあとどんな仕事がある?!走ることしか考えてない連中とは違う!」



タマモクロス「負けたらAVやない、その道が用意されとる!金が稼げるんや!」



オグリキャップ「正気なのかタマ」



タマモクロス「普通の仕事やったら自分が生きるだけで精一杯や。せやけど男を相手にしとったら大金がもらえる」



タマモクロス「ウチは最後こうなるって知っててこの道を選んだ。覚悟はとっくに出来とるんや」

ルナトレ「我々はルールを守って運営しています」



イナリワン「出やがったなクソ野郎!」



スーパークリーク「貴方はなにを考えているんですか?」



ルナトレ「競バに所属しているウマ娘には契約金が支払われます。成績が悪ければその契約金を回収する手段が必要になります」



オグリキャップ「そんなのは合法じゃない」



ルナトレ「こちらは仕事を斡旋しているだけです。その許可は取っていますし最終的に選ぶのはウマ娘です」



タマモクロス「ウチは自分の意思でここにおる邪魔はすんな」



ルナトレ「ルールを破っているのは皆さんの方ではないですか?無断で外出だなんてバレたら大変ですよ」



オグリキャップ「……タマ、私はー」



タマモクロス「いいから消えろ。もう二度とウチに構うな」



オグリキャップ「……」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

オグリトレ「オグリ達は無断外出じゃない、俺が外出申請しておいた」



オグリキャップ「トレーナー」



オグリトレ「タマ、今日お前の実家に行ってきた。親御さんはお前が稼いだ金に1円も手を付けてない」



タマモクロス「な……なんで…」



オグリトレ「弟と妹も使っていない。1円たりともだ」



タマモクロス「嘘や…あれだけあったらお菓子も……ご飯も腹一杯食べられるんやで…?」



オグリトレ「その理由はわからないのか?」



タマモクロス「わかるわけないやろ!金が無くて苦労しとんのに!ウチの為に借金までしてトレセンに行かせた癖に!」



オグリトレ「……」パンッ



タマモクロス「な……お前…」



オグリトレ「言ってわからないなら殴るしかない」

オグリトレ「親御さんが苦労していると言ったのか、生活が苦しいと助けを求めたのか?」



オグリトレ「お前の弟と妹がなにかを訴えたのか?」



タマモクロス「なんやそれ……意味わからへん…」



オグリトレ「桜花賞。思い出すことはないか」



タマモクロス「なんや…なにを言うてるんや……」



オグリトレ「開催時期が春休みだからレースを見に来てくれと言ったことは覚えていないのか」



オグリトレ「マイルにそこまでの適正が無かったのに、必死の努力で走れるようになったことは忘れたのか」



タマモクロス「……!!」



オグリトレ「親の為、家の為と言っているがお前がそうしたかっただけだ。金は大事だがお前は魂を売った」



オグリトレ「お前は金に買われたんだよタマモクロス」



下2 このあとどうなったか

タマモクロス「なんやそれ……チビらとの約束忘れて…ウチめっちゃアホやん……」ポロポロ



オグリキャップ「……」



タマモクロス「やり直したい……競バに来てから…全部…」



イナリワン「今更言ったって遅いんだよバカタマモ!!」



スーパークリーク「う…っ……」



ルナトレ「競バはいつでも辞めてもらって構いませんが、違約金はきちんと支払ってくださいね」



オグリキャップ「お前は黙っていろ」

タマモクロス「ぐ……!ぅげ…っ……!」



オグリキャップ「タマ、どうしたんだ大丈夫か?」



タマモクロス「ゲ……ェ……」



イナリワン「また吐いたぞ大丈夫かよ?!」



タマモクロス「……」ガタガタガタガタ



スーパークリーク「痙攣し始めた…いけない!」



オグリトレ「すぐに病院に運ぶぞ」



ルナトレ「おやおや…」



オグリトレ「競バは病気で走れなくなった奴から違約金を取り上げるような団体なのか?」



ルナトレ「……」



オグリトレ「そんなことが公になれば競バは終わりだな」



ルナトレ「いいでしょう…診断書があれば違約金は請求しません」



イナリワン「病気ってなんだよ?!なんの話しをしてんだよぉ!」



オグリトレ「こんなことで終わらせないからなタマ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

数分後



スーパークリーク「もうすぐ救急車が来ます!」



イナリワン「どうしちまったんだよタマモ……なにがどうしたってんだよ…」



オグリトレ「わかるかオグリ」



オグリキャップ「この身体は異常だ。脂肪がなさ過ぎる」



オグリトレ「ただ走るための筋肉だけを研いでいったような身体だ。ライブのことも考えず勝つ為だけの身体」



オグリトレ「体脂肪は3%も無い。こんな身体じゃ持つはずがない」



スーパークリーク「体脂肪が少な過ぎると生命活動に関わってくるんですよね?」



オグリキャップ「ボディービルダーが糖を摂らずに死亡したケースはいくつもあると聞いた」



イナリワン「タマモは死ぬのか?!」



オグリキャップ「糖…甘いものがあれば口に入れてやってくれ」

スーパークリーク「飴なら沢山あります!」



オグリトレ「それを砕いて口に入れてやってくれ」



タマモクロス「……」ガチガチ



イナリワン「震えてて無理だ!!」



オグリトレ「仕方ない口移しでやる」



オグリキャップ「私がやろう」



オグリトレ「オグリは身体を抑えててくれ。そっちの方が力がいる」



オグリキャップ「わかった」



オグリトレ「死ぬことはないだろうが応急処置だ。もう少しの辛抱だからな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

↑+そのまま救急車到達からのタマ入院で
次の日トレーナー会議でこの事をオグトレは「競バは危険、早く対処すべき」と話し合うことにことに




タマモクロス「……ぁ」



イナリワン「タマぁ!!」



オグリキャップ「意識が戻って良かった」



オグリトレ「いや……」



タマモクロス「やりらお……すん……やあ…」



スーパークリーク「うう……」



タマモクロス「れんむ……やりなお……うりい…」



タマモクロス「あえ……れえ…」



ピーポーピーポー



オグリキャップ「……タマ、もう大丈夫だからな」

翌日、会議室にて



オグリトレ「元学園生のタマモクロスが緊急入院した。状態は安定せず最悪の事態も覚悟する必要がある」



オグリトレ「こうなった原因は競バだ。タマモクロスがやったことたがそれが許される競バは危険だ早く対処すべきだろう」



ハヤヒデトレ「他にも学園から競バに行ったウマ娘は無茶を続けているらしいわ」



モブAトレ「隔週どころか毎週レースに出るような奴が多発してるってよ」



ブラトレ「安全対策もルールも杜撰過ぎる」



スペトレ「そうは言ってもどうしようも無いわよ。警察が動かないと私たちにできることは無いのよ」



ゴルシトレ「こっちで出来るとすれば競バに行くなって言うくらいだな」



オグリトレ「あんな奴らを野放しにしておくことがどれだけ危険か知ってもらえるだけでもいい」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

一発逆転最終杯とかいう外道レースをブラトレ、モブAトレ、ハヤヒデトレの同期3人は見に行く事を提案。そこにマヤノトレが「自分も行く……」と4人で見に行く事に。

前回同様ノリノリで変装してきたモブAトレ、低クオリティのハヤヒデトレ、白スーツのブラトレ。そしてまさかの女装して来たマヤノトレ(まさか性別変えてきた?って言うくらい似合ってる)

数日後、夜

 

ブラトレ「オグリトレからの情報で今日、一発逆転最終杯というレースが行われる」



モブAトレ「外道レースとはこのことだろう。なにせ負けたら風俗行きだろ?」



ハヤヒデトレ「二回目だけどアンタ達の服装には突っ込まないわよ」



ブラトレ「お前が言えたことじゃないだろう」



モブAトレ「黙れヤクザと変装やる気無し」



ハヤヒデトレ「なんですって?」



モブAトレ「結局まともなのは俺だけじゃないか」



ブラトレ「いいやまともなのは俺だ」



ハヤヒデトレ「今日はあと一人来るからその人を見て判断しましょう」



モブAトレ「先輩が変な格好して来たらどうすりゃいいんだよ」



ブラトレ「意識を飛ばすしかないな」

「ちょっと……すいません……」



ハヤヒデトレ「…嘘?!コイツが逆ナンされるの?!」



ブラトレ「ほら見たかこの格好はーー」



マヤノトレ「良かった……時間ぴったりだ…」



モブAトレ「おおっ?!」



ブラトレ「おあっ?!」



ハヤヒデトレ「まさか…マヤノトレさん……女装してきたの…?」



マヤノトレ「変装するなら…これがいい…」



モブAトレ「似合ってるっていうか…普通に女性だと思ったぞ」



ブラトレ「……気分が悪い」



マヤノトレ「よし…揃ったし行こうか……」



下2 レースはどうなったか、もしくは起こった出来事

レース中



モブAトレ「酷いなこれ」



ブラトレ「これはレースなのか?」



ハヤヒデトレ「負けたら風俗行きがかかってるんだから必死になるわよ。足も踏むし手段なんか選ばないに決まってるわ」



マヤノトレ「観客も…盛り上がっているようだ…」



モブAトレ「バ券の最低購入金額もいつもより高い。その分配当が馬鹿でかいぞ」



ブラトレ「観客の様子を見てわかった。勝てないウマ娘を応援する理由はこれか」



ハヤヒデトレ「風俗に沈んだ子を指名するっていうんでしょ。クズが考えそうなことだわ」



マヤノトレ「……決着がつきそうだ」

「いや!いやぁぁぁぁぁ!!」



「ああああああああ!!」



ブラトレ「負けてしまえば全てを失う…これが競バか」



モブAトレ「お…」ピクッ



ハヤヒデトレ「あんたまた当てたの?」



マヤノトレ「ギャンブルが…強いようだな…」



ブラトレ「アダルト方面への斡旋は強制じゃない。だが彼女たちにとって選択肢は無いに等しい」



ハヤヒデトレ「本当に嫌なものを見たわ…」



マヤノトレ「こんなものが…存在しちゃいけない…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

「ーー」



ブラトレ「ん……?あの顔は見たことがあるぞ」



モブAトレ「あの負けたウマ娘を連れて行ってる奴か?」



ハヤヒデトレ「あ!タマモクロスの担当だったトレーナーよ!確か覗きと下着泥棒でクビになった奴!」



「……」



ブラトレ「いまこっちを見てたか?」



モブAトレ「気持ち悪い顔してやがったな、なんだってんだよ」



「「「……」」」



ハヤヒデトレ「え、え?!なに?!この黒服の人たちはなんなの?!」



モブAトレ「お前が変な格好してるからだろうがよ!」

ルナトレ「おやまた会いましたね」



ブラトレ「……主任」



ルナトレ「できるだけ貴方達とは会いたくなかったんですが、競バに出入り禁止の人物が……おや…?マヤノトレさんは…?」



ハヤヒデトレ「なに言ってー」



ブラトレ「…」クイッ



ハヤヒデトレ(げぇっ!!)



モブAトレ(いつの間にウマ娘のコスプレしてんだ?!)



マヤノトレ(ハッピーミーク風)「……」



ブラトレ「……マヤノトレさんとは途中まで一緒でしたがここには居ません」



ルナトレ「どうやらそのようですね……ふむ…勘違いか何かなのか。念の為に施設内を捜索しておいて下さい」



「「「……」」」



ハヤヒデトレ(バレてない?)



モブAトレ(このクオリティならまずバレないだろうな)

マヤノトレ「……」ぴょこぴょこ



ハヤヒデトレ(あの耳動いてるけど?!)



ブラトレ(そういうコスプレのグッズがあるんだよ)



ルナトレ「マヤノトレさんが居ないなら少し話すのも悪くありませんね。今日のー」



モブAトレ「よーし俺は勝ったし帰るぞ!」



ハヤヒデトレ「そ、そうね早く帰りましょう」



ルナトレ「おやぁ?」



ブラトレ「……失礼します」



マヤノトレ「……」ペコリ



ルナトレ「ふむ……ううん…引っかかるんですけど証拠もありませんし…今はわざわざ相手をしなくていいでしょう」



ルナトレ「それにしても…ええ……まさか…いや違う……いくらなんでも…耳も動いてましたし……ううううん…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ksk

帰り道、桐生院とミーク(本物)とりこちゃん、リトルココン、ビターグラッセとばったり会っちゃった

帰り道



桐生院葵「マヤノトレさんが部屋に居ませんでした…」



ハッピーミーク「下の階の住民を脅すトレーナーは見たくなかったです」



桐生院葵「あれは脅しじゃありません!マヤノトレさんを確実にモノにする為に必要なことなんです!」



ハッピーミーク「引く」



桐生院葵「まさかどこかのホテルで…しらみ潰しに探すしかない……」



ハッピーミーク「担当変えて欲しい」

別の道



樫本理子「彼は出掛けているようでしたね」



ビターグラッセ「下の階が騒がしかったのはなんだったんだろ」



リトルココン「下品な女の声がしたから関わらない方がいいって」



樫本理子「少し心配ですね一応連絡を入れた方がいいでしょう」



ビターグラッセ「樫本トレーナーはもう少し積極的になったらいいのにね」



リトルココン「あんな奴に取られたくないからこれでいいし」

更に別の道



マヤノトップガン「居ない居ないトレーナーちゃんが居ない居ない居ないいいい!!」



シンボリルドルフ「随分と前に外出していたようだ」



マヤノトップガン「どこのメスと会ってるの?!見つけたら腹ワタを引き摺り出してやるから!」



シンボリルドルフ「程々にしておかないとトレーナー君に迷惑がかかるぞ」



マヤノトップガン「マヤがトレーナーちゃんの一番なのに!マヤ以外はいらないのに!」

十字路



桐生院葵「あ」



樫本理子「あ」



マヤノトップガン「…」



マヤノトレ(ハッピーミーク風)「……」



シンボリルドルフ「ん?」



ハッピーミーク「お…あ……?!」



ビターグラッセ「なにが起こったの?!」



リトルココン「逃げないと……!巻き込まれたら死ぬ!!」



下2 どうなったか

マヤノトレ「……これは誤か」
桐生院「マヤノトレーナーさん??私の担当になってまで私を喜ばせようと」
ミーク「もうやだ担当変えたい」
樫本「女装……そうかそういう方向性も……!」
マヤノ「」ギギギ

樫本理子「ウマ娘といえどこんな遅くまで外出してはいけません。まさかトレセン学園に所属しているのですか?」



ビターグラッセ「気付かないの?!」



桐生院葵「わ、私がマヤノトレさんの担当になります?!」



マヤノトップガン「そんな趣味があったんだ…大丈夫、どんなトレーナーちゃんでも受け入れてあげるから」



シンボリルドルフ「その姿で今夜はどうかな?実は私は隠していたがそっちの気もあるんだよ」



ハッピーミーク「お……お姉ちゃん……?」



リトルココン「逃げないと…巻き込まれたら命は無い……」ブツブツ



マヤノトレ「どうして…こうなるんだ……」

翌日、学園内にて



ざわざわ



キングヘイロー「皆さんあの話しのことばかりですのね」



ハルウララ「マヤノトレがウマ娘の女装好きで変態。ココンちゃんが動画を撮ってたんだよね」



キングヘイロー「あっという間に動画は拡散。学園で知らない人は居ないでしょう」



ハルウララ「ざまあみろって言いたくなっちゃうよ。ざまあみろ!」



キングヘイロー「この動画…初めて見たときは狂うほど笑ってしまいましたわ」



ハルウララ「変態に抱きつくミークちゃんと襲い掛かろうとするマヤノちゃんと葵さん。その隣でグラッセちゃんが上を向いて理事長代理が気絶してる」



ハルウララ「それとついでにレズだってバラされた元会長も不憫だよね」



キングヘイロー「ブラトレさんに変態とは距離を置くように言っておきましょう…」

遅くまでありがとうございました

レース場、控え室にて



一枠 ゴールドシップ
二枠 メジロマックイーン
三枠 シンボリルドルフ
四枠 オグリキャップ
五枠 テイエムオペラオー
六枠 トウカイテイオー
七枠 ナリタブライアン
八枠 ビワハヤヒデ
九枠 ウイニングチケット
十枠 ナリタタイシン
十一枠 マヤノトップガン
十二枠 マチカネフクキタル
十三枠 ライスシャワー






キングヘイロー「今回の皐月賞は凄いことなったわね」



ハルウララ「誰が勝ってもおかしくないくらい白熱しそうだね!」



ブラトレ「三冠を目指すならこのレベルのレースで勝つ必要がある。仮想有マとしても最高のシチュエーションだ」



ナリタブライアン「体調も良く調子も良い。普段以上の力を出せば問題なく勝てる」



ブラトレ「そうだ俺たちなら勝てる。ブライアンは何一つ負けていない」

ブラトレ「作戦は先行で行こう。いい位置をキープできるよう位置取りをしてくれ」



ナリタブライアン「展開によっては差しも考えていいんだな」



ブラトレ「それで問題無い。逃げ気味の先行に塞がれたら外に出て差しでいこう」



キングヘイロー「混戦になれば有利なのは逃げ。逃げが居ないのなら先行が有利になるわね」



ハルウララ「枠も悪くないから作戦の変更は問題無さそうだね!」



ブラトレ「序盤の位置取りが重要になってくる。多少体力は使ってもいいからベストポジションにつけるよう頑張っていこう」



下2 このあとどうなったか

別の控え室にて



シンボリルドルフ「トレーナー君、私はこのレースでどんな結果になっても悔いたりしない」



シンボリルドルフ「だがもし…私が学園から去る事になったら、君が面倒を見てくれるかい?」



マヤノトレ「……あぁ、君を見捨てたりしない…」



シンボリルドルフ「嬉しいよトレーナー君。これで心置きなく走ることができる」



マヤノトップガン「……」ピクピク



ツインターボ「 目が怖い……」



アグネスタキオン「嫉妬は時に力と変わる。彼女はいつもより実力を発揮できるかもしれないねぇ」

また別の控え室



ゴルシトレ「結局ガパオライスも出るから作戦はいつも通りで」



マチカネフクキタル「私はどうすれば良いでしょうか!!」



ゴルシトレ「知らねえ占ってろ」



マチカネフクキタル「そんな殺生な!」



ライスシャワー「マックイーンさんは大丈夫…?」



メジロマックイーン「準備は万全です。あとは私がどこまでできるか」



ゴールドシップ「今日は途中でリタイアしても助けらんねーぞ」



メジロマックイーン「なにがあっても走り抜きます」



ゴルシトレ「それだけ覚悟決めてんだから二人は余計に気を使うなよ」



マチカネフクキタル「ホウレンソウ~~出ました!!」



ゴルシトレ「まあせいぜい頑張ってこい」




下2 レースの展開

レース中




マヤノトップガン(どんどん飛ばして行くから。誰もマヤに追いつかせない)



ナリタブライアン(先行を頭に入れておいて正解だ、これだけ飛ばされたら差しでは間に合わかなかった)



オグリキャップ(この距離は私の距離だ)



シンボリルドルフ(……)



トウカイテイオー(どこが落ちぶれてるのさ会長!あの時より速いくらいだよ!)



テイエムオペラオー「このレースはボクがいただいた!はっはっはっ!」



ライスシャワー(走りながら笑ってる……)



メジロマックイーン(負けてられませんわ!)

ゴールドシップ「あーこりゃ間に合わないかもなぁ。内は空いてるけどどうすっかなあ」



マチカネフクキタル「シラオキ様ーーー!本当に差しで間に合うんですか?!」



ビワハヤヒデ(やるなブライアンだが私も負けていられない!)



ウイニングチケット(ハヤヒデが仕掛けたここだ!)



ナリタタイシン(…負けないから)



下2 コンマ

0~9 マヤノトップガン
10~19 ナリタブライアン
20~29 オグリキャップ
30~39 シンボリルドルフ
40~49 トウカイテイオー
50~59 テイエムオペラオー
60~69 ライスシャワー
70~79 ビワハヤヒデ
80~89 ウイニングチケット
90~99 ナリタタイシン
ゾロ目 まさかの

トウカイテイオー「とりあえず……前は全員邪魔」独占欲



マヤノトップガン「あ……」
シンボリルドルフ「なっ!」
オグリキャップ「く…」
ナリタブライアン「しまった…!」



トウカイテイオー「悪いけどボクがー」



テイエムオペラオー「はーーはっはっ!!」



トウカイテイオー「?!いつの間にボクの真横に!」



テイエムオペラオー「この舞台はボクの為にあったのさ!」



トウカイテイオー「ぐぅ……負けない!」

ゴールドシップ「なんか前が詰まりやがったぞ!ここだ!」



ビワハヤヒデ「おおおっ!」



マチカネフクキタル「シラオキさまーーー!」



ウイニングチケット「差せる!間に合う!」



ナリタタイシン「……!」



下2 着順を 一着はテイエムオペラオー固定

Ksk

レース終



テイエムオペラオー「ボクこそが覇王!」一着



マヤノトップガン「悔しい……!」二着



シンボリルドルフ「なんとか…ということか」三着



ナリタブライアン「……」四着



トウカイテイオー「こんなの嘘だ!ボクが五着だなんて……あり得ない……」



テイエムオペラオー「さあライブの時間だ!ボクの舞台を始めよう!!」

ライブ後、控え室にて



ナリタブライアン「……ミスはした。トウカイテイオーのアレを忘れていた」



ナリタブライアン「それ以外にミスは無かった…たった一つのミスで負けるのがG1だ」



ナリタブライアン「重賞を勝つことの難しさを改めて知ったレースだったな…」



ナリタブライアン「悔しい……悔しい!トレーナーにトロフィーを見せてやりたかった!ミスなく走り切りたかった!」



ナリタブライアン「クソ……おおお!」



ナリタブライアン「負けない…次はこうはいかないからな」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

テイエムオペラオー「まだ残っていたなら丁度よかった!君に忠告してあげよう!」



テイエムオペラオー「三冠バを狙っているのは君だけじゃない!このままならボクがその栄光を頂く!」



ナリタブライアン「させない」



テイエムオペラオー「今日のようなレースをしている限りボクには勝てない!」



テイエムオペラオー「ボクを倒せるのは君だけだ、好敵手が弱くては盛り上がらないじゃないか!」



ナリタブライアン「強くなれと言いたいのか」



テイエムオペラオー「ボクは君より上で待つ!早く追いついてきたまえ!」

翌日、トレーナー室にて



ブラトレ「ブライアンは残念な結果だったがいつまでも落ち込んでいられない。次のレースについて考えてきた」



ブラトレ「キングはヴィクトリアマイル、ハルウララはオークスでどうだ」



キングヘイロー「問題ありませんわ」



ハルウララ「私も!」



ブラトレ「ブライアンは日本ダービーだ。オペラオーが走るかはわからないが、もし走るならリベンジできる」



ナリタブライアン「…そろそろG1で勝てなければ有マが危うくなってくるか」



ブラトレ「まだ大丈夫だが怪我をした時のことを考えるとG1は勝っておいて損は無い」



ナリタブライアン「そうか……」



ハルウララ(ブライアンちゃん元気無さそうだね)ヒソヒソ



キングヘイロー(三着にも入れませんでしたからショックが大きいのね)

ハルウララ「ねえトレーナーさんーー」



ブラトレ「ブライアンのことは心配しなくていい。俺がなんとかする」



キングヘイロー「気付いていたのなら良いのよ」



ブラトレ「お前たちの前で言うことじゃないがブライアンとは関係を持っているし、長く付き合っていくつもりだ」



ブラトレ「現役を退いてもブライアンを支えていくと決めた。コイツのことは俺に任せておいてくれ」



キングヘイロー「それだけのことが言えるのでしたら心配いりませんわね」



ハルウララ「トレーナーさんに任せておくからね!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

↑+その頃、皐月賞のテレビ中継を見ていたモブD、K、O。とルナトレ、モブDがルナトレに皇帝のピークは過ぎたのでは?あのメンツと走ってあの順位はどういう事だ問い詰める

トレーニング場にて



ナリタブライアン「……!」



ハルウララ「凄い張り切ってるね!」



キングヘイロー「オペラオーさんはともかく、マヤノさんに元会長さんに負けてしまいましたからね」



ハルウララ「トレーニングに燃えるブライアンちゃん!日本ダービーは期待できるね!」



ブラトレ「……」



キングヘイロー「トレーナーさんも考え込んでいますわ。素晴らしいトレーニングを考えているのでしょうね」

競バ場にて



モブD「どういうことか説明して下さい」



ルナトレ「……」



モブK「あの走りは終わった奴の走りじゃねえぞ」



モブO「嘘を言うのは許せないよ~」



ルナトレ「正直僕もわかりません。あれだけ走れるなら不正なんかしなくて良かったですよ」



モブD「説明しろと言ってる!!」



ルナトレ「わからない……薬を使ったとしてもライブまで持ちません。どんな手を使ったらあの走りができるんです…」



モブK「ぶつぶつ言いやがって役立たずが」



モブO「死ねばいいのにね~」

モブK「タマモクロスも帰ってこねえしつまんねぇよ」



モブO「アレはもう走れないし~トドメさしに行く~?」



モブD「放っておけば死にますよアレは」



モブO「そうなの~?」



モブD「栄養失調に内臓へのダメージ。手術をしようにも無理です」



モブO「死んだらお祝いの花あげよっか~」



モブK「いいなトレセン学園に送りつけてやろうぜ」



モブD「……ストレス解消には良さそうですね」



モブK「お、衝撃さんが乗ってくるとは以外だな」



モブO「死ぬのが楽しみだねぇ~」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

病院にて



メジロの主治医「治療は終わりました」



オグリキャップ「タマ…」



オグリトレ「成功したのか?」



メジロの主治医「命の危機は脱しましたご安心ください」



オグリキャップ「良かった!助かったんだなタマ!」



メジロの主治医「ただし今シーズンの復帰は絶望的です。くれぐれも安静になさって下さい」



オグリトレ「わかった…タマには治療に専念させる」



メジロの主治医「では私はこれで」

オグリトレ「変な液体を注射してるようだったが、腕は確かだったか」



オグリキャップ「……皐月賞を走っていた時、タマは危篤だった。トレーナーはそれを知らせてくれなかった」



オグリトレ「レース前に言えるわけが無いだろう」



オグリキャップ「もしタマが死んでいたら私はお前を恨んでいた」



オグリトレ「……」



オグリキャップ「そんなことは二度としないでくれ」



オグリトレ「トレーナーとして…」



オグリキャップ「二度とするんじゃない」



オグリトレ「……すまん」



オグリキャップ「担当を変えてもらうことはないが、これからの付き合いは考えさせて欲しい」



オグリキャップ「暫くはタマに近寄るな」



オグリトレ「……」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

今までオグリ達を自分が満足する為に走らせ、トレーニングさせて来たがそれじゃ駄目だ。これからはオグリ含め他三人としっかり向き合うことを決意するオグトレ

トレセン学園にて



オグリトレ「……」



ゴルシトレ「おうおう変態が調べ物とは明日は雨か?」



オグリトレ「今までオグリ達を自分が満足する為に走らせていたがそれじゃ駄目だ。これからはアイツらとしっかり向き合う」



ゴルシトレ「向き合う必要は無えよ」



オグリトレ「うるさい」



ゴルシトレ「向き合ったところで妥協するだけだぞ?トレーナーはそれじゃ務まらんだろ」



オグリトレ「……」



ゴルシトレ「これからの時代はゼロカロリーなんだよ」

ゴルシトレ「お前が興奮する為に走らせるのは悪くねえ。ただそれだけじゃ足りねぇんだよ」



ゴルシトレ「目先のレースしか考え無いようじゃダメだろ。うちのパクパクは有マで全てを出し尽くして引退だ」



ゴルシトレ「他の誰にも言うなよ?パクパクは有マで脚をぶっ壊す予定で走るからな」



オグリトレ「止めるのがトレーナーなんじゃないのか」



ゴルシトレ「担当の希望を叶えるのがトレーナーだろうがよ。漫然と次のレースを走れって言う方がおかしいだろ」



ゴルシトレ「生米も蒸し米にしてやるしゴルシはウメハラを超える。これがトレーナーだ」



ゴルシトレ「エセ関西弁は今季復帰が絶望?そこをなんとかしてやるのがトレーナーだっての」



ゴルシトレ「俺からやれるのはセガサターンだけだ。あとは自分で考えろよ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ksk

オグリトレ「脚を壊すで思い出した。お前あの根暗が育ててるシンボリルドルフをどう思う。ピークが過ぎてる筈のあれを短期間で元主任以上に育て上げている」
ゴルシトレ「今までただの陰キャ無口女顔だと思ってたがあいつはとんでもねぇよ魔王だよ。正義感あるから勇者が魔王やってる感じだよ」
他のトレーナー達がマヤノトレのハイスペック差に気付き注意し始めた

オグリトレ「ちょっと待て、脚を壊すで思い出したことがある。お前あの根暗が育ててるシンボリルドルフをどう思う」



ゴルシトレ「ん~ピークが過ぎてる筈のレズを短期間で元主任以上に育て上げたよな」



ゴルシトレ「今までただの陰キャ無口チー牛女顔だと思ってたが、あいつはとんでもねぇよ魔王…いや、正義感もあるから魔王勇者だな」



オグリトレ「マヤノトップガンは強いがツインターボは弱かった。それが今では重賞を勝つまでになっている」



ゴルシトレ「ガラスの靴のマッドサイエンティストも調子いいって聞いたな。アイツはセガ並みにやべー奴なのか?」



オグリトレ「警戒しておくべき存在だろうな」

トレーナー室にて



ゴルシトレ「ーーってことがあったんだよ」



ライスシャワー「元会長さんの走り凄かった…」



ゴールドシップ「あの野郎タイムが落ちたフリをしてたに決まってる!」



メジロマックイーン「私はまた途中で痛みに耐えきれずどころではありませんでした…」



ゴルシトレ「それだよパクパク。元会長もガラスの靴も脚が悪かった、それなのにちゃんと走れてやがる」



ゴルシトレ「これは何かある、俺の勘がそう言ってやがるぜ!」



ライスシャワー「なにかあったとしてどうするのかな…?」



ゴルシトレ「コイツがいるだろ!エセ宗教!」



マチカネフクキタル「マチカネフクキタルです!」



ゴルシトレ「お前の占いで秘密を探れ!」



マチカネフクキタル「お任せくださいーー!」



下2 どうなったか

ルドルフ、ハッピーミーク、桐生院が興奮しながらマヤノトレにウマ娘女装させて遊んでいて。
タキオン、今その状態で足を速くする薬を飲ませようとしていたりカオスな状況が見えた

見えたもの



シンボリルドルフ『トレーナー君素晴らしいぞ…おお…!』



ハッピーミーク『理想のお姉ちゃん』



桐生院葵『女装したマヤノトレさんとうまぴょい…うっ、ヨダレが…』



アグネスタキオン『元会長君のために作ったんだが治験がまだでねぇ。その格好なら良い実験台になりそうだ』



マヤノトップガン『トレーナーちゃんはマヤだけのものだっていい加減わかって』



ツインターボ『ナイフをしまってくれマヤノぉぉーー!』



マヤノトレ『誰か…助けてくれ…』

マチカネフクキタル「……はい」



ゴルシトレ「よし解散。各自トレーニング再開」



ゴールドシップ「ライスの教育に悪いもんは見せられねぇからな!」



ライスシャワー「ふええ…」



メジロマックイーン「私はまたマッサージですわね」



ゴルシトレ「エセ宗教は帰れ」



マチカネフクキタル「ずっと扱いひどくないですか?!」



ゴルシトレ「うるせえここでは俺がルールだ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ブライアンサイド

日本ダービーに出走するスペトレチーム達と合同トレーニングに。但し前にブラトレがスペトレを誹謗した事を総大将と怪鳥は恨んでいるのでブラトレを睨んでいる

トレーニング場にて



ブラトレ「スペトレ達が日本ダービーに出走すると聞いて合同トレーニングをすることになった」



ブラトレ「トレーニングの質も高く内容には満足しているんだが、あの二人はどうするか」



スペシャルウィーク「……」



エルコンドルパサー「……ァック」



ブラトレ「スペトレのことでまだ恨まれているのか。俺も悪いところはあるが頭は下げるつもりは無い」



ブラトレ「恨むのなら勝手にしてくれ大切なのはブライアンだ」



ブラトレ「……よし、次のトレーニングだ」

スペシャルウィーク(許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない)



エルコンドルパサー(偶然を装ってヤっちゃいマスか?)



スペシャルウィーク(そんなことしたらトレーナーさんに迷惑がかかります)



エルコンドルパサー(悪びれる様子もなく最低なクズ野郎が)



ナリタブライアン「なにをコソコソと話している」



スペシャルウィーク「……知りません」



エルコンドルパサー「ふんっ」



ナリタブライアン(雰囲気は悪いがそもそも馴れ合う必要は無い。この状況は私にとってプラスだ)



ナリタブライアン(日本ダービーまで自分を追い込める。次は私が勝つ!)



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

下1 どうぞ

スペトレ「みんなお疲れ様、お菓子を作ってきたから食べない?」



スペシャルウィーク「トレーナーさんが作ったものならなんでも食べます!」



エルコンドルパサー「手が触れたものを口に入れたいデス!」



スペトレ「……貴女もどう?」



ナリタブライアン「甘いものには興味はない」



ブラトレ「そう言わずにもらっておけ、俺も食べるから」



ナリタブライアン「ならもらっておくか」



スペシャルウィーク「イヤイヤなら食べなくていいんですよ!」

休憩中



ブラトレ「……」



スペトレ「貴方の言いたいことを言ってあげるわよ。このお菓子甘いわよね」



ブラトレ「わざとなのか」



スペトレ「甘いものが好きで悪い?!体重が増え続けるのが悪いの?!」



スペシャルウィーク「トレーナーさんの悪口は許しません!」



エルコンドルパサー「首を刎ねて謝罪させマス!」



ナリタブライアン「お前たちはいつまでそれを続けるんだ」



スペシャルウィーク「はぁ?!」



ナリタブライアン「スペトレにその気が無いならどれだけ近付いても無駄だろう。キングとウララのように結ばれるパターンもあるがこれは例外だ」



ナリタブライアン「いい加減諦めて次を探した方が早いぞ」



下2 スペシャルウィークかエルコンドルパサーのセリフか行動

エルコンドルパサー「次?……次なんてないデェス!!!トレーナーさんはエルをあのクズトレーナーから救ってくれた恩人なんです!!!!」

エルが過去に担当していたベテラン勢のトレーナーからスペトレが引き抜いてくれた事を語りだす

エルコンドルパサー「次?……次なんてないデェス!トレーナーさんはエルをあのクズから救ってくれた恩人デス!」



ナリタブライアン「何の話だ」



スペトレ「この子はベテラントレーナーの息がかかったトレーナーの所に居たのよ。扱いも酷いし喋り方は馬鹿にするし、本当にクズだったわ」



スペトレ「そんな状況から私が救ったことになるし、特別な感情を持ってもおかしくはないわね」



エルコンドルパサー「トレーナーさんと熱い夜を過ごすんデェス!」



スペトレ「だからってそれは違うわよ。いくら言ってもきかないからもう半分諦めてるわ」



スペシャルウィーク「私は諦めません!!」



スペトレ「もうわかったから……」

スペシャルウィーク「そっちこそどうなんですか!担当に手を出すだなんて犯罪ですよ!」



ナリタブライアン「ふんっそれは違うな」



エルコンドルパサー「なにが?!」



ナリタブライアン「私が手を出したからな。コイツは私のモノだ」



ブラトレ「……」



スペシャルウィーク「随分と情け無い男ですねぇ!!」



ナリタブライアン「コイツをバカにすることは私を侮辱することを意味するぞ」



エルコンドルパサー「やってやらあ!デェス!!」



スペトレ「お願いだから大人しくしてて……ああまた甘いものが食べたくなるぅ…」



ブラトレ「ストレス発散に甘いもの…か」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

スペトレ「スカイ~~!グラス~~!」



セイウンスカイ「セイちゃんを呼びましたか~?」



グラスワンダー「また二人が暴走したんですね」



スペトレ「いつものやつだから早くー」



キングヘイロー「あら……皆さんお揃いみたいね」



エルコンドルパサー「キング…」



スペシャルウィーク「あ……」



ブラトレ「五人で揃うのは久しぶりか?いい機会だから話していけばどうだ」



キングヘイロー「そうね……こうやってちゃんと話すのはあの時以来かもしれないわね」

スペシャルウィーク「なにがあったのか聞いた時は凄くショックでした。こんなことでお別れしなきゃいけないのかって」



エルコンドルパサー「ウララのこと本気だったんですネ」



キングヘイロー「あのトレーナーを殴ったことに後悔は無いわよ」



セイウンスカイ「謹慎で済んでほんと良かったよね~」



グラスワンダー「またこの五人で走りたいですね」



スペトレ「ブラトレ、アンタには一つ礼を言わないといけないわ。キングヘイローのトレーナーになってありがとう」



スペトレ「キングのことはずっと心配してて、私が引き取るつもりだったのよ」



ブラトレ「なぜすぐに引き取らなかったんだ?」



スペトレ「わかるでしょ……言わせないでよ……」グスッ

スペシャルウィーク「泣かしたぁぁ!!殺す!!」



エルコンドルパサー「ブッコロ!!」



グラスワンダー「いい加減にしなさいエル」



キングヘイロー「謹慎になったウマ娘を担当して良いことなんてありませんからね。躊躇して当たり前なのにブラトレさんがおかしいの」



ブラトレ「おかしいって…」



スペトレ「本当…つくづく自分が嫌になる……保身しか考えない最低のトレーナーよ…」



スペトレ「そもそも私じゃキングを速さの向こう側に触れさせることすら出来ない……なにもかも負け…」



スペトレ「負けは認めるから……絶対にキングを不幸にさせるんじゃないわよ……」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ブラトレ「キングは一流のウマ娘にする。俺がしてみせる」



スペトレ「う…うぅ……ごめんなさいキング…」



キングヘイロー「貴女が謝る必要はありませんわよ」



ブラトレ「キング(とウララ)を必ず幸せにしてみせる」



キングヘイロー「へっ?!」



ナリタブライアン「貴様ぁぁ!!私の前で堂々と浮気か!!」ガシッ



ブラトレ「ぐぅえ」



スペシャルウィーク「やーーい浮気されたウマ娘!」



エルコンドルパサー「身長低いからきっと締まりが悪いんデスね」



ナリタブライアン「おおおぁぉ!!」ギリギリ



ブラトレ「くび、しまる、ブライアン」



スペトレ「うっ、うっ、う……」



グラスワンダー「どうするのこれ…」



セイウンスカイ「セイちゃんは寝てますね、はい」

トレーナー室にて



ハルウララ「二人とも反省」



ナリタブライアン「……」



ブラトレ「俺もか…?」



ハルウララ「勘違いさせるようなことを言ったのが悪いからね。私が通りかからなかったらどうなってたと思う?」



キングヘイロー「ウララさんお手柔らかにお願いしますわよ」



ハルウララ「そのつもりだったけどキングちゃんにも言いたいことがあったから座って」



キングヘイロー「え?」



ハルウララ「反省」



キングヘイロー「なにが……なんで…?」



ハルウララ「反省」



キングヘイロー「はい…」

ハルウララ「これから注意することはブライアンちゃんとキングちゃんに向けてだから、トレーナーさんはこっちに来て」



ブラトレ「おう…」



ハルウララ「反省してる二人に共通することは何だと思う?」



キングヘイロー「適正距離はー」



ハルウララ「走ることじゃなくて私生活でのことだよ」



ナリタブライアン「…お前もそうなのか」



キングヘイロー「私が?貴女と同じ?」



ハルウララ「うまぴょいする時攻めかどうかって話しだよ」



キングヘイロー「ちょっとウララさん!」



ハルウララ「キングちゃんのことは好きだよ。でもね、嫌だって言ったら少し手加減して欲しいな」



キングヘイロー「うう…っ!」

ブラトレ「……搾取じゃなく普通にブライアンと一夜を過ごしたい」



ナリタブライアン「……」



ハルウララ「ちゃんと相手のことを思いやってうまぴょいするって約束できる?」



キングヘイロー「……」



ハルウララ「じゃあこうしよっか。私が嫌な思いをしたらトレーナーさんとうまぴょいするね」



キングヘイロー「はぁ?!」
ナリタブライアン「ふざけるな」



ハルウララ「だってこうしないと言うこと聞いてくれないもん」



ナリタブライアン「トレーナーはこんなこと認めないよな…?」



ブラトレ「認める」



ナリタブライアン「あ、ああ……」



下2 キングかブライアンのセリフや行動、もしくは起こった出来事

ナリタブライアン「わ、分かった…約束する……私もトレーナーに嫌な思いはして欲しくない…」



キングヘイロー「私も約束しますわ……」



ブラトレ「ブライアンが見たこともないくらいフニャフニャだぞ」



ハルウララ「たまには強く言わないといけないからね。トレーナーさんはずっとブライアンちゃんと一緒に居たいんでしょ?」



ブラトレ「それはそうなんだが、もっといい言い方はなかったか?」



ハルウララ「無いよ」



ブラトレ「……」



ハルウララ「これは二人への約束だからね。どっちかが破ったら即トレーナーさんとうまぴょいするから」



キングヘイロー「ウララさんの身体は男性で汚れて欲しくないの!相手がトレーナーさんでもそれだけは嫌!」



ナリタブライアン「他の女を抱いたトレーナーを見たくない!」



キングヘイロー「協力しますわよブライアン!」



ナリタブライアン「裏切りはお互いに死を意味するからな」



ハルウララ「うんうん、これでよし!」



ブラトレ「合同トレーニングからこんな話しになるとは思わなかった…」

今日はここまでです


明日というか今日の更新はありません

トレーニング場にて



ブラトレ「ヴィクトリアマイルまで余裕がない、キングは調整に力を入れてくれ」



ブラトレ「ブライアンとウララは5月後半のレースに向けて追い込みだ」



ナリタブライアン「疲労を溜めない程度の追い込みだな」



ブラトレ「ウララと併走をやってもらうが本番のつもりでやってくれ。走り直しは無しの一本勝負だ」



ブラトレ「それが終わったらいつものストレッチだ。そこで違和感があれば教えてくれ」



ハルウララ「わかった!ブライアンちゃんと走ってくるね!」



ブラトレ「キングはまず柔軟をやってもらうが俺が手伝おう。怪我をしないようゆっくりと負荷をかけていくぞ」

キングヘイロー「トレーナーさん次のレースで試したいことがあるのよ」



ブラトレ「差しではなく新しい作戦を試すのか?」



キングヘイロー「スパートを半分を800mを切ったところからかけてみたいのよ。全速力で走り続ければ速さの向こう側に到達できるかもしれないの」



ブラトレ「スタミナは持つのか」



キングヘイロー「中距離を走れていましたからマイルでは余裕があります」



ブラトレ「危険な賭けだ、そんなリスクを負わなくてもキングなら勝ちが狙える」



キングヘイロー「私がそうしたいの、あの領域に触れかけた感触が嘘でないと証明したい!」



ブラトレ「無謀な作戦を止めるのがトレーナーとしての仕事だ。だが担当の望みを叶えてやることもトレーナーの仕事」



ブラトレ「最悪の場合勝ちも得られずただ負けるだけのレースになる。それでもいいんだな?」



キングヘイロー「覚悟はできてますわ!」



ブラトレ「ならやりたいようにやればいい。俺も全力でアドバイスをしよう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

中堅トレーナー「ブラトレ君たちも頑張っているようだね」



ブラトレ「お疲れ様です」



カワカミトレ「今度のヴィクトリアマイルではいい勝負になりそうですね」



ブラトレ「カワカミトレはまた怪我が…」



カワカミトレ「今回は肋骨で済みました」



中堅トレーナー「担当くらいちゃんと教育しろと言いたいがアレは例外だ。ダンスの練習中にスタジオを壊すからな」



カワカミトレ「その節は申し訳ありません……」



中堅トレーナー「競バといいベテラントレーナーの騒ぎといい厄介ごとが多くて困る」



ブラトレ(中堅トレーナーさんはベテラントレーナーとは関係ない。なんでも人間性が気に入らないらしい)

中堅トレーナー「君の所に来たのは敵情視察もあるが、あることを聞きにきたんだ」



カワカミトレ「うちのカワカミとキングさんは仲が良いようですがそれだけですよね?」



ブラトレ「そのはずです。キングはカワカミプリンセスのことを自分を慕ってくれていると言っていましたから」



中堅トレーナー「それなら良い。聞きたいことはもう終わりだ」



ブラトレ「はあ……」



カワカミトレ「ちゃんと説明しますね。マヤノトレさん達と元会長のシンボリルドルフさんの動画は見てますよね?」



ブラトレ「例の…あの……女装の…」



中堅トレーナー「トレーナーの趣味にいちいち干渉するつもりは無いが問題は元会長だ。アレはマズイ」



カワカミトレ「トレセン学園はウマ娘、女の子が集まる場所です。その中で同性愛者がいると知れれば大きな混乱になります」



中堅トレーナー「先輩後輩、一方的に慕っていたり仲が良さそうなウマ娘とトレーナーに話しを聞いて回ってるんだ」



カワカミトレ「うちのカワカミはそんな気はありませんしキングさんも無し。それがわかったのでもう大丈夫ですよ」



ブラトレ「……」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ブラトレ「元会長はどちらかというとバイではありませんか?」



中堅トレーナー「なんだそれは」



カワカミトレ「昔の言い方をすれば両刀使いですかね」



中堅トレーナー「昔と言うな昔と。これでも気持ちは若い」



中堅トレーナー「それで元会長がバイ?だというのか」



ブラトレ「女装していない素のマヤノトレにかなり懐いているように見えます」



中堅トレーナー「そうなのか?」



カワカミトレ「そうとも見えますけどあの動画だけで判断するならレズです」



ブラトレ「……」

ブラトレ「多様性の時代で同性愛を問題にすることの方がダメージが大きくありませんか?」



中堅トレーナー「多様性とマイノリティは違う。言ってしまえばここは女子校だ」



カワカミトレ「学校にはルールがあります秩序が守られた上で多様性を認めなければいけません」



ブラトレ「あ、愛の形はそれぞれですし…自分はいいかと思うんですけど…」



中堅トレーナー「どう思う」



カワカミトレ「クロですね」



ブラトレ「なにが…?」



中堅トレーナー「お前の性格はよく知ってる、嘘がつけない馬鹿な男だ。だからあんなベテラントレーナーなんかに目をつけられる」



カワカミトレ「貴方の身近なウマ娘に同性愛者がいるんですね?」



ブラトレ「いやあの……」



中堅トレーナー「捕まえどうこうするつもりは無いが事情を話せ」



カワカミトレ「逃げるのは無しですからね」



下2 ブラトレのセリフや行動、その他起こった出来事など

ブラトレ「話したところで貴方達に事情を理解できるか……」



中堅トレーナー「俄然気になるな、話してーー」



カワカミプリンセス「えぇーっ!?キングさんもヴィクトリアマイルに出るんですの?!」



カワカミトレ「あ」



カワカミトレ「これはテンションブチ上げですわ!ふぉぉぉーー!!」



中堅トレーナー「彼女を止めろ!」



ブラトレ「お手伝いします!」



カワカミプリンセス「キングさんとーーーー!対決できるなんてーーー!」



ゴゴゴゴゴゴ



カワカミトレ「地震が起こった…エネルギーが地下に流れ込んでしまっています。このままでは大地震が起こってしまいます」



ブラトレ「キングーーーー!」

マルゼンスキー「地震?怖いわねぇ。それよりトレーナー君、逃げシスの新しい衣装着てみたんだけどどうかしら?」



中堅トレーナー「今それどころじゃ…」



マルゼンスキー「んふぅん」



中堅トレーナー「その格好は刺激が強い。人前に出るならもっと抑えめにしろ。それとその格好はキツイぞ」



マルゼンスキー「酷いこと言うわねえ、男の人ってこういうの好きなんでしょ?」



中堅トレーナー「お前たちは学生だ、無駄に露出するのはやめろ」



キングヘイロー「カワカミさん落ち着きましたか?」



カワカミプリンセス「はしたない所を見せてしまいました…」



カワカミトレ(止まってよかった)



ブラトレ「カワカミトレが巻き込まれて怪我を…また骨が折れたかもしれないな…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ksk

ブラトレ「逃げシスで思い出したんですが。中堅さんはライブの必要性はあると思いますか?」

中堅「少なくとも俺はあると思う。踊りが好きじゃない子もいるのも分かるがスマートファルコンみたいにライブが好きな子もいるわけだ。
中堅「それに初めて担当になった子がステージの中心で踊った時の感動はまだ覚えてる」

長年トレーナーをやっている中堅にライブの事を聞いてみて更に同姓愛の話をうやむやにする

ブラトレ「逃げシスで思い出したんですが、中堅トレーナーさんはライブの必要性はあると思いますか?」



中堅トレーナー「少なくとも俺はあると思うぞ。踊りが好きじゃないウマ娘もいるのも分かるが、スマートファルコンみたいにライブが好きなのもいるわけだ」



中堅トレーナー「それに初めて担当になった子がステージの中心で踊った時の感動はまだ覚えている。ライブはトレーナーにとっても良いことだろ」



ブラトレ「初めてのライブの時はどうだったんですか?」



中堅トレーナー「そうだなーー」

トレーナー室にて



ブラトレ「ーー今日はなんとか誤魔化せたがバレるのは時間の問題だ」



キングヘイロー「ウララさんを好きになることがいけないの?!」



ナリタブライアン「お前のはまだ恋愛かどうかわからないんだろう」



ハルウララ「身体目当てなら尚更悪いよね…」



ブラトレ「二人の関係が知られれば同室なのも解消される。他にペナルティーがあるかもしれない」



キングヘイロー「そんなの嫌……」



ブラトレ「ヴィクトリアマイルまでなんとか誤魔化す。そこで一着をとって関係を認めさせる方向に持っていこう」



キングヘイロー「次のレースは絶対に負けられません……!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ヴィクトリアマイルにはマルゼンスキーやカワカミプリンセスだけじゃなくて、バクシンオーやニシノフラワー、フジキセキなども出走すると情報が入り厳しいレースになると予想し対策を練る事に。

ブラトレ「出走予定のウマ娘を確認したが強力なライバルはマルゼンスキーやカワカミプリンセスだけじゃない」



ブラトレ「サクラバクシンオー、ニシノフラワー、フジキセキ。この三人も出走する」



ナリタブライアン「厳しいレースになるぞ」



ハルウララ「バクシンオーちゃんとフラワーちゃんが出るんだもんね!」



キングヘイロー「相手が誰であろうと全力で走るだけ!一流の走りを披露してやりますわ!」

ナリタブライアン(ウララに聞いておきたいことがある。お前は今の関係で満足しているのか)



ナリタブライアン(キングヘイローはお前を都合のいいうまぴょい相手としか考えていないぞ)



ハルウララ(私はそれでもいいよ。前の世界でキングちゃんだけはずっと私の味方だった)



ハルウララ(応援もしてくれたし辛い時に支えてくれた。キングちゃんが居なかったら心が折れちゃってたよ)



ハルウララ(この世界でキングちゃんが私の身体しか見てなくてもいい。私がもらったものはそうしないと返せないもん)



ナリタブライアン(その考えはいずれ身を滅ぼすぞ)



ハルウララ(私は今が良かったらいいから。いずれの話しは……する必要が無いかもしれないし)



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ヴィクトリアマイル、レース前日



サクラバクシンオー「本日はキングヘイローさんの偵察に来ました!」



ナリタブライアン「よく堂々と言えるな」



サクラバクシンオー「どうですかバクシンしてますか!!」



キングヘイロー「バクシンしてるってなんなのかしら」



ハルウララ「きっと頑張ってるのかってことだよ!」



サクラバクシンオー「バクシンは身体にいいですからね!」



ハルウララ「あ、ごめん違うみたい……」

サクラバクシンオー「キングさんの作戦はなんですか!」



キングヘイロー「言えるわけないでしょう?!」



ナリタブライアン「それで偵察のつもりか」



サクラバクシンオー「バクシン的偵察です!」



ハルウララ「勢いで口を滑らせる子はいるかもしれないね」



サクラバクシンオー「はい!ニシノフラワーさんは先行だと教えてくれました!」



ナリタブライアン「だ、そうだぞキング」



キングヘイロー「有難い情報だと思っておきますわね…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事



うまぴょいはセ○クスの隠語じゃねーから!

安価は下

バクシン「唐突なんですが、私委員長として中距離や長距離にも挑戦したいのですが何だかいつもトレーナーさんに言い包められて出して貰えないんです!」
バクシン「もしかして私騙されてるんでしょうか!?私のトレーナーさん噂に聞くベテラントレーナーとかいう人の悪の手先だったんでしょうか!?」

唐突に自身の悩みをバクシン的に話してきたバクシンオー(バクシントレはバクシンオーに嘘を付くけど普通にいい人)

サクラバクシンオー「唐突なんですが、私委員長として中距離や長距離にも挑戦したいのです!しかしいつもトレーナーさんに言い包められて出して貰えないんです!」



サクラバクシンオー「もしかして私は騙されてるんでしょうか?!私のトレーナーさんも噂に聞くベテラントレーナーという悪の手先だったんでしょうか?!」



ハルウララ「トレーナーさんはなんて言ってるの?」



サクラバクシンオー「1200mを三回走れば3600mを走ったことになると言われました!」



キングヘイロー「うまく言いくるめられてるわね…」



ナリタブライアン「お前はどう思ってるんだ」



サクラバクシンオー「トレーナーさんを信じたいんです!けど証拠が出揃ってしまってます!」



ハルウララ「証拠?」



サクラバクシンオー「トレーナーさんが悪の手先である証拠です!」

サクラバクシンオー「定食屋で大盛りを頼んで残したんです!」



キングヘイロー「小ちゃいわね!」



サクラバクシンオー「ガムを噛んですぐに捨てるとか!」



ハルウララ「美味しくなかったんじゃないかな…」



サクラバクシンオー「ホテルをフリータイムで入ったのに二時間で出てしまうとか!」



ナリタブライアン「…ん?」



キングヘイロー「急な予定が入ったんじゃないの?」



サクラバクシンオー「その日は二人で過ごしていたので他の予定なんかありません!」



ハルウララ「あ!……え?」



ナリタブライアン「お前とトレーナーはそういう関係なのか?」



下2 バクシンオーのセリフか行動、起こった出来事

……ちょわ!?
顔がサクラ色になってしおしおしどろもどろ(かわいい)

はいっ!!そりゃ、もう!!!バクシン的な関係です!
トレーナーさんはド変態なので、××や◯◯なことも要求します!
(ここでは載せられない超ド変態プレイ)
と言った後に自分が恥ずかしい事を言ってると気付き>>759

サクラバクシンオー「はいっ!!そりゃ、もう!!バクシン的な関係です!」



ナリタブライアン「どういう意味だ」



サクラバクシンオー「トレーナーさんはド変態なので孕○せプレイとか露○なんかを強要してきます!」



キングヘイロー「ちょっと!!こんな人前でなに言ってるのよ!」



サクラバクシンオー「ちょわぁ!!」



ハルウララ「ど変態……」



ナリタブライアン「よく大声で言えたものだな」



サクラバクシンオー「ち、違うんです!これは違うんですよ!!」

サクラバクシンオー「これは違うんですからねーーーー!!」



ナリタブライアン「走り去っていったぞ」



ハルウララ「自爆しに来ただけだったね」



キングヘイロー「チヨノオーさんが先行でくることはわかりましたけど、それ以外の情報が不必要過ぎて混乱します」



ナリタブライアン「バクシンオーは逃げでくるだろう。残り半分を切ったらスパートをかけるお前の作戦は良さそうだ」



ハルウララ「明日も応援に行くから頑張ってねキングちゃん!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

なんだかガイドライン的に心配になってきたw直接的なエロがなければ大丈夫なんだっけ?w
安価下

レース場にて



ツインターボ「トレーナーまたタイム縮まった!」



マヤノトップガン「マヤもタイムよくなったよ!」



シンボリルドルフ「私も状態はいいぞ」



アグネスタキオン「ふぅん、マヤノ君がスズカ君のタイムを抜くのも遠い未来じゃないねぇ」



ゴルシトレ「おいおい、また規定周回のタイム縮めやがったのかよ」



オグリトレ「トレーニングの秘訣はなんだ?」



マヤノトレ「日常風景や…会話からふと閃くんだ…」



ゴルシトレ「意味わかんねぇこと言いやがる」

オグリトレ「ヴィクトリアマイルには誰も出さないのか」



マヤノトレ「休息は…大事だ…」



ゴルシトレ「マッドサイエンティストはどうなんだよ。まさか走れるようになったのか?」



マヤノトレ「……」



ゴルシトレ「ノーコメントはほぼ答えだろうがよ!」



オグリトレ「アグネスタキオンの脚がレースに耐えられるのが驚きだ。どんな手段を使ったんだ?」



マヤノトレ「至る所に…ヒントはある…」



ゴルシトレ「コイツ宇宙人かなにかなのかよ」



オグリトレ「手の内を晒したくないのは誰だって同じだ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ゴルトレ「そういや、一位のサイレントヒル?みたいなホラゲーみたいな名前の逃げウマレース中に骨折したらしいぜ」

オグリトレ「サイレンスズカだ。レースの出過ぎが問題らしいな」

マヤノトレ「それは心配、お見舞い行った方がいい?……」

ゴルシトレ「そういや、サイレントヒルが骨折したって聞いたぞ」



マヤノトレ「ホラーゲーム…?」



オグリトレ「サイレンスズカだろう」



ゴルシトレ「俺の中ではアイツはホラーゲームみたいなもんなんだよ」



オグリトレ「レースの出過ぎが原因と聞いた。疲労が蓄積していたんだろう」



マヤノトレ「そうか…サイレンススズカが骨折…」



ゴルシトレ「仲の良い奴はうちのチームにはいねぇし、見舞いには行かねぇ」



オグリトレ「こっちはタマのことで精一杯だ。危機を脱したがまだ意識が戻らない」



マヤノトレ「……」

マヤノトレ「様子を…確認してみよう…」



ゴルシトレ「トレーナーでも無いのにわざわざお見舞いに行くのかよ」



マヤノトレ「アグネスタキオンを…連れて行く…」



オグリトレ「なにか考えあってのことか」



マヤノトレ「良いことを聞けた…ありがとう…」



ゴルシトレ「礼を言うくらいなら情報寄越せ!トレーニングの秘訣を教えやがれ!」



オグリトレ「また話しを聞きにくるからな」



下2 病院での出来事や起こったこと

某病院にて



アグネスタキオン「痛みはあるのかい?この痛み止めを飲めばたちまち痛みは消えてしまうよ」



サイレンススズカ「……」



マヤノトレ「怪我は…深刻なようだな…」



サイレンススズカ「まだ脚が完成していない」



アグネスタキオン「奇遇だねぇそれは私もだよ。自分の能力に脚がついてこないのは煩わしいねぇ」



サイレンススズカ「貴女の脚はすぐに完成する」



アグネスタキオン「そうなれば嬉しいねぇ」



サイレンススズカ「ただその脚はありふれたもの。私には勝てない」



アグネスタキオン「おやおや随分と言ってくれるじゃないか」



サイレンススズカ「貴方、トレーナーとして二流ね」
 


マヤノトレ「……」



サイレンススズカ「さようなら」


ガシャーン

「今回もまたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」




目覚まし




「肋骨が頚椎が痛い痛い痛いいいいいいいいいい脚がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」



目覚まし



「下から痛みが襲ってきて全身にああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」




目覚まし





「手も脚も千切れてああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」




目覚まし




「…………………………」




目覚まし




ゴルシトレ「そういや、サイレントヒルが出走回避したって聞いたぞ」



マヤノトレ「ホラーゲーム…?」



オグリトレ「サイレンスズカだろう」



ゴルシトレ「俺の中ではアイツはホラーゲームみたいなもんなんだよ」



オグリトレ「レースの出過ぎが原因と聞いた。疲労が蓄積していたんだろう」



マヤノトレ「そうか…サイレンススズカが骨折…」



ゴルシトレ「仲の良い奴はうちのチームにはいねぇし、見舞いには行かねぇ」



オグリトレ「こっちはタマのことで精一杯だ。危機を脱したがまだ意識が戻らない」



マヤノトレ「……」 



マヤノトレ「この会話……覚えているぞ……」

ゴルシトレ「なにボソボソ言ってんだお前」



マヤノトレ「タキオンの脚…今のままでは普通…」



オグリトレ「これが日常会話での閃きとでも言いたいのか?」



マヤノトレ「そうか……今のままではレースに耐えるだけ…活かす脚にはならない…」



マヤノトレ「筋肉の量は必要無い…必要なのはしなやかさだ…」



ゴルシトレ「なんかマジっぽいんだけどよ」



マヤノトレ「ありがとう…お陰で良いことを思いついた」



ゴルシトレ「礼を言うくらいなら情報寄越せ!トレーニングの秘訣を教えやがれ…ってなんかこれ言った覚えあるぞ!」



オグリトレ「よく知らんがデジャヴだなそれは」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

某病院にて



サイレンススズカ「なに」



マヤノトレ「検査入院で…済んでよかったな…」



サイレンススズカ「怪我には変わりない」



マヤノトレ「骨折よりマシだ…」



サイレンススズカ「なに?」



マヤノトレ「お見舞いくらい…来てもいいだろう…」



サイレンススズカ「そう」



マヤノトレ「リンゴは…いらないか…?」



サイレンススズカ「貴方が剥いたのは食べたくない」



マヤノトレ「……」

マヤノトレ「お見舞いもだが…礼を兼ねて来た…」



サイレンススズカ「礼を言われることはしてないわ」



マヤノトレ「タキオンの脚の…ヒントをくれたからな…」



サイレンススズカ「……」



サイレンススズカ「…………」



サイレンススズカ「貴方、覚えているの?」



マヤノトレ「なにがだ…?」



サイレンススズカ「目覚ましを使ったのは私なのに。どうして関係のない貴方が記憶をー」



看護師「時間ですのでそろそろ面会を終えて下さい」



マヤノトレ「元気そうで良かった…じゃあな…」



サイレンススズカ「待ってまだ話しは…」



看護師「サイレンススズカさんは検査の時間ですので○番の診察室に案内しますね」



サイレンススズカ「……」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

この後、あの男がシンボリルドルフの脚を回復させた事も知り、目覚ましの記憶の引き継ぎも気になり徹底的にマヤトレを調べあげようと決める、スズカ。まさかこんな二流が自分のトレーナーになる素質があるのでは?と頭の片隅に過るが否定する
+782

検査中



サイレンススズカ(あの男は元会長の脚を回復させていた。目覚まし時計の記憶の引き継ぎも気になる)



医師「ーー」



サイレンススズカ(退院したら徹底的にマヤノトレを調べてみましょう。もし気になったなら私のトレーナーに…)



サイレンススズカ(いいえそんなことは無い。あんな二流を私は求めていない)



サイレンススズカ(私は一人で速さの向こう側に到達できた。私にトレーナーは必要ないわ)

某病院にて



タマ妹「タマねぇね心配したんよ!」



タマ弟「危ないところやったってなんやねん!」



タマモクロス「ほんまごめんな…」



タマ母「メジロはんとこの医者がおらんかったら最悪もあったって…ほんまにアンタは心配ばっかりかけて」



タマモクロス「ごめん……ほんまにごめんなさい…」



タマ父「これ、返すで」



タマモクロス「お金……競バで稼いだ全額……」



タマ父「なにアホなことやっとるんや」



タマモクロス「……」



タマ父「借金してトレセンに通わせてんのはほんまや。せやけど助けてくれと一度でも言うたか?」



タマモクロス「言われてない…全部ウチが勝手にやってしまったんよ……」



タマ父「二人との約束も忘れとったんやろ。タマは昔から頭に血ぃ昇ったら目の前しか見ぃへんからな」

タマ妹「タマねぇねのレース見れるって楽しみにしてたのに!」



タマ弟「レースに連れてってもらえるように春休みまで勉強頑張ったんやで!」



タマ母「勉強はいつでも頑張らなあかんやろ!」



タマ父「先生から今年は絶望やって聞いとる。せやからこのお金で好きなもん、栄養のあるもん腹一杯食べり」



タマモクロス「うん……」



タマ妹「もうレース見れないん?」



タマモクロス「頑張る…ウチ必死にやるから二人の目の前で走って一着取る!」



タマ弟「でも走れるかどうかもわからへんって…」



タマモクロス「走る!絶対に走る!走る理由がウチにはあるんや!」



タマモクロス「待っとってな、絶対にレースに出てトロフィー持って帰る!もう家族を悲しませるようなことはせぇへん!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

タマの家族が帰った後オグトレもお見舞いに。

オグトレ「オグリにはしばらく近づくなと言われたから来た事は内緒にしてくれ。お前が競馬に行くと言った時殴ってでも止めるべきだった。トレーナー失格だ」
オグトレ「ゴルトレの言っていたゼロカロリーやセガは……任天堂派の俺にはまだ理解できてない。」
オグトレ「だけどこれからはオグリだけじゃないイナリもクリークもお前とも向き合う」

数時間後、病室にて



オグリトレ「オグリには暫く近付くなと言われたから来た事は内緒にしてくれ」



タマモクロス「オグリが怒ってるのはよぉわかるからええよ」



オグリトレ「お前が競バに行くと言った時殴ってでも止めるべきだった。トレーナー失格だ」



タマモクロス「殴られても止まらんかったし気にせんといて」



オグリトレ「違う、止めなかったということが失格なんだ。もしタマが死んでしまっていたら俺はトレーナーを辞めていた」



オグリトレ「それだけじゃない俺は…」



タマモクロス「もうええって、ウチは助かったんやしこれからのことを考えていこうや」

オグリトレ「ゴルシトレの言っていたゼロカロリーやセガ理論は俺にはまだ理解できてない」



オグリトレ「だけどこれからはオグリだけじゃない、イナリもクリークもお前とも向き合う」



タマモクロス「ほほぉ…ちなみに今のままとウチの復帰確率はどんなもん?」



オグリトレ「三割も無い」



タマモクロス「それやったらアンタの腕の見せ所やで。ウチを前と同じ、いやそれ以上の走りをさせてみぃ!」



タマモクロス「頼むでトレーナー!ウチの面倒はずっと見てや!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ksk




マヤノトレ「俺が辞表を出そうとした時……ルナの針治療の時……同じ違和感があった…」



マヤノトレ「タイムリープとは言わないが……近いことが起こっているのか…?」



マヤノトレ「もしそうだとして…それがあったことを確認したい…」



マヤノトレ「なにか印……目印を…」



マヤノトレ「……これだ」



マヤノトレ「これを利用すれば…きっと…」



マヤノ「……」

今日はここまでです、明日の更新はありません



次回はヴィクトリアマイルからです



中堅「なんで学級委員長までトレーナーと××してんだよ!
校則はどうなってんだ校則は!
お前ら禁じられたうまぴょいを
平気で使ってんじゃねえか!
分かってんのか!?
競バが暗躍したのは
ウマ娘が色恋に甘えたせいだろうが!
金取んのかよ!?(競バ)
くそったれ!」

今のところ規定周回のタイムは?だった11位がニシノフラワーで15位が変態のつもりです

ヴィクトリアマイル当日



キングヘイロー「おーほっほっ!今日は絶好調ですわよ!」



ブラトレ「うまく調整ができたようだ、この調子なら普通に走っても期待ができる」



ハルウララ「でもリスクの大きい作戦をとるんだよね?」



キングヘイロー「ただ勝つのではなく領域に達っすることが目標よ!」



ブラトレ「速さの向こう側について何か科学的な数値があるわけじゃない。キングの状態や集中力、レース展開によってどうなるかわからない」



ナリタブライアン「そもそもお前がその域に達しているかどうか」



キングヘイロー「一流の私ならできるわ!そう確信しているもの!」

ブラトレ「もし領域に入ったとしても油断しないでくれ。速さの向こう側に触れるということは自分の能力以上の力を出すことになる」



ナリタブライアン「脚に違和感があれば走るのを止めた方がいいだろう」



キングヘイロー「もちろんです脚を壊しては速さの向こう側に到達しても意味がありません」



ハルウララ「本当に?」



キングヘイロー「ウララさんを悲しませることは絶対にしません」



ブラトレ「今日のレースで全てを犠牲にする必要は無い。無茶なスパートで身体を壊すこともやめてくれよ」



キングヘイロー「全てわかっていますわ!このキングヘイローにお任せください!」



下2 レースの展開を

レース中



キングヘイロー(マルゼンスキーとサクラバクシンオー。やはりこの二人が逃げたわね)



キングヘイロー(そこから少し遅れてフジキセキとニシノフラワーの二人が先行。いい位置にいるのはニシノフラワーね)



キングヘイロー(後方で控えているのは私と…)



カワカミプリンセス「キングさんと走れて感激ですわーー!!」



キングヘイロー(叫びながら走っているカワカミさん……ペースを乱されないよう注意が必要ね)

キングヘイロー(私は予定通り半分を過ぎたらスパートをかける。その為には外に…)



カワカミプリンセス「キングさんの横を走れるだなんて!」



キングヘイロー(邪魔よカワカミさん!私は外に行きたいの!)



フジキセキ(なんだか後ろがゴチャついているみたいだ。この隙に内に位置を取っておこう)



ニシノフラワー(まだ様子見です)



下2 レースの展開を

レース中盤



キングヘイロー(半分を切った……ここよ!)



カワカミプリンセス「キングさん?!仕掛けるのはまだ早いですわよ?!」



キングヘイロー(外に出れた!ここからずっと全速力で!)



フジキセキ(この勢いはスパートをかけている…?ゴールまで持たないのにどうしてそんなことを)



ニシノフラワー(キングさん、もしかして……)



キングヘイロー「うううぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

キングヘイロー「あ……あれ………今…レースの最中よね…?」



キングヘイロー『うぁぁぁぁぁぁ!!』



キングヘイロー「私が走っている……?どういうこと…」



キングヘイロー『……!!』



サクラバクシンオー『ちょわっ?!』



キングヘイロー「バクシンオーさんを抜いて先頭に…」



キングヘイロー「それだけじゃ止まらず差を付けて走っています……これは夢…?」



キングヘイロー「この感覚が速さの向こう側なの?それとも本当に幻を見てるの?」




下2 コンマ
奇数 一着
偶数 耐え切れず
ゾロ目 まさかの

コンマ偶然、耐えきれず



ビキッ



キングヘイロー「うぐっ!!」



キングヘイロー「あ……脚が……!」



キングヘイロー「あと少しでゴール……なのに…っ!」



キングヘイロー「あと200…いや150……!」



キングヘイロー「後ろと差もついてる…このまま強引に!」



キングヘイロー「ゴール……!ヴィクトリアマイルの栄冠を…!」



下2 着順を

ビキビキッ



キングヘイロー「ぐっ……あ……っ!」



サクラバクシンオー「キングさんの様子がおかしいです!」



マルゼンスキー「悪いけど今はレース中よ」



ニシノフラワー「負けません…」



フジキセキ「走るのをやめるんだ!このままじゃ取り返しのつかない故障をしてしまう!」



カワカミプリンセス「キングさん!!」



キングヘイロー「ううぅっ……!」

レース終



マルゼンスキー「大丈夫…じゃないみたいね」一着



ニシノフラワー「どうして走るのを止めなかったんですか…!」二着



キングヘイロー「……っ!!」三着



フジキセキ「折れてはないようだけど深刻かもしれないね」四着



カワカミプリンセス「キングさんしっかりして下さい!」五着



キングヘイロー「痛……い…痛い……!」



キングヘイロー「脚が……脚が…っ……あ…!!」

ブラトレ「キング!!」



マルゼンスキー「歩かせるのもやめた方がよさそうよ」



サクラバクシンオー「ライブのことは気にせず早く手当を受けて下さい!」



ハルウララ「キングちゃん!」



キングヘイロー「……!」



ニシノフラワー「喋るのもつらそうです…」



フジキセキ「揺れてしまうからおぶって行くのは得策じゃない、担架を待とう」



カワカミプリンセス「嫌ですわキングさん!キングさぁぁん!!」



下2 このあとどうなったか

病院にて



医師「酷く筋を痛めたようですね骨には異常ありません」



ブラトレ「一安心か…」



医師「くれぐれも安静になさって下さい、それでは私は失礼します」



ナリタブライアン「ただの怪我ではないんだろう」



キングヘイロー「ええ…速さの向こうに触れた代償ね」



ブラトレ「速さの向こう側へは準備を入念に行わなければいけないな」



ハルウララ「キングちゃん…本当に心配したんだよ……」



キングヘイロー「ごめんなさいウララさん貴女を悲しませないと約束したのに…」



ブラトレ「違和感を感じた時点で走ることを止めるべきだった」



ナリタブライアン「目の前に勝利がある状況だ、惜しくなる気持ちはわかる」



ハルウララ「約束…破ったから……トレーナーさんと…」



キングヘイロー「それは話しが違……うっ…」



ブラトレ「今は脚を休めることに集中しているんだぞ」

病院の食堂にて



サイレンススズカ「ヴィクトリアマイル。普段なら見ることも無かったレースだけど目に入った」



サイレンススズカ「三着だったキングヘイロー。あの子の走りは惜しかったわね」



サイレンススズカ「ゴール直前まで速さの向こう側に触れていた。脚が完成していれば完全に到達していた」



サイレンススズカ「あの子には素質があるけどトレーナーには恵まれなかったのね」



サイレンススズカ「キングヘイローを担当してるトレーナーは二流。いいトレーナーに恵まれればもっと強くなれる」



サイレンススズカ「私はマイルがそこまで得意じゃない。だから彼女とはマイルでならいい勝負ができたかもしれないのに」



サイレンススズカ「…残念ね」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

数日後、病院にて



サイレンススズカ「不審者は帰って」



マヤノトレ「……」



サイレンススズカ「私はお見舞いなんて頼んでいないわ」



マヤノトレ「トレーナーも…仲も良いウマ娘も…居ないと聞いたから…」



サイレンススズカ「だからって不審者が来ても困るのよ」



マヤノトレ「寂しくないかと…思ったんだ…」



サイレンススズカ「その考えが気持ち悪いわ」



マヤノトレ「……」

サイレンススズカ「でも聞きたいことがあったから丁度いいわ。キングヘイローのトレーナーと面識はある?」



マヤノトレ「彼は自分と違って…一流だ…興味があるなら…」



サイレンススズカ「彼も二流よキングヘイローの脚を育てられていない」



マヤノトレ「だが…彼はハルウララをG1で勝たせた…」



サイレンススズカ「嘘でしょ?」



マヤノトレ「嘘を言う…理由が無い…」



サイレンススズカ「落ちこぼれ中の落ちこぼれがG1で勝つだなんて信じられない」



マヤノトレ「レース後…ハルウララは疲労のあまり…ライブに出れなかった…」



サイレンススズカ「体力を使い切らせる走りを知ってる?でもキングヘイローの走りを見る限りは一流のトレーナーじゃない」



マヤノトレ「興味があるなら…一度呼んでみよう…」



サイレンススズカ「…考えておくわ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

マヤノトレ「そういえば…スペシャルウィークの目覚まし時計が…5つも盗まれたそうだ…」



サイレンススズカ「…………」



マヤノトレ「君も…気を付けた方がいい」



サイレンススズカ「…ええ」



マヤノトレ「そうだ…リンゴを剥こうか…?」



サイレンススズカ「貴方が剥いたものは食べたくない」



マヤノトレ「……」

数十分後



看護師「サイレンススズカさん診察の時間ですよ」



サイレンススズカ「ありがとう」



看護師「今日もトレーナーさんが来てくれたのね」



サイレンススズカ「違います」



看護師「じゃあもしかして彼氏とか?熱心にお見舞い来てるみたいだから、そうじゃないかって皆んなで話してたのよ」



サイレンススズカ「嘘でしょ…?」



マヤノトレ「また…来るから…」



サイレンススズカ「もう二度と来ないでお願いだから」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

トレーニング場にて



ゴルシトレ「合同トレーニングの時間だぁぁぁぁ!」



ライスシャワー「わ、わああぁぁ!」



メジロマックイーン「叫ぶ必要はありませんわよ」



ゴールドシップ「おら角砂糖をくらえ」



メジロマックイーン「ああ甘ぁぁ……」



イナリワン「相変わらずのチームだな」



スーパークリーク「統率がとれていないようでとれているのが凄いですよね」

オグリキャップ「私はどうすればいい」



オグリトレ「ゴールドシップと併走だな、それと…」



オグリキャップ「わかった」



オグリトレ「……ふぅ」



ゴルシトレ「あぁぁん?お前ら喧嘩中かよ雰囲気最悪だな」



オグリトレ「タマモクロスのことで少しあった」



オグリキャップ「少しなんかじゃない!私にとってタマは…!」



ライスシャワー「落ち着いて、ね?」



ゴールドシップ「その怒りは煎餅にぶつけとけ」



ライスシャワー「……まだ焼かれてないもん!」



ゴールドシップ「反応遅せぇぞ米粉、そんなんじゃまだまだだな」



ゴルシトレ「喧嘩は時間が解決するか何か行動を取るしかねぇぞ。まあこの状況なら暫くは無理かもな」



下2 このあとどうなったか

ゴルシトレ「しゃあねぇなここは俺が場を和ませてやるぜ」



ゴルシトレ「ようようオグリトレのいなり寿司、ベジータ!」



イナリワン「寿司は余計なんだよ!」



スーパークリーク「ひょっとして私のことですか?」



ゴルシトレ「よくもそんなでかい乳ぶら下げて走れるよな~。パクパクと米にも分けてやれよ」



イナリワン「なぁ?!」



スーパークリーク「あの…なんと返せばいいのか…」



ゴルシトレ「んん?」

ライスシャワー「お兄さまは言っちゃいけないことを口にしたんだよ」



メジロマックイーン「許せません」



ゴルシトレ「なんだぁお前ら?」



イナリワン「セクハラ野郎ぉ!そんな目で見てやがったのか!」



スーパークリーク「これからの付き合いを考えていかないといけませんね…」



ゴルシトレ「別に触ったりしてないだろ?」



ライスシャワー「あのねお兄さま口にするだけでもセクハラなんだよ」



ゴルシトレ「知らねぇよそんなのセガに言ってくれ」



メジロマックイーン「フォーメーションB!」



ゴールドシップ「おおっしゃぁ!!」

ゴルシトレ「なにをする離せ!」



ライスシャワー「お兄さまが悪いんだよーーー!」



ドガッ



ゴールドシップ「必殺!ライスのスーパーウリアっ上!」



メジロマックイーン「完璧に決まりましたわね」



ゴルシトレ「」



ゴールドシップ「よーしこれで暫くは起きてこねぇから併走しようぜ!」



イナリワン「死んだんじゃないだろうな…」



スーパークリーク「モロに入ってましたからね…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

オグリトレ「そういえばメジロの令嬢に聞きたいことがあったんだ」



メジロマックイーン「私の情報は安くありませんけど、貴方の頼みなら特別に聞いて上げますわ」



オグリトレ「タマモクロスは復帰に向けて体重を増やさなければならない。太るコツを教えてくれ」



メジロマックイーン「……」



オグリトレ「意味もなく日頃からパクパクしているお前なら最適の答えを教えてくれるだろ」




メジロマックイーン「フォーメーションB!!」



ゴールドシップ「おおらぁっ!」



オグリトレ「なぜだ」

スペトレ「オグリトレとゴルシトレはデリカシーない同士だから仲良かったのね…ウマが合う理由が最低よ」



スペトレ「男なんて女の努力なんて知らずにサルみたいなのもいるし、仕方ないといえばそれまでね」



スペトレ「あそこは放っておいて自分たちのトレーニングに集中したいのに…」



ハルウララ「今日はトレーナーさんとうまぴょいするもん!」



ナリタブライアン「それだけは絶対に許さない」



ブラトレ「キングに更にダメージ与える気か?大体約束は二人のうまぴょいでお互いに暴走した時のものだろう」



ハルウララ「キングちゃんに二度と同じことは繰り返して欲しくない!その為にはこれしかないよ!」



ブラトレ「それ以外にもあるから、な?」



スペトレ「トレーニング場でうまぴょい連呼してる奴らのせいで集中なんか無理なんだけど」



下2 このあとどうなったか

トントン



ブラトレ「すいません今取り込み中で…」



トントン



ブラトレ「今取り込み中なんです」



ナリタブライアン「ひっ」



トントン



ブラトレ「ですから今はー」



たづな「…」ニコッ



ブラトレ「はっ!」



たづな「会議室」クイッ



ブラトレ「すぐに向かいます……」

会議室にて



たづな「貴方は馬鹿なんですか?ええ馬鹿なんでしょうね」



ブラトレ「本当にすみません…」



たづな「担当ウマ娘と親密になることは良いことです。男女の仲になることもあるでしょう」



たづな「学園としても高等部のウマ娘とトレーナーとのうまぴょいは暗黙の了解としています。しかし中等部は犯罪ですよ」



たづな「ロリコンは去勢しかありませんよね」



ブラトレ「違うんですたづなさん話しを聞いて下さい」



たづな「ただでさえ競バのことでピリピリしているのに貴方は一体なんなんですか」

たづな「バクシンオーさんとそのトレーナーが学園内でうまぴょいしていると聞いた時は唖然としました」



たづな「しかし彼女はトレーナーとはうまぴょいしていないと言い張った。明らかな情報があるというのにですよ」



たづな「彼女らはうまぴょいではなく尻ぴょいだと。法律的にも問題無いと言い出したんです」



たづな「確かに尻ぴょいは強姦などではなく暴行という判例があります。それにしてもですよ!」



たづな「彼女達に入れ知恵をしたのは誰だと思います?あのニシノフラワーさんですよ?!」



たづな「ニシノフラワーさんが尻ぴょいを知っていたということは彼女も尻ぴょいをしてるんでしょうねぇ!!」



ブラトレ「……」



たづな「下半身でモノを考える前に学園のことを考えて下さいよぉ!今が一番大切な時期なんですよ!」



たづな「処分は追って伝えます!謹慎は覚悟しておいて下さいね!!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ブラトレ「でも、たづなさんマヤノトレと朝帰りしたんですよね?(この世界じゃ分からないがウララの世界では浸しかったみたいだし)」

と、はったりを掛けたら

たづな「い、いえ、あれはウマ娘について語り合ってたら朝になっただけでやましい関係では……」

なんか顔を赤くして慌てて早口で弁解し始めた

ブラトレ「で……でもたづなさんはマヤノトレと朝帰りしたんですよね?」



たづな「い、いえ、あれはウマ娘について語り合ってたら朝になっただけでやましい関係では……マヤノトレさんは案外逞しいというか…いいえ違うんですモノが思ってたより立派で思わず昔を…」



ブラトレ「……」



たづな「マヤノトレさんとは何もありませんから!いいですね!」



ブラトレ「自分の処分はどうなりますか?」



たづな「知りません!知りませんからね!!」



ブラトレ「走り去るたづなさん…人間の速さじゃない」



ブラトレ「しかしまあ偶には嘘をつくのも悪くないな。窮地を脱することもあるんだ」

コンコン



カワカミトレ「たづなさんの走りは凄いですよね」



中堅トレーナー「あれは人間じゃないだろ」



ブラトレ「…どうも」



中堅トレーナー「この前からのらりくらりと避けられていたがここまでだな」



カワカミトレ「ヴィクトリアマイルがありましたから追求を避けてたんですよ」



中堅トレーナー「お前の担当から考えてデキてるのはハルウララとキングヘイローか」



カワカミトレ「ちゃんとお話し聞かせて下さいね」



下2 このあとどうなったか

競バなくても勝手に衰退しそう
安価下

説明後



中堅トレーナー「やはり想像通りだったな」



カワカミトレ「くれぐれも周りには気を付けて下さいね」



ブラトレ「え……?」



中堅トレーナー「その顔はなんだ何か処分があると思ったか?それとも担当が何かあると思ったのか」



カワカミトレ「最初から話しを聞かせて欲しいと言ってたじゃないですか」



ブラトレ「……はい」



中堅トレーナー「こっちはレズを捕まえて晒そうってことじゃないんだ。問題かあるかどうかを調べてる」



カワカミトレ「シンボリルドルフのように担当に女装を強要するなんてもっての外ですから」

ブラトレ「シンボリルドルフは何か処分が下るんですか?」



中堅トレーナー「それを決めるのは俺達じゃない」



カワカミトレ「元会長は三着に入れないと退学ですから、何もないかもしれませんね」



中堅トレーナー「ハルウララたちに処分はないがこちらで把握はしておくぞ」



カワカミトレ「何かあった時の為の保険だと思って下さい」



ブラトレ「わかりました」



中堅トレーナー「全く…女同士のなにがいいんだかサッパリわからん」



カワカミトレ「今はいろんな愛がありますから」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

キングへの見舞いついでに今の話をしておく

生徒会室にて



トウカイテイオー「会長、本当にタイムを誤魔化す必要あったの?世間じゃネットに上がったのは会長のアンチが作ったデマって噂になってるよ」



シンボリルドルフ「ふっ、そうか」



トウカイテイオー「ルナトレが全部悪いんだ、あの裏切り者め」ズズズッ



シンボリルドルフ「いや、アイツも優秀だったがマヤノトレ君がアイツを軽く上回る程優秀なんだ」



トウカイテイオー「信じられないよ」



シンボリルドルフ「ツインターボの伸びを知ってるだろう。私は最初から彼を選びたかったよ」

シンボリルドルフ「それにアグネスタキオンが仕上がってきている。まともにスパートをかけることが出来なかったアイツがだ」



トウカイテイオー「そうなったら会長より速くー」



シンボリルドルフ「私どころかサイレンススズカに匹敵するだろう。世代最強はサイレンススズカでは無くアグネスタキオンだ」



トウカイテイオー「会長が言うなら本当なんだね」



シンボリルドルフ「レースに耐える脚ではなくラストスパートを行える脚。トレーナー君はよく思い付いたと思うよ」



シンボリルドルフ「競バに人気を取られた原因はサイレンススズカによるG1圧勝劇。出るレース全てが彼女が勝っては観客はつまらないだろう」



シンボリルドルフ「アグネスタキオンを使いレースを盛り上げる。それが現会長であるトウカイテイオーの仕事だ」



シンボリルドルフ「私は彼女に破れこの学園を去る。世代交代が始まるんだ」



シンボリルドルフ「新世代の舵は任せる。トウカイテイオーにだから任せるんだ」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

懲りずにスズカの見舞いに来て林檎を剥き続けるマヤノトレ、毎日来るもんだからスズカも少しづつだが心を開いてくれるようになった
キングに>>869の話をしに来たブラトラ、ブライアンとばったり会う

病院にて



マヤノトレ「リンゴは…身体にいいんだ…」



サイレンススズカ「貴女のリンゴへの拘りはなんなの?」



マヤノトレ「ウサギに…しようか…?」



サイレンススズカ「絶対にやめて。貴方の手から小動物を連想させるようなものを作らないで」



マヤノトレ「んん…」



サイレンススズカ「不審者がいるのは辛いわ」



マヤノトレ(最初の頃と比べて話してくれるようになった。少しずつ心を開いてくれているんだろう)

「ーー」



マヤノトレ「ん…?聞き覚えのある声が…」



ブラトレ「……マヤノトレ?」



マヤノトレ「どうして君が…ここに…?」



ブラトレ「キングへの見舞いと今後の話しをしようと思ったんだ」



サイレンススズカ「彼がキングヘイローのトレーナー?」



マヤノトレ「ああ…前に話していた…」



サイレンススズカ「彼がそうなのね」



ブラトレ「サイレンススズカ!この病院に入院していたのか、てっきり海外の病院だとばかり思っていた」

人も居ませんので安価出して寝ます



下3 サイレンススズカのセリフや行動など

乙、深夜こそ人集まりそうなんだがなぁ

サイレンススズカ「……」



ブラトレ「そんなにジロジロ見られても困るんだが」



サイレンススズカ「ふっ……」



マヤノトレ「人の顔を見て…笑うのは失礼だ…」



サイレンススズカ「思った通りこの男も貴方と同じ二流だわ。まぁ……貴方の方が幾分マシかも知れないわね」



ブラトレ「マヤノトレがサイレンススズカの担当になったという噂は本当だったか」



サイレンススズカ「え?いや、私にはトレーナー必要ないわ」



ブラトレ「いや、しかし……」



サイレンススズカ「は…!違う!こんな不審者がトレーナーだなんて絶対に嫌だから」



マヤノトレ「……」

サイレンススズカ「貴方は私に会いに来たんじゃないんでしょう?早く出ていって」



ブラトレ「はぁ…」



マヤノトレ「サイレンススズカが…失礼なことを言ってしまった…」



サイレンススズカ「私の担当みたいに振る舞うのはやめて」



マヤノトレ「……」



サイレンススズカ「その気持ち悪い顔はどうしたの。元から不審者みたいな顔してる癖に」



マヤノトレ「ブラトレ君…彼女は例のことを知らないんだ…」



ブラトレ「あのことを知らせてなかったんですか?!」



サイレンススズカ「なにを言っているの?」



マヤノトレ「俺がほぼ毎日…見舞いに来ていたのは…他に誰か来ないかと…見張りの意味もあった…」



ブラトレ「やられた、それに気付いていれば…」



サイレンススズカ「…嫌な予感しかしないわ」

マヤノトレ「サイレンススズカ…このままでは君は…退学だ…」



サイレンススズカ「なんだそんなことくらい気にしないわ。海外は走れるし競バもあることを知ってるもの」



マヤノトレ「ついでに…卒業資格も取り消しだ…」



サイレンススズカ「嘘でしょ?!」



ブラトレ「トウカイテイオーが新会長になってルールが変わったんだ。全てのウマ娘にトレーナーがつくことになった」



ブラトレ「実際に指導を受けなくともトレーナーの担当になる必要がある。そのルールに反すれば…」



サイレンススズカ「じゃあ不審者以外にするわ!そこの貴方の方が何倍もマシだもの」



マヤノトレ「トレーナーの登録期限は…今日までだ…」ピラッ



サイレンススズカ「嘘でしょぉ…」



ブラトレ「俺はいまその書類を持っていない。マヤノトレの作戦勝ちということか」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

その勧誘ちょっと待ったぁ!とサングラスをかけた敏腕プロデューサー姿のファル子トレーナーがドアバーンして登場

>>886+「俺の担当になったらルドルフの脚が治るきっかけになった安心沢さんの笹針治療が受けれるよ」

とスズカを誘惑(実馬のシンボリルドルフも針治療で不調を脱してる)

「その勧誘ちょっと待ったぁ!」



バァーンッ



ブラトレ「プロデューサー!じゃなくてファルトレ!」



ファルトレ「サイレンススズカに目をつけていたのは貴方だけじゃあ無いんだ」



マヤノトレ「む……」



ファルトレ「どうだいサイレンススズカ、俺の担当にならないか?」



サイレンススズカ「室内でサングラスをしている人は嫌」



ファルトレ「これは俺のアイデンティティなのさ、へぁ!」



サイレンススズカ(うわ、気持ち悪い」



ブラトレ「本音が出ている…」

ファルトレ「俺の担当になったらシンボリルドルフの脚が良くなるきっかけになった安心沢さんの笹針治療が受けられるぞ!」



サイレンススズカ「……」



マヤノトレ「安心沢さんは…俺でも…」



ファルトレ「こっちは妹の方とも知り合いだ!」



ブラトレ「変質者の妹といえばウマ娘の勝負服を数多くプロデュースしてきた、あの…?」



ファルトレ「彼女とはプロデューサーという波長が合ってすっかりマブダチさ。こちらの方が利点は多い!」



マヤノトレ「俺のところに…」



ファルトレ「サイレンススズカ、カモン!」



下2 サイレンススズカのセリフや行動

「逃げシスに入れられたら何されるか分からないわ……だったらまだこっちの不審者の方がマシね」

マヤノトレにすり寄るスズカ。見舞いに来たのが層をなした

サイレンススズカ「貴方がいるということはスマートファルコンも当然いる」



サイレンススズカ「あの子と言ったら逃げシス。それに入れられたら何されるか分からないわ…」



サイレンススズカ「だったらまだこっちの不審者の方がマシね」



ファルトレ「なぜだぁ!!」



看護師「病院では静かに!」



ファルトレ「すいません……」



看護師「サイレンススズカさんは検査の時間です!関係ない人は立ち去りなさい!」



マヤノトレ「…またあとで来る。書類を持って…な」



サイレンススズカ「覚えてなさいよマヤノトレ」

キングヘイローの病室



キングヘイロー「えらく外が騒がしかったわね」



ブラトレ「サイレンススズカと少しあったんだ」



キングヘイロー「スズカさんがこの病院にいますの?」



ブラトレ「キングと同じように筋を痛めたそうだ骨にも異常が無いと聞いた」



キングヘイロー「速さの向こう側へ到達した代償なのかもしれないわね」



ブラトレ「脚作りを基本から見直していこう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

kskst

ハルウララが合流



ハルウララ「脚、痛くない?」



キングヘイロー「ウララさんにマッサージされていて嫌な気分になるはずありません」



ブラトレ「ウララ、優しくだからな」



キングヘイロー「あの時…速さの向こう側に少し触れた時、脚の動きに頭の感覚が追いついていなかったんです」



キングヘイロー「あの領域に達するには、心技体のどれかが突出していてもよくありません」



ブラトレ「バランスの良さが大事なのか…難しいな」



キングヘイロー「私は圧倒的に身体が足りていませんでした」

ハルウララ「キングちゃんは心が凄いんだと思うよ」



ブラトレ「その根拠はなんだ?」



ハルウララ「うまぴょいに対しての準備が凄いの。どこから持ってきたのか分からない知識も披露してくれるし」



キングヘイロー「う……」



ブラトレ「技も……うまぴょいで例えられるか」



ハルウララ「嫌だって言ってるのに……ゆで卵をね…」



キングヘイロー「おほほほほほ!!身体を鍛えれば良いんですわねぇ!」



ブラトレ「…今は身体を休めておこう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ksk

その頃、マヤノトレはトレーナー室で担当達に吊し上げにされていた。

マヤノ「これ以上担当増やすとマヤとの時間減っちゃうよ(ハイライトオフ)」
ルドルフ「浮気かトレーナー君」
タキオン「彼女以上の素質を持つ私じゃ満足出来ないって事かな?」
ターボ「流石に5人はどうかと思う……」

トレーナー室にて



マヤノトップガン「これ以上担当増やしたらマヤとの時間減っちゃうよ」ズズズッ



シンボリルドルフ「浮気とは随分じゃないかトレーナー君」



アグネスタキオン「彼女以上の素質を持つ私じゃ満足出来ないという事かい?」



ツインターボ「ターボ、五人はどうかと思う……」



マヤノトレ「大丈夫だ…任せてくれ…」



アグネスタキオン「不安でしかないねぇ」



マヤノトップガン「とりあえず一人消しとくね」チャキッ



ツインターボ「マヤノぉぉーー!!ナイフは持ち歩かないでって言ってるのにーーー!」



シンボリルドルフ「刃物の携帯は校則違反だ」



マヤノトップガン「もう生徒会長でもなんでも無い癖に黙って」



アグネスタキオン「一触即発とはこのことだねぇ」

マヤノトレ「大丈夫な根拠を話す…ルドルフの退学は近いだろう…?」



シンボリルドルフ「退学してもトレーナー君とは離れない」



マヤノトレ「なに…?」



シンボリルドルフ「君が留守の間、家事は全てやっておく。だから君は安心してトレーナーを続けてくれ」



マヤノトップガン「それはマヤがやることなんだけど」



シンボリルドルフ「マヤノ君はウマ娘としてレースに出なければいけないじゃないか!」



アグネスタキオン「最初からこれが狙いだったのかい?」



シンボリルドルフ「私を救ってくれた恩を身体を使って返すだけだ」



ツインターボ「トレーナー!会長が退学になってもヤバいことには変わりないぞ!」



マヤノトレ「そんなことは…考えていなかった…」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ファルトレのトレーナー室では
「スズカはあの女顔無口コミュ障不審者チー牛男に取られた。こんな事なら見舞いに行けばよかった!」
ファルコ、ブルボン、フウジン、マルゼンのスズカ以外の逃げシスに報告していた

別のトレーナー室にて



ファルトレ「スズカはあの女顔無口コミュ障不審者チー牛男に取られた!こんな事なら最初から見舞いに行けばよかった」



ミホノブルボン「あとの祭りですね」



スマートファルコン「逃げシスは五人揃ってこそなのに!」



アイネスフウジン「四人じゃダメなの?」



マルゼンスキー「アイドルといえば五人組~~って言うじゃない?」



ミホノブルボン「ステータス昭和を確認」



アイネスフウジン「昭和っていうか一部のアイドルだけなの」



スマートファルコン「もう馬鹿ーー!絶対スズカさんを担当にしてって言ったのに!」



ファルトレ「俺の作戦ミスだ言い訳のしようが無い…が!まだ諦めたわけじゃない!」

ファルトレ「全校生が走るトーナメント!あれの開催が夏休み中と決まった。そこで優勝すればいい!」



ファルトレ「逃げシスが上位を独占すればスズカもこちらを選ぶだろう!」



ミホノブルボン「スズカさんは速さに興味があります。速くて踊れるアイドルに興味があってもおかしくありません」



マルゼンスキー「夏休み中って7月よねぇ?サマーダッシュがあるからそっちを優先するって中堅トレーナーは言ってたわぁ」



アイネスフウジン「全員参加って言っても本気で走る子は全員じゃないの」



ファルトレ「うるさい!次の目標がそれくらいしかないから仕方ないだろ!」



スマートファルコン「スズカさんを含めて逃げシスは五人なの!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ファルトレ「他のトレーナーの担当だろうとお前達をセンターで踊らせるためならあらゆる努力を厭わない!」



ファルトレ「こっちは安心沢妹と一流スポーツ衣料会社がタッグを組んだ新素材の勝負服を準備中だからな!」



ミホノブルボン「新しい勝負服は一刻も早く欲しいです」



アイネスフウジン「ブルボンちゃんの勝負服はえっちなの」



ミホノブルボン「ゴールドシップさんに私の勝負服を『コスプレAVかよ』と言われてからそうとしか思えなくなりました」



マルゼンスキー「戦闘機かなにかをイメージしたのよね?」



ミホノブルボン「あの時の私はどうかしていたんです」



スマートファルコン「逃げシスの衣装は五人揃わないとお披露目無し!」



ミホノブルボン「1秒でも早くスズカさんを勧誘、拉致してきて下さい」

トレーナー室の外にて



中堅トレーナー「なにを話しとるんだアイツらは」



カワカミトレ「マルゼンスキーさんも乗りがいいですから」



中堅トレーナー「マヤノトレはルナトレのシンボリルドルフ、ベテラントレーナーのサイレンススズカを引き取った。あの男は競バと戦争するつもりか?」



カワカミトレ「なにかは考えているでしょうね」



中堅トレーナー「単独で動かれても困る、話しをつけに行きたい」



カワカミトレ「でも外から聞いている限りは地獄でしたね」



中堅トレーナー「俺は先が地獄だと知って進む無謀な馬鹿じゃない」



カワカミトレ「流石です」



中堅トレーナー「この場合の正解はなんだと思う?」



カワカミトレ「聞かなかったことにしておく、です」



中堅トレーナー「模範解答だな、それを採用しよう」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

競バサイドではルナトレがベテラントレーナーの言う通りあの男を警戒すべきだった。マヤノトレを舐めて軽んじていたルナトレが後悔していた


そして、オークス前日出バするウマ娘の対策を練るブラトレ達

競バ場にて



ルナトレ「ベテラントレーナーの言う通りあの男を警戒すべきだった……」



ルナトレ「嫉妬じゃなく警戒だったんですよ。そうだと思わず僕は舐めて軽んじていました」



ルナトレ「サイレンススズカが彼を担当に選ぶだなんて。彼女は競バに来るべき存在だったのに」



ルナトレ「千載一遇のチャンスを潰されたこの恨みは忘れませんよマヤノトレさん」



ルナトレ「正攻法でダメなら裏を使う。本当なら使いたくなかったんですけど仕方ありませんよ」



ルナトレ「僕は負けることが大嫌いなんです勝てると思ったから競バに来てあげたのに」



ルナトレ「マヤノトレさん、貴方は絶対に潰しますよ」

オークス前日、トレーナー室



ブラトレ「明日はオークスでその次は日本ダービー。開催時期が近いがちゃんと対策は考えてきた」



ハルウララ「トレーナーさんありがとう!」



ブラトレ「ウララは今回も逃げでいく予定だったがそろそろ対策をされていると考えるべきだ」



ハルウララ「じゃあ差しで走るの?」



ブラトレ「いや先行で様子を伺いながら走るんだ。周りが失速だと考えてくれれば吉だ」



ハルウララ「そうじゃなくても先行で走るのには変わりないもんね!」



ブラトレ「逆に誰かが逃げたら後ろからプレッシャーをかけてやれ。その時に内が空いていればそこに位置取るんだ」



ハルウララ「わかった!頑張って走るからね!」

ハルウララ「そういえば明日のレースはトレーナーさんだけが応援なんだよね」



ブラトレ「ブライアンの調整がうまくいっていない。すまないがレースの応援に行っている余裕がない」



ブラトレ「俺としてはレースから得るものがあるという考えなんだが本人の強い意志だ」



ハルウララ「キングちゃんは病院で見てくれるって言ってたけど、それでも少し寂しいな」



ハルウララ「でもトレーナーさんが来てくれるならそれでいい!一着を目覚まして頑張ってくるね!」



下2 このあとどうなったか、もしくは起こった出来事

ハルウララ「トレーナーさんオークスの出走バがわかる資料は持ってる?」



ブラトレ「もちろんだ誰か気になるウマ娘はいるか?」



ハルウララ「ウオッカちゃんとスカーレットがいる…」



ブラトレ「ウオッカは桜花賞で走れなかった埋め合わせだ。またスカーレットといい勝負をしてくれたらいいんだけどな」



ハルウララ「最近…スカーレットちゃんはおかしいんだよね」



ブラトレ「ウマが変わったようだと言われていたな」



ハルウララ「トレーナーさん、私…」



ブラトレ「今日話して解決する問題なのか?」



ハルウララ「う……」



ブラトレ「時間がかかるのなら明日以降にした方がいい。レースに集中することの方が大事だ」



ブラトレ「緊急性が無い限りはレースを優先してくれ」



ハルウララ「うん…トレーナーさんの言う通りだね。また今度お話しするよ」

夜、自室にて



ハルウララ「ひとりぼっちで寝るのも慣れてきちゃった。キングちゃんはまだ帰ってこれないし」



ハルウララ「…こうやって静かに寝てるとスカーレットちゃんのこと考えちゃうな」



ハルウララ「スカーレットちゃんは目覚まし時計を集めさせられてるんだよね?それだけならまだいいけど様子がおかしかったもん」



ハルウララ「世界が始まったってなに?スカーレットちゃんは私よりも多くのことを経験してるの?」



ハルウララ「ダメだ気になって寝れない、直接話してみる!」



ハルウララ「ウオッカちゃんは寝てるかな…起こしたら悪いから外で話せないかな」



ハルウララ「どんなことを言われても目覚まし時計は渡しちゃいけない。それを教えてあげるんだ!」



下2 このあとどうなったか

部屋の外



ハルウララ(中の様子をちょっとー)



ウオッカ「だからアロマなんか焚いてんじゃねー!」



ダイワスカーレット「じゃああんたのバイクのマフラー型加湿器も止めなさいよ!」



ウオッカ「この造形美がわかんねぇのかよ!」



ダイワスカーレット「機能には関係ないじゃないのよ!」



ハルウララ(あれ、いつも通り喧嘩してるみたいだけど…)



ダイワスカーレット「…ちょっと待って部屋の前に誰か居ない?」



ウオッカ「足音が前で止まったよな」



ハルウララ「あ……あのね…」ガチャッ



ダイワスカーレット「外で話しましょうか」



ウオッカ「おい…急にどうしたんだよ?」



ダイワスカーレット「貴女には関係ない話しだから干渉しないで」

学園内にて



ダイワスカーレット「明日のレースについての話しじゃないわね」



ハルウララ「アレに言われて目覚まし時計を集めてるんだよね」



ダイワスカーレット「アレってなによ、まさか神様のことじゃないでしょうね」



ハルウララ「あんなの神様なんかじゃない!ウマ娘が苦しむ所を見たいだけの悪魔だよ!」



ダイワスカーレット「そんなの知らないわよアタシにとっては神様なのよ」



ハルウララ「悪魔は目覚まし時計を悪用する!そうなったら世界が壊れちゃうよ!」



ダイワスカーレット「こんな世界潰れても何も変わらないわよ。ここは本当の世界じゃないって知ってるでしょ?」



ダイワスカーレット「前にトレーナーと居た世界だけが本物。ここは劣化したコピーでしかないのよ」



ダイワスカーレット「こんな世界が潰れたからなに?アタシはトレーナーが手に入ればそれでいいの」



ハルウララ「そのトレーナーさんも…消えてなくなっちゃうんだよ!」



ダイワスカーレット「それで構わないわよ」

ダイワスカーレット「元の世界に帰れてもアタシという個体は変わらない。あの世界もアタシにとっては壊れてる」



ダイワスカーレット「アタシにできることは何もないはず。でもいまは間接的に世界を壊すことができる」



ダイワスカーレット「チュートリアルで役目を終えたアタシが世界を壊す。プレイヤーを殺したあんたより凄いわよね?」



ダイワスカーレット「目覚まし時計は集める必要は無いの。アタシの目の前で使ってくれればそれで終わる」



ダイワスカーレット「使いなさいよ。その瞬間全てが終わるわ」



ハルウララ「絶対に使わない!」



ダイワスカーレット「そう、じゃあ貴女を殺してキングに使わせるわ」



ハルウララ「…!」



ダイワスカーレット「あんたもアタシもこの世界に居ていい存在じゃない。世界ごとリセットされるべきなのよ」



下2 このあとどうなったか

「話しは聞かせてもらったぁ!」



ハルウララ「!!」



ウオッカ「世界の危機には勇者が必要だなぁ!このウオッカ様が世界を救ってやる!」



ハルウララ「そんな高い所で危ないよ!」



ウオッカ「どりゃっ!」



ベシャッ



ハルウララ「……」



ダイワスカーレット「はぁ……コイツは世界が変わってもこうなのね」



ウオッカ「」ピクピク

ダイワスカーレット「劣化しててもコピーには変わりない。多少の誤差はあって当然なのにどうしてウオッカはこうなのよ」



ウオッカ「うーん……」



ダイワスカーレット「もう冷めたわ…コイツを連れて部屋に帰るから」



ハルウララ「…明日、負けないから」



ダイワスカーレット「レースなんてどうでもいいから勝手に走ってなさい」



ハルウララ「負け犬」



ダイワスカーレット「……精々言ってなさい」



ハルウララ「目覚まし時計を集めるんじゃなくて使わせる。スカーレットちゃんの目的がわかって良かった」



ハルウララ「あの悪魔の思惑通りになんかさせない。この世界もスカーレットちゃんも守る!」

このスレはここまでです。次回は新スレでオークスから始めます



ウララ 産卵 夢 見た

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