【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その11 (1000)

このスレは安価やコンマで、剣と魔法な世界を生き延びていくスレでした
無事に本編を終え、おまけイベントまで行えるのもご参加くださった皆さんのおかげです。本当にありがとうございます
亀更新、深くは考えていない行き当たりのため、途中で色々変わってしまうかもしれませんがご容赦を

1スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1540304018/)
2スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1542121865/)
3スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その3 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1543929376/)
4スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その4 - SSまとめ速報
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5スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その5 - SSまとめ速報
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6スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その6 - SSまとめ速報
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7スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その7 - SSまとめ速報
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8スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その8 - SSまとめ速報
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9スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その9 - SSまとめ速報
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10スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で生き延びる その10 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1562509135/)


~簡単な当スレの解説~

※ストーリーそのものは1~10スレ目で完結済です
※キャラクター詳細や歩んだ道のり等は、過去スレをご参照ください
※1000ボーナスや残ったゾロ目チケットを消費してのおまけのイベントがメインのスレとなります
 

・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立っています
・行動選択、多数決以外でのゾロ目は基本的になんらかのボーナスがつくと思います(状況的に奇数より偶数ゾロの方がいい結果が多いです)
・判定は通常判定と特殊判定がありますが、基本的に差はありません。特殊判定はゾロ目チケットが使えないだけです
・ゾロ目の中でも00はハイパークリティカル。確実にプラス傾向のイベントになります
・頻繁に安価とコンマ判定が飛びます
・質問には答えられる範囲で答えます
・特殊判定は判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう。自分を責めるのもやめましょう。ある意味ここが一番大事です
・現在ゾロ目チケット枚数は4枚。範囲外のゾロ目三連打やイベント等で補充されるかも……?
・小イベントの幕間は、その都度安価募集。多数決とコンマを用いて採用します
・処理している情報量が増えた&想定外なこと乱舞の為、数値を間違えることが多々あります。お許しください
・抜けている判定などがあれば、ご指摘をお願いします

前スレ1000、了解致しました
予想外の白帝人気。フィーアの冒険の方に出してあげた方がよさそうですね
しかしキアラ単独の冒険、こっちはどうしようかな……ちょっと考えておきます

それではもうすぐ本日分は終了になりますが、次の判定を

――聖国聖女達とは離れた海面にて――




カイン「ああ、しくじったなぁ……」プカプカ

カイン「まさかあの西瓜があんなに硬いだなんて……」

カイン「大見得切ってあの有様じゃ、父さんにも何を言われるやら……」ブルブル

カイン「それに、エメリナも……」



エメリナ「カイン様!」パシャパシャ!


カイン「エメリナ!?」



特殊判定
↓1コンマ二桁

エメリナ、アレはどうしたの?


50>37


※基準値を下回ったため、貝殻のまま

※流石のエメリナも、貝殻3つが公共の場の限界のようです


――


エメリナ「カイン様、泳がれるなら私も一緒に……」モジモジ

カイン「あ、ああ勿論さ!」

カイン「というよりもエメリナ、泳ぐときは僕の傍を離れるんじゃないよ。絶対に」

エメリナ「は、はい///」

カイン「そ、そんな凄まじい水着……他の連中、特にアベルになんて見せられるわけないだろう?」

カイン「その、なんだ……エメリナは、僕のメイドなんだからさ……///」

エメリナ「カイン様……///」

エメリナ(よ、よかった……これがギリギリの水着だと思ってたけど……)

カイン「ほら、手を」スッ

エメリナ「は、はい///」ギュッ…

カイン「……」

エメリナ「……」

カイン「……こんな日が、来るとは夢にも思わなかったよ」

エメリナ「え?」

カイン「この僕が、アベルやみんなに混じってこんなのんびりと遊んで……」

カイン「こうして、大切な人の手を握って……その姿を、この目で見られるなんてね」

カイン「しかも、三国合同で、海でだよ? どんな賢い奴でも、絶対にわかりっこないさ」

エメリナ「……カイン様は、今の時間はお嫌いですか?」

カイン「……いいや」

カイン「……すごく、楽しい。強者だとかそんなものに拘っていたころよりも、ずっとずっとね」

カイン「そして、こうやってそれを実感できるのも……今日、僕がここにいられるのも……」

カイン「エメリナのおかげだと、僕は思っているよ」

カイン「……本当に、ありがとう」

エメリナ「カイン様……!」ジーン…





特殊判定
↓1コンマ二桁



――

エメリナの理性

84>80


※基準値を上回ったため、エメリナ我慢!


――


エメリナ(ああ、カイン様にここまで……///)

エメリナ(嬉しすぎてどうにかなってしまいそうだけど、ここで気を抜いちゃだめ!)

エメリナ(カイン様にもっと喜んでもらえるように、水中のご奉仕をしないと……!)スッ…







カイン「おっと」パシ!




エメリナ「え!?」

カイン「エメリナ、僕の水着を脱がせるのは流石にいただけないよ?」

エメリナ「で、でも!?」ワタワタ

カイン「……ゆっくりで、いいんだ。いや、ゆっくりしたい」

エメリナ「カイン様?」

カイン「ありえない筈の幸せを……夢じゃないんだと、ゆっくりと噛みしめたいんだ」ギュッ…

エメリナ「あ……///」ギュッ…

カイン「エメリナ……しばらく、このままで……」

エメリナ「は、はい///」

カイン(冷たい海の中で、エメリナの温もりを感じる……)

エメリナ(カイン様の鼓動が、伝わってくる……///)

エメリナ(ご奉仕できないのは、ちょっと寂しいけど……)



エメリナ(カイン様からこうされるのも……すごく、気持ちいいな……)



――

内心はらはらしていましたが、久々にコンマが平和だった気がします
さて、長引いてしまった海編ももうすぐ終了となりますが……
キアラの冒険の内容がすぐに出てくる保証もないため、先に『チケット消費の小イベント案』を募集かけたいと思います
チケットは残り4枚
キャラ同士の絡み、あるいは特定キャラの1日密着など、こういったイベントが見たい的なものを出していただけると助かります
それでは↓1~5あたりでコンマ&多数決で

本日もありがとうございました!

数年後にフィーアに想いを寄せる者が出てきた時に

ローズ「アタシの天使に会いたいならアタシ"達"を……」
白帝竜『(――倒してみるがよい――)』

こういうことか

こんばんはー
微妙な時間ですが、海イベント終了付近まで投げれたらなと思います
夜にこれそうならば、また夜に再開します

――


……


海の生物「「」」コンモリ


ローズ「さて、獲りすぎた感じもするけど……」

ローズ「折角だから皆にご馳走として振舞っちゃうワ!」バッ!

ローズ「こっちは薄く切って生食、こっちは塩を振って網焼きにして……!」テキパキ

アイナ「私が獲った黒い棘々の生き物は中身が美味しいんだっけ?」パカッ!

スミレ「アイナさん、これ王国では結構な高級食材ですよ?」パカッ!



ヒバリ「なんかルーシェの周りに一杯いたこれも食べられるんだっけ?」っクラゲ

アドルラン「ああ。毒針に気を付けるんだぞ?」

ルーシェ「……刺される危険、減らす為にも、今度は、露出の無い水着に、します……」ブルブル…


リーナ「え、えっと……私が粉砕してしまった西瓜の残骸は……」オロオロ

アルフォート「流石にこれを提供するわけにもいかないだろう。無事な部分を絞って果汁を飲むのが精一杯じゃないか?」

マックス「いや、そもそもそれ食用じゃないんですよね……」

マックス「パトラ将軍が割った綺麗なものがあるんで、大丈夫ですよ!」

リーナ「食用じゃない食べ物を作るだなんて、王国はまだまだ謎が多いですの……」


巨乳西瓜「……」


リーナ「……」ジー…

リーナ「……」ペタペタ…

アルフォート「……リーナ?」

リーナ「なっ、なんでもありませんわよ!? さあ、他の方々のお手伝いをしますわよ兄上!」


クラウス「ううむ、まさか食事の用意まで帝国と聖国の方々に行われてしまうとは」

調理王国兵1「このままでは王国の名折れ! 陛下、お任せください!」

調理王国兵2「我々も負けじと、海の家名物をすぐに用意いたしますのでっ!」バッ!





【海の家】



調理王国兵1「と、言ったはいいが」

調理王国兵2「あの人たち、料理も上手ってどうなっているんだ……」

調理王国兵1「海産物を用いたものではおそらく勝ち目がない」

調理王国兵1「ここは……この鉄板と! この麺で! 勝負を挑む!」ジャーン!

調理王国兵2「それしかないですね。確か野菜類もこの部屋に……」


ガチャ…





バーンズ「」ヒカラビ







調理王国兵達「「」」



パタン…




……



クラウス「何? 今日は用意が難しそうだと?」

調理王国兵1「はい……その、しばらく建物そのものを使わない方がいいかなと……」

調理王国兵2「衛生面の問題がありますし……」

クラウス「あぁ……すまない、察したよ……」トオイメ


――

――



……


調理王国兵1「ならばせめて氷菓を提供しようと思えば……」




ノワール「ちょっと待ってくださいね。すぐに氷を用意しますから」キィィィン!

ノワール「できた氷を素早く削って……!」ガガガガガガガ!

ノワール「はい、どうぞ。上にかけるのは甘く煮たお豆しかないのだけれど」

ネスト「いやいやノワール様手ずから氷菓子を作って頂けただけでも、身に余る光栄ですよ!」

斥候部隊「これでまた戦えます!」


調理王国兵達「「」」


ノワール「あら、よろしければあなた達も涼まれていっては?」

ノワール「周囲の警戒や催し物の用意でお疲れでしょう?」

調理王国兵2「よ、よろしいのですか?」

ノワール「勿論。今日は素敵な日を提供して下さって、王国の皆さんには本当に感謝しています」

調理王国兵1「いや、我々は何も……あ、せめてこの果実シロップお使いになられますか?」

ノワール「あら、色とりどりで綺麗。ありがとうございます」

調理王国兵達((まさか、氷菓すらシロップの提供しかできないとは……))ガックリ…

調理王国兵達((我々も、精進しなければ!))



キアラ「あれ? お義母様が何か作ってる……?」

フィーア「なんだか美味しそうです! 兄様兄様、こっちですよ!」ピョンピョン!


ノワール「ふふふ……」



――


――



……


アドルラン「さあ、もうひと泳ぎといこうか!」バッ!

ヒバリ「あ、待ってアドルラン」

アドルラン「ん?」

ヒバリ「流石にお腹が膨れてすぐに泳ぐってのは、ちょっと……」

アドルラン「そ、そうか」

ヒバリ「砂浜も気持ちいいし、私とルーシェは少し横になってから泳ごうと思うんだけど……」

ルーシェ「その……肌、焼けると、痛いので……」

ルーシェ「この香油を塗って頂けると……///」

アドルラン「!?」



特殊判定
↓1コンマ二桁

はやいなって思ったら久々の開幕ゾロッ!?(吐血)
すみません、少々お待ちください

ヒバリに負けてられないルーシェ、捨て身の誘惑!

コンマ55

奇数ゾロ目:おや?アドルランの様子が……

※効果は抜群だったようです

――


アドルラン「わ、私がか!?」アセアセ

ルーシェ「は、はい……///」

アドルラン「ヒバリの方が……」

ヒバリ「いや、私も塗って欲しい側だからさ。それにアドルランの手の方がよく塗り込めそうだし///」

ルーシェ「お願い、します///……日焼け、痛くて、嫌です……」シュル…

ルーシェ「さ、さぁ……///」ウツブセ

アドルラン「うっ……」ドキドキ…

ヒバリ「ほら、はやくしてあげなってアドルラン。ルーシェ肌白くて人よりデリケートなんだからしっかりね?」ウツブセ

アドルラン「わ、わかった……」トポトポ…

ヌリュ…

ルーシェ「あ、ふぅ……!?」ビクン!

アドルラン「だ、大丈夫かルーシェ!?」ドキドキ

ルーシェ「は、はい///もっと……」ドキドキ

アドルラン「……」ドキドキ

ヌル…クチュ…

ルーシェ「んんっ!? ふぁ……ぁぁっ……!」

ルーシェ(アドルラン様の手……優しくて、大きくて、気持ちいい……///)

アドルラン(香油とは関係無しに、なんて滑らかなんだルーシェの肌は……///)

アドルラン(っ、いかんいかん! ルーシェとヒバリは、ただ日焼けがしたくないだけなのだ……!)ヌリュ…

ルーシェ「は、はふ……/// ア、アドルラン様……」

アドルラン「な、なんだ?」

ルーシェ「せ、背中だけじゃなくて……も、もっと、隅々まで……///」

アドルラン「」

ヒバリ(おぉー……攻めるねルーシェ)

ヒバリ(そしてアドルランも、躊躇いつつも香油から手を離そうとはしていない……かなり効果があったと見るべきかな?)

ヒバリ(……海って最高だね! また来ようっと!)

アドルラン「……///」ゴクリ…

ルーシェ「……///」

ヒバリ(次は私の番か……こっちもドキドキしてきたなぁ……///)

アドルラン「そ、それでは――」

ルーシェ「あっ――」




……



――

※長兄とその従者の仲は海でだいぶ深まったようです

――


……



クラウス「……陽もだいぶ傾いてきたな」

アルフォート「これ以上は、海中も暗くなり危険が増すか」

アベル「俺を含めて、まだ完全に泳ぎが馴染んでいない者も多いですからね」

クラウス「名残惜しいが、そろそろといったところか……」

アベル「クラウス王、今日はお招きいただき誠にありがとうございます」ペコリ

アルフォート「次は、我らが何かもてなすことができればいいのですが……」

クラウス「いや、こちらも不手際が多くて申し訳ない」

クラウス「次は、より良い催しができるようにしよう」

アベル「私も、と言いたいところなのですが……」

アベル「何しろ帝国はそういった催し物が少なくてですね」

アルフォート「ん? リーナから聞いたが、祝日は豪勢な飲み食いやら他者に料理を振舞うと――」

アベル「またあの惨劇を繰り広げれば、クラウス王が失神しかねないので却下です」

クラウス(そう言われると気になるな……)ソワソワ

クラウス「だが、三国が無理に催し物をする必要もないだろう」

クラウス「今回はあくまで見知った我らの親睦を深めるもの……」

クラウス「いずれは、民達の親睦も深められるようにしなければ」

アルフォート「そうだな……思えば聖国も、閉鎖的であった。もっと開放的にできれば……」

アベル「すぐには難しいでしょう。まずは、少数で留学の形をとってみるのはいかがでしょうか?」

クラウス「なるほど、妙案だ。パトラもマックスも、帝国で良い経験が得られたのだからな」

アルフォート「私とリーナもだな。そうなると、次は王国と聖国の一部の民を?」

クラウス「まだまだ色々と話したいところだが、今日のところは切り上げよう」

クラウス「宿泊場所も用意してある。どうかこちらも満喫していただけるとありがたいな」



――

――



【王国宿泊施設前】



アベル「ふぅ……こんな時間は、本当に久々だったな」

エリス「とっても、楽しかったです!」

アーシャ「今度はアベルも、もう少し深くまで泳げるかしら?」クスクス

ロウル「泳げるだけでも凄いのに、なんでアーシャさんあんなに潜れるんです……?」

シア「私はぷかぷか浮いている方が好きですね~」

パトラ「底の方も、珍しい生き物がいて楽しめたりはするんですけどね」

マックス「何にせよ、また来ましょう! 絶対に!」

アベル「……そうだな。また、みんなで……」







ギルバート「バーンズ! 立つのだバーンズ!」ベシンベシン!

バーンズ「」ヒカラビ


スカーレット「……」ハァハァ


ギルバートの股間「……」フンドシ!


スカーレット「た、たまりませんわぁ……!!!」ハァハァハァハァ!



クラウス「……スカーレット将軍、王城直帰!!!」ビシッ!

スカーレット「そんな陛下御無体な!?」ガーン!




アベル「…………みんなで、来ような」



アベル(……賑やかだが、平和なこの時を、もう一度噛みしめるためにも)





――EXイベント1――

【戦いを終えて~~深紅の令嬢との約束~~】 おしまい





――おまけEXイベント2――

【戦いを終えて~~帝国第二皇女の冒険~~】






――


【帝国・王城】



アドルラン「」ウモレ

ルーシェ「もう! だから何度も!」プンプン!

ヒバリ「アドルラン、とりあえずまず足場から片づけよう? 私達も転びかねないってこれ」

カイン「兄さん、やっぱり書類絡みは僕がやっておいた方がいいと思うんだよ、うん」ズボッ!

アドルラン「ううむ、しかし私は第一皇子だしな。やれることは、私がやらねばなるまい」

ヒバリ「一人では限界あるというか、できないことは頼った方がいいわよ?」

ルーシェ「お片付けは、私が頑張ります……」


ガチャ


アベル「兄様、次の報告書類が届いていますが……」

アドルラン「む、そうか。ならばそこに重ね――」

ルーシェ「一時的に私がお預かりしますので、こちらの机に置いてください」

アベル「……その方が良さそうだな」ドサ!

ヒバリ「しかし、やっぱり海に行ってる間にも仕事が入ってたね」

カイン「やれやれ天国から地獄といった感じだよ」

アベル「いい息抜きになったんです。また頑張り、そしてまた息抜きをしましょう」

カイン「それしかないか。ほら兄さん、これは兄さんの署名が必要なやつだよ」





フィーア「……」スッ…



――

――



キアラ「え? 兄様達のお役に立ちたい?」

フィーア「はい! 前はこの移動方法や……」スッ…

フィーア「姉様と力を合わせた一撃でお役に立てましたけれど……」

フィーア「こうして大きな争いが終わった今、兄様達のお手伝いができないのが辛くて……」ショボン

キアラ「うん、私もフィーアちゃんの気持ちはよくわかるよ」

キアラ「帝国の皇女だから、私も何かしなくちゃって思うんだけど……」

キアラ「ローズさんに相談したら、まだ慌てなくていいのよって言われちゃって」

フィーア「う~ん……」




フィーア「あっ!」ポン!



キアラ「ど、どうしたのフィーアちゃん?」

フィーア「前に、兄様達が他国との交流を深めるための第一歩として、留学を検討されていました!」

フィーア「そしてその留学のさらに前身として、各国の状勢も把握しておきたいって!」

フィーア「こっそり探るのは、私でもできます!」ピョン!

フィーア「兄様達は今忙しくて、とても各地を周れないですし……うん、これがいいです!」

キアラ「ええっ!? た、確かにフィーアちゃんの力なら向いているかもしれないけど……」

キアラ「本当に、大丈夫? 一人で危なくない?」

フィーア「うーん……」


※フィーアのお忍び冒険。誰か同行者をつけますか?(無しも可能)

↓1~5多数決&コンマ

こんばんはー
それでは少しだけ再開です

アーシャ同行

――


キアラ「状勢の把握って一言で言っても大変だよ?」

キアラ「物理的な危険はフィーアちゃんなら上手く回避できるかもしれないけど……」

キアラ「そうじゃない危険、そうだなぁ……たとえば、帝国には無い動植物をみかけて触っちゃうとか危ないかも?」

フィーア「うっ……無知は死を招く、というやつですか……」

キアラ「それにいくら兄様達についていって他国に行ったことがあると言っても、ほとんど整地された首都だけだし」

キアラ「色々調査するとなると、そうじゃない場所に向かうことになるかもよ?」

フィーア「うぅぅ……そう言われると……」ガクリ…

キアラ「ごめんね? でも、やっぱりフィーアちゃんが心配だから……」

キアラ「ローズさんが一緒にいれば大丈夫だろうけど、止められるしそもそもローズさんは多忙だし……」

フィーア「……あ、それです!」

キアラ「え?」

フィーア「ローズさんでなくとも、頼れる大人の人がいればいいんです!」

キアラ「そ、そんなに都合のいい人がいるかなぁ?」

フィーア「いるじゃないですか!」





フィーア「アーシャ姉様です!」ピョン!




――

――


【アベルの城塞】



アーシャ「え? お忍び調査に、私を?」ビックリ

フィーア「はい! アーシャ姉様がいれば、万が一の時も大丈夫だと思いまして!」

キアラ「ごめんなさい、フィーアちゃんって一度言い出すとなかなか聞かなくて……」

アーシャ「いいんですよ。むしろ皇女様から直々のご指名なんて光栄じゃないですか?」クスクス

アーシャ「ちょうど私も、アベルの為に何か手伝えることはないかと思っていましたからね」

アーシャ「でも、後でちゃんとアベルにはこのことを伝えること。これは約束ですよ?」

フィーア「はい!」

アーシャ「それと……向かうのは、王国の方にしておきましょう」

キアラ「どうしてですか?」

アーシャ「王国と聖国を比較した場合、聖王シュタイナーを討った私達は敵視される可能性が0とは言い切れませんからね」

アーシャ「恐ろしい策を用いてきた彼ですが、自国を想っていたのは間違いない」

アーシャ「リーナさん達の説得もあるでしょうけれど、それでもかつての聖王を慕っている人もいるでしょう」

アーシャ「その点王国ならば、一般の兵にも私達は知られていますからね」

アーシャ「万が一正体が明るみになった時、より危険の少ない方を選んだ方がいいでしょう?」

キアラ「な、なるほど」

フィーア「でも王国だと、もう結構安定しているのではないですか?」

アーシャ「それがそうでもない……というよりも、クラウス様も把握しきれていないというのが現実ね」

アーシャ「何しろ王国はその領地が広大、かつ天使の襲撃で犠牲者や逃亡者が相次いだ……」

アーシャ「クラウス様を慕う臣下や民は多いでしょうけど、それでも王国全てを完全には把握しきれないみたいですから」

アーシャ「パトラさんの話では、王国の領地を帝国と聖国に譲渡する案も出ているそうですよ?」

キアラ「どうせ管理しきれないなら、有効活用しようということですね」

フィーア「帝国からすれば、信じられないお話です……」

アーシャ「と、そういう諸々を考えると向かうのは王国の王都以外の場所になります」

アーシャ「それでも構わないのであれば、用意を整えて早速向かいますか?」

フィーア「はい! お願いします!」


――

――


……


アベル「むう……」ハラハラ

アーシャ「ふふ、大丈夫ですよアベル」

アベル「確かに、君が傍にいるならば大丈夫だとは思うんだが……」ハラハラ

アベル「フィーアは好奇心旺盛で、まだ小さいし、どうしてもな……」ハラハラ

アーシャ「あら、私のことは心配してくれないのかしら?」クスクス

アベル「い、いやそんなことは!?」アセアセ

アーシャ「ふふ、冗談ですよ」

アーシャ「……あの子も、私も。少しでもあなたの力になりたいんです」

アベル「……」

アーシャ「大丈夫ですよ。大きな戦は終わり、私達もそこら辺の相手に負ける程弱くは無い」

アベル「そう、だな……」

アベル「わかった。確かに、王国の状況を知ることも必要だ。すまないが、頼めるか?」

アーシャ「ええ、お任せあれ」

アベル「ただ、くれぐれも無茶なことはしないでくれよ……?」ハラハラ

アーシャ「ふふふ……心配性ですね、アベルは」



……


アーシャ「はい、アベルからちゃんと許可も貰ってきましたよ。あと道具の準備の方もね」

フィーア「ありがとうございますアーシャ姉様!」ピョンピョン!

フィーア「こっちも、変装の準備は万端です! これでこうして……」サッサッ…


バッ!


フィーア(変装)「完成です!」ジャーン!

アーシャ(変装)「確かにこれはちょっとやそっとでは気づかれないわね……」

フィーア「でも姉様、どうやって王国に向かうんです?」

アーシャ「馬を使う手もあるけど、時間や安全面の問題からこの城塞の転移陣を使おうかと」

アーシャ「クラウス様の部屋についたら、すぐさま飛び出して王都へ。そこからさらに出て周囲の様子を調査する流れです」

フィーア「なるほど……」










フィーア「いまさらかもしれませんが、王様のお部屋に武器を隠し持って変装して忍び込むって下手をすると暗殺者……」

アーシャ「……クラウス様にだけは、変装を解いて事情をお話しておきましょう」



――

――そして……




【王国・王都】



フィーア「久々の王都です!」キョロキョロ

アーシャ「ああ、そういえば前にアベルとお買いものにきたんでしたね?」

フィーア「はい! 天使の襲撃で結構ボロボロだったんですけど……」キョロキョロ

フィーア「凄いですね、かなり復旧されています!」

アーシャ「……」キョロキョロ

アーシャ(王都は主だった機能は回復していると見て間違いないでしょう)

アーシャ(問題なのは、ここからでしょうか)



王国民「うん? 何か探し物かねお嬢さん達?」

フィーア「あ、その、えっと……!?」ワタワタ

アーシャ「はい。王都に来るのは初めてでして、道に迷ってしまい……」

王国民「へえ、初王国の旅行者かい! こりゃあ以前の活気を取り戻す日も近いかな」ワクワク

王国民「そうなると、帝国か聖国の人かい?」

アーシャ「ええ。帝国も皇帝が退位したことで自由が増しましたから、妹と一緒に各地を旅しようかと」

王国民「そうかいそうかい! ちょっとこの前までの戦争でガタがきているけど、王国はいい品が一杯だよ!」

王国民「あっちの通りなんて特におすすめで……あ、そういえば迷っているんだっけ? これは失敬」

王国民「どこに向かいたいんだい?」

アーシャ「えっとですね……」


フィーア(す、すごいアーシャ姉様……完璧に、道に迷った旅行者を演じてる……)


――

――


……


【王国・王都外】



アーシャ「さっきの親切な人のおかげで、難なく王都の外までこられましたね」

フィーア「はい! それにしてもアーシャ姉様は流石――あ、呼び方も変えないといけないかな?」

アーシャ「ふふ、大丈夫ですよ。同名の人はいるでしょうし、一応ここでは姉妹の旅行者という体でいきますから」

フィーア「ありがとうございます……。正直、私一人だとさっき急に話しかけられた時とか、咄嗟の対応が……」

アーシャ「ふふ、安心して。いざという時のために着いてきたんですから」

アーシャ「そして、ここからが本題ですね」

フィーア「そ、そうでした! 王国の様子を調べて、兄様にご報告をするのです!」グッ!

アーシャ「さて……どこから手をつけましょうか?」

フィーア「えーっと……」


1:平民の家周り

2:貴族の家周り

3:市場

4:軍設備

5:その他自由安価


↓1~3多数決コンマ

1:平民の家周り


――


フィーア「やっぱり、大切なのは国民の人の生活だと思うんです!」

フィーア「パトラさんとかだと、遠慮して本音が言えない人も……」

フィーア「ただの旅行者の前では、思わず本当のことを口走ってしまうかもしれません!」

アーシャ「そうですね。まずは戦後の影響が一番大きそうなところから当たるのは定石……」

アーシャ「早速、行ってみましょう!」タタタ!



……



【王国・平民集落】


フィーア「落ち着いた家が多い……この辺りがそうでしょうか?」キョロキョロ

アーシャ「と言っても、帝国なら十分すぎる程の家が目立つけど……」



平民「……」スタスタ


フィーア(あ、丁度いい所に人が現れましたよ!)

アーシャ(私達は帝国からの旅行者、王国についてはまったくの無知という設定でいきますよ?)

フィーア(はい!)


フィーア「あのー、すみません」

平民「ん、俺になんか用かいお嬢ちゃん」

アーシャ「実は私達、自由になれたと喜び勇んで帝国から来たんですけれど……」

アーシャ「その、王国についてろくに学ばないまま来てしまいまして……」

平民「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

平民の本音満足度


91(クラウス様は素晴らしいお方だ! 嫌な貴族もいなくなって万々歳!)>50


※基準値を越え、平民の満足度は相当に高いようです

※王国平民は充実した日々を送り、帝国にも友好的なようです

――


平民「そうかそうか! 帝国は大変だっただろうお嬢ちゃん達!」

平民「いや、俺らもちょっと前まで大変ではあったんだけどな?」

平民「クラウス様が私財なげうってまで、俺らの家の復興手伝ってくれてよ」

平民「今じゃ前よりも充実した生活が送れてるんだ。本当にクラウス様々だよ!」


アーシャ(王都だけでなく、平民の居住区もしっかり復旧されていましたか……)

アーシャ(少々懸念材料ではありましたけど、流石クラウス様ですね)


平民「物価も下がったし、嫌な貴族連中もいなくなった!」

平民「前ならあんまり自慢できなかったが、今なら自信を持って帝国よりもいい国だって自慢できるぜ!」

平民「あ、でも帝国も皇帝が退位して変わりそうなんだっけ?」

フィーア「はい! アベルに……皇子達のご活躍で、ゆっくりとですけれど」

平民「へぇ、そいつはめでたいな。俺らはあんまり詳しくは知らないんだが……」

平民「アベル皇子は王国の危機を救ってくれた英雄でもあるらしくてな。その人が動いたんなら帝国も良くなるかもなぁ」

平民「ま、それでも多分クラウス様には敵わないだろうけどな!」

フィーア「……」

アーシャ「よかった、王国はやはりいい国だったのですね」

平民「おうよ! クラウス様の為なら、俺らも報いるためにばりばり働けるってもんだ!」



……



アーシャ「……他の平民の人も、似たような意見が多かったですね」

フィーア「皆さん、目が輝いていましたね! でも、アベル兄様だって負けてはいません!」フンス!

アーシャ「ええ、そうですね」

アーシャ「それにしても、正直私の予想以上の反応で驚きました」

アーシャ「パトラさんの言う通り、本当に前国王とはまるで違うのですね……」

フィーア「クラウス様、優しい人ですからね! それじゃあ次は……」


1:貴族の家周り

2:市場

3:軍設備

4:その他自由安価


↓1~3多数決コンマ

1:貴族の家周り

――


フィーア「当然、もう一方の……」

アーシャ「貴族たちの本音、ですね」

アーシャ「実は、こちらも懸念材料があります」

フィーア「そうなんですか?」

アーシャ「ええ。確かに腐敗した連中の多くが王国からいなくなったそうですが……」

アーシャ「いくら天使の襲撃があったとはいえ、この広大な王国の全ての貴族を排することはできなかった筈」

アーシャ「それでなくとも、善良なフリをして密やかに悪事を企むものがいないとも限りませんし……」

アーシャ「その善良な貴族さえ、平民領地の復興に相当な資産を費やせば不満が溜まるかもしれませんからね」

フィーア「き、緊張します……!」


……


【王国・貴族領地】


アーシャ「……流石、王国貴族。帝国貴族など可愛いものですね」

フィーア「うわぁ……すごいお家が並んでいます……」



貴族「……」スタスタ…



アーシャ(いかにもな貴族が……)

フィーア「あのー、すみません」

貴族「ん?」クルリ

アーシャ(さて、今度はどうなるでしょうか……?)


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

貴族の本音不満と残存腐敗貴族


1:一般貴族の不満
23(ちょっと忙しくて大変だが、この程度はなんともないよ)<50

※基準値を下回り、王国に残っていた貴族はクラウスの平民優先な政策にもさほど不満はないようです

※貴族、平民共に政策に満足しているため、今後は良好な関係が築けることでしょう

2:腐敗貴族

30<40

※基準値を下回ったため、まだいる模様

※クラウスも全ての領地、貴族の行いまでは把握しきれていないようです


――


……


貴族「ほっほー、まさか帝国からこんな可愛らしい旅行者が来ようとは」

貴族「折角王国の、それも私の家に来たのだ」

貴族「ちょっと待っておれ、今王国名産の菓子を用意するでな……」イソイソ

フィーア「お、お気づかい無く!?」ワタワタ

アーシャ「……よろしいのですか? 帝国の、それも私達のような者まで……」

貴族「構わぬ構わぬ! 最近は民も私も忙しくて……ゆっくりと茶会を開く機会が減ってしまってな」

貴族「しかしこうして、異国の旅人をもてなすためならば、落ち着いて紅茶を用意しても誰も何も言えまい?」

貴族「さあさあ、私にのんびり紅茶を飲む手助けをすると思って、くつろいでくれたまえ!」

フィーア「そ、それでは……」コク…

アーシャ(先程の平民の様子から、貴族にはもっと不満が溜まっているかと思いましたが……)コク…

アーシャ(思ったよりも、ですね。多忙ではあるようですが……)

貴族「ふぅ……どうだね、我が家の紅茶は?」

フィーア「お、美味しいです!」

貴族「ほっほっ! お気に召したようで何よりだ。私はこの香りが大好きでな……」

貴族「行く行くはもっと民や……そうじゃな、君達の帝国に輸出して広めるのも悪くない!」

貴族「帝国もあの恐ろしい皇帝ギルバートが突然退位したと聞くが、君達のような者が現れるということは、本当なのだろう」

貴族「陛下も奮戦なさっておるし、これはいよいよ明るい未来が来るかもしれんのぉ……」




貴族「……あの者達さえ、いなければ」ボソリ


アーシャ「!!」

フィーア「!!」

アーシャ「……あの者達?」

貴族「っ、おっとこれは失礼。なに、こちらの話だよ」

アーシャ「失礼ですが、今の様子だと……王国には、何かよからぬ考えの者が?」

貴族「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

判定をとったあたりで今日はここまで
クラウスまさかの平民貴族双方から支持されるという幸運
これで腐敗も残っていなかったら調査の意味も無くなるところでしたね……
なお白帝竜は今後の判定によって登場のしかたが変わるかと思います

本日もありがとうございました!

フィーアならペットって聞いても可愛いコスプレ程度にしか思わない可能性も有り得るから(震え声)
まぁ仮に知ってしまった場合

フィーア「こうするとアベル兄様が喜ぶってアーシャ姉様が教えてくれました!」(犬耳or猫耳カチューシャ装着)
ローズ「……アーシャちゃん、ちょっと向こうでアタシとお話しましょう?」
アーシャ「」

こうなりそう

このタイミングで台頭を図ろうとする腐敗貴族となると
それこそ戦災遺児や戦火に巻き込まれた領土に目を付けて……とかありそうな
北斗の拳で終盤そんな話があったっけな

下手したら人身売買にとどまらず
国家転覆や全権乗っ取りの為に新たな魔物を産み出す為の実験を……とかね
鋼メンタルなフィーアだから安心ではあるがちょっとエグい展開や描写も覚悟か




黒幕「見逃してくれたらこの『身長や肉体を意中の相手好みに成長させる秘薬』を渡すがどうだ」
フィーア「許すます!」
アーシャ「まてや」
とか

こんばんはー
それではゆるゆる再開していきます

腐敗貴族の所在

60>50

※基準値を超えたため、語られます

――



貴族「……折角、君達のような子が現れてくれたというのにな」

貴族「しかし、だからこそ話さねばなるまいか……」

貴族「見ての通り、王国は豊かな国だ。帝国民の君達から見れば、眩しく映るかもしれない」

貴族「――だが、王国は大きな闇も抱えているのだよ」

フィーア「闇、ですか?」

貴族「……領民への重税や金の浪費などが可愛く思えてしまうほどのな」

貴族「奴隷売買、私設軍による略奪、そして生体実験……」

貴族「無論、陛下はそれらを厳しく罰しているが……それでもなお、こういったことをする愚か者はまだいるのだ」

フィーア「……」

貴族「実は最近、王国でもかなりの大事が起きてな。それでそういった連中も大きく数を減らしはしたが……」

貴族「それでもなお、しぶとく暗躍しようとする連中は多い。表向きは親国王派のフリをしてな」

アーシャ「……騎士団は、動いていないのですか?」

貴族「いいや、動いているよ。先の事件のおかげか、今の騎士団は皆が信ずるに値するよ」

貴族「しかしその数が圧倒的に不足している。戦災の復興に割かれれば、なおのことな……」

アーシャ「……たとえ少数でも、怪しい人物がわかっているならば王国騎士団も強行制圧できるのではないですか?」

貴族「不当な利益を得ている程度の連中ならばな。しかし、兵力を隠し持つ恐れのある連中にはそれが難しいのだよ」

アーシャ「返り討ちにされ、貴重な騎士団が減ってしまう可能性があるということですか……」

貴族「うむ……」

貴族「君達も、くれぐれも注意してくれたまえ。若い女性は特に狙われやすい」

アーシャ「ご忠告、感謝致します。それに、心苦しいでしょうに王国の実情まで……」

貴族「私は土地と金こそあるが、連中の企みを阻止できるほどの力は無い」

貴族「出来ることと言えば、警告して犠牲者を抑制することぐらいというだけだよ」

貴族「……折角訪ねてくれたというのに、こんな話を聞かせて失望させてしまったね」

フィーア「いいえ! おじ様みたいに、今の王国を憂ういい貴族の人もいるんだって、安心できました!」

アーシャ「ええ。それに騎士団も動いている。きっと、王国はもっといい国になりますよ」

貴族「……そう言ってくれるか。ありがとう……!」

アーシャ「……ただ、念の為にその怪しい貴族の所在は教えて頂けますか?」

アーシャ「妹共々、近寄らないように致しますので」

貴族「おぉ、そうだ! それがいい! 待っていたまえ、すぐに場所を……いや地図を持ってくるからな!」


――

――

……



フィーア「いい人でしたね、姉様!」

アーシャ「ええ。クラウス様の政策と合わせれば、確かに王国の未来も明るく思えるわ」

アーシャ「問題は……」

フィーア「教えて貰った、悪い人達ですね!」




特殊判定
↓1~2コンマ二桁

腐敗貴族把握


1:王国騎士団
50≧50

※基準値と同値の為、王国騎士団も既に警戒中

2:腐敗連携
40>35

※基準値を下回った為、今回は単独

――



アーシャ「既に騎士団も警戒済の、大貴族の屋敷ですか……」

アーシャ「叩けば埃が出てきそうですけど……」チラリ

フィーア「今こそ、私の出番です!」フンス!

フィーア「こっそり忍び込んで、悪事の証拠をつかんでみせます!」

アーシャ(……確かに、貴族や騎士団が警戒するような相手となると、ほぼ黒でしょう)

アーシャ(あの恐ろしい五竜も、元は貴族の研究だといいますし、万が一を考えると……)

アーシャ(危険な芽は、早めに摘んでおいた方がいい)

アーシャ(そしてフィーアちゃんの能力は、密やかに証拠を掴むにはうってつけではある……)

アーシャ(でもそれはとても危険なこと。迂闊に動くのも……)



フィーア「姉様、行きましょう!」タタタ!



アーシャ「え、ちょっと!? 待ってフィーアちゃん!?」



――


――


【王国・腐敗貴族屋敷】




フィーア「お、大きいです……」ゴクリ…

アーシャ「……そして悪趣味ですね」

フィーア「さて、それでは早速潜入を……!」

アーシャ「待って。何かを企んでいる貴族なら、罠の一つや二つは仕掛けているかも……」

アーシャ(そもそも、どの程度の腐敗具合なのかにもよりますけど……)

アーシャ(こうなってしまってはもうフィーアちゃんも止められないし、私も可能なら芽は摘みたい)

アーシャ(より確実に成功させるには、少なくとも屋敷外の罠だけでも完全に回避したいところ……)

アーシャ(ロウルちゃんがいれば、と言いたいけれど。今フィーアちゃんを援護できるのは私だけ)

アーシャ(そうなると……これしかありませんか)

アーシャ「フィーアちゃん、耳を」ヒソヒソ

フィーア「はい? ……わかりました!」



……



コンコン…


ガチャ


腐敗貴族「……何奴じゃ?」

アーシャ「す、すみません……道に、迷ってしまいまして……」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

おっとぉ……?(白目)

1:腐敗貴族の良心

15≧15

※基準値と同値の為、良心など無く完膚なきまでに腐り果てています

※腐敗レベル最大により、捜索内容変化


2:館内の罠

50+20(最大腐敗補正)>28

※基準値を下回った為、罠あり


――


腐敗貴族「なんじゃ、旅人か?」

腐敗貴族「ふむ……」ジロジロ…

アーシャ「……っ」

アーシャ(人を値踏みするような、この嫌な視線……)

アーシャ(それにこの気配は、想像以上に腐っていそうですね……)クイ!


フィーア(今のうちに横から素早く侵入……!)スッ…


腐敗貴族「ほぉー……」ジロジロ…

アーシャ(よし、フィーアちゃんは気付かれずに侵入できた!)

アーシャ(あとは……)

腐敗貴族「……」ペロリ…

腐敗貴族「ほほ……王国は広大故、迷い人が出ることも珍しくは無い」

腐敗貴族「じゃがお主はついておるぞ? 何しろ私のモットーは、迷い人に救いの手を、じゃからなあ」

腐敗貴族「ささ、歩きつかれたじゃろう? 中で少し休んでいくとよい」スッ

アーシャ(出来る限り、私が時間を稼ぐ……!)


――

――



【腐敗貴族屋敷内】


フィーア(あの人、さっきの貴族の人と全然違う……)タタタ…

フィーア(凄く、嫌な感じでした……)タタタ…

フィーア(アーシャ姉様のおかげで外の罠は回避できたみたいですけれど……)

フィーア「……」キョロキョロ…

フィーア(どこから探そう……?)



※フィーアが腐敗貴族屋敷に潜入しました

※屋敷内を捜索し、悪事の証拠を掴みましょう

※決定的な証拠の位置は固定されています。不正解を選ぶとアーシャの時間稼ぎ判定に移行します

※中正解の証拠を掴めば、撤退も可能です


1:1階(現在地付近)

2:2階

3:物置

4:書斎

5:浴室

6:食堂


↓1~3捜索場所多数決コンマ

4:書斎


――


フィーア(流石に、すぐ見つかるようなところに証拠は置かないよね……)タタタ…

フィーア(騎士団の人が捜査に来て、すぐに見つかりそうな場所とかは除外して……)

フィーア(何か物を隠す……大切な物を保管するなら、やっぱり自分のお部屋……?)

フィーア(あとは……)


~~


ヒバリ「アドルラン! いい加減書類を積むのやめなって!? 見てよルーシェの顔!」

ルーシェ「もう……! なんで、アドルラン様はお片付けだけはできないんですかっ!」プクー!

アドルラン「す、すまない。すぐに手に取るだろうと思うと、ついな……」

ヒバリ「それでどうでもいい書類の中に大事な書類紛れ込ませちゃ意味ないでしょ!」


~~


フィーア(――紛れ込ませている?)

フィーア(……よし、まずは書斎からです!)タタタ!



……



【書斎】


フィーア「……」キョロキョロ

書類1「……」

書類2「……」

書類3「……」

本棚1「……」

本棚2「……」

本棚3「……」

フィーア(広い、ですね……)ソー…

……


フィーア(……)パラパラ…

フィーア(……)パラパラ…

フィーア(……)パラパラ…

フィーア(難しい書類ばっかりです……でも、これ……)

フィーア(数字が一杯書いてあるし、お金絡みなのかな……?)

フィーア(そうなると相当な金額が動いていることになりますけれど……)

フィーア(詳しく調べれば、何かの証拠になるでしょうか?)





※フィーアは『多額の収支表』を発見しました

※これ以上書類に目ぼしい物はなさそうです

※書斎の捜索を続けますか?

1:この証拠を持って撤退を試みる

2:書斎捜索続行

3:別の場所を探す



↓1~3多数決コンマ

2:捜索続行

――


フィーア「……」スッ…

フィーア(でも、王国の貴族の人ならこれくらいのお金のやりとりは普通なのかも)

フィーア(そもそもさっきの貴族の人の話だと……)

フィーア(――不当な利益を得ているだけの人なら、騎士団がもう制圧している筈です!)

フィーア(つまりこれは、この人の悪事の証拠ではないということ!)グッ!

フィーア(それに……)チラ

本棚「……」

フィーア(紛れ込ませる、手間で探す気を減らすという意味では、この本棚の方が怪しいですね!)

フィーア(ほとんどが、豪華な装丁の分厚い本ばかり……)ペタペタ…

フィーア(でも、キアラ姉様の本と違って……なんだろう、この感じ……?)

フィーア(……これだけあるのにどれも新品同様、読まれていない?)ペタペタ…



フィーア(……あれ?)


薄い本「……」



フィーア(これだけ、他の本とちょっと違う……?)



フィーア「……」ゴクリ

フィーア「……」スッ…



カチ…


フィーア(え? 今、小さく音が鳴ったような?)




ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!



フィーア「!!」


フィーア(本棚が、横に動いた……!?)



秘密の扉「……」バーン!



フィーア(そしてその後ろに、扉……!?)


フィーア(これは、もしかすると……!)グッ!





特殊判定
↓1コンマ二桁

罠判定


69>50-10(フィーア機動力補正)

※基準値を上回った為、罠回避!

――


フィーア「……っ!」ピタ!

フィーア(危ない危ない、慎重にいかないと……)

フィーア(以前姉様に読んで頂いた冒険家のお話では……)

フィーア(謎を解いて舞い上がって現れた扉に駆け込んだ人が罠にかかっていました)

フィーア(現実にこんな仕掛けを作るくらいなら、罠も多分……)ジー…

フィーア(あ……やっぱりありました! 取っ手の上部分の小さな穴、これは多分……)ソー…


シャキン!


フィーア(や、やっぱり毒針です……)ブルブル…

フィーア(危ないところでしたけど、この仕組みならこう持って回せば……)


ガチャ…


フィーア(開いた……!)

フィーア(そしてこれは……階段? 地下に隠し部屋があったのでしょうか?)

フィーア(罠に注意しつつ、行ってみましょう! これは絶対になにかあります……!)




――


【秘密の地下室】


フィーア「……」トッ…トッ…

フィーア(結構、段があります……)

フィーア(でも、真新しい灯りが備えられて……明らかに、今も使われている……)

フィーア(一体、この先に何があるのでしょう……)ブルッ…


トッ…トッ…


タン…


フィーア「!」

フィーア(階段が終わって……これは……)

フィーア(かなり広い部屋です……それに、なんだか妙な臭いも……)スッ…

フィーア(まだ、奥がある……)



ル…


フィーア「!!」

フィーア(今、奥から何か音が……)

フィーア(……)

フィーア(怖いですけれど、ここまで来て引き返せません……!)スッ…!


タタタ…!







フィーア「……っ!?」














白帝竜「……キュル……」







フィーア(魔力の鎖で縛られたドラゴン……!?)




屋敷捜索がノーミスで成功したあたりで、今日はここまで
……なんで6択+各所2回判定のものを一発クリアされるんですかね?(白目)
絶対物置が念入りに調べられると思ったのに……
そして初期からずっと設定はあって今頃初登場(以前はロウルで完封されてました)した罠も普通に回避というね!
最短クリアの為、今後の判定は消滅orだいぶ緩めになります

本日もありがとうございました!

こんばんはー
それでは捕縛されていた白帝竜から再開です

――



白帝竜「……キュ?」

フィーア「……っ!」

白帝竜「キュ……」

フィーア(まだ、私には気がついていないみたいです)

フィーア(それにしても、白い羽を生やした細身の竜ってもしかして……)ゴソ…


っ『白風の短剣』


フィーア(この短剣の材料をくれたっていう、白帝竜なのかな?)

フィーア(スミレさんの話だと、帝竜の中では最強……)

フィーア(強力な風を操る竜ということでしたけれど……)


白帝竜「……」


フィーア(見たところ、身動きが全くとれない状態のようです)

フィーア(でも、封印とは違う……?)

フィーア(ど、どうしよう……)


※見つけた白帝竜をどうしますか?


1:一度アーシャの元に戻る

2:動きを封じている鎖の破壊を試みる(判定有+確定でアーシャの時間稼ぎ発生)

3:その他自由安価

↓1~3多数決コンマ

1:一度戻る


――


フィーア(……可哀相ですけど、私一人であの魔力の鎖をどうにかできるとも思えません……)

フィーア(一度、アーシャ姉様のところまで戻りましょう)


白帝竜「キューン……」




……




フィーア(運よく、最初から窓が開いていましたし、ここから外に出て……)ヒラリ


タタタ…


フィーア(入口まで回って、姉様を探していた妹のふりをする……!)コンコン!


ガチャ


使用人「何奴だ?」

フィーア「あ、あの! すみません、私の姉様をみかけませんでしたか?」

フィーア「一緒に旅行に来てて、道に迷ってはぐれちゃって……」

使用人「道に迷った……もしや、主が迎え入れたあの娘のことか?」

使用人「ふむ……」ジー…

フィーア「……」ドキドキ

使用人「わかった。少し待っていろ」



……

……




腐敗貴族「ほぉーう……よかったのぉお主。妹が無事に見つかってなによりじゃ」

アーシャ「ありがとうございます……! こら、私から離れないでって言ったでしょう?」

フィーア「だ、だって姉様が道に迷われたって言うから、戻って道を確かめようと……」

アーシャ「もう、心配したんだから……!」ギュ!

フィーア「姉様……!」ギュ!

フィーア(黒、です)ヒソリ

アーシャ(やはり)ヒソリ

フィーア「……」ソ…

アーシャ(メモ書き……ですか)


フィーア「それにしても……すごいです! こんな夢みたいなお屋敷が本当にあるんですね!」ピョンピョン!

腐敗貴族「ほほ……この私の家なのだから、当然のこと。お主らは本来ならば生涯見ることの叶わぬ……」

腐敗貴族「いわば、奇跡を体験しておるわけじゃな」ドヤァ…


アーシャ「……」スッ…

アーシャ(っ、まさか白帝竜が!?)

アーシャ(あの日、出会ったのは一瞬だったけど……)

アーシャ(どことなく犬っぽい気配すら感じたあの竜が……)

アーシャ(……国王への報告無しで、屋敷の秘密の部屋で封印ではなく魔法による拘束、ですか)


アーシャ(……考えられる可能性は、スミレちゃんと同じような存在……いや、それ以上を生み出そうとしている?)

アーシャ(これは予想外に、かなりの大物がひっかかりましたね)

アーシャ(この芽は迅速に摘むべきだと思いますけど、どうしたものか)

アーシャ(この屋敷の全員を黙らせるか、白帝竜を解放できれば解決はできそうですが……)


※フィーアとアーシャが白帝竜の情報を共有しました

※今後の方針を決めましょう


1:強行突破。二人で屋敷を制圧する

2:短期決戦。二人で白帝竜の解放に向かう

3:前の作戦通り。アーシャが時間を稼ぎ、フィーア単独で白帝竜の元に向かう

4:作戦変化型。アーシャが時間を稼ぎ、フィーアが王城に報告に向かう

5:今回はスルー。何事もなかったかのように屋敷を去る

※全てに判定有りです(緩和されていますが、選択肢ごとに基準値が異なります)


↓1~5多数決コンマ

2:二人で白帝竜の解放へ


――


アーシャ(……白帝竜は脅威。それでも……)

アーシャ(今後を考えれば、ここは解放すべき筈です……)

アーシャ(王城まで戻り、騎士団にこのことを伝えるには時間がかかりすぎる……)

アーシャ(魔力の拘束は下手をすると、聖国の時と同じような強制使役も考えられますし……)

アーシャ(真っ向勝負になれば、とても勝ち目はない……)

アーシャ(ここは、多少危険でも迅速に……!)ス…


アーシャ「あの……すみません」モジ…

腐敗貴族「ん、どうした?」

アーシャ「妹が無事に見つかって安心したらその……」

アーシャ「ちょっと、お花を摘みにいきたいなと……///」

フィーア「!!」

フィーア「あ、そういえば私もです……///」

腐敗貴族「ほうほうほう……それはそれは……」

腐敗貴族「そっちの廊下をずーっと行った先に、手ごろな場所があるぞ?」

アーシャ「すみません、ちょっと失礼を……」パタパタ…

フィーア「失礼しますて!」パタパタ…



腐敗貴族「ほっほ……」




腐敗貴族「――チャンスじゃ。今のうちに、入り口を塞いでおけ」

使用人「はっ!」

腐敗貴族「ほほ……帝国の田舎娘かと思えば、なかなかどうして麗しいではないか……」

使用人「二人とも、躾ければ高く売れそうですね」

腐敗貴族「うむ。しかし姉の方は話していると意外と教養もあってのぉ」

腐敗貴族「金はあるし、私の専属奴隷にするのも悪くない……」

腐敗貴族「まったく、ここ最近は運が私に吸い寄せられているようじゃ」

腐敗貴族「――これも、神の御加護なのやもしれんなぁ……」



――

――

【書斎・秘密の階段】


タタタタ…!


フィーア「急ぎましょう……!」

アーシャ「ええ。もう引き返せませんしね!」

フィーア「この先です!」




白帝竜「……キュ? キュル!?」

フィーア「お、驚かないで下さい!? 戦う気はないです!」ブンブン!

アーシャ「……私達の言葉が、わかるかしら? 落ち着いて、あなたを――助けにきたの」

白帝竜「キュキュ……」ブルブル…

フィーア「震えています……」

アーシャ「帝竜がこんなに怯えるなんて……さぞ、恐ろしい目にあってきたのね……」











白帝竜「キューン…」



――食べないで……――


――フィーアとアーシャは、白帝竜の切実なその言葉を理解することはできなかった――



白帝竜「……」ブルブル



アーシャ「思っていたより大人しいのは好都合ですね……!」バッ!

アーシャ「この魔力の鎖さえどうにかできれば……」

フィーア「い、いけそうですか?」

アーシャ「……これは」


特殊判定
↓1コンマ二桁

ん゛ん゛っ!!?(白目射出)
ほんっとーにどうなってるんですかねこのスレのコンマ……

腐敗貴族「――これも、神の御加護なのやもしれんなぁ……」
コンマ神『ああ、くれてやろう(それ以上に強固な加護を二人に)』

魔力の鎖に対するアーシャの知識


偶数ゾロ:魔法が使えない=無知ではない。努力する博識者はこの程度朝飯前で粉砕できます


――


アーシャ「――よかった、簡単ですね」

フィーア「や、やった!?」ピョン!

アーシャ「数が多いですけど、術式は全て同じかつ陣があってこそ効果を発揮するものです」

アーシャ「前にマークス神父から聖国の術式も習っておいて正解でしたね」

フィーア「え? これ、聖国の……?」

アーシャ「ええ。……おそらく、この屋敷の貴族は一度天使に襲撃され聖国へ連行された」

アーシャ「そしてその場では必死に取り繕い生き永らえ……聖王が倒れたことで、また戻ってきたのでしょう」

アーシャ「……どさくさに紛れて、聖国の術も盗んでね」

アーシャ「聖王のような莫大な魔力がなくとも、陣の数の暴力と王国の魔道具を悪用して捕えた、といったところかしら?」

白帝竜「キュ! キュ!」コクコク

フィーア「あ、頷いています!?」

アーシャ「やっぱり、私達の言葉はしっかり理解できているのね」

アーシャ「お互い、色々気になることはあると思うけど、今は……!」シャキン!


ズガガガガガガ!


破壊された魔法陣「」シュゥゥゥ…


魔力鎖「」パキパキ…


バキン!



白帝竜「……!」グググ…



白帝竜「キュルルーン!」バサァ!




フィーア「やった! 拘束が解けました! 流石アーシャ姉様です!」ピョンピョン!

白帝竜「キュルル……!」

フィーア「よかった、これであなたはもう自由ですよ!」

白帝竜「キュ?」

アーシャ「……流石に、また帝国に攻めてきたら命の保証はできないけれど」

白帝竜「キュ……」ガクガク…

アーシャ「……あなたは、あの時私達と戦わずに、その……何と言えばいいのかしら?」

白帝竜「……キュ!?」

白帝竜「キューン……」ムシリ…

アーシャ「ち、違うの!? あの時のものをもっと渡せというわけじゃないんですよ!?」ワタワタ

白帝竜「キュルル?」

アーシャ「とにかく、あなたは戦おうとしなかった。……聖王に縛られるのが嫌だったんじゃないですか?」

フィーア「大丈夫です! これで、今度こそ自由の身なんです! どこにでも行けます!」ピョンピョン!

白帝竜「キュルウ……」

白帝竜「キュ!」ペコリ

アーシャ「あらあら。お礼はフィーアちゃんにね?」

アーシャ「この子が危険も顧みずに動いて、ここを先に見つけてくれたからこそなんだから」

フィーア「えへへ///」

白帝竜「キュウゥ……!」ペコペコ

アーシャ「さて、これで最大の問題は片付きました。後は……」

アーシャ「――諸悪の根源を叩きましょう」


ドタドタドタ!


フィーア「!!」

アーシャ「……さっき、結構な大きさで鳴いていましたからね」

アーシャ「何事かと警備が集まってくるのは当然ですよ」シャキン!


白帝竜「キュ!?」ガーン!




ザッ!



貴族私兵1「動くな!」

貴族私兵2「おのれ、迷い人のふりをした賊だったか!?」

貴族私兵3「しかもこの場所を見つけられるとは……無事に帰れると思うなよ?」





腐敗貴族「ほほ……待つのだ、諸君」

貴族私兵達「「!?」」


アーシャ「……」

フィーア「……」


腐敗貴族「随分と可愛らしい盗人ではないか。しかしその気持ちはよぉぉ~くわかるぞぉ?」

腐敗貴族「お主らは野蛮で低俗な帝国の生まれ。こんな楽園を経験してしまっては、それは当然全てが魅力的に映る……」

腐敗貴族「安心せい、お主らの願いは叶うのだから。この大貴族の屋敷で暮らせるのだぞ?」




腐敗貴族「――いや、新たな王の屋敷で暮らせるのだ」



腐敗貴族「たとえ幾度人生をやり直したとしても、決して味わえぬ幸せではないかね?」


アーシャ「……どういう意味です?」

腐敗貴族「……見たであろう? あの竜を」

腐敗貴族「伝説上の生き物、それさえも捕えてしまうこの私の偉大さがよくわかるだろう」

腐敗貴族「竜の力は圧倒的だ。たとえ王国の騎士団が何人束になろうが、あの紅の痴女だろうが、敵ではない」

アーシャ「……」

腐敗貴族「誰もが、竜を使役して世界の支配を狙うだろうが――賢い私は違う」

フィーア「え?」

腐敗貴族「竜は強い。しかし一体だけでは全ての国を支配するのにも時間がかかる」

腐敗貴族「ありえぬとは思うが、その間に対抗策を生み出されるやもしれぬからな」

腐敗貴族「――ならば増やせばよいのだ! 竜を!」

アーシャ「なっ!?」

腐敗貴族「今はまだ、その力を我が兵達にも流し込むことが精一杯だが……」

腐敗貴族「いずれはこやつを母体に、何体も竜を生み出させ……!」

腐敗貴族「圧倒的な戦力で! 王国を! 聖国を! 帝国を! 世界を全て我が支配下にするのだ!」バッ!

腐敗貴族「……ところでな、まだ実験は始まったばかりで試してみたいことは山ほどあるのだ」

腐敗貴族「たとえば――竜の力を埋め込んだこの兵士達に孕まされた女が産む子は、竜の力を宿しているのか、とかな?」

貴族私兵→貴族竜兵「へへ……!」シャキ…!

アーシャ「……! 爪先が、鋭く!」

腐敗貴族「お主らは、この家の実験母体として可愛がってやろう! かかれぃ!」

貴族竜兵達「「ひゃっほう!!」」ババッ!

ゴッ!



アーシャ「あら?」


貴族竜兵達1「」ピクピク


腐敗貴族「なっ……!?」


アーシャ「てっきりスミレちゃんくらい手強いのかと警戒して、思いっきり蹴っちゃったけど……」


ドスドス!


貴族竜兵達2「」ピクピク


フィーア「よ、弱いです……だ、大丈夫かな? 軽く威嚇で投げただけだったんだけど……」


腐敗貴族「ば、馬鹿な!? 何をしておるお前達!?」


アーシャ「……貴重なお話を、どうもありがとうございました」チャキ!

フィーア「言い逃れができない、真っ黒さでした……!」チャキ!


腐敗貴族「うう……ここまでか……」








腐敗貴族「――などと言うと思ったか、馬鹿め! もう容赦はせん!」バッ!

腐敗貴族「特別に、少しだけ動けるようにしてやろう! その娘らを死なぬ程度にいたぶってやるのだ!」キィィン!







白帝竜「……キュッキュルー」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…





腐敗貴族「」


腐敗貴族「な、なぜ拘束が……ヒィ!?」



――『エアプレッシャー』発動――



グシャアアァァァ!



腐敗貴族「ひぎゃああああぁぁぁぁぁぁ!?」



白帝竜の開放及び腐敗貴族を一網打尽にした辺りで今日はここまで
うん、まさかあそこで偶数ゾロるとはね……
(長引くとフィーアとアーシャは逃げれましたが、白帝竜とはお別れになってました)
解放された白帝竜の処遇はまた後日


本日もありがとうございました!

こんばんはー
それでは冒険の後始末からちょっとだけ再開です

――


腐敗貴族「」ピクピク


白帝竜「キュルゥゥ……!」スゥゥ…!

アーシャ「……とどめは、刺さないでもらえますか?」

白帝竜「……キュ?」

アーシャ「私が想像していた以上に、この男の野心は大きかった……」

アーシャ「この男が首魁なら良し。ですがその上か或いは同等の仲間がいる可能性も否定できません」

アーシャ「同じ事件を避けるためにも、ここは捕縛後の厳罰で我慢して貰えませんか?」

白帝竜「キュル……キュッ……」スッ…

フィーア「わかってくれたみたいです!」

フィーア「私も、あなたの言葉がわかればいいのになぁ……」

白帝竜「キュ?」

アーシャ「さて……それではこの腐敗貴族の一味は全員縛り上げておいて、王城に向かいましょう」

白帝竜「…………」

白帝竜「キュキュー」クイ!

アーシャ「え?」

白帝竜「キュキュ、キュールル」クイクイ!

フィーア「あ、これは私もわかります! 乗っていいよ、です!」ピョンピョン!

アーシャ「た、確かに迅速な報告ができると思うけど……だ、大丈夫なのかしら?」

アーシャ(事情を知らない人が見れば、白帝竜が王城一直線に突撃をしかけているようにしか……)

アーシャ(でも……)

フィーア「わぁぁ……竜の背中に乗って移動だなんて、本当に本の中の世界みたいです!」キラキラ!

アーシャ(曇らせたくない、この笑顔……!)

アーシャ(…………後で、クラウス様達には念入りに謝罪をしておきましょう)

アーシャ「わかりました。それでは、お願いできますか?」

白帝竜「キュキューン!」バサァ!


ガラガラガラ…!


バサァ! バサァ!






……

――


【王国・王城】



アーシャ「本当に、申し訳ありません!」フカブカ…

フィーア「申し訳ありません!」フカブカ…

白帝竜「キュ……」


クラウス「い、いや顔をあげてくれ。むしろこちらが頭を下げなければならない」フカブカ

王国兵「いやぁ、流石に白帝竜がこっちに飛んできたのは天使の襲撃くらいひやりとしたけど……」ブルブル…

スカーレット「まさか、まだここまで腐った貴族が潜んでいたということに寒気を感じますわ」

スカーレット「やはり、警邏の騎士団の人数を増やし、より調査を徹底するべきですわね!」

スカーレット「そして――この連中も躾け直してやりましょう……」パシン!

王国兵「しかし、やはり流石だな……」

王国兵「フィーア皇女にアーシャさん、たった二人で腐敗貴族の野望を断ったばかりか、白帝竜すら手懐けるなんて……」

アーシャ「本当にたまたま偶然、お忍びの予定だったんですよ?」

フィーア「あと、手懐けたわけではないですよ? この子が力を貸してくれたんです!」

スカーレット「……本当に、あなた達は見習うべきところがたくさんありますわね」

王国兵「はい。私達も、もっと強く勇敢になって、こういった連中を自力で止められるようにならねば!」

クラウス「そうだな……」

クラウス「改めて、礼を言わせて頂きたい。王国はまた、助けられた……!」

スカーレット「返すべき恩が雪だるま式に膨れ上がっていますが、ワタクシの名にかけて必ずお返しはいたしますわ」

アーシャ「お気になさらないでください。私達も、幾度も助けられていますから」

フィーア「はい! 悪い人がいたのは残念ですけれど、今日は改めて王国がいい国だとわかって嬉しかったです!」

クラウス「……おそらく、潜伏している野心家はこの男だけではないだろう」

クラウス「しかし、必ず。時間はかかるかもしれないが、必ず王国を、正しく導いて見せよう……!」


――

――




クラウス「ところで、なのだが……」

フィーア「はい?」

クラウス「……その白帝竜はどうしたものか」



白帝竜「キュ?」



クラウス「捕われるまで何があったかは知らないが、様子を見る限りでは我々にいますぐ危害を加える気はないように見える」

クラウス「……元はと言えば、我が国の愚かな実験の末に生まれた、いわば白帝竜も犠牲者と言える」

クラウス「国王の立場上、人を襲わないという条件をつけることになってしまうが、野に帰すのがやはりいいのだろうか?」

アーシャ「……その条件をつけるのであれば、もう一つ手はあります」

アーシャ「この白帝竜は聡き者……私達の言葉は、完全に理解しているものと思われます」

アーシャ「そして、一度遭っただけの私を、変装した状態でも感知しているようでした」

アーシャ「この点から、記憶力と探知能力も高いと言えるでしょう。そして言わずもがな、戦闘能力も」

アーシャ「騎士団の顔を覚えさせ、王城に配備すれば……以後の腐敗貴族に対する抑止力にもなるのではないでしょうか?」

フィーア「……私は、この子の意思を尊重したいです」

フィーア「造られて、封印されて、従わされて、捕まって……今度こそ、この子の自由にさせてあげたいんです」

白帝竜「キュ……」



※解き放たれた白帝竜、どうしよう?

1:本来のあるべき姿。野に帰す

2:抑止の象徴。王国の守護者に

3:万一暴れても大丈夫。帝国で引き取る

4:その他自由安価


↓1~5多数決コンマ



票数的にばらけていますが、総括すると『自由だけどフィーアと仲良く遊びたい時に遊べるように』
なので、184さんの複合型を採用させていただきます
――


白帝竜「……キュ……」チラ…


――ああ、広がる青空のなんと美しきことか――

――今度こそ、自由に飛べるのだ――

――でも……――


白帝竜「……キュル……」チラ…

フィーア「?」


――未遂、とはいえ一度帝国を襲った自分を……――

――見返りを求めず助けてくれて、我が身のようにこの自由を喜んでくれたこの子を……――


白帝竜「キュ、キュゥ……」


クラウス「これは、悩んでいるのか……?」

アーシャ「フィーアちゃんと、空を見比べて……」

フィーア「だ、大丈夫ですよ!? 助けたんだから、帝国の軍門に下れなんて言いませんよ!?」アセアセ

白帝竜「キュ……」

クラウス「……ふむ」

クラウス「フィーア皇女、どうやら君は、相当に白帝竜からの信頼を勝ち得たようだね」

フィーア「え?」

クラウス「……白帝竜の迷いはおそらく、自由と皇女。ならばそれを両立してみてはどうだろうか?」

白帝竜「キュルン?」

クラウス「……帝国の領土が厳しいことはわかっているが、どこか帝国領内で自由になってもらうのだ」

アーシャ「!!」

クラウス「そうすれば、白帝竜は自由を謳歌できるし、フィーア皇女とも会える」

クラウス「……我々の手に余る、そううけとられても仕方がないが……どうだろうか?」

白帝竜「……キュル?」カシゲ

フィーア「これは……」

アーシャ「……『いいの?』じゃないかしら?」クスリ

フィーア「!!」パアァ!

フィーア「はい! 私は全然いいです! でも、あなたは……?」

白帝竜「キュルルーン!」コクリ!



フィーア「……わーいっ!!!」ピョーン!



クラウス「ふっ……」

アーシャ「クラウス様、よろしかったのですか?」

クラウス「ああ。おそらく、彼女の心からの優しさに触れて白帝竜も思うところがあったのだろう」

クラウス「確かに王国の護りについてくれればありがたいが、我々の力が劣る以上また利用しているようだしな……」

クラウス「それにまた同じような貴族の罠に嵌められ捕われてしまわないとも言い切れない」

クラウス「それならば、皇女の傍が一番かと思ってね」

スカーレット「国防の面はお気になさらず。――あなた達! 今すぐ一から鍛錬のし直しですわよ!」

王国兵「「はっ!!!」」バッ!



フィーア「わーいわーい!」ピョンピョン!

白帝竜「キュルーン!」バサバサ!



王国兵「「うおおおおお突風があああぁぁぁぁ!?」」ゴロロロ…!



クラウス「……アベル皇子達への説明は、お願いできるかな?」

アーシャ「ええ、お任せください」


――

最後のしめが残っていますが今日はここまで
帝国は山岳地帯の為、白帝竜の住処的には困らないでしょう
そして魔が差して暴れても、単騎で白帝竜のレベルを凌駕するギルバート、ノワール、アベル、エリス
がいるため、帝国民的にも安全

ちなみに本来の予定(腐敗レベルが15を下回らなかった場合)では貴族をちゃっちゃと通報し、
軍施設で謎の魔物出現の話を聞いて森の白帝竜と対面予定でした。うん、プロットは砕け散るもの!

さて、お忍び旅が大事になりましたが次は姉皇女。
ちょっとまだ展開練り切れていませんが、先に同行者の有無を決めておきましょう(行先は聖国予定)
↓1~5あたりまでキアラの同行者(無しも可)を多数決コンマで(なお、アベル・アドルラン・カイン・ローズは多忙のため不可)

本日もありがとうございました!

こんばんはー
キアラの同行者はすみません、一人の予定でしたが説明していなかった私の落ち度ですね……
コンマ偶数ゾロのため、今回はマックスとルーシェになります

フィーア達の帰還描写後、キアラの冒険をゆるゆる始めていきます

――


アーシャ「さて、すぐに戻ろうと思いましたが……」

王国兵「流石に陛下の部屋の直通魔法陣は使えませんよ?」

王国兵「王城もアベル皇子の城塞も、白帝竜が転移してきた瞬間崩れますって」

アーシャ「そうなんですよね……」

聖国協力者「今から外に陣を用意しようにも、そもそも質量の大きな物を転移させるには莫大な魔力を使います」

聖国協力者「聖王様ならともかく、我々程度の魔力ではとても……」

フィーア「うう、盲点でした……」ガクリ

白帝竜「キュキュ、キュキュルー」バサ!

アーシャ「……また、乗せてくれると? しかしそれでも、数日はかかるでしょう?」

白帝竜「キュッキュー……キュ!」クイ!

フィーア「飛んで、降りて……休憩して安全に?」

白帝竜「キュルル」

フィーア「これは……荷物を載せてもいいよ、かな?」

白帝竜「キュ!」コクン!


王国兵「すごい……竜と意思疎通を……」

聖国協力者「これこそが、神の望まれる真の平和なのでしょうか……」

アーシャ「うーん、空路を楽しみつつ帰るというのは、私も興味ありますけど……」

アーシャ「予定よりも長く城塞を空けてしまうこと、アベルになんて言えばいいかしら?」

王国兵「あ、それなら自分が簡単に報告しておきます! ……白帝竜のことは伏せて、ですけど」

アーシャ「な、何故もっとも大事な部分を伏せるんです?」

王国兵「いやだって……これ、実際に見ないと絶対に理解できませんよ? あとびっくりお土産をお届けする意味もあります」

アーシャ「……確かに、私も言葉だけでアベル達に理解させる自身はないですね」

フィーア「あ、そうだ! 折角の王国ですし、またお土産を買っておきましょう!」ポン!

フィーア「さっきのいい貴族の人のお茶の葉とか、ローズさんが喜びそうですし!」

白帝竜「キュキューン!」クイ!

アーシャ「……お土産も、載せていいよ。でしょうか?」

王国兵「この巨体なら、家具も載せれそうですね」

王国兵「それでは、自分はアベル皇子の報告に早速!」ダッ!

フィーア「ありがとうございます! ふふ、アベル兄様、どれくらい驚くかなぁ?」ワクワク

アーシャ(間違いなく、アベル以外のみんなも驚くと思いますよ?)

アーシャ(でも――アベルには申し訳ないけど空の旅は、ちょっと楽しみですね)ワクワク



――

――


……


【帝国・アベルの城塞】




王国兵「――というわけで、フィーア皇女とアーシャさんにはまた厄介ごとを解決して頂きまして」

王国兵「つきましては、アベル皇子にも改めてお礼を……」フカブカ

アベル「いや、フィーア達が頑張ったのならばそれは彼女達の功績だ。俺にまでする必要はないだろう」

アベル「ところで、帰りが遅くなる程の厄介ごととは、まさか負傷でも……」ハラハラ…

王国兵「いえいえ! その厄介ごとの事後処理の関係でといいますか。とにかく、お二人とも元気ですよ!」

アベル「そ、そうか。それならばいいんだが……」

キアラ「ところで、その厄介ごとというのはどのような……?」

王国兵「……うーん、少々説明が難しくてですね。お二人が戻られてからお話を伺うのが確実だと思います」

キアラ「そう、ですか……」

王国兵「それでは、自分も事後処理に戻りますので失礼致します!」バッ!




キアラ(フィーアちゃんとアーシャさんが無事だったのはよかったけど……)



キアラ(――やっぱり、戦争が終わってもまだ問題は残っているんだね……)


キアラ(そうなると――聖国も?)



――おまけEXイベント2-2――


【戦いを終えて~~帝国第一皇女の冒険~~】




――


……



アベル「何!? キアラまで、視察に向かいたいだと……!?」ガタ!

キアラ「は、はい……」

キアラ「まさか私も、フィーアちゃんの視察で王国の厄介ごとが見つかるなんて思ってなかったけど……」

キアラ「やっぱり平穏に戻ったようで、戻れていないんだと思います。どこの国も……」

アベル「……」

キアラ「アベル兄様達も、そしてフィーアちゃんも頑張っているのに、私だけ部屋で本を読んでいるなんてできません!」グッ!

キアラ「アベル兄様、どうかお願いします……!」ペコリ!

アベル「む、むうぅ……」

キアラ「フィーアちゃんが王国に向かったので、私は聖国をと考えています」

キアラ「魔法の知識は、少しはあるつもりですし……」

アベル「……わかった。ただし、フィーアと同じく一人では動かないように。誰か手の空いている者を連れて行くんだ」

キアラ「ありがとうございます、兄様!」

アベル(聖国には、アルフォートにリーナ、マークス神父もいる。多分、大丈夫だとは思うが……)



――

――


……



アベル「……で、しばらく悩んだ末の答えがそれなのかキアラ?」

キアラ「はい」

ルーシェ「……」ドキドキ

マックス「……」ドキドキ

アベル「一応、理由を聞いてもいいか?」

キアラ「ルーシェさんは、魔力の扱いに長けていらっしゃいます」

キアラ「それに天使の作成や、雷火天使の捕縛もできます。万が一、命令が生きている天使がいても安全かと思いました」

ルーシェ「せ、精一杯、キアラ様、お守りします……!」グッ!

アベル「キアラの考えはもっともだが、よかったのかルーシェ? アドルラン兄様は……」

ルーシェ「……海で、やっとちょっと進展あったって、興奮したヒバリさんがお仕事持って行っちゃいます……」ガックリ…

ルーシェ「アドルラン様のお部屋、お掃除したら、もうやること、ないんです……」ズーン…

アベル「そ、それはなんというか……」

ルーシェ「ですので、大丈夫、です!」

キアラ「そしてマックスさんは……何故でしょう?」カシゲ

マックス「あれぇ!?」ガーン!

キアラ「なんだか……一緒にいたら、心強いかも? そう、思ったからでしょうか?」

マックス「キ、キアラちゃん……!?///」

キアラ「そしてやはり、聖国の現状を知るからには王国の人にも同時に知ってもらった方がいいと思いまして」

アベル「なるほど、それは確かにな」

マックス(そっちがメインかー……)ガッカリ…

アベル「パトラはここ最近、貧民街の子供達にあちこち連れ回されているからなぁ……」



アベル「それでは……急な話ですまないがマックス、ルーシェ、頼めるか?」

マックス「え、ええ! どーんと任せてくださいよ!」

ルーシェ「はい……!」


――



――そして……




【聖国・聖都】




キアラ「よっと……リーナさん、しっかり転移陣を用意してくれていたんですね」

マックス「しかもこっちはちゃんと首都の入り口……」

マックス「前は状況が状況だったから気にする余裕なかったけど……」キョロキョロ

ルーシェ「……綺麗」

マックス「ああ、王国とは違うけど……なんだろうな、とにかく綺麗って感じがするぞ!」

キアラ「白を基調にして落ち着いているからかな? 帝国でも、ちょっと見てみたいかも……」キョロキョロ

ルーシェ「……ところで、キアラ様?」

キアラ「は、はい!?」

ルーシェ「私は、聖国初めて、です。でも、キアラ様と、マックスさん……前に、聖国攻めてます」

ルーシェ「へ、変装とか、した方が、よかったかも……?」ビクビク

キアラ「う……フィーアちゃんがいないと、上手く変装できる自信が……」

マックス「まあ、大丈夫だと思うけどなぁ」

ルーシェ「?」

マックス「……俺の部隊とキアラちゃんの部隊。聖国民に遭遇しない超進軍だったからなぁ」

ルーシェ「」

マックス「思い返しても、異常な進軍だったと思うぜ……ま、それでアベル皇子の助けになれたならいいんだけどな!」

キアラ「私も、右手を打ち砕いたのはかなり遠距離だったから気がつかれて、ないかな?」

ルーシェ「」



ルーシェ(一体、聖国戦で何が……)ブルブル…


――

――


マックス「さて、この様子なら大丈夫そうにも思えるけど……」

マックス「どうする? どこか美味しいお店でも探してうろついてみる?」

ルーシェ「……マックスさん、それ、ただの観光です……」ソワソワ

キアラ「ご、ごめんなさい二人とも。それはもうちょっと後で……」

キアラ「今はまず、聖国の状況を知らないと!」

キアラ「まずは……」




1:教会

2:神々しく見える建物

3:市場

4:軍設備

5:その他自由安価


↓1~3多数決コンマ

キアラ側:キアラ&フィーア『そぉい!!!』アルフォート「」
マックス側:アーシャ・ロウル・パトラ・マックス『ヒャッハー!進軍だー!!』
アベル側:嫁(四人目)のお家で義両親とお茶飲んでました
だったもんなぁ(白目)

1:教会


――


キアラ「あそこから、様子をうかがってみましょう」

マックス「あそこって……」

ルーシェ「教会……?」

キアラ「はい。シアさんも、マークスさんも、元は教会で働かれていたようですから」

キアラ「恵まれない人に食事や寝床を提供する場所でもあるそうで、聖国を象徴しているとも言えます」

マックス「……正直、天使には色々思うところがあるけどさ」

マックス「恵まれない人にも手を差し伸べるっていう聖国の精神は、嫌いじゃないんだ」

ルーシェ「……」コクコク

マックス「どんな様子なのか気になるし、さっそく行ってみるか!」

キアラ「はい!」タタタ!



……



【聖国・一般教会】


キアラ「これが……」

マックス「聖国の教会……」

ルーシェ「な、なんだか、つい、背筋伸びます……」



シスター「あら? どなたかしら?」



キアラ「あ、突然お邪魔してしまい、申し訳ありません!」ペコリ

マックス「その、俺達……王国と、帝国の者なんですが……」

ルーシェ「……」ドキドキ

シスター「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

教会(一般聖国民)の他国への敵意


13(憎しみに囚われてはいけません。全ての人に手を差し伸べることこそ、神の願い)<50


※基準値を下回り、聖国の民は穏やかな心を取り戻しているようです

※帝国と王国の者であっても、手を差し伸べてくれるでしょう

――


シスター「あらあら、あなた達も大変だったでしょう?」

シスター「もしかしてお腹が空いているのかしら?」

シスター「ちょっと待っててね。今、あなた達にもパンとシチューを用意するから……」

キアラ「あ、まってください!?」

マックス「その……いいんですか? 俺達……」

シスター「良いのです。確かに、これまで辛い戦争があった事実は消えませんが……」

シスター「それにばかり囚われていてはなりません」

シスター「辛いのは皆同じ……今為すべきことは、お互いが手を取り合って争わぬ道を築き上げることではありませんか?」フフ…

ルーシェ「……神様の、教え?」

シスター「ええ。そして……私個人の、願いでもありますよ」

キアラ「シスター……」

シスター「もし、これから辛いことがあればここに来なさい」

シスター「神と私達は、いつでも待っていますからね?」




……



マックス「……なんだか、すごく印象が違ったよ」

マックス「あれだけ、断罪だ断罪だって天使に言われて……」

ルーシェ「……国の上層部の、意見が、そのまま国民の、総意じゃない、ということです」

キアラ「帝国も、兄様もそうでしたからね……」

マックス「あー、それを言うと王国もそうか。結局、俺達は国が違うだけで同じ人間なんだもんなぁ……」

ルーシェ「はい……。でも、思っていた以上の好感触、です……」ホクホク

キアラ「うん。私も、ちょっと嬉しかったな……」

マックス「とはいえ……あそこだけで全てを判断するのも危ないか。次はどうしようか?」

キアラ「えーっと……」



1:神々しく見える建物

2:市場

3:軍設備

4:その他自由安価


↓1~3多数決コンマ

※コンマ偶数ゾロ目のため、優先

1:神々しく見える建物


――



キアラ「……実は、あそこが気になって」




神々しく見える建物「……」ズドーン!



マックス「あ、やっぱりキアラちゃんも気になったんだ?」

ルーシェ「……あれは、嫌でも、気になります……」ウンウン

キアラ「なんだろう……さっきの教会も独特の空気があったけれど……」

キアラ「それよりもさらに神々しいというか、なんて言えばいいのかな?」ウーン…

マックス「俺はどっちかと言うと、恐れ多いって感じかなぁ……」

ルーシェ「……近寄りがたい?」

キアラ「あれだけ凄い建物、きっと誰かいると思うし……行ってみませんか?」

マックス「俺とルーシェちゃんは、キアラちゃんのお供だぜ? キアラちゃんが行くって言うなら、当然ついていくさ!」

ルーシェ「はい、です。早速、あそこに、行きましょう」タタタ…




……




【聖国・司教の館】


ズズズズズ…


キアラ「近くによると、ますます気圧されちゃうね……」

マックス「すっげぇ……たぶん、この彫刻の威圧感も手伝ってるんだろうけど……」ブルブル

ルーシェ「……聖国、魔法以外、建築技術も、進んでいるかもです?」


信徒「……」スタスタ…


マックス「あ、ここの人かな?」

信徒「おや?」クルリ

キアラ「突然すみません、実は……」



ルーシェ(……いつでも、動けるように、しておきます)ヒュオ…



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

ま゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!?(臓器破裂)
え、なんでそこで奇数ゾロ出るの!?

しょ、少々お待ちください……

1聖国(上層部)の他国への敵意

>50

奇数ゾロ:???


※特殊条件を満たしてしまった為、展開Exに入ります

※2の判定が確定でルーシェ警戒に変化します


2ルーシェの警戒待機

50-20(Ex補正)>26

※基準値を下回った為、ルーシェの警戒は万全かつ相手に気がつかれていません


――



信徒「――ああ、帝国と王国の方でしたか!」

信徒「あなた達も、我らが神の教えに興味がおありなのですね?」

マックス「あ、いやその……いいんですか?」

信徒「勿論! 神は全ての者に等しく愛を注いでくださるお方ですから」

信徒「むしろ、神の教えに背いてしまった聖王のせいであなた方には本当に申し訳ないことを……」

キアラ「いえ……」

信徒「彼には、神の鉄槌が必ずや下ることでしょう。民を先導した愚か者には、当然の報いです!」

キアラ「……っ!」

マックス(なんだ、この感じは……)

信徒「ああ、しかしあなた方にはやはり神の祝福があるようですね」

信徒「先の戦で大司教のマラート様が亡くなられたそうですが……彼の教えは不十分であった」

信徒「しかしこの聖堂におられる司教様は、他の司教とは違う……本当に神の教えを説いてくださる救い主なのです!」

信徒「さあさ、どうぞ中へ!」グイグイ!

信徒「どうか司教様のお話だけでも、聞いて行ってください!」グイグイ!

キアラ「きゃ!?」

マックス「うおっ!?」

ルーシェ「……っ!」

――


【司教の館・内部】




信徒達「「「「おお、新しき同志か!?」」」」ズラッ!




キアラ「!?」

マックス「な、なんだこの人数!?」

ルーシェ「……」スッ…

キアラ(ルーシェさん? あ、背中に、文字を……?)



――『危険です。警戒、お願いします』――


キアラ「……!」

マックス「……!」

ルーシェ(…………)ヒュオ…



信徒「――司教様! 帝国と王国から、神の教えを乞いたいという者が現れました!」



???「――ほう?」


???「それは、素晴らしいことだね……」


???「やはり――聖王シュタイナーの考えは間違っていた」


???「彼らは異教徒ではなく、同志なのです……」



へリング「――私の名はへリング。歓迎しましょう、同志よ……」




ルーシェ「……!」



――

とまさかの事態になってしまったあたりで今日はここまで
うん、なんで姉妹揃って軽い視察が最上級の問題に発展するのかな!?
しかもキアラの方は奇数ゾロ限定にしとくかと設定すれば綺麗に射抜かれたよ!
おまけイベントの聖国においての奇数ゾロということで、かつて出そうと思ったけど結局出さなかった人がまさかの登場です

不幸中の幸いなのは、ルーシェの魔法技能の汎用性の高さと警戒判定を切り抜けたことでしょう
今後も判定は出ますが、ルーシェが有利となります

本日もありがとうございました!

こんばんはー
それではちょっとだけですが再開していきます

なお、帝国の危険因子は今のところ考えていません
Exギルバートとアベル達の戦闘はこの世界では異常なレベルですし、それを見てまだ野心を持つのはまず無理でしょうし

――



へリング「そう身を固くしなくてもいい」

へリング「神は、信ずる者には必ずや祝福をもたらしてくれる」

へリング「……帝国と王国の状況は、私も伝聞でだが理解しています」

へリング「辛かっただろう? 苦しかっただろう? だがもう安心するんだ」

へリング「私達も神も、君達を蔑むようなことはしない」

へリング「共に、神に仕えようではありませんか……!」


キアラ「……っ」

ルーシェ「……私達、神様、ほとんど、知りません」

ルーシェ「聖国が、ここが、どういうところなのかも……」

マックス「そ、そうだな! まずはそこから知らないと!」

へリング「おぉ、私としたことが。そうですね、ではまずは神とこの聖国について少しお話しましょう」

へリング「信徒の皆さんは既に頭に刷り込まれていると思いますが、しばし御静聴を」

信徒達「「いいえ! へリング様のお話は何時何度聞いても素晴らしい物ですっ!!!」」

ルーシェ(この、感じ……)

キアラ(なんでしょう、すごく……もやもやする……)

マックス「?」

へリング「それではまず、我らが偉大なる神についてですが――」


……


へリング「――というわけです。どうです、神がいかに素晴らしい方かお分かりになったでしょう?」


信徒達「「うう、流石はへリング様! 感動致しました!」」ダバー!

キアラ「……」

ルーシェ「……」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

キアラの感知+ルーシェ

1キアラ
50-20(警戒補正)>21

※基準値を下回った為、違和感に気が付けず

2ルーシェ
50-20<60

※基準値を上回った為、違和感察知

※へリングに疑念を抱きます

――

ルーシェ(この人……もしかして……?)




ルーシェ「はい、とっても感動しました! 『へリング様』!」パァ!

キアラ「!?」

マックス「!??」

へリング「おお、そうですか。やはり神の偉大さを知るのに国の違いなど些細なことのようですね」

ルーシェ「はい、『へリング様』のお話のおかげです!」ヒュオ…

キアラ(後ろ手に、魔力糸で……? ……!)

――『真似をして』――

キアラ「……わ、私もこんないいお話がきけるだなんて、思っていませんでした」

キアラ「ありがとうございます『へリング様』」

マックス(……ふ、二人とも急にどうしたんだろう?)

マックス(でも多分、ここは二人の流れに沿うべきだよな!)グッ!



マックス「うおおおおおぉぉぉぉぉ! 『へリング様』ばんざああぁぁぁぁい!!!」バッ!



ルーシェ「!?」

キアラ「!?」


へリング「くっ、ははは! こらこら、私の話をそこまで評価してくれるのは嬉しいが……」

へリング「大切なのは神ですよ? そこはお間違え無く」

マックス「す、すみません!?」

ルーシェ「……それだけ、『へリング様』が素晴らしかった、です」

ルーシェ「……」

ルーシェ「実は、まだ外に何人か、仲間、います」

ルーシェ「ここに、連れてきても、いいですか……?」

へリング「! ああ、勿論。誰であろうと受け入れるよ」

キアラ「……そ、それでは一度、失礼致します!」


――

――




【聖国・街道】



マックス「――あの司教さんと信徒が、怪しいって?」

ルーシェ「はい……」

ルーシェ「聖国の人……前のリーナさんや、アルフォートさんのお話を、聞く限り……」

ルーシェ「一に神様、二に聖王様、三にその親族……様付けまでするの、ここぐらい、です……」

ルーシェ「でも、さっきの人達、神様のお話なのに……へリング様って、司教の方に、様をつけてばかり……」

キアラ「……! そうだ、それですよ! なんだかもやもやしたのは……!」

キアラ「あの人たち、まるで神様じゃなくてへリングさんを崇拝しているような……」

マックス「うーん……お国柄で、そうなっているだけかもしれないぜ?」

キアラ「……それはそれで、大変かもしれません」

マックス「え?」

ルーシェ「……前の聖王シュタイナー、人望ありました」

ルーシェ「それに同調した兵が、協力し、天使の作成も補佐した……」

キアラ「信仰が行き過ぎれば、また戦争が起きてしまうかもしれません……」

マックス「ま、まじかよ……」

ルーシェ「……戻らないと、怪しまれます」

ルーシェ「こちらが怪しまれないうちに、怪しいあっち、調べるべき、です……!」

キアラ「うん。私もさっきからなんだか胸がざわつくの……」

キアラ「何か、よからぬことが起きるんじゃないかって……」


――

――




【司教の私室】


へリング「……」

へリング「……」


へリング「……クククク」

へリング「まさか、帝国と王国の連中が来るとは」

へリング「それもいかにも意志の弱そうな娘二人に、単純馬鹿そうな男……」

へリング「案の定、私が本気を出さずともあっさりと洗脳魔法にかかってくれたようだ」

へリング「クク、特にあの王国の男……あんなにかかりやすい奴は見たことが無いな」

へリング「無駄な労力を使わずに駒が手に入るのは、実に気分がいいな」

へリング「あの様子では雑兵レベルだろうが……帝国と王国の情報を抜き出すには十分だ」

へリング「予定は狂ったが……やはり、この国の支配者は私が相応しい……」

へリング「……忌々しいシュタイナーの奴め。ざまあみるがいい! 死んだのは貴様の方だ!」

へリング「ちょっと私よりも魔力に優れるからといって、あんな態度をとるからさ……!」



~~

~~


へリング「聖王様! 何故、何故私を軍に加えてはくれないのですか!?」

シュタイナー「……へリング司教。あなたの噂はよく聞いていますよ」

シュタイナー「若くして多くの信者を纏める頼れる存在。他の司教も、あなたの軍部への推薦をしているのは事実」

へリング「では!」

シュタイナー「――ですが私は許可しません」

へリング「なっ!?」

シュタイナー「へリング司教。あなたは軍に入り何をなさるおつもりですか?」

へリング「もちろん、この聖国とあなたを守るために――」

シュタイナー「……どうして、なのでしょうね。そうやって必死になるあなたを見ても尚……信用ができないのは」

シュタイナー「――あなたの信徒が、神ではなくあなたを崇拝しているように見えるのが原因でしょうか?」

シュタイナー「それともあなたの持つ神の像の手入れが、いつ見ても不真面目なものだからでしょうか?」

シュタイナー「あなたは……本当に心から、神を信じていますか?」

へリング「ぐっ!?」

シュタイナー「何か、それがわからないのがもどかしいですが、あなたは私に何か隠し事をしている……それは間違いないでしょう」

シュタイナー「ありきたりなものならば、私の聖王の地位を狙っているとかでしょうか?」

シュタイナー「ええ、私よりも神への想いを語れ、民を導けるならば喜んで譲り渡しますよ?」

へリング(こいつっ……! 護衛が来る危険もあるが、もう我慢ならん……!)

へリング「そ、そんなことはありません! 聖王様、どうか私を信じてください! どうか、私の目をよく見て――」

シュタイナー「……目、ですか」


ピカアァァァァァァ!!!


へリング「う、うあああああぁぁぁぁぁっ!!? め、目が! 目があああぁぁぁぁぁぁ!?」ジュウウゥ…

シュタイナー「……本当の神の威光はこの程度ではありませんよ」カアァァァ!

シュタイナー「心にやましいことが無ければ、いつか神の御姿を拝見したいと思うならば、この程度の光は耐えられる筈です」

へリング「うあああぁぁぁ!」ゴロゴロ!

シュタイナー「まだまだ信心不足……そういうことにしておきましょう」

シュタイナー「……いつかあなたが私を超える敬虔な信者となることを願いますが、これだけは憶えておきなさい」

シュタイナー「たとえ私や民を騙せたとして。神はあなたの行いを全てみておられるのです」

シュタイナー「そのことを、努々お忘れなく……」スタスタ…

へリング「ぐ……!」


~~

~~




へリング「……あの光雷魔法の前でだけは、我が洗脳魔法も通じなかったが……」

へリング「その魔法を過信しすぎた結果、奴は帝国軍に敗れて死んだ……!」

へリング「この手で始末できなかったことだけは残念だが、おかげで私の計画は順調だ!」

へリング「聖国はアルフォンスとエカチェリーナが帰還したものの、戦後の混乱は収まりきっていない」

へリング「王国はシュタイナーの持ち出した兵器で半壊、おそるるに足らぬ相手」

へリング「気がかりだった帝国の皇帝ギルバートも倒れたと聞く……」

へリング「三国が弱っている中、私だけがこうして次々に手駒を手にできている……!」

へリング「もうすぐだ……もうすぐ、私がこの世界の本当の神となるのだ……!」


へリング「はははははははははははは!」


――


……


キアラ「えっとそれじゃあ……」

キアラ「外に仲間を呼びに行ったけど、全員から馬鹿にされて結局三人だけで戻ってきた。これでいいかな?」

マックス「うーん……そもそも戻らなくても大丈夫じゃないか?」

マックス「キアラちゃんとルーシェちゃんの勘を信じるなら、相手は今の聖国にも危険なんだろ?」

マックス「だったらまずはアルフォートさんとかに相談した方がよくないか?」

ルーシェ「……戻るのは、必須、です。今はまだ、多分、警戒されていない……」

ルーシェ「何か、尻尾、見せるかも、です。……でも、確かにマックスさんの言うことも、その通り……」

キアラ「……危ないかもしれないけど、戻る人と報告に向かう人を、わけるとか?」

キアラ「どうしようかな……」



※感じたへリングへの疑念。どうしようか


1:3人でへリングの館に戻る

2:3人で聖王宮に向かう(判定有)

3:班を分け、1と2を同時に行う(人物記載も)

例:館・キアラ。王宮・ルーシェ&マックス

4:そもそも聖国から出る

5:軍設備に向かってみる


↓1~5多数決コンマ

館・キアラ&ルーシェ
王宮・マックス


――


ルーシェ「……それなら、マックスさん、王宮、お願いできますか?」

マックス「俺が? ってことは二人が館に戻るんだろうけど……大丈夫か?」ハラハラ

ルーシェ「……まず、私……聖王宮への道、知らないです」ガクーン…

マックス「あ、そうか」

キアラ「マックスさん、私達は大丈夫です」

キアラ「さっきの嫌な気配、魔力の気配も感じたし……」

ルーシェ「いざという時、は、私とキアラ様も、魔力で、抵抗します」

マックス「……やっぱり心配だけど、魔力絡みなら確かに二人の方が俺よりも圧倒的に上だもんな」

マックス「わかった! でも絶対に無茶はやめてくれよな!?」

キアラ「それは、勿論です。マックスさんも、気をつけてくださいね?」

マックス「こっちこそ大丈夫だって! すぐにアルフォートさん達と、マークス神父も呼んで来るさ!」タタタ!





ルーシェ「……キアラ様、私達も」

キアラ「はい。杞憂であれば、それが一番なのだけれど……」


ルーシェ(神以上に司教を、盲信する、信徒達……)

キアラ(何か、特別な魔法……?)


……


――

――



【へリングの館】


ルーシェ「……キアラ様は、ここで隠れてもう少し、待っていて下さい」

キアラ「え?」

ルーシェ「まずは、私が……様子、見ます」

ルーシェ「危ないと、思ったら、逃げて、下さい……」

キアラ「そ、そんな!? だったら、私が先に!」

ルーシェ「……司教の力、まだわかりません」

ルーシェ「キアラ様、私よりも、ずっと強い、です……」

ルーシェ「いざという時の、ため、です」

キアラ「!! ……わかり、ました……」グッ…

ルーシェ「……大丈夫、です。少し、さっきので……あたりは、ついています」



……



へリング「おや、お友達はどうされたのですか?」

ルーシェ「……へリング様のお話をしたら……」

ルーシェ「外で、待たせてた子……私達を馬鹿にしました……」

ルーシェ「それで、喧嘩になって……さっきの二人も馬鹿にした子達を追いました……」ウツムキ…

へリング「なんと……」

ルーシェ「へリング様のお話は、本当に、素晴らしかったのに……」



へリング(クク……見た目通り、実に扱いやすい娘だ)

へリング(もう十分効いているようだが、念入りに洗脳してさらに忠実な駒にしておくか……)

へリング(片目がずっと髪で隠れているしな。洗脳が不完全な可能性は排除せねば)



へリング「そう落ち込まなくていい」クイ

ルーシェ「あっ……」

へリング「君の心は清らかだ。その瞳には偽りが無い……」

へリング「ほら、髪で隠れてしまっている瞳もよく見せてくれ」ファサ…

ルーシェ「……!」




へリング「――ああ、両の瞳とも、とっても綺麗な青色じゃないか。思わず吸い込まれそうで、目が離せないよ」ジッ…!

へリング「――君も、私の瞳を見るんだ」

ルーシェ「……!」


特殊判定
↓1コンマ二桁

ルーシェへの洗脳魔法効果

21-20(警戒補正)<40

=01(洗脳なにそれ美味しいの?全く効かないです)


――



へリング「さあ……!!!」ジー……!

ルーシェ「……!!!」

へリング「もっと私に身を委ねなさい……!」ジー……!


――『ハイパーゲイズ』発動――


へリング「私に、全てを曝け出すのだ……!」ジー…………!





ルーシェ(……ろ、露骨、です)

ルーシェ(ここまで視線を合わせることに集中しているとなると……)

ルーシェ(目から魔力を相手の体内に植え付けて信じさせる魔法……?)

ルーシェ(とりあえず……嫌だけど、かかったふり、です……)



……


へリング「……気分はどうかな?」ニヤリ

ルーシェ「はい……とってもいい気分ですへリング様!」

ルーシェ「でもなんだか、へリング様の顔を直視できないくらい顔が熱くて……!」

へリング「ふふ、恥じることは無いんですよ。それが普通のことなんですから」

ルーシェ「ちょ、ちょっと顔を洗ってきます……!」タタタ…!


パタン…


へリング「クク……これでまた一人……」

へリング「次は、もう一人の娘を狙うか。身体つきは、断然あちらの方が好みだからな……」


――


ルーシェ「……ふぅ」



ポト…



ルーシェ「……警戒して、私の魔力で作った薄い障壁、目に被せておいて、正解でした」

ルーシェ「これなら、キアラ様とマックスさんも大丈夫……!」グッ!


――

※ルーシェがへリングの洗脳を完全ガードしました

※へリングにばれずにガード成功したため、キアラとマックスの判定も消滅します

切り札不発&まだ警戒できていないへリングぼっこ間近なあたりで今日はここまで
ルーシェのディフェンス力が高い……
なお回避されていましたが、キアラ達を庇うように館にマックス単体乗り込みが一番危険だったりします

本日もありがとうございました!

意地でも鬱展開にはしないというコンマ神の鋼の意思を感じる

キアラの魔翌力なら洗脳防げるんじゃねと思ったがそういやこの子普段は魔翌力封印してるんだっけ
種さえわかりゃ倒すのは楽そうだな

>>272
バーンズ「コンマのせいで逆レされました」
金真竜「コンマのせいで大ボスなのに即死しました」
マラート「コンマのせいで荒ぶった後に瞬殺されました」

こんばんはー
それでは少しだけ再開です

――


……


【聖国・仮設王宮】


アルフォート「……そうか」

リーナ「報告、感謝致しますわ」

リーナ「でも、折角遊びに来てくれているなら、先に顔を見せて欲しかったですわね」

マックス「いや、遊びってわけでもないんで……」

アルフォート「視察が主目的……皇女も、皇子達の力になりたいのだろう」

リーナ「……まあ確かに、アベル本人が動き回ることは難しいでしょうからね」

アルフォンス「しかしやはりヘリング司教が、か……」

マックス「え? やっぱり怪しい人だったんですか?」

リーナ「いいえ、逆ですの。彼は聖国では切り札とさえ呼ばれる程の存在ですわ」

マックス「切り札って……どういう意味ですか?」

リーナ「その名が広まったのはごく最近ですが、彼は瞬く間に多くの信徒を纏め上げて司教の座についた……」

アルフォンス「館には常に彼を慕う信徒がおり、その類稀な統率力から上層部でも期待されている男だったのだが……」

アルフォンス「兄さんは、彼を警戒していた。私にも警告を促し、目を離すなとも……」

マックス「……聖王の自分よりも求心力がある司教が現れて、焦ったということではなく?」

リーナ「それはありえませんわね。兄上は聖王の地位ではありましたが……」

リーナ「……良くも悪くも、第一に考えていたのは聖国の平和と存続ですの」

アルフォート「元々兄さんは、自分は王としては不足と思っている節があってな……」

アルフォート「街中で民と仲良く話すリーナや、部下に慕われていた私の姿を見た兄さんは、私には無い力だと言った」

リーナ「だから、足りないところを補おうと。私達家族で、聖国を守ろうと。そう仰っていましたわ……」

マックス「そうでしたか……」

アルフォンス「……兄さんの話は、今は置いておこう。王国と帝国に損害を与えた事実は変わらないのだしな」

リーナ「とにかく、聖王の地位に執着していない兄上が嫉妬から警戒を促すのはありえないんですの」

アルフォート「それでいて、ヘリング司教を警戒するとなると……」

リーナ「そして今、魔力量で優れるキアラに技術に優れるルーシェ……」

リーナ「魔法の達人とも言える二人も警戒したとなると……魔力絡みで密やかに何かをしている可能性も?」

アルフォート「しかし、一体どのような……」

マックス「んー……」

マックス「なんというか、ちょっと怖かったんですよね……」

マックス「キアラちゃん達に促されたから真似してみましたけど、とにかく信徒がみんなヘリング様ヘリング様って」

マックス「それに……俺も思うところはありますけど、それでも聖国の為に戦っていたあなた達の兄を貶めている様は……」

マックス「聞いていて、なんだか凄く腹が立ちましたよ」

リーナ「……そう、ですの。しかしその様子、もはや暴走した兄とそれに従ったマラート司教のようですの」

アルフォート「にわかには信じられないが、まさか民を操る魔法か……?」

マックス「そ、そんな危ない魔法まであるんですか!?」

アルフォート「いや、前例はない。だが、それに近しい魔法なら、君ももう見ているだろう」

リーナ「兄上が王国の竜や天使に使った魔法が、まさにそれ……とは言えませんが、一番近いですわね」

リーナ「圧倒的な魔力の中に命令の術式を組み込むことで、自分の意のままに動く天使兵を『操作』することができる」

アルフォート「そして既に自我ある竜にも、魔力の塊を埋め込むことで……」

アルフォート「いつでも体内の魔力を暴走させれば殺せる、死にたくなければ従えと……『強制』することもできるだろう」

マックス「な、なるほど確かに。でも、あの様子はとても命が惜しくて強制されてるって感じでもなかったような?」

リーナ「あくまでこれは、兄上が使っていた魔法での範疇ですの」

アルフォート「魔法とは実に多岐に渡る。我々がまだ知らぬ、兄さん以上の魔力が無ければ使えない魔法もあるかもしれない」

マックス「ま、まじですか……ってそれじゃあもしかしなくても、キアラちゃん達が危ないんじゃ!?」ワタワタ

リーナ「……兄上が無くなって、本性を現す可能性もゼロではありませんわね」

アルフォート「話を聞く限り、ヘリング司教は皇女達の正体には気がついていない」

アルフォート「性急な手を使うとは思わんが、しかしこれ以上聖国の汚点を増やすわけにもいくまい」ザッ!

リーナ「すぐに準備を整えて、ヘリング司教の館を捜索しますわ!」バッ!

マックス「あ、ありがとうございます!」


――

――

……


キアラ「……ふう、ありがとうルーシェさん」ポロ…

キアラ「ルーシェさんがいなかったら、私……あの人の魔法を受けていたかもしれないんだね……」ブルブル…

ルーシェ「ん……」フルフル

ルーシェ「キアラ様は、優しすぎ、ます。キアラ様の魔力なら、あの人が魔法使っても、防げた、筈です」

キアラ「そ、そんなこと……とにかく、ありがとうございます」ペコリ

キアラ「それにしても、これすごいなぁ……」シゲシゲ

ルーシェ「え?」

キアラ「魔力をこんなに薄く固めて、目に乗せても大丈夫って……」

キアラ「もっと研究すれば、きっと色々なことに役立ちますよ!」

ルーシェ「///」

キアラ(……戦争に使う魔法が、魔法の全てじゃない)

キアラ(もっと魔法を、平和の為に役立てられたらいいのにな……)

ルーシェ「……でも、これで、はっきりしました……」

ルーシェ「あの人の目は……前に、私を商品として……」

ルーシェ「『物』として見ていた、人と、同じ目です……」

キアラ「……」

ルーシェ「多分、目と目を合わせると……警戒心が、無くなるんだと、思います」

キアラ「それで、信者の人の気持ちを自分に向けさせている……?」

キアラ「それにあの態度……聖王を否定する……自分が有利になりたい……?」

ルーシェ「何かを、企んでいるの、間違いないです」コク…


キアラ「……!」


特殊判定
↓1コンマ二桁

巡回する信徒

50>48

※基準値を下回ったため、見つかります

――



信徒「おや……どうされましたかお二人?」

ルーシェ「……いえ」

キアラ「『ヘリング様』に見つめられてから、なんだか恥ずかしくて……」

信徒「そうですかそうですか」

信徒「――それはいけませんね」ガシ!

キアラ「!!」ビク!

信徒「これから毎日毎日、あなた達も私達と同じようにヘリング様のお話を聞くのですよ?」

信徒「へリング様は仰りました……人に話す時も、話を聞く時も、常に相手の目をみなさいと」

信徒「恥ずかしさなど捨ててしまいなさい。へリング様の目を見ないことは、もはや神への不敬と同じこと」

信徒「あなたも、ですよ」ガシ!

ルーシェ「っ!」

信徒「ああ……折角二人とも、ヘリング様から直々のお話を聞ける機会を得たというのに……」

信徒「それを恥ずかしいなどと言い、へリング様の元から離れてしまうなんて……」

信徒「――私なら、許されるのであれば、四六時中ヘリング様のお部屋にいたいというのに……!」ワナワナ…!

信徒「さあ、特訓です!」

信徒「すぐにヘリング様の元に戻りますよ!」グイ!



キアラ「……っ!」


※信徒に連行されそうです。どうする?


1:大人しく従う

2:片方が囮になる(人物記載も)

3:信徒を眠らせる

4:キアラ魔力解放。館の制圧へ

5:その他自由安価

※いずれも判定有


↓1~5多数決コンマ

1:大人しく従う

――


ルーシェ(キアラ様……)チラ…

キアラ(……今は、まだ……)フルフル…

キアラ(あの司教さんが、何か魔法を使って企んでいるのは間違いない……)

キアラ(でもここは聖国で、私は館の構造も何も知らない……)

キアラ(アーシャさんの教え……攻めるにしても、守るにしても、逃げるにしても)

キアラ(置かれた状況の把握を最優先にすること……)

キアラ(……ここは、敵の本拠地と言ってもいい。そして、人数……兵力も圧倒的にこちらが不利)

キアラ(伏兵の存在も考えると、今は迂闊に動かないのが一番だよね……)

キアラ(今の所は、私達も完全には疑われていない、まだ大丈夫……)

キアラ(援軍の可能性も考慮すれば、もうしばらく大人しくしておいた方が得策……)

キアラ(きっと、もうすぐマックスさん達が来てくれるんだから……)

キアラ「……」コクン

ルーシェ「……」コクン

信徒「さあ」

キアラ「……はい、申し訳ありませんでした」スッ…



キアラ「――『ヘリング様』の元に戻りましょう」




――

洗脳された『フリ』のまま戻ることにした辺りで今日はここまで
……コンマもそうなのですが、まず皆さんの危機回避能力が高いのも、このスレで惨劇が起こりにくい一因だと思います
今回はおまけイベントですが同時にExヘリングでもありますので、油断は禁物ということです(フィーアと違い逃走能力の有無も大きいですが)

本日もありがとうございました!

野暮だが聖国の兄妹の名前は偽名使う必要なくなってるし
愛称になるリーナはともかく
アルフォンスのアルフォート表記は不要なんじゃないかしら

アルフかアルフォンスに戻すか何気に愛着産まれて戦友とのやり取りではアルフォートで通してる扱いなのか
一応はっきりしてもらえると嬉しいかもです

こんばんはー
それでは少しづつヘリング調査から再開していきます
場合よってはいつも以上に判定激化するかも?

>>291
聖国内では本名、アベル達親しくなった者とはあだ名(偽名)でそのままになっているといった状態イメージです
(共に城塞内で過ごしたため、マークスもあだ名呼び)
でも確かにエカチェ『リーナ』はそのまま愛称に使えそうですがアルフォンスはそうでもないですよね
これは後ほど多数決をとりつつ、結果次第で本編で補完しようと思います

――

――


……


ヘリング「やあ、よく戻ったね」

キアラ「ご、ごめんなさい」ペコリ

ルーシェ「……」ペコリ

ヘリング「いや、大丈夫だ。君達も、これまでの生活で色々と苦労をしてきた」

ヘリング「突然その環境が変われば、色々と戸惑ってしまうのも無理はない。神もお許しになられることでしょう」

ヘリング「私も少し急き過ぎたかな……。あらためて、ゆっくりと神の教えを説いてあげましょう」

信徒「……」ソワソワ

ヘリング「……あなたは、もう十分に神の素晴らしさを理解しているでしょう?」

ヘリング「私はこれから彼女達に、はやくここに馴染めるようにする仕事があります」

ヘリング「あなたは、他の皆さんにこのことを伝えておいてください」

信徒「……はい」ショボン

信徒「それでは、失礼致します」


パタン…



ヘリング「……」

ヘリング「さて……」


キアラ「……!」

ルーシェ「……!」


特殊判定
↓1コンマ二桁

ヘリングェ……(白目)

司教ヘリングの戻ってきた二人への警戒

16-20(ルーシェ警戒判定)<40

= 0(-4)(いい拾いモノをした。たまには神に感謝するのも悪くない)


※全くもって疑っていません。完全に自分の支配下だと信じ切っています

※基準値どころか0すら下回ったため、再洗脳判定消滅

※口も軽くなります


――


ヘリング「王国の彼は、まだ戻ってこないのですか?」

キアラ「は、はい」

ヘリング「そうですか。――それなら」グイ!

キアラ「え、きゃ!?」トサ!

ルーシェ「!?」トサ!

ヘリング「折角ですから、特等席で神の偉業をお話しましょう」

ヘリング「ふふ……私の腕はこの二本だけ。しかし君達も今は丁度二人だ」

ヘリング「これも神が、私により親密に密着し二人との仲を深めよと申されているのです……!」ギュ!

キアラ「……」ゾワ…

ルーシェ「……」ゾワ…

キアラ(ど、どうしよう……なんだか、怖い……)

ルーシェ(寒気、します……)ブルブル…

キアラ(でもこの感じ……相当、油断している?)

キアラ(今がチャンスかもしれません!)グッ!

キアラ「あ、あの……!」

ヘリング「ん?」サワサワ…




※洗脳されたふりを続け、ヘリングから何か情報を聞き出してみますか?行動も可能です

※ヘリングの警戒心は0です。多少は突っ込んだ質問でも答えてしまうかもしれません

※流石に洗脳魔法どうこうといったら気づかれますのでご注意を

キアラ達の質問or行動
↓1~3自由安価

※コンマ80以上が無いため全通過

聖堂の様子、暮らす信徒に戦力について

――

キアラ「この聖堂には、どれだけの方が過ごされているのですか?」

キアラ「それに、礼拝以外のことも何をしているか……」

キアラ「もし、許されるなら……私達もここで、『ヘリング様』と一緒に過ごしたいのですが……」

ルーシェ「はい……」

ヘリング「そうですか、それは素晴らしい考えだ。勿論、歓迎しますよ」

ヘリング「……実の所、私もこの聖堂に何人過ごしているのか詳しくは把握していないのですよ」

キアラ「え、そうなんですか?」

ヘリング「迷える者を受け入れ、私を信じてくれた者が仲間を誘い、その者達も住むようになり……」

ヘリング「そうしているうちに、いつのまにか相当な人数になっていますね。数百人はいると思いますが」

ルーシェ「そ、そんなに……」

ヘリング「ええ。これでも司教として聖王様や上層部の方には認めていただけましてね……」

ヘリング「領地や他の司教の方の聖堂もお譲りいただいたので、不自由な生活を送ることはないでしょう」

ヘリング「ですから、二人も遠慮なんていらないのですよ」

ヘリング「ああ、それと礼拝以外のことでしたね?」

ヘリング「我々神の徒にとって、神を信じ、その教えを守り、感謝し、慎ましく暮らすことこそが最上です」

ヘリング「ですので、二人は特に何かをする必要というものはありませんよ」

ヘリング「神に感謝して日々を過ごし……迷える者を見つければ、その者に救いの手を伸ばす」

ヘリング「助け合い、協力し合う。こうする者の数が増えることで、必然的に生活も心も豊かになるのですよ」

キアラ「なるほど……」

ルーシェ「……ちょっと、どんな感じなのか、見てみたい、です」

ヘリング「む……そうだね。まずはこれから暮らす場所を把握することは大切だ」


――

――



【聖堂内】


ヘリング「まずはもう目にしているが、ここが皆で神に祈りを捧げる場です」

キアラ(……あの大きな像が、聖国の神様なのかな?)

ルーシェ(大きな翼の、女神様……?)


……


【外の畑】


ヘリング「おお、精が出ますね」

農業信徒「ヘリング様! このような土臭い場所にまでお越しいただけるなんて!」カンルイ

ヘリング「ここでは信徒の皆さんが野菜を育てています。奥の方には家畜の飼育小屋もありますよ」

ヘリング「聖国の教会では恵まれない者にも料理を振舞い、市場の品も安価になってはいますが……」

ヘリング「いざと言う時のため、食糧はかかせないですからね。ここではこうして賄っているんですよ」

ルーシェ「……」

ヘリング「かなり、重労働ではあるのですが……」

農業信徒「なんの、ヘリング様の為ならこの程度!」ザックザック!

キアラ(やっぱり、神様や、恵まれない人の為じゃないんだ……)



……


【外周】


警戒信徒「ヘリング様! 異常ありません!」

ヘリング「ご苦労様です。何かあれば、すぐに私に報せるのですよ?」

警戒信徒「はっ!」


ヘリング「他にも有志の信徒が、こうして聖堂や聖都を警備してくれています」

キアラ「……? 聖王宮の、正規兵ではないのですか?」

ヘリング「……ええ。彼らは愚かな聖王シュタイナーの息がかかっていますからね。あてに出来ません」

ヘリング「それに、また戦争などという嘆かわしい行為をしないとも限りません」

ヘリング「彼とは同類にならない。その戒めも込め、私達は自ら動いているのです」

ルーシェ(……言い方を、変えると、正規軍、とは関係ない……)

キアラ(――私兵、ということになりますよね……)


……

――



ヘリング「こちらが談話室、あちらが書庫……」

ヘリング「そして食堂に、医務室……」

ヘリング「生活に必要なものは全て揃えてあります」

ヘリング「……ざっと説明はこんなところでしょうかね」

ヘリング「先程は重労働な現場も見せたりしましたが、ご心配なく」

ヘリング「君達はか弱い少女であり、帝国の犠牲者でもある……」

ヘリング「あんな真似はしなくていい。ただ、私と共に日々穏やかに神に祈るだけで良いのです……」


キアラ「あ、あの……」

ルーシェ「本当に、帝国を、忘れて、大丈夫、ですか……?」

キアラ「もし、帝国から逃げ出してきた私達に、追手が差し向けられたら……」

ヘリング「……」

ヘリング「そうですね……」



特殊判定
↓1~3コンマ二桁

ヘリング保有戦力

1:信徒兵団

60>50

※基準値を超えたため、聖国正規兵と張り合えるレベルまで鍛えられています。
※総力は聖国正規兵総数を若干上回っているようです

2:はぐれ魔物

47<50

※基準値を下回ったため、王国の魔物の討ち漏らしはいないようです

3:切り札の有無

80>75

※基準値を上回ったため……?

※警戒心0のため、判定無しで切り札公開

――



ヘリング「……安心しなさい」ポン

ヘリング「確かに神は無益な争いを嫌いますが、私達も戦えないわけではありません」

ヘリング「どころか、熱心な彼らは日々鍛錬を重ね……正規兵にも劣らぬ力を身に着けています」

ルーシェ(実質、聖国正規兵数百人と同等、ですか……)

キアラ(お父様を襲撃した正規兵の皆さんは、あの後カイン兄様の手筈で帝国と王国の復興人員とされたと聞きます……)

キアラ(そうなると、今の疲弊した聖国全体の兵数を上回っている可能性も……?)

ルーシェ(でも……)

キアラ「……大丈夫、でしょうか。聖国も、帝国の襲撃にあって……」

ヘリング「ええ……そうですね。私も詳細は知りませんが、帝国軍の進軍速度は異常なものであったと聞きます」

ヘリング「同様の軍が再度攻めてきた場合……こちらも被害が大きくなる可能性はあるでしょう」




ヘリング「だが――私には切り札があるのです」





キアラ「き、切り札……!?」



ヘリング「ええ、そうです」

ヘリング「……」



ヘリング「……正しき道を選んだあなた達には、特別にお見せしましょう」


キアラ&ルーシェ「「!!」」


ヘリング「……こちらへ。他の信徒には内密に願いますよ?」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

警戒心0だけど戦力は凄まじいって、シュタイナーと同じ……


ヘリングの切り札

1:天使兵

コンマ25

01~33:上級


2:四天の有無

89>85


――


……


【聖堂・地下室】




ヘリング「……さあ、御覧なさい」




上級天使兵1「む……」

上級天使兵2「司教よ、その者達は?」

上級天使兵3「邪魔者ならば、全て排除」シャキン!


ヘリング「お待ちください。彼女達は新たな同志……それも、特別な存在なのです」


上級天使兵達「「……失礼した。共に行こう、同志よ」」スッ…


キアラ「これ……は……!?」

ルーシェ(姿形に差異はあるけど、紛れも無く、上級の、天使……!)


ヘリング「驚くのも無理はない。彼らは神が遣わした天使なのです……」

ヘリング「おわかりですか? 私には神の御加護がある……」

ヘリング「王国にも、帝国にも、屈することはないのです……」


キアラ(どうして……いや、天使の造り方を知って魔力さえあれば……)

ルーシェ(私でも、作れる。これも、魔法人形なのは、間違いないです……)


ヘリング「そして、驚くのはまだ早いですよ?」パチン!



ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!



追加特殊判定
↓1~2コンマ二桁

何故か出番が多くなるリーヴ

1四天総数

コンマ31

21~40:水天のみ

※水天・リーヴがヘリングの切り札だったようです


2天使の召喚方法

コンマ45

01~50:崩れた聖王宮の魔力と陣を拝借
51~00:聖王に劣らぬ圧倒的な魔力!

01~50:崩れた聖王宮の魔力と陣を拝借

※シュタイナーの技術を盗用したようです

※シュタイナーと異なり、現存する天使は討伐された場合即時補充ができません

――



ザバアアァァァァァァ!


水天・リーヴ?「おお……! 新たな信徒を得たのですね司教よ」

リーヴ「ああ、申し遅れました。我が名は水天・リーヴ……」

リーヴ「偉大なる神とヘリング司教に仕える四天が一柱。どうぞよろしく、可愛い信徒達よ」

キアラ「よ、よろしくお願いします……!?」


キアラ(水天リーヴ……!? そんな、あれはエリスさんが倒して、その後は……)チラ…

ルーシェ(コアを封じて、マークスさんに、渡して、そのまま埋葬した筈……!)


ヘリング「ふふ……どうです? これならば帝国の軍も恐ろしくないでしょう?」

リーヴ「ふふふ……神の使徒たる私の前に敵は無いのですよ。ねえヘリング司教?」

ヘリング「ええ、全くもってその通り」


キアラ(……いや、単純にその名を語らせている別個体なのかな?)

キアラ(なんだか、ちょっと雰囲気が違うし……)

ルーシェ(少なくとも、前に、帝国を強襲してきた、水天よりも、ずっと弱い……)

ルーシェ(……作り主の、魔力の、差。大きいです)

ヘリング「天使だけでなく、四天の力を持つのです……」

ヘリング「安心して、私と共にここで暮らしましょう。何も心配することなどないのですよ」




ヘリング(……あの日、私の監視に回されていたシュタイナーの天使)

ヘリング(信徒十数人を盾として捕縛して正解だったな……)

ヘリング(奴の崩れた王宮から見つけ出した陣と組み合わせて、私にも天使が生み出せることがわかった……)

ヘリング(ククク……奴にできて、私にできない道理はない……!)

ヘリング(もっと天使を生み出した暁には、いよいよ……!)



キアラ(これは、もう無視できる存在ではありません……!)

キアラ(どこまで前の天使と同じ力を持っているかわからないけど……)

キアラ(このままじゃ、また戦争を繰り返すことになっちゃう……!)

キアラ(今は、アベル兄様もフィーアちゃんもいないけど……)

キアラ(私ももう、昔の弱いままの私じゃ無い……!)



※見つけてしまったヘリング製天使軍。どうしますか?


1:キアラによる魔力制圧

2:まだ静観する

3:その他自由安価

↓1~5多数決コンマ


1:キアラによる魔力制圧
に決定したあたりで今日はここまで
うん、ヘリングは戦力コンマで盛り返したけど、警戒判定で0になっちゃったのが致命傷でしたね……

そして・キアラ最終戦時のレベルは292
・戦闘時は常時補正60に加え、三回までガード判定(味方最多)にヴァ―ミリオン4劣勢(味方単体最大火力)
・溢れ出る魔力の奔流によりレベル146以下は何人いても封殺される
まあお察しの結果になるでしょう
コンマがさらに荒ぶると雷火天使も出てきましたが、こっちはルーシェの餌食になるのでどの道結果は変わらないですね……

本当に聖国はコンマの浮き沈みが激しい気がします
本日もありがとうございました!

すみません、大事なこと忘れていた
先に指摘のあった聖国兄妹の偽名(あだ名)の件ですが、アルフォンスの名前を
リーナ(愛称として通じる)と同じように『アルフ』としてもよろしいでしょうか?
(残りのイベントでどれだけ出番があるかわからないのですが)
特に反対が無いようでしたら、騒動終了後にちょっと挟み込みます

あだ名の件は改めて友好や絆の証って感じだしむしろ見たい

しかし初登場リーヴ&天使兵達は結構な緊張と衝撃を与えてくれたんだよな……フィーアとパトラ殺されかけたし

今となっては
キアラ「お前らが何人束になろうと」
ルーシェ「我々の敵ではない」
ともあれExには驚いたが何とか大きなトラブルや被害もなく解決できそうなのは何より

こんばんはー
それでは後ほどアルフ化のイベントを挟むとして、少しだけ再開します

1:キアラによる魔力制圧

――



キアラ(もう、迷っている時間は無い……!)

キアラ(もし、またあちこちに転移されたら、捕まえきれない)

キアラ(今、集まっている、この時に……)スッ…

ルーシェ「……!」



ヘリング「ん、どうした――」



ゴオオオォォォォォ!



ヘリング「なっ――!?」ゾク…


上級天使達「「!?」」




キアラ「――ヘリング司教。流石にこれは、見過ごせません!」ゴオオォォ!


キアラ「帝国第一皇女キアラ、参ります……!」バッ!



――『溢れ出る魔力の奔流』発動――




――

キアラ:レベル292×1/2=146

上級天使兵・劣:レベル120
水天リーヴ・劣:レベル180

※全ての上級天使兵を封殺!

――



グシャアアアアァァァァァ!!!



上級天使兵達「「……!?」」ベシャア!



ヘリング「な、なんだこの魔力は……!?」ググ…

ヘリング「帝国皇女だと……!? な、なぜ私の洗脳魔法が効いていない……!?」

ヘリング「い、いや、今はそれどころではない……! やれ、水天リーヴ!!!」


リーヴ「この私を謀ったというのですか!? これは少し仕置きをせねばなりますまい――メイルシュトローム!」


ザバアアアァァァァァ!


キアラ「!!」バッ!

ルーシェ「!!」バッ!

――

キアラ:レベル292>100
ルーシェ:レベル240>100

※メイルシュトローム回避

――


リーヴ「なっ……!? 我が水をこうも容易く……!?」


ルーシェ「……やっぱり、帝国に来た、水天より、ずっと、弱いです」

キアラ「でも、水天リーヴは……フィーアちゃんとパトラさんに大怪我をさせた相手……!」



キアラ「――全力で、倒します!!!」ゴオオォォ!



リーヴ「ヘ、ヘリング司教……これは……」タジ…

ヘリング「何を遊んでいるリーヴ! 相手は小娘二人だろう!?」

リーヴ「くっ……!?」

キアラ「行きます!」バッ!

ルーシェ「援護、します!」ヒュオン!


コンマ15以上で優勢
コンマ14以下で劣勢

↓1コンマ二桁

コンマ05

キアラ&ルーシェ劣勢!

――


リーヴ「この水の散弾ならばどうですか!?」バババババババ!


ルーシェ「甘い……!」キィィィン!


ガガガガガガガガ!


ヘリング「な……アクアバラージをあんな薄い魔力の盾一枚で防いだだと……!?」



ヘリング「ならば――リーヴッ!」

リーヴ「最初からこうするべきだったんですよ!」ザアアアア!

ヘリング「――上級火炎魔法!」ボッ!


バアアァァァ……


ルーシェ「キアラ様、守ります……!」ガキン!

キアラ「……!」

キアラ「違う、これは攻撃じゃなくて……逃げるつもりです!?」

ルーシェ「っ! 蒸気で、前が……!?」





ヘリング「くそ、だが地上に戻りさえすれば、我が忠実なる兵達がいる……!」

ヘリング「この私を騙した罪は、その身体で後でたっぷりと払ってもらうからな……!」

リーヴ「この私が、こうも無様に逃げるなど……!」バサバサ!


――

※リーヴへの攻撃に失敗したため、ヘリング&リーヴが逃走モードに入ります

――


逃走第一判定

↓1コンマ二桁

72>50

※基準値を上回ったため、第一逃走成功!

※ヘリング&リーヴ館地上部へ


――



キアラ「はぁ……はぁ……!」タタタ!

キアラ(どうしよう、まさか逃げるなんて……!)

キアラ(絶対に、捕まえないと……!)グッ…


上級天使兵1「ここはとおさ――」


キアラ「どいてください!」バッ!

上級天使兵1「」グシャア!


上級天使兵2「邪魔者は、全て排除――」


ルーシェ「邪魔、です……!」ギュルルル!

上級天使兵2「」コロコロ…


キアラ「い、急がないと……!」ハァハァ…

ルーシェ「か、階段、結構きびしい、です……」ハァハァ…



……


【館・地上部】



ヘリング「っはぁ! よし、ここまでくれば……!」

リーヴ「油断はできませんよ……!」



逃走第二判定
↓1コンマ二桁

おや、これは……(白目)
判定は後2回、注意しましょう

館を包囲する聖国正規兵


30>18

※基準値を下回ったため、正規兵の包囲不十分!

※ヘリング&リーヴさらに逃走!

※ついでに正規兵後でお仕置き決定!

――



聖国正規兵1「エカチェリーナ様とアルフォンス様から、離れてここを包囲するようにと言われたが……」

聖国正規兵2「念のため、でしょう? あのヘリング司教が悪事を働いているとはとても思えません」

聖国正規兵3「まあ、仮に何かを企んでいたとしても、いずれは神の罰があることでしょう」

聖国正規兵4「我々は平和に、落ち着いて対処をすれば――」



ドゴォ!



ヘリング「いいですか皆さん! あの二人を絶対に私に近づけるんじゃありませんよ!」

リーヴ「私にもですからね!?」バサバサ!


ヘリング信徒軍「「はい! へリング様!」」


ヘリング「む!? くそ、正規兵まで呼んでいたのかあの二人!?」

リーヴ「ですが、あの二人に比べれば雑兵! ちょっと脅かせば……」ザアアアア!


聖国正規兵「「う、うわあああぁぁぁぁぁぁぁ!? に、逃げろおおぉぉぉぉ!?」」チリヂリ



リーヴ「ふっ……ざっとこんなものですよ」

ヘリング「どこかで、態勢を整えねば……!」


逃走第三判定+???

↓1~2コンマ二桁

嘘だろおいぃ!?


1:キアラ&ルーシェ、形振り構わぬ面制圧

15>05

※基準値を下回ったため、攻撃を躊躇ってしまったようです

※ヘリング&リーヴさらに逃走!

2:???

30>27

※基準値を下回ったため、失敗

――



キアラ「くっ……! 待ちなさい!」タタタ!

ルーシェ「こんなに、操った人を使い捨て、みたいに……!」


ヘリング信徒団「「」」グルグル



ヘリング「くっ!? あれだけの兵が、もう!?」

リーヴ「あの娘の魔力は多数を制圧することに適しています……!」

リーヴ「雑兵では止められないでしょう……!」

ヘリング「く……だが、殺さずわざわざ捕えたのか……?」

ヘリング「甘い……それならば……りーヴ!」




ヘリング「――使えぬ駒などに用はない! 最後くらいは役立ってもらおうじゃないか!」

リーヴ「なるほど、承知……!」ゴゴゴゴゴ!




リーヴ「メイルシュトロームッ!」



キアラ「なっ……この人達を狙って!?」

ルーシェ「……!」

キアラ(この距離なら、攻撃は届く)

キアラ(でも、それよりも早くあの濁流がこっちにきたら、この人達は……)

キアラ「くっ……!『光癒結界』……!」キィィィン!


ザパアアァ…


リーヴ「く、またしてもああも容易く……っ!」

ヘリング「だが、時間稼ぎはできた……! 外に出ればこっちのもの!」

ヘリング「飛行可能なリーヴを追う手段はない……!」

ヘリング「ははははは! 神は私を選んだということだなぁ!」



逃走最終判定+???

↓1~3コンマ二桁

今度は全部決めますか……さよならへリング

1:キアラ&ルーシェ、意地の連携攻撃
82>10
82>75
※基準値を超えたため、連携炸裂!

※第二基準を超えたため、キアラ達の成長!

2:???の合流
37>20

※基準値を超えたため、成功!

3:神罰
30≧30

※基準値と同値のため……?


キアラ「……!」

キアラ(駄目……、あの人を逃がしちゃ……!)

キアラ(私が、私がもっと、しっかりしてればこんなことには……)

キアラ「……」グ…

キアラ(お母様の、言う通りだ……私は、強くなれたつもりで、なれてない……)

キアラ(はっきりしないで、鈍くさくて……そしてこんなことに……)

キアラ(最初から、ちゃんと、しっかりと意志をもたなきゃ!)

キアラ(――あの人を、絶対に捕まえるって、強い意志を!!!)ゴォ!


キアラ「――ルーシェさん!」

ルーシェ「は、はい!?」

キアラ「お願いします、私を――」






……




ヘリング「ふう……」


リーヴ「ここまでくれば安全でしょうか……」バサバサ




グオン!



ヘリング&リーヴ「「!?」」




キアラ「――あなただけは、逃がしません!」E:LoV


リーヴ「ひいいいぃぃぃぃぃ!?」

ヘリング「ば、馬鹿な!? どうやってこの高度まで……っ!?」

キアラ「ルーシェさんの魔力の紐で、弓矢のように私をここまで撃ってもらったんですっ!」

キアラ「――御覚悟!!!」グオン!

ヘリング「や、やめてくれええええぇぇぇぇぇ!?」

ヘリング「ははははは! 神は私を選んだということだなぁ!」
コンマ神『誰がお前を選んだって?(コンマ全て成功)』
ヘリング「」

ズガアアアアァァァァァ!


ヘリング「ぐふぅ……!?」プスプス…


リーヴ「がはっ……!? 貫通した炎が私までも……!?」ジュウゥゥ…

リーヴ「だが……私はまだ生きている……! 消えるわけにはいかない……!」

ヘリング「が……リーヴ、助け……」

リーヴ「……」


ポイッ



ヘリング「――え?」フワ…

キアラ「なっ……!?」フワ…




リーヴ「――使えないものは捨てる、でしたよねヘリング司教?」

リーヴ「この娘の目的はあなたの捕縛。であれば、あなたを捨てれば娘も同時に捨てられ……」

リーヴ「私は捕縛されない、生き延びられるのです……!」バサァ!

リーヴ「はーはっはっ! 神が私を選ばれるのは、当然のことですがねぇ!」バサァ!バサァ!



ヘリング「あ、あああああぁぁぁぁぁぁ!?」ヒュウゥゥゥ…!

キアラ「きゃああああぁぁぁぁぁ!?」ヒュウゥゥゥ…!

キアラ(……こ、この高さからこの傷で落ちたら、この人は絶対に死んじゃう……!)

キアラ(ど、どうすれば……)

キアラ(そ、そうだ! ルーシェさんみたいに上手くできる保証はないけど……私の魔力で、覆えれば……!)コオォォォ!

ヘリング「……!? お、おい!?」クルマレ

キアラ「大丈夫……死なせは、しません……っ!」キィン…

キアラ(でも、もう……私まで覆っている時間が……!)



キアラ(フィーアちゃん……アベル兄様……ローズさん……みんな……)

キアラ(――ごめんなさい……)



ヒュウウウゥゥゥ…

???「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ダダダダダダ!


キアラ「――えっ?」


???「間に合えええぇぇぇぇぇぇ! とうっ!!!」バッ!



キアラ「きゃ!?」ガシッ!


ヘリング「うぐぅ!?」ベタン!





マックス「っ――あっぶねえぇぇぇぇ! な、なんとか間に合ったか!?」

キアラ「マ、マックスさん!?」

マックス「大丈夫かキアラちゃん!? 怪我は無いか!?」オロオロ

キアラ「は、はい。マックスさんが受け止めてくださったおかげで、なんとか……」

キアラ「でも、どうして……」

マックス「いや、俺もあの館の包囲に参加してたんだけどさ」

マックス「兵士は一瞬で逃げるし、館の中からはあの忌々しい水天が出てくるしで驚いたけど……」

マックス「キアラちゃんがそれをとんでもない方法で追いかけるから、慌てて追ったんだよ」

マックス「……まぁ、追ったと言うより、結局同じようにルーシェちゃんに発射して貰ったんだけどね」


――


ルーシェ「心臓に……悪かった、です……」ドキドキ…


――


キアラ「まぁ……なんて無茶を……」

マックス「いやいや、キアラちゃんの方が先にやったことだからな!? なんであんな無茶をするんだよ!?」

キアラ「ご、ごめんなさい……でも、どうしても、この人は捕まえなきゃって思って、気がついたら」

マックス「……で、そんな奴に魔力を割いたからキアラちゃんも危なくなったんだろ? どうしてまた……」

キアラ「……捕まえたい。でも、殺しちゃいけないと思ったんです」

キアラ「操られた人が元に戻れるのかっていうのもあるけど……」

キアラ「この人も、聖国の人なら……悔い改める機会があっても、いいのかなって……」

キアラ「やっぱり私は、甘いのでしょうか……?」

マックス「……いいや」フルフル

マックス「キアラちゃんは優しくて、そして正しいよ」

マックス「こいつ、余罪もありそうだからな。後でみっちり吐いて貰おうぜ」

ヘリング「……」


――

やったぜマックス

イベント終わり間近ですが、今日はここまで
いやぁ、てっきり地下室ないで速攻ヴァ―ミリオンでリーヴ粉砕からのヘリングぼっこになると……
かと思えば最後はきっちり決める。本当にコンマは何が起きるかわかりませんね

さて、この後は事後処理+アルフ改名でおまけ2(前スレ1000)は終了となるのですが……
以前募集した次のイベントは票数的にティア絡みのものが多かったのですが、
ティアの頑張り、アベル隊所属までの奮闘ということでよろしいでしょうか?
そして大事なことなのですが……アベルと一線、越えちゃいます?
こちらは全体の意見をみつつ判断しようと思います。何しろもうヒロイン5人も手を出しているんで……

本日もありがとうございました!

こんばんはー
すっかり遅くなってしまいましたが、おまけ2終了まで投下しておきます

――


……

リーヴ「私は四天が一柱、水天リーヴ……司教がおらずとも、十分な魔力を持つ……」

リーヴ「しかしあの娘たちに神の罰を与えるには、さらなる魔力が必要……」

リーヴ「そして私に相応しき魔力が、あの場所にはある!」バサァ!



【シュタイナーの墓】


リーヴコア「……」メリコミ


リーヴ「くく、ありましたありました……!」

リーヴ「前聖王の遺品だそうですが、そんなことはどうでもいい……!」

リーヴ「こんなところに無意味に埋まっているよりも、この私の力となった方が――ん?」

リーヴコア「……」キィィィィン!



――『ゴッドティアーズ』発動――



リーヴ「なっ!? なんだこの水塊はっぎゃあああああぁぁぁぁぁぁ!?」グシャア!


ボシュウゥゥゥゥ…



シュタイナー(やれやれ。撃てるか怪しかったですが、撃てるものですね)フヨフヨ…

シュタイナー(まさか、紛い物の紛い物を作るとは……)

シュタイナー(ヘリング、あなたもまた私と同じく道を誤ったようで残念ですよ)

シュタイナー(しかし先程の空中での爆炎。あれは威力こそ抑えてありましたが、私の右手を一撃粉砕した魔力……)

シュタイナー(帝国の者が、聖国の不穏分子を排してくれた、ということなのですかね……)

シュタイナー(……今ので魔力を消耗しましたが、残された時間……やはり、この世界の行く末を見守りたいものです)


――

――


……



リーナ「キアラ、この度は本当に申し訳ありませんでしたわ……」フカブカ

アルフォート「まさか天使を持ち出して来ようとは……」

アルフォート「それに包囲を頼んだ兵も逃げ出したそうで、本当に全てを押し付ける形になってしまったな……」フカブカ

アルフォート(兵士達は、後日改めて叩き直す必要がありそうだ……)

キアラ「い、いえ顔をあげてください!?」ワタワタ

キアラ「元はと言えば、私が勝手に聖国をうろうろして、勝手に捕まえようと思ったことが原因ですし……」

キアラ「それも、油断して逃がしちゃうし……ルーシェさんとマックスさんがいなければ、どうなっていたことか……」

マックス「へへ……///」

ルーシェ「天使の、軍勢、無力化できたの、キアラ様の、おかげです」

ルーシェ「私とマックスさん、だけだと、数で攻められると、危なかった、です」

マックス「だよなぁ……まあ、ルーシェちゃんも気絶した連中まとめてふん縛る大仕事やってるけど」

リーナ「あなた達にも、ただただ感謝ですの。まさか聖国に、これほどの野心を抱く者がいたとは……」

アルフォート「民にも混乱が生じている。我々はせめてそちらの収束に全力を尽くそう」

キアラ「お願いします。その……信徒の皆さんは、大丈夫なのですか?」

リーナ「怪我は軽微なものですの。あなたが加減してくれたおかげですわよね?」

アルフォート「彼らもヘリングの犠牲者だな。やはり、心を操る魔法をかけられていたようだ」

マックス「や、やっぱり本当にそんな危ない魔法が……」

ルーシェ「……警戒心、無くす、どころじゃない? 仕組み、どうなってます?」

リーナ「私も初めて聞く魔法で、難儀したのですが……」


――

――



~~


アルフォート「……叛逆者ヘリングよ、何か言うことはあるか?」

ヘリング「……」

ヘリング(まだだ、まだ私は終わっていない! このまま聖王家の連中を洗脳してしまえば……!)

アルフォート「おっと、その目はまだ反省の色がないようだな。キアラ皇女に庇われてなおそれか……」バッ!

アルフォート「ならば仕方がない。その自信を圧し折り、素直になってもらおう。……マークス神父!」

マークス「はっ!」ムキィ!

アルフォート「早速、あなたが新たに習得したという神の奇跡を見せて頂きたい」

ヘリング(神の奇跡だと……?)

マークス「お任せください。必ずや彼の邪念を払ってみせましょう」ツカツカ…

ヘリング(こいつは見た目通りの馬鹿だろう。すぐに洗脳して――)

マークス「アベル君の城塞を守りつつ、日課の鍛錬を欠かさなかった私にっ!」ムキ!

マークス「神は新たな力を授けてくださったっ!」ムキムキ!

マークス「さあ――邪念を捨て、正直に、私と正面から語ろうではないかっ!」



マークス「 ゴ ッ ド ア イ ズ ッ ! ! ! 」


――『ゴッドアイズ(物理)』発動――



ヘリング「馬鹿め、私の目を――」


マークス「ぬおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ジイイイイイイイイイイイ!

ヘリング「うっ!?」

マークス「ふおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ジイイイイイイイイイイイ!

ヘリング(だ、駄目だ……こいつの目を、見れない……!?)メソラシ…

マークス「こら! 目を背けてはならぬ! 私に打ち明け、そして神に打ち明け、邪念を払うのだっ!」グイィ!

ヘリング「やめ、近寄るな、やめ――」

マークス「んんんんんおおおおぉおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ジイイイイイイイイイイ!


~~


リーナ「――こうしたこともあって、件の洗脳魔法についてはうまく吐かせられましたわ」

リーナ「今ではすっかり大人しくなりましたし、他の件の調査も進むかもしれませんわね」

マックス「そりゃあ目を合わせられないだろうなぁ……」

キアラ「そ、それでどういった……?」

リーナ「……供述と、あなた達の話を統合する限り」

リーナ「洗脳魔法も、大元は治癒、回復魔法であると推測できますわ」

ルーシェ「え?」

キアラ「洗脳と、回復が同じ……?」

リーナ「ええ。元々ヘリング司教は稀有な回復魔法の才を持っていて、軽い怪我程度は見つめるだけで治せたそうですわ」

アルフォート「触れずに治す……神の奇跡に近いと言ってもいいだろう」

リーナ「どうにも彼は、生まれつきその目から癒しの魔力が溢れていたようですの」

リーナ「道を誤らなければ、きっと聖国の歴史書にも名を連ねたでしょうに……残念でなりませんわ」

マックス「ちょ、ちょっと待ってください。目から回復魔法って、そんな善の塊みたいな能力がどうして……」

アルフォート「……回復魔法が一般的に、治せる怪我に限度があることは知っているか?」

マックス「え? ええまあ。一人の治療師じゃ限界があるから、複数人で治療する、ですよね?」

キアラ「後は、ある程度治ったら自然治癒や薬草に任せる、でしたよね?」

アルフォート「その通り。だが、その理由まではわかるかな?」

ルーシェ「理由……?」

リーナ「回復魔法は言ってしまえば、人に自分の魔力を切り分けて与えて傷を治しているわけですが……」

リーナ「当然、怪我が治りきるまでその魔力は対象者の体内に残っていますの」

アルフォート「人は多かれ少なかれ身体に魔力を宿すが……親族などの例外を除けば自身と他者の魔力は異なる」

リーナ「治療のための魔力が多すぎると、対象者の本来の魔力を呑みこんで――消してしまいかねないんですの」

アルフォート「治療師をわけるのは、つまり同一の大量の魔力を流し込まない為なのだよ」

マックス「げ!?」

リーナ「自分の身体なのに、流れている魔力は他人の者。魔力は常日頃、身体を動かす時にも微々たるものですが使っていますの」

アルフォート「身体に合わない魔力では、その行動にも支障が出てしまうというわけだ」

アルフォート「ヘリングはこれを利用し、悪辣に発展させたようだ」

リーナ「対象者に自身の魔力を触れずに送り込み、心身を掌握する……恐ろしい魔法ですの」


ルーシェ「あ、危なかった、です……」

リーナ「仕組みを理解できれば私も障壁で対処できますけど……あなた達、よく防げましたわね?」

キアラ「ルーシェさんが、最初から警戒していてくれたからですね」

マックス「ああ、本当に助かったよ……」

ルーシェ「そ、それほどでも……///」

リーナ「誇るべきですわよ? あなたの魔法も、聖国でもなかなか見ることの無い希少なものですの」

マックス「魔法って一言で言っても、色々あるんだなぁ……」

リーナ「そうですわね。今回の洗脳魔法のように、聖国の魔法に通ずる私達でも知らない魔法はまだまだ山のようにある」

リーナ「それは時にこうして危険を伴いますが……使い方を誤らなければ、誰かを救うことができると信じていますわ」

リーナ「たとえば……私の、この吸収魔法もそうですわね」キュオオ!

マックス「吸収魔法?」

リーナ「その名の通り、体内の魔力を吸い取る魔法ですわ。主に汚染された魔力の浄化で使っていましたのよ?」

アルフォート「そうだな……王国で言うところの、毒消し草の魔法版と思ってくれればいい」

マックス「ああ、なるほど。ってそれも危険なんですか!?」

リーナ「当たり前ですの。魔力の吸収ですのよ? 圧倒的な実力差があれば……」

リーナ「――対象者の魔力全部抜き去ることも理論上可能ですのよ? 完全に魔力がゼロになれば、微動だにできませんわ」

マックス「魔法怖い!?」

リーナ「……でも、使い方を誤らなければ――さっきの洗脳魔法、過剰な回復魔法もこれで解決できますわ」

キアラ「!!」



リーナ「まあ、洗脳が解けた後の心の傷は、魔法でもどうしようもありませんが……」

アルフォート「そこはたとえ時間がかかったとしても、必ずや我々が責任を持とう」

リーナ「改めて……三人とも、本当に感謝ですわ」

リーナ「あなた達が今日来て下さらなければ……被害は、もっと大きくなっていたと思いますの」

アルフォート「……過言ではなく、君達は聖国の危機を未然に防いでくれた。本当に、ありがとう」

リーナ「このご恩、必ず返しますわよ? あなた達も何か困ったことがあれば、遠慮なく頼ってくださいな?」

キアラ「さ、流石に恐れ多いといいますか、その……」アセアセ

リーナ「もう、何を言っていますの! 私とあなた達の中ではありませんの!」

リーナ「報酬は……あなたみたいな身体になれる方法の伝授で構いませんわよ!」

キアラ「え!?」

ルーシェ「…………聖国の人、結構、欲望忠実?」

マックス「いや、でも……」ゴクリ…

マックス(気持ちはわかるなぁ。リーナ王女じゃ絶対に無理だろうけど……)

アルフォート「リーナ……」ヤレヤレ

リーナ「じょ、冗談ですの。友達ですもの、当然無報酬で請け負いますからどんとこいですわ! ねえ兄上?」クル

アルフォート「い、いや、私は……」

リーナ「ちょっと、これだけ恩があるのに報酬が無ければ引き受けないつもりですの?」ジトリ

アルフォート「い、いや。無論、彼らが困難に遭遇した時は助けるが……」

リーナ「……だいだい、考えていることはわかりますわ」

リーナ「……私達の過去の行いから、踏み切れないのでしょう?」

アルフォート「っ……!」

リーナ「私だって、色々と申し訳ないと思っていますわ。それでも、アベル達は私を友として受け入れてくれた」

リーナ「聖国王女エカチェリーナではなく、ただのリーナとして接してくれる、私の大切なお友達」

リーナ「贖罪の気持ちも忘れてはいけませんが、それでも兄上ももう少し砕けてもよろしいのではなくて?」

アルフォート「し、しかしだな……」

アルフォート「私は何も知らず兄さんを補佐し、結果として帝国と王国に損害を……」

リーナ「……それを言ってしまうと私なんてアベルを殺しかけていますの」ダラダラ

リーナ「ちょっと、まだ胸への耐性が出来ていない頃で、シアさんがいなければそのまま……」ダラダラ

アルフォート「……それは」

リーナ「それでも……色々あって、今ではお友達ですの。だから兄上も、ほら!」グイ!

アルフォート「こ、こら!?」


キアラ「大丈夫ですよ、アルフォートさん」


アルフォート「!?」

キアラ「アルフォートさんも、苦しんでいる中で……アベル兄様達に、協力してくれた」

キアラ「この聖国の戦いでも、私とフィーアちゃんを守って戦ってくれた……敵だなんて、思っていませんよ?」

ルーシェ「……ん」コク

ルーシェ「アドルラン様も、聖国に、話の合う友が出来て嬉しいって、言ってました」

マックス「俺はまあ……天使はいい思い出ないけど、アルフォートさんにはあんまり恨みが無いしなぁ」

マックス「真実を知ってアベル皇子達に協力してたんだから、あんまり悩み過ぎるのもよくないと思いますけど……」


アルフォート「……そう、言ってくれるのか……」

リーナ「……みんな、優しい人ばかりですもの」

アルフォート「……そちらにそう言われてしまったら、私もいつまでも留まっているわけにもいかないな」

アルフォート「……」


アルフォート「――帝国と王国の友よ。私も、何かあれば妹と共に必ず助けになる。約束しよう……!」


キアラ「……! はい、よろしくお願いしますアルフォートさん!」

アルフォート「……あー、厚かましいかもしれないが、キアラ皇女。実は以前から言いたかったことがだな……」

キアラ「あ、それなら私も。私よりも年上ですし、お友達ならば、尚の事皇女はいらないかなって……」

アルフォート「む……わかった、善処しようキアラ。それで、言いたかったのはだな……」


アルフォート「……アルフォートは、偽名だ」


アルフォート「リーナは愛称でも通用するかもしれんが……私のこれは、そうもいかない」

リーナ「愛称というよりも、もう公務の時以外はこれで通してもいいと思う今日この頃ですわ」

アルフォンス「……君達と仲良く話す妹を見ていると、私も柄にもなく、それを羨ましいと思うようになっていてな」




アルフ「――よければ、私の事も愛称で……『アルフ』と呼んで貰えないだろうか?」



キアラ「……わかりました、アルフさん! これからもよろしくお願いします!」

ルーシェ「ん、了解、です。アドルラン様にも、伝えておきます……」

アルフ「すまないな。ついでに言伝も頼めるだろうか? 近々お前の城にも遊びに行く、と……」

ルーシェ「必ず、や」ペコリ

アルフ「ふ……」

マックス「えっと、じゃあ俺はクラウス様と……スカーレット将軍――」

アルフ「やめてくれ! できればあの将軍とはあまりかかわり合いたくない!?」

リーナ「兄上に同意ですの!」バッ!

マックス「えー? 王国も友って認めてくれたんじゃないんですかー?」ニヤリ

アルフ「そ、それはだな……」アセアセ



アハハハハハ…!



――

――


【帝国・アベルの城塞外】

……



アベル「……」ソワソワ

ローズ「……」ソワソワ




アイナ「アベル様とローズさん、そわそわしてるね……」

スミレ「無理もないですよ。フィーア様だけでなく、キアラ様まで厄介ごとに巻き込まれたともなれば……」

アイナ「転移陣があってよかったね。王国と聖国から連絡が無ければ、もっと焦ってたんじゃないかな?」

スミレ「でしょうね……。でも、話を聞く限りだとお二人は無事なんですよね?」

アイナ「そうそう! しかもお二人とも大仕事をこなしたって! 流石はアベル様の妹ってことなのかな?」

スミレ「しかし気になりますね。両国の厄介ごと、ボクにはきっと想像もできないような――」




バサァ! バサァ!



一同「「!?」」




フィーア「アベル兄様ー! ただいま戻りましたー!」フリフリ!

白帝竜「キュルーン……ギュ!?」ガーン!

アーシャ「ああ、落ち着いて!? アベルももうあなたを食べようとはしない筈だから!?」


キアラ「アベル兄様ー! 凄いですよ、フィーアちゃんったら見てください!?」パタパタ!

ルーシェ「……平和的な魔法の使い方、教えて貰って、大天使作ったキアラ様も、凄いです……」

マックス「ああ……おかげで白帝竜と空中で鉢合わせてもぎりぎり意識保ってられたけど……」

キアラ大天使「魔法は、平和の為に使うものです……まずはこの帰るべき場所を、共に守りましょう」



一同「「」」



マックス「そりゃあこんな光景みたら、いくらアベル皇子達でもこういう反応になるよなぁ……」




――EXイベント2――



【戦いを終えて~~帝国皇女の冒険~~】おしまい



というわけでおまけ2は以上となります
本当はもっと平和に散策して街中の様子報告するだけの予定だったんだけどなぁ……
まあ結果的に友好関係を築く一因を作ってくれたのだからよしと考えましょう!
なお、判定が不利に傾きまくった場合、ゾロ目チケット推奨&スカーレットとアルフ緊急出動で極力鬱イベは回避させるつもりでした
本編でならともかく、クリア後のおまけでそれは流石にね……

そして次のおまけ3はティアの奮闘記+……最後にアベルとの一線越えですね
覚悟はしていましたが、また色々考えないと……
本日もありがとうございました!

天使(フィーア)が竜に乗って帰って来たかと思ったらもう一人の天使(キアラ)が天使作って帰って来た。
な、何を言っているか(ry

こんばんはー
あれ、エリスの妊娠判定なんてとってたかな……?
ちょっと後ほどデータ漁っておきますね
というか妊娠抜きにしても戦後だし、指輪の方もどうにかしないといけないなぁ……

とりあえずおまけ3、ティア奮闘記をゆるゆるはじめていきます



――おまけEXイベント3――


【戦いを終えて~~聖国新米衛生兵の奮闘~~】



――


【帝国・アベルの城塞】


ティア「……」


ティア(あれから、色々と勉強はしてきた)

ティア(全てはアベル様の部隊に配属されて、そしてお役に立つため……)

ティア(でも……)コソ…



ローズ「キアラちゃん? 流石に普段はそれはしまった方がいいとおもうワ……」

キアラ「や、やっぱりですか? ごめんなさいローズさん、いざと言う時のことを考えていたら……」

キアラ大天使「……」ファアア…

マックス「キ、キアラちゃんは悪くないんです! ただ、万が一の時に空中対応できる手段を考えたら……」

キアラ「辿りついたのが、大きめの天使だったんです。リーナさんやルーシェさんにも手伝って貰って」

キアラ「あの時、マックスさんがいなかったらと思うと……」ブル…

ローズ「そ、そんなに危ない目にあったの!? ちょっと今度その司教とオハナシしてくるワ……」ゴゴゴゴ…

ローズ「それにしてもマックスちゃん、ありがとうネ! お礼に今日はつきっきりで鍛錬してあげるワ!」

マックス「え゛!?」

ローズ「天使達を守るには、アタシもまだまだ力不足! あなたも鍛えるのは好きでしょ? 善は急げヨ!」ズルズル!

マックス「うわあああああぁぁぁぁぁぁ!?」

キアラ「が、頑張ってマックスさん?」

キアラ「……二人は鍛錬、フィーアちゃんはあの白帝竜のお家探しか。私も自分にできることを頑張らないと」

キアラ「もっと魔法を平和的に使える方法、きっとある筈……!」タタタ…



ティア(――はっきり言って、このアベル様の拠点は普通ではないことがよくわかりました)


ティア(アベル様を慕う皇女様達は、かつて聖王様が使役した竜と天使様をそれ以上に操っているように見えます……)

ティア(そして私を匿ってくれたり色々お世話になったローズさんはとにかく多彩……)

ティア(引きずられていったマックスさんも、私と同じ新兵の立場でありながら、あの恐ろしい皇帝にも挑んだ強い人……)

ティア(一番新入りだというマックスさんでそれほどの実力があるなら、私なんて……)

ティア(……)

ティア(でも、それでも……私はアベル様のお役に立ちたい……!)

ティア(あの時、カインさんもいたから、命まではとられなかったかもしれないけど……)

ティア(それでも聖国にいた頃よりも安心できて、誰かを信じられたのは、あの人のおかげだから)




ティア(――そ、それに聖国に戻るのも……)ガタガタ



ティア(エカチェリーナ様はどうやら、一定以上の胸の大きさの人を見ると勝手にあの恐ろしい形相になられてしまう……)

ティア(素晴らしい方だと頭ではわかっていても、王国の海でのあの狂乱騒ぎを知ってしまうと……)

ティア(――いつか、何かの弾みで私のこの駄肉も粉砕されるんじゃないかという恐怖があります……)ガタガタ

ティア(かといって、今の聖国は立て直しの最中。エカチェリーナ様とアルフォンス様以外の人は、信用できません……)

ティア(キアラ様が野望を打ち砕いたというヘリング司教も、かなりの有力者だった筈ですし……)

ティア(何より、アルフォンス様とマークス神父主催の『全兵肉体改造計画』には参加したくありません……)ガタガタ…

ティア(確かに鍛える必要性もわかりますけど、私だとすぐに神の許に旅立ちかねませんし……)

ティア(……神の許に行くのが嫌だなんて、やっぱり私はもう聖国の兵としては失格なのでしょう)

ティア(神よ……私を御許しください。様々な理由で、私はもうあの国にはいられないのです……)



……

――


ティア(しかし、改めて落ち着いてアベル様の隊を見ると、皇女様達だけではない……)

ティア(むしろ、それ以上の人達もいる……)コソ…



アベル「……事情はようやく理解できたが、頭が痛い」

アーシャ「まあ、それが普通だと思います。でも、結果的には良かったのではありませんか?」

アベル「王国と聖国、双方とより良好な関係が築けそうなのは朗報だ」

アベル「だがまさか、国家レベルの問題ごとに妹達が巻き込まれ、挙句それを解決し、持ち帰ってきたんだぞ……?」

アベル「とりあえずキアラの天使は本人の意思で消せるからまだしも、あの白帝竜はどうすれば……」

アーシャ「フィーアちゃんに懐いていますし、大丈夫だと思いますけどね? それに、一つ驚きの事実が」

アベル「な、なんだ?」

アーシャ「帰国中にわかったのだけれど、白帝竜はあの見た目で草食。ご飯の心配は大丈夫そうですよ?」

アベル「なんだと……」



ティア(アーシャさん……アベル様のご学友で、すごく博識な人……)

ティア(本人の力量は勿論、仲間を指揮することに特に長けた隊の要……とても、私なんかが追いつける人じゃありません)スッ…



アーシャ「?」クル

アベル「どうしたアーシャ?」

アーシャ「いえ、そこに誰かいたような……?」


……


――

――



ロウル「うーん……こっちの森ならまだ未開拓……」ペラ…

ロウル「いや、こっちの平原の方が動きやすいんですかねぇ?」ペラ…

ロウル「城塞から近くて、普通の人が近寄らない、白帝竜が住める場所……」ペラ…

ロウル「アベルさーん、いくら私が狩りであちこち動いていたからって……」

ロウル「帝国の辺境全部把握してるわけないじゃないですかぁー! 結構大変な作業ですよこれー!」ヘタ…

ロウル「うぅ、しかしフィーア様のお散歩任せにもできませんし、ここは私が頑張らないと……」

ロウル「……いい場所を見つけられたら、アベルさんから褒めて撫でて貰えますしね、きっと!」パタパタ!



ティア(ロウルさん……私なんかと違って、スラッと洗練された身体の凄い人……)コソ…

ティア(アベル様の副官でもあり、戦闘では皆さんの援護をしつつ、奇襲も完全に防げる凄腕の弓兵……)

ティア(当然、私なんかが辿りつける人じゃない……)スッ…



ロウル「およ? 今、ティアさんの匂いがした気がしますが……」



……

……



パトラ「くっ!?」ガキン!

エリス「やあっ!」ビュオン!

パトラ「……降参です。まだまだエリスさんの背中は遠いですね」

エリス「いえ、そんなことはないですよ」

パトラ「……王国にも、聖国にも野心を抱くものがいたというのは由々しき事態です」

パトラ「戦争という状況がそういった連中の台頭を抑える面もあったと考えるべきなのでしょう」

パトラ「そしてそれが終わり、三国が疲弊したからこそ……陰で蠢いて彼らが表に出てきた」

エリス「キアラ様とフィーア様がそれを挫いてはくれましたけれど……」

パトラ「任せきりなんて論外ですし、おそらくこういった不穏因子は一つや二つではない筈です」

エリス「そしてそれは……帝国も例外ではない、ですね?」

パトラ「ええ。帝国の在り方を変えたとはいえ、アベルさんだけの力量はかつての皇帝ギルバートには及ばない……」

パトラ「彼を闇討ちしようなどと考える、腐った連中が現れないとも言い切れないですからね」

エリス「戦争が終わったからと、油断はしません! アベル様の敵は、全て薙ぎ倒します!」ゴオォ!

パトラ「ええ! そのためにも鍛錬あるのみ! もう一本お願いします!」バッ!



ティア(エリスさんと、パトラさん……アベル様の部隊で、前線の要の人達……)コソ…

ティア(……)



ティア(こ、怖い……)ブルブル…


ティア(お二人とも、優しい人だと知ってはいるけど……)


エリス「斬り崩します!」ズガア!

パトラ「貫きますっ!」ズドォ!


ティア(武器を持っているあの二人の間に割り込めば、悲惨なことになるのは間違いないです……)

ティア(あんなに素早く、力強く、勇敢に挑むなんて私にはできない……)スッ…


エリス「……あれ、人の気配があったのですが?」

パトラ「いませんね……」



……

――


【城塞・シアの私室】




ティア「……というわけです。どうしたらいいですかシアさん……」

シア「え、ええ~……?」

シア(せ、先輩として何かアドバイスをしたいところですけど~……)

シア(ど、どうしましょう? 根本的な問題が~……)

ティア「すぐに身につくものではないって、わかっているんです」

ティア「でもこのままじゃ、アベル様の隊には……」ウルウル…

シア「ん、んん~……」

シア「ティアさん、深く考え過ぎはよくないと思いますよ~?」

ティア「でも、でも……」

ティア「私ができる唯一のことと言えば治療くらいですけど、それもシアさんには遠く及びませんし……」

ティア「何か、何かないかなって、カインさんから借りた帝国兵の入門書を読んでも、どれも……!」

シア「あ、あぁ~……そういうことでしたか~」ポン

ティア「え?」

シア「ティアさん、落ち着いて、よ~く聞いてくださいね~?」

ティア「は、はい!?」



……


――

――



ティア「カインさん、酷いです!?」

カイン「いきなりなんなんだよ!?」ガーン!

ティア「アベル様の部隊に入るのに、超特殊技能が必要ないって本当なんですか!?」

カイン「え? ああ。そりゃそうだよ。というか僕はそんなこと言った記憶が無いんだが……」

ティア「お借りしたこの本に、『帝国兵たるもの練磨を忘れず、常に何かしらの技能で他者を上回るべし』と……」

カイン「……多分、父さんの親衛隊の誰かが書いた本だからだろうね。まあそれも前の帝国なら間違ってはなかったと思うが」

カイン「ことアベルの隊なら、そんなものは必要ないよ。そもそもアベルの部隊ってのは――」


シュタ!


ネスト「――俺達みたいな、爪はじき者の集まりでもありましたしねー」

ティア「きゃ!?」

カイン「まったくどいつもこいつもいきなり……君は何の用だ?」

ネスト「ああ、殿下も色々と頭を悩ませているので代わりの伝令に」

カイン「僕も今色々悩んでるんだよ? 白帝竜だけ結界をすり抜けられるようにってフィーアお前……」

カイン「そんな都合のいい結界をすぐに作れるわけないだろうに……」

ネスト「――でも、期待の眼差しで見られて、僕を誰だと思っているんだと言っちゃった、と」

カイン「ああそうだよ! くそ、だが全く手が無いわけでもないんだ……僕とエメリナなら……」ブツブツ…

ティア「あ、あの……」

カイン「って、そうだ。アベルのとこの入隊試験だったな」

ネスト「まあ、一応最低限の試験はあるけど、あの殿下のこと。ほぼほぼ無試験で通してはくれると思うよ?」

カイン「アベルの隊の連中が異常に強いのは、超異常な父さんを目標に据えていたからだからな」

ネスト「ですね。それにティアちゃんは貴重な治療士だ。殿下に限らず、他の隊でも一発入隊はできると思うが……」

ティア「い、嫌です!?」ブンブン

カイン「……まったくアベルめ。次から次に女を隊に引き込んでいくな」

カイン「まあいいや。あえてアベルの隊で注意することがあるとすれば……」

ネスト「……アレとか、コレですね」

ティア「……えっ!?」


――

――




……そして、アベル隊への入隊試験の日



――




ティア「……」ドキドキ…




アベル「……ティア、ありがたいが、本当にいいのか?」

アベル「自分で言うのも変だが……俺の隊は、聖国のそれとは大きく異なるぞ?」

ティア「は、はい! わ、私は、アベル様の隊だからこそ……!」ドキドキ…

アベル「そうか……」

ロウル「アベルさん、当時の私もそうですけど……」

ロウル「わざわざこの離れの城塞を拠点としている辺境部隊に所属したいだなんて、最初から覚悟がなきゃ言いませんよ?」

アベル「そうだな……それでは」

アーシャ「ティアちゃんだし、そのまま合格にしてもいいのだけれど……」

ロウル「まあ正規の手順で所属したがる人なんて本当に久々ですしねぇ」

ロウル「折角ですから合格前提で試験、やってみますか!」

ティア「は、はい! よろしくお願いします!」ビシ!

ロウル「えーと……で、最初はなんでしたっけ?」

アーシャ「最初は兵としての基本中の基本――戦闘技能ね」

ティア「……」ドキドキ…


特殊判定
↓1コンマ二桁

ティアェ…

特殊判定結果

ティアのレベル

※マラート隊所属のため1/2撤廃+補正

10+5(マラート隊)

=15(だって元々シスターが無理矢理衛生兵になったんだし……)

――



ティア「え、えい……!」ヒョロヒョロ…


ティア「たあっ……!」フラフラ…



アベル「……」

アベル隊「「……」」




一同((し、心配だあぁぁ!?))ガーン!


ティア「ん……!」プルプル…


アベル「も、もういいぞティア! 大丈夫だ!」アセアセ

アーシャ「……なんだか、昔を思い出しました」

ロウル「私も多分、こんな感じだったんじゃないですかねぇ……」

シア「そもそも、教会の人は戦場には向かいませんし~……」

パトラ「誰もが通る道です。恥じることはありません」ウンウン

マックス「問題ないんじゃないですか? ここにいれば嫌でも強くなりますよ」トオイメ…

エリス「はい! 鍛錬は裏切りません! ゆっくり着実にいきましょう!」グッ!


ティア(だ、大丈夫なのかな……?)ドキドキ…



ロウル「それじゃ、次ですね」

アベル「ティアは回復魔法が使えるからな。そうなると……」


ティア「……」ドキドキ…


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

1:ティアの攻撃魔法才能

24(魔力はあっても、その性格から使いこなしきれない)<60

※専らヒーラーのようです

2:ティアの現在の回復技能

70(かなり高め。治療に関しては新米ながら正規兵を上回る)≧70

※基準値と同値の為、最前線の実践登用ができるレベルです

――


ティア「こ、これでいいですか?」パアァァ!


シア「おお~、なかなかですよ~」パチパチ

ロウル「流石ですねぇ。これならアベルさんの怪我もすぐになんとかなりそうです」

アーシャ「攻撃魔法は思っていた通り、苦手みたいですけど……」

エリス「大丈夫です。補い合ってこそ、です。ティアさんの分も魔法を撃ちます!」キュオオオ!

アベル「まあ、そもそも戦闘が起きないのが一番いいことなんだがな」



ティア(ど、どうだったんだろう……?)ドキドキ…



ロウル「――さて」パン!

ティア「!!」

アーシャ「これくらいにして、いよいよ――本番に入りましょうか」

ティア(き、来た……!?)

エリス「これは、かつての私達も通った道です……」

アーシャ「アベルの隊、つまりはこの城塞を拠点とするからには、必要な技能は当然あります」

アーシャ「次は……!」パチン!



ガラガラガラ!



パトラ「アーシャさん、これ本当に試験で使うんですか!?」

マックス「うっ……俺、なんだか頭が……!?」



鍋「……」ドン!



アーシャ「――調理技能判定です!」



ティア(ほ、本当にカインさんとネストさんの言った通りだ!?)


ティア(で、でも、戦いじゃない技能なら、可能性はある……!)グッ!



特殊判定
↓1コンマ二桁

ティアの料理技能

71(教会では子供にだって料理を振舞います。ある程度はできないと!)


――



ティアの判定連打の途中ですが、今日はここまで
レベルはある意味設定通りになったともいえますね。クリア後なので影響もないのでご安心ください
折角ですので、これまで城塞メンバーが取ってきたフレーバー判定のいくつかをティアがこなしていく流れです
その後はちょっと考え中ですが、アベルとの一線越えです
その時はまたちょっとお時間頂くかと思います

本日もありがとうございました!

こんばんはー
それではちびちび再開です

シアは要所要所で荒ぶってこっちのプロットを砕いていますが、
そもそも最初の戦闘の判定で一発でアベルサイドに転がったあたりからもうプロットは旅立っていたりします
というかこのスレ、唯一完遂したプロットは『アベルが皇帝を倒す』ってことだけかもです。いや本気で

――


……


ティア「そ、その……お口にあうといいのですが……」コト…

アベル「ほう、シチューか。いい匂いだ」

ロウル「それでは早速……」



――実食!!!――



アベル隊「「……」」パク


ティア「……」ドキドキ


アベル「うん、美味いな」

ティア「や、やった!」パアァ!

シア「聖国の基本をしっかり押さえた、優しい味です~」

ロウル「うんうん、これなら当番制でも大丈夫そうですね」

アーシャ「ええ。アベルは中々自分から作ってはくれないですしね?」チラ

アベル「う……し、仕方がないだろう?」

マックス「アベル皇子はいいじゃないですか。その気になれば作れるんですから!」

マックス「はぁ……落ち着いてきたし、またキアラちゃんに教わらないとなぁ」

ティア「……? アベル様はお料理が得意で、マックスさんは苦手なのですか?」

エリス「はい! アベル様のお料理も、とっても美味しいですよ!」

マックス「俺も、キアラちゃんのおかげでなんとか兵器から抜け出せたんだけど、まだまだなんだよ……」

マックス「あ、そういえばパトラ将軍はどうなったんです?」

パトラ「!?」

マックス「アーシャさんに結構見て貰ってたみたいですけど……」

パトラ「……」


おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁

パトラさーん!(白目)

パトラ、上達具合は?

パトラ料理レベル:20

20+コンマ05×1/2

=23(食べられる。食べられるんだけど……)


――


パトラ「それは、その……」シドロモドロ

パトラ「……」

パトラ「っ……ごめんなさいいいいぃぃぃぃぃぃ!」ガクーン!

マックス「ええっ!?」

パトラ「せ、折角アーシャさんが教えてくれたのに、私、私はあああぁぁぁぁぁ!」ダンダン!

アーシャ「……パトラさん、熱意は本物なんだけれどね?」

アーシャ「その、なんといえばいいのかしら……熱意がそのまま火力なっているというか……」

アーシャ「微塵切りが本当に木端微塵になったりだとか、ね?」

エリス「だ、大丈夫です! 私も昔はそれよりもっと凄い有様でしたから!」アセアセ

パトラ「うぅ、後輩のティアさんにここまで惨敗するなんて……」

パトラ「情けない先輩でごめんなさい……」ガクリ

ティア「そ、そんな……!? パトラさんは私よりずっと凄い人ですよ!?」ワタワタ

マックス(ま、まさか俺がパトラ将軍の踏み抜いちゃいけない部分を踏み抜くなんて……)オロオロ

アベル(……次へいこう。頼む)チラ

ロウル(ですね……)

ロウル「さて、ティアさんの料理が美味しいこともわかりましたし、次です!」

ティア「は、はい!?」

ティア(そうだ、まだ終わりじゃない……!)

アーシャ「次は……そうですね」

エリス「――お片付け、でしょうか?」

ティア(!! また、戦闘外の技能! が、頑張らないと……!)


特殊判定
↓1コンマ二桁

ティアの清掃技能

95>59(ちゃ、ちゃんと人並み以上にはできます!)

※基準値を下回った為、ゾロ目チケット発見ならず

――


ティア「よいしょ……」ゴシゴシ…

ティア「えっと……」パタパタ…

ティア「これで……」サッサッ!


ティア「い、いかがでしょうか?」


アベル「うむ……大丈夫そうだな」

アーシャ「ええ。でも、あえて言うなら……」スッ…

アーシャ「これはこうやって分類別に並べて」テキパキ

アーシャ「こっちはこうして、部屋の中の風の流れをよくして」テキパキ

アーシャ「見落としがちだけど、埃がたまりやすいここは要注意ね」サッサッ…


ロウル「……でました、アーシャさんの凝りっぷり」

エリス「ルーシェさんが拍手を送るくらい、徹底してますものね」

ティア「」

ティア(だ、駄目だ……ここでは、普通よりちょっと出来る程度じゃ、話にならないんだ……!)

ティア(なんとか、なんとか次で……!)

アベル「……落ち込んでいるが、ティア?」

ティア「は、はい!?」

アベル「十分できていたぞ? あれはアーシャの性格だから気にするな」

ロウル「そうですよ。それじゃあ、次ですね」

ティア「え、もう!?」

ロウル「えーと、とはいえ次は……ん?」

コロ…


酒瓶「……」


アベル「」

アベル(か、完全に撤去した筈の酒が何故!?)

アベル(この倉庫にまだ取りこぼしがあったのか……!?)



ティア「お酒……そうか、アベル様とお酒のお付き合いができるか否かの試験なのですね……!?」

ロウル「ま、待ってくださいティアさん!?」

ティア(わ、私はもう、前に進むしか……!)


特殊判定
↓1コンマ二桁

おーいっ!?(白目射出)
なんでここだけ荒ぶった!?

ちょっとアベル隊、酒に弱すぎぃ!!!

ティアの酔いやすさ

ティア:92(未成年の聖職者だもの!アベル隊の泥酔者その5)>90

※基準値を上回ったため、泥酔。脱ぎます


※参考・アベル隊酔いやすさ

アベル:19
エリス:91
アーシャ:91
ロウル:94
シア:100
パトラ:50
マックス:92

※今度こそ城塞から酒は全部撤去しましょう


――

――



――油断は、あったのかもしれない

――まさか大人しい彼女が、いきなり大胆な真似にはしることはないだろうと



ティア「い、いきますっ!」キュポ!


ティア「……」ゴッゴッゴッ…!


一同「「!!?」」


――転がり出てきた酒瓶に対し、魔力を行使しての開栓

――そしてそこから、瓶を逆さにしての直呑み

――どこか彼女の必死さを感じさせさえする、無謀な行為

――あのルーシェすら、そんな飲み方はしていなかったというのに……



ティア「……はふ……」


――軽く音を立てて、ティアの口から酒瓶が離れる

――瓶の中身が空になったのがよくわかる

――そして口の端からつぅと赤紫色の線を垂らしている彼女の様子は……



シア「あ……」



――懸命に蓋をして蓋をして、忘れようとしていた同職のシアは瞬時に悟った






――自分程ではなくとも、彼女もまた同類であるということを……




コンマ神『エロは苦手だって?じゃあ導入しやすくしてやるよ!』
こういうことかな()

ティア「……はへ~?///」ヒック…

ティア「アベルしゃまやみなひゃんが増えています~///」ヒック…



アベル「……なんで、この城塞にいる子はこうも酔いやすいんだっ!」ダン!



アベル隊一同((め、面目ないです……))ガクーン…



アベル「って、それは置いておこう。この流れは、不味い。このままだと……」


ティア「そんなにたくさんの方にみられるとぉ~///」

ティア「恥ずかしくて、火照って熱くなっちゃいまふ~///」ヌギヌギ

アベル「やっぱりか! おい皆、はやくティアを――」

ヌギ…



ドタプン!



一同「「なっ!?」」



一同((な、なんて大きさ……!? 下着で押さえて尚!?))ガーン!



ティア「まだ、熱いです~///」ヒック…

ティア「――アベル様ぁ~、また氷で、私を冷やしてください~///」ムギュウ!

アベル「うおおおおおおぉぉぉぉ!? まずい、ティア!? 離れろ!?」

アベル(俺の腕が、のみこまれている、だと……)

ティア「あっ……アベルさまぁ、はやくぅ……」ムギュムギュ!

アベル「み、みんなぁ!?」バッ!



エリス(もっと大きく……)ムニムニ…

アーシャ(うう、完敗です……)モニュモニュ…

ロウル(……リーナさん、私はもう、嫉妬の感情も消えそうです)ツー…

シア(あうぅ~……あれじゃあ、私よりもアベルさんにご奉仕しやすそうです~……)タプタプ…

パトラ(な、何故誰も動かないんですか!? え、これ止めなくていいんですか!?)




マックス「見たら駄目だ見たら駄目だ見たら駄目だ見たら駄目だ……!」ググググググ!

マックス「――でもやっぱり見ちゃうっ!!!!??」カッ!



アベル「おおい!?」モミクチャ

ティア「はやくぅ、はやく冷ましてくださいぃ///」ムギュー…


パトラ「や、やっぱり止めるべきですよね!?」ガス!

マックス「ぐへ!?」

パトラ「アベルさん、今お助けを!」バッ!


――

……




アベル「……」

シア「その~……ティアさんの回復、終わりましたけど~……」



ティア「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ゴロゴロゴロゴロ!



ロウル「……ですよねぇ」

アーシャ「ものすごく、気持ちがわかります……」

エリス「はい……本当に、お酒は危険な存在です……」

パトラ「……どうします? 入隊試験はまた後日ということにした方が……」

アベル「……いや、あえて続行させよう」

アベル「ティアのあの性格だ。別のことに意識を持っていかねば、おそらく当分はああだぞ?」

シア(それはそうですよ~……)

シア(むしろ、アベルさんや周りの方を脱がしてまわらなかっただけ、私よりずっと軽傷ですし~……)

シア(ここはあえて……)

シア「ティアさ~ん、このくらいで挫けては、アベルさんの部隊に入れませんよ~?」

ティア「――えっ!?」ゴロピタ!

シア「大丈夫、私よりもずっと傷は浅いですから~」

ティア(シ、シアさんは一体何を……!?)ガタガタ

アーシャ「……そうですね。不甲斐ない話ですが、あれくらいは私達も通った道です」

マックス「え!? もしかしてみんなティアちゃんみたいに――」

パトラ「マックス、静かに!」

アーシャ「それでは大変かもしれませんけど、次の試験は――乗馬です」

ティア(あ、あんな恥ずかしいことをした後なのに……!?)

ティア(こ、これがアベル様の部隊……! 何事にも動じない、黒鋼の騎士団……!)ゴクリ…

ティア(や、やらなきゃ……!)


特殊判定
↓1コンマ二桁

判定をとったあたりで今日はここまで
平和なコンマが続いた中で何故酒だけ90オーバーを出してしまうのか……
まあ後の一線越えに持っていきやすくなったと考えましょう
改めて見てもアベル隊の酒への適性の低さは驚きの一言です

途中ご指摘がありましたが、確かに清掃技能は合間合間で部分的にしかとっていない状態です
一部キャラは判定済ですが、上達したという体で後日改めて再度全体で取ってみてもいいかもしれませんね
……95以上をとられると私の首が締まるんですけどね(白目)

本日もありがとうございました!

こんばんはー
ほんの少しですが再開します

実はエリス以外登場人物全員50以上で馬を乗りこなせるという奇跡

ティアの乗馬技術

87(相当なレベル。馬の機動力で戦場を駆けるヒーラーになれる)


※参考・アベル隊乗馬レベル


アベル乗馬:100
シア乗馬:100
フィーア乗馬:100
ティア乗馬:87←ここ
アーシャ乗馬:84
パトラ乗馬:80
マックス乗馬:62
ロウル乗馬:53
キアラ乗馬:50
エリス乗馬:01


――


……


ティア「お、お願い……!」

ファフニール「ヒヒーン!」ドドドド!

ティア「きゃ、速い……!? ご、ごめんなさい、もう少しゆっくり……!?」ドウドウ

ファフニール「ヒヒン」トコトコ



ロウル「おー、凄いですね。アーシャさんやパトラさんと同じくらい扱いが上手いんじゃないですか?」

アーシャ「ええ、ちょっと驚きました」

パトラ「むむ……シアさんもそうですが、聖国の方は乗馬が得意な方が多いのでしょうか?」

アベル「そういえばリーナとアルフもかなりの腕前だったな」

マックス「うーん、王国騎馬兵としてはちょっと悔しいですね。もっと頑張らないとなぁ……」

シア「ふふふ~。見た目で人を判断したら、駄目なんですよ~?」ドヤ




エリス「…………」

エリス「いつか……いつの日か、必ず……!」グッ!



ティア(よ、よかった。これは自分でも、上手くできている気がする……)

ティア(これでさっきの醜態、少しは誤魔化せたかなぁ……?)



――

――


……


アーシャ「お疲れ様でした、ティアちゃん」

ロウル「素晴らしい腕前でしたね。これなら怪我人のところにもすぐに向かえそうです」

ティア「い、いえ私なんてまだまだで……」

ティア(さっきのお話を聞く限り……)

ティア(アーシャさんとパトラさんは私と同じくらいかそれ以上に乗馬が得意で……)

ティア(そしてシアさんは、その更に上……)

ティア(うう、わかってはいましたけど、壁が分厚いです……)




アベル「さて……」

アーシャ「ティアちゃんには……」

ティア「……」ドキドキ



特殊判定
↓1コンマ二桁

あぁっと!?
本当にこの子はもう……(白目)

試験終了! 合格! ティアの困惑は?

93>90


※基準値を超えた為……?


――


ロウル「これを贈呈しましょう!」スッ



『黒騎士団の証』



ティア「……え?」



アベル「――おめでとう、ティア。合格だ」パチパチ

アベル隊「「おめでとう!!」」パチパチ

ティア「え? え?」

ロウル「ああ、それは改良したアベルさんの隊の証みたいなものですよ」

ロウル「最初は陣羽織や装具だったんですけどね」

シア「普段も身に着けるなら、小さい方がいいと思ったんですよ~」

ロウル「という声を頂き、何パターンか用意するようにしました。個人的には腕章がおススメですかね?」

アベル「俺は変わらず、陣羽織だがな」

ロウル「あっ、酷いアベルさん! 折角一番丹精込めて作ったのにぃ!?」ヨヨヨ…

アベル「ち、違うぞロウル!? 決して嫌だとかそういうわけじゃない!」ワタワタ

ロウル「ふふ、冗談ですよ」ケロ

ロウル「アベルさんは隊を率いる将なんですから、やっぱり目立たないといけませんしね」

ロウル(あとアベルさんの装備は、そういった羽織りものにしておくと、後で私が匂いを嗅ぎやすいので……)

ティア「えっと、その……?」

ティア「つ、次の試験は?」

アーシャ「ふふ、だから合格ですよ?」ニコリ

エリス「そもそも、一応形式上やっただけですから。ティアさんの合格は最初から決まっていたんですよ?」

ティア「え、でも……だ、大事な試験、まだ残っていますよね?」キョトン

アーシャ「…………え?」

マックス(え、まだあるんですか!?)ヒソヒソ…

パトラ(し、知らないわ。私も正規の試験を通ったわけじゃないから……)ヒソヒソ

アベル(いや、通常の戦闘技能、城塞周りの作業で必要な技能、あらかた終わった筈だぞ?)ヒソヒソ

ティア「その……」
















ティア「――アベル様の性処理の、技能判定は……?///」










アベル「」

アベル隊「「」」





ティア「あ、あれ?」



――

――


……


アベル「……」

アベル隊「「……」」

ティア「……」オロオロ…



アベル「……俺は少し、疲労が溜まっていたのかもしれない」アタマオサエ

アベル「ありえない幻聴が聞こえてしまったようだ……」

ロウル「アベルさーん……幻聴じゃないですってこれ。私もがっつりキャッチしちゃいましたからねぇ……」

エリス「……///」

パトラ「……マックス、あなた何か吹き込んだかしら?」ジロリ…

マックス「滅相もないですよ!? あと俺も正直ティアちゃんの口から出る言葉にしてはぶっ飛んでて混乱してます!?」

パトラ「それじゃあシアさん……?」ジトー…

シア「違いますよぉ~!? ぜ、前科があるからって犯人扱いしないでください~!?」ワタワタ

アーシャ「み、みんな落ち着いて。冷製になりましょう」

アーシャ「冷静さを失えば、勝てる戦いも負けてしまうわ……」

アーシャ「一度みんな、深呼吸しましょう……」


スー…ハー…


アベル「……ふぅ」

アベル「よし、落ち着いたところで改めてティアに合格を――」


ティア「え、本当にないんですか!? アベル様の性処理試験!?」


アベル「ん゛ん゛っ!」ガァン!

エリス「アベル様!? 額を床に打ちつけないでください!?」オロオロ

ロウル「あー、駄目ですねこれ。落ち着いた分さっきよりはっきり聞こえましたよ……」

アベル「……」ムクリ…

アベル「いや、待て。もしかした聖国の正規兵の試験にはあったのかもしれない……」

アーシャ「な、なるほど!?」

シア「ありませんよそんな試験~!?///」

アベル「な、ならば何故……」

アベル「……ティア、落ち着いて答えて欲しいんだが」

アベル「なんで、そんな意味不明な試験があると思ったんだ……?」

ティア「え……?」



ティア「わ、私、どうしてもアベル様の隊に入りたいから……」

ティア「これでも、色々と技術は勉強したんです」

ティア「苦手だけど、戦いの鍛錬もして、魔法の勉強もして……」

ティア「でも、それだけじゃ駄目だ。アベル様の隊に入るには違う技術もいるよってカインさんとネストさんから――」


アベル「――ネスト。いるなら出てこい。一発だけ殴らせろ」

ロウル「あ、この時間は王国のお手伝いでいませんよ。逃げられましたか?」

アーシャ「……カイン様は、いる筈ですよね?」

パトラ「……模擬槍をもう一度投擲しておきます?」

エリス「いえ、もう80回程転がしましょう」

シア「え、えっと、えっと~!?」オロオロ

マックス(なんだろう……なんだか、嫌な予感がするぞ……?)


ティア「い、いえ。お二人がくれたヒントは、お料理とかですよ?」

一同「「え?」」

ティア「それから戦以外のお勉強、付け焼刃でしたけど、お料理やお掃除も頑張って……」

ティア「他にどんな対策をすればいいかと悩んでいる時に、気がついたんです」

ティア「――同じ女性隊員で、既にアベル様からの信頼を勝ち得ている人は他にどんな技能があるのか」

ティア「こっそり、見聞きして、参考にできればなって……」





アベル隊一同「「――はい?」」




マックス「……」ドキドキ…


ティア「そうしたら――」


~~


エリス「はふ……また、アベル様にされるがままでした……///」

エリス「もっとちゃんと、ご奉仕したいのに……///」

エリス「でも、アベル様に触れて頂けるだけで、私の身体は……///」


ティア「……」コソコソ…


~~

エリス「!?///」


~~


アーシャ「かなり仕事が山積みですね……猫の手も借りたいとはこのことかしら?」

アーシャ「……そういえば、アドルラン様には猫耳が有効だってヒバリさんが言ってたけど……」

アーシャ「アベルは犬派なの? 猫派なの? ロウルちゃんを見る限り犬派……? 犬耳と尻尾で四つん這い……?///」


ティア「……」コソコソ…


~~


アーシャ「待って!? 待ってくださいティアちゃん!?///」


~~


ロウル「ふー……! 今日のお仕事も、一段落つきましたかねぇ」

ロウル「後は洗濯物ですけど……」キョロキョロ…

ロウル「……頑張った私へのご褒美です。あっ……アベルさんの匂い……///」クンカクンカパタパタ!


ティア「……」コソコソ…


~~


ロウル「ぎゃーっ!? こ、この私がティアさんの存在を感知できなかったんですかぁ!?」


~~


シア「……」ドキドキ


スッ…


シア「や、やっぱり恥ずかしいです~///」E:紐水着

シア「色々と、はみ出ちゃっていますし~……」ムチィ!

シア「海ではやっぱり、着なくて正解でしたね~///」

シア「でも、アベルさんの前でだけなら……///」


ティア「……!?」コソコソ…


~~


シア「いやああああぁぁぁぁぁ~!?///」ゴロゴロゴロゴロ!

アーシャ「ちょっと待ってシアさん、水着の話詳しく!?」


~~


パトラ「ふふ、今日も子供達が元気そうで何よりですね」

パトラ「でも……子供、子供ですか……」

パトラ「……いつか、アベルさんとの子供も……?///」

パトラ「地位に関係なく、産まれてきた子は清く正しく育てたいですね……///」


ティア「……」コソコソ…


~~


パトラ「あああああああ!? 違うんです、違うんですー!?///」



ティア「――といったご様子でしたので」

ヒロインズ「「うあああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」」ゴロゴロゴロゴロ!

アベル「」

マックス(思わず前屈み……っ!///)キュ!

ティア「その、私みたいなだらしない身体の女では、アベル様も満足なされないとは思いますけど……!」





ティア「――なんでもします! あれから、エメリナさんとアイナさんにも相談して!」グッ!



ティア「――色々と、タメになるお話も頂きました!」



ティア「縛って叩いて吊るして蝋を垂らしてくださっても構いません……!///」



ティア「今はまだできませんけど、毎日のバナナの吸い潰し鍛錬も始めます……!///」



ティア「お口も前も後ろも全部なんでも捻りこんでいいです……!///」



ティア「その……全身に、氷を滑らせても、大丈夫です……!///」



ティア「だからどうか、どうかアベル様……!!!」バッ!



アベル「」


アベル隊「「」」



アベル(どうしてこうなった……)

アーシャ(……少し、参考にしたいところもあるけれど)

アーシャ(今はそれどころじゃありませんね。この反応は、どう見ても……)

シア(ティアさんも、アベルさんのことが好きで疼いて、仕方がないんですね~……)


――

アベル達の関係がバレ、同時にティアの願望も漏れたあたりで今日はここまで
なおティアに隠密スキルはありません。ヒロインズが油断していただけです

この後、少しだけやりとりをした後にティアとの一線越えに入ろうかと思います(本番手前まで入ったら再度アナウンス+しばらくお時間頂きます)
そして判定も無くなるため、これより↓からゆるゆる清掃技能判定を拾っていこうと思います(なおアーシャは最強の為判定から除外します)

本日もありがとうございました!

そういやエリスとシアに指輪は渡したものの、平和になっても結婚式はまだ執り行われてなかったな
...見たいなぁ

クリティカルキター!
てか>>495の時間帯からしてすげえなおい

今回どの位の規模でどの辺りまで判定の対象かは
まだ分からないけどね

背景はどんな感じだろ
・パパンがちょくちょくやってた年に1度の記念日で
大掃除みたいな良いものは今後もやっていこうという感じで皆で実施

・例によってアドルランが汚部屋をやらかしたところで
ルーシェの天使がテキパキやってるのを見たヒバリがルーシェに
魔翌力のベースとなる人の掃除スキルによって掃除に特化した天使とか作れるんじゃないかと提案
皆の前で確実代理となる天使を通じて掃除スキルが明らかになる流れ

・帝国の山岳地帯でフィーアと白帝竜が謎の遺跡(廃墟)を発見
フィーアなので「綺麗にすれば白帝竜さんの住処にできるかも!皆さん良かったら綺麗にするの手伝ってください!」とすごく真っ当な提案
参加メンバーは遺跡について重要視しつつ慎重に調査を行うも掃除スキルの差が調査の進捗に関わってあちらこちらでスキル低い人によるトラブルが……

咄嗟にありそうなのはこんな感じかしらね

こんばんはあ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁっ!??(空中四散)
えー……今日はちょっと遅くなったので更新お休み、明日の夕方あたりに少し自由安価を
投げたいと思いますというアナウンスのつもりだったのですが……
清掃判定はアーシャ(100)とエリス(確認したら100だったのでこちらも)除外した
>>485からの19連判定です
ので……>>495の00、>>496の95以上、>>497の66でゾロ目チケット獲得が決定です……(白目)
さらに>>495の時間が全てゾロ目という奇跡も加味してボーナス+1
計4枚追加獲得で3+4=7……?
捌ききれるのかな!? 怖いのでチケット追加は今回で最後にしておきます……
まあ平気だろうと油断して清掃判定取った私の自爆なんですけどね!
あと3番の33被弾も神がかってますねぇ……
……くれぐれも追加ゾロはご勘弁ください
それではまた明日、よろしくお願いします

こんにちはー
よかった追加ゾロなくて……もう致命傷だけど
それでは短いですが、一線手前自由安価まで投げておきます

――


……

~~事情説明~~


ティア「そんな、皆さんがアベル様の……!?」

アーシャ「ええ、その……///」

ロウル「なんと言いますか……///」

シア「いけないことだと、わかってはいたのですが~……///」

パトラ「アベルさんへの想いが募り、また彼女達からの許可もあったとなると、抑えられませんでした……///」

エリス「私としては、アベル様はみんなのものですから、大丈夫だと思ったんですけれどね」



マックス(アベル皇子……わかってはいたけど、なんて凄い人なんだ……!)ガクブル…



ティア「アベル様は、みんなのもの……」ゴクリ…

ティア(もし本当なら、私も……)

ティア(でも……)

シア「……」

シア「さっきの反応からして~、ティアさんもアベルさんのことが好きなんですよね~?」

ティア「……はい」

アベル「ティ、ティア……」

ティア「……帝国は、恐ろしい国だと教わっていました」

ティア「そして嫌だったけど、マラート司教の部隊に参加させられて、あの日……」

ティア「帝国の、皇帝ギルバートの恐ろしさを目の当たりにしました……」ブルブル…

ティア「およそ人が持つ力じゃないあの人を前にして、私は……神に祈ったんです」

ティア「――死にたくないと。助けて欲しいと。私は……聖国の勝利ではなく、自分の生を願ったんです」

ティア「私は、聖国のシスターとして失格です……」

シア「……」

ティア「……でも」

ティア「神は、私の願いを聞き届けてくださった」

ティア「あの場で殺されず、牢に連行されるだけで済みました」

ティア「私一人だけがカインさんに指名されて、今度こそ駄目だと思っていたら……」

ティア「そこに――アベル様が来てくださいました」

ティア「只々怯えて、ろくに尋問にも使えそうにない私を……」

ティア「罵声をを浴びせるでも、服を引き裂いて鞭を打つでもなく……心配してくださいました」

ティア「捕虜とはいえ敵兵の前で武具を投げ捨てて、私を落ち着かせるためにハーブティーまで淹れてくれて……」

ティア「私の話も、親身になってちゃんと聞いてくれて。泣きじゃくっても、優しく抱き寄せてくれて……///」

アベル「……む、むう///」

ティア「……すごく、安心できたんです。出会ったばっかりだというのに、とても」

ティア「この人なら大丈夫だって、聖国で神に祈りを捧げる時以上に、とても安らげたんです……」

ティア「……聖国もエカチェリーナ様達なら、かつてのような姿に戻してくれるかもしれません」

ティア「でも私はもう、あの安らぎを知ってしまったから。アベル様から、離れたくないんです……!

ティア「だから……!」

ティア「どんな扱いでもいいんです。ただ、アベル様と一緒に……!」ポロ…

アベル「……」

ロウル「やれやれ……これだからアベルさんは困りますねぇ」

ロウル「誰彼構わずに優しくしちゃうから、こうなるんですよ?」

ロウル「まぁ……そんなあなただから、私も……皆さんも、惹かれたんでしょうけどね」

アーシャ「……それでいて野心を持つ、強い眼差しと意志もですけどね」

シア「たまに意地悪なところも、ですね~」

パトラ「アベルさん、これははっきりすべき問題ですよ? それに……」チラ

エリス「あ、私は全然大丈夫ですよ? アベル様を慕ってくださる方は大歓迎です!」

ティア「え? え?」オロオロ

ロウル「エリスさんの許可もおりましたし、ティアさんの想いは今聞いた通りです」

アーシャ「私達も、異存はありませんよ?」

シア「というよりも~……なんだかさらに仲良くなれそうな気もします~」

パトラ「後はアベルさんの意思ですよ?」

ティア「え、その……!? いいんですか、皆さん……!? だって私……!?」

エリス「大丈夫。ティアさんの気持ち、私にもよくわかりますから……」

エリス「どうしようもなく怖くて悲しくて辛い時、アベル様が助けてくれて……」

エリス「一緒にいるだけで、満たされた気持ちになれる。アベル様の傍にずっといたい……」

エリス「私と、同じですもの」ニコリ

ティア「エリスさん……」

アベル「ティア……しかし……」




ノワール「――話は聞かせてもらいましたよ」





一同「「!?」」

アベル「母上!?」

ノワール「……アベル、それにティアちゃん?」

ティア「は、はい!?」ビクゥ!

ノワール「少し、話があります。あちらの部屋で話しましょう」

アベル「わ、わかりました」



ロウル「……相変わらず、ノワール様の気配も反応するのが大変です」

アーシャ「でも、これで大丈夫といったところかしら?」

エリス「アベル様とノワール様なら、きっとティアさんの想いにも応えてくれる筈ですよ」

パトラ「そうですね。そうなると残された私達はとりあえず……」


パトラ「――マックスの鍛錬を手伝ってあげましょう」


マックス「――!!??」ドキィ!


ロウル「あー、いいですねそれ。ティアさんの気配に気が付けなかった私も鍛え直しが必要ですし」

アーシャ「私も、ですね。恥ずかしいことを見られたばかりか暴露までされて――この感情、どこかへぶつけないと」

エリス「皆さんが鍛錬なさるなら、当然私も参加しますよ!」

パトラ「……とりあえずマックス?」

マックス「は、はい? なんでしょうかパトラ将軍?」

パトラ「――さっきの記憶と煩悩が吹き飛ぶ程度には、しっかり頑張りましょうね?」ゴゴゴゴゴゴ…

マックス「い、いやそれは……」チラ…

シア「大丈夫~。怪我をしてもちゃんと治してあげますからね~?」

マックス「」




――

――


ノワール「さて、ティアちゃん?」

ティア「は、はい!」

ノワール「あなたの気持ちが決まっていることはわかったけれど、本当にいいの?」

ティア「はい。アベル様と一緒にいられるなら、どんなことでも……」

ノワール「そうですか……ありがとう」

ノワール「我が子ながら、こんなにも多くの子に好意を持たれるというのは……母としては毎度嬉しくあり、誇れもします」

アベル「母上……」

ノワール「もう普通とは、かなりかけ離れてしまっていますが……」

ノワール「逆に言えば、もうあなたは一般的な体裁を保つ必要が無い状態です」

ノワール「アベル。あなたの決断であれば、私はもう何もいいませんよ」

ノワール「ただ一つ。彼女のこともしっかりと愛せると誓えるならば、ですが」

ティア「あ、お構いなく!? 私は叩いて縛られて転がされて穴とだけ認識されても――」




ノワール「――アベル、彼女に何を教えたのですか?」ビュゴオオオオオオオォォォォ!



アベル「」カタカタ

ティア「ち、ちがいます!? まだ、されてない、ですけど……その……」ガタガタ

ノワール「……念の為に聞きますけど、その歪んだ知識はどこで?」

ティア「その、マラート司教達から……帝国や王国の行う、代表的な行為だと……」

ティア「こ、怖くないといえば嘘ですけど、アベル様にならって思えちゃうんです……///」

ノワール(……アーシャちゃんといいシアちゃんといい、私の方がおかしいのかしら……?)

ノワール(あの人はあんな性格だったけれど、夜はとても……)

ノワール「……コホン。私が干渉しすぎるのも良くありませんから、あまり強くは言えないけれど」

ノワール「アベル、わかっていますね?」

アベル「ええ……」




アベル「――ティア」

ティア「は、はい!?




――

――


手前まで来た辺りで今日はここまで。そしてしばらく書き溜め時間を頂きたいと思います
相変わらず拒否も可能ではありますが、まあここまできたら一線越えは確定でしょう
というわけで、アベルからティアへの言葉、どんな愛し方をするかを自由安価
↓1~3あたりで(以降もよさげなのあったら拾います)
全てが採用できるわけでもないですし、拾った内容でもご期待にそえない可能性は高いです
あらかじめご了承ください

なおノワールはアベルの言葉を聞いた後に退出します

それではまた後日

すみません、トリが消えてますね……
改めて↓1コンマ二桁で

思ったより判定埋まるの早くてびっくりと思ったら、すっごいコンマでたなぁ……


01~50:アベル勝利
51~00:ティア勝利

特殊判定結果

アベルvsティア、夜の勝負の最終結果は?

アベル:夜99<ティア:夜100

アベルに補正-1

01~49:アベル勝利
50~00:ティア勝利


コンマ49

01~49:アベル勝利

※超ギリギリアベルの勝利!

流石にこれはちょっと追加描写いるかなぁ?
素早いご参加ありがとうございます
それではまた明日か明後日、よろしくお願いいたします

こんばんはー
だいぶ遅くなってしまい申し訳ありません……
それではティアパート、投下していきます

――

アベル「もう少し、自分を大切にした方がいい」

アベル「……君は聖職者として失格なんかじゃない」

ティア「え……?」

アベル「父上に恐怖を刻み込まれたあの時の君は、確かにそのまま散ってしまいそうな危うさを感じた」

アベル「そんな君が、俺を……俺達を信じて、聖国のことを話してくれた」

アベル「そればかりか、負傷した帝国兵の治療まで。他の兵から売国者と罵られる恐怖もあっただろうに……」

アベル「それでも、協力してくれた。それは聖国を想ってのことだろう?」

ティア「そ、それは……そうですけど……」

アベル「ならば恥じる必要はない。聖王にあったように、君にも君の真っ直ぐな強い想いがあったということだ」

アベル「そして戦争が終わった今も、俺の隊に入りたいと言ってくれている……」

アベル「……俺でよければ、今後とも助けて欲しい。無論、俺もティアを支えると誓うよ」

ティア「ア、アベル様……」パアァ!

アベル「……流石に、ティアの全ての期待に沿えるかどうかはわからないが……」

アベル「君が精一杯応えてくれたように、俺もティアの望みには頑張って応えるよ」ギュ…

ティア「あっ……///」

アベル「もっとも、男女の愛の形は色々あると知ってはいるが、俺としてはあまり手荒な真似はしたくないんだがな」

アベル「まあそれは、おいおい探っていくとしようか……」チラ

ノワール「……二人とも、本当に程々にね? それじゃあ、頑張るのですよ?」スッ…!

アベル「……ティア、覚悟はできているか?」

ティア「は、はい……!///」ギュ…


――

――


「……っ」


寝台の上で、ティアは小さく喉を鳴らす。
元より覚悟は決めてきた。できる限りの知識を吸収し、身体も清めてある。

――自分を恐怖の淵より救ってくれた皇子に仕えるため、性処理の道具にでもなんにでもなる。

およそ聖職者の、臆病な少女の至る発想ではない。
しかしそれでも、それが振り絞った勇気の一つであることも事実。
安寧の聖国で慎ましく暮らしてきた平凡な自分が差しだせるものなど、この身しかない。
そう、覚悟は決めていたのだが。

「そうかたくなるな、ティア」

「は、はい……!」

今の状況は、決めていた覚悟とは少し違う。
奴隷のように、道具のように、雑に扱われる覚悟を決めていたというのに。
投げかけられる声は柔らかく、身体も優しく寝かされた。
――道具でいいという覚悟が、ぐらついてしまいそうになる。
浅ましくも吐露してしまった、皇子への想い。
目の前の青年に愛されたいという欲が、首をもたげてしまう。


「あ、アベルさ、ま……っ!?」


揺れ動き、緊張で強張る身体はまだ思うように動かせない。
それを察し、アベルは少女の唇に優しく触れる。

「ふぅ……んっ……ぅ」

激しさや痛みなど無い、慈しむような口づけ。
そのまま下唇を挟み込んで、食むようにゆっくりとそこを弄ぶ。
想像とは違う――しかし何故か心音が高まる行為に、少女の口からは濡れた吐息が零れ出る。

「んふぅ……ふっ……ふぅ……ちゅぅ……」

緩やかな、しかし初めての刺激にやがてティアもすぐに順応していく。
すぐさま吐息だけでなく、唾液までもが漏れ始める。
アベルがそれを掬いとりながら、今度は自身の舌と唾液を交換するかのように挿れれば、
たどたどしくも舌が絡められる。

(こ、これが、キス……)

耐える必要などない、むしろ自ら積極的に受け入れたくなる甘美な刺激。

(な、なんだろう……身体が、お腹が、むずむずするような……?)


――もっと、欲しい。


予想をしていなかったそれはしかし、確かに聖職者に欲望の種火を生み出させる。
やがて離れ行く唇に縋るように舌をのばしてしまった事実を、彼女は知らない。



「……脱がすぞ?」

「あ、う……ま、待ってくださいアベル様……」

「ん?」

そうして蕩けている間に響いた声は、僅かにティアを現実へと引き戻す。
わかってはいた。わかってはいたが、それでもやはり恥ずかしいものは恥ずかしい。
密かに想いを寄せていた者に、自分の誇れない場所を晒すのだから。


「その……こんな、だらしない身体で、申し訳ありません……」


それでも、もう後には引き退がれない。
意を決し、ティアは自ら法衣をゆっくりと脱ぎ去る。

「こ……こんな……っ」

露わになる、これでもかと立派に実った胸。
消え入りそうな声と共に下着も取り払われれば、それはさらにその存在感を増した。


「……っ」


今度はアベルが小さく喉を鳴らす。
彼はこれまで幾人もの少女を抱いてきたが、これほどの大きさのものには出会ったことがない。
規格外と言っても相違ないであろう程に立派だからこそ、同時に少女がこれを苦手とするのもわかる。
以前の海で、そして今。彼女の口から出てきたのは否定の言葉。

「……そんなことを言うな、ティア」

「で、でも……」

「――すごく、綺麗で。すぐにでも触りたい衝動に駆られるぞ?」

「そ、そん――んあぁぁっ!?」

尚も自分を卑下しようとするティアに、アベルは軽く微笑むと同時にその豊満な胸へと手を伸ばす。
その言葉に偽りはないと、示す様に。

「んあ、ぁ!? アベル、様ぁ……!?」

ティアの白く穢れの無い髪が微かに揺れ、澄んだ青い瞳は潤みを帯びる。
その容姿と普段の控えめな態度は相まって、まさしく彼女は清廉なシスターと言えたことだろう。
だがしかし、今の目の前でふるえる魅惑の肉だけは真逆のもの。
雄の本能を刺激するそれはまさに禁断の果実とすら呼べた。

「ん、んうぅ!?」

「これは……すごいな」

ぷっくりと主張する乳首が掌で転がされる度に、ティアの口からは甘い声が漏れる。
アベルもまたずっしりと、しかししっとりと手に絡み付いてくる柔らかさに小さく感嘆の声を漏らす。
指が沈み込み、その形を変えていく肉の柔らかさは本当に魅力的だ。
柔肉を持ち上げるように、下から上へと揉みあげ、時折先端を捏ねくり回せば、やはりティアはその身を震わせる。


……


「……」

胸への緩やかな愛撫はまだまだ続けられる。
いつまでも触っていたい。そう思えてしまうほどのものであったが、しかしアベルは溺れきってはいなかった。
大元の知識を叩き込んだ母の影響だろうか。それともこれまでの黒騎士としての性だろうか。
或いは、これまで抱いてきた大切な少女達の影響だろうか。
――アベルはティアの様子に注目していた。


「はっ……! はぅ、……んっ……!」


たぽたぽと量感を楽しみつつ刺激してやれば、変わらず甘い声を漏らしている。
その顔は上気し、初めての快楽にその身体を震わせている。

(私の、苦手だったこの身体を、アベル様が、こんなに……っ!)

息を荒げながらも、ティアも内心で喜んでいた。
自信の持てなかった、ともすれば忌み嫌ったといってもいい自分の身体を、想い人がこうして飽きずに求めてくれている。
それは確かな悦びとなり、顔にも表れているほど。

それでも、アベルにはある予感があった。

先に口にしたように、応えられるならば応えたい。
欲深い帝国の皇子は、これまで複数の大切なものにもそれぞれ全力で応えてきた。
悦びの表情の中に見え隠れする反応。それはきっと……


「――ティア、遠慮することはないぞ?」

「え、遠慮だなんて、そんな――」

「なら、その切なげな顔はなんだ?」

「あっ……」

知らず知らずに捩らせていた肩。
すり合わされた両の太もも。
そして震える瞳の奥に見えた――もっと刺激をくれという欲望。


「――これならば、満足か?」

「ひぅ――!?」


二本の指で挟みこまれた頂が、強めに捻られる。
敏感な場所への痛みを伴う強い刺激。
しかしそれによりあがった声は、先程までよりも甲高いもの。
紛れも無く、よりその身を悦ばせた反応であった。



「……優しくするよりも、こちらの方が好みのようだな?」

「あっ……ふぁぁ……そ、そんなことはぁ……!?」

身体も声も震わせながら、否定の言葉を口にする。
聖職者としての、もはや意味を為していない意地だろうか。


「そうは言うが……ここは、悦んでいるようだぞ?」

「っあぁ……、そんなに、揺らさないでぇ……!」


自分のだらしのない、しかし認めて貰えた大きな胸が弄り回され、激しく目の前で揺れ動く。
それがそのまま自分が乱れ狂っている様に見え、ティアは思わず赤くなった顔を両手で隠そうとする。
しかし自ら視界を塞ぐことは、見事に悪手となった。


「いやらしい子だな、ティア。こんなに乳首を尖らせて……」

「あぁっ!? そんなに、弄らないで……ぐりぐり、だめぇ……!?
 ひっ、ふっ!? やめ、伸ばしちゃ……搾らないで、あん、はあぁ……!?」

「まだ胸を触っているだけだぞ? それだけでこんなに乱れて、それに少し痛い方がいいのか?」

「んぁぁっ!? やっ……舌ぁ!? 舐め……吸っちゃぁっ、ま、待って、噛まあぁぁぁぁぁ!?」


その隙に蹂躙する手はさらに無遠慮に胸を虐める。
捏ねくり回し、まるで乳牛にするかのように伸ばし、搾るように。
舐めまわし吸いつき、歯を立てて。
当然いずれの経験もない少女は幾度となく身体を跳ねさせ、嬌声をあげ続けた。


「し、知らない……私、こんなの……ふああぁぁ!?」

「――もっと、もっと、アベル様ぁ……!?」


舌を差し出し、涙を零しながらティアは懇願していた。
この悦楽を、もっと知りたいと。
聖職者だからと、一介の衛生兵であるからと、抑えていた蓋はあっというまにもたらされる快楽で吹き飛んだ。

「キスもぉ、おっぱいもぉ……っ! 抓られたり、噛まれるのも、全部気持ちいいんですぅ……!」

「ちゃんと、ご奉仕もします……だから、アベル様もっと、もっともっと教えてください……!」

「……ああ、勿論だ。ティア……」

一度吹き飛んでしまえば、もう遮るものは何もない。
己を押し込めることに慣れてしまっていた少女の口からは、ありのままの言葉しか出てこない。
偽りの無い、本当の自分。取り繕わなくていい、周りの目を気にしなくてもいいという解放感。
涙は零れているが、それは歓喜によるものだ。
アベルは彼女に応えるように抱き寄せ、その頭を優しく撫でてやる。



――だからまだ、ティアの濡れた瞳の奥の炎には気がつかない


――


やがて散々に胸を弄り倒されたティアは、今度は自分がと奉仕を申し出る。
自分ばかりが快楽に溺れてばかりでは駄目だと、他者を思いやれる彼女はやはり根は聖職者なのだろう。
アベルは薄く笑みを浮かべると、ズボンを脱ぎ去りその逞しい雄の証を曝け出す。

「ふわぁぁ……!?」

いきり立ったそれを見たティアも思わず声を漏らす。
おそらくは初めて見たであろう物は、聖職者の少女にはあまりにも衝撃的なものだろう。

「……ティアの様を見ていたら、俺もこんなになってしまったよ」

「あ、う、そんな……恥ずかしい、です……」

「奉仕、とは言うがな。あまり無理はしなくていいんだぞ? 俺が――」

「いえ、お……お任せください!」

助け舟を出すが、それはあっさりと拒否される。
心が折れる寸前で奮起したように、やはり彼女にも譲れない意地はあるのだろう。
いざとなれば途中で止めさせ、ゆっくりと可愛がってやろう。
そう考えたアベルは短く「わかった」とだけ答え、ティアが奉仕をしやすい体勢をとった。


「で、では……失礼致します……」


おずおずと、その白い手が伸ばされる。
やがてその人差し指が触れた瞬間――


「っ!?」


アベルは、その身を大きく震わせた。
無垢で無知な少女の指が少し触れただけ。それだけの筈なのに。
アベルも剛直した肉棒も、大きく反応してしまった。

(な、なんだこの感覚は……!?)

まるで強敵と出会った時にも似た感覚。
ぞわりとした、死力を尽くさねば狩られるという警鐘にも近い。
そう考えているうちに、ティアの残りの指も絡められていた。

「うっ……」

そして思わず声が漏れた。
ゆっくりと上下に動かされる手。
すべすべとしたそれに優しく扱かれるうちに、ゆっくりと先端がぬめりを帯びてくる。

「アベル様、気持ちいいですか……?」

「っ、あぁ……」

朱に染まった顔で聞かれ、アベルは素直に言葉を返す。
きっと自分も今頃は同程度には染まっていることだろう。
返答に小さくよかったと呟いた少女が、実に愛おしく――


「では、続けさせて頂きますね。……はむっ」

「っ……くぅ!? ティ、ティア……っ!?」


そして実に、淫らに見える。
素早く咥えこまれ、アベルの口から漏れた喘ぎ声は先程よりも大きいものになっていた。





アベルも当然、この手の奉仕の経験はある。
しかしそれでも、この状況は異様。愛しさの中に戦慄が混ざっていることを否定できない。
紛れも無くティアは聖職者であり、未経験。
それは先程ついつい胸を可愛がり過ぎた時の反応からも明らかだ。

「んんっ、アベルひゃまの、ほおひいです……」

苦しげに咥えながらも、しかしその顔は蕩けたもの。いや、それ以上と言えた。

(大きくて、硬くて、そして――美味しいです……)

アベルからの視線を感じながら、しかしティアは口内の熱にうっとりとした表情を浮かべる。
僅かに感じる塩気、芯は硬くしかし表面は程よく柔らかい男の肉の味……
初めて感じる未知のそれに、ティアの全身は震えあがっていた。
そして瞬時に本能で理解する。自分の身体に火がついたと。自分の身体はこれがたまらなく欲しいのだと。


「ん、はぁ……んむっ! ん、んちゅ……!」

「ま、待て、ティア! くっ、これは……!?」


経験が無いと言うのに、躊躇いの無い口淫。
貪欲なその動きを目の当たりにし、静止をかけるがそれは無視される。
眠っていた少女の、ある種の才とも言えるものが目覚めてしまったのだと悟ったアベルは瞬時に思考を巡らせる。
静止は聞かず、ここまで熱烈に求められては――自分がもたない。
普段であれば、それも構わなかっただろう。しかし今は普段ではない。
想いを打ち明けてくれた少女との、初めての行為なのだ。
経験を積んでいる自分が先に達してしまうのはいかがなものか。
アベルの男としてのプライドは、それを許さなかった。

「……ティア、すまない!」

「え、きゃっ!?」

とにかく、今日ばかりは自分がリードしなくては。
その一心で、アベルは詫びの言葉をいれつつティアを寝台へと押し倒す。
そしてそのまま彼女の上に馬乗りのような格好となり、唾液でてかる肉を前へと突き出す。
少々手荒ではあるが、先程の反応からこの程度ならば大丈夫であろうという予測。
そしてしっかりと膝で自重を支え、ティアには重さが伝わらないようにもしてある。
基礎の身体能力は雲泥の差。こうして跨り、仰向けでなお立派な大きさの胸を可愛がってやれば……
再び自分に主導権が回ってくる――筈であった。

「くっ……!?」

谷間に挿入されたそれは、極上の柔らかさに包まれる。
先走った汁と唾液で滑りは十分。腰を振ればその柔らかさを存分に堪能できる。
さらに少女を上から見下ろし、乱暴に胸を犯すかのようなその動きは支配者の愉悦。

「アベル様っ、こう、でしょうか……!?」

しかしその体勢に持ち込まれたことで昂ぶったのは、アベルだけではない。
心の奥底で被虐的な願望を持っていたティアも、この状況に昂ぶっていたのだ。
彼女は誰に教わったでもなく、両の胸を左右から支えてより強くアベルを挟み込む。
胸を犯すつもりが、まるで胸に犯されているかのような感覚に、アベルは奥歯を噛みしめる。

(なんなんだ、この子は……!?)

攻勢に回ろうと迂闊に攻め込んだ結果、逆に絡め取られた。
なんとか食いしばり耐えようとするも、奉仕を中断させられたティアもまた黙ってはいない。


(アベル様の、おちんちん……熱くて、胸がどうにかなっちゃいそう……)

ぬちゅぬちゅと音をたて、自分の胸が肉の布団のように使われている。
そのことにも悦びを感じてしまい、下腹部も熱くなっていることがわかった。
だがそれ以上に、ティアは酔っていた。

「く……ぉぉ……!」

心優しいが、城塞外では冷静な表情でいることが多いあの皇子が。
自分の身体で、ここまで呼吸を乱してくれている。
そして、腰が突きだされると同時に谷間から抜け出てくる赤黒い熱棒。
目の前に広がる光景、そして魅惑的な匂いを前にして、少女のタガは完全に外れてしまう。

(もっと、ご奉仕しなきゃ……もっと、アベル様を……!)

「ぐっ……!?」

アベルは震えあがる。
ティアが僅かに上体を起こしたかと思えば、胸から飛び出たそれにむしゃぶりついたのだ。
それも先程以上。根元まで一気に咥えこみ、口内ばかりか喉奥まで使っての奉仕。
当然無理をしているのであろう。苦しそうに涙を溜めながら、しかしそれでも動きを止めることはしない。


「んっ、むぐっ……んんむ、んむぅ……! ん、ん、じゅる……んじゅ……!」

「ティ、ア……! まずい、それ以上はっ……!」


先に白旗を揚げたのはアベルの方であった。
しかしもう、止まることはできない。柔らかさに包まれ、口腔内の温かなぬめりに喉奥の締め付け。
駄目だとわかっていても、どうしようもない。そしてティアもまた、逃がすまいとより強く咥えこむ。
そして……


「うっ、くぅ……!?」

「ん、んむぅっ~~~~!? ん、んふぅ……、ん、んん……っ」


一際強く腰を突きだすと同時に、ティアの喉奥に濃密な精液が吐き出される。
口内とはわけが違う射精。逃げ場の無い粘液はそのまま飲み干すしか手はない。
与えられる快楽に負け、穢れを知らない少女に非道な行いをしてしまったと気がついた時にはもう遅い。
未だ精液を吐きだし続けるそれを無理矢理に引き抜き、アベルは慌ててティアの様子を伺う。


「ん、く……!」

「ティア! 大丈夫――」




「はぁ……アベルさまぁ、今の……すごく、よかったですぅ……♪」



だが、返ってきたのは全く想像だにしていなかった微笑みであった。
起き上がった彼女の顔は本当に満足気で、その身体も小さく震わせていた。
どうにも今の射精により彼女も軽く達したようだが、本当に快楽を得られたというのだろうか。
白い胸も熱のせいか激しく動かし過ぎたせいか、僅かに赤くなってしまっている。
罪悪感すら覚えるアベルに対して、ティアは余韻に身体を震わせながらに次の言葉を口にする。




「――その、お願いが……」



――

――



「ん、はあぁぁ……♪」



ティアの甘い声が、室内に響き渡る。
今の彼女の格好は、全裸に目隠し。さらには荒縄で全身を縛られている状況だ。
縄の要所要所には結び目があり、そのうちの一つは誰も受け入れたことの無い秘所に食い込んでしまっている。
常人であれば苦痛と恐怖を感じるであろう状況で、しかし既に愛液の水たまりがそこにはできあがっていた。


「……」

「ん、あっ♪ あはあぁぁ……♪」


アベルは黒騎士の仮面を被り、極力無表情のまま縄をさらくきつくする。
そうすればさらにティアの嬌声があがり、小さく水音も聞こえてくる。
彼女の願い通り、束縛し軽い痛みを与えてみればこの通りである。
先程の手荒い扱いを未だに悔いているアベルにとっては、頭を抱えたくもなる事態と言える。
ここまでくればもう言い逃れはできまい。ティアは、被虐趣味だ。
しかし元は臆病であった彼女が、最初からそうであったとは考えにくい。
つまりはこの行為の途中から、あるいは以前の扱いから、どこかしらで彼女をこのような趣味にしてしまったのは……


(また、俺が原因なのか……?)


悲しいことに、アベルは既に前例を作ってしまっている。
それもなんの因果か、同じ聖国の聖職者だ。
こうして予想外の願いにも手慣れて対応できてしまうのも、ある意味で彼女のおかげであると言えるだろう。


「ア、アベル様、もっと、もっと……氷も、お願いします……♪」


そしてこの言葉を聞いた瞬間に、アベルは確信する。自分のせいであると。
少し前にも氷がなんだと言っていたが、これはあの海で遊んだ日の自分の行為が原因で間違いない。
色々と謝りたいと同時に、ここまで至ってしまってはもはや手遅れと言う諦観すらある。


「ティア……」


しかし、縛られ視界を塞がれている彼女は、身を捻らせ焦がれる様な様子だ。
苦痛には思っていない……いや苦痛を快楽と思っているのだろうか。
わからないが、とにかくティア自身はこの状況を悦び、さらなるものを望んでいる。
ならば自分が今一番すべきことは何か?

(……最初に、約束したじゃないか。応えられるだけ、応えると……!)


意を決したアベルは、再度仮面を被りなおす。
濃紫の瞳を冷たく光らせると同時に、掌に魔力を集める。
戦闘に使用する殺傷力の高い黒氷ではない、空気中の水分と魔力を混ぜて固めただけの小さな氷塊。
片手で握り込めば、ぶつかり合い軋み合い、音を立てる。
それをティアの耳元へ持っていき聞かせれば、彼女の身体はふたたび小さく震える。


「――期待しているのか? とんだ好きものだなティア?」

「ん……ご、ごめんなさい……! で、でも、私、私ぃ……!」

「――ああ、俺は構わないぞ? ティアがどれだけ淫乱な娘でもな……?」

くつくつと低く笑うアベルの緩やかな言葉責めにすら、ティアはその身を震わせる。
なんと言われようとも、もう彼女も止まれなくなっていた。



――



「ふむ……」


氷をかちゃかちゃと鳴らしながら、アベルは思案する。
流石に氷を用いた攻めというものは、未経験だからだ。
そもそも氷を常備できる環境も少なければ、氷魔法の使い手も希少なのだ。
まさか男女の営みにおいて氷を用いるなどとは、考え付いても実行に移さないのが普通である。

「――ならば、ここはどうだ?」

「ひっ――!?」

そして氷の二粒は、ティアの乳首を挟み込みことに使用された。
急激な冷気。硬い固形物に押し潰される痛み。

「ほう……これすら、悦ぶか。本当に、未経験の聖職者とは思えんな?」

「あっ、ふぅぅ……これ、これぇ……すごく、ぞくぞくしちゃう……♪」

普通の人間であればやめてくれと叫ぶであろう行為も、目覚めてしまった少女には快楽にしかならない。
身を捩らせれば縄がさらに食い込み、さらなる愛液を撒き散らす。
種類の異なる刺激に、ティアの身体は震えが止まらなくなる。

「こんなに辛そうにして……それでも、この氷がいいのか?」

「んひいいいぃぃぃぃ!?」

冷え固まった先端に、ゆっくりとあたたかい舌が這わされる。
通常よりも激しい温度差に加え、視界を塞がれているティアは見えない分感覚がより鋭敏となっている。
存分に舐め転がされた後は軽く歯を立てられ、身体は大きく跳ねる。

「いい反応だな。まさか、噛まれることすら良いと思っているのか」

「んっんあぁぁぁ!? ひ、ふぅ、ふあああぁぁぁ♪」

氷はまだまだある。その気になれば、さらに生成できてしまう。
背中に押し付けるように指でなぞってやれば、やはり身を捩らせる。
肩や首元に置いてやれば、すぐさま溶け出して鎖骨に小さな泉を作り出す。
冷水を舌で掬い取りながら噛んでやれば、幾度となく歓喜の声があがる。

(なるほど、氷を用いればいつも以上に感覚が鋭くなる、か……)

ティアの素質も大きいのだろう。
しかし母の教えもあり粗方の女の悦ばせ方は把握したと思っていたアベルも、これは予想外の収穫であった。
ここに来てまさかまだ知識を得られようとは。加減はするが、他の愛すべき者達にも使ってやるのもいいかもしれない。

(……いや、今はティアに集中しなくてはな)





――



きっと今、自分は嗜虐的な笑みを浮かべているのだろう。
それを理解しつつ、アベルは手を休めることはしない。
氷で全身を撫でてやりつつ、舐めまわし、歯を立て、より熱を感じさせる。


「んっ、んんううぅっ♪」


もはや聖職者は取り繕うこともせず、快楽に身を捩らせ続ける。
堕ちてしまっている。

――ならば、もっと徹底的に。

彼女の望み通りに。
或いはどこまでも清楚かつ淫猥な少女に、仄暗い欲が芽生えたのか。
わからないが、氷を握ったアベルの手にもはや躊躇いが無くなっていたのは事実。


「アベル、様? どう――しっ!??」


息を詰まらせ、一際大きくティアの身体が跳ねた。
これまでで一番強い冷たさが、体内に浸食してくれば当然の反応だろう。


「とろとろだな……。まさかこんなすんなり入るとは思わなかったぞ?」

「あ……はぅ……冷たいのと、アベル様の、指が……入ってきたぁ……♪」


アベルが氷を一粒挿れたのは、ティアの未だ穢れを知らない秘所だ。
自分の指よりも、男性器よりも、何よりも先にそこへ侵入したのは氷。
純潔の証を突き破るような真似はしていないが、それでも初めて受け入れる異物が氷など、普通ではない。

「あ……あふぅ……♪ やっ……冷た……♪ ああぁぁ……♪」

「……これさえ受け入れるか。本当に驚かされるよ。
 その様子なら、氷だけあれば俺のものは必要ないかもしれないな……」

膣内へと埋めていた指がぬるりと引き抜かれる。それと同時にまた身体は震えて水を撒き散らす。
身を捩る彼女の穴から溢れ出る液体は、果たして解けた氷なのか愛蜜なのか。
もうそれも判別できないほどに、彼女の周りはぐしょぐしょになっていた。

「や……やぁ……」

倒錯的な快楽を得ていることは疑いようも無く。
道具と氷だけでここまで乱れ果てたとなれば、確かにもう男という存在も不要なのかもしれない。
どこか氷のような冷たさを含んだ言い方で告げられたその言葉に、再びティアは身を震わせる。
――ただし今度は、何時かと同じく恐怖によって。


「や……です……アベル様が、アベル様のが……欲しいんですぅ……!」


目隠しを滲ませながら、ティアはすぐさまに泣き出した。
もう羞恥心よりも女としての欲望が完全に勝っているようではあるが、泣かれるのは想定外であった。

「あぁ。悪かったな、ティア……」

少し虐め過ぎたかと後悔しながら、アベルは目隠しを取り払って少女の目元を拭う。

「確かにティアは、こんなものでも十分な快楽を得られる、相当な性癖の持ち主のようではあるが……」

「そ、それは……」

「――――こんなものなど必要ないことを、お前に教えてやろう」

その言葉を聞いた瞬間。
恥辱に染まっていたティアの顔が、さらに赤く染まる。
言葉の端に現れる確かな自信。この後、自分の身を持って知ることになるであろうそれを想像し、
下腹部の疼きはより強くなるばかりであった……


――

――


「……あえて、もう何も言わないぞ。いいな?」

「はい……どうか、お願いします。アベル様……」


道具を全て投げ捨て、生まれたままの姿で二つの影は重なろうとしていた。
向かい合い、微笑み合い。
その顔の裏に隠された、昂ぶりきった劣情を、これから全て解き放つ。
それを考えただけで、蜜壺の蜜は勝手に溢れだす。
破瓜への恐怖など微塵も無い。はやくはやくと、無意識の内に腰が動いてしまう。





「――いけない子だな……まったくっ!!!」

「――っぁ!? あああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ♪」





ぶぢゅりと、容赦無く神聖な場所に熱杭が打ち込まれる。
本来であれば痛みを伴うであろうはずのその行為も、ぐずぐずに蕩けたそこはしっかりと受け入れてしまう。
痛みは一瞬。あとはどうしようもない幸福感が、少女の最後の理性の壁すら溶かし尽くす。


(あぁ……本当に、容赦が無いのですねアベル様……)

(私の身体で最も大切な聖域が、最も弱い場所が、今まさに――蹂躙されている……)

(それだというのに、神よ……)

(どうして。どうしてこんなに激しく蹂躙されているのに――こんなに幸せなのでしょう?)

(こんなに激しいのに、優しくて、あたたかくて……)

(もう痛みなんてどこかに行っちゃって、一突きされる度に……)

(私の身体が、アベル様の形に作り変えられているのがわかるんです……♪)

(こんなの、こんなの覚えちゃったら♪ もう、もう……私は……♪)



「いいっ♪ アベル様の、いいのぉ……♪」

「覚えちゃうのぉ! だらしないだけじゃなくて、いやらしい身体になっちゃうぅぅっ♪」

「ん、くぅ……! だから、だらしなくなんてないと、言っただろう?」

「ああああぁぁぁっ!? だ、めぇ……突かれながら、そこ噛まれたら、ますます……♪」



無遠慮な抽挿。容赦のない胸への愛撫。
初夜にしてはあまりにも激しすぎる交わり。
それでも、二人が止まることは無い。

ぶつかり合う肉と肉。
止まらぬ粘着質な水音。
荒い息遣い。


「本当に、いやらしい子だなティアは……っ!」


打ちつけながら、アベルはこれまでにないほど汗を滴らせていた。
気を遣ってやらねば。そうは思っているのだが、それ以上に求めてくるティアの動きは完全に予想外であった。

「はい……♪ 私は、どうしようもなくいやらしいシスターでしたぁ……♪」

「神よ、申し訳ありません……♪ もう、私はアベル様のものになってしまいました……♪」

「アベル様、私の身体……好きにしてください♪ もっと、滅茶苦茶にしてぇ♪」

「ぐっ……!?」

目の前で激しく揺れ動く極上の果実。
先端を摘みひきのばしたり、捏ねくり回してやればその度に膣壁がよく締め付けてくる。
何をしてもいい反応が返ってきて――アベルの射精をよりはやく煽ってくる。

「っ……ああ、お前の望みどおりに、なっ!」

「んんんんんんんっ!?」

まさか、初めての彼女を相手に自分が先に膣内に出すわけにもいかない。
多くの少女に手を出してきた、彼女達の好意に甘えてきた女の敵と言われても仕方がない所業。
それ故にアベルは誓っている。必ず全力で彼女達全員を愛し、そして満足させてやるのだと。
しかしこのままでは、その誓いが危うい。
気を遣う余裕がどんどんと無くなっていく。突き出される一撃も、徐々に強くなっていく。


「はあっ……ぁ、アベルさまぁ……!」

「ティア……っ、そろそろ……っ!」

「あっ……♪ あぁっ♪ くる……何か、きちゃう……っ♪」


ティアが身体を震わせ、膣壁がさらに蠢く。
彼女の限界が近い報せに、アベルもさらに動きを速めてこれに応える。


「あ――あっ、あっ……ん、んやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!?」

「く、あああああぁぁっ!?」


そして僅かに早く、ティアが激しく潮を吹きながら絶頂を向かえる。
それによる強烈な締め付けを受け、遅れてアベルも激しい射精を行う。


(っ……はぁ……あ、危なかった……っ!)


その肉体に溺れかけていたアベルは、どくどくと精液を吐き出しつつも深い息を吐き出す。
予想以上の快楽のせいか? なんとか誓いを果たせたことによる安堵の為か?
しかしどちらにせよ、ティアは絶頂して満足させることが出来たのだ。







「――はっ?」



そして吐き出し終えたアベルは、視界が変わったことに遅れて気がつく。
余韻で倒れ込んだのではない。――倒されたのだ。




「――しゅごいのぉ♪ アベルしゃまの、もっと、もっとくだしゃい~♪」



「ティ、ティア!? うおおっ!?」



原因などもう一人しかいない。
アベルの濃厚な膣内出しを受けてなお、彼女は余力を残して――満足しきっていなかった。


いつの間にか今度はティアがアベルの上に跨るような格好となっている。
そしてじゅぶじゅぶと肉を叩きつけるいやらしい音が響く。
アベルの胸に手を付いて、腰が浮き上がるくらい激しく振り乱れるその様は、とても普段の彼女からは想像もつかない。



――貪り食う――



おそらく、これが一番相応しい表現だろうなと、アベルは頭の片隅でまるで他人事のように納得していた。
だが……



「――ふんっ!」

「ひぎゅぅ!? アベル、しゃま……!?」

「……驚いたが、約束は違えない。お前が、満足するまで……っ!」

「あああああぁぁぁぁぁっ!? 擦られてるぅぅぅぅ♪」

「さっきと、違うとこ♪ ぐりゅぐりゅってぇぇぇぇぇ♪」


負けじとアベルもティアの腰を掴み、先程よりも奥を突き上げる。
――彼女相手では、一切の油断ができない。
そう悟ったアベルも、全身全霊で彼女に応え続ける。
彼もまた、まだまだこの少女を貪り食いたかったのかもしれない。





夜はまだまだ、始まったばかりだ……






――

――――
―――
――



……



アベル「はぁっ……はぁっ……」



ティア「あっ……あっ……///」ビクンビクン!


アベル「や、やっと……満足、してくれた、のか……?」ゼェゼェ…

アベル(喉奥に一回、顔に一回、膣内に五回……か……?)

アベル「流石に俺も、少しは休みたいな……」ドサ…

アベル「鈍ったつもりは、なかったんだがなぁ……」ヒクヒク…


アベル「……」チラ…


ティア「……あ……あ……///」ビクンビクン!


アベル(だ、大丈夫かな……)

アベル(後半はもう、俺も記憶がかなり曖昧になっていたからな……)

アベル「……意識が戻ったら、まずは謝るべきかな」ナデ…

アベル「……これからよろしくな、ティア」ナデナデ…



ティア「あ……っ アベル様――もっ……とぉ……///」スヤァ…



アベル「………………」ダラダラ




アベル(少し、カイン兄様の気持ちがわかったかもしれない……)



――

――EXイベント3――


【戦いを終えて~~聖国新米衛生兵の奮闘~~】 おしまい

以上、おまけイベント3でした。
なかなか皆さんの要望に応えるのは難しいです、はい……
アベルの性格上、あまりに手酷いことができないので加減が非常に難しい

この後はおまけ3のアフターから、以前取った清掃絡みの小イベント→再度チケット消化自由安価で4つ目のイベントを決めていく流れになるかと思います

本日もありがとうございました!

こんばんはー
かなり遅くなってしまったので、本当に少しだけ投下していきます
小イベント、清掃編です

――小イベント『綺麗綺麗しましょ』――


……


アベル「……」ヨタヨタ…

エリス「だ、大丈夫ですかアベル様? お顔の色が優れませんけど……」オロオロ

アベル「だ、大丈夫だ。少し、寝不足なだけだろう」

ロウル「……まぁ、大体理由はわかりますけどね」チラ


ティア「いやあぁぁ……殺してぇぇぇ……」ピクピク…

シア「大丈夫ですよ、もうすぐ食堂ですからね~? あとで毛布にくるまると楽ですよ~」ササエ


ロウル「アベルさん容赦無さすぎですよ。ティアさんも初めてだったんでしょう?」

アーシャ「私達も、翌朝ちょっと気だるさが残っていたけど……あんなに手酷くは扱われていない筈よ?」

パトラ「アベルさん、私達は体力にはそこそこ自信がありますが、彼女は本当に後衛なんですよ?」

パトラ「アベルさんの無尽蔵な夜の体力で襲われたら、ああなってしまうのも無理はないというか……///」


アベル「――どちらかと言うと、俺が襲われていた気もするがな……」ボソリ


ロウル「……!?」ミミキャッチ!

ロウル(今、小声でアベルさんがとんでもないことを言っていたような……)

ロウル(……やめておきましょう。これは多分、ティアさんのためでもありそうな気がしますし)

ロウル「ま、まあアベルさんも平和になってから少し弛んじゃったのかもしれませんね!」アセアセ

エリス「むむ、それは駄目ですよアベル様! 今日は元気のでるお食事を用意しますので、しっかり鍛錬しましょう!」グッ!

アベル「あ、ああそうだな……」チラ…


マックス「」


アベル「……ところで、マックスは何があったんだ?」

アーシャ「ちょ、ちょっと私達の恥ずかしい記憶を飛ばして貰うために……」

パトラ「気がつけば、入れ替わりで徹夜の鍛錬になってましたね」

アベル(すまんマックス……今度機会があれば、二人で食事でもとろう……)

ガチャ


ノワール「あら、ごめんなさい。ちょっと遅れてしまったかしら?」

アーシャ「いえ、今から朝食の用意を始めるところですので」

ノワール「ふふ、今日は何かしらね?」チラ…


ティア「か、神よ……淫らな私を御許しくださいぃ……!」ガタガタ

シア「大丈夫大丈夫~。……天罰があれば、多分私が先に受けてますからね~……」


ノワール(アベル……あの様子、ちゃんと加減はしてあげたのですか?)ヒソヒソ

アベル(……そのつもりだったのですが、母上から教わった技術をもってして、ほぼ相討ち同然でした……)ヒソヒソ

ノワール(ま、まあ……人は見かけによりませんね……)ゾクリ

ノワール(もし彼女が聖国の密偵であったら、危なかったかもしれませんね……)

ノワール(とりあえず今は、アベルの気力回復を優先するべきかしら?)

ノワール(さて……)



おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁

特殊判定結果



黒妃の教え・改

25<80

※基準値を下回ったため、普通の食事療法

※妙な伝授はされないようです


――

ノワール「夕食は、私もお手伝いしようかしら?」

ノワール「……大変だとは思いますけど、それもあなたが選んだ道の結果なのですよ?」

ノワール「せめて食事で英気を養い、しゃんとしないと!」

アベル「お、仰る通りです」

ノワール「ふふ、楽しみにしていてね?」ワクワク

ノワール「……っと、いけないいけない。肝心な言伝を忘れるところでした」

アベル「?」

ノワール「実は――ギルバートから頼みごとがあるそうでして」

一同「「!?」」ガタ!

ノワール「ああ、大丈夫。別に、再戦を望んでいるわけではないようですよ? ……今は」

ノワール「彼も暗黒街に下りましたが、もうその生活に馴染んだとのことです」

ノワール「そして生活に余裕ができて、ふと思ったのが――王城に残していた自分の財らしくて」

ロウル「あ、もしかして前みたいな皇帝生活送りたいからそれを返せと?」

ノワール「いえ、逆です。勝者の居城に敗者の財をいつまでも占領するわけにはいかない、と」

ノワール「気に入ったものがあればそのまま使ってよし。邪魔ならば廃棄して欲しいそうですよ」

パトラ「い、潔いというかなんというか……」

ノワール「ギルバート……というよりも、実際はフローレンの私物が多くの割合を占めているみたいですけどね」

ノワール「恐らくですが、駄々をこねたフローレンに諦めさせる為に頼んできたのではないかと、私は考えます」

アベル「……確かに。そうなると、俺達は王城の整理の手伝いをすれば宜しいのですか?」

ノワール「ええ。そして気に入ったものがあれば、拾ってしまって。結構色々あると思うから、楽しめる筈よ?」フフ

エリス「……そういえば、私のこの剣も元は宝物庫で眠っていたんですよね?」

ノワール「双麟ですね。手数と守り重視のそれは、あの人の気質に合わなかったみたいで」

エリス「なるほど。ですがローズさんに打ち直されて、私の手にはすごく馴染みます!」

ロウル「ふむふむ。もしかするとお片付けの途中で、私達にもエリスさんみたいな専用装備が手に入る可能性も?」

アーシャ「できれば、それを持ち出す戦争はもう経験したくないですけどね」

ノワール「でもみんな、急いだ方がいいですよ?」








ノワール「――なにしろ王城の片づけを自ら真っ先に買って出たの、アドルランですから……」







アベル「王城に行ってきます!」ダダダ!





――

――


……


【帝国・王城】



アベル「さて、慌てて出てきたはいいが……」

アベル「この広い王城、ただ不用品の始末をするだけでも骨が折れそうだな……」



カイン「ん? なんだアベルじゃないか」



アベル「カイン兄様? こんな時間からどうされたのですか?」

カイン「父さんが王城の……なんというか、大掃除的なことを義母さんに頼んだことは知ってるかい?」

アベル「ええ。それで俺もここに来たわけですが」

カイン「実はさ、それに加えてバーンズからも頼みごとをされてね」

カイン「無茶は承知だが、陛下……父さんの品の一部は捨てないでくれってさ」

カイン「ま……僕もそこまで非道じゃない。別に父さんのものを綺麗さっぱり城から無くすつもりはないけどさ」


カイン「……兄さんに任せたら、確実に行方不明になるからね。その監視もしようと思って」

アベル「やはりそうなりますよね……」

カイン「だけどとりこし苦労だったかもね。思ったよりもまだ王城は散らかってな――」






アドルラン「」ウモレ




カイン「兄さん!?」

アベル「何があった!?」





ズポッ!



アドルラン「いやー、ははは! すまないすまない!」

アドルラン「王城の大掃除、しかも父上の物も頂いても構わないと言うではないか」

アドルラン「父上はああ見えて、色々と武具を収集しておられたからな」

アドルラン「もしかしたら、面白い掘り出し物があるかもしれないと思うと……」ウズウズ…

カイン「……で、ヒバリとルーシェの静止を振り切って単独行動をして」

アベル「そして埋もれた、と」

アドルラン「ははは、本当に面目ない!」

アドルラン「しかしもしかしなくとも、二人も掃除を手伝ってくれるのか?」

カイン「……まあね。兄さん一人じゃまたすぐああなるのは目に見えてるし」

カイン「ああ、それに母さんの私物も容赦無く捨ててやるのもちょっと楽しそうだしねぇ」

アベル「俺も純粋に、アドルラン兄様の手助けを」

アベル「飛び出してきてしまいましたが、隊のみんなもすぐにかけつけてくれるでしょう」

アドルラン「それは心強いな。実はキアラとフィーアにも手伝って貰っているんだが……」

カイン「なんでまた……と思ったがそうか、あいつらまだ城塞に私物全部持って行ってなかったな?」

アベル「父上のものに限らず、王城全体の掃除もいい機会でしょう」

アベル「ところで……」


>>485からの19連判定


エリス:100
アーシャ:100↑
ティア:59
は除外

それぞれの清掃技能

50で並。70以上で綺麗好きの整理整頓術
00(最強)>偶数ゾロ>奇数ゾロ(壊滅)

1アベル:71(城塞はほぼ女性ばかり。色々気は使っています)>最低保証70

2カイン:29(いや、前は出来てた筈なんだよ。ただ目が見えてやることが増えたからね?)

3アドルラン:33( こ れ は ひ ど い ! いるだけで何故か周囲が散らばるし作業の邪魔になるぞ!)<最大保証40



――



アベル「……お二人とも、掃除をする気は本当にあるのですか?」E:作業着&箒&雑巾



カイン「え?」E:手ぶら

アドルラン「む?」E:フルプレートアーマー



アベル「……いえ、カイン兄様はまだいい方です」

アベル「アドルラン兄様……その鎧、まさかとは思いますが」

アドルラン「む、よくわかったな! 実はあっちの倉庫の入り口を塞いでいたんだが……」

アドルラン「見事な出来で、思わず着たくなってしまい、その場でついな!」ハハハ!






アベル「それ――呪術がかかってますよ!?」ガーン!

カイン「あ、やっぱりそのもやもやしたのはそっち系の魔力か!?」ガーン!

アドルラン「ははははは! やはりか、道理で脱げないわけだ!」E:呪われた鎧




アベル(さ、先行きが不安すぎる……!)



――

三兄弟の判定値を公開したあたりで今日はここまで
うん、上限を設けた人がなんでわざわざ奇数ゾロをぶち抜くのか……
元はルーシェのキャラシートから派生して生まれた長兄お掃除苦手設定でしたが、まさかのガチになってしまいました
ただ残りの判定は高い値が多かったりするので波乱は少ないでしょう

本日もありがとうございました!

こんばんはー
すみません、ちょっと連日忙殺されました……
明日か明後日までには清掃小イベントの終わり(+チケット支給)まで投下できればと思います

ですがそれが終わった後の予定はまだ決まっていないので、先に次のイベントの自由安価を取っておこうと思います。
チケット累計:7枚

チケット消費イベント自由安価(多数決&コンマ)
↓1~5

こんばんはー
退行は申し訳ないですが現時点だとちょっと難しそうなのでずらさせていただきます……
そうなると2票でマックスとキアラのお話でしょうか?
エンディング後のおまけ、お互いの地位の関係もあるので仲が進展しても直接的描写は避けると思いますが、
その辺はご容赦ください

それでは最後までいけるか怪しいですが、残りの清掃判定から再開です

――

【王城・皇女の私室】


キアラ「えっと、この本とこの本が対になっていて、こっちはあっちと関連があって……」ワタワタ

フィーア「こっちがもう使わない変装道具で、こっちが……あれ? こっちがそうでしたっけ?」

キアラ「うう、お父様とお母様の道具の整理以前に……」

フィーア「私達の私物だけでも、かなり大変です……」

キアラ「ローズさんに、つい甘えちゃってたからなぁ」

フィーア「これじゃあ、アドルラン兄様達のお手伝いに向かうのは難しいです……!」



バーンズ「で、では何卒、アドルラン様に陛下の私物を捨てないように念押しだけでも……」



キアラ「あの、バーンズさん? そこまで畏まらなくても大丈夫ですよ?」オロオロ

フィーア「皇女に不敬だーっ! なんて言いませんし、もう実力主義とかはやめた方がいいと思いますよ?」

バーンズ「……確かに私も陛下も敗れ、再起こそは考えておりますが……」

バーンズ「今はまだ、己を見つめ直す時。それに強者や弱者に関係なく、退去者の荷物が置かれていることは事実」

バーンズ「これは帝国に限らず、他国にも言えることですが不法な行為」

バーンズ「それを理解していてなお、私はこの城に陛下がお住まいであった証を全ては失いたくないと……」

バーンズ「無茶な願いを申しているのです。私の頭でよろしければ、いくらでも下げましょう」フカブカ

フィーア「んー……なんだか、しっくりこないです。お父様のものもそんなに捨てられるとは思えませんし……」

キアラ「そう、ですね……ではバーンズさん? 私達や兄様達がお父様のものを残せるよう……」

キアラ「ちょっとだけ、お掃除手伝っていただけますか?」

バーンズ「……かしこまりました」


――

――

判定結果

4フィーア:23(どうしても散らばっちゃうお洋服。レディーの道のりは遠い)<最低保証36(前回値)

5キアラ:28(本だけは、どうしてもなかなか手放せない。そろそろ次の本棚を)<最低保証64(前回値)

6バーンズ:67(意外ときっちりしている。装備品で部屋が埋まっちゃうけどそれは仕方がない)


――



バーンズ「……フィーア様」

フィーア「は、はい!?」ビク!

バーンズ「随分と服をお持ちのようですが、ただぶらさげるだけでは目当てのものも探しにくいでしょう」

バーンズ「キアラ様は本の数が多いようですが、こちらは分野毎に分けられてるようですな」

キアラ「は、はい。連作の本もありますし……」

バーンズ「……フィーア様の服も、同じように分けられてみてはいかがかと」

フィーア「お、同じように……ですか……」ダラダラ

バーンズ「……」

バーンズ「私の場合は、鎧や兜をそれぞれの場所に置くのではなく、一つの塊……一式の装備として纏めて管理してあります」

バーンズ「今日はこの装備一式、明日はこの装備一式……そういった具合に」

フィーア「えっ!? バーンズさん、もしかして毎日鎧やが違うんですかっ!?」

バーンズ「無論です。同じものを続けて着用していれば、当然劣化が激しくなります」

バーンズ「これは服にも言えることですが、いくつかを着回した方が物持ちがよくなります」

バーンズ「不測の事態……予想外の強敵に遭遇し、鎧を全て砕かれたとしても……」

バーンズ「翌日は別の一式を着て行けば、何事も無かったかのように振る舞えます」

バーンズ「……ですので、この場合はこの帽子と上着と言ったように予め組み合わせて並べて行けば……」セッセッ…

キアラ「……」

フィーア「……」



妹ズ((もしかしなくても、私達――この人に負けている……!?))ガーン!



――

――


【帝国・某所】




フローレン「ちょっと、離してあなたぁ!? あの子達にお城の中好き放題にされるのよぉ!?」

ギルバート「別に良かろう。今やあの城はあ奴らのもの……」

ギルバート「城を出た我らの私物がいつまでも残っていることこそが、おかしいとは思わぬのか?」

フローレン「私のものは私のものよぉ!?」

ノワール「……では、城に具体的に何が残っているか憶えているのかしら?」ザッ…

フローレン「ノ、ノワール!?」

ギルバート「来たか……首尾はどうなっている?」

ノワール「ええ、大丈夫ですよ。あの子達もちゃんとお掃除に協力してくれているし……」

ノワール「あなたを今も慕う親衛隊長さんも動いているみたいだから、あなたが忘れてしまった大切な物も残るはずですよ」

ギルバート「バーンズ……仕方がない奴よ」

フローレン「いい仕事よぉバーンズ! 私のものもしっかり――」

ノワール「ああ、バーンズが残そうとしているのはこの人の品物ばかりだから……貴女のものは定かではありませんよ?」

フローレン「」

ギルバート「……しかし、我に残すべきものなど……」

ノワール「ふふ、意外と後になってから気がついたりするかもしれませんよ?」

ギルバート「そういうものか……」

フローレン「私には色々あるのよぉ!?」ワタワタ

ノワール「……」



――

――

判定結果

7フローレン:05(興味を失ったものはその辺にポイー! 当然汚れます……)

8ギルバート:64(部屋には武具一杯。だからこそ管理には結構気を使っていました)

9ノワール:78(目立つことは好きじゃない。部屋も普段から小奇麗にまとめてあります)


――




ノワール「フローレン……あなた昔から、なんでも手を出してはすぐに飽きたとか言って」

ノワール「その辺に投げ捨てたり放置したりしてませんでしたか?」

ノワール「私もギルバートも程々には片づけられるつもりですが、あなたのは正直目に余っていましたよ?」

ギルバート「……うむ。それこそ軍学校の頃から続いているな」

ギルバート「今思うと、アドルランの悪癖はこやつ由来やもしれぬ……」

フローレン「ちょっとあなたぁ!?」

ギルバート「確かにフローレンの軍学校での成績は良かった……魔法に関しては、今も我はまるで歯が立たぬ」

フローレン「ふふん……」ドヤァ…

ギルバート「……が、戦闘力に特化しすぎたか、こやつは掃除も駄目なら料理もできぬ、他の技能が欠落していた」

フローレン「ぐっふ!?」グサァ!

ギルバート「それは我にも言えることだがな……。先日の海で、それを思い知らされた……」

ノワール「ふふふ、少しは力以外にも目を向けてくれるようになっていただけたかしら?」

ギルバート「……しかし、この身の力が無ければ切り拓けぬことも多いのは揺るがぬぞ?」

ノワール「そうですね……」

ノワール(……全て、と言わなくなっている辺り、あなたにも少しは響いたのかしら……?)

ギルバート「……そういえば風の噂で聞いたが、キアラとフィーアが聖国と王国で力を示したそうだな?」

ノワール「ええ。……ちょっと、私でも驚いてしまうような内容でしたけど。直接聞いてみたらいかがです?」

ギルバート「ふっ……いずれ、な……」

フローレン「――ちょっと!? 私のものが捨てられちゃう話がどこかに旅立ってなぁい!?」

ギルバート&ノワール「「諦めろ(なさい)」」

フローレン「」


――

――


……


カイン「えっと……これをあっちにやって、これを後で回収して……」ポイポイ

アベル「……カイン兄様、これではどちらがゴミでどちらが取っておくものかわかりませんよ?」

カイン「そんなことはないだろう? ほら、微妙に角度が違う」

アベル「…………上に重ねる衝撃で、向きが変わっていますよ? 確かこちらが取っておく方でしたよね?」

カイン「え? あっ!?」

カイン「く、くそ……! もう一回最初から確認しなおさないと……!」バサバサ!」

アベル「……」



アベル「……」チラ…



アドルラン「ほう、面白いなこれは……」

アドルラン「王国の魔道具だろうか? そうなると母上の……?」

アドルラン「む、こちらもなかなか……」


ゴチャゴチャア……!


アドルラン「ふむふむ、これは娯楽品か。白い石と黒い石の陣取りだろうか? とりあえず広げてみよう」


ジャラジャラ!


アベル「…………」

アベル(おかしい……俺が片づけた筈の場所が、もう見る影もない……)

アベル(だ、駄目だ。俺程度の技術ではとても抑えきれない! 誰か、助けてくれ……!)




ヒバリ「あ、やっと見つけたアドルラン!」プンプン!

ルーシェ「……カイン様とアベル様に、ご迷惑、です!」プンプン!

アドルラン「ヒバリ、ルーシェ!? ち、違うんだ。これは遊んでいるわけではなく……」

ヒバリ「ごめんねアベル様。私達もこっちを手伝うよ!」

アベル「た、助かった……」


――

――

10ヒバリ:28(料理に続きルーシェ任せが祟ったか? なんだかんだアドルランにはちょっと甘いのかも)

11ルーシェ:00(ハイパークリティカル・最強)

(酷すぎるご主人様のために、更に頑張りました。私に綺麗にできない場所などない……!)>最低保証90(前回値)


――


……


アベル「…………」



ヒバリ「うわー、懐かしい。これ、アドルランが子供の頃に読んでいた本じゃない!」

アドルラン「無くしたと思っていたが、こんなところにあったのか! 掃除してみるものだなぁ」

ヒバリ「あの頃はアドルラン、身体弱くて本ばっかり読んでたものね……」

アドルラン「む、こっちの本は……」

ヒバリ「あ、それ……ふふ、私があなたにあげた本じゃない」

アドルラン「『健康な体の作り方』……そうだったな、君は昔から私の身体を気にかけてくれていた」

アドルラン「今の私があるのも……ヒバリがいてくれたからこそだな」

ヒバリ「や、やだもうアドルランったら///」

アドルラン「……しかし、次の本がまさかのこれで驚いたことはよく覚えているぞ?」

『素晴らしき大胸筋の世界』

ヒバリ「だ、だってまずは胸を張って前をみなきゃって思ったんだもの!」

アドルラン「はは、確かにそうだな。これは思い出の品だ。捨てるだなんてとんでもない」トサ

ヒバリ「あ、見て見てアドルラン。こっちの小物ってもしかして……!」

アドルラン「おお、これは……!?」


ワイワイ…! キャッキャッ!


アベル「……」

カイン「嘘だろ……戦況が悪化しているじゃないか……!?」



ゴゴゴゴゴゴゴ……!


アベル&カイン「「!?」」ゾクッ!


ルーシェ「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…




ルーシェ「――アドルラン様? ヒバリさん?」ヒュオン!



アドルラン&ヒバリ「「!?」」ビクゥ!

ルーシェ「何をしているんですか全く! 本当に綺麗にお片付けしようって気持ちはあるんですか!?」

ルーシェ「大体二人とも、カイン様もですけど、格好からしてやる気が見られませんっ!」

ルーシェ「少しはアベル様を見習ってくださいアドルラン様っ!」プンプン!

アドルラン「ま、待ってくれルーシェ。勿論、私も片づけるつもりはあるぞ? なあヒバリ?」

ヒバリ「そ、そうそう! アドルランはやる時はやる男だし! これは今から――」


ルーシェ「――なんで、最初にここに到着した時よりも散らかっているんですか!?」カッ!


ヒバリ「ひいっ!? ルーシェ、落ち着いて、ね?」

ルーシェ「まず、どうしてあの箱もこの箱もちょっと手をつけたら放置して次に行くんですか!?」

ルーシェ「積んであった箱が広げられたら、それだけで場所を塞ぐってわかりますよね!?」

ルーシェ「いえそもそもの問題として、箱の中身からして汚いです! ただ無理矢理詰めたって感じです!」

ルーシェ「そんな管理の仕方じゃ大切なものもすぐに埋もれたり壊れたりしちゃいますよ!?」

アドルラン「そ、そうだな。だからこの本は――」

ルーシェ「駄目ですっ!」

ルーシェ「そんなところに置いたら、陽の光で本が焼けちゃいます!」

ヒバリ「じゃ、じゃあこっち……?」スッ…

ルーシェ「何を考えているんですか!? そんなところに置いたら湿気で台無しですし、なにより――」



ジャイアント・G軍団「……」カサカサカサカサカサ…!



ルーシェ「――さっきからいるんですよ! 黒いのぉ!」ヒュオン!


ズガガガガガガガガガ!


残骸「」プシュウウゥゥ…


一同「「」」ガタガタ…

ルーシェ「うぅ、普段からお掃除していれば、こんなことにはならないんですからね?」

ルーシェ「とにかく分別は後です! まずは全部一回この部屋から出してください!」

ルーシェ「そしてまずはお部屋のお掃除! 保管棚の点検と移動!」

ルーシェ「それからこれでもかと詰め込まないで、必ず通気ができるように!」

ルーシェ「わかりましたか、アドルラン様、ヒバリさん!?」

アドルラン&ヒバリ「「は、はい!?」」ビシ!

ルーシェ「まったくもう……」

ルーシェ「……頭、くらくら、します……」フラァ…

カイン(あれだけ叫べばそうだろうよ……)

アベル(ルーシェ、普段から苦労しているんだろうな……)


――

――


アベル「すまないなルーシェ。俺も微力だが、手伝おう」

ルーシェ「ありがとう、ございます……」

ルーシェ「アベル様、は、ちゃんとお掃除してくれて、嬉しいです……」ホッコリ

アベル「ルーシェほど上手くは出来ないがな。これは……勿体ないが捨てた方がいいかな」

ルーシェ「そう、ですね。罅がいっぱいあって、保存にはもう使えそうにないですし……」コンコン

アベル「中身ももう入って……ん?」ハラリ…

ルーシェ「これは……?」

アベル「……こんなところにもあったのか。しかも2枚」

ルーシェ「アベル様、知って、いるのですか?」

アベル「ああ。エリスも前の掃除の時に見つけていてな。ほら、まだこうして何枚かとってあるんだ」サッ

ルーシェ「すごく、不思議な感じがします……」

アベル「ああ。だから捨てるに捨てられなくてな」

アベル「持っていると何かいいことが起きそうな気もする、本当に不思議な紙だよ」

ルーシェ「……ちゃんと、お掃除を頑張るアベル様への、ご褒美、かも?」

アベル「そういうものなのか? だが折角だ。貰っておこうか」


※ゾロ目チケットを2枚手に入れた!


――

――


ルーシェ「たああぁぁぁぁぁぁ!!!」フキフキピカピカ!

ルーシェ「てええぇぇぇぇぇい!!!」サッサッサッ!



ピカアアアアアァァァァァァァ!!!



アドルラン「」

ヒバリ「」

カイン「す、凄い……兄さん達の妨害を上回る速度で片づけた……!?」

アベル「ここまで完璧な状態になれば、流石の兄様も散らかしようがない……!」

ルーシェ「……ふう」マンゾク!



タタタタ!



アイナ「お待たせしました! 援軍、ただいま到着ですよアベル様!」ビシ!

スミレ「ん? しかしこの状況は……」キョロキョロ

ローズ「……この圧倒的なまでの清潔感、ルーシェちゃんネ?」

エメリナ「はわわ……お部屋が眩しいです……!?」

ルーシェ「……」ピース!

ローズ「恐ろしい才能ネ……でも、この子達だって――」


――

――

判定結果

12アイナ:95(身だしなみや清潔感は男女問わず大事! 当然欠かしていません)>最低保証50

13スミレ:66(100↑)(竜の手は敵を。本来の手は汚れを屠る。メイド長補佐に屠れぬものなし)>最低保証50

14ローズ:54(メイド長ですもの。でも最近、天使達からの贈り物はずっと見ていたくて出しっぱなしかも)<最低保証90

15エメリナ:87(ちゃんとメイドのお仕事しています。鼻も利くカインの為に、部屋は常に清潔にがモットーです)>最低保証30

――


ローズ「――負けてはないわヨ?」

ローズ「アタシの厳しい修行に耐え、今や師さえも超えたその力、見せてあげなさい!」バッ!

アイナ「ローズさんの為にっ!」バッ!

スミレ「……いくらルーシェさんでも、王城は広い。ボク達も手伝わせて貰いますよ?」バッ!

エメリナ「えっと、えっと……、私も足手まといにならないよう、頑張ります!?」テテテ!

ローズ「ふふ、自信を持ってエメリナちゃん。今のあなたはアタシと同じくらいまで鍛えられているワ……!」

ローズ「そこで呆けているカイン様にも、あなたの立派に成長した姿を見せてあげるのヨ!」

エメリナ「は、はい!」グッ!



アイナ「あっちの床はまだみたいだね。こっちは任せて!」キュキュキュ!

スミレ「ボクは、このガラクタを圧縮して廃棄しておきましょう」グシャア!

エメリナ「カイン様……私、まだまだだけど、ここまでできるようになりました!」パタパタパタ!



ルーシェ「!! みんな、すごい、です……!」キラキラ!

ルーシェ「帝国の未来、明るい、です!」ムフー!

カイン「あ、あのエメリナが……」

カイン「僕がいなきゃ何もできなかったエメリナが……」ジーン…

アベル「……兄様、ハンカチです」スッ…

カイン「ごめんよぉエメリナ……僕も、もっと頑張るからなぁ……!」ゴシゴシ…


アドルラン「」

ヒバリ「」



――

――



ピカピカァ!


ローズ「……本当に、みんな立派になったわねェ……!」ジーン…

ローズ「アタシも、修行をし直さないと……!」

スミレ「いえ、ボク達もまだまだ未熟ですから。まだまだ色々と、ご指導をお願いします」ペコリ

アイナ「そうだよねぇ、スミレちゃんも凄いけどルーシェちゃんはそれ以上みたいだし……」

アイナ「あ、スミレちゃんそれはこっちに動かしてくれる? その方が今度のお掃除が楽になるし」

スミレ「そうですね。よい、しょと……!」ゴゴゴゴ…


ヒラリ…


アイナ「あれ? 何か紙が出てきたけど……」

ルーシェ「あ……それ……?」

アベル「な、なんなんだ今日は? また2枚、さっきのと合わせれば4枚も……」

アイナ「知っているのアベル様?」

スミレ「……流石です。ボクには唯の紙切れに見えて捨てているところでしたよ」

アイナ「護符の一種なのかな? それならアベル様が持っていた方がいいと思います」

アベル「いいのか?」

スミレ「ええ。この雑多な道具達にも言えることだけど、物の価値がわかっている人が持つのが一番です」

アイナ「私達はメイドですからね。またお掃除して見つかる可能性もありますし」

アベル「そうか。ではありがたく頂戴しよう」スッ


――

※ゾロ目チケットを2枚手に入れた!

――



エメリナ「……なんだか、あの紙を見つけられたら超一流と認められるような気がします!」パタパタ

エメリナ「わ、私ももっとカイン様の為に頑張らなきゃ……!」

カイン「……僕も頑張るよ。その……一緒に作業しても、いいかな?」

エメリナ「は、はい! 勿論です!」


――

――


……



【帝国・アベルの城塞】


アーシャ「ただいまー」

エリス「今戻りましたよー」

ロウル「およ、どうされたんですか二人とも?」

シア「アベルさんのお手伝いに行くって、張り切っていたのに~?」

パトラ「あ、もしかして忘れ物ですか? ご安心を。私達も完全装備で今から向かおうかと――」

アーシャ「いえ、それなんですけど……」

エリス「私達、別にいなくてもいいんじゃないかなー、と……」

ロウル「ど、どういう意味ですか?」

エリス「ルーシェさんを筆頭に、ローズさん達メイド部隊のご活躍が凄まじいんです」

エリス「上手くなったつもりでしたが、私もまだまだ未熟だと痛感しました……!」グッ…!

アーシャ「同じくです。現状に満足するわけにもいきませんが……」

アーシャ「なにより私達まで出向いても、過剰戦力となってしまうでしょう」

アーシャ「それぞれに得意とする、好む清掃法もあるでしょうし、今回は見送りということで」

エリス「代わりに、折角だからこの城塞をお掃除しようと思いまして!」フンス!

一同「「!?」」

アーシャ「聖国部隊の皆さんは帰られ、ネストさん達斥候部隊も王国のお手伝いで忙しいですからね」

アーシャ「この城塞内のお掃除は、また自分達でやらないといけないわけです」

アーシャ「さて、みんなの技は――」


――

――


判定結果


16マックス:19(結構な散らかり具合。いい意味でも悪い意味でもまさに思春期男子)

17パトラ:84(貴族たるもの、部屋の美化も当然のこと。決して家に飾る物が無かったとかではないですよ?)

18シア:28(相変わらず人並み。可愛い小物をついつい飾っちゃう)<最低保証51(前回値)

19ロウル:80(耳や鼻が優秀だからこそ、異臭や虫が湧くのは許せない。多めの服も綺麗に整頓済み)


――


シア「わ、私はちょっと苦手です~……」

シア「前にアーシャさんに惨敗して、心が折れちゃったかも~?」

アーシャ「そ、そんな人聞きの悪い……」

ロウル「うーん、アーシャさんやエリスさん程じゃないですけど、私はそこそこまめにお掃除しているつもりですよ?」

ロウル「何しろ汚いお部屋って、私にとって死活問題ですし……」ブルブル…

パトラ「私も、貴族の基本として自分や住居の見栄えには気を遣っている自負はあります!」フンス!

エリス「うんうん、やっぱりアベル様の城塞は綺麗が一番ですものね!」

アーシャ「みんなが積極的に綺麗に使うよう心がけてくれてるみたいで、嬉しいですね」

アーシャ「シアさんも、ちゃんと綺麗にしてると思いますし」

シア「ほ、本当ですか~?」

シア「でもやっぱり、私もちょっと小物を出しすぎかなと思ってはいるので~……」

シア「あとでティアさんと相談してみますね~」ポヤポヤ

アーシャ「……ティアさん、今日はゆっくり休ませてあげた方がいいと思うけど」





マックス「……」ソローリ…




パトラ「――マックス?」


マックス「ひぃっ!?」


パトラ「マックス、あなた――」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

マックス汚部屋判定をとったあたりで今日はここまで
アベル隊が全体的に優秀ですが、メイドキャラ全員が掃除大得意という奇跡。流石メイド……
そんな中で低めを出してしまったマックス
折角なのでこの後のキアラとも絡められればと思います

本日もありがとうございました!

ってマーックス!!!(白目)

この子、運がいいのか悪いのかほんと極端な気がします……
ぶっちぎりの運の無さはフローレンさんがほぼ不動ですが

こんばんはー
遅くなってしまいましたが、ほんの少しだけ再開です
最後に自由安価がありますので、よろしくお願いします

特殊判定結果

1:マックスの部屋、どれくらい凄い? 秘密の隠し物は?

02(思春期青年の部屋だもの! 散らかってるし『そういう』本もあるよ!)<10

※基準値を下回った為、隠してる本あり!

2:マックスの危機回避

20<30

※基準値を下回った為、ヒロインズによる清掃お手伝い!


※双方基準値を下回った為、発掘されます


――


パトラ「――マークス神父が戻られてから、ちゃんとお部屋は綺麗に使ってる?」

ロウル「ああ、マークスさんも相当綺麗好きでしたからねぇ」

ロウル「部屋の弛みは心の弛みって仰ってましたし、同室だったマックスさんも身に染みているんじゃないですか?」

マックス「……」ダラダラ

マックス(こ、これはやばい流れだ……! でも、鍛錬のせいか身体も頭もうまく動かない……!?)

マックス「も、勿論ですよ。マークス神父と一緒の部屋だったんですから――」


シア「あ、せっかくだからそのお部屋、見てみたいかもです~」ポヤポヤ


マックス「!?」

シア「同じ聖国出身者として、お料理もお掃除も負けているのはその、女のプライドがですね~……」

マックス「いや、そのですね!?」アセアセ

パトラ「ふむ、聖国流の整頓術……気になりますね」

アーシャ「そうですね。それにたとえ綺麗でも今日はこの城塞の清掃をすると決めたのだし……」

エリス「私達のお部屋も、改めて綺麗にしましょう!」

マックス「ま――」

パトラ「えっと、マックス達の部屋はこっちでしたよね?」スタスタ

アーシャ「ええ」スタスタ

マックス「」




――

――


……

【城塞・マックスの部屋】


バアアアアァァァン!


アーシャ「こ、これは……」

ロウル「あららら……」

エリス「まるでかつての私のような散らかり具合です……」

シア「マークス神父、これを知ったらお嘆き確定ですよ~……」

パトラ「……マックス?」ゴゴゴゴゴ!

マックス「す、すみませんでしたぁ!?」

マックス「俺……片づけ方とか、よくわからなくて」

マックス「前はマークス神父が綺麗にしてくれたし、俺も相部屋だったし……」

マックス「流石に共用の場所で荷物を出して散らかしたら不味いって思ってたんですけど……」

ロウル「マークスさんがいなくなって、自分の部屋が広くなって、ついつい荷物広げてそのままずるずるとですか?」

マックス「その通りです……」ガクリ…

パトラ「はぁ……マークス神父にご迷惑をかけまいとする自制心があるなら、後はあなたの心持ち一つよ?」

パトラ「……仕方がないわね。部下の状態を把握しきれていなかった私にも落ち度はあることですし」

パトラ「――今回だけ、手伝ってあげますよ」ウデマクリ!

マックス「え゛!? い、いやパトラ将軍にそこまでしていただかなくても……!?」アセアセ

パトラ「遠慮しないの! 苦手なことがあれば、もっと早くに相談なさいな?」

アーシャ「私達も手伝いますから、やり方を見て覚えてもらうのもいいかもしれませんね」

エリス「人の技を見て盗むのも立派な技術です! それでは――始めましょう!」ビュン!



マックス「あ、あああぁぁぁぁぁぁぁ!?」


シア「大丈夫ですよ~。私もいますから、一緒に見てお勉強しましょう~?」


ロウル「埃は隅っこに溜まりやすいですから、小まめにお掃除しなきゃ駄目ですよぉ?」パタパタ

エリス「訓練用の木製人形……マックスさんもお部屋でしっかり鍛錬頑張っているんですね!」

パトラ「まあ、そこは評価できますけど……ちょっとボロボロ過ぎでは?」

エリス「うーん、確かに。細かい木片が床に散らばっていて危ないですね」

アーシャ「あら、魔法の入門書……適正は炎なんですね」

ロウル「マックスさんも根は真面目ですからねぇ。この散らかり具合は減点ですが、すぐにお掃除覚えてくれるでしょう」

ロウル「――後は風通し悪くなってそうな寝台の下を……」スッ…



マックス「あ――」



ロウル「およ、こんなところからも魔法書が? 駄目ですよ、こんなところにしまったら本にカビが――」




『巨乳大図鑑』

『男の夢と希望大全』

『騎士の劣情~想い人は姫様~』



ロウル「……わーお///」

マックス「」マッシロ

ロウル「ま、まあ……マックスさんも男の子ですしね……///」ソッ…

エリス「そ、そうですね。アベル様と同じ、ですものね……///」

アーシャ「ごめんなさい……女性の割合が多い城塞だものね……///」

シア「だ、大丈夫ですよ~これくらい。見たところ、軽めのもののようですし~///」

パトラ「……王国にはスカーレット将軍の著書が溢れていますからね。きっとこれも……///」

パトラ「よ、よし! だいぶ片付きましたし、次は私達のお部屋を掃除しましょう!///」ソソクサ!


タタタタ…


マックス「」

マックス「」

マックス「」サラサラ…



マックス(皆さんの生暖かい目が――とっても辛いです……)ホロリ…



――

――


……


【帝国・王城】



アベル「ふぅ、ほとんどルーシェ達に頼り切る格好になってしまったな……」

カイン「……僕も少しは掃除を覚えるようにするよ」

アドルラン「私もだ……」ガクリ…

ヒバリ「私もだね……あと、解呪の勉強もかな。これ結構強力なやつみたいで……」

ルーシェ「どうして、アドルラン様は、呪いの鎧を……?」

アベル「大元は片づけができないせいだな。だがしかし、そもそも何故に倉庫にこんな鎧が……?」


バーンズ「……その鎧は、かつて陛下が身に着けていた鎧の一つです」シュイン!


カイン「城内をわざわざ転移するなよ……って、父さんの鎧だって?」

バーンズ「はい。見ての通り呪術のかけられた鎧ですが、陛下は呪いも我が力でねじ伏せると……」

アベル「……成程、合点がいった」

バーンズ「一般の兵は身を守る為。私は影に潜み正体を隠す為。しかし陛下にとって鎧はむしろ拘束具、鍛錬用途なのです」

アドルラン「ふむ……つまり父上は、この鎧の呪いにも打ち勝っていると」グググ…

アドルラン「ふっ……自力で脱げる気配はないか。まだまだ私の鍛錬が足りない証だな」

アドルラン「次はまずこの呪いに打ち勝つことを目標に鍛錬するとしよう! いやぁ、いい収穫のある日だったなぁ!」

ルーシェ「……アドルラン様、鍛錬じゃなくて、お掃除も、ですよ?」ジトー…

アドルラン「わ、わかっているよルーシェ。もちろんそちらも抜からないようにする」

アドルラン「ほら、ローズさん達から色々と清掃関係の本も借りたんだ!」

アドルラン「これで私も……! 早速勉強開始だっ!」ペラ…

ヒバリ「え、ここで!?」

アドルラン「ふむふむ……ほほう、最初からタメになりそうなことが書かれているな」

アドルラン「こういったことは別紙に書き写すことで、記憶に定着するというからな。さて他の紙は……」ポイ、ゴソゴソ…

アドルラン「おや、こっちだったかな?」ガサガサ、ドサー

アドルラン「おおあったあった。さて次はインクか……どこにしまったかな?」ガチャガチャ、ゴトン

アドルラン「むむむ?」バッサバッサ! ズザアァァ!

アドルラン「おお、見つかった。これで――」



ゴチャゴチャァ……



アドルラン「……ん?」

一同「」




※ルーシェ達の苦労はまだまだ続きそうです


――



――おまけEXイベント4――

【戦いを終えて~~帝国皇女と王国騎士の触れ合い~~】



――


【帝国・アベルの城塞】



マックス「はぁ……」

マックス(あれから、何日か経った)

マックス(アベル皇子が王城から回収してきた道具や家具で城塞はより快適になった)

マックス(アドルラン皇子が壊滅的な問題児で、王城の大掃除はかなり大変だったみたいだけど……)

マックス(――俺にとっては、他人事じゃないんだよなぁ……)

マックス「……」ポイ…

いやらしい本の束「……」

マックス「初級火炎魔法……」ボッ!

メラメラ…

炭「」

マックス「はぁ……」

マックス(せめてこれだけでも、もっと早くからこうしておけばなぁ……)

マックス(無かったことにされたのか、それとも理解を示して貰えたのか……)

マックス(パトラ将軍や皆さんとはもう普通に話せるようにはなっている)

マックス(――しかし、俺がこんな本を持っていたことと、大きな胸が大好きだってことはバレてしまったんだ!)

マックス(くぅ、やっぱりあんな本買うんじゃなかったなぁ……)

マックス(もっと鍛錬に打ち込めば、こんな性欲も抱かないんだろうか?)

マックス(でもなでもなぁ、やっぱりみんなすっごい綺麗だし、この前はティアちゃんの胸が……///)

マックス「ってあああああぁぁぁぁぁ! 駄目だ駄目だ! こんなんじゃ!」

マックス「騎士たる者、雑念払うべし! よし、このまま素振りだぁ!」ブンブン!



キアラ「――マックスさん?」



マックス「キ、キアラちゃん!?」ドキィ!


キアラ「あ、ごめんなさい。鍛錬の途中だったんですね……」

マックス「いやいや全然大丈夫だよ!?」ドキドキ

キアラ「あれ? 何か燃えてる……?」

マックス「あ、ああこれ!? ちょっと新しい剣技の開発中でさ!」ドキドキ

マックス「アベル皇子の氷剣みたいに、俺も炎の剣とかできればなーって試してたんだよ」ドキドキ

マックス「まあまだ上手くはいかないんだけどね。全力出せばできないことはないけど、武器が壊れちゃうし」

マックス(よ、よかった。一番見られたくない人には見られなかったらしい……)ホッ…

キアラ「ふふ、こんな朝早くから鍛錬だなんて、やっぱりマックスさんは真面目なんですね」

マックス(ごめんなさい、違うんです……)

キアラ「……それじゃあ、お邪魔しちゃうのも駄目だよね……」ボソリ…

マックス「うぇ!? あ、もしかして俺に用だった? さっきも言ったけど大丈夫大丈夫!」

マックス「単なる日課みたいなものだし、ちょうど朝の分は終わったところだからさ!」

マックス「でも、わざわざ俺に用ってなんだい?」

キアラ「あ、その、ですね……」

キアラ「今日はフィーアちゃんも朝早くから白帝竜の様子を見に行ってて……」

キアラ「アベル兄様達も、色々と予定があるそうで……でもちょうど、私には予定も無く自由な時間がありまして……」

マックス「ふむふむ」

キアラ「――折角だから、この時間を使って何かマックスさんにお礼ができればなって……」

マックス「お、お礼!?」ドキィ!

マックス「って、俺なにかキアラちゃんからお礼されるようなことしたっけ?」

キアラ「その……前に、聖国で危ないところを助けていただいて……///」

キアラ「私じゃ凄いお礼なんてできないけれど、何かできればなって……」

マックス「……」ゴクリ…


――

おまけ4が始まったあたりで今日はここまで
さてここからキアラとマックスの交流ですが……
その交流内容(キアラのお礼)を自由安価募集しようかと思います
キアラ側からの提案、マックス側からの提案どちらのものでも構いません
↓1~5あたりで募集し、こちらが処理しやすそうなものを2~3拾わせていただきます

本日もありがとうございました!

キアラお礼自由安価
↓1~5

マックスの両親からはよ結婚せい無理なら恋人作れの催促来てる→そのフリをして欲しい→恋人のフリデートとか?

そういやふと思ったんだがマックスの魔法が火でキアラも一番得意な魔法は火ってのはやっぱり意識して?
あとアベルの氷魔法はキャラシになかったけどなんか理由があるのかな?

こんばんはー
それではおまけ4、キアラとマックスをゆっくりはじめて行こうかと思います
少し考えましたが、統合してマックスの帰省→買い物→???の流れで行こうかと思います

そして折角質問が来ていたので久々に回答。クリア後のおまけ、裏設定のようなもの
>>628
いえ、たまたまです。各キャラの魔法事情はかなり単純でこんな具合です
ちなみに本編では機会がありませんでしたが、実はアドルランとアーシャにも一応魔法設定はあって、
イベント+コンマ次第では習得していたかも

アベル…冷徹を装う黒騎士→冷たい感じ→氷(精製後さらに魔力を流し込み黒く強化)
エリス…アベルの補佐、複数属性→氷以外、火+土+風
(+黒煌。設定からして徹底ゴリアタッカー→全属性内包→破壊魔力防御貫通)
シア…おっとりぽやぽや、防御優先→回避+盾→風+土(花や木。穏やかなイメージ)
(+攻撃魔法才能高だったため、他属性も一応。また聖国のため光も)
キアラ…圧倒的魔力→解放すれば超火力→火(+土+風+水)
マックス…真っ直ぐな青年→王国上層はスカーレット→火
フローレン…キアラの母、皇帝の妻→魔法に精通→上位属性の雷(+火+土+風+水)
ノワール…アベルの母→元暗部→より鋭い氷特化
シュタイナー…キャラシート、魔法の聖国の長→光+雷+その他多種多様
アーシャ…アベルの学友で協力者→冷静に合わせ技→水(氷に馴染みやすい)
アドルラン…正統派騎士→退かぬ盾→土(弟妹とも被らないように)

なお、実は闇属性魔法は存在していなかったりします。似たもので呪術はありますが
個人的にはなんか扱いが難しそう、ひたすら破壊力特化のイメージでしたが、
エリスの黒煌やアベルの黒氷がこれに近く色も黒いため属性ごと抹消しました

――





マックス「……」ウーン…

キアラ「……」ドキドキ…

マックス「……いや、でも、流石になぁ……」

キアラ「! 何か、困りごとが?」

マックス「ん……実は、ね。あるにはあるんだけど、これはキアラちゃんに頼むべき内容じゃないんだよ」

キアラ「そういう言われ方をしてしまうと、気になってしまいますよ?」

キアラ「微力ですが、何かお手伝いできるかもしれません。せめてお話だけでも……!」ズイ!

マックス「わ、わかったよ。……実はさ、最近先輩達――王国騎士の間であることが流行っているんだ」

キアラ「王国の騎士の方の流行、ですか?」

マックス「ああ。んでその流行っているってことがまぁ……見合いや結婚ってやつなんだよなぁ……」ポリポリ

キアラ「え!?///」

マックス「王国でアベル皇子は英雄視されているけど、当然騎士団はその強さにも敬意と憧れを持っている人が多い」

マックス「んで、前に皇子が使いで来た騎士の質問にこう答えたらしいんだ」

マックス「――背負うものが多いからこそ、俺は強くならねばと励めるんだ……ってね」

キアラ「ふふ、アベル兄様らしいですね」

マックス「そしてまぁ……騎士団内でこれが議論された結果、最も一般的かつ大きな背負うものは国以外だと家族だと」

キアラ「け、結婚して守るべき家庭を手に入れようってことなのかな?」

マックス「スカーレット将軍がまたこれに乗り気でさ。先輩達も先輩達同士でくっついたり、結構賑やかで……」

マックス「――そしてとうとう、俺にも実家から『お前はいつ結婚するんだ!?』なんて手紙が送られてきちゃってさぁ……」

マックス「いやいや、流石に俺には早すぎるって思うしね? そもそもまだ騎士として未熟な俺が家を支えられるのかとか……」

マックス「そう考えちゃうと、結婚はまだ先でいいと思うんだけど……父さんと母さんを、安心させてやりたいって思いもあるんだ」


マックス「……あの日、俺はがむしゃらだった。ただ騎士として、天使から戦えない人を守らないとって思ってた」

マックス「でも……実力差は歴然で。アベル皇子達が来てくれなきゃ……俺は間違いなく、死んでいた」

キアラ「マックスさん……」

マックス「当然、家の方にはそういった事情や、今の俺がアベル皇子の部隊の一員として働いていることも伝わってる」

マックス「死にかけて、家にも戻らずそのまま帝国に向かって、そしてそのまま居座って……」

マックス「色々と心配かけちゃったからさ、俺は元気で……まだ結婚はしないけど、お付き合いしている子はいるよって……」

マックス「そう、ちょっと見栄っ張りかもしれないけど、そんな報告がしたくてさ」

マックス「そんなこんなでどこかに、ふりでいいから俺に付き合ってくれる優しい子はいないかって考えていたんだけど……」

マックス「な? 流石に皇女のキアラちゃんには頼めない話だろう?」





キアラ「――いえ、私などでよければお引き受けしましょう!」グッ!





マックス「え゛!? ちょ、俺の話聞いてた!?」

キアラ「はい。お父さんとお母さんを安心させてあげたいのですよね?」

マックス「そ、そうなんだけどさ。流石に皇女のキアラちゃんにこんなことは無礼を通り越して――」

キアラ「それならば、身分を隠せばいいんです。私はフィーアちゃんほど王国では目立っていませんし……」

キアラ「前に兄様と見に行った場所も王都の一部だけですから。気がつかれることはないと思いますよ?」

キアラ「それに、私ならマックスさんと歳も近くて不自然ではないですし……」

キアラ「――マックスさんにお世話になっているのは本当のことですから、自然な対応もできるはずです」ニコリ

マックス「――ッ!」ドキィ!


マックス「……ほ、ほんとにいいの?」ドキドキ

キアラ「ええ。これくらいでお礼になるかはわかりませんけれど……」

マックス「いやいやいや! 十分すぎるよ!? 本当にいいのってまだ俺不安だよ!?」

キアラ「ふふ、大丈夫ですよ」

マックス「……あ、でもアベル皇子が……」



……



キアラ「アベル兄様、ちょっと今日は王国に向かいたいのですが……」

キアラ「あ、勿論天使は使いませんし、案内をマックスさんにお願いするつもりなんです」

アベル「ん、そうか。王国も前のフィーアの件がある以上、完全に安全とは言い切れないが……」

アベル「マックスがいるなら大丈夫か。すまないなマックス、前回に続いて今回まで……」

マックス「いえいえそんな!?」

アベル「いつか埋め合わせをしよう。二人とも、気を付けるんだぞ?」



……



マックス「……あれー? こんなあっさりでいいのかな?」

キアラ「ふふ、アベル兄様がそれだけマックスさんを信頼しているということですよ」

キアラ「もちろん、私もです」

マックス「……///」ドキドキ

キアラ「さて、ではさっそく向かいましょうか」

マックス「あ、ちょっと待ってキアラちゃん」

キアラ「?」

マックス「身分を隠すって……髪型や服装は変えればいいかもしれないけど――名前はどうしようか?」

キアラ「あっ、そうですね……」



※キアラの偽名(本名も可能)

↓1~3コンマ最大値採用(あれば変装時の髪型や服装も。フレーバー採用するかも?)

※偶数ゾロのため、キャル採用

――


キアラ「うーん……それじゃあ、お忍び時の名前はキャルにしておきます」

キアラ「前に読んだ、よくお城を抜け出すお姫様の名前なんですけどね」エヘヘ…

マックス「うん、うん。キャルちゃんだな? これなら俺でも間違えずに呼べるかな……」

マックス「あとは格好か。流石にそのドレスだと目立っちゃうしなぁ」

キアラ「……ちょっとだけ、待っていて貰えますか?」

マックス「ん、勿論だよ」



……



マックス「キアラちゃん……どんな格好で来るのかな……」ドキドキ



???「――お待たせしました」


マックス「おお――」クルリ



キアラ→キャル「ど、どうでしょうか?///」ミツアミメガネー!



マックス「すごくいいと思うっ!」グッ!

キャル「よ、よかった。あんまりこういう髪型はしたことがなかったから……///」

マックス「なんて言えばいいんだろう……普段も勿論可愛いんだけど、いつも以上に知性を感じるというか……」ドキドキ

マックス「その眼鏡も、どうしたの?」

キャル「これは前に、迷惑をかけたお詫びにってリーナさんがくれたものです」クイッ

キャル「装飾品で、眼鏡としての機能はないんですけど……結構、見た目が変わって気がつかれにくいかなって」

マックス「いやぁ……フィーアちゃんの変装も凄いけど、キアラちゃんも負けてないんじゃないかな?」

キャル「ありがとうございます。でもマックスさん? 今の内から偽名で呼ばないと、ですよ?」

マックス「あ、そっか。ごめんよえっと……キャルちゃん?」

キャル「はい! それでは、行きましょうか!」スッ…

マックス(ふ、普通に手を……これは、握っちゃってもいいんだよな!?)ドキドキ…


ギュ…


マックス(ふおあぁぁぁぁ! 相変わらずおててが柔らかくて気持ちいいのぉぉぉぉ!)ブルブル…

キャル「?」


――


――


【王国・王城内】


シュイン!


キャル「あ、相変わらず転移場所はここなんですね……」

マックス「流石にまた城塞と王国の別位置の転移陣を用意するとなると、結構大変だからなぁ」

マックス「得意な聖国の人に手伝って貰う手はあるけど、正直今はそっちよりも復興が優先だしね」

キャル「そうですね。でも、あまりクラウス様の私室でうろつくのもいけないというか……」

キャル「あまり大事になる前に、外に出ましょう?」

マックス「そ、そうだな」

マックス「クラウス様もお留守のようだし、このままじゃ不法侵入って言われかねないし……」

キャル「やはり、色々とお忙しいのですね」

マックス「白帝竜を捕えていた奴以外にも、腐った貴族はまだいるだろうからなぁ……」

マックス「まあさっきも言ったけど、騎士団もやる気は増しているみたいだしな」

マックス「ひっ捕らえる為に先輩達も今頃あちこち回っている筈さ」

マックス(……そんな中、こんなことしている自分にちょっと罪悪感)

キャル「そういえば――スカーレット将軍は?」



特殊判定
↓1コンマ二桁

スカーレットの性欲

38<50

※基準値を下回った為、真面目に任務遂行中

※王国フリー行動時のマイナス判定大幅緩和


――


マックス「ああ、スカーレット将軍も最近は結構落ち着いて任務に出ているみたいだよ?」

マックス「鍛え直すとか、腐敗貴族を根絶やすとか……フィーアちゃんに結構刺激を受けたみたいだな」

キャル「そうですか……」

キャル「折角王国に来たわけですし、せめてご挨拶だけでもと思ったのですが」

キャル「……アベル兄様達の力になれたこの力も、スカーレット将軍のおかげなのですから」ボッ!

マックス「ま、まぁそれはまた今度でいいんじゃないかな?」

マックス(……だって、落ち着いてない時は落ち着いてないからなぁ……)



……



【王国・王城外】


マックス「よっし、見つからずに出られたな」

マックス「ここまで来ればとやかく言われることもないだろ」

キャル「……気になったのですが、城内にほとんど兵の方が……?」

マックス「クラウス様が外をまわっているし、聖国から取り返した宝はもう王城内にはかためてないしな」

マックス「前と違って、今は意外と王城を守る必要性が薄いんだよ」

キャル「だ、大胆過ぎます……」

マックス「さて――」



※王国フリー行動1/3


1:マックスハウス直行

2:王城内散策

3:王国本屋

4:王国武具店

5:王国街道

6:王国飲食街

7:パトラ天幕

8:その他自由安価


※どこに向かう?

↓1~3多数決&コンマ最大値

むむ、多数決時はあまり採用していないのですが
次の判定内にまた偶数ゾロが出た場合は流石にボーナスですかね……?



3:王国本屋


――


マックス「いきなり俺の家に行っても長時間拘束されちゃうだろうし……」

マックス「キャルちゃん、何か王国で行ってみたい場所ってあるかい?」

キャル「え? いんですか? すぐに挨拶に向かわなくて……」

マックス「まだ大丈夫だと思うよ。それにこの時間の方が、店も空いているところが多いしな」

キャル「そうなのですか……」

キャル「……」

キャル「で、ではその……本屋に、案内して貰ってもいいでしょうか?///」

マックス「ははは、やっぱりか」

マックス「任せてくれ。こんなこともあろうかと、既にいい本屋は調べてあるぜ!」ビシ!

キャル「!!」

マックス「さ、それじゃ混みだす前に行こうか」

キャル「は、はい!」ギュ!



……


【王国本屋】




キャル「うわあああぁぁ~……」



陳列棚1「……」ズドーン!

陳列棚2「……」ズドーン!

陳列棚3「……」ズドーン!



キャル「こ、これはすごいです……」

マックス「だろう? 最近は物流も徐々に復興してきたみたいだからな」

マックス「今なら前なら見つからなかった本も、見つかるかも……?」

キャル「……」ゴクリ


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

判定をとったあたりで今日はここまでぼぁ!(吐血)
偶数じゃないとはいえ何故にまたゾロ目!?開幕からブッ飛ばして行きますねぇ……
先に判定内容を公開してしまうと

1:マックスの初恋人との遭遇
2:選んだ本

です。……いや、本当なんで?(白目)

またプロットをせっせと組み立てていこうと思います
本日もありがとうございました!

こんばんはー
申し訳ありません。正しくはマックス初恋『の』人です
一文字足りないだけで大きく意味合い変わりますね……
マックスに過去に恋人はいないです

さて、そんな相手ですが残念ながら詳細募集はしません。完全にこのイベントオンリーの出番ですし、万一コンマが荒ぶったらまずいので
……ですが、呼称が無いと会話が難しそうな問題もあるため、名前だけ募集します(ちなみに巨乳だけは確定してます)
お気楽にマックスの初恋の相手の名前
↓1~3コンマ最大値

埋まるのが早ければほんの少しだけ再開です

1:マックスの初恋の人(アルセナ)との遭遇

コンマ11

ゾロ目:遭遇+キアラが……?


2:選んだ本

コンマ26


01~40:無難に料理本

――


キャル「こんなに沢山あると、迷っちゃいますね……」キョロキョロ

マックス「ふふ……好きな本を選んでくれていいんだぜ?」

キャル「え?」

マックス「……無茶なお願いにつきあわせちゃってるんだ。少しぐらいは、な?」

キャル「そ、そんな!? お礼の筈が私が何か頂いてしまっては……」ワタワタ

マックス「いいっていいって。大体普段から俺の方が世話になってるんだしさ」

マックス「……というか俺にお礼させてくださいお願いします」

キャル「な、何か趣旨変わっていませんか!?」

キャル「え、えっとそれじゃあ……」

キャル「……!」

キャル「それじゃあ、このお料理の本を……」スッ…

マックス「キア……キャルちゃんあれだけ料理できるのに、まだ勉強するのか……」ガクブル…

キャル「お料理も幅広いですからね。完璧な答えなんてないんですよ?」

マックス「うへぁ……お、俺もいつかは……!」

マックス「やってやる! やってやるぞぉぉぉ!」



???「あら?」




マックス「え?」

???「懐かしい声が聞こえたと思ったら……やっぱり、マックス君じゃない!」

マックス「ア、アルセナさん!?」ドキ

アルセナ「久しぶりねー。元気にしていたかしら?」

キャル(き、綺麗な女の人……)

アルセナ「ふふ、しばらくみない間に随分大きくなって……」

アルセナ「ちゃんとご飯は食べてる? 怪我はちゃんと消毒してる?」

マックス「だ、大丈夫ですよ/// 俺だって、もう子供じゃないんですから!」

アルセナ「そうなの? でも、さっきのやってやるぞーって、昔とおんなじ感じがしたけどなー」

マックス「そりゃあ、俺は昔も今も前に前に進みますから」

マックス「なんとか騎士にはなれましたけど、まだまだ色々と未熟。立ち止まっていられませんよ」

アルセナ「やっぱりマックス君はマックス君ねぇ。そういう真っ直ぐな所は変わってないみたいね」フフ

アルセナ「背が伸びちゃったけど……」ナデ…

マックス「ちょ、アルセナさん!?///」

アルセナ「こうやってよく撫でてあげたの、昨日のことのように思い出せるわ~」ナデナデ

マックス「さ、流石にもう恥ずかしいですって……///」

アルセナ「あら、昔はあんなにせがんでくれたのにー? 嫌いだったかしら?」

マックス「い、いえそんなことは!? その……大好き、ですよ……///」

アルセナ「ふふふ、素直な子は好きよー?」タユンタユン…

マックス(――でも昔以上の視覚からの暴力がっ!?)

キャル「………………」モヤ…

キャル「あ、あの……マックスさん? この方は……」

マックス「え? あ、あぁごめんよ。この人はアルセナさん」

マックス「俺が今よりももっと未熟……騎士に憧れる子供だった頃によくお世話になった、衛生兵の人だよ」

アルセナ「あら、随分と可愛らしい子を連れているのね? マックス君のお友達かしら?」

キャル「は、はい。キャルと申します……」

アルセナ「アルセナでーす。今はもう引退しちゃったから元・衛生兵なんだけれどね」

アルセナ「マックス君ったら、昔から無茶ばかりして……すーぐに怪我して、私が面倒見てあげてたのよ」

マックス「……自分のことながら、あの頃は確かに怪我しすぎでしたよね。本当に、お世話になりました」

アルセナ「いいのよー? それがお仕事だし。……ってマックス君あなた……指、切ってない?」

マックス「え? あ!?」ジワァ…

アルセナ「もう……新品の本で切ったのかしら?」

アルセナ「ほら、指出して。引退したとはいえ衛生兵のお姉さんに任せなさい!」

キャル「……」

特殊判定
↓1コンマ二桁

キアラの忍耐力その1

30>24

※基準値を下回ったため……?

――


マックス「す、すみません。それじゃあ折角だから――」


パシ


キャル「――このくらいの傷なら、私でも治せますよ?」パアァァ!

マックス「え、あ、キャルちゃん……!?///」ドキドキ

マックス(回復魔法の光も優しいけど、やっぱりキアラちゃんの手……///)

アルセナ「あら、すごい。かなりの回復魔法の遣い手だったのねぇ?」ビックリ

アルセナ「もしかしてキャルちゃん、今の時代の衛生兵だったりするのかしら?」

キャル「い、いえ。そういうわけではないのですが……」

アルセナ「あら、それは残念。あなたみたいな子がいてくれたら、私ももっと早くに引退してたかもなー」

アルセナ「本当に、羨ましいくらいの回復魔法……これが、世代交代……!」ヨヨヨ…

アルセナ「老兵は去るしかないのね……」クスン

マックス「そ、そんな老兵だなんて!? アルセナさんはまだお若く綺麗ですよ!?」アセアセ

アルセナ「あらそーおー? 嬉しいこと言ってくれるわねぇマックス君!」

アルセナ「思わず抱きしめたくなっちゃう!」ムギュー!

マックス「わっぷ!?」

アルセナ「あー……なんだか本当に懐かしいわねー。昔もよくこうしてたなぁ」

アルセナ「あの頃は、マックス君の方を慰めるためだったけどね?」ムギュムギュ

マックス「ふぉ、ふぉうでしたね……///」ドキドキ

マックス(ひ、久々だけどやっぱりアルセナさんのお胸やわらかいのぉ……///)


キャル「……………………」



特殊判定
↓1コンマ二桁

キアラの忍耐力その2

30+15<80

※基準値を上回ったため、なんとか我慢


――



キャル(……マックスさんの顔……)

キャル(埋もれててよく見えないけど……嬉しそう……)

キャル(昔にお世話になって、今もこうして親しげにやりとりができる綺麗な人……)

キャル(当然……だよね?)

キャル(……なんだろう? さっきから、なんだかもやもやが晴れないや……)



アルセナ「そういえばマックス君、頭なでなでもだけどこれも好きだったよねー?」

マックス「ふぁ、ふぁい///」

アルセナ「ふふ、いい子いい子~」ムギュムギュナデナデ

マックス「///」



キャル(で、でも、あんなことをするのは……///)

キャル(ちょっと大胆過ぎるというか、恥ずかしいというか……///)

キャル(淑女としては、どうなんでしょうね……!?///)

キャル(そして何より――)



キャル「あ、あの! 二人とも!?」



アルセナ「え?」

マックス「ふが?」




キャル「――ここ、お店の中ですよっ!!??」ビシ!



一般客「……///」ドキドキ

店員「……///」ドキドキ



アルセナ「あら、うっかりー」

マックス「」


――

イベント途中ですがここまで
遭遇ゾロ目のため、キアラはしばらくもやもやしながら進んでいきます
なおマックスの初恋相手という設定まではありませんでしたが、
彼を巨乳好きにしたのは世話になった衛生兵という裏設定は結構前からあったりしたためそこから流用してます
イメージと違った方はごめんなさい

本日もありがとうございました!

こんばんはー
それではとろとろと再開していきます
別にやきもちを焼いたりゾロったりしても殺傷沙汰にはならないのでご安心ください

――


【王国・店の外】


マックス「ああぁぁ……/// しばらくこの店これねぇ……」

アルセナ「大丈夫よー、スカーレット将軍みたいなことしたわけじゃないんだし?」

キャル「何をしたんですかスカーレット将軍!?」

アルセナ「良い子には言えないことよー?」

アルセナ「でもごめんなさい。まだお買いものの途中だったんでしょう?」

キャル「い、いえ。目当てのものはもう見つけていましたので……」

アルセナ「マックス君が支払いしてたみたいだけど……贈り物かな?」

アルセナ「ということはあれかな? もしかしてキャルちゃんとマックス君って……!?」ワクワク

マックス「い、いえその……!?」チラ…

キャル「……」

マックス「……は、はい……///」

マックス(うぅ、違うけど……来た目的の都合上違うとも言えない……)

マックス(父さん達以外にもこんなこと言っちゃって、キアラちゃん怒ってないといいけどなぁ……)

キャル「……///」コクリ

アルセナ「あらあらまあまあ……ごめんなさい、お邪魔だったわよね?」

マックス「そ、そんなことないですよ! アルセナさんとこうやって話せたのも久々だし……」

アルセナ「ふふ……ありがとう。でもマックス君? この後も予定があるんじゃないの?」

マックス「え、えっとですね――」


※王国フリー行動2/3


1:マックスハウス

2:王城内散策

3:王国武具店

4:王国街道

5:王国飲食街

6:パトラ天幕

7:その他自由安価


※どこに向かう?
※場所によってはアルセナはお別れorついてきます

↓1~3多数決&コンマ最大値

4:王国街道

※アルセナ同行


――


マックス「――とりあえず予定はあるんですけど、それまでまだちょっと時間を潰したいなあと」

アルセナ「あらそうなの? ちょうどよかった。私もちょっとふらふらしたかったところだから……」

アルセナ「久々にマックス君に会えたし、最近のこと聞かせて?」

アルセナ「お喋りしながらふらふらしてたら時間なんてあっという間に経つと思うしね?」

マックス「特に面白い話は無いと思いますけど……」

アルセナ「自分ではそうでも、人は違う感想を持つことが多いわよ?」

アルセナ「さ、そうと決まれば早速ふらふら彷徨いましょう?」ギュ!

マックス「おっふ///」

アルセナ「昔みたいに、迷子にならないように手を繋いであげるからねー?」

マックス「だ、大丈夫ですってばあ!///」


キャル「………………」



特殊判定
↓1コンマ二桁


キアラの忍耐力その3

30+20<53

※基準値を上回ったため、なんとか我慢


――


キャル(アルセナさんは、明るくて優しい人に見える)

キャル(お世話好きで、ちょっぴり過保護な感じもするけど、ローズさんに似てるかも?)

キャル(だから……マックスさんが、さっきから顔を赤くしてちょっと嬉しそうなのも……)

キャル(すごく、自然なこと)

キャル(……)

キャル(それなのに、なんだろう……この感じ?)モヤ…


アルセナ「ほらほら、キャルちゃんも!」スッ

キャル「え、あ、はい!?」ギュ

アルセナ「あなたのことも、聞いてみたいなーって?」

アルセナ「いいかしら?」

キャル「は、はい。私も、特に面白い話はできないと思いますけど……」

アルセナ「ふふ……」

アルセナ(……駄目よーマックス君?)

アルセナ(キャルちゃん、王国の地理に不慣れって感じだし……)

アルセナ(ここは自分から手を出さないと、ね?)

アルセナ(この二人、どういう関係なのかしらねぇ……?)

アルセナ「さて、それじゃあ適当に街道をふらつくわよー?」

マックス「は、はい!?」


――

――


……


アルセナ「――へぇ、やっぱり大変だったのねえ……」

マックス「そうですね……今でも、よく無事でいられたなと思いますよ」

マックス「でも本当に、あの日は色々と俺には印象深い日です」

マックス「クラウス様直々の命を頂いて、帝国で修業して……」

マックス「そっちでは天使なんて全然可愛く思えるような凄い人が沢山いて」

マックス「生きた心地もしなかったけど……確かに強くなれた」

マックス「そ、それに……キャルちゃんにも会えましたからね」

アルセナ「あら、やっぱりキャルちゃんは帝国の子だったのね?」

キャル「は、はい。……一応、これでも魔法兵です」

マックス「いや、一応どころか――」

キャル「……」ジィ…

マックス「――さっきみたいに回復魔法のお世話によくなっています!」

マックス(あぶねぇあぶねぇ……魔力のことばらしたら、そこから正体感づかれちゃったりするかもだよな……)

キャル「……でも、それだけで。鈍くさい私は、周りの人や、マックスさんに助けられて、やっとという感じです」

アルセナ「お互いを助け合う、いいことだと思うわよー?」

アルセナ「キャルちゃんは……王国をどう思う?」

キャル「え? 綺麗ですし、帝国には無いものも一杯あって、いい国だと思いますよ?」

アルセナ「ありがとう。それじゃあ――マックス君はどう思っているのかしら?」

マックス「ごふっ!?///」

キャル「えっ!?///そ、それは……」

アルセナ「あ、やっぱりいいわ。そっちのほうが楽しそうだしね」フフ

マックス「……///」

キャル「……///」



キャル(……マックスさんをどう思っているか、か……)



キャル「あ……」

キャル「あの、すみません――」




※王国フリー行動3/3


1:マックスハウス

2:王城内散策

3:王国武具店

4:王国飲食街

5:パトラ天幕

6:その他自由安価


※どこに向かう?
※場所によってはアルセナはお別れorついてきます

↓1~3多数決&コンマ最大値

2:王城内散策

※アルセナ離脱

――


キャル「――もしまだお時間あるなら、王城の様子も見てみたいんですけど……」

マックス「え? 王城ってもど――」

キャル「……」ジィ…

マックス「――れないことはないな、うん!」

アルセナ「ああ、そうねえ。クラウス様も開放的にしてくださっているから、観光には向いているかも!」

アルセナ「でもごめんなさいね……私、そろそろ戻らないと」

アルセナ「お喋りして歩いていたら結構時間も経って――そろそろ、夫も家に帰ってきてると思うから」

キャル「えっ!?」

マックス「お……夫ぉ!?」

アルセナ「あ……ごめんなさいねー? あなた達のことばかり聞いちゃって、私の事あまり話してなかったわー」

アルセナ「実は私、最近結婚してね。子供もいるのよ?」

マックス「子供っ!?」

アルセナ「ええ。とっても可愛いのよ~? もう何時間でも抱きしめて撫でてあげられるわよ~?」

アルセナ「実は今日は、夫が一日中あの子を連れ回したいって言ってねー?」

マックス「」

アルセナ「あ、そうだ。今度マックス君とキャルちゃんも時間があれば遊びに来てね!」

アルセナ「我が子ながら、本当に可愛いんだからっ! えっと……」ガサゴソ

アルセナ「はい、これ私達の家までの簡単な地図。約束よー?」

アルセナ「それじゃあ、またね? ……マックス君、しっかりね?」フリフリ


マックス「」

キャル「お、お子さんがいただなんて……」

キャル(かなりお若く見えましたけど、アルセナさんってお幾つなんだろう……?)

マックス「」

キャル「ちょ、マックスさん!? 大丈夫ですか!?」ユサユサ!


マックス「はっ!?」

マックス「あ、あまりのことに意識が……」

マックス「……そっか、アルセナさん……もう結婚してたんだなぁ」

キャル「……」

マックス「ま、そりゃそうだよな」

マックス「無鉄砲で本当に子供だった俺にまで優しく面倒見てくれて……」

マックス「久々に会っても、それは全然変わってなくて……」

マックス「男だったらあんないい人放っておくわけないだろうし、産まれた子もきっと可愛がってもらってるだろうなぁ……」

キャル「……」

マックス「……」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

おっと、ここで来ますか……

1:マックスの踏ん切り

74>15

※基準値を超えたため、初恋の人に別れを告げて祝います

2:キアラの嫉妬心(2回溜め込んだ為補正+20)

91+20>95

※基準値を超えたため、アルセナにちょっと嫉妬。少しだけ前に進みます

――


マックス「――アルセナさんも幸せそうだったし、なによりだな!」

マックス「折角住所も教えてくれたんだ。今度、子供用品でも持ってお祝いにでも行こうかなぁ

キャル「そう、ですね……」


ギュ…


マックス「え、キャルちゃん……!?///」

キャル「……はい。『今の私』はキャルです」

キャル「……そ、そしてキャルは、マックスさんのご両親に、挨拶に伺おうとしている……」





キャル「――こ、恋人、でも……あるんですよね……///?」




マックス「!?」ドキッ!

キャル「アルセナさん、いい人でした。だけど……」

キャル「あんまりアルセナさんばかり見ていたら……周りの人から、恋人同士だとは思われませんよね?」

キャル「それどころか、もしかしたら既婚者の方に手を出す駄目な騎士として……?」ジー…

マックス「そ、そんなつもりじゃ!? ご、ごめん……!」バッ!

キャル「……」スッ…

マックス「……え?」

キャル「……さっきの、アルセナさんみたいに」

キャル「――私が、迷子にならないように、手を繋いでいて貰えますか?」

キャル「……置いていかれたら、拗ねちゃいますよ?」

マックス「あ、ああ! 勿論さ! 置いてきもしない!」バッ!


ギュッ!


マックス「こ、これでいいかな……///?」

キャル「は、はい……///」

マックス「よ、よかった……でも、どうして王城に行きたいだなんて……」

キャル「……いくら開放していても、一般の人や他国の人が城内を動き回るのはよくないでしょう?」

キャル「正規の騎士のマックスさんがいるから……マックスさんと一緒の時にしかできないことを……」

キャル「そう、思っただけです……///」

マックス「っ!?」ドキドキ

マックス「よ、よし! それじゃあ王城に戻ろう! ……手、離さないようにね?///」

――

――


【王国・王城】



マックス「……///」ギュ…

キャル「……///」ギュ…


キャル(わ、私ったら……勢いでなんてことを……///)

キャル(でも、マックスさんの手……なんだか、安心するな)

マックス(ま、まさかこんなことになろうとは……)

マックス(でもやっぱりキアラちゃんの手、柔らかくて、でもそれだけじゃなくて……)




マックス(――繋いだこの手を、離したくないな……)



マックス「……///」

キャル「……///」

マックス「ど、どこか、見たいところとかあるかな!?」アセアセ

キャル「は、はい!? そ、そうですね……」

キャル「……ど、どうしよう。具体的には考えてなかったです」

マックス「ありゃ、それじゃあ――」


コツコツ…


マックス「!?」バッ!



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

1:繋いだ手と手

60>30

※基準値を超えたため、繋いだまま。遭遇者に見られます

2:王城の遭遇者

コンマ13

01~33:スカーレット


――



スカーレット「あら、マックス?」

マックス「ス、スカーレット将軍!? お、お疲れ様です!?」ビシ!

キャル「お、お疲れ様です!」ビシ!

スカーレット「あら……? 随分と印象が変わりましたけれど……」

スカーレット「その声に魔力、キアラ皇女ですの?」

キャル「は、はい。少し、事情がありましてこのような格好で失礼します……」

スカーレット「あらワタクシ、その姿もとても素晴らしいと思いますわよ?」

キャル「あ、ありがとうございます」

スカーレット「……」ジー…

マックス「あ、あの、スカーレット将軍……何か?」

キャル「……」ドキドキ…


ギュ…


スカーレット(……この二人、もしかしてもしかしますの?)

スカーレット(…………この皇女は、まさにワタクシを継ぐ……いえ、超える逸材とは思うけれど……)

スカーレット(……)




特殊判定
↓1コンマ二桁

ついに被弾、暴走状態の将軍


愛欲百戦錬磨・スカーレット


50<65

※基準値を上回ってしまった為、大人の伝授!?


――



スカーレット(……そういえば、キアラ皇女は夜の方はお強いのかしら?)

スカーレット(やはりレディーたる者、夜も戦えてこそですし……)

スカーレット(もし、本当にこの二人が恋中であったとして……)



スカーレット(――ちゃんとした知識がないと、イけないに決まっていますわっ!!!)カッ!


マックス&キャル「「!?」」ビク!



スカーレット「……キアラ皇女、少しだけお時間よろしくて?」

キャル「えっと、その……?」チラ

マックス(まだ、大丈夫だとは思う。あと断ったらなんか怖そう……)コクン

マックス(まあスカーレット将軍、キアラちゃんのことは気に入ってるっていうから変なことは起きないだろうしな)

キャル「わ、わかりました」

スカーレット「大丈夫ですわ。何も今から鍛錬につきあえとかではないのです」

スカーレット「すぐに、終わると思いますわ」

――


【王国・スカーレット私室】


スカーレット「さあ、お上がりになって?」

スカーレット「手短に済ませるつもりですけれど、一応お茶はお出ししますわ」ガチャ


ドサ…


王国新兵「」ヒカラビ


バタン!


スカーレット「……失礼。茶葉を切らしていましたわ」

キャル「お、お構いなくです!?」

キャル(い、今……人みたいなものが倒れてきたような……)ドキドキ…

キャル(そう、きっと人形、だよね……?)ドキドキ…

スカーレット「さて、では単刀直入に――」





スカーレット「――服、脱いでくださるかしら///?」ハァハァ…





キャル「え――?」


シュポーン!



キャル「きゃ、きゃあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!??///」シタギノミー!



スカーレット「あら、これは……」



※ひん剥かれたキアラ、今日の下着は?

※フレーバーですが、物によってはこの後の会話内容が若干変わるかもです

※なおどう転んでもスカーレット将軍から性的には襲われません

↓1~5自由安価多数決&コンマ

フレーバー判定取ったあたりで今日はここまで
ゾロ目でスカーレットカラーってこれ将軍荒ぶるのもう確定じゃないですかー(白目)
ただ、期待させてしまった方には申し訳ないですがマックスとキアラの一線越えはないです
(キアラの純愛願望はエリスやフィーアを上回り全キャラトップなので)

本日もありがとうございました!

こんばんはー
それでは今日も少しだけ再開です
少々危ない?判定も出たりするかもなのでコンマ神に祈りましょう

大人な真紅の下着!!!

※スカーレット将軍にスイッチが入りました

――


キャル「……///」



スカーレット「す――素晴らしいですわぁ……!」ハァハァハァハァ!

スカーレット「混じり気の無い紅もですが、その薔薇の意匠がまた……」ハァハァハァハァ!

スカーレット「……いいものを見させていただきましたわ」フキフキ

スカーレット「はい、お洋服」スッ…

キャル「そ、その……何故、こんなことを……?///」

スカーレット「それは勿論、貴女にちゃんとした知識があるかを確かめる為、ですのよ?」

キャル「知識、ですか?」

スカーレット「ええ。――殿方との夜に備えての知識は淑女にとって避けては通れない道ですもの!」

キャル「……!?///」

スカーレット「まず、下着選び……これは合格どころか、満点を差し上げますわっ!」パチパチ!

スカーレット「情熱の赤に加えて美しい薔薇……これだけで、殿方の性欲は高まりますわよ?」ジュルリ…

スカーレット「勿論、ワタクシも似た物を着けておりますの」ピラッ

キャル「だ、駄目ですよスカーレット将軍!? 降ろしてください!?///」

スカーレット(ふむ、しかし反応は随分と初心ですわね……近くの立派な淑女に影響を受けたのかしら?)

スカーレット「では――第二の試験ですの」

キャル「え、続くんですかこれ!? それ以前に、どうして今こんなことを……!?」ワタワタ

スカーレット「大丈夫。本当にソフトな簡単な試験ですのよ?」





スカーレット「まず――オナニーは一日何十回しています?」


キャル「」



特殊判定
↓1コンマ二桁

キアラ、あれからどうなった?

91>74

※基準値を下回ったため、進捗無し

※相変わらず自分を慰めた経験も無いようです


――


キャル「そ……その……///」

キャル「知識としては、知っているのですが……///」







キャル「――な、なんだか怖くて、はしたなくて……したことは、無いんです///」






スカーレット「ぐはっ!?」ビチャビチャ!


キャル「スカーレット将軍!?」ビクゥ!


スカーレット(そ……そんな、ありえますの……!?)

スカーレット「で、ではどうやって……?」

スカーレット「逞しい男を見たら、ムラァ……っとこないのですか?」

スカーレット「雄の臭いを嗅いで、子宮が疼いて仕方がないとか……」

スカーレット「我慢のしすぎで、ただ歩いているだけでおまんこぐちゃぐちゃにしたりは……!?」



キャル「あ、ありません……!///」プシュー…!



スカーレット「そ、そんな……」グラッ…

スカーレット(この子は……素晴らしい才を持っていますのに……)

スカーレット(ワタクシと同じく、薔薇が大好きですのに……)

スカーレット(ワタクシ程ではありませんが、立派な胸をしているのに……!)ドタプーン!



スカーレット「で、では次ですわ……」

キャル「あうぅ……///」


スカーレット「オナニーをしない。ならばつまりそれは――あなたは内心、自慰では満足できないということなのでは?」


キャル「」



特殊判定
↓1コンマ二桁



正直どっちに転んでも読者的にはナイスな展開だと思います

あんな夢は見ますけど、アベルも耳が痛い超純愛思考!

キアラのプラトニック思考(補正あり)

91+10


= 1 0 0 (101)(たとえ愛し合った人でも、結婚までは清らかに。共にあることが至福)>20

※基準値を超えるどころか突き抜けました

※スカーレット将軍の強制敗北確定


――


キャル「その……///」

スカーレット「うんうん」

キャル「私も、その手の話題に、全く無知というわけではありません……」

キャル「皇女として、大人として……最低限の知識は、必要になりますから///」

キャル「ですから、こうしてスカーレット将軍が私を問い詰めるのも……私を想ってくれてのことだと、思います」

スカーレット「ええ……淑女たるもの、これらの知識は不可欠なのですよ?」

キャル「……自慰をしたことはありませんが、夢で……その、しちゃう、内容のものは……経験があります///」

スカーレット「ええ、ええ。当然でしょうとも」

キャル「――だけど」





キャル「私は――身体よりも、心があったかくなる方が好きなんだと思います……」




スカーレット「……っ!?」

キャル「あんな夢を見ちゃうくらいだから……スカーレット将軍が仰ることも、間違ってないかもしれません」

キャル「でも、あれは多分……私が、男の人に抱いている想いから生まれた夢……」

キャル「こんな私とでも一緒にいてくれる、私も一緒にいるだけで心があったかくなるような……」

キャル「何をするでなく、ただ一緒に居続けることができれば……きっと私はそれで幸せなんだと思います」

キャル「さ、流石に結婚して、お相手の方に求められた場合はその……勿論、ですが……///」



スカーレット「」


スカーレット(こ……これは……!)

スカーレット(無知じゃない……! 男女の在り方を、性欲を理解した上で……!)

スカーレット「……」

キャル「あの……」

スカーレット「貴女は……ワタクシとは違うのですね」

キャル「え?」

スカーレット「薔薇は薔薇でも……あなたの本質は、白薔薇……」

スカーレット「ワタクシが手折るべきではない華ですわ……」

キャル「??」

スカーレット「……責めているわけではありませんわよ? それもまた、淑女の考え方の一つ」

スカーレット「でも……だからこそ、最後にもう一つだけ質問を許してくださる?」

キャル「は、はい!?」





スカーレット「――あなた、マックスは……どう思っていますの?」





キャル「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

スカーレットさん「うおおおクリムゾンでキアラちゃんの秘めた才能を解き放つ!」
ローズさん「させねえよ」
スカーレットさん「勝ったと思うなよ……」

流石はローズさん(の教育)やでえ

ああああアホな書き込みしたら安価踏んでるし
しかも無難すぎる数字ごめんよorz

キアラの???

56>50


※基準値を超えた為……?


――


キャル「マックスさん、ですか……」

キャル「……そうですね」

キャル「あまり、深く考えたことはなかったのですが……」

スカーレット「……」

キャル(マックスさん……)

キャル(信頼できる、アベル兄様の部隊の一人……)

キャル(私とも、普通にお喋りしてくれて、守ってくれて……)



キャル(――さっき手を繋いでた時は、安心できたなぁ……)



キャル(な、なんだろう、この気持ち? 上手く、言葉にできないかも……)



スカーレット「……」フッ…

スカーレット「その反応、少なくとも嫌いではないようですわね」

キャル「そ、それは勿論です!」

スカーレット「そう……」

キャル「あの、どうして……?」

スカーレット「……さっき、手を繋いでいたでしょう? それで、ね……」

キャル「あ、あれはですね……!?///」ワタワタ

スカーレット「気がついていたかしら? ワタクシが姿を現してからも、ずっと繋いでいらしたのよ?」

キャル「///」

スカーレット「……あなたは、すぐに答えを出す必要は無いかもしれない。それくらいに無垢な白薔薇……」

キャル「?」

スカーレット「でも――悪くは無い選択かもしれませんわね。あの子も……どこかで、あなたに近しいから」

キャル「私と、マックスさんが……?」



スカーレット「……この王城で、ワタクシはほとんどの新兵を食べてきましたわ」

スカーレット「でも――あの子は食べていないの」

スカーレット「前にワタクシに必至に頭を下げて頼みごとをしてきた時……ようやくこの身体の魅力に気がついたかと……」

スカーレット「そう思っていたワタクシに……なんてお願いをしてきたと思う?」

キャル「えっと……わからない、です?」

スカーレット「――俺をもっと鍛えてください。魔法も、使いたいんです! 力になりたい人達がいるんです……! ですわ」

キャル「!!」

スカーレット「どこまでも真っ直ぐで、ワタクシの厳しい躾けにも耐え……そして彼もまた炎の力を宿しましたわ」

スカーレット「ワタクシの見立てではあの子、なかなかの精力と大きさの筈なんだけれど……」ジュルリ…

スカーレット「この身体に溺れず、誰かの為に力を着けようとするその姿は立派でしたわ」

キャル「欲に溺れず誰かの為に……そこが、似ていると?」

スカーレット「……ええ」

スカーレット(……もしかしたらあの子も、初めては好きな子と……なんて考えているかもしれませんし)

スカーレット「……あなたはワタクシとは違う白薔薇」

スカーレット「だからといって、ワタクシがあなたを気に入っている事実はかわりません」

キャル「あ、ありがとうございます///」

スカーレット「……励むのですよ、色々と。何かあれば、いつでも相談なさって?」

キャル「は、はい!」

スカーレット「……本音を言うと、少しだけ残念なのですけれど」

キャル「えっ!?」

スカーレット「……いえ、これはこれで、よかったのかもしれませんわね」

キャル「??」

スカーレット「……真っ先に服を剥いでしまったお詫びも兼ねて、あなたにこれを贈りますわ」スッ…



白薔薇下着「……」シャラーン!



キャル「!?///」

キャル「さ、流石にいただけませんよ!?」

スカーレット「遠慮なさらずに、さあ! 白薔薇なら白薔薇らしく、下着も合わせるのが淑女ですのよ!」グイグイ!

スカーレット「ワタクシと同じ深紅に染まりたければ、代わりにこちらを贈りますが?」


×××な本「……」ズゴゴゴゴゴゴ!


キャル「」

キャル「こ、こちらをいただきますので、どうかそちらはご勘弁を!?///」メカクシ

スカーレット「そう、それでいいのです」








スカーレット(白薔薇……かつてのワタクシと同じ……)

スカーレット(あなたは、深紅に染まらない世界を歩みなさい……)






スカーレット「さ、マックスも待たせていますわ。すぐに戻りましょう」

キャル「は、はい!」


――

※キアラの???が基準値を超えたため、後のイベント時追加判定発生

――

スカーレット将軍周りの判定が終わったあたりで今日はここまで
フリー行動を使い切ったため、いよいよマックスハウスですが……
皆さん綺麗にフリー行動時にマックスハウスを選ばなかったため、時間が経過して作中時間は夜となっています
多少ハウス内でのイベントに変化があるかも?

本日もありがとうございました!

こんばんはー
ほんの少し再開です

なおガーウェン将軍は出番こそありませんが、ずっと王城で頑張っています
本来の任務が王城の守備なので、想定外の天使の奇襲+スカーレット負傷により出番が発生し、
そしてお察しの通り、マックスの登場により本来の連絡係その他の役割を奪われてもいます(土下座)

――



スカーレット「お待たせしましたわ」

スカーレット「いつの間にか日も暮れて……ごめんなさいね?」

マックス「い、いえ! えっと……」チラ…

キャル「大丈夫ですよマックスさん。それではスカーレット将軍、失礼致します」ペコリ

マックス「失礼致します!」バッ!

スカーレット「また、遊びにいらっしゃいな。レディーの作法をお教えしますわよ?」

スカーレット「さて……ではワタクシも、そろそろ次の新兵の育ち具合を確認する仕事がございますので」

スカーレット「これで失礼致しますわ」ペコリ



……




マックス「キャルちゃん、大丈夫だった……?」ドキドキ

キャル「え、ええ。少し……薔薇のお話をしただけですよ」

マックス「薔薇かぁ……俺も花には詳しくないけど、やっぱり覚えるべきなのかなぁ……」

キャル「無理をすることはないと思いますよ? お花の手入れや育て方も軍略と同じくらい大変ですし」

マックス「まじで? そう考えるとやっぱり自分で薔薇栽培してるスカーレット将軍凄いんだな……」

マックス「……と、城外に出てみりゃ本当に結構いい時間になってんな」

マックス(どうしよう……こんな時間までキアラちゃん連れ回して大丈夫なのか……?)

マックス(父さんと母さんに合わせたら、すぐ城塞に戻った方がいいな……)

マックス「ごめん……あともう少しだけ、付き合ってもらっていいかな?」

キャル「勿論ですよ。その為に来たわけでもありますし……」

マックス「ちゃっといってちゃっと戻ろう。俺の家はあっちの方で――」


――


――


【王国・マックスの家】


マックス「……久々の我が家だな」

キャル「ううん、突然お邪魔してしまって大丈夫なものか……今更ながらに、不安に思えて来ました」

マックス「予定より遅れたけど、逆に丁度いい」

マックス「あまり深く追求されるまえに、時間を理由に戻れるからな」スッ…

キャル「……」ドキドキ




コンコン!




マックス「父さん、母さん! 俺だよ、マックスだよ!」




ガチャ…



マックス父「お……おぉ!? ほ、本当にマックスなのか!?」

マックス「父さん、久しぶり。こんな時間に突然で悪いんだけど……」

マックス父「む?」

キャル「……」ドキドキ

マックス父「――」



特殊判定
↓1コンマ二桁

マックスパパの反応

79>70

※基準値を超えてしまった為、突っ走ります


――



マックス父「マックス……こ、このお嬢さんは……?」フルフル…

キャル「初めまして。……キャルと申します。マックスさんには日頃から――」






マックス父「かあさーーーーーーんっ! 大変だっ! マックスが、マックスがっ!」ドタバタ!




キャル「え!?」ビク!



マックス父「マックスが、可愛らしい子と一緒に帰って来たぞおおぉぉぉぉぉ!?」ドタガシャン!


ナンデスッテー!?


ドタバタドタバタ!



マックス「……」

キャル「えっと、これは……」

マックス「うん……歓迎は、してくれているかな?」



カアサンハヤク!

マッテチョウダイ!



マックス「父さん、慌てすぎだろ……?」

キャル「ふふ、でも……マックスさんに似ていると思いますよ?」

マックス「えっ!?」




――

――


……


【マックス家・リビング】



マックス父「……失礼したね」ハァハァ

マックス母「まさかこのタイミングで、それもこんなかわいい子を連れてくるだなんて……」

マックス「連絡が遅れたことは謝るよ。ちょっとこっちも、色々と忙しくてさ」

マックス父「うむ。陛下より、お前に重要な任務が与えられ帝国に赴いていたことは知っているが……」

マックス父「陛下はあの通りご多忙だ。やはりお前の口から直接色々と話を聞きたい」

マックス母「そうね。でも嬉しいわ……」

マックス母「パトラ将軍の部隊に配属になっただけじゃなくて、陛下から特命まで……」

マックス父「騎士として立派に成長したようだな、マックス……」

マックス「へへ……まあ、まだまだ全然だけどな」

マックス「でも、これでもちゃんと――」





マックス父「うむ。お前の頑張りも気になるところだが、長くなりそうだからまた今度だ」





マックス「ちょ、今話せとか言ってただろ!?」

マックス父「――今はそれよりも大事なことがあるだろう!?」クワッ!

マックス「!?」ビク!

マックス父「この子だこの子! キャルちゃん!」

マックス父「この子のことを今は重点的に話すべきだと、私は思うがな!」フンスフンス!

マックス母「まあまああなた、落ち着きなさい」

マックス母「まずはそうね、丁度いい時間だし――夕食にしましょう」

キャル「えっ!?」

マックス父「おお、そうだな! キャルちゃんも是非食べて行きなさい!」

マックス父「そして食べながらでいいから、色々と話を!」ズイ!

キャル「え、っと、ご迷惑ではありませんか?」

マックス母「大丈夫よ。さて――」




特殊判定
↓1コンマ二桁

マックス家の夕食

コンマ53


41~60:マックス「待ってくれ母さん!」


――



マックス「待ってくれ母さん!」バッ!

マックス母「あら、どうしたのマックス?」






マックス「――俺に作らせてくれ!!!」







マックス父「」ファー…



マックス母「」ファー…




キャル「マックスさんのお父様とお母様の顔が大変なことにっ!?」

キャル(そ、そうだ……そういえば確か……!)




マックス父「――はっ!?」

マックス母「意識がどこかに旅立っていたわ!?」

マックス父「マ、マックス……確かにお前の料理は天にも昇りかねん料理だ……」ビクビク…

マックス母「で、でも今日はこうしてお客様も来てるわけだし、ね?」ビクビク…

マックス「……」

マックス「安心してくれ、二人とも」

マックス「俺は、帝国で成長したんだ。そしてそれは、騎士としての強さだけじゃない」

マックス「――料理の腕もだ!!!」カッ!

マックス両親「「!?」」

マックス「見ててくれ……俺の、成長を……!」ダダダ!

マックス父「ま、待てマックス!?」

キャル(マックスさん……!)



マックス「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」



特殊判定
↓1コンマ二桁

マックス、料理の上達具合

※初期値壊滅・我流特訓のため1/4.ゾロ目は一律+50

コンマ41×1/4

17+11=28(なんとか人が食べられるレベル。でも……)

※でもパトラの技量を上回りました

※参考基準はアベルの舌(レベル20)

――



マックス「よし、材料はある!」ダンダン!

マックス「俺に父さんに母さん、キア……キャルちゃんで計四人!」

マックス「あまり時間はかけられず、かつこの人数の夕食……!」




マックス「――シチューでリベンジするっきゃないだろおおおぉぉぉぉ!」




マックス「行くぜえええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ゴオオオオォォォ!





マックス母「マックスが……マックスが燃えているわ!」

マックス父「あ、あいつがまさか、本当に料理を……!?」カンルイ!

キャル「……」





キャル(ど、どうしよう……まだ、傍にいた方がいい気がするけど……)

キャル(でもマックスさん凄いやる気だし、やっぱりお父さんとお母さんの前では張り切りたくなるよね……)

キャル(――マックスさんを、信じよう!)グッ!



――




――



……




マックス「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁ!?」ボボオオオォォ!




マックス母「マックスが……マックスが燃えているわ! 本当に!」オロオロ

マックス父「あ、ああ……! 酷い光景だが……あの異様な臭いがしなくなっている!」

マックス父「ただ焦げ臭いだけだ! これはもしや、本当に相当上達しているのか!?」コンラン




キャル「」




キャル(ああ、やっぱり……! マックスさんもパトラさんも、変に力んじゃうから……!)

キャル(でも、マックスさんのお父さんが言う通り……このまま行くと、料理は出来上がる……)

キャル(あの時みたいに、軍事兵器レベルじゃない……普通の焦げたソースの絡んだお野菜になる筈……)

キャル(確かに、それでも十分な進歩を見せられる……だけど……)


キャル「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁



判定をとったあたりで今日はここまで
最初の高めの基準値を超えたため、もう少しマックス家のイベントが続きます
しかし元兵器に負けたパトラさん、今度もし機会があれば救済してあげるべきなのか……

本日もありがとうございました!

こんばんはー
それではゆったり再開です
要所の判定を一部厳しくしてあるのに結構クリアされる不思議

キアラの手助け


89>70

※基準値を超えたため、マックスをフォロー

※キアラの料理技術により自動成功

――


キャル(――今なら、まだ!)

キャル「すみません、お借りします!」ダッ!

マックス父「お、おお!?」



マックス「うおおおぉぉぉぉ!?」ボオオォォォ!

キャル「マックスさん、落ち着いて! 一回、お鍋を火からどけて!」

マックス「わ、わかった!?」

キャル「前に一度作れているんだから、大丈夫です。焦らず、落ち着いて?」

キャル「ほら、深呼吸……」スー…ハー…

マックス「……」スー…ハー…

マックス「ふぅ……ありがとう、助かったよ」

キャル「私もお手伝いします。えっとまずは――」テキパキ


……


マックス「えっと、それで確かこうして……」ワタワタ

キャル「その調子です!」グッ!


……


マックス「仕上げに……これで良かったよね?」ファサ…

キャル「はい! あとは少し煮込めば完成です!」


……



マックス父「マックスが……あのマックスが、料理を完成させたというのか……!?」ワナワナ…

マックス母「それも、鼻をもがれるような刺臭じゃなくて、美味しそうな匂い……!?」ワナワナ…

マックス父「しかし、あのキャルという子……」

マックス母「ええ、マックスの猛進を窘めつつ、的確なアドバイスを……」

マックス父「ううむ……」



――

――


……


マックス「……待たせたな」コト…

マックス「かなりキャルちゃんに助けられちゃったけど……」コト…



シチュー「……」キラキラ!




マックス父「うっ……!」ダバー!

マックス母「うっ……!」ダバー!



マックス「食べる前に泣かないでくれよ!?」ガーン!

マックス父「すまんな……」ゴシゴシ

マックス母「さっそく、頂きましょう? キャルちゃんと、そしてマックスが頑張って作ってくれた夕食を」



一同「「いただきます!」」パン!



パク…




マックス父「――う、美味いっ!?」ガターン!

マックス母「な、なんてこと……私よりも、ずっと……!?」ガーン!

マックス「っしゃあ!」グッ!

マックス「……まあ、相変わらず先生のおかげなんだけどな」ポリポリ…

キャル「ふふ、そんなことないですよ。マックスさんもしっかり、上達していましたから」

マックス「そ、そうかな……///」

マックス父「……そうだな。確かに調理光景を見ていた限り、ほとんどはキャルちゃんのおかげと言っていいだろう」

マックス父「しかし私達は、かつてのお前を知っている……」

マックス父「キャルちゃんの手助けが入る前から、お前は料理から異臭を放つ真似をしなくなっていた……」

マックス母「それはとても大きな進歩。たとえまだ一人では完璧に作れなくても……」

マックス母「あなたが成長してくれたことは、間違いないわ」

マックス父「――よく頑張ったな、マックス……!」

マックス「父さん……母さん……」

マックス父「……しかし、だ」

マックス「?」

マックス父「お前を制し、どころかこれ程の料理を作れるなんて……その子は一体?」

キャル「わ、私なんてそんな。マックスさんが頑張ってくれたおかげですよ?」

マックス母「ええ。マックスが頑張ったのは間違いないけれど、あなたの腕前が突き抜けているのも間違いないわよ?」

マックス父「贅の限りを尽くす腐った貴族連中さえ、これ程の物を口に運ぶことは滅多にあるまいよ」

マックス「だろうなぁ……」

マックス「今回は俺の横から色々アドバイスしてくれたけど、キャルちゃんが最初から自分で作ってたらもっと美味いと思う」

マックス父「……」ジー…

キャル「あ、あの、何か……?///」


マックス父(控えめで淑やかな佇まい……)

マックス父(編み込まれた金の髪は細く美しく、知的な風貌……)

マックス父(そしてこれほどの料理の腕前……どこか大貴族のご令嬢だろうか?)

マックス父(いや、そして何よりも……)ゴクリ…

キャル「……///」タプーン!

マックス「おーい、父さん? どうした?」






マックス父(――小柄ながらに、既に若かりし頃の母さんを上回る大きさっっっ!)グッ!





マックス母「――あなた? 今、相当な邪念を感じたのだけれど?」ジトー…

マックス父「ん、んんっ!?」ゴホン!

マックス父「マックス……そのキャルちゃんだが」

キャル「!!」ドキッ!

マックス「!!」ドキッ!

マックス父「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

マックスパパのキアラ勧誘(料理の腕前披露で補正有)

コンマ89+10(料理技術)


96~00:???

※ノンストップパパ

――






マックス父「――結婚式はいつなのかな?」ワクワク!




キャル「!?///」ボッ!

マックス「な、ちょ……!?///」ガタン!




マックス父「ははははは! 隠さなくてもいいぞマックス!」

マックス父「わざわざこんな時間に、こんな素晴らしい子を連れてくるだなんて……」

マックス父「これはもう、結婚の報告以外にはありえないだろう?」

マックス「ま、待て待て父さん!/// 俺とキャルちゃんは――」

マックス父「ああ、もちろんわかっているとも!」

マックス父「お前は成長したとはいえまだまだ半人前!」

マックス父「対してキャルちゃんは素晴らしい子だ!」

マックス父「正直に言ってしまうと、お前にはもったいない子だろう!」

マックス「そ、そりゃまあ……ってそうじゃないんだよ父さん!」

マックス父「隠すな隠すなマックス!」

マックス父「先程の様子からして、お前が料理の手解きを受けたのは今回が初めてではないのだろう?」

マックス「あ、ああ」

マックス父「この子はお前の制し方もわかっていた。それに……」チラ…

マックス父「家に来るときに小荷物を持っていたがそれはなんだ?」

マックス「え? なんでもないさ、キャルちゃんが欲しがった本を買っただけでやましいことは……」

マックス父「ちなみにどのような?」ズイ!

キャル「その、お料理の本を……?」





マックス父「ひゃっほう!」ガターン!





マックス「父さん!?」

マックス母「あなた!?」


マックス父「料理の本を買って、お前の料理を手助けしてくれる……」ウンウン…

マックス父「なんと甲斐甲斐しく、奥ゆかしい子だろうか……!」

マックス父「まるで昔の母さんのようだ……!」

マックス母「ちょっとあなた? 今は違うと言いたいのかしら?」

マックス父「そ、そんなことはないぞ?」アセアセ

マックス父「しかしまさか、帝国にこれほどの逸材がいたとは……!」

マックス父「陛下が帝国と同盟を結ばれたのも、やはり英断であったわけだな!」

マックス父「いやあ、本当に今日は素晴らしい日だ! 母さん、祝い酒を――」

マックス母「あなた、この子の前でお酒は……」ヒソヒソ…

マックス父「む、そうであったな……」

マックス父「とにかくめでたいのは間違いない! よくやったぞマックス!」

マックス「だーかーらーっ! 人の話を聞けってんだよ!?」

マックス「俺とキャルちゃんはまだ――」





マックス父「む、まだ初夜を迎えていないとな!?」





マックス「」

キャル「」




マックス父「ははは、安心するがいいマックス」

マックス父「お前のことは、誰よりもわかっているつもりだ!」

マックス父「だから――」



特殊判定
↓1コンマ二桁

より親睦を深める為のマックスパパの計らい
01~50:今日はとことん私達とも語り合おう!
51~00:泊まっていきなさい! 部屋一緒な!

コンマ51

51~00:泊まっていきなさい! 部屋一緒な!

――


マックス父「――泊まっていきなさい!」

マックス父「父さんと母さんの部屋を使っていいからな!」

マックス「ちょ……父さん!?///」

キャル「あ、あの……///」

キャル「流石に、そこまでしていただくわけには……///」

マックス父「何、遠慮することはない!」

マックス父「君と私達はもう家族なのだからな! もう自分の家と思って寛いでくれたまえ!」ハハハ!

マックス「だ、駄目だ……何を言っても止まる気がしねえ……」

マックス「母さん、母さんからも何か言ってやって――」

マックス母「あら、それじゃあお風呂とか着替えの用意もしなくちゃ!」パタパタ!

マックス「おぉい!?」ガーン!

キャル「え、えっと、えっと……」

キャル(こ、ここはお断りすべきなのか、それともご厚意に甘えるべきなのか……)グルグル…

キャル(助けてローズさんっ!?)グルグル…

マックス「ああ、キャルちゃんも混乱してるし!?」

マックス「……!」ハッ!

マックス「そうだ、着替えなんてないだろ!? 母さんとキャルちゃんじゃサイズも――」

マックス父「……マックスよ」

マックス「なんだよ!?」



マックス父「――風呂から上がり、火照った身体にちょっと大きめの服を羽織ったあの子の姿を妄想するんだ」




マックス「!?」

マックス父「――いいだろう?」

マックス「……」ゴキュ…

マックス「……はっ!? ち、違う違う!」ブンブン!

マックス「その、あれだ! 流石にその……下の着替え、とかは……///」

キャル「」

キャル「……」チラ…


白薔薇下着「……」


キャル「……ごめんなさいマックスさん。何故だか持っています……」ガクーン…

マックス「え、なんで!?///」

キャル(ま、まさかスカーレット将軍……ここまで見越していたの……!?)

マックス父(……下着持参。つまりお泊りする気あり! やったぞマックス、未来は明るい!)グッ!


――

――


……


【マックス両親部屋】


マックス「……」ドキドキ

マックス(どうしてこうなったんだろうなー……)

マックス(ってもあんな見たことないぐらい嬉しそうな父さんと母さん、初めてだったし……)

マックス(キアラちゃんもそれを見てか、父さんの馬鹿な提案受け入れちゃうし……)

マックス(さっさと嘘の報告して帰るつもりだったのに、これじゃあ本当に……)

マックス(……キアラちゃん、か)

マックス(父さんの言う通り、俺には勿体ない……いや、俺なんかが手を出していい人じゃない)

マックス(……)

マックス(…………でも)

マックス(可愛くて、真面目で、おっぱい大きくて、強くて、魔法も使えて、料理もできて……)

マックス(何よりも……優しくて……)

マックス(恋人のフリ……だったけど……手を繋いで……)

マックス(俺の多分初恋の人だった、アルセナさん……)

マックス(あの人がもう結婚していたってことにも、あまりショックを受けなかったのも……)

マックス(……)



特殊判定

↓1コンマ二桁

マジか―……(白目)

マックス、募りゆく想い

76>75

※基準値を超えたため……?


――



マックス(俺……)



マックス(やっぱり――キアラちゃんのことが好き、なんだな……)



マックス(わかってるさ。こんな感情、持っちゃいけないってことぐらい……)

マックス(でも、それでも……)

マックス(どうしても……)

マックス(……っ!)




マックス「――王国騎士は、退かない!」グッ!



マックス(たとえ結果が見えている勝負でも……!)

マックス(何もしないで、いつまでもこんな気持ちでうじうじしてられっか!)

マックス(どうせ勝ち目がないなら、潔く当たって砕け散るべきじゃないのか!?)

マックス(……そうしないと、俺の気持ちも晴れない……)

マックス(たとえそれでキアラちゃんから罵られることになったとしても――俺はそれで構わない!)

マックス(キアラちゃんに――俺の気持ちを、正直にぶつける……っ!)



――

マックスの告白が決定したあたりで今日はここまで
……高めの基準値を悉く乗り越えるあたり、マックスの本気具合を垣間見た気がします
そしてお父さん猛進→お泊り→告白とフルスロットルで突き抜けたマックスの告白ですが
内容はまた自由安価募集とさせていただきます
大体↓1~3あたりで良さげなものを拾ったり混ぜたりで

本日もありがとうございました!

こんばんはー
フィーアに関しましては、キアラが一応倫理面と生まれてくる子の面からストップをかけてくれてはいます
以前夢オチ書いておいてなんだけど、流石にアベルとフィーアの性格で近親にはしる姿が書きにくいっていう問題もあるのですが……
技量不足で期待されている方には申し訳ないです

それではマックス告白あたりまでゆるりと再開です

――


……


キャル「……///」ホカホカ…

キャル(湯上り用のローブを貸して頂いたけど、ちょっと大きいな……)

キャル(い、一緒の部屋だって話だったけど……大丈夫かな///?)

キャル「……」ソー…



マックス「すぴー、すぴー……」



キャル「あれ……?」

キャル「マックスさん……もう寝ちゃった……?」

マックス「すぴー、すぴー……」

キャル「……そ、そうだよね。マックスさんも疲れているだろうし……」

キャル「……」

キャル(ほっとしたと同時に、なんだろうこの気持ち……?)

キャル(私も、明日に備えてもう寝ようかな……)

キャル「……おやすみなさい、マックスさん」モゾモゾ…










マックス(ふおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!)

マックス(やばいやばいやばいやばいやばいやばい!)

マックス(何か後ろからすっげーいい匂いする!?)

マックス(お風呂上がりのキアラちゃんとか見たくてたまらねぇぇぇ!)

マックス(で、でも駄目だ……! 見たら駄目だ……!)

マックス(明日ちゃんと、この想いを伝えるんだ……! そのことに集中しろマックス!)

キアラ「……」スー…スー…

マックス(……煩悩退散、煩悩退散……!)



――

――


翌朝・早朝……




マックス(た、耐えきったぞぉぉぉぉぉ!)フラ…

マックス(だが眠い……)



マックス父「おお、早いなマックス!」

マックス父「どうだ? 孫は――」

マックス「はぁ……あのな、父さん?」

マックス「昨日は結局言えなかったが、俺と彼女をそこまで急かさないでくれ」

マックス「確かに、ろくに連絡も入れてなかった俺も悪いとは思うよ」

マックス「だけど俺は……王国の誇りある騎士なんだ」

マックス「……父さんなら、わかるだろう?」

マックス父「……そうだな。すまん、お前があの子を連れてきた喜びで、私もだいぶ浮かれていたようだな」

マックス「まあ、俺もその気持ちはわかるけどな」

マックス「でも、浮かれてばかりもいられない。……父さん、あれはあるか?」

マックス父「!!」

マックス父「そうか……やはり、まだ、だったか……」

マックス「……だから、だよ」

マックス父「……」スッ…

マックス父「マックス」

マックス「なんだい父さん?」

マックス父「――全力でぶつかれ!」

マックス「――あぁ!」パシ!



――

――





……




マックス父「ではキャルちゃん! またいつでも来てくれたまえ!」

マックス母「マックス、今度はもう少し定期的に顔を見せてちょうだいね?」


マックス「ああ、わかっているよ!」

キャル「お世話になりました!」



ドドドドド…



キャル「やっぱりマックスさん、乗馬がお上手ですよね」

マックス「いや、この程度まだまださ」

マックス「こいつで急いで戻りたいところだけど……」

マックス「……ごめん。ちょっとだけ、寄り道を許してくれるか?」

マックス「昨日あれだけ振り回しておいて、頼みにくいんだけど……」

キャル「? え、ええ。大丈夫ですよ?」

マックス「馬ならすぐ行ける場所だ。時間はとらせないよ……!」パァン!



ドドドドド…




――

――


【王国・小高い丘】


マックス「よし、到着っと……!」

キャル「わああぁぁ……!」

マックス「ここ、俺のお気に入りの場所なんだ」

マックス「全部ってわけにはいかないが、王国を一望できるだろう?」

マックス「アベル皇子も、こういった丘から帝国眺めるのが好きだって話だし……」

マックス「国が違っても、壮大な景色ってのは皆好きかなって思ってさ」

キャル「うん……! 本当にすごい……!」

マックス「そっか。ならよかった」

マックス「……」

マックス「……俺も、この景色が大好きで」

マックス「この平和な風景を守れたらって、騎士に憧れたんだ」

キャル「そうだったんですか……」

マックス「……昔の王国はさ、ここまで綺麗じゃなかったんだけどな」

キャル「え?」

マックス「見た目じゃなくて、その中身がさ」

マックス「……今の国王、クラウス様になる前は本当に酷かったんだ」

マックス「騎士団さえ腐敗してて……だからこそ、俺が本当の騎士になるって誓ったんだ」

キャル「マックスさん……」

マックス「そして努力して、パトラ将軍の部隊に入隊して、俺は騎士になれた」

マックス「……」





マックス「そして……天使に殺されかけて、アベル皇子に救われた」

マックス「あれから、帝国に行って……色々な人に助けられ、支えられてきたけど……」







マックス「――俺がここまで頑張ってこれたのは、キアラちゃんのおかげだよ」





キャル「――え?///」



マックス「……あの日、君を見たその時から……俺は、抱いてはいけない想いを抱いていた」

マックス「帝国流で鍛えられて、前よりも断然強くなれた自信はある」

マックス「それでも、帝国から見れば俺はまだまだで……キアラちゃんに相応しい男じゃないかもしれない」

マックス「強さだけじゃない。俺は一介の騎士で、キアラちゃんは皇女だ。身分の差だって歴然過ぎる」

マックス「……」

マックス「だからと言って……俺は、自分の気持ちに嘘はつけないんだ」

マックス「……君の為なら、俺はどこまでも頑張れる。いつかきっと、相応しい男になって見せる……!」

マックス「……」チャッ…

キャル「!!」

マックス「騎士の誓い。己が武器を捧げるのは仕えるべき王のみ。だけどもう一つ――」

キャル「……捧げる相手が異性の場合は――求婚……///」

マックス「……その通り」

マックス「俺は――キアラちゃん、君のことが大好きだ」

キャル「!!」

マックス「そして……」スッ…






マックス「帝国第一皇女キアラ様。王国騎士マックス、これからもその身をお守りします」

マックス「――この剣に誓って、必ず……!」






キャル「――!!!」




特殊判定
↓1~2コンマ二桁

本当にすごいなマックス……(白目)
少々お待ちください

1:キアラの返答


76>75


※基準値を超えたため……?


2:関係の公開具合

12(二人だけの秘密)


――



キャル「……」

マックス「……」ドキドキ

キャル「……これは」

マックス「!!」

キャル「これは、あなたの偽りの恋人であるキャルに対してではなく……」

キャル「帝国皇女キアラに対しての誓い、なのですね?」

マックス「……勿論です」

キャル「そう、ですか……」


シュル…ファサ…



キアラ「――ならば、私もキャルではなく、キアラとしてお返事致しましょう」



マックス「……!」




キアラ「……私は、皇女とはいえ兄達程立派な存在ではありません」

キアラ「……あなたは、立派な王国騎士です。これから先、もっと相応しい人が現れるかもしれません」

キアラ「……それでも、それでも……私なんかに、誓いの剣を捧げて頂けるなら……」









キアラ「――その誓い、貫き通してくださいね?」

キアラ「わ、私の――騎士様?///」







マックス「―――――ッ!!?」







マックス「え……それは……い、いいってこと、なのかな……?」フルフル…

キアラ「も、もう……! 剣を受け取ったのですから、察してください///」

マックス「ほ、本当に……!?」フルフル…

キアラ「~~~っ! 皇女に二言はありません!」




マックス「よ、よっしゃあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??」グッ!




キアラ「……///」

マックス「で、でも……やっぱり、信じられない……」

マックス「俺の、一方的な片思いだって、ずっと思っていたから……」

キアラ「……」

キアラ「……私も、最近自分の中で渦巻く感情がよく分かりませんでした」

キアラ「でも……私も、マックスさんと同じだったんですよ?」

マックス「え?」

キアラ「初めてお会いした時から……ちょっと、カッコいいかなって……」

マックス「!?///」

キアラ「それにいつも真っ直ぐで、努力家で……」

キアラ「聖国では、私のことも助けてくれて……」

キアラ「これが果たして、マックスさんの望む……男女の好意なのかは、わからないけれど」

キアラ「マックスさんと一緒にいると、安心できて……」

キアラ「もう私達はお友達だったのですから――次は、その……フリではなく、恋人でもいいかなって……///」

マックス「あ……即結婚オッケーってわけでもないんだね……いや、十分に幸せなんだけどね!? 夢じゃないよね!?」


キアラ「さ、流石に今すぐ結婚はちょっと……///」

マックス「そ、そうだよな。俺もまだまだ未熟だし……///」

キアラ「私も、です。だから……今は、まだ……///」

マックス「……俺はさっきの誓い通り、必ず君に相応しい男になってみせる!」

マックス「そ、そうしたら……///」

キアラ「ええ……私も、頑張ります。それまでは……」ギュ…

マックス「あ……///」

キアラ「こうして、一緒の時間を過ごして……」

キアラ「お互いの事を、もっと知っていきましょう……?」

マックス「あ、ああ……! 勿論だとも!」

キアラ「いつかの日まで時間はまだあります。これから、よろしくお願いしますね。マックスさん?」

マックス「ああ、よろしくキアラちゃん……!」ガバッ!



スッ…


マックス「……ん?」

キアラ「……///」

マックス「キ、キアラちゃん?」

キアラ「そ、その……いきなり抱擁されると、恥ずかしいですし……///」

キアラ「こういったことは、もっともっとお付き合いをして、親睦を深めて……///」

キアラ「せ、正式な契りを結んでからの方が、いいと思うんです……///」




マックス「」




マックス(キアラちゃんガードかてええええぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)

マックス(――でもそんなところも大好きだああああぁぁぁぁぁ!!!)


――

※キアラとマックスが秘密の交際を開始するようです

――

――




……


マックス「そ、そろそろ戻ろうか……///」ギュ…

キアラ「そうですね……///」ギュ…



マックス「……///」

キアラ「……///」

マックス「……健全なお付き合いって、どこまで許される?」

キアラ「そ、そうですね……」

キアラ「や、やっぱりこうして、手を握り合うこと、でしょうか……///」

マックス(道のりは遠そうだなぁ……)




マックス(でも……退かなくてよかった)




マックス(いつの日か、必ず――俺は誓いを果たしてみせる!!!)






キアラ「あ……でも、やっぱりアベル兄様にローズさん……」

キアラ「――それにお父様にだけは、ちゃんとご報告すべきでしょうか?」



マックス「」




マックス(は、果たせると……いいなぁ……)ブルブル…






――EXイベント4――

【戦いを終えて~~帝国皇女と王国騎士の触れ合い~~】 おしまい

おまけその4は以上となります
すんなり交際開始してるように見えますが……
・スカーレット将軍とのやりとりで基準値を越える(キアラの感情の認識・基準50)
・マックスが意を決し告白する(基準75)
・キアラがそれに応える(基準75。最初のが成功してなきゃそもそも判定が出ない。失敗でお友達からスタート)
を乗り越える必要があったわけで。おかしいなぁ……(白目)

さて、これで現在残りチケットは6枚。
次のおまけ話の内容を再び自由安価募集したいと思います
いつも通り↓1~5辺りで

本日もありがとうございました!

こんばんはー
んー……範囲内の意見をまとめると『ヒロイン他の結婚絡みのイベント』と言ったところでしょうか?
これまた難題と言いたいところですが、とりあえず模索しながら始めていこうと思います
ちょっとだけ、判定部分まで行きます




――おまけEXイベント5――

【戦いを終えて~~帝国恋愛模様~~】




――


【王国・とある式場】



オメデトー! オメデトー!



新郎「///」

新婦「///」



……




パトラ「素晴らしい式でしたね。どうか、末永くお幸せに」

王国将「ああ、ありがとうパトラ」

王国将「これからは妻と共に、より一層陛下の為に尽くすぞ……!」グッ!

パトラ「ふふ、それも大切ですけど……奥さんを放置してしまうのは駄目ですからね?」

王国将「わかっているさ。彼女も守るべき大切な存在だからな」

王国将妻「私も、この人を守れるように頑張るわ!」

王国将「なんの、私こそ!」


キャッキャウフフ!


パトラ(二人とも、凄く幸せそうですね……)

パトラ(王国もまだまだ復興途中とはいえ、平和になってきていると実感できます)

パトラ(……)








パトラ(結婚、かぁ……)







――

――


……



【帝国・アベルの城塞】


パトラ「アベルさん、ただいま戻りました」

パトラ「申し訳ありません、私用で急遽お暇を頂いてしまって……」

アベル「ああ、気にしなくていい。同期の騎士の招待だったんだろう?」

パトラ「はい。とても素晴らしかったですよ」

パトラ「……」

パトラ(そういえばアベルさん、いつも黒づくめだけど……)

パトラ(結婚式の時はどんな色を選ぶのかしら……?)

パトラ(やっぱりいつも通りに黒で統一してくるのか……)

パトラ(それとも真逆の真っ白タキシードなのか……)

パトラ「…………///」

アベル「パトラ?」

パトラ「はい!? な、ななんでしょうか!?」

アベル「大丈夫か? 疲れているなら、今日は休んでいいぞ?」

アベル「今のところは急を要する仕事はないからな」

パトラ「い、いえ。大丈夫です! それでは……!」パタパタ…

アベル「……」






アベル(結婚……か)




――

――


【城塞・談話室】


カチャ…


パトラ「ふぅ……」

ロウル「あ、パトラさんお帰りなさーい」

アーシャ「お疲れ様です。今、お茶を淹れますね」

エリス「今日の雑務は全て片づけてあるので、お疲れでしたらこのままくつろいでくださいね」

シア「王国騎士団の方の結婚式に招かれたんですよね~?」

ティア「ど、どうでしたか……?」ドキドキ

パトラ「そうですね。見ているこちらも幸せになれるような、いい式でした」

ロウル「へー……私、そういうのあまり詳しくないんですけど、パトラさんの顔を見るとなんだかわかる気がします」

シア「私のいた教会でも、結婚式が開かれたことがありましたね~」

ティア「あ、私も少しだけお手伝いしたことが……」

アーシャ「白が基調の聖国は、確かに結婚式のイメージがし易いですね」

エリス「花嫁の純白のドレス、ですか……」

パトラ「……」

パトラ「…………」


特殊判定

↓1~6コンマ二桁

…………え、えー?(白目)

こーれは参ったです。どうしたものか……

んー……ちょっと考えがまとまらないんで先に判定結果だけ
想像以上に城塞メンバーの結婚願望薄し!!!

特殊判定結果

ヒロインズの結婚式への憧れ


1ティア:26(私のこの胸じゃ、ドレスも綺麗に着れないだろうしなぁ……)<50

2パトラ:27(……浮かれてはいけません! まずは為すべきことからです!)<50

3シア:32(白い服はいつも着てますし~、式場で大勢の人に見られるのはちょっと~……)<50

4ロウル:08(見るだけの方がいいかもですね。私の場合、耳と尻尾の問題ありますし……)<50

5アーシャ:09(白い服、落ち着かないんですよね……。それに式を挙げずとも……///)<50

6エリス:59(……白くて、綺麗なドレス。ほんの少しだけ……気になるかも?)>50

はい、正直カインの初期値が壊滅した時以来並に頭を悩ましていますが今日はここまで
6人もとれば誰かしら高コンマで乗り気で語ったり見に行く→ヒバリ達触発される→次判定
の流れの予定でしたがこれはどうしたものか。やっぱりコンマって怖い……
一応判定順番はアベル隊→アドルラン隊→カイン隊→ローズ隊を予定してましたが、これも変わるかもです

本日もありがとうございました!

こんばんはー
色々考えましたが、まあ考えたところで結局コンマ次第でプロット爆ぜ散るんで
どんどん進んでいこうという結論に達しました。元々更新が遅いですしね……

それでは少しだけ再開です

――


パトラ「……ところで皆さん、結婚式に憧れたりということは?」

ティア「うーん……私、水着もそうですけど、あまり多くの人に見られたりというのが……」

ティア「お仕事中はあまり気にならないんですけど……」

シア「あ~、わかりますわかります~。私も似た感じですよ~」

ロウル「私はまず実際に見てみることからですけど、見る専門の方がいいかもですねぇ」

ロウル「理由はどうあれ、私もあまり大勢の人に見られるというのは苦手なので……」

アーシャ「うーん……結婚そのものならともかく、式にはあまり憧れませんね……」

アーシャ「どちらかといえば密やかに行いたいですし、そもそも式を挙げずとも……///」

パトラ「むむ……結構意外ですね」

パトラ「まあかく言う私も、人並みの憧れこそはありますが――今はそれどころではありませんからね」

パトラ「騎士として、貴族として、律するべきときは律する! これに尽きます!」




エリス「…………」





アーシャ「あら? エリスちゃん?」

エリス「は、はい!? なんでしょうか!?」ビク!

ロウル「んん~? エリスさん、もしかして……」

ティア「結婚式……興味があるんですか?」

エリス「い、いえ違うんです!? パトラさんの仰る通り、今はそれどころじゃありませんし……!」アセアセ

アーシャ「つまり、今じゃなければ興味があると?」フフ

エリス「あうぅ!? あの、その、違うというか、違わないというか……」

パトラ「べ、別に私は結婚式を全否定しているわけではないですからね? あくまで、自身の場合です」

シア「だそうですよ~? もう正直に言っちゃいましょう~?」

エリス「その……私も、結婚式がどんなものなのかわからないので、何とも言えないのですが……」





エリス「――白くて綺麗なドレスは、少しだけ気になるなって……///」





ヒロインズ「「……」」


ロウル「……ちょっとちょっと、聞きましたか皆さん?」ニヤリ

アーシャ「ええ、確かに聞きましたよ?」

シア「聞いちゃいました~♪」

ティア「エリスさんが、ドレスに興味があるって……」

パトラ「――言質、とりましたよ?」



エリス「え……そ、そんなにいけないことでしたか……!?」オロオロ…






ロウル「逆ですよー! 逆、逆!」パシパシ!

アーシャ「よかった! あのエリスちゃんがついに……!」ウル…

シア「エリスさんの女の子の一面が、ようやく開花してきたんですね~」ポヤポヤ

ティア「エリスさん、戦闘にしか興味が無いのかと思っていました……!」ビックリ

エリス「ティ、ティアさん酷いです!? 私をなんだと思っているんですか!?」

ティア「ご、ごめんなさいっ!? でも、鍛錬中の様子は私には皇帝の次に怖いんです!?」

エリス「」ガーン

パトラ「わ、私も少しは抑えた方がいいのかしら……」

パトラ「とにかく、これはいい傾向ですよ!」グッ!

エリス「ど……どういう意味でしょうか?」

ロウル「いやいや、考えても見てくださいよエリスさん」

ロウル「元々、アベルさんに一番に想いを伝えて結ばれたのはエリスさんなんですよ?」

シア「その後に、私達も我慢しきれなくなっちゃったわけですけど~……」

アーシャ「エリスちゃんったら、全然気にした素振りも見せないで私達のことも認めてくれて……」

パトラ「アベルさんもですけど、あなたの心の広さも相当なものですよ?」

ティア「わ、私なんかも認めて頂けましたし……」

エリス「それは……」

ロウル「それにエリスさんは色々と私達に気を遣って、普段から自分を後ろに下げ過ぎなんですよ」

アーシャ「もっと欲望を表に出してしまっていいんですよ?」

アーシャ「そうしてくれないと、申し訳なくて私達もどうしても遠慮してしまうしね?」

ロウル「そんなエリスさんが、今ついに、私達の前で欲を口にしたわけですよ! これはめでたいですよ!」

エリス「え、ええぇー……!?」


アーシャ「さて……」パン!

アーシャ「こうしてエリスちゃんが正直になってくれたことですし……」

アーシャ「この勢いで、エリスちゃんのドレスを見繕ってあげませんか?」

ロウル「お、いいですねそれ!」

エリス「ちょ、ちょっと待ってください!? 私は別に……」

シア「いざと言う時の備えと思えば大丈夫ですよ~」

シア「本当に式を挙げることになった時も、きっとエリスさんが一番でしょうしね~」

エリス「!?」

ロウル「ふむ……エリスさんの式を見れば、私も結婚式への憧れを持てるようになるかもしれませんね」

ロウル「よし、エリスさん! 私の為にも早速行きましょう!」ガシ!

エリス「ま、待って待ってロウルさん!? だ、誰か止め――」

パトラ「こうなると私も参加せざるを得ませんね。何しろ式を見てきた直後ですから!」バッ!

ティア「私も、お手伝いの経験を活かせるかもしれません……!」グッ!

シア「アベルさんには内緒にした方がいいですかね~?」

アーシャ「ふふふ、きっとアベル驚きますね……!」


ワイワイ!




エリス(な、なんでですか……!?)

エリス(皆さん、結婚式には興味が無かったんじゃ……!?)

エリス(――でも、やっぱり少し気になります……///)

シア「でも、確かにパトラさんの言う通り……今はどこも忙しい時期ですからね~……」

パトラ「王国は元々の資源に加えて、スカーレット将軍の力も大きかったですからね」

ティア「聖国も、最近では異教徒排除の動きが大きかったから……」

ロウル「帝国は実力主義、一部では花嫁を力づくで奪う連中もいるくらいでしたからねぇ……」

アーシャ「ふむ……いきなり壁ですか。エリスちゃんの花嫁ドレスを手に入れる策、必ず成功させないと……」

一同「「うーん……」






――

※三国三様な状態ですが、エリスのドレスを探してみましょう

※向かってみる国や頼ってみる人物自由安価

↓1~3多数決&コンマ

助けて、メイド長!

――

ロウル「まあ……困った時、何かが欲しい時となると……あの人しかいませんよねぇ」



……




ローズ「あら! みんな揃ってアタシに御用かしら?」

アーシャ「突然申し訳ありません。実はですね……」

ロウル「私達というか、実際のところは……」サッ…

エリス「……///」

パトラ「エリスさんに、花嫁のドレスを用意してあげたいのです」

ローズ「まっ!? エリスちゃんあなた、とうとうなのネ!?」

ローズ「おめでとう……!」

エリス「ち、違うんですローズさん!?」ワタワタ

シア「その準備と言いますか、いつでもできるようにといいますか~」

ティア「エリスさん、ドレスに興味があるそうでして……」

ローズ「なるほど、それでアタシのところに……」

ローズ「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

メイド長ローズの多忙具合

94(正直メイド長もたまに男になりたくなる忙しさ。メイド長でなきゃ死んでます)>50

※基準値を超えてしまったため、依頼失敗……


――


ローズ「……でも、本当にごめんなさいねぇ……」

ローズ「エリスちゃんのドレスなら、アタシも是非作りたいところなんだけれど……」


メイド1「メイド長ー! 助けてー!」パタパタ!

メイド2「メイド長! 次の依頼が届いています!」ビシッ!

執事1「メイド長! 執事の一小隊が行方不明であります!」バッ!

執事2「メイド長! この地区の整備の件なのですが……」パラパラ…



ローズ「ああもう! わかってるワ! みんなそこに並んでっ!」


ズラッ!


ヒロインズ「「」」


ローズ「……見ての通りなのヨ」

ロウル「お仕事の邪魔をしてすみませんでしたっ!?」ビシ!

ローズ「いいのヨ。あなた達と話していると、束の間この状態を忘れられるからネ……」

エリス(ローズさん程の方でも……やはり、私のメイド道はまだまだです!)

エリス「本当に失礼致しました。さあ皆さん、戻りますよ?」

エリス「ドレスだって、急ぎじゃないんですから……」



ローズ「あぁ……時間が欲しいワ。エリスちゃんのドレス、作りたかったぁ……」



???「……」ヒョコ!



特殊判定
↓1~4コンマ二桁

特殊判定結果

ローズ組の結婚式への憧れ


1フィーア:15(まずはアベル兄様くらい素晴らしい人を探さないと……)<50

2キアラ:30(今はまだ、ゆっくりとお互いを知って、それから……)<50

3アイナ:83(いいなぁエリスちゃん……! わ、私だってローズさんとっ!)>50

4スミレ:57(……ボクも、一応は女ですし。その、ドレスも着てみたくないことは……///)>50

――


フィーア「エ、エリス姉様がついに……!?」ドキドキ

キアラ「ローズさんにドレスを作ってもらうつもりだったのかな?」ドキドキ

アイナ「うーん……でもローズさん、今忙しいからねー……」

スミレ「ボク達もお手伝いできればいいのですが、何しろ抱えている問題が多岐すぎます……」

アイナ「そうだねー。ああ、でもいいなぁいいなぁエリスちゃん!」パタパタ!

キアラ「アイナさんは、結婚式やドレスに憧れが?」

アイナ「それは勿論ありますよー。ぎゃ、逆にキアラ様やフィーア様は無いんですか!?」

フィーア「うーん……まず、結婚をするにはお相手が必要ですよね?」

フィーア「アベル兄様以上の方となると、それを探し出すのがまず大変です!」

キアラ「私も、今はまだ……かな? もっと色々と勉強をして……」

キアラ「そして……恋人がいたならば、その方とはまだまだゆっくりお互いを知り合いたい時期でしょうか?」

アイナ「うぅっ!? ス、スミレちゃんは!?」

スミレ「……まあ、ボクも花嫁のドレスに全く興味が無いと言えば嘘になってしまいますが」

スミレ「ですがこの現状、エリスさんで駄目な以上ボクはもっと駄目ですよ」

アイナ「あれえぇ!? お、思ったよりみんなクールだね!? 私がおかしいのかな!?」

アイナ「綺麗なドレスを着て、ローズさんと一緒に……きゃ///!」クネクネ

キアラ(あれ? ローズさんがドレスで、お相手がスーツ……あれ、逆? あれれ……?)

スミレ「……」

スミレ「……アイナさん、落ち着いたら一緒にドレスを見に行きましょう」

アイナ「え?」

スミレ「……アイナさんの想いは、きっとローズさんに伝わる筈ですから」

アイナ「スミレちゃん、それは……」

スミレ「……」フルフル

スミレ「確かに、ボクもローズさんが大切です。でも、同じくらいアイナさんのことも――大切なんです」

スミレ「だから、もうボクにも遠慮しないで……」

アイナ「ス、スミレちゃん……!」ウルウル…

アイナ「ありがとう……! 私、私……!」







アイナ「ちゃんと生やせる日が来たら、絶対にスミレちゃんの膣内にも――」




――『模倣・真竜の剛爪』 発動――



ズドシュ!



アイナ「あふん!?」ガクッ…

スミレ(キアラ様とフィーア様の前で、何を言うつもりなんですか……///!?)ヒソヒソ

アイナ(ご、ごめん……感極まって……)ヒソヒソ

スミレ「……申し訳ありません。ボク達も、仕事が溜まっていることを思い出しました」

キアラ「い、今……いえ、私達こそお仕事中にすみませんでした」ペコリ

フィーア「手伝ってくれて、ありがとうございます!」ペコリ

スミレ「いえ、ボク達はお二人のメイドでもありますから。それでは」ペコリ







スミレ「……アイナさん、時々変なことをいいますよね」ハァ…

アイナ「だ、だってぇ……スミレちゃんは……」

スミレ「……ローズさんは、可愛いコが好きだと仰っていました」

スミレ「――ありのままのアイナさんの方が、いいと思いますよ?」

アイナ「……え?///」



――

※従者二人が揃って基準値を超えたため、ローズの周辺でも進展がありそうです

――

一旦判定を取り終えたところで今日はここまで
思ったよりもみんな低めというか、帝国の現状を考えたら止む無し……なのかもしれませんね
なおエリスのドレスはどこにも依頼が通らずとも問題はありません
(作成→即結婚式ではなく、今回はドレスをダシに各陣営を回って判定をとっていくことがメインですので)
勿論、コンマ次第ではいいドレスも見つかるかもですが

本日もありがとうございました!

こんばんはー
それでは今日も少しだけ再開です
内容の関係上、いつも以上に安価とコンマ判定飛びますがご容赦を

――



……



ロウル「ローズさんがあそこまで多忙だったとは……」

アーシャ「でも、まだ退く時ではありません。策は継続させていきましょう」

エリス「あのー……私、少し興味があるだけで、本当に……」

シア「その少しが大切なんですよ~?」

パトラ「ええ。それに私も、メイド服ではないエリスさんを見てみたい気持ちがあります」

ティア「ローズさんが駄目となると……次はどうしましょう?」

アーシャ「そうですね……」

ロウル「冷静に考えると、皆さん残らずお忙しい可能性が高いんですけどね」

アーシャ「それを考えて、それでもあえて次は――」




――

※ドレス作戦継続中1/3

※向かってみる国や頼ってみる人物自由安価

↓1~3多数決&コンマ

仕事人ルーシェにお願い

――


アーシャ「ルーシェちゃんに頼むのはどうかしら?」

エリス「ルーシェさんに、ですか?」

パトラ「少々意外な人選にも感じますけど……」

ティア「……あ」

アーシャ「ふふ、ティアちゃんは気がついたようですね」

シア「どういう意味ですか~?」

アーシャ「ルーシェちゃんは、先日の大掃除で大活躍しました」

ロウル「ええ、鬼神の如き活躍だったと伺っていますね」

アーシャ「でも、他の仕事はヒバリさんがよく持って行ってしまう。つまり……」

ロウル「あー……お掃除終わった後のルーシェさんなら、仕事をとられて時間があると」ポン

アーシャ「そういうことです。ローズさんよりも望みは高いですよ」

エリス(ルーシェさん……)ホロリ…

エリス(でも、万が一アドルラン様が部屋を汚していた場合はどうなのでしょうか……?)




……



【帝国・王城】



ロウル「ルーシェさーん!」

ルーシェ「ん、ロウルさん……?」

ルーシェ「そ、それに、皆さん、勢揃い……」

ルーシェ「何か、事件、でしょうか?」

ロウル「いやいや、大事ではないんでご安心ください」

アーシャ「実は、エリスちゃんの為に花嫁のドレスを探しているんだけれど……」

ルーシェ「!?」

ルーシェ「ついに……」

ルーシェ「おめでとう、エリスさん……!」パチパチ

エリス「あ、あの……あ、ありがとうございます///」

パトラ「とはいえ、すぐに式を挙げるわけでもないのです。準備段階と言った方がいいかしら?」

ルーシェ「なるほど……」


特殊判定
↓1~3コンマ二桁




――荒ぶルーシェ?(白目)

特殊判定結果

ルーシェあれこれ

1:ルーシェの多忙具合

15-20(ヒバリの活躍)

= 0 (-5)<50

 ザ ・ 暇 

※基準値を下回り突き抜けたため、第三判定の協力自動成功


2:結婚式への憧れ


77×2(ゾロ目ボーナス)+10(海での進展)+10(エリスの結婚)

= 1 0 0 (174)>50


  大  爆  発  ! ! ! 

※基準値の3倍強の抑圧してた想いが炸裂
※でも引っ込み思案なのでアドルランには言えてなかったようです

3:多忙な中の協力

※自動成功

――


ルーシェ「……」

ルーシェ「…………」

ルーシェ「………………」



ルーシェ「――いいなぁ、いいなぁ、いいなあぁぁぁぁ……!」ゴロゴロゴロ!



一同「「えっ!?」」



ルーシェ「エリスさん、羨ましいです……!」

ルーシェ「アベル様は、優しくて、ちゃんとお片付けもできて、メイドとも結婚してくれるんだもん……!」ゴロゴロ!

ルーシェ「うわあぁぁぁぁん! 私も、私ももう耐えきれないですぅぅぅぅぅ……!」ゴロゴロ!

ルーシェ「エ、エリスさんが認められるなら、私もって……浅ましい感情があぁぁぁぁぁ!」ゴロゴロ!

ルーシェ「ひっく……! わ、私も、私も……!」ゴロ…




ルーシェ「――アドルラン様と結婚したいですうぅぅぅぅ……っ!!!」ゴロビターンゴロビターン!

ルーシェ「うあああああぁぁぁぁぁ……!」ビターンビターン!



一同「「」」


――


――


……



ルーシェ「……ご、ごめんなさい///」

ロウル「い、いえ……だ、大丈夫でしたか?」

ルーシェ「少し、落ち着き、ました……///」

エリス「あんなルーシェさん、初めてみました……」ドキドキ

シア「ルーシェさんも女の子ですものね~?」

ティア「……わかります。溜め込んでいると、たまに吐き出したくなりますものね……」

パトラ「それはわかりますが、やはり今の光景は衝撃的でしたね……」

パトラ(真面目な彼女がここまで……私達も、少しは正直になってもいいんでしょうか?)

アーシャ「今のことは、私達の胸の中に秘めておきます……」

ルーシェ「ありがとう、ございます……///」

ルーシェ「……」

ルーシェ「ん、こほん……」

ルーシェ「えっと、エリスさんの、ドレスでしたよね……?」

エリス「……」ポン

ルーシェ「?」

エリス「――ルーシェさん、一緒にドレス、見つけましょう……!」ガシ!

ルーシェ「……! あ、あり、がとう……!」ポロポロ…

ルーシェ「あと……できればエリスさん……結婚までの道のり、教えてください……!」

エリス「えぇっ!? わ、私のもので参考になるのでしょうか……!?」オロオロ…


ルーシェがまさかの荒ぶりになってしまったあたりで今日はここまで……
突き抜けた値になってしまったので、ルーシェも一緒にドレスを探すことになりました(白目)
これは今後のコンマが我ながらハラハラしますね……

それでは先にコンマ判定だけ↓1~2で取っておきます

本日もありがとうございました!

こんにちはー
すみません、お察しの通り台風への対応でPCに触れることもできてませんでした
少々自宅の浸水を許しましたが、幸いこちらは大事は無かったのでまた今日の夜あたりに人がいたら再開しようかと思います
とりあえず次の判定部分まで投げておきます

特殊判定結果


1:エリスの羞恥心

20<50

※基準値を下回った為、ルーシェに色々伝えます

2:ルーシェの羞恥心

31<50

※基準値を下回った為、エリスに色々伝えます

――


エリス「で、ではちょっと恥ずかしいので、あちらの方に……///」コソコソ…

ルーシェ「は、はい……///」コソコソ…



……


エリス「――ということで、アベル様に……」

ルーシェ「な、成程……」メモメモ


……


エリス「――シアさんと一緒に指輪まで頂いて……」

ルーシェ「一夫多妻、これならヒバリさんも……?」メモメモ


……


エリス「――そうして、アベル様とお互いに生クリームを……///」

ルーシェ「……///」ゴクリ…


……


エリス「――これくらいでしょうか?」

ルーシェ「すごく、参考に、なりました……!」

エリス「その……ルーシェさんは、アドルラン様に何か特別なことを……?」

ルーシェ「……海で遊んだ日、ちょっとだけ、勇気を出して、大胆な水着を///」

ルーシェ「アドルラン様、控えめ、お好きでしたけど……」

ルーシェ「香油塗って頂いた時は、すごく……///」

エリス「香油……生クリームよりも自然で、より直接塗って頂く手の感触が……!?」ゴクリ…

ルーシェ「アドルラン様の手、大きくて……すごく、安心します……///」

ルーシェ「……でも、エリスさんのお話で、よく、わかりました……」

ルーシェ「――やっぱり、もっとこちらから訴えかけないと、駄目ですね……!」グッ!

エリス「頑張りましょう、ルーシェさん……!」グッ!


――

※後の判定に補正が入ります

――

――


アーシャ「あら、密談は終わったのかしら?」クスクス

ルーシェ「お待たせ、しました……///」

ロウル「いえいえお気になさらず。それで、ルーシェさんは……」

ルーシェ「ん、私も、ドレス……気になります」

ルーシェ「詳しくは、わからないけど……一緒に探すの、お手伝い、します」

シア「エリスさんとルーシェさん、お二人分のドレス探しですね~」

ティア「でも、どうしましょう。ルーシェさんも知らないとなると、帝国内に拘る必要も……?」

パトラ「そうですね……王国や聖国に比べて、帝国はそもそもそういったことに拘りが薄かった可能性もあります」

ルーシェ「帝国でも、上流階級の人、地位目当てでの結婚、あります……」

アーシャ「アドルラン様は次期皇帝。狙っている貴族の数も相当ですからね」

アーシャ「そうなると、そういった人なら詳しいのかしら……?」




???「……」



特殊判定
↓1~3コンマ二桁

こんばんはー
それでは少しづつ再開です

すんなり回避される修羅場

特殊判定結果・ヒバリあれこれ

1:ヒバリの多忙具合
21<50(アドルランの補佐は何年もやってるからね。まだまだ余裕よ)
※基準値を下回った為、時間有

2:結婚式への憧れ
67+10(海での進展)+10(エリスの結婚)
=87(したいに決まってるでしょ!? 察してよ!?)>50
 
3:一夫多妻への抵抗
14(え? アドルランをルーシェと半分こ? いいじゃない!)<50

※全く気にしていないようです

――


ヒバリ「ちょっとちょっと、どうしたのみんな揃って?」

アーシャ「あ、ヒバリさん。丁度いい所に」

ロウル「本当にいいタイミングで最も欲しい人材が来てくれましたね」

ヒバリ「お、なになに? お姉さんに頼みごとかしら?」

ヒバリ「ふふん、任せなさい! 丁度仕事も全部片づけたところだしね!」フンス!

シア「頼もしいです~!」パアァ!

パトラ「では、ヒバリさん。率直に言ってしまうと花嫁のドレスを探しているのですが……」

ヒバリ「――え?」

ティア「あ、私達ではなく、エリスさんとルーシェさんのドレスなのですが……」

ヒバリ「」

ヒバリ「」

ヒバリ「」

ヒバリ「ルウゥゥゥゥゥゥシェェェェェェェェェッ!? ど、どうやってアドルラン攻略したの!? 教えてっ!?」グワングワン!

ルーシェ「あぅ、あぅ!?」ガクガク

アーシャ「ヒ、ヒバリさん落ち着いて!? ルーシェちゃんが今すぐアドルラン様と結婚するわけじゃないですよ!」

ヒバリ「あ……そ、そうなんだ……」フシュゥ…

ヒバリ「ご、ごめんねルーシェ? ちょっと驚き過ぎて……」

ルーシェ「い、いえ、大丈夫です……」

ロウル「いやぁ、なかなか面白い光景でしたけど……その様子だと、ヒバリさんも結婚式には憧れているようですね」

ヒバリ「あたりまえじゃない。もう何年も夢見ているわよ……」

ヒバリ「ドレスもだけど、誓いの言葉にも憧れるのよねぇ……///」

ヒバリ「アドルランから、誓いますって……って、何を言わせるの!?」

ロウル「……うーん……」

ヒバリ「そして言わせておいてその反応ちょっと失礼じゃないかな!?」

ロウル「何と言いますか、ヒバリさんの想いはわかるんですが……ちょっと、真面目すぎるなぁと」

ヒバリ「え、真面目に想っちゃ駄目!?」ガーン

ロウル「いえ、ただ先程と激しく想いをぶちまけたルーシェさんと比べると大人しい印象で――」

ルーシェ「ロウルさん……! 内密に……!///」

ヒバリ「え……ルーシェあなた、何したの……?」

ルーシェ「……黙秘、です///」

――

――

……


ヒバリ「――はー、なるほどねぇ」

ヒバリ「飛び火してルーシェにも火が着いちゃったんだね」

ヒバリ「……私がいるせいで、余計にルーシェも抑圧しちゃったのかな?」

ルーシェ「ううん、違いますヒバリさん……」フルフル…

ルーシェ「ヒバリさんも、大好き、です……///」

ヒバリ「て、照れるから面と向かって言うのはやめてね?///」

ヒバリ「でもまあ、私もよくルーシェに助けられてるし、気持ちはおんなじかな」

ヒバリ「こうやって周りにもぶちまけちゃったことだしさ、改めて共同戦線でアドルランを落とすわよ!」グッ!

ルーシェ「は、はい……!」

アーシャ「ヒバリさん達も、一夫多妻を……」

ヒバリ「ん? あー、アドルランなら皇帝になれば一夫多妻くらいは大丈夫じゃない?」

ヒバリ「というかアーシャ、その言い方だと……あなたも?」

アーシャ「……ええ。というよりも……ここにいる全員が、ですね///」

ヒバリ「うっそでしょ!? え、ティアもなの!?」

ティア「は、はい///」

ルーシェ「……アベル様、やっぱりすごいです」

ヒバリ「こっちの比じゃないけど、エリスは大丈夫なの?」

エリス「あ、私はアベル様を慕ってくださる方なら大歓迎ですので。ヒバリさんとルーシェさんもいいんですよ?」

ヒバリ「あはははは! ありがたい申し出だけど、遠慮するよ。アベル様は好感が持てるけどさ」

ルーシェ「私達にとっては、やっぱりアドルラン様が一番、です……///」

パトラ「……一途な想いと忠誠。敬服いたします」

ロウル「……それでいて、なーんであの方はお二人からの好意に気がつかないんでしょうねぇ?」

ヒバリ「いやほんと、こっちが聞きたいくらいよ? 私が今まで試したアプローチ全部話してあげようか?」

アーシャ「ちょっと気になるけど、今は置いておきましょう」

ヒバリ「ああ、そうだった。ドレスの話だったね」

ヒバリ「要はあくまでいつかその時の為の予行演習というか、あたりをつけておくってことでいいんだよね?」

パトラ「そうですね。ルーシェさんの場合は、溢れる想いを鎮める意味合いも出てきましたけど」

ヒバリ「んんー……」

ヒバリ「実はさ、私も……というか、私の家もなんだけどね?」

ヒバリ「結構前からそういった願望は持ち続けて、アドルランにアタックしてきたわけだよ」

ヒバリ「つまり――いつ上手く行ってもいいように、ドレスの用意はあるの」

一同「「!!」」

ヒバリ「……ただ、あくまで帝国産のだからさ。いくら上流階級のーなんて言ったって、王国のそれとは比べられない」

ティア「そ、そうなんですか?」

ヒバリ「……アーシャならわかるんじゃない?」

アーシャ「あー……そういえば、そうですね。まさか、ウエディングドレスまでなんですか……?」

ヒバリ「そうなのよ……」

シア「ど、どういう意味ですか~?」

ヒバリ「王国のドレスは質も見栄えもいい。聖国のドレスも魔力加護で汚れない。そして帝国のドレスは……」

ヒバリ「――『式中の不意打ちも大丈夫! 防刃防火に耐魔力! 暗器も仕込めるよ!』な代物なのよ?」ハァ…

シア&ティア「」

パトラ「……そういえば、以前立ち寄ったお店も服をそれ優先で紹介していましたね」

エリス「え!? すごくいいドレスじゃないんですか!?」ガーン!

ロウル「……エリスさん、戦いから離れましょう」ポン…

アーシャ「……大丈夫。きっと、素敵なドレスを見つけ出してみせますから……!」ポン…

エリス「??」

ルーシェ「……結婚式、平和に、やりたいです……」

ヒバリ「だよねー……というわけで、正直に言っちゃうと私も帝国既存のドレスは嫌かな」

ヒバリ「ローズさんなら或いはって思ったけど、忙しそうだったしね」

アーシャ「帝国内での調達は難しいかもしれませんね……」

アーシャ「そうなると……」



――

※ドレス作戦継続中2/3

※向かってみる国や頼ってみる人物自由安価

↓1~3多数決&コンマ

聖王家への依頼

――


アーシャ「――聖国のあのお二人にも窺ってみましょう」

ロウル「……アルフさんとリーナさんですか? あの人たちも忙しそうではありますけれど……」

ヒバリ「うーん、でも聖国って確か昔は結構結婚式とか盛んだったんでしょう?」

シア「そうですね~。お父さんとお母さんの世代では多かったようですよ~?」

ティア「私もお手伝いしたことがありますし、衰退したのは本当にここ最近ですね……」

ルーシェ「……それなら、頼ってみる価値、ありそうです……」

ヒバリ「よし! それじゃあ私も一緒にいこうかな!」バッ!

ヒバリ「エリスと、そしてルーシェのドレス……私も選んであげたいし!」

ルーシェ「ヒバリさん……! それじゃあ、ヒバリさんのも一緒に……」

ヒバリ「わ、私はまだいいよ。まず、アドルランをその気にさせる作戦考えないと」

ヒバリ「それに帝国産とはいえドレスは一応あるし。ここはやっぱりルーシェ達が優先だと思うよ?」

ロウル「聖国はリーナさんが丁度いい転移陣を用意してくれてますからね。城塞まで戻ればすぐに行けますよ」

アーシャ「よし、行きましょう!」








???「……」




特殊判定
↓1コンマ二桁

アドルランの結婚式への憧れ

51>50

※基準値を超えたため……?

――

キャッキャ!



アドルラン「なにやら、ヒバリとルーシェが盛り上がっていたようだが……」

アドルラン「結婚式だとか、ドレスだとか聞こえたような……?」

アドルラン「……」

アドルラン「結婚、か……」

アドルラン「父上が皇位を退き、今の帝国には皇帝がいない」

アドルラン「アベルは俺の柄ではないと頑なに辞退するし……」

アドルラン「カインも、かつての行いからか皇帝になるべきではないと辞退してきた……」

アドルラン「わかってはいたが、やはり私が皇位を継ぐしかないのだが……」

アドルラン「未熟な私が、果たしてこの帝国を支えていけるのだろうか……?」

アドルラン「……早急な改革、不変の豊かさや治安の維持はそう容易に実現できるものではない」

アドルラン「結婚し、子を為し、次代のことも考える長い目でようやく……」

アドルラン「…………縁談を、蹴り過ぎたかな」

アドルラン「エリス君にはアベルがいるし、カインも最近はエメリナ君といつも一緒だ」

アドルラン「私にとって……」

アドルラン「…………」

アドルラン「いや……今は……」

アドルラン「いかんな。まずは目の前のことを一つずつ片づけねば」

アドルラン(落ち着いたら……考えるべき、なのかもしれんな……)


――

※お付き二人&アドルラン全てが基準値を超えたため、第一皇子周辺でも進展がありそうです

――

――

……


【聖国・仮設聖王宮】


アルフ「よく来てくれた。生憎とこんな場所で済まないのだが……」

リーナ「それにしても、少し珍しい編成ですわね?」

リーナ「アベルの隊がほぼ全員揃って……」

アルフ「アドルランの隊の二人も一緒に……まさか、帝国でも何か事件があったのか?」

シア「いえいえ、違うんですよ~?」

アーシャ「流石に驚かれるのもわかりますが、ご安心を」

アーシャ「ちょっと、この子達に花嫁のドレスを探しているだけですので」

ヒバリ「あ、残念ながらすぐ結婚とか、そういう話ではないです……」ガク…

リーナ「まぁ! でもそうなると、いずれは……なのでしょう?」

アルフ「ふっ……皇帝アドルランと新たな皇妃の即位の日も近いか?」

エリス「……///」

ルーシェ「……///」

ティア「お忙しいことは承知していますが、どうか……」

リーナ「そうですわね……」


特殊判定
↓1~3コンマ二桁

聖国、大丈夫……?


1:リーナの結婚式への憧れ

36(綺麗だとは思いますわよ? ただ胸を重視してばかりの殿方ばかりで……)<50

2:アルフの結婚式への憧れ

27(私は贖罪中の身だ。今は自身の幸せよりも民達の為にこの身を賭そう)<50

3:聖王家伝統の衣装

59<60

※全てが基準値を下回った為、聖王家からは手がかり無し! ついでに後継ぎもやばそう!


――


リーナ「友の頼みとあらば、たとえ多忙でも引き受ける所存なのですが……」

アルフ「うむ……」

アルフ「問題が問題で、少々厄介だな……」

ロウル「え?」

リーナ「……私、そもそも結婚や結婚式についての知識が浅いんですの」ダラダラ…

アルフ「私も、同じくだ。私には縁の無いものだと思っていたからな……」ダラダラ…

シア「え、えぇ~……!? 縁が無いって……」

ティア「お二人は、聖王家なのですよ……!?」

リーナ「そ、そんなことを言われましても! 聖国内にいい殿方が見つかりませんの!」

アルフ「……私は生来からあまり興味を持っていなかったな。兄さんも確か興味が薄かった筈だが……」

パトラ(……戦争が無くとも、聖国はいずれ自然消滅していたのではないでしょうか?)

リーナ「むむむむ……困りましたわ。平和なお願いですのに、これを叶えられなければ私の名折れですの」

アルフ「王宮の宝物庫ならばあるいは……と思ったが、あの日兄さんが王宮を崩壊させてしまったからな」

アルフ「丈夫な神器ならばともかく、ドレスの類は使い物になるまい……」

ルーシェ「……」ショボン…

リーナ「あぁっ!? 待って、待ってくださいな!? 今、知恵を絞っていますの!?」ワタワタ

アルフ「くっ、神よ! 我らにお力を……!」バッ!




???「……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

特殊判定結果


1:マークスの結婚式への『憧れ』

15(結婚式? 私の? ……はははは! 私は神父だよ? 皆が幸せなら私も幸せさ!)<50

2:マークスの結婚式への『知識』

87+20(本職の神父)

= 1 0 0 (107)

 私 の 教 会 に ま か せ な さ い っ !


※マークス神父は自分の結婚は考えていませんが、他人の結婚は凄く考えている人だったようです


――



ババッ!


マークス「むむっ!? 何やら迷い人の気配を感じて駆けつけてみれば……!」ムキッ!

マークス「これは嬉しい! みんなが遊びに来てくれていたのですな!」

リーナ「マークス神父!?」

アルフ「そうだ、我らにはまだ彼らがいた!」

マークス「?」

シア「ああ、そうですよ~!」パン!

ティア「マークス神父は、本職の方です!」パン!

ロウル「おおっ!? 見た目で忘れていましたが、そういえばそうでしたね!?」

マークス「これは手厳しい! 帽子はちゃんと欠かさず被っているのだがね」

パトラ(まず服を――私の両親の方が悲惨でしたね……)ガクリ…

アーシャ「そうね。マークス神父なら……」

ヒバリ「ごめんなさい。ちょっと、この二人に花嫁のドレスを着せてあげたくて……」

エリス「……///」

ルーシェ「……///」

マークス「な、なんと!?」






マークス「――任せたまえ! この私が、素晴らしい式を約束しよう!」


マークス「――この肉体と、神の名に誓ってっ!!!」ビシ!





マークス「――こう見えて、私の教会の結婚式は高い支持をえているからね」



一同「「!?」」



――

聖国組の判定を取ったあたりで今日はここまで
うん……ルーシェ以外全体的に結婚式を意識してる人が少ないというか、聖国は大丈夫なんでしょうかね?
とはいえ知識豊富なマークスさんが現れてくれたので、ドレス(+式場も)確保成功です
(カインとエメリナは最後に判定をとることになりそうです)

スレ残りが微妙ですが、次スレは明日あたりにまた
本日もありがとうございました!

こんばんはー
歌唱力……面白そうではありますね。次スレ開始後のコンマを拾ってみましょうかね
それでは残りが微妙ですが、ちょっとづつ再開です

――


……


【聖国・マークスの教会】



キラキラ!


ロウル「おぉう……流石マークスさん、綺麗な教会ですね」

シア「これは神様もお喜びになられますね~」ホクホク

アルフ「うむ。いまやマークス神父は、聖国の立て直しには不可欠な人材だ」

リーナ「信仰心を持つと同時に、神に頼りすぎない精神も持つ……」

リーナ「兄上や神の力に頼り切っていたこの国を変えるには、一番適しているかもしれませんわね」

ティア「流石です、マークス神父……!」

マークス「はっはっは! なにこのくらいは当然のこと」

マークス「みんなも知っての通り、私は魔法が使えないからね……」

マークス「魔法の知識や、教会に勤める者としての知識は色々と吸収したつもりだよ」

マークス「ここでは他の教会と同じく、信徒の集会や恵まれない者の保護も行っているが……」

マークス「他と同じ……妥協した教会では神もお嘆きになるかと思い、私流の工夫も凝らしてきたのだ」

パトラ「工夫、ですか?」

マークス「そうだよ。たとえば――」



元戦争孤児「あ、おかえりなさいマークス神父!」ムキィ!

元王国貧民「今日の鍛錬、ちょうど終わりました!」マッチョォ!

マークス「ああ、ただいま。私が留守の間も頑張っていたようだね」



一同「「!?」」

マークス「彼らのように、肉体を鍛え直したいという子には鍛錬をさせてあげたりとかね?」

パトラ「それ、教会の仕事ですか!?」

元王国貧民「……あれ? その声、もしかしてパトラ将軍ですか?」

パトラ「え、ええ。そうだけど……ってその顔、あなたまさか!?」

元王国貧民「はい! 以前、賊に襲われているところを将軍に助けて頂いた者です!」

元王国貧民「あの後、天使に攫われてしまい……つくづく己の無力さに打ちひしがれている時でした」

元王国貧民「――嘆いてばかりでは何も変わらないと! 大切なのは私自身が変わろうとするその一歩だと!」

元王国貧民「マークス神父のありがたい教えを頂き、こうして修行に励んでいるのです!」

元王国貧民「まさか私に、こんな力があったなんて! もっと修行を積んだら、いずれ将軍の部隊に入りお助けしたいです!」ビシ!

パトラ「あ、ありがとう。その、あまり無茶はしないでね?」

元王国貧民「はいっ!」ムキムキ!


パトラ「…………あそこまで鍛えなくとも」

アルフ「…………実は、鍛錬し直している正規の聖国兵もあの兆候が見られる」

リーナ「数年もすれば、屈強な魔法兵になっているかもしれませんわね……」

ロウル(光景的には天使の方がマシに思えます……)

アーシャ(それよりも、跡取りを考えた方がよいのでは……?)

マークス「まあ、身体作りは生ける者の基本だからね」

マークス「それはまた日を改めて語るとして……今は、結婚式とドレスの話だったね」

エリス&ルーシェ「「!!」」

マークス「勿論、式を執り行い、誓いの場に同席するのも神父の務め」

マークス「鍛錬だけでなく、こちらも抜かりはないよ」

マークス「そのおかげか評判も良く、私としても嬉しい限りだ」

マークス「どうだね? 折角だからこの教会で式を挙げるというのは?」

マークス「君達の結婚とあらば、このマークス……一肌でも二肌でも脱ごうっ!」ムチィ!

マークス「ああ、そうだ。肝心のドレスだが……」



がっちりシスター「――お話は聞きました。こちらがこの教会にあるドレスでございます」トス!



純白ドレス「……」キラキラ…



ロウル「ほほーぅ、これが……」マジマジ…

アーシャ「派手すぎじゃない、いいドレスですね」

シア「こ、これを着て……///」

ティア「わ、私なんかには、やっぱり恐れ多い品に見えます……」

パトラ「これ、生地も上等ですね……」サラサラ

ヒバリ「うんうん、帝国産の防御力重視のやつとはやっぱ違うね!」

ルーシェ「これ、が……」ゴクリ…

エリス「……アベル様///」

アーシャ「……どうします、二人とも」

エリス&ルーシェ「「え?」」

アーシャ「立派な教会に、よく知る仲の神父様」

アーシャ「それに綺麗なドレス……いつか、ここで式を挙げますか?」





※マークス神父の計らいで、ドレスも式場も条件は全てクリアしていますが、一応多数決


1:ここでいつか式を挙げる

2:他の場所、ドレスを探してみる

3:その他自由安価

↓1~3多数決

3
式場はマークスさんとこで、ドレスは前に言われてたロウルお手製とかできるかな?

1かな

>>977
ドレスor式場半分だけこの場所という選択も可能です
安価↓

おっと、もう埋まってましたね。申し訳ないです
票が割れた場合はコンマ判定に移りますので、今回だと>>979の1ですね
少々お待ちください

※がっちりさんは名前の通りです。
マークス神父の教会なんで、関係者は全員鍛えられています

1:いつかここで……

――


エリス「そう、ですね……///」

エリス「なんだか、あまり実感が湧かないのですけれど……」

エリス「いつか、アベル様と……ここに来られたらなって思います……///」

ルーシェ「私は、アドルラン様と……///」

マークス「うむ! 任せたまえ!」ドン!

リーナ「ふふ、どうやら決まりのようですわね!」

アルフ「我々も、全力で援護をさせてもらおう」

アルフ「帝国の皇子達の結婚式を挙げたとなれば、両国の関係も良好に……」

リーナ「兄上! お気持ちはわかりますけど、友の結婚式なのですから政略はお忘れになってくださる!?」

アルフ「す、すまなかった。そうだな……私も、ただのアルフとして君達の結婚を祝わせてもらおう」

アーシャ「ふぅ……思ったよりも大変でしたけど、これで作戦は成功ですね!」

ロウル「いいえ、まだですよアーシャさん!」

ヒバリ「ええその通り! まだ――肝心の二人がドレスを着ていないじゃない!」

アーシャ「そ、そうでした! それでは無事に決まったところで二人とも!」

エリス&ルーシェ「「はい!?」」

アーシャ「――早速、試着です!」


がっちりシスター「まあ、可愛らしい。お着替えはあちらで……」ズルズル…


エリス「え、え!? いますぐですか!?」

ルーシェ「こ、心の準備が……!?」



……


――

――


……



ドレスエリス「……///」シャラーン!

ドレスルーシェ「……///」シャラーン!



アーシャ「こ、これは……!」

ロウル「なんだか、神々しくも見えます……!?」

シア「わぁ~……!」

パトラ「お二人とも、よく似合っていますよ!」

ティア「綺麗……///」

ヒバリ「うんうん、やっぱルーシェは白が似合うね。エリスもだけど」

リーナ「うーむ、白い服は見飽きる程着てきた筈なのですが……」

アルフ「ただの白い服ではない、まるでそれを証明するかのような光景だな……」

マークス「うむうむ……! これは皇子達も喜ばれるぞ……!」


特殊判定
↓1コンマ二桁

二人の満足度

94(華美な物は苦手だけど、これならずっと着てたいかも……///)>15
<90

※二人とも大満足だったようです。みんなホクホクで帰宅
※さらに第二基準値も超えたため……?


――


エリス「すごく……いいです///」

ルーシェ「私も……///」

エリス「メイド服やアベル様から頂いた服以外で、こんな気持ちになるだなんて……///」

ルーシェ「……///」クルクル

マークス「それはよかった! やはり、主役の君達に満足してもらえないことには始まらないからね」

エリス「……///」

ルーシェ「……///」

シア「エリスさん、幸せそうです~。こっちも幸せな気分になりますね~///」ポヤ~

ヒバリ「ルーシェもいい笑顔しちゃってぇ……///」

ヒバリ「――尚のこと、アドルランには振り向いてもらわないと!」グッ!

アルフ「む……? アドルランとはそういった関係ではないのか?」

ヒバリ「あはは……お恥ずかしながら、アドルランったら私達の気持ちに全然気がついてくれなくて」

リーナ「達……? ……あぁ、そういうことですのね?」ナットク

アルフ「……なるほど、そうなるとアベル皇子の方もか」

アルフ「これならば以前見たシアのネックレスの説明もつく」

シア「……///」

アルフ「しかし、ふむ……当人達が幸せなのであれば、神もそれを咎める様なことはなさらないとは思うが……」

アルフ「アベル皇子の方はともかく、アドルランの方は少々厄介そうだな」

アルフ「なんというか……あの男は、どことなく私と同じ匂いがするからな」

ヒバリ「というと?」

アルフ「……暇があれば鍛錬をしていそうだな、と」

ヒバリ&ルーシェ「「その通りです!!」」

アルフ「や、やはりか……」

マークス「素晴らしい心がけ! 流石は第一皇子ですな!」

アルフ「それはそうなのだが……疎い私でも、いや私だからこそわかるぞ?」

アルフ「――生半可なことでは、アドルランは結婚に興味を持たない。私と同じようにな!」

リーナ「兄上、威張ることではないと思いますわよ!?」

ロウル「リーナさぁん!? あなたも人のこと言えないと思いまーす!」

アルフ「だが……妙手が浮かんだぞ」ポン

リーナ「妙手ですの?」

アルフ「この二人のドレス姿……私やリーナさえ、心動かすものがあったのだ」

アルフ「――いっそもう、その姿を晒すというのはどうだろうか?」

一同「「!?」」





すみません、ちょっと次スレ建ててきますね

それでは少し早いかもしれませんが、このスレは埋めてしまってください

>>1000ボーナスはいつものごとくです
それでは

>>1000ならカインとエメリナがついに初体験

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