マクロス外伝 オムニバス デワントンと茂人の出会い。(122)

!警告!
本SSはTV版マクロスに準じているが、PS2マクロスや様々な要素を統合した世界観でありTV版とは正確に照合しない作品です。
それでもよろしいなら、本SSをお楽しみください。


マクロス外伝第1章青い髪のメルトランの前日談

この物語は奇妙な縁で結ばれた地球人のパイロットと異星人パイロットの物語である。

【西暦2020年 12月8日 スーパー銭湯ロック桐原の裏の自宅】

シホ「お母さん、ただいま~」

ミヨ「同様にただいま~」

桐原少佐の小学生の双子の娘シホとミヨが家から帰ってきた。

デワントン「シホとミヨお帰り、あら郵便とって来てくれたの偉いわ~」

シホ「母さんちょっと気になるけど~。この封筒は何?」

デワントン「貸して見てね、何かしら......U.N.SPACY......軍からだわ。」

桐原茂人予備役少佐
SVF-64アンサーズの隊長とアグレッサー部隊化のため、2年間の招集を命ずる。

新統合軍月面方面軍クラビウス基地司令部人事管理局。

デワントン「招集.........」

子供たちが寝静まったその夜

桐原少佐「どうしたんだデワ?その封筒は?」

デワントン「茂人に招集令状よ、明後日から軍へ一時的に戻るようにって。」

桐原少佐「復帰か.......上からの命令じゃ仕方がないか。」

デワントン「なぜ私には招集が来ないのよ、私だって予備役軍人なのに.......」

桐原少佐「馬鹿野郎!お前まで招集されたら、誰がシホとミヨを守るんだ?デワ......この店とシホとミヨを守ってくれ、この役目は俺だけで十分だ!」

デワントン「..........戻ってくるよね、最前線に行く事もあるけど。」

桐原少佐「当たり前だろ、妻を遺して死ねないしシホとミヨの花嫁姿を見るまでは死ねないって。帰ってくるさ、約束する。」

デワントン「そう.......ねぇ、始めて出会った事覚えている?」

桐原少佐「覚えている、あの頃は敵同士だったなぁ。懐かしい.......」

デワントン「あれは.....」

【西暦2009年12月 宇宙 ラプラミズ艦】

モーア「デワントン二級空士長!」

デワントン「どうしたモーア三級空士長?この前の戦闘で敵の指揮官機をダメージ浮かれていたのに何かあったのか?」

モーア「それではありませんし、あれで勝ったとは思えません。」

(回想)
ロイ「どけどけ!」

ズドーン ズドーン ズドーン

モーア「お前らの尊い犠牲で敵の指揮官機の背後を捉えた、感謝する。もらった!」

ビュビュビュビュビュビュビュビュビュビュ ガコーン

ロイ「ぐわっ!」

モーア「撃墜出来なかったかま......次でトドメだ......うん後方から?」

ジョニー「フォッカー大隊長!おのれぇぇぇぇぇぇぇ!」

ロイ「ギルバートか.......」

ズドドドドドドドドドドドドド

モーア「くっ腕がいい、例のエースか.....だが.....まぁいい撤退する次こそは落とすぞ!マイクローン!」

(終了)

デワントン「だったらなんなのよ?」

モーア「実は偶然マイクローン装置前を通ったのですが、ミリア空士長が......マイクローンへ....」

デワントン「マイクローン?まさかマイクローンスパイに?何故だ、マイクローンスパイになる必要のないミリア空士長が.......」

ティレノール「デワントン・フィアロ二級空士長はいるか?」

デワントン「ティレノール記録参謀、私に何か......」

ティレノール「ラプラミズ司令が及びになっている、至急ブリッジまでついて来てください。」

【ラプラミズ艦ブリッジ】

デワントン「デワントン・フィアロ二級空士長入ります。」

ラプラミズ「よく来たな、早速だが.....ミリアをマイクローンの船まで運んで行ってくれ。」

デワントン「お言葉ですが、なぜミリア一級空士長がマイクローンの船に?」

ティレノール「フィアロ二級空士長口がすぎるぞ。」

ラプラミズ「ティレノール記録参謀別に構わん、ミリアがマイクローンの船に行きたがる理由は分からん。」

デワントン「分からないのでありますか?」

ラプラミズ「あぁ、だが分かるのは何か覚悟を決めた表情をしていたという事だ。」

デワントン「そうでありますか。」

ラプラミズ「ともかくデワントン二級空士長、貴様にミリアを輸送任務を命ずる。」

デワントン「私なんかよりモーア・カリダム三級空士長が適任かと思われますが。」

ラプラミズ「あいつは腕はいいが、信頼できるほどではない。ミリアに匹敵する力はあるが、信頼性ならばお前に限る。」

デワントン「私単機ではマクロスの防空網を掻い潜るのは困難かと。」

ティレノール「心配はない、カムジンを使うお前はその隙をついてマクロスまで接近しカプセルをマクロスに潜り込ませるのだ。」

ラプラミズ「正直承認したくない作戦だが、デワントン貴様にこの任を託す。」

デワントン「エスケスタ.サ.リンツ.メルトラン.マトラスカス…」

そして・・・・・

ズドドドドドドドドドドドドド

シュバババババーン

ズドドドドドドドドドドドドド

ズドーン ズドーン ズドーン

戦闘空域を避け、地表付近からデワントンのクァドラン・ローがマクロスに接近する。
手にはマイクローン・サイズのミリアが入ったカプセルを持っている 。

ミリア「カムジンはいつも通りに始めたな。」

デワントン「・・・・・」

グッ

デワントン「ミリア空士長、本当にあのマイクローンの船に行かれるのですか?」

ミリア「ああ。」

デワントン「ラプ・ラミズ司令は、かなり気を落とされていたようですが。」

ミリア「確かにな。カムジンのやつらが暴れても、と止めようともしない。」

デワントン「よろしいのですか?」

ミリア「さあな、私にはわからぬ。」

デワントン「・・・・・・・」

ズドォォォォォォォォン ズドォォォォォォォォン

桐原中尉「敵さんもいつもよりハードな攻撃だな、敵艦の団体さんも中々やる。」

「右舷より敵機!奇襲攻撃な可能性あり!」

桐原中尉「何?」

デワントンのクァドラン・ローはマクロスに接近し装甲を破りカプセルを入れる。

デワントン「任務は完了しました、ミリア一級空士長......ご無事で......」

ズドォォォォォォォォォォォォン

クァドラン・ローはマクロスから離れる。
デワントンはミリアの身を案じながらも母艦まで退却した。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドド

デワントン「ヤック!」

桐原中尉「前回の奴か!」

デワントン「くそ敵に見つかるなんて、感の鋭い奴め!」

ズドドドドドドドドドドドドド シュバババババーン

ギュイン

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ズドーン ズドーン

桐原中尉「強い、流石はフォッカーの兄貴を殺っただけはある。」

ズドドドドドドドドドドドドド


度重なる砲撃でマクロスの全方位バリアーが狂い始め、オーバーヒートし始める。

「バリア・システム異常発生! 各作業員は緊急待避、緊急待避!」

「総員退避!総員退避!」

ブリッジの照明が消える

未沙「はっ!」

クローディア「はっ!」

グローバル「あっ!」

キム「ああ!」

シャミー「ああ!」

管制モニタがすべてレッドになる

シャミー「このままでは爆発します!」

未沙「全バルキリー隊に告ぐ! 至急遠方に待避せよ。繰りかえす、至急遠方に待避せよ!」

輝「待避だって!?」

ズドドドドドドドドドドドドド

桐原中尉「至急遠方?....とにかく退避するか?隊長 隊長....」

ズドドドドドドドドドドドドド

デワントン「何をしている!立ち止まるなど戦士としての誇りはないの!」

桐原中尉「通信が出来ねぇ、くそ追いたければついてこい!」

ドビュゥゥゥゥゥゥン

デワントン「ウテマ!」

未沙の悲痛の叫びは今も続く。

未沙「バリアが爆発するわ。あなたたちだけでも逃げて!」

輝「それじゃマクロスは!?」

バリアのエネルギーが膨張しはじめる。

未沙「逃げて…!!」

スカル小隊、バトロイドからファイターに変形し、待避行動に移る。膨張したエネルギー波がカムジン艦隊とオンタリオ自治区を飲みこんでゆく。

桐原中尉「何?」

デワントン「ミリア一級空士長.......」

両軍はエネルギー波から逃れるべく退避する。
幾つかの機体が退避するのに遅れ飲まれていく。

輝「柿崎、遅れるな、柿崎!」

柿崎「ダメです、隊長、間にあいません!」

柿崎機、エネルギー波に飲まれて分解しはじめる。

柿崎「ぐわあああ…!!」

輝「柿崎ぃぃぃぃぃぃ」

桐原中尉は全速で退避を急ぎ、後からデワントンのクァドラン・ローが追いかけていく。

桐原中尉「退避とはエネルギー爆発の事か........上の連中め、上手く使いこなせないくせに......こうなる事を推定出来ないのか!」

デワントン「くっマイクローンめ......離脱する!」

ゴゴゴゴゴゴ バコン

デワントン「バランサーが効かない、このままでは巻き込まれる。エンジン部に異常馬鹿な......」

デワントンのクァドラン・ローは、若干エネルギー波に巻き込まれかけていた。

ゴゴゴゴゴゴ

デワントン「無理間に合わない........どうにかしなければ、あと少し行けば友軍との合流地点なのに.....」

桐原中尉「あの機体はもう無理か......ざまぁ見ろ!」

クァドラン・ローがエネルギー波から逃れようと必死にもがきながらスピードを上げて退避するがどんどんエネルギー波が迫ってくる。

桐原中尉「...............」

桐原中尉はこの光景を見て、一瞬だけ統合戦争時代の事を思い出した。
それはかつて艦載機のパイロットとしてとある空母に乗船していたが反統合軍のSv-52の攻撃で乗艦を撃沈された。
桐原は沈みゆく艦から脱出しようとしていたが、脱出しようとするが障害物に挟まり脱出が困難になった仲間がいた。
桐原は障害物を取り除こうとしたが、艦が傾き恐怖心に駆られ仲間を見捨てて艦から海へ飛び込み脱出した。
その空母は沈みゆく、脱出困難になった仲間は後で脱出が出来ず戦死した事が遺族から伝わった。
彼は自分の情けなさで仲間いや目の前の命を救えず後悔した。
そして........

ギュイン

デワントン「前の敵機が減速?」

ガシン

デワントン「なんだ?」

桐原のバルキリーが戦闘機から腕を出した状態であるガウォークモードになり、脱出が困難なデワントンのクァドラン・ローを支えエンジンを限界まで飛ばす。

デワントン「馬鹿な!寄せ貴様、死ぬぞ!敵である私を救う必要はない!離せ!」

デワントンは危険を顧みずに自機を支える桐原のバルキリーに抗議する。
しかし当然聞こえるはずがない。

デワントン「なぜだ、分からない。なぜ、敵である私を救う?分からない.....」

桐原は歯を食いしばりながら、デワントンのクァドラン・ローを支えてエネルギー波から離脱しようとしている。

桐原中尉「くっキツい、体が勝手に動くだが一度やったからにはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴ

ズドガーン

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

桐原中尉「ぬ.抜けた!」

オンタリオン自治区最大都市トロント中心部には巨大クレーターが出来た。
グランド・ゼロ上空にはマクロスが存在している。

ガシン

一定のとある山に桐原のバルキリーとデワントンのクァドランが着陸する。
するとデワントンのクァドランが桐原のバルキリーを攻撃しようと構え桐原も反射神経でガンポッドをデワントンのクァドランに構える。

デワントン「・・・・・・・・」

桐原中尉「・・・・・・・・」

デワントン「ふっ」

桐原中尉「ふっ」

「ふはははははははははははははははははははははははは」

デワントン「撃つ気力がない、むしろなんだこの笑いたくなる感情は?」

桐原中尉「敵を助けた俺が変に思ってきたあはははははははははは。」

「・・・・・・・・」

デワントン「だけど、目の前にいるのは........」

桐原中尉「敵.........」

お互い銃を構えるが...........

桐原中尉「ちっ帰還する。」

ガシュン クル

ドビュゥゥゥゥゥゥン

桐原のバルキリーが突然反転してマクロスの方へ戻って行った。

デワントン「........あの敵は変な奴だな.....」

モーア「デワントン・フィアロ二級空士長!こちら回収部隊のモーア・カリダムです。聞こえますか?」

デワントン「モーアか?作戦は終了、これより帰還する。」

モーア「高エネルギー反応が確認され巻き込まれたんじゃないかと心配しました、回収艇がお待ちですお早めに帰還してください。」

デワントン「分かった直ぐに帰還する...........」

デワントンはマクロスを見る。

デワントン「あのパイロット........出来れば会ってみたいな。まぁ一生はないし、マイクローンスパイになってラプラミズ司令を困らすのも性に合わんな。」

そしてマクロスは宇宙へ飛びたった、そして........数ヶ月後。
マクロス、ブリタイ艦隊と和平協定締結そして両軍のエースパイロットであるマクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナが星間結婚する事態が発生。
事態がますます緊迫し、そして運命の日。

【西暦2010年2月11日 ラプラミズ艦隊】

デワントン「なんですって!?我々がマイクローンと共闘?」

ティレノール「ラプラミズ司令はそう決められた。我々は文化に汚染されたと、ボドルザー閣下は判断されたそうだ。」

ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ

ガシッ

モーア「500万隻への喧嘩ねぇ、まぁ勝てばマイクローンへ共存。私は賛成だな~、未知の世界憧れちゃう。」

フィーナ「おいその発言は消去刑消されたいのか?」

モーア「別にいいじゃん、どうせ帰る場所はないんだし。」

フィーナ「死んでしまう.....」

デワントン「二人とも私語をやめなさい。」

「はぁ~い」

ティレノール「では.......」

「ボドル基幹艦隊がデフォールド!」

デワントン「えっ!!」

ゼントラーディ軍第118基幹艦隊通称ボドル基幹艦隊全隻が地球を包囲する。

デワントン「ボドルザー司令が自ら来たという事は.......」

フィーナ「あれを見ろ!」

ズドォォォォォォォォォォォン

ボガーン ボコーン ボコーン

ゼントラーディ艦隊による地球砲撃が開始、地球は火星みたいに赤い惑星に変貌する。

デワントン「マイクローンの母星が........」

ティレノール「これがボドルザー閣下の力か、ブリタイめ司令まで巻飲んで......いやカムジンも止められない司令だ仕方が無い。」

モーア「そのカムジンは敵前逃亡したんだって話を護衛のメルサから聞いたわね。」

フィーナ「いよいよ終わりかな、よし死ぬ前に暴れてやろう。」

モーア「立派に死ぬか奇跡的に勝って、文化を手にいれよう!」

デワントン「うるさい!そこの2人!」

【戦闘空域】

エマ「こちらガンサイト2、パープル小隊.、敵の一部が接近中!我々の作戦を悟られないために敵を排除してください。」

ジョニー「こちらパープルリーダー了解!」

エディ「こちらパープル2 A 了解!」

ブルース「こちらパープル3 B了解!」

ジョニー「ミンメイアタックをさせるにも俺たちの活躍にかかっている。」

エディ「急いで終わらせて他の仲間と合流しましょう。」

ブルース「死んでもやるだけやったら満足です。」

ジョニー「同意見だな、だが俺はいろいろミスしなければ有名人だっのに.......」

エマ「もしかしてミリアとくっつけられなかったからですか?まぁ運が悪いというか、親戚に取られるのは......」

ジョニー「それをいうな傷口が広がる。」

エマ「とにかく帰って来てね、状況次第では戦勝会でもしましょうね。」

ブルース「楽しみにしてます。」

エディ「ミンメイちゃんの生ライブも期待します。」

エマ「ほら!無駄口は終わりよ!敵の数は30機応戦して!」

ズドドドドドドドドドドドドド

ティレノール「マイクローンは始めたようだな。」

デワントン「(あの中に私を助けた奴はいるのか?)」

一方被害が少なかったアラスカ総司令部はグランドキャノンを発射する。
パープル小隊は敵を片付けて、武装を再装填する。

ビュィィィィィン

デワントン「我が隊配置完了。」

「よしマイクローンの軍の司令官グローバルの演説だ。しっかり聞いてはおけ!」

デワントン「了解。」

グローバル「マクロスならびにブリタイ・アドクラス艦隊全戦闘員に告げる。我々はこれよりグランド・キャノンのあけた空域をとおって侵攻する。リン・ミンメイの歌が中継発信されている艦、および戦闘機以外はすべて敵だ! 諸君らの検討に期待する。」

イントロが流れ、ミンメイが私の彼はパイロットを歌う。

私の彼はパイロット
https://m.youtube.com/watch?v=A_XeLWv2P78

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

デワントン「ぐっヤック・デ・カルチャー、強烈な音だ。」

ビュビビビビビビビビビビ

ヌージャデル・ガー編隊がデワントンを攻撃するが......

ビュビビビビビビビビビビ

モーア「ヤッホー一気に3機、撃破!デワントン二級空士長、お先に!」

フィーナ「また会いましょう!」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

部下であるモーアとフィーナが敵を物凄い早さで素早く撃破し、前へ飛び出して行ってしまった。

ズドォォォォォォォォォォォン

ガコン ボウ ズドォォォォォォォォォォォン

VA-3インベーダーが敵の弾に命中して火だるまになる。

デワントン「くっ数が多い、奇妙な音。それに不快だ.......」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ラウラ「あなたはミリア隊のデワントン・フィアロ!」

デワントン「あなたは.....ラウラ?」

ラウラ「そうです、ラウラ・ベルタリア三等空士長です。マイクローンと接触する前のベルメサル戦役でお世話になりました。」

デワントン「

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

【マクロスブリッジ】

ヴァネッサ「射程圏内突入。反撃ありません。」

エキセドル「成功だ!」

グローバル「全艦撃てっ!」

マクロスを中心とする連合艦隊の艦艇の一斉砲撃する。
デワントンは迫る敵を撃破しながら、進んで行く。

デワントン「あぁぁ。」

モニターから映し出されたのはミンメイとカイフンの口づけのシーン。
キスという事は言葉を知らないメルトランのデワントンは強い衝撃を受けた。

デワントン「.......男と女.....まさか.......はっ!?」

小白龍
https://m.youtube.com/watch?v=DVVG78xmRqg

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

青いバルキリーと赤いバルキリーがデワントンの前を通り過ぎる。
後に初の星間結婚、初の星間混成児であるコミリアの出産などの功績で歴史に名を残すマックスとミリアのバルキリーであった。
デワントンはこの時赤い機体がミリアだと言う事は後に知る事になる。

デワントン「あの機体は違う、しかしあの動きは見覚えが.....」

シュバババババババーン

デワントン「何?」

デワントンはとっさの攻撃を回避する、目の前にはクァドラン・ローが存在していた。
このクァドラン・ローは、デワントンに対しハラスメントアタック(嫌がらせ攻撃)するかのように攻撃する。

フェアリ「あんまりかつての味方を殺すのはあんまり気分が良くない。だが目の前のパイロットは誰だ?」

デワントン「通信?あのパイロットから.......」

プォン

デワントン「お前は........」

フェアリ「お前は......」

フェアリ「お前はデワントン・フィアロ!」

https://m.youtube.com/watch?v=ak_uVHT07cg

デワントン「フェアリ・チェリアス!」

フェアリ「まさか貴様までブリタイやマイクローンに付くとはなぁ。エースのミリアの名副官と尊敬してたけど、がっかりだよ!」

デワントン「すべては上からの命令だ!好きでマイクローンに協力しているわけじゃない!」

シュバババババババーン シュバババババババーン

ビュビュビュビュビュビュビュビュビュビューン

フェアリ「そんな攻撃で勝てるでも、それに腕は私の方が上だ!」

https://m.youtube.com/watch?v=klERdde1O7U

デワントン「上だとしても、私はあの時助けたマイクローンのパイロットに会うまで死ねない!」

フェアリ「えっ.......」

デワントン「だから死んでたまるか!」

フェアリ「だったらその答えを私に証明して見せろ!」

デワントンのクァドラン・ローとフェアリのクァドラン・ローはなお激しく戦う。

オイグル「どうしやす? …団長!」

カムジン「いい歌だ。」

オイグル「ええ!?」

カムジン「俺たちも行くぜ!」

オイグル「けどよ団長、相手は味方ですぜ。」

カムジン「バカ野郎、俺は味方殺しのカムジンよ!」

ブリタイ「砲撃を絶やすな!」

離脱していたカムジン艦隊が連合艦隊へ合流する。

「閣下、連合艦隊へ造反する部隊があった模様。敵に増援です。」

ボドルザー「これが…リン=ミンメイの歌か…!これほどの物とはなぁ。」

バンッ!

ボドルザーは苛立ちを募らせていた。

ラプ・ラミズ「ブリタイに遅れるな!」

ズドォォォォォォォォォォォン ズドォォォォォォォォォォォン

「ブリタイ閣下敵部隊の一部が我々に呼応、反転します。」

ブリタイ「何?」

オゴル「我々もブリタイ艦隊に続け!文化は我らの手に!」

カマル「桐原中尉、敵が我々に味方する.......」

桐原中尉「これが歌の力と言うのか.........」

カマル「マクロスが突入するぞ!」

桐原中尉「ついにやるつもりか!」

そして......

デワントン「フェアリ、いい加減そこをどいて!」

フェアリ「それを言って素直にエスケスタと言う敵がいるか!」

ズドォォォォォォォォォォォン

デワントン「ヤック!」

フェアリ「ヤック!?これは.....」

フルブス・バレンス42101がマクロスの攻撃により爆発する。
周辺にいたゼントラーディ軍艦隊100万隻が失われたと言う。
爆発した衝撃波は、大気圏ギリギリで戦っていたデワントンとフェアリにも迫る。

ズズズズズズズズ

デワントン「何?」

フェアリ「フルブス・バレンス42101が沈んだのか?この衝撃波は......」

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン ガション

フェアリは落ちて行く大型の残骸の上に飛び乗る。

デワントン「逃げるつもりか?」

フェアリ「逃げる?まさか....見届けてやるのよ、デワントンあなたの答えをね。」

デワントン「ヤック?」

フェアリ「デワントンあなたは殺さない、その答えを見せるまでね。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

デワントン「暑い。」

フェアリ「それはお互い様だからね。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

フェアリ「さてとバランスは取れた、さてと行きますか。マイクローンの星で待っている!」

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

フェアリは何処かへ去ってしまう。
しかしフェアリは知らない、降りた先でまた別の始まると言う事を.......

デワントン「待て!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

デワントン「くっ引っ張られる、勢いが早い。」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

【ノースポール 】

スィィィィィィィィィィィィィィン

デワントン「止まれるか?」

グッ

キュォォォォォォォォォォォン

ドシーン~☆

デワントン「着地失敗。」

グォン

デワントン「ここはマイクローンの星.........」

グォン グォン

デワントン「降りて来たのは私だけか.....」

ズズズズズズズズ

デワントン「?あっ!!」

ドシーン

デワントン「ぐぐぐぐ.....
あれはケアドウル・マグドミラ?」

チュドドドドーン

ケアドウル・マグドミラは爆発を起こした。

デワントン「爆発した。」

ズシーン ズシーン

デワントン「あの無数の数は.........」

ズドドドドドドドドドドドドド

デワントン「えっ....攻撃?」

スターン スターン スターン ガコーン

デワントン「きゃぁぁぁぁぁぁぁ」

ゼントラーディ軍エース用ヌージャデル・ガーであるランドベル・ガー2機が突然現れた。

ガション

ゲルム「データ称号、ラプラミズ艦隊所属機ミリア隊です。」

ゴルザ「裏切り者のラプラミズ艦隊か、ふふふいい獲物だな。」

ゲルム「どうしますか?」

ゴルザ「どうせこいつは消去刑だ、殺してしまえ!」

ゲルム「そう来なくてはなぁ、嬲り殺しにしましょう。」

ゴルザ「あぁメルトランはたっぷり苦しまなければだなぁ。」

ズドォォォォォォォォォン ズシュ

デワントン「あぐっ。」

ゲラム「左腕をやったぞ!」

ゴルザ「次は左足だ!」

デワントン「ぐっそう簡単に....やられてたまるか!」

ビュィィィン ズドォォォォォン

ゲルム「逃げるぞ!」

ゴルザ「逃がすな!殺せ!」

ズドォォォォォン

デワントンは攻撃を受けた傷の痛みに耐えながら必死に逃げる。
上官ミリアとの再会、そしてあの時助けてくれた敵であるマイクローンのパイロット。

このまま会えずに死ぬのか.......

死にたくない死にたくない死にたくない
死にたくない死にたくない死にたくない

【誰か助けて........ミリア一級空士長】

ビュィィィィィィィィィィン

桐原中尉「ベック.少尉、付近に友軍機は?」

カマル「分かりません、ただ付近にはマクロスがいないと言うことです。」

桐原中尉「ったく、折角生き残れたのにこれかよ。」

カマル「北東30°付近で戦闘です。」

桐原中尉「友軍か?」

カマル「ブリタイ司令から送られた兵器情報によると、ランドベル・ガーとクァドラン・ローと言う奴です。しかしクァドラン・ローは攻撃を受けているようです。」

桐原中尉「しかし味方識別信号を出しているのは?」

カマル「戦闘前に設定したブリタイ・ラプラミズ艦隊の所属機を味方を識別信号ですか?........あります。」

桐原中尉「どっちだ?」

カマル「クァドラン・ローの方です。」

桐原中尉「よぉぉし、クァドラン・ローを助けるぞ!!!」

カマル「しかし手負いです、流石に救援は....」

桐原中尉「馬鹿野郎!味方は一人多い方がいい、行くぞ!」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

カマル「待ってください中尉!」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ズシャン

ゴルザ「残念だったなぁ、メルトラン。」

ゲルム「逃げ場はもうないぜ!うらぁぁぁぁぁぁ。」

デワントン「もうダメ、逃げられない......不意打ちさえなければこんな奴らに......」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ガコン ガコン ガコン ガコン

ゲルム「げばぁ"ぁ"ぁ"」

ガコン

デワントン「え......」

ゴルザ「なんだテメェは?」

スッ

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

桐原中尉のバルキリーはランドベル・ガーの頭部の顎の部分にガンポッドの銃身をつきつけ銃撃する。

デワントン「この機体は知っている、あの時のマイクローンの機体。」

ドシン

桐原中尉のバルキリーがランドベル・ガーを蹴り上げる。

カール「敵の制圧を完了、

桐原中尉「ふぅ案外楽だったな。さてとクァドランは......」

パシュゥゥゥゥゥゥ

カール「クァドラン・ローのハッチが開きます。」

桐原中尉「なんだと!」

ガタン

カール「な"」

桐原中尉「話に聞いていたが、女でありそれにプロポーションがいい。バストは87あると見た!」

カール「そこなんですか?中尉?」

デワントン「や...やっと会えましたね。」

桐原中尉「やっと会えたそれは.........」

デワントン「ふぅ。」バタン

桐原中尉「おい!!ベック少尉脈を取れ!」

カール「了解!」

【地球統合軍残存部隊集結地点】

「何?ゼントラーディ軍部隊が降下?全世界規模に戦闘?」

「エルメンドルフ基地を第二司令部、マクロスを総司令部へ認定しろ!生きている兵士はそれらに集めろ!」

「友軍のゼントラーディ部隊の方を赤くしろ!レッドショルダーだ!それにしておけ!」

「友軍機だ!友軍機だぞ!」

ガタン

桐原中尉「こちらSVF-64所属桐原茂人中尉。」

カマル「同じくカマル・ベック少尉です。」

ウィルソン大尉「私はアラスカ総司令部第5防衛隊隊長.ウィルソン大尉だ。桐原....あなはもしや....いややめておきましょう。」

桐原中尉「ところで、ここで部隊の集結をしているのか?」

ウィルソン大尉「あぁ総司令部はグランド・キャノンの発射の後、異星人の第二次で壊滅した。」

桐原中尉「でなんとか生き残ったのがお前らか?」

ウィルソン大尉「壊滅したと言っても内部は完全に破壊されてない、ここのバルキリー隊は40%はなんとか生きている。」

桐原中尉「アラスカへ向かった早瀬大尉は生きているのか?」

ウィルソン大尉「一条中尉により救出されている。とにかく、味方がある程度集結したら我々はマクロスと合流する。中尉らも同行してもらうぞ。」

桐原中尉「了解した。」

「敵襲!敵襲!」

ウィルソン大尉「何!」

「敵はバトルスーツタイプ10機です。」

ウィルソン大尉「こんな時に!バルキリー及びデストロイド隊応戦せよ!」

「了解!」

桐原中尉「ベック少尉、その女性を頼むぞ。」

カマル「それは....」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

カマル「中尉!?」

ウィルソン大尉「桐原中尉、勝手に飛び出してどうするつもりだ!」

桐原中尉「俺が囮になります、大尉あなたは生き残った兵士をマクロスまで合流させてください。」

ウィルソン大尉「正気か?相手は10機いるんだぞ、一人で戦ってどうする?」

桐原中尉「犠牲が少ないのよりマシでしょ!」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

デワントン「う.う~」

カマル「動いてはダメですよ。」

デワントン「あなたが二度も私を.....」

カマル「僕はゼントラーディ軍の兵器を救った経験はありませんよ。」

デワントン「あなたじゃないと?」

カマル「そうです。」

デワントン「じゃあ......私を救ったマイクローンは?」

カマル「マイクローンって桐原茂人中尉ですか?」

デワントン「あの人は桐原茂人って言うんだ......今は何処に?」

カマル「戦場へ.....」

デワントン「戦場!?」

キィィィィィィィィィィィィィン

桐原中尉「ぬぉぉぉぉぉぉぉぉ、これじゃあ元のGがきつい旧時代の戦闘機だよ。さて、敵はしっかりついてきて、いるが俺は最終的にどうなるやら?」

ビィー ビィー ビィー ビィー

桐原中尉「ロックオン?それにミサイルを.....」

バスバスバスバスバスバスバスバスバス

ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン
ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン
ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン ズドン

桐原中尉「よしやったぜ...」

ヴィィィィィィィィィィィィ

桐原中尉「後一発? くそ落とし損ねたチクショーこんな所....」

ズドドドドドドドド ズドン

桐原中尉「えっ?」

マックス「桐原中尉、お迎えに参りました。」

ミリア「待たせたなVF-1マスター!」

桐原中尉「マックスそれにミリア!」

マックス「僕たちも援護します。」

ミリア「急いで生存者たちをマクロスまで運ぶのだな。」

桐原中尉「救援感謝する。」

ズドーン ズドーン ズドーン

「現在、戦闘が行われている模様です。」

ウィルソン大尉「あのジャパニーズめ、無茶しやがって。曽祖父の血でも騒いでいるのか?」

「曽祖父?」

ウィルソン大尉「知らないのか?かつてPacific Warでジークに乗り多くの同胞を撃墜した幻の撃墜王桐原隆之中尉のひ孫だ。」

「ニューギニアの悪魔の桐原隆之中尉のひ孫?」

ウィルソン大尉「奴は正義感が強く仲間思い、溺れていた敵兵まで海に飛び込んで助けるなどのまさしく本当の兵士だと賞賛されたほどの男だ。」

「そのひ孫が、バルキリー乗り。」

ウィルソン大尉「桐原茂人....奴はバルキリー乗りとしてもそうだが、優れた指揮センスを持ち統合戦争でもかなりの活躍をしている。まさか生きていたとはな。」

カマル「落ち着いてください。」

デワントン「行かせてください、折角会えたのに.....」

「ベック少尉と言ったな?そいつは敵じゃないのか?」

「それに巨人兵は敵ではないのか?」

カマル「待て彼女は敵じゃない、味方だ!」

「信用ならんな、それにそうだとしたらこいつは俺たちの故郷を焼いた悪魔だ!」

ガチャ

カマル「止めろ撃つな!」

「うるさい!貴様は異星人に身も心も売ったのか!この売国奴め!!」

デワントン「....」

スッ

カマル「やめろやめろぉぉぉぉ!」

「やめんか貴様ら!」

「!!」

ウィルソン大尉「余計な事はやめろ、これ以上人類を減らすな。そっちの方が迷惑だ。」

「しかし大尉。」

ウィルソン大尉「それに戦闘が終わったようだぜ。」

桐原のバルキリーとマックスとミリアのバルキリーが接近しつつあった。

「友軍機だ!」

「やったー味方だぞ!」

「私達は助かったんだわ。」

ウィルソン大尉「ふぅ。」

デワントン「あ.あ.あ.生きて.....」

一人のメルトランの姿を見たミリアは驚いていた、生存者の中に自分の副官がいた事を.......

ガシン ガシン

ミリア「貴様はデワントン二級空士長か?」

デワントン「その声は、ミリア一級空士長!?」

ガウォーク形態に変形し、近づく。

カシュン

ミリア「まさか生きていたとは。」

デワントン「まさかミリア一級空士長がマイクローンへ寝返っていたなんて.......」

ミリア「裏切ったつまりはない、私は今でもお前たちを仲間だと思っている。」

デワントン「そうだとしても......」

マックス「まぁまぁとにかく生存が分かったんですしとにかく、マクロスまで合流しましょう。」

ウィルソン大尉「そうだな、全部隊、マクロスが降下した地点まで向かう。君は?」

マックス「マクシミリアン・ジーナスです、階級は大尉よりは下です。」

ウィルソン大尉「では道案内を頼むぞ。」

マックス「了解です。」

桐原中尉「さぁて ベック少尉行きますか?」

カマル「ですね。」

桐原中尉「デワントンとかと言う女性を運んでやれ。」

カマル「了解。」

ミリア「一人だけでは大変だろう、私も支援する。」

ズドォォォォォン

カマルがガウォークで、クァドラン・ローを右側から支えミリアが左側を支える。
その中に乗っている、デワントンは桐原のバルキリーを見続ける。

デワントン「・・・・・」

「会話する機会逃したなぁ。」

その後、地球統合軍残党とブリタイ艦隊などの連合軍と基幹艦隊の残留組との戦闘が続いた。
統合軍は事態を和平へと進めるべく、PR作戦を実施そして

●3月13日 終戦宣言 マクロス暫定都市
ゼントラーディ軍基幹艦隊残留軍最高指揮官ガゼフ・ベルゴラが全軍戦闘停止武装解除命令を出し、マイクローン化しグローバル暫定議長と終戦宣言を行い悲劇的な戦争である第1次星間大戦は集結した。

その直後、生き残った世界各地の統合軍部隊と連合軍との連絡がつき、本格的に生存者救出が開始される。

結果 4月31日までに生存が確認されたのは約100万人程度、99%の人類が死に絶えた事が本大戦で証明された。
これは統合政府圏内であり、旧反統合圏内の人達はカウントされなかった。
彼らの数は2億人と言われている、この差別的なカウントは後に因縁を残し新たな火種を生む事になる。

【西暦4月18日 新統合政府発足式】

マクロスの部隊.地球統合軍残存部隊.ゼントラーディ軍部隊を再統合し、新たな国家新統合政府が樹立。
その国家の正規軍.新統合軍も同時に成立する。
そして失われた戦力を取り戻すべく、艦隊の再編や可変戦闘機の再編が進められる事になる。

そして・・・

【西暦2010年 5月15日 エルメンドルフ基地】

桐原中尉「ふぁぁぁあ眠い、23歳である俺にはキツイぜ。」

伊集院義一「おいおい若いのにキツイって言ったらどうするんだよ?」

桐原中尉「残業多いんですよ、折角空気が吸える空が戻ってきたのに忙しさで嫌になってしまうぜ。」

伊集院義一「ロイさんもお前みたいな歳ぐらいに同じ事を言っていたよ。」

桐原中尉「兄貴が?」

伊集院義一「さて新たら式パイロットの卵達を迎えに行くかな。」

桐原中尉「そうでしたね。」

ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ

サッ

失ったバルキリーパイロットを補うべく民間人の新規やランサーⅡのパイロット、そしてマイクローン化したゼントラーディ人を集めて各地の航空基地で育成する事になった。
当然桐原中尉は高校生の年齢から戦闘機乗りとして戦っているベテランなので新兵を教育する教官になっている。

伊集院の長い話の後、訓練生らは解散し自由時間になる。

プルルルルル

桐原中尉「電話?」

ピッ

桐原中尉「明美か?うん分かった、上には取材の許可証をもらっておく。仕事頑張れよ、兄貴は順調にやっておくからよ。」

ピッ

プルルルルル

ピッ

桐原中尉「茂義か、何!警務隊大尉に昇進だと!くそ、兄を差し置いて......分かった頑張ってくれよ。」

ピッ

桐原中尉「はぁ二人は忙しいな、俺はヒョッコのお守りついてないぜ。」

「そんな事はないですよ。」

桐原中尉「誰.......お前は!?」

デワントン「デワントン・フィアロ准尉候補生です、よろしくお願い申し上げます。」

サッ

桐原中尉「よろしく....って数ヶ月前に助けた.....」

デワントン「はいクァドラン・ローのパイロットです。」

桐原中尉「で巨人から小さくなったんだ。」

デワントン「マイクローン化です。」

桐原中尉「ふ~ん。」

デワントン「実は二度助けられまして......」

桐原中尉「二度?」

デワントン「地球人で言うオンタリオン自治区の戦闘で.......」

桐原中尉「オンタリオン自治区の戦闘でって、あの時エネルギー波に飲まれかけていたあの時の敵か?」

デワントン「そうです、私です。」

(回想)

ギュイン

デワントン「前の敵機が減速?」

ガシン

デワントン「なんだ?」

桐原のバルキリーが戦闘機から腕を出した状態であるガウォークモードになり、脱出が困難なデワントンのクァドラン・ローを支えエンジンを限界まで飛ばす。

デワントン「馬鹿な!寄せ貴様、死ぬぞ!敵である私を救う必要はない!離せ!」

デワントンは危険を顧みずに自機を支える桐原のバルキリーに抗議する。
しかし当然聞こえるはずがない。

デワントン「なぜだ、分からない。なぜ、敵である私を救う?分からない.....」

桐原は歯を食いしばりながら、デワントンのクァドラン・ローを支えてエネルギー波から離脱しようとしている。

桐原中尉「くっキツい、体が勝手に動くだが一度やったからにはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴ ゴゴゴゴゴゴ

ズドガーン

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

桐原中尉「ぬ.抜けた!」

(終了)

桐原中尉「よく覚えていたなぁ。」

デワントン「はぁ(照)」

桐原中尉「最初はざまぁ見ろと言ったんだけどね。」

デワントン「一つ今更ながら聞ける事なんですが、なぜあの時敵であった私を助けたんですか?」

桐原中尉「何故って過去の記憶が蘇ったからだよ。」

デワントン「過去の記憶?」

桐原中尉「あぁかつてあった平和な国日本が統合戦争と言う大きな戦争の流れの渦に巻き込まれて戦争に参加した時、俺は空母の艦載機のパイロットやっていたんだ。でも、敵の攻撃を受けて艦は大破。障害物が塞がって逃げられない仲間を助けないで見捨てた苦い記憶から、無意識に体が勝手に動いたまでなんだ。」

デワントン「でもそれはあなたの仲間に対して有効な事じゃ、敵である私を助ける理由など....」

桐原中尉「さぁね、分からないな。」

デワントン「.........」

バートン少尉「あの~」

桐原中尉「うん?」

バートン少尉「桐原中尉、司令室まで来てください。基地司令が及びです。」

桐原中尉「分かった、じゃあなデワ!」

デワントン「デ.デワ!?」

スタスタスタスタ

デワントン「変な教官だな、でも嫌いじゃないわね。」

【西暦2010年5月10日】

キィィィィィィィン ゴォォォォォォォォォォ

桐原中尉「離陸警報装置とは航空機のフラップや水平安定板の操作角度,スポイラ・レバーの位置などが離陸状態に正しくセットされていない時にプープープーという断続警報音を発する事を言う。そして次に着陸警報装置とプーという持続警報音を発し,同時に赤色の着陸装置警報灯が点灯する事を言う。」

カキカキカキカキカキカキ

ルルドルド「離陸警報装置がフラップで着陸警報装置が赤色の着陸装置警報灯が点灯して、あ~分からない!」

アンマ「く~ゼントラーディ人にとって暗記系は難しいわ


デワントン「・・・・」ぽけ~

トントン

デワントン「はっ」

アンマ「おいデワントン二級空士長、ボーしないでください。」

デワントン「はっそうだった。」

アンマ「モーアとフィーナは直ぐに覚えが良くて飛び級で合格、既に現役部隊に参加しているようです。」

デワントン「えっ!?」

アンマ「頑張って勉強しないと部下に抜かれるわよ、能力主義と言うのか。」

デワントン「はわわわわわわ。」

桐原中尉「そこ!フィアロ准尉候補及びルクソール准尉候補静かにしましょう。」

アンマ「すいません。」

ペコ

デワントン「すいませんでした。」

ペコ

【休み時間 基地運動野球場】

カキーン

「オーライ オーライ」

デワントン「ふぅ。」

アンマ「お疲れ!」ポイッ

カシュ

デワントン「サンキューって言うのだっけ?」

アンマ「地球の言葉ではね。」

ごくごく

デワントン「ぷはぁ、コーラと言う奴って美味いね。」

アンマ「ところでさ、なんでボーとしていたの?」

デワントン「ぷっ、ゲホッゲホッゲホッゲホッ。いきなり何を言うのよ!!」

アンマ「真面目なデワントン二級空士長殿がボケーとするなんてね。」

デワントン「ボケーってなんてデ・カルチャーな発言。」

アンマ「まさか地球人で言う恋って奴?」

デワントン「違う違う、私はただ教官が私を助けた本当の真意が知りたくてそれだけなんで.....」

アンマ「ふ~ん、って教官じゃない?」

デワントン「ラック!?」

【基地隣の統合戦争・星間大戦軍人慰霊の塔】

桐原中尉「もう命日だな。」

町崎健一「インド洋海戦から4年前ですからね。」

桐原中尉「すまない、俺の恐怖心のあまり君の兄さんを見捨ててしまって。」

町崎健一「別にいいです、障害物があった時点でもう手遅れだったんです。仕方がありませんよ。」

桐原中尉「そうか.....」

町崎健一「僕は軍人になります、既に姉が月でオペレーターにいますが自分で兄のように自分の道を切り抜けたいんです。」

桐原中尉「そうか....」

町崎健一「両親は当然反対しました、でも僕は親の言いなりだけのヘタレでいたくありませんから。」

桐原中尉「気が弱いお前がここまでの事を言えるとは、兄さんも喜んでいるだろう。」

町崎健一「はい.....それに.......どうせ軍に入らなくても、逃げ場なんてありません。僕は死ぬ気で頑張りますよ。」

桐原中尉「そうか.....頑張れよ。」

町崎健一「明日の試験頑張りますよ。失礼しました。」

クル スタスタスタスタ

桐原中尉「.........人類に逃げ場無しか.....確かにそうだな。」

スッ

桐原中尉「確かにそうだよな。..........」

ソット

デワントン「あれは....」

アンマ「地球では慰霊の塔と言うらしいわね。」

デワントン「教官は.....もしかして...そこに私を助けた理由が.......」

【そしてさらに月日が流れ最終試験の日】

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
キィィィィィィィィィィィン

VF-1Dの編隊が訓練飛行をしている、その最終試験は教官機にペイント弾を当てることである。

教官機は緑と白を基調としたカラーリングのVF-1D、訓練生のバルキリーは赤と灰色を基調としたVF-1Dである。

アンマ「これが最終試験だけど、自身は?」

デワントン「半分あります、残りの半分は不安に支配されています。」

アンマ「そう。」

ツゥー

桐原中尉「これが最終試験だ、ペイント弾を命中させたら合格 隊長すわなち俺を撃破すれば全員合格とする。当てられなければさらに訓練期間が伸びるだ。心していけ!」

「了解!」

桐原中尉「こちらアサルトリーダーから各アサルトへどうぞ。」

佐伯ひろみ「アサルト2 レディ」

周粋剛「アサルト3 レディ」

グエン「アサルト4 レディ」

桐原中尉「ヒョッコどもにバルキリー同士戦の恐ろしさを叩き込んでやれ!」

「了解!!」

桐原中尉「全機散開!」

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥォォォォォォォン

アンマ「散らばった?」

ズドドドドドドドドドドド

「うわぁやられた!」「早すぎる」「これがベテランの力なのか?」

アンマ「既に3機損失。」

デワントン「敵は何処に........」

「下方から来たぞ!」

ズドドドドドドドドドドドドドド

アンマ「きゃぁぁぁ」

デワントン「アンナ!」

ズドドドドドドドドドドド

桐原茂人を表すノーズアート神鷲の若鷲が描かれたVF-1Dが迫る!

デワントン「桐原教官?」

桐原中尉「この訓練が最後だ!デワントン・フィアロ准尉候補、俺に感謝するのはいいが甘さを残しては死ぬぞ!」

ズドドドドドドドドドドド

デワントン「くっ。」

「こちら6番機離脱します。」「8番機も6番機に同じ。」

デワントン「二機を同時に落とした?」

桐原中尉「俺流のとっておきでね。」

ズドドドドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドドド

ギュイン

ガウォークへ変形するし、ガンポッドを撃つ。

ズドドドドドドドドドドドドドド カコン カコン

ガシュ

ズドドドドドドドドドドドドドド

デワントン「くっ避けられる隙がない!」

佐伯ひろみ「下は貰ったぞ!」

桐原中尉「これで終わりだな、フィアロ准尉候補!」

ズドドドドドドドドドドドドドドズドドドドドドドドドドドドドド

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

デワントン「させるか!私はゼントラーディ軍のエースのミリアの副官だったんだ、むざむざとやられるか!」

グイ

ギュイン

ブフォォォォォォォォォォ

桐原中尉「やるな!フィアロ准尉候補!」

ペタペタペタペタペタペタペタ

佐伯ひろみ「同士討ちを狙ったなんて.....」

ペタペタペタペタペタペタペタ

ギュゥゥゥゥゥゥン

ガウォーク・ファイターで逆噴射し、後退する。
ガンポッドのペイント弾は命中する。

アンマ「やった!合格だ!」

「やったぞ!」「やった!やった!」

グエン「いいのか?」

周粋剛「リーベンレンは平和主義国家出身だからな、対応が甘いぞ。他の奴はすぐに死ぬって!」

桐原中尉「フィアロ准尉候補のみです。」

「え.....」

デワントン「え.........」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

桐原中尉「作戦としてはいいが、自分の弾に当てるのが前程だからね。」

そしていろいろあって1週間遅れてデワントンら候補生全員は合格した。
デワントン・フィアロが配属されたのは.......

デワントン「(顔が赤くなる)」

エマ「どうしましたか?フィアロ少尉?」

デワントン「な.なんでもありません。」

エマ「私はこれにて失礼しますが。」

パタン

デワントン「まさか桐原教官と同じ部隊だなんて。」

桐原中尉の本来の所属先である東部方面パトロール隊SVF-88ハミンギヤである。

SVF-88ハミンギア
東部方面パトロール隊麾下の飛行隊で第2戦闘航空団とも言われている部隊である。旧地球統合軍ハワイ基地にてSVF-89と共に創設され、ARMD-08ミッドウェーに配属、戦力の大部分を失ったSVF-64と統合し地上復興支援と地上治安維持の任務に赴いている。後に解除されると、メガロード03への配置になって銀河へ旅立ったのである。

【西暦2010年8月15日】

桐原中尉「なっ.....」

デワントン「この度SVF-88ハミンギアに配属されました、デワントン・フィアロ少尉です。よろしくお願い申し上げます。」

ぺこり

「ひゅ~可愛い子じゃないの。」

「ゼントラン野郎にしては可愛いじゃねぇか。」

「耳がとんがっているけど、髪の毛に被さって見えね~。」

デワントン「お......ん~.....」にこっ

桐原中尉「ぬぅ~」

【休憩時間】

桐原中尉「デワントン・フィアロ少尉だったな。」

デワントン「はい、偶然ですが。」

桐原中尉「もう一度偶然だよな。」

デワントン「偶然です、グレンジャー中尉から承りました配属先を知らせる封筒にそう書いてありました。」

スッ

カシャ

桐原中尉「どれ貸してみろ.......本当だ、軍部からの正式なサインがある。」

デワントン「私は教官を追っかけるつもりはありません、好きと言う感情はありませんし。」

桐原中尉「教官ってやめろ、俺には茂人と言う名前があるんだ。そっちで読んでもらいたいな。」

デワントン「わ.私達はそんな親密な関係じゃないのに........エスケスタ.....その名で呼ばせてもらいます。茂人.....」

桐原中尉「一気に素直になって......」

デワントン「いえ....何故か気持ちがなんとも言えない気がするんです.....何を言っているでしょうかね私.......し..失礼します。茂人!」

サッ

桐原中尉「ますます変なの~......」

その後、アゾニア軍団.反ゼントラーディデモの始まりを経験し一条輝が宇宙へ上がりVF-X-4(後のVF-4ライトニングⅢ)のテストパイロットになるなど平穏なまま私達は過ごす事になるのです。
私と茂人は仕事を通じて、仲が深まり食堂では一緒に食べる事が多くなりました。

【西暦2010年10月8日 マクロスシティ 第1防空航空隊基地】

ガシュン ガシン ガシン ガシン ガシ ガシン ガシン ガシン ガシン

デワントン「茂人、月面にいる元部下のモーア三級空士長とフィーナ三級空士長からなんだけど、新型機のテストパイロットをやっているそうよ。」

桐原中尉「確かSVF-1スカルズの隊長一条中尉の転属先の月面アポロ基地の奴か。」

デワントン「ん? なんか興味なさそうだけど?」

桐原中尉「興味ないのにもなにも、俺はバルキリーとしてはVF-1とVF-0そしてベースのVF-14しか興味ないんだ。」

デワントン「興味ない?」

桐原中尉「俺が統合戦争に乗っていたのはF-14トムキャットだし、それにVF-X-4ライトニングⅢは宇宙用ですし。」

デワントン「それで~」

桐原中尉「デワ.....俺は言っておくが、新型機には乗らん。VF-1一筋で行くつもりだ。」

デワントン「そんなムチャな。」

【警報
https://m.youtube.com/watch?v=pRxToL2e45w

「アッツ島上空付近にて未確認機確認、軍司令部よりスクランブル要請!スクランブル要請!」

桐原中尉「行くぞ!デワ!」

デワントン「分かった。」

キィィィィィィィン

カタカタカタカタカタカタ

千葉軍曹「茂坊、機体はバッチリだいつでもいけるぞ。」

桐原中尉「あぁサンキュー茂さん。」

キィィィィィィィィィィィン

「こちら管制塔、208番機の第1滑走路への侵入許可する。」

デワントン「了解。」

キィィィィィィィィィィィン

デワントンはコックピットの防弾ガラスを少し触り、前方の桐原のバルキリーを見る。

デワントン「かつての敵と出撃か.......」

キィィィィィィィン ゴォォォォォォォォォォ

【アッツ島上空】

キィィィィィィィゴォォォォォォォォォォ

桐原中尉「こちら桐原、アッツ島上空到達。」

「未確認機は無人機ドローンを撃墜、敵と判定撃墜してください。」

桐原中尉「了解。」

ゴォォォォォォォォォォゴォォォォォォォォォォ

ジンナ「マイクローンの機体だねぇ。」

クリムゾ「カムジンの親分と合流するためにわざわざ海を渡ってきたが、仕方がねぇな。」

ゴォォォォォォォォォォ

桐原中尉「デワ....敵の機種は分かるか?」

デワントン「ジナール10機、ログレン・ロー1機にシュルケル・ウー1機、どれも高性能機よ。」

桐原中尉「ジナールはともかく後者はきついな。」

ズドドドドドドドドドドドドドド シュバババババーン ヒュオン ヒュオン

桐原中尉「来るぞ!」

デワントン「くっ.......」

デワントンと桐原のバルキリーが迫るミサイルを素早く回避する。

クリムゾ「くっやるか、腕前だけはいいようだな。」

ジンナ「たかが2機だ、このまま一気に潰してやる!マイクラーン デブラン テルネスタ !」

ズドドドドドドドドドドドドドド

デワントン「ヤッケ デブラン ウ ザルグ(こんな敵がこれほど強いとは)」

ズドドドドドドドドドドドドドド

桐原中尉「ガンカメラは敵を上手く捉えているか?デワ!ジナールが2機食われているぞ!」

デワントン「分かっている、下方よりシュルケル・ウー接近!くそ!」

ギュイン

ズドドドドドドドドドドドドドド

ズドーン ズドーン ズドーン

ジンナ「3機損失か、カムジンと合流する前に戦力不足とはまぁいい。」

クリムゾ「貴様らが戦力不足と言う事に代わりはない!」

カムジンと合流しようとしているゼントラーディ部隊の猛攻に押されるデワントンと桐原。

桐原中尉「応援はまだか?」

デワントン「通信が繋がらない、援軍が来るかどうか不明。」

桐原中尉「万事休すか......」

ジンナ「死ね....」

ズドーン

ジンナ「何?」

クリムゾ「なんだと!」

クァドラン・ローに類似した戦闘兵器がゼントラーディ部隊を攻撃をしかける。
ゼントラーディ人であるデワントンはこの機体を知っていた。

デワントン「あれはマグセミグ・ラフ!なんでここに?」

ズドドドドドドドドドドド
ズドーン ズドーン ズドーン

ジンナ「くっ何故味方が攻撃する?」

クリムゾ「だが攻撃するのは事実だ、戦力のこれ以上の低下はあんまり利益がない引くぞ!」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

桐原中尉「逃げた......」

デワントン「こちら東部方面パトロール隊よりそちらのマグセミグ・ラフ、所属官姓名を........」

ドゴォォォォォォォォォォン

デワントン「あ.待って!」

キィィィィィィィィィィィン

レミア「ゲラムリーダー、本当によろしいんで?」

ゲラム「構わん、新統合軍は一応のパイプは欲しい。それに貴様の血液と髪を新統合軍の秘密医療機関に送るためには手土産が必要だ。」

レミア「そうですか。」

ゲラム「完成体の半数は我々の物だ、そして来るべき時に使うまでだ。」

レミア「そうか。」

ゲラム「合流ポイントのカムチャッカ半島に到達しろ、反統合ゲリラのセルゲイと合流する。」

レミア「エスケスタ。」

【第1防空航空基地 作戦室】
ガンカメラで撮影された敵の新種機を確認するためグローバル議長.早瀬未沙大尉.エマ・グレンジャー中尉.マクシミリアン・ジーナス中尉.ミリア・ファリーナ・ジーナス少尉.滝田英史中尉.らが集まった。
謎のゼントラーディ機体の目的は何か?を監査したが結局この日の監査会では何も分からなかった。
しかしこれは新たなる戦いの序章であり、短く最後の平和が終わり永遠に終わらない第2次星間大戦及び第2統合戦争の源であると言う事をこれから思う存分知る事になる。

【西暦2011年3月4日 マクロスシティ 産科病院 】

戦争開けて最初の年になった、ミリアが妊娠して入院していた。
ミリアの部下達は激務の中全員集結し、多くの歴戦の有志が集まっていた。

桐原中尉「うわぁお。」

デワントン「人が多い。」

桐原中尉「マスコミ関係者多いな~。」

桐原明美「兄さんじゃない!」

桐原茂義「兄貴!」

桐原中尉「明美!茂義!」

デワントン「えっ誰?」

桐原3兄弟はハグし合う。

桐原中尉「懐かしいな~、元気にしていたか?」

桐原茂義「はい警務隊の仕事は順調です。」

桐原明美「うちの社も順調よ、私達が必死になって集めた記事は読者や視聴者が視聴しているもの。」

桐原中尉「へぇ話じゃパレードって、赤ん坊にこれほどの待遇は歴史上ねぇだろうな。」

デワントン「あの~」

桐原明美「わお♪可愛い子!」

デワントン「えっ!?」

桐原明美「この子って兄さんの彼女?」

桐原中尉「違う部下だ!それはその~」

桐原明美「きゃわ~ん可愛い。」

スリスリ

デワントン「おろおろおろ?」

桐原中尉「明美!」

桐原茂義「姉貴。」

桐原明美「この子気に入ったわ、この子は兄さんの許嫁に決定よ!」

桐原中尉「いい」

桐原茂義「な」

デワントン「づけー!!」

桐原明美「うふふふふ。」

「桐原~カメラカメラ~」

桐原明美「じゃあね~兄さん、デワちゃ~ん、茂義~♪」

一同は手を降る。

デワントン「あのさ。」

桐原中尉「なんだよデワ?」

デワントン「許嫁って何?」

ピュゥゥゥゥゥゥ ズドーン

桐原茂義「しらねぇのかよ!」

桐原中尉「茂義、彼女はゼントラーディ人だからな。」

桐原茂義「見た目で分かりますよ。」

桐原中尉「そうか....」

桐原茂義「説明幼少時に本人たちの意志にかかわらず双方の親または親代わりの者が合意で結婚の約束をすること、って姉貴言葉の意味間違っているし。」

デワントン「でも結婚する事を決める事には代わりはないんでしょ?」

桐原茂義「まぁそうだが、兄貴、フィアロ少尉....」

デワントン「昇進して中尉になりました。」

桐原茂義「ぬぅ.....中尉を連れて病室に行け。」

桐原中尉「はいはい。」

ウィぃぃぃん

デワントン「わぁ。」

桐原中尉「マクロスのバルキリーパイロットの生き残り全員いそうだな。」

モーア「デワントン二級空士長、お久しぶりです。」

フィーナ「ご元気そうで何よりです。」

デワントン「お久しぶり、モーア・カリダム少尉そしてフィーナ・ナグリン少尉。月からわざわざこの日のために来たの?」

モーア「そうですが、ミリア隊の全隊員が集まってます。」

フィーナ「アンマも既に到着してますし。」

デワントン「そうか、ラプラミズ司令は......」

「いませんよ。」

デワントン「え!!」

フィーナ「ラプラミズは消息不明になってます、今何処にいるのか....」

桐原中尉「そう言えばデストロイド隊を育成していたカムジンなどの部下の大部分が行方不明だなぁ。」

ウィィィィィン

星村一矢「またせたね、モーア。」

モーア「一矢さん♪」

ダキ

デワントン「へ?」

モーア「私の彼氏の一矢さんです。」

星村一矢「星村一矢ですよろしく。」

「よろしく。」

桐原中尉「星村と言うと星村提督のご子息で?」

星村一矢「はい、でも家督は弟の謙人に譲ってフリーであり妹の瑞穂と共にVFパイロットです。」

モーア「VF-X-4ライトニングⅢのテストで知り合いました。」

デワントン「へ~(なんか行き遅れ感がする。)」

フィーナ「案外我が隊は彼氏持ちが増えてますよ。」

デワントン「なぬ!?∑(゚Д゚)」

星村一矢「一条大尉殿も、なんか青ざめた顔をしてましたが。」

桐原中尉「でっ一条大尉は......」

星村一矢「早瀬少佐と共にいますって。」

桐原中尉「あ~やっぱり評判だからな。」

ケネス「おい生まれたぞ!」

「おぉぉぉぉぉぉぉ、ついに産まれたか!」
「初の星間混成児だぞ!」
「人類の新たなる希望だ!」

モーア「産まれた!」

フィーナ「ミリア一級空士長の中で製造されたマイクローンのマイクローン。」

桐原中尉「マックスの子供」ごくり

デワントン「ミリア一級空士長の....マイクローン。」ごくり

そして待ち続ける事.4時間

マリアラ「配偶者のマクシミリアン・ジーナス様から病室の入室が許可されました。最初はラプラミズ艦隊の元部下の方々のご入室をお願いします。」

モーア「私達だ。」

デワントン「どんな人物なんだろう?」

【ミリアの病室】
カチャ ゾロゾロゾロゾロ

カチャ

サッ

ミリアの元部下達はミリアに向けて敬礼する。

ミリア「.........お前ら何を固くなっているんだ?」

「それはその......」

デワントン「おめでとうございます、ミリア・ファリーナ・ジーナス少尉。」

ミリア「うん?デワントンまさかだとは思うが?」

デワントン「私は中尉になり、ミリア少尉より上官に......」

モーア「おいおい自重しろよ、デワントンさん。」

ミリア「私が産休で追い抜いて行ったが、いずれは抜かしてやるぞ!デワントン、私の最終目標は政界進出だからな。」

「政界!!」

マックス「(ダメだ僕は完全に空気キャラだよ。)」

ミリア「私は将来市長になり、地球人とゼントラーディ人が上手く平等になる世界を作る!」

フィーナ「いやぁ難しくて分からんな~い。」

マックス「皆さん、マリアでも見ますか?」

「見たい!見たい!見たい!」

ミリアのベットの隣にあるカゴベットには、スヤスヤと眠るコミリアがいる。
彼女達は見た事のない赤ちゃんの存在に興味心身である。
ミリアは突然......

ミリア「お前らは赤ん坊を産まないのか?」

カーン<デカルチャー

モーア「せかさないでくださいよ。」

フィーナ「そうですよ、妊娠は......」

「そうだよね。」「慌てすぎですよ、ミリア一級空士長。」「て言うか、彼とはそんな仲じゃないし。」<以下略

ミリア「デワントンはどうなのだ?」

デワントン「私は.....」

モーア「ミリアさんミリアさん、デワントンは桐原茂人中尉と付き合ってます。」

デワントン「な...∑(゚Д゚)」

ミリア「今すぐ結婚だな。」

デワントン「それは早すぎます。」

話は和やかに進む。

コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナス

後に工場衛星奪取任務のための「カルチャーショック作戦」の重要な「小道具」として使われるなどの散々な扱いを受ける。10歳の頃に桐原夫妻に預けられた後18歳の時に新統合軍に入隊、月面方面軍勤務を経て。
ブリタイ艦隊麾下の航空隊の一員として勤務し、AD2036年のヌェルド基幹艦隊の襲来時に撃破にする活躍を見せ翌年ブラド基幹艦隊襲来時はVF-4ライトニングIIIを駆って後輩の霧生隼人らと共に撃破に貢献。

翌年にはマックスが顔芸&号泣するほどの勢いで、相棒のロット・シーンと結婚し2女1男に恵まれる事になる。
バジュラ戦役では、夫と共にVF-19を駆って火星防衛戦を指揮するのである。
娘のアテナは、母親と同じ道を進みVF-19エクスカリバーのパイロットとして銀河の平和と秩序のために戦うのである。

そしてミリアはゼントラーディ人初の政治家には慣れなかったが、90%以上の支持を受けて第37次超長距離移民船シティ7の市長になるのである。

モーアは一矢と結婚し、ホシムラ・エリと改名し子宝に恵まれる。
そして末っ子がフロンティア船団へ渡る。
その末っ子の娘が、ホシムラ・ユイである。

ホシムラ・ユイ

フィーナ・ナグリンは結婚し、退役。
惑星エデンに永住する。

'''しかし歴史の流れは残酷である。'''

2011年、星間大戦から1年経つと巨人タイプのゼントラーディ人は格闘などでストレスを発散していたが満足ができず暴動が多発。
しまいには反統合同盟の残党による、ゲリラ線の多発。

各地で警察力の限界を越えた暴動が発生し、統合軍による実力行使が開始された。

例えばかつて日本の大都市があったトウキョウシティでは極東方面隊による戒厳令が敷かれ街中には装甲車.デストロイド.歩兵や武装警官がそこら中に警戒する異様な雰囲気が出ていた。

【西暦2011年9月 マクロスシティ】

ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ

マクロスシティでは武装警官やMPの腕章を持つ警務隊員、道路脇には治安維持のために配備されたM1戦車+や装甲車が駐屯している。
デワントンと桐原は非番のため街をぶらぶらしていたが、街の異様な光景に将来の不安を感じていた。

デワントン「茂人、兵士の数が増えてない?」

桐原中尉「最近はゼントラーディ人の暴動や反統合同盟残党によるゲリラ戦など不安な面が出てきたからな。」

デワントン「そう.......」

パパパパパパパーン パパパパパパーン

デワントン「ヤック!」

桐原中尉「何事だ!?君何があった?」

「反統合ゲリラが復興省を占領したんだ、現在軍の特殊部隊(第1独立戦隊VF-X)がいま突入し銃撃戦を.......」

桐原中尉「死者は.....」

「分かりませんよ、俺は軍人じゃないし。」

デワントン「何が起きていると言うわけ?」

各地ではゼントラーディ人による暴動でゼントラーディ排斥運動が活発化しており、お互いを憎悪する関係が続くなどの悲劇に見舞われる。

カムジン一派がリン・ミンメイを人質に取り、統合政府へ宣戦布告。

そしてクリスマスが地に染まれる、オギノシティで発生したブラッティ・クリスマス。

年が開けて発生した第1マクロスシティ攻防戦でカムジンとラプラミズが戦死し、ゼントラーディの反乱は収まったかと思われた。

しかし

ジンナ「カムジン隊長!」

クリムゾ「親分。」

カムジン「貴様らかぁ、俺は.........」

ジンナ「奇跡的に助かりました、爆発により肉体の一部が欠けましたが。」

カムジン「ラプラミズはどうした?助かったか?」

ジンナ「残念ながらラプラミズ司令は完全に......」

「ふふるふふ」

クリムゾ「親分?」

カムジン「ふふふふふふ、そうか助かったのは俺だけか.....マイクローン.....貴様らは一つだけ......誤った事をしたな.......俺を本気で怒らせたと言うことだ!必ず貴様らを滅ぼしてやるふはははははははははは」

そして24年後、カムジンは蘇る。
蘇ったカムジンは、ヌェルド艦隊及びブラド艦隊を地球圏へ引き寄せる事になる。
この危機に対し、マックスとミリアの娘コミリアと地球人の青年霧生隼人と文化に目覚め地球側へついた若きメルトランであるミスティーがカムジンに挑むのである。
これはまた別の話である。

そして新統合政府は類播種計画を発動させる。
目的は、地球文化を銀河に広める事と、宇宙の新天地を目指す計画である。
今年9月にはメガロード01の出港し、人類は銀河の大航海時代が幕をあげる。

その数ヶ月前の西暦2012年 3月24日、桐原とデワントンは結婚した。

第1マクロスシティ攻防戦当日、アンカレッジのエルメンドルフ基地でデワントンへの思いを告白。
同じく桐原を愛していたデワントンは、了承し結婚する。
そして翌年には双子の娘、シホとミホが産まれる。

シホは軍へ入隊、マックスとミリアの娘コミリアの同僚として軍に勤務。

ミホは女優になり、終戦から20周年記念映画愛・おぼえていますかで母親であるデワントン3565を演じる。
二人とも結婚し、沢山の子宝に恵まれたと言う。

結婚から3年後の2015年、ある人生を変える出来事が起きる。

【2015年 統合軍総司令部】
「桐原茂人大尉は少佐へ昇進、宇宙軍L5分遣隊SVF-345ストライカーズの隊長に命ずる。」

桐原少佐「で機体は何です?」

「VF-3000だが、どうした?」

桐原少佐「辞退します。」

「なに?」

桐原少佐「失礼します。」

「おい待て!桐原少佐!なぜだ!」

桐原少佐「自分は出世よりVF-1と家族が大切ですから。」

クル カタカタカタカタ

「あの若造め、生意気に辞退だと?許せん、二度と出世できんようにしてやる!最終的には予備役に編入だ!少佐はやるが、これ以上出世できると思うなぁぁぁぁぁ!」

【自宅】

デワントン「辞退した?」

桐原少佐「あぁあの人はプライドが高いから、俺は地上勤務の後予備役だろう。」

デワントン「呆れた人ね、出世を断るなんて。」

桐原少佐「あんまり出世しすぎると飛べなくなるし、何より新型だからな。」

デワントン「VF-1おたくも重症ね。」

桐原少佐「たははははは。」

デワントン「ねぇ私も予備役になるわ、そして月に移住して何か始めない?」

桐原少佐「そうか、だったら銭湯にしよう。戦いで傷ついた兵士達の静養のためにと開こう。」

デワントン「それもいいわね、貯金全部使って新たな新天地で銭湯をやる。」

桐原少佐「って月に源泉はあったのか?」

デワントン「それはOTMを使うに決まって、月の水でお湯にするのよ。」

そしていろいろあって、二人とも予備役になり元部下達や茂人の友人の協力を得て温泉にする事に成功し桐原とデワントンは新統合政府に表彰される事になって今に至ります。
しかし食堂が有名になり、温泉の利用客は少なかったと言う。

【西暦2020年12月8日 現在】

デワントン「とこんな感じにね。」

桐原少佐「カムジンの反乱やエルメンドルフ基地で藤原やミリャンなどのヒョッコを教えたりいろいろしたな。」

デワントン「新型機の受領を拒否して左遷されて、地上勤務ののちに予備役そして銭湯を開いて今に至ると。」

桐原少佐「よく覚えているな。」

デワントン「覚えているも何もあなたの妻ですから、この10年は本当に幸せだったわ。2人の娘が生まれ、いろんな文化を知ったあの時バリアーのエネルギー波で巻き飲まれて死を望んだけどやっぱり飲み込まれなくて正解だったと思うわ。」

桐原少佐「お互い生き延びたら、後悔することもあれば良かったこともある。」

デワントン「ここであなたの決め台詞だから人生は面白いと。」

桐原少佐「そうだな、ふふふふ」

デワントン「ふふふふ」

ハハハハハハハハハハハハハハ

スラ

シホ「.....」

ふぁぁぁ

シホ「........悪役笑い。」

【西暦2020年12月10日 再招集の日】

ブロォォォォォォ キキキキキィィィィィィ

「桐原茂人予備役少佐、お迎えにあがりました。」

桐原少佐「そうか.......」

デワントン「茂人.........」

桐原少佐「デワ....この基地が所属だし、在泊していればいつでも会えるからさ。」

デワントン「そうじゃない、どうかこれを持って行ってもらいたいの......」

っラピスラズリとルビーが入ったお守り。

桐原少佐「これはパワーストーン、ってデワ......その手は........」

デワントン「このくらいの傷、今まであなたが私を救ってきて傷ついたのに比べたらかすり傷よ。」

桐原少佐「でも包帯だら......」

ダキ

「しょ.奥様何を?」

デワントン「約束して、軍にいる間死なないって。」

桐原少佐「約束する、お前のためにも娘のためにも生きるよ。」

スッ

桐原少佐「では行ってきます。」(敬礼)

デワントン「行ってらっしゃい、私の銀河一愛する茂人そして命の恩人よ。」(敬礼)

シホ「父さん。」

ミホ「父さ~ん。」

ダキ

桐原少佐「安心しろ、俺は死なねぇ。先の大戦に比べたら、マシさ。」

シホ「本当に帰ってくる?」

桐原少佐「あぁ本当さ、母さんを守るんだぞ。」

ミホ「うん。」

シホ「私も父さんみたいな軍人になるためにも頑張る。」

ミホ「頑張ってきてね。」

サン サン

桐原少佐「よし流石父さんの子だな。」

「少佐遅れますので、ジープへ。」

桐原少佐「じゃあデワ シホ ミホ........、行ってくる。送る時は笑顔で頼むぜ。」

デワントン「そうね、あなた行ってらっしゃい」にっこり

ジープに乗り基地へ向かう桐原茂人。

(同期の桜
https://m.youtube.com/watch?v=nR0cKe5PEOY)

デワントン「茂人....あなたは私に生きる希望をくれた恩人、だから生きて帰ってきて.....」

本当の物語は1ヶ月後の1月12日にSVF-64アンサーズに所属することになるラウラ・ベルタリアの視点で始まる。

マクロス外伝 第1章 青い髪のメルトラン
http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=306981


【付録 地球統合軍 終戦時残存艦】

●マクロス級
SDF-1マクロス

●ARMD級空母
ARMD-0改ヴァリウス/特務任務の最中、地球壊滅を受けクラビウス基地へ緊急帰還。
ARMD-06コンステレーション/L5直衛
ARMD-08ミッドウェー/アポロ基地直衛

●オーベルト級駆逐艦
オーベルト級駆逐艦ゴダード/クラビウス基地防衛
オーベルト級駆逐艦デイダミア
オーベルト級駆逐艦デズデモーナ/クラビウス基地防衛
オーベルト級駆逐艦ツィオルコフスキー/アポロ基地防衛
オーベルト級駆逐艦デズデモーナ/アポロ基地防衛
オーベルト級駆逐艦ディードー/アポロ基地防衛
オーベルト級駆逐艦ヘルミオネー/アポロ基地防衛

●練習駆逐艦
オーベルト級練習駆逐艦ルビー/クラビウス基地
オーベルト級練習駆逐艦ハガネ/クラビウス基地
オーベルト級練習駆逐艦オリオン/アポロ基地
オーベルト級練習駆逐艦ユキカゼ/アポロ基地
オーベルト級練習駆逐艦ワカバ/アポロ基地

●警護艦
ハミルトン級警護艦ハミルトン/クラビウス基地防衛
ハミルトン級警護艦マンロー/クラビウス基地防衛
ハミルトン級警護艦チェイス/アポロ基地防衛
ハミルトン級警護艦メロン/L5
ハミルトン級警護艦ラッシュ/L5
ハミルトン級警護艦アオバ/L5

●情報収集艦
リバティー級情報収集艦リバティー/クラビウス基地
リバティー級情報収集艦プエブロ/アポロ基地

●工作艦
メデューサ級工作艦メデューサ/アポロ基地
メデューサ級工作艦ブリッジポート/コロノフ基地
メデューサ級工作艦プロメテウス/コロノフ基地
メデューサ級工作艦ヴェスタル/L5

●輸送艦
ベルリン級輸送艦ベルリン/アポロ基地
ベルリン級輸送艦スペリオール/アポロ基地

●緊急配備
ARMD-09ミンスク/アポロ基地
ARMD-10ハルナ/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦オキナワ/L5
オーベルト級駆逐艦スンガリ/L5
オーベルト級駆逐艦アリヨール/アポロ基地

オーベルト級駆逐艦ツシマ/アポロ基地
オーベルト級駆逐艦ポビエダ/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦ノーヴィク/クラビウス基地
オーベルト級駆逐艦マンジュリア/クラビウス基地

西暦2012年4月 ミンメイのライブ 新作曲 愛おぼえていますか

ED
https://m.youtube.com/watch?v=LHW6saIqk2Y

>本物語ルート
マクロス外伝 過去からのメッセージ前編

>オムニバスルート
マクロス外伝 オムニバス 救出。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの作者さん   2016年07月21日 (木) 00:57:11   ID: wOhrMIYo

>反省点
誤字脱字、何故か投稿後に発覚。もう少し見直してからやろう。

2 :  SS好きのくまおさん   2016年07月25日 (月) 16:50:30   ID: 2gBPRB6_

どんまい、どんまい、一人で書いて校正までやっていると大変ですよね。
町崎見つけ!
明美好きですな

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