【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part11 (1000)

ダンガンロンパ安価コンマスレ


【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part10
【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part10 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1602180837/)


・デスペナ無し
・学級裁判の活躍度によりチャプタークリア毎に特典が有ります
・現在の捜査能力:探偵並み(捜査コンマ40%上昇)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1602682340

やり直し場所を決めます

指定が3回被った場所からやり直します

前スレ559からやり直します
俺個室前

俺「…。」パッ

霧切「あ……」

霧切手「」ギュッ

霧切「…?」クルッ

俺「でも、俺は今日も一緒に寝たい」

霧切「お、俺君…///」

俺「霧切さん、一緒に寝ないか?」

霧切「。…///」

俺「俺は霧切さんと一緒に寝たい」

霧切「…数時間前に、舞園さんやセレスさんと約束したところでしょう?///」

俺「……。」

霧切「俺君には、外に出るまで特定の誰かを選ぶ権利は無い…」

俺「それは…」

霧切「……。」

霧切「……///」カァッ...

霧切「…それとも、例え約束を反故にしたとしても…俺君は私を選ぶと言うのかしら?///」

俺「……。」

霧切「…///」ドキッドキッ...

俺「俺は……」


1それでも…俺は自分の気持ちに嘘をつきたくない!
2ダメだな…。ここは大人しく引き下がろう…


多数決下3まで

俺個室

俺「…。」スゥッ

俺手「」グッ

俺「それでも…俺は自分の気持ちに嘘をつきたくない!」

霧切「えっ…///」

俺「確かに皆んなの事も大事だ…。傷付けたくは無い…」

霧切「……。」

俺「だけど、俺が最初に君に言った言葉に偽りはない」

俺「俺はやっぱり霧切さんの事が一番好きなんだ!!他の誰よりも、一番君の事が好きなんだ!」

霧切「…!!///」ドキ-ン!!

俺「だから行かないで欲しい…。今日はこのまま一緒に寝て欲しい」

霧切「……///」カアァッ...

俺「頼む」

霧切「……え、えっと…///」ドキッドキッ...

俺「……。」ドキッドキッ...

霧切「……う…///」

俺(…うん?…了承してくれたか?)

霧切「……///」

俺「…。」ドキッドキッ

俺(…あれ?)

霧切「フッ…///」クスッ

俺「え?」

俺個室前

霧切「俺君は…馬鹿正直過ぎるわね…///」

俺「…うん?」

霧切「それくらい、今更改って伝えられ無くても…俺君の気持ちくらいわかってるわよ…///」

俺「そ、そっか…」

俺(…勇気出して伝えたんだがな)

霧切「…それでも、今日は自分の部屋に戻るわ」

俺「ええ…」ガ-ン...

霧切「あ…違うわ…。また、多分…来るから…///」

俺「え?…」

霧切「それじゃあおやすみなさい」クルッ

俺「あ、おやすみ…」

霧切背中「…。」スタスタ

俺「…。」

俺(帰っちゃった…)

俺「はぁ…。残念…」

俺(仕方ない。今日はもう大人しく寝るか…)スッ

扉「」バタンッ



──数十分後
霧切個室

ベッド「」ボフッ...

霧切「…。」ゴロンッ

霧切(恥ずかしくて、思わず断ってしまったけど…)

霧切「ふぅ……」

霧切(…こう言う事が苦手な自分が嫌だわ)

霧切「でも、あんな事初めてだったし…仕方ないわよね…///」

霧切(まさか…人付き合いが苦手な私に対して、あんなに熱烈に好意を伝えてくる人がこの学園に居たなんて……予想外だったし…///)ドキッドキッ

霧切「……。」モゾ...

霧切(明らかに失敗したわね…。本当は一緒に寝たかったのに、また見栄を張って…)ドキッドキッ...

霧切「……。」

霧切「はぁ……。時間、巻き戻ったりしないかしら…」

──翌日
5階

十神「やはり新しい場所が解放されたか」

俺(俺と霧切さんが深夜に学園長の部屋を捜査した数時間後…)

俺(探索前のいつもの朝食会には立ち直った朝日奈さんの他にゲームから降りて黒幕を殺す宣言をした十神と…)

腐川「……。」

俺(十神から臭いから口を開くなと命じられた腐川さんも参加して来ていた)

桑田「何かこの階だけ変な感じしね…?オレの気のせいか?…」

俺(そして団体行動の取れない桑田君も、前回の学級裁判で心を入れ替えたのか今日は寝坊せず皆んなと一緒に探索に参加している)

俺「それじゃ、いつも通り別れて捜索してみよう。何か分かった事があったら報告会の方で」

苗木「うん」スタスタ

桑田「うっす!」スタスタ

朝日奈「了解!」スタスタ

舞園「分かりました」スタスタ

セレス「良いでしょう」スタスタ

霧切「…また後で」スタスタ

十神「フッ…この階からはなかなか面白そうな気配がするな…」スタスタ

腐川「……。」スタスタ

俺(俺の合図で皆んなが捜索に向かった)

俺「……。」

俺(俺もここに居ても仕方ないな。どっか向かうか)スタスタ


1舞園さんと腐川さんが向かった手前の教室に俺も向かってみる
2霧切さんと桑田君が向かった弓道場に俺も向かってみる
3セレスさんと苗木君が向かった植物園に俺も向かってみる
4朝日奈さんが向かった生物室に俺も行ってみる
5十神の向かった奥の教室に俺も向かってみる


多数決下5まで

武道場

扉「」ガコッ...

俺「ここは…」

弓の的「」

俺(…弓道場?いや、弓道以外にも……なるほど。武道場か)スタスタ

俺(この部屋で気になる所は…)

桜「」

霧切「…。」ジッ

俺(霧切さんが桜を眺めている)

俺(そして…)

弓の的「」

桑田「こうだな」シュッシュッ...

俺(…桑田君が弓の的に向かって何かを投げる動作をしている)

俺(二人とも何してるか気になるな…。どっちかに話しかけてみるか)


1霧切さん
2桑田君


多数決下3まで

武道場

桜「」

霧切「…。」

俺「霧切さん」スタスタ

霧切「…俺君?どうしたの?」チラッ

霧切「大事な事ならここでは話せないわよ」

監視カメラ「」

俺「いや、そう言う話じゃ無い」

霧切「…?」

俺「霧切さんって桜が好きなのか?」

霧切「…どうして?」

俺「いや、ずっと桜を眺めてたからさ…」

霧切「違うわ。風情だなって思ってだけよ」

俺「風情?」

霧切「ええ、ここに来るまでは長い間海外に居たから桜なんて見る機会なんて無かったから珍しいなって…」

俺「へえ…。そうだったのか」

霧切「俺君は桜とか好きなの?」

俺「ああ、好きだな。霧切さんの事はもっと好きだが」

霧切「ッ…一々私と比べるのはやめなさい…///」プイッ

俺「あれ?ダメだった?」

霧切「別に…ダメじゃ無いけど…。でもダメよ…///」

俺「どっちなんだ…」

霧切「…分からないのなら、頑張ってお得意の推理をしてみなさい」クスッ

俺「あ…」

俺(また笑った。最初は本当、鉄仮面だったけど最近は色んな表情見せてくれるようになったな…)

俺(出会った頃と比べるとちゃんと距離は縮まってるって事で良いんだよな…?)

武道場

俺「そうだ。なら、この学園を出れたら花見に行かないか?一緒に」

霧切「花見?別に構わないけど…ちゃんと桜が咲いてる頃に出られるかしら?」

俺「う…だったら来年でも良い。再来年でも…だけど必ず一緒に行こう!」

霧切「ふぅ…仕方ないわね。俺君がそんなに言うなら行きましょうか」

俺「やった!じゃあ約束だ」スッ

小指「」

霧切「…え?」

俺「指切り、知ってるだろ?」

霧切「知ってるけど…」

俺小指「」

霧切「…///」

俺「ほら」

霧切「フッ…///」スッ

俺小指「ギュッ」霧切小指

俺「…。」

霧切「…///」

俺「…やっといて何だが、やっぱちょっと恥ずかしいなこれ///」ギュッ

霧切「自分から約束しておいて何よそれ…///」ギュッ



桑田「…。」ジッ

桑田(…いや、恥ずかしいならもう手離したらよくね?)

俺「…///」ギュッ

霧切「…///」ギュッ

桑田(…うわぁ、何だこいつら。砂糖吐きそうなんだが…)

桑田(ピュアな学生の恋愛かよ!?…いや、オレも未だ学生だけどさ…)

桑田(……霧切なんかの何処が良いのかオレには全く理解できねーわ)

桑田(中身は変な奴しかいねーから比べようがねーが、身体だけなら朝日奈、見た目だけなら舞園のが余程良いだろうに…)

桑田(…やっぱオレには理解できねー)

同じなのでカット
食堂

俺(苗木君達に続き俺達も順に報告して行き…)

俺(5階にも出口らしき場所は見当たらなかった事、生物室は鍵が閉まって入れなかった事、5階がこの学園の最上階なのか6階への階段はもう見当たらなかった事)

俺(…そして十神が見た絶望の広がっていた謎の教室があった事が分かった)

十神「一先ずこれで全部か?」

舞園「あ…ちょっと待ってください。私と腐川さんの報告が未だ…」

十神「何か見つけたのか?」

舞園「え、ええ…。発表しなきゃいけない事があるんですよね腐川さん?…」

腐川「……。」

朝日奈「あ、未だ口チャックしてる…」

十神「ああ…忘れていたな…。腐川、口臭を撒き散らしたければ好きにしろ」

腐川「こ、光栄の至りです…白夜様…。そ、それと…口臭は収まっているので…あの、ご安心を…」

桑田「いや、それで良いんか?…」

俺「ま、まぁそれで…舞園さんと腐川さんは何を見つけたんだ?」

舞園「私達は手前の教室を探索してたんですが…そこにある物を見つけてしまって…」

苗木「ある物?」

腐川「これよ…」スッ

サバイバルナイフ「」

俺「うえっ…ナイフ…?」

朝日奈「それにしてはデカいし!いかにもランボーが持ってますみたいなナイフだし!」

十神「サバイバルナイフか…」

苗木「だけど、こんな物がどうして教室に…」

腐川「そ、そんな事…知るわけ無いじゃない…」

桑田「え、えーと…そのナイフ、どうするつもりなんだ?もしかして凶器にするつもりなのか?…」

腐川「す、する訳ないでしょ…あたしは回収しただけよ…」

舞園「教室に置いておくのも危険ですし、どうしたら良いのか皆んなに相談した方が良いと思ったんです…」

俺「どうするって言われてもな…」

霧切「俺君が預かっておいたら良いじゃない。リーダーなんでしょう?」

俺「え?俺?」

朝日奈「そ、そうだね…俺なら大丈夫かな…」

苗木「うん。僕も俺君なら大丈夫だと思う」

セレス「異論ありませんわ」

十神「預かっておけ俺」

俺「いや…。うーん…」


1皆んながそう言うなら、じゃあ念の為俺が預かっておくよ…
2俺は俺よりも苗木君の方を推薦する

多数決下5まで

食堂

俺「皆んながそう言うなら…じゃあ、念の為俺が預かっておくよ…」スッ  

舞園「俺君なら大丈夫ですね。はいお願いします」ニコッ

サバイバルナイフ「」グッ

俺(…結構重いな。しかも間近で見ると切れ味もかなり良さそうだ)

俺(危ないから報告会が終わったら部屋の引き出しにしまってこよう…)

俺「とりあえず全員報告が終わったし、これで報告会は終わりだな」

桑田「もう解散で良いのか?」

十神「いや、未だだ。今日からお前達はこのオレの傘下に入る訳だが、この際だからハッキリさせておきたい事がある」

朝日奈「誰が入ったよ…」

セレス「ハッキリさせておきたい事とはなんでしょうか?」

十神「俺、そして霧切響子…お前らはいったい何者なんだ?」

俺「……。」

霧切「……。」

舞園「…どう言う事ですか?」

十神「オレ達が希望ヶ峰学園に選抜されたのはそれぞれに確固たる理由があった筈だ」

十神「苗木なら幸運、舞園ならアイドル、朝日奈ならスイマー、桑田なら野球選手と言うように…」

十神「ならお前らは何だ?」

俺「俺達は…。その…」

霧切「……。」

十神「素性を明らかにしない者を信用などできないだろう?無用な疑心暗鬼を引き起こさない為だ。そろそろ話して貰うぞ」

俺(話せって言われても俺も霧切さんも覚えて無いんだし、話しようが無いんだが…)チラッ

霧切「……。」

霧切「俺君は確か超高校級のお人好しだったわね」

俺「…え?」

俺(確かにそう見えるらしいけど…そうだって確証は未だ無かった筈だが…)

食堂

霧切「前に私に言ってたじゃない。自分の才能は確かお人好しだったって…」

俺「…え?」

俺(い、言って無いよな?…言われた事はあるけど…)

霧切「これまで皆んなも彼にお人好しな要素を感じた事は無かったかしら?ねぇ舞園さん」

舞園「えっ…?」

俺「…舞園さん?」チラッ

舞園「……。」

舞園(でも、確かに私が桑田君を殺して外に出ようとした時も…身体を張って命懸けで説得して止めてくれたし…)

舞園「お人好し…ですね…」

俺「舞園さん!?」

セレス「……。」

セレス(確かにわたくしが殺すつもりで殴った時も、怪我を負っても何も罪にする事なく笑って許してくれましたわ…)

セレス「お人好しですわね」

俺「セレスさんまで…」

苗木「うん。俺君は良い人だよ」

朝日奈「そう言われるとぽいよね!」

桑田「何か直ぐに騙されて人生損してそうだしな」

俺「……。」

腐川「わ、私は騙されないわよ…。お人好しとか言って私達を騙して──」

十神「なるほど…。俺は超高校級のお人好しだったか…」

十神「フン、確かにお前にはぴったりの才能だな」

腐川「実は私もそう思ってましたぁ~!!」

俺「……。」

俺(…何か霧切さんの知らない発言のせいで勝手に話が進んでるんだが?)

俺(まぁ超高校級の女たらしよりかはマシだし…別に勝手に俺の才能を決められるのも構わないんだが…)

俺(でも何がしたいんだ霧切さん?…)チラッ

十神「では俺の方は分かったが霧切響子。お前の方は何者だ?」

霧切「……。」

霧切「私は未だ言えないわ…覚えて無いのよ」

腐川「はぁ?言えない?覚えて無いってどう言う事よ!?」

十神「煩いぞ腐川。匂いがキツくなってる、もう一回口を閉じとけ」

腐川「……!!!」

食堂

十神「記憶喪失なんて笑うに笑えない冗談だ。そう言えばオレ達を騙せるとでも思っていたのか?」

霧切「信じないと思ってたわ。だから言わなかったのよ」

十神「あくまでそんな態度を取るつもりか。なら行動を制限させて貰う」ガタッ

十神「鍵を渡せ。お前の部屋の鍵だ」

苗木「えっ!?」

朝日奈「それは流石に…」

舞園「そうですよ!やり過ぎです!霧切さんは女の子なんですよ!?」

霧切「…。」

十神「嫌なら話せば良い」

俺「ちょ、ちょっと待てよ!こんな脅しみたいなやり方あんまりだ!」ガタッ

霧切「…。」

十神「ほう…ならお前の言い分を聞かせて貰おうか」

俺「例え霧切さんの才能が分からなくても霧切さんは霧切さんじゃないか!俺達の仲間と言う事実に何ら変わりはない!」

十神「本当にそうか?」

俺「え?…」

十神「そう考えているのはお前だけかもしれんぞ?」

俺「そんな事…」

十神「なら他の者の意見も聞いてみようではないか」

舞園「私は別にそこまで…」

苗木「僕も…」

朝日奈「う、うん。私も…霧切ちゃんは今まで頑張ってくれてたしね!」

俺(俺派3票…)

桑田「オレは知りてえな。こっちだけ教えてるのに教えてくれないのは卑怯だろ?」

腐川「……!!」ムグムグ...

セレス「確かにハッキリしてくれた方が無用な誤解は生まれずに済みますわね」

俺(十神派3票…)

俺「半分…」

十神「フッ…やはりお前に賛成する者はこの中でも半分しか居なかっただろう?」

俺「くっ…」

十神「素性を明らかにしない者を信用などできない。これは無用な疑心暗鬼を引き起こさない為に必要な事だ」

俺「だ…だけど!」

霧切「…もういいわ俺君」ガタッ

俺「霧切さん…」チラッ

十神「漸く話す気になったか」

霧切「…。」スッ

霧切の個室の鍵「」チャリッ

俺「あ…」

十神「貴様…」

霧切「フッ…これで満足?」

食堂

霧切「私の行動が制限できたのならそれで良いでしょう…」スタスタ

俺(…はっ!?)

俺「霧切さん待ってくれ!」ガタッ!

十神「奴には関わるな」

俺「そんな事できる訳…!」

霧切「…。」チラッ

俺(ぁ…!)

霧切「…。」スタスタ

食堂扉「」キイッ...

俺(…なんだ?今…)

十神「どうした?」

俺「い、いや……」

俺(霧切さん。今、一瞬俺に何かを…目で訴えてたのか…?)

俺「……。」

俺(……そうだ…落ち着こう。霧切さんが俺だけはこっちに残した理由を考えるんだ)

俺(それに鍵を取り上げられたとしても、未だ霧切さんにはもう一つ……)ジッ

舞園「……。」

セレス「……。」

食堂

舞園「あ……キャアッ!?///」バッ

俺「うん?」

朝日奈「どったの舞園ちゃん?」

舞園「い、今…誰かが私の太腿を撫でて…///」

俺「…は?」

桑田「この空気で触りに行く奴…どんだけ肝座ってんだよ…」

苗木(な、なんて羨ましい事をする奴なんだ…!)ゴクリッ

舞園「…苗木君?今変な事考えませんでした?私エスパーだからわかるんですよ?うふふ」ゴゴ...

苗木「えっ…い、いや!?ぼ、僕は何にも…」汗ドッ...

俺「……。」

俺「で、でも誰が舞園さんの…ふ、太腿を…」

俺「横に座ってた霧切さんは居なくなったし、対面の俺は足伸ばさないと届かないし…」

十神「だったら、舞園の右に座っているセレスしかいないだろう」

セレス「残念ですがわたくしは女の子の足に興味ありませんわ」

苗木(男の足には興味あるんだ…)

セレス「と言うよりそんな事をする奴は一人しか居りませんでしょう?机の下をご覧になって下さい」

俺「うん?机の下?」ゴソッ

モノクマ「はっ!?ば、バレてしまった…」

俺「モノクマ…。お前…」

食堂

モノクマ「いやぁ~…相変わらず発育の良いエッチな脚してますねぇ舞園さん」ハァハァ...

舞園「…///」

苗木「モノクマ!何で舞園さんのふ、太腿…を触ったんだよ!?///」

朝日奈「そうだよ!セクハラじゃん!」

モノクマ「残念。僕は人間の女の子には発情しないクマだからセクハラにはなりません!」

俺「思いっきり発情してたじゃん…」

セレス「学園長がセクハラをしだすなんて、最低な学園ですわね」

モノクマ「違うよ。僕は舞園さんの太腿を触りたくて触ったんじゃないよ」

モノクマ「そもそも、僕がこんな事しなくちゃならないのはお前達が僕の宝物を勝手に奪ったのが悪いんじゃーん!!」

十神「宝物を奪っただと…?」

モノクマ「そうだよ。僕は今、非常に怒ってるんだよおお!!」

モノクマ「だから舞園さんの太腿を撫で撫でさせて貰ったに過ぎません!」

舞園「や…辞めてください!///」

モノクマ「うぷぷぷぷ良いではないか。良いではないか~」ハァハァ...

セレス「本当は舞園さんがその宝物を盗んだと思ってスカートを探っていたのでしょう?」

モノクマ「ぎくっ!?」

舞園「わ、私そんな勝手に泥棒したりしてません!?///」

モノクマ「そうは言うけどね。僕は知ってるんだよ!この中に泥棒が居ると言う事を!」

桑田「はぁ?さっきから何言ってんだ?…」

俺(モノクマの言ってる泥棒って…もしかしてセレスさんが学園長室から盗んだ…)チラッ

セレス「……。」

モノクマ「先生はオマエラの事信じてたのに…そんなオマエラに裏切られるなんて…」

モノクマ「現実って本当に気苦労の多い世界っすね…。空想に逃げたくなる気持ちも分かるっすね…」

朝日奈「ね、ねぇ…宝物って何の事?…」

モノクマ「煩い!オマエラなんか全員就職氷河期で全員路頭に迷っちまえ!!」ヒョイッ

苗木「居なくなった…」

俺(…多分、今は霧切さんが持ってるアレの事だよな)

俺個室前

俺「……。」スタスタ

俺(…夕食を取った俺は急いで倉庫に寄ってから、急いで部屋の前に戻って来ていた)

俺(俺の読みが正しければ……)スッ

扉「」ガチャッ

俺(あ…開いてる!つまり…)スタスタ



俺個室

俺「…!」スタスタ

霧切「あら、早かったわね」

俺「霧切さん…」

霧切「何?」

俺「ふぅ……いや、何でも無いよ…」ホッ

霧切「…?」

俺(やはり俺の読みが当たっててホッとした…。霧切さんは俺の部屋の机で何か考えごとしていた…)

霧切「私の個室の鍵が十神君に取り上げられても、私は俺君の部屋に居る…そう考えていたのでしょう?」

俺「あ、ああ…。霧切さんは俺の部屋の鍵を持ってるからな…」

霧切「ええ。私が居ないと俺君が自分の部屋に入れないもの」

俺「……。」

霧切「…でも、私はそうでも無さそうだけど」

俺「え?」

霧切「…いいえ。何でも無いわ」フルフル

俺「いや、何でも無いって事無いだろ?」

霧切「……。」

俺「…霧切さん。俺達の間で秘密事はやめて欲しい。霧切さんとはこれから先もずっと、やましいような隠し事は一切無しで一緒に居たいんだ」

霧切「……。」

霧切「…別に…そう言う意味で言ったんじゃないわよ///」

俺「え?」

霧切「…。」チラッ

監視カメラ「」

俺「あ……あー、あぁ。なるほど…ごめん。変な事言って…」

霧切「ふぅ……もう、仕方ないわね…///」クスッ

俺個室

モニター「」ブツッ

モノクマ『えーまもなく夜時間となります。食堂の扉はロックされますのでご注意下さい』

モノクマ『ではでは皆さん良い夢を。おやすみなさい~』ブチッ

俺(もう直ぐ夜時間だ…)

ベッド「」ボフッ

俺「……。」布団バサッ

俺(…霧切さんは個室の鍵を取られて部屋に戻れなくなった)

俺(つまり、今日からはずっと俺の個室で同じベッドで寝る事になるんだよな)ゴクリッ

俺(昨日は回避されたけど、今日こそは…!)

霧切「……。」

俺「き、霧切さん…。い、一緒に寝るか?///」ドキッドキッ...

霧切「……。」チラッ

俺(あ……///)ドキ-ン!

霧切「…いいえ」フルフル

俺「えっ…」ガ-ン...

霧切「むしろ、俺君も未だ寝ないで欲しい」

俺「ええっ!?」

霧切「夜時間になって皆んなが寝静まったら、いつもの場所に来てやって欲しい事があるから」

俺「いつもの場所に来て、やって欲しい事…?」

俺(そ、それって…)



脱衣所

霧切「今日も俺君と一緒に調べたい事があるのよ」

俺「……。」

俺(…ですよね)

脱衣所

俺「それで今日調べたい事ってのは?」

霧切「この鍵の事よ」スッ

モノクマ模様の鍵「」

俺「ああ、それならやっぱりモノクマの宝物だったみたいだ」

俺「霧切さんが食堂から出て行った後、モノクマが誰かが盗んだって怒ってたよ」

霧切「そう…。やっぱりね…」

俺「やっぱり?」

霧切「この鍵は恐らく、黒幕にとってイレギュラーだった物…」

霧切「黒幕の計画では私達が持つべき物では無かったのでしょう」

俺「そりゃあ大神さんが自分から命を懸けてまで俺達に託してくれた物だからな…」

霧切「ええ…。でもそれだけじゃないわ」フルフル

俺「それだけじゃない?」

霧切「…この鍵は恐らく、何処の部屋の扉も開く事ができるマスターキーだもの」

俺「マスターキー!?」

霧切「さっき俺君の部屋を開けたのは、こっちの鍵を使ってなのよ」

俺「ええっ!?」

霧切「さっきも言ったでしょう?私は俺君の部屋にいつでも来られるって…」

俺「あ、ああ…。言ってたけど…」

俺(アレってそう言う意味だったのか…)

脱衣所

モノクマ模様の鍵「」

霧切「この鍵で俺君の部屋を開けたのは本当に偶然だったんだけど…」

霧切「でもこれが有れば黒幕にとって想定外の事態を引き起こす事もできるかもしれないわ」

俺「想定外の事態?どんな風に…?」

霧切「…例えば、未だ私達が踏み込む事を許されていない場所に忍び込んだり」

俺「黒幕が俺達に情報を開示する前に、先に情報を収集しようってのか」

霧切「ええ…。その為に俺君にはモノクマの引き付け役をまたお願いしたいのだけど…」

霧切「私がその間に忍び込んで情報を収集して来るから」

俺「えっ…一人で調べる気か!?流石に霧切さんでも危険なんじゃ…」

霧切「……。」

俺「例の戦刃むくろって言う奴も、この学園の何処かに潜んでるのかもしれないのに…」

霧切「…先に進む為なら、危険を避けては通れない」

俺「それは…」

霧切「謎の解明の為なら進むべき…そうでしょう?」

俺「……。」

俺「…だったら、その鍵の事を調べるのは俺がやるよ」

霧切「えっ…?」

俺「…霧切さんが危険な目に遭うくらいなら…皆んなのリーダーとして、俺がやり遂げてみせる」

霧切「……。」フルフル

俺「霧切さん…」

霧切「…昨日も言ったでしょう俺君。学園長は、私の記憶に関する何かを握ってる気がするの」

霧切「私は…私がいったい何故この学園に居るのかを調べたいの…。だから。この役目は私にやらせて欲しい」

俺「でも……」

霧切「お願いよ俺君…」

俺「……。」

霧切「俺君…」

俺「ッ…!」バッ

霧切「ぁっ…!?///」ギュウッ

脱衣所

霧切「お、俺…くん…?///」ギュウッ

俺「…だったら、必ず約束してくれ。危険だと感じたら直ぐに引き返すと」

俺「絶対に生きて…俺の元へと帰ってくるって約束してくれ!」ギュウッ

霧切「ッ…///」ドキッドキッ

俺「……約束ができないのなら、君を行かさない。…絶対に離さない」ギュウッ

霧切「……///」

霧切「…わ、分かったわよ…。約束…するから…///」ドキッドキッ

霧切「俺君の元に、必ず…帰って来るって…///」ドキッドキッ

俺「……。」

俺「俺は霧切さんの事が他の誰よりも…誰よりも一番大切なんだ…」スッ

霧切「ぁ…」

俺「…その事だけは、これからも絶対に忘れないで欲しい」

霧切「……。」

霧切「ええ、ちゃんと覚えておくわ」ニコッ

霧切「…これからも…ずっと…///」

俺「うん」コクッ


コンマ下二桁
91以上偶然大浴場に居た苗木が俺達の会話を聞いていた
61~90セレスが脱衣所の前で俺達の会話を聞いていた(セレス好感度8に低下)
31~60舞園が脱衣所の前で俺達の会話を聞いていた(舞園好感度8に低下)
30以下舞園&セレスが脱衣所の前で俺達の会話を聞いていた(舞園&セレス好感度8に低下)

安価下

コンマ85
脱衣所前

セレス「……。」

俺『俺は霧切さんの事が他の誰よりも…誰よりも一番大切なんだ…』スッ

霧切『ぁ…』

俺『…その事だけは、これからも絶対に忘れないで欲しい』

セレス「……。」スッ

セレス(…先程の食堂での俺君は、霧切さんへの入れ込み用が凄かったので…念の為に此方に様子を見に来てみれば)

セレス(…そう言う事でしたの…。既に決着はついていたのですわね)

セレス(それなのに霧切さんときたら…あんな、自分が勝ちが決まったルールをわたくし達に提案して来るだなんて…)

セレス(…これではわたくしと舞園さんは完全にピエロですわね)

セレス「……。」

セレス「フッ…」

セレス「…。」ピキッ...

セレス(だからってここまでこの私がコケにされて、このままじゃぜってーおわんねーぞ!!?)

セレス(見てろよビチグソカップルが!?どんな手を使ってでも、お前らだけは必ず破曲させてやるからなぁ!!)

セレス「……。」

セレス「…ふふ。さて、これからどうするか楽しみになって来ましたわね」

セレス「うふふ…うふふふふ」スタスタ



脱衣所

俺「……!」ゾクッ!!

俺「えっ?」クルッ

脱衣所入口「」シ-ン

俺「…?」

霧切「どうしたの?」

俺「あ、いや…何でも…」

霧切「???」

俺(…何だ?今一瞬、寒気がしたが…気のせいだったか?)


セレスの好感度が8に下がった

undefined

体育館前

俺「モノクマ!話があるんだ。出てこいよ!」

監視カメラ「」ウイ-ン

俺「……。」

モノクマ「俺君もしつこいねえ。君だけだよ、僕の事を何回も何回も呼び出すのは」バッ

俺(直ぐに出た…)

モノクマ「んで?今度は何が知りたいって?クマの繁殖方法?」

モノクマ「あ、それとも俺君は人間の繁殖方法の方かな?」ニヤニヤ

俺「…そんなもん教えて貰わなくても知ってるわい」

モノクマ「またまたぁ。だって俺君って童貞じゃん」

俺「か、関係無いだろ!?///」

モノクマ「男子の数が女子より少なくて、これだけ美女が生き残ってると言うのに…」

モノクマ「未だに俺君が童貞なのは、やはり俺君に原因があるとしか思えません。ガッハッハッハッ!」

俺「え?そうなんだ…やっぱり俺がおかしいのか…?」

俺「実は最近、薄々感じてたんだが……」

俺「……ってそんな話がしたかったんじゃ無い!」

モノクマ「あれ?そうなの?じゃあ何の話し?もしつまらない話だったら俺君には僕の代わりにトイレ掃除の当番を一生やって貰う事になるかもしれないよ?」

俺「いや、それはちょっと…」

俺「…と言うか何気にモノクマって毎日食材の補充をして、学園中掃除して、大浴場やプールの水の入れ替えもして」

俺「意外に働き物だよな」

モノクマ「そうそう。僕はオマエラが不自由無く暮らせるように毎日毎日寝る暇も惜しんで頑張ってるって言うのにさ…」

モノクマ「なのに、なのにオマエラと来たら……僕の宝物を盗むと言う裏切り行為を平気でしてくるんだから…」

モノクマ「僕は悲しい…」ポロポロ

俺「お前が悲しいのはどうでも良いけどな」

モノクマ「どうでも良いだってさ…」

モノクマ「俺君って鈍感以外にも結構白状だよね。そんなんじゃ女の子にモテないぞ?」

俺「…別に構わないが」

モノクマ「ああ、そうか!俺君の場合は鈍感過ぎて他の女の子から背後からズドンってパターンかな?あっはっはっはっ!」

俺「…。」

体育館前

俺「何を言ってるのか知らないが、そんな事ある訳無いだろ」

モノクマ「乙女心が分かって無いねえ俺君」

俺「何がだよ…」

モノクマ「人間ってのはちょっとした動機さえ有れば人を殺せるんだよ。君もこれまで見てきただろう?」

俺「ッ…」

モノクマ「もしかすると、今度の犠牲者は俺君になるかもしれないねぇ。うぷぷぷぷ」ヒョイッ

俺「あっ…!」

俺(…帰りやがった。…いや、数分は稼げた筈だ)

俺(後は霧切さんがマスターキーとやらでうまくやってくれてると良いが…)

俺「……。」

俺(俺が仲間から狙われるなんか…有り得るもんか…)

俺個室

俺(霧切さん何処の扉も開けるマスターキー持ってるなら、もう別に鍵かけて寝てても良いよな…)スッ

鍵「」カチャリッ

俺「……。」

俺(…あれ?と言うか、それなら別に俺の個室の鍵ももう返して貰っても問題なくね?)

俺「まぁいっか。また明日会った時にでも返して貰えば」スタスタ

俺(でも霧切さん、あの鍵を使っていったい何の発見をして来るだろう…)

ベッド「」ストッ

俺「また明日会うのが楽しみだな…」

俺「ZZZ…」

──翌日
食堂

俺(…あれ?朝食会に霧切さんが来てない?)

十神「何だ。霧切は来ていないのか」

朝日奈「昨日の事があったから、きっと顔を出しにくいんだよ…」

桑田「いや、そんなタマかアイツって?」

十神「フン…。まぁいい…」

苗木「でも霧切さん、部屋に戻って無いってなるといったい何処で寝てるんだろう…」

舞園「校則には個室以外での就寝は禁止と書いてありましたよね…」

腐川「お、俺…どうせアンタが匿ったりしてんでしょ…。アンタ、超高校級のお人好しらしいし…」

舞園「…!」チラッ

俺「…いや、それが俺の部屋にも居ないぞ?俺の事を疑うなら、今直ぐ部屋に戻って見せても良い」

腐川「くっ…」

舞園「俺君は嘘をついてませんよ。私には分かります」

俺「舞園さん…」

舞園「エスパーですから。うふふ」ニコッ

俺「は、はは…」

俺(…まぁこれは本当だしな)

俺「でも霧切さん、いったい何処に行ったんだろうか…。どっかで徹夜でもしてるとか…」

十神「フン…まぁいい。幾らあいつでも眠気が限界になれば何れここに顔を出さざるを得なくなるだろう」

苗木「でも、もし何かあったら…」

俺「ああ…」

セレス「心配せずとも大丈夫でしょう」

俺「…え?」

セレス「もし霧切さんの身に何かあったとしたら、モノクマが何らかのアクションを起こして来る筈ですわ」

俺「どう言う事だ…?」

セレス「入口をご覧になって下さい」

俺「うん?」クルッ

モノクマ「おやおや、皆さん霧切さんをお探しかな?」ヒョイッ

俺「…は?モノクマ?」

桑田「また来たのかよ!?」

モノクマ「ねえねえ、そうなんでしょう?」

舞園「じゃあ貴方は霧切さんの居場所を知ってるんですか?…」

モノクマ「ドキッ!?そ、それは…」

十神「知らないからこそ来たんだろう。オレ達から何かを探る為に」

モノクマ「そうそう、好きな漫画を聞かれた時にマイナー漫画を答える奴ってムカつくよね」

朝日奈「えーっと、何の話し?…」

腐川「ろ、露骨過ぎるわよ…。話の変え方が…」

俺「……。」

俺(モノクマも知らないって事は、何かがあったって事じゃ無さそうだな…。良かった…)

食堂

モノクマ「君達は霧切さんの居場所を知ってるの?」

十神「知らんな」

朝日奈「知ってても教えないし!」

セレス「ふふ…そう言う事ですわ。お引き取り下さい」

モノクマ「ふーん…あっそ…。じゃあ、いいよ…。もういいよ…」

モノクマ「…もう何もかもがどうでも良いんだ。バイバイ」ヒョイッ

桑田「…何か今日はやけに素直に引っ込んだな」

舞園「ちょっと可哀想な事しましたかね…」

セレス「大丈夫ですわ。霧切さんも時間が経ったらきっと直ぐに顔を出すに決まっていますし」

セレス「と言う事で先に朝食を頂きましょう」ニコッ

俺「…セレスさんは霧切さんが心配じゃないのか?」

セレス「わたくしが?」

俺「ああ…」

セレス「勿論、心配はしていますが彼女なら大丈夫だと思います。それに…」

俺「うん?」

セレス「万一何かあったとしても、こんな時に集団行動を取らず単独行動をしている霧切さんが悪いのです」

俺「は?…」

セレス「自業自得ですわね」ニコッ

舞園「せ、セレスさん…?」

俺「……。」カチンッ

俺「…本気で言ってるのか?」ガタッ

苗木「お、俺君…」

セレス「うふふ…冗談ですわ。そう怒らないで下さいな」ニコッ

俺「……。」

朝日奈「ほ、ほら!とりあえずもう朝ご飯食べようよ!」

セレス「そうですわね」

舞園「俺君も…」

俺「あ、ああ…。驚かせてごめん…」ガタッ

俺「……。」

俺(本当に今のセレスさんの言葉は冗談だったのか?俺には、そうには…)

廊下

俺「苗木君、今日はこの後どうするんだ?」スタスタ

苗木「それが…今日はちょっと体調が悪いから部屋に戻って寝とこうかなって…」スタスタ

俺「体調が?」

苗木「うん…。コホッ…もしかすると風邪かな…」

俺「そっか…。まさか風邪のウイルスだけは俺達と一緒にこの学園に紛れ込んでたとはな…」

苗木「あはは…」

苗木「それじゃ、うつすと悪いから僕はもう部屋に戻るよ…」スタスタ

俺「そっか…。お大事に」

俺(霧切さんは行方不明で、苗木君は風邪か…)

俺(…なんだか今日は縁起が悪いな)

俺(とりあえず俺はこの後どうするかな…)



自由行動
1苗木と行動する(好感度8)
2舞園と行動する(好感度9)
3セレスと行動する(好感度8)
4桑田と行動する(好感度4)
5十神と行動する(好感度5)
6朝日奈と行動する(好感度5)
7腐川と行動する(好感度4)
8一人で霧切を探しに行く


多数決下5まで

廊下

俺(そういや十神って、前は殺しのヒントとさせて貰うつって図書室でずっと本読んでたけど…)

俺(今は黒幕を殺す為にそれは辞めたんだよな)

俺(…なら十神は最近は何をしてるんだろうか。ちょっと見に行ってみるか)スタスタ


武道場

扉「」ガラッ

俺(あ、いた…何かを考えてるな…)スタスタ

十神「……。」

俺「……。」

俺(……ん?見に来たは良いが何て声を掛ければ良いんだ?)

俺(俺、あんまり十神の事知らないんだよな…)

十神「……。」

俺(知ってる事と言えば、協調性が無くて、自分に自信がありすぎて、俺達を物凄く見下してるくらいだもんな…)

俺(十神、何か面白い物見つけたか?…何か馴れ馴れしいな…)

俺(最後に勝つのは俺だ!…キャラ違うな…)

俺(よう十神。野球しよーぜ!……これも違う…)

俺(……あれ?十神の様子を見に来たは良いがどうすりゃ良いんだ)

十神「おい下僕1」

俺「下僕…1?…お、俺の事か?…」

十神「お前以外に誰が居る」

俺「……。」

俺(…やっぱこいつに近付くのは間違ってたかもしれん、)

俺「…んだよ?」

十神「気になっていたんだが…お前の才能は確か超高校級のお人好しだったな?」

俺「あ、ああ…」

俺(…霧切さんが勝手に思い付いただけで、本当の才能は知らないが)

十神「ならお前はその才能でいったい何ができる?」

俺「な、何って…なんだよ?…」

十神「例えばそのつまらない才能で、世の中を動かす事ができるのか?」

俺(つ、つまらない……)

十神「フン。言えないだろうな…。お人好しだけのお前や、運で選ばれただけの苗木…」

十神「お前らのような何の才能も、可能性も無いつまらない人間がこのオレの下僕として働ける事を光栄に思うんだな」

俺「……。」


1なるほど…。だが働かせるって事はちゃんと報酬は出るんだろうな?
2俺はお前の下僕なんかになった覚えはない!俺達は仲間だ!
3…まるでかませ犬みたいな発言だな。俺はお前に勝っている才能は持ち合わせているぞ


多数決下5まで

武道場

俺「なるほど…。だが働かせるって事はちゃんと報酬は出るんだろうな?」

十神「当たり前だ。このオレを誰だと思っている」

俺「ふぅん……ちなみにその報酬の額は?…」チラッ

十神「お前らのような一般的な落ちこぼれでは頑張っても、精々年収一千万が関の山だろう」

俺(…一千万でも俺は十分嬉しいけどな)

十神「だがオレの下僕となって、これから言われた通り働くのであればそれ以上の給料で一生分を保証してやろう」

俺「一生分って…?」

十神「…そうだな。オレの誕生日に因んで…その5.5倍の給料でどうだ?」

俺「ご、5千5百万!?月給約500…!?」

十神「ああ、お前の働き次第では報酬を上乗せしてやっても良いだろう」

十神「お前が有能である事をオレに示す事ができたのなら、補佐としてプロジェクトを幾つか任せても良い」

俺「……。」ゴクリッ

十神「どうだ?悪い話じゃ無いだろう」

俺(…た、確かに…。俺にとってはめちゃくちゃ良い話だ)



1よし!お前の下僕になってやって良いぞ!早速仕事を任せてくれ!
2…何かお前とは住む世界が違い過ぎるみたいだからやっぱ良いや。俺は一生何の才能も可能性も無いつまらない人間のままでも


多数決下5まで

武道場

俺「確かに悪い話では無いと思う。でも…」

俺「…何かお前とは住む世界が違い過ぎるみたいだからやっぱ良いや」

十神「…何だと?その他大勢から抜け出すチャンスを棒に振ると言うのか?」

俺「ああ…。俺は一生、何の才能も可能性も無いつまらない人間のままでも構わない 」クルッ

十神「フン。それがお前の選ぶ道か」

十神「分からんな…。わざわざそんなつまらない人生を歩んで行く奴の気持ちは」

俺「…俺の人生がつまらないかは、俺自身が決める」グッ

十神「…。」

俺「他人にどうこう言われる筋合いは無い」スッ

扉「」ガラッ

十神「……。」

十神「フン…やはり奴とは相入れんな」

十神「…仮にもしオレが奴や苗木の立場ならば、あいつらみたいな平凡な人生を受け入れるなどまっぴらごめんだ」



十神の好感度が4に下がった

特別自由行動権利を使いますか?


1使用する
2使用しない


多数決下5まで

このまま進みます
夜時間
俺個室

モニター「」ブチッ

モノクマ『えー、間もなく夜時間となります。食堂の扉はロックされるのでご注意下さい。ではでは、おやすみなさい~』ブツッ

俺「ふぅ……」

俺(そろそろ夜時間か…。結局、あれから丸1日経っても霧切さんは俺の前にも姿を現さなかったな…)

俺(絶対に無理はしないと約束したから、無事だとは思うが…)

俺「いったいどこで寝たりしてるんだろ…」スッ

ベッド「」ボフッ

俺「……。」

俺(…何か霧切さんが居ない間に、俺にもできる事は無いかな)

俺(俺が現状で新たに手に入れられる情報……)

俺「…!」ハッ!

俺(…そうだ。アルターエゴだ)

俺(霧切さんが独断で2階男子トイレの秘密の部屋から外部とネットワークに繋いでたけど、未だアレがどうなったのか確認してないな…)

俺(霧切さんは多分既に確認してるだろうが…俺も念の為に見に行ってみるか?)



1よし、今から見に行こう!
2…セレスさんの決めたルール通り皆んなが部屋に戻ってる夜中に単独行動は危険かもしれない。明日の日中に見に行こう


多数決下5まで

俺個室

俺(いや、このまま気になったままは寝られん)

俺「よし、今から行こう!」ストッ

扉「」バタンッ



秘密の部屋

回転壁「」クイッ

俺「……。」

アルターエゴが置かれてた場所「」

俺「あ、アレ…?アルターエゴは!?」スッ

俺(…どう言う事だ?もしかして霧切さんが持ち出したのか?)

机の上「紙「」」

俺「ん?これは…メモ?…」スッ



「校則にも書いている通り、学園内の事を調べるのは自由ですが外の事を調べるのはルール違反なので
これは破壊させて頂きました。モノクマ学園長より

オマエラのやってる事は全てボクにバレバレなんだぞ^ ^」


俺「なッ…!?」

俺「黒幕がアルターエゴを…破壊した…?」

俺「クソッ……」

俺(…やっぱり、ネットワークも監視されてたんだ)

アルターエゴ『危険は承知の上だよ。でも僕も、皆んなと一緒に頑張りたいんだ!』

アルターエゴ『今は皆んながこの学園から出る為に協力してる。だから僕も俺君の…リーダーの力になりたいんだよ!』


俺「協力して一緒に脱出しようって約束したのに…こんな結末なのかよ…!」

紙の裏「文字「」」

俺「あれ?…裏にも何か書いてる…」


「俺君へ…もし私の身に何かあった場合は、17人目の高校生戦刃むくろの事を皆んなに説明しておいて欲しい」

俺「これは霧切さんの書き置き!?」

俺「戦刃むくろの事を…?そうか…。やはり霧切さんも先にこの部屋へ来て既に驚異を知ってて…」

俺(だが、もし私の身に何かあったらって……)

俺「あっ…そう言う事か!学級裁判で黒幕をクロと認定させる為に霧切さんは俺をこっちに残して…」

俺(…あれ?でも待て。それだと被害者は霧切さんになるんじゃ…?)ドクンッ

俺(そして霧切さんは自分が犠牲になった場合も俺達を助け出す為に…)

俺「……。」

俺(……いや、大丈夫だ。彼女は絶対に戻ってくると俺に約束した…心配は要らない)

俺(しかし、これで俺がこっちで調べられる事はこれ以上無さそうだな…)

俺「…一先ず部屋へ戻るか」クルッスタスタ

俺部屋

扉「」ガチャッ

俺「ふぅ…」スタスタ

俺「……うん?」チラッ

俺(……あれ?何だこの変な感じ…)

俺「………。」ジッ

俺(……部屋に誰か居る?)ドクンッ

俺(多分、霧切さん…じゃないな…)ドクンッドクンッ...

俺(いったい誰だ…?)ゴクリッ

照明のスイッチ「」

俺「……。」

扉の裏「」ガタッ

俺「…!?」

俺(しまっ…!そっちか!?)クルッ

バッ!!


コンマ下二桁
11以上何者かに口を塞がされ失神させられた…
10以下何者かに背中を突き刺さされた…


安価下

コンマ53
俺個室

謎のマスク「…。」ガシッ

俺口「」グッ

俺「!?」ムグッ

俺(な、何だこいつは!?誰だ!?)ドクンッ!!


霧切『17人目の高校生。戦刃むくろに気を付けて』


俺「…!」ハッ!

謎のマスク「…。」ググッ

俺(まさかこいつが例の戦刃むくろ!?だとしたら、ま、マズイ…っ)ジタバタ...

謎のマスク「…。」ググッ

俺「カハッ……!」

俺(駄目だ……。もう…い、息…が……)カクンッ

謎のマスク「……。」スッ

俺「」ドサッ

俺鼻「」ゴッ

俺(あいた!?)パチリッ

謎のマスク「……。」スッ

サバイバルナイフ「」キラン...

俺「…!?」

俺(あ、アレは俺が預かってたサバイバルナイフ…!)

俺(くっ…駄目だ…。身体が…う、動かない…)

謎のマスク「…。」シャキンッ

俺「ッ……」ブルブル...

謎のマスク「…。」ブウンッ!!

俺(殺される!?こんな所で…っ!)目閉じ

扉「」バタンッ!!

俺(え……?何の音だ…?)

ダッダッダッ!!

俺(…うん?逃げて行った…?)パチリッ

霧切「…。」

俺(…え?霧切…さん?)

霧切「……。」パクパク...

俺(…何だ?何を…言ってるんだ…?うっ……)ガクッ

俺「」

霧切「……。」

霧切「…ふぅ…間に合って良かったわ」

──翌朝
俺個室

俺「はっ…!?」パチリッ

布団「」バサッ

俺「………あれ?」

俺「……。」チラッ

時計「7時15分「」」

俺「朝だ…」

俺「おかしいな…昨日、何かあった気がするんだが……」


謎のマスク「」つサバイバルナイフ
霧切「…。」


俺「…!」ハッ!!

俺「そうだ…。アルターエゴを見に行った帰りに謎のマスクをした奴に殺されかけて、霧切さんが現れたような…」

俺(…だが今はこの部屋に霧切さんの姿は無い)

俺「夢…だったのかな…」

インターホン「」ピンポ-ン!!

俺(…うん?誰だこんな朝早くに?)スタスタ

俺「はい」

扉「」ガチャッ

舞園「あっ…俺君、居たんですか!?」

俺「舞園さん?あ、ああ…。部屋で寝てたけど…どうしたんだ?」

舞園「実は昨晩から皆んな体育館に集まってるんです」

俺「え?どうして?」

舞園「十神君が体育館でモノクマの抜け殻を見つけたんですよ!」

俺「モノクマの抜け殻…?」

俺(どう言う事だ…?)

体育館

舞園「俺君も連れて来ました」スタスタ

俺「皆んな…」スタスタ

十神「フン、ようやく現れたか」

朝日奈「あ、おはよー俺」

俺「何してるんだ?」

腐川「み、見たら分かるじゃない…。白夜様の指示でモノクマを解体してる所よ…」

桑田「んー…ここのネジは外して良いのか?」カチャカチャ

俺「…全然飲み込めないんだが、どう言う事苗木君?」

苗木「いや、実は僕も今来たばっかりで…」フルフル

俺「そうなんだ」

セレス「昨晩夜時間になった直後に十神君が体育館で動かなくなっていたモノクマを発見したんです」

セレス「それを皆さんで協力して解析している所ですわ」ニコッ

俺「なるほど…」

朝日奈「セレスちゃんは特に何もしてないけどね…」

舞園「苗木君は昨晩体調不良だったので声をかけなかったんですが、俺君にも声を掛けに行ったんですよ?皆んな体育館で集まってるって」

舞園「ですが昨晩は留守だったみたいなので…」

腐川「部屋に居たのにちゃんと確認しなかったんじゃないの?…」

舞園「違います!ちゃんと確認しましたよ。俺君の部屋の扉の鍵が開いてたので中に入って…」

朝日奈「え?勝手に中に入ったの?」

舞園「あ…えっと…。すみません俺君…」

俺「いや、いいよ別に…。部屋の中には特に見られて困る物も無いし…」

セレス「……。」

セレス「俺君は夜時間に何処へ行っておられたのですか?」

俺「ああ、俺は…ちょっと…」

セレス「また霧切さんに会っていた…とか?」

舞園「え?」

俺「いや、霧切さんとは会って無いよ一昨日のあの一件以来…」

セレス「そうですか。なら良いですわ」

俺「……。」

俺(…なんだ?随分怪しまれてるな。俺が霧切さんと会ってちゃいけないのか?)

セレス「とりあえずこれで霧切さん以外は全員ここに集まりましたわね」ニコッ

俺(少し前からセレスさんの俺や霧切さんへの態度に棘があるように感じるんだが…?気のせいか…?)

体育館

俺(とりあえず整理すると体調不良で部屋で寝てた苗木君と、アルターエゴを確認しに行ってた俺…)

俺(…そして依然、行方不明の霧切さん以外は皆んな昨晩からずっと一緒に行動してたって事か)

俺(霧切さん、ずっと徹夜って訳じゃ無いだろうしいったいどうしてるんだ…?)

俺(あのマスターキーで部屋に戻ってるなら俺に一声かけるだろうし…)

霧切『……。』ボソボソ...

俺「……。」

俺(そもそも、アレは本当に夢だったのか?俺が霧切さんと会いたいって欲が出た夢……)

十神「おい、聞いているのか?」

俺「へ?」ハッ!

朝日奈「大丈夫?俺…」

俺「え?ああ…うん?」

舞園「これから皆んなで4階の学園長の部屋に行こうって話になったんですけど…」

俺「学園長の…?な、何で?」

セレス「そこで確かめたい事があるみたいです」

俺「確かめたい事…」

十神「時間が勿体ない。行くぞ」スタスタ

俺(……俺も確かめたい事があったんだけど…)

俺「……。」



コンマ下二桁
41以上俺、昨晩の事が夢だったのかどうか確かめる方法を思いついた(捜査判定有利に)
40以下とりあえずそのまま皆んなについて行った


安価下

コンマ81
体育館前

他の生徒「…。」ゾロゾロ...

階段「」スタスタ

俺「……。」

俺(確かめる方法か……)


俺鼻『』ゴッ!

俺『あいた!?』


俺「はっ!?そうだ…」

舞園「どうしたんですか俺君?」

俺「舞園さん、ちょっと来て!」ギュッ

舞園腕「」ガシッ

舞園「えっ!?あっ…///」グイッ


俺個室

舞園「俺君。どうしたんですか急に、自分の部屋に来て…」

舞園「皆んなもう学園長室に向かっちゃいましたけど…」

俺「分かってる。用が終わったら俺も直ぐに追いかける。でもその前に確認しておきたい事があるんだ」

舞園「確認?…」

俺「この辺りの床に血痕が付着して無いか一緒に調べて欲しい」

舞園「…え?どう言う事ですか?俺君の部屋でまた事件が起きたんですか?」

俺「もし血痕が付着してたら起きたって事だ」キョロキョロ

舞園「えぇ…」

俺「とにかく探して欲しい」

舞園「はぁ…分かりました」キョロキョロ

俺「……。」スタスタ

俺(俺は先にこっちを確認するか…)

引き出し「」ガラッ

俺「あ……」

舞園「どうしたんですか?引き出しなんか開けて」

俺「…舞園さんから預かっていたナイフが盗まれてる」

舞園「ええっ!?」

俺(…やはり、アレは夢じゃなかったのか?)

俺個室

舞園「あ、ありました!この薄い赤いのが血痕じゃ無いですか?」

俺「あったか?」ヒョイッ

薄い赤い染み「」

舞園「吹かれてて薄くなってますが、血の痕に見えるんですけど…」

俺「ああ、場所的にも間違い無い…。俺が探していた奴だ」

俺「これで確信した…。やっぱり、昨日の出来事は夢じゃなかった…」

舞園「えっと…全然わからないんですけど、どう言う事ですか?そろそろ説明してくれませんか?…」

俺「この血は俺の血なんだ」

舞園「えっ…」チラッ

俺「いや、そんな大袈裟な血じゃない。床に鼻を打ち付けられた時に吹き出た鼻血だ」

舞園「鼻血?と言うか打ち付けられたって誰にやられたんですか?…」

俺「マスクをしてて特定とまではできなかったが、恐らく17人目の高校生…戦刃むくろだと思う」

舞園「17人目の高校生!?えっ…そんな人…」

俺「ううん…間違い無く居る。そして学園長ではなくそいつが黒幕の可能性が高いと思う」

俺「戦刃むくろは超高校級の絶望なんだ」

舞園「超高校級の絶望…?では俺君は昨晩その人に襲われたんですか?」

俺「ああ…。殺されそうになった…。だが霧切さんに助けられたんだ…」

舞園「えっ!?霧切さん!?」

俺「だけど、俺はそのまま気を失ってしまったから霧切さんがその後何処に行ったのかは分からない」

舞園「そうなんですか…」

俺「とにかく皆んなにも直ぐに知らせよう。戦刃むくろが俺達の命を狙っていると」

舞園「はい!」

モニター「」ブツッ

俺「うん?」チラッ

舞園「えっ…」

モノクマ『ピンポンパンポ-ン!死体が発見されました。一定の自由時間の後、学級裁判を開きます』

俺「………は?」

舞園「嘘…」

俺「だ、誰が……犠牲に…」ゴクリッ

舞園「既に誰かが戦刃むくろに…?」

俺「……。」

俺「とにかく直ぐ皆んなと合流しよう。向こうで何が起きているのか確認しないと」タッタッタッ

舞園「は、はい!」タッタッタッ

4階廊下

苗木「あっ、俺君!舞園さん!」

俺「皆んな!」トッ

舞園「4階で事件が起きたんですか!?」トッ

十神「その前に答えろ。こんな時にお前達はいったい何処に行っていた?」

俺「ちょっと俺の部屋で調べてごとをしてたんだ」

セレス「調べ事…?」

俺「ああ。実は昨日の晩、恐らく…黒幕に襲われて…」

桑田「く、黒幕に襲われただぁ!?」

十神「何故それを早く言わん!?」

俺「いや、実は夢かどうか半信半疑で……」

舞園「さっき俺君の部屋で色々と状況証拠を確かめてから確認したんですよ」

十神「…。」

朝日奈「え?でも待ってよ。それじゃああの死体は誰なの?」

俺「そうだ。さっきの放送って…」

十神「…フン。まぁ良い、ついて来い」



植物庭園

俺「これは……」

上半身が焦げた遺体「」

セレス「今回の事件の遺体はこれですわ」

舞園「あの…上半身が真っ黒で顔が分かりませんけど…」

苗木「それはさっきジェノサイダーがマスクを脱がせようとしたら爆発して…」

俺「マスク?」

苗木「…うん。この遺体は僕らが発見した時、マスクをしてて…胸には俺君に預けたナイフが刺さってたんだ」

俺「えっ……」

十神「お前に預けたナイフはどうした?」

俺「それが…昨日俺の部屋で黒幕に襲われた際に奪われて…」

十神「……。」

植物庭園

腐川「あ、アンタが犯人なんじゃ無いの…」

俺「うん?俺が黒幕を殺したって事?」

腐川「そうよ。アンタが私達から預かったナイフでグサって…」

セレス「その可能性は有りませんわね」

腐川「な、何で言い切れるのよ…!」

セレス「お忘れですか?わたくし達は情報処理室でモノクマと出会ったでは有りませんか」

セレス「もし黒幕が殺されたならば、アレを動かしている者も既に死んでいる筈ですわ」

腐川「う…」

舞園「あの…情報処理室に入ったって…?」

朝日奈「うん…。この遺体が持ってたんだよ…その鍵が情報処理室の鍵でさ…」

俺「…!?」

俺(4階の情報処理室を開ける鍵?まさか…)

朝日奈「その中は監視カメラの映像が見れるモニター室になってて…」

朝日奈「それで…」

俺「…うん?」

十神「面白い話だぞ。このコロシアイ学園生活は全世界に生中継されてるらしい」

舞園「えっ…」

俺「そんな事…」

セレス「本当ですわ。信じられないのならば俺君達も後で情報処理室のテレビを確認しに行ってみれば良いですわ」ニコッ

舞園「……。」

俺(黒幕め…。俺達の殺し合いと裁判を中継なんて趣味が悪過ぎる…)グッ

桑田「と言うかよ。この遺体が黒幕じゃ無いって事は誰の遺体なんだ?」

朝日奈「胸の膨らみ的に女性っぽいよね…」

十神「フン…少し考えれば簡単な事だ。今ここに居ない者は二人しか居ない」

朝日奈「二人?」

十神「一人は黒幕だ。だが黒幕は先程生きているのを確認した。だとすると後一人だろう?」

苗木「え、じゃあ後一人って…」

俺「……。」チラッ

上半身が焦げた遺体「」

十神「間違い無い。この遺体は霧切響子だ!」

周りの生徒達「「「ええっ!?」」」

十神「その遺体は恐らく女性だな?つまり特徴とも一致する」

俺「……。」

俺「…いや、俺は…それは違うと思う」フルフル

十神「…何?」

俺(霧…切さんは確かにここには居ないけど俺は約束したんだ!)

俺(必ず無茶はしないって…。俺には霧切さんが約束を破るとは思えない)グッ…

植物庭園

十神「この遺体が霧切じゃ無いとはどう言う事だ俺…?」

俺「……。」

俺(…霧切さんから預かったメモには、もし自分に何かあったら皆んなに戦刃むくろの事を話せって書いてたが)

俺(昨晩は…)


襲ってきた覆面『』つサバイバルナイフ
霧切『…。』ボソボソ...


俺(俺は霧切さんは生きていると信じてる…。なら話すべきなのか?…)

十神「おい…」

俺「ごめん…。少し考えるから、時間が欲しい…」

十神「チッ…」

セレス「……。」

セレス「ともかく、捜査を開始しませんか?これ以上ここで話し合っていても時間が勿体ありませんわ」

俺「あ、ああ…。それじゃあとりあえず捜査を開始しようか…」

舞園「俺君。私も手伝いますよ」

俺「ありがとう。えっと…セレスさん」

セレス「ごめんなさい俺君。わたくしは今回は一人で捜査させて頂きますわ」

俺「えっ…」

セレス「だって、今回一番怪しいのは俺君なんですから」ニコッ

俺「お、俺!?何で…」

セレス「うふふふ…」スタスタ

俺「えっ…いや、はぁ?…」

俺(…あれ?セレスさんって俺の味方じゃなかったのか?俺が霧切さんを殺すなんて有り得ないのに)チラッ

舞園「あ…」

俺(なら舞園さんも内心は…)

舞園「私は違いますよ!?俺君を信じてますから!」ニコッ

俺「舞園さん…」

舞園「今回も協力して一緒に真犯人を見つけましょう」

俺「ありがとう…」コクッ

俺(…とにかく、先ずは一つずつわかる事から調べて行こう)

上半身が焦げた遺体「」

俺(…この遺体は、絶対に霧切さんじゃないと信じて)



───捜査開始

undefined

植物庭園

電子生徒手帳「」カチッ

舞園「爆破の損傷で死体の身元は不明。爆破は死後に行われてる。腹部のナイフの傷は背中まで達している。ナイフの傷は1箇所のみ」

舞園「後頭部に殴られた形跡もある。鉄パイプ程度の太さの棒状の物で殴られた様子…」

舞園「全身に数多くの傷痕があるが、ここ数日のものではなく以前からあった傷のようだ…と新たに配られたモノクマファイルには書いてありますね」

俺「書いてあるナイフは…そこに落ちてある奴か」

サバイバルナイフ「」

俺(俺の部屋の引き出しから黒幕に盗まれたサバイバルナイフ…)

>コトダマ「モノクマファイル」を入手した
>コトダマ「サバイバルナイフ」を入手した

植物庭園

俺「そうだ苗木君」

苗木「えっ?」

俺「情報処理室を開けた鍵って」

苗木「あっ、これの事?」スッ

ぶっとい鍵「」

俺「……。」

苗木「これがどうしたの?」

俺「いや、何でも無い」フルフル

苗木「??」

俺(…やはりマスターキーとは違う鍵だった。この遺体は霧切さんじゃ無いって確率が上がって来たな)

俺(なら他に証拠は…)

十神「おい」

俺「うん?」

十神「お前は昨晩の夜時間からオレ達と合流するまで何処に居た?」

俺「俺は…夜時間直後は2階のトイレに居たけど、直ぐ戻って後は朝まで部屋で寝てたが…」

俺「黒幕に口を塞がれて気絶させられてさ、鼻ぶつけて一瞬目は開いたけどやっぱりそのまま落ちて行ったんだ…」

十神「なるほどな…」

俺「…それがなんだよ?」

十神「フン、喜べ。この遺体が霧切じゃ無いと言う理由を話させなければ、お前か苗木のどちらかがクロ濃厚になったぞ」

苗木「えっ…!?」

俺「……。」

十神「どうだ?話す気になったか?」

苗木「俺君…」

俺「分かった…。話す…。だが、もう少し待ってくれ先にこの場で調べられる事を調べておきたい」

十神「チッ…まぁ良いだろう。オレも未だ調べて無い事もあるしな…」スタスタ

俺「……。」

俺(…セレスさんも言ってたが、俺が現状一番クロに近い。だが俺は犯人じゃない)

俺(そして苗木君が犯人でも無いとは思う…)

俺(だったら他の可能性を調べないとな…)

上半身が焦げた遺体「」

俺(探偵並み40%上昇)、舞園(超高校級の助手40%上昇)
コンマ下二桁
99謎は全て解けた(弾丸15発フルチャージ。俺名探偵並みに上昇)
41以上更に十神の協力も有り現状で集められる証拠は全て集まったが…(弾丸8発補充。十神好感度5に上昇)
40以下ほぼ証拠は集まった(弾丸7発補充)


安価下(※41以上で学級裁判オート進行に)

コンマ87(十神好感度5に上昇、学級裁判重要選択肢までオート進行に)

※戦刃むくろを暴露と証拠集めシーンは前回とあまり変わりませんが、若干違う証拠集めシーンをもう一度一から見ますか?


1最初から見る
2重要な変化が現れる場所までカットする(前スレ218から変化が顕著になるのでそこから始める)


多数決下5まで

カットします
赤の扉内

エレベーター扉「」

舞園「俺君、苗木君と十神君と一緒に行って何か分かりました?」

俺「ああ…。戦刃むくろが犯人だと思ってたが…違うのかも…」

舞園「…えっ!?」

腐川「な、何今更自分の言った事を覆してんのよ…」

俺「ちょっと色々事情が有って…」

セレス「では、この中に霧切さんを殺した犯人が居ると言う事でしょうか?」チラッ

朝日奈「そ、そんな訳無いよ!私達は一緒に行動してたんだしさ」

桑田「そ、そうだぞ!オレ達には不可能だ!」

腐川「じゃ…じゃあ一人で行動してた俺か苗木しか居ないじゃない…」

苗木「違うよ!僕は部屋で寝ていたし…」

俺「…俺も、アリバイは無いが違う」

腐川「ふ、フン…なら自分の無実を証明してみなさいよ…」

十神「…うるさいぞ腐川。こんな狭い場所でその臭い口臭を撒き散らすな」

腐川「……!」バッ

俺「……。」

俺(とりあえず現状で集められる証拠は全て押さえて、ほぼ事件の全容が見えた)

俺(そして霧切さんが生きているのなら、クロだと指摘されるのは俺でも苗木君でも無い…)

俺(……多分、この裁判で真実だけを追求して行けば…皆んなが行き着く答えは…)グッ

俺「……。」

俺(……いや、きっと未だ何か見落としがあったに決まってる。こんな結末は…)フルフル

赤い扉内

セレス「もう10分以上、ここで待機させられていますわね」

十神「チッ…。モノクマめ…。いったいいつまでここで待たせるつもりだ…」

モノクマ「何言ってんの?ボクを待たせてるのはオマエラの方じゃん」

朝日奈「わぁっ!?」

苗木「どう言う事だよ?」

モノクマ「ちゃんと人数が揃わないと行けないでしょ」

桑田「人数が揃って無い?何言ってんだ?皆んな居るじゃねえか」

モノクマ「いいや、約1名未だ来てないね」

俺(約1名…やっぱり…)

背後の赤い扉「」ガコンッ

俺以外の全員「「「えっ…」」」クルッ

霧切「大変な事になってたみたいね」スタスタ

苗木「霧切さん!?」

十神「フン…やはり生きていたのか」

桑田「ゆ、幽霊じゃ無いよな…」

霧切「…勝手に殺さないで」

俺「霧切さん…俺は信じてたよ。きっと来るって…」ニコッ

霧切「フッ…」 ニコッ

俺(だけど、このままじゃ……)



セレス「……。」ジトッ

セレス(…俺君に霧切さん…。なるほど。やはりこっちでしたか)

セレス(これで霧切さんは勝手に地獄へ落ちてくれそうですわね)クスッ

エレベーター前

モノクマ「皆んなとの約束時間さえ守れない霧切さんはもう失格で良いよね?」

霧切「仕方ないじゃない。私は事件が起きてるのを知ったのは、さっきの集合アナウンスを聞いてからだったんだから」

苗木「え?じゃあ霧切さんはさっきまで事件の存在すら知らなかったの?…」

霧切「ええ。そこから10分で捜査して直ぐに此方の来たのよ」

モノクマ「でも皆んなを待たせたのは事実じゃん!」

霧切「集合時間の事は校則には書いて無いでしょう?」

モノクマ「むむむ…じゃあ今決めた!今度からは10分以上遅刻したら強制的に失格ね!それじゃあ下で待ってるから!」ヒョイッ

エレベーター扉「」ウイ-ン

朝日奈「あ、開いた!」スタスタ

十神「言え霧切、今まで何をしていた?」

霧切「…言えないわ」

十神「チッ…またそれか…。まぁいい、今は学級裁判が先だ」スタスタ

腐川「ム-!ム-!」スタスタ

桑田「あれ?俺の言う通り霧切が生きてたって事は…」スタスタ

霧切「…。」スタスタ

俺「ッ…」

俺(マズイ…。このエレベーターに乗ったら、もう時間が…)スタスタ

セレス「フフッ…」スタスタ

エレベーター内

エレベーター「」ウイ-ン...

霧切「…。」

俺「霧切さん…。今までずっと何処にいたんだ?…」ヒソヒソ

霧切「…寄宿舎2階よ」ヒソヒソ

俺「寄宿舎2階?…」

霧切「ええ、俺君から預かったあの鍵はやはり何処にでも入る事ができる鍵だったわ」

俺「食堂横のシャッターも開いたのか?…」

霧切「…そうよ」

俺「……。」

俺「あ、あのさ…」

霧切「…俺君にも色々話したい事があるんでしょうけど、詳しい話は後よ」

俺「えっ…」

霧切「今はこの局面を乗り切る事に集中したいの…」

俺「う、うん…」

霧切「恐らく、ここが…私にとって最大の正念場になると思うから…」

俺「……。」

俺(分かってる。霧切さんの言ってる意味は…)

俺(俺の推理でも、今回のクロは…)チラッ

霧切「……。」

俺「……。」



俺『確かに皆んなの事も大事だ…。傷付けたくは無い…』

霧切「……。」

俺『だけど、俺が最初に君に言った言葉に偽りはない』

俺『俺はやっぱり霧切さんの事が一番好きなんだ!!他の誰よりも、一番君の事が好きなんだ!』



俺(俺は…)グッ

エレベーター「」ガコンッ
周りの生徒達「「」」スタスタ

霧切「…。」スッ


1どうなっても構わない…。それでも、俺が霧切さんの事を守る!
2…皆んなの為に、どうにか真実を追求して行くしかない


多数決下5まで

エレベーター内

俺「…。」スッ

霧切腕「」ガシッ

霧切「え?」グイッ

俺「……。」ギュウッ

霧切「ちょっ…!?///」ギュウッ

俺「霧切さん…。何にせよ、君が無事で良かった…」ギュウッ

霧切「ッ…!///」グイッ

俺「うっ…」グッ

霧切「…しゅ…集中したいって言ったでしょう…?こんな時にこんな事は金輪際やめて」ギロッ

俺「ご、ごめん…」

霧切「……。」

朝日奈「何してんの二人とも?早く来ないと今度こそモノクマに何されるか分かんないよ」クルッ

霧切「…ええ、分かってるわ。直ぐに行く」スタスタ

俺「……。」

俺「ふっ……」

俺(最後に、抱きしめれて役得だったかな…)ニコッ

俺「…よし、行くか」

俺(どうなっても構わない…。それでも、俺が霧切さんの事を守る! )グッ

学級裁判場

モノクマ「それじゃあいつも通り始めちゃって下さい」

俺「……。」

俺(もしかしたら違う意見も出るかもしれない…。とりあえず現状分かる範囲で正しく裁判を正しく進めないとな…)

朝日奈「いつも通りって言われてもさ…。今回は何から話して行ったら良いんだろ?」

桑田「つーかさ、霧切が生きてたって事はあの遺体は結局誰な訳?」

桑田「一応ここには全員居るよな?…」キョロキョロ

腐川「な、何か遺体から誰か分かる特徴とか無かったの?…」

俺「俺が予想してた通り霧切さんは生きてたんだ。だったら、後一人しか居ない」

腐川「後一人って…い、戦刃むくろとか言う?…」

霧切「…俺君。皆んなにも話したのね?」

俺「ああ…。この事件に関係あると思ったから…」

霧切「そう…」

苗木「遺体の右手にあった狼のタトゥーもフェンリルって部隊に所属してた証と一致してたんだ…」

苗木「僕もあの遺体は俺君の言ってた通り超高校級の軍人、戦刃むくろで間違い無いと思う…」

十神「そもそも、霧切が右手に常に手袋をしている理由は人に見せたく無い痣を隠す為らしいからな」

朝日奈「人に見せたく無い痣?」

霧切「…。」
霧切手袋「」

十神「だったら、手袋の中にあんなつけ爪なんかする必要も無い」

霧切「…何人かは知ってたのね?」

俺「霧切さんの部屋の捜査中にモノクマが俺と苗木君と十神に教えてきたんだ…」

モノクマ「被害者は霧切さんじゃなかったんだし、別に今回の事件とは何の関係も無いんだからそれくらい別に良いでしょ?」

霧切「……。」

霧切「…問題無いわ。続けて」

学級裁判場

舞園「でもあの遺体が戦刃むくろなら、その戦刃むくろを殺した犯人って誰なんでしょうか…?」

十神「フン、オレは既に犯人は分かっている」

朝日奈「ええっ!?」

腐川「さ、さすが白夜様…///」

桑田「だ、誰が犯人なんだ!?」

十神 「犯人はズバリ、霧切だ!!」ビシッ

霧切「……。」

俺「ッ…」

苗木「ど、どうして…?証拠があるの?…」

十神「勿論ある。オレ達が死体を発見したのは朝9時ごろだ」

腐川「さ、最初に発見したのはあたし…白夜様の為に庭園にツルハシを取りに行ったら死体があったのよ…」

十神「だが、その死体は昨夜10時には庭園に無かった。そうだな桑田?」

桑田「ああ、オレも一緒に確認したからな」

霧切「つまり…犯行が起きたのは昨夜の夜10時から今朝9時までの間と言う事になるわね…」

十神「夜10時以降…桑田と別れた直後、オレは体育館で機能の停止しているモノクマを見つけ…」

十神「その後は、桑田、腐川、朝日奈、舞園、セレスの6人でずっと解体作業をしていた」

十神「オレ達6人には完璧なアリバイがある。アリバイが無いのはお前だけだ霧切響子」

霧切「……。」

霧切「…今の話だと、俺君と苗木君は一緒じゃなかったみたいだけど?」

苗木「…!」

俺「…。」

十神「フン、庭園のスプリンクラーは朝7時半に作動される事になる」

十神「だがあの死体は濡れていなかった。つまり、あの死体はそれ以降に置かれた事になる」

十神「故に犯行時刻は朝の7時半から9時に限定されるんだ。その時間は俺も苗木もオレ達と共に行動していた」

十神「つまり2人もシロだ」

霧切「…。」

セレス「フッ…」

学級裁判場

霧切「だけど私が調べた時、死体は濡れていたわ」

セレス「その件はわたくし達の前で爆発した死体が燃えてしまったので、苗木君達が上から水をかけて沈下させたからですわ」

霧切「そう…。爆発を…。だから死体の上半身だけが濡れていたのね」

俺「……。」チラッ

セレス「うふふ…」

俺(十神だけじゃ無い…。やはりセレスさんも霧切さんを追い詰めようとしてるよな…)ゴクリッ

霧切「けどだからって、殺人が起きたのが朝7時半以降とは言い切れないわよ」

十神「…何だと?」

セレス「…。」

霧切「物置小屋にあったビニールシートを死体に被せておけば、死体を濡らさずに済むもの」

霧切「その方法を使えば、死体を発見した朝9時までの間にいつでも犯行が可能よね?」

セレス「おや、物置小屋にビニールシートなんてありましたか?」

舞園「それは私も俺君も確認しましたよ。確か何故か片面だけが汚れていて変だったのでハッキリ覚えています」

霧切「舞園さんや俺君も見たのなら、ビニールシートが犯行に使われたのは間違い無いわね」

霧切「そうなると俺君や苗木君にも犯行が可能だった筈よ」

苗木「ぁ…」

苗木(霧切さん…僕や俺君の事を疑ってる?…)

俺「…。」

俺(…いや、アリバイは無いが犯人は俺でも苗木君でもましてや霧切さんでも無い)

俺(やはりこれは黒幕が何か仕組んだんじゃ…)チラッ

モノクマ「おやおや、霧切さんらしくなくヤケにムキになってるねえ」

霧切「…。」

学級裁判場

十神「だがアリバイだけでは無いぞ。その犯行に使われた凶器もお前が犯人だと物語っている」

朝日奈「凶器って…死体に刺さってたナイフの事だよね?…」

十神「いや、あれは偽装だ。血で汚れていたのは服だけで、周辺の床は全く汚れて無かった」

十神「犯人は予め血で汚れていた服を遺体の上からかけたんだ」

桑田「血をかけたってどうやって?」

十神「鶏小屋のニワトリが事件後に一羽減っていたが、恐らくそれを使ったんだろう」

桑田「うわ…マジか…。グロ…」

舞園「だったら、本当の凶器はいったい何だったんですか?…」

俺「…それについてはモノクマファイルを見れば分かると思う」

朝日奈「モノクマファイル?…えっと、ナイフ以外には…鉄パイプ程度の太さの棒状のような物で後頭部を殴られたって書いてあるね」カチッ

苗木「鉄パイプ程度の太さの棒状のような物…それって…」

十神「そうだ。オレと苗木と俺は武道場のロッカーからジュラルミン製の矢を見つけた。恐らくそれが凶器で間違い無いだろう」

桑田「矢を突き刺したのか?」

十神「フン、馬鹿はもう黙っていろ」

桑田「ば、馬鹿だとお!?」

セレス「それでは後頭部を殴られたのでは無く、刺されたになっている筈ですわ」

桑田「あ…」

十神「矢をガムテープで丸めて束ねたんだ。一緒に血痕の付いたガムテープも見つかっている事からこの推理に間違いは無い」

十神「霧切響子…お前が犯人だ!」ビシッ!

苗木「…!」

俺(…やっぱりこの結論に辿り着いたか。どうするんだろう…霧切さん)チラッ

霧切「……。」

学級裁判場

霧切「どう言う事?私は武道場なんかに行って無いわよ?」

十神「いや、お前は間違い無く武道場に行っていた筈…お前の部屋にその証拠が残されていた」

霧切「証拠が残されていた…?」

十神「こいつに見覚えはないか?お前の部屋のベッドの下から俺が見つけたんだ」スッ

木の板「」

霧切「それは…」

十神「武道場のロッカーの鍵だ」

霧切「…!」

周りの生徒達「「「…!」」」

俺「…。」

十神「これはお前が犯人であると言う確かな証拠だ。お前が犯人を殺す動機もある」

苗木「動機?」

十神「霧切は黒幕を戦刃むくろだと考えていた筈だ。だとしたらそいつが戦刃むくろを殺すのは何ら不思議では無い」

霧切「ッ…」

十神「フン、何か反論はあるか?」

霧切「私は…犯人じゃない…」

十神「見苦しいぞ!」

霧切「…私が犯人じゃないと言う事は、貴方が一番よく知っている筈よ?十神君」

十神「…何?俺がだと!?」

霧切「私は食堂での一件で自分の部屋の鍵を取り上げられていたわ」

十神「…!」

霧切「そんな私が、どうやって自分の部屋に入ったと言うのかしら?」

俺「…。」

俺(霧切さん…)



霧切『やっぱり、あの鍵は何処の部屋にでも入れる鍵だったわ』

俺(…こんな簡単な嘘をつくしか無いなんて…やっぱり霧切さんでも今回の事件は説明のしようが無いのか)

俺(やっぱり、今回の事件はあいつが…)

モノクマ「そろそろ場もあったまって来たねえ」



十神「…くっ…確かに、霧切が自分の部屋に入るのは不可能か。他に誰か、意見は無いのか?」

周りの生徒達「「「…。」」」

俺(…俺は霧切さんが部屋に入る方法を知ってるけど、霧切さんが犯人だとは思えない。…だから絶対に話さない)

十神「そうか…だったら…」

クスッ...

「霧切さん、今嘘をつきましたわね?」

俺「…!」ハッ!

霧切「…!」

十神「嘘…だと?…」チラッ

セレス「ええ、霧切さんは個室の鍵を取り上げられていたとしても自分の部屋に入る事ができた筈ですわ」クスクス...

俺「ッ…!」

俺(セレスさん…き、君は…)

学級裁判場

十神「どう言う事だ?霧切が嘘をついているだと?」

霧切「……。」

霧切「…私にも説明して貰えるかしら?」

セレス「うふふ…ならば説明してさしあげましょう…」

セレス「霧切さんが十神君に自分の部屋の個室の鍵を取り上げられた晩、わたくしは脱衣所で俺君と話す霧切さんの会話を聞いていたのです」

俺「ッ…!」

霧切「……。」

舞園「何を話してたんですか?…」

セレス「霧切さんは何処の部屋の鍵も開く事のできるマスターキーと呼ばれる物を持っている筈です」

十神「マスターキーだと!?」

モノクマ「ああ、僕の大事な物を奪ったのは霧切さんだったのかぁ」

桑田「は?…えぇっ?マジで?…」

苗木「き、霧切…さん…」

霧切「……。」

セレス「それを使えば、霧切さんが自分の個室の鍵を使わなくとも部屋に戻り武道場のロッカーの鍵を置く事はできた筈ですわね?」ニコッ

霧切「ッ…」

十神「フン…まさかそんな物を隠し持っていたとは…。だがこれで確定したな」

十神「霧切が犯人じゃ無いとしたら嘘をつく理由も無い。やはり犯人はお前だ霧切響子」

霧切「……。」

朝日奈「霧切ちゃん…」

腐川「あ、あたしは最初から怪しいと思ってたのよ…」

舞園「そんな…」

俺「……。」

俺(まさかセレスさんにあの時の会話を聞かれてたなんてな…)

俺(そりゃあセレスさんも約束を破った俺達を憎む筈だ…)

霧切「……。」

霧切「フッ…。そう…私の負け──」

俺「…。」



1…だが霧切さんが負けを認めても、俺は未だ諦めて無い!
2……。


多数決下5まで

学級裁判場

霧切「フッ…。そう…私の負け──」

俺(…だが霧切さんが負けを認めても、俺は未だ…諦めて無い!)グッ

俺「いいや、違うな。間違っているぞセレスさん」

霧切「……俺君?」

セレス「…何が違うと言うのですか?」

セレス「霧切さんが持っているマスターキーを使えば、霧切さんが武道場のロッカーの鍵を部屋に置く事もできる筈でしょう?」

俺「それが違うと言ってるんだ!霧切さんは自分の部屋に入る事はできない」ビシッ

セレス「…なら何か証拠が有ると言うのですか?」

俺「……。」

霧切(俺君…。私がマスターキーを持っている事を見抜かれた以上、これ以上弁護をされてももう無駄だわ…)

霧切(…寧ろ、そんな事をしても…俺君のこれからの立場を低くしてしまうだけ)

霧切(私の事はもう良いから…貴方だけでも──)

俺「…証拠なら、あるさ」

霧切「…!?」

セレス「うふふ、では何がその証拠となるのか今ここで提示して頂きましょうか俺君」ギロッ

俺「…いいだろう」

霧切(俺君はいったい何を、そんなに……)

俺「……。」スッ

セレス「…!」ピクッ

霧切「…!?」ハッ!

十神「うん?その鍵は何だ?」

俺「これがセレスさんが指摘していたマスターキーだろ?」

モノクマ模様の鍵「」

苗木「えっ…」

舞園「お、俺君が…マスターキーを…」

俺「この鍵は霧切さんじゃなく、ずっと俺が持っていたんだ」

霧切(えっ……)

俺「だから、この鍵が俺の元にある以上…やっぱり部屋の鍵の無い霧切さんに犯行は不可能なんだよ!」

セレス「ッ…!?」

霧切(ど、どうして…俺君の手にあの鍵が……)

学級裁判場

俺「もう一度言う。霧切さんは犯人じゃない!この鍵はずっと俺が持っていたんだ!」

霧切(俺君……)

セレス「ッ…!!」ピキッ!

セレス「ちょっと待てやビチグソが!」

俺「…うん?」チラッ

朝日奈「うわっ…出た…」

セレス「どうせお前がここに来るまでに霧切と交換したんだろうが!」ビシッ!

霧切「……。」

俺「…いいや、よく思い出してくれ」

セレス「ああん?」

俺「本当に俺が霧切さんと接触して、鍵を交換する時間がこれまでにあったのかな?」

セレス「…!」

俺「俺達が霧切さんと合流したのはついさっきのここに来る前だ」

俺「それからは皆んなが一緒に居てた。俺に鍵を渡していたら皆んなも目撃してた筈だ」

朝日奈「そう言われてみると確かに…」

桑田「2人が接触してる所は無かったよな」

セレス「くっ…!」

霧切「……。」

霧切(…いいえ。接触した時が一瞬だけあった)

霧切(エレベーターを降りて、皆んながここに歩き出した時…)


俺『……。』ギュウッ

霧切『ちょっ…!?///』ギュウッ

俺『霧切さん…。何にせよ、君が無事で良かった…』ギュウッ

霧切『ッ…!///』グイッ

俺『うっ…』グッ

霧切『…しゅ…集中したいって言ったでしょう…?こんな時にこんな事は金輪際やめて』ギロッ

俺『ご、ごめん…』


霧切(…急に抱きついて来たから跳ねのけたけど…あの時だわ)

俺右手「」スッ
霧切ポケット「」ゴソッ...


霧切(あの時、俺君の本当の目的は私とハグではなく私から鍵を奪う事…)

霧切(俺君もこの裁判で、私が犯人として挙げられるのを分かっていてそれを防ぐ為に…。なのに私は…)

霧切「ッ……」グッ

学級裁判場

十神「待て。オレがお前の話を信じるには未だ分からない事があるぞ」

俺「分からない事…?何だ?」

十神「最初からお前がそのマスターキーとやらを持っていたのならば、霧切はいったい今まで何処にいたと言うんだ?」

霧切「……。」

俺「それは…」

十神「校則では個室以外で寝る事は禁止されていただろう?」

苗木「ずっと寝ずにいたとか…」

十神「フン…まさか。幾ら霧切でもそんな訳があるか」

霧切「……。」

十神「鍵を取り上げてから40時間以上は経過しているんだ。にも関わらず霧切の顔を見てみろ」

苗木「えっ…」チラッ

霧切「…。」

十神「今までそいつが眠そうにしていた素振りはあったか?寝不足のクマの一つでもできていたら可能性は有るが、霧切の顔にはそれすら無い」

舞園「確かに……」チラッ

十神「本当は俺が霧切を庇う為にオレ達の目を盗んで鍵を交換していた可能性は無いか?」ニヤッ

俺「…。」

霧切「……。」

霧切(俺君。やっぱりこんな即席のアリバイじゃ…)

俺「…いや、俺は霧切さんがちゃんと個室で眠っていた証拠も持っている」

霧切「…!」

十神「何だと…!?」

学級裁判場

十神「霧切の個室の鍵はオレが預かっている」スッ

霧切個室鍵「」ジャラッ...

十神「これがオレの手にある限り、霧切は個室で寝る事は不可能だった筈」

俺「…いいや、霧切さんはある方法を使う事で個室で眠る事が可能だった」フルフル

朝日奈「そ、そのある方法って…?」

俺「ああ…。その証拠なら俺では無く霧切さん自身が持ってるんだよ」チラッ

霧切「…!」

十神「霧切が持っているだと!?」

俺「霧切さんは十神に鍵を取り上げられたけど、未だ個室の鍵を持っているんだ。そうだろ?」

十神「何!?」

セレス「未だ鍵を持っている…?」

霧切「……。」スッ

俺の個室の鍵「」ジャラ...

セレス「なっ…!?」

舞園「ええっ!?」

桑田「も、もう一つ鍵を持ってる!?」

十神「馬鹿な!?言え霧切!それはいったい何処の部屋の鍵だ!?」

霧切「これ…は……」

俺「…俺の個室の鍵だ」

十神「何!?」

舞園「お、俺君の!?」

霧切「……。」

朝日奈「ど、どう言う事?何で霧切ちゃんが俺の部屋の鍵を持ってるの?…」

俺「霧切さんとは黒幕を一緒に倒そうと…」

俺「その為に、俺の命を預けても良い覚悟だと何があっても信頼して貰う為に個室の鍵を預けてたんだ」ビシッ

モノクマ「僕を倒す為?」

俺「そうだ!」

モノクマ「うぷぷぷぷ!俺君は面白い事を考えて、面白い事をやるもんだねえ」

学級裁判場

俺「とにかく霧切さんはこれでいつでも俺の部屋で寝る事ができる」

俺「これなら寝不足の問題だって解決できる筈だ」

腐川「ちょ、ちょっと待ちなさいよ…」

俺(今度は腐川さんか…)

腐川「き、霧切があんたの部屋で寝てたとして…アンタは何処で寝てたのよ…」

舞園「あ…」

俺「えっ?…」

腐川「…まさか同じベッドで一緒に寝てたなんか言うんじゃないでしょうね!?」

俺「あ、いや…」

霧切「……。」

舞園(俺君…)

腐川「ふ、不潔だわ…」

俺「…い、いや違う!霧切さんは俺の部屋で、その代わり俺は霧切さんの部屋と交換して寝てただけだ!」

舞園「部屋の交換……?」

俺「うん。この鍵を使えば、わざわざ霧切さんの個室の鍵を使わなくても霧切さんの個室には入れるからな」スッ

モノクマ模様の鍵「」ジャラ...

セレス「…!」ハッ!

俺「だから霧切さんは犯人じゃないよ。どう考えても」

霧切(俺君……私の事をそんなに必死に庇って…)

十神「では霧切が犯人では無いとしたら、いったい誰が戦刃むくろを殺して霧切の部屋に罪を擦りつけようと武道場のロッカーの鍵を置いたと言うんだ?…」

セレス「…うふふ」

苗木「せ、セレスさん…?」

セレス「そんな事が可能なのは後は1人しかおりませんわ」ジッ

俺「…え?」

セレス「俺君、貴方が戦刃むくろを殺した犯人ですわね?」ニコッ

朝日奈「嘘!?」

桑田「マジかよ…」

俺「お、俺…が…?」

学級裁判場

俺「俺が犯人って…な、なんでそうなるんだ…?」

セレス「何故って、分かりませんか?」

俺「えっ…」

霧切「…私の部屋に入る事ができたのは、マスターキーを持っていた俺君だけだったから?」

俺(あ……)

舞園「待って下さい!そ、それなら十神君も…」

十神「いや、オレには一晩中お前等と居たと言う確実なアリバイがあっただろう?」

セレス「ですが、俺君の方は事件が起きていた間誰かと居たと言うアリバイを証明をしてくれる人は居ませんわね?」ニコッ

俺「ッ…!」ドキンッ!

俺(しまった…。霧切さんを助ける事ばかり考えてて、俺自身も未だグレーゾーンに居る事を失念していた…)

俺(くっ…マズイ流れだ…)

セレス「つまり、俺君ならば全ての事態を引き起こす事が可能だったと言う訳です」

俺「ま…待ってくれ!?犯人は俺じゃない!!皆んな、こんな所で間違えるな!」

周りの生徒達「「「…。」」」

セレス「ではやはり…霧切さんですか?」ニコッ

俺「ち、違う!!今回の事件はそもそも俺も霧切さんも犯人なんかじゃ無いんだ」

セレス「ではいったい誰が今回の事件を起こしたと言うのですか?」

俺「それは、やっぱり……」チラッ

モノクマ「はい。タイムアップです」

俺「……え?」ドクンッ

セレス「……それはどう言う事ですか?」チラッ

モノクマ「聞こえなかった?タイムアップだよ。もう議論は終わり、投票に移ろうって事だよ」

俺(な、何を言ってるんだ…こいつは…)ドクンッドクンッ...

学級裁判場

苗木「な、何だよ…?時間切れって…」

霧切「どう言う事!?タイムアップなんておかしいわ!だって、今まで一度もそんな事…!」 ダンッ!

モノクマ「霧切さんが遅刻したせいだよ!そのせいで時間がおしてんの!」

霧切「ッ…!」

霧切(…私の所為?私の所為で俺君が…?)チラッ

俺「あ……」

俺(…待てよ。こんな場所で議論が切られたら…)キョロキョロ

周りの生徒達「「「…。」」」メソラシ

俺「み、皆んな……」ゴクリッ

モノクマ「…と言う訳で、そろそろ投票タイムと行きましょうか!オマエラ、お手元のスイッチで投票してくださーい!」

俺「投票……タイム……」ドクンッドクンッ...

俺「ま、待ってくれ!こんな裁判はおかしい!こんな!?」

霧切「ッ…」ギリッ

俺「くっ……!!」グッ


スロット「」ジャコッ
「俺俺俺」
「GUILTY」パパ-ン!
メダル「」ジャラジャラ...



モノクマ「大正解!今回の事件の犯人は俺君なのでした~!」

俺「なっ…!?」

俺(正解……?ど、どう言う事なんだ…これは…)

学級裁判場

俺「お、俺が犯人…?な、何故……」

苗木「くっ…」

舞園「そんな…」ウルッ...

朝日奈「ご、ごめんね…」

桑田「…すまんな」

腐川「あ、あんたが悪いのよ…」

十神「……。」

セレス「こんな結末……。でもまさか、本当に俺君がクロだったなんて…」

霧切「ッ…」ギリッ

俺(…いや、俺はクロじゃ無い。俺は本当に誰も殺してなんか無い)

モノクマ「うぷぷぷぷ。残念だったねぇ俺君」

俺「……。」

俺(この事件はやはり黒幕の罠だった……。でも、投票の結果が出た後に…もうそれをこの場で証明する事は不可能だ…)

俺(後はいつも通り…。俺は、この後……)

モノクマ「俺君、最後に何か言い残す事はあるかな?」

俺「……。」スッ...

俺手「」パッ

俺(…だったら、俺は)

俺手「」グッ

俺(皆んなの為に、最後まで足掻いてみせる…!)

学級裁判場

霧切「やっぱりどう考えてもおかしいわ。今回の裁判は!」

苗木「そ、そうだ!こんな事…」

モノクマ「何もおかしくなーい!いつもと同じだよ」

霧切「何がいつもと…!」

俺「…いや、モノクマの言う通り。いつも通りだよ」

霧切「俺…君?…」チラッ

モノクマ「うん?俺君はちゃんと納得できたのかな?」

俺「ああ…。ちゃんと納得できたよ…。逃げたりしない…」

俺「最後は自分の脚でおしおき場へ向かうよ…」スタスタ

霧切「な、何を…」

俺「霧切さん…。約束破ってごめん…」

霧切「……。」

俺「俺はここまでみたいだ…。だから後は、皆んなの事を頼む…」スッ

霧切「えっ…?」スッ

俺手「ギュッ」霧切手

俺「…ごめん」ニコッ

霧切「あ…」

俺「こっちの扉で良いんだよな?」

モノクマ「うんうん。俺君は物分かりが良い生徒で助かるよ学園長も」

俺「…皆んな、今までありがとう…それじゃ」スタスタ

お仕置き場「」ギイッ...

霧切「ま…待って!俺君!!」

お仕置き場「」バタンッ...

霧切「くっ…」


俺(……黒幕に罠にかけられたのなら、ただでは死なない)

俺(霧切さんなら、必ず真実に辿り着ける筈だ。俺はそう信じてる…)スタスタ


霧切「……。」チラッ

霧切手「マスターキー「」」

霧切(俺君……。ごめんなさい…)

霧切手「」グッ

お仕置き場

ガァンッ!ガァンッ!!ガァンッ!!


ベルトコンベア「」ガタガタガタ

俺「……。」

モノクマ先生「」ニヤニヤ
黒板「」

俺「……。」ドクンッドクンッ


俺背後プレス機「」ガァンッ!!ガァンッ!!

俺(真後ろでプレス機らしき物が規則的に動いてる…)ドクンッドクンッ

俺(つまり俺はアレで圧殺されるのか……)ガタガタ...


俺背後プレス機「」ガァンッ!!ガァンッ!!


俺(……まさか、こんな終わり方になるなんてな…)

ベルトコンベア「」ウイ-ン...

俺背後プレス機「」ガァンッ!!ガァンッ!!ガアンッガァンッ!!


俺(いや、それでも…霧切さんが俺の目の前でこうして殺されるのを見ずに済んだのなら……) ドクンッドクンッドクンッ

プレス機「」ガァンッ!!ガァンッ!!

俺(後悔なんて…無い!)パッ


プレス機モニター「モノクマ「」」ジジッ...


俺「…?」

俺(…あれ?)


プレス機モニター「不二咲「」」パッ!!

俺「!?」

モノクマ先生「!?」

プレス機「」ピタッ...

俺(あ、あれ?…今……)

ベルトコンベア「」ガタガタガタ...

俺(い、いったい何が……?)

穴「」パカッ

俺「あ……」ヒュ-ン

学級裁判場

モノクマ「な、何だよこれ!?何なんだよ!?」

朝日奈「ね、ねぇ今のって…」

十神「アルターエゴ…」

桑田「あ、ああ…だよな?」

苗木「どうして…」

モノクマ「はっ…!さてはあいつ!ネットワークに侵入した時にウィルスを…ちくしょうやりやがったな!」

霧切「…どうやら、計算が狂ったみたいね」

モノクマ「うん?…」

霧切「いえ、狂いっぱなしかしら?」

霧切「私達を甘く見過ぎてたって事よ」

セレス「……。」

セレス「フッ…」

モノクマ「フン、何を勝ち誇った気になってんのさ…?別に痛くも痒くも無いよ?」

モノクマ「妙なウィルスだって今ので終わりだろ?」

舞園「でも俺君は生きてますよ!」

モノクマ「直ぐにペッタンコにならなかっただけさ。あんな場所で逆さまになって、頼みの綱の鍵も間違いなく紛失したろうし、どちらにせよ二度とここには上がってこれない筈だよ」

舞園「えっ…」

霧切「……。」

モノクマ「ゴミだらけの地下でじわじわと死んでいくなんて…ある意味一番しんどいお仕置きかもね」

舞園「そんな…」ペタンッ

モノクマ「うぷぷぷぷ」

霧切「……。」

霧切(……俺君は私と違って、最後までもがき続けて…諦め無かった)

霧切(だったら、私も…)グッ

穴の中

俺「!?」

机「」

俺(お、落ちる…?落ちて行く…どんどん、落ちて行く…)ヒュ-ン...

俺(もしかして俺は殺された後に夢でも見てるのか…?)ヒュ-ン

ゴミ袋「」ズボッ

俺「あいた!?」ゴンッ!!

俺「く…くうぅっ……」ジ-ン...

俺(な、なんだこの痛さは…。あれ?痛いって事はやっぱり夢じゃ無いのか…?)

俺「何なんだ…?ここ…」ガパッ

ゴミ山「」プ-ン...

俺「うわっ!?くさっ!?」ゴホッ

俺「こほっ…ごほっ…。くっ…ゴミ山か……」

俺「……。」

俺「はぁ…どうして俺、助かったんだろう…」

俺(あの時一瞬…不二咲君の…。いや、アルターエゴが見えた気がしたが…)

ゴミ山「」

俺「…でもこれ、本当に助かったのかな」ジッ

落ちて来た穴「」

俺(30メートル以上の高さから落ちたのか?よく生きてたな俺…)

俺(と言うか、もう出られる予感がしない…)

俺「…いったいどうすりゃ良いんだか」


チャプター5END

第5章END(犯人だったので活躍度表記無し)


1最初からやる
2チャプター5の最初からやる(part8の842から再開する)
3チャプター6へ進む


多数決下5まで

チャプター6へ進みます
ゴミ山

俺「……。」

大量のゴミ袋「」プ-ン...
何かの液体「」

俺(今ここにあるのは、酷い臭いのするゴミと…)スタスタ

大きな扉「」

俺(大きい扉…)ガッ

俺「くっ…!?ダメだ…開かないッ…」ググッ

俺「はぁ…」スッ

俺「この扉が開いてくれたら抜け出す事もできそうだが…。やはり無理か…」

俺(…大神さんならブチ破れたりしたのかな)

俺「……。」ウエムキ

かなり小さな穴「」

俺「あそこまで空が飛べたりしたら戻れそうなんだがな…。やはり無理か…」

俺「はぁ……」ストッ

俺(どうしようこれから…)



1諦めずに扉に何度もタックルをかましてみる
2いや、もうどうにもできないな…。とりあえず今日は疲れたし寝るか…
3ゴミの中に役に立ちそうな物とか落ちてないか一つずつ探してみるかな


多数決下5まで

ゴミ山

俺(ゴミの中に役に立ちそうな物とか落ちてないか一つずつ探してみるかな)

俺「時間は幾らでもあるし、ゴミ袋開けてくか」スタスタ

俺(この場所から脱出できるような物があれば良いが…」

ゴミ袋「」ガサガサ...

俺「何か出てこないかな」バサッ



──数時間後


俺「はぁ…はぁ……」ストッ

大量のゴミの山「」バサッ...

俺(ここにあるゴミのほぼ全てをひっくり返してやった…)

俺「とりあえずこれだけ探して見つかったのは…」



コンマ下二桁
96以上なんとタイムマシンを見つけてしまった…(過去編へ)
91~95何かのボタンを見つけた
76~90キーピックを見つけた
61~75エロ本を見つけた
41~60腐った食料や飲料水を見つけた…
40以下目ぼしい物は特に何も無く、かなり疲れただけだった(死亡判定へ)


安価下

コンマ51
ゴミ山

俺(これだけ探し回って見つかった物……)


カビだらけのパン「」
濁った水「」


俺「……。」ゴクリッ

俺(…一目見ただけで分かる)

俺(これ口にしたら、絶対お腹がイカれる奴だ……)

俺(いや、下手すると病気にかかるかも…)

俺(でも……)

俺腹「」グウゥ...
俺喉「」カラカラ...


俺(……無駄にこのゴミ山を数時間も捜索して体力消費してしまったから、今もう腹はぺこぺこで喉はカラカラなんだよな)ゴクリッ

カビだらけのパン「」
濁った水「」

俺(クソッ……。こんなゴミしか出てこないのなら、下手に捜索なんかして体力消費するんじゃなかった…)

俺「あー…未だ何も先が見えないのに、探究心が優って体力を無駄にした数時間前の俺を叱りたい…」ジッ...


カビだらけのパン「」
濁った水「」


俺(……とにかく空腹と水分補給を行わないと、下手すると死んでしまう)

俺(でもこれを口にしたら人間として終わってしまう可能性が……)

俺(…そもそも病気で終わってしまう可能性も全然あるな)


カビだらけのパン「」
濁った水「」


俺(だが……どうする……)


1……背に腹は変えられ無い。…食べよう
2こんな物食べて苦しまなきゃいけないくらいなら、餓死した方がマシだ!!


多数決下3まで

ゴミ山

俺(……背に腹は変えられ無い。……食べよう)コクッ

俺「……。」スッ...

カビだらけのパン「」

俺「はぁ……はぁ……ふぅ…」ドクンッ...ドクンッ...

俺「ええぃっ!!南無三!!」バクッ!!

俺「……!」モグモグ...

俺(呼吸をするな。したら絶対に吐く…!さっさと飲み込むんだ!)ムシャムシャ

俺「ッ…!!」バッ

濁った水「」グビッ...グビッ...

俺「…!」ゴクリッ...

俺「はぁ……はぁ…」

俺「た、食べ切った……」ドサッ

俺(大丈夫だよな……?俺の身体…)ドクンッドクンッ...

俺「うっ…!?」ドクンッ!!


コンマ下二桁
96以上実は濁った水は超高校級の科学者が作った実験用の水で…
81~95朝日奈並みの健康優良児だった俺、食べても何ともならなかった
61~80熱が出たのか頭がボーっとしだした
41~60お腹がぶっ壊れ、下痢が止まらなくなってしまった…
21~40突如、俺は気を失って……(ENDへ)
20以下突如、俺は気を失って……(ENDへ)


安価下

コンマ41
ゴミ山

俺「はっ…!」

俺腹「」キュルルルルル...

俺「ごっ…ごっ…ああぁぁぁぁっ!?」ヘナッ

俺(や、やばいっ!?は、腹がッ……!)

俺(スタート前のF1みたいな音を……)ギュルルルルル...

俺「と、トイレ……」ヨロッ

俺「…!」ハッ!!

俺(な、なんて事だ……。ここにはトイレが…無い………)

俺「あ、あぁぁぁぁっ…」ギュルルルル...

俺(で、でも…こんな所でパンツの中に漏らしたくは無い……)

俺「はぁ…はぁ……」キョロキョロ

大量のゴミ「」

俺「……。」

俺「…ここには人が居ない…。やるしかない」コクッ




───数時間後

俺「あ、あぁぁぁぁっ…」ブリュリュッ...

俺(クソオ…止まらない…。出しても出しても出て来やがる……)

俺「もう辺り一面俺の下痢まみれだ……」

俺「うっ…くさっ!?おえぇっ……」

俺(…元々臭い場所だったが、俺が下痢まみれにしたせいで更に臭くなった)

俺「はぁ……はぁ……」

クソまみれのゴミ山「」

俺(こんな地獄みたいな場所で死にたく無い…)

俺「どうにかあの扉を直ぐ開かないと……あ……」ブリュリュリュリュ

ヒュ-ン...

俺「…え?」ブリリリッ


コンマ下二桁
81以上ちょうど俺が下痢をしてない唯一の場所に何かが降って来た
80以下俺が下痢をした場所に何かが降って来た…


安価下

コンマ34
ゴミ山

ヒュ-ン...

俺(…うん?何の音だ?)ブリュリュッ...

ガラガラガラァ...

俺「あ……」ピタッ

俺「な、何だ…?粗大ゴミが落ちてきた!?」

俺(びっくりして便意引っ込んだわ…

俺(……と言うか、落ちてきた場所って…)

「粗大ゴミとは失礼ね」

美脚「」ズボッ

俺「うわぁっ!?な、な、な……何の脚!?」

霧切「ふぅ……」袋「」バサッ

俺「き、霧切…さん!?…」ドキンッ!

霧切「何なのここ…?とてつもなく酷い臭いね……」キョロキョロ

俺(あ……)

俺「……。」

俺「そりゃそうだよ…」

霧切「…え?」

俺「…え、えっ…と…」

霧切「何よ?助けに来てあげたのに、もっと喜んだりしないの?」ニヤッ

俺「……。」

俺(……いや、だって…霧切さん…。直ぐ分かるくらい服の袖に…茶色いのが……)

俺(最悪だ。これ、何て説明したら良いんだよ……この世の終わりだよ…()

やり直し権利を使いますか?


1使用する(質問タイム挟みます)
2使用しない


多数決下5まで

このまま進みます
ゴミ山

霧切「…それにしても」

俺「え?…」

霧切「どうして俺君は下半身の服を脱いでいるの?」

俺「それは色々理由があって……」

霧切「…そしてこの辺り一面の汚物…どう言う事か説明してくれる?」

俺「いや、説明って言われても…」

霧切「……。」スッ

霧切鼻「」グッ

霧切「…それにしてもかなり臭いわね」

俺「……。」

俺腹「」ギュルルルンッ

俺「あっ…ま、また…」ググッ

霧切「…また?」

俺「ごめん。霧切さん」グッ

霧切「え?」

俺「とにかく紙持ってる!?」

霧切「紙?……」

俺「あ、あぁ…」ギュルルルル...

霧切「何の音?」

俺「ああぁぁぁぁっ……も、もうダメだあぁ…」ブシュッ

霧切「……?」

俺「あぁぁぁぁっ!?でりゅう…まだまだでるうぅっ!!」ブブッ...

ブリュリュッ....ビチャビチャビチャッ....

霧切「」

俺(あぁ…霧切さんの前で漏らしまくった…)

霧切「…。」

俺「……。」

俺(終わった…。完全に終わった……)

ゴミ山

霧切「なるほど。この茶色いのは俺君の下痢だったのね」

俺(いや、何で涼しそうに語ってるんだとツッコミたいが…)ギュルルル...

俺「い、いててっ…」グッ

俺(今は腹が痛くてそれどころじゃない…)

霧切「それにしても折角助かったと言うのに、いったいどうしたらこんな状態になると言うの…?」

俺「はぁ…はぁ…。か…完全に腐ったパンと…濁った水を飲んだらこんな事に…はぁうっ!?」ギュルルルッ

霧切「…俺君。そんな物を口にするなんて、頭でもおかしくなったの?」

俺「し、仕方ないじゃないかぁっ!!あっ……」ブスンッ

ブリュリュリュリュリュ...

俺「」ブリリッ...

霧切「……食事よりも腹痛を止める薬を持って来てあげた方が良かったかしら」

俺「くっ……はぁ…はぁ…」

霧切「とりあえず水でも飲んで。このままだと脱水症状になるわよ」スタスタ

俺「あ、ああ…くさっ!?」

霧切「…は?」

俺「あ……」

霧切(今、俺君は下痢やゴミじゃ無く私を見て臭いと…?)

俺「ち、違う!?そうじゃなくて…霧切さんが臭いわけじゃ無くて…」ブンブン

霧切(…今、俺君が見てたのは私の顔じゃ無く服の放だったわね?)

霧切「…!」ハッ!!

俺(げっ…バレた!)

霧切「ま、まさか……」チラッ

霧切服の裾「大きな茶色い箇所「」」

霧切「……。」

俺「え、えっ…と……」グギュルルルル...

霧切「」クラッ

俺「あ、き、霧切さん!?」


コンマ下二桁
96以上霧切さんはこんなどうしようもない俺を優しく俺を慰めてくれた
21~95霧切さんは何も言わずに扉を開くと先に梯子を登って行ってしまった…
20以下霧切さんにドン引きされた…(霧切好感度7に低下)


安価下

やり直し権利を使いますか?


1使用する(質問タイム挟みます)
2使わない


多数決下5まで

やり直し権利を使います

20時くらいにやり直し場所決めます
それまで質問タイム挟みます。何か質問あれば

・3章でセレスが地下に落とされた場合、ここで発見できる?
・今のルートだとセレスは俺君か霧切さんを殺しに来そうだけど、外に出る為の障害にならない?説得できるとしたらいつ?具体的なコンマは?
・盗み聞きを舞園さんにされると、舞園さんが助手をやってくれなくなって233の判定が81以上になる?
・下痢垂れ流しのまま捜査や裁判出来るの?
・152の選択肢の結果
・144の選択肢の結果
・霧切さんと一緒に武道場で桜を見た意味って何かある?
・134の自由行動で霧切さん探しに行ったらどうなる?
・134の自由行動で盗み聞きされた人の説得は出来る?
・319の選択肢の結果
・江ノ島を好感度10にしたいならどうすればいい?
・最後の希望の判定って好感度準拠のコンマ?例えば好感度9なら11以上で外に出る希望を持つ、とか

江ノ島も連れて外に出るにはどうすればいいの?
学園に戻ったらあとは原作通り操作と裁判だけ?
体育館でモノクマに勝負挑む際にコンマはある?

残姉ちゃんが改心してたら江ノ島説得に有利判定ある?
そもそも江ノ島説得出来るか知らないけど

あと6章も苗木覚醒あるの?
苗木覚醒したら希望のとこも全部苗木がやっちゃうの?

327でタイムマシン、何かのボタン、キーピック、エロ本を発見したらどうなる?

・過去編はチャプターで言えばどれくらいの長さか
・過去編がメインシナリオやエンディングに大きく影響するか
・332の2を選ぶと死亡判定以外にマイナスコンマはあるか

仮にエンド行って多数決でダンガンロンパ終わった場合確定でまどマギに戻りますか?

過去に行ったら何ができる?
絶望的事件が起きない世界に変えることもできる?

過去編はどこからスタート?
今の好感度は持ち越し出来る?

江ノ島の攻略のやり方を教えて下さい
エピローグは全文モノクマ選ぶの?

すみません忙しくて遅れました


>>396
・発見できます
・なりません
・はい
・できます(評価はやばい事になるが
・十神好感度上昇+俺アリバイ有りに。やった通り
・やった通り、変化無し、コンマ判定
・ありません
・俺の代わりに誰かが犠牲になる可能性有り
・できません
・コンマ判定、原作通り、コンマ判定
・エピローグモノクマ選択必須、誰とも恋人関係のが立っていない
・選択肢orコンマ

>>397
真ハーレムルート、もしくはハーレムルートで大神さくら以外の女キャラを誰も死なさず最終裁判まで行くor誰とも恋関係にならず江ノ島フラグを立てる
選択肢次第であります

>>398
有ります

>>399
有ります。そうです

ん?ハーレムルートで大神以外の女キャラが全員生存なら江ノ島生き残るってことはあのしょっぱいって言われてたルート進めてたら江ノ島生き残ってたってことか?

>>400
過去編へ、選択肢次第でENDへ、霧切による救出待たずに抜け出せる、エロ本を見ているのを霧切に見られる

>>402
最短で1章並みの長さ
選択肢次第では膨大な長さに(記憶を引き継いだ俺が全員救う!!re種)みたいな感じになる場合もある
行った場合はします
有りません

>>403
まどマギに戻ります

>>406
可能性はかなり低いですができます(失敗する可能性大

>>407
絶望事件が起きる少し前orコロシアイ学園生活初日

>>408
上に書いた通り

>>414
残姉死んでます…

319から再開します
ゴミ山

俺「……。」

大量のゴミ袋「」プ-ン...
何かの液体「」

俺(今ここにあるのは、酷い臭いのするゴミと…)スタスタ

大きな扉「」

俺(大きい扉…)ガッ

俺「くっ…!?ダメだ…開かないッ…」ググッ

俺「はぁ…」スッ

俺「この扉が開いてくれたら抜け出す事もできそうだが…。やはり無理か…」

俺(…大神さんならブチ破れたりしたのかな)

俺「……。」ウエムキ

かなり小さな穴「」

俺「あそこまで空が飛べたりしたら戻れそうなんだがな…。やはり無理か…」

俺「はぁ……」ストッ

俺(どうしようこれから…)



1諦めずに扉に何度もタックルをかましてみる
2いや、もうどうにもできないな…。とりあえず今日は疲れたし寝るか…
3ゴミの中に役に立ちそうな物とか落ちてないか一つずつ探してみるかな


多数決下3まで

ゴミ山

俺(いや、もうどうにもできないな…。とりあえず今日は疲れたし寝るか…)

俺「一日中捜査と裁判してたしな。体力が回復したら何か良い案も浮かぶかもしれない」ゴロン

俺「……。」

生ゴミ「」プウン...

俺「……それにしても臭いな。…果たしてこんな場所でちゃんと寝れるのか…」

俺(それにしてもさっきの事件。真犯人はやはり黒幕で間違い無いだろうが…)

俺(その黒幕が何故、コロシアイを起こしてくれそうな超高校級の軍人…戦刃むくろを手にかけたんだ?…)

俺(…そして戦刃むくろが黒幕じゃ無いってなら、いったいどんな奴が黒幕なんだ?)

俺「……。」

俺(分からないな…。やっぱり、何とかして上に戻ってちゃんと捜査しない…と…)

俺「ZZZ……」



────数時間後

俺「ZZZ……」

パラパラ...
 
俺「う……ん?…」パチリッ

ヒュ-ン...ドサッ!!

俺「うわっ!?な、何だ…!?」ガバッ

俺「今もの凄い音が…粗大ゴミか何かが捨てられたのか!?」スタスタ

「粗大ゴミとは失礼ね」

俺「…へ?」

足「」ズボッ

俺「うおっ!?あ、足…?」

俺(綺麗な足だ…)

俺「あれ?でもこの足って…もしかして霧切さん?…」

袋「」ガサッ

俺「はっ…!」

霧切「ふぅ…俺君はいったい何処を見て私の事を認識してるのかしら?」ニヤッ

俺「霧切さん!!」

ゴミ山

霧切「思ったより元気そうね」パッ...パッ...

俺「ああ、そりゃあずっと寝てて体力回復してたし…と言うか霧切さんはどうしてここに?」

霧切「決まってるじゃない。貴方を助けに来たの」

俺「俺を…?」

霧切「だって、あのまま私を庇ったまま死なれたら寝覚めが悪いでしょう?」

俺「……。」

霧切「それにしてもここ。酷い臭いね…」

俺「霧切さん…」

霧切「うん?」

霧切頭「カップ麺「」」

俺(…そりゃ臭い筈だ。頭からカップ麺のゴミ被ってるんだもん)

俺(これじゃ俺を助けに来たのはカップ麺の妖精じゃん…)


1面白いから指摘しないでおこう
2頭にゴミついてるよ


安価下

ゴミ山

俺「頭にゴミ付いてるよ」

霧切「あ……」スッ

カップ麺のゴミ「」ペシッ
ナルト「」ペシッ

俺(めちゃくちゃ早く振り払った…)

霧切「お腹空いているでしょう?」

俺「お腹?ああ…。まぁほぼ丸一日何も食べても、飲んでも無かったし…」

霧切「フッ…なら良かったわ。こんな場所の食料を口にしていたらお腹を下すレベルじゃ済まなかったわよ」

俺「うん?」

霧切「だって、もしかしたらここに廃棄されてる物は数年以上も放置されて腐りきっている可能性もあったから」

俺「す、数年!?でも俺達が監禁されてから未だ1ヶ月しか経って無いんだが──」グウゥ...

俺「うっ…///」

霧切「話は後よ。とりあえず食べて」ガサッ

バッグ「パン「」水「」」

俺「おおっ!?気が利く!!」グウゥッ...

俺「流石俺の霧切さん!」

霧切「い…いいからさっさと食べなさい…///」カアァッ...

俺「うん。ありがとう」バリッ

俺(まさか霧切さんがこんな風に食事を持って助けが来てくれるなんて…)

俺(無闇やたらに辺りを漁って食料を発見してたら絶対口にしてただろうな…)ムシャムシャ...

ゴミ山

水「」チュポッ

俺「ふぅ…ありがとう。生き返ったよ…」

霧切「フッ…」

俺「あの学級裁判後の上の状況が分からないんだが…霧切さんはどうやってここに来たんだ?」

霧切「トラッシュルームの床に施錠された場所があったでしょう?その穴から落ちて来たのよ」

俺「トラッシュルームの…?え?でもその床って…」

霧切「あの時、最後に俺君が私に預けてくれた万能キー」スッ

モノクマ模様の鍵「」

俺「ああ…その鍵なら床の鍵も外れたのか…。でも霧切さんにしてはよくそんなリスクの高い行動を取ったな」

霧切「……。」

俺「俺と同じ場所に来たは良いが、もしここから帰れなかったらどうする気だったんだ?」

霧切「……その時はその時よ。ここで俺君と一緒に死ぬだけね」

俺「えぇ……」

霧切「俺君…」スッ

俺(あれ?…)ガシッ

俺腕「」グイッ
 
俺「……え?」

俺胸「霧切「」」トンッ

俺「ちょっ…!?き、霧切さん…!?///」

俺(な、なんだ?俺の胸に霧切さんが飛び込んで…///)ゴクリッ

霧切「……。」

霧切「ごめんなさい…」グッ

俺「うん?ど、どうして謝るんだ?…」

霧切「あの時…俺君は自分の命を懸けてまで私を庇って助けてくれたのに…私は貴方を助けられなくてごめんなさい……」グッ

俺「……。」

ゴミ山

俺「それはもういいよ…。やっぱり悪いのは黒幕だったんだし、霧切さんが気にするような事じゃない」フルフル

霧切「よくないわ…」

俺「俺は霧切さんの事を信じてたし…君の事は例えどんな事があったとしても、絶対に守りたかったから…」

霧切「え?…」

俺「好きな人を守りたいと思うのは、普通の事だろう」

霧切「……。」グッ

俺「だからさ…。あまり気にしなくて良いって」ニコッ

霧切「……。」

霧切「…前に私が、俺君に告白された時の事を覚えてる?」

俺「俺が霧切さんに告白した時……一緒に混浴した時の事?…」

霧切「ええ…。あの時、俺君から告白された私は返事を保留にしてたわね?」

俺「え…?あ、ああ…」

霧切「保留にしてた理由は、今はこんな生活を強いられているんだし…」

霧切「そんな状態の時に、もしお互いの身に何かあったら情を持ちたくなかったから…」

俺「うん…」

俺(霧切さんらしいな……)

霧切「…それと…か、監視カメラの前だと恥ずかしかったから…///」

俺「……え?お風呂に監視カメラは無かったと思うけど」

霧切「……。」

霧切「フッ…」スッ

俺ほほ「」ギュッ

俺「あえ?いひゃい…」

霧切「フッ…俺君の癖に生意気よ?」ニコッ

俺「ご、ごへん……」

霧切「ふぅ……」パッ

俺「……。」

俺(…遠回しに言うと、あの場だと恥ずかしかったって事かな?)

俺(やっぱり可愛い)

ゴミ山

霧切「とにかく、他人に対して情を持って…黒幕に弱味を握られたく無かったから…」

俺「う、うん…」

霧切「…でも、あの時俺君が学級裁判の処刑にかけられてしまって…私は胸の奥が灼けるように熱くなって…」

俺「……。」

霧切「そして、奇跡的に助かったけど……そこからはもう…」

霧切「貴方の安否を考えたら居てもたってもいられ無いくらい動揺して…何も考えられ無くなって…」グッ

俺「……。」

霧切「…そして今、こうして再開できてようやく気付いたわ」

俺「気付いたって…?」

霧切「私の中での俺君の存在の大きさに…」

俺「えっ…?そ、それって…」ドクンッ

霧切「……。」

霧切「…だから、あの時できなかった返事を改めて言うわ」

俺「…!!」ドッ...ドッ...ドッ....

霧切「一回しか言わないから…」

俺「あ、ああ…」ゴクリッ

霧切「……。」スウッ

霧切「俺君、私も…貴方の事が…す…好きよ…///」カアァッ...

俺「…!!!」ドキ-ン!!

霧切「…///」

ゴミ山

俺「えっ…とっ…///」ドキッドキッ...

霧切「……。」グッ

霧切「…だから、私の為だからって…二度とあんな無茶な真似はしないで。…俺君も絶対に死なないで」ギュウッ

俺「霧切さん…」

霧切「私だって…俺君が死んだら………悲しいんだから…」グッ

俺「……。」

俺「分かった…。約束するよ…」スッ

霧切「あっ…」

俺「必ず一緒に、生きて外の世界に行こう」

霧切「…ええ。必ずよ///」コクッ

俺手「ギュッ」霧切手




俺「え、えっと…それじゃあこれからは正式に付き合うって事で良いんだよな?///」ドキッドキッ...

霧切「……。」

霧切「…それはダメよ」

俺「えっ!?な、何で…?両想いなら付き合っても…」

霧切「だって、両想いになったとは言っても舞園さんやセレスさんと約束したもの」

俺「や、約束…?」

霧切「この学園生活中に俺君と結ばれるのは禁止だって」

霧切「提案した私が自ら破る訳にはいかないでしょう?」

俺「」ガ-ン...

霧切「…元はと言えば俺君が悪いのよ?私の事を好きだって言っておきながら色んな女の子にも手を出して言って…///」ボソッ...

俺(いや、手は出してないが…まぁそれで俺が悪いのは間違いないんだが……)

霧切「…だから俺君とお付き合いするのは学園の外へ出てからね」パッ

俺「」

俺(あ…あぁぁぁっ…。クソぉっ…学園内に居る間にもう霧切さんとのこれ以上の関係進展は不可か……)

俺(ちくしょうぅっ…!最初から俺が霧切さん一筋ならここでもっとイチャイチャできて…ここでっ……!)グニャアァ...

俺「……。」

俺「はぁ……」

俺(……もし人生がやり直せるのなら、今度は霧切さん一筋になりたいと思った瞬間だった)

ゴミ山

俺「霧切さん。前の学級裁判の事なんだが、どう思う?」

霧切「あの裁判は、俺君を殺し私を犯人に仕立て上げて処刑する為に黒幕が仕組んだ罠だったのでしょうね」

俺「やっぱり霧切さんもその結論に至っていたのか…。俺を殺せなかったから黒幕は別の死体…戦刃むくろの死体を使った…」

霧切「本来なら自分がターゲットにされてた事に驚きは無いの?」

俺「うん。まぁ…。あの晩、霧切さんが助けてくれたのは夢じゃなかったって確認済みだし…」

霧切「そう…。きっと黒幕は俺君のその推理力と、追い込まれた時の爆発力も邪魔に思ったのでしょうね」

俺「…うん?」チラッ

霧切「俺君は私が黒幕の罠にかけられそうになってると誰よりも逸早く察知して行動を起こした」

霧切「そして自分が犯人扱いを受ける事になっても、冷静に事件の真相まで後一息の所まで推理して黒幕に近付いた」

霧切「だから黒幕は、私よりも更に邪魔に感じた貴方から先に排除する事にしたのよ」

俺「…確かにアルターエゴが助けてくれなければ、今頃俺は既にあの世だっただろうな」

俺「でも、あんな裁判中にタイムアップなんかされたら…もう勝ち目が無いんだよな…」

霧切「本当にそうかしら?」

俺「え?」

霧切「あんなあからさまな行動は黒幕自身も相当追い詰められているって証拠じゃない?」

俺「黒幕も追い詰められてる?」

霧切「とにかく、もう一度上に上がりましょう。私達が協力すればきっと今度は黒幕にも勝てるわ」スクッ

俺「……。」

俺「…うん。そうだな」コクッ  

ゴミ山

大きな扉「」ガコンッ

俺「開いた…!」グッ

霧切「ええ…」グッ

俺「あ…」

霧切「…。」

梯子「」

俺「うわ…。凄い長さだ…。地上に戻るにはここを登るしか無いのか…」

霧切「俺君が先に上がっていいわよ」

俺「いや、こう言うのはレディーファーストじゃ無いか?」

霧切「…。」

霧切「…敏感なフリした鈍感ね」

俺「え?」チラッ

霧切ミニスカート「」ヒラ

俺「………。」ゴクリッ

霧切「…尚更先に上がって欲しい」

俺「げっ…!?な、何故分かった…」

霧切「ふぅ…俺君の考えてる事くらい分かるわよ」

俺「」

霧切「…未だ付き合っても無いのだから、ダメ」

俺「くっ…くうぅっ…分かったよ…」スタスタ

梯子「」カンカンカン...



──数分後

俺「……。」カンカン...

霧切「ふぅ…」カンカン...

俺「霧切さん大丈夫か?」チラッ

霧切「ふぅ…大丈夫よ。気にせず進んで」

俺「分かった」グッ


コンマ下二桁
81以上むしろ体力には自信のあった俺、一瞬で地上へ出てセレスと合流
21~80霧切と共に3分の2まで登りきった所で休憩をいれた
20以下手を滑らせてまさかの落下してしまった…(記憶回復or死亡判定へ)


安価下

コンマ09
ゴミ山

俺「はぁ……はぁ…」カンカン...

霧切「ふぅ…。ふぅ…」カンカン...

俺(だいぶ登ったな…。もう直ぐで休憩できるスペースがある)

俺(お互い疲れたし、そこまで行ったら一度休憩を挟むか…)スッ

梯子「足「」ズルッ

俺「うわっ!?」グッ

瓦礫「」パラパラ...

俺(あっぶねー…。足が滑った…)ドキッドキッ...

霧切「気を付けて…俺君が落ちて来ても、受け止められ無いから…」

俺「あ、ああ…。大丈夫…気を付けるよ…」スッ

支えていた手「」ヌルッ...

俺「……え?」パッ

霧切「え……」

俺(あ、アレ……?俺、何で空中に浮いてんだ…?)

霧切「ちょっ───!!?」スッ

俺「あ─────」スッ

俺手「」スッ
霧切手「」スカッ

俺「あ…あぁぁぁっ…」ヒュ-ン

俺(う、嘘だろ…??落ちて行く…?何処までも落ちて行く……)

俺(こんな高さから落ちたら、お、俺……グチャグチャに…)ヒュ-ン...

俺(折角助かったのに…こんな鈍臭い死に方するってある?……)ヒュ--ン...

俺「わあぁぁぁぁっ!?!?」



コンマ下二桁
86以上ボキイッ!!(俺気絶)
85以下グシャッ!!(俺即死)



安価下

コンマ34
ゴミ山

グシャッ!!


───苗木君と違って、幸運でも無い俺がその高さから落ちて助かる訳も無く…


俺頭「」ベチャッ!!



───俺はこのコロシアイ学園で、一番つまらない死に方をした生徒になるのだった……



俺死亡

俺死亡(GAMEOVER)


1最初からやる
2チャプター6の好きな場所からやり直す



多数決下5まで

最初から

──その巨大な学園は、都会のど真ん中の一等地にそびえ立っていた

私立希望ヶ峰学園…あらゆる分野の超一流高校生を集め、育て上げる事を目的とした政府公認の超特権的な学園



希望ヶ峰学園校門前

俺「ここか」ザッ

俺(この学園を卒業すれば、人生において成功したも同然とまで言われている)

俺(国の将来を担う希望を育て上げる事を目的とした、まさに希望の学園と呼ぶに相応しい場所だ)

俺(そんな学園への入学資格は二つ)

俺(現役の高校生である事、各分野に於いて超一流である事)

俺(新入生の募集などは行っておらず、学園側にスカウトされた生徒のみが入学を許可される)

俺(…俺はこの超が何個も付く程一流の学園に見事スカウトされ、今日からこの学園の生徒になるのだった)

俺「しかし、まさか俺がこの学園の生徒になれるなんてな…」

俺「……。」ジッ

希望ヶ峰学園「」


初期設定(苗木誠出現設定)
1……あれ?俺って何の才能があったんだっけ(苗木参加有り。俺、超高校級の???に)
2俺は他の生徒のような秀でた才能は無かったが、運良くこの学園の生徒になれた(苗木参加無し。俺、超高校級の幸運に。ゾロ目等の効果が普通よりupするなど何かと俺が幸運な事になり易い)


多数決下5まで

希望ヶ峰学園前

俺(確か俺がスカウトされた超一流の分野は…)

俺「……。」

俺「………。」

俺「……あれ?何だったっけか?思い出せない」

俺(どうやって俺、この学園にスカウトされたんだっけか…)

俺(…ド忘れしてるのかな。でもこんな大事な事忘れる事なんて普通有り得るあるか?)

俺「はぁ…。まぁいいや、とりあえず先生とかなら俺の得意な分野知ってるだろう」

俺「そこが玄関ホールだよな。
行ってみよう」スタスタ

校門「」スタッ

俺(はぁ~…それにしても緊張するなあ。超一流しか居ないこの学園でこれから上手くやって行けるかどうか…)ドクンッドクンッ

俺「うぅ…。緊張し過ぎて目眩がして来た…」フルフル

俺「あぁ…やっべ…。ちょっと落ち着かないと…」クラクラ

俺「落ち着……ん?…」クラクラ

視界「」グニャ-...

俺「あれ?…只の目眩にしては視界もグルグル回っておかしいぞ?な、なんだこれ…?」

俺「あ…あぁ…。俺のからだ、いったいどうなて──」グラッ...

俺「」ドサリッ



俺(この時の俺は予想すらしていなかった…)

俺(これから俺は…この希望に満ちていた筈の学園で行われる、絶望的な学園生活を送らなければならない事を…)

教室

俺「……ん?」パチリッ

俺(あれ?机で寝てたのか俺?…)ムクリッ

俺「ここは…教室か?何で俺、教室なんかに…」キョロキョロ

俺(目眩で倒れた筈じゃ…)

俺「…それにしても何だここ?変な教室だな」スタスタ

鉄板「」

俺「うおっ…かって…」ググッ

俺(窓にはガッチリと鉄板が貼り付けられてて、監視カメラまで設置されてる)

俺「まるで監禁されてる感じだな…」スタスタ

俺「ん?なんだこれ…」チラッ

机の上「パンフレット「」」

「入学あんない
あたらしいがっきがはじまりました。しんきいってん
この学園げオマエラのあたらしいせかいとなります」

俺「手書きの入学案内とは斬新な…」

俺(…と言うか漢字使ってくれ。読み辛くて仕方ない)ジッ

「入学しきは8じから。たいいくかんしゅうごう」

俺「…ん?」チラッ

時計「8時10分」

俺「あっ、やべっ…。よく分からないが体育館に行かないと」スタスタ

扉「」ガラッ



廊下

紫の蛍光「」

俺(うわあ…。廊下の電気も趣味悪い色してるな…)

俺「体育館ってどっちだろ…」スタスタ

赤い扉「」

俺(…なんだ?あの赤い扉?)

俺「まぁ体育館では無さそうだし、スルーで良いか。今は体育館に向かおう」スタスタ

体育館

俺(部屋の前に体育館ってプレート書いてたし、ここだよな?)

扉「」ガコッ

俺「あっ…」

他の生徒達「…。」ジッ

アホ毛がピンとした男の子「君も新入生の人?」

俺「え?あ、ああ…」

色黒の女の子「へぇ。未だ居たんだ」

太い丸眼鏡の男の子「ではここに集められた我々16人が今年の新入生って事ですかな?」

遅刻とかに厳しそうな人「苗木君より更に遅刻して現れるなんて君ぃ!入学早々ダメじゃ無いか!」

ギャルっぽい人「だからこの状況じゃそんなの関係無いって」

俺(皆んな超一流だけあってか、やはり個性的な面子だなあ…)

俺「皆んなも気が付いたら教室で寝てたの?」

人を見下してそうな目で見てる男の子「フン、何回目だ。その質問」

俺「う…」

俺(しかし、やはり皆んな同じなのか…。いったいどうなってるんだ?)

頭ボンバーな人「しっかし、おかしな学校だべ」

アホ毛がピンとした男の子「とりあえず先に自己紹介だけでもしておかない?僕は苗木誠。一応ここに入った肩書きは超高校級の幸運ってなってるんだ」

俺「幸運?」

苗木「うん。ここに入れたのは本当に偶然、運が良かっただけで…はは…」

俺(運だけで入れたなんて、そんな人も居るのか…)

俺「えっと…俺は俺。ここに入った肩書きは…」

苗木「ん?」

俺(…ヤバイ。どうやってスカウトされたのか未だに思い出せないんだが、何と答えよう)


1適当に自分の肩書きを勝手に決めて言っておく
2……実は記憶が混濁してて、分からないんだ


多数決下3まで

やり直し権利を使いますか?(最後の一枚)

1使用する
2このまま進む


多数決下5まで

やり直し権利を使います


11時くらいに場所決め
それまで何か質問有れば

>>570
今回の最初から戻るというのは明らかに一人で選ばれたものだけど
単発対策する気ないの?
一人で3票とるような人が飛行機使って多数決とったら「仕方ない」で済ませるの?
今後は一人が飛行機使って多数決とること推奨されるの?

扉にタックルもコンマ判定って言ってましたが具体的にはどれくらいの数値でどう言った結果になりますか?

舞園さんみたいに捜査コンマ緩和してくれる人は他にいるの?
霧切、舞園、セレス、朝日奈の好感度10特典スキルはどんなの?
3章で地下に落下した時のセレスの生存確率は具体的にいくら?
ダブルヒロインルートは二人とも好感度9だとエンディングでくっつかないエンドになるの?
盗み聞きルートだと霧切さんの好感度を10に上げられないの?上げられるとしたら具体的にどうやるの?

最後の希望判定は選択肢orコンマと言っていたが
どういう選択肢?

梯子登るコンマの時に最高値でセレスと合流とありましたが
これはまたひと悶着ある感じですか?

ゲームオーバー時の選択肢と場所決めくらいは単発禁止にしないの?

モノクマとの体育館での問答はどんな選択肢でるの?
コンマ出ないで原作通りに進められる選択肢はどれ?

記憶回復したらどんな展開になるの

十神クロルートが霧切単独に近いらしいですが
その時にセレスと舞園の妨害はありますか?

十神クロルートからのさくらちゃん生存出来るコンマ判定はいくら?

>>571
単発じゃない人も居ましたし、今回の場合先に違う選択肢でも埋まっていましたし、日付も変わったばかりでしたので今回は確認のしようがありません
単発が増えそうな時のみ単発無しにします(日付けが変わったばかりの時のみ適応外)


>>572
20以下肩を痛めただけ、21~60疲れただけ、61~80諦めた時に何故か空から霧切が降って来てキャッチした、81以上扉をブチ破った(記憶回復)


>>573
腐川
それは実際に10に行かせた時しか教えられません。捜査以外に影響される効果があるキャラも居ます
好感度次第
くっつきませんが離れもしません
盗み聞きルート不可、俺クズ化必須、最終章で霧切を襲う



十神クロルートだとハーレムじゃないから霧切好感度10に出来るの?

腐川の好感度上げるには十神死ななきゃダメ?
十神死んだら腐川が死ぬかどうかのコンマ判定はいくら?

くっつきもしないけど離れもしないってどんなエンディング?
ハーレムルートみたいにガッカリエンドにはならないの?

>>576
苗木が希望→全部7割判定、失敗して再度7割判定、更に失敗でゲームオーバー
俺が希望→順番に選択肢(正解フラグを持っている場合のみ)かコンマで説得、説得に成功すれば力に変えてコンマは上乗せ。一度でも失敗すればゲームオーバー

>>577
ありません。逆に…

>>578
ゲームオーバー時は今まで通りです

>>593
正解フラグって何?
コンマの説得は好感度で決まるの?

>>579
妹フラグが無い場合は選択肢有りません

>>580
俺の本当の才能を思い出します

>>581
舞園は曇ります、セレスは変わらず

>>582
選択肢のフラグ次第でコロコロ変わるので教えられません

>>598
妹フラグって何?
選択肢がない場合はコンマ判定あるの?
コンマ判定ある場合は具体的にいくら?

>>598
記憶回復って才能を思い出すだけ?
最後の裁判には役に立たないの?

説得する時のコンマ判定はいくらなの?
説得出来なければそのまま好感度のコンマ判定?

扉タックルで肩を痛めたり疲れたらどんなデメリットがあるの

>>588
できますが更に死人が出ます

>>589
死ななくてもできます(一番最初の学園探索時に声を掛けるor条件を満たして1章エピローグに選ぶor好感度を8以上に上げるor4章で助ける)
好感度がそのまま数値に

>>592
なりません
恋決着着かずのまま最終回を迎える感じで、恋の戦いはこれからだ!みたいな感じに

>>596
それまでにコミュしてその人がどんな人なのかを知っていれば説得できる選択肢が現れます
そうです

裁判以外でゲームオーバーになる場所は何回ゲームオーバーになってもゲームオーバーになれるの?
苗木覚醒とかそういうデメリットはないの?

6章で苗木覚醒させるデメリットってある?

>>599
妹様を外に連れ出せるフラグ
コンマ判定です。このルートの場合は好感度次第

>>600
そうです
役には立ちません

>>602
好感度次第
今まで説得できた人数分、コンマ力を更に上乗せして説得

>>604
死亡する可能性がある、捜査が満足にできなくなる可能性がある

>>605
霧切好感度10に上げると死人が出るというのはむくろの死体が出ないってこと?

モノクマの体育館の問答のコンマ判定に失敗したらゲームオーバー?

>>606
有りません
強いて言えばやり直し場所が死亡直前で無くなる可能性が有るくらいです

>>608
外に出るのが目的なら有りません

>>611
そうです

>>613
このルートの場合は選択肢、判定有りませんので気にしなくて大丈夫です

そら最低値引いたらダメでしょうよ
後質問で俺君が希望になって説得判定で失敗を何回もしちゃったら苗木が覚醒してしまいますか?

真ハーレムルートの俺君は最大何人まで女の子同時攻略可能?

扉タックルして疲れただけでも捜査できなくなる可能性ある?

>>616
します

>>618
制限無し
選択肢失敗せずやればこれだけ同時に攻略できます(※高コンマ連発やクリティカルが発生すれば攻略可能時期が更に早まる可能性有り)
チャプター1:
チャプター2:朝日奈
チャプター3:舞園、セレス
チャプター4:残姉、腐川
チャプター5:霧切
チャプター6:江ノ島

真ハーレムだと好感度10には何人同時に出来るの?

>>619
その後の梯子から落ちた場合は有ります

さくらちゃんは好感度10にできないの?

>>621
女性:7人
男性:苗木、不二咲、桑田

>>623
真ハーレムルートではできません

このスレ498の残りのコンマ判定の結果は?

>>626
セレスコミュ、霧切イベ会話

真ハーレムルートだけど
舞園と残姉を同時に生存させるってすごい難しいでしょ?
最初の挨拶は残姉にしても舞園生存させることは可能?

>>628
可能ですがその場合舞園とフラグが立たず、舞園攻略はできなくなります

残姉と江ノ島+霧切狙いで江ノ島を外に連れ出す事は可能?

苗舞にしても舞園さんが助手やってくれることはある?

>>630
可能です

>>631
有りません

真ハーレムで7人同時攻略って難しいよね?

朝日奈さんを二章で好感度10にするには
裁判どっちも大活躍して一章と二章でエピローグに選ぶだけでいいんだっけ?

真ハーレム全員攻略と全員生存ではどっちが難易度高いですか?

>>634
やるならば俺が幸運枠になった方がやり易いレベルで難しいです

>>635
大活躍は好感度を6に上げる為、それで好感度6以上でのみ現れる2章エピローグで選択

残姉は苗木がいると好感度10は無理?
苗木の恋人になるから

>>636
選択肢の難しさ真ハーレム>全員生存
コンマの難しさ全員生存>>>真ハーレム

>>640
奪う事は可能ですが、かなりの高コンマを数回要求されます

妹フラグの立て方教えて下さい

6章で黒幕倒してエンディング迎えた場合に何か特典みたいなのある?

>>643
妹単独→恋人を作らず、エピローグでモノクマ選択1回以上(頭を殴られたり、ぶつけたりなんなりして記憶が一瞬でも回復必須
真ハーレム、ハーレム→エピローグモノクマ選択2回以上必要

一章で舞園生存させるには最初に舞園に話しかける事だけが必須で
その後はずっと舞園に話し掛けなければいけない訳でもない?
舞園止めるには好感度いくつ必要なの?

記憶一瞬でも回復は最速が3章?

真ハーレムだと好感度10特典はあるの?

>>645
今のところは特に何も考えていません

>>647
最初に話しかける→舞園ヒロイン化に必須
生存させるだけなら完全無関係でもできます(高コンマ必須
絶対に生存させたいなら鋼のメンタル+動機発表後舞園追いかけが必要です

>>648
苗木不在の場合は最短で1章からできます
苗木有りの場合は最短で3章からです

>>649
有ります

十神クロルートで残姉の死体出すには霧切さんの好感度9止まりが必須?

ダブルヒロインルートって舞園と霧切の描写増えるらしいけど
霧切を寄宿舎2階に送ることはできない?

>>657
はい

>>658
できます

普通の霧切ルートだと5章で霧切好感度10に上げても新しく死体出ることないの?

というか、十神クロルートで霧切さん好感度10にした場合の死体ってさくらちゃん?

>>660
出ません

>>661
大神は別理由で死ぬ可能性有り
可能性があるのは俺、大神、苗木以外の誰かになります

やり直し場所を決めます

指定が3回被った場所から再開します(単発無し)

498から再開します
ゴミ山

大きな扉「」ガコンッ

俺「開いた…!」グッ

霧切「ええ…」グッ

俺「あ…」

霧切「…。」

梯子「」

俺「うわ…。凄い長さだ…。地上に戻るにはここを登るしか無いのか…」

霧切「俺君が先に上がっていいわよ」

俺「いや、こう言うのはレディーファーストじゃ無いか?」

霧切「…。」

霧切「…敏感なフリした鈍感ね」

俺「え?」チラッ

霧切ミニスカート「」ヒラ

俺「………。」ゴクリッ

霧切「…尚更先に上がって欲しい」

俺「げっ…!?な、何故分かった…」

霧切「ふぅ…俺君の考えてる事くらい分かるわよ」

俺「」

霧切「…未だ付き合っても無いのだから、ダメ」

俺「くっ…くうぅっ…分かったよ…」スタスタ

梯子「」カンカンカン...



──数分後

俺「……。」カンカン...

霧切「ふぅ…」カンカン...

俺「霧切さん大丈夫か?」チラッ

霧切「ふぅ…大丈夫よ。気にせず進んで」

俺「分かった」グッ


コンマ下二桁
81以上むしろ体力には自信のあった俺、一瞬で地上へ出てセレスと合流
21~80霧切と共に3分の2まで登りきった所で休憩をいれた
20以下手を滑らせてまさかの落下してしまった…(記憶回復or死亡判定へ)


安価下

コンマ89
ゴミ山

俺「はぁ……ふぅ…」カンカンカン...

俺(このペースで登るのは結構キツイな…)スッ

梯子「」

俺「……。」ピタッ

霧切「ふぅ…どうしたの…?疲れた?」

俺「いや、そうじゃくて…」

霧切「疲れたのなら、そこの中継地点まで登ったら一息入れましょ───」

俺「本気で登って良い?俺、先に地上に行ってるよ」

霧切「…え?本気で?それって──」

俺「うおりゃああぁぁぁっ!!」カンカンカンカンカンカン!!

霧切「!?」

俺「一気に地上に戻るぞおおおっ!!」カンカンカンカンカンッ....



霧切「……。」

霧切(俺君、まさか梯子を登るのがあんなに得意だったなんて……)

霧切(もしかしたら俺君の本当の才能って梯子を登る何かが関係してるのかしら…)

霧切「……。」

霧切「……はぁ」カン...カン...

霧切(でも俺君、相変わらず鈍感ね……)

霧切(私も未だ話したい事とか、聞いて貰いたい事とか色々あったのに……)

霧切「……。」

霧切(…まぁいいわ。私も彼の後を追いましょう)カンカン...






トラッシュルーム

床「」ガコッ

俺「おおっ…!遂に地上へ戻って来た…」

「あらあら、こんな場所に可愛らしいモグラが」

俺「うん?」チラッ

セレス「お久しぶりですわね。俺君」ニコッ

俺「せ…セレスさん…」

セレスパンツ「」

俺「うっ…///」

セレス「あらあら、わたくしのスカートの中がそんなに気になりますか?」ニコッ

俺「…。」

俺(さっさと上がった方が良さそうだ…)ストッ

トラッシュルーム

俺(正直、セレスさんは前の学級裁判で俺や霧切さんを殺そうとしていた印象が強くて俺の中に未だ蟠りがある…)

俺(あんな風な仕打ちを受けて、今後はどう接するのが正解なんだろう…)

セレス「しかし、お仕置きにかけられたと言うのにまさかこうして無事に生還なさるなんて…」

俺「……。」

セレス「うふふ、またもわたくしの完敗ですわね」

俺「…え?」

セレス「わたくしはあの裁判の時、俺君と霧切さんの話を盗み聞きしたと言いましたわ」

俺「ああ…言ってたな…」

セレス「つまり、見ていたのです。俺君と霧切さんが4人で交わした約束を反故にして抱きしめ合っている姿を」

俺「あ……」

セレス「わたくしは超高校級のギャンブラー。正々堂々とした勝負に負けるのなら文句は有りませんが、最初から勝ち目すら無い理不尽な勝負をさせられるのはぶっ潰してやりたくなりますの」

俺「…だから俺や霧切さんを殺そうとしたのか」

セレス「ええ。ですから、本当は霧切さんを処刑させて、その後俺君を奪い取る手筈だったのです」

セレス「最悪それがもし上手く行かなくても、裁判で間違えて全員一緒に死ねば良いと…」

俺「そんなに俺と霧切さんに上手く行って欲しくなかったのか…」

セレス「ええ。勿論ですわ」ニコッ

セレス「しかし、俺君の土壇場で思い付いたあんな嘘により、俺君がまさかお仕置きの対象になってしまうのは予想外でしたが…」

俺「ああ…それはまぁ俺も奇跡だったと思ってる…」

セレス「ですが…俺君は霧切さんのリスクでしか無い行動により、こうして死ぬ事無く無事にここまで帰ってきました」

セレス「俺君と霧切さんのお互いを信じ合う心にわたくしはまたも敗北してしまったのです…」

俺「セレスさん…」

セレス「2度の敗北はわたくしもちゃんと受け止めますわ」

俺「……。」

セレス「俺君。霧切さんをちゃんと幸せにしてあげて差し上げるのですよ?」


1ああ。約束するよ…。ありがとうセレスさん
2…俺はセレスさんの事も幸せにしてあげたい


多数決下5まで

トラッシュルーム

俺「ああ。約束するよ…。ありがとうセレスさん」

セレス「うふふ…頑張って下さいね」スタスタ

俺「……。」コクッ

俺「…うん」

俺(やっぱりセレスさんにも色々理由があったんだよな…。理由が無いのにあんな事をする人じゃ無いものな…)

「…本当に幸せにする気があるなら、こんな時に私を放って先に行くのはおかしいんじゃ無いかしら?」

俺「え?あ…」

霧切「ふぅ…」ストッ

俺「ごめん…。自分のペースじゃ無いとキツかったから…」

霧切「はぁ…。まぁいいわ…。今はこんな事で言い合って時間を無駄にしてる暇は無いから」パッ...パッ...

俺「うん?これからどうするんだ?」

霧切「直ぐに体育館に行きましょう」

俺「体育館に?」

霧切「ええ。モノクマと話すのよ」

俺「えっ…黒幕と?…」

霧切「ええ。処刑にされた筈だった俺君が無事に生還したこの機を活かさないと…」

霧切「…決着を着けに行くわよ」スタスタ

俺「決着……」スタスタ

俺(遂に終わるのか?この狂った学園生活が…)

体育館

俺(体育館に入る前にモノクマとの駆け引きは全て任せてくれって言われたが…。本当に大丈夫かな…)チラッ

霧切「…。」

モノクマ「何でだよ!何で処刑した筈の俺君がいるんだよ!?もしかして霧切さんが助けちゃったの!?」プンプン!

霧切「だったらどうするの?」

モノクマ「学級裁判で正しいクロを指摘した場合はクロだけがお仕置き」

モノクマ「悲しいけどこれ、校則なのよね」

モノクマ「だから頑張ってここに戻って来た俺君には悪いけどもう一度お仕置きだよ!」

霧切「好きにしたら良いじゃ無い」

俺「ちょっ…!?」

霧切「だけど、この中継を見てる人はそれで納得するのかしらね?」

モノクマ「何ぃっ!?」

霧切「運営側の思うように行かないからとそんなやり方を続けていたら、外の視聴者にこう思われるだけよ」

霧切「正攻法じゃ私達に勝てないから、ズルして彼の処刑を強行したんだって」

モノクマ「ぐっ…!」

霧切「つまり、絶望では希望は殺せないんだって」

モノクマ「はにゃにゃにゃ…」

霧切「貴方が私達を正々堂々と絶望させたいなら、もう一度戦刃むくろ殺しの学級裁判をやり直すのよ」

モノクマ「グググっ…」

霧切「希望と絶望を賭けた…最後の戦いを!」

モノクマ「うぐっ…」

俺(希望と絶望を賭けた、正真正銘の最後の戦い…)ゴクリッ

体育館

霧切「どう?クライマックスに相応しい展開じゃ無い?」

モノクマ「……。」

俺(モノクマはどう出るんだ…)

モノクマ「くくくっ…」

俺「うん?…」

霧切「……。」

モノクマ「クククククッ!面白いよ…面白いクマ」

俺「またキャラが…」

モノクマ「キャラチェンジしてみたクマ。そろそろ飽きてきてたしね」

俺「飽きてきたって自分のキャラに…?」

モノクマ「いいや、オマエラとの学園生活の事だよ」

俺(……は?何言ってるんだこいつは?この理不尽な状況はお前が作り出したんじゃないか)グッ

モノクマ「だから受けてやるよ。その勝負を」

霧切「…!」

モノクマ「でも折角のクライマックスなんだし、単に犯人を当てるだけじゃ盛り上がらないだろう?」

モノクマ「だから、最終対決に相応しい特別ルールを用意するクマ!」

俺「特別ルール…?」

モノクマ「この学園に潜む、全ての謎を解き明かしたら君達の勝ちにしてあげるクマよ」

俺「全ての謎を解き明かす…」

霧切「…いいわ」コクッ

モノクマ「但し…それができなかった時は…」

霧切「私達全員の処刑でしょう?」

俺「…!」

モノクマ「さすが、超高校級の探偵さん」クルクル

俺(超高校級の探偵?霧切さん、記憶が戻ってたのか?…)チラッ

霧切「……。」

モノクマ「楽しみクマ。全てを知った時、君がどんな絶望を見せてくれるかがね…」

俺「うん?全てを知ったのに、俺達が絶望するって…?」

モノクマ「おっと、もう一名鋭い奴が居たんだった。残念だけどこの話はここでおしまいだよ」

俺「く…」

霧切「フッ…楽しみなのは私の方よ。全てが解き明かされた時、貴方はどんな風に絶望するのかしらね」ニヤッ

俺(…この二人、意外と気が合うのか?)

霧切「行きましょう俺君。皆んなにもこの事を伝えないと」スタスタ

俺「...ああ」スタスタ

モノクマ「うぷぷ…!うぷぷぷぷ!!」

体育館前

霧切「ふぅ…何とか上手く行ったわね」

俺「最初からこの展開に持ち込む気だったんじゃ無いのか?」

霧切「いいえ…。一か八かの賭けだったわ」

俺「え…」

霧切「でも黒幕は私の考えていた以上に、この番組のエンターテイメントに拘っていたみたいね」チラッ

監視カメラ「」

俺「確かに学級裁判も前回のような黒幕の介入による最低なまま終わったら、視聴率もかなり落ちるだろしな…」

霧切「結局、オシオキも失敗しているしね」

俺「……。」

俺「そう言えばさっき、モノクマが霧切さんを超高校級の探偵だって言ってたけど…」

霧切「そうよ。私の才能は探偵だったと思い出したの」

俺「ええ…そんな大事な事どうして黙ってたんだ?」

霧切「…話そうとしたら、私を置いて先に一人で梯子を登って行ってしまったのは誰?」

俺「うぐっ…」グサッ

霧切「……。」

俺「…もしかして、ちょっと怒ってる?」

霧切「……別に?」

俺「…本当に?」

霧切「……。」

霧切「…もし既に付き合ってたら、ちょっとは怒ってたかもしれないわね」

俺(やっぱ根に持ってるじゃん…)

霧切「でも今はそんな事を気にする余裕は無いでしょう?」

俺「ああ…。最終対決なんだしな…」

霧切「もし学園の謎を解き明かすのに失敗すれば全員が処刑される…」

俺「……。」

俺「大丈夫…。俺達ならやり遂げられる筈…」コクッ

霧切「フッ…そうね。それじゃ食堂に向かいましょう。時間帯的に今頃は朝食会で全員集まってる筈だわ」スタスタ

食堂

舞園「セレスさん。さっき俺君と会ったって言うのは…」

セレス「本当ですわ。霧切さんは上手く俺君を救出できたみたいです」

セレス「予定通りならモノクマとお話しに行っている筈ですわ」

苗木「良かった…。やっぱり、犯人は俺君じゃなかったんだよ…」

朝日奈「で、でもさ…私達…」

桑田「アイツに投票しちゃったんだよな…」

腐川「で、でも…犯人を間違えて無いのにあたし達が殺されて無いって事は…」

十神「…最早、運営ルールが守られて無いと言う事だな」

全員「「「…。」」」

スタスタ

俺「皆んな…」スタスタ

舞園「あ…」

霧切「…。」スタスタ

苗木「俺君…」

朝日奈「お、俺…」

桑田「うっ……」

俺「あ…」

俺(…あぁ、皆んな前回の裁判で俺を犯人だって投票して処刑に追い込んだから気まずく感じてるのか)

俺(仕方ないな…)


1裁判の事ならもう気にしてないよ
2今度は皆んなが罰を受ける番だ
3土下座して下さい


多数決下3まで

食堂

俺「裁判の事ならもう気にしてないよ」

朝日奈「で、でもさ…」

桑田「オレ達、お前の事…」

俺「あの場で犯人を見つけないと皆んなが殺されるかもしれなかったし、彼処で裁判を無理矢理終わらせた黒幕が全て悪いんだ」

俺「だから皆んなの所為じゃない」フルフル

苗木「ごめん俺君…。僕は君を信じ切れなかった…」ガタッ...スタスタ

舞園「私もです…。俺君の助手だったのに…」スタスタ 

俺「良いんだよ…皆んなももう気にしなくて」

セレス「元はと言えば、俺君が犯人の可能性が濃いと仕向けたのはわたくしですからね」スタスタ

セレス「謝らなければいけないのはわたくしの方ですわ」

俺「いいや、ここに居る皆んなは誰も悪くなんか無い。全ては黒幕がオレ達を絶望させる為に仕組んだ事だったんだから…」

周りの皆んな「「「…。」」」

俺「…でも、俺は今こうして生きている。未だ黒幕と戦う事ができる」スタスタ

俺「だから皆んな、もう一度力を貸して欲しい」

朝日奈「あっ…俺…」ガタッ

桑田「あ、ああ!勿論だ!オレの頭が頼りになるか分かんねーけど…」ガタッ

腐川「あっ…」スタスタ

十神「…フッ…全く」眼鏡クイッ

霧切「フッ…」スタスタ

桑田「うっ…それにしてもとてつもなく臭いなお前…」ツンッ

朝日奈「ちょっとこんな時にやめなよ…」

俺「あはは…。それは一日以上ゴミの中に居たから…」

腐川「ちゃ、ちゃんとお風呂に入ってからきなさいよ…」

俺(腐川さんには言われたくないな…)

食堂

俺「でも俺も本当はそうしたかったんだけど、ちょっと時間が無かったからさ…」

舞園「どう言う事ですか?…」

霧切「これから最後の学級裁判が開かれるわ」

苗木「最後の学級裁判?」

俺「うん。この学園の謎を全て解き明かせば俺達の勝利だ」

朝日奈「勝利って…解放されるって事?…」

俺「ああ、間違いない。黒幕と正々堂々戦おうと戦線布告してきたからな」

桑田「で、でもよ…。この学園の謎を全て解き明かすってむずくね?…」

俺「確かに難問だけど、俺達なら必ずやれると思ってる」

苗木「うん…。そうだね。僕等が皆んな力を合わせればきっと勝てるよ!」コクッ

舞園「そうですね。これまでも乗り越えてきたんですから」コクッ

朝日奈「うんうん!」

セレス「うふふ…学園の謎全てをですか…。俺君らしいですわ。最後に面白い勝負を引き受けましたわね」

十神「フッ…勝てば黒幕を漸く殺せると言う訳か」

俺「うん…。勝って皆んなで、ここから出て行こう!」コクッ

ピンポンパンポ-ン

全員「「「…!」」」

モニター「」ブツッ

モノクマ『えー、校内放送です。これからこのコロシアイ学園生活は真の回答編へと突入しまーす』

モノクマ『この希望ヶ峰学園に、生きたまま足を踏み入れたのは…正真正銘17人の高校生だけ』

俺(生きたまま足を踏み入れたのは17人の高校生だけ…?)ジッ

霧切「…。」ジッ

モノクマ『いったい、何故そんな事になったんでしょうか?』

俺「……。」

モノクマ『吐いた唾、のまんとけ!往生せいやー!!』ブツッ

俺「……。」

俺(…どんな理由だろうと…俺達は負けない!)グッ

食堂

モノクマ『えー…これからのこのコロシアイ学園生活は真の回答編へと突入する訳ですが、そこで公平を規す為に学園内の部屋のロックはすべて解禁しちゃいます!』

モノクマ『好きに調べてちょうだいな!思う存分謎を解いてちょうだいよ!』

十神「フン、部屋のロックを全てか…随分気前が良いな」スタスタ

俺「あっ…十神?何処に…」

十神「学園中の秘密を解き明かすならば、一緒に行動していては調べ切れないだろう?」スタスタ

俺「あ、あぁ…確かに…」

腐川「あ、待って白夜様」タッタッタッ

セレス「では、わたくしも調べに参りますわ」

セレス「桑田君、ご自分の頭が足りないのならわたくしのお手伝いをして下さいな」

桑田「ええ…こ、断ったら?」

セレス「後で酷い事が起きますわ」ニコッ

桑田「うっ…わ、分かったよ!」スタスタ

俺(セレスさんと桑田君も行ってしまった…)

霧切「私も行くわ…」

俺「え?霧切さんまで?」

霧切「ええ…未だ調べきって居ない事があるから」

俺「……。」

霧切「フッ…心配しなくても、別々に捜査するからって協力できない訳じゃ無いのよ」

俺「あ………」

俺「…分かった。それじゃ」

霧切「ええ」スタスタ

朝日奈「皆んなちゃんと一人で調べるんだ…。じゃあ私も、今回は一人で捜査してみるよ」

苗木「朝日奈さんも?」

朝日奈「うん。最後だしね…何ができるか分からないけど頑張ってみる」コクッ

俺(朝日奈さんも行っちゃった)

食堂

俺(これで残ったのは俺と苗木君と舞園さんだけが…)

俺「じゃあ舞園さん。今回もいつも通り…」

舞園「…すみません俺君」

俺「うん?」

舞園「私も最後は俺君に頼らず、一人で捜査してみようと思います」

俺「…え?」

舞園「いつまでも俺君に甘えてちゃいけませんし…ね?」ニコッ

俺「舞園さん…」

舞園「それじゃ、また後で会いましょう」ニコッ

俺「あ、ああ…」

舞園「…。」スタスタ

苗木「皆んな行っちゃったね…」

俺「ああ…」

苗木「僕等はどうする?」

俺「…。」


1仕方無い。せめて俺達は一緒に捜査しようか
2苗木君。悪いが俺も今回は一人で頑張ってみるよ。それじゃ


多数決下5まで

食堂

俺「苗木君。悪いが俺も今回は一人で頑張ってみるよ」

苗木「そっか…。俺君も…」

俺「ああ、最後だしな。それじゃまた学級裁判で」

苗木「うん」コクッ...



───捜査開始



1階廊下

俺(先ずは戦刃むくろ殺しの事件の真相から…)

俺(確か前回の学級裁判から使えそうな証拠が二つあったな)


>コトダマ「ビニールシート」を入手した
>コトダマ「モノクマファイル5」を入手した


俺(確か全てのロックが解除されてるって言ってたな…)スタスタ

俺(なら俺ももうマスターキー無しで何処にも行けるって訳だ)

俺「なら何処から調べるかな…」スタスタ



俺(探偵並み40%緩和)
コンマ下二桁
99謎は全て解けた(弾丸10ストック)
61以上一人で調べられる所は恐らく全て調べられた(弾丸6つストック)
21~60調べたい所は大体調べた(弾丸5つストック)
20以下新たに調べられるようになった所を調べてみて更なる証拠を二つ見つけた(弾丸4つストック)


安価下

コンマ35
4階学園長室

俺「これは…」

「78期生生徒名簿」

俺「78期生…俺達の事か…」ペラッ

俺「あ……」ジッ...

「戦刃むくろのプロフィールの詳細」

俺(…戦刃むくろだ。こんな顔だったのか)

俺「超高校級の軍人…。傭兵部隊フェンリルに所属…大体既に知ってる情報だな…」

俺「うん?この項目…」

「その実力は、過酷な幾度の戦場で傷一つ負うことがなかった」

俺「……。」

俺(どう言う事だこれ…?前回の学級裁判の時は軍人だし身体中に無数の傷があるのは当たり前だと思ってたが…)

俺「とりあえず記録しとくか…」


>コトダマ「戦刃むくろのプロフィール」を入手した



生物室

俺(前回はこの部屋も開いて無かったんだよな…)スタスタ

俺「…あれ?腐川さん!?」

腐川「」

俺「ど、どうしたんだ?しっかりしろ!?」スッ

ジェノサイダー「うわっ!?何じゃここっ!?」ガバッ

俺「うっ…ジェノサイダー翔…」ビクッ

ジェノサイダー「あらあら俺ちんじゃん久しぶり~」

俺「あ、ああ…久しぶり…。じゃなくてどうしてこんな場所で倒れてたんだ?」

ジェノサイダー「んなもんアタシが知るかよ」

俺「…え?でも気絶してたのは確かなんだが」

ジェノサイダー「んな事言われてもアタシと根暗は記憶共有してねーもん」

俺「えぇ…」

ジェノサイダー「何でここで倒れてたかなんてアタシが分かる訳無いっしょ」

俺「そ、そうなんだ…」

俺(腐川さんとジェノサイダーは記憶を共有して無いのか…)


>コトダマ「腐川とジェノサイダーの記憶」を入手した

生物室

俺「これは何だ?」スッ   

荷台「」ガサッ

俺「うげっ…!?」

ジェノサイダー「ははーん。あの根暗…これ見て気を失ったのか」

俺「死体…」

ジェノサイダー「全身まるこげ!スーパーウェルダン!これって戦刃むくろじゃね?全身メッタ刺し!」

俺「戦刃むくろって戦場で傷一つ負った事無い優等生なんじゃなかったのか?何でこんな…」

ジェノサイダー「だーかーら!アタシが知るかっての」

ジェノサイダー「んな事よりダーリンは何処だよ?言え、言わなきゃ殺すぞ」シャキンッ

俺「と、十神ならさっき4階に居たような…」

ジェノサイダー「はぁ~ん待っててねダーリン!」ダッ

俺「……。」

俺「はぁ…」スタスタ

俺「それにしても戦刃むくろの遺体がここにあるって事は、ここは死体安置所だったのか…」

俺(今までに死んだのは葉隠君、江ノ島さん、山田君、不二咲君、大和田君、石丸君、大神さん…そして戦刃むくろの8人…」

俺「そして使用中が7つか…」

俺「……。」

俺「…あれ?どうなってんだ?」


>コトダマ「生物室の死体の数」を入手した

5階廊下

俺「よし…」

俺「ふぅ…とりあえず調べたい所はこんな所か」

俺「後は最後の裁判が開かれるまでに誰かと話しておいた方が良いかな」

俺(でも皆んなバラバラの場所に居るから全員とは話す時間は無いだろう)

俺(誰と話に行くべきか…)


1舞園と話す(好感度9)
2霧切と話す(好感度9)
3朝日奈と話す(好感度5)
4十神と話す(好感度4)
5腐川と話す(好感度4)
6桑田と話す(好感度4)
7セレスと話す(好感度8)


多数決下5まで

寄宿舎2階

俺(霧切さんは確か寄宿舎2階の方の探索に行くって行ってたな…)スタスタ

俺(未だ気になる事があるって…)

扉「」ガチャッ


学園長の個室

霧切「うん?」クルッ

俺「霧切さん」

霧切「俺君…?捜査の方は順調なの?」

俺「ああ、気になる事はある程度見つけて来たよ」

霧切「そう…。なら良かったわ」

俺「霧切さんの方は?」

霧切「…今のところは進展無しよ」フルフル... 

俺「そっか…」

霧切「でも一つだけ気になる事があるわ」スッ

ノートパソコン「」カタカタ

俺「パソコン?」

霧切「そこの壁、中から空気が漏れてるのよ。多分このパスワードを解読できたら開く事ができるんでしょうけど…」

俺「パスワードが不明なのか…」

霧切「ええ。思い付く限りのことは一通り入れてみたんだけど…」

俺「学園長が設定してたパスワード…」

俺「……。」


霧切(フラグ無し)
コンマ下二桁
71以上俺、なんとノーヒントでパスワードを思い付いた
70以下俺も思い付かず


安価下

コンマ79
学園長の個室

俺「ちょっと俺にそのパスワードを打たせてくれる?」スッ

霧切「別に構わないけど…」

俺「学園長が設定してそうなパスワード…」カタカタ

霧切「……!」

「KYOKO」
「SUCCESS」ピコンッ

壁「」ウイ-ン...ガコンッ

俺「おおっ!?開いた…」

霧切「……。」

霧切「…俺君。貴方に学園長が私の父親だと言う話はした事があったかしら?」

俺「え?いや……と言うか父親だったんだ…」

霧切「…それを知らなかったのなら、何故今の単語が直ぐに出て来たの?」

俺「どうしてだろう?でも学園長の口から響子って名を何回か聞いた事があるような気がして…」

霧切「…。」

俺「あ、あれ?おかしいな…。俺達は未だ学園長と会った事は無い筈なのに何でそんな気がしたんだ?…」

霧切「…とにかく、中に入ってみましょう」スタスタ

俺「あ、ああ…」スタスタ

俺(それにしても学園長って結構秘密部屋とか作るの好きなんだな…)



壁の中

霧切「…。」スタスタ

俺「壁の中にも居住スペースが…あれ?これは…」

大きな箱「」

霧切「…中に入ってるのは、少なくとも見て楽しい物じゃ無い筈よ」

俺「でも学園の全ての謎を解き明かさなきゃならないんだから、確かめない訳にも…」パカッ

俺「うわっ!?」ビクッ!

大きな箱「骸骨「」」

俺「ひ、人の骸骨…?なんか今日こんなんばっかりだな…」

学園長の個室
壁の中

俺「でもこの骸骨って…」

霧切「私の父よ…」

俺「…え?霧切さんの…て事は、この骸骨が学園長!?」

霧切「今までの情報を合わせて考えてみれば、それしか無いじゃない」

霧切「あいつが言ってたでしょう?この学園に生きたまま足を踏み入れたのは私達17人の高校生だけだって」

俺「じゃあ学園長は…死んだままこの学園に足を踏み入れたって事なのか?…」

霧切「そうでしょうね」スタスタ

俺「……。」ジッ

大きな箱「骸骨「」」

俺(これが霧切さんの…)

俺「…霧切さんは父親が死んで悲しく無いのか?」チラッ

霧切背中「…。」

俺「……。」

俺(よく分からないけど、複雑なんだな…霧切さんの家庭って…)

俺(そう言う話し、霧切さんがしてくれた事無いから分からないな…)

俺(…いや、もしかしたらさっき…)


霧切『話そうとしたら、私を置いて先に一人で梯子を登って行ってしまったのは誰?』


俺「……。」

俺(…うん。俺がフラグ潰した臭いな)

俺(あれ?と言うか何だこれ…学園長の骨の横に…)スッ  

学園長専用電子生徒手帳「」

俺「学園長の電子生徒手帳…」

俺(あ、これなら隣のロッカールームのロッカーも開けるかも…)

霧切「…本当に迷惑な話よね」

俺「…え?」チラッ

霧切「過去を清算す為に…わざわざこの学園に来たって言うのに…」

霧切「また勝手に居なくなって…」

俺「……。」

霧切「私から過去を清算する機会さえ奪って……」

俺(…霧切さん、こっち向いて無くて顔は見えないけど涙声だ)

霧切「本当に、最低の父親よ…」スタスタ

俺(霧切さん…)スタスタ

写真「ロリ霧&学園長「」」

俺(…事情もよく分からないし、こんな時は余り他人の心に土足で上がるのは辞めといた方が良いかな)パタンッ

俺(あれ?写真の裏に何だこれ…)ペリッ

俺「メモリーカード?…」グッ

学園長の個室

俺「あれ?苗木君?」スタスタ

苗木「あ、俺君もここに居たんだ」

俺「霧切さんは?今までここに一緒に居たんだけど…」

苗木「え?霧切さんなら、少し一人にして欲しいって俺君に伝えておいてって言ってすれ違ったけど…」

俺「ああ、そうなんだ…」

苗木「えっと…何かあったの…?」

俺「いや、俺もよく知らないんだけど…霧切さん。父親の事で色々思う所があったらしくて…」

苗木「父親?…」

俺「いや、気にしなくて良いよ。ところでこのメモリーカードをそこの隠し部屋から見つけたんだ」

俺「一緒に中身を確認してみないか?」

苗木「あ、うん。良いよ」コクッ

俺「中身は動画ファイルみたいだな…」

苗木「何が写ってるんだろう?…」


パソコン「」ブンッ

学園長『君は、これから一生この学園の中で過ごすことになるかも知れない』

学園長『それを了承してくれるか?』


苗木「あ、あれ?僕?…」

俺「…どう言う事だ?」

俺(動画ファイルの中に写っていたのは学園長と…苗木君だった…)


苗木『はい!』

俺(場面が変わった…え?)

苗木「あ…」

学園長『君は、これから一生この学園の中で過ごすことになるかも知れない』

学園長『それを了承してくれるか?』

俺『はい』

苗木「お、俺君も…」

俺「いや…まさか?だって俺達、こんな事学園長と話した記憶も、学園長と会った事も…」

俺(うん?…記憶?確か今までも何回かこう言う事や謎の写真が…)ハッ...!

俺「……。」

俺(ちょっと繋がって来たかもしれない…。いや、こんな事有り得ない事なんだが…)


>コトダマ「緊急面談の動画」を入手した

学園長の個室

俺(この動画には次々と同じ面談を受けている生徒が映し出されていた…)

苗木「訳が分からない…。僕は一生ここで過ごすなんて言った覚えがない…。言う筈もない」

俺「でも、これが唯の偽物の映像とは思えない…。いったいこれは…」


学園長『君はこれから一生この学園の中で過ごすことになるかも知れない』

江ノ島『…。』



俺(最後は江ノ島さんか。相変わらずおっぱいでかいな…)

俺「……あれ?」

苗木(…江ノ島さんって確か、顔にそばかす無かったっけ?この映像だと見えないけど…?)

苗木「…うーん?」

パソコン「」ブチッ

俺「あっ…!」

苗木「モノクマ!?」

モノクマ「故障です!どんなタイミングだろうと故障は必ずやってくるものなのです!」つコンセント「」

モノクマ「なぜならそれが故障だから!」

破壊されたコンセント「」

俺「お、お前…壊しやがった…。クソッ!」

苗木「今の映像、僕たちに見せちゃいけない物だったんだな!?」

モノクマ「さぁ、どうだろうねえ」

俺「…好きに調べてくれって言っておいて、全然フェアじゃないんだな」

モノクマ「むかっ!?ああ、なら分かったよ。じゃあ代わりに君達に僕からとっておきの大ヒントを後で渡してやるよ」スタスタ

苗木「とっておきの大ヒント…?」

俺「…モノクマはあまりアテにしない方が良い」

苗木「う、うん…」

俺「とにかく再び裁判までに証拠集めに行こう」

苗木「分かった…」コクッ

俺(俺は次は何処に向かうかな)


1舞園と話す(好感度9)
2学園長の電子生徒手帳でロッカールームを調べる
3朝日奈と話す(好感度5)
4十神と話す(好感度4)
5腐川と話す(好感度4)
6桑田と話す(好感度4)
7セレスと話す(好感度8)


多数決下5まで

寄宿舎2階
ロッカールーム

俺「ここのロッカー、本人の電子生徒手帳でしか開かなかったんだよな…」

俺(でもこの学園長のなら、もしかすると…)スッ

ロッカー「」ピピッカチャッ

俺「お…開いた」ガシャンッ  

ロッカー「水晶玉「」ノート「」」

俺「これは…水晶玉?タロットカードもある…。て事はこのロッカーは…」スッ

ノート「葉隠康比呂」

俺「やっぱり葉隠君のロッカーだったんだ…」

ノート「」ペラッ

俺(ちゃんと授業を受けていた痕跡があるな…。俺達はここに来て授業を受けて無い筈なのに…)

俺「……。」

俺「とりあえず他のロッカーも調べてみよう」スッ

ロッカー「」ガシャンッ

俺(このロッカーには誰かの手帳が…)スッ

手帳「」ペラッ

俺(…希望が峰学園をシェルター化し生徒達に共同生活を送らせる計画)

俺(私はその計画について発案者である父に直接話を聞く事にした…)

俺「父…?もしかしてこれ、霧切さんの…」

俺「あれ…?このページだけページ数を飛ばして何か書いてる…」

俺(霧切さんが余程慌てて書いたのか?)

俺「はっ…!」

「絶望が紛れ込んでいる…。2人の絶望がいる…」

俺「なッ…!?」

「だから、私達が生き残った…」

俺「絶望が2人…?そんな…超高校級の絶望は戦刃むくろだけなんじゃ…!?」  
   
俺「霧切さん。他に何か手掛かりは残して無いのか?…」パラパラ... 

俺(頼む。後少しなんだ…力を貸してくれ!)


コンマ下二桁
61以上最終ページに…
60以下他は特に無し(ダンガン1弾ゲット。霧切イベント終了。30以下の場合モノクマが現れ自由行動終了。学級裁判へ)

安価下

コンマ97
ロッカールーム

俺「あれ?この最終ページの場所」スッ

メモ帳「」ペラッ

俺「……あれ?やっぱり、何か…」クニクニ

ページの端「」ザラザラ...

俺(…やっぱり。ページの端部分がが1枚ノリか何かでくっついてる?)

俺「なら、このくっついてる部分を破れば中身が…」

俺(…えーと…霧切さんが所有者なんだし、ごめん…で良いのかな)ビリッ

俺「この中には何が……」

俺「……。」

俺「えっ……」

俺(こ、これは……?)ゴクリッ...

俺「これって…。霧切さんと…俺と……」

俺「……。」

俺「……そう言う事だったのか」



霧切の希望を手に入れた
コトダマ「霧切の手帳」を入手した


俺「未だ時間があるみたいだな」

俺「他の人の所にも行ってみるか」


1舞園と話す(好感度9)
2朝日奈と話す(好感度5)
3十神と話す(好感度4)
4腐川と話す(好感度4)
5桑田と話す(好感度4)
6セレスと話す(好感度8)



多数決下3まで

情報処理室

俺「朝日奈さん」スタスタ

朝日奈「あっ、俺?」

俺「捜査の状況はどう?」

朝日奈「うーん…それがあんまり…。そっちは?」

俺「まぁ…ある程度は推理が固まって来たかも」

朝日奈「ええっ!?もうそこまで!?流石俺だね…。今まで事件を解決して来たのは伊達じゃないねやっぱり」

俺「いや、まぁ俺1人の力だけじゃ無かったけど…」

朝日奈「はぁ…。私も最後くらいは何か役に立ちたいと思ってたんだけどなぁ…」

朝日奈「でも…」チラッ

俺「うん?」チラッ

モノクマ扉「」

朝日奈「さっきモノクマが全ての扉のロックを解除するって言ってたじゃん?」

朝日奈「だったらそこの扉のロックも外れてると思ってここに来たんだけど…」

俺「うん」

俺(…確かに前も情報処理室に皆んなが来た時はそこだけ閉まってたらしいな)

朝日奈「でも開けた時に爆発とかしたらって思うと…」

俺「爆発?今更黒幕がそんな事をして俺達を殺してくるとは思えないけど…」

朝日奈「だ、だったら俺が開けてよ!」

俺「え?俺?ま、まぁ良いけど…」

朝日奈「」ダダッ

俺(…急いで機械の背後に隠れた。…そんなに怖がるもんかね)

俺(まぁいいや…。俺の予想だと、この先は恐らくモノクマの…


コンマ下二桁
51以上扉が開いた(朝日奈好感度6に上昇)
50以下開こうとしたらモノクマが出てきて開けなかった(自由行動終了。最後の学級裁判へ)


安価下

コンマ60(朝日奈好感度6に上昇)
モノクマ制御部屋

ガチャッ

俺「朝日奈さん。開けたけど?」

朝日奈「あ、本当!?何でも無かった?」ヒョコッ

俺「うん。逆に何かあったら、今度こそこの場で俺は死んでたと思うが…」

朝日奈「へ?ああ…でへへ。ごめんごめん…」スタスタ

俺「う、うん…まぁいいや。とにかく中に入ってみよう」スタスタ

朝日奈「うん。行こう」スタスタ



モノクマ制御部屋

謎の椅子「」

朝日奈「わっ!?何この部屋…なんかSF映画に出てくるみたいだね!?」スタスタ

俺「うん…まぁそうだろうな」スタスタ

朝日奈「うん?」

俺「多分この部屋は黒幕がモノクマを操ってた部屋じゃ無いかな?」

朝日奈「本当!?そんな重大な部屋まで捜査させてくれるんだ」キョロキョロ

俺(地面のこれ何だろう?)

蓋みたいな鉄板「」

俺(もしかして未だ下にも部屋があるのか?)

朝日奈「ねえねっ、この情報処理室ってボタンは何かな?」

俺「え?ああ、情報処理室で何かできるんじゃ無い?」

朝日奈「本当?ちょっと見てきて」

俺「分かった」スタスタ

扉「」ガチヤッ

俺(…まぁ床の鉄板は後で調べれば良いか)

朝日奈「じゃあ押すよ」ポチッ

俺『あっ!?こいつ…!』

朝日奈「うわっ!顔ドアップ!?」

俺『うん?朝日奈さん?』

朝日奈「え?」

俺『てっきり黒幕かと思った』

朝日奈「どう言う事?」

俺『朝日奈さんもこっちの部屋見に来てみなよ。モノクマが出てきたんだ』

朝日奈「モノクマが?」スタスタ

情報処理室

モノクマ「」

朝日奈「わっ!?本当だ!?あ、でも動かないみたいだけど…」

俺「そりゃそうだ。今は動かしてる人が居ないからな」

朝日奈「あぁ、なるほど」

俺「やっぱり今の部屋はモノクマの制御部屋だったんだ」

朝日奈「じゃあさ、黒幕はいったい今は何処の部屋に居るの?」

俺「え?そりゃあ…」

朝日奈「学級裁判前に集合の合図をする為にもっかいモノクマの操作はする筈だよね?」

俺「……。」

俺(黒幕がそこの部屋から離れるとは到底思えないが…)

床の鉄板「」

俺「はっ…そうだ!制御部屋の床の鉄板!あそこに──」

モノクマ扉「」カチャリッ

俺「あ…!?」

朝日奈「えっ?な、なんで!?中から鍵かけられちゃった!?」ググッ

俺「きっと黒幕だよ…」

朝日奈「え?…」

俺「床に鉄板があっただろ?黒幕はきっとその下に居たんだ…」

朝日奈「ええっ!?じゃ、じゃあ捕まえる大チャンスだったじゃん!?」

俺「ああ…。クソッ…優先順序が逆だったか…」

朝日奈「ど、どうしよう…」

俺「…どの道、学級裁判で俺達が勝てば決着はつけられるんだ」

俺「だから心配しなくても大丈夫だと思う」コクッ

朝日奈「俺……うん。そうだよね!私達が勝てば良いだけなんだから!」



朝日奈好感度6
コンマ下二桁
41以上とりあえずここの捜査を諦め、朝日奈から学園の外に居る弟の事を聞いた
40以下モノクマが動き出した(自由行動終了。最後の学級裁判へ)


安価下

コンマ21
情報処理室

モノクマ「うぷぷ…君達が勝つ?」

俺「あ…」

朝日奈「え?…」

モノクマ「無理無理。君達なんか序盤に現れるスライム以下だよ!」

モノクマ「現に今、ビッグチャンスを逃した訳だしね」

俺「くっ…」

朝日奈「もう一回開けなさいよそこの扉!」

モノクマ「ダメダメ。捜査を失敗したのは君達の責任なんだから」

俺「…失敗?また無理矢理打ち切られたの間違いだろ?」

モノクマ「うぷぷ、ただの負け惜しみだね。…とにかくこの部屋に関してはもう封鎖したので捜査はできません」

モノクマ「なので、オマエラが責任を持って他の人に教えてあげてくださいね」

俺「……。」

モノクマ「でもまぁ僕もそこまで鬼じゃないので、ここの部屋を満足に捜査できなかった代わりに、大ヒントをあげるよ君達に」

朝日奈「大ヒントって何よ…?」

モノクマ「はい。これは朝日奈さんの。これは俺君の」スッ

「朝日奈用」
「俺用」

朝日奈「敵のアンタにヒントって言われても、そんな物…」パシッ

俺(…ここに来てモノクマからのヒント?どうせ罠か何かじゃ無いのか?)パシッ

朝日奈「……。」ジッ

朝日奈「……え?」

俺「…朝日奈さん?」

朝日奈「う、嘘…?」ブルッ...

俺(うん?いったい何が書いてあったんだ?…未だ見てないけど…)

「俺用」

俺「……。」


1とりあえず念の為に俺も確認しておこう
2…どうせつまらない罠だろう。俺は見ないで捨てちゃおう


多数決下3まで

情報処理室

朝日奈「な…何よ。これ…」ブルッ...

モノクマ「質問は一切受け付けません!では続きは学級裁判の方で話しましょう!」

モノクマ「うぷぷぷぷ!」ビュンッ

朝日奈「あっ…ちょ、ちょっと!?」

朝日奈「……!」ゴクリッ...

俺「朝日奈さん。そんな怖がって、いったい何が書かれていたんだ?」スッ

朝日奈「えっ…?あっ…」サッ

俺「…うん?」

朝日奈「な、何でも無いよ!?何でもさ…あはは…」

俺「いや、だったら俺にも見せてくれても…」スッ

朝日奈「触らないで!?」

俺「ええっ…?」ビクッ

朝日奈「あ…ご、ごめん…」

俺「どうしたんだいったい…」

朝日奈「ご、ごめん…ちょっと用事思い出したから、私もう行くね?…」

俺「あ、ああ…」

朝日奈「それじゃ…後で学級裁判で…」タッタッタッ

俺「……。」

俺(あんなに怯えて、いったい何が書いてあったんだ朝日奈さんに渡されたのには…)チラッ

「俺用」

俺(…朝日奈さんがあんなに怖がるって事は、罠に違い無いんだろうけど)

俺(中身を知らないと、いったいどうしたのかも分からないしな…)

俺(とりあえず念の為に俺も確認しておこう)クルッ

写真「」

俺「うん?写真?…」ジッ

俺(これ、クリスマスの用意してるのか…?)

俺(そして皆んなが映っている…。朝日奈さんも霧切さんも舞園さんも苗木君も…)

俺(死んだ大和田君や葉隠君達も…。そして、戦刃むくろだって…)

俺「……。」

俺「でも、この写真には俺だけが居ない…」

食堂

俺「……。」ジッ...

「集合写真「」」

俺(この写真には超高校級の絶望の1人でもある戦刃むくろと共に俺以外の皆んなが映っていて、クリスマスの準備をしてる…)

俺(でも、この写真の中には俺はいない…)

俺(…普通に考えたら、さっきの朝日奈さんのように実は自分以外の仲間は実は黒幕と繋がってたって思うのかもしれないけど)


※既に霧切の希望を持っているので疑心暗鬼判定無し


俺「フッ…馬鹿らしい」

俺(俺は既にこの写真についての真相に辿り着いてる)

俺(つまり、やっぱり只の罠だったな。これは)

俺「まぁ学級裁判で使う可能性もあるから一応念の為に保管しとくか」ゴソゴソ


>コトダマ「集合写真」を入手した

食堂

モニター「」ブツッ
 
俺「あ…!」

モノクマ『物事には始まりがあれば必ず終わりがあるのです…』

モノクマ『そして、終わりがあれば新しい始まりもあるのです』


俺(いよいよ始まるのか…)ドクンッ...


モノクマ『明けない夜なんてないよ…まっくらな朝だけどね!』

モノクマ『やまない雨はないよ…干ばつ状態になるけどね!』そして学級裁判が始まります』

モノクマ『そう、終わりがあるから新しい始まりもあるのです』

モノクマ『だからまた会えるよね。だって終わりこそが始まりだから…!』


俺(最後の戦い…)ドクンッドクンッ...



モノクマ『じゃ始めましょうか…終わりの学級裁判の始まりだよ!』

モノクマ『いつもの場所でまた会いましょう。うぷぷぷぷ!』


俺(前回の裁判は俺達の敗北で終わったが、アルターエゴが…仲間が最後の力を振り絞って次に繋いでくれたんだ)ガタッ

俺(これまで死んで行った皆んなの為にも俺達は負けない…)ジッ


モノクマ『逃げんなよ!』ブツッ


俺「今度こそ決着をつけてやる…!モノクマ!!」

エレベーター内

エレベーター「」ウイ-ン...

俺「霧切さん。父親の事でその…気持ちの整理はついたのか?」ヒソヒソ

霧切「…いいえ」フルフル

俺「え?…」

霧切「寧ろ考えれば考える程、分からなくなったわ…。自分自身の気持ちさえもね…」

俺「……。」

霧切「でも俺君に心配されなくても大丈夫よ。私は探偵…何があろうと真実を突き止めるだけだから」

俺「そっか…」

俺(いつも通りで頼もしいな彼女は…けど、逆に今回は不安もある頼もしさだ…)

霧切「…私の事よりも皆んなはどうしたの?」ヒソヒソ

俺「え?」

霧切「力を合わせようって話だった筈のに、ここに居る人達は皆んなお互いを疑うような目をして無いかしら?」チラッ

苗木「…。」

舞園「…。」

朝日奈「…。」

桑田「…。」

十神「…。」

セレス「…。」

俺「あー…それなら多分、皆んなモノクマから配られたヒントを渡されて見たからかな?…」

俺「霧切さんは見てないのか?」

霧切「見る訳無いでしょう。あのタイミングでヒントなんて私達を惑わす為の罠に決まってるじゃない」

俺「うん…。まぁ霧切さんの言う通り罠だったんだけどな」

霧切「……。」

霧切「俺君は随分落ち着いてるわね。そうだと断定できる証拠を持ってるのかしら?」

俺「ああ…。貰ったよ」

霧切「貰った?…」

俺「皆んなを信じきれる希望を、霧切さんから」ボソッ...

霧切「…え?」

エレベーター「」ガコンッ
扉「」ウイ-ン

周りの生徒達「「「…。」」」ゾロゾロ...

俺「よし…行こう。全てを終わらせに」スタスタ

霧切「…ええ。行きましょう」スタスタ

霧切(珍しく自信に満ちていたわね。いったい何を発見したのかしら…)

学級裁判場

舞園「え?…」

苗木「巨大なモニター…?」

大きなモニター「」

セレス「なるほど…ここが決着をつける最終ステージと言う訳ですか」

モノクマ「どう?オマエラの命運を決める決めるのにぴったりなデザインでしょ?」

モノクマ「待ちに待ったラスボス戦はここで行うんだよ!」

俺「俺達の裁判の生中継をここで一緒に流すってのか…。相変わらず嫌な趣味だな…」

モノクマ「嫌な趣味してるのは僕がラスボスステージを作ってる最中に部屋に勝手に入って来た俺君の方でしょ?」

俺「……。」

十神「前置きは良い。さっさと始めるぞ」

モノクマ「うぷぷ。相変わらず気が早いねぇ…」

モノクマ「まぁいいや。今回は僕も参加と言う事で、空いている17番目の席に座りたいと思います」ピョンッ

俺(俺の真正面か…)

モノクマ「おっとその前に、今回は最後の学級裁判と言う事で特別ルールが適用されまーす」

モノクマ「戦刃むくろを殺した犯人を指摘し、尚且つこの学園の謎を解き明かした場合はオマエラの勝ち!」

モノクマ「だけどそれができなかった場合は僕の勝ち!」

モノクマ「既に聞いてると思うけど僕が勝った場合は、オマエラ全員ワックワックのドッキドッキのおしおきですよ!」

全員「「…。」」ゴクリッ

霧切「私達が勝った場合は、貴方にも適用されると言う事よね?」

モノクマ「うん。勿論だよ」

モノクマ「まぁ君達が勝つなんて事は万に一つも…いや、億に一つもあり得ないだろうけどね。うぷぷぷぷ~!」

俺「……。」

俺(……いや、恐れる事は無い。証拠は大体揃っている)

>コトダマ「モノクマファイル5」カチッ
>コトダマ「ビニールシート」カタッ
>コトダマ「戦刃むくろのプロフィール」カチッ
>コトダマ「腐川とジェノサイダーの記憶」カチッ
>コトダマ「生物室の死体の数」カチッ
>コトダマ「緊急面談の動画」カチッ
>コトダマ「霧切の手帳」カチッ
>コトダマ「集合写真」カチッ
≫「霧切の希望」ピカ-ン

俺(後は正々堂々とこいつを倒せば終わりなんだ…。俺達が勝つ!!)グッ



学級裁判…開廷!!

学級裁判場

モノクマ「ではでは何から始める?うん?」

セレス「その前に、一つはっきりさせておいて宜しいですか?」

モノクマ「何々?セレなんたらさん?」

セレス「皆さんはわたくしの敵なんでしょうか?」ニコッ

桑田「何言ってんだ?お前らの方こそ黒幕と繋がってんだろ!?オレには分かってんだからな!」

朝日奈「それはこっちのセリフだよ!アンタ達の方こそ、私を騙してるんでしょ!?」

朝日奈「その証拠だってあるんだからね!」

十神「奇遇だな。証拠ならオレもあるぞ。オレ以外の全員が組んでいる証拠がな…」

舞園「証拠なら、私も…」

苗木「……。」

俺(皆んなが同時に周りの仲間に対して疑心暗鬼になっている…)

俺(間違い無くモノクマの罠の所為だろうが、その理由って…)


1コトダマ「生物室の死体の数」を撃つ
2コトダマ「戦刃むくろのプロフィール」を撃つ
3コトダマ「集合写真」を撃つ


安価下

undefined

学級裁判場

俺「皆んなが持ってる証拠って、この集合写真の事だよな?」スッ

セレス「あら、モノクマは皆さんにも配っていたのですね」

桑田「その集合写真が、皆んなが黒幕と繋がってる証拠なんだよ!」

俺「本当にそうかな?この集合写真を持ってる人達のを全て見比べてみたら、真実は見えて来ると思うけど…」

桑田「ああ?真実だぁ?」

俺「んー…じゃあ例えば俺のを苗木君に貸すよ」

苗木「あ、僕に?」

俺「ああ。苗木君なら俺がモノクマから渡された写真と苗木君がモノクマに渡された写真の違いが分かるよな?」

苗木「えっと…ちょっと待って…」スッ

苗木「…。」

セレス「どうですか苗木君?」

苗木「あ!僕が渡された写真には僕が居なくて、俺君が渡された写真には俺君が居ない…?」

朝日奈「えっ?…」

苗木「つまり、この集合写真は受け取った本人だけが写って無かったんだ!」

舞園「あっ…確かに。私のは、私が映ってません…」

桑田「オレのもだ…」

俺「これはモノクマの罠だったんだよ。受け取った本人以外は黒幕と繋がってるって思わせる為の」

モノクマ「あ、バレた?」

霧切「…フン。そんな事だと思ったわ。何がヒントよ」

苗木「…。」

苗木(でもそれ以外にも何か…)スッ

俺の持っていた集合写真「」
苗木の持っていた集合写真「」

苗木(引っかかるんだよな…。この写真…)ジッ...

学級裁判場

朝日奈「じゃあ私達は皆んな、この捏造の写真に騙されてお互いを疑ってたの!?」

桑田「マジかよ…。何かおかしいとは思ってたけどよ…」

セレス「それにしても皆さんの制服や体操着も合わせるなんて、随分手の込んだ捏造を致しましたわね」

モノクマ「ん?捏造?いやいや、あれ自体は本物だよ?受け取った本人だけは居ないって細工はしたけどね」

十神「何…?」

朝日奈「な、何言ってんの!?そんな訳無いじゃん!」

舞園「そうですよ!私達はこんな写真を撮った覚えありませんよ!」

セレス「夏や冬を一緒に過ごした記憶も有りませんわね」

俺「……。」

俺(…確かに馬鹿げてる話しだけど、俺はもう答えは"コレ"しか無いと思う)

俺(でも俺だけでこんな馬鹿げた話を理解して行って大丈夫なのか?…)

俺(俺以外にももう1人くらい、黒幕に俺達が何をされているのか話を理解できる人が居た方が良い気もするが…)

苗木「……。」


1苗木にも期待する
2…いいや俺がやるんだ。リーダーの俺が皆んなを真実まで導くんだ!


多数決下5まで

学級裁判場

俺(…いいや俺がやるんだ。リーダーの俺が皆んなを真実まで導くんだ!)グッ

俺「…皆んなが覚えて無くて当然だ」

十神「どう言う事だ?」

俺「だって俺達は皆んな…何らかの方法で記憶を奪われてしまってるから…」

桑田「…は?…もしかしてアホなのか?」

俺「……。」

朝日奈「皆んな記憶喪失って事?…いやいや、幾ら何でもそれは有り得ないでしょ…」

セレス「ええ。そんな馬鹿げた事あり得ませんわ」

舞園「お、俺君…?」

俺「…皆んながそう簡単に信じられないのは仕方ないよ」

俺「でも俺は記憶を奪われたって思える証拠を、その写真以外にも持ってるんだ」

十神「その証拠とは何だ?本当に有るのならば見せてみろ」

俺「……。」

俺(記憶を奪われた証拠となる別の物…)


1コトダマ「戦刃むくろのプロフィール」を撃つ
2コトダマ「緊急面談の動画」を撃つ
3コトダマ「集合写真」を撃つ


安価下




学級裁判場

俺「学園長の個室で見つけたこのメモリーカードの中に、動画ファイルが入ってたんだ」スッ

桑田「何で動画ファイルがオレ達が記憶を失ってる証拠になるんだよ」

十神「…それの中身は何が映ってたんだ?」

俺「俺達全員が、学園長と面談している時の動画だった」

霧切「…。」

朝日奈「私達全員が学園長と面談!?そんな事ある訳無いじゃん!?」

桑田「そうだ!オレ達は学園長に会った事すらねーんだぞ!?」

舞園「それは記憶を失ってるから、忘れてるだけなんじゃ…」

セレス「そんな事より肝心なのは面談の内容です。いったいわたくし達は何の事について学園長と面談をしていたのですか?」

俺「一生をここで過ごす事を受け入れるって…」

周りの皆んな「「「…!」」」

朝日奈「あ、有り得ないよ!?だって私達は今、ここから出る為に戦ってるんだよ!?」

俺「…俺にも未だ何でそんなやり取りをしてたか分からないをやだ。だけど、俺達が自分の意思で残るって答えてたのは間違い無い」

舞園「ま、またモノクマの捏造とかじゃないんですか…?」

苗木「いや、僕も俺君と一緒にその動画を確認したけど間違い無く僕ら一人一人がここに残る事を自分の口で了承してたよ…」

桑田「あ、ありえねー…皆んな一斉に記憶喪失とか…」

セレス「ここでの一生をわたくし達が受け入れるとも思えませんわ」

霧切「…でも、普通ならあり得ない話でしょうけど、私達が今ここでやってる事は普通じゃ無い筈よ」

霧切「受け入れなければ話は進まない…。そうでしょう?」

モノクマ「そうだね。それが正解だからね」

俺「はぁ…」

俺(…できれば否定して欲しかったよ)

学級裁判場

十神「モノクマ。俺達からいったいどんな記憶を奪ったんだ?」

モノクマ「それは未だ内緒だよ」

十神「内緒だと…?」

モノクマ「だって忘れて貰っちゃ困るんだけど、これって戦刃むくろ殺しの裁判なんだよね」

セレス「わたくし達からどんな記憶を奪われたのか気になりますが、先ずはそちらを解くしか無いと言う事ですか…」

俺(どの道俺達はこの学園の全ての謎を解かなきゃならない…)

俺(犯人は黒幕で間違い無いだろうが、だったら先にここで事件を明らかにして黒幕がクロだったと断定してやる!)

霧切「…なら先ずは未だハッキリしていない致命傷について話し合いましょうか」

朝日奈「え?致命傷って後頭部の傷じゃなかったの?…」

霧切「いいえ。あれは本当の致命傷じゃないわ。本当の致命傷は他にあった筈…」

俺(戦刃むくろの本当の致命傷……)

コトダマ「」

俺「……。」

俺(……あれ?マズイ。未だ調べきれてなかったのか…?)

俺(何か分からない……。いや、落ち着け…。よく考えれば分かる筈だ)

俺「……。」


苗木(好感度8)
コンマ下二桁
81以上閃いた!
61~80霧切からアドバイス
21~60苗木が代わりに答えた(俺、絶望伝染判定有り)
20以下誰も答えなかった(GAMEOVER)

安価下

コンマ77(ランクアップ+コンマ振り直し権利)
学級裁判場

俺(確かモノクマファイル5には戦刃むくろが受けていた傷について書かれていたな)

俺(一つは前回そうだと考えていた後頭部の打撃痕…。だが、これは霧切さんが否定してる…)

セレス「何故後頭部の打撃痕は違うと言い切れるのですか?」

霧切「生物室は死体安置所になっていたでしょう?そこで戦刃むくろの遺体を直接触って確認したからよ」

霧切「後頭部の傷は死んだ後に付けられた物だったわ」

腐川「あ、相変わらず気色悪いわね…」

霧切「……。」

俺(なら後頭部以外の傷…。サバイバルナイフは既に前回の裁判でトリックが見破られてるから…)

俺(そうか。繋がった!)ハッ!

俺「戦刃むくろの致命傷は、全身にあった数多くの傷痕の方だったんじゃ無いか…?」

朝日奈「え?でもそれって数日前からの傷って、モノクマファイルに書いてあったよね…?」

霧切「彼女が殺されたのが、皆んなが死体を発見した日…ではなく数日前だったとしたら可能だわ」

十神「戦刃むくろは数日前から既に死んでいただと!?」

腐川「ちょ、ちょっと待ちなさいよ…」

霧切「……。」

腐川「そもそもあの傷って、ここに来る前に受けた傷でしょ!?」

舞園「…え?どうしてそう言い切れるんですか?」

腐川「あ、当たり前でしょう…。だって彼女は超高校級の軍人なのよ…?」

腐川「と言う事はつまり…」

俺「…いや、その可能性は無いと思う」フルスル

腐川「ひ、否定された…?未だ言って無いのに…」

腐川「だ、だったらどうして違うのか証拠を出してみなさいよ…!」ビシッ

俺(戦刃むくろが受けていた全身にあった複数の傷痕がここに来る迄に受けた傷では無いと言える証拠…)


1コトダマ「モノクマファイル5」を提示する
2コトダマ「ビニールシート」を提示する
3コトダマ「戦刃むくろのプロフィール」を提示する

安価下




学級裁判場

俺「学園長室に戦刃むくろについて詳しく書かれたファイルがあったんだ」

腐川「く、詳しく書かれたファイル!?な、何よそれ…いやらしい事でも書いてあったって言うの!?」

俺「…何でいやらしい事書いてるファイルが証拠になるんだよ。…と言うか仮にそんな事書いてるファイルがあったら──」

俺(あれ…?なんか視線が…)チラッ

霧切「…あったら?」

俺「……コホン。な、何でも無い」フルフル

霧切「……。」

霧切「…ふぅん」プイッ

俺「……。」

俺「と、とにかくそのファイルには戦刃むくろは軍人として多数の戦場に出たにも関わらず傷一つ受けた事は無かったって書いてあったんだ」

十神「なるほど…。ではお前が見つけたそのファイルが正しければ、戦刃むくろは入学後から植物庭園で発見されるまでの数日の間に殺された事になるな」

俺「ああ…。間違い無いだろう」

十神「だがそうなるとその前の晩の件はどうなる?」

俺「前の晩の件…?」

セレス「そう言えばそうでしたわね。俺君は前の晩に部屋で、覆面をした何者かに襲撃を受けたのでしたわね?」

俺「あ、ああ…。霧切さんに助けて貰ったけど…」チラツ

霧切「…。」

十神「だがお前は言っていたな。戦刃むくろに襲われたと」

俺「それは…」

十神「戦刃むくろがあの晩既に死んでいたなら、その覆面の正体は戦刃むくろとは考えられなくないか?」

俺「……。」

桑田「確か、あの日のアリバイが証明でき無いのはお前以外には苗木と…」

苗木「……。」

桑田「霧切だったよな?」

霧切「……。」

モノクマ「あ、分かった。じゃあ俺君を襲った犯人はその二人のどちらかだったんじゃない?」

俺(苗木君か霧切さんだって…?いや、思い出せ。何か特徴があった筈…)

苗木「……。」


苗木(好感度8)
コンマ下二桁
21以上俺「違うな。苗木君は犯人じゃない!」(戦刃むくろ殺し事件解決)
20以下俺(ダメだ…。思い…だせない…)(苗木敵対ルート)

安価下

コンマ11
再判定

コンマ下二桁
11以上俺「違うな。苗木君は犯人じゃない!」(戦刃むくろ殺し事件解決)
10以下俺(ダメだ…。思い…だせない…)(苗木敵対ルート)

安価下

コンマ76
学級裁判場

俺「違うな、苗木君は犯人じゃない!」

苗木「お、俺君!」パアッ...

モノクマ「何で苗木君は違うのさ?俺君の部屋の個室の鍵は霧切さんに預けてたんでしょ?」

モノクマ「だったら戸締りもできて無かった筈だし、苗木君が、俺君の部屋に侵入するのも可能だった筈だよね?」

俺「いいや、俺を絞め落とした犯人は俺と同じくらい身長があった」

俺「もし覆面マスクをしてたとしても、彼くらい小さい身長の奴に絞められてたら一発で気付いてた筈だ」

朝日奈「えーと…。要は苗木が小さかったからって事?…」

苗木「えぇ…。俺君……」ズ-ン

俺「身長が低いのも無駄じゃなかったって事だよ」

苗木「う、うーん…。素直に喜べないけど…まぁいいや」

モノクマ「じゃあ苗木君じゃなかったとしたら霧切さんしか居ないね」

霧切「……。」

俺「何言ってるんだよ。霧切さんが犯人の可能性がある訳無いだろ」

俺「彼女は俺を助けてくれた張本人なんだぞ?」

十神「いいや、もう一つ可能性はあるぞ」

俺「えっ…」

十神「変装した霧切がお前を襲い、逃げたフリをしてお前が目を覚ましかけた時に変装を脱いだと言う可能性だ」

俺「はぁ?…」

舞園「ど、どうしてそんな事する必要があるんですか?…」

セレス「俺君に自分が助けたと思わせ、庇って貰う為でしょう?」

俺「ッ…!?」

霧切「……。」

十神「事実、お前は犯人と霧切が争っている所は見てないんだろう?」

俺「それは…そうだが…」グッ

俺「でも、霧切さんがそんな事をする筈が無い!!間違えないでくれ。彼女は俺達の味方だ!」ダンッ

霧切「……。」

セレス「フッ…」

舞園「セレスさん?…」

セレス「霧切さん…。俺君は貴女を信じているみたいですわよ?」

俺「…?」

セレス「なのに貴女は当の本人である霧切さんは先程から沈黙なさっている。何か言いたい事はございませんの?」

霧切「……。」

霧切「…私が確認したいのは、貴方に対してだけよ」ジッ

モノクマ「はにゃ?僕?」

学級裁判場

俺(霧切さんがモノクマに…?)

モノクマ「僕に確認したい事って何だよ?」

霧切「この学園に生きて足を踏み入れたのは、私達17人の高校生だけだと言っていたわね」

霧切「その言葉に偽りは無いわね?」

モノクマ「うん。真実だよ。それがどうしたの?」

霧切「そう…。なら決まりね…」

モノクマ「そうだね。17人の高校生しか居ないから、後はアリバイの無かった霧切さんしか犯人になり得ないよね」

霧切「本当にそうかしら?ねえ、俺君?」チラッ

俺「…え?」

霧切「貴方を襲った人物は右手にこの手袋をしていたかしら?」

俺「いや…していなかった…。そうだ、俺を襲った人物は素手で俺の口を塞いで…」

モノクマ「俺君にそう思わせる為に、その時は外してたかもしれないじゃん!?」

霧切「分かった…。じゃあ見せてあげるわ」スッ

俺「あっ…」

モノクマ「むむっ…!」

苗木「き、霧切さん…!?」

舞園「そ、それ…」

腐川「ひいっ!?」

霧切手「火傷跡」

霧切「これが、犯人が私でも無い証拠よ」

俺「霧切さん。その手…」

霧切「酷い火傷でしょう?…私が、未だ未熟だった頃の…探偵として活動を始めたばかりだった頃の傷よ」

俺「でもその傷…。誰にも見せたく無かったんじゃ…」

霧切「黒幕の正体を暴く為なら、これくらい大した事じゃないわ」手袋シュッ

俺「……。」

俺(霧切さん…。それだけの覚悟を決めて…)

俺(…だったら俺も、彼女にばかり任せてられない。決着をつけよう)

学級裁判場

霧切「俺君を襲った人物の手にはこんな傷なんて無かったでしょう?」

俺「ああ。火傷なんてしていなかったよ…」

霧切「フッ…ならこれでハッキリしたわね」

俺「俺達全員にはちゃんとアリバイか…もしくは犯行が不可能だった理由がある」

俺「だからやはり、犯人は黒幕しか居ないんだ!モノクマ!」ビシッ

モノクマ「…。」

俺「……。」ドクンッ...ドクンッ...

モノクマ「うぷぷ…。全く散々だよ。秘密をバラされた上に、霧切さんのグロい傷まで見せられるなんて…」

霧切「……。」

モノクマ「あ、ごめーん!口が滑っちゃった!もしかして傷ついた?」

霧切「別に…何とでも言えばいいわ」

モノクマ「うぷぷ強がっちゃって。それにボクを追い詰める為なら構わないって?」

モノクマ「まだまだだよ。だって、戦刃むくろ殺しの犯行については未だ全然解明できて無いじゃん?」

霧切「フッ…それについても、もう答えは出ているじゃない」

モノクマ「な、何だってー!?」

霧切「俺君。生物室は捜査をしたかしら?」

俺「生物室…?ああ、捜査したけど…」

モノクマ「ギクッ!?」

霧切「そこで奇妙な物を見なかった?」

舞園「奇妙な物って何ですか?…」

桑田「ぞ、ゾンビとか…?」

霧切「…いいえ。もっと単純な物よ」

霧切「あそこにはとある矛盾があったわ。とても見過ごせない矛盾がね」

モノクマ「わーわー!聞こえなーーーい!」

霧切「…幼稚な妨害ね。無視して続けましょう」

俺(生物室で見た奇妙な物…)

俺「あ…そうだ。死体の数が、何故か一つ足りなかったんだ…」

学級裁判場

苗木「死体が足りない?」

俺「ああ…。生物室のランプが点灯中は使用してるって事なんだが、死体の数が何故か合わなかったんだよ」

セレス「これまでに死んでしまった人は、死んだ順番に葉隠君、江ノ島さん、山田君、不二咲君、大和田君、石丸君、大神さん…そして戦刃むくろの合計8人でしたわね?」

俺「そうなんだ。だが生物室のランプが点灯していたのは7つだけ…」

朝日奈「ど、どうして一つ足りないの!?」

苗木「証拠隠蔽の為に黒幕が死体を処分した…とか?」

十神「有り得ん。証拠隠蔽なら自分が関わっている戦刃むくろの死体を処分する筈だ」

舞園「ではどうして死体の数が減るんです?…」

俺「……。」

俺「…最初から、死体は7つしか無かったとしたら?」

桑田「は?ど、どう言う事?もうさっぱりわかんねーんだが…」

十神「同じ人物が2回殺されていたと言う事か!?」

セレス「…それでしたら、確かに可能ですわね」

桑田「うーん…ついてけねえ…」

苗木「つまり簡単に言うと、戦刃むくろの死体はこれまで死んだ誰かだったって事だよ」

朝日奈「えええっ!?だ、誰の死体が使われたの!?」

俺「それは…」

霧切「それが誰だったかは、戦刃むくろの死体の特徴に注目すれば見えて来る筈よ」

モノクマ「見えて来る訳無いじゃーん!全部霧切さんの妄想だもん!」

俺「……。」

俺(戦刃むくろの死体の特徴…)ハッ!

俺「…確か戦刃むくろの死体って女性だったよな?」

モノクマ「ギクッ!」

舞園「は、はい…。胸も膨らんでましたし、身体が女性的な感じで…」

朝日奈「だから最初霧切ちゃんと勘違いしたんだよね…」

苗木「今までに死んだ女の人って、江ノ島さんと大神さんの二人だけだったよね?…不二咲君は男の子だったし…」

モノクマ「ギクギク!?」

十神「残る特徴は、致命傷が全身に傷を負った死に方をしていた奴だな」

モノクマ「ドキドキッ!?」

俺(その二つの特徴が一致する人物って……)


1葉隠
2江ノ島
3山田
4不二咲
5大和田
6石丸
7大神


安価下

undefined

学級裁判場

ピキ-ン!

俺(そうだ…!全てが繋がった!)

俺「江ノ島…盾子だ…」ゴクリッ

舞園「え?…江ノ島さん?…」

セレス「確か、江ノ島さんはモノクマに逆らった際に全身を槍で貫かれて殺されてましたわね」

腐川「い、一致してるわ…致命傷が…」

十神「待て!だったらオレ達が最初に会った江ノ島盾子は…」

俺「オレ達が会っていたのは戦刃むくろだったんだ…。彼女は本物の江ノ島盾子と入れ変わってたんだ…」

朝日奈「な、何で!?そんなの気づく筈だよ!?」

十神「…いや、オレ達は互いの素性を知らないまま出会った。だからオレ達が入れ替わりに気付く事も不可能だった」

桑田「な、ならよ…。どうして二人が入れ替わる必要があったんだ?…」

俺「それは多分、このコロシアイ学園生活を円滑に進める為…」

俺「戦刃むくろだけじゃない…。江ノ島盾子も絶望の人間…」

俺「つまり、超高校級の絶望は…二人居たんだ!」

周りの生徒達「「「!?」」」

モノクマ「う、うぐぐっ!?」

舞園「だ、だけど…だとしたら黒幕は自分の仲間をそんな簡単に…」チラッ

霧切「…いいえ。それは恐らく予定に無かったんでしょう」

舞園「え…」

霧切「思い返してみれば、彼女の死に際は何かに驚いた形だったから見逃していたけど…」

霧切「アレはきっと、自分を裏切った仲間に驚いて…と別の理由だとしたら納得できるわ」

学級裁判場

俺「俺達をこんなコロシアイ学園生活に閉じ込め、そして裏からモノクマを操り…」

俺「そして戦刃むくろを殺した黒幕の正体は本物の江ノ島盾子…お前だったんだな!!」ビシッ

モノクマ「ぐふうっ!?」ガクンッ!

朝日奈「わっ!?な、何?…」ビクッ!

十神「どうした?お得意の壊れたフリか?」

セレス「未だ逃げるおつもりなんですの?」

腐川「い、いつまで隠れてるつもり!?」

桑田「そろそろ正体を表せよ!」

霧切「諦めなさい。江ノ島盾子…もう終わりよ」

モノクマ「」

俺「……。」

舞園「勝った…んですかね?私達…」

苗木「う、うん…。多分ね…」

俺「終わった…。遂に勝ったんだ。これでようやく、この長かったコロシアイ学園生活も終わり──」

「うぷ…うぷぷ…」

俺「なっ…!?」

モノクマ「」プシュ--

「…終わり?そんな風に思っちゃった?」

「違うよ!未だ続くんだよ!!」

俺(こ、これは……!?)

江ノ島「待っていたわ!わたくし様は待っていたのよ!貴方達のような人間が現れる事をね!」

学級裁判場

江ノ島「あー、よくある設定だよ」ビシッ

江ノ島「だから、今更言うのも恥ずかしいんだけどさ…つまり私とむくろは双子の関係にあるんだ」

苗木「二人の…。絶望…」ゴクリッ

江ノ島「体力自慢の姉と言う設定が戦刃むくろ」

江ノ島「可愛くて天才で、しかも妹と言う設定が…あたし」

江ノ島「江ノ島盾子ちゃーん!!!」ビシッ!

苗木「ッ…!」ゴクリッ...

江ノ島「あっはっはっはっ!あっはっはっはっ!うふふふ」

十神「くっ…」

セレス「……。」

霧切「っ……」

江ノ島「オレ等姉妹揃って、超高校級の絶望の…絶望シスターズでしたぁ~!」

俺(こいつが……。全ての黒幕…)ゴクリッ...

学級裁判場

江ノ島「今回の計画においてコロシアイ学園生活を裏でコントロールする役目は必須でした」

江ノ島「モノクマの操作やあなた方の見張り…いわゆる黒幕の役目ですね」

江ノ島「私の計算上、戦刃むくろではその責務を果たすのは不可能」

江ノ島「なぜなら彼女は「残念なお姉ちゃん」だからです」

江ノ島「一人で傭兵団に入ったりするような、残念過ぎるお姉ちゃんだからです」

江ノ島「なので、私がコントロール側に回り彼女には、表の学園生活に残って貰う事にしました」

江ノ島「けど、そこで問題になったのが戦刃むくろの超高校の軍人と言う肩書き…所謂3Zですね」

桑田「さ、3Z…?」

江ノ島「絶望的に臭い!絶望的に汚い!絶望的に気持ち悪い!」

江ノ島「社会のニーズから大きく外れてる事は、わざわざ計算しなくても分かります」

江ノ島「一方、私の超高校級のギャルには華が有り捨てるには勿体無い」

霧切「…だから、姉と入れ替わった」

江ノ島「つーか絶望的に飽きっぽいんだ!だから自分のキャラも忘れちまった!」

俺(なんだこいつ…人が話してる間にも自由過ぎる…。頭逝ってるだろ…)

十神「フン、いつまで下らない自己紹介をしている。学園の謎から話を逸らそうとしているのか?」

朝日奈「学園の謎…それってあたし達の記憶喪失と関係してるんだよね?…」

江ノ島「そう…答えは貴方達の奪われた記憶の中にある筈…」

舞園「で、ですが…奪われた記憶なんて思い出せませんよ?…」

江ノ島「うぷぷぷぷ。だったらこれを見たら思い出せるんじゃ無いかな?」

俺「な、何…?解けって言っといて、自分から明かして行くのか!?」

江ノ島「お前等の絶望する顔の方が見たくなって来たんだも~ん☆」

江ノ島「では、ご開帳で~す」

モニター「」パッ!

俺「なっ…!?」

俺(モニターの中にあった光景は、暴徒が凡ゆる手を使って町を破壊して回り、ビルや建物が次々と崩壊して行く映像…)

俺(…正しく絶望の光景が広がって居た)

学級裁判場

モニター「ビル「」ドガ-ン!」

朝日奈「わぁっ…!?」

舞園「そんな…」

桑田「な、何だよ…っ!?これ…」

セレス「…胸糞悪いなんて言葉だけでは表現できないくらい、不快ですわ」

苗木「な、なんだこの映像…。本物…なのか?…」

江ノ島「ヤバイ…。世界がヤバイ…。そう言う訳なんです…」

苗木「どう言う事だよ!?」

腐川「終わりよ…。誰も何も思い出せないんじゃ…」

俺「……。」

俺(本当に奪われた記憶を思い出す方法は、何も無いのか…)


1もしかすると頭を壁に思いきりぶつけてみたら思い出すかも
2そうだ!ジェノサイダー翔なら…
3…今こそ俺の封じられし記憶を解放するべきなんじゃ無いか?


多数決下3まで

学級裁判場

俺(そうだ!ジェノサイダー翔なら…)

俺「俺達に記憶が無くても、一つだけ確かめる方法があった」

腐川「な、何よ方法って…」

俺「腐川さんと知識は共有してても、記憶は共有してないジェノサイダー翔なら覚えてるんじゃ無いか?」

腐川「はぁ~!?」

苗木「そうだ!彼女なら、もしかしたら…」

舞園「腐川さん。ジェノサイダー翔に変わってくれませんか!?」

腐川「い、嫌よ!?な、何であいつに変わらなきゃならないの!?絶対に──」

俺(くっ…これはジェノサイダー翔を彼女から出すのは苦労するかも…)

十神「腐川。お前だけが頼りだ」

腐川「ぶあっくしょん!」

苗木「あ…」

ジェノサイダー「パンパカパーン。実は家庭的な殺人鬼で~す///」

俺「……。」

十神「単刀直入にオレの質問にだけ答えろ。あの映像に関してお前は何か心当たりがあるのか?」

ジェノサイダー「あむっ!?あの映像!?」チラッ

江ノ島「……。」

ジェノサイダー「あっ、アンタ誰よ!?」

江ノ島「あ、黒幕ですけど…」

ジェノサイダー「あ、どうも初めまして~」ニコッ

江ノ島「あ、こちらこそ…」

桑田「和んでる場合かよ!?」

学級裁判場

モニター「」

十神「あの映像に関して、お前は何か心当たりがあるのか?」

ジェノサイダー「どーしちゃったの白夜様!あの大惨事を忘れちゃったの!?」

十神「…大惨事?」

ジェノサイダー「人類史上最大最悪の絶望的事件…あれは人災というよりはもはや天災と言っていいレベルの事件なのです」

俺「天災…?」

桑田(天才?どう言う事だ…?)

ジェノサイダー「その結果、世界はあっと言う間にあんな風になってしまいました…以上です!」

舞園「あの…その内容とか何かをもっと詳しく説明してくれませんか?…」

ジェノサイダー「具体的にはあたしも知らないの」プイッ

セレス「…つまり分かった事はわたくし達の世界は、なるべくしてああなったと言う事ですか」

十神「フン…くだらん。馬鹿げている」

江ノ島「じゃあさ。馬鹿げた話ついでにもうひとつ馬鹿げた話を教えてあげるよ」

俺「馬鹿げた話し?…」

江ノ島「十神君の支えでもあった十神財閥の話だよ」

十神「…何だと?」

江ノ島「ねえねえどー思う?十神家はどーなっちゃったと思う?」

モニター「」パッ

十神家はどうなった?
1十神家は滅びた
2十神家は滅びた
3十神家は滅びた
4十神家は滅びた


十神「なっ…!?」

俺「……。」

俺(…気のせいかどっかで見た事あるような選択肢だな)

学級裁判場

モニター「2十神家は滅びた」ピンポンピンポン

江ノ島「大正解よ」

十神「ッ…!?」

江ノ島「親族を含めた関係者全員の死を確認しました!十神家は滅亡したと断言しましょう!」

十神「滅びるわけがない!十神家は世界を統べる一族なんだぞ!?」

江ノ島「つーか、その世界自体が終わってんだ!しかも一年前にな!」

俺「一年前…?」

舞園「待って下さい。私達がこの学園に来たのは数週間前だったんじゃ…」

江ノ島「うぷぷ。オマエラの中では二年前を数週間って言うんだね!」

舞園「え…2年…?…」

桑田「んだそりゃ…?」

十神「まさか…」

苗木「数週間じゃない…。2年間の…希望が峰学園の生活だったんだ…」グッ

霧切「私達はすでに、2年間をともに過ごしたクラスメイトだった…」

江ノ島「うぷぷぷ!そういうこと!」

俺「…俺達に見せていた、あの集合写真とかは全て本物だったって事か」

江ノ島「そうだね。つまりオマエラは友達同士で殺しあってたんだよ!!」

俺「ッ…!」グッ

俺(こいつッ…!)

学級裁判場

江ノ島「最初の1年間は平和と希望に満ち溢れた普通の学園生活でした!最低の学園生活でした!」

俺「……。」チラッ

配られた集合写真「」

俺(確かに皆んな笑顔だ…)

江ノ島「ですが、それも長くは続きませんでした。平和だったのは最初の一年だけ」

江ノ島「何故なら貴方達が入学した一年後に人類を絶望に叩き込む事件が起きたからです」

江ノ島「平和な日々は呆気なく終わりを告げたのです」

俺「……。」

江ノ島「勿論、この学園も例外ではありません。希望が峰学園の生徒達はほぼ全滅したのです」

苗木「……。」

江ノ島「そしたらね。そこで面白い事が起きたんだよ。よーく聞いてね。私は大事な事は一回しか言わないからね☆」

江ノ島「何と!生き残った皆んなを守る為に、希望ヶ峰学園のシェルター化が始まったのです~!」

江ノ島「何と!シェルター化が始まったのです~!はっ…!2回…///」

江ノ島「それでは、そのシェルター化を行なった人物は誰だったのかあなた方はご存知でしょうか?」

俺「……。」

骸骨『』

霧切『…私の父よ』

俺「ッ…」グッ

俺「希望ヶ峰学園の…本当の学園長だった人…。お前が、殺した!」

江ノ島「はーい俺君も大正解だよ☆」

霧切「……。」

俺「くっ…」ググッ

学級裁判場

俺「学園長は俺達を守ろうとしていたんだ…」

俺「だけど…江ノ島盾子と戦刃むくろの二人の超高校級の絶望も既に紛れ込んでいた事に気が付かなかった…」

江ノ島「うぷぷ。笑っちゃうよね。学園長の癖に知らなかったんだよ?」

霧切「ッ……」

江ノ島「だからオマエラを守るはずだったシェルター化はオマエラを絶望から逃がさないための檻になってしまったんだ!」

江ノ島「ちなみに、ここの窓や出入り口を封鎖したのは他でも無い貴方方だったのよ?」

桑田「オレ等があの入り口を!?」

江ノ島「ええ。皆んなでトンチンカンやったのです」

江ノ島「おっと、この私すらも手伝ったと言うのに安広さんだけはずっと紅茶を飲んでいただけでしたね?」

セレス「……信憑性の上がるお話をどうも」

霧切「何者なの?」

江ノ島「…うん?何がだい?」チラッ

俺(霧切さん…)

霧切「そんな事件を起こした超高校級の絶望…。貴方と戦刃むくろだけとは考えられない」

霧切「それは組織なの?集団なの?家族なの!?」ビシッ

俺(霧切さんにしてはいつに無く語気が強い…。焦っているのか…?)

俺(…いや、いきなりこんな話を打ち明けられたら当然か)

江ノ島「そうだねえ…答えるとすればどれでもないよ」

霧切「…?」

江ノ島「もっと言えば観念的な物だよ」

江ノ島「絶望は伝染するんだ…誰もが絶望するんだよ」

俺(絶望は…伝染するだと…?)

学級裁判場

苗木「ちょっと待てよ…」

俺(苗木君…?)チラッ

苗木「さっきから好き放題言ってるけど、お前の言葉が本当だと言い切れない筈だ!?」

江ノ島「私が嘘をついているとでも?」

苗木「例え本当だとしても、僕はお前なんかに屈したく無い…。お前なんかに負けたく無い!」

苗木「お前に殺された皆んなの為にもだ!」

江ノ島「…なるほど。お見事な責任転嫁だよ」

苗木「くッ…」

江ノ島「それが苗木君の希望なんだね」

江ノ島「だけどこれ以上、お喋りしてる時間は無いんだよ。そろそろ終わらせなくちゃならないしね」

俺「終わらせる?…」

江ノ島「勿論投票だよ~。だってそう言うルールでしょ?☆」

江ノ島「ちなみにね~。今回は最後のルールなのでぇ、投票のルール自体も変更する事にしたんだぁ~☆」

セレス「なるほど…。最後は特別ルールと言う事ですか。そのルールとは?」

江ノ島「希望であるオマエラ…絶望であるボク」

江ノ島「そのどちらがおしおきされるか…投票で選んでもらいます!」

江ノ島「希望のおしおきを望む投票は一票でもあれば、ボクの勝ちとみなして希望側におしおきを行います!」

朝日奈「一票でもって…」

桑田「え?で、でもよ。そんなのオレ達が断然有利じゃね…?」

江ノ島「ちなみにボクが勝った場合のおしおきだけど」

江ノ島「この学園で穏やかにに穏やかに老衰して貰うというおしおきに決定しました!」

全員「「「…!」」」

俺(老衰…?ずっとここで暮らせって事か…?)

学級裁判場

朝日奈「一生…。ここで暮らせって事…?」

桑田「外の世界には絶望しか無い…」

ジェノサイダー「…だがここに居りゃ、一生生き延びられるって事じゃん」

セレス「フッ…お生憎ですが、わたくしはそんな人生つまりませんわ」

俺「セレスさん…?」

セレス「わたくしはこれまで勝負の世界に身を置いて来た身。ここに残って居ては、賭けなんてできませんもの」ニコッ

舞園「そ、そうですよ!私も外の世界にも未だ仲間が居るんです!」

俺(舞園さんも…)

俺(…そうか。二人は俺が外へ出たいと言ってた事を覚えて居てくれたのか!)パアッ...

江ノ島「そうですか…。ですが、残念ですが、セレなんとかさん…。貴女が外へ出てももう二度と賭け事をする機会はありませんよ…」

セレス「…あ?」

江ノ島「うぷぷ。だって、世界は既に終わってるって言ったでしょ?お金なんて紙幣、既にクソの役にも立たないんだよ?」

セレス「なっ…!?」

江ノ島「良かったねセレスちゃん。もうゴミにしかならないお金なんかに目が眩んで、あの時俺君を殺めないで済んで☆」

セレス「ば、馬鹿なっ…?そんな…」

江ノ島「外へ出ても、もう貴女の逆ハーレムの夢が叶う事も有りませんし賭けをして戦う相手も居ない」

江ノ島「本当に意味があるんでしょうか?」

セレス「……。」

俺「せ、セレスさん…?」

セレス「そんな……わたくしが、これまで裏社会へと潜り、荒稼ぎして来た事も全て…」

江ノ島「残念ながら無駄な時間でしたね」

セレス「…。」ガクッ

俺「セレスさん!?」

セレス「全て…無駄…だった?…」

江ノ島「フッ…」

俺(ぜ、絶望が…。目の前で伝染した…)

学級裁判場

舞園「私は違います!未だ、外の世界には一緒に活動をしていた仲間達が私を待ってますから!」

俺(そうだ。これまでずっと一緒に頑張ってきた舞園さんだって…!)

江ノ島「仲間?仲間だって…?本当に未だ生きていると思ってるのかい?」

舞園「えっ…」

江ノ島「十神財閥に関わっていた人間ですら全滅したんだ」

江ノ島「なのに、希望と一緒に活動をしていた仲間達が本当に未だ生きていると思っているのかい?」

舞園「い、生きてますよきっと!」

江ノ島「まぁ生きてたとしても皆んな、死んだ方がマシだって思える扱いを受けてるだけだろうけどね☆」

舞園「な、何を言ってるんですか…」

江ノ島「何をって、舞園ちゃん。それをボクの口から言わせちゃう~?」

舞園「えっ…」

江ノ島「現役のアイドルなんだよ?そんな彼女等にはR指定のとびっきりヤバイ奴状態しか無いじゃん!」

江ノ島「もう何人子供を産まされてるんだろう~…///」

舞園「ひっ…」ゾクッ

江ノ島「あ、舞園ちゃんも外に出たいって事はぁ~。もしかして同じ目に遭いたいって事かな?」

舞園「そ、そんな訳…」

江ノ島「舞園さやかは超高校級のアイドルなんだ。手を出したい、自分の手で汚したい奴は外の世界にはファンと同じ数だけ居るだろうね」

舞園「……!!」サァァッ...

俺「ま、舞園さん…」

舞園「うっ…」ポロッ...

俺「あっ…」

俺「……。」

俺(江ノ島盾子…。舞園さんにも絶望を伝染させた…)グッ

苗木「……!」

苗木(…一瞬、そっちの女優姿の舞園さんも見てみたいとか思って…いや、何を考えてるんだ僕は!///)ブンブンッ

学級裁判場

俺「霧切さん…」チラッ

霧切「…。」

俺(なっ……嘘だろ?霧切さんにも絶望が伝染してるのか?)

俺「み、皆んな…」キョロキョロ...

十神「…。」

セレス「」

ジェノサイダー「…。」

舞園「うぅっ…」ポロポロ...

朝日奈「……。」

桑田「…。」

俺「ッ…!」

江ノ島「朝日奈さん…。霧切さん…皆んな…」

江ノ島「いい…。すごく良い顔です…絶望に侵食された美しい顔がならんでいます…」

俺(皆んなにも絶望が伝染してる…。希望が、消えて行く…)

江ノ島「ちなみに言っとくと外の世界は汚染されてるよ」

江ノ島「ここが平気なのは物理室の空気清浄機のおかげ」

江ノ島「私が死んだら…空気清浄機も強制停止」

俺「えっ…」

江ノ島「つまり…この裁判で私が処刑された時点で、この学園での共同生活も終わりよ」

俺「……。」

俺(…俺が望んでた外の世界は絶望に溢れて居た)

俺(そして、ここに居れば俺達は生き続けられる…。もう誰も死ぬ事は無い学園生活が始まる…)

俺「……。」

俺(俺は……)チラッ

霧切「……。」

俺「……。」


1俺は未だ、外に行ってやりたい事がある!!だから、こんな所でお前に屈するつもりは無い!!
2いや…落ち着け。周りをよく見ろ。希望は未だ完全に消えては無い筈だ…!
3……本物の江ノ島盾子って、良い身体してるよな



多数決下3まで

学級裁判場

俺(いや…落ち着け。周りをよく見ろ。希望は未だ完全に消えては無い筈だ…!)キョロキョロ...

俺「あっ…」

苗木「ッ…!」

俺(…そうだ。彼が居る。苗木君は未だ、絶望になんか染まって居ない)

苗木「えっ…?」

俺(だったら未だ…こっちも戦える)

俺「フッ…ラスボスさんよ」

江ノ島「あん?急にどうしたんだい?」

俺「これが最終ステージだって言うのに、負けた時のお仕置きがここで全員仲良く老衰だなんて随分手緩いじゃないか」

苗木「えっ…」

江ノ島「それって負け惜しみ?やだぁ~俺君ださ~い☆」

俺「いや、俺がこの番組を盛り上げる為に更にルールを追加してやろうって言うんだ!」

江ノ島「はぁ?」

俺「…万が一此方側が負けた時は、俺だけはいつも通りのスペシャルなお仕置きで良い」

全員「「「…!」」」

苗木「お、俺君…?」

江ノ島「へぇ、この絶望的な状況で私と命を賭けた一騎討ちをやろうってのか!面白ェッ!受けてやるよ!」

江ノ島「だが分かってんのか!?仲間一人の絶望がお前の死に繋がるんだぜ!?」

俺「いや、俺達は誰も絶望なんかしない…」

江ノ島「周りを見て下さい!皆んな絶望してしまっています」

十神「…。」

セレス「」

ジェノサイダー「…。」

舞園「うぅっ…」ポロポロ...

朝日奈「……。」

桑田「…。」

俺「そんな事は無い、希望はそれでもちゃんと残っている…。この最悪な状況で、消える事の無かった希望が!」コクッ

苗木「…!」

江ノ島「まさか苗木が希望だって言いたいの?ハッ、無理無理。只の村人Aでしょ」

俺「そんな事は無い!彼は誰よりも一番大きな希望を持っている」

苗木「ぼ、ボクが…希望を?」

俺「ああ」コクッ

苗木「…。」

俺「絶望が伝染するのならば、君の更に大きな希望でこっちの希望も皆んなに伝染させれば良い」

俺「君が、希望になるんだ!!俺は君を信じる!!」

苗木(俺君…。そんなにボクのことを…)

苗木「……。」グッ

苗木「…分かったよ俺君。ボクの中の希望を…皆んなに伝染させる!!」

学級裁判場

江ノ島「残念だけど、苗木君が絶望に勝つ可能性は0だよ」

苗木「…。」ゴクリッ...

江ノ島「つまり、俺君はお仕置き決定」

俺「…そんな事は無い。彼ならやってくれる」フルフル

江ノ島「はぁ…つまんないの。最後まで意地張っちゃってさ…」

俺「……。」

江ノ島「まぁいっか。そんじゃ始めよっか」

江ノ島「最後の投票!!そこでお前は終わりだよ!くっさい希望も、俺もなぁっ!」

苗木「…外に希望がないって言うんなら、絶望が伝染するっていうなら」

苗木「僕の中の希望を皆に伝染させる…!!」

苗木「絶望しながら生きてくなんて…そんなの生きてるって言えないよ!」

コトダマ「希望「」」カチリッ

桑田「だ、だけどよお…。外に出たら死ぬしか無いんだぜ?俺達…」

桑田「死ぬくらいなら残った方がよくね?…」

苗木「それは違うよ!!」

コトダマ「希望「」」ダァンッ!!

桑田「…!」



コンマ下二桁
31以上桑田に希望が伝染した
30以下しかし、桑田には効かなかった(俺判定へ)


安価下

学級裁判場

苗木「桑田君。君は言ってたじゃないか」

苗木「いつか外へ出られる日が来たら、監督に頭を下げてもう一度野球をやらして貰うって!」

桑田「でももう外出ても野球も、チームも…」

苗木「何で弱気になってるんだよ!?君は超高校級の野球選手なんだろ!?」

苗木「無くなってたとしても、君が集めたら良いじゃないかチームを!」

桑田「…!?」

苗木「君の野球への想いは、そんな簡単に失くなる物じゃ無いってここに来てから気づいたんだろ!?」

絶望「」パリンッ!!

桑田「そうだ…!オレは外へ出て、野球をやるんだ!生きながらえたとしても、こんな所に居たくはねえ!」スタスタ

苗木「朝日奈さん…僕らはただ生き残ればいいって訳じゃないと思う」

朝日奈「…。」

苗木「生き残った僕たちは死んでしまった皆の希望を背負ってるんだ!」

コトダマ「希望「」」ダァンッ!!


コンマ下二桁
31以上朝日奈に希望が伝染した
30以下しかし、朝日奈には効かなかった(俺判定へ)


安価下

すみません遠出してたので更新不可でした
とりあえず再開していきます

コンマ27
学級裁判場

希望「」カキンッ

苗木「…!?」

朝日奈「で、でも私はさ…。苗木や俺のように、強く無いし…」

朝日奈「それに霧切ちゃんや十神のように頭も良くないから…」

苗木「そ、そんな事無いよ!朝日奈さんだって…」

朝日奈「だって、一人で捜査してみるって言ってたのに結局今回も何の役にも立てて無いんだよ私!?」

朝日奈「そんな私が死んでしまった皆んなの希望を背負うなんて無理だよ…」

苗木「朝日奈さん…」

俺「……。」

俺「朝日奈さん」

俺「だったら、皆んなで死んでしまった人達の希望も背負えば良い」

朝日奈「…え?」チラッ

俺「俺達は仲間なんだから、外へ出たとしてもこれまでと何も変わらない」

俺「朝日奈さんが外へ出る事が不安なら俺が…皆んながついてる」グッ

朝日奈「俺……」

俺「大神さんだって、最後まで絶望と戦っていたんだ」

朝日奈「…!」

俺「彼女は最後まで戦い続けたのに、俺達がこんな所で立ち止まる訳にはいかないよな?」

朝日奈「……。」


コンマ下二桁
41以上朝日奈にも希望が伝染した
40以下しかし朝日奈絶望のまま(希望敗北。BADEND)

安価下

コンマ92
学級裁判場

朝日奈「そうだ。さくらちゃんなら…」

絶望「」パリンッ

朝日奈「さくらちゃんなら…強さは困難に立ち向かうことでしかつかめん…」

朝日奈「ならば我は、あえてイバラの道を進もう…とか言いそうじゃない?」

俺「ああ!」コクッ

朝日奈「決めた!私ももう迷わない!皆んなと一緒にここから一緒に出る!」スタスタ

苗木「十神君…たとえ外の世界がメチャクチャになってるとしても…」

苗木「どんな事になってるとしても、やり直せばいいんだ!何度だってやり直せばいいんだ!!」

十神「……。」

苗木「プライドが高くて何者にも屈しない…そんな十神家次期当主十神白夜が!」

苗木「こんなところで負けを認める訳がないだろう!?」

コトダマ「希望「」」ダァンッ!


コンマ下二桁
31以上十神に希望が伝染した
30以下しかし、十神には効かなかった(俺判定へ)


安価下

コンマ82
学級裁判場

絶望「」パリンッ

十神「まさか…お前ごときが俺をはげまそうと考えてるんじゃないだろうな!?」

苗木「あ…」

十神「オレは最初から絶望に屈するつもりなどない」

十神「オレはただ自分の言葉を守るだけだ…黒幕を殺すという言葉をな!」ビシッ

ジェノサイダー「わたしもお~白夜様に着いてくわぁ~///」クネクネ

苗木「舞園さん…」

舞園「苗木君…。私…もう外の世界に出ても、もう何処にも居場所が…」グスッ

苗木「……。」

舞園「私が超高校級のアイドルとして帰る場所は…もうなくなってて…」

舞園「それに俺君にも…霧切さんが居ますし…」ポロッ...

俺(舞園さんにも知られてたのか…)

舞園「もう誰も、私の事を必要としてくれてません…だったらいっそ、ここで一生──」

苗木「───舞園さんはどうしてアイドルを目指したの?」

舞園「えっ…?」

苗木「君がアイドルになりたかったのは、小さい頃テレビの中のアイドルの姿に憧れたからだろ?」

舞園「そう…だけど…」

苗木「舞園さんはその夢を叶える為に、色んな経験をして来た筈だ。嬉しい事も…嫌な事も…」

舞園「……。」

苗木「…その経験、全てをここで無かった事にして良いの?」

舞園「だけど…。だけど、もう一度アイドルに戻りたくても…外の世界は壊れてしまってるじゃない!?」

苗木「いいや、未だ終わっては居ない!僕等が生きている!」

舞園「…!!」

苗木「もう一度やり直そう。君が超高校級のアイドルとして立っていた場所は僕と違って運や偶然なんかじゃなく実力で勝ち
取った場所だった筈だ」

苗木「舞園さんなら、外へ出てももう一度その場所に戻る事ができるってボクは信じてる」

舞園「……。」

苗木「それに、舞園さんの居場所が無いって言うならこれからはボクが君を必要としてやる!」スッ

コトダマ「希望「」」ダァンッ!

苗木「あれ?…そ、それはちょっと言い過ぎたかな…///」

舞園「…。」


コンマ下二桁
31以上舞園に希望が伝染した
30以下しかし、舞園には効かなかった(俺判定へ)

安価下

コンマ93
学級裁判場

「そんな事…ありませんよ」

苗木「───え?」

絶望「」パリンッ!

苗木「あ…///」

舞園「うふふ…///」

苗木「ま、舞園…さん?///」

舞園「ありがとう苗木君…。私にも勇気を与えてくれて…」

苗木手「ギュッ」舞園手

舞園「苗木君の言う通り、私…もう一度頑張ってみる」コクッ

苗木「舞園さん…」

舞園「それに、失ってた記憶の事…今、少し思い出したんです」

苗木「え?…」

舞園「私と苗木君はきっと、こうして手を繋いでた事があったんだなって…///」ギュッ

苗木「ほ、本当…?///」ドキッ

舞園「うふふ。勘だけどね」ニコッ

苗木「あ…はは…」

舞園「私ももう大丈夫です。苗木君や皆んなと、一緒に外へ出ます!」

苗木「うん!」コクッ

苗木「セレスさん」

セレス「……。」

苗木「お金って、そんなに大事な物かな?」

セレス「大事ですわ…。わたくしの夢を叶える為にも…わたくしの全てと言っても過言ではありません…」

セレス「それが全て…意味の無くなった物になったと言うのなら…」

苗木「でも、セレスさんはもうお金よりも大事な物を見つけてるよね」

セレス「わたくしがお金よりも…大事な?それは…?」

苗木「君はもうお金では決して買えない本当に一番大事な物を手にしてる筈…」

セレス「な、苗木君は何を言って…」

苗木「失ったお金と引き換えに、君はここに居るかけがえの無い仲間達…絆って奴をもう手にしてるじゃ無いか!」

コトダマ「希望「」」ダァンッ!

セレス「…。」


コンマ下二桁
31以上セレスに希望が伝染した
30以下しかし、セレスには効かなかった(俺判定へ)

安価下

コンマ18
学級裁判場

セレス「絆…?」

苗木「ああ!セレスさんにはここで育んだ絆があるじゃ無いか!」

セレス「…ですが、それがあるからどうなるのですか?」

希望「」カキンッ

苗木「え?…だ、だから皆んなと一緒に絶望と戦って…」

セレス「興味ありませんわ」

苗木「えぇ……」

セレス「わたくしが求めているのは何かを賭けて勝負する時のヒリツキ…」

セレス「…と言っても、最早賭ける為のお金が価値を為していないのなら賭けも勝負する相手も存在しませんが」

俺「いいやセレスさん。君と勝負する人間はここにいる」

セレス「俺君が?フッ…わたくしが本気を出せば貴方では相手になりませんわ」クスッ

俺「だったら俺と今ここで勝負をしよう」

セレス「…ここで?」

俺「ああ。俺は今からこのモノクマメダルをトスする」スッ

セレス「…。」

俺「キャッチした際に上になってる面を当てれば勝ち。単純明快な勝負だろ?」

セレス「…俺君の望みは?」

俺「俺が勝てば、君は俺達と一緒に外へ出て絶望と戦う」

セレス「良いでしょう…。では、俺君が賭ける物は?」

俺「俺の命」

セレス「…。」

苗木「お、俺君…?」

俺「どの道、絶望に負ければ俺は死ぬしか無いんだ。それが早くなるかどうかなだけさ」ピンッ

モノクマメダル「」クルクル

俺「よっと…」パシッ

俺「表かな?」

セレス「…ではわたくしは裏で」

俺「……。」スッ 

モノクマメダル「」


コンマ下二桁
41以上俺の勝ち。セレスにも希望が伝染した
40以下俺の負け(希望敗北。BADEND)

安価下

コンマ84
学級裁判場

モノクマメダル「モノクマ柄「」」.

俺「俺の勝ちだな」ニヤッ

セレス「……。」

絶望「」パリ-ン!

セレス「フッ…卑怯ですわね俺君」

苗木「え?卑怯?…」

セレス「ええ。だって、わたくしが俺君を殺せないのを知っていて勝負を挑んできているんですもの」

セレス「これでは幾ら表どと答えが分かっていても間違えるしかない…。最初からわたくしに勝ち目なんて譲る気が無かったんでしょう?」

俺「あ、ばれてたか」

苗木「み、見えてたの?コインの動きが?…」

セレス「当然ですわ。わたくしはこう見えて超高校級のギャンブラーですのよ」

セレス「そんな何度も経験した事のある勝負なぞ簡単に攻略できます」

俺「でもセレスさんは俺を殺せなかった」

セレス「そうですわね。そこまで読めなかったわたくしの敗北です」

セレス「煮るなり焼くなり、もしくは孕ませるなり好きにしてくれて構いませんわ」ニコッ

俺「…何か今さらっと願望入れてただろ。とにかく、一緒に外へ出てもらうぞ」

セレス「勿論。約束は守りますわ」スタスタ

俺(…これで後は霧切さんのみ)チラッ

霧切「…。」

俺(これを見せれば、恐らく彼女も希望を思い出すだろうが…)チラッ

霧切の希望「」

俺(いや、ここは苗木君に任せよう。この戦いこそが、彼が絶望に対抗できる希望の象徴となり得るのかの最後のテストなんだ…!)

苗木「霧切さん」

霧切「…。」

苗木「霧切さんが今ここで諦めたら、君が大事にしていた繋がりだった俺君は死ぬ」

俺「…。」

苗木「本当にそれで良いの!?」

霧切「…。」

苗木「希望が消えようとしてるなら…僕たちが、新しい希望になればいいんだ!」

コトダマ「希望「」」ダァンッ!

コンマ下二桁
31以上霧切に希望が伝染した(苗木、超高校級の希望に。卒業ENDへ)
30以下しかし、霧切には効かなかった(希望敗北。BADEND)


安価下

コンマ44(卒業END直なので特典無し)
学級裁判場

絶望「」パリンッ!

霧切「そうね…きっと私の父親なら、少なくとも血のつながった父親なら俺君を見捨ててここへ残るなんて…」

霧切「そんな事言うはずがない…。それだけは確信できるわ」スタスタ

俺「霧切さん…」パアッ

霧切「一緒に生きましょう。未来を」コクッ

俺「ああ!」

俺(桑田君、朝日奈さん、十神、ジェノサイダー、舞園さん、セレスさん、霧切さん…)

俺(…これで、全員に希望が伝染した)コクッ

俺「苗木君。君はやはり俺の見たて通りの奴だった」

苗木「…。」

俺「他の人と違い最後まで諦めず、絶望に立ち向かおうとしていた君は…」

俺「超高校級の希望」

俺「俺は、君こそがそんな存在なんだと信じていて良かった」

苗木「僕たちは負けない…希望がある限り負けないんだ!」

俺達全員「「「…!」」」コクッ

江ノ島「寒い…寒いんだって!オマエラの顔つきも、オマエラの言葉も!」

江ノ島「オマエラのやり取りも…全部寒い寒い寒い!」

苗木「絶望なんかしない!だって、前向きなのが僕の唯一のとりえなんだ!」

苗木「何があろうと!僕らはここから出る!!」

江ノ島「ウザイウザイウザイ!ダサイダサイダサイ!!明日に絶望しろ!未知に絶望しろ!思い出に絶望しろ!!」

苗木「希望は前に進むんだ!!」ビシッ

コトダマ「超巨大希望「」ダァンッ

絶望「」ドガ-ン!!!



スロット「」ジャコッ
「江ノ島江ノ島江ノ島」
「GUILTY」ジャラジャラ...

俺(俺達の…勝利だ…!)

学級裁判場

江ノ島「…は?」

俺「勝った…俺達が勝ったんだ!!」

江ノ島「…何これ?何これ?え?」

霧切「江ノ島盾子…あなたの負けよ」

江ノ島「負けた?私が?そんなの…」

俺(未だ何か企んでるのか…?)ゴクリッ

江ノ島「そんなのって…最高じゃない!!」
 
全員「「「…は?」」」

江ノ島「これが絶望なのね!」

俺(こ、こいつは…)

江ノ島「2年も前からこの学園に乗り込み綿密な計画を練り上げて、実の姉まで殺したっていうのに」

江ノ島「最後の最後で失敗するなんて…!ちょー絶望だわー!!」

江ノ島「これ以上ないほどの超絶望的に幸せだわー!!」

セレス「…未だ自分に何が起きているのか理解しておりませんの?」

江ノ島「いやいや、こんな幸せな事ってある?」

舞園「…え?」

江ノ島「だって、そろそろおしおきの時間でしょ?」スッ

ボタン「」ウイ-ン

俺「ま、待て!俺達は別にお前の死なんか望んで───」スッ

江ノ島「やめてやめてやめてやめてぇ!」

俺「は?…」

江ノ島「さっきから言ってるじゃない。アタシは生きる事に希望なんか持って無いの」

江ノ島「寧ろ、人生で一度しか味合えない絶望をこれから楽しもうとしてるのに邪魔しないでよ!!」

苗木「う…」

俺「ッ…!」

江ノ島「ああ素敵だわ…これが死の絶望なのね!」スッ

ボタン「」

江ノ島「世界中をこの死の絶望に染め上げたかった…うぷ…うぷぷぷぷ…じゃあ、はじめるよ…?」

江ノ島「最後に相応しいスペシャルなおしおき!!お仕置きターイム!」

江ノ島「あーハッハハハハ!あっはっはっはっ!!」

俺「……。」

俺(俺は何か、今直ぐに彼女に言葉をかけなきゃならない…。何かを約束していたような気もしたが…)

俺(それを思い出す事はできなかった…。そして…)

ボタン「」ポチッ

俺(…いつものように、お仕置きが…最後だからと一番スペシャルなお仕置きが始まった)

お仕置き場

プレス機「」ドゴ-ン...ドゴ-ン...

江ノ島「V」ピ-ス

プレス機「」グシャッ!!



俺(巨大怪獣とブー子を倒し、高速回転してもバターにならず、スナイパーの弾を受けとめ、ショベルカーで何度も叩かれても死ななかった江ノ島盾子も…)

俺(最後は俺が受ける事が無かったプレス機により圧殺され、俺達の目の前で死亡した…)


脱出ボタン「」コトッ

俺「これは…」スッ

俺(彼女が死ぬ前に、落として行った何かのボタン…)

桑田「分かった!それを使えば入り口の扉が開くんだな!」

朝日奈「遂に出られるんだね!」

俺「……。」チラッ

江ノ島盾子の血痕「」

舞園「どうしたんですか俺君?拾わないの?」

俺「あ、いや…」スッ

脱出ボタン「」ガシッ

霧切「…何か、彼女と話し足りない事でもあったの?」

俺「……。」

俺「…いや、そんな事無いさ」フルフル

俺「ただ、これで遂に終わったんだなって未だ実感が湧かなくて…」

霧切「フッ…大丈夫。全て終わったわ」

俺「ああ。皆んな…玄関ホールへ行ってみよう」スタスタ

undefined

玄関ホール

鉄の扉「」

全員「…。」

朝日奈「この先に、壊れた世界があるんだよね…?」ゴクリッ

桑田「ら、らしいな…」ゴクリッ

霧切「いつまでもこうしていても仕方ないわ」

セレス「そう…ですわね…」

ジェノサイダー「ハックシュン!」

腐川「あ…あれ?あれあれ?学級裁判とか、黒幕とか…は?」キョロキョロ

苗木「もう全部終わったんだよ」

腐川「え?そ、外に出られるの?…」

舞園「はい!外へ出てからが大変ですが…」

苗木「でも皆んな、外に出てからの希望はもうそれぞれ皆んな持ってるから大丈夫だよね?」

舞園「はい!大丈夫です」ニコッ

苗木手「ギュッ」舞園手

朝日奈「あたしはとりあえずドーナツ屋に行くよ!」

桑田「オレは野球をするぞ!」

十神「絶望の残党共はこの十神白夜に任せておけ」

腐川「あ、アタシもお供します///」

セレス「わたくしはとりあえず俺君と霧切さんについていきますわ。お金が無くてはわたくしは一人では生きられ無いので」ニコッ

俺「……。」ジッ...

脱出ボタン「」

俺「外の世界には絶望が溢れてるだろうけど、きっと希望も有る筈…」

霧切「希望を探す事…。希望を見つけ出す事…。それが本当の希望」

俺「本当の希望…か」

霧切「怖い?」

俺「そうだな…。少し……でも」

霧切「あっ…」

俺「霧切さんが一緒に居てくれるから、怖くなんか無い。逆に俺は楽しみだよこれからの未来が」

霧切「…フッ。そうね。私も同じよ。貴方とならこれからも楽しみよ」ガシッ

俺「あ…///」

霧切「行きましょう俺君。これからも、一緒に…///」ギュッ

俺「うん。行こうか」

俺腕「ガシッ」霧切

玄関ホール

俺「それじゃあ開くぞ?」

霧切「名残惜しくはないけど…なんだか不思議な気分ね」

苗木「これって…なんていっていいのか分からないけど…やっぱ卒業なのかな?」

俺「うん…。ここに居る9名…希望ヶ峰学園。卒業します」スッ

脱出ボタン「」ポチッ

鉄扉「」ガコンッ



霧切(希望は広がる…私達があきらめない限り。希望があるから前に進む)スタスタ

苗木(希望があるから勇気が湧く。希望があるから僕らは動く…世界が動く)スタスタ

俺(扉は開く…俺達の手で。希望と絶望が交じり合う未来の扉へ)スタスタ

外の世界「」スゥッ...




希望ヶ峰学園脱出成功者
俺、霧切、苗木、舞園、セレス、朝日奈、桑田、十神、腐川

以上9名卒業

──数年後
未来機関

俺(俺達が希望ヶ峰学園を卒業して数年…俺達希望ヶ峰学園を無事に卒業した生徒は皆んな絶望と戦う為の組織、未来機関へと保護され…)

俺(殆どが別々の支部へと振り分けられてしまった為に余り顔を合わす事は無かったが…)

俺(今回はある問題により、第十四支部から俺と霧切さん)

俺(第十五支部から苗木君、舞園さん。第十三支部から朝日奈さんが一同に幹部の集まる秘密基地へと召集されていた)

俺(そこで俺と苗木君は絶望の残党を庇った罪に問われ、拘束されるが…)


催眠ガス「」プシュ-


俺(入口を塞がれた挙句、外部との連絡は遮断され、警備員達は全滅し…)

俺(何者かに投げ込まれた催眠ガスにより俺達も気を失わされてしまった…)



会議室

俺「うっ…な、何だ…?いったい何が起きて…」ムクリッ

『うぷぷぷぷ。久しぶりだねぇ~』

俺「この声は…ば、馬鹿な!?」

霧切「ッ…!?」

『人の心に絶望がある限り…』

苗木「…!?」

モノクマ『ジャジャーン!モノクマは何度でも現れるのだ!』ピョンッ

俺(モノ…クマ…)ゴクリッ

苗木(そんな…江ノ島盾子は死んだ筈だ…)ゴクリッ

逆蔵「テメェは誰だ…」

モノクマ『さてさて、未来機関の皆さん。オマエラの世界を救う姿…ボクも感心しています』

モノクマ『オマエラのお陰でボクら絶望は連戦連敗…もう絶滅寸前だよぉ~…』

モノクマ『そんなオマエラに感謝を込めて、今日は未来機関の皆さんに…コロシアイをして貰いま~す!』

全員「「「…!?」」」

俺(コロシアイ…?まさか、またあの時の再現をするつもりなのか?ここに居るメンバーで……)

秘密基地
会議室

俺(モノクマの説明によると、1日に一人襲撃者と言う裏切り者がランダムで仲間を殺して行くらしい…)

俺(そして、最初に犠牲になったのは第五支部支部長、雪染ちささんだった…)

シャンデリア「」ガシャ-ン
雪染「」ドクドク...

宗方「ッ…!」ギリッ...

苗木「ぁっ…」ドクンッ...

俺(この中に襲撃者が居るとは信じたく無いが、確かに雪染さんは殺されてしまった…)

俺(その他にも各自いつの間にかつけられたバングルに用意されているNG行動を取れば、猛毒を身体に打たれて即死してしまうらしい…)

モノクマ『俺君。もう終わったと思ってた?残念、これからなんだよ』

俺「ッ…」

モノクマ『今から始まるのは、人類をかけたコロシアイ~』

モノクマ『これが希望と絶望をかけた、最大最後の戦いの始まりなんだ』

俺「くっ…」

俺(例え何があろうと、俺達は負けない…)チラッ

霧切「ッ……」チラッ

俺(霧切さんの事は……いや、響子とお腹の赤ん坊だけは必ず俺が守らないと……)スッ

俺バングル「霧切響子と話す」

俺「……。」

俺(…前のように響子と協力するな…か。厄介なNGだな…)

俺(だがこんなNG行動くらいで俺達が敗北したりしない!)チラッ

霧切「……。」コクッ…スタスタ

俺(響子なら話せなくても、大体の事は察してくれる…。そして俺には未だ仲間が居る)

苗木「俺君…」ヒソヒソ

俺「大丈夫だ。仲間を信じろ。俺達は負けない」ヒソヒソ

苗木「う、うん!」コクッ

俺(俺達は絶望に屈したりしない。皆んなと共に、必ず今回も生き延びてやる…!)グッ

モノクマ『うぷぷ。あーはっはっはっ!』



END

これからどうするかを昼の2時頃に多数決取ります

卒業END

先ずはこれからどうするか


1ダンガンロンパを続ける
2まどマギに戻る


多数決下5まで

ダンガンロンパを続けます
何処から再開するか

1最初から始める
22~6章の何れかの章の最初から始める


多数決下3まで

2~6章の何れかの章の最初から始めます


12章最初から(part2の252から)
23章最初から(part2の610から)
34章最初から(part3の587から)
45章最初から(part8の842から)
56章最初から(part11の319から)


多数決下3まで

part2の252から再開します
2章プロローグは同じなのでカット(part1の655まで)
図書室

苗木「えっと…え!?希望ヶ峰学園は廃校になったって書いてある」

舞園「え…この学園、廃校になってたんですか…?」

苗木「うん。でも近い将来、重要な問題が解決され次第…活動を再開させるって…何これ?」

霧切「どうやらこの学園は、既に学校としての役割を終えているようね」

苗木「でも最初ここに来た時、全然そんな雰囲気はなかったけど…」

十神「黒幕はこの希望ヶ峰学園を乗っ取り、この妙な舞台を作り上げたと言う事か」

俺「…。」

俺(俺達がここに来る前から黒幕はこの学園を乗っ取っていた…。でも、今一番気になったのは…)

俺「霧切さん。重要な問題って何だと思う?」

霧切「さぁ…現段階じゃ分からないけど、これは重要な手掛かりとなる筈よ。黒幕の目的を探る為のね」

俺(今後重要な手掛かりになるのか…。一応覚えておこう)

十神「この手の低俗な小説は今まで読んだ事が無かったが、これからは参考になるな」スッ

山積みにされた推理小説「」トンッ

苗木「参考って…?」

俺「もしかして十神君…」

十神「こんな緊張感のあるゲームなどそう体験できる物じゃ無いんだ。やるからには楽しまんとな」

俺「誰かを殺して卒業する気なのか…?」

十神「無論だ。これはそう言うゲームだろう」

俺「…。」

苗木「その本に書かれてあるトリックを使うの…?」

十神「フン、参考にさせて貰うだけだ。やる時はオリジナルでやる」

俺「……。」


1ゲーム感覚で仲間を殺す気の十神を殴った
2俺は苦虫を噛み潰したような気持ちで十神を睨んだ


多数決下3まで

図書室

俺「大人しく聞いてれば…何がゲームだ…」ボソッ

十神「…うん?」チラッ

俺「これは、ゲームなんかじゃ無い!!」グッ

舞園「お、俺君?…」

十神「いいや、簡単なゲームだ。オレにとってはな」

俺「…。」ブチッ

俺「お前、ふざけるなあぁぁっ!!」ダッ

不二咲「あっ…!」

舞園「俺君!?」

霧切「…。」

十神「チッ…」スッ


コンマ下二桁
91以上まさかのクリーンヒットした(十神好感度4に上昇。腐川好感度5に上昇)
41~90普通に避けられ、勢いが止まらず本棚に激突して気絶した(セレス好感度1に低下)
40以下足を引っ掛けられてすっ転んだ(腐川好感度1に低下。不二咲好感度4に上昇)


安価下

コンマ65
図書室

十神「フン…」ヒョイッ

俺「あ───」ブウンッ

俺(…あれ?か、簡単に避けられた…?)

本棚「」

俺「はっ…!」ダッ

本棚「」ドゴッ!

俺「フグッ!?」ゴンッ

舞園「俺君!?」

セレス「あらあら」

十神「雑魚め…。お前のような平凡な人生を歩んでる奴がこのオレに意見なんて二度とするな」

俺「くっ…クッソ……」ジンジン...

俺(いてえぇ!だけど俺の面子の為にも、このまま大人しく引き下がる訳には──)

本棚「」グラグラ

俺「…ん?」チラッ 

苗木「あ、危ない!」

大量の本「」ドサッ

俺「うおわっ!?」ドゴッ

何かの辞書「」ヒュ-ン

俺頭「」ドゴッ
俺「ごへっ!?」

俺(あ…も、もう無理だ…)

俺「」カクンッ

不二咲「お、俺君…?だ、大丈夫?…」

俺「」

石丸「いかん。気絶しているぞ…」

霧切「とりあえず安静な場所へ運んだ方が良いんじゃ無いかしら?」

石丸「う、うむ…。大和田君、手伝って貰えないか?」

大和田「チッ…しゃあねえなぁ」スタスタ

俺「」

セレス「フッ…昨日の学級裁判では少し頼もしく見えましたが、何て間抜けな…」

セレス「どうやら期待外れだったみたいですわね」ニコッ

舞園「セレスさん。そんな言い方しなくても…」キッ

セレス「あら、ごめんなさいな。わたくし他人に対してランクをつけて回るのが趣味ですので…うふふふふ」

舞園「……。」



セレスの好感度が1に下がった

俺部屋

俺「」ストッ

大和田「ここで良いか?」

石丸「うむ。彼の部屋ならば安静にできるだろう」

舞園「石丸君、大和田君ありがとうございます」ペコリッ

大和田「こんな時だからな、まぁ仕方ねえよ」

石丸「しかし彼を運んで体力を少し使ったからか少しお腹が空いたな」

大和田「そういやそうだな」

石丸「うむ。では我々は食堂へ行き何か頂くとしよう」

舞園「あ…じゃあ私は俺君の様子を見ておきます」

大和田「そうか。じゃあそいつが起きたら宜しくな」スタスタ

舞園「はい」

扉「」バタンッ

俺「」スゥ...スゥ...

舞園「……。」

舞園「大丈夫かな…。俺君……」ジッ...

俺「」スゥ...スゥ...

セレス『フッ…昨日の学級裁判では少し頼もしく見えましたが、何て間抜けな…』

舞園「間抜けだったとしても…私を助けてくれたのは俺君…」

舞園「私にとっては、王子様だもん…///」

舞園「うふふ…///」

俺「」スゥ...スゥ...


これまでのコミュ(舞園、霧切、江ノ島)
コンマ下二桁
96以上舞園との事を夢に見た
91~95霧切との事を夢に見た
86~90知らない女の子との事を夢に見た
31~85普通に目を覚ました(何も無し。次の動機発表へ)
30以下頭を強くぶつけた衝撃で全て思い出した…(GAMEOVER)


安価下

コンマ95
教室

俺(あれ…?何だ…?ここ…)パチリッ

俺(学校の教室…?アレは…俺と、霧切さんか?…)



俺『霧切さん。隣りの席なんだし、もう少しくらい心を開いて欲しいんだが…』

霧切『なんで?』

俺『いや、何でって言われても…同じクラスなんだしさ。仲良くしたいと思うんだが…』

霧切『私なりに俺君とは仲良くしてるつもりよ』

俺『ええ……全く感じられ無い…。ここに凄い壁を感じるんだが…』

霧切『……。』

霧切『前にも話したでしょう?私は皆んなとは違って、この学園に来たのはある目的で来たの』

霧切『貴方達と学生生活を楽しむ為にここに居るんじゃないわ』

俺『それは前も聞いたけど…じゃあそろそろ教えてくれ無いか?そのある目的とやらを』

霧切『言え無いわ』

俺『……。』

霧切『俺君。残念だけど、これ以上私と仲良くなろうとしても無駄よ』

俺『無駄?…そんな事…』

霧切『だって、私から貴方に話せる事は何も無いもの…それじゃ』スタスタ

俺『……。』

俺『俺は諦め無いぞ。いつか必ず、君とも仲良くなってみせる』

霧切『……。』

霧切『そう…なら好きにしたら』スタスタ

俺『ああ。これからも頑張らせて貰うよ』

霧切『フッ…』スッ

扉「」ガラッ



俺「……。」

俺(…何だこの会話?こんな事、霧切さんと話した覚え無いし…これは何?)

俺(それにこの外が見える教室…。希望ヶ峰学園じゃ無いよな?)

俺(なら俺の夢…なのか?いや、夢にしては妙にリアルな…)


ザザッ...

教室

俺『霧切さん頼む!!ちょっとノートを貸してくれ!』

霧切『え?』

俺『いや、、ちょっと抜けてる範囲があって…』

霧切『……そう言えば3日前、俺君は授業中スヤスヤだったわね』

俺『うぐっ…』

霧切『フッ…まぁ良いわ。本業の方が忙しかったんでしょうし』スッ

俺『おおっ、流石霧切さん!』ペラッ

俺『うわ。しかも要点が纏められててめちゃくちゃ分かりやすい』

霧切『…そう。なら良かったわね』

俺『ありがとう』ニコッ

霧切『……。』




グラウンド

俺『行ける!左、右、左、右…!』タッタッタッ

霧切『左、右、左、右…』タッタッタッ

パ-ン!

俺『よっしゃああぁっ!1位だあぁっ!』

霧切『ふぅ……期待してなかったけど、まさかトップを取れるなんてね』

俺『俺達、実は相性が良いのかもよ?』スッ

霧切『ふふっ…そうかもしれないわね』スッ

俺手「パチンッ」霧切手




俺(あの鉄仮面の霧切さんが笑ってる…)

俺(……と言うか時間が経つにつれて、夢の中の俺と霧切さんがどんどん仲良くなって行く?)

俺(この夢っていったい…)


ザザッ...

教室

霧切『それじゃあまた明日俺君』スッ

俺『あ、待ってくれ霧切さん!』

霧切『ん?』クルッ

俺『えっと…渡したい物があるんだが…』

霧切『私に渡したい物…?』

俺『うん。はいこれ』スッ

霧切『えっ…?』

俺『誕生日おめでとう』ニコッ

霧切『あ……』

俺『前にこの日が誕生日だって聞いたからさ。普段からよく世話になってるし、何かお返しできたらなって思ってさ』

霧切『…覚えてたの?』

俺『いや、忘れる訳無いだろ』

霧切『……。』

霧切『……ありがとう///』

俺『あ、ああ…///』ドキッ

霧切『開けても良いかしら?』

俺『うん、どうぞ。霧切さんが喜ぶか自信は無いけど…』

霧切『…。』ペリペリ

霧切『これは…』

イン・ビトロ・ローズ「」

俺『何か可愛いらしかったから、霧切さんに似合うかなって思ってさ』

霧切『…俺君は私に可愛い物が似合うと思ってるの?』

俺『え?あ、う、うん…。皆んなは格好良いって言ってるけど、俺は違うかなって…』

霧切『……。』

霧切『ねえ俺君。薔薇の花言葉って知ってる?』

俺『え?いや…知らないけど…?』

霧切『フッ…でしょうね…。貴方はいつもそう…』

俺『…うん?どう言う事?』

霧切『いいえ、何でも無いわ。誕生日プレゼント、ありがとう…大事にさせて貰うわ…///』ニコッ

俺『気に言ってくれたなら良かった』ニコッ



俺(……あれ?めちゃくちゃ良い感じじゃね?)

俺(と言うか霧切さんもあんな風に可愛らしく笑うんだな…)

俺(うん。有り得ないし…。やっぱ夢だなこれ…)


ザザッ...

???

俺(あれ?場面が飛んだ…。何だここ…崩壊した町?…)

俺(そ、それにアレは……)



高層ビルの壁

俺『くっ……』

霧切『俺君。手を離して!このままだと二人とも落ちるわよ!?』ブラ-ン...

俺『嫌だっ!!。絶対に諦めてなる物か…!!!』ググッ

霧切『だけど…』

俺『くッ…うっ…』ググッ

霧切『せめて貴方だけでも…!』

俺『言ってたじゃ無いか!君が怖い事は、失う事なんだとっ!!』グッ

霧切『…!!』

俺『俺も…一緒なんだよ!もう二度と、誰も失いたく無い!!』

霧切『……。』

俺『だから俺は…君の事だけは、絶対助ける!!』グイッ

霧切『あっ…!』グイッ!

壁「」ガシッ

霧切『お、俺君……』

俺「はぁ…はぁ…。もう、大丈夫だな…』グンッ

霧切『ええ…。ありがとう…』

俺『よし…学園に行こう。学園に戻れば何かが分かる筈だ』

霧切『そうね…行きましょう俺君』

俺『ああ』



俺(…何であんな危険な場所でファイト一発してたんだ俺と霧切さん?)

俺(それにこれ…本当に夢…だよな?…)

俺「うっ……」


光「」スウゥッ.....


俺(光が…広がって行く……)

俺部屋

俺「はっ…!?」バサッ

俺「こ、ここは……」チラッ

監視カメラ「」

俺「……。」

俺(監視カメラがある…。つまり、俺の個室か?…)

舞園「ん?…あ、目が覚めました?」パチリッ

俺「うん?舞園さん…?うっ…」

舞園「あっ…大丈夫ですか?後頭部に物凄いタンコブができてましたが…」

俺「タンコブ…?あ……」

何かの辞書「」ゴンッ

俺「そっか…。さっき降って来た辞書に後頭部ぶち当たって…」

舞園「はい…。あの後気絶した俺君を石丸君と大和田君が運んでくれたんです」

俺「そうだったのか…。どれくらい寝てた?」

舞園「実はもう夜時間前です」

俺「ええっ!?うわっ…俺、そんなに気絶してたのか…」

舞園「昨日は俺君の部屋で事件が起きたし、学級裁判もあったから精神的に疲れてたのかもしれませんね」

俺「そう…なのかな…」

舞園「とりあえず無事そうで良かったです。今日は安静にして下さいね」スクッ

俺「ああ。ありがとう舞園さんも長い間看病しといてくれて」

舞園「いえ、私も俺君にもたれかかって寝てただけですから…///」

舞園「それじゃおやすみなさい」

俺「ああ、おやすみ」

扉「」バタンッ

俺「……。」

俺「はぁ…やっぱ夢だったのな……」

俺(それにしても妙にリアルな夢だったな…俺と霧切さんが少しずつ打ち解け、仲良くなって行く…変な…)

俺「…あれ?」ツ-...

涙「」ツツ...

俺「……どうして俺、涙を流してるんだ…?」ツ-...

俺「どうしてだろう…。意味が分からん……」ポロポロ...

俺(俺と霧切さんは、この学園に来て初めて出会った筈…だよな?…)

涙「」ピトッ...

俺「……。」

同じなので選択肢までカット
体育館

モノクマ「アッヒャッヒャッヒャ」

モノクマ「タイムリミットは24時間。それまでにクロが出ない場合は、世間にこの恥ずかしい思い出をバラしちゃいまーす」

モノクマ「じゃ、バイなら」ヒュ-ン

桑田「あ…消えた」

朝日奈「でも流石にこれくらいで人を殺す人なんていないんじゃ無い?…」

大神「うむ…」

俺「…。」

俺「舞園さん、もしかして見せてくれたりする?」

舞園「だ、ダメですよ!?これだけは流石に俺君でも!?」アタフタ

俺「そっか…」

舞園「ごめんなさい…」

俺「ああ、いや…」

俺(そりゃそうだよな。知られたく無い事なんだから、他人に見せても大丈夫な人なんか居る訳無いか…)



俺個室

俺「…。」 ゴロン...

俺(誰にも知られたく無い過去の秘密か…)スッ

「俺君は中学3年まで、いつか自分は異世界へと足を運ぶ事になると信じて、密かに自室で魔法や剣術の特訓をしていた」

俺(…確かにこんな黒歴史バラされたら恥ずかしいけど、バラされたくないからって殺人を犯す人なんて本当に居るのか?)

俺「でも舞園さんが桑田君を殺そうとしたのは動機を渡された当日だったよな…」

俺(…もしかしたら舞園さんの時みたいに、既に殺人を考えている人がいるかもしれない)

俺「今の内に気になる人の様子を見に行ってみるか」ストッ

俺(とりあえず様子を見に行くのは…)


1男子
2女子


多数決下3まで

俺個室

俺(男子は秘密なんてバラされても気にしない連中だろうから、やっぱ様子を見に行くなら女子だよな)

俺(でも誰の様子を見にいこうか?)


1舞園(好感度8)
2霧切(好感度4)
3セレス(好感度1)
4朝日奈(好感度5)
5不二咲(好感度3)
6大神(好感度4)
7腐川(好感度2)


多数決下3まで

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朝日奈好感度→3
大神好感度→3でした失礼
霧切個室前

俺(霧切さんは仲間内でも冷静な部類だったよな)スタスタ

俺(この新たな動機について彼女がどう考えてるのか教えて貰えたりしないかな…?)

俺(それに…… 他にも聞きたい事があるんだよな)ピタッ

俺「……。」スッ

インターホン「」ピンポン

俺(霧切さん部屋に居るかな?)

扉「」ガチャッ

俺(お、いた)

霧切「俺君?…何?」

俺「あ、いや…少し聞きたい事があって…」

霧切「…。」

俺(…この間は?)

霧切「…どうぞ」 ガチャッ

俺「あ…お邪魔します」

俺(あ、部屋に入れてくれるのか)スタスタ

霧切個室

俺「…。」 スタスタ

俺(何か霧切さんの部屋わ舞園さんの部屋に入った時とはまた違う緊張感があるな…)スタスタ

霧切「頭の傷は大丈夫なの?」

俺「ああ。一晩ゆっくり寝たらマシになったよ」

霧切「そう…。良かったわね」

霧切「それで、私に聞きたい事と言うのは?」 クルッ

俺「さっきモノクマに渡された紙の事なんだが…」

霧切「…アレがどうかしたの?」

俺「…霧切さんはあの紙が動機になって、また最初の時のような事件が起きると思う?」

霧切「……。」

霧切「逆に私も聞きたいのだけど、俺君はあの紙が動機になり得ると思って?」

俺「俺は…流石にあの程度で動いたりする人は居ないと思ってるけど…」

霧切「そう…。私の考えは違うわ」

俺「…え?」

霧切「人の感情はそう簡単に読み取れる物じゃ無い…。知られたく無い過去を守る為に動く人がいたって不思議じゃない」

俺「まるで経験者のような言い方だな…」

霧切「……。」

俺「…なら霧切さんもあの紙に書いてある事は誰にも知られたく無い?」

霧切「そうね」

俺「じゃあ例えば…俺のを見せるから、霧切さんのも見せて欲しいって言ったら?」

霧切「無理よ」

俺「…。」

霧切「別に俺君が信用できないからって訳じゃ無いのよ。でもあの紙に書いてあった事は誰にも知られたく無いの…」

俺「そっか…」

俺(霧切さんの事は普段感情も全く表に出さないし、一匹狼だし…)

俺(正直現状では彼女の事は全く分からないけど、彼女にも色々あるんだな…)

霧切「…。」

俺「…。」

俺(直ぐ会話が途切れるから何か気まずい…)

俺(……夢の中の霧切さんは今と違って感情を出してくれて、笑ったりしてたからかこう鉄仮面で接っせられると変な感じだな)

霧切個室

俺「俺はこの学園から出る為には皆んなの協力無くして出られ無いと思ってる」

俺「俺達は黒幕と戦わなきゃならないのに、こんな時に仲間内で争ってる場合じゃ無いって」

霧切「……仲間?」

俺「ああ、こんな形で集められて共同生活を強いられる事になったけど俺達は仲間なんだ!」

霧切「……。」

霧切「…俺君ってそんなに熱い性格の人だったかしら?」

俺「えっ?」

霧切「貴方はもう少し冷静で、どちらかと言うと私やセレスさんや十神君に似たタイプだと思ってたけど…頭をぶつけて何か覚醒でもしたの?」

俺「ええ…」

霧切「フッ…まぁいいわ。どちらにせよ、俺君が今そう考えていたとしても、他の人はどうかしらね?」

俺「……。」

霧切「俺君のように本当に周りの人達を仲間だと信頼してるのかしら?」

俺「それは……。今は未だ、誰もしてない…と思う…」

霧切「そうね。舞園さんの未遂の事件や、一昨日の事件が起きてしまった事が、それを物語っているわ…」

俺「それは分かってる…」

霧切「…そう。頭に怪我を負っても、ちゃんと脳は働いてるようね」

俺「……。」

霧切「だったらもうこの話は──」

俺「だからこそだ!」

霧切「…ん?」

俺「だからこそ、最初は霧切さんから俺と協力して欲しい」

霧切「私が俺君に協力…?」

俺「ああ。霧切さんは一番最初に信頼できて協力してくれそうな人だって信じてるから」

霧切「……。」

俺「……。」

霧切「…私と俺君は未だ会ったばかりだし、話した事もあまり無かった筈よね?」

俺「ああ…」

霧切「…ならどうしてそんな俺君が、今の所ほぼ他人でしかない私に対して一番最初に信頼できて協力できそうだと信じれるのかしら?」

俺「それは……」


1…笑える話かもしれないが、夢の中だと俺達は仲良くしてたから
2特に理由は無い。強いて言えば直感だ


多数決下3まで

続きは次スレで

【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part12
【ダンガンロンパ】俺「安価でコロシアイ学園生活を生き残る」part12 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1606541988/)


>>1000
コンマ下二桁
86以上学級裁判GAMEOVER回数リセット権利+巻き戻し権利
71~85コンマ振り直し権利+巻き戻し権利
31~70巻き戻り権利
30以下何も無し

てい

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