THE 3名様~復活のラブライブ 穂乃果と絵里~ (89)

「測量」

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穂乃果「ってな事があってさ~、もう花陽ちゃんには驚きだよね」

凛「でしょ?そこがかよちんの凄い所にゃ」

絵里「また、ダイエットって事にならなきゃいいけどね」

穂乃果「それは言っちゃダメだよ。言うと現実になったりするんだから。言っちゃダメ」

店員「チーズケーキのお客様~?」

穂乃果「あっ、はい!ありがとうございます」

凛「美味しそうだにゃ~」

穂乃果「うん。さあ、食べようか」

凛「ちょっと待っててね。今分けるよ」

絵里「ふふっ」

穂乃果「ん?どうしたの?」

絵里「ううん。女の子二人がファミレスでチーズケーキを半分つにしてるのを見てるとね」

穂乃果「だって仕方ないじゃん。穂乃果も凛ちゃんもお小遣い残り少ないんだから」

絵里「そう言う所も含めて可愛いなって言ってるのよ」

穂乃果「こっちは結構切実なんだけどね」

凛「はい。切れたよ。じゃあ、食べようか?」

穂乃果「うん」

凛「はい、穂乃果ちゃんの分」

穂乃果「うん……ちょっと待って」

凛「何?」

穂乃果「これ…凛ちゃんの方が大きくない?」

凛「……そんな事ないよ」

穂乃果「いや…凛ちゃんの方が大きいよ」

凛「え~…ん~…なんか凛もそんな気がしてきた」

穂乃果「でしょ?」

凛「うん。じゃあ、食べようか」

穂乃果「え?」

凛「何?」

穂乃果「ジャンケンしようよ」

凛「する?」

姉妹感かわいい

穂乃果「もちろん。多い方食べたいもん」

凛「仕方ないなぁ」

穂乃果「恨みっこなしだよ?」

凛「それは分かんないけど」

穂乃果「…恨む事もあるかもしれないって事?」

凛「食べ物の恨みは怖いもん」

穂乃果「…まあ、いいや。いくよ?じゃーん」

凛「けーーん」

穂乃果「ぐー」凛「ちょき」

穂乃果「やったね!イェーイ」

凛「ちょっと待ってよ」

穂乃果「何?負けたんだから潔く諦めてよ」

凛「3回勝負にしようよ」

穂乃果「え?なんで?やだよ」

凛「ずるいにゃ、ずるいにゃ。凛は穂乃果ちゃんのお願い聞いてジャンケンしたのに穂乃果ちゃんは凛のお願い聞いてくれないなんて不公平だにゃーーーー」

穂乃果「それはそれじゃん」

凛「穂乃果ちゃんの方が1歳年上なのに!」

穂乃果「先輩禁止だし…」

凛「ずるいよ!」

穂乃果「分かったよ…3回戦ね?負けたら絶対に諦めてよ?」

凛「うん。凛に二言はないにゃ」

穂乃果「よく言うよ。せーの、じゃんけん」

凛「あっ、ずるい」

穂乃果「ちょき」 凛「ぐー」

穂乃果「あーーーー。しまったぁぁ」

凛「ズルするからだよ。正義は勝つにゃ」

穂乃果「くっ、これはヤバイ。負けたら終わる」

凛「ふふっ、さあ正真正銘最後の勝負にゃ。じゃんけん」

穂乃果「ちょき」 凛「ぱー」

穂乃果「いやっっっっったぁぁぁぁ!!!!」

凛「にゃぁぁぁぁ」

穂乃果「それじゃあ、遠慮なく選ばせて貰うよ」

凛「悔しいにゃ」

穂乃果「さて……なんか…凛ちゃんの方が大きい様に見えたけど…いざ、こう見ると…あれ?穂乃果の方が大きいかな?」

凛「早くするにゃー」

穂乃果「待って!急かさないで。ん~……ちょっと待って」

凛「何するの?」

穂乃果「筆箱の中にものさしが…」

凛「測るの?」

穂乃果「うん。短い方を凛ちゃんに…」

凛「えーーー」

穂乃果「いや、当たり前じゃん。穂乃果が勝ったんだから」

凛「はあ。凛、穂乃果ちゃんみたいなお姉ちゃんが欲しいってずっと思ってたんだけどなぁ」

穂乃果「…」

凛「まさか、穂乃果ちゃんがこんなに意地悪だとは思わなかったにゃ」

穂乃果「ちょっと…集中するから静かにしててよ!」

凛「だって…」

絵里「いい加減にしなさい!!!」

穂乃果「え?」

凛「絵里ちゃん…?」

絵里「もう我慢の限界。どうして、そんなに意地汚いの?どうしてそんなに浅ましいの?」

穂乃果「いや、だってさ…」

絵里「だってじゃない。はあ…もう、私が決まるから」

穂乃果「ええ…穂乃果勝ったのに…」

凛「あれ?凛もしかして得した?」

絵里「どっちだって一緒よ。こんな定規で測らないと分からない様なミリ単位の違いなんて大雑把なあなた達に分かる訳ないんだから」

穂乃果「でも…気分的に…」

絵里「黙りなさい。穂乃果はこっちで凛のはこっち。文句はなし。以上」

ほのりん「えーーーー」

穂乃果「穂乃果の方が少ない」

凛「凛の方が少ないにゃ」

絵里「じゃあ、いいじゃない。二人とも平等に少なく感じてるなら。気分的な問題なんだし」

穂乃果「ケーキを美味しく食べたいだけなのに…」

凛「どっちのケーキよりも絵里ちゃんの気の方が短いにゃ」ボソ

穂乃果「ものさしで測ってみようか?」ボソっ

絵里「は?」カチン

この後、凛と穂乃果ちゃんは物凄く怖い思いをしたんだにゃ。もちろん均等に。

ワロタ

「タイミング」

穂乃果「ねえ、本当にワサビ入れるの?」

凛「うん。たまには希ちゃんをギャフンと言わせなきゃ。いつでも高みの見物が出来ると思わないでねって」

穂乃果「そうだね。穂乃果と凛ちゃんがいつも怒られてるのに希ちゃんだけ怒られないのは納得いかないもんね」

凛「そうだにゃ。でも、ちょっとワサビ入れすぎたかな?」

穂乃果「う~ん、そうだね!少し減らそうか?」

海未「おまたせしました」

穂乃果「え?」

凛「海未ちゃん?」

海未「なんです?」

穂乃果「いや…あれ?海未ちゃんなんでいるの?弓道部は…」

海未「あぁ…希から聞いてないのですか?」

穂乃果「何も。って言うか希ちゃんは?」

海未「バイト先から電話が掛かってきたと。ちょうど私と入れ違う形で出て行きましたよ?」

穂乃果「そうなんだ」

凛「一言言ってくれればいいのに」

海未「私に言付けたつもりだったんですかね?まあ、結果伝わったので良しとしましょう」

穂乃果「うん。でもさ、希ちゃんが頼んだ焼肉定食どうするの?」

海未「私に代わりに食べて欲しいと言ってましたが」

凛「あ~そうなんだ。えっと…どうしよう?」

穂乃果「え?」

凛「ワサビだよ」コソコソ

穂乃果「あっ、そうか。これはかなりヤバイ」

海未「どうしました?」

穂乃果「いや~…何でもないよ」

海未「そうですか。では、頂くとしましょう。いただきま…」

凛「ストップ!海未ちゃんストップにゃ」

海未「…何ですか?」

凛「えっと…もしかしたら希ちゃんがまた帰ってくる可能性もあるし」

海未「代わりに食べてくれと言っていたと言いませんでしたっけ?今さっき」

穂乃果「でも、ほら?分からないでしょ?帰ってくるかもしれないじゃん。その時、希ちゃんの焼肉定食がなかったら悲しいのは希ちゃんだよ?」

海未「また頼めばいいのでは?」

穂乃果「その発想はよくない!無駄遣いだよ」

海未「大丈夫ですよ。どっちにしろ私も外出すると家族に伝えてありますし」

凛「でも、焼肉定食でいいの?ほかに食べたいものだってあるでしょ?」

海未「別にかまいませんが?むしろ、他に頼んで希が帰って来なかった時の方がもったいないでしょう?」

凛「たしかに…」

穂乃果「でも…太るよ?焼肉定食なんて太るからね?せっかくいつも気をつけてるのに」

海未「私からしてみれば穂乃果のそのダブルハンバーグ定食プラスご飯大盛りの方が太ると思いますが?なぜダブルを頼んでいるのです?また、ダイエットする事になっても知りませんよ?」

穂乃果「それは…その…海未ちゃんと分けようと…」

海未「私が来るのは知らなかったでしょう?」

穂乃果「うっ…」

凛「あれだよ…海未ちゃんには焼肉定食は似合わないよ」

海未「はい?」

凛「だから、海未ちゃんは和食が…」

海未「私だって焼肉は好きですけど」

凛「え?そうなの?」

海未「あまり焼肉が嫌いだと言う人って聞いた事がありませんし」

凛「たしかに。凛も聞いた事がないかも」

穂乃果「うん。そうだよね。じゃあさ、海未ちゃんの焼肉定食少し頂戴?」

凛「え?」

海未「食べたいのですか?」

穂乃果「うん。凄い食べたい」

海未「はあ…まあ、仕方ありませんね。今回は特別ですよ?」

穂乃果「わ~い」

海未「では…」

穂乃果「あっ…待った!やっぱりストップ」

海未「へ?」

穂乃果「穂乃果にではなくて凛ちゃんに」

凛「え?」

海未「凛に?」

穂乃果「凛ちゃんが物欲しそうに見てるから…凛ちゃんに」

海未「えっと…意味が…」

穂乃果「いやね、穂乃果ももちろん食べたいんだけど、凛ちゃんも食べたそうにしてるし」

凛「してないよ」

穂乃果「いや、遠慮はいらないよ」

海未「それ、穂乃果のセリフではないですよね?」

穂乃果「凛ちゃん貰いなよ」

凛「本当…大丈夫だよ?穂乃果ちゃんが貰いなよ」

穂乃果「いや、穂乃果はいいよ。って言うか凛ちゃんが入れたんだから責任持ちなよ」

凛「穂乃果ちゃんだって同罪でしょ!」

穂乃果「いや、穂乃果は止めたから」

凛「止めてないよ」

醜い擦り付け合いだw

海未「何なんですか?」

穂乃果「何でもないよ。うん、何でもない」

海未「何か…隠してます?」

穂乃果「いえ、何も」

凛「生まれてこの方隠した事は一度もないであります、はい」

海未「どう言う事ですか?」

凛「いえ、自分でも言ってて意味が分からないです」

海未「何ですか、それ?」

凛「何なんだろうね?どうする?」

海未「いらないのであれば食べちゃいますよ?」

穂乃果「あっ、待って…」

海未「いただきます」パクっ

穂乃果「あっ…」

凛「あっ…あぁ…」

海未「……」モグモグ

穂乃果「あの…海未ちゃん?」

海未「…………はい?」

穂乃果「どう?」

海未「美味しいです」

穂乃果「え?本当?」

海未「はい。わさびが程よく効いていますね」

穂乃果「あっ、そうですか。それは良かった」

海未「はい。やっぱり、一口食べますか?」

穂乃果「あっ、うん。わさびがない所頂戴」

凛「凛も」

「謎解き」

凛「ん~…」

真姫「さっきから難しい顔してどうしたのよ?」

絵里「何かあったの?」

凛「あのね、これなんだけど」

絵里「あら、クイズ?」

凛「うん」

真姫「へ~、成る程。マッチ棒を二本動かして式を成立させろって訳ね」

凛「そうなの」

絵里「へえ、どれどれ?ちょっとよく見せて?」

凛「一緒にやる?」

絵里「ええ、チャレンジしてみようかしら」

凛「絵里ちゃんが付いてると思うと心強いにゃ」

真姫「って言うか絵里がやったら直ぐに終わっちゃいそう」

絵里「ん~……」

凛「結構難しいでしょ?」

絵里「そう…ね。確かにちょっと難しいかも」

真姫「そんなになの?」

絵里「ええ。真姫も一緒に考えて?」

真姫「いいけど。私、割とこう言うの得意だから…ん?」

絵里「結構難しいでしょ?」

真姫「そ、そうね。ちょっと舐めてたかも」

絵里「例えば、ここの一本を動かすとして…」

真姫「でも、そこを動かすと…」

凛「あのね、一応凛も途中まで考えたんだけど。ここの一本を…」

絵里「うん。ちょっと待っててね?」

凛「え?でも、多分一本はここで…」

真姫「凛、今考えてるから」

凛「え~、凛も考えたんだけど…」

絵里「ここはどうかしら?」

真姫「そこはダメよ」

絵里「あっ、そうね。となると…えっと…」

凛「ねえ?ここをね」

絵里「分かった。うん、そうかも知れないんだけど。わたしにももう少しだけ考えさせてくれないかしら?ね?」

凛「…うん。いいけど」

真姫「ねえ?もしかして…ここの一本を動かして…」

絵里「あっ!?なるほど。ここを動かせば…」

真姫「そうよね?そう言う事よね?」

絵里「そうだわ。うん、きっとそうよ。凛!もしかしたら解けたかも知れないわ」

凛「……」

絵里「凛?」

凛「凛、さっきからずっと真姫ちゃんと同じ事言ってたのに」

絵里「え?いや、あの…」

凛「…もういいにゃ」

絵里「ご、ごめんね。凛、あの…ねえ?」

真姫「え?あの…凛がヒントをくれたから解けたのよ?」

凛「そうは見えなかったけどね」

真姫「そんな事は…」

凛「凛、もうドリンクバー行く」

絵里「凛…」

真姫「どうするのよ?完全に拗ねちゃったじゃない」

絵里「どうするって言われても…」

真姫「ああなったら中々機嫌直らないわよ?」

絵里「はあ…さっきのクイズより骨が折れそうだわ」


凛ちゃんかわいそす

「case.1」

真姫「正直に言いなさいよ。せっかく皆んなで食べようと思って持ってきたのに。勝手に食べるとかありえないわ」

穂乃果「だから違うんだって。穂乃果じゃないよ。なんで穂乃果を疑う無さ」

真姫「穂乃果が一番怪しいからよ」

穂乃果「それって証拠にはならないよね?」

真姫「じゃあ、何?アリバイでもある訳?」

穂乃果「それは…」

真姫「ほら」

海未「真姫。少し冷静になって下さい」

真姫「だって」

海未「穂乃果ではないですよ」

穂乃果「海未ちゃん!信じてたよ!」



海未「穂乃果があんな器用な事出来るはずありませんよ」

真姫「たしかに…」

海未「全てのケーキを少しずつカットして1つのホールに見せるなんて。穂乃果がやったら大きさがすべてバラバラになって最終的に物凄く小さくなってしまうのがオチですよ」

真姫「たしかに…」

穂乃果「いや、そんなに不器用ではないよ」

海未「不器用ではなくガサツだと言っているのです」

穂乃果「え?海未ちゃん穂乃果の味方なんだよね?」

海未「もちろんです。とにかく、穂乃果にそんな器用な事が出来るはずがありません」

穂乃果「結局不器用だって言ってるようなものじゃん。出来るからね、それくらいは」

真姫「じゃあ、やっぱり証拠もアリバイもない訳ね?」

穂乃果「いや…」

真姫「どっちなのよ…」

「case.2」

真姫「海未はああ言ってたけど…。やっぱり穂乃果が怪しいわ」

穂乃果「なんでさ。海未ちゃんの言い分は穂乃果も納得いってないけども。とにかく穂乃果は違うんだよ」

真姫「でもね…」

ことり「真姫ちゃん。犯人は穂乃果ちゃんじゃないよ。私には分かるんだ」

真姫「ことり…」

穂乃果「ことりちゃん!分かってくれた?やっぱり、ことりちゃんだよ。愛すべき幼馴染!」

ことり「うん。穂乃果ちゃんはそんな事しないもんね」

穂乃果「うん。当たり前だよ」

真姫「でも、事実あの部屋に居たのは穂乃果だけなのよ?」

穂乃果「そんなのたまたまだよ。その前に居たかもしれないし」

ことり「真姫ちゃん?よく考えてみて?」

真姫「何よ?」

ことり「 全てのケーキを同じくらいカットして少しずつ食べるなんて…そんな事穂乃果ちゃんは思いつかないと思うんだ」

真姫「確かに…それはあるかも…」

ことり「そうでしょ?それに穂乃果ちゃんが犯人だったら絶対に証拠を残して行くはずだもん」

穂乃果「ことりちゃん?」

ことり「任せて穂乃果ちゃん。穂乃果ちゃんへの疑いは私が晴らしてあげるからね」

穂乃果「うん。ことりちゃんの気持ちは凄い嬉しいだけどね。なんだろ?後ろから刺されてる気分なんだけど」

ことり「え?そ、そんなつもりは…」

穂乃果「分かるんだけどね。天然で言ってるんだろうけど。その分ダメージが大きいよ」

ことり「ご、ごめん。あの…じゃあ…えっと…その…」

穂乃果「え?ほかに何もないの?」

真姫「結局そうなるのね」




「case.3」

にこ「犯人は穂乃果でしょ」

穂乃果「え?」

真姫「ほら、やっぱり」

穂乃果「なんでそうなるのさ?助けてくれるんじゃなかったの?」

にこ「どう考えてもそうでしょ。ケーキと一緒に部室に居たのは穂乃果だけなんでしょ?犯人じゃない」

穂乃果「だからぁ、穂乃果の前にだって誰か居たかもしれないじゃん!!!目撃されたのがたまたま穂乃果なだけでさ!」

にこ「普段から行いが悪いから疑われるのよ。人の物を勝手に食べるなんて事を…」

穂乃果「にこちゃんにだけは言われたくないんだけど。ポテト返してよ」

にこ「それは今関係ないでしょ!」

穂乃果「関係あるよ!」

にこ「どう関係あるのよ?今回ケーキが盗み食いされた事と過去ににこがあんたのポテトを勝手に食べた事と!」

穂乃果「二度ある事は三度あるから!」

真姫「じゃあ、穂乃果は真っ先に疑われても仕方ないわよね?」

穂乃果「えっと…」

にこ「そうよ。だいたい、二度もしてないわよ!」

真姫「一度やった時点で偉そうに言えないけどね」

にこ「いや、それは…」

穂乃果「そうだ、そうだ」

真姫「だから…穂乃果もだから」

穂乃果「くっ…」

穂乃果「だからぁ、本当に違うんだよぉ」

真姫「そうやって必死になる所がますます怪しいのよね」

穂乃果「必死になるに決まってるじゃん!冤罪なんだからさ!いいよね?真姫ちゃんは疑う側だから!」

真姫「良い訳ないでしょ」

穂乃果「絵里ちゃ~ん」

絵里「なるほどね」

穂乃果「たすけてよぉ」

真姫「往生際が悪いわね」

絵里「別に穂乃果の肩を持つ訳じゃないけど」

真姫「何?」

絵里「クールになりましょう?ケーキがつまみ食いされる前に穂乃果は確かに部室に居たかもしれない。でも、それだけの事」

真姫「そうよ。だから…」

絵里「ケーキが盗み食いされた事。穂乃果が部室に居た事。その二つの事実があるだけじゃない。それでイコール穂乃果が犯人と結びつけるのは時期尚早じゃないかしら?」

真姫「まあ…」

絵里「そうでしょ?それだけで仲間を疑うなんて悲しいじゃない?」

真姫「μ'sの誰かが犯人じゃないとそれはそれで怖いんだけど」

絵里「ま、まあ…そうだけど。とにかく疑わしきは罰せずよ」

穂乃果「絵里ちゃん!流石!頼りになるよぉ」

絵里「ふふっ。でもね、疑われるって事は穂乃果の方にも全く非がない訳じゃないの」

>>38 「case.4」

「case.5」

>>40

穂乃果「いやぁ…そうだよね」

絵里「そうよぉ……あっ!思い出した!こないだ凛と希と私のチョコレート勝手に食べたでしょ?」

穂乃果「え?あっ…それは希ちゃんが…」

絵里「忘れてたわ。とっちめようとしたら帰っちゃうんだもん。はあ………なんて事してくれるの?」

穂乃果「えぇ…」

絵里「楽しみにしてたのよ?人気店のチョコレートで並んで買ったんだから」

真姫「それをなんで学校に持って来てるのよ」

穂乃果「ご、ごめんなさい…。あの…」

絵里「謝るくらいなら最初からそんな事するんじゃないわよ!あ~思い出したらだんだん怒りが込み上げて来たわ」

穂乃果「えぇ…そんな…」

「case.5」

希「いやぁ~ごめんなぁ」

穂乃果「本当だよ」

真姫「はあ…結局、犯人は希だったのね」

希「ウチのせいで穂乃果ちゃんが疑われてるって聞いて」

穂乃果「お陰で絵里ちゃんには怒られるしにこちゃんとは言い合いになったんだからね」

真姫「それは全部自業自得じゃない?」

穂乃果「うっ…まあ…とにかく」

真姫「でもよく思い付いたわね?」

希「ん?」

真姫「カットされたケーキを少しずつカットして元々そのサイズのホールに見せるなんて。ここまで来ると素直に感心するわ。流石希ね」

希「いや~凛ちゃんが困ってたからなぁ」

真姫「何?凛も共犯なの?」

希「知らなかったん?」

真姫「知らなかったわよ、全く。凛にも困ったものね」

希「あはは。そうなんや。やっぱり、どんなに上手くやってもバレるものなんやなぁ」

真姫「当たり前でしょ。ふふふっ」

穂乃果「ちょっとタンマ」

真姫「なによ?」

穂乃果「なんかおかしくない?」

真姫「何が?」

穂乃果「穂乃果は散々あんな扱いを受けたのに真犯人の希ちゃんはなんかさ、頭脳犯みたいに言われてさ」

真姫「知能犯でしょ?」

穂乃果「それ!」

真姫「なによ?不満なの?」

穂乃果「当たり前だよ!穂乃果は怒られ損だよ!」

希「ごめんな~穂乃果ちゃん」

穂乃果「ダメだよ。穂乃果もう怒ったから。激おこだよ」

店員「あの~…ウルトラデラックスパフェをご注文のお客様?」

穂乃果「え?」

希「お詫びと言っちゃなんなんやけどな…穂乃果ちゃんパフェ好きやと思って入って来るとき注文しといたんやけど…食べてくれないかな?」

穂乃果「ま、まあ…うん…取り敢えず…食べてあげない事はないかな」

希「ふふっ、よかった」

真姫「本当、ぬかりないわね」

「正夢」

お互い最初の印象は最悪だった。私は彼が苦手だったし彼も私みたいな真面目だけが取り柄の堅苦しい女の子は嫌いだったと思う。

それがーーーー。

今、彼は私の隣にいる。白いタキシードに身を包んでしゃんとした服を着て、でもあの頃と変わらない、昔と同じ笑顔。

「絵里、おいで」

そう言いながら差し伸べる手を私は掴んだ。温かくてとても安心する。

あの時、初めて彼の手に触れた時私は既に

にこ「ぷくく…私は既に…ぷっ…私は既に彼に恋をしていたんだと思う………………あははははは……ひぃ…お、お腹…お腹痛い…」

絵里「はは………」

希「にこっち、これ以上はやめてあげなって」

にこ「だって…なによ。いくら寝付けなかったからって…オリジナルの恋愛小説を書くって…妄想全開の。そう言う役目は海未に任せておけばいいのに。あははは」

希「せっかく思いついたから忘れない様に書いておいたんやって。真夜中のテンションって怖いなぁ」

絵里「………」

にこ「しかも、何が傑作って。間違えて先生に提出して部室に返しに来られた時に皆んなにバレるって言う。あははは、もう本当に傑作よ」

絵里「でしょ………傑作でしょ?…………ウケて嬉しい」

にこ「あっ、そう?」

希「もう、にこっち。これ以上はあかんて。えりちの目からどんどん生気が消えて言ってるから」

にこ「あ~~~、そうね、うん。いやぁ、それにしても絵里って結構乙女なのねぇ」

絵里「はは……そうでしょ………?」

希「ええと思うよ?ウチだって憧れるって。なあ?」

にこ「あははは…え?そうね、ぷっ、うん。憧れる、憧れる」

絵里「……そう?」

希「え?うん、当たり前やん?憧れるに決まってやん」

にこ「うんうん。続き読みたいもの。この後、どうするつもりだったのよ?」

乙女エリチ可愛い

絵里「この後は一応続きを考えてて」

にこ「うんうん」

希「えりち大丈夫?話しても大丈夫なん?後悔しない?」

絵里「はっ!?」

にこ「ちっ、いい所だったのに」

男「おいっ、待てよ」

にこ「何?あっちの席うるさいわね」

希「喧嘩かな?」

男「頼むよぉ。許してくれよぉ」

女「バカ言ってんじゃないわよ。いつも泣かせてばかりで。私が何にも知らないとでも思ってるの?」

男「いや、それはさぁ…ほら…もう、しないから。ね?」

女「もう信用出来ない。あの時のあのセリフも全部嘘だったと思ってる。サヨナラ」

男「あっ、ちょっ………はあ」

ピッピッピッ

男「もしもし、ゆきちゃん?今なにしてる~?え?暇?だったら今から遊ばない?」

にこ「うわっ…最低ね…」

希「捨てられてすぐに他の女の子に電話するなんてどんな神経してるんやろ。な?」

絵里「お陰で夢から覚めた気分だわ」

にこ「良かったじゃない、黒歴史に歯止めをかける事が出来て」

「喫茶店」

とある沼津の喫茶店

千歌「でさ~東京で流行ってるらしいんだけどね。知ってる?マカロン」

果南「あ~、聞いた事ある様な…」

梨子「それいつの情報?」

千歌「ん~…情報って言うかイメージ?」

梨子「そんなんでよく話題に出せたわね」

果南「それが千歌なんだよ。そろそろ慣れなきゃ」

千歌「と言う事でさマカロンを用意してみました!」

果南「おっ!東京行って来たの?」

千歌「んにゃ。沼津に売ってたんだよ」

梨子「別に東京の物って訳じゃないからね」

唐突なサン萎えるわグッバイ

>>52
続き聞きたかった…

千歌「そうなんだね~。あはは………で?どうする?誰から食べる?」

果南「いや、千歌から食べなよ」

千歌「いやいや、ここは果南ちゃんから」

果南「ん~私は千歌の後で」

梨子「同時に食べればいいじゃない」

千歌「いや~…正しい食べ方が分からないよね?」

果南「って言うか食べるのにちょっと勇気がいるよね?マカロンって…色が独特だし」

千歌「確かに…これなんて青いしね。青ってなんか食べる気なくなるって言うか…」

果南「でも、勿体無いぞ~」

千歌「そうなんだよね」

梨子「いや、大丈夫だから。普通に食べなさいよ。美味しいから」


千歌「そりゃあ、梨子ちゃんはシティーガールで舌も東京に慣れてるからいいかも知れないけどさ。田舎者の私達にはさ…」

梨子「味覚に東京も田舎者もないと思うけど」

千歌「あるよ!田舎を舐めないでよ」

果南「舐めてるのはむしろ千歌の方じゃない?」

千歌「まあ、いいや。ちょっとおばさんにあげてくる」ガタッ

梨子「え?」

千歌「おばさ~ん。ちょっといい?え?違うよ。これ食べてみてよ。美味しいって有名なんだよ」

梨子「あれ…毒味だよね?」

果南「悪く言えばね」


「エリチカ」

花丸「ダイヤさんは…好きな食べ物はなんですか?」

ダイヤ「プリンですけど?」

花丸「へ~意外ずら」

ダイヤ「意外?」

花丸「嫌いな食べ物は?」

ダイヤ「ハンバーグですけど」

花丸「え~美味しいのに」

ダイヤ「はあ…」

善子「いや、何なのよ?って言うかルビィは?」

花丸「ん~?ダイヤさんの事をもっと沢山知りたいと思って」

ダイヤ「そ、そうだったんですの?」

花丸「はい!」

善子「満更でもなさそうだし。それとルビィは?」

ダイヤ「ルビィは家の用事で来れなくなってしまったので」

善子「え?それで代わりに来たの?」

ダイヤ「ダメでした?」

善子「ダメじゃないけど」

花丸「ダイヤさんとマル達だって同じAqoursの仲間ずら。一緒に遊んでたって何もおかしい事はないずら」

善子「まあ、そうだけど。それでさっきから質問責めにするのもどうかとおもうけど」

花丸「マルはダイヤさんの事をもっと知りたいんだよ」

ダイヤ「そう言う事でしたらなんでも聞いて下さい」

花丸「本当に?」

ダイヤ「はい。私も花丸さんともっと仲良くなりたいから」

善子「私は?」

ダイヤ「もちろん」

花丸「ダイヤさんはμ'sの大ファンなんですよね?特に誰が好きなんですか?」

ダイヤ「もちろんエリーチカ」

善子「もちろんって言われても…って言うか誰?」

ダイヤ「そんな事も知らないのですか?エリーチカはμ'sのメンバーの中でも特にクールで賢い。それでいて生徒会長!最高ですわ」

善子「へ~」

花丸「詳しいんですね」

ダイヤ「常識の範囲内です」

善子「常識とは…」

花丸「善子ちゃんが持ってないものずら」

善子「ヨハネよ。ふっ、この堕天使にとって常識など…」

花丸「じゃあ、エリーチカについて沢山知ってますか?」

ダイヤ「もちろん」

花丸「エリーチカの誕生日は?」

Aqoursもすこやで

3名様でAqoursは珍しいね
初登場?

ダイヤ「10月21日、天秤座」

花丸「おおっ!聞いてない星座まで。ちなみに善子ちゃんの誕生日は?」

善子「ついでって何よ」

ダイヤ「…えっと」

善子「しかも知らないんかいっ!」

花丸「エリーチカの好きな食べ物は?」

ダイヤ「チョコレートですは!ちなみに嫌いな食べ物は梅干しと海苔!エリーチカはロシア人とのクウォーターなので海苔が消化できないから苦手なのではとの説が有力です」

花丸「おおっ!じゃあ、善子ちゃんの好きな食べ物は?」、

ダイヤ「………お肉?」

善子「私もチョコレートよっ!」

ダイヤ「甘い物ばかり食べてると太りますよ?」

善子「一緒なんだけど?エリーチカと一緒なんだけど」

ダイヤ「まあ…エリーチカの場合は自己管理をちゃんと…」

善子「何を知ってるのよ!」

花丸「ダイヤさんはエリーチカの事は詳しいけど善子ちゃんについては詳しくないずら」

善子「わざわざ言わんでいい」

ダイヤ「確かに、そうですわね。でも、いいじゃない」

善子「何がいいのよ?」

ダイヤ「私達はまだ出会ったばかりですから。これからお互いの事をもっと知れるなんて楽しみがいっぱいですわ」

善子「な、なるほど…」

花丸「そうずら。その為にもマルは色んな所に伏線を張り巡らせているから楽しみにしておくずら」

善子「余計な事はしなくていいわよ」

「異色」

千歌「でさ~鞠莉ちゃんと果南ちゃんがね」

曜「あはは~、そうなんだ」

梨子「ねえ、曜ちゃん、時間大丈夫?」

曜「え?あ~…終バスの時間が…ついお喋りに夢中に…」

千歌「本当だ。もうこんな時間かぁ。どうする?志満姉に送って貰う?」

曜「う~ん…そう…」

梨子「たまには私の家に泊まっていく?」

曜「え?いいの?」

梨子「うん。明日学校休みだし」

曜「じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな」

千歌「って事は今日は3人でお泊り会だね!」

梨子「千歌ちゃんはお隣さんだから普通に帰れるんだけどね」

千歌「そこら辺はいいの!」



梨子「でも大変ね。ふだんからバスの時間を気にしなきゃいけないんだもんね」

曜「もう慣れたよ~。最近はほら?善子ちゃんが居るから私がうっかりしてても」

千歌「割としっかりしるもんね~善子ちゃん」

曜「そうなんだよ~」

千歌「二人でどんな会話をしたりするの?」

曜「え?」

千歌「ほら?バスに乗ってる間さ」

梨子「確かに。少し気になるかも。曜ちゃんと善子ちゃんって性格も趣味趣向も正反対のだし」

曜「あ~、それが良かったのかも知れない!」

梨子「それが?」

曜「お互い全然タイプが違うから新鮮で話が尽きないんだよ!善子ちゃんの話聞いてると面白いよ」

千歌「なるほど。そういう事か」

曜「最初はなかなか話も弾まなかったりしたけどね。気がついたら善子ちゃんもどんどん話す様になってくれてさ。今じゃ家に着くまでずっと喋ってるよ、善子ちゃん」

千歌「へ~、そうなんだ」

梨子「いや…単に曜ちゃんのコミュニケーション能力が高いだけの様な気もするけど」

「数学」

千歌「うわ~最悪だ~」

花丸「どうしたの、千歌ちゃん?」

果南「また何かやらかした~?」

千歌「数学の宿題を出されてるんだけどさ。てっきり今日は曜ちゃんも梨子ちゃんも来ると思ってたから」

果南「あ~、二人来ないの?」

千歌「来ないって。ねえ?鞠莉ちゃんとダイヤちゃんは来ないの?」

果南「あの二人も今日は来ないみたい」

千歌「そんなぁ。どうしよう」

花丸「果南ちゃんは?」

千歌「え?」

果南「え?」

花丸「果南ちゃんに教えて貰えないの?」

千歌「あ~……果南ちゃん……果南ちゃん、二年生の数学出来る?」

果南「どうだろう?」

花丸「え?果南ちゃん、三年生なのに二年生の数学出来ないの?」

果南「いや~」

花丸「もしかして…果南ちゃんって勉強とか苦手?」

休学してたからしかたない…

千歌「花丸ちゃん、見れば分かると思うんだけど。果南ちゃんは勉強苦手だよ」

果南「言ったな~。あのね、千歌程ではないからね?」

花丸「そうだったんだ。結構シリアスな顔してる事多いしいつも大人っぽい振る舞いしてるからてっきり……」

千歌「あ~…なるほど」

果南「マルは見かけによらず結構な毒を吐くよね。私よりよっぽど意外だよ」

「秘密」

ダイヤ「ほら、ルビィ。口元にクリームが付いてますわよ。拭いてあげるからこっち向きなさい」

ルビィ「あっ、本当だ。ありがとうお姉ちゃん」

鞠莉「ふふっ、黒澤姉妹は仲が良いわねぇ」

ダイヤ「当然ですわ」

鞠莉「ふふふ。ねえ、ルビィ?」

ルビィ「どうしたの?」

鞠莉「何か…ダイヤの恥ずかしい話とかない?」

ルビィ「お姉ちゃんの恥ずかしい話?」

鞠莉「イェース!ダイヤのトップシークレット。何か面白い話!ここぞという時に使える話!」

ルビィ「ん~えっとねぇ」

ダイヤ「ストップ」

鞠莉「何よ~」

ダイヤ「普通聞きます?本人の目の前で!」

鞠莉「反応みたいし…」

ダイヤ「だルビィも何を普通に話そうとしてるの?」

ルビィ「ご、ごめんなさい」

ダイヤ「ないでしょう?私の恥ずかしい話など!」

ルビィ「あるよ?」

ダイヤ「え?あるの?」

ルビィ「うん」

鞠莉「どうすれば無いと思えるのよ」

ダイヤ「だ、だって…分かりました。か、仮にあったとして他所でその話をしたりなどは…」

ルビィ「し、してないよ…」ダラダラ

ダイヤ「成る程。してるのね?」

ルビィ「その…えっと…」

鞠莉「ダイヤの話は手軽にウケるからついついしちゃうわよね」

ダイヤ「鞠莉さんもしてるのですか?」

鞠莉「オフコース」

ダイヤ「と言うか…どれだけあるのですか?私のエピソードトークは…」

鞠莉「さあ?数えた事ないから」

ダイヤ「数え切れない程?」

「壁ドン」

千歌「ねえ、曜ちゃん?」

曜「何?」

千歌「壁ドンって知ってる?」

梨子「!?」

曜「壁ドン?ん~、聞いた事はあるよ」

千歌「へ~、なんか凄い人気なの?」

曜「そんな事はないんじゃない?」

梨子「そんな事はあるわよ!!!」

千歌「え?」

曜「え?」

千歌「梨子ちゃん知ってるの?」

梨子「え?いや…あの、テレビで前にやってたのを見た事あるのよ。そう、テレビでね」

千歌「ふ~ん。そうなんだ。私も聞いた事はある様な気がするんだけどさぁ。どんなんだったかなぁ」

曜「壁にドンってやるんだよ」

千歌「そのまんまだね。安直なネーミングセンス」

梨子「そんな事はないでしょ!!!!」

千歌「え?あっ、ごめん。もしかして、好きだったり」

梨子「いや、そうじゃなくて。そんな事はないけど、ほら?失礼じゃない?安直なネーミングセンスとか言ったら。千歌ちゃんだって嫌でしょ?」

千歌「確かにそうだね。反省…」

曜「あはは…。気になるならさスマホで検索してみたら?」

千歌「そうだね。いや~、今の世の中便利だね。分からない事があったら図書館に行って専門書を探し開いて調べると言う過程を一気に飛ばす事が出来るこの神具で調べる事が出来るんだもんね」

曜「そうだね!便利だね」

千歌「さてと…あり?私のスマホ充電が切れちゃってる」

曜「あっ、千歌ちゃんも?」

千歌「曜ちゃんも?」

曜「うん。いつもはそんな事ないんだけどね」

千歌「という事は…梨子ちゃん!」

梨子「え?」

千歌「スマホ貸して!」

梨子「えっと……ダメよ」

千歌「え?ダメ?」

梨子「あの…ダメって言うか…待って!少し時間を頂戴」

千歌「え?うん…」

梨子「ちょっと待っててね」

千歌「うん。何をしてるんだろ?」

曜「さあ?」

梨子「はい。どうぞ」

千歌「あっ、もういいの?」

梨子「ええ」

千歌「さてと、じゃあ。か、か、……あれ?かって打ったらいきなり壁ドンって出てきた」

梨子「え?嘘?あっ…履歴だけじゃなくて予測変換の方も…」

千歌「もしかして…梨子ちゃんも調べようとしたの?」

梨子「………そうよ。気になって」

乙!安定の面白さだった

おつおつ

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