【艦これ】敷地内戦闘訓練【安価】 (625)

~注意事項~

・誤字脱字などあると思います

・持っていないキャラ等出た場合はボイスを聞くなど対処していますが、キャラ崩壊等あるかもしれません

・専ブラから投稿しています。もしかしたらエラー等出るかもしれません。

・やりたいことやったらラブコメパートに移ります

・地の文が入ります

・のんびり更新です

・ただただクソ安価
 &
 設定安価でも無いのに無理やり設定ねじ込んでくる場合は再安価する場合があります

・メインヒロインは曙

~ちなみに~

・このssは

【艦これ】提督「曙との距離を縮めたい」【安価】
【艦これ】提督「曙との距離を縮めたい」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470194301/)

から続くシリーズの続編です。これだけでも楽しめるよ!ホントだよ!

前スレ
【艦これ】バレンタイン【安価】
【艦これ】バレンタイン【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1515029277/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515029277

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1531919042

瑞鶴「提督さん、遅刻」

提督「…ごめんなさい」

大井「…すいません」

瑞鶴「(昨日は大井さんとね…)…提督さん」

提督「…はい」

瑞鶴「エッチ禁止」

提督「え」

瑞鶴「エッチ禁止」

提督「…いつまで」

瑞鶴「私が良いって言うまで」

提督「……本当に?」

瑞鶴「本当に」

提督「……………」




明石「…だから何ですか」

提督「気を紛らわす何かを作ってくれ」

明石「自分で触れば良いじゃないですかっ!」

提督「それも禁止されたんだ!」

明石「えぇ…」

提督「とにかく…散々そういう事をしてきたお陰で、いざやらなくなると集中できないんだ」

明石「すっごい情けないこと自覚してます?」

提督「してる」

明石「…そういえば」

提督「ん?」

明石「何で私に相談してきたんですか。曙辺りに言えば…」

提督「…こっそりならバレない。とか言い出しかねない」

明石「…まぁ、何かしら考えてみますよ」

提督「頼む」




提督「サバゲー?」

明石「モドキですけどね。ルール知りませんし」

提督「サバゲーってアレか、銃もって撃ち合うヤツ…危なくないか」

明石「危ないので専用の弾薬を開発しておきました」フフン

提督「…費用は」

明石「後で請求しておきます」

提督「」

明石「とにかく…緊張感のある状況下で運動すれば、少しは気が晴れるんじゃないですか?」

提督「なるほど。とはいえ、他の娘が参加するかどうか…」

明石「餌で釣れば良いじゃないですか」

提督「餌?景品か」

明石「えぇ、そんなところです。募集かけておきますね」

吹雪「屋内訓練演習…参加は任意だって」

初雪「…参加する」

吹雪「え?」

初雪「景品、欲しいから…」

吹雪「けいひ…あっ!?」


漣「ご主人様も面白いことしますねぇ、ぼのたーん」

曙「どうせ乗せられて、肝心な部分は知らされてないのよ」フンッ


浜風「どうします?浦風」

浦風「当然参加じゃ。こんなチャンスは逃せんけぇ」

………

提督「まさか全員参加とはな」

明石「想定内ですよ」

提督「そうなのか?」

明石「えぇ。皆が欲しがるものを景品にしましたから」

提督「…俺の財布が許す限り好きな物を与える…とかか」

明石「…良い勘してますね。7割正解です」

提督「嫌な予感してきた…」


・装備は自身の艤装(提督は用意された武器から自由に選択)に専用の弾薬を使用する

・撃破判定になれば艤装は自動的に動作を停止する

・参加者にはセンサーが装備される。半径5メートル以内に他の参加者は居る場合、音と光で反応する。撃破されれば機能は停止する

・戦闘可能範囲は鎮守府の敷地内のみ、敷地外での戦闘は認めない。出撃可能な海域は訓練海域のみ

・最後まで勝ち残った者、最も多くの艦娘を撃破した者、提督を撃破した者に景品を与える


提督「…俺、ボーナスバルーンじゃないか?」

明石「こうすれば皆が提督を狙うじゃないですか」

提督「狙って何になる」

明石「提督の運動になります」

提督「」

明石「さ、開始30分前です。用意してくださいね」

提督「やれやれ……」

地の文追加します

ドォン……ドン………

特殊弾の破裂音が辺りに響き渡る。建物を破壊しないとはいえこの雰囲気は正に…

提督「(戦場だな……)」

カツン…カツン……

廊下を歩く艦娘の足音が近づき

ピピピッ ピピピッ ピピピッ

それと同時にセンサーが反応する

天龍「おいおい…トイレに隠れるとか…」

どうやら来たのは天龍らしい。一歩一歩気配が近づいてくる

天龍「男らしくないんじゃねぇのか…」

ドアの前に立ち止まり、風を切る音…

天龍「よっ!」バァンッ

ドアが蹴破られた。なるほど、砲弾で破壊されなくとも艦娘の行動では破壊されるのか

提督「よう、天龍」

天龍「へっへっへ、覚悟しやが…」

キチチチチチチチ……

機械音

天龍「あ?」

天龍の視線の先には

バババババババババババババ

起動状態のセントリーガン

天龍「げ……クソ……」

明石『軽巡洋艦天龍、リタイア』

提督「残念。人間相手に油断したな」

天龍「畜生…」


提督「さーて、どうしたものか…」

提督は困っていた

いくら天龍に奇策が通じたとはいえ、これからもそう上手く行くとは限らない。人間の身では艦娘に敵わない

協力者が必要だが、自分はボーナスバルーン。交渉を始める前に撃ち抜かれるのがオチだろう

とはいえリタイアもありえない。折角明石が用意してくれた場だ。楽しむだけ楽しんでおきたい

提督「(となるとここは協力者が必要…誰にしy)」

ピピピッピピピッピピピッ

提督「っ!?(曲がり角か!)」

>>5「……!(曲がり角…!)」

Bismarck

フー……フー……

提督「(何秒だ、何十秒経った…?)」

5秒程の時間を、緊張が数倍に膨らませる

角の先にいる相手もそうなのだろうか?

交渉の余地はあるのか?

退路は確保できている。

覚悟を固める。撃たれる覚悟を

提督「…誰だ」

ビス子「…提督?」

提督「…ビスマルクか」

ビス子「…」

提督「…ビスマルク」

ビス子「…何かしら」

提督「協力して欲しい」

ビス子「……え?」

ビス子「協力?」

提督「俺が倒されないように、勝ち残れるように」

ビス子「私のメリットは?」

提督「俺を撃破した時に手に入る景品。不味くなれば後ろから撃ってくれて構わない」

ビス子「提督のメリットは?」

提督「財布を守れる」

ビス子「財布?」

提督「財布」

ビス子「……>>8

なら協力の必要はない

ビス子「…なら、協力の必要は無いわね」

提督「なっ」

ビス子「当然でしょう?ここで貴方を撃っても、その報酬は手に入る。…今ここは戦場なの」スッ

提督「っ…!」ダッ

確保した退路に一直線。一気に駆ける

ビス子「逃がすと思う?こっちは戦艦よ!」

背後から砲撃音

提督「南無三…っ!」

ドオォォン

……

提督「ぜぇ……ぜぇ」

窓から飛び出し全力で走り続けること数分。倉庫裏で息を切らしながらへたりこむ

提督「…涼しい」

秋で良かった。夏なら間違いなく死んでいただろう

提督「…追加の、価値か」

ビスマルクの言う通り、交渉の場で撃っても同じ景品が手に入るならそこで撃った方が効率的だ

協力させるには、なにか他の…中身も知らされていない景品以上の価値を付加させなければいけない

提督「…思い付いた」

追加の付加価値>>10

大本営に改二の実装を陳情しよう

改二の実装を陳情してみよう。既に改装済みの娘相手には効果が薄いだろうが…戦力の増加は魅力的だろう

提督「…(その前に、どこかに身を潜めないと)」サササッ

~図書室~

提督「」ガチャッ

ピピピッピピピッピピピッ

提督「っ!?」
唐突な反応に一瞬身体が硬直し
ドォン
その瞬間に砲撃音
提督「ぬあっ!?」

回避したもののバランスを崩し転倒。図書室の中には…

>>12「…提督」

不知火

提督「…不知火か」

不知火「お覚悟を」
提督「待て待て待て待て!」

不知火「何か?」

提督「手を組んでくれないか」

不知火「不知火に何かメリットは」

提督「改装を上に陳情する」

不知火「……ふむ」

提督「……」

不知火「>>14

残念ですが司令…景品はそれよりも魅力的なのでお覚悟を…

イッチ 新スレおめ&誘導感謝!

不知火「…残念ですが」

提督「なっ!?」

不知火「今回の景品はそれよりも魅力的なのです」

提督「し、しらぬ」
不知火「お覚悟を」

提督「っ……!」

どうする?>>17

閃光玉アンド煙幕で逃亡

全力で壁の裏に隠れながら

提督「」ポイッ ポイッ

奥の手を投擲する

不知火「っ、手榴弾…」

カッ

不知火「!?」

ピイイィィィィィィィィィィン……プシュウウゥゥゥ

部屋が一瞬で白に塗りつぶされ、灰が混ざり混んで一面に広がる

提督「(閃光弾と煙幕ロスト…補充した方が良いか…?)」


他の娘の視点>>19

飛龍

彩雲からの情報を元に攻撃を開始する

明石『軽巡洋艦、能代、矢萩、リタイア』

飛龍「まさか建物の中で攻撃機を扱うことになるとは…」

このゲームは多分、空母が一番有利だ

こちらは部屋に引き込もって索敵機を飛ばして相手の位置を知ることができるし、一方的に攻撃もできる

機体にセンサーは反応しないらしく、奇襲は面白いように成功していった

ピピピッピピピッピピピッ

飛龍「………!」

センサーに反応、この階層の周辺には誰も居ないはず……となると

飛龍「(上か…下ね)」

バリイィィィンッ

飛龍「……へ?」

窓ガラスを突き破り、人影が一つ

飛龍「ここっ、二階……!」

>>21「…」

ひえー

比叡「見つけました…!」

飛龍「ど、どうやって…」

比叡「彩雲の動きから逆算しました。同じ階層しか索敵していなかったようなので、上から来てみましたが…」

比叡「大成功です」

飛龍「っ…!」

直下コンマで戦闘
数の大きい方が攻撃
3回攻撃で撃破

飛龍 下1
比叡 下2

たあっ

ドオォォン

砲撃が甲板に掠り、反動で壁に衝突する

飛龍「っ……い」

ここで倒されるわけにはいかない。まだ撃破数が足りない
倒されるなら、せめてもっと後で……

ドオォォン

砲撃音

飛龍 下1
比叡 下2

はあっ

比叡「ん……のっ!」

パパパパパパ

目眩まし代わりに機銃を斉射し、一気に肉薄する

比叡「!?」

自分の身体を背後の攻撃機を隠す壁に。攻撃機を左右に展開させ攻撃する

バァンッ ドオォン

比叡「っ…!」

飛龍 下1

比叡 下2

ぽい

形勢は、逆転しつつあった

出撃していた飛龍の攻撃機が帰還し、攻撃に参加したのだ

数、攻撃力共に飛龍が優勢。それは間違いない事実

飛龍「…(でも)」

相手は金剛型戦艦、練度も高い。油断は許されない

比叡「」ドオォォン

飛龍 下1
比叡 下2

多聞丸!

お姉様!!

ピピピッピピピッピピピッピピピッ

ピ…

明石『戦艦比叡、リタイア』

比叡「は、はは…返り討ち、ですね」

飛龍「ギリギリでした…」

比叡「頑張ってくださいね。飛龍さん」

飛龍「ありがとう。…比叡さんは、景品どう使う予定だったの?」

比叡「…内緒です」

飛龍「…そっか」

比叡「それでは、これで」ペコリ

飛龍「うん」

そう言って比叡は窓から飛び降りていった
ドアから出れば良いんじゃないか…?

~工厰~

明石「あ、提督」

提督「よう」

明石「武器でしたら最初の場所に置いてありますよ」

提督「わかった。ありがとう」

明石「いえいえ。…駆逐艦潮、リタイア」

提督「(潮がやられたのか…)」


ピピピッピピピッピピピッ

提督「なっ!?」

>>36「…」

ジャービス

ジャーヴィス「ハーイ!」

提督「…どうしてここに」

ジャーヴィス「Can I say that thing」
提督「日本語で頼む。英語は苦手なんだ」

ジャーヴィス「weap…武器を補給すりなら、絶対ここに来るって思ったの」

提督「なるほど。納得だ」

ジャーヴィス「…じゃあ、ダーリン」

提督「その呼び方は止めろって」

ジャーヴィス「どうして?」

提督「照れるからだよ!」

ジャーヴィス「そう?」

提督「そう!って、こんな話してる場合じゃない。…見逃してくれないか」

ジャーヴィス「>>38

That's impossible!

ジャーヴィス「That is impossible!」

提督「英語はやめろっての…!」

もしここから逃げ出せたとしても、その次の遭遇を無事に切り抜けられる保証は無い
この先のため、ここはジャーヴィスを倒す他に道はない…が

ジャーヴィス「じゃあ、行くネ!」

艦娘相手に銃撃戦で勝てるわけがない!

提督「(何か、何か策は…!)」>>40

銃撃で勝てないなら接近戦、ネイビー・カラテで勝機を見出す

提督「(銃撃戦で勝てないなら…近接戦闘をすれば…!)」

ジャーヴィスが構える前に駆け出し、抜刀

ジャーヴィス「!?」

怯んだ隙にジャーヴィスの腕を掴み、そのまま叩きつける。練度が高い娘相手なら逆に投げられていたかもしれない

ジャーヴィス「い、た……」

提督「見逃してくれないか」

ジャーヴィス「やだー!」

提督 下1
ジャーヴィス 下2 艦娘補正+50 練度補正-40

ほい

ジャーヴィスを押さえ込みながら拳銃で射撃

ジャーヴィス「っ……ん!」

腕に当たった瞬間抵抗が激しくなる
成人男性のそれを遥かに上回る力に圧倒され、一度拘束を解く

提督「…(今のうちに!)」

ジャーヴィスが起き上がる隙をつき武器置き場に直行、が

ジャーヴィス「逃がさないから!」

提督 下1
ジャーヴィス 下2 艦娘補正+50 練度補正-40

それ

ラッキージャーヴィスの運が悪い

砲撃を間一髪回避し物陰へ逃げ込む

ジャーヴィス「もう!逃げてばっかり…no sissy!」

提督「(何か罵倒された気がする…)」

提督 下1
ジャーヴィス 下2 艦娘補正+50 練度補正-40

ふん

はい

恐るべき速度で接近してきたジャーヴィスに腕を捕まれ、引き寄せられる

ジャーヴィス「捕まえっ…」

提督「そうは、させない…!」

提督 下1
ジャーヴィス 下2 艦娘補正+50 練度補正-40

ほい

h

武器置き場から引っ張り出したモノを引き寄せられる勢いを利用してジャーヴィスの首に突きつける

ジャーヴィス「………!」

提督「すまん」

ナイフで首を切る。…実際には切れる素材ではないが、首元でスライドさせる

明石『駆逐艦ジャーヴィス、リタイア』

ジャーヴィス「…!」

提督「…俺の勝ちだな」

ジャーヴィス「負けた…そんなぁ」

提督「(運が良かった…)…お疲れ様」

ジャーヴィス「…ダーリン」

提督「ん?」

ジャーヴィス「…良いこと、教えてあげる」

提督「良いこと?何だ」

ジャーヴィス「ダーリンに協力してくれそうな娘を知ってるの」

提督「!…本当か」

ジャーヴィス「本当よ。知りたい?」

提督「あぁ」

ジャーヴィス「じゃあ…」

ジャーヴィス「>>55

ソ連艦達は途中までは協力するけど、安心した所で後ろからズドンするんだっテ
途中までならいいんじゃなイ?

ジャーヴィス「北の娘達よ」

提督「北…ソ連か」

ジャーヴィス「うん。途中までは協力するって」

提督「途中まで?」

ジャーヴィス「安心したところで後ろから…Fire!」

提督「…うへぇ」

ジャーヴィス「気をつけてネ。Bye!」

提督「あぁ。…ありがとう」

ソ連か。気の抜けない相手になりそうだが1人よりはずっと良い
遭遇したら協力を要請してみよう

提督「(とりあえず、補給補給…)」


他の娘視点>>57

蒼龍

蒼龍「……はぁ、見つからないなぁ」

これだけ彩雲を出撃させて、まだ提督が見つからない
撃破の知らせは無いし、何処に行ったのか

蒼龍「…!」

蒼龍「見つけた…」

ピピピッピピピッピピピッ

蒼龍「!」

ドンッ ドンッ バァンッ

力任せにドアが破られ、直後に砲撃音が響く

蒼龍「あっぶ…な!」

回避し攻撃機を一斉出撃。対峙する相手を見つめる

>>59「…」

初霜

初霜「…あら、蒼龍さん」

蒼龍「初霜ちゃ…」
ドオォン

蒼龍「っ!?」

驚きながらも再び回避。既に初霜はその気らしい

蒼龍「だったら…」

蒼龍 下1
初霜 下2

はい

もふもふ

蒼龍「(ちょっ、速…!)」

一直線に、それも攻撃を回避しながら接近してくる初霜を、蒼龍は迎撃することができなかった

ガイィン

装甲が削れる音、砲弾が掠ったらしい

抜けても構わないのか、初霜は既に全力に近い力で床を蹴っていた

蒼龍「だったら…」

そもそも狭い室内では空母が不利、外に出なければ…

蒼龍 下1
初霜 下2

はい

んほ

蒼龍「たあっ!」

初霜を蹴り飛ばし、窓に向かう
壁に激突しながらも初霜は即座に反撃に転じようとしていた

初霜「逃がしません…っ」

蒼龍「ごめん提督、お金は払うから!」

バリイィィィンッ

窓を蹴破り、外に落下する

追おうとする初霜に
ドンッ ドオォォン

初霜「っ…!」

艦載機が襲いかかる

蒼龍 下1
初霜 下2

攻撃機の妨害を受ける間に蒼龍との距離は離れていく
機銃で反撃するも撃墜できない。かなりの練度のようだ

初霜「っ……」

ここで妨害を突破し追撃に移ったとしても、追い付けるかは別の話
蒼龍に固執する理由もないし、既に迎撃用のラインを張っているかもしれない

追撃する?撤退する?>>70

追撃

…が、折角見つけた相手。ここで見逃す手はない

ブロロロロロロ……

初霜「…いきます」

まずは、この妨害を突破しなければ

蒼龍 下1
初霜 下2

爆弾を使いきり攻撃が緩くなった所を突き窓から追撃
蒼龍が落下した時の軌道から居場所を推測する

初霜「…居た!」

蒼龍「くるよね。やっぱり…!」

初霜 下1
蒼龍 下2

互いに接近。初霜の砲が蒼龍に向く、その寸前

ガシッ

初霜「!」

蒼龍「捕まえた…っ」

腕を捕まれ、この距離では魚雷も使えず、そして背後から

ブロロロロロロ

初霜「そん、な」

ドオォォン

明石『駆逐艦初霜、リタイア』

蒼龍「(あ、危なかった…)」

初霜「く…悔しい、です」

蒼龍「何か…意外。そんなにあの景品を欲しがる娘には見えなかったのに」

初霜「そうですか?」

蒼龍「…貰ったらどうするつもりだったの?」

初霜「…内緒です」

ピピピッピピピッ

蒼龍「!」

初霜「…蒼龍さん」

蒼龍「何?」

初霜「頑張ってください。応援してますね」

蒼龍「…ありがとう。頑張るね」

あれ?初霜の方がコンマ上だけど補正とかあったのかな?

初霜と蒼龍逆だった…ごめん許して


提督「…」ヒョコッ

コソコソコソ…

ササッ

提督「…はぁ」

遭遇し敵対した娘をどうにか撒きつつ進む。進む……

提督「ったく…いい加減誰か協力してぅれないかね…」

廊下を進みながら愚痴を溢す

ピピピッピピピッピピピッ

提督「!」

正面には誰も居ない。曲がり角は遠い

提督「しまっ」

ガシッ

ドサドサドサ

身体を捕まれ、そのまま組倒される。
5メートルを一瞬で詰めてくるあたり、艦娘は異常だ

>>80「…おはよ」

五十鈴

提督「…おはよう。五十鈴」

五十鈴「貴方も無用心ね。大人しく何処かに隠れていれば良かったのに、1人でフラフラしちゃって」

提督「1人じゃなくなるためにフラフラしてたんだ」

五十鈴「どういうこと?」

提督「仲間を、協力してくれる娘を探してた」

五十鈴「あら、協力したら提督に良いことがあるのかしら」

提督「有るさ。景品獲得枠を1つ潰して、俺の財布を守る」

五十鈴「財布?」

提督「景品には、そういうモノじゃないのか」

五十鈴「…そういう使い方もできなくはないわね」

提督「…五十鈴、協力してk」
五十鈴「却下よ」

提督「っな、どうして!」

五十鈴「ここで貴方を撃って景品を利用した方が良いから、かしら」

提督「ぐ…」

五十鈴「ただ、1つ条件…願いを聞いてくれるなら、考えてあげる」

提督「何だ」

五十鈴「>>82

五十鈴と二人だけで同じ部屋でのお泊まりデート
もちろん夜戦(意味深)付きで

五十鈴「デート」

提督「え?」

五十鈴「だから、デートよ。泊まりのね」

提督「それが条件?」

五十鈴「そう言ってるじゃない!」

提督「…わかった」

五十鈴「約束よ」

提督「あぁ。約束だ」


五十鈴が仲間になった


…………

ピピピッピピピッピピピッ

提督「…誰もグループで行動しない理由が分かるな」

五十鈴「そうね…」

ガタガタッ

提督「!」

提督「逃げるぞ!」
五十鈴「迎え撃つわよ!」

提督「………」
五十鈴「……」

提督「危険だろう!?」
五十鈴「撃破数を稼がなきゃいけないでしょ!?」

提督「…」
五十鈴「…!」

五十鈴「伏せて!」グイッ

提督「!?」

ドオォォン

五十鈴「向こうから来たみたいね…」

>>84「2対1ね」

ぼの

提督「俺を数に入れないでくれるか…」

曙「…組んでることは否定しないのね」

五十鈴「実際組んだのよ。今しがたね」

曙「ふーん…五十鈴さんと組んだんだ」

提督「お、おう」

曙「…そう、へぇ…そう…」

提督「(五十鈴、撤退!撤退!)」

五十鈴「(無理ね…アレ相手に逃げられる気がしないわ)」

提督「(逃げる側は有利だろ!?)」

五十鈴「(そういう意味じゃないわ)」

提督「(何?)」

五十鈴「(見て分からない!?殺す気満々よ!あの目!)」

曙「…何をこそこそ話してるか知らないけど」

曙「逃げられるとは思わないことね」

提督「っ…五十鈴!」

五十鈴「分かってる!」


五十鈴 下1 援護補正+20
曙 下2 練度補正+40

廊下に、砲撃音が響く

五十鈴「(当たらない…)」

曙「……」

五十鈴もかなりの高練度の艦娘ではある。その砲撃は的確で、確実に移動先へ置かれている
…が、リミッターを解除している艤装を扱いきる曙相手には、その砲弾も最早空気と化していた

提督「…曙!」

曙「何」

提督「見逃してくれないか!」

五十鈴「ちょっと、何言って…」

曙「………」

曙「ヤダ」

提督「」

五十鈴 下1 援護補正+20
曙 下2 練度補正+40

ほい

ぼのたんこえぇw

不意に、曙の姿が視界から消える

五十鈴「(下…!)」

意識した瞬間には既に砲は向けられて

ドオォン

一撃

五十鈴「っ……あ」

提督「(不味いか…奥の手!)」ポイッ

カッ  ピイイィィィィィィィィィィン……

五十鈴「眩し……」

提督「五十鈴!」グイッ

五十鈴の手を取り逆方向へ駆け出す

曙「…冗談よね」ガシッ

いきなり腕を捕まれ、逆に引き寄せられる

提督「んがっ!?」

曙「閃光弾…アンタは有りなのね」

提督「ぐ……」

五十鈴「提督!?」

提督「曙お前、目は……」

曙「効いてないわよ。気配だけ」

提督「……!」

曙「…さ、撃墜スコアが2つ。1つはボーナスね」

提督「(まずい、まずいまずいまずい…!どうにかして逃げないと。どうやって…)」

ブロロロロロロ

提督「!?」

五十鈴「(プロペラ音…!?)」

ボオォン バァンッ

曙「いっ…つ!」

提督「(今!)」

力が緩んだ所を狙って強引に拘束から逃れる

「こういう状況は利用するものね。売りたい相手に恩が売れるわ」

閃光の奥から人影が現れる

「不知火から聞いたけど、本当に何でも扱って良いのね。おかげで良い目印になったわ」

提督「本物じゃないけどな…お陰で耳への効果が薄い」

「なるほどね…」

曙「…っ、邪魔しないで」

「しますー。妬いてくれたお陰で私がヒーローになれたわ、提督さん!」

提督「何だ!」

瑞鶴「借り、ひとつね!」

瑞鶴「さ、逃げて」

提督「良いのか?」

瑞鶴「言ったでしょ?借りひとつ。後で色々と返してもらうから」

提督「そうか…じゃあ、手伝わせてもらおうかな。これで借り0.5だ」

瑞鶴「…良いけど、巻き込まれないでよ」

五十鈴「本気?化け物2人よ?逃げた方が…」

提督「少しでも軽くしておかないと…」

五十鈴「しないと?」

提督「何を要求されるか分からない」

五十鈴「…そういうことなら、分かった。手伝うわ」

曙「……!もう、どうしてこう…!」

瑞鶴「素直に言わないからでしょ」

曙「うっさい!言えたら苦労しないわよ!」

瑞鶴 下1 援護補正+50 練度補正+60

曙 下2 練度補正+40

曙「ん…のぉ!」

攻撃機の爆撃を無理やり押し通り脚部の発射管から真っ直ぐ上に魚雷を発射
空中で手に取りそのまま投擲

五十鈴の砲弾に命中し爆発。目の前が爆煙が広がる

五十鈴「な…!」

瑞鶴「提督さん、右!」

提督「っとぉ!?」

唐突に右から伸びてきた腕に捕まれかける

曙「ちっ…」ドオォン

五十鈴「(ノールックで…)きゃあ!」

提督「五十鈴!?」

曙「余所見してる余裕があるの?」

提督「…!」ポイッ

腕を伸ばす曙の目の前に隠し弾を1つ

曙「(バカの1つ覚えみたいに…)閃光弾なんて!」

パンッ

炸裂。それと同時に瑞鶴が提督を掴み引き寄せる

パパパパパパンパンパンッ

直後に最初の炸裂で飛散した小さな爆弾が爆発する

提督「クラスター手榴弾だ」

曙「こんな、爆竹!」

瑞鶴 下1 援護補正+50 練度補正+60
曙 下2 練度補正+40

はい

ドオォォン

爆撃を至近距離で受け、バランスを崩す

曙「ぐ……」

五十鈴「魚雷を投擲ね。勉強になったわ!」ポイッ

そこに魚雷が飛来。ギリギリ避けるものの転倒

曙「…っは…はぁ…はぁ…」

瑞鶴 下1 援護補正+50 練度補正+60
曙 下2 練度補正+40

倒れた所をそのまま押さえ込み、身動きがとれないようにする

その上空には攻撃機が何時でも襲いかかれるよう飛び回り、攻撃の合図を待っている

曙「………撃ちなさいよ」

瑞鶴「…見逃してあげる」

曙「な……」

瑞鶴「条件付きでね」

曙「…何よ」

瑞鶴「五十鈴さんと提督さん、そしれ私を見逃すこと。そして」

瑞鶴「提督さんに、素直に言うこと」

曙「…何を素直に言うのよ」

瑞鶴「分かってるくせに」

曙「…」

瑞鶴「どうする?呑まないならここでリタイアだけど」

曙「…呑むわよ。呑めば良いんでしょ!」

曙「クソ提督!」

提督「なんだ」

曙「>>102

…やっぱりリタイアで!
こういうのは誰かに言わされて言いたくない!

曙「…やっぱりリタイア」

瑞鶴「は?」

曙「こういうの、誰かに言わされる形で言いたくないの」

瑞鶴「ふーん…そう」

瑞鶴「じゃあ、目でも瞑ってなさい」

曙「…………」

背中の重みが、押さえられる感覚が無くなる。センサーの音が消える

曙「………?」

目を開けると、そこには誰も居なかった

曙「…」

見逃された。条件を呑まなかったのに

曙「…次は、必ず…!」

倒す。そして言おう

今回の更新はおしまい。お疲れ様でした
まさか一回でも曙が攻撃できるとは思わなんだ

乙 初霜ちゃん…

提督「…あのさ、瑞鶴」

瑞鶴「何?」

明石『重巡洋艦妙高、リタイア』

提督「何で当たり前みたいな顔して一緒に来てるんだ」

明石『空母アクィラ、リタイア』

瑞鶴「え、ダメ?」

明石『駆逐艦若葉、リタイア』

提督「ダメっていうか…俺を餌にしてないか」

瑞鶴「…やっぱり気づく?」

五十鈴「あからさまじゃない!さっきから隠れる素振りもないし…」

瑞鶴「このまま景品2つ取りたいんだけど…ダメ?」

提督「あげられても1つだな」

瑞鶴「じゃあ、ここで止めてみせる?」

提督「…」

ただ微笑んだだけで背中から汗が滲む
要するに餌にされて撃墜スコアを稼がれたくなかったらここで倒せ…ということらしい

自信たっぷりだが、実際瑞鶴は強い
曙でギリギリ対抗できるかといったところだ。五十鈴では…

提督「(走って逃げるか…?)」

五十鈴「どうせ、いつかは倒さなくちゃいけない相手よ」

提督「五十鈴?」

瑞鶴「やる気?」

五十鈴「>>107

やってやろうじゃない

五十鈴「やってやろうじゃない」

提督「………」

瑞鶴「そう。…1つ聞いて良い?」

五十鈴「何?」

瑞鶴「景品、どう使う?」

五十鈴「貴女は?」

瑞鶴「…旅行、かな」

五十鈴「そう。私は…」

五十鈴「本当に好き勝手するつもりよ。1日中ね」

瑞鶴「へぇ…」

今の会話に裏があることは間違いない。景品の使い方が…いや、景品が何かを知らない俺は

ブロロロロロロ

五十鈴「来るわよ!」

提督「勝てるのか?」

五十鈴「対空巡洋艦なんだから!」

五十鈴 下1 対空補正+20
瑞鶴 下2 練度補正+60

五十鈴には丸見え!

はい

攻撃機を撃ち落としながら接近。掴もうとする腕を払いのけ砲撃

瑞鶴「う……!?」

五十鈴「提督、援護!」

提督「弾切れだ!」

五十鈴「えぇ!?」

提督「あ、あった!」

五十鈴「どっちよ!」

瑞鶴「隙有り!」

五十鈴 下1 援護補正+20 対空補正+20
瑞鶴 下2 練度補正+60

はい!

ガシッ

五十鈴「しまっ」

掴み引き寄せ固定する。そして背面からの爆撃で

ブロロロロロロ

瑞鶴「終わ」

パンッ パパパパパパンパンパンッ

瑞鶴「り……!?」

まさに今攻撃しようとした機体が周囲の機体共々撃墜される

瑞鶴「(さっきの爆弾…)」

提督「せぇい!」

瑞鶴「っと…!」

振り下ろされる軍刀を五十鈴の拘束を解除しつつ回避

…軍刀?

瑞鶴「提督さん!それホントに危ないやつじゃない!」

提督「ゴメン。絶対避けると思ってたから」

瑞鶴「なんか複雑…。とにかく!それ禁止だからね!」

五十鈴 下1 援護補正+20 対空補正+20
瑞鶴 下2 練度補正+60

はい

五十鈴「受け売りだけど!」

魚雷を投擲し、今度は自分の砲弾で爆破。爆撃機の撃破を試みる

瑞鶴「やるわね。けど!」

瑞鶴が距離を詰めてくる。既に五十鈴は反応し砲を向け…

パパパパパパ

五十鈴「!?」

発射する前に瑞鶴の噴進砲が小さなロケット弾を放つ。驚き、動きが一瞬止まる

瑞鶴「…(もらった!)」

ぴーんぽーんぱーんぽーん

五十鈴「!」
提督「ん?」
瑞鶴「…何?」

明石『昼食の時間となりましたー、各自食事を摂ってください。再開時間は…』

提督「」

瑞鶴「…休戦、ね」

五十鈴「お昼……あ」

瑞鶴「どうかした?」

ガシッ

五十鈴「提督、行くわよ!」

提督「え?ちょっと、のわっ!?」

突然五十鈴に捕まれたと思った瞬間、軽く持ち上げられその場から駆け出してしまった


瑞鶴「ちょ、ちょっと!?五十鈴さーん!?」

~五十鈴の部屋~

五十鈴「~~♪」

提督「…えらく上機嫌だな」

五十鈴「当たり前よ」

提督「なんで」

五十鈴「食事だから」

提督「…お腹空いてたのか」

五十鈴「貴方と、食事だからよ。バカ」

提督「…そ、そうか」

五十鈴「何よ、その反応」

提督「いや…」

五十鈴「あんまり時間無いし、簡単なものだけど作るわね」

提督「何か悪いな。ありがとう」

五十鈴「どういたしまして」

提督「あぁそうだ、五十鈴」

五十鈴「何?」

提督「>>119

作るとこ見ててもいいかな

提督「作るところ、見ても良いかな」

五十鈴「どうせなら手伝ってくれても良いわよ?」

提督「じゃあ、そうしよう」

五十鈴「うん」

~キッチン~

提督「…近いな」

五十鈴「流石に狭いわね…」

提督「(こっちの方が良いけど)」

五十鈴「そういえば」

提督「ん?」

五十鈴「この後、もし私が倒されそうになったら」

提督「あぁ。一緒にやられるさ」

五十鈴「違う、逃げて。そこからまた新しい仲間を見つけて」

提督「なんで」

五十鈴「…勝ち残りたいんでしょ」

提督「あぁ」

五十鈴「だったら心中なんてしないで、精々最後まで利用しなさい」

提督「…やけに気前が良いな。五十鈴も欲しくないのか?景品」

五十鈴「欲しいけど…もう貰ったも同然だし」

提督「??」

五十鈴「ほら、もう沸騰してる」

提督「おっとと…」



提督「旨い」

五十鈴「ありがと」

提督「……」モグモグモグ

五十鈴「……」ジー

提督「ん?どうした。そんなに見て」

五十鈴「なんでもない」


……


明石『訓練再開まで、さん、に、いち、再開』


提督「よし、隠れよう」

五十鈴「ホント慎重ね…」

~廊下~

曙「……誰」

背後に声をかける。センサーに反応は無い。けど気配で分かる

朝風「…私よ」

曙「…何か用?」

朝風「倒しに来たわ。あなたを」

曙「無理ね」

朝風「どうして」

曙「私はアンタの監督役よ。一番近くで見てるの」

朝風「でも、分からないわ」

曙「……」

自分のスイッチを入れる
ああは言ったが、それなりにやれるようになっているのだ。それなりに

曙 下1 練度補正+40
朝風 下2 練度補正+5

てい

朝風「(そこ!)」ドォン

砲撃を軽く回避、回避、回避

朝風「…!」

朝風「撃ってきなさいよ!」

曙「あっそ」

朝風「ー~~ー!」

曙 下1 練度補正+40
朝風 下2 練度補正+5

朝ね!

2、3歩接近

ピピピッピピピッピピピッ

ドオォドオンォン

朝風の砲撃は相変わらず当たらない
撃つ位置が分かる。そう撃つよう教えてきたから

朝風「来ないで!」ブンッ

振り下ろされた腕を回避し

曙「」ガシイッ

逆につかむ。そのまま

朝風「ぐ…」

ゴオォォン

壁に打ちつける

朝風「か………」

曙 下1 練度補正+40
朝風 下2 練度補正+5

ドンドンドオォォン

明石『駆逐艦朝風、リタイア』

朝風「……負けたのね」

曙「そうね」

朝風「………」

曙「勝てると思ってたの?」

朝風「…私がどのくらい成長したのか、知りたかったの」

曙「…そ」

朝風「…」

曙「…一応、成長したんじゃない?」

朝風「…そうかしら」

曙「素直に喜びなさいよ」

朝風「貴女に言われたくないわ」

曙「なんですっ」
朝風「でも」

朝風「…ありがとう。曙」

曙「どうも」

朝風「頑張ってね」

曙「当然よ」

~提督の部屋前~

ピピピッピピピッピピピッ

五十鈴「自分の部屋ねぇ…」

提督「裏をかいて安全かもしれない」

五十鈴「この音がどうにかなればね…」

ガチャッ

>>133「」ガサゴソコソコソ

提督「………何やってんだ」

青葉

青葉「……」

提督「……」

五十鈴「……」

青葉「お邪魔しましたー」

提督「五十鈴、やれ」

五十鈴「了解」

五十鈴 下1 援護補正+20
青葉 下2

ドオォォン

青葉「火事場泥棒を邪魔する人は!」

五十鈴「避けた…!?」

青葉「馬に蹴られてなんとやら、です!」

そのまま窓を解放し脱出される

五十鈴「っく…逃がした……」

提督「攻撃されなかっただけマシだな…」

五十鈴「大分荒らされたわね…」

盗られた物>>138

メモリーカード

メモリーカードの中身>>140
今回の更新はおしまい。お疲れ様でした

提督が色々偽装したダミー

退避させた携帯の中にあった例のハメ撮りとか

メモリーカードって青葉の自撮り動画が入ってたのを回収しようとしたのか?w

提督「…あ」

五十鈴「どうかした?」

提督「ふっふっふ…」

五十鈴「ちょっと、提督?」

提督「見事に引っ掛かったと思ってね」

五十鈴「何の話よ」

提督「中身そ偽装しておいたメモリーカードが無くなってるんだ」

五十鈴「窃盗じゃない!」

提督「問題無いよ。青葉の悔しがる顔が目に浮かぶ…」クックック

五十鈴「」

他の娘視点>>144

ザラ

ザラ「……」

物陰に身を潜める
多くを倒す自信は無いし、最後まで立ち続ける…あの2隻を相手にして勝てる気がしない

でも、景品は欲しい。なら…

ザラ「(…提督の撃破方向は無い)」

提督を倒す他にない

ザラ「…何処に居るんだろう」

じっとしても始まらない。ここは自分から動いて…

ピピピッピピピッピピピッ

ザラ「!」

>>146「センサー…何処?」

くまりんこ

三隈「………」

気づいて…ない?だったら、不意をついて攻撃を…!

そう思った矢先、三隈の砲が、ザラに、向いて

火を吹く

ザラ「!?…っけほ…」

三隈「あら?ザラさんでしたか」

ザラ「…よく、分かりましたね」

三隈「えぇ。気配で…なんとなく」

ザラ「……」

ザラ 下1
三隈 下2

粘り強くよ!

くま

一度距離を取り砲撃を回避し反撃。三隈の艤装に掠めバランスを崩す

三隈「(あの砲の、初速…敵に回すと厄介ですね…)」

ザラ「(もしかして、行けるのかしら…このまま)」

ザラ 下1
三隈 下2

くまりんこ

引き続き距離を開ける
砲撃戦で有利なのはこちら側。それを利用しない手は無い

三隈「…!」

ザラ「(勝てる…勝てます!)」

ここを突破して提督を探す。そこから…

ザラ 下1
三隈 下2

そーれ!

勝利の、その先を想像したからだろうか
砲撃がぶれる、隙を生む

三隈「(貰いました…!)」

ザラの回避軌道の先に砲撃を置く

ザラ「しま…」

動揺が下半身が硬直を生み、転倒

三隈「(外した…!?)」

転ぶなど予想外。次に動揺したのは三隈の方だった

ザラ 下1
三隈 下2

確定勝利

三隈「(転倒している内に…)」

ザラ「させません!」

狙いをつけられる前に砲撃。回避している間に起き上がり再び距離を…

ガッ

ザラ「いっ…!?」

背後には壁
地形の把握を怠っていた。そもそもここは陸地、海とは勝手が違う
三隈「みっ…」

ザラ「ここで…こんな…!」

三隈「くまっ!」

ザラ 下1
三隈 下2

せいや

はい

2隻分の砲撃音が響く。…寸での所を避け、へたり込みながらも勝利したのは

明石『航空巡洋艦三隈、リタイア』

ザラだった

ザラ「っは、はぁ…はっ……」

三隈「負けたのね…」

ザラ「あ…えぇ、はい」

三隈「残念ですけど、とても楽しかったわ。ザラさん…頑張ってくださいね」

ザラ「は、はいっ!」

~吹雪の部屋~

白雪「…ホントに大丈夫かな」

吹雪「まさか司令官以外に組む娘が居るなんて誰も思わない…はず!」

白雪「意外性…?」

吹雪「私は外を見張ってるから、白雪ちゃんは部屋の中を守って」

白雪「うん」

吹雪「………」

明石『駆逐艦白雪、リタイア』

吹雪「え!?うs」
ガシイッ

吹雪「ひぃ!?」

ドオォォン

明石『駆逐艦吹雪、リタイア』

~工厰裏~

提督「…残り人数は、どのくらいだ」

五十鈴「大分少なくなってきたわね。40と少しってところかしら」

提督「そうか…」

五十鈴「気は抜けないわね。何しろセンサーの索敵も利かないし…伏せて!」

提督「!?」

ゴオォォン…

砲撃音、それも重い

提督「っつぅ……!?」

五十鈴「…アレね。どうする?逃げる?」

提督「>>165

逃げよう

提督「逃げるぞ。おんぶ」

五十鈴「はいはい」

情けない話だが、一緒に走って逃げるよりこちらの方が遥かに速い
…振り落とされなければ


提督「いやぁ、ヒヤヒヤしたな」

五十鈴「間違いなく戦艦ね…40cmはあるわ」

提督「残ってる戦艦は分かるか」

五十鈴「40cm以上の砲を積んでまだ残ってるのは…金剛さん、アイオワさん、山城さん、陸奥さん。大和型は二人とも健在ね」

提督「長門がやられたのか。いつの間に…」

五十鈴「新しい艤装ではしゃぎ過ぎたんじゃないかしら?」

提督「かもな…」

五十鈴「ここ1時間で、一気に数が減ってるわ」

提督「…そうなのか」

五十鈴「アナウンス、流れてたでしょ」

提督「勝ち残ることで手一杯でな…」

五十鈴「視界を広げなさい。…で、ということは…」

提督「皆が動き始めたってことか」

五十鈴「その通り、けど恐らく目的は最後まで勝ち残る事じゃない」

提督「じゃあ何だ」

五十鈴「少しでも数を減らして、貴方と遭遇する確率を上げるためよ」

提督「…ふぅ」

五十鈴「残り人数から考えて撃破数の景品はもう決まりかけてる」

提督「瑞鶴か?」

五十鈴「どうかしら…神通さんもまだ残ってるし、曙だって居る」

提督「…大和型もか」

五十鈴「えぇ」

提督「…さて、作戦を練る前に」

五十鈴「前に?」

提督「根城を作ろうか」

~工厰~

五十鈴「狭い根城ね」

提督「広かったら見つかる。防衛も大変だしな」

ピピピッピピピッピピピッ

五十鈴「…これ、いい加減黙らないかしら」

提督「組む事を想定してないのか、防止してるのか…」

五十鈴「後者でしょうね」

提督「多分な」


他の娘視点>>168

神威

神威「…ふぅ」

何故か未だ倒されていなかった
戦闘力は決して有るわけでないけれど、それがかえって巧妙な潜伏に繋がったのかもしれない

改母と呼ばれる段階の艤装を扱えるようになった後も自らを鍛えたこと…それもその一因になっていた

神威「景品…」

今回の景品。欲しいことは欲しいが、手にしたところでどう扱えば良いか自分でも分からない

神威「まず、最後まで立っていられるでしょうか…」



神威「…見つけた」

相手>>170

速吸

速吸「……」コソコソ

植え込みの影に隠れながら周囲を探っているらしい…が
その目は上にまで届いていなかった

神威「すー…はー……」

深呼吸を数回。自分を落ち着かせ…そして一気に飛びかかる

ピピピッピピピッピピピッ

速吸「っえぇ!?か、かもいさ」

神威 下1 急襲補正+30
速吸 下2

サヨナラ!

ほいな

返り討ちにされとるやんけ

速吸「あっぶなぃ…!?」

神威「しまった…」

避けられた。見られていないことで油断したか、ともかく反撃が来る

速吸「神威さんも、残ってたんですね」

来る……

神威「はい。…速吸さんも」

反撃が…

来ない

神威「……」

速吸「あの、神威さん」

神威「はい?」

速吸「…もし良ければ、同じ補給艦として、く、組んでいただけないでしょうか…」

神威「……」

組む?今襲ってきた相手と?組む?

神威「……」

速吸「あ、あの…神威さん?」

神威「>>176

今回の更新はおしまい。お疲れ様でした

いいんですか?私はいま奇襲したんですよ?

ちょっと大きめの中規模作戦に備えなければならないので一週間ほど休憩します。ごめんなさい

了解&乙

神威「…良いんですか?奇襲した相手ですよ?」

速吸「もしダメなら、戦うしかないですけど…。でも、協力するなら神威さんは絶対に裏切らない気がするんです」

神威「ず、ずるい言い方です。そういう…」

速吸「神威さん…お願いします」

神威「…>>180

分かりました
でも提督が見えたら早いもの勝ちですからね

神威「分かりました」

速吸「!っ、ありが」
神威「でも」

速吸「…はい?」

神威「もし提督を見つけた時は、早い者勝ちですよ」

速吸「…はい!負けませんからね!」

>>182「…そう簡単に見つけられるかしら」

コマンダンテスト

速吸「!」

神威「いつの間に…」

コマ子「ついさっき…かしら」

速吸「もしかして、協力」

コマ子「まさか」

コマ子「倒しに来たのよ」

神威「…2対1です。そう簡単には」

コマ「いいえ。…2対2よ」

速吸「神威さん、来てます!」

神威「え…?」

背後、それも上からの気配に気付き即座に待避、直後に爆発音

神威「っ……!?」

リシュリュー「Je suis désolé. L'attaque a été évitée」

コマ子「Un problème」

速吸「せ、戦艦…!」

神威「…どうしましょうか」

速吸「通路の前後で挟まれてます…これって…」

神威「ピンチ…ですよね」

逃げる?戦う?>>184
逃げる場合コンマ50以上で成功(ゾロ目も成功)

逃げるんだよぉ~

神威「速吸さん、窓から!」

速吸「は…分かりました!」

跳躍、窓から建物に侵入を試みる、が

コマ子「させない」

ブロロロロ…

神威「(水上機…!)」

速吸「ぅ…」

水上爆撃機に妨害され失敗。
神威も水上戦闘機で迎撃を試みるものの、圧倒的な数を相手に逆に圧されてしまう

神威「(退路は無い…)」
速吸「(ここでやるしか…)」


神威 下1
コマ子 下2 リシュリュー補正+20

速吸よ、お前の流星拳なら勝てる

速吸「元々っ、戦闘がメインじゃないのに…!」

神威「戦艦が相手では…」

コマ子「Richelieu」

リシュリュー「Quoi?」

コマ子「Terminons la bataille bientôt.」

リシュリュー「D'accord.」

神威 下1
コマ子 下2 リシュリュー補正+20

fire

ドオォンッ

速吸「か…」

リシュリューの砲弾が肩に掠めそのまま壁に激突

神威「速吸さ…」
ブロロロロ

神威「く…ぅ!」

援護に回ろうにも的確な爆撃が妨害してくる

神威「(こういう状況…万事休すって言うらしいですね…)」

リシュリュー「Bonne baye」

リシュリューの砲口がこちらを向く。撃たれる、負ける、ここで終わる

「戦艦が弱いものいじめとは、情けない」

速吸「…基本戦術じゃないですか?」

>>192「…助けに来たつもりなのだが」

武蔵

リシュリュー「助ける…あら、どんな利益が有るのかしら」

武蔵「…無い。強いて言うなら、判官贔屓だ」

コマ子「?」

速吸「アンダードッグ効果の事です」

コマ子「…負けてる方を…成る程」

武蔵「それに、この訓練が始まって以来まともにやり合ったのは霧島くらいでな…折角の機会が勿体ないだろう」

リシュリュー「…(大和の妹、その改装型…)」

コマ子「Nous ne pouvons pas gagner dans cet état. Je pense qu'il vaudrait mieux fuir」

リシュリュー「C'est impossible. Je vais entreprendre. Tu t'enfuis.」

コマ子「Je ne peux pas faire ça. Je vais me battre aussi.」

リシュリュー「Je pense que nous serons vaincus」

コマ子「Cela ne me dérange pas.Nous sommes amis」

リシュリュー「…Je suis désolé.」

武蔵「神威、速吸」

神威「はい」
速吸「はいっ」

武蔵「…下がっていてくれ。巻き込みかねない」

神威「…ありがとうございました。お礼は」

武蔵「あぁ、良い。この状況があれば、今はそれで良い」

速吸「ありがとうございます、武蔵さん。神威さん」
神威「はい、撤退しましょう」


リシュリュー「……」
コマ子「……」
武蔵「……」

武蔵 下1
コマ子 下2


今回の更新はここまで。お疲れ様でした。フランス語についてのツッコミは受け付けておりませんのでご容赦

柱島から舞鶴に移籍しました。こっちも若干魔境臭が

はい

舞鶴は各鯖からのランカー、ランカー崩れ移住組が一番多いそうな

柱島よりマシ柱島よりマシ柱島よりマシ………!


ガギイィン

命中コースの砲弾があっさりと弾かれる。装甲の厚さ、跳弾を狙う判断、身のこなし、反応速度…

リシュリュー「Monstre…」

武蔵「流石に今のは意味が分かるぞ…」

武蔵 下1
コマ子 下2

てい

キ・ラ・イ

武蔵「大体化け物というのは」
ゴッ…

武蔵「ち…!」

砲弾を弾き損ね軽くバランスを崩す。
38cm、それも四連装砲を正面から弾き続けるのは少々難しい

武蔵「(まだ練度が足りないか…)」

リシュリュー「ごめんなさいね。傷ついたかしら」

武蔵「…ほんの少し」

リシュリュー「あ、あら…」

武蔵 下1
コマ子 下2

ほい

ほいさ

爆撃の効果がない。そう見えるだけかもしれないが、怯む様子もない

勝てない。このままでは勝てない。彼女を説得し逃げなければ。成功する可能性は低くとも…

コマ子「Richel…!」

リシュリューの顔を見た瞬間、そんな考えは吹き飛んだ

笑っている。楽しそうに、充実感そのままに

コマ子「…」

最後まで付き合おう、やってみなければか分からない

武蔵 下1
コマ子 下2

へい

武蔵の砲から、51cm連装砲から、一撃

二撃

46cm三連装砲からも続けざまに砲撃

リシュリューを軽く超える火力に圧倒される。体が動かない

ゴシャアァァァ……

明石『戦艦リシュリュー、リタイア』

リシュリュー「流石、大和型…ね」

砲撃をモロに受け、その場に崩れ落ちていく。その姿を一瞬目でおった瞬間

メキ…

コマ子「…!」

腕を捕まれ、軽く持ち上げられる、あの一瞬で?信じられない

武蔵「………」

爆撃で抵抗するも、やはり効果は無い

コマ子「…っ…ぅ!」

ドオォンッ

明石『水上機母艦コマンダン・テスト、リタイア』

~工厰~

明石『戦艦リシュリュー、リタイア』

提督「…おい、五十鈴」

五十鈴「何?」

提督「リシュリューは…リタイアしてたんじゃ」

五十鈴「…ごめん」

提督「まぁ、良い。勘違いは誰にでもあるし」

五十鈴「…本当に最後までここに籠城するつもり?」

提督「あぁ。その為の準備をさっきまでしただろ?」

五十鈴「…そうね」

~工厰前~

>>208「………」

青葉

青葉「(提督が扱える武器は工厰に、そして提督が艦娘と組んでまで景品を狙っている事を考えると…)」

青葉「…ここですよね。やっぱり」

青葉「(USBも頂きましたし、お礼もしたいところですが…やはり景品が目の前にあるなら攻めるしかありません)」

青葉「……ふぅ」

カツン…カツン……

ピピピッピピピッピピピッ

青葉「!(反応…してない?反響で聞こえてきてる…)」

青葉「居るんですね?」


シーン……


青葉「(戦闘音も無し、ビンゴ!)」

キチチチチチチ……

青葉「?」

バババババババババババッ!

青葉「固定砲台!?」

提督「セントリーガンだ!」

五十鈴「今度は逃がさないから…!」

青葉「ちょっと、これは流石に…!」

五十鈴 下1 設置兵器補正+10 援護補正+20

青葉 下2

まる見え!

セントリーガンの連射で動きを封じられ、提督の狙撃を回避しきれず被弾

青葉「いっ……」

五十鈴「貰った…!」

青葉「させませんっ」

無理矢理の砲撃で五十鈴を妨害、一旦距離をとらないと…

提督「隙有り」ポイッ

カッ キイィィィィン……

青葉「眩…し……」

五十鈴 下1 設置兵器補正+10 援護補正+20

青葉 下2


今回の更新はここまで。お疲れ様でした

おつ

青葉「…(ここは一度撤退しなければ…複数人で攻略が必要な気が)」
ドォン

青葉「っ!」

眩んだ目に鞭を打ち出口までのルートを探る

バババババババババババッ

青葉「ええぃもう!さっきから…!」

セントリーガンに狙いを定め
提督「させるか」ポイッ

青葉「わっとぉ!?」

ボンッ

青葉「あぶ、あぶな…」

五十鈴「コントロール良いわね…」

提督「ありがと」

五十鈴 下1 設置兵器補正+10 援護補正+20

青葉 下2

はい

せい

青葉「(…あれ?)」

セントリーガンや提督の援護は非常に厄介。だが、それに対して何だかんだ上手くしのげている

もしかして、攻めれば倒せてしまうのでは?

青葉「…(そうとなれば!)」

提督「五十鈴、来る!」

五十鈴「え」

五十鈴 下1 設置兵器補正+10 援護補正+20

青葉 下2

ほい

それ

カチ ドオンッ

青葉「へえっ!?」

五十鈴「じ、地雷…」

提督「(置いただけなのに…かかるのか、アレ)」

青葉「くぅ…迂闊。でもアウトではありませんから!」

提督「…みたいだな」

五十鈴「(次で決めたいわね…)」

五十鈴 下1 設置兵器補正+10 援護補正+20
青葉 下2

それ

はい

五十鈴「今度こそ…!」

ドォン ガンッ

五十鈴「…は?」

直撃コースの一撃を弾かれ思考が止まる

青葉「!」

ドォン

青葉からの砲撃。まずい、当たる

衝撃と共に艤装から嫌な音

明石『系巡洋艦五十鈴、リタイア』

提督「いすっ…!」

青葉「わお、やっちゃいました」

提督「(いやまだだ…心配は後回し。まだ青葉は立っている。撃つ…!)」

提督 下1 設置兵器補正+10
青葉 下2 艦娘補正+30

バンッバン

青葉「ちょっと、遠慮…」

カンッ キィン

提督「(弾かれるのか…)」

五十鈴「提督、逃げて。勝てる相手じゃない」

提督「そうは言ってもな…」

青葉「(これは大チャンス…日頃の行いですかね!)」


~中庭~

明石『系巡洋艦五十鈴、リタイア』

>>229「…(五十鈴…ってことは、提督?)」

ずいかく

……

ドォン バコンッ

提督の妨害むなしく、青葉の砲撃で簡単にセントリーガンが破壊される

提督「ピンチだな」

五十鈴「そうね…」

提督「身体、大丈夫か?」

五十鈴「平気よ、訓練弾だし。今は自分の心配をしなさい」

提督「…おう」

五十鈴「壁、作っておいて良かったわね」

壁とは、工厰の棚で作ったバリケードの事だ。前線は五十鈴に任せこちらは裏に隠れて狙撃や投擲武器で援護していたが…

提督「…俺も前に出ていれば良かったか」

五十鈴「バカね。そんなことしたら足手まといなだけよ」

提督「ぬぐ…」

青葉「…そろそろ良いですか」

提督「っ…」

青葉「うふふ…景品の使い道はどうしましょうか」

「獲物を前に舌なめずり…そういうの、最近じゃ死亡フラグって言うらしいわ」

青葉「!?」

瑞鶴「…負けたの?」

五十鈴「えぇ(…まずい、かしら)」

瑞鶴「提督さん」

提督「何だ(下手すれば艦娘二人相手か…これは)」

瑞鶴「貸し、いくつにする?」

提督「え?」

瑞鶴「だから、貸しよ」

提督「…協力すると?」

瑞鶴「条件次第かしら」ウフフ

提督「わかった。わかったよ」

青葉「(今撃てば…!)」

構えかけた腕のすぐ脇を攻撃機が掠める

青葉「ひっ…」

瑞鶴「動かないで」

青葉「…………」

動けばやられる。目の前に提督が居るのに、その距離が遠い

瑞鶴「提督さん、いくつにする?」

提督「>>231

2

提督「ふ、ふたつ」

瑞鶴「えー…」

提督「…いくつなら良いんだ」

瑞鶴「10くらい?」

提督「お前なぁ!?」

瑞鶴「冗談冗談。ふたつね、分かった」

青葉「(腕は動かなくても魚雷が…)」

瑞鶴「…動かないでよ」

瑞鶴 下1 練度補正+60
青葉 下2

はい

よく見えますねー

足元に数発爆弾が落とされ爆発の衝撃で足がビリビリと痺れる

青葉「威嚇のつもりですか」

瑞鶴「そんなとこ。…大人しく下がってくれれば、追わないわ」

青葉「ま、負けませんよ。貴女を倒せれば提督は青葉のモノですから!」

提督「五十鈴…どういう意味だ」

五十鈴「景品じゃないの?」

提督「あぁ…」

瑞鶴 下1 練度補正+60
青葉 下2

これでもくらえーーー!

いよっ

青葉「ダメです。負けられません。絶対。ぜーったいに!」

移動先に置くように落とした爆弾を回避される

瑞鶴「嘘っ」

提督「負けたら貸し無しな」

瑞鶴「援護してよ!」

提督「…それもそうか」

五十鈴「えぇ…」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20

青葉 下2

もうなにも怖くない

ムリポ

提督と瑞鶴の弾幕に一方的に圧され、進路どころか退路まで塞がれていく

青葉「司令官!ズルです!ズルですよ!」

提督「そう言われてもな、ここでやられるわけにいかないし」

青葉「ぐぬぬ…」

提督「青葉が何に景品を使うのか教えてくれれば、考えてあげないこともない」

青葉「え、本当ですか?」

瑞鶴「よそ見?余裕ね」

青葉「あっぶな…いぃ!?」

横から飛んできた蹴りを間一髪回避。…蹴りの速度じゃない

青葉「け、景品の使い道はですね!」

青葉「司令官と[バキューン]して[ズキューン]で[ドバババババー]です!」

提督「……」
五十鈴「……」
瑞鶴「……」

提督「>>242

瑞鶴、やれ

提督「…瑞鶴」

瑞鶴「…」

提督「やれ」

瑞鶴「了解」

青葉「えぇ!?何d」
五十鈴「誰も正直に言え…なんて言ってないわよ」

青葉「あ、そうでした!」

瑞鶴「変に素直なのが仇になったわね」

提督「(そういうところも良いんだけどな…)」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20
青葉 下2

はあっ

青葉「ぎゃーーー!」

明石『重巡洋艦青葉、リタイア』

瑞鶴「…ふぅ」

青葉「うぅ…」

提督「泣くなよ…」

青葉「だって、あそこで撃ってれば私…司令官と[ズキューン]s」
提督「流石にアレはちょっと」

青葉「」ゴーン

提督「まぁ、なんだ。少し大人げなかったし、今度食事でも」

青葉「奢りですか」

提督「え?…おう」

青葉「約束ですよ」

提督「あぁ」

青葉「……んふふ」

提督「あ、そうだ」

青葉「はい?」

提督「USB返して」

青葉「……敗者は黙って去るのみです!」

提督「あっ、こら!……はぁ」


五十鈴「…瑞鶴さん」

瑞鶴「何?五十鈴さん」

五十鈴「提督のこと、お願いします」

瑞鶴「…意外ね。そこまで落ち込むなんて」

五十鈴「…折角一緒に居られたのに」

瑞鶴「あー…」クスクス


他の娘視点>>247

じんつー

ハァッ ハッ ハァ ハァッ

廊下を全力で駆ける。何故か、逃げるためだ。追われてる、勝てる気がしない

バタンッ ガチャガチャ

ドアを勢いに任せ鍵をかけ、部屋の壁に背を付ける

北上「な、なんなのさ、あれ…」

始まって早々に大井と組み、撃破数を一気に稼いだ。このまま撃破数で景品を取ろう等と話していた気がする

始めに大井が破れた。2対1、負ける要素など無いはずだった
事実手数火力共にこちらが上回っていた。それを…

ピピピッピピピッピピピッ

北上「っ…!」

胃が痛い。何が怖いか?相手だ
躊躇いが無い所の話じゃない、殺意がある。気迫がある

北上「冗談じゃ無いよね…」

ミシッ…

ドアが軋み、歪み

バキイッ

破られる

神通「………」

北上「(やるしかない…よね)」

神通「(訓練でも…いえ、訓練だからこそ、全力で)」

神通 下1 練度補正+20
北上 下2 練度補正+10

はい

はあっ

神通「撃ちます!」

北上「ば、ばっちこい」

魚雷を四本射出。北上ではなくその周りに着弾。爆煙で視界が悪化する

北上「っ…(頼りになるのは気配だけ…)」

神通「(そこ…)」

北上「!(来る!)」

神通 下1 練度補正+20
北上 下1 練度補正+10

はい

煙の中から伸びてきた腕を掴み引き寄せる

神通「しま……」

北上「(ここまでやって砲撃じゃなく殴りにかかってくるって…)」

北上「(でもこの距離なら、外しても外さない!)」

神通「っ…!(この距離、撃てば当たる…)」

神通 下1 練度補正+20
北上 下2  練度補正+10

次発装填済みです

へい

神通が構えた腕に砲撃、命中し衝撃で腕が弾かれる

神通「(遅かった!?)」

北上「(胴体がら空き…!勝てる。勝てるよ、大井っち!)」

神通 下1 練度補正+20
北上 下2 練度補正+10

勝利を確信したその時、押さえていた神通の腕が暴れ、視界が回る

北上「ぇ…っ!?」

自身の関節の事などまるで考えていない無茶苦茶な投げ方
もし抵抗していればへし折れてもおかしくなかった

倒れた所に更に重さの衝撃

北上「ぐ…ぅ」

マウントを取られ、神通の砲がこちらを向き始める

神通「(これで…終わって)」

北上「(こっちの魚雷だって、動くんだから…!)」

左腕の魚雷菅を回転させ神通へ向ける

神通 下1 練度補正+20
北上 下2 練度補正+10

はい

明石『軽巡洋艦神通、リタイア』

神通「…負けて、しまいました」

北上「(こ、怖かった……)」

神通「(…ダメですね。無理をし過ぎました)」ヘナッ

北上「あ、あれ。大丈夫?」

神通「えぇ。でも…少し、休みます…」

北上「…あのさ、神通さん」

神通「はい?」

北上「次の機会があったら、もう少し殺気を押さえて欲しいな…」

神通「……へ?」

北上「(無自覚だったんだ…)」

~工厰前~

提督「…ん?」

瑞鶴「提督さん」

僅かな空気の変化を察知

提督「来てるよな」

瑞鶴「うん。…こんなに分かりやすく」

提督「気配というか…殺気?」

瑞鶴「…来る!」

直後に光、遅れて爆発音

提督「戦艦か!?」

瑞鶴「どうかな…」

相手>>265


更新遅れてすみません…

榛名

榛名「見つけました…!」

提督「(五十鈴……榛名はもうリタイアじゃ…?)」

瑞鶴「どうする?逃げる?」

提督「…逃げても無駄じゃないか」

瑞鶴「だよね…」

榛名「(逃げない…?)」

提督「瑞鶴、まず俺が1発撃つ。その後から頼む」

瑞鶴「分かった」

提督「榛名」

榛名「はい」

提督「景品…どう使うつもりだ」

榛名「えぇっ、あ、その…」

ドンッ

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20
榛名 下2 練度補正+10

アウトレンジ!

ほい

榛名「ふ、不意討ち…っ」

提督「悪く思うな。これも財布を守るため…」

瑞鶴「私は貸しを貸すため」

提督「榛名にはここで倒れてもらう」
瑞鶴「貴女にはここでやられてもらうわ」

榛名「(数も、それに練度も圧倒的に不利…ここは一度誰かと組んで)」

瑞鶴「(隙だらけね…)」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20
榛名 下1 練度補正+10

はい

ふと周りを見て、逃走経路など無いことに気づく
艦載機の壁に提督の射撃。特に瑞鶴にはこちらの動きを読まれている

榛名「(提督だけ撃てれば良いと思っていましたが…まさか、それすら厳しいなんて)」

提督に砲を向ける余裕すら無い。もし向けたとしてもその瞬間リタイアだ

提督「榛名ー」

榛名「は、はい!」

提督「え、返事するの…?」

榛名「しま…」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20
榛名 下2 練度補正+10

ジエンド

これだけ補正に差があったら勝ったでいいんじゃね?

それもそうかも。次からは組ませてみます


明石『戦艦榛名、リタイア』

榛名「……」

提督「なんか…ごめん」

榛名「いえ…勝手に反応してしまった私のミスです。…えっと」

提督「……」
榛名「……」

瑞鶴「…(何?この雰囲気…)」

あと何戦くらいで終わらせる?>>277

あと二回

一回目の相手は?(複数指定可)
>>279

6駆

暁「見つけたわ!」

提督「ん?」

響「…奇襲の予定じゃなかったのかい?」

電「瑞鶴さん相手に通じるとは思えないのです」

雷「誰かと一緒だとは思ってたけど…」

瑞鶴「…何よ」

暁「た、多勢に無勢よ!こっちは4隻なんだから!」

雷「1隻と1人には負けないわ!」

提督「瑞鶴、どうにかなりそうか?」

瑞鶴「もちろん。やってみせるわ」

瑞鶴 練度補正+60 援護補正+20
六駆 練度補正+5 援護補正+45

うり

雷「とは、言ったけど…!」

艦載機の存在がここまで数の差を埋めてくるとは思わなかった
プレッシャーのかけ方が空母1隻とはとても思えない

暁「(けど、1隻通るチャンスは作れる…!)響!」

響「了解」

瑞鶴「っち…」

艦載機、それと瑞鶴の隙間を縫って司令官に突撃する
このまま捕まえれば瑞鶴を無力化することだって…

そう考えて伸ばした腕は

提督「っとぉ!?」

間一髪で回避され

そのままの勢いで地面に投げつけられることになった

響「いっ……ぁ!?」

提督「あっぶな…」

力任せに立ち上がり反撃することもできる…が

響「(…もう少しこのままくっついていても)」

ボオンッ

明石『駆逐艦響、リタイア』

響「………」

提督「…」

電「響ちゃん…」

雷「…すっごく良い顔してたわね」

暁「色ボケしてる場合じゃないでしょ!?」

響「…ごめん」

瑞鶴「(1隻減った。…楽になるわね)」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20
六駆 下2 練度補正+5 援護補正+35

がんばれ

明石『駆逐艦雷、リタイア』

雷「ごめんなさい…焦ったわ」

暁「う……」

電「暁ちゃん!」

暁「分かってる。ここは撤退…」

瑞鶴「逃がさない」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20
六駆 下1 練度補正+5 援護補正+25

がんばれ

!かすんぷ

提督「(狙って……)」

電「司令官さん!」

提督「ん?」

電「今夜、お部屋で待ってますね!」

提督「な…っ!?」
瑞鶴「え」

暁「い、電!?」
電「暁ちゃん!」

暁「…(そういうことね)!」


瑞鶴「…逃げられた」

提督「まさかあんな手を使うとはな…」アハハ

瑞鶴「……」ジトー

提督「…瑞鶴?」

暁「はぁっ、はっ……は……ふぅ」

電「……このままじゃ、勝てないのです」

暁「うん。…電」

電「?」

暁「空母…瑞鶴さん以外に残ってる?」

電「………」

暁「…戦艦は」

電「…2隻、居るはずなのです」

暁「誰?」

電「>>291

武蔵さんと長門さん

長門リタイア済じゃなかったっけ?

おっと忘れてた

無効だった時のために
武蔵とアイオワ

電「武蔵さんとアイオワs…」

ゴオオォォォン……

暁「!」

電「…暁ちゃん、今のは」

暁「行こう。電」

電「……」コクリ


武蔵 下1
アイオワ 下2

はい

互角、だと…!?

アイオワ「ふふ…」

武蔵「…くくく」

音のした地点に到着すると、そこには艤装を若干損傷した戦艦が2隻…

武蔵「ん?」

電「ひっ」

暁「む、武蔵さん!お願いが」

武蔵「……」
暁「ひっ」

武蔵「…先にこちらを済ませてからで良いか」

電「ダメなのです!…ぁ、アイオワ、さんも……その」

アイオワ「え?」

……

武蔵「協力?」

アイオワ「瑞鶴を倒したいのは…分かるけど」

暁「…ダメ、ですか」

武蔵「…正直、さっきので興が冷めていてな」

アイオワ「断っても何か有るわけじゃ無いわね…」

電「ぅ…申し訳ないのです」

武蔵「(提督を撃破しようとしたところを瑞鶴に…大体提督の隣には大抵瑞鶴か曙が………)」ムムムム

暁「………」

アイオワ「良いわ」

電「え?」

アイオワ「瑞鶴は強い…けど、戦ってみたいし。それに、武蔵も協力してくれれば…きっと」

暁「……」チラッ

武蔵「…分かった。協力する」

暁「……ぁ、ありがとう!ございます!」

ドタドタドタ……

武蔵「ん?」


北上「いい加減にっ…捕まってよ!」

速吸「た、助けてくださーい!」

アイオワ「…?」

北上「げっ、戦艦…」

神威「は…速吸さん(戦艦2隻駆逐2隻…)逆に、ピンチなのでは…」

速吸「………」


メンテ時間まで本気で遠征回すので今回の更新は一回のみ。次の更新で訓練は終わらせる予定…

………

瑞鶴「…提督さん」

提督「あぁ。…随分多いな」

提督「(駆逐艦2戦艦2補給艦2重雷装巡洋艦1…暁と電はまだしも、北上と武蔵にアイオワ…)」

提督「よし、逃げよう」

瑞鶴「賛成」

北上「(なし崩しでこっち側になったけど…提督には同情するよ)」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+20
武蔵 下2 援護補正+130

はい

勝てない。いくら最高練度の瑞鶴でも、7隻を相手取って勝てる訳がない

瑞鶴「何処に逃げるの!?」

提督「とにかく工厰まで頼む」

瑞鶴「セントリーは多分役に立たないと思うけど…」

提督「弾切れはなくなる」

瑞鶴「分かった」

~工厰~

瑞鶴「!」

提督「…!」

曙「やっと来た」

提督「曙…どうして?」

曙「瑞鶴さんを倒して…私がクソ提督の隣に居るため」

提督「え?」

瑞鶴「…私を倒して代わりに組もうって考えでしょ」

提督「なるh」

ゴオオォォォン……

瑞鶴「!」
提督「!」

曙「?」

提督「曙、組もう。今組もう。さぁ組もう。3人で組もう」

手を掴み曙の声を遮る勢いで話す

曙「え、ちょっと、何…」

提督「今ピンチでな、7隻相手に追われてる。このままいけば俺を倒したボーナスは失われて、結託してる…はずの娘達に曙も倒される」

提督「景品は手に入らない」

曙「だ、だからって」

提督「何かお願い聞くから、な?あ、高いものは遠慮してくれると助かるんだけど…」

瑞鶴「(また軽率にそういうこと言うから…)」

曙「ちょっと、待って!」

提督「……」

曙「分かった、組む。けど」

提督「けど?」

曙「>>304

ちゃんとお願い聞いてよね!

曙「ちゃんとお願い聞いてよね!」

提督「あ、あぁ!」

ドタドタドタ……

瑞鶴「…来た」

曙「うわぁ…何で戦艦が2隻も…」

提督「勝てるかな…」

瑞鶴「提督さん提督さん」

提督「ん?」

瑞鶴「1人で良いからあの中からこっち側に引っ張れないかな」

提督「寝返らせろって?どうすれば」

曙「普段通りにやれば良いんじゃない?」

提督「……皮肉だけど、意味は分かったよ」

誰に声をかけてみる?>>306
(暁 電 武蔵 アイオワ 北上 速吸 神威の仲から1人)

北上

瑞鶴「誰にする?」

提督「北上」

瑞鶴「分かった。…曙」

曙「何?」

瑞鶴「アイオワさん、暁と電を押さえ込んで、私は武蔵さんと速吸さん、神威さんを抑えるから」

提督「北上をフリーにして誘き出すのか。…もし北上が本気で倒しに来たら?」

曙「頑張んなさい」

提督「おいちょっと……」

瑞鶴「曙」
曙「」コクリ

崩れかけたバリケードの裏から二人が姿を表す

武蔵「…増えた、か」

電「ケッコン艦の二人を一緒に相手するのは…難しいと思うのです」

暁「でも、この人数なら…」



ドォンッ バコン ガンッ

北上「…あれ?」

北上「(さっきからガードが薄い。…行けるかな)」

瑞鶴の脇をすり抜けてバリケードを飛び越え、壁の反対側へ

提督「…北上か」

北上「やっほー。…倒しに来たよ」

提督「まぁ待て。北上」

北上「何さ」

提督「>>308

こっちの味方してくれないかなーなんて
できる範囲でお礼はするから

提督「こっちの味方をしてくれないか」

北上「えー…」

提督「できる限りでお礼はするから。な?」

北上「お礼…お礼ねぇ」

提督「ダメだって言うなら、ここで戦うしかないけど」

北上「(お菓子?休暇?いやデートとか…)」

提督「…北上?」

北上「え?あぁ、ごめんごめん」

提督「どうする?」

北上「>>310

んーいいよそっちに降るわ
流石にこの数はドン引きしたしね

北上「…良いよ。協力する」

提督「本当か!」

北上「うん。…正直、あの数は引いたし」

提督「ありがとう。助かる」

北上「よーし、大井っちの分も頑張りますかね」

バリケードを再び飛び越え、不適に微笑む

提督「(…飛び越える必要は無いんじゃないか?)」

瑞鶴「北上、どっち?」

北上「提督の味方」

曙「(上手くいった…)」

速吸「え、えぇ?こういうのって…」

神威「…条約は破られるものです」

提督「(さーて…どうなるかな)」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+75
武蔵 下2 援護補正+105

かかれー!

北上「(数多いよ…やっぱり)」

遠距離からの航空支援はともかく、ちょこまか動き回る駆逐艦に攻撃を弾いてくる戦艦
たった3隻で1艦隊を相手に1隻も倒れていないのが奇跡に近い

提督「(押されぎみだな…予想はしてたが)」

提督「…ん?」

提督「瑞鶴!」

瑞鶴「何!?」

提督「お前、艦載機は!?」

瑞鶴「減ってるわよ!何戦したと…っ」

提督「(ここは工厰…艦載機の予備機もある!)少し耐えてくれ。すぐ戻る!」

曙「魚雷もね!」

提督「分かった!」

……

提督「あった…」

見つけた艦載機>>315(複数指定可)

噴式景雲改

提督「ジェット機…?何で皆使わないんだ」

提督「って、急げ急げ……」


瑞鶴「曙、下がって!」

曙「そっちこそ、ロクに機体残ってないくせに…」

北上「……げ、砲の弾切れた」

アイオワ「ふふふ…(このままなら勝てそうね…)」

ボン バコンッ ドォンッ 

カッ  キイィィィィィン……

暁「!?」

電「……!」

提督「待たせたな」フフン

曙「おっそい!」

提督「ごめん!」

素早く艦載機を瑞鶴に投げ渡しながら曙を誘導する

北上「提督、砲ある?」

提督「>>317

あああるぞ!2号砲も3号砲も
曙にもB型砲をもってきた!

提督「あぁ。持ってきた」

北上「ありが…って、2つも?」

提督「持ってこれるだけ持ってきた」

北上「…まぁ良いや。使うね」

提督「あぁ」

北上に砲をパス。その隙に曙はB型砲を装備

北上「(もう1つ…同時は無理か)」

艤装に余った砲を引っ掛け戦闘を継続

瑞鶴「(艦載機はともかく、弾薬は余裕ができた…)」

武蔵「…そうか。そういうことも…」

暁「武蔵さん、来てる!」

北上「ほわちょーっ!」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+85
武蔵 下2 援護補正+105

ほい

はい

魚雷が直撃。…が、リタイア判定にはならず

北上「冗談…っと!?」

反撃を間一髪回避。爆発で見辛いがどうやらまだピンピンしているらしい

武蔵「…北上」

北上「何?…ですか」

武蔵「最近、執務室に入り浸っているらしいな」

北上「……はい?」

武蔵「>>322

私はあの事を知っているぞ(ブラフ)

武蔵「…知っているぞ?」

北上「……何を?」

武蔵「(無視してくると思ったが…食いつくか)」

武蔵「(ブラフでごまかせるのは最初の数語…)」

武蔵「毎回毎回、提督の膝で」
北上「ちょ、ちょっと待って!」

武蔵「!…何だ」

北上「あ、あれは一応、提督の同意があって…」

武蔵「………」

北上「」

提督「(2人して何話してるんだ……)」

>>324「(北上さん…固まってる?なら!)」

北上「!?っ…ごめん提督!そっち行った!」

提督「うぇっ…!?」

少女そのものの身体がバリケードを軽々飛び越え、着地

暁「捕まえたわ。司令官」

提督「捕まってない…けど、実質そうだな…」

響は不自然に反応が遅かったのもあり瑞鶴が仕留められた…が

今度は1対1。…勝てるか?

提督「……」

今持っている武器を頭で整理する

暁「司令官!」

提督「…何だ」

暁「>>326

暁が勝ったら六駆の皆とでぇとだからね!

暁「暁が勝ったら」

提督「勝ったら?」

暁「暁達とっ、で、デートなんだから!」

提督「………」

暁「………」

提督「(負けてみても良いかも)」

ふと、暁の構えが変わって
一直線に、目で追うのがやっとの速度で突っ込んできた

提督 下1
暁 下2 艦娘補正+50

ああ^~

れでぃ

あっという間もなく背中を地面に付けられ、両腕はなす術無く暁の片手に押さえられ、足はいくら動かしても抜け出せる気配はしない

要するにマウントを取られた。反撃などできるはずもない

暁「デート、デート…」

提督「ぁ…暁…!」

提督「>>331

私もくっつきたかったんだから!

提督のセリフじゃね?
安価下

あ、すまん
安価は下で

曙、皆、すまん!

提督「曙…皆、すまん…」

………

…………

……………

………………?

軽く10秒は経った

撃たれない

緊張が混乱に変わるのと同時に胴体にずっしりとした圧力がかかっていることに気づく

……

暁が抱きついていた



意味がわからない



提督「…何してんだ」

暁「暁だって、くっつきたかったんだから」

提督「…ぎゅーってするから、手…離してくれないか」

暁「>>336

やー!今なら脇を固めてる人達がいないもん!

暁「やだ」

提督「…何で」

暁「…今なら、誰も邪魔しに来ないでしょ?」

提督「…撃たないなら、このまま抱きついてて良いけど」

暁「!?」

提督「どうする?」

暁「あっ、え…んぅ…んーーーー」

提督「……(可愛いな)」

本来ならこんな話聞く必要はない
人間が艦娘に力で勝つことなんてほぼ不可能。抱きついていたいのならこのまま押さえつけて抱きついていれば良い

それでも悩んでしまうところが、やはり可愛らしい

提督「…(…あれ?腕、動かせる。手を離してくれたのか)」

もしくは考えることを優先して手に意識がいかなかったか……

提督「(…さて)」

暁を抱き締めると言っていた事を思い出す

腕の自由な今ならこのまま暁の腕を掴み腰のナイフで一撃をお見舞いすることもできる

どうする?>>338

ぎゅーっと抱きしめる

ぎゅう、と暁を抱き締める

暁「!?…あ、えっ?腕?…いつの間に」

提督「………」

暁「ぃ、良いの?攻撃できたのに」

提督「それは…嫌だ。悲しい」

暁「?」

提督「…ぎゅーってしたかったんだよ」

暁「そ、そう?なんだ…」

提督「…」

暁「…>>340


今回の更新はここまで。お疲れ様でした

司令官、大好き

暁「司令官」

提督「ん?」

暁「…大好き」

提督「ありが…ん?」

お礼を良いながら、違和感を感じ…る、までもなかった

提督「あ、暁?顔近く…ない、か」

暁「そんなこと、ないっ」

提督「ちょっと、待っ」
電「暁ちゃん」

暁「」ビクッ

提督「…北上」


北上「ごめん…」

武蔵「(効果があるにも程があるぞ…)」


暁「い、いな」
電「>>342

続けて、どうぞ、なのです

電「続けて」

提督「電?」

電「どうぞ」

暁「え、えと」

電「なのです」

提督「……」

暁「………」

続けろ…とは、そういうことなんだろう

提督「…ひとつ、聞いて良いかな」

電「はい?」

提督「続けたら、どうなる」

電「>>344

暁ちゃんが司令官に寝取られてると思うと…興奮するのです

電「暁ちゃんが司令官さんに寝取られてると思うと…」

提督「逆だろ」

電「興奮するのです」

暁「えぇ…?」

提督「…暁、電とはそういう」

暁「や、やってない!」

提督「うーん…」

暁「…こっちむいて」

提督「………」

暁「………」

提督「…分かった」

チュッ

電「じゃあ次は……」

提督「次!?」

電「>>346

電に見せつけながら獣のようにまぐわうのです

電「電に見せつけながら獣のようにまぐわうのです」ニッコリ

提督「正気か…?」

暁「…し、司令官」

提督「……おい、まさか」

暁「…そういうのって、部屋ですること…よね?」

提督「(あぁ良かった。良心があった!)そうだ。そうだぞ暁」

暁「えっと…」

提督「暁」

暁「!」

提督「…電はどこかおかしい。このままじゃ二人して巻き込まれる」

暁「……」

提督「…頼む、どうにかして電を止められないか」

暁「>>348

あんな電初めてみたからどうすればいいか…気絶させるしかないわね…

暁「あんな電、初めてみたからどうしたらいいか…」

提督「今は訓練中だ。そこを利用して」
暁「気絶させるしかないわね…」

提督「そこまでやるのか…」

暁「え?ダメ…?」

提督「いや、暁に合わせる。…やるぞ」

暁「…その前に」

提督「ん?」

暁「もう一回、良い?」

提督「…後でな」

暁 下1 援護補正+20
電 下2 練度補正+5

てや

!すでのな

起き上がって向き合う…前に

ドォンッ

提督「うわっ!?っと…」

電「…」

暁「電もその気、みたいね」

電「(まず暁ちゃんを倒して司令官さんだけに、その後は……)」

電と暁の距離が一気に縮まる

提督「暁!」

暁「わかって…」

砲を構えるように見えた腕が軌道を変え、首に迫る

暁「…!」

暁 下1 援護補正+20
電 下2 練度補正+5

ぬぅ

そいや

電の手が暁の首を鷲掴みにし、そのまま片手で身体を持ち上げる

暁「かっ…ぐ………け……」

提督「電!?」

電「……」

提督「(北上も暁も、瑞鶴も来ない)」

提督「……」

提督 下1
電 下1 艦娘補正+50 練度補正+5

射撃。……が

キィンッ

提督「(ホントに役に立たないな…これ)」

苦笑いもつかの間、電の狙いがこちらに向く

提督「…(流石に、ここまでか)」

北上「ごめん提督。遅れた」

提督「……本当に、何やってんだ」

北上「だって、ハッタリにしては的を」

電「お喋りは…!」

北上「っとと…!?」



曙「(早く戻ってきなさいよ…)」

武蔵「…どうした、撃たないのか」

曙「こんな砲じゃ、戦艦に通るわけ無いでしょ」

神威「援護します。武蔵さん」

武蔵「あぁ。頼む」

武蔵「(あぁは言っているが、手放さない辺り策は有ると見て良い)」

曙「(瑞鶴と合流したいけど、あっちはアイオワと速吸……)」

曙 下1 練度補正+40
武蔵 下1 援護補正+25

それ

武蔵の砲撃を回避。神威の機体を撃墜しつつ肉薄

神威「速い…!」

武蔵「もらっ…」

曙「っち……ぃ」

曙 下1 練度補正+40
武蔵 下2 援護補正+25

はい

神威に届く前に武蔵の砲が来る。回避すれば距離が……

考えるまでもない。当たったら終わりだ

武蔵「無事か、神威」

神威「はい」

曙「……ふぅ」

もう一度隙を見つけなければ、援護に急がなければ

曙 下1 練度補正+40
武蔵 下2 援護補正+25

とい

はい

背中に衝撃。そのまま地面に倒される前に受け身をとる

曙「っ……!?」

流星改からの攻撃。つまり速吸から

曙「瑞鶴…っ」

瑞鶴「ごめん!」

曙「(マズイ…かな)」

向こうも崩れかけてきている。もう後どれだけもつか…



北上「っとと…!?」

雷撃を回避。提督を庇いつつ後退

提督「良いか北上。急いでここを突破するんだ」

北上「突破?」

提督「あぁ、電を潜り抜けて向こうと合流する。無理に撃破は狙わなくて良い」

北上「…できるかな」

提督「やれるさ。2対1だぞ」

北上「……分かった。やってみる」

北上 下1 練度補正+10 援護補正+20
電 下2 練度補正+5

ほい

はい

掴みかかってくる腕を回避

北上「(ほんっと、攻撃的…!)」

撃てば良いのに

砲を構え2射。避けた所に魚雷を発射

電「っ…!」

更に砲撃

無理やり距離を取らせ、提督を担ぎ上げながらバリケードを飛び越える

電「逃がさな…」

カツン…

足元に何かが当たる音…

ドカァンッ

電「!?」

凄まじい衝撃でバランスを崩し、地面に倒れこむ…そこに

暁「捕まえたわ、電……」

電「……」

北上「ごめん、遅くなっちゃった!」

曙「遅い…!」

提督「(手持ちでまだ使えるものは…)」

武蔵「提督よ」

提督「…ん?」

武蔵「(どうしていつも曙や瑞鶴と…)」

武蔵「…いや、良い。続けよう」

提督「北上、瑞鶴の方に行ってくれ」

北上「え?何でさ」

提督「また変なこと言われて怯みかねないからな」

北上「…はーい」

提督「…大丈夫か?」

曙「……」

提督「そうか」

曙 下1 練度補正+40 援護補正+20
武蔵 下2 援護補正+25

セイ、ヤー!!

そい!

二人目掛けてダッシュ。武蔵の砲撃に合わせて別方向に向かう

曙は神威へ

提督は武蔵へ

指定武装ではない軍刀を抜く。ジャーヴィス戦時はハッタリだが今回は違う

武蔵「なっ…!?」

鋭利で、尚且つ硬い刃が砲身を斬り落としていく

提督「(よし、主砲は封じ…)」

直後、武蔵に腕を捕まれ鈍い痛みが走る

提督「ぐぅ……」

武蔵「ルール違反だ。提督」

提督「こうでもしなきゃ、勝てないからな」

武蔵「ははは…」

掴む力が強くなる

提督「っ…」

武蔵「その剣で艤装は切ろうとも、私を切る気は無いだろう?」

提督「…ケガ、するからな」

提督 下1
武蔵 下2 艦娘補正+50

ちょいさ

それ

隠し持っていたナイフ…こっちは指定されたものを捕まれていない方の腕で取り出し振り上げる

武蔵「やれやれ…落ち着かない手だな」

あっさり見切られ今度は両手を封じられる

武蔵「主砲は封じられたが…副砲でも十分だ」

提督「ぅ……!」

明石『補給艦神威、リタイア』

武蔵「!」

神威が撃破された。ということは

ドカァン

武蔵の背面で爆発

武蔵「ちぃ…」

提督「ごめん武蔵!」

気が逸れた瞬間に武蔵を蹴り、強引に拘束から逃れる

武蔵「…少し」

提督「え?」

武蔵「少し、痛かったぞ」

提督「…ごめん」

曙 下1 練度補正+40 援護補正+20
武蔵 下2

お互い残り残機(?)1です

はい

北上の雷撃を受けた箇所に砲撃、雷撃

命中するもリタイア判定にはならず

提督「曙、副砲だ」

曙「副砲…うん」

提督を後ろに下げながら回避、副砲を狙撃

副砲の装甲は薄く、簡単に停止していく

武蔵「っ…やるな」

副砲は全壊、辛うじて残った機銃も効果は薄く…

武蔵「だが!」

主砲を構え、一斉射……

ドゴオォォオンッ

武蔵「ぅ……っ!?」

明石『戦艦武蔵、リタイア』

破損していた主砲は悲鳴をあげ、そのまま艤装ごと機能を停止した

提督「…お疲れ様」

曙「………」

提督「曙?」

曙「…疲れただけよ」

武蔵「…負けたか」

曙「そうね」

武蔵「…はぁ、戦闘でも負けるとはな」

提督「他の何で負けてるんだ」

武蔵「…」

提督「…え?何だよその目は」

武蔵「まぁ良い。早く行け、アイオワは健在だぞ」

提督「あぁ」

武蔵「頑張れよ」

曙「はいはい」

暁「捕まえたわ、電」

電「……」

飛び起き

暁の砲撃を主砲で受け防御

軽い爆発を起こしながら使い物になら無くなった主砲を投げつける

暁「っ!?」

気をとられた暁に接近。魚雷発射管をパージし手に持つ

電「(一発、一発で…)」
暁「(この距離、当てたら勝てる…!)」

暁 下1
電 下2 練度補正+5

レディ

すでのな

明石『駆逐艦電、リタイア』

電「……」

暁「っは……はぁ………」

電「…負けたのです」

暁「勝ったわ…」

電「………」

暁「………」

暁「…行くわ」

電「…暁ちゃん」

暁「何?」

電「さっきは…ごめんなさい」

暁「……ふふぁははっ」

電「?」

暁「気にしてないわ!」

明石『戦艦大和、リタイア』

瑞鶴「!」

アイオワ「…」

北上「もうすぐ、援軍が来ちゃうね」

速吸「そう、ですね」

瑞鶴 下1 練度補正+60 援護補正+30 艦載機僅か-30
アイオワ 下2 援護補正+35

ぬっ

U.S.A.!

瑞鶴が僅かな艦載機でアイオワの行く手を塞ぎ、北上が速吸に肉薄する

北上「もらっ…」

速吸「来ないでっ、ください!」

北上 下1 練度補正+10
速吸 下2 艦載機僅か-20

へい

ほい

ほい

魚雷が炸裂

明石『補給艦速吸、リタイア』

殆どの艦載機を失っていた速吸に北上と対等に戦える力は無かった

アイオワ「はやす…」

瑞鶴「よそ見?」

アイオワ「っち…」

瑞鶴 下1 練度補正+60 艦載機僅か-30
アイオワ 下2

ぬん

左右の主砲停止。直後に背面から魚雷が直撃

明石『戦艦アイオワ、リタイア』

アイオワ「……!」

瑞鶴「…終わりね」

アイオワ「凄いわ…艦載機を…あー、lostしてるとは思えなかった」

瑞鶴「ありがと」

アイオワ「いつかまた、本気で戦いましょ!」

そう言ってアイオワは
攻撃を何発も食らった後にも関わらず
平気で走り去っていった


瑞鶴「…はぁ」

北上「…………」

提督「…ん、終わった後か」

曙「みたいね」

暁「えーっと…」

手を組んだ5人。艦娘は4人

景品が1人

分け合うことはない

瑞鶴 下1 練度補正+60 艦載機僅か-30
曙 下2 練度補正+40 消耗-20
北上 下3 練度補正+10 消耗-15
暁 下4 消耗-10

はい

サドンデス

それ

!かんすぷ

北上の魚雷が瑞鶴に命中。艦載機の爆撃が曙を飲み込む
北上を迎撃しようとした暁は無理な艤装の稼働をさせ魚雷が暴発
運良く北上の足元で炸裂し北上は転倒
砲撃音が3つ

明石『残り2人』

暁「う、嘘……」

北上「やられたー…」

瑞鶴「…何か、上手いことしてやられた感じね…」

曙「……」グッタリ

提督「え、えーっと…暁」

暁「し、司令官…」

提督「おめでとう」

暁「…ありがとう」

そう言いながら提督は自分のナイフで自分の首をなぞった

明石『提督リタイア。撃破者は…提督?え?』

提督「景品1つ分は死守だ。お財布が危ないからな」

明石『あー、えっと。勝者は…暁』

暁「もう1つくれても良かったのに」

提督「あげたら何買うつもりだったんだ」

暁「買うとかじゃなくて…秘密」

……

撃破数トップは?

~候補~

瑞鶴

候補を3人追加してね
>>403
>>404
>>405

武蔵

飛龍

曙 下1
瑞鶴 下2
武蔵 下3
霞 下4
飛龍 下5

はい

はい

………

提督「全員揃ったか?」

明石「はい。…それでは、撃破数トップを発表します」



明石「航空母艦、飛龍」

飛龍「!」

明石「提督撃破は提督が自滅したので…ナシですかね」

提督「あぁ」

明石「ちぇ……」

明石「では、景品を獲得したお二人は後日、提督に直接お伝えください」

提督「それでは解散。お疲れ様」



提督「なぁ明石」

明石「はい?」

提督「結局、景品って何だったんだ」

明石「え?まだ知らなかったんですか」

提督「詳細はさっぱり」

明石「はー…道理で大人しいと思いました」

提督「え?」

明石「提督にお願いを1つ聞かせる」

提督「え?」

明石「景品の内容です」

提督「ちょっと待て。そんなの許可した覚えは…」

明石「言ったら拒否するじゃないですか」

提督「当たり前だ」

明石「でも、景品をアレにしなかったら全員参加とはいかなかったでしょうし…それに」

明石「…今さら景品を無しになんてできますかね?」フフフ

提督「な……!」

明石「観念してください。幸い曙や瑞鶴さんには取られてないんですから」

提督「あ、あぁ?…うん。そう、だな…ははは」

明石「悪かったとは思ってますよ。…すいません」

提督「…まぁ、良いけど。1つ問題があってな」

明石「問題?」

明石「貸しを作ったぁ?」

提督「失敗だった…」

明石「ははは…知りません」

提督「ぐぅ……」

明石「話は変わりますけど」

提督「ん?」

明石「自滅するつもりなら、最初からそうすれば良かったんじゃないですか?」

提督「そうしたら運動にならないだろ」

明石「…そういえばそれが目的でしたね」

提督「折角だし最後まで残ってみたかったっていうのもある」

明石「他人任せでしたけどね」

提督「い、一応頑張ったんだからな?これでも」

明石「はいはい。…あ」

提督「どうした」

明石「今回の訓練中に壊したものの弁償は壊した本人の自腹でって…言いましたっけ?」

提督「……言ってないな」

明石「……」

提督「……」

~執務室~

コンコンコンッ

提督「入れ」

ガチャッ

五十鈴「失礼します」

提督「五十鈴か。どうした」

五十鈴「夕飯、一緒にどうかと思って」

提督「…お言葉に甘えようかな」

~五十鈴の部屋~

五十鈴「今日はお疲れ様」

提督「五十鈴もな」

五十鈴「何か飲む?お酒とか」

提督「酒癖悪いから遠慮しとく」

五十鈴「そうなの?」

提督「酔うと…絡むんだ。べったりと」

五十鈴「…抱きついたり?」

提督「そうだな」

五十鈴「>>415

五十鈴には好都合なんだけど

五十鈴「五十鈴には好都合だけど?」

提督「え?」

五十鈴「…酔わない程度になら、良いんじゃない?」

提督「でも」
五十鈴「取ってくる」

提督「」

………

提督「五十鈴」

五十鈴「なに?」

提督「…もう、お酒は良い」

五十鈴「大丈夫大丈夫」

提督「いやこれ以上は」

五十鈴「良いから!」

提督「もごおっ!?」

………

提督「………」

五十鈴「提督?」

提督「………」

五十鈴「ちょっと、大丈夫?」

提督「>>417

ちょっと雉撃ち(手洗い)にいく

提督「…ちょっと、トイレ言ってくる」

五十鈴「え?…行ってらっしゃい」

~トイレ~

おrrrrrrrrrrrrrr

~五十鈴の部屋~

提督「………」

五十鈴「大丈夫?」

提督「…しんどい」

五十鈴「…ごめんなさい。飲ませ過ぎた…かしら」

提督「いつもなら平気なんだろうけど…今日は、なんだ。…疲れがあったから」

五十鈴「…部屋まで送った方が良い?」

提督「あぁ…頼むよ」

五十鈴「分かった」

提督「五十鈴」

五十鈴「何?」

提督「料理、旨かった」

五十鈴「…ありがと」

~提督の部屋~

提督「あ゛ー…」

五十鈴「提督、歯磨き」

提督「あぁ…」



シャコシャコシャコシャコ



提督「寝る…」ボフッ

五十鈴「>>420

おやすみ、ゆっくり休んでね

五十鈴「おやすみ、ゆっくり休んでね」

提督「…なんだ、五十鈴は戻るのか」

五十鈴「え?」

提督「…いや、なんでもない。自分でも何言ってるかよく分かんなくて…」

五十鈴「…着替え、持ってくる」

提督「へ?」

ガチャン

提督「…ゎぉ」

………

ガチャッ

五十鈴「…提督、起きてる?」

提督「……」Zzz

五十鈴「寝てるし…」

五十鈴「(幸い、ベッドは大きいわね。これなら…)よいしょ…と」

ゴローン

提督「…んぁ」

五十鈴「あら、ごめんなさい…起こしちゃった?」

提督「……本当に来てくれたのか」

五十鈴「一応ね、一応」

提督「助かるよ。こう体調を崩すと…1人はこたえる」

五十鈴「その原因は私よ。…ごめんなさい」

提督「良いって。流された俺も悪い」

五十鈴「…もう少し、話をしても良い?」

提督「勿論」

何について話す?>>423

提督と五十鈴の交際内容について(夜戦(意味深)含めて)

五十鈴「私達、付き合ってる…のよね?」

提督「…そのはず」

五十鈴「…週何回?」

提督「ぅえ?」

五十鈴「………」

提督「…………」

五十鈴「…なんでもない」

提督「五十鈴…」

五十鈴「寝ましょ。提督も体調悪いんだし」

提督「……」

他の娘視点>>426

電「つかれたのです」

瑞鶴「…何で私に言うのよ」

電「」ジーー

瑞鶴「…間宮で良い?」

電「」ニヘラ

瑞鶴「素直に言ってよね…」

~間宮~

電「瑞鶴さん」

瑞鶴「何?」

電「司令官さんの事で、聞きたいことがあるのです」

瑞鶴「(なるほど、それが目的…)…何かしら」

電「>>428

瑞鶴さんは最高何回戦まで夜戦をしたのですか?

電「瑞鶴さんは最高何回戦したことありますか?」

瑞鶴「……え?」

電「?」

瑞鶴「…私?」

電「はいっ」

瑞鶴「…ちょっと待って」

瑞鶴「(予想外ね…てっきり好きな食べ物とかそういうのを…)」

瑞鶴「(そもそも本当のことを言うべきなのかすら怪しいし…)」

電「瑞鶴さん?」

瑞鶴「!?…ごめんごめん。予想外の質問だったから…」

瑞鶴「(本当か嘘か…どっちを言うべきか…)」>>430

本当

瑞鶴「え、えーっと…」

電「………」

瑞鶴「朝までだったから、その。…覚えてない」

電「朝まで…?」

瑞鶴「………」コクリ

電「」

瑞鶴「(電相手に何言わされてるんだろ、私…)」

電「瑞鶴さん!」

瑞鶴「な、何?」

電「>>432

どうやったら暁ちゃんと司令官が夜戦すると思う?

×司令官
○司令官さん

電「どうやったら暁ちゃんと司令官さんが…あのっ、すると思いますか?」

瑞鶴「…2人がくっつくまで放っておけば良いんじゃない?」

電「…それじゃつまらないのです」

瑞鶴「あのねぇ…、というか電」

電「?」

瑞鶴「何で暁なの?」

電「へ?」

瑞鶴「変な話だけど、雷でも響でも良いじゃない」

電「……」

電「>>435

その二人はもうとっくに司令官さんとファックでビッチのプッシーなお猫さんなのです!

雷は違ったはずだけど響はどうだったかな…

電とはたしか記憶を取り戻すためにしたはず
しかし、初期艦がこんななってたらやだなあ

再安価>>439
無理やり設定をねじ込むのはNG

一番ウブな暁ちゃんがメスになる瞬間を見てみたいのです

電「一番ウブな暁ちゃんが女になる瞬間を見てみたいのです」

瑞鶴「随分ヘンテコな理由ね…」

電「変じゃないのです」

瑞鶴「で」

電「?」

瑞鶴「何の影響?さっきからの言動は」

電「…え?」

瑞鶴「………」

電「…えいきょうなんてうけてないのです」

瑞鶴「本当に?」

電「ほんとうなのです」

瑞鶴「本当の本当の本当に?」

電「…ほんと……ほんとうなのです。いなづまのほんしんなのです」

瑞鶴「ふーん…」

電「……」

瑞鶴「間宮さーん。お勘定ー」

電「え?」

瑞鶴「…ちょっと、ついてきて」

電「……はい」

~瑞鶴の部屋~

電「瑞鶴さん?一体何を…」

ガチャン カチャリ

電「…あの、どうして鍵を」

瑞鶴「素直に教えてくれない娘に、正直になってもらうため…かしら」

電「あれは本心なのです!別に影響も何も」
瑞鶴「それに、暁が女になる瞬間を見たいって言ってたじゃない」

電「…は、はい。なのです」

瑞鶴「じゃあ…まずは電が経験豊富にならなきゃ。ね?」

電「意味が分からないのdんぐt!?」

瑞鶴「説得の時間はまだまだ有るから。ゆっくり話しましょ、電」

瑞鶴「(このまま野放しだと何しでかすか分かったもんじゃないし…ここで根本からへし折っとかないと)」

~翌朝~

瑞鶴「で、提督さんの部屋から本を盗み出して」

電「はい」

瑞鶴「その本に魅了されて」

電「…はい」

瑞鶴「自分もそれを見たくなった」

電「……なのです」

瑞鶴「…はぁ……」

電「……」

瑞鶴「…それに描かれてる状況も、表情も、全部想像で、幻で、存在しないってことは」

瑞鶴「今晩で…もう分かったでしょ?」

電「…」コクリ

瑞鶴「…(シーツもベッドもびちゃびちゃ…洗っとかないと)」

電「……」

瑞鶴「お風呂入っておいで。着替え用意しておくから」

電「…瑞鶴さん」

瑞鶴「何?」

電「…また、お願いして良いですか?」

瑞鶴「…はい?」

電「お風呂、いただきますね」

瑞鶴「ちょ、ちょっと待って?電!」


瑞鶴「……え?」

~提督の部屋~

五十鈴「提督、大丈夫?」

提督「…仕事はできる。多分」

五十鈴「なら良いけど…」

提督「よし、用意できた。行こうか」

五十鈴「えぇ」

提督「…五十鈴」

五十鈴「何?」

提督「旅行、楽しみにしてる」

五十鈴「ふふ、私もよ」

~執務室~

提督「う……」

瑞鶴「うぇ…」

北上「…どうしたのさ二人して」

提督「二日酔い」
瑞鶴「寝不足」

大井「ダメみたいね…」

北上「提督、膝貸して」

提督「今日は勘弁してくれ…」

北上「ケチ」

提督「何とでも言え…」

大井「二日酔いで仕事に支障が出るとか、情けなくないんですか」

提督「ぐぅ…」

大井「次は私も誘ってください」

提督「おい?」

北上「瑞鶴さんは何で寝不足なのさ」

瑞鶴「>>444

ちょっとね、いろいろあったの

ちょっと先輩の目を覚まさせてた

瑞鶴「ちょっとね、色々あったの」

北上「色々って?」

瑞鶴「…色々よ」

提督「(葛城か……)」

大井「提督、瑞鶴さん」

提督「ん…?」

大井「今のままじゃ仕事になりませんから、休んできてください」

提督「その間代わりにやってくれるのか?」

大井「提督が出す条件次第では」

提督「現金なやつめ…」

提督「(俺はともかく、瑞鶴は休ませないとな…昨日散々戦って睡眠不足と来れば相当辛いだろうし)」

提督「俺は良いよ。瑞鶴は休んで…」

瑞鶴「………」

提督「瑞鶴?」

瑞鶴「!?、ごめっ…」

提督「休んでおいで」

瑞鶴「…ごめんなさい。お言葉に甘えさせてもらうわ」

提督「あぁ」

ガチャン

北上「提督、隣良い?」

提督「…どーぞ」

北上「やったね」ヘヘン

大井「提督も休めば良いじゃないですか」

提督「断る。何要求されるか分かったもんじゃない」

大井「別に、大したことじゃありませんよ」

提督「本当か?」

大井「はい」

提督「…何だ。言ってみろ」

大井「>>448

夜戦…は冗談ですただ疲れてるようですのでマッサージと御飯を作り癒してあげようかなと…

大井「夜戦…」

提督「……」

大井「冗談です。マッサージはどうでしょう?ご飯とかも…」

提督「分かった。作ってくるからちょっと待ってろ」

大井「え?…逆ですよ」

提督「え?」

大井「私がするんです」

提督「ちょっと待て。…俺が休む」

大井「はい」

提督「その見返りみたいなもので大井が俺をマッサージして、ご飯を作る」

大井「…見返りというか、心配なだけなんですけど」

提督「さっきはそんなこと言ってなかっ」
大井「つべこべ言ってないで休むっ」

提督「」

大井「運んであげますから。ほら」

提督「大丈夫、歩ける…」

大井「………」

提督「…頼む」

大井「北上さん、待っててくださいね」

北上「え?あぁ、うん。わかった」

………

提督「…あのさ、大井」

大井「はい?」

提督「気遣ってくれるのは分かるし、ありがたいんだ。でも」

大井「でも?」

提督「…何で俺の部屋じゃないんだ」

大井「私の部屋の方が料理をするのに都合が良いからです。何か?」

提督「…いえ、何も」

大井「……いつまで座ってるんですか。横になっててください」

提督「はい…」ゴロン

大井「うつ伏せです」

提督「おぅ…」

大井「…1人でそんなにお酒飲む人でしたっけ」

提督「二人で飲んでて…少し舞い上がってたのかもしれない」

大井「………」グリッ

提督「いて」

大井「…誰と飲んでたんですか」

提督「…五十鈴」

グリグリッ

提督「痛いっ」

大井「…ちゃんと自制しました?」

提督「したよ。した……」

大井「…正直に」

提督「わがままを冗談混じりに言ったら、本当になった」

グリグリグリッ

提督「痛いいっ!?」

大井「何したんですか!」

提督「一緒に寝てくれって言っただけ…」
大井「だけって…大事ですからね、それ」

提督「だって付き合ってるし…」

大井「そうですねそうですね。私もそうなんですけどね」

提督「…じゃあ、寝るか?」

ゴリッ

提督「ごぁっちったったったあぁ…」

~廊下~

瑞鶴「(しまった…布団が無い……)」

瑞鶴「マズい、かな…」

>>452「何してるんですか?」

はたかぜ

瑞鶴「旗風…ごめん……」ガシッ

旗風「えっ!?ちょっと、瑞鶴さ…」
瑞鶴「ベッド貸して」

旗風「はい?」

~旗風の部屋~

瑞鶴「」Zzz

旗風「…(瑞鶴さん、何かあったんでしょうか…寝不足どころではない気がします)」

旗風「……」ジー

旗風「…(秘書艦…今までそんなに接点も無かった方が目の前で寝ているというのは、凄い状況ですね)」

旗風「………」ジー

瑞鶴「」Zzz

旗風「…(春姉さんの想い人に一番近い方……)」

……………………

瑞鶴「ん……はっ」

旗風「あ」

瑞鶴「(近…っ)」

旗風「失礼しました……」

瑞鶴「だ、大丈夫。気にしないで…」

瑞鶴「…うわ、もう暗い…」

旗風「はい。随分お疲れのようで…あまり、無理はなさらない方が良いかと」

瑞鶴「ありがとう…。お布団も、すっごい助かった」

旗風「いえ、お礼には及びません。夕食を用意させていただきましたが…召し上がりますか?」

瑞鶴「是非、お願いするわ」

旗風「はい」

……

瑞鶴「美味しい」

旗風「ありがとうございます」

瑞鶴「何もかもお世話になって、悪いわね」

旗風「いえ…」

瑞鶴「何かお礼できない?間宮とか…あんまり大きなものは用意できないけど」

旗風「そんな、とんでもない。今の料理の感想だけで…」

瑞鶴「うーん…」

旗風「………ぁ」

瑞鶴「何かあった?」

旗風「はい。…図々しいお願いですが、ひとつ」

瑞鶴「言ってみて」

旗風「>>456

1日だけ秘書艦をやってみたい

旗風「1日だけ、秘書艦をさせていただけないでしょうか」

瑞鶴「秘書艦?…私1人じゃ決められない、けど」

瑞鶴「提督さんと相談してみるね」

旗風「!…ありがとうございます」

瑞鶴「(秘書かぁ…何でだろう)」

旗風「瑞鶴さん」

瑞鶴「?」

旗風「春姉さんは…」

瑞鶴「……」

旗風「…失礼しました。…本人に聞いてみます」

瑞鶴「そう」

旗風「秘書艦のお仕事は、基本的に何を?」

瑞鶴「うーん、基本は新しく来た書類の確認、把握………」


~少し時間を巻き戻して大井の部屋~

大井「提督、お昼です。起きてください」

提督「……」Zzz

大井「提督」ペチペチ

Zzz…

大井「……」>>458

ちゅーする

チュッ

大井「ほら、起きないからこういう目に…」

提督「」Zzz…

大井「起きなさいよ!」ガシィ

提督「んぐあっ!?」

大井「お昼ご飯、作りましたから!食べましょう!」

提督「ぉ、おう!?」

……

提督「親子丼か」

大井「お粥みたいになりますし、食べやすいかと」

提督「気遣いありがとう。いただくよ」

大井「どうぞ」

……

提督「…大井はさ」

大井「はい?」

提督「もし結婚してくれ!って今俺が言ったら、受けてくれるか?」

大井「良いですよ」

提督「…!」

大井「…何ですか、藪から棒に」

提督「てっきり、北上と一緒じゃないと嫌だとか言うかと思ってな」

大井「…はぁ」

提督「失礼な質問だった。ごめん」

大井「別に、謝らなくていいですけど」

大井「…デリケートな話題ですから、気を付けてくださいね」

提督「あぁ」

大井「次言うときは、本当にそうしてもらいますからね」

提督「…了解」

大井「新婚旅行は無くても良いです」

提督「…せめて国内旅行はしようよ」

……

大井「そろそろマシになったんじゃないですか?」

提督「あぁ。目眩も大分消えた」

大井「良かったです」

提督「それじゃ、仕事に戻ろうか」

大井「え?」

提督「ん?」

大井「…もしかして提督」

大井「出られると思ったんですか?」

提督「は?」

ガタッ ドタンバタン ボフッ ググギグググ……

提督「おい、大井…!」

大井「女性の部屋に入るなら少しは警戒しないと…」

提督「普通逆だろ…!」

大井「そうですか?」

提督「それにっ、今そういうことは禁止されて…」

大井「バレなきゃ問題ありません」

提督「お前っ…!」

大井「…もしかして、嫌なんですか?」

提督「な……っ」

大井「………」

提督「>>461

誘われたからしかたないなー

提督「…分かった。分かったよ。これだけ誘われてたら仕方ないな」

大井「そうです。仕方ないんですよ」

提督「…怒られても知らないからな」

大井「二人一緒に絞られましょう」

提督「ふふ…やれやれだ」

~執務室~

北上「……」Zzz

コンコンコンッ

北上「ぅおっ?…どーぞ」

>>463「失礼します」

陽炎

陽炎「…あれ、司令は?」

北上「体調崩して大井っちに看病されてる。私はお留守番」

陽炎「そう…」

北上「何か用事…だよね。伝言しようか?」

伝言を頼む?それとも提督に直接伝える?>>465
伝言を頼む場合は内容もお願いします

直接

陽炎「大丈夫。自分で伝えるわ」

北上「はいはーい」

陽炎「失礼しました」

北上「はーい」

ガチャン

~提督の部屋の前~

陽炎「(場所聞き忘れたけど…司令の部屋よね、多分。というか普通)」

コンコンコンッ

シーン…

陽炎「司令、お話したいことが…」

シーン……

陽炎「何?誰もいないの?」ガチャ

ゴソゴソ…

陽炎「なんだ、司令……」

曙「…何の用?」

陽炎「……え?」

……

曙「…体調崩してたんだ」

陽炎「ここかなって思ってたけど、ハズレみたいね…」

陽炎「あ、医務室かしら」

曙「………」

陽炎「曙、どうかした?」

曙「…なんでもない」

陽炎「…というか、なんでここに居るのよ」

曙「なんでもいいでしょ。別にっ」モゾモゾ

陽炎「ちょっと、勝手に布団入ったら怒られるわよ?」

曙「いつものことよ」

陽炎「いつも…て」

曙「………」

陽炎「………」

陽炎「>>468

つまりそういうことね

陽炎「そういうことよね」

曙「…ふんっ」

陽炎「はぁー…愛されてるわね」

曙「自分は愛されてないみたいな言い方ね」

陽炎「…だって、回数少ないし」

曙「…」モゾモゾ

陽炎「…曙から司令を取ること、できる?」

曙「無理よ。…私のでもないし」

陽炎「そっか」

曙「…入る?」

陽炎「怒られない?」

曙「知らない」

陽炎「>>470

きょうだけは悪い子になる

陽炎「今日だけ、悪い娘になろうかな」モゾモゾ

曙「………」

……

陽炎「それにしても…意外」

曙「何が?」

陽炎「私のイメージでは…あくまで私のね?…なら、曙がこんなにあっさり人を入れるなんて、思えなかったから」

曙「蹴り出すわよ」

陽炎「ごめんごめん。…変わったわね」

曙「知らないわよ。自分の性格なんて」

陽炎「そうかも」

曙「………寂しかったの」

陽炎「え?」

曙「何でもない。寝る」

陽炎「ちょっと待っ」
曙「」プイッ

陽炎「………」

…………

陽炎「…ねぇ、曙」

Zzz…

陽炎「ホントに寝るんだ…」

陽炎「(…提督の匂い…懐かしい)」

~大井の部屋~

Zzz…

提督「…!」パチクリ

大井「………」Zzz

提督「(ん…寝てたのか。…結局誘いに乗ってやっちゃって……)…うーむ」

提督「…(外ももう暗い…大分時間が経ってるのか)」

大井「……」Zzz

提督「…」ナデナデ

北上「お楽しみのところ申し訳ないけど」

提督「っ!?」

北上「…酷いよ。看病なんて言ってさ、結局楽しくしてるんだもん」

提督「…これは…なんだ、大井の誘い込みが上手かったというか」

北上「ふーん……」

提督「」

北上「>>473

あたしの誘いはどうかな?

やっぱり巨乳の方がいいんだ

北上「私の誘いはどうかな?」

提督「どうって…何かしてるのか?」

北上「ううん何も、自然体」

提督「誘ってなくないか」

北上「誘ってる誘ってる」

提督「…」

北上「……」

提督「…また今度な。今日これ以上は本当に身体に悪い」

北上「ちぇー…約束だからね」

提督「あぁ。約束」

北上「破ったら…そうだねぇ。1週間は私の部屋から出られないかな」

提督「…肝に命じておくよ」



今回の更新はここまで。お疲れ様でした

おちゅん

おちゅん

帰ってきてくれるかな…

お久しぶりです。まさか鯖が物理落ちするとは思ってなかった…
どんな話書いてたか忘れたので少しずつ読み直しながら復活していきたいと思います

追記
初秋イベントはなんとか甲クリアできました

北上「…夜だね」

提督「夜だな」

北上「大井っち、起きないね」

提督「そうだな」

北上「二人でご飯とか」

提督「……」

北上「…ダメかな」

提督「大井はどうする?」

北上「>>481

二人がいいな

北上「二人がいいな」

提督「…分かった。書き置きしていく」

北上「うん」

………

提督「どこで食べようか」

北上「鳳翔さん」

提督「今日は遠征で臨時休暇だ」

北上「げ。提督…」

提督「仕事なんだから仕方ないだろ?」

北上「ちぇっ。…じゃあどうしよう」

提督「俺が作る」

北上「それは明日が良いな」

提督「明日ぁ?明日ってお前…」

北上「んふふー」

提督「…お昼な。晩御飯は約束できない」

北上「ありがと」

提督「どういたしまして。…さて、どうしようか」

北上「>>483

どこか食べに行く?

提督「外食にしようか」

北上「うん」

~レストラン~

北上「……」ソワソワ

提督「どうした」

北上「…何か、幸せだなって」

提督「へ?」

北上「だってほら…」

提督「……」

北上「…なんでもない」

提督「言ってよ」

北上「無理。…うまいこと、言葉にできないや」

提督「…そうか」

北上「提督は?」チラッ

提督「楽しい」

北上「一緒だね」

提督「だな」

北上「あ、この前木曽が…」

………

北上「ふへへへ」ベローン

提督「調子に乗りすぎだ。いくら明日休みだからって…」

北上「提督に言われたくないなー」

提督「それは…そうか」

北上「だっこ」

提督「…おんぶ」

北上「ん」

提督「やれやれ…」

ヒョイッ

提督「…(足あったかい)」

北上「手、冷たいね」

提督「もうすぐ冬だし…」

北上「そっか、もう冬かぁ」

提督「…なんか、老けた気がしない」

北上「へ?」

提督「いや、なんでもない」

北上「…ね、提督」

提督「ん?」

北上「>>485

提督の背中はあったかいね
あたしはあったかいかな?

北上「…背中はあったかいね」

提督「北上も温かいよ」

北上「どこら辺が?」

提督「足」

北上「えっち」

提督「なんでさ」クスクス

北上「……」ギュー

提督「さ、帰ろうか」

北上「頑張ってねー」

提督「流石にタクシー使わせてくれ…」

北上「おんぶは?」

提督「乗ったらおしまい」

北上「えー」

提督「…くっついてていいから」

北上「提督ってさ、案外チョロいよね」

提督「くっつくの禁止」

北上「あー嘘、冗談!」

北上「」ベッタリ

提督「北上、熱い…」

北上「バーニングラブだね」

運転手「仲、よろしいんですね」ハハハ

提督「えぇ、そうなんです」ハハハ…


今回はここまで。お疲れ様でした

おちゅん

~鎮守府~

北上「おんぶ」

提督「しない。歩いて」

北上「ぐぅ…何で」

提督「恥ずかしいだろ。周り皆知り合いなんだから」

北上「………じゃあ肩組もうか」

提督「余計恥ずかしい」

北上「じゃあおんぶ」

提督「(めんどくさい酔っぱらい…)…わかったよ」

北上「ありがとう」

提督「どーも」

~北上の部屋~

北上「ぶはー」ゴローン

提督「歯を磨く、お風呂にはいる、着替える」

北上「分かってますよー」モゾモゾ

提督「…今日はありがとう。楽しかった」

北上「え、戻るの?」

提督「え?」

北上「歯ブラシと着替え持ってきてよ」

提督「北上の?」

北上「提督の」

提督「…そういう?」

北上「そういう」

提督「………」

北上「………」

提督「>>490

歯磨きは……ホテルから
失敬したのを出して使え

提督「……お、あった」ゴソゴソ

北上「…持ち歩いてるの?」

提督「いや、ホテルで取ってきた奴…。鞄に入れっぱなしだったみたい」

北上「着替えは?」

提督「明日取る」

北上「じゃあお風呂は?」

提督「……」

北上「明日一緒に入ろっか」

提督「…ぉぅ」

北上「…おいで、提督」

提督「歯は磨こうか」

北上「ぁーぃ」

~提督の部屋~

陽炎「………ホントに戻ってこないわね」

曙「…1つ、考えがあるんだけど」

陽炎「?」

曙「手、貸してくれないかしら」

陽炎「…内容次第?」

~大井の部屋~

大井「っは……!」

大井「暗っ、何時…って嘘!?提督!?」

大井「(居ない…)…あら?」ペラッ

『ご飯食べてきます。今日はお世話になりました』

大井「ふふ…(急に改まった形になると、何か可笑し……)」

大井「…というか、起こしてよね」ボソッ

~北上の部屋~

ギュウゥゥゥゥゥ……

北上「…寝そう」

提督「おやすみ」

北上「勿体なくて、なんか寝たくないのに…」

提督「………」ナデナデ

北上「……提督」

提督「ん?」

北上「明日のご飯…オムライスが良いな」

提督「…卵は乗せるだけで良いか」

北上「包んで…」

提督「分かった」

北上「…おやすみ」チュッ

提督「…おやすみ」

~翌朝、提督の部屋~

提督「………」

曙「……」Zzz
陽炎「…」Zzz

提督「…………?」

どうする?>>496

とりあえず顔を洗って状況確認してから約束だから北上のところへ行こうとする

提督「(寝ぼけてるのか?…顔だけ洗うか)」

……

提督「さて、着替えて…」

ガシッ ドタンバッタンドテゴロゴロバトォン

提督「………」

曙「おはようクソ提督」

提督「おはよう曙、痛かった」

曙「…ごめん」

陽炎「……」Zzz

提督「曙がここで寝るのはもう慣れてきたけど…何で陽炎?」

曙「用事があったらしいけど、知らない」

提督「…?」

曙「昨日、どこ行ってたの」

提督「二日酔いで看病された後にご飯食べてべろべろに酔った北上の世話してた」

曙「…?」

提督「…とりあえず、離してくれないか」

曙「まだ。もう1つ聞かせて」

提督「?」

曙「>>498

今日はどこへ行くの?

曙「今日はどこに行くの?」

提督「仕事。執務室」

曙「一緒に行って良い?」

提督「ついでにお手伝いも頼む」

曙「はいはい」

提督「陽炎は?」

曙「起こす。待ってて」

提督「分かった。先に風呂入ってくる」
提督「(危ない危ない。昨日入ってないの忘れるところだった)」


曙「陽炎」

陽炎「……ん」

曙「起きなさい」

陽炎「司令は?」

曙「お風呂だってさ」

陽炎「…そっか。昨日はどうしたの?」

曙「酔っぱらいの世話」

陽炎「あはは…。あれ、今お風呂…なんだよね」

曙「そうね」

陽炎「じゃあ…丁度良い機会じゃない?」

曙「…そうね」

~お風呂~

提督「~~♪」

ガチャッ

提督「!?なっ、何して!」

曙「朝風呂だけど?」

提督「…入ってるけど」

曙「一緒は嫌?」

提督「その聞き方は…ズルい」

陽炎「お、お邪魔します…」

提督「な゛っ…!?」


今晩はここまで。お疲れ様でした



北上の部屋で寝る→起きて部屋に着替えを取りに戻る→曙陽炎を見つける→お風呂の流れであってる?
北上は提督が服取りに戻って一緒にお風呂はいるの待ってそう

寝付けないのでもう少し



陽炎「…駄目?」

提督「駄目…というか」

提督「(北上と入ると襲われかねないからわざわざこっちに来て……折角1人で入れると思ったのに)」

提督「……」チラッ

曙「何」

提督「いや…」チラッ

陽炎「?」

提督「(増えた!2人に!)…良い、大丈夫」

陽炎「何」

提督「(大丈夫、北上よりは襲ってこないはず)」

陽炎「…そんなに緊張しないでよ」

提督「……」

陽炎「>>503


>>501 合ってます。北上と風呂の流れでいくと確実に(理由はともかく)遅刻からの折檻ルートになりかねなかったのでこうしました
大して変わってない気がします。むしろ修羅場が一個増えたような

体洗うからリラックスしてね

陽炎「体、洗うから。…リラックスしてね」

提督「………」

陽炎「………」

曙「………」ジーー

陽炎「………」ゴシゴシ

提督「………」

陽炎「…こっち向いて」

提督「ん…」

陽炎「………(…大きくない)」

提督「………」

陽炎「…」

提督「あんまり…じろじろ見ないで」

陽炎「ご、ごめ…」ササッ

陽炎「……」チラッ

提督「」

曙「(…何、この雰囲気)」

提督「なぁ、かげr」
陽炎「>>505

曙と私がいるのにやっぱり最近は噂通り豊乳派になったの?

陽炎「私と曙が居るのに」

提督「へ?」

陽炎「大きい方が良いんだ?」

提督「ちょっと待」
陽炎「噂もあるし」サワッ

提督「…陽炎」

陽炎「ごめん。…お願い」

提督「…お風呂、入ろうよ」

陽炎「……」ギュッ

提督「っ…」

ムクッ

陽炎「あ」

提督「我慢してたのに…お前は…」

曙「次、私ね」

~執務室~

北上「…で、私とのお風呂すっぽかして楽しんでたんだ」

提督「悪かったって」

北上「1人のお風呂は寂しかったなー」

提督「ぅ…」

北上「…私の提督はどう埋めてくれるのかな」

提督「>>508

今日一日膝の上にいていいぞ

提督「今日一日膝の上にいていいよ」

北上「…言ったね?」

提督「あ、あぁ…」

ガチャッ

瑞鶴「おはよ」

提督「おはよう」

北上「おはよー」

大井「おはようございます」

提督「…さらっと混じるよな。二人とも」

北上「今更だね」

瑞鶴「今日は飛龍さんと暁が景品を申請しに来るから、対応お願いね」

提督「分かった」

飛龍の景品>>510
暁の景品>>511

提督と行く(混浴)温泉日帰り旅行

好きなときにナデナデしてもらえる権利

ドタドタドタ

コンコンコンッ

提督「?」

ガチャッ

陽炎「司令っ」

提督「陽炎?そんなに慌ててどうした」

陽炎「…部屋に行ったのに、用事伝え忘れてて」

提督「用事?」

陽炎「>>513

こんど陽炎型で集まるから司令官にも来てほしい

陽炎「今度陽炎型の皆で出掛けるの。一緒にどう?」

提督「…良いね。ついてくよ」

陽炎「分かった。行く日決まったらまた連絡するね」

提督「あぁ」

陽炎「それじゃ。失礼しましたっ」

ガチャン

北上「…良いねぇ」

瑞鶴「ねー。…旅行の話、流れてないよね?」

提督「覚えてるよ。…3日も休みが取れないだけで」

瑞鶴「」ムーッ

大井「お茶淹れましたよ。どうぞ」

提督「ありがとう」

瑞鶴「いただきます」

北上「ありがとー」

提督「さ、景品あげる前に仕事仕事」

………

北上「提督、漢字間違えてる」

提督「っと…」

瑞鶴「(何だかんだ役にたってるのよね…)」

大井「お菓子出しましょうか」

提督「お願いしようかな」

大井「はい」

提督「(…本当に馴染み過ぎじゃないか)」

コンコンコンッ

提督「入れ」

ガチャッ

飛龍「失礼します」

暁「し、失礼しまっすっ」

提督「(…もうそんな時間だったか)北上、一旦降り……」
北上「………」

提督「…景品の話だったな」

飛龍「は、はい…」

提督「…今、言えるかな」

暁「………」チラッ

飛龍「二人の時で、お願いします」

暁「あ、暁も!」

提督「北上」

北上「…分かった」

提督「ありがと」

~廊下~

提督「よし、分かった。…けど」

提督「…暁」

暁「…なに?」

提督「いつでもって、どういう?」

暁「いつでもはいつでも。撫でてって言えば撫でるの」

提督「撫でられるのはレディなのか…?」

暁「そういうのは良いの!」

提督「…飛龍は温泉だな。日帰りなら休みが被ったときに行けそうだけど…朝は早いぞ?」

飛龍「大丈夫です。これでも艦娘ですから」

提督「よし、じゃあそういうことで」
暁「司令官」

提督「ん?」

暁「…撫でて」

提督「」ワシャワシャ

暁「そんな撫で方じゃ髪が崩れちゃうわ。もっと優しく…」
提督「」ナデナデ

暁「………」

飛龍「…えっと、戻って良いですか?」

提督「あぁ。お疲れ様」ナデナデ

飛龍「はい」

暁「………」

提督「さ、おしまい」ポン

暁「…あと5分」

提督「お仕事あるんだけどなー」

暁「むー……」

提督「あと5分ね」

暁「うん」



提督「(…戻るか)」

カツン……

提督「!」

>>518「」シュバッ

提督「(早いっ…!)」

飛んできた腕を掴み背中に回り込む

我ながらよく反応でき…

提督「…って、何やってんだ」

>>518>>519

青葉

青葉なりのスキンシップです

青葉「青葉なりのスキンシップです」

提督「なるほど、道理で捕まえられた訳だ」

青葉「このまま抱き寄せてくれても良いですよ」

提督「……」ギュッ

青葉「このまま部屋行きませんか?」

提督「残念。仕事だ」

青葉「じゃあ、ついていきますね」

提督「へ?」

~執務室~

ガチャッ

北上「おかえ…」

青葉「お邪魔しまーす」

提督「お邪魔されます…」

大井「…また増えましたね」

瑞鶴「もー…」

青葉「そんな顔しないでくださいよ。手伝いますから」

……

青葉「…手伝えること、なさそうですね」

大井「えぇ、3人も居れば十分よ。…私もやること無いからお茶淹れてるだけで」

青葉「えぇ…それじゃあ青葉が居る意味、無いじゃないですか」

大井「そうね」

青葉「」

大井「…まぁ、居ても良いと思うけど」

青葉「…ありがとうございm」
大井「撮って欲しいものがあるの」

青葉「そういう…あれですか」

大井「そういうそれよ」


依頼内容>>523

提督のキリッとした顔

青葉「司令官の…かっこいい顔ですか」

大井「凛々しい顔ね、凛々しい」

青葉「直接頼めば良いじゃないですか」

大井「…いいから、お願い」

青葉「…恥ずかしいんですk」
大井「…」ジロッ

青葉「」

大井「とにかく、頼んだわよ」

青葉「了解です」チラッ


北上「お腹すいたー」

提督「昼食まであと30分。頑張れ」

北上「はいよ」

青葉「司令官、後で少しお時間頂けないでしょうか」

提督「え?何で」

青葉「その、個人的なお願いというか…なんというか」

提督「…分かった。お昼終わった後で良いか?」

青葉「はいっ」



瑞鶴「別に提督さんが作らなくても良いのに」

提督「そういう約束なんだ。仕方ない」

瑞鶴「ふーん…あ、そういえば」

提督「ん?」

瑞鶴「旗風がね、1日秘書艦やりたいんだって」

提督「えぇ?それで…任命しろって?」

瑞鶴「一宿一飯の恩があって、断れなかったの。お願い」

提督「むぅ…」

瑞鶴「>>526

お願い提督さん…ウルウルウル

瑞鶴「…お願い」ウルウル

提督「泣き落としは効かないからな…」

瑞鶴「」ウルウル

提督「…良いけど、瑞鶴はその間どうするんだ」

瑞鶴「訓練でもするわ」

提督「分かった。1日な」

瑞鶴「ありがと、提督さん」

提督「1人でもそうすると、次から次に…」
瑞鶴「大丈夫。そうはさせないから」

提督「…信用しとく」

……

提督「どう?」

北上「美味しい」

提督「良かった」

大井「」モグモグ

青葉「…北上さんはその、流れるように膝の上に居ますけど。いつの間にそこまで距離を…」

提督「黙ってたら調子にのった」

北上「言い方」

青葉「司令官と瑞鶴さん二人の空間はなくなっちゃいましたねー」

瑞鶴「>>529

そう思いたければどーぞ…ね?提督さん♪

瑞鶴「そう思いたければどーぞご自由に。…ね?提督さんっ」

提督「ん…」

大井「よく寝てますよね。二人」

提督「言い方!」

大井「あら、何か変な言い方しました?」

提督「」

瑞鶴「…まぁ、そういうこと。執務室が全部じゃないの」フフン

北上「むぅ…」グリッ

提督「いったぃ…」


今回はここまで。お疲れ様でした

イッチ 乙!!

……

~廊下~

提督「凛々しい顔?」

青葉「はい。1枚お願いできますか?」

提督「凛々しい顔か…よし」

青葉「………」

提督「……」

青葉「ちょっと、司令官?」

提督「…凛々しい顔って何だ」

青葉「えぇ…」

提督「これじゃ仏頂面だし…どうすれば凛々しい顔になる?」

青葉「>>533

こうなんというかキメ顔というやつです!キリッとした感じの

安価来てたの気づかずここまで放置してました…いやマジでごめんなさい。またちょくちょく更新していきます

いえいえあんなことがあって戻ってきてくれただけでもありがたいです

青葉「こうなんというかキメ顔というやつです!キリッとした感じの」

提督「キメ顔か…よし。ちょっと良いか」

青葉「え?」

ガシッ

青葉「へっ!?あの、しれいかっ!?」

提督「………」ジッ

青葉「はっ……あ……ちか…」

提督「こんな顔でどうだ」

青葉「え?あ、はい!大丈夫!大丈夫です!」

~執務室~

青葉「(顔熱い……)」ペタペタ

提督「大丈夫か?」

青葉「は、はい。大丈夫です。もうぜんぜん」

提督「なら良いけど」

大井「…撮れました?」

青葉「バッチリです」

大井「良かった。ありがとうございます」


北上「何してたの?」

提督「写真を撮ってた。凛々しい顔が欲しかったんだってさ」

北上「……へぇ」

瑞鶴「(焼き増ししてもらお…)」


大井「それで、お礼の話ですけど」

青葉「はい」

大井「>>538

カメラをと思いましたが既に最新式ですし…青葉さんは何が欲しいですか?

大井「カメラ…は随分新しいみたいですし。何か欲しいものってあります?」

青葉「欲しいもの…そうですね」

青葉「引き出し二段目の裏…とかですかね」

大井「……!」

青葉「」ニッコリ

大井「…コピーで良いかしら」

青葉「ありがとうございますっ」


提督「…何話してるんだ。あれ」

瑞鶴「さぁ…?」

提督「……………」

提督「よし、終わり!」

北上「おつかれー」

青葉「あれ、もう終わりなんですか?」

瑞鶴「いつもと比べたら大分早いわね」

大井「まだ4時回ってませんし…」

提督「…間宮?」

大井「はい」

提督「…仕方ないなぁ。今回は気分も良いし、行こうか」

青葉「青葉も良いですか?」

提督「勿論」

~間宮~

提督「北上…」

北上「ん?」

提督「流石に、ここでは…」

北上「約束すっぽかしたの誰さ」

提督「ぐ…」

北上「お陰で4人席使えるし、ね?」

提督「……」ガックリ

瑞鶴「提督さん、無理しないでね」

提督「うん…」

大井「(提督の前の席で、それに北上さんも一緒だなんて…日頃の行いよね。そうよね!)」

青葉「大井さん、これっ」

大井「え?」

青葉「鼻、凄いことになってます!」

大井「!?」

北上「時々あるよね…大井っち、大丈夫?」

大井「えぇ…(写真に間宮に北上さん…少し興奮し過ぎたかしら)」

……

提督「(…何か違和感があると思ったら、誰もあーんをしてこない)」

提督「(今までならここぞとばかりにしてきたものだけど、何故だろう)」


瑞鶴「………」
大井「………」
北上「………」
青葉「………」

瑞鶴「(互いに牽制、下手に動けば潰される…位置的に隣の私は有利。だけど…)」

北上「(私が提督の膝に居る時点で周りは動き辛い。けど私が動けばその時点で流れが変わる…そこからは予測できない)」

大井「(正面のこの位置は非常に自然かつ最小限の動きで提督に食べさせることができる…けど、北上さんが壁に…。いえ、ここはいっそ北上さんに食べさせてしまえば……!)」

青葉「(なんでしょうこの雰囲気。表面上は和やかなのに、裏で激しいつばぜり合いが起きているような、そんな気がしてなりません…!青葉、どうしましょう…)」


提督「(…今まで受け身だったし、自分から行けってことなのか?うーん…)」

提督「(それは良いけど…4人のうち、誰にあーんしてみようか)」>>543

青葉にあーん

提督「青葉ー」

青葉「はい」

提督「これ、食べるか?」ヒョイッ

青葉「はい、いただきます。あー…」

瑞鶴「……」
北上「……」
大井「……」

提督「…(怖っ)」
青葉「(ホラー?)」

パクッ

モグモグモグ…

青葉「ぉあ、美味しいです!」

提督「よ、良かった!」

チラッ

瑞鶴「………」
北上「………」
大井「………」

提督「」
青葉「」

瑞鶴「…提督、さん」

提督「な、なに…?」

瑞鶴「私にも、一口」

提督「ぉぅ…」

大井「私も、お願いします…」

北上「私も……」

提督「お、おい?どうした。なんでそんな脱け殻みたいに」

瑞鶴「ううん。なんでもない…」

大井「駆け引き下手だったってだけです…」

北上「油断した……」

提督「…?」


今回はここまで。お疲れ様でした

おつかーレ

体調崩して更新できませんでした。申し訳ない

青葉「そういえば、この後はもう解散ですか?」

提督「そうだな。やることないし」

青葉「了解です。大井さん、後で部屋に」

大井「はいはい」

北上「大井っち、ついてって良い?」

大井「勿論です」

瑞鶴「提督さん、この後暇?」

提督「ん?あぁ」

瑞鶴「>>547

二人きりで飲みに行かない?

瑞鶴「飲みに行かない?二人で」

提督「割り勘」

瑞鶴「けち」

提督「堪忍」

青葉「夫婦ですか?」

瑞鶴「ケッコン済みよ」

青葉「おっと…そうでした」

北上「それじゃ、かいさーん」

提督「解散。皆お疲れ様」

大井「お疲れ様でした」

~居酒屋鳳翔~

鳳翔「いらっしゃいま…あら」

提督「お邪魔します」
瑞鶴「こんばんは」

鳳翔「こんばんは。こちらへ」

提督「あぁ、どうも」

鳳翔「ご注文は」

瑞鶴「もつ煮で」
提督「もも皮2本ずつ。生2つで」

鳳翔「もつ煮ひとつ、もも皮二本ずつ、生2つですね。かしこまりました」



提督「お疲れ様」

瑞鶴「提督さんもね」

提督「瑞鶴」

瑞鶴「何?」

提督「手、良いか」

瑞鶴「ん」

ニギニギ

提督「……」

瑞鶴「どうしたの?急に甘えて」

提督「そういう日もある」

瑞鶴「そっか」

提督「そうだ」

瑞鶴「…そんなに甘えたいなら、今夜」

提督「………」

瑞鶴「………」

提督「…ん」

瑞鶴「…もしさ」

提督「ん?」

瑞鶴「私が深海棲艦になったら、どうする?」

提督「瑞鶴が?…艦娘に近い深海棲艦の話は聞いたことがあるけど…瑞鶴がなるのか」

瑞鶴「うん」

提督「>>550

させないからならない

提督「…そうはさせない。だから問題ない」

瑞鶴「根本からひっくり返すんだ」

提督「あぁ。沈んだ艦娘が深海棲艦になる…なんて噂はあるけど、結局は沈ませなければ良いんだ」

瑞鶴「…そっか。そうよね」

提督「そうだ。…本当に深海棲艦になりそうな言い方だな」

瑞鶴「もしもの話よ。気にしないで」

提督「あぁ」

……

鳳翔「お待たせしました」

瑞鶴「ありがとう。いただきまーす」

鳳翔「はい」

提督「いただきます」

瑞鶴「…提督さん」

提督「はい、好きに選んで」

瑞鶴「ありがと。…そうじゃなくて」

提督「ん?」

瑞鶴「はい、あーん」

提督「…ありがと」クスッ

瑞鶴「うん。お昼は、自然にできなかったけど」

提督「んぐ……何かあったのか。やっぱり」

瑞鶴「勝負の世界よ」

提督「え?」

瑞鶴「塩貰うね」

提督「ん?うん」

……

チョイチョイ

提督「?」チラッ

鳳翔「提督、少しお時間をいただいても…宜しいでしょうか」

提督「え?…はい」

瑞鶴「?」

~店前~

鳳翔「>>554

提督…この戦争はいつになったら終わるのでしょうか…

鳳翔「…この戦いは、いつになったら終わるのでしょうか」

提督「…俺が知りたい」

鳳翔「そう、ですよね。…申し訳ありません」

提督「いえ、その。…つい乱暴な言い方に。ごめんなさい」

鳳翔「…もし終わったら、私達はどうなるんでしょう」

提督「艤装を解体する前に戦地跡の復興、その後は…分かりません。そもそも深海棲艦も、艦娘も、妖精も何が何なのかははっきり分かってないのが実情ですし。…その、調べるのに…」

鳳翔「…そうですね」

提督「あの、もし不安なら」ガシッ

鳳翔「へっ!?」

提督「………」

鳳翔「………」

提督「…すいません、急に。なんでもないです」

鳳翔「は…はぃ」

提督「あ、不安なことがあったら、相談してください」

鳳翔「はい」

……

瑞鶴「お帰りなさい」

提督「ただいま。…瑞鶴」

瑞鶴「何?」

提督「…この戦争、いつまで続くんだろ」

瑞鶴「…分かんない。けど、怒らないで聞いてね」

提督「あぁ」

瑞鶴「私は今の生活、割と気に入ってて…提督さんと一緒にお仕事して、一緒にご飯食べて、一緒に寝て…そういうのが好きで」

瑞鶴「戦いは嫌だけど、もしこの戦いが終わったら、この生活も終わっちゃうのかなって思うと、なんか…何だろ、上手く言えないけど…」

提督「名残惜しい?」

瑞鶴「うん。…だから、終わって欲しい。けど、終わって欲しくない」

提督「…そっか」

………

~提督の部屋~

コンコンコンッ

提督「」ガチャッ

瑞鶴「…お邪魔します」

提督「いらっしゃい」

カチャン

提督「禁止令はもうおわり?」

瑞鶴「おわり。どうせ提督さん、我慢できないし」

提督「………」

瑞鶴「えい」ドン
提督「!?」

ボフッ

瑞鶴「んしょっ…と」ギシッ

提督「もう?」

瑞鶴「もう」

提督「えっち」

瑞鶴「どっちが」チュッ

提督「ん………」

~部屋前~

>>558「……」コソコソ

青葉

青葉「…(さて、訓練のどさくさに紛れて仕込んだモノは生きてましたし、転送ついでに私もリアルタイムで…)」

青葉「…(イヤホンイヤホン…)」

クチッ  チュッチュグチュッ ッ!……ッフ グチグチグチ…

青葉「………」

ブチュブチュブチュブチュ ー~〰?! グチャグチグチグチュッグチャ

青葉「………………」

ジュチッブチャッグチョッグチュッブチュグチジュチッ  ……ッ

青葉「…………………………」

……………

青葉「…(ダメだ。一旦、戻ろう。戻って……)」

>>560「」チョイチョイ

陸奥さん

青葉「(うひゃあ!?)………!」

青葉「…………!」ゴックン

陸奥「(器用ね…)」

青葉「…向こうで良いですか」ボソボソ

陸奥「」コクリ



青葉「えーっと…その」

陸奥「>>562

提督が告白を受け取ってくれたけどなかなか誘ってくれないから見に来たのよ

陸奥「提督が中々誘ってくれないから様子を見に来たんだけど……」

青葉「………」

陸奥「それ、少し貸して貰えるかしら」

青葉「え、これ…ですか」

陸奥「えぇ」

青葉「つ、通報はしないでいただけると…その」

陸奥「しないから。ね?」

青葉「……」スッ

陸奥「……………」

ギシギシアンアン

陸奥「…これ、提督の部屋で?」

青葉「そうですね…」

陸奥「………ねぇ、青葉さん」

青葉 「はい?」

陸奥「>>564

このまま外にいる?

陸奥「このまま外にいる?」

青葉「ぇ…」

陸奥「それとも…ふふ」

青葉「…怒られたり、しませんかね」

陸奥「どうかしら」

青葉「………」

青葉「行きます。行きましょう」

~提督の部屋前~

陸奥「あら」

青葉「うぇ…」

曙「こんな時間に、何か用?」

陸奥「曙は?」

曙「寝に来たら始まってるから、空気読んでんの」

青葉「じゃあ一緒に」

曙「…空気を読んでるから入らないの。わかる?」

陸奥「入れさせてもらえないかしら」

曙「>>567

いきたいけど流石に駄目…ここんとこ瑞鶴さんすごくなんか悩んでたもの…あの葛城とかいうの抜きでね

曙「駄目」

陸奥「…頑なね。どうして?」

曙「…あの秘書艦、最近ひどく悩んでるみたいなの」

青葉「葛城さんですか?」

曙「それ抜きでね」

陸奥「詳しく聞けるかしら?」

曙「私も詳細は知らない。ただ、らしくないし、似合わないじゃない」

青葉「沈んだ顔が?」

曙「そ。クソ提督の前…というか仕事中は抑えてるみたいだけど、知ってるかは……」

陸奥「つまり、何か悩みがある所にずかずか入り込むなって話?」

曙「…私が言えたことじゃないけど」

陸奥「……大人になっちゃって」

曙「何よ。悪い?」

陸奥「いいえ、良いことよ」

青葉「ここは撤退ですね」

陸奥「」コクリ

曙「…ありがと」

~ 翌 朝 ~






何かイベント>>570

瑞鶴、深海で独りぼっちの夢をみる

鶴棲姫は強かった

ゴポ……………ゴポゴポッ…………




コーン………




瑞鶴『…………』



コーン………



瑞鶴『………提督さん?』


コーン………


瑞鶴『……曙?』

コーン………

瑞鶴『…翔鶴姉?』
コーン………
ズイカク『瑞鶴?』





瑞鶴「っはア!」ガバッ

提督「ん!?」ビクゥ

瑞鶴「はぁ……!っは………ふ………すぅ」

提督「…大丈夫か?」

瑞鶴「ごめん、大丈夫。変な夢見ちゃって」

提督「蜂に刺される夢?」

瑞鶴「そういうのだったら、まだ良いかもね」

提督「…どんな夢だった?」

瑞鶴「え?……………?」

提督「瑞鶴?」

瑞鶴「…ごめん。忘れちゃったみたい」

提督「良い良い。悪いことは忘れるに限る、思い出すとろくなこと無いからな」ハハハ

瑞鶴「うん…そうだね」

提督「トースト食べる?」

瑞鶴「もらう。…ありがと」

提督「…あんまり無理するなよ。いっそ今日は休むか?」

瑞鶴「>>572

お言葉に甘えることにするわ

瑞鶴「…お言葉に、甘えさせてもらうわ」

提督「…わかった」

……………

北上「そっか、それで今日は居ないんだ」

大井「なんだかんだ、瑞鶴さんとは付き合いが長いですし、心配なんでしょうね」

北上「秘書とか基本忙しいしね。…心労かぁ」

大井「疲れたときは休むべきです。どんな時も」

北上「…そうだね」

~提督の部屋~

瑞鶴「ごめんね。付き合わせて」

提督「なに、仕事場に居ないだけで最低限仕事はしてるんだ。怒られたりはしないよ」

瑞鶴「…うん」

コンコンコンッ

提督「どうぞ」

ガチャッ

大淀「提督、これを」

提督「分厚いな。何だ」

大淀「上からの指令、それと作戦に関しての資料です」

提督「作戦?」

大淀「私も詳しくは…その資料にあるかと」

提督「ありがとう」

大淀「いえ。…あの、瑞鶴さん」

瑞鶴「?」

大淀「…無理しないで、ゆっくり休んでくださいね」

瑞鶴「うん。…ありがとう」

大淀「……」コクリ

ガチャン


ガサゴソ ピラッ

提督「…指令、ねぇ」

指令と作戦、それと資料についてにまとめると


フィリピン周辺の海域に新型のヒトガタ深海棲艦が出現

深海棲艦は空母であり、過去に戦闘したどの深海棲艦より高い能力を有する

随伴艦も巨大艤装の深海棲艦であり、過去の戦闘で撃破した空母水鬼の別個体が確認されている

他の海域に出現した深海棲艦が近辺の陸を目指さずフィリピン周辺の海域…レイテ沖へ向かっている

このままでは迎撃可能な位置の鎮守府で対抗が不可能な規模に達しかねない

深海棲艦の集結が確認されたのは新型のヒトガタ深海棲艦が出現してからであり、これを叩くことで集結を抑制、または集結させられる可能性がある

一刻も早く、この新型ヒトガタ深海棲艦を叩く必要がある

また、史上最大の海戦が起きたレイテ沖に数多くの深海棲艦が集結する事から、『深海棲艦の発生源が怨霊に近いものではないか』といった仮説が現実味を帯びてきている


提督「……」

瑞鶴「そっか…作戦、あるんだ」

提督「…昨日の、話」

瑞鶴「…」

提督「……いや、なんでもない」

瑞鶴「…私も、嫌な予感はしてた」

提督「…まだ、分かんないよ」

瑞鶴「………いつからなの?作戦」

提督「…作戦開始は、二週間後」

この状態の瑞鶴は出せない。はっきり言って自殺行為だ。死んでこいと、レイテで、エンガノで過去を繰り返してこいと、そう言うようなものだ

瑞鶴の夢が、この深海棲艦とどう関係があるかなんて分からない。無い可能性の方が高い。けれど、何故か悪寒が走る、走ってしまう

提督「ずいか」
瑞鶴「提督さん」

提督「………」

瑞鶴「>>575

大丈夫、私には幸運の女神や提督さんがついてるから負けないわ

瑞鶴「…大丈夫。私には幸運の女神がついてる、提督さんが居る。だから、負けないわ」

提督「でも」

瑞鶴「私は提督さんを信用してる、信頼してる。だからさ」

瑞鶴「提督さんも、私を信じてよ」

提督「…ずい、かく」

瑞鶴「……」

怖い。今まで不安だったことはあった、欧州救援の時は正にそうだった。けど、今は怖い、不安じゃない。恐怖だった

提督「…分かった」

けど、ここで逃げれば

提督「信じる。信じてる。瑞鶴を、秘書艦を、ケッコン相手を」

きっと自分が望んだものと真逆の出来事が自分目掛けて飛んでくる。そんな気がした

提督「ヒトガタ深海棲艦迎撃艦隊、その第一艦隊旗艦に瑞鶴、君を任命する」

瑞鶴「…了解!」

いつも通りの快活な返事を聞いたとき、恐怖は心から消え去っていた


瑞鶴もそうだったと、信じたい

ここから少々安価が少なくなります。ご容赦
鶴棲姫は書いとかないといけない気がする…

そこからの2週間は忙しかった


相変わらず明石に呼び出されては四本足のテストに付き合わされ、新装備だのなんだとの見せびらかされた装備の開発コストには目を丸くした

曙はいつも通りだった。
部屋に戻れば当たり前の様に居たし、一緒に寝ることが当たり前に近くなっていた。作ってくれた料理は日毎に上達しているよう見えた

瑞鶴はすっかり本調子に戻っていた。
秘書の仕事もこなしてくれたが、作戦前に休みを与えたときは新型艤装のサラトガ相手に訓練をしていた。

大井と北上は…相変わらずだった。
北上は膝の上で他愛のない雑談をふってきた。大井は少し緊張している様子だったけど、北上の一言でたちまち普段の調子に戻っていた

武蔵は普段より一層訓練に取り組んでいた。
『エンガノだろう?負けるわけにはいかないからな』


2週間はあっという間だった

~廊下~

瑞鶴「……ふぅ」

戦艦水鬼「わっ」

瑞鶴「っ…ビックリした。…何?」

戦艦水鬼「…コレ、持っテ」スッ

瑞鶴「?……何これ、黒い玉?」

戦艦水鬼「お守り。本当ハ皆の分用意したカッタけド…作るのニ時間かかっちャッタ」

瑞鶴「どうして私に」

戦艦水鬼「…ダーりンの大事な人だカラ」

瑞鶴「……そっか」

戦艦水鬼「…死なナイでね」

瑞鶴「ありがと、頑張る」

~提督の部屋~

曙「…起きてる?」

提督「…起きてる」

曙「明後日、作戦よね」

提督「あぁ」

曙「…怖くないの?」

提督「怖くない。曙は?」

曙「…怖くない。って言ったら、嘘になるわ」

提督「………」

曙「…レイテ沖海戦」

提督「そうだな」

曙「………」

提督「…」ギュウ

曙「その時私は生き延びて…けど」

提督「あぁ。知ってる」

曙「……」

提督「…泣くなよ」

曙「泣いてない」

提督「……そうか」

曙「…提督」スッ

提督「…ん」

チュッ

曙「>>581

…勇気を分けてほしいの

曙「…勇気を分けてほしいの」

提督「勇気?…勇気か」

提督「もし…曙が傷ついて、倒れそうになった時は、俺が支えるよ。どんな時でも、絶対に」

曙「…絶対にね」

提督「あぁ。絶対」

曙「…ねぇ」

提督「ん?」

曙「…その調子に乗った手はどうすれば良いの?」

提督「ちょっとは和らぐかと」
ドスッ

提督「……ぐけ」

曙「ほんっとバカ、クソ提督」

提督「…ごめ、ぐふ……」

曙「…おやすみ」ギュウ

提督「…ん」

~翌朝~

提督「…曙」

曙「なに?」

提督「これ」

曙「…これ、指輪?」

提督「あぁ」

曙「…ちょっと、そういうの…私沈むわよ?こういう流れだったら」

提督「奥の手だよ。とある仕掛けがあるんだ」

曙「奥の手?」

提督「明石に作らせた。…本当に危険なときに念じてくれ "死にたくない" って」

曙「…分かった。受け取っとく」

提督「あぁ」

曙「……ありがと」

提督「どういたしまして」

~執務室~

瑞鶴「…………」

提督「……瑞鶴?」

瑞鶴「提督さん…あ、ごめん。何?」

提督「…ちょっと、心配になっただけ」

瑞鶴「…明日、明日ね」

提督「……。そうだ、明日だ」

瑞鶴「…………」

提督「不安か?」

瑞鶴「…大丈夫。今度は艦載機がある、熟練部隊だって…」

瑞鶴「…それに、貴方が居る。そうでしょ?」

提督「あぁ。一緒だとも」

瑞鶴「…良かった。私の提督さんが、提督さんで…本当に良かった」

出撃前ということで、今日は休みだった。それなのに二人揃って執務室に居ることが、何だか可笑しかった

いつも通りの行動で自分を落ち着かせようとしたのか

身体が習慣に基づいて勝手に動いたのか

無意識のうちに、そこに行けば会えると思ったのか

…理由は何でも良かった

今はただ、2人だけの執務室が何だか懐かしくて、この時間が過ぎていくのが名残惜しかった

今回はここまで。お疲れ様でした

イッチ 乙

おつおつー

………

提督「…髪、下ろしたんだな」

瑞鶴「うん。気持ちを入れ換えたくて」

提督「服もかっこいいぞ」クスクス

瑞鶴「ありがと。変だったりしない?」

提督「全然。…あ」

瑞鶴「何?」

提督「一個だけ、後ろ向いて」

瑞鶴「?」クルッ

ハチマキをほどいて瑞鶴の髪を束ねる

瑞鶴「提督さん?」

提督「よし、できた」

瑞鶴「ポニーテール?」

提督「そう」

瑞鶴「…こっちもアリね」

提督「良かった」

瑞鶴「そろそろ、行かなくちゃ」

提督「…瑞鶴」

瑞鶴「……」

提督「…帰ってきたら」

瑞鶴「夜伽ね」

提督「おい?」

瑞鶴「冗談よ。行ってきます」

提督「いってらっしゃい。気をつけて」

~工厰~

提督「四本足、二人乗りだろ」

明石「…ダメですよ」

提督「頼む」

明石「オペレーターは夕張です。それに、危険過ぎます」

提督「夕張よりも俺の方が経験は」
明石「あのですね!」

提督「…」

明石「これまでのどの作戦よりも大規模なんですよね?」

提督「あぁ」

明石「たしかに四本足は二人乗りです、貴方が心配なのも分かります。操縦と、管制の経験が夕張より遥かに豊富なことも、理解しています」

提督「だったら」
明石「死ぬかもしれないんですよ」

提督「…信用してくれ」

明石「してます。私が操縦で、提督が管制の組み合わせが一番ですよ」

提督「……」

明石「嫌ですよ。この子が向かう先は最前線、新型相手なんです」

明石「…もし私が失敗すれば、貴方を」

提督「>>591

明石は失敗しない
俺が信用してる

提督「明石は失敗しないよ」

明石「どうしてですか」

提督「俺が信用してる」

明石「よくそんな………」

提督「………」

明石「…はぁ、どう責任とれば…」

提督「実績残して生きて帰れば良いさ。死んでも責任とる必要は無い」

明石「あー…もう、わかりました。どうせ断ってもしつこいでしょうし!」

提督「ありがとう。明石」

明石「整備は済んでます。行きましょう」

提督「あぁ」

戦場は、前線は、最前線は、地獄も地獄だった

他の鎮守府からの援護はある

敵の数が多い

飛んでくる弾の密度が段違い

被害もこれまでの比ではない

金剛と霧島の特殊艤装砲撃が新型ヒトガタ深海棲艦に防がれるなど、誰が考えただろうか
現戦力の中でも最高の威力を誇る2発の砲撃は、新型ヒトガタ深海棲艦の機体と思われる艦載機が十数機まとまって壁となることで防がれた
欧州救援作戦の経験を活かしているのかは定かではない

問題は金剛と霧島が艤装の動力損壊により行動不能となり
北上や大井を守るだけで武蔵は手一杯となり
曙は重巡洋艦と見間違えそうな黄色い駆逐艦を数隻相手取ることになり
瑞鶴を含む空母の艦載機は直衛で手一杯で攻撃に転じられる余裕など無く
辛うじて反撃した神通の砲撃は当たり前の様に弾かれた

基地航空の支援まで10分、支援艦隊到着まで5分

弾幕は衰えず、撃てども撃てども敵の層が減る様子は感じられない

曙「何なのよ、コイツ…らっ!」

黄色い駆逐艦の目らしき部分に魚雷が命中し爆発、爆煙に紛れた砲撃を回避し反撃、軽く跳弾される

曙「っ……!」

時雨「曙、右!」

右舷…右足に砲弾が直撃。機能停止

曙「っ…!」

時雨の反撃で攻撃の元凶を撃破。高射砲と機銃で攻撃機を迎撃するも爆弾1発被弾。機関部破損

曙「(しまった…)」

移動が極端に遅くなる。身のこなしで回避するのにも限界がある。時雨の援護があっても限界はある

正面に重巡洋艦…黄色いネ級が割り込む

曙「………!」

砲撃を髪の毛一本で回避、雷撃で反撃するも回避され、発射官を破壊される

砲撃で反撃。弾かれる

敵の砲が自分を向く

背後からの時雨の攻撃も見ているのか、簡単に避けていく

自分は…避けられない

曙「(…>>595)」

ここで…終わりたくない!

ここで終わりたくない

終わるわけにはいかない

死ぬわけにはいかない

死にたくない

重巡洋艦の砲撃が放たれ、直撃…しなかった

正確に言えば直撃はしてした

重巡洋艦の砲撃だけでなく、攻撃機の雷撃までもが直撃していた

艤装は一瞬破壊された。ダメージコントロールが間に合わないほどに

それでも、曙は沈んでいなかった

艤装の傷が驚愕すべき速度で補修されていく

曙「…て、とく?」

指輪には過保護とも言える機能があった

応急修理要員、その上位である女神が3人纏めてあり、敵からの集中砲火からも正確できる艤装再生能力を発揮させる

復活した魚雷発射菅から1発、2発、3発。ネ級は火の塊となって沈んでいった

提督「作戦海域を射程におさめるまで後2分」

明石「了解。水鉄砲チャージ開始」

提督「それにしても…速いな」

明石「私が作りましたから!」


本来、四本足に水上戦闘能力は無い。単純に浮けないのだ
だからこそ欧州では基地の防空にあたった訳だが、今回は最前線、つまり水上で戦わなくてはならない

ならどうするか?簡単だ
浮く機能を持った脚部に換装すれば良い

本来の目的である16inch6連装砲搭載はできなくなったが、代わりに別の兵装を装備している

提督「射程圏内到達」

明石「照準、とらえまし……」

提督「……!?」

あれが今回の標的なのだろう
新型ヒトガタ深海棲艦とやらなのだろう
あれは…瑞鶴じゃないのか?

明石「…っ、提督!」

提督「…違う。撃て明石、あれは瑞鶴じゃない」

明石「本当ですか!?」

提督「本当だ。見間違えるものか」

あれは瑞鶴じゃない
瑞鶴があんなに濁った目をするだろうか?
一瞬混乱はしたが、今まで一緒に過ごした相手を見間違えはしない

明石「…了解。水鉄砲チャージ及び圧縮完了。撃ちます!」

深海棲艦の守りは固かった

大型空母が2隻、ヲ級も数多く居るこの状況下で制空権の確保は難しく、周りの重巡洋艦や戦艦の存在が反撃を不可能とさえ思わせていた

見えているのに、届かない

目標の深海棲艦は見えているのに

基地航空部隊や支援艦隊の力を借りても、勝てるかは分からない

恨めしく、瑞鶴の様な深海棲艦を睨む

その瞬間、水の線が瑞鶴の様な何かの艤装を切り裂いた

ズイカク「……!?」

切り落とされた艤装が海へ落ち、水飛沫が舞う

瑞鶴「!?」

明石『こちら四脚式機動兵器、これより援護します』

曙「四脚…足、無いじゃない」

水鉄砲と呼ばれた兵器の正体は、水そのものを圧縮して射出することで有効射程を可能な限り延ばしたウォーターカッターであった

提督「11時から反撃、来る」

明石「シールドっ」

戦艦棲姫からの砲撃を左腕に装備された大型シールドで防御

提督「損傷なし、艦隊と合流を」

明石「了解。水鉄砲のリチャージは?」

提督「チャージ完了、圧縮完了まで70秒」

明石「出力を30%に落として」

提督「了解。…発射可能」

出力を落とした水鉄砲は発射後拡散し、対空兵器と化した

提督「便利なもんだ」

明石「私が作りましたから!」

明石「艦隊の被害は?」

提督「戦艦2隻行動不能、1隻小破、空母1隻中破、重巡2隻小破、駆逐艦2隻中破」

明石「…」

提督「支援艦隊到達予定時刻まで1分切った。守るぞ」

明石「了解」

今回はここまで。お疲れ様でした

おつー

おつのかれ



交戦中の艦隊、その後方から砲弾が戦場に飛び込む

明石「!」


長門「待たせた!」

武蔵「支援艦隊…」

陸奥「あら、うちの秘書艦みたいね」

瑞鶴「ホント、そっくり過ぎて嫌になるわ」


支援艦隊の到達により戦力は36隻と1機

航空部隊到達まで5分

未だ敵の層は厚く、弾薬の限界も近い

終わりは近い



瑞鶴「(敵の艦載機が減ってる…)」

当然と言えば当然だった。金剛と霧島の砲撃を防ぐだけでもかなりの数を消費しただろうに、更にそこから長時間の戦闘
こちらも削られているが致命的ではない。それほど比較的向こうの損害が大きいということになる

明石のロボットを見る。7mはあろう巨体が右腕から水を吹き出し敵機を撃墜していた

制空状況はこちらに傾きつつあり、支援艦隊が到達した今…

瑞鶴「(この状態なら、航空部隊を待たずに攻撃に転じられる…!)」

そう思うのも無理の無い話だった


どうする?>>607

焦らずに航空部隊を待つ

ここで焦らないのが瑞鶴の賢さであった
そして
愚かさでもあった

ズイカク「ドウセ…沈ム癖ニ!」

業を煮やした新型…、ズイカクが四本足に突貫する
その巨体さ故に最前線の更に前へ出ていた四本足に援護は間に合わず、接近を許し

驚異的な跳躍から振り上げられた腕が頭部の装甲を粉砕する

提督「NFCS損傷」

明石「ぅ……!」

シールドで払い除けようとする…瞬間にそのまま首に腕が突き立てられ、頭部がそのままもぎ取られる

提督「FCS、メインカメラ損失。サブカメラ起動、映像合成再調整。火器管制をマニュアルに移行」

明石「こ…の……」

コックピット付近へ直接届く衝撃に揺さぶられ、一瞬思考が停止する

提督「(…墜とされる!)」

そうはならなかった

四本足を踏み台にしたズイカクがそのまま突貫し旗艦へ……瑞鶴へ真っ直ぐ突っ込んでいく

曙「!?」

瑞鶴「な…!」

ズイカク「人ノ真似事ヲスル亡霊ガ…!今更何ヲシニ来タ!」

第二艦隊に目もくれず一直線。舵を切らないということはそれだけスピードを出せるということであり、瞬く間に距離は詰まっていく

瑞鶴「深海棲艦がそれを言うか…!」

武蔵の砲撃を易々と無視して突貫、真っ直ぐに腕を伸ばすズイカクを受け流しバックステップ、艦載機を発艦

ズイカク「効クモノカ!」

砲撃で一網打尽。艦載機の残数がまた減っていく

翔鶴「瑞鶴!」

瑞鶴「翔鶴姉、下がって!」

続く砲撃が翔鶴を包む

翔鶴「痛……ぃ!」

武蔵「っ…!」

提督「映像再合成完了。急いで戻らなきゃ…」

明石「了解。飛ばします!」

中心であったズイカクが突貫したことによって、状況は混沌に片足を突っ込んでいた

隊列は乱れ、戦線は崩れ、ラインなど有って無いものになった

普段の訓練から数人で集まって行動する事を前提にしている艦娘側が多少有利に動ける…唯一それがはっきりと分かる事だった


瑞鶴「速い…!」

武蔵「(瑞鶴に似た深海棲艦…素早いのはともかく、厄介なのはこれを中心に深海棲艦が、それも大型が動いていること…)」

翔鶴「瑞鶴、これを!」

瑞鶴「艦載機…!」

提督「明石、ルート変更。瑞鶴との合流中断」

明石「どうしてです?」

提督「瑞鶴とヒトガタの距離が近すぎる。四本足じゃ巻き込みかねん」

提督「目標を第二艦頼の援護に変更」

明石「…瑞鶴さんは」

提督「いいから」

明石「………」

援護らしい援護ができないのは武蔵も同様だった。万が一51cm砲で誤射でもすれば沈みかねない

副砲で申し訳程度の援護をしつつ、ほぼ傍観するしかなかった


瑞鶴「みっともないわね、貴女もわざわざ人の形を模して…」

腕を捕まれ上空へ投げ飛ばされる

瑞鶴「本来亡霊に近いのは、そっちじゃないのっ!」

砲撃が直撃。咄嗟に出した左腕の甲板が、胸部の装甲が砕け散る

ズイカク「私達ハ記憶。船ノ想イソノモノダヨ。瑞鶴!」

着水した所に腕が真っ直ぐ飛んでくる。回避するも弓が破損

ズイカク「アノ後悔ヲ、恨ミヲ忘レ、人ニ味方スル…無様ダナ」

瑞鶴「私達は船よ。人に味方するのが、そんなにおかしいかしら」

ズイカク「…ソノ人ヘノ働キガ報ワレナカッタノガ、私達ダロウニ!」

噴進砲で弾幕を張るも効果は無く、更に一撃。…今度は拳が身体に突き刺さる

瑞鶴「っか…く…」

ズイカク「…棄テラレタンダヨ。人間ニ、私達ノ親ニ」

瑞鶴「…………」

ズイカク「…………」

瑞鶴「っは…ぁ、笑わせる」

ズイカク「何?」

瑞鶴「確かに、私達は戦って…負けた。努力は…ぐ…報われなかったし、作戦は無謀にも程があった」

瑞鶴「ぁ…貴女の言うこと…は、事実そのものよ」

ズイカク「…ナラ」

瑞鶴「……けど、貴女は忘れてる」

ズイカク「忘レタ?何ヲ」

瑞鶴「…言わなきゃ分からないかしら」

呼吸は整った

瑞鶴「翔鶴型航空母艦2番艦、瑞鶴として在った矜持よ!」

ズイカクの背後から艦載機が襲来する
翔鶴から譲り受けた噴式景雲改。ズイカクに投げ飛ばされる直前に発艦していた機体

攻撃が直撃し、艤装が砕ける

瑞鶴「1つ言わせて!」

腕を振り上げる

瑞鶴「バーーーーーッカ!」

全身全霊の平手打ちが、ズイカクを水面に叩きつけた

ズイカク「ッ…グ…………」

冷たい

艦娘の素体にあれほどの力が有るとは、想定外だった

ひたすらに重たい身体を持ち上げ、定まらない焦点を合わせる

武蔵「動くな」

背後に巨大なプレッシャーを感じ、そのまま動きを止める

ズイカク「武蔵…カ」

武蔵「呼ぶな。不愉快だ」

ズイカク「……撃ツカ?」

武蔵「>>614

……ああ、お前にはお前の言い分があるだろうが撃たせてもらう

武蔵「……あぁ」

ズイカク「……」


矜持か

持っているは持っているが、それはきっと海の底で生まれたモノで、彼女が言う矜持では無いのだろう

彼女が持っているのは…きっと船としての、人への存在としての矜持

互いが持つものの差は、恐らく互いの在り方とはまた違う所から来ているのかもしれない…

沈む間際だというのにそう考えている自分がおかしくて、笑みが浮かびそうになる

もし、次があるのなら

きっと私は彼女の様


明石「こんっ、のぉ…!なんて装甲!」

大型戦艦に水鉄砲で反撃するも度重なる発射でバレルが摩耗。傷を付けることが精一杯

指のジョイントが破損したか、盾のグリップがマトモに握れない
腕部との接続ジョイントも度重なる衝撃でガタがきている

斯くなる上は左腕をパージして…

提督「…ん?下がれ明石!」

明石「!?」

盾を構えつつジグザグに後退

明石「…下がっている?」

間違いない。今まで取りつかれたように前進してきていた深海棲艦が後退している

提督「…向こうが上手くやってくれたみたいだ」

瑞鶴が居た方を見ようとして、モニターの右側が死んでいた事を改めて認識する

明石「…あ」

恐らく瑞鶴そっくりの深海棲艦であったのだろう残骸と、武蔵。それと瑞鶴が居た

明石「撤退ですかね?」

提督「あぁ。よく守った」


出撃した基地航空隊の安堵した声が通信に漏れていたのを聞くのは、それから数分後だった

~工厰~

夕張「お帰りなさい!怪我はっ、大丈夫ですか!?」

明石「大丈夫です」

提督「大丈夫。疲れただけ…」

狭いコックピットから身をのりだし、久しぶりに外の空気を吸う

夕張「私よりできるのは知ってましたけど、危険ですから。これからこういうのはやめて下さいね」

提督「うん……あれ?」

視界が傾く。回る。暗くなる

…………

提督「……」

身体が重い。ロボットの操縦補佐をするということは、想像していたよりずっと疲れることだったらしい

…良い匂いがする。暗くてよく分からないが、ここは何処だろう

ゴチンッ

提督「いっ…」

夕張「……」Zzz

提督「!?」

提督「(夕張!?…そうか、そういう…しかし)」

恐らく、工厰で倒れた後に介抱してくれたのだろう
…が、何故夕張の部屋で、しかも何故一緒に寝ることになっているのか

…よくあることだと投げ捨てて、もう一度眠りについた
抱きつかれているせいで、夕張の柔らかさがやけに意識をくすぐった

………

提督「……ん」

夕張「お、おはようございます。提督」

提督「おはよう…おはよう?」

提督「あーーーーーっ!」

夕張「ど、どうかしましたかっ?」

提督「瑞鶴に、皆にお疲れ様って言ってない。労ってあげなきゃって思ってたのに…!」

提督「(あれだけの戦闘に駆り出しといていざ帰還したら提督は女の子と寝てました…とか、屑にも程があるぞ…)」

提督「…はぁ」

夕張「大丈夫です」

提督「え?」

夕張「皆さん、あの最前線で戦った後なら仕方ないと言ってましたし…」

提督「…え?」

夕張「はい?」

提督「…言った、のか?俺が出撃したって?四本足足で?皆に?」

夕張「だ、ダメでしたか?」

提督「…………………!」

提督「…皆、何て言ってた。怒ってなかったか。危ないだろとか」

夕張「>>620



地の文居る?

怒っていましたし不利な情報がくるたび倒れる艦娘もいましたよ!

夕張「怒っていましたし、不利な情報がくるたび倒れる艦娘もいましたよ」

提督「……そんなに?」

夕張「当たり前じゃないですか!提督はもうちょっと、自分の立場を理解してください!」

提督「ご、ごめん…」

夕張「…本当に心配したんですから」

提督「悪かった。けどほら、こうして手も足も指も付いてるし」

夕張「……はぁ」

提督「…よし、朝御飯にしよう。食堂に」
夕張「あ、朝食なら私が用意しておきました」

提督「…いただきます」

見たい視点>>623

ぼの

~曙の部屋~

曙「……」ウロウロ

朝風「落ち着いたら?」

曙「………」

朝風「曙もまだ全快じゃないんだし、無理しないでよ」

曙「…分かった」

朝風「…心配?」

曙「当然でしょ。…勝手に戦線に出てくるなんて、考えてなかった」

朝風「…ねぇ、曙」

曙「何よ」

朝風「>>625

大丈夫よ…きっと…貴女がそんなんじゃ…そんなんじゃっっ……

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年08月01日 (水) 08:37:14   ID: 6GqtksOn

艦これの『不思議な話』あきつ丸(揚陸艦)が存在し、離島棲姫等、陸上棲の深海棲艦がいるにも関わらず、水陸両用部隊、つまり『海軍陸戦隊』がいな事、加えて、艦娘は客観的に見ると『艦』ではなく『水上機動歩兵』である。

2 :  SS好きの774さん   2018年08月01日 (水) 11:21:25   ID: 6GqtksOn

艦これ、艦娘は名前は『艦』だが実態は『水上機動歩兵』であり、敵、深海棲艦との戦闘は『海上における遭遇戦』か『離島等、陸上棲息深海棲艦』に対する『水陸両用作戦』である。従って、艦娘の提督は『陸上自衛隊』特に『水機団』の中隊長要員から抜擢した方が効果的な戦闘指導が可能である。

3 :  SS好きの774さん   2018年08月01日 (水) 16:17:11   ID: 6GqtksOn

鎮守府の敷地内で戦闘訓練をやるなら、自動小銃、軽機関銃及び機関拳銃を艦娘に装備させないと厳しい。

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