ダイヤ「最近千歌さんが抱きついてくるのですが」 (9)

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ダイヤ「最近千歌さんが抱きついてくるのですが…」
果南「慕われたかったんでしょ?良かったじゃん」
ダイヤ「そ、それはそうなんですが…それとこれとは話が別といいますか」
鞠莉「んもぉダイヤは我儘ねぇ。それにハグなんて私たちで慣れてるでしょ?」
ダイヤ「そうは言いますが、所構わず見つけたら抱きついて来られるのは流石に困りま千歌「ダイヤさーーーーん!」へぶぅ」
千歌「あ!果南ちゃんと鞠莉ちゃん!やっほー!」
果南「やぁ千歌」
鞠莉「ハァイちかっち元気ねぇ」
千歌「うん!じゃあ私行くね!」ぴゅーん
鞠莉「嵐のようだったね」
ダイヤ「…ですわ」
果南「ダイヤの言ってること少しわかったよ…」

-放課後-
千歌「ダイヤさーーん!」ハグっ
ダイヤ「へぅっ…ち、千歌さんだから急に抱きついてくるのはやめてくださいと」
千歌「ダイヤさんは嫌なんですか?」
ダイヤ「嫌ではありませんが見つけるたびに場所を選ばず抱きつかれるのは恥ずかしいと言いますか」
千歌「私は恥ずかしくないよ?」
ダイヤ「私が恥ずかしいんですわ!はぁ、まあ良いですわ」
千歌「ところでダイヤさんはこれからどこへ?今日は練習無いですよね?」
ダイヤ「生徒会ですわ。練習がないといいましても生徒会の仕事はありますしね」
千歌「そうかー。じゃあ私も手伝う!」
ダイヤ「そんな、いいですわ。今日はお休みでしょう?早く帰ってゆっくり休んだほうがいいですわよ?」
千歌「そんなこと言ったらダイヤさんもでしょ?それに言ったよね。生徒会の仕事も手伝うって。だから、ね?」
ダイヤ「分かりましたわ、では手伝っていただきます」

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-生徒会室-
千歌「この書類をまとめればいいんですね!」
ダイヤ「はい、お願いしますわ」
-30分後-
千歌「ふー!終わったー!」
ダイヤ「お疲れ様です。でも意外ですわね」
千歌「意外?」
ダイヤ「ええ、千歌さんはこういう作業すぐ飽きてふざけ出すかと思っていました」
千歌「ええ!そんなこと思ってたんですか!酷いです!」
ダイヤ「普段のあなたを見ていればそう思うのも仕方ないと思いますわ」
千歌「そうですけどー」
ダイヤ「ですから…」
千歌「?」
ダイヤ「お疲れ様です」なでなで
千歌「///」
ダイヤ「っとこれではあまり嬉しくは無いですよね、子供扱いみたいですし」
千歌「そんなことありません!」
ダイヤ「えっ!あ、はい」
千歌「あっ、すみません。でも嬉しかったです!だからもう少し撫でててください」
ダイヤ「ふふっ、はい、分かりましたわ」なでなで
千歌「あの、ダイヤさん。質問いいですか?」
ダイヤ「ええ、いいですわよ」
千歌「ダイヤさんは同性愛についてどう思いますか?」

ダイヤ「また急にどうしたんですか?」
千歌「いいから!ダイヤさんの意見を聞かせて?」
ダイヤ「ええまあいいですけれど。同性愛については世間的にはだいぶ認知され始めていますわね。私自身そのことについても否定することもありません。ですが同性愛というのはそもそも生物的に問題があります」
千歌「…というと?」
ダイヤ「そもそも生物とはオスがメスに惹かれ、メスがオスに惹かれ互いに寄り添い子をなし次の世代へと繋がっていきます。簡潔にいうと子孫を残し繁栄していくのが生物としての本能ですわ。それが同じ性へ関心を持ち一生を遂げたとしてもその種の繁栄がなされない、子孫を残せないのですわ」
千歌「つまりダイヤさんは子供が作れないのが問題と」
ダイヤ「そうは言ってませんわ!ですがそうですね…子孫を残そうとするのが生物としての本能。それができない恋心など本当に正しいものなのかと…」

千歌「じゃあダイヤさんは同性愛は認められないと…」
ダイヤ「ですが、それができるのが人間である私達の特権なのかもしれません」
千歌「えっ?」
ダイヤ「他の生物では無い感情という部分がそのイレギュラーを起こしているのです。だからこそその同性愛というのは唯一私達ができる禁断の愛の形なのかもしれませんわ」
千歌「そっか」
ダイヤ「だから私は同性愛を否定しませんわ。っとこれが私の見解ですわ。参考になりましたか?」
千歌「はい!ありがとうございます!」
ダイヤ「でもどうして同性愛ですの?」
千歌「それは内緒です」
ダイヤ「それは気になりますわね」
千歌「えへへ、またそのうち話します!」
ダイヤ「今ではダメですの?」
千歌「ダメです」
ダイヤ「そうですか…」
千歌「ダイヤさん!」
ダイヤ「なんですの?」
千歌「大好きです!」

-終わり-

初投稿でノリと勢いで書きました
短いですが読んでいただけると嬉しいです

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