【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージその3 (869) 【現行スレ】


【諸注意】
・何番煎じかもわからないオリロンパスレです
・ダンガンロンパシリーズに登場するキャラクターが一部出ますが、原作との繋がりはありません
・エタらない事を重視するため、展開が速いかもしれません
・メインキャラクターは自作です。キャラメイクはありません。ご了承ください
・前作を見なくても大丈夫な様に作るつもりですが、若干のネタバレを含みます


 前作
【二次創作】安価で進めるオリロンパ
 【二次創作】安価で進めるオリロンパ - SSまとめ速報
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 前々回
【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージ
 【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージ - SSまとめ速報
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 前回
【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージその2
 【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージその2 - SSまとめ速報
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【生徒名一覧】

【男子】その1
※身長、胸囲などはフィーリングなので、おかしい場合は目を瞑ってください

【名前】向井 刀哉(ムカイ トウヤ)
【才能】超高校級の???
【身長】176cm
【好きなもの】焼きそばパン
【嫌いなもの】ロールケーキ

【名前】逸見 弥七(イツミ ヤシチ)
【才能】超高校級の定食屋
【身長】174cm
【好きなもの】漬け物
【嫌いなもの】味の素

【名前】浦賀 金太郎(ウラガ キンタロウ)
【才能】超高校級の炭鉱夫
【身長】199cm
【好きなもの】スケッチ
【嫌いなもの】ダイナマイト

【名前】鉄 伊織(クロガネ イオリ)
【才能】超高校級の仕立て屋
【身長】160cm
【好きなもの】可愛い洋服
【嫌いなもの】虫



【男子】その2

【名前】天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
【才能】超高校級の探偵
【身長】178cm
【好きなもの】ゴシップ週刊誌
【嫌いなもの】SF小説

【名前】櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)
【才能】超高校級の警備員
【身長】180cm
【好きなもの】父親
【嫌いなもの】不要な言い訳

【名前】二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)
【才能】超高校級の義肢装具士
【身長】179cm
【好きなもの】綺麗な手
【嫌いなもの】ハンバーガー

【名前】リチャード・ヴィルヘルム
【才能】超高校級の皇太子
【身長】182cm
【好きなもの】母国の讃美歌
【嫌いなもの】海苔


【女子】その1

【名前】藍羽 美優(アイバ ミユウ)
【才能】超高校級のカードゲーマー
【身長】156cm
【胸囲】80cm
【好きなもの】チョコレート
【嫌いなもの】おでん

【名前】桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)
【才能】超高校級のコレクター
【身長】163cm
【胸囲】78cm
【好きなもの】犬
【嫌いなもの】トカゲ

【名前】皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
【才能】超高校級の拳法家
【身長】159cm
【胸囲】86cm
【好きなもの】シャワー
【嫌いなもの】ベトベトしたもの

【名前】新菜 那悠(ニーナ ナユ)
【才能】超高校級の歌姫
【身長】165cm
【胸囲】89cm
【好きなもの】アンコール
【嫌いなもの】既読スルー


【女子】その2

【名前】榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)
【才能】超高校級の軍楽隊長
【身長】172cm
【胸囲】94cm
【好きなもの】リコーダー
【嫌いなもの】ルール違反者

【名前】文沢 明莉(フミザワ アカリ)
【才能】超高校級の歴史学者
【身長】161cm
【胸囲】79cm
【好きなもの】ロウソク
【嫌いなもの】饅頭

【名前】御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
【才能】超高校級の実行委員
【身長】157cm
【胸囲】86cm
【好きなもの】一致団結
【嫌いなもの】ゲリラ豪雨

【名前】望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
【才能】超高校級のクリエイター
【身長】151cm
【胸囲】69cm
【好きなもの】チーズケーキ
【嫌いなもの】深夜勤務


【???】

【名前】スグル
【才能】???
【身長】165cm
【好きなもの】マシュマロ
【嫌いなもの】抹茶ラテ
『キーワード』
【胡散臭い】とある事情のせいで、怪しまれやすい
【純真無垢】未だ穢れを全く知らない、無垢な存在
【包帯】顔に包帯を巻いている。怪我をしている訳ではないらしいが……?
【発明家のアルターエゴ】超高校級の発明家と名乗る女性、入間美兎のアルターエゴを保有している


天道「………………………………」

天道(おかしい。何なのぜ、この違和感は……)

天道(櫻田が殺人鬼……センテンス・スプリングなのはまだ決まっていない……)

天道(警備員の立場を悪用すれば、証拠を隠滅する事なんて簡単なんだが……)

天道(櫻田のあの態度、本気で殺人を悔いる犯人のものだった……)

天道(殺人鬼が今更殺しで罪悪感を抱くのか……?)

天道(……もしかして、櫻田は殺人鬼では無い? ……いや、それもないか)

天道(文沢を言葉を信じるなら、あの場にいなかった生徒も対象に入る)

天道(だが、リチャードや桐生院、浦和は世界を飛び回る事は難しい……)

天道(鉄に至っては、三人に襲われたにも関わらず無抵抗だったのぜ)

天道「……疲れた。少し外に出て気分転換でもするのぜ」

天道「どうせなら、首謀者が出てきてくれると有りがたいんだけどな」

天道(……なんて。首謀者が聞いていたりしてな)


天道「んー……涼しいのぜ」

御鏡「……あれ? どうしたの?」

天道「少しな……そっちこそ、こんな夜にどうしたのぜ」

御鏡「私も少しね……」

天道「……そうだ。御鏡にも聞いておく事があったのぜ」

天道「文沢が言っていた、御鏡の本当の才能ってのは何なのぜ?」

御鏡「あっちゃー……覚えてたんだ。あのままうやむやにしてくれればいいのに」

御鏡「まっ、いいや。どうせその内バラそうと思っていた所だしね」

御鏡「本当は向井君辺りに先に言って、混乱させようと思ってたけど……」

御鏡「もうこの際、天道君に先に言うことにしようかな」

天道「サンキュ……で、御鏡の才能はなんなのぜ」

御鏡「私の本当の才能。それは―――」











【Chapter5】
  ナンセンス・トリック








導入部分のみで本日はここまで
明日からぼちぼちと進めていきたいと思います

建て乙


向井「……待たせたな」

スグル「いえ、こちらこそすみません」

入間『オラ座れよ。オレ様からの有難い話を聞かせてやるからよ』

……入間がふざけた態度をとっていない

それほど、今から話す話は重要な事なんだろう

向井「……なあ、話を聞く前に聞きたいんだが」

向井「ここで話すのはマズくないか? 首謀者が聞いているかもしれないぞ」

入間『だったらどこで話せばいいんだよこの【不適切な表現です】!』

入間『いや、寧ろ聞かせちまえ! 最大ボリュームでイッちまおうぜ!!』

入間『【閲覧不可】【規制により削除されました】【検閲済】!!』

スグル「………………」

ブチッ!

スグル「では、話しますね」

向井「あ、ああ……………」



スグル「まずは、これを見てください」

そう言うと、スグルは自分の着ている服を脱ぎ始めた……

緊迫した空気の中、衣擦れの音だけが俺の個室に響いていく

そうして、薄暗い部屋の中には、半裸の少年の姿が映し出された

向井「……スグル、その包帯は」

上半身には、木に蔦が絡むように白の包帯が巻かれていた

見たところ、何か大きな怪我をしているとは思えないのに……

スグル「今から取ります……向井さん。1つだけお願いを聞いてくれますか?」

向井「なんだ……言ってみてくれ」

スグル「……僕を、嫌いにならないでくれますか?」

向井「……? どういう意味だ?」

……嫌いになるな? 何故そんな事を

俺の質問には答えず、スグルは肢体に巻き付いた包帯をほどいていった……


………………バサッ!

スグル「………………」

向井「…………なッ………………………………!」




包帯を全て解いたスグルの身体は……俺の想像を越えていた

顔の半分は黒く焦げ、身体中には縫い跡が痛々しく走っている

目も、本来の色では無いであろう赤に変色している。その姿はまるで……

スグル「……気持ち悪いでしょう? これが僕の本当の姿なんです」

向井「なんなんだ、その身体は……!?」

スグル「……この姿は、全て【超高校級の絶望】によって改造されたんです」

向井「……!?」

超高校級の、絶望…………!?




スグル「そう呼ばれる集団……いや、現象と言ってもいいかもしれません」

スグル「突如表れたその集団は、既存の常識を全て破壊していきました……」

スグル「街を、国を、世界を……そうして世界はかつての災厄を彷彿とさせる様な大混乱に……」

向井「ま、待ってくれ……! それならばどうして皆はそれを知らないんだ!?」

そうだ、文沢は確か……!

向井「まさか……! 皆の記憶も失われていると言いたいのか!?」

スグル「…………はい」

入間『そもそも、テメーらは腐っても超高校級なんだろ?』

入間『そんな連中がこんな目に合ってる時点で、マジで世界がヤバイって少しも思わねーのかよ?』

向井「……………………ッ!!」

哀しげに目を伏せるスグル。補足する入間。二人が嘘をついているとは思えない

何て事だ……世界は、俺の想像以上に深刻な状況に陥っていたのか……!


スグル「……超高校級の絶望は人間を拐っては人体実験を繰り返していました」

スグル「ある者は足を切断され、蜘蛛のように手を複数生やされました」

スグル「ある者は声帯を弄られて動物の声しか出せない様に……」

スグル「ある者は身体のリミッターを外されまともな生活が不可能になって……」

スグル「ある者は…………」

向井「もういい! もう止めてくれ!」

聞きたくない。知りたくない。もう充分に理解した

超高校級の絶望は……文字通り、最低で最悪の集団だ。人間として認識するのもおぞましい……!

スグル「ご、ごめんなさい! 脅かすつもりは無かったんです!」

入間『ケッ、この程度で日和ってんのかよ。ヘタレドザコがっ!!』

向井「う…………ぐっ」

スグル「……大丈夫ですか? 少し休憩してまた後で話を……」


向井「……いや、続けてくれ」

向井「入間の言う通り……こんな所でつまづく訳にはいかない……!」

スグル「……わかりました。続けますね」

スグル「僕も、その人体実験の被験者の一人でした」

スグル「身体を火で炙られ、身体を裂かれて内蔵を幾つか奪い取られて……」

スグル「色々な薬を打たれました。この髪も、本当の色じゃないんですよ?」

そう言って、長い白髪を指で解かす

その声は、元の髪を思い出す様な憂いを帯びていた……

スグル「そうして、数えるのも嫌になるくらいの月が経ちました」

スグル「ある日……本当に突然僕達は解放されたんです」

向井「……それは、どうしてなんだ」

スグル「わかりません……けど、僕達は途方に暮れましたよ」

スグル「こんな姿で、本来の居場所の元になんて帰れないって」


スグル「そんな僕達を拾ってくれたのがゴフェルズ・ゲート……」

スグル「嘗ての災害を生き残り、遥か遠くの過去の世界からやってきた、超高校級の生徒達……」

……!? 今、スグルは確かに……!!

向井「ゴフェルズ・ゲート……!? 待ってくれ、ならば、このコロシアイの起こした首謀者は……!」

スグル「はい。ゴフェルズ・ゲートではございません」

向井「…………………………………………な」

そんな……なら、俺達の今までの考えは間違っていたのか……!

入間『そこら辺はついさっき思い出したんだろうな。ま! オレ様は知っていたんだけどな』

向井「なら先に言ってくれ……! 皆が勘違いしているじゃないか!」

入間『うぐぅ……下手に言って皆を混乱させないように、リミッターが設定してあるんだよぉ……』

スグル「そこは仕方がない部分なので、あまり入間さんを責めないであげてくださいね」

スグル「……それで、もう1つの組織。僕はそこに所属しているんです」


向井「もう1つの組織……?」

スグル「……”チーム・ダンガンロンパ”。それが僕のいる組織です」

スグル「チーム・ダンガンロンパは超高校級の絶望が各地で起こしているコロシアイを防止する……」

スグル「謂わば自警団の様な組織です」

スグル「組織の構成員は、嘗ての希望ヶ峰学園の生徒達……」

向井「……? 希望ヶ峰学園……?」

また新しい単語が……

入間『いちいち説明を求めんじゃねえ。テメェが求めてもいいのはエロくて薄い本だけだ』

スグル「……才囚学園と似たようなものですよ」

スグル「そして、僕は向井さんを助ける為にここに来たんです」

スグル「……改めてここに宣言します。僕は貴方を絶対に生還させてみせる」

スグル「だから、絶望なんてしないでください! 僕がついていますから!」


向井「……ふふっ、強いんだな。スグル」

スグル「そ、そうですかね……まだまだ皆さんに怒られてばっかりですよ」

スグル「ここに来るまえも、リーダーに色々説教されたりして……」

スグル「『いいか! テメーが諦めたりしたら、全部が無駄になっちまう!』」

スグル「『俺達が踏ん張るから、絶対に助ける位の気概で行け!』って……」

向井「ははは……随分と熱いリーダーなんだな」

俺達の中なら……そうだな、逸見や榛原とは気が合いそうだな……

向井「……絶対にここから出ような」

スグル「はい!」

……今日は色々ありすぎた。榛原と櫻田の死。そしてスグルの語る世界

情報を整理する為俺は眠ろうとした……


スグル「あ、そうだ……向井さんのお話も聞かせてくれませんか?」

向井「…………俺の?」

スグル「はい! 記憶が無くても、この学園で過ごした向井さんのお話も聞いてみたいです」

スグル「……鉄さん、リチャードさん、桐生院さん、浦賀さんは名前しか知りませんから」

そうか……スグルは、その四人の事は全く知らないのか

向井「そうだな……鉄は年齢の割りには幼い雰囲気で……」

向井「そうだ。スグルは幾つなんだ?」

スグル「14歳です!」

向井「…………………………………………」

……俺よりも年下なのか。いや、記憶が無いから断言は出来ないが

まだ子供じゃないか……なのに、あんなに過酷な運命を強いるなんて……!

スグル「……どうかしましたか?」

向井「……なんでもない。続けるぞ」

超高校級の絶望を許すことは出来ない。決意を固めて、スグルに皆の話をした……

……話が終わる頃には、もう眠りにつく頃だった

本日はここまで。説明回でした
改めてみると独自の単語が多いですね。すみません

乙です


きーんこーんかーんこーん!

「「おはっくまー! ただいま朝の8時だよー!!」」

「「キサマラ、今日も張り切っていきましょーう!!」」

向井「…………ん、もうこんな時間か」

昨日は随分と話し込んでしまった……時間通りに起きられて良かった

スグル「…………んぅ……すぅ…………」

スグルはまだ寝ているな……昨日は色々な話を聞いて疲れたんだろう

起こすのも可哀想だ。寝かせておくか

はだけた布団をかけ直して……これで冷える事は無いだろう

向井「……行ってくるぞ」


――『超高校級の定食屋の研究教室』――

新菜「あ…………おはよう」

天道「おはようさん。スグルは部屋か」

向井「ああ。おはよう」

皇「トーヤ……おはようです……」

……ここにくるのももう何度目か。ここに始めて来た時はもっといたのにな

二階堂「もう……最初の半分なんだね」

望月「スグルさんを足しても……もう9人もいなくなっちゃったんですね……」

御鏡「あっという間だね……」

御鏡「私も、もっと皆といたかったな」

天道「よく言うのぜ。お前さん程ドタバタが好きな奴もいないのぜ」

御鏡「……バレちゃった?」

天道「…………フン」


モノクマ「もう半分……? その考え方は止めてほしいなぁ」

モノクマ「まだ半分! そう、言い方を変えれば視点も変わるのです!」

天道「出やがったな。パンダの出来損ないの癖に偉そうなのぜ」

新菜「パンダの方が可愛いよ……あ、一番は私だけどね?」

二階堂「こんな時でも、自己顕示は欠かさないんだね……」

モノクマ「ハイ、生徒達の雰囲気も和んだ所で恒例の新たな研究教室の……」

望月「あ、あのぅ……モノクマーズはどこにいったんですかぁ?」

皇「そうです! いつもモノクマーズがしてるです!」

モノクマ「あー……あれね……あれはね」

モノクマ「死にました」

向井「は?」

モノクマ「死にました」

望月「そんなあっさりぃ!?」

モノクマ「何処を探しても居なかったんだよね。帰ってきたら折檻しとくよ」

モノクマ「今回は……いや、こればっかりは言わない方がいいよね」


向井「は…………?」

新菜「何で? 今までは言ってたのに」

二階堂「まあ、もう二人だけだし消去法でわかるからね」

御鏡「……………………」

そう。今まで解放されてきた研究教室の数は14

鉄、逸見、二階堂、桐生院、浦賀、皇、藍羽、天道

文沢、新菜、望月、榛原、リチャード、櫻田……

残っているのは、御鏡と俺だけだな

望月「で、でも向井さんの才能は……」

天道「……まだ思い出せないのぜ?」

向井「…………すまない」

……まだ、俺の記憶は戻らない。何の才能かもわからない


御鏡「なら、内容次第では向井君の才能がわかるかもね!」

新菜「あっ……そうだね! 良かったじゃん、向井くん!」

向井「あ、ああ……」

皇「トーヤ、早くトーヤの教室にいこーです! ごーごー!」

向井「その前に……スグルを呼んでこようか。ずっと部屋にいさせる訳には……」

スグル「あ、それなら大丈夫ですよ」

御鏡「……いつの間に来てたの?」

スグル「えへへ、ついさっき……新たな研究教室に行くんですよね?」

スグル「なら、早くいきましょう! 僕は外で待ってますから!」

二階堂「……スグルくんってあんなキャラだったっけ?」

もしかして、昨日の話で何か変わったのかもな……

向井「……俺達もいくぞ」

望月「は、はいっ!」


……研究教室はあっさり見つかった

と、言うよりも、今まで開かなかった扉が開いて、螺旋状の階段が延びていた

新菜「……ここかな?」

天道「恐らくな。この階段を登っていけばいいのぜ」

二階堂「はぁ……ぼくは運動が苦手なんだけどなぁ」

望月「わ、私も……あんまり得意じゃないですぅ」

皇「メイは走るの好きです! いけいけです!」

スグル「あっ……待ってください!」

入間『ひゃはは、走れ走れー! 迷宮の出口に向かってよー!』

新菜「入間さん何か変なウイルスに感染してない?」

スグル「本物はもっと凄いですから……」

向井「……置いていかれる前に、俺達も早く上ろう」


――『???』――

向井「……はぁ、はぁ…………」

向井「ここが……新たな研究教室……!」

やっとついた……階段を上った先に見えた部屋に倒れ込む

顔を上げて、部屋の中を見渡すと……

新菜「ここが……研究教室?」

二階堂「研究教室って言うよりは……どちらかと言うと……」

皇「秘密基地です! はい!」

そう。至る所に巡らされたパイプ、壁を埋め尽くす様な資料の山……

そして、真正面には玉座……リチャードの研究教室が廃教会なら、ここは正に秘密結社だ

望月「こ、ここが向井さんの研究教室なんですかぁ……?」

新菜「なんか、向井くんのイメージに合わないけど……」

二階堂「資料に書かれているのも、過去の犯罪に関してみたいだね」

天道「俺様や桐生院、文沢の研究教室とは比べ物にならんのぜ」

……この部屋は、明らかに他の研究教室とは違う

俺の本当の才能……それは、もしかしたらずっと思い出さない方が良かったものなのかも……








「じゃんじゃじゃーん! 今明かされる衝撃の真実ーぅ!!」








望月「……ふぇっ!?」

スグル「わわっ!?」

新菜「え? 何!? 急に何!?」

二階堂「驚かさないでよ……御鏡さん」

御鏡「……………………」

向井「どうしたんだ。いきなり大声を出して……」

御鏡「ああ、ごめん。ちょっと言ってみただけなんだ」

御鏡「……驚いた?」

……何を言っているんだ、御鏡は

向井「驚いたに決まっているだろう。急に叫び声をあげられたら……」

御鏡「そう? なら、もう1つ驚く様な事を教えてあげるよ」

御鏡「実は、ここって向井君の研究教室じゃないんだよね」



向井「は……?」

新菜「え? じゃあここって御鏡ちゃんの研究教室なの?」

望月「そ、それにしては……その……」

御鏡「怪しい感じがするかな? 不思議な雰囲気だよねー」

御鏡「いったい、どんな才能ならこんな部屋になるんだろうね」

二階堂「……どういう意味だい?」

皇「マホロ……どういう意味です?」

天道「……御鏡は才能を偽っているのぜ」

天道「それを証明する証言も……俺様達は聞いていたはずなのぜ」

向井「……! 文沢か……!」

御鏡「大正解! それでは、発表しちゃいまーーーすっ!!!」




御鏡「表の顔は様々なイベントを企画、実行する正義の実行委員会!」



御鏡「しかし! その裏は巷に蔓延る小悪党を纏める悪の秘密結社の大統領!」



御鏡「表と裏で世界を動かす、世の中を面白おかしく廻す実行者……」



御鏡「人々は私をこう呼ぶ……」



御鏡「超高校級の犯罪実行委員。超高校級のフィクサー。それが私だよ!!」



【超高校級の実行委員(フィクサー)】
  御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)



少し休憩します
伏線も何もなく唐突な感じですが、一応最初から決まっていました

一旦乙


御鏡の才能そうきたか


新菜「ふぃ……フィクサー……?」

望月「み、御鏡さんが……ですかぁ……?」

皇「フィクサー……フィクサー……」

皇「……ってフィクサーって何ですか?」

二階堂「様々な意味があるんだけど……御鏡さんの言う意味は黒幕だろうね」

二階堂「本来は極めて強い影響力を持つ人の事で、その人の一存で総ての事柄を決められる……」

二階堂「転じて、裏で事件の全てを操る黒幕としての意味で用いられる様になったんだ」

御鏡「詳しい解説ありがとう。二階堂君は頭が良くて助かるよ」

御鏡「それじゃあ皆。私は実行委員改めてフィクサーだから、よろしくね!」

新菜「よろしくね……って、御鏡ちゃんが黒幕なの!?」

御鏡「違うよー。あくまでも私の才能がフィクサーってだけで……」

二階堂「なら、なんでわざわざ嘘をついていたのさ」

御鏡「だって、『犯罪者だけど仲良くしてね!』なんて初対面で言えないし……」

御鏡「本当はもっと早く言おうと思っていたけど、殺人鬼騒ぎもあったから……」


御鏡「……本当はもっと早く言いたかったんだ。でも出来なかったから」

御鏡「お願いだから、私を信じて! 嘘をついていた事は謝るからさ!」

皇「わかったです! はい!」

新菜「即答っ!? もうちょっと深く考えようよ!?」

スグル「ど、どうしましょう……?」

向井「……今更、御鏡をどうこう言うつもりはない」

向井「本当に反省しているんだな……?」

御鏡「勿論だよ! ありがとう向井君」

二階堂「軽いなぁ……本当に大丈夫?」

御鏡「大丈夫大丈夫! ほら、皆は早く下に降りて!」

新菜「わわっ、ちょ、何するの!?」

天道「またあの階段を下るのかのぜ……」

御鏡「ああ。それなら安心してよ」

御鏡「ほら、ここにエレベーターがあるからさ。乗ってみたら?」

スグル「先に言ってください……」

向井「……御鏡はどうするんだ?」

御鏡「私はもう少しここにいるよ。他にも何かあるかもしれないしさ」

……強引に押し切られた気がするぞ

とにかく、このエレベーターが何処に続くか見ておかないとな


向井「……全員乗ったか?」

天道「ああ。御鏡以外の全員がな」

向井「それじゃ、スイッチを押すぞ……」

エレベーターのスイッチを押すと扉が閉まり、俺達は下へと降りていった……

天道「向井、少し俺様と話すのぜ」

天道「……本音の所はどうなのぜ?」

向井「……御鏡は、俺が才囚学園で目覚めてから初めて話した生徒だ」

向井「俺は、フィクサーとしての御鏡を知らない……信じていいかもわからない」

向井「だから、俺を励ましてくれた御鏡を信じたい……」

向井「俺は、信じたい御鏡を信じる事にしたんだ」

……我ながら矛盾しているな

天道「思い出補正って奴か。あんまし頼りにしない方がいいのぜ?」

天道「現に、御鏡は面白半分で事件に首を突っ込んでいるんだからな」

向井「……わかっているさ」

天道「ん……そろそろ着いたのぜ。俺様が一番乗りなのぜ」

皇「メイが一番です!」

望月「あ、慌てないでくださぁい!!」

皆がエレベーターから走り出す……なんだかんだ気になっていたんだろうな

向井「さて……俺もいくか……!」

短いですがキリがいいので本日はここまで

お詫びとして裏話を少し。実は御鏡さんの才能は一章の終わりで明かす予定でした
当初は御鏡さんをヒロイン兼ライバルの立ち位置にする予定だったのです
事件に突っ込む御鏡さんを止めに奔走する……的な構想でした
結果的には一章の半ばで無くなったんですが……
最後に、御鏡さんの名前の由来を出しておきます

・御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
水鏡と幻、確認出来るが実体の無いものを連想

まあドンマイ

再開します


天道「……着いた、のぜ?」

皇「うぅ……真っ暗です……」

二階堂「薄暗いね……」

……着いたはいいんだが、真っ暗で何も見えそうにないな

ここは何処だ……? ここから外へは出られるのか?

新菜「ここ、どこだろ……部屋っぽい?」

望月「ち、地下室……ですかねぇ?」

スグル「こんな所が御鏡さんの研究教室と繋がっているなんて……」

向井「そもそも、ここは何処だ……?」

二階堂「御鏡さんの研究教室の地下って事は……才囚学園の最下層かな」

皇「むむむー……メイ、よくわかんないです……」

向井「調べようにも、暗くてよくわからないな……」


天道「ここで考えていても、暗くてなんもわからんのぜ」

天道「まずは電気をつけるのぜ。話はそこから始めるのぜ」

向井「わかった」

望月「わ、わかりましたぁ……」

むにゅっ

向井「…………………………ん?」

なんだ? 何だか手に柔らかいものが……

向井「なんだ……? これ……」

「んっ……あっ…………」

…………まさか

向井「……! わ、悪い! 悪気は無かったんだ!!」

新菜「わっ!? ビックリした!」

皇「トーヤ、どうしたですか?」

望月「む、向井さん!? いきなりどうかしましたかぁ!?」

向井「…………ん?」

ん? 状況がよく飲み込めないぞ……

天道「……おっ、見つけた。今電源をつけるのぜ」


…………パチン!

――『モノクマーズラボ』――

モノタロウ「わっ!?」

望月「ひゃあぅっ!?」

モノスケ「なんやなんや、ザコドモが束になって何の用や?」

二階堂「……どうして、きみ達がここにいるのかな」

モノキッド「ここはミー達の秘密基地だぜッ! そしてミー達の住居だな」

モノダム「コノ場所ハ、オ父チャンモ知ラナインダヨ」

新菜「へー……そうなんだ」

モノダム「……所デ、ナンデ向井クンガモノファニーヲ抱エテイルノカナ」

モノファニー「うぅ、いきなり頭をわしわしするのは酷いわ……」

向井「…………すまない」

俺は手に持っていたモノファニーを放り投げる。くるくると回転してモノクマーズの中へ戻っていった


二階堂「……で、ここから出るにはどうしたらいいのかな」

モノスケ「それなら、奥の階段を上がっていけばええで」

モノタロウ「そうすれば、寄宿舎の近くに出られるよ!」

モノタロウ「時々、朝倉クンも来てくれていたんだ!」

モノダム「……櫻田クン、ダヨ」

向井「……? 櫻田が?」

皇「……あー! わかったです!」

新菜「何がっ!?」

皇「ケイジ、ぱっといなくなったですけど、ここに来てたです! はい!」

望月「あ、あのぅ、そろそろここから出ませんか?」

スグル「そうですね。長居するのもアレですし……」

天道「………………………………」


入間『……あーっ!? 待てミジンコ!』

二階堂「さて、早く出ようかな」

望月「そうですねぇ」

入間『し、シカトかよぉ……? この大天才であるオレ様を無視するのかよぉ……』

スグル「何か気になるものでもありましたか?」

入間『あそこの箱にブチ込まれているのは、オレ様の造った発明品かもしれねーじゃねーか!』

向井「!? 本当なのか!? 入間!」

入間『ああ、間違いねえ。オレ様の頭脳にかけて断言するぜ』

新菜「……さっき疑問系じゃなかった?」

スグル「えっと、どんな発明品があるんですか?」

入間『これはゲーム世界に入り込める機械だな。ワイヤレスで繋げて頭に被って使うヤツだ』

望月「そ、それゲームオーバーになったら電磁波で脳の神経を焼き切られたりしませんかぁ……?」

入間『されねーよ! まあ副作用で現実とゲームの区別がつかなくなるけどな』

新菜「ダメじゃん!」

入間『他にも、周囲の電子機器を停止させるエレクトボム。小型空気洗浄機……』

入間『……ま、結局どれもこれも失敗作だな。捨てちまっていいぜ』

スグル「……せっかく造ったのに捨てるんですか?」

向井「一応、俺が預かっておこう。……スグル、運ぶのを手伝ってくれ」


――『向井の個室』――

スグル「……ふぅ、疲れました……」

向井「ご苦労様。ありがとう、スグル」

向井「……そういえば、入間は?」

スグル「騒ぎすぎて、途中で充電が切れたみたいです……」

……あの後、本当に寄宿舎の近くに出た俺達は寄宿舎で休憩をする事にした

俺達は発明品を部屋に持ち込む作業があるから少し遅くなったが……

向井「……そろそろ行くか」

他の皆も、休憩が終わった頃だろう

この学園の謎……明らかになるといいんだがな



【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(スグルを除いた2名まで)

天道 皇


――『超高校級の探偵の研究教室』――

天道「………………」

皇「ソーマ、どうしたですか?」

皇「ずーっとむむむって顔してます!」

天道「…………ちょっと考え事なのぜ」

皇「メイ、何か手伝えますか?」

天道「気持ちだけ受け取っておくのぜ」

天道「……………………」

皇「むー、つまらないです……」

向井「……どうかしたのか、皇」

皇「トーヤ! ソーマは考え事中みたいです!」

皇「だから、メイ達でソーマの考え事を助けるです!」

向井「……そもそも、天道は何を考えているんだ?」

皇と天道の考え事が何か考えた……

……まだ時間に余裕があるな、何か話してみるか?

【どちらと話しますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
 ↓1(内容も含めて)

2前回の学級裁判で犯人だと疑ってしまったことを謝る


2:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)

向井「……皇」

皇「? どうかしたですか?」

向井「……前回の学級裁判、俺は皇を酷く疑っていた」

向井「もしかしたら、あのまま皇を犯人としていたかもしれない……」

向井「だから……謝らせてくれ。皇の事を強く疑ってしまった事を……」

向井「……ごめんなさい」

皇「……メイ、ホントは複雑です」

皇「信じてくれなかった事にいじわるした事も、ちょっぴり心に残ってるです」

皇「でも! トーヤはちゃんとメイに謝ってくれたです! だからメイは許します! はい!」

向井「……ありがとう、皇」

皇「だから、一回ビンタするだけにします!」

は?

向井「ちょ、ちょっと待て。それは一体どういう」

皇「本で見たです! 許す時にはビンタするみたいです!」

直後、物凄い音と衝撃で俺は意識を失った

意識が戻ったのは、皇が寄宿舎まで運んでくれた後だった……



『皇 芽衣花  通信簿2』

向井「皇は拳法家としてギフテッド制度に選ばれたんだよな?」

皇「はいです! メイは拳法家です!」

向井「だけど、山にずっと住んでいたなら大会とかには出てないだろう」

向井「それなのに、どうして拳法家として名を上げられたんだ?」

皇「メイ、山から降りると色んな人にいじわるされたです……」

皇「時々、他の拳法家の人にもいじわるされたですけど、メイが勝ったです!」

皇「それから、メイは色んな拳法家の人と勝負しました! そしたらいつの間にかそう呼ばれてたです! はい!」

……つまり、道場破りを続けていたらいつの間にか拳法家扱いされたのか

それにしても、山から降りただけでそこまで目の敵にされる理由はなんなんだ……?


『皇 芽衣花の通信簿が解放されました!』

『皇が山から降りると、様々な人物が皇に襲いかかるらしい
 それらを全て倒し続けていたら、いつの間にか拳法家と呼ばれる様になったそうだ』


向井「……ぐぐぐ」

……顔が痛い、腫れていないといいんだが

スグル「と、取り合えず赤くなっているだけで大丈夫そうです」

向井「そ、そうか……」

皇に悪意があった訳ではないが、やはり強烈だな……

……じっとしていても仕方がない。外に出て気分転換でもするか


【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(スグルを除いた2名まで)

二階堂 御鏡

御鏡、望月


――『才囚学園  裏庭』――

御鏡「ねぇねぇ、この本面白いよ!」

御鏡「ゲームの模倣で殺人を起こした犯人の記録なんだって」

望月「は、はぁ……そうなんですかぁ……?」

御鏡「何でもその模倣犯はそのゲームを完全に模倣して殺し合いをしたとか……」

御鏡「……望月さんって、そんなに小さいのによくここまで生き残れたよね?」

望月「……どういう意味ですか」

御鏡「別に? そのゲームでも望月さんと同じ位の小ささのキャラが生き残ったみたいだからさ」

御鏡「何だか運命を感じるよね!」

望月「……そんな運命、感じるわけ、ないじゃないですか」

望月「いい加減にしてください……貴女は何が目的なんですか?」

御鏡「私の目的? そんなの、楽しければいいってだけだよ!!」

向井「……………………」

裏庭で険悪な二人を見つけた。何を話しているかまでは聞き取れないが……

望月「……ひゃあぅ!? 向井さん、見ていたんですか!?」

御鏡「楽しいガールズトークの邪魔をするなんて、向井君も悪い人だねー」

ぎくしゃくとした雰囲気の中、他愛のない会話をした……

……どうする? 何か話してみるか?


【どちらと話しますか?】
1:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
 ↓1(内容も含めて)


なんでフィクサーなんてやりだしたのか


1:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)

向井「……御鏡、少しいいか」

御鏡「何? デートのお誘い?」

……今は軽薄な口調は無視だ。聞きたい事だけをぶつける……!

向井「どうして……どうして、御鏡はフィクサーになったんだ?」

向井「お前には実行委員としての顔もあるはずだ! なのに、どうして……!」

御鏡「……そうだね、特に深い理由は無いよ?」

向井「は……!?」

向井「理由が無い……!? 理由も無いのにフィクサーをやっているのか!?」

御鏡「お前は今までに楽しんだ事を覚えているのか!」

御鏡「って、記憶喪失の向井君に言うのは流石に酷かったかな?」

御鏡「でもね、そのくらいシンプルな理由なんだよ。楽しいって複雑な感情じゃないでしょ?」

向井「……楽しいから、なのか?」

向井「楽しいから……黒幕として、世界を操っているのか?」


御鏡「そうだよ。私はその時に楽しければいい刹那主義者なんだ」

御鏡「流れる水は腐らないけど、流れない水は簡単に腐る……」

御鏡「平和なんて停滞だよ。現状の維持に時間を潰すなんて勿体ない!」

御鏡「そんな事をするなら、とびっきりのサプライズで驚かせよう!」

御鏡「焼き増しの感動を、継ぎ接ぎの混乱を、ない交ぜの激情を貴方に!」

御鏡「これが私の目的……フィクサーとしての私の素顔だよ」

向井「………………………………」

……理解出来ない。俺は、こんな奴を信じようとしていたのか?

あの時、俺を助けたのも……ただ、そちらの方が楽しそうだったからなのか?

御鏡「ふぅ……話しすぎて喉が渇いちゃった。そろそろ戻るね」

立ち去る御鏡。俺はその、小さい様で底の見えない背中を目で追う事しか出来なかった


『御鏡 真幌の通信簿が解放されました!』

『御鏡の行動理由は、楽しいからの一言に尽きる
 その考えを、今の向井ではとても理解出来なかった』


……気分が悪い

気分転換のはずが、余計にわからなくなってしまった……

【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(スグルを除いた2名まで)

二階堂 新菜

二階堂 望月

二階堂 新菜

安価を確認して本日はここまで。お疲れ様でした

再開します
本日は本編の前に、少し番外編をやります


向井「バレンタイン……?」

天道「ああ。お前も一人の男として気になるのぜ?」

向井「いや……俺は妹から貰えたからな」

天道「俺様も姉貴から貰ったのぜ。お互い女兄弟がいて良かったな」

向井「……他の皆はどうなんだ?」

天道「俺様の地道な調査の結果、櫻田と逸見と鉄は女の子のファンから貰っていたのぜ」

天道「浦賀も桐生院から貰っていたみたいだな……恐らく市販品なのぜ」

天道「二階堂は保健の先生から渡されてたな。いつも入り浸ってるからなのぜ」

向井「案外、皆貰っているんだな……」

天道「リチャードに至っては、チョコ欲しさにアトラント皇国にバレンタインのイベントを作ったそうなのぜ」

向井「…………一人だけケタ違いだな」

天道「全くなのぜ」

どうやら、皆は色々と貰っているらしいな。まあ、俺達みたいな一般の……

……この学園に通っている時点で一般と呼んでいいかは疑問だが



向井「……熱いな」

世間はバレンタインデーで浮き足立っているが、それはここも例外じゃない

逸見「サンキューっ! 全部大事に食べるからなっ! 食堂来てくれよっ!」

櫻田「ありがとう。皆の暖かい気持ちが俺を助けてくれている」

鉄「わわっ、こ、こんなに沢山チョコがある……えへへ。ありがとう皆!」

向井「…………」

天道が先程言っていた通り、教室の前には女子がごった返していた

飛び交うチョコの山を尻目に、俺は自分の席へと座った……

向井「…………ん?」

よく見たら机の中に何かが入っている。これは……もしかして……

向井「…………!?」

こ、これはまさか……いや、そもそも誰がこれを……

そんな事をぐるぐると考えていると、後ろから声をかけられた……


【チョコの差出人は?】
 ↓1(女子生徒限定)



望月


向井「…………うわっ!?」

望月「ひゃああっ!?」

勢いよく振り向くと、そこには手をあわあわとさせた望月がいた

向井「も……望月か……どうした……?」

望月「あ、あの……その、うぅ……」

望月「その……向井さんの机の中にチョコを入れたんですぅ」

望月「でも……名前を入れ忘れちゃって、誰が渡したか解らなくなっちゃって……」

望月「だだ、だからその、えっと……!」

向井「落ち着け望月……ほら、呼吸を整えて……」

望月「あ……ひゃ、ひゃいぃ……」

……どうやら、このチョコは望月が作ったみたいだな

でも、宛名を書き忘れたからそれを俺に伝えようとしていたのか

向井「望月が作ってくれたんだな……ありがとう。大切に食べるよ」

望月「……!! あ、あの、あのっ!」

望月「わ、私、それしか作ってませんからっ! むむ、向井しゃんが、ほ、本命の……!!」

望月「……~~~~~!!!」

向井「あっ!? お、おい!?」

顔を真っ赤にした望月が走り去ってしまった……

…………さっき、これが本命って……

向井「……………………!!」

……本当に熱いな。少し外に出てみるか


【次に出会った生徒は?】
 ↓1(女子生徒限定)

御鏡


向井「……ふぅ」

人混みをすり抜けながら、中庭まで来た

ここは日当たりの都合、丁度いい涼しさだから気に入っている

俺の、ちょっとした秘密の場所だ

御鏡「あ、向井君だ。元気してる?」

向井「……なんでお前がここにいるんだ」

てっきり、御鏡はイベント企画側にいるものだと思っていたが……

御鏡「バレンタインは戦争だからね。どんなイベントを作ろうか考えてたんだ」

御鏡「そうだ。向井君チョコ貰えた?」

向井「……………………」

御鏡「その顔は……望月さんから貰えたんだね!」

向井「なっ……!? 見てたのか!?」

御鏡「いや、適当に言っただけなんだけど……そっかそっかーあの望月さんが……」

…………すまない望月。俺がわかりやす過ぎたばかりに……

御鏡「せっかくだし、私からもチョコをあげるよ。はい」

向井「…………ありがとう」

御鏡「そうだ! せっかくだから街に出てみたらどう?」

御鏡「何か面白い事がある……かも!」

……街か。せっかくだし行ってみるか

【街で出会った生徒は?】
 ↓1(女子生徒限定)

桐生院


桐生院「あら? 向井さんではありませんか!」

向井「……………………」

桐生院「向井さん? わたくしを無視するとはいい度胸ですわね?」

……最悪だ。まさか桐生院がこの近くにいたとは思わなかった

向井「……浦賀はどうした?」

桐生院「浦賀? 先程具合が悪いと先に戻っていきましたわ!」

浦賀……お前に何があったかは大体察しがつくぞ……

向井「そ、そうか……じゃあ俺はここで」

桐生院「お待ちなさい! せっかくの縁ですわ。わたくしからのチョコをお受け取りなさい!」

チョコ? どこにあるんだ?

…………あの謎の光を放つ物体か?

向井「いや、実は俺はチョコは苦手で」

桐生院「御鏡さんから望月さんのチョコを嬉しそうに貰っていたと連絡がありましたわよ?」

御鏡……! 絶対に許さないからな……!

桐生院「遠慮なんていりませんわ! さあ、お食べになってくださいまし!」

向井「………………………………」

その日、俺は初めてバレンタインデーを憎んだ


↓1コンマ判定。高いほどいい
↓2どんなチョコレートか


はい

アーモンド(?)入りチョコ


向井「…………もう、こんな時間か」

あの後、意識をなんとか取り戻した俺は寄宿舎に戻る事に決めた

……来年のバレンタインデーは、絶対に寄宿舎から出ない事にしよう

向井「…………ん?」

正門の前に見知らぬ子がいるな……パーカーのフードを被っているから顔がわからない

もう時間も遅い。こんな時間に誰かに渡しに来たとは思えないが……

??「……! あ、アンタが向井さんですよね!?」

向井「? そうだが……」

??「こ……これっ! 良かったら食べてください!」

向井「……? あ……ありがとう……?」

チョコ……だよな? 見た目はアーモンドの様なものの入った普通のチョコだ

だけど、この子……何で俺の事を知っているんだ?

??「え、えっとですね……出来れば今食べてください! ぐいっと!」

向井「わ、わかった……」

急かされるままにチョコをかじる

…………苦い。これ、アーモンドじゃなくてもしかしてカカオ豆じゃないか?

強烈な苦味のせいか、頭が、朦朧と……

??「……………………」

……身体が、痺れる。なんだ? 桐生院のチョコの後遺症か?

膝が震えて、足が地面につく。どんどん身体の自由が無くなっていく

下から少女の顔を覗く……その顔は、俺のクラスメートのある少女と瓜二つだった


文沢「……あらあら。向井さん、どうやら気を失っているみたいですね」

文沢「せっかく私が資料として採集したカカオの実を使ったんですもの。きっと美味しいはずです。ふふ」

??「……姉ちゃん。チョコってミルクと砂糖の味が大部分を占めてるらしいよ」

文沢「そうですね。でも私達姉妹のものは特別ですから」

文沢「貴女もそう思うでしょう? 双子なんですからね。聖羅」

聖羅「……でも、向井さんをこのままには出来ないよ。早く人を呼んで……」

文沢「ふふふ、人が来たらダメですよ。せっかく無防備なんですから……ね?」

聖羅「……! な、何考えてるの!? そんな事、許される訳が……!」

文沢「聖羅……嘘はいけませんよ。貴女もそうしたいんでしょう?」

聖羅「……お姉ちゃん……」

聖羅「独り占め……しないでね?」

文沢「わかっています。二人で、たーっぷりと満たしてあげましょう?」

文沢「向井さん……楽しみにしていてくださいね。チョコレートよりも甘い時間を差し上げますから……」

文沢「ふふふふふ……あはははははははははははは!!!」


『おまけ』

菊名「……藤山さん! 私、貴方の事がずっと好きでした!」

菊名「貴方の為に……初めてチョコを作ったんです。受け取ってください!」

藤山「ああ……いいぜ……」

藤山「初めてだったんだよ……女の子からチョコを貰ったのも……」

小田切「藤山君……随分と気持ちの悪い趣味をしているね」

鈴木「同級生の男子を女装させてチョコをせびるなんて、親御さんが泣くぞ……」

菊名「協力しておいて言うのもアレだけどさ、悲しくならないの?」

藤山「うるせぇ! うるせぇ! 一度でいいから女の子からチョコが手渡しで貰いたかったんだよ!」

菊名「女の子じゃないけどね……」

藤山「別にいいじゃねえかよ! どうせお前らは沢山貰ってんだろ!?」

小田切「まあね」

藤山「即答すんじゃねぇよ!」

鈴木「はぁ……そういえば女子の皆は食堂か?」



黒崎「ふはは! 妾の国から取り寄せたちょこけえきはどうじゃ!」

神名「ええ! とても美味しいですよ。黒崎さん!」

黒城「ちょっと! 何アタシを無視して食べてんのよ! 頂戴!」

黒崎「……しかし、何故今日に限って食堂がガラガラなのじゃ?」

夜桜「しょうがないじゃん。今日は彼氏持ち彼女持ちは外に出てるし」

黒城「リア充はこの世から抹殺されるべきなのよ……この徳用手榴弾で綺麗な顔をフッ飛ばしてやるわ……」

神名「……あの、バレンタインデーってどんな行事なんですか?」

神名「私、ずっと家の関係で外の文化に触れてこなかったのでわからないです」

黒城「今はリア充共のエサにされてるけど、本当は神聖な日なんだから!」

黒城「まず、バレンタインデーの発祥は聖バレンタインという聖人の……」



神名「 聖 バ レ ン タ イ ン ?」



夜桜「あっ、あたし用事思い出した」

黒崎「妾も少しお花を摘みに……」

黒城「はぁ? そんなの後にしなさい。アタシのバレンタイン蘊蓄が火を……」



後日、希望ヶ峰学園が不審火で半焼したのはまた別のお話……


【了】

本編やろうと思いましたが、結構体力を使ったので本日はここまで
その場の勢いで書いたら、何故かホラーエンドになってしまいました。すみません


桐生院が作ったチョコだと思っていたらこういうオチか

乙です

ヤンデレ怖い

再開します


――『才囚学園  食堂』――

望月「はぅ…………」

二階堂「珍しいね……大人しい望月さんがため息なんて」

望月「ひゃう……聞こえてましたぁ……?」

二階堂「もし良ければ、力になるよ」

二階堂「……向井くんがね」

向井「俺に振らないでくれ……」

さっきの御鏡との一幕が尾を引いているな……少し話してみるか

向井「そうだ。さっき御鏡とは……」

望月「!? き、聞かないでくださいよぅ!」

二階堂「……まあ、聞かない方がいいんじゃないかな」

三人で軽く雑談した……

……もう少し話せそうだな。少し話をしてみるか

【どちらと話しますか?】
1:二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
 ↓1(内容も含めて)


未だに解放されていない自分の研究教室について


2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)

――『超高校級のクリエイターの研究教室』――



向井「……やっぱり、ここは望月の研究教室って感じがするな」

望月「そ、そうですか……? 私はよくここにいるのでわかんないですけど……」

辺りに置いてあるパソコンに、可愛らしいキャラクターの書かれたソフト

普段の気弱な態度から、あまり強くは意識していないが……

ここに来ると望月はゲームクリエイターなんだという事を改めて認識させられる

向井「……俺の研究教室は、どんな雰囲気なんだろうな?」

望月「え、えっと……どうなんでしょう。向井さんによく合う様な……」

望月「……優しい雰囲気だと思いますぅ」

向井「……ありがとう。きっと、そこに行けば俺の真実が解るはずだ」

望月「そう思いますか?」

向井「ああ。……きっとそうだ」

俺の真実がそこにある……何故か、そんな確信がある

望月「……そうですね。私も、なんとなくそう思います」

向井「なら、いつか解放されるその時まで頑張って生きてみようか……!」

望月「……はい! 向井さんの研究教室が解放されるまで頑張りましょう!」

望月「……ゲームだったら攻略方法があるんですけどね。えへへ」


望月「……………………うぅ」

向井「………………………………」

望月が考え込んでいる……どうしたんだ?

望月(うぅ……どうすれば……?)

……? これは……望月の、心の声……?



【ココロンパ 開始】

望月(もし、向井さんがこの才囚学園から出ていったら……)

望月(私の事を、ずっと覚えていてくれるかな……)

望月(ずっと離れていたら、もしかしたら簡単に忘れちゃうかも……)

望月(そんなのイヤ……! そんなの、私は耐えられない……!)

望月(なら、いっそ私が誰かを殺せば、向井さんは私を忘れない……)

望月(【私は、向井さんに忘れられたくないよ……!】)


【なんと返答しますか?】
↓2まで(不自然な場合は此方で混ぜます)

俺だって望月に忘れられたくない

もし逆の立場だったら望月は俺に何をしてもらったら俺のことを忘れないようになる?
それと同じことをしたら俺だって望月のことを忘れないはずだ


向井「それは違うぞ……!」論破!



向井「望月……俺だって望月に忘れられたくないさ」

望月「……ふぇぇっ!? ききき、聞こえていましたかぁ!?」

向井「ああ。……ここでの生活で、望月の事は充分に理解したつもりだ」

向井「それに、ここから出るって事は、誰かを殺して学級裁判を生き残る事だ」

向井「皆を見殺しにしてここから出たとしても……その罪の重さは心に残るさ」

望月「でも……ゲームだって、ずっと遊ばないと忘れられちゃうんです」

望月「やっぱり……不安ですよぅ」

……弱ったな。どうしたら望月を安心させてやれるんだ

そうだ、なら……


向井「……よし、ならこうしようか」

向井「望月、逆の立場で考えてみよう」

望月「ぎゃ、逆?」

向井「ああ。望月は俺に何をされたら忘れられなくなる?」

向井「それと同じ事をしよう。そうしたら俺だって忘れられなくなるだろう?」

望月「え…………あ、そ、そうですねぇ」

望月「え、えっと、なら……その……」

向井「遠慮なんかしなくてもいい。好きな事をしてやるさ」

望月「な、なら、その……わ、私を……」

望月「…………ハグして、貰えませんか?」

…………ハグ? そんな事でいいのか?

向井「わかった……じゃあ、やるぞ」

望月「は、はいっ!」

むぎゅっ

望月「…………んっ……ふ……はぁ…………」

望月「あっ……! あ、はぁ………………!」

……俺の腕の中で小さな望月が震えている

……決してやましい事はないぞ


望月「……あっ。ありがとうございます」

向井「あ、ああ……どうだ?」

望月「は、はい……なんだか、とっても安心しました……」

望月「もし、良かったら……またやってくれませんか?」

向井「……あんな事で良かったら、いつでもやってやるさ」

望月「……ありがとうございます!」

……良かった。どうやら安心してくれたみたいだな

望月の心が、完全に開いたのを感じる……!


『望月 美代子  通信簿6』



望月「……向井さん。お話があります」

向井「………………どうしたんだ。望月」

普段の臆病な態度は鳴りを潜めて、望月は俺に向かい合う

その目には、望月の確かな意思の強さを感じさせた

望月「……向井さんは、ハッピーエンドが好きなんですよね?」

向井「……ああ」

望月「もし、ハッピーエンドに行けない様なゲームがあったらどうしますか?」

望月「絶対にバッドエンドになる様な、そんな酷いゲームを無理やりさせられたら……」

望月「……向井さんは、諦めますか?」

向井「……諦めないさ」

望月「………………え?」

向井「例え、最良のラストにならなくても……それでも、俺は進むよ」

向井「結果がどうなろうと……歩みを止めない事が大切だと思うからな」


望月「……うぅ、うぅぅ…………!」

望月「うわぁぁぁぁんっ!」

向井「な、何だ!? どうした!?」

いきなり泣き出された……! 何か琴線に触れる様な事を言ったか!?

望月「ご、ごめんなさい! 向井さん……私は……私は……!」

望月「貴方に会えて良かったです!」

向井「は…………?」

望月「えへへ……そんな風に考えている人に出会えて良かった……」

望月「向井さん……ここから出たら、私の開発したゲームを遊んでくれますか?」

向井「……勿論だ。断る理由も無い」

望月「や、約束ですよ! 絶対絶対、絶対に遊んで貰いますからね!」

望月「だから、指切りしてください。私と向井さんの大切な約束ですから……!」

……望月の小さな指と、俺の指が絡み合う

それは、希望と絶望が混ざり合う様な、そんな不思議な錯覚を垣間見た

望月との確かな絆……何もなかった俺が、初めて満たされたんだ

……俺はこの刻を忘れない。絶対に



『望月 美代子の通信簿が全て解放されました!』

『もし、絶対にハッピーエンドにならないゲームがあったらどうするか
 向井はその問いに対して、結果ではなく、諦めない過程が重要だと答えた
 望月はその答えに何を思ったのか……ここから出たら自分のゲームで遊んでほしいと向井と固く約束しあった』


本日はここまで。お疲れさまでした
初の好感度MAXは望月さんでした。本当に最初の時からは想像もしていませんでした
……パンツ要ります?


パンツについては>>1に任せます

本日は8時頃に再開しようと思います
お暇な方は参加して頂けると嬉しいです


――『向井の個室』――

きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ、今から夜時間やでー」」

向井「…………ふぅ」

スグル「お疲れ様でした。お布団の用意は出来ていますよ」

今日は色々あったな……とにかく今は休みたい……

向井「……ん? あれ、おかしいな……」

スグル「向井さん? 何を探しているんですか?」

向井「いや……部屋の鍵が……」

おかしいな……何処かで落としたか……?

普段気に留めていないから、いつ無くしたのかわからないな……

スグル「モノクマに頼んで、スペアキーでも作ってもらいますか?」

モノクマ「ダメです! 何故なら今の状況はとても面白いからです!」

モノクマ「……そう、今なら向井クンの部屋に不法侵入し放題だからね。うぷぷ」


向井「…………!」

モノクマ「あれ? もしかして皆を信じられないの?」

モノクマ「まあ、ボクからは鍵を用意しないとだけは言わせてもらうよ!」

スグル「そ、そんな……!」

モノクマ「それじゃあね! 終わりも見えてきたし……よいコロシアイを!」

ぴょいーん

スグル「……どうします? こうなった以上、鍵の事を話すのは……」

向井「……いや、皆には伝えておく」

向井「もしかしたら、誰かが拾ってくれているかもしれないしな」

それに、あの中の誰かが俺を殺しに来るとも思えないしな……

向井「……それに、スグルや入間もいるだろう?」

スグル「…………! は、はい!」

入間『ケッ、この大天才様が力を貸してやるんだ。ドーンと勃ってろ!』

……頼もしいな。俺も二人に負けないように自信を持たないとな

もう寝よう。明日の事は明日に考えた方がいいだろうから………


きーんこーんかーんこーん!

「「キサマラ、朝の8時やでー」」

「「張り切っていきましょーう!」」

朝か。鍵の事を皆に伝えておかないとな

向井「……さて、いくか」

スグル「本当に、大丈夫ですか?」

向井「ああ……いくぞ」


――『超高校級の定食屋の研究教室』――

望月「うぅ……おはようございます!」

御鏡「おはよー」

向井「おはよう。……降りてきたのか」

御鏡「流石にずっとはいないよ……」

天道「おはようさん。飯食うのぜ」

皇「おはよーです! 今日も一日頑張るです! はい!」

二階堂「ふぁああ……元気だね……」

新菜「頭痛くなるくらいにね……」

……全員揃っているな。のどかでゆっくりとお茶を飲んでいる

向井「……皆、聞いてくれないか?」


天道「……鍵? 知らんのぜ」

望月「わ、私も……心当たりが……」

二階堂「知らないなぁ……」

新菜「部屋の鍵? 見てないよ」

御鏡「……知らないよ」

皇「わかんないです!」

……どうやら、皆知らないみたいだな

向井「……なら、もしも見つけたら俺に報せてくれ」

まあ、そんなに焦る事もないか。程々に朝食をすませて部屋に戻った……


【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)

御鏡・望月

新菜 天道


――『超高校級のカードゲーマーの研究教室』――

新菜「あああ!? また負けたー!?」

天道「お前さんは顔に表情が出やすいからわかりやす過ぎるのぜ」

天道「ま、探偵である俺様でないと見逃しちまうだろうけどな」

新菜「むむむ……そう言えば探偵だったね天道くん……」

天道「……忘れてくれて構わないのぜ」

向井「……人が無くし物探しに必死なのに呑気なものだな」

少し嫌みっぽく言ってみる。急ぎではないとはいえ、やはり焦るからな

天道「おっ、カモが増えたのぜ。休憩がてらポーカーでもどうだ?」

新菜「幾ら私でも、向井くんが相手なら勝てそうだしね!」

……舐められているのか。俺は

そこまで言われたら、引くわけにはいかないな

向井「よし……受けてたつぞ……!」

三人でポーカーをして過ごした……

……ちなみに、結果は俺の惨敗だった

もう少し話してみるか……


【どちらと話しますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:新菜 那悠(ニーナ ナユ)
 ↓1(内容も含めて)

1
昨日の考え事について


1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)

向井「天道、ちょっといいか」

天道「……ん? どうかしたのぜ」

向井「昨日の事なんだが……天道、何か考え事をしていたよな?」

向井「あの時は皇に謝る事を優先したから聞けなかったが……」

向井「……何を考えていたんだ?」

天道「大した事じゃないのぜ。今日の夕食は何にしよっかなって位なのぜ」

向井「俺は真剣に聞いているんだ」

天道「……このコロシアイは、誰かが必ずみているはずなのぜ」

天道「じゃなけりゃルールに拘る必要も無い。スグルみたいな救援も来ないのぜ」

向井「………………」

天道「だが……何のためにそんな事をしているのかがわからんのぜ」

天道「誰か個人……もしくは不特定多数の人間になのか……」

天道「ま、どうでもいい話だったな」

……このコロシアイは誰かが見てる、か

あまり深く考えた事が無かったが……だとしたら何の目的でこんな事を……?


『天道 蒼真  通信簿3』

向井「……天道はどんな事件を解いた事があるんだ?」

天道「どうしたのぜ急に。何か悪いもんでも食ったのぜ?」

……天道は、極力探偵としての自分の事を話したがろうとしない

なら……天道の解いた事件の話を聞けば、自ずと判るんじゃないか……?

天道「ま、前にも言ったが俺様が解いた事件は強盗二件と殺人一件なのぜ」

天道「それを警察よりも先に解いたからこそ、超高校級の探偵になったのぜ」

向井「どんな事件だったんだ?」

天道「なんて事ないコンビニ強盗だったのぜ。現場に残された証拠から推理した結果……」

天道「そのコンビニに、前に勤めていた店員が犯人ってわかったのぜ」

向井「そうなのか……なら、残りの二つはどんな……」

天道「……気分が悪くなった。戻るのぜ」

向井「ま、待ってくれ……!」


『天道 蒼真の通信簿が解放されました!』

『警察より早く真相を解き明かした事から超高校級として認定された天道
 コンビニ強盗を捕まえた話はしてくれたが、残りは教えてくれなかった』


向井「黒幕の目的か……」

そうだ……黒幕は何が目的なんだ……?


【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)

二階堂


――『才囚学園  倉庫』――

向井「……よっ、と…………!」

二階堂「うん、いい感じだね」

二階堂「なら、次はこっちを持って貰おうかな」

向井「わかった……はっ!」

倉庫で義手を使った簡単なトレーニングをしよう。と二階堂に誘われた

曰く、こんな短期間で義手を使用するのは本来は固く禁止されているそうだ

普通はもっと時間をかけて、ゆっくりと慣らしていくべきなんだが……

二階堂「今日はこれくらいでいいかな。腕の調子はどうだい」

向井「ああ、いい調子だ。何の問題も無いぞ」

二階堂「そうか……それはいい事ではあるんだけど……」

二階堂「急ピッチで仕上げたとはいえ、こんな簡単に慣れるなんて……」

……どうやら、二階堂から見てみれば不安な事も多いらしい

悩み事は増える一方だな……もう少し何か話してみるか

【何を話しますか?】
 ↓1(内容も含めて)

普段はもっと慣れるのに時間はかかるものなのか?
はやく慣れるのはいいことだと思うけど


向井「……普通、慣れるにはもっと時間がかかるものか?」

向井「早く慣れる分には、良いことだと思うんだが……」

二階堂「当たり前だよ。片腕が無くなるのは、想像よりも遥かに苦痛だ」

二階堂「時には、あるはずの無い腕から痛みを感じたりする場合もあるし……」

二階堂「何より、本来義手をつけるにはもっと時間を置いてからなんだ」

二階堂「そうしないと、気持ちの整理がつかないし……」

二階堂「そもそも、そう簡単に日常生活が可能になるなんておかしいんだよ」

向井「二階堂の義手が、俺には良かったんだろう」

二階堂「……はっきりいって、不気味なんだけどね…………」


『二階堂 義明  通信簿5』

二階堂「向井くんには、何か思い残した事はあるかい?」

向井「思い残した事、か……」

向井「……もういない皆と、もっと話しておけば。と思う事はあるな」

二階堂「そうか……ぼくも、きみと似たような心残りがあってね」

二階堂「実はぼくの学校の先生と、喧嘩別れしてきちゃったんだ」

向井「先生と……?」

二階堂「いつもぼくを怒ってたな……ぼくはウザいと思って無視してたけど……」

二階堂「こんな状況になると、もっと早くに謝っておけば良かったと思うよ」

二階堂は先生と喧嘩別れしてきたのか……

いつか、仲直りが出来るといいんだがな


『二階堂 義明の通信簿が解放されました!』

『学校の先生と喧嘩別れしてきたという二階堂
 普段はウザいと感じていたが、ここに囚われてからは罪悪感を感じていた』


きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ、今から夜時間やでー」」




向井「……結局、見つからなかったな」

スグル「この学園にある事は確かなんですけれど……」

スグル「そうだ! 入間さんの発明品で探すのはどうですか?」

入間『そんな便利アイテムあるわけねーだろ! そもそも作らねぇよ!』

スグル「それを貴女が言うんですか……」

向井「……ま、明日も探すさ」

今日は考え事が多くて時間が早く過ぎた様な気がする……

早く寝て、明日に備えるか…………


――『超高校級のフィクサーの研究教室』――



御鏡「………………」

御鏡「………………………………」

御鏡「……ふふふ」

御鏡「向井君、慌ててたねぇ」

御鏡「部屋の鍵が無くなったら、安全な場所なんて無いもんね」

御鏡「いつ、ナイフを持った覆面が出てきてもおかしくないよ」

御鏡「それとも、見られたらマズイものでもあったりして……」

御鏡「そうそう……男の子ってベッドの下にエッチな本を隠すって本当なの?」

御鏡「今度調べてみようかな。もしあるなら皆にバラしてやろーっと!」

御鏡「……え? さっきから、お前は誰と話しているのかって?」








「  お  前  だ  よ  」







本日はここまで
パンツは本編終わった後の小ネタで渡します

乙です

乙 最後の御鏡の発言の真意は何かな


きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ、朝の8時やでー」」

「「キサマラ、今日も張り切っていきましょーう!」」


スグル「おはようございます」

スグル「今日で見つかるといいですね」

向井「ああ……そうだな…………」

向井「……………………」

スグル「…………? 向井さん?」

そう言えば……モノクマが静かだな。普段なら動機を出す頃合いなのに……

……考えすぎならいいんだが

向井「……行ってくるぞ」


モノクマ「ボクは死にませぇぇぇん! 皆を!! 愛しているから!!!」

向井「……うおっ!?」

モノクマ「いやーそろそろ動機を出して置かないと怒られちゃうからさ」

モノクマ「向井クンが思い出してくれて助かったよ! 謝謝茄子!」

向井「……やっぱり、このコロシアイは誰かが見ているのか?」

モノクマ「はえ? いきなりどうしたのさ」

モノクマ「まあ見せてるんじゃない? 詳しくは知らないけど」

向井「は……?」

モノクマ「ボクは面白い物語になればそれでいいからね。それじゃ」

向井「ま、待て! おい……!」

……モノクマの今の態度、本当に知らない風な感じだった

なら、モノクマの正体はなんだ? このコロシアイの首謀者は……?

向井「………………くそっ」

……わからない。とにかく、今は皆の元に行かないと……


――『超高校級の定食屋の研究教室』――



向井「……と、いう事があったんだ」

スグル「モノクマは、まだ何か企んでいるみたいでした……」

望月「ど、動機……まだ、コロシアイをさせる何かあるんでしょうか……?」

二階堂「そもそも……このコロシアイは誰かが見ているんじゃないか。ね……」

皇「むむむーん……誰ですか……」

天道「ま、一つだけ言えるのは、このコロシアイを楽しんでいる様な奴は……」

天道「どうしようも無いクズなのぜ。俺様達の絶望を望む下衆なのぜ」

御鏡「ホントだよ! コロシアイを楽しむなんてサイテーだよね!」

御鏡「そこの君ー! こんなの見てる暇があるなら、もっと楽しくて面白い物を見ようねー!」

新菜「……誰に言ってるの?」

天道「さあな」


新菜「そ、そうだ! それよりも首謀者だよ!」

二階堂「こんなコロシアイを企んだ様な人物だ……まともな奴じゃない」

皇「むーなんでこんな事するですか……」

二階堂「莫大な身代金か、政治的思想犯か、何かしらの怨恨か……」

御鏡「それとも単なる愉快犯か!」

向井「……それをお前が言うのか」

望月「あ、あのぅ、目的なんてどうでもいいんじゃないでしょうか?」

望月「きっと今も外に居ますし……今は、皆で生きる事を考えましょう!」

向井「……そうだな。望月の言う通りだ」

新菜「あの小動物系の望月ちゃんから、こんな発言が出るなんて……」

新菜「なんだか感動だよ……!」

望月「そ、そうですか……? えへへ……」

……そうだ。俺達は前を向いて生きていく

こんなコロシアイなんかに、負けてたまるか……!


【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)


皇 新菜

望月 皇


――『才囚学園  三階廊下』――

……俺は、俺の出来る事をしよう

皇が怪しいものを見たと言っていたからその調査をしに来たが……

望月「あ、あのぅ……本当に首謀者を見つけたんですかぁ……?」

皇「ホントです! 多分この辺りだったと思います! はい!」

望月「で、でもぉ……この学園の中に、他の人なんていませんよ?」

皇「むむむー……なら、何処かに隠れているですか?」

望月「隠れているんじゃなくて……外からモノクマを操作しているんですよ」

望月「ゲームでも、黒幕は基本的に最後にならないと出てきませんから……」

皇「そうなんですか?」

向井「俺に振らないでくれ……」

望月「大丈夫ですよぅ。ここから出たらいっぱい遊びましょう!」

皇「はいですー!」

……いつの間にか、三人で遊ぶ約束をした

もう少し時間があるな。何か話すか



【どちらと話しますか?】
1:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
↓1(内容も含めて)

1怪しいものの詳細を聞いてみる


1:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)



向井「そうだ、皇……」

向井「……その怪しいものの詳細を教えてくれないか」

皇「はいです! メイが夜外に出たら、ぴかぴかが廊下で動いてたです!」

向井「ぴかぴか、か……」

皇「それで追いかけてみようとしたら、ケイジに止められちゃったです……」

向井「櫻田……? それはいつ見たんだ」
皇「えとえと……アカリの学級裁判の終わりです……」

……その時は、意識を失っていたからわからないな……

向井「ありがとう……もし、また見つけたら教えてくれ」

皇「わかったです! トーヤ!」


『皇 芽衣花  通信簿3』



皇「トーヤ! メイと勝負です!」

向井「どうしたんだ、急に……」

皇「どうですか! やるですか?」

向井「……手加減してくれよ?」

皇「はいです! とうっ!」

バキッ!

向井「ぐっ……!?」

重い……! 加減してもこれ程なのか!?

皇「あぅぅ……メイ、また失敗しちゃったです……」

皇「メイ、小っちゃな時から色んな人と勝負したですけど……」

皇「いつも、メイが誰かを傷つけちゃうです……」

……もしかして、皇の家族が山に籠る様になった理由って……?



『皇 芽衣花の通信簿が解放されました!』

『向井と勝負して欲しい。と頼む皇。しかし向井を怪我させてしまった
 どうやら、幼い頃から力の加減が苦手だと言うが……?』


【自由行動  開始】

【誰と過ごしますか?】
 ↓2(二名まで)

御鏡 天道


――『才囚学園  裁きの祠』――

御鏡「………………」

天道「………………」

向井「………………」

御鏡「……なんだか、ここで話すのも昔の事みたいだね」

天道「あの時から、随分と減っちまったもんなのぜ」

向井「……もう終わりだ。そうだろう?」

向井「誰が見てるにせよ……もう、俺達が殺し合う必要なんて無いんだ」

御鏡「そうかな……? コロシアイを望む人からすれば、そんなのつまらないよ」

御鏡「まだまだコロシアイは続く……私はそう思うけどね」

天道「そん時は俺様達でサクッと解いてやるのぜ。なあ、向井?」

天道「お前さんならやれる筈だ。今まで教えた事を覚えてくれてるならな」

……三人で、これまでの思い出を語った

……どうする? 何か話してみるか?


【どちらと話しますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
 ↓1(内容も含めて)

2首謀者はどういう人間だと思う?


2:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)



御鏡「向井君は、首謀者についてどんな風に思ってる?」

向井「……首謀者、か」

向井「俺達を苦しめ、それを誰かに見せる……とても正気じゃないな」

向井「……御鏡はどんな人間だと思っているんだ? フィクサーなんだろう」

御鏡「そうだね。私から見た首謀者は、なんだかチグハグな感じなんだよ」

御鏡「私達を徹底的に絶望させたい様には見えないし、かといって希望を持たせたい訳じゃない……」

御鏡「要するに、中途半端なんだよね。この首謀者は、さ」

御鏡「まあこんな感じだね。向井君は参考になったかな?」

……余計解らなくなった

首謀者はいったいどんな奴なんだ……?



『御鏡 真幌  通信簿4』



向井「……話がある」

御鏡「どうしたの? 愛の告白?」

向井「お前にとって、俺達はなんなんだ?」

向井「ただ面白おかしく掻き回せればそれでいいのか?」

御鏡「……やだなー、そんな訳無いよ」

御鏡「皆が辛そうにしてたり……絶望しそうな顔を見ていると……」

御鏡「どうしても、笑わせたくなるんだよね!」

御鏡「だから、私は本当に、皆の事が大好きだよ」

向井「……………………」



『御鏡 真幌の通信簿が解放されました!』

『皆が好きだからこそ、事件を起こしたくなると語る御鏡
 その思考に、どこか危ういものを感じるのだった……』


本日はここまで

乙です

望月の言葉遣いが罪木のコピーなのは意図的なの?w

普通に望月のキャラは罪木をモデルにしてるのかと思った

更新は日曜を予定していますが、せっかく質問が来ていたので
>>152は、>>153の言う様に、望月さんは罪木さんが大まかなモデルになっています
口調に関しては、単純に罪木さんと関連付けて覚えて貰えたら嬉しいな。と思っていたくらいで特に深い意味はありません

ところで、実際問題今回の生徒のキャラってどうなんですかね?
キャラ立ての練習のつもりでしたが、あんまり評判が芳しくないので……
このキャラ好きだよ。や、このキャラもっと掘り下げ欲しいよ等あれば是非とも教えてください

現時点の生存者で好きなのは天道、皇、望月で番外編も含めたらリチャード
掘り下げてほしいのは、桐生院・浦賀主従と藍羽かな

罪木がモデルともっともらしく言ってるがただの挿げ替えにしか見えない

>>156
どうせ>>1が何言っても文句言うでしょお前
ぶっちゃけ他のオリロンにも明らかなパクリキャラいたじゃん

>>157
噛みついてないで感想書いてあげたら?

基本的に肯定的な雑談スレですら空気扱いだししゃーない

むしろニューステージは印象操作に必死な子が一匹いるって感想しかない 誰とは言わないけどね?

>>154
生存報告乙
何だかんだで望月好きですよ(罪木が好きなのもあるけど)

他に好きなのは天道とか逸見とか御鏡とかですが、他のキャラも個性がちゃんとあって好きです

掘り下げてほしい部分は5章や6章で明らかになるかもしれないけど文沢姉妹の部分

多分一部の目立たせたいキャラに焦点を当てすぎてて、空気キャラには出番というか活躍する見せ場がないのが原因じゃないかな
例えば日常回イベントでもっと見せ場のプチイベントを増やすとか(澪田の親睦ライブみたいな)、次回退場キャラを上手く退場しないキャラと一緒に裁判や事件の中心に持っていくとか(スーダン2章の西園寺とか)。ベタだけれど友人の死で落ち込んで別のキャラとの励まし回とかで深く掘り下げるとか

でもこの作品も好きだし貴重なオリロンパだから完結まで応援してるし、次回作も期待しています

次回作では意味なく原作キャラの台詞を真似たキャラを出さないでほしい。元ネタのイメージありきでそのキャラの持ち味が薄くなるしいくら作品自体が面白くてもそれだけで萎える

>>1はキャラ付け上手いのに勿体ないと思う

キャラ関係とは直接関係ないけどメタ発言が多いのは何かの伏線?
そうでないならあまり乱用しすぎると興覚めする

様々なご意見、ありがとうございました

一人であれこれ考えるよりも、より多くの問題点がわかりました

本日は安価はありませんが、答えられそうな質問に返信してから再開します

>>162もっと多角的な方面でイベントを起こすべきでしたね
新菜さんなんかは藍羽さん、榛原さんが死亡した際にイベントを挟むべきでした
もっと一日一日の密度をあげられる様に努力します

>>163原作と合わせた方が覚えられやすいかな。と思って通したのが裏目に出てしまいましたね……
キャラクターの持ち味を活かせる様に、描写を重ねて行きたいと思います

それと、これは先に言っておきますが……
次回には差別化出来る理由があるので、とある原作キャラにわざと寄せている生徒が二名います
ご了承ください……


きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ! 以下略!」」



向井「適当になったな……」

スグル「で、でもそのくらい飽きてきているって事じゃないですか?」

スグル「だとしたら……向井さんがここから出られるのも、そう遠くは無いかもしれません!」

向井「そうだといいな……」

微かな希望が見えてくる。でも、これを見ているのはスグル達チーム・ダンガンロンパ以外に誰が居るんだ?

とにかく、今夜はもう寝よう。この事は明日皆と一緒に考えればいい

向井「……おやすみ。スグル」

スグル「はい!」


……………………………………………………

……………………………………

……………………










……カチャン!


向井「………………ん………………」

今……何か、音がした、様な……

まさか……だって、個室には鍵が……

鍵………………が………………?

向井「………………っ!」

そうだ! 今の俺の部屋は鍵がかかっていない……!

スグルは? 入間は? どうなっているんだ……!?

「………………………………」

身体を持ち上げ、人影を見る

ソレは顔を隠していて、誰が誰なのかもわからなかった

ガシッ!

向井「ぐっ……!?」

喉を……!? 息が出来ない、

朦朧とした意識の中、俺は……

………………………………………………………………

……………………………………

……………………


…………

……………………

……………………………………

『……忘れないで』

……これ、は………………?

『貴方の受けた仕打ちを、貴方の抱いた絶望を』

誰……………だ………………お前、は………………

『さようなら。また会えるけれど、もう忘れてしまうけど……』

『これは―――』

―――これは?

『貴方の望んだ、コロシアイなの』




向井「……っああぁあぁぁああ!?!?」

ゆ……夢……? なんだったんだ……

いや、今はそんな事よりも……!

向井「スグル、入間! 大丈夫か!?」

スグル「う……うぅ~~~ん……」

スグル「うへへぇ……もう食べられませんよぉ~東条さぁ~ん……」

向井「………………」

バサッ! ドサッ!

スグル「痛ぁっ!? 向井さん!? 何で布団をひっくり返したんですか!?」

心配して損した

もう朝のチャイムも過ぎているじゃないか、早く行かないとな……

………………ん?

向井「………………無い」

スグル「え?」

向井「無い……! 入間の発明品が、全て無くなっているんだ……!」



――『超高校級の定食屋の研究教室』――



向井「皆! 聞いてく……」

望月「……。む……向井、さん……」

天道「……遅かったのぜ」

新菜「ど……どうしたの……?」

スグル「……? どうかしたんですか?」

研究教室には、既に全員が集まっていた

だけど、何かがおかしい。まるで、俺が来ると困る様な……

新菜「や、やだなー……何も無いよ?」

二階堂「……ぼくらの事はいいよ」

二階堂「そんな事よりも……そんなに急いで、何かあったのかい?」

向井「! そうだ……! 昨日の夜、俺の部屋に……!」





モノタロウ「あれー? 何で隠しちゃうの?」ひょいっ

新菜「きゃっ!? いつの間に!?」

モノスケ「何処に隠そうが、ワイらからは逃げられへんで~」

モノファニー「これはアタイ達で一生懸命作ったのよ!」

唐突に表れたモノクマーズ。新菜から奪いとったモノは、確か……

向井「それは……動機ビデオか?」

モノスケ「せや、覚えとったんか」

モノダム「櫻田クンノ、遺品ダヨ」

櫻田の、遺品……!?

モノキッド「気になるよな? 誰のものか気になっちまうよな?」

向井「……ああ」

モノタロウ「はい、再生開始ー!」

御鏡「……! ダメ、見ないで!」

御鏡からの忠告を無視して再生させる。そこに映っていたのは……



……ザザッ!

――――――――――――

モノクマ『えー、オマエラの大好評につき、今回も作っちゃいました!』

モノクマ『その名も……動機ビデオ!』

モノクマ『えー超高校級の……おっと、これはネタバレだね!

モノクマ『向井 刀哉クンの動機なのですが……』



モノクマ『えー……誠に残念な事に、向井クンの親や兄弟は……』

モノクマ『ある”超高校級の生徒達”の手によって皆殺しにされてしまいました!』

モノクマ『ですが、安心して下さい。なんと、外にはまだ向井クンを待っている女の子がいるのです!』

モノクマ『ちなみに、その女の子の事なんですが……』

モノクマ『これ以上は内緒だよ! 正解は卒業の後で!』


……ブツンッ!

――――――――――――



向井「…………………………」

向井「……なんだよ…………これ…………」

向井「なんなんだよ……これッ!」

ブンッ ガシャンッ!

モノタロウ「ああー!? 壊れちゃったよ!?」

向井「黙れ……! 黙れよ……ッ!」

天道「向井…………」

スグル「む、向井さん。落ち着いて……」

向井「落ち着ける訳ないだろッ!」

バシッ!

スグル「うわっ!? 痛っ……!?」

皇「スグル!? 大丈夫ですか!?」

向井「なぁ……何で、何でなんだ……?」

向井「何で皆が……俺の家族を殺していたんだよッ!?」


……映っていたのは、俺の家族

自分でも不思議なくらい、それが真実だと理解出来た

個性は無いが、優しい父親。ドジだけど気配り上手だった母親

無口だけど俺を気にかけてくれた兄さんに、反抗的だったけど憎めなかった妹……



それが、クラスメイトに、惨たらしく蹂躙されている映像だった

父の身体を焼き払っていた、天道に櫻田に逸見

母の身体を海に沈めていた、御鏡に浦賀に皇

兄の身体を切断していた、リチャードに榛原に二階堂に藍羽

妹の身体を弄んでいた、鉄に文沢に新菜に桐生院……

……今までに積み重ねてきたモノが、全て闇に堕ちていく様な光景だった



向井「……殺してやる」

望月「え……? 向井、さん……?」

向井「殺してやる……お前ら全員、俺の手で殺してやる……!」

二階堂「む、向井くん。落ち着いてよ。あんなの本物な訳が……」

新菜「そ、そうだよ! それに、私達があんな事をする人間に見える!?」

皇「メイ、あんな酷い事しないです! ホントのホントです!」

向井「嘘だッ!!」

もう、何も信じられない。何を聞いても言い訳にしか聞こえない

向井「…………もういい」

もうこんな所には居たくない。足早に研究教室から去っていく

もうコロシアイの首謀者なんてどうでもいい、早くあいつらを殺したい

沸き上がる殺意だけが胸を焦がす。今までの思い出が焼かれていく

……俺の……俺達の今まではいったい何だったんだろう―――?


新菜「む……向井くーん……」

御鏡「……行っちゃったね」

スグル「あんなに怒った向井さん……初めて見ました」

望月「わ、私だって知りませんよ!」

二階堂「マズイね……あれを本物だと向井くんが信じちゃったら……」

天道「クソッ、あんな悪趣味なパチモンをよくも……」

モノクマ「パチモン? 違うなぁ……」

モノクマ「あれは正真正銘、マジモンの映像でーーーす!」

皇「ウソです!」

モノクマ「うるさーい! ウソって言う方が嘘なんだよ!」

新菜「まさかの逆ギレ!? ていうか何あれ!?」

モノクマ「いや? 何も何も、オマエラの悪行だけど?」

御鏡「嘘ばっかりだねー、そんなにコロシアイして欲しいの?」



モノクマ「うぷぷ……当たり前じゃん!」

モノクマ「寧ろ、コロシアイを起こすのがボクの役目でしょ!」

モノクマ「オマエラが悪いんだよ? 雑な友情ごっこばかりしてるから……」

モノクマ「もっとも、そんな雑な友情は簡単に破れたんだけどね!」



モノクマ「……で、どうするの? オマエラに向井クンを助けられるの?」

モノクマ「親殺し、兄妹殺しのオマエラ風情が?」

モノクマ「それとも、いっそ向井クンを殺しちゃう?」

モノクマ「うぷぷ……残酷だよね。何もかも奪われたのに、最期の命までも奪われちゃうんだもんね」

モノクマ「進むも絶望、退くも絶望。そして待つのもまた絶望……」

モノクマ「うぷぷぷぷ……! あーっはっはっは! オマエラはこれからどうするのかな!?」

モノクマ「もっと面白い物語を……ボクに見せてごらんよ!!」

ぴょいーん!

本日はここまで

なんか1人足りませんね…

>>182苗木クンが写真に写っていなかったのと同じ理由じゃないっすかね?(適当)
三月はまともに時間がとれなさそうなので、生存報告だけになるかもしれません。ご了承

本日の更新はありませんが、相談があります
少し次回の事をまとめてみたのですが、主人公は今から作っておいた方がいいですか?
前もって作っておくメリットとしては先にキャラを考えておく事である程度キャラ被りを予防出来る等があります
本日の六時まで、主人公を作るかどうかのアンケートを取らせていただきます。もし宜しければご意見をどうぞ

>>184
次回作って結局、どう作るん?
前から言っているロンパwikiのボツ案から才能と名前全部とるん?
主人公もそんな感じ?

>>185そうですね。ほとんどの生徒は下記のスレから拝借しました
ただし、字面の収まり等々の都合で多少改変している生徒もいます(一字程度)

で、肝心の主人公なんですが、スレ内での作成にしようと思います
その為、突発的に始めると準備に手間取るかもしれないと思ったので前もって作っておくべきかなと判断しました

ワイ、したらば書き込めんのよなぁ…
まぁ、決めても支障がないなら決めておくに越したことはないんちゃう?

決めるに一票

今主人公を作るのがいいかな

今主人公を作りたい。という意見が多いので、本日次回の主人公を作成したいと思います
もう少し時間が経ってから連絡します

作者掲示板で変なのに粘着されてるけど大丈夫?余計なお世話かもしれないけれど

>>755生存報告をちゃんとしていたり、定期的に更新されてるとこは見てるよ。愛書とか雪水とか
…名前は伏せるけど、読者をバカにしたようなメタ発言が多くなった所はもう見てない
モノクマーズだけならまだしも味方側の生徒まで言ってたから特に深い意味は無いんだろうけどさ
初期の方から見ていたから、急に水ぶっ掛けられた気分になった

二作目のくせに初めての愛書や雪水の全てに惨敗しているオリロンパの面汚し

>>193
雑談スレで必死にネガキャンしてて楽しい?

次回の更新は明日の夜を予定しています
明日は少しだけ時間に余裕があるので、今のうちに小ネタを募集してみます
何かしてみたい、見てみたいものがあるならどうぞ
↓1

男子会(恋愛トークとか思春期トークとか青春系)

>>196確認しました
明日は男死メインのお話をします。それでは……

乙 女子会のほうも見たかったし次の小ネタ募集のときに出すかな

更新待ってます


天道「さて、覗きにでもいくのぜ」

リチャード「やはり覗きか……いつ出発する? 私も同行する」

櫻田「公然猥褻の現行犯で逮捕する」

向井「何をやってるんだお前ら……」




『ChapterEX 男死は無条件に滅びるべきです!』




天道「今日、女子は御鏡の企画でプールへ遊びに行ってるのぜ」

天道「健全な男死なら、普段見ている女子の水着姿を見たいと思うのぜ」

二階堂「そうかなぁ……」

鉄「……というか、リチャード君は覗きなんてしていいの?」

リチャード「何言っているんですか! 覗きは男子高校生のロマンですよ!」

リチャード「それに……ボクは立場上禁欲的な生活を余儀なくされていましたからね……」

リチャード「ボクが日本に来て一番驚いた事は、R-18な本がコンビニに売っていた事ですから!」

浦賀「……皇太子も苦労してるんでさぁ」

浦賀「あっしも、覗きには少し……桐生院さんにバレたら五体満足でいられるかどうか……」

天道「完全に尻に敷かれてるのぜ。向井も将来こうなるのぜ」

向井「余計なお世話だ……!」



鉄「でも、皆の水着には興味あるな……」

鉄「あっ!? 違うよ!? 僕はただ皆がどんな水着を着るのか気になっただけであって……!」

櫻田「わかっているさ。鉄に限ってその様な下心はあるまい」

浦賀「んだんだ。鉄さんは本当に服が好きですからねぇ」

鉄「ぼ、僕だって女の子に興味はあるんだからね!」

二階堂「まあ、ぼくも女子に興味が無いと言ったら嘘になるかな……」

二階堂「やはりぼくの気になる所は手だね。手とは人間が最も使う部位であり、同時に美しさの象徴としての側面も兼ね備える人の自然な美術品だよ」

二階堂「ミロのヴィーナスの様な腕の欠けた作品があるけど、あれは腕が無い事で見る者の想像を働かせるという珍しい例なんだ。実際はあったらしいけど無くなった方がいいなんて変わってるね」

二階堂「別に手を美しいと感じる感性は海外だけのものではなくて、日本にも女性の手を菓子に見立てて食べてしまいたいという唄がある程、人は手に対して美的な感情を抱いて―――」

櫻田「……二階堂からは下心しか感じられないな 」

天道「まあ他の奴のフェチをどうこう言う事も野暮なのぜ」


逸見「おっ、盛り上がってるなっ!」

向井「逸見……片付けすまないな」

逸見「いいって事よっ! で、何の話をしてやがんだっ?」

天道「女子達がプールに遊びに行ってるから覗きに行こうぜ?」

逸見「はぁっ!? 何言ってやがる!」

逸見「そんな事したら、女子達にシメられんじゃねーかっ!」

向井「まあ、そんな反応だよな……」

櫻田「当然の反応だな。下手したら俺達よりも強いぞ……」

天道「……わかった。覗きは諦めるのぜ」

天道「その代わり、お前らの気になっている女子について語ってもらうのぜ」

浦賀「えぇ……?」

鉄「ほっ……うぇぇ!?」

逸見「な、なんでそうなんだよっ!?」

天道「嫌なら独りでいくのぜ」



リチャード「……わかりました。ここは皆で話しましょうか」

鉄「えっ、リチャード君!?」

リチャード「いや、寧ろ全員で話すべきです! 是非! 是非!」

向井「いや、俺は……」

二階堂「……まあ、せっかくだしやってみようかな」

櫻田「緊張するな……」

逸見「しゃーねーなっ! いっちょやってやるかっ!」

向井「……って、皆やるのか?」

天道「ん? 向井はやらねぇのぜ?」

浦賀「ここは空気を読みやしょう……」

……仕方ない。やるか

俺が話すべきなのは……

【誰について話しますか?】
↓1(女子生徒一名のみ)

【他の生徒が話す女子は?】
1:藍羽
2:桐生院
3:皇
4:新菜
5:榛原
6:文沢
7:御鏡
8:望月
9、0:十の位

↓2~8(出席番号順、連投あり)

御鏡

藍羽


藍羽「…………………………」

桐生院「浦賀、後で学園裏に来てくださいまし?」

向井:御鏡
逸見:新菜
浦賀:文沢
鉄:望月
櫻田:皇
天道:文沢
二階堂:皇
リチャード:榛原


向井「……俺は、御鏡が気になるな」

向井「いつも俺に構ってくれるし……笑顔はこっちも元気になるな」

天道「それ、単におちょくられてるだけなのぜ」

天道「絶対に胸だけ見て決めたのぜ」

向井「うるさい! そう言うお前はどうなんだ!?」

天道「あー、文沢辺りなのぜ」

天道「胸は全く無いが顔はいいし……妹は割りと巨乳だったのぜ」

二階堂「最悪の理由だね……」

リチャード「全くですね……胸の大きさだけが女性の魅力ではありませんよ」

鉄「そうだよね……」

逸見「そう言うなら、リチャードは誰なんだっ?」

リチャード「榛原さんですね。ボクの見立てでは女性の中でトップのバストではないですか?」

鉄「説得力が無くなった!?」


リチャード「別に胸の大きさだけで選んだ訳ではありませんよ……」

リチャード「やはり、王族に嫁ぐならばあれだけ強靭な肉体の人物でないといけませんからね」

リチャード「そうでないと跡継ぎが……いえ、この話は止めておきましょう」

浦賀「意味深でさぁ……」

逸見「なんだか、生々しい話を聞いた気がするぜ……っ」

リチャード「なら、逸見さんはどんな基準で選ぶのですか?」

逸見「オレか? オレは新菜が一番好きだなっ!」

逸見「華やかで可愛いし、新菜がオレん家にくればお客さんも喜ぶぜっ!」

櫻田「そうだな……確かに新菜は華のある女性だ。居たら楽しいだろう」

櫻田「俺は皇が気になるな。あれほどの力をどうやって得たのか……興味がある」

二階堂「ぼくも櫻田くんと同じで皇さんかな……彼女は色々と興味深いよ」

二階堂「あれだけのパワーを持ちながら手は全く荒れてない……やっぱり、女の子だからかな」

櫻田「女子というのは、俺達からしたら不思議な生き物だな……」


天道「で、後は浦賀と鉄か?」

浦賀「いやーぁ、いざ言うとなると恥ずかしいですねぇ」

鉄「うぅ……顔がアツいよ……」

向井「言え。早く言った方が傷が浅い」

逸見「向井が壊れちまったぜっ!?」

櫻田「向井……強く生きろ」

浦賀「んじゃ、せっかくだしあっしから言うとしやしょうか」

浦賀「あっしは天道さんと同じで、文沢さんですねぇ」

天道「おっ、貧乳好きか? 桐生院もまな板なのぜ」

浦賀「いいえ。文沢さんはとても絵が上手いですからねぇ」

浦賀「あっしも、いつかそんな絵を描ける様になりたい……そう思いやした」

リチャード「ミスタ浦賀……」

鉄「……頑張ってね」


向井「最後は鉄か。誰なんだ?」

鉄「え、えっと、その……」

鉄「……望月さん。かなぁ?」

浦賀「あぁー……望月さんでさぁ……」

二階堂「あ、うん。予想通りだね」

天道「ちっちゃいものクラブなのぜ」

鉄「うわぁぁん! 絶対誰かに言われると思ったよぉ!」

櫻田「……理由は?」

鉄「う、うん。望月さんってか弱い雰囲気がするからさ」

鉄「守ってあげたいな……って」

天道「普段守られる立場の鉄がそれを言うのぜ?」

逸見「安心しろ鉄っ! 牛乳飲んで運動すりゃ身長なんて伸びるからよっ!」

鉄「あああああ! もうやだぁああ!」

鉄「好きで小さい訳じゃないもん! 皆のバカぁ!」

向井「……すまない」


天道「……と、そろそろ女子が戻ってきそうなのぜ」

リチャード「そうですね……この事はボクら男子内の秘密という事で」

櫻田「ああ。知られたらただじゃ済まないだろうな……」

二階堂「居ないからって好き放題言ったからね……」

浦賀「……そういや、誰が二名忘れた様な気がしやすが……」

鉄「き、気のせいだよ……だよね?」

ガラッ

御鏡「ただいまー……って、皆ここにいたんだ?」

天道「おう。俺様達は特にやること無いからな」

桐生院「ヒマで羨ましいですわね……」

望月「は、はひぃ……泳ぐの疲れちゃいましたぁ……」

藍羽「アンタは体力無さすぎだよ。一往復も出来てない」

新菜「まぁまぁ、人には向き不向きがあるって事で……」

皇「泳ぐの楽しーです! はい!」

文沢「皇さんの様な方もいらっしゃいますしね。ふふふ」

榛原「そうだな……喉が渇いた。逸見、全員分の飲み物を頼めるか?」

逸見「お、おぅ……今持ってくるぜ……」

御鏡「……? どうしたの?」



逸見(さ、さっきまでそんな風な目で見てなかったってのに……っ!)ドキドキ

二階堂(やっぱり……さっきの話で意識しちゃうよね)ドキドキ

鉄(落ち着け……僕……!)ドキドキ

天道(文沢に妹を紹介して貰うか……)

浦賀(いつか、あっしも……)

リチャード(榛原さんはアトラント皇国を知ってましたよね……)

櫻田「……お前ら、顔に出ているぞ」

御鏡「……向井君。少しいいかな?」

向井「……ど、どうした? 御鏡」

落ち着け……御鏡はただ話しかけに来ただけだ……何もやましい事は……

御鏡「ここじゃ少しアレだから……教室で待ってるよ」

向井「……!? あ、ああ」


向井「……ど、どうしたんだ? 御鏡」

大丈夫だ……話は聞かれていないはず……

普段通りにやり過ごせば何も疑われはしないはずだ……

御鏡「……向井君って、優しいよね」

向井「!?」

御鏡「私みたいな人でも、優しく接してくれてるし……」

御鏡「……私、向井君に才能を打ち明けるの怖かったんだよ?」

御鏡「もしかしたら嫌われちゃうかも。って思ってたからさ」

向井「そ、そうなのか……」

御鏡「私が向井君に構うのは、向井君に振り向いて欲しいから……」

御鏡「私だけが向井君の事を想っていたいから……」

御鏡「向井君が、大好きだからだよ」

向井「―――!?!?」

落ち着け落ち着け落ち着け! これは嘘だ。いつもみたいにからかわれてるだけなんだ……!

向井「う……嘘、だよな?」

御鏡「あ、またそんな事言う……私、狼少女だから信用無いね」



御鏡「……なら、無理矢理にでも信じさせてあげるよ」



向井「は……? それって、どういう……」

御鏡「目、瞑ってて。……私でも見られるのは恥ずかしいから」

向井「わ、わかった……」

御鏡に促される様に目を瞑る。沈黙だけが痛いほどに耳に響く

……いや、何も聞こえない訳じゃない。何か、布が肌に擦れる様な音だけがかすかに聞こえる

……いきなり、御鏡が俺に何かを握らせてきた

それは何かの布だった。生暖かくて、まるで人肌で温めたみたいな―――

御鏡「……ん、もういいよ」

御鏡「それじゃ、また後でね! 真っ赤な顔の向井君!」

向井「なっ……! 御鏡、お前……!」

くそ……やっぱり嘘じゃないか。緊張して損したぞ……

向井「……ところで、御鏡はいったい何を俺に渡して……っ!?」

俺が持たされたものは……下着だった

それも女物の……しかも、これって……!?

向井「……御鏡、お前はなんなんだ」

……そもそも、これが本当に御鏡の履いていた物とは限らない

人を振り回す事が大好きな御鏡なら、平気でやりそうな気もする……

……だけど、何時かはあいつの本心を理解したい。それが叶わない夢だとしても……

御鏡の事を、想っていたい



【了】

小ネタ終了。青春トークが完全に猥談になる男死ですみません
本編は今日の夜に更新します。安価はありませんのでゆっくりどうぞ

御鏡が当初のヒロイン予定だけあって>>1も描写に力入れてるな

>>223
正直、それがあるから御鏡選択したわ。裏話覗けるかな的な下心

御鏡さんが正ヒロインだったらこんな感じになってました
再開します


天道「……………………」

御鏡「……で、どうしよっか?」

新菜「…………わ、私、は…………」

新菜「人殺しなんかじゃないよっ!」

皇「メイも違うです! はいっ!」

二階堂「勿論ぼくもさ……だけど……」

スグル「向井さんは信じてしまった……」

スグル「皆さんが自分の親兄妹の仇であると、思い出してしまった……」

天道「今、俺様達で会いに行っても逆に向井を追い詰めちまうのぜ」

望月「で、でも、放っておくなんて出来る訳ないですよぅ……!」

御鏡「……最悪の展開だね。色々と」

スグル「……入間さん。どうしましょう」


入間『お、オレ様に振るんじゃねー!』

入間『そう言うのはテメーら雑魚の担当だろ! オレ様の黄金の脳……』

スグル「すみません……どうやら、お役に立てないみたいです」

入間『む、無視するなよぅ……』

望月「……私、やっぱり向井さんと話して来るですぅ!」

新菜「や、止めときなよ! 下手したら望月ちゃんが……!」

望月「じゃあ……私達はどうすればいいんですかぁ!?」

望月「このまま向井さんを放っておけって言うんですか!?」

天道「……ま、時間を置いて少しずつ話していけばいいのぜ」

天道「そうすれば、きっと向井も落ち着いてくれるはすなのぜ」

御鏡「ま、私達は私達に出来る事をすればいいんだよ。きっと」

スグル「……僕は、僕に出来る事を………」


――『向井の個室』――

向井「………………………………」

……もう、何も考えたくない

仲間だと思っていたのに……どうして……

それでも、頭はぐるぐると回っている。謎で思考が途切れない……

スグル「む……向井さん」

向井「……スグル」

スグル「僕は……皆さんの事については話せません。けど……」

スグル「きっと……話し合えば理解出来ると思います」

スグル「……これ、向井さんが読みたがっていた小説です。置いておきますね」

そう言ってスグルが置いたのは、いつか読もうとしていた小説

確か、ロボットが人間から様々な感情を与えられる内容だったな……

向井「…………………………………」

……今は気分を変えられれば何でもいい。適当にパラパラと捲っていく

……内容は、頭に入ってこなかった



向井「…………………………」

スグル「……向井さん?」

向井「……出かけてくる」




……ガチャン!




入間『……いいのかよ? 今のアイツが何がシやがったら……』

スグル「信じてますよ……向井さんを」

スグル「……皆さんを」


――『図書室』――

皇「……あぅ!? トーヤ!?」

向井「……………皇」

皇「え……えっと、うぅ……メイ……」

向井「……………」

皇「……っ! メイ……メイは、トーヤが好きです!」

皇「ソーマも、マホロも、ナユも、ヨシアキもミヨコもスグルも大好きです!」

皇「だから……メイは、もうコロシアイに参加しないです!」

皇「メイの好きな人が嫌な顔をするのはやーです! 皆で笑いたいです!」

皇「……トーヤは、どうですか?」

向井「……………」

……今は……何も、話したくない…………

皇「……うぅ、行っちゃったです…………」


――『才囚学園 空き教室』――

御鏡「……こんにちは。向井君」

向井「…………何の用だ」

御鏡「うん。少しだけお話しない?」

御鏡「向井君。君は色々と大変な人生を送ってきたんだね」

御鏡「だけどさ、そこで諦めたら台無しになるんだよ?」

向井「……これ以上、俺に何をしろと……」

御鏡「何もしなくていいんだよ。後は私達に任せてくれれば、ね」

向井「……………」

御鏡「……じゃあね、向井君」

御鏡「……私、悪者だから解るけどさ」

御鏡「向井君は……復讐より、正義の味方の方が似合っているんじゃないかな」


――『向井の個室』――

向井「……スグル、今戻―――」

天道「よっ、邪魔しているのぜ」

向井「……………天道」

天道「そう睨むなのぜ、今日は少し話に来ただけなのぜ」

天道「今回は恒例の探偵レッスン……その最後の極意を教えに来たのぜ」

向井「……そういえば、そんなのも………」

天道「思い出したか? とっておきの切り札を教えてやるのぜ」

天道「それはな……探偵は独りぼっちじゃないんだ」

向井「………………?」

天道「ホームズにワトソンがいる様に、ポアロにヘイスティングズ大尉が従う様に……」

天道「探偵には、どこかに相棒がいるものなのぜ」

天道「……俺様とお前みたいに、な」

向井「……………………」

天道「なんて……気取りすぎたか? ま、また明日会おうぜ」

天道「……待ってるからな」

……それだけ言うと、天道は去っていった

……励ましてくれた、のか?

本日はここまで。ありがとうございました


うーん向井に響いてくれれば良いが…


これからどうなるのかな…

乙でした
もし2章の段階で向井が自分自身の動機ビデオを見ていたらどうなっていたのかな

365 名無しさん sage 2018/03/15(木) 22:05:35 ID:9IhSaJts
マジで来た…!天空、雪水、愛書と素晴らしいオリロンが多くなって嬉しい
三作とも完結まで頑張ってください、応援しています


スルーされてんぞww

わざわざ雑談スレでまで見え透いたお世辞を言う必要もないからね

自分は更新楽しみに待ってる

対立煽りの方向に切り替えたのか荒らしは

雑談スレでは名前を呼んではいけないスレとして扱われてて草

ぶっちゃけシークレットの方が空気
名前すら上がらないじゃん

シークレットは深夜川と赤井だけで持ってたのに消したのが悪い
それよりも二作目の癖にキャラ総パクりのこっちのがヤバい

シークレットのなんてゴミどうでもいい

口が裂けても面白いと言われないクッソ哀れなオリロン息してる?

まったく話題にならないシークレットの信者が何か言ってるwwwwww

>>236内容ごと変わって、『待ってる人が一人しかいない』という内容になってました
そして、他の誰かの内容が向井君の家族殺しに変更、5章で強制死亡になっていました

ここ暫くは時間の都合で、小ネタメインになるかと思います
↓1何かみたいものがあればどうぞ。やれる範囲で書いてみます

それじゃあ今度は女子会で


……ざざーん、ざざーんっ

御鏡「……ぷはっ!」ざぱっ!

御鏡「ふぅ……泳いだ泳いだー!」

榛原「久々の遠泳だったが……これなら、ヒナコもまだ捨てたものではないな」

皇「メイ、川でしか泳いだ事無かったです! 広くて気持ちぃですー!」

望月「お、お疲れ様ですぅ。かき氷どうぞ……」

……真っ青な空、それに、とってもクリアな海

このゲームみたいな南国の島……どうして私達がここにいるのかと言うと……




桐生院「そう! わたくしのコレクションの一部にご招待したからですわ!」




……これは、ちょっとだけお金持ちな同級生のワガママと……

私達、超高校級の女の子達のお話




『ChapterEX ココロ常夏こころんぱ♪』




……少し前の記憶を思い出します

確かあれは……男の子達の夏休みの話を聞いた所からだったっけ

望月「へ、へぇ……アトラント皇国に、ですか?」

リチャード「イエス。男子の皆様には、ボクの国で楽しんで貰おうかと!」

リチャード「皆様にはお世話になっております。ここでしっかり恩を売っておきたいのです!」

新菜「うひゃー王子様のスケールは桁違いに大きいね……」

御鏡「て、私達の席は無いの?」

リチャード「申し訳無いのですが、この旅行の席はボクも含めて八名しか連れていけないのです……」

リチャード「さて、ボクはここら辺でお暇させていただきますね……色々と準備もあるので……」

望月「あ、い、行っちゃいました……」

新菜「いーなー海外旅行! 私なんてお仕事でしか行ったことないもん!」

御鏡「でも、そう簡単にはいかないよ。リチャード君はこの中でも強い影響力を持つ人だし」

新菜「あーあ! 私達女の子グループも海外に行きたい!」

ガラッ!

桐生院「話は聞かせて貰いましたわ!」


望月「……それで、桐生院さんの持つ小島でバカンスを楽しんでいるんですよね」

文沢「誰に向かって話しかけているんですか? ふふふ」

藍羽「ふん、金持ちの下らない道楽で無理やり連れてこられただけだし……」

藍羽「こんな暑い所に長く居られない。私はもうガレージに戻る」

新菜「あ、藍羽ちゃん! アイスクリーム持ってきたけど食べる?」

藍羽「……チョコ味のなら」

桐生院「ふふん! 金持ちはリチャードさんだけではありませんわ!」

桐生院「この小島、このガレージ、それに自家用ジェット機……」

桐生院「これら全て、わたくしのコレクションの一部なのですわ!」

文沢「本当に桁が違いますね。いったい幾らの金額がかかっているのでしょう」

皇「とにかくリリカは凄いです!」

榛原「ああ。自在に金銭を扱えるという点ではリチャードに勝てるだろう」

桐生院「当然ですわぁ! なんてったって超高校級のコレクターですもの!」




御鏡「……でも、せっかくここには男子がいないんだよ?」

御鏡「これって私達にとって絶好のチャンスだと思わないかな?」

榛原「どういう事だ、説明しろ御鏡」

御鏡「恋バナだよ! ここなら男の子に聞かれないし!」

藍羽「は?」

望月「た、確かに男の子の皆がいる場所では言いづらいですけどぉ……」

御鏡「ねぇねぇ皆は気になる男の子とかいる? 別に恋愛的な意味じゃなくてもいいから!」

新菜「あ、それ私も気になる! ねーねー言おうよー」

文沢「ふふふ……とても興味があります。ふふふふふ……」

望月「え、えーっと……言わないとダメなんですかぁ?」

御鏡「もっちろん! さあどんどん言ってみよっ!」



【女子達が話す男子生徒は?】
1:向井
2:逸見
3:浦賀
4:鉄
5:櫻田
6:天道
7:二階堂
8:リチャード
9、0:十の位
↓1~8(連投あり)

はい

いよっ

はい

はい

どっちも9だからもう一回


藍羽:リチャード
桐生院:天道
皇:櫻田
新菜:櫻田
榛原:櫻田
文沢:向井
御鏡:天道
望月:二階堂


こうして、女子達の秘密のお話が始まったんですけど……

御鏡「私はねー天道君かな?」

桐生院「貴女は犯罪者ですものね……」

桐生院「まあ、彼の推理力はわたくしも評価しておりますの。彼は番犬に丁度いいですわ!」

新菜「藍羽ちゃんは? あんまり色恋沙汰に興味なさそうだけど」

藍羽「……リチャード」

新菜「玉の輿狙い!? 案外野心家なんだね藍羽ちゃん!」

藍羽「……珍しいチョコくれたから」

新菜「餌付けされてるーーー!?!?」

望月「わ、私は二階堂さんが……」

榛原「ほう、理由は?」

望月「は、はい! 何でも私の手が綺麗だって誉めてくれて……」

望月「いつか、私の手を造ってみたいって言ってくれましたぁ」

新菜「変態だーーーーー!?!?!?」


新菜「私は櫻田くんかな……ほら、イケメンだし!」

新菜「舞台で怪我をしそうになった時、素早く助けに来てくれる……きゃっ!」

皇「メイもケイジです!」

新菜「おっ、ライバルかな? 櫻田くんのどこが好きなの?」

皇「とっても強いです、はい!」

榛原「ヒナコも櫻田だな。奴ならば我が軍でもやっていけるだろう!」

新菜「えっ!? 二人とも顔より戦闘能力重視なの!?」

新菜「ちょっと待ってよ……これって気になる男の子についてだよね?」

新菜「もっとこう……甘酸っぱいものは無いの!? バトル漫画なの!?」

御鏡「新菜さんが皆と違ってズレてるんじゃない?」

新菜「私の感性が変な訳ないもん!」

……どう見ても、甘い話にはなりそうもないのです

新菜「女の子達皆男子について能力しか求めてないじゃない! やだー!」





文沢「ふふ、賑やかで楽しいですね」

望月「あ……そういえば、文沢さんはまだ言ってませんよね?」

新菜「そうだよ! 文沢ちゃんだけ見てただけじゃん!」

榛原「あの澄ました顔の文沢の意中の相手……気になるな」

御鏡「ま、根暗っぽい文沢さんにはそんな人居ないんじゃない?」

桐生院「……何故貴女は文沢さんに対して当たりが強いのでしょう?」

文沢「ふふ。では話しましょう。少し恥ずかしいのですが……」





文沢「私は……向井さんを好いています」





藍羽「……は? 向井?」

御鏡「へぇ……向井君ね」

皇「トーヤ? ちょっと意外です!」

桐生院「そうですわね……あまり目立つ方の殿方ではありませんもの」

新菜「ちょ、ちょっと待って! それよりも、今……!」

新菜「す、好きって言ったよねぇ!?」

文沢「ふふ、あまり繰り返し言うのは気恥ずかしいのですが……」

文沢「私は……文沢明莉は、向井刀哉さんを心からお慕いしております」

新菜「キターーーーーッ! 初めて恋愛関連の好きだーーーーーっ!!」

藍羽「……テンション上がり過ぎてキモいんだけど」

新菜「だってだってぇ!」

新菜「そそそそれで!? どこが好きなの!? いつから好きなの!?」

望月「に、新菜さんがバグっちゃいましたぁ!?」

御鏡「顔が見せられないレベルだね……」


御鏡「……それで、文沢さんはどうして向井君の事が好きなのかな?」

文沢「ふふふ、人の恋慕をあまり詳しく聞くのは野暮ですよ」

文沢「じゃないと……貴女、呪われちゃうかもしれませんよ? ふふふ」

藍羽「……なんでこいつ等ってこんなに仲が悪いの?」

榛原「さあな……何か反発しあうものでもあるのだろう」

文沢「ふふ……冗談です。それで、いつから好きか。という質問について……」

文沢「あれは……彼が私に初めて会った時の事でしたっけ……?」


――――――入学当時

文沢「そうなんですか。記憶喪失……」

向井「ああ……悪い。だから、俺がどんな才能なのかも……」

記憶喪失……物理的に強い衝撃を受けたか精神に何か負荷がかかったのでしょうか

記憶は、まだ解明の域には程遠い未知の世界……十年以上の時を経て思い出す事例もあります

つまり、今の向井さんは真っ白のノートの様な存在……

歩んだ歴史を破り盗られ、途中から進み始める歪な人生……

文沢「……ふふふ、面白いですね」

向井「あまり面白がらないでくれ……」

文沢「そうですね、貴方にとっては真剣な事です。ふふふ」

文沢「……なら、私が向井さんの記憶を取り戻す手伝いをしても宜しいですか?」

向井「……いいのか?」

文沢「これでも学者の端くれですから。気になった事は調べたいのです。ふふ」

文沢「それでは、まずは誕生日から遡ってみましょう。覚えていますか?」

文沢「因みに、私の誕生日は……」

……この時は、確かに純粋な好奇心に寄るものでした

でも……彼の嬉しそうな、少し困惑した顔は今でもはっきりと思い出せます


文沢「……なかなか上手くいきませんね」

向井「すまないな……半年も経つのに何も思い出せない……」

文沢「いえ、長期戦になる事は覚悟の上ですから」

文沢「向井さんは何も悪く無いですよ。ふふふっ」

向井「すまないな……」

彼との不思議な付き合いは、思いの外長く続きました

自分でもおかしいと思うのですが……彼の全てを知りたいと思っていました

彼の生まれ、彼の両親、彼の友人……

その全てが掠りもしない。まるで、本当に世界から破られてしまったかの様に

文沢「すみません。力不足で……」

向井「いや、そんな事はないさ……」

この頃から、私は彼の顔がずっと頭の中に残る様になりました

最初は、学者として解明したいからだと思っていましたが……それは、大きな勘違いだったのです


そして……私の心がはっきりと理解出来たのは、意外にもすぐでした

文沢「……はい? 好きな物、ですか?」

向井「ああ……食べ物でも、動物でも、何でもいい」

文沢「そうですね……強いて上げるならロウソクでしょうか」

文沢「あの幻想的な光……吹いたら消えてしまうのに、あれほど明るく光る姿には惹かれますね」

向井「なるほど、ロウソクだな……」

文沢「……急にどうされたのですか? 私の事よりも、貴方の記憶の方が……」

向井「……文沢、誕生日が近いだろう?」

向井「いつも世話になっているから……何か贈ろうと思ってな」

文沢「……覚えて、くれたんですか?」

私が誕生日について話したのは、最初に会った時だけなのに……

それなのに、覚えてくれていた……


この時、私は心の中にある感情を完全に理解しました

彼の事を知りたいのは他でもない私

私の事を知ってほしいのは他でもない彼

彼の真っ白な記憶の中に、私という存在を刻みこめた

それが……何よりも嬉しかった……!


向井「……さて、俺は寄宿舎に戻るぞ」

文沢「ふふ、今日もお疲れ様でした」

向井「文沢は戻らないのか? 逸見が何か料理を用意しているらしいが……」

文沢「ああ、私はもう少しやる事があるので……」

文沢「ですが、そんなに遅くはならないと思うので、そう伝えてくれますか?」

向井「わかった……じゃあ先に行くぞ」

文沢「はい。それではまた後で……」





文沢「……ふふふ。今日の事も日記に書いておきましょう」

文沢「いつか……彼の頭の中を、私だけで埋め尽くしたい……」

文沢「私の事だけを考えて欲しい……彼の真っ白な頭を私で染め上げたい……」

文沢「ふふふっ……! これが、好きって事ですよね? これが、真の愛なんですよね?」

文沢「ふふふふふ……っ! ふふふふふふふふふふふふふふふ……っ!」


文沢「……これが、私の想いの全てです」

藍羽「…………………………っ」

桐生院「………………………………」

皇「?」

新菜「ヤバいよヤバいよヤバいよ……」

榛原「これは……いや、まあ、その……」

御鏡「……やっぱり文沢さんは根暗だね」

望月「ひ、ひぃ……っ!」

文沢「ふふふ。好きな人を語るのは照れますね……」

文沢「……さて、次は何をしましょう?」

新菜「わ、私泳いでくる!」

榛原「ヒナコも同行しよう」

藍羽「……ここは寒いから、外にいく」

……それから、私達はいっぱい遊んで帰る事にしました

本当に楽しかったんですけど……何故か、背筋が寒くなって……

桐生院さんは海に浸かって冷えたんだと言っていましたけど……

……南国の開放的な雰囲気は、人の秘めた感情も解放してしまうのでしょうか……?



【了】


本日はここまで。安価ありがとうございました
文沢さんは安価の結果を見たときにオチ担当にしました。そのせいでホラーめいてしまってすみません
本編は明日か明後日には投下したいと思います

おつ


文沢絡みは毎回ホラーになる

乙です
本編更新も楽しみにしてます

再開します
文沢さんがここまで病んだ理由もいつか明かしたいですね


きーんこーんかーんこーん

「キサマラ、夜の10時やでー」

「今から夜時間に入るから、気を付けるんやでー」



向井「…………………………」

……結局、俺はどうすればいいんだろう

皆を許せるのか? 皆を殺せるのか? 今まで通りに過ごすのか……?

……もう寝よう


きーんこーんかーんこーん

「キサマラ、朝の8時やでー」

「今日も一日、張り切って参りましょーう!」



向井「…………………………」

朝か……いや、もうどうでもいいか

ずっと、こうして部屋の中にいたい……

向井「……寝るか」

ぴんぽーん!

向井「…………………………」

……誰か来たのか、スグルに任せよう

向井「スグル、頼む……」

スグル「え……あ、はい……」

適当に応対でもしてくれればいい。もう俺には何の関係も……



スグル「……今すぐ食堂に来て欲しいそうです」

向井「食堂に……? 悪いが、断っておいてくれないか」

スグル「そ、それが……」

皇「ダメです! トーヤは絶対に来ないとめっ! です!」

二階堂「そういう訳だから、是非とも向井くんには来てほしいな」

向井「…………………」

……拒否権は無い、か

向井「……わかった、少し待っててくれ」

皇「……! はい!」

二階堂「……ありがとう」



――『才囚学園 食堂』――

向井「……何なんだ、いったい」

天道「来たか、見てれば解るのぜ」

御鏡「……あ、そろそろ始まるよ」



新菜「みんなー! 今日は私の生ライブに来てくれてありがとーっ!」

新菜「星川ニーナの特別ライブ! 楽しんでいってねー!」

皇「わー! ナユ、かわいーです!」

スグル「凄い……! あれが、本来の超高校級の歌姫……!」

新菜「ふふ……! 沸き上がる観客、ノリノリの音楽、そして私……!」

新菜「今の私、最高に輝いてる!」

二階堂「向井くん、はい、サイリウム」

向井「あ、ああ……」


新菜「それじゃあ一曲目いっくよー!」

皇「わーい!」

御鏡「はい、サイリウム振って!」

天道「こうなのぜ?」

御鏡「違う! もっと楽しく!」

スグル「ほら、向井さんも一緒に!」

向井「……………………………………」

……………………………なんだこれは

新菜「……ふぅ、皆、ありがとーっ!」

新菜「向井くん! 私、何か向井くんに言おうと思ってたけど……」

新菜「やっぱり……私には歌しかないって思ったから!」

新菜「藍羽ちゃんや榛原ちゃんに聴かせてあげられなかったのは残念だけど……」

新菜「向井くんには聴かせられて良かった! もう後悔なんて無いよ!」

新菜「それでは! 星川ニーナの特別ライブ、参加ありがとうございました!」

そういって、食堂から出ていく新菜

……新菜の歌は、何となく俺の心に響いた気がした


二階堂「……向井くん、楽しかったかい」

向井「今度は二階堂か……」

向井「皇、御鏡、天道。何度も俺に会いに来て……」

向井「……何が目的だ?」

二階堂「色々あるんじゃないかな。まあぼくは義手の調子を見に来たんだよ」

二階堂「一応、ぼくはきみの主治医って事になるからさ」

向井「……早くしてくれ」

二階堂「了解……っと、あれ?」

二階堂「おかしいな……損傷が思っていたよりも少ない。おまけに……」

二階堂「……どうしてだろう? 見当もつかないや」

……何だ、何の話だ?

二階堂「……ん、ありがとう。義手の調子は大丈夫みたいだね」

向井「……さっき、何か言っていたが」

二階堂「ああ、ぼくの思っていた程損傷が無かったからさ」

二階堂「まるで本物の腕みたいだ……」

あれこれと二階堂が言っていたが、俺には良くわからなかった

……本当に、俺の腕はどうなったんだ?

……もう、どうでもいいか


向井「…………………」

……これで、残るは後一人

放っておいても向こうから来るだろう……

……でも

向井「…………………いるか?」

望月「は、はい……っ!」

最後は、俺から会いに行った

一歩だけ……ほんの一歩だけ、望月に歩み寄ってみた

皆が、俺に来てくれた様に……



――『望月の個室』――

望月「あ、あの……どうぞ……」

向井「…………………」

……………………………………………………………。

…………………よし

望月「あ、あの……」

向井「望月」

望月「ひゃうっ!?」

向井「……正直、俺はもう皆とやっていける自信が無いんだ」

向井「あんなものを見せられて……皆が俺を騙しているのかもしれない」

向井「そう思うと……もう、俺には……」

望月「……向井さんは、この学園から卒業したいですか?」

向井「……何?」


望月「だって……向井さんの動機ビデオが本当なら……」

望月「向井さんには、帰る理由が無いんじゃないですか?」

向井「……それは、そうだが」

望月「なら……どうして、そんなに辛い想いで悩んでいるんですか?」

向井「それは……」

望月「……えへへ、イジワルな質問しちゃいましたね」

望月「でも……辛いなら、考えるのを止めてもいいと思いますよ?」

向井「な…………」

望月「もうコロシアイなんて起きない、もう向井さんは責められない、もう辛い事は起こさない……」

望月「だから……ここに、私とずっと一緒に居ませんか?」

望月「約束します……絶対に辛い目に会わせないって、誓いますから……」

望月「ね? 私と一緒に、ここで――」

向井「……それは違うぞ」


向井「ここに居続ける事は……出来ない」

向井「この学園は、俺達にとっては絶望そのもの……」

向井「ここから出る事こそが俺達の……既にいない、皆の願いだったはずだ……!」

望月「……でも、向井さんは」

向井「……自分でも不思議だ。あれだけ憎いと思っていた筈なのに……」

向井「才囚学園から皆を解放する事が、正しい事だと思えるんだ」

望月「…………………そう、ですか」

向井「……ありがとう、俺を励ましてくれたんだろう?」

望月「え……あ、はいっ!」

望月「げ、元気になってくれて、良かったですぅ! えへへ……っ!」

向井「……ははは」

……なんてな

まだ俺は皆を信じきれた訳じゃない……心のどこかで、皆を疑っている……

でも……今は、何とか取り繕えているはずだよな……?





「……そろそろだ」




「この絶望的な学園生活を、確実に破滅させる方法……」




「首謀者の正体……この学園の秘密……この切り札を使えば、必ず……」





「ふふっ……! あははっ! 向井君、どんな反応をしてくれるかな!?」





「さあ……命を賭けて楽しんで!」

「良からぬ事を始めようじゃないか!」



――『???』――

モノクマ「はぁ……最近はボク等の出番が無くて暇だよ」

『……………………………………』

モノクマ「ねぇ、聞いているの? ボクがキミに手を貸しているのは……」

モノクマ「コロシアイ学園生活を、面白可笑しくして欲しいからなんだけど?」

『……………………………………』

モノクマ「……え? 監視カメラの映像を見たって?」

モノクマ「へぇ……首謀者を暴く切り札が存在するんだ」

モノクマ「ボクは、ただのハッタリだと思うけどねぇ……」

モノクマ「で? 肝心の首謀者さんはどうするつもりなの?」

『…………………! …………………!』

モノクマ「……へぇ! 首謀者自ら殺しにいくんだ!」

モノクマ「いやぁ、これは面白い! なんたって禁じ手を使う程……」

モノクマ「こっちは相当に追い詰められているって事だからね!」

モノクマ「うぷぷっ……! 実に絶望的だけど、そっちの方が面白いよ!」

モノクマ「さぁ、そろそろ終幕を迎えるこの学園生活、どうなるのかな!」

モノクマ「うぷぷぷぷ……! あーっはっはっはっはっは!!!」


本日はここまで


どうなるかな…

おつ

首謀者は鉄伊織
白銀つむぎの対になる名前だから

>>297実は鉄君の名前は、かつて別のオリロンパで不採用だったものを使用しています
大分昔のスレなのでセーフなはず……因みにもう一人作成した生徒は採用されていました
もう少ししたら再開します


きーんこーんかーんこーん

「キサマラ、夜の10時やでー」



向井「……と、もうこんな時間か」

あれから望月と世間話をして過ごした……

時折、望月から何か視線を貰うが……

……顔に出て無いよな?

向井「……なあ、そんなに俺の顔が気になるのか?」

望月「え……あ、ひゃあぅ!? そそそ、そうじゃないですよぅ!?」

望月「……ただ、向井さんは最初の頃よりいい顔になったなぁ……って思って」

向井「……いい顔?」

望月「は、初めて見た時は、怖いなって思っていたんですけど……」

望月「今は、何て言うか……カッコいい顔つきになっています!」

望月「れ、レベルアップしたから……ですかね?」

向井「はは……なんだよそれ」


望月「へ、変でしたねぇ……で、でも!」

望月「向井さんだって、ここに来て成長したって事ですから!」

望月「だ、だから……えっと……その……」

望月「……私が、私が……向井さんを守りますから!」

向井「…………望月」

向井「それは俺の台詞じゃないのか?」

望月「ふぇ!? そ、それって……!?」

……ん? そうだ。これってもしかして……

向井「……!? いや、違うからな!?」

望月「わ、わかってますぅ!」

くそ、何だか変な雰囲気に……!

向井「も、もう行くぞ……!」

望月「あ……はい! お休みなさい!」

……少し調子に乗りすぎたな。早く部屋に戻るか


向井「スグル、今戻っ……た……」

そそくさと部屋に戻った俺は、その内部を見て硬直した

スグル「……んーっ! んーーーっ!!」

入間『――――――――――――――』

手足を結束バンドで、口をタオルで縛り付けられたスグル

砂嵐の映る画面から、あの騒がしい声を一向に出さない入間

一言で言うと……異常事態だ……!

向井「スグル!? どうした!? 今腕の結束を……」

スグル「んんっ!? んーーー!?」

首をフルフルと振るわせるスグル。その意味を知るのは―――

「……………………っ!」

バチンッ!

向井「がっ…………!?」

後頭部に走る、痺れる様な衝撃

異常事態の元凶が、未だに部屋に潜んでいた事を理解した後だった


――『℡仝◆〆ゞ』――

向井『……? ここは……?』

ここは……研究教室? だけど、こんな所来た覚えが無いぞ……?

それに……何か、ノイズが……

●*『こっちの準備は出来たのぜー』

$№『それじゃあ、この装置を頭に被せてくださぁい』

顔の見えないナニカが、俺の頭を無造作に掴んでくる

何故かはわからないが……途方もない位の恐怖が背筋を伝う

向井『や……止めろ! 離せ!』

Ω『……本当に大丈夫なの?』

§∂◇『わたくしが出資したのです。失敗する等ありえませんわ!』

‰Å『あぁ……! 早く、早くしてください! 私、もう心が溶けそうです……!』

⊥\『落ち着け。急いては事を仕損じるのはどこの世も同じだろうよ』

俺の絶叫とは裏腹に、周りのニンゲンは楽しそうに談笑している

そして、何の抵抗も出来ないまま……全ての準備が整ってしまったみたいだ

±¢『それでは……開始しますねぇ……!』


頭の装置の電源が入れられる

かちり。という音がやけに大きく響いた

向井『う……ぐ……! ぁああぁぁああああああぁああぁ!?!?』

痛い……! 頭が割れる! 頭がかき混ぜられる! 頭が吸いとられている!?

⊿@『はははっ! おいおい、死んじまうんじゃねーのかっ?』

◎『もし死んじゃったらマッサージするです! 心臓をぎゅっと潰すです!』

♭<『それはもう蘇生不可能だよー!』

♯£『……ツマラナイね。本当に』

∞⊆;『……ん、経過は良好みたいだね』

俺が苦痛に呻いている中、まるでテレビで映画でも見ているかの様に他人事で話す元凶共

……いったいどんな顔で俺を見ているんだろうな

¥℃『いやぁ、そろそろ終了する頃ですかねぇ?』

‰〓☆+†『ふん。余の国最高の科学技術を以てすれば容易い事よ』

‡〒『……もうすぐだ。もうすぐで俺達の戦いは終わりを迎える……』

★¬『その時は……また、元通りの世界で笑えるよ』

∃√『……そうだよね? 向井君…………』

……なん、で、そんな事、を、俺に…………

頭がからっぽになる感覚。そのまま俺の意識は、欠片も残さず塵になった

………………………………………………………………

………………………………………

………………………







…………あれから、どの位経ったんだろう

目的も、意味も、何もわからない程の苦痛が明けた

ただ、終わっても……俺の中から何かが抜け落ちた様な感覚だけが、心の奥で燻り続けていた


向井「……ん、ぐぅ…………」

……長い夢を見ていた気がする

そうだ。あれは、確か……

スグル「んんぅーーーっ! むふぁうぃふぁむぅーーーっ!!」

スグル「むふぁふふぁふふぇふぇふふぁむふぁひーーーっ!」

って、そんな事を考えている暇はない!

向井「……スグル! 大丈夫か!?」

結束バンドを切り、猿轡を外してやる

ついでにパッドの電源を入れ直すと……あの高慢そうな金髪が映った

入間『ちっくしょーーー! あの包茎クソヤロー、オレ様の発明品パクりやがったな!?』

スグル「落ち着いて……って、発明品をパクったってどういう事ですか!?」

入間『エレクトボムだよ! この大天才のオレ様が開発した発明品で……』








『ぴんぽんぱんぽーん!』

『死体が発見されました! 一定の自由時間の後、学級裁判を行いまーす!』








――――――――――――数分前

皇「……はっ! ねんねしてたです!」

ウカツです! 急に廊下でビビッとしたです……

皇「あぅ……ここどこです?」

ここは……教室です! でも、どの教室かはわかんないです

それに、もう真っ暗くらになっちゃったです……

むむー……どうして急にビビッとなったんでしょうか……?

……わかんないです。とにかくお外に出てみるです!

身体もフラフラじゃないです! メイはもう大丈夫です! はい!

皇「今日も一日頑張るです! えいっ、えいっ、おーっ!」










『ガッシャアアアアアアアアン!!!』









皇「……あぅ!?」

凄い音です! ぐらぐらって揺れたです

この音は……お外からです?

皇「は、早くお外に行くです!」

お外で何かあったですか……!? とにかく早くお外に行かないとです!


皇「……あ! ヨシアキ! ナユ!」

二階堂「痛た……何が何だか……」

新菜「ななな、何!? 今の!?」

外に出る時、ナユとヨシアキを見つけたです!

でも、二人ともなんとなく気持ち悪そうです……

皇「もしかして……二人もビビッとなったですか?」

新菜「ビビッと……? あ! いきなり後ろから何かで……!」

二階堂「ぼくもさ……いったいどこの誰がこんな事を……」

むむーん。二人ともメイと同じですか……

誰がこんな事したですか? もし見つけたらめっ! です!

天道「……三人とも、無事か!?」

皇「ソーマ!」

天道「兎に角さっさと外に出るのぜ。何が起きているのか……」

天道「……確かめにいくのぜ」



二階堂「…………は?」

新菜「な……何……これ……?」

皇「な……何で……ですか……?」

天道「…………っ」

向井「……四人共、これは、いったい……」

スグル「何が起きてるんですか……」



……駆け付けた四人と共に、目の前のソレを確認する

学園の中庭には、極めて大規模なクレーターが出来ていた

隕石でも墜ちたのかと錯覚する程巨大な穴。それは、明らかに人力で造られたものじゃない

その中央には、かつて俺達を追い詰めた忌まわしき存在……エグイサル

そして、その下……真っ赤な血が飛び散るクレーターの中央には……

超高校級の実行委員……いや、超高校級のフィクサー

御鏡真幌が、目を背けたくなる程無惨に轢き潰されていた……











【Chapter5】
  ナンセンス・トリック  非日常編







本日はここまで
次回は捜査編なので、少し遅れます。すみません


なんとなく御鏡の予感がしてた

本日は短いですが導入部分のみ更新します
明日は小ネタを少しやれたらいいな……


向井「……嘘、だろう?」

目の前の非日常。それは、今までのソレとは桁が違う

新菜「み……御鏡ちゃんが……!」

二階堂「……あれは、もう駄目だね」

天道「見りゃわかるのぜ」

望月「う……うわあぁぁぁっ!?」

望月「な……何で!? 何で御鏡さんが死んでいるのっ!?」

皇「う……うあぁ……! マホロ……っ!」

ついこの前まで顔を合わせていた彼女。その余りにも変わり果てた姿は……

俺達の思考を、存分に掻き乱していた


『おはっくまー!』

モノタロウ「あー!  オイラのエグイサルレッドがー!?」

モノキッド「こりゃもう使えねぇな! スクラップにしちまおうぜ!」

新菜「な、何言ってるの……?」

新菜「モノクマーズが御鏡ちゃんを殺したんじゃないの!?」

モノスケ「ちゃうわボケ! 何でもかんでもワイらのせいにすんなや!」

モノファニー「こればっかりは、アタイ達も何もわからないのよね……」

モノダム「キサマラノセイ、ダヨ」

向井「……? モノクマーズも知らないのか? エグイサルはお前達の操縦するロボットだろう」

モノタロウ「え? そうだっけ?」

モノスケ「知らんモンは知らんのや!」

二階堂「……本当に知らないみたいだね」

天道「これ以上は堂々巡りなのぜ」

望月「じゃ、じゃあ……誰が……っ!」


「うぷぷぷっ……! 誰がなんて白々しいなぁ!」

モノクマ「そんなの……この中の誰かに決まってるじゃーん!」

望月「……そ、そんな…………!」

皇「嘘です! 皆がそんな事するはずないんです! はい!」

モノクマ「ところがぎっちょん。この中にいるんですよねぇ……」

モノクマ「御鏡さんをタコせんべいみたいにした犯人が!!!」

向井「……………………」

新菜「う……嘘だよ……!」

スグル「……僕も、皆さんがこんな惨い事をするとは思えません!」

皇「絶対に違うですー!」

モノクマ「ふーん、あっそ。まあ信じるか信じないかはオマエラ次第なので……」

モノクマ「これ以降は、学級裁判で話し合ってくださーい!」


向井「……やるぞ」

望月「え……っ」

向井「……………………」

……不思議な位落ち着いている。何故か、頭の中はクリアに澄んでいた

だから……御鏡と初めて出逢った時の事をすんなりと思い出せる



御鏡『自己紹介しようよ! 私と君が、これから親友になれるようにさ!』

御鏡『私の名前は御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)! 超高校級の実行委員って呼ばれてるんだ!』

御鏡『向井君は……復讐者よりも、正義の味方の方が似合っているよ』



……あの時の言葉は嘘か真か。それすらももうわからない

だけど……初めて出逢えた生徒が、御鏡である事は必然だと思えた

もう、『君に出逢えて良かった』とは言えなくなったけれど……

それなら……せめて、真実に立ち向かう

それが、俺に出来る最期の事だから……

本日はここまで
何か小ネタで見たいものがあれば、出来る範囲でやってみますのでどうぞ……

乙乙
小ネタより本編のが気になるから続き書いて欲しいのぜ


皇視点のときの皇可愛いから皇視点の小ネタが見たいです

みんながプロフィールの嫌いなものを克服しようとするエピソード(嫌いなものを目の当たりにした反応が見たい)


解放されなかった通信簿絡みで小ネタ見たいけど本編のネタバレになるかな

超高校級のエイプリルフール

>>322
天道「それについては本当に申し訳なく思っているのぜ。おまけが本編は流石に不味いしな」

天道「だが本編が見たいという感想は本当に嬉しいのぜ。もうちょい待ってて欲しいのぜ」

天道「……因みに俺様が意見代理なのは単純に動かし易いからなのぜ。これも初期からは考えて無かった事だそうだぜ」


『エイプリルフール編』

文沢「向井さん……実は、私と、私の妹のお腹の中には、貴方の子供が……」

御鏡「向井君……私にした事、ちゃんと責任取ってくれるんだよね……?」

望月「向井さん……私と、私に言った結婚の約束は嘘なんですかぁ……?」

向井「待て待て待て……! そんな事した覚えが無いぞ……!?」

向井「と、言うよりも……今日はエイプリルフールじゃないか。嘘だよな?」

御鏡「ちぇ、バレちゃったか」

望月「えへへ……びっくりしました?」

向井(冗談じゃない……心臓が止まりかけたぞ……)

文沢「ふふふ、いずれ真実になるのですから慌てる必要はありませんよ」

向井「え?」

文沢「この嘘は真実です。ふふ」偽証!

向井(……嘘であってくれ………………)


『Chapter? 何時か何処かで』

…………、長い夢を見てた気がするです

でもそろそろ起きないといけないです。皆がメイを待ってる気がするです

皇「……ふぁ、よく寝たです…………」

皇「今日も一日頑張るです! はい!」

お腹から声を出してみるです、モヤモヤが一気に無くなっちゃいます

頭がスッキリして気持ちぃです! ……今何時なんです?

皇「……あぅ!? 遅刻しちゃうです!」

急がないとめっ! されちゃうです! 怒ったケイジは怖いです!

皇「……早く教室にいくです、はい!」


――『教室』――

皇「ふー! 間に合ったですー!」

文沢「ふふふ。おはようございます」

天道「おはようなのぜ。でも廊下を走るのは止めるのぜ」

櫻田「皇、遅刻に気をつけるのは正しい心がけだが……」

櫻田「廊下が滅茶滅茶だ。後で掃除しておけ」

皇「あぅ!?」

うぅ……時間前には着けたですが、掃除をしないといけないですか……

鉄「あはは……ドンマイ。ところで服に埃がついてるよ」

新菜「というか……それ皇ちゃんの寝間着じゃないの?」

皇「はいです!」

榛原「……ヒナコの言えた事ではないが、身だしなみには気を使え」

櫻田「……着替えてこい」

……にゅう。今日はあんまり良くない日みたいです……


皇「……ふぁ! もう放課後です!」

今日も一日楽しかったです! だから机で眠ってたみたいです……

浦賀「お疲れ様でさぁ、皇さん」

皇「キンタロー! ……そう言えば、皆はどこですか?」

ねむねむしてたら皆いないです……メイ、ちょっと不安です……

浦賀「あぁー……その事やしたら……」

浦賀「……ところで皇さん、今お腹空いてねぇでさぁ?」

皇「ぺこぺこです!」

そう言えばご飯食べてないです……ずっと動き回ってました! はい!

浦賀「んだら丁度いいでさぁ。今全員食堂に集まっていやす」

浦賀「後は皇さんだけでさぁ。良かったら来やせんか?」

皇「行くです! もうお腹とお背中がぺたんこです!」

浦賀「そいつぁ好都合でさぁ。それでは此方へ……」

皇「はいですー!」

食堂です! 夜ご飯にはちょっと早い気もするですけど……

でもでも、美味しぃご飯は食べたいですから行くです、はい!


――『食堂』――

逸見「おっ! 来やがったなっ!」

御鏡「お疲れさまー、浦賀君」

浦賀「いやぁー雑用は慣れてまさぁ」

桐生院「ちょっと! それではまるで、わたくしがコキ使っているみたいではありませんか!」

望月「ま、間違ってはいない気もぉ……」

天道「この話は長くなってキリがなくなるから止めるのぜ」

二階堂「賛成だね……」

もう皆来てたです……ヤシチがおっきなお鍋を持ってきたです

逸見「んじゃ早速メシにすっか!」

リチャード「それを待っていました!」

天道「んで、献立はなんなのぜ?」

逸見「今日は全員で食うってから鍋物にしてみたぜっ! どうだっ!」

これは……おでんです! 色々あって見てるだけで楽しーです!

御鏡「それじゃ、小皿はここにあるから皆で分けて……」


……ガシャン!

藍羽「……っ、はぁ、はぁ…………!」

新菜「え……藍羽ちゃん?」

逸見「ど、どうしたっ? 何か具合でも悪くなっちったか?」

リチャード「確かにミス藍羽の顔が真っ青ですね……」

ビックリしたです……ミユウが食器を落としちゃったですか?

藍羽「嫌……! 嫌、嫌ぁ……っ!」

バタン!

榛原「藍羽よ、大丈夫か!?」

櫻田「どうした……!? 顔色が悪い、少し横に向けさせるぞ……!」

鉄「どど、どうしたの!?」

二階堂「もしかして、何か鍋にトラウマでもあるのかも……」

新菜「と、トラウマ……?」

藍羽「はぁ、はぁっ……!」


――――――――――

『……フン、なんだよ、その目は』

藍羽「………………」

『フン……本当にお前はそっくりだよ。俺を棄てたクソ女になぁ!』

『……何? 言いたい事あるなら言えよ。兄貴相手に遠慮でもしてるつもり?』

『本っ当に気持ち悪いよなぁ、お前。女の癖に空気も読めないのかよ』

藍羽「そんなだから、棄てられ……」

バシンっ!

『何口答えしてんだよお前ぇ! 兄貴相手に何様のつもりだオイ!』

藍羽「………………っ」

『あーあ、親父もお袋もこんなクソガキとっとと棄てちまえってのに……』

『お前、親父の浮気相手の棄てたガキだもんなぁ! ヒャヒャヒャッ!』

藍羽「………………………………」

『……お前、本当に口聞けないの? どこまでなら黙ってられんの?』

『そういや……昨日コンビニで買ってた鍋まだ残ってたよなぁ……そうだ!』

『美優? まだ朝飯食ってないよな? お兄ちゃんが食べさせてやるよ』

藍羽「……!? や、やだ……っ!」

『くくくっ……くひゃひゃひゃ…………!』

『今更遅ぇんだよぉぉぉおおぉ!!!』

バシャッ……!


――――――――――



藍羽「………………あ」

皇「ミユウ? 大丈夫ですか?」

藍羽「……私、気を失ってたんだ」

新菜「急に倒れたんだもん。驚いたー」

逸見「大丈夫か? 嫌なら食わなくてもいいけどよっ……」

藍羽「……いや、食べる」

皇「でもミユウ、手が震えてるです……」

藍羽「………………………………」

新菜「……はい、あーん!」

藍羽「は?」

新菜「え、いや、震えてるなら私が持ってあげようかなって……」

藍羽「……いただきます」

ぱくっ

藍羽「……美味しい」

新菜「あ、藍羽ちゃん……!」

逸見「……へへっ! お粗末さんっ!」


御鏡「……藍羽さんは大丈夫そうだね」

二階堂「そうだね……藍羽さんは彼らに任せようか」

浦賀「そういやぁ、他には何か用意してあるんでさぁ?」

望月「他には……あ、ハンバーガーがありますねぇ」

二階堂「………………………………」

天道「どうした二階堂。まるでFXで有り金全部溶かしたみたいな顔してるのぜ」

二階堂「いやぁ……ハンバーガーって手が汚れるじゃないか」

二階堂「そんなものを食べるなんて、ぼくにはとても出来ないよ」

天道「なら捨てるのぜ?」

二階堂「いや……なんとかして食べるよ」

望月「ど、どうやってですかぁ……?」

二階堂「……ナイフとフォークで」


御鏡「……楽しいね、皇さん」

皇「はいです! たーのしーですー!」

皆と一緒のご飯、ずっとずっとパパとママとしか食べてなかったから感激です!

また、ここにいる『十五人』で……あれ?

皇「……誰か、忘れてるです?」

メイ、頭はあんまり良くないですけど皆の事は忘れないです!

でも、どうして楽しいのに胸がきゅーってなってるですか……?

皇「むむむ……むむむーん……あれ……」

皇「メイは……忘れちゃダメだった気がするです……」

皇「……………トーヤ………………………………」

くるくるお目目が回るです。きっとメイが疲れちゃったからです

だから、また起きたら元通りに……


――『才囚学園 教室』――

皇「……はっ! ねんねしてたです!」

ウカツです! 急に廊下でビビッとしたです……

皇「あぅ……ここどこです?」

ここは……教室です! でも、どの教室かはわかんないです

それに、もう真っ暗くらになっちゃったです……

むむー……どうして急にビビッとなったんでしょうか……?

……わかんないです。とにかくお外に出てみるです!

身体もフラフラじゃないです! メイはもう大丈夫です! はい!

皇「今日も一日頑張るです! えいっ、えいっ、おー!」

……やっぱり、メイは忘れっぽいかもしれないです

いつか、ホントの事、思い出せるといいです

あの時のお願いを、叶えたいですから……

本日はここまで、次回は捜査編になるといいなと思います
ところでこの時点で首謀者が解ってるよって人はいますか?参考までにお聞かせください


首謀者はたぶんあの人かなと目星はつけてる

明らかに怪しいのいるけどミスリードの気もする

ある程度首謀者は解っているみたいですね。嬉しいです
再開します


【 捜査 開始! 】

向井「……まずは、モノクマファイルから確認していこう」

天道「今回は死体の損壊が激しいしな。間違っていないのぜ」

新菜「うぅ……何か色々飛び散ってる……」

向井「……辛いなら寄宿舎に戻っていてもいいぞ?」

新菜「う、ううん。何とかする……」

皇「……ほぇ? 刺傷があるですか?」

望月「あ、え……何で……!?」

二階堂「……? ああ、御鏡さんの死体の状況の事か」

二階堂「確かに妙だよね。死因はハッキリしているからいいけどさ」

……腹部に複数の刺傷?

後で確認しに行ってみるか……



GET!:コトダマを入手しました
【モノクマファイル6】
 被害者は御鏡 真幌
 死体発見現場は才囚学園中庭
 遺体には腹部に複数の刺傷が見られる


向井「さて……俺は御鏡の部屋に行ってみようと思うんだが」

スグル「御鏡さんの部屋に、ですか?」

向井「だけど、流石に男だけで行くのも問題があるだろう。だから皇……」

モノタロウ「ちょっと待って! オイラも協力するよ!」

向井「……お前が?」

正直、信用出来ないんだが……

モノタロウ「あのエグイサルは、オイラ達の家に置いてあったんだ!」

モノタロウ「だけど、オイラ達の知らない間に勝手に動かされたんだよね……」

スグル「因みに、他のエグイサルは……」

モノタロウ「うん! 無事だったよ!」



GET!:コトダマを入手しました
【モノクマーズの証言】
 エグイサルはモノクマーズラボで保管されていた
 事件前、何者かによって操作権限を奪われていたらしい
 なお、事件に使われた一体を除いた他は無事だった


……そうだ。せっかくならエグイサルを調べてみるか

向井「なあ……エグイサルを調べても構わないよな?」

モノタロウ「別にいいよー! あ、でもその前に……」

モノタロウ「……はい! いいよ!」

スグル「待ってください。今何をしたんですか?」

モノキッド「電子ロックを解除しただけだぜ! ガチャンとな!」

モノスケ「まあ簡単に言うと盗難防止やな。モノタロウのは盗られおったがな」

電子ロック……つまり、エグイサルに乗る事が出来るのはモノクマーズだけなのか

スグル「よっ……と! コクピットは狭いですけど、何とか入れそうです」

コクピット内部は機械に溢れていて、とても複数での操縦は無理だな……

モノダム「元々ハオラ達専用ダカラネ」



GET!:コトダマを入手しました
【電子ロックされたハッチ】
 ハッチには電子ロックがされてあり、モノクマーズのみが開く事が出来た

【エグイサルのコクピット】
 コクピットは人一人がなんとか乗れる程のスペースしか存在しない
 モノクマーズ曰く、複数人で操作する事は同じモノクマーズ以外には出来ないそうだ


向井「……中には何も無いか」

もし犯人が乗っていたとしたら、証拠があるかと思っていたが……

スグル「……あれ? これなんて読むんでしょう?」

向井「これは……オートパイロットモードか……?」

モノファニー「そうね。それは全自動操縦に切り替えるスイッチよ」

モノファニー「自由に学園内を動き回るの。だから生徒を踏み潰さない様に……」

モノファニー「オートパイロットモードでは、生徒を殺せない様にセンサーが発動しているのよ」

向井「オートパイロットモードでの進路の変更は可能なのか?」

モノファニー「出来るわよ。じゃないと開放されていない場所までいくかもしれないじゃない」


GET!:コトダマを入手しました
【オートパイロットモード】
 エグイサルの別モード
 全自動で学園内を警戒する様動き回る
 ただし、この場合は不意に生徒を殺さない様にリミッターがかけられている


入間『オイ、終わったのかよ?』

スグル「あ、入間さん!」

向井「何か気になる事でもあったか?」

入間『かーっ! 人の話を無視して勝手に動いた癖にそれを言うのかよ?』

入間『まあ気になる事って言やぁてめーらの性処理の頻度……』

スグル「………………………………」

入間『わ、悪かったよぉ……だからそんな目で見るなよぅ……』

入間『き……気持ちいぃ……っ!』

スグル「……本当になんなんですか?」

向井「邪魔したいだけなら切るぞ」

入間『ま、待てって! オレ様の盗まれた発明品について確認してーんだよ!』

……そういえば、そんな事を言っていたな

向井「……頼む、説明してくれ」

入間『けけっ! 最初からそう言っていりゃあいいんだよ!』

……改めて思うが、面倒くさいな


入間『まずはエレクトボムだな』

向井「エレクトボム……?」

入間『爆発させっと周囲の電波を妨害する粒子をバラ撒いてよ……』

入間『どんな電子機器でも、あっという間に機能停止にしちまうんだ!』

入間『ただ、二つしか作ってねー貴重品だからポンポン使えねーけどな』

エレクトボム……これを使えば……

入間『もう一つの発明品はリモートコントローラーだ。電子機器を自由に操作出来る優れものだぜ!』

スグル「凄いじゃないですか! ん、それを使えば簡単に脱出出来たんじゃ……」

入間『アホ、少しでも距離が離れると操作出来なくなるんだよ』

向井「ポンコツじゃないか……」

入間『そ、そう言うんじゃねーよ……安全に配慮して、停止する時にはゆっくりと停止するんだからよぅ……』

……それよりももっと気を付ける所があると思うんだが



GET!:コトダマを入手しました
【エレクトボム】
 入間美兎の発明品。電波を妨害する粒子をバラ撒く
 あらゆる通信機器を妨害して機能停止に陥らせる事が出来る
 使い捨て式であり、入間曰く一つしか作成していない

【リモートコントローラー】
 電子機器を遠隔操作出来るリモコン
 大型の機械も操れるが、範囲が極めて狭く少しでも遠ざかると途端に停止する
 停止した場合は、安全の為にゆっくりと機能を停止する


向井「それじゃあ行くぞ……皇」

皇「はいです! メイが頑張って犯人さんを見つけるです!」

新菜「ほ、本当に皇ちゃんでいいの?」

二階堂「きみはもう限界じゃないか。ここは二人に任せようよ」

天道「んじゃ、俺様達は教室を調べに行くのぜ」

スグル「お願いします、皆さん!」

向井「……御鏡の部屋は開くのか?」

望月「た、確かに……もう鍵も木っ端微塵になってると思いますぅ」

皇「だいじょぶです! メイが壊しちゃうです!」

新菜「校則違反にならない?」

向井「皇は一度扉を壊している……コロシアイに関してなら問題ないんだろう」

皇「いくです! ちぇりおーーっ!」

拳が叩き込まれると、扉が勢いよく吹き飛んでいく

向井「よし……いくぞ……」


――『御鏡の個室』――

向井「……これは!?」

御鏡の部屋に入り、まず目についたのは朱に染まったシーツ

明らかに異常な血痕が、この部屋で何かが起きていた事を物語っていた

皇「はう!? マホロ、いっぱい血が出てたですか!?」

そう言えば、腹部に刺傷があると書いてあったな……

向井「皇、少し部屋を捜査してくれ」

皇「ほぇ? トーヤはやらないです?」

向井「女子の部屋を漁るのは少し、な」

すまない……

皇「わかったです! すんすん……」

犬の様に鼻を鳴らしながら部屋をうろうろし続ける皇

俺は再度部屋を見渡すと……ふと、気になるものを見つけた

向井「……メモ帳?」

不自然に投げ捨てられたそれを拾うと、パラパラと読んでみた……


……そこに書かれていたのは、御鏡の見てきた俺達だった

俺の事は元より、リチャードや浦賀、文沢に櫻田の事も書いてあった

鉄、桐生院、藍羽、逸見、榛原……ここで殺され、オシオキされた生徒総てが

向井「……御鏡は、こう思っていたのか」

俺の評価は……『大体ぽんこつ』。悪かったな

だが、この評価は御鏡本人の口から聞いてみたかったな……

向井「……ん?」

ふと、途中からページが破かれている事に気づいた

なんとか残りから読み取ると……

向井「……首、か?」

皇「トーヤ! あったです、はい!」

向井「なっ……!?」

皇から俺に渡されたそれは、血に濡れたナイフ……

この部屋で……いったい何があったんだ?



GET!:コトダマを入手しました
【ナイフ】
 御鏡の部屋に落ちていたナイフ
 ベッドの下に落ちており、血に濡れている

【シーツ】
 血で濡れている。御鏡の部屋の予備ではない

【破られたメモ帳】
 御鏡の部屋に置かれていたメモ帳
 向井達への印象や疑念が書かれている
 最後のページが破かれている。内容はわからないが『首』とだけなんとか読みとれる


皇「むむむ……マホロ、どうしたんでしょうか?」

向井「この部屋で誰かと争いになったのか? いや……」

……そう言えば望月以外は外にいたよな。まさか……?

望月は非力だ。とても御鏡に太刀打ち出来るとは思えないが……

向井「……皇達は、全員外にいたのか?」

皇「違うです……メイ、ビビッと来て気を失っちゃったです」

皇「そしたらそしたら、ナユとソーマとヨシアキに会えたです!」

……なら、新菜、皇、天道、二階堂は御鏡とは関係がないのか?

じゃあ、まさか……



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【皇の証言】
 皇が起きたのは四階の教室だった
 外に出ようとした際、新菜や二階堂に天道と出会っていた


きーんこーんかーんこーん!

「うぷぷぷぷ……そろそろ良いよね?」

「オマエラ、そしてこの中にいる犯人を絶望へと導く……」

「学級裁判を開始しまーす!!!」

「準備が出来次第、裁きの祠へ来てくださーい!!!」



向井「……遂に、だな」

皇「うぅ……ホントに、ホントにいるんですか?」

向井「……正直、俺も信じたくはない」

向井「だから……いや、だからこそ、俺は学級裁判で戦ってみせる」

向井「それが皆に対する……既にいない、皆への誠意だと俺は思うからな」

皇「……なるほど! トーヤの考えは凄くいいとメイは思うです!」

皇「メイ、敵になる人は絶対に倒さないといけないと思ってたです……」

皇「でもでも、学級裁判で皆と戦うのは辛いです。苦しいです」

皇「でも、トーヤの言葉で、メイはもう迷わないです! 皆の為に戦うです、はいっ!」

そう言うと、皇はたたたっと走り去っていった

……俺も行こう。ここまで来て逃げ出すなんて出来ないんだ


――『才囚学園  中庭』――

新菜「あ、向井君!」

天道「今メイちゃんが寄宿舎から走っていったのぜ」

天道「……何かしたのぜ?」

向井「何もしていない……!」

緊張を解すため、軽口を叩き合う

少し視線をズラすと、そこには佇むエグイサルが見える

アレを見ると……嫌が応にも、初めて襲われた時を思い出す……

天道「それと、これは俺様達の成果なのぜ。ほらよ」

向井「っ!? これは……!?」

天道「お前さんの個室の鍵だ。教室に捨てられてあったのぜ」



GET!:コトダマを入手しました
【向井の個室の鍵】
 四階教室に放置されていたもの
 事件前にこの鍵を見た生徒は一人もいない


向井「……皆は先に行っていてくれ」

スグル「え、どうしてですか?」

二階堂「鍵の確認なら、ぼく達もいた方が良くないかな」

向井「……頼む」

入間『まさかお前、ここらで一発ヌいときてーからオレ様を邪険に……』

スグル「わかりました! 先に行っていますね!」

入間『さ、先にイク……? お前、まさかまだガキの癖に早漏か!?』

入間『包茎粗チンの癖に早漏なんて救えねぇな! いっそメスになっちまえ!』

二階堂「……もういいや。行こう」

新菜「先に行ってるよー……」

望月「わ、私も……先に……」

向井「……望月、お前はここにいてくれ」

望月「……………………え?」


向井「望月、今から質問するが……」

向井「頼むから……正直に話してくれ」

それから、俺は望月への疑念をぶつけた

犯人だと信じたくはない……だが、証拠を無視する事も出来ない

だからせめて……望月の本心を聞いてみたかった

望月「わ、私が……犯人……!?」

望月「ちち、違いますぅ! だって、私は、私は……!」

望月「………………………………」

望月「み、御鏡さんとは、あ、会っていません!」

望月「そ、それに……誰も寄宿舎には居なかった……様な気もしますぅ」

向井「……本当か?」

望月「………………はい」



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【望月の証言】
 望月は御鏡とは会っていない
 そして、寄宿舎にも誰もいなかった


向井「……最後に、御鏡に会いに行こう」

望月「え? でも……あのぅ……」

モノタロウ「ううっ……オイラのエグイサルレッド……」

モノスケ「ええ加減に立ち直りや、お父やんにシメられるで?」

モノファニー「今はそっとしといてあげましょうよ。心の整理が必要だわ」

モノダム「……オラ達ニ心ハアルノカナ」

モノキッド「流石モノダムだな! 血も涙もオイルも無ぇ発言だぜ!」

向井「……何をしている。モノクマーズ」

……感傷が台無しだ

モノタロウ「あ、向井クン! キミもオイラのエグイサルの追悼に来たの?」

向井「邪魔だ。向こうへ行け」

望月「い、幾らモノクマーズ相手でも少しキツいですよぅ」

モノタロウ「」



「「ばーいっくまー!」」



向井「全く……ん?」

モノクマーズが去った後、御鏡が何かを持っていた事に気づいた

御鏡から、そっとソレを引き抜くと……

向井「……プラスチックの筒?」

望月「な、何でしょう……? でも、何処かで見たような気もしますぅ……」

望月「それに……何か入っていたみたいですけれど……」


GET!:コトダマを入手しました
【プラスチックの筒】
 御鏡の遺体の近くに落ちていたもの
 何らかの液体が入っていた様だが……?


望月「……あのぅ、向井さん」

望月「もし……もしですよ?」

望月「この中に犯人はいなくて……首謀者が犯人だったら……」

望月「私達は……どうすればいいんでしょう……?」

向井「………………」

……首謀者が犯人。その可能性は充分に有り得る

寧ろ……そうであってくれ。とすら、俺は思っている

だが……

向井「……それは、学級裁判で明かす」

向井「首謀者が犯人なら……それならそれで正体を暴くだけだ……!」

望月「……はいっ! 私も、一生懸命頑張りますよぅ!」

望月「だから……困った時には私を頼ってくださいね!」

向井「……ああ!」


――『裁きの祠』――

向井「……待たせたな」

望月「私達の準備は終わりましたぁ!」

天道「そうか……なら、進むのぜ」

二階堂「……もう、言葉は要らないね」

皇「ぜーっ対に負けないです、はい!」

新菜「私だって……もう逃げないよ!」

スグル「……行きましょう!」

全員が覚悟を決め、エレベーターに上がり込む

音の無い空間。それは、御鏡と出逢った頃を思い出させた

御鏡真幌……超高校級の実行委員。そして超高校級のフィクサー

彼女の理念は、面白いかどうか。その思想が正しいかはわからない

……それでも、俺にとっては恩人だった

初めて出逢ったあの場所から、俺という存在は産まれたんだ

学級裁判で、事件の真実を暴く。犯人を見つけてみせる……

……なんて、始めの頃の俺からは考えられなかったのにな……








「………………………………………………………………」






本日はここまで。次回は学級裁判です

乙です
学級裁判どうなるかな

生存報告。学級裁判は三分の一ほど完成しました
来週か再来週には、五章の完結まで持ち込めるかと思います
何か質問、要望、予想等あれば、書き込んで頂けると嬉しいです

仮に4章で櫻田の好感度が高くて生存ルートになってたら5章に変化はあったのでですか?

学級裁判は今週中にやりたいと思います
早ければ木曜日か金曜日から始めたいなと……
それと、質問の返信をしたいと思います

>>365
櫻田君生存ルートだと、本来退場する生徒がいなくなるのでかなり変わります
この場合の四章は被害者:二階堂 クロ:皇になっていましたね
五章に関してはネタバレになるので伏せておきますが、被害者は御鏡さんでは無かったとだけ……

質問等は随時受け付けております。何かあればどうぞ

明日の夜から、学級裁判を開始します
また予定の変更がある場合は連絡します

頼むから自分より面白いオリロンを荒らして回るのを止めてくれない?

ただ今より、学級裁判を開始したいと思います
参加してくださる方はいますか?

はい

います

ありがとうございます
それでは、chapter5の学級裁判を開始します……


【Chapter5 ナンセンス・トリック】
『コトダマ一覧』

【モノクマファイル6】
 被害者は御鏡 真幌
 死体発見現場は才囚学園中庭
 遺体には腹部に数ヵ所刺傷が見られる

【モノクマーズの証言】
 エグイサルはモノクマーズラボで保管されていた
 事件前、何者かによって操作権限を奪われていたらしい
 なお、事件に使われた一体を除いた他は無事だった

【電子ロックされたハッチ】
 ハッチには電子ロックがされてあり、モノクマーズのみが開く事が出来た

【エグイサルのコクピット】
 コクピットは人一人がなんとか乗れる程のスペースしか存在しない
 モノクマーズ曰く、複数人で操作する事は同じモノクマーズ以外には出来ないそうだ

【オートパイロットモード】
 エグイサルの別モード
 全自動で学園内を警戒する様動き回る
 ただし、この場合は不意に生徒を殺さない様にリミッターがかけられている

【エレクトボム】
 入間美兎の発明品。電波を妨害する粒子をバラ撒く
 あらゆる通信機器を妨害して機能停止に陥らせる事が出来る
 使い捨て式であり、入間曰く一つしか作成していない

【リモートコントローラー】
 電子機器を遠隔操作出来るリモコン
 大型の機械も操れるが、範囲が極めて狭く少しでも遠ざかると途端に停止する
 停止した場合は、安全の為にゆっくりと機能を停止する

【ナイフ】
 御鏡の部屋に落ちていたナイフ
 ベッドの下に落ちており、血に濡れている

【シーツ】
 血で濡れている。御鏡の部屋の予備ではない

【破られたメモ帳】
 御鏡の部屋に置かれていたメモ帳
 向井達への印象や疑念が書かれている
 最後のページが破かれている。内容はわからないが『首』とだけなんとか読みとれる

【皇の証言】
 皇が起きたのは四階の教室だった
 外に出ようとした際、新菜や二階堂に天道と出会っていた

【向井の個室の鍵】
 四階教室に放置されていたもの
 この鍵を見た生徒は一人もいない

【望月の証言】
 望月は御鏡とは会っていない
 そして、寄宿舎にも誰もいなかった

【プラスチックの筒】
 御鏡の遺体の近くに落ちていたもの
 何らかの液体が入っていた様だが……?




【 学 級 裁 判  開 廷 ! 】



モノクマ「えー、ではでは、学級裁判の簡単な説明から……」

天道「要らんのぜ」

二階堂「もう慣れたよ……」

モノクマ「ショボーン……」

皇「むーん、ちょっと可哀想です……」

スグル「あんまり気にしない方がいいと思いますよ」

モノタロウ「うぅ……誰なの!?」

モノタロウ「誰がオイラのエグイサルを壊したの!?」

モノファニー「モノタロウったらまだネチネチ言ってるわよ?」

モノスケ「放っとけや。その内忘れとるやろ」

新菜「今そんなのどうでもいいよ!」

新菜「そんな事より、御鏡ちゃんを殺したクロを突き止めないと……!」


向井「……一応確認しておかないか?」

新菜「向井くん!? こんな時にモノクマーズに付き合ってる場合じゃ……!」

天道「いや、俺様は賛成だ」

天道「御鏡はあのエグイサルでぺしゃんこにされていたのぜ」

天道「犯人はエグイサルを操作していたはず……手掛かりがあるかもしれんのぜ」

望月「え、えっと……なら、犯人はエグイサルを操作出来た人、なんですか?」

天道「ハッキリとそう断言出来る訳じゃないが……」

天道「現時点では、その可能性が高いと言えるのぜ」

新菜「……わ、わかったよ…………」

……確かに、エグイサルの出所はハッキリさせておくべきだ

だが…………?


向井「……その前に、モノクマーズには約束して貰いたい事がある」

モノタロウ「あれ? オイラ達に?」

モノダム「珍シイネ、向井クンガ、オラ達ニ約束ナンテ」

モノキッド「何でもいいからちゃちゃっと言いやがれ!」

向井「……この学級裁判、何があろうと絶対に嘘をつかないでくれ」

望月「え……どうしてですかぁ?」

二階堂「今までそんな事、聞かなかったのに……」

向井「この事件は俺達だけの問題じゃない……モノクマーズも関わりがある」

向井「だから、学級裁判を公正にする為にも、ここで誓ってくれないか」

新菜「でも、それって口約束でしょ? ちゃんと守ってくれる?」

モノクマ「それに関してはモーマンタイです! 親であるボクが、しっかりと監修致します!」

向井「……だ、そうだ」

モノファニー「勿論アタイは嘘なんてつかないわ。可愛い生徒の為だもの」

モノスケ「商いは信用命なんや。嘘つく必要があらへんわ!」

モノタロウ「嘘? 美味しいの?」

……よし、これで言質は取った

これで心置きなく議論に集中出来る……!

天道「………………」


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【モノクマファイル6】
【ナイフ】
【モノクマーズの証言】
【電子ロックされたハッチ】
【シーツ】



天道「……今回の事件、まずはエグイサルの出所から調べるのぜ」

新菜「エグイサルの出所って……あの研究所みたいな所じゃないの?」

二階堂「確か……モノクマーズラボだったよね」

望月「あそこは【寄宿舎の近く】か【御鏡さんの研究教室】から出入り出来ますよね……?」

皇「むむむ……犯人さんはどっちかからモノクマーズラボに入ったですか?」

二階堂「いや……ラボに入る必要は無いんじゃないかな」

二階堂「エグイサルは《普段から稼働していた》んだし……」

二階堂「どうにかして【こじあければ搭乗できる】と思うんだけど……」

新菜「そんな力技は皇ちゃんしか出来ないじゃん!」

皇「メイは犯人さんじゃないですー!」



↓2論破or同意してください

【こじあければ搭乗できる】を【電子ロックされたハッチ】で論破

【電子ロックされたハッチ】→【こじあければ搭乗できる】


【こじあければ搭乗出来る】←【電子ロックされたハッチ】

正解!

向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「いや、それは不可能なんだ」

向井「エグイサルのハッチは電子ロックが掛けられていたからな……」

二階堂「……電子ロック?」

モノスケ「ワイらがキサマラにエグイサルを乗っ取られる事を防止しとるんや」

モノキッド「ガッチガチにロックされてるからな! そう簡単に開かねぇよ!」

モノダム「アソコハ、オラ達ノ機密事項モ多イカラネ」

入間『あ、アソコがガチガチ……?』

スグル「入間さん……今回は皆さんに任せましょう……」

天道「つまり、エグイサルに乗るにはそのロックを解除する必要があるのぜ」

新菜「解除するって……どうやって?」


スグル「あ、もしかして……!」

天道「まあその事は後でいいのぜ。まずは可能性を挙げてくぞ」

スグル「……わかりました………」

向井「あんまりしょげるな。後で皆に話せばいいさ」

皇「エグイサルでマホロをぺしゃんこにする方法ですか……」

皇「あ! エグイサルが進む方向にマホロを横にして……」

皇「そこをエグイサルが通れば、マホロは踏み潰されちゃうです! はい!」

二階堂「うーん。それはちょっと無理があるんじゃないかな」

望月「エグイサルが来ているのに、御鏡さんが動かないのはおかしいですよぅ」

皇「むむむー……本当ですか?」

天道「まあ可能性だけならあるかもな」

……エグイサルで御鏡を踏む、か

それは不可能だったはずだ……それを示さないと……!


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【オートパイロットモード】
【ナイフ】
【モノクマファイル6】
【電子ロックされたハッチ】
【エグイサルのコクピット】



皇「マホロがお外でぺしゃんこになったのは……」

皇「エグイサルに、ぎゅーっと《踏まれた》からです!」

望月「流石に無理があると思います……」

二階堂「そもそも、エグイサルが近づいてきたら【気づく】と思うよ」

天道「ま、勧めといてなんだが……」

天道「この説はちょいと無理めだそうなのぜ。メイちゃん」

皇「むーっ! 【普段動いてる時も危ない】ですから出来るです!」

スグル「食い下がりませんね……」


↓2論破or同意してください

【普段動いてる時も危ない】を【オートパイロットモード】で論破

↑で


【普段動いてる時も危ない】←【オートパイロットモード】

正解!

向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「普段動いてるエグイサルは、危険ではない……」

向井「そうだよな。モノファニー」

モノファニー「ええそうよ! エグイサルには自律稼働モード……」

モノファニー「オートパイロットモードの場合には、生徒が傷つく様な行動はしないのよ」

モノスケ「校則違反をしたとかなら兎も角、無闇に殺してまうとアカンからな」

向井「普段から学園をうろつき回っているエグイサルには、危険は無いんだ」

向井「もし、エグイサルに踏ませる様に誘導したとしても……」

モノダム「ソノ条件ナラ、エグイサルハ避ケテ通ルヨ」

向井「……そういう事らしい。わかってくれたか?」

皇「しゅん……ゴメンなさいです……」


天道「だが、着眼点は見事なのぜ」

皇「ホントですか!? 嬉しぃです!」

二階堂「……今、踏み潰すのは無理って話してたと思うんだけど」

新菜「あれだけ強調するって事は、嘘はついてないんじゃないかな?」

天道「エグイサルはどこにいて……」

天道「そして、どこから御鏡を狙って動いたのか……」

天道「それを考えると、メイちゃんの推理はあながち間違っていないのぜ」

スグル「どこから、狙ったのか……?」

新菜「どういう事?」

天道「誰もわかんないのぜ? あんなに目立つ証拠があるのによ」

望月「しょ、証拠……?」

天道「教えてやれ向井。どこにいたのかが解る証拠をよ」

向井「……エグイサルが、どこに………」

証拠……もしかして、アレの事か……?



【閃きアナグラム  開始】
問:エグイサルがどこにいたのか解る証拠は?
解:○○ー○○
↓2

クレーター


解:クレーター

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「そうか……! クレーターか!」

皇「ふえ? クレーマー……です?」

二階堂「クレーター位知ってようよ……」

二階堂「クレーターとは、衝撃によって出来る窪みの事だね」

新菜「ニキビで出来たお肌のクレーター治療。とかもあるもんね!」

二階堂「本来は隕石による衝突で出来た窪みに限定されていたけど……」

二階堂「新菜さんの言う様に、窪み全般に言う事もあるんだよ」

スグル「……隕石?」

天道「説明感謝するのぜ、二階堂」

天道「これでエグイサルがどこから御鏡を狙ったのかが解ったのぜ」

あの巨大なクレーターが、エグイサルがどこから狙ったのかが解る証拠だ……

なら、エグイサルがどこにいたのか……

答えは……1つしかない!



【エグイサルはどの方向から狙った?】
1:上
2:下
3:左
4:右
↓2

1


1:上

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「エグイサルは……上から降ってきたんだ……!」

新菜「う、上からっ!?」

向井「上からエグイサルを落とせば……」

向井「着地の衝撃で、極めて大規模なクレーターが産まれるんだ……!」

天道「さっき二階堂やスグルも言っていたろ。隕石ってな」

皇「お空からエグイサルが降ってきたんですかっ!?」

モノタロウ「お父ちゃん! 空からエグイサルが!」

モノクマ「………………………………」

モノキッド「いけねぇ! モノタロウが爆発しちまうぜ!」

向井「エグイサルを上から落とせば、御鏡を殺す事が出来た……」

向井「つまり、犯人は……エグイサルを操作出来る人物なんだ……!」


新菜「そう言えば……エグイサルの操作って難しいの?」

新菜「私、自慢じゃないけど機械関係は弱いんだよねー」

二階堂「本当に自慢になってないね……」

モノタロウ「両手と両足と両乳首を駆使すれば誰でも出来るよ!」

新菜「乳首もーーーっ!?!?」

天道「実際に使うかは置いとくとして、誰でも操作自体は出来るみたいなのぜ」

二階堂「だけど、さっき話していた様にエグイサルには……」

スグル「ハッチには電子ロックがあるんですよね……」

皇「メイでも開けられないですか?」

モノダム「無理ダヨ」

皇「そうですか……残念です、はい……」

新菜「残念がる必要は無いと思う……」

望月「結局……エグイサルは使われましたけど、そこからは手詰まりです……」

向井「………………………………」

エグイサルが使われたのは間違いない……

だけど……誰がそれをやったんだ……?


天道「行き詰まったなら、ここは視点を変えてみるのぜ」

天道「御鏡の遺体に、どう考えても不自然な部分があっただろ?」

天道「それはどうしてなのか……全員で話し合う価値はあるのぜ」

新菜「不自然な部分……? 正直、死体はグロかったから見てないんだ……」

二階堂「ある程度解剖学をかじったぼくも見るに耐えなかったな……」

皇「マホロ……うぇえぇぇん……!」

望月「え、えっと、死体を見なくてもモノクマファイルに書かれていますよね」

望月「て、天道さんが言っているのは、腹部にある刺傷……ですよね?」

天道「その通り。それが死因になったのかどうかも話し合うべきなのぜ」

向井「腹部の刺傷……」

明らかな凶器があったよな……


【刺傷の原因となった凶器は?】
 ↓2コトダマを選択してください

【ナイフ】

【ナイフ】


解:【ナイフ】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「実は……御鏡の部屋に、こんな物が落ちていたんだ……」

望月「……っ! そ、それって!」

二階堂「ナイフ……だね。しかも、血痕も付いている……」

新菜「そ、そのナイフで御鏡ちゃんは殺されたの!?」

天道「落ち着くのぜ。これが実際の凶器かはさておいて……」

天道「このナイフは誰の持ち物なのか、話し合うとするのぜ」

皇「はいです! 頑張るです、はい!」

向井「………………………………」

何故だ……? ナイフの事について話し合うのは構わないんだが……

嫌な……予感がする………!


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【ナイフ】
【シーツ】
【モノクマーズの証言】
【望月の証言】



天道「ナイフは『御鏡のもの』か?」

天道「それとも『犯人のもの』か?」

天道「お前らはどう思っているのぜ?」

新菜「えー……? 御鏡ちゃんのものじゃないかな?」

新菜「いつも【怪しい事】してたし……」

二階堂「ぼくは犯人のものだと思うよ」

二階堂「犯人が【御鏡さんを殺す】為に用意したんじゃないかな」

皇「わかんないです!」

望月「わ、私は……うゆぅ……」

スグル「まとまりませんね……」


↓2論破or同意してください

『犯人のもの』を【シーツ】で同意


『犯人のもの』←【シーツ】

正解!

向井「それに賛成だ……!」同意!

向井「天道の言う通り……恐らく、それは犯人のものだ」

向井「現に、御鏡の部屋には……」

向井「血の付着したシーツも残されていたんだからな……!」

新菜「え……えぇぇっ!?」

二階堂「……向井くん。ちょっと待ってくれないかな」

二階堂「そのシーツは犯人のものだって根拠はあるのかな?」

向井「ああ、予備のシーツは全て揃っていたからな……」

スグル「そうなると、必然外部から持ち込まれたものになりますね」

天道「そうだな。ナイフもシーツも他の誰かのものになる」

天道「……いったい何の為に持ってきたか解ったか?」

向井「………………」

天道「この二つの証拠が示す状況……当然向井なら解るよな?」

向井「御鏡、は……」


【二つの証拠が示す状況は?】
1:誰かを殺す準備をしていた
2:部屋に押し入られ刺された
3:マジックの練習をしていた
 ↓2

2


2:部屋に押し入られ刺された

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「シーツには血が付着していた。ナイフにも血痕がついていた」

向井「そして、それは鍵のかかった御鏡の部屋にあったと言う事は……」

向井「御鏡は……部屋で刺されたんだ!」

二階堂「な………………っ」

新菜「じゃ、じゃあ! もしかして本当の死因って……!」

スグル「数ヵ所刺された事による腹部の出血……失血死という事ですか!?」

天道「エグイサルはカモフラージュ……」

天道「派手な目先に囚わせる事で、本来の目的から視線を外させる……」

天道「マジックの常套手段なのぜ」

スグル「視線誘導のトリック……!」

望月「で、でも! それを誰がやったかなんて解りっこないじゃないですか!」

天道「解ってんだろ?」

望月「え………………」

天道「どうしても解んないのか? ならこの証拠でトドメを刺すのぜ」



【犯人でない生徒を証言する証拠は?】
 ↓2コトダマを選択してください

【皇の証言】


解:【皇の証言】

正解!

天道「これで証明するのぜ!」解!

天道「メイちゃんと俺様、二階堂と新菜は学園の中にいたんだよ」

天道「部屋で御鏡を刺した後、エグイサルを操作して御鏡を潰す……」

天道「俺様達に御鏡を殺す暇は無かったのぜ!」

向井「っ! 確かに、そうだ……!」

皇「えっと、メイ達は犯人じゃないですか?」

二階堂「そうなるみたいだね……」

新菜「なら……犯人って……」

望月「………………………………」

向井「………………………………」



【犯人を指名してください】
 ↓2

望月


【望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)】

正解!

向井「………………………」

天道「………お前しかいないのぜ!」解!

天道「この中でアリバイが無いのは望月だけなのぜ」

天道「向井はスグル、入間といたしな」

望月「あ………いや………嫌………!」

天道「で、反論はあるのぜ? ま、あるとは思えないがな」

望月「わ、わ、私、は………!」

望月「犯人じゃ、ない、です………っ!」

天道「証拠は? 証言は? 証明出来る根拠はあるのぜ?」

スグル「天道さん……!」

新菜「ど、どうしたの? 何か雰囲気が普段と違う気が……」

望月「そ、それは………それは………!」







向井「………根拠なら、ある」





向井「望月が犯人でない根拠……俺が証明出来る」

望月「む、向井さん………っ!?」

天道「………向井、お前の言っている事がどういう事か解るか?」

天道「『望月が犯人だと信じたくないから庇っているだけだろ?』」

向井「……………………」

そうだ。これはただの俺のエゴだ

信じたくないから信じないなんて、子供過ぎた意見だと思う

けど………!

向井「約束したんだ……俺は何があっても望月の味方でいると」

向井「だから、もし本当に望月が犯人であろうと、俺は闘う」

向井「【俺が………望月の無実を証明してみせるんだ!】」

俺が納得するまで………望月を信じきれる時まで………

学級裁判は………終わらせない………!










【学 級 裁 判  中 断 !】








本日はここまでです。お付き合いありがとうございました

モノクマ「うぷぷぷぷぷ。やーっと事件だよ!どんだけ日常パート長いんだよ、まったく!」

雪水「モノクマ……!」

何が、日常パートだ。何が、「やっと事件」だ。
人の命を、なんだと思ってるんだこいつは。

梶原「ど、どうせ、も、モノクマファイル、だ、だろ?
そ、それだけもらうから、か、帰れよ!」

モノクマ「あ、どーしたの?そんな陰キャ見たいなキレ方して」

夢川「私もさっさといなくなってほしいかなー。僕だって暇じゃないんだよね」

モノクマ「時は金なり。雄弁は銀。うんうん、いい心がけだね!
でも、ボクも大事な連絡があるんだよね!」

……どうせ、大事と言いながら意味のない話でも始めるつもりだろうが、とりあえず聞いておく

モノクマ「ボクってさ、クロとシロを公平に扱うつもりだし、捜査とか裁判だとかは
できるだけスムーズに進めたいんだよね。というわけで今回は捜査時間をかなり短縮させてもらうよ。
ほかの人が来たら伝えてね」

雪水「はぁ!?お前、それどういう意味で」

モノクマ「じゃあねー!」

……くそっ、先にどっかいっちまった。

梶原「こ、公平に扱うつもりなら……そ、捜査が長引くと、ク、クロが不利になる、ってこ、ことかな」

夢川「私はどっちかっていうと捜査しても意味ないって言いたいと思ったけどなー。
僕達が現場でつかめる証拠は少なくて、議論でなぞを解いてくのがメインなのかも」

二人が捜査に取り掛かろうとしてるのに、俺だけモノクマに怒っている場合でもないか。
捜査時間も短いんだ。はやく捜査を終わらせてしまおう。

捜査開始!

乙です
この先どうなるかめっちゃ気になる…

乙でした
続き気になります


今更だけど天道の名前の元ネタってパワポケの天道翔馬かな?

>>416実は初めて知りました……
学級裁判の続きをしたいと思います。参加してくださる方はいますか?

参加します

います

います よろしくおねがいします

ありがとうございます
それでは、続きを開始します……


『モノクマーズ劇場』

モノスケ「痴情の縺れは恐ろしいなぁ」

モノキッド「ドロドロ過ぎて見れられねえぜっ!」

モノダム「デモ、モシカシタラ本当ニ犯人ジャナイカモシレナイヨ」

モノタロウ「そうなると……正しいのは向井クンになるのかな?」

モノファニー「何が正しいかなんて……誰にも解る事じゃないのよ」





モノクマ「と、思うモノクマであった」

モノタロウ「えっ!? 今までのはお父ちゃんの回想だったの!?」


【学 級 裁 判   再 開 !】



向井「……望月は、犯人じゃない」

向井「それは……俺が証明出来るんだ」

新菜「ほ……本当に?」

新菜「正直、出任せにしか見えないんだけれど……」

向井「だったら……議論してみればいい」

向井「そうすれば……解るだろう」

二階堂「ま……やってみようか」

望月「向井、さん………!」

……正直な所、俺の持つ証拠では望月の潔白を証明出来そうにない

だからここは……どんな手段を使ってでも裁判を引き延ばしてみせる……!


【ノンストップ議論(嘘) 開始!】
『コトダマ一覧』
【モノクマファイル6】
【オートパイロットモード】
【望月の証言】
【電子ロックされたハッチ】



天道「望月の無実が証明出来なきゃ……」

天道「俺様達の結論は変わらないのぜ」

望月「で、でも! 私は、本当に……!」

天道「それを【証明出来る証拠】は?」

天道「無実を【証言出来る生徒】は?」

天道「御鏡を襲っていないと【断言出来る物証】は?」

天道「それを示せないならば……」

天道「犯人は望月なのぜ!」

望月「うゆぅ……………っ!」



↓2までコトダマを嘘に変えて論破してください

【望月の証言】を【向井の証言】に変えて【証言出来る生徒】を論破


【証言出来る生徒】←【望月の【向井の証言】

正解!

向井「この嘘で真実を……!」解!

……望月の無実を証明出来る証拠を、俺は持っていない

なら、俺自身を証拠にすれば……!

向井「……天道は勘違いをしているんだ」

天道「勘違い? なんなのぜそれは」

向井「俺は、寄宿舎から出ていく前に、望月の姿を見ているんだよ……!」

望月「………………え?」

向井「その時、望月には返り血もついて無かった。証拠の隠滅は出来ない……」

向井「俺が見ている以上、望月は犯行を行えないんだ……」

向井「だから……望月には、犯行は不可能なんだ!」


天道「……そうか、望月には無理だな」

天道「なら、犯人は向井になるが、それでいいのぜ?」

向井「………………………………………………」

向井「…………………………………………は?」

待て……俺が、犯人……?

向井「ま、待て……どういう事だ……!?」

天道「そういう事だろう。望月が無理なら他にはお前さんしかいないのぜ」

スグル「ちょっと待ってください! 僕は向井さんがずっと気絶していたのを見ているんですよ!?」

スグル「僕も拘束されていた以上、僕らに犯行は不可能ですよ!」

天道「そんなの嘘に決まってるのぜ」

天道「お前がこのコロシアイに深く関わる組織……」

天道「チーム・ダンガンロンパの一員なのは知っているのぜ」

スグル「な………っ!」


天道「お前達はコロシアイが起きた方が都合がいいだろう?」

天道「それに、向井には俺様達に家族を殺された動機もある……」

天道「お互いの利害が一致したのぜ」

向井「待ってくれ! チーム・ダンガンロンパがコロシアイを望むのはどういう事だ!?」

向井「俺は、そんな話聞いた事が……!」

新菜「じ、実は皆黙っていたけど……」

新菜「スグル君が悪の組織の一員なのは皆知っていたんだよねー……」

皇「ごめんなさいです……トーヤ……」

二階堂「きみに知らせなかったのは、精神的に追い詰める訳にはいかなかったからなんだ」

二階堂「……ごめん」

スグル「待ってください! 皆さん誤解しています!」

スグル「僕達は、皆さんを……!」


モノクマ「ねぇ、話が脱線してない?」

モノクマ「悪の組織とかそんなニチアサ的な展開よりもさ……」

モノクマ「誰が御鏡さんを殺したのかを話し合った方がいいんじゃない?」

新菜「そ、それもそうだけど……」

新菜「向井くんの証言は……なんか信憑性が無いんだよね」

二階堂「ぼくも……向井くんの出任せじゃないかと思うな」

向井「ぐ………………!」

やはり、その場しのぎの嘘じゃ皆の信頼を集められないか……!

マズイ……このままじゃ本当に望月に投票されてしまうぞ……!?

どうする? どうする? どうする? どうする……!?




望月「……もう、いいんです」

向井「え……?」

向井「何、言っているんだ……望月……」

望月「これ以上……向井さんが傷つくのは嫌なんです」

望月「ごめん、なさい……」

何言っているんだ……そんなの……

望月「私が……御鏡さんを刺しました……」

嘘、だ………………

嘘、なんだよな………………?





新菜「そ……それって!」

皇「ミヨコが……刺したんですかっ!?」

望月「………………はい」

二階堂「自白……かい? どうして、このタイミングで?」

望月「もう、嫌なんです……! これ以上向井さんが傷つくのは……!」

望月「だから……私から話します」

望月「私は……御鏡さんの部屋に行って、それで……」




----------

御鏡『……私に話って、何の用かな?』

御鏡『ご丁寧にシーツとナイフまで完備してさ!』

望月『……御鏡さんは、フィクサーなんですよね?』

望月『なら……貴女を、貴女さえ殺せば、皆を……!』

御鏡『………やってみる?』

望月『……っう、うああああっ!!!』


----------



望月「……気づいたら、御鏡さんを刺していました」

望月「私は……恐くて……言い出せなかったんですぅ……」

天道「……御鏡を殺したのは望月なのぜ?」

望月「それは……………っ、違いますぅ!」

望月「私は、刺した後に混乱しちゃって慌てて部屋から出たんです……っ!」

望月「御鏡さんがその時に死んだのかもしれませんけど……けどっ!」

望月「私はエグイサルを動かしていませんよぅ!」

向井「そうだ……エグイサルだ!」

向井「望月にはエグイサルを動かす事は出来ない……」

向井「なら……望月が殺害の実行犯とは言えないかもしれない……!」


        反

天道「初歩的な事だぜ、探偵さんよ」

   論

 !


「実行犯とは言えない」←【シーツ】

天道「それは違うのぜ」論破

天道「シーツにはあれだけの血痕がついていたんだぜ?」

天道「あれが死因でもおかしくはない」

天道「極端な話、エグイサルはどうでもいいのぜ」

天道「最終的に御鏡が死亡した原因を突き止めればいいんだからな」

向井「……いや、違う」

向井「御鏡があの場で生きていた証拠があるはずだ」

向井「それで、お前の論理を切り伏せてみせる……!」


【--反論ショーダウン  開始--】
『コトノハ一覧』
【ナイフ】
【シーツ】
【破られたメモ帳】
【望月の証言】


天道「シーツとナイフの血痕から推察すると……」

天道「あの傷が【致命傷】でも、何もおかしくはないのぜ」

天道「エグイサルなんて、こうなったらもうどうでもいい……」

天道「犯人は……望月なのぜ!」



向井「いや……まだ決められない……!」

向井「御鏡が刺されても生きていた可能性だってあるんだ……!」



天道「生きていた可能性? そんなものは無いのぜ」

天道「【凶器は部屋の中】だし、【持ち去られた物もない】」

天道「勿論、【それ以外ではおかしな所は何もない】」

天道「さて、どうやって崩すのぜ?」


↓2反論してください

【それ以外ではおかしな所は何もない】←【破られたメモ帳】

上?


【それ以外おかしな所は何もない】←【破られたメモ帳】

正解!

向井「その矛盾、切り捨てる!」論破!

向井「天道、このメモ帳を見てくれ……」

向井「このメモの一部分が破かれているだろう?」

向井「望月なら……破かずに、メモ帳ごと持ち去っているはずじゃないか?」

二階堂「……リチャードくんの時と同じ理屈だね」

天道「これが望月や他に部屋に入った奴の偽装工作である可能性は?」

皇「ないです! そのメモはメイが見つけたんです、はい!」

天道「そっか、アリバイのあるメイちゃんが言うならその可能性はないのぜ」

向井「解ってくれたか? 皆……」




新菜「私は……まだちょっと、ね……」

皇「メイ……もうわかんないです……」

二階堂「もう少し確証が無いと……」

向井「皆……っ!」

クソ……ここまで手を尽くしても、信じては貰えないのか……!?

天道「残念だが……もう決まったみたいなのぜ。向井」

天道「向井じゃないなら犯人は望月しかいないのぜ」

スグル「待ってください。まだ意見は五分五分の筈です……」

スグル「まだ望月さんを信じている人もいるんです!」

スグル「ですよね、入間さん!」

入間『そうだそうだ! オレ様も……』

入間『オレ様もかーーーーっ!?!?』


        待
モノクマ「犯人は、この中にいる!」
        っ
        た
        !


モノクマ「ん? 意見が割れたとな?」

入間『言ってねーよクソクマ! オレ様を下等生物の数に入れんじゃねえ!』

モノクマ「では、才囚学園恒例の移動式裁判場の出番ですな!」

入間『ひぐぅ……アタシ、モノクマからも放置されちゃうのぉ……?』

スグル「失敗しちゃったかな……」

向井「だけど……これでシロクロハッキリさせられる……」

向井「刺傷が死因なのかどうかを……!」

モノクマ「それでは、張り切って参りましょーう!」

モノクマーズ「「「「「推論リーグバトルーーー!」」」」」


【推論リーグバトル 準備中……】

【意見対立!】

問:御鏡真幌は望月が殺したのか?




【殺していない!】
 ・向井 刀哉
 ・望月 美代子
 ・スグル
 ・(入間 美兎)

  VS

【殺した!】
 ・天道 蒼真
 ・二階堂 義明
 ・皇 芽衣花
 ・新菜 那悠



【推論リーグバトル  FIGHT!】



【1】VS新菜

新菜「【御鏡ちゃんを殺した凶器って、ナイフなんでしょ?】」

【2】VS二階堂

二階堂「【刺傷が致命傷になった可能性も捨てきれないよ】」

【3】VS天道

天道「【エグイサルの操作なんか、最早どうでもいいのぜ】」

【4】VS皇

皇「【マホロを殺した犯人さんは、トーヤかミヨコなんですか……?】」

【5】VS天道

天道「【これだけ証拠があるなら、もう話し合う事は無いのぜ!】」


『ヒトダマ一覧』
向井「【証拠】」
向井「【犯人】」
スグル「【致命傷】」
望月「【ナイフ】」
入間『【エグイサル】』

↓2

【1】 望月「【ナイフ】」
【2】スグル「【致命傷】」
【3】入間『【エグイサル】」
【4】向井「【犯人】」
【5】向井「【証拠】」

【1】望月「【ナイフ】」
【2】スグル「【致命傷】」
【3】入間『【エグイサル】』
【4】向井「【犯人】」
【5】向井「【証拠】」


【推論リーグバトル  FIGHT!】



【望月】VS新菜

新菜「【御鏡ちゃんを殺した凶器って、ナイフなんでしょ?】」

望月「確かに私は刺しました……けど、御鏡さんを【ナイフ】で殺してません!」

新菜「そ、そうだよね……ゴメン……」

【スグル】VS二階堂

二階堂「刺傷が致命傷になった可能性も捨てきれないよ」

スグル「御鏡さんは少しの間は動けたはず……【致命傷】では無いと思います」

二階堂「うーん……まあ信じてみるよ」

【入間】VS天道

天道「エグイサルの操作なんか、最早どうでもいいのぜ」

入間『んな訳ねーだろ! 明らかに【エグイサル】は関係あるじゃねーか!』

天道「………………………………」

【向井】VS皇

皇「マホロを殺した犯人さんは、トーヤかミヨコなんですか……?」

向井「確かに望月の行動は問題があったが……【犯人】とは言い切れない!」

皇「……わかりました! メイ、信じてみるです、はい!」

【向井】VS天道

天道「これだけ証拠があるなら、もう話し合う事は無いのぜ!」

向井「望月が犯人と言えない【証拠】もあるんだぞ……!」

天道「……だったら、もう少し付き合って貰うのぜ。探偵さんよ」



向井「これが俺達の答えだ…!」全論破!



向井「まだ……議論を終わらせる訳にはいかない」

向井「話し合っていない事だって……あるはずなんだ……!」

新菜「で、でも、それって……」

入間『だーっ! いいからオレ様の話を聞け低脳共!』

入間『エグイサルだよ、エグイサル! あれをどうして操作したのか……』

入間『何でどいつもこいつもシカトすんだよ! カマトトヤローが!!』

スグル「あっ……そうですよ! エグイサルの操縦方法!」

スグル「それを探っていけば、犯人に辿り着けるのでは!?」

二階堂「でも……エグイサルのハッチには電子ロックがかかっているんだよね?」

皇「メイでも開けられないです……」

望月「……なら、何か他の方法があったのかもしれません」

望月「何らかの道具を使った、とか……」

向井「道具……? ……! アレだ!」

あるじゃないか、エグイサルのハッチを開けられる道具が……!



【コトダマを選択してください】
 ↓2

【エレクトボム】

【リモートコントローラー】


解:【エレクトボム】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「エレクトボムだ! あれを使えばエグイサルを無力化出来たはずだ……!」

新菜「え、えれ……何? それ……」

入間『ひゃっはー! よく聞いてくれたじゃねーか、風俗嬢のクセによ!』

入間『あれは広範囲に電子を妨害する粒子をバラ撒いて、電子機器を機能停止させる道具だよ』

入間『効果範囲は半径20メートル、持続時間は二時間の優れモノだぜ!』

二階堂「……それ使えばこの学園から脱出出来たんじゃないの?」

入間『え? あー……それはアレだ。尺の都合とかタメとかフリとかがな……』

入間『あーーー!!! 気にするんじゃねーよ! この短小早漏雑魚が!!』

スグル「……とにかく、エレクトボムを使えばエグイサルは動かせたはずです」

新菜「え? いやいや……それはおかしくない?」


向井「おかしい……?」

新菜「だって、今言ったじゃん!」

新菜「持続時間は二時間って!」

新菜「そんなに長い間エグイサルを放置してたら……」

新菜「モノクマーズに気づかれるんじゃないの?」

二階堂「それに……二時間も停止しているなら動かすのもままならないんじゃ……」

天道「……だ、そうなのぜ」

モノスケ「せせせせやな……ワイらが気づかない訳ないやろ……」

モノダム「………………………………」

モノタロウ「あれ? 何の事だっけ?」

新菜「……え? 何で疑問系なの?」

向井「……もしかして、エレクトボムはモノクマーズにも通用するのか?」

モノファニー「ぎ、ギクーーーッ!?」

モノキッド「お、落ち着け! まだ確信があるわけじゃ……」


モノクマ「まあ、ぶっちゃけるとそうなんだよね」

モノファニー「お父ちゃん!?」

モノクマ「高性能なボクは別として……」

モノクマ「モノクマーズは簡単にオトされちゃうんだ」

望月「モノクマとモノクマーズでは、管理しているサーバーが違うんですね」

モノクマ「さながら、ギャルゲーの攻略ヒロインみたいにね!」

モノクマ「望月さんも簡単に向井クンにオトされちゃったしね!」

望月「そ、それとこれとは関係無いじゃないですかぁ!」

新菜「あ、否定はしないんだね……」

望月「新菜さんもモノクマに乗らないでくださぁい!」

向井「……と、とにかく、エレクトボムの影響でモノクマーズが行動不能になっていたのは確かだ」

二階堂「でも、操作はどうするの?」

天道「そうなのぜ。エグイサルも停止する以上、エグイサルに乗り込めても……」

天道「その操縦は不可能なのぜ」

……本当に不可能なのか?

いや、そんな事は無いはずだ……!


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【エレクトボム】
【モノクマファイル6】
【電子ロックされたハッチ】
【リモートコントローラー】
【モノクマーズの証言】



天道「エレクトボムを使っても……」

天道「エグイサルを《操縦する事は出来ない》のぜ」

天道「なんたって、エグイサル自体が行動不能になるんだからな」

新菜「まさか……【人力】?」

皇「メイは動かせないですー!」

二階堂「《モノクマと協力》とか……駄目だよね」

スグル「モノクマは、櫻田さんには有利にした事はありますが……」

スグル「彼は内通者でしたからね……」

望月「《他の発明品を使った》かもしれませんよね?」

天道「《そんなものはない》のぜ」


↓2論破or同意してください

【リモートコントローラー】で《他の発明品を使った》を同意


《他の発明品を使った》←【リモートコントローラー】

正解!

向井「それに賛成だ……!」同意!

向井「望月の言う通り……動かせる発明品があるんだよ」

天道「だから無理だって言ってるだろ。電子機器は全て……」

向井「リモートコントローラーだ。入間の発明品の一つ……」

入間『どんなドデカイ機械でも、ボタン一つで操れちまうんだ!』

入間『ま、言っちまえば何でもラジコンにしちまう発明品だぜ!』

新菜「それがあれば、学園から脱出出来たんじゃ……」

入間『うっせー! それしか言えねぇのかこのサルゥ!』

入間『ちょっとでも離れると効き目が無くなるんだよ! わーったか!?』

望月「欠点を力強く説明しなくても……」

二階堂「……だけど、それも電子機器なんでしょ?」

二階堂「エレクトボムで無効にされると思うんだけど……」


入間『ああ、それは特殊な赤外線で通信してんだよ』

入間『だから、エレクトボムの影響下でも問題ないってワケだ』

入間『それを知ってんのは世紀の大天才であるオレ様と……』

入間『付属している説明書を呼んだヤツくれーだろうな! ひゃひゃひゃっ!』

新菜「説明書もあるのっ!?」

向井「……なら、誰でもエグイサルを操縦出来たんだな」

向井「エグイサル自体も、操縦は簡単に出来るみたいだしな……」

天道「……だからどうした」

スグル「え……」

皇「ソーマ……?」

天道「エグイサルを操縦出来たから……そこからはどうしたんだ?」

天道「さあ答えてみるのぜ、向井……!」

……天道、どうしてそこまで食って掛かるんだ

だが、天道の言う事も間違ってはいないんだよな……

ここは一度全員を納得させる為にも……

考えろ……限界まで……!


【ブレインドライブV3  START!】

問1:エ□□サ□のコ□ト□ー□□何で□っ□?

群:奪、た、ぐ、い、ろ、る、る、ん、は



問2:□グ□サ□は□で□し□?

群:え、い、操、る、縦、何、た



問3:エグイサル□□□□□□□□□□□□□□□?

群:御、に、ど、ら、た、狙、こ、は、か、ち、撃、を、鏡、い、し



【問題文を完成させてください】
 ↓2

エグイサルのコントロールは何で奪った?

エグイサルは何で操縦した?

エグイサルはどこから御鏡を狙い撃ちにした?

問1エグイサルのコントロールは何で奪った?
問2エグイサルは何で操縦した?
問3エグイサルはどこから御鏡を狙い撃ちにした?


問1:エグイサルのコントロールは何で奪った?

問2:エグイサルは何で操縦した?

問3:エグイサルはどこから御鏡を狙い撃ちにした?


全問正解!

Thinking time!



解:A. エレクトボム B.リモートコントローラー C.人力

解:A.エレクトボム B.リモートコントローラー C.人力

解:A.上 B.下 C.左 D.右


【正しい選択肢を選択してください】
 ↓2

A
B
A


A.エレクトボム

B.リモートコントローラー

A.上

全問正解!

向井「繋がった……!」COMPLETE!

向井「まず、犯人はエレクトボムでモノクマーズ達の自由を奪い……」

向井「その隙に、エグイサルを奪い盗って我が物にしたんだ」

向井「そして、リモートコントローラーを用いてエグイサルを操作して……」

向井「校庭に出てきた御鏡を叩き潰したんだ……!」

望月「それが……大まかな犯行ですね……」

二階堂「だとしたら……ぼく達を襲ったのもエグイサルだったのかもね」

二階堂「ぼくは食堂にいた所を、いきなり襲われたからね……」

新菜「私も藍羽ちゃんの研究教室にいた時にいきなり……」

皇「メイもです、はい……」

スグル「エグイサルの中には、皆さんの動向を把握出来る筈ですものね」

スグル「じゃないと、僕達の様子を見計らったみたいに出てきませんから」

モノクマ「ぎくっ!?」


新菜「でもさ、それって誰なの?」

新菜「入間さんの発明品は、全部向井くんが預かっていたよね?」

向井「実は……俺達が襲われた時、何者かにその二つが奪われていたんだ」

二階堂「その二つの発明品を使った人が犯人……なんだよね」

皇「むむむーん……メイ、さっぱり分かんないです……」

向井「……だけど、これだけはハッキリと言える事があるんだ」

新菜「え? いきなり何?」

向井「……犯人が、どこにいたのかを」

天道「ほーう……で? どこにいたのぜ」

向井「犯人がいた場所は……」



【事件当時、犯人がいた場所は?】
 1:才囚学園寄宿舎
 2:才囚学園校舎
 ↓2


2:才囚学園校舎

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「犯人は……才囚学園の校舎の中にいたはずなんだ」

新菜「校舎の中、って……」

新菜「……私たちじゃんっ!?」

二階堂「校舎にいたのは、ぼくと新菜さんと皇さんと天道くん……」

二階堂「犯人はこの中、って事かい?」

向井「そうじゃないと、辻褄が合わなくなるんだよ……」

向井「リモートコントローラーの範囲の都合上、そしてエグイサルのいた場所から考えると……」

向井「犯人は……才囚学園校舎の四階以上の高さから落とす必要があるんだ……!」

望月「四階って……皆さんがいた場所じゃないですかっ!?」

スグル「そうか……だから望月さんのみを寄宿舎に残したんだ……」

スグル「全ては、望月さんと向井さんに罪を擦り付ける為に……!」

天道「……本当にそうか?」

向井「何……?」


天道「リモートコントローラーだ。あれには安全面を考慮して……」

天道「例え電源を切ったとしても、落下の速度は低い筈なのぜ」

入間『おう! このオレ様がそんな凡ミスする訳ねぇからな!』

スグル「認めちゃうんですね……」

新菜「なら、操作して御鏡ちゃんを潰したんじゃない?」

天道「だとしたらクレーターなんざ出来ないのぜ。踏み潰せばいいんだからな」

天道「どうやって急速に落とした……これはどう結論づけるつもりなんだ?」

皇「えっと……むむむ……」

そう。そこが俺もわからないんだ……

プレスの様にゆっくりと潰さず、尚且つ正確に狙いを定める方法が……

天道「んー……まあ無理だろうな。幾ら高い所にエグイサルを待機させても……」

天道「【急に電源を切らないと】そんな事は出来ないしな」

望月「その可能性は……無いんですよね」

天道「ああ、残念ながらな」

向井「……あるじゃないか…………!」

新菜「……え!? あるの!?」

どうして俺は気づかなかったんだ……

【アレ】が全て奪われた事には、意味があった事に……!



【エグイサルを急に落とせるものは?】
 ↓2

人も少ない様なので、本日はここまで
明日はこの問題の解答から。もし正解があれば次回は続きから再開します

それでは、学級裁判の続きを開始します
参加してくださる方はいますか?

参加します
>>468の答えがちょっと分からない…

【向井】VS天道

天道「これだけ証拠があるなら、もう話し合う事は無いのぜ!」

向井「望月が犯人と言えない【証拠】もあるんだぞ……!」

天道「……だったら、もう少し付き合って貰うのぜ。探偵さんよ」wwwwwwwwwwwwwwwwwwww

います

ありがとうございます
この問題は結構イジワルに作っていたので、この問題のみ自動進行で進めたいと思います


解:【エレクトボム】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「エレクトボムだ……! これこそが犯人の切り札だったんだ……!」

新菜「え……エレクトボムーーーっ!?」

二階堂「ちょ……ちょっと待ってよ」

二階堂「入間さんの話だと、リモートコントローラーはエレクトボムでは無効に出来ないって……」

向井「ああ、俺もそう思っていた……」

向井「けど……エレクトボムには抜け穴が存在していたんだよ……!」

入間『あ、穴……? 天才のアタシの穴が気になるの……?』

入間『き、気持ちは嬉しいケド……画面の前の70憶のファンに申し訳無いから……』

天道「で、その抜け穴ってなんなのぜ」

向井「……”粒子”だよ」

皇「粒子……です?」

向井「エレクトボムは機械の回路を破壊する道具じゃない……」

向井「電子を妨害する粒子を周囲にバラ撒く事で、回路を妨害する道具だ……」

新菜「えーっと……それの何が違うの? 一緒じゃないの?」

二階堂「ああ……そうか。そういう事だったのか……!」

皇「ふぇ? トーヤとヨシアキはわかったんですか?」

望月「わ、私達にも教えてくださいっ」

向井「粒子をバラ撒く……言い換えると、その場一帯の電子機器が動かなくなる」

向井「そう……”その場一体”のな……!」


二階堂「粒子がバラ撒かれた空間内では動かなくなる……」

二階堂「逆に言うならその空間から出て起動させれば……」

二階堂「粒子は付着せず、問題なく起動出来るって事だね……!」

入間『あぁーーーッ!? なんで欠点を言っちまうんだよ!?!?』

スグル「ちょっと待ってください、それを知ってて黙っていたんですか!?」

向井「……これで、エグイサルを落とした方法が証明出来た」

向井「確認するが、出来るのか?」

モノスケ「どどどどうやろうなぁ……もしかしたら出来へんかもしれへんし……」

モノキッド「別に正直に言っても構わねえだろ! どうせミー達は関係ねぇ……」

モノクマ「………………………………」

モノファニー「止めてー! 徐に自爆スイッチを構えるのは止めてー!」

望月「……出来るみたい、ですね」

向井「後は、誰が出来たかだ……!」

後少しだ……後少しでこの事件の真相が、わかるはずだ……

ここからが、俺の本当の勝負……負ける訳にはいかない!


【ノンストップ議論  開始!】

『コトダマ一覧』
【電子ロックされたハッチ】
【向井の部屋の鍵】
【望月の証言】
【オートパイロットモード】
【モノクマファイル6】
【モノクマーズの証言】



スグル「これで、犯行のおおまかな輪郭が浮かび上がりました……」

スグル「後は、それを誰がやれたのかを議論するだけです……!」

新菜「わ、《私達には出来ない》よ!」

新菜「だって、【発明品の事なんて知らなかった】んだし……」

新菜「第一……あれ以来、【モノクマーズラボにも行ってない】もん!」

二階堂「でも、寄宿舎の方にいた……」

二階堂「【三人には無理】だよね……」

皇「むむむー……【皆がマホロを殺したなんて思えない】です……」

天道「……証拠ならあるだろう?」

天道「《発明品を奪い取った証拠》が、犯人への手掛かりなのぜ」


↓2論破or同意してください

【向井の部屋の鍵】で《発明品を奪い取った証拠》を同意

【向井の部屋の鍵】で天道「……だったら、もう少し付き合って貰うのぜ。探偵さんよ」を同意

一応>>478と同じです


……逃げてはいけない

天道が付き合ってほしいなら……とことん付き合ってやる

だから、その根拠を示すんだ……!

↓1再解答をおねがいします

【向井の部屋の鍵】で《発明品を奪い取った証拠》を同意


《発明品を奪い取った証拠》←【向井の部屋の鍵】

正解!

向井「それに賛成だ……!」同意!

向井「犯人が、発明品を奪い取った証拠がある……これでわかるはずだ!」

新菜「えっ……!? それって何!?」

向井「……俺の部屋の鍵だ」

望月「向井さんの……? 確か、施設が新しく解放されてから無くしていた……」

向井「そうだ……それが捜査中に見つかったんだよ」

向井「皇達の倒れていた教室で……!」

皇「え……ふぇえぇっ!?」

新菜「待ってよ! 私そんなの知らないよ!?」

二階堂「ぼくも初めて聞いたな……」

向井「だが、これは確かに四人のいた教室にあったんだ!」

向井「そうだろう? 天道……!」

天道「……鍵を盗ったのは誰だと思う?」

向井「は?」

天道「メイちゃん、新菜、二階堂、そして俺様……」

天道「向井は誰が犯人だと思うのぜ?」

……何で、何でそんな事を聞くんだ

確か、無くなる前に会っていたのは……


向井「…………は?」

スグル「……どうしました?」

入間『何だよ! 潰されたヒキガエルみてーな声出しやがって!』

…………嘘だ。何で、何で………………

向井「……お前、なのか?」

望月「え…………誰なんですか?」

俺はずっと鍵は落としたものだと思っていたのに

だから、皆を疑わなかった。鍵を奪ったのは首謀者だろうと思っていた

……あの時、俺から鍵を盗めたのは

……それを、ここで示さないといけないというならば―――!

向井「…………犯人は―――!」



【この事件の犯人を指名してください】
 ↓2

直前に会った二階堂?


二階堂……いや、二階堂は俺に触れていないはずだ

俺に明確に触れていた……それも、俺の《意識の無い》時に触れていた生徒

それは二人いたが……恐らく彼女は違う

なら、犯人は……一人だけだ……!

↓1再解答をおねがいします

天道か


【天道 蒼真(テンドウ ソウマ)】

正解!

向井「お前が、真犯人だ……!」解!

向井「……天道。お前が御鏡を殺した真の犯人だな」

モノクマ「……うぷぷぷ」

新菜「え……えええええ!?!?」

二階堂「天道くんが……犯人……?」

天道「……………………」

向井「俺が鍵を無くす前、俺の身体に触れた可能性があるのは皇と天道だけだ」

向井「そして、気を失った俺を部屋まで運んだのは皇。その場にいたのは……」

向井「お前だ、天道……!」

スグル「天道さんが……超高校級の探偵の天道さんが、犯人……!?」

モノスケ「探偵が犯人なんて、ある意味順当やがな」

二階堂「……反論は、あるのかい?」

新菜「そ、そうだよ! まずは反論を聞いてから……」



皇「……あるです!」

新菜「えっ、そっち!?」

望月「す、皇さんは……どこに反論があるんですか?」

皇「えーっと……えっと、えっと……」

二階堂「……天道くんはどうなんだい」

皇「ま、待ってくださいー!」

モノクマ「うぷぷ……どうやら困ってるみたいだね」

モノクマ「出番だぞモノクマーズ! 何か適当に反論してこい!」

モノタロウ「えー!? 急に言われてもオイラには出来ないってばー!」

モノクマ「……………………」

モノスケ「アカンアカンアカン! 何でもええから引き延ばすんや!」



        反

モノクマーズ「それは違うクマー!」

    論

  !
 


【-反論ショーダウン  開始!-】
『コトノハ一覧』
【プラスチックの筒】

モノタロウ「うわー! 助けてよー!」

モノキッド「頼むよぉ……命だけは見逃してくれよぉ……!」

モノファニー「それは反論じゃなくて命乞いよ!」

モノタロウ「うわーん! 助けてー!」


向井「とにかく、何か疑問を言ってくれないか」

向井「そうしないと、俺も反論する事が出来ないんだ……」


モノタロウ「そんな事言われてもー!」

モノダム「……事件ノ当時、外ハ真ッ暗ニナッテイタヨネ」

モノダム「ソンナ中デ、エグイサルヲ正確ニ落トセルノカナ?」

モノダム「【目印ガ無イ】ノニ、ソンナ事ガ出来ルノカナ?」

モノダム「何度モ練習ナンテ出来ナインダヨ……」

モノスケ「ええぞ! これで首の皮一枚繋がったで!」


↓2反論してください

【プラスチックの筒】で【目印ガ無イ】を反論

【目印ガ無イ】←【プラスチックの筒】


【目印ガ無イ】←【プラスチックの筒】

正解!

向井「その言葉、切り捨てる…!」論破!

向井「いや……目印ならあったんだ」

向井「このプラスチックの筒が、暗闇の中でも御鏡へ落とせるように……」

向井「目印として使われたんだ……!」

新菜「……あれ? なんかそれ見たことがあるような……」

そう、これの正体は……



【錯綜シークワード  開始】
問:プラスチックの筒の正体は?


   ■■■■オ■■
   ミ■■モ■■■
   ■■■■ト■■
   ル■コ■■■■
   ラ■ヨ■■■リ
   ■■■■■■■
   ■■■■■■ユ

↓2

ケミカルライト

ケミカルライト


解:ケミカルライト

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「ケミカルライト……新菜がライブの時に配ったものだ!」

新菜「あーっ! 思い出した! それ私の研究教室にあったやつだ!」

二階堂「それを暗闇の中でも目立つ目印にしたんだね……」

皇「で、でも! それをソーマが犯人さんだって……」

天道「よく解ったな。その通りなのぜ」

皇「ふぇ……?」

向井「天道……?」

天道「いやー参った参った。俺様の計画が台無しなのぜ」



新菜「…………えっ?」

二階堂「天道、くん?」

天道「ん? どうした?」

スグル「貴方は、何を、言って……」

天道「自白だよ。もう解ってんだろ?」

天道「この事件の犯人は俺様だ。最初からなんとなく気づいてたろ?」

向井「……本当、なのか?」

天道「向井が言ったんだろ。安心しな。合ってるからよ」

新菜「そ……そんな……!」

……本当は、反論して欲しかった

違う、そうじゃない。と、拒絶して欲しかったんだ

じゃないと、なんで……

向井「……なんで、自分から証拠を出したんだ」

向井「黙っていれば、望月を犯人に仕立てあげる事も出来ただろう!?」


望月「…………っ!」

天道「おいおい、そんな嫉妬に満ちた眼で見ないで欲しいのぜ」

天道「ま、無駄な悪あがきをするのも面倒になったってだけなのぜ」

新菜「そんな理由で……?」

天道「んじゃ、さくっと投票タイムだ」

天道「犯人は俺様だ。これ以外の可能性は無いから安心して投票―――」

二階堂「……少し待ってくれないかな」

天道「…………? どうした?」

向井「二階堂……何か、気になる事でもあるのか?」

天道「犯人は俺様だっつってんだろ。他に怪しい奴がいるのぜ?」

二階堂「いや……ぼくも犯人は天道くんで合っていると思う」

二階堂「だけど……何かが引っ掛かるんだよね」


望月「引っ掛かる……ですかぁ?」

二階堂「うん。さっき、目印にケミカルライトが使われたって言ったよね」

天道「ああ。あれは向井の推理通りだ。俺様が保証するのぜ」

二階堂「いや、ライトそのものに疑問があるわけじゃなくて……」

二階堂「向井くんは、御鏡さんがライトを『持っていた』って証言したよね」

二階堂「………本当に持っていたの? 落ちていたとかじゃなくて?」

望月「わ、私もその場にいたんですけれど、確かに持っていたいましたよぅ」

向井「それは……御鏡が握、って……!?」

……待て、握っていた? それは、明らかにおかしい…………!?

向井「……俺は、どうして気づかなかったんだ」

向井「普通なら、エグイサルに潰された影響で吹き飛ぶはずなんだ……」

向井「なのに、御鏡がライトを持ち続けていたのは……!」

新菜「それくらい、ぎゅって強く握っていたとか?」

望月「え、えぇ!? ヘンですよぅ!」

望月「だって、御鏡さんは逃げた先で天道さんに殺されているんです!」

望月「そんな、天道さんに協力するような理由なんて……」


向井「……あったのかもしれない」

望月「え……?」

そうだ……もしかしたら、あるのかもしれない

御鏡の才能……天道の才能……

そして、現場から消えていたメモの内容を考えれば……!

皇「……ウソです!」

新菜「えっ、皇ちゃん?」

天道「メイちゃん……」

皇「ウソです! ウソです! みーんなトーヤの嘘なんです!」

皇「マホロがソーマに殺される理由なんて無いんです! みんなみんな違うんです、はい!」

皇「犯人さんが……この中にいるわけ無いんです……」

向井「……皇っ!」

皇「信じたくない! 考えたくない! もう全部ぜーんぶわかんないです……!」

皇「メイは……もうヤです………!」

天道「……向井、前に俺様が言ったろ」

天道「お前には、きっと真実に立ち向かう才能があるんだってな」

天道「だから……もう、終わらせてくれ」

向井「……わかった」

……それが、天道の望みなんだな

だとしたら、俺は、ただそれに応えるだけだ―――!

向井「これが……事件の真相だ!」


【理論武装  開始】



皇「ヤだヤだヤだヤだぁ!!」

皇「信じたくない! ヤなんです!」

皇「マホロがソーマに殺されたのも、全部全部ぜーんぶ!!」

皇「メイは、そんな真実ならもう要らないです!」

皇「ずっとずっとずっと! メイは見ていたくないです!」

皇「事件なんて知らないです! 学級裁判ももうヤです……!」

皇「【事件の真相なんて、メイはみたくないんです……!】」



【今回の事件の目的とは?】
1:首謀者
2:を
3:出すこと
4:引きずり
↓2並び替えてください

1→2→4→3

1243


解:首謀者を引きずり出すこと

正解!

向井「これで、幕切れだ……!」解!

向井「……二人の目的は、首謀者をこの場に引きずり出すことだ」

向井「だから、敢えて学級裁判を引き延ばしたり……」

向井「わざと自分から犯人だと証明したんだ……!」

新菜「だ、だから最期には自分から犯人だって言ったの!?」

二階堂「ぼく達に、間違った回答で全滅させないように……」

望月「全て、首謀者を打倒する為の犯罪計画だったんですね……」

皇「ソーマ……マホロ……」

向井「……これで、真実を受け入れてくれるか?」

向井「二人は絶望に屈した訳じゃない。寧ろ……」

向井「俺達に、希望を遺したんだ……!」

皇「……はい、です! メイは、二人を信じます!」

天道「……向井」

向井「……………………」

天道「……大したヤツなのぜ。お前は」

天道「まさか、そこまでわかっちまうとはな……脱帽なのぜ」

普段被っている帽子を取り、ひらひらとそれを扇ぐ天道

その姿からは……死ぬ事への恐怖よりも、生きる者への安堵が見えた

天道「んじゃ、これで最後だ。正真正銘のラストだぜ」

天道「……この事件を。いや、このふざけた学級裁判を………」

天道「向井の手で、壊しちまえ!」

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【クライマックス再演  開始】

Act.1
この事件は、二人の生徒と一人の生徒による計画と行動によって動いていた
殺意、疑心、そして反撃……これ等の意志が事件をより複雑にしていたんだ

Act.2
まずは、犯人と共犯者の計画から紐解いていこう
どちらが計画者かはわからないが……ここでは犯人が計画者として扱うぞ
犯人は俺の部屋の鍵をくすね盗っていた
それは、俺の部屋にある入間の発明品を狙っていたからだ

Act.3
そして、計画が順調に進行していた時、予想外の事態が起きた
望月が御鏡を無力化……もしかして、殺害しようとしたのかもしれない
とにかく、シーツとナイフを持って御鏡を強襲したんだ……!

Act.4
一方、犯人は次々に生徒を襲っていった
後述するトリックの為に、人が起きていると不都合があるからだ
そして、最後に俺達を気絶させると……入間の発明品を手に外に出たんだ

Act.5
恐らく、ここで犯人達の最大の誤算が発生したんだ
まさか、共犯である御鏡が殺されかけていたんだからな……
だが、今更計画を取り消す事は出来ない
ここから、二人の共犯計画……
首謀者へ一矢報いる為の、犯罪計画が幕を明けたんだ!

Act.6
まずは入間の発明品の1つ、エレクトボムを持ってエグイサルを奪い取った
エレクトボムを使えばエグイサルの電子ロックのハッチを無効に出来るからな
そして、もう1つの発明品、リモートコントローラーを用いてエグイサルを稼働させた
リモートコントローラーはエレクトボムの効果を無視して扱えるからだ……

Act.7
全ての準備を終えた二人は、被害者と加害者に別れたんだ
御鏡は被害者、犯人はクロ……才能を考えると皮肉だが……それが最善だったんだ
御鏡は新菜の研究教室から拝借したケミカルライトを持って、その時を待った
犯人は校舎に駆け上がり、気絶させた他の生徒と共に準備した
エグイサルを稼働させ、校舎の上の上まで待機させて……最後のエレクトボムを、使ったんだ
制御を失ったエグイサルは、そのまま地面に衝突。その衝撃で御鏡は潰された
だが、最後の最期に持っていたライトは絶対に離さなかったんだ……




向井「全ては、この場で首謀者の正体を引きずり出すこと……」



向井「これがお前達の犯行の全てだ、超高校級のフィクサー【御鏡 真幌】……」



向井「そして、超高校級の探偵……【天道 蒼真(テンドウ ソウマ)】ッ!」

COMPLETE!


向井「……どうだ?」

天道「…………ハッハッハ!」

パチパチパチパチ!

天道「完璧なのぜ! 流石は俺の見込んだ男だ!」

天道「これも、俺のレッスンのお陰なのぜ。もうこれで心配は要らない」

天道「お前は一人前の、超高校級の探偵なのぜ!」

向井「……天道」

天道「そんな顔するなよ。探偵は真実を追求するものだろ?」

天道「だったら……胸を張れ。これが俺の見つけた真実です。ってな」

天道「……さて、投票タイムにするのぜ」

天道「全部解いてくれて……サンキューなのぜ!」

モノクマ「はいはい。それじゃあ投票にしますよーっと」

モノクマ「それでは今回も、シロとクロの運命を分ける……」

モノクマーズ「「投票ターイム!」」






  【   V O T E   】
    天道 蒼真 得票数:7票 


     【御鏡 真幌】
    →【天道 蒼真】←
     【望月 美代子】

 !ALL          CLEAR!













【 学 級 裁 判  閉 廷  】







本日はここまで。最後までお付き合いありがとうございました
今回は少しイジワルな問題が多くてすみませんでした。裁判後は近日中に投下したいと思います

乙です

おつでした
御鏡が普通に死ぬようなやつだとは思わなかったけど共犯とはなぁ

正直天道は後半あたりで死亡すると思ったけどこうなったか

再開します
少しだけ安価があるのでよろしければどうぞ


モノクマ「はいはーい。大正解でーす」

モノクマ「今回、超高校級のフィクサーである御鏡さんを殺したのは……」

モノクマ「超高校級の探偵である、天道蒼真クンなのでしたー……」

モノクマ「…………はぁ」

モノタロウ「どうしたのお父ちゃん!」

モノファニー「いつもなら、もっと勝ち誇ったみたいにしてるじゃない」

モノクマ「当たり前だよ……せっかく超高校級の探偵がクロなのにさ……」

モノクマ「なにこのトリック! センスが無いを通り越して虚無だよ虚無!」

モノクマ「期待外れにも程があるっつーの! 全く!」

天道「お生憎様だな。所詮俺様なんてこんなもんなのぜ」

天道「ま、それ含めてアンタ達がガッカリしてくれてざまあみろ。ってな」


向井「……どうしてだ」

天道「……お前がさっき言った通り……」

向井「そうじゃない……! お前達の目的は解った……」

向井「どうして……こんな捨て身の計画にしたんだ……!」

向井「お前達が死ぬ事が決まっていたんだぞ……!? こんな事……」

天道「おいおい。何をそんなに焦っているのぜ?」

天道「これから死ぬのは俺だ。向井じゃないだろ?」

向井「そうっ、だが……っ!」

向井「何で……っ、何で……!」

向井「二人が死ぬ必要があるんだ……!」


天道「……あったんだよ」

新菜「え……? どういう事?」

天道「首謀者は、必ず学級裁判を見ている……若しくは……」

天道「体験しているはずなのぜ」

二階堂「……なんでそんなのわかるのさ」

天道「だってそうだろ。アンフェアじゃないか」

天道「参加者が圧倒的に不利で、首謀者だけが安全圏でニヤニヤ笑いが出来るなんてな」

天道「……そんなのこのコロシアイ……デスゲームとして、破綻もいいとこなのぜ」

天道「そうだろう? スグル……」

スグル「……そう、ですね」

スグル「僕も……首謀者は、この学園の中に存在していると考えています」


望月「そ、それって……」

望月「私達の中に首謀者がいる。って事ですか?」

天道「………………………………」

天道「…………さあな」

皇「ソーマでもわかんないですか……?」

天道「生憎、俺様は超高校級とは名ばかりのボンクラ探偵なのぜ」

天道「だから……後は向井に任せるぜ」

向井「お、俺に…………?」

天道「なーに今更戸惑ってんだ。さっきも言ったろ?」

天道「お前は、もう一人前の超高校級の探偵だ。ってな」

天道「だから……自信持てって。俺様は、お前の事を信じているからよ」

天道「お前も自分を信じてやれよ。そうじゃないと……」

天道「俺様が信じたのがバカみたいになるのぜ……」


向井「……任せておけ、天道」

向井「お前達の遺志は……俺が継ぐ……!」

天道「……ん、その意気だぜ向井」

天道「それじゃ、これは俺様からのプレゼントだ」

向井「……これは?」

天道「秘密なのぜ」

天道「ま、強いて言うなら……俺様達の切り札、ジョーカーって所だな」

……渡されたのは、四角の箱

この中身は……何が入ってるんだ……?

天道「んじゃ、もうこれ以上話すことも無いのぜ」

天道「そろそろ―――」

皇「ま、待ってくださいー!」

天道「……メイちゃん?」


皇「め……メイは負けません!」

皇「絶対……ぜーったいに首謀者さんを見つけてみせるです! はい!」

二階堂「……そうだね。これ以上やられっぱなしは許せないよ」

新菜「わ、私も……私だって! 藍羽ちゃんと榛原ちゃんの仇を討つよ!」

望月「み、皆…………」

向井「……これが、俺達の気持ちだ」

向井「皆……この学園で、まるで地獄みたいな日々を過ごしてきたんだ」

向井「俺達は……負けない」

向井「必ず首謀者を倒して、ここから出ていってみせるぞ……!」

モノクマ「うぷぷ。本当にそう上手くいくのかな?」

モノクマ「敢えて同調して油断させて、寝首を掻く隙を伺っているだけかも……」

向井「それは……っ!」

モノクマ「違うとは言い切れないよね。だってオマエラはそうしてきたんだし」

モノクマ「コロシアイなんてダメー。って口ばっかり……」

モノクマ「結局は学級裁判をする為に来てるじゃん!」

向井「…………っ」


モノスケ「なんやお父やん、やけに調子がええな」

モノキッド「せっかく探偵がクロなのに雑に終わっちまったからな!」

天道「……確かにそうかもしれないな」

天道「事件は起こるべくして起こるもんだ。誰も保証なんて出来ないのぜ」

向井「て、天道……!」

天道「なら、俺様が保証してやるのぜ」

天道「断言してやるよ。もうお前さん達はコロシアイなんてしないってな」

モノクマ「…………は?」

天道「だってそうだろ。事件を企む黒幕も、事件を解く探偵も……」

天道「もういないんだからな!」

皇「ソーマ……」

天道「残ったのは真実を追い求めてくれる奴らだ。コロシアイなんてしている暇は無いだろ?」

天道「この超高校級の探偵……天道蒼真がそう断言してやるのぜ!」


モノクマ「……フン! 強がっちゃって」

モノクマ「まあいいや。ボクにはお楽しみがあるからね」

新菜「お楽しみって……オシオキ!?」

モノクマ「はいそうでーす! いい加減しとかないといけないからね!」

天道「……ま、覚悟はしてたさ」

天道「だがなモノクマ……これだけは最期に言っておくのぜ」

モノクマ「今回は、超高校級の探偵である天道蒼真クンに……」

モノクマ「スペシャルなオシオキを、用意しましたーっ!」

天道「これで、間違いなくこのコロシアイ学園生活は終わる」

天道「全ての真実が明かされても……」

天道「きっと、正しい選択をしてくれるはずなのぜ!」

天道「…………頑張れよ、皆」

モノクマ「それでは、張り切って参りましょう! オシオキターーーイム!!」








GAME OVER!

テンドウクンがクロに決まりました

オシオキを開始します







書斎の様な場所で、静かに座る天道
手にはパイプ、頭には帽子。典型的な探偵の姿で座っている
突然、書斎の周りの壁が、開かれる様に倒れていく
開かれていった先にあったものは……証言台だった
回りにはどこかで見た様な姿の、十五体のモノクマが……
天道が連れてこられたのは……学級裁判場だったんだ



【超高校級の探偵 VS 超高校級の完全犯罪】
【超高校級の探偵 天道蒼真処刑執行】



最初の事件は、密室殺人
天道はピンクのベストを着たモノクマを犯人として指名した
結果は……不正解。天道は首にロープを掛けられ、上下に激しく振り回された

次の事件は、劇場殺人
天道はメイドの様な姿のモノクマを犯人として指名した
結果は……これも不正解。天道は有刺鉄線で体を締め付けられた

次の事件は、連続殺人
天道はマスクをつけたモノクマを犯人として指名した
結果は……またも不正解。体を縛られ回転させ、煮えたぎる釜の中へと落とされた

次の事件は、無意識の殺人
天道は虫かごを持っていたモノクマを犯人として指名した
結果は……当然不正解。大量の虫にまとわりつかれ、巨大な虫に貫かれた

最後の事件は入れ替わり
既に、天道の体は傷にまみれ、喉も潰され声も出せない
それでも天道は、ジャケットを羽織ったモノクマを指名した
結果は……なんと、不正解。ロケットの中に入れられ、宇宙空間の様な場所へ放り出された


還ってきたロケットの中には……天道の身に付けていた帽子しか残っていなかった
モノクマが勝ち誇った様にクツクツと笑う。ロケットの中は、眩しい位に真っ赤に染まっていた……


向井「…………天道」

天道は最期まで真実に辿り着けなかった

それでも、天道は最期まで弱音を吐かなかった

その姿は……本物の超高校級の探偵の矜持を遺していた

入間『モノクマテメー! どういうつもりだ!?』

モノクマ「エクスト……え? 何の話?」

入間『とぼけんじゃねえ! 今のはどう見てもオレ様……』

モノクマ「……………………」ポチッ

入間『あぁ!? 何……だ……コレ……』

スグル「い、入間さん……?」

入間『……………………………………………………』

モノクマ「うぷぷ。そろそろお邪魔虫は退場して貰わないとね」

モノクマ「なんたって、ここからは最終局面なんだから!」

新菜「さ、最終局面って……?」

モノクマ「ハイ! ここからは正真正銘ラストバトル……」

モノクマ「この才囚学園最後の学級裁判を行いまーーーす!!!」


望月「え……っ!?」

二階堂「最後の……学級裁判……」

望月「ま、待ってください! 私達には何の準備も……っ!」

モノタロウ「そうだよ! オイラはまだ寝ていないのに!」

モノファニー「アタイも、まだ心の準備が出来てないわ……」

モノダム「……モノファニーハ、関係ナイト思ウヨ」

モノクマ「ああ安心してよ。ちゃんとインターバルを設けるからさ」

モノクマ「やり残した事や思い残した事があるなら、済ませておいてね」

皇「どのくらいですか?」

モノクマ「えー、現在時刻は夕方四時程なので……」

モノクマ「明日の朝時間まで、各自自由行動としまーす!」

新菜「お、多いんだか少ないんだか……」

明日の、朝時間までが自由行動……

そこからが、俺達の最後の学級裁判……!


スグル「ま、待ってください!」

モノクマ「何さもう……君は転校生だからあんまり関係無いんだけどな……」

スグル「最後の学級裁判と言いましたけど……僕達は何をすればいいんですか?」

向井「……そうだ。誰も殺されていないのに学級裁判なんて行えるのか?」

モノクマ「学級裁判は学級裁判だよ。オマエラでこのコロシアイ学園生活の首謀者を当てるんだよ」

望月「しゅ、首謀者を……!?」

向井「だが、首謀者に繋がる証拠なんてどこにも……」

モノクマ「あるよ! 一つだけまだ開放していない施設があるでしょ?」

向井「…………っ!? まさかっ!」

モノクマ「そう、そのまさかだよ!」



モノクマ「向井クンの研究教室。そこに全ての真実を置いてきた!!!」





向井「俺の……研究教室……」

才能のわからない、俺の研究教室……

そこには……何があるんだ? 真実と、何の関係があるんだ……?

モノクマ「気になるでしょ? だって未だに思い出せないんだから」

モノクマ「その記憶喪失の原因も、そこに置いてあったりして……」

新菜「原因もあるの!?」

二階堂「確かに、ぼくも彼の記憶喪失は不自然だとは思っていたんだ」

二階堂「今の今まで、ずっと何も思い出せないなんてね……」

皇「それもあるですか?」

スグル「鵜呑みには出来ませんが……」

向井「……何にせよ、最後の学級裁判は明日から始まるんだ」

向井「とにかく、今日はもう休もう……」

向井「明日から……明日から、この学園は終わりへ向かうんだ……」



――『才囚学園  中庭』――

向井「…………」

後少しで、この学園生活も終わる

これ以上犠牲も出ない。首謀者を倒してそれから…………

…………それから?

向井「……俺達は、どうなるんだ?」

ここから出ていった後、皆には帰る場所がある。けど……

向井「……? 誰かいるのか?」

ふと、学園の中に明かりが見えた

その明かりが漏れる方向へ、進んでいく事にした……


【誰と会話しますか?】
 ↓2(スグル、入間不可)

二階堂

望月


――『超高校級のクリエイターの研究教室』――


望月「……………………」

向井「……望月?」

望月「ひぁっ!? む、向井さん!?」

明かりを追ってみると、望月が研究教室にいた

向井「……どうしたんだ? 明日は最後の学級裁判だぞ」

望月「え……っと、その……」

望月「さ、最後の調整をしたいな……って思ったんです」

向井「調整……?」

望月「……ここに来て、色んな事がありましたよね」

望月「仲良くなって、いがみあって、殺しあって、悲しみあって……」

望月「だから……皆との思い出を、データに纏めていたんですよぅ」

向井「そうだったのか……」

……なんだ、俺は自分の事しか考えていなかったんだな

この才囚学園から出ていくのは俺達だけじゃない……死んだ皆もだったんだ……

向井「……すまない、邪魔したな」

向井「俺は寄宿舎に戻る。また―――」


望月「ま、待ってください!」

望月「わ……私も、一緒に戻ります……」

向井「……? データの纏めはもういいのか?」

望月「も、もう終わってますよう! こう見えてもデータの処理は得意分野なんですからぁ!」

……そうだった。流石は超高校級のクリエイターだな

向井「すまない、そうだったのか……」

向井「……それじゃあ、戻ろう」

望月「…………はい!」


――『才囚学園  寄宿舎前』――


向井「……何も無いな」

望月「…………そうですね……」

既に、エグイサルも、巨大なクレーターも消えた中庭

ここで誰かが殺された……いや、首謀者を暴くために戦ったなんて信じられないな

向井「……………………」

望月「……………………」

……俺は話が上手い方じゃない。それは、望月も同じだ

だから、俺達二人の会話は無言になる事が多いんだ……

向井「……月が綺麗だな」

ふと、空を見上げた。空には満ち足りた月が輝いていた

月の光は優しく注がれている。まるで俺達を励ましてくれる様に……

望月「…………ひゃあぅ!?」

向井「……どうかしたのか?」

望月「む、向井しゃん……!? い、意味が解って言ったんでしゅか……!?」

向井「い、意味…………?」

何だ……? 何か、望月にとって不味い事を口走ってしまったのか……?

……いや、待て。よく見たら望月の顔が、何だか紅い様な…………

向井「…………すまない、知らなかった」

望月「で、ですよね……」


向井「……なあ、望月」

向井「ここから出たら、何がしたい?」

望月「……そうですね」

望月「向井さんと……何処か遠くへ行きたいです」

向井「……そうか」

向井「なら……その約束を叶える為にも、頑張らないとな」

向井「いつか言った様に……どんな真実でも歩き続ける事が大切だと思うから……」

望月「……そう。どんな真実でも…………」

向井「…………望月?」

望月「……あ、いや! もう私も疲れてきちゃいましたぁ…………」

望月「それじゃあ……お休みなさい。また明日、頑張りましょう!」

向井「ああ……また明日!」

部屋の前で、望月と別れる。部屋の中ではスグルが寝息を立てていた

そっとシーツを掛けて、俺もベットに倒れ込む

明日の、全ての真実を追求する学級裁判に備えて……


――『?????』――

『……もう、明日で最後なんだね』

『彼等が真実を知り、そして何を思うのか……』

『そんな事は、もうわたくし達には解りませんわ』

『んだが、これだけは言えやすが……』

『必ずあいつ等はこの真実に辿り着く』

『そん時に、どんな選択をすんのか……』

『もしくは無回答か……ふふふ』

『何にせよ、明日こそ奴等の正念場』

『俺達は、その時まで”ここ”で眠るしか無いだろうな』

『さあ……ここからが盛り上がる所だよ』

『真実、虚構。どちらを選ぶのぜ?』





『『『うぷぷ……うぷぷぷぷ……』』』

『『『あーっはっはっは!!!』』』



…………To Be Continued










【Chapter5】
  ナンセンス・トリック【CLEAR!】

  生徒総数:8-2=???










アイテム:完全犯罪七つ道具

解説:chapter5の(非)日常編を戦い抜いた証。御鏡真幌の遺品
   ピッキングから変装まで、これ等だけで怪盗ごっこが出来る優れもの

アイテム:探偵帽子

解説:chapter5の非日常編を戦い抜いた証。天道 蒼真の遺品
   とある探偵曰くら探偵には必需品……とは、既にいない天道本人の談



本日はここまで。ありがとうございました
意見や感想など、もしあるようでしたら聞かせていただけると幸いです

乙です
ここの世界はV3や前作(神名ロンパ)のパラレルなのか、それとも前作の直接の未来の話なのか気になります


いよいよ最終章…
まだ分からない所が色々とあるから、それがどのように解明されるのか気になる


………………………………

カチッ

【このデータを起動しますか?】

………………………………

カチッ

【パスワードを入力してください】

………………………………

カチカチカチ

【超高校級の■■■】

カチッ

【認証しました。暫くお待ちください】

…………………………………………



「……きて」

向井「んっ…………」

「……きて、起きてください。向井さん」

ぽすっ

向井「うおっ……!?」

「ふふふ。やっと起きましたね」

向井「…………お前は?」

……目を開けると、女の子が俺の上に乗っかっていた

見たことが無い……いや、どこかで見た事があるような……

「あら。私の事をお忘れですか?」

文沢「私は文沢明莉。貴方のお付き人ですよ。ふふふ」

向井「文沢…………?」


向井「…………ああ、文沢か」

文沢「ふふ、思い出しましたか?」

文沢「それでは、早く行きましょう。皆様もお待ちですから……」

向井「……そう言えば、何で文沢は俺の家を知っているんだ?」

文沢「私は貴方の事なら何でも知っていますよ」

向井「……冗談だよな?」

文沢「例えば、ベッドの下にある……」

向井「わかった! 顔を洗ってくるから外で待っててくれ!」

クソ、やっぱり文沢には敵わないな……

……そういえば

向井「……妹はどうしたんだ?」

文沢「妹……? ふふふ、向井さんはヘンな事を聞くんですね」

文沢「私に妹なんていませんよ」

向井「……そうか、すまないな」


文沢「ふふ、向井さんは照れ屋ですね」

向井「外では先輩をつけろ……」

前に聞いたが、確か、文沢は俺よりも二つ年下だったよな……?

文沢「いいじゃないですか。私とは同級生なんですから。ふふふ」

櫻田「……今日は随分と騒がしいな」

向井「櫻田か……おはよう」

希望ヶ峰学園の正門で、聖羅と別れる

櫻田は俺と同じ新入生だが、既に希望ヶ峰学園の警備部門を任されている秀才だ

櫻田「にしても、朝から男女で仲のいい事だな……」

文沢「ふふ、櫻田さんの思っている関係ではまだありませんよ」

櫻田「それもそうか……二人とも、早く教室に行くといい」

向井「…………櫻田は?」

櫻田「寄宿舎の方へ行くつもりだ。まだ寝ている奴等がいるからな………」

……櫻田も大変だな


向井「…………おはよう」

リチャード「グッモーニン! 本日はお日柄も良く絶好の小春日和……」

文沢「絶好の小春日和。では少しヘンですよ。リチャードさん」

リチャード「オーマイ……やはり日本語は五十歩百歩ですね……」

浦賀「いやーぁ、五十歩百歩じゃあ幾らやっても成長しねぇと思いやす」

逸見「おーっす! 今日もいい天気で良かったなっ!」

藍羽「…………おはよ」

教室には、規則正しい面子が揃っていた

俺達が付いたのは30分前なんだがな……

向井「……? 桐生院はどうした?」

浦賀「へぇ、昨日はコレクションの整理で一晩中起きてやしたから……」

……これはまた浦賀が大変になるな


天道「よっ、今日も元気そうだな」

向井「おはよう……何読んでるんだ?」

天道「見りゃわかんだろ。文春なのぜ」

新菜「そこはホームズじゃないの!?」

天道「失敬な。俺様はホームズだけしか読まない訳じゃないのぜ」

藍羽「……アンタ、普段は早いじゃん」

新菜「えへへ……そろそろライブが近いから練習してるんだー」

榛原「うむ! ヒナコも新菜と共に訓練をしていたのだ」

新菜「私の新ライブ、美優ちゃんも来てくれるよね! ね!」

藍羽「……そのうちね」

遅れて、遅めの……と、言っても世間からしたら普通に起きてきたメンバーが教室に入ってくる

時計の針は、始業の十五分前の時刻を示していた


櫻田「……全員揃っているな?」

桐生院「全く、煩いったらありはしませんわ!」

二階堂「あ痛たた……まだ頭が軋んでいるような気がするよ」

皇「ねむねむねむ…………」

鉄「うたた寝してると、また櫻田君に怒られちゃうよ?」

……最後に、夜が遅い。もしくは単に朝に弱い生徒達が櫻田に連れられやって来た

皆こめかみの辺りを押さえている……何をされたんだろうな……

望月「あれ? まだ御鏡さんがいませんよぅ」

櫻田「またあいつか……仕方ない。手分けして探すぞ」

逸見「さ、探すって……午前の授業はどうなんだよっ?」

鉄「何とかなるんじゃない? ……多分」

藍羽「はぁ……面倒くさ」


向井「……何処にもいないな」

皇「ソーマはわかんないです?」

天道「まあ落ち着けって。探偵が推理する時は、なんていうか……」

藍羽「そいつは役に立たないから。もう戻ろうよ」

桐生院「そうですわね。その内ふらっと戻ってくると思いますわ」

浦賀「猫か何かでさぁ……?」

リチャード「では、これにて終わり! 閉廷!」

文沢「ふふふ、戻りましょうか」

…………結局、御鏡は見つからなかった

向井「……俺も、戻―――!?」


向井「…………ぐはっ!?」

何だ……!? 誰かに引きずりこまれた様な……

御鏡「……………………向井君」

向井「……御鏡!? 何処にいたんだ?」

腕を掴んでいたのは御鏡だった

だけど…………

向井「……離してくれないか。皆も心配していたぞ」

御鏡「……ここじゃないでしょ?」

御鏡「貴方が本当に行くべき所は……ここじゃない」

向井「……何の話だ。俺は―――」

御鏡「……まだ解らないと思うけどさ」

御鏡「もし、ここに《向井君じゃない向井君》が来たら助けてあげてね?」

向井「…………は?」

何の事だ…………そう聞こうとして、ふと気づいた

向井「……俺は、どうやってここに来たんだっけ」

……何でもいいか。そろそろ俺も行かな












…………プツン











【Chapter0】
  夢見る気持ちのユートピア








本日はここまで。次回はchapter6です

乙です

文沢姉妹が気になる

再開します


きーんこーんかーんこーん!



モノクマ「オマエラ、朝の8時です」

モノクマ「そして、これからオマエラには最終決戦への準備をしてもらいます」

モノクマ「それでは、張り切って参りましょーう!」

モノクマ「あーっはっはっはっは!!」

……いつもの不快なアナウンス。一段と嫌な気持ちになる声で目が覚める

スグル「……いよいよ、ですね」

向井「……そうだな」

そう。もうあのアナウンスを聞くことは無いんだ

スグル「入間さんは……昨日から通信が切れてしまって……」

向井「……大丈夫だ。ずっと入間に頼り続ける訳にはいかないからな」

……ここからは、俺の真実を知りに行く為の戦いだ

負ける訳には……いかない……!

向井「……行くぞ、皆とは逸見の研究教室で集まる事になっているんだ………」


――『?????』――


「……これで、最後なんだね」

「でも、入間からの定時連絡が来ないから私達からは行動出来ないよ」

「あーあ。向こうの入間ちゃんが役立たずになっちゃったからなー」

「あっ! ここの入間ちゃんも便器としてしか役に立たなかったね」

「ひぐぅっ! い、いきなり吐かれたぁ……っ!」

「馬鹿やってる場合じゃねーよ。テメーらも万一の為に準備しておけ」

「えっ……? 万一って……?」

「…………もし、彼らが僕達に牙を剥くようなら…………」

「もし、彼らが【■■■■■■■】になるようなら…………」







「僕達は……彼らを”否定”するしかないんだ……」














【Chapter6】
  Destroy of Dystopia











――『超高校級の定食屋の研究教室』――

新菜「……あっ! お、おはよっ!」

皇「おはよーです!」

スグル「はい、おはようございます!」

逸見の研究教室……ここに来るのも、もう慣れてしまった

この研究教室の主は、既にいないが……

二階堂「……やっぱり、緊張するね」

向井「……そうだな」

望月「あ、あのぅ、これからどうするんですか?」

二階堂「まずは、向井くんの研究教室の捜査からだろうね」

皇「でも、メイはお腹ぺこぺこです! 朝ごはん食べたいです、はい!」

向井「恐らく長丁場になるだろう……まずは腹ごしらえしてから向かおうか」

向井「……逸見も、多分そう言うだろう」

新菜「うう……今更逸見くんの朝食が恋しくなってきた……」

望月「そ、そう言えば初めて出してくれたのは……」

……皆の緊張も解れたみたいだな


皇「そうです! トーヤ、ソーマから何か貰ってたです!」

皇「それってなんですか? トーヤ!」

向井「ん……これの事か?」

天道から渡された四角い箱。それは今俺が持ち運んでいる

……天道は、最期にこの箱の中身を切り札と言っていたが……?

…………そうだ、なら

向井「……開けてみるか?」

二階堂「そうだね……もたもたしてたらタイミングを逃すかもしれないし」

新菜「私も気になる!」

スグル「超高校級の探偵である彼が遺したもの……無駄になるとは思えません」

……どうやら、この場にいる全員は開ける事に賛成みたいだな

向井「……よし。それなら開けるぞ」

宣言し、箱に手をかける。そこに入れてあったモノは……



向井「…………なんだ、これは?」

望月「か……鍵、ですよね?」

入っていたのは、小さな鍵だった

切り札というには少し頼りない……そんな小さな鍵だった

新菜「これが……切り札なの?」

二階堂「普通に考えたらマスターキーだろうけど……」

望月「鍵が閉まっていた所なんて、ありませんでしたよね?」

新菜「まさか……最後の最後で天道くんはミスったの?」

皇「むー! ソーマが失敗するはずないんです!」

スグル「ま、まあいいじゃないですか。時間があった時に考えましょう」

向井「そうだな……それじゃあ皆、少し遅くなったが……」



「「いただきまーす!」」



おにぎりと味噌汁を手早く食べる。身体の底から活力が満ちていく……

…………これで大丈夫。戦えるはずだ


――『才囚学園 中庭』――



モノクマ「うぷぷ……最後の晩餐のお味はいかが?」

向井「……俺達は、絶対に学園から脱出して生き残って見せる」

向井「この場にいる、全員で……!」

モノクマ「……うぷ、うぷぷぷ…………!」

モノクマ「ぶひゃひゃひゃ! あーおっかしいのなんのって!」

スグル「何がおかしいんですか……!」

モノクマ「でも今はそんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない」

新菜「なら何で言ったの!?」

モノクマ「えー今から向井クンの研究教室の解放を行いたいと思いまーす!」

モノクマ「おら! 出番だぞモノクマーズ! タダ飯食ってないで働け!」



「「おはっくまー!」」






ガシャン!



エグイサルレッド『はーい! 呼ばれて飛び出てモノクマーズだよー!』

新菜「きゃああっ!?」

二階堂「え、エグイサル……?」

エグイサルイエロー『んじゃ、いっちょやったるでぇ!』

エグイサルピンク『キサマラは後ろに下がっていてね。危ないもの』

皇「後ろです?」

向井「何をする気だ……?」

エグイサルブルー『んじゃ、一暴れするとすっか! ヘルイェー!』

エグイサルグリーン『……イクヨ』

俺達が充分に後退した事を確認すると、エグイサル達は一斉に……

エグイサル『『いっせーのーで!』』

…………地面を殴り始めた


望月「な、何してるんですかぁ!?」

新菜「う、うるさいってばー!」

ガリガリと耳障りな音が木霊する。地面が悲鳴を上げているみたいだ……

エグイサルレッド『……はい! これでオイラ達の出番は終わったよー!』

そういってエグイサルが飛び退く。そこにあったのは……

皇「階段です!」

二階堂「地下の空間……こんな所にあったのか……」

エグイサルブルー『全く、エグイサルがブチ当たった時にはヒヤヒヤしたぜ!』

エグイサルイエロー『まあ、これでワイ等の出番は無くなりそうなんやがな』

エグイサルピンク『辛くなったら帰ってきてもいいのよ。逃げるは恥じゃないんだから』

向井「……逃げるものか!」

スグル「行きましょう! 皆さん!」

エグイサルを横切り、開けた空間へと足を進める

ここに、俺の真実があると信じて……



【 捜 査 開 始 】



新菜「な……何ここ!?」

皇「き、気持ち悪いです……」

二階堂「はっきり言って……異様だね」

そこにあったのは、人体だった

今まで死亡した生徒達のではなく、誰か別の人間の……

バラバラに打ち捨てられた、死体だった

新菜「ど……どういう事なの!? これ、全部本物なの!?」

二階堂「…………多分ね」

向井「…………………………………………」

望月「む、向井さん……大丈夫ですか?」

向井「……大丈夫だ」

……正直な所、吐き気がする

こんな……こんな、墓場の様な所が、俺の才能に関係あるのか……?



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【超高校級の???の研究教室】
 研究教室の入り口には、無数の死体が転がっていた
 ただし、これだけで何の才能かを判断する事は不可能である


スグル「……………………」

向井「……スグル、大丈夫か?」

スグル「…………じだ」

向井「え…………」

スグル「同じだ。ここは、あの時の……」

スグル「僕達を滅茶苦茶にした……超高校級の絶望の実験室だ……!」

向井「な!?」

そんな……じゃあ、俺の才能は……!?

スグル「ち、違います! 確かにここは超高校級の絶望と関係のある場所……」

スグル「でも、向井さんは絶対に超高校級の絶望なんかじゃありません!」

向井「…………本当か?」

スグル「はい! 僕が断言します!」

良かった……もし、俺があんなおぞましい集団だとしたら……

正気を保てていたかどうか……



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【スグルの証言】
 向井は超高校級の絶望ではないらしい


二階堂「……とにかく、進んでみようか」

二階堂「ずっとここにいたら……それこそ何も解らないからね」

皇「は、はいです! 何かあってもメイが守るです、はい!」

新菜「あ、じゃあ私真ん中にして……」

望月「押すのは止めてくださいよぅ!」

……死体に溢れた一本道を、一列になって進んでいく

まるで葬列の様な……いや、縁起でもない事は考えない事にしよう

そうして奥まで進んでいくと……

望月「と、扉……ですね……」

二階堂「しかも、四つかあ……」

四つの扉が、俺達を待ち受けていたんだ

スグル「ど……どうしましょう?」

向井「……一つづつ全員で調べていたら時間が掛かるな」

向井「ここは……一度、バラバラに捜査してみないか?」

新菜「えっ!? ひ、一人で!?」

向井「……スグルは新菜と捜査してくれ」


皇「トーヤ! 一緒に捜査したいです、はい!」

向井「わかった、行くぞ」

まずは、皇と共にクエスチョンマークの描かれた扉を開く

それを合図に、他の皆もそれぞれの扉の中へ入っていった……

皇「ほぇ? ここはどこですか?」

向井「…………資料室?」

ホワイトボードには何枚かの写真。机の上には雑誌が無造作に置かれている

……まるで、警察の捜査会議の途中の場面を切り取ったみたいだ

向井「……とにかく、何か手がかりが無いか探してみようか」

皇「はいです!」


……まずは、ホワイトボードに書かれている事を調べてみよう

向井「……センテンス・スプリング?」

ホワイトボードに書かれていた内容は、以下の通りだ



『超高校級の絶望……及び、センテンス・スプリング』

『彼等は個人名を口に……あるいはネット媒体に乗せられた場合……』

『その圧倒的な組織力で、すぐに此方の居場所を発見させられてしまう』

『この即時報復を防ぐため、便宜上の仮名としてこの名を用いる事にした』

『……尤も、奴等もこの名前を使う事があるため今後の使用は控える』



……これが真実なら、超高校級の絶望と、殺人鬼センテンス・スプリングは同一の存在という事になる

だが…………?



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【センテンス・スプリング】
 殺人鬼センテンス・スプリングに関する資料
 詳細は>>576


皇「トーヤ……人を殺す悪い人です?」

向井「それは……違う、と思うぞ」

……本当に、そう信じたい

向井「…………皇、それは?」

皇「むむ……昔の本みたいです……」

確かに、それは少し古いゴシップ雑誌の様だった

初版に刷られたみたいだし……いや、古本屋で買ったりした場合もあるか

向井「……内容を確認してみるか」

パラパラと読み進めていく内に、一つだけやけに読み込まれた内容を発見した



『ゼツボウ写本』
『かつて、超高校級の語り部の家にて保管されていた書物』
『かつて、過去の大災害の影響で紛失している為に詳細は不明』

向井「…………っ!?」

また、だ……なんで、俺は……!

皇「トーヤ……大丈夫です?」

向井「……大丈夫だ」



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【ゼツボウ写本】
 ゴシップ雑誌に乗っていた書物
 詳細は>>577


……頭が痛い

とりあえずここは皇に任せて別の場所にいこう

向井「……皇、ここは頼めるか?」

皇「はいです!」

元気にガッツポーズをして、部屋をガサガサと調べる皇

ここは皇に任せても良さそうだな……


二階堂「……ん、向井くんか」

向井「二階堂……調子はどうだ?」

二階堂の調べていた部屋は、まるで病院の一室の様な場所だった

ベッドの上にはカルテの様なファイル。それ以外は……

向井「……それは?」

二階堂「ああ……何でも希望ヶ峰学園の提出した論文みたいだね」

二階堂「まだぼくが読んでいるから……そこにあるカルテでも見て待っててよ」

向井「……わかった」

論文を読み耽る二階堂に勧められるままに、俺はカルテに目を落とした……


『No.■ 氏名:■■■■』

『体調は良好。精神状態も問題なし』

『記憶障害も無く、順調に進んでいる』

『後日、試験的に■■■■■■■』


向井「……これだけか?」

おまけに、名前や肝心な部分が塗り潰されているから読めないな……

二階堂「そうなんだよね……他にめぼしいものは無いしさ」

二階堂「おまけに、カルテとは言ってもこんなに雑に書かれているから……」

二階堂「なんの証拠にもならないと思うな」

向井「そうか……」

……だが、なんでこんな所にこんなものがあるんだ?

しかも、所々塗り潰されているのは……?



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【誰かのカルテ】
 研究教室の一室にて発見されたカルテ
 情報量が極めて少なく、所々塗り潰されている


向井「……二階堂、読み終わったか?」

二階堂「うん。丁度ね」

二階堂「それじゃあ、ぼくはそろそろ行くよ。ここは情報が少ないからね」

向井「……なら、皇の所へ行ってくれないか? 今、一人で探しているんだ」

二階堂「了解。……それじゃ、また後で」

部屋から出ていく二階堂を余所に、論文を読み進める

その内容は、ギフテッド制度についてのものだった



『ギフテッドが神に与えられた才能ならば、彼の才能はまさしくそれだ。
 彼の才能を利用出来るのならば、世界は大きく進歩するだろう。
 その為、希望ヶ峰学園は彼の身柄を速やかに拘束し、研究する必要がある。
 クラスメイト達には既に洗脳を施し、彼に対しての全面的協力を促してある。
 何れは彼の才能の限界を計るため、脳の解剖や四肢の切断も検討する。
 全ては才能の為……その為の生け贄として、我々は神からの贈り物を使い潰す必要があるのだ……』


向井「……狂っている…………」

たった一人の人間の為に……そこまで執念を燃やすなんて……



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【希望ヶ峰学園の論文】
 研究教室の一室にて発見した論文
 内容は>>581


向井「……気分が悪くなってきた」

もうこの部屋に用は無い。早く出ていくとしよう

皇の部屋には二階堂がいる。スグルと新菜は同時に行動しているから……

向井「……望月の部屋に行くか」

病院の一室の様な部屋を後にする

ふと、何故か……懐かしさを覚えたような気がした

向井「…………気のせい、だよな」


望月「……ひゃう! 向井さん!」

向井「ここも……妙な場所だな……」

十六の机に黒板。窓にはご丁寧に夕暮れの背景が描かれている

警察、病院ときて、次は教室か……

相変わらず統一性の無い研究教室だな……

向井「……望月、調子はどうだ?」

望月「あ、はい! えっと、ですね……」

望月「…………………………………………」

向井「……どうした?」

……まるで、何かを悩んでいるみたいだが

望月「…………………………………………」

望月「……こ、こんなものが…………」

おずおずと差し出したそれは……一枚の写真だった

そこに写っていたのは……


向井「……なっ!?」

そこに写っていたのは、戦場だった

いや……ただの戦場じゃない

無数のモノクマが、人間の軍隊をゴミの様に払っていく地獄の様な光景……

悪趣味な映画のような、現実感の欠けた景色だった

望月「お、驚きましたよね……も、モノクマって……何者なんでしょう……」

向井「……………………」

望月「……向井さん?」

この軍隊……俺は知っている……

そうだ、この軍隊は確か……!

向井「北方軍だ……!」

榛原の動機ビデオ。そこに写されていた軍隊で間違いない

だが、榛原のビデオや話が正しければ軍の中でも最高峰に強力な軍隊のはずだ

それが、ロボットとはいえこうも簡単に滅ぼされてしまうものなのか……?



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【戦場風景】
 何処かの土地で、軍隊がモノクマに滅ぼされる景色を撮影した写真
 軍隊側は、榛原の動機ビデオの存在から榛原の所属する北方軍で間違いない


望月「向井さん? ……向井さん!」

向井「……! あ、ああ。悪い」

……少し、意識を集中させ過ぎたな

向井「これ以外に、何か見つけたものはあるか?」

望月「あ、あの……それが……」

望月「特に……無いんですよぅ」

向井「そうか……」

まあ、如何にも何も無さそうな所だものな……

向井「……それじゃあ、俺はそろそろ行くぞ」

望月「わ、私もいきます!」

向井「いいのか?」

望月「も、もう証拠は……きゃうっ!」

勢いよく望月が尻餅をつく。いきなり立ち上がったせいで、姿勢のバランスを崩したんだろう

向井「……大丈夫か?」

望月「ひゃ、ひゃい……」

倒れ込んだ望月の手をとる。ふと、机の裏に名前が書いてある事に気づいた

向井「……ん? 少し待っててくれ」

机の裏に書かれてある名前を読む。その名前は……

向井「……『文沢 明莉』?」



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【机の名前】
 研究教室に置かれていた机には、文沢の名前が書かれていた



向井「どうして文沢の名前が……」

……もしかしたら、他の机も誰かの持ち物なのかも…………

望月「………な、何してるんですか?」

向井「いや、机の名前を……」

望月「そ、それは後ででもいいと思いますよぅ」

向井「だが、ここに文沢の名前が……」

望月「文沢さんの私物をここに置いていただけじゃないですか?」

望月「それよりも……早く皆さんの所へ向かいましょう」

向井「……そうかもしれない」

確かに、考えすぎかもしれないな……

向井「なら……新菜とスグルのいる部屋に向かおうか」

望月「は、はい……」


入間『ひゃっはぁーーー! エネルギービンビンだぜぇーーー!!』

新菜「あ! 丁度いいトコに!」

スグル「あ、あはは……すみません」

……二人のいた部屋は、まるでSF映画に出てきてもおかしくない程モニターだらけの部屋だった

そんな神秘的な印象をかき消す程の大音量で叫ぶ入間。心なしか元気そうだ

……それにしても、入間はさっきまでだんまりだったじゃないか

入間『どうした~? ロリビッチと童貞が最後にイイ思いしようと思ってヤリ部屋探してんのか~?』

入間『ま、残念だったな! オレ様の完熟ヴィーナスボディでヌけなくてよ!』

望月「も、もう! 止めてください!」

向井「……さっきまでずっと起動しなかったじゃないか」

スグル「どうやら、ここは電波の相性が極めていいみたいなんです」

入間『あ、相性が……イイ……?』

スグル「それと、色々と弄っている内に電源が点いたんですが……」

入間『弄る……? アタシ、餓えた男共に慰みものにされちゃうの……?』

入間『そ、そんなのっダメッ……! ん、あ、あぁーーー!!!』

スグル「……この有り様です」

新菜「私、もう疲れた……」

……入間も相当溜まっていたんだな


望月「そ、それにしても……ここって……」

向井「監視カメラか……?」

モニターに写されていたのは、才囚学園の風景だった

だが……この才囚学園でカメラなんて見たことがない。それは隠しカメラも同様だ

新菜「そもそもさ、ここって隠し部屋なんだよね?」

新菜「それなのに監視カメラっておかしくない? 見れないじゃん!」

スグル「そうなんですよね……」

それもそうだな……なら、どうしてここに監視カメラの映像が……?

いや、そもそも……監視カメラなんて、どこにあったんだ……?



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【監視カメラの映像】
 研究教室の一室には、監視カメラの物と思わしき映像が写されていた
 学園内には監視カメラらしきものは無く、研究教室は隠されていたので誰も見れないはずだが……?


新菜「そうだ! 入間さんに調べて貰おうよ!」

向井「それがいい。入間……」

入間『やなこった!』

スグル「は?」

新菜「は?」

は?

入間『オレ様はいつからテメーらの道具に成り下がったってんだ?』

入間『どうしてもってんなら、まずは、誠意を見せろ! そうだなぁ……』

入間『まずは土下座だ! その後オレ様を崇め奉りやがれ!』

スグル「いい加減にしてください!」

入間『ひっ!? わ、わかったよぉ……』

入間『取り合えずオレ様のタブレットをパソコンに繋いでみろよ。なんか情報を探してやるからよ』

向井「……全く」

新菜「……あれ? あの部屋って誰の部屋だったっけ?」


望月「ひぁっ!? 新菜さん、どうしたんですか!?」

新菜「ほら! あそこ! なんかメモみたいなのがあるよ!」

新菜が目一杯に手を伸ばしている。そこには確かに何かの紙が写っていた

向井「……少し拡大してみるぞ」

手元にあるパネルを操作して、モニターの画像を拡大すると……



『この文章は、誰かがここに来た時に読んで貰い為ここに置いてある
 この学園に来てから気持ちが悪い。頭がおかしくなってしまいそうだ
 まるで、自分以外の何かが俺を内側から操っている様な錯覚すら陥る
 俺は警備員として、皆を守りたい。その気持ちに嘘は無いはずなのに……
 心の中では、誰かの絶望を欲している事。その事実に絶望してしまいそうだ
 誰か、この文章を読んでいるならば、どうか覚えておいてほしい
 この学園には、簡単に人を変えてしまう何かがある事を……』


新菜「こ、これって……遺書?」

向井「櫻田のものか……?」

櫻田は……ずっと何かと戦っていたのか……

俺はそれに気づけなかった……いや、櫻田の事だ。気取られない様にしていたんだ

だけど……これは……



GET!:コトダマを入手しました
【櫻田の置き手紙】
 監視モニターに写されていた、櫻田の置き手紙
 櫻田は学園に来て以来、精神に異常を来していたようだが……?


新菜「櫻田くん……悩んでたんだ……」

新菜「私……全く気づかなかったよ……」

向井「……きっと、櫻田も俺達を不安にさせたくなかったんだ」

向井「それに、櫻田は内通者としても動いていたからな……」

……櫻田も、裏で苦悩があったんだ

それも、俺達を守るという指名と相反する感情に挟まれて……

櫻田は、榛原を身勝手な理由で殺害したんだ。それでも……

入間『ただいま着床ーっと!』

入間『……あ? 何シケた顔してんだ?』

……最悪だ

スグル「空気読んでくださいよ……」

新菜「そもそも、人工知能って空気が読めるものなの?」

入間『ただの人工知能じゃねえっての、大天才入間美兎様だぞ?』

入間『しっかりこのモニターの映像が、どこに送られてるかわかったっつーの』

望月「ほ、本当ですか!?」

入間『ま、この学園の研究教室のどこかなのはわかったんだが……』

入間『それがどこの誰の研究教室かまではわかんねえけどな』



GET!:コトダマを入手しました
【入間の証言】
 監視カメラの映像は、学園の研究教室の何処かに送られていたらしい


新菜「え、えーと……そろそろ行こ?」

スグル「そうですね……一度合流して情報共有を……」

皇「トーヤ! スグル! ナユ! ミヨコ! ここですかー!」

皇「……あぅ! メイのお目目がチカチカするです!」

望月「す、皇さんに、二階堂さん……?」

二階堂「ああ、いきなりごめんね」

二階堂「実は、皇さんと一緒に探していたらこんなものを見つけてね……」

新菜「それって……パソコン?」

皇「ミヨコにやってもらうです! でもどこにもいなかったです……」

向井「……それで、しらみ潰しに探していたのか」

望月「と、取り合えず……やってみます」

入間『何でだよ! オレ様に挿れさせればいいじゃねーか!』

スグル「いいじゃないですか別に……」

喧嘩している二人を余所目に、慣れた手つきでパソコンを動かしている望月

それにしても、このパソコンには何の意味が……



……ガタン!

新菜「きゃっ! ゆ、揺れてる!?」

向井「な……何だ……!? 何が……」

二階堂「……外で何かあったみたいだね」

皇「行くです! ごーごーです!」

望月「ま、待ってください!」

……どうやら、パソコンは新しい部屋の鍵だったみたいだな

とにかく行ってみよう。そこに何があろうとも……

真実に近づく為なら、逃げられないからな……


向井「……なっ!?」

新菜「わっ!? ビックリした!」

望月「す、スイッチが入ると部屋が代わる仕掛けなんですね……」

扉を開けると、そこは新しい部屋だった

望月の言う通り、部屋そのものに仕掛けがあるとは……

だが…………

二階堂「でも……本当に何もないね」

新菜「それに……ここって牢屋? 研究教室だよね?」

皇「むむむー……どうするですか?」

向井「……とにかく、探してみよう。何かあるかもしれな―――」




きーんこーんかーんこーん!

モノタロウ「オッス! オイラモノタロウ!」

モノタロウ「ラストの学級裁判、オイラワクワクすっぞ!」

モノファニー「という訳で、準備が整い次第裁きの祠に集まってね」

な!? もう時間なのか……!?

新菜「えっちょ、早くない!?」

二階堂「まだ証拠が揃ってないと思うんだけど……」

モノスケ「やかましいわ! キサマラがチンタラしてたのが悪いんやろ!」

モノキッド「時は金なり! 光陰矢の如しだぜ! ヘルイェー!」

モノタロウ「も、モノキッドが難しい言葉を使ってる……!」

モノタロウ「……って、あれ? オイラ達何しに来たんだっけ?」

モノスケ「さっさとザコドモを学級裁判場に運ぶんやで」

皇「むー! 早いです! メイ達まだ終わってないです!」

スグル「そうですよ。どうして急に……」

モノダム「ナラ、譲歩案ヲ出スヨ」

モノダム「一人ダケナラ捜査ヲ許可スルカラ、他ノ人ハ学級裁判場ニ来テネ」


スグル「一人だけ……ですか」

モノダム「オラ達トシテモ、オ父チャンニ怒ラレタクナイカラネ」

モノファニー「ゴメンね。こっちも問題が山積みなのよ」

モノキッド「チクショウ! 今になってなんでぞろぞろと……」

新菜「……何の話?」

モノタロウ「何の話だっけ?」

モノスケ「もうさっさと決めてや! 時間が押しとるんやで!」

……調べられるのは、誰か一人か

二階堂「仕方無いな……誰が残る?」

スグル「なら、ここは僕が―――」

向井「…………俺が残る」

スグル「……向井さんが?」


皇「トーヤですか?」

向井「……一応、俺の研究教室だからな」

向井「それに、俺は皆とは違って何かの役に立つ場面が限られる……」

向井「せめてこれくらいは、皆の役に立ちたいんだ」

望月「向井さん……」

新菜「な、なら任せよっかなー……」

二階堂「頑張って。一足先に学級裁判場で待ってるよ」

皇「ふぁいっおー! トーヤ!」

モノスケ「決まったみたいやな」

モノダム「ソレジャア、キサマラハ……」

スグル「向井さん、待ってください!」

向井「……何だ?」

スグル「……少し、入間さんを預けます」

スグル「せめて……僕が少しでもお手伝い出来れば……!」



向井「……その気持ちだけで十分だ」

向井「入間と共に……捜査するよ」

入間『…………あ? 何の話だ?』

入間『さっきまで気持ちよくスリープしてたってのに、急に……』

モノキッド「それじゃあ余りモノは学級裁判場へ行くぜっ!」

モノファニー「それじゃ二人はモノダムが運ぶから、アタイ達は先に行くわね」

モノタロウ「わー! モノダムだけがタダ働きなんだね!」

モノダム「……………………」

入間『え? マジでいったいどういう事なんだ?』

新菜「頑張って二人とも!」

皇「頑張るです! はい!」



「「「ばーいっくまー!」」」



入間『……どういう……事だ…………?』

向井「……………………」



向井「とにかく……何か目ぼしい物が無いか探すか」

入間『取り合えずそこにある机の引き出しでも漁ってみろよ』

入間『何かドエロいモンが見つかるかもしれねーからな!』

向井「……そんなものはない」

少なくとも、俺にそんな物を集める趣味は無い

…………無い、よな?

向井「……これは、ライトか?」

入間『……! 触るんじゃねえ!』

向井「知っているのか? 入間」

入間『それは"思い出しライト"だ。迂闊に触るとどんな影響があるか判ったモンじゃねえ』

向井「詳しいな……流石は超高校級の発明家だな」

入間『嬉しかねーよ。そいつは忌々しい発明品だからよ』

入間『それは……超高校級の絶望の記憶を植え付けるモンだったからな』



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【思い出しライト】
 隠し部屋に隠されていたもの
 超高校級の絶望の記憶を植え付ける光を発射する危険な代物である


向井「……そんなものがこの学園に?」

入間『なんでかは知らねー。どうせ首謀者が隠してたんだろ』

入間『そら、下の開けてみろよ。ついでに下の社会の窓もな!』

……本当に余計な事さえ言わなければ優秀な人物なんだがな

向井「……新聞か?」

しかも英語の……こんな事なら逸見と一緒に英語を習うべきだった……

入間『お前情弱かよぉ!? 英語も読めねえとか中学生からやり直すか?』

入間『まあ、オツムの方は万年発情中学生だろーけどな! ひゃひゃひゃっ!』

……屈辱だ

向井「……いいさ。俺でも読める範囲だけでも読むさ」

入間『ま、これの偽装は難しいだろうから安心して読めよ』

そう、新聞から写真も載せられるはず

それさえあれば、大体の情勢は……









向井「…………は?」

そう、新聞の写真はわかった

問題は……

その写真が、俺を除いたこの学園の生徒十五名の………

顔に大きくバツの印が書かれていた写真だった事だったんだ






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【世界新聞】
 外国語で書かれた新聞
 才囚学園に連れてこられた生徒達の顔にバツの書かれた写真が載せられていた
 なお、これは偽装は難しいらしい


『…………い』

向井「……………………」

『…………い! おい!』

入間『聞いてんのか! この変なロリコンヤロー!』

向井「……え? あ、すまない」

……この新聞の内容の事で、少し固まってしまったな

モノダム「……モウ、イイヨネ」

モノダム「早、ク……イ……ク…………」

向井「…………?」

モノダム「ハ、ヤ、ク……ク……ク…………」

モノダム「ククククククククククク」

向井「な、何だ!?」

急にモノダムがおかしな挙動を取り始めたぞ!?

入間『あぁー! 何か知り合いのナメクジ野郎みてーな声出すんじゃねえー!』

モノダム「クククククククククククククククククククククク……」



モノダム「ク…………ム……カ…………」

モノダム「向井さん! 向井さん!?」

モノダム「いるなら、早く返事してくださいよー!」

向井「も、モノダム……? 何を言っているんだ……?」

モノダム「違う! 私はモノクマーズなんかじゃない!」

「私は……! 貴方を、絶対に助けにいきますから!」

向井「は……?」

「とにかく……今は逃げてっ!」

「そいつらは危険だよ! また昔みたいに弄られちゃう……」

「そうしたら、本当に向井さんは全てを無くしちゃうんだよ!」

な、なんだ……? この声は誰だ……?


「私達がもうすぐ迎えにいくから、だから今はそいつらから……!」

「……見つけたわよ。聖羅さん」

「聖羅さん! 勝手に無線機を持ち出すのはマズいですよ!」

「ゲッ、よりにもよって……」

「早くその無線機を渡しなさい。貴方の姉もいたからって、無茶をするのは関心しないわ」

「で、でも! お姉ちゃんの好きな人が今も苦しんでいる……」

「幾ら”向井さんが死なない”からって、私が放っておける訳がない!」

「……そうね。貴女はお姉さんと違って話を聞かない人だったわね」

「茶柱さん……取り押さえて頂戴」

「すみません聖羅さん! これも転子達の目的の為なんです!」

「止めて! 離してよ!」

「向井…………さ……………………!」

モノダム「……アレ、何カアッタカナ」

モノダム「向井クンハ、外ニ置イテアルエグイサルデオ送リスルヨ」

……今のは、誰の声なのか

何となく……本当に何となくだが……

俺はあの声を……知っている…………?



GET!:コトダマを入手しました
【??の証言】
 向井は絶対に死なないらしい
 また、ここから逃げろとも話していた
 誰かと争っており声の主は<聖羅>という少女らしいが……?


――『学級裁判場』――



望月「あ……む、向井さんっ!」

新菜「良かったー……正直怖かったよ」

二階堂「どうかな…証拠は手に入った?」

向井「いや……核心に迫る様なものは無いと思う」

皇「むーん……残念です……」

スグル「議論の中で導くしか出来ませんね……」

向井「……スグル、発明品を全て持ってきたのか?」

スグル「一応、何かの役に立つかもしれないので……」

望月「あ……あのっ、あのっ!」

望月「絶対に……っ、絶対に、真実を見つけてくださいね……っ!」

向井「……勿論、そのつもりだ!」


モノタロウ「あれ? これが最後の学級裁判なの?」

モノファニー「そこからなの? もう説明するのは面倒よ」

モノスケ「まあええやろ。どうせこれが終われば全部消えるんや」

モノキッド「別にいいぜ! 消えるのはどうせモノダムだし……」

モノダム「オラ達ハ、精一杯ヤッタツモリダヨ。ダカラ……」

モノクマ「ええーい! ごちゃごちゃうるさーい!!」

「「うわー! お父ちゃーん!」」

モノクマ「最後の学級裁判なんだから、黙って見てろっての!」

モノクマ「さあ……人でなし共の、最後の舞台だ。楽しまなきゃ損じゃん?」

モノクマ「さあ……全員、張り切って参りましょーう!」

向井「……………………!」











「……『ニューステージ・プログラム』、起動」









本日はここまでです
改めてみると、とんでもない設定数ですね。扱いきれてないのもあるし……
何にせよ、最後の学級裁判では精一杯やりたい事をやりきりたいと思います

乙です
最後の学級裁判期待してます

Twitterの無断転載やめない?

設定からキャラに至るまで全部借り物だしww

生存報告
もう少しお待ちください……

生存報告おつ
待ってます

乙です

女子八番 隅田映美子(すみだ・えみこ)

身長 156cm
体重 50kg
誕生日 8月1日(獅子座)
血液型 O
部活動 ソフトボール部
友人 英賀保光里
小野くるみ
園部泉美
生瀬理代
西大路麻美
蓬来江里花
桃山那々子
山科乃梨絵
(女子主流派グループ)
愛称 映美子、えーみ
出身小 椿小学校
家族 父・母・妹
能力値
知力:

体力:

精神力:

敏捷性:

攻撃性:

決断力:

★☆☆☆☆

★★★★★

★★★★☆

★★★★★

★★☆☆☆

★★★★★
明るく元気なムードメーカー。家がパン屋で、いつもふんわりとパンの香りがする。
女子の中で1番の運動能力の持ち主だが、おっちょこちょいでドジを踏むことも多い。
桃山奈々子と共に、今宮朋哉ファンクラブ会員を自称している。
小野くるみ・園部泉美は幼稚園からずっと一緒の幼馴染。
体育委員。

以下ネタバレです。白黒反転させると読めます。

支給武器: なし(出発前に死亡)
kill: なし
killed: 黄松
死亡話数: 第12話
凶器: 金属バット
 
プログラムを告げられ、クラスメイト同士が殺し合うということを「絶対に嫌」と拒否した結果、赤松に「ここで[ピーーー]ばいい」と提案される。逃げようとするが間に合わず、黄松に頭部を複数回殴打され死亡。<12話>


運動能力を活かすことなく退場でした。
実は直前までどうするか悩みました。他の案としては、ここでは退場しない(全体を決めた後でどうしても他のことに繋がらなくなったので諦め)、拒否による首輪爆発(映画版のノブみたいな。最初はそれで書いたけど詰まってしまった)がありました。

生存報告。今週もお休みさせていただきます……
現在三分の一ほど完成しておりますので、もう少しお待ち頂けたら……

了解です

ただいまより、最後の学級裁判を開始したいと思います
参加していただける方がいれば、どうかご参加をお願いします……


【Chapter6 Destroy of Dystopia】
『コトダマ一覧』



【超高校級の???の研究教室】>>572

【スグルの証言】>>573

【センテンス・スプリング】>>576

【ゼツボウ写本】>>577

【誰かのカルテ】>>580

【希望ヶ峰学園の論文】>>581

【戦場風景】>>584

【机の名前】>>585

【監視カメラの映像】>>588

【櫻田の置き手紙】>>590

【入間の証言】>>591

【思い出しライト】>>599

【世界新聞】>>601

【??の証言】>>604



【 学 級 裁 判  開 廷 ! 】



向井「……………………」

望月「……………………」

新菜「……………………」

二階堂「……………………」

皇「……………………」

モノクマ「えー、ではでは、最後の学級裁判の説明を始めます!」

モノクマ「オマエラには、全ての真実を明かしてもらい……」

モノクマ「その上で、改めて選択をしてもらいます!」

モノクマ「正しい未来か、間違った未来かは……」

スグル「僕達が決めろって事ですね……」

モノクマ「いや? スグルクン、キミに投票権は無いよ?」

スグル「え……」

モノクマ「だってキミは転校生じゃん。部外者には関係無いでしょ?」

モノクマ「ま、その代わりどんな結果になろうとキミの命は取らないからさ」


スグル「……わかりました」

スグル「ですが……この議論には参加しても構いませんよね?」

モノクマ「勿論だよ。一応は皆に仲間扱いして貰っていたしね!」

スグル「……………………っ」

向井「……スグルも、俺達の仲間だ」

向井「スグルだけじゃない。ここにいる全員が……」

向井「お前を打倒する、大切な仲間なんだからな……!」

モノタロウ「オイラ達も大切な仲間なんだよ! モノダム以外は!」

モノファニー「そうよそうよ! アタイ達だって団結なら負けてないわ! モノダム以外は!」

モノダム「………………………………」

二階堂「……何から話そうか」

新菜「そ、そう急に言われてもー……難しいよー……」

望月「どうすればいいんですか……?」



向井「……首謀者について話そう」

望月「首謀者……ですか?」

新菜「いきなり!? 早くない!?」

向井「いや、寧ろ……真っ先にでも始めるべきだ」

向井「このコロシアイの首謀者ならば、全ての真実を知っているはず……」

向井「なら、この最後の学級裁判の議論には出てきて貰う必要がある……!」

二階堂「……なるほど、首謀者を引きずり出してから真実を追うべきって事だね」

新菜「言われてみれば確かに……そっちの方が手っ取り早いかも?」

向井「どうだ? 皆………」

望月「私は……向井さんを信じます」

皇「メイもです! 皆でいっぱい頑張れば、怖くなんてありません! はい!」

……皆でいっぱい頑張れば、か

力を合わせていけば……真実に辿り着けるはずなんだ

だから……今は首謀者をこの場に引きずり出してみせる……!



【ノンストップ議論  開始!】

『コトダマ一覧』
【スグルの証言】
【監視カメラの映像】
【机の名前】
【超高校級の???の研究教室】



モノダム「盛リ上ガッテイルトコロ悪イケレド……」

モノダム「ソモソモ、《首謀者ッテイルノカナ》?」

モノスケ「今回も、ワイらも学級裁判に参加するでー!」

二階堂「外部犯……って言いたいのかな」

モノファニー「でも、首謀者がここにいるって証拠も無いわよね?」

新菜「首謀者がいなかったら、私達どうしようもないじゃん!」

スグル「この場に出すどころか、ここにいないですもんね……」

モノキッド「その通り! 首謀者がいると断言出来ねえ以上は無理なんだよ!」

モノキッド「今も【外でミー達を見ている】かもな! ヘルイェー!」


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【監視カメラの映像】で【外でミー達を見ている】を論破


【外でミー達を見ている】←【監視カメラの映像】

正解!

向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「いや、首謀者はこの学園の中に間違いなくいるはずだ」

モノキッド「何でそんな事が断言出来るんだよッ!」

向井「俺の研究教室の一室にあった監視カメラだ……」

向井「もし、外部の人間が首謀者なら、監視カメラをわざわざ学園内に設置するとは思えない」

二階堂「外から見ればいいからね……」

二階堂「外にいるのに中に設置するのはデメリットの方が遥かに大きいよ」

モノタロウ「あーあー、モノキッドのせいでバレちゃったよー」

モノスケ「止めーや! まだ今のは冗談で流せる場面やろ!」

新菜「それって……首謀者は中にいますって言ってない?」

モノスケ「………………………………」



モノスケ「し……しもたぁぁあああ!?」




モノタロウ「うわーモノキッドとモノスケのせいでバレちゃったー」

モノファニー「今のは酷い失言よ! まさに失言大臣よ! お父ちゃんに怒られちゃうわね」

モノキッド「ままま待ってくれよぉ!」

モノスケ「せやせや! ワイらの命だけは勘弁して……」

モノダム「マダ、ソウトハ言イ切レナインジャナイカナ」

向井「何……?」

モノダム「コノ学園ニハ、監視カメラノ類ハ置イテイナイヨネ」

モノダム「ナラ、アノ映像ハダミーノ可能性モアルンジャナイカナ……」

皇「ダミー……偽物ですか?」

モノダム「ソレヲ確カメル方法モ、キサマラニハ無イハズダヨ」

二階堂「それは……弱ったな。ぼく達は全員向井くんの研究教室にいたし……」

新菜「え!? どうするの……!?」

あの映像がダミーかどうか……

それが、この議論を左右する……失敗は出来ないぞ……!


【ノンストップ議論  開始!】

『コトダマ一覧』
【櫻田の置き手紙】
【戦場風景】
【スグルの証言】
【誰かのカルテ】



モノダム「アノ映像ハ《偽物》ダヨ」

モノダム「ソウジャナイト言エル根拠は1ツモ無イヨネ?」

皇「むむむー……偽物なら、映像は変わらないですか?」

モノファニー「そうね……変わらないと思うわよ?」

モノタロウ「いちいち別の映像に差し替えるの面倒だもんね!」

モノファニー「映像で【最初と変わったものがない】ものね」

二階堂「ぼく達は全員同じ所にいたから証明出来そうにないね……」

新菜「どうしよう……!? このままじゃ話が進まないよー!」



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【最初と変わったものがない】で【櫻田の置き手紙】を論破


【最初と変わったものがない】←【櫻田の置き手紙】

正解!


向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「あの映像は、間違いなくリアルタイムのものが流れていたはずだ……!」

モノタロウ「えー? どうしてそんな事が言えるの?」

向井「櫻田の部屋にあった置き手紙……」

向井「あれは、文面から櫻田の死ぬ前に書かれていたものだ」

向井「もし、最初から映し出される映像が決まっていたなら、櫻田の手紙の存在は知らなかった……」

向井「手紙が映っていたあの映像が、リアルタイム映像という証拠になる!」

モノタロウ「あ、あれはオイラが書いたもので……」

新菜「意味わかんないんだけど!?」

皇「嘘つきはめっ! です!」

向井「……わざわざ書く意味が無い。お前達の言った様に……」

向井「映像を固定すればいいだけなんだからな!」

モノタロウ&モノファニー「「ふぁざなどぅーーーっ!?!?」」



モノクマ「いやぁ、我が子ながら可愛いなぁ。本当に可愛いよ」

モノクマ「特に、重要な情報をぽろっと話しちゃう所とか……」

モノタロウ「お、お父ちゃん……」

モノキッド「許してくれよぉ……そもそも元はと言えば……」

モノクマ「うるさーい! オマエラはもう黙ってろよ!」

「「はーい……」」

モノクマ「うぷぷ……邪魔者はこれでいなくなったね!」

新菜「自分から参加させたのに!?」

スグル「仮にも自分の子供ですよね……」

二階堂「……話が脱線したから戻すけど」

二階堂「首謀者はこの学園の中には居ないって事でいいんだよね」

向井「ああ……間違いないはずだ」

新菜「だとしたら……首謀者って、もしかしてこの中にいるの……?」

皇「そうなんですかっ!?」

望月「……そ、そうとは限らないんじゃないですか?」



皇「そうなんです?」

望月「そ、そうですよぅ。そもそも……」

望月「私達の中に、首謀者がいる訳無いじゃないですかぁ!」

望月「コロシアイに巻き込まれて……それでも、一生懸命生きて……」

望月「やっとここまで来れたのに、その元凶がこの中にいるなんて信じられませんよぅ!」

望月「……ですよね? 向井さん」

向井「………………………………」

新菜「そ、そうだよね……ごめん。変な事言ってさ……」

新菜「私達……友達、だもんね?」

皇「メイは皆を信じるです! はい!」

二階堂「確かに……信じられないね」

向井「…………………………」

望月「ね? 皆も同じ考えですし、もう一度考え直して……」




向井「……いや、まだそうだと決めつける事は出来ない」

向井「まだ、議論の余地だって残っているはずだ……!」

望月「な…………っ!」

新菜「……っ! どうして!? 何で私達をそんなに疑うの!?」

新菜「向井くんは皆を信じないの!?」

向井「信じるに決まっているだろう!」

皇「なら、どうして疑うです?」

向井「……これが、学級裁判だからだ」

二階堂「学級裁判だから……?」

向井「ここでは、ただ無闇に信じる事は出来ないからだ……」

向井「信じたいから疑うし……認めさせる為に議論をするんだ」

向井「皆は、ここにいる全員を信じると言っていたが……」

向井「それは皆を信頼しているからじゃない……ただ、安易に逃げているだけだ」

向井「そんなものは信頼じゃない! 寧ろ、ここにいる皆を冒涜するものだ!」

向井「ここにいない、全員への冒涜でもあるんだ…………」



望月「……変わりましたね。向井さん」

向井「そ、そうか……?」

望月「そうですよぅ。昔はもっと受け身な人だったじゃないですか」

二階堂「確かに……どちらかと言うと弱気な性格だったね」

皇「今はシャキッとしてるです!」

スグル「あはは、そうなんですか?」

向井「い、今は俺の話は全く関係ないだろう!?」

望月「関係ありますよぅ!」

新菜「あはは……でも、向井くんの言う通りだったね……」

新菜「うん……わかった! ちゃんと議論してから、皆を信じる!」

向井「ありがとう、皆……!」

そうだ……俺だって皆を信じたいんだ

だから、確証の無い信頼じゃなく、確固たる意思で皆を信じる……!


モノクマ「いやあ……これは納得の感動のワンシーンだね!」

モノクマ「ただ……皆の台詞がちょーっと臭すぎるかな?」

新菜「うっ……」

向井「…………黙れ!」

こいつは、一々余計な事を……!

モノクマ「でも、実際問題首謀者って誰なの?」

モノクマ「そもそも……他に首謀者の候補なんて居ないよね?」

向井「…………それは」

望月「そ、それは違いますぅ!」

望月「まだ考えていない可能性もあると思うんですけど……」

二階堂「……考えていない可能性?」

望月「例えば……えっと……」

望月「そ、そうだ! 【誰かと誰かが、入れ替わっている】かもしれません!」



皇「入れ替わり……です?」

望月「そうですよぅ。推理ゲームには良くある手法なんですけれど……」

望月「最初から、参加していた誰かと黒幕が入れ替わっているんです」

望月「私達は初対面ですから、違和感に気づきませんし……」

望月「何より、途中で退場する事で自分を容疑者から外せるんですぅ!」

新菜「成る程、メリットだらけだね!」

二階堂「でも、そうだとしたら誰がそれを出来るのかな……」

望月「えーと……そういう場合は双子が鉄板なんですけれど……」

向井「…………双子?」

……そう言えば、誰かが双子の姉妹がいると言っていたよな

それは……



【双子の姉妹がいる生徒は?】
 ↓2

文沢

文沢


【文沢 明莉(フミザワ アカリ)】

正解!

向井「お前だ……!」解!

向井「確か、文沢には……双子の妹がいたはずだ」

向井「本人が言うには、容姿も自分と瓜二つだと聞いたが……」

新菜「えっ!? 文沢ちゃんに!?」

二階堂「そう言えば、きみの事を弟だのなんだの言っていたっけ……」

望月「じゃあ、もしかしたら……」

二階堂「その文沢さんの双子の妹が、首謀者かもしれないのか……」

望月「き、きっとそうですよぅ!」

……本当にそうなのか?

それを否定出来る証拠があるはずだ……



【ノンストップ議論  開始!】

『コトダマ一覧』
【スグルの証言】
【入間の証言】
【??の証言】
【誰かのカルテ】



望月「このコロシアイの首謀者は、文沢さんの《双子の妹》……」

望月「その可能性だって、充分にあると思うんですぅ」

新菜「でも、それなら本物の文沢ちゃんの代わりに……」

新菜「妹ちゃんの方が、オシオキで死んでるのかな?」

皇「おねーちゃんが、妹を殺しちゃうですか!?」

二階堂「まあ、その辺はぼくらにはわからない【事情がある】のかもね……」

望月「そうですよぅ! 私達の中に首謀者がいるわけないんですぅ!」

望月「【首謀者は文沢さんの妹】なんですよぅ!」


↓1論破or同意してください


【??の証言】→【首謀者は文沢さんの妹】


【首謀者は文沢さんの妹】←【??の証言】

正解!



向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「……それは、有り得ないんだ」

望月「な、なんでですかぁ……」

向井「……皆は、文沢の妹の名前を知っているか?」

新菜「知らないけど……」

皇「わかんないです!」

二階堂「聞いた事ないな……」

スグル「……………………」

スグル「……文沢 聖羅(セイラ)さんですよね?」

望月「え…………?」

向井「な…………っ」


スグル「え……ま、間違えました?」

向井「あ、いや……合っているぞ」

どうしてスグルが知っているんだ……?

新菜「えーと……それがどうしたの?」

向井「……今、聖羅という名前が文沢の妹だと言ったな」

向井「俺は、その人物が外で誰かと争っている様子を聴いたんだ……!」

望月「あぅ…………!」

二階堂「聴いたって……どうやって?」

向井「それは……俺もよくわからないが急にモノダムが故障して……」

モノキッド「オイ! それはどういう事だよモノダム!」

モノファニー「勝手にザコドモに有利な情報をあげちゃったの!?」

モノスケ「これはやってもうたなぁ……モノダムはタダじゃすまへんで!」

モノダム「……エート、何ノ事カナ?」

モノタロウ「わー! モノダムいーけないんだー!」



モノクマ「………………」

ぽちっ どかんっ

「「ぎゃーーーっ!?!?!?」」

新菜「吹っ飛んだーーー!?」

皇「ぴゅーんっていっちゃったです!」

モノクマ「全く、五月蝿いからしばらくは外で遊ばせとくよ」

モノクマ「ああ、その向井クンの通信については正真正銘本物だよ?」

望月「え……っ!?」

新菜「じゃあ、その聖羅ちゃんって、外にいるの!?」

二階堂「それに、首謀者は外にいないって話だったよね」

二階堂「なら、首謀者の入れ替わりの線は無さそうだね……」

皇「むむむー……また元通りになっちゃいました……」



望月「ちょ、ちょっと待ってよぉ!」

望月「そんなの、モノクマの嘘かもしれないじゃないですかぁ!」

モノクマ「クマ、嘘つかない」

モノタロウ「クマ、嘘つかない!」

モノクマ「黙れっつってんだろー!」

「「ぎゃーーーっ!?!?!?」」

皇「ぴゃう! また飛んでったです!」

二階堂「ネグレクトは子供の成長に悪影響しか与えないよ……」

モノクマ「うぷぷ。ボクはオマエラに嘘なんてついてないよ」

モノクマ「このままじゃ首謀者が有利になりすぎるからね。うぷぷ……」

向井「………………?」




向井「待て……今のはどういう事だ」

向井「……お前は、首謀者が操っているんじゃないのか?」

モノクマ「それは違うよ。実はね、ボクは独立した人工知能なんだ」

モノクマ「ま、そこの肉便器さんと同じだと思ってくれればいいよ」

入間『ぶ、ぶひぃいいいぃぃっ!!』

二階堂「人工知能……なら、首謀者が直接操る必要も無いんだね」

二階堂「だとすると、首謀者は超高校級の発明家に匹敵する程の技術力を持っているのか……」

皇「むむむ……手強いです!」

望月「で、でも! だったら首謀者はどこにいるんですかぁ!?」

新菜「そ、そうだよ! この学園の中にも外にもいないんだったら……」

新菜「首謀者は……どこにいるのっ!?」



向井「……首謀者は………………」

向井「この学園に、いるはずだ……」

皇「ふぇ? 今も見ているですか?」

スグル「何処から僕達を監視しているんでしょう……」

望月「監視カメラは、向井さんの研究教室にしかありませんでしたよね?」

新菜「なら、他にもまだどこかに隠し部屋があるとか……」

モノクマ「いや、それは無いよ。才囚学園にある施設は全て解放したからね」

二階堂「なら、首謀者はあの監視カメラをどうやって見ていたんだろう……」

向井「それは、もう調べてあるんだ」

新菜「そうなの!?」

確か、あいつの証言が物語っていたはずだ……



【正しいコトダマを選択してください】
 ↓1


【入間の証言】


解:【入間の証言】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「映像を調べた入間が言うには……」

向井「監視カメラの映像は、この学園の別の場所に送られていたらしいんだ……」

望月「……べ、別の場所って」

向井「……研究教室だよ」

新菜「研究教室って……!?」

二階堂「ぼく達の誰かの研究教室……って事なのかい?」

皇「えとえと、どういう事です?」

スグル「つまり、首謀者は……」

向井「……いや、俺が言う」

スグル「……大丈夫ですか?」

向井「俺の責任だからな……」

今までの証拠を総合すれば、首謀者の正体に近づけられるはずなんだ

そして、その正体は……



【首謀者の正体は?】
1:コロシアイ学園生活の参加者
2:チーム・ダンガンロンパ
3:そんなものはない
 ↓1


1:コロシアイ学園生活の参加者

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「研究教室に映像が送られているという事は、研究教室にいく必要のある人物……」

向井「この、コロシアイ学園生活の参加者の中の誰かなんだ……!」

新菜「そ、そんな……」

二階堂「……出来れば、否定したかったんだけどね」

向井「………………………………」

皇「……? トーヤ、顔色が悪いです?」

向井「……いや、なんでもない」

首謀者の正体………

いや…………

まさか、な…………


本日はここまで
首謀者の正体についてはなんとなく解るかと思います

乙です
首謀者はやっぱりあの人かな

パクリすぎて寒い

才能やキャラのほぼ全てをこまるシリーズからパクってる癖に何でつまらないのか

再開します
本日中には首謀者判明までいきたい所


スグル「ええっと……皆さんに聞きたいんですが……」

スグル「これからは、何を議論すればいいと思いますか?」

新菜「え!? 何を、って……」

二階堂「どうすればいいのか、これは難しい所だね」

皇「むむむーん……わかんないです」

望月「わ、私も……ちょっと……」

向井「………………………………」

新菜「……向井くん? 本当に大丈夫?」

向井「あ、ああ……」

向井「ええと……何の話だったか?」

スグル「向井さん……」

向井「すまない……」


新菜「えーと……向井くんは何を話すべきだと思う?」

向井「……この学園生活の参加者の中にいる事は確かだ」

向井「そして、首謀者も俺達の中にいるのならば……」

向井「必ず、首謀者も何かしらの行動を起こしていると思う」

二階堂「うん……それはそうだよね」

二階堂「幾ら参加者の中に紛れ込んでいるからって、何もしないとは思えない」

皇「首謀者さんが、メイ達に何かしたのを探すです!」

望月「そんなの……見つかるんですか?」

向井「……首謀者の干渉に、気づいていた者はいたはずだ」

向井「少なくとも、一人は……」

皇「え……誰ですか?」

ずっと悩んでいたはずなのに、それを全く感じさせなかった……

そうだろう……?


向井「……櫻田だよ」

スグル「櫻田さんが……」

向井「この置き手紙にも、書かれているように……」

向井「櫻田が内通者として動かざるを得なくなったのは、何者かが櫻田を洗脳したからだ」

新菜「確かに……処刑される前の櫻田くんは普段とは全く違う反応だった様な……」

スグル「何らかの手段を用いて、櫻田さんを操ったと?」

望月「そ、そんなの……どうやって……?」

向井「……どうやったかは重要じゃないんだ。望月」

向井「方法を探ったとしても、それは直接首謀者には結び付かないからな」

二階堂「うん……なら、何処から議論すればいいのかな」

向井「それは、櫻田の遺書が証拠になるはずだ」

櫻田の手紙から、首謀者の動き出したタイミングを明かせるはずだ

まず、議論すべきは……



【これから議論するべきは?】
1:いつ
2:どこ
3:何
 ↓1


1:いつ

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「重要なのはこの手紙にある文……」

向井「”この学園に来てから”と書いてあるよな?」

皇「ふぇ? 来てからって、いつからですか?」

新菜「具体的な日数が書いてないよ!」

二階堂「でも、ニュアンスである程度は推察出来そうだね」

二階堂「多分、この学園に来てからっていうのは……」

二階堂「言葉通りの意味だと思う」

皇「言葉通り……です?」

向井「そうだ……そして、それこそが、俺達の議論するべき部分……」

向井「首謀者の唯一の隙になる……!」

その、急所となるタイミングは……!


1:この学園で目覚めた時
2:最初の事件の際のアリバイ
3:最後の事件の際のアリバイ
 ↓1


1:この学園で目覚めた時

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「首謀者が、唯一自ら動いたタイミングは……」

向井「この学園で、初めて目覚めた直後なんだ……!」

望月「この学園で……目覚めた……」

新菜「それってずっと前の事じゃん!」

向井「それ以外に首謀者が俺達に干渉する隙が無い……」

二階堂「……でも、どうやって証明すればいいんだろう?」

皇「メイ達、皆バラバラです……」

向井「……………………」

……目覚めた場所は、それぞれ違う

だけど、俺は……いや、俺と御鏡だけは、首謀者を知る事が出来たんだ……



――――――――――

鉄「ボクの名前は鉄 伊織。超高校級の仕立て屋だよ!」

――――――――――

リチャード「ボクはリチャード。超高校級の皇太子として認定された者です」

――――――――――

桐生院「この超高校級の超高校級コレクター……桐生院 凛々華のものなのですから!」

――――――――――

浦賀「あっしは浦賀 金太郎さぁ言いやす。超高校級の炭鉱夫でさぁ」

――――――――――

藍羽「私は藍羽。藍羽 美優」

――――――――――

逸見「オレの名前は逸見 弥七ってんだっ! 覚えとけっ!」

――――――――――

文沢「私は文沢 明莉……超高校級の歴史学者と申します」

――――――――――




――――――――――

榛原「ヒナコの名は榛原 緋奈子……北方軍にて軍楽隊長を務める者だ」

――――――――――

櫻田「俺は櫻田 慧司。超高校級の警備員として、政府より選ばれた者だ」

――――――――――

御鏡「私の名前は御鏡 真幌! 超高校級の実行委員って呼ばれてるんだ!」

――――――――――

天道「俺様の名前は天道 蒼真だ。探偵やってるぜ」

――――――――――

皇「メイは皇 芽衣花です! 超高校級の拳法家です、はい!」

――――――――――

二階堂「ぼくは二階堂 義明……以後よろしく」

――――――――――

新菜「私の本名は新菜 那悠だからね! ファンならしっかり覚えてよ!」

――――――――――

望月「え、えっと、わわ、私の名前は望月 美代子って言うんですぅ……」

――――――――――



向井「……………………」

思い出される初めての記憶

あそこから、俺という存在は始まったんだ

向井「……………………」

そして、これからが俺の終わり

終幕までの、カウントダウン……

向井「……首謀者は…………」

ふと、頬を伝う感触に気を盗られる

その感傷を振り払い、首謀者へ全ての真実を突き刺した

向井「お前だ―――!」





【コロシアイ学園生活の首謀者は?】
 ↓2まで ※フルネームでお願いします


望月美代子

望月美代子





【望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)】




望月「……え」

差し出した指の先には、ずっと俺を支え続けてくれた少女がいた

俺が、心を開いていた少女がいた……

新菜「…………え?」

新菜「えぇええええぇぇぇっ!?!?」

皇「み、ミヨコが首謀者さんです!?」

二階堂「……嘘だよね? よりにもよって彼女が……?」

皆の顔がさっと青ざめる。そうだろう、望月はこの中でも最も大人しい少女だ

俺だって、他人に望月が首謀者と言われても信じない

だから―――

向井「嘘なんかじゃない。コロシアイ学園生活の首謀者は……」

向井「―――――望月だ……!」

精一杯の虚勢で、真実を伝える―――!



望月「え……と、待ってくださいよぅ」

望月「向井さん……急に、何、言ってるんですか?」

望月「そ、そんな嘘……いきなりつかないでくださいよぅ」

向井「……俺が、望月に対して嘘をついた事があったか?」

望月「……っ! で、でも! どうして私が首謀者だって言うんですかぁ!?」

向井「……初めて出逢った時、櫻田の傍にいたのは望月だけだ」

向井「櫻田に対して何かを行えたのは、望月以外に存在しない……!」

望月「そ、そもそも……首謀者が櫻田さんに何をしたって言うんですか!?」

何をした、か……

それは、隠し部屋に残されていたアレを使ったはずだ……



【正しいコトダマを選択してください】
 ↓1

【思い出しライト】


解:【思い出しライト】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「思い出しライトだ……」

向井「これで櫻田に、絶望としての記憶を植え付けたんだ……」

新菜「そ、それ思い出しって言うより、洗脳じゃ……」

入間『全くだ! こんな屑鉄なんざの為に何人死んだと思ってやがる!』

スグル「……………………」

望月「え、あ、なん、なん、で……!」

望月「そ、そうだ……! 櫻田さんといたのは私だけじゃありませんよぅ!」

望月「あの後……新菜さんと二階堂さんも一緒に行動していました!」

望月「私だけじゃない! 二人にもチャンスはあるんです!」



向井「……なら、その二人のどちらかが怪しい行動をしたのを見たのか?」

望月「…………そ、それは!」

向井「……新菜、そして二階堂。ここで教えてくれないか」

向井「二人は、どちらかが怪しい行動をしていたのを見たのか!?」

新菜「え? えーっと……それは……」

二階堂「……ぼくは見ていないよ」

新菜「わ、私も……というか、ライトなんだよね?」

新菜「そんなの使ったら、光でバレると思うんだけど……?」

望月「う、うぅ、うぅう……!」

皇「み、ミヨコ……ホントですか?」

望月「わ、私は、違……!」

向井「……………………」

望月「む、向井さんは……私を信じてくれないんですか!?」

望月「私は……向井さんのずっと、ずっと傍に居続けたのにっ!」



向井「……そんなもの、決まっている」

向井「そんなの……信じたいに決まっているだろう!?」

望月「ひぅ……っ!」

向井「ずっと、ずっと俺の傍にいてくれた、支えてくれたお前が……!」

向井「コロシアイの首謀者なんて、信じられる訳が無いだろう……!」

皇「……トーヤ、泣いてるです」

皇「きっと、きっとトーヤも、すっごく辛いと思うです……」

新菜「み……見てられないよ……!」

今、泣いてるのか、俺は。でも……

向井「今だって反論して欲しいさ……! 誰でもいいから、間違っていると言って欲しい……!」

望月「う……うぅ……! うぅうぅ……!」

心の奥から声を張り上げる。身を削る様な絶望で喉が裂けそうだ

それでも……不思議と、止めようと。思考を停止しようとは思えなかった

向井「新菜でも! 二階堂でも! 皇でも! スグルでも! 入間でも……!」

向井「誰でもいいから、俺を論破してくれよ……っ!」

二階堂「……望月さん。どうなんだい」

スグル「……向井さんの気持ちが伝わったなら、真実を教えてください」

望月「う、うぁ、あああっ……!」

望月「私は……! 私はっ……!」

「私、は………………っ!!」


ブツンッ



新菜「え……? 何!? 停電!?」

二階堂「う、目が……」

皇「真っ暗はやーですー!」

スグル「お、落ち着いてください! 今タブレットの明かりで……!」

スグル「……うわっ!?」

向井「スグル!? 大丈夫、か……!?」





「えへへ……さっきの向井さん、凄く格好良かったですよ」

「私もう身体がゾクゾクして……もう気を失っちゃいそうです」

向井「……………………っ!?」

この、声は……!?

「私は、ずーーーっと……」

「向井さんの事、信じていましたよ」

耳元で囁かれる甘い言葉。それは、普段ならば喜べるものなのに……



今の言葉は、初めてモノクマと出合った時の嫌悪感を思い出した




新菜「……あ! 点いた!」

新菜「……って、何これ!?」

二階堂「これは……電光パネル……?」

皇「むむむ……チカチカするです……」

裁判場に光が戻る。だが、その様子は最初の時とは見違えていた

周囲に浮かぶのは、チカチカと輝く電光パネル

その画面は暗黒に塗り潰されているはずなのに、奥から何かが覗いている様な……

まるで、俺達が誰かに閲覧されている様な錯覚に陥ってしまいそうだ

そして、もう1つ変わったのは、俺の真正面。天道の席に立っているのは……








「……まずは最初の問題はクリアです」




「でも、これで終わりじゃないですよ。まだまだエンディングには程遠い……」




「さあ……向井さん。私と戦うつもりですか?」




望月「貴方の目に映る世界の創造者(クリエイター)である、この私に!」





【超高校級の創造者(クリエイター)】
  望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)














【 学 級 裁 判  中 断 】








本日はここまで。首謀者は望月さんでした
今回は立ち位置が立ち位置なので、首謀者の正体は簡単に判るようにしたつもりです
何か質問などあれば、返答致します

なんの捻りも無いな

>>680
それな

流石の信者もヒエヒエで草
自作でこれとかこまると安藤の作者に土下座して詫びろ

正直全滅させた方が良かったと思う

後出しで首謀者の正体は簡単に判るようにしたつもりとかw


まあ望月だと思った

解りやすすぎて面白味も何も無いんだよなぁ

唐突すぎ

ガッカリしたわ。今まで見てきて損した

最後まで応援してる

>>689は内容見てないよ。無差別に乙つけてるから

こんなんで満足しちゃうオリロン厨もいるんですよ!

未だに批判意見が一人の垢変えだと思い込んでいる精神異常者だからな

再開します。やっぱりバレバレだったみたいですね……


【-学級裁判解答編  START-】



向井「……………………」

望月「……………………」

目の前の少女と対峙する。普段の臆病さが嘘の様に、その目は煌々と輝いている

……いや、あれは光輝くと言うよりまるでドス黒い闇の様だ

黒を黒で塗り潰した……もうこれ以上無い程の闇の輝き……

新菜「な……何なの? 本当に望月ちゃんが首謀者なの?」

皇「ホントにホントに、本当ですか?」

二階堂「……寧ろ、これを見せられて疑う余地は無いね」

スグル「彼女が……コロシアイ学園生活の首謀者!」

向井「……どうしてこんな事をしたんだ」

向井「……答えろッ!! 望月ッ!!」



望月「……本当に、私と戦いますか?」

向井「は?」

望月「もし、皆を切り捨てて、私だけを選んでくれたら……」

望月「向井さんに、この世界の全てを差し上げますよ?」

望月「どこかのラスボスは半分だけですけど……私は全部ですよ! 全部!」

スグル「ふ……ふざけてるのか!?」

新菜「そんな提案乗る訳ないじゃん!」

望月「さあ、どうしますか? 今なら私も付いてきますよ!」

望月「あんまりスタイルには自信ありませんけど……それでも、真心を込めて奉仕します!」

望月「さあ、選んでください! この世界と、私を!」

二階堂「……さっきから、何の話かな」

皇「むーっ! メイ達を置いていっちゃめっ! です!」



望月「……無粋な人達ですね…………」

皇「ひゃうっ!?」

望月「今、私は主人公の向井さんと話をしているんですよ?」

望月「関係の無いモブキャラ達は、話が終わるまで黙っていてくれませんか?」

新菜「モブキャラっ!? 私がっ!?」

望月「選んでください! 向井さん!」

望月「私と世界か、真実か!!」



1:真実を選ぶ
2:真実を選ぶ
3:真実を選ぶ
 



向井「……今更、迷うまでもない!」

向井「俺は……真実を追求するぞ……!」

スグル「向井さん!」

望月「……そうですか」

望月「その答え……後で変更してもいいんですよ?」

望月「きっと、真実を知れば私の世界が欲しくなるって……」

望月「私は……信じていますから!」

向井「白々しい事を言うな……ッ!」

……ここからは、真実を追求する議論だ

怯むわけにはいかない……必ず真実を暴いてみせる……!

望月「さあ、それでは始めましょう!」



望月「この才囚学園の全てを暴く、最期の学級裁判を!」




【ノンストップ議論  開始!】

『コトダマ一覧』
【入間の証言】
【戦場風景】
【超高校級の???の研究教室】
【スグルの証言】
【希望ヶ峰学園の論文】



望月「突然ですが、外の世界についてお話しましょうか」

新菜「そ、外の世界!?」

望月「単刀直入に言いますと、滅んだんですよ!」

望月「《モノクマの手によって》!」

二階堂「……嘘だね」

二階堂「ぼく達は【ほんの数週間しかここにいない】のに……」

二階堂「滅んだなんてあり得ないよ」

望月「うぷぷ、そう思いますかぁ?」


↓1論破or同意してください


【戦場風景】で《モノクマの手によって》に賛同


《モノクマの手によって》←【戦場風景】

正解!

向井「その意見に賛成する……!」同意!

向井「滅んだかまではわからないが……」

向井「モノクマがそれだけの力を持っているのは確かだ……」

望月「向井さん……! 私に賛成してくれるんですね!」

向井「うるさい! 黙れッ!」

皇「トーヤ……怖いです……」

二階堂「感情的になり過ぎるのはよくないよ……どうしてなんだい?」

向井「すまない……根拠はこの写真だ」

スグル「これは……! 入間さん、これって確か……」

スグル「あれ? 入間さんがいない?」



入間『―――! ――――――!?』

望月「もう、推理ゲームでのネタバレはご法度ですよ?」

望月「なので、一時的に没収しまーす」

スグル「そんな! 返してください!」

向井「いや、この写真については俺からも説明出来るんだ」

皇「どうしてですか? この写真って、軍隊さんです?」

新菜「えぇ!? 何でモノクマが軍隊を蹴散らしてるの!?」

向井「……この軍隊は、榛原の軍だ」

向井「地上最強クラスの軍、北方軍が簡単に殺戮されているんだ……」

二階堂「……なんで解るのさ」

向井「……俺の動機ビデオだよ」

向井「俺に渡されたのは……榛原の動機ビデオだったんだ……!」



新菜「そ……そんな……嘘だよね……?」

新菜「私、榛原ちゃんから少し聞いた事あるけどさ……」

新菜「北方軍って、負け知らずの軍隊なんだよね?」

新菜「それがあんな簡単に負けるなんてあり得ないよね……?」

望月「残念ですけど、これって現実なんですよね」

望月「そもそも……その写真は、私が向井さんにプレゼントしたものですし」

向井「…………っ」

皇「じゃあ……ホントのホントです……?」

二階堂「ま、待ってよ。そんなのおかしいじゃないか」

二階堂「何でただのクリエイターであるきみに、そんな事が出来るのさ」



望月「……ただのクリエイター?」

望月「ぷ……っ! うぷぷぷぷ……っ!」

二階堂「……何がおかしいのさ」

望月「あははっ……! 私がただのクリエイターな訳ないじゃないですか!」




望月「だって私は【超高校級の絶望】なんですから」




…………………………………………な!?

スグル「…………っ!」

新菜「超高校級の……絶望……?」

向井「……お前が、超高校級の絶望!?」

二階堂「知ってるの? 向井くん」

向井「話にだけは聞いた事がある……」

向井「残虐な人体実験や無差別な殺戮を繰り返してきた史上最悪の怪物だ……!」



皇「ふぇ!? ミヨコ、怖いです……!」

新菜「望月ちゃんって、そんなに頭のおかしい人だったの!?」

入間『――――!? ――――――!!』

望月「……まあ、それについては色々とあるんですけれどね」

望月「ああ、スグルさんはよく生きていましたね? 凄いですねー」

スグル「ひ、他人事みたいに……!」

スグル「お前のせいで、どれだけの人間の人生が壊されたと……!」

望月「知らないですけど? 所詮場面に関係ないモブキャラじゃないですか」

望月「そんな所の設定まで、一々覚えてらんないですよー」

スグル「ぐ……っ!」

向井「………………………………」

望月「ああ、気になるなら次は超高校級の絶望について議論しますか?」

望月「それじゃあ皆さん、議論の方をお願いしまーす」


【ノンストップ議論  開始!】

『コトダマ一覧』
【??の証言】
【櫻田の置き手紙】
【誰かのカルテ】
【超高校級の???の研究教室】



望月「超高校級の絶望については……」

望月「ほとんどスグルさんが話しちゃっているんですよね」

二階堂「……さっきも言っていたけどさ」

二階堂「その人体実験って本当なの?」

新菜「確かに嘘臭いというかー……」

新菜「【そんなイメージない】よね……」

望月「え? 実験の証拠ならあるじゃないですか」

望月「《あれだけある》なら、信じてくれるって思ってたんですけどぉ……?」

皇「むぅー……もうわかんないです」


↓1論破or同意してください

【超高校級の???の研究教室】で《あれだけある》に同意


《あれだけある》←【超高校級の???の研究教室】

正解!

向井「それに賛成だ……!」同意!

向井「まさか……あの研究教室に捨てられていた死体の事か!?」

望月「そうなんですぅ! あの死体は、私達が使い潰した連中なんですよぅ!」

二階堂「本当にきみは……命を何だと……」

スグル「……ちょっと待ってください」

スグル「今……”私達”って言いましたね」

新菜「え……まさか、まだそんなとんでもないのがいるの!?」

皇「ぴゃう!? 誰ですか!?」

望月「それは当然、向井さんですよっ」

望月「だって、才能が隠されているのは向井さんだけですし……」

望月「他に、候補はいませんよね?」

向井「……わざと言っているのか?」

俺が超高校級の絶望でないのは、あいつが証明してくれるはずだ……



【コトダマを提出してください】
 ↓1

【スグルの証言】


解:【スグルの証言】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「スグル……お前は俺に、こう言ってくれたよな」

向井「俺は超高校級の絶望じゃない。とな……」

スグル「はい……それは確かです」

スグル「向井さんは……向井さんだけは、超高校級の絶望ではありません」

……? 今、何か違和感があった様な……

望月「……ネタバレは駄目だって、言ったはずなんですけど?」

スグル「そんなの知らない! 向井さんに罪を押し付けるなっ!」

望月「…………………………」



二階堂「…………話を戻すけどさ」

二階堂「結局、超高校級の絶望って誰の事なんだろうね」

新菜「で、でもさ……私わかんない……」

皇「メイ、ごちゃごちゃです……」

向井「……複数人…………」

二階堂「……心当たりでもあるのかい?」

向井「1つ、気になる事がある……」

そういえば、アレも複数人いる可能性があるんだよな……?

もしかして、何か関係があるのか……?



【超高校級の絶望と同じく、複数人存在する可能性があるものは?】
 ↓1

【センテンス・スプリング】


解:【センテンス・スプリング】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「連続殺人鬼、センテンス・スプリング……」

向井「こいつの事を調べていたボードには、こう書かれていたんだ」

向井「その圧倒的な組織力。と……」

二階堂「組織力……つまり、単独犯や共犯どころか……」

皇「もっといっぱいいるですかっ!?」

望月「そんなにはいないですよぅ。だいたい十数人位ですぅ」

新菜「ね、ねえ? 確か、櫻田くんってその連続殺人鬼って言われてた様な……」

向井「それに、今の望月の口振り……」

望月「正解ですぅ! その殺人鬼の正体は、なんと……!」

望月「超高校級の絶望でーす!」





向井「……………………」

望月「……あれ、反応が薄いですね」

向井「……どこか、そんな気はしてた」

向井「お前が、こんな事をしているなんて信じたくなかっただけだ……」

スグル「………………………………」

望月「それじゃあ超高校級の絶望についての議論も一段落つきましたし……」

望月「次は何の議論から始めます?」

新菜「ま、まだやるの……!? いい加減にしてよ!」

新菜「私達は何時になったら元の世界に帰れるの!?」

新菜「いい加減……私を外の世界へ帰してよっ!!」









望月「帰れませんよ?」

新菜「え?」

望月「だって、皆さんはここで過ごすしか出来ないんですから」


皇「……うぇ? メイ達、ここで過ごすしかないですか?」

二階堂「な、なんでさ……世界は滅んだとは思えないけど……」

二階堂「現に……スグルくんは、ぼく達を助けに……」

スグル「………………………………」

新菜「な、何とか言ってよ……!」

スグル「……僕は、厳密には皆さんを助けに来た訳じゃないんです」

二階堂「……………………は?」

スグル「僕は……”向井さん”を助けにくる様に命じられました」

向井「……は?」

……………………何で、俺だけなんだ?

皇「ほぇ? トーヤだけです?」

新菜「な、何で……?」

スグル「それは……………他の人は………」

望月「それは? それは!?」

……まさか。まさか、まさか!

スグル「それは……っ!」

向井「……止めろぉおおおっ!!!」



【向井以外の全員の生徒の正体は?】
 1:超高校級の絶望
 2:超高校級の絶望
 3:超高校級の絶望
 ↓1










望月「《超高校級の絶望》ですからね」









新菜「……………………」

皇「……………………」

二階堂「……………………」

向井「………………………………」

向井「………………は?」

スグル「あ……っ!?」

入間『あ、あぁあ……!? 最悪のタイミングで言いやがったぞ!?』

二階堂「超高校級の……絶望……?」

新菜「ま……ままま、待ってよ!? 私達が超高校級の絶望!?」

皇「う……ウソです! メイ、そんな酷い人達じゃないです、はい!」

二階堂「そ、そうだよ……そんなの、嘘に決まって……」

望月「嘘じゃないですよぅ。あんなに皆で向井さんの家族を虐殺したのに……」

向井「……あれは……嘘……だ……」

望月「嘘じゃないって解っていたから、あんなに取り乱したんじゃないですか」

望月「そもそも、動機ビデオに嘘を入れる訳無いじゃないですかぁ」

望月「動機そのものが嘘っぱちなんて、推理ゲームでは最悪ですし?」



二階堂「ま、待ってよ……さっきから、何の話を……」

望月「もー、うるさいですねぇ。待って待ってって……まるで将棋ですか?」

望月「とにかく、私含めて皆さんは大量虐殺犯なのでお外には出られませーん」

望月「あ、違った……全員じゃなくて、向井さんだけは綺麗ですよ!」

向井「ふざけるなッ! そんなの、そんなの……ッ!」

皇「メイは信じないです! メイは人殺しなんてしません!」

新菜「そ、そうだよ! 私達がそんな事する訳ないじゃん!」

向井「………………………………それは」

望月「あはは! なら、次の議題はそれにしましょうか?」

望月「貴方達は、本当に外に出ても良い人間なのかどうかを……ね!」


本日はここまで

再開します


【ノンストップ議論  開始!】

『コトダマ一覧』
【超高校級の???の研究教室】
【スグルの証言】
【世界新聞】
【入間の証言】



望月「私達は、世界から排除された存在なんです」

望月「《指名手配》されているので、何処にも逃げ場はありませんよ?」

二階堂「そ、そんなの……【きみが勝手に言っている】だけだよね」

新菜「私達が、そんな【殺人鬼】な訳ないじゃん!」

皇「メイは【殺すのはダメ】って解ってるです! はい!」

スグル「……………………」

望月「無駄ですよ。どれだけ必死になって叫んでも……」

望月「真実には敵いませんから……」



↓1論破or同意してください

【世界新聞】で《指名手配》に同意


《指名手配》←【世界新聞】

正解!

向井「……………………」同意!

新菜「ねぇ、向井くん……向井くんも何とか言ってよ……!」

新菜「いつもみたいにさ……! それは違うぞーって、言ってよ……!」

向井「……俺は、皆の事が書かれていた新聞を見つけたんだ」

向井「俺は英語が読めないけど……載せられている写真の意味は判る」

皇「写真……ですか? どんな写真だったんです?」

向井「……皆の顔写真に、大きなバツが付けられたものだ」

新菜「え……そ……それって……!?」

二階堂「その新聞……ぼくに読ませてくれないかな」

二階堂「仕事柄、多少なら英語は扱えるからさ……」

向井「……わかった。頼む、二階堂」

二階堂に新聞を手渡す。ぱらぱらと捲る音だけが、学級裁判場に鳴り響く……




新菜「な、なんて書いてあるの?」

二階堂「……希望ヶ峰学園、史上最大最悪の事件」

二階堂「ギフテッドに認定された生徒達の凶行……」

二階堂「以下の十五名の生徒から、ギフテッド制度を剥奪……」

向井「……もう、充分だ」

二階堂から新聞を返してもらう。その顔は蒼白に染まっていた

皇「きょーこー……はくだつ……です?」

新菜「な、何で……それに希望ヶ峰学園ってなんの事なの……?」

望月「そう言うと思ったので、軽く説明しておきますね」

望月「私達は本来、希望ヶ峰学園の生徒であり……」

望月「少しの間だけ同じ教室で学んだ、クラスメイトなんですぅ」

向井「な……………………!」



向井「クラスメイト……!? なのに、コロシアイを行ったのか!?」

望月「え? 一応、鉄さんや文沢さんは言っていた気がするんですけど……」

新菜「そ……そんなの! 簡単に信じられる訳ないじゃん!」

皇「メイ達、ホントは初めてじゃなかったですか……?」

望月「実は、初対面どころか一緒に人を殺し尽くした仲なんですよ?」

望月「ちゃーんと、皆さんの物も持ち込んでいたんですけど……」

向井「……皆の物?」

もしかして、あの教室にあったのは……



【コトダマを提出してください】
 ↓1

【机の名前】


解:【机の名前】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「あの机……確か、文沢の名前が書かれていたが……?」

望月「そうなんですぅ! あれは、昔のものを持って来たんですよぅ」

二階堂「な、何でそんなものが……」

望月「だから、クラスメイトなんですって! 私達は仲間なんですよっ!」

皇「う……ウソです! 仲間なら、こんな事しないです、はい!」

望月「……逆ですよ。皇さん」

皇「ほぇ?」

望月「どうでもいいキャラが死んで、何が楽しいんですか?」

望月「誰彼構わず殺すなんて、ただのシリアルキラーじゃないですか」

望月「大切な人が死んだ時こそ、最高のカタルシスを得られるんですよ!」

望月「それが、デスゲームものの醍醐味だとは思いませんかぁ……っ?」

向井「望月……ッ!」

歪みきった思想を、臆面も無く晒す少女

今までの事は、全て自分の為とでも言いたいのか……!?

望月「……………………」



新菜「……もう、いいよ」

新菜「……どうして? 何で、私達はこうなっちゃったの?」

新菜「私達は……本当に私達は……超高校級の絶望なの……?」

望月「……皆さんが絶望に堕ちた理由までは判りません。個人的な問題ですから」

望月「でも、キッカケなら判りますよ」

二階堂「………………何さ」



望月「……【ゼツボウ写本】ですよ」



向井「ゼツボウ写本……!?」

皇「ひゃあぅ!? それって本に書いてあったです!」

向井「待て! そんな本が、超高校級の絶望と何の関係があると……!」




望月「向井さん……少し解説しましょう」

望月「ゼツボウ写本とは、かつての名家である《江ノ森》の家の家宝でした」

新菜「江ノ森……?」

二階堂「……少し、聞いた事あるよ」

二階堂「確か……古書の蔵書量では敵う者のいない、語り部の家だよね」

望月「はい、そうです」

向井「……なら、なんでそんなものが皆と関係しているんだ」

向井「そんな家と俺達とは、何の関連性も無いじゃないか……!」

望月「そう思うでしょう? 実は、結構繋がりがあるんですよね」

望月「まず、この江ノ森の家からは私達と同じく超高校級として選ばれた人がいるんです」

皇「メイ達と同じです! はい!」

望月「まあ、当時と私達とでは選定基準が大きく違うんですけどね……」


向井「……どうして、望月はそんな事まで知っているんだ」

望月「……どうしても何も、ゴフェルズ・ゲートはその生き残りが造った組織ですから」

向井「なっ!?」

新菜「そんなに古くからあるの!?」

望月「詳しくは私も知らないんですけどね。何でも数千年も前の時代からの人間だとか何とか……」

二階堂「そんな与太話なんかじゃなく、根本的な理由を教えてよ……」

望月「……そのゼツボウ写本の内容が、私達が絶望した理由です」

皇「な、何でです? 何で、メイ達は変わっちゃったですか……?」

望月「……ゼツボウ写本は、鏡なんです」

向井「……鏡?」

望月「読んだ人の中にある、小さな歪みや罅を、広げて、壊して、また広げ……」

望月「そうして、最終的には変えられない程絶望的思考の持ち主に堕とす……おぞましい本なんですよ」


向井「……何で、ゼツボウ写本を皆は読んだんだ」

新菜「そんな危ない本を、皆で読む訳無いじゃん……!」

望月「勿論、皆さんが自分から見るわけ無いじゃないですかー」

望月「……私の才能をご存じですよね?」

含んだ笑みを浮かべる望月の才能。それは確か……

向井「……!? まさか……っ!?」

望月「はい、そうでーす!」

望月「私はゼツボウ写本を……ゲームにしちゃいましたー!!」

頭に浮かんだ最悪の想像。それは、目の前の笑みによって実現した

二階堂「げ、ゲーム……に……?」

望月「安心してくださいよぅ。皆で楽しく遊べる様な、健全なゲームですから」

望月「私だって……初めてだったんです」




望月「クリアしたら……人生が変わるほどのゲームを創ったのは!」




皇「じゃあ……ミヨコのゲームで、メイ達は変わっちゃったですか?」

二階堂「た、たかがゲームで……人の……それも、大勢の人間を狂わせるなんて……」

望月「それが出来るからこその、超高校級のクリエイターなんですよ」

望月「私の創る世界は……完全にして究極のリアルフィクションなんですから!」

スグル「究極のリアルフィクション……」

おぞましい程の笑みを浮かべる望月

既にその目からは、かつての優しさを感じられなかった

向井「……何でだ。何でなんだ。このコロシアイの本当の目的は何だ」

向井「どうして皆を絶望に堕としてまでこんな非道な事が出来たんだ……ッ!」

望月「……それはですねぇ」

望月「向井さんの為、なんですよ?」

向井「………………………………………………」

向井「………………………………………………は?」



……このコロシアイが、俺の為?

向井「ま、待て、それは、どうして……」

望月「向井さんが私達のクラスメイトであった事は判りますよね?」

向井「………………それは」

確かに、それらしい証拠はある

だが、本当にあれは俺の事なのか……?

望月「何迷っているんですか? 早く出してくださいよ」

向井「………………………………」

望月「何で出してくれないんですか?」

望月「アレは、間違いなく向井さんについての物ですよ」

望月「あ、そうだ……それは二つあるので全部答えてくださいね?」



【向井と関連性のあるコトダマを二つ提出してください】
 ↓1

誰かのカルテ
希望ヶ峰学園の論文


解:【誰かのカルテ】 、【希望ヶ峰学園の論文】

正解!

向井「………………………………」解!

向井「このカルテ……それが、俺のものだと言いたいのか?」

望月「そう……そして、あの学園の論文も向井さんの事なんですよ」

向井「……………………………………そうか」

スグル「いったい……何が書かれているんですか?」

向井「……ある人間を、ギフテッド制度の研究の為の生け贄にする」

向井「その為に、四肢の切断や洗脳等を施すと……」

二階堂「な……そんなの、いくら希望ヶ峰学園でも許されるわけが……」

望月「許されたんですよ。その結果が、今の向井さんなんですから」

向井「……………今の、俺……………………」

望月「もうこの際ですから言っちゃいましょうか? 向井さんの才能は……」




望月「……【超高校級の犠牲者】。誰かの為に踏みにじられた可哀想な人体実験の被害者なんです」





向井「……犠牲、者?」

俺は、希望の為の犠牲になった……?

望月「そうして向井さんは死なない……と言うより、死ねなくなったんです」

望月「当然、世間にそのまま放逐する訳にはいきませんから……」

望月「その避難場所として、私達のクラスが選ばれたんです」

皇「メイ達が……ですか?」

望月「私達のクラスは同じ様に洗脳をされて……向井さんを受け入れた」

望月「言ってしまえば……私達も、犠牲者なんです」

向井「………………俺の、せいなのか」

スグル「そんなの! 言いがかりじゃないか!」

スグル「それに、それとコロシアイ学園生活と何の関係もないじゃないか……!」



望月「関係無い訳無いっ!!!」

スグル「……………………!」

望月「私は、私はこんなの許せない……今までの私達が嘘なんて認めない!」

望月「向井さんへの記憶が、全て嘘なんて許さない」

望月「皆が、向井さんを簡単に忘れていくのが許せない……」

望月「本当に、本当に私は皆の事を大切に思っていたんですよ? なのに……」

望月「今までの事は全部嘘。向井さんは皆とは何の関係もありませんなんて……」

望月「……ふざけないでよ! そんなの、誰も幸せにならないじゃないっ!」

スグル「……っ」

望月「最初の頃は皆のアルターエゴを通して自分を慰めてた……けど、ゼツボウ写本に出会って全てが変わった!」

望月「かつての皆を再現して、皆を殺し合わせれば、皆も元の世界に絶望する」

望月「私達の腐った世界より、私の世界の方が何倍も素晴らしい証明になる!」

望月「だから、私はコロシアイを始めたんだよ! この世界全てに、忘れられた想い復讐する為に!」

スグル「……それが、本当の動機……!」


入間『待ちやがれ! 幾らなんでもおかしいだろ!?』

入間『テメーは十五人分のアルターエゴを持ってんだろ? だったらそれ使ってやりゃあいいじゃねぇか!』

望月「……………………あ」

入間『まさか気づかなかったのか!? とんでもねぇスポンジ脳みそだなぁ!』

望月「とっくにやり尽くしましたよ?」

スグル「……え?」

望月「ほら、デモプレイって必要じゃないですか。それに、もしかしたら皆も思い出すかもしれないですし」

望月「だけどね……失敗したんですよ」

望月「そう……失敗……失敗した………」

望月「失敗した……失敗した、失敗したんだ!」

望月「失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した!!!!!!!」

望月「何度やっても……皆は何も思い出してはくれなかった!」

望月「私には何が欠けているのか判らなかった……今までこんな事無かったのに」

望月「それで……気づいたんですよね」

望月「足りないのは……《リアリティ》ってね!」

スグル「………………はぁ!?」



入間『待ちやがれ! 幾らなんでもおかしいだろ!?』

入間『テメーは十五人分のアルターエゴを持ってんだろ? だったらそれ使ってやりゃあいいじゃねぇか!』

望月「……………………あ」

入間『まさか気づかなかったのか!? とんでもねぇスポンジ脳みそだなぁ!』

望月「とっくにやり尽くしましたよ?」

スグル「……え?」

望月「ほら、デモプレイって必要じゃないですか。それに、もしかしたら皆も思い出すかもしれないですし」

望月「だけどね……失敗したんですよ」

望月「そう……失敗……失敗した………」

望月「失敗した……失敗した、失敗したんだ!」

望月「失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した!!!!!!!」

望月「何度やっても……皆は何も思い出してはくれなかった!」

望月「私には何が欠けているのか判らなかった……今までこんな事無かったのに」

望月「それで……気づいたんですよね」

望月「足りないのは……《リアリティ》ってね!」

スグル「………………はぁ!?」



スグル「そんな理由で……生身の肉体でのコロシアイを……!?」

望月「結局、向井さんは何も思い出せずに何人も犠牲になったんですけどね」

望月「ね? 向井さん?」

向井「……………………」

そうか……やっと判った……

彼女は……いや、皆は……

俺が、狂わせたんだんだな……

入間『な、なら……最後の投票はどうなるんだよ?』

入間『首謀者がこいつで元凶は向井なら誰に投票すりゃいいんだよ!?』

望月「そうですね……そろそろ投票について説明しておきましょうか」


望月「今回の投票先は二つあります」

望月「一つは私に投票して、残りの皆で外の世界に出ていく事……」

望月「皆さんの望んだ結末ですね」

スグル「……それは」

望月「そして、もう一つはわざと投票先を間違える事……」

望月「そうすれば……」

入間『そんな事したら、全員オシオキされちまうじゃねーか!』

望月「そんな事するわけ無いじゃないですか! 大切な仲間なんですから!」

望月「それに……皆さんにとっても、悪くない話なんですよ?」

新菜「……私達にとっても?」

望月「もし私以外に投票した場合は……」



望月「皆さんを私の世界へと連れていってあげましょう!」

望月「別名新世界プログラム……『ニューステージ・プログラム』へと……ね!」



本日はここまで
タイトル回収に主人公の才能の発表。前作の因縁など割とやりたい放題やらせて頂きました
今はまだ説明メインなので、学級裁判らしさはもう少し待っていただければ……

再開します


向井「ニュー……ステージ……」

スグル「プログラム……?」

望月「さて、投票を始める前に話しておきますが……」

望月「皆さんが外の世界へ戻る理由は、実は無いも同然なんですよね」

望月「この才囚学園に入る際に、自分達の世界とは決別しましたから」

新菜「決別……って……」

望月「断捨離。とでも言いましょうか」

望月「自分達のしがらみを、全て棄ててきたんですよ」

望月「どんな風に捨てたかは、ご想像にお任せします」

二階堂「……そうかい」

望月「それに……才囚学園が何処にあるか判りますか?」

向井「才囚学園が……何処か……?」

何故、今更そんな事を……?

望月「ヒントは……皆さんが絶対に知っている場所ですよ」

望月「そして……大ヒントとして、海外にあるとだけ言っておきます」

皇「に、日本じゃないですか!?」

絶対に知っている……そして、海外……

向井「……ま、さか………………!?」

才囚学園は……あの場所にあるのか……!?



【閃きアナグラム  開始】
問:才囚学園は何処に建てられている?
 
解:あ○○○と○○
 ↓1

アトラント皇国


解:アトラント皇国

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「まさか……アトラント皇国か!?」

新菜「あ、アトラント皇国って……!」

二階堂「リチャードくんの故郷じゃないか……!」

望月「そう、その通り! ここはアトラント皇国に建てられているんです!」

望月「正確には……才囚学園の校舎はアトラント皇国の古城を再利用していて……」

望月「リチャードさんの研究教室では、毎晩拷問を行っていたんですよ!」

皇「ひ、酷いです……!」

向井「……リチャードの動機は、ここから出て故国に戻る事」

望月「だけど、実は才囚学園はアトラント皇国にあったんですよ」

望月「それに気づかないで、リチャードさんはコロシアイの口火を切った!」

向井「……っ! それじゃあ……!」

向井「リチャードは……何の為にコロシアイをしたって言うんだ……ッ!」



望月「無駄死に……これ程残酷な現実ってありませんよね」

望月「でも大丈夫! 私に任せてくれるなら、その死は無駄になりません!」

スグル「それが、ニューステージ・プログラムに繋がるんですか……」

望月「ニューステージ・プログラムは、私の最高傑作である仮想現実……」

望月「その中では、死んだ皆さんのアルターエゴが保存されているんです」

望月「つまり、私達はやり直せるんですよ。全てを消去して、最初から……」

望月「正に! これこそが究極のリアルフィクションに相応しいプログラム!」




望月「《皆が幸せになる唯一の方法》なんですよ!」



向井「……皆が………幸せに………………」



新菜「……ね、ねぇ、望月ちゃん?」

新菜「そのプログラムってさ……死んだ皆もいるって言ったよね?」

スグル「新菜さん……? どうしてそんな事を聴くんですか?」

新菜「だ、だったらさ……藍羽ちゃんや、榛原ちゃんにまた会えるんだよね……?」

向井「………………………………」

二階堂「……ぼく達は、外の世界には出てはいけない人間みたいだね」

二階堂「だったらいっそ……フィクションの中に閉じ籠るのも……」

スグル「二階堂さん、何を言っているか解っているんですか……!?」

皇「メイ、わかんないです。わかんないですけれど……」

皇「でも……皆幸せになれるですか? また皆で笑顔で遊べるんですか?」

スグル「皇さん! 首謀者の言葉に惑わされては駄目です!」

向井「…………………………………………」

スグル「向井さん……お願いです。皆を説得して下さい!」

向井「…………………………………………」

スグル「向井さん………………っ!」

………………俺、は


1:虚構を選ぶ
2:虚構を選ぶ
3:虚構を選ぶ




向井「……もう、いいだろう」

スグル「えっ……?」

向井「もう……これ以上、誰かが苦しむ必要なんて無い」

向井「望月の世界が、確かに皆を救えるのならば……」

向井「俺は……望月の言う、ニューステージ・プログラムを選ぶ……」

スグル「……そ、そんな………………」

望月「……あ、あはは! あはははっ!」

望月「そう言ってくれると思っていましたよ! 向井さんなら、きっと私の事を理解してくれるって!」

望月「さあ、皆さんの意見は一致したみたいですし……」

望月「投票タイムにしましょうか!」

スグル「ま、待て! まだ終わってなんかない……!」

望月「…………はぁ? 何か疑問でも?」

スグル「もし……皆さんが望月さんの創る世界に転生した後は……」

スグル「僕達は……どうなるんですか?」



望月「うーん……正直な所、全く考えていなかったんですよね」

望月「そのまま帰しても面白くないですしー……かと言って殺すのもなぁ……」

入間『べ、別にそのまま帰してくれてもいいんだぜ?』

入間『というか……スグルはどうなってもいいから、オレ様だけは無事に帰せ!』



望月「……あ! とってもいい事を思い付きました!」


望月「せっかくなので、チーム・ダンガンロンパの方にも……」


望月「新しいプログラムを体験して貰いましょうか!」


望月「体験型コロシアイプログラム……それを延々と繰り返して……いつかはゲームとして出したいな……」



望月「タイトルは……《みんなのコロシアイ新学期》!」



望月「我ながら素晴らしいですねっ!」

スグル「ふ……ふざけるなっ!?」



入間『冗談じゃねぇ! オレ様達にもコロシアイをさせようってか!?』

入間『……って、よく考えりゃあオレ様はアルターエゴだから関係ねーな!』

スグル「それは、アルターエゴの入間さんはそうかもしれませんけど……」

スグル「代わりに生身の入間さんがコロシアイを強制させられるんですよ!?」

入間『はぁ!? 世界に誇れる大天才入間美兎様がコロシアイだとぉ!?』

入間『舐めてんじゃねーぞクソガキ! 舐めたきゃ向井のでもナメてろ!』

望月「はいはい。もうアンチの意見はどうでもいいんですよね」

望月「さあ、本命の皆さんの答えを聞かせてください!」

新菜「う、うぅ……………………」

二階堂「ぼくは……………………」

皇「メイ……メイ、は……………………」

向井「………………………………」

俺達が逃げれば……スグルや知らない人達が犠牲になる……

けど、俺達には、もう―――


望月「……いいんですよ。向井さん」



望月「貴方はもう十分に苦しんだ。なら楽しい事が無いと辛いじゃないですか」



望月「もう論破も反論もしなくていい。何も答えなくても……無回答でもいいんです」



望月「貴方は……私の事だけを受け入れてくれればいいんですから」



向井「…………………………………………」



……どうでもいい。もう考えるのも面倒になってきた

手元のスイッチに手を伸ばす。これで、全てが終わるんだ

これで―――幕切れ。この物語の終着点

全ての考えを放棄して、俺は手元のスイッチを……











「……それは違うぞ」

「僕は……そんな答えを認めない」

「君達の出した、その答えを否定する」

「このコロシアイを……否定する!」


本日は短いですがここまで

乙です
最後はスグルで論破する感じかな


どうなるかな

リチャードの研究教室で拷問って
誰を拷問してた?

>>760人体実験の研究の場所ですが、本編では冗長になるのでカットしました
再開します。本日は安価はありません


向井「………………え」

突然、裁判場に声が響く

どこか儚いながらも、確かな意思を持つ青年の声が

新菜「あ……貴方、誰……?」

二階堂「確か……何処かで見た気が……」

皇「ふぇ……?」

望月「……何で、何でここに!?」

スグル「あぁ……っ! 来てくれた……!」

入間『ったく……遅いんだよクサイ原!』

「ごめん……こっちでも色々あってさ」

「だけど、もう大丈夫。全員とはいかなかったけれど、何人かは到着しているはずだよ」

スグルや入間と親しげに話す青年。帽子を取ると、俺達に向き直って口を開いた

「初めまして……君達のコロシアイは、僕達も見させて貰っていたよ」

最原「僕の名前は……最原 終一。一応、チーム・ダンガンロンパのサブリーダーをやっているんだ」



向井「最原……終一……」

聞き覚えの無い名前。だが、不思議と俺は彼の事を知っている様な……

二階堂「最原って……確か、天道くんと同じ超高校級の探偵の……」

最原「僕も驚いたよ……だって、まさか同じ才能の人が超高校級の絶望なんて……」

皇「え、えっと……シューイチはソーマとおんなじ探偵さんですか?」

新菜「で、でもさ? どうして、今の今になってここに来たの?」

望月「……そんなの、決まっているじゃないですか」

望月「私達を殺しに来たんですよ! 二度と超高校級の絶望が産まれない様にする為に!」

新菜「え……えぇっ!?」

最原「………………」

向井「……どうなんだ。本当なのか?」

最原「……確かに、彼女の言う通り、僕達の目的は超高校級の絶望の討伐だよ」

最原「だけど、今回はそれが目的でここに来た訳じゃないんだ」

二階堂「討伐が……目的じゃない?」



最原「僕の目的は……望月さん。君だよ」

最原「君の持つニューステージ・プログラムの押収……それが僕の目的だ」

向井「プログラムの……押収……!?」

望月「……ッ! 貴方達は、私の世界まで奪おうって言うの!?」

望月「そんなの……絶対にあげない! あの世界は私達のものだっ!」

最原「だけど、プログラムを正しく使えば救われる人間だって沢山いるんだ!」

最原「君達が犯した数々の罪を、償えるかもしれないんだぞ!」

望月「知らない知らない! 誰も私達を救ってくれなかったクセにっ!」

望月「どうして……今更、誰かの為に使わないといけないの!?」

望月「皆! 早く投票して! プログラムを奪われる前に!」

皇「ふぁあぅ!? 投票です!?」

二階堂「でも……誰に投票すれば……」

望月「誰でもいいから、早く……!」


「……黙れ、クソヤロー」

ドスッ!

望月「あ、ぐぅ……っ!?」

唐突に、何かが刺さる音と女性の声がした。そして、悲鳴をあげる望月……

声の方向へ振り向くと……腕から血を流している望月と、何かを構える少女がいた

新菜「あ……きゃあぁーっ!?」

二階堂「な、い、いったい何が……」

「うるさいな……死なない様な所を狙ったから騒ぐのは止めて」

「それとも……あんた達も、こいつみたいに黙らせてあげようか?」

皇「ひゃう!? 武器ですか!?」

最原「ちょ、ちょっと待ってよ、春川さん」

最原「助けてくれたのは嬉しいけど、幾ら何でも手荒過ぎるよ」

春川「しょうがないじゃん。リーダー命令にはそいつらの身の安否はどうでもいいんだし」

春川「私は、最初からそいつらの事なんてどうなろうと構わないし」

スグル「は、春川さんですか……」

入間『ケッ、まな板はやる事がスマートじゃねえ。見た目は貧相なクセにな!』

春川「……先に来てたこいつらも、大して役に立たなかったしね」


望月「はぁ……はぁ……どうして、二人もここに……!?」

最原「勿論、僕達だって最初からここに来れなかったんだ」

最原「だけど……天道くんと御鏡さんが、地下通路のロックを弄ったお蔭で……」

春川「こうして、あんた達を始末しに来れたって事だよ」

望月「あ、あの二人……! どこまでも私の邪魔をして……!」

向井「…もしかして、この鍵は………」

最原「それは、二人が作っていた外の世界への扉の鍵だね」

最原「だけど、それを使って君達は外の世界に出ていたら……」

二階堂「袋叩きにされていた……」

春川「それどころか、あんた達はお尋ね者になって殺されていたよ」

スグル「でも、どうして二人はそこまで作っていたのに脱出しなかったんでしょうか……」

向井「……きっと、二人共、どこかで気づいていたんだ」

向井「自分達は、外に出てはいけないって……」


新菜「じゃあ……私達より先に二人は真相に気づいていたの!?」

向井「二人の才能は探偵とフィクサー、事件においては俺達よりも上だ……」

向井「流石に、自分達が大量殺人犯とは思っていなかっただろうが……」

スグル「可能性は、ありますね……」

スグル「二人共、自らの命を捨ててまで首謀者である望月さんを引きずり出したんですから……」

皇「ソーマ……マホロ……うぇぇん……!」

……俺は、あの二人を過小評価しているのかもしれない

けれど、二人の力が無ければ、こうして外部から人が来る事は無かったんだ

二階堂「……ちょっといいかな」

二階堂「さっき、春川……さんが、ぼく達を始末しに来たって言っていたけど……」

春川「あんた達は、自分が思っているよりも遥かに危険な存在なんだよ」

春川「だから、”超高校級の暗殺者”の私が潜入する人間に選ばれたんだ」

新菜「あ、暗殺者ぁ!?」

春川「言っておくけど、私は、そこの格闘家もどきに負ける程弱くはないから」

春川「飛び道具がある以上、そいつが近寄る前に撃ち殺す事だって可能だよ」

皇「ひぅ……」

そう吐き捨てる彼女の目は、酷く冷たい

きっと、俺達の行動次第では躊躇いなく殺される……



最原「勿論、僕達だってこんな手段を使いたくはない」

最原「だから……早く、プログラムの権限を僕達に渡して欲しいんだ」

望月「はぁ……っ! うるさい……っ! 何でもかんでも思い通りにさせない……!」

腕の傷を庇いながら、望月は何かを取り出す。それは……

向井「それは……オシオキのスイッチじゃないか……!?」

望月「今すぐここから出ていってください……そうじゃないと……」

望月「この才囚学園を破壊します……!」

スグル「なっ!? じ、自爆するつもりですか!?」

入間『おい! とっとと才囚学園から逃げろ! オレ様まで巻き込まれるだろーが!!』

望月「さあ、早くログアウトしてくださいよ! さもないと……」

望月「貴方達ごと、消え去ってやる!」





「んあー……お主はいったい何を言っておるんじゃ?」





望月「……え?」

突然困惑する望月。その手には、先程まで握られていたスイッチは無かった

二階堂「……誰?」

皇「はぅ!? 誰ですかっ!?」

あまりの出来事に、全員の思考が一時的に中断される

困惑する皆を他所に、新たな人物が裁判場に出現した

「かーっかっかっか! よくぞこのタイミングで聞いてくれたな!」

「聞いて驚き敬うがいい。ウチは超高校級の魔法使い……」

春川「そいつは超高校級のマジシャンの夢野だよ」

夢野「は、春川よ。今はいい所だったんじゃから邪魔するでないわ!」

夢野「それに……ウチはマジシャンではなく、魔法使いじゃ!」

夢野「今も瞬間移動魔法を駆使し、望月からスイッチを取り上げたじゃろ!」

最原「それは、僕達が気を反らしている間に背後に回り込んだだけだよね?」

春川「あんたは望月と背丈が変わらないから、気づきにくいだろうしね」

夢野「んあー! 魔法じゃ! 誰が何と言おうとも魔法使いなんじゃ!」

……新たに登場した、魔法使いの様な少女

……何と言うか、個性的な人だな



最原「……それで、どうして夢野さんがここにいるの?」

最原「夢野さんは、天海くんや東条さんと同じ後方支援だったよね?」

夢野「おぉ、そうじゃ! その事について急ぎの要件があるのじゃ」

夢野「件のプログラムじゃがな……接続する事に成功したのじゃ!」

望月「は……あぁっ!?」

入間『オレ様ツエエエエエッ!!!』

夢野「まだ何も言っとらんぞ。まあ入間の力も大きいがな」

春川「それで? 権限はこちら側に移せそうなの?」

夢野「それがのぅ……中におるアルターエゴが邪魔をして上手くいかんのじゃ」

新菜「中にいるアルターエゴって……!」

二階堂「皆の事、だよね」

望月「だ……だから言ったでしょう? 私の世界は私達のもの……」

望月「皆だって、それを望んでいるはずなんだから……!」



入間『……だったら、確かめてみるか?』

スグル「え……入間さん?」

入間『オレ様の発明……名付けて”寝ながらゲームくん”を使えよ』

望月「……っ、駄目ですっ!」

入間『何でだよ! そんなにオトモダチを信じてんなら他人になに言われようが平気だろ?』

入間『オレ様は……オレ様を信じている。だから何をしようがオレ様の勝手だぜ』

最原「それはそれで、問題があるんじゃないかな……」

最原「でも……入間さんの発明を使えば、そのプログラムの中に入れるんだね?」

最原「だったら……使ってくれないかな」

望月「や、止めて……止めてよぅ……!」

春川「……邪魔はさせない」

新菜「く、クロスボウ!? こっちに向けないでよ!」

春川「スグル、早く渡して。私がそのプログラムに乗り込んで制圧する」



夢野「そ、それなんじゃがのぅ……」

夢野「どうやら……ウチや最原、春川ではダメらしいのじゃ」

春川「は?」

夢野「何でもウチらでは資格が無いらしい。そのせいで弾かれてしまうのじゃ」

最原「えっと……ウイルス扱いされて、そのせいで弾かれるって事かな」

春川「何それ。じゃあ意味無いじゃん」

夢野「んあー……ウチら以外の、こやつらの中の誰かに頼もうと思ったんじゃ」

夢野「それを一触即発の空気にしおったから、台無しになったのじゃ」

春川「殺されたいの?」

夢野「んあー! ウチをそんな目で見るでない!」

スグル「……なら、向井さんに任せてみませんか?」

向井「………………俺が?」

スグル「はい。僕は、この中ならば向井さんが適任だと思いますし……」

スグル「僕は……貴方を信じますから」

……………スグル………………


望月「む、無駄ですよ……もう皆、答えは変わらな……」

向井「………貸してくれ」

望月「………………え?」

向井「入間の発明品を、貸してくれ……」

向井「俺を……プログラムの中に、行かせて欲しいんだ」

新菜「向井くんが……?」

皇「大丈夫ですか……?」

向井「ああ……」

二階堂「……判ったよ。きみに任せる」

……プログラムの中の世界。怖くないかと言われたら嘘になる

それでも、俺は……確かめてみたいんだ

本当に、その世界が理想郷なのかを

最原「……わかった、それじゃあ、息を整えてじっとしててね」

最原「……よし。起動するよ……!」

頭に何かが装着される。そんな事を気にする暇もなく……

俺の意識は散り散りとなり消えていった










【※!ATTENTION!※】
【ここまでの記録をセーブしますか?】
 ・YES←
 ・NO





Now Loading………………

本日ここまで

流石に原作キャラの踏み台扱いは自虐すぎる

何というか……その、読者にも見捨てられて暴走してない?

自分の中では基本的に
原作>>>自作の序列になっています(例外アリ)
今回出てきた人もフル装備なら皇と榛原と櫻田を纏めて倒せる力加減になってます

俺も採用されたところ愛書以外すべてエタってて死神なんじゃないかと思えてきた
愛書完走してくれー

wwwwwwww

明日の夕方か夜に再開します

しなくていいよ恥ずかしいから

856 : 名無しさん sage 2018/06/09(土) 07:36:10
ニューステージは展開が盛り上がりに欠けるのがね…
他の所なら「おお!」ってなるシーンもあそこだと「あっそう…」ってなる
淡々と進行してる上、重要な情報もさらっと出してるから

858 : 名無しさん sage 2018/06/09(土) 13:43:20
>>856
確かにこれは思うな

信者公認のクソロンパだからとっとと終わらせてくれ

了解

それでは、再開します
恐らく、これが本編最後の更新になると思います
お付き合いしてくださる方がいれば、宜しくお願い致します……


『???』

向井「………………ん」

目を開けると、そこには誰もいなかった

何も無い、何も見えない、何も感じない虚無の空間

……いや、何か、何かが聞こえる

これは……誰かの声?

一人、二人、三人……いや、それ以上の声が聞こえる

どこか懐かしくて、会いたかった声が……





「………………………………」

「……待っていたよ。向井君」



【■■■■■■■■ ■■】



望月「じゃーん! 今までの事は……」

望月「全部、ゲームだったんですよ!」

櫻田「全く……人騒がせな事をするな」

浦賀「本当でさぁ……肝が冷えやした」

ニーナ「まあいいじゃん! こうやって皆と会えたんだからさ!」

スメラギ「やったです! これでみーんな幸せです、はいっ!」

御鏡「そうだ! 《こんなに素晴らしい世界》なんだしさ……」

リチャード「ズバリ、皆さんでもう一度パーティーをしませんか?」

桐生院「パーティー……ふふん、流石はわたくしのクラスメイトですわ!」

藍羽「相変わらず、浮かれた発想だね」

榛原「ヒナコは賛成だ。また交流を深めたいからな!」

逸見「だったら、美味ぇ料理はオレに任せてくれよなっ!」

鉄「皆に合うような服を、いっぱい作らなきゃね!」

ニカイドウ「ふふ……皆の手が輝いて見えるよ……」

天道「ま、真実なんか見て見ぬフリすんのが楽なのぜ」

文沢「楽