【二次創作】安価で進めるオリロンパ ニューステージ (1000)


【諸注意】
・何番煎じかもわからないオリロンパスレです
・ダンガンロンパシリーズとの関連性はほぼ無いパラレル設定です
・エタらない事を重視するため、展開が速いかもしれません
・キャラクターは全て自作です。キャラメイクはありません。ご了承ください
・前作を見なくても大丈夫な様に作るつもりですが、若干のネタバレを含みます


 前作
【二次創作】安価で進めるオリロンパ
 【二次創作】安価で進めるオリロンパ - SSまとめ速報
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……………

…………………………

………………………………………暗い

暗い、暗い。何も見えない、ここが何処かも解らない

ここは何処だ? 俺は誰だ?

そんな焦りとは裏腹に、心ではやるべき事が解っていた

俺は進まないといけない。立ち止まってはならない。臆してなんていられない

疑問だらけの闇の中で、それだけは何故かはっきりと理解出来た

だったら…立ち上がらないと。前に進まないといけない

誰かに手を引かれた様な、そんな感覚と共に……

俺は、目の前に手をかざし、そのまま前へと押していった













【PROLOGUE】
  舞い戻る超高校級









「きゃああっ!!」

「うおっ! なんだなんだぁ!?」

「ろ、ロッカーの中から、人が出てきましたわよ!?」

「ナルホド! この国のシノビは壁ではなく、ロッカーに隠れるのですね!」

「いやぁー…幾ら忍者でも隠れねぇと思いまさぁ」

……俺の目の前には、困惑の表情を浮かべる男女がいた

見たところ、全員俺とそう年は離れていなさそうだが…

後ろを振り向くと、扉の開いたロッカーが……どうやら、俺はここにいたらしい

そして、周囲を確認してみると…黒板に机と、学校の様ではあった

床には雑草が生い茂り、窓には鉄格子に有刺鉄線が張り巡らされてる事を除けば

そんな事を頭で考えていると、一人の女性が俺の元へ訪ねに来た

「貴様…何故そんな場所にいたかは問わん。我々が聞きたいのは…」

「貴様に、ここまで来た時。そしてこの中に入った記憶はあるのか?」


…記憶?

そう問われて自分の記憶を探るが……

??「…すまない。思い出せないんだ」

「そうか…いや、ヒナコ達もここまでどうやって来たかがわからぬのでな」

??「いや…そうじゃない。俺はここまで来た記憶どころか…」

??「俺が何者で、何処から来たのかも解らないんだ…」

…そう。俺は俺自身の記憶。それそのものすら覚えていなかった

「…えっ!? 記憶が無いの!? それって結構ヤバくない!?」

「えっと、記憶喪失です?」

「待ってくれ、人間がそう簡単に記憶を失うとは思えんが…?」

「うぇぇ…どうなってんの?」

「どーでもいいよ…ぼくはもう疲れたから速く帰して…」

俺の記憶を話した途端、周囲のざわめきが更に増す

記憶が無い…それは、この異様な状況下においては混乱してもおかしくないだろう

「おい! 一度落ち着け! 俺様達の身に何があったかは知らねーが…」



モノスケ「希望ヶ峰学園がキサマラを助けてくれる…なんて、考えとるんやないやろうな?」

「…………あ?」

「…? 今の声は………」

モノキッド「待ちくたびれたぜ! ようやくミー達の出番だな!?」

モノスケ「全く、ザコドモがぴーぴー騒ぎおって! モノタロウ、出番や!」

モノタロウ「あれ? オイラ何すればいいんだっけ? オイラ忘れちゃった」

モノファニー「忘れちゃダメよ! 早くザコドモの記憶を戻すのよ!」

モノダム「………………………………………」

「なんだ? あのタヌキの出来損ないみてーなのは」

「平成タヌキ合戦ですね!」

「違うからっ! て言うかあれホントにタヌキかもわかんないから!」

突然空から降ってきた五色の狸…いや、あれはクマか?

そのクマ達は、俺達の目の前で何やら言い争いをしているみたいだが……

………どうして、あいつらの茶番を見ているだけで、こんなに寒気がするんだ?


「おい、貴様らが何者かは、この際目を瞑ってやろう」

「では貴様に聞こうか…ヒナコ達をどうした? ここは何処だ、速やかに答えろ」

モノタロウ「うわー! 助けてー!」

モノファニー「モノタロウ!?」

ヒナコ。と名乗った女が赤色のクマを掴み上げて問い質す

その鬼気迫る迫力は、離れている俺も怯む程の勢いで……

当然、仲間を狙われたクマ達も黙ってはいなかった

モノスケ「ちょ、止めーや! 今はエグイサルも置いてきとるんやで!?」

モノファニー「そ、そうよ! アタイ達みたいなか弱く儚い存在を虐めて楽しいの!?」

「俺とてしたくはない、助けてほしければ俺達について速く口を割ることだな」

「天誅! 天誅です!」

その怯えきった様子に恐れる必要は無いと感じたのか、二人の生徒が加勢する

形勢逆転。クマ達を追い詰めたと思ったその時だった……


モノダム「……キサマラノ、記憶ヲ、返シニ、キタンダヨ」

緑色のクマが、唐突に俺達の記憶を戻すと言ったのだ

「えっ…! 本当に!?」

モノダム「ダカラ…モノタロウヲ、離シテアゲテネ」

「………フン」ぽいっ

べちっと音を立てて落とされた赤いクマは、てちてちと音をたてて仲間の元へと戻っていく

モノタロウ「うわーん! 怖かったよモノダムー!」

モノダム「ダイジョーブ、ダヨ…」

モノキッド「ケッ! モノダムのクセに活躍しやがって! ムカつくから後でボコボコにするぜー!」

「お、おい、それよりもよ…」

「本当に、私たち記憶を返していただけるんですの?」

モノスケ「当たり前や! ええ加減判別出来るようにしとかんとアカンやろ!」

モノダム「ソレジャ…イクヨ……」

そういって緑色のクマが取り出したのは手持ち式のライト……?

モノファニー「このライトの光を浴びれば、キサマラの失われた記憶を取り戻せるのよ!」

モノキッド「んじゃ、今度はしっかりとやってくれよな! ヘルイェー!」

……今度は?

そのたった一言の疑問を解く前にライトから光が溢れ……

俺の意識は、光の中に消えていった……

………………………

………………

………






………

………………

………………………暗い

何があった? 俺は誰だ?

この暗闇はなんなのか……それすら俺には解らない

なら、この胸の焦りはなんだ? なにも無い俺が、何を焦る必要がある?

それに、この感覚、一度何処かで味わった様な………?

その答えを確かめる為に、俺は―――

不確かな暗闇から逃れる為に、腕を前に押し出していった………



「きゃああっ!?」

……暗闇を抜けた先にあったのは、少女の悲鳴だった

目の前の少女は、俺よりも一つか二つは年が下…だとは思う

この悲鳴聞いたことがある…そう思ったが、そんな訳はない

だって、俺達は初対面のはずだ。なら声を聞く事も無かったはずだ

なら、何故俺はこの少女の悲鳴に、奇妙なデジャヴを覚えたんだ…?

考えていると、先に少女の方から話しかけてきた

「え、えっと…君は誰?」

「なんでロッカーの中にいたの? 新手のドッキリかな?」

??「い、いや、その………」

「そもそもここは何処なの? 私、気がついたらここにいたんだけど…」

「………もしかして、君もそうだったりするのかな?」

「だとしたら、私達はどうしてこんな所に連れてこられたのか…「

「なんか……ドキドキしてこない!?」

??「………そうか?」

混乱しているのか、矢継ぎ早に俺に質問を投げ掛ける目の前の少女

…質問する事が楽しそうに見えるのは、気のせいだと思いたい


ひとしきり俺に話しかけてきた少女は、急にはっと気がついた様な顔をして…

ぺこり、と俺に頭を下げてきた

「あっ…! ご、ゴメン! 私だけ一方的に君に話しちゃってたね…」

??「………いや、大丈夫だ」

「そうかな…? あ、そうだ! 私達って初対面だしさ……」

「自己紹介しようよ! 私と君が、これから親友になれるようにさ!」

初対面。その言葉に何故かひっかかりを覚えたが、今の俺にはそれを否定する事は出来なかった

??「…そうだな。俺の名前は………」

俺の名前は………?

??「………………………………」

「…? どうかしたの? もしかしてあんまり言いたくない名前だったり…」

??「…いや、そうじゃない。そうじゃないんだ…!」

俺の名前…それが、何故か頭の中に無い

名前だけじゃない…俺が何処の出身で、何処に住んでいるかも…

家族構成もペットの有無も友人の名前も通っていたはずの高校の名前すら…

俺の頭から、すっぽりと抜け落ちていた



「ええっ!? 君、自分の名前がわからないの!?」

??「………すまない」

目の前の少女も困惑している…

当然だ。まさか俺が何もかもわからない人間なんて思いもしなかっただろう

「な、何か無いの!? 学生証とか、身分証明書とかさ!」

??「………探してみよう」

少女に急かされながら、俺は急いで荷物を調べ始めた

ポケットの中を探ってみたり、最初に俺が入っていたロッカーの中も調べたが……

俺を証明出来るモノは、存在しなかった

「んー…無いんだ…どうしよう。このままだと君をなんて呼べばいいのかわかんないよ…」

「よし! なら私が君の名付け親になってあげるよ!」

「ロッカーの中にいたからカーくんっていうのはどうかな!?」

??「断る」

ペットじゃないんだぞ…?

と、そんなやり取りをしていると、机の中に何か点滅するものが入っていることに気がついた



??「………これは?」

「タブレット…かな? それにしては随分小さいけど……」

「ちょっと動かしてみようよ! もしかしたら何かあるかもしれないし!」

言われるがままにタブレットを起動させると、電子生徒手帳と表示され…

そこには紛れもない俺の顔写真と共に……

『向井 刀哉(ムカイ トウヤ)』と、確かにそう書かれていた



【超高校級の???】
  向井 刀哉(ムカイ トウヤ)



「へぇ…向井君って言うんだ! よろしくね! 向井君!」

向井、刀哉。それが、俺の名前……

向井「ああ、よろしくな」

名前を取り戻した安堵からか、少し心に余裕が出来たように感じる…

これが俺の名前…もう二度と忘れないようにしないといけないな


「そうそう。まだ私の名前は言ってないよね」

向井「…? ああ」

「えへへ…それじゃあ言うね!」

彼女はやや得意気になりながら、俺に自己紹介をしてくれた

御鏡「私の名前は御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)! 超高校級の実行委員って呼ばれてるんだ!」



【超高校級の実行委員】
  御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)



向井「御鏡…真幌……?」

何故だろうか。彼女の名前から、何かを思い出せそうな気がする……?

いや、それよりも……

御鏡「…あれ? もしかして知ってた?」

向井「いや…その、御鏡の言う超高校級って何の事なんだ?」

彼女の自慢げに語る超高校級とは何なんだ? 何かの肩書きのようだが…

御鏡「…えっ!? そこから!?」

御鏡「んー…まあいっか! 私が説明してあげるから、よーく聴いといてね!」


御鏡の説明を纏めると……

向井「超高校級とは政府が認めた特別な才能を持つ生徒の総称。という事か?」

御鏡「そう! 超高校級に認定されるには政府の実施している……」

御鏡「ギフテッド制度と呼ばれる、特別な奨励制度によって選ばれるんだ」

御鏡「国家単位で才能を育成する為に設立された制度で、選ばれるのは将来有望と見なされた生徒…」

御鏡「あくまで有望。だから、まだ実績が浅い子も選ばれる事があるんだって」

御鏡「超高校級に選ばれると、奨学金の補助から始まって、選挙権と被選挙権の獲得みたいに……」

御鏡「色んな特権が与えられるんだ!」

向井「なるほどな……」

そんな制度があるのか……見ると、御鏡のものと思われる手帳にも書いてある

? それならばどうして俺のは……

向井「…俺のは、何故その才能が表示されていないんだ?」

俺の電子生徒手帳には間違いなく、超高校級の???と書かれている

御鏡「……故障かな?」

うーん、と首をかしげている御鏡。御鏡にもわからないみたいだな……


向井「なら、御鏡の超高校級の才能である【超高校級の実行委員】は……」

超高校級の実行委員…言葉だけではどんな事をした実績があるのかわかりにくいな

御鏡「うん。私は昔から色んなイベントを企画したりしてたから、いつの間にかそう呼ばれてたんだよ」

御鏡「体育祭に文化祭はもちろん。後は卒業式や入学式とかも、私が企画した事があるんだ」

御鏡「私、昔からイベントってすっごく大好きなんだ! 皆が一緒に同じことをやるってさ……」

御鏡「凄くワクワクするよね! 皆が一つとなってイベントを楽しむ事が、私の生き甲斐なんだよ!」

向井「……そうか、凄いんだな」

御鏡「えへへ……」

照れ臭そうに笑う御鏡。俺にはそれが、とても眩しく見えた

彼女は誰かが楽しむ事が自分の楽しみと語ってくれた。それが好きだと……

その志は素晴らしい……俺には素直にそう感じたんだ


御鏡「あっ…これからどうしようか?」

御鏡が俺に問いかけてくる。俺はここから出た方がいいと思う

向井「どうしようか。と言われてもな…」

向井「外に出る事は出来ないのか?」

俺が指を差した先にあるのは教室の扉

あそこからは出られないのか…?

御鏡「うーん…二人でやってみよっか!」

……まさか、試してなかったのか?

御鏡「し、仕方ないじゃん!」

御鏡「出ようとしたらいきなりロッカーの中から出てくるんだもん……」

向井「……すまない」

…何故か、謝らないといけない気がした

御鏡「謝らなくてもいいよー…それじゃあ行こっか! 未知の世界へ!」

勢いよく扉を開き、外へ飛び出ると……


「うえぇぇぇぇん!! ここ、どこなんですかぁぁぁぁ!?!?」

向井「…………………………」

御鏡「…………………………」

すぐ近くに、回りを気にしない程に泣きじゃくっている女の子がいた

その隣には険しい表情の青年が。どうやら、女の子を宥めているみたいだが……

「……落ち着いてくれ。まずは慌てずに、冷静に状況の判断を……」

「この状況で落ち着ける訳ないじゃないですかぁ! 私はどうなっちゃったんですかぁ!?」

「…………はぁ、全く…………」

女の子がパニックになってしまっているからか、状況は芳しくないようだ

向井「どうする。御鏡…御鏡?」

御鏡に意見を振ってみると、何か考えている素振りをみせ……

御鏡「……私、あの二人知ってるかも」

向井「!? 本当か!?」

御鏡「うん。私が企画したイベントで、顔を見た気がするんだよね……」

御鏡「とりあえず、二人のどっちかに話しかけてみよっか」

そうだな……どちらでもいいが……

【どちらに話しかけますか?】

1:泣きじゃくっている少女
2:厳しい顔の青年
↓1


「……お前たち。お前たちも気がついたらここにいたのか?」

向井「……あぁ」

「成る程な……つまり、俺達とお前たちの状況は同じという事か」

御鏡「ええっと、君は随分落ち着いてるんだね」

「まあな、慌てた所で何も変わらないならば落ち着いて対処すべきだろう」

「この状況は何時からなのか…そして、俺達には何かの共通点でもあるのか…」

「それを速やかに把握し、迅速かつ適切に動くべきではないか?」

「それが、俺のやるべき事だからな」

向井「…そうなのか」

…驚いた。ここまで冷静に、今のこの状況に対応出来るとは……

よく見ると、男の腰には何か棒状のものがぶら下がっている…これは、警棒か?

御鏡「…あれ? もしかして、櫻田君?」

「……? そうだが……君は誰だ?」

「俺は君を知らないが、何故俺等の事を知っている?」

御鏡「あ、そっか。私は企画する側で櫻田君の事を知ってたから、つい会った気になってたよ……」

御鏡「櫻田君は、私のイベントでよく警備を担当してくれているんだ!」


櫻田「そういう事か……ならば、俺からも改めて自己紹介させてもらおう」

櫻田「俺は櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)。【超高校級の警備員】として、政府より選ばれた者だ」

櫻田「何が起きているはわからんが、宜しく頼む」



【超高校級の警備員】
  櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)



御鏡「櫻田君は現役の警備員で、警備学校でも首席をとるくらい凄いんだ」

御鏡「それに、…現警視総監である櫻田星一(さくらだ せいいち)さんの息子でもあるんだよ!」

警視総監……!? 警察のトップに立つ人物の息子なのか!

だからだろうか? この状況でも冷静に落ち着いていられるのは……

櫻田「ふ……親父の顔に泥を塗る訳にもいかないからな。これくらいは当然だ」

櫻田「親も超高校級等と持て囃されているが、親父からすればまだまだ若輩さ」

……この強烈なまでの自負心。それが櫻田の強さと冷静さの源か……

……俺にも、何か自信を持てる事はあったのだろうか?


向井「…おい。大丈夫か?」

御鏡「落ち着いて? ほら、息をゆっくり吸って…はい、吐いて……」

「はひぃぃ……すぅ……はぁ……」

「す、すみませぇん……私、人前に出る事があまり無くて……」

「そ、それで……いきなりこんな状況なんて、耐えられなくて……」

「ごっ、ごめんなさぁい! 私のせいでお二人にご迷惑をかけちゃって……!」

涙声で叫ぶように話す少女。よく見ると目には大粒の涙を浮かべている

御鏡「だ、大丈夫だよ…ほら、落ち着いたかな?」

「……はい。ごめんなさい…………」

……そうだ。これは聞いておかないとな

向井「お前も超高校級なのか?」

「ふぇっ!? も、も、もしかして私の事を知ってるんですかぁ!?」

「う、嬉しいですぅ…! あ、あの、私の新作はプレイしてくれましたか? あのシステムは結構自信あるんですけど……」

「が、頑張りましたから! ぜ、是非とも楽しんでくれればいいなぁって…!」

向井「……すまない。俺は隣の御鏡が知っているかもと言ったから……」

向井「お前も、ギフテッド制度に選ばれたのかと思ったんだ」

「……あ、そ、そうなんですか……ごめんなさい……勝手に早とちりしちゃって……」

「そうですよね……ゲームのタイトルは覚えていても、製作した人の名前なんて覚えていませんよね……」

……またネガティブになってしまった……


御鏡「そんな事ないよ! 貴女だって、立派な超高校級なんでしょ?」

御鏡「だからさ、勇気を持って自己紹介してみなよ! はいっ!」

「……そ、そうですか? そうですか?」

「じゃ、じゃあ……自己紹介しますっ!」

望月「え、えっと、わわ、私の名前は望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)って言うんですぅ……」

望月「せ、政府からは【超高校級のクリエイター】って呼ばれてるんですぅ!」



【超高校級のクリエイター】
  望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)



御鏡「あっ! やっぱりあの望月ちゃんだったんだね!」

望月「ふぁっ!? ししし知り合いでしたっけ!? ごめんなさぁい!」

御鏡「いや、あの有名な『はいもり』の製作者さんだよ!? もっと自分に自信を持ちなって!」

望月「ゆ……有名……えへへぇ……」

途端に緩んだ顔になる望月……はいもりとは何なんだ?

向井「……そうなのか?」

望月「はうあっ!? ……そ、そうですよね…ゲームなんて普通やりませんよね…」

御鏡「向井君は忘れちゃったから仕方ないけど……『はいもり』シリーズは国民的大ヒットしたゲームだよ?」

御鏡「知らないなんて……赤ちゃんしか通じないからね!?」

そんなに有名なゲームを創ったのか…しかも、高校生という幼い年齢で

それならば、確かに彼女は超高校級に相応しいと呼べるだろうな

望月「うゆぅ……こんなゲームみたいな状況で舞い上がっちゃってすみません…」

……そんな有名人が、こんなに打たれ弱いのは少し意外だがな



御鏡「……そうだ。私達の他にも人は見なかった?」

望月「そ、それがですねぇ……」

望月「わ、私…起きたらここにきて…櫻田さんにしか会ってないですぅ…」

櫻田「俺もだ。近くには泣いていた望月しかいなかった」

望月「ふぇぇ……すみませぇん……」

……二人は、誰も見ていないみたいだな

望月「……あっ、あのぅ。少し気になる事があるんですが、いいですかぁ?」

向井「なんだ?」

望月「あひぃっ! お、怒らないでくださぁい!」

向井「……怒ってないが」

望月「……あ、そ、そうなんですか……?」

御鏡「向井君表情硬いもん。怒ってるみたいに見えちゃうよ?」

櫻田「状況が状況だ。仕方がない部分もあるだろう。記憶喪失ならば尚更だ」

……どうやら、俺の表情は硬くて怖いらしいな。気をつけなくては……

御鏡「……あっ! 向井君また眉間にシワ寄せてるよ……」

望月「ご、ごめんなさいねぇ……」


望月「それで、話を戻しますけど…皆さんはこのパッドは持っていますか?」

そう言って差し出してきたのは、俺達の持つ電子生徒手帳と同じものだった

向井「……これの事か」

御鏡「うん! 持ってるよ!」

櫻田「俺もだ」

望月「このマップって部分をタッチするとですねぇ……この場所の地図みたいなのが出るんですぅ……」

望月「それで、この辺りは私たちが今いる場所なんですけど……ここに、黄色い点がありますよね?」

そういって、望月が指し示した部分には確かに四つの黄色の点が

望月「こ、これってぇ……もしかしなくても私達……ひいては、この手帳の事だと思うんですよぅ……」

望月「そ、それでですね? ここにその点が密集している部分があるんですぅ」

御鏡「そこに、他の人がいるかもしれないって事?」

望月「は、はいぃ! お役に建てるかはわかんないですけど、一応言っておこうと思ってぇ…!」

向井「……いや、ありがとう。望月」

望月「は、はひぃぇぇ……」

御鏡「よーし! なら早速行こうよ、向井君!」

櫻田「……ならば、俺は他を見て回ろう。まだいるかもしれないからな」

望月「あっ……わ、私は櫻田さんと一緒に行きますねぇ……」

向井「……そうか」

……もしかして、俺は望月から怖がられているのだろうか


向井「……ここだよな」

御鏡「うん! ここは…多分食堂じゃないかな?」

マップに書かれている食器のマーク…確かに、人が集まるにはうってつけだろう

向井「……本当に大丈夫なのか?」

御鏡「まあ、もし誰もいなかったら櫻田君の所に戻ればいいから…」

御鏡「それじゃあいくよ! えいっ!」

御鏡が勢いよく扉を開けると、そこには望月の言う通り、数名の男女がいた

彼らも櫻田達と同じように、目覚めたらここにいたのだろうが……

??「……うぉっ!? なんだぁ!?」

??「……あんた達も拐われたの?」

??「ふぅ……二人とも平凡な顔ですわ。わたくしが相手するまでもありません」

??「いぐら初対面でも、そんな言い方は良くねぇとあっしは思いまさぁ」

なんだか好き勝手言われているな…とりあえず、彼らとも話をしておくべきか……?


【誰に話しかけますか?】
1:威勢の良い男子生徒
2:冷静な対応の女生徒
3:高慢な態度の女生徒と、それに付き従っている男子生徒
↓1


2:冷静な対応の女子生徒

御鏡「あっ、えーっと、大丈夫?」

「大丈夫に見える? この状況で」

御鏡の問いにつっけんどんな態度で答える女子生徒

こいつも、さっきの櫻田と同様にかなり落ち着いているが……

向井「…お前は随分と落ち着いているな」

「……何? 慌ててた方が良かったの?」

向井「別にそうとは……」

「ならいいじゃん。アンタがどう思おうと、私は嫌な思いしてないから」

……なんというか、かなりトゲのある性格みたいだな

「ま、いいや。自己紹介しておくよ。どうせ後でやり直すのも面倒だし……」

藍羽「私は藍羽。藍羽 美優(アイバ ミユウ)」



【超高校級のカードゲーマー】
  藍羽 美優(アイバ ミユウ)



御鏡「藍羽さんは超高校級のカードゲーマーって呼ばれている人で……」

御鏡「カードゲームでは連戦連勝。一部ではその強さから、女王とすら呼ばれているんだよね」

藍羽「別に、そんな自慢する事でもないけどね。私には……」

藍羽の方をちらっと見ると、髪をいじりながら少しムッとした表情になる

藍羽「……意外だった? カードゲーマーなんて才能の持ち主がこんな無愛想で」

藍羽「アンタも、もっとオタクみたいなヤツを想像してたんじゃないの?」

向井「……そんな事はない」

初対面でもこの態度……藍羽には少し気難しい部分があるみたいだ……


御鏡「あはは……まあ、きっと仲良くなれるよ!」

向井「……そうか?」

藍羽に睨まれながら、俺は残りの生徒に話しかける事にした

【どちらに話しかけますか?】
>>27で、1か3
↓1


1:威勢の良い男子生徒

「おうおう! てめーらもオレ達と同じで、目覚めたらいきなり…ってヤツか?」

向井「ああ」

御鏡「うん。そうなんだ……」

「かーっ! そんじゃあ、オレ達は揃いも揃ってどっかに閉じ込められちまったのかよ!」

「どうすっかなー…鍋に火ぃかけっぱなしじゃねぇといいんだけどよー…」

御鏡「あ、君ってもしかして…逸見君?」

逸見「おっ? お前、オレの事知ってんのか! 嬉しいぜ!」

逸見「オレの名前は逸見 弥七(イツミ ヤシチ)ってんだ! 覚えとけっ!」



【超高校級の定食屋】
  逸見 弥七(イツミ ヤシチ)



御鏡「逸見君の家……逸見食堂って言うんだけど、そこの定食がスッゴく美味しいんだよ!」

逸見「おうっ! 最近はどっかの大統領が食いにきてくれてよ、滅茶苦茶感激したみてーでよ……」

逸見「自分の国に神殿を建ててくれるんだとよ! ちょっと大袈裟だよな!」

向井「だが、それほどまでに美味しい料理を作れるなんて凄いと思うぞ」

逸見「へっ! なら月火水木金土日、毎日オレの飯を食わせてやるよ!」

グッと親指を立て、ニカッと笑う逸見…威勢の良い、真っ直ぐな男だな


3:高慢な態度の女子生徒と、それに付き従っている男子生徒

「全く、貴方達は本当に超高校級の才能があるんですの?」

「顔からして凡人と言いますか…なんというか、プレミア感が欠けてますわ!」

「もっとこう…ゴージャスに、ロイヤルな感じで構えて貰えませんこと?」

……目の前の女子生徒に、いきなりよくわからないダメ出しをされてしまった

向井「……善処しよう」

「貴方も才能があるのなら、わたくしのコレクションの一部という自覚をもって下さいまし?」

向井「こ、コレクション……?」

「何を呆けた事を……わたくしを誰だか存じていらっしゃらないのですか?」

御鏡「あー、向井君、記憶が無いんだ」

「まあ、記憶喪失…ですが、わたくしのものという事は何も変わりませんわ。貴方も超高校級ならば…」

桐生院「この超高校級の超高校級コレクター…桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)のものなのですから!」



【超高校級のコレクター】
  桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)



御鏡「桐生院さんは、大企業である桐生院財閥のご令嬢さんで……」

御鏡「そのコレクションは、歴史的価値のあるものも多数存在するんだって」

桐生院「当っ然ですわ! このわたくしが管理し、わたくしが使う事こそが世界の喜び……」

桐生院「その為ならば、わたくしは手段を問いませんし…我慢なんてもっての他ですのよ!」

桐生院「何でも記憶がないそうですが…我が桐生院財閥が、貴方の脳を開いて調べて差し上げますわ!」

向井「……遠慮する」

桐生院…俺はあまり得意ではないな……


「……すみませんねぇ、桐生院さんがまた迷惑をお掛けしたみでぇで」

御鏡「あ、いや、そんなことないよ……」

言いたい事を言って満足したのか、桐生院は椅子にふんぞり返っている

代わりに俺達の前に現れたのは…桐生院と共にいた大柄な男子生徒だった

「いやぁ、そちらの方もお気になさらずにお願げぇします。桐生院さんはあれが素なんでさぁ」

向井「……気にしていない」

……随分と訛りが強いな。聞き慣れないイントネーションだが……?

「ああ、あっしも自己紹介しねぇといけねぇですねぇ」

浦賀「あっしは浦賀 金太郎(ウラガ キンタロウ)さぁ言います。超高校級の炭鉱夫でさぁ」



【超高校級の炭鉱夫】
  浦賀 金太郎(ウラガ キンタロウ)



桐生院「浦賀はわたくしのコレクションを潤してくれる存在ですわ!」

浦賀「へぇ。あっしは桐生院さんに従いながら、鉱山を掘るだけでさぁ」

御鏡「……浦賀君って、確か世界各地で金山銀山を発掘してる凄腕の炭鉱夫なんだよね……」

……そんなに凄い人物なのか。浦賀は

桐生院「浦賀、喉が乾きましたわ。紅茶でも持ってきなさい……」

桐生院「勿論、ロイヤルミルクティーですわ!」

浦賀「へぇ、わかりやした」

……どうも、桐生院には頭が上がらないみたいだけどな


逸見「はー…つまり、オレ達の他にもここにいるヤツがいるって事だな?」

御鏡「うん……そうなんだ」

桐生院「ふふふ…わたくしのコレクション候補がどんどん潤っていきますわぁ!」

藍羽「は? 何時から私達はアンタなんかの所有物になったワケ?」

桐生院「浦賀、口煩い小娘の口を封じて差し上げなさい」

浦賀「は、はは……落ち着いてくだせぇ」

……とりあえず四人と情報を共有したが、やはり彼らは他の生徒とは会っていないらしい

そして逸見が居た事や、マークから予想は出来ていたが…ここは間違いなく食堂だ

逸見「ここにあった食いモンはどれも安心して食えるぜ、飯には困らねぇな」

桐生院「わたくしも認めざるをえませんわね……ここの食料は一級品ですわ」

向井「そうなのか……」

藍羽「何感心してんの? そんな場所に何で私達がいるのか考えてみたら?」

浦賀「まるであっしらの為にここまで用意した…そんな印象でさぁ」

俺達の為に用意された…? それこそ何のためにそんな事をする必要がある?

向井「とにかく、俺達の他にも二人生徒がいたんだ、その二人も呼んで……」






「キャアアアアーーーーッッッ!!!」




俺が櫻田と望月を呼びにいこうとした瞬間、耳をつんざく程の悲鳴が響いた

声は女性のもののようだが……勿論、ここにいる御鏡、藍羽、桐生院の声ではない

逸見「ななっ!? なんだぁっ!?」

浦賀「どうやら…悲鳴みてぇですなぁ…」

藍羽「ここに閉じ込めたヤツが、とうとう私達をどうにかするつもりかもね」

逸見「お、オレちょっと様子見に…!」

桐生院「いけません! 逸見さん!」

逸見が慌てて飛び出そうとした所を桐生院に制止される。その顔には、焦りと決意が浮かんでいた

桐生院「もし、藍羽さんの言う通りの事が起きているなら…逸見さんの身が危ないかもしれません」

桐生院「貴方の才能はそんなに無下にしてはいけないのです…貴方にはそれほどの価値があります」

桐生院…まだ会って間もない逸見をそこまで心配しているなんてな…

俺は桐生院を我が儘な人物だと思っていたが、それは俺の思い違……

桐生院「と、いうわけなので向井さん、見てきてくださる?」

…………………………ん?

向井「………何故、俺が?」

桐生院「貴方、才能を忘れているみたいなので…一番適任でしょう?」

御鏡「わ、私も行くからさ……ね?」

浦賀「すみません、本当に………」

藍羽「………ぷっ」

向井「………………………………」

記憶が無いとはいえ、納得いかない………


「あっ…! そこの二人! 助けてよ!」

電子生徒手帳と声を頼りに悲鳴の持ち主の元へと向かう

そこにいたのは、やはり女子生徒と…細身の男子生徒だった

向井「……どうしたんだ?」

「この人が私に襲いかかってきたの!」

御鏡「えぇっ!?」

「……失礼だなぁ、ぼくはただ心配して声をかけただけなのに………」

向井「そうなのか?」

「嘘だよ! 下心が見え見えだもん!」

「……本当だって………………」

双方の言い分は尤も……女生徒が偏見があるがこのままじゃらちが明かないな……

御鏡「あ、じゃあ……ここはお互いの事を話してみようよ!」

御鏡「自分の身元を明かせば……怪しくないって証明出来るでしょ?」

向井「……悪かったな、記憶が無くて」

御鏡「ご、ごめんね………」

「うーん……まあいいかな。ぼくは……」

「……えっ? 自己紹介?」

男子生徒が素直に話そうとした時、意外にも女子生徒が怪訝そうな顔をした


向井「どうした? 何か問題でもあるのか?」

「いや、私だよ? わざわざ自己紹介する必要あるのかなー……って」

向井「……誰だ? もしかして、俺の知り合いなのか?」

「えっ!? 私って結構有名だと思ってたんだけど……本当に知らないの?」

御鏡「向井君、記憶喪失なんだって……」

「あ、そ、そうなんだー……私の事知らなくても仕方ないよねー……」

……肩を落とし、見るからにがっかりしているな……何か悪いことをした気分だ

御鏡「まあ、彼女は有名人だからね。超高校級の生徒の中でも多分知らない人はいないと思うし」

御鏡「彼女は星川(ほしかわ)ニーナさんって言って、超高校級の歌姫と呼ばれる大シンガー……」

「あ、うんそう! そうなんだけど、そうじゃないんだよ」

新菜「私の本名は新菜 那悠(ニーナ ナユ)だからね! ファンならしっかり覚えてよ!」



【超高校級の歌姫】
  新菜 那悠(ニーナ ナユ)



新菜「勿論記憶の無いキミも! 私の名前はちゃーんと覚える事!」

向井「あ、ああ」

新菜「あ、幾らファンでも握手や歌はしないからね! そんなに安い女じゃないんだから!」

向井「……そうか」

新菜「あれ? どうしたの? おーい…」

御鏡「あ、あははは…よろしくね」


「…ねぇ、ぼくもした方がいいよね?」

新菜「むっ、私が可愛いからって興奮した変態さんめ…」

向井「…本当に襲おうとしたのか?」

「そんな訳ないじゃん。ぼくはただ……」

「そこのきみ…新菜さんの手を見たかっただけなんだよ」

御鏡「て、手を?」

新菜「ね!? 変態さんでしょ!?」

「そうじゃないよ…ぼくの職業病みたいなもんだからさ…」

二階堂「ぼくは二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)……以後よろしく」



【超高校級の義肢装具士】
  二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)



御鏡「二階堂義明……? あの、世界初の未成年で義肢装具士になったあの!?」

二階堂「うん。そうだよ」

向井「どうしたんだ? 御鏡」

御鏡「どうしたじゃないよ! この二階堂君はとっても凄い人なんだよ!?」

御鏡「普通、義肢装具士になる人は大学に通って国家資格を受けないといけないんだけど……」

二階堂「ぼくはギフテッド制度に選ばれたから、高校生でも義肢装具士の認定許可がおりたんだ」

二階堂「まったく……政府様々だね」

向井「そうだったのか……」

二階堂「それじゃあ…握手しようか。よろしくの意味も込めてさ」

向井「ああ」

二階堂「…指の感触から健康状態は良好。握力も平均。血液型は……」

向井「………………」

変態の評価も、あながち間違いではないみたいだな…


向井「…とりあえず、二人には逸見達と合流させた方がいいよな」

御鏡「そうだね。ずっとここに居させる訳にもいかないし…」

新菜「え? 他にも人がいるの!?」

二階堂「ぼくとしても、そうして欲しいかな……」

向井「新菜と二階堂も賛成してるみたいだな、なら早速……」

櫻田「…ここに居たのか。向井、御鏡」

望月「うゅぅ……」

御鏡「あっ……! 櫻田君に望月さん!」

望月「はぃぃぃっ!? なななななんですかあぁっ!?」

二階堂「……ただ名前を呼んだ岳だと思うけど」

新菜「でも私はわかるよ! 私も街中で声かけられたらこんなだもん」

御鏡「わかるんだ……」

櫻田「その二人も、俺達と同じく連れてこられたのか?」

新菜「そうだけど……誰? あなた」

向井「ああ、この二人も俺達と同じ、超高校級の生徒の一人なんだ」

櫻田「俺は櫻田慧司。宜しく頼む」

望月「望月美代子ですぅ……」

二階堂「あ、これはどうもご丁寧に……」


櫻田「……そうか、やはり食堂にいたか」

御鏡「うん! 望月さんの言う通りだったよ」

望月「ふぇ……お役に立てましたかぁ?」

向井「勿論だ。もし望月がいなかったら合流すらままならないだろうからな」

望月「えへ、えへへ…………」

櫻田「……向井、御鏡。俺達が二人を食堂まで連れていこう」

櫻田「その代わり……二人には、地下室まで言ってもらいたい」

向井「地下室……?」

新菜「ここってそんなのもあるの!?」

櫻田「地下室には、ゲームセンターの様な場所やAVルームがあるが……」

櫻田「その中の一室……図書室に二人ほど生徒がいたんだ」

望月「わ、私達そのお二方に向井さん達を呼んでくるって言っちゃったので……」

向井「代わりに行ってきて欲しい。と」

望月「は、はいぃ……」

御鏡「わかったよ! 地下室だよね?」

櫻田「ああ、場所はすぐに解るだろう…さて、食堂に行こうか」

新菜「そう言えば櫻田くんって結構イケメンだよねぇ…了解だよ!」



道なりに進んでいくと、確かに地下室への道があった

そして、そこには確かに二人の生徒が存在していた

「……ここは違いますよ。この文法はこうして書くのです」

「そうですか……いやはや、ニホンゴは難しいですね」

「ふふ。日本語……特に漢字は海外から見ても難易度が高いと聞きますわ」

「それを短期間でここまで出来るとは…とても真似出来る事ではありません」

「流石は…いえ、これはまだ言うべきではありませんね」

「……そうでしょう? そこに居る向井さんに御鏡さん」

向井「…気づいていたのか」

御鏡「ごめんね。盗み聞きみたいな真似しちゃって」

「いえいえ、お気になさらず…ふふふ」

「貴殿方が、櫻田様の仰っていたお二人なのでしょう?」

…どうやら、向こうは俺達を知っているみたいだな

それならば、どちらから話しかけても問題は無さそうだが…

どっちから話しかけようか…


【誰に話しかけますか?】
1:熱心に漢字ドリルを解いている生徒
2:にこやかに此方を見て笑う女生徒
↓1


1:漢字ドリルを解いている生徒

「スミマセン、貴方がミスタ向井。そちらのレディがミス御鏡ですね?」

向井「そうだが…」

「宜しければですが…貴殿方のお名前を、教えては貰えないでしょうか?」

「ボクはニホンゴが不勉強なもので…一刻も早く皆様と馴染みたいのです」

御鏡「わかったよ! ここに書けばいいかな?」

さらさらと紙に俺と御鏡の名前が書かれていく。…俺のは本名かもわからないが

「トーヤ、マホロ…とても良き名前です。…とでも言うと思いましたか!」

向井「…は?」

御鏡「…え?」

………なんだ? 今のは………?

「…? 何か問題が? これは誉め言葉では無いのですか?」

御鏡「いや、それって私達を……」

「……オーマイ、ボクはまたやってしまいましたか……」

「そして、自己紹介もしていませんでしたね……こほん!」

リチャード「ボクはリチャード。超高校級の皇太子として認定された者です」

リチャード「アトラント皇国の皇太子として……もっと励まねばなりませんね!」



【超高校級の皇太子】
  リチャード・ヴィルヘルム



御鏡「やっぱり…噂通りの人みたいだね」

向井「噂通り……?」

御鏡「うん。リチャード君は親日家なんだけど、日本語だけは苦手だって」

リチャード「勉強はしているつもりなんですけどね…」

リチャード「だがしかし! まるで全然このボクには程遠いんですよね……」

御鏡「……ほらね」

向井「……記憶の無い俺でもメチャクチャだとわかるな………」

悪いやつでは無さそうだがな。言葉使いさえ直れば……


2:にこやかに此方を見て笑う女生徒

「うふふ、初めまして」

御鏡「は、初めまして…」

向井「………………………………」

「ふふふ………………」

彼女……ただ笑っているだけなのに、何故か身体が引き締まる様な……

恐らく彼女の目……彼女に見られていると全てが見透かされている錯覚に陥る……

向井「……君は? 君も何かしらの超高校級の才能の持ち主なんだろう?」

「ふふ…ええ、勿論。私も貴方と同じく、ギフテッド制度に認定されたのです」

文沢「私は文沢 明莉(フミザワ アカリ)……超高校級の歴史学者と申します」



【超高校級の歴史学者】
  文沢 明莉(フミザワ アカリ)



向井「文沢……歴史学者、か」

文沢「はい。歴史学とは後世にて現世の歴史を叙述するものと……」

文沢「過去の資料や出来事を評価、検証する事で、その事実関係。そして事実を研究するものに別れます」

文沢「私は後者…特に、人と人との繋がりを研究し、そこから生まれる歴史を研究しておりますの」

一通り話すと、文沢はずい。と此方に顔を近づけて………

文沢「向井さんには記憶が無いそうですが、今も生きているという事は今も歴史が続いているという事…」

文沢「向井さんの過去の足跡が見つかる事。そしてそれが良きものである事を…」

文沢「心の底から、祈っておりますわ」

向井「………そうか。感謝する」

御鏡「………むぅ」

文沢「ふふふ………っ」



リチャード「……なるほど、食堂という所にボクらと同じ人達が……」

向井「ああ。櫻田も二人とも食堂へ向かう様に言っていた」

文沢「わかりました。では私達も参るとしましょうか……ところで」

図書室から出ようとした所で、文沢の足がぴたりと止まる

文沢「お二人は、この学園の外を見た事がありますか?」

向井「この学園の外……だと?」

御鏡「ううん。見てないけど……」

文沢「そうですか……」

向井「文沢…どうしたんだ? この学園の外に、何があるんだ?」

リチャード「…いえ、これはボク達が説明するよりも、見た方がいいと思います」

リチャード「実は…、ここには、本来ボク達を含めて六名の生徒がいたのです」

御鏡「えっ!? じゃあ、残りの四人は何処にいるの!?」

向井「…この学園の外。という事か」

リチャード「オフコース。残りの四人はボク達の代わりに、ここを調べにいってくれています」

リチャード「…もし良ければですが、その四人の生徒も呼んできて欲しいのです」

文沢「櫻田さん達には、後で話しておしますので……」

向井「……わかった、行ってくる」

御鏡「よーし! 任せてよ!」

リチャード「ありがとうございます! お二人とも、消えてなくなれ!」

御鏡「……あはは」


向井「……!? これは……!?」

御鏡「何……これっ……!?」

外には青が広がり、雲はまばらに千切れて飛んでいく。そんな、どこにでもある空が見える……

………俺達が空へと飛び立つ事をを防がんとする様な、巨大な柵で封鎖されている点を除けば

向井「これじゃあ……まるで………」

「檻のようだ。そう言いたいのか?」

向井「………っ! お前は………!」

「慌てるな。ここに来たという事は、リチャードか文沢辺りから話は聞いているだろう?」

「ヒナコも貴様と同じだ。ここに拐われてきた者同士、まずは仲良くしようじゃないか」

目の前の女性…目つきは鋭く、服装も硬く冷徹な印象を受ける……

ヒナコ。というのは名前だろうか? だとすると俺達に敵意はないようだが……

「あ! ヒナコー! その人達もお友達ですかー!?」

「うむ。だが友かどうかは貴様が会話して判断するといい」

「わかりました! 二人とも、ヨロシクです! はい!」

御鏡「よ、よろしくね!」

……ヒナコと話していると、遠くからまた新たに生徒が現れた

こちらはぴょこぴょこと俺達の回りを跳ね回り、時折にぱっと笑顔を向けてくる

彼女も敵意は無いみたいだ。話しておくのもいいかもしれないな………



【どちらに話しかけますか?】
1:ヒナコ。と名乗る軍服の女性
2:朗らかに笑うチャイナ服の少女
↓1


1:ヒナコ。と名乗る軍服の女性

向井「………………………………」

「………どうした? ヒナコと話でもしたいのか?」

キッとした目、凛とした姿。見透かしている様な文沢とは違う意味で話し辛い…

向井「………ヒナコ。で、いいのか?」

「ふ、なんだ。ヒナコの呼び方の事でそんなに困っていたのか?」

「呼び方なぞ気にせん。好きにしろ……と言いたいが、まだヒナコは名乗っていなかったな」

榛原「ヒナコの名は榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)……北方軍にて軍楽隊長を務める者だ」



【超高校級の軍楽隊長】
  榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)



御鏡「よ、よろしくお願いします! 榛原隊長!」

向井「……わかった。榛原隊長」

榛原「別に畏まらなくても良い。先程も言ったが、ヒナコの事は好きに呼べ」

御鏡「そうで……じゃなくて、そっか。わかったよ! ヒナコちゃん!」

向井「……宜しくな、榛原」

榛原「ふふ。頼むぞ、同士諸君!」


2:朗らかに笑うチャイナ服の少女

御鏡「こんにちは! 貴女もここに連れてこられたの?」

「はい! 起きたらいつの間にかここに居ました! 不思議です!」

向井「名前は?」

「はい! メイはメイです! よろしくです、はい!」

向井「……すまない、フルネームで答えてほしいんだ」

「えっ……メイじゃダメ、ですか……?」

向井「いや、駄目というか……」

ぐずっている……不味いな、どうやら怖がらせてしまったみたいだ……

御鏡「えーっと、メイちゃん。貴女の本名が聞きたいな」

御鏡「良かったら……教えてくれる?」

「……二人の名前はなんですか?」

御鏡「私? 私は御鏡真幌だよ」

向井「……俺は向井刀哉だ」

「えっと、えっと……わかりました! もうトウヤもマホロも友達です!」

皇「メイは皇 芽衣花(スメラギ メイカ)です! 超高校級の拳法家です、はい!」



【超高校級の拳法家】
  皇 芽衣花(スメラギ メイカ)



御鏡「よろしくね、メイちゃん」

皇「はい! もう二人はメイの友達です! 握手しましょう!」

向井「あっ、ああ……」

皇「あーくしゅっ! あーくしゅっ!」

楽しそうに俺達の腕を握り、勢いのまま振り回す。そうなると当然手に力が入るから……

御鏡「いっ!? 痛い……! 手が握り潰される……っ!」

こっちも腕がもげそうだ……! この華奢な身体の、どこにこんな腕力が……!


榛原「……さて、これより二人には残りの二人に会ってきて貰いたい」

皇「はい! メイとヒナコじゃない他の二人はそこにいるです!」

御鏡「その場所って?」

榛原「寄宿舎。そして、裁きの祠だ」

榛原「……妙だと思わないか? まるで、ヒナコ達を住まわせる様な施設がここにあるのは」

皇「それに、裁きってめっ! する事です……メイ、悪い子じゃないです……」

榛原「ここからならば寄宿舎が近い。早速向かうといいだろう」

榛原「ヒナコ達は、そうだな……この学園の外周を見て回る事にしよう」

皇「メイもやるです! はいっ!」

御鏡「頑張ってね! 二人とも!」

向井「寄宿舎……裁きの祠……?」

なんでそんな物がここに……? いや、ここに、ではなく……

何の為に、そんな物を……?


向井「ここが寄宿舎か……」

御鏡「思ったより本格的だね……」

入り口をぐるりと囲む様に配置された部屋。扉にはドット絵がかけられている……

向井「これは……俺か?」

御鏡「二階は…多分新菜さんや櫻田君の部屋みたいだね」

「新菜に櫻田…あいつらも来てんのか」

「榛原といいリチャードといい…ここには随分とビッグネームが集まってんな…」

向井「……お前は」

いきなり表れた男は、榛原の言っていた二名の生徒の内の一人だろう

顔は鹿撃ち帽で隠されてよく見えない…声はどこか楽しそうに弾んでいる

向井「……お前が榛原の言っていた、残りの生徒か」

「ご名答…ってか、それしかねぇか」

「だけどまあ、ご褒美だ。俺様の名前を教えてやるよ」

天道「俺様の名前は天道 蒼真(テンドウ ソウマ)だ。探偵やってるぜ」



【超高校級の探偵】
  天道 蒼真(テンドウ ソウマ)



御鏡「探偵…? でも、君の事は聞いた事無いけど……」

天道「俺様はただのシャーロキアンさ。ほら、名探偵ホームズってあるだろ」

天道「まあ、俺様も強盗一件殺人二件解いてるから探偵ではあるのかもな」

御鏡「軽いねー……」

天道「探偵なんてこそ泥と何が違うってんだ。少なくとも俺様はそのスタンスでいかせて貰うぜ」

向井「……」

天道……名前に反して暗い性格なんだな……


「うーん……これって何だろう?」

「……っと! 危ない危ない。落ちるとこだったよ……」

「服は……良かった! 切れてないや」

向井「おい、お前は何しているんだ?」

裁きの祠に案内された俺達は、ようやく最後の一人を見つける事が出来た

最後の一人……目の前の少年は、なにやら銅像に登っている様だが……

「あっ! 初めまして! ……そこの君はちょっとそこにいて欲しいな」

向井「…? 俺か?」

銅像から降りてきた少年は、俺の目の前に歩いてくると……

「えいっ!」ばっ

向井「うおっ……」

いきなり、俺の胸元に飛び付いてきた……

「えへへ……暖かくて……いい匂い……」

御鏡「ちょっ!? 君、いきなり向井君に何してるの!?」

天道「あー気にすんな。俺もやられた」

「んー……」すりすり

ひとしきり俺の服に顔をこすりつけ満足したのか、少年は笑いながら挨拶した

「えへへ、ありがとう! キミはいい人だね、服もそう言ってるよ!」

鉄「ボクの名前は鉄 伊織(クロガネ イオリ)。超高校級の仕立て屋だよ!」



【超高校級の仕立て屋】
  鉄 伊織(クロガネ イオリ)




向井「仕立て屋……ブティックの事か?」

鉄「そうじゃないよ……ボクは服を作る側なんだ。ブティックは売るだけだから」

御鏡「へぇ……確かに女子力高そうだもんね!」

鉄「えへへ、ありがと! ボクはお裁縫には自信あるから!」

向井「ところで、さっきのは……?」

鉄「うん。ボクは服の匂いや質感……それに触れれば、どんな人かわかるから……」

それで、いきなり抱きついてきたのか……

鉄「ごめんね、いきなり抱きついちゃって……男にくっつかれて、気持ち悪かったでしょ?」

向井「……気にしていない」

天道「ちなみに俺様は『何か辛くて嫌な事があった』そうだ。やれやれだぜ」

鉄「うー……でもそう思ったんだもん……」

御鏡「あ! なら、せっかくだし私にもやってみてよ!」

鉄「だ、ダメだよ!」

鉄「女の子に気軽に触っちゃダメ。って怒られちゃうから……」

御鏡「そ、そうなんだー……なんか残念」

鉄「ところでさ、向井クン……」

向井「なんだ?」




鉄「キミ、もしかしてボクと会った事があったりする?」





向井「なっ……!?」

御鏡「えっ…!? そうなの鉄君!?」

鉄「う、うん。抱きついた時、懐かしい匂いがしたから……」

天道「おうおう。早速一歩前進か? 幸先いいじゃあねえか」

天道「んじゃあ、その事をヒナコさん達に伝えてやらねえとな」

向井「そうだな……! 鉄、何処で会ったか思い出せるか?」

鉄「うーん……ゴメン。今はちょっと……」

向井「そうか……」

御鏡「でも、顔見知りの人がいた事は喜んでいいんじゃないかな?」

天道「そうだぜ。誰もわかりませんでした。よりは気が楽だろう?」

鉄「ボクも、早くキミの事を思い出せる様に頑張るよ!」

向井「……ありがとう」

御鏡「それじゃ、早速戻ろっか!」

御鏡が興奮気味に跳び跳ね、足早に裁きの祠から出ようとした時……

…………『ソレ』は現れたんだ


エグイサルブルー「………………」

御鏡「………………………………」

扉を開いた先に、先程まで存在していなかった謎のロボットが鎮座していた

目の前に表れた巨大な機械。機体のランプは明滅し、まるで此方を見定めているかの様で……

鉄「………………………………え?」

天道「おいおい……………………」

向井「…………コイツ、は…………!」

御鏡「……きゃああああああッッ!!」

エグイサルブルー『ぎゃははははははははははーーーっっ!!』

突如、目の前の機械が動き出した

その巨体が嘘の様な速さで、俺達の目の前に接近してくる……マズイ!

向井「御鏡! こっちだッ!」

エグイサルブルー『遅いぜーっ!』ぶんっ

御鏡「きゃっ………!?」

鉄「み、御鏡さんっ!」

エグイサルブルー『次はキサマラの番だぜ! ヘルイェーッ!』

鉄「うわっ!?」

天道「ちょっ、マジか………」

向井「…………くそっ……………………!」

あまりに突然の出来事に、御鏡や俺達は何の対応も不可能だった

握り潰され、意識を刈り取られ、目の前が暗闇に落ちていき…………

俺の、記憶も、途切れ―――……


「……………………え、ねえ!」

向井「………………………………」

「……夫なの? …………でない?」

「脈…………る、後は…………るしか…………」

……声が、聞こえる

……なんだ? 誰かが俺を呼んでいる………

向井「…………くっ」

御鏡「……あっ! やっと起きた! 向井君、大丈夫!?」

二階堂「ふぁぁ……あんまりぼくを心配させないでよ。もう」

浦賀「何にせよ、向井さんが生きてて良かったでさぁ」

文沢「ふふふ……ご機嫌よう。気分はよろしいですか?」

向井「…………ここは?」

鉄「体育館…………みたいだけど」

起きがけの重い頭を上げ、周囲の空間を確認する

周りを見てみると、バスケットボールのゴール。そして舞台……確かに体育館だ

そして、そこには…………

天道「さて、あんたで最後か。よろしくな。望月さん」

望月「は、はひぃ……本当に、ここに全員が集まっているんですねぇ……」

俺達の出会った超高校級……その全てが、ここに集結していた


リチャード「アイタタタ……ニホンの歓迎はかなり手厳しいですね…」

皇「負けちゃいました! メイ、もっともっと頑張るです!」

新菜「なんかあそこの二人、微妙に感覚がズレてるよね………」

藍羽「放っとけばいいじゃん。状況の飲み込めないアホなんだし」

櫻田「そうも言っていられないだろう。この異常な状況ならば特に、な」

榛原「うむ、ヒナコも同意見だ。一刻も早く状況を把握せねばならない」

逸見「つってもよ、いきなりの事で何が何だかわかんねーよ。オレ」

浦賀「そういやぁ、襲ってきた機械さ、何か言ってただ…」

皇「たしか…えっと…えぐ…えぐい……」

天道「エッグベネディクトの事か?」

皇「はい! 確かエッグベネディクトです、はい!」

逸見「旨そうな名前じゃねーか! 今度オレが作ってやるよ」

皇「わー! ありがとですヤシチ!」

新菜「いーなー。私も食べる!」

桐生院「わたくしも戴きましょうか……ではなくて!」

桐生院「このわたくしを誰と心得てこの様な真似をしたんですの!? 責任者は出てきなさい!」


エグイサルレッド『はーい。今そっちにいくよー』

桐生院「…………へ?」

ガシャン!

エグイサル『『ぎゃははははははははははーっ! く、ま、た、せーっ!!』』

鉄「うわあああっ!?」

望月「嫌ああああああああああ!?」

櫻田「また出てきたか……くぅっ!」

藍羽「っ! 早く逃げ……!?」

天道「マズイな、囲まれちまった…!」

再度現れた巨大な機械……しかも、五台も来るなんて……!

新菜「た、助けてよぉっ!」

浦賀「落ち着いてくだせぇ、こうして姿さ見せたいう事は………」

浦賀「今すぐあっしらをどうこうする事は無ぇって事でさぁ」

桐生院「何でもいいですから、早くわたくしを助けなさい!」

文沢「まさに四面楚歌、ですね。ふふ…」

御鏡「そ、そんな…………!」

向井「……くそっ! いったいお前達はなんなんだ!」

向井「俺達に……何をさせたいんだ!?」








エグイサルレッド『うん! キサマラには、今からコロシアイをして貰いたいんだよ!』






向井「…………………………………………」

向井「……………………なんだと?」

今、このロボットは何と言った?

コロシアイ……? 殺し合いの事か?

御鏡「い……今……コロシアイって言わなかった? あのロボット……」

天道「そうだぜ。俺様も確かに聞いた」

逸見「ふ……ふざけんじゃねーや! いきかり拐った癖にコロシアイだとぉ!?」

望月「そ、そんなの……! あまりにも無茶苦茶ですよぅ!」

エグイサルピンク『モノタロウ!? コロシアイの事はもう少し後になってから話すのよ!?』

エグイサルブルー『せっかくミー達が建てた前フリが台無しだぜッ!』

エグイサルイエロー『アカンで…完全にザコドモがキレかかっとる! 何とかして黙らせるんや!』

藍羽「……何? 仲間割れ?」

櫻田「なんなんだ……? おい、貴様達の目的はなんだ?」

エグイサルイエロー『え、えっと、それはやな……』

エグイサルグリーン『…………コロシアイ、ダヨ』

エグイサルピンク『モノダム!?』

エグイサルイエロー『ええい! ここはいったん審議するで!』

御鏡「な…なんなの? このロボット…」


エグイサルイエロー『ひそひそ、ひそひそ……』

エグイサルピンク『かくかく、しかじか………』

エグイサルブルー『かゆかゆ、うまうま…………』

エグイサルグリーン『……………………………』

エグイサルレッド『…………Zzz』

天道「…………おい、話し合ってるのか? あれは」

桐生院「ど、どうでもいいですわ…早くなんとか言いなさいな!」

文沢「まあ、なんてせっかちなのでしょう。急いては事を仕損じますよ?」

新菜「貴女は落ち着き過ぎだと思う…」

リチャード「ですが彼女の言う事も万里あります。落ち着いて待ちましょう」

二階堂「…なんか違くない? ぼくの気のせい?」

鉄「気にしちゃダメだよ……」

御鏡「…なんだか、気が抜けちゃうね」

向井「ああ……だが、油断はするなよ」

どんなにやる事が抜けていても、相手は俺達を容易く殺せる力がある……気を抜く事は出来ない

そうこうしているうちに、ロボット達が動き始める…どうやら、結論が出た様だな


エグイサルイエロー『審議の結果、予定を前倒しにしてごり押す事にしたで!』

エグイサルブルー『それじゃあ早速行くぜッ! とうっ!』

ぴょーん!

モノタロウ「モノタロウ!」

モノスケ「モノスケ!」

モノファニー「モノファニー!」

モノダム「モノダム…」

モノキッド「モノキッド!」

ザッ!

モノクマーズ「「「やっほー! オイラ達、賢い可愛い愛くるしい、才囚学園のマスコット!」」」

モノクマーズ「「「人呼んで……【モノクマーズ】だよー!」」」

向井「……は?」



【才囚学園のマスコット】
  モノクマーズ




御鏡「モノク……マーズ……?」

モノファニー「そうよ!」

モノファニー「アタイ達は、キサマラの学園生活を華やかに彩るキャワイイマスコットなのよ!」

逸見「この出来損ないのタヌキみてーなお前らがか?」

モノキッド「どこが出来損ないだッ! 寧ろセレブ感丸出しじゃねーかッ!」

榛原「そうか。ならば消えろ」

モノスケ「辛辣過ぎるやろ! もっとワテらを可愛がりーや!」

榛原「ふんっ」がしっ

モノタロウ「うわー! 助けてー!」

モノファニー「モノタロウ!?」

心底嫌そうな顔をした榛原が、モノタロウと名乗った赤いクマを掴み上げ……

思いっきり、地面に叩きつけた

モノタロウ「うぅ…っ、 頭が…痛い…」

モノダム「イジメハ……ダメダヨ……」

榛原「ならば早くヒナコ達をここから出すことだな。もう一度叩かれたいか?」

二階堂「ていうかさ……今ならそのエグイなんとかに乗ってないし、ぼくでも倒せそうだね」

皇「天誅ーっ!」

櫻田「恨むなら、自分達の浅はかさを恨むんだな」

モノタロウ「そ、そんな……オイラ達、何も悪いことしてないのに……!」



モノタロウ「うわーん! 助けて! お父ちゃーん!」








「お止めなさい……我が可愛い生徒達よ……」





モノタロウ「…あっ! この声は!」

モノファニー「お父ちゃんだわ!」

モノスケ「なんやて!? お父やんがワテらの為に助けに来てくれたんか!?」

モノキッド「な、なんつー事だッ! こりゃ楽しくなってきたぜ…!」

モノダム「…オ父チャン、アリガトウ…」

望月「お…お父ちゃん…?」

桐生院「誰ですの? このロボットの親は!」

浦賀「こん中にゃいねぇと思いまさぁ」

櫻田「増援……という事か?」

リチャード「また、あのエグイサルなるガンダムが出てくるのですか!」

榛原「いや、それは無いだろう」

榛原「コイツ等はヒナコ達を集める為に全員で動いたハズだ。残りを待機させる理由がないからな」

新菜「じゃあ何なの!? そのお父ちゃんって!!!」

向井「……!?」

背筋が凍る、手が震える、頭から意識が消えかけ、考える事を止め始める

間違いない、何か……来る!!!







モノクマ「いやっほーう! オマエラお待たせいたしましたー!」

モノクマ「この才囚学園の学園長にして可愛いモノクマーズの格好いいパパ……」

モノクマ「そう……モノクマだよ!!!」



【才囚学園学園長】
  モノクマ





向井「モノ……クマ……!」

白と黒のボディ、無邪気そうな顔と悪魔の様な顔を持つクマ

初めてみたはずのその姿に……俺は極めて強い嫌悪と、底知れない憎悪を覚えた

モノクマ「おお…可愛い可愛い息子達よ、頑張ったんだね……」

モノクマーズ「「うん!うんうんうんうんうんうん!」」

モノクマ「ご褒美にペロペロしてあげよう…何回欲しい?」

モノクマ「……三回! もう我が子ったらいやしんぼなんだから…ペロペロペロ!」

モノファニー「きゃー! お父ちゃんお得意の高速ペロペロよー!」

モノスケ「ず、ズルいで! ワイもお父やんにペロペロしてもらうんや!」

モノキッド「み、ミーにもくれよぉ…! ペロペロされて、トリップしてぇんだよぉ…!」

モノダム「……………………………………」

藍羽「………………何これ」

鉄「さ、さぁ………?」

文沢「ふふ。昔懐かしい、睦まじい日本の家族の情景ですね」

リチャード「そうなんですかっ!?」

新菜「そんな訳ないからっ!!」

向井「……おい、モノクマ」

モノクマ「何? 向井クンもペロペロしてほしいの?」

モノタロウ「ダメだよ! 次はオイラの番だからね!」

向井「お前が……俺達を拐ってきた張本人なんだな……!」

向井「今すぐ俺達を帰せ! お前の目的なんかは知らないが―――」



向井「………………え」

俺は、モノクマへの言葉を最後まで話す事が出来なかった

突然身体に生まれる浮遊感。そして急速に墜ちていく感覚……

向井「……!? がは……っ!」

受け身も取れずに叩きつけられる。余りの衝撃で目が眩む

俺はモノクマに投げ飛ばされたと気づいたのは、全てが終わった後だった

モノクマ「Fuck you…! ぶち殺すぞ、ゴミめら……!」

御鏡「い……嫌あああああっっ!!」

鉄「む、向井くんっ!」

新菜「あ、あああ……い、今の何!?」

皇「み、見えなかったです……!」

天道「目にも止まらぬ投げ技……俺様でなくても見逃しちまうね」

モノタロウ「全く、オイラだって痛かったんだよ! これでオイラの気持ちもわかったでしょ!」

榛原「ぐ……」

モノクマ「あーあ、白けちゃった……まあいいや! ボク達の目的は我が子達が話してた通り……」



モノクマ「オマエラに、コロシアイをしてもらう事でーすっ!」



モノクマ「殺し方は問いません! オマエラの自主性に任せます!」

モノクマ「刺殺撲殺のポピュラーな殺し方もよし、呪殺爆殺感電殺みたいに奇をてらうのもよし!」

モノクマ「そして、誰かを殺す事が出来た人には……な、なんと! この学園からの卒業が与えられます!」

モノクマ「……まあ、最後の試験があるから簡単にはいかないけどね。うぷぷ……」

モノクマ「さて、これにて入学式は以上とします! 閉廷!」

モノタロウ「あ、オイラ達をイジメるのはダメだよ! 自慢のエグイサルで仕返ししちゃうからね!」

モノスケ「細かいルールは後でモノパットに送っとくで! よーく目を通しておくんやな!」

モノファニー「こ、コロシアイはグロくてニガテだけど……アタイも頑張るから、キサマラも頑張ってね!」

モノキッド「そんじゃあ後はキサマラの好きにしなッ! ミー達も好きにさせて貰うぜッ!」

モノダム「……ミンナ、ナカヨクネ」

モノクマーズ「「ばーいっくまー!」」

向井「………………………………」

モノクマとその子供達…モノクマーズは、哄笑をあげながら去っていった

体育館に残された俺様は、互いに互いを見合わせ……これからの事を考えていた







こうして、俺達は奇妙な学園生活を開始する事になったんだ

倫理も道徳も消えた檻、誰も彼もが疑いあい、憎みあい、殺しあう様な地獄の底

俺に残されたのはただ一つ……

それは『俺はいったい何者なんだ?』という、確かな疑問だけだった……





………………To be continued………………











【PROLOGUE】
  舞い戻る超高校級【CLEAR!】

     生徒総数:16名












アイテム:『才囚学園パンフレット』

解説:才囚学園に入学した証。全16枚
   モノクマーズが好き勝手に書いたせいで、読みづらい事この上ない





本日の更新は以上です。お付き合いありがとうございました

新しいコロシアイは、この16名で行っていきます、名前の由来もある人はあったりします

後で生徒名簿を貼ります。何か質問やご感想。生死予想等あればどうぞ

新スレでも、どうかよろしくお願い致します


【生徒名一覧】

【男子】その1
※身長、胸囲などはフィーリングなので、おかしい場合は目を瞑ってください

【名前】向井 刀哉(ムカイ トウヤ)
【才能】超高校級の???
【身長】176cm
【好きなもの】焼きそばパン
【嫌いなもの】ロールケーキ

【名前】逸見 弥七(イツミ ヤシチ)
【才能】超高校級の定食屋
【身長】174cm
【好きなもの】漬け物
【嫌いなもの】味の素

【名前】浦賀 金太郎(ウラガ キンタロウ)
【才能】超高校級の炭坑夫
【身長】199cm
【好きなもの】スケッチ
【嫌いなもの】ダイナマイト

【名前】鉄 伊織(クロガネ イオリ)
【才能】超高校級の仕立て屋
【身長】160cm
【好きなもの】可愛い洋服
【嫌いなもの】虫


【男子】その2

【名前】天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
【才能】超高校級の探偵
【身長】178cm
【好きなもの】ゴシップ週刊誌
【嫌いなもの】SF小説

【名前】櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)
【才能】超高校級の警備員
【身長】180cm
【好きなもの】父親
【嫌いなもの】不要な言い訳

【名前】二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)
【才能】超高校級の義肢装具士
【身長】179cm
【好きなもの】綺麗な手
【嫌いなもの】ハンバーガー

【名前】リチャード・ヴィルヘルム
【才能】超高校級の皇太子
【身長】182cm
【好きなもの】母国の讃美歌
【嫌いなもの】海苔


【女子】その1

【名前】藍羽 美優(アイバ ミユウ)
【才能】超高校級のカードゲーマー
【身長】156cm
【胸囲】80cm
【好きなもの】チョコレート
【嫌いなもの】おでん

【名前】桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)
【才能】超高校級のコレクター
【身長】163cm
【胸囲】78cm
【好きなもの】犬
【嫌いなもの】トカゲ

【名前】皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
【才能】超高校級の拳法家
【身長】159cm
【胸囲】86cm
【好きなもの】シャワー
【嫌いなもの】ベトベトしたもの

【名前】新菜 那悠(ニーナ ナユ)
【才能】超高校級の歌姫
【身長】165cm
【胸囲】89cm
【好きなもの】アンコール
【嫌いなもの】既読スルー


【女子】その2

【名前】榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)
【才能】超高校級の軍楽隊長
【身長】172cm
【胸囲】94cm
【好きなもの】リコーダー
【嫌いなもの】ルール違反者

【名前】文沢 明莉(フミザワ アカリ)
【才能】超高校級の歴史学者
【身長】161cm
【胸囲】79cm
【好きなもの】ロウソク
【嫌いなもの】饅頭

【名前】御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
【才能】超高校級の実行委員
【身長】157cm
【胸囲】86cm
【好きなもの】一致団結
【嫌いなもの】ゲリラ豪雨

【名前】望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
【才能】超高校級のクリエイター
【身長】151cm
【胸囲】69cm
【好きなもの】チーズケーキ
【嫌いなもの】深夜勤務

本日、五時半より更新を再開します
前スレに誘導を貼らせてもらいました。あそこは何かあった時様に残しておきます

再開します










【CHAPTER1】
  彼らの淘汰進化論









ピピピッ!

向井「……!?」

モノクマとモノクマーズが去った後、突然俺の電子生徒手帳……モノパッドが震えだした

望月「ひゃあぁっ……!? なんですかぁいきなり……!」

櫻田「何かが受信されたみたいだな。恐らく先程言っていたルールだろうが……」

二階堂「見てもいいやつなの? ウィルスとかでバグらない?」

御鏡「……見てみようよ。そうしないと、何もわからないままだし」

リチャード「そうですね……ボクもミス御鏡と同様の意見です」

リチャード「ニホンゴにも……ケツに入らずんば孤児を得ず。ともありますしね」

新菜「大切な部分が抜けてるよー……」

藍羽「でも、ルールの確認はするべきだよ。何が違反かわかった方がいいし」

藍羽に促される様に、全員がモノパッドを起動しはじめる

そこには、確かに細かいルールが記載されていた


【才囚学園 校則】
  才囚学園での共同生活に期限はありません

 学園内で殺人が起きた場合、全員参加による学級裁判が行われます。

 学級裁判で正しいクロが指摘できれば、殺人を犯したクロだけがおしおきされます

 学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロ以外の生徒であるシロが全員おしおきされます

 クロが勝利した場合は才囚学園から卒業し、外の世界に出ることができます

 シロが勝ち続けた場合は、最後の2人になった時点でコロシアイは終了です

 夜10時から朝8時までの「夜時間」は、食堂と体育館が封鎖されます

 才囚学園の学園長であるモノクマ、及びモノクマーズへの暴力は固く禁じられています

 モノクマが殺人に関与する事はありません

 モノパッドは貴重品なので壊さないでください

 「死体発見アナウンス」は3人以上の生徒が死体を発見すると流れます

 才囚学園について調べるのは自由です。行動に制限は課せられません

 校則違反を犯した生徒はエグイサルによって処分されます

なお、学園長の都合により校則は順次増えていく場合があります。



桐生院「ほ……本当にわたくし達をここで生活させるつもりですの……!?」

鉄「こ、この学級裁判って……?」

天道「あのモノクマも言ってたろ、殺しの後の最後の試験ってな」

天道「何をさせられるかは知らねーが…殺してはいおしまいって訳にはいかねぇみてえだな」

逸見「ふ……ふざけんなっ! なんでオレ達がこんなふざけた事しなきゃならねーんだよっ!?」

皇「で、でも……やらないとエグイサルさんに殺されちゃうです……」

皇「メイも頑張ったですけど……でも、負けちゃいました、はい……」

櫻田「機械相手に渡り合えるだけ充分だろう。俺もまだまだだな……」

文沢「櫻田さんは私達を守りながらでしたし、何より三機がかりですから……」

文沢「そう、気にする事は無いと思いますわ。ふふ」

向井「………………………………」

皇も櫻田も、あのエグイサルと戦ったのか……

自分の不甲斐なさが憎い。もし、俺も立ち向かっていたら、御鏡達は逃げられただろうか……?


榛原「……貴様ら、落ち着けッ!!!」

向井「………………っ!」

榛原の一喝で意識を戻す。暗くなっていた思考が現実に戻る

榛原「今、この場で貴様らが出来る事はなんだ? 絶望に堕ち、嘆く事か?」

榛原「否! 断じて違う! 貴様は、ヒナコと同様、何らかの才を持つ者達であろう!?」

榛原「ならばこそ、我々は力を合わせて事に当たらないといけない! 暗くなる時間があるなら……」

榛原「……心の中で、自分をもっと励ましておけ!」

御鏡「……そうだよ! 皆、まだ諦めちゃダメだよ!」

御鏡「私達は超高校級なんだから……力を合わせれば、なんだって出来るよ!」

御鏡「だからさ……皆で頑張ろっ!」

天道「……へっ、俺様の言おうとしていた台詞を盗られちまったな」

桐生院「そうですわ! わたくしのコレクションとして、意地をみせなさい!」

望月「え……いつの間に私達はコレクションになっちゃったんですかぁ……?」

文沢「そうですね……確かに、止まるよりは有意義な時間の使い方ですね……」

鉄「よーし! 皆! 絶対に皆でここから出ようねっ!」


浦賀「……そこまで言うなら、当然! 何か理由があるんでさぁ?」

浦賀「その自信を裏打ちさせる様な、とびっきりのアイディアが……」

榛原「フ、無論だ。皇、案内するぞ」

皇「はいです! ついてくるです!」

新菜「案内って……何処に?」

榛原「この校舎の裏庭だ……ついてこい」

皇「ごーごーです! はい!」

皇がとてとてと外に出ていくと、それに釣られるかの様に全員も外に出ていった

向井「………………榛原」

榛原「なんだ? ヒナコに何か意見があるのか?」

向井「その、さっきはありがとう。皆を奮い立たせてくれて……」

榛原「なんだ、そんな事か? それは当然だ。ヒナコは隊長だからな」

榛原「それよりも……あまり思い詰めるなよ? 貴様がエグイサルと戦っても轢き殺されるのがオチだ」

榛原「貴様は……自分の事だけを考えていればいい」

それだけ言うと、榛原はくるっと踵を返して外に出ていった

……もしかして、励ましてくれたのか?


新菜「…それで、裏庭に来たんだけど…」

鉄「うぅ……雑草だらけだ……虫とかいないよね……?」

リチャード「それで、ここに何があると言うのですか?」

榛原「うむ、貴様らには、まずはこれを見てほしい」

そういって榛原は裏庭の一角を足で叩く

そこにあったのは、錆び付いていてよくはわからないが……マンホールだった

文沢「なるほど。マンホールがあるならば下水道に出られる。そこからなら……」

天道「助けを呼べるかも。ってか、冴えてんなアンタ」

桐生院「いいい嫌ですわ!? 下水道を走るなんてネズミみたいな真似は!?」

望月「私もちょっと…出来るなら遠慮したいなって…」

二階堂「そもそも……このマンホール外せるの? 錆びててびくともしないけど」

確かに二階堂の言うように、マンホールは錆びきっていてとても外せる様には見えないな……


櫻田「やってみるしかないだろう…浦賀、手伝ってくれ」

浦賀「はいでさぁ」

榛原「いや、その必要は無い……皇」

皇「はい!」

榛原「やれ。手筈通りにな」

榛原が皇に命令し、櫻田と浦賀を後ろの方に引かせる……何をする気だ?

皇「すぅー……はーっ……」

皇「……! ちぇすとぉぉぉっっ!!!」

バキィッ!

気合いを入れた皇が、マンホールへ手刀を叩き込むと……

マンホールはまるで木の板を叩いたみたいに、真っ二つになってへし折れた……

向井「……これが、皇の力…………」

新菜「ひぇー……私、皇ちゃんと喧嘩するのだけはやーめよっと」

リチャード「これが……! ジャパニーズカラテ……!」

文沢「空手かどうかは疑問ですけどね」

御鏡「だけど……これでこの下を調べられる様になったね!」

御鏡「それじゃ……皆、行こうよ!」


桐生院「絶ッッッ対に嫌ですわ!!!」

鉄「ボクも……服が汚れちゃうから……」

リチャード「大丈夫ですよ! ヤればデキるとこの国の言葉もありますから!」

新菜「それは違うよっ!? 後私も行かないからね!」

御鏡「皆……!」

榛原「……埒が明かないな。……仕方ない」

榛原「一度ヒナコ達で二手に別れるぞ。一方は下水道を調べ……」

榛原「もう一方はこの裏庭周辺を調べておけ。これなら文句は無いだろう?」

二階堂「……まあ、いいよ」

藍羽「それじゃ集まってよ。さっさとグループを分けるから」

藍羽が手を叩き、集合をかける

俺はどちらにしようか……


【どちらにしますか?】
1:地下通路を調べる
2:裏庭周辺を調べる
↓1


榛原「……よし、グループはこうなった。各自確認しておけ」

【地下通路組】:浦賀、櫻田、天道、リチャード、藍羽、皇、榛原、御鏡

【裏庭周辺組】:逸見、鉄、向井、二階堂、桐生院、新菜、文沢、望月

天道「向井は裏庭で休んでな。アンタは記憶が無いから下手に動くなよ」

向井「……すまないな」

櫻田「気にする事は無い。やれる人間がやればいいだけだ」

新菜「何かゴメンねー……」

御鏡「大丈夫だよ! 私達で助けを呼んでくるから!」

文沢「気をつけてくださいね? 暗がりには良くないものも多いですから」

望月「こ、怖がらせないでくださぁい…」

浦賀「んなら、そろそろいきまさぁ」

リチャード「はい。気をつけて、泥臭く這いつくばって進みましょう」

藍羽「馬鹿にしてんの?」

榛原「それでは行くぞ……付いてこい!」

榛原が号令をかけると、地下通路を調べるグループは次々と地下へ潜っていった…


桐生院「ふー…何とか汚れる事は阻止出来ましたわ……」

逸見「桐生院! お前も何かしろよ!」

新菜「で、でもさー……どうせ皆がなんとかしてくれると思うしぃー……」

文沢「次に皆さんと会うのは、あの世かもしれませんよ……?」

鉄「縁起でもない事を言わないでよ!」

……榛原がいないからか、ほとんどの生徒はサボっているな……

機材に腰掛けて休む生徒もいれば、他の生徒との談笑に花を咲かせる生徒もいる

……榛原には悪いが、俺も少し話しかけてみるか


【会話相手を選んでください】
↓2(裏庭周辺組のみ選択可)


向井「……二階堂、少しいいか?」

二階堂「ん……? 何、きみもぼくが働いてないようにみえた?」

二階堂「そういうきみも……汗はかいてないし筋肉の動きも少ない。さぼってるのは一緒でしょ」

向井「う……」

図星か……にしても、手を見ただけでそこまでわかるのか?

二階堂「まあ記憶が無いみたいだし、あまり激しく動いちゃいけないのもあるから仕方ないか……」

二階堂「それじゃあぼくは向こうへ行くよ。あそこの方が涼しそうだしね」

向井「ああ……」

二階堂……まだまだ何かありそうだな


【会話相手を選んでください】
↓2(裏庭周辺組のみ選択可)


望月「あ、あのぅ……む、向井さぁん……」

向井「……うわっ」

望月「ひえぇごめんなさい! 私なんかに話しかけられて気持ち悪かったですよねぇ……!」

向井「……そうじゃない。いきなり後ろから話しかけられて驚いただけだ」

望月「あっ……そ、そうなんですか……」

……望月の気配は読みにくい。おどおどしていて自己主張が少ないからか……

望月「そ、それで……向井さんは何か見つけましたか?」

向井「いや、まだなにも……」

望月「そ、そうですか……」

望月「ゲームだと何でも簡単に進めるのに……やっぱり現実は違いますねぇ……」

望月はゲームの作成者だからな……おどおどしているのもそれが関係しているのかもな


【会話相手を選んでください】
↓2(裏庭周辺組のみ選択可)


鉄「うーん……向井くん。どう思う?」

向井「……何がだ?」

鉄「ほら、皆の服だよ! もし地下通路で汚れたりなんかしたら……!」

向井「洗濯すればいいじゃないか」

鉄「それじゃあダメだよっ!」ばっ

向井「わ……っ!」

なんだ……!? 鉄がいきなり抱きついてきたぞ……!?

鉄「洋服はもっと丁寧に扱わないとダメなんだよ! 色落ちしちゃうかもしれないし……」

鉄「服に合わせて洗濯の方法も変えないとダメなんだ。いっしょくたに洗うなんてもっての他だよ!」

鉄「だから、皆の服がもし汚れたとしたらボクは……!」

向井「そ、そうか……そろそろ放してくれないか?」

ずっとくっついているからか、なんだか熱くなってきた……

鉄「……えっ? うわっ! ゴメン!」

鉄「ボク、熱くなるとつい……! 本当にゴメンね!」

向井「……気にするな」

そう言うと、鉄は照れた様に笑って向こうへ行ってしまった

鉄の服にかける熱意は…並みでないんだな


新菜「…!? 皆ー! 早く来てー!!」

逸見「どうした? 新……うわぁぁっ!」

新菜と逸見が俺達を呼びにくると、そこには……

榛原「……くっ、すまない……!」

天道「悪いね。しくじったぜ……」

リチャード「中々……厳しかったですね」

御鏡「……………………ごめん」

そこには、身体中に大小の傷をつけた、地下通路へ向かったメンバーだった

向井「………どうした!? 皆!?」

藍羽「迂闊だった……アイツらが何の手も打ってないはずがないのに……!」

望月「あ、アイツら………?」

「オイラ達だよー!」


「「おはっくまー!」」

ガシャン!

エグイサルレッド『やっほー! オイラ達がやっつけたんだよー!』

エグイサルブルー『ヘルイェー! 片っ端から薙ぎ倒してやったぜー!』

櫻田「……くそっ!」

皇「い……痛いです……」

桐生院「え……エグイサルっ!?」

浦賀「えぇ、あっしらはあれに攻撃されたんでさぁ……」

二階堂「あ……あれの相手をしたの? 素直に逃げればよかったんじゃ……」

文沢「私達の為……ですか? 残された私達の為に立ち向かったのですか?」

御鏡「でも…負けちゃって…皆が……!」

エグイサルブルー『これに懲りたら脱出なんて考えるなよッ! じゃあな!』

「「ばーいくまー!」」


向井「み……皆……」

榛原「すまない……! ヒナコの考えが甘かった……!」

榛原「ヤツらの対策を見越していなかった、ヒナコのミスだ……!」

新菜「は、榛原さん……」

藍羽「……そうだよ。アンタのミスだよ」

藍羽「アンタがもっと考えていれば、アイツらの術中に嵌まらなかったのに…!」

櫻田「藍羽! 言い過ぎだぞ!」

鉄「榛原さんだって、皆の事を考えていたんだ…それを否定するなんて…!」

藍羽「…とにかく、今日はもう休むよ。こんな身体でどうこうなんて出来ない……」

浦賀「それに賛成でさぁ……あいたた」

二階堂「……大丈夫?」

浦賀「何のこれしき……あっしはいいんで他の人の介抱をお願げぇしまさぁ」

桐生院「も、もう行きますわよ……!」

そうして、俺達はぽつぽつと歩くように寄宿舎に戻っていった

……外に出た時には、もう誰も口を開く事は無かった…………


向井「……ここが、俺の部屋か」

ベッドにタンス、トイレやシャワールームも完備している……本当にここで暮らせという事か

向井「………………………………」

ベッドに横たわり、考える

俺の記憶は? 明日からどう過ごす? ここから出ていくには……?

そんな事をつらつらと考えていると……

いつの間にか、俺の意識は眠りへと落ちていった


………………………………

………………

……

少し休憩します。再開はまた後で
この時点でこのキャラ気になってるなーというのがあれば、是非とも教えてください

様々なご意見ありがとうございます。楽しめる様にわちゃくちゃ動かしていきたいなと思います
再開します。今回から自由行動は少し変化させていきます…


【学園生活 二日目】

ピィイイイイイイイイッ!!!

向井「……うわっ!?」

何だ!? この音は……!?

と、とにかく外に出ないと……!

向井「どうした!? 何があった!?」

御鏡「な、何!? 何の音!?」

桐生院「ななな何ですの!? この酷い怪音波はっ!?」

鉄「み、耳がぁ……!」

二階堂「頭が……キーンとするね……」

……どうやら、俺以外にもあの音を聞いて部屋から出てきたみたいだ

そして、部屋の外には……

榛原「ふむ、集まりは上々。もう少し早く起きて貰いたいが……」

榛原「まあ、初めてではこんなものだろう……おはようございます!」

浦賀「へぇ、おはようごぜぇます」

リチャード「グッモーニン! 本日はお日柄もよく徒然なる朝ですね!」

敬礼をする榛原と、他数名の生徒が居た


新菜「な、なんなの!? 今の!!!」

榛原「ああ、ヒナコのホイッスルだ。本来は緊急時に吹くものだが……」

榛原「貴様らが起きてこないのでな。此方の判断で吹かせてもらった」

望月「起きてないも何もまだ6時じゃないですかぁ! びっくりしましたよぉ!」

藍羽「何でアンタの都合で動かないといけないの? 幾らなんでも身勝手だよ」

榛原「その謗りは甘んじて受けよう。だが報告すべき事もあったのでな」

二階堂「……報告って?」

文沢「そう言えば……逸見さんと天道さんが見当たりませんね」

そうして回りを見てみると、確かに逸見と天道の姿だけが居なかった

榛原「天道は知らんが、逸見ならば何処にいるかは知っている……来い」

新菜「ま、待ってよー……せめて何があるのかだけは教えてよー……」

榛原「……貴様らの喜びそうな事だ」

皇「メイ達が喜ぶ……ですか?」

御鏡「……とにかく行ってみようよ! 榛原さんが私達を騙すなんてしないよ!」

榛原「フ、ありがとう御鏡。さあ、付いてこい!」


逸見「らっしゃーい! 逸見食堂才囚学園店。ただいま開店でーい!」

皇「ふぁぁ…! 美味しそうです…!」

リチャード「なんという事でしょう…!」

望月「こ、これ全部逸見さんが作ったんですかぁ……!」

逸見「応よっ! この超高校級の定食屋を舐めんじゃねーや!」

榛原についていった先にあったのは、昨日までは無かった建物……

その中には、鮭の塩焼きに味噌汁、漬物数品に光り輝く白いご飯……

まさに、鮭の塩焼き定食が人数分用意されていた

逸見「さあ! 逸見食堂自慢の日替わり定食だ! たんと食いな!」

新菜「」「い、頂きますっ!」

リチャード「ゴチになります!」

鉄「それは違……いや、いいのかな……?」

御鏡「それじゃあ皆で席について……頂きまーすっ!」


逸見の定食は、控えめに言っても最高の味だった

それこそ誇張なく……この定食が食べられるならば毎日でも通いたいと思うほどに

リチャード「この味は…! 手をかけている味ですね…! 逸見さん!」

望月「わ、私朝はあまり食べないんですけど……このご飯ならいっぱい食べられますぅっ!」

桐生院「ちょっと! ご飯はもっと多くよそっていただけません事!?」

新菜「桐生院さんは何杯食べるつもりなの!? 私の分が無くなるじゃん!」

二階堂「みみっちい争いだなぁ……」

文沢「ふふ。人類の初めての戦争は米を巡っての争いだったそうですわ」

文沢「何時の時代も、人は美味しいご飯に魅了され、時に醜い争いを繰り広げるものなのです」

浦賀「ご飯中に歴史の授業は聞きたくねえでさぁ」

榛原「ふふ、喜んでくれたようだな」

天道「アンタはなんもしてねえけどな」

向井「……起きてきたのか、天道」

天道「まあな。ああ向井、そこにある醤油取ってくれ」



御鏡「……ふぅ! ご馳走さまでした!」

皇「でしたーっ! はい!」

向井「美味かった……ありがとう、逸見」

逸見「おっ、サンキュー! オレの飯が美味いって言ってくれるのが……」

逸見「オレの喜びだからなっ!」

逸見が皿を片付け、テーブルを拭きながら返事をしてくる

これだけの量を準備し、片付けまで一人でやっているのにその顔には疲れが無い

本当に、逸見にとってはこれが喜びなんだろうな

櫻田「……逸見。ありがとう。だが榛原、逸見の料理を食べさせる為だけに俺達を起こしたのか?」

榛原「無論違う。貴様ら、ヒナコの話を聞いて欲しい」

食後で緩んだ空気の中、榛原が場の空気を引き締め直す

全員が静かになった事を確認すると、榛原はゆっくりと口を開いた



榛原「まず、この施設…昨日までは無かったものだ。それが今朝になって突如解放された」

逸見「なんでもここは『超高校級の定食屋の研究教室』っつーらしいな、さっきクマ共から聞いた」

藍羽「クマ共って……モノクマーズ?」

逸見「応、イクラくれてやったら素直に話してくれたぜ」

文沢「余談ですが、野生の熊は鮭の身ではなく卵…イクラを狙って食べるのです」

文沢「熊は本能で、鮭の身よりもイクラの方が、栄養価が高い事を知っているのですね。ふふ」

新菜「本当に余談だね……」

榛原「これからは朝はここに集まり顔を出せ。安全確認と情報交換も兼ねてな」

櫻田「確かに、誰かが来なければそれを確認しにいける……未然に事件を防げるかもしれないか」

藍羽「…それって強制じゃないんでしょ、なら私は来ないから」

二階堂「さっきまで散々ご飯食べてた人が何言ってんだか。手も疼いているよ」

藍羽「……っ!」

逸見「あ、後は鉄の研究教室……『超高校級の仕立て屋の研究教室』も解放されてるみてーだな!」

鉄「本当!? やったぁ!!!」

ぴょんぴょんと飛んで喜びをアピールする鉄……昨日、あれだけ言っていたもんな

榛原「それでは、今日の集会は以上だ! 各自自由に過ごしてくれ!」

榛原「明日からの集会は夜時間の終わりである8時30分から開始する! 以上!」

榛原の号令が終了すると、各自自由に行動する事になった……



向井「……さて、どうしようか」

自室に戻ってきたはいいが、やる事が無いな……

俺の記憶も戻らないし……かといって地下通路にはエグイサルがたむろしている

向井「……誰かと話にいくか」

じっとしていても仕方ない。俺は誰かに会いに行く為、立ち上がる事にした


【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
 ↓1(二人まで可)


――『超高校級の定食屋の研究教室』――

逸見「おっ! 向井じゃねえか、どうした?」

向井「ああ、少し話にな」

逸見「応よっ! 俺は構わねぇが……」

二階堂「やあ、向井くん」

向井「……二階堂? どうした?」

二階堂「いや、皿洗いって水仕事だから手とか荒れないのかなって思って」

二階堂「逸見くんも気をつけなよ。手は簡単に荒れちゃうからね」

逸見「ま、オレには関係ねーけどな。向井はどう思うよ?」

向井「……ああ」

二人と水仕事による手荒れについて話し合った……

……もう少しどちらかと話せそうだな、どうしようか?

『今回から、より深く相手と話し合える様に、会話に自由安価を採用します』

『安価の結果次第では、お相手様の好感度が上昇しやすくなり、通信簿も埋まりやすくなるでしょう』

『要は、プレゼントを会話に置き換えたものだと思っていただければ…』

【どちらと話しますか?】
1:逸見 弥七
2:二階堂 義明
↓2(内容もお願いします)


2:二階堂 義明(ニカイドウ ヨシアキ)

【才能について】

向井「なぁ二階堂、お前の才能って……」

二階堂「あぁ……ぼくは義肢装具士だよ」

二階堂「あんまり詳しく言ってもわかんないだろうからざっくりと言うとね……」

二階堂「事故等で手足を失った人達に、義手や義足を作成する職業だね」

二階堂「勿論、それだけじゃなくて義手の調整や患者のケアも含まれてるけど…」

二階堂「ぼくはまだ患者のケアはさせてもらってないな。まだぼくが高校生だからってさ」

向井「そうなのか…凄いんだな」

二階堂は普段の気だるげな態度とは裏腹に、とても楽しそうに話してくれた…

よし…凄く喜んでくれたみたいだな…!


『二階堂 義明  通信簿1』

二階堂「ねえ向井くん。手を出してよ」

向井「…? こうか?」

二階堂「うーん…傷は見当たらないし、筋力も平均。そしてタコも見当たらない…」

二階堂「……向井くんは運動系の才能じゃないみたいだね」

向井「そうか……ありがとう。でも……」

向井「相手の手を見ただけで、よくそこまでわかるな……」

二階堂「まあ…職業病みたいなもんだよ」

そういって、二階堂は向こうへ行ってしまった……

……本当は、超高校級の占い師とかじゃないよな?

『二階堂 義明の通信簿が解放されました!』

『二階堂は、相手の手を見ただけで相手の事がわかる
 どうしてわかるのか。と言うと、職業病としか教えてくれなかった』



向井「まだ時間があるな……どうするか」

もう少し誰かと話せそうだな……

【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
 ↓2(二人まで可)

下1じゃないのか・・・


――『裏庭周辺』――

榛原「ふむ…ここはどうやら、最近建てられた様だな」

天道「同感だ、俺様もそう思うね」

向井「榛原、天道……そうなのか?」

榛原「ああ、建物こそ錆び付き、あちこちに草も生えているが……」

榛原「機材は最新のものだ。あのエグイサルもな」

天道「まあまだ捜査の段階だ。結論は簡単につけらんねぇな」

榛原「そうだな。せっかくだ、向井の意見も聞かせて貰おうじゃないか」

向井「……俺の意見か? 俺は……」

榛原、天道と、才囚学園の謎について話し合った……

……もう少しどちらかと話せそうだな、どうしようか?

【どちらと話しますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)
↓2


>>134前までの癖でついやってしまいました……今回は下二で進行を試してみます

1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)

【好きな女の子のタイプは?】

向井「天道……暇だな」

天道「まあな……ここには娯楽施設がゲーセンか図書室しかねえしな」

向井「……行かないのか?」

天道「ゲームは弱いから嫌いだ。活字はゴシップ本しか読まねえな」

向井「……そうか……」

マズい……会話が続かない……そうだ

向井「天道、気になっている女子とかいるのか?」

天道「おっ、向井も興味ない感じさせておいて案外そういうの好きなんだな」

向井「いや、俺はただ……」

天道「気にすんなって。下世話な話は男死の特権だろ?」

天道「恥ずかしいなら一緒に言おうぜ。いいだろ?」

……何故か恋愛方向に行ってしまった。まあいい……

俺の……好みの女子は……


【コンマ判定】
1:藍羽
2:桐生院
3:皇
4:新菜
5:榛原
6:文沢
7:御鏡
8:望月
9、0:この中にはいない
↓1、2(向井、天道の順で)


向井:望月  天道:皇



向井「……望月、だ」

天道「望月か、さては向井、お前ロリコンだな?」

向井「断じて違う……!」

ただ、望月の顔が浮かんだだけだ……別にスタイル云々で決めた訳じゃない

向井「……そう言う天道はどうなんだ?」

天道「そうだな。俺様は皇かな」

天道「あーいうちょっと抜けたトコのおる娘が好きなんだよ。顔もいいしな」

天道「ま、お互いに頑張ろうぜ。相棒」

向井「相棒……なのか?」

その後、学園の女子の話題でとても盛り上がった……

よし……もの凄く喜んでくれたみたいだな……!



『天道 蒼真  通信簿1』

向井「天道、お前は探偵なんだよな?」

天道「まあそういう事になってんな」

向井「だったら、この学園について、何か解らないのか?」

天道「生憎、俺様は単なる小市民さ。探偵なんて間違って選ばれちまったが……」

天道「だから……俺様にはあんまり期待しないでくれないか?」

向井「どうしてだよ。お前も……」

天道「…超高校級、なんかじゃない……」

向井「……え?」

それだけぽつりと言うと、ふらふらと何処かへ去っていった

天道……あいつはいったい……?

『天道 蒼真の通信簿が解放されました!』

『天道は探偵だが、あまり自分には期待しないで欲しいという
 去り際に言った、『超高校級なんかじゃない』とは……?』


向井「……まだ時間があるな……」

せっかくだ、もう一回くらい誰かと会いに行くか

【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
↓2(二人まで可)


――『図書室』――

文沢「リチャードさん。これは読めますか?」

リチャード「ハムですね……ボクも朝食でよく食べますよ」

文沢「公(こう-おおやけ-きみ)と読むのですよ。ふふ……」

リチャード「うう……やはり漢字は難しい感じですね……」

リチャード「ですが……ボクは諦めませんよ! この強い味方……」

リチャード「『モノタロウでも解る簡単漢字ドリル 入試編』がある限り!」

向井「はは……頑張ってるな」

文沢「向井さんもどうですか? こんな場所では勉強もままならないでしょう」

向井「そうだな……教えてもらおうか」

文沢「ふふ、ではまずは縄文時代の歴史から教えて差し上げますわ」

リチャードの傍ら、文沢から歴史の授業を聞いて過ごした……

……もう少しどちらかと話せそうだな、どうしようか?

【どちらと話しますか?】
1:リチャード・ヴィルヘルム
2:文沢 明莉(フミザワ アカリ)
↓2


2:文沢 明莉(フミザワ アカリ)

【コロシアイについて】

向井「……なあ、文沢」

文沢「はい。なんでしょう?」

向井「あの、モノクマとモノクマーズが話していた……」

文沢「コロシアイ。についてですか?」

向井「……っ」

文沢「ふふ、そう身構えないでくださいな。少なくとも、私はそんな事はしませんよ」

文沢「ですが……人は過ちを犯すもの。何らかの切欠があれば簡単に堕ちてしまう生き物ですわ」

向井「……それは、コロシアイが起こるという意味か?」

文沢「はい。……向井さんには気休めの言葉は必要ないと思ったので」

文沢「向井さんもそう思うから……私に話したのでしょう? ふふふ……」

文沢明莉、此方を見透かす様な事ばかり話すこいつはいったい……?

文沢「ふふふ、恐れる事はない。とだけ話しておきますわ」

……凄く喜んでくれた、のか?




『文沢 明莉  通信簿1』

文沢「ああ、向井さん。こんにちは」

向井「……文沢、どうかしたか?」

文沢「いえ、もしよろしければ私と少しお話しませんか?」

向井「それはいいが……どうして俺と?」

文沢「向井さんには記憶が無い……それは辛いでしょう」

文沢「何せ、自分の今までが消えて無くなってしまったのですから……」

文沢「ですから、私はそのお手伝いがしたいんです。失われた歴史を取り戻す為の……」

向井「……そうか」

……もしかして、俺を心配しているのか?

『文沢 明莉の通信簿が解放されました!』

『向井の記憶喪失を、尤も気にかけてくれる文沢
 彼女曰く、失われた歴史を取り戻す為だとか』



キーンコーンカーンコーン

「「キサマラ、夜の10時やで! 今から夜時間になるから注意するんや!」」

「「ばーいっくまー!!」」

向井「……もう夜時間か」

今日は色々あったな……特に、朝の定食は絶品だった……

……あれが毎日食べられるなら、この生活も悪くないのかもな

そう楽天的に思いながら、俺は眠りについていった

俺の考えが、甘かったと知るのはもう少し後の事だった……


本日はここまで。お付き合いありがとうございました

今回はこんな感じでサクサク通信簿が埋まる仕様になっています。余程相手を馬鹿にする選択さえしなければ……

更新します


【学園生活 三日目】

キーンコーンカーンコーン

「「おはっくまー! ただいま朝の8時だよー!」」

「「キサマラ、張り切っていきましょーう!!」」

向井「……朝か」

今日から逸見の研究教室に集まるんだったな……

向井「……そろそろ行くか」

早く行けば、その分時間に余裕も生まれるからな

向井「さて、それじゃあ行くか……」




逸見「おっ! おはようさんっ! 今日はカレイの煮付け定食にしてみたぜ!」

浦賀「いやぁ、カレイなんて何年ぶりに食べた事かわからねぇでさぁ」

桐生院「ちょっと! わたくしがケチっている風に言わないで下さいまし!?」

藍羽「……美味しい」

望月「そ、そうですね……甘辛い味付けの中にもカレイの旨味が……」

藍羽「……………………」

御鏡「に、睨まないであげなよ……」

…………どうやら、もう全員来ていたみたいだな。俺が最後か

少し遅れたが、俺も誰かと食べておこう

【誰と話しますか?】
↓2(朝食時なので1名のみ)


望月「……あっ、向井さん。今来たんですか?」

向井「……ああ」

望月「あ、あの、えっと、もしよろしければでいいんですけど……」

望月「わ、私と一緒に食べてもらえませんかっ!?」

向井「……俺はいい、けど、さっき御鏡達と食べていなかったか?」

望月「そ、それはですね、えへへ……」

望月「……もう少し、食べたいなって思ったんですけど、恥ずかしいから……」

向井「俺と一緒に食べよう。って事か」

望月「はい……ダメですか?」

……身長の都合、望月が俺を見る時は必ず上目遣いになる

そして、普段から潤んでいる望月の目からは一緒に食べたいと訴えられている……

向井「……わかった。ここでいいか?」

望月「はっ、はいぃっ!」

照れ笑いを浮かべ、俺の隣に座る望月。ちょこんとしたその姿は、小動物みたいで……

……いけないいけない、決して、天道との話は関係ないはずだ


望月「…あっ、そうだ。向井さんは、今日はお暇ですかぁ?」

向井「まぁ、暇だな」

望月「も、も、もし、宜しければなんですけど…私と一緒に過ごしませんかっ!」

向井「なっ…………!」

それって、まさか……!?

望月「あ、ち、違うんです! デートとかそんなんじゃなくて、ただやりたい事があるので……」

望月「向井さんにも、ご協力をお願いしたいんですっ! お願いしますっ!」

向井「わ、わかった……」

望月「や、約束ですからね! 絶対に他の人に言わないでくださいねっ!」

顔を真っ赤にした望月が、すたすたと俺から離れていく……

望月との約束か……楽しみだな

『望月とのイベントが発生しました!』

『今後も、生徒間でのイベントが発生していきます』

『イベントは自動で発生します。なので安心して交流を深めてください……』


御鏡「……はい! ちゅうもーく!!」

食事も終わり穏やかに過ごしていると、御鏡が手をぱしぱしと叩き話をしてきた

御鏡「皆、昨日の夜はどこで食べた?」

新菜「え? それは逸見君に作って貰ったけど……」

桐生院「わたくしもですわ!」

二階堂「ぼくも……」

皇「メイもです!」

リチャード「ボクもです!」

御鏡「そう、それだよ!」

御鏡「皆逸見君を頼りすぎだよ! もし逸見君が倒れちゃったらどうするの!」

逸見「御鏡、気遣いはありがてーけど心配すんな! オレは平気だぜ!」

御鏡「だーめ! なので本日の夜ご飯は私達で作りたいと思いまーす!」


桐生院「何を言っているんですの!? わざわざ自分で作って食べるなんて意味がありませんわ!」

天道「俺様も家庭科の点数は低いんだ。勘弁してくれねぇか?」

櫻田「……いや、俺は賛成だ。逸見だけに押しつけていてはダメだろう」

榛原「うむ、ヒナコも同意見だ。共に行動をする事で、我々の団結も更に深まるだろう!」

鉄「りょ、料理かぁ…………」

望月「料理……上手くいくといいんですけど……」

逸見「おっ、なんか楽しそうじゃねーの! なら任せるぜてめーら!」

逸見「ま、安心しろって! いざとなったらオレがなんとかすっからよ!」

御鏡「はい! じゃあ今日の夜は私達で作る事になったので、各自勉強しておくように!」

御鏡「それじゃあ解散! 楽しみにしていてねー!」

御鏡の号令と共に、今日の集会はお開きとなった

料理か……俺の腕はどうなんだろうな……


向井「さて、そろそろ向かうか……」

集会の後、望月に指定された場所へと向かうことにした

そこには、望月だけでなく他の生徒の姿もある……あいつらも望月に誘われたみたいだな

とにかく、これから何をするのか聞いておかないとな……

【望月に誘われた生徒は?※選ばれた生徒によってイベント内容を考えます】
↓1~3(一名まで選択可)


選択:逸見、浦賀、櫻田

【イベント:望月の料理特訓】

――『食堂』――

浦賀「おや、向井さんも望月さんに呼ばれたんでさぁ」

向井「浦賀、櫻田、逸見……お前達も望月に誘われたのか?」

櫻田「ああ、何でも料理の特訓をしたいらしくてな…一人だけだと不安だと言うから来たんだ」

浦賀「だったら、別にあっしらでなくとも女の子とやればいいと思うでさぁ」

望月「え、えへへ……他の女の子達をびっくりさせたいなーって……」

望月「わ、私だけ料理が出来ないと恥ずかしいですし……今夜、皆で料理するんですよね?」

望月「だから……足を引っ張りたくないんですぅ! 皆をあっと驚かせたいんですよぅ!」

向井「そうか……だからあまり他の人に話して欲しくなかったんだな」

逸見「望月……! 気に入った! オレも全力で手伝うぜ!」

逸見「さっ、浦賀、櫻田、向井! オメーらも包丁を持ちな! 魚の捌き方から味付けまで叩き込むぜっ!」

浦賀「お手柔らかにお願ぇしますだ、桐生院さんに怒鳴られない様にしねぇといけねぇですしなぁ」

……全員で逸見の講習を受けて過ごした。望月も心なしか嬉しそうだ

……ここに来て良かった。本当にそう思える時間だった……

【誰と話しますか?】
↓2(イベントボーナスで、通信簿が埋まります)


『逸見 弥七  通信簿1』

向井「逸見、お前の家の食堂ってどんな所なんだ?」

逸見「どんな所かー……ちょいと漠然としてるけど、強いて言うならば……」

逸見「誰もがここに帰ってこれる場所。かな!」

逸見「おっ母さんが飯を作ってくんなくても、家で飯が食えなくても……」

逸見「オレの食堂に来れば、誰だって飯が食える! そんな所だぜ!」

向井「なるほど……暖かい場所なんだな」

逸見「まあ、もし向井の記憶が戻んなかったらオレに言えよ! そん時はオレん家にいていいからよ!」

向井「……ありがとう」

『逸見 弥七の通信簿が解放されました!』

『逸見の食堂のモットーは、誰もがここに帰ってこれる場所
 もし、向井の記憶が戻らなければ食堂に来いと快く誘うのだった』


望月達と別れた後、少し休憩していると昼過ぎになっていた

もう少し誰かと話せそうだな……

【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
 ↓2(二人まで可)


――『体育館』――

新菜「は、はひー……疲れたよ……」

榛原「ふ、だがヒナコの特訓について来れるとはな。流石は時代を作る歌姫か」

榛原「正直、ただの軟弱者かと疑っていた。ここに謝ろう」

新菜「もー! 私だって歌の特訓は欠かしてないんだからね!」

向井「二人とも、歌の練習か?」

新菜「あ、変態さんだ」

向井「違う」

絶対に違う

榛原「向井か、そうだ。ヒナコ達は歌に関わる者。それ故に意気投合するのだ」

新菜「最初は驚いたけどね。まさかこんなお堅そうな娘と。って!」

二人から特訓の苦労話を聞かされた……

……もう少しどちらかと話せそうだな。どうしようか?

【どちらと話しますか?】
1:榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)
2:新菜 那悠(ニーナ ナユ)
↓2


2:新菜 那悠(ニーナ ナユ)

【歌姫へのアンコール】

向井「だが……ちらっと聞いただけだったが、素晴らしい歌声だったな」

新菜「当たり前だよ! オリコンだって私の敵じゃないんだから!」

向井「……もう一回、新菜の歌を聞かせてくれないか?」

新菜「はいっ!?」

向井「新菜の歌をもう一度聞きたいんだが……駄目か?」

新菜「だ、ダメだよ! 私そんなに安い女じゃ……!」

向井「…………頼む」

新菜「ーーーっ! もう! 一回だけ、一回だけだからね!」

そして、新菜はもう一度歌ってくれた…一曲の中の一番だけだったが

それでも、新菜の歌声からは元気が溢れて心が震える感覚がする

彼女の歌には、心を動かす力があるんだと身をもって知ったんだ

新菜も楽しそうに歌っている……喜んでくれたみたいだな……!


『新菜 那悠  通信簿1』

新菜「……あっ! 向井くん、今私の事見てたでしょ!」

向井「見ていないぞ……気にしすぎじゃないか?」

新菜「むー、そう? でも気をつけるに越した事はないもん!」

向井「やっぱり、そういうトラブルには会いやすいのか?」

新菜「まぁ、会う事は会うのかな? 私って人気者だし!」

新菜「ストーカーに追い回されたり、家の前に張り込まれたり……」

新菜「酷い時にはパパラッチと追いかけっこするんだよ!? 気をつけないと怖いもん!」

向井「そうか……新菜も大変なんだな」

新菜「そうだよ! 私は皆とは違うんだから!」

『新菜 那悠の通信簿が解放されました!』

『新菜は自分が有名人だから、周囲を警戒しているのだと言う
 やや過剰な傾向があるが、本人は用心するに越した事はないと止めてない』


次は料理会ですが、料理描写入る前に全員の料理の腕前をコンマで決めます

まずは男子から。逸見君は一番高い人+100で

↓1向井(イベント補正+30)
↓2浦賀(イベント補正+30)
↓3鉄
↓4櫻田(イベント補正+30)
↓5天道
↓6二階堂
↓7リチャード


向井:23+30=53(人並み程度)
逸見:123+100=223(超高校級の実力)
浦賀:51+30=81(桐生院がギリ満足する程度)
鉄:32(男の子故)
櫻田:93+30=123(厨房を任せられるレベル)
天道:63(実力を過小評価し過ぎ)
二階堂:54(人並み程度)
リチャード:36(皇太子故)

全体的に料理が上手い人多いですね。補正無かったら向井君が一番のメシマズになっていました……


お次は女子
↓1藍羽
↓2桐生院
↓3皇
↓4新菜
↓5榛原
↓6文沢
↓7御鏡
↓8望月(イベント補正+40)


藍羽:5(厨房に立ったことすら無い)
桐生院:00(特殊判定)
皇:82(案外上手い)
新菜:17(料理番組には出ない)
榛原:42(やや下手っぴ)
文沢:29(料理の歴史は不勉強)
御鏡:94(高女子力)
望月:60+40=100(特訓の成果)

男子の反動か女子が酷い事に…皇や御鏡が上手いからトントンなのかもですが

桐生院は特殊判定。多分どっちでも面白くなると思います

【特殊判定】
1:神ってるー!200
2:……殺されたいの?-100
1~5まで多数決


よく考えなくてもこういう判定は三票で充分でしたね……すみません

桐生院:-100(……殺されたいの?)

では、料理の腕前が決定したところで本日はここまで。お付き合いありがとうございました

今回はこんな感じでどうでもいい判定が多くなると思います。そこから各生徒達の繋がりを作る感じです

それと私事ですが、今週は予定が建て込んでいて更新が出来ないかもしれません

その時は土日には更新します。ご意見、ご感想、ご要望はいつでも受け付けておりますので……

今日は時間がとれたので、更新したいと思います
8時頃に更新します

それでは更新します。動機発表からその他まで進めたいです


……さて、そろそろ夕食の時間だ

話し合いの結果、男女二組に別れての調理となったんだ

…俺は予想していなかった。なんて事の無い料理が、あんな惨劇を産むなんて……



鉄「わっ! 痛っ……指切っちゃった……」

向井「大丈夫か?」

鉄「うん……唾つけとけば直るかな?」

リチャード「ううむ、ボクは母国ではまな板すら持った事が無いですからね……」

リチャード「ですが安心してください。この国には『男子厨房に三日入らざれば刮目せよ』という言葉もあります」

二階堂「色々混ざってるよ、それ」

浦賀「それにしても、櫻田さんが料理が上手ぇのは予想外でさぁ」

天道「浦賀も案外やるじゃねえか、桐生院のせいか?」

浦賀「……………………………………」

天道「黙るなよ。怖いだろ」

櫻田「……俺は親父に料理を作る時もあるからな、その事が活かされているんだ」

二階堂「へぇ、案外親孝行なんだね、きみは」

鉄「……でも、向井くんと二階堂くんは料理上手いんだね! 尊敬しちゃうな」

二階堂「人並み程度だと思うけどね……」

向井「ははは……」

………本当は調味料の事すら忘れていた事は黙っておこう


鉄「……ところで、女子の方は?」

向井「ああ、それなら…………」



逸見「いいか! まず、包丁の持ち方を教えるぜっ!」

新菜・文沢「「はーい」」

逸見「包丁は猫の手! これは包丁の持ち方の基本だからな、忘れんなよっ!」

新菜・文沢「「わかりましたー」」

藍羽「……………………」

新菜「あれ、藍羽ちゃんどうしたの? ほら猫の手猫の手」

文沢「にゃんにゃん……ふふふ」

藍羽「……何で今頃包丁の持ち方なんてしなきゃいけないの?」

新菜「仕方ないじゃん、私達包丁持った事無い女子なんだから」

文沢「ええ、後学の為にも習っておいて損はありませんわ」

新菜「それに、藍羽ちゃん包丁どころかお玉でご飯よそろうとしてたし……」

藍羽「……っ! それは……!」

文沢「ふふ、知らない事は何も恥ずかしくありませんわ。これから知っていけばいいのです」

文沢「だから、一緒に……にゃんにゃん」

藍羽「…………わかったよ」



榛原「皇よ、この魚は捌けるか?」

皇「はいです! メイが捌くです!」

榛原「すまないな、ヒナコが捌けていればよいのだが……」

御鏡「うーん、なら私が魚を捌くから、榛原ちゃんは魚の焼き加減を見てて貰えるかな?」

榛原「そうしておこう……それにしても、二人は料理が得意なのか?」

御鏡「そうだね、イベント終わりの打ち上げとかでもよく振る舞うから……」

皇「メイは料理出来ないとご飯食べさせて貰えなかったです、はい!」

榛原「そうか……ヒナコも笛や銃だけでなく包丁を持つ訓練をすべきかな?」

御鏡「その時は私も手伝うよ。……それにしても、望月ちゃん張り切ってるね!」

望月「ひゃいっ!? そそそそんな事は無いでしゅよぅっ!」

榛原「恥ずかしがる事は無い。余程食べて貰いたい相手がいるのだな?」

望月「はぴぃぃぃ…………」


御鏡「よーし、男女二組の調理が終わったところで!」

御鏡「いっただっきまーーーすっ!!」

全員「「いただきまーす!」」

天道「……おっ、こいつは上手いな、メイちゃんが作ったのか?」

皇「はい! メイ、一生懸命お料理頑張りました!」

天道「きっといい嫁さんになれるぜ。俺様が保証するぜ」

皇「えへへ! 嬉しいです!」



新菜「こ、これ櫻田君が作ったの!?」

櫻田「ああ、そうだ」

文沢「私達の少しの手習いでは太刀打ち出来ませんね。ふふ……」

新菜「わ、私の自信がぁ……!」


桐生院「真打ち登場ですわ!」

御鏡「あれ、桐生院さんいたの?」

桐生院「ふふふ……わたくしの料理を食べられるとは、ここに居る方々は光栄ですわね!」

二階堂「ねえ、桐生院さんが何かいってるけどどうする?」

浦賀「最悪あっしが止めますので、好きにやらせてやってくだせぇ」


桐生院「さあ! お食べなさいな!」

鉄「…………うわっ!?」

榛原「バカな、ただの玉子焼きなのに光輝いているだと……!?」

逸見「あんなの料理じゃねえ! ただの生物兵器だぜっ!」

桐生院「遠慮なんていりませんわ! 誰かお食べなさい!」

二階堂「誰も遠慮してないよ、怯えているんだよ」

皇「うぅ……なんだか気持ち悪いです……」

新菜「……わ、私玉子焼きあまり好きじゃないんだ! ごめんね!」

桐生院「あら、そうなんですの? ならわたくしのを食べて克服しなさい」

新菜「逆効果っ!? 誰か助けてー!」

御鏡「に、ニーナさん……!」

浦賀「……あっしが食べまさぁ」

向井「っ!? 浦賀……!?」

櫻田「……大丈夫なのか?」

浦賀「安心してくだせぇ、あっしが役に立てるのはこれくらいでさぁ」

リチャード「浦賀さん……骨は拾って海に撒いておきますね」

天道「リチャード、割と酷い事言うな」


浦賀がゆっくりと進んでいき、桐生院から玉子焼きの皿を受け取る

一瞬箸を持つのを躊躇ったが…浦賀が玉子焼きを口に入れると……











『ピンポンパンポーン!』

『死体が発見されました! 一定の自由時間の後、最後の試験を……!』






御鏡「いや死んでない! 浦賀君まだ死んでないから!」

櫻田「大丈夫か!? 浦賀っ!」

浦賀「あぁ、なんと……ごはっ!」

リチャード「浦賀さん! 深呼吸です、落ち着いて素数を数えてください!」

藍羽「そんな事したら余計辛くなるじゃん、もう少し考えなよ」

モノクマ「本当だよ……オマエラももっと考えなよ!」

向井「……うおっ!?」

モノクマ!? 何でこのタイミングでこいつが出てくるんだ……!?

モノクマ「全く、オマエラこれがコロシアイ中だって事も考えてよね。誰かが毒でも仕込むかと思ったのに……」

モノクマ「誰もやらないから、つい独断でアナウンス押しちゃったじゃん!」

新菜「えっ!? あの玉子焼きは毒じゃなかったの!?」

桐生院「ちょっと!? それはいったいどういう意味ですの!?」

榛原「ケンカをするな! この期に及んでモノクマが来たという事は……!」

天道「……何かきやがるな、クソッタレ」







モノクマ「はいそうでーす! オマエラがあまりにもコロシアイをしないので、発破をかけに来ましたー!」

モノクマ「明後日の夜時間までに誰も殺されなかったら……エグイサルをフル稼働させて血祭りにあげちゃいまーす!」





御鏡「……え、それって、まさか……!」

向井「明後日までに誰かが死なないと、俺達は絶対に殺されるって事か…!」

「「おはっくまー!」」

モノタロウ「わーい! オイラ達の出番が来たんだね!」

モノキッド「ミー達で楽しくサッカーやろうぜ! ボールは勿論モノダムだ!」

モノダム「………………………………」

モノスケ「まあ、助かりたいんなら誰か一人殺せばええんや。簡単やろ?」

モノファニー「うう…コロシアイはグロいけど、16人が死ぬよりは誰か1人が死ぬ方がいいと思うわ……」

「「ばーいっくまー!」」

望月「そ、そんなのって嫌ですよぅ!」

逸見「殺さなきゃ殺すって……そんなのただの脅しじゃねーか!」

モノクマ「いいんだよ。オマエラは従わないといけないんだからさ」

榛原「く、卑劣な手を……!」

リチャード「これがモノクマの卑劣な術ですね……!」

モノクマ「卑劣でも卑怯でも何でもいいから、オマエラちゃんとコロシアイするんだよー!」

モノクマ「あーっはっはっはっは!」

向井「……………………」

笑いながら去っていくモノクマ。そして告げられた死刑宣告……

最早食事どころではなくなった俺達は、それぞれ寄宿舎に戻っていった……








……だからだろうか? この場にいた、俺も含めた誰もが…………

「……………………くくっ」

向井「…………?」

…………その笑い声に、気づかなかったのは






向井「……………………」

明後日の夜時間までに誰か死ななかったら殺す? 誰かを殺せば生き残れる……?

だったら、俺の為じゃなく、誰かの為になら、誰かを殺すしかないんじゃ―――

向井「……!? ダメだっ!」

そうだ……それはただの俺のエゴだ。誰かの為に誰かを殺すなんて矛盾している……

向井「なら、どうすれば……?」

ぴーんぽーん

そんな事を考えていると、いきなり部屋のチャイムが鳴った

【誰が来ましたか?】
↓2(一名のみ)


望月「あっ……あのぅ……向井さん?」

向井「……望月か、どうした」

望月「ひぃっ! わ、私は殺そうとなんてしていません! 信じて……!」

震える様に倒れる望月。顔は真っ赤になり、先程まで泣いていた事がよくわかる

…………また怯えさせてしまったのか、俺は

向井「……ごめん。怒っていないから顔を上げてくれ」

向井「それで……どうしたんだ? こんな時間に……」

望月「はい…あんな事を聞いたから、怖くなって、寂しくなって……」

向井「それで、俺の所に来た。と…………」

こくん。と無言で頷く。女子の所ではなく俺の所に来たのは、信頼されているという事だろうか……

…何故だろう。心がじんと暖まってくる。まるでこうする事が良い事であるかの様な……

望月「……あの、向井さん」

望月「もし、私に何かあっても、私が皆の敵になっても…………」

望月「…………助けて、くれますか? 私の事を、助けてくれますか?」

向井「……………………」

【なんと返答しますか?】
↓2まで(不自然な場合は此方で混ぜ合わせます)


向井「………………………………」

望月「………………………………」

じっ……と俺の目を見てくる望月、その顔からは冗談めいたものは一切感じない

俺に出来る事はなんだ……? 記憶の無い俺が出来る事は………

向井「……完全な約束は、出来ない」

向井「どれだけ手を尽くしても……結局、自分を守れるのは自分なんだ」

考えた末に出た結論は……嘘を言わない事

望月にはそれがいい……まるで、古くからの付き合いみたいに、それが一番いいと感じたんだ

望月「…………そう、ですか」

望月「そう、ですよね……私が甘かったんです。弱音を吐くなんて……」

向井「…………それは違うぞ」



望月「…………ふぇっ!?」

部屋から去ろうとした望月の手を取る

それが余程予想外だったのか、望月はあわあわと慌てて………

向井「落ち着いて聞いてくれ……これだけは言わせてほしい」

向井「俺は記憶も無いし、何が得意で何が苦手かもわからない。そんな奴だ」

向井「だけど……それでも支えてあげる事なら出来る。それだけは約束できる」

向井「もし、何か困った事があったならいつでも俺に言ってくれ…約束だ」

望月「むむむ向井さん……!? はっ、はいっ!」

向井「その代わり……もし、望月が外に出る事を決意したなら……」

向井「その時は……俺を殺してくれ」

望月「ひゃうぅっ……」

……我ながら格好つけすぎたか? 記憶を取り戻した俺はこんな感じなのだろうか

顔を下げた望月の表情は見えない。どうなんだ……?



望月「……ズルいですよ。向井さん」

望月「そんな風に言われたら……一人でここから出たいなんて、思えません」

向井「望月……!」

望月「……約束です。向井さん」

望月「絶対に……! 絶対に、ここから二人で出ましょうねっ!」

向井「……ああ!」

望月「……! ひゃあぁぅぅ……!」

望月「わ、わわ、私、何て……!」

向井「……? 望月、どうし―――」

望月「あああありがとうございました! お休みなさいぃぃっ!!」

……物凄い勢いで部屋から出ていったな、だけど…………

向井「約束だ……絶対に二人揃って外に出ような」



望月「わ、私が、あっ、あんな、あんな事を言うなんて…………!」

望月「ひゃぅぅ……! 明日からどんな顔して会えばいいんですかぁ……!」


『望月が今チャプターの?害者候補から除外されました』


『望月 美代子  通信簿1』

向井「望月はクリエイターなんだよな」

望月「はいぃ…私はゲームクリエイターとして、政府からギフテッド制度に選ばれたんですぅ…」

向井「へぇ…望月自身はどんなゲームが好きなんだ?」

望月「そ、そうですねぇ…あくまで好みの問題なら……」

望月「ほのぼのとした雰囲気の、ゆったりしたゲームが好きですねぇ……」

向井「確かに、望月が激しい動きをするゲームをするイメージは無いな」

望月「えへへ……恥ずかしいですぅ……」


『望月 美代子の通信簿が解放されました!』

『望月の好きなゲームはほのぼのとした雰囲気のゲーム
 逆に激しい動きを必要とするゲームは苦手らしい』


【学園生活 四日目】

「「おはっくまー! ただいま朝の8時だよー!」」

「「キサマラ、張り切っていきましょーう!!」」

どたどたと慌ただしい夜時間を終え、俺は部屋で朝時間を迎えた

向井「集会は…どうなんだ?」

昨日の事があって、集まりはどうなっているか…それが不安だ

最悪、誰かが喧嘩する事も考えておかないとな

………………………………

……………………

…………


逸見「向井じゃねーか! 来てくれたんだなっ!」

櫻田「……よかった、これで全員だ。おはよう」

鉄「おはようっ、向井くん!」

……どうやら、俺の心配はただの杞憂だったみたいだな

今日も全員がここに揃い、いつも通りの朝を過ごせている……

……それも、もう後は明日と明後日だけになるのか……

御鏡「はーい! 皆ちゅうもーく!」

新菜「えっ、なに?」

二階堂「……なんか、話を飛ばされた気がするね」

リチャード「まさか…キング・クリ……」

文沢「実際最近ですからね……どうなさりました?」

昨日と同じように、御鏡が全員の視線を集める。今度は何をするつもりだ……?


榛原「さて、後はヒナコが話そう。御鏡は座っていろ」

御鏡「うん。わかった」

榛原「貴様ら……昨日のモノクマの話は聞いたな?」

皇「殺さないと、皆死んじゃうです……」

桐生院「かといって誰かを殺すのも正気の沙汰ではありませんわ!」

榛原「そうだ。貴様らはその事による猶予に怯えている……違うか?」

浦賀「怖くないと言えば、それは嘘になりまさぁ」

天道「そりゃそうだ。いきなり全滅の危機なんてそう無いぜ」

藍羽「だから何なの? 不安を煽りたいだけなら止めて欲しいんだけど」

望月「さ、さすがにそれだけじゃないとは思いますぅ……」

榛原「フ、当然だ! よく聞け、ヒナコの話をな!」



榛原「明日の夜時間……ヒナコ達でパーティーを行いたいと思う!!!」




本日はここまでです。おつきあいありがとうございました

そろそろ事件が起こります。最初の退場者は誰になるんでしょうね

恐らく次の更新は土日のどちらかになると思います…



本日8時頃に更新します。なんだかしないしない詐欺ばかりで申し訳ありません

交流に関しては多分かなり多いと思います。空気になるキャラがいないといいんですけど……

それと、今回はシナリオの都合で首謀者は既に決まっています

首謀者が判定に入るとどうなるのか? そもそもこの中にいるのか? というのはノーコメントで……


天道「…パーティーだぁ? 怪しいぜ」

皇「わーい! メイ、パーティー大好きです!」

天道「俺様も好きだぜ。メイちゃん」

浦賀「天道さん…凄い掌返しでさぁ…」

二階堂「すぐに意見が変わったね。あれは嘘をついていない手だよ」

桐生院「ですが、開催は明日の夜時間と言う事はどういう事ですの?」

藍羽「明後日の夜時間に、私たちはあのエグイサルに殺されるんだよ?」

榛原「それについては問題ない…御鏡」

御鏡「うん。私と榛原さんでモノクマーズを説得したんだ」

御鏡「タイムリミットを明後日の夜時間の終わりにして欲しい。って!」

リチャード「ナルホド、ワンチャン延ばして貰ったのですね!」

新菜「…でも、なんでそれがパーティーに繋がるの?」



榛原「…貴様らは昨日の話を聞き、そしてどう思った?」

鉄「え? どう、思ったって……」

鉄「…怖いよ。殺されるなんて! ボク、まだ死にたくないよ……!」

二階堂「ぼくだって死にたくないさ……」

皇「うぅ…メイ、死んじゃうですか…?」

文沢「人はいつか死ぬものです。それが今というだけの事……」

文沢「ですが……やはり、唐突過ぎる。とは思いますね。ふふ」

望月「あ、当たり前ですよぅ……いきなり殺されるなんて……」

榛原「……そうだ。モノクマの宣告は理不尽で、唐突で、受け入れられるものではないだろう」

榛原「だが、だからこそ、ヒナコ達は結束せねばならぬのだ!」

榛原「だから……!」

御鏡「……榛原さん。後は私が話すよ」

榛原「……頼む、御鏡」



御鏡「モノクマは私達を脅して、コロシアイをさせようとしているけど……」

御鏡「だけど……そんなのダメだよ。人殺しなんて、絶対にダメなんだから……」

御鏡「だったらさ……最後の最後まで楽しんで、モノクマ達をあっと言わせてやろうよ!」

向井「それが、パーティーの目的か……」

逸見「……しゃあっ! てめーら、いい事言うじゃねーか!」

逸見「オレはやるぜっ! オレの飯で満足させてやるからよっ!」

櫻田「……俺も賛成だ。これなら互いが互いを見る事で事件の抑止も狙える」

櫻田「何より……俺は、人としての尊厳を持って死んでいきたい」

文沢「恐怖を興奮で塗り替える……効果的な手段だと思います。ふふっ」

新菜「あ、あはは……なんかやる雰囲気っぽい?」

天道「別に新菜一人で寄宿舎に寂しくいてもいいんだぜ」

皇「ダメです! ナユもやるです!」

天道「そうだなメイちゃん。新菜も出るべきだぜ」

新菜「変わり身早すぎないっ!?」

……どうやら、明日はパーティーをする事に決まったみたいだな

集会もそこそこに、俺たちは明日に向けての行動を開始する事にしたんだ……



向井「さて、どうしようか……」

パーティーで何かやるにしても、俺には何も出来そうにないしな……

せっかくだし、他の皆の手伝いでもして過ごすか


【自由行動  開始】

【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二人まで可)


――『超高校級の仕立て屋の研究教室』――

皇「うーイオリ、こんな感じですか?」

鉄「そうだね……もう少し飾りをつけてみようかな」

皇「わかりました! メイもいっぱい頑張るです、はい!」

研究教室には、様々な衣服や生地が立て掛けられている……流石は超高校級だな

向井「清が出てるな、二人とも」

鉄「あっ……向井くん!」

皇「? 何が出るですか?」

鉄「仕事を頑張ってるねって意味だよ」

鉄「そうだ。せっかくだし、向井くんもやってみる? パッチワーク」

鉄「簡単だし、初めての人にもオススメ出来るからさ!」

皇「メイも出来たです!」

向井「そうか、じゃあ俺もやらせて貰おうかな」

三人で飾りつけのパッチワークをして過ごした……

……もう少しどちらかと話せそうだな。どうしようか?

【どちらと話しますか?】
1:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
2:鉄 伊織(クロガネ イオリ)
↓2

時間が悪かったですね……後3分待って、無ければ↑を採用します


選択:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)

【拳法家は普段何をしているか】

向井「皇は拳法家なんだよな?」

皇「はいです! ギフテッド制度にもそう書いてたです、はい!」

向井「普段は何をしているんだ? やっぱり修行とか……」

皇「普段、ですか? メイは普段は山の中にいるです!」

向井「や、山の中……?」

山籠り、って事か? それなら修行って事になるのか……

皇「えっと、パパとママが町に降りられないからメイも山にいるです!」

皇「だからメイは頑張って覚えたです、はい!」

向井「……!?」

町に降りられない……どんな事情が……?

だけど、皇は喜んでくれたみたいだな……




『皇 芽衣花  通信簿1』

向井「皇、お前はどうして拳法家として選ばれたんだ?」

皇「メイが選ばれた……すみません、よくわからないです……」

向井「わからない……?」

皇「メイ、ずっと山の中にいたです。誰とも会ってないです……」

皇「だけど、いきなり人が来て、大人の人を倒したらメイが選ばれたです……」

向井「じゃあ、皇自身には拳法家の自覚は無いんだな」

皇「はいです……」

皇「だからもっと頑張るです!」

そう言って近くの瓦礫を殴り壊した……皇の力は本物みたいだな

『皇 芽衣花の通信簿が解放されました!』

『皇はずっと山の中にいたので、才能が選ばれた理由がわからないらしい
 ただ、彼女の拳法の腕は確かである』


鉄と皇は飾りつけの担当なのか……

……他の皆は何をしているんだろうな


【自由行動  開始】

【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二人まで可)


――『中庭』――

桐生院「……ようやくですわ」

御鏡「……何が? 桐生院さん」

桐生院「ようやくッ! 私がッ! 向井さんに話しかけられたのですわッ!」

向井「………………………………」

寄宿舎から出たら、桐生院が奇声を上げて暴れていたから仕方なく声をかけただけなんだが…………

御鏡「き、桐生院さん…私も久々だからそんなにテンション上げなくても…」

桐生院「貴女は最初の方で一緒にいたでしょう! わたくしを誰だと存じて…!」

向井「………………すまない」

…………桐生院の愚痴を聞いて過ごした。正直もう部屋に戻りたいが…………

…………どっちかに話しかけないと、また絡まれかねないな…………

【どちらと話しますか?】
1:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
2:桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)
↓2


選択:桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)

【何故コレクターの道を選んだのか?】

向井「……桐生院は超高校級のコレクターなんだよな」

桐生院「あら、覚えていたのですの? てっきり忘れられているものだと思っていましたわ!」

……モノパッドでカンニングした事は黙っておこう

向井「それで……どうしてコレクターになろうと思ったんだ?」

桐生院「なろうと思ってなった訳ではありませんわ?」

向井「…………え」

桐生院「ただ優れているもの、珍しいもの、気に入ったものを集めていたら……」

桐生院「いつの間にか、そう呼ばれていたというだけですもの」

…………自分からなろうとした訳じゃない才能もあるのか

……まあまあ話は盛り上がったか?


『桐生院 凛々華  通信簿1』

桐生院「あら……向井さん。ズボンが解れていません事?」

向井「ん……本当だ。すまないな」

桐生院「わたくしのコレクションの一つですもの、当然ですわ!」

向井「俺はいつから桐生院のコレクションになったんだ……」

桐生院「そんなもの、超高校級に選ばれた時からですわ」

桐生院「優れた人間とは、優れた人間を使いこなす人間…………」

桐生院「ならば、わたくしこそが一番偉く、優れた人間ですわ!」

向井「そうなのか?」

桐生院「そうですわ!」

『桐生院 凛々華の通信簿が解放されました!』

『才囚学園の生徒達を、自分のコレクションと豪語する桐生院
 優れた人間とは、優れた人間を使いこなす人間らしい』


向井「…………疲れた」

浦賀は毎日、あんな桐生院の相手をしているのか……

……もう少し誰かと会ってこよう

【自由行動  開始】

【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二人まで可)


――『裏庭周辺』――

リチャード「……ミスタ櫻田。何をしているのですか?」

櫻田「警備の下調べだ。夜通しの祭り、何があるかわからないからな」

リチャード「ナルホド……ニホンでも一寸の虫にも五分の魂と言います」

リチャード「どんな小さな事でも……決して疎かには出来ないという事ですね」

櫻田「……意味が違うぞ」

向井「大変そうだな。大丈夫か?」

リチャード「おや、ミスタ向井……ボクは見学なのでそう辛くはありませんが……」

櫻田「なんだ、心配してくれるのか…? 心配は無用だ。気にせず明日を楽しみにしているといい」

櫻田「だが……少しだけ、俺の話し相手になってくれると助かるな」

櫻田、リチャードと、明日の祭りについて話した……

……もう少しどちらかと話せそうだな、どうしようか?

【どちらと話しますか?】
1:櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)
2:リチャード・ヴィルヘルム
↓2


選択:リチャード・ヴィルヘルム

【日本語はどこで学んだのか】

向井「……そう言えば、リチャード」

リチャード「はい、なんですか?」

向井「リチャードは漢字は書けないのにやけに日本語はペラペラだよな……」

向井「どこで習ったんだ?」

リチャード「スピードラ○ニングです」

向井「は?」

リチャード「スピードラ○ニングです」

リチャード「実はボク、ニホンに来るのは初めてでして……」

リチャード「なんとか話せるようにしないと! と思い、取り寄せたのがコレなんですよ」

リチャード「コレを一週間聞くだけでこれほどの効果が! ミスタ向井も即ポチるべきです!」

……そんな簡単に出来るものなのか? いや、リチャードだからこそ出来たのかもな

物凄く話が盛り上がった……のか?


『リチャード・ヴィルヘルム 通信簿1』

リチャード「ミスタ向井。ボクの故国であるアトラント皇国はご存じですか?」

向井「アトラント皇国……すまない、覚えていないんだ……」

リチャード「それは勿体ない…アトラント皇国は欧州のとある場所にある国で…」

リチャード「特産品は鰐の肉。名物は聖歌隊の合唱です! 榛原さんにも見せてあげたいですね」

向井「まずはここから出ないとな」

リチャード「そうですね! アトラント皇国は良いとこ、一度はおいでくださいよ!」

『リチャード・ヴィルヘルムの通信簿が解放されました!』

『リチャードの故国、アトラント皇国は特産品は鰐肉で名物は聖歌隊
 ここから出たら是非とも来てほしいと向井を誘うのだった』



本日はここまで。お疲れさまでした

次のコミュ+パーティーでいつ何処で事件が起きても大丈夫なようにしたいですね

8時頃に再開します


キーンコーンカーンコーン

「「キサマラ、夜の10時やでー!」」

「「明後日の夜時間がキサマラの最後だぜッ! せいぜい殺しの準備をしとくんだな!」」

「「うぅっ……内臓が飛び出て顔がプチっと潰れて……でろでろでろでろ!!」」

「「…………………………………………」」

「「ばーいっくまー!」」

向井「…………明後日の、夜…………」

明後日の夜が、俺達のタイムリミット……

いや、気にしちゃダメだ。明日の事だけを考えるんだ……

……もう寝よう。明日に備える為にも、明後日の事を忘れる為にも…………


…………カチッ!

『モノクマーズ劇場』

「「おはっくまー! オイラ達、モノクマーズだよー!」」

モノタロウ「あれ? なんでいきなりオイラ達が出てくるの?」

モノスケ「最近ワイらの影が薄いからやな、忘れられん為には手は選べんのや」

モノファニー「アタイ達もパーティーやりましょうよ。ザコドモと一緒に混ざりましょうよ」

モノキッド「ケッ! ザコドモかモノダムがボールになるかの違いだぜ!」

モノダム「………ミンナデ、ナカヨク遊ボウネ」

モノダム「アト、コレヲ見テイル人タチニ、スペシャルナヒントヲアゲルヨ」

モノダム「気ニナル生徒ヲ教エテクレタラ、ソノ生徒ガドノ位危ナイカヲ調ベテアゲルヨ」

モノタロウ「わーモノダム優しいね! メロンパン買ってきて!」

モノファニー「あ、アタイはコーラをお願いね! 冷えてるやつよ!」

モノダム「………………………………」

↓2(生徒名を記入してください)


モノダム「…………逸見クンダネ」

モノタロウ「オイラ、逸見クンの作るご飯美味しくて大好き!」

モノファニー「アタイ達にイクラをくれた人ね! あの後も時々食べにいってるわ!」

モノスケ「餌付けされとるやないか!」

モノキッド「逸見ぃ……は……ハチミツ漬けくれよぉ……」

モノスケ「モノキッドもかい!」

モノダム「……逸見クンハ、アル人トイル限リは大丈夫……ダヨ」

モノファニー「えっ? じゃあその人がいなくなっちゃうとどうなるの?」

モノスケ「まあ、その人が一人だけとも限らんがな。要するに減れば減るほど死にやすくなるんや」

モノキッド「気になるんなら話しかけてみたらどうだ? まあ今は放置しても大丈夫だけどなッ!」

「「ばーいっくまー!」」

※あくまでモノクマーズの主観です


【学園生活  五日目】

キーンコーンカーンコーン

「「おはっくまー! ただいま朝の8時だよー!」」

「「キサマラ、張り切っていきましょーう!!」」

向井「………………?」

なんだ……? 頭痛がする……それに、真夜中にモニターが動いていたような……

確か、今朝はパーティーの準備で各自行動していいって言われてたよな……

さて、俺も何かしら手伝うか……

【自由行動  開始】

【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二人まで可)



――『食堂』――

文沢「…………………………」

望月「あ、あのぅ……文沢さぁん……」

望月「そんなにじっと見られると、や、やりにくいですよぅ」

文沢「ああ、失礼。私は料理が不得手なので、望月さんを見て学ぼうと……」

文沢「望月さんは本当に料理がお上手ですね……まるで、誰かに手料理を食べて貰いたかったみたいです」

望月「ひゃっ!? え、えっとそそそそんな事ないですからっ!」

向井「どうした? 騒がしいが……」

望月「ぴゃああああああっ!?!?」

水を飲みに食堂に来たら、文沢と望月が料理をしていた……文沢は玉ねぎ持っているだけだが

望月「は、はひぃぃぃ…………」

文沢「………成る程成る程。どうもご馳走さまでした」

向井「……なんの事だ?」

文沢、望月と料理をして過ごした……

……まだ時間があるな、暇だし話しかけてみるか……

【どちらに話しかけますか?】
1:文沢 明莉(フミザワ アカリ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
 ↓2


1:文沢 明莉(フミザワ アカリ)

【落ち着いて見えるが、大丈夫か】

向井「……随分落ち着いているな。文沢」

文沢「あら、そう見えますか?」

きょとんとした顔で俺を見てくる文沢。まるで危機感を感じない……

向井「……大丈夫か? 冷静に取り繕っているが、無理はしていないか?」

文沢「無理、ですか……ふふふ、まだ大丈夫ですわ」

文沢「心配してくださり、ありがとうございます。せめて、今宵は……」

文沢「……よい夜にしましょう。例え死んでも後悔しないような夜に」

そう言い残し、文沢は悠然と去っていく

文沢は自分が死ぬかもしれない事を考えていないのか、それとも、何か別の理由が……?

………………………………



『文沢 明莉  通信簿2』

文沢「向井さん。人の歴史はどこに出るかわかりますか?」

向井「人の歴史か…わからないな」

文沢「ふふ、それはですね……………」

ぴとっ

向井「……っ!?」

文沢「……顔、ですよ。人は顔の表情でその人の歴史がわかるのです」

向井「……っ、何をする気だ……!」

文沢「ふむ……向井さんは、人並みの苦労をしてきたみたいですね」

文沢「ですが……ごく最近。何か心に大きな衝撃があった。そんな表情ですわ」

向井「……大きな衝撃?」

文沢「ふふ、私の評価が貴方の足跡に何か光明があればいいのですがね」

……相変わらず、文沢はよくわからないな

『文沢 明莉の通信簿が解放されました!』

『文沢は人の顔に歴史があると言う
 向井は人並みの人生を送ってきた様だが、何か大きな衝撃があったそうだ……』



……文沢は余裕があるな。いや、あれは余裕と言うよりは……

……いや、気にする事はない。文沢も何か考えがあるんだろう

だけど……気分を変えるために外にいくか

【自由行動  開始】

【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二人まで可)


――『超高校級の定食屋の研究教室』――

天道「よう逸見。最後だから張り切ってんな」

逸見「いいや違うなっ! オレの料理がある限り、逸見食堂は不滅だぜっ!」

逸見「天道も食うか! 今日のオススメは豚カツ定食だぜっ!」

天道「カツだけに勝つ、か。中々洒落てんじゃねーか」

向井「……逸見も天道は、パーティー前でもいつも通りだな」

逸見「おうっ! パーティー用の料理は作り終わったからな、後はやり残しを終わらすだけだぜっ!」

天道「ま、騒いだところでどうって事はないからな。なるようになるぜ」

逸見「……しゃっ! 出来たぜ、オレ自慢の豚カツが!」

逸見「てめーらたんと食いやがれっ!」

天道「サンキュ、こいつは旨そうだ」

向井「……ありがとう」

……いつも通りの二人が、俺の不安を消し飛ばしてくれたような気がした

この二人の雰囲気が、沈みかけていた俺を助けてくれたんだ……

……どうしよう。話してみようか?

【どちらに話しかけますか?】
1:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
2:逸見 弥七(イツミ ヤシチ)
 ↓2


すみません。少し離席していました……

2:逸見 弥七(イツミ ヤシチ)

【誰と仲がいいか】

そういえば、真夜中に逸見がどうこう言っていたような……

向井「逸見、逸見はこの生徒だと誰と仲がいいんだ?」

逸見「オレか? そりゃあモチロン全員だぜっ!」

向井「……即答だな。でもその中で絞るとしたら誰だ?」

逸見「そうだなー……あーっと……」

うんうんと唸る逸見。そして……

逸見「……鉄、二階堂、榛原、皇だな!」

向井「その四人と仲がいいのか……」

逸見「おうっ! 四人ともよくオレと話してくれるしなっ!」

逸見「そうだ、鉄はかなり参っちまってるみてーだ。なんとかしてやりてぇな…」

向井「そうなのか……」

こんな状況でも、他の生徒の心配をしているのか……凄いな

よし……すごく盛り上がったみたいだ……!





『逸見 弥七  通信簿2』

逸見「向井っ! てめーには好き嫌いはあったりするのか?」

向井「好き嫌いか…特に無いな」

逸見「そいつはいいや! オレの飯が食えねーのは辛ぇからな!」

向井「それは……俺がか?」

逸見「どっちもだっ! 言ったろ? オレの喜びは、誰かが飯を食ってくれる事だってな!」

向井「そうか……逸見は本当に料理が好きなんだな」

逸見「あったぼうよ!」

『逸見 弥七の通信簿が解放されました!』

『逸見の喜びは、誰かが自分の料理を食べてくれる事
 その為、好き嫌いには人一倍うるさいらしい』


少ないですが、本日はここまで。皆さんお疲れさまでした

後少しで事件ですが、現時点で気になっているキャラとかいれば是非とも教えてください


様々なご意見、本当にありがとうございます。とっても励みになります……!

男子はまばらな感じで、女子は望月、文沢が人気みたいですね

今後どうなるかは自分にもわかりませんが、上の生徒も他の生徒も魅力的に書いていきたいですね

再開します……


――『中庭』――

榛原「……さて、全員揃っているな?」

榛原「諸君! まず、本日はこの場に来てくれた事、心から感謝する!」

二階堂「…引きずり出されたんだけど?」

天道「しっ、聞かれたらまた耳元であのホイッスルを鳴らされるぞ」

榛原「今宵、ヒナコ達は宴を開催する。当然拒否権は無い、貴様ら、今夜は眠れないと思え!」

新菜「えっ、私11時に寝ないとお肌の調子が悪くなっちゃうんだけど……」

桐生院「わたくしに夜通し起きていろですって!? 流石にふざけないでくださいまし!」

榛原「黙れ、ヒナコは痛みで叩き起こしてもいいんだぞ?」

新菜「恐怖政治っ!? パーティーって本当は楽しむものだよ!?」

浦賀「んだけど、桐生院さんの言う事も尤もでさぁ」

櫻田「流石に夜通しは疲れるだろう…適当な時間で切り上げればいい」

櫻田「大丈夫だ…明日はあるんだからな」

文沢「明日は、ですけどね。ふふ」

鉄「………………っ」

逸見「こ、怖がらせんじゃねーよっ!」

榛原「……さて、そろそろいいだろう」

榛原「ここに……才囚学園学園祭の開催を宣言するッ!!!」


榛原の号令と共に、他の生徒は散り散りになって持ち場につく

中にはポツンと立ち止まったままの生徒や、どこに行こうか迷う生徒

逆に、騒いで不安を圧し殺そうとする生徒もいる……

俺ももういこう。皆と騒げる最後の機会なんだからな………


【自由行動  開始!】

【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(1名のみ)


向井「……浦賀、何してるんだ?」

浦賀「へぇ、今は桐生院さんの分のご飯をよそってるんでさぁ」

そう言う浦賀の手には確かに料理の乗った皿が……桐生院、浦賀に取りにいかせてるのか?

向井「桐生院……自分で取りにくればいいじゃないか」

浦賀「いえ、あっしが取りにいかねぇと色々マズいんでさぁ」

向井「マズい……?」

浦賀「桐生院さんは自分の料理も相手の料理もお構いなしに混ぜてくるんでさ。食べさせられねぇです」

浦賀の足元にあるゴミ袋……何が入っているかは聞かないでおこう

向井「……大変だな」

浦賀「へぇ、もう慣れたもんでさぁ」

浦賀の苦労話を聞いて過ごした……

……そろそろパーティーも本格的に始まるな。俺も行こうか……!



それから、パーティーは予想以上の盛り上がりを見せた……

御鏡「いやー盛況盛況! あ、逸見君、そのサンドイッチ貰える?」

逸見「おうっ! まだまだ沢山あるからな、じゃんじゃん取ってけ!」

二階堂「サンドイッチいいよね……手に食べ物が付かないなんて素晴らしいよ」

御鏡「サンドイッチって昔の貴族がトランプ遊びする時に作ったって文沢さんが言ってたよ!」

藍羽「……知らない」

御鏡「あれ? もしや照れてる?」

二階堂「………………………………」

御鏡「……って、二階堂君はどしたの?」

ドサッ

御鏡「に、二階堂くん!?」

逸見「お、オイ! まさかアレルギーがあったか!?」

桐生院「…あら、貴方それはわたくしのサンドイッチですわよ!?」

御鏡「あの化学兵器を!?」

逸見「なんつーモン食っちまったんだよ二階堂!!」

桐生院「ちょっと!?!? わたくしのサンドイッチを劇物扱いするのは止めてくださる!?」

浦賀「あぁ…恐れていた事態が……」

浦賀「……寄宿舎で薬を取ってきまさぁ」

御鏡「私も行くよ…なんかいっぱい使いそうだしね」


リチャード「では、ここらでボクの国の国技を皆さんでやってみましょう!」

榛原「国技とは?」

リチャード「ああ! それってチェスボクシング?」

櫻田「そのチェスボクシングとはなんなんだ……」

文沢「ふふ、チェスボクシングとは世界大会も行われる有名なスポーツですわ」

文沢「ちなみにですが、日本でもチェスの部分を将棋に変えた将棋ボクシングなるものもあるとか……」

文沢「かつて某テレビ局で棋士対ボクサーの特番も流される程ですの」

榛原「…………一応聞くが、勝敗は?」

文沢「棋士の方がボクサーの方のボディブローをモロに受けて大惨事だとか」

榛原・櫻田「「………………………………」」

リチャード「チェスならばゲームセンターに置いてありました、後は選手だけですね!」

リチャード「今回はエキシビションとして、拳法家のミス皇とゲーマーのミス藍羽を対戦させたいと思います!」

リチャード「さあ、ミスタ櫻田、ミス榛原、二人を呼んできてください!」

榛原「却下だ」

櫻田「拒否する」

リチャード「まさかの即答!?」

リチャード「何故ですかっ!? 異文化交流は大事とライス氏も言っていましたよ!?」

榛原「先程の文沢の説明を聞いて二人にやらせるとでも?」

櫻田「藍羽が殺されかねん。警備員として危険な行為は認められんな」

文沢「ふふ、余計な事をしてしまったのでしょうか……」



望月「えっと……えっと……あれ?」

新菜「ん? きょろきょろしてるけどどうかしたの? 望月ちゃん」

望月「うひゃいっ!? 新菜さん!?」

鉄「うわっ!? び、びっくりしたぁ…」

望月「あっ、ご、ごめんなさぁい…」

鉄「どうしたの? 誰か探してるの?」

望月「えっ!? あ、いや、その……」

新菜「…ははーん。もしかして気になる男の子がいたり?」

鉄「えっ! そうなの望月さん!?」

望月「ぴゃぅぅぅう!? ちちち違いますから! 別に関係ないですから!?」

新菜「ビビりすぎてバレバレだよー……」

新菜「で、誰なの!? 誰が望月ちゃんの意中の人なの!?」

新菜「男子結構レベル高いよねー、櫻田くんとかイケメンじゃない!?」

望月「え、えっと、そうですか?」

新菜「む、この反応は違うなー…て事は後七人かー……」

新菜「……鉄くん。抱きついてみて?」

鉄「む、無理だってば!!」

新菜「あははっ! 冗談だよー!」

鉄「全く……もう。気楽なんだから……」



向井「……天道。ここにいたのか?」

天道「よう向井。お前もここに来たか」

祭りの喧騒から少し離れた裏庭。そこに天道が佇んでいた

向井「祭り……行かなくていいのか? こんな所にいるよりいいだろ」

天道「おいおい、向井だってここに来てんだ。俺様の事言えねぇだろ?」

天道「ま、ジュースで乾杯といこうや。オレンジでいいか?」

向井「……助かる」

二人で缶の縁をぶつけ合う。その音はすぐに皆の声で掻き消された

天道「…ところで、向井の方はどうだ?」

天道「ほら、お前の好きだって言う望月との仲だよ」

向井「だから……俺と望月はそういう関係じゃ……!」

天道「照れんな照れんな。最期なんだし腹割って話そうぜ」

天道「だから笑うなよ? ……俺、明日メイちゃんに告白しようと思ってんだ」

向井「……っ!? 本当か!?」

天道「ああ、だからお前も……」

皇「あれー? トーヤとソーマ、ここで何してるですか?」

皇「メイもお話混ぜてくださいです!」

天道「……おっと、こいつは男同士の秘密なのさ。メイちゃん」

皇「むー、残念です……」

天道「まあその内話せるさ。…じゃあな」

向井「ああ……頑張れよ」






本当に、本当に楽しい夜だった。このまま夜が明けなければいいのに…と思う

だけど、どうしても夜が終わるなら、俺はこの夜の事を忘れないようにしよう

この、絶望の暗闇の中でも輝くような、皆の笑顔と歓声を……

だってこれが…俺達が最期に過ごす、最初で最後の夜なんだから……

向井「……? なんだ、これ……」





【学園生活  六日目】

まだアナウンスの鳴っていない早朝6時。俺は学園のある場所で叫んでいた

向井「……おい! これはいったいどういう事だ!」

祭りも終わり、俺の部屋に置いてあった手紙の通りにここに来た

差出人は―――。この手紙に書いてある事が本当なら………!

向井「本当に……本当に皆が死ななくてもいい手段があるのか!? ―――!?」

何処だ。まさかまだ来ていないのか? いや、確かに手紙には6時に『―――』に来いと書いてある

だったら、何処に……?

向井「……? この本棚、動くぞ……?」

―――を探していると、一つの本棚が動く事に気づいた。そして、その裏には……

向井「扉……? まさかこの中に……?」

考えている時間は無い。俺は扉に手をかけると、勢いよく引っ張った

向井「おい、この内容はいったい…!」



……そこにいたのは、手紙の差出人だった

ただ、その瞳は既に何も映していない。横たわったその身体には既に魂もいない

ただの脱け殻だ……頭部から流れる夥しい血が、それを証明するかの様に床を濡らしていた

死んだのか? 何故? あんなに楽しそうにしていたのに?

叫びたくなる気持ちを押さえ、俺は手紙の差出人の名を呼んだ…………



『裁きの祠でボクの話した事を覚えてるかな?

 もしかしたら、キミの才能が皆を救うかもしれないんだ!

 いきなり皆に話すと混乱するかもしれないから、早朝6時に図書室に来てよ!』



向井「―――くろが、ね……」

名前を呼んでも返事はない

【超高校級の仕立て屋】鉄 伊織は、もうこの世にはいない事を、俺は心で感じていた……










【CHAPTER1】
  彼らの淘汰進化論  非日常編









短いですが本日はここまでです

明日と明後日で捜査編をやって、裁判編を書き貯めに入りたいと思います

最初の被害者は鉄くんでした。なにか質問等あれば受け付けております

捜査編が書き上がったので、本日9時半に投下します
安価は無いのでお暇な時でもどうぞ……


向井「…………………………………………」

返事がない。ただの屍だという事は既にわかっている

だけど、今までの鉄はとても楽しそうにしていたのに、あれだけ動き回っていたのに……

…………もう、鉄が動き回る事は無いんだ

逸見「……おっ? 向井、その本棚どうしてやがんだ?」

皇「あそこの本棚……動くです?」

文沢「あら、隠し扉もありますね。中には何があるのでしょう」

向井「……ッ、来るなッ!」

逸見「うおっ!? なんだよ……うわああああっっ!?!?」

皇「イオリ……!? 嫌ああああああああああああ!!!」

文沢「…………まあ」

遅かった……鉄を見た三人は一様に顔を歪め、悲鳴をあげる。そして……

『ピーンポーンパーンポーン!』

『死体が発見されました! 一定の自由時間の後、学級裁判を行います!』

『オマエラ、死体発見現場の才囚学園地下、図書室に今すぐ来てくださーい!』


向井「……!? モノクマ、何を……!」

逸見「まっ、待ってくれよっ! 死体を発見って、なら鉄は……!」

逸見「マジで……! 死んじまったってーのかよっ!?」

皇「ひっ……! ホントですか……!?」

文沢「ふふ、人生の終わりとは案外呆気ないものなのですね」

向井「………………………………」

逸見「向井っ、どういう事だよ!? どうして、鉄が、鉄が……!!」

向井「……殺された、んだ」

皇「そんなっ……嘘です……!」

文沢「ですが、この鉄さんの状態は事故死には到底見えませんわ」

文沢「誰かの手により殺害された……そう考えるのが自然でしょう。ふふ」

皇「うっ、ううぅ……っ!」

逸見「……っ! チックショオオオオオオオオオオッ!!!」

嘘だと思いたかった。悪い夢だと思いたかった

だけど、目の前の鉄は、間違いなく誰かに殺されたんだ……

昨日パーティーに参加していた、俺たちの誰かに


天道「……おい! 死体発見ってのはどういう事だ」

リチャード「だ、誰ですかっ!? 誰が殺されてしまったのですか!?」

向井「……皆………………」

望月「ひゃっ……! む、向井さんに、逸見さんに、皇さんに、文沢さん……!」

榛原「と、言うことは被害者は…くっ!」

浦賀「鉄さん、でさぁ……」

新菜「な、なんで…? 私達、あんなに楽しくパーティーしてたのに……!」

櫻田「余程殺されたくなかったか、それとも何か別の理由でもあるのか……」

桐生院「な、何にせよ人殺しなんてあり得ませんわぁ!」

訂正

天道「……おい! 死体発見ってのはどういう事だ」

リチャード「だ、誰ですかっ!? 誰が殺されてしまったのですか!?」

向井「……皆………………」

望月「ひゃっ……! む、向井さんに、逸見さんに、皇さんに、文沢さん……!」

榛原「と、言うことは被害者は…くっ!」

浦賀「鉄さん、でさぁ……」

新菜「な、なんで…? 私達、あんなに楽しくパーティーしてたのに……!」

櫻田「余程殺されたくなかったか、それとも何か別の理由でもあるのか……」

桐生院「な、何にせよ人殺しなんてあり得ませんわぁ!」

藍羽「でも、鉄が死んだから私達が生きていられるのも確かだよ」

二階堂「まあ、だからその人殺しに感謝するっていうのは違う気がするけどね」

御鏡「でも、この中にいるんだよね…?」



御鏡「その鉄君を殺した人殺しが、さ」




「ハイ、モチロンその通りです!」

モノクマ「うぷぷぷぷ…! 殺っちまったねぇ! 殺っちまったなぁ!」

モノクマ「いやーようやく殺人事件が起きてくれたよ! 今夜は赤飯だね!」

向井「モノクマ……!」

逸見「モノクマ……テメェ!」

逸見「てめーが…! てめーが鉄を殺したんじゃねーのかっ!?」

モノクマ「いやいや、それは無理だよ。ボクは殺人に関与しないって校則があるからね」

モノクマ「鉄クンは間違いなく、この中の誰かに殺されたんだよ!!!」

御鏡「………………………………」

天道「……っ、クソ、マジかよ」

文沢「あらあら、それはいったい誰なのですか? ふふふ」

二階堂「言うわけないじゃん…そんなの」

桐生院「で、ですがそれではわたくし達はどうすればいいんですの!?」

藍羽「黙ってなよ。そろそろルールが説明される頃だから」

浦賀「ルール……? 藍羽さんは、何の事を言ってるんでさぁ」

御鏡「私はなんとなくわかるけど……こういうイベントって大体ルール説明が入るんだよね……」

向井「つまり、これからやる事についての説明があるという事か……!」

「はーい! その通りだよー!」


「「おはっくまー!」」

モノタロウ「うわー! 図書室で鉄クンが死んじゃったよー!」

モノスケ「やーっとコロシアイが始まって、ワイらの出番も増える頃やな」

モノファニー「うぅっ……あんなに小さくて可愛かった鉄クンが……」

モノファニー「でろでろでろでろ!!」

モノキッド「今からキサマラには、狂気度MAXな学級裁判をしてもらうぜッ!」

向井「学級裁判……?」

モノダム「……学級裁判ノ説明ハ、キサマラノモノパッドニ送ッテオクネ」

モノダムの言う通り、モノパッドに新たな情報が送られてくる

その情報をみた皆は……


文沢「……学級裁判とは、誰が犯人かを議論し、私達が犯人を決めるのですね」

御鏡「もし、正しいクロを指摘できればクロだけがオシオキされ……」

御鏡「他の生徒は、才囚学園での共同生活を続けて貰います」

天道「ただし、間違ったクロを指摘した場合はクロ以外がオシオキされ……」

天道「クロは才囚学園から卒業する権利が与えられます、か」

望月「あの……このオシオキってなんの事なんですかぁ?」

モノクマ「簡単に言うと処刑だね!」

モノクマ「いやー、それにしても本当にモノクマーズは可愛いね…、オシオキにも手伝ってもらおうかな!」

逸見「ざっけんじゃねーや! 誰がこんなのやるかってんだ!!!」

榛原「だが、やらねばヒナコは勿論貴様らも殺されてしまうのだろう……」

櫻田「……やるしかないな。それが俺達が生き残る、唯一の手段なんだ」

リチャード「戦わなければ、生き残れないのですね……」

新菜「だ、大丈夫かな…? 本当に大丈夫だよね?」

向井「…やらないと、ダメなんだ」

逃げてはいけない。臆してはいけない。何故か俺はそう思った

鉄の死の真実を解き明かす事。それが鉄へ最期に出来ることだからな…


【捜査  開始】

モノクマ「はい! それじゃあ早速これをプレゼントしまーす!」

ピピピッ!

モノクマの宣言と共に、モノパッドに何かが送信されてきた

向井「……これは?」

モノクマ「それはモノクマファイルって言ってね、捜査に不慣れな人の為にボクが死因を簡単に纏めたものなんだ」

モノクマ「まああくまで簡単に、だからそれだけで犯人が解るものじゃないんだけど……」

モノクマ「オマエラはちゃんと役立てろよ! それ1つ作るの結構手間なんだからね!」

そう言ってモノクマは去っていった……なら作らなければいいじゃないか

榛原「死因は頭部への衝撃か……その程度見ればわかるな」

向井「本当に、何の為に作ったんだ……」

だが、死亡推定時刻は重要かもな……


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【モノクマファイル1】
 被害者は鉄 伊織
 死亡推定時刻は5時半頃、死体発見現場は地下フロアの図書室
 死因は頭部への殴打による衝撃。なお争った形跡はなく、傷は三つある


櫻田「……では、死体の見張りは俺が担当しよう。皆は他の場所も捜査してくれ」

榛原「いや、櫻田だけでは不安がある。ヒナコもやろう」

藍羽「まあ、二人の方がいいよね。片方が犯人なのかもしれないし」

リチャード「その言い方だと、まるでお二人を信用していないような……」

櫻田「いいさ、存分に疑ってくれ…二階堂、何をしている!?」

櫻田の怒鳴り声で場が静まる。目線の先には鉄の死体に近づく二階堂がいた

二階堂「ん……ああ、ちょっとね」

二階堂「ほら、鉄くんの手は綺麗だからじっくり見ておこうと思ってさ……」

榛原「……今すぐ離れろ、鉄の死体の検分はヒナコがやる」

二階堂「……ちぇっ」

まったく……人騒がせな事をするな。でも一応覚えておくか……

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【二階堂の証言】
 鉄の手は綺麗であり、じっくりと見ようとしたら櫻田に止められた
 滅多に無い機会らしい


櫻田「まったく……二階堂にも困ったものだな」

向井「櫻田……お前は何かわからないのか?」

櫻田「そうだな……俺は警備員だからな。推理では役に立ちそうもない」

櫻田「だが、昨夜のパーティーで学園内に入った人物ならば記憶しているぞ」

向井「……誰なんだ?」

櫻田「藍羽、浦賀、桐生院、御鏡だ。何の用事まではわからないが……」

櫻田「何かの役に立てたなら幸いだ」


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【櫻田の証言】
 昨夜のパーティーの際、途中で学園内に入ったのは以下の四名
 藍羽、浦賀、桐生院、御鏡


天道「向井、第一発見者はお前だな? 何か違和感や変わった事はあったか?」

向井「そう言えば、図書室はやけに静かだったな……」

向井「最初に鉄を探した時も、隠し扉を見つけるまでは全く見当がつかなかったんだ」

天道「つまり、図書室にはなんも違和感が無かったんだな? ここは仮にも事件現場なのによ」

事件現場なのに…確かにそうだ…

この部屋には争った様な形跡はない。ならここで殺された可能性は低いのか?

天道「つー事はここで殺された可能性は低そうだな。素直に隠し部屋で殺されたでいいぜ」


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【図書室の状態】
 図書室は事件現場であるが、隠し部屋以外には争った形跡は全く無かった
 当然、血なども付着していない


御鏡「そう言えば、図書室の備品とか確認してある?」

向井「いや…まだだな。事件に関係があるのか?」

御鏡「わかんないから確認してみるんだよ! 文沢さん!」

文沢「ふふ、ここに書いてありますわ」

文沢「付箋、栞、ブックカバーにメモ用紙…ここの備品はこんな感じですの」

御鏡「紙ばっかだね…流石にそれじゃあ殺せないか」

御鏡「でも一応覚えておこうね! 向井くん!」

……俺頼みなのか?

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【図書室の備品】
 図書室に置かれている備品は、付箋、栞、ブックカバー、メモ用紙


文沢「……そう言えば、何故向井さんはここに来られたので?」

向井「鉄に呼び出されたんだ。ここで早朝6時に待ってるって……」

御鏡「ふーん……一応寄宿舎の鉄くんの個室に行ってみたら?」

御鏡「もしかしたら何かあるかも……鉄くんが寄宿舎に来た理由とか」

向井「理由も何も……俺を呼んだんだから来てないとおかしいじゃないか」

御鏡「まあまあ……ほら、もたもたせずに早く行った行った!」

文沢「ふふ、ここの捜査は私達に任せてくださいな」

向井「なっ……! お、押すな……!」


――『鉄の個室』――

向井「ここが鉄の部屋か……」

衣服もキチンと整頓してあるし、何処かいい香りもする……芳香剤か?

向井「とは言っても、どこを探せばいいんだ……?」

取り合えず机の上を探して見ると、そこには……一通の手紙があった



『裁きの祠での話を覚えているか?

 もしかしたら、俺の才能で皆を救えるかもしれないんだ

 全員に話すと混乱するかもしれないから、まずは鉄だけに話そうと思う

 早朝5時、一人だけで図書室に来てほしい  向井刀哉』



向井「この手紙……俺の名前で……!?」

当然だが、俺はこんな手紙を出した覚えはない。ならこれを出したのは……

向井「……犯人、か………………!」

逸見の話から、鉄はタイムリミットに酷く怯えていた……そこを犯人につけこまれたんだ

怒りがふつふつと込み上げてくる。こんな卑劣な手で鉄を誘い出すなんて……!

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【向井の手紙】
 差出人は鉄。内容は>>312

【鉄の手紙】
 差出人は向井。内容は>>331



個室での捜査を切り上げ、次は倉庫での捜査を行う事にした

リチャード「おや、ミスタ向井ではありませんか! 調子はどうです?」

向井「……あまり、良くはないな」

浦賀「……どうしやした? なんだか顔や表情が怖いでさぁ」

リチャード「何か思うところがあるのでしょう……ボクにも覚えがあります」

リチャード「ですが…ボク達も凶器を見つける事が出来ました! これです!」

そういってリチャードが俺に見せてきたのは、二本の鉄パイプ……

リチャード「これはミス榛原の許可を得て図書室から拝借したものです」

リチャード「当然図書室に鉄パイプなんてありません。だとしたらここから持ち出されたもの…」

リチャード「ズバリ、凶器なのです!」

確かに、図書室にあるもので凶器になりそうなものなんて無さそうだけど…

……この鉄パイプ、血がついてないぞ?

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【鉄パイプ】
 図書室に落ちていた鉄パイプ。倉庫にあったものらしい
 しかし、この鉄パイプには血が全くと言っていい程付着していない


浦賀「後、あっしが気になったのはこれもでさぁ」

浦賀「んでも、事件に関係あるかどうかまではわかんねぇです」

向井「一応、聞かせてくれ」

浦賀「これでさぁ」

向井「……それは、菓子の袋か?」

浦賀「へぇ、あっしが昨日倉庫に来たときには無かったんですけどねぇ」

浦賀「今日、捜査しに来たらあったんでさぁ、不思議ですなぁ」

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【空の菓子袋】
 浦賀が見つけた菓子の袋。中身は全て食べられている
 パーティーの際に出たものではなく、昨日来た時も無かったらしい


逸見「おうっ、向井! なんか見つけたかよ!?」

皇「イオリの敵討ちです! はい!」

向井「……そうだ、二人にも聞きたかったんだが、どうして三人で図書室なんかに来たんだ?」

逸見「ああそれか? 皇が何か焦げた臭いがするってーから見に行ったんだよ」

向井「焦げた臭い……?」

皇「はい……メイ、朝早くに起きたから学園の外を走ってたです……」

皇「それで、シャワー浴びて食堂に行ったらヤシチがいて…アカリと会ったです」

逸見「オレは料理でも作って気でも紛らわそうとしたんだよ」

逸見「流石にオレの本気じゃねー料理をてめーらに食わす訳にいかねーからな」

逸見「そん時に文沢が来て、料理を貰うからって一緒にいたんだよ」

皇「それで、料理を待ってたら焦げた臭いがしてきたから一緒についてきて貰ったです、はい…」

向井「そうか……」

つまり、逸見と文沢にはアリバイがあるけど皇には無いのか……

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【一人だった皇】
 逸見、文沢はアリバイがあるが、皇は学園の外にいたのでアリバイが無い
 皇は誰とも会っていないようだ


――『ゲームセンター』――

新菜「ふぅ……落ち着くねぇ」

桐生院「新菜さん。望月さん。クッキーでも如何ですか?」

望月「あ、お1つ貰いますねぇ……これ倉庫にあったクッキーですよね?」

桐生院「ええ、この状況では料理など作る気分ではありませんわ……」

新菜「うーん、私はお腹一杯だからいらないかなー」

桐生院「あら残念。……朝食はいつ食べたんですの?」

新菜「朝食と言うか…この話は止めよ?」

向井「……何しているんだ、お前達」

三人はお茶を片手に談笑している。人が必死に捜査しているのに……

望月「あひゃあぅっ!? むむむ向井さんっ!?」

新菜「あ、向井くん! そんなに怒っていると望月ちゃんに嫌われちゃうぞ?」

望月「ち、違いますっ! 向井さんを嫌うなんて絶対にしませんからっ!」

向井「……望月は何をしていたんだ?」

望月「は、はいっ! 私は皆さんの行動を纏めてましたっ!」

望月「今朝の行動を話すので……よろしければ聞いてくださぁい!」


望月「まず、私が起きたのはあの死体発見アナウンスを聞いてからです」

望月「その時に会ったのが……天道さん、榛原さん、御鏡さん、そして二階堂さんでした……」

向井「寄宿舎の中には、その四人がいたのか……」

望月「はい……そして、私達は榛原さんの意見で全員揃って外に出たんです」

望月「そこで会ったのが、桐生院さん、浦賀さん、櫻田さん、藍羽さんでした」

向井「寄宿舎の外には、その四人が……」

望月「最後に、皆で学園の中に入った時に新菜さんとリチャードさんに会ったんですよぅ……」

向井「それで、合わせて11人か……」

望月「皆で集まったので、残っていた鉄さん、向井さん、逸見さん、文沢さんの誰かが被害者だと……」

望月「……あっ、あの、お役に立てましたか? 推理ゲームだとこういう情報は役に立つ事が多いので……」

向井「……ああ、ありがとう。望月」

望月「……! うゆぅぅぅ……! ありがとうございますぅ……!」


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【望月の証言】
 事件が発覚した時、寄宿舎内に居た生徒は望月、榛原、天道、御鏡、二階堂
 寄宿舎の外に居た生徒は藍羽、浦賀、桐生院、櫻田。学園内に居たのは新菜とリチャード


向井「望月は頑張っていたんだな。だけど…」

向井「……新菜と桐生院は何をしているんだ?」

新菜「きゅ、休憩中?」

桐生院「わたくしがやらずとも他の方がやるのでわたくしは休んでますわ!」

向井「………………………………」

桐生院……これには全員の命がかかっている事を忘れているのか?

桐生院「……さて、そろそろ来る頃合いですわね」

向井「………? 何の話を…………」

「「おはっくまー!」」

モノタロウ「くまたせー! クッキーのお代わり持ってきたよー!」

桐生院「ふっ、やっと来ましたわね!」

向井「…………どういう事だ?」

モノファニー「ああ、これはモノクマーズ便っていうお助けサポートよ!」

モノスケ「指定した時間に持っていってやるっちゅー話や。その気になれば何処にだって届けるで!」

モノキッド「まあ、ミー達も暇じゃねえから学園内で呼ばれねえとやらねえがな!」

「「ばーいっくまー!」」


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【モノクマーズ便】
 モノクマーズが行うサポートシステム
 学園内でモノクマーズを呼べば、指定した場所に、指定した時間で物を届けてくれる


新菜「……あ、クッキー落としちゃった」

新菜「ごめん向井くん。ごみ箱持ってきてくれない?」

向井「………………わかったよ」

全く、こいつらは人をなんだと……

向井「……何だ? 何か入っている……」

これは……灰だ。なんでこんな所に灰があるんだ?

いや、それだけじゃない。ライターもゴミ箱に落ちている……

新菜「あれ? 向井くんゴミなんか見てどうしたの?」

向井「……パーティーの時に、ライターを使っていた奴はいたか?」

新菜「え? ライター? うーん…どこかで火を見た気がするんだけど…」

新菜「…ごめん! 忘れちゃった!」

向井「そうか……」

新菜「あ、でも櫻田くんに聞けばいいんじゃない? 櫻田くんパーティーの備品の管理してたし」

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【ゴミ箱の中身】
 ゲームセンターのゴミ箱の中には、灰とライターがあった
 ライターはパーティーの時に、火をどこかで見たらしい


――『図書室』――

向井「櫻田! 昨日のパーティーの中でライターを使った奴はいたか!?」

櫻田「向井か……悪い、備品は管理していたが記入は自己申告だったからな……」

櫻田「誰が何を持っていったのか、それを完全には把握しきれていないんだ……」

向井「……そうか」

ライターは事件に関係しているはずだ。誰が持っていたかわかれば……!

榛原「だが、ヒナコ達も新たな証拠を発見したぞ! これだ!」

榛原が差し出してきたのはチェスの駒。確か白のキングで、その駒にはべったりと血がついている……

榛原「これは鉄の衣服のポケットの中にあったのだ。つまり鉄が最期に取ったものなのだ!」

向井「白のキング……イメージとしてはリチャードか?」

櫻田「……流石に安直過ぎだろう。それならばわざわざ白でなくてもいいからな」


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【残されたチェスの駒】
 鉄のポケットの中に入っていたチェスの駒。血がついている
 駒の種類は白のキング


キーンコーンカーンコーン!

『うぷぷ……オマエラいい感じに混乱してくれてるね!』

『ただ今より学級裁判を行いますので、今すぐ裁きの祠に集まってください!』

『あ、特例を除いて基本的に全員参加だからもし来なかったら……うぷぷぷ!』

櫻田「……遂に来たか」

櫻田「裁きの祠は、中庭の奥にある建物だ。向井も早く来い」

向井「……ああ」

裁きの祠……そこで俺は始めて鉄 伊織と会ったんだよな……

あの時は、鉄は銅像に登ったり、俺に抱きついてきたり……元気な奴だった

確か、あの時鉄は俺の事を知っているかもしれないって言っていたが……

向井「………………………………」

だけど、もうその鉄はいない。この中の誰かに殺されたんだ

だから……もう、鉄の答えを聞くことは出来ないんだ

向井「……行ってくるよ、鉄」

鉄に挨拶をして背を向ける。返事も聞かずに、俺は図書室を後にした……


――『裁きの祠』――

新菜「……あっ! 遅いよー向井くんってば!」

裁きの祠には、既に全員が揃っていた。後は俺だけだったのか……

目の前には、前まで佇んでいた銅像は消え失せ、代わりにエレベーターがそこにあった

向井「すまない、少しだけ、やりたい事があったんだ……」

文沢「…最期のお別れは済みましたか?」

向井「……ああ、もう、俺は逃げない」

向井「俺は……この鉄殺しの真実に立ち向かう。鉄の無念を晴らす……!」

文沢「ふふ、気合いは十分。ですね」

天道「ま、探偵の俺様がいるんだ。大船に乗った気分でいろよ」

天道「……そんじゃあ行くか。どれだけ残酷な真実でも目を背けんなよ」

望月「……だ、大丈夫です! わ、私はもう怯えませぇん!」

藍羽「叫びながら言っても説得力無いんだけど」

御鏡「まあ仕方ないよー…生き残れるのは私達かクロかなんだからさ……」

御鏡「だから皆ー! 初めての学級裁判張り切っていこーう!!!」

櫻田「……空元気でも無いよりはマシか」


全員でエレベーターに乗る。がくん、と振動がすると、そこからは誰も口を開かなくなった

だけど、ぽつりぽつりと声が聞こえる。それはきっと懺悔や後悔、あるいは決意に武者震い……

浦賀「生き残れればいいんでさぁ…………」

榛原「……くっ……ヒナコのせいだ……!」

リチャード「主よ……ボクに力を………!」

二階堂「……大丈夫だ。ぼくは大丈夫……」

皇「イオリ……メイ、悲しいです……………」

逸見「チックショウ……なんでだよ……!」

そうして、幾つの時間が経ったのかわからなくなった頃エレベーターは止まった

……これから始まるのは、この世の地獄の様な裁判

命懸けの騙し合い。命懸けの庇い合い。命懸けの裏切り合い……

命懸けの……学級裁判だ……!



本日はここまでです。次回はいよいよ学級裁判です

裁判パートは書き貯めるので、それなりに時間がかかると思います。お待ちください…!

クロ予想や展開予想等、あればどうぞ。もし矛盾等を発見次第軌道修正しますので……

前作のスレ埋められてしまっていた…
前作の番外編とかまだ見たかったのに残念だ


>>346神名ロンパで何かやりたい!という要望があれば此方でも受け付けますよ!

神名さん達のお話も忘れられてないみたいで、自分としても嬉しいですし

現在裁判編は七割ほど完成しています。多分金土日で完成するので、その辺りで学級裁判を開廷したいです

本日はコトダマと席順を貼りたいと思います。裁判の手助けになれば……

そして、裁判編にて使う新システムの練習をしたいのですが、人はいらっしゃいますか?


【CHAPTER1 彼らの淘汰進化論】
【コトダマ一覧】

【モノクマファイル1】>>325

【二階堂の証言】>>326

【櫻田の証言】>>327

【図書室の状態】>>328

【図書室の備品】>>329

【向井の手紙】>>331

【鉄の手紙】>>331

【鉄パイプ】>>332

【空の菓子袋】>>333

【一人だった皇】>>334

【望月の証言】>>336

【モノクマーズ便】>>337

【ゴミ箱の中身】>>338

【残されたチェスの駒】>>339



【裁判席順】※向井から時計回りです

向井→逸見→榛原→新菜→桐生院→鉄→御鏡→天道→望月→リチャード→文沢→浦賀→皇→二階堂→藍羽→櫻田


それでは少しだけですが開始します
システムがシステムなので茶番風味でお送りします……


『ぷりん戦争 偽証編』

――『食堂』――

黒崎「ふんふんふーん♪のじゃのじゃのじゃ♪」

菊名「……あれ、黒崎さん、随分機嫌がいいね? どうしたの?」

黒崎「おお! よくぞ聞いた菊名よ! 今、妾はとーってもアゲアゲじゃ!」

黒崎「いや、先程ぷりんをカツ上……お裾分けしてもらっての! それが今冷えた頃なのじゃ」

菊名「……今、何か不穏な言葉が聞こえた気がする……」

黒崎「気にするでない、賭けチェスで無双しただけじゃ。どこにもやましい事はないぞ?」

黒崎「そうじゃ、ぷりんは4つあるからの、菊名にも1つ分けてやろう!」

黒崎「袖擦り合うもなんとやらじゃ、日頃の恩も兼ねてな!」

菊名「あっ、いいの? それなら遠慮なく貰おうかな」

黒崎「うむうむ! 良い返事じゃ、確か冷蔵庫のこの辺りに……」

黒崎「………………………………」

菊名「……? どうしたの、いきなり硬直して……? 固まってなかった?」

黒崎「……無い」

菊名「えっ」

黒崎「ぷりんがぁぁぁぁぁぁ!!!無ーいーのーじゃー!!?!?!?」


――『教室』――

千里山「ぐぬゥ……何度言えばわかる。藤山よォ……!」

藤山「けっ、それはこっちの台詞だぜ、千里山……!」

千里山「お握りは塩むすびこそが至高と何故解らぬウゥゥ!!!」

藤山「はっ、お握りの具はおかかこそが一番人気に決まってんだろ!?」

黒城「聞き捨てならないわね! 一番人気なのはこのアタシよ!!!」

夜桜「お握り? 何それ美味しいの? 食べ物? へー」

小田切「またあのバカ達は下らない事で喧嘩してるよ……」

鈴木「まあいいじゃないか。僕は賑やかで楽しいと思うぞ!」

神名「仲良き事は良い事です。私の神様もそう言っていますよ」

小田切「……君達、前まではもっとまともだった気がするんだけど?」



黒城「結局、アタシが一番強くて凄いのよね! はい論破!」

藤山「あぁ!? 頭が沸騰してる黒城は引っ込んでろよ!」

千里山「暑さで頭が湯だったかァ? 一度水でも被って来いィ!」

黒城「水浴び……? 濡れ透け狙いね!」

黒城「隙あらばアタシで興奮して……ホント、アンタ達ってモンスターね!」

藤山「誰がまな板見て興奮するんだよ…」

千里山「まな板に失礼じゃろウ、最早看板レベルに平坦じゃア」

黒城「何ですってぇーーー!?!?」

鈴木「不味いな、暴力沙汰になりそうだぞ……また教室が全焼しかねない」

神名「小田切くん、あの三人をなんとかして止められませんか?」

小田切「ああ、あの貧相な貧乏人共に教えてあげるよ……」

小田切「お握りの具は、海老マヨこそが至高だとね……!」

神名「小田切くんっ!?」


黒崎「貴ぃ様らぁぁぁぁぁぁ!!!!」

神名「!?」

藤山「なんだ? 第三勢力か?」

千里山「誰が来ようと関係ないィ……塩むすびの尊さを叩き込むだけじゃア!!」

黒崎「違うわぁぁぁぁぁぁ!!! 妾のぷりんを返せぇぇぇぇぇぇ!!!」

小田切「プリン……? なんの事かな」

夜桜「プリン……? 何それ?」

黒崎「とぼけるなぁぁぁぁ!! 妾の、妾の大切なぷりんがぁぁぁぁ!!!」

黒崎「あのおじゃる○でも紹介されてたのじゃぞ!? 楽しみに取っておいたというに!!」

藤山「俺達は知らねぇよ、他のヤツじゃねえのか?」

千里山「知らんなァ……ワシらは教室にいとったしのゥ……」

黒城「そそそそうよ!? プ……プリンなんて知らないわよ!?」ガタガタ

鈴木「…神名くん、誰か解るか?」

神名「…一名怪しい人がいますね……」

確か、私が食堂に行ったときには黒城さんはいませんでしたけど……

ちょこっとだけ、嘘をついても……バチは当たりませんよね?



【ノンストップ議論(嘘)  開始!】
『コトダマ一覧』
【食堂にいなかった黒城】

藤山「プリン? 知らねぇな」

千里山「同じくワシも知らんぞォ!」

黒城「あああ【アタシ食堂には行ってない】わよ!?」

小田切「……解りやすすぎるでしょ、君」


この場合、【食堂にいなかった黒城】を安価で嘘に変えてください
例としては、【論破部分】←【嘘で変えたコトダマ】の様にしていただければ問題ありません
嘘は自由安価ですので、【食堂にいた黒城】、【プリンを取った黒城】等、意味合いさえ同じならOKとします
それでは、↓2まで嘘をついて下さい……

【アタシ食堂には行ってない】に【プリンを食べてた黒城】
こんな感じですか?


>>357はい、そんな感じです!
自分の判定は相当ガバガバなので、余程間違っていない限りは正解にします


【アタシ食堂には行ってない】←【食堂にいな【食堂にいた黒城(等)】

正解!

神名「これで真実を暴きます!」偽証!

神名「……あれ? 黒城さん、確か食堂に行っていませんでしたっけ?」

神名「それで、プリンを食べていたような気が……」

黒城「はあああああ!?!? 何言ってんのコイツ!?!?」

黒城「アタシが食堂にいったのはお昼前なんですけど!? アンタが見てるわけが……あっ」

小田切「……自爆したね」

鈴木「呆気なかったな……」

夜桜「ねー、プリンって何?」

黒崎「黒城おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

黒城「ギャーッ! わわわ悪かったとは思ってるわよー!」

黒城「アンタのお気に入りのコップを間違えて割った事は! プリンなんて知らないわよー!!」

神名「………………え? 黒城さんじゃ、無い…………?」

黒崎「妾のコップも割ったのか貴様ああああああ!! もう許さんぞおおおおおおおお!!!」

黒城「だからプリンは知らないってば痛い痛い痛いぃぃぃぃ!!!」

神名「……じゃあ、プリンは誰が……?」


………………………………

………………

…………



――『フルーツパーラー』――

射和「……なんだか下が騒がしいねぇ」

クロエ「放っておきなさい。どうせ黒城辺りがやらかしたのよ」

福島「そーだねー! かなた達はゆっくりしてよーよー!」

糸長「まぁ厄介事はね……にしても、このプリンアラモード美味しいねぇ!」

糸長「特にこのプリン! まるで物凄い高級なプリンを使ってるみたいだよ!」

糸長「もしよければ、僕もお代わり貰ってもいいかなぁ?」

福島「だめだよー! かなた達の手作りだもん。プリンがもう無いよー」

クロエ「ぱっぱと食べなさい。今が一番美味しいもの」

射和「そうかい、ならさくっと食っちまうかね……」

射和(…プリンなんて、フルーツパーラーにあったっけか?)

<誰か助けてぇぇぇぇぇぇ……

【完】


本日は少ないですがここまで。ゴタゴタにお付き合いいただきお疲れさまでした

偽証システムはどうしてもやりたかったので無理矢理作ってみましたが、どうでしたか?

意見や改善点等あればお願いします。裁判編をおまちください……

ただ今、裁判編は八割程度完成しています
残りは金土日フルに使えばなんとかなるかな、という位なので、本日9:00より裁判を開廷したいと思います
よろしければご参加どうぞ……

それでは再開します


【学級裁判  開廷!】

モノクマ「えー、では、学級裁判の簡単なルールを説明します!」

モノクマ「学級裁判では、誰が犯人かを議論し、その結果はオマエラの投票により決定されます!」

モノクマ「正しいクロを指摘出来れば、クロだけがオシオキされますが…」

モノクマ「間違ったクロを指摘した場合はクロ以外がオシオキされ…」

モノクマ「生き残ったクロのみが、学園から卒業する事が出来ます!」

モノクマ「あ、全員投票しないとダメだからね。投票しない人は死ぬからね!」

モノクマ「さーてエンジンフルスロットル! 絶望MAXな裁判の開廷だー!」

御鏡「……始まっちゃったね」

向井「本当に、この中にいるんだな……」

逸見「くそっ、信じたくねーよ…!」

天道「だけど、信じねぇと進まねぇぞ」

逸見「やるしかねぇのかよ、クソッ!」

藍羽「御託はいいよ。何から話す?」

望月「そう言われてもぉ…私、裁判なんてゲームの中でしかした事無いですぅ…」


櫻田「やり方なんて気にする必要は無いだろう。これは常識の外にある裁判だ」

櫻田「被告も原告も証人も俺達がやるのならば、通常の裁判の知識なんて無意味だろうからな」

リチャード「それはそうなのかもしれませんが……」

桐生院「ならば探偵の天道さんの意見も聞きましょう! どうですの!?」

天道「あ、俺様にはあんまり期待すんなよ。俺様も所詮は高校生レベルだしよ」

桐生院「まったく、本っ当に使えませんわね!!!」

新菜「逆ギレ!? 幾らなんでも酷すぎない!?」

藍羽「探偵の癖に頼りないんだから仕方ないじゃん」

浦賀「そんなら、桐生院さんの代わりにあっしが話題を出しやしょう」

浦賀「なして鉄さんは、図書室なんかに行ったんすかねぇ?」

二階堂「……さあ?」

榛原「確かに疑問だ。よし、まずはこの事について話し合うぞ!」

御鏡「よーし! 私と皆の学級裁判、始まりだよー!」

……遂に始まったな。俺も積極的に意見を言っていかないと……!


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』>>348
【モノクマファイル1】
【図書室の状態】
【鉄パイプ】

櫻田「どうして、鉄は……」

櫻田「図書室なんかに行ったんだ?」

逸見「そんなん、もうどうだっていいだろーが!」

文沢「どうでもよく無いと思いますわ。ふふふ」

逸見「鉄は【図書室で殺された!】その事実だけで十分だろーがよ!」

天道「いや、それは違……」

御鏡「なるほど! じゃあ鉄くんは図書室に【入った瞬間殺された】んだね!」

↓2論破してください


※三十分程過ぎたので自動進行、次からは↓1進行でいきます

【入った瞬間殺された】←【図書室の状態】

正解!

向井「それは違うぞ…!」論破!

向井「待て御鏡。それはありえないはずなんだ」

御鏡「なんで? 図書室で殺されてから隠し部屋に入れられたんじゃないの?」

向井「そうだとしたら、図書室にも血がついていないとおかしいだろ? だけどそんな血は無かったんだ」

御鏡「そっかー…うん! 私の勘違いだったみたい、ごめんね!」

藍羽「なら、鉄は図書室の隠し部屋の中で殺されたんだね」

新菜「…あれ? なんで鉄くんは隠し部屋なんかに行ったんだろ……」

桐生院「その隠し部屋で何かをしようとしてたのではありませんこと?」

榛原「だが、あの部屋には何も無かったぞ? ヒナコ達で調べたからな」

櫻田「ならば、何故鉄が図書室に向かったのか……それをやり直そう」

逸見「わ、悪ーな、遮っちまってよ……」


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【鉄の手紙】
【向井の手紙】
【図書室の備品】

御鏡「さて、逸見君のせいで乱されたけどもう一度議論しよっか!」

逸見「わ、悪ぃ! どうして鉄が図書室に行ったかだよなっ!」

二階堂「そんな事言われてもなぁ……わかるわけないよ……」

榛原「ここはシンプルに《誰かに呼び出された》のでは無いだろうか?」

皇「きっと《本が見たかった》んです、はい!」

天道「隠し部屋には【本は無かった】んだぜ、メイちゃん」

↓1論破or同意してください


《誰かに呼び出された》←【向井の手紙】

正解!

向井「その意見に賛成しよう!」同意

向井「榛原の言う通りだ、鉄は誰かに呼び出されて……殺されたんだ」

榛原「やはりか……鉄はタイムリミットに怯えていた。呼び出しに応じたのも、藁をも掴む気持ちだったのだろう……」

榛原「その気持ちを利用するとは…! 外道めが!!」

浦賀「……そんで、鉄さんは何で呼ばれたんでさぁ?」

向井「……手紙だ。これがその手紙だよ」

リチャード「ええと、差出人は……ミスタ向井ですね!」

リチャード「……ええっ!? ならば犯人はミスタ向井なのですか!?」

逸見「そっ……そうなのかよ、向井っ!」

逸見「そういや……始めに図書室にいたのも向井だったよなっ!?」

向井「いや、それにも理由があるんだ…」

俺が図書室にいた理由……今皆に話しても聞いてくれなさそうだな

だったら……議論の中で、突きつけるだけだ……!


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【鉄パイプ】
【向井の手紙】
【鉄の手紙】

逸見「向井が最初に図書室にいたのは…」

逸見「向井が殺した《犯人だから》じゃねーのかっ!?」

新菜「ちょっと飛躍し過ぎじゃない?」

文沢「ですが、図書室にいた【理由が存在しない】ならば……」

文沢「疑われても仕方がありませんわ」

桐生院「もう向井さんが犯人でもよろしいのではないですか?」

望月「そんなに簡単に犯人を決めないでくださぁい!」

↓2論破or同意してください



【理由が存在しない】←【鉄の手紙】

正解!

向井「それは違うぞ…!」論破!

向井「勿論、俺にも理由があったんだ。これがその理由だ」

逸見「……はああっ!? これって、鉄からの手紙じゃねーか!?」

リチャード「手紙は二通あったッ!」

御鏡「あれ? ならその手紙って誰が書いたの? 向井君? 鉄君?」

向井「それは当然……」

【二通の手紙を書いたのは?】
1:向井 刀哉
2:鉄 伊織
3:どちらでもない
 ↓2


選択3:どちらでもない

正解!

向井「これだな…!」解!

向井「当然、俺でも鉄でも無い……第三者が書いたものだ」

向井「内容は同じだが、時刻も違う。俺達を誘い出す為にな……」

二階堂「でも、なんでこんな怪しい手紙を信じたの? 向井くんも……」

文沢「恐らく……二人とも信じた。のではなく信じたかったのでは無いですか?」

逸見「鉄は死にたくない死にたくないって怯えてた……オレは相談されてたんだ」

逸見「だけどよ、オレには心配すんなっつー事しか言えなかった……」

逸見「だから、鉄は怪しくてもそれに頼るしかなかったんだ…! チクショオ!」

浦賀「逸見さん、その怒りは犯人にぶつけてやってくだせぇ」

御鏡「で、結局その手紙って誰が書いたの? 誰かわかる?」

藍羽「筆跡鑑定が出来る奴もいないし、内容も同じ……わかる奴なんているわけないじゃん」



天道「……いや、俺様にはわかったぜ」

皇「えっ! ソーマ、ホントのホントなんですか!?」

天道「マジマジ、俺様は大真面目だぜ、メイちゃん」

桐生院「だ、誰ですの!? その手紙を差し出した犯人は!!」

天道「いや、今はまだ教えらんねぇな」

藍羽「……は? 状況解ってんの? ふざけたいだけなら黙ってなよ」

二階堂「本当は推理なんてしてないただの当てずっぽうだったりして……」

天道「言っただろ、俺様はあんまりアテにすんなってよ……」

天道「まあ推理してねぇのは確かだぜ、なあ向井?」

向井「……なんで俺に?」

天道「お前だけがわかるからだよ。手紙の内容を思い出してみろ」


向井「手紙の、内容が……?」

天道「そうだ。そしてそれを証明出来るのはお前だけ……頼むぜ」

向井「……わかった」

望月「よ、よくわからないんですけど、向井さんならわかるんですよね?」

天道「ああ、俺様よりも納得させてくれるはずだぜ」

手紙の内容……それが犯人を見つける手がかりになるのか?

……そうだ、この手紙には俺達しか知らない情報がある。それを指摘できれば……!

だとしたら、この手紙の差出人は…!

…………あいつしか、いない!

【手紙の差出人は?】
 ↓1(人物を一名指名してください)


見返すと自分でもズルいと思ったのでヒントを。前回から全く成長していなくてすみません……



天道「この二通の手紙に共通する部分、それが差出人の正体のヒントだぜ」

天道「どっちにもある場所での話題を出しているが……それを知っているのは俺と向井と鉄と一人だけだ」

天道「具体的に言うとプロローグをさっと見返してくれればわかると思うぜ」

↓1人物を指名してください


【御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)】

正解!

向井「お前だ…!」解!

向井「……御鏡、お前なんじゃないか?」

御鏡「……えっ? なんの事?」

向井「お前が……この手紙の、本当の差出人じゃないのか?」

リチャード「えっ…! ミス御鏡が!?」

榛原「……そうなのか?」

御鏡「ち、違うよ……根拠はあるの?」

向井「あるさ……この手紙の内容だ」

向井「この手紙には、『裁きの祠での話を覚えている』と書いてあるよな……」

向井「それを知っているのは、鉄以外にはこの場にいる三人だけ……」

向井「俺、御鏡、天道だけなんだよ!」

桐生院「向井さんが差出人でないのなら天道さんか御鏡さんになりますわね……」


御鏡「ま、待ってよもー…だったら天道君だってそうかも知れないよね?」

御鏡「まさかとは思うけどさ…探偵だから違うって言わないよね?」

二階堂「確かに、天道くんだけ違うってのはおかしいよね……」

文沢「御鏡さんの言う事も尤もですね。向井さんには、天道さんが違うという理由もあるのでしょう?」

向井「ああ、御鏡が差出人だと言う証拠もあるんだ。諦めてくれ、御鏡…!」

向井「お前が犯人……あの手紙の差出人なんだ!」


         反

御鏡「もっともっと盛り上げてよ…!」

     論

   !


御鏡「やだなーもー……向井君ってば……」

御鏡「落ち着いて話をしようよ、ね?」

御鏡「今から私が説明するからさ……今度はしっかりと理解してね?」


――【反論ショーダウン  開始!】――
『コトノハ一覧』
【モノクマファイル1】
【鉄パイプ】
【モノクマーズ便】
【櫻田の証言】

御鏡「私が手紙を書いたって……」

御鏡「それって証拠が無いよね?」

御鏡「天道君だって書けたんだから、私だけが怪しいのは……」

御鏡「おかしいよね? 向井くん?」

向井「おかしくなんてないさ……」

向井「いつ、二通の手紙が置かれたのかを考えれば……」

向井「天道には不可能なんだからな…!」

御鏡「天道君には無理って……なんで?」

御鏡「昨日の内に手紙を書くのは【誰でも出来る】んだし……」

御鏡「パーティーの最中に【抜け出した人だってわからない】でしょ?」

御鏡「それとも【出し物に何か関係がある】のかな?」


↓1反論してください


【抜け出した人だってわからない】←【櫻田の証言】

正解!

向井「その矛盾……切り捨てる!」論破!

向井「御鏡……その言い訳は通じないぞ」

向井「パーティーの人の出入りを確認していた生徒がいるんだからな…!」

櫻田「……そうだ。俺はパーティーの最中に抜け出した生徒を確認していた」

櫻田「その生徒は藍羽、浦賀、桐生院、そしてお前だ、御鏡……」

櫻田「その四名がパーティーを抜け出して学園に入っていった生徒だ」

浦賀「あっしらは二階堂さんの為に薬を取りにいったんでさぁ……御鏡さんは知らねぇですが……」

御鏡「が、学園でしょ? だったら私が手紙を出すのは不可能だよ…!」

向井「いや、可能なはずだ……」

確かに御鏡だけでは不可能だが……あいつらの力を借りれば出来たはずだ……

【学園から寄宿舎まで手紙を送り届ける方法を示すコトダマは?】
 ↓1


選択:【モノクマーズ便】

正解!

向井「これだな…!」解!

向井「御鏡……お前はモノクマーズの力を借りたんじゃないのか?」

御鏡「うっ……」

逸見「モノクマーズ? どういう意味だそりゃ?」

モノファニー「ああ、アタイ達が、キサマラのより良い学園生活を支援する為のシステムよ!」

モノキッド「学園でミー達を呼んでくれれば、学園の何処にでも好きな時間で物を届けるぜッ!」

モノタロウ「……あれ? そんなシステムあったっけ?」

榛原「……なるほどな、確かにコレを使えば学園から寄宿舎まで届けられる……」

榛原「だがヒナコには信じられん……御鏡がその様な凶行に走るなど……!」

皇「ヒナコ……」

藍羽「何? アンタ、軍人のクセに感情論で御鏡を庇うの?」

榛原「……わかっているさ。ヒナコとて違反者を許すつもりは無い」

榛原「どうなんだ、御鏡よ……貴様が鉄を殺めたクロなのかッ!?」

御鏡「お、落ち着いて? 榛原さん…ならこれから話し合おうよ」

リチャード「話し合う? 最早ミス御鏡はあからさまにクロなのですが……」






御鏡「もちろん、私が鉄君を殺した事についてだよ?」




本日はここまで。おつきあいありがとうございます

人物指名の部分はかなーりイジワルでしたね…今思えば鉄君の回想にねじ込めばよかったです…

明日も裁判の続きを行うので、もしよろしければご参加お願いします

本日12:30より裁判の続きを開始したいのですが、人はいらっしゃいますか?
今回の事件はあるコトダマが重要なので、それさえ解れば簡単に解ける……と思います

それでは再開します


向井「……なッ…………!」

なんだと…………!?

天道「………………………………」

望月「……ふぇっ………ええぇっ…!?」

新菜「い……今、認めたの……!?」

御鏡「あーあ、我ながら上手くいったと思ったんだけどなぁ」

逸見「なっ、なななっ…………!?」

浦賀「落ち着いてくだせぇ……御鏡さん、それは本当でさぁ?」

御鏡「はぁそうだよ、まあバレたんだからもういいや……」

皇「ま、マホロが殺したなんて…そんなの嘘です、はい!」

御鏡「残念だけどね皇ちゃん、これって現実なのよね…」

櫻田「開き直るか……それとも最期だから達観しているのか?」

桐生院「何でもいいですわ! さっさと投票してもう帰りま…!」


天道「…いや、まだ投票は出来ねえな」

向井「……天道?」

二階堂「何言ってんの……もう自白までしたんだからいいじゃん」

文沢「ですが、あまりにも素直過ぎるとは思いませんか? 御鏡さんは死の淵に立っているのに……」

御鏡「…………もう言い訳する事なんて無いからだよ」

文沢「そういう事にしておきましょう。ふふふ」

御鏡「……ムカつくなぁ、文沢さん」

天道「何にせよ、俺様はまだ投票する事はしないぜ」

逸見「た、確かによっ! こんなさくっと認めるなんて怪しいぜっ!」

向井「……なら、まだ議論を続けるって事でいいんだな?」

逸見「応よっ! このままじゃ鉄だって報われねえだろうしなっ!」

櫻田「それがお前達の選択なら、俺はそれに従うつもりだ」

皇「議論するです、はい!」



御鏡「…これで、いい感じに裁判が暖まってきたかな……?」



【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【モノクマファイル1】
【鉄の手紙】
【櫻田の証言】
【図書室の状態】

榛原「……犯人ならば、事件当時の事を話してみろ、御鏡」

御鏡「わかったよ……えっとね………」

御鏡「私は【パーティーの途中に学園に入って】、モノクマーズに……」

御鏡「向井君と鉄君に、【手紙を渡すように】お願いしたんだよ……」

御鏡「その後、【図書室で鉄君を待ってて】来た鉄君を……」

御鏡「【鉄パイプ】で鉄君を一撃で殺したんだよ……」

御鏡「【抵抗された】けど、何度も殴ったら静かになったんだ……」

桐生院「うぅ…っ、生々しいですわ……」


↓1論破してください


【抵抗された】←【モノクマファイル1】

正解!

向井「それは違うぞ…!」論破!

向井「御鏡……お前、今、抵抗されたって言ったのか?」

御鏡「……? うん、幾ら男子の中で一番小柄な鉄君でも、女子の私じゃ太刀打ち出来ないし」

向井「確かにそうだ。だがモノクマファイルには……」

向井「鉄には争った形跡が無かったと書いてあるんだぞ?」

藍羽「モノクマファイルの書いてある事を簡単に鵜呑みにしていいの?」

櫻田「モノクマファイルに関してはおれと榛原が保証しよう、確かに鉄に争いの形跡は無かった」

榛原「だが、御鏡は確かに抵抗した…そう答えた。どういう事だ?」

御鏡「……あ、ウソウソ! 実は不意打ちで殺したから、鉄君に抵抗なんてされてないよ!」

天道「なんでわざわざ誤魔化したんだ、犯人なら誤魔化す理由も無いだろ?」

文沢「何故誤魔化したのか……それに答えて貰えますか? ふふふ……」

御鏡「…………チッ」



御鏡「はいはい……降参降参。本当は私、鉄君を殺してなんかいないんだ」



逸見「…………んなっ!?」

皇「やっぱり……殺してなんてなかったですか……!」

櫻田「待て、ならば何故自分が殺した等と言ったんだ?」

櫻田「もし天道が制止していなければ、お前に投票し俺達は死んでいたんだぞ」

御鏡「ああ、それは私なりの作戦だよ」

浦賀「作戦……でさぁ?」

御鏡「本当の犯人なら自分に投票されるのは避けたいでしょ?」

御鏡「だから、私に投票しようとする人が怪しいって思ってたんだけどさ……」

御鏡「向井君と天道君と文沢さんに邪魔されたから……上手くいかなかったなぁ」

文沢「あら、それはすみませんでした」

御鏡「いーよいーよ! だって、私達友達でしょ?」

逸見「うっ…目が笑ってねぇ……っ!」

リチャード「この二人には……殺ると言ったら殺るスゴ味がありますッ!」

二階堂「……天道くん、同情するよ」

天道「気にすんな。少し隣がギスギスして痛いけどな」


藍羽「……ふざけてる場合? コイツが犯人じゃないなら、振り出しじゃん」

御鏡「そうかな? まだ議論の余地はあると思うんだけどな……」

新菜「ほ、ホントに御鏡ちゃんじゃないんだよね? 私もうわかんないよー……」

望月「きょ、凶器はなんなんですか? まだ解っていませんよね?」

逸見「いや、鉄を殺った凶器に関してはもう判明してるんだぜっ!」

浦賀「この鉄パイプでさぁ、これならば御鏡さんの様に女子でも扱えます」

望月「そ、そうなんですか……ごめんなさい、余計でしたね……」

向井「…………本当にそうなのか?」

望月「…………うゆぅっ!?」

逸見「何言ってやがる! あんなあからさまにあんだから凶器だろーが!」

いや、あの鉄パイプが凶器とは言えないはずだ。何故なら……

【鉄パイプが凶器でない理由とは?】
1:血がついていないから
2:指紋がついていないから
3:実はプラスチック製だから
 ↓1


選択1:血がついていないから

正解!

向井「これだな…!」解!

向井「この鉄パイプ……血が全くついていないだろう?」

向井「もし、これが凶器ならば鉄の頭部から血が吹き出している以上……」

向井「同様に、べっとりと血がついていないとおかしいだろう?」

逸見「なら、何かで血がつくのを防いだとかじゃねーのか?」

榛原「それならば、防ぐよりも凶器そのものを持ち去ればよい」

榛原「わざわざ、現場に凶器を残す理由もないのだからな」

向井「つまり、この鉄パイプは使われたとしても意識を奪う程度で……」

向井「致命傷を与えた凶器では無かったんじゃないか?」

御鏡「そうだね! 血がついて無いからその可能性が高いんじゃないかな?」

新菜「便乗発言!? いやまあ血がついてないならそう……なのかな?」

櫻田「……逆に言えば、血のついている物が怪しいと言う事だな?」


二階堂「……どうしたの、櫻田くん」

櫻田「血がついていたもの……それが事件に関与している可能性が高い」

櫻田「それが、このチェスの駒だ……鉄が持っていたものだ」

望月「ちぇ、チェスの駒、ですかぁ…?」

櫻田「ああ、それがこれだ。皆もこれを見て欲しい」

桐生院「それは……確か、白のキングの駒ですわね?」

新菜「白のキング……まさかリチャードくんの事!?」

リチャード「えっ!? 幾らなんでも直球過ぎませんか!?」

御鏡「もちろんそうじゃないよ……ね?
向井君?」

向井「…………なんで俺に振るんだ」

御鏡「別に? ただ文沢さんのお気に入りだからちょっと意地悪しただけだよ」

文沢「ふふ、すみませんね、向井さん」

御鏡「……で、このチェスの駒は誰の事を指しているのかな?」

チェスの駒……白のキング………

…………まさか、あいつの事なのか?

【白のキングの駒が指す生徒は?】
 ↓2


【皇 芽衣花(スメラギ メイカ)】

正解!

向井「お前だ…!」解!

向井「白のキングが表す生徒は…………」

向井「…………皇、お前の事じゃないか?」

皇「はい! ……………………え?」

皇「えっ……? トーヤ、何を……?」

向井「だって……お前しかいないんだぞ」

向井「名前に……白も、キング……王も入っているのは……!」

皇「…………っ! メイは…………!」

御鏡「でも、皇ちゃんが犯人なら色々と説明がつくんだよね」

御鏡「例えば……さっきも話題に出た、凶器とかさ」

浦賀「……皇さんだと、それが説明出来るんでさぁ?」

御鏡「もちろん! だって皇ちゃんの凶器なんて、その拳に決まってるよね?」

皇「うっ…………!」



御鏡「皇ちゃんの拳はマンホールをカチ割る位のパワーがあるんだからさ……」

御鏡「鉄君の頭蓋骨を粉々に叩き割る事なんて朝飯前じゃないかな?」

皇「うっ……出来ると、思うです…………」

新菜「皇ちゃん! そこは別に素直に言わなくていいんじゃないかな!?」

御鏡「さて、本人の言質も取った事だし次の議論を進めようよ!」

榛原「次の議論……? 皇はまだ認めている訳では……」

御鏡「当然動機だよ……皇ちゃん、どうして鉄君を殺したの!?」

御鏡「そんなに自分が死にたくなかったの!? あれだけ皆で楽しんだ事すら忘れちゃったの!?」

御鏡「そんなバカっぽい振る舞いの中には、ドス黒い殺意が燃えていたの!?」

向井「もういい! もう止めろっ!!」

向井「御鏡……お前のやっている事はただの暴言だ! これ以上は…!」

御鏡「暴言…? 私はただ鉄君を殺した犯人を許せないだけだよ!」

御鏡「ねぇ、皆もそうじゃないの? 鉄君を殺した殺人鬼を許せるの?」

望月「それ……はぁ…………」

榛原「…………許す事は、出来ない」

桐生院「まあ、人殺しですものね…………」

御鏡「でしょでしょ? 皆だって心の中で、本当はそう思ってるんだよ!」

御鏡「さあ皇ちゃん、どうして鉄君を殺したのか言ってみてよ!!!」

皇「うっ……! ううっ………!」

皇「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう…………!!!」








皇「うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!」





皇「うぅ……! ぐすっ………!」

皇「メイはっ……! メイは殺してないんです……っ!」

皇「本当なんです……っ! メイは、メイはイオリを殺してないんです……っ!」

向井「皇…………」

御鏡「…………はぁ? 何それ、泣き落としのつもりなのかな?」

御鏡「人を一人殺しておいて殺してませんなんて……高校生なんだからもっとマシな言い訳を出しなよ……」

皇「でもぉ…………っ!」

御鏡「でもでもストでもないんだよ! 皇ちゃんは殺人鬼なんだ! それが皆の出した結論なんだよ!!!」

御鏡「ぐだぐだ言い訳並べてないで、何かまともな反論をしてみなよ!!!」

皇「うぅぅ…………! メイはぁ…………!」

藍羽「……こいつがこんなんだし、まともな反論は期待出来そうもないね」

御鏡「はぁ……もういいや、イベントの幕切れにしては閉まらないけど……」

御鏡「皆! 投票タイムに入ってもいいかなー!?」

二階堂「…………いいんじゃない?」

リチャード「そうですね、他に怪しい方もいませんし……」

天道「………………………………」

御鏡「うんうん! それじゃあ犯人は皇ちゃんって事で投票を……」






天道「それは違うぜ。ってな」




皇「…………え」

向井「天道…………?」

御鏡「…………どうしたのかなー? さっきまで止まっていた天道君?」

天道「まだメイちゃんを犯人にするのは早いって言ってんだよ。御鏡」

御鏡「早いも何も……もう犯人は皇ちゃんしか有り得ないんだよ?」

天道「そうか? まだ議論していない謎もある。ただメイちゃんが疑われているだけだ」

天道「超高校級の探偵として……謎は残しておけねえな」

向井「天道…………!」

真正面の天道が人差し指を口元に当ててニヤリと笑う……

…………皇を庇う理由は聞くなって事か

だけど、そういう事なら俺だって…………!

向井「……俺も天道に賛成だ」

向井「皇が犯人かどうかは……まだ確定していないはずなんだ!」

皇「ソーマ……トーヤ……!」

御鏡「えー……探偵が感情論持ち出すのは止めてよもー……」

文沢「ふふ、殿方はか弱い女の子の涙に弱いものですよ。御鏡さん」

御鏡「文沢さん黙っててくれる? 私、唐突なアクシデントが大嫌いだから」

そうだ、皇が犯人と思いたくない。まだ残っている謎もある………

それを解き明かすまで……学級裁判は終われないんだ………!






【学級裁判  中断!】




とりあえず今はここまでです。お付き合いありがとうございました

後は書き溜めの進行具合で決めたいと思います。出来そうならば再度アナウンスをしますね

何かあればどうぞ……

お待たせしました!学級裁判の書き貯めが全て終わったので、20:30から後半を始めます
犯人がわからないのは自分の構成力不足のせいですね……反省して次に活かしていきます

再開します。人はいますか?


『モノクマーズ劇場』

「「おはっくまー!」」

モノタロウ「あれ? オイラ達ここで何をやればいいの?」

モノスケ「裁判の簡単なまとめとか……そんなんでええんとちゃうか?」

モノダム「…鉄クンハ、御鏡サンノ手紙デ呼ビ出サレタケド、実行犯ハ皇サンダッタンダヨ」

モノファニー「ううっ、素手で脳味噌をカチ割って脳汁ぶちまけるなんて……!」

モノファニー「グロ過ぎてグロ過ぎて…出るわっ! でろでろでろでろ!!!」

モノキッド「ミーは裁判を見てなかったからな! 有り難いぜ!」

モノスケ「まあ、誰も裁判なんか見とらんからな。ついでにこんな茶番もな」


【学級裁判  再開!】

御鏡「二人は皇ちゃんを信じるって言ってるけどさ、ちゃんと理由はあるの?」

御鏡「理由が無いならただのワガママになるよ? あるんだよね? 理由は」

向井「無いさ……だけどそんな強引に犯人を決めていいのか? 命だってかかっているんだぞ?」

御鏡「あのさぁ…向井君、だったら皆の意見を聞いてみよ? そうすれば正しいのがどっちか解るから」

御鏡「……皆はどう思う? 皇ちゃん以外に犯人だと思う人はいる?」

新菜「えー……? わかんないよー……」

桐生院「わたくしはもう皇さんが犯人でいいと思いますわ!」

二階堂「ぼくももういいと思うよ……」

榛原「ヒナコは……証拠から見て、皇が犯人だと思っている」

御鏡「ほら、皆だってそう思ってるんだよ? 民主主義っていいよね!」

御鏡「だから、これ以上はただの時間の無駄だからもう投票に……」


逸見「……いいやっ! オレだって皇が犯人なんて思っちゃいねーぜっ!」

逸見「天道……向井っ! てめーらのその言葉で、オレは自信がついた!」

逸見「皇っ、自信を持て! オレ達が後ろについてっからよっ!」

櫻田「……決めるのは早計だ。議論の余地を完全に潰してからでも遅くはない」

望月「わっ、わわ、私も……! 皇さんを信じてみますぅ!」

向井「三人共…! 皇、どうなんだ!?」

天道「メイちゃん……言っていいんだぜ」

皇「メイは……メイは…………!」

皇「犯人じゃ、ないですっ! イオリを殺してなんてないです、はいっ!」

天道「……だ、そうだ。議論続行だな」

御鏡「……まあいっか! 延長戦も醍醐味のひとつだもんね!」

なんとか議論を繋ぐ事が出来た……後は皆に皇の潔白を示さないと……!

そう……例え『嘘』をついてでも………!


【ノンストップ議論(嘘)  開始!】
『コトダマ一覧』
【一人だった皇】

皇「メイは、犯人じゃないです!」

御鏡「それって証拠はあるの?」

皇「ない……です…………」

御鏡「なら、皇ちゃんが犯人じゃない、なんて証明出来ないね!」

逸見「ちくしょー! なんとかならねーのかよっ!?」

桐生院「なんとかなったらこんなに混乱していませんわ!」

御鏡「とにかく! 皇ちゃんが一番怪しいんだよ!」

御鏡「だって、皇ちゃんには【アリバイが無い】んだから!」


↓2まで、コトダマを嘘に変え論破してください


【アリバイが無い】←【一人だ【一人ではなかった皇(等)】

正解!

向井「この嘘で真実を…!」偽証!

向井「……悪い、皆……。実は、まだ話していない事があったんだ……」

櫻田「話していない事……?」

向井「俺は図書室に行く前……実は寄宿舎の外に出ていたんだ」

向井「時刻は5時30分くらいだ。時計を見ていたからな……」

向井「その時、寄宿舎の方から誰かの走る音が聞こえたんだよ」

向井「最初は気にしていなかった……まさか何かあるなんて思わなかったからな」

向井「だが、今思うと……あれは皇の足音だったんだ。皇は鉄の死亡時刻には外にいたんだよ!」

リチャード「な、なんだってーー!?」

藍羽「待ちなよ、何で今になってそれを話したの? 疑えって言ってる様なモンじゃん」

向井「悪い、最初は本当に何気無い事だと思ってたんだ。反省している」

御鏡「う、嘘だよ! そんな出任せの嘘なんかで皇ちゃんを庇えると…!」

天道「ん? あんたは向井の話が嘘だと断言出来るのか? 怪しいじゃなくて」

御鏡「そ、そんなの明らかに嘘だって…」

天道「だが、それを証明する事は出来ねえだろ? なら、それはもう、既に真実なんじゃあねえのか?」

皇「ソーマ…………」

榛原「……どうなんだ。逸見に文沢よ」

榛原「向井の言葉は……真実なのか?」


逸見「あー、えっと、どうだっけかな…文沢、覚えてるか?」

文沢「ふふ、勿論、覚えていますとも」

文沢「皇さんが来たのは5時30分頃、向井さんの証言は正しいですわ」

皇「アカリ……じゃあ、メイは犯人じゃないですか……!?」

向井「文沢……すまない……!」

文沢「いえいえ…………ふふふ」

御鏡「………なに、言ってるの……? そんなの……そんなの…………ッ!」

御鏡「嘘だッ!!! 皆騙されないで、そいつら嘘つきだよッ!!」

天道「だから、それを証明してみろって話なんだよ」

二階堂「でも、幾らなんでもその話って都合が良すぎない?」

浦賀「確かに……少し出来すぎている気がしまさぁ」

新菜「ど、どうしよう……意見が真っ二つに割れちゃったよ……!」



モノクマ『ちょっと待ったー!!』



モノクマ「ん? 今、意見が真っ二つに割れたって言ったよね?」

モノタロウ「あっ、お父ちゃん。アレをやるんだね!?」

モノタロウ「議論スクラ……」

モノタロウ以外のモノクマーズ「「推論リーグバトル!!」」

モノタロウ「あれ? オイラ確か議論スクラムだったと思ったんだけど……」

モノスケ「何言うとるんや。ワイらのシマじゃ推論リーグバトルやろ?」

モノキッド「ヘルイェー! ギンッギンのバトりあいだぜーッ!」

モノファニー「もう! モノタロウったら忘れんぼさん!」

モノダム「…次カラハ、気ヲツケヨウネ」

モノタロウ「うーん、なんかよくわかんないけど皆が言うならそうかのかな?」

向井「……お前らの言う、その推論リーグバトルって何なんだ?」

モノスケ「簡単に言ってまうと、議論が対立した時に発生する特殊議論や」

モノキッド「今から、キサマラには二つのチームに別れて意見のぶつけ合いをしてもらうぜッ!」

モノダム「……ドチラカノチームガ、ドチラカノチームヲ完膚無キマデニ黙ラセレバイインダヨ」

モノファニー「あ、どっちも意見は最初に全部出してね? 後だしで意見を変えるはズルイもの!」

……要するに、意見の対抗戦って事か


【意 見 対 立】

問:皇 芽衣花は犯人か?

【犯人だ!】
 御鏡 真幌
 浦賀 金太郎
 二階堂 義明
 リチャード・ヴィルヘルム
 藍羽 美優
 桐生院 凛々華
 新菜 那悠
 榛原 緋奈子

        VS

【犯人じゃない!】
 向井 刀哉
 逸見 弥七
 櫻田 慧司
 天道 蒼真
 皇 芽衣花
 文沢 明莉
 望月 美代子

急いでいたせいか、安価の見逃し等グダグダですみません……
>>435の前にこれが入ります

御鏡「対抗戦かぁ…いいね、やろうよ!」

御鏡「私と向井君、どっちが真の嘘つきなのかを決める為にもさぁ!」

櫻田「確かにこのままだと埒が明かないな、意見のぶつけ合いも悪くない」

皇「メイ……負けません! はいっ!」

桐生院「このわたくしの前にひれ伏すが宜しいですわ!」

浦賀「へぇ、まあ頑張りまさぁ」

藍羽「……負けないから」

モノクマ「うぷぷ、オマエラもやる気は充分みたいだね!」

モノクマ「それじゃあ、この才囚学園特製の可動式裁判場の………」

モノクマーズ「「スイッチオーン!」」

モノクマが合図と共に鍵を入れると、俺達の足場が宙に浮いて上昇する

ここか正念場だ……負ける事は出来ない!


【推論リーグバトル FIGHT!】

【1】VS新菜

新菜「【皇ちゃんのパンチって凄い力だよね……凶器になるんじゃない?】」

【2】VS桐生院

桐生院「【返り血なんて、シャワーでも使って洗い流せばいいのですわ!】」

【3】VS御鏡

御鏡「【だからそれは向井君達のついている嘘でしょ?】」

【4】VS二階堂

二階堂「【でも、幾らなんでも出来すぎている気もするけど……】」

【5】VS榛原

榛原「【ヒナコは……皇を信じてもいいのか……?】」

『ヒトダマ一覧』
向井「【嘘かどうかは、議論を続けてみればわかるはずだ…!】」
天道「【だけど、証拠が無いなら出来すぎていても反論出来ないぜ】」
逸見「【オレ達と会った時の皇には、血なんてついてなかったぜっ!】」
文沢「【ですが、シャワーを使えば犯行時刻を過ぎてしまいますよ?】」
皇「【お願いです! メイを信じてください、はい!】」

1~5までの意見にに対応する生徒名を記入してください
解答例
1:生徒名
2:生徒名
↓1


【結果発表】

  ○【逸見】VS新菜×

新菜「皇ちゃんのパンチって凄いパワーだよね……凶器になるんじゃない?」

逸見「オレ達と会った時の皇には、血なんてついてなかったぜっ!」

新菜「そうなんだ……それじゃあ、凶器はパンチじゃないのかな……?」

  ○【文沢】VS桐生院×

桐生院「返り血なんて、シャワーでも使って洗い流せばいいのですわ!」

文沢「ですが、シャワーを使えば犯行時刻を過ぎてしまいますよ?」

桐生院「ええと、シャワーを使っていたら向井さんとは会えないですものね……」

  ○【向井】VS御鏡×

御鏡「だからそれは向井君のついている嘘でしょ?」

向井「嘘かどうかは、議論を続けてみればわかるはずだ…!」

御鏡「……まあ、ここは引いてあげるよ」

  ○【天道】VS二階堂×

二階堂「でも、幾らなんでも出来すぎている気もするけど……」

天道「だけど、証拠が無いなら出来過ぎていても反論出来ないぜ」

二階堂「…………わかったよ。納得するよ」

  ○【皇】VS榛原×

榛原「ヒナコは……皇を信じていいのか……?」

皇「お願いです! メイを信じてください、はい!」

榛原「……わかった! ヒナコは皇のその言葉を信じよう!」

【ALL CLEAR!】

向井「これが俺達の答えだ…!」全論破!


向井「はぁ……はぁ……………!」

どうだ………………!?

榛原「……ふっ、負けだよ。ヒナコのな」

榛原「ヒナコは……皇を信じてみよう!」

浦賀「へぇ、あっしも皇さんが犯人でない可能性を信じやしょう」

御鏡「うん! 私も皆と同じで皇ちゃんを信じるよ」

御鏡「だって……私達、友達だもんね!」

二階堂「……よく言うよ」

櫻田「……だが、そうなるとこのチェスの駒はなんだったんだ?」

望月「普通に考えたら……は、犯人の偽装工作とかじゃないですかぁ?」

新菜「いや、もしかしたら本当に鉄君が残したものなのかも……」

このチェスの駒は鉄が残したものか犯人の偽装工作か……

ここを間違えるととんでもない事になるな……必ず見極めないと……!


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【モノクマファイル1】
【二階堂の証言】
【図書室の備品】
【鉄の手紙】

櫻田「あのチェスの駒は偽装かそうでないか……」

リチャード「それを議論するのですね…」

御鏡「でも、それって結局《証明する方法なんて無い》よね!」

榛原「何か【鉄が持ったと判断出来る証拠】は無いのか?」

藍羽「あるわけないじゃん」

逸見「ちくしょう! 《鉄が持ってねーと断言できる》ヤツはいねーのか!?」

浦賀「それはもう犯人だけでさぁ…」

二階堂「……あ」

↓1論破or同意してください


《鉄が持ってねーと断言できる》←【二階堂の証言】

正解!

向井「その意見に賛成しよう!」同意!

向井「そうだ……! 逸見、もしかしたら居るかもしれない……!」

逸見「マジかよっ! で、そいつはいったい誰なんだっ!?」

向井「……二階堂だよ」

向井「二階堂……お前、確か最初に鉄の死体に近寄っていたよな?」

向井「その時、鉄の手について何か言っていなかったか?」

二階堂「鉄くんの手……ああ、とても綺麗でしなやかな手だったね」

二階堂「男の子にしては小さめな手だけど、それがスラッとした細い指を更に引き立てていて、何より裁縫という緻密な作業を行う事で得た繊細な動きは死んでしまって勿体ないと心の底から思うほど惜しいし、ぼくは犯人は手の魅力を知らない人物だと予想するよ」

二階堂「何より素晴らしいのは彼自身があまり外に出ない子だからまるで白魚の様な真っ白の指だね。もし彼の指に血がついていたらぼくはあまりの恐ろしさに叫んでいたかもしれない。それほどまでに鉄くんの指は美しく……」

藍羽「………………キモッ」

天道「流石にそれは引くぜ」

新菜「変態だーーーーーーー!?!?」

二階堂「………………ぼく、なんの為に説明したんだろう」

文沢「いえ、充分意味はありますよ」

文沢「今、血がついていたら。と仰いましたよね? それはつまり……」

望月「く……鉄さんの指に、血はついていなかったんですかぁ?」

榛原「だが、このチェスの駒には確かに血がべったりとついているぞ……!」

向井「そうだ。手に血はついていない。もし鉄がチェスの駒を持っていたら……」

向井「…血がつく事はあり得ないんだ!」


新菜「えっと……じゃあ、それって犯人の偽装工作って事なの!?」

榛原「そうだろうな……くっ、ヒナコが浅慮なばかりに混乱させてしまった……!」

櫻田「後悔は後にしろ、だが困ったな。証拠がほとんど無くなったぞ……」

皇「あ、あのっ! メイ、気になった事があるです! はい!」

御鏡「えーっと、何かな? 私達に聞かせてくれる?」

皇「はい! メイ、図書室の方から焦げた匂いがした気がするです……」

逸見「そういやぁ、皇はオレ達と会った時にもそんな事言ってたな!」

リチャード「焦げた匂い……炭火焼きでもやったのでしょうか?」

桐生院「図書室でですの!? そんな事すれば大火事待ったなしですわ!!」

皇「でも、本当に匂ったです、はい!」

……皇の言う焦げた匂い、それはきっとこれの事だろうな

【焦げた匂いと関係するコトダマは?】
 ↓1


選択:【ゴミ箱の中身】

正解!

向井「これだな……!」解!

向井「皇、きっとそれはゲームセンターのゴミ箱の中身の匂いだ」

新菜「あ、そういえば、結局ゴミ箱の中には何があったの?」

天道「焦げた匂い……っつーと、灰か?」

向井「ああ。ゴミ箱の中には、何かの灰とライターが残されていたんだ」

望月「灰……? 何かを燃やしたんでしょうか………」

天道「やったのは犯人だが、それを誰がやれたかって話になるな」

榛原「それをどうやって見分ける? ヒナコ達にはほとんどアリバイが無いぞ」

皇「むーん……どうすればいいですか……」

向井「……大丈夫だ。俺達は真実に近づいているはずなんだ」

向井「だから……諦めるな! ここまで来たんだ、突き進むぞ!」

御鏡「そうだね……クライマックスまではもう少し………」

御鏡「せめて、閉幕くらいは派手にして貰わないとね……!」



【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【櫻田の証言】
【向井の手紙】
【モノクマーズ便】
【望月の証言】
【ゴミ箱の中身】

逸見「クソッ! ゲーセンで何かを燃やしたヤツって誰なんだよ!?」

リチャード「ううむ、ボクには皆目見当つきませんね……」

文沢「ふふ、【怪しい方を見た方】はいらっしゃりませんか?」

榛原「居ればとっくに名指ししているだろうな……」

二階堂「【違和感のある奴】とか……?」

浦賀「どんな違和感でさぁ……」

御鏡「まぁ、正直なところもう手詰まりだよね……」

御鏡「誰も事件当時、【誰が何処に居たか記録してない】んだからさ……」

↓2論破してください


【誰が何処に居たか記録してない】←【望月の証言】

正解!

向井「その言葉、切り裂く!」論破!

向井「……御鏡、わざと言ったのか?」

御鏡「え? 何の事かな、向井君?」

向井「お前の言う通り、事件の発覚時に全員の位置を調べていた生徒がいるんだよ……」

向井「……そうだろう? 望月!」

望月「……ふぇっ? あ、ひゃいっ! そそそそうなんですぅ!!!」

望月「わわ、私、事件が起きてから皆さんが何処に居たか調べてたんですぅ……」

望月「す、推理ゲームだとこういう情報が案外重要だったりするので……えへへ」

御鏡「なるほど! ゲームクリエイターならではの鋭い発想だね!」

向井「望月。御鏡は無視して構わないから教えてくれないか?」

望月「ひゃ、ひゃいぃ……えっと、まず私が外に出た時にいたのは……」

望月「御鏡さんに、二階堂さん、天道さん、榛原さんでしたぁ……」

望月「次に、外に出た時にいたのは桐生院さんに浦賀さん。藍羽さんに櫻田さんでぇ……」

望月「学園内にいたのは、新菜さんとリチャードさんでしたぁ!」

望月「こ、こ、これで全員ですぅ! どこも間違いなんてありませぇん!」

桐生院「……って、それが解っても犯人が解らなければ意味がありませんわ!」


天道「……いや、それは違うね」

天道「俺様には……もう、既にこの事件の犯人が解ったからな」

二階堂「え……っ」

藍羽「………………本当?」

新菜「ね、ねぇっ! 誰なの!? 早く教えてよっ!」

天道「そう急かすなって。探偵が真相を話す時には、何というか救われてないとダメなんだぜ」

天道「……ま、だから犯人との対決って美味しい所は向井にやらせてやるよ」

向井「また俺か……! どうしてそこまで俺に押し付けるんだ!?」

天道「怒るなよ……俺様はな、お前の事を信じているんだよ。何となくな」

天道「それに……お前にならあるはずだ。俺様には無いとんでもない才能……」

天道「……真実に立ち向かえる力。がな」

向井「天道……」

向井「わかった……やってみせる」

……落ち着け。犯人は何かを燃やした後、何処にいった? いや、いけないはずだ

だとしたら、犯人はどうしたんだ? 逃げ出す事は出来たのか? 学園内から……

………………そうだ、間違いない。この事件の犯人は―――!

【この事件の犯人は?】
 ↓2


【リチャード・ヴィルヘルム】

正解!

向井「お前が、真犯人なんだ…!」解!

向井「この事件の真犯人、それは…………」

向井「………お前なんじゃないのか? リチャード・ヴィルヘルム!」

櫻田「………な………………っ!」

逸見「なっ!? り、リチャードが犯人なのかよっ!?」

新菜「そ、そんなワケないよ! だってリチャード君は皇太子なんだよ!?」

リチャード「いえ、ボクには理解出来ました……身体ではなく、心で………」

リチャード「これは、ニホン流のジョーク……そう、ブラック・ジョーダンというヤツですね!」

浦賀「冗談……でさぁ?」

榛原「この状況で冗談を言うのか?」

リチャード「はい。恐らくこの硬直した場を和ませようとしたのでしょう………」

リチャード「ですよね? ミスタ向井…」

向井「………………」

………悪い、リチャード。俺は今からお前を………

向井「嘘なんかじゃない………鉄を殺した犯人はリチャードだ」

………………徹底的に、論破する!


リチャード「………………………………」

リチャード「本気、なんですね……………」

向井「ああ………俺は本気だ。引くつもりは無い」

向井「何か反論はあるか? リチャード……」

リチャード「そう、ですね………ならば反論させていただきましょう」

リチャード「ミスタ向井。何故ボクが犯人だと断言出来るのですか?」

向井「………証拠をゲームセンターで燃やした後、犯人はどうしたと思う?」

向井「寄宿舎に帰ったのか? いや、そもそも学園の外に出られたのか?」

向井「それは出来ないんだ………だって、殺害時刻から考えると犯人に与えられた猶予は30分未満………」

向井「犯人には、時間的猶予が無かったんだからな………!」

文沢「ふふ。鉄さんを殺し、証拠を隠滅する所までは上手くいったのでしょう」

文沢「しかしその後……アリバイの確保で失敗したのです。向井さんに私達が一斉に来たせいで……」

リチャード「……ですが、それならばミスニーナにも当てはまる事、ボクだけがそうとは言えないはずです!」

リチャード「さあ、ミスタ向井……これにはどう答えるのですか!?」


          反

リチャード「この【自主規制】がァーーッ!」

    論

  !


新菜「……えっ!? リチャードくん今なんて言ったの!?」

モノファニー「もう、皇太子なのにあんな酷い言葉使っちゃダメよ!」

モノキッド「ミー達の独断で、規制音を入れさせてもらったぜ!」

モノスケ「ほれ、そんな細かい事気にせんでもええやろ? そろそろ始まるで」

新菜「ええー…なんか納得いかないよ…」

――『反論ショーダウン  開始!』――
『コトノハ一覧』
【鉄パイプ】
【図書室の備品】
【空の菓子袋】

リチャード「ミス望月の話では、ボク以外にも……」

リチャード「ミスニーナも学園にいたのですよね?」

リチャード「ならば、ボクだけが怪しいと決めつけるのはおかしいです!」

向井「いいや、犯人はお前だけなんだよリチャード……」

向井「何故なら、新菜には……」

向井「事件当時、犯行が出来なかったんだからな……!」

リチャード「何故ミスニーナが【犯行を行えない】のですか?」

リチャード「ミスニーナが【別の場所にいた】という証拠があるのですか?」

リチャード「あったとしても、【それでボクが犯人になるのですか?】」

↓1反論してください


【別の場所にいた】←【空の菓子袋】

正解!

向井「その矛盾、切り捨てる…!」論破!

向井「あるんだよ…新菜が別の場所にいた証拠がな…」

向井「それが……この菓子の袋なんだ」

新菜「…あっ!? それって……!?」

櫻田「菓子袋……それが何故新菜が別の場所にいる事に繋がるんだ?」

浦賀「それは倉庫にあったんでさぁ。おまけに、全ての中身が無かったでさ」

望月「そ、そういえば…新菜さん。お腹があまり減っていませんでしたよね?」

桐生院「クッキー一枚も手をつけていませんでしたが……まさか……」

向井「そう。この菓子袋は倉庫にあったものだが、昨日の時点では無かった……」

向井「つまり、新菜は倉庫でこのお菓子を……」

新菜「わーっ!? わーーっ!?!?」


逸見「つ……つまりアレか? 新菜は朝早くから倉庫に来て……」

皇「お菓子をもぐもぐしてたです?」

二階堂「……太るよ?」

新菜「あーーーっ!! 女の子に対して太るとか言うなぁーー!!」

新菜「うぅ……せっかくこそこそしてたのに……バレないように頑張ったのに……」

新菜「向井くんのせいで台無しだよ! 向井くんのバカぁーーー!!!」

望月「あ……だ、大丈夫ですよぅ。新菜さんはスタイルいいですしぃ……」

榛原「うむ。体重が気になるならヒナコもトレーニングに付き合ってやろう!」

新菜「雑なフォローはいいから!! 私の恥ずかしさを返してよもう!!」

向井「……と、とにかく、これで新菜が倉庫にいた事は確定しただろ?」

向井「なら……リチャード、お前は何故学園の中にいた? 答えてくれ……!」

リチャード「ぐっ……! そ、それは……」

リチャード「で、ですがまだ疑問はあります! それはどういう事ですか!?」


リチャード「それはズバリ、ミスタ鉄を殺害した凶器ですよ」

リチャード「ミスタ向井の話では、凶器は鉄パイプではないのですよね?」

リチャード「ですから、ミス皇の拳こそが凶器である…そう結論が出たはずです」

御鏡「あっそうだね…凶器は鉄パイプじゃないなら、凶器は何なのかな?」

逸見「やっぱり鉄パイプなんじゃねーのかっ!?」

二階堂「それなら凶器を持ち去る方が早いって話だったよね?」

藍羽「もしかして、私達が気にもしていないようなものが凶器なのかも……」

櫻田「どういう事だ?」

藍羽「簡単だよ。本命を仕込む為ににブラフを混ぜるように、鉄パイプは凶器から遠ざけるためのダミー……」

藍羽「本当の凶器は、私達が見過ごす様なものかもしれないんだよ」

榛原「発想は面白いが、その様な物が図書室にあるのか?」

……本当の凶器は俺達が気にもしていないような物、か

少し考えてみよう……何か思い付くはずなんだ……!

【錯綜シークワード  開始!】
問:図書室にある鉄を撲殺した凶器は?

      ■百■万
      剣■舞■
      ■事件■
      銃■■歳

↓1


解:百科事典

正解!

向井「これだ……!」解!

向井「凶器になりそうなもの……百科事典じゃないか!?」

新菜「百科事典っ!?」

浦賀「確かに、あの分厚さならば凶器にもなると思うだが……」

逸見「で、でもよ、幾らなんでも本が凶器になるのかよっ!?」

文沢「ふふ、世界にはこんな事例がある事をご存じですか?」

文沢「地震での死亡率の約70%は家具の倒壊における障害なのです」

文沢「そして、その中には本棚の下敷きにされた人や……本が頭に直撃して、死亡した人もいるのです」

天道「なーるほど……要するにそんくらいの厚さの本は凶器になるっつー事だな」

リチャード「ぐっ……で、ですがそれでは本に血が付き、非常に目立ちます!」

リチャード「その様な本があれば一目瞭然! 誰か見た人がいてもおかしくはありませんよ!」

桐生院「そう言えば……そうですわね。事典を燃やすには時間もかかりますし……」

皇「メイ、そんな本は見てないです……」

向井「いや、それは問題ないはずだ…!」

ようやく解った。犯人が燃やしたものの正体が……!


【燃やされたものの正体を示すコトダマを提示してください】
 ↓1



選択:【図書室の備品】

正解!

向井「これだな……!」解!

向井「いいや、仮に事典が見つかっても問題なんて無いんだ」

向井「リチャード……お前はブックカバーをつけて殴ったんじゃないか?」

リチャード「ぐおっ!?」

望月「た、確かにブックカバーをつけて殴れば血は本につきませんよねぇ……」

櫻田「そして、そのカバーさえ外せば処分は容易になる。処分方法は焼却か……」

向井「そうだ。リチャードはカバーをつけた事典で鉄を撲殺した後、それを燃やす事で証拠を隠滅した……」

向井「だが、その処分方法が仇になってしまったんだ。匂いで皇達を呼び寄せてしまったんだからな!」

リチャード「うぐぅおぉぉ……!!」

榛原「……どうなんだ、リチャード!」

二階堂「本当に……きみが犯人なの?」

御鏡「答えてよっ! 超高校級の皇太子であるリチャードくん!」

リチャード「くぅおぉおぉぉ……!!」



リチャード「……まだ、まだです……まだ終わりませんよ……」

リチャード「何故なら……ボクには、偽装工作が出来ませんからね……」

天道「出来ない……そりゃまあどうして」

リチャード「はい……実は、ボクは恥ずかしながら漢字が読めないのです……」

御鏡「そっかー、チェスの偽装工作って皇ちゃんの名前が前提だもんねー」

リチャード「ですから、あの偽装工作はボクでは出来ない……つまり、犯人では無いのです」

逸見「どうせ御鏡がやったんじゃねーのかっ!?」

御鏡「無理だよ……私、その時には寄宿舎に戻ってたもん」

望月「ま、間違ってないと思いますぅ…」

新菜「なら、たまたま皇ちゃんの名前になったとか!」

榛原「偶然であそこまで仮説が成り立つのか? 有り得んだろう」

リチャード「そうですとも! ですからボクは犯人では……」

向井「……リチャード、本気で言っているのか?」

向井「お前は漢字が読めるはずだ……その根拠だってあるんだからな」

リチャード「……そんな訳ないでしょう。ミスタ向井、貴方に何が解ると言うのですか」

リチャード「そこまでボクを犯人にしたいのなら……その証拠をここに見せてみるがいい! ミスタ向井よッ!!」

リチャード「王の御前である! 生半可な言い訳は聞かぬと思えッッ!!!」

……追い詰められている。だからこんな苦し紛れの言い訳しか出来ないんだ

だが、ここで見逃すつもりはない。お前を論破して、生き残って見せる……!



【理論武装  開始】

リチャード「ここは王の御前である!」

リチャード「貴様の下らぬ言い分で、我が時間を奪った罪、覚悟するがいい!」

リチャード「余りに不敬である……貴様は侮辱罪での磔杭刺しの刑であるッ!」

リチャード「全くもって不愉快だ、この者を今すぐ処刑せよ!」

リチャード「この【自主規制】の【検閲により削除】めが……! 【不適切な表現です】にしてくれようかッ!!!」



リチャード「【余が漢字を理解出来ているだと? その証拠を見せてみろ!】」



1:NJ
2:RIRU
3:IDO
4:KA
 ↓1並べ替えて言葉を作ってください



解答:KANJIDORIRU→漢字ドリル

正解!

向井「これで幕切れだ……!」


向井「リチャード……お前、確か文沢と勉強をしていたよな……」

向井「図書室で……漢字ドリルを使って日本語の勉強を……!」

リチャード「……!」

文沢「ええ、そういう事なら私が保証しますわ」

文沢「確か、入試編でしたので……皇、という字も入っているのでは?」

二階堂「どうしてそれをもっと早く言わないのさ……」

文沢「ごめんなさい。余計な混乱を招く恐れもありましたので。ふふ」

向井「…………どうなんだ、リチャード」

向井「お前は漢字を書けるのか……どうなんだ!?」

リチャード「…………………………………………」


リチャード「……………………ふ、ふふ」

リチャード「ふはははははははははははははははッ!!!」

リチャード「見事だ! ここまで暴かれては、最早何も言うことは無い!」

リチャード「ミスタ向井、大義である。その手で余の罪を暴いた事、このアトラント国皇太子が認めよう」

リチャード「さあ…………この下らぬ議論の幕引きは貴様に託そう! この事件の一から十まで明かすがいい!」

天道「……だとよ、向井」

向井「……わかったよ、リチャード」

向井「今から事件の全貌を話す……もし何か間違いがあったら反論してくれ」

リチャードは、他でもない俺に託したんだ。自分の罪を明かせと、この議論を終わらせろと

…………だから、逃げるなんて許されない

向井「これが……事件の真相だ!」



【クライマックス再演  開始】

Act.1
この事件の発端は、【A】が俺と鉄に出した【B】だ。
それは、俺の才能で皆を救えるかもしれないという嘘……それに頼ってしまった事
この存在により、俺たちの事件は幕を開けてしまったんだ……

Act.2
まず、【A】はパーティー中に抜け出して細工をする事にしたんだ。【B】を寄宿舎に届ける為に【C】を使ってな
そうしてパーティー中に俺達の部屋に届けられたソレに気づくのは、パーティーが終わった後だったんだ
そして翌日の早朝から事件は動き出す……

Act.3
まず、先に来たのは鉄だ。時間も俺より早い時間に来てくれとあったしな
そこで、鉄は【A】に襲われ……鉄パイプに殴られて……そこで気を失ったんだ
だが、【A】はそれ以上何もしなかったんだ。それが後の惨劇に繋がると知っていたからな……!

Act.4
次に訪れたのはこの事件の犯人……恐らく適切な処置をすれば鉄は助かっただろう
だが、【D】の存在があるからか、それともここから出たかったからかは解らないけど……
…………殺人を犯すという決断を取ってしまったんだ

Act.5
犯人は【E】に【F】を付けると、その手で鉄を撲殺したんだ
そして、ゲームセンターからチェスを運んでくると、ある駒に血をつけて鉄に持たせたんだ
それは【G】の名前になるような駒だったんだ。罪を被せるつもりだったんだ……

Act.6
最後に犯人はゲームセンターに戻ると、証拠である【F】を燃やして処分した
しかし、ここで誤算があったんだ。俺が図書室に来たせいで、犯人は迂闊に動けなくなったんだ
おまけに、次々と人が来たせいで犯人は外に出られず……結局、外から来た生徒と合流する羽目になったんだ


↓1全て埋めてください


正解!

【クライマックス再演  開始】

向井「これが事件の真実だ……!」

Act.1
この事件の発端は、【御鏡】が俺と鉄に出した【手紙】だ。
それは、俺の才能で皆を救えるかもしれないという嘘……それに頼ってしまった事
この存在により、俺たちの事件は幕を開けてしまったんだ……

Act.2
まず、【御鏡】はパーティー中に抜け出して細工をする事にしたんだ。
【手紙】を寄宿舎に届ける為に【モノクマーズ】を使ってな
そうしてパーティー中に俺達の部屋に届けられたソレに気づくのは、パーティーが終わった後だったんだ
そして翌日の早朝から事件は動き出す……

Act.3
まず、先に来たのは鉄だ。時間も俺より早い時間に来てくれとあったしな
そこで、鉄は【御鏡】に襲われ……鉄パイプに殴られて……そこで気を失ったんだ
だが、【御鏡】はそれ以上何もしなかったんだ。それが後の惨劇に繋がると知っていたからな……!

Act.4
次に訪れたのはこの事件の犯人……恐らく適切な処置をすれば鉄は助かっただろう
だが、【エグイサル】の存在があるからか、それともここから出たかったからかは解らないけど……
…………殺人を犯すという決断を取ってしまったんだ

Act.5
犯人は【百科事典】に【ブックカバー】を付けると、その手で鉄を撲殺したんだ
そして、ゲームセンターからチェスを運んでくると、ある駒に血をつけて鉄に持たせたんだ
それは【皇】の名前になるような駒だったんだ。罪を被せるつもりだったんだ……

Act.6
最後に犯人はゲームセンターに戻ると、証拠である【ブックカバー】を燃やして処分した
しかし、ここで誤算があったんだ。俺が図書室に来たせいで、犯人は迂闊に動けなくなったんだ
おまけに、次々と人が来たせいで犯人は外に出られず……結局、外から来た生徒と合流する羽目になったんだ


これがお前の犯行の全てだ……! 【超高校級の皇太子】、リチャード・ヴィルヘルム!!!

Perfect!



向井「……どうだ? 何か反論は…………」

リチャード「ふ、先も言ったろう? 最早何も言うことは無い。とな」

望月「じゃ……じゃあ、本当に…………!」

桐生院「リチャードさんが……鉄さんを殺したんですの……?」

榛原「……どうしてだ。どうして貴様が、殺しに走ってしまったんだっ!」

二階堂「…………ぼく、もう何が何だかわかんないよ」

モノクマ「ねえ、さっきからオマエラ忘れてない? 学級裁判は最後に……」

御鏡「あっ、投票するんだよね? 勿論私は忘れてないよ!」

モノタロウ「本当!? オイラ、投票の仕方も忘れちゃったよ!」

モノファニー「忘れちゃダメよ! お手元にあるボタンで、犯人だと思う人に投票するのよ!」

モノスケ「当然投票放棄は禁止やで。投票せんと死が待っとるからな」

モノキッド「そんじゃあ、お決まりのアレイッちまうぞッ!」

モノダム「白ト黒ノ、運命ヲ分ケル……」




モノクマーズ『『投票ターイム!!』』






   【 V  O  T  E】

   リチャード:得票数15票


    【望月   美代子】
 →【リチャード・ヴィルヘルム】←
    【文沢   明莉】


  !ALL       CLEAR!













    【学級裁判  閉廷!】










本日はここまで。学級裁判にお付き合いしていただき、まことにありがとうございました

今回の学級裁判はやりたい事をがんがんに突っ込ませて貰いました。反省は山のようにありますが、後悔はありません

次回はチャプター1の終わりまでやりたいと思います。恐らく安価は無いはず

何か質問や感想等あればどうぞ。今後の参考にしていきたいと思います

今回の学級裁判は、新しいシステムもありましたが分かりやすかったです
学級裁判が始まる前は犯人誰だか分らなかったけど、裁判が進んでいくにつれてだんだん真相がわかっていくのが良かったです
これからも期待してます

Chapter1の終わりまで更新します。
安価はちらっとしか無いのでごゆっくりどうぞ…


モノクマ「ひゃっほーう! 大正解!」

モノクマ「今回、鉄伊織クンを図書室にて撲殺したのは……」

モノクマ「リチャード・ヴィルヘルムクンなのでしたー!」

モノクマーズ『『ぎゃはははーっ!』』

天道「……当たりか。出来れば外れて欲しかったけどな」

浦賀「本当に、でさぁ…………」

御鏡「やったね皆! 大正解だって!」

櫻田「そうか、リチャードが…………」

望月「うぅ……っ! どうして、どうして人殺しなんてぇ……!」

逸見「ぐぅっ……チックショオォォ!!」

桐生院「な、何故人殺し等…………!」

藍羽「そんなの……出たかったから。しかあり得ないでしょ」

新菜「そんなの…そんなのって無いよ…」

新菜「あれだけ楽しかったのに……自分の手でそれを壊しちゃうなんて……!」

新菜「私達との最期のパーティーは……貴方にとって何だったのっ!?」


リチャード「…………黙れ小娘ッ!」

新菜「う……………………」

リチャード「余は……誉れあるアトラント国皇太子である。余の命こそ国の命!」

リチャード「例えどれだけ馴れ合おうがそれは覆す事の出来ぬ宿命! 余はそれに従ったまでよ!」

御鏡「えー、でも失敗してるじゃーん。せっかく私がお膳立てしたのに」

御鏡「わざわざリチャード君に早朝図書室に来てくれって言ったり、ライターも置いといたのにさ」

新菜「あっ……思い出した!」

新菜「ライターって、確か料理を暖め直す時に使ってたんだ!」

逸見「や……やっぱりてめーが裏で手引きしてたんじゃねーかっ!」

二階堂「御鏡さん……きみのせいで事件が起こったのかい?」

榛原「御鏡…………貴様ッ!」

リチャード「止めろ、御鏡は確かに事件が起こるように動いていただろう」

リチャード「だが、それに余は乗ったのだ。最後に皇に罪を着せるのは余の考えだからな」

望月「な、なんで…どうしてそこまで…」


リチャード「そこまで……? 口を慎め、クリエイターよ!」

リチャード「貴様ならば解るだろう。自らの国に帰れぬ事の苦痛を……」

リチャード「今すぐ彼の地に戻らねばならぬという、使命感と焦燥を!」

天道「……そうかい。それがあんたの動機かい」

文沢「ふふ、歴史の中でも君主亡き国は滅びの一途を辿ったそうですが……」

文沢「リチャードさんはそれを恐れたのですね。立派な王様ですわ。ふふ」

御鏡「まあ、幾ら王様でも人殺しって人間としては最底辺だけどね!」

櫻田「いい加減にしろ! 元はと言えば貴様さえ余計な真似を……」

御鏡「えぇ……私のせいにしないでよ」

御鏡「リチャード君も言ってたけど、私がどう動いても決断したのはリチャード君なんだからさ」

向井「それは……!」

御鏡「違わないよ。向井君だって……」

御鏡「犯人はお前だって、リチャード君に言ってたもんねー!」

向井「………………………………!」


リチャード「……ふ、正論だ。気にすることは無いぞミスタ向井よ」

向井「リチャード…………」

向井「…………最後に聞かせてくれないか、お前の、前までの振る舞いは…………」

向井「……全て俺達を欺く為の、嘘だったのか?」

リチャード「…………なんだ、そんな事が最期に聞きたかったのか?」

リチャード「…………そんな事、ある訳ないじゃないですか。ミスタ向井」

リチャード「産まれてから初めての体験でしたよ……誰も、ボクを皇太子としてではなく……」

リチャード「一介の高校生として、ボク自身として関わってきたのは、ね」

新菜「リチャード君…………」

リチャード「新鮮でしたよ……貴方達とのパーティーは、本当に楽しかったです」

リチャード「だが……それでも、余は国に帰らねばならなかった。それだけだ……」

天道「…………そうかい」


モノクマ「ねえ、もうそろそろやってもいいかな? 例のアレ」

二階堂「例のアレって、確か…………」

桐生院「オシオキ……処刑ですの!?」

御鏡「やっちゃえ、モノクマ!」

藍羽「いい加減、御鏡は黙ってなよ」

リチャード「ふ、構わん。だが…………」

リチャード「最期に二つほど言わせてもらおうか……まずは天道よ」

天道「…………? 俺様か?」

リチャード「ああ、これには貴様が一番の適任だからな。此方に来るがいい」

そういって、リチャードに近づいていく天道。何かを耳打ちされたみたいだが……

天道「…………おい待て、そりゃどういう事なんだ?」

リチャード「余にもわからぬ。が、それを探るのは貴様の役目だ。天道よ」

向井「…………何の事だ?」

天道「秘密だぜ。ッチ、面倒だぜ…………」

…………? リチャード、いったいお前は天道に何を話したんだ…………?


リチャード「……最後には、貴様ら全員に言いたい」

リチャード「もし、この才囚学園から脱出を果たしたのなら……誰でもいい」

リチャード「我が故国、アトラント皇国に、こう伝えて欲しい」

リチャード「こんな愚かな皇太子ですまない……と、余がいなくとも国は動かせるだろう。と」

リチャード「…………ふ、格好つけるつもりは無いが、この言葉を託させてくれ」

リチャード「殺人を犯した、愚か者の戯れ言と一蹴しても構わないから……」

リチャード「……お願いします。皆さん」

向井「…………わかったよ、リチャード」

二階堂「面倒だけど…………仕方ないか。それが遺言なんだね」

皇「わかりましたっ……! 絶対、絶対に伝えるです、はいっ!」

新菜「わ、わかったよ! 私有名だから海外にもよく行くもん!」

望月「わわわ私もやりますぅ!」

向井「……そうだ。リチャードが死んでもリチャードの思いは消えない…………」

向井「お前達なんかには負けないんだ、モノクマッ!」







モノファニー「あ、あのー……盛り上がっているところ悪いんだけど……」

モノファニー「アトラント皇国って、既に滅亡してるのよね……」





望月「……ふぇ? 今、なんて言ったんですか?」

浦賀「滅んだ……って、言いやしたが……」

逸見「アトラント……皇国が………リチャードの故郷が……滅んだ……?」

榛原「そ……そんなワケないだろう! アトラント皇国は世界でも有数の軍事国家だぞ!?」

榛原「それを、たった数日程度で滅んだだと? 馬鹿馬鹿しいにも程がある!」

榛原「ヒナコとて行った事はあるが、そうそう滅ぶとは思えない……!」

モノスケ「なんやなんや、ワイらの話が信じられんのか?」

モノキッド「そんなら証拠を見せてやるぜ! くらえっ!」

そう言ってモノクマーズがバラまいたのは、何かの布の切れ端の山だった

リチャード「…………………………っ!」

床に散らばったソレを、鬼気迫る表情でかき集めるリチャード

その顔は…………俺にはもう見えなかった


リチャード「そんな…………ウソだ…………」

櫻田「リチャード!? どうした!?」

榛原「リチャード………………………………」

リチャード「……………………………………………」

切れ端を拾い集める動きが止まる。もうその顔は暗く沈んで見えない…………

モノクマ「さて、もういいよね? 殺っちゃってもいいよね!?」

モノクマ「今回は、超高校級の皇太子であるリチャードクンの為に………」

モノクマ「スペシャルなオシオキを用意しましたーっ!」

リチャード『―――――♪――――――♪』

向井「………………?」

いや、何か言っている……これは歌か?

だけど…その歌詞も、歌の意味も、もう俺が知ることは無いんだ……

モノクマ「それでは、張り切っていきましょう! オシオキターイム!!!」



リチャード『天に召します我が主、天にて魂を救いたまえ』

リチャード『その手で罪を払いたまえ、罪に穢れし我が魂を、断罪したまえ……』












     GAME   OVER

リチャードクン が  クロに決まりました
  オシオキを   開始します








裁判場の真ん中で、切れ端を拾い集めてうなだれるリチャード

突如、上空から首輪と鎖が降ってくる
鎖と首輪はリチャードを的確に捕らえ、拐っていく

その時、生徒の目には先程の切れ端が舞い降りてくる……
その切れ端は、どこかの国旗の残骸だと理解できた

全てを落としたリチャードは、そのまま玉座の様な場所に縛り付けられた……


『絶望新訳・裸の王様』
『超高校級の皇太子 リチャード・ヴィルヘルム処刑執行』

玉座に座ったリチャードに、モノクマーズは、リチャードに美しい洋服を仕立てて着せる

その出来に満足したのか、モノクマーズは笑いながらリチャードから去っていく

次にやってきたのは、怒り顔の民衆達
その手には『処刑』の二文字が書かれたプラカードが…

民衆は次々にプラカードを投げつける
リチャードは避けようとしても、服が玉座にくっついているので避けられない

プラカードの一枚が額に当たる。直撃した頭から、一筋の血が流れた

苦痛の表情を浮かべるリチャードの前に表れたのは、弓矢を構えたモノクマ達
矢が自分に向けられているとわかると青ざめた顔をするが、そんな事はお構い無しに射抜かれた

四肢を射抜かれ息も絶え絶えのリチャードの前に表れたのは……巨大なドラゴン
必死の形相で逃げようとしても、服が矢に貫かれ、磔の様にされてしまっている

ドラゴンは一度大きく息を吸うと……その口から炎を吐き出した

慌てたモノクマーズがドラゴンを追い出し、煙が晴れた先に見えたのは…………

矢に貫かれ、黒焦げになったリチャードだったモノと、モノクマーズが着せた美しい洋服だけだった


向井「…………………………………………………」

向井「…………なんだ………これは…………!」

モノクマ「いやっほーう! やっぱり、オシオキってエクストリーム!」

望月「い……嫌ああああああああああああああああああああ!?!?」

逸見「リチャードおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

新菜「ここここれがオシオキなの!? こ、こんなのただの虐殺だよ……!」

藍羽「敗者には死。って言うけど、これはやりすぎだよ…………」

桐生院「あ、ああ、あんなに惨たらしく殺されるのですの……!?」

櫻田「こんなもの……! 倫理的にも、人道的にも間違っているぞ……!」

二階堂「…………うっ、吐きそう…………」

浦賀「大丈夫でさぁ? ……あっしはそろそろキツくなってきたでさぁ」

皇「うぅ……ぐすっ……リチャード………!」

殺された……今まで生きていたリチャードが、目の前で、惨たらしく……

回りの生徒の反応は様々だ。泣き叫ぶ者や冷静を保とうとする生徒。そして……

御鏡「終わったー! 学級裁判、完!」

…………心の底から、学級裁判を楽しんだ者


逸見「御鏡…………てめぇ…………!」

逸見「元はと言えば、てめーのせいじゃねーかっ! てめーの……!!」

御鏡「ちょっと…もう二回目だよ? 私は説明は一回で済ませたい派なんだよね」

御鏡「私がどう動こうと、行動したのはリチャード君! 私はあくまで盛り上げるためにあれこれしただけ……」

御鏡「私を強く批判出来るのは、投票でリチャード君以外に投票した人だけにしてよね!」

榛原「投票が全てリチャードだった事を知って尚言っているのか……呆れた厚顔さだな……!」

文沢「ふふ。自らは手を汚さず、周囲を操作する事で不和や争いを意図的に引き起こす……」

文沢「まるで手練手管を用いて権力を手に入れた中華の妲己か、はたまたロシアのエカテリーナか……」

文沢「ふふ、なんとも周到で、恐ろしい方ですね」

御鏡「えーと……誉めてる? それとも喧嘩売ってるのかな?」

モノキッド「おっ? ここでもう一回学級裁判をやりてぇのか!?」

モノダム「……今ハ、マダ、ミンナデ、ナカヨク、シテテネ」

モノタロウ「あっ、オイラ達もう寝る時間なんだ! じゃーね!」

モノクマーズ「「ばーいっくまー!」」

向井「……戻ろうか」

天道「そうだな……んじゃ、早速俺様から戻るぜ」

誰も何も喋らない。暗鬱とした表情で、エレベーターに乗り込んでいった……


向井「……そうか。もう夜なのか…………」

見上げるとそこには満天の星。そして空を覆う鉄の天蓋

死んだ人間は星になると言うが、あの二人は星になれたのだろうか……

向井「……戻ろう」

……いや、感傷に浸る余裕なんてない。今はとにかく眠りたい

頭に浮かんだ二人の顔を振り払い、寄宿舎の中へ戻ろうとすると……

誰かに、話しかけられたような気がして振り返った


【誰に話しかけられましたか?】
 ↓2(一名のみ)


二階堂「…やあ、向井くん」

向井「二階堂…? 大丈夫なのか?」

二階堂「なんとか、ね……うぷっ」

向井「無理……するなよ。あんな事があったんだからな……」

……今でも、目を瞑れば頭の中に鮮明に浮かんでくる

鉄のあの無邪気な笑顔と、血塗れで倒れていた姿が

リチャードの笑顔と、最後に見せた威容と……処刑された、絶望に満ちた顔が

そんな事を考えていると、唐突に腕が触れられ、浮き上がる感覚がした

向井「……二階堂、何を」

二階堂「握手だよ。……結局、あの時ぼくはきみと握手はしてなかったからね」

二階堂「心拍数は正常。脈は異常無し。だけど体温が低くなってるね」

二階堂「……一番危ないの、きみじゃないのかな?」

二階堂にそう言われ、少し考える。確かに今の俺は……

向井「……そうだな。正直に言って、心がざわついているよ」

二階堂「そうかい。まあ、明日からどうなるか、不安もあるだろうけど……」

二階堂「頼れる人、頼らせる人。そんな人を作ればいいとぼくは思ってるよ」

二階堂「こんなんでも、一応皆はクラスメイトだと思ってるからさ……」

それだけ言い残すと、二階堂は手をひらひらと振りながら寄宿舎に入っていく

……なんだか、心が軽くなった気がした

向井「……ありがとう。二階堂」

聞こえているのかわからないけど、お礼だけはしておきたかった

……もう戻ろう。明日からどうするか、それを考えるためにも…………


――『図書室』――

天道「……クソ、もう片されてやがる」

天道「……随分な置き土産を残していきやがったな、リチャードよぅ」



リチャード『余が殴ったのは一度のみ。一回は御鏡として、もう一度は攻撃しておらぬ』

リチャード『余が図書室に来た時、すでに鉄は頭から血を流し、その息も絶え絶えだったのだ』

リチャード『余は……トドメを刺しただけなのだ……』


天道「……はぁ、仕方ねえ。我ながらツイてないぜ。全く」

天道「一番良いのはモノクマ連中がした事なんだが、そうはいかねぇよなぁ」

天道「……最悪、あいつら全員を疑うしかねぇな」

天道「……鉄とリチャード。もう少し長い付き合いになるぜ。絶対に突き止めてやるからよ……」

天道「才囚学園に潜む……犯人をな」



………………To be continue………………










【CHAPTER1】
  彼らの淘汰進化論【CLEAR!】

   生徒総数:16-2=14










アイテム:『才囚学園の制服』

解説:Chapter1の(非)日常編を見届けた証。鉄 伊織の遺品
   制服を意識して仕立てあげられた洋服。中途半端に造られており、もう完成することは無い

アイテム:『バラバラの故国旗』
解説:Chapter1の非日常編を見届けた証。リチャード・ヴィルヘルムの遺品
   アトラント皇国の国旗ではあるが引き裂かれ、踏み潰され、焼き払われた為に修復は困難である




本日はここまでです。お付き合いありがとうございました

明日からchapter2に入りたいと思います。何かやりたいイベント等あれば積極的に取り入れていきたいなと

>>479本当ですか……!ありがとうございます!
人物指名の部分は自分でもかなり難しいかなと思ってました……お楽しみ頂けたみたいで嬉しいです

Chapter1の感想ご意見等あれば、どうかよろしくお願いします……


様々なご意見、ありがとうございます!

各イベント案感謝します! ただ全部が全部は流石に厳しいので、幾つかは次のチャプターにでも回しますね

それでは再開します。チャプター2を開始します……


『……だ。…………の…………いで…………』

…………違う

『…………が、……を見………………だ……………』

『お………………せ…………………………………………』

………………違う、違う

『どう………、………に………………んだ………』

『なん……………………に………………か…………』

『ぜ………………えの……………………いだ……』

違う……! 違う、違う!

全部……『あいつ』のせいだ。俺は……!

向井「……こんなはずじゃ、無かったんだ!」


向井「……ハァ……ッ! げほっ…………!」

向井「い………………今のは……………………?」

悪夢にうなされ飛び起きる。思わず咳き込み、夢の中身を振り替える

夢の中で、俺は誰かに責められていた。そして、こんなはずじゃ無いと叫んだ……

今でも叫びが、部屋中に木霊している気がする……

向井「……まだ、時間じゃないか…………」

時計の短針は5を指している。まだ時間にはかなり遠い

…………もう少し寝ていよう。今は起き上がれる気分じゃない

顔を振って、もう一度ベッドの中に入ると、予想より早く眠りに落ちていった……

………………

………………………………

……………………………………………………












【CHAPTER2】
  ドス黒き檻の中より










…………ンポーン

ピーンポーン、ピーンポーン

ピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポンピンポン!!!

向井「…………!? うおっ…………!?」

唐突なチャイムの音で目が覚める。しかも何度も何度も鳴らされている……

時計を見ると、針は既に9時に差し掛かっている……不味いな、結構遅刻してしまったみたいだ

……とにかく、この騒音を止めさせよう。考えるのにもままならない

手早く身支度を済ませると、抗議の意味も込めて扉を思いっきり開いた


【誰が来ましたか?】
 ↓1、2(1名まで)


向井「……おいっ! うるさいぞっ!」

望月「ぴゃあああああああああっ!?」

望月「ごごごごめんなさぁい! 私、向井さんの事が心配でぇ……!」

望月「ついつい焦っちゃいましたぁ! ごめんなさぁい!」

向井「…………………………すまない」

藍羽「全く、だからやり過ぎだって言ったんだよ」

藍羽「後、アンタも悪いから。向井」

向井「俺も……?」

藍羽「ほら、時計見てみなよ。早く行かないと榛原辺りにど突き回されるよ?」

そういって時計を見てみると、いつの間にか9時半を過ぎる頃で……

向井「…………………………………………」

望月「あ、あのぅ…私から榛原さんに話しておきますから、向井さんも準備してきてくださいね?」

藍羽「アンタがどうなろうと知らないけどさ、私は、望月がアンタの事凄く心配してたから付いてきたんだよ」

望月「ぴゃうっ!? 藍羽さんっ!?」

藍羽「だから感謝しときなよ。それじゃもう戻るから」

望月「あ、藍羽さぁん! なんで、なんで言うんですかぁ!?」

藍羽「言いたい事ははっきり言いなよ。じゃないとずっと伝わらないから」


向井「……そうなのか?」

望月「ひゃい……えっと……えっと……」

望月「わ、私! 向井さんと約束しましたから! 一緒にここから出るって言いましたから!」

望月「だから……! 向井さんがもし辛い思いをしていたらって思ったら……!」

望月「私も辛いんですぅ! 辛いなら私達も頼ってくださぁいっ!!」

藍羽「…言えるじゃん。心配して損した」

藍羽「これ以上遅くなると本当に榛原に何か言われるから、私たちは戻るよ」

望月「は、はひぃ~~~……」

ふらふらと顔を赤くした望月を、藍羽が引き連れて寄宿舎から出ていく

二階堂だけじゃなく、望月も俺の事を心配してくれていた……

……そうだ。俺は皆の為に生きる。今はただそれだけでいいんだ

向井「……いくか」


向井「…………すまない、遅れた」

皇「あ、トーヤ……おはよう、です……」

天道「おう、随分やつれてんな。仕方ねえと言えば仕方ねえが」

逸見の研究教室には、既に全員が揃っていた。……けど、やはりどこか沈んでいる雰囲気が満ちていた

新菜「や、止めてよー……思い出しちゃうからさー……」

文沢「ふふ、あれだけ凄惨な出来事を忘れ去ってしまうのは……」

文沢「歴史学の観点から言っても、許される事ではありませんわ」

望月「で、でもぉ……あんなのって酷いですよぅ……!」

櫻田「あんな虐殺紛いの事、この法治国家で許されるものか……!」

藍羽「……それはアンタ達が知らないだけだよ。この国でもどれだけ惨い出来事があるのかを……」

浦賀「……なら、藍羽さんはオシオキには肯定的なんでさぁ?」

藍羽「そんなワケないじゃん。あんなの許されるワケが無い……」

二階堂「当たり前だよ……でも、それならどうして……」

御鏡「……? どうしたの? 皆」

桐生院「貴女は無罪放免でここにいるんですのっ!?」


榛原「ふ、当然ヒナコもそれを見逃すつもりは無い、無いのだが……」

榛原「御鏡の語る通り、御鏡自身は何もしてはいない。今回は不問とした」

新菜「そ、それでいいのかなー……?」

逸見「何でだよっ! そいつのせいで二人が……!」

「「おはっくまー!」」

モノファニー「だ、ダメよ! せっかく生き残ったのにケンカなんて……!」

モノダム「オラタチ、ミンナ、トッテモナカヨシ、ダヨ……」

逸見「……んなっ!?」

浦賀「また来たでさぁ……」

榛原「…………なんの用だ。今ヒナコ達は重要な話をしているのだぞ」

榛原「下らん用件で来たのならば、即刻ここから立ち去るがいい」

逸見「ちゃっちゃと出てかねーと、もう鮭の切り身やんねーぞっ!」

モノキッド「や、止めてくれよぉ! せめてミーには一切れくれよッ!」

モノタロウ「わー! オイラにも鮭とイクラの親子丼ちょーだい!」

モノスケ「なに餌付けされとんねん!」

モノスケ「ワイらは、キサマラが新たに行ける場所の説明に来たんやで!」


櫻田「新しい場所……だと?」

モノスケ「せや! キサマラが学級裁判を行う度に、行ける場所が広がるんや」

御鏡「なるほどー、学級裁判をクリアしたご褒美って感じなのかな?」

望月「そ、そんなゲームみたいな要素は要りませんよぅ!」

モノファニー「まずはキサマラの新たな研究教室から発表するわ!」

モノファニー「今回選ばれたのは…『義肢装具士』、『カードゲーマー』、『炭鉱夫』に『コレクター』よ!」

モノキッド「何があるかはキサマラの方が解るだろうから、ミー達からの説明は省かせてもらうぜ!」

モノタロウ「それに、プールも解放されたよ! 熱い日には遊ぼうね!」

モノダム「……ダケド、プールニモルールガアルカラ、チャント確認シテネ」

「「ばーいくまー!!」」


二階堂「……どうするの?」

榛原「ふむ……御鏡の事は、今日はヒナコが責任を持って見張ろう。後は各自調査してくれ」

皇「皆で行動しないです?」

天道「意味が薄いからな。ああして何処が解放されたか、あいつらは全員に伝えるだろうしな」

桐生院「嘘や隠してる部屋があるのかもしれませんわよ?」

櫻田「その可能性は低いだろう。ならば最初から、俺達の元へわざわざ話に来る必要もない」

御鏡「えーっと、なら取り合えずこの場は解散して、各時自由に行動してればいいんだよね?」

御鏡「よーし! 皆、学園からの脱出目指して頑張ろーっ!」

榛原「貴様は反省文だ。書かんとその拘束は解かないからな」

御鏡「はーい…………」

そうして各時自由に行動する事になった

新たに解放された施設へ足を運んだり、もしくは今までの施設で探索したり……

……俺は自分の部屋で、記憶の整理をする事にした


……さて、一段落ついたし俺もそろそろ動くとしようか

新しい場所に行ってもいいし、別の何処かに足を伸ばしてもいいな……

まあいい。とにかく動いてから考えよう


【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
 ↓2


――『プール』――

取り合えず、新しい施設を調べておこう

そう思ってモノパッドを便りにプールへ行くと……

文沢「あら、向井さん。どうなさりました? ここに興味がおありで?」

向井「いや……新しい施設を調べておこうかと思ってな」

文沢「ふふ、いい心がけですね。ところで一つお話を……」

文沢「…向井さんは幽霊を信じますか?」

向井「…………幽霊?」

文沢「ええ。歴史学の中でも、幽霊の存在は大きいのです」

文沢「特に、霊体と水の相性は良く、歴史を紐解いてみても霊ある所に水があるのです」

文沢「……課外授業で海に来た生徒が海の底に沈んだ事件もあり、その生き残りの生徒は…………」

文沢「……海中から、古い服を着た少女に引きずり込まれた。と証言したそうですわ。ふふふ」

向井「…………止めてくれ…………………」

文沢の話す怪談を聞いて過ごした……

……もう少し何か話せそうだな。何を話そうか

【次の会話内容は何にしますか?】
 ↓2(無ければ無しで)


【どうしてプールに来たのか】

向井「……そうだ。文沢はどうしてプールに来たんだ?」

文沢「ふふ、以外でしたか?」

向井「ああ……正直、文沢はこんな所はあまり興味が無いと思っていたからな」

文沢「そうですね……確かに、私は運動は不得手ですね。あまり好きではありませんわ」

文沢「ですが、新たに明かされた場所は調べておくべきでしょう。あまり好きではありませんが……」

…………よっぽどプールが苦手みたいだな。いや、水辺が嫌いなのか?

文沢「ふふ、大丈夫ですわ。今は…………」

向井「今は…………? どうしてだ?」

文沢「もし私がプールに落ちても、向井さんが助けてくれるからです。ふふ」

向井「……もし、俺が助けなかったら?」

文沢「あり得ません。ですよね?」

…………確かに、助けるが

まあまあ話は盛り上がった………のか?

文沢「……ふふふ」


『文沢 明莉  通信簿3』

文沢「ふふ、向井さんは、未だに記憶が戻らないのですか?」

向井「そう言わないでくれ……そうだ。文沢はどうして歴史学者になったんだ?」

文沢「私が歴史学を志すようになった理由、ですか……」

文沢「色々と理由はありますが……一番の理由は妹の為。ですね」

向井「妹…? 文沢には妹がいるのか?」

文沢「ええ。名前は聖羅(せいら)。私とは双子の妹ですの」

文沢「彼女は私と違って、活発でお転婆で……そうですね、やんちゃだった。とでも言いましょうか」

向井「なんというか……文沢とは真逆な妹さんなんだな」

文沢「そうですね……あら、もうこんな時間ですわ」

文沢「続きはまた今度……それまでとっておきましょうか。ふふふ」


『文沢 明莉の通信簿が解放されました!』

『文沢が歴史学者になったのは、双子の妹の為らしい
 妹は文沢とは違い、やんちゃな性格だったようだ』


……文沢は妹の為に歴史学者になったのか

俺にも家族はいたのだろうか……?

…………考えても仕方がない。何処かに行って気晴らしでもしよう

【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
 ↓2


――『超高校級の炭鉱夫の研究教室』――

浦賀「おや、向井さん。こんな辺鄙な所に何か用でさぁ?」

……壁の至る所に輝く鉱石がくっついている。あそこにあるのはピッケルか?

何と言うか……部屋というより、作業場と言った方がしっくりする場所だな

浦賀「へぇ、粗茶ですがどうぞ。後、あんまりここにはいない方がいいでさぁ」

向井「…………? 何かあるのか?」

浦賀「今は大丈夫ですが……先程までは粉塵が舞い散らかってやした。吸い込むと何があるか……」

向井「浦賀は大丈夫なのか……?」

浦賀「慣れてやすから……ささ、粉塵が入る前に茶でもどうぞ」

浦賀とお茶を飲みながら過ごした……

……もう少し話せそうだな、何か話そうか

【会話内容は何にしますか?】
 ↓2(無ければ無しで)



【前回の学級裁判について】

向井「……浦賀、キツい事を聞くが………」

向井「前回の学級裁判は……お前にとってどうだったんだ?」

浦賀「あっしでさぁ? そうさなぁ……」

浦賀「リチャードさんの動機はわからなくもねぇです。鉄さんも無念でしょう」

浦賀「んだが、失敗すればあんな目に会うなんて知れば、もう殺し合いは起きない……」

浦賀「それがあっしの考えでさぁ」

向井「そうか…………」

浦賀「……鉄さんとはもう少し話したかったですねぇ」

浦賀「あっしは見ての通り作業員。どうも鉄さんからすれば………」

浦賀「どうしても許せなかったみたいでさぁ…………」

…………鉄との仲直り。それはもう出来ないのか

浦賀はどこか、普段とは違う悲しそうな目をしていた………

まあまあ話は盛り上がった……のか……?


『浦賀 金太郎  通信簿1』

浦賀「……おや、向井さんでさぁ」

向井「浦賀……何しているんだ?」

片手に箒を持った浦賀に出会った

浦賀「寄宿舎の掃除でさぁ……汚いと桐生院さんに何を言われるか……」

浦賀「…………あぁ、考えただけでも恐ろしい。あっしはここで失礼しまさぁ」

向井「手伝おうか? 一人で寄宿舎全体の掃除は無理だろう」

浦賀「いいやぁ、そのお気持ちだけで結構でさぁ」

浦賀「それじゃああっしはこれで。向井さんも埃が立つ前に離れてくだせぇ」


『浦賀 金太郎の通信簿が解放されました!』

『浦賀は桐生院に頭が上がらない
 どのくらい頭が上がらないかと言うと寄宿舎全体の掃除も断れないほど』


【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
 ↓2

2章から1人だけしか交流できない?
1章のときは2人まで交流できたけど


>>543自分が書き忘れただけで、普通に二人交流も可能です……
一名指定の場合は、大体アナウンスかけるので、目安にしてくれれば
忘れてた場合は先に書かれていた生徒を優先します……

――『図書室』――

逸見「……だーーーっ! くそっ、わかんねーーーっ!!」

逸見「あーっと、ここがこうしてこうなんのか……? ってーならこれはこう……」

逸見「……おっ、向井! いいところに来た、ちっとばかしオレの話し相手になってくれや!」

向井「俺か……? まあいいが……」

逸見「うっし、なら何話すかね……」

向井「まあ、そんな悩まなくても適当でいいんじゃないか?」

逸見「そうだなっ! んじゃあてめーの好きなモンは………」

向井「…………焼きそばパンだな」

逸見「焼きそばパン? 何でだよ」

向井「…………わからない」

逸見と好物について話し合った……

もう少し話せそうだな、何を話そうか

【会話内容は何にしますか?】
 ↓2(無ければ無しで)


【最初、何を見ていたのか】

向井「……逸見、何を見ていたんだ?」

逸見「ああ、これか? ……アトラント皇国の資料だぜ」

向井「それって……」

逸見「ちっとでもオレがリチャードの事知ってりゃ、何とかなったのか。と思ってよ……」

逸見「そんで図書室で本を見てたんだけどよ……これ全部英語じゃねーかっ!」

逸見「オレは英語っつーか……勉強はあんまし得意じゃねーんだよな……」

逸見「だから翻訳しながら読んでたんだけどよー……一々訳しながらだから全く進まねーんだよっ!」

向井「…………………………」

逸見「……そうだ、てめーも読むか? オレが英語辞書見ながら訳したやつがそこにあるぜ」

向井「……有り難く読もう」

……浦賀も、逸見も、学級裁判に自分なりに折り目をつけているんだな

図書室で静かに読書して過ごした……逸見もとても嬉しそうだ……


『逸見 弥七  通信簿3』

向井「……はあ、何時になったら俺の記憶が戻るんだ…………」

逸見「おっ、悩んでんな? まあ悩むんなら悩んどけよっ!」

逸見「向井も記憶が戻んねーってのは辛いだろ? まあ飯食ってけよっ!」

向井「……逸見、どうしてそこまで俺を気にかけてくれるんだ?」

逸見「あ? んーまあオレと向井は何となく似てる気がすんだよな」

逸見「オレさ、オフクロの顔知らねーんだよ。小せー頃からずっとよ」

向井「小さい頃から……? 離婚でもしたのか?」

逸見「いや、オレのオヤジが言うには、オフクロは旅行に行ったっきり帰ってこねーらしいぜ」

逸見「まっ、何時かは帰ってくるだろ、向井の記憶もな!」

…………気のせい、だろうか?

逸見の顔が、悲しそうに見えたのは…………


『逸見 弥七の通信簿が解放されました!』

『逸見は母親の顔を見たことが無いらしい
 その事が記憶喪失である向井を気にかけてくれる最大の理由らしい』

榛原が軍だから榛原と逸見を選択したら英語を読んであげられたりしないのか?


>>549同時選択ならやっていたかもしれませんね……
まあ今は御鏡さんを折檻中で手が離せなかったという事で……

きーんこーんかーんこーん

「「キサマラ、夜の10時やで! 今から夜時間になるから注意するんや!」」

「「ばーいくまー!!」」

……もうこんな時間か。皆は皆なりに、学級裁判との折り合いをつけている

だけど、俺はそんなに強くない。どうしたらいいんだ……

向井「…………もう寝るか」

もう今日は寝よう。そう思って布団の掛け布団を捲ると……

モノタロウ「あっ! お父ちゃん!」

モノファニー「ご飯にする? それともお風呂の方がいいかしら?」

モノスケ「やっぱりたこ焼は大阪のが一番旨いなぁ……」

モノキッド「ヘルイェー! 夜だから普段の70%カットバージョンだぜー!」

モノダム「…………………コンバンハ」

向井「………………………………………………」


……今夜は逸見か天道辺りの個室に泊めてもらおう

そう思って部屋から出ようとした瞬間。目の前にエグイサルが立っている……

向井「……何の真似だ?」

モノタロウ「うぅっ、酷いよ……オイラ達ただお話に来ただけなのに」

向井「なら何でベッドの中にいた?」

モノダム「寒カッタカラ、ダヨ」

モノキッド「寒い日には身体だけじゃねえ、心も寒くなっちまうんだぜ……」

向井「ロボットに寒さも何も無いだろ」

モノスケ「おっ、ワイら相手にロボット差別か? とことん戦ってやるで!」

モノファニー「差別発言はしちゃダメなのよ! 然るべき機関に訴えちゃうからね!」

……駄目だ。こいつらと話していると異常に疲れる

かといって無視して部屋から出るとエグイサルに追いかけ回されかねない

……仕方ない。話だけは聞くか


向井「……何の用なんだ?」

モノスケ「いや、ちょっとしたテコ入れに来たんや」

……テコ入れ? どういう事だ?

モノファニー「向井クンってば色々な人と話してるけど、これって人はいないのよね」

モノキッド「推論、TPG、トレトリ! 推論、TPG、トレトリ!」

モノダム「モット皆トダケジャナク、個人トモ仲良クシナイトダメダヨ……」

……つまり、俺は今こいつらに心配されているのか?

向井「……余計なお世話だ…………!」

モノタロウ「だからね、オイラ達で向井クンが一人ぼっちにならないように考えたんだよ!」

モノスケ「と、言うわけで今から外に出とくんや。ちっと時間はかかるかもしれへんがな」

…………よくわからないが、寄宿舎の外にいけばいいのか…………?


【生徒を指名してください】
 ↓1、2(一名のみ)


生徒が決まったところで、本日はここまでです。皆さんお疲れさまでした

一応明言しておくと、自分が原作に関する用語を使うときは大体ネタですので……

本日は更新出来ませんが、明日はお昼頃から更新を始めたいなと思います
初っぱなから自由安価が入るので、もしよければ参加していただければ嬉しいです

それでは再開します


選択:桐生院、櫻田

…………モノクマーズに言われた通り、寄宿舎の外で待っていると…………

桐生院「あああ頭がぁ……! がんがんしてきますわぁ……!」

櫻田「………くそっ、気分が悪い…………」

……心底嫌そうな顔をした桐生院と、口を押さえている櫻田が出てきた

向井「二人とも……どうしたんだ?」

桐生院「あ、あの気色の悪いクマの兄弟にしてやられましたわ……」

桐生院「わたくしがその内孤立して殺されそうですって!? きぃーっ! 許せませんわ!!!」

櫻田「俺も同じだ。奴等が言うには、俺はかませ犬として最適だとな……」

…………要するに、俺と同じ用件を言われたらしいな

向井「…………どうして、頭と口を押さえているんだ?」

桐生院「わたくしは浦賀を呼ぼうとしたら、爆音で音楽を鳴らされたんですの…」

桐生院「なんですのLet,s コロシアイって!? あんな音楽聞いたことありませんわ!!!」

櫻田「俺はシュールストレミングスをぶつけられた……口に入ってしまったぞ」

櫻田「一応消臭剤はかけてきたが、臭いがついていないよな…?」

…………俺より酷い目にあったみたいだな。逆らわなくてよかった


向井「…………取り合えず寄宿舎に戻ろう」

桐生院「賛成ですわ……今何時ですの?」

櫻田「そうだな。もう夜の11時か……」

エグイサル『……………………………………』

桐生院「…………やっぱり、皆様で何かやりませんこと?」

向井「そうだな…せっかく櫻田がいるんだし、パトロールでもするか?」

櫻田「それは構わない…だが、こんな夜に動き回ってもいいのか?」

エグイサルイエロー『動き回らんとワイらがキサマラを轢き倒すでー』

向井「…………だ、そうだ」

桐生院「まあ、いざとなればお二人がわたくしを守るでしょうし………」

櫻田「守ることは前提なんだな…………」

櫻田「……何でもいいさ。早く学園の捜査に行こうか」

向井「櫻田…………いいのか?」

櫻田「ああ、きっと親父なら俺に、桐生院を守れと言うだろうからな……」

櫻田「親父との約束さ。俺は弱い者の味方であれ。ってな」

【何が起きましたか?】
例:特に何も無し、不審人物発見、誰かと遭遇等…
 ↓1


桐生院「……と、言ったはいいのですが、やはり暇ですわね」

桐生院「向井さん……貴方の才能は超高校級の大道芸人だったりしません事?」

向井「そんな訳ないだろ……!」

桐生院「まあ記憶を無くしていますし、仮にそうだとしても芸なんて夢のまた夢ですわね……」

櫻田「……桐生院。もう少し言い方を考えられないのか?」

櫻田「向井とて好きで記憶を失っている訳ではない。今の物言いはあまりに身勝手だぞ」

桐生院「身勝手……? 何を仰っているんですの!? わたくしはわたくしの好きな事をするだけですわ!」

櫻田「それを身勝手だと俺は言っているんだ。話では浦賀にもきつく当たっているそうじゃないか」

桐生院「わたくしが浦賀に対して何をしようが勝手でしょう! わたくしの所有物なのですから!」

向井「もう止めろ…! こんなの、ただの喧嘩じゃないか…!」

向井「二人とも一度落ち着け……険悪なままパトロールするつもりか?」

桐生院「……ふんっ! わたくしの行動に一点の迷いはありませんわぁ!」

桐生院「謝るなら、櫻田さんから謝るのですね!」

櫻田「……そうだな、俺の主観で話してしまっていた。二人ともすまないな」

櫻田「俺もすぐに冷静さを欠いては駄目だな……パトロールの続き、を……!?」

突然、櫻田が身を翻し物陰に隠れる。その動きは素早く、俺にはいつの間にか消えていた様に見えた

呆気に取られている俺と桐生院にも同様に隠れるよう指示する……とにかく、俺もどこかに隠れよう


向井「……どうしたんだ櫻田。急に隠れるなんて」ひそひそ

櫻田「静かにしていろ……誰かが校舎から出てくる」ひそひそ

桐生院「えぇっ!? な、なんでこんな夜遅くに……!?」ひそひそ

櫻田「わからん。だが気を付けろ。最悪の場合は……」

向井「事件を起こそうとしている。って事か……!」

まだ学級裁判の衝撃が残っている今、誰かを殺そうとしているのか…!?

もしそうならば…止めないと不味い…!

桐生院「……しっ! 来ますわよ!」

桐生院のその声で、場の空気が一瞬で緊迫する。櫻田の目が鋭くなる

俺も覚悟を決め、校舎から出てくる人影を確認すると……

皇「えへへっ! ソーマ、メイとっても楽しいです! はいっ!」

天道「そうかい。そりゃあ良かったぜ」

天道「……でも、俺様はなるべくなら昼のが良かったぜ」

皇「? どうかしたですか?」

天道「何でもないぜ。俺様もメイちゃんと遊べて楽しいぜ」

…なんで天道と皇は二人っきりで校舎にいたんだ。しかも手を繋いでいる。何故だ

皇の腕力で振り回される片手が痛々しい……それでも天道は顔色1つ変えていない

櫻田「…何やっているんだ。あいつらは」

桐生院「……どうします? わたくしとしては限りなく放置したいのですが」

櫻田「いや、一応話だけは聞いておく。何かあるかもしれないからな」

……いいや、絶対に何もないだろうな


櫻田「……おい、そこで何をしている」

皇「あっ! ケイジにリリカにトーヤです! こんばんは!」

天道「げっ、お巡りじゃねえか。お務めご苦労さん」

向井「天道、お前…………!」

天道「ん? 羨ましいか? もっと向井も頑張りな」

向井「うるさい……なんでこんな夜中に動いているんだ。驚いたぞ」

天道「…………まあ、色々あんだよ」

向井「色々って…………」

皇「はい! メイ、眠れなかったから外で走ってたですけど……」

皇「そうしたら、ソーマが図書室に用があるですからついていったです!」

桐生院「……つまり、たまたまだったと」

櫻田「……まあいい。二人が何の目的かは聞かないが…………」

櫻田「今後は深夜の行動は控えろ。何かあってからでは遅いのだからな」

皇「わかったです。はい……」

天道「…………へいへい」

深夜に動いていた二人を取り締まった……

……まだ時間があるな。誰かと話してもいいかもしれないか

【誰と話しますか?】
1:櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)
2:桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)
3:天道 蒼真(テンドウ ソウマ)
4:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
 ↓2(一名のみ)


選択:櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)

櫻田「全く……二人にも困ったものだな」

櫻田「皇は奔放故に自由に動き回り過ぎている。少しは落ち着いて欲しい」

向井「そうか……櫻田も大変なんだな」

櫻田「……そうだ。1つ聞くが向井は天道とは仲が良いのか?」

向井「仲か……まあ、仲は良い、のか?」

天道とは色々と話したからな……別に俺は望月を好きという訳ではないが

向井「……どうしたんだ? いきなりそんな事を聞くなんて」

櫻田「いや、事件の終わり頃から天道の行動がやけに活発になっているからな」

櫻田「事件の防止に勤めるならばいいのだが、もし仮に事件を起こすなら……」

櫻田「……いや、すまない。此方の話だ。忘れてくれ」

……天道が影で動き回っている? だが、天道が事件を起こすとは思えないな………

…………思いたくないだけかもしれないが


『櫻田 慧司  通信簿1』

櫻田「向井か。調子はどうだ?」

向井「ああ、なんとかな……櫻田はいつも通りの警備か?」

櫻田「そうだ。俺は警備員として認定されたからな。最大限努力するつもりだ」

櫻田「だが、やはり俺一人では限度があるからな……出来れば全員の防犯意識が高まってくれるのが……」

櫻田「俺としても。ひいては全員の生存に不可欠だからな」

向井「櫻田は、全員の事を考えて行動しているんだな……流石だよ」

櫻田「ふ、そんな事はないさ」


『櫻田 慧司の通信簿が解放されました!』

『全員の生存に必要なのは、自分一人だけではない全員の防犯意識
 だが、当然自分も警備員として全力を尽くすと語ってくれた』


……数時間前

モノタロウ「……いったかな?」

モノスケ「いったな。完全に」

モノタロウ「えーと、このモノクマーズパッドを置いて……」

モノファニー「あら? それは別の人のモノクマーズパッドじゃないかしら」

モノキッド「ったく、しっかり配りやがれ! えーと確かこれがザコドモの…」

モノダム「……ソロソロ皆ガ学園カラ帰ッテクル頃ダヨ」

モノキッド「な、何だとッ!? モノダム、テメーが何とかしてこい!」

モノダム「…………………………………………………」

モノタロウ「あわわ、もうすぐ来ちゃうよ!」

モノスケ「と、とにかくずらかるで! 確かこれやろ!」

モノファニー「早くしないと間に合わなくなっちゃうわ! 急いで急いで!」

「「ばーいくまー!」」


…………色々あったが、なんとか自分の部屋に戻ってこれた

戻ってこれたが…………

向井「…………なんなんだ、これ…………?」

机の上に置かれている見覚えの無いキツい色のパッド………

十中八九モノクマーズの仕業だろうが、確認した方がいいのか?

確認した事で何かが起きるかもしれないし、放置した方がいいのかもしれない……

…………いや、放置したらしたでまたエグイサルをけしかけられなけないな

意を決して、俺は見知らぬモノパッドを起動する事にした……


【誰が映っていましたか?】
 ↓2(一名のみ)

安価を確認して少し休憩します。少なめですみません……

再開は夕方頃を予定しています

更新します


………ザザッ!

モノクマ『えー、オマエラの大好評につき、今回も作っちゃいました!』

モノクマ『その名も……動機ビデオー!』

向井「なっ…………!?」

しまった…! やはり、これは動機だったか!?

いや、だけどこれはチャンスじゃないか? もし、俺に繋がる情報が入っているなら……

俺の記憶と、何か関係があるかもしれない……

モノクマ『えー超高校級の軍楽隊長である。榛原 緋奈子さんの動機ですが……』

……? 榛原? 俺の動機じゃないのか?

そんな俺の困惑とは裏腹に、ビデオはどんどん再生されていく…………


モノクマ『榛原さんが軍楽隊として所属する《北方軍》。北国の守りを受け持つ最強の兵団ですね』

モノクマ『榛原さんは、そこで時には兵士として、時には軍楽隊として指揮を振るっていました……』

モノクマ『特に軍楽隊としての評価は、彼女が率いただけで戦果が三倍になると言われる程の腕前なんだね!』

モノクマ『…………ですが、この天下無敵の北方軍は突如壊滅! 残りは榛原さんだけになったのですが……』

モノクマ『それが何故かは内緒だよ! 知りたかったら卒業の後で!』

~提供  モノクマーズパッド~

…………ブツッ

向井「………………………………は?」

モノクマーズパッドから流れた映像は、明らかに常軌を逸していた

まず、榛原が軍人と並んでいる写真。次に軍隊が敵を蹴散らしている場面………

最後に映ったのは…………その軍隊が、血塗れになって倒れ伏している写真だった

残りは榛原だけ? つまり、この北方軍はモノクマの手で滅んだのか?

あり得ない……それが真実だったら、モノクマには一体どれ程の力があるんだ……

向井「これは、榛原には見せるべきじゃないな………」

こんなものを見せたら、榛原は確実に動揺する。そうなったら何をするかは目に見えている………

…………俺の動機は何だったのか。その疑問を抱く前に、俺は眠りに落ちていった





――『??の個室』――

「………………………………………………」

……ザザッ

モノクマ『えー、オマエラの大好評につき、今回も作っちゃいました!』

モノクマ『その名も……動機ビデオ!』

モノクマ『えー超高校級の……おっと、これはネタバレだね! 向井 刀哉クンの動機ですが……』

「………………………………………………………………」

「………………………………………………………………」




【学園生活  八日目】

きーんこーんかーんこーん

「「おはっくまー! ただいま朝の8時だよー!!」」

「「キサマラ、今日も張り切っていきましょーう!!!」」

向井「…………朝、か…………………」

結局、あの後は大して眠れずに朝を迎えてしまったな………

とにかく、このモノクマーズパッドは俺だけじゃなく他の皆も持っている可能性が高い

だとしたら………

向井「俺のは、誰がもっているんだ…?」

俺の分もあるならば、それは俺の記憶の手がかりになるかもしれない……

期待と不安を抱きながら、俺は寄宿舎を後にする事にした………


天道「……! 来たか、向井」

逸見「おっ、お前……なんかいつもより疲れてねーか?」

向井「そうか…………?」

確かに頭は痛いしまだ眠い……昨日学園中を彷徨いていたツケが回ってきたな……

榛原「そうだ、桐生院はどうした? あのやかましい声は目立つが……」

櫻田「桐生院か……大丈夫だと思うが」

藍羽「何でアンタがわかるの? 浦賀ならともかくさ」

浦賀「へぇ、あっしも桐生院さんの行動全ては把握していねぇです」

皇「リリカは何してるでしょうか……」

桐生院「だ、誰かわたくしを呼びましたわね……」

新菜「あっ、やっと来た」

新菜「……ってうわっ、凄い顔! 大丈夫? 桐生院さん」

桐生院「大丈夫に……見えますか……?」

二階堂「…………げっ、随分辛い手をしているね」

皇「こ、怖いです。はい……」


榛原「……まあいい。少し、真面目な話をしようか」

榛原「貴様らは……このパッドが部屋に置いてあったか?」

望月「あ……はいっ! ありましたぁ!」

文沢「ふふ、これの事ですか?」

浦賀「あっしにも届いてきてまさぁ」

榛原の号令と共に、次々とモノクマーズパッドを出してくる……どうやら全員ここに持ってきていたみたいだな

榛原「そうか……では次の質問だ」

榛原「このパッドの中身を見たものは、正直に手を挙げろ」

櫻田「………………………………………………………」

望月「す、す、すみませぇん…………」

文沢「ふふふ………………」

…………俺も手を挙げる。挙げているのはまちまちだな

新菜「ご、ごめん! まさかこれが動機とは思ってなくて……!」

天道「新菜、それは言っちゃダメなヤツだと思うぜ」

桐生院「えっ……? これ、もしかして動機なんですの!?」

藍羽「…………やっぱりね」

榛原「ええい、落ち着け! 今からこのモノクマーズパッドについて会議を……」


御鏡「話は聞かせてもらったよ!」

榛原「御鏡…!? 貴様、いつの間にここに来たんだ!?」

御鏡「ずっといた! まあすぐに部屋に戻ったからついさっきだけどね」

二階堂「なら今来たんじゃん」

御鏡「まあそんな事は置いといてさ、皆はそのモノクマーズパッド、本当に処分しちゃうの?」

皇「? マホロは捨てないですか?」

櫻田「動機になりうる物は全て捨てた方がいい。危険だからな」

御鏡「えー、私上映会やりたかったー、動機ビデオの!」

榛原「何を言っている!? そんな危険な事許すわけないだろう!!」

御鏡「あーもうですよねー……まあこっちが本命なんだけどさ」



御鏡「だったら動機なんて気にならない程、遊び倒しちゃうのはどうかな!?」






藍羽「…………どういう意味?」

御鏡「私、ずっと考えていたんだ。昨日からずっとさ……」

御鏡「私達がこの先生きのこるにはどうしたらいいのかなって……」

逸見「嘘つくんじゃねーよっ! なら、何で鉄とリチャードを……!」

御鏡「それで、私にはこれしかないって思ったんだ!」

御鏡「皆で一致団結する為に、より皆を知るべきなんだって!」

二階堂「…………華麗にスルーしたね」

向井「で、結局何をするつもりなんだ。御鏡」

御鏡「うんうん! だからね、私は皆で何かやろうって思ってるんだ!」

御鏡「今は私プロデュースでイベントを幾つか用意しているんだ。勿論誰かが危険になるような事はしないよ」

御鏡「それに! なんと特大のイベントも用意してあるからお楽しみに!」

天道「大丈夫なのか。不安しか無えぜ」

榛原「それなら安心しろ、ヒナコが全面監修し、危険物は取り払うからな!」

榛原「御鏡のイベントを成功させる為、ヒナコは全力を尽くす所存だ!」

新菜「いつの間にか榛原さんが懐柔されてるっ!?」

……どうやら、何かしらやるのはほとんど決定事項みたいだな。

御鏡のイベント………大丈夫なのか?


皇「えっと、このモノクマーズパッドはどうするですか?」

榛原「取り合えず各自保存しておけ。くれぐれも無くしたり、学園内に落としたりするなよ」

皇「わかりましたです! はいっ!」

二階堂「大丈夫かな……」

櫻田「信頼するしかないだろう。どうしても粗は出るんだからな……」

浦賀「そうですなぁ……あっしらに出来る事は限られてやすし」

新菜「……えーっと、私達はどうすればいいのかなー……なんて……」

御鏡「そうだね……何をやるかは私が明日の朝に発表するよ! ゲリライベ的で面白いでしょ!?」

藍羽「笑えないよ。それって事前に準備する事も出来ないじゃん」

御鏡「だいじょーぶだいじょーぶ! 誰でも簡単に出来るものをセレクトしてるから!」

天道「…………本当に大丈夫か?」

御鏡「だいじょーぶ! ぶいっ!」

桐生院「心配ですわぁ…………」

榛原「…ヒナコがしっかりと監修しよう」

とにかく、モノクマーズパッドは各自の管理で保管する様になったな……

…………本当に大丈夫、だよな?


御鏡のイベント……不安だが、これは既に決定事項みたいだ……

しかも、結局俺の動機ビデオの事が言えなかったな

仕方がない。俺も腹を括らないといけないかもしれない……

……だが、不安なものは不安だ。誰かと話て気を紛らわそうか


【自由行動  開始】

【誰に会いにいきますか?】
 ↓2


――『中庭』――

望月「あ、あのぅ……御鏡さん。明日のイベントってぇ……」

御鏡「大丈夫だって……運動の苦手そうな人も楽しめる様なイベントを計画してるからさ」

望月「そ、そういう事じゃなくってぇ…」

御鏡「……あ、もしかして動機ビデオの事かな? ……見ちゃった?」

望月「そ……それはぁ……っ」

御鏡「あはは、やっぱり? 手挙げてたもんねー……で、どうしたのかな?」

御鏡「私の動機が聞きたいのかな? なら、ここは公平に……さ」

望月「ひゃう……っ!? な、何を………」

御鏡「大丈夫……だからさ、望月ちゃんも素直になって? 私にだけにそっと教えて欲しいな」

御鏡「望月ちゃんの動機って…………何かな? 貴女の動機、私に見せて……?」

向井「…………何しているんだ、二人とも」

望月「ひゃあっ!? む、向井さん!」

御鏡「別にー? ただ望月ちゃんの動機教えて? って聞いただけだよ」

向井「……動機に関しては気にするな。望月も気にしない方がいい」

望月「わ、わかりましたぁ……っ」

御鏡「はいはーいっと」

動機に関して釘を刺しておいた……大丈夫だといいが……

……まだ時間があるな。どっちかと話してみようか

【どちらに話しかけますか?】
1:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
2:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)
 ↓2(内容も含めて)


選択:望月 美代子(モチヅキ ミヨコ)

【向井のお悩み相談】

向井「はぁ……御鏡にも困ったな」

望月「あはは……ですね、御鏡さん。私もよくからかわれますしぃ……」

向井「そうなのか?」

望月「はいぃ……背の小ささとか、ゲームの事とか……」

望月「あまり不快というわけじゃないんですけど、やっぱり恥ずかしいですぅ…」

向井「そうか……望月。もし何か困っている事があるなら、相談に乗るぞ」

向井「前にも言ったが……俺は記憶も無いし、何が出来るかもわからないけど……」

向井「それでも……支えてあげる事なら出来るはずだからな」

向井「だから…………頼ってくれ。気になる事や悩みがあるなら、俺に話してくれ」

望月「ひゃあぁ……っ!」

望月「え、えっと、ですね……その………」

望月の顔がうつむく……そして、ほんの少しの沈黙が過ぎた

【コンマ判定】
望月に悩みは…………
1~5までで無い、6~0までである
↓1



0:あった

望月「…………あ、あの、笑わないで聴いてくれますか?」

向井「笑うわけないじゃないか……何かあるのか? 望月」

望月「じ、実はその……私、夜が苦手なんですぅ……怖くて……寂しくて……」

望月「だ、だから私夜中にはあまり外を出歩かないんですけど……」

望月「……御鏡さん、さっきこう言っていたんですよぅ」

御鏡『そうだ……! イベントのラストはお化け屋敷なんてどうかな!?』

御鏡『超高校級の皆だからこそ出来る仕掛けとかあるだろうし……うん、楽しみになってきたよ!』

向井「…………つまり、望月は」

望月「は、ひゃいっ! せ、せめて学園だけでも慣れておきたいんですぅ!」

望月「だ、だから向井しゃんっ! 私と一緒に、夜の学園に来てくださぁい!」

向井「…………わかった、夜時間だな?」

望月「はいぃっ! それじゃあ私……夜に待ってますからっ!」

そう言って、とたとたと走り去っていく望月………

…………櫻田には後で謝っておこうか


【イベントが発生しました(夜中の肝試し特訓)】


『望月 美代子  通信簿2』

向井「……そうだ、望月に聞きたい事があるんだが」

望月「ひゃいっ!? なな、何ですかぁ?」

向井「望月の造ったゲーム…はいもりとはどんなゲームなんだ?」

望月「あっ……そうでしたね、向井さんは記憶が無いからわかりませんよね……」

望月「はいもりの正式名称は『這い寄る混沌の森にて』なんですよぅ」

向井「……タイトルからして、ホラーゲームなのか?」

望月「あ、いえ……森の中で生活をする、スローライフゲームなんです」

向井「そのタイトルでか……!?」

望月「ひゃっ!? み、皆さんそう言うんですよねぇ……」

望月「でも、それがウケたみたいで……内容だけじゃなくて、話題性もあったんですぅ!」


『望月 美代子の通信簿が解放されました!』

『望月を超高校級に認定させたゲーム、はいもり
 おどろおどろしいタイトルとは裏腹にゆったりとした内容のゲームらしい』


……今夜の予定は決まったな

まだ時間もある。他の生徒に会いにいってみようか


【自由行動  開始】

【誰に会いに行きますか?】
 ↓2


――『超高校級のカードゲーマーの研究教室』――

新菜「じーーーーっ…………」

藍羽「……何? 鬱陶しいんだけど」

新菜「いやー……藍羽ちゃんって、本当にクールだよねー……」

新菜「私って歌姫でしょ? スターとしてキリッとした方がいいのかな?」

新菜「やっぱりカワイイだけじゃなくてクールさも必要だよねー……って」

藍羽「だから、私を見てクールさを勉強しようって事?」

新菜「そうそう! だから藍羽ちゃん。もっとこう、キリッとして!」

藍羽「バカじゃないの?」

新菜「絶対零度っ!?」

向井「何やっているんだ……新菜……」

藍羽「…なんだ、向井じゃん。何か用?」

新菜「むう、クールになるのは一日にしてならずなのかなー……」

藍羽「はあ、しつこい…………」

向井「…………大変だな」

藍羽と共にクールなポーズを研究する新菜に付き合った……

……まだ時間があるな、どっちかと話してみようか

【どちらに話しかけますか?】
1:新菜 那悠(ニーナ ナユ)
2:藍羽 美優(アイバ ミユウ)
 ↓2(内容も含めて)


選択:新菜 那悠(ニーナ ナユ)

【カードゲームはやった事があるか】

向井「新菜、お前はどうしてここに来たんだ?」

新菜「え? ただ藍羽ちゃんがいそうな場所を片っ端から探してただけだけど」

向井「なら、カードゲームは……」

新菜「した事ないよ! 忙しいもん!」

無いのか……

新菜「あ、せっかくだしやってみる? ババ抜きくらいならやれるし」

向井「…………そうだな。やってみようか」

新菜「あ、藍羽ちゃーん。このトランプ借りるよー!」

新菜「…………よし、やるぞー!」

そうして、ババ抜きをする事になった、なったが……

新菜「……あっ!? な、なんでまたババが私に来るの!?」

新菜「むー……ズルしてるでしょ!?
なんで私にばっかり!?」

……新菜は表情が変わりやすい。これでは幾らやってもババが此方に来ないぞ…………

……まあ、仲良くなれたのか?


『新菜 那悠  通信簿2』

新菜「ふんふんふん……いや、こっちの方がいいかな?」

向井「……何しているんだ?」

新菜「あ、向井くん。今次のシングルの曲のリズムを考えてたんだよ」

新菜「ほら、作詞家の人や作曲家の人とかいるけどさ、歌うのは私だし!」

向井「でも、勝手にリズムを変えて問題とか起きないのか?」

新菜「へーきへーき! お母さんとママにお願いして変えてもらうから!」

向井「…………ん?」

新菜「…………あっ、向井くん今私の新曲聞いたよね?」

向井「い、いや……って、歌ってたのは新菜だろう。不可抗力じゃないか……!」

新菜「もー! ここが学園じゃなかったら向井くんは逮捕できたんだからね!」



『新菜 那悠の通信簿が解放されました!』
『新菜は歌を自由に変えられるらしい
 なんでも、お母さんとママにお願いするらしいが…?』


…………新菜とのババ抜きはいい気分転換になったな

よし、この調子でもう一度誰かに会いにいくか

【自由行動 開始】
【誰に会いにいきますか?】
 ↓2


――『超高校級の義肢装具士の研究教室』――

向井「…………うわっ!?」

二階堂「……ん、向井くんか。何か用?」

義肢装具士の研究教室…予想はしてたが、人の腕や足がずらっと並んでいる……

作り物なのは理解しているが……やっぱり視覚への衝撃が凄いな……

向井「用というか……少し世間話にな」

二階堂「世間話か……なら、向井くんの趣味でも聞こうかな」

向井「趣味……か、特に思い付かないな」

二階堂「それは駄目だよ……人は楽しむ事で心が成長するんだ」

二階堂「楽しむ事で心が動くからね。感動って言葉があるでしょう?」

二階堂「あれは感じて動くって書くから感動なんだ。もっと色んな物を経験するといいんじゃないかな」

向井「……なら、二階堂の趣味は何だ?」

二階堂「ぼくか……そうだね。医学書を読んだりデッサンもやるよ」

二階堂「義手を造るのに手のカタチすら理解出来ないなんて……論外だからね」

……二階堂って、案外多趣味なんだな……少し意外だ

もう少し話せそうだが……何か話すか?

【何か話しますか?】
 ↓2(無ければ無しで)


【今まで一番感動した事は?】

向井「……なら、二階堂が今までに、一番感動した事ってなんなんだ?」

向井「俺にそうやって言うんだから、二階堂も言えるよな?」

二階堂「……ぼくかあ。そうだね…………」

そう言うと、二階堂は少し考え……

二階堂「うーん……わかった。言うよ」

二階堂「ぼくが一番感動した事はね、とある病院で絵を貰った時だよ」

向井「絵…………?」

二階堂「うん。絵を描いた子はまだ小さくてさ、お世辞にも絵とは言えなかったんだよ」

向井「なら、どうしてそれが一番感動したんだ?」

二階堂「その子さ……腕が無かったんだ。ぼくが義手を初めて造った子なんだよ」

二階堂「ぼくの上手いとは言えない義手を使って必死に描いてくれたんだ…嬉しくて涙が止まらなかったよ」

二階堂「…………話しすぎたね。とにかく、これがぼくの一番感動した事だよ」

二階堂「きっと、向井くんにもそういう体験があるはずだよ。誰かと誰かは繋がるものだからね」

二階堂の話を聴いて過ごした。心なしか二階堂も嬉しそうだ……


『二階堂 義明  通信簿2』

二階堂「……あれ、どうしたの? ぼくに何か用かな」

向井「二階堂……本当にお前、手を見ただけであそこまでわかるのか……?」

二階堂「勿論だよ。人は口より手と目の方が感情を出しやすいんだ」

二階堂「緊張した時に手は震える。嬉しい時には手が開くし怒るときには手を握り締める……」

二階堂「それが、ぼくが義手を造り続けた経験で得た知識だよ」

向井「……どうして、そこまで手に拘るんだ? いや、どっちかと言うと執着……」

二階堂「……それ以上はいけないよ。向井くん」

二階堂「ぼくにだって、言いたくない事はあるんだからさ……」

そう言って、二階堂は何処かに行ってしまった……いつか、話してくれるのか……?


『二階堂 義明の通信簿が解放されました!』
『手は口ほどに物を言う……それが二階堂の経験で得た知識
 どうしてそこまで熱心なのかという質問は、今は答えたくないらしいが……?』


本日はここまでです。お付き合いありがとうございました
イベントは汎用と個別があり、望月さんのは汎用に分類されます

個別イベントは特定の生徒に特定の話題を振ると発生しますが、別に無くても困らない仕様になっているので
出たらラッキー程度に思ってくれれば大丈夫です
何か質問があれば、いつでも受け付けておりますので

それではちまちまと更新します


二階堂との会話を終えて、手早く夕飯を済ませる

時計の針はそろそろ10時を指す頃合いだ

……もうそろそろ行くか。望月も待っているだろうしな

俺が部屋から出るのと、モノクマーズのアナウンスが鳴るのはほぼ同じだった

櫻田「…………行くのか、向井」

向井「櫻田……心配してくれるのか?」

櫻田「ああ。もし仮に望月がお前を殺そうと企んでいたら……」

櫻田「そして、それが成功し、また学級裁判で弾劾する事になったら……」

櫻田「……俺は、警備員としての自信すら無くしてしまいそうだ」

向井「……桐生院はどうした?」

櫻田「今日はいかないそうだ。そもそも昨日来たのは、奴等に脅されていたのもあるからな」

向井「そうか……」

櫻田「……くれぐれも気を付けろよ。望月がお前を殺さないとは限らないぞ」

向井「……大丈夫さ、心配してくれてありがとう。櫻田」

向井「それじゃあ……行ってくる」

大丈夫だ、大丈夫。もし、仮に望月が俺を殺そうとしていても問題はない

だって、望月と約束したからな……

望月がここから出ると決意したなら、俺を殺す。ってな


――『才囚学園 校舎』――

望月「……ひゃっ!? あ、む、向井さんでしたか………」

望月「こ、こんばんは………今夜は、私のワガママを聞いてくれて………」

望月「ほ、本当に……っ、あ、あ、ありがとうございますぅ!」

向井「……ああ、こんばんは」

向井「そうだ……今夜は月が綺麗だ。明るいから慣れるにはいいんじゃないか?」

向井「それじゃあ行こうか。まずは校舎を一周すればいいか?」

望月「は……ふぇっ!? そそその台詞って確か……っ!?」

望月「…………~~~~っ!」

月明かりに照らされた校舎の中を、望月と共に歩いていく

もう何日も過ごしているこの学園も、夜に来るとまた違う側面を見せて……

向井「…………なあ、望月」

向井「どうして……俺なんだ? 俺なんかより頼れる人はいるだろう」

幻想的な雰囲気に当てられたのか、つい普段なら言わない様な事を口走る

失言だったか……そう思って訂正しようとしたら、望月がぽつりと口を開いた

望月「……ダメなんです。向井さんじゃないと、ダメなんですよぅ」

向井「…それって、どういう意味なんだ」

望月に言葉の意味を問う。望月の顔は、月明かりに照らされていて……


望月「向井さんは……私と向き合ってくれた、初めての人なんです」

望月「だから、誰にも代われない……私の中で、向井さんはその位なんです」

望月「……えへへ、なんだか向かい合って言うと、恥ずかしいですね」

向井「望月……?」

望月「……それじゃあ、私はこれで! 向井さん、お休みなさい!」

向井「…………………………………………」

……記憶も無い、才能も思い出せない俺でも望月の支えになれたのか?

そう思うと充足感に満たされる。誰かの頼りになれた事が、こんなにも嬉しいなんて思いもしなかった

ここでの生活で、俺が得たものなのかもしれないな

月の光を浴びながらぼんやりと考える。と、その時視界の端が少し揺れた

向井「……? 誰だ……?」

今、誰かが走った様な気がする……追いかけてみるか

方向から考えて、望月では無いはずだ……


【誰と遭遇しましたか?】
 ↓2(望月を除いた一名のみ)

すみません、少し席を離れておりました…

選択:浦賀 金太郎(ウラガ キンタロウ)

…………俺が走ると、影も走る。何かあるのは明白だ

影が突き当たりに消え、俺もその後を追うと、その部屋は……

向井「……超高校級のコレクターの研究教室……?」

桐生院の研究教室だ。確かここにはまだ来たことが無かったな……

だとしたら、影は桐生院? いや、桐生院は櫻田の申し出を断っていたはずだ

こんな夜に一人で行動する理由は無いはずだが……?

浦賀「……いやぁ、お騒がせしやした」

と、考えていると浦賀が研究教室の中から出てきた

向井「浦賀……なんでこんな夜に……」

浦賀「まぁ、話はあるでしょう。ここは一度お茶でも飲んで話やしょうや」

浦賀「大丈夫でさぁ、あっしもこの中のものは使っていいと許可されてやす」


向井「…………ここは……………………!」

浦賀「へぇ、ここは桐生院さんの集めたものが飾られているみてぇです」

浦賀「尤も、ほとんどは模造品や剥製、レプリカですがねぇ……」

古びた鎧甲冑や宝石の標本。動物の剥製や高価そうなティーセット

ここは正しく、珍しいものの博物館の様な場所だ……

向井「……それで、浦賀はどうしてこんな夜に外にいたんだ」

向井「しかも、俺の顔を見て逃げ出すなんて……何をするつもりだったんだ?」

浦賀「いやぁ、桐生院さんが喉が渇いたそうで、ここのお茶の葉を取りに来たんでさぁ」

浦賀「聞いた所、向井さんは昨日桐生院さんといたそうで。何か責められるのでは無いかと思うたそうで……」

浦賀「向井さんか櫻田さんを見たら、逃げるよう命じられたんでさぁ」

向井「…………そうだったのか」

桐生院なら確かに言いかねないな…………

浦賀「……まぁ、せっかくです。向井さんにも一杯差し上げやしょうか」

向井「いいのか? それは桐生院に渡す分じゃ……」

浦賀「少しくらいならバレやしません。ささ、一杯どうぞ」

浦賀「あっしにはよくわかりやせんが、何でもゆったりと眠れるそうで……」

浦賀からお茶をご馳走して貰った。お茶の効果か、今日はゆっくりと眠れる気がするな……


『浦賀 金太郎  通信簿2』

向井「……浦賀、お前は何で桐生院に従っているんだ?」

浦賀「はは、まあ色々あるんでさぁ」

向井「色々って……どんな事だ?」

浦賀「まあ、あっしが餓え死ぬのを助けてくれたんでさぁ」

向井「う、餓え死に……!?」

浦賀「へぇ、あっしの才能に目をつけてくれた桐生院さんが、あっしを拾ってくれたんでさぁ」

浦賀「桐生院さんが拾ってくれながったら、今頃あっしはこの世にいねぇです」

浦賀……いったいどんな環境で育ったんだ


『浦賀 金太郎の通信簿が解放されました!』
『浦賀が桐生院に従っているのは、過去の自分を助けてくれたため
 もし桐生院がいなかったら、浦賀は死んでいたらしい』


【学園生活  九日目】

きーんこーんかーんこーん

「「おはっくまー! ただいま朝の8時だよー!!」」

「「キサマラ、今日も張り切っていきましょーう!!」」

……朝か。今日は珍しくぐっすり眠れたな

そうだ、今日は御鏡が何かイベントをするって言ってたっけか……?

向井「……不安だ」

あいつのアイデアはロクな目に会わない予感がする。いや、パーティー自体は成功したんだが……

兎に角行くしかない。覚悟を決めて部屋を後にした……



御鏡「あっ、向井君! 遅いよー、もう皆ここに集まってるからね!」

……俺が最後だったか。よく見ると回りの皆も不安そうな顔をしているな

御鏡「皆ー! 今日は準備は出来てるかなー!?」

桐生院「何言ってるんですの? 準備も何も……」

藍羽「私たちは何をするかすらわからないんだけど?」

御鏡「ふふふ、そう言うと思ったよ!」

御鏡「今日皆でやるのはこれっ! じゃんじゃじゃーん!」

自信満々に御鏡が取り出したのは……鉛筆と画用紙?

御鏡「今日は皆に、スケッチをやってもらいたいと思いまーす!」

浦賀「スケッチ……でさぁ……」

二階堂「嬉しそうだね、浦賀くん」

榛原「ふ、かつて炭鉱での従事者は山のように取れる炭を使って、炭絵を嗜んでいたと聞く」

榛原「浦賀もそういう手合いなのだろうな、ヒナコの軍にも似たような輩は幾つもいたぞ」

向井「…………っ」

桐生院「あら、そうでしたの? わたくし知りませんでしたわ!」

浦賀「へぇ、まぁそんなところです」


天道「……で、何を描けばいいんだ?」

天道「全員が全員別々のものを描いたら比較も何も無えからな。どうする?」

御鏡「そうだね……お題は新しく開放された施設でいいんじゃないかな?」

皇「はい! メイはプール描くです! いっぱい描き描きするです、はいっ!」

天道「なら俺様もプールを描こうかね、一緒に行こうぜ、メイちゃん」

新菜「……なーんか天道くんって皇ちゃんの行くとこばっかり行ってない?」

新菜「もしかして……ストーカー!? 皇ちゃん、逃げてーーー!!」

櫻田「違うと思うが……」

文沢「ふふ、過ぎた口出しは野暮というものですね」

逸見「ま、まあ絵を描くくれーで喧嘩なんざ起きねーよなっ!」

逸見「しゃーっ! オレもいっちょ描いてやるぜっ!」

次々にスケッチブックを手に取り、外に出ていく生徒達……

……各研究教室と、プールを描けばいいんだよな? 行ってくるか…………


ここで絵心判定です。高ければ高いほど上手く、低ければ下手です

それでは下1から。連投ありでお願いします
一応何処かで拾うかもしれないので退場した人も判定しておきます

↓1向井
↓2逸見
↓3浦賀(+10)
↓4鉄
↓5櫻田
↓6天道
↓7二階堂
↓8リチャード


ありがとうございます!

向井:03(画伯)
逸見:39(苦手な方)
浦賀:50+10=60(平均より上)
鉄:11(下手)
櫻田:21(下手)
天道:80(かなり上手い)
二階堂:79(結構得意)
リチャード:82(かなり上手い)

向井くんは料理でも補正無ければ男子最下位でしたね……
二階堂くんはデッサンの話題を出した出前下手ならどうしようかと思ってました

お次は女子。同じように連投ありです
↓1藍羽
↓2桐生院
↓3皇
↓4新菜
↓5榛原
↓6文沢
↓7御鏡
↓8望月


もう一度、ありがとうございました!

藍羽:24(下手)
桐生院:35(やや下手)
皇:57(普通程度)
新菜:21(下手)
榛原:82(かなり上手い)
文沢:85(かなり上手い)
御鏡:75(結構得意)
望月:78(結構得意)

女子は割りと無難な感じに収まりました

それではこれを元に描写をしていきます……


――『超高校級の義肢装具士の研究教室』――

逸見「……あーっ! オレは手なんて描けないぜちくしょーっ!」

望月「あ、えっとですねぇ、手の描き方はデッサンを意識してぇ……」

櫻田「それが出来たら苦労しない、見てみろ、俺のこれは何に見える」

逸見「……ゾンビか? 指がとんでもねー方向に曲がってるぜ」

二階堂「もう少し観察力を鍛えなよ。ほら、これがぼくの描いた絵だよ」

望月「うわぁ……! とっても綺麗な腕ですねぇ……!」

櫻田「……望月が言うと嫌みにしか聞こえないな」

二階堂「櫻田くん……なんだか、キャラが変わってない?」

向井「手……こんな感じでいいのか?」

……義肢装具士の研究教室の絵を描いた


――『超高校級の炭鉱夫の研究教室』――

文沢「ここには珍しい鉱石や美しい宝石が幾つもありますね……」

文沢「そんな価値のある鉱石を部屋一面に埋めるなんて、贅沢ですね。ふふ」

浦賀「へぇ、お気に召しやしたか?」

榛原「ああ、気に入った……浦賀、中々いい絵を描くじゃないか!」

浦賀「いやぁ、お二人に比べればまだまだでさぁ」

榛原「そうか? ヒナコは景色を記憶する事を心がけている。それに関係しているのかもな」

文沢「ふふ、浦賀さんの絵も素晴らしいですよ」

浦賀「…………さいですかぁ」

向井「鉱石……こんなものか」

……炭鉱夫の研究教室の絵を描いた


――『プール』――

天道「……よし、まあこんなもんだぜ」

皇「うわぁ! ソーマ、とっても上手いです!」

皇「どうしてそんなに絵が得意です? メイにも教えてください、はい!」

天道「まぁ捜査の時にカメラ使うと業務の妨害とかの理由で怒られるからな」

天道「その時の代理に風景画を練習していたんだぜ」

皇「そうですか…! メイも一緒に描いていいですか?」

天道「ああ、勿論だぜ。ほれ、隣に来るんだぜ」

皇「わぁい! ありがとです!」

向井「水は描きにくいな……」

……プールの絵を描いた


――『超高校級のカードゲーマーの研究教室』――

新菜「あ、藍羽ちゃーん……怒ってる?」

藍羽「…………何、笑いたいの?」

新菜「そ、そんなんじゃないって! 私と一緒に絵を描こうよー!」

藍羽「アンタに引っ付かれると迷惑なんだけど? 邪魔だよ」

新菜「そんなつれないなー……もしかして絵心無いの気にしてる?」

新菜「だったら私だって無いよ! ほらこんな感じで!」

藍羽「…………ぷっ」

新菜「わ、笑わないでよー!」

藍羽「……そこの隅っこで描いたら。私の邪魔はしないでよ」

新菜「……うんっ! わかったよ!」

向井「…………カード……こんな感じか?」

…カードゲーマーの研究教室の絵を描いた


向井「最後は超高校級のコレクターの研究教室か……」

桐生院「ちょっと! ここには絶対に誰も入れませんわよ!」

向井「……どうしてもか?」

桐生院「どうしても、ですわ!!!」

……仕方ない、ここは諦めよう。そうこうしていると、御鏡からの合図があった

御鏡「はいはーい! そこまで! 時間だよー!」

御鏡「描いた絵を持って中庭に集合してくださーい! これから皆の絵を見て、結果発表しまーす!」

御鏡「一番上手い人にはご褒美がありまーす! 誰なんだろうねー?」

御鏡「それじゃあ皆! 頑張って描いた絵を持ってきてねー!」

……もう結果発表か。俺は結構自信があるが、皆はどうだろうか

とにかく、この絵を御鏡に渡しておけばいいんだよな……?


……数十分後

御鏡「……はい! それじゃあ結果発表のお時間でーす! 用意はいいかな!?」

皇「はーい! メイは大丈夫です!」

藍羽「……いいよね。人並みの絵心がある奴は余裕そうで」

新菜「あはは……」

御鏡「えーっと、まずは一番上手い人の発表でーす!」

御鏡「一位はなんと! 文沢ちゃんなのでしたーっ!」

文沢「あら、私ですか?」

御鏡「本当は天道くんや榛原さんを一位にしたかったけどね……私情で順位を変えるのは良くないし」

御鏡「はい、一等賞の景品! 明日の朝御飯は文沢さんの好きなものを作る権利だよ!」

逸見「おうっ! このオレが腕によりをかけて作っておくぜっ!」

文沢「あら……これは思わぬプレゼントですね。ふふふ」

向井「良かったな、文沢……」


御鏡「あ、最下位は断トツで向井君だからね?」

……………………………………………………は?

向井「ちょ、ちょっと待ってくれ。俺が最下位……?」

御鏡「いや、むしろあの絵で何で最下位じゃないと思ってたの?」

御鏡「いったい、向井君には何が見えているの!? あんなの最早ホラーだよ、もう!!」

御鏡「皆には見せられないよ! 加工処理しないといけないからね!!」

天道「どんな絵なんだ……気になるぜ」

櫻田「向井は俺よりも下手なのか……」

新菜「ど、どんまーい………」

皇「トーヤも頑張ったです! はい!」

……フォローが痛い。俺の絵はそんなに下手なのか…………

御鏡「はいこれ罰ゲーム。この箱の中に紙があるから、それ引いて?」

御鏡「引き当てたヤツが罰ゲームだからしっかり引いてよね!」

ずいっと差し出された箱………やるしか、ないのか

意を決して、俺は箱の中から一枚紙を引き抜いた……

【罰ゲームの内容は?(内容によって関わる生徒が変わります)】
 ↓2(可能な範囲内で)


…………引いた紙に書いてあったのは

『気になる生徒を皆の前で話す(いないは無しだぜ)』

…………………………………………………………は?

天道「……あ、俺様の書いたやつを引いちまったのか」

御鏡「これはこれは……皆ー! 向井君が今から好きな人を話すんだってー!」

新菜「本当に!? 向井くん、ひゅーひゅー!」

向井「天道……! お前ぇ…………!」

天道「睨むなよ……まあ、お前の本命はもう知ってるからな。俺様は」

望月「…………ふぇっ!? どどどどうしましたかぁっ!?」

逸見「どうした望月っ!? そんなに焦りまくってよっ!」

藍羽「何にせよ楽しみだよね。あいつが気になる生徒って誰なのか」

二階堂「言わないは無しだよね。皆の前で話しなよ」

…………こうなったら言うしかない。だけど言うと大事な何かが失われる気がする……

どうする…………どうする………………!?


【何と答えますか?】
1:気になる『女子』の名前を言う(生徒を一名指名)
2:気になる『男子』の名前を言う(生徒を一名指名)
3:偽証する
 ↓2


選択:1 望月

向井「………………………………………………」

御鏡「ちょっとー向井君しっかりー」

天道「そら、さっさとゲロっちまいな。お前にも好きな人がいるんだろう?」

…………駄目だ、沈黙で押しきれる程相手は甘くない。かといって誤魔化すのは天道には聞かないだろう

……………言うしか、無いのか……………………!

向井「…………………………だ」

桐生院「あら? 今なんて仰いましたか聞こえた方はいますか?」

新菜「全っ然聞こえないよー、 もっと大きな声じゃないと聞こえないなー」

くそっ……新菜も桐生院も大して絵が上手くない筈なのに……!

御鏡「はーやーく! はーやーく!」

櫻田「同情はする。だが向井が言わないと何の解決にもならないぞ」

二階堂「きみが気になる人って誰の事なのか、ぼくも興味があるよ」

逸見「向井っ! ここは男らしくずばっと言っちまえっ!」

男子も俺に言えと言ってくる…仕方ない、もう自棄だ―――!!!

向井「…………月、だ」

御鏡「えっ誰? 聞こえないなー!」


向井「望、月だ…………! もう一度だけ言うぞ…………!」

向井「俺が気になっている生徒は……望月美代子だっ!!!」

言った…………! もう後戻りは出来ない、どうなろうと知ったことか…………!

望月「………………え、えっ?」

望月「あ……ひゃ………!? ひゃいいいいいいいっ!?!?」

二階堂「…………えっ、望月さん? じゃあ向井くんってもしかして」

新菜「ロリコンだーーーーー!?!?」

榛原「成る程、向井は望月が好きなのだな。よくぞ言った!」

逸見「向井っ、それでこそ男だぜっ!」

天道「……向井、やったな。俺様はその勇気を評価するぜ」

桐生院「向井さんは幼い人が好きなのですわね。わたくしのコレクションからは外しておきますわ」

文沢「ふふ、愛のカタチは人それぞれ。有名な民族学者の方も言っています」

浦賀「そういやぁ……あっしが夜出ていた時も、望月さんと一緒だったでさぁ」

皇「ふぁああ……! ミヨコ、そんなに仲がいいんですか、はいっ!」

新菜「もう深夜デートしてるの!? 関係が早すぎるよー!?」

櫻田「…………やはり、向井に深夜間の行動を許したのは間違いだったみたいだな」

藍羽「もう犯罪者じゃん。こいつオシオキしようよ」

好きとはまだ言っていない……! くそ、好き勝手言いやがって……!


御鏡「皆! ロリコンが向井君……じゃなくて、向井君がロリコンだからって……」

御鏡「差別はよくないよ! 然るべき機関に纏めて訴えられちゃうよ!?」

向井「ロリコンじゃない! 俺と望月の年齢はそんなに変わらないだろう!?」

二階堂「向井くんは合法ロリって知ってるかい。いや、知らないか」

藍羽「何にせよ望月が好きって余程小さな子が好きなんだね」

向井「身長で決めたわけじゃない……!」

望月「あ……っ、そ、しょの、向井、しゃん…………」

逸見「おっ! 望月、てめーからも何か言うのかっ!」

望月「あ、あ、あ、あの……えっと………」

新菜「な、何!? いったいこれから何が始まるのっ!?」

文沢「ふふ、望月さんはどんな答えを出すのでしょう……?」

望月「………………きゅう」

バタンっ

御鏡「…………望月、さん? 望月さん!」

御鏡「皆! 早く来て! 望月さんが、望月さんが……!」

御鏡「あまりの緊張で倒れた! 早く寄宿舎に運ぶの手伝ってー!!」

向井「な………………っ!?」

「「「な、何だってーー!?!?」」」


『次回望月と話しかけると、内容が何であれ通信簿が自動的に解放されます』
『それ以降は望月が照れて逃げてしまうのでchapter2内では此方から話しかける事が出来なくなりました』

本日はここまで。途切れ途切れでしたがお付き合い本当にありがとうございました

因みに男子を指定していた場合はその男子との好感度イベントが発生し、ワンマンライブを行っていました

偽証した場合はワンマンライブ+罰ゲームが増えて、明日は罰ゲームをこなし続ける事になっていました

今回のは>>143もあってまあ自然な流れでイベント進んだけど、もしここで他の女子を選んでいたらどうなっていたのだろうか

>>667男子の合いの手と女子の反応が一部変わる程度です
望月以外の女子を選択した場合、反応が変わるのは天道で、鼻で笑われます
ただし、皇のみ天道が真顔になり次回のコミュが無くなる仕様になっていました
望月さんは……多分不貞腐れるんじゃないでしょうか

本日も少な目になると思いますが、更新したきと思います……


……結局、あの後はてんやわんやの大騒ぎとなってしまった

女子達はテンションが上がったのか、俺に色々言ってくるし……

桐生院「望月さん!? 息しておりませんわよ!?」

御鏡「大変だ! 向井君、人工呼吸してあげて! ほら!」

新菜「はい、キース! キース!」

向井「しない! そもそもちゃんと呼吸しているじゃないか……!」

望月「ひゃいぃ~~~…………」

男子達も熱が入ってきたのか騒ぎ出しているし……

逸見「おっ向井っ! お疲れさんっ!」

浦賀「それで、結局二階堂さんの好きな人は誰なんでさぁ?」

二階堂「そうだね。ぼくは魅力的な手の人を好きになると思うな」

櫻田「そう言えば二階堂、前に新菜がお前に襲われたと言っていたが……」

逸見「マジかよっ!? そういうのは無理矢理じゃねー方が……!」

二階堂「だからそれは誤解だってば……」

……結果的には盛り上がったから、いいのか? いや駄目だ。望月には後でちゃんと話しておかないとな

それもこれも天道の……天道?

向井「…………天道は、どこに行った?」


――『???』――

天道「……っと、誰も来てねぇよな?」

天道「向井には悪いが、俺様にもやる事があるからな。少し目立っててくれよ」

天道「……にしても、もう深夜のデートしてんのかよ、羨ましいぜ全く」

………………………………………………

独り言は虚しいぜ。ちっ、俺様にも信頼できる仲間がいればな………

……向井はまだダメだぜ。まだ信用出来るかわからねえからな

……まさかマジで公開告白するとはなぁ、アイツも男だぜ

天道「っとと、後はここだけだぜ」

天道「……ッチ、鍵かけてやがるな。俺様の手にかかればこのくらい……」

…………やけにごちゃごちゃした鍵だな。持ち主にぴったりだぜ

天道「さて、鍵は開けられたが……そこに誰か来やがるな」

天道「逃げるのも面倒だ……せっかくだ、ここで待ち受けといてやるのぜ」

【誰が来ましたか?】
 ↓2(向井、望月を除いて一名)


選択:逸見

…………来たのは

逸見「……よっ! なーにこそこそしてやがんだ?」

天道「逸見じゃねえか、こんな所までご苦労さん」

逸見「おうっ! ……じゃねえ! オレはてめーに用があんだよっ!」

天道「よう。俺様のファンか? サインならまた明日に書いてやるぜ」

逸見「そうじゃねーってっ! なんでわざわざオレ達から逃げ出すんだよっ!」

天道「おいおい、まるで俺様がビビりのガキんちょみてぇじゃねえの」

逸見「違えのか? オレにはてめーが何かから逃げてるみてーに見えるぜっ!」

逸見「いいからオレに言ってみろっ! 何にそんなにビビってやがるっ!」

天道「………………………………………………」

天道「………………しょうがねぇな。逸見、覚悟は出来てるんだろうな?」

逸見「あ? 覚悟? 何のだよっ?」

天道「そんなの決まってるだろ? 探偵の言う覚悟ってのは……」

天道「………………共犯者になる覚悟だよ」


逸見「……あぁ……っ!? きょ、共犯者だとぉっ!?」

天道「へっ、怖じ気づいたか?」

逸見「ち、違ぇっ! ま、まさかてめー事件を起こすつもりなのかっ!?」

逸見「だとしたら……オレはてめーを許さねぇぜっ! ブン殴ってでも……!」

天道「おいおい勘違いすんな。俺様が今からやる事を誰にも言わなきゃいいだけだぜ」

逸見「な、なんだよっ、脅かさねーでくれよ……って、何をやる気なんだ?」

天道「それは見てればわかる。黙っててくれるって約束出来るか?」

逸見「……なんだかよくわかんねーけど、オレにはてめーが本気なんだってのが理解できたぜっ!」

逸見「よしっ! 男と男の約束だっ!
この逸見弥七に任せやがれっ!」

天道「……わかった。後で口約束だから無効なんて言うなよ?」

天道「さて、それじゃあ…やるとするぜ」

逸見「やるって……何をするんだ? 何処でやるんだよっ?」

天道「質問は一つにするのぜ。まずは一つ目。何処でやるかは……」

天道「……この中でやるぜ。この『超高校級のコレクターの研究教室』でな」


――『超高校級のコレクターの研究教室』――

逸見「お、おいおい……オレ達が入っていいのか?」

逸見「前にオレが来たときは、滅茶苦茶桐生院にキレられたぜ?」

天道「だからこうして夜にやってるんだぜ。流石に桐生院は外に出ないからな」

逸見「……じゃあ、これってまさか空き巣なんじゃあ……っ」

天道「気にしない方がいいのぜ。それに俺様との約束もあるぜ」

逸見「わ、わかってるってっ! ちっと後ろめてーけどよ……」

天道「気にしたら負けだぜ。逸見、そこら辺の本のタイトルを読み上げてくれ」

逸見「あーっと、ここか? 世界名作列伝、楽しい箱庭の創り方。三分で分かるアニメの歴史……」

逸見「……どうでもいいのばっかりだな、本当にここにあんのかよっ?」

天道「いいから読め。俺様の推理が正しいなら間違いなくここにあるはずだぜ」

天道「この世界の珍品が集まる、この部屋の中にな……」

逸見「はいよ……っ。コスプレ指南書、床乃物語、籠犬村のかごのこ……」

逸見「世界未解決事件簿……」

天道「……それだっ! それを俺様に見せてくれっ!」

逸見「うわっ!? い、いきなり何しやがるんだっ!?」

天道「この本だ! 犯罪のジャンルの本だけが図書室には無かったんだぜ!」

天道「つまり、この本にある『情報』は隠しておきたかったと言う事! 警戒心の強い桐生院に守らせてな!」

天道「この本の中にあるはずだ! 俺様の必要な情報が……!」







捲る、捲る、捲る。様々な事件の中で、第三者の介入した事件を探す

そして、それは一件だけヒットした……

天道「……見つけたぜ。こいつだ、こいつがあの中に存在している!」

天道「存在しない殺人鬼…『センテンス・スプリング』!」





本日はここまでです。本当に少な目で申し訳ありません……
次回からは向井君の視点に戻ります。そろそろ事件が起きる頃かと

更新したいと思います
人はいらっしゃいますか?


……カチッ!

「「おはっくまー! オイラ達、五人揃ってモノクマーズだよー!」」

モノスケ「裏では色々なのが動き回っとるな、ワイらとしてもええ感じや」

モノタロウ「センテンスなんとか……いったい誰の事なんだろう?」

モノスケ「教えるわけあらへんやろ!
まあ超高校級のゲスの極みっちゅー事は確かやろな」

モノキッド「ヘイッ! ミーとどっちがゲスか確かめてみようじゃねぇか!」

モノファニー「アタイ以外はアタイじゃないの。当たり前だけどね」

モノファニー「誰もアタイの代わりになれないの。だからむやみに爆発させるのは止めてね?」

モノダム「今回モ、キサマラノ気ニナル生徒ノ情報をコッソリ教エルヨ」

モノキッド「まずはモノダムを火の中にブチ込めッ! モノダムの素焼きだ!」

モノダム「…………………………………………」


【生徒を一名指名してください】
 ↓2(前回選ばれた逸見は除外です)


モノダム「…………二階堂クン、ダネ」

モノキッド「あの薄気味悪い根暗かよ、趣味悪いぜッ!」

モノキッド「気持ち悪さはモノダムといい勝負だな! ぎゃははははっ!!!」

モノファニー「イジワルはダメよ! 二階堂くんはああ見えて事件の鍵を握るかもしれないんだから!」

モノスケ「まあその前に死ぬ可能性もあるにはあるがな。安全圏なんてモンは夢なんや!」

モノタロウ「……あれ? でもこの時点で死にそうにないのって一人いた気が……」

モノダム「ネタバレは止めんかい!」

モノファニー「その人は例外よ。ある章で確実に死んじゃう人だからね」

モノダム「仮ニソノ人ガ選バレテモ、オラ達ハ誤魔化スケドネ」

モノダム「今言エルノハ、ソノ人ハ二階堂クンジャナイッテ事ダケダヨ……」




「「ばーいっくまー!!」」



【学園生活  十日目】

向井「………………………………………………」

まず最初に言おう。俺は今日、研究教室には最後に来た

だから俺は何があったのかは知らない。目の前の状況が理解出来なくても仕方ないだろう

御鏡「おはよー向井君! ……どうかしたの? そんな苦い顔しちゃってさ」

向井「…………文沢、朝食に出てきたこの大きなケーキは何なんだ?」

文沢「ホールケーキですね。私、実は甘いものが大好きなんです。ふふ」

向井「そうかわかった。そういう事なら仕方が無い。なら……」

望月「あ、えと、その、えっと…………」

向井「……どうして、俺と望月が同じ席にいるんだ!」

新菜「えー? 向井くんが望月ちゃんと一緒にいたいからじゃないのー?」

桐生院「全く、向井さんは本当に望月さんが好きなんですね!」

向井「ここにしか席が無いからだ……!」

そう。俺が教室に入った時に初めて見たのは、にやけた顔の生徒達。あからさまに空いている一つの席

そして、その隣…顔を恥辱で真っ赤に染め上げた、望月の顔だったんだからな……!


向井「どういうつもりだ……! わざわざ椅子も片しておいて……!」

榛原「ふ、向井と望月の仲が更に進展する様にヒナコ達からのサプライズだ!」

向井「余計なお世話だ! 望月だって嫌そうにしているだろう……!」

望月「……ひゃいっ!? わ、私は………」

望月「え、えっと、ですね……わ、私……」

望月「…………向井さんと、なら………嫌じゃないです、よ?」

櫻田「…………惚け話か?」

新菜「うひゃー……凄いね、朝からそんな熱い事言えるなんて……!」

浦賀「おやおや、お二人はとても熱いですなぁ」

望月「…………はわぁっ!? ご、ごめんなさぁい! わ、忘れてくださぁい!」

藍羽「忘れてって……わざと言ったんじゃないの? その台詞」

二階堂「凄いよね……ぼくも小説の中でしか聞いたことないよ」

皇「はい! トーヤとミヨコは今、とってもとってもアツアツですっ!」

望月「や、止めてくださぁいっ! は、恥ずかしいですよぅ!」

向井「もう止めろ! 全く話が進まないじゃないか!」


御鏡「さて、向井君と望月さんを弄るのもこの辺にしておいて……」

向井「最初から止めろ……!」

御鏡「今日は明日の夜にやる予定の胆試しについて話したいと思いま……」

御鏡「……って、天道君がいないけど、誰か知ってる人いる?」

新菜「あっ! 本当だ、天道くんだけいない!」

榛原「ヒナコは知らぬが、男子は知らないのか?」

二階堂「ぼくは知らないなあ……どんな手を使って消えたのやら」

逸見「うおっ!? おおおオレは全く天道なんて知らねーぜっ!?」

逸見「千のプリンがどうのこうのとか、全く知らないからな! オレは!!!」

皇「千個のプリン? ソーマがおやつに作るですか?」

浦賀「天道さんはお菓子職人にでも転向なさるつもりでさぁ……?」

逸見「とにかくオレは知らねーっ! 他を当たってくれよなっ!」

御鏡「……まぁいいや、それじゃあ一応説明しておくねー!」


御鏡「胆試しの本番は明日の夜! 今日じゃないから注意してね!」

御鏡「校舎にスタンプを用意するから、それを押して戻ってくればOKだよ!」

桐生院「スタンプ? そんなもの何処にあったんですの?」

皇「はい! メイが作ったです! ナイフでサクサク切ったです、はい!」

逸見「気ぃつけろよ? 刃物は一歩間違うと大惨事だからな」

藍羽「……何が材料なの? さつま芋?」

皇「キンタロウの研究教室に落ちてた石です、はい!」

新菜「芋判じゃなくて石判っ!? 腕力おかしいよ!?」

浦賀「あっしが少し手伝いやしたが、宝石は流石に砕けやせんでしたねぇ……」

二階堂「宝石もあるんだ……凄いね……」

浦賀「一応砕けやすい石を選びやしたので、皆さんもやれると存じやす」

皇「でもスタンプは壊しちゃダメです!
メイが頑張って作ったからです!」

新菜「いや、壊せないから!?」


櫻田「だが、夜間の行動は危険も伴う。俺は反対だ」

御鏡「大丈夫だってー…私達、もう高校生なんだしさ、夜遊びくらい楽しもう?」

櫻田「そういう意味では……」

御鏡「ああー……櫻田君、もしかしてこう思ってたりする?」

御鏡「暗闇は見えにくいから、殺人をするにはもってこい……ってさ」

皇「ひっ……! さ、殺人ですか……!?」

藍羽「御鏡、まさかアンタそれが狙いって訳……?」

櫻田「………………っ! 御鏡………………!」

御鏡「あははっ! 冗談冗談! ちゃんと二人組のペアで動かすつもりだよ」

御鏡「だから、是非とも望月ちゃんと向井君はペアになって欲しいんだけど…?」

望月「あ、ひゃあ……わ、わた、私……」

向井「…………しつこいぞ。御鏡」

御鏡「はいはい。しつこい弄りはここまでにして、何か質問のある人はいる?」

御鏡「……無いみたいだね。なら今日はここで解散! 天道君には私から言っておくよー」

櫻田「俺も探しておく。無断欠席は天道らしくないからな」

向井「俺もだ……一緒に探そう」

天道……お前は今、何をしているんだ?


……結局、天道は何処にもいなかったな

避けられているのか、望月ともまともに話が出来なかったし……

櫻田と御鏡も諦めたみたいで、それぞれの好きな場所へと行ってしまった

天道を探すには、俺だけじゃ無理みたいだな……誰か知っている奴に聞くとかじゃないと駄目か?

まあ、天道の事だし、あまり心配は必要ないと思うけどな


【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
『INFO』
 天道と交流するには、ある特定の条件を満たす必要があります
 条件を満たして交流した場合ボーナスがありますが、無くても困らないです
 ↓2(望月、天道を除いて2名まで)


――『校舎内』――

榛原「此方にはいない、か……一度合流するべきだな」

榛原「……御鏡、調子はどうだ?」

御鏡「うーん駄目。どこにもいないや、本当何処にいるんだろ?」

向井「二人も天道を探しているのか?」

榛原「ああ、ヒナコとしても欠席は不安だからな。こうして手当たり次第に探してはいるが……」

御鏡「何処にもいない! 天道君ってば学園の何処にいるの!?」

御鏡「このままだと、せっかく企画した胆試しが宝探しになっちゃうよ!」

……どうやら御鏡もわからないみたいだ。この様子だと櫻田も厳しそうだな………

天道の居場所がわかる生徒……天道と行動を共にしていた生徒がわかれば……

三人で天道を探し回った……

……せっかくだし、二人のどちらかと話してみようか

【どちらと話しますか?】
1:榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)
2:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
↓2

次回から再会話安価は↓1にしましょう。そっちの方がテンポ良くなると思います

選択:榛原 緋奈子(ハイバラ ヒナコ)

【英語とか訳せるの?】

向井「……そうだ。榛原に聞きたい事があるんだが」

向井「榛原は英語を日本語に訳せたりは出来ないのか?」

榛原「当然出来るが、なんだ? ヒナコを銃剣を振るうだけが能の人間と思っていたか?」

向井「いや、もちろんそうは思っていないが……」

榛原「冗談だ。フフッ、ヒナコは軍人として一般的な教養はあると自認してはいるが……」

榛原「………そんな事を聞くという事は、何か訳して欲しいモノがあるんだな?」

向井「………………実は」

榛原「……そうか、逸見が……リチャードの国、アトラント皇国の事を……」

榛原「わかった! ヒナコから逸見に話をつけておく。貴様も気になるならば後で来るがいい!」

向井「ありがとう、榛原……!」

榛原と話をつけておいた……逸見もきっと喜ぶだろうな

よし……大分喜んでくれたみたいだ……!


『榛原 緋奈子  通信簿1』

榛原「………………」

向井「どうしたんだ榛原……不機嫌そうだが」

榛原「当然だ、我が軍に早く戻らねば身体が鈍る。そうなれば……」

榛原「ヒナコは前線に立つ事はおろか、軍楽隊からも除名されかねん!」

向井「少し離れていただけでか……かなり厳しいんだな」

榛原「そうだ。ヒナコは北の守りを一手に引き受ける軍…北方軍なのだからな」


『榛原 緋奈子の通信簿が解放されました!』
『榛原の所属する軍、北方軍は極めて厳しい軍隊である
 少しでも腕が鈍れば、超高校級だろうと除名されてしまうらしい』


とりあえず榛原に頼んで訳して貰うか……

逸見も喜ぶだろうな……そういえば、逸見の様子がおかしかったような……

【自由行動  開始】
【誰に会いに行きますか?】
 ↓2(天道、望月を除いて2名まで)


――『裏庭周辺』――

…………ガンッ!

逸見「……っ! お、落ち着けっ! 落ち着いてくれよ桐生院……!」

逸見「な、なんで……何でオレに向かって剣を向けてやがる……っ! おいっ!」

桐生院「……今朝、わたくしの研究教室にかけてあった鍵が何者かに壊されていましたわ」

桐生院「中にあった物は大方無事でしたが幾つかの物は何処かへ消えました……」

桐生院「ふ、ふふふ……盗人猛々しいとはまさにこの事。まさか貴方が……」

桐生院「わたくしの研究教室に無断で侵入したこそ泥の正体だったとはッ!!」

逸見「こ、こそ泥って何だよ……! オレが桐生院の研究教室に入ったってー証拠はあんのかよっ!?」

桐生院「黙れえぇぇぇェッ!! 貴様はわたくしの手で八つ裂きにしてくれますわッ!!!」

向井「二人とも何をしている!? 止めろっ!!」

寄宿舎の周りを調べていた時に聞こえてきた叫び声。それを追ってきてみたら……

壁際には追い詰められたのか、逸見が壁にもたれかかっている。その真正面には剣を持った桐生院が……

明らかに様子がおかしい……! 今すぐにでも止めさせないと、逸見が死ぬ!

桐生院「離しなさい……っ! 離せ! わたくしを誰だと思ってこんな事を……!」

向井「離せるわけ無いだろ……! 何でこんな事をしたんだ……!」

桐生院「そいつが……そいつがわたくしの研究教室さえ荒さなければ……!!」


向井「研究教室を荒した……?」

逸見「し、知らねーっ……! 本当にオレは何もしてねーんだって……!」

桐生院「嘘ですわ……これが証拠ですわ」

そう言って桐生院が取り出したのは、何か薄い透明な破片だった

逸見「それ……っ! もしかしなくても魚の鱗じゃねーか……!」

桐生院「わたくし達の中で魚を捌ける人は限られています。それもごく最近捌いた人も……」

桐生院「そう……貴方しかいないんですわ! 逸見さん!!!」

逸見「…………っ、お、オレは………………」

向井「そうなのか? 逸見……。お前が桐生院の研究教室を……」

逸見「…………ち、違ぇっ、オレは本当に何も知らねーんだ…………」

そう言う逸見は明らかに震えている……本当に知らないとは思えない

今朝もそうだ。皇と話していた時はいつも通りだったのに突然挙動が不審になったんだ……

あれは、確か…………

向井「……逸見、もしかして研究教室に忍び込んだのは天道なんじゃないか?」


逸見「な、あぁっ……!?」

逸見の顔が明らかに動揺する、その直後にはっと真っ青になった

向井「……当たりみたいだな」

桐生院「そうなんですの? 逸見さん、返答によっては……」

逸見「ま、待ってくれ……っ! お、オレにもプライドがあるんだよっ……!」

逸見「だ、だけどよ……桐生院の研究教室に入ったのは、確かにオレと天道だぜ」

桐生院「どうしてそんな事を!」

逸見「オレもわかんねーよっ! でも、桐生院の研究教室にある本を一冊持っていったぜ」

逸見「…………天道は地下の下水道にいるはずだ。オレが言えるのはここまでだ」

逸見「桐生院……オレの事は何を言ってもいいけどよ。頼むから天道の事は……」

桐生院「…………わかりましたわ。この事は不問にしておきましょう」

桐生院「わたくしの事は、櫻田さんや榛原さんにでも言ってくださいな」

逸見「……そんじゃあ、その事を黙っといてやるからよ。チャラにしてくれよっ」

逸見と桐生院が去っていく。どうやら今は収まったみたいだな……

向井「……さて、それじゃあ行くか」

地下の下水道……そこにいる、天道の元へ

一旦ここまで。続きは恐らく夜になります
イベント達成の条件は逸見に天道の事を聞くことでした
ボーナスとしてこういうのが欲しい。等あればどうぞ……


ボーナスとしては探偵絡みで学級裁判での有用なスキルとか

>>709
ここの裁判はスキルシステムを採用していないので、ミスしたら天道君が生きてる限り助太刀してくれるようにしましょうか

本日はキリがいいのでイベントの描写のみにします。安価は無いのでごゆっくりどうぞ……


向井「………………………………」

俺は今、下水道の中を歩いている。足音が反響して、奇妙な感覚だ

暗く湿った闇の道。ここに来たのはこの学園に連れてこられて以来だな

尤も、その時の俺はここまで深くは来ていない。外で皆を待っていただけだ

向井「ここで、あのエグイサルと戦ったんだな……」

こんな暗く足場の滑りの酷い場所でエグイサルを相手にしていたのか……

その時の恐怖と不安は想像だってしたくない。それほどまでに皆は……

……あの時の俺から、少しは変われただろうか? たった十日間の日々だけど……

ぼんやりとした思考を切り上げる。少し先に、探していた目的が見えた

向井「…………よう、天道」

天道「よっ、向井」

超高校級の探偵…………天道蒼真…………!


向井「どうしてこんな所にいるんだ……皆も探していたぞ」

天道「ま、いいじゃねえか。探偵なんて日陰者さ。暗い所が似合うだろ?」

天道「俺様からも質問するが……よくここにいるってわかったな?」

天道「……いや、愚問だったな。逸見の奴が話しちまったんだろ?」

天道「はっ、俺様らしくねえ事はするもんじゃねえな。このザマだぜ」

……天道は何があったのか知らないみたいだ。俺が教えてやろうか

向井「……逸見は桐生院に殺されかけた。仕方が無かったんだ……」

天道の顔色が変わる。まさか逸見の身に危険が及ぶとは思わなかったんだろう

天道「……マジかよ。まさかそこまでやるとは、この俺様の目を以てしてもわからなかったぜ」

向井「逸見は本当は黙っていたかったんだ。無理矢理殺されかけたから……」

天道「……もういいぜ。俺様の見通しが甘かった。それだけなのぜ」


天道「それで……なんで俺様の所へ来た、話し相手なら明日やってやるのぜ」

向井「……天道、どうしていきなり皆の前から姿を消したんだ?」

向井「皆も心配していたぞ、理由を話してくれないか?」

天道「答える必要は無い。……とだけ言っておくぜ」

向井「……っ、何でだよ。どうして誰にも話してくれないんだ」

向井「俺達……仲間じゃないか、少しくらい誰かを頼っても……」

天道「だけど事件は起きたぜ。どう頼ればいいってんだ」

向井「…………っ」

天道はリチャードの事を言っているんだろう。抱えきれない重責を背負っていた最初のクロを……

向井「それでも……っ、このままここに隠れているつもりなのか?」

天道「そうだぜ、この事件は厄介だ。誰かと顔を合わせて話す事すら……」

天道「危険だぜ。それが付け入る隙になるんだからな」

向井「……天道、本当にどうしたんだよ。前までのお前は暗いけど悪いやつじゃ無かったはずだ!」

向井「何でそんな風になったんだ! 桐生院の部屋で、何を見たんだ……!」

天道「………………………………」


天道「……この事件、解決するには時間が必要なんだぜ」

向井「天道……?」

天道「だから……信じられるかどうかはまだ決めねえ。だけど教えてやるよ」

天道「Lesson1だ。『探偵が真相を語る時は絶対の自信を持て』」

向井「……? 天道、何を言って」

天道「例えその真実を認めたくなくても言いたくなくても……目を背けるんじゃ駄目なのぜ」

天道「それが探偵としての心得その一。今はまだこれだけだな」

向井「だから、何の事を言って……」

天道「それじゃあ早速外に出るか。ここはじめじめしてて嫌いだぜ」

天道「向井、お前も来るか? ちょっと早いが前夜祭だぜ」

向井「……何処に?」

天道「へっ、そりゃあ当然…………」


――『裏庭周辺』――

逸見「……おしっ、準備出来たぜっ!」

天道「よし、それじゃあ火をつけるぜ」

向井「……俺達はいったい夜中に何をやっているんだ」

天道「ん? 見てわかるようにバーベキューだぜ」

逸見「まあ流石に夜も遅いから、少しだけだけどなっ!」

あの後逸見の部屋に駆け込んだ天道は、逸見を捕まえて外に出た

そして、何処から取り出したのか網や炭を用意して肉を焼いている……

肉のいい香りが夜の星空と合間って、どこか不思議な雰囲気を醸し出していた

逸見「よしっ、こんなもんか。てめーら食え食え!」

天道「おうサンキュー、向井はどうするよ、食べるか?」

向井「……いただく」


逸見「あー旨えっ! やっぱり外で食う飯ってのもいいもんだよなっ!」

天道「全くだぜ。俺様が外で飯を食うのは小学生の遠足以来だぜ」

逸見「ははっ、なんじゃそりゃ! そんなのアウトドア飯じゃねーだろっ!」

向井「…………………………………………」

逸見「……あ? どうした? なんか元気がねーけどよ……」

向井「……俺にも、小学生だった頃はあるはずだよな? でも、俺には……」

逸見「あっ……そういや向井は……」

向井「俺は何者なんだ? いったい何処から来て、どうして此処にいるんだ?」

向井「俺は……いったい誰なんだ?」

天道「…………おっ、向井、見てみろよ」


向井「……どうしたんだ?」

天道「ほれ、学園の中のあそこ……見てみろよ、そこだ」

天道が指差す先には、学園の窓の奥から光る謎の光が……

逸見「……うおああぁっ!? な、何だよありゃあ!?」

向井「ひ、人魂か……!?」

天道「ま、御鏡のヤツだろうよ。アイツが驚かす為に色々仕組んでるんだろ」

逸見「な、なんだよそうかよ……脅かせんじゃねーっての!」

向井「まあ、驚かす事が目的みたいは奴だしな……」

天道「あいつも何を考えているかわかんねえ。二人とも充分に気を付けろよ」

逸見「わかってるぜっ! あいつのせいで鉄も……リチャードも……!」

逸見「だけどよ……一番、一番憎いのはオレだ……!」

逸見「オレが二人をもっと気にかけてやればこんな事には……ちくしょうっ!」

向井「逸見…………」

天道「気にすんな。まあ二人とも冷める前に肉を食おうぜ」

逸見「おうっ!」

向井「切り替えが早いな…………」


逸見「そうだ……あと、これだけは言っておくぜ、向井っ!」

逸見「この世の中に無駄に産まれたものは無い……オヤジがよく言ってたんだ」

逸見「だからよっ、気にすんな! 向井は向井の意味があるんだからよっ!」

向井「…………ありがとう、逸見」

天道「男三人で湿っぽい話は似合わねえな、じゃんじゃん肉を焼いて欲しいぜ」

逸見「料理はオレに任せやがれっ! この逸見様になっ!」

向井「……もしかして、俺の為にバーベキューをしたのか?」

天道「まさか。単に肉が食いたかっただけだぜ。やっぱりビーフは最高だぜ」

…………何にせよ、何処かにあった不安が消えた様な気がするな

明日の肝試し……絶対に成功させてやる。そう俺達は誓いあった……

……………………この時は、あんな事になるとは誰も思いもしなかったんだ

本日はここまで。お付き合いありがとうございました

最近あまり体調が良くないからかあんまり更新が出来ていませんね……申し訳ありません

『おまけ(もし裁判にスキルを採用していたら)』

その1(生存者編)

黒城 奏:《夢見るグリモア》
効果:裁判中に一定時間が経過した場合正解のコトダマが選択される(ちちんぷいぷいと同様の効果)

藤山 戒:《ブレイクダウン》
効果:発掘イマジネーションで破壊出来るピース数が広範囲に拡大する

守矢 藤右衛門:《絶対防御》
効果:裁判中にミスした際のダメージを減らす(生存力と同様の効果)

クロエ・ファウラー:《ニューモデル・ウェポンズ》
効果:サイレンサーの強化、及びサイレンサーの有効範囲が拡大する

菊名 幸路:《繋がる思い》
効果:発言力がノンストップ議論での正答でも回復する

『どうでもいいおまけその2』
是清の友達メーカーなるものを見つけたので、面白半分で突っ込んでみました
割りと的を得た評価だったり、色々と面白かったので載せてみます

藍羽:見所はあるが無愛想、不合格
桐生院:男じゃないのか、不合格
皇:素晴らしい、姉さんもきっと喜んでもらえる、合格
新菜:僕としては合格だけど、姉さんが信用していない、合格?
榛原:人を信じる心は素晴らしい、合格
文沢:親切な心遣いが素晴らしい、合格
御鏡:人を信じず疑っている、不合格
望月:不合格ではないが合格かは保留

もう少ししたら再開します


【学園生活  十一日目】

御鏡「皆! 今日は何をする日か、覚えているかなー?」

天道「肝試しをするんだってな、恐くて恐くて涙が出るぜ」

皇「あ! ソーマ、今日は一緒に来てくれたです!」

天道「おう、心配させて悪かったな」

新菜「本当だよー……私だってそれなりに心配してたんだからね?」

藍羽「アンタは昨日も私の部屋に押し掛けてきてただけじゃん」

桐生院「…………その、逸見さん………………」

逸見「……昨日の事なら黙っておくぜ、だから天道には…………」

桐生院「わ、わかっていますわ! わたくしはそこまで性格が悪くはありません事よ!」

浦賀「……? 何かあったんでさぁ?」


逸見「い、いや何でも……って、桐生院、今日は違う服着てんだなっ!」

望月「そ、そう言えば……普段のドレスよりも豪華ですね?」

桐生院「え? ああそうですわね。今日は特別な日ですから、少し趣向を凝った服を選びましたの」

桐生院「見てみなさい、このセレブ感満載のドレスを! 庶民では見る事も触れる事も叶いませんわ!」

榛原「宝石が所々に散りばめられているな、ヒナコは余り好きではないが」

文沢「宝石を纏うのは権力者に許された特権ですね。宝石はその希少さから……」

新菜「ストップ! 文沢ちゃんは話が長いからその話はまた今度にして!」

文沢「わかりましたわ、ふふ」

櫻田「二階堂、その手に持っているものは何だ?」

二階堂「これかい? これは御鏡さんに頼まれて作った特殊な義手だよ」

二階堂「どんな義手かは、後のお楽しみにしてくれると嬉しいかな」

櫻田「……わかった。深くは追求しないでおこうか」


天道「にしても本当にやる気なんだな、昨日も幽霊の真似事なんかしてよ」

向井「全くだ……お前のイベントにかけるその情熱は何なんだ?」

御鏡「あはは、まあ……えっ、幽霊?」

御鏡「おっかしいなー……私そんな事した覚えが無いんだけど」

望月「……ひっ! じゃ、じゃあ向井さん達が見たのって……!」

皇「本物の幽霊さんですっ! はい!」

向井「そんな訳無いだろ……御鏡が驚かせようとしているだけだ」

文沢「ふふ、御鏡さんは周到な性格ですからね。こうして驚かせるつもりだったのでしょう」

御鏡「本当に知らないんだよ……でも、あれじゃないかな? 未練を持って死んだ人は化けて出るって言うし……」

御鏡「あれは幽霊の仕業なんだよ~……」

櫻田「これ以上不謹慎な事を言うのは許さない、今日の計画も中止にするぞ?」

御鏡「はいはい、よくわかりましたよっと……冗談通じないなぁ全く」

御鏡「それじゃあ夜時間にここで集合してね! 解さーん!」

皇「はーいっ!」


御鏡の合図で、皆は散り散りに行動する

……今日の真夜中の肝試し、正直不安しか無いんだが…………

…………まあいいさ、誰かと話して落ち着くとしようかな

【自由行動  開始】
【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二名まで)


――『校舎内』――

向井「櫻田、今夜の肝試しは……」

櫻田「わからない。だが念には念を要れて校舎を探索しておこう」

櫻田「だが、もしも暗闇に乗じて殺人を犯す輩がいたのなら……」

櫻田「……皇、もしもの時があれば力ずくででも取り押さえろよ」

皇「はいです! メイも頑張ってお役にたつです、はい!」

向井「はは、頼もしいな……」

櫻田「そうだな……純粋な格闘能力では俺よりも強い。頼りになるぞ?」

皇「そうです! トーヤもメイと一緒に特訓するです!」

向井「遠慮しておくよ……」

櫻田、皇と学園内を探索して過ごした……

もう少し二人のと話せそうだな、どうしようか……

【どちらに話しかけますか?】
1:櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)
2:皇 芽衣花(スメラギ メイカ)
↓1


選択:櫻田 慧司(サクラダ ケイジ)

【怪しい行動をとっている奴はいないか?】

向井「そうだ、櫻田に聞いておきたいんだが……」

向井「最近、何か怪しい行動をとっている奴はいないのか?」

櫻田「怪しい行動……? そんな奴、今は天道しかいないだろう」

櫻田「昨日も無断で欠席して……どれだけ皆が心配したと思っているんだ」

向井「そ、そうか…………」

櫻田「……だが、昨日の怪しい光は俺も確認している」

櫻田「校舎内に向かおうとしたが、御鏡の奴が気にするなと言うから放置したんだけどな」

向井「御鏡が…………?」

櫻田「とにかく、俺の知っている事はそれくらいだな」

櫻田もわからないのか…………

まあまあ話は盛り上がったかな


『櫻田 慧司  通信簿1』

向井「櫻田は俺と同級生なんだよな……」

向井「どうして高校生で警備員になろうと思ったんだ?」

櫻田「俺か……? そうだな、まず間違いなく親父の影響だろうよ」

向井「櫻田の父さんは、確か警視総監なんだってな」

櫻田「そうだ。俺が幼い頃から警務に勤しみ、俺を育ててくれた偉大な人だ……」

櫻田「今思い返せば、俺はずっと父さんの背中を追いかけてきた気がするな……」

向井「櫻田…………」

櫻田「すまないな、話し過ぎたか……」

父親の事になると熱くなるな……もしかして父親っ子なのかもな


『櫻田 慧司の通信簿が解放されました!』
『櫻田が警備員を志したのは警視総監の父親のおかげ
 幼い頃から父親の背中を見て育ってきた程の父親っ子のようだ』

【自由行動  開始】
【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二名まで)


――『食堂』――

向井「…よう二階堂、何しているんだ?」

二階堂「やあ向井くん。ぼくも肝試しには驚かす側に回っているからさ」

二階堂「色々とセットしていたんだ……今は休憩中だよ」

向井「そうか……俺も少し貰おうかな、隣空いているか?」

二階堂「いいよ……はい、紅茶でいいかな?」

向井「ああ、ありがたく頂こうか」

二人で紅茶を飲んで過ごした……

……やっぱりこれだけだと何か寂しいな。何か話すか……

【次の会話内容】
 ↓1


【恋バナ】

二階堂「……それにしても、向井くんもやり手だねえ」

二階堂「あの望月さんに皆の前で告白するなんてさ、中々やれないよ」

向井「だ、だからあれは告白じゃ………」

二階堂「まあ、望月さんからは脈ありな手を感じたからもっと攻めてみたら?」

向井「………………………………」

二階堂「望月さんは体型が子供のそれだけど、高校生同士なんだし問題も……」

……考えてみれば、俺だけ皆の前で告白するなんておかしくないか?

いや、絶対におかしい。ここは……!

向井「なら、二階堂はどうなんだ?」

二階堂「え?」

向井「二階堂はどうなんだ…!? 答えてみろよ!」


1:藍羽
2:桐生院
3:皇
4:新菜
5:榛原
6:文沢
7:御鏡
8、9、0:はぐらかす
↓1



9:はぐらかす

二階堂「……何で今ぼくが言わないといけないのさ」

向井「だって、俺だけが皆の前で気になる生徒を言うなんておかしいだろ!」

向井「絵が下手なのだって……俺じゃどうしようもないじゃないか……」

二階堂「でも、ここでぼくが言う必要も無いよね?」

向井「それは……そうだが……」

二階堂「と言うわけでさようなら、ああそうだ……」

二階堂「望月さんは緊張してる時、手が口元に行くからその時が狙い目だよ」ぼそっ

向井「!? な、なんの……………!?」

そうこうしてる内に二階堂は去っていった……狙い目って、もしかしなくてもそういう事なのか?

話は盛り上がったんだが……考えない事にしよう……


『二階堂 義明  通信簿3』

二階堂「………………………………」

向井「……なあ二階堂、どうしてそこまで話したくないんだ?」

向井「勿論、教えてくれないならいいけど……それでも、俺は気になる」

二階堂「……ぼくが義肢装具士を目指したのは、言うなれば罪滅ぼしだよ」

向井「罪滅ぼし……って、どういう事だよ」

二階堂「ぼくは……ぼくのせいで……」

二階堂「……ごめん。まだ君に言う勇気は持てないや」

向井「……そうか」


『二階堂 義明の通信簿が解放されました!』
『二階堂が義肢装具士になったのは、罪滅ぼしの為という
 内容は教えてくれなかったが、いつか話してくれるだろうか……』

【自由行動  開始】
【誰に会いにいきますか?】
 ↓2(二人まで)


――『中庭』――

文沢「肝試しというのは、平安時代の末期には既にその思想がある由緒ある行事なのです」

文沢「有名なものは大鏡に書かれる藤原道長のお話ですね。教科書に載っている場合もあるので……」

文沢「御鏡さんは知っていたかもしれませんね。ふふふ」

御鏡「ふーん、そうなんだー! どうでもいい知識をありがとう!」

御鏡「ねぇ、文沢ちゃんは肝試しに何を加えたらもっと怖くなると思う?」

御鏡「私は肝試しの前に、文沢ちゃんの無駄な位知っている怪談を話してくれれば嬉しいんだけどなー!」

文沢「あら、イベントの事なら御鏡さんの方が詳しいのでは? それとも……」

文沢「この期に及んで怖じ気付いたのですか? ふふふ……」

向井「……喧嘩しているのか?」

御鏡「まっさかー! 見てよ、私達は仲良しだよ?」

文沢「ええそうですよ。ふふふ……」

……二人の一触即発な雰囲気に呑まれながらなんとか会話した……

…………まだ話せそうだが、どうしようか

【どちらに話しかけますか?】
1:文沢 明莉(フミザワ アカリ)
2:御鏡 真幌(ミカガミ マホロ)
 ↓1


選択:文沢 明莉(フミザワ アカリ)

【肝試しにも詳しいのか】

向井「……随分と肝試しに詳しいんだな」

文沢「ええ、歴史学の観点から見ても、恐怖の感情は興味深いですから」

文沢「例えば……知っていましたか? 怪談は庶民の間でこそ流行りましたが……」

文沢「上流階級の間では流行らなかったそうです。それは何故か……?」

文沢「答えは簡単。怪談に出てくる恐怖的存在は、全て上流階級の前に出てくるものだからです」

文沢「当時、怪談の幽霊は庶民の敵である上流階級の人を驚かす存在……謂わばヒーローだったのです」

文沢「こうして庶民が継いできた怪談が私達の元へ渡ってくるのですね。ふふ」

向井「そ、そうか……」

文沢「……ふふ、もしよければ、ですが」

文沢「これから私の部屋で、怪談を語り聞かせましょうか? じっくりと、身体に染み込ませる様に……」

向井「……いや、いい………………」

時間まで文沢の怪談話から逃げ続けた……

話は……盛り上がったんだよな……?

文沢「………………ふふふ」


『文沢 明莉  通信簿4』

文沢「ふふ、私の双子の妹については向井さんにも話しましたよね?」

向井「ああ、確か……文沢聖羅さんだったよな?」

文沢「あら、名前まで覚えていてくれたんですか? ありがとうございます」

向井「いや、別にお礼を言われるような事はしてないけどな……」

文沢「いえいえ、あの子はお転婆なもので……よく何処かへいっては怪我をしたものです」

文沢「時には接触事故を起こしたり……時にはなんと、羆を家に連れてきた事もありましたっけ」

向井「ひ、羆!?」

文沢「ええ。その時は私の記憶にある対処法で事なきを得ましたけど……」

文沢「ふふ、私が落ち着いた性格なのも聖羅のせいかもしれませんね?」


『文沢 明莉の通信簿が解放されました!』
『文沢の妹はかなりお転婆な性格らしく様々なトラブルを起こす問題児
 姉である明莉が落ち着いた性格なのも妹のせいなのかもしれない』


御鏡「皆ー! ちゃんと全員揃っているかなーっ!?」

皇「はいです! メイもいるです!」

御鏡「それじゃあドキドキ肝試し、始めるぞーっ!」

御鏡「おーっ! やってやるぞーっ!」

新菜「御鏡ちゃん一人でコールアンドレスポンスをっ!?」

藍羽「放っときなよ。どうせやらないと何か言われるんだしさ……」

新菜「えへへ……ってあれ? 桐生院ちゃんは何処?」

逸見「……そういやそうだ、桐生院が見当たらねーぜっ?」

御鏡「ああ桐生院さんはいいんだよ。何でもやりたい事があるんだってさ!」

榛原「やりたい事……なんだ、それは?」

浦賀「いやぁ……あっしにも何が何だかわからねぇでさぁ」

櫻田「とにかく、桐生院は学園内にいるのは確かなんだな?」

御鏡「もっちもちー! 大丈夫だよ!」


御鏡「あー……だけど一つだけ心配な事があるんだよね……」

御鏡「ほら、桐生院さんがいないから奇数になっちゃうでしょ? だからさ……」

御鏡「何処かのペアが一人ぼっちになるんだよね……」

二階堂「三人で組めばいいじゃんか」

御鏡「いやいやいや……それだと怖さが半減しちゃうよ。ほぼ怖くないんだよ!」

新菜「怖くないって言ってもいいの?」

櫻田「ならば俺が先に入ろう。そこで桐生院と待ち合わせるのはどうだ?」

御鏡「あ、そうして貰おうかな? よろしくね。櫻田君」

櫻田「わかった、すぐに向かう……」

望月「だ、大丈夫でしょうかぁ……」

文沢「櫻田さんは警備員ですから、殺される心配はありません。ふふふ」

逸見「だといいんだけどよぉーっ」


二階堂「……なら、ぼくもついていく事にしようかな」

浦賀「大丈夫でさあ? 櫻田さんに任せておけばいいんじゃねえです?」

二階堂「いや、ぼくも不安なんだよね。暗闇は嫌いだし……」

藍羽「下見がしたい。って事?」

二階堂「そうだね、色々な仕掛けも施してあるし、気になるからさ」

望月「し、下見なら私もぉ…………」

榛原「いや、大人数で行くと肝試しの意味が無くなる。行けてもあと一人が限度だろうな」

望月「そ、そうですかぁ……うゆぅう……」

向井「……それなら、俺がいこうか?」

御鏡「え? 向井君が?」

向井「ああ、俺は御鏡の仕掛けを知っているから大して怖くはない」

天道「まあ、そういう点で言えば向井が一番適任……なのかもな」

御鏡「……うん、わかった! それじゃあ三人とも、見回りいってらっしゃーい!」


櫻田「……全く、御鏡の奴も何を考えているんだ? こんな夜中に肝試し等……」

二階堂「肝試しってそういうものだからね、そりゃあ夜にやるに決まってるさ」

向井「二人は肝試しには反対なのか?」

櫻田「当たり前だ。こんな異常な状況で肝試しなんて……」

櫻田「警備員の立場としても、俺個人としても反対に決まっているだろう」

向井「はは……まあそうだよな」

二階堂「ぼくは結構こういうの好きだけどね……手を取り合ってなんとやらってよく言うだろ?」

二階堂「……ぼくってあまり人と手を繋ぐ事が無いからさ」

向井「………? それってどういう………」

櫻田「……待てッ! あれは何だ!?」


櫻田が何かを見つけて声を荒げる。櫻田の指した先にあったのは……

向井「……あ、あれってまさか…………!」

向井「人間の…………腕じゃないかっ!?」

そう、血に濡れた誰かの腕だった。まるで今さっきもぎ取った様な生々しさが……

…………まさか

だけど、その中でも一際冷静な男もいた

二階堂「ああ、あれはぼくの造った義手だよ。全く問題ないね」

二階堂「けど櫻田くんも本物だと思うくらリアルなんて、ぼくも捨てたもんじゃないって事かな……」

向井「な、なんだそうなのか……」

驚かせるな……いや、肝試しだからそれが普通なのか

向井「櫻田、あれは二階堂の義手らしいから大丈夫みたいだ……」







櫻田「違うッ! 俺が言っているのは腕じゃない……!」

櫻田「血だッ! 腕についている血は、間違いなく本物の血だッ!!」





櫻田「……ここだ。ここから血の匂いが酷くなっている………」

向井「…………つまり、もう………………」

櫻田「言うな…………ッ、開けるぞ…………」

櫻田と共に教室を開ける。月明かりが部屋を照らし、よく見える様になっている

その先には、ある意味では予想していた光景が広がっていたんだ……




向井「……やっぱり、お前か…………」

向井「桐生院………………っ!!!」

そこにいたのは超高校級のコレクター、桐生院凛々華だった

だけど、その姿は変わり果てていて……とても直視する事はしたくなかった

教室の椅子に座り込み、美しいドレスを真っ赤な血で染め上げ……

胸にはいつか振るっていた剣が、深々と突き刺さった凄惨な状態だったんだからな…………!

本日はここまで、お疲れさまでした。次回捜査編になります、少し早足気味ですみません……

次の犠牲者は桐生院さんでした。微妙にフラグ立ってましたね……

生存報告の様なものと、お詫びを少し
現在私生活が多忙を極めており、書き溜めが全く進んでおりません……
なので、土日で安価無しで更新する形で捜査編を進めたいと思います
恐らくかなーりサクッと流す感じになるので、ご了承をお願いします……

それでは捜査編を更新していきます
書き溜めがほとんど無いので、ゆっくり安価無し更新になります。申し訳ありません……


向井「そんな……」

櫻田「……く、そ…………!」

桐生院の無惨な姿を目の当たりにした俺達は、ただただ皆を待つことしか出来なかった

後ろから櫻田の嗚咽が聞こえる。その声は、守れなかった悔しさが伝わってきた

櫻田「何故だ……! 何故、また殺し合いが起きてしまったんだ……!?」

向井「……わからない。だけど………………」

二階堂「つ、連れてき、た………………」

望月「嫌ああああああっ!? き、桐生院さんっ!?」

新菜「な、何これ!? 肝試しにしては悪趣味過ぎるよ!?」

御鏡「違うよ……これはホンモノ。本当に殺されちゃったんだよ!」

ぴーんぽーんぱーんぽーん!

『死体が発見されました! 一定の自由時間の後、学級裁判を行います!』

『オマエラは死体発見現場の二階教室に集合……って、もう集まっていたね!』

『桐生院さんを殺した、クロもちゃーんといるからね!!!』

天道「……けっ、嫌な気分だぜ」

浦賀「桐生院さん……」

犯人がこの中にいる事は……確かなんだ……


榛原「……ヒナコが、甘かったんだ」

榛原「ヒナコさえしっかりしていれば、桐生院は死なずに……!」

逸見「は、榛原のせいじゃねーよっ!」

御鏡「榛原さん。今は悔やんでいる場合じゃないよ」

御鏡「私達はやらないといけないんだ、この命がけの……」

モノクマ「そう! 学級さ……」

御鏡「学級裁判をね!」

モノクマ「はっ、台詞を盗られた……!」

逸見「も、モノクマッ!!」

モノクマ「うぷぷ。いいねいいね、本当にいい調子だよ!」

モノクマ「最近、ボクに仕事のオファーが来ないんだよね……まあ可愛い我が子に養ってもらうけどさ」

櫻田「貴様には父親としてのプライドは無いのか?」

新菜「毒親だ! ここに毒親がいる!」

モノクマ「さて、そういう事だから……」

モノクマ「オマエラの出番だよ! モノクマーズ!」

「「おはっくまー!」」


モノスケ「……なんかいつの間にかワイらの人生が決定されてもうたで……」

モノファニー「アタイ達にも自由が欲しいわ。あの大空を自由に飛びたいの!」

モノキッド「働かせるのはモノダムだけだぜ! ミーは遊び足りねぇからな!」

モノダム「………………………………」

モノタロウ「えーと、あれ? うわー桐生院さんがしんでるー!」

モノファニー「死んだ人の名前を呼んだらダメよ! 夜中に枕元にでるわよ?」

モノキッド「死んじまうなんて情けねーなあ! ザマァねえぜ!」

モノダム「塩、置イテオクネ」

逸見「て、てめぇらっ……! オレが黙って聞いていりゃあいい気になりやがって……!」

皇「リリカの事を悪く言うのはめっ! です!」

向井「止めろ、そいつらの話なんか聞いている暇は無いんだ……」

御鏡「そうだね、だってこれから始まるお楽しみの邪魔になるからさ……」




御鏡「私達の学級裁判、第二回! 皆も張り切っていこーうっ!!!」




【捜 査 開 始】

ピピッ!

モノタロウ「はーい! 今回もキサマラにモノクマファイルを配るよ!」

モノスケ「キサマラ知っとるか? これ全部ワイらの手作業なんやで?」

モノファニー「コピペや機械作業では決して出せない暖かさをキサマラに……」

天道「さて、早速確認しておくぜ」

新菜「うぅ……桐生院さん……何で……?」

二階堂「まあ、桐生院さんはお世辞にもいい人とは言えなかったけどね」

櫻田「だが、桐生院は殺されてもいい人間でも無かったはずだ……」

文沢「ふふ。故人を偲ぶのはいい事ですが、今は捜査に集中しましょう」

浦賀「……そうでやしたねぇ」

榛原「……今回はこれだけか?」

御鏡「ちぇっ、今回はかなりケチッてるねーモノクマファイル!」

モノキッド「手作りなんだから仕方ねーだろッ! 文句言うんじゃねえぜ!」

確かに鉄の時と比べると少ないな……何か理由でもあるのか、それとも……

GET!:コトダマを入手しました
【モノクマファイル2】
 被害者は桐生院 凛々華
 死体発見現場は二階第二教室
 被害者は剣によって腹部を大きく損傷している


向井「……これが、凶器なのか?」

桐生院の腹部に突き刺さっている大きな剣……見ているだけでも気分が悪い

向井「だけどこの剣、どこかで……」

逸見「……あぁっ!? これ、桐生院がオレを追いかけてた時に持ってたヤツじゃねーかっ!?」

逸見が驚いて声を上げる。そういえば、これは桐生院が振り回していた剣だ……

向井「なら、この剣は桐生院の研究教室の持ち物なのか?」

逸見「そうだぜっ! つーか桐生院は自分の研究教室に鍵かけちまうくらい厳重にしてたしよ……」

逸見「誰かが盗んだっつーのは考えにくいんじゃねーのかっ?」

GET!:コトダマを入手しました
【桐生院の剣】
 桐生院の腹部に突き刺さっている剣
 元々は超高校級のコレクターの研究教室にあったものらしい


向井「だけどこんな剣……持ち歩いていたらかなり目立つぞ?」

櫻田「全くだ。この剣は何処にあったんだ……?」

向井「ああ、桐生院の研究教室のものらしいな」

櫻田「そうなのか……俺は研究教室に入れて貰えなかったからな……」

櫻田「何があるのかすら、把握出来ていなかったんだ……」

向井「警備員の櫻田ですら入れてくれなかったのか?」

櫻田が無言で頷く。そこまで桐生院は自分の持ち物を守っていたのか……

GET!:コトダマを入手しました
【厳重警備体制】
 桐生院は自分の研究教室に対して渦状なまでの警備を施していた
 警備員である櫻田すら、桐生院の研究教室には入れなかったらしい


向井「なら、誰かが桐生院から鍵を奪い盗ったのか?」

櫻田「……いいや、外部からあの剣を持ち込むのも……」

櫻田「前もって桐生院から鍵を盗むのも不可能なんだ」

榛原「それはヒナコも保証しよう……ヒナコと櫻田は、事前に全員の身体検査をしていたんだ」

向井「……その結果は?」

榛原「誰も怪しい物を持ってはいなかった。これは間違いない事実だ」

櫻田「そして、その道具を用いた形跡も無かった……」

榛原「……ヒナコとしては、このドレスが気になるがな」

榛原「恐らくは鉄の研究教室にあったものがベースなのだろうが……」

榛原「こんな宝石まみれのドレス。見たことが無いな」

GET!:コトダマを入手しました
【身体検査】
 生徒達は各自で身体検査を行っていた
 全員怪しい持ち物はもっていなかったらしい

【榛原の証言】
 桐生院のドレスのベースは、鉄の研究教室に残されていたもの
 しかし、榛原が確認した時には宝石の類いはついていなかった


……桐生院については本人の性格もあって今はまだわからないな

なら、他の所から調べていくか……

皇「……むー、どこにも無いです!」

望月「え、えっと、皇さんは何をお探しですかぁ?」

皇「スタンプです! メイが頑張って用意したです、はい!」

浦賀「……そこらに落ちてねぇでさぁ?」

望月「だ、誰かが持っているとか……」

皇「見つからないです、はい……」

向井「……ここから、スタンプが無くなっているのか?」

皇「はいです!」

スタンプが無い……? 犯人が持ち去ったのか?

GET!:コトダマを入手しました
【消えたスタンプ】
 事件現場から、本来用意されていたスタンプが消えていた
 何処にも落ちていないらしく、また、誰も持っていなかった


向井「だとしたら、何処か別の場所に隠してあるとかなのか?」

皇「……例えばどこですか?」

向井「例えば……? そうだな、なら、このロッカーの中とか……」

そうして、教室のロッカーを開けてみるが……

浦賀「……何もねぇですなぁ」

向井「……期待はしていなかったさ」

流石にこんな解りやすい所には隠さないか……ん?

向井「……側面に、傷がついている……」

GET!:コトダマを入手しました
【ロッカーの違和感】
 ロッカーの側面に、違和感のある傷がついていた


……教室で調べる所はこんな所か

後は、二階堂にも話を聞くべきだろうな

向井「……二階堂。お前の用意していた義手って、どんなものなんだ?」

二階堂「あ、ああ……ぼくの義手はね、特別製なんだよ」

二階堂「ほら、二の腕のここにボタンがあるでしょう? そこを押すと……」

向井「……うっ!? これは……血か!?」

二階堂「いいや、これは血糊さ。ぼくの研究教室に置いてあったんだよ」

二階堂「本当は、この義手を廊下に置いて皆を驚かせる予定だったんだけど……」

向井「だけど、廊下に落ちていた腕についていた血は……」

二階堂「本物だったね……どうしてなんだろう……」

GET!:コトダマを入手しました
【二階堂の義手】
 二階堂の造った義手にはギミックがついており、血糊が出る仕様だった
 しかし、落ちていた義手に付着していた血は本物の血であった

本日はここまで。少なくて申し訳ありません……

それでは更新します。本日も少な目安価無しです……


御鏡「やっはろー! 向井君! 捜査は順調かな?」

向井「なんだ、御鏡か……何か用か?」

御鏡「反応薄いなー……もしかして皆に対してもそんなに淡白なの?」

向井「それはお前だけにだ、そもそもこの事件が起きたのも……」

御鏡「ちょっとちょっとー、私は本当に皆の結束を高めるためだけに……」

御鏡「この、才囚学園肝試しを計画していたんだよ?」

向井「どうだかな……」

御鏡「あーもうわかったわかった! 私の持っている企画書を見せるからさ……」

御鏡「私が何か企んでいた、なんて考えないでよね!」

御鏡は懐から一枚の紙を取り出すと、それを残念そうに俺に手渡してきた

御鏡「本当は隠しておきたかったけど、まあ緊急事態だしさ、特別!」

御鏡「この事は私と向井君の秘密だからね! 絶対に他の人に言っちゃダメだからね!!」

……この紙には、当日や前日の準備は誰の担当かが書かれているな

これは、もしかして……重要な証拠になり得るんじゃないか?


GET!:コトダマを入手しました
【御鏡の企画書】
 御鏡の所持していた企画書。
 前日と当日の役割分担や、何を行う予定だったのかも書かれている。
 企画書を見る限り、一部の生徒にのみ役割があった様子。
 
・前日
道具作製班:浦賀、二階堂、皇、望月
現場確認班:櫻田、藍羽

・当日
イベント班:逸見、二階堂、望月
イベント(サプライズ):桐生院

尚、上記の配役は御鏡と向井のみが知っている


向井「……藍羽、肝試しの事で、お前は何か知っているか?」

藍羽「…………知らないけど、何でそれを私に聞くわけ?」

向井「いや、藍羽からはまだ話を聞いていなかったからな……」

藍羽「肝試しの事については知らない。けど、桐生院が何かしようとしてたみたいだったよ」

藍羽「逸見の奴を呼んでこいって、私に言ってきたしね」

向井「逸見……逸見が何か関係しているのか?」

藍羽「知らないってば。だけど、何をするにしても……」

藍羽「あの暗闇で何をする気なのか、もうわからくなったけどね」

向井「確かに、ライトが無いと何も見えなかったからな……」


GET!:コトダマを入手しました
【藍羽の証言】
 桐生院から、逸見を呼び出す様に伝えられていた。
 恐らく、桐生院のサプライズに何らかの関係があると言うが……

【学園内の暗闇】
 桐生院のいた教室、そして廊下は暗闇で覆われていた
 ライトが無いと前も見辛い


逸見を探していると、逸見は桐生院の研究教室の前で右往左往していた……

向井「……逸見っ! ここにいたのか」

逸見「向井っ……! ちょっとお前も見てくれよ、これをよ……」

そういって逸見が指差したのは、ぼんやりと光る扉のドアノブだった

逸見「ほら、ここだけうっすら光ってるだろっ? オレは何か見覚えがあるんだけどよっ……」

逸見「何処だったっけか……忘れちまったぜっ!」

向井「そうか……研究教室には入らないのか?」

逸見「それがよっ……なんか鍵がかかってんだよな。桐生院は空けておくって言ってたのによっ!」

鍵が……? 桐生院がつけ直したのか?

だとしたら……


GET!:コトダマを入手しました
【光るドアノブ】
 桐生院の研究教室のドアノブが、うっすらと光っていた。
 逸見はこの光を見たことがあるようだが……?

【鍵のかかった研究教室】
 桐生院の研究教室には、鍵がかけられていた。
 いつかけられたのか。誰がかけたのかは不明。


キーンコーンカーンコーン!

『うぷぷ……オマエラ、二回目だし大分慣れたと思うけど……』

『これも決まりなので、高らかに宣言をさせていただきます!』

『学級裁判の準備が整いました! 生徒のオマエラは速やかに裁きの祠へお集まりくださーい!』

向井「……遂にか」

逸見「なあ、向井……っ、オレ、正直な事を言っちまうとだな……」

逸見「こんな、あいつらを疑いあってまで生きたくねーよっ! こんなのもう嫌なんだよっ!」

向井「それは……! でも、俺達はそうしないと……!」

逸見「わかってる……オレだって死にたくねぇ、だから全力でやってやるっ!」

逸見「だから……もし、クロがどんな奴でもオレはそいつを責めねぇ」

逸見「御鏡のヤツが何をしようと……オレ達は仲間なんだからなっ!」

逸見「……じゃあなっ! オレはもう先にいくぜっ!」

そういって逸見は走り去っていく。その顔は、今にも倒れそうなほどに青かった

向井「……そうだな。俺達は仲間だ」

向井「例え……誰かが誰かを殺していてもなんだ……」


――『裁きの祠』――

人が集まった裁きの祠。そこには鉄も、リチャードも……桐生院もいなかった

空には既に太陽が見え始めている……俺は今日の朝日を見れるのか?

向井「……悪い、遅くなったな」

望月「そっ、そそ、そんな事、ないですよぅ!」

天道「俺様達も今来た所だぜ。それにしてもよ……」

浦賀「………………………………………………」

向井「浦賀……大丈夫か? 浦賀は桐生院とよくいたからな……」

浦賀「……へぇ、ありがとうごぜぇやす。あっしはもう大丈夫でさぁ」

新菜「き、桐生院ちゃんはさ、何で殺されちゃったのかな……」

榛原「それを、今からヒナコ達で暴いていくのだ……平気か?」

新菜「正直、ステージに立つ方がまだ楽かな……私」

櫻田「軽口はそこまでにしておけ……来るぞ!」


櫻田の声と同時に、最初と同じ様に像が泉に沈んでいく

その背後から……エレベーター。学級裁判場への扉が現れた

逸見「……しゃあっ! ビビってねーでいくぜてめーら!」

逸見「オレが一番乗りだっ! てめーらも早く乗っちまいなっ!」

御鏡「威勢とやる気は充分だね! 私だって負けないんだから!」

皇「メイだってパワーとガッツは負けてませんです、はい!」

藍羽「アンタ達は何と戦ってるの?」

二階堂「ぼくは気にしたらいけないと思うな……」

文沢「ふふ、弱い自分と闘いです。そうして人は想いを繋いでいくんです」

文沢「さて、参りましょうか。私達の運命を決める場所へ……」

二階堂「……なんだか、上手くかわされた様な……」

向井「気にするな……いくぞ!」

そうして、俺達は次々とエレベーターに乗り込んでいく

誰かを地獄へ叩き落とす為に、自分が足掻いて生き延びる為に……


天道「さて、俺様だって負けないぜ」

皇「メイもソーマに負けないです!」

二階堂「だから誰と戦ってるのさ……」

浦賀「気にしたらいけねぇと……いいや、もう何も言いやせん」

望月「うぅぅ……私、もうやりたくないですぅ……」

新菜「私だってやりたくないよー!」

文沢「ですが、私達でやらないと……」

御鏡「死んじゃうんだよね? わかってるわかってる!」

御鏡「私達かクロか、そのどちらかが生き残る生存戦争なんだってさ!」

そうだ、これは戦いだ。シロとクロの運命を分かつ命懸けの……

俺は絶対にまだ死ねない。まだ、俺には何もない、ただの虚ろな人間だから……

空っぽのまま、死んでたまるか―――!!

本日ここまで。最近は少ししか更新出来ていませんが、ありがとうございました

次回は学級裁判です。多分かなり時間がかかると思いますが、気長に待っていただけると幸いです

そういえば、各キャラクターのイメージキャラっていますか?

一週間経ったので、生存報告を
現在、私事が多忙だったり別の創作を行っていた事で裁判編は4分の1くらいしか出来ていません……
なので、再開はもう少し後。恐らく来週か再来週辺りになると思います
ゆっくり過ぎる更新ですが、是非ともお付き合いいただければ幸いです

>>787イメージキャラ……版権キャラで、という事でしょうか?
自分は頭の中で動かす際に、AA感覚で版権キャラを当て嵌めていますがそれで良ければ……

本日も生存報告とお知らせだけ……
学級裁判の完成の目処が立ったので、来週の土日で学級裁判を開始したいと思います
お待たせしてしまい申し訳ありません。どうかよろしくお願いします

それと、少しだけ相談のようなものを
三章でテコ入れとしてV3のとあるキャラを一名出そうかと考えていますが、大丈夫でしょうか?
一応パラレル設定で尚且つ名前が同じのそれっぽいキャラ扱いですが、何か問題がある。それは嫌。という意見があれば、教えて頂けると幸いです

お待たせしました。予定の土日よりも早いですが学級裁判を開始したいと思います
今からでも参加してくださる方はいらっしゃいますか?

ありがとうございます。それでは開始致します……


【CHAPTER2 ドス黒き檻の中より】
【コトダマ一覧】

【モノクマファイル2】>>767

【桐生院の剣】>>768

【厳重警備態勢】>>769

【身体検査】>>770

【榛原の証言】>>770

【消えたスタンプ】>>771

【ロッカーの違和感】>>772

【二階堂の義手】>>773

【御鏡の企画書】>>777

【藍羽の証言】>>778

【学園内の暗闇】>>778

【光るドアノブ】>>779

【鍵のかかった研究教室】>>779


【学級裁判  開廷!】

モノクマ「えー、ではまず学級裁判の簡単な説明から始めます!」

モノクマ「学級裁判では、誰が犯人なのかを議論し、その結果はオマエラの投票により決定します!」

モノクマ「正しいクロを指摘できればクロだけがオシオキですが……」

モノクマ「もし間違ったクロを指摘した場合は、クロ以外の全員が処刑され、クロには脱出の権利が与えられます!」

モノクマ「さーて、二回目の学級裁判の結末はどうなるんだー!?」

モノタロウ「えっ!? 学級裁判って、もう二回もやってるの!?」

モノキッド「二回どころか、三回四回五回六回はやるぜッ! ヘルイェー!」

モノファニー「そんなにやるの? アタイの身体が持つかしら」

モノスケ「その前に生徒がそんなにおるんかっちゅー話やな」

逸見「え、縁起の悪い話してんじゃねーよっ!」

榛原「絶対に、この裁判で全ての学級裁判を終わらせてやる……!」

御鏡「まあそんな事はどうでもからさ、まずは事件の話をしよう?」


櫻田「事件の事か……やはり、御鏡が何かしたのではないのか?」

御鏡「残念でしたー! 私は何もしてないんだよねー!」

御鏡「いやー残念だなー! せっかく私が徹夜で考えた計画なのになー!」

新菜「ヤケクソっ!? 御鏡ちゃんもしかして怒ってる!?」

御鏡「ううん、全然! 怒って!! 無いからね!!!」

浦賀「これはもうダメみたいでさぁ……」

藍羽「コントやってる場合? さっさと議論を始めたいんだけど」

天道「議論か……なら、まずは桐生院の行動から考えてみようぜ」

天道「あいつはサプライズと称して単独行動をしていたからな。考える必要があると思うのぜ」

櫻田「単独行動か……くそ、やはり認めるべきでは無かったか……!」

望月「く、悔やんでも仕方ないですぅ。今は犯人さんを見つけないと……」

文沢「ふふ、では議論の音頭は私が務めさせていただきます。では、どうぞ……」


【ノンストップ議論 開始!】
『コトダマ一覧』
【モノクマファイル2】
【身体検査】
【桐生院の剣】

文沢「ふふ。それでは皆さん、存分に議論なさって下さいな」

逸見「議論っつってもよーっ!」

逸見「どうせ御鏡が何かしたんじゃねーのかよっ!」

御鏡「やってないってばもー……」

榛原「ヒナコは信じてやりたいが……」

二階堂「何せ前科があるからね……」

御鏡「そもそも、私は桐生院さんに【何もやれないし】……」

逸見「へっ、どうだかなっ!」

逸見「こっそり【凶器を持って】桐生院を刺し殺したんじゃねーのかっ!?」

↓1ロンパしてください


【凶器を持って】←【身体検査】

正解!

向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「逸見、確か肝試しの前に、榛原と櫻田が身体検査をしたよな?」

逸見「お、おうっ!」

向井「だとしたら……御鏡が肝試し中に何かを持ち込むのは不可能だ」

櫻田「そうだな。俺と榛原、二人が見逃すとは思えない」

榛原「ヒナコ達のミスもあるかも知れないが……今は考えなくても結構だ!」

逸見「そ、そうかよっ……」

御鏡「ね? これで少しはわかってくれたかな、逸見君!」

逸見「悪いっ! オレの早とちりだったみてーだぜっ!」

二階堂「まあ、犯人じゃないとは決まってないけどね……」


櫻田「そうだ、御鏡が何かした可能性も否定は出来ないだろう」

御鏡「あれ、まだ疑われてるんだね……」

浦賀「いやーぁ、御鏡さんの今までを考えれば残念ですが当然でさぁ」

皇「メイは信じるです! はい!」

皇「だって……マホロも仲間です! メイは信じる事からしてみるです!」

新菜「皇ちゃん……! あれだけディスられたのになんて健気なの……!」

御鏡「さて、話を戻すけど、肝試しの前には凶器が持ち運べないんだよね?」

御鏡「だとしたら、いつの間に凶器を用意したのかなー?」

藍羽「……肝試しの前じゃないの?」

藍羽「それなら桐生院にも怪しまれずに細工出来るしさ」

新菜「その細工って?」

藍羽「……わかんないけど」


文沢「では、肝試しの始まる前……どのタイミングならば隙が出来たのでしょう」

櫻田「朝の頃、俺と皇と向井で学園の中を探索した……」

櫻田「その時の学園内には、怪しい物は無かったはずだ」

皇「隅の隅々まで探したです!」

向井「その後、俺は御鏡と文沢に、中庭で会っていたんだ」

向井「そこで、文沢に個室に連れていかれて……」

天道「……個室? その話詳しく聞いてもいいよな?」

向井「聞くな……ただ怪談を聞かされていただけだからな……」

文沢「……あら、私と向井さんにはアリバイがあるみたいですね」

文沢「二人っきりで、ずうっと一緒にいましたものね。ふふふ」

望月「べっ、別に強調しなくてもいいですよぅ!」

天道「まあいいさ、向井と文沢にはアリバイがある。犯人から外していいのぜ」

二階堂「それでも候補は10人かあ……多いなあ……」


逸見「あーっ! もう少し絞り込めればいいんだけどよーっ!」

御鏡「そう簡単に犯人を絞り込めたら苦労しないよ。だけどさ……」

御鏡「誰が怪しいかはさ、簡単に絞り込めると思わない?」

二階堂「……どんな手で? 寧ろ、そっちの方が難しそうだけど」

御鏡「だってさ、あんな明らかに怪しいものがあるんだよ? それなら簡単にわかるよね?」

御鏡「誰が持ち出せたかはさ……?」

望月「だ、誰が持ち出せたかですか?」

藍羽「……それって、あれの事を言ってるんだよね?」

あれか……確かにあれの存在は気になっていたんだ

あれを持ち出せたのは……

【犯人を絞り込める物を示すコトダマを提示してください】
 ↓1


選択:【桐生院の剣】

正解!

向井「これだな……!」解!

向井「お前達の言うあれって、桐生院の剣の事だろう?」

向井「あれは桐生院の研究教室にあったものだ。あれを持ち出せるのは……」

御鏡「かなり限られる。でしょ? あんな大きな剣だもん……」

御鏡「いつ、誰が持ち出せたのか! それを議論の焦点にするべきだよ!」

榛原「確かにそうかもしれないな……」

櫻田「ならば剣の出所から話していこうか、文沢、頼むぞ」

文沢「あら、私でいいんですか?」

望月「ふ、文沢さんと向井さんはアリバイがありますしぃ……」

望月「……あっ!? む、向井さんが頼りにならない訳じゃありませんから!」

向井「……ありがとう」

文沢「ふふ、それでは次の議論に参りましょうか……」


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【桐生院の剣】
【光るドアノブ】
【厳重警備体制】

逸見「桐生院の剣を持ち出したヤツ……」

新菜「それって、一体誰なんだろう?」

皇「きっと【リリカ】です! はい!」

浦賀「桐生院さんは自分で凶器を持ち出したんでさぁ……?」

二階堂「あるいは他の誰かが【押し入った】とか……」

文沢「随分と乱暴な方ですね。ふふ」

二階堂「なんで笑ってるのさ……」

↓1論破してください


【押し入った】←【厳重警備体制】

向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「いや、犯人が桐生院の研究教室に押し入った可能性は無いんだ……」

二階堂「……どうしてさ?」

向井「桐生院は、誰にも研究教室に入れさせなかったんだ。警備員の櫻田すら入れさせない程にな」

向井「そうなんだろ? 櫻田……」

櫻田「ああ。桐生院は一度研究教室に泥棒が入ったと言って……」

櫻田「俺にも、立ち入りは許してはくれなかったんだ」

浦賀「泥棒……でさぁ?」

逸見「……げっ!?」

文沢「……あら、どうかしましたか?」

新菜「逸見くん!? 今の『げっ』って何の事!?」

逸見「あ、いやっ、その……っ!」

天道「……仕方ないぜ、逸見、付き合わせて悪かったのぜ」

向井「……天道………………?」


天道「実は、桐生院の言う泥棒ってのは俺様の事なんだぜ」

望月「……え、えぇっ!? ててて天道さんが泥棒なんですかぁっ!?」

天道「俺様は夜、人気が無くなった事を確認して、桐生院の研究教室に忍び込んだんだぜ」

藍羽「…………何でそんな事したの?」

天道「……それはまだ言えねぇのぜ」

浦賀「言えねぇ……って、何ででさぁ?」

櫻田「……答えろ、天道」

天道「悪いな。まだ絶対に言うわけにはいかねぇのぜ」

天道「まあ、そうして目的は達成したんだけどよ、桐生院に見つかっちまったって訳だぜ」

二階堂「……じゃあ、きみなら桐生院さんの剣を持ち出せたんだね?」

天道「まあ、そうなるな」

御鏡「だったら、もうこれで決まりじゃない? 天道君が犯人だって!」


向井「……ちょっと待ってくれ、それだけで天道を犯人にしていいのか?」

新菜「え、でも剣を持ち出せるのは天道くんだけなんだよね?」

新菜「だったら、天道くんが怪しいって思うんだけど……」

皇「ソーマが犯人です?」

天道「全然違うぜ、メイちゃん」

皇「違うです! はい!」

新菜「単純過ぎないっ!?」

藍羽「なんで簡単に信じられるの……?」

御鏡「とにかく! 今現在時点ではどう考えても天道君が怪しいの!」

榛原「ふむ、ヒナコも同意見だ。剣を持ち出せるのは……」

榛原「天道しかいないのだからな」

……このまま天道だけが怪しいって事で議論を進めてもいいのか?

いや……それじゃダメだ。このままだと何か重大な見落としをしてしまいそうな……

そんな予感がする。なら、ここは強引にでも議論を変えるべきだ……!


【ノンストップ議論(嘘) 開始!】
『コトダマ一覧』
【鍵のかかった研究教室】

望月「ほ、本当に……天道さんが犯人なんですかぁ……?」

櫻田「まだ断言出来ないが、現時点ではその可能性が高いだろう」

天道「まあ、俺様は探偵だからな。好きに疑ってくれて構わないのぜ」

天道「……残念な事に、【俺様の無実】を証明する証拠が無いんだけどな」

浦賀「まあ、仕方ねぇでさぁ。なんてったって【誰も入れない】ですからねぇ」

浦賀「一度侵入している天道さんが疑われるのは道理でさぁ」

皇「メイはソーマを信じるです!」

二階堂「……きみ、いつか足元を掬われそうだね……」

↓2まで、コトダマを嘘に変えて論破してください


【誰も入れない】←【鍵のかかっ【鍵のかかっていない研究教室(等)】

正解!

向井「この嘘で真実を……!」偽証!

向井「……待ってくれ、天道だけが研究教室に入れたとは限らないぞ」

浦賀「……? 向井さん、研究教室には鍵がかかってたんでさぁ」

向井「ああそうだ。桐生院は研究教室に鍵をかけていたんだったな」

向井「……事件の前には、な」

文沢「あら、含みのある言い方ですね。それはつまり……」

向井「そう、桐生院が鍵をかけていたのは事件の前まで……」

向井「事件の時にはかかっていなかったんだ。捜査の時に確認したからな!」

逸見「……っ! 向井っ! おめーいきなり何を言ってむぐぅっ!?」

御鏡「? 何? ぽんぽんぺいん?」

向井(逸見、頼む……!今だけ、今だけは俺の嘘に乗ってくれ……!)ひそひそ

逸見「……………………………………………………」

向井(このままだと天道だけが怪しいと思われる……そうなると真相がわからなくなるかもしれない……)

逸見(……なら、向井は、天道が犯人とは思わねーのか?)

向井(………思っていない……いや、違う)

向井(俺は天道を信じる……犯人じゃないと信じたいんだ!)

逸見「…………っ!向井……っ」


逸見「……………………………………………………」

榛原「桐生院の研究教室か……ヒナコが見た時は入れなかったが……」

二階堂「え? なら向井くんの言った事は嘘なの?」

櫻田「何だと……? 向井、どういう事か俺達に説明して貰おうか」

望月「う、嘘っ!? 向井さん、どうしちゃったんですかぁ!?」

藍羽「この状況で嘘をつく必要があるのは、天道か犯人だけだよね」

藍羽「私達が納得するように説明してみなよ。出来るものならね」

向井「………………………………………………………」

天道「向井、お前…………」

御鏡「……向井君、それは天道君を庇いたいから言ったのかな?」

御鏡「それとも…………自白なのかなー?」

向井「違う、俺は…………!」

頼む、逸見…………!


逸見「……ちょいと待ちやがれっ!」

逸見「オレも向井とは少し一緒に捜査したんだけどよ、そん時に研究教室も捜査したんだ」

逸見「そん時には鍵がかかっていなかったんだ……向井は何も間違っちゃいねーんだよっ!」

二階堂「……あ、そうなの?」

榛原「ならば、ヒナコが行った時に入れなかったのは……」

向井「それはわからないが……でも、俺が嘘を言っていない事は確かだ」

藍羽「向井と逸見が共謀して、私達に嘘をついているかもしれないじゃん」

御鏡「それは無いんじゃない? だって学級裁判は原則として殺したクロしか出られないんだしさ」

御鏡「共犯にメリットが無いなら、わざわざ疑われるリスクを背負ってまで嘘をつく必要は無いよ」

御鏡「……自殺したいとかじゃないなら、ね」

向井「………………っ」

気づかれたか? いや、まさかな……

天道「……すまねぇな、二人とも」


逸見「と……とにかくっ! これで天道だけを疑う理由は無くなったろっ!?」

逸見「桐生院の研究教室が解放されていたんならよーっ……」

逸見「天道だけ入れたワケじゃねーんだからなっ!」

皇「はいです! ソーマだけじゃ無くなりました!」

文沢「ふふ、そうですね……天道さんのみが犯人とは断定出来なくなりましたね」

天道「ふう、ありがとうよ向井、逸見。なんとか首の皮が繋がったのぜ」

新菜「じゃ、じゃあさ……天道くんじゃないなら、誰が剣を持ち出したの!?」

浦賀「誰でも出来るなら……候補がいなくなっちまったでさぁ」

天道「……なら、誰が持ち出したかじゃなくて、いつ、剣が持ち出されたかを話してみようぜ」

櫻田「そうだな。答えがわからない問いよりも、考えられる問題がいいだろう」

いつ剣が持ち出されたのか……それがこの裁判のカギになりそうだな


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【モノクマファイル2】
【光るドアノブ】
【桐生院の剣】

櫻田「結局の所、桐生院の剣はいつ持ち出されたものなのか……」

榛原「流石に《朝》という事は無いだろう。とても大きく、目立つからな!」

皇「だったら【夜】に運ばれたです?」

藍羽「それが一番ありえそうだね」

御鏡「ねえ! 誰か、何か《おかしな事があった》ら見ていないかな?」

二階堂「そんなに都合がいい事は無いと思うけどね」

御鏡「……それはどうかな?」


↓1論破or同意してください


《おかしな事があった》←【光るドアノブ】

正解!

向井「その意見に賛成しよう!」同意!

向井「……いや、御鏡の言う通りだ」

新菜「えっ? 何の話なの?」

向井「御鏡の言う通りに……俺達は、おかしな物と遭遇している……!」

櫻田「……!? まさか、向井も、あれを見たのか!?」

御鏡「ほら、やっぱりね! 私の言った通りでしょ?」

藍羽「なんでアンタが知ってるの?」

向井「御鏡は、櫻田と一緒に見ていたゆだろう? あの光る物体を……!」

二階堂「光る……物体……?」

逸見「あぁっ!? まさか、あの人魂の事を言ってんのか?」

望月「ひゃ、ひゃいっ!? ひひひ人魂ですかぁ!?」

藍羽「…………………………………………本当に?」

御鏡「本当だよ~……あれは幽霊の仕業なんだよ~……」

望月「ひぃいいい……っ!」

天道「……それっぽいものってだけだからな? 安心するのぜ」


皇「ヒトダマ……って、何ですか?」

文沢「人魂。鬼火とも呼ばれる現象で、空中に浮かぶ火の玉の総称ですね」

文沢「ですが、鬼火と人魂は概念としては別のものですので、お忘れないよう」

新菜「そ、そんなに詳しい不思議説明はいらないからー!」

二階堂「で、その人魂がどうしたの?」

向井「ああ、その光と同じ色の光が、桐生院の研究教室のドアノブについていたんだよ」

櫻田「ついていた……という事は、まさか夜光塗料か?」

浦賀「夜光塗料……それも、恐らくは桐生院さんの研究教室にあるものでさぁ」

逸見「本当になんでもあるな、桐生院の研究教室はよっ!」

向井「……だとしたら、あの光は夜光塗料が塗られたものを手に取った時に……」

向井「誤って付いたものじゃないか?」

なら、あの剣を運んだ人物は、桐生院の研究教室に自由に出入り出来た……

……あいつだ!


問:桐生院の研究教室に自由に出入り出来た人物とは?
↓2


向井「……浦賀、お前は桐生院の研究教室に入れたよな?」

浦賀「いやぁそれなんですがねぇ、件の泥棒騒ぎのせいであっしも入れなくなったんでさぁ」

浦賀「なんで、あっしも入れねぇんです。すいやせん」

向井「……それを先に言ってくれ」

どうやら本当に違うみたいだな……なら、誰が入れたんだ?



天道「浦賀が桐生院の研究教室に自由に出入り出来たのは、泥棒である俺様が入る前なのぜ」

天道「逆に言えば、それ以降は浦賀ですら入らせて貰えなかった……」

天道「なら、誰が自由に入れたのか。それは一人だけなのぜ」

↓1再度指名してください


【桐生院 凛々華(キリュウイン リリカ)】

正解!

向井「お前だ……!」解!

向井「……桐生院の研究教室に自由に出入り出来て、尚且つそこにある物を把握している人物は……」

向井「……研究教室の持ち主である、桐生院本人以外に考えられない!」

天道「まあ、そうだろうな。桐生院は俺様の侵入したせいで警戒心が強くなっちまってたし……」

天道「夜光塗料なんて、桐生院しか知らなかっただろうからな」

新菜「……あれ? でも、桐生院ちゃんの剣に夜光塗料なんて付いてたっけ?」

浦賀「そう言われると……どうでしたっけかねぇ、あっしにはわからねぇでさぁ」

榛原「恐らく、犯人に拭き取られたのではないだろうか?」

榛原「そのままでは光り、嫌でも目立つからな」

藍羽「……でも、そんな目立つ剣を、桐生院は何処に隠してたの?」

剣を何処に隠していたのか……それは、恐らくあそこだろうな


問:剣の隠し場所を示すコトダマを提出してください
↓1


選択:【ロッカーの違和感】

正解!

向井「これだな……!」解!

向井「教室のロッカーだ。あそこならばスペースも十分にある」

二階堂「確かに、そこが一番怪しいけどさ……確信はあるの?」

向井「ああ。ロッカーの側面に、何かで引っ掻いた様な傷があるだろう?」

皇「本当です! 端っこの隅っこが、カリカリってなってるです!」

天道「少なくとも、ホウキの柄やチリトリじゃこうはならねぇな」

向井「きっと、そこに剣の切っ先が向いていたんだ。だから傷が出来たんだ!」

向井「桐生院は夜の間に運んだ後、ロッカーの中に剣を仕舞っていたんだ!」


           反

二階堂「くだらない手を使うんだね……」

     論

  !


二階堂「……待ってよ、その考えは突飛過ぎているんじゃないかな」

二階堂「ぼくはそうは思わないな……向井くんの推理はかなりおかしいよ」

向井「おかしい……? 俺の推理の、何処がおかしいんだ?」

二階堂「それは今から話そうかな……」


――『反論ショーダウン  開始!』――
『コトノハ一覧』
【藍羽の証言】
【榛原の証言】
【ロッカーの違和感】

二階堂「向井くんは、桐生院さんが剣を運んだって言ったけどさ……」

二階堂「それって、結局は何のために運んだのかな?」

二階堂「桐生院さんはぼくらと単独行動していたから……何時でも取りにいけたはずだよね」

二階堂「わざわざ夜の間に運んだのは、どうしてなのかな?」

向井「桐生院は夜。人目につかない時間に運ぶ必要があったんだ……」

向井「だから、わざわざ夜遅くに行動する必要があったんだ!」

向井「夜光塗料はその目印だ! 研究教室には薄暗い明かりしかなかったんだからな!」

二階堂「だから、それは何のために運んだのかを聞きたいんだけどな……」

二階堂「【誰かに見せる訳じゃない】のに隠す理由なんてわからないし……」

二階堂「それとも、向井くんはこう思っているのかな?」

二階堂「桐生院さんは、【誰かを殺すつもり】だったってさ……」

二階堂「何にせよ、【何をするつもりか確かめる方法】なんて無いよね」


↓1反論してください


【何をするつもりか確かめる方法】←【藍羽の証言】

正解!

向井「その矛盾、切り捨てる…!」論破!

向井「その通りなんだよ、二階堂。桐生院は……」

向井「あの剣を、逸見に見せたかったみたいなんだ」

二階堂「……どういう事?」

藍羽「あいつが私に、肝試しになったら逸見を呼んでこいって言ってたんだよ」

藍羽「……何がしたいのかは、わかんないけどさ」

二階堂「そうなんだ……でも、なんで?」

逸見「桐生院は……お……オレに、何か用があったってのかよ!?」

御鏡「まあ、そうなんじゃない? 桐生院さんは逸見君に……」

御鏡「……おっと! どうせなら、これは向井君に言ってもらおうかな?」

御鏡「向井君、桐生院さんは逸見君に何をするつもりだったのかなー?」

向井「桐生院が、何をするつもりだったのか、か……」

それはきっと……


1:殺すつもりだった
2:剣を渡すつもりだった
3:サプライズの相手だった
↓1


選択3:サプライズの相手だった

正解!

向井「これだな……!」解!

向井「きっと……桐生院のサプライズは、逸見に向けていたんだ……」

新菜「桐生院ちゃんが、逸見くんに……」

向井「桐生院は一度、逸見を殺しそうになっていたんだ。だから、恐らく……」

浦賀「初耳でさぁ……」

櫻田「……成る程な」

櫻田「もしかしたら、逸見に対して何処かに負い目があったのかもしれない……」

御鏡「だけど、真正面から謝るなんて自分のキャラじゃない……恥ずかしい……」

御鏡「だから、サプライズの体をとる事で、心から素直になろうとしたんだよ」

皇「リリカ……! ううぅぅ……っ!」

浦賀「……んなら、犯人は藍羽さんじゃねえでさぁ?」

新菜「……えっ!?」

藍羽「……は? 意味がわからないけど」


浦賀「桐生院さんからサプライズの事を聞いていたんでありゃあ……」

浦賀「桐生院さんが、何をするかもわかるでしょうし……」

浦賀「んならば、藍羽さんなら、桐生院さんから剣を奪うことも……」

浦賀「そんで、そこから刺すことも出来るはずでさぁ」

藍羽「……ふざけないでよ。何で私が桐生院なんかを殺さないといけないの?」

藍羽「私は、ただアイツの話を聞いただけ……桐生院を殺すなんて無理だよ」

新菜「そ、そうだよ! 藍羽ちゃんは、私とずっと一緒にいたもん!」

新菜「食事にトイレに、お風呂だって一緒に入ったんだからねっ!」

藍羽「キモい」

櫻田「新菜はあんな性格だったか……?」

望月「に、新菜さん! なんだかキャラが崩壊してますよぅ!」

二階堂「でも、怪しいのは事実だよね」

榛原「うむ、話を聞く限り、桐生院と最後に会ったのは藍羽の様だしな」

藍羽「私じゃない……! 違う……!」

藍羽が犯人かどうか……それも話し合うべきだろうな

犯行が可能かどうか……そしてそれを実行に移せたのかを……!

本日はここまで。お付き合いありがとうございました
次回は恐らく土曜日になると思います。少々お待ち頂けたら幸いです

お待たせしました。ただいまより学級裁判を再開したいと思います
今、誰がいらっしゃいますか?

それでは再開します……


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【藍羽の証言】
【身体検査】
【消えたスタンプ】
【桐生院の剣】

藍羽「私は犯人じゃない……!」

二階堂「でも、それを認める証拠が……」

皇「ミユウは、《剣を振りかぶって》指したですか?」

新菜「藍羽ちゃんは、【そんな事乱暴な事しない】よ!」

逸見「桐生院の研究教室に自由に入れるのは……」

逸見「【主の桐生院】だけだよなっ?」

浦賀「きっと、サプライズの計画を聞いたときに、隠した《剣を使う》事を聞いたのでしょう」

浦賀「ですが、元の部屋に返すと目立つので《証拠の隠滅が出来なかった》のではないでさぁ?」

御鏡「何も【消えていない】しね、可能性としてはあり得るかもしれないよ?」

藍羽「違う! 違う……!」


↓1論破or同意してください


【何も消えていない】←【消えたスタンプ】

正解!

向井「それは違うぞ……!」論破!

向井「待ってくれ御鏡! 現場から消えた物ならあるんだよ……!」

御鏡「へぇ……それって何かな?」

向井「スタンプだ。浦賀と皇が作った、あの石のスタンプが……」

向井「現場から、無くなっていたんだ」

皇「メイががりがりって作ったです! どこかにいっちゃったです!」

向井「それが、現場から無くなっていたんだ。誰かが持ち去ったのかも……」

天道「……それは何の為にだ?」

向井「……え?」

天道「現場から何かが無くなっていたという事は、それは事件に何らかの形で関わっているからなのぜ」

天道「それはどういう事か……考えてみるといいのぜ、向井」

スタンプが事件とどう関わっているか……

よし……少し考えてみようか……!


【ブレインドライブV3  START!】

問1:□□□□□□□□□□□?

語群:が、桐、剣、生、ん、は、運、院、を、の、だ

問2:□□□□□□□□□□□?

語群:消、か、現、た、て、え、何、場、が、い、ら

問3:□□□□□□□□□□□□□□□□?

語群:ち、え、消、も、ら、た、ど、た、も、し、の、は、持、う、れ、て


↓1全て埋めて問を完成させてください


問1:桐生院が剣を運んだのは?

問2:現場から何が消えていた?

問3:消えたものはどうして持ち去られた?

全問正解!



good!

Thinking time!!



問1:A.夜時間 B.昼の間

問2:A.石のスタンプ B.桐生院の剣

問3:A.桐生院が捨てたから B.御鏡の発注ミス C.証拠の隠滅


↓1全て回答してください


A.夜時間

A.石のスタンプ

C.証拠の隠滅

全問正解!

向井「推理は繋がった……!」解!

向井「スタンプが持ち去られたのは、事件の証拠だからじゃないか……!?」

二階堂「スタンプが……証拠だから……?」

藍羽「あのスタンプが証拠って……何?」

向井「それはわからない……けど、唐突に現場から無くなるなんて不自然だ」

向井「犯人は、何らかの理由でスタンプを隠す理由があったんだ……!」

そうだ……現場にある違和感は、全て何処かで繋がるはずだ……

ここからが、学級裁判の本領……疑い、欺き、裏切り、騙しあう……

……この世の地獄だ








【学 級 裁 判  中断!】







『モノクマーズ劇場』

「「やっほー! オイラ達、五人揃ってモノクマーズだよー!」」

モノスケ「なんやか知らんが、面倒くさい事になってきてもうたな……」

モノファニー「現場から消えてる物が事件に関係しているのは、ミステリーでは使い古されてるわね」

モノキッド「ミーはそんなの関係無くぶちのめすけどな! ヘルイェー!」

モノタロウ「そういえば、前に明らかになったセンテンスなんとかって……」

モノタロウ「……うっ! あ、頭が痛い、何か言ってはいけない電波が……」

モノタロウ「……が、ガガがガガがガガがガガがガガがガガが」

モノファニー「大丈夫? 若年性認知症かしら」

モノダム「………………………………………………」


【学級裁判  再開!】

新菜「す、スタンプが事件に関係しているってさ……」

新菜「流石に、ちょっと論理が飛躍し過ぎじゃない?」

浦賀「んだんだ。たまたま何処かに落としてしまったんじゃねぇでさぁ?」

皇「メイはしっかり探したです! でもどこにもなかったです……」

櫻田「俺も皇と共に探してみたが……それらしき物は見当たらなかった」

天道「メイちゃんだけじゃなくて、警備員の櫻田もそう言うならば確定だな」

天道「あのスタンプは、事件と何らかの繋がりがある。だからこそ隠したのぜ」

二階堂「じゃあ、何に使われたのさ……」

天道「そこはこれからの議論次第って所だぜ」

……天道のこの余裕。もしかして…………

向井「……天道、お前探偵だよな? もう犯人がわかってるんじゃないか?」




天道「まあ、ある程度は絞れてるのぜ」




望月「……はぇ? えぇぇっ!? て、天道さんは犯人が解ったんですかぁ!?」

藍羽「だったらさっさと誰か言いなよ。こんな茶番やる必要なんてない」

天道「駄目なのぜ」

新菜「ケチ! 本当は天道くんもわかってないんじゃないの!?」

逸見「勿体振らずに教えてくれよっ!」

皇「ソーマはイジワルです! ケチケチしてるです! はい!」

天道「別にイジワルでもケチでもないのぜ。ただの順序の問題なのぜ」

天道「数学みたいなもんなのぜ。お前らも答えだけ書いて数式を書かなかったら減点された覚えがあるのぜ?」

向井「……つまり、犯行を明らかにしてから犯人を指名しろ。って事か?」

天道「そうだぜ。まずはなんでスタンプを使われたのか考えてみるのぜ」

向井「スタンプが、使われた……?」

あのスタンプが、どう事件に使われたのかが鍵になるのか……?

なら……少し考えてみるか……

問:あのスタンプの真の使い方は?

解:き。○○

↓1


解:きょうき→凶器

正解!

向井「これだな……!」解!

向井「そうか……! そうだったのか……」

向井「俺達は……最初から、とんでもない勘違いをしていたんだ……!」

逸見「か、勘違いって……何だよっ?」

向井「俺達は、桐生院の胸に突き刺さっていた剣こそが凶器だと思っていた……」

向井「でも、本当は違うとしたら?」

文沢「違う……とは?」

向井「桐生院を殺した真の凶器は……あの石のスタンプだ!」

向井「石のスタンプを削れば、鋭利な刃物になる……それが凶器になった」

向井「それを発覚させない為に、スタンプを隠滅せざるを得なかったんだよ!」


          反

藍羽「止めて。そんなの正しくない」

     論

  !


藍羽「……向井、アンタ本気でそんな事を言ってるの?」

藍羽「馬鹿馬鹿しい……議論に値しない話なんて言わないで」

藍羽「それとも……アンタは、無様に負けて死体にでもなりたいの?」


――『反論ショーダウン  開始!』――
『コトノハ一覧』
【モノクマファイル2】
【学園内の暗闇】
【桐生院の剣】
【二階堂の義手】
【鍵のかかった研究教室】

藍羽「あんな小さなスタンプが凶器……」

藍羽「そんな事、あり得る訳がない!」

藍羽「アンタは、ただスタンプと事件を絡めたいだけ……」

藍羽「そこに正当な理由なんて、何処にも存在はしない!」

向井「だが、スタンプが現場から消えていた事は事実なんだ……」

向井「そして、櫻田と皇が見つけられなかったと言うことは……」

向井「誰かが、何処かに隠したとしか思えないんだ!」

向井「あのスタンプは……犯人からしたら見つけて欲しくなかったんだ!」

藍羽「だから、スタンプが凶器なんて頭のおかしい意見が出たの?」

藍羽「スタンプが凶器なんて、【あり得る訳無い】……」

藍羽「殴るにしても、桐生院の【死因は撲殺じゃない】……」

藍羽「刺すにしても、小さいから【リーチが短くて届かない】……」

藍羽「アンタの言ってる事は、妄想以下の空想だよ!」

↓1反論してください


藍羽「モノクマファイルには死因が書いてない……」

藍羽「だったら、撲殺だって断言できる根拠にはならない!」

藍羽「アンタのいい加減な議論には、もううんざりなんだよ!」

……くっ、違うみたいだ……! 藍羽を納得させるにはこれでは無理だ……!



天道「問題の焦点は、スタンプがどう使われたかなのぜ」

天道「凶器にするには小さすぎるスタンプを、どう凶器にしたのか……」

天道「スタンプ単品じゃなく、他の物も使ったのかもしれないのぜ」


↓1再度回答してください


【リーチが短くて届かない】←【二階堂の義手】

正解!

向井「その矛盾、切り捨てる…!」論破!

向井「いや……間違いなくあのスタンプが凶器だ。今の議論で確信した」

藍羽「何処が……!? スタンプで殺すにしても、リーチが足りないって……」

向井「…………それを補う方法が、あったとしたら?」

藍羽「は…………?」

向井「二階堂の義手だよ……二階堂の義手に削ったスタンプを握らせて……」

向井「それを桐生院に刺したんだ……!」

藍羽「義手……? そんな無茶な事、出来る訳が……」

二階堂「出来るよ。ぼくの才能に賭けて断言してもいい」

二階堂「確かに、向井くんの言う方法なら……リーチの問題も解消出来るね」

新菜「で、でも……! そんな事が出来る訳ないよ!」

望月「に、新菜さん……? ど、どうしたんですかぁ……?」

榛原「向井と二階堂の話を聞く限り、無理では無さそうだが……?」

新菜「違う違う違ーう! そんな事無いんだってばー!」

        待

モノクマ『ズバッとザクッと分けちゃいましょーう!!』
        っ
        た
        !


モノクマ「オマエラがそう言うと思ってちゃんと用意しておきました!」

モノクマ「我が才囚学園が誇る、移動式学級裁判場は本日も絶好調だよ!」

モノタロウ「えー? やるの? あれオイラ達が動かしてるから疲れちゃうよ」

モノスケ「シッ! お父やんに怒られてまうやろ!」

モノファニー「裏の事情は話しちゃダメよ! 夢と希望が台無しじゃない!」

モノキッド「とにかくザコドモには醜い争いをしてもらうぜ!」

モノダム「………………………………イクヨ」




モノクマーズ『推論リーグバトル、ファイトー!』




【意 見 対 立】

問:桐生院を殺した凶器は?

【剣だ!】
 藍羽 美優
 逸見 弥七
 浦賀 金太郎
 皇 芽衣花
 新菜 那悠
 文沢 明莉
 御鏡 真幌

  VS

【スタンプだ!】
 向井 刀哉
 櫻田 慧司
 天道 蒼真
 二階堂 義明
 榛原 緋奈子
 望月 美代子


【推論リーグバトル  FIGHT!】

【1】VS浦賀

浦賀「【スタンプが見当たらないのは、ただ見逃しただけではないでさぁ?】」

【2】VS皇

皇「【あれだけおっきい剣なら、きっと凶器なんです! はい!】」

【3】VS藍羽

藍羽「【スタンプが凶器なんて、そんなのあり得る訳がない……!】」

【4】VS文沢

文沢「【二階堂さんの義手で長さを補う事は本当に可能なのですか?】」

【5】VS新菜

新菜「【もーっ! 藍羽ちゃんが犯人な訳ないんだからーっ!】」


『ヒトダマ一覧』
向井「【二人が探して見つからないなんて、どう考えてもおかしい……!】」

天道「【あり得ないって決めつけてるだけだ。もう少し視野を広げるのぜ】」

二階堂「【ぼくの才能に賭けても、可能だと断言させてもらうよ】」

榛原「【恐らく、本来の凶器を誤認させるカモフラージュではないか?】」

望月「【ま、まだ藍羽さんが犯人とは言ってませんよぅぅ!】」

1~5までの意見に、対応する生徒名を記入してください
↓1


【結果発表】

 ○【向井】VS浦賀×

浦賀「スタンプが見当たらないのは、ただ見逃しただけではないでさぁ?」

向井「二人が探しても見つからないなんて、どう考えてもおかしい……!」

浦賀「……それもそうですねぇ、すいやせんでしたねぇ」

 ○【榛原】VS皇×

皇「あれだけおっきいなら、きっと凶器なんです! はい!」

榛原「恐らく、本来の凶器を誤認させるカモフラージュではないか?」

皇「むむむ……ヒナコにはそういう考えもあるですか……!」


 ○【天道】VS藍羽×

藍羽「スタンプが凶器なんて、そんなのあり得る訳がない……!」

天道「あり得ないって決めつけてるだけだ。もう少し視野を広げるのぜ」

藍羽「……決めつけてる、だけ……? 私が…………?」

 ○【二階堂】VS文沢×

文沢「二階堂さんの義手で長さを補う事は本当に可能なのですか?」

二階堂「ぼくの才能に賭けても、可能だと断言させてもらうよ」

文沢「ふふ、そこまで言うのならば私は引くしかありませんね」

 ○【望月】VS新菜×

新菜「もーっ! 藍羽ちゃんが犯人な訳ないんだからーっ!」

望月「ま、まだ藍羽さんが犯人とは言ってませんよぅぅ!」

新菜「……あ、そうだった。ゴメンね!」

【ALL CLEAR!!】

向井「これが俺達の答えだ…!」全論破!


藍羽「……アンタのせいで余計に疲れたんだけど」

新菜「ご、ゴメンね! でも、私の藍羽ちゃんへの気持ちは……伝わったかな?」

藍羽「……………………………………………………」

逸見「顔が怖ぇぞ藍羽っ!?」

櫻田「凶器がスタンプだと言う話が真実だとすると……何処に隠したかが問題点になるな」

浦賀「桐生院さんの研究教室ではないでさぁ? あそこは殆どの方が調べていないはず……」

御鏡「えー? 研究教室なら逸見君と向井君が調べてくれたはずだけど?」

逸見「おおおおおおぅっ!? も、勿論だぜよっ!?」

望月「なんで土佐弁なんですかぁ……」

天道「……なら、誰も調べていない場所に隠してあるんだろうよ」

皇「そこは何処ですか? ソーマ……」

天道「あんまり俺様に頼られても困るのぜ。だから今回も向井にパスするのぜ」

天道「向井……お前ならこの答えが解けるはずだぜ?」

向井「……わかった、やってみよう」

誰も調べていない場所……? それは何処だ?

常識を捨てて考えろ……考えるんだ……!

【錯綜シークワード  開始!】
問:スタンプはどこに隠れてしまった?

    □生□の□レス
    ■□■光■□■
    □命□■□■□
    ■□■□ポ□■
    □■□■□■□
    ■の■□部屋■
    □■剣■□■□

↓1


解:桐生院のドレス

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「わかったぞ……! スタンプが隠してある場所が……!」

新菜「ほ、本当に!? どこどこ!?」

向井「それは……桐生院の着ている、あの宝石が敷き詰められたドレスだ!」

二階堂「ど、ドレス……? あの、ギラギラしてて目に悪いあのドレス?」

向井「ああ……死体の衣服には誰も詳しくは触らなかっただろう?」

望月「は、はいぃ……持ち物は確認しましたけど、流石に衣服全体までは……」

藍羽「しかもあの宝石の数は相当なものだったし、一つくらい増えても誰も気にしないだろうね」

櫻田「犯人はそれを見越して、衣服に凶器を隠したのか……!」

逸見「で、でもよ、それって犯人の都合が良すぎねーかっ? 桐生院がその服を着なきゃ意味ねーしよっ!」

天道「逆だぜ逸見。犯人は桐生院があのドレスを着たからこの犯行計画を建てたんじゃない……」

天道「あのドレスを着る事も、犯行計画の一つだったんだぜ」

新菜「でも桐生院ちゃんが着る服が事前に解る人なんて……」

天道「事前に解るも何も、あのドレスは犯人が用意したものだと思うのぜ」

文沢「そんな方は、もういない鉄さん以外にはいらっしゃらないのでは……」

向井「……いや、一人だけいる」

向井「桐生院が着るドレスを、用意できた人物が……!」

そうだ。その人物こそが、この事件の真犯人なんだ

その人物は……あいつしか、いない!

【桐生院のドレスを用意した人物は?】
↓2


【浦賀 金太郎(ウラガ キンタロウ)】

正解!

向井「お前が、真犯人なんだ……!」解!

向井「浦賀、お前なんじゃないのか?」

向井「あのドレスを用意した人物……この事件の犯人は!」

浦賀「……おや、あっしでさぁ?」

逸見「う、浦賀が……っ!? き……桐生院を殺したのかよっ!?」

皇「う、嘘です! だって、キンタローとリリカは仲良しだったです、はい!」

向井「だけど、最も近い距離にいた浦賀だからこそ、桐生院は受け取ったんじゃないか?」

向井「それに……宝石の扱いが一番長けているのは浦賀なんだ、超高校級の炭鉱夫である、お前なら!」

浦賀「へぇ、では嘘をつかずに答えるとしやしょうか」

浦賀「確かに、あっしは宝石の事ならばこの中では一番でしょう。ですが……」

浦賀「そもそもの話、あのドレスは本当にあっしが拵えたものなのでさぁ?」

浦賀「もしかしたら、鉄さんの研究教室に遺された物かもしれやせん。あっしがやった証拠は無いでさぁ」

いや、それは無いはずだ……それを証明する証言がある!

問:鉄の研究教室に無かったと証明出来るコトダマを提示してください
↓1


選択:【榛原の証言】

正解!

向井「こいつだ……!」解!

向井「榛原は全員の研究教室を見ていたが、そのドレスは確かに鉄のドレスが下地になっていた……」

向井「だけど、宝石はついていなかったんだ。それはつまり……」

二階堂「宝石は後から縫い付けられたって事だね……」

榛原「ああ。軍楽隊長であるヒナコの名に賭けて断言しよう! あのドレスは鉄のものではないと!」

新菜「……あんまり関係無さそうだね」

天道「……おっと、桐生院の研究教室の物なんて言わないよな?」

天道「それなら俺様と逸見で反論してやるぜ。そんなドレスは無かったってな」

逸見「お、おうっ! 任せとけっ!」

浦賀「いやぁ、そんな無茶な反論、天道さん相手にはは出来ねぇでさぁ」

藍羽「……なら、認めるの?」

浦賀「いやいや。あっしはやっていないんでさぁ。認める事はしねぇです」

……浦賀は犯人だと指摘されても余裕の表情を浮かべている

まるで、間違っているのは俺の方かもしれない錯覚に陥ってくる……

でも、俺は俺の答えを信じる……! この場で浦賀を追い詰めてみせる……!


【ノンストップ議論  開始!】
『コトダマ一覧』
【御鏡の計画書】
【モノクマファイル2】
【鍵のかかった研究教室】
【学園内の暗闇】
【二階堂の義手】

浦賀「そもそも、あっしが桐生院さんの行動を知るのは不可能なんでさぁ」

天道「不可能……? 何でなんだぜ」

浦賀「あっしは【桐生院さんとは会っていない】からでさぁ」

新菜「《こっそり会いにいった》んじゃないかな?」

浦賀「それは無理でさぁ。【何処にいるかわからねぇ】ですから」

天道「だけど、【桐生院がイベントに出る】事を知っていれば可能だぜ」

浦賀「【逸見さんや望月さんならともかく】あっしは知らないでさぁ」

櫻田「知らない事を証明するのは、どうしたとても《不可能》だ……!」

望月「あ、悪魔の証明ですねぇ……」

浦賀「あっしが犯人でないと証明出来る物は無い……」

浦賀「なら、どうしたってあっしに犯行は無理でさぁ?」


↓1ロンパor同意してください


【逸見さんや望月さんならともかく】←【御鏡の計画書】

正解!

向井「その言葉、切り裂く!」論破!

向井「……浦賀、お前は今、自分から墓穴を掘ったぞ……!」

浦賀「……はい? あっしが何かおかしな事を言いやしたか?」

浦賀「あっしは桐生院さんが何処にいるかを知らなかった……」

浦賀「同じイベントに出る逸見さんや望月さんならともかく、あっしは知らないんでさぁ」

浦賀「だから、あっしを犯人だと断定出来る根拠は無い……そうでしょう?」

向井「ああ、そうだ。浦賀の言った事は全て正しい……正しいんだ」

逸見「……な、あ、ああぁっ…………!」

望月「う、浦賀、さぁん……どうして……」

浦賀「…………? お二方、どうなさいやした? あっしを見てそんなに怯えて……」

二階堂「……ねえ、浦賀くん。ぼくからも一つ聞きたいんだけどさ……」

二階堂「なんで君が……イベントに出る人を知っているの?」


浦賀「……………………………………………………」

向井「二階堂の言う通りだ。義手を製作していた二階堂がイベントに参加している事は推測出来る……」

向井「だが、逸見と望月は、イベントの事については一言も話していないんだ。なのに、浦賀は……!」

御鏡「あ、一応言っておくけど、私は役割がある人にはメンバーを言っているけどさ……」

御鏡「役割が違う人には、誰がどの役割かは一切伏せてあるんだ! だってそうしないと面白くないし!」

皇「あれ? じゃあどうしてヤシチとミヨコが出る事を知ってるですか?」

藍羽「まさか、桐生院が浦賀に事前に面子をバラしていたんじゃ……」

御鏡「えーつまんないのー。せっかく面白く出来そうだったのになー」

御鏡「まぁそんな事はもういいや。それよりも私が気になってるのはさ……」

御鏡「どうして浦賀君は知ってるのかなあ!? ねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇねぇ!!!!」

御鏡「答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えて答えてよぉ!!!!」

天道「ひっ」

望月「こ、怖いですぅぅ……!」

文沢「凄まじい剣幕ですわね。余程計画を台無しにされた事に腹を立てていたのでしょうね。ふふ」



浦賀「……いやぁ、知りませんなぁ」

浦賀「あっしは、何処かでお二方がイベントをする事を聞いただけでさぁ」

向井「まだシラを切るつもりか……!」

浦賀「そもそも、あのドレスがあっしが拵えた物と言いやすが、その確たる証拠はありやすか?」

二階堂「桐生院さんの、あの悪趣味な成金趣味を知っているのは浦賀くんだけだと思うけど……」

逸見「あの宝石は、浦賀の研究教室から持ってきたやつじゃねーのかっ!?」

新菜「そ、そうだよ! それなら浦賀くんがドレスを渡した証拠になるよ!」

浦賀「いやぁ、それは証明出来ないんでさぁ。何てったって解る人間はあっししかいねぇですからねぇ」

浦賀「なんなら、今からあっしの研究教室に行きやすかい?」

モノキッド「そんな面倒臭え事しなくても、ここに写真を用意してあるぜ!」

榛原「写真があろうが、証明出来なくては意味が無いではないか……!」

皇「誰か解る人はいないですかー!?」

浦賀「無理でさぁ。誰も解る人も、方法も、あるわけが……」

向井「……………………あると言ったら?」

浦賀「……はい?」

向井「浦賀の研究教室が変わったかどうかを調べる方法……それが、確かにあると言ったら……」

向井「……お前は、認めてくれるか?」

浦賀「……わかりやした。向井さんがそこまで言うのならば、あっしはそう言うしかねぇでさぁ」

向井「……ありがとう…………いくぞ!」

ここで浦賀にトドメを刺す……この事件にケリをつけるんだ……!!


【理論武装  開始!】

浦賀「あっしは何にも知らねぇでさぁ」

浦賀「この事件の事も、桐生院さんの事も………」

浦賀「あっしにゃもうどうしようもねぇです。向井さん」

浦賀「あっしが、桐生院さんに、出来たことなんて……無いんでさぁ」



浦賀「【あっしの研究教室から、宝石が使われた証拠があるんでさぁ?】」



1:ケッ
2:全員
3:チ
4:のス
↓2言葉を入れ替えて完成させてください


解:全員のスケッチ

正解!

向井「これで、幕切れだ……!」解!

向井「全員のスケッチだ……! それを使えば、解るはずだ!」

浦賀「………………………………!」

向井「御鏡の起こしたイベントで描いたスケッチ……あれは、全員の研究教室を描いたものだ」

向井「だったら、当然浦賀の研究教室も描かれているはず……」

櫻田「だが、所詮は素人の描いた絵だろう? 絵を使う捜査はモンタージュ等の方法があるが……」

文沢「だからこそ、全員のスケッチなのでしょう。一人一人の欠点を、全員の絵で補うのです。ふふ」

御鏡「まあ、言い出しっぺの向井君の絵はモザイク修正でもしないとまともに見れないけどねー!」

向井「うるさい! 今は俺の絵心に関しては関係無いだろう!?」

モノタロウ「えっと、皆の絵を持ってくればいいんだね?」

モノスケ「そんならせっかくやし、ワイらの技術でフルCGにしてまうか!?」

モノキッド「そいつぁいいぜ! ザコドモとミーらの格の違いを見せてやる!」

モノダム「ソレジャア、投影開……」


【クライマックス再演  開始!】

Act.1
犯人はこの計画を実行するにあたって、事前にある準備をしていたんだ。
それが、桐生院に渡した【A】だ。桐生院には見映えが良くなるとでも話したんだろう。
だが……それは、桐生院への罠だった。信頼関係を利用して、桐生院を殺す為の……

Act.2
次に、犯人は自分の担当である【B】を細工したんだ。
材料は固い石だし、殺傷力は充分ある。だけど、これだけじゃあ長さの問題で致命傷を創ることは出来ない
だから犯人は、事前に桐生院から聞いていたんだ。【C】には誰が出るのかを……
そして、【D】の【E】を事件に利用する事を思い付いたんだ

Act.3
犯人が計画を立てている一方、桐生院も独自の考えで行動していた
桐生院は研究教室から【F】をこっそり持ち出すと、それを【G】の中に隠した。だけどそれは【H】を付けていたせいでかなり目立つ……
結果的に、俺や逸見、櫻田達に目撃されてしまったんだ

Act.4
双方の思惑が交差する中、遂に事件は起きた。
犯人は【B】を【E】に装着させて桐生院を刺したんだ……!
そして、凶器の誤認を目的に、桐生院が隠していた【F】を、桐生院に突き立てたんだ……

Act.5
そして、廊下に【E】を置くと、なに食わぬ顔で戻ってきたんだ……
全ては、桐生院のサプライズを利用した計画だったんだ……!

問:A~Hまで、全て埋めてください
↓1

ミス、こっちが先です……

浦賀「……いや、その必要はねぇでさぁ」

向井「……浦賀、それは」

浦賀「へぇ、認めやしょう。あっしが、あっしが桐生院さんを殺しやした」

望月「………………っ!」

新菜「そ、そんな……! 本当に……!」

……浦賀が認めた。それは、俺の推理が正しい証明であると共に……

あの温厚な浦賀が、主である桐生院を、その手にかけた事が事実になったんだ

浦賀「いやぁ、我ながら上手くいくと思いやしたんですがねぇ。すいやせんでした。藍羽さん」

藍羽「……そんな簡単に謝るくらいなら、最初から人殺しなんかしないで」

浦賀「はは、全くその通りでさぁ……」

向井「……浦賀、最後に事件を纏めるぞ」

向井「それで……終わりだ。この事件の幕を引くぞ……!」


【クライマックス再演  開始!】

Act.1
犯人はこの計画を実行するにあたって、事前にある準備をしていたんだ。
それが、桐生院に渡した【A】だ。桐生院には見映えが良くなるとでも話したんだろう。
だが……それは、桐生院への罠だった。信頼関係を利用して、桐生院を殺す為の……

Act.2
次に、犯人は自分の担当である【B】を細工したんだ。
材料は固い石だし、殺傷力は充分ある。だけど、これだけじゃあ長さの問題で致命傷を創ることは出来ない
だから犯人は、事前に桐生院から聞いていたんだ。【C】には誰が出るのかを……
そして、【D】の【E】を事件に利用する事を思い付いたんだ

Act.3
犯人が計画を立てている一方、桐生院も独自の考えで行動していた
桐生院は研究教室から【F】をこっそり持ち出すと、それを【G】の中に隠した。だけどそれは【H】を付けていたせいでかなり目立つ……
結果的に、俺や逸見、櫻田達に目撃されてしまったんだ

Act.4
双方の思惑が交差する中、遂に事件は起きた。
犯人は【B】を【E】に装着させて桐生院を刺したんだ……!
そして、凶器の誤認を目的に、桐生院が隠していた【F】を、桐生院に突き立てたんだ……

Act.5
そして、廊下に【E】を置くと、なに食わぬ顔で戻ってきたんだ……
全ては、桐生院のサプライズを利用した計画だったんだ……!

問:A~Hまで、全て埋めてください
↓1


全問正解!

【クライマックス再演  開始!】

向井「これが事件の真実だ……!」

Act.1
犯人はこの計画を実行するにあたって、事前にある準備をしていたんだ。
それが、桐生院に渡した【ドレス】だ。桐生院には見映えが良くなるとでも話したんだろう。
だが……それは、桐生院への罠だった。信頼関係を利用して、桐生院を殺す為の……

Act.2
次に、犯人は自分の担当である【スタンプ】を細工したんだ。
材料は固い石だし、殺傷力は充分ある。だけど、これだけじゃあ長さの問題で致命傷を創ることは出来ない
だから犯人は、事前に桐生院から聞いていたんだ。【イベント】には誰が出るのかを……
そして、【二階堂】の【義手】を事件に利用する事を思い付いたんだ

Act.3
犯人が計画を立てている一方、桐生院も独自の考えで行動していた
桐生院は研究教室から【剣】をこっそり持ち出すと、それを【ロッカー】の中に隠した。だけどそれは【夜光塗料】を付けていたせいでかなり目立つ……
結果的に、俺や逸見、櫻田達に目撃されてしまったんだ

Act.4
双方の思惑が交差する中、遂に事件は起きた。
犯人は【スタンプ】を【義手】に装着させて桐生院を刺したんだ……!
そして、凶器の誤認を目的に、桐生院が隠していた【剣】を、桐生院に突き立てたんだ……

Act.5
そして、廊下に【義手】を置くと、なに食わぬ顔で戻ってきたんだ……
全ては、桐生院のサプライズを利用した計画だったんだ……!


向井「そうなんだろう? 【超高校級の炭鉱夫】……浦賀金太郎!!」

【Perfect!】


浦賀「へぇ、お見事です。何も違いはありやせん」

逸見「ぐっ……! くっそぅ……っ!」

文沢「ふふ、どうして貴方がこんな事をしたのか、気になりますね」

新菜「そ、そうだよ……どうしてこんな事をしちゃったの!?」

新菜「浦賀くんと桐生院ちゃんは、最初から仲が良かったじゃん! ねぇ!」

浦賀「………………………………………………」

向井「浦賀……」

犯人だと指摘されても、浦賀はいつもの様に笑っていた

桐生院が隣にいた、いつもの様に……

モノクマ「さて、それじゃあ議論の結果も出たみたいですし……」

モノキッド「学級裁判恒例の、いつものアレやっちまうぜ!」

モノダム「シロトクロノ、運命ヲ分ケル……」

モノスケ「投!」

モノファニー「票!」

モノタロウ「ターイム!!」

モノタロウ「わーい! 皆しっかり出来たね! オイラ達練習した……」






   【 V  O  T  E 】

   浦賀 金太郎:得票数13票

     【文沢 明莉】
    →【浦賀 金太郎】←
     【皇 芽衣花】

  !!ALL      CLEAR!!












 【学 級 裁 判    閉 廷】









本日はここまで。学級裁判へのご参加、本当にありがとうございました

二回目のクロは浦賀君でした。予想できた方はいらっしゃいましたか?

ご意見、ご感想等あれば、仰ってくれるととても嬉しいです


再開します。たくさんのご意見本当にありがとうございます!

男女比についてはほぼ適当なので、あんまり参考にはならないかと……

本日はchapter2をラストまで、そして、件の追加キャラですが、安価で作成する事にしました

なのでそれもやりたいなと思います。宜しければお付き合いよろしくお願いします


モノクマ「ひゃっほーう! 大正解!」

モノクマ「今回、桐生院凛々華さんを殺害したのは……」

モノクマ「超高校級の炭鉱夫である、浦賀金太郎クンなのでしたー!」

モノクマーズ『『ぎゃははははははははははははははーーーっ!!』』

浦賀「………………………………」

二階堂「本当に、きみなんだね……」

二階堂「正直な話、ぼくはまだ信じられないよ……」

二階堂「きみは殺しなんて手段をとる人間には見えないからさ」

榛原「そうだ……何故殺した!? 貴様は仲の良い桐生院を手にかけ、何も感じないというのか!?」

浦賀「………………………………」

藍羽「……何でまだ笑ってるんだよ。犯人である事がわかった以上………」

藍羽「アンタはこれから死ぬんだよ」

そうだ。学級裁判で犯行の明かされたクロは凄惨なオシオキをされる……

それは、浦賀も知っているはずなのに……

浦賀「………………………………………………」

どうして……そんなに穏やかに、笑っていられるんだ?


御鏡「ま、動機はわかってるけどねー」

御鏡「モノクマーズパッド、だっけ? それが浦賀君の動機でしょ?」

浦賀「……へぇ、そうですねぇ」

櫻田「動機ビデオ……やはりか……!」

榛原「浦賀よ……いったい何が写っていたんだ!?」

榛原「貴様を追い詰める程の動機とは、いったい何だったのだ!?」

新菜「そ、そうだよ……! 教えてよ!」

新菜「教えてくれないと……私、納得出来ないよ……!」

モノスケ「どうせキサマラはそう言うと思ったから、ワイが用意してあるでー」

モノファニー「せっかく造ったんですもの。皆に見てもらいたいわね!」

モノキッド「それじゃ早速いくぜ!」

モノクマーズがカタカタとパソコンを動かすと、モニターから映像が流れ始めた

それは……


……ザザッ!

モノクマ『えー、オマエラの大好評につき、今回も作っちゃいました!』

モノクマ『その名も……動機ビデオー!』

モノクマ『えー超高校級の炭鉱夫である浦賀 金太郎クンの動機ですが……』



モノクマ『日本のクソ田舎にある浦賀クンの実家……随分と寂れてますね!』

モノクマ『でも、そんなクソ田舎でも、一生懸命頑張るのは、浦賀クンの弟……浦賀銀次郎クン!』

モノクマ『銀次郎クンは浦賀クンの諦めざるを得なかった夢を叶える為に、毎日必死で頑張っています!』

モノクマ『……ですが! とある事情で弟クンも残念ながら夢を諦めざるを得なくなってしまったのですが……』

モノクマ『それが何かは内緒だよ! 知りたければ卒業の後で!』

~提供  モノクマーズパッド~

……ブツンッ!


新菜「……えっ? 今のが……動機?」

皇「お家、ボロボロだったです?」

逸見「お……お前の弟、どうなっちまったんだよ……っ!?」

モノクマ「それは秘密だよ! だって卒業出来てないからね!」

櫻田「だが……納得した。浦賀、お前は家族の元に戻るために……」

御鏡「えー? それだけが動機じゃないでしょ?」

御鏡「モノクマも言ってたよね? 諦めざるを得なかった夢がある。ってさ!」

榛原「まさか……そちらの方が真の動機と言いたいのか?」

向井「……浦賀、教えてくれ。お前にはその義務があるはずだ」

天道「そうだな……冥土の土産。ってワケじゃないが、せめて俺様達に置いていくといいのぜ」

浦賀「………………………………………………」

向井「教えてくれ……! 浦賀、お前の本当の動機は何なんだ……!?」







浦賀「あっしは……本当は、絵描きになりたかったんでさぁ」





望月「………………は、はいっ?」

藍羽「夢が絵描き……アンタが?」

浦賀「へぇ、恥ずかしながら、あっしは元々絵描きになりたかったんでさぁ」

浦賀「皆さんも見たでしょう? あそこがあっしの故郷でさぁ」

浦賀「あそこの、何もない風景を描く事が……あっしは大好きなんでさぁ」

望月「浦賀さんの、夢……なんというか、凄く質素で……ロマンチックですねぇ」

新菜「だ……だったら……なれば良かったじゃん!」

新菜「絵を描くだけなんでしょ? 浦賀君は絵が上手いし、出来るよ!」

新菜「別にここから出なくたって……ここで絵の練習をすればよかったじゃん!」

新菜「何で……何で殺しちゃったの……!」

二階堂「……新菜さん。横槍で悪いけど、それは単なる綺麗事だよ」

二階堂「残念だけど……浦賀くんは、絵描きとしては絶対に大成しないんだ」

新菜「な、何で……!」

二階堂「……浦賀くん。悪いけど皆に手を見せてくれないかな」

浦賀「……これで宜しいでさぁ?」

そうして、浦賀は両手を俺達の前に差し出し向けてきた

その手はゴツゴツとした巌の様な硬さ、そして無数の傷がついた職人の手だった


二階堂「浦賀くんの手は凄く鍛えられている……ツルハシを持たせて彼に叶う人はいないだろうね」

二階堂「だけど……いいや、だからこそ、浦賀くんは、一流の絵描きには絶対に、どうしてもなれないんだ」

新菜「な………………なんで………………」

二階堂「一流の絵には、繊細なタッチや精巧な線が不可欠なんだ……そして、それを描くにはどうしても……」

二階堂「……繊細な手が、必要なんだ」

新菜「……っ」

文沢「ふふ。それに、こんな話を聞いた事がありますか?」

文沢「ある所に二人の画家志望の青年がいました。ですが、二人は貧乏だったので勉強が出来ません」

文沢「そこで二人は考えました。片方が鍛冶で生計を立て、もう片方を画家として成長させようと……」

文沢「片方は画家として有名になれたのですが……もう片方は金槌を振るい続けたせいで、筆を持てなくなったのです」

文沢「画家として成功した青年は、二度と夢を叶えられなくなってしまった相棒を見て悲しみましたとさ。ふふ」

浦賀「へぇ、あっしが絵描きになれない事はあっしがよく解っています」

浦賀「……桐生院さんにさえ会わなければ、あっしは夢を追えたんですがねぇ」

逸見「……だから、殺したのか? 自分の才能を利用した、桐生院を……っ!」

皇「そ、そんな理由で、リリカを殺したですか……!?」


浦賀「そんな理由……でさぁ?」

浦賀「……あっしは、正直な事を言うと、皆さんに嫉妬していたんでさぁ」

望月「し……嫉妬、ですか?」

浦賀「へぇ、皆さんはなりたくてなったからこそ超高校級になれたんでしょう」

浦賀「皆さんからは楽しそうでイキイキとした、そんな雰囲気を感じやす」

浦賀「ですが……あっしは違いやす。やりたくてやっている訳じゃない……」

浦賀「止めたくても止められない。才能に縛られる……超高校級の呪いでさぁ」

向井「超高校級の、呪い……」

逸見「じゃ、じゃあよ、それを桐生院に言えば良かったじゃねーかっ!」

逸見「いいや、それは無理でさぁ」

浦賀「桐生院さんは、あっしを手放す事はあり得ねぇでさぁ」

御鏡「そうだよねー……あの独占欲の権化みたいな桐生院さんが……」

御鏡「わざわざ金づるを手放すとは思えないもんねー!」

榛原「か……金づる?」

浦賀「………………………………」


――――――――――



桐生院『……浦賀! わたくしの完璧な計画、どう思いますか?』

浦賀『へぇ、そうですねぇ。逸見さんもきっと喜ぶと思いまさぁ』

桐生院『ふふふ、そうでしょう! 逸見さんや他の方も釘付けですわ!』

桐生院『特にこのドレス! 宝石の美しさを最大限に活かした切り方……』

桐生院『流石はわたくしのコレクションですわ! 誉めて上げます、浦賀!』

浦賀『へぇ、有り難き幸せでやす』

桐生院『……これが成功したら、逸見さんも許してくれるでしょう』

桐生院『そうしたら……わたくしも、浦賀ももっと仲良くなれますわ!』

桐生院『皆さんは……わたくしが守って差し上げるのですわ!』

浦賀『………………桐生院、さん』

桐生院『はい? ……………………………………』

桐生院『――――――――――――あ』



――――――――――――


浦賀「…………………………………………」

向井「……浦賀? どうしたんだ?」

浦賀「…………もし、もしあの時………………」

浦賀「桐生院さんが、あっしだけを褒めてくれたなら……」

浦賀「あっしは、いったいあの時どうしてたでしょうか……?」

向井「………………浦賀?」

浦賀「……失礼しやした。もうあっしは何も言い残す事はありやせん」

浦賀「そろそろ……お願いしやす」

モノクマ「はいはーい! リクエストにお答えしてやっちゃいましょーう!」

モノクマ「今回は、超高校級の炭鉱夫である浦賀金太郎クンの為に……」

モノクマ「スペシャルなオシオキを、用意しましたーっ!」

浦賀「……いいや。もし、なんてあっしには意味の無い事でさぁ」

浦賀「あっしには……もう、何の価値も無いんですからねぇ」

モノクマ「それではオマエラ張り切って参りましょう!」

モノクマ「オシオキターイム!!!」






     GAME   OVER

  ウラガクンがクロに決まりました

     オシオキを開始します





ガタガタと揺れるトロッコの上、浦賀は何も動かずに乗っている

突然、後ろの火口から火が吹きマグマが溢れる。その勢いでトロッコが動き出す

猛スピードで走り出すトロッコ。浦賀の隣には作業着姿のモノクマが座っていた

『たんと掘れダイアモンド!』
『超高校級の炭鉱夫  浦賀金太郎処刑執行』

トロッコに乗りながら、モノクマは壁に向かってピッケルを振るう

カツーン、カツーンと小気味良い音が響く度に、後ろの席に宝石が集まっていく

後ろからマグマが迫ってきてもお構い無しに宝石を採掘し続ける。当然トロッコの速さは遅くなる……

とうとうマグマがトロッコにぶつかる。浦賀がマグマに飲まれるその瞬間……

突然。どかんと音がして、トロッコから大きな爆発が起きた。あの宝石は火薬岩だったんだ

巻き込まれた浦賀は、モノクマが堀り続けていた宝石の中に埋まってしまう

その宝石が光輝き……先程の爆発とは比べ物にならない程に炸裂した

爆発で粉微塵に吹き飛ばされる浦賀。だけどその腕だけは無事に形を保って落ちてきた……


モノクマ「ひゃっほーう! エっクストリームッッッ!!」

モノクマーズ『『エクストリーム!』』

……終わった。二回目の学級裁判は、浦賀の死でその幕を閉じた

でも……もう、浦賀は戻ってこない。その命や後悔は、もう無意味なんだ

藍羽「……新菜、これが現実だよ」

藍羽「桐生院と浦賀は、互いの本心を知らなかった……だから事件は起きた」

藍羽「ずっといたあいつらですら事件が起きるなら、ここにいる連中でも事件は起きる……」

藍羽「アンタと……私でもね」

新菜「………………………………」

藍羽「わかったら……もう私に付きまとわないで。迷惑だから」

望月「……あ