曜「水が滴る良い儚げな、か弱い少女」 (12)

よう「かなーん!勝負しろー!」かなん「まーた、負けにきたのかなーん?」
千歌「曜ちゃんって昔、果南ちゃんのこと呼び捨てだったよね」曜「そういえば」

上の続きです、いつもどおり書き溜めなしです

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私は高海千歌、最近恋のキューピットを始めました

今日も乙女の敵の鈍感を成敗するよ!

曜「そういえば、果南...ちゃんさぁ、まだみんなのまでは呼び捨てにするなって言うんだよ?」

曜「面倒臭いよね、今更なのに...」

千歌「乙女の敵!!」

ポカッ

その部屋は潮の香りと塩素の香りが部屋に充満していた

部屋はある一軒のあとから小奇麗にしておくようにしてる

机の上を見ると写真が立てられている、歳は違えどそこに映るのは決まった顔ぶればかりだ

小さいころからの幼馴染、小学生からの親友達、そして高校に入ってからの仲間たち

だけれど、そこにすっぱりと抜けた中学生の間が私とあの子の距離を表していた

「曜....」

近く、また近く距離が縮むほどその感情は大きくなっていた

その時、海水ともプールの水とも違うしょっぱさの水の味がした

この数日間で大きな変化が私の部屋に起こっていた

それは、クッションが一つ出しっぱなしになっていること

曜の....特等席だ

私はそのクッションを抱きしめ、ベッドに倒れこむ

もしも、このクッションが本人なら、泣いているときに励ましてくれるのが本人なら...

最近いつも夢に見ている

私は柄になく女の子らしい可愛い恰好して、二人で街を歩く

二人でパフェを頼んで一緒にそれを食べるんだ....

なんて、柄にもない

海で泳いだ後、沼津で牛丼を掻っ込む二人がそんなことをするはずがない

果南「曜がそんなこと誘ってくれるわけ...」

携帯「」ピロリン

果南「?」

果南「え!?」

果南「や、やった///」

果南「・・・」チラチラ

カタカタカタ

果南「....ふう」

果南「...えへへ///」

翌日

梨子「ねえ、千歌ちゃん」

千歌「なぁに?」

梨子「なんか今日の果南さんおかしくない?」


果南「」ニヤニヤ


千歌「あー....」

千歌「好きな子に休日デートに誘われた....とかじゃない?」ニヤッ

梨子「」b

千歌「」b

果南「千歌、梨子しゃべってるところちょっといい?」

千歌梨子「」ビクッ

千歌「びっくりしたー」

果南「びっくり?」

千歌「いや、何でもないよ、どうしたの?」

果南「そのー、服なにかおすすめなのないかな?」

梨子「おすすめ?」

果南「私が選ぶと....」

千歌「果南ちゃんが選ぶと?」

果南「何でもない///ただ二人のおすすめが知りたかっただけ!」

梨子「別にいいですよ、今日暇ですし」

千歌「私も大丈夫」

果南「良かったなr「それじゃあ、さっそく沼津に行こう」

果南「え?さすがにそこまでは」

千歌「大丈夫大丈夫」

梨子「遠慮しないでください」

果南「うん?それじゃあお言葉に甘えて...」

その日は特別でもない日のはずだった

千歌ちゃんの提案で果南を誘い

千歌ちゃんおすすめの映画を見て

千歌ちゃんおすすめのお店で服を見て

千歌ちゃんおすすめのパフェを食べる

いつも通りの日常を遮ったのは

果南と約束していた場所に

果南とは似ても似つかない恰好をした

果南が

果南らしからぬ赤面で立っていることが始まりだった

曜「あ、あの...」

果南「....おはよう///」

曜「おはようございます」

果南「なんで敬語なのかなーん?」

曜「本人かどうか確証が持てなくて」

果南「怒るよ?」

曜「ごめん」

今日はpcの調子が悪いから終了、近いうちに再開します

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