藤原肇「二つの、不揃い不等号から」 (22)


これはモバマスssです

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肇「……成る程、ありがとうございます」

文香「いえ……貴女の力になれたようでしたら何よりです」

P「ん?何やってるんだ二人とも」

肇「勉強中です」

文香「学生の本分ですから」

P「偉いな。今もう夏休みだろ?」

肇「夏だからこそ、です!」

文香「いつ何時でも、学びたいと思う心は大切です……それは、学校が休みでも同じですよ」

肇「はい、先生」

P「文香が先生か。きっといい授業になったんだろうな」

文香「それでは、私は失礼します……肇さん、学んだ事を存分に活かして下さい」

バタンッ




P「それで、何を教わってたんだ?」

肇「それは……ふふっ、秘密です。当ててみたらどうでしょう?」

P「文香に教えて貰ってたって事は古文とか?」

肇「……いえ、違います……」

P(……凹みすぎだろ……)

肇「分かりませんか?」

P「高校で習う国語系の科目っていうと現代文・古文・漢文だった気がするけど……ヒント頼む」

肇「では大サービスで大ヒント、下心と真心です」

P「……ニシン?」

肇「なんで私が文香さんから魚類について事務所で教わるんですか……」



肇「えっと……月が、綺麗ですね」

P「今曇ってるけどな」

肇「……それは、貴方の心か目が曇っているからです」

P「いや俺多分めっちゃ純粋で透明な心と目をしてるから。悪いのは空の方だから」

肇「地球のせいにしないで下さい。私がさっき教わっていた事も、重力の責任ではないものですから」

P「重力の責任じゃないもの……なんだ?」

肇「私が故意に落ちたものです。さて、なんだと思いますか?ヒント、アインシュタインです」

P「りんごでも落としたのか?」

肇「私がりんごを持っている様に見えますか?それと、りんごはニュートンです」

P「あ、分かった!」

肇「……!はい!」

P「田んぼ!!」

肇「……」





奏「それじゃ、頑張ってね」

肇「はい、ありがとうございます!」

パタンッ

P「ん?今日は奏から何か教わってたのか?」

肇「はい、先日より少しステップアップして難易度高めの事を教わっていました」

P「どんな事だ?」

肇「私が熱心に学んでいる事、どんな事だと思いますか?」

P「……奏だし、化粧とか?」

肇「ギリギリ掠ってはいるので、部分点は差し上げます」

P「んー……悔しいな、なんだ?」

肇「わ、私の担当なら、それくらい分かってくれてもいいんじゃないかしら……?」

P「恥ずかしいなら言わなきゃいいのに……」

肇「い、良いんです!習った事を活かせる機会だったんですから。それで、分かりませんか?担当ですよね?」

P「ひ、ヒントを頼む……」





肇「えっと……ポーカーに似てるもの、と言ってました」

P「……俺は、担当失格だ……ごめん、肇……」

肇「えっ、あ、あの!分かりました!大ヒントもう一つあげますから!」

P「俺は担当なのに……誰よりも肇の事を知ってると思っていたのに……自分が情けなさ過ぎて辛い……」

肇「……ふふっ!そんなプロデューサーに免じてとても分かりやすいヒントにしてあげます。お年頃な女の子がするものです」

P「化粧じゃない……マッチ?」

肇「擦るの字が違います。女性が男性にするものです」

P「……財布?」

肇「だから掏るの字が……あれ?将来的には共通財産となるものですから、あながち間違いじゃ……っていえ、違います!」



P「あ、雨降って来た。うっわ土砂降りだ……」

肇「……あ、ここです!鬱金香作戦です!プロデューサー、私今日傘忘れちゃったので」

P「安心しろ、俺事務所に予備2本置いてあるから」

肇「……はぁ……」

P「なんでさ」

肇「しっかりした人だと言う安心感とその他色々な失望感が混ざって何も言えません」

P「……ん、一本折れてるな。こりゃ使えないわ」

肇「……!でしたら!」

P「あ、晴れた」

肇「……ぷくー」



美嘉「それじゃ、頑張ってね★」

肇「はい、ありがとうございました!」

パタンッ

P「お、今日は美嘉か」

肇「はい、今日はギャル風な観点からいつもの勉強をしていまし……してた的な?」

P「違和感凄いぞ」

肇「女の子3日会わずば刮目してみよ、目まぐるしく変わっていくものですから……だしぃ?」

P「昨日あったばっかりじゃん」

肇「あ、違いました。目まぐるしくー?チェンジザ・ワールド★」

P「英語の勉強しようか」




肇「あ、それとですね。確かめる為の術も学びました」

P「確かめる……?」

肇「はい、流石美嘉さんですね。カリスマギャル……進んでます」

P「何をするんだ?」

肇「プロデューサー、私の目を見て下さい」

P「……ん?」

肇「0、1、10!」

P「……なんだ今の」

肇「10秒数えてました」

P「明らかに3秒だったけど」

肇「2進法と10進法の併用ですね。これは文香さんから教わった事との合わせ技です」



P「それで、10秒経つとどうなるんだ?」

肇「美嘉さん曰く、目を合わせて10秒経っても目を逸らされ無かった場合、相手は自分に気があるんだそうです」

P「カリスマギャル……」

肇「と言う訳で、プロデューサーは私に気があると証明されました」

P「証明されたのか……」

肇「……信じますよ?」

P「自分で証明しといて疑うなよ」

肇「相手に言って貰いたいものなんです!まったく、プロデューサーは乙女心というものが……」

P(……話逸らせて良かった……)









フレデリカ「でねー、こーなってこーなってドーン!」

肇「成る程……参考になります」

フレデリカ「こんな感じかなー、おっけー?」

肇「はい、ありがとうございました」

フレデリカ「それじゃー頑張ってねー!」

パタンッ

P「今度はフレデリカか……何を習ってたんだ?」

肇「今日はノーヒントです。ところでプロデューサー、喉渇きませんか?」

P「ん?さっき肇が淹れてくれたお茶があるから大丈夫だぞ」

肇「飲みきって下さい」

P「うぃっす、あっっつ!」グビグビ



P「ふぅー……」

肇「あ、プロデューサー飲み物がありませんね。カフェオレ、淹れてあげますね」

P「お茶じゃないのか」

肇「今はカフェオレを淹れたい気分なんです」

P「あ、俺ブラックが」

肇「カフェオレ、淹れてあげますね」

P「ありがと、肇」

肇「先ほどフレデリカさんと作ったカフェオレが此方になります」

P「おー三秒クッキング」

肇「冷めないうちにどうぞ」

P「それじゃ……ん、美味い」

肇「他に、何かありませんか?」

P「ん?美味しいと感謝の気持ちと、正直まだ熱いってくらいだけど……」



肇「……」

P「……もう5分経ったけど、いつまでこっち見てるんだ?」

肇「あれ?ドキドキしたりしませんか?」

P「そりゃずっと見られてりゃ緊張はするけど……」

肇「確か、カフェインには釣り堀効果があってミルクを入れると長持ちするって……」

P「それを言うなら吊り橋効果だろ?」

肇「あ、そうでした、吊り橋効……気付いてたんですか?」

P「気付いてない、何も言ってない、釣り堀良いよな週末にでも行こうよ」








菜々「と言うわけです!今は難しいと思いますけど、頑張って下さい!」

肇「はい!近い将来、必ず活用してみせます!」

パタンッ

P「今日は菜々か」

肇「何について教わっていたか、分かりますか?」

P「なんだろうな、突然に始まるものとかかな」

肇「……今回もまた、部分点ですね」

P「あっれー……?」

肇「既に始まっているものですから」

P「……そ、それでどんな事を教わったんだ?」



肇「えっと、私はまだ車の免許を持っていないから出来ない事なんですが……」

P「車の免許が必要……?どっか行くなら乗せてくぞ」

肇「いえ、私から出来ないと意味が無いので。プロデューサーがやってくれても、確かに嬉しいですが」

P「ん?出かけたりとか、そう言うのじゃないのか?」

肇「出掛けた後、です。私にはまだ出せないサインなので」

P「サイン……?免許が必要なサイン……?」

肇「はい。プロデューサーと一緒に私の運転で出掛けて、プロデューサーを降ろして別れた後に」



肇「ブレーキランプを五回、点滅させるんです」

P「……」

肇「どんな意味かは……まだ、秘密です」

P「……高校を卒業したら、だな」

肇「はい、まだ車の免許は……え?あ!あの!」

P「さー仕事だ仕事。カフェオレでも淹れてくれないか?」

肇「プロデューサー!それってどっちのーー!」




久しぶりな気がします
お付き合い、ありがとうございました

過去作です、よろしければ是非
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おっつおっつ

久々に読めて歓喜

さす菜々。知らない人多いじゃろ

えっ、5回点滅はさすがに知ってるよね……よね……?
おつ

乙、あれってバブル弾ける前なんじゃ...

おつおつ
よい肇だった

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