藤原肇「不意に振り向けば、不敵な笑みを」 (31)

これはモバマスSSです

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~事務所~


カタカタカタ


P「…ふー、仕事ももう直ぐ終わりそうだし休憩するか」


P「ちひろさん、お茶淹れますけど飲みますか?」


ちひろ「あ、ありがとうございます」


P「お湯を沸かして、カップは…ん?」


P(戸棚のコップが全て、奥の方にピシッと並べられている…3つを除いて)


P(これは…湯飲みだな。奥の方のコップを取ろうとすると、手前の食器類をずらさなきゃいけない)


P(まぁ湯飲みでいいか。事務所においてあるのだし、使っても大丈夫だろ)


P「はい、ちひろさんも終わりそうですし一息つきましょうか」


ちひろ「ありがとうございます。そうですね、あと30分も掛からないくらいですし」



P「湯飲みで飲むお茶は美味しいですね。ちひろさんが買ってきたんですか?」


ちひろ「いえ、私のでは…あら?その湯飲み…」


P「何かありましたか?」


ちひろ「湯飲みの底に、何か書いてありますね」


P「え?…これは…俺の名前?」


ちひろ「…私が使っている湯飲みの底には、何が書いてあるとおもいますか?」


P「…フルネームか名前だけかのどちらか、でしょうね」


ちひろ「誰の、を考える必要は無さそうですね」


P「まぁ湯飲みに、ですからね。一人しかいないでしょう」


ちひろ「可愛らしいですね。ほんとに女の子って感じがします」


P「一応、お礼に明日何か甘いものでも買って来ますか」




ちひろ「でしたら、駅前のケーキ屋さんがオススメですよ。結構遅くまでやってますから」


P「駅前ですね。新しいお店でしょうし、今調べて…」


P(パソコンで検索サイトを開くと、既に1ページ調べられた状態になっていた)


P(和菓子屋さん…誰が検索した状態にしたのか、直ぐに分かる)


P「…お返しは和菓子にします。いいお店を見つけたので」


ちひろ「あら…私もあのケーキ食べたかったからなんですけどね」


P「でしたら、今度また機会があれば。じゃ、湯飲み洗ったら帰りますか」


ちひろ「お願いしますね。では、お疲れ様でした」


P「お疲れ様でしたー」



P(湯飲みを洗いながら答え合せをしようとちひろさんが使っていた湯飲みの底を見ると、やはり想像通りの名前が書いてあった)


P(そういえば、もう1つは何が書いてあるんだろう。湯飲みは3つあったからな)


P(洗い物を終わらせて使われなかった湯飲みの底を見ると、俺と彼女の名前が書いてあった)


P(その間と上に、傘のマークまで…)


P(…ちひろさんに見つかったら冷やかされそうだな…まぁいいか)


P「鍵、お願いしますね」


ちひろ「了解でーす。ではまた明日頑張りましょう!」


バタン


P「よーし、寒いし走って帰るか」



~自宅前~


P(…出る時消した筈の電気が点いてる…)


P(明日、お互い仕事ある筈なんだけどな…)


ガチャ


P「ただいまー」


肇「あ、おかえりなさい。そろそろ帰ってくると思って夕飯は作っておきました」


P「いい匂いがするな。なんだろう…」


肇「お鍋です。最近どんどん寒くなってきてますから」


P「いいな、鍋。具材家にあったっけ?」


肇「昨日の残り物も少々。何を入れても割と大丈夫なのがお鍋ですから」



P「…鍵、渡してたっけ?」


肇「先日、スペアをプロデューサーから貰いましたよ?」


P「あれ…記憶にないな…」


肇「酔ってましたから」


P「…まぁいいか。それよりお腹空いたな」


肇「あ、プロデューサー。帰宅した時のお約束ですが…」


P「あぁ」


肇「胡麻味噌にします?豚骨醤油にします?それとも…水炊き?」


P「なんか想像してたのと違う」


肇「ふふっ、キムチチゲですよ。プロデューサー好きですよね?」


P「しかも選択肢に無かったやつだ」



P(藤原肇、16歳)


P(格好や性格は年齢以上に大人びていて、気配りも田植えも出来る女の子だ)


P(人気もあり、それでいて調子にのる事も傲る事もない)


P(俺の自慢のアイドル…なのだけれど)


肇「プロデューサー、ビールは飲みますか?」


P「飲んだら後で車出せなくなっちゃうから。明日仕事あるだろ?」


肇「でしたら、明日は此処から事務所へ行けば大丈夫ですね」


P(ご覧の通り、うん)


P(ほんの少し、ちょっとだけだけれど…)


P(割と、わるい女の子だった)



貼り忘れてました

前作
藤原肇「増える、二人の普段通り」
藤原肇「増える、二人の普段通り」 - SSまとめ速報
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悪い子はお仕置きだぁ(ニッコリ)



グツグツグツ


P「楽しみだなぁ。いいよな、鍋。凄くいい」


肇「お鍋を挟んで待っているだけで楽しめますよね」


P「もう開けていいんじゃないか?」


肇「もう少し、湯気が出てからにしましょうか」


P「火災報知器大丈夫かな…あと俺の家ってガスコンロあったっけ?」


肇「事務所に何故か置いてあったので借りてきました」


P「なんであったんだろう…どうせ誰も使わないだろうし大丈夫だうけど」


肇「さて…あけますよ」


P「待ってました!」





ぶわぁぁぁぁぁ


P「…素晴らしい」


肇「お鍋って、開ける瞬間も楽しいですよね」


P「それ。開けて一瞬具材が見えないのが凄く良いよな」


肇「台布巾越しに蓋を開けたのに手が熱いです。冷やして貰っていいですか?」


P「俺今頃まだ手冷たいし俺の手でいいか?」


肇「ふふっ…もちろんです!」


鍋(イチャイチャしやがって)


P「…さて、おろし生姜も七味も用意したし、頂くか」


肇「では私が取り分けます。取り皿貰っていいですか?」


P「じゃあ頼もうかな。好き嫌いはないから何でも」


肇「任せて下さい。身体がポカポカ温まる食材ばかりですから」




肇「はい、どうぞ」


取り皿「ニラ、エノキ、ニンニク、牡蠣、レバー」


P「上の具材に隠れてたけど、なんか随分とすごいラインナップだな」


肇「レバーは昨日の残りです。牡蠣は此処へ来る途中にセールをやっていたのでつい…」


P「でも割としただろ。後でお金払うよ」


肇「大丈夫ですよ、他のもので頂きますから」


P「…?まぁいいか」


肇「それに私こそ普段から、プロデューサーには返しきれないものを頂いてますから」


P「改まってそう言われると恥ずかしいな。取り敢えず食べるか」


肇「そうしましょう。頂きます」


P「頂きます」





P「あ、事務所の湯飲み肇が作ってきてくれたのか?」


肇「はい、気付いていただけましたか?」


P「ありがとう、あれは気付かない方がむずかしいかな」


肇「頑張って食器類を並べ替えた甲斐がありました」


P「おかげで美味しくお茶を頂けたよ」


肇「ところで、牡蠣は食べないんですか?」


P「鍋の下の方にあったからか凄く熱くてな、今冷めるの待ってるんだ」


肇「でしたら、私が冷ましてあげます。ちょっと失礼しますね」


P「冷ます?どうやってさ」


肇「ふー、ふー…これで少しは冷めたと思いますよ?」


P「…ありがとう」


肇「あ、中まで冷まさないと火傷しちゃいますね」


P「大丈夫だから、半分食べてもう一回ふーふーされるのは恥ずかし過ぎるから」




P「あー、やっぱり鍋食べてるとビール欲しくなるな」


肇「でしたら、キンキンに冷やしてありますよ」


P「…買えたのか?」


肇「流石に買ってませんよ…グラスの方を、先程冷凍庫に入れておいたので」


P「うーん、これ間違いなく終電逃しちゃうだろうし運転できなくなるのは不味いから遠慮するよ」


肇「一応着替えも持ってきてますし、大丈夫ですよ?」


P「まったくもって大丈夫じゃないんだ色々と」


肇「あ、せめてお風呂だけ貸していただけますか?家に着く頃には流石に遅い時間なので…」


P「まぁそのくらいならいいぞ」


肇「覗かないで下さいね?」


P「まだ食事中だし言うの早くない?」


P「ふー、ご馳走様でした」


肇「お粗末様でした。洗い物は私がするので、食器片すの手伝っていただけますか?」


P「いや作ってもらって悪いし、手も冷えちゃうから俺がやるよ」


肇「あ、ではお願いします」


P「適当なテレビでも見て待っててくれ」


肇「お言葉に甘えさせて貰いますね」


P(…あ、そう言えばあのDVDまだ返してない…やばい)


P(まぁカモフラしてあるし大丈夫だろ)


~洗い物中~


P「よし、おわりっ」


肇「お疲れ様です」


P「じゃあ風呂沸かすから」


肇「…楽しみに待ってますよ?」


P「待って何もしないからね?」





肇「ところでプロデューサー」


P「ん?なんだ?」


肇「正座して下さい」


P「オッケー全て察した」


肇「口を開いていいと言いましたか?」


P「ごめんなさい」


肇「…まぁ、男の人ですから。そんな時もあるかもしれませんが」


P「……」


肇「どうしてコスプレ系なんてコアな物を借りているのに」


P「別にコアじゃ」


肇「は?」


P「何でもありません…」


肇「今動画内容をネットで調べましたが」


P(なんで俺のパソコンのパスワード分かったんだろう)


肇「どうして、作務衣が無いんですか?」


P「…いやそんなの借りてたらモロアウトだろ!」


肇「…そんなの、ですか?」


P「そういう意味じゃ」


肇「口を開いていいと」


P「すみません」



肇「さて、そんな変態プロデューサーの家のお風呂を借りるのは物凄く不安ですが」


P「……」


肇「覗かないで下さいね?」


P「…はい」


肇「その間、ビール飲んでていいですから」


P「いやだからそれだと送れなくなっちゃうって」


肇「このDVD、間違えて明日プロデューサーの机の上に置いてしまうかもしれません」


P「飲ませて頂きます」



段々とめんどくさく・・・w


シャー


P「何故だ、何故バレた。なんで自然ってネイチャー~田植え編~って書いたパッケージに隠しておいたのに…」


P「取り敢えずビールは飲んだ事にして、もったい無いけどペットボトルに入れ替えておこう」


P「…空のペットボトルが無い…代わりに何故な湯飲みが置いてある…」


肇「ふぅ、サッパリしました。あれ、まだ飲んでないんですか?」


P「あ、あぁ。ちょっと送らなきゃいけない書類があってな」


肇「あ…すみません。そんな事も知らずに…」


P「あぁいやすぐ終わるから。そのあとビール飲むよ」


肇「では、隣失礼しますね」


P(近い…と言うか風呂上がりなのに無防備過ぎる…)


肇「あの…実は、ですね…」


P「ん?」


P(不意に隣を見ると)


肇「失礼しますっ!」チュッ


P(キスされた)




P「…びっくりした…」


肇「プロデューサー、なかなか手を出してこないんですから…下着の着替え、忘れてしまってたんです」


P「…え?」


肇「…本当かどうか、確かめてみますか?」


P(そう言って、肇は不敵な笑みを浮かべていた)


肇「明日お仕事だから、ですか?」


P「まぁ、そんな感じで」


肇「私はお昼ぐらいからですから大丈夫です。それと、書類を送るの、嘘ですよね?」


P「…すまん。とは言え…」


肇「さっきのお鍋、色々と元気の出る食材を多目にしてみたんですが、どうでしたか?」


P「…まぁなんとなく察してはいたけどさ」




P「…まったく、わるい子になったな」


肇「正直…ちょっと緊張してますけど」


P「明日、起きられるかな…」


肇「ふふ、私が起こしてあげますから」


P「…ビール飲むか」


肇「お酌しますよ?」


P「…いいんだな?」


肇「今更そういう事を聞くのはナシですよ」


P「肇もビール一口飲むか?」


肇「間接キスのお誘いは魅力的ですけど、遠慮しておきます。未成年ですから」


P「真面目だな。まぁこれで飲ませてたら俺完全に犯罪だけど」


肇「それに…」


チュッ


肇「間接ではなく、直接しますから」




勢いで書いていたら方向がどんどん逸れてしまったので終わりです
お付き合いありがとうございました

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