仮面ライダーゴースト「化物語?」 (493)

第1章 ひたぎクラブ


俺は天空寺タケル!

18歳の誕生日に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

今は失われた時間を取り戻すべく勉学に勤しんでいる

やっと普通の生活が戻ってきた!

はずだったんだけど・・・

タケル「・・・・・」

ひたぎ「・・・・・」

今、俺は少々面倒な事に巻き込まれている

教室を出たら、いきなりある女子生徒に襲われ、言わゆる「壁ドン」をされている所だ

それだけならまだいい、彼女は更に俺の口の中にホチキスを突っ込んでいるのだ

何故彼女、戦場ヶ原ひたぎがこんな事をするのか、俺には見当はついていた

あれは今朝の事だった・・・

タケル「ハァ・・・ハァ・・・」タタタ・・・

俺は急いでいた、昨夜遅くまで勉強していたせいで寝坊してしまったのだ

タケル「まずいぞ、ただでさえ出席日数ヤバイのに遅刻なんて・・・」

俺は階段を駆け上がっていた、ふと上を見上げると、信じられない物が目に映った

タケル「な・・・」

階段の上から、1人の少女が落下してきたのだ

俺は迷わず、彼女を助けるべく身構える

ストッ・・・

結果だけ言おう、彼女を受け止める事には成功した、だが・・・

ひたぎ「・・・・・」

彼女、戦場ヶ原ひたぎからは、重さが全く感じられなかった

タケル(あれは結局何だったんだ・・・当の彼女は何も言わず去ってしまったし・・・)

そう考えてる内に放課後になっていた

??「天空寺君?手が止まってるよ?」

タケル「ああゴメン羽川さん、ちょっと考え事しててさ」

翼「へぇ・・・」

彼女は羽川翼、このクラスの委員長だ

翼「それにしても助かるよ天空寺君、文化祭の準備手伝ってくれて」

タケル「羽川さんにはノートを見せてもらった上にわかりやすい解説までしてくれたからね、これくらいお安い御用さ」

翼「男手があると助かるよ~」

タケル「家お寺だからね、鍛えてますから」シュッ

翼「何だろう、それは別の人の台詞な気がする・・・」

翼「で、何を考えてたのかな?」

タケル「ああ、戦場ヶ原さんの事なんだけどさ」

翼「戦場ヶ原さん?」

タケル「うん、半年休んでた俺が言うのも何だけど、彼女の雰囲気が妙だと思ってさ」

翼「確かにねぇ・・・前はもっと明るかったんだけど」

翼「丁度半年前・・・天空寺君が学校にこなくなったあたりかな・・・彼女突然人が変わったみたいに誰とも話さなくなっちゃって」

タケル「そうなんだ・・・」

タケル(まさか眼魔翌絡み・・・それとも)

翼「天空寺君?」

タケル「あ、ゴメン、何でもないよ」

タケル「おっと、もうこんな時間か、そろそろ帰らないと・・・」

翼「用事?」

タケル「うん、今日はアカリの家庭教師の日だから・・・」

翼「ま、アカリさんの名前出されちゃしょうがないね」

タケル「本当にゴメンね」

翼「いいよ、君やアカリさん、御成さん達には私もお世話になったし」

タケル「埋め合わせはちゃんとするから、今度たこ焼き奢るよ」

翼「はいはい、楽しみにしてまーす」

こうして、俺は教室を出た

タケル「さて・・・」

ひたぎ「羽川さんと、何を話していたの?」

タケル「へ?」

ドカッ

こうして現在に至る

タケル「あが・・・」

ひたぎ「動かないで」

タケル「!」

ひたぎ「ああ違うわね、動いてもいいけど、危険よ」

ひたぎ「全く私もうかつだったわ、あんな所にバナナの皮が捨ててあるなんて」

タケル(バナナって・・・)

ひたぎ「ねぇ天空寺君、天空寺タケル君、本当はあなたも気づいてるんでしょう?」

タケル「!」

ひたぎ「そう、私には体重が・・・ない」

タケル(やはりか・・・)

ひたぎ「といっても、全くないわけじゃないのよ、私くらいの体格だと平均体重は40キロ後半強という所かしら」

ひたぎ「でも今の私の体重は・・・5キロ」

タケル(そんな・・・)

ひたぎ「半年ほど前よ、4匹の蟹に出会ってね、体重を根こそぎ持っていかれたわ」

タケル(蟹?)

ひたぎ「気にしなくていいわ、信じてもらえるとも思ってないし」

タケル「・・・・・」

ひたぎ「私が欲しいのは、沈黙と無関心だけ」

ひたぎ「もし天空寺君が沈黙と無関心を約束してくれるなら、2回頷いてちょうだい」

タケル「・・・・・」コクコク

ひたぎ「そう、ありがとう」

そう言って、彼女は俺の口からホチキスを離した

ひたぎ「それじゃ天空寺君、また明日から私の事無視してね、よろしくさん」

彼女は立ち去って行った、俺はしばらく立ち尽くしていたが

タケル「くそっ!」ダッ

気がつくと、彼女を追って駆け出していた

階段の下辺りで、彼女に追いついた

タケル「ま、待って!」

ひたぎ「呆れたわ、いえここは素直に驚いたと言っておこうかしら」

タケル「あ、あの・・・」

ひたぎ「ええわかった、わかりました天空寺君」スッ

そう言うと、彼女は両手に無数の文房具を広げ

ひたぎ「戦争をしましょう」

タケル「そんな事しないよ」

ひたぎ「しないの?なーんだ・・・じゃあ何の用よ」

タケル「君の力になれると思って・・・」

ひたぎ「ふざけないで、あなたに何ができるの?」

俺はその質問には答えず、懐から眼魂(アイコン)を取り出した

ひたぎ「何それ、目玉?趣味の悪い玩具ね」

俺はいつの間にか腰に巻かれているベルト「ゴーストドライバー」に眼魂をセットする

アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!

ひたぎ「ふ、服が飛んでる・・・」

そして俺は力強く叫ぶ

タケル「変身!」ガコン

カイガン! オレ! レッツゴー! 覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

ひたぎ「天空寺君の体が・・・あの服を着て変わった・・・」

仮面ライダーゴースト「命、燃やすぜ!」

時は過ぎ、俺は彼女を後ろに乗せバイクを走らせていた

ひたぎ「不可思議現象研究所?それがあなたの家の仕事なの?」

タケル「本当はお寺だけどね、ともかく、そこのみんなのおかげで俺はまた生き返れたんだ」

ひたぎ「驚いたわ、まさかあなたが半年間死んでたなんて、しかもあの仮面ライダーだったとはね」

タケル「あの?」

ひたぎ「有名な都市伝説でしょう?人知れず悪と戦う正義のヒーロー、それが仮面ライダーって言われてるわ」

タケル「そんな大それたもんじゃ・・・」

ひたぎ「ある者は刑事、ある者は医師、またある者は魔法使い、神様だっているって噂もあるわ」

タケル「ハハハ・・・」

ひたぎ「この間の黄色い怪物が暴れたっていう事件も彼らの活躍で収まったって噂でもちきりよ」

タケル「そうなんだ・・・」

ひたぎ「でもまさかパーカーお化けなライダーがいるなんてね」

タケル「パーカーお化けって・・・」

ひたぎ「他にもその目玉が沢山あるようだけど?」

タケル「ああ、これには英雄達の魂が込められているんだ」

ひたぎ「英雄?」

タケル「宮本武蔵・・・エジソン・・・坂本竜馬・・・俺は彼等の力を借りて戦ってきたんだ」

そんな話をしているうちに、家に到着した

タケル「着いたよ」

ひたぎ「大天空寺・・・本当にお寺なのね、横にご丁寧に「不可思議現象研究所」の看板まであるし」

タケル「とりあえず上がってよ」

ひたぎ「ここまでついてきて何だけど、あなたが私を連れてきてご家族に誤解されないかしら?」

タケル「大丈夫だよ、君くらいの女の子の依頼人なんて何度も連れてきてるし」

ひたぎ「そういう事じゃないんだけど・・・まぁいいわ」

タケル「ただいま~」

御成「おおタケル殿!随分遅かったですな!」

境内に入るとまず御成が出迎えてくれた

タケル「ああうん・・・ちょっと色々あってね」

そういうと俺は戦場ヶ原さんのほうをチラリと見た

御成「やや、そちらの方は?」

ひたぎ「初めまして、戦場ヶ原ひたぎです、天空寺君とはクラスメイトで・・・」

御成「おお!タケル殿の御友人でしたか!拙僧はここの住職代理で不可思議現象研究所の代表でもある御成と申します!以後お見知りおきを!」

ひたぎ「はぁ・・・」

タケル「御成、実はこの子・・・」

御成「まぁまぁ、詳しい話は中で!シブヤ、ナリタ、ジャベル殿!すぐにお茶の用意を!」

シブヤ・ナリタ「はーい!」

ジャベル「承知した」

ひたぎ「・・・お坊さんってもっとお堅いイメージだったのだけれど、認識を改める必要がありそうね」

タケル「ハハ・・・」

中に入ると、もう1人の仲間がまっていた

アカリ「タ~ケ~ル~」イライラ

タケル「あ、アカリ・・・ただいま」

アカリ「ただいまじゃないわよ!今何時だと思ってんの!」

タケル「お母さんか!ちょっと色々あってね・・・」

アカリ「色々?」

ひたぎ「・・・・・」ペコ

アカリ「あら、あなたは・・・」

ひたぎ「初めまして、戦場ヶ原ひたぎです、天空寺君とはクラスメイトで・・・」

アカリ「そうなんだ、私は月村アカリ、よろしくね」

ひたぎ「・・・天空寺君の彼女さんですか?」

アカリ「違う!ただの幼馴染!」

ひたぎ「ふーん・・・そうなんですか・・・」

タケル「ごめんね・・・」

ひたぎ「いえ、気にしないで」

アカリ「それで、タケルがわざわざここに連れて来たってことは・・・」

タケル「うん、実は・・・」

ひたぎ「大丈夫よ天空寺君、自分で話すから」

タケル「戦場ヶ原さん・・・」

ひたぎ「自分で、できるから・・・」

俺達は改めて彼女の話を聞いた

御成「た、体重5キロですとおおおおお!!!」

アカリ「そんな・・・ありえないわ・・・」

ひたぎ「信じられないのも無理は・・・」

アカリ「5キロなら人の形を保てるはずないもの!」

ひたぎ「あ、そっちですか」

ひたぎ「それより1つ気になる事があるんですけど」

タケル「何?」

ひたぎ「あの人は一体誰なんですか?」

彼女が指さす先には、仙人のおっちゃんがいた

仙人「へへへ・・・」

タケル「気にしなくていいよ」

ひたぎ「気になるわよ」

タケル「本当に何でもないから」

ひたぎ「そう」

仙人「スルーですかぁ~へこむわぁ~」

タケル(俺の恩人であの戦いに巻き込んだ張本人なんて言ってもしょうがないしね)

アカリ「とりあえずあなたの体を調べてみたいんだけど、いい?」

ひたぎ「わかりました」

アカリ「はい!じゃあ男連中は全員外出て!」

タケル「わ、わかったよ」

アカリ「覗いちゃ駄目よ、御成」

御成「何で拙僧にだけ言うのですかあああああ!!!!!」

しばらくして、アカリと戦場ヶ原さんが部屋から出てきた

タケル「お疲れ、どうだった?」

アカリ「結論から言うと、何の以上も見られなかったわ、至って健康そのものよ」

アカリ「そこから体重だけがゴッソリなくなってるのを除けばね」

タケル「そうか・・・」

ひたぎ「・・・・・」

アカリ「となると・・・やっぱり人知を超えた奴らの仕業ね」

タケル「羽川さんの時と同じ・・・って事か」

ひたぎ「?」

アカリ「とりあえず私たちは色々準備するから・・・ひたぎちゃんは制服汚れたらまずいでしょうから一度着替えてきて」

ひたぎ「はぁ・・・」

アカリ「タケル、彼女を家まで送ってあげて」

タケル「わかった」

こうして俺は再び、彼女を乗せてバイクを走らせた

ひたぎ「一体何をしてくれるの?」

タケル「君を助けるんだよ、ちょっと怪我するかもしれないけどね」

ひたぎ「とてもこれから助ける人にかける言葉とは思えないわね」

タケル「ゴメン・・・」

ひたぎ「いいのよ、それより助けるのは本当なのね?」

タケル「うん」

ひたぎ「今まで私にその台詞を吐いた人が5人いたわ、そのうち4人が詐欺師だったけど」

タケル「うわぁ・・・」

ひたぎ「でも1人は違ったわ、その人はお医者さんでね、最近流行りの病だと思って親身になってくれたわ」

タケル(それって・・・)

ひたぎ「結局違ってその人「助けてあげられなくてゴメン」って涙ながらに謝ってくれたわ」

タケル(宝生先生だ・・・)

そんなことを話しているうちに、彼女の家に着いた

タケル「これは・・・」

ひたぎ「豪邸だと思った?残念、ボロアパートでした」

タケル「いやそんな事は・・・」

ひたぎ「色々事情があるのよ、とりあえず上がって」

彼女の家に上がると、戦場ヶ原さんはシャワーを浴びるといい奥へ消えていった

俺はその間にある人に電話をかけていた

進ノ介『・・・というわけなんだ』

タケル「そうですか・・・調べてくれてありがとうございます」

進ノ介『このくらいお安い御用だ、じゃあなタケル』

タケル「はい、泊さんもお気をつけて、これから大変なんですから」

進ノ介『ハハッ、そうだな』ピッ

そんな会話をして電話を切った

ひたぎ「誰と話していたの?」

タケル「あ、ちょっとした知り合い・・・って!!?」

俺の目に映ったのは、一糸纏わぬ彼女の姿だった

ひたぎ「何ジロジロ見てるのよ」

タケル「ふ、服は!?」

ひたぎ「持って入るのを忘れたのよ」

タケル「じゃあタオルで隠してよ///」

ひたぎ「嫌よ、そんな貧乏くさいマネ」

そんな俺に構わず、彼女は着替え始めた

ひたぎ「天空寺君、まさかあなた私のヌードを見て欲情したのではないでしょうね?」

タケル「そ、そんな事は・・・」

ひたぎ「そうよね、元幽霊だものね、女風呂とか覗き放題だったんでしょ?」

タケル「そんな事してないよ!」

ひたぎ「本当かしら?全国の男子の夢じゃないの?」

タケル「何ていうか・・・君って結構口悪いね・・・」

ひたぎ「銅40グラム、亜鉛25グラム、ニッケル15グラム、照れ隠し5グラムに悪意97キロで私の暴言は錬成されているわ」

タケル「ほぼ悪意!?」

ひたぎ「あ、照れ隠しは嘘よ」

タケル「・・・(5グラムは嘘なんだ・・・)」

タケル「そもそも生き返るので精一杯だったし・・・」

ひたぎ「・・・・・そう」

タケル「あの研究所だって、みんなが俺が生き返る手助けになればって創ったんだ」

ひたぎ「そうだったの、いい仲間ね」

タケル「うん」

ひたぎ「・・・・・リア充爆発しろ」

タケル「は?」

何でそう言われたのか、俺には分からなかった・・・

ひたぎ「さて、着替えも終わったし、行きましょうか」

タケル「そうだね」

ひたぎ「天空寺君、すべてが終わったら蟹を食べに行きましょう」

タケル「何で?」

ひたぎ「それが報酬だと思ってくれていいわ、それに・・・」

タケル「それに?」

ひたぎ「蟹って、とっても美味しいのよ」

そして、俺達は再び寺に戻ってきた

アカリ「あ、お帰り」

御成「準備は万端ですぞ!」

タケル「そっか、じゃあ始めようか」

ひたぎ「あの・・・」

タケル「ん?」

ひたぎ「蟹って、まだ私のそばにいるの?」

タケル「どうかな、それはこれからわかる事だよ、アカリ!」

アカリ「ええ!」スチャ

そう言うと、アカリは銃の様な物を取り出した

ひたぎ「何ですかそれ?」

アカリ「これこそあのKMS(イゴール)と共同開発した名付けて不知火改バージョンEXよ!」ドヤァ

ひたぎ「・・・大丈夫なの?」

タケル「まぁ効果は羽川さんで実証済みだから大丈夫だよ」

ひたぎ「・・・死んだら責任とってよね」

タケル「それは重いな・・・」

アカリ「じゃあ行くわよ!御成!」

御成「承知!頼みますぞクモ殿!」ペカー

御成はクモランタンで戦場ヶ原さんを照らした

アカリ「それじゃひたぎちゃん、痛みは一瞬よ!」カチッ

ひたぎ「え・・・それは別の人の・・・」

パアアア・・・

アカリがスイッチを押すと、不知火から光の粒子が放たれ、戦場ヶ原さんを包み込んだ

ひたぎ「ああ・・・」ガクッ

戦場ヶ原は気を失った、すると

ズズズ・・・パリン!

彼女から眼魂が出てきた、そして・・・割れた

シオマネキング「・・・・・」

ガニコウモル「・・・・・」

キャンサー・ゾディアーツ「・・・・・」

カニレーザー「・・・・・」

そこには4匹の蟹・・・のような怪物が立っていた

御成「出ましたぞおおおおお!!!!!羽川殿と同じパターンですな!」

アカリ「タケル!お願い!」

タケル「ああ!」

俺は眼魂を取り出し、そして・・・

タケル「変身!!!」

カイガン! オレ! レッツゴー! 覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

ゴースト(オレ魂)「命、燃やすぜ!」

こうして激闘が始まった、ある奴は渾身の跳び蹴りで吹き飛ばし

ダイカイガン! オレ! オメガドライブ!!!

ゴースト「おりゃあああああ!!!」ドカッ

シオマネキング「ギャアアアアアアアアア!!!!!」

ある奴は手にした剣「ガンガンセイバー」の一閃で斬り倒す

ダイカイガン! オメガブレイク!!!

ガニコウモル「グワアアアアアアアア!!!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

しかし、手強い奴もいた

キャンサー「名探偵とかけまして、よく研いだ包丁と説きます、その心は・・・」ヒュンヒュン

ゴースト「くっ!」ガキィン!

キャンサー「どちらも「キレ」が命ってねぇ!!!」

ゴースト「なら!」

俺は別の眼魂を取り出し、ドライバーにセットした

ゴースト「頼むぞ!ムサシ!」ガコン

カイガン! ムサシ! 決闘!ズバット!超剣豪!!!

ゴースト(ムサシ魂)「はあああああ!!!」シュシュッ

キャンサー「グウウ・・・」ガキィン!

ゴースト「これで終わりだ!」

ダイカイガン! オメガスラッシュ!!!

ゴースト「せいやああああああ!!!」ズバン!!!

キャンサー「グワアアアアアアアア!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ゴースト「後はお前だけだ!」

カニレーザー「・・・・・フン」

ゴースト「何故戦場ヶ原さんの重さを奪った?」

カニレーザー「我が大いなる目的の為に大量エネルギーが必要だったのでな、それに・・・」

ゴースト「?」

カニレーザー「それはあの娘が望んだことだ」

ゴースト(それはやっぱり、「あの事」なのか・・・)

カニレーザー「お喋りはここまでだ、行くぞ!」ダッ

ゴースト「ハッ!」ダッ

ガキィン!

ゴースト「グググ・・・」

カニレーザー「フフフ・・・その程度か?」

相手の斧裁きに俺は押されていた

カニレーザー「さらにこれはどうだ!!!」バシュン!

ゴースト「うわっと!」ヒョイ

突然放たれたレーザー光線を俺は寸でのところでかわした

ゴースト「そんな技まで・・・それなら」

俺はまた別の眼魂を取り出した

ゴースト「行くぞエジソン!」ガコン

カイガン!エジソン! エレキ!ヒラメキ!発明王!!!

ゴースト(エジソン魂)「これで終わりだ!!!」スチャッ

俺はガンガンセイバーを銃モードにして構えた

ダイカイガン! オメガシュート!!!

カニレーザー「小癪な!!!」ギュオオオ・・・

ゴースト・カニレーザー「うおおおおおおおお!!!」

バシュウウウウウウウウン!!!

お互い放った光線がぶつかり・・・

ズキュウウウウウウウウウン!!!

カニレーザー「ぐああああ!!!」

アイツを貫いた

カニレーザー「グウウ・・・」

ゴースト「よし、これでトドメを・・・」

ひたぎ「ま、待って・・・」

ゴースト「え?」

いつの間にか目を覚ました戦場ヶ原さんが、アイツに近寄って行った

カニレーザー「・・・・・」

ひたぎ「うう・・・」ヨロッ

まだ本調子じゃないのか、彼女はふらついていた

ゴースト「おっと」ガシッ

俺は彼女を支えた、すると・・・

パアア・・・

目の前に別の光景が広がっていた・・・彼女の過去が、泊さんに聞いた、彼女の辛い過去が・・・

ゴースト「そうか・・・家族が崩壊して・・・その思いから逃げる為に蟹に・・・」

ひたぎ「・・・・・」コクリ

ゴースト「わかった、それなら後は君次第だ」

すると彼女は、蟹に頭を下げて言った

ひたぎ「お願いします、私の重さを・・・私の想いを・・・返して下さい・・・」

カニレーザー「・・・・・俺の負けだな、娘」

ひたぎ「・・・・・」

カニレーザー「だが仮面ライダーよ、忘れるな」

ゴースト「・・・・・」

カニレーザー「いずれ俺の後を継ぐ者が現れるであろう」

ゴースト「!」

カニレーザー「偉大なる首領・・・万歳!!!」

シュウウウウ・・・

そう言い残し、蟹は消えていった・・・

御成「タケル殿~」

アカリ「やったわね!」

タケル「・・・ああ」

俺は変身を解き、2人を迎えた、そして・・・

ひたぎ「・・・・・」

アカリ「ねぇ、本当に戻ったの?」

御成「確かめてみましょうぞ!」

タケル「そうだね、よいしょっと」ヒョイ

ひたぎ「え・・・きゃっ!」

俺は彼女を抱えてみた

タケル「おお・・・重い!重いぞ!!!」

この後、戦場ヶ原さんに鉄拳を喰らったのはいうまでもない

ひたぎ「色々ありがとう、おかげで助かったわ」

タケル「いやいやそんな・・・」

ひたぎ「でも、失った物は戻ってこないわ・・・」

タケル「・・・・・」

ひたぎ「でも悪い事ばかりじゃないわね、こうして新しい友達もできたのだから」

タケル「うん、戦場ヶ原さん、これからもよろしくね」

ひたぎ「あ、勘違いしないでね、私はあなたに恩は感じてるけどそういう仲になるなんて考えてないから」

タケル「は?いや俺は別に・・・」

ひたぎ「だって・・・」

タケル「だって?」

ひたぎ「私、他に気になる人いるから」

タケル「ああそうですか・・・」

~第1章 おわり~

第2章 まよいマイマイ


俺は天空寺タケル!

18歳の時に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

それでも俺の周りには不可思議現象が絶えないようだ

この間もクラスメイトの戦場ヶ原さんの事件を解決したばかりだ

そして今回は・・・

ブロロロロロ・・・

タケル「・・・・・」

真宵「・・・・・」

今、俺は八九寺真宵という少女と一緒にバイクで走っている

なぜこんな事になったのかというと

話は数時間前に遡る・・・

タケル「ふぅ、こんなもんかな」

俺は買い物帰りに公園で休憩していた

タケル「しかし休日だというのに誰もいない公園だなぁ・・・ん?」

真宵「・・・・・」

そう思っていたらこの辺の案内図を見ている小学生くらいの女の子がいた

タケル「おおきなリュックだな・・・まさか家出?」

タタタ・・・

タケル「あ・・・」

そう考えていたら、その子は走り去って行った、その代わりに

ひたぎ「あら、天空寺君じゃないの」

タケル「あ、戦場ヶ原さん」

ひたぎ「こんな所で何してるの?」

タケル「ああ、今度友達が帰ってくるからパーティでもしようと思って買い出しをね」

ひたぎ「友達・・・ねぇ」

タケル「戦場ヶ原さんは?」

ひたぎ「新しい服を買ったものだから・・・ちょっとね」

タケル「ふーん・・・」

ひたぎ「タコに青のり・・・たこ焼きかしら?」

タケル「うん、友達の1人が無類のたこ焼き好きなんだ」

ひたぎ「へぇ・・・」

タケル「ある意味たこ焼きで世界が救われたといっても過言じゃないくらいだからね」

ひたぎ「あなたの友達って普段何してるのよ・・・」

タケル「戦場ヶ原さんはあれからどう?」

ひたぎ「ええ、もうすっかり良くなったわ」

タケル「そっか、良かった」

ひたぎ「お医者さんもびっくりしてたけど、「君の笑顔が見れてよかった」って喜んでたわ」

タケル「そ、それって・・・」

ひたぎ「ついうっかりあなたの名前を出したら不思議と納得していたわ」

タケル(宝生先生ェ・・・)

ひたぎ「そういえば、まだお礼してなかったわね」

タケル「え、いいよ気にしなくて」

ひたぎ「それじゃ私の気が済まないわ、何でも言って」

タケル「何でもって・・・」

ひたぎ「何でもいいのよ、世界の全てを知りたいとか全てを終了させたいとか宇宙の果てへ行きたいとか人間になりたいとか不思議な森の浸食から世界を救いたいとか何でもね」

タケル「それは流石にちょっと・・・」

ひたぎ「そうね、できれば私ができる範囲でお願いするわ」

タケル「いやだから・・・」

ひたぎ「あ、後これもダメよ」

タケル「聞いてないし・・・何?」

ひたぎ「あなたの彼女になる・・・ことよ」

タケル「は?」

ひたぎ「だって天空寺君年上好きだものね」

タケル「いや、だからアカリの方が先に生まれただけであってそういうわけじゃ・・・」

ひたぎ「別にアカリさんの事だなんて言ってないけれども」

タケル「///」

ひたぎ「まぁ別にいいわ、それで、私は何をすればいいのかしら?」

タケル「そうだな・・・あ!」

ひたぎ「?」

タケル「そのたこ焼きパーティに参加して欲しいな・・・なんて」

ひたぎ「それお礼になってるの?」

タケル「いいじゃん別に」

ひたぎ「まぁ考えておくわ、それじゃ」

タケル「どこか行くの?」

ひたぎ「これからデートなの」

タケル「え!?それなのに俺と話してて大丈夫なの?」

ひたぎ「大丈夫よ、あなたの事を話したらとても感謝していたわ」

タケル「いやそういう問題でなく・・・」

ひたぎ「じゃあまたね」

そう言って、彼女は去って行った

タケル「はぁ、なんかどっと疲れたな・・・俺もそろそろ帰・・・」

真宵「・・・・・」

ふと見ると、先ほどの女の子がまた案内板を見ていた

タケル「あれ、さっきの女の子・・・また戻ってきたのか?」

真宵「・・・・・」

タケル「もしや迷子なのかな?だったら・・・」

俺は迷わず彼女に近づいて話しかけて

タケル「お嬢ちゃん、道に迷ったのかな?」

真宵「!」チラ

彼女はこちらを向いて言った


真宵「話しかけないでください、あなたの事が嫌いです」

第一声からこれである

タケル「いや嫌いって・・・」

真宵「いいから話しかけないでください」

タケル「いや迷子なのかなと思って・・・」

真宵「違います!」

タケル(あ、リュックに名前書いてある・・・八九寺真宵ちゃんか)

タケル「真宵ちゃん、俺は天空寺タケル、決して怪しい者じゃ・・・」

真宵「その紹介が既に怪しいです!てんきゅうじさん」

タケル「え?」

真宵「失礼、噛みました」

タケル「・・・・・」

真宵「とにかく!あなたの力なんか借りません!1人で大丈夫です!」ドン

タケル「うわっ!」

俺は彼女に突き飛ばされた

タケル「この・・・」スッ

俺は反射的に赤い眼魂を取り出した

真宵「目玉のオモチャ?そんなもんでどうしようと・・・」

俺は何も言わずにいつの間にか腰に巻かれたベルトに眼魂をセットした

アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!

真宵「あわわ・・・服のお化け!?」

そして叫ぶ

タケル「変身!」

闘魂カイガンブースト! 俺がブースト! 奮い立つゴースト!

仮面ライダーゴースト(闘魂ブースト魂)「うおおおおおおおお!!!」

真宵「ひゃあああああ!!!てんきゅうじさんが変身しましたあああああ!!!」ヘタッ

真宵「って、その姿はもしや・・・仮面・・・ライダー・・・?」

ゴースト「ハァハァ・・・そうだよ、だから・・・君を助けてあげるよ」

真宵「本当・・・なんですね・・・」

やっとわかってくれたか・・・

でも、彼女の足元に水たまりなんてあったかな?

真宵「もう・・・リュックの中にスペアがあったからよかったものの・・・」

タケル「ゴメン・・・」

俺は変身を解き、彼女に怒られていた

真宵「それにしても・・・本当に仮面ライダー・・・なんですね」

タケル「うん」

真宵「輝くマシンも深紅のマフラーも緑の仮面もないですけど、そうなんですね」

タケル「ま、まぁね・・・」

タケル「で、真宵ちゃんはどこへ行こうとしているの?」

真宵「・・・・・」スッ

彼女は何も言わずにメモを差し出した

タケル「ここか・・・そんな遠くもなさそうだしすぐ着くかな」

真宵「・・・・・どうですかね?」

タケル「あ、そうだその前に・・・」

俺はある人に電話をかけた

タケル「という訳なんです、泊さん」

進ノ介「わかった、その八九寺真宵って子の住所を調べればいいんだな?」

タケル「すみません、色々お願いしてしまって・・・」

進ノ介「いいんだよ、何かわかったら連絡する、じゃあね」ピッ

タケル「よし、いざってときは泊さんに保護してもらうことも考えとかないとな・・・」

タケル「じゃあ行こうか、あっちに俺のバイクあるから」

真宵「はぁ・・・無駄だと思いますけど、よろしくお願いします」

タケル「?」

真宵「いえ何でもありません、行きましょうか」

タケル「うん」





真宵「仮面ライダー・・・この人ならもしかして・・・」

こうして現在に至る

真宵「ふぃ~風が気持ちいいですね~」

タケル「そう、良かった」

彼女とはすっかり打ち解けていた、意外と素直な子なのかもしれない

真宵「ツーリングもいいですけど、車もいいですよね、あ、それだとフォーリングになっちゃいますか」

どうやらこの子は、ツーリングのスペルを勘違いしているらしい

そんなこんなで走り続けていると、ある違和感を覚えた

タケル「おかしいな・・・そろそろこのメモの住所に着いてもいいころなんだけど・・・」

どうやら同じ場所をグルグル回っているようだった

真宵「やっぱり、無理なんですよ、私は迷子なんですから」

タケル「え?」

真宵「カタツムリの・・・迷子ですから」

タケル「カタツムリ?それってどういう・・・」

ドカ―――――ン!!!

タケル「!?」

真宵「きゃっ!?」

その直後、俺達の近くで爆発が起こった

タケル「一体何が・・・?」

??「チッ、外したか・・・」

いつの間にか背後から、バイクに乗った肩に大砲をつけた牛の怪物と

ショッカー戦闘員達「イー!!!」

見覚えのある黒の全身タイツ軍団がいた

??「俺様はタイホウバッファロー!偉大なる首領の手先だ!」

タケル「ショッカー・・・壊滅したんじゃなかったのか」

伝説の悪の組織・・・以前本郷さん達と協力して壊滅させたはずなのに・・・まだ生き残りが・・・

タイホウ「その子供をこっちに渡してもらおうか」

真宵「ひっ・・・」ビクッ

タケル「真宵ちゃんを?一体何故・・・」

タイホウ「そんな事話す必要はない!いけショッカーオートバイ部隊!!!」

ショッカー戦闘員「イー!!!」

ブロロロ・・・

ショッカーたちはバイクでこちらに向かってきた

タケル「まずい・・・真宵ちゃん!しっかり捕まってて!」

真宵「は、はい!」ガシッ

俺達はバイクを走らせ、さっきの公園まで戻ってきた

タケル「よしここなら・・・真宵ちゃん、物陰に隠れてて」

真宵「わ、わかりました・・・」

タイホウ「フフフ・・・もう逃げられんぞ」

タケル「それはどうかな・・・変身!」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

ゴースト「命、燃やすぜ!」

真宵「あれ、さっきのと姿が・・・」

タイホウ「貴様仮面ライダーだったのか・・・ついでに奴も生け捕りにしてしまえ!」

戦闘員達「イー!!!」

ゴースト「やれるもんならやってみろ!」

そして、ショッカーとの戦いが始まった

ゴースト「ハッ!やぁ!てい!」シュッ

戦闘員達「イイイイイイイッ!!!」バタバタッ

次の戦闘員達「イー!!!」

ゴースト「ハァハァ・・・これじゃきりがない・・・なら!」

俺はアイコンを入れ変えた

カイガン!ベートーベン!曲名!運命!ジャジャジャジャーン!!!

ゴースト(ベートーベン魂)「さぁ!奏でるぜ!」ジャジャジャジャーン♪

俺が手を振るたびに音符の塊が現れ、相手を襲っていく

戦闘員達「ギャアアアアアアアアア!!!」

そして倒れていく戦闘員達、そして・・・

ゴースト「後はお前だけだ!」

タイホウ「おのれ・・・」

ゴースト「こいつで決める!」カチッ

カイガン!ビリーザキッド!百発!百中!ズギューン!バギューン!!!

タイホウ「喰らえ!!!」ドカーン!!!

ゴースト「ハッ!!!」バキュン!

ドカーーーーン!!!

俺はガンガンセイバーとバットクロックを銃に変形させ、砲弾を撃ち落とした

タイホウ「何!?」

ゴースト「こいつでトドメだ!」カチャ

俺は銃2つを合体させ、構えた

ダイカイガン!オメガインパクト!!!

バキュウウウウウウン!!!

タイホウ「ギャアアアアアアアアア!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

銃から放たれた閃光は敵を貫き、爆散させた

ゴースト「ふぅ・・・」オヤスミー

変身を解いた俺に真宵ちゃんが近寄ってきた

真宵「凄いですてんきゅうじさん!流石仮面ライダーですね!」

真宵「・・・・・失礼、噛みました」

タケル「それより何で君が狙われてるの?」

真宵「さぁ?私がカワイイからじゃないですか?」テヘペロ

タケル「はぁ・・・とにかくもう一度住所の場所を探しに行こうか」

真宵「はい!」









真宵「・・・まぁ、無事に辿り着ければですけど」

~一方その頃~

俺は泊進ノ介、元・特状課で捜査一課の刑事、そして、仮面ライダードライブだ

俺は今ライダー仲間の仮面ライダーゴースト、天空寺タケルに頼まれ八九寺真宵という女の子について調べている

進ノ介「そんな・・・これって・・・」

俺は信じ難い事実に辿り着いてしまった

進ノ介「とにかくタケルに連絡を・・・」ピッ

プルル・・・

進ノ介「あれ?出ないな・・・」

??「どうやら妨害電波が出ているようだな」

俺の腰に巻かれている「ベルトさん」が語りかける

長い闘いの末に眠っていたのだが、諸事情により起きてきたのだ

進ノ介「じゃあ何者かの陰謀も動いてるって事か、こうなったら直接行くしかないな」

ベルト「・・・やれやれ、こう事件続きだと眠る暇もないな」

進ノ介「そう言うなって、折角だからもうひとっ走りくらい付き合えよ」

俺達は愛車「トライドロン」に乗り込み現場へ向かった

ブロロロ・・・

進ノ介「あれ?おかしいな・・・」

ベルト「どうしたのかね?」

進ノ介「何だか同じ所をグルグル回ってるような・・・」

ベルト「どうやら空間が歪められているようだな」

進ノ介「マジかよ・・・タケル、無事でいろよ・・・」

~再びタケルサイド~

タケル「ハァ・・・ハァ・・・」

真宵「・・・・・」

あれから何度走り回っても一向に目的地へ着かず、俺達は疲れ果てていた

タケル「どうなってんだよ一体・・・」

真宵「だから言ったでしょう、私はカタツムリの迷子なんです」

タケル「何だよそれ・・・そういえばそのメモの住所には何があるの?」

真宵「・・・私の親戚の家です」

タケル「親戚?じゃあ親戚の家に遊びに行こうとして道に迷ったの?」

真宵「・・・・・まぁそうなりますかね」

タケル「そっか・・・でも何で着かないんだ?まずはその謎を解かないとな」

真宵「謎?」

タケル「まぁこう見えても今まで色んな不可思議現象を解決してきたからね・・・任せてよ」

真宵「そうなんですか・・・」

タケル「さてまずは・・・ん?」





戦闘員「ったく買い出しかよ・・・下っ端は辛いぜ」

俺達の目に映ったのは、公園のマンホールに入ろうとするショッカー戦闘員の姿だった

タケル「あ」

戦闘員「あ」

タケル「まさかそこにショッカーのアジトが!?」

戦闘員「しまったあああああああ!!!ばれたああああああ!!!」

ズキューン!

戦闘員「グワッ!」ドサッ

その時一発の銃声が轟き、戦闘員は倒れた

??「フン、役に立たん下っ端め」

俺達の前に猫ともカタツムリとも取れない怪人が立っていた

??「俺はチーターカタツムリ!ここの支部長だ!」

タケル「やっぱりショッカーか・・・」

チーターカタツムリ(以下チーター)「仮面ライダーめ、ここで会ったが百年目だ!それにそこの嬢ちゃん、よくやったな!」

タケル「え!?」

真宵「・・・・・」

タケル「そんな・・・真宵ちゃん・・・」

真宵「ごめんなさい・・・」グスッ

タケル「一体どういう事だ!」

チーター「フッ、知れたこと、その娘に迷子として人間を誘い出し、歩き回らせて疲れ切った所を我々が拉致し、改造人間とするのだ!」

タケル「なんて事を・・・」グッ

チーター「おかげでこんなに怪人が集まったぞ!」

バイソンヤミー「・・・・・」

タウラス・ゾディアーツ「・・・・・」

ミノタウロス「・・・・・」

ガラオックス「・・・・・」

カタツブラー「・・・・・」

カタツムリ獣人「・・・・・」

タケル「こんなに・・・」

チーター「まぁこの間サルの能力を移植した奴には逃げられてしまったが、そんな事は些細な問題だ」

チーター「しかしその娘も愚かな奴だ、100人連れてくれば生き返らせてやるなんて嘘を真に受けて協力するとはな」

真宵「そ、そんな・・・」ヘタッ

タケル「この・・・お前だけは・・・許さない!!!」

チーター「フン、この戦力差をどうするつもりだ?お前も改造してやる!やれ!」

怪人達「うおおおおおおおお!!!」

タケル「くっ・・・」

ブオオオオオオン!!!

タケル「え?」

チーター「何!?」

その時、一台の車が突っ込んできた

ドガガガガガガ!!!

怪人達「ギャアアアアアアアアア!!!」

車は次々と怪人達を薙ぎ倒していく

やがて車は止まり、ドアが開いた

進ノ介「何とか間に合ったな」

ベルト「ディメンションキャブのお陰だな、空間の亀裂を発見してぶち破ってきたのだ」

タケル「泊さん!」

進ノ介「よく頑張ったなタケル、それに・・・」

真宵「・・・・・」

進ノ介「君にも色々聞きたい事はあるけど、まずはあいつら倒さないとな」

真宵「まさかあなたも・・・」

進ノ介「行くぞベルトさん!タケル!」

タケル「はい!」

ベルト「OK!START YOUR ENGINE!(スタート・ユア・エンジン!)」

俺は眼魂(アイコン)を、泊さんはミニカー型のアイテム「シフトカー」をセットして叫ぶ

タケル・進ノ介「変身!」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

ドライブ!タイプスピード!!!

仮面ライダーゴースト(オレ魂)「命、燃やすぜ!」

仮面ライダードライブ「ひとっ走り付き合えよ!」

真宵「あなたも仮面ライダー・・・」

ドライブ「君は俺の車の中に入ってな」

真宵「はい!」

チーター「おのれ・・・残りの怪人共!行け!」

怪人達「うおおおおおおおお!!!」

そして、大乱戦が始まった

ゴースト「せいっ!」

ドライブ「来いハンドル剣!ドア銃!」

怪人達「グワアアアアアアアア・・・」

ドライブ「一気に行くぞ!」

ゴースト「はい!」

ドライブ!タイプフォーミュラ!!!

カイガン!ロビンフッド!ハロー!アロー!森で会おう!

ドライブ(タイプフォーミュラ)「これで・・・」

ゴースト(ロビン魂)「終わりだ!!!」

ヒッサーツ!フルスロットル!トレーラ・・・タイホーウ!!!

ダイカイガン!オメガストライク!!!

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

カタツブラー「グワアアアアアアアア!!!」

獣人カタツムリ「ギャアアアアアアアアア!!!」

2つの光線が、怪人を貫いた

チーター「あわわ・・・」

ゴースト「後はお前だけだ!」

ベルト「進ノ介、わかっているとは思うが・・・」

ドライブ「ああ、あれはゲンさんじゃない、別人だ」

チーター「この!」ぺッ

ベチャッ

ゴースト「わっ!何だコレ!?」

変な粘液が、足にくっついた

チーター「じゃあな!今のうちに逃げさせてもらうぜ!」バッ

ゴースト「ま、待て!」

ドライブ「任せろ!」ガコン

ドライブ!タイプスピード!!!タイヤコウカーン!マックスフレア!!!

ドライブ(タイプスピード)「ほらよ」メラメラ・・・

ドロッ・・・

炎でみるみるうちに粘液が溶けていく

ゴースト「助かった・・・もう逃がさないぞ!!!」

カイガン!ドライブ!警官!正義感!タイヤコウカン!!!

ゴースト(ドライブ魂)「よーし・・・これで・・・」

ドライブ「おお、お揃いだ、それじゃ・・・」

ダイカイガン!ドライブ!オメガドライブ!!!

ヒッサーツ!フルスロットル!フレア!!!

ガガガ・・・

チーター「え・・・え!?」

タイヤが出現し敵を捕らえた、そして・・・

ブロロ・・・

真宵「え!?」

トライドロンも動き出した

そして敵の周りをグルグル回り始めた

真宵「きゃああああああああ!!!」

ゴースト・ドライブ「ハッ!!!」

ズガガガガガガガ!!!

チーター「ギャアアアアアアアアア!!!」

俺達はそれを足場に敵を蹴り続けた、そして

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

勝負は決した

ゴースト「ふぅ・・・」オヤスミー

ドライブ「やったな」ガシャン

ベルト「2人とも、ナイスドライ・・・って何か忘れてるような」

ガチャ

その時車のドアが開き

真宵「うぷっ・・・」

フラフラの真宵ちゃんが出てきた

タケル「あ・・・」

進ノ介「ゴメン、忘れてた・・・」

俺達は彼女の回復を待ち、改めて話を聞いた

真宵「も~下手な絶叫マシンより恐かったですよ!」プンプン

進ノ介「だからゴメンってば・・・」

真宵「しゅんのすけさんはいつもあんなのに乗ってるんですか?信じられません!」

進ノ介「しんのすけな」

真宵「失礼、噛みました」

真宵「本当に死ぬかと思いました!死んでますけど!」

タケル「あ、それってやっぱり・・・」

真宵「ええ、そういう事です」

進ノ介「そう、八九寺真宵ちゃん、君は数年前に死亡が確認されている」

真宵「流石刑事さん、調査済みですか」

泊さんの話だと、彼女の両親は不仲で母親が親戚の家に帰ってしまい、真宵ちゃんは母親に会いに行く途中で事故に遭ったそうだ

タケル「それからずっとあの場所に・・・」

真宵「ええ、帰りたくても帰れない、それが私です」

進ノ介「そんな時に、あのカタツムリの化け物に会ったと・・・」

真宵「捕まえるんですか?私を」

進ノ介「まさか、既にこの世にいない人物は裁けないよ」

進ノ介「さて、じゃあ行こうか」

真宵「どこへですか?」

進ノ介「君の行きたがってた所だよ」

タケル「泊さんそれって・・・」

進ノ介「ディメンションキャブなら、君の影響を受けずに辿り着くはずだ、ついてきて」

泊さんに案内で、彼女の目的地に辿り着いた、だが、そこには何もなかった

タケル「これって・・・」

進ノ介「この辺は区画整理が頻繁に行われててね・・・その影響だろう」

真宵「あ、ああ・・・」ポロポロ

タケル「真宵ちゃん・・・」

真宵「ただいま・・・帰りました!!!」

パアアアアアア・・・

彼女は・・・そう言って消えていった

進ノ介「さて、俺はもう帰るけど、お前も暗くなる前に帰るといいぞ」

タケル「はい、色々ありがとうございました」

進ノ介「いいって、それじゃ」

タケル「あ、そうだ、今度パーティやるんで泊さんも是非」

進ノ介「時間があったらな、それじゃ」

そう言って、俺達は別れた

それから数日後、俺は信じられない光景を目撃した

タケル「あ」

真宵「お?」

タケル「何で・・・成仏したんじゃ・・・」

真宵「地縛霊じゃなくなっただけです、もうしばらくはこの辺にいるつもりですよ」

タケル「ええ・・・」

真宵「という訳で、もし見かけたら話しかけてくださいね、てんきゅうじさん」

真宵「失礼、噛みました」

タケル「そうか・・・それなら」

真宵「え?」

タケル「君もたこ焼きパーティに来ないか?」

~第2章 おわり~

第3章 するがモンキー


俺は天空寺タケル!

18歳の誕生日に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

それでも、俺の周りで不可思議現象がなくなることはない

この間も真宵ちゃんという少女を不可思議現象から解き放った

そして今回は・・・

ある夜、俺はピンチを迎えていた

仮面ライダーゴースト(オレ魂)「ハァ・・・ハァ・・・」

雨ガッパの怪人「・・・・・」

突然謎の雨ガッパの怪人に襲われたのだ

どうしてこんな事になったのかはわからないが、もしかしたらあの時の事が関係してるのかもしれない

あれは夕方の事、俺は学校帰りだった、その時

真宵「おや、また会いましたね」

タケル「あ、真宵ちゃん、元気?」

真宵「おかげ様で、てんきゅうじさんもお変わりなく」

タケル「・・・・・天空寺だよ」

真宵「失礼、噛みました」

真宵「これからお帰りですか?」

タケル「うん、まぁテストも近いしこの後勉強会するんだけど」

真宵「ほう、お相手はもしやあの理系女子大生さんですか?」

タケル「いや、アカリは今忙しくてさ・・・ってなんでアカリの事知ってるの!?」

真宵「伊達にこの辺うろついてませんからね、大抵の事は知ってますよ」

タケル「そうなんだ・・・」

彼女は見た目よりしっかりしてるのかもしれない

真宵「となると・・・あの時一緒にいた女の人・・・戦場ヶ原さんでしたっけ?」

タケル「まーね」

真宵「年頃の男女が部屋で2人っきり・・・そんなの勉強どころじゃないんじゃないですか?」

タケル「そうかな・・・彼女的にはこの間のお礼も兼ねてって言ってたし、それ以上はないんじゃない?」

真宵「おや、天空寺さんはそっち方面には興味なしですか、純粋ですね」

タケル「え?」

タケル「そもそも、戦場ヶ原さんには他に付き合ってる人がいてね・・・」

真宵「ほう、天空寺さんに助けてもらっておきながら他の男になびきますか、あの人意外と薄情ですね」

タケル「俺は別に構わないんだけど・・・それに戦場ヶ原さんの異変に気付いたのは向こうが先で、直す方法を模索している最中に俺が先に解決した、それだけだよ」

真宵「そうだったんですか、中々複雑ですね」

タケル「その人も俺には感謝してるみたいだし、いつか会ってみたいな」

そんな話をしていると、背後から足音が聞こえてきた

タタタ・・・

タケル「まさか・・・」

その気配に、俺は心当たりがあった

キキーッ!






駿河「おお、天空寺先輩ではないか、偶然だな」

彼女は神原駿河、ウチの学校のバスケ部に所属している後輩だ

その左腕には、包帯がグルグル巻きになっていた

タケル「偶然って・・・もう3日目なんだけど?」

駿河「おや?そうだったか?」

そう、俺は何故かこの頃彼女につきまとわれていた

タケル「えーと・・・神原さん?」

駿河「おっと、私は後輩だ、そんなにかしこまらなくていい」

タケル「じゃあ・・・駿河ちゃんで」

駿河「!?」ビクン

タケル「どうしたの?」

駿河「い、いや・・・まさかちゃん付けでよばれるとは思ってなかったのでな・・・つい興奮してしまった」

タケル「何で!?」

駿河「やっぱり神原さんで構わないぞ」

タケル「あっそう・・・」

駿河「それで、天空寺先輩はこれからご帰宅かな」

タケル「まぁ・・・この後勉強会なんだけどね」

駿河「ほう、すると戦場ヶ原先輩も一緒なのか?」

タケル「そうだけど・・・何でわかったの?」

駿河「天空寺のクラスで成績優秀といったら戦場ヶ原先輩だからな」

タケル「そうなんだ・・・」

タケル(あれ、羽川さんは?)

駿河「それじゃ邪魔しちゃ悪いな、それでは、私はこれで」

タタタ・・・

そう言って、彼女は立ち去っていった

タケル「何なんだ一体・・・」

真宵「本当に何なんですかあの人?」ヒョコ

タケル「真宵ちゃん・・・いつの間に」

タケル「後輩だよ、最近妙につきまとわれててさ」

真宵「ほう、もしかして天空寺さんに気があるんじゃないですか?」

タケル「まさかそんな・・・」

タケル「あるわけない・・・よね?」

そして、真宵ちゃんと別れた俺は、戦場ヶ原さんの家で勉強をしていた、その中で

ひたぎ「神原?どうして天空寺君がそんな事聞くの?」

タケル「え、えっと・・・ついさっき会ってさ」

戦場ヶ原さんに、神原さんについて聞いていた

ひたぎ「そうね・・・あの子とは中学時代からの付き合いなのよ」

タケル「そうだったんだ・・・」

ひたぎ「2人合わせてヴァルハラコンビ、何て大それた異名で呼ばれていたわ」

タケル「ヴァルハラ・・・北欧神話に出てくるオーディンが住む宮殿だね」

ひたぎ「流石偉人マニア、聡いわね」

ひたぎ「ま、最近はまるっきり会う事もなくなったのだけれど」

タケル「何で?」

ひたぎ「・・・わかるでしょ?」

タケル「そうか・・・蟹か」

ひたぎ「そういう事よ」

ひたぎ「彼女はあなたや彼より私の異変に気付いてね、何とかするって言いだしたのよ」

タケル「それで?」

ひたぎ「生憎当時の私は荒れに荒れていてね、彼女に手痛い仕打ちをしてしまったのよ」

タケル「それって・・・ホチキス?」

ひたぎ「まぁそんな所ね」

ひたぎ「もしかしたら、それで実際に解決したあなたに興味を持った、って感じじゃないかしら」

タケル「そんなもんかな」

ひたぎ「ま、私も今更あの子に会わせる顔なんてないし、確かめようはないけど」

タケル「そうなんだ・・・」

ひたぎ「無駄話がすぎたわね、勉強に戻りましょう」

タケル「う、うん・・・」

そして夜も更け、俺は帰路についていた

タケル「ヴァルハラコンビか・・・」

タケル「もう仲直りすることはできないのかな・・・」

そしてふと前を見ると

雨ガッパの怪人「・・・・・」

タケル「え?」

雨ガッパを着た謎の人物が立っていた

タケル「君は一体・・・」

そう言った刹那だった

バキィッ!!!

タケル「ぐわああああああ!!!」ドサッ

俺は有無を言わさず殴り飛ばされた

タケル「くっ・・・」ヨロッ

雨ガッパ「・・・・・」ジリッ

雨ガッパはまたも近寄ってくる、その左手は人間のそれではない

タケル(袖から見える包帯は・・・いやそれよりも)

タケル「このままじゃ・・・やられる」スッ

俺は懐から眼魂を取り出した

そしてそれを腰に巻いたゴーストドライバーにセットする

アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!

雨ガッパ「・・・!?」

そして力強く叫ぶ

タケル「変身!!!」ガコン

カイガン!オレ! レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

仮面ライダーゴースト(オレ魂)「命、燃やすぜ!!!」

ゴースト「行くぞ!」シャキン

俺はガンガンセイバーを構え、雨ガッパに立ち向かった

雨ガッパ「・・・!!!」ダッ

ガキィン!

ゴースト「ぐぐ・・・」ギリギリ

雨ガッパ「・・・・・」ズズッ

ゴースト「くっ!」バッ

雨ガッパ「!」ダッ

再び距離をとるも、雨ガッパはすぐさま向かってきた

ゴースト「速いな・・・なら!」スッ

俺は別の眼魂をセットした

カイガン!ニュートン!リンゴが落下!引き寄せまっか!!!

ゴースト(ニュートン魂)「ハァッ!」ブオッ

雨ガッパ「!?」

俺は手から斥力を発し、雨ガッパを吹き飛ばした

ドカッ

雨ガッパ「・・・・・」

ゴースト「よし、そのまま大人しく・・・」

バキュン!

ゴースト「!?」

突然銃声が鳴り響いた

ゴースト「誰だ!」

??「面白くなってるじゃねーか、俺も混ぜろよ」

ゴースト「あ、あれは・・・」

俺達の前に現れたのは、銃を構えた寸胴の仮面ライダーだった

ゴースト「あれは・・・エクゼイドと同じ・・・」

??「お前、確かゴーストっていったか」

ゴースト「あ、はい、あなたは・・・」

??「スナイプだ、それより」

雨ガッパ「・・・・・」

仮面ライダースナイプ(シューティングゲーマーレベル1)「レイニーデビル・・・どうやらコイツで間違いないな」

スナイプ「第2戦術」ガコン

レベルアップ!

ババンバン!バンババン!バンバンシューティング!

スナイプ(シューティングゲーマーレベル2)「ミッション、開始!」ダッ

ゴースト「おお・・・確かにパックマンの事件でいたライダーだ・・・」

そう感心していると

ショッカー戦闘員「イー!」

バグスターウイルス「イー!」

ゴースト「うおっ!」

スナイプ「チッ、ゾロゾロと・・・」

沢山の敵が湧いてきた

スナイプ「まずはこいつらから片付けるか」バキュン!

ゴースト「せい!」バキッ

ショッカー戦闘員「ぐわっ!」

バグスターウイルス「ギャッ!」

ゾロゾロ・・・

スナイプ「しつけえなぁ・・・第3戦術!」ガシャン

ゴースト「だったら!」ガコン

レベルアップ!

アガッチャ! ジェット!ジェット!イン・ザ・スカイ!ジェット!ジェット!ジェットコンバット!!!

カイガン! ベンケイ!

アニキ!ムキムキ!仁王立ち!!!

スナイプ(コンバットシューティングゲーマーレベル3)「一気に決めるぞ」

ゴースト「おう!」

ガシャット!キメワザ!

ダイカイガン!

ジェット!クリティカルストライク!!!

オメガボンバー!!!

スナイプ「ハアアアアアアアア・・・」

ゴースト「せいやあああああああ!!!」

ズガガガガガガ!!!ドカアアアアアアアン!!!!!

ショッカー戦闘員・バグスターウイルス「ギャアアアアアアアアアア!!!」

ガトリングとミサイルの嵐、ガンガンセイバー(ハンマーモード)から放つ衝撃波で、敵は全滅した

ゴースト「ふぅ・・・」

スナイプ「終わったか、さて奴は・・・」

シーン・・・

ゴースト「いない・・・」オヤスミー

スナイプ「逃げたか・・・」ガシャン

俺達は変身を解いた、すると俺の前に白髪で白衣の男が現れた

タケル「やっぱり・・・あの時はアラン達がお世話になったようで・・・」ペコリ

大我「そんな大した事はしてねーよ」

タケル「ところで・・・あの雨ガッパは一体・・・」

大我「レイニーデビル、デーモンズタワーっていう悪魔に取りつかれた殺人鬼から逃げて洋館から脱出するホラーゲームのキャラクターだ」

タケル「ゲームのキャラ・・・って事は」

大我「またゲンムから新型のガシャットが盗まれたって知らせが来たが、一筋縄じゃいかねぇようだな」

タケル「何で俺の所に?」

大我「さぁな、それよりこれからは夜道に気を付けることだな」

そう言って、男は立ち去って行った

タケル「待てよ、あの包帯・・・まさか」

俺には思い当たる節があった

所変わって、ここは町のどこかにあるショッカーのアジト

そこで、白い服の老人と黒い逆立った髪を持つ仮面ライダーが話をしていた

仮面ライダーゲンム「ご協力、感謝しますよ」

死神博士「何、逃げ出した実験体でよければいくらでも使うがいい」

死神博士「それに、そちらのガシャットとやらの技術にも興味があるしな」

ゲンム「いえいえ、他生物同士を融合させるそちらの技術には適いませんよ」

死神博士「若造が・・・言ってくれるな」

ゲンム「事実を言ったまでです、それでは私はこれで」

そう言って、ゲンムは立ち去っていった


死神博士「フン・・・」バサッ

イカデビル「せいぜい自分の作ったゲームとやらで遊んでるがいいでゲソ!」

ゲンム「ショッカー・・・所詮は前時代の組織、今は利用するだけ利用させてもらうぞ・・・」

ゲンム「そう、全ては・・・」

ゲンム「この私の計画、仮面ライダークロニクルのためになぁ!!!」

ゲンム「フフフフ・・・ハーハハハハハハハハハハ!!!!!」

翌日、教室へ来てみると、戦場ヶ原さんの姿はなかった

タケル「あれ?羽川さん、戦場ヶ原さんは?」

翼「ああ、戦場ヶ原さんなら病院に行ったわよ」

タケル「風邪か何か?」

翼「ううん、彼氏さんが大怪我して病院に運ばれたって・・・」

タケル「何だって!?」

それを聞いて俺は嫌な予感がした

タケル「その病院ってどこだかわかる?」

翼「えっと・・・確か聖都大学付属病院だったかな」

タケル「宝生先生のいる病院か・・・ちょっと行ってくる!」ダッ

俺はすぐに教室を飛び出した

翼「あ!ちょっと授業は!?」

俺はすぐに病院に行った、しかし

飛彩「患者は今意識不明だ、話はできないぞ」

タケル「そんな・・・」

飛彩「お前はゴースト・・・あのスぺクターとかいう仮面ライダーの仲間だな」

タケル「マコト兄ちゃん?ええまぁそうですけど・・・」

飛彩「ロビーに患者の彼女がいる、話ならそいつから聞くといい」

タケル「わかりました、それと・・・」

飛彩「安心しろ、命に別状はない」

タケル「そうですか・・・」

飛彩「悪いがこれから糖分接種の時間だ、失礼する」

そう言って、彼は立ち去っていった

言われるままにロビーに行ってみると、椅子に座っている戦場ヶ原さんがいた

ひたぎ「あら、天空寺君、来てたの?」

タケル「うん、ちょっと心配になって・・・」

ひたぎ「授業までサボって・・・いけない人ね」

タケル「ハハハ・・・」

タケル「大丈夫?」

ひたぎ「ええ、彼は打撲と骨折が酷いみたいだけど、何とか助かるそうよ」

タケル「そっか、良かった」

ひたぎ「でも、原因はわかってないそうよ」

ひたぎ「まるで誰かに襲われたみたいだって先生は言ってたけど・・・」

タケル「・・・・・」

タケル(まさか・・・)

??「あれ?タケル君じゃないか」

ある一人のお医者さんが俺に話しかけてきた

タケル「あ、宝生先生・・・」

彼は宝生永夢、仮面ライダーエグゼイドに変身するゲームの天才でもある

永夢「パックマンの事件以来だね、元気そうで何よりだよ」

タケル「ええ、先生のお陰です」

ひたぎ「宝生先生・・・」

永夢「あれ、ひたぎちゃん、2人は知り合いだったの?」

タケル「はい、クラスメイトなんです」

永夢「そうだったのか、ひたぎちゃんの謎の病君が直したんだって?凄いよ、僕も早く助けに行けばよかった」

タケル「いえそんな・・・」

タケル「あ、そうだ先生ちょっと話が・・・」

永夢「え?」

タケル「ちょっとこっちに来てもらえますか?」

永夢「う、うん・・・」

ひたぎ「どうしたの?」

タケル「戦場ヶ原さんゴメン、ここで待ってて!」

俺は宝生先生を連れ、人気のない場所まで行った

そして俺は昨夜の事を話した

永夢「そっか・・・君もそいつに襲われたのか」

タケル「はい、何とか助かりましたけど」

永夢「それに大我さんまで動いてるなんて・・・やっぱり盗まれたガシャットと関係が・・・」

タケル「それで・・・襲ってきた奴なんですけど・・・」

永夢「心当たりがあるの?」

タケル「ええ・・・だからこの件は俺に任せてくれませんか?」

永夢「1人で?」

タケル「いえ、何かあったらすぐ連絡しますので・・・お願いします」

永夢「何かわけありみたいだね・・・わかった、でも無茶はしないでね」

タケル「ありがとうございます」

そして俺達はロビーに戻ってきた

ひたぎ「いったい何を話していたの?」

永夢「ああ、いやちょっとね・・・」

タケル「さて、俺はもう帰らなきゃ・・・学校飛び出してきちゃったし」

ひたぎ「そう・・・」

タケル「戦場ヶ原さんはまだいるの?」

ひたぎ「ええ」

タケル「そっか、じゃあね」

永夢「うん、まぁ頑張ってね・・・」

ひたぎ「?」

そして病院から出た俺の前に、予想通りの人物が現れた

タケル「・・・・・」

駿河「・・・・・」

タケル「やっぱり来たね」

駿河「天空寺先輩・・・」

タケル「ん?」

駿河「放課後・・・ウチに来てくれないか?」

放課後、俺は彼女の自宅を訪ねた

駿河「ここが私の部屋だ」ガララ

タケル「え・・・」

駿河「まぁ少し散らかっているが、許してくれ」

彼女の部屋は本で埋め尽くされていた」

タケル「・・・まずは片付けだな」

そして、片付けが終わった

駿河「さて、何から話すべきか・・・」

タケル「・・・・・」

駿河「やはり、あの事から話すべきだな」

タケル「?」

駿河「天空寺先輩、実は・・・」

駿河「私はレズなのだ」

タケル「・・・・・はい?」

一度死んだ俺でも、さすがにこの発言は面食らってしまった

駿河「大丈夫か先輩?」

タケル「あ、ああ・・・それでレズっていうのは・・・」

駿河「ああ意味がわからなかったのか、つまり私は女の子が好きで・・・」

タケル「いやそこじゃなくて・・・」

駿河「そうか、それとこの一件との関連性の話だな」

タケル「まぁそういう事だけど・・・」

駿河「まぁ先輩の事だから気づいてるとは思うが・・・」

タケル「やっぱり昨夜のあれは・・・君だったんだね」

駿河「そのことについては謝罪しよう、すまなかった」ペコ

そう言って彼女は頭を下げた

タケル「俺は大丈夫だよ、その言葉はもう1人の被害者・・・彼氏さんに言ってあげてくれ」

駿河「そうだな・・・」

タケル「それに、自分の意志でやったわけじゃないんだろ?」

駿河「・・・まぁそういう事に・・・なるのかな?」

タケル「やっぱり戦場ヶ原さん?」

駿河「察しがいいな、その通りだ」

駿河「私と戦場ヶ原先輩は中学からの付き合い・・・っていうのは聞いてるな?」

タケル「うん」

駿河「そんな中で私は・・・彼女に対して尊敬以上の感情を抱いてしまった」

タケル「そっか・・・」

駿河「そして、先輩に異変が起きた、なんとかしなきゃって思うだろう?」

タケル「そうだね・・・」

駿河「でも私には何もできなかった、させてもらえなかった、でも・・・」

タケル「彼氏さんや俺が、解決に動いてしまった・・・」

駿河「そうだ、私にできなかったことを、易々とやってみせた、それが悔しくて・・・憎くて・・・」

タケル「・・・・・」

駿河「それでも、私はその気持ちを押し殺してきた、でも・・・」

タケル「でも?」

駿河「ある日、私は連れ去られた」

タケル「連れ去られたって・・・」

駿河「全身黒タイツの集団に無理矢理・・・」

タケル(ショッカー・・・)

駿河「目が覚めたら、私は手術台に乗せられていた、そして・・・」

駿河「ここから先は、おぞましい物を見ることになる、覚悟はあるか?」

タケル「ああ、そんなのはもう慣れっこだよ」

駿河「さすが「仮面ライダー」だな」

駿河「では・・・いくぞ」シュル

彼女は左腕の包帯を解いた、すると・・・

タケル「!」

駿河「・・・・・」

彼女の左腕は、毛むくじゃらの・・・猿のような腕となっていた

昨夜見た、雨ガッパと同じ腕を

駿河「・・・あんまりジロジロ見ないでくれるか」

タケル「あ、ゴメン・・・」

駿河「見られると興奮してしまうのでな」

タケル「そっち!?」

やはり彼女は変わっている

タケル「それで・・・その後は?」

駿河「科学者らしき男が次は脳改造だと言って迫ってきてな・・・」

タケル(お馴染みだな・・・)

駿河「でもその前に黒い仮面ライダーが来て助けてくれたんだ」

タケル(黒い仮面ライダー・・・まさか)

駿河「それでな・・・」

~回想~

駿河「た、助けてくれてありがとう・・・しかしこの腕では・・・」

黒い仮面ライダー「大丈夫だ、むしろ喜んでいい」

駿河「どうしてだ?」

黒ライダー「君は力を手に入れたのだからな、大切な人を守れる力を」

駿河「守る・・・力」

黒ライダー「そうだ、これを君にあげよう」スッ

駿河「これは・・・」

黒ライダー「そのガシャットがあれば、君は力を手にできる、もう何も失わなくて済む」

駿河「本当か!?」

黒ライダー「もちろんだ、それじゃ元気でな」バッ

駿河「・・・・・」ギュッ







黒ライダー(ゲンム)「フフフ・・・」

~回想終了~

駿河「それがこれだ」

彼女はガシャットを差し出した、そこには確かに「デーモンズタワー」と書かれていた

タケル「これが・・・」

駿河「それのスイッチを押した途端、力がみなぎってくると同時に、意識が朦朧として・・・」

駿河「気づいたら、朝になっていた」

タケル「あの夜の事は記憶にない・・・か」

タケル「まぁ大体話はわかった、それじゃ行こうか」

駿河「どこにだ?」

タケル「病院だよ」

駿河「病院!?そんな風邪感覚で治るもんなのか、これは」

タケル「その腕はどうかわからないけど・・・少なくとも意識の方はどうにかなると思うよ」

そして俺達は再び病院へ向かっていった

駿河「夜の病院・・・それだけでエッチな気分になるのは何故だろう・・・」

タケル「・・・・・(それは知らないよ・・・)」

さっきから彼女はこの調子である

駿河「私からすれば、天空寺先輩もエッチだと思う」

タケル「何で!?」

駿河「天空寺先輩はパーカーを着て変身するのだろう?」

タケル「そうだけど・・・」

駿河「つまり、着る直前のあののっぺらぼうみたいな姿は・・・」

駿河「全裸だということだ!!!」

タケル「な、なんだってー!!?」

タケル「そんな・・・俺は今まで全裸で戦ってたのか・・・」ガクッ

駿河「いや、パーカーは来てるから裸パーカーだな」

タケル「なお恥ずかしいよ!ああ・・・そう考えると余計恥ずかしく・・・」

駿河「気を落とさないでくれ、たぶん世の中にはパンツ一丁や褌一丁で戦ってるライダーもきっといる!」

タケル「そうかな・・・」

タケル「って、そんなことはどうでもいいんだよ!今は君のことでしょ!」

駿河「そうだな・・・先輩とは変態同士仲良くなれると思ったんだが・・・残念だ」

タケル「だから変態じゃないってば、それに大事なところは隠れてるわけだからね」

駿河「それもそうか」

タケル(大体あれが裸ならマコト兄ちゃんやアランも変態になってしまうじゃないか・・・)

そうこうしてるうちに俺達は病院に着いた、すると

永夢「・・・やぁ、待ってたよ」

タケル「はい、お待たせしました」

入り口で宝生先生が待っていた

永夢「君が神原駿河ちゃんだね、僕は宝生永夢、仮面ライダーエグゼイド、ここの医者で研修医だよ」

駿河「あ、ああ・・・よろしく」

タケル「どうしたの?」

駿河「い、いや・・・医者と聞くとどうもエロく聞こえてしまってな・・・」

タケル「・・・で?」

駿河「いま脳内でエム×タケを想像してしまったところだ!」

タケル「俺が受け!?」

永夢「大丈夫なのかなこの子・・・」

俺達は宝生先生に連れられて、病院の奥深くにある病室まで来た

駿河「おお!なんか秘密基地みたいだな!」

タケル「あんまりはしゃがないで・・・」

永夢「それで、これが問題のガシャットか・・・」

タケル「はい」

駿河「それを使うと意識が遠のいてしまって・・・」

永夢「このゲームに登場する殺人鬼みたいになってしまうという事か・・・」

タケル「どうにかなりませんか?」

永夢「うーん・・・この手のホラーゲームの敵キャラは基本無敵だからな・・・」

永夢「やっぱり、正攻法でクリアするしかないんじゃないかな?」

タケル「クリア・・・ですか?」

永夢「うん、しかも厄介な事にこのゲームのプレイヤーは1人だけだ」

タケル「プレイヤーは1人だけ・・・まさか!?」

永夢「そう、レイニーデビルに標的にされてしまったタケル君、君にね」

タケル「俺が・・・プレイヤー・・・」

永夢「大丈夫、僕も精一杯サポートするから」

タケル「ありがとうございます」

永夢「駿河ちゃんも、それでいいね」

駿河「ああ!全力でぶつかってやる!」

タケル「ハハハ・・・お手柔らかに頼むよ」

永夢「それじゃ3人同時に行くよ」

駿河「ああ!」

タケル「はい!」

タケル(これは少し本腰入れないとマズイかもな)

宝生先生と神原さんはガシャットを、俺は赤い眼魂を構えた

マイティアクション エーックス!

デーモンズタワー!

一発闘魂!アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!

そして、3人同時に叫ぶ

3人「変身!!!」

レッツゲーム! メッチャゲーム! ムッチャゲーム! ワッチャネーム!?  アイムア 仮面ライダー!!!

恐怖の一夜! 迫り来る悪魔! デーモンズタワー!!!

カイガン!闘魂ブースト! 俺がブースト! 奮い立つゴースト!!!

仮面ライダーエグゼイド(アクションゲーマーレベル1)「さらに!」ポチッ

ステージセレクト!

仮面ライダーゴースト(闘魂ブースト魂)「うおお・・・」

シュウウウウウウ・・・

一瞬にして、俺達は古びた洋館の中に移動していた

エグゼイド「さて、ここからはお前の番だ!」

ゴースト「おう!」

エグゼイド「ルールは簡単!殺人鬼の追跡を振り切って館を出る!それだけだ!」

エグゼイド「さぁ、行ってこい!」

ゴースト「よーし・・・命、燃やすぜ!」ガチャ

俺はドアを開けた、すると

レイニーデビル「・・・・・」

ゴースト「・・・・・」

シーン・・・

ゴースト「いきなり会ったああああ!!!」

エグゼイド『落ち着けゴースト!そういう時はパニックコマンドだ!』

ゴースト「パニック・・・なにそれ!?」

エグゼイド『要は戦えって事だ!』

ゴースト「最初からそれでいいじゃん・・・」

レイニーデビル「・・・・・」ダッ

ゴースト「行くぞ!」スチャ

俺は剣「サングラスラッシャー」を構えた

ゴースト「でやぁ!」ブンッ

レイニーデビル「!」バッ

MISS!

ゴースト「速いな・・・なら!」ガコン

カイガン!リョウマ! 目覚めよ日本、夜明けぜよ!!!

ゴースト(リョウマ魂)「くらえ!」バキュン!

俺はサングラスラッシャーを銃に変え、撃ちまくった

レイニーデビル「!」バッ

ゴースト「今だ!」ダッ

神原さんが後ろに下がった隙に、俺は逃走した

ゴースト「ハァハァ・・・やっと撒いたか・・・」

ゴースト「しかしあの速さ・・・やっぱり神原さんなんだな・・・」

ゴースト「忍者でもない限りあれは振り切れ・・・」

ゴースト「忍者・・・あった!」ガコン

カイガン!ゴエモン! 歌舞伎ウキウキ乱れ裂きぃ~!!!

ゴースト(ゴエモン魂)「よし、これで身軽になった」

エグゼイド『おーい!』

ゴースト「うわっびっくりした・・・何?」

エグゼイド『まわりのアイテムも使っていいぞ』

ゴースト「アイテム?これか・・・」タッチ

高速化!

ゴースト「おお!さらに身軽に!」

俺は全速力で出口に向かって走った

ゴースト「うおりゃあああああああ!!!」ダダダ・・・

ゴースト「よし!もう少しで出口に・・・」

??「させないでゲソ!」シュルッ

ゴースト「うわぁっ!」ビターン!

俺は何かに躓いて転んでしまった

ゴースト「な、何だよ!?」

イカデビル「ゲソゲソゲソ・・・そう簡単にはクリアさせないでゲソ!」

ゴースト「ショッカー・・・」

レイニーデビル「・・・・・」ズリズリ

ゴースト「あ、追いついてきた・・・」

イカデビル「さぁ、覚悟しろ仮面ライダー!」

ゴースト「くっ・・・」

エグゼイド「させるか!大変身!」ガッチャーン!

レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション エーックス!!!

エグゼイド(アクションゲーマーレベル2)「うおりゃあああああああ!!!」

バキィッ

イカデビル「ゲソオッ!?」ドサッ

ゴースト「エグゼイド!」

エグゼイド「こいつは俺に任せて早く行け!」

ゴースト「ありがとう!」ダッ

レイニーデビル「!」ダッ

俺はまた走り出した、彼女もすぐに追いかけてきた

イカデビル「おのれ・・・」

エグゼイド「おいおい、ゲームはフェアにやらなきゃダメだろ」

イカデビル「やかましい!出でよ!」スッ

奇戒人メカゴリラ「・・・・・」

ガメル「・・・・・」

エグゼイド「増援か・・・やったろうじゃねぇか!」

仮面ライダーブレイブ(クエストゲーマーレベル2)「研修医だけじゃ頼りないな」

仮面ライダースナイプ(シューティングゲーマーレベル2)「とっとと片付けてガシャット奪いに行くぞ」

エグゼイド「お前ら・・・いつの間に」

イカデビル「おのれ・・・まとめて始末してやるでゲソ!」

ブレイブ「これより、腫瘍の切除を開始する」

スナイプ「ミッション、開始」

エグゼイド「ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!」

メカゴリラ「ウホオッ!!!」ブンッ

スナイプ「おっと、遅いな」ヒョイ

ガメル「お前を倒して・・・メズールにほめてもらうんだああああああ!!!」

ブレイブ「お前にも大切な奴がいるのか・・・だが負けるわけにはいかない」

ブレイブ「一気に決めるぞ」

ガシャット!キメワザ!

ブレイブ「ケッ、命令すんじゃねぇよ」

ガシャット!キメワザ!

タドル、クリティカルフィニッシュ!!!

バンバン、クリティカルフィニッシュ!!!

ブレイブ「一気に決めるぞ」

ガシャット!キメワザ!

スナイプ「ケッ、命令すんじゃねぇよ」

ガシャット!キメワザ!

タドル、クリティカルフィニッシュ!!!

バンバン、クリティカルフィニッシュ!!!

ブレイブ「ハアアアアアアアアッ!!!」

スナイプ「これで終わりだ!!!」

ズバン!!!バキュウウウウウウン!!!

メカゴリラ「ウホオオオオオオオ!!!」

ガメル「メズール・・・ゴメン」

ドカアアアアアアアアアン!!!

ブレイブ「処置完了」

スナイプ「ミッション、コンプリート」

イカデビル「喰らえ!隕石攻撃!」バッ

ドゴオオオオオオオン!!!

エグゼイド「うおっとあぶねぇ、派手な攻撃だな・・・」

エグゼイド「でも負けないぜ!」ガッシューン

ゲキトツロボッツ!ガシャット!

エグゼイド「大・大・大変身!」ガッチャーン!

レベルアップ!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション エーックス!!! アガッチャ!ぶっ飛ばせ!突撃!ゲキトツパンチ!ゲキトツロボッツ!!!

エグゼイド(ロボットアクションゲーマーレベル3)「一気に行くぜ!」フッ

ガシャット!キメワザ!

イカデビル「え、ちょ待っ・・・」

ゲキトツ!クリティカルストライク!!!

エグゼイド「うおりゃあああああああ!!!」

バキィッ!!!

イカデビル「ゲソオオオオオオオオ!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!

エグゼイド「やったぜ!」

ゴースト「ハァハァ・・・流石に疲れてきたな・・・」タタタ・・・

レイニーデビル「・・・・・」タタタ・・・

ゴースト「でももう少し・・・ここだ!」ガチャ

俺はやっと出口の扉を開けた

ゴースト「やった!」

レイニーデビル「!?」

ゴースト「おお、太陽の光が・・・」

パアアアアアア・・・

レイニーデビル「う、ウウウウウウ・・・」

ゴースト「あれ、もしかして弱ってる?」

ゴースト「これがクリアへのチャンス・・・今なら彼女の邪念を切り離す事が・・・」ガコン

カイガン!ヒミコ! 未来を予告!邪馬台国!!!

ゴースト(ヒミコ魂)「神原さん・・・これで最後だ!」スッ

俺はサングラスラッシャーにヒミコ眼魂とニュートン眼魂をセットした

マブシー!マブシー!

ゴースト「行くぞ!」ダッ

ダイカイガン!オメガシャイン!!!

ゴースト「でやあああああああ!!!」

ズバン!!!

レイニーデビル「あああああ・・・」ガクッ

駿河「・・・」シュウウウウウ・・・

みるみるうちに雨ガッパの悪魔は神原さんの姿に戻っていった

ゴースト「ふぅ・・・」オヤスミー

永夢「タケル君」

タケル「先生・・・」

永夢「終わったみたいだね」

タケル「はい!」

永夢「ところでガシャットは・・・」

タケル「あ・・・」キョロキョロ

ゲンム「・・・・・」

ふと見ると、ゲンムがガシャットを拾い上げていた

永夢「ゲンム・・・」

ゲンム「ククク・・・お陰でデータが集まった・・・」

永夢「いったい何を・・・」

ゲンム「いずれわかる、また会おう!」

ゲンム「フハハハハハハ!!!」ビュン

タケル「消えた・・・」

永夢「タケル君、ゲンムのことよりも彼女を」

タケル「おおっとそうだった!神原さん・・・」





ひたぎ「どういう状況なのかしら?これは」

タケル「戦場ヶ原さん・・・どうして」

ひたぎ「彼女に連れてきてもらったのよ」

ポッピーピポパポ「はーい!ポッピーピポパポだよ~♪」

タケル「ああ・・・」

彼女はポッピーピポパポ、この病院の看護師の仮野明日那の正体でもありナビゲーターでもありマスコットでもある・・・よくわからない人だ

永夢「ポッピー・・・どうして・・・」

ポッピー「だってしょうがないじゃん、「天空寺君や神原はどこ?」ってホチキスとカッターナイフ突きつけられたら逆らえなくてプペポペだよ~」

タケル「ハハハ・・・」

ひたぎ「さてそんなことより・・・神原?」

駿河「うう・・・戦場ヶ原先輩・・・」

神原さんは目を覚ましたようだ

ひたぎ「私が何を言いたいのか・・・わかるわね」

神原「ああ・・・私を怒りにきたのか」

ひたぎ「無論、あなたを許す気なんてないわ」

駿河「ハハ・・・そうだろうな」

ひたぎ「だから・・・」

ひたぎ「そんな私が許せるようになるまで、精進しなさい」

駿河「・・・・・ああ」

彼女は泣いて頷いた

永夢「とりあえず一件落着・・・かな」

タケル「ですね」

ひたぎ「天空寺君」

タケル「ん?」

ひたぎ「いずれ開催されるたこ焼きパーティのことだけど」

タケル「それがどうしたの?」

ひたぎ「人数増えるから、よろしくね」

タケル「ああ、わかったよ」

とりあえず神原さんと宝生先生の分は増やしておこうか、と思った

~一方、ショッカー本部~

ショッカー首領「死神博士がやられたか・・・」

首領「やはりゲンムを野放しにしておいたのは失敗だったか」

首領「まぁいい、次の手は考えてあるからな」

首領「フフフフフ・・・」

そう言って首領が見つめるモニターには

オレンジの帽子をかぶった前髪の長い少女が映っていた・・・

~さらにその頃、町外れ~

??「またここに来るとはな・・・」

??「あの事件からまだそんなに経ってないのに・・・」

??「まぁ仕方ないか」

??「神様からお願いされちゃ、断れないからな・・・」

??「まずは腹ごしらえだな、プレーンシュガー、余ってるといいが・・・」


~第3章 おわり~

第4章 なでこスネイク


俺は天空寺タケル!

18歳の誕生日に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

それでも、俺の周りで不可思議現象がなくなることはない

前回も後輩の神原さんの事件に巻き込まれてしまった

そして今回は・・・

今日は久しぶりに眼魔の世界からマコト兄ちゃんたちが帰ってくる日だった

アカリ「そろそろ時間ね」

御成「楽しみですな!」

タケル「・・・うん」

そう話していると、俺たちの目の前に目の紋章が現れた

そこから、3人の人影が現れた

マコト「久しぶりだな」

アラン「相変わらず美しい空だ・・・」

カノン「ただいまです」

タケル「3人共・・・おかえり」

マコト「そっちは変わりはないか?」

御成「勿論ですとも!」

アカリ「そっちも元気そうね」

カノン「はい」

アラン「ところでたこ焼きパーティをやると聞いたのだが、準備は進んでいるのか?」

タケル「まーね」

御成「でも途中で人数が増えてしまいましてな、材料が足らないのです」

アカリ「あれからタケルがいろんな事件に巻き込まれるから!」

タケル「え、俺のせい!?」

マコト「・・・本当に変わらんな、お前は」

カノン「あ、じゃあ私が買ってきますよ」

アカリ「悪いわね帰ってきたばかりなのに」

アラン「なら、私も付き合おう」

カノン「ありがとうございますアラン様、じゃあ行きましょうか」

アラン「ああ、それでは行ってくるぞ」

御成「お気をつけて!」

そう言って、2人は買い物に出かけた

タケル「さて、俺達は機材の準備を・・・」

マコト「なぁタケル、1つ聞いていいか?」

タケル「ん?何?」






マコト「寺の境内に、あんな木生えてたか?」

そう言って、マコト兄ちゃんは境内にあった謎の果実が実った木を指差した

~ここからアランサイド~

私とカノンは買い物を済ませると、カノンの用事で本屋に来ていた

カノン「それじゃすぐ済ませてきますから、待ってて下さいね」

アラン「ああ」

待ってる間、私はたこ焼きの本を見ていることにした

アラン「ほう、たこ焼きがこんなに奥深いとは・・・まだまだ勉強が足りないな・・・ん?」

??「と、届かない・・・」

ふと目をやると、高い所の本を取ろうとする少女がいた

アラン「これか?」ヒョイ

私は彼女が取ろうとしている本を取ってあげた

??「あ・・・」

アラン「世界の植物図鑑・・・君は植物が好きなのか?」

??「い、いえ・・・」

アラン「挨拶が遅れたな、私はアランだ、よろしく」

??「・・・なでこ」

アラン「ん?」

??「せ、千石撫子・・・です」

アラン「なでこか・・・いい名前だな」

撫子「あ、あの・・・本ありがとうございました!」

タタタ・・・

そう言って、彼女は走り去っていった

アラン「何だったんだ一体・・・」

そう言ってたら、カノンが戻ってきた

カノン「アラン様、さっきの子と何かあったんですか?」

アラン「いや、何でもない、帰ろう」

カノン「はぁ・・・」









カノン「あの子・・・どこかで・・・」

そして、私たちは帰路についた

アラン「そうだ、帰りにタコ焼きを買っていこう」

カノン「でもパーティの時にも食べるでしょう・・・あ、あそこの屋台でドーナツを買っていきましょう!」

アラン「ドーナツ・・・興味深いな」

私達は「はんぐり~」というドーナツ屋に寄って行った

「どーなつ屋 はんぐり~2」

「本日のおスペ フルーティーエナジーどーなつ」

店長「あっ、いらっしゃいませ~」

何とも妙なテンションの店長が出迎えてくれた

カノン「わぁ・・・すごい豊富な品揃えですね」

アラン「これは迷うな・・・」

店長「そうでしょ?もうどれもこれもおいしいわよ!」

店員「あっ、それと今日のおすすめはですね・・・」

??「俺の一押しはプレーンシュガーだな」

アラン「?」

いつの間にか背後に男が立っていた、指には大きな指輪をはめている

カノン「じゃあそれで」

店長「も~ハル君ってば・・・久しぶりねぇ~」

??「店長も久しぶり、それと声帯手術おめでとう、これそのお礼の花束」

店長「ありがとう~!」

この男は店長に花束を渡した、どうやらこの男は店長の知り合いのようだ

??「凜子ちゃんも瞬平も心配してたよ、店長の声帯手術の事で」

店長「ええ!?ああ~、あたしったら本物の女性になるために声帯手術しててからもう、あの2人を心配させちゃったわ・・・」

??「まあ、あとであの2人に伝えとくよ」

店員「ありがとうございます、晴人さん!ぜひお伝えください」

??「おお」

途中で会話がよく分からなくなってきた

カノン「あの~・・・」

??「ん?」

カノン「今の話しはどういう・・・?」

??「ああ、店長は今は女だけど、実はかつて男だったんだよ」

カノン「ええ!?」

アラン「男!?」

私とカノンは驚いた途端に、店長の顔を見る

店長「びっくりしたでしょ?」

私とカノンは店長の顔を見た時、確かに男の顔をしていると思った

それから私達は近くのベンチでドーナツも食べることにした

カノン「わぁ!美味しい!」

アラン「ふむ、ドーナツも中々やるじゃないか、教えてくれてありがとうハル君」

??「操真晴人だ、晴人でいいぞ」

アラン「私はアランだ、よろしく」

カノン「深海カノンです、よろしくお願いします」

晴人「ああ、よろしく」

晴人「ついでに聞きたいんだが、この辺に大天空寺って寺はないか?」

カノン「え?知ってますけど・・・」

晴人「そうか、できれば案内してくれると助かるんだが・・・」

アラン「一体何の用だ?」

晴人「うん、ちょっとね・・・「神様」からのお使いでね」

こうして3人になった我々は大天空寺に向かっていた

カノン「へぇ~晴人さんって世界中を旅してるんですか」

晴人「まーね」

カノン「キュビ達も元気かな・・・ん?」

撫子「あ、あの・・・」

女達「フフフ・・・」

ふと見ると、さっきの少女が怪しげな女3人に絡まれていた

派手な服の女「さぁ、絶望しなさい」

青い服の女「あなたの欲望、解放しなさい」

黒い服の女「あのお方の為に生贄になってくださらない?」

撫子「い、嫌・・・」



晴人「あいつは・・・」

アラン「知り合いか?」

晴人「まぁ、あの中の1人とは知り合いでな・・・おい!」

派手な服の女「お前・・・指輪の魔法使い・・・」

晴人「何で生きて・・・いや、怪人にそんなこと聞くのは野暮か」

晴人「どうせそっちの2人も・・・」

女2人「・・・!!!」

派手な服の女「フン・・・」シュン

メデューサ「やはり貴様の目はごまかせないか」

メズール(怪人態)「・・・・・」

メディック・ロイミュード「・・・・・」

撫子「ひっ・・・」

瞬く間に、女達は怪物に変貌した

晴人「やれやれ、面倒なことになったな」ドライバーオン!

アラン「カノン、下がっていろ」スタンバーイ!

私は眼魂を取り出した

カノン「はい!」

シャバドゥビタッチヘンシーン♪ シャバドゥビタッチヘンシーン♪

アラン「うるさいぞ・・・って手形!?」

晴人「え・・・目薬!?」

アラン「そうか・・・あなたも・・・」

晴人「仮面ライダー・・・か」

アラン「それなら・・・」

晴人「行くか」


2人「変身!」


テンガン!ネクロム!メガウルオウド!!!

フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー! ヒーヒーヒー!!!

仮面ライダーネクロム「行くぞ!」

仮面ライダーウィザード(フレイムスタイル)「さぁ、ショータイムだ!」

女怪人たち「ハアアアアアアアア!!!」

カノン「お二人とも・・・頑張って!」

撫子「赤い宝石に・・・潜水服?」

撫子「あれが・・・仮面ライダー・・・」

ネクロム「でやぁ!」

メディック「ハッ!」

ウィザード「魔法の力、見せてやるぜ」スチャ

ライト!プリーズ!

ピカアアアアアアア!!!

メズール「くっ!」

ウィザード「ハアッ!」

ザシュッ!

メズール「ぐあっ!」

メデューサ「フフフ・・・」

撫子「あ・・・」

ウィザード「まずい!」スッ

バインド!プリーズ!

ガシッ!!!

メデューサ「くっ!おのれ・・・」

地面から鎖が伸び、蛇の女を捕らえた

ウィザード「そう長くはもたないぞ!」

ネクロム「任せろ!」スッ

私は別の眼魂をメガウルオウダーにセットした

テンガン!グリム!メガウルオウド!ファイティングペン!

ネクロム(グリム魂)「ハッ!」シュルッ

グルグル・・・

撫子「きゃっ!」

私はペンを伸ばして彼女に巻き付け、手繰り寄せた

メデューサ「しまった!」

ネクロム「大丈夫か?」

撫子「あの時のお兄ちゃん・・・仮面ライダーだったんだね」

メズール「この・・・」

メディック「逃がしませんわよ!」

ネクロム「しつこいな・・・」カチャ

テンガン!サンゾウ!メガウルオウド!サイユウロード!

ネクロム(サンゾウ魂)「さぁ、これに乗れ!」

撫子「は、はい!」

私は雲を呼びだすと彼女を乗せて飛んだ

メズール「ハッ!」バシュッ!

メディック「させませんわ!」ビュン!

ネクロム「おっと!」ヒョイ

撫子「あわわ・・・」

私は相手から発せられる光弾や水流をかわしていく

ネクロム「これで決める!」ガチャッ

私はガンガンキャッチャーを取り出し、グリム眼魂をセットする

ダイカイガン!オメガフィニッシュ!!!

ネクロム「喰らえ!」

バキュウウウウウウン!!!

メディック「きゃあああああああ!!!!!」

メディック「ハート様・・・申し訳ありません」バタッ

ドカアアアアアアアアアン!!!!!

ウィザード「へぇ、やるじゃん、じゃあ残りは俺が」スッ

コピー!プリーズ!

怪人2人「!?」

ウィザード×2「フィナーレだ!」

キックストライク!チョーイイネ!サイコー!!!

ウィザード×2「ハアアアアア・・・デヤアアアアアアアアアッ!!!!!」バッ

ドカアッ!!!

メズール「きゃあああああああ!!!!!ガメル・・・ごめんね・・・」

メデューサ「く、またしても・・・」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!




ウィザード「ふぃ~」

アラン「終わったか」

晴人「ああ、あの子は?」

アラン「ああ、無事だ」スッ

撫子「ZZZ・・・」

晴人「寝てる・・・」

アラン「どうやら色々ありすぎて気絶してしまったらしい」

アラン「だがなぜこの子が襲われてたんだ?」

晴人「わからんが・・・メデューサがいたって事はゲートなのかもしれないな」

アラン「ゲート?」

晴人「ああ、後で説明してやる」

カノン「あの・・・早くこの子を介抱してあげないと・・・」

晴人「そうだな、寺へ急ごう」

私達は急いで寺へ向かった















撫子「う~ん・・・タケルお兄ちゃん・・・」ムニャムニャ

??「フフフ・・・」

~ここからタケルサイド~

俺はマコト兄ちゃんに謎の植物の説明をしていた

マコト「突然生えてきただと?」

タケル「そーなんだよ・・・図鑑にも載ってないし」

御成「しかしこの果実は美味しそうですな!」

アカリ「食べちゃダメよ、毒があるかもしれないんだから」

御成「わ、わかっておりますとも・・・」

マコト「しかしこのままにしておくわけにはいかないだろ」

タケル「そうなんだよなぁ・・・ん?」

ガサッ

下級インベス達「キシャアアアアアアア!!!」

全員「!?」

突然茂みから謎の怪物が飛び出してきた

御成「なななな・・・何ですかあやつらは!?」

アカリ「眼魔・・・じゃないわよね」

インベス達「グルル・・・」

マコト「どうやらあの植物が目的か・・・行くぞタケル!」スッ

タケル「ああ!」

俺とマコト兄ちゃんは眼魂を取り出した

そして、ゴーストドライバーに眼魂をセットする

アーイ!バッチリミナー! バッチリミロー!

2人「変身!」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

カイガン!スペクター!レディゴー!覚悟!ドキドキゴースト!!!

仮面ライダーゴースト「命、燃やすぜ!」

仮面ライダースペクター「行くぞ!」

ダイカイガン!オメガストリーム!!!

ゴースト「おりゃああああああ!!!」ズババババ!!!

インベス達「ギャアアアアア!!!」

俺はガンガンセイバーをナギナタモードにして敵をなぎ倒していった

スペクター「残りは俺に任せろ!」ガコン

カイガン!ノブナガ!我の生き様!桶狭間!

スペクター(ノブナガ魂)「くらえ!」チャキッ

ダイカイガン!オメガスパーク!!!

マコト兄ちゃんの周囲に大量のガンガンハンドが現れ、一斉に銃弾が発射された

ズガガガガガガガガ!!!

インベス達「ギャアアアアア!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!

ゴースト「やったね!」

スぺクター「ああ・・・ん?」

レデュエ「フフフ・・・」

シンムグルン「・・・・・」

ゴースト「あいつら・・・」

スペクター「どうやら親玉のようだな」

ゴースト「そうだ、マコト兄ちゃん、折角だからコレを・・・」スッ

俺はマコト兄ちゃんにある眼魂を渡した

スペクター「これは・・・やってみるか」

ゴースト「俺はこっちで!」

カイガン!ウィザード!指輪が魔法!最後の希望!!!

カイガン!ガイム!オレンジ!バナナ!そんな馬鹿な!!?

スペクター(ガイム魂)「行くぞっ!」バナスピアー!

ゴースト(ウィザード魂)「え・・・バナナの槍!?俺の時はオレンジの刀だったのに・・・」

スペクター「俺にはこっちの方が使いやすそうだ!」バナナスカッシュ!

レデュエ「ぐうっ!」

バナナの形をしたオーラが相手を襲う

ゴースト「じゃあ俺も!」ビッグ!プリーズ!

グシャッ!

シンムグルン「ギャッ!!!」

俺は手を大きくして相手を圧し潰した

ゴースト・スペクター「これで終わりだ!」ガコン

ダイカイガン!ウィザード!(ガイム!)オメガドライブ!!!

ゴースト・スペクター「でやああああああああ!!!!!」

ドカッ!!!

俺達は渾身の跳び蹴りを相手に放った

オーバーロード2人「ぐわああああああ!!!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!!!

オヤスミー

タケル「ふぅ・・・」

マコト「今度こそ終わったな、しかし何だったんだ一体・・・」

タケル「また何かが起こりそうな予感がする・・・」

マコト「カノン達は大丈夫だろうか・・・」

カノン「お兄ちゃーん!!!」

タケル「あ、帰ってきた」

マコト「カノン!無事だったか!」

カノン「え?あ・・・うん」

アラン「何かあったのか?」

タケル「そっちも何か・・・ってあなたは!」

晴人「よっ、久しぶり、仮面ライダーゴースト」

そこにいたのは、仮面ライダーウィザード・・・操真晴人さんだった

タケル「お、お久しぶりです・・・」

アラン「タケル、知り合いだったのか?」

タケル「うん、この間のパックマンの事件でちょっとね・・・それで、どうしてここに・・・」

晴人「ちょっと野暮用でな、その前にまずこの子だ」スッ

撫子「ZZZ・・・」

晴人さんは背負っていた女の子に目をやった

タケル「この子は・・・」

晴人「ここに来る途中で怪人に襲われていてな、すまないが休ませてやってくれないか?」

タケル「あ、はいわかりました」スッ

なぜか俺は彼女を見て懐かしい気持ちになった

そして彼女に触れると・・・

パアアアアアア・・・

俺の目に、ある光景が映った

そこは山の中だった、女の子が1人、道に迷っていた

幼撫子「ふええ・・・ここ・・・どこ・・・」グスグス

??「君、どうしたの?」

幼撫子「え?」

そこに彼女より少し上くらいの少年が現れた、あれは・・・




タケル「昔の・・・俺?」

幼タケル「もしかして迷子か?」

幼撫子「う、うん・・・」

幼タケル「そっか・・・よし!俺に任せろ!」

幼撫子「え?」

幼タケル「この山は俺の庭みたいなもんだからな!ついてきな!」

ほどなくしてふもとに着いた

幼タケル「よーし着いたー!」

幼撫子「あ、あの・・・」

幼タケル「ん?」

幼撫子「あ、ありがとう・・・」

幼タケル「へへっ、いいっていいって」

幼マコト「おーいタケルー!」

幼タケル「あ!マコト兄ちゃん達だ!じゃあ後は帰れるだろ?」

幼撫子「う、うん・・・えっと・・・」

幼タケル「タケルだよ、君は?」

幼撫子「・・・なでこ」

幼タケル「なでこちゃんか・・・じゃあな!!!」

タタタ・・・







幼撫子「タケルお兄ちゃん・・・また、会いたいな・・・」

ここで景色は途切れた

晴人「おい、どうした?」

タケル「あ、すみません、こちらへ・・・」

晴人「わかった」

俺達は彼女を寝かせる為に寺へ向かった

そして部屋に彼女は寝かしつけると俺達は居間に集まった

晴人「あの子は?」

タケル「ぐっすり眠ってますよ」

マコト「今はカノンが一緒にいる、まさかあの時タケルと一緒にいた子だったとはな」

アカリ「私もうっすらとだけど覚えてるわ・・・」

タケル「そんな彼女が今になって・・・何があったんだろう?」

晴人「あの子の事も気になるが、まずは俺がここに来た理由を話しておきたいんだが」

タケル「あ、はい、お願いします」

晴人「この寺の境内に見慣れない植物が生えていただろ?」

御成「あれがどうかしましたかな?」

晴人「あれを処分しに来たんだ、神様に頼まれてな」

アラン「神様?」

タケル(ああ、あの人か・・・)

晴人「まぁその辺の説明あとでするとして、あの植物はヘルヘイムの果実っていってな、とても危険なものなんだ」

マコト「危険?」

晴人「数年前に謎の植物が世界中を侵食する事件があったろ?」

タケル「あったっけ・・・?」

アカリ「あったようななかったような・・・」

晴人「まぁあの時は他にグローバルフリーズとか重大な事件が立て続けに起こってたからな、情報がごっちゃになっても無理はない」

晴人「とにかく、その未曽有の危機はある男の身を挺した行動で防がれた」

タケル(それが神様・・・仮面ライダー鎧武・・・)

晴人「だがその際にわずかな種を見逃がしていてな・・・それがこの寺に生えてきたってわけだ」

御成「何と!?それは一大事ですな!!!」

晴人「幸いにこの寺も不思議な力が働いてるみたいで、これ以上の浸食は防がれてるみたいだけどな」

タケル(おっちゃんのせいかな・・・・)

晴人「だがいつ大事になるかわからないからその前に俺が来たってわけだ」

アカリ「処分しちゃうの?」

晴人「いや、俺の友人にそれがないと困るやつがいてな、そいつに渡す」

アカリ「どんな友達なのよ・・・」

~世界のどっか~

仁藤「ぶえっくしょい!」

ビーストキマイラ「どうした?風邪か」

仁藤「へっ、ファントムまで心配されるとはな・・・」

仁藤「こんなんマヨネーズご飯食えば治る」

キマイラ「そんなものか・・・」

~大天空寺~

晴人「つー訳で早速・・・」

カノン「あの、ちょっといいですか?」

マコト「どうしたカノン?」

カノン「撫子ちゃんが目を覚ましたんですけど・・・」

タケル「ホント?良かった・・・」

カノン「それでタケル君に話があるって・・・」

タケル「え?俺に?」

晴人「こっちは俺達でやっとくから行ってきていいぞ」

アラン「折角お前を頼ってきてるんだ、無下にするなよ」

タケル「みんな・・・わかった、行ってくる」

そして、俺は彼女がいる部屋の前に来た

タケル「もしもーし」

撫子「ひゃっ!ど、どなたですか?」

タケル「俺だよ、天空寺タケル」

撫子「た、タケルお兄ちゃん・・・?」

タケル「ああ、久しぶり・・・って言っていいのかな・・・忘れてたし」

撫子「ううん、会えて嬉しいよ、とにかく入ってきて」

タケル「ああ、わかった」

部屋に入ってみると、俺の目に飛び込んできたのは・・・

タケル「な・・・」

撫子「・・・///」

一糸纏わぬ姿で両手で申し訳程度に胸を隠している撫子ちゃんの姿だった・・・

タケル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

タケル「ちょちょちょ何してんの!?」

撫子「大丈夫だよ、前髪で顔は隠れてるから」

タケル「いやそういう問題でなく・・・」

撫子「それに、信じてるから」

タケル「何を?」

撫子「タケルお兄ちゃんは大人だから撫子の裸見てもやましい気持ちにならないよねって」

タケル「・・・・・(むしろやましい気持ちになりそうだけど)」

タケル(正直、やましい気持ちがないわけではない)

タケル(よく考えたら死んでる間は機能してなかったからな・・・物凄く溜まっていた)

タケル(戦場ヶ原さんの時はびっくりしただけでおわったけど・・・)

タケル(神原さんのエロトークに合わせてたら意識しちゃうなぁ・・・)

撫子「タケルお兄ちゃん?」

タケル「ああ・・・うん、何?」

撫子「撫子の体・・・もっとよく見て・・・」ズイッ

彼女は俺にじりじりと近寄ってきた

タケル「ちょ・・・今はそういう場合じゃ・・・ん?」

俺は彼女のからだに違和感を感じて

タケル「クモランタン!ちょっとごめんよ」ペカー

俺はクモランタンで彼女を照らした、すると・・・

撫子「眩しい・・・」

彼女の体には、所々に蛇の鱗のようなものが刻まれていた

タケル「これは一体・・・」

撫子「えへへ・・・撫子、頑張りすぎちゃったんだ」

タケル「頑張る・・・何を?」

撫子「それはね・・・」









撫子「タケルお兄ちゃんを生き返らせるためだよ」

俺はそれを聞いて驚愕した

タケル「ど、どうしてそれを・・・」

撫子「・・・あれからまたタケルお兄ちゃんに会いたくなって・・・あのあたりを探してたら・・・」

撫子「見ちゃったんだ、お兄ちゃんが倒れる所を」

タケル「まさか・・・」

あそこに他の目撃者がいたなんて・・・

撫子「最初はショックで毎日泣いてたんだけど・・・」

撫子「撫子もお兄ちゃんに何かしてあげたくて・・・」

撫子「それで、呪術とか色々やってたらこんな体になっちゃった」

タケル「そんな・・・」

撫子「でもよかった、お陰でタケルお兄ちゃんは生き返れたんだよね」

タケル「・・・・・」

俺の答えは決まっていた

タケル「ありがとう、だから今度は俺の番だ」

撫子「え?」

タケル「君の体は俺がどうにかしてやる!」

撫子「タケルお兄ちゃん・・・」

タケル「安心しろ、ここは不可思議現象研究所だからな」

撫子「ありがとう・・・」

その時、襖が開いた

アカリ「タケルー、クモそっち行ったんだけど何か・・・」

タケル「あ」

撫子「あ」

アカリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

この後、晴人さんとアラン以外全員から殴られたのは言うまでもない

その後、改めて皆に撫子ちゃんの話をした

アカリ「・・・そう、あの子も大変な事に巻き込まれてるのね」

アラン「では、あの植物図鑑は・・・」

タケル「何でも頭の中に声が響いてきて、この果実を食べれば治るって吹き込まれて、調べていたらしいよ、結局なんの実かはわからなかったけどね」

晴人「それが、ヘルヘイムの果実か・・・」

晴人「それはちょっとマズイな・・・ゲートかもしれないことも含めて」

マコト「ゲート?」

晴人「高い魔翌力を持つ人間の事だ、そいつが絶望するとファントムって化け物になっちまうんだ」

晴人「あまりゆっくりしてもいられなそうだな」

タケル「そうですね・・・早くなんとかしないと」

御成「ふああ・・・それでも今日はもう休みませぬか?拙僧はもう眠くて眠くて」

アカリ「もう・・・だらしないわね」

カノン「でも、休むのも必要ですよ」

マコト「そうだな・・・この話はまた明日にしよう」

晴人「おれも泊っていっていいのか?」

タケル「ええ、部屋用意しますね」

晴人「すまないな」

~その夜~

撫子「ZZZ・・・」

??「おい!起きろ!」

撫子「ふえ!?」

??「久しぶりだな」

撫子「あ!あの時の声!」

??「助かりたければ俺の言うとおりにしろ」

撫子「え、でもタケルお兄ちゃんが・・・」

??「黙れ!」

ギュウウウウウウ・・・・

撫子「きゃっ!」

??「言う通りにしなければもっと締め上げるぞ」

撫子「わ、わかりました・・・」





??「フフフ・・・」

~翌朝~

タケル「ZZZ・・・」

御成「タケル殿おおおおおお!!!」

タケル「!?」ビクッ

俺は思わず飛び起きた

タケル「ど、どうしたの?」

御成「撫子殿がいなくなってしまいました!」

タケル「!?」

行ってみると、部屋はもぬけの殻だった

晴人「油断したな・・・」

タケル「すぐ探しに行きましょう!」

アラン「そうだな」

マコト「カノン達はここで待っていろ」

カノン「うん、気を付けてね」

アカリ「タケル、絶対見つけるのよ!」

タケル「ああ!」

探しに出ると、彼女はすぐに見つかった

撫子「・・・・・」

タケル「撫子・・・ちゃん?」

だが、その目は虚ろだった

撫子?「ククク・・・・」

タケル「!?」

撫子?「まさかこのガキがお前の知り合いだったとはなぁ、天空寺タケル」

撫子ちゃんはまるで別人のように喋っていた

タケル「誰だ・・・お前は」

撫子?「おいおい、つれないじゃないか」

撫子?「一度は一緒に戦った仲だというのに」

マコト「まさか・・・お前」

タケル「地獄大使・・・」

地獄大使・・・悪の組織ショッカーの大幹部だ

マコト「お前・・・死んだんじゃなかったのか」

撫子(地獄大使)「我が魂は永遠に不滅だ、ショッカーがある限りな」

撫子(地獄大使)「俺は魂を眼魂に移し、たまたま近くにいたこのガキに乗り移ったって訳だ」

晴人「なんて奴だ・・・」

マコト「ならもう一度倒す!」

撫子(地獄大使)「おっと、この手のお約束を忘れるなよ」

撫子(地獄大使)「その時は一緒にこのガキも死ぬぞ」

アラン「何と卑劣な・・・」

撫子(地獄大使)「卑怯、狡猾、それこそがショッカーの本質だ!」

タケル「それなら簡単だ!アカリを呼んで不知火でお前を追い出して・・・」

撫子(地獄大使)「おっと、それには及ばんぞ、来い!」

ショッカー戦闘員「イー!」

タケル・マコト・アラン「!」

アカリ「タケル!」

御成「申し訳ありません・・・捕まってしまいました・・・」

カノン「お兄ちゃん!」

マコト「貴様ら・・・」

撫子(地獄大使)「わかったら大人しくしてろ、いいな」

タケル「くっ・・・」

撫子(地獄大使)「さて、最後にお話しさせてやるか」フッ

撫子「・・・あれ?タケルお兄ちゃん?」

タケル「撫子ちゃん!」ダッ

地獄大使「おっと、近づくなよ」

ギュウウウウウ・・・

撫子「きゃあああああああ!!!!!」

タケル「まさか、その痣は・・・」

地獄大使「そうだ、ショッカーが開発した拘束用の透明ロープだ」

地獄大使「このガキは呪いの副作用なんてバカな勘違いをしていたようだがな」

タケル「そうだったのか・・・」

地獄大使「さて、最後にいいことを教えてやろう」

撫子「え?」

地獄大使「天空寺タケルはお前が生き返らせたと思っているようだがそれは違うぞ」

タケル「やめろ!」

地獄大使「あいつが生き返ったのは自分自身の努力と周りの仲間の尽力のおかげだ」

地獄大使「つまりお前のやってきたことは全部無駄ってわけだ!」

撫子「う、嘘・・・」

ピシッ・・・

彼女の顔にヒビのようなものが現れはじめた

晴人「まずい!ファントムが・・・」

撫子「あ、ああ・・・」ピシピシピシ

タケル「撫子ちゃん!落ち着くんだ!」

地獄大使「だが、助かる方法はある」

撫子「え?」

地獄大使「お前の手に例の果実があるだろう」

地獄大使「それを食えば治る」

撫子「こ、これは・・・?」

晴人「あれは・・・ヘルヘイムの果実!」

タケル「え!?」

地獄大使「お前の手に例の果実があるだろう」

地獄大使「それを食えば治る」

撫子「こ、これを・・・?」

晴人「あれは・・・ヘルヘイムの果実!」

タケル「え!?」

晴人「あれを食ってもどっちにしろ化け物になっちまう・・・」

タケル「そんな・・・」

地獄大使(ククク・・・どっちにしろ怪物かすればこのガキの意識は消える)

地獄大使(俺は再び強靭な肉体を手に入れるのだ!)

地獄大使「さぁ!選べ!」

撫子「う、うう・・・」

撫子「ごめんね、タケルお兄ちゃん・・・」

タケル「え?」

撫子「結局撫子は、お兄ちゃんに何もしてあげられなかった・・・」

撫子「ダメダメだな・・・ホントに」

タケル「そんなことないよ」

撫子「え?」

タケル「それでも撫子ちゃんは、俺の為に頑張ってくれた」

タケル「それが本当に嬉しかった」

タケル「そんな君に気付いてあげられなくてゴメン」

タケル「謝らなくちゃいけないのは俺の方だったんだ」

撫子「お兄ちゃん・・・」

地獄大使「ククク・・・だがこの状況をどうすることもできまい?」

マコト「くっ・・・」

アラン「どうしようも・・・ないのか」

タケル「・・・まだだ」

晴人「ああ、希望を捨てちゃいけない」

ジイイイイイイイ・・・・



??「ああ、あきらめるのはまだ早いぜ!」



??「ここからが、俺達のステージだ!!!」

突然空中にチャックが開き、神々しい鎧を着た男が降りてきた

地獄大使「な、何だ!?」

アカリ「な、何あれ・・・」

御成「おお、輝いておられる・・・」

晴人「何だよ、結局来たのかよ、葛葉紘汰」

紘汰(始まりの男)「当然だ、仮面ライダーは全ての人間の自由を守る戦士の名だ、助けを求める声があれば、必ず助ける、だろ?」

晴人「覚えててくれたのか、あの言葉を」

紘汰(始まりの男)「ああ、それにあんたもこう言ってた、俺と一緒だって、『必ず助ける』そう答えた、だから俺はここに来たんだ、なぜなら俺は、仮面ライダー鎧武だからな!」

タケル「え・・・あの人が・・・鎧武?」

晴人「ああ、彼が仮面ライダー鎧武、葛葉紘汰だ」

タケル「葛葉・・・紘汰・・・」

紘汰(始まりの男)「ハッ!」カッ

地獄大使「うわっ!」

撫子「キャッ!」

紘汰が手をかざすと光が放たれ、地獄大使と撫子ちゃんを分離させた

タケル「すごい・・・」

紘汰(始まりの男)「久しぶりだな、ゴースト、あの時は素顔見せられなくてゴメンな」

タケル「あ、いえ・・・」

地獄大使「おのれ・・・だがこっちには人質が・・・」

ショッカー戦闘員「・・・(気絶)」

地獄大使「ど、どういうことだ!?」

紘汰(始まりの男)「こいつらなら俺が降りた瞬間に気絶したぞ?」

地獄大使「なにぃ――――――――――――――!?」

カノン「お兄ちゃーん!」

マコト「カノン!貴様・・・覚悟しろよ?」

アラン「せっかくのたこ焼きパーティも先延ばしになってしまったしな」

晴人「さて、反撃開始といくか」

タケル「はい!」

紘汰(始まりの男)「よっしゃ!気合い入れて行くぜ!

フルーツバスケットォ!

ギロットミロー!

スタンバーイ!

シャバドゥビタッチヘンシーン!

ガッチリミーナ!コッチニキナー!

全員「変身!!!!!」

ロックオープン!極アームズ!大・大・大・大・大将軍!!!

カイガン!ディープスペクター! ゲットゴー!覚悟!ギ・ザ・ギ・ザ!ゴースト!

テンガン!ネクロム!メガウルオウド!

インフィニティー!プリーズ!ヒースイフードー!ボージャバビュードゴーン!!!

カイガン!グレイトフル!剣豪発見巨匠に王様侍坊主にスナイパー!大変化~!!!

仮面ライダー鎧武(極アームズ)「お前ら・・・」

ウィザード(インフィニティー)「絶対に・・・」

ネクロム・ディープスペクター・ゴースト(グレイトフル魂)「許さない!!!!!」

地獄大使「おのれ・・・怪人達よ!集合せよ!」

コブラ男「・・・・・」

海蛇男「・・・・・」

カナリコブラ「・・・・・」

マシンガンスネーク「・・・・・」

メドウサ「・・・・・」

ヘビ獣人「・・・・・」

ヘビ女「・・・・・」

コブラ型ロイミュード達「・・・・・」

ゴースト「ゾロゾロと・・・英雄の皆さん!お願いします!」ラッシャイ!

英雄ゴースト達「任せろ!」

鎧武「おお・・・体から人が大量に出るとかすげぇな」

ウィザード「お前も人の事言えねぇだろ・・・」

地獄大使「おのれ・・・ならば!」ムシャ

ゴースト「あ・・・」

奴は手に取ったヘルヘイムの果実を食べた

地獄大使「う、うう・・・うおおおおおおお!!!」

カッ






スーパーガラガランダ「待たせたな・・・」

奴は凶悪そうなヘビの怪物に姿を変えた

ゴースト「だけど俺達は決して負けない!命!燃やすぜ!」

スペクター・ネクロム「ああ!」

ウィザード「さぁ、ショータイムだ!」

鎧武「輪切りにしてやるぜ!」

ウィザード「あの子は俺に任せろ」

撫子「え・・・?」

ウィザード「安心しろ、俺が最後の希望になってやる」スチャ

撫子「あ・・・」

エンゲージ!プリーズ!

撫子「うう・・・左手薬指に・・・」

鎧武「みんな!受け取れ!」ガシャンガシャンガシャン

マンゴーパニッシャー!キウイ撃翌輪!ソニックアロー!

すると突然武器が出現し、俺達の手に渡った

ゴースト「ハアッ!」バシュッ

スペクター「オラァ!」ドカッ

ネクロム「せいっ!」ズバン!

アカリ「ちょ、ちょっとおおおおお!!!」

御成「拙僧達にも武器をおおおおお!!!」

鎧武「ええ・・・しゃーねーな、無茶すんなよ!」ガシャンガシャンガシャン

ブドウ龍砲!メロンディフェンダー!ドリノコ!

アカリ「えい!」バキュン!

カノン「この盾の後ろに隠れてればいいのかな・・・」

御成「さぁ!行くわよぉ~!!!」

御成「ハッ!なぜかこの武器を持つとこのような口調に!?」

鎧武(シャルモンのおっさんの呪いでもかかってんのかな・・・)




~シャルモン~

凰蓮「ぶえっくしょーい!!!」

城之内「風邪ですか?」

~撫子のアンダーワールド~

ウロボロス「シャアアアアアア!!!」

ウィザード「悪いけど一気に決めさせてもらうぜ!」

ハイターッチ!シャイニングストライク!

ウィザード「セヤアアアアアアア!!!」

ズバアアアアアアアアン!!!

ウロボロス「ギャアアアアア!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!!!

ウィザード「ふぃ~」

スペクター「行くぞアラン!」ガコン

ダイカイガン!ディープスペクター!オメガドライブ!!!

ネクロム「ああ!」ポチッ

ダイテンガン!ネクロム!デストロイ!!!

スペクター・ネクロム「でやああああああああ!!!!!」

怪人達「ぎゃああああああ!!!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!!

ガラガランダ「オラオラオラ!!!」ブンブン

奴は両腕のムチを振り回して迫ってくる

ゴースト「くっ・・・」

鎧武「怯むな、一気に行くぞ!」ガシャンガシャン

火縄大橙DJ銃!無双セイバー!

一・・・十・・・百・・・千・・・万・・・億・・・兆!フルーツバスケットォ!!!

鎧武「セイハアアアアアア!!!!!」

ズバン!!!

ガラガランダ「ギャアア!!!」

鎧武の一閃で、ムチは切断された

鎧武「今だ!」

ゴースト「よし!皆行くぞ!」

英雄ゴースト達「おお!!!!!」

ゼンカイガン! 全員集合! オメガフォーメーション!!!

ゴースト達「うおりゃあああああああ!!!!!」

ズガガガガガガガガ!!!

ガラガランダ「ギャアアアアア!!!」

俺と英雄たちの跳び蹴りが全て奴に決まった

ガラガランダ「う、うう・・・」

ガラガランダ「ショッカーに・・・栄光あれええええええええ!!!!!」

バタッ

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ゴースト「ふぅ・・・」

撫子「う、う~ん・・・」

タケル「あ、撫子ちゃん、目が覚めたね」

撫子「撫子は・・・ってタケルお兄ちゃんにお姫様抱っこされてる!!?」

タケル「あ、ゴメン、嫌だった?」

撫子「ううん・・・」

撫子「もうちょっとこのまま・・・」

御成「まさか本物の神様にお会いできるとは・・・感無量ですぞおおおおお!!!」ドゲザ

紘汰「ああいやいや、そんなにかしこまられても・・・」

アカリ「ってか、何か普通の服装になってるし・・・」

紘汰「これが地球での服装だからな」

カノン「お兄ちゃんもカッコよかったよ!」

マコト「そ、そうか///」

アラン「早くたこ焼き食べたい・・・」

撫子「もう全部終わったの?」

タケル「ああ」

晴人「君の中のファントムも倒したしね」

撫子「よかった・・・あ、ああーっ!!!」

晴人「!?」

撫子「撫子、この人に汚されちゃった・・・」

晴人「え!?」

撫子「左手薬指に指輪を・・・」

撫子「もうお嫁にいけないよぉ・・・」グスグス

タケル「ああもうまた面倒な事に・・・」

晴人「俺のせいかよ・・・仕方ないだろ?」

紘汰「まっ、あんたにはもうお嫁さんいるもんな~」

晴人「おいおい・・・」

タケル「ハハハ・・・」

女の子って難しい、そう思わずにはいられない事件だった・・・

翼「天空寺君・・・」









??「にゃはは、そろそろ俺の出番かにゃ?」

~第4章 おわり~

最終章 つばさキャット


俺は天空寺タケル!

18歳の誕生日に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

それでも、俺の周りで不可思議現象がなくなることはない

前回も、かつて出会った撫子ちゃんという女の子を助けたばかりだ

まだ、この事件は続くのだろうか・・・

今日は色々あって延期になってしまったたこ焼きパーティの準備をしている

マコト「タケル、このテーブルはこっちでいいのか」

タケル「うん、お願いね」

御成「タケル殿~お客さんですぞー!!!」

タケル「あれ、誰だろ?」

御成に呼ばれて門まで行ってみると、そこには・・・

真宵「どーもー」

駿河「来たぞ!天空寺先輩!」

撫子「こ、こんにちは・・・」

タケル「君達・・・どうして・・・」

真宵「手伝いに来ました!」

撫子「タケルお兄ちゃんの役に立ちたくて・・・」

タケル「そっか、ありがとね」

駿河「戦場ヶ原先輩も文化祭の準備が終わってから来るそうだ」

タケル「なんか悪いな・・・」

戦場ヶ原さんは最近になって俺や羽川さんの手伝いをするようになった、これも借りを返す一環・・・だそうだ

タケル「神原さん、あれから腕の調子はどう?」

駿河「ああ、バッチリだ!神様ってすごいんだな!」

真宵「私の事も皆さんだけに見えるようにしてくれましたしね」

撫子「うんうん・・・神様さまさまだよね・・・」

タケル「ハハハ・・・」


神様・・・ちょっと大盤振る舞いしすぎです

タケル「じゃあ神原さんはマコト兄ちゃん達とテーブルとか運んでもらえる?」

駿河「ああ!任せておけ!」

タケル「撫子ちゃん達は台所でアランやカノンちゃん達の仕込みの手伝いを・・・」

撫子「うん、わかった」

真宵「物触れるかどうかわかりませんけど頑張ります!」

タケル「ああそう・・・」

タケル「さて、じゃあ俺も・・・」

アカリ「タケルー!」

タケル「あ、アカリどうしたの?」

アカリ「そういえば、あの子は呼んだの?」

タケル「あの子って?」

アカリ「ほら、翼ちゃんよ」

タケル「あ、そういえば忘れてたな・・・」

アカリ「やっぱり・・・」

タケル「今からでも大丈夫かな、とりあえず電話してみよう」ピッ

プルルルル・・・

タケル「出ないな・・・」

アカリ「何かあったのかしら?」

タケル「ちょっと探してくる!」

俺はすぐにバイクに乗り、寺を後にした

俺はバイクを走らせてる間、あの時の事を思い出していた

タケル「羽川さんか・・・」

タケル「あの時も大変だったなぁ・・・」

タケル「まさかまたあの時みたいに・・・」

そう、あれは俺がまだ死んでいた時の事・・・

~数か月前~

翼「ここが大天空寺・・・天空寺君の家か・・・」

翼「すみませーん!」

タタタ・・・

御成「はいはいどちら様ですかな?」

翼「あ、このお寺の方ですか?」

御成「いかにも」

翼「私、天空寺タケル君のクラスメイトの羽川と申しますが、天空寺君はいますか?」

御成「た、タケル殿に御用ですかな?」

翼「はい、最近学校に来てないようなので・・・プリントを届けに来ました」

御成「え、えっと・・・タケル殿は体調が・・・」

タケル「どうしたの?」

翼「!」

翼「天空寺君!」

タケル「あ・・・えっと・・・」

翼「羽川だよ!同じクラスの!」

タケル「ああ、委員長の・・・何か用?」

翼「最近学校に来てないじゃない!何か病気なの?」

タケル「ハハハ・・・本当に病気だったらいいんだけどね・・・」

翼「見た感じ健康そうなんだけど・・・」

タケル「今ちょっと厄介なことになってね」

翼「厄介?」

タケル「それは・・・」

御成「タケル殿、それ以上は・・・」

タケル「おっと、そうだった」

翼「ねぇ、何があったの?」

タケル「あ、いや何でもないよ?」

翼「言ってくれないと、先生にサボってるって言いつけちゃうよ?」

タケル「うう・・・」

翼「話してくれるよね?」

タケル「ハァ・・・仕方ないな」

タケル「一応言っておくけど、誰にも言わないし驚かないでね」

翼「う、うん・・・」














タケル「実は俺、死んじゃったんだ」

翼「・・・は?」

タケル「驚くのも無理はない、でも本当に事なんだ」

翼「だ、だって目の前に・・・」

タケル「ちょっと見てて」

フッ

翼「消えた!?」

タケル「ね?」

翼「また出てきた・・・一体どうなってるの?」

タケル「だから言ったでしょ?死んでるって」

翼「一体どうしてこんな事に・・・」

タケル「その辺は長くなるから・・・まぁ色々あってね」

翼「つまり今は目に見える幽霊って事?」

タケル「まぁそうなるかな」

翼「つまり者にも触れないって事?」

タケル「いや、そんな事はないよ、ほら」

ムニュッ

俺は彼女に触れてみせた

翼「!?」

タケル「この通りちゃんと触れ・・・ん?」

この柔らかい感触は・・・」

翼「///」

タケル「あ・・・」

この後、彼女に一発もらったのは言うまでもない

翼「本当に・・・死んでるんだね」

タケル「うん、だから生き返れるまで学校にはいけないんだ、ゴメンね」

翼「方法はわかってるの?」

タケル「まぁ一応ね、でもまだまだ謎が残されてるからこうして不可思議現象研究所なんてやってるんだ」

翼「不可思議現象・・・確かにここんとこ妙な事件が続いてるけど・・・」

翼「それを密かに解決しているヒーローがいるって噂も流れてる・・・」

翼(まさか、天空寺君が・・・)

翼「ご両親は心配してないの?」

タケル「あ、ウチ両親いなくて・・・」

翼「そうなんだ・・・ゴメンね」

タケル「ううん、それでも皆がいるから寂しくないよ」

御成「タケル殿・・・」

翼「・・・・・」

アカリ「タケルー!御成ー!ちょっと手伝ってー!」

御成「おや、アカリ君が呼んでおりますぞ!」

タケル「うん、羽川さん、今日は心配して来てくれてありがとね!」

翼「あ、うん・・・」

タケル「それじゃ!」

タタタ・・・

翼「・・・・・」

~帰り道~

翼「天空寺君も家族が・・・」

翼「でも、あんなに笑顔だった・・・」

翼「ハァ・・・」




チャラ男「羨ましいのかい?」

翼「!?」ビクッ

翼「あ、あなた誰ですか・・・」

チャラ男「僕の事より、君は彼が羨ましいんだろう?」

チャラ男「家に他人しかいなくても、あんなに笑っていられる家族が」

翼「そ、そんな事・・・」

チャラ男「我慢しなくていいよ、そういうイライラは・・・」




チャリン・・・






カザリ「吐き出したほうがいいよ、君のためにも、僕のためにもね・・・」

それから数日後、町では謎の通り魔事件が相次いでいた

御成「これはきっと不可思議現象に違いありませんぞ!」

タケル「どうして?」

アカリ「被害者が全員外傷もないのに倒れてたのよ、まるで生気を抜かれたみたいにね」

タケル「そうなんだ・・・」

御成「早速今夜からパトロールを行いましょう!」

タケル「え、今夜から?」

~その夜~

御成「さぁ!我々の手で犯人を捕まえましょうぞ!」

タケル「お、おー!」

御成「拙僧はあっちの道を、タケル殿とアカリ君はそっちの道をお願いしますぞ!」

アカリ「大丈夫なの?」

御成「心配無用!それでは!」

アカリ「あ、目撃者の証言だと犯人は白髪で猫みたいな耳のついた女の人だって!」

御成「わかっておりますぞー!」

タケル「大丈夫かな・・・」

~タケルサイド~

タケル「アカリ、俺の傍をはなれるなよ」

アカリ「うん」

タケル「しかし猫のような犯人か、いったいどんな・・・」

スタッ

??「・・・・・」

タケル「!」

突如、俺達のまえに白い猫のような顔をした人間が降り立った

アカリ「た、タケルあれ・・・」

タケル「ああ、まさかあいつが・・・」

猫女「!」バッ

猫のような女は俺達に気付いたのか、すばやく立ち去った

タケル「あ!待て!」スッ

俺はすぐに眼魂を取り出し、腰に巻かれたゴーストドライバーにセットした

タケル「変身!」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

仮面ライダーゴースト「逃がさないぞ!」ダッ

俺は空を飛んで彼女を追いかけた

猫女「な、何あれ・・・空飛んでる!?」

ゴースト「おりゃああああああ!!!」ガシッ

猫女「きゃっ!」

ドンガラガッシャーン!!!

俺は何とか彼女を捕まえた

??「イタタ・・・ちょっと何すんの!」

ゴースト「あ、あれ?」

アカリ「ハァハァ・・・タケル捕まえ・・・って!?」

彼女の顔は猫ではなく普通の人間の女の子になっていた

ゴースト「おかしいな・・・さっきは猫にみえたのに」

??「わ、私は猫じゃなくて虎だよ!」

ゴースト「え?」

??「あ、ヤバッ・・・」

オヤスミー

俺は変身を解いて聞いた

タケル「君は一体・・・」

??「あーまぁあなたも普通の人間じゃないみたいだしいいかな」フッ

タケル「な・・・」

彼女は一瞬にして猫・・・もとい虎の顔になった

??「私はアム、よろしくね」

タケル「俺は天空寺タケル・・・それでアムちゃんはここで何をしていたのかな?」

アム「どうもこうもないよ!最近白い猫の女の子が暴れてるみたいじゃん?」

アム「大和君達は私じゃないって信じてくれたけど・・・」

タケル(大和?もしかして・・・)

アム「でも私そっくりな人が人様に迷惑かけてるなんて許せない!」

アム「だからこうして探してたってわけ、もしかしたらデスガリアンがまた変なゲーム始めたのかもしれないしね」

タケル「デスガリアン?」

アム「あ、ゴメン、こっちの話」

アカリ「ねぇ、そんな事より・・・」

タケル「え?」

アカリ「御成1人で危なくない?」

タケル「あ・・・」

アム「?」

タケル「マズイ!急がないと!」ダッ

アカリ「ええ!」ダッ

アム「え・・・え!?」

~御成サイド~

御成「やや、あそこに人が倒れていますぞ!」ダッ

一般人「あっ・・・ああ・・・」

御成「もしもし、お気を確かに!」ユサユサ

ニャ~

御成「・・・猫の鳴き声?」









ブラック羽川「新しい獲物はっけ~ん、にゃ」

~タケルサイド~

御成「ぎにゃあああああああ!!!」





タケル「今のは御成の声!」

アカリ「急がなきゃ!」

俺達が駆けつけてみると、御成が倒れていた

タケル「御成!大丈夫!?」

御成「・・・(気絶)」

アカリ「気絶してるだけみたいね・・・」

タケル「いったい誰が・・・」

ブラック羽川「にゃはは、久しぶりだにゃ人間・・・いや、仮面ライダー」

タケル「君は・・・」

髪は白くなってて、猫耳があって、眼鏡もかけてなかったけど、あれは・・・

タケル「羽川・・・さん?」

ブラック羽川「お、気づいたのかにゃ?案外みてるんだにゃ~」

タケル「なんでこんな事を・・・」

ブラック羽川「さぁ?でも1つだけハッキリしてることがあるにゃ」

タケル「?」

ブラック「俺の本能が叫んでるにゃ、仮面ライダーを倒せ、ってね」

タケル「どういう事だ・・・」

アカリ「彼女何かに憑かれてるんじゃない?」

タケル「そうか・・・だったらまずはそいつを追い出さないとな!」

アカリ「ええ、この不知火で・・・」

ブラック羽川「させないにゃ!」ダッ

アカリ「速っ!これじゃ狙いが・・・」

その時だった

アム「ええーいっ!!!」ダッ

ガシッ!

ブラック羽川「にゃっ!?」

さっきの虎の女の子・・・アムちゃんが羽川さんに飛びかかった

ブラック羽川「なんだお前は・・・離せにゃ!」ジタバタ

アム「いいから大人しくしてて!」グググ・・・

今俺の目の前で2人の猫娘(片方虎だけど)が争っている・・・

タケル「なんて考えてる場合じゃない!アカリ」

アカリ「うん!いっけえええええ!!!!!」バキュン!

シュウウウウウウ・・・・

ブラック羽川「にゃあああああ!!!」

不知火が命中した瞬間、羽川さんの中から何か出てきた

翼「ううっ・・・」ドサッ

シャムネコヤミー「ニャッ!」バッ

タケル「こいつが原因か・・・」

アム「猫だけど・・・どう見ても悪い奴だよね・・・やっちゃおう!」

カザリ「おいおい、勝手な事されちゃ困るな」

タケル「!」

俺達の前にもう1人猫の怪人が現れた

カザリ「大分エネルギーも溜まってきたってのに・・・」

タケル「お前が羽川さんを・・・」

カザリ「だったらどうする?」

タケル「お前を倒す!」スッ

アム「やっちゃおう!」スッ

俺は眼魂を、アムちゃんは四角い何かを取り出した

タケル「やっぱり・・・それってジュウオウイーグルさんも持ってた・・・」

アム「いいから行くよ!」タイガー!

タケル「あ、はい」一発闘魂!

アム「本能覚醒!」

タケル「変身!」

アーアアー!!!

闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!!!

ジュウオウタイガー「雪原の王者!ジュウオウタイガー!!!」

ゴースト(闘魂ブースト魂)「命、燃やすぜ!!!」

タイガー「あれ、さっきと姿違う・・・熱そうだね~」

ゴースト「やっぱり君はイーグルさんの・・・」

タイガー「えっ?大和君の事を知ってるの?」

ゴースト「うん、前に自分達を助けたお礼として一緒に戦ってくれたしね」

タイガー「大和君達が言ってたのってこの人だったんだ・・・」

カザリ「ゴチャゴチャと・・・行くよ!」ダッ

シャムネコヤミー「ニャー!」ダッ

ゴースト「おっと・・・こっちも行くよ!」

タイガー「OK!」

ゴースト「ハッ!」バッ

カザリ「おっと」ヒョイ

タイガー「野生開放!そりゃ!」ガリッ!

シャムネコヤミー「ギニャッ!」

ゴースト「爪が伸びた・・・ホントに虎なんだな」

カザリ「よそ見してる場合かい?ハッ!」ブオッ!

ゴースト「うおっと!このっ!」バキュン!

カザリ「ぐあっ!」

俺は敵から放たれた突風をかわし、サングラスラッシャー(銃モード)による一撃を与えた

カザリ「くそ・・・」

タイガー「捕まえたよ!」ガシッ

シャムネコヤミー「ニャッ!」ジタバタ

タイガー「せーの・・・えいっ!」ポイッ

ヒュウウウウウウ・・・

カザリ「え・・・」

ドカッ!

カザリ「わっ!」

シャムネコヤミー「・・・」バタッ

ジュウオウタイガーは敵を投げ飛ばし、もう片方にぶつけた

タイガー「タケル君!今だよ!」チャキッ

ゴースト「あ、うん・・・」カチャ

俺はサングラスラッシャーに眼魂をセットし、左手にガンガンセイバー(銃モード)を構えた

ジュウオウタイガーも、箱形の銃を構えた

ジュウオウシュート!!!

ダイカイガン!オメガフラッシュ!オメガシュート!

タイガー「ハアアアアアアアッ!!!」

ゴースト「でやあああああああ!!!」

バキュウウウウウウン!!!

カザリ「ヤバ・・・」バッ

シャムネコヤミー「ギニャアアアアアアアアア!!!」



ドカアアアアアアアアアン!!!


3つの光弾が、相手を貫いた

カザリ「ふぅ・・・ここは退いた方がいいかな」

フッ



オヤスミー

タケル「終わったか・・・」

アム「これにて一件落着、かな?じゃあね~♪」

タタタ・・・

そう言って、アムちゃんは立ち去っていった

タケル「ありがとう!」

タケル「そうだ、羽川さんは・・・」

翼「う~ん・・・」

タケル「よかった・・・元に戻ったんだね」

翼「天空寺君・・・」

タケル「大丈夫、ちょっと悪い夢を見てただけだから・・・」

翼「うっすらとだけど覚えてるよ、天空寺君が助けてくれたんでしょ?」

タケル「え?まぁ俺だけじゃないっていうか・・・」

翼「それに、仮面ライダーだったなんて・・・」

タケル「知ってたの?」

翼「40年以上から噂になってた・・・悪と戦う正義のヒーローでしょ?」

タケル「何でも知ってるなぁ」

翼「何でもは知らないわよ、知ってる事だけ」

タケル「そうなんだ・・・」

翼「そうだよ」

タケル「もうこんな夜だし、そろそろ帰ろう」

翼「うん、あと天空寺君、一言だけ言ってもいい?」

タケル「何?」








翼「天空寺君、ありがとう・・・」

~現在~

タケル「まさか家にも帰ってないなんて・・・」

タケル「まさかまた・・・」

タケル「事は急いだほうがよさそうだな」

タケル「とりあえず手は多いほうがいいよな」

俺は電話をかけた

進ノ介『わかった、事件性もありそうだから同僚たちにも協力してもらうよ』

ベルト『シフトカーたちにも探してもらおう』

晴人『よし、魔法でさがしてみるか』

永夢『仕事が終わったら探してみるよ』

タケル『皆さん、ありがとうございます』

タケル「よし、これで打てる手は打った」

タケル「神様は・・・頼まなくてももう探してくれているだろう」

タケル「さて俺も・・・」






ブラック羽川「にゃはは、探し人かにゃ?俺も手伝ってやろうか?」

タケル「!」

気が付くと俺の目の前に羽川さん・・・否、あの時の羽川さんが立っていた

タケル「お前は・・・」

ブラック羽川「つれないにゃ~久々の再会だってのに」

タケル「また蘇ったのか・・・」

ブラック羽川「俺はご主人のいわばストレスの塊、いつだって復活するにゃ」

タケル「ストレス・・・一体どんな・・・」

ブラック羽川「男は鈍感だから困るにゃ」

タケル「え?」

ブラック羽川「例えば、女がピンチになって、それを男に助けられたと知ったら惚れる材料としては十分にゃ」

ブラック羽川「そんな状態で男が他の女を同じように助けていたとしたら面白くないのも当然にゃ」

タケル「それって・・・」

ブラック羽川「さーて、原因も判明したところで狩りの時間と行こうかにゃ」

ブラック羽川「さっきから本能が疼いて仕方がないのにゃ、仮面ライダーを倒せってね」


スタッ


カザリ「待っていたよこの時を」

タケル「お前は・・・」

カザリ「今度は手加減しないよ」スッ

ザザッ

タケル「な・・・」



ジャガーマン「・・・・・」

クモライオン「・・・・・」

ネコヤモリ「・・・・・」

イソギンジャガー「・・・・・」

ムカデタイガー「・・・・・」

ハサミジャガー「・・・・・」

原始タイガー「・・・・・」

タイガーネロ「・・・・・」

黒ネコ獣人「・・・・・」

デッドライオン「・・・・・」

ライオンアンデッド「・・・・・」

ジャガーアンデッド「・・・・・」

バケネコ「・・・・・」

レオイマジン「・・・・・」

アルビノレオイマジン「・・・・・」

レオソルジャー軍団「・・・・・」

スミロドン・ドーパント「・・・・・」

ネコヤミー「・・・・・」

ライオンクラゲヤミー「・・・・・」

イカジャガーヤミー「・・・・・」

リンクス・ゾディアーツ「・・・・・」

レオ・ゾディアーツ「・・・・・」

ケットシー「・・・・・」

ワータイガー「・・・・・」

ビャッコインベス「・・・・・・」


いつの間にか、怪人達の群れに取り囲まれていた、それに・・・

巨大ライオンインベス「ガアアアアアアアアッ!!!!」

タケル「デカイ・・・」

カザリ「フフフ・・・さぁ覚悟してね?」

ブラック羽川「チッ、余計な事を・・・」

タケル「くっ・・・」





??「「「「変身!!!!」」」」

フレイム!プリーズ!ヒー!ヒー!ヒーヒーヒー!!!

オレンジアームズ!花道!オンステージ!!!

ドライブ!タイプスピード!!!

マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション エーックス!!!

ウィザード「待たせたな」

鎧武「ザコは俺達に任せろ!」

ドライブ「君は彼女に集中するんだ」

エグゼイド「ノーコンティニューでクリアしろよな!」

タケル「皆さん・・・」

カザリ「フン、たった5人で何ができるのさ?」




??「「「まだいるぜ!変身!!!」」」

サイクロン!ジョーカー!!!

タカ!トラ!バッタ! タ・ト・バ!タトバ!タ・ト・バ!!!

3・・・2・・・1・・・

仮面ライダーW「「さぁ、お前の罪を数えろ!」」

仮面ライダーオーズ「ライダーは助け合いでしょ!」

仮面ライダーフォーゼ「宇宙・・・キターッ!」

タケル「あなた達も・・・仮面ライダー・・・」

ウィザード「ダメ元で呼んでみたが、本当に来てくれるとはな」

カザリ「オーズ・・・また邪魔を・・・」

W(フィリップ)「これだけの仮面ライダー・・・それに猫の少女か、興味深い事態ではあるけど」

W(翔太郎)「そんな事言ってる場合じゃねーだろ、あの黄色い怪物の時には行けなかったが、今回は助太刀するぜ」

オーズ「カザリ・・・また悪さするなら止めるよ」

フォーゼ「来年から教師だってのに・・・でもダチのためならやってやるぜ!」

タケル「皆さん・・・ありがとうございます!」


巨大ライオンインベス「ガアアアアアアアア!!!」

W(翔太郎)「って流石にあれは相手にできねーぞ」

W(フィリップ)「さて、どうするべきか・・・」


??「あいつは俺達に任せろ!」

タケル「その声は・・・!」

??「動物大合体!!!!!!」

ヒュウウウウウウ・・・

その言葉と同時に、上空から大量の四角い物体が落ちてきた

イーグル!シャーク!ライオン!エレファント!タイガー!ゴリラ!クロコダイル!ウルフ!ライノス!ホエール!

キリン!モグラ!クマ!コウモリ!


1!2!3!4!

5!6!7!8!

9!10!

ワイルドトウサイドデカキング~!!!

鎧武「何だありゃ!?ロボット!?」

ドライブ「ってか足がカラフルすぎる・・・」

エグゼイド「でも強そうだな!」

そして、ロボットから声が聞こえてきた





「荒海の王者!ジュウオウシャーク!!!」

「サバンナの王者!ジュウオウライオン!!!」

「森林の王者!ジュウオウエレファント!!!」

「雪原の王者!ジュウオウタイガー!!!」

「世界の王者!ジュウオウザワールド!!!」

「王者の中の王者!ジュウオウホエール!!!」



「「「「「「動物戦隊!ジュウオウジャー!!!!!!!」」」」」

ホエール「ゴースト!また会えたな」

タケル「ジュウオウイーグルさん!?何か姿が変わってるような・・・」

ホエール「あぁ、これ?あれから色々あってね・・・アムも世話になったみたいだし」

タイガー「ヤッホー♪」

ザワールド「おお!俺と同じ動物3匹描かれてる奴がいるぞ!」

オーズ(俺のことかな・・・)

ウィザード「動物?恐竜じゃないのか?」

鎧武「電車じゃなくて?」

ドライブ「忍者じゃないのか?」

タケル「何言ってるんですか?」

エグゼイド(僕は後で宇宙一ラッキーな男に会う気がする・・・)

エレファント「とにかく、あのデカイのは僕たちにまかせてくれ」

巨大ライオンインベス「グルル・・・」

ライオン「ライオンかぁ・・・やりずれーな」

シャーク「そんな事言ってる場合じゃないでしょ」

ホエール「行くぞ!」

タケル「みんな・・・ありがとう」


タタタ・・・


マコト「俺もいるぞ!変身!」

カイガン!ツタンカーメン!ピラミッドは三角!王家の資格!!!

ダイカイガン!オメガファング!!!

スペクター(ツタンカーメン魂)「おりゃあああああああ!!!」ズバン!

怪人達「ぎゃああああああ!!!」

タケル「マコト兄ちゃん!パーティの準備は!?」

スペクター「アラン達に任せてきた!俺も戦うぞ!」

タケル「よし・・・羽川さん!」

ブラック羽川「にゃ?」

タケル「絶対に助ける・・・変身!」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

ゴースト「行くぜ!」

こうして、最後の戦いが始まった

スペクター「次はこれだ」ガコン

カイガン!フーディーニ!マジイイジャン!すげぇマジシャン!!!

スペクター(フーディーニ魂)「ハッ!」ジャララッ

ドライブ「マシンと合体した!?すげぇな」

ベルト「我々も人の事言えないよ・・・行くぞ!」

ドライブ「ああ!」ガシャン

ドライブ!タイプトライドロン!!!

ドライブ(タイプトライドロン)「俺はもう止まらない!」

W(翔太郎)「俺の知り合いにバイクそのものになるライダーがいてな・・・」

エグゼイド「あ、僕もです」

カザリ「オーズウウウウウウウ!!!」

スミロドン「ニャアアアアアアアア!!!」

レオ「ウオオオオオオオ!!!」

W(翔太郎)「なんておしゃべりしてる場合じゃねーな、行くぞ!」

オーズ「はい!」

フォーゼ「よっしゃ!」

ジョーカー!マキシマムドライブ!!!

スキャニングチャージ!!!

ロケット、ドリル、リミットブレイク!!!

W「ジョーカーエクストリーム!!!」

オーズ「セイヤアアアアアアアア!!!」

フォーゼ「ライダーロケットドリルキーック!!!」

ネコ怪人3人「ギャアアアアアアアアアア!!!」

ドカアアアアアアアアアン!!!!!

ウィザード「さて、俺も行くか」セットアップ!

ファイナルターイム!オールドラゴーン!!!

ウィザード(オールドラゴン)「さぁ、ショータイムだ!」

エグゼイド「ドラゴンかぁ・・・じゃあ俺も!大・大・大・大・大変身!!!!!」

ガッチャーン!レベルアーップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション エーックス!!! アガッチャ!ド・ド・ドラゴ!ナ・ナ・ナ・ナ~イト!ドラ!ドラ!ドラゴナイトハンター!Z!!!

エグゼイド(ハンターアクションゲーマーレベル5)「うおおおおおおおおお!!!」

ウィザード「お、そっちもドラゴンか、あまり暴れすぎるなよ」

エグゼイド「ああ!」

ビャッコインベス「ガアアアアアア!!!」

鎧武「あまり思い出したくない敵だな・・・」

鎧武「そうだ、貴虎から借りたこれ試してみるか!」ソイヤッ!

オレンジアームズ!花道!オンステージ!ミックス!ジンバーメロン!ハハーッ!!!

鎧武(ジンバーメロンアームズ)「ここからは俺のステージだ!!!」

ホエール「おりゃっ!」

ワイルドトウサイドデカキング「・・・・・・・」ブンッ!

ドカッ!

巨大ライオンインベス「ガアッ!」グラッ








~大天空寺~

御成「あ!町の方に巨大ロボットが!」

アカリ「え!?どこどこ!?」

シーン・・・

アカリ「いないじゃないのよ」

御成「いや、建物の陰に・・・」

アラン「疲れてるのか?」

御成「本当にいたんですぞおおおおおお!!!」

ホエール「これで決めるぞ!!!」

ジュウオウジャー「「「「「「ジュウオウドデカダイナマイトストリーム!!!!!!」」」」」」

12345678910・・・・・・・100!!!

ズガガガガガガガガガガガ!!!!!!!!

巨大ライオンインベス「ギャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ジュウオウジャー「「「「「「この星を、なめるなよ!!!!!!」」」」」」

ブラック羽川「にゃにゃにゃにゃ!!!」ブンッ

ゴースト「くっ・・・」

俺は羽川さんの攻撃をギリギリでしのいでいた

ブラック羽川「どうした?やっぱりご主人様には攻撃できないかにゃ?」

ゴースト「・・・・・」

ゴースト「そんなに俺が憎いか・・・」

ブラック羽川「俺が出て来てるって事はそうじゃないのかにゃ?」

ゴースト「そうか・・・わかった」ガコン

オヤスミー

タケル「・・・・・」

ブラック羽川「!?」

俺は変身を解除した

ブラック羽川「何のつもりかにゃ?」

タケル「・・・やれよ」

ブラック羽川「にゃ?」

タケル「俺が憎いんだろ?だったらやればいいさ」

ブラック羽川「正気かにゃ?」

スペクター「タケル・・・」

エグゼイド「タケル君・・・」

タケル「そりゃあ折角生き返った命だ、惜しいっていえば嘘になる」

タケル「でも、それで羽川さんの気が収まるなら悔いはないさ」





ブラック羽川「・・・お前は本当に馬鹿だにゃ」ガブッ

タケル「ぐっ!」

羽川さんは俺に噛みつくとエネルギーを吸い取り始めた

ギュオオオオオオオ・・・・・

タケル「ぐああああああああ!!!!!」

スペクター「タケル!」

エグゼイド「タケル君!」

ドライブ「タケル!」

W・オーズ・フォーゼ・ウィザード・鎧武「「「「「「ああっ!」」」」」」

ホエール「ゴースト!」

タイガー「タケル君!」

シャーク・エレファント・ザワールド「「「ああっ・・・!」」」

ライオン「野郎・・・!」

ブラック羽川「にゃはは♪流石仮面ライダー、エネルギーも格別だにゃ」

ブラック羽川「力がみなぎってくるにゃ!」

ブラック羽川「力が・・・」

ブラック羽川「・・・・・」

ギュオオオオオ・・・・・

W(フィリップ)「何か変だ・・・まさか!?」

W(翔太郎)「ああ、俺も一瞬で思ったぜ」

ブラック羽川「にゃああああああ!!!」バッ

翼「・・・」ドサッ

次の瞬間、羽川さんが2人に分離した

ブラック羽川「ハァ・・・ハァ・・・貴様、何をしたにゃ・・・」

タケル「フゥ・・・上手くいった」

タケル「いくらエネルギーを吸収できるといっても許容量には限度がある・・・」

タケル「そのうち羽川さんの体が耐えられなくなり分離すると思ったんだ」

タケル「吸収したエネルギーで実体を持ってね」

ブラック羽川「ぐぬぬ・・・」

ブラック羽川「解せないにゃ・・・」

ブラック羽川「そんなに膨大なエネルギーを奪われて、なんでお前は平気なんだにゃ!」

タケル「・・・そんなの決まってるだろ」スッ

俺は白い眼魂をゴーストドライバーにセットした

ムゲンシンカ! アーイ!バッチリミナァ~♪ バッチリミナァ~♪

タケル「変身!!!」

チョーカイガン!  ムゲン! ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴ・ゴ・ゴ!ゴースト!!!

ゴースト(ムゲン魂)「魂は・・・永遠に不滅だからだ!!!」

ブラック羽川「小癪にゃ・・・」

ゴースト「これで最後だ・・・行くぞ!」

ブラック「にゃああああああ!!!」

ゴースト「うおおおおおおお!!!」

ガキィン!!!

ヨロコビストリーム!!!

ゴースト「うおりゃりゃりゃりゃりゃ!!!」

ブラック羽川「にゃにゃにゃにゃにゃ!!!」

ガキンガキンガキン!!!

俺はガンガンセイバー(ナギナタモード)を振り回すが、奴はすべてを捌いてくる

ブラック羽川「ハァハァ・・・これ以上俺を怒らせるにゃ・・・」

ゴースト「そりゃ人間だもの、怒ったり・・・」イカリスラッシュ!!!

ズバァン!!!ガシッ!

ブラック羽川「にゃああ・・・」

両手にサングラスラッシャーとガンガンセイバーを持ち振るうが、受け止められる

ゴースト「悲しんだりすることもあるさ」カナシミブレイク!!!

ザシュッ!!!バキッ!!!

ゴースト「ぐあっ!」

ブラック羽川「にゃっ!」

隙を見てガンガンセイバーの一撃を喰らわすも、反撃をくらう

ゴースト「でも!それを乗り越えれば楽しいことが待っている!」タノシーストライク!!!

バシュウウウウウウン!!!

ブラック羽川「にゃあっ!」ズキッ

ガンガンセイバー(アローモード)の一撃が彼女を掠める

ゴースト「そんなみんなの日常を守る為に俺は戦う!!!」イサマシュート!!!

バキュンバキュンバキュン!!!

ブラック羽川「にゃっ!」ヒョイ

ガンガンセイバーとサングラスラッシャーを銃にして撃ちまくるも、全てかわされる

ゴースト「何があってもだ!」シンネンインパクト!!!

バキュウウウウウウン!!!

ブラック羽川「ぎにゃあああああああ!!!」ガクッ

ガンガンセイバー(ライフルモード)の銃弾が彼女を貫く

ブラック羽川「ハァハァ・・・くっさいセリフだにゃ」

ブラック羽川「そうやって他の女も落としてきたのかにゃ?」

ゴースト「恋愛とか・・・俺にはよくわからないけど・・・」

ブラック羽川「にゃっ!」ダッ

ゴースト「ただ一つ言えることは・・・」ダッ

飛びかかってきた彼女を俺はガンガンセイバー(ハンマーモード)で迎え撃つ

ゴースト「俺は・・・この世界の人々とこの世界そのものが大好きだ!!!」ブンッ

ラブボンバー!!!

ブラック羽川「にゃああああああああああっ!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!

ブラック羽川「ぎにゃああああああああああああああ!!!」

倒れた彼女は光の粒子となっていく

ブラック羽川「フフフ・・・俺の負けだにゃ」

ブラック羽川「だが人間、これだけは覚えておけ」

ブラック羽川「俺はご主人のストレスそのもの・・・」

ブラック羽川「また期限を損ねるような事があったらまた蘇るにゃ」

ブラック羽川「せいぜい気を付けることだにゃ」

パアアアアアアアア・・・

ゴースト「・・・・・」

彼女はそう言い残して消えていった

翼「う~ん・・・」パチ

それと同時に、羽川さんも目覚めた

ゴースト「羽川さん!」

翼「仮面ライダー・・・いや、この感じは天空寺君?」

翼「私・・・また・・・」

ゴースト「いいんだよ・・・」





??「ククク・・・ご苦労だったな」

いつの間にか、俺達の前にマントを着た一つ目の怪人が立っていた

ゴースト「お前は・・・」

翼「ショッカーの・・・首領・・・」

ゴースト「本当になんでも知ってるね」

翼「なんでもは・・・って言ってる場合じゃないでしょ」

首領「ゴーストよ、感謝しているぞ」

首領「貴様が今まで救った娘達のデータ・・・それで私は新たな力を得た」

首領「見よ!」バサッ

ゴースト「な・・・」

そこには、猫の顔、蟹のハサミの右手、猿の左手、蛇の尾、そしてカタツムリの殻を背負った怪物が立っていた

首領「名付けて怪異ショッカー首領だ!」

ゴースト「まんまじゃん」

首領「さぁ覚悟しろ・・・」

ゴースト「この・・・」ダッ

首領「ハッ!」バシュン!

ドカアアアアン!!!

ゴースト「ぐああああああああ!!!!!」

翼「天空寺君!」

俺は奴が放った光弾を受け吹き飛ばされた

首領「フハハハハ!!!どうだこの力は!!!」

ゴースト「くそ・・・もう打つ手は・・・」




??「まだだ!仮面ライダーゴーストよ!」

??「ライダー・・・変身!!!」

キュイイイイイイイン!!!

仮面ライダー1号「と――――――う!!!」バッ

1号「ライダーキーック!!!」

ドカッ!

首領「ぐわっ!」

ゴースト「本郷さん!」

1号「仮面ライダーは不滅だ、我々を必要としてくれる人たちがいる限りな」

首領「おのれ本郷猛ィ!!!!!」

1号「タケル、君にもいるだろう?」

ゴースト「え・・・」

タタタ・・・

??「「「「おーい!!!!!」」」」

ゴースト「・・・!」

真宵「やっと見つけました!」

撫子「タケルお兄ちゃん、頑張って!」

駿河「ファイトだ!」





ひたぎ「全く、駆けつけてみれば、面白い事になってるじゃない?」

ゴースト「みんな・・・」

ひたぎ「何か羽川さんもいるし」

翼「アハハ・・・」

パアアアアアア・・・

ひたぎ・翼「「えっ・・・?」」

真宵「な、なななな何ですか!?」

撫子「撫子達の体から・・・」

駿河「光が・・・力が溢れてくる・・・」

~ワイルドトウサイドデカキング内~

タイガー「ねぇ、あれって・・・」

エレファント「ああ、僕たちの・・・」

シャーク「ジューマンパワーに似てるような・・・」

ホエール「って事は・・・やるぞみっちゃん!」

ザワールド「相手は動物5匹・・・負けた・・・」ズーン

ライオン「また落ち込んでんじゃねぇ!」

ホエール「ゴースト!」

ゴースト「え?」

ホエール「今から彼女たちのパワーを、俺達のジューマンパワーで増幅してそっちに送る!」

ホエール「それで倒してくれ!」

ゴースト「わかった!」

真宵「何だかわかりませんけど!てんきゅうじさん、お願いします!」

駿河「なにやら漲ってくるな!」

撫子「タケルお兄ちゃん、撫子の全部、あげるよ!」

ひたぎ「全く、ここまでしたんだから勝ちなさいよね!」

翼「天空寺君、行くよ!」

ジュウオウジャー「「「「「「いっけえええええええ!!!!!!」」」」」」

パアアアアアアアアア・・・・・

皆の力が結集し、俺の手に集まった

ゴースト「これは・・・新しい眼魂?」

ゴースト「・・・迷ってる暇ないか」

ゴースト「変身!」

アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!

現れたのは、撫子ちゃんのパーカーを主体として、フードに猫耳、右手にホチキス、左手に猿の腕、そして真宵ちゃんのリュックを背負ったゴーストパーカーだった

撫子「あれって、撫子のパーカー!?」

真宵「私のリュックもです!」

ひたぎ「私のホチキス・・・!」

駿河「私の猿の腕もだ!」

翼「猫耳もある・・・!」

みんなはゴーストパーカーを見て驚いた

ゴースト「野生・・・大・大・大解放!!!」

カイガン!バケモノ! 

目覚める怪異!長いムダバナ!!!

ヒュオオオオオオ・・・

♪~(『我ら思う、故に我ら在り』歌:氣志團)


ゴースト(バケモノ魂)「またせたな・・・」

首領「なんだその姿は・・・」

真宵「いやはやこれは・・・」

駿河「何とも言えん姿だな・・・」

撫子「かっこいい~」キラキラ

ひたぎ「そうかしら・・・」

翼「まぁ大事なのは中身だよ・・・」

首領「く・・・そんなのはハッタリだ!」ダッ

ゴースト「・・・・・」

ヒタギスラッシュ!!!

ズバン!!!

首領「ぐわっ!」

ひたぎ「ウソ・・・」

首領「何だその力は・・・」

ゴースト「まだだ!」ダッ

マヨイストリーム!!!

ズガガガガガ!!!

首領「ぐわああああああ!!!」

真宵「おお!!」

首領「うう・・・」ヨロッ

スルガボンバー!!!

ドカッ!!!

首領「ぐっ・・・」

ナデコファング!!!

ガシュッ!!!

首領「ガハッ!」

ツバサブレイク!!!

ズバン!!!

首領「・・・」ドサッ

駿河「私達の力が技に・・・!」

撫子「すごい・・・!」

翼「天空寺君・・・!」

首領「おのれ・・・」

ゴースト「これで・・・終わりだ!!!」ガコン

ダイカイガン!バケモノ!オメガドライブ!!!

ゴースト「でやあああああああ!!!」ダッ

ドカッ

首領「ぐわあああああああ!!!」

渾身の跳び蹴りが、相手を貫いた

首領「ショッカーは・・・永遠に不滅だあああああああ!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!

ゴースト「ハァ・・・ハァ・・・やった・・・」

エグゼイド「ゴースト!」

ドライブ「やったな」

鎧武「やるじゃねーか!」

ゴースト「あれ、Wさん達や本郷さん、ジュウオウジャーの皆さんは?」

ウィザード「もう帰ったよ、ちょっと用事があったって」

ゴースト「パーティに誘い損ねたな・・・」

スペクター「おいおい、これ以上呼んだらまた材料が足りなくなるぞ」

ゴースト「それもそうか」

翼「天空寺君!」

ゴースト「!」

真宵「てんきゅうじさん!」

駿河「天空寺先輩!」

撫子「タケルお兄ちゃん!」

戦場ヶ原さん達もこっちに来ると、俺達は一斉に変身を解除した

タケル「真宵ちゃん・・・神原さん・・・撫子ちゃん・・・羽川さん・・・戦場ヶ原さん・・・ありがとう」

ひたぎ「礼には及ばないわ、私はいつだって天空寺君の助けになるわ」

タケル「戦場ヶ原さん・・・」

翼「私も委員長としてなら天空寺君のサポートするよ、今回助けてもらったしね」

タケル「羽川さん・・・」

駿河「私達からも感謝だ、天空寺先輩」

真宵「これまで色々と助けてもらいましたからね」

タケル「神原さん・・・真宵ちゃん・・・」

撫子「だからこれからも、タケルお兄ちゃんを応援するよ」

タケル「撫子ちゃん・・・」




タケル「それじゃ・・・たこ焼きパーティの始まりだ!!!」

みんな「おおー!!」

フィリップ「仮面ライダーゴースト、天空寺タケルか・・・」

翔太郎「興味深くなっちまったか?フィリップ」

フィリップ「・・・あぁ、ますますとね」

映司「俺達も、負けてられないね」

弦太朗「ああ、後輩には負けないよう、俺達も戦わねぇとな!」


大和「みんな、俺達も頑張ろう、デスガリアンとの最後の戦いが待ってる」

セラ「うん」

レオ「おお!」

タスク「ああ」

アム「うん」

操「ああ」


本郷「タケル君、しばらくはお別れだが、またいつか会おう、キミが真っ直ぐに成長するその日まで・・・」

♪~(『君の知らない物語』歌:ryo)

こうして、パーティは始まった

駿河「うむ、皆で作ったたこ焼きはやはり美味いな」

真宵「ですよね~」

アカリ「いやいや、アンタは何もしてないでしょうが」

真宵「失礼な!応援はしましたよ!」

カノン「おかわりもたくさんありますよー!」

ジャベル「おにぎりもあるぞ!」

晴人「はんぐり~からドーナツももらってきた、全部プレーンシュガーだけどな」

永夢「飛彩さんも呼べばよかったかな・・・」

進ノ介「霧子も連れてきたかったが、あまり無理もさせられないからな・・・」

ベルト「ああ、たまにはお土産に持っていくのはどうかね」

進ノ介「そうだな」

撫子「えっと・・・戦場ヶ原さん?」

ひたぎ「?」

撫子「じゅ、ジュースありますよ・・・」

ひたぎ「あら、ありがとう、ねぇ千石さん?」

撫子「え?あっ、撫子でいいです・・・」

ひたぎ「そう、で、撫子ちゃん、思いを届けるのは大変だろうけど、頑張りなさいよ」

撫子「は、はい!」

翼「だからね、たこ焼きは最初はタコは入ってなかったんだよ」

アラン「そうだったのか・・・お前は何でも知っているな」

翼「何でもは知らないわよ、知ってる事だけ、あっ、ちなみにこれだけは言わないよ?」

御成「神様!どうかこのたこ焼きをお納め下さい・・・」ペコペコ

紘汰「サンキュー!舞にも持ち帰ってやるか!人間の食べ物なんて懐かしいだろうからな!」

タケル「ハハハ・・・皆楽しそうだなぁ・・・」

俺は皆を眺めながらたこ焼きを食べていた

ひたぎ「天空寺君、隣いい?」

タケル「あ、うん・・・」

ひたぎ「不思議ね、皆最初は縁もゆかりもなかったはずなのに、あんなに和気あいあいと・・・」

タケル「そりゃそうだよ、だって・・・この世界の生き物は、皆どこかで繋がっているんだから」

ひたぎ「へぇ・・・」

タケル「なんて、ジュウオウイーグルさんの受け売りなんだけどね」

ひたぎ「フフッ、じゃああのショッカーとかいうのにもわかりあえるって?」

タケル「それは・・・ちょっと無理かも」

ひたぎ「ごめんなさい、冗談よ」

タケル「だよね・・・」

タケル・ひたぎ「「フフッ・・・」」






~大天空寺 門の前~

??「ここが不可思議現象研究所・・・ここなら・・・」

??「すみませーん!」

タケル「お客さんかな?はーい!」

??「あの・・・ここで不可思議な事件を解決してるって・・・」

タケル「ええ、まぁ」

現れたのは、俺と同い年くらいの前髪の長い少年だった

ひたぎ「あら・・・あなたは・・・」

戦場ヶ原さんのこの反応・・・もしかして

??「あれ、戦場ヶ原?お前も来てたのか」

ひたぎ「えぇ、たこ焼きパーティでね」

タケル「それで、どうしたの?」

??「妹達が・・・大変な事になってるんだ!頼む、協力してくれ!」

マコト「妹だと?タケル!」

カノン「タケル君!」

アラン「タケル!」

御成「タケル殿!」

アカリ「タケル!」

真宵「てんきゅうじさん!」

駿河「天空寺先輩!」

撫子「タケルお兄ちゃん!」

翼「天空寺君!」

ひたぎ「天空寺君!」

タケル「ああ、任せてくれ」

??「本当かい!?」

どうやら、この物語はもう少し続くようだ



タケル「命、燃やすぜ!!!」





??「ありがとう、僕の名前は阿良々木暦だ」

タケル「阿良々木君か・・・!俺は天空寺タケル、よろしく」

暦「ああ、こちらこそ」

俺は彼の手に握手をした

タケル「さあ入って、妹さん達について、話を聞きたい」

暦「分かった」

それから1年後が過ぎ、最後にとんでもない事件に巻き込んでしまう事を俺達はまだ知らなかった・・・




仮面ライダーゴースト×化物語 ~完~

キャスト

天空寺タケル/仮面ライダーゴースト
西銘 駿


戦場ヶ原ひたぎ
斎藤千和

八九寺真宵
加藤英美里

神原駿河/レイニーデビル
沢城みゆき

千石撫子
花澤香菜

羽川 翼/ブラック羽川
堀江由衣



月村アカリ
大沢ひかる

深海マコト/仮面ライダースペクター
山本涼介

御成
柳 喬之

アラン/仮面ライダーネクロム
磯村勇斗

シブヤ
溝口琢矢

ナリタ
勧修寺玲旺

深海カノン
工藤美桜

ジャベル
聡太郎


宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド
飯島寛騎


操真晴人/仮面ライダーウィザード
白石隼也

葛葉紘汰/仮面ライダー鎧武
佐野 岳

泊進ノ介/仮面ライダードライブ
竹内涼真


左翔太郎/仮面ライダーW
桐山 漣

フィリップ/仮面ライダーW
管田将暉

火野映司/仮面ライダーオーズ
渡部 秀

如月弦太朗/仮面ライダーフォーゼ
福士蒼汰


鏡 飛彩/仮面ライダーブレイブ
瀬戸利樹

花家大我/仮面ライダースナイプ
松本享恭

ポッピーピポパポ
松田るか

風切大和/ジュウオウホエール
中尾暢樹

セラ/ジュウオウシャーク
柳 美稀

レオ/ジュウオウライオン
南羽翔平

タスク/ジュウオウエレファント
渡邉 剣

アム/ジュウオウタイガー
立石晴香

門藤 操/ジュウオウザワールド
國島直希


仁藤攻介
永瀬 匡

城乃内秀保
松田 凌


チビタケル(幼少期のタケル)
山田日向

チビアカリ(幼少期のアカリ)
吉岡千波

チビマコト(幼少期のマコト)
多賀蓮真

チビカノン(幼少期のカノン)
堰沢結衣


メズール(人間態/怪人態・声)
未来穂香/ゆかな

ミサ(稲森美紗)/メデューサ
中山絵梨奈

メディック/メディックロイミュード
馬場ふみか


カザリ(人間態/怪人態・声)
橋本汰斗


ショッカー首領/怪異ショッカー首領(声)、シオマネキング(声)、イカデビル(声)、カニコウモル(声)、パーカーゴースト(声)
関 智一

キャンサー・ゾディアーツ(声)
タモト清嵐

カニレーザー(声)
奥田達士

タイホウバッファロー(声)
竹山隆範(カンニング竹山)

ショッカー戦闘員
児島一哉(アンジャッシュ)

チーターカタツムリ(声)
井俣太良

その他の怪人達(声)
斎藤 司(トレンディエンジェル)

奇戒人メカゴリラ(声)
沢りつお

ガメル(怪人態・声)
松本博之

レデュエ(声)
津田健次郎

猫怪人集団(声)
猫ひろし

ベルトさん(声)
クリス・ペプラー

仮面ライダーゲンム(声)
岩永徹也

ビーストキマイラ(声)
西村智道


ドーナツ屋店長
KABA.ちゃん

凰蓮・ピエール・アルフォンソ
吉田メダル


地獄大使/スーパーガラガランダ
大杉 蓮


死神博士
石橋蓮司


仙人
竹中直人



本郷 猛/仮面ライダー1号
藤岡 弘、



阿良々木火憐
喜[スペランカー]英梨

阿良々木月火
井口裕香


阿良々木暦
神谷浩史

~次回予告~

火憐「火憐だぜ!」

月火「月火だよ~」

ファイヤーシスターズ「二人合わせて、ファイヤーシスターズ!」

火憐「いや~、ゴースト×化物語、終わっちゃったな~。」

月火「終わっちゃったね~。」

火憐「月火ちゃんが一番でよかったと思うエピソードは?」

月火「そりゃもちろん全部だよ!」

火憐「そりゃそうか!」

月火「そりゃそうだよ!」

火憐「というわけで予告編クイズ!」

月火「クイズ!」

火憐「1985年にある事件の爆発で昏睡状態となり、その30年後、つまり2015年に斎藤由貴の歌で目覚めた刑事の名前は?」

月火「京極浩介!」

火憐「ですが、次回ではその京極浩介みたいに現場に帰ってきたあの男の名前は?」

月火「えっ、誰それ!?」

火憐「ヒントは、2009年からNHKで放送されていたあのアニメのあの人です!」

月火「ま・・・まさかあの人が!?」

ファイヤーシスターズ「次回、仮面ライダーゴースト×化物語 on stage「あの男が帰ってきたァ――――――――!!」」

火憐「時系列はこのつばさキャットから1年後です!」

月火「私達に一体何が!?」

火憐「そのへんも要チェック!」

~本当におしまい~




次回、仮面ライダーゴースト×化物語 on stage「帰ってきたあの男」、こうご期待!

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