【仮面ライダーゴースト】タケル「μ's…?」 (76)

俺は天空寺タケル。18歳の誕生日、いきなり襲ってきた「眼魔」と呼ばれる化け物に襲われて命を失った。生き返るため仮面ライダーゴーストとして15の英雄の眼魂を集めている。

眼魂を集めるために俺が結成したのは「不可思議現象研究所」。俺の幼馴染みの月村アカリ、そして住職代理の御成と共に、眼魔が起こす怪事件を追っている。

御成「ささ、こちらにどうぞ」

穂乃果「し、失礼します」

御成「さて、貴女のお名前は?」

穂乃果「高坂穂乃果って言います。ここ、不思議な出来事を解決してもらえるんですよね!?」

御成「そうですとも。我々が全力で依頼の解決にあたりますぞ」

穂乃果「それでは早速、お話しします。…友達が事故で死んだんです」

御成「……そうですか…御冥福をお祈りします」


穂乃果「死んだ友達の、一番大事な友達の態度が、それ以来変わってしまって…変なんです。希は生き返る…英雄の魂を集める…どこ…どこ…眼魂…って。こんなの、いつもの絵里ちゃんじゃないんです!助けてください!どうか…どうか…お願いします!!」

タケル「!!やっぱり、眼魔の…」

穂乃果「が、眼魔…!?よくわからないけど…それが絵里ちゃんをおかしくしてるんですね!?」

御成「とにかく、今はその絵里という人に会って、眼魔がついてないか調べることが最優先ですぞ!」

タケル「あぁ。この事件、絶対に解決してみせる!」

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部室

穂乃果「というわけで…」

タケル「天空寺タケルです」

アカリ「月村アカリです」

御成「御成です」

海未「今噂の「不可思議現象研究所」の皆さんに来ていただいたということですか…」

穂乃果「早くいつもの絵里ちゃんに戻ってほしいでしょ!皆!希ちゃんのためにも必ずラブライブで優勝しなくちゃって時に…」

ことり「もちろんそう思う…けど…」

花陽「なにか…こう…」

凛「疑うわけじゃないけど…」

真姫「なんていうか…」

にこ「あんたたち、はっきり言いなさいよ。「胡散臭い」って。大体私たちに起きた問題になんで部外者が関わるのよ。私たちだけで解決してみせるわ。」

タケル「そう思うのも無理はないかもしれない…けど!この事件にゴーストが関わっていないか…それだけでも!」

にこ「言うに事欠いて「絵里がおかしくなったのは幽霊の仕業です」ですって?馬鹿馬鹿しいわ。帰ってください。もう結構ですから!」

穂乃果「で、でも!皆おかしいとは思わないの!?希ちゃんは生き返るって…死んだ人が生き返らないことくらいわかってるでしょ!?」

にこ「あんたには絵里の気持ちなんてわからないでしょうよ!一番大事な友達が死んだのよ!?私たちだってすっごく辛いけど一番辛いのは絵里なのよ!多少現実が見えなくなったって当たり前じゃない!」

にこ「まだあいつは気持ちの整理がついてないのよ…」

穂乃果「…!もういいよ!穂乃果一人で眼魔ってやつを倒して絵里ちゃんを戻してみせる!皆なんかには頼らない!」ダッ

にこ「勝手にしなさい!」

タケル「ま、待ってよ穂乃果ちゃん!」

海未「ああなってしまっては…穂乃果は止められません。お呼び立てして大変申し訳ありませんが…お帰りください。ご迷惑をおかけしました…」バタン

御成「あ、あ…ちょっとっ!」

タケル「行こう御成…とりあえず穂乃果ちゃんを探しに行こう」

タケル「穂乃果ちゃんが行きそうな場所、ちゃんと聞いておけばよかったかな…」

御成「急がば回れ、ですぞタケル殿。焦るときこそ、地道な道をゆくものです」

タケル「そうはいってもなぁ…ん?あれは…」

御成「神田明神、ですな。少し立ち寄って行きましょうか」

タケル「寄り道なんかしてる場合じゃないだろ?」

御成「もしかしたら、元に戻るようにと穂乃果殿がお願いをしているかもしれませんからな」

タケル「はいはいっ…てあれ、境内に女の子が」


御成「女の子?はて、そんなものは…?!!もしかして…ゴーストですか!?」

タケル「でも見た感じ悪さをするようには見えないよ。話しかけてみようか」

アカリ「待ってよ二人とも!ほら、クモランタン」

御成「おぉ、クモ殿を使えば私たちにも見えます!名案ですぞアカリ殿!」

アカリ「眼魔以外にも効果があるかわからないけどね」

タケル「とにかくやってみよう!それ!」ピカッ

希「きゃっ!誰っ!?」

タケル「驚かせてごめん。俺は天空寺タケル。この近くでオレンジ色の髪をしたサイドテールの女の子を探しているんだけど…」

希「嘘…ウチが見えるん…?お兄さん、何者?」

タケル「やっぱり君、ゴーストなんだ。俺もそう。ほら」トウメイカ

希「な、なんでお兄さんは死んでるのに、生きてる人に見えるん?」

タケル「ちょっと特殊な事情があってね。あっちにいるお坊さんが御成。女の人がアカリ。どっちも俺の仲間だよ」

タケル「…!!もしかして君が、希ちゃん…?」

希「どうして、ウチの名前を?」

タケル「君のお友だちが、君が死んでからおかしくなったって。俺が探してるサイドテールの女の子が相談に来たんだ」

希「穂乃果ちゃん…」

タケル「そう。穂乃果ちゃん。えぇと…おかしくなっちゃった子の名前が…絵里ちゃん」

希「えりち…!!えりちは今…どうなってるんですか!?」

希「ウチのお葬式に来ていたえりち、とても見てられたものじゃなかった…」

タケル「安心して希ちゃん。君の友達の絵里ちゃんを元に戻すのが俺たちの役目。だから今絵里ちゃんを元に戻すって出ていった穂乃果ちゃんを探してるんだ」

希「それ、ウチにも協力させてもらえんやろか?」

初投稿で書き溜めがないので進行はゆっくりです。どうぞ最後までおつきあいください。

タケル「きょ、協力?確かに心強いけど…その前に君たちの事を色々教えてほしいんだ」

希「…ウチらは9人のスクールアイドルグループ「μ's」サイドテールの女の子…高坂穂乃果がリーダーになって、学校の廃校を止めるために活動していたんよ」

アカリ「名前だけなら聞いたことあるわ。友達が好きなの」

希「廃校を止めたウチらの次の目標はラブライブで優勝すること…新たな目標に向かって歩み始めた…ちょうどその時やった」

希「ウチが事故に遭ったのは」

希「ウチ…みんなともっと一緒にいたかった…!!こんなところで終わりたくないよ…!!!生き返れるなら…生き返りたい…!!」

希「えりちにウチの気持ちを伝えたい!穂乃果ちゃんに感謝の気持ちも伝えてない!にこっちにも!ことりちゃんにも!凛ちゃんにも!真姫ちゃんにも!海未ちゃんにも!花陽ちゃんにも!」

希「伝えたいこと…たくさんあるんよ…」

タケル「…任せて、希ちゃん。君の想いは、必ず繋いでみせる。希ちゃんの気持ちと、皆の気持ちを繋ぐんだ」

希「タケル…さん…!」

タケル「まずは穂乃果ちゃんを探そう。心当たりはある?」

希「うーん…とりあえず家に向かってみよう!」

穂むら

雪穂「いらっしゃいませー」

タケル「ここが穂乃果ちゃんの家?」ヒソヒソ

希「そうやで。和菓子屋さんなんよ…」ヒソヒソ

雪穂「あのー…お客様、何か?」

タケル「あ、あの!俺、天空寺タケルと言います。高坂穂乃果さんの自宅…でよろしかったですか」

雪穂「はい、高坂穂乃果は私の姉ですが…何か姉がご迷惑を…?」

タケル「妹さん…!穂乃果ちゃん、もう帰ってきてる?」

雪穂「いえ…まだですが…何かご用ですか?」

タケル「わかった。ありがとう!お邪魔しました!」

雪穂「な、なんだったんだろ…」

希「うーん、家じゃないとすると…」

希「えりちの家かも!」

タケル「よし!すぐ向かおう!日も暮れてきた…暗くなるともっと探しにくくなる!」

絵里の家

ピンポーン

タケル「すいませーん!」

希「いないみたいやね…」

亜里砂「あの…どちら様ですか?」

タケル「ここは…絢瀬絵里さんの自宅でよかった…かな?」

亜里砂「ええ、そうですが…あなたは?」

タケル「俺は天空寺タケル。君は?」

亜里砂「私は絢瀬亜里砂。絢瀬絵里の妹です」

タケル「お姉さん、今どこにいるかわかる?」

亜里砂「…姉なら、一週間ほど前から部屋から出てきてません…鍵をかけられて…私でも入れないんです」

タケル「もし絵里ちゃんと眼魔が一緒にいるなら…操られてる可能性が高い!」

タケル「御成、アカリ!穂乃果ちゃんを頼む!俺は希ちゃんと絵里ちゃんの部屋に!」

御成「お気をつけください、タケル殿!」

アカリ「穂乃果ちゃんは任せて!」

絵里の部屋

タケル「ドアは壊すしかなさそうだ…」

希「幽霊なら透けて入れるんちゃう?」

タケル「それもそうだね」トウメイカ

希「えりち!…と、あいつが…」

タケル「眼魔だ…!!」

タケル「早く紋章を!」モンショウカキー

絵里「邪魔をするな!!!」バシッ

眼魔「こいつがアイコンを持ってる天空寺タケルだ…後は俺に任せろ…!」

絵里「こいつが…希を…生き返るのを邪魔してる…」

眼魔「そうだ!!だからこいつから眼魂を奪うんだ!いくぜ!」

希「タケルさん!!」

タケル「わかってる!」

アーイ バッチリミナーバッチリミナー

タケル「変身!!」

カイガン!!オレ!!
レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!

タケル「まずはこいつを部屋から連れ出すっ…」ガシッ

タケルが眼魔の体をつかんで外に追い出す

眼魔「クソが…邪魔をするな!貴様の持つ眼魂を全てよこせば許してやる!」

タケル「絶対に渡すものかっ!」ガンガンセイバー!

タケル(…でも、希ちゃんには…いやいや、まずはこいつを倒さなきゃ)

眼魔「何処を見ている?俺はこっちだぞ!」ズシュッ

タケル「がはっ…」

タケル「悔しいけど、剣の腕ならこいつのが上だ…だったらこっちは!来い!ビリー・ザ・キッド!」

カイガン!!ビリーザキッド!!
百発!百中!!ズキューン!バキューン!!

タケル「そして…バットクロック!くらえ!」ガガガガ

眼魔「貴様…卑怯だぞ!!」

タケル「お前が言うな!」

タケル「これ以上続けると騒ぎが大きくなる…これで終わりだ!」

アイコンタクト!!ガンガンミナー!ガンガンミナー!
ダイカイガン!!ビリーザキッド!!
オメガインパクト!!

タケル「やったか!?」シュウウウ…

タケル「…いない…逃したか…」

眼魔「今回は撤退だ…別に作戦を練る必要があるな…」

オヤスミー

タケル「そうだ穂乃果ちゃん!」

希「連絡入ってないの!?」 

タケル「御成からメールが入ってる」

タケル殿!穂乃果殿は無事保護しましたぞ!川の方で発見しました!自宅まで送り届けて、そのまま帰りますので、タケル殿もお気をつけて(^-^)

タケル「よかったぁ~」

タケル「それで、希ちゃんはどうするの?」

希「ウチ、幽霊やし…学校にでもおろかな。いつ成仏してまうかわからんやん?だったら思い出のある音ノ木におりたいんよ…」

タケル「…そっか。でも、もしよければうちに来なよ。一人よりずっといいからさ。」

希「ほな、ありがたく気持ち、頂いとくね。ウチは大丈夫やから。早くえりち、戻してあげて…皆のために」

タケル「もちろん!眼魔はまだとり憑いてる。油断はできないよ」

タケル「それじゃあ希ちゃん、気をつけてね」

希「ふふ、幽霊に気をつけて、やなんて。タケルさんもね」

タケル「うん!」

大天空寺

御成「タケル殿、眼魔は…」

タケル「…逃がした」

御成「…さようでございますか。絵里殿の安否も心配ですが…タケル殿も、リセットされたとはいえ、期日の方が…」

タケル「わかってる。でも、これって誰の眼魂が出てくるんだろう」

御成「そう言われれば…そうですな…はて、アイドルの偉人ですか…」

タケル「考えても始まらないし、とにかく明日、もう一度学校に行ってみる」

御成「わかりました。では拙僧はアカリ殿と一緒に情報収集を…」

タケル「頼むよ御成」

音ノ木坂学院

希「えりち…ウチのために頑張るんなら、そんなものに手を出さないで欲しかった…死んだ人は生き返らない。皆わかってるやん…でも、ウチも…えりちが死んだら…同じこと、してまうんやないかな」

希「皆のために、私ができること…」

希「…明日タケルさん、ここに来てくれるやろか」

希「ウチの想いを、タケルさんから皆へ。皆の想いを、タケルさんからえりちへ…」

希「ウチが皆をつなぐんよ!」

翌日

にこ「どういうつもりなの」

タケル「みんな聞いてくれ!希ちゃんはまだここにいる!」

にこ「何しに来たかと思ったらそんな冗談を言いに来たわけ!?そんなつまらない嘘つくんだったらさっさと帰って!希は死んだの!もう現実を受け入れなきゃ活けないのよ…」ポロポロ

真姫「にこちゃんの言う通りよ…そんな下らない戯れ言ってないで帰ってちょうだい!これ以上私たちを傷つけないで!」

タケル「希ちゃん!聞こえてる?」

希「…聞こえとるよ」

希「準備はええよ。お願いタケルさん」

ことり「一体何をするつもり…?」

タケル「クモランタン!!」ピカッ

皆「きゃッ!?」

希「…みんな、久し振り…なのかな?」

にこ「嘘…でしょ?」

真姫「希が…」

凛「希ちゃん…!」

海未「希…なのですか…」

穂乃果「のぞ…み…ちゃん…!!」ポロポロ

ことり「ほんとに…」

花陽「ヨミガエッチャッタノォ!?」

タケル「さ、希ちゃん」

希「…」コクッ

希「ウチな、ほんとに死んだんよ」

穂乃果「で、でも!見えるし、足もあるじゃん!」

希「…触ってみ?」

穂乃果「あ、あ、あ、…透け…てる」

希「でしょ?」

穂乃果「で、でも!希ちゃんと話ができるだけでいいよ!よかった…ほんとによかった…」ポロポロ

にこ「希っ…希っ…!」

希「みんな、落ち着いて聞いてな。ウチはいずれ成仏せなかん。幽霊やし。だから、皆にはウチの想いを継いで欲しいんよ」

穂乃果「希ちゃんの言うことなら何でも聞くよ!」

希「ありがと穂乃果ちゃん…じゃあ、言うね。こほん、これからウチのことは気にしないで、ラブライブ優勝を目指して欲しい。ウチがいないとμ'sじゃないとか、ウチがいないなら優勝も意味がないとか、そんなことは言わないで欲しいんよ。ウチはちゃーんと皆のことを見てるし、ウチがいたってことは皆が覚えといてくれるやん?だから、もう、ウチに構わないで、皆は目標に向かって進んで欲しい」

にこ「そんなこと…!できるわけないじゃない!あんた自分が言ったことわかってるの!?」

マコト「変身!」カイガン!!ツタンカーメン!!ピラミッドハーサンカクーオウケーノシーカクー
マコト「暗黒空間にねじ込んでやる」
>>1
「ぐわぁぁぁぁ」
μ'sの皆「ありがとうマコトさん!キモい>>1のせいで大変な目に遭いました…」
マコト「いいってことよ」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年03月21日 (月) 23:00:52   ID: 0ctXaolh

どーいうこっちゃああああああああ!!!

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