ガルパン]角谷杏ちゃんと過ごす一年 (19)

エイプリルフール

杏「ねー」

俺「なに?」

杏「私たちさ…そろそろ終わりにしよっか」

俺「え?え?なに?どういうこと?」

杏「別れようってこと」

俺「俺なんか嫌われることした??」

杏「他に好きな人が出来ちゃったんだよね」

俺「……」

杏「今日何月何日だっけ?」

俺「4月1日…あっ!」

杏「嘘だよー」

俺「よかった…」

杏「嫌いになるわけないのに…」ボソッ

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こどもの日

杏「今日はこどもの日だね」

俺「俺たちにはそんなに関係ないよな」

杏「本当に?」

俺「え?どういう意味?」

杏「赤ちゃんが出来ました…//」

俺「本当に??」

杏「昨日病院に行ってきたんだ、本当だよ」

俺「お腹とか蹴ったりするかな」耳つけ

杏「くすぐったいよ、まだ聞こえないってば」





6月

俺「なぁ杏」

杏「なに?どーしたの?」

俺「大事な話なんだけどさ」

杏「うん…」

俺「子供が出来ただろ?だから俺も男として責任をとりたい」

杏「うん…」

俺「杏…俺の名字になってくれないか?」

杏「いいよ…私がずっと一緒にいてあげる」

俺「ありがとう」抱き

杏「大事にしてくれなきゃやだよ?」

俺「うん…」

七夕

杏「星綺麗だね」

俺「ベランダからでも割りと見えるんだな」

杏「そういえば短冊なんて書いたの?」

俺「子供が無事に産まれますようにって」

俺「杏は?」

杏「んー私はお腹の子と君と三人でずっと幸せに過ごせるようにって書いたよ」

俺「叶うといいな」

杏「きっと叶うよ…」

俺「夜風が体にさわるから部屋に戻ろうか」

杏「そうだね」

花火大会

杏「浴衣似合うかな?」

俺「スゲー似合うよ!」

杏「…貧乳だってバカにしてない?」

俺「してないしてない!本当に可愛い」

杏「そこまで言うなら信じてあげよっかなー」

花火会場

俺「屋体がすごいな」

杏「じゃあ私はあんずあめ食べようかっな」

俺「じゃあ俺は杏を食べる」

杏「まったくもー、帰ってからならいいよ//」

俺「よっしゃ!」

杏「ほら!花火始まるからいこ」

俺「だね、行こう」

お月見

杏「お団子出来たよー」

俺「待ってました」

杏「髪の毛もお団子にしてみました」

俺「いつもの髪形もいいけどそれもいいね」

杏「じゃあこれからもたまにお団子にしよっかな」

俺「たまにはいいかもね、ほらお団子食べよう」

杏「ねぇ膝に座ってもいい?」

俺「いいよ、おいで」

杏「子供が産まれちゃったらこの特等席も取られちゃうのかな」ちょこん

俺「かもな」

杏「それは嫌かも…」

俺「じゃあ杏の膝に子供を乗せたらいいんじゃない?」

杏「いいね、そういうの親子水入らずみたいな感じで」

10月

杏「今日病院に行ってきたんだけどね」

杏「お腹の子、双子みたいなんだ」

俺「おおー!賑やかな家族になりそう」

杏「名前とかどうしようっか?」

俺「女の子だったら蜜柑と苺で」

杏「安直だな~」

杏「男の子だったら」

男「んー…ごめんしばらく考えさせて」

杏「光宙とか?」

俺「それは絶対やめて」



11月

杏「寒くなってきたね」

俺「そうだな」

杏「一緒にドテラ入る?」

俺「入る入る」

杏「二人だともっと暖かいね」

俺「うん、杏お腹大分ふくらんで来たね」

杏「最近は蹴ったりもするんだよ」

俺「それならほーらパパだよー」

杏「あっ今蹴ったよ」

俺「返事してるのかな」

杏「早くパパに会いたいでちゅねー」ポンポン

クリスマス

杏「メリークリスマス」

俺「メリークリスマス」

杏「今日は雪も降っててホワイトクリスマスって奴だね」

俺「そうだね、寒くない?」

杏「大丈夫だよ」

杏「それよりケーキ食べよ」

俺「杏は料理うまいよな~ほんとにいい嫁だわ」

杏「照れること言わないで」

杏「ケーキだよーあーん」

俺「あーん」

杏「おいしい?」

俺「すげーおいしい」

杏「このお腹の子が大きくなったら一緒にケーキ作りたいな」

俺「じゃあ俺は毎年それを食べる係」

杏「うん、ずっとそうやっていけたらいいね」

初詣

杏「あけましておめでとうー」

俺「おめでとう」

杏「初詣で行こー、お腹大きいから着物は着れないけど」

俺「来年は着物で行こうよ、子供も連れてさ」

杏「だね」

神社

俺「絵馬に元気な子供が産まれるようにって書いておこう」

杏「もう少しで予定日だからね」

俺「あと2ヶ月かあっという間だね」

杏「うん」

俺「ほら冷えるとお腹の子に悪いからお祈りして帰ろう」

杏「そうだね」

2月

杏「今日病院で赤ちゃんの性別がわかったよ」

俺「本当に!?どうだった?」

杏「二人とも女の子だって」

俺「女の子かぁ~杏の子だから可愛くなるんだろうなぁ」

杏「スタイルは期待できないかもね…」

俺「いいじゃん!俺は杏みたいなスタイルの子が好きだよ!」

杏「その発言は割と危ないから気を付けて」

俺「うん…」

3月

病院

杏「頑張って元気な子産むからね」

俺「ああ!頑張ってくれ!」手握り

杏「痛い痛い」

俺「あっ!ごめん」

医者「旦那さんは外でお待ちください」

10時間後

医者「産まれました!元気な女の子です」

俺「杏!頑張ったな!」

杏「うん…見て二人とも可愛いよ」

俺「そうだな、これから4人で幸せな家庭を築こうな」

杏「うん」

15年後

苺「お父さーん、朝ごはんできたよ!」

俺「おはよー、今日は目玉焼きか」

苺「うん、お父さん好きでしょ」

俺「ああ」

苺「お父さんと二人で生活始めて12年かぁ」

俺「すまん…父さんが母さんの学生時代の友達に手を出したばっかりに…」

苺「流石にもう怒ってないよ…蜜柑とは学校で会えるし」

俺「蜜柑はナイスバディに育ったのに…苺は…」

苺「気にしてるんだから言わないでよ!」

苺「でも頭の良さもバッチリ受け継いだんだから」

俺「蜜柑は俺の頭の悪さをバッチリ受け継いだからなぁ」

苺「ねぇ…お父さん」

俺「ん?」

苺「…母さんとやり直したりしないの?」

俺「わからない…母さん凄い怒ってたから」

苺「そっか…」

俺「ほらほら!早く学校行かないと遅刻するぞ」

苺「あっ!ヤバい!いってきます!」

俺「もしもし」

俺「電話番号変わってなかったんだな」

俺「蜜柑は元気か?」

俺「そっか」

俺「あの時は本当にごめんな」

俺「失ってはじめて杏の尊さがわかったよ…」

俺「うん…ごめん」

俺「なぁ久しぶりに4人で会わないか?」

俺「じゃああそこのファミレスで会おう」

俺「うん、じゃあ切るから」

俺「やり直せるならやり直したい…」

俺「泣かせてしまったことをきちんと謝りたい」

俺「伝えたいまだ好きだと」

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