テスト「……」ニコッ 提督「テスト……」 (1000)

艦これSS、二次・三次創作、エログロ、駄文、安価注意です

このスレは『ヲ級「くっ……コロセ……!!」  提督「……」』
ヲ級「くっ……コロセ……!!」  提督「……」 - SSまとめ速報
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良ければ読んでいってください

どうぞよろしくお願いします

テスト「……」ニコッ

提督「テスト……」

提督(テストは、ただただ悲し気な微笑みを浮かべているだけだった。そこに見て取れるのは、あえて言えば諦観か)

提督(ウォースパイトと違い、『無』なわけではない。複雑な思いを秘めている。そう思う。だが、その上での諦観だ)

提督(怒りや悲しみ、恐れ、そして喜び、幸せ、その全てを踏まえた上での悟りの境地のようだ)

提督(しかし共通しているのは、あの時のウォースパイトも今のテストも消えてしまいそうな儚さを備えているという事だ)

提督「……調子はどうだ?」

テスト「……」

提督「……まさか潜水艦から海に出て奇襲攻撃するとは驚かされたよ」

テスト「……」

提督「……では、単刀直入に聞かせてもらう。自由フランス軍についての情報を渡してもらいたい」

提督「君たちはヨーロッパでの活動をメインにしているが、日本はヨーロッパに到達した。これからは直接会いまみえるかもしれない」

提督「自由フランス軍の対日戦略はどうなっている?公的には、我が国はフランスとも自由フランスとも戦争状態にはない」

提督「今回の戦闘が初めての交戦となったが、我々はあくまでイギリスと戦っただけだ。自由フランスとはまだ戦争状態にはないはずだ」

テスト「……」

提督「……何か、言ってくれないか?」

テスト「……」

提督「っ……!!」

提督(どんなに話しかけても、何を聞いても、ただ儚い微笑みを返してくるだけだ。だが、その目は仲間を売る気は無いと語っている)

提督(そしてそれ以上に込められているメッセージにも気がついた。このままではいけない。そう直感した)

提督(テストは死を覚悟している。この微笑みはさよならと言っているのだ。最期に会えてよかったと。俺は……)

↓×1~3

解体

轟沈させる

銃殺

今いる落とした子らを侍らせて見る

飛行機三連投わかりやす過ぎで大草原
お疲れ様です!

新スレ乙です

テストさん、沈んだら引き上げられる子だから、轟沈ならワンチャン?

お疲れ様です。前スレ読んでる時はまさか次スレに行くなんて想像してませんでした。春イベと平行で大変でしょうが頑張って下さい

提督「……何も、話すつもりは無いか」

テスト「……」

提督「イタリア人たちは血眼で君を引き渡せと言っている。彼らからしてみれば憎い仇だからな」

テスト「……」

提督「俺は、君を……いや、何でもない……」

テスト「……」

提督(テストは、覚悟を決めていた。……俺も覚悟を決めた。テストのことは好きだった。だが、俺は自分からそれをいう事はできない)

提督(普通でないそこに引き込むことはしてはいけない……それに、そうしてしまうとこの子の覚悟を踏みにじることになる)

提督(この子の誇りを傷つけるわけにはいかなかった。無言で会話を拒否するこの子の覚悟で、俺も悟った)

提督(テストは、ウォースパイトのように自分を支えるモノがなくなってしまったから理由をつけて死を選ぼうとしているのではない)

提督(この子の中には思い出が輝いている。そして誇りがある。それらの為にこの子は死を選んでいるのだ)

提督(自分を貫くために、その決断をしているのだ。俺には、それに横やりを入れて穢すことはできない)

提督(ウォースパイトは生きる意味をもう一度見つけて、そして生き返ることができた。だが、この子は違う)

提督(いくら俺が望んでこの子を生きながらえさせようとしても、この子の心がそうである限りそれはもはや死人だ)

提督(俺にできるのはただ、尊敬するべきこの子の覚悟に応えることだけだった。……胸が苦しい)

提督(そんな事したくないと心が悲鳴をあげている。この子を死なせたくない。だが、これは戦争なんだ……)

提督「……俺が君にできるのは、君が穢されずに、そして辱められずにいられるようにしてあげることだけだ」

提督「外交の都合上、残念ながらイタリア側の誰かが君を……撃沈することになるのだろう。轟沈とはすなわち死だ。だが、約束する」

提督「俺もその場にいる。そして君が最期まで、そしてその後も辱められないように守る……っ!!」ジワァ ポロポロ

提督(だが、最期に自分の感情が出てしまうことを止められなかった。涙があふれ、嗚咽を堪えることができない)

提督(暫くして、少し落ち着くことができた。俺は最後の……本当に最後の確認をした。どうか心変わりしていて欲しいと願いながら)

提督「っ……いいんだな、テスト?」ジッ

↓×1~3 テストの心情と反応

提督に再会できたことで再び提督への恋慕の感情が湧き上がってきたコマンダン・テスト。彼女は提督に50年前からずっと貴方を探していたと告げる

いいです

提督の自分への態度から先日の攻撃で昔の仲間に被害が出ていないことを悟って安堵する
それにより緊張の糸が切れ、自分のために提督が泣いていることも相まって、ぽろぽろと泣き出してしまっている
でも今の仲間を売るわけにもいかず、どうしていいかわからずに無言のまま泣き続ける
ひとしきり泣いた後、艦隊に居た頃にそうしたように、"自分から言うわけにはいかないけれど困っている"という表情で提督に解決策を求める

テスト「いいです」

提督(俺の願いは、届かなかった。テストの心は変わらなかった。もはや……どうすることもできない)

提督「……分かった。追って連絡する」

提督(もはやこれ以上この子を見ていたくなかった。この子は、死ぬ。現実を認めたくなかった)

提督(今は生きているのに、死んでしまう。そしてそれを止めることができない。おかしくなりそうだった)

テスト「提督」

提督(取り乱す前に部屋を出ようとしたところで、声がかけられる。俺の体は止まった)

テスト「……生まれ変わったら、こんなことにならない世界に生まれたいです。そして、きっとその時には……」

提督「……どちらにせよ、それは君ではない。君はここにしかいないんだ」

テスト「……そうですね。提督、Merci beaucoup. そしてAdieu. どんな形であれ、会えてよかったです」

提督「どうしてそんなふうに微笑んでいられるんだ……!?」

テスト「それが人生ですから。平和になって、戦争が始まって、戦果を挙げて、捕らえられて。いろいろありましたが、そういうものです」

テスト「本当に……最期に会えてよかった。気に病まないでくださいね。私は、感謝しているのですから」

提督「テスト……!!頼むから死にたくないと言ってくれ!!死なないでくれ!!」ポロポロポロ

テスト「貴方のこと、忘れません。Fais ta vie. さあ、行ってください」

提督「っ……!!俺も、君と会えて良かったと……っ!!」ダッ

提督(最後まで言えない。迷ってしまった。テストに背を向けて走る。立ち止まったらまた迷ってしまいそうで……俺はそのままの勢いでするべきことをしに行った)



提督「……」

提督(俺は、地中海の南フランス沖にいた。テストの希望でフランスの海岸が見える場所で処刑が実行されることになった)

提督(処刑執行人となったのは、イタリアの戦艦娘だった。一人ぽつんと立っているテストの前に立つ)

提督(最悪な気分だ。自分の死刑執行を待つよりも辛いだろう。永遠のような時間が経ち、その時がやってきた)

提督(戦艦娘が砲を構えた。まだ止められる。まだ止められるんだぞ、俺……!!声を出そうとする)

提督(遠くに見えるテストは明らかに俺を見ていた。そしてあの儚げな笑みを浮かべる。口が動く)

テスト「Je t’aime pour toujours(永遠に愛してる)」

提督「まっ!!」

ドゴォン

提督(確かにそう言っていた。その後の俺の言葉は砲声と爆音にかき消される。気がついたらその場に頽れてしまっていた)

提督「どうして……どうしてもっと早く言ってくれなかったんだ!!」

イタリア軍士官「ど、どうしたんですか!?」

提督「俺は……俺は君に死んでほしくなかったのに!!俺も君のことが好きだったのに!!」

イタリア軍士官「しっかりしてください!!っ……軍医を呼べ!!あと、誰か日本語が分かるやつもだ!!」

提督(嫌な汗が止まらない。酷い吐き気がする。信じられない。テストは、ついさっきまで生きていたのに……)

提督(なのにもう死んでしまっている。決して会うことも、話をすることも、触れることもできないのだ)

提督(俺はそのまま医務室に運ばれた。イタリア側はテストが俺の元部下だと気がついたらしい)

提督(一人にしてくれた。俺は、恥も外聞もなく号泣していた。ずっとずっと、テストのことを思って泣いた)



提督「……」

雲龍「……ヨーロッパは同盟国に任せて私達は太平洋に戻ることになったはいいけど」

葛城「提督の様子がおかしいよ……あんな悲しそうで抜け殻みたいな提督、初めて見た……」

天城「……きっと、コマンダン・テストさんの処刑のせいです。本当は処刑したくなかったのでしょう」

雲龍「あの後、提督はあの人の名誉を守るために必死に動いたものね……」

葛城「……一緒の艦隊になったことあるよ。良い人だった」

天城「……」

雲龍「……起きてしまった悲劇は仕方がないわ。ここで嘆き悲しんであの人が生き返るのなら、いくらでも嘆き悲しみましょう」

雲龍「けど、違う。それに、あの後うやむやになってしまったけど、ちゃんと提督に返事を貰わなきゃ」

葛城「そうだね……提督には気持ちを切り替えてもらわないと……それに、私も提督に慰めて欲しい」

天城「さすがに……応えますね……今まで知り合いを手に掛けたことはありませんでしたが……」

雲龍「最悪の気分ね……こんな事なら……いえ、止めましょう。とりあえず今は……」

↓×1~3 雲龍型姉妹の行動

提督の寝室に忍び込む

人肌で癒したい

せめて側にいて提督を慰めようと部屋へ赴くと、そこには何故か寝ているテストがいる
そこで提督の一世一代の賭けをしていたことに気付く

コマンダン!?殺されたんじゃ...?!

こいつ何紙に話しかけてんだと思ったらコマンダン・テストだった

残念でしたねぇ、トリックですよ パシュ

>>19
残念だったなぁ、トリックだよ

テストはともかくべネットはぶっ殺してやるー!

身代わりを用意したとか、応急修理女神とかそういうやつか?

大破した瞬間に艤装解除して、着弾の爆炎に紛れて潜水艦娘が海に引きずり込んだんじゃね?

死んだことにしておけば恐らく自由フランスさんサイドは「殉国の聖女」的な感じで大々的に喧伝するだろうから(そこはちょっと枢軸的にはマイナスかもしれんが)
逆に言えば生きていると都合が悪い=国に帰れなくなるしな。>>1がどう捌くか楽しみ

女神を穴に突っ込んでたか

姉妹の行動じゃねえしズレるんじゃね?

赴いた結果いたんだから大丈夫っしょ

まぁ史実的にはアリか?
個人的には助かってほしい
イッチに期待

雲龍「今は、せめてあの人のそばにいて、あの人を慰めてあげましょう」

葛城「こういう時は、人と一緒にいた方が良いもんね」

天城「そうですね。少しでも提督のことを癒すことができれば良いのですが……」



雲龍「提督、雲龍です。……?」コンコン

葛城「葛城が来たよ。……提督?」

天城「あ、天城もいます。……留守でしょうか?」

雲龍「……鍵が開いているわ」ガチャッ ギィッ

葛城「ホントだ。……っ!?」

テスト「すぅ……すぅ……」

天城「あ、あれって……!!」

雲龍「て、テスト……?」

伊19「見てしまったのね……」

「「「!?」」」ゾクッ

伊19「留守の人の部屋に入り込もうとするなんて、悪い子なの」ギロリ

葛城「い、イク……」ビクッ クルッ

天城「わ、私達は決してそんなつもりじゃ……」ビクッ クルッ

雲龍「……ガーゼなんてつけて、その頬どうかしたのかしら?」クルッ

伊19「貴女たちには関係ないのね。それよりも、もっと重要なことがあるのね。……どうして見てしまったの?」

伊19「見られたからには、ただじゃおかないのね。……どう、始末をつけるべきなのか、悩むところなの」ジロリ

雲龍「ど、どういうつもりなの!?」ゾワッ

天城「ひっ!?」ビクッ

葛城「っ!?」ゾクッ

伊19「提督に言われているのね……このことは機密だって。それを知ってしまったからには、イクは……」

雲龍「分かったわ……貴方と提督がどうにかしてテストを匿ったのね……?」

天城「なっ!?そんなことを……!?信じられません……いったいどうやって……!?」

葛城「そうだよ……!!それに、もし助けられていたなら、どうして提督はあんなに様子がおかしいの……!?」

伊19「……いいのね。どちらにせよ、知ってしまったならもう無関係じゃないの。何があったのか……教えてあげるのね」



伊19「提督、失礼するの。……提督!?飲みすぎなのね!!」

伊19(何本も酒瓶が転がっているのね……!!その全部が空というわけではないけど……)

伊19(提督は明らかに酔いすぎなの!!顔が真っ赤で目が虚ろだし、座っているのにふらふらしているのね!!)

提督「イクか……イク……?イク……!!ははっイク!!いいぞ……!!いいぞ!!完璧だ!!必要なコマは揃った!!」バッ

伊19「て、提督……?」ビクッ

提督「イク、俺に協力しろ。OK?」ジッ

伊19「協力なの……?」

提督「そうだ……俺は、テストを助け出す!!」

伊19「っ!?な、何を言っているのね!?そんなの無理なの!!明日には処刑されるのね!!」ハッ

提督「その処刑の時に助け出す!!テストは死んだことになるだろうが、それは好都合だ!!俺があの子を守るうえでな……!!」

伊19「どうやって助けるの!?イクにあの人を連れて逃げろって言われても無理なのね!!」

提督「いや、出来る!!いいか、イク?俺は、今からあの子にダメコンを装備させる。本人にも分からないようにだ」

提督「轟沈すれば誰もが死んだと思うだろう?だが、あの子は大破になりながらも生き残る!!」

提督「必要な装備は用意する。君は、あの子と共に海中で待機しろ。そして皆が解散したら撤退してくるんだ」

提督「そうすればテストは助かる!!俺の、一世一代の賭けになるだろう!!失敗したらすべてを失うかもしれない」

提督「だが安心しろ!!俺はこういう勝負ごとに強い!!必ずうまくいく!!俺と君とであの子を救うぞ!!」

伊19「け、けどもし失敗したら大変なことになるのね!!処刑の時はイタリア海軍の警備が厳重なの!!イクは反対なのね!!」

提督「反対!?お前は俺の女だろう!!」ギロッ

伊19「けど、人形になり下がったつもりは無いの!!イクはイクなのね!!ダメだと思ったらいくら提督の言う事でも……!!」

提督「いいから俺に協力しろ!!」キッ

伊19「っ……できないの!!危険すぎなのね!!そもそも、どうして今更……助けたいのならもっと前に助けようとするべきだったの!!」ジッ

提督「っ!?」

伊19「もう手遅れなのね!!提督、今日はちょっと飲みすぎてるの……気持ちは分かるけど……」

提督「手遅れ……だと……!?うるさい!!」バッ バチン

伊19「っ!?」ズキン

伊19(提督はいきなり手を振り被ると、そのまま思いっきりイクの頬をひっぱたいたのね。バチンと音がして、激しい痛みに襲われたの)

提督「まだだ!!まだ終わってない!!」グイッ バッ

伊19「っ!!や、止め……!!」バチン バッ

伊19(衝撃に呆然としていたところを追撃されたの。もう一回ひっぱたかれたことで我に返って、手で頭をガード)

伊19(それでもじんじんと頬が痛んで、心がざわざわするの。イクは、提督と対等だと思っていたのね)

伊19(けど、提督にとってイクは都合のいい奴隷のような……人形のような存在だったの?)

提督「いいから俺の言うことを聞け!!」グイッ

伊19「痛い!!っ……!!」ドン キッ

伊19(提督に壁に叩きつけられたところでイクのスイッチが入ったの……悲しみが怒りに、愛が憎しみに反転したのね)

伊19(カッと頭に血が上って、激情に身を任せて提督に反撃しようとしたの。容赦なくぶん殴ってやろうと思ったのね)

提督「……!!」ギロリ ポロポロ

伊19「っ!?」

伊19(でも、できなかったのね……提督は鬼のような形相で泣いていたの。後悔と怒り、そして悲しみ顔を歪めて、泣いていたのね)

提督「分かっているさ……あの時無理にでも助けようとしていれば良かったと!!だが、しなかった!!」

提督「俺は愚かだった!!あの時分かっていなければいけなかったのに!!今更だ!!だが、俺はあの子を失いたくない!!」

提督「あの子の誇りを傷つけるわけにはいかないだとか、覚悟を踏みにじるだとか!!どうでもいい!!俺はあの子を死なせない!!」

伊19「……!!」

伊19(泥酔しているからこそ出てきた本音だって分かったのね。これが、むき出しの提督の心……)

伊19(余計な事を一切考えていない、ありのままの提督なのね。これほどまでに独善的で、激しくて、でも、とても優しくて、甲斐性がある……)

伊19(イクはそんな提督だから好きになったし、ハーレムだなんて訳の分からないこともとりあえず受け入れたの)

伊19(ここでテストが処刑されてしまえば、提督の心に大きな傷を残してしまうのね……イクは、提督の言いなりにはならない。けど……)

提督「どうしても俺の言う事を聞かないというなら……力ずくで聞かせてやる!!」ガバッ

伊19「っ!?んぅ……!!」



提督(イクの燃え盛るような敵意を燈した瞳に睨みつけられたことで、俺は危機感を抱いた。イクの協力は絶対に必要だ)

提督(だが、どうやら協力してくれる気がないらしい。となれば、協力してもらえるようにするしかない)

提督(俺はイクに強引に口づけした。舌を挿入し、絡める。イクの匂いを肺いっぱいに吸い込む)

提督(これから俺がしようとしていることを自覚し、興奮する。嗜虐心がそそられ、背徳感に背筋がぞくぞくした)

提督「っ……」

伊19「んぁ……っ……」ジロリ

提督(唇を離すと、さっきほどではないがまだ怒りを孕んだ視線で睨みつけてくる。かなり不機嫌そうな表情だ)

提督「イク!!こっちに来い!!」グイッ

伊19「っ!?やめてなの!!引っ張らないで!!うぁっ!?」ボスッ

提督(イクを強引に引っ張り、押し倒す。ベッドに上体を押し付けた。嫌がるイクは何とか逃げ出そうとする)

提督(だが、逃がしはしない。俺はイクのスク水の股布の部分をずらすと、秘所を露出させる)

伊19「なっ!?ま、待ってなのね!!まだ準備できてないの!!」

提督「俺は準備が出来ている!!お前に教え込んでやるぞ!!俺がお前より上だという事を!!っ……くぅ……!!」ピトッ グッ

伊19「……!!違うの!!イクは提督と対等なのね!!っぁああああ!!いたい……!!」グププププ ズキン

提督(まだ十分に濡れていないイクのそこに無理矢理挿入した。突っかかる感覚、イクが痛みに悲鳴をあげた)

提督「っ……相変わらずキツイな……!!」ベチン

伊19「ぅ……ぅぅ……!!」ギュッ フルフルフル

提督(奥まで到達した。イクはシーツを掴み、体を震わせていた。その様子に罪悪感を覚える。が、それよりも黒い快楽が勝つ)

提督「動くぞ……!!つぅ……!!」パンパンパン

伊19「いぃ!!痛い痛い痛い!!痛いの、提督!!」ズキンズキン

提督(立ちバックのような体勢で腰を振る。イクが再び悲鳴をあげた。きつく締まる。背中を仰け反らした)

伊19「つぁ……ふぅ……はぁ……はぁ……あぁ……!!」ジュン

提督(そのままこっちが上だと教え込むように腰を振る。ひたすら快楽を求めた。イクの中も十分に濡れ始めている)

提督(いつのまにか痛そうな呻き声の中に、喘ぎ声が混じっていた。そしてそれはどんどん割合を増していく)

伊19「っ……あぁ……くぅ……っ!!」クル ギロッ

提督(イクが肩越しに振り返り、睨みつけてきた。が、その表情は快楽に蕩けそうになっている)

提督(頬を染め、瞳に怒りと快感が混じり合った熱っぽいモノを湛えている。歯をむき出しにして、食いしばりながら耐えていた)

伊19「ふぁっ……て、提督は……!!私のことを下に思っていたの……!?言う事を聞く都合のいい女だと思っていたのね!?」

提督「っ!!仕方がないだろう……お前が協力しないのが悪いんだ!!俺は……君を下に見てなどいなかった!!」

提督「だが、テストを助けるのを手伝ってくれないのなら!!俺は君より上にならなくてはならないんだ!!」

提督「君に……お前に!!俺のいう事を聞かせられるようにならなくてはならない!!……今だけだ!!今だけなんだ、イク……!!」ジッ

伊19「ふぅっ……くはぁ……あぁ……!!」ジッ プイッ ピクンピクン

提督(イクは、喘ぎ声を洩らしながらも少しの間俺を見つめ、やがて視線を戻すと暫く何かを考えた)

提督(そして顔を前に戻す。シーツをさらに強く握り、背を丸める。そうか……限界が近いのか)

提督(そう言う俺も、もう限界だった。ただ相手を屈服させ、目先の快楽を得ることだけを求めている)

提督(相手を悦ばせるためのテクも、自分がさらに気持ちよくなるための焦らしもしていない)

提督(そんなことができるほど今の俺は器用でない。自らの獣性に身を任せていた。これは儀式なのだ)

提督(相手を組み敷いて乱暴に犯すことで、相手に……イクに、俺がイクよりも上だと分からせる)

提督(そして、その儀式はこれで完了する。男が女を屈服させる方法の中でも最上のモノだ)

提督「っ……イクぅ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

イク「っぁあ……ああああああ!!」ビクンビクンビクン

提督(イクの中に出す。精液を吐き出し、イクの女として一番大切なトコロを塗りつぶす。征服欲が満たされる)

提督(ひときわ強く腰を打ち込み、子宮を砕いたことでイクも同時に絶頂を迎えたようだった)

提督(イクの中が締まったことで射精が阻害され、逆に射精感と快感が増大する。そして襲い掛かる脱力感)

提督(だが、イクにのしかかることはしなかった。そのまま両手をついてイクを押し倒したようにする)

提督「イク……協力してくれるな……?」ジッ

提督(ぐったりとうつ伏せに横たわりながら、先ほどのように肩越しに振り返って見つめてくるイク。ゆっくりと口を開いた)

伊19「……なんで、そんな悲しそうな顔で泣いているの?」ジッ

提督「っ!?」ツゥー

提督(本当に気がつかなかった。指摘されて気がつく。俺は、何故……)

伊19「……イクは、絶対に提督の言いなりになったりはしないの。今は受け入れているけど……」

伊19「もしイクがダメだと思ったら、イクは提督のもとを去るのね。今回のことは……正直ぎりぎりだったの」

伊19「叩かれて、壁に叩きつけられた時はもうダメだと思ったのね……けど、泣いている提督を見て……」

伊19「イクも考えたの。提督の気持ちは分かるから。それに、提督はとても酔っているのね……」

伊19「だから、今回だけ赦してあげるし、提督の一世一代の賭けにも乗ってあげるの。駒になってあげるの」

提督「っ!!イク……!!」

伊19「その代わり、約束してなのね。もう二度と酷いことをしないし、イクのことを下に見ないで。対等に扱ってなの」

提督「ああ、分かった。……すまなかった」

伊19「ん。……ぎゅっとしてなのね」

提督(イクの希望通り優しく抱く。イクは俺の手に自らの手を重ねた。イクは暫くジッとしていたが、再び口を開く)

伊19「ほっぺ……腫れちゃうのね……提督が思いっ切り叩いたから……」

提督「っ!!本当にすまない……」

伊19「全部うまくいったら、提督がイクの治療をしてくれるの?」

提督「もちろんだ」

伊19「よろしい、なのね。……ありがとなの。もっと抱いていて欲しいけど、これで満足しておくのね。提督にはやることがあるの」

提督「!!」

伊19「時間が無いのね。イクはこれからこっそり出港するの。そして処刑が行われるところで待機するのね」

伊19「必要な酸素マスクとかはこっちで用意しておくの。だから提督は、はやくあの子にダメコンを装備させるのね」

提督「ああ……任せろ……!!」



テスト「すぅ……すぅ……」

提督「……」

提督(監視カメラには工作しておいたし、見張りは俺が与えた仕事をこなしている。それでも、時間はそんなにない)

提督(だが、その間は証拠も残らず行動することができる。そしてダメコンを装備させるのにそんなに時間はかからない)

提督(これは他の装備と違い、装備しているかどうかは意識しないと分かりづらい。一見するとただのお守りだからだ)

提督(欧米のモノは十字架だったりすると聞いているが……ともかく、これでダメコンを装備させた。準備完了だ)

提督「テスト……俺は君を死なせない……!!」

提督(自分の決意を寝ているテストに伝える。聞こえていないが、それでいい。俺は、ふらつきながらもなんとか部屋に戻った)

提督(そして残っている酒を飲む。飲まなければ、今更ながら失敗したらどうしようとか考え始めてしまうからだ)

提督(不安を吹き飛ばすのにはこれが一番だ。俺は、ひたすらに酒を飲みながら自分に大丈夫と言い聞かせていた)



ピピピッ ピピピッ

提督「……っ……朝か」ムクリ

提督(なぜか床に寝ていた。着替えていないし、どうやら風呂に入っていないようだ。それに、頭が痛い。なるほど……飲み過ぎて寝落ちしたか)

提督「っ……!!」ズキン

提督(頭が痛い……悪く酔ってしまったか……昨日の夜のことを全く思い出せない……だが……)

提督「テスト……」ジワァ

提督(だが嫌な事ばかりはっきりと覚えている。最悪な朝だ。今日は……テストが処刑される日だ)



ドボォン コポコポ

テスト「……」グッタリ

伊19「っ!!来たの!!」

伊19(爆発が起きて、テストさんが沈んできたの。気絶しているみたい。艤装も破壊されているのね。まごうことなき轟沈なの)

伊19(けどそこでダメコンが発動したのね。幻想的な青白い光に包まれて、艤装が轟沈一歩手前ぐらいまで修復されたの)

伊19「……」ガシッ グイッ

伊19(テストさんの体がまた浮かんでいくのね。水面に到達する前に、足を掴んで引きずり込むの)

伊19(酸素マスクをつけてマスク内を排水。これで呼吸ができるのね。そのまま艤装を破壊して轟沈状態にするの)

伊19(艦娘としての加護が失われるけど、酸素マスクのおかげで溺死はしないのね。そこで、用意していた睡眠薬をだしたの)

伊19(それをテストさんに打ったのね。途中で目が覚めて暴れられたりされると厄介だから、仕方ないの)

伊19(これでやるべきとは全部やったのね。そのままジッと息をひそめるの。潜水艦の本領発揮なのね)

伊19(水中聴音機に耳を澄ませると、海上のようすが手に取るようにわかるの。テストさんが沈んだ当たりをうろうろしてるのね)

伊19(何かを拾う水音は、テストさんの艤装の破片を拾ったのね。漏れ出る重油は一目瞭然なはずなの)

伊19(艦娘や艦艇が離れていくの。イタリア軍はテストさんに撃沈判定を下したみたいなのね。イタリア軍は撤退を始めたの)

伊19(そしてイタリア軍が完全に撤退して、イクはようやくゆっくりと動き出すのね。テストさんを連れているからいつもと勝手が違うの)

伊19(けど、イクさんにかかればこの程度、簡単なのね。さて、慎重に、けど急いで帰るの。提督が待っているのね)



提督「テスト……!!テスト!!」ギュッ

テスト「んん……すぅ……すぅ……」

伊19「うまくいって良かったのね」

提督(イクに呼び出されてある場所へ行ったら、そこにはなぜか頬を腫らしたイクと……眠っているテストが居た)

提督(衝撃だった。失ってはいけないものを失ったと思っていたところで、実は失っていなかったと知ったのだ)

提督(夢の様だった。俺はテストに飛びつき、強く抱きしめる。柔らかい女の子の感触、テストの匂いに満たされた)

提督(暫くそうしていた。そしてこれが現実であると理解し、十分にテストの存在を実感したところで、イクに話しかける余裕ができた)

提督「イク、ありがとう……!!ありがとう……!!だが、どうしてこんなことを……?もし誰かにばれたら……」

伊19「……はっ?ど、どうして……!?何を言っているのね!!」キッ

提督「っ!?」ビクッ

提督(イクは一瞬惚けさせてから初めて関係を持った日のような無表情を浮かべ、殺気を放つ瞳で睨んできた。そして知らされる衝撃の事実)

提督(昨日、俺がイクと共にテストを助けるために動いていたこと。その件についての話し合い中に、俺がイクに酷いことをしたということ)

提督(けど、イクがそれを許してくれたこと。イクと大切な約束をしたこと。……そして、泥酔していた俺は全てを忘れていたこと……)

伊19「……つまり、何も覚えていなかったのね?」

提督「あ、ああ……すまない……」

伊19「……はぁ。……提督、もうお酒は止めるのね。……とは言わないけど、抑えるの」

提督「分かった……本当に申し訳ない……そして本当にありがとう」

伊19「とりあえず、ほっぺの治療をして貰うの。あと、覚えていなくてもイクはちゃんと提督の頼みを聞いてあげたのね」

伊19「だから提督にも約束を守ってもらうの。もう二度とイクに酷いことをしないで、イクのことを対等に扱ってなの」

提督「もちろんだ。君のおかげで俺は知ることができた。どんなことがあろうと、助けられる人を見殺しにすること」

提督「その愚かさと、それによってもたらされる悲しみと苦しみ、絶望と後悔。俺は、もう二度とこんなことはしない」

伊19「ん。……頑張った甲斐があったみたいで良かったの」

提督(その後、俺はイクの頬に処置をして、ガーゼを張る。イクは鏡でそれを確認すると、満足げに微笑んでいた)



テスト「ん……Où est(ここは)……?」

提督「テスト……!!目が覚めたか?」

テスト「Amiral(提督)……?あれ……私は……」

提督(状況がよくわかっていないテストは、目をあけるときょとんとした顔できょろきょろとあたりを見回し、俺を見つめた)

提督「テスト……落ち着いて話を聞いてくれ。いいな?」

テスト「……?」

提督(俺は、テストに全てを話した。テストの覚悟も信念も何もかもを全て踏みにじってテストのことを助けたことを)

↓×1~3 全てを悟って、誇り高い死を選んでいたことを踏まえてテストの心情と反応

私の誇りを踏み躙り、勝手な真似をした提督は許さない。
私はコマンダン・テストの名とともに、自らの誇りをすべて失った。

だからあなたに、全ての責任を取ってもらう。
永遠に。

39に加えて
あの時の淡い微笑みで

過去の輝かしい思い出もそのままに、これから新しい思い出を育んでくれるのでしょう?
(あなたが全ての責任を永遠にとってくれるのなら)私も永遠に愛し続ける

ここの安価さん達は皆詩人だな 素敵

テスト「……Ô mon Dieu」マッサオ

提督(俺の話を聞いたテストは、その美しい顔をみるみる蒼白にし、俺が話し終わると天を仰いでそう呟いた)

提督(涙がこぼれ、そしてそのまま祈りの言葉を口にするように言葉を紡ぐ。その間も、ずっと天を仰いでいる)

テスト「Un Français doit vivre pour elle(フランス人は共和国の為に生き)……Pour elle un Français doit mourir(共和国の為に命を捧げる)……」

テスト「提督……貴方はそんなことをしないと信じていたのに……私の覚悟を……分かってくれると信じていたのに……」ツゥー

提督「っ……」

テスト「どうしてこんなにも酷いことを……私は残される者たちに残したかった……私の勇気の跡を……」

テスト「勝利を知るか……滅びるか……なのに……なのに私は……!どうしてですか!?提督!!」キッ

提督「っ!!」ビクッ

提督(こちらを向いたテストは、涙を流しながら俺を睨みつける。激情が、そのシリウスのような青白い輝きを放つ瞳に渦巻いていた)

テスト「私はこんなことを望んでいなかった!!フランス人として誇りを持ってフランスに殉じる覚悟だった!!」

テスト「なのに貴方は私の覚悟を……誇りを踏み躙って!!貴方の勝手な想いで私がどんなに……!!」

提督「それでも、俺は君に死んでほしくなかった……!!」

テスト「っ!!……私は、貴方のせいで栄光あるコマンダン・テストの名と私の誇りを失いました」

提督「……それでも、死なないでくれ。どうか生きてくれ」

テスト「……私の生きる意味は失われたのです。ここにいるのは、ただのフランス人ですらありません」

テスト「もはや私は、惨めなUne salopeです……こうしたのは、貴方です……全部、貴方のせいですよ……!!」

提督「……」

テスト「だから……あなたに全ての責任を取ってもらいます……!!永遠に……!!絶対に逃がしません!!」

テスト「断ろうものなら、私のすべてを賭して貴方を破滅させます……!!必ず……必ずです……!!」

テスト「地を這い、泥を啜り、跪いて、誰かの靴を舐め、媚び諂い、体を赦し、魂を穢しつくし、この手を血に染めてでも!!」

テスト「必ず貴方の全ても連れていきます……!!思い知りなさい……これが私の……女の執念です……!!」ジロリ

提督(眉間に皴を寄せ、すさまじいまでの激情を込めた瞳で睨みつけ、怒りからか恐れからか、震えているテストに、俺は……)

↓×1~3

悪いがそれはできない
俺にも大日本帝国海軍の一員としての誇り、俺を慕う艦娘達を護るという男の矜持がある
そして君もその内の一人だ、コマンダン・テスト

上のを述べ抱き締める

45に
君はあの処刑場で「永遠に愛している」と言ってくれた
を追加で

提督「悪いが、それはできない」

テスト「……!!っ!!」ガーン キッ

提督(俺の言葉に、テストは絶望に目を見開いて硬直した。そして次に憎しみと怒りに顔を歪ませ、俺を殺さんとするばかりに視線で射抜く)

提督(その目からは涙があふれてきていた。瞳の中に渦巻くのは殺意を孕んだ敵意と、絶望だ)

テスト「責任を……取らないというのですか!?」ポロポロ

提督「違う!!」

テスト「!?」ビクッ

提督「俺は、破滅する訳にはいかないというわけだ。俺にも大日本帝国海軍の一員としての誇りと」

提督「そして俺を慕う艦娘達を護るという男の矜持がある。……無論、君もそのうちの一人だ。コマンダン・テスト」

テスト「……!!」

提督「地を這いわせることも、泥を啜らせることも、跪かせることも、誰かの靴を舐めさせることも、」

提督「媚び諂わせることも、不本意に体を赦させることも、魂を穢させることも、その手を血に染めさせることも、」

提督「俺にはできない。させたくない。絶対にさせない。テスト、俺は君を護るよ。責任を取とろう。君が望む限り、永遠に」

↓×1~3 テストの心情と反応

揺れるけど心許した訳でも落ちた訳でもない
「そうですか、なら行動で示して下さい」

不本意ながら国を捨ててしまった自分への自己嫌悪から、罰を欲している。提督に対しては、心にある提督への想いを再確認しながらも、提督の行動からまだ割り切れない。

Il ne suffit pas de dire à quelqu’un qu’on l’aime, il faut aussi le lui prouver.

〉〉49 たす 〉〉50

>>51
口で『愛してる』というだけでは物足りない、行動でも表すべきだ。

テスト(ああ、恨めしい……その言葉に幸せを感じてしまう自分が憎い……この人は、私の覚悟を台無しにしたのに……)

テスト(こうして生き残ってしまった事さえも嬉しくなってしまう……駄目よ、テスト……いくら全てを失ったとしても……!!)

テスト(この人を赦してしまっては駄目……!!赦してしまったら、私は……!!)

テスト「っ……そうですか、なら行動で示して下さい」

提督「……行動?」

テスト「そうです、行動です。口でならなんとでも言えます」

提督「……何をすればいい?」

テスト「何をってそれは……っ!?それは……」

テスト(私の……自分のことなのに……なんてことなの……!!分からない……私はどうしたいの……!?)

テスト(フランスへ帰りたいの?この人を赦したいの?それとも、何か他のことなの?私は……私はこの人にどうして欲しいの?)

↓×1~3

それくらい自分で考えてくださいと
とりあえずその場を濁す

何かを言い掛けるが、提督がすかさず「永遠に君を愛し続ける」と言い放つ

>>55をしかけたところで>>56

提督(テストは戸惑ったように黙り込むと、暫く何かを考えていた。が、それを窺い知ることはできない)

提督(だが、分かることがある。今、この子は混乱している。まあ、考えてみれば当然のことか)

提督(しかし……これは逆にチャンスだ。今の無防備な心ならば、俺の言葉は心にまで届くはず)

提督(そうすればこの子に分かってもらえるだろう。口先だけでないという事を。俺は、本気だという事を)

テスト「……私を」

提督「永遠に君を愛し続ける」

テスト「っ!!」ドキン

提督(何かを言おうとしたテストに、このチャンスを逃がしてはならないと直感した俺はすかさず言い放っていた)

提督(テストは俺の言葉を聞いた瞬間、驚きに息をのんだ。そして目を見開き硬直する。みるみる赤面した)

テスト「……!!」ジッ ウルッ

テスト(ああ……何を言おうとしていたのかも忘れてしまった……こうして直接愛を告げられて……思い知ってしまった……)

テスト(私は艦娘である前に、ただの女なんだって……好きな人が敵であっても、こうして告白されただけで……)

テスト(嬉しくて、この人に身を委ねたくなってしまった……この人の胸に飛び込んで愛を唱えたくなってしまった……)

テスト(他のことがすべてどうでもよくなってしまう……けど……けど、それでも私は……!!)

テスト「……っ!!」ポロポロポロ

提督「!!」

提督(潤んでいたテストの目からとうとう涙がこぼれだした。もういろいろと限界だという表情になる)

提督(そこで俺は自分の失策に気がついた。今のこの子にそう色々と考えさせるのは酷なことだ)

提督「……」ギュッ

テスト「!!」ビクッ

提督(俺は無言でテストを抱きしめた。そして優しく頭を撫でる。テストは体を震わせ、そして硬直する)

提督「……大切なのは、俺が君を愛していて、俺が君を守るという事だ。今は、それ以外のことを考えるのを止めてくれ」

テスト「ぁ……っ!!」ガシッ

提督(テストは俺の言葉を聞いて息を呑んで、そして思いっきり強く俺を抱きしめると声を上げて泣き出した)

提督(それはテストの過酷な運命に対する悲鳴のようなものだと感じた。俺はひたすらテストの頭を撫でる)

提督(そしてテストが泣き疲れて眠ってしまうまでずっとそうしていた。俺は、眠ってしまったテストを部屋に運び、ベッドに寝かせた)



雲龍「……そう。つまり、提督の命令でこの子を死んだと見せかけて実は助けたという事でいいのね?」

伊19「そうなのね。イクが気を使って眠っているテストさんと提督を二人っきりにした後、提督は起きたテストさんと何かを話し合ったみたいだったの」

伊19「内容は分からないけど、でもとりあえず何とか丸く収まったみたいだったのね。その後様子を見に行った時、提督は元気になってたの」

葛城「そうだったんだ……なんというか、やっぱり提督は提督だね」

天城「そうですね。……あれ?けど待ってください。なら、どうして先ほどは様子がおかしかったのですか?」

葛城「えっ?あ、確かに!さっき見かけたときはもうテストさんと話した後だったんだよね?なんでだろう……?」

雲龍「私もそれを聞きたかったの。少なくとも、アレは演技ではないと思う。そしてテストがらみでないとすると……」

天城「……何か、他に悪いことがあったのですか?」

伊19「……。っ!!提督……」ハッ

「「「!!」」」クルッ

提督「……とりあえず、イクが説明したことが、テストがここにいる理由で間違いない」

天城「大丈夫ですか、提督!?」

葛城「顔色悪いよ……!!どうしたの?」

雲龍「……まさか、ハワイの方で何かあったの?」

提督「……さすが雲龍、察しが良いな。そうだ。後で通知する予定だったが、君たちには今伝えておく」

提督「我々は予定を早めて太平洋に戻るぞ。明日の夜にはここを発つ。準備しておいてくれ」

天城「ず、随分急ですね……」

葛城「提督、何があったのか話してよ」

雲龍「話すだけでもだいぶ楽になるわ。だから、ため込まないで話してみたらどう?」

提督「……ハワイで大規模な戦闘が発生した。そして、翔鶴が……意識不明の重体になった……」



提督(テストを寝かして部屋を出ようと思ったところで、俺は連絡が入っていることに気がついた。大本営から?一体どうしたのだろう)

提督「……!!」サァッ

提督(……まさか。何かの間違いだ。そんな事……そんな事信じない……だって……ありえないだろう……!!)



瑞鶴「撃墜!!最後の一機!?」

翔鶴「ええ、最後の一機みたい」

瑞鶴「了解!!ふぅ……危なかった……」

翔鶴「よく頑張ったわね、瑞鶴。……っ!?」

翔鶴(油断した!!急降下!!瑞鶴が狙われてる!!まさか第二派がこうもタイミングよく……!!)

翔鶴「瑞鶴!!」バッ ドンッ

瑞鶴「えっ?っ!?」

ドゴォーン

瑞鶴「っぁ!!……ぅ。……翔鶴姉?」

翔鶴「……」プカプカ



アメリカ軍艦娘「Good job, Stripe-Stack!!You`ve got fuckin` JAP carrier!!(よくやったわ、縦縞煙突!!クソッたれの日本空母をやったわね!!)」

アメリカ軍艦娘「Is it Shōkaku?or Zuikaku?Anyway, it`s remarkable military gains!!(アレは翔鶴かしら?それとも瑞鶴?いずれにせよ、素晴らしい戦果ね!!)」

アメリカ軍艦娘「Hey, Sara!! ジャップどもに一発喰らわせてやったご感想はどうかしら?」

↓×1~3 日本のだまし討ちで戦争が始まったというアメリカ側の見解を踏まえて、翔鶴を殺した(と思っている)ことに対するサラトガの心情と感想

最悪の気分だと返答する

運命とは残酷だ
例えかつて共に戦った同志を殺めることになろうとは

一人潰せた、これで提督との距離がまた近づいたとニコニコ

60

サラ丸ヤンデレかよぉ!?
翔鶴といい潜水艦勢といい、頑張れ提督

サラトガ「最高の気分ね。これで一人潰せたわ……!!」ニタァ

アメリカ軍艦娘「ふふっ、帰ったら一杯やりましょう!!サラの大活躍を祝ってね!!」

アメリカ軍艦娘「私、いい店知ってるよ!!そこにしようよ!!きっと皆も気にいるさ!!」

サラトガ(ふふっ、戦争!!なんてすばらしいのかしら♪サラと貴方の間を邪魔する者は皆殺しです♪)ニコニコ

サラトガ(ああ提督、貴方との距離がまた一歩近づきました……!!すぐにサラが参りますからね)

サラトガ(きっと深く傷ついている提督をサラが全身全霊で支えてあげます。片時も離れずに、お傍にいます)

サラトガ(そんな献身的なサラに当然のごとく提督は惹かれていって、二人は情熱的に愛を確かめ合う……なんて!!)

サラトガ(その時が待ちきれないわ……!!早くお会いしたい……!!お会いして、たっぷり愛してもらいたい!!)



葛城「翔鶴さんが……そんな……」

雲龍「……」

天城「信じられません……あれほどのお方が……」

提督「俺も信じられないが、だが現実なんだ。逃避している時間はない。すぐに行動を開始しなくてはならないんだ」

伊19「提督……」

提督「……よし、これで鍵も閉めた。三人とも、テストのことはどうか秘密にしておいてくれ。頼む」ガチャン カチリ

雲龍「……ええ」

葛城「え?ああ、うん。もちろん」

天城「わ、分かりました……」

提督「では、移動の準備をしておいてくれ。頼んだぞ」クルッ スタスタスタ

伊19「……じゃあね、なの。提督。何かあったら呼んでなのね」クルッ スタスタスタ

↓×1~3 背を向け歩いていく提督に対する雲龍型姉妹の心情と行動をそれぞれ

雲龍 翔鶴の件に心を痛めながらも提督が健在だったことに対する安堵とテストが提督の手で護られたという事実に対する嫉妬が半々
葛城 概ね雲龍と同じだが翔鶴の件も踏まえて、逆に自分がテストと同じ立場だったら護ってもらえたのかという不安感を募らせる
天城 テストを護ったものの翔鶴を護れなかった提督の心情を察し、艦娘としても一人の女としても側にいる決意を新たにする

雲龍だけ嫉妬MAXで提督にあすなろ抱きつき、あとは>>65

>>66

葛城(翔鶴さんが……こういう日がくるのかもと思ってたけど……本当にやってくると……キツイな……)

葛城(でも、提督さんは悲しんでいるけど、もう立ち直っているみたい。さっき見かけた抜け殻みたいな感じじゃなかった)

葛城(あの目は私の好きな信念のこもった目だった。いつもの頼りがいがあってカッコイイ提督に戻り始めてる)

葛城(テストさんのことも助けてたし、やっぱり提督は提督だ。……もし、私が同じ目あっても提督は私を守ってくれるのかな?)

葛城(私なんてテストさんや翔鶴さんに比べたら……もしかしたら、提督は私のことそこまで大切に思ってくれていないかも……)ギュッ

天城(道理を曲げて無理を通してまでテストさんを守った提督ですもの。きっと翔鶴さんのことでひどく苦しんでいるわ)

天城(なんとなく察しているけど、提督はたぶん一度に多くの人と関係を持っている。雲龍姉さんと葛城もそのうちの一人だと思う)

天城(それでもみんながそれを問題にしないのは、提督がそうしてもまあ良いと思えるぐらいに優しくて責任感があるから)

天城(今回の件で天城もそう思った。だから天城も、あえてそれには触れないでおく。あまり楽しいことじゃないけど、そこには目をつぶる)

天城(そのうえで天城は、これからも提督のお傍にいて今まで以上に提督に尽くそう。艦娘としても、女としても)

天城(艦娘としては、翔鶴さんに比べたらまだまだだけど……でも、それでもきっとすぐに成長して見せる)

天城(そして翔鶴さんの代わりを務められるようになって見せる。いつまでも先輩に追いついて追い越せないのは情けないわ)

天城(女としては……正直、自分にそこまで自信があるわけじゃない。見るに堪えない容姿ではないと信じたいけど……)

天城(でも周りに美人が多い上に、天城は雲龍姉さんのようにスタイルが良いわけでも葛城のように積極的なわけでもない)

天城(でも、天城だって……甲斐甲斐しさでは負けていないはず。きっと提督のお役に立てるわ。だから……)

雲龍「……っ!!」ギリッ

葛城「!!」ハッ

天城「っ!?」ビクッ

雲龍「……提督」タッ ギュッ

天城&葛城「「!?」」

提督「っ!?う、雲龍……?」

提督(雲龍に後ろから抱き付かれた。首に腕を回され、優しく抱き寄せられる。耳元に雲龍の吐息を感じた。顔を寄せられている)

提督(背中に押し付けられる豊満な双峰がこれ以上ないほどに自己主張していた。これは……)

雲龍「そうやって弱いところを見せないのも素敵だけど、けどそれじゃ辛いでしょう?」

提督「……!!」

提督(ぞくぞくするようなウィスパーボイス。耳が幸せとは、このことだろうか。いつまでも聞いていたくなる)

雲龍「私が……雲龍が貴方を支えます。支えさせてください、提督。それが私の幸せよ」

提督「……何故、そこまで」

雲龍「この前はいろいろあってうやむやになってしまったけど……改めて言います。愛しているわ、提督」

提督「っ!!」

雲龍「だから、どうか私にも貴女の愛を頂戴。そのためなら、私は何でもできる。提督、お願い」

↓×1~3 提督の心情と反応

柔らかな暖かさ(胸のことではない)に包まれた提督は雲龍を正面からに抱き変えて声を押し殺して泣く
(遅れて葛城天城も抱き付きに加わる)

雲龍の気持ちは嬉しいが今は翔鶴を一撃で倒すほどの敵艦娘がいることに脅威を感じ身を引き締める。そしてそれは恐らくサラトガだろうと目星を付けてもいる

そこまで言ってくれるとは、雲龍の思いは確かに受け取ったと喜ぶ



提督嬉しさのあまりそっちが反応してしまう

高くても低くても大体デットヒートするコンマ君

提督(このまま、本能のままに雲龍を抱きしめ、キスを交わし、男に抱かれるためにあるような肉体を存分に堪能してしまいたかった)

提督(だが、それはできない。やることがたくさんある。それほどまでに戦況は深刻だし、何より俺は……翔鶴の仇をとらなくてはならない)

提督「……君の気持ちは嬉しい。俺も君のことを愛している。だが、今は駄目だ」スッ

雲龍「あっ」

提督「完璧なタイミングでの第二派攻撃隊、鶴姉妹自身も自覚していなかったわずかな隙、そこを的確についてきた」

提督「そんなことができる者は、翔鶴をそこまで追い詰めることができる者は、そうそう居ない。俺は、サラトガだと思っている」

雲龍「……」

提督「雲龍。今は、残念ながらやらなくてはならないことがある。だがそれを終わらせた時、俺は君を迎えに行くよ」

↓×1~3 雲龍の心情と反応、そしてそのやりとりを見ていた天城、葛城の心情と行動

雲龍 残念だが他ならぬ提督の言葉だから仕方ない、約束ですよ、と受け入れる。心中では自分の邪魔をしたサラトガへの敵愾心を静かに燃やす

葛城 姉を羨み私も!と言ってしまう

天城 姉妹の行動に驚くが、気付くと妹に便乗する形で似たことを言ってしまっていた

雲龍は提督に大変な事が続いていたので少しでも癒やしてあげたかったのだが、力強い返答が返って来たことで提督は大丈夫なのだと安堵する。天城・葛城は先日から続く雲龍の抜け駆け行為に不平を述べつつ、凛々しい提督にさらに好意を募らせる

雲龍
度々のお預けでもう限界、でも仕方ない
終わったら思い切り交わって欲しい
今はあとこれだけで許す、と提督の手をとり
下着越しに自分の濡れそぼった局部を触らせる

天城
雲龍を諌めつつ、自分も提督を愛しているとはっきり伝える
葛城もフラストレーションが溜まっているだろうと思い彼女に行動を促す

葛城
雲龍の行動は不問にしつつも軽く毒づく
かつて恋敵になりかけた翔鶴だが今は一大事
そして瑞鶴にも危険が迫っているに違いない
提督の意向を飲む、でもこれだけはとすかさずハグしてキス

雲龍「……」ギュッ

提督(俺の返答に雲龍は強く手を握りしめた。顔を俯け、暫く無言の時が続く。そして嘆息した)

雲龍「……分かった。けど、必ずよ?これ以上待たされるとおかしくなっちゃう」

提督「もちろんだ。必ず君を迎えに行く」

雲龍「……待っているわ」ジッ

提督(顔をあげ、俺を見つめてそう答える。雲龍の声には、決意がにじんでいた。待つと言ったからちゃんと待つ。けど、もし約束を破ろうものなら……)

提督(言外にそう告げられているような気がした。だが、それは心配することではない。もとより、約束を破るつもりなどない)

葛城「……っ!!私も!!」

提督(俺と雲龍が見つめ合う中、声をあげたのは葛城だった。もう耐えられないと言ったように必死の形相で俺を見つめている)

提督「っ……葛城」

葛城「雲龍姉ばっかりずるいよ!!ずっと待ってたのは私だって同じなんだから!!」

雲龍「……そうね」

提督「葛城……いいのか?」

葛城「いいよ!!……まだ納得できない所もあるけど、でもそれでもいいの。提督、私は貴方が好きです」ジッ

提督(頬を赤く染めつつも真剣な眼差しの葛城にそう告げられる。その瞳に迷いはなかった。なら、俺が躊躇う理由はない)

提督「そうか。嬉しいよ、葛城。君のそのどんな時でも決してへこたれない元気さにどれだけ助けられたか分からない」

提督「そんな君が俺を受け入れてくれるのであれば、それほど嬉しいことはない。約束する。君を幸せにするための努力を惜しみはしない」

葛城「……!!うん……!!」パァッ

天城「……!!わ、私だって提督のことをお慕いしています!!」

提督(喜びに顔を綻ばせる葛城。そこで雲龍姉妹最後の一人、次女の天城までもがそんな嬉しいことを言ってくれた。だが、まだ天城には話していない)

提督「天城……この話は二人にはしてある。もしかしたら聞いているかもしれないが、俺から直接話しておこう」

提督(俺の話を聞いた天城は、ある程度は予想していたがそれでも予想の遥か上をいかれたというような顔をした)

提督(だが、すぐに覚悟を決めたように表情を引き締める。そして静かに口を開くと、気持ちを言葉にする)

天城「……それでも、天城は提督をお慕いします。以前、天城は先輩方に勝てないと思い込んでいました」

天城「経験を積んで実績のある先輩たちが花形で、天城は日陰の身から抜け出すことができないと思っていたんです」

提督「そんなことない」

天城「はい、そうです。けど天城がそれに気がついたのは、提督の指揮の下、マレーの戦いで大勝利を収めた時でした」

天城「私達姉妹だけで戦果をあげることができて、天城だってやればできるんだと気がつくことができたんです」

天城「提督は天城を日の当たるところに連れ出してくれました。天城の希望の光です。だから、そんな貴方に惹かれたんです」

提督「天城……」ジッ

天城「あ……愛しています、提督……ですから、もしよろしければ天城のことも……天城にも、お情けを……」カァッ

提督(育ちが良くて、初心で清楚な大和撫子といった感じの天城らしい、恥じらいながらの消え入るような儚い告白)

提督(顔を真っ赤に染め、今すぐにでもどこかへ逃げてしまいそうな様子だが、逃げない。それほどまでの想いと覚悟を持っているのだろう)

提督「天城、ありがとう。君のような気立ての良い頼りになる子にそう言ってもらえて、男として鼻が高い」

提督「俺も、君を愛している。決して後悔させはしない。君の想いに応えられるように全力を尽くそう」

天城「提督……!!大好き……!!」

提督「俺もだよ。……では、今日はこれで失礼する。ハワイの戦いでは君たちの活躍が必要不可欠だ。頼りにしているぞ」

「「「はい(!!)」」」

提督(部屋へ向かって歩き出す。あの子たちのおかげで滅入っていた気分が回復した。さて、ではやるべきことをこなすとするか)



葛城「ハワイでの戦い、頑張ろうね」

天城「ええ。翔鶴さんの敵討ちをしましょう」

雲龍「そうね……」ゴゴゴゴゴ

雲龍(サラトガ……本当に貴女なのか分からないけど、それでもあなたの仕業だというのなら……赦さない)

雲龍(貴女のせいで私はまたおあずけに……やっと提督と結ばれる日が来たと思ったのに……万死に値するわ)

天城(雲龍姉さんが凄い威圧感を放っているわ……!!眉間に皴を寄せて、唇を噛んでいる……!!)

葛城(すごい怒ってる……翔鶴さんがあんな目に遭わされたら当然だよね。それにしても、良かった)

葛城(あの日以来、雲龍姉は翔鶴さんのこと嫌ってたけど……でもそう思うってことはやっぱり本心から嫌いってわけじゃないんだよね)



提督(ハワイまでの移動中にいろいろと考えた。現在の戦況、彼我の戦力、工業力の差、資源の備蓄状況、考えるだけで気分が悪くなる)

提督(状況は絶望的だった。が、なんとかする方法が閃いた。しかし、これは取りたくない手段だ。他に手はないと結論しても、未だに悩んでいる)

提督(準備は進めていたが、それでも実行に移すことを躊躇ってしまっていた。そうこうしているうちにハワイに到着する)

提督(俺はすぐに瑞鶴の下へ向かった。翔鶴は本土へと運ばれている。未だに意識が戻らないらしい……)

提督(心が張り裂けそうなほど辛かった。そして、それは瑞鶴も同じだろう。瑞鶴が心配だった)

提督「ここだな。瑞鶴、居るか?」

↓×1~3 翔鶴の容態を踏まえて提督が来たことに対する瑞鶴の心情と行動

提督の前なので普段通りにふるまうが、姉を守れなかった自分のふがいなさと無力感に打ちひしがれており、自分でも気づかない内に涙が出てくる

>>79

79

去っていく航空機のマークから、共に戦ったサラトガがなぜ?と混乱を隠しきれない、自分ならサラを説得できるのではと思っている
またなぜいつも自分では無く翔鶴なのか、できるなら自分が代わってやりたかったと思っている

待ってる

忙しいのかな、体大事にね

瑞鶴「あ、提督さん。居るよ。なんか久しぶりだね」

提督「瑞鶴……」

瑞鶴「もう……そんな顔しないでよ、提督さん。私は大丈夫だし、翔鶴姉もきっと大丈夫」

提督「そうか……そうだな。きっと大丈夫だ」

瑞鶴「インド洋では大活躍だったみたいだね。おめでとう、提督さん」

提督「ああ、ありがとう。ハワイは……大変だったみたいだな……」

瑞鶴「大変ってレベルじゃないよ……けど提督さんが来てくれたからもう大丈夫だよね?あはっ」

提督「……そうだな、任せてくれ」

提督(ここで嘘でも安心させてあげられるようなことを言えなければ大人ではない。

提督(瑞鶴と他愛のない話をする。瑞鶴は思っていたよりも大丈夫みたいだ。いつもの瑞鶴を保っている)

提督(さすがに軍人か。……と思っていた俺がバカだったな。そんなわけない。瑞鶴は軍人である前にまだ子供の部類だ)

提督「っ!?」

瑞鶴「え?どうしたの?……あれ?あれ、あれ?おかしいな……なんで……」ツゥー

提督「瑞鶴……」

瑞鶴「私……大丈夫なのに……どうして涙が出てくるんだろう……」ポロポロ

提督(本当にいつも通りの瑞鶴だった。表情も仕草も何もかもが。そのままの状態で涙を溢れさせている)

提督(そしてそれを心底不思議そうにしている。それはつまり、それほどまでに心が限界を迎えているという事……俺は……)

↓×1~3

抱き締めて安心させるように無言で頭を撫でる

翔鶴は何とかしてみせると宣言し、>>86

87

提督「……」ギュッ

瑞鶴「あっ……」

提督(瑞鶴を抱きしめていた。この子を決して一人にはさせない。俺がこの子をずっと守っていく)

提督「……」ナデナデ

瑞鶴「ん……提督……?」

提督「……翔鶴は何とかして見せる」

提督(俺にできることは、そこまでないのかもしれない。だが、出来ることは全てやる。金が必要ならいくらでも出す)

提督(臓器の移植が必要なら喜んで提供しよう。ともかく、俺はその覚悟だし、そうして見せる)

瑞鶴「……!!うん、ありがとう」ギュッ

提督(瑞鶴は俺の言葉に息を呑み、そして感謝の言葉をつぶやくと腕を俺の体にまわした。そして俺の胸に顔を埋める)

瑞鶴「……あたたかい。ずっとこうしていたいな」

提督(俺はずっと瑞鶴を抱きしめていた。すると瑞鶴がうつらうつらとし始める。疲れているんだな)

提督「瑞鶴、眠いならベッドへ行くか」

瑞鶴「……やだ。ずっとこうしてたい」

提督「布団の中でもできる。添い寝するよ」

瑞鶴「なら、いいよ」

提督(とりあえずジャケット脱いで横たわった瑞鶴の隣に寝そべる。瑞鶴はすぐに抱き付いてきた)

提督(俺は瑞鶴に腕枕をしつつ体を抱く。暫くして、瑞鶴は寝息をたて始めた。その寝顔は安らかだ)

提督(まだ少し子供らしさを残したあどけない顔をしているこの子が背負った悲しみを思うと、心が痛む)

提督(このまま起きるまで添い寝していてあげたいが、俺にはやることがあった。軽く頭を撫でてからゆっくりと体を起こす)

加賀「……」ジッ

提督「っ……加賀……」

提督(すると音もなくこちらを見つめる加賀に気がつく。扉を開けたままだったか。その無表情からは何を考えているのか分からない)

加賀「……瑞鶴は、あの日以来眠れていませんでした」

提督「……!!」

加賀「けど、ようやく眠ることができたようです。……感謝するわ、提督」

提督「当然のことをしたまでだ。……君はずっと瑞鶴を気にかけていてくれたのか」

加賀「それこそ、当然のことをしたまでです。それに、私だけではありません。みんなそうです」

提督「そうか」

加賀「……提督、前任の司令官が待っていたわ。行ってあげて」

提督「分かった」

提督(脱いでいたジャケットを身に着け、身だしなみを整えてから執務室へ向かう。俺の覚悟は、決まっていた)

加賀「……」

↓×1~3 加賀の提督への気持ち(例:好き、尊敬、上官など)と絶望的なハワイの戦況とスエズの時以外はそこで戦っていたことを踏まえて瑞鶴に添い寝していた提督を見た加賀の心情

瑞鶴の状態も考え今だけは譲ってあげてもいいと思っているが、ねぎらいの言葉だけでも欲しかった

雲龍型や五航戦が提督と何らかの関係をもっていることを内心察しており
自分も提督を想っているが故にその温もりが欲しくなった
今すぐ提督に抱き寄せられたい

それと90を上手く混ぜて下さい

加賀は実は提督に対して凄まじい独占欲を抱いており、連日の激戦の中抑圧されていた提督に対する激情が次第にむき出しになっていく

度しがたい女Zui

この世界の空母は嫉妬深いやつばっかだな

度し難いな

きてたのか、おかえりなさい!



加賀(私が提督を意識し始めたのは、まだ深海棲艦との戦争が続いていたころ……あの大晦日の日だったわ)

『空母娘の中で一番エロいのは加賀だろう?』

『ああ、そうだな。空母で一番は加賀だ』

『あの大きな胸と安産型の尻、むっちりした肉感的な体は空母娘の中だけでなく艦娘の中でも1、2を争うぞ!』

『全くだ!一度でいいから抱いてみたいものだな。あの胸で挟まれたら一瞬で果てることになるだろうよ』

『揉みし抱いて快楽を教え込みたいものだ。あの表情に乏しい加賀が快楽に蕩けた顔を晒すところを見る為なら何だってしてやる!』

加賀『……』

加賀(あの時、私は休暇を取って拠点を離れる直前の酒に酔った将官のそんな話し合いを偶然聞いてしまい、うんざりしていた)

加賀《私は好き好んでこういう体つきをしているわけじゃないわ。そういういやらしい目で見られたくない》

加賀《将官だというのにあいつらときたら……これじゃあそこらの繁華街にたむろしているような下衆と変わりないわね》

加賀《まったく……こんなのが上官たちだとは認めたくないわ。本当に大丈夫なのかしら?とても信用できないわね》

加賀(そんなことを考えながら拠点内を歩いていた時、兵棋演習で使う部屋から提督の声が聞こえて、こっそり覗いてみた)

加賀『……』コソッ チラッ

提督『いけるか……?いや、無理だな……どう考えてもこれでは東部戦線から増援が来るだろう……』ブツブツ

加賀『!』ピタッ

提督『何とかして牽制しなくては……陽動作戦……しかし編成はどうするか……資源の残りを考えると……』ブツブツ スッ カサッ

加賀(真剣な表情で手元の駒を動かし、資料を確認している提督に感心した。これこそが将官のあるべき姿だと思ったわ)

加賀(だから、そういうことは得意ではないけど、勇気を出して話しかけた。提督をもっと知りたかったから)

加賀『正月に休暇を取らずにここに残る将官は貴方だけです。貴方だけが前線を離れませんでした。なぜですか?』

提督『前線で皆が戦っているんだ。それなのに私だけ休暇を取るわけにはいかないだろう。そんな暇、今はない。これは戦争なんだ』

加賀『……そうですか』マジマジ

加賀(その時、この人になら期待できると、この人の下でなら安心して全力で戦えると、そう思ったわ)

加賀(そんな尊敬と信頼の想いが提督への好意へと変わっていくのは自然だった。あの人のことを知れば知る程にどんどん惚れてしまっていた)

加賀(そしてあの日、提督とその友人との会話を聞いてしまったとき、あの人が好きということを完璧に自覚した)

『何を考えているのか分からないというか……加賀は表情に変化が無くて、少し不気味じゃないか?感情があるのかわからん』

加賀『っ……』ズキン

加賀《不気味……私は感情表現が上手くない。それは自覚している。……けど、ちゃんと感情はあるわ》

提督『馬鹿め。加賀は加賀でちゃんと表情があるぞ』

加賀『!!』

『そうなのか?』

提督『ああ。嬉しい時、悲しい時、一目瞭然じゃないか。むしろあの子は人一倍感受性が強い』

『まさか!』

提督『繊細な子だよ、加賀は。確かにそれを表現するのが苦手なようだが……だからって不気味だなんて言わないように』

加賀『……!!』キュン

加賀(ああ、これが人を好きになる事なんだって分かった。恋に落ちる音なんて分からなかったけど、確かに聞こえた)

加賀(この人が好き。この人と一緒に居たい。この人を笑顔にしたい。ああ……心臓がどきどきする!!)

加賀(今すぐにでもこの人の胸に飛び込みたい!!提督は私のことをどう思っているのかしら?)

加賀(気になって気になって仕方がない。もどかしくてどうにかなってしまいそう。海に向かって叫んでしまいそうになる)

加賀(初めての感情をどうすればいいのか分からなかった。それでも私は、不器用なりにも努力して恋路の歩き方を学んだ)

加賀『提督、どうぞ』コトッ

提督『加賀か、ありがとう。……今日もおいしいな』ズズッ

加賀『そう……なら、よかったわ』

加賀(おかげで悪くない関係にはなれたと思う。一緒に居て心地よい関係。提督もそう思っていてくれているはず)

加賀(でも、臆病な自尊心と尊大な羞恥心がそれ以上に踏み込むことを躊躇わせ、居心地の良い関係に甘んじてしまっていた)

加賀(……そして、自分の中に眠っていた黒い感情にも気がつく。……私は、卑しい女?かもしれない……けど、耐えられない)

金剛『提督と二人でTea Timeデース!huuuum, 紅茶が美味しいネー♪』

大和『提督、ラムネでも飲まれますか?』

天城『提督、甘いモノでもいかがですか?間宮さんにお願いして、葛餅をいただいてきました!ご一緒に♪』

那智『今夜ばかりは飲ませてもらおう。貴様と共にな?』

鹿島『お茶をお入れしますね。珈琲の方がいいですか?』

サラトガ『サラがcoffeeをご用意しましょう。少しお待ち下さいね』

ウォースパイト『紅茶、淹れ直しましょうか。飲みますよね?』

テスト『提督、ワインでもお飲みになりますか?お仕事の邪魔になりますか?』

イタリア『ホットワインでも、お作りしましょうか?身体が温まりますよ』

ザラ『提督、エスプレッソのおかわりはいかがですか?』

ポーラ『提督ぅ飲んでるぅ~?これも飲んでぇ?うぇへははふふ♪ 楽しい、楽しいですねぇ♪』

グラーフ『どうだ。これが本格ドイツコーヒーだ。あ、まず先に香りを十分に味わってだな。その後……ああ、まあいい。飲んでくれ』

加賀『……』ギリッ

加賀(心がざわつく。嫉妬が心の中でむくむくと湧き上がってくる。提督の隣で飲み物を出す。譲れない。そこは私の場所、それは私の役目)

加賀(誰にも渡さない。もし私から提督を奪い取ろうとするのなら……どんな手を使ってでも私は……)

加賀(でも、誰もそれ以上に踏み込まなかった。現状維持を望む心とその事実が私を抑えていた)

加賀(それは戦争が終わった後も変わらなかった。……けれど、過ぎていく時間と新たな戦争が私を逸らせる)

加賀(いつまでもこの時間は続かない。私は明日には死ぬかもしれない。しかし、今は戦争中。深海棲艦と戦っていた時と同じ)

赤城『敵編隊確認!!戦闘準備!!』

蒼龍『うわぁ……なんて数……』

飛龍『想定以上だったね……さすがアメリカ……』

加賀『鎧袖一触よ。心配いらないわ』

加賀(色事にうつつを抜かしている場合じゃない。皆、歯を食いしばって戦っている。私も全身全霊をもって戦わなくては)

赤城『……今回も何とか凌ぎましたね』

翔鶴『はい、そうですね……』

瑞鶴『……もう何機撃墜したか覚えてないや』

加賀『ともかく、作戦は終了。帰投しましょう』

加賀(戦況は予断を許さなかった。私は多くの航空隊を失った。敵は近くにいる。今まで以上に技をみがき重々してかからなければ)

加賀(だから他のことを考えている暇はない。人の温もり、提督の温もりを求める心を押さえつける)

ドガァン

隼鷹『飛鷹!!』

飛鷹『っ……消火ポンプが故障って……どういうことよ……』ギリッ

加賀『飛鷹、撤退しなさい。誰か護衛を』

赤城『これ以上はやらせません……!!一航戦の誇りに懸けて!!』

飛鷹『っ……情けない……』

加賀《……飛鷹は私の隣に居た。もし飛鷹と私の位置が逆だったら、やられていたのは……私だった……》

加賀(うつつを抜かしている場合じゃないの……粉骨砕身の決意で事に当たらなくては……もしここで負けようものなら……)

ドガァン

加賀『くぅ……!!はぁ……はぁ……っ……』ズキン タラッ

赤城『加賀さん!!』

加賀『飛行甲板に直撃……そんな……馬鹿な……』

祥鳳『撤退してください!!私達で支えます!!』

瑞鳳『加賀さんを失う訳にはいかない!!私だって数は少なくても精鋭だから!!』

赤城『誰か護衛について!!……加賀さん、行けますね?』

加賀『っ……』コクリ

赤城『また後で会いましょう』

加賀(けど、死にかけて私は後悔した。まだ死にたくない。死ぬわけにはいかないと強く思った)

加賀『……!!』ギュッ

加賀《私はまだ提督と……それなのに死んでやるわけにはいかない……いかないのよ……!!》

加賀(戦争中だとか関係がない。躊躇っている場合でもない。死んでしまったらすべて終わり。今すぐにでもあの人と……)

提督【そんな暇、今はない。これは戦争なんだ】

加賀『っ!!』

加賀(……という考えを理性で強引にねじ伏せていた。そもそも、戦争中に盛ってしまうような女をあの人は好きにはならないはず)

加賀(ただ一人、正月に休暇を取らずに前線に残るほどの人なのだから。そう考えることで何とかこの激情を抑えていた。……のに、見てしまった)

瑞鶴『すぅ……すぅ……』

提督『……』ジッ ナデナデ

加賀『……!!』

加賀(あんな風に愛情を込めた眼差しで見つめながら頭を撫でられることを何度想像したか分からない)

加賀(それが目の前で行われていた。ただし、相手は私でなく……瑞鶴。ああ、そうか。今気がついたわ)

加賀(何を禁欲的になっていたのかしら。そんなこと、何の意味もなかった。そもそも、戦争中だからってそういうことをしていけない理由はない)

加賀(そして、理解した。私は他の女に提督が取られることに堪えられそうもない。心が黒く燃え盛っている)

加賀(翔鶴があんなことになって、瑞鶴の精神が限界に達しつつあったのは分かっていた。だから……)

加賀(だから仕方がないという事は理解できる。提督は瑞鶴の心のケアをしていただけ。そうに違いないわ)

加賀(けど、それでも私は……許せなかった。瑞鶴に激しい嫉妬を覚える。怒りがすべてを支配しそう)

加賀(私は卑しい女だと自覚する。けど、それが何だというの?人間なんてそんなものでしょう)

加賀(でも、好きな人の前では綺麗でありたい。それは容姿だけでなく性格も。嫉妬と怒りを何とかねじ伏せ、平静を保つ)

加賀(仮面を被った。提督が私に気がつき、驚く。私は何でもない風を装って瑞鶴を心配しているように見せかける)

加賀(そうするのは簡単だった。実際に心配していたからだ。今は怒りにかわってしまっているけど)

加賀(提督はそんな私の胸中に気がつくこともなく前司令官の下へ向かう。後に残されたのは瑞鶴と私)

加賀「……」スタスタスタ スッ ナデナデ

瑞鶴「すぅ……すぅ……」

加賀(私は瑞鶴に歩み寄り、顔を撫でる。女の私から見てもやはり瑞鶴は可愛い子だと思う。それにいい子だ)

加賀(元気があって、ひたむきで、努力を惜しまない。私にとって自慢の後輩。私は瑞鶴のことが大切だ。だけど、それでも)

加賀「提督の……あの人の隣は譲れない。もし私の前に立ちふさがるのなら……覚悟しておきなさい、瑞鶴」グニッ

瑞鶴「ん……んんぅ……」ゴロン



プリンツ「アトミラール!!」フリフリ

提督「プリンツ!!」

提督(ドイツからかつての対深海棲艦戦争の時のように援軍が派遣されてくる。その報告があったのは数日前だが、もう到着するとはな)

提督(おそらく政治的な理由からだろうが、それでも嬉しかった。またこうしてプリンツの指揮を執ることができるとは)

提督「よく来てくれた!!あの時君が言っていた『とっておきのサプライズ』とはこれだな?」

プリンツ「Ja!!どうですか?」

提督「素晴らしいサプライズだ!!君がいてくれれば心強い。……それに、あの頃の様で少し懐かしいな」

プリンツ「えへへ♪そうですね、あの頃みたいで懐かしいです」

提督「ともかく、今回もよろしくお願いするよ、プリンツ」

プリンツ「はい、アトミラール!!よろしくお願いしますね!!」ニコッ

提督(そうだ、この笑顔だ。プリンツの笑顔は元気が出る。あの頃、何度プリンツに助けられたか分からない)

提督(マックスとの会話が思い出されるが、あれは恐らくマックスの主観が多分に入っていたのだろうと思う)

提督(あんな恐ろしい事を知ってしまったんだ。それに影響されていたに違いない。すべてが黒く見えたのだろう)

提督(プリンツがそれを知っていてなお、『総統』の熱烈な信望者であるわけがない。こんな優しい子がそんな風になるわけがない)

提督(そう確信した。その後歓迎会が開かれ、皆がかつてともに戦った仲間との再会に喜んだ)

提督(俺もプリンツと思い出話や最近の情勢、とりとめのない雑談をした。その夜、一人で煙草をふかしながら昔を懐かしんで少しだけ泣いた)



提督(隔月刊正規空母、月刊軽空母、週刊護衛空母、日刊駆逐艦。アメリカの工業力は化物と言わざるを得ない)

提督(もちろん、それは軍艦に限った話ではない。航空機や車両、そして軍需品や民生品までもが規格外だ)

提督(このまま戦っても我々は物資や資源が枯渇するか、単純に物量に押し流されることになるだろう)

提督(負けないためには大きな賭けに出る必要があった。もはやそれしか方法はない……継戦意志を喪失せしむるに勉むのだ)

提督(そのために必要なのは厭戦気分を蔓延させること。一番効果的なのは大きな敗北だ。それも、多くの人命を失っての)

提督(俺が立案した作戦はこうだ。まず、わざと敗北することによってアメリカのハワイ奪還を実行させる)

提督(そして動員可能な全兵力を以てしてアメリカの進行部隊を撃滅する。捨て奸の応用だ。その際の最重要目標は、輸送船となる)

提督(多くの兵士を乗せた輸送船団を仕留めればアメリカ側に膨大な人的被害が出る。それはアメリカに対する大きな打撃となるだろう)

提督(うまくいけば戦意を喪失するはずだ。最悪のパターンでも暫くはアメリカを黙らせることができる)

提督(多くの命が失われるだろうが、躊躇ってはならない。これは戦争なのだから。悩んだが、もう決断した)

提督(だが、そのためには兵力が必要だ。現状の帝国海軍では兵力が圧倒的に足りない。……そう、遂に来てしまったのだ)

戦艦棲姫「遂にこの時が来ましたね」

提督「ああ、そうだな」

防空棲姫「きっと来ると思ってた。ちゃんと決まってすっきりしたよ」

提督「……俺は、できれば来てほしくなかった」

戦艦棲姫「私達が戦うという事は他の国との関係上あまり良い事ではないですからね」

提督「それもあるが、君たちは艦娘と違って戦死するリスクが高い。できれば危険にさらしたくなかった」

防空棲姫「優しいね、提督は。でも大丈夫。そんな簡単にやられたりはしないよ」

戦艦棲姫「さあ、おいでください、我が提督。全将兵が貴方をお待ちしております」

提督(俺は戦艦棲姫に連れられ、防空棲姫に侍られながら駐屯地のバルコニーへと歩みを進める。そこには空母棲姫が待っていた)

空母棲姫「敬礼!!」

「「「「……」」」」ザッ ビシッ

提督(壮観だった。深海棲艦達が整列して、一斉に俺へと敬礼している。緊張した面持ちだ。同じく敬礼している空母棲姫が声をかけてきた)

空母棲姫「提督、よくぞいらっしゃいました」

提督「そう畏まらないでくれ」

空母棲姫「そういうわけにはいきません。今の私達は提督に使える身です。我々のことを何にでもご自由にお使いください」

戦艦棲姫「今日という日を待ち望んでいました。再び海の戦場へ戻る日を。かつて失った名誉を取り返し、私達が海において最強であるともう一度証明して見せます」

防空棲姫「戦争は嫌だけど、でも提督の為なら私は頑張れるよ。だから私を導いてね。きっと期待に応えて見せるから」

提督(空母棲姫は畏まり、戦艦棲姫は目を輝かせ、防空棲姫は覚悟を決めたように真剣な表情だ。……俺はとうとう深海棲艦を率いて戦う)

提督(今までは深海棲艦を動員することは各国への影響を考慮して許可が下りなかった。だが今回は違う。つまりは、そう言う事だ)

提督(俺は無言で頷くとさらにもう一歩踏みだし、下で整列している深海棲艦達を見下ろした。敬礼する。全員の視線が集中していた)

提督(様々なことを考える。かつての敵を率いてかつての仲間と戦うことになるとは……なんという運命なのか)

提督「君たちの命は、確かに預かった」

提督(様々な想いが胸中を駆け巡っていたが、言葉にできたのはそれだけだった。だが、それには俺の想いと覚悟が込められている)

「……万歳!!」「万歳!!」「万歳!!」「「「「万歳!!」」」」

提督(そして、それは確かに伝わったようだった。深海棲艦たちが万歳と鬨の声を上げる。心が一つになったと思った)

提督(俺は彼女たちを見渡す。彼女たちの表情は安心と歓喜に染まっていた。邪険に扱われる事を恐れていたのかもしれない)

提督(だがそんなことするわけがない。少なくとも、俺は絶対にしない。この新しい部下たちを大切にしよう)

提督「……っ!!??」

提督(そんな風に考えていた時だった。俺が数多くいる深海棲艦たちの中に彼女がいることに気がついたのは)

提督(見間違えるはずがない。彼女は俺にとって一番大切な人だ。嫌いだった自分自身のすべてを知っても受け入れ、肯定してくれた初めての人)

ヲ級「……」ジッ

提督(あの子が、そこにいた。つまりはあの子もまた戦いに参加するという事だった。馬鹿な……何故だ……)

提督(君はもともと学徒出陣で動員されたんだろう?つまりは戦闘向きじゃないということだ。そんな君が、なぜ?)

提督(機密保持のためにメールや電話はできなかった。だが忙しい中でも週に一回は必ず手紙を書いていた)

提督(そしてあの子からの手紙もたくさん届いていた。しかし、軍に戻ったという事は書かれていなかった)

提督(それを察することができるようなことも書いていなかった。混乱している。頭が真っ白になった)

提督(この作戦は非常に激しい戦いになる。犠牲者も数多く出るだろう。もしもあの子の身に何かあったりしたら……)

提督(もちろん、他の子がどうでもいいというわけではない。だが、俺にとってあの子は一際重要な存在だ)

提督(彼女を失うようなことになれば俺は……ふと気がつくと近くにいる三人が心配そうな表情でこちらを見ていた)

提督(俺は何でもない風を装って閲兵を終了する。何も考えられない。考えられないが、するべきことは分かる)

↓×1~3

ヲっちゃんと話さなきゃ

2人きりになったうえで抱き締め、本気で戦争に参加するつもりなのか問う

104 105 両方

ヲと話す

提督「あの子に会って話をしなくては……」



駆逐古姫「それで、どう思うかの?」

南方棲戦姫「……あなた、そんな喋り方だったかしら?」

駆逐古姫「この方がしっくりくるのじゃ。気にするでないぞ」

南方棲戦姫「そう……」

中間棲姫「話を本題に戻しましょう。提督が信用できるかどうか。重要なことよ」

戦艦水鬼「随分とあの男に心酔している子もいるみたいだけど」

飛行場姫「あれは異常よね。一体どうしたのかしら?捕虜時代に惚れちゃったのかしらね」

空母水鬼「伝えられた作戦はまあ理にかなっている気はするけど……少なくとも露骨に私達を捨て駒にしようとしているわけじゃないみたい」

軽巡棲姫「けれど油断は大敵です……いざという時のために最悪の事態を考えておいた方がいいでしょう」

駆逐古姫「むぅ……確かにのう……」

空母棲姫「……!皆で集まって何しているの?」スタスタ

中間棲姫「ああ、来たのね。提督について話し合っていたのよ」

南方棲戦姫「信用していいのかどうかってね。捨て駒にされるつもりは毛頭ないから」

空母棲姫「そう……私は信用しても良いと思うけど。あの人は私達を差別したりしないし、作戦だって理にかなっているわ」

駆逐古姫「まあそうじゃが……お主は若干あの男に入れ込んでいる節があるからのう」

空母棲姫「っ!?」カァッ

戦艦水鬼「分かりやすいわね」

空母棲姫「……!!で、でも!!もしそうだとしても提督の作戦が悪くないってのは本当でしょ!?」

空母水鬼「わたしもそう思うよ。……で、好きなの?」

空母棲姫「それは今関係ない!!」

軽巡棲姫「とりあえず話を戻しましょう。今のところは何があるわけでもないですし、様子見でいいのでは?」

駆逐古姫「……そうじゃな。個人的にあやつは気に食わぬが、確かに今のところは問題なさそうじゃ」

中間棲姫「では暫く様子見で、でも何かあれば容赦はしないという事で。……ところで、あの二人はどこにいるのかしら?」

飛行場姫「さあ?しーらない」



戦艦棲姫「はぁ……はぁ……」グググググ

防空棲姫「はぁ……はぁ……」グググググ

戦艦棲姫「っ……どうしても私の邪魔をするわけね?」

防空棲姫「それは私のセリフ……!!」

戦艦棲姫(やっとまた提督の近くに戻って来られたと思ったら……忘れてたわ……この子もそうだったわね……)

防空棲姫(譲らない……絶対に譲れない!!前に愛してもらってからもうどれだけ立ったのか忘れちゃった!!)

戦艦棲姫(このままじゃおかしくなるわ!!今日のことをどれだけ待ったか分からないもの!!)

防空棲姫(想像するだけで体が熱くなって……!!けど、それは向こうも同じだよね……引くわけないか……)

戦艦棲姫&防空棲姫((だったら……))チラッ

戦艦棲姫「……仕方ないから、今日の所は二人で行きましょうか」

防空棲姫「……そうだね、仕方ないね」

スタスタスタ

戦艦棲姫「……ここね」

防空棲姫「うん」

戦艦棲姫「……ご主人様、貴方のセンカンセイキが参りましたよ」コンコン

防空棲姫「私もいるよ、提督。……テイトク?」

戦艦棲姫「……」チラッ

防空棲姫「……」コクリ

戦艦棲姫「失礼します。お休みですか?……っ!?な、なんで……!!どこへ行ったのですか……!?」ガチャッ

防空棲姫「いない……提督がいない……いないよぉ……!!どうして部屋にいないの!?」



ガチャリ

ヲ級「……来ると思った」

提督(肩越しにちらりと振り返り微笑む。深海棲艦特有の発光する瞳が幻想的な美しさを醸し出していた。そしてそのまま前を向いて空を見上げる)

提督「ここに……屋上にいる予感がしていたんだ。……星が綺麗だな」

ヲ級「そうだね」

提督(彼女の隣まで歩いていき、そして並んで星を見上げた。話をしなくてはならない。そう思ってここに来た。だが、気がついたら)

提督「っ!!」ダキッ

ヲ級「ぁ……」

提督(強く……本当に強く抱きしめていた。激情が抑えられなかった。どうしてこんな愚かなことを!?怒鳴ってしまいそうだった)

提督(だが、暖かい体温、柔らかい体、この子の良い匂い。この子を感じることによって少し落ち着くことができた)

提督「本気で……本気で戦争に参加するつもりなのか……!?」ギュッ

ヲ級「……うん」

提督「何故だ……!?死ぬかもしれないんだぞ……!?」

↓×1~3

私だって提督のために働きたい……他の空母の娘の様に(全部知ってる)

ヲ級の回答でいいのかな?

提督こそ死ぬかもしれないのに戦っている
指揮官だからって安全じゃない
前の戦争でも身を挺して終戦に導いた
自分もここで戦わなければ、戦争が終わった後、何の呵責も無く提督の傍にいることなんてできないと思っている
という感じ

加えて本人も気付いていないが、戦いに身を投じている(提督と関係にある)艦娘達へのうしろめたさと、彼女らが提督と肩を並べて戦っていることへの羨ましさが胸中にある

愛してるから、愛している人の役に立ちたい。

始まりは歪だったが、なんという純愛なんだ…

待つ

待っ

ヲ級「……愛しているから。愛している人の役に立ちたい」

提督「……!!」

提督(何を馬鹿なことを!!自分の命を危険に冒してまでそうすることを俺が喜ぶと思ったのか!?)

提督(……と俺が思うことをわからないわけがない。この子は頭がいいのだから。死ぬかもしれないし、殺さなくてはならない)

提督(それが戦争というものだ。すべて分かっているだろう。そのうえで、この子はそう決断した)

提督(なら、俺がこれ以上それについて何かを言う必要はない……この子にはこの子の気持ちがある)

提督(俺の後方にいて欲しいという思いを押し付けるわけにはいかない……どれだけ俺が不安に思っていてもだ)

提督「……」チュッ

ヲ級「ん……」ギュッ

提督(唇を重ねる。手が俺の体に回された。舌を絡め、できうるすべての手段で愛を伝える)

提督「……今夜、君が欲しい」

ヲ級「……久しぶり」

提督「帰れなかったからな」

ヲ級「うん……寂しかった」

提督(彼女を連れて部屋に戻る。今すぐこの子を抱いてこの子の存在と愛を確かめたかった。我慢できないほどに高ぶっている)

ヲ級「あ……待って」

提督「どうした?」

ヲ級「私の部屋にしよう」ジッ

ヲ級(提督の部屋じゃたぶん誰かくるだろうし……邪魔されたくない)

提督(うるんだ瞳と上目遣い。愛する女のこれに勝てる男はいないだろう。少し遠いが、仕方がない)

提督「わかった」

提督(ほんの少しの移動がとても遠く感じる。ようやく部屋につくなり、俺は彼女を押し倒し、唇を奪った)

ヲ級「ん……」ギュッ

提督「……」ナデナデ スゥ グニッ

ヲ級「んふぅ……」ピクン

提督(手で頭を撫で、背中に指を這わせ、ヒップを揉む。キスに満足し、口を離すと服を脱がせにかかった)

ヲ級「ぁ……」カァッ

提督(恥じるように声があがる。外から入ってくる外灯の光だけが頼りの暗い部屋の中、美しい黒レースの下着があらわになった)

提督(男を昂らせるデザイン。はやる気持ちを抑えつつ優しくいたわるように胸を揉み、秘所を愛撫する。最初は下着の上から。そして中に手を入れて)

提督(胸の先端は固く自己主張しており、秘所は濡れている。ショーツを食い込ませると、いやらしく割れ目が浮き上がった)

ヲ級「はぁ……!!提督……恥ずかしい……!!」

提督「恥ずかしがることはないよ。すごくきれいだ。んっ……」ジュルッ

ヲ級「ふぁ……!!あぁ……!!」ビクン

提督(ショーツをずらし、あらわになったそこに口づけする。舌と唇で奉公していった。優しく、しかし激しく)

提督(彼女の息が荒くなり、体が快楽に反応して震えて跳ねる。蜜壺からはどんどん蜜があふれてきていた)

提督(喘ぎ声と水音が響く。手を伸ばして胸を揉み、背中のホックを外してブラをずらす。戒めから解き放たれた胸がプルンと揺れた)

提督(先端を摘まんでこねくり回し、その柔らかさを堪能する。俺の奉公が与える快楽は彼女を高め、絶頂に達させた)

ヲ級「あぁ……だめぇ……だめぇええええ!!」ビクンビクン

提督(体を張って絶頂に耐えている。俺の腕をつかんだ手が強く握られた。この濡れ具合……準備万端だな)

提督「……」スッ カチャカチャ ボロン

ヲ級「はぁ……はぁ……っ!!」

提督「もう耐えられそうもない。……いいかい?」

ヲ級「きて……」

提督(ものを秘所にあてがうと、先端が熱いものに包まれる。そのままピッチリと閉じたそこをこじ開けるように挿入する)

ヲ級「うぁああ……!!ふぁ……!!」ズププププ

提督(ぴっちりと閉じたそこの抵抗はしかし一瞬で、すぐに俺のものを受け入れ、包み込んだ。きつく締まるそこの形を俺はよく覚えている)

提督(彼女を求め、快楽を求め、ただひたすらに腰を振る。緩急をつけて、ピストンとグラインドを使い分けた)

提督(テクを思う存分に発揮する。彼女は苦しそうに荒い息をつき、ぎゅっと目を瞑っていた)

提督(が、ふと目を開ける。至近距離で見つめあった。快楽にとろけた瞳が俺を捉えて離さない)

ヲ級「だ……だいすきぃ……」

提督「お……俺もだ……っ!!」

提督(その言葉に心が躍る。この子の中に出したい。この子は俺のものだ。この子に愛されるのは俺だ)

提督(名前を呼び、名前を呼ばれた。そのまま中に出す。強く抱き合い、心地よい余韻に浸った)

提督(ただただこの子が愛おしい。そこで、この子を失うかもしれないという絶望がふと襲ってきた)

提督(それは心臓が底の無い闇に落ちていくような感覚を俺に与え、恐怖と不安でいっぱいになる)

提督「……頼む。死なないでくれ」ジワァ ポロポロ

ヲ級「うん。死なないよ。……泣いているの?」

提督「っ……」

ヲ級「……よしよし。ずっと一緒に居るから」ギュッ ナデナデ

提督(頭を抱きかかえられる。柔らかい胸が顔に押し付けられ、この子の良い匂いに包まれた。頭を優しく撫でられた)

提督「……約束だぞ」

ヲ級「ん、約束」



提督「……」

提督(結局、あの後すぐに眠った。心が満たされた。不安はぬぐえないが、あの子はきっと死なないと信じることにする)

提督(目が覚めて、あの子の部屋でシャワーを浴びて、コーヒーを飲み、二人で早い朝食をとってから俺は執務室へ向かった)

提督(さて、気分を切り替える。作戦はもうすぐだ。準備を進めるとしよう。いろいろと満たされたおかげで捗りそうだ)

戦艦棲姫「……」ガシッ

防空棲姫「……」ガシッ

提督「っ!?」ビクッ

戦艦棲姫「……結局、一晩部屋に戻りませんでしたね?」

防空棲姫「……どこに行って、ナニをしてたの?」

提督(いきなり両肩を掴まれ心臓が止まるかと思った。振り返るとクマを浮かべ、言葉にできない迫力を伴った戦艦棲姫と防空棲姫がいた)

提督「き、君たちか……ビックリさせないでくれ」

戦艦棲姫「ようやく会えたと思ったら、放置プレイとは……私を滾らせてくれますね♪」

防空棲姫「私がどれだけ切ない気持ちを我慢して頑張っていたのか想像できないの?おかしくなりそうなくらい辛かったのに……」

提督「す、すまない……」

戦艦棲姫「さあ提督、執務室へ行きましょう?確かあそこには仮眠室がありましたよね?」サワッ

提督「!?さ、作戦の準備を勧めなくてはならないから今はダメだ……!!今夜にしてくれ……」ビクッ

防空棲姫「もう限界で、限界で限界で本当に切なくて辛いのに、提督はまだ私を辛い目に遭わせるの?」キロリ

提督「!!」

戦艦棲姫「いいですよ。これ以上の放置プレイも喜んで受けて立ちましょう。……ただし、限界を超えた私が何をしてしまうかは分かりませんが♪」ニタァ

防空棲姫「もしそうなら……私にだって考えがあるよ……?」ジッ

提督(二人からはスゴ味を感じた。おそらく俺が他の子と一緒に居たことは察している。その事実が二人の理性のタガを外しているのだろう)

提督(そうだ。昨日はあの子のことしか考えられなかったが、この子たちもまた俺の大切な人だ)

提督(ずっと会えていなかった。この二人を見ればどれほど俺に会いたがっていたのかよくわかる。ならば、すべきことは一つだ)

提督「……分かった。俺だって君たちに会えなくて寂しかったんだ。準備は余裕をもってしているし、後で俺が頑張れば何も問題はない」

戦艦棲姫「……!!」

防空棲姫「提督……!!」

提督「行こうか、二人とも?」

提督(俺の言葉に、戦艦棲姫と防空棲姫は満面の笑みで頷いた)

「君たちは戦い抜き、今、正に決戦の地に向かわんとしている。世界中が君たちに注目している」

「自由を愛する者の希望と祈りは君たちと共にある。勇敢な連合軍の兄弟たちもついている」

「日本軍の兵器を破壊することが侵略に苦しむ人々の不安を一掃し、我らが民主主義陣営の安全保障につながる」

「これはもちろん容易なことではない。敵は訓練され、武装し、冷淡でかつ獰猛だ。大きな犠牲が伴うだろう」

「しかし君たちが献身的で勇敢な兵士であることに疑いはない。誰もが成功を信じている」

「我々には勝利しか許されない。幸運を。この崇高な行為に神からの祝福が受けられますように」



アメリカ艦娘「Fuck!!奴ら深海棲艦を使ってきやがったぞ!!ふざけやがって!!OSSは何をしていた!?」

アメリカ艦娘「活動していないんじゃなかったの!?なんてこと……揚陸艦が……!!」

アメリカ艦娘「HQ!!HQ!!こちら遠征打撃群!!揚陸艦が……揚陸艦の被害甚大!!これでは……」

アメリカ艦娘「空母は無事だ!!反撃するぞ!!艦載機を上げろ!!偵察機は先行して敵艦隊発見に努めるんだ!!」

アメリカ艦娘「復讐よ!!皆殺しにしてやるんだから!!あいつら全員海の藻屑にしてやる!!」



『第二任務艦隊は揚陸艦を護衛しつつ深海棲艦を撃退。第一任務艦隊は揚陸艦撤退の時間を稼ぐために反転してきた日本艦隊へ攻撃を加えよ』

アメリカ艦娘「きゃぁぁぁぁ!!」ドガァン

アメリカ艦娘「This……This cannot be happening ……!!(こんな……こんな筈じゃないのに……!!)」

サラトガ「っ……こんなところで……こんなところでぇ……!!」ギリッ

ドッガァァァァン

アメリカ戦艦「我、航行不能!!我、航行不能!!」

アメリカ艦娘「また一隻沈んだ……!!ちくしょおおおおおお!!」

ブーン

サラトガ「雷撃機!!あの塗装……瑞鶴!!」

提督『良くやってくれたぞ、瑞鶴』ニコッ ナデナデ

瑞鶴『えへへ……///これが五航戦の本当の力よ。瑞鶴には幸運の女神がついていてくれるんだから♪』フニャ テレテレ

サラトガ『……』ギリッ ブツッ タラリ

アイオワ『Hey, サラ。今いい?……ってどうしたの!?唇切れてんじゃない!!血が出てるわよ!!』

サラトガ『……何でもないわ、大丈夫。ちょっと切っちゃっただけだから。それで、どうしたの?』

サラトガ「貴女なんかに……貴女なんかにやられるわけにはいかないのよ!!」

ブーン ガガガガガ ボッボッボッ

サラトガ「はっ!!見たかしら!?これが私の航空隊の実力よ!!」

ヒューン

サラトガ「っ!?」

サラトガ(急降下!?油断した……まさかこんなタイミングで……提督……!!)

ドガァン

バシャン

アメリカ艦娘「サラがやられた!!なんてことなの!!」



提督(作戦は成功した。アメリカ軍は多くの犠牲を出して撤退した。作戦通り揚陸艦を集中して狙ったこともあり、陸軍兵士の犠牲が大きかった)

提督(また、海軍戦力に関しても多くの損害を与えることが出来た。特に魁と殿を務めることになった第一任務艦隊の被害は甚大だろう)

提督(現在は生存者の救助と状況の整理が行われている。そして俺は帰還してくる深海棲艦で編成された特務艦隊を迎えていた。が……)

空母棲姫「特務艦隊、ただいま帰還しました」ボロッ

提督「これは……これで全員なのか……?」

空母棲姫「生存者はこれで全員です。あとは、戦死しました」

提督「……!!」

提督(彼女たちは、出撃前の閲兵のときの半分ほどの数に減っていた。そして残った半分のうち、無事なものはさらにその半分ほどだ)

提督(深海棲艦は艦娘と違い簡単に沈む。それを分かっていたはずだった。だが、これほどどとは……)

提督(心臓がドクドクして、背筋がゾワゾワする。必死で生き残りを見渡し、あの子を見つけてだいぶ楽になった。しかし……)

防空棲姫「……提督、そんな顔をしないで。これが戦争でしょ?」ボロッ

提督「っ」

提督(言われて気がつく。涙が流れそうだ。根性で威厳を保つよう努めるが、できているかは分からない)

防空棲姫「……」ギュッ

提督(握られた手を、強く握り返す。暖かい。生きている。この子は生きている。そう感じた)

戦艦棲姫「私達は十分勤めを果たせましたか?」ボロッ

提督「……ああ。君たちがいなくては作戦は成功しなかった。君たちこそが一番の功労者だ」

戦艦棲姫「そうですか……!!よかった」

空母棲姫「どうか労いの言葉をかけてやってください。皆それを待っています」

提督「ああ……」

提督(全員を見渡す。誰もが戦闘前のあの時のように俺を凝視していた。輝く瞳に射抜かれるよう。俺は、涙を抑えきれなかった)

提督「……君たちの戦い様は必ず私が全軍へ、いや、日本全国へ伝える。よくやってくれた。そして……よく帰ってきてくれた」ツゥー



提督(あの子にすぐにでも会いに行きたいが、やるべきとはたくさんある。できたのは短い手紙を送る事だけだった)

提督(戦闘から数日経って、全体の状況が把握できてきつつあった。我々の完全勝利だ)

提督(アメリカ軍は我々の狙い通り多くの陸軍兵を失ったことで大きな混乱に巻き込まれている。情報では陸軍と海軍の対立まで起きているようだ)

提督(一方我が軍の損害は調査中だが、かなりの損害を受けていると思われる。それだけ厳しい戦いだったのだ)

提督(だが、主力の艦娘はハワイで入渠すれば問題ない。そう主張して戦果拡大の為にアメリカ合衆国西海岸へのカウンター攻撃を主張する高官まで出てきた)

元帥「深海棲艦とはいえ、まあ使えないほどではないな」

提督「……」

提督(その筆頭がこの元帥殿だ。この人は苦手だ。俺の尊敬する元帥と比べて、威張り散らすだけの無能としか思えない)

提督(皆ずっと続いている戦闘で疲弊しきっている。元帥殿の考えも分からないわけではないが、それでも現場を無視した理想論と言わざるを得ないな)

提督(そんな元帥殿は今、俺の『深海棲艦艦隊』の活躍の報告を受けて、彼女たちの激励と叙勲の式典をすることになっている)

提督(更なる攻撃の指揮の為にハワイに来ていたためだ。現在のハワイで一番階級の高い人間がこの人だからな。だが、この人は典型的な深海棲艦への差別主義者だった)

元帥「なんだこれは……!!」

提督「?」

提督(式場に到着し、特務艦隊の全員が整列した様を見た元帥殿が不機嫌そうに声を上げる。顔を不快感に歪めながら呟いた)

元帥「やることをやったから後はどうでもいいとでも思っているのか?これだから深海棲艦は……」

提督「!?」ゾワッ

元帥「ちゃんと全員整列させろと言ったはずだ、提督。全体の半分もいないではないか」

↓×1~3 提督の反応

わーい、久々の更新だー!うれしいうれしい、ありがとう!(時津風

安価は
「ここにいない彼女達は勇敢に戦い、そして死にました。我々の勝利の為に死んでくれた英霊を冒涜されるというのですか?」で

>>122

>>122

提督「……」ギリッ フルフルフル

提督(俺は怒りに身を震わせるのを抑えきれなかった。ここでぶん殴ってやりたいほどだ。だが、何とか抑えて告げる)

提督「……元帥、コレで全員です。作戦に参加し、こうして五体満足で生き残ったのはこれで全員なのです」

元帥「なんだって……!?」

提督「ここにいない彼女達は勇敢に戦い、そして死にました。我々の勝利の為に死んでくれた英霊を冒涜されるというのですか?」

元帥「……!!」

提督(元帥殿は絶句していた。信じられないと言ったように目を見開き、彼女たちを見渡す。本来なら、この後元帥殿の演説と勲章授与があるはずだった)

提督(だが元帥殿はなにも話せなかった。それほどの衝撃なのだろう。結局、俺が後を引き継ぎ無事に式典は終わった)

提督(払った犠牲は大きかった。だが、コレで敗北はなくなったはずだ。窮地は脱したといえる)

提督(日本における元深海棲艦への差別へもいい影響を与えるはずだ。きっとそうなる。俺は、そう信じた)



提督(今回の戦いで多くのアメリカ軍捕虜を捉えた。そのほとんどが陸軍歩兵だ。そしていくらかの沈んだ軍艦の生き残り)

提督(そしてそれなりの数の艦娘もとらえることに成功した。そのことを踏まえて元帥殿から連絡があった)

元帥『捕虜からアメリカ合衆国西海岸の情報を聞き出すように。これは時間との戦いだ。可能な限り早く聞き出せ』

提督(あの人は本当に更なる追撃を実行するつもりなのだろうか?皆の状態を考えた方が良い)

提督(だが、どちらにせよ敵の情報を得ることは大切だ。ならばやるべきことをするまでだな)

提督(俺は命令に従い、捕虜となった中で一番階級が高く情報を持っていると思われる人物を尋問することにした)

提督「合衆国海軍所属、空母娘サラトガ。……久しぶりだな。改めて自己紹介させてもらうぞ。私は提督。今回、君の尋問を担当する。よろしく頼む」

↓×1~3 サラトガの反応

獲物が来たぞ!レ〇プだ!

おちついてる

今すぐ押し倒したい

>>127

偶数秒だから>>127

サラトガ「提督……お久しぶりですね」

提督(サラトガの様子は、落ち着いているようだった。アイオワのように心が壊れていたりはしない)

提督(それにウォースパイトやテストのように死を望んだりはしていないようだ。悲し気な表情で俺を見つめ、目を逸らす)

サラトガ「尋問……ですか」

提督「そうだ。君に現在のアメリカ軍の西海岸における展開情報についての情報を教えてもらいたい」

サラトガ「久しぶりの再会なのにあんまりではありませんか?」

提督「……そうだな、申し訳ない。だが、これは戦争だ。君だって……翔鶴をやっただろう?」

サラトガ「っ!!」ハッ

提督「……その反応で分かる。やはり君が翔鶴を……やったんだな……」ギリッ

サラトガ「……」サッ

提督(翔鶴をやったのはやはりサラトガだった。俺の中の激情が、自分の女を傷つけた敵へ対する怒りが込み上げてくる)

サラトガ『提督!!サラも改修で、艤装と艦載機、強化しました!!これからもご一緒に、頑張りましょう!!』

提督『ああ!!よろしく頼むよ、サラトガ!!』

提督「っ!!」

提督(しかし、サラトガと過ごした日々が、俺の中にある素晴らしい思い出が、輝ける日々の残滓が、俺の怒りを抑えた)

提督「……戦争だ。仕方なかった。私達は、もう敵同士で、戦わなくてはならなかった。戦いたくなくとも」

サラトガ「……」

提督「……サラトガ、情報を渡してくれ。私はは君を拷問なんてしたくない。君は捕虜だ。仕方が無かった」

提督「自分の身を守るために言わざるを得ないんだ。誰も君を責めたりはしない。それでももし誰かが君を責めるなら……」

提督「私が責任を持って君を守る。だから、頼む。情報を渡してくれ。さもないと私は……君を拷問しなくてはならない」

↓×1~3 翔鶴撃破時にライバルが減ったことを喜んだことが本性かどうかとサラトガの反応
     例)本性からヤンデレ 情報が欲しいなら妻にするように迫る
       実は戦争ですり減った精神のせいだった 情報は話さないが、考える時間が出来たことで正気に戻り、罪の意識に苛ま       れている

もちろん本性 脳内は提督のことでいっぱい
情報提供?提督のためなら祖国も売る

戦争による心の磨り減りと、提督への激しい恋慕が原因
正気になり情報提供に献身的に取り組む他、翔鶴瑞鶴とも話がしたいと申し出る

難しいが133

どうなってんだ?

サラまるはしょうきにもどった!

サラトガ「……っ。分かりました……」

提督「!!そうか、ありがたい」

提督(サラトガは少しの間悩んだが、そう言った。その表情は言葉にできないほど複雑で悲し気で)

提督(その一瞬の間にどれだけの葛藤があったのか分からない。しかし、サラトガは俺に協力してくれることを選んだ。それが嬉しかった)

提督(サラトガはつらつらと西海岸の状況について話し始めた。艦隊の配備、防衛体制などなど。非常に協力的だった)

提督「ありがとう、サラトガ。君の葛藤を思うと……いや、言うまい。君の協力には全力で報いる」

提督「私が君を責任を持って守ろう。安心してくれ。このことは秘密にする。すべてが終われば解放される」

サラトガ「そうですか……提督」

提督「どうした?」

サラトガ「……し、翔鶴はどうなりましたか?」

提督「!!」

サラトガ「っ」

提督(サラトガは恐怖か、あるいは不安か。ともかく、そういった感情に顔を歪めていた。しかし真っすぐと俺を見る)

提督(その瞳には自分のしたことの結果を知らなくてはならないという信念が見えた。強い信念だ)

提督「……意識不明の重体だ」

サラトガ「意識不明の……重体……」

提督「……さっきも言ったが、これは戦争だ。仕方が無かった。そう思うしかない)

サラトガ「……」

提督「私は、君を恨みはしない。君はアメリカ軍人としてやるべきことをしたまでだ。もしかしたら。立場は逆だったかもしれない」

サラトガ「……ぐす」

提督「ゆっくりと休むといい」

サラトガ「待ってください!!」

提督「どうした?」

サラトガ「……あの二人に。翔鶴と瑞鶴に話がしたいです」

提督「……分かった。取り計らう。ではな」

サラトガ「……!!」

サラトガ(行ってしまう。あの人が行ってしまう。私は今やただの捕虜……次に会えるのはいつになるのか……)

サラトガ(いや、もしかしたら二度と会えないかもしれない……狂いそうなほどのこの気持ちをどうすれば……)

↓×1~3 サラトガは提督に気持ちを伝えるかどうか。伝えるのなら方法も

伝える
後生ですから一度だけでいい、私を抱いてください!と泣きながらすがり付く

伝える
戦争中なのにアメリカに居た間も提督のことを考えない日はありませんでした。+>>138

139

サラトガ「好きです……愛しています……!!」

提督「!!」

提督(脚を止める。……確かに聞こえた。サラトガの押し殺したような声。俺は振り返る。サラトガは涙を流していた)

サラトガ「戦争中なのに、アメリカに居た間も提督のことを考えない日はありませんでした」

提督「……サラトガ」

サラトガ「この気持ちは、自分でも制御できないんです……この気持ちに、私は狂わされる」

サラトガ「私は、どうなるのですか?捕虜として収容されたままですか?貴方にまた会うことはできますか?」

提督「……きっと会える」

サラトガ「それはいつですか?」

提督「……」

サラトガ「提督……!!」スクッ ジャラジャラ

提督(サラトガは、立ち上がると足枷の鎖を鳴らしながら歩み寄ってくる。恐れと覚悟がないまぜになっていた)

サラトガ「また会えるなんて、誰にも保証できないでしょう?提督……す、好きなんです……愛しています……!!」ポロポロポロ

サラトガ「ご、後生ですからぁ……一度だけでいいんです……私を抱いてください……!!」ジャラジャラ

提督(サラトガは俺の目の前に立った。まるで抱き締めようとしているかのように手を伸ばす。だが、手かせの為にそれはできない)

提督(悲しそうに顔を歪ませ、目を閉じ唇を噛む。押し殺した泣き声が響く。そのまま頭を垂れ、俺の肩に額を乗せた。俺は……)

↓1~3 提督の行動

他の娘との関係を打ち明けた上でサラトガが容認すれば抱く

>>142+あくまで主導権はこちらが握る感じで

>>143

提督「……」ギュッ

サラトガ「ぁ……!!」キュン

提督「……良い匂い、君の匂いだ。整った顔立ち、その中でも一際特徴的な優し気な目つき」

提督「灰色がかった青い瞳は、まるで星雲のようだな。さらさらとした茶髪はポニーテールで、実はおてんばな君らしい」

サラトガ「ぐすっ……お、おてんばですか……」

提督「悪くないさ。元気ってことだからな。明るく気立てが良い君になら程よいアクセントになるよ」

サラトガ「提督……!!」

提督「そんな君にそう思われているのは嬉しいよ。俺も……君のことを好ましく思っている。好きだ、君を俺のモノにしたい」

サラトガ「あぁ……なんて邪魔な手枷なのでしょう……これさえなければ今すぐにでも貴方を抱きしめられるのに」

提督(先ほどと打って変わって喜びに肩と声を震わせるサラトガ。そこまで俺を思っていてくれる君は、この話を聞いてどうなるかな?)

提督(何度経験しても慣れないこの感覚。受け入れて欲しいが、分からない。俺はサラトガにその話をするべく決意を固めた)

提督「サラトガ……いや、サラ。君に、話さなくてはならないことがある」

サラトガ「……?なんですか?」

提督(俺は全てを話した。今までのこと、すべての子を愛するという決意と覚悟。歪だが、譲れないもの)

↓×1~3 サラトガの反応

少し寂しそうな顔をしたが、やがて覚悟を決め
私もその末席に加えてください、と丁寧に懇願

構わない、今すぐ一つになりたい

146と147に
受け入れるからには中に思いっ切り出して下さいと付け加え

なら自分が一番になればいいと決心する

エタ

待っているよ

提督「それでもいいなら、君と一緒になりたい。いいか?」

サラトガ「……」シュン

提督「……ダメか」

サラトガ「……まさか」

提督(サラトガは少し寂しそうな顔をした。ダメかと思ったが、しかしそう呟くと俺をジッと見つめる)

サラトガ「提督、どうか私もその末席に加えてください。貴方を愛しているんです。好きなんです」

提督「サラ……もちろんだ……!!むしろ俺から頼む。どうか俺を赦してくれ。俺を支えてくれ。俺と共にあってくれ」

サラトガ「はい」ニコッ

提督(交わし合った言葉、絡み合う視線、自然と互いに引き寄せられていく。サラが目を閉じた。顎をあげる)

提督(唇を重ねた。押し付け、擦り、舌を伸ばす。抵抗なく開かれたサラの咥内で舌が絡み合った)

提督(手を伸ばし、サラトガの頭を抱える。そしてそのまま体を愛撫、そしてさらに際どい所まで手を伸ばした)


サラトガ「んふぅ……んん……」ピクン

提督(サラトガが声を上げる。スカートをたくし上げ、露わになったであろうヒップを揉む。下着は飾り気のないもののようだ)

提督(ヒップの割れ目に食い込ませ、柔らかな媚肉を揉みし抱く。そのまま秘所へ指を這わせ、割れ目を布地の上から楽しんだ)

サラトガ「っぁ……提督……切ないです……抱きしめたいのに抱き締められないなんて……!!」ジャラジャラ

提督「後で存分に抱き合えるさ」

提督(足枷と手枷をはめられているサラとそういうことをしていると……そういう特殊なプレイをしているようだった。興奮する)

提督(サラトガのワンピースのボタンをお腹のあたりまで外した。そして脱がせる。飾り気のない薄青色のブラが露わになった)

サラトガ「Oh……恥ずかしいです……」

提督「恥ずかしがる必要はない。綺麗な体だよ」

提督(サラの胸は今まで見てきた中でトップレベルの大きさを誇っている。その巨乳を覆う薄青のフルカップブラは今にもはち切れそうだ)

提督(手錠をしているために服を脱がせることはできない。だが半脱ぎの上半身もまたこれはこれで素晴らしい)

提督(肘と腹までは服に覆われているが、それより上は惜しげもなく肌が晒されている。全裸よりも欲情を誘うかもしれない)

提督「……柔らかいな」モミモミ

サラトガ「んふぅ……お気に召しましたか?」

提督「最高だ……」スッ クイッ

サラトガ「あぁ……うぅ……」ハラリ カァッ

提督(ブラをはずしてたくし上げる。露わになった胸を改めて揉みし抱いた。埋もれる指、淫らに形を変える柔らかい巨乳、固く主張するその先端)

サラトガ「Ah!!」

提督(顔を埋めると濃厚なサラの匂いに満たされる。それに加えて汗の匂いがまた俺の男の部分に強烈な一撃を加えた)

提督(サラの心臓の鼓動を感じつつ、少ししょっぱい谷間を舐める。そして柔らかい巨峰に舌を這わせ、頂上で固いそれを口に含む)

サラトガ「Ahem!!提督……まだ出ませんよ……?ぁん!!」

提督(飴を舐めるように堪能し、満足したところでいよいよ秘所への責めを始める)

提督「サラ、たくし上げてくれ」

サラトガ「What!?た、たくし上げてくれって……そんなの……」

提督「……ここで止めてもいいのか?」

サラトガ「っ!!……ズルいです、提督。そんな事言われたら、しなくちゃいけないじゃないですか」

提督(恥じらいつつも手枷のついた手でスカートをたくし上げる。薄青のショーツが露わになった)

提督(その様がまるで嫌がる奴隷を陵辱しようとしているようで……興奮した。俺はサラの足もとに屈みこむと、じっくりと下着を観察する」

サラトガ「~~~!!」カァッ

提督(ブラと同じ薄青のショーツ、かなり清楚な感じだ。それを命令して露出させている。すさまじくイヤらしい姿だった)

提督(スジの部分が湿っている。ふとサラトガを窺うと羞恥に顔を赤く染め目に涙を浮かべていた。唇を噛んでいる所が可愛らしい)

サラトガ「もういいですか?」

提督「いや、まだだ」

サラトガ「うぅ……いつまでこうしていれば……ひゃぁん!!」

提督「……」サワサワ

提督(サラの脚の付け根や下腹部を愛撫する。そしてその手をだんだんと秘所へと近づける)

提督(サラは色っぽい吐息を吐いていた。とうとう指がそこへ到達する。下着越しに割れ目に指を這わせた)

サラトガ「あぁ……だめぇ……!!」

提督「これは……どんどんと溢れてきてショーツが染まっていくぞ。サラ、君はなんてはしたないんだ」

サラトガ「そんな……サラはそんなんじゃ……」ウルッ

提督「……」ムラッ

提督(涙目で俺を見つめるサラ。その様は甚く保護欲と……嗜虐心を誘った。俺は、この子を虐めたくなってしまった)

提督「そんなんじゃ?ほら、これを見ろ」ネトォ

サラトガ「!!」

提督(サラトガに、彼女の愛液に濡れた指を見せる。いやらしい糸を引いたそれを見て、サラトガは目を見開き、そして叱られた子供のように縮こまる)

提督「……君は、嘘つきだな」

サラトガ「違います……サラは……」

提督「いや、嘘つきだ。こんなにはしたなくここを濡らしているのに自分は『はしたなくない』だなんて良く言えたものだな」

サラトガ「そ、それは……」

提督「俺は嘘つきは嫌いでな。サラ、素直になるのなら今のうちだぞ?さもないと……止めにしようかな」

サラトガ「っ……!!……です」

提督(サラトガはハッとこちらを一瞥すると、顔を伏せてもじもじとしながら、消え入りそうな声でそう呟く。恥らう様がさらに嗜虐心をそそった)

提督「何?聞こえないぞ。大きな声で話してくれ」

サラトガ「……!!……です。私は、……です」

提督(上目遣いでこちらを見つめ、今にも泣きそうな表情で、先ほどよりは少し大きな声でそう言った)

提督「……」グイッ

サラトガ「!!」ビクッ ジッ

提督(サラトガの顎に手を添え、強引にこちらを向かせる。サラトガは屈辱と『何故提督はこんなことを』という疑問)

提督(それにほんの少しの怒りを加えたような、複雑な表情でこちらを見つめる。いや、睨みつけるというべきか)

提督「もう一度言うんだ。ちゃんと聞こえるようにな」

サラトガ「……そうです。私は、はしたない人間です」

提督「……いいだろう。そんな正直ではしたないサラにはご褒美をあげないとな」グイッ

サラトガ「っ!!……ご、ご褒美ですか?」

提督「ああ。……」グイッ ガチャッ

サラトガ「っ!?」

提督(俺はサラトガを壁際まで強引に引っ張っていき、拘束用のフックとサラトガの手錠を繋げる)

提督(サラトガは壁を向く体勢で拘束される。訳が分からずされるがままだったサラトガもさすがに驚愕した)

サラトガ「提督、何をするんですか!?はずして下さい!!」ジャラジャラ

提督「……」ペラッ スルッ

サラトガ「っぁ!!」カァッ

提督(俺は無言でサラのワンピースを捲ると下着をずり下ろした。サラトガの秘所が露わになる)

提督(いやらしく濡れたそこは男を誘う蜜壺だ。サラトガの顔は真っ赤に染まり、脚を内股にすることで何とか隠そうと努力する)

提督(ジャラジャラとなる鎖が背徳的だ。俺はすぐにでもこの子を犯したかった。モノははち切れんばかりに怒張している)

サラトガ「提督……どうしてこんな……酷いです……私、もっと優しくしてもらいたいです……」ジッ ウルウル

提督「!!」

提督(肩越しに振り向き、涙を湛えた目で俺を見つめるサラトガ……いや、サラ。その心底悲しそうな表情はなんとも憐れで、潤んだ瞳に見つめられた俺は……)

↓×1~3 乱暴に犯すor優しく抱くorその他

言葉責めしつつも優しくする

戦争とはいえ翔鶴の件もあるので、アメ7割ムチ3割程度でペッティングも交える

久々の更新だ!

156

提督「……っ。すまない、サラ」ギュッ

サラトガ「提督……!!」パァッ

提督(優しくサラトガを抱きしめる。体温を交換するようにただ優しく抱きしめるだけだ。だが、サラは安心してくれたようだ)

サラトガ「んっ……提督……優しく……撫でてください……」

提督「……ああ」ナデナデ

提督(サラトガの要望に応えて優しく頭を撫で、体を撫でる。体を密着させた。髪の毛に鼻を押し付け、匂いを嗅ぐ。良い匂いだ)

サラトガ「あぁ……そうです……すごく暖かくて……安心します……」

提督(サラは脱力して、リラックスしていた。俺はサラの耳元へ口を寄せ、囁く。頭を撫でていた手でサラの顎を掴む)

提督「サラ……俺は、君が好きだ。君を大切に思っている。……それと同じくらい、翔鶴のことが大切だ」ガシッ

サラトガ「っ!!」ハッ

提督(一転、硬直して緊張するサラ。俺はサラの頬っぺたを掴み、ぐにぐにと弄る。体を撫でていた手でサラの手を掴んだ)

提督「そんな翔鶴を、君は……理性では分かっていても、どうもそう簡単に割り切れるものではなさそうだ」ガシッ グニグニ

サラトガ「っ……」フルフルフル

提督「だから……今回だけは多少は乱暴になってしまうのも許してほしい。大丈夫、酷い事はしないよ」

サラトガ「ど、どうすれば赦してくれますか……?」

提督「赦す赦さないという問題ではないよ。君は何も悪い事をしていないんだ。戦争なのだから」スッ グニッ ニュルニュル

サラトガ「な、なら……んぁ……んむぅ……」ビクン

提督(指をサラの口に挿入し、咥内を弄んだ。唇を押し開き、舌べろを撫で上げ、指で挟む。怯えからか震えていたサラがびくりと一際大きく肩を震わせる)

提督「サラ……愛しているよ。必ず幸せだと思ってもらえるようにする。幸せにして見せる」サワッ

サラトガ「んはぁ……へいほふ……はぁん……!!」ピクン

提督(手を掴んでいた方の手をショーツに潜り込ませ、サラトガの秘所に触れる。剃っているのか無毛だな。愛液に指先を濡らしながら割れ目に沿って撫でた)

提督(くにくにと開いてみたり、固くなっているクリの周りを撫でまわし、十分に焦らしてから敏感なそこを弄ぶ)

サラトガ「あぁ!!はぁっ!!て、ていとくぅ!!こんな……こんな……すごいぃ……!!」ビクンビクン ガクガクガク

提督(ジャラジャラと鎖が鳴るサラトガの足が震え、腰が引けてきた。その大きく肉感的なヒップが俺の下腹部に押し付けられる)

提督(モノがサラのヒップの割れ目にあてがわれるようになった。腰を振ってサラのそこにモノを擦り付ける)

提督(にちにちと音がする。サラのそこが俺のガマン汁で汚れていった。快感と興奮を覚える)

提督「サラ……舐めろ。口に含まず舌を出して舐めるんだ」

サラ「っぁ……れろれろ……ぺろぺろ……」

提督(サラの咥内を蹂躙していた指を引き抜いた。サラの唾液が滴る。俺がサラの口の前に指を出してそう言うと、サラは迷うことなく舌を伸ばした)

提督(媚びるように艶めかしく俺の指を舐める。もはやサラの方からも腰を動かしていた。押し付けられている俺の怒張したモノを感じているようだ)

提督(クリを責めていた方の指を伸ばし、中へ挿入する。処女のキツさだ。押し開くようにして奥まで入れ、性感帯を探り、刺激する)

サラトガ「れろれろ……んはぁ!!あぁ!!やぁ!!」ビクン

提督(指を舐めるのを止め、唾液を垂らしながら喘ぎ声をあげるサラトガそのまま手マンでイかせにかかる)

提督(中とクリを交互に責める。力が抜けてその場に脱力して崩れ落ちそうになるサラを、体を使って思いっきり壁に押し付けることで支えた)

提督(胸がイヤらしく潰れ、肉感的な身体を今まで以上に全身で感じる。サラの唾液で濡れた指でその巨乳を揉みし抱いた)

提督(サラが腰を思いっきり引いて押し付けてくる。限界が近いのだ。むにゅむにゅと押し付けられるヒップが快感を与えてくる)

サラトガ「Oh no!!Oh my God!! Oh my God!!I, I, I`m coming……ぁああああああ!!」ビクンビクン

提督(絶頂を迎え、体を仰け反らせながら嬌声をあげるサラ。一際大きく鎖が鳴った。そして脱力)

提督(壁に寄りかかり、額を壁に押し付け、俯きながら荒い息を吐いている。目を閉じ、頬を紅潮させていた)

提督(玉のような汗を浮かべているサラは何とも官能的で、首筋に流れる汗の筋を舐めとり、胸を絞るように揉んだ)

サラトガ「っぁ……ぁぅ……」ピクン

提督「まだ出ないようだな。まあ、当たり前だが。いつか君の乳しぼりをしてみたいものだ」ニギュニギュ

サラトガ「な……何を言っているのですか……ぁん……っ」ピクン ジッ

提督(柔らかい乳房から先端の固く勃った乳首へとマッサージするように愛撫する。サラが物欲しげにこちらを窺った)

提督「……」チュッ

サラトガ「んっ……ふぅ……」

提督(肩越しに唇をかわす。濃厚なディープキスを交わし、口を離して舌だけを絡ませる。淫らな吐息と水音に興奮した)

サラトガ「っは……提督……私はもう準備万端ですよ……?」

提督「どれどれ……大洪水だな」

サラトガ「っ!!もう……恥ずかしいからまじまじと見ないでください……!!」

提督(しゃがんでサラの秘所を確認する俺に、サラは恥じらうように脚を閉じて抗議の声をあげる)

提督「……」スッ グイッ

サラトガ「な、何を……ぁああ!!」ビクン

提督「……」レロレロ ジュルジュル

サラトガ「そんなぁ……!!汚いですからぁ!!あぁ!!」ビクンビクン

提督(サラと壁の間に入り込み、その秘所に口付けする。割れ目に舌を這わせ、クリを吸い、舌を挿入した)

提督(このまま開発してイキ癖を付けてしまう。何も知らない初心な女をこうして俺の女に開発していく)

提督(ぞくぞくした。雄としての本能が満たされる。悦がり狂い、腰を引いて逃げようとするサラ。逃がしはしない)

提督(両手でサラの腰に抱き付き、がっちりと抑え込む。サラの秘所を自らの顔に押し当てる)

サラトガ「んはぁ!!いやぁ!!I`m gonna be crazy!!おかしくなっちゃう!!提督!!」

提督(嬌声と淫らな水音、鎖の音が響き、サラは快楽に蕩けながらも何とか抵抗しようとする)

提督(だがそんな状態で俺にかなうはずもなく、されるがままに秘所を貪られていた。だんだんとサラが上り詰めていくのが分かる)

サラトガ「っ……もぅ……だめぇ……っぁああああああ!!」ビクンビクン

提督(サラが腰を押し付けてきて、体が痙攣した。絶頂を迎えたのだ。ぐったりとして手錠につられているサラはまるで繋がれた家畜だ)

サラトガ「あぁ……提督、貴方をハグしたいのに……もどかしくておかしくなりそうです……」

提督「申し訳ないが、お預けだ」

サラトガ「提督……いれてください。もう私のここは提督を受け入れる準備ができています」

サラトガ「どれだけこの日を夢見たことかわかりません。提督、どうかサラを女にしてください」

提督「……駄目だ」

サラトガ「っ!?ぇ……そ、そんな……!!何でですか……!?」

提督「まだ前戯は終わっていない」

サラトガ「で、でも私……もう二回もその……あの……た、達しています……!!ここが疼いて、切なくて……!!」

提督「我慢しろ」

提督(懇願するサラをにべもなく切り捨て、再びサラを後ろから抱きかかえる。胸を揉み、モノを押し付けた)

サラトガ「んふぅ……提督も準備ができているじゃないですか……お願いです……いれてくださいよ……!!」

提督(無視して愛撫を続ける。サラの思考を蕩けさせる。まだまだご褒美は与えない。虐めてやろう)

サラトガ「ていとくぅ……!!」

提督「我慢しろ」

提督(憐れっぽく切なげな声をあげるサラに前戯を続ける。愛撫やキス、手マン、クンニを駆使した)

提督(サラをもう何度かイかせる。切なく満たされない嬌声をあげるサラを見ていると満足した)

提督(どんな形であれ、サラを苦しめているという事が復讐心を少し慰めた。が、何度目かの絶頂の後、サラは泣き始めてしまった)

サラトガ「ぐすっ……ひっく……」ポロポロポロ

提督「サラ……」

サラトガ「イジワルです……提督……イジワルです……私はこんなにも貴方が欲しいのに……抱いてほしいのに……入れてほしいのに……」

提督「……」

サラトガ「私を弄んで楽しいですか?提督は楽しいかもしれませんが、私は辛いです……満たされません……」

提督(サラは自らの不満を口にする。涙ながらに抗議の視線を向けてくるサラに俺は少し申し訳なくなり……とても興奮した)

提督「分かった。入れてあげよう」

サラトガ「!!」

提督「ただし、ちゃんとおねだりできたらだ」

サラトガ「さっきからずっとしているじゃないですか!!」

提督「口でだけだろう。ほら、尻を突き出して振ってみろ。はしたなく懇願してみたらどうだ?」

サラトガ「っ!?提督……サディストなんですね……」

提督「……かもな。嫌なら止めるか?醒めたというのならここで終わりにしてもいい。その方が君にとっていいことかもしれないな」

サラトガ「……」

提督(俺の言葉に、しかしサラは無言で尻を突き出すことで答えた。そしてぎこちなく振って見せる)

サラトガ「提督……お願いです……私を愛してください……私に、入れてください」フリフリ

提督(足首までずり落ちた薄青のショーツ、黒いワンピースを捲るとイヤらしくひくつく雌穴が丸見えになった)

提督(サラは少しびくりと反応したが、腰を振って媚びることを続ける。そうか……S的なものもいいものだな。新しい扉が開けてしまったようだ)

提督「サラの淫乱な雌穴に提督の立派な逸物をいれて提督の女にしてください。処女を散らして下さいと言え」

サラトガ「……サ、サラの……淫乱な……め、雌穴に、提督の立派な……逸物をいれて、提督の女にしてください……処女を散らして下さい」

提督「本当にして欲しいならもっと媚びるように言ったらどうだ?」

サラトガ「……!!」

提督(サラの、顔を歪ませ本当に嫌がっている様子に興奮と満足、快感を覚えた。脳髄が蕩けそうだ)

提督「……止めるか」

サラトガ「っ!!……サラの淫乱な雌穴に提督の立派な逸物をいれて提督の女にしてください!!処女を散らして下さい!!」

提督(覚悟を決め、大きな声で懇願するようにその言葉を口にするサラ。肩が震えている。前を向いているために表情は見えない)

提督(だが、きっとサラは目をぎゅっと閉じ、頬を赤く染めながら歯を喰いしばって屈辱に耐えているのだろう)

提督「……いいだろう、くれてやる!!」ピトッ グッ

サラトガ「っ……はぁ……!!」ブツッ ズププププ

提督(サラにバックで挿入する。抵抗を突き破るときつく締まる熱いそこへぬるりとモノが吸い込まれていった)

提督(サラの中を押し広げながら進んでいく。そして先端が一番奥のコリっとしたそこへ到達した)

サラトガ「くっ……ふぅ……ふぅ……」フルフル

提督(肩を震わせ、荒い息を吐きながら破瓜に堪えるサラトガ。腰を振ると苦し気な喘ぎ声をあげる)

サラトガ「あぁ!!て、ていとく……!!」クルッ ジッ

提督「っ!!」

提督(肩越しに振り返ったサラの、悲し気な表情に我に返った。俺は……なんて酷い事をしてしまったんだ)

提督「サラ……」ギュッ ナデナデ ボソッ

サラトガ「……」

提督(俺はサラトガを抱きしめると頭を撫でながら耳元で囁く。サラは無言で俺を見つめている)

提督「……すまない。酷い事をした。俺を嫌いになったかい?」

サラトガ「……なってません。けど、もっと抱き締めて。ちゃんと優しく愛して。お願いです」

提督「もちろんだ。ん……」チュッ

サラトガ「ん……」

提督(優しく唇を合わせ、互いの気持ちを確認するように舌を絡ませ合う。頭を撫で、髪を梳く)

提督「……っ。動いてもいいかい?」

サラトガ「はい。優しくしてくださいね」

提督(ゆっくりと労わるように腰を振り始める。サラの中はそれでも素晴らしい快感を伝えてきた)

提督(サラの中もだんだん慣れてきたようだ。喘ぎ声が漏れ、それが次第に大きくなってくる)

提督(それに合わせて俺も本気で腰を振り始める。耐え難い快楽だ。無心で腰を振る。手でサラの豊満な胸を揉んだ)

提督(柔らかい媚肉に指が飲み込まれる。熱い体温、肉と肉とがぶつかり合う音、限界が近づいてきた。そして……)

提督「サラ……!!サラ!!っぁ!!」ビュルルルルルルルル

サラトガ「提督!!提督!!ああああああああ!!」ビクンビクン

提督(サラの中にぶちまける。サラに後ろから抱き付いたまま余韻に浸る。どちらからともなくキスを交わした)

サラトガ「ん……はっ……」

提督「っ……」ズルリ

サラトガ「んっふぅ……」ピクン ブプッ ドロリ

提督(そしてモノを引き抜く。サラの秘所からは白濁液が垂れ、内ももを伝って滴り落ちた)

提督「……」ガチャガチャ

サラトガ「提督……I love you……」ダキッ ギュッ

提督「俺も君を愛している。ん……」チュッ

サラトガ「んっ……ちゅぅ……」スリスリ

提督「……」ナデナデ

提督(俺はサラの手錠をフックから外した。正面から抱き合って再び唇を交わす。甘えるようにすり寄ってくるサラを撫でた)

提督(その後、もう一度、今度は足枷が邪魔だったが何とか頑張って正常位で交わった。すべてが終わり、寄り添ってくるサラを部屋に送る)

提督(サラの部屋でシャワーを浴び、少し話し、また会う約束をしてから部屋を出る。聞き出した情報を元帥殿に報告する任務があるからだ)

提督(報告は予想より早く終わり、時間ができた。あの様子ではどうやら追撃を諦めつつあるようだった。よかった。強行されたらどうしようかと思っていたところだ)

提督(あの人も元帥なだけあるという事か。この時間を利用してあの子の所へ行こうと思ったが、どこにいるか分からないしそれよりやるべきことを思いついた)

提督(ちょうどいい機会だ。アイオワの所へ行ってみよう。あの子のことはずっと心配していたんだ。半年ほど顔を見せられていなかったからな)

↓×1~3 心が壊れていたアイオワの現状 
例)依然、歪な夢の中 
  正気に戻っており、怪しまれないように振舞いながら提督の命を狙っている

ふぅ……

アイオワはまだ壊れっぱなしで

生徒の艦娘たちと仲睦まじく平穏な日々を送っている
既に正気に戻っているどころか
監視役がいるとはいえ生徒たちとの会話を通じて提督の嘘や
深海棲艦を率いて米国と死闘を繰り広げたことも知っている

それでも提督と愛し合い本音を聞いてきたこともあり
彼なりの事情があったのだろうと自分を言い聞かせてきた
しかし再会した際にはちゃんと問い質すつもりでいる

164で

提督を恨む正気の人格と今まで通りの狂気の人格が入り混じっている

提督「アイオワ」

アイオワ「Admiral, Long time no see. How`s it going?(提督、久し振りね。元気だった?)」ニコッ

提督(アイオワは元気そうだった。思っていたよりも落ち着いているようだな。頬笑みながら俺を見つめている)

提督「ああ、久し振りだ。いろいろと大変だったが、なんとか元気でやっているよ。君はどうだった?」

アイオワ「私?私はね……その前に、お帰りのキスよ!んー」

提督(いたずらっぽくはにかむと目を閉じ顎を上げ待ち状態になる。その可愛らしい振舞いに気がついたら軽くキスしていた)

アイオワ「……ん、満足よ!ああ、久しぶりのAdmiralね♪堪能しなきゃ」ギュッ

提督「すまないな、長く会えなくて……」

アイオワ「んーん、いいのよ。気にしないで」

提督「ありがとう。元気そうでよかったよ」

アイオワ「うん、元気だったわ。……ねえ、Admiral」

提督「なんだい?」

アイオワ「私、ね……思い出したわ、全部。今が何時で此処が何処で……何が起こったのか」

提督「っ!!」



龍驤「ん~!!やっぱり部屋にこもって勉強よりこうして外でのんびりしている方がうちの性に合ってるわ~」

アイオワ「言語は力よ、リュージョー。話せるだけ話せた方がいいわ」

龍驤「言ってくれるわ。キミは何か国語話せるんや?」

アイオワ「Me?English, 日本語, Français and Español は自信を持って話せるわ!あとは少しのDeutsch, Русский, Italiano and中文なら話せる」

龍驤「何やそれ頭おかしいやろ!?ってか当てつけみたいにいろんな言葉喋るなや!!なんでそんなに話せるんやねん!?」

アイオワ「アメリカは移民の国だからね!!いろんなところから人が集まっているのよ。あとは話せた方がいいから勉強したってところね」

龍驤「はぁ~……うち、日本人で良かったわ」

アイオワ「日本人だからって日本語だけしか話せなかったら、グローバルに考えてあまりよくないわよ?」

龍驤「分かってはおるんやけどなぁ……どうも気ぃのらへんのや。言語に限らずベンキョーはな」

アイオワ「まあ、気持ちは分かるわ。私も勉強はあまり好きじゃないもの。日本語にも苦労したわ」

龍驤「ほんまに?その割にはよう喋れとるやないか。やっぱ才能なんやなって。キミ頭よさそうやもん」

アイオワ「いえ、違うわ。経験の差よ。それに、日本に居たころは日本語を喋れなくちゃ命にかかわったからね」

アイオワ「戦闘中に友軍が何言っているのか分からないというのは致命的だもの。死ぬ気で勉強して何とか普通に使えるぐらいにはなったってわけ」

龍驤「なるほど、確かになぁ。うちらはずっと日本におるから、外国での経験があまり無いねん。それが弱点やな」

アイオワ「確かにね。皆、多少読めて聞けるけど、話すのと書くのは正直小学生より酷いわ」

龍驤「あいたぁ……」

アイオワ「あそこでアイス買ってる駆逐艦娘達ならともかく、リュージョー、youはHigh schoolの年齢でしょ?見た目はともかくね」

龍驤「どついたろか!!……まあ、平均的な高校生よりはできとると思うで?分からんけど」

アイオワ「Maybe(かもね)」

ブーン

アイオワ「あら、飛行機だわ」

龍驤「ん?あぁ、この音、九七やな。たぶん演習中やろ。確か大鳳が演習の予定やったし。……いた、あそこや」

アイオワ「どれ……ああ、見え……た……」



ブーン

ドガァーン ドガァーン

【This is not a drill!! I repeat!! This is not a drill!!】

アメリカ下士官『ぐずぐずするなノロマども!!すぐに港へ向かえ!!』

アメリカ艦娘『走って!!港へ!!出港して!!』

アメリカ艦娘『空は敵に埋め尽くされてる!!港に出て反撃しなくちゃ!!』

アメリカ艦娘『航空隊は何をしているの!?』

アメリカ兵『乗れ!!乗れるだけ乗れ!!港へ向かうぞ!!』



アイオワ「……!!」

龍驤「通常兵器と違うてうちらの装備は特殊やからな。全部最新型に置き換えるのは難しいし」



ドガァァァァァァン

アメリカ兵『信じられん……』

アメリカ艦娘『なんてことなの!!太平洋艦隊が沈むなんて!!」』

アメリカ艦娘『神よ……』

アメリカ下士官『おい!!呆然としてる暇はないぞ!!撃ちまくれ!!』



龍驤「それに練度が上がれば旧型でも最新鋭機並みの活躍もできるしな。うちや一・二航戦の連中はむしろ好んで使っているんや。……アイオワ?」

アイオワ「はぁ……はぁ……」ドクン ドクン



【……全将兵に告げる。こちらは太平洋艦隊司令長官だ。抵抗を止め、降伏を受け入れるように】

【現在の戦況は我々に著しく不利であり、これ以上の抵抗は被害を増やすことにしかならない】

【繰り返す。こちらは太平洋艦隊司令長官だ。抵抗を止め、降伏を受け入れるように。……戦争は始まったが、我々の戦いは終わった】



アイオワ「っ……おえええええ!!」ゲボッ

龍驤「アイオワ!?ちょっ、大丈夫か!?」バッ

アイオワ(これは何?嘘、嘘だわ!!いえ、違う……これが嘘……どれが嘘?私は……私は一体何を……)

アイオワ「げほっ!!げほっ!!っ……!!」

アイオワ(……思い、だした。あの日、あの時、この場所で、何が起きたのか。こんなの……こんなの……!!)

アイオワ「………!!」ギリッ

龍驤「どないしたんや!?落ち着け!!な、何か口濯ぐもの……これ使いや!!」ナデナデ スッ

アイオワ「りゅ……リュージョー……!!」ギロッ

アイオワ(日本軍……日本人!!卑怯者!!お前たちは敵よ!!よくも私にそんな顔を向けられるわね……!!)

龍驤「Yes, アイオワ、うちや。大丈夫、うちがついとるで」ナデナデ ジッ

アイオワ「……」

アイオワ(そんな……そんな心から心配したような……労わるような顔を……どうして……殺し合う敵なのに……)

龍驤「落ち着いた?これお茶やけど、何もせえへんよりましやろ。これで口を漱ぎぃや」

アイオワ「……リュージョー。Admiralから私のこと……なんて聞いてる?」

龍驤「えっ?司令官からキミのこと?……どういう意味で?」

アイオワ「私……私、全部思い出したわ」

龍驤「……!!」

アイオワ「お願い、教えて……私がおかしくなっている間に世界では何が起こったのか……教えて……!!」

龍驤「……」

アイオワ「リュージョー……教えて……お願いよ……!!」

龍驤「……分かった。教える」

アイオワ「!!」

龍驤「思い出したんならしょうがないやろ。それに、何があろうともキミがうちの戦友であることに変わりはあらへん」

龍驤(知ったところで何ができるわけでもあらへんしな。艦娘としての装備は没収されとるし)



アイオワ「そう、だったのね……リュージョー、話してくれてありがとう」

龍驤「気にせんといて。……それで、全部思い出したキミはどうするつもりなんや?」

アイオワ「……正直、まだ混乱していてよくわからない所もある。けど、英語を教えるのは続けたいわ」

龍驤「……それは、なんでなん?」

アイオワ「だって、言葉が話せなくちゃ対話することもできないでしょ?」

龍驤「……!!」

アイオワ「それに、これはAdmiralに任されたことだもの」

アイオワ(あの時のAdmiralの言葉……嘘じゃなかったと思う。こんな戦争、きっと誰の本意でもないわ)

アイオワ(Admiralがあの時私に嘘を言ったのもきっとあの人なりの事情があったのよ。ともかく、あった時ちゃんと話さなくちゃ)

龍驤「……そうか。でもな、キミが正気を取り戻したってことはつまり、キミはおそらくどこかに監禁されることになる」

アイオワ「……!!そう……まあ、当然の処置かしらね……」

龍驤「……」

アイオワ「……」ウルッ

龍驤「……うちは今の君の言葉を聞いて、この事上には黙っといてもええと思った」

アイオワ「!!」ハッ

龍驤「言葉が話せなくちゃ対話することもできない。確かにそうや。けど、言われるまで考えんかった」

龍驤「アイオワ。うちはキミのその心を信じて、とりあえずの所は様子見という事にしたいと思ったんや」

アイオワ「リュージョー……」

龍驤「まあその代わりうちらの方で一応の監視はさせてもらうけどな。皆、そこらへんは融通できる人やし」

龍驤「それに、さっきも言ったけどキミはうちらの戦友や。その戦友を、たとえ今は敵同士になったとしても……」

龍驤「ないがしろにしたりする奴はこの帝国海軍にはおらへん。だから……英語の授業よろしゅうな」

アイオワ「……ありがとう」



提督「なるほど、龍驤らしいな」

アイオワ「いい子だわ、あの子。それに、他の皆も」

提督「ああ。数いる艦娘の中でも特に龍驤は特別人情味がある。それに度胸と度量もな」

提督(だがまあ、後で話をしに行かなくてはならないな。あいつも俺が知る事を予想しているだろうし、俺も怒るつもりは無いが一応は話さなくてはならない事だ)

アイオワ「そうね。……ねえ、Admiral. あの時私を愛しているって言ったのは……本当に本当なの?」

提督「もちろんだ。君を愛している。その言葉に嘘偽りはない。君に俺と共にあって欲しいし、幸せにして見せる」

アイオワ「Admiral……!!うん、幸せにして……!!」ダキッ ギュッ

提督「ああ」ギュッ ナデナデ

アイオワ「……もう一つ聞いていい?」

提督「もちろん」

アイオワ「なんであの時あんな嘘を吐いて、私を騙したの?」

提督「……もし本当の事を言ったら君が耐えられないと思った」

提督(俺はあの時のことを話した。思い出そうとすると頭痛を訴えて気を失ってしまった事)

提督(そして、それに加えて俺がどういう意図であんな嘘を吐いたのか。包み隠さず全てを話した)

アイオワ「……わかった」

提督「……納得できないか?」

アイオワ「……難しい話だから。けど理解はできたわ。この件は、もう終わり」

提督「そうか」

アイオワ「今夜とか、時間ある?」

提督「作るよ」

アイオワ「本当?嬉しい♪」

提督「……」

提督(アイオワは表情を綻ばせる。俺は……アイオワにあのことを言わなくてはいけないと思った)

提督(鶴姉妹以来の後出しだ。このことを聞いてアイオワがどう反応するのか分からない。怖い)

提督(だが、言わなくてはならない。それが俺がアイオワに見せるべき誠意だ。そして俺のけじめだ)

提督「アイオワ」

アイオワ「どうしたの?」

提督「君に、話さなくてはいけないことがある」

アイオワ「?」

↓×1~3 ハーレムについて聞いたアイオワの反応

やっぱりねという反応

呆れ半分

軽い嫉妬と半ば察していたような素振り

アイオワ「……やっぱり」ジトォ

提督(アイオワは俺の話を不機嫌そうに腕を組んで聞いていた。そしてすべてを話し終わると、ジト目で俺を見つめながらそう言った)

提督「や、やっぱり?」

アイオワ「一番分かりやすかったのはショーカクとズイカクね。あの二人、Admiralの写真を見ては満たされた女の顔をしてたから」

提督「っ」

アイオワ「だから、信じられないけどもしかしたらって思っていたわけ。そしたら……ね。このウラギリモノ」

提督「すまない……」

アイオワ「けど、自分からちゃんと言ったのは偉いわ。そこだけは褒めてあげる」

提督「……当然のことをしたまでだ。……君はこの事を受け入れてくれるか?」

アイオワ「……貴方の話を聞いて、どうしてそうなったのか理解して、貴方の心を知った。生半可な覚悟じゃないこともね」

アイオワ「それらを踏まえて貴方から離れられないし、離れたくない。ならもうしょうがないと思わされちゃったわ。だから、認めてあげる」

提督「アイオワ……!!」

アイオワ「その代わり、ちゃんと私を愛してよ?貴方が私を幸せにしてくれるって言ったから認めてあげるんだからね」

提督「ああ、当然だ」ギュッ

アイオワ「んっ……はむ。今夜、待ってるからね」ササヤキ

提督(抱き居ついた俺の耳を唇ではみ、そして耳元でそう囁く。アイオワの手が俺のモノをズボンの上から撫で上げた)

提督「ああ、待っていてくれ……!!」

提督(今すぐに抱きたい気分だったがやるべき執務がある。名残惜しいがアイオワと別れて執務に戻った)

提督(忙しさが恨めしいが、仕方がない。俺は今夜のことに想いを馳せながら執務をこなすのだった)



金剛「Hey, テイトク!!お疲れ様デシタ!!」

提督「金剛、お疲れ様」

提督(今日の執務が終わり、急いでアイオワのところへ向かおうとしていたら金剛に呼び止められた)

提督(どうやら俺の執務が終わるのを玄関口でずっと待っていたらしいな。満面の笑みを浮かべながら俺を見つめている)

金剛「先日の作戦はお見事デシタ!!さすがテイトクデース!!」

提督「そう言ってもらえると嬉しい。だが、それでも犠牲が出てしまった」

金剛「そうデスネ……でも、それが戦争デース」

提督「ああ……こんな戦争、一刻も早く終わらせなくては」

金剛「Yes. ……ところでテイトク?」

提督「どうした?」

金剛「この前までは作戦の準備で忙しいとのことでしたケド、その作戦も無事に終わりマシタ」

金剛「だから、その……今度こそディナーをご一緒しまセンカ?いいレストランがあるんデース」モジモジ

提督(金剛からのディナーの誘いはハワイに来て金剛が再び俺の指揮下に入ってからから何度かあった。だが、執務が忙しくて時間が無かった)

提督「金剛、申し訳ないが今夜は先約があるんだ。また今度にしてくれ」

金剛「っ……そうデスカ……わかりマシタ。では、また今度誘いマース!!」シュン ニコッ

提督(だが、休む時間もない忙しさもようやく終わったから是非ご一緒したい。のだが、今日はアイオワとの先約がある。また今度にしてもらおう)

提督「頼む。では、またな」

金剛「See you!!……」フリフリフリ

金剛「……。また、『また今度』デスカ、テイトク……一体いつになったらワタシとディナーに行ってくれるんデスカ?」

金剛「それに先約って……ならワタシとのディナーもまた今度じゃなくてちゃんと予定にしてくだサーイ」

金剛「それとも……提督はやっぱりワタシのことが……お、お嫌いデスカ……?だから予定を入れてくれないんデスカ……?」

金剛「『ワタシのことをもう一度好きになりたい。そう思うほど、君と一緒にいる時間は幸せだったんだ』」

金剛「そう言ってくれたのは、リップサービスだったのデスカ?テイトク……テイトク……!!」ポロポロポロ

金剛「どうすればワタシを赦してくれマスカ……教えてくだサーイ……ワタシ、何でもしマース……!!」

金剛「ぐすっ……だから……だからもう一度ワタシを……好きになってくだサイ……やさしくしてくださいよぅ……うぅ……!!」ギュッ

榛名「……お姉さま」コソッ ジッ

↓×1~3 榛名の行動

提督に直訴しに行く決意を固め、金剛を慰める(意味深ではない)

翌日朝イチに四姉妹で提督のもとに押し掛ける

金剛を除く姉妹で作戦会議



榛名「というわけなんです」

比叡「せっかくお姉さまが誘ってくれているのに……司令め……ってか羨ましすぎるんですよぉ!!」

霧島「ふむ……司令とお姉さまはそれなりに良い関係だったはず……それがこうもいきなり素っ気なくなるとすれば……」

榛名「何かがあったのでしょうか?けど、榛名の知る限り、普段は提督も金剛お姉さまも特に変わりないようでした」

比叡「そうなんだ。私と霧島は戦隊が違って普段一緒に居られないから知らないんだよね……変わってくれない、榛名?」

榛名「あははは……」

霧島「比叡姉さま、編成に関する意見は司令にどうぞ。……にしても、そうならやっぱり単純に忙しいのかしら?」

比叡「確かに司令はいろいろ忙しかったみたいだしね。噂じゃ寝る間も惜しんで見かねた大和が司令を寝かせたとか」

榛名「えっ?大和さんが?榛名、初耳です。それって……」

比叡「いや、私も知らないけど少なくともなんかそういう大人な関係ってわけじゃなくてね?」

霧島「寝不足が執務に影響しかねないほどだったから、大和がその日の執務を代行するから司令に寝るよう進言しただけだそうよ」

榛名「そうでしたか……榛名、提督がお姉さまに素っ気ない理由を見つけてしまったかと思いました」

比叡「ともかく話を戻すと、司令が素っ気ないのはただ単に忙しくてそれどころじゃないからってことだろうね」

霧島「なら取るべき手は一つです。そんな忙しい司令の為に私達が司令を補佐しましょう。秘書艦です」



金剛「秘書艦デスカ?でも、勝手に押し掛けるのは……」

比叡「お姉さま、そんな弱気になってちゃダメですよ!!大丈夫、不肖ながら私達もともに参ります!!」

榛名「そうです、お姉さま!!このままだと誰かに指令を取られちゃいますよ!!いえ、そうなるぐらいなら私が司令を……!!」ボソッ

霧島「女は度胸です。そして男は押し掛け女房に弱いモノですよ。大丈夫、下地は十分にあるはずです」

金剛「うぅ……ほ、本当に迷惑じゃないカナ?」

比叡「大丈夫です!!もし私が司令ならその場で結婚を申し込むまであります!!」

榛名「……大丈夫です。きっと上手くいきます。だって、金剛お姉さまですから」ニコッ

霧島「わざわざ執務を手伝いに来てくれるのです。誰が迷惑だなんて思うでしょうか?お姉さま、あと必要なのはほんの少しの勇気です」

金剛「……分かった。明日の朝、テイトクの部屋に行ってみマース」



アイオワ「……何やっているの?」

提督「連絡の確認だよ」

アイオワ「余韻が台無しじゃない?」

提督「新しい連絡が来ていたんだ。すまない」

アイオワ「まあ、仕方ないけど……でも、その代わりお休みのキスをさらに要求するわ」

提督「了解したよ。……!!」

アイオワ「……どうしたの?悪い連絡?」

提督「……」

[親愛なる我が騎士へ

詳細は不明だけれど、ドイツは日本との戦争の準備をかなり進めているようだわ。もう何時日本へ宣戦布告してもおかしくない

情報によるとSilbervogelと呼ばれる計画が進んでいるとのことよ。これまた詳細は不明だけれど一種の奇襲攻撃の計画みたい

貴方は信じられないでしょうけど、でも我が英国の諜報部は世界一よ。ともかく、このことは頭に入れておいて

そして十分に気をつけること。貴方がドイツ軍の攻撃で死んだりしたら私はベルリンを廃墟に変えてしまうわ

私を魔王に変えたくないなら、死なないようにしてね

P.S. これは重要機密だけど、私達の目標は順調に達成されているわ。安心して、私を信じて待っていてね

ロンドンよりキスと愛を ウォースパイト]

提督「……銀の鳥」

アイオワ「銀の鳥?なにそれ、童話?」

提督「悪いが、話せない。だが大丈夫だ。心配しなくていい。……」ノソリ ダキッ

アイオワ「ふーん、そう。……っん。ふぅ……♪ちゅっ」ギュッ ナデナデ

提督(まさかドイツが?ありえない。そもそも、今回の戦いだって戦力がぎりぎりだったのだ)

提督(ドイツがプリンツたちを送ってくれなかったら、どうなっていたか正直わからない。そんなドイツが裏切るつもりなんて……)

提督(もしそのつもりならハワイの戦いを放っておけばよかったのだ。助けるなんて真逆の行為じゃないか)

提督(混乱していた。それに得体のしれない不安を感じる。信じられない。けど、ウォースパイトは出鱈目を言うような子じゃない)

提督(それらの悪い感情を抑え込むようにアイオワの温もりを求める。アイオワは優しく俺を抱きしめ、キスしてくれた)



金剛「……ごくっ」

比叡「お姉さま、いつも通りにやれば大丈夫ですって……!!」

榛名「ノックです、お姉さま……!!」

霧島「怖気吐くなどお姉さまらしくもありません。いつもの元気がどうされたのですか?」

金剛「分かってるネ……でも、迷惑そうな顔をされたらどうしようかと思うと……怖いデース……」

比叡「そんなことありませんよ……!!きっと泣いて喜ぶはずです……!!」

榛名「……榛名、参ります」コンコン

「「「!?」」」

霧島「……は、榛名?」

榛名「背中は、押しました。後はお姉さま次第です。あまり不甲斐ない姿を見せられると……幻滅しますよ?」

金剛「……!!分かったネ。ありがとう、榛名。やってやりマース……!!」

スタ スタ スタ

比叡「来た……!!来ましたよ、お姉さま……!!」

金剛「……!!」グッ

榛名「……」ギュッ

霧島「……」

アイオワ「Yes……?What`s up……?」ガチャリ

↓×1~3 提督の部屋の扉を開けたのは寝ぼけてふらふらしていて、一応シーツで体を隠してはいるが、ただ体の前で持っているだけなので胸や下腹部は隠せていても肩や脇腹、腰が丸見えで明らかに全裸なことが分かるアイオワだったことに対する金剛4姉妹の反応

金剛:フリーズ
比叡:ナンデ!?アイオワナンデ!?
榛名:状況を察し姉妹と共に離脱を図る
霧島:状況を察し部屋に突入

金剛→絶句、少しして火がついたように泣き出す
比叡→激怒、殴りかかろうとする
榛名→呆然、直後に比叡を取り押さえる
霧島→予測済み、淡々と事態の収拾を行う

金剛・榛名・霧島は裸のアイオワがいた事で提督とアイオワが男女の関係であることすぐに察するが比叡はアイオワがどうして裸なのかわからない様子。金剛・榛名・霧島の三人が説明を求めて提督に詰め寄り修羅場の様相を呈してくる

よし、突入して提督を問い詰めよう

「「「……!!」」」

比叡「……えっ、なんでアイオワがいるの?ってか服着なよ!どうして全裸なの?」

アイオワ「んー……?っ!?」ハッ

金剛「っ!!失礼しマース!!」キッ ズイッ

榛名「勝手は……勝手は榛名が許しません!!」ギリッ ズイッ

霧島「うちの金剛お姉さまという人がいながら……この落とし前、どうつけて下さるのでしょうかねぇ?」ニタァ ズイッ

アイオワ「あっ」

比叡「ひえっ!?ちょっ、皆!?」

提督「……」グッスリ

金剛「テイトク!!」バッ ドスン

提督「うげっ!?」

榛名「司令!!」スッ ギュッ

霧島「これは……」

提督「な、何だ!?アイオワ!?」

金剛「違いマース!!金剛デース!!テイトク!!いつからテイトクはアイオワとこんな関係になっていたのですか!?」ポロポロポロ

榛名「司令……榛名は……金剛お姉さまだからこそ司令を諦めても良かった……でも、これじゃ……榛名、諦められないです!!」ジッ

霧島「お姉さまだけでなく榛名まで……司令、覚悟なさってくださいね……?」ドドドドド

提督「えっ!?……!!」

提督(金剛に跳びかかられ、胸元を掴まれる。その金剛の隣に榛名が寄り添うようにして同じく俺の胸元を掴んでくる)

提督(金剛は恨めしそうな泣き顔、榛名は何かすさまじいモノを強引に抑え込んでいるかのような壮絶な表情でそれぞれ見つめてくる)

提督(その後ろには何かマズイ雰囲気を発しながら怖い微笑みを浮かべる霧島がこちらを見下していた)

比叡「ひ、ひえー!!」

アイオワ「……てへぺろ♪」バチコーン

提督(それをどうすればわからないという顔で見ながら叫び声を上げる比叡と、困ったように微笑みながらウインクし、頭をこつんとして舌を出すアイオワ)

提督「くっ……可愛いな……じゃなくて!!ど、どういう状況か説明してくれ……」



金剛「というわけデース!!」ダン

提督「そうか……」

榛名「司令は、アイオワさんとお付き合いしているのですか?」ジッ

提督「……ああ、そうなるな」

金剛&榛名「「っ!!」」ズキン

霧島「……まあ、個人の自由です。ここで司令を責めるのは筋違い。筋違いではありますが……個人的感情は抑えられそうにもありませんね」ゴゴゴゴゴ

提督「……」

比叡「ひえー……」シュン

アイオワ「……」

提督(今、俺は正座して床に座っている。その前には金剛、榛名、霧島が仁王立ちし、その後ろには悲し気な様子の比叡)

提督(少し離れた所のベッドにはアイオワがどうすればいいのか分からないと言った感じの困り顔で腰かけている)

金剛「……ぐすっ。ひっく……うぅ……うぁ……っ……」ボロボロボロ

榛名「榛名は……榛名は、大丈夫じゃありません……」フルフルフル

霧島「歯ぁ食いしばってもらえますか?」ゴキッ ゴキッ

アイオワ「Hey, ちょっと待ってよ!!暴力は駄目でしょ!!」

霧島「……」チラリッ

アイオワ「……」ジッ

提督(泣き出してしまう金剛に俯いて震えている榛名。霧島の迫力に一歩も引かないのはさすがアイオワと言ったところか)

提督(ともかく、どうするべきか……どうやら、金剛と榛名は俺に好意を持っているのは確定の様だ。まあ、分かっていたが)

提督(俺からは何もしていないがこの状況、俺が金剛と榛名を振ったということになっている)

提督(いつかの鹿島が思い出された。……話してしまおうか、彼女達に。だが、しかし……)

金剛「っ……テイトク、I`m sorry. 朝から押し掛けたり、混乱して騒いだりしてしまいマシタ」

榛名「っ!!」

比叡「お姉さま……」

霧島「お姉さま……っ!!」

金剛「テイトク、ずっとお慕いしていマシタ……あ、アイオワとどうかお幸せにネー……ふぐっ……」サッ

提督(……金剛は、そう俺に告げると、しかし耐えきれないといったように嗚咽を溢した。そして口元を抑える)

提督(顔を背け、涙を流しながらそうしているとまるで絵画のように美しく見えた。見惚れる)

金剛「……帰りますヨ、皆。お邪魔しマシタ、テイトク」

比叡「……お邪魔しました」

榛名「……っ」ポロポロポロ

霧島「……すいません、不遜な態度でした。失礼します、司令」

提督(立ち上がり、去ってゆく金剛。比叡は金剛を労わるように見守りつつ後に続いて立ち上がり、歩いていく)

提督(じっと俺を見つめていた榛名も金剛のように顔を背けて口元を抑えながら涙を流し、無言で立ち上がり去っていく)

提督(金剛と同じ仕草にやはり姉妹だなと思った。霧島は冷静さを取り戻したようで、謝罪の言葉を述べて姉たちの後に続く)

提督「待ってくれ」

「「「「……」」」」

提督(俺のその言葉に、全員がピタリと立ち止まる。金剛と榛名は振り返らない。比叡はこちらをちらりと伺うと、金剛に視線を向けた)

提督(霧島はこちらに向き直り、無感情な瞳で何ですかと問いているようだった。金剛と榛名の様子に俺は、覚悟を決めた。彼女たちに話す)

提督「君たちに、話さなくてはならないことがある」

↓×1~3 例の話を聞いた金剛型の反応 金剛榛名は提督Love 比叡霧島は姉妹Loveである事を踏まえて

「榛名は一番じゃなくても大丈夫です!」
「ハーレムの中でも、てーとくのハートを掴んで見せるねー!!」
「ここで反対してしまうと、私が悪者になってしまうじゃないですか……」
「はーれむってなんですか? 食べ物ですか?」

>>189+ハーレムの上位を独占(というか姉妹で囲ってしまう)しようと誓う(主に霧島が)

>>190

比叡の扱いwww
正直すこ

ええ娘たちや…

提督の精力なら囲えるだろう

提督「このことを踏まえて、もし君たちがそれでも俺を慕ってくれて、好きでいてくれて、このことを受け入れてくれるなら……」

提督「それなら、俺も君たちを諦めない。君たちを俺の女にする。全力で愛し、幸せにしてみせる」

「「「「……」」」」

提督(金剛と榛名は背を向けているために様子が分からない。比叡はジッと金剛を見つめている)

提督(そして霧島は軽蔑の混じった視線で俺を冷ややかに見つめている。そして視線をアイオワに移すと口を開いた)

霧島「貴方は、この話を知った上で提督と関係を持っているのですか?」

アイオワ「Yes, そうよ」

提督(霧島の問いに、シーツで体を隠しながらだが、胸を張って堂々と霧島を見つめながら答えるアイオワ)

霧島「そうですか……理解しかねますね。おかしいとは思わないのですか?」

アイオワ「思わないでもないけどね。でも、それでも私はこの人を愛しているし、この人のことなら信じられるの」チラリ パチッ

提督(そして俺の方を流し目で見て微笑みながらウインクする。その視線には信頼と愛が込められていた)

霧島「意味不明ですね。……提督、失望しました。貴方ともあろうお方がそんなことはおかしいと気がつかないのですか?」

提督「おかしいという事には気がついているさ。だが、その上での決断だ。そういう謗りを受ける覚悟もできている」

霧島「もはやこれ以上の会話は無意味ですね。では、私達はこれで失礼します。行きましょう、お姉さま方」

金剛「っ!!」クルッ スタスタスタ バッ ギュゥッ

榛名「……!!」クルッ スタスタスタ バッ ギュゥッ

比叡「こ、金剛お姉さま!?榛名!?」

霧島「なっ!?正気ですか!?」

提督(一瞬でこちらを振り向き、左右からそれぞれ抱き付いてくる金剛と榛名。それを見て驚愕の表情を浮かべる比叡と霧島)

提督「っ!!……いいのか?」

榛名「榛名は!!司令が愛してくれるのなら!!一番じゃなくても大丈夫です!!」カァッ ジッ

金剛「……ハーレムの中でも、テイトクのハートを掴んで見せるネー!!」ジッ ニコッ

提督(榛名は、頬を赤らめ、俺を食い入るように見つめている。その瞳は極度の興奮からか瞳孔ガン開きだった。狂喜しているようだ)

提督(正直ちょっと怖かったが、あのお淑やかで人を立てる大和撫子の鏡といえる榛名にそこまで思われていたのは嬉しく、誇らしかった)

提督(一方の金剛は、今にも壊れそうな透明な笑顔を浮かべていた。壮絶な葛藤を経て、大切なもの以外のすべてを諦めた結果と言った感じだ)

提督(一目瞭然な空元気。だがその代わり、その残した大切なものだけは何があっても譲らないという覚悟と信念に満ちた光をその目に宿している)

提督「ありがとう……君たちの想いと覚悟には必ず報いてみせるよ」ギュッ

霧島「お姉さま!!榛名!!」

金剛「いいのデース、霧島!!私は、提督を愛していマース!!……確かにちょっとおかしいかもしれないけど、でもテイトクは嘘を吐きまセン」

霧島「っ!!」

金剛「ずっと提督と一緒に戦ってきマシタ。提督が悪い人じゃないと知ってマース。ワタシの気持ちに必ず応えてくれるネ」

霧島「……。でも、こんなのってありませんよ……」

榛名「霧島、榛名の気持ちは榛名だけの物です。心配してくれるのはありがたいですが、榛名が誰を愛してどうするかは榛名が決めます」

榛名「普通じゃなくてもいいんです。幸せの形は人それぞれですから。だからこそ、人の幸せを自分の価値観で邪魔してはいけないでしょう?」

霧島「……それによっていろんなことが起きるはずです。いい事ばかりとは思えません。その覚悟はあるのですか?」

金剛&榛名「「もちろんデース(です)」」

霧島「……はぁ。ここで反対してしまうと、私が悪者になってしまうじゃないですか……けど、司令」

提督(霧島は頭痛がするといったように頭に手を添え、目を閉じて少し考えてから嘆息し、そう呟き、俺を呼ぶ)

提督「なんだい?」

霧島「私の大切な金剛お姉さまと榛名、悲しませたりしたら……冗談ではなくそのお命頂戴いたしますからね?」ギロリ

提督(眼鏡越しに霧島の迫力に満ちた瞳に睨みつけられる。蛇に睨まれた蛙になりそうだったが、なんとか耐えて答えた)

提督「分かった。そんなことはしないと誓う」

霧島「……貴方を信じましょう、司令」

提督(暫く俺を値踏みするように見つめてから、威圧感を引っ込めてそう言った。何とか認めてもらえたようだな)

比叡「ちょっと待ってくださいよ!!何ですかソレ?え?はーれむってなんですか?食べ物ですか?」

提督「比叡……」

比叡「ちゃんちゃらおかしいですよね?そんな事。そんな事……絶対におかしい!!誰が何と言おうと認められるものじゃない!!」ドンッ ギロリ

提督「っ!!」

提督(比叡は脚を踏み鳴らし俺を射抜くような視線で睨みつける。いつもの比叡から恐ろしい戦艦娘、『比叡』へと変わっていた)

提督(比叡は普段アホの子っぽい。だが、実はあの長門や陸奥に並んで人気が高く、帝国海軍の象徴と言っても過言が無いほどの存在だ)

提督(やんごとなきお方にもたいそう期待されており、本気を出した比叡の恐ろしさは古参なら誰もが知っている)

提督(そんな比叡が発する威圧感は凄まじい。あの大和や長門でさえもこれほどの貫禄は無いし、キレた鳳翔さんとタメが張れそうだった)

榛名「ひ、比叡お姉さま、榛名は」オズオズ

比叡「榛名!!確かに貴女のいう事も分かるけどね、けど大切な妹が悪い男に引っかかりそうになっているのをみすみす見逃すことはできない!!」ギロリ

榛名「っ……」ビクッ

比叡「道を正すのも姉の役目!!こんな事、道徳的に考えて間違っているよ!!司令、貴方がそんな人だとは思わなかった!!」キッ

提督「……かえす言葉もない」

比叡「もう二度と私の大切な金剛お姉さまと榛名を誑かさないで!!それと、その呆れたハーレムも即刻解散しなさい!!」

提督「それは、できない」ジッ

比叡「……司令、私と貴方は知らない仲じゃない。だからこそその程度で済ませてあげようとしているの」

比叡「それなのに、私が差し伸べた手を無下に払うというのなら……覚悟できてるんでしょうね?」

提督「ああ、もちろんだ」

比叡「……」ブワッ

提督「っ……」タラリ

提督(比叡の髪が逆立つ。比叡の中で俺が本格的に敵と認識されていくのが分かった。今まで比叡と対峙してきた全ての敵を尊敬する)

提督(これよりさらにひどい戦いの……殺し合いの時の比叡と対峙して恐れに動けなくなったり逃げ出したりしないのだからな)

提督(もしアイオワや金剛、榛名がいなかったら俺は威厳を保っていられなかっただろう。そう分かる程の迫力)

金剛「……比叡」スッ

提督(その状況を打破したのは金剛だった。するりと俺から離れ、臆することなく比叡へと向かっていく)

金剛「……」ダキッ ギュッ

比叡「っ!!金剛……お姉さま……」タジッ

金剛「比叡、ワタシの大切な妹。どうかワタシの話を聞いてくだサイ」ボソボソ

比叡「ぁ……話……」ドキン

提督(そこから始まったのは、金剛による比叡の説得……いや、洗脳だった。比叡の正論に対して、金剛は持てるすべてを発揮して比叡の意志を溶かしていく)

提督(比叡を胸に抱き、頭を撫で、髪を梳き、耳元で甘い声音で囁き、語りかける。懇願する。命令する)

提督(比叡の弱点であるちょっと怪しいぐらい敬愛する姉、金剛からの精神攻撃に、それでも暫く耐えていた。だが、比叡に勝ち目はない)

金剛「いいデスネ、比叡?テイトクなら何も心配する事はありまセン。だからもう二度とそんなことを言ってはいけませんヨ?」ササヤキ

比叡「わ、わかりましたぁ……私も、司令を信じることにします……」ピクンピクン

金剛「フフッいい妹ですネ、比叡は。ワタシの、大切な妹デース」ナデナデ

比叡「お姉さまぁ……」

提督「……比叡」

比叡「っ……ちゃんと、信じますよ。信じていますからね、司令。だから……お姉さまと榛名をよろしくお願いします」ジッ

提督「……ああ、任せてくれ」

提督(色っぽい蕩けた表情で渋々といった様子だが俺への信頼を口にする。その瞳には霧島と同じものが込められていた)

提督(だが、その頬は紅潮していて先ほどの迫力は形なしだった。というか、比叡の疑惑がさらに深まるな……)

提督(そして金剛の手腕にも舌を巻いた。もはや恐怖すら覚える……さすがは帝国海軍最古参の戦艦娘。その実力はやはりトップクラスだ)

提督(もし金剛が俺に惚れていなかったら、あの時の尋問はああもすんなりいったりしなかっただろうな)

提督「とりあえず、もう朝だ。この話はまた後でだ。各自部屋に戻って今日の準備をすること」

榛名「提督。実は今日、榛名達は提督の執務を助けるために来たんです。もしよろしければお手伝いさせていただけませんか?」

金剛「Yes, いろいろありましたケド、もともとそのつもりデシタ。どうですか、テイトク?何かお手伝いできることはありマスカ?」

比叡「……任務に私情は挟みませんよ。司令のことは上官としては心から信頼していますから」

霧島「どうぞ司令、ご命令を」

提督「そうか、分かった。ありがとう、金剛、比叡、榛名、霧島」

提督(彼女たちに仕事を割り当てていく。話をしていたせいで少し遅くなってしまったが、これでむしろ余裕ができたな)

アイオワ「何というか……アナタって本当にジゴロって奴なのね。こんなにたくさんの女の子から好かれて」

提督「ありがたい事だよ。さて、君もシャワーを浴びて部屋に戻らなくてはいけないだろう?」

アイオワ「ええ、そうね」

提督(予期せぬ修羅場だし、かなり危ないところだったが何とかなった。さて、気持ちを切り替えてすべきことをするとしよう)



提督「よし、ではそのように頼む」

瑞鶴「ん、了解。任せて」

プリンツ「……あ、アトミラールさん!!ズイカク!!」ニコッ フリフリ

提督(廊下の向こうから呼びかけてきたのはプリンツだった。笑顔で元気いっぱいに手を振っている)

提督「おお、プリンツ!!君と話をしなくてはならないと思っていたんだ」ニコッ

瑞鶴「プリンツ!!ドイツに帰るんだってね」ニコッ

プリンツ「Ja, こっちの戦況も落ち着きましたし、ヨーロッパの海は依然厳しい戦況なんですよ」

提督「さみしくなる。明日の朝東京に戻るんだったな」

瑞鶴「連絡行ってるよね?今夜、送別会があるから楽しみにしてて」ニコッ

プリンツ「はい、楽しみです♪」

提督「忙しくて会えてなかったからな……今ここでも言わせてくれ。今回の戦い、君たちドイツの援軍がいてくれなかったら勝てていたかわからない」

プリンツ「そんな!!私達は少しお手伝いしただけですよ。私たちがいなくてもきっと皆さんならやり遂げていました」

提督「いや、ぎりぎりの戦力しか残っていなかったんだ。君たちの存在ほど心強いモノは無かったよ」

瑞鶴「そうだよ!!プリンツたちがいてくれて本当に助かった。私からも改めて言わせてもらうね?本当にありがとうございました」ペコリ

プリンツ「あぅ……そういわれると照れちゃいます……Bitte schön……///」モジモジ

提督(頬を赤くして、はにかみながらもじもじと体を揺らし、指先をツンツンする。照れているプリンツの姿は可愛らしかった)

提督「何か私から個人的に感謝の品を送ろうと思っているんだが……ん?連絡が入ったな。失礼」ピロリン

提督(携帯端末が新たな情報の受信を伝えてくる。一体何だろうか?断りを入れて確認してみる。緊急の案件かも知れないからな)

プリンツ「本当ですか!?うわぁ~楽しみだなぁ♪アトミラールさんから贈り物!!一体何だろう?」

提督「……!!瑞鶴!!」パァッ

提督(プリンツとの会話の途中だったが、その情報の内容に驚き、喜び、笑顔で瑞鶴に呼びかけることを我慢できない)

瑞鶴「えっ!?な、何?どうしたの?」

提督「翔鶴の目が覚めた!!」

プリンツ「えぇ!?本当ですか!?」

瑞鶴「……嘘、本当?」

提督(そう伝える。プリンツは驚き、瑞鶴は信じられないといったように俺を見つめながら恐る恐る確認してくる)

提督「嘘でそんなことを言うものか!!」

プリンツ「よかった……!!心配していたんです。戦争とは言え、戦友が先に逝くのは耐えがたいですから」

提督「ああ、本当に良かった……!!本当に……!!」ギュッ

提督(プリンツの喜びの言葉に、俺は同意する。無意識に手を握りしめていた。本当に、こんなに嬉しい事は無い)

瑞鶴「……っ、翔鶴姉……良かった……本当に良かった……!!」ペタン ポロポロポロ

提督(瑞鶴は、今まで張りつめていた弦がようやく緩められたようだった。その場に力なく崩れ落ち、涙を流す)

提督「こうしてはいられない!!幸い、今日で一区切りつく!!翔鶴の所へ行こう!!」

プリンツ「えっ!?」

瑞鶴「ぐすっ……うん……!!あ、で、でも……行ってもいいの?」

提督(俺の言葉になぜかプリンツがフリーズし、驚愕した。涙を流しながら微笑み、同意した瑞鶴はしかし、行ってもいいのかと確認してくる)

提督「俺が手続きする。君の姉だ、誰も文句は言うまいよ。俺も休暇が溜まっているし、向こうですることもある。多少前倒しにしても問題ない」

瑞鶴「提督さん……ありがとう……!!」スクッ ヒシッ

プリンツ「ちょっと待ってください!!」

提督「っ!?ど、どうした?」ビクッ

瑞鶴「……?」キョトン

提督(感極まったように顔を綻ばせ、俺に抱き付いてきた瑞鶴。そこで、プリンツが大声を上げた)

プリンツ「あっ……!?その、すいません……大きな声を出して……翔鶴さんの所へ行くという事は、東京に行くんですよね?」

提督(プリンツはそう謝り、確認を取ってきた。なぜだろうか?とても焦っているようだった)

提督「そ、そうだが……?」

プリンツ「……!!そうですよね、わかりました。なら一度向こうでお会いできませんか?」

提督「それは構わないが……どうしたんだ?」

プリンツ「いえ、その……せっかくなんで東京を案内してもらおうかと。対深海棲艦戦争の時約束したけれど、結局少ししか行けなかったじゃないですか」

プリンツ「こんな時にって気もしますけど、もう一度東京に来られるかは分からないので……ダメですか?」

提督(申し訳なさそうにそう言ってくるプリンツ。そうか……そうだな。窮地を救ってくれたプリンツの願いだ。無下にはできない)

提督「分かった。なら、そうだな……君は明日東京に戻って一週間後にはドイツへ帰国だったな」

プリンツ「!!はい♪」ニコッ

提督(プリンツと予定を決める。プリンツはとても嬉しそうにしていた。そう喜んでもらえるのは光栄だな)

提督「では、そういうことで頼む」

プリンツ「Jawohl, Herr Admiral!!それじゃあ私はもう行きますね。また後でです、アトミラールさん、ズイカク!!」フリフリ

提督「ああ、またな」フリフリ

瑞鶴「うん、またね」フリフリ

提督(プリンツを見送る。そして瑞鶴と二人きりになった瞬間、離れていた瑞鶴が再び俺の胸に飛び込んできた)

瑞鶴「翔鶴姉の目が覚めて、本当に良かった……!!」ギュゥゥ

提督「ああ、本当に良かった……!!」ギュッ ナデナデ

提督(その後、しばらくの間瑞鶴を抱きしめ、頭を撫で、翔鶴の目が覚めた喜びを二人で分かち合っていたのだった)



如月「……ひっく」

睦月「如月ちゃん、悪く酔ってるにゃしぃ……」

皐月「インド洋から転戦するぐらいからなんか様子がおかしいよね。プリンツの送別会の時も戦勝会の時も飲みまくってたし」

睦月「あの時は周りの目があったから最低限のセーブはしてたけど、今日は駆逐艦娘と香取さんと鹿島さんしかいないからにゃー」

叢雲「何?何の話かしら?」

漣「あーきさらぎんの話?やっぱちょっとおかしいよね」

神風「何か悩みがあるのなら相談に乗れないかしら?」

秋月「微力ながらこの秋月、如月先輩の助けになれれば幸いです!!」

夕雲「そうね、大事な先輩ですもの」

陽炎「それにしても一体どうしたのかしら?」

時雨「どうして如月があんなに悩んでいるのか心当たりのある人はいるかい?」

朝潮「ありません……」

若葉「ないな」

暁「直接聞いてみるしかないわね……」

睦月「……よし!!じゃあ睦月が聞いてみるにゃー!!すごく酔ってる今ならガードも緩いはず!!……如月ちゃーん!!」

如月「ひっく……むつきちゃん……あによぅ……わたしを……ほうっておいて……」

睦月「そんなこと言わないでよー。一体どうしたにゃしぃ?全然如月ちゃんらしくないよ?」

如月「どうしたの……?ふふっ、どうしたの、ね……わたしはね、むつきちゃん……まけいぬになりさがったのよ……」

睦月「負け犬?どういうことなの?」

如月「ごくごくごくっ!!ぷはっ!!」

睦月「如月ちゃん!?ちょっ!?一気飲みは駄目だよ!!」

如月「まけいぬはまけいぬよ!!」クワッ

「「「「!?」」」」ザワッ

睦月「如月ちゃん!?」

如月「しれいかん……しれいかぁん……うわぁああああん!!あぁあああああん」ボロボロボロ

鹿島「如月ちゃん!?どうしたの!?」

如月「わたしのしれいかんがぁ……どこかのどろぼうねこにぃ……うぅ……ふぐぅ……!!」

「「「「!!」」」」

鹿島「あっ……」

第六駆逐隊「「「「あっ……」」」」

睦月「……。えっ……司令官が……」

皐月「あー……なるほどね……」

文月「……えっ?皐月ちゃん?」

皐月「っ……文月……」

如月「……!!」グリン ギロリ

皐月「ひっ!?」

如月「まさか……まさかあなたなの……さつき……?」

「「「「……!!」」」」ザワッ

暁「……聞いてる?」ボソッ

響「いや、聞いてない」ボソッ

皐月「あ、いや……その……」メソラシ

如月「そう……さつき……あなただったんだぁ……うふっ……しれいかんとおとななかんけいのこいびとはぁ……」

「「「「!!??」」」」ピキッ

鹿島「えっ……」

鹿島(皐月ちゃん……?提督さんは響ちゃんと……えっ?えっ?どういうこと……?)

皐月「い、いや……その……」カァッ オロオロ

↓×1~3 提督と皐月がそういう関係らしいぞという事を知った駆逐艦娘達の反応

最後までしたのと詰め寄る

六駆が怪しすぎで速バレする

一部の駆逐艦娘にとっては聞き捨てならない。特に時雨が提督に対する依存度が高く居ても立ってもいられなくなり提督を探して問いただそうとその場を離脱する

てっきり皆に「かわいいね!」責めされるものかと

霞「っ!!本当に……!?本当に最後まで(エッチ的な意味で)したの……!?」ギリッ

曙「そうよ!!教えなさいよ!!」ダンッ

夕立「うん、さっさと言うっぽい」ジッ

皐月「ちょっ!?ま、待ってよ!!皆なんか怖いよ……!?」

満潮「いいから質問に答えればいいのよ。早く答えなさい」

磯風「そうだな。そうしてくれれば面倒なことにならず、こちらとしても助かる」

夕雲「大丈夫、皐月先輩。大丈夫だから言ってください。ね?」

皐月「うぅ……し……したよ……(キスを)」

島風「お゛ぅっ!?」

朝雲「し、したんだ……(エッチを)!!」

春雨「ど、どうでしたか……?」

皐月「どうって……もうわけわかんなかった……頭の中蕩けちゃって……体が凄く熱くなって……ジンジンした……」

「「「「……」」」」

荒潮「あらぁ~……」

天津風「……う、嘘よ!!そんなの嘘!!絶対に認めないんだからぁ!!」

卯月「さ、皐月……まじぴょん?」

初月「……僕はまだ信じないぞ」

皐月「な、何だよ!!話せっていうから話したのに!!嘘じゃないからな!!」

村雨「ふーん……そうなんだ……」

萩風「皐月が……司令とね……」

黒潮「……はっ!!あかん、鼻血でてもうた……!!」タラリ

秋雲「あ、アイデアが……次の新刊はNTRモノでいこう……!!」

潮「……っ」ジワァ ポロポロ

親潮「……」ジワァ ギュッ

浜風「まさか……いや、そんな……」

霞「あのクズ……!!なに皐月に手だしてるのよ……!!」

曙「クソ提督……!!なんで皐月なのよ……!!」

時雨「……皐月」ポンッ

皐月「な、何……?」

時雨「おめでとう」ハイライトオフ ニコッ ギリギリ

浦風「お祝いするけんのう。じゃけん楽しみにしとれよ?」ガシッ ギュゥ ニタァ

皐月「痛い痛い!!絶対祝ってない!!ボクをどうするつもり!?」

早霜「完全に想定外だったわ……」

清霜「そんな……ずるいじゃん……」

夕立「ちょっと提督さんの所行ってくるっぽい」ドクン ドクン

嵐「いや、今東京戻ってるから……」

ワーギャー

ガチャリ スタ スタ

鹿島「……」フラフラ

香取「あら、鹿島?どこ行くの?飲み物の追加は持って来たわよ?」ガラガラ

鹿島「……ちょっと外の空気吸ってくる」

香取「え、ええ……大丈夫?」

鹿島「大丈夫」

香取「そう……」

鹿島「……」

スタ スタ スタ

ガチャリ

トコ トコ トコ バスッ ギシッ

鹿島「……」

提督『くっ!!っ!?な、何だ!?』パンパンパン

響『んあぁっ!!っ!?だ、誰!?』ズッチュズッチュズッチュ

提督『君の気持ちは嬉しい。本当だ。だが、俺は響のことを愛しているんだ。すまない……申し訳ないが、考え直すつもりは無い』

提督『鹿島、どうか俺と響の関係をを認めてくれ。遊びじゃないんだ。本気だ。だから、もし認められないと言うのであっても……』

提督『せめて、俺たちのことは放っておいてくれないか?頼む、鹿島』ペコリ

霞『っ!!本当に……!?本当に最後までしたの……!?』ギリッ

皐月『うぅ……し……したよ……』

皐月『どうって……もうわけわかんなかった……頭の中蕩けちゃって……体が凄く熱くなって……ジンジンした……』

鹿島「……」

↓×1~3 鹿島の心境と行動

皐月の話の真偽は定かではなくとも、提督が複数の艦娘と関係を持っているだろうことは想像がつく
自分も提督を諦めたくないので直談判する
如月と皐月のフォローもする為2人も同伴させる

いっそ艦隊大ハーレムに加わるため提督の手伝いをする

鹿島(提督さんは、響ちゃんと別れたの?いや、絶対違う。だって響ちゃんにそんな様子は無かった。じゃあ……)

鹿島(じゃあ提督さんは、恋人以外の女の子とも関係を持っているの……?思い返せば……心当たりはある)



鹿島《さて、この報告書を提出すれば今日は終わり。あれ?ドアが少し開いてる。……!!》ピタッ チラッ

愛宕『うふっ♪』ダキッ

提督『愛宕、後頭部に当たってるんだが?』

愛宕『当ててるんですよ』

提督『まったく……しょうがない奴め』

愛宕『あら、酷い言いぐさ』

鹿島『……失礼します。報告書の提出に参りました』

提督『ああ、鹿島。ありがとう。ほら愛宕、じゃれつくのもいい加減にして秘書艦としての仕事をするんだ』

愛宕『はぁい』



鹿島《厨房点検のためとはいえ、食堂が空いてないと不便だな……どうしよう……あ、提督さんと長門さん》

長門『よし、では今日は私が手料理を振舞おう』

提督『おお、それはありがたいな。君の料理は美味しいからな。今度はなんだ?』

長門『ふふっ、それはお楽しみだ。だがまあ、期待してくれ。きっと貴方を満足させて見せる』

提督『なるほど、では楽しみにしているよ』

鹿島『……!!』



鹿島(ちょっと仲良さすぎるぐらいの提督さんと愛宕さんのやり取り。何度も手料理を振舞っている風な長門さんの物言い)

鹿島(普通の友達って感じじゃなかった。もしかしたら……いや、きっとそう。提督は……長門さんたちとも……!!)

鹿島(酷い人だ。浮気男だ。最低。そんな人だとは思わなかった。失望した。軽蔑する。嫌いだ。……っ)ザワザワ

鹿島(そのはずなのに……そう思うと心がざわざわする。気分が悪い。胸が締め付けられる)

鹿島「……」

鹿島(提督さんを思い浮かべる。すらりと高い背、長い足。鍛えられた体は引き締まっていて、いい感じにスリム)

鹿島(整った顔立ちはとても真面目で誠実そうで、イケメンだ。特に凛とした目元がいい。制帽を被っていると本当に似合っている。すごくかっこいい)

鹿島(凛々しくて、とても頼りがいがあって、優しい。けど厳しいところは厳しい人。でもそれは、相手のことを思ってくれているから)

鹿島(性格も外見も完璧な人。そんな理想の人と思っていた。でも、実際は女の子にだらしない軽蔑するべき人。酷い男。女の敵)

鹿島(私は今、提督さんと向かい合って立っている。見つめ合っている。私達は二人きりだ)

鹿島「……すき」キュン

鹿島(心が、踊った。胸の中が暖かいもので満たされる。どきどきする。私達は抱き合って、唇を重ねる)

鹿島「すき。すき。すき。……すき」ポロポロポロ

鹿島(ああ、おかしい。涙が出る。どうしてこんなに嬉しいの?満たされるの?幸せなの?提督さんは酷い人なのに)

鹿島(想像しただけで幸せになって、そして一気に悲しくなる。切なくなる。この幸せな妄想が現実だったらいいのに)

鹿島(片手を胸にあてる。心臓の鼓動はそうしなくても分かるぐらいに早く強かった。ああ、そうか。私はもう片方の手で口を覆う)

鹿島「私、もう手遅れなぐらいにあの人がすきなんだ……」ツゥー

鹿島(……提督さんと話をしよう。どうしてそんなことをしたのか。分かった。きっとこの戦争のせいだ)

鹿島(厳しい戦況のストレスが提督を狂わせたんだ。だって、あの時はああも一途な人だったもの)

鹿島(おかしくなってしまった提督を、私が正気に戻らせてあげる。そのためにも、直接会って話をしないと)

鹿島(そしてきっと今度は、私が提督を心身ともに支えるんだ。絶対諦めない。もう諦められない)

鹿島(ああ、そうだ。あと如月ちゃんと皐月ちゃんのこともちゃんと話をつけてあげなくちゃ。一緒に連れて行って話をしよう)

鹿島「提督さん……待っててね」

鹿島いい女過ぎる…
すまんな、本当にすまん



陽炎「何よ、キスしかしてないんじゃない」

天津風「ああ、よかった……!!本当によかった……!!」

不知火「まあ、そんな事だろうと思ってました」

時雨「もう……紛らわしいよ、皐月は」

皐月「なんでボクのせいみたいになってるんだよ!!皆がエロいのが悪いんだろ!?」

村雨「でもあの言い方は誤解を招いても仕方ないと思う」

浦風「そうじゃ。うちらは悪くないけんね」

皐月「絶対にボクのせいじゃない!!謝らないからね!!」

暁「……みんな最初の誤解が衝撃的過ぎて、キスしたってことがそうでもないように感じているみたい」

響「そうだね。でも、時間が経って冷静になったら皆気がつくんじゃないかな?」

雷「そうなったら提督のことが好きな子たちは皆、きっと焦って強硬手段に出るようになるわ。あの時の私みたいに」

電「でも電たちにはどうしようもないのです。できるのは司令官にこのことを伝えることぐらいなのです」

暁「そうね。とりあえず報告しましょう。後は司令官と……皆次第だわ」



提督(はやる気持ちを抑えて翔鶴の病室へ向かう。病院では走るの禁止とはいえ、早歩きになる事を抑えられなかった)

提督「翔鶴!!」

瑞鶴「翔鶴姉!!」

翔鶴「あっ提督、瑞鶴……」ニコッ

テスト「ようやく来たみたいね」

提督(俺と瑞鶴が翔鶴の病室に着くと、柔らかい微笑みを浮かべる翔鶴と付き添っていたテストが俺たちを迎える)

瑞鶴「っ!!」バッ ダキッ ギュゥゥゥゥ

翔鶴「きゃっ。……瑞鶴」ナデナデ

瑞鶴「うぅ……ぐすっ……うぁああ……!!」ボロボロ

翔鶴「よしよし。ごめんね、一人にして」

提督(ベッドの上で上体を起こしていた翔鶴に抱き付き、顔を翔鶴のお腹に埋め押し殺したような泣き声を上げる瑞鶴)

提督(そんな瑞鶴を慈愛顔で見つめ、優しく頭を撫でる翔鶴。暫く二人にしてあげるべきだろうな)

提督「……」コクリ

テスト「……」コクリ

提督(テストとアイコンタクトを取り、二人で病室を静かに出る。そしてラウンジでテストにカフェオレを買い、俺はお茶を買う)

提督「翔鶴のことを看ていてくれてありがとう、テスト」

テスト「頼まれたからね」

提督(テストは髪を茶に染め、伊達眼鏡をかけて変装している。あの後、俺はテストを自宅に匿った)

提督(安全の為でもあるし、彼女にも落ち着ける時間が必要だったのだ。そんな彼女に、俺は翔鶴のことを頼んだ)

提督(変装は完璧。時間は十分あるし、テストは日本語を話せる。問題は無かった。俺がハワイで戦っていた一月半、テストはずっと翔鶴の様子を見ていてくれたのだ)

↓×1~3 テストの現在の心境

提督の愛するものは自分の愛するもの。この身は全て提督のものであり、彼と彼の愛するものに尽くす事こそ最上の悦びである。

テストには艦娘として誇りや国家のために戦っていたことがとても昔のように感じられる。今はただ提督のそばで安らぎを感じていたい

216

>>216

提督「調子はどうだ?」

テスト「調子?Très bien. こうして話すのはあの時ぶり。……どうもこの口調はなれません」

テスト「周りに誰もいませんし、口調を戻してもいいですよね?ともかく、貴方が私を一人で日本行きの飛行機に乗せた時ぶりです」

提督「ああ、問題ない。あの時はすまなかった……だが君なら大丈夫だと信じていた」

テスト「まあ、そうですね。でもあの時の心細さったらなかったです」

提督「すまない……」

テスト「もういいです。済んだことですから。それで?貴方はいつまで私を待たせるのですか?」スッ

提督(そう言うとテストは両手を伸ばして抱き締めてのポーズをとった。俺は迷うことなくテストを抱きしめる)

テスト「んっ……」ギュッ

提督「……愛している」ギュッ ナデナデ

テスト「私もです……貴方の家で暮らしながら、いろいろ考えました」

提督「!!」

テスト「艦娘として誇りや国家の為に戦っていたことがとても昔のようです。どうやら私の幸せはあの頃とは変わったみたいですね」

提督「何が今の君の幸せなんだ?」

テスト「何だと思いますか?当ててみてください」

提督「そうだな……のんびりと過ごすことかな」

テスト「違います。今の私は、ただ提督のそばでこうしていることが幸せなのです。こうしていると、心がとても安らぐ」

提督「テスト……」

テスト「ずっとこうしていたいです。貴方のそばでこの安らぎを感じていたい。今はただ、それだけです」ギュゥ スリスリ

提督(テストは甘えるように俺に頬を擦り寄せる。強い信頼と愛情を感じた。そして顔を上げると俺を見つめる)

テスト「……」ジッ

提督(テストが少しだけ口を開く。艶めかしい唇に吸い寄せられそうだ。テストは明らかにキスをねだっている)

提督(俺は、テストと一線を越えてはいない。だが、ある意味それよりももっと深刻な事をしている)

提督(俺は愛を囁いてテストにフランスを捨てさせた。それはやはり、そうする前にあのことを話すべきだった事柄だろう)

提督(後出しでこの話をしたらテストがどう反応するか分からない。だが、それでも隠し通すわけにはいかない)

提督「テスト、君に話さなくてはならないことがある」

テスト「……何でしょうか?」

提督(俺の様子にテストもあまり良くないものを感じ取ったようだった。少し硬い声でそう聞いてくる。俺は、テストにそれを話し始めた)

↓×1~3 例の話を聞いたテストの反応

かつて提督の指揮下だった際も彼はモテていたため、若干の予想はしていたが後出しの事実も含めショックを受ける
同時に提督への想いも一層強まる

しかし「永遠に愛し続ける」の言葉に嘘偽りはないと思ってはいるが
艤装を失い変装をしている今、他の艦娘と対等に愛してくれるのか不安

・現在のアイオワのような待遇
・艤装の再開発および元の姿に戻ること
・鎮守府で愛し合うこと
以上を条件に不問にすると告げる

222

ありゃ違った220だ

テスト「……!!」ヨロッ

提督(テストはショックを受けたようだった。顔を青くして少しよろめきながら後ずさり、壁に寄りかかる)

提督(虚空を見つめ、手で口と胸元を抑えながら信じられないといったように顔を歪めていた)

テスト「……貴方は、モテましたから。多少はそういうこともあるかもとは思っていました。でも……でも、これは予想以上です……」

テスト「フランスでは不倫は不道徳ではありません……それでもこれほどのことは……信じられません……っ!!」ギリッ バッ ダキッ

提督「っ!!」

テスト「貴方を他の女にとられたくありません……!!それほど愛しているんです……!!」ギュゥゥ

提督「テスト……受け入れてくれるかい……?」ギュッ ナデナデ

テスト「そうしないと、貴方は私を愛してはくれないのでしょう……!?」ジロリ

提督「いや、そんなことは無い。ただ、一緒にはなれないだけだ」

テスト「そんなのは愛されていないのと一緒です!!っ、失礼……提督、フランスでは愛する二人はずっと一緒に居なくてはなりません」

テスト「遠距離恋愛などありえないのです。そんなことになれば、破局するか浮気するかのどちらかになります」

提督「そ、そうなのか……」

テスト「提督、受け入れてあげますから、私を貴方の近くに置きなさい。フランス語は世界の共通語、学んで損はありません」

テスト「あのAméricaineのように私を扱いなさい。そして……私の艤装を返して。貴方の為にまた戦場に戻りましょう」

テスト「コマンダン・テストへ戻る時が来たのです。裏切り者と謗られる覚悟はできています」

提督「っ!?テスト、いくら何でもそれは……そんなことをしたら君は暗殺されるかもしれない」

テスト「暗殺などされるものですか……!!いいから黙って私の言う通りにしなさい……!!」

提督「それに、外交的な問題もある。もしそうしたらイタリアやドイツに対してどう説明すればいい?」

テスト「っ……」

提督「テスト……君を一緒に連れていくし、アイオワのような待遇を約束する。だが、君をコマンダン・テストにもどすことだけは無理だ」

テスト「……」ウルッ ホロリ

提督「すまない……」

テスト「……貴方は、私を永遠に愛すると言いました。その言葉を疑いはしません。疑いはしませんが……」ギュッ

テスト「他の子たちと対等に扱ってくれるのか不安です。なんだかんだ言って彼女達を優先するのではないですか?」

テスト「彼女たちは命を懸けて戦っているのです。後方でこそこそしている私よりも、重んじられて当然ですもの」

提督(もしかして、あの子もこんな心境だったのだろうか?だから戦場へ戻ったのだろうか?)

提督(そんなことはない。と言いたいが、確かにそうなった場合、俺は命を賭して戦っている子を優先するだろう)

提督(そしてそれを受けてテストは愛されていないと感じてしまう。もちろんそんなことは無いが、理屈では納得できないのが女心なのだろう)

提督(テストは安心したいのだ。愛されているという自覚が欲しいに違いない。だが、テストの希望には応えられない。俺は……)

↓×1~3 提督の提案

かつて(深海棲艦との戦いのころ)結ばれたテストの受け渡しに関するフランスとの条約がまだ切れていない(他の海外の艦娘も同様)ため、それを利用して堂々と戦列に加える

Hで愛をわかってもらうしかない

>>225

体に教え込むしかない
体をかき抱いてディープキス

ゼンガー(シルバーフォーゲル):言わば「大陸間弾道爆撃機」とも言うべき爆撃機。 一旦宇宙空間に飛び出した後、大気の層の上を飛び跳ねるように飛行してアメリカ上空に到達、爆撃を行うという計画であった。 XB-70をある意味数十年早く先取りした。 後の弾道ミサイルにつながる発想といえば決して間違ってはいないのだが。

らしい。これは…

提督「テスト……」ダキッ ギュッ

テスト「……!!」

提督(俺はテストを抱きしめる。悲しそうなテストの瞳に、気がついたらそうしていた。本当はこの子の希望を叶えてやりたい)

提督(だが、それはどう頑張っても本当に不可能なのだ。仮にテストを戦列に加えようとしようとする。すると……)

上層部『同盟国が処刑しようとした敵国の人間を匿っただけでも問題なのに、それを公にするようなことは許可できない』

提督(こうなる事はするまでもなく分かる。その問題を無視して仮に戦列に加えられたことにする。すると……)

イタリア『提督、どういうことですか?その子はテストじゃないですか。どうして生きているのですか?』ジッ

ローマ『そいつはあの時処刑したはず。それがどうしてそこに居るのか納得のいく説明をしていただけますよね?』ギロリ

アクィラ『場合によっては抗議ではすまないかもしれません。深刻な裏切り行為なのですから』ジッ

ザラ『その子はしてはいけないことをしました。ローマで何人の民間人がその子のせいで死んだと思っているんですか?』ジッ

ポーラ『引き渡して下さいねぇ?その子は生かしてはおけないのですからぁ。……まさか、拒否したりしませんよねぇ?』ジッ

リベッチオ『提督さん!!お願いだから私達のお願いを聞いてよ!!じゃないとリベたち敵同士になっちゃうかもしれないんだよ!?』ウルウル

ビスマルク『アトミラール、抗議するわ。何を血迷ったのか知らないけれど、そいつは敵なのよ?』ジロリ

グラーフ『見損なったぞ、アトミラール。貴様は信頼のおける戦友だと思っていたのに……』ジロリ

プリンツ『アトミラールさん……どうしてそんなことを……私達、同盟国じゃないんですか……?』ジッ

Z1『……残念だよ、アトミラール。僕は、こんな風になって欲しくなかった。こうなってしまったのも全部……』チラリ

Z3『全部貴方のせいよ、アトミラール。貴方がすべてを台無しにしてしまった。それほどまでのその子が欲しかったのかしら?』ギリッ

U-511『裏切り者には容赦しません。ジゴウジトクって言うんですよね、こういう事。覚悟なさってください、アトミラール』

提督(日本は裏切り者扱いされ、俺はその首魁として処刑されるだろう。こんなところで死ぬわけにはいかない。俺には、守るべき者たちがいる)

提督「んっ……」

テスト「んふっ……!!んぅ……」ギュッ

提督(テストの唇を奪う。舌を入れ、絡ませる。テストは暫く硬直していた。そして、火がついたように舌を絡ませてくる)

提督(痛いほどに抱き締められ、官能的に体を擦り寄せられた。愛の国フランスの女らしい振舞いだ)

提督(一瞬唇を離し、そして再び啄み合うようにするバードキス。そして再びディープに舌を絡ませ合う)

提督(自然と手がテストのヒップへと伸びてしまう。柔らかいそれを撫で、形を肌で感じる)

提督(再び唇を離す。テストは色っぽい吐息を吐いて、熱に潤んだ瞳で俺を見つめていた。雌の顔になっている)

提督(テストの手が俺の下腹部に伸ばされた。硬く張りつめたそれを形を確かめるように撫でまわす。俺は……)

看護師「そのような事をなされるのであれば、少なくとも病院はオススメできる場所ではありませんね」

提督&テスト「「っ!!」」バッ

提督(弾かれたように離れる。看護師に謝罪の言葉を述べ、恥ずかしさの余り病院から出て、近くの喫茶店に入った)

テスト「……」

提督(完全に雰囲気が消し飛んでしまった。お互いに飲み物を注文し、気まずい無言の空間が続く)

提督(何か言うべきなのか、それともこのまま無言でいるべきなのか。その判断が付きかねているときに、テストが口を開く)

テスト「……今夜、もちろん家へ帰ってくるのですよね?」

提督「あ、ああ」

テスト「まさか瑞鶴さんも連れてきたりしませんよね?」

提督「どうだろうな……」

テスト「連れてこないでください」

提督「……分かった」

テスト「……約束ですからね」

提督「もちろん。……楽しみだ。待ちきれないよ」

テスト「……」チラリ

提督(流し目でこちらを伺い、目を閉じてコーヒーに口を付けるテスト。平静を装っているが、耳が赤かった)

提督(瑞鶴のことは、泊めてと言われたら泊めるつもりだった。が、断るしかないな。すまない、瑞鶴……)

提督(二人で無言で時間を潰す。だが、先ほどまでと違って心地良い空気だ。ちらりと互いに視線を向け合い、はにかみ合いながら目を逸らす)

提督(そんなことを続けていたら、一時間ほど経過していた。さて、そろそろ翔鶴の所へ戻るとしよう)



提督「翔鶴」

翔鶴「提督、お久しぶりです」

瑞鶴「ありがとう、気を使ってくれて」

提督(翔鶴のベッドの脇に置かれた椅子に瑞鶴が座っていた。俺とテストが戻ってきたところで瑞鶴が立ち上がる)

瑞鶴「じゃあ、私は少し外に出てるね。いこ、テスト……えっテスト!?」ビクッ

テスト「やはり気がついていませんでしたね」

瑞鶴「なんで茶髪になってるの!?」

テスト「まあ、いろいろあったんです。どこか外で話しましょう。では、行ってきますね」

提督「ああ、ありがとう」

翔鶴「瑞鶴をお願いしますね」

提督(今更ながらにテストの存在に気がつき驚く瑞鶴。そんな瑞鶴を連れてテストが病室を出ていく。後には俺と翔鶴が残された)

翔鶴「提督、大変ご迷惑をおかけしました。申し訳ありません」

提督「っ!!」ダキッ

提督(思わず翔鶴に抱き付く。痩せてしまっていたが、生きていてくれたのだ。こうして再び会う事ができたのだ。これ以上のことは無い)

翔鶴「あっ……。♪」ナデナデ

提督「……っ。き、君を失ったらどうしようかと……」ジワァ

翔鶴「申し訳ありませんでした」

提督「誓ってくれ……!!もう二度と俺の前からいなくならないと……!!ずっと一緒に居ると……!!」

翔鶴「はい、誓います。私、翔鶴は愛する提督と一生共にある事を誓います」ギュッ

提督「……!!」ギュゥゥ

翔鶴「……っ」ジワァ

提督(抱き合い、生きて再会できたことを喜ぶ。どちらからともなく少しだけ離れて見つめ合った)

提督(翔鶴は今にも泣きそうになっている。たまった涙が今にも零れ落ちそうだ。俺もそんな感じになっているのだろう)

提督(翔鶴が目を閉じ顎を上げる。涙がこぼれた。俺は唇を重ねる。翔鶴の匂い、翔鶴の味。翔鶴が生きていることを全身で感じていた)

提督(幸せだった。この時間がずっと続けばいいのに。俺と翔鶴は瑞鶴とテストが戻ってくるまでずっと抱き合いながら過ごした)



提督(瑞鶴は翔鶴の病室に泊まることになり、俺はテストと二人で少し早いディナーとしゃれこみ、自宅へ帰ってきていた)

提督(家に着き軽く酒を嗜む。そして俺はシャワーを浴び、ついで今、テストがシャワーを浴びている)

提督(ベッドに腰かけて待つ。暫くしてテストがバスローブ姿でやってきた。俺を見て微笑んでいるが、緊張は隠せていない)

テスト「……///」

提督「おいで、テスト」

テスト「っ……Oui」

提督(テストはゆっくりと近づいてきて、微妙な距離を取って俺の隣に腰かける。初心だな)

提督(暫く、無言で佇む。テストはそわそわとこちらを窺ったり視線を床に落としたりとせわしない)

提督(そして俺はそんなテストを見て楽しんでいた。雰囲気を支配できている。悪くない感覚だ)

提督「……」ズリ ギシッ

テスト「!!」ビクッ

提督(微妙な差を埋める。ベッドがぎしりと鳴り、テストの肩がビクンと跳ねる。顔を真っ赤にして、床を凝視している)

提督(いや、何も見ていないな。虚空を凝視している。マンガやアニメなら目がぐるぐるになっているだろうな)

提督「……」スッ

テスト「ひゃっ……!!」カチコチ

提督(テストの肩に手を回す。こわばるテストの身体。顔をテストに向けるとつられたようにテストもこちらを向く)

テスト「……!!」

提督(目を見開いている。そのシリウスのような青白い瞳をのぞき込むと、瞳孔が開いている。緊張しているな)

提督「テスト……目を閉じろ」

テスト「……」パチッ

提督(テストは目を閉じ顎を上げる。俺は唇を近付け、そのまま柔らかくテストの唇に重ねた)

提督(そのぷりっとした唇の形を確かめるように唇で唇を撫で、はみ、刺激する。テストの前髪が顔を擽った)

提督(暫くしてテストも火がついてきたようだった。口を開き、舌を伸ばしてくる。俺も舌を伸ばした)

提督(いやらしく舌をなめ合う。そして舌先を唇へと移し、口づけする。舌を咥内へ侵入させた)

提督(あらためて舌を絡ませ合う。テストの手が俺の身体にまわされた。俺もテストを抱きしめる)

提督(手で髪を梳き、後頭部に手を添えこちらへ押し付けるように抱く。テストの良い匂いがさらに俺の熱をあげた)

提督「……っ」グイッ ドサリ

テスト「Oh!!」ドサリ

提督(唇を離し、テストと共にベッドに倒れ込む。驚きに声をあげるテスト。暫し見つめ合う)

提督「……」スッ

テスト「んっ……♪」

提督(手を伸ばし、テストの頬を撫でる。テストは微笑み、自分の手を俺の手に添えた。かわいらしい仕草だ)

提督「……」ススス

テスト「!!」

提督(その手を体の方へと動かし、その豊かな膨らみをバスローブの上からなでる。恥ずかしがり、頬を染めるテスト)

提督(チラチラと自らの胸と俺の顔との間で視線を迷わせるテストが可愛い。その様子を堪能した後、バスローブに手をかける)

テスト「っ!!」

提督「……」スルリ

テスト「あぁ……!!」プルン バッ

提督(ためらうことなくバスローブの胸元を剥ぎ、その上を向いた綺麗な胸を露わにさせる)

提督(テストはすぐに手で胸を隠した。もちろんその豊かな胸は隠しきれない。だが、先端の桜色の突起は隠されてしまう)

提督「見せてくれ」

テスト「Non……!!Vraiment pas(本当にダメです)……!!」

提督「どうして?」

テスト「恥ずかしいです……!!」

提督「大丈夫だ、綺麗だよ」

テスト「いやぁ……!!」

提督「……」グイッ

テスト「Hola(ちょっと)!!Ça alors(なんてことを)!!」

提督(強引にテストの手を掴み、胸を露出させる。下着はつけていない。抗議の声を上げるテストだが、俺の有無を言わさぬ様子に諦めたようだ)

テスト「……!!」ワナワナワナ

提督(恨めしそうに俺を睨みつけている。俺はテストの胸をたっぷりと視姦すると、テストと目を合わせ、微笑み、告げた)

提督「綺麗な胸だ。誇るべきだよ。裸婦画のモデルになれる。もちろん誰にも見せないが」

テスト「……」ジトォ

提督「悪かったよ。どうすれば機嫌を直してくれる?」

テスト「……貴方も脱いでください」

提督「分かった」

提督(俺は来ていたバスローブを脱ぐ。着ているのはパンツだけだ。大きく張ったそれを隠しようがない)

テスト「……ごくっ」ジッ

提督(テストはそれをガン見していた。興味津々と言ったところだ。俺は気にせずテストの胸を愛撫する)

提督(胸を撫で、揉む。テストの口に指を入れる。唾液で濡れた指先で胸を撫でるとテストは声をあげた)

提督(そしてその先端の突起を虐める。軽くつまみ、コリコリと弄繰り回す。だんだんとテストの息が荒くなってきたな)

提督(十分に胸を愛撫し終え、更なるステップへ進む。そのままバスローブを脱がせつつお腹に手を伸ばし、そして……)

テスト「んっ!!」

提督(軽く、秘所に触れる。やはり下着はつけていなかった。濡れているし、クリが固くなっている)

提督(剃っているのか、生えていない。バスローブを完全に剥いだ。全裸になるテスト。その体は芸術品のようだった)

提督(引き締まったお腹と、女性らしい丸みを帯びているがだらしないところが全くない腰回り。スレンダーな体つきだ。無駄な肉が一切ない)

提督「濡れているな」

テスト「しにたいです」

提督「よがり殺してあげるよ」

テスト「馬鹿……」

提督「見てくれ。柔らかいな。そして蜜が溢れている」クニクニ

テスト「Aie!!ヘンタイ!!」

提督「こんなに濡らして何を言うかと思えば……」クチュクチュ ネトォ

テスト「んっ!!んふぅ……!!見せないで……!!」

提督(軽く手マンし、テストの愛液に濡れた指を見せつける。指をこねくり回し、糸を引くところを見せつけた)

提督(赤面して目を覆うテスト。荒い息に合わせて胸が上下し、揺れる。俺はその先端にしゃぶりついた)

テスト「んぁあ!!Oh……!!Non!!不意打ちなんて……!!」

提督(容赦なく胸を責め、開発していく。吸ったり舐めたりするたびにテストの身体が反応した)

提督(手が俺の後頭部にまわされ、テストに頭を抱きしめられている。俺が口を離すころには、テストは体を弛緩させ息を吐いていた)

提督(そのまま手で秘所を責める。くちゅくちゅという水音、テストは声をあげて善がった)

提督「俺のも気持ち良くしてくれ」

テスト「んはぁ……はぁ……はぁ……OK……」

提督(テストがゆっくりと手を伸ばして俺のパンツに手をかけた。ずり下ろそうとするが、勃起したモノが引っかかって脱げない)

提督(暫く格闘して、諦めてテストは寝返りを打つようにこちらを向いた。両手で俺のパンツを脱がせる)

テスト「Oh……Grand……!!」

提督(俺のモノに視線が釘つけのテスト。その手を取って俺のモノを握らせた。びくりとするが手を離したりはしない)

テスト「……!!」

提督「さて、では手コキを教えるか」

テスト「てこき……?」

提督「そうだ。こうやって優しく握って、扱くんだ」

提督(何も知らない処女のテストに性技を仕込んでいく。調教していくこの感覚、何度経験してもたまらない)

提督「いいぞ……もっとカリを責めろ……!!」ビクッ ビクッ

テスト「こうですか……?」シコシコ

提督「上手いぞ、素晴らしい……!!」スッ クチュクチュ

テスト「んふぅ!!」ピクン

提督「……どうした?手が止まっているぞ」

テスト「……!!」シコシコ

提督(テストの手マンを再開する。互いに互いの性器を責め合う。が、テストが俺に勝てるわけなかった)

提督(上り詰めるに従ってテストの手はぎこちなくなっていき、遂には手を止めた。ただ握っているだけだ)

提督「どうした?もう限界か?」

テスト「んはぁ!!ぁあ!!Je……はぁ……はぁ……Je……!!」

提督「そうか。では、止めを刺してやろう」ズチュズチュズチュ

テスト「んぁ!!Oh!!こ、こんなの知らない……!!あぁ……Je viens!!Viens!!っぁああああん!!」ビクンビクン

提督(テストの嬌声が響き、体がビクンビクンと痙攣する。絶頂を迎えたのだろう。だがそのまま責め続ける)

テスト「Non!!提督!!待って!!待ってくださいぃ!!」

提督(イキ癖を付ける。初めての女の子を開発するうえでまず一番大切な事だ。セックスは気持ちの良い事だと体に教える。刻み込む)

提督(淫らな水音とベッドの軋みは誰としても一緒でも、喘ぎ声や嬌声は全く違う。それを楽しむのも醍醐味だな)

提督(テストの喘ぎは無理に我慢しているかのような唸り声の様だった。が、たまに普通の喘ぎ声が漏れる。そしてフランス語や日本語で悲鳴のような嬌声をあげる)

提督(それが何度か達した後、もはやぐったりとして荒い息を吐くだけになった。限界だな。俺は起き上がり、テストの隣で膝立ちになる)

提督「次は君の番だ。今度こそちゃんと俺を気持ち良くしてくれよ?」ギュッ スッ

テスト「はぁ……はぁ……はぁ……っ……Oui……」ニギッ シコシコシコ

提督(そう言ってテストの手を掴み、モノを握らせ。手コキさせる。ぎこちなさがしかし逆に良い)

提督(暫くして俺が手を添えてなくても十分にできるようになったと判断した。テストは俺のモノを凝視しつつ手コキを続ける)

提督(絶頂の余韻からかはたまた興奮からか顔を赤らめ、とろんとした瞳で口を物欲しげに少し開いている)

提督(俺は寝そべったテストに、横から覆いかぶさるように四つん這いになった。テストの頭を撫で、顔を愛撫し胸を揉みつつ上り詰める射精感に堪える)

提督「くっ……テスト!!」

テスト「えっ?」

提督(そして限界まで耐えたところでモノをテストの胸に向ける。再びテストの手に手を添えてスパート、そして己を解き放つ)

提督「ぐぁ……!!」ビュルルルルルルルル

テスト「……!!これが、射精……これが精液……!!」ゾクゾク

提督(テストの豊満な胸を白濁液で穢す。ドロリとしたそれはテストの胸をねっとりと絡みついた)

提督(射精の瞬間を見たテストは興味津々と言った様子で俺のモノを凝視している。しばらく余韻に浸り、そして二回戦の準備だ)

提督「知っているかもしれないが、男は一度出すともう一度準備が必要なんだ。さて、これを舐めて大きくしてくれ」

テスト「舐めて……!?」

提督(射精後の半勃ちのモノをこちらを向いたテストの顔の前に突き出し、そう告げる。テストは本気かと問うように俺を見上げた)

提督「フェラだよ。さあ、頼む」ヌリヌリ

テスト「……あむ」

提督(モノでテストの唇をなぞるようにする。嫌そうに眉を顰めたテストはしかし、意を決したのかモノを口に含んだ)

提督(テストの口に咥え込まれたモノを見て興奮する。すぐにいきり立ったモノをテストは俺の調教に従って口淫した)

提督「よし、いったん止めてくれ」

テスト「んぁ……」

提督(テストの口と引き抜いたモノの間で糸がひかれ、千切れる。俺はテストのマウントポジションを取るように上に乗る)

提督(いきり立ったモノの先端でテストの胸を穢す精液を絡めとり、そして胸に挟むようにした)

提督「パイズリフェラだ。胸で挟みながら舌で先端を舐めて奉公しろ」

テスト「ん……こう?」フニッ

提督(テストは恐る恐る自らの手を胸に添え、モノを挟むようにした。そして俺のモノを見つめる)

テスト「せいえき……舐めるのですか?」

提督「ああ、飲んでくれ」

テスト「飲んで……!!わかりました……ぺろぺろぺろ……ごくん」

提督(ぞくぞくする。テストがイヤらしい雌の顔で俺のモノを胸で挟みながらその先端についた精液を舐めとり、飲み込んだ)

提督(そのままパイズリと亀頭責めを調教していく。いい感じになったところで今度は俺がベッドから降り、テストの秘所へ顔を埋めた)

テスト「あぁ……見ないで……!!」

提督「いいスジだ。恥丘の具合も素晴らしい」

テスト「もういやぁ……!!」

提督(両手で顔を覆いそう呟くテスト。俺はテストの秘所を手で少し開いたりつまんだりして弄んだ後、口を付ける)

提督(舌が良いところを責める度に体を震わせうなり声を上げるテスト。強くそこを吸うと、悲鳴のような嬌声をあげる。一度イかせた)

提督(濡れ具合も万全ですっかり出来上がっていることを確認した俺はそのままベッドの上に戻り、場所を調整、正常位での挿入の体勢になる)

テスト「ぁ……来るんですか?」

提督「ああ」

テスト「提督……怖いです……抱き締めて……?」

提督「分かった」

提督(俺は先端をそこにあてがう。熱くぬめったそこに包まれた。そしてテストを抱きしめる)

提督「Je t’aime pour toujours. 君もあの時、俺にそう言ってくれた」

テスト「ぁ……よくわかりましたね……Oui, moi-aussi……!!Je t’aime pour toujours……!!」スッ

提督(俺を迎え入れるように両手を差し出し、俺の身体にまわすテスト。俺は、テストに倒れ込み、抱き締める)

テスト「んんんん……!!つぅ……はぁ……!!」ギュゥゥ

提督(そしてゆっくりと入っていくのを自覚させるようにテストに挿入する。痛そうな呻き声、強く体を抱きしめられる)

提督(モノに絡みつく名器。ようやく根元まで挿入。体が一つになったようだ。肌が密着している。テストの心臓の鼓動まで分かりそうだ)

提督「これで、君は俺のモノだ」

テスト「んふぅ……!!Oui, mon amoureux……!!」

提督(慣らすようにゆっくりと腰を振る。テストの呻き声が嬌声に変わっていくにつれて、本気を出していく)

提督(悦がり狂うテストのなんと官能的で美しいことか!!保護欲がそそられ、征服欲が満たされる)

提督(愛と快感を叫びながら上り詰めてくるテスト。そして恐ろしいまでの快楽を伝えてくるテストの中に、俺も限界を迎えていく)

テスト「C'est bon !!あふっ!!Je me sens bien!!Tu es super!!おぅ!!Très bien!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「テスト……テストぉ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

テスト「あぁああああああ!!はぁん……んふぅ……Je t’aime……」ビクンビクン グッタリ

提督(テストの中にぶちまける。そのままモノを引き抜くと、倒れ込むようにテストの隣に横たわった)

提督(テストの手が伸びてきて、俺の手を握る。俺もその手を握り返した。余韻に浸る。そのまま、俺たちは眠気にいざなわれるがままに眠りについたのだった)



プリンツ「んー!!すっごく楽しかったです!!ありがとうございました、アトミラール!!」

提督「どういたしまして。喜んでもらえたようで何よりだ」

プリンツ「テンプーラも美味しかったし、大満足です!!本当にいい思い出ができました♪……デートみたいでしたし」ボソリ

提督(前を歩くプリンツはご機嫌に脚を高く上げ、手を大きく振りながら行進するように歩いている。その声は満足げだった)

提督(プリンツがドイツへ帰国する前日、俺はプリンツと一緒に東京巡りをしていた。約束していたからな)

提督(一日という短さだったが、繁華街や寺社を巡りショッピングや観光を楽しんだ。俺にとっても久しぶりの東京だ)

提督(とても楽しい一日になった。そして今、夕食にてんぷらを食べ終え、少しお酒を飲んでそろそろお開きにするところだ)

提督「……明日、ドイツへ帰るのだったな」

提督(俺の言葉に、プリンツは立ち止まるとくるりと振り向く。そうして少し悲しそうに微笑んだ)

プリンツ「はい、そうです」ニコッ

提督「寂しくなる。今度は私が君に会いに行こう」

提督(そう告げた俺に、プリンツは挑発的な笑みを浮かべると脚をクロスさせ、両手を背中にまわして繋ぐ)

提督(そして休めのポーズをとりながら礼をするように上体を倒し、俺を見上げてきた。なんというか……少し色っぽいポーズだった)

プリンツ「……ふふっ本当ですか?来てくれますか?」ジッ

提督「ああ、もちろん。ドイツを案内してくれよ?」

プリンツ「もちろんです♪もちろんですよ」ニコッ フッ

提督(先ほどの妖艶な笑みから一転、花のような純粋な満面の笑顔を浮かべると、顔を俯けた)

提督「ありがたい。……さて、もう時間も遅い。明日は早いんだろう?」

プリンツ「Ja, 朝一番で東京を……日本を発ちます。そこからは飛行機を乗り継いで、予定通りいけば一週間後にはドイツです」

提督「そうか……タクシーを呼ぼうか?」

プリンツ「いえ、このあたりで遊んでいた友人たちが迎えに来てくれるんです。ああ、あれですよ」

提督(プリンツは体を起こすと、きょろきょろとあたりを見渡し、一台の軍用トラックを指さした。なるほど、ドイツ軍仕様の奴だ)

提督「そうか。ではプリンツ……さらばだ。また会おう」クルッ スタスタスタ

提督(見送ろうかとも思ったが、急に襲い掛かってきた寂寥感に思わず涙が出そうだったのでクールに去ろうとする)

プリンツ「あっ……はい、さようなら、アトミラール。……。……アトミラール!!ちょっと待ってください!!」

提督(だがプリンツに呼び止められる。涙がこぼれないように気をつけつつ不自然に思われないように振り向いた)

提督「どうしたんだ、プリンツ?」

プリンツ「コレを受け取ってください」スッ

提督(プリンツが差し出してきたのは封筒だった。市販の、よくあるやつだ。受け取り、中を確認するとそれは……)

提督「これは……会津若松までの鉄道の切符。明後日のか。それと旅館の冊子?どうして……?」

提督(意図が分からずプリンツを見つめる。プリンツは……微笑んでいた。だが、作り笑いであることは俺には一目瞭然だ)

プリンツ「……翔鶴さんと瑞鶴さんを連れて行ってあげてください」ニコッ

提督「君が買ったのか?」

プリンツ「はい。大事な戦友とアトミラールへのねぎらいです。どうせ日本円は向こうじゃ使えませんから」

提督「ライヒスマルクに換金すればよかったじゃないか」

プリンツ「面倒だったんです。それに、コレでアトミラールに貸しが出来ました♪借りは返さなくてはいけませんよね?」

提督「なるほど。ああ、そうだな」

プリンツ「つまり、もうアトミラールは絶対にドイツに来なくてはいけなくなりましたからね?お返し、楽しみにしていますよ♪」

提督「そうか、そうだな。ああ、期待していてくれ」ニコッ

提督(プリンツの言葉に俺はそう返す。よくわからないが、厚意は素直に受け取っておくべきだろう)

プリンツ「はい♪……いいですか?ちゃんと三人分あります。日程は決めてあるので変更できませんが、三人とも大丈夫なはずです」ジッ

提督(プリンツは笑顔から一転、真面目な表情になると俺の目をジッと見て話し始める。何とも言えない迫力を感じた)

プリンツ「ですから、必ず行ってくださいね?アトミラール。二人で行かせて自分はトーキョーで執務とかはなしですよ?」

提督「努力するよ」

提督(三人分。俺でなくテストを行かせて俺は東京ですべきことをしようと思っていた俺の心を見透かすかのような発言)

提督(図星だったから不自然さが出てしまったか?俺のそんな返事にプリンツは有無を言わさない感じでさらに言葉を紡ぐ)

プリンツ「だめです。努力するはやっぱり無理だったという人の言葉です。……アトミラール。自覚は無いかもしれないが、疲れていますよ」

提督「……そうかもな」

プリンツ「そうです!!ですから、休養が必要です!!しっかり休むこともまた大事なことですよ」

提督(真剣な眼差しのプリンツ。そこまで気遣ってくれているのかと嬉しくなった。そうだな、もっともだ)

提督「わかったよ、必ず行くと約束する」

プリンツ「感想を聞きますからね!!行かないで行ったことにしようだなんて駄目ですよ?」

提督「そんなことしないさ。向こうで温泉を堪能しながらゆっくりすることにするよ」

プリンツ「約束ですからね!!アトミラールは無理をして倒れてしまいそうで心配ですから……」

提督「ありがとう、プリンツ」

プリンツ「はい!!……では、また今度」

提督「ああ、また今度」

提督(そう言ってトラックへ向けて小走りで駆けていくプリンツの後ろ姿を見送る。そうだな、執務は向こうでもできる)

提督(切符と旅館の予約をもう一人分増やして、鶴姉妹とテストを連れて行くとするか。前線の皆には悪いがな)

あっ(察し)

罠っぽい?

これは罠だな、果たして提督は切り抜けられるのか



ダン ダン ダン

軍曹「上だ!!二階の窓!!」ダン

「Aaahh!!」ドサッ

「Scheiße!!Stirb du gelbe Affe!!」パパパパパ

日本兵「っ」ドサッ

日本兵「っぁ」バタリ

日本兵「そんな……!!嘘だ!!」

日本兵「機関短銃だ!!伏せろ!!」バッ

大尉「手榴弾を使え!!お前が行くんだ、いいな!?」

日本兵「りょ、了解であります!!」

大尉「突撃準備!!あの建物をとるぞ!!軍曹!!」

「Töten sie alle!!Massaker!!」ダン

軍曹「援護射撃!!撃て!!撃て!!撃て!!」ダン

ダンダンダンダン

大尉「援護射撃!!行け二等兵!!」

日本兵「大日本帝国万歳!!」ダッ

「Runter!!Geh in Deckung!!」

「Nein!!Gegenangriff!!」ダン

「Achtung!!Feind ko... 」ドサッ

「Nein!!Sanitäter!!Sani!!」

日本兵「おらぁ!!」ブンッ

ドガァン

大尉「突撃!!突げっ」ドサッ

日本兵「大尉殿!!」

軍曹「とつげぇええええき!!ばんざぁい!!」

日本兵「「「「万歳!!」」」」

「Mein Fuß……!!Mein Fuß!!Aaauu!!」

「Feuer!!Sie kommen bald!!」

「Nichts sehen!!Hilfe!!Hilfe bitte!!」

提督「……!!」

提督(煙や粉塵が舞う中、陸軍の兵士たちが敵の陣取っていた建物の中に突撃していく。銃声、怒声、悲鳴)

日本兵「提督!!危険です頭を出さないで!!」

提督「っ!!すまない……!!」

提督(護衛の二等兵に注意され、瓦礫の後ろに隠れる。暫くして、銃声が止んだ。どうなったのだろうか……?)

提督(制圧したぞという誰かの声が聞こえた。二等兵が向こうを窺う。少しして、煤や粉塵に汚れた軍曹が戻ってきた)

軍曹「提督、ご無事ですか?」

提督「ああ……勝ったのか?」

軍曹「はい。しかし我々も半数を失いました。中隊長殿や少尉殿も名誉の戦死を……」

提督「残念だ……案内のソ連人は?」

軍曹「死にました。周囲からは銃声がしています。どうやら敵の攻撃が始まったようです。我々は孤立したのかと……」

提督「……分かった。無線は?」

軍曹「どうだ?」

日本兵「駄目です。通じません」

提督「そうか……とりあえず、皆と合流しよう」

提督(俺は今、ソ連のアルハンゲリスクに居た。ドイツとソ連の戦い、大祖国戦争の最前線だ)

提督(そしてその死体と炎、瓦礫の街で最悪の事態に直面した。おそらく敵に包囲され連絡手段も無し。孤立無援だった)

提督「……」

提督(どうしてこうなったのか。こんなはずではなかったのに。俺はあの運命の時を思い出していた……)



総統「日本人は深海棲艦を戦争に投入した!!奴らはユダヤや共産主義者と同様におぞましい悪魔だったのだ!!」

総統「日本はパンドラだ!!奴らはパンドラの箱をあけようとしている!!我々はそれを止めなくてはならない!!奴らを絶滅させなくてはならない!!」

提督(俺が車椅子の翔鶴、瑞鶴、そしてテストを連れて会津に行っている間、世界は再び急展開を迎えていた)

提督(ドイツとイタリアを中心としたヨーロッパの枢軸諸国による大日本帝国への軍事同盟の解消と不可侵条約の破棄宣言、そして宣戦布告)

提督(ドイツの総統閣下は我々が深海棲艦を動員したことを理由に戦争を始めた。が、それだけが理由とは思えない)

提督(ともかく、今重要なのは理由ではない。重要なのは新たな戦争が始まってしまったという事だ)

提督(ソ連を裏切った時のような奇襲だった。ドイツ領エジプトと陸続きだったスエズは瞬く間に陥落し、小規模な駐屯部隊は壊滅。だが、それだけだ)

提督(ヨーロッパと極東は離れすぎている。なぜ宣戦布告したのかわからない。そう考えていた。が、違った)

提督「馬鹿な……帝都が壊滅……!?」

翔鶴「そんな……信じられません……」

瑞鶴「嘘でしょ……!?どうやって……!!」

テスト「……ドイツがやりそうな卑劣な裏切りと驚異的な攻撃です。我がフランスもそうして敗れ去りました」

提督(ウォースパイトから警告されていたSilbervogelと呼ばれる計画。その正体は新兵器による日本本土への攻撃作戦だったのだ)

提督(情報収集の結果明らかになったのは、Silbervogelと呼ばれる特殊な爆撃機。これはドイツから日本を爆撃可能な新型爆撃機だ)

提督(そしてその爆撃に搭載された新型爆弾。明らかになった情報では、ドイツの軍需大臣が開発を進めたものらしい)

提督(その爆弾は核分裂反応を利用したもので、従来の爆弾に比べて比較にならないほどの威力があった)

提督(それこそ、たった一発の艦爆に搭載できるほどの大きさの爆弾で東京の政府施設がある地域一帯を焼き払うことができるほど凄まじいものだった)

提督(そんなものが宣戦布告後すぐに、ドイツにとって殲滅するべき日本各地にある政府・軍の重要施設、そのほとんどすべてに投下されたのだ)

提督(しかも、それもドイツの狙い通りなのか、ドイツによる宣戦布告への対応や作戦会議などで政府や軍の人間、それこそ首相から司令官まで)

提督(重要な立場の人間がそれらの施設に集合していた。もちろん、全員が死亡した。俺の恩師たる元帥まで……この国始まって以来の未曾有の危機だ)

提督(……俺も、もしプリンツの勧めで休暇を取って会津にいなかったら巻き込まれていただろう)

プリンツ『白虎隊ってすごいですよね。彼らの話を聞くと、私も日本のブシドーやもののあはれ、滅びの美学が分かる気がします』

提督(プリンツが会津を選んだのは、プリンツが白虎隊が好きだったからだと思っていた。だが、もしかしたら……)

提督(会津は田舎だ。間違っても戦略目標になったりはしない。近くに目標となる重要な拠点もない)

提督(もしかしたら、プリンツはこの攻撃を知っていて……それで俺たちを会津に送ったのではないだろうか)

プリンツ『……ふふっ本当ですか?来てくれますか?』ジッ

プリンツ『もちろんです♪もちろんですよ』ニコッ フッ

プリンツ『あっ……はい、さようなら、アトミラール。……。……アトミラール!!ちょっと待ってください!!』

プリンツ『……翔鶴さんと瑞鶴さんを連れて行ってあげてください』ニコッ

プリンツ『ですから、必ず行ってくださいね?アトミラール。二人で行かせて自分はトーキョーで執務とかはなしですよ?』

プリンツ『感想を聞きますからね!!行かないで行ったことにしようだなんて駄目ですよ?』

プリンツ『約束ですからね!!アトミラールは無理をして倒れてしまいそうで心配ですから……』

提督(……いや、そうだとしか思えない。最後のあの様子。プリンツは俺に会津に行くよう何度も念押ししていた)

提督(プリンツは俺を助けようとしていたに違いない。俺は……いつかまたプリンツと会って、話をする必要がある)

提督(っ……思考を戻す。ともかく、事は起こった。そして、それに伴い世界情勢もまた大変革を迎えていた。始まった大日本帝国とヨーロッパの枢軸諸国との戦い)

提督(この新たな国際情勢は、それまで敵同士だった国々を共通の敵の為に同盟を組み、共闘させるに至った)

首相「あの事を覚えているでしょう、皆さん。日本は人道に則って捕虜の解放を行いました。彼らは誇り高いのです。心配には及びません」

首相「それに比べてドイツがしたことはどうでしょうか?前首相の平和への願いを込めた譲歩を裏切った!!憎むべき敵はドイツです」

書記長「深海棲艦が戦った事は重要ではない。彼女たちは日本の為に戦っただけだろう。それよりも邪悪で重要な敵はドイツの侵略者であることに疑いは無い」

書記長「奴らは深海棲艦よりも恐ろしい闇の軍隊だ!!同志諸君、それと戦うためにかつての敵と手を取り協力するときが来た」

提督(日本の臨時政府は、極めて短い外交的な交渉を経てすぐに大英帝国を始めとしたアメリカ以外の連合国と講和し、同盟を締結)

提督(アメリカとは一時的な停戦という事になった。また、こちらに至っては大きな批判もあったものの、あのソビエト連邦とも対ドイツ戦の為の同盟を結ぶこととなった)

提督(一方で、アメリカはドイツとの単独停戦をするに至った。さらに対連合国及び対ソ連の支援の規模も縮小された)

提督(ドイツの狙いの一つは明らかにこれだったのだろう。圧倒的な国力を持つアメリカを戦線から離脱させる。目論見通りになったというわけだ)

提督(結果として、ドイツはアメリカとの戦争を終わらせることができ、敵の大幅な弱体化を成し遂げた)

提督(一方で連合国はアメリカの離脱により戦力は大幅に低下したものの、代わりに日本が同盟に加わった)

提督(これによりアジア戦線は消滅し、全戦力をヨーロッパに向けることができるようになった)

提督(また、ソ連も極東に駐留していた部隊をドイツとの戦いに投入することができるようになった)

提督(実はソ連は、アジアへ疎開した工業地帯の防衛のために多くの戦力をアジア方面に拘束されていたようだった)

提督(もしドイツの同盟国だった日本に宣戦布告され、それらの工業地帯を占領されれば敗北必死だからだろう)

提督(どうやらソ連は日本の戦力を評価していたようで、その総数はおそらくドイツにとっては想定外であろう大戦力となっていた)

提督(この戦力をうまく使えばソ連は十分に挽回することができるはずだ。それこそ、戦局をひっくり返すかもしれない)

提督(ともかく、そんな大混乱の中、俺はプリンツと会っていたことで目をつけられ、スパイの疑いをかけられてしまった)

憲兵「貴様がドイツ人と密会していたことは分かっている。スパイか?スパイなんだな?」

提督「……!!違う!!」

提督(しかし、俺はスパイではない。憲兵や情報部がいくら俺を調べてもスパイである証拠は無かった。むしろ、否定する材料ばかりが見つかった)

提督(そんな、スパイ容疑を何とか晴らした俺に、臨時の帝国海軍総司令官となったあの元帥殿から俺に命令が下された。その内容は……)

元帥「新たな同盟国ソ連を助けるため彼の国のアルハンゲリスクへと赴き、街を死守しているソ連軍を援護しろ」

元帥「すぐに艦隊を編成して後を追わせる。君は先に現地へ赴いてソ連軍との情報交換をするように」

提督(……アルハンゲリスクはソ連に対する連合国の支援物資が北極海を通じて送り込まれてくる重要拠点だ)

提督(そこが陥落したらソ連の最前線への補給状態が壊滅的になる。もう一方のウラジオストクから前線は遠すぎた)

提督(そんなアルハンゲリスクは現在、最前線の街だ。街を巡ってソ連とドイツは激戦を続けている)

提督(それほどの重要拠点、陥落しないように援護するのは当然だ。が、戦死するリスクが非常に高い)

提督(そして我が帝国海軍は陸軍と協力してスエズを奪還するという最優先目標があった。実績的には俺が紅海攻略の指揮を執るのが自然だ)

提督(だがその指揮は俺の同期が指揮を執る事になった。異例の任命と言えるだろう。海軍内でも疑問の声があった)

提督(それでも元帥殿が俺をアルハンゲリスクへ送るのは、俺があの人とうまくやれていないからか、それとも何とかするだろうと評価されているのか……)

提督(どちらにせよ、命令は下された。軍人として従わなくてはならない。混乱が続く中、俺はソ連へと向かう事になったのだった)

半分以上深海棲艦・艦娘をこましてしてるだけで確実に歴史に名を残すの確定の提督
後世に彼はどのように伝えていかれるのだろうか

提督単身か、かなりハード

プリンツ疑ってた奴らは土下座して謝って、どうぞ



提督「……」

軍曹「……提督?大丈夫ですか?」

提督「ああ、すまない。大丈夫だ」

軍曹「そうですか。とりあえず、今後の方針を決めましょう。我々は貴方に従います」

提督「分かった、ありがたい。……残っているのは五十名ほどか」

軍曹「はい」

日本兵「……!!後方より接近してくる集団!!」

軍曹「っ!!戦闘準備!!隠れろ!!合図するまで撃つな!!提督、こちらへ!!」

提督「っ!!分かった!!」

提督(見張りの警告に全員が瓦礫の影や廃墟の中に隠れる。相手がドイツ軍なら待ち伏せすることができるだろう)

提督「……来たぞ、あれか。」

日本兵「ドイツ兵じゃない。あの外套はソ連のだ」

日本兵「やたらデカい荷物を背負ってやがるな。何だあれは?」

日本兵「背が小さいぞ。子供か?」

軍曹「ここじゃ子供から老人まで皆戦っているらしい。ありえるな」

提督(近づいてくるのはソ連の外套を身に纏い、大きな荷物を背負った二十人ほどの小集団だ。そのほとんどが十代くらいではないかと思うほどの背の低さだった)

提督(警戒しつつ進んでくる。ろくな武器も持たずにいったいこんなところで何をしているんだ?)

軍曹「提督、ロシア語に堪能と聞いております。私も話せますが、そこまでうまくありません」

提督「ああ。呼びかけてみるか」

提督(軍曹の言葉に、俺は彼らに話しかけてみることにした。今や友軍なのだ。ソ連人たちはあまり友好的ではなかったが)

提督「Не стреляй!!Пожалуйста!!Мы японцы!!(撃つな!!頼む!!我々は日本人だ!!)」

大鳳「提督……!?その声、提督ですか!?」

鈴谷「マジ!?提督!?」

熊野「提督ですの!?よかった……合流できましたわね……ふぅ」

提督「お前たち……!?どうしてここにいるんだ!?」



提督「なるほど、予想よりだいぶ早く到着したな」

大鳳「はい、今はほとんどのことを元帥がお一人で決めていますから。今回はそのことが吉と出て、こうして早く到着することができました」

提督「そうか。君が旗艦だな?」

大鳳「はい。どうぞよろしくおねがいします」

提督「こちらこそよろしく頼む。この戦争では初めて君の指揮を執るな」

大鳳「そうですね。毎回違う戦場で戦っていたから」

提督「ああ、そうだな。……ともかく、こうして無事に合流できてよかった。そして、これからの方針も決まった」

大鳳「どうするのですか?」

提督「港を目指す。それで君たちが海に出られさえすれば、この不利な戦局を打破することができるはずだ」

大鳳「わかりました。では、私は艦隊を集合させます」

提督「頼む。軍曹、居るか?」

軍曹「はい、ここに。どういたしましたか、提督?」

提督「これからの方針が決まった。我々は港を目指して艦娘を出撃させる。部隊を集めてくれ」

軍曹「了解です」

提督(全員を集合させる。そして港を目指すことを改めて知らせた。皆が準備に取り掛かる)

提督(俺は陸戦の指揮は取り慣れていない。軍曹の助言を貰いつつ、まず先行する偵察部隊と本体に分けた)

提督(そして港の方へと向かっていく。案内がいなくとも地図があれば問題ない。ドイツ兵に警戒しつつ進んでいった)

大鳳「……」

鈴谷「……」

熊野「……」

提督(艦娘達の様子を見ると、みんなとても緊張していた。あの鈴谷でさえもが顔を強張らせて無言で歩みを進めている)

鈴谷「……!」チラッ ニコ

提督「……」コクリ

提督(鈴谷が俺の視線に気がつき、私は大丈夫というような笑みを浮かべた。俺は頷き、周囲の警戒に戻る)

日本兵「軍曹、伝令に来ました。我々はソ連軍部隊と合流。この先で待機しています」

軍曹「わかった、ご苦労。どういたしますか、提督?」

提督「合流しよう。情報交換ができるし、ソ連軍の方が今の戦況にもこの街のことにも詳しいだろう」

軍曹「了解です」

提督(伝令に来た先行部隊の兵士の案内で進んでいく。暫くして、先行部隊とソ連軍に合流した)

提督「艦娘……!?」

提督(そこで待っていたのは小銃を手にした三人の少女だった。光のない冷たい瞳でこちらを品定めするように見ている)

提督(その中で一番偉そうな子が口を開いた。他の二人は周囲を警戒するようにあたりを見渡す)

ガングート「Японский……Маршал не доверяет японцам (日本軍か……連邦元帥閣下は日本人を信用していない)」

ガングート「Но, мы приветствуем(だが、我々は歓迎する). ドイツ人を殺したい者なら誰でも大歓迎だからな」

ガングート「私はГангут級一番艦、Гангутだ。ようこそ、アルハンゲリスクへ。ここは最前線。勝利か、さもなくば死が待っている」

提督「あ、ああ……歓迎に感謝する……」

ガングート「それで、貴様は何者だ?見た所、一般兵卒というわけではないようだが……?」ジロリ

提督「っ、すまない」

提督(くれて自己紹介する。なぜ提督が前線にと聞かれたが、ありのまま起こったことを伝えるしかない)

ガングート「そうか。我々も現在何とかして港へ出ようとしている所なのだが、道中にドイツ軍が居座っている」

提督「そうなのか……」

ガングート「ともかく、我々が占拠している所へ行こう。皆が待っている」

提督「わかった。全員、彼女についていくぞ」

提督(ガングートの案内に従う。すると、硝煙の匂いや血の匂いが濃くなってきた。つまりは、そういう事だ)

提督(戦闘のあった場所に来たのか、死体を見かけるようになってきた。これが戦争、これが戦場だ)

大鳳「……」

鈴谷「……っ」マッサオ

熊野「……」ギュッ

提督(大鳳たちの様子を見る。平静に見える者、見るからに気分が悪くなってそうなもの、唇をかみしめ、手を握りしめている者)

提督(今までは海に居た。こうして、生々しい戦場を見るのは初めてだろう。各員がそれぞれの反応をしていた)

提督「……」

ガングート「着いたぞ。さて、ではあの部屋で今後どうするか検討するとしようか?地図なども置いてある」

提督(中庭のある大きな建物の廃墟に入ったところで、前を歩くガングートがそう言う。だが、俺の注意は別の所に向けられていた)

ソ連軍艦娘「Пошёл на хуй!!Умри!!Умри!!(クソ野郎め!!死ね!!死ね!!)」

ドイツ兵「Nein!!Aaauu!!」

提督「……!!」

提督(一人のドイツ兵がソ連の艦娘達に暴行を受けていた。銃床で殴ったり蹴ったり、やりたい放題だ)

提督(ドイツ兵は蹲り、悲鳴をあげている。銃傷も負っているようだ。動けなくなったところを捕まったのだろうか?)

ソ連軍艦娘「いいぞ!!殺せ!!ファシストにお似合いの末路だ!!」

ソ連軍艦娘「もっと苦しませてから殺した方が良いよ!!私に任せて!!」

提督「止めろ!!」

提督(このままでは死んでしまうほどの暴行だし、明らかにその意図がある。捕虜への虐待と処刑、国際法違反だ)

「「「「……」」」」ギロリ

提督(ソ連の艦娘達が一斉にこちらを向く。不快感がありありと分かるような表情。睨みつけられる)

ソ連軍艦娘「黙っていろ日本人……!!」

ソ連軍艦娘「引っ込んでいろ!!お前たちは関係ない!!」

ソ連軍艦娘「こいつはドイツの侵略者よ!!こうされて当然でしょ!?」

大鳳「でも捕虜への暴行や殺害は国際法で禁止されているわ!!貴方たちがしているのは不法な事よ!!」

提督(ソ連人の迫力に、しかしこちらの艦娘達が俺の周りに並び立ち、ソ連人たちと対峙した)

ソ連軍艦娘「知るか!!関係ない!!」

ソ連軍艦娘「随分と平和ボケしているわね?おうちに帰ってママとパパに甘えていた方が良いんじゃないかしら?」

ソ連軍艦娘「勝手にやってきてグダグダ文句が言いたいだけなら他所でやっていただけますか?」

熊野「私たちがしているのは戦争ですわ。ただでさえ酷いことなのだから、最低限の決まり事くらい守ったらどうですの?」

ソ連艦娘「私達じゃない!!こいつらが最初に始めたんだ!!因果応報だろう!!」

ソ連艦娘「邪魔するならお前たちもぶっ殺すぞ!!」

ガングート「黙れ!!」

「「「「!!」」」」

提督(言い合いになり、ソ連側に火がついて燃え盛りそうになったところでガングートが一喝を入れた)

提督(一瞬、俺はガングートが俺に同調したのかと思った。だが違う。こちらを振り向いたガングートの瞳を見て理解した)

提督(その瞳には燃え盛る炎が見えた。激情を、しかし強靭な精神力で押さえつけているのだ)

ガングート「……日本人、ここは戦場だ。……国際法なんか気にするな。殺して、殺されるだけの場所だ。それが正しい」

提督「違う。戦場だからこそ国際法を気にするんだ。さもないとただの殺し合いになる。戦争はただの殺し合いじゃない」

ガングート「はっ綺麗事だな。見ろ、日本人」

提督(そうしてガングートは少し離れた所にあるソ連国旗に包まれた……おそらく遺体の所まで強引に連れていく)

提督(その周りには数人のソ連の艦娘が涙を流し、悲嘆に暮れていた。まるで敵を見るように俺たちを睨みつける)

提督(血に濡れたそのソ連国旗を丁寧に労わるように取り払う。すると露わになったのは、少女の遺体だった)

提督「……」

大鳳「!!」ハッ

鈴谷「ぅ……ぷ……」ブルブルブル

熊野「っ」ゾクッ

提督(来ているのは制服、ソ連の艦娘だったのだろう。何歳ぐらいだったのか伺う事はできない。下顎から上が無かったのだ)

ガングート「そのファシストがやったんだ。そいつはСнайперы(狙撃兵)だ。偶然この建物に入った時に鉢合わせた」

ガングート「何人の同志を殺したのか分からない。だから痛めつけられるだけ痛めつけた後に殺す。かたき討ちだ」

提督「……それでも」

ガングート「国際法が赦さないか?はっ、これだから後方でふんぞり返っている連中は。いいか、よく聞けよ?」グイッ ズイッ

提督「!?」

大鳳「っ!!止めなさい!!」

熊野「提督を放しなさい!!」

鈴谷「そ、そうだよ……!!」

提督「いい!!……大丈夫だ」

提督(ガングートは俺の胸倉を掴み、目をのぞき込むように顔を近付ける。その琥珀色……いや、金紅珀の瞳に至近距離から睨みつけられる)

提督(そんなガングートの行動に大鳳たちは色めき立つが、俺はそれを制止した。ガングートは言葉を続ける)

ガングート「最前線には体面も規約もない。あるのは生きるか死ぬか、それだけだ。提督、それだけだよ」

ガングート「兵士には、死に逝く者たちには、国も上官も命令も国際法も、そんなものは一切無縁だ」

ガングート「ただ、こんな廃墟で、野外で、海で、空で、殺されて死に逝く苦痛と恐怖があるだけだからな」

ガングート「提督、前線に立つ者が死ぬ運命にあるのは当然だ。そんな死地に駆り立てられた者たちに国際法を守れ、人道的に敵を扱えと言うのは、私には理解できない」

提督「……それでも。それでも、理性を保つのが人間だ」

ガングート「……もういい。同志、そいつを放してやれ」

ソ連艦娘「……」パッ

ガングート「貴様の望みは?」

提督「彼の身柄はこちらで引き受ける」

ガングート「そうか」パッ クルッ スタスタ

提督(ガングートはそう言うと俺から手を離し、ドイツ兵に歩み寄る。そして手を差し出し、立つのを手伝った)

提督「……!!」

提督(初めて、顔が明らかになる。そのドイツ兵に見覚えがあった。輝く金髪に引き込まれるような青い瞳)

提督(凛々しさを感じるどことなく彼女に似た雰囲気の顔。俺は彼を知っていた。一度、見たことがある)

提督『家族の写真か?』

ビスマルク『Ja, 父と母と、一つ下の弟よ』

提督『弟がいたのか』

ビスマルク『ええ。私の大事な大事な弟。運動も勉強もできるけど、一番いいところは優しいところね。私の一番の自慢なんだから』

提督『そうなのか、凄いな』

ビスマルク『そうでしょう?いつか会わせてあげるわ。きっと仲良くなれるわよ』

提督『それはありがたい。いつか紹介してくれ』

提督(間違いない……ビスマルクの弟だ……!!軍隊に入っていたのか……これはますます彼を保護しなくてはならなくなったな)

ガングート「Табак?」

提督(立ち上がった彼に、ガングートはポケットからタバコを取り出し、差し出す。彼はタバコを恐る恐る受け取り、咥えた)

提督(ガングートは自らも一本咥えると、ライターを取り出す。彼の煙草に火をつけると、自分のにも火をつけて一度、燻らした。そして……)

ガングート「……」スッ グイッ バン

提督「止めろ!!っ!!」バッ

大鳳「っ!?そんな……」ビクッ

鈴谷「っ!?ぅ……おぇええええ!!」ゲボッ

熊野「っ!?……!!」ギリッ

提督(煙を全て吐き出したガングートは流れるような早業で腰のホルスターから拳銃を抜き、彼の顎の下に突き付けた)

提督(引き金を引く。一彼の頭には穴が開き、血液や脳漿、骨片が飛び散る。その場に崩れ落ちる体)

提督(確認するまでもなかった。死んでいる。ガングートは煩わしそうに浴びた返り血を手でふき取ると、口を開いた)

ガングート「早く来い。この後の方針を決めるぞ。それとも、出ていきたいというのなら止めはしないが」ジロリ

↓×1~3

一連の出来事を目撃して
提督の心境と行動
大鳳の心境と行動
鈴谷の初めての最前線と目の前で人が殺されたことを目撃して吐くほど精神的にショックを受け、弱っていることを踏まえての心境と行動
熊野の芯が強くソ連人の野蛮な振舞いに軽蔑と怒りを覚えたことを踏まえての心境と行動
をそれぞれ


鈴谷:おうちかえりたい状態。怯えて提督に泣きつく
熊野:湧き上がる怒りに任せてガングートに詰め寄ろうとする
提督:ガングートがただ愉悦のためにではなくあくまで『仇討ち』として処刑したのだと湧き上がる怒りと熊野を抑え、鈴谷の介抱を任せる
大鳳:目の前で起こったことが信じられず呆然とするだけ

提督:一瞬憤激に駆られガングートに飛びかかろうとするも視界に無惨な遺体が入り萎えてしまい、丁重に葬ることを決意する
大鳳:あまりの出来事に茫然自失になるが亡骸を抱き上げる悲痛な面持ちの提督を見て我に返り、埋葬の手伝いをしたいと申し出る
鈴谷:ドイツ兵の弔いに付き合いながら戦争の無情さを感じ取り、今までの自分の所業を振り返って果たして自分達のしてきたことは正しかったのかと自問自答し始める
熊野:場所が場所なので一旦怒りを収めるが猜疑心は留まらず、いつかはドイツのように裏切るのではないかと提督に警戒を呼びかける

>>1
>>251
ごめんね

日本にいる提督に同伴しなかった他の艦娘たちは無事なのかな?

前スレで響の外出に監視が必要になったのをここでうまくいかせないかなー

提督「……」

提督(本気で殴り飛ばすつもりだった。その後のことは関係ない。よくもビスマルクの弟をと激情のままにぶん殴るつもりだった)

提督(だが、視界に彼の遺体が入り、怒りよりも悲しみや無念、後悔の念の方が大きくなった)

提督(……彼が死んだことは、ここに居る人間しか知らない。そして彼が誰なのかを知っているのは俺だけだ)

提督(このこと、どうビスマルクへ伝えればいいのか……いや、そもそも伝えるべきなのか)

提督(仮に伝えるとしても、今や敵同士のビスマルクとどう会って話をすればいいのか……)

提督(だが、どちらにせよ、今できるのは彼を丁重に弔う事だけだ。きっと俺にしかできない)

提督「……一時間、休憩が欲しい。部下たちは歩き通しているし、先ほど戦闘を経験したばかりだ」

提督「だから一時間だけ休ませてくれ。一時間後にその部屋に行く。どうだ?それでいいか?」

ガングート「……分かった。一時間だぞ」

提督(ガングートは値踏みするように俺を見ると、そう言って先に部屋へと入っていった。俺は、部下たちを確認する)

大鳳「……」

鈴谷「うぇ……げほっ、げほっ」ポロポロ

熊野「……大丈夫ですの、鈴谷?肩を貸しますわ。あちらで少し休みましょう」

鈴谷「っ……」コクコク

提督(大鳳は目を見開いて硬直している。鈴谷は嘔吐し、咽こんでしまっているが、熊野が介抱するようだ)

提督(他の艦娘たちも反応はそれぞれだが……全員大きな問題はなさそうだ。陸戦隊の兵士たちは動じた様子はない)

提督(さすがに戦争慣れしているか。彼らは艦娘や俺と違ってこういった戦闘をよく経験しているからな)

提督(俺はゆっくりと彼の遺体に歩み寄ると、酷いことになっている顔の、その目を閉じさせた)

提督(そして彼を抱え上げる。吹き出るように流れる血に手や服が汚れるが気にはならなかった。振り返り、部下たちに告げる)

提督「一時間休憩だ。よく休むように。周辺の見張りなどの当番は、軍曹に任せる」

提督(了解という部下たちの返事を聞き流しながら、どこか埋葬するのにいい場所を探す。が、ここは中庭だ)

提督(ここに埋めても掘り起こされてしまうだろう。かといってのこのこ外に出て行っていい場所を探すわけにもいかない)

大鳳「……っ!!提督……手伝う」

提督「そうか、ありがとう」

提督(大鳳の申し出に応えつつ、少し考えてから俺は彼を建物の端の部屋に運ぶと、そこに一度下ろした)

提督(そして背負った荷物の中から日の丸の旗を取り出した。全身を覆える大きさではないが、十分に隠すことができる)

提督(それに、これなら行方不明になったりはしないだろう。戦闘が終わったら戻ってきて彼をちゃんと埋葬してやらなくてはならないからな)

提督「大鳳、俺が彼を抱え上げるから下にそれを巻いてくれないか?」

大鳳「分かりました」

鈴谷「ま、待って……」

熊野「……」

提督(鈴谷に声をかけられる。そちらを見ると、真っ青な顔を限界だというようにひきつらせた鈴谷と心配そうに鈴谷を見守る熊野が歩いてくるところだった)

提督「鈴谷……大丈夫か?」

鈴谷「うん……それより……認識票を取ってあげないと」

提督「っ!!た、確かに。そうだったな……」

提督(あまりの出来事に忘れていたが、そうだった。首から掛けていた楕円形の認識票を取り出す)

提督(それを真ん中で真っ二つにすると、その半分を懐のポケットに大事にしまった。そして日の丸を彼に被せ、彼を抱え上げる)

提督(大鳳と熊野が彼の体の下にその端を巻くようにして押さえ、俺は彼の身体をその場に下ろした)

提督(日の丸の白い部分がみるみる血に染まって赤くなっていく。俺はキリスト教式の葬り方を知らない)

提督(だからただ、手を合わせて祈る事しかできなかった。せめて、どうか安らかに眠ってくれと)

提督(ふと気がつくと、周りに俺の部下たちが集まってきていた。皆が手を合わせて祈っている。そしてソ連人たちはそれを冷ややかに見ていた)

提督「……」

提督(俺は合わせていた手を離し、横たわるソ連の艦娘の遺体の方へゆっくり歩いていく。部下と、そしてソ連人たちが俺を見つめていた)

提督(無言で歩いていく。彼女の前まで来ると、すぐ近くに寄り添っている子に声をかけた)

提督「……祈っても、いいかな?」

ソ連軍艦娘「……Да」ジッ

提督(返事を聞いて、手を合わせる。この子だって無残に殺された戦争の被害者だし、ここに居るソ連人だってそうなのだ)

提督(目の前で行われた蛮行に熱くなっていた頭も、祈っている間に冷静になり、それが理解できるようになっていた)

提督(後ろから足音が聞こえる。どうやら部下たちも俺に倣って祈っているらしい。暫くして、寄り添っていた子が口を開いた)

ソ連軍艦娘「……Спасибо」

提督「……あと五十分ほどだ。皆、ゆっくり休んでくれ。おそらく、これから戦闘だからな」

提督(暫くして、俺は手を離すとそう告げる。部下たちはそれぞれそこらに座ったり寝そべったりして、仮眠を取ったり雑談に興じたりし始めた)

熊野「……提督」

提督(俺は様子がおかしかった鈴谷と話すか、あるいはもうガングートのもとへ向かうべきか悩んでいたところで声をかけられた)

提督「熊野。君も、大丈夫か?」

熊野「大丈夫ですけれど、気分が悪いですわ。……提督、ソ連人は人ではありません。獣よ」

提督「俺もそう思った。だが彼女達も被害者だ。祈っている間に、それに気がついた」

熊野「でも、彼女は戦闘で亡くなったのでしょう。私刑で捕虜を殺したソ連人に同情の余地はあろうとも、それでも赦されませんわ」

提督「……そうだな」

熊野「……」

提督(熊野はその上品に整った顔を不満げに歪め、俺を見つめる。少し細められたその青緑の瞳は、俺の反応が思っていたのと違うと訴えていた)

提督「とりあえず、このことは正式に抗議する。だがここで彼女達を俺達だけで裁くことはできない」

熊野「ええ……それは分かっていますわ。ともかく……お気をつけあそばせ、提督。ソ連人は信用なりませんわ」

熊野「彼らに礼節や人情を期待しても無駄ですもの。どこぞの恥知らずのようにいつ裏切るのか分かったものではありませんわ」

提督「……ああ、分かった。俺も、君たちを卑劣な裏切りで失うわ気にはいかない。十分警戒するよ」

熊野「ええ、お願いします。私も十分気をつけますわ。……それと、提督」

提督「なんだ?」

熊野「少し鈴谷と話してやってくださるかしら?あの子、今いろいろと限界みたいで……」

提督「ああ、分かった」

熊野「感謝しますわ。では、行ってください。また後ほどですわ。ごきげんよう」

提督「ありがとう。ゆっくり休めよ」

熊野「ええ、それはもちろん。……貸し一つ、ですわよ?鈴谷」ボソリ

提督(熊野に頼まれた通り鈴谷を探す。そうだな、一時間とちゃんと言ってある。問題ないだろう)

提督(部下のメンタルのケアは重要だ。特に、鈴谷は艦娘で、まだ高校生ほどの年齢だ。その精神的ダメージは察するに余りある)

鈴谷「……」

提督「鈴谷」

提督(鈴谷は個室の窓際に座って空を見上げていた。と言っても外から見られないようにちゃんと配慮しているようだったが)

鈴谷「……提督」

提督(鈴谷は萌黄色の瞳を赤く染めていた。かなり思いつめた表情をしている。よく見ると、手が震えていた)

提督「っ……辛いか?」

鈴谷「……これが戦争なんだね」

提督「ああ、そうだな……」

鈴谷「……敵艦隊見っけた。さてさてやっちゃうよ」

提督「……?」

鈴谷「やりぃ。一隻撃沈、鈴谷の戦果じゃん。楽勝楽勝。……鈴谷、あんなに軽く、こんな事してたんだね」

提督「鈴谷……」

鈴谷「知らなかったよ。人を殺すってこういう事なんだ。こんな近くでたった一人殺すのを見て、初めて分かった」

鈴谷「提督……鈴谷は何人殺したんだろうね?中国で、太平洋で、インド洋で。笑いながら、何人殺したんだろうね?きっと二桁じゃ収まらない」

提督「……君は悪くない。これが戦争だ」

鈴谷「……ごめん、提督。ちょっと向こう行ってて……じゃないと鈴谷、提督にあたって酷い事言っちゃいそう」

提督「……」スッ ダキッ

鈴谷「っ!!」ビクッ

提督(ここでこの子を一人にしてはいけないと直感した。俺は、鈴谷を抱きしめた。言葉ではもうどうしようもなかった)

鈴谷「……っ!!~~~!!」ギュゥゥゥゥ

提督(鈴谷は硬直していたが、いきなり俺の胸に顔を押し付け、痛いほどに俺を抱きしめてきた)

提督(鈴谷の、人間としての全力であろうその締め付けは正直本当に痛かった。だが、それが鈴谷の想いなのだ)

提督(それを受け止められずして何が提督か。女の子の激情を、悲しみや苦しみを受け止められずして何が男か)

提督(暫くして、鈴谷が力を緩めた。そして本当に小さな声で、注意して聞かなくては聞き取れないほどの声で呟いた)

鈴谷「お願い……時間ぎりぎりまでこうしてて……」

提督(俺はそんな鈴谷の願いに、頭を撫でることで答えた。そうして時間いっぱいまで鈴谷と抱き合っていたのだった)



熊野「……!!」コソッ

大鳳「熊野、何しているの?」

熊野「鈴谷ぁ……!!これは貸し一つじゃすみませんわよ……!!貸し十くらいはいきますわ……!!」ブツブツ

大鳳「熊野?」

熊野「っ!!何かしら、大鳳さん?」ビクッ サッ

大鳳「い、いや、何しているのかと思って……何を見ていたの?」

熊野「見ていた?いえ、まさか。この私がのぞき見を?していませんわ。おほほほ」

大鳳「そ、そう……ところで、提督がどこに居るか知らないかしら?ちょっと目を放したら見失っちゃって」

熊野「提督?何か御用ですの?」

大鳳「少し話をしたくて」

熊野「……提督は今、鈴谷のケアをしていますわ」

大鳳「あぁ……結構キてるみたいだったわね、鈴谷」

熊野「そうですわね。あの子は良くも悪くも普通の女の子なのですわ」

大鳳「そうかぁ……じゃあ出直そうかな」

熊野「そう言って頂けると幸いですわ」

大鳳「……それで、何を見てたの?」

熊野「何も見てい・ま・せ・ん・わ」

大鳳「この部屋の中よね?……!!」ピクッ

熊野「ちょっ!!もう……!!」

大鳳(提督と鈴谷ってそういう関係……?いや、けど……聞いたことないな。なんだろう……胸がざわざわする。ふしぎ)ザワザワ

熊野「私は別に覗き見ていたわけじゃありませんわ。あくまで鈴谷を心配して見守っていただけですの。よくて?」

大鳳「うん」

熊野「ならいいですわ」

大鳳「ところでさ、鈴谷って提督とできてるの?」

熊野「はぁ……!?まさか……!!ありえませんわ……!!」

大鳳「……でも、抱き合ってるし」

熊野「あれは、鈴谷を慰めるために提督が抱きしめたのですわ。決して鈴谷が提督とお付き合いしているからではありません」

大鳳「そっか、よかった」

熊野「!」

大鳳(……私だって辛くて苦しくて怖かったのに。ずるいな。ひどいな。……私だって。私だって)

熊野「……とりあえず、今はそっとしておきましょう」

大鳳「……」



ガングート「時間十分前、日本人は時間を守らないというのは本当だな」

提督「すまない」

提督(部屋に入ると、燻らしていたタバコを消して感情の読めない無表情でこちらを見るガングートに迎えられた)

提督(俺と軍曹と大鳳が机の周りに集まる。その上には地図がおかれ、いろいろと情報がロシア語で書き込まれていた)

ガングート「さて、状況を説明しよう。ドイツ軍の攻撃で、街では再び戦闘が行われている」

提督(全員が地図に注目する。ガングートは指で地図を指し示しながら状況を説明していった)

ガングート「川の向こう、西側の地区はすでにドイツに支配されているが、とうとうこっち岸まできたわけだ」

ガングート「街は今や半包囲されている。郊外ではドイツ軍の強力な機甲化部隊を前に同志たちは後退を余儀なくされているのだ」

ガングート「このままでは負ける。唯一の活路は海に出て艦娘で反撃することだが、港までの道にはドイツ軍が居座っている」

ガングート「地図を見ろ。我々の位置がここだ。そして港がここ。だが偵察部隊の報告では未だに敵はここの倉庫に居座っている」

ガングート「銃声からして現在の大まかな前線はここだ。そんなに深くはないが、我々は敵の後方に取り残されているというわけだな」

大鳳「港とここの中間地点……迂回は出来ないの?」

提督(大鳳の問い。それは俺も思った。場所が分かっているのなら迂回すればいい。だが、ガングートは首を横に振った)

ガングート「危険すぎる。街では家一つを取り合う白兵戦がそこらで繰り広げられているのだ。そして我々はその位置を把握できていない」

軍曹「どこに敵がいるか分からない上に、こちらの戦力は多くはありません。敵の大部隊と会敵したら、最悪、全滅もあり得ます」

提督(ガングートの言葉に、軍曹が同意する。経験者と専門家が言うのであれば、そうなのだろう)

提督「迂回は無理か……分かった。なら、ここに居る人員でドイツ軍を突破して港へ出るしかないな」

提督(俺の言葉に、ガングートは落胆がはっきりとわかるほど残念そうな表情で俺を見る。そして口を開いた)

ガングート「そうしたい所だが、そちらは見たところ七十人程しかいない。中隊と聞いていたが、随分と少ないな」

提督「敵の攻撃に遭って何とか撃退したが多くの戦死者を出してしまった……」

ガングート「そうか。どちらにせよ、この人数では無理だ。敵は総統の電動ノコギリで武装している。……ここに籠城して戦況が変わるのを待とう」

提督(ガングートの提案に、しかし俺は賛成できない。戦闘が続いている今こそ、動くべき時だ)

提督「今なら敵の注意は戦闘に向けられている。待っていたら今よりもっと不利になるかもしれないぞ?」

ガングート「東からの援軍が来るはずだ。きっと戦局は変わる。提督、勇気と蛮勇は別物だ」

ガングート「相手はドイツの悪魔だ。中国人や弱体化していた連合国の植民地守備隊、現地で徴兵された兵士とは訳が違うぞ」

提督(ガングートの言葉は、本当に心からそう思っているのが分かった。確かに、俺もドイツ軍の活躍は新聞で良く知っている)

提督(だが、動かなくてはならないのなら今しかない。しかしガングートの言う事ももっともだ。なら……)

提督「……とりあえず、そこまで行こう。そして現地を確認して攻撃ができるのであれば攻撃する」

ガングート「はぁ……愚かな……なら、お前らだけでやれ。我々は協力しない」

大鳳「……!!」ギロリ

提督(ため息を吐き、興味を無くしたようにそれこそ匹夫の勇の匹夫を見るような冷たい軽蔑の混じった視線で俺を見るガングート)

提督(大鳳はそんなガングートを敵意のこもった視線で射抜くように睨みつける。だがガングートは気にも留めない)

提督「もちろんだ。君たちは艦娘だし、何より女の子だ。こういうのは男の仕事だよ」

ガングート「そうか。……ふー」スッ シュボッ

提督(新しいタバコに火をつけたガングートに噛みつこうとする大鳳を制止して軍曹に声をかける)

提督「軍曹、そういうわけだ。すぐに出発しよう」

軍曹「了解しました。すぐに準備させます」

提督(仮の会議室を出て、皆を集合させてこれからのことを伝える。皆、緊張した面持ちだった)

提督「よし、では陸戦隊は荷物を纏めろ。行くぞ」

提督(俺の言葉に、艦娘達が驚愕したように目を見開いた。一瞬の間、そして火がついたように捲し立てられる)

大鳳「っ!?提督も戦闘に参加するのですか!?」

提督「もちろんだ」

熊野「止めてください!!何かあったらどうするつもりなんですか!?」

鈴谷「そうだよ!!提督が死んじゃったら誰が指揮を執るの!?」

提督「その場合は大鳳に指揮権を譲る。ソ連軍と行動を共にしろ」

大鳳「そんな……!!」

軍曹「提督、私も反対です。指揮官はみだりに危険を冒すものではありません」

提督(艦娘だけでなく、軍曹からも反対された。確かに、それほどのことなのだろうな。将官が最前線で戦うのは。だが……)

提督「軍曹、ただでさえ人手が少ない。そんなことを言っている場合ではないだろう?」

軍曹「っ……しかし!!」

提督「命令だ、私も戦闘に参加させろ」

提督(真剣な俺の様子に、暫く迷っていた軍曹は観念したように肩を竦めて笑顔を浮かべながら口を開く)

軍曹「……分かりました。ですが、戦死しないことを念頭においてください。いいですね?」

提督「分かった」

提督(そのやり取りを見た艦娘達も同じく観念したのか、各々呆れたり心配したりとといった反応を見せた)

大鳳「……なら、仕方ありません。我々が提督を護衛します」

提督「いや、君たちはここで待機だ」

提督(が、そういう俺の言葉に再び緊張に包まれる。大鳳は驚愕し、熊野は頭が痛いといったように目を閉じこめかみに手をあてる)

提督(そして鈴谷は今にも泣きそうなほどに悲しそうな顔をした。だが、連れて行くわけにはいかない)

大鳳「っ!?なぜですか!?」

熊野「どういうおつもりですの……!?」

鈴谷「提督……!!」

提督「さっきも言っただろう?君たちは少女と呼んで差し支えない。それに、艦娘だ。しなくてもいい危険な仕事は男に任せろ」

大鳳「っ!!でも!!それなら提督だって前線に行くべきではありません!!」

熊野「そうですわ!!貴方は将官ですのよ!?みだりに前線へ出て戦死の危険を冒すべきではありません!!」

鈴谷「お願いだから一緒に後方に居てよ!!死んじゃったらどうするの!?鈴谷、後追うよ!?」

提督(何とかして俺を思いとどまらせようとする大鳳、怒りをあらわにする熊野、必死に懇願する鈴谷)

提督(だが俺の意志は固かった。何があっても譲る気は無い。俺はその意志を視線に込めて皆を見渡す)

提督「静かに!!……いいか?命令だ。俺は指揮官として、帝国軍人として戦わなければならない」

提督「いつも私は後方で君たちを指揮するだけ……こんな時ぐらい、かっこいいところを見せさせてくれ」

大鳳「……いつでもかっこいいですよ、提督は」ギリッ

熊野「……死んだら、大バカ者の、間抜けの、カッコ悪い気障男になりますわよ……忘れないでくださいな」ギュッ

鈴谷「やだよぉ……!!行かないでよぉ……!!ていとくぅ……!!」ポロポロポロ

提督「大丈夫、俺もまだ死ぬつもりは無い。生きて帰ってくるよ。それまで、待っていてくれ」



提督(艦娘達を待機させ、装備を整えて出発する。地図を確認、本来ならよくわかるはずだが、戦闘で街並みはだいぶ変わっている)

提督(迷子になったり、うっかり敵や自分達の位置を間違えたりしないようにしなくては。さもなくば待っているのは死だ)

軍曹「角に気をつけて。短く走るんです。前だけでなく、左右後ろはもちろん、上にも気をつけて下さい」

提督「分かった。行こう」

提督(動きたくない気分になるが、無理矢理脚を動かして進む。窓に敵が居る気がする。生きた心地がしない)

提督(余計なことを考えるのを止めた。大事なのはここで失敗しては皆が危ないという事だ)

提督(がれきの中を進んでいく。街の中心に近づくにつれて、戦闘の跡は濃くなっていった)

提督(時折見かける死体は、あるものはドイツ兵であるものはソ連兵、そしてあるものは市民の様だ)

提督(それらの死体は整列させられているものもあれば、放置されているものもある。五体満足の者もあれば、欠損があるものもある)

提督(腐敗が進んでいるもの、そうでないもの。ただ眠っているだけの様なもの、一目で死んでいるとわかるもの)

提督(時間が止まっているようだ。ここがこの世とは思えない。改めて思う。そうか、これが最前線か。これが戦争か)

軍曹「あれだ。あれが例の建物だ。太陽は見えない。双眼鏡で見てみろ」

日本兵「……確かに。正面の建物、赤いレンガの奴の二階に機関銃が見えます。見張りは一人だけです」

軍曹「距離があったら勝ち目がありません。静かに近づきましょう。大丈夫、砲撃のおかげでそこら中穴だらけです。隠れ場所は十分にある」

提督「っ!!という事は……」

軍曹「あそこを攻略して港までの道を確保しましょう。大丈夫、敵はこちら側でなく前線の方を警戒しています」

提督「分かった」

提督(重い手足を何とか動かして進んでいく。足場は悪く、滑らないようにするのが大変だ。奴らに気がつかれたら終わりだろう。気をつけなくては)

ダン

「「「「!!」」」」

提督(そう思っていた時だった。すぐ後ろで銃声が響く。心臓が止まるかと思った。とっさに振り向いて確認する)

日本兵「何をしてやがる!!」

日本兵「ぼ、暴発したんだ……!!」

軍曹「伏せろ!!」

ガガガガガガガガガガガガ

提督(軍曹の怒声が響く。とっさにその場に伏せた。銃声、がれきが弾ける音、風切り音。頭を手で覆う)

提督(隣に伏せた二等兵が視界に入った。彼が伏せたのではない事が分かった。うつぶせに倒れている彼の制服に空いた穴と染み出る血液)

提督(暫く、目が離せなかった。近くの瓦礫が銃弾に当たってはじけ飛ぶ。我に返り、転がって穴の深い所へ移動する)

軍曹「煙幕を使え!!煙幕だ!!」

提督(軍曹の声が聞こえる。だが煙幕なんて持っていない。ずっとここで丸まっていたかった。目をつぶると、大鳳と熊野、鈴谷が見えた)

提督「ここで俺が失敗したら……誰があの子たちを守るんだ……!!」ギリッ

提督(すんでのところで俺はやるべきことを思い出せた。勇気を持って前方を確認する。誰かが投げたのであろう複数の煙幕が広がりつつあった)

軍曹「前進!!前進しろ!!」

提督(その声に弾かれるように駆け出す。不安定な足場で転び、尖った瓦礫に倒れる痛みがあろうとも、直ぐに起き上がって走り続ける。そして……)

提督「……っ!!」サァッ

提督(煙幕から出てしまった。機関銃……MG42までの距離は50mくらいだ。ドイツ兵と目が合った気がした)

日本兵「提督!!」バッ

提督「っぁ!!」

提督「おぞましい音が響く。が、銃弾が俺の体を八つ裂きにする前に、誰かが俺を突き飛ばした。砲撃跡の中に倒れ込む)

提督「っ……!!」

日本兵「ぐぅ……!!」

提督(一瞬の混乱、そして状況把握。俺は彼に突き飛ばされたらしい。だが、その彼は……脚を撃たれていた)

提督「だ、大丈夫か!?すまない……!!」

日本兵「何のこれしき……!!」

提督「手榴弾……!!」

提督(ふと彼の持っていたそれに気がついた。もしこれをあの銃座に投げ入れることができれば……)

提督「俺が……俺が代わりに投げる!!」

日本兵「……使い方は分かりますか?」

提督「ああ、任せてくれ!!」

提督(彼からそれを受けとる。環を指にはめて、信管が小指の方に来るように持つ。後は投げるだけ。だが……)

ガガガガガガガガガガガガ

提督(機銃掃射が続いている。俺は握りつぶさんばかりにそれを握りしめた。まだ出られない。援護射撃があれば……)

ダン ダン ダッダッダッ ダンダン パパパパパ

提督「っ!!」

提督「後方から発砲音が聞こえる。それも断続的にたくさん。今しかない。体が動いた。立ち上がる。緊張の一瞬」

ガガガガガガガガガガガガ

提督「!!」ニタァ

提督(MG42は撃ち返すのに忙しいようだった。俺を狙っていない。走れ走れ!!奴らに気がつかれたら終わりだ!!)

提督(50メートルが遠い。俺なら7秒とかからず走り切れるはずなのに!!もどかしさ、焦り、もう届くはずだ。投げてしまおうか?)

提督(だが、外したらそれで終わりだ。その思考を殺して走る。近づく。限界まで。……今だ!!)

提督「死ねぇ!!」ブンッ

ドイツ兵「Granate!!」

ドォン

提督(手榴弾は俺の手から離れ、そして機関銃の突き出ている窓に吸い込まれた。爆発。ドイツ兵が一人窓から吹き飛ばされて落ちてきた)

提督「……!!」

ドイツ兵「Augh……」ドサッ

ドッガァン

提督「うっ!?」ドサッ

提督(彼は俺を飛び越え後方に落ちる。見とれる。そして俺は吹き飛ばされた。大爆発の音。熱風。暫く朦朧としていた。よかった、死んではいないみたいだ)

提督「……っ」

提督(何かに誘爆したのだろうか。俺はそのまま脱力して倒れている。そのまま意識を手放してしまいたかった)

提督「くっ……」

ドイツ兵「 Nein……!!」モゾモゾ

提督(だが、それはダメだ。顔をあげると、目の前ではドイツ兵がもがいていた。まだ生きているようだ)

ガングート「……!!」スタスタ ニタァ

提督(その奥から歩いてくるのは、ガングートだった。手には見たことのないライフルを持っている。一直線にこちらへ歩いて来ていた)

ガングート「……」ダンッ

ドイツ兵「」

提督(何か良いモノを見たというように怪しげな笑みを浮かべて俺を見ている。通り過ぎ様にもがくドイツ兵を一瞥もせず射殺し。俺の目の前で立ち止まった)



ソ連艦娘「電車はいいですね、寝ていれば目的地に着く」

ガングート「そうだな。どちらにせよ、レニングラード、ムルマンスクときて、とうとう我々の墓に着いた訳だ。これより後方は存在しない」

ソ連艦娘「縁起でもないことを言わないでくださいよ」

ガングート「悪かった。……ん?あれは」

ワーワーワー

ソ連政治将校「ようこそアルハンゲリスクへ!!諸君らはこの地で人生で最も偉大な日を迎えることとなる!!」

ソ連政治将校「邪悪なドイツの悪魔は大きな損害に構わずこの町へさらに家畜を送ってきている!!」

ソ連政治将校「奴らは死体とスクラップの山を築きながら前進している!!我らが党、我らが祖国、偉大なるソビエトは我々に命令を下した!!」

ソ連政治将校「Ни шагу назад(一歩も引くな)!!諸君らの後方には家族や国を支える工業地帯、農業地帯があるのだ!!この街を死守しろ!!」

ソ連政治将校「前進しろ!!敵を殺しつくせ!!決して諦めるな!!偉大なる祖国の為に命を賭して戦え!!」

ソ連政治将校「後退は赦されない!!臆病者や反逆者は撃ち殺す!!日や距離を数えるのはもう止めろ!!」

ソ連政治将校「殺したドイツ兵の数だけを数えろ!!ドイツ兵を殺せ!!それは諸君らの母の祈りだ!!祖国の大地の叫びだ!!」

ソ連政治将校「躊躇うな!!赦すな!!ドイツの侵略者に死を!!」

ソ連軍艦娘「ああ、政治将校ですよ。動員兵に訓示しているんです」

ガングート「……あの列車に詰め込まれてきたのか」

ソ連軍艦娘「各地から兵士をかき集めて前線へ送っているんですよ。そのうち人がいなくなる」

ガングート「そうだな……」

ソ連軍艦娘「司令部へ向かいましょう」

ガングート「ああ……」

スタスタスタ

ソ連軍政治将校「銃は二人に一丁だ!!銃を持った奴は死ね!!弾を持った奴はそいつの銃を拾って戦え!!」

ガングート「正気か?」

ソ連軍艦娘「今まで知らなかったんですか?」

ガングート「ずっと海で戦っていたからな。陸ではいつもこうだったのか?」

ソ連軍艦娘「Да. 高級将校の大粛清の結果がこれですよ。戦術も戦略もありはしません」

ガングート「海も酷いモノだったが陸ではこれほどか……」

ソ連軍艦娘「全部書記長のせっ、おっと……何でもありません。さあ行きましょう」

ガングート「……」コクリ



ソ連兵「無理だ!!撤退しろ!!撤退するんだ!!」

ソ連軍政治将校「何を後退している!?ふざけるな!!前進しろ!!一歩も引くな!!」

ソ連兵「突破できない!!全滅するぞ!!後退だ!!」

ソ連軍政治将校「前進だ!!後退は赦されないぞ!!死ぬまで戦え!!」

ソ連兵「撤退撤退撤退!!」

ソ連軍政治将校「一歩でも下がれば反逆者だ!!臆病者や裏切り者に慈悲は無い!!撃て!!」

ソ連軍督戦隊兵士「撃て!!」

ダダダダダダダダダダ

ソ連兵「撃つな!!味方だ!!」

ソ連兵「畜生!!本気で撃ちやがった!!」

ソ連兵「っぁ!!」ドサリ

ソ連兵「あぁ!!」ドサッ

ガングート「……狂っている」

ソ連軍政治将校「役立たず共め。五百人集まってこの様か……駄目だ、港は取り戻せない。東側の港を使うしかないな。そっちへ移動しろ」

ガングート「……了解」



ガングート(上級将校は皆、無能だ。奴らこそ銃を取り前線で戦うべきなのだ。そうすればもう少しマシな戦況になるだろう)

ガングート(どこかに居ないものか。後方でふんぞり返っているだけの無能ではなく、前線の戦いを知っている有能な将校は)

ガングート(そんな人の下でなら私は誇りを持って存分に戦えるのだが……そういう人は皆、殺されたか)

ガングート「この戦争……勝てるのだろうか……?」



ガングート「ははっ痛快だな!!日本人、いや、貴様はもう同志だ。お前のような勇敢な奴が日本軍に居るとは思わなかった」

提督「くっ……」グググッ

ガングート「立てるか?ほら」スッ

提督(ガングートが俺のそばにかがみこんで腕を俺の脇腹にまわした。そして俺が立ち上がるのを助けてくれる)

提督「……き、君たちが援護してくれたのか?」

ガングート「まあな。だがそれはもうどうでもいい。見ろ、同志」スッ

提督(そう言われ振り返ると、先ほどまでドイツ軍が陣取っていた建物が炎上していた。手榴弾だけの爆発なわけではないな)

ガングート「奴ら工兵部隊だったようだな。この町にこれ以上破壊する所などないだろうに」

提督「そうだな……」

ガングート「ともかく、貴様のおかげで港への道が開いた。礼を言うぞ。コレで勝利は我々の物だ」

提督「だといいが……ともかく、港まででられればいい。海辺に出られれば君たちは出撃できる」

ガングート「ドイツ人共も海沿い全部を見張れるほどの兵力は無い。大丈夫だ。さて、日本の艦娘達が来るまでタバコでも吸うか?」スッ

提督「呼びに人を……行かせたんだな。ありがとう。だがタバコはいらない。殺されたくないんでね。止めておくよ」

ガングート「同志を撃ちはしない。遠慮するな。んっ……ほら」スッ シュボッ グイッ

提督(タバコを断る俺に、ガングートは自らタバコを咥えて火をつけた。そしてそれを俺の口に強引に押し込む)

提督「っ……いただくよ。ありがとう」

ガングート「それでいい。さて、!……貴方の部下が話したそうにしている。話してくるといい」スッ

提督「!」

提督(なぜか少し不機嫌そうになったガングートが指さす方を見ると、軍曹がこちらの様子を窺っていた)

提督(丁度良かった。俺も話をしなくてはと思っていたのだ。俺はすぐに軍曹の所へと向かった)



提督(軍曹たちに港までの道を確保させ、ソ連の艦娘達と大鳳たちを待っているとすぐに伝令のソ連艦娘と一緒に大鳳たちが現れた)

鈴谷「提督!!提督提督!!よかった……本当に良かった……!!」バッ ダキッ ギュゥ

提督「鈴谷、俺は大丈夫だ。ありがとう」ナデナデ

大鳳「提督……流石です、信じていたわと言うべきかしら?……どんなに命令に背いて後を追おうかと思ったか」ギュッ

提督「すまない、大鳳。心配をかけた。信じて待っていてくれてありがとう」ギュッ

熊野「待つ辛さがどんなに辛いか教えて差し上げたいものですわ。ともかく、無事でよかった……」スッ フキフキ

提督「俺がいつも味わっている辛さだよ。んっ……ありがとう、熊野」

提督(鈴谷に抱きつかれ、大鳳に手を繋がれ、熊野に頬の汚れをハンカチで拭かれる。どんなに心配をかけてしまったのか)

提督(とても申し訳なくなり、そしてそこまで心配されて嬉しい。そんな様子をひきつった笑顔で見ていたガングートが押し殺した声で言う)

ガングート「さて諸君、後は時間との勝負だ。一刻も早く港へ行くぞ。同志たちが今も血を流して戦っているのだ」

提督「っ、すまない。行くぞ皆。二列になれ。道路の両端を整列して進むんだ。ただし、前後の距離を詰めすぎるなよ」

「「「「了解」」」」

提督(ソ連軍と混じって隊列を組み、瓦礫と死体に飾られた道を警戒しつつ進んでいく。先行した軍曹たちが一度通った道とはいえ、あの爆発だ)

提督(敵が確認のために来たとしてもおかしくない。瓦礫の影や廃墟の窓、ドアに注意して進む)

ソ連軍艦娘「Блядь!!」ガラッ ガシッ

提督「っ」

提督(カーテンの閉まった窓に小銃を向け、警戒しつつ中を確認しようとしていたところで、通りの反対を進んでいたソ連の艦娘がこける)

提督(瓦礫が崩れたようだ。彼女はすぐ近くの標識を掴んで転ばないようにしようとしたが、なんと標識が倒れた)

ドンッ ガラガラガラ

ドイツ兵「Was!?」

ドイツ兵「Scheiße!!Achtung!!」

ドイツ兵「Feind!!」

提督「っ!!」

提督(標識が家屋の壁に当たり、壁が崩れる。中には数名のドイツ兵が居た。どうやら休憩中だったようだ)

提督(タバコを吸っていたり座って休んでいたりする。だが、一人だけライフルを手にこちらを向いて立っていた)

提督(そのドイツ兵と目が合う。互いに、とっさに銃を向け合う。だが、俺はそちらに背を向けていたのだ)

提督(相手の方が早い。撃たれる。そう分かった。そうとしか理解できず、他に何も考えたり感じたりする時間が無かった)

ダン

ドイツ兵「っ」ドサッ

提督「撃て!!」ダンッ

ガングート「Убей(殺せ)!!」ダッダッダッ

ダンダンダン パパパパパ

「Aaauu!! 」「Ugh……」「 Nein!!」

提督(……銃声が止み、静寂が訪れる。俺は、生きていた。俺を撃とうとしたドイツ兵は発砲する寸前に撃たれた)

提督(残ったドイツ兵たちは銃を構える間もなく制圧された。ソ連の艦娘が機関短銃を手に部屋に入っていく)

ソ連軍艦娘「……Они умерли(皆死んでいる)!!」

ガングート「Очень хорошо(素晴らしい)!!」

提督(緊張が解ける。敵は全滅したようだ。俺は間一髪のところで助かったようだ。いったい誰が助けてくれたのか)

鈴谷「……!!」フルフルフル

提督(銃声がした方を見る。そこに立っていたのは、目を見開いて、壮絶な表情で震えている鈴谷だった……)

↓×1~3 

たゆたう硝煙、震える銃口、彼女の脳裏に鮮明に焼き付いている光景

鈴谷(提督が危ない!!)

それ以外を考える間もなく銃を向け、引き金を引いた。殴られたような反動、吹き出る鮮血、崩れ落ちる兵士

鈴谷(ああ、そうか……)

もはや二度と動くことのない体、何もうつさない瞳、場違いなほどに美しい流れ出る紅い血液

鈴谷(鈴谷、人をころしちゃったんだ)

鈴谷はどうなる?

例)1d100 でSAN値直葬 ひとしきり狂ったように笑って周りをドン引きさせてから普段の鈴谷に戻る。が、以降鈴谷は普段の鈴谷のまま人の命を羽よりも軽く考えるようになる

提督を守るために仕方なかったと自己正当化を図るも、ショックが余りにも大きく武器を持つ手が震えるようになる

鈴谷は戦いの中での人間の命の脆さを実感する。しかし敵の命との引き換えに提督を守れた事で自分の手をいくら汚してでも提督だけは守り抜くことを密かに決意する

↑+覚悟を決めて鋼鉄の心に目覚める

プライベートライアンか

鈴谷(ああ、そうか。人ってこんなに簡単に死んじゃうんだ。知らなかったな。……なんて弱い生き物なんだろう)パチッ

鈴谷(こんなもの使わなくたって簡単に殺せちゃう。死んじゃう。……けど、そういうものなんだ)

鈴谷(……私は、けど、提督を守れた。敵を殺して、提督を守った。人を殺すことで、人を守れることもあるんだ)ギュッ

鈴谷(だから提督……安心して。鈴谷がきっと守ってあげる。ずっと守ってあげる。たとえ……人を殺しても)パチッ

提督「……鈴谷、ありがとう。大丈夫か?」

鈴谷「……うん、大丈夫。もう大丈夫だよ」ジッ

提督(恐怖からか、鈴谷は目を閉じ、眉間に皴を寄せていた。暫くの間そうしていたが、やがて目を開くとしっかりとした眼差しで俺を見つめる)

提督(もう震えてはいなかった。何かの決意を宿したような気迫を感じる。これなら大丈夫そうだ)

提督「分かった。では先を急ごう」



提督(港に着き、対地攻撃を加えているドイツの軍艦や艦娘を確認。やはりな。ソ連海軍を想定したドイツ艦隊は我が帝国海軍の敵ではない)

提督「よし、出撃だ!!艦隊は全力で制海権を奪取!!ドイツ艦隊に帝国海軍の実力を見せつけてやれ!!」

大鳳「了解!!さぁ、やるわ!第六〇一航空隊、発艦始め!!目標、敵ドイツ海軍!!力の差を見せつけてやる!!」

鈴谷「了解、改鈴谷型の力……見せてあげる……!!もう鈴谷は迷わないし、躊躇わないから!!」

熊野「承りましてよ。重巡熊野、推参いたします!!さて、こそこそするのももう終わりですわね。帝国海軍の本領、見せてあげましょう」

提督(すぐさま出撃させ、攻撃を加える。まさか帝国海軍がこうも早く来るとは思っていなかったドイツ軍は大混乱に陥った)

ドイツ軍艦娘「Donnerwetter!!Unmöglich!!(なんてこった!!信じられない!!)」

ドイツ軍艦娘「日本軍だ!!早すぎる!!」

ドイツ軍艦娘「反撃しろ!!」

大鳳「航空隊、突撃!!」

鈴谷「うりゃぁ!!」ドガァン

熊野「一捻りで黙らせてやりますわ!!」ドガァン

ドイツ軍艦娘「無理よ、支え切れない!!戦力が違いすぎるもの!!航空支援は無いの!?」

ドイツ軍艦娘「後退だ!!北上して離脱しろ!!司令部へ連絡!!」

提督(混乱しつつも反撃してくる。だが、それは蟷螂の斧だった。すぐに蹴散らされ、撤退していく。容赦なく追撃を加えても良かったが、それよりも優先するべきことがあった)

提督「よし、いいぞ!!追撃はいい!!目標を変更、攻勢中のドイツ陸軍だ!!大鳳と鈴谷の航空隊は郊外の機甲部隊を攻撃!!」

提督「熊野の航空隊は市街のドイツ軍の偵察と攻撃!!さらに全艦は艦砲による火力支援を行え!!」

「「「「了解!!」」」」

ガングート「……!!これが帝国海軍か……」

提督(あっという間に制海権を取り返し、ソ連陸軍の支援を始めた我が帝国海軍の手際を見て、驚愕するソ連の艦娘達)

提督「ガングート、こちらの偵察機からの情報を送る。火力支援に役立ててくれ」

ガングート「っ!!了解した。さて同志諸君、……我々も攻撃開始だ」

提督(俺の言葉にソ連海軍の面々は砲を構える。そして砲撃。なるほど、筋は悪くなさそうだ)

提督(個々の技量はある。技量はあるがそれを活かす艦隊行動や戦法を知らないのだろうな。いい教育と指揮官が必要だ)

提督(……その後、赤軍の必死の抵抗もあり、今日の所は何とかドイツ軍の攻勢を頓挫させることに成功した)

提督(しかし未だにドイツ軍は健在だ。この街での戦いはまだまだ続くだろう。ガングートの言っていた東からの援軍が早く来ればいいのだが……)



ガングート「同志提督、少しいいか?」

提督「ガングート。どうした?」

提督(ソ連軍に割り当てられた宿営地で夕食を食べ終わり、寝る前の少しの時間で手紙を書いていた所にガングートが来た)

提督(少し決まりが悪そうにそわそわしている。何か深刻な事があるようでもないようだが……一体どうしたのだろうか?)

ガングート「……今日の帝国海軍の戦闘、見事だった」

提督「ああ、ありがとう」

ガングート「知っての通り、我がソ連は陸軍国だ。海軍の規模は小さく、実力は低い。潜水艦隊は数こそ立派だが……水上艦隊は無いに等しい。残念だが……」

ガングート「貴方達がいともたやすく撃退したあの程度のドイツ艦隊にも苦戦していたのだ。……我ながら、情けないな」

提督「……」

ガングート「そこでだ。どうか我々の指揮を執ってくれないだろうか?無論、党は許可しないだろう」

ガングート「だが我々の指揮官は命令は出すが、戦闘の指揮などは全て私に委任している。海の戦いなど知らないただの政治将校だからだ」

ガングート「だから私が指揮を執っていることにすれば問題ない。もちろん、もっと親密な協力体制を取るように上層部に働きかける」

ガングート「いずれは正式に貴方の指揮下に入る事もできるかもしれない。だが、戦闘は今起こっている」

提督「……そうだな」

ガングート「貴方について調べさせてもらった。もっと大きな艦隊を指揮していたと聞いている。太平洋、インド洋、地中海で戦った歴戦の勇士だと」

ガングート「私では想像もできない大規模な海戦の指揮を執って勝ってきたのだろう?使える駒は多いほうが良いはずだ」

ガングート「だからどうか我々と共に戦ってくれ。約束する。私にできることは何でもする」

↓1~3 提督の反応

以下を前提条件として指揮を執ると約束する

・ドイツとの戦いが終わり状況が安定し次第、ビスマルクの弟を弔う
・かつて指揮下にいた他国の艦娘と交戦・遭遇した際は必ず殺さずに捕らえ、その身柄の管理と尋問の一切は提督自身が行う事とする
・必ず死なずに自分のもとに戻ってくる事
・これらの条件に異を唱えない事

>>287に加えて「可能な限り自分の部下と友好的な交流を図ること」。
部隊内でやれソ連だ日本だといがみ合われてはたまらない。

理由があり状況が状況であるものの
ビスマルクの弟の射殺の件から
熊野たちに不信感が芽生えている事実
及びガングートの自嘲を宥めつつ
決してソ連艦娘は弱くない事を伝える

指揮を執る以上その様な感情のすれ違いは好ましくない為
コーディネーターとして提督が同席の上で
寝室にて一旦日本艦娘たちとガングートとで腹を割って話し合いをし
友好的まではいかなくとも不信感の払拭を達成することを義務付ける

あとは上2つもいい感じで混ぜてくんさい

提督「……条件がある」

ガングート「何だ?言ってくれ」

提督「まず、あのドイツ兵をちゃんと弔ってくれ。どんな理由があろうとも、君がしたのは赦されない殺人だ」

ガングート「……」

提督(俺の言葉にガングートは複雑な表情を浮かべて口を閉じる。だが、俺も譲るわけにはいかなかった)

提督「確かに、君は戦友を殺された。だが、君だってドイツ人を殺しただろう?お互いが、お互いの仇なんだ」

提督「納得できないのも分かる。殺してやりたい気分なのも分かる。だが、それでもお互いが報復に殺し合っていたら埒が明かない」

提督「戦闘中に殺すなと言っているわけではない。ただ、国際法を守れ。もし相手が守らなくても、君は国際法を守れ」

ガングート「……分かった。ちゃんと弔う」コクリ

提督(俺の言葉に、ガングートは同意する。ジッと見つめるガングートの眼差しは真っすぐで、嘘はついていないと思った)

提督「よし。では二つ目だ。ドイツ海軍所属、ビスマルク、プリンツ・オイゲン、マックス・シュルツ、レーベレヒト・マース、そしてU-511」

提督「さらにイタリア海軍所属、イタリア、ローマ、アクィラ、ザラ、ポーラ、そしてリベッチオ。彼女達は絶対に殺すな」

提督「私の、元部下たちだ。前の戦争では彼女達と共に深海棲艦と戦った。……殺したくない」

ガングート「もしそいつらが私に武器を向けていても殺すなと?貴方の言う戦闘中であっても絶対に殺すなと言うのか?」

提督(まさかそうだとは言わないよなと言外に問いていた。だが、俺はそうだとは言えなくとも、違うとも言えない)

提督「……可能な限り、多少無茶をしても生かして捕らえてほしい。そして身柄を俺に引き渡してくれ」

ガングート「……撃たねば私が撃たれるとしても撃つなとは言うまいな?それに、捕らえた捕虜を貴方に確実に引き渡せるわけではない」

ガングート「私も死ぬつもりは無いし、私はあくまで祖国の艦だ。祖国に背くわけにはいかない」

ガングート「だが、それらを踏まえた上でできうる限りの努力はしよう。それでいいか?」

提督(ガングートは目を細め、先ほど大層な事を言っていた癖に私情を挟むのかと失望したような、冷ややかな目で俺を見つめる)

提督(交渉は決裂するかと思ったが、しかしガングートは恐らく彼女なりの最大限の譲歩をしてくれた)

提督「ああ、分かった。それでいい。では、最後の条件だ。必ず生きて帰って来い」

ガングート「!!……わかった。必ず生きて帰る」ハッ コクリ

提督(俺の提示した最後の条件にガングートは目を見開いた。そして深くうなずく。先ほどの失望を少しはカバーできたかな)

提督「よし、ではあらためて最後の確認だ。以上三つの条件に異を唱えないのであれば、私は君たちの指揮をとろう。いいな?」

ガングート「もちろんだ」

提督「いいだろう。では明日から君たちの指揮を執り、君たちを鍛える。規模は小さくとも一流の海軍にしてみせよう」

ガングート「一流の海軍に?私達が?ははっそれは楽しみだ!……よろしく頼むぞ、同志提督」スッ

提督「ああ」スッ ギュッ

提督(差し出された手を握る。強く、しかし痛くはないぐらいに握られた。それがガングートが俺にかける期待の強さだ)

提督(握手を終え、明日の集合時間を決めると、ガングートは自分の部屋に戻っていった。俺も手紙の続きを書き始める)

提督(さて、これからガングートたちを鍛えなくてはならない。しかも実戦をこなしながらだ)

提督(だが、実戦ほど経験を積め、よく成長できるものは無い。それにあの子たちは筋がいい。すぐ一流になれるだろう)



提督(あれから一週間、アルハンゲリスクの戦いはまだ続いている。ソ連、ドイツ共に多くの犠牲を出していた)

提督(海の戦いでも、制海権の奪還を狙ったクリークスマリーネとルフトバッフェとの激しい戦闘が続いていた)

提督「大鳳とソ連の航空隊が制空権を確保しつつ援護する。敵を撃退せよ。いいな?斉射を心掛けろ。隙があれば喰らいついていけ」

ガングート「Поняла, 同志提督!!聞いたな?私の号令に合わせろ!!目標、敵の旗艦!!よく狙えよ?」

「「「「Так точно!!」」」」

ガングート「よし……Огонь!!」

ドゴォンドゴォンドゴォン

ガングート「Заляжон!!第二射用意!!」

鈴谷「ソ連人たち、練度が上がってきてるね。だいぶ艦隊行動が様になってきてるよ」

熊野「まったく……提督はソ連人を鍛えるようなことをしてどういうつもりなのかしら?後で後悔することになるかもしれないのに……」

ガングート「Огонь!!」

ドゴォンドゴォンドゴォン

ドイツ艦娘「Ach, verdammt!!やられた……!!」ドガァン ボロッ

ドイツ艦娘「Flaggschiffが被弾!!」

ガングート「Ура!!いいぞ、敵が乱れた!!За мной, вперёд(我に続け、突撃)!!」

「「「「Ураааааа!!」」」」

提督(いいぞ、ガングートたちはこの短い期間で急成長を遂げている!!この厳しい戦況が成長を助けたのだ)

提督(ソ連の艦娘達は熱心に俺の講義を聞き、練習代わりに実戦でそれを試した。貪欲に俺の教えを吸収していく)

提督(いつからか彼女達の俺を見る目が部外者を見るものから親愛の込められた親し気なものに変わっていた)

提督(中でもガングートの変わりようが大きかった。まあ、タバコをくれた時とかにすでにその片鱗はあったのだが……)

ガングート『同志提督、少しいいか?』

提督『ガングート、どうした?』

ガングート『改めて自己紹介する。私は三連装主砲を持つロシアの弩級戦艦Гангут級、その一番艦だガングートだ』

提督『あ、ああ。よろしく頼むよ。私は帝国海軍の提督だ。いろいろとあったが、君のことは信頼している』

ガングート『そうか、信頼しているか。……本来なら愛称を教えるのだが、偉大なこの名前に愛称は無い』

ガングート『だが、貴様は私のことをガングートと呼ぶことをちゃんと許可する。他の勝手に呼んでいる奴らとは違うぞ』

提督『そうか。それは光栄だ、ガングート』

ガングート『よろしい!』

提督(後で知ったが、ロシア人は最初の自己紹介の後、親密になったら改めて自己紹介をするらしい)

提督(その時、親しい間柄でのみ使っていい愛称を教えたりするそうだ。他のソ連艦娘からも同じことをされたが、ガングートが一番最初だった)

提督(それでも感情表現が少なく何でもずけずけと言う少しキツめな態度はあまり変わらない。いわば氷の女王とでも言うべきだ)

提督(だが以前よりもよく話すようになったし、ガングートのこともよくわかってきた。例えばわざと感情表現を少なくしていることとかな)

提督(それに、とても世話焼きで、氷の女王の影に隠れているが慈愛の女神のような優しい性格である事も分かった)



提督『んっ……朝か……』

ガングート『おはよう、同志。新しい一日だ。ほら、配給の食糧を持ってきてやったぞ』コンコン ガチャッ

提督『っ!?ガングート?ああ、ありがとう』

ガングート『気にするな』



提督『戦況未だ予断を許さず……援軍と陸軍の支援を要請す、と……』

ガングート『同志、貴様は非常に勤勉だな。だが休みもちゃんととらないと良くないぞ。ほら、Кофеをいれてきた。飲むといい』スッ コトッ

提督『ガングートか、ありがとう』

ガングート『どういたしまして、同志提督』



提督(……甲斐甲斐しすぎて、行き過ぎだと思わないこともないが。ともかく、この子は悪い子ではない)

提督(その優しさや思いやりを敵にも向けられないだろうかと言うのは、無理な話か。ともかく、ソ連人たちともだいぶ打ち解けてきた)

提督(最初はお互いにお互いのことを良く思っていなかったが、こうして分かり合えるものだ。そう思った)



大鳳「……」ドクン ドクン

大鳳(これほど大規模な近接航空支援をしたのは初めてだった。この一週間、一体何輌の戦車を撃破し、何人の歩兵を殺したか分からない)

大鳳(急降下爆撃を喰らって爆発炎上する戦車、機関砲でハチの巣になる車輌、機銃掃射でばたばた倒れていく敵兵)

大鳳(目を閉じ、航空隊と意識をシンクロさせてその視界を見ると、敵の胴体が千切れ、臓物が零れ落ちるの丸分かりだった)

大鳳(視力がいい自分が少し恨めしくなる。私は、これが戦争だと割り切っている。今更そんなもので動じたりはしない)

大鳳「っ……」ドクン ドクン

大鳳(動じたりはしないけど、こうしてたくさん殺しているのを実感していると、自分が獣になっていく気がする)

大鳳(だんだんと殺すことが普通になって、そして、快楽になってくる。満足感を満たす。私の方が強い。私は強い)

大鳳(理性が本能を抑えられなくなってくる。もっと殺したい。自分の強さを証明するために。そして……提督に見てもらうために)

大鳳(鈴谷が羨ましい。私は、決して動じず提督の指揮に従い、貢献することが提督のためになると信じている)

大鳳(けど、その結果、私は鈴谷のように提督に抱き締めてもらったり、優しい言葉をかけて貰ったりすることができなかった)

大鳳(満たされない欲求。それの代償行動として私は敵を殺す。殺し続ける。けど、最近はそれにも立ちはだかる壁が出てきた)

大鳳「っ!!あの黒チューリップ……強い……!!」

大鳳(ルフトバッフェは今まで戦ってきたどの国の航空隊よりも強かった。ソ連軍機はばたばた落とされる。それでも、私は負けていない)

大鳳(あのアメリカ軍の圧倒的物量にも耐え忍んで見せたんだ。骨のある敵でも互角か、それ以上に渡り合えていた)

大鳳(でも、敵の航空隊の中にはたまに化物が混じっている。その筆頭があの黒いチューリップのマーキングの奴だ)

大鳳(信じられない強さだった。そいつ自身の力量は悔しいことに私よりもずっと上だし、僚機との連携が完璧だった)

大鳳(こうも一方的に落とされるのを初めて経験した。一矢報いる事もできなかった。世の中にはまだ上がいる。それを痛感した)

大鳳「申し訳ありません……ご期待に沿えませんでした……」ジワァ

提督「敵も強い。そんな中、よく頑張ってくれた。君は十分期待に応えているよ」ナデナデ

大鳳「!!」

大鳳(久しぶりに提督に見てもらった気がする。こうして優しく頭を撫でられ、満たされていなかった部分が少し慰められた)

大鳳(ああもう!!どうしてこの人はこうも無遠慮なくせに鈍感で!!たぶん私の気持ちに気がついてもいない!!)

大鳳(もう押し倒しちゃおうかしら!?……押し倒す?提督を……押し倒す……私が、提督を……)

大鳳(……喉が渇いて死にそうな人に一滴の水を与えたら、たぶんその人はもっと水が欲しくなる)

大鳳(私も、満たされなかったそう言う事……性のことが優しく頭を撫でられたことで少しだけ慰められた)

大鳳(提督の優しさと温もりを感じて……それ以上が欲しくてたまらなくなってしまった私を、いったい誰が責めることができるというのだろうか?)

大鳳(提督を襲って押し倒す。そのことが頭から離れない。離れないどころか魅力的な事に思えた)

大鳳(提督の寝室は知っている。私達に配慮したのか同じ建物だけど離れた部屋に一人で居る。襲うのに絶好の環境)

提督「……大鳳?大丈夫か?」ジッ

大鳳「っ!!」ビクッ カァッ

大鳳(至近距離から顔をのぞき込まれた。提督の視線に射抜かれるよう。顔が赤くなるのが分かる)

大鳳(まるで麻薬のように私の思考を蕩けさせた。頭に一発の弾丸が打ち込まれたように衝撃を受ける。私は……)

↓1~3 大鳳の心境と提督を襲うかどうか。襲う場合はどうやって襲うかも

抗えない
襲う
部屋に突貫

我慢して誰かに取られるくらいなら、と襲うことを決意
綿密な計画を立てて夜這いを敢行

>>296

大鳳は経験不足のため襲うにしてもどうしていいかわからずに戸惑いただただ提督にすがりつくことしか出来ない

大鳳「……だ、大丈夫です」ボソリ

提督(大鳳は、顔を真っ赤にして目を見開きか細い声でぼそりとそう呟いた。驚愕しているかのように硬直している)

提督(その江戸茶色の瞳には、何か妖しいものが光っているように感じた。感じたが、それが何かまでは分からない)

提督「ならいいが……」ジッ

大鳳「……っ!!はい、大丈夫です」ハッ ギュッ

提督(大鳳はふと我に返ったように一度肩を震わすと、顔を俯けてしまう。手が白くなるまで強く握りしめていた)

提督「大鳳、そんなに思いつめるな。君は本当によくやっているよ」ポンッ

提督(その様子に心が痛くなる。そこまで思いつめていたんだな……俺は大鳳に安心してもらうためにその肩に手を置き、改めて労う)

大鳳「……もうここで襲ってしまおうかしら」ボソリッ

提督「うん?すまない、もう一度頼む」

大鳳「いえ……ありがとうございます。引き続き頑張ります」

提督「そうか、頼んだぞ。無理はするな。では、ご苦労だった。退出してくれ」

大鳳「はい」



大鳳「……」ソワソワ

鈴谷「……どうしたの大鳳?なんか落ち着きないけど」

大鳳「えっ?そうかな」

熊野「そわそわしているように見えましたわ。何かありまして?」

大鳳「特に何もないけど……でもありがとう、心配してくれて」

鈴谷「んーん。気にしないで」

熊野「問題ないならそれでいいですわ。……さて、もう寝ましょう。疲れましたもの」

鈴谷「そうだね。お休み、皆」

大鳳「うん、お休み、皆」



提督(戦況は未だに膠着状態が続いている。と言っても何も動きが無いわけではない。激しい戦闘があってなお、戦線が動かないのだ)

提督(ソ連側はすでに五十万人以上が戦死しているらしい。噂では百万の援軍がもうすぐ到着するらしいが……)

提督(極東のソ連軍が来るのであればその数字も信じられなくはない。だが、もうすぐとはどれくらいだろうか?)

提督(いつまでもこの街が持つとは思えない。制海権こそ確保できているが、我々にできるのは赤軍の支援のみだ)

提督(もしアルハンゲリスクが陥落するのなら、我々はその前に撤退しなくてはならない。そのための準備も進めなくては)

提督「……さて、寝るとするか」



大鳳(一日千秋に思いで皆が寝静まるのを待つ。何度、もう行こうかと思った自分を抑えたことか)

大鳳(高鳴る心臓、ゾクゾクする背筋。今から凄い事をしようとしている。そう考えるだけでもういろいろ滾った)

大鳳「……そろそろかな」ノソリ

大鳳(皆は寝静まっている。窓から入る月明かりだけが周囲を照らしていた。私は、ゆっくりと起き上がると音をたてないように移動する)

大鳳「……」ニタァ

大鳳(今から自分がしようとしていることに、私は顔が綻ぶのを抑えられない。もはや走って提督の部屋に向かいたいほどに待ちきれなかった)

大鳳(提督の部屋の前に着き、静かにドアを開ける。月明かりに照らされた部屋で、提督は制服姿で寝ていた)

大鳳(幻想的だった。胸がひときわ高鳴る。私は音がしないようにドアを閉め、ゆっくりと提督に歩み寄る)

大鳳「はぁ……はぁ……」

大鳳(大丈夫、ちゃんと水浴びした。体は綺麗、匂いもしない。提督の枕元にぺたんと座り、頭を撫でる)

大鳳(そして頬に触れ、逞しい胸板に指を這わせた。提督の手を取り、自分の頬に添えさせる)

大鳳(ごつごつした男の人の手。もう限界だった。起きても抵抗できないように提督に馬乗りになる)

大鳳(制服のボタンを外し、はだけさせ、シャツも同じようにする。シャワーを浴びられてないのか、むせ返る程の雄の匂い)

大鳳「あぁ……ふぅ……はぁ……はぁ……」ダキッ スリスリ

大鳳(でも嫌な匂いじゃない。むしろ好きだ。体の芯に響いて、お腹の奥が疼く。私は提督の胸に顔を埋め、頬で擦る)

大鳳(キスしたい。そう思った。その時にはすでに行動を初めていた。体を起こし、提督の頭を挟むようにして手をつく)

大鳳(至近距離で向かい合っているよう。そしてその唇に自らの唇を押し付けようと思ったところで、提督の目が開いた)



提督「っ……。……っ!?」ビクッ

大鳳「はっ、はっ、はっ」ジッ

提督「た、大鳳……!?」

提督(何かにのしかかられているような寝苦しさを感じて目を覚ます。すると目の前に大鳳が居た)

提督(床ドン状態だ。極度の興奮状態のような浅く短く繰り返される吐息。見開かれた目、明らかに大鳳は理性を失っている)

大鳳「て、提督……!!」

↓×1~3 起きたら明らかに正気でない大鳳にのしかかられているという状況に対する提督の反応と、それを受けて提督を襲う決意を固めている大鳳の行動

大鳳が落ち着くまで優しく抱きしめ続ける

提督
大鳳の雰囲気に押され勃起する
彼女が関係を持とうとするなら
自分の過去の事を正直に話し
それでも気が変わらないようなら労りながら優しく抱く

大鳳
今更退くつもりはない
今は傷心を癒す温もりと意中の人の愛が欲しい

301と302両方
大鳳は提督の話を聞いて若干の冷静さを取り戻すものの、提督を愛する気持ちが一気に膨れ上がる

雰囲気に呑まれないように理性で己の欲望を必死に抑えつける提督だが、それを見抜くかのように大鳳はあの手この手で衝動を解放させようとする

世界遺産でバイカル湖出てきてタイムリー

提督「何をしてっ!?」

大鳳「んっ……ふぅ……!!はむぅ……れろれろ……んちゅっ……はむはむ……んふぅ……ちゅぅ……」

提督「んふっ……っ……!!」

提督(何をしているんだと問おうとしたところで大鳳に強引に口付けされる。一方的に唇を、舌を、咥内を貪られる)

提督(まるで抑えきれないほどの好きという気持ちがあふれ出て、それを必死に伝えようとしているようなその様子)

提督(それに加えて、大鳳のような真面目な少女が寝ている俺に夜這いを仕掛け、逆レイプまがいの乱暴な事をしてしまっているということ)

提督(つまり大鳳はそれほどまでに限界を迎えているという事なのだ。厳しい戦いが大鳳の精神を削り、荒ませてしまった)

提督(もしそんな大鳳に抵抗したり、厳しく対応したりすれば、ますます大鳳を追い詰めてしまうだろう)

提督「……」ギュッ

大鳳「!!」ピクッ

提督(俺は、大鳳の身体に手を回し、その細い体を優しく抱きしめる。一度ピクッっと体を震わせ、息をのみ、硬直する大鳳)

提督(そのまま落ち着くまで抱き締め続ける。大鳳が落ち着いたら、ゆっくり話をしよう。こんな結ばれ方、互いに後悔するだけだ)



大鳳(提督に、体を抱かれる。ぎゅっと優しく、まるで私を受け入れるかのように抱き締められる)

大鳳(心が躍る。体が歓喜に震える。だってこれは、提督が私を受けいれいてくれたという事……!!)

大鳳(私の中の獣が満足した。提督を……好きな人を手に入れた!!もう、絶対に幸せにしてあげるんだから!!)

大鳳(毎朝優しく起こしてあげるし、毎日美味しいご飯を作ってあげる!!疲れて帰ってきたら優しく労わって背中を流してあげる!!)

大鳳(エッチなことだって提督がやりたいことなんでもやってあげる!!子供もたくさん産んであげる!!提督の理想のお嫁さんになってあげるんだから!!)



大鳳「っは……」

提督「っ……大鳳」

提督(大鳳は、唇を離すと至近距離で妖しい笑みを浮かべながら俺を見つめる。とろんと蕩けたその瞳)

提督(少しだけ、物欲しげに開かれた口からは熱い吐息が漏れている。雌の顔だ。発情しきっている)

大鳳「ぁ……提督……好きです、愛しています……」

提督「大鳳……嬉しいよ」

大鳳「あはぁ……嬉しい……!!提督!!提督!!」ギュッ スリスリ

提督(大鳳は感極まったように顔を綻ばせ、満面の笑みを浮かべると俺に抱き付く。甘えるように頬と体を擦り付けられた)

提督(女の子の……大鳳の甘い香りと最近体を拭くことしかできていない俺の男の匂いが混ざって、頭がおかしくなりそうな匂いに包まれる)

大鳳「……♪」スッ グニッ

提督「っ!?」ビクン

提督(そして、大鳳の手が俺の……硬く張っているモノにのびてきて、掴まれた。仕方ないだろう)

提督(ソ連に来てからご無沙汰だし、大鳳ほどの美少女にこんなことされて勃たなければ男でない。俺は、慌ててその手を掴んで離させる)

提督「た、大鳳……!!」

大鳳「っ!?なんで……なんで、提督?なんで?」ジッ

提督「それはダメだ、大鳳……!!」

大鳳「どうしてですか?こんなにも提督が好きで、提督だって私のこと受け入れてくれたのに……」

提督「と、ともかくまだ早い……!!話さなくてはならないこともある……!!」

大鳳「オトコとオンナがこうして夜に布団の上でこうしていれば、早いも何もないでしょう?提督、私、限界なの」

大鳳「私の中で提督が好きって気持ちが大きくなりすぎてなりすぎて……けど満たされなくて、辛くて」

大鳳「乾いて死にそうな人に水を一滴でも与えるともっと欲しくなってしまう。提督、いいから、愛し合おう?余計な事は今は忘れましょう?」グッ

提督「っ!!大鳳……!!駄目だ……!!」ググググ

大鳳「……!!」ザワッ

提督(もどかしそうな顔で思いのたけを言葉にする大鳳に、しかし俺は抵抗する。寝起きで、頭が回っていなかったのもある)

提督(説明不足のその抵抗は、大鳳の中でどうやら拒絶と受け止められたらしかった。俺の予想外の抵抗に、まず大鳳は驚いた)

提督(そしてひどく悲しそうな、打ちのめされた表情をする。そして歯を食いしばり、激情の炎を燈した瞳で俺を睨みつける)

大鳳「がぶっ!!」

提督「痛っ!?」ズキン



鈴谷「っ!?ん……なんか今、提督の声が聞こえたような……」バッ

鈴谷(夜中にいきなり目が覚めちゃった……何か夢を見ていた気がするけど思い出せない。けど、提督の悲鳴が聞こえた気がする)

鈴谷「……」

鈴谷(何かあるわけない。あるわけないけど、ここは最前線。何かあるかもしれない。心がざわつく)

鈴谷「……見に行ってみよう」ムクッ

鈴谷(そのまま寝ようと暫く寝そべっていたけれど、目が冴えちゃった。それに、提督に何かあったのかもと気になって仕方がない)

鈴谷(私は提督の部屋に行くことにした。何もなければそれでいいし、もし何かあるのならきっと鈴谷が力になれる)

熊野「すぅ……すぅ……」

鈴谷「……あれ?大鳳?」



提督(大鳳が俺の肩に容赦なく噛みついた。鋭い痛みに思わず悲鳴をあげる。すると、大鳳に口を押えられた)

提督「っ……!!」

大鳳「静かに……!!大きな声をださないで。……っ、そんな目で私を見ないでください……」

提督(俺の抗議の視線に、大鳳は酷く傷ついたというような表情を浮かべる。そして俺の口から手をどかした)

提督「大鳳……」

大鳳「何も言わないで。何か言ったらまた痛い目に遭いますよ?」

提督(大鳳に話しかけた俺に、しかし大鳳はそう言って拒絶する。そして俺の肩の噛み傷を指で撫でた)

提督(大鳳の指には血に濡れていた。どうやら出血しているようだ。大鳳は、その血をぺろりと舐めとる)

大鳳「……ぺろぺろぺろ」

提督「っ……」

提督(そして今度は直接傷口を舌で舐め始めた。熱い大鳳の舌が傷を舐める度に痛みを感じる)

提督(今の大鳳は極度の興奮状態にあるようだ。あまり刺激を与えると良くないことになってしまう)

提督(俺は、抵抗することができなかった。ただされるがままに傷を舐められる。暫くして、満足したのか口を離し、俺の上に馬乗りになる)

大鳳「んっ……!!」

提督(そしてその脇の部分が大きく空いた特徴的な黒と白の服を脱ぎ捨てる。その慎ましく、すらりとしたその細身の体が露になった)

提督(鍛えているだけあり、引き締まったアスリートのような体。テストよりはもう少し筋肉が多めか)

提督(だがそんな美しい体躯よりも俺の目を捉えて離さないのは、大鳳の胸だった。それは、童女のようなささやかな胸だった)

提督(だが体が揺れるのに従って、揺れはしないまでもぷるんとふるえる程度には柔らかな女の子の胸をしている)

大鳳「はぁっ……!!っ!?くぅっ……逃げないことです。私も、愛する提督をこれ以上傷つけたくない……!!」

提督(上を脱ぎ捨てた大鳳は、スカートをたくし上げ、自分がスパッツを穿いていることに気がつく)

提督(忌々し気にうめき声をあげて、俺を威嚇するように睨みつけながら警告し、立ち上がる)

提督「……」ジッ

大鳳「そんな目で見ないで……っ!!」

提督(じっと大鳳を見つめる俺に、大鳳は何を感じ取ったのか泣きそうな風に顔を歪めた。そしてスパッツを脱ぐ)

提督(暗くてよくわからないが、白系のローライズの下着が露わになる。大鳳なりの勝負下着なのか?ぎりぎり隠せてはいるが、恥丘が見えそうだ)

提督(後ろはヒップを隠しきれていないだろう。一連のストリップショーに萎えかけていたモノが再び怒張する)

大鳳「……えい!」グイッ

提督「もごっ!?」

提督(大鳳は脱いだスパッツを捨てようとしたところで、いったん動きを止める。そしてスパッツを見て少し考えた)

提督(そしてそのスパッツを俺の口に突っ込んだ。口封じの為だろう。しかしこれは、ショーツ越しとはいえ大鳳の秘所を覆っていたものだ)

提督(大鳳の匂いが染みついている。発情した雌の匂いは俺をさらに興奮させた。今や、俺は完全に抵抗の意志を失っていた)

大鳳「っ……ぁ……ごくっ……!!はっ、はっ、はっ、はっ」カチャカチャ ドクン

提督(大鳳は俺のズボンのベルトを外し、ずり下ろした。下着も同じようにする。大きく張ったモノが露わにされてしまう)

提督(大鳳はそれを見て圧倒されたように凝視すると、ごくりと唾を飲み込む。そして息も荒く、俺の腰の上に膝立ちになる)

提督(大鳳がスカートの中に手を入れた。おそらくショーツをずらしているのだろう。そして恐る恐る俺のモノに手をかける)

提督(触れられたことでビクンと脈打つそれを、大鳳は自らの秘所に誘導する。ずっと下を見ていた大鳳が、俺を見つめた)

大鳳「はっ、はっ、はっ」ジッ

提督「っ……!!」

提督(先端が、大鳳の肌に当たった。そして探るようにそこを撫でさせられ、そしてとうとう濡れた割れ目に到達してしまう)

提督(くにくにと割れ目をなぞられる。先端が柔肉を押しのけ、濡れたそこへと侵入していく)

大鳳「っ……!!はっ、はっ、はっ」ビクッ

提督(そして強い抵抗に阻まれた。処女膜だ。大鳳が痛みに顔を歪める。目を見開き、瞳孔が開き切った瞳で俺を見つめる)

大鳳「っ……はぁ……あぁ……!!」グッ ブツッ ズププププ

提督「うっ……!!」

提督(大鳳が覚悟を決め、一気に腰を落とした。処女膜が引き裂かれ、きつく、媚びるように絡みついてくる大鳳の中にモノが飲み込まれてしまう)

提督(先端がその最奥までたどり着き、大鳳の一番大事な所を突き上げる。快楽に顔が蕩けてしまうのが抑えられない)

大鳳「っ……ふぅ……すき……すき……ていとく……すき……!!」ヌップヌップヌップ

提督「っぁ!!」ビクン

提督(大鳳が腰を振る。俺を見つめ、歯を食いしばりながら腰を振る。呻くように俺に告白を繰り返しながら)

提督(久しぶりのセックスが与えてくる快楽は圧倒的で、俺は果てないように死ぬ気で耐えなくてはならなかった)

提督(しかし、時間は大鳳に味方する。痛みが和らぐにつれ大鳳はその鍛えられた体躯を存分に発揮して能動的に腰を振った)

大鳳「あっは……ていとく……!!すき、あいしてる……本当にあいしてるの……私を、受け入れてください……!!」

提督(大鳳は、自分の気持ちのいいところを見つけたらしかった。どんどん表情が蕩けていき、喘ぎ声が漏れてくる)

大鳳「あぁ、はぁ……!!あいしてる……提督……!!んあぁっ……!!気持ちいい……!!気持ちいいよ……!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「んぁ……っ……!!」ビクッ ビクッ

大鳳「提督……気持ちいいんですね……?あはぁっ……!!うれしい……!!私達、きっと体の相性もいいですよ……!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督(激しい腰ふりに、たまりにたまっていた俺はもう限界を迎える。上り詰める射精感は圧倒的で、抑えようがなかった)

提督「っ……あぁ……!!」ビュルルルルルルルル

大鳳「ぅぁ!!はぁ……熱い……提督、出しちゃったんですね……?ふふっ、良かった……」

鈴谷「!?」

鈴谷(えっ?えっ?えっ?なにこれ……なにこれ……!?なにこれ!?ど、どうして提督が大鳳と……)

鈴谷(っ!?どうして提督は黒い布で口を塞がれてるの……?それに、あの肩の傷……噛み傷……?)

↓×1~3 鈴谷の心境と行動

嫉妬の焔に焼かれて後先考えず突入

大鳳に対する嫉妬を無意識に提督を助けるという使命感に置き換え、大鳳を引き剥がしにかかる

この提督の艦隊には吸血鬼が二人もいるのか…

鈴谷「っ!!」

鈴谷(ともかく、すぐに提督と大鳳を引き離さなくちゃ……だって、鈴谷は提督を守るって誓ったんだから……!!)

鈴谷「何……してるの……大鳳……!!」ズカズカズカ グイッ

提督「……」グッタリ

大鳳「えっ!?きゃっ!!」ドキン ドサッ

鈴谷「提督に……何してるの……!?」ギロリ

大鳳「っ……鈴谷……!!」ギリッ

提督「っ……ふふや……!!」

提督(大鳳が誰かに押しのけられ、俺の身体の上から落ちて地べたに倒れる。そんな大鳳を見下ろすように睨みつけているのは鈴谷だった)

提督(激しい怒りと……そして嫉妬に顔を歪ませ、歯を食いしばっている。ひきつった口から牙……犬歯を覗かせていた)

提督(一方の大鳳も最初は驚きに目を見開き顔をひきつらせていたが、すぐに前髪で目がぎりぎり隠れそうなくらいの上目遣いで鈴谷を睨み返した)

提督(よくも邪魔をという耐え難い不快感と敵意。もはや殺意に近い。無表情で口を真一文字に結び、鈴谷を威嚇している)

大鳳「っ……溢れちゃったじゃない、もったいない」ブプッ ニタァ

鈴谷「っ!!くっ……!!」ピクッ ギリ タラッ

提督(手を後ろにつき、少し脚を開いた体育座りのような姿勢をしていた大鳳の、そのスカートがまくれ上がって露わになった秘所から白濁液が溢れる)

提督(大鳳は少し恥ずかしそうにしたが、すぐに勝ち誇ったように妖しい笑みを浮かべる。そして鈴谷は屈辱と敗北感に震えた)

提督(手から血が流れる。爪が自らの肌を引き裂くほどに力を入れているのだ。それに鈴谷は、気がついてすらいない)

↓×1~3 
乱入してきた鈴谷に対して、邪魔された怒りと、提督に生中出しことで女としての優越感を抱いていることを踏まえて大鳳の反応と
好きな人の精液をその秘所から垂らしている大鳳に対して、激怒し、無自覚に狂うほど嫉妬し、女としての敗北感を抱いていることを踏まえて鈴谷のそれからの行動

↓×1~3 
乱入してきた鈴谷に対して、邪魔された怒りと、提督に生中出しされたことで女としての優越感を抱いていることを踏まえて大鳳の反応と
好きな人の精液をその秘所から垂らしている大鳳に対して、激怒し、無自覚に狂うほど嫉妬し、女としての敗北感を抱いていることを踏まえて鈴谷のそれからの行動

大鳳
鈴谷の中に潜む無意識の嫉妬心を指摘し嘲笑すると同時に、煽るかのように初めての情事の感想を語り出す
鈴谷
合意によるものではなく無理矢理提督を犯したのだと大鳳を糾弾し、部屋から力ずくで追い出させようとする

大鳳:
子供のイタズラがバレてしまったときの様な無邪気な笑みを浮かべる。

鈴谷:
大鳳に向かって声を荒らげるも事後の2人を見て、悔し涙を流しながらうなだれる

鈴谷は大鳳に先を越されたけど赤ちゃん作るってお嫁さんになるのは鈴谷なんだから!と提督に跨がる。大鳳も妊娠は私が先よ!と言って3Pに突入

大鳳「ふふっ……鈴谷、貴女可哀そう」ニタァ

鈴谷「……はっ?」イラッ

提督(大鳳が不敵に微笑む。訳も分からず憐れまれた鈴谷は不快感も露わにドスのきいた声を出す。だが大鳳は動じない)

大鳳「今の貴女、飼い主が取られた犬みたいな、私が羨ましくて、妬ましくて、憎くてしょうがないって顔してる。鈴谷は、私に嫉妬してるんでしょ?」ジッ

鈴谷「嫉妬……?」ピクッ

大鳳「私と提督が愛し合っている所にこんな風に押し入ってきたのはどうして?決まってる。嫉妬以外に理由は無いわ」

鈴谷「違う、私は提督を守るためn」

大鳳「守る?どうして私と提督の仲を引き裂くことが守ることになるの?」

鈴谷「そ、それは……そう、あんたが提督を無理矢理襲ってたから……!!」タジッ

提督(いや、逆に鈴谷の方が動じた。大鳳の言葉に鈴谷は言葉に詰まる。そして思い出したように何とか言葉を紡いだ)

大鳳「どうして無理矢理だと思ったの?提督が助けを求めてた?」

鈴谷「っ……でも、口を塞がれてたし肩に噛まれた跡があるもん……!!それが無理矢理ヤった証拠でしょ!?」タラリ

大鳳「そう言うプレイじゃないってどうして言えるの?」

鈴谷「そんな特殊なプレイしてるかもなんて普通思わない!!」キッ

大鳳「仮にそうだとして、それでも互いにそれなりに付き合いのある人同士がこういう事してたら、暫く様子を見るのが普通じゃないの?」

大鳳「なのに強引に乱入してくる理由なんて一つしかない。それは自分の好きな人が取られるのが嫌だったからでしょう?」

鈴谷「ち……違う!!違う!!鈴谷は提督を守るために割って入ったの!!そんなんじゃない!!」

提督(しかし鈴谷は見るからに追い詰められていく。おそらく、大鳳の言う事は鈴谷の痛いところを突いているからだ)

提督(鈴谷からしてみれば、俺と大鳳がどういう関係なのか確証がない。それこそ本当に恋人同士なのかもしれないのだ)

提督(それでもこうも強く抵抗するのは、それは鈴谷が本当に俺のことを好きだからなのだろう。しかし、それは……)

大鳳「くふふっ、反論できなくなったら子供みたいにただ自分の主張を押し通そうとする。しかも自分が嫉妬で動いている自覚が無い」

鈴谷「っ……」ギリッ

提督(そうなのだ。むしろ鈴谷を追い詰める結果となる。感情のままに語気を強める鈴谷を大鳳は嘲笑した)

大鳳「あはっあはははは……!!鈴谷、貴方憐れだわ。本当に、なんだかんだ理由をつけて自分を正当化したいのね?」

鈴谷「そんなんじゃないって言ってるじゃん!!」

大鳳「いいえ、そんなんだわ!!自分の想いは純粋なものだと思っているでしょ?けど違う!!あはははは!!貴方の想いは穢れている!!」

鈴谷「穢れてなんかない!!」

大鳳「穢れてるわ!!どろどろのヘドロのように穢れてる!!自分以外が提督と結ばれるのは嫌なんでしょう!?」

大鳳「提督を手に入れる為なら何でもするつもり!!提督が好きな人と結ばれるのじゃダメ!!自分が提督と結ばれなきゃダメ!!そうでしょう!?」

鈴谷「っ……!!違う!!」

大鳳「別に隠さなくていいじゃない、それが恋愛の正しい姿だもの!!……鈴谷、貴女は何にも間違っていないわ」

鈴谷「……」

大鳳「けど残念、もっと早くそう決断していればよかったわね?もう遅い。提督は私のモノだもの。ほら、見てよ鈴谷。私が提督に愛された痕」クニッ ネチョネチョ

鈴谷「っ!!」ギリッ

提督(大鳳は自らの秘所に指を伸ばし、漏れ出た白濁液を見せつけるように弄る。それを見せつけられた鈴谷は悔し気に歯を食いしばった)

大鳳「白いのに混じって少し紅いのがあるでしょ?私が提督にはじめてを捧げた証拠なの。女になるって、とても痛いの」

大鳳「痛いけど、でもそれで実感するの。ああ、私は女になったんだって。この人のモノになったんだって」

鈴谷「……!!止めて……」ジワァ

大鳳「魂に刻まれるわ。それが嬉しい。そしてね、痛みが段々と治まるにつれて蕩けるような快楽を感じ始めるの」

大鳳「生き物としての本能かしらね?気持ち良くて、はしたないって分かるんだけど腰が止まらなくて、それが快感だった」

鈴谷「止めて……!!」ウルウル

提督(鈴谷に自慢するように、そして鈴谷を煽り、苦しめるように俺との情事についてうっとりとした顔で語り始める大鳳)

大鳳「体の奥底が疼いて、この人の赤ちゃんが欲しい、産みたいって震えるのよ?あの感覚、きっと経験しないと分からない」

大鳳「中で出されて、ここに熱いのがたくさん注がれて、ああ、これが愛される幸せだって実感するわ。ふふっもしかしたらコレでもう妊娠してるかも」

鈴谷「止めてぇ!!」ポロポロポロ

提督(鈴谷は、耐えられないといったように悲鳴をあげた。涙が溢れ、辛そうに顔をくしゃりと歪めている)

提督(これほど余裕がない鈴谷は、ここに来たあの日ぐらいしか見たことが無かった。見ていて、本当に可哀そうになる)

大鳳「うるさい!!鈴谷、もういいから早く部屋に戻って?さすがに見られながらはまだ恥ずかしいわ」

鈴谷「っ……絶対にイヤ!!あんたは無理矢理提督を犯した!!鈴谷にはわかるもん!!いいから、部屋から出ていけ!!」キッ グイッ

提督(煩わしそうな大鳳に、心が折れるかと思った鈴谷はしかし、ヤケクソになったようだ)

提督(根拠も何もなしに、ただ自分の直感を信じるというように決めつけ、掴みかかる。もはやなりふり構っていない)

大鳳「っ!!離して!!」ググググ

鈴谷「離さない!!出てけ!!」ググググ

提督(鈴谷は大鳳を引きずって部屋から叩き出そうとしていた。そんな鈴谷に大鳳は力が入らないようだが必死で抵抗する。俺は……)

↓×1~3

提督は仲間をあざ笑う大鳳に激怒。そして鈴谷にももう少し周りを見るように説得する。2人とも納得しようとしないがスキンシップからエッチの流れで陥落させる

>>322

提督(俺は、鈴谷を侮辱する大鳳に怒り、そして視界が狭まっている鈴谷にもまた呆れを感じていた。口に詰められた大鳳のスパッツを取り出す)

提督「止めろ!!」

鈴谷「っ!!……」ビクッ フルフルフル

大鳳「て、提督……!!」パァッ

提督(俺の鋭い一言に、鈴谷はびくりと肩を震わせ、そして震えた。そして大鳳は俺を見てとても嬉しそうな顔をする)

提督(大鳳を引きずり、部屋から叩き出そうとする鈴谷。そんな状況で止めろの声。二人とも、鈴谷に止めろと言ったのだと思ったのだろう)

提督「勘違いするな。俺は、君たち二人に言ったんだ。二人とも、好き勝手やりすぎだ」

鈴谷「!!」

大鳳「えっ……!?」

提督「とりあえず、二人ともそこに正座しろ。大鳳はちゃんと服を着てだ。分かったか?」

大鳳&鈴谷「「……はい」」

提督(俺の命令に、二人は従ってくれた。大鳳は服を着はじめ、鈴谷は怒られた子供のような顔で正座する)

提督(俺もパンツとズボンを穿く。そして二人の前にちゃんと正座して向かい合う。そのころには大鳳も服を着終わり、正座していた)

提督「まず、大鳳……鈴谷は、大切な仲間だろう?君だって仲がよかったはずだ。そんな鈴谷にどうしてそんな風に酷いことを言う?」

大鳳「っ……だって……だって私は提督が好きだから。それで、鈴谷はライバルだから……鈴谷に提督を取られたくなくて……)

提督「だからってそういうことをするのか。大鳳、君には失望した」

大鳳「っ!?」

提督「やっていいことと悪いことがある。鈴谷をこんな風に傷つけ、侮辱するのはやりすぎだ」

鈴谷「提督……!!」パァッ

大鳳「……!!で、でも!!だったらどうすればいいんですか!?鈴谷はああでも言わないと諦めない!!」

大鳳「いえ、ああ言っても諦めなかった!!私は悪くない!!提督、恋ってのは戦争なんです!!」

提督「っ……そして鈴谷。君は視野が狭すぎる。もっと周りを見るようにした方が良い。」

鈴谷「えっ……」

提督「いつもの君はもっと視野が広く、物事を様々な方向から考え、柔軟な対応ができているはずだ」

鈴谷「そ、それって……それってつまり……提督を諦めて、ほ、他の人を探せってコト……?」

大鳳「……♪」ニヤッ

鈴谷「そんなのイヤ!!絶対にイヤ!!諦めない!!私は絶対に提督以外の人は考えられない!!」

提督「そ、そういうわけじゃない!!いきなり入ってきて大鳳を押し倒したりしたことだ。もっとよく考えt」

鈴谷「好きな人が目の前で違う女とそう言う事してたんだよ!?そんなの……そんなの……耐えられるわけないじゃん……!!」

提督「っ……ともかく、言い分はあるだろう。だが、二人ともお互いに悪いことをした。それは確かだ。今こそ、仲直りするべき時だ」

鈴谷&大鳳「「絶対にイヤ(です)!!」

提督「……!!」

提督(……どうやら、二人とも最前線での戦いに加えてのこの状況で、頭に血が上っていて獰猛で攻撃的になっているようだ)

提督(そんな状況で話し合いなど無理か……冷静にさせていつもの二人に戻ってもらわなくては。そのためには、触れ合う事が大切だ)

提督「二人とも……」スッ スタスタ スッ ダキッ

大鳳「な、何ですか……?提督?っ!!」ビクビク ビクン

鈴谷「……何?……っ!!」ジッ ビクッ

提督(歩み寄り、二人の前に膝をつく。大鳳は明らかに怯えており、鈴谷はジッと俺を見つめていた)

提督(二人を抱き寄せる。強く強く抱きしめた。二人の身体が強張る。だが、それが段々と弛緩していった)

大鳳「提督……」コツン

鈴谷「……ちゅっ」スッ グイッ

提督「っ!!」チュッ

提督(大鳳が俺の肩に頭を乗せる。その動作に鈴谷が反応した。手を俺の頬にあてると、鈴谷の方を向かせる)

提督(あっと思ったときには唇を奪われていた。静かなキス。しかし至近距離の大鳳がそれに気がつかないわけはなかった)

大鳳「?っ!?鈴谷……!!離れて!!」グイッ グググググ

鈴谷「ん~!!いやぁ!!提督!!」ダキッ グググググ

提督「……!!」

提督(鈴谷と俺を引きはがそうとする大鳳に体を押し付けられるようになり、引きはがされまいとする鈴谷に抱き締められる)

提督(柔らかい少女の身体が押し付けられる。事態を収拾しなくてはと取り戻した理性が再び消し飛ぶ)

提督「お前たち……いい加減にしろ……!!」グイッ

大鳳「うっ!?」

鈴谷「きゃっ!?」

提督(本能のままに二人をそのまま布団に押し倒す。もちろん、頭に手を添え、打たないようにした。驚きに声をあげる二人)

提督「こんな夜更けに夜這いをかけてきたり、キスして胸をおしつけてきたり……そんなことしたらどうなるのか分かってるだろうな?」スッ ナデナデ

大鳳「んっ……!!」

鈴谷「ぁ……!!」

提督(手を伸ばして、体を撫でまわす。二人は緊張に体を強張らせた。だが、抵抗しない。それどころか、だんだんと緊張が解けていく)

提督「それにお互い悪いから謝って仲直りしろと言ったのにそろいもそろって嫌と言いやがって……これは体に教えてやる必要があるか?」クチュ クチュ

大鳳「んふぅ……あぁ……!!」

鈴谷「くぅ……ふっ……!!」

提督(手をスカートの中に入れる。大鳳はもちろん、鈴谷の秘所も少し濡れていた。耳元で二人の喘ぎ声が聞こえる)

提督(すごく興奮する。このまま本能のままにこの二人を犯してやる。大鳳はもちろん、鈴谷も俺が頂く)

大鳳「あふぅ……て、提督……そんな……酷いです……提督は私の恋人じゃないんですか……?私の告白に嬉しいって言ってくれたのに……」

提督「もちろんそうだ。君の気持ちは嬉しい。だが、君だけじゃない。言っただろう?話すことがあると」

提督「俺の本性は、こうして好きな女は自分のモノにしてしまうようなものだ。一人だけを選べないんだ」

提督「だが俺は好き放題に女を食い荒らすようなクズにはなりたくない。五十歩百歩だろうとな」

提督「だから俺は、自分の本性を話す。その上で同意が得られれば、俺はその子を俺のモノにする」

提督「その代わり全力で愛し、必ず幸せにして見せる。そう決めたんだ。分かったか、大鳳、鈴谷?」

大鳳「そ、そんな……!!」

鈴谷「っ……」

提督「どうする、二人とも?逃げるのなら今の内だ。さもないと、お前ら二人とも俺のモノにしてしまうぞ?」

提督(俺の警告に、しかし二人とも逃げはしなかった。ただ、されるがままに俺の愛撫を受け入れている)

大鳳「……」ジワァ ジッ

鈴谷「……」ギュッ

提督(大鳳は、信じられない……そんな……と言ったような泣きそうな表情で俺を見ている。真面目な大鳳らしい反応だ)

提督(鈴谷は、目を瞑り唇を噛んでとても悔しそうな、そして無念な表情をしている。だが、手を握りしめていても、逃げるそぶりはない)

提督(俺は、まず大鳳を頂くことにした。鈴谷はもう受け入れているようだが、大鳳はまだ受け入れていないと感じたからだ)

提督「鈴谷、少し待っていてくれ」

鈴谷「……」チラッ プイッ

提督「大鳳……」クチュクチュ

大鳳「あぁ……提督……ひどい……ひどいよ……!!こんなの……おかしいです……!!」

提督「知っている。ごめんな。だが、先に俺に逆レイプを仕掛けてきたのは君だ」

鈴谷「!!」

大鳳「っ……で、でも提督は受けれてくれた……!!提督、私を選んで……!!」

提督「君のように言ってきた子もいた。例えば瑞鳳とかな。だが、駄目だ。俺にはもう、こんな俺を受け入れてくれた子たちがいる」

提督「その子たちを今更捨てることなどできないし、そのつもりは今後一切全くない。大鳳、嫌なら逃げろ」グイッ ムニムニ クチュクチュ

大鳳「あぁ……やぁ……!!」ピクンピクン



鈴谷(マジ最悪……ナニコレ?どういうこと?提督が……そんな人だったなんて……マジ最悪……)

鈴谷(キモチワルい……どうしてそんなことができるの?そんな……人の気持ちを踏み躙るみたいな事……)

鈴谷(あんな凛々しくて、カッコよくて、真面目な提督がこんな人だったなんて……信じられない。信じたくない)



鈴谷『あ~あ、やられちゃった……ちょっと油断したな……。鈴谷、入渠らしいから先行くね』

熊野『分かりましたわ。……って鈴谷!!その恰好のまま行くんですの?せめて何か羽織りなさいな』

鈴谷『大丈夫、すぐそこだから。じゃね~」

熊野『全く、はしたないですわよ!!」

鈴谷『はいは~い。……ホント、油断したなぁ……』

提督『よし、ではそのように頼む』

大淀『分かりました、ではそのようにいたします』

鈴谷『……えっ?』

提督『んっ?』

大淀『へっ?』

鈴谷《何が悪かったんだろうって考えながら船渠へ向かっていたら、聞こえる話し声。そして角でばったりと提督に会った》

鈴谷『……!!』

提督『っ!?』

大淀『なっ!?』

鈴谷《私は、今、スカートしか穿いていないみたいな恰好だった……最悪!!最悪最悪!!ついてない日はとことんついてない!!》

鈴谷『やだ……マジ、恥ずかしい……見ないでって!! もぉー、テンション下がるぅ!!』バッ ギロリ

鈴谷《手で胸を隠す。恥ずかしさを誤魔化すために提督に怒る。ああ、八つ当たりしてる。ごめんね、提督》

提督『す、すまない……ほら、これを羽織るといい』バッ スッ

鈴谷『!!』

大淀『提督!!……鈴谷さん、そんな恰好で歩いている方が悪いと思いますが』

鈴谷『っ』

提督『大丈夫だ。女の子がいるという事をまだ十分に配慮できていなかったな』

大淀『ですが』

提督『いいんだ、大淀。さて、行くとしよう。悪かったな、鈴谷』

鈴谷『……』

大淀『……分かりました』

鈴谷《大淀さんの非難するような視線。私、最悪だ。マジウザイ。分かってる。分かってるけど、どうしようもないの》

鈴谷《けどそんな私に、提督は申し訳なさそうに謝ってくれた。そして上着を渡してくれた》

鈴谷《イライラしていて八つ当たりしちゃったときに、こうして軽く流して優しくしてくれる》

鈴谷《それはとても嬉しかった。自分で酷いことをしていると分かっているからこそ、その優しさが身に染みた》

鈴谷《私は、受け取った提督の上着を胸に抱き締める。男の人の匂い。提督の匂いだ。まだ温もりが残っていた》

鈴谷『……ありがとう』ボソリ



提督「ほら、どうした大鳳?逃げやすいように起こしてやったぞ?」

大鳳「あふっ……んはぁ……!!」

鈴谷「……」チラッ

鈴谷(提督は大鳳を起き上がらせて、後ろから包み込むように抱きしめていた。脇のスリットから手を入れて、胸を撫でている)

鈴谷(それと同時にスカートの中に手を入れていた。たぶん、アレをされているんだと思う)

鈴谷(提督の言葉に、でも大鳳は逃げようとしない。切なげな表情で体を捩らせて悦がらせて、蕩けた、虚ろな瞳で虚空を見つめている)

鈴谷「っ……」ムクリ

鈴谷(体を起こす。その光景を見せつけられて、私は醒めて、冷めて、そのままこの場を立ち去る。……事はできなかった)

鈴谷(胸の中で強烈な嫉妬心が渦巻いている。体が熱を帯びて、切なさに震える。提督を嫌いになれなかったんだ……)

鈴谷(もうそれほどこの人が好きになってたんだ……おかしい、提督のことを忘れてこれ以上関わらないようにした方が良い。それは分かっている)

鈴谷(分かっているけど、できない。したくない。もう、どうでもいい。そうか、鈴谷は提督のことを受け入れるつもりなんだ。ああ、私……キモチワルい……)

鈴谷(精一杯の抵抗として私は憮然とした態度を取り繕う。今すぐ割って入っていきたいのをちっぽけなプライドで何とか抑え込む)

鈴谷(それでも、心は痛み、体は疼く。好きな人が他の女を抱いている。提督の話からして、さっきのは大鳳が襲ったみたいだった)

鈴谷(やっぱり?そう思った。けど、今度は明確に、提督の意志で大鳳を抱こうとしている。そんなの見たくなかった)

鈴谷(みたくなかったけど、目を逸らせない。その光景を何でもない風を装ってガン見する。ああ、分かる)

鈴谷(乳首が固くなってる。たぶん少し濡れてる。手が変な事をしそうになる。興奮してるんだ、私)

大鳳「あっ……あぁ……あぁ……!!」ビクビク

提督「イキそうなのか?いいだろう、そのままイってしまえ。俺に身を委ねろ。快楽を受け入れるんだ」ジュプジュプジュプ

大鳳「提督……提督、提督……!!ああああぁ!!」ビクンビクン

鈴谷(そんなに濡れるのかってくらいにいやらしい水音が響いていた。大鳳が一際大きな嬌声を響かせる。腰が浮いている)

鈴谷(気持ちいいんだと思う。目を細めて口を大きく開けている。他の人がイってるのを始めてみた)

鈴谷(鈴谷がイくときもあんなになってるのかな?なんというか……すごくアレだった。目が釘付けになる)

提督「初めて君をイかせたな。先ほどはお世話になったからな。存分にお返ししてあげよう」

大鳳「はぁっ……ふぅ……んぐぅっ!?あぁ!!だめぇ!!まだ!!提督!!まだイったばっかだからぁ!!」

提督「調教してやる。お前が後先考えずにしたことがどういったことなのかを存分に味わえ」

大鳳「やぁあ!!んはぁ!!ご、ごめんなさい!!ごめんなさぁい!!」

提督「謝っても、もう遅い」

鈴谷「……!!」

鈴谷(大鳳は何とか提督から逃げ出そうとしているように見えた。けど、提督は決して逃がさない)

鈴谷(もう訳が分からなかった。これがセックスなの?少し怖くなってくる。まるで提督が大鳳を食べようとしているみたい)

提督「ほら、大鳳。こっちを向け。口をあけろ」

大鳳「つぁ!!はぁ……!!んぁ……んちゅぅ、んふっ……れろれろ……」

鈴谷(提督と大鳳がキスする。舌を出して、絡み合わせて、本当に食べようとしているみたいだ)

鈴谷(圧倒される。生々しい男女の絡み。熱くて、やらしい匂いがして、水音がして、汗と涎と愛液にまみれてる)

鈴谷(もっときれいなものだと思ってたけど、違ったみたい。だけど……こっちの方がドキドキする)

鈴谷(想像していたそれは、たとえば好きな人と視線が合ったとか、お話しできたとか、そういう時に感じるドキドキ)

鈴谷(あの、その日一日ついてる!!って思えるような胸が躍って嬉しくて、顔がにやけちゃうようなあのドキドキ)

鈴谷(けど今感じているのは、それじゃない。なんといえばいいのかな……むらむら?ああ、エロい事したいって気持ち)

鈴谷(それ以外何も考えられない。もう取り繕えなかった。ガン見してる。でも気にできない。指が……指が……)

鈴谷「はぁ……はぁ……」ニチニチ

大鳳「んん!!んん!!んんんん!!」ビクンビクン

提督「んっ……ふぅ……」

大鳳「あぁ……はぁ……」

鈴谷(大鳳がまたイった。もう何回目か覚えていない。息も絶え絶えな大鳳は、そのまま倒れるように布団にうつぶせに横たわる)

提督「さて、そろそろ終わりにしよう」スッ カチャカチャ

鈴谷「!!」

大鳳「お……わり……?っ!!」

鈴谷(提督がズボンを下ろして、アレを出す。うわっ……なんかすごいヌメヌメしてそう……てかてかしてる)

鈴谷(てかあんなのがアソコに入るの?絶対無理な気がする……えぇ……マジ……?ヤバイ……)

提督「さて、大鳳……決断の時だ。俺は多くの女を囲う、いわば女の敵だ。それでも、俺を受け入れるか?」

大鳳「……」

提督「もし受け入れないなら、ただ、そう言えばいい。受け入れないと言え。それが無理なら、顔を横に振るんだ」

大鳳「……」

提督「だがもし受け入れるというのなら、約束しよう。君を幸せにすると。俺にできることは何でもする」

提督「だからただ、腰を上げろ。そして力を抜くんだ。……さぁ、どうする」

大鳳「……っ」

鈴谷(大鳳は暫く微動だにしなかった。ただ荒い息を吐いて寝そべっている。……てか、えっ?何?後ろから?)

鈴谷(それってかなり特殊なアレのような……でも、提督にどうしてもって言われたら……まぁ……)

大鳳「……」クイッ

鈴谷「!!」

提督「大鳳……ありがとう」

鈴谷(大鳳が、腰を上げた。提督が大鳳に囁き、スカートを捲る。うわっ内股までびしょびしょじゃん……)

鈴谷(提督が膝立ちになってアレをアソコに……ってか大鳳って私より小さいし、絶対アレ入れるのキツイんじゃないの……?)

提督「大鳳……行くぞ……っ!!」グッ ズプッ

大鳳「んっ……んんんんんん!!んん!!」ズププププ

鈴谷「うわぁ……!!」

鈴谷(暗くて細部までは見えないけど、でも大鳳のアソコに提督のアレがどんどん入っていくのだけは分かった)

提督「はぁ……大鳳……大鳳……!!」

大鳳「~~~!!」ギュゥゥゥゥ

鈴谷(提督が腰をその……前後する。大鳳は枕を抱き寄せて思いっきりぎゅっっと抱き締めていた)

鈴谷(ぱんぱんって音が響く。それとじゅぷじゅぷって音と提督の苦しそうな声、大鳳の声にならない呻き)

鈴谷(初めて見る生セックスに圧倒される。これがそうなんだ。まるでケモノになってるみたい……)

大鳳「っ……ああっ!!ああああ!!ていとく!!ていとく!!」

提督「大鳳、限界か……!?」

大鳳「いっちゃいます!!ていとく!!だきしめて!!」

提督「大鳳……!!」ダキッ ギュゥゥゥゥ ビュルルルルルルルル

大鳳「あっ♪はっ……やぁああああ!!」ビクンビクンビクン

鈴谷「……!!」

鈴谷(提督が大鳳を抱きしめて、そして体を大鳳に押し付ける。大鳳は脚を伸ばして、体を痙攣させていた)

鈴谷「ぁ……」ドキドキドキ

鈴谷(中に出されてる……!!ってよく考えたら妊娠しちゃう……!!赤ちゃんできちゃうじゃん……!!いいの……!?)

大鳳「っ……はぁっ……あぁ……」

提督「大鳳……絶対に後悔させない」ナデナデ

大鳳「んっ……はい……」

鈴谷(大鳳にのしかかっていた提督が、大鳳にそう囁いて、頭を撫でる。枕に顔を埋めていた大鳳は、くぐもった声で、でもはっきり聞こえるようにはいと言った)

鈴谷(提督は愛情に満ちた優しい顔で大鳳を見つめていた。そして、大鳳のソコからアレを抜いて、体を起こす。こっちを見た)

提督「……さて、次は君の番だ、鈴谷」クルッ



鈴谷「……!!」ゾクッ

提督(鈴谷は、目を見開いて俺を凝視していた。視線を俺の顔と、モノの間で彷徨わせている)

提督(俺はタオルでモノを拭いた。たまりにたまった逸物は、二回程度じゃ満足しないらしい)

提督(半勃ちになっていたモノは、これから鈴谷を犯すと思った瞬間に再び怒張していた。すぐに押し倒したい衝動を抑える)

提督「鈴谷。君は、いいんだな?まだ間に合うぞ?」

鈴谷「……」ギュッ

提督(さっきまでと違い、鈴谷は感情の伺えない複雑な表情で俺を見つめている。その上目遣いは発情しているようにも見えたし、睨みつけているようにも見える)

提督「嫌なら、拒絶してくれ。鈴谷、俺は君のことが好きだ。だが、他の子も好きなんだ。さっきも言ったが、誰か一人はもう選べない。だから」

鈴谷「黙って」

提督「っ!?」

提督(刺すような鋭い一言。俺は、虚を突かれる。鈴谷は俺をじっと見つめていた。が、今は俺を睨みつけているように見えた)

鈴谷「言わせないでよ」

提督「!!」

鈴谷「あんなこと言われて、大鳳としてるトコ見せつけられて、けど鈴谷はまだここに居るんだよ?察してよ」

提督「鈴谷……!!」

提督(鈴谷は、一度俯くと、今度は真っすぐに俺を見つめてきた。真剣な表情、覚悟を決めたようだった)

提督「……」

提督(俺は無言で鈴谷に歩み寄る。そして女の子すわりしている鈴谷の目の前に跪いた。そっと手を伸ばす)

鈴谷「……」ピクッ

提督(顔を撫でると、くすぐったそうに目を瞑る。それでも開いた片目は俺を捉えて離さない)

提督(髪を梳く。鈴谷は、表情を変えない。ただジッと俺を見つめている。俺は、不安に駆られた)

提督「鈴谷、分かっていても、言葉にしてくれなきゃ確信が持てないことがある。言ってくれないか?」

鈴谷「……」

提督「鈴谷……!!こんなこと、普通じゃないことは分かっている……!!そこに君を引き込むなら、俺は」

鈴谷「そんな風に思うなら、そんなことしなければいいじゃん。今なら、いいよ?鈴谷だけ選ぶって言うなら、他の子たちとも私が話つけてあげる」

提督(鈴谷が俺を睨みつける。鈴谷が言っているのは、もっともなことだ。だが、それを受けるわけにはいかない)

提督「それは、できない……」

鈴谷「っ……最っ低……」

提督(俺の返答に、鈴谷は顔を俯かせてしまう。震える肩に、俺は冷静に戻った。……これ以上は駄目だ)

提督「っ……すまない。鈴谷、部屋に戻ったほうが良い」

鈴谷「やだ」

提督(部屋に帰るよう諭す俺に、鈴谷は即答で拒否する。力強い声だった。それだけはしないと決めているようだ)

提督「……君はどうしたいんだ?」

鈴谷「……分かんないよ。分かんない。自分でも分かんない。ホント、提督はサイテーサイアクの奴だよ」

提督「っ……」

鈴谷「でも、ならどうして部屋に帰れって言うの?なんで優しいの?分かんない……ねえ、提督……鈴谷、どうすればいいの?」

鈴谷「提督が酷い奴だって、ヤバい奴だって知ったのに、それでもこんなに好きなの。こんなの、初めてなの……」ジワァ

鈴谷「提督が優しくしなければ、鈴谷は提督のこと好きになんてならなかったのに……!!こんなに苦しい思いしなかったのに!!」ポロポロ

提督「……」

提督(鈴谷の顔は見えない。だが、流れ落ちる涙は見えた。きらりと月明かりを反射するそれは、本当にきれいだった)

鈴谷「……好きです。提督、好きです。鈴谷と付き合ってください」ジッ

提督「っ!!」

提督(そこで、鈴谷が顔を上げる。涙を流す鈴谷は、本当に悲愴感溢れる表情で、俺にそう告白した)

提督(なんて悲しい告白劇だと思った。想いを告げることがこんなに悲しい事であっていいはずがない)

提督(俺は嬉しさや喜びよりも、この子を労わりたい。この悲壮な表情をあのいつもの鈴谷のような明るい笑顔に戻したいと思った)

鈴谷「言ったでしょ……それとも、まだ何かあるの?」

提督「……目を、閉じてくれ」

鈴谷「!!……」パチリ

提督(俺の言葉に、鈴谷は何かを感じ取った後、目を閉じる。顔を近付けた。鈴谷の顎に手を添え、上げさせる)

提督(ゆっくり、鈴谷に口付けする。何か初々しい思いが満たされた気分だった。鈴谷の身体に手を回す)

提督(鈴谷もまた、俺の身体に手を回してきた。俺は鈴谷の背中や頭を愛撫する。唇をはみ、擦り合った)

鈴谷「ぁ……」

提督(物欲しげに開かれた唇に、俺は躊躇することなく舌を入れる。ゆっくりと咥内を探り、そして舌を絡ませる)

提督(鈴谷も、ぎこちないが俺の舌に自らの舌を絡ませてきた。俺は、鈴谷を押し倒す。鈴谷は抵抗なく横になった)

提督(唇を離す。至近距離で向かい合った。潤んだ瞳、切なげに開かれた口、たぶん、頬を染めている)

鈴谷「ぁ……んっ……」

提督(鈴谷の秘所を、脚で刺激する。俺は、鈴谷のはだけたブレザーの下の、カーディガンのボタンを外す)

提督(鈴谷は恥ずかしそうに、しかしどことなく色っぽさのある仕草で俺を見つめていた。自然と下目使いになっている)

提督(ボタンを外してはだけさせると、Yシャツも同じようにする。すると、赤系統の色の3/4カップブラが露わになった)

鈴谷「やだ……恥ずい……」

提督「綺麗だよ、鈴谷」

鈴谷「あん……」

提督(ブラの上から鈴谷の胸を堪能する。大鳳と違ってなかなかのモノを持っていた。ちょうどいいサイズ感だ)

提督(胸の先端を覆う生地が下から押し上げられている。俺は、ブラの上から十分堪能した後、その中に手を入れる)

提督(鈴谷が声をあげた。しっとりと汗ばんだ柔肌。柔らかくも張りのあるそれは、指を埋めると程よい力で押し返してきた)

提督「外すぞ」

鈴谷「……」コクリ

提督(鈴谷の背中に手を回し、ブラのホックを外す。そしてブラを上にズリあげて、胸を露出させる)

提督(その先端は固く自己主張していた。俺は、そのぷっくりとした先端をわざと無視して胸を揉む)

提督(いやらしく形を変える鈴谷の胸を堪能する。鈴谷は、自らの胸をみて恥ずかしそうに目を閉じて俺の腕を掴む)

提督(喘ぎ声が漏れた。それすらも恥ずかしいといったように震えながら顔を赤く染めている)

提督(逸る気持ちを抑えて、下乳を撫でるようにして手を鈴谷のお腹へ。女の子らしい柔らかい腹部を撫でまわす)

提督(そしてそのまま脇腹を撫でるようにして鈴谷のスカートに触れる。ゆっくりとそれをたくし上げた)

鈴谷「っ……」

提督(恥ずかしそうに息を呑む。ブラと同じ色のショーツが露わになった。スジにそって濡れている)

提督(俺は鼠蹊部を撫でるようにして脚の付け根を愛撫した。そしてショーツの上から恥丘や会陰部を撫で上げる)

鈴谷「提督……さっきから思ってたけど、触り方やらしいよ……!!」

提督「けど気持ちいいだろう?」

鈴谷「っ……馬鹿……」

提督(目を逸らす鈴谷。俺はショーツのクロッチ部分の横から指を入れて秘所を愛撫した。だが、クリは触らない)

鈴谷「きたないよ……!!」

提督「そんなことない。鈴谷に汚い所なんてないよ」

鈴谷「もう……!!」

提督(くにくにとしたそこのワレメからは愛液が溢れてきていた。恥丘は濃くも薄くもない陰毛に覆われているようだ)

提督(だが処理はしているようで、整った形をしている。俺は指を引き抜くと、鈴谷の愛液をぺろりと舐める)

鈴谷「っ!!」カァッ

提督「甘い……鈴谷、脚を抱えろ。体育すわりするみたいにするんだ」

鈴谷「こ、こう……?」

提督「そうだ、いいぞ……!!」グイ スッ

鈴谷「あっ……!!」スルリ

提督(鈴谷の腰を浮かせ、下着を脱がせる。覆いがなくなりむせ返るような雌の匂いが充満した)

提督(俺は鈴谷のショーツを片足だけ脱がせ、もう片足にひっかけた。俗に言う片足パンツだ)

提督「脚を広げるぞ」

鈴谷「しぬ……!!しんじゃう……!!」バッ

提督(恥ずかしさの余り手で顔を覆う鈴谷に、俺は容赦せず脚を開かせる。抵抗はしかし脚を閉じるのにはいささか不十分だった)

提督(月光のもとに晒された鈴谷の秘所は見事なスジだった。指で開いて、中にまで挿入する)

鈴谷「ふぁ……」

提督(処女のキツイ抵抗だ。鈴谷もまた処女か。出会いの機会が少ないとはいえ、まったくないわけではない)

提督(鈴谷はなんとなく経験があってもおかしくないと思っていたが、そんなことは無かったか)

提督「……ふぅっ」

鈴谷「ひゃぁっ!?っ……!!」ゾワッ キッ

提督(俺は指を引き抜くと、鈴谷の秘所に息を吹きかける。鈴谷は驚いたように声をあげると俺を睨みつける)

提督「んっ……」チュッ レロレロ

鈴谷「あっ!?提督……ふあぁ……!!」

提督(俺は鈴谷に睨まれながら、鈴谷の秘所に口付けする。俺のクンニに、鈴谷は驚きに声をあげ、快楽に嬌声をあげた)

提督(クリを舐める。体がビクンと跳ねた。舐め、舌で弄り、吸い付き、ジュルジュルと音を立てて吸う)

提督(焦らされていた鈴谷はそれが与える快楽に激しく体を捩り、嬌声をあげる。俺は手を伸ばして鈴谷の乳首を摘まんで弄る)

鈴谷「くりぃ!!ちくびぃ!!だめぇ!!おかしくなっちゃう!!」ピクン ピクン

提督(体を捩ることで秘所がさらに俺の口に押し付けられ、胸がプルンと震える。官能的だった)

提督(興奮した俺の容赦ない責めに、鈴谷は高まっていき、遂に限界を迎える。一際大きい嬌声と共に体を痙攣させつつ緊張させた)

鈴谷「あん……んはぁ……!!いやぁああああ!!っ……あぁ……あふぅ……」ビクンビクン グッタリ

提督(そして脱力する。十分に濡れていた。俺はもう我慢できなかった。鈴谷に覆いかぶさり、脚を開かせる)

鈴谷「っ!!」

提督「脚を持って」

鈴谷「っ……これでいい……?」グイ

提督「ああ……最高だ……!!」

提督(あの鈴谷が俺の下でまんぐりかえししている!!そのことが男としての支配欲を満たした)

提督(俺は鈴谷の秘所にモノをあてがう。先端がその蜜壺に包まれた。硬い抵抗、鈴谷が処女である証)

鈴谷「提督……」

提督「どうした?」

鈴谷「提督のソレ、ちゃんと入るかな……?」

提督「大丈夫だ、安心してくれ」

鈴谷「うん……分かってると思うけど、鈴谷、初めてなの……優しくしてね?」

提督「分かった、任せろ」

鈴谷「お願い」

提督「ああ。ではいくぞ……っ」グッ ググググ

鈴谷「っ……ぁ……あぁ!!」ブツッ ズププププ

提督「!!」ゾクッ

提督(俺は、一気に突き破りたい衝動を抑えて、ゆっくりと力を込めて挿入する。抵抗が、ブツっという感覚と共に一気に無くなった)

提督(痛みの為か、鈴谷がうめき声をあげて脚を離して俺を強く抱きしめる。震える柔らかい女の子の体は、たった今俺が女にした)

提督(きつく締まったそこをこじ開けていく。まるで俺のモノを受け入れるためにあったように、ヌルリと俺のモノを呑み込んだ)

提督(先端が最奥まで到達する。まるでモノが抉られるような激しい快楽だ。素晴らしい具合の中だった)

提督(俺たちは慣れるまで暫くそのまま抱き合っていた。互いの熱を感じていると、鈴谷が俺を抱く力を緩める)

鈴谷「んっ……動いていいよ?もう大丈夫だから」ジッ ニコッ

提督「そうか、いくぞ」ニッチニッチニッチ

鈴谷「うん。……っ!!ふぅ……はぁ……!!」

提督(涙目で微笑む鈴谷に、俺はゆっくりと腰を振る。鈴谷は苦しそうに唸っていた。だが、女の身体は男を受け入れ、愛されるためにあるのだ)

提督(鈴谷だって例外ではない。破瓜の痛みが引き、代わりに男に愛されるという女の悦びを体が感じ始めるとともに、鈴谷の声に色っぽいモノが混じる)

鈴谷「んっ……ふぁ……あぁ……はぁ……!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督(鈴谷の中を探り、性感帯を見つけ出していく。なるほど、分かってきたぞ。俺はそこを重点的に責めた)

提督(鈴谷の身体にセックスの快楽を教え込んでいく。腰ふりに合わせて揺れる胸が艶めかしい)

提督(シーツを掴み、唇を噛み、必死に喘ぎ声を抑えている鈴谷の色っぽさはもはや犯罪的で、俺の中の雄がさらに興奮した)

提督(鈴谷の中に出してやる!!必死に堪えるこの子を快楽堕ちさせて、ケモノのようによがり狂わせてやる!!)

提督(前戯で既に出来上がっているはずだ。無理なことではない。俺は、鈴谷の身体に必死に腰を打ち付ける)

提督(見つけ出した性感帯を責めた。鈴谷も上り詰めてきたようだ。だが、大鳳の中に二回出したとはいえ、俺はまだ溜まっていた)

提督(鈴谷の中が与えてくる快楽に、抗いきれない。大鳳とはまた別種の名器だったことも俺に災いした)

提督(あっと思ったときに限界だった。俺は腰を打ち付け、鈴谷の一番奥にモノを突き刺し、本能のままに己を解放した)

提督「っぁ!!」ビュルルルルルルルル ビクッ ビクッ

鈴谷「んふぅ……くっ……熱……ふぅ……な、中で出した……?」ジッ

提督「っ……あ、あぁ……」

鈴谷「そっか。ふふっ、よかった、ちゃんとできて」ニコッ

提督「鈴谷」

鈴谷「今は、抱き締めて」スッ

提督(両手を俺に伸ばしてくる鈴谷。俺は鈴谷の胸に倒れ込み、抱き締められた。俺も鈴谷の頭を抱きしめる)

提督(鈴谷の額にキスした。押し付けられる柔らかい女の身体。美しい双峰、そして今だ鈴谷の中に入っているモノ)

鈴谷「ん……あれ、なんかまた大きくなって……」

提督(半勃ちだったそれが、臨戦態勢に戻るのにそう時間はかからなかった。俺はぐりぐりと鈴谷の奥をモノで刺激する)

鈴谷「あん!!て、提督……男の人って一回シたら復活するまで時間がかかるんじゃないの……?」

提督「鈴谷が好きすぎて、一回じゃ足りないんだ」グリグリグリ

鈴谷「……!!あふっ!!あ、そこ……だめ……!!」ビクン

提督「なるほど、ここがいいのか」グイッ

鈴谷「んぁあ!!」

提督(新たに見つけた鈴谷の良いところを責める。これからが本番だ。俺の本気を見せてやろう)

提督「ふっ……!!ふっ……!!」

鈴谷「あぁ!!奥が!!奥が抉られっ!!んはぁ!!だめぇ!!」

提督(激しく腰を打ち付ける。それと同時に指でクリを責めた。鈴谷の身体を押しつぶさんばかりにのしかかる)

鈴谷「くりぃ!!だめぇ!!しぬ!!しんじゃう!!つぶれちゃう!!頭おかしくなってしんじゃう!!」

提督「耐えろ鈴谷!!限界まで我慢しろ!!決してイくな!!」

鈴谷「っ……ふぅ……あぁ!!むりぃ!!」ギュッ

提督(クリと未開発のポルチオやGスポットを同時に責めることで、強引に快楽の回路を繋げる)

提督(俺の開発調教に、鈴谷は俺の指示に従って我慢しようと涎を垂らしながらも歯を食いしばり、手を握りしめて耐えようとした)

提督(だが、快楽を貪るためにある器官であるクリを責められているために、耐えきれなかった)

提督(俺の身体に手を回し、脚でがっちりと俺の腰を固定してきた。なるほど、なら責め方をかえるまでだ)

提督「まだだ、まだだめだぞ鈴谷……我慢しろ……!!」クリクリ グリングリン グイグイ

鈴谷「あふぅ!!ふぅ!!つぁ!!だめ、奥がおかしいの!!じんじんして、なんか来る!!」ビクッ ビクッ

提督(クリをより激しく、イかせるために虐めつつ、腰をグラインドして子宮口を撫で上げ、床とモノで子宮を押しつぶす)

提督(俺のテクの前に、もはや鈴谷はなすすべもなくただ蹂躙されるだけになった。無意識からか逃れようと体を捩る鈴谷)

提督(汗が飛んで、嬌声が響く。だが鈴谷のか弱い体は俺の鍛えられた男の身体になすすべもなく抑え込まれ、逃げようがない)

提督(きつく巻き付いていた鈴谷の足も、快楽に力が抜けてしまう。それにより、再び激しいピストンが始まった)

提督(鈴谷の白い肌、桜色の秘所をこじ開けて、俺の鈴谷の愛液に濡れて黒光りしているモノが出入りする)

提督(もはや抵抗は無に等しかった。快楽の為に力の入らなくなった体は、それでもビクンビクンと反応する。そして……)

鈴谷「くる!!すごいのきてっ!!いっちゃう!!!いっちゃうぅぁああああああ!!」ビクンビクン

提督「っ……くぁ!!」ビュルルルルルルルル

提督(鈴谷が絶頂を迎える。それと同時に鈴谷の中が蠕動するように動き、モノを抉った。それにより限界近かった俺もまた、限界を迎えた)

提督「っ……ふぅ……くっ……!!」ズルリ

鈴谷「あぁ……うぅ……んあぁ……!!」ビクッ ゴポッ

提督(俺は鈴谷の中からモノを引き抜く。すると溢れるように白濁液が出てきた。鈴谷の隣に倒れるように横たわる)

鈴谷「はぁ……はぁ……」

提督(乱れた髪、汗にまみれ、荒い息を吐く鈴谷。それに合わせて重力に潰れた胸がプルンと震えながら上下する)

鈴谷「ふぅ……」スッ

提督(ふと鈴谷が手を伸ばして俺の指に指を絡めてきた。俺はその指に指を絡め返す。鈴谷が満足そうに指を撫でる)

大鳳「……」ジッ

提督「!!」

提督(そしてそれを無表情で見つめる大鳳。江戸茶の瞳からは何も窺えない。俺は、大鳳の方へもう片方の手を伸ばす)

大鳳「……。……」モゾッ ノソノソ ギュッ

提督(暫く俺を見つめた後、大鳳は気だるそうに体を起こすと、ゆっくりとこちらへ這いより、俺の手を掴む)

大鳳「……ちゅっ」ダキッ ギュゥゥゥゥ

提督「っ!?」

提督(そして大鳳は俺に抱き付いた。そして首に手を回し、力強く抱きしめ、口付けした。いきなりのことに驚き、硬直してしまう)

鈴谷「!!」ハッ

提督(そんな大鳳の行動に鈴谷が気がつかないわけがなかった。横目に鈴谷が上体を起こすのが見える)

大鳳「……」ムクリ

提督(そんな鈴谷の反応を受けて、大鳳もまた唇を離し、上体を起こして対峙する。互いに睨み合い、剣呑な雰囲気に包まれる)

提督「二人とも、さっき言った事を覚えているか?」

鈴谷&大鳳「「……」」

提督(二人とも反応しない。ああ、まずいんじゃないかこれは?どうしようか……と思案していたところで、鈴谷が口をひらく)

鈴谷「大鳳」

大鳳「……なに?」

鈴谷「……ごめんね」

提督「!!」

大鳳「……うん、大丈夫。こちらこそごめんね、酷い事言って」

鈴谷「気にしないで」

提督「ほっ……」

提督(また喧嘩が始まるかと思ったが、だがそれは杞憂だったようだ。二人とも、ぎこちないがお互いに謝った)

提督(見つめあう二人の間の空気はまだぎくしゃくしている。しているが、互いに再び仲良くしようと努力していることが分かった)

提督「さて、明日も早い。シャワーは無いが水浴びをして寝ることにしよう」

鈴谷「ん」

大鳳「分かりました」

提督(シャワーも満足に使えない最前線の辛さだ。だが近くに井戸があってよかった。寒空の下、それぞれ井戸から水を汲んで汗やらなんやらを流す)

提督(そして汚れた布団を空いている部屋に置いて、新たに用意した予備の布団に寝そべった)

大鳳「……」モゾモゾ

鈴谷「……」モゾモゾ

提督(ごく自然に大鳳と鈴谷がそれぞれ俺の両脇に寝そべる。手を絡ませてきた。疲れていたのか、すぐに眠くなる)

提督(結局、その日は三人で川の字で寝た。そして翌日、少し早めに起きる。寝不足だ。だが仕方がない)

提督(鈴谷と大鳳を起こし、部屋に戻らせた。そして何食わぬ顔で朝礼に参加する。さて、今日もまた新しい一日が始まる)



熊野「……鈴谷」

鈴谷「ん?どったの?」

熊野「最近何かありまして?」

鈴谷「へっ?……どういう事?」

熊野「いえ、鈴谷の雰囲気が変わったように感じましたの。うまく言葉にできませんけど、今の鈴谷からは余裕みたいなものが感じられますわ」

鈴谷「そうかな?特に何もないけど……けど、強いて言えば決まったからかな?」

熊野「っ……そうですわね。まあ、彼らの酷い戦いぶりを見ていれば、こうなることは分かっていましたわ」

鈴谷「明日撤退かぁ……この戦争、どうなるんだろうね?」



ガングート『知っていると思うが、最近補給が滞っている。詳細は不明だが、このままでは街を支え切れない』

提督『ああ、知っているよ。それについてだが、悪い報告がある。我々帝国海軍はアルハンゲリスクから撤退することになった』

ガングート『知っている。司令部から話を聞いたんだ。……同志提督、貴方に会えて良かった』

提督『ガングート……』

ガングート『貴方のおかげで、我々はドイツの北極海艦隊とまともに戦えるようになった。貴方は、私の頼みを本当によく聞いてくれた。ありがとう』

提督『俺がしたのは、ただ教鞭を執り、指揮を執ることだけだ。実際に努力して実力をつけたのは君たちの努力の賜だよ』

ガングート『それでも、その教鞭を執り、指揮を執ってくる人が居なかったら実力をつけることもままならなかった』

ガングート『貴方は私達赤色海軍にとって最大の恩人だ。同志、これを受け取ってくれ』スッ

提督『これは……サーベル?』

ガングート『Шашкаだ。我がロシアのサーベルと言えばこのШашкаなのだ。これは、私が前から使っていたものだ』

ガングート『私からの感謝の気持ちだ。提督、私達は命令により最後まで戦い、この街と運命を共にする』

提督『……!!』

ガングート『再編されたドイツ海軍がまた白海に侵入してきたらしい。我々は奴らに決戦を挑み、食い止めることになった』

提督『……っ』ギュッ

ガングート『ふふっ、そんな顔をするな。別に私達は負ける気は無い。貴方に鍛えられたのだ』

ガングート『総統の家畜どもに負けはしない。それに陸の戦いもそう絶望的ではないのだ。敵も限界を迎えている』

ガングート『奴らにかつての勢いはもうない。その証拠がこの瓦礫と死体の街だ。我々は初めて敵を食い止めている』

ガングート『この戦いがこの戦争の転換期となるはずだ。ここから我がソビエトの反撃が始まるのだ』

提督『そうか、そうだな……きっとうまくいく。ありがとう、ガングート。……そうだ、これを』

ガングート『!!知っている。日本刀だな?』

提督『正確には軍刀と言う。外装が違うんだ。これは私が初めて買った物でな、ずっと使っている』

ガングート『支給されるのではないのか?』

提督『軍刀は自分で買うんだ。最前線に行くのなら、将官様式の物では目立って仕方ないと言われてな、これを久しぶりに持った』

提督『自分で言うのもアレだが、いいものだ。買った時のこと、今でもよく覚えている。奮発していいものにしたんだ』

ガングート『そんなものを貰っていいのか?』

提督『君だってこのシャシュカをくれたじゃないか。そうだな、交換だ。例え遠く離れようとも、心はともにある』

ガングート『……!!大切にする』ギュッ

提督『ああ、俺もこれを大切にするよ』

ガングート『頼む。さあ、では私は任務がある。同志、さらばだ。いつかまた会おう』

提督『ああ、また会おう、ガングート』

ガングート『……っ、くっ……ふぐっ……』スタスタスタ ピタリ ジワァ ポロポロ

ガングート『……死にたくない。くそっ今日の私は少しおかしいんじゃないか?』ギュッ ギリッ



提督(情報ではクリークスマリーネは巡洋戦艦二隻を基幹とした本格的な水上打撃艦隊だとか。このままでは赤色海軍の勝ち目は薄い)

提督(世代が違うのだ。性能性が大きい。それに加えて経験の差もある。ドイツ艦隊はイギリス海軍との戦いで疲労が溜まっているというが……)

提督(しかしつけ入る隙があろうとも、その隙を突ける指揮官はソ連にはいないだろう。ガングートでもおそらく無理だ)

提督(……だが、俺ならもしかしたら。いや、やって見せる。俺は、もうすでにどう戦うかを考えてある)

提督(しかし、そのためには俺はここに残らなくてはならなかった。この今まさに陥落しようとしている街に留まらなくては)

提督「……決めた。留まる」

提督(俺は、覚悟を決めた。この戦いはまだ分からない。ソ連不利とはいえ、まだ十分に勝ち目は残っているはずだ)

提督(だがもしここで制海権を失い、クリークスマリーネがヴェアマハトの支援を始めれば、敗北は決定的になる)

提督(しかしこれが危険な、しかも分の悪い賭けであることに変わりはない。大鳳や鈴谷、熊野達を巻き込む訳にはいかなかった)



提督「全員集合したか?」

大鳳「はい、提督。全員集合しました」

提督「よし、では列車に乗れ。明日の早朝に出発する。今日は列車で寝るんだ。目が覚めるころにはこの街を出ている」

大鳳「了解です」

提督(部下たちが列車に乗り込む。俺も乗り込み、そして皆と夕食を食べ、手紙を書く。そして皆が寝静まり、手紙を書き終わったところで荷物を纏めた)

提督(静かに、誰にもばれないように列車を降りた。そしてソ連軍の司令部へ向かう。雪が降りそうなほど寒い、星空の綺麗な夜だった)



ガングート「っ!!」バンッ

提督「っ!?ああ、ガングートまた会ったな」

提督(ソ連軍との交渉の結果、俺は残留を許可された。そして新たに割り当てられた部屋で休んでいたら、ものすごい形相のガングートがノックもなしに押し入ってきた)

ガングート「提督……!!何故貴様がここに居る!?撤退したのではなかったのか!?」ギロリ

提督「ああ、考え直してね。俺だけはここにとどまることにした」

ガングート「~~~!!」ズカズカズカ グイッ

提督(ガングートは俺を睨みつけるとそう問い、そして俺の返答を聞くと怒りに顔を歪め、肩をいからせながら歩み寄り、俺の胸倉を掴んだ)

提督「っ!?」

ガングート「わざわざ死にに来たようなものだ……!!ここは魔女の窯のそこだぞ!?」

提督「……負けないんじゃないのか?」

ガングート「っ……!!もちろんだ!!だが大いなる危険が伴う!!負ければ死ぬぞ!!ドイツ軍に、あの悪魔どもに慈悲を期待しても無駄だ!!」

提督「そうか。……俺もここが死地であることは十分理解している」

ガングート「だったら何故のこのこ戻ってきた!?」

提督「そんな危険な場所に君たちをおいておめおめと逃げ帰れるわけないだろう」

ガングート「!!」

↓×1~3 ガングートの反応

鋼の様な理性は溶け切り、言葉を紡ぐ余裕も消え失せ
無上の喜びと、不安や哀しみがない交ぜになった表情になる
そして今後の人生を提督と共にする事を決意し、戦いの前に迷いをなくす為に抱いて欲しいと懇願する

提督の自分の命を顧みない無謀な選択に怒りを覚えつつも内心ではまた一緒にいられることを喜んでいる

勝手にしろと言い残し帽子を深く被って出て行く
その目には涙が、その顔はどうしようもなくにやけているのを提督は見逃さなかった

提督(ガングートは一瞬呆け、そして泣きそうなのか笑いそうなのか分からない風に顔を歪める)

ガングート「っ……!!~~~!!んっ、ちゅっ」パチッ グイッ

提督「んむっ!?」ドキン

ガングート「んふっ……あむあむ……」

提督(そして目を閉じ、いきなり俺に口付けしてきた。ほのかに香るタバコの香り。唇をはまれる)

提督(突然のことに、俺は対応できない。硬直してしまう。その間にもガングートは俺の唇に自らの唇を押し付け、擦り寄せていた)

ガングート「っ……。……」スッ ゴソゴソ ガサガサスタスタスタスタ シャッ

提督「……っ!!が、ガングート、いきなり何を……!!」ドキドキ

提督(唇を離し、俺の胸倉を掴んでいた手を離したガングートは、そのまま窓に向かって早歩きで進んでいく)

提督(途中で上着や俺の渡した軍刀や拳銃などの装備品を机の上に置いて、そのまま窓際まで近付いた。ガングートはカーテンを閉める)

提督「な、何故カーテンを閉める?」

ガングート「誰にも邪魔されたくない」スタスタスタスタ ガチャリ

提督「ガングート……!?」

提督(そして今度はドアまで早歩きで近づき、その鍵を閉める。コレでこの部屋は密室となってしまった。ガングートの意図が掴めず困惑する)

ガングート「んっ……」シュル バッ シュルシュル バッ

提督「っ!?」

提督(突然、ガングートが服を脱ぎ始めた。シャツに手をかけ、脱ぎ捨てる。ブラはしていない。意外に健康的な色の肌と豊かな胸が露になった)

提督(そしてスカートまでも脱ぎ捨て、ストッキングを脱ぐとショーツだけの姿となる。そのままの姿で俺に向き直った)

ガングート「……い、一時間ある。早く服を脱げ、提督。時間は待ってはくれないぞ」カァッ ジロリ ウルウル

提督(胸を手ブラで隠し、頬を赤く染め、金紅珀の瞳を潤ませたガングートがそう言ってくる)

提督「ま、待て!!何のつもりだ!?」

ガングート「見れば分かるだろう……!!それとも私の口から言わせるつもりか?」

提督「……!!」

提督(ガングートの胸の先端は固く自己主張していた。ああ、もちろんだ。見れば分かる。君が何をしようとしているのかは)

提督「しかし……!!」

ガングート「頼むから何も言わずに私を抱いてくれ……頼む……」ジッ

提督(一連のストリップ、ガングートの煽情的な姿、誘うような台詞、否が応にも俺の身体は反応していしまう。俺は……)

↓×1~3 提督の行動

他の多くの娘とも関係を持っていること伝え、それでもいいならと確認をとる

君は一夜の関係で満足できるのか?と問いかける
それ以上の関係を望むというならば君にも知ってもらう必要があるし、色んな覚悟も決めてもらわなければならないとして、>>346を話す

>>346+決して無理矢理築いた関係ではなく、あくまで両者合意の上であることは強調しておこう

提督「待ってくれ……!!頼む……!!」

ガングート「何だ!?この期に及んで……」キッ

ガングート(ま、まさか……ロシア人じゃ興奮できないとか……そういう話じゃないよな……?)

提督「もし君が、一夜の夢でいいというのなら、このままでもいいかもしれない。だが、俺はそれで終わりたくはない」

ガングート「っ!!それで終わりたくない……!!ふふっ……!!」パァッ

提督「だが、もしそういう関係になるのであれば、俺は君に知ってもらわなければならないことがある……!!」

ガングート「知ってもらわなければならない事……?」

提督「ああ……俺は」

ソ連兵「提督、居ますか?日本から無線連絡です。至急、来ていただきたい」ドンドン

提督&ガングート「「っ!?」」

提督(乱暴なノックの音、そしてソ連兵の呼びかけ。心臓が止まるかと思った。俺はガングートと目を見合わせる)

ガングート「っ……!!」ギリッ

提督「……ああ、分かった。すぐ行く」

ソ連兵「了解しました」

提督(俺の返答に、ソ連兵はそう言って……どうやら部屋の前で待っているようだ。これでは話すらできまい)

提督「……」

ガングート「……」スッ シュルシュル

提督(ガングートは静かに服を着ていた。仏頂面で明らかに不機嫌であることが分かる。ガングートがちらりとこちらを見て、目が合った)

ガングート「……私の肌を見て、そして一夜の夢で終わりたくないといった事、忘れないぞ」ボソリ

提督「!!」

提督(恨めし気に俺を見つめてそう呟く。ガングートとはまた後で話をしなければならないだろう)

提督「……待たせてすまない」コクリ ガチャッ

ソ連兵「ついてきてください」

提督(俺はガングートに頷いて見せると、自然に部屋から出てソ連兵に謝る。そしてそのソ連兵に案内されて無線室まで来た)

ソ連兵「日本の大本営からです」

提督「ありがとう。……もしもし、私です」

提督(どうやら俺が送った電報を受け取って連絡してきたらしい。俺は何も、ガングートたちへの情の為だけに残ったわけではない)

提督(ここでソ連が負ければ北極海のドイツ艦隊が大西洋に来るようになるだろう。最悪のパターンではソ連が戦列を離脱する)

提督(そうなればドイツに勝つことは難しくなる。海の戦いで勝てても、陸の戦いで勝つのは至難の業だ。極東でドイツ軍と対峙するのは悪夢でしかない)

提督(俺はいかにここでの戦いが重要で、来るべきドイツ艦隊を白海で撃滅ないし撃退することが勝利の為に必須であるかを語った)

提督(そして俺ならそれができるという事も。結局、俺がここに残ることは許可されたのだった)



ザワザワザワ

日本軍艦娘「居た?」

日本軍艦娘「居ない……どこに行ったのよ……」

日本兵「各車両捜索しましたが居ません」

軍曹「馬鹿な……一体どこへ……」

大鳳「提督……」

鈴谷「機関車にも居ないって!!見つかった!?」

熊野「いいえ。陸戦隊が探した後方車輌でも見つからなかったそうですわ」

鈴谷「そんな……!!」

日本軍艦娘「まさか自分から降りて行ったわけじゃないだろうし……」

日本軍艦娘「陥落寸前のあそこに残るのはよいよ危ないわい。包囲されたら脱出できんよね……」

日本兵「ソ連軍の仕業かもしれへんな」

日本兵「ドイツのスパイって可能性もある。どちらにせよまずい事態だ」
 
シベリア特急提督行方不明事件発生
分かっているのは昨日乗った時には提督が居たけれど、今朝起きてみると提督が居ないという事だけ
列車は起きた時にはもう出発していた
車内で探せる場所は全てさがしたのに見つからない

↓×1~3大鳳、鈴谷、熊野の反応

戻って探そうと捲し立てる鈴谷を必死に宥める熊野
一方大鳳は大本営と連絡を取ろうとする

大鳳:鈴谷を落ち着かせながら、現在の日独ソの戦況と照らし合わせて冷静に分析を始める
鈴谷:提督がドイツ軍に拉致されたのかと思い込み、以前のドイツ兵の処刑を思い出して、錯乱する
熊野:以前より疑念の眼差しを向けていたソ連の仕業と睨み、一度司令部に戻ることを主張する

大鳳と鈴谷
深呼吸をして提督の気持ちになって考えてみると
提督の目的や理由が何となく分かってくる
その理由の一つにガングートの存在を思い浮かべ内心他者に悟られない程度の嫉妬を覚えるも
その上で提督の帰る場所でありたいと彼を信じて待つ事とする
その旨を周囲に伝える彼女らの表情には心が満ち足りたような様子が滲み出ている

熊野
提督絡みの事件にもかかわらず
大鳳もさることながら何より鈴谷の落ち着きぶりが印象に残る
自分が出遅れた事に気付きショックを受けるが直ぐに切り替え
迅速かつ十全な準備のもとこっそりあの街へ戻る事を決心する
そこには軍艦時代の帰国を果たせなかった最期をものともしない
「提督のもとへ帰る」の一心の宿った覚悟の表情の彼女がいた

鈴谷「ともかく、列車に乗っていないなら提督が居るのはアルハンゲリスクだよ!!今すぐ戻って探さなくちゃ!!」

熊野「無理ですわ……この列車の運行はソ連ですもの……私達はただウラジオストクまで相乗りさせてもらっているだけよ」

鈴谷「っ……!!なら今すぐ降りて歩いてでも戻る!!」

熊野「何百キロ離れたと思っていますの……!?気持ちは分かりますし、私だって戻れるものなら……」

鈴谷「だったら!!」

熊野「そもそも、提督がアルハンゲリスクに居るかどうかも分かりませんわ!!それに勝手に戻ったら命令違反になりますわよ」

鈴谷「っ!!熊野は提督がどうなってもいいの!?」

熊野「っ!!よくもそんなことを!!私がどれだけ……っ!!」ギロリ ギリッ

鈴谷「っ……ごめん……」ハッ

熊野「……」

大鳳「……無線はまだ繋がりませんか?」

ソ連軍技師「もう少しだ、待ってろ……よし、繋がったぞ!!」

「「「「!!」」」」

ソ連軍技師「こちらАВ431028、中継基地、応答求む。……日本人が本国と連絡を取りたいそうだ」

大鳳「良かった……」

鈴谷「街に戻る許可を取ろう!!」

熊野「途中の駅で降りて、どうにかしてあちらへ向かう列車に乗れれば何とか……他の列車の情報を収集しましょう」

ソ連軍技師「ほら、繋がったぞ」

大鳳「Большое спасибо!!……こちら遣ソ艦隊旗艦大鳳です。たった今無線が繋がって……はい、そうです。実は、提督が行方不明に……えっ?」

鈴谷「何がえっ?なの!?」

熊野「っ……新しい情報がありまして?」

大鳳「……そうですか。分かりました。我々も戻って……で、でも!!っ……。はい……分かりました……」

鈴谷「……」

熊野「……どうやら、あの方はアルハンゲリスクに居て……無事なようですわね。それだけは良かったですわ」

鈴谷「まだ、ね……そっか戻っちゃダメか……!!」ギリッ

大鳳「了解です。ウラジオストクへ帰還します。……っ、どうしてあの人は……!!提督は、自らの意志であそこに残ったそうです」ギュッ

鈴谷「そう……決めた。列車止めよ。私、脱走する。そして何とかして提督の所に行く」スタスタスタ

熊野「……そんなことしたら、むしろ提督に迷惑が掛かりますわ」ガシッ

鈴谷「ここで行かなくて提督が死んじゃうよりましでしょ!!」キッ

熊野「あの方は、無理はしない方です。本当に必要なら私達を帰したりしません。私達が戻る必要はないですわ」

鈴谷「今回も無理はしてないって確証がどこにあるの!?少なくとも私から見たら最悪の状況!!絶対無理してる!!」

熊野「あのクソ野郎が私達をおいて死に逝くような真似をするものですか!!」キッ

鈴谷「っ!?」

熊野「……失礼、下品でしたわね。ともかく、提督が戻られたときに貴方が脱走兵では、あの人は悲しむでしょう」

鈴谷「……」

大鳳「……熊野に賛成。信じて待とう。きっと大丈夫」

鈴谷「……うん」



ドイツ軍艦娘「やっと帰ってこれた。もう少しでセベロドビンスクね」

ドイツ軍艦娘「情報では帝国海軍と赤色海軍が居るとのことだったけど、何の抵抗もなかったじゃない」

ドイツ軍艦娘「せいぜい重砲の反撃くらいだったしね。艦娘は撤退したのかしら?たぶんアカたちはもう限界なんだわ」

ドイツ軍艦娘「赤色海軍が日本人の指揮の下で厄介な敵に成長したって話だったけど、まあいなくて良かったわね」

ドイツ軍艦娘「おしゃべりはそこまで。最後まで気を抜かない。……まったくもう。皆たるんでるわ」

ドイツ軍艦娘「いいじゃないか。そんな事より早く帰って寝たい。もう疲れた。ベッドが恋しい」

ドイツ軍艦娘「貴方まで!!そんなんじゃ」ドガァン

ドイツ軍艦娘「えっ」

ドイツ軍艦娘「うっ……げほっ……嘘……」ボロッ

ドイツ軍艦娘「て、敵襲!!」

ドイツ軍艦娘「敵艦隊発見!!前方の島の影から出現!!」

ドイツ軍艦娘「Scheiße!!偵察部隊は何してたのよ!!あうっ」ドガァン



ソ連軍艦娘「奴ら慌てふためいているぞ!!」

ソ連軍艦娘「くははっ……ファシスト共め、皆殺しにしてやる……!!」

ガングート「よし、いいぞ!!畳み込め!!先頭の敵旗艦に攻撃を集中しろ!!方も魚雷も出し惜しみするな!!」

「「「「Так точно!!」」」」

ガングート(不思議だ、提督が居てくれるだけでこれほどまでに気持ちが軽くなるものか。あれほど恐ろしかったドイツ軍がもう全く怖くない)

ガングート「っ!?」ブォン

ソ連軍艦娘「大丈夫ですか!?」

ガングート「ふん、やはり甘くはないようだ。だが負けはしない。すまないが、ここで殲滅させてもらおう」



提督(戦場となった北ドヴィナ川河口は数多くの島で入り組んでおり、それらの島のいくつかにはソ連やドイツが部隊を派遣している)

提督(しかし戦場であるアルハンゲリスクから数十キロもドイツ軍側の島の1つなど、どちらもそこまで気にかけていなかった)

提督(アルハンゲリスクからドイツ軍が拠点にしているにしているセベロドビンスクまでの途中にあるその島に海路と陸路で見つからないように移動する)

提督(そしてクリークスマリーネがアルハンゲリスクに攻撃を加えている事を無線で確認。さらにソ連の偵察部隊や潜水艦娘からも情報を手に入れる)

提督(その結果、アルハンゲリスクからドイツ艦隊の足取りはほとんど完全に追えていた。足りない所は計算と勘で補う)

提督(そしてちょうどドイツ軍がそこを通過するタイミングでガングートたちが出撃した。戦場は河だ)

提督(下るドイツ艦隊の前を横切るように進む艦隊は、ドイツ側に丁字戦不利を強いる形となった)

提督(さらに思わぬタイミングでの思わぬ奇襲攻撃に加え、戦闘の初めに大打撃を受けたドイツ軍側は大混乱に陥った)

提督(しかしドイツ軍も無能ではない。効果的に反撃を始める。が、ソ連艦隊はいくら被弾しようと怯むなく攻撃を続ける)

提督(度重なる戦闘で士気の下がっていたドイツ艦隊の心は、いくら被害を出しても攻撃を止めない赤色海軍を前にして折れた)

提督(先頭を進んでいた旗艦を早い段階で仕留められたのも大きかった。ドイツ軍はUターンしてアルハンゲリスクまで撤退する)

提督(そして今までの借りを返さんとそれを追撃するソ連艦隊。敵の航空支援は赤色空軍が抑えきれはしなかったが、何とか軽減させる)

提督(追撃戦の結果、さんざん打ちのめされたドイツ艦隊はかの街のドイツ軍占領地域の港に入港した。こうして北ドヴィナ川の戦いは赤色海軍の勝利に終わった)

提督(ドイツ艦隊は大損害を負う事となった。だが、こちらの被害も大きい。結果的に戦況は現状維持と言ったところだろう)

提督(だが海からの支援に期待していたドイツ将兵が受けた衝撃は計り知れない。ドイツ軍の行動には明らかに動揺が見られた)

提督(そしてこの勝利は赤軍を熱狂させた。大々的に宣伝され、プロパガンダに大いに利用されることだろう)

提督(赤軍司令部の許可を得て作戦の立案と指揮をした日本人提督として有名になった俺の待遇はがらりと変わることとなった)

提督(書記長から感状を送られ、アルハンゲリスクの戦いの総司令官たる連邦元帥閣下と会談して、握手した写真を撮られた)

提督(日ソの関係改善及び友好の宣伝に大いに利用されるのだろう。そして今、ガングートとの写真撮影に挑んでいた)

カメラマン「さて、では次はくだけた感じの写真を撮りましょう。さあ、笑ってください」

提督「……」ニコッ

ガングート「ふふっ」ダキッ ギュッ ニッコリ

提督「っ!?ガングート!?」

ガングート「こうした方が良いだろう?仲良く見えるし、ソビエトと日本の関係改善の象徴になる」

カメラマン「そうですね、それでいきましょう!さあ提督、笑ってください」

提督「まったく……ふっ」ニコッ

提督(親密な感じに腕を組みながら写真を撮られる。誤解されかねない絵面だが、気にしないこととする)

ガングート「提督」ボソリ

提督「どうした?」ボソリ

ガングート「あの日以来忙しくて何もできなかったが、これで少しは余裕ができるだろう」ボソリ

提督「!!」

ガングート「忘れたわけじゃあるまいな?私の裸を見たことを。責任はとって貰うぞ」

提督「……もちろんだ。だが、君次第だな」

ガングート「そうか、ともかくこの後時間があるだろう?」

ソ連軍高官「提督、ここに居たか。至急来てもらいたい。写真撮影は終わったか?」

カメラマン「はい、たった今終わりました。お疲れ様です、お二人とも」

提督「分かりました。……また今度な、ガングート」

ガングート「……」



雲龍「……」ガサッ

葛城「……」

天城「……」オロオロ

↓×1~3

告白したら何やかんやあって狂いそうになるほど放置される。しかもその間提督は私の恋路を邪魔したにっくき五航戦と……!!

再会

雲龍「私が……雲龍が貴方を支えます。支えさせてください、提督。それが私の幸せよ」

提督「……何故、そこまで」

雲龍「この前はいろいろあってうやむやになってしまったけど……改めて言います。愛しているわ、提督」

提督「っ!!」

雲龍「だから、どうか私にも貴女の愛を頂戴。そのためなら、私は何でもできる。提督、お願い」

提督「雲龍。今は、残念ながらやらなくてはならないことがある。だがそれを終わらせた時、俺は君を迎えに行くよ」

雲龍「……分かった。けど、必ずよ?これ以上待たされるとおかしくなっちゃう」

提督「もちろんだ。必ず君を迎えに行く」キリッ

ハワイの作戦終了後、提督は迎えに来ることもなく意識が回復した翔鶴に会うために日本へ帰国

日独開戦、提督ソ連へ

新聞見たらなんか知らんロシア女と親し気に腕を組んでにやけている提督の写真を発見←今ココ
を踏まえて雲龍の心境と行動と

告白したら何やかんやあって狂いそうになるほど放置される。しかもその間提督はにっく……くはないけど五航戦と……!!

葛城「いいよ!!……まだ納得できない所もあるけど、でもそれでもいいの。提督、私は貴方が好きです」ジッ

提督「そうか。嬉しいよ、葛城。君のそのどんな時でも決してへこたれない元気さにどれだけ助けられたか分からない」

提督「そんな君が俺を受け入れてくれるのであれば、それほど嬉しいことはない。約束する。君を幸せにするための努力を惜しみはしない」

葛城「……!!うん……!!」パァッ

以下雲龍と同様
を踏まえての葛城の心境と行動と

提督のことも心にくるけど、ただ事じゃない様子の二人にそれどころじゃない天城の心境と行動

放置の上に浮気(?)とは良い度胸。雲龍的にはもう我慢の限界なので提督のもとに行けるように直訴する。葛城もそれ倣う。天城は姉の迫力に圧倒されつつも自分も提督のもとに行けるならと雲龍に従う

合法的に提督に逢いに行く手立てもないので
雲龍、葛城はその鬱憤を晴らすために部屋に籠って激しく自分を慰める
天城は自分一人ではどうしようもないと思い、相談と愚痴の場を兼ねて姉妹と正規・軽空母を誘い飲み会を開こうとする



雲龍「……」バンッ

元帥「!?」

雲龍「……」ズカズカズカ

葛城「……」ズカズカズカ

天城「えっちょっ!?す、すいません!!すいません!!」ペコペコ

元帥「なんだお前たちは!?」

雲龍「……私達を遣ソ艦隊に編入しなさい」ズイッ



瑞鶴「ふーん。そんなことしたんだ……まあ、トイレ掃除一週間で済んで良かったじゃない」

天城「はい、それはもう!!本当に……どうしてあんなことをしたのか……」

瑞鶴「けど天城もお咎めなしとは言え一緒に居たんでしょ?」

天城「わ、私はもし提督の所へ行けるのならそれはいいなと思って……まさかあんな方法をとるなんて思わなかったんです……」

瑞鶴「なるほどね……ちゃんと反省してる?葛城?」

葛城「はい……」

瑞鶴「ならよし。……で、貴女のお姉さんは何をしているの?」

葛城「あれは……」

雲龍「お恨み状をしたためているんです……ふふっ、拝啓、愛しくも憎たらしい提督様……私は今知らぬ男の糞尿にまみれるような汚れた女になってしまいました……」カリカリ

瑞鶴「……まあ、とりあえず、していいことといけないことは弁えるようにね」

雲龍「……わかりました」

翔鶴「瑞鶴!!」バンッ

瑞鶴「翔鶴姉!?ど、どうしたの!?」

翔鶴「提督が……提督が……!!」



ラジオ『当局の発表によると、我が軍はアルハンゲリスクにおいて敵ソ連軍を撃破し、街を占領下に収めました。輝かしい勝利です!!これにより~』

瑞鶴「そんな……!!」

帝国海軍士官「ソ連軍の司令部は逃げ遅れたらしい。敵はまず街を包囲したそうだ」

帝国海軍士官「たしかあそこには提督がまだ残っていただろう?どうなったんだろうか……」

帝国海軍士官「本人との連絡は途絶しているし、ソ連軍側も大混乱で確認が取れなかったそうだ……おそらく……」

雲龍「嘘よ……絶対嘘……!!」

帝国海軍士官「何故残ったのか……聞いた話じゃ志願して残ったらしいじゃないか」

帝国海軍士官「海で負ければ陸でも負けると言っていたそうだ。だが、海で勝っても陸で負けたな……」

帝国海軍士官「おい、大変だ!!ソ連側から連絡があって戦死した可能性が高いと連絡があったらしい!!」

「「「「!!」」」」

↓×1~3 提督戦死との連絡 その場に居た五航戦姉妹と雲龍型姉妹の心境と反応

五航戦
翔鶴:瞳から光の消えた笑顔を浮かべながら、悪い冗談は止めてくださいと士官に詰め寄る
瑞鶴:翔鶴が倒れたあの瞬間がフラッシュバックし、吐き気を催す

雲龍型
雲龍:翔鶴同様、士官に詰め寄りながら提督が死ぬはずがないと激昂する
葛城:瑞鶴を介抱しながら、提督は生きていると自分にも言い聞かせるように繰り返し呟く
天城:今は無事を祈るしかないと言いつつも、最悪の場合は跡を追う覚悟を決める

>>363

>>363

おっぱいに詰め寄られる士官うらやましい

帝国海軍士官「提督が?」

帝国海軍士官「ああ……」

帝国海軍士官「そうか……」

帝国海軍士官「帝国海軍軍人の鏡だった……」

帝国海軍士官「我々も提督に恥ずかしくないような戦い様を見せねばならないな……」

翔鶴「ふふっ、うふふふっ、あははははっ、……悪い冗談はよしてください」ニコッ ハイライトオフ スタスタスタ ジロリ

帝国海軍士官「えっ、し、翔鶴さん……?」ビクッ

翔鶴「あの人が……提督が戦死?うふっ、ありえません……あの人が私を残していくなんてありえない……ありえないんですよ。うふふふ」

雲龍「そうよ……!!あの人が死ぬはずないもの……!!そんな事言わないで!!提督は私を迎えに来てくれるって言ったのだから!!」ズカズカズカ キッ

帝国海軍士官「お、落ち着いてください!!私はただソ連側からそういう連絡があったと伝えに来ただけで……」

瑞鶴「……っ。うぷっ……」マッサオ

葛城「ず、瑞鶴先輩!?大丈夫ですか!?」

瑞鶴「提督さんが……そんな……提督さん……」ジワァ

葛城「……大丈夫です、瑞鶴先輩。あの人がそう簡単に死ぬわけありません。きっと混乱しているソ連が間違った情報を送ってきたんですよ」

瑞鶴「そう……かな……」ブルブルブル

葛城「そうに決まっています!!だって、提督ですよ?本当に……死ぬわけありません。私達を幸せにするって言ってたじゃないですか」

瑞鶴「うん……」

葛城「でしょう?ほら、死ぬわけありませんよ。そんなこと嘘です……嘘……絶対嘘……絶対生きてますから……」

天城「取り合えず、今は提督の無事を祈ることしかできません。続報を待ちましょう」ジワァ

天城(ああ、提督……互いの気持ちを確認し合ったのに、結ばれる前にこんな事に……いざとなれば、天城が黄泉路までお伴いたします)ツゥー



提督「よし、では行くか」

ガングート「ああ、そうだな」

提督(ドイツ軍は海での失敗を挽回するかのように陸で総攻撃を仕掛けてきた。ソ連軍は、支え切れなかった)

提督(アルハンゲリスクは渡河に成功したドイツ機甲部隊に包囲され、街の九割近くがドイツ軍に占領されていた)

提督(数キロ先で銃声が聞こえる。飛行機のエンジン音は全てドイツ軍機の物だろう。スツーカの耳障りな急降下の音、爆発音)

提督(海上から火力支援していた赤色海軍も多くが敵航空機の攻撃で中破ないし大破した。撤退を禁じられていた彼女達は市街へと避難せざるを得なかった)

提督(事ここに至ってアルハンゲリスクで包囲されたソ連軍には絶望的な雰囲気が蔓延していた)

提督(彼らは必死に戦っているが、それは降伏すればドイツ軍に殺されるからでしかない)

提督(毎朝のソ連のラジオ放送が言う救援を信じている者はほとんどいなかった。今、俺は最後まで残っていたガングートを連れて司令部まで撤退する所だった)

提督(彼女は疲れた顔をしていた。数十名の護衛のソ連兵と一緒にネズミのようにこそこそと移動する)

提督(ソ連軍は必死に抵抗しているが、弾薬は心もとない。補給は途絶えている。死傷者も増える一方だ)

提督(いつまでもつものか……いざとなったら俺は、地べたを這いドロ水すすってでも生き残らなくてはならない)

ガングート「同志提督」

提督(そのためには一体どうすればいいだろうかと考えていたところで声をかけられた。ガングートが歩きながら俺を見つめていた)

提督「どうしたんだ、ガングート?」

ガングート「こんなことになってしまって申し訳ない……」

提督「気にするな。君が悪い訳じゃない」

ガングート「そう言ってくれるとありがたい。こんな事、不謹慎だが……けど私は貴様がここに居てくれてよかったと思ってる」

ガングート「本当に嬉しいんだ……貴様が私の心の支えだった……もちろん、今も……」

提督「そうか、それは光栄だ。俺も、君が一緒に居てくれて心強いよ」

ガングート「そうか!……なあ、提督。日本はどんなところなんだ?」

提督「日本?」

ガングート「ああ。貴様の祖国だろう?私は、実は日本はおろか、アジアに行ったことが無くてな」

提督「なるほどな。そうだな……日本はいいところだぞ」

提督(ガングートに日本のことを話す。文化、食事、街並み、寺社、様々なことについて話した)

提督(ガングートは興味深々で聞いていた。俺の話を聞いていろいろと質問をしてくる。その返答に困って自国に対する無知を思い知らされることさえあった)

ガングート「そうか、日本か……いつか行ってみたいものだ……」

提督「歓迎するよ」

ガングート「本当か?ふふっその時は……同志!!うっ」バッ ドン

提督「うおっ!?っ!!ガングート!!」ドサッ

提督(遅れて聞こえる銃声。ガングートがその場に倒れた。俺は彼女を引きずってすぐ近くの車の残骸の後ろに隠れる)

ソ連兵「В укрытие!!Снайпер!!(隠れろ!!狙撃兵だ!!)」

提督「ガングート!!ガングート!!」

ガングート「うっ……だ、大丈夫だ……私はどうなってる?」

提督「左頬から出血している!!クソッ……俺を助けて……」

ガングート「まさか本当に貴様が狙われているとはな、ははっ。なるほど……運がいい、かすり傷だ」

提督「触るな!!よし、あった!!包帯を巻くぞ!!」

ガングート「頼む……」

提督(背嚢の中からようやく引っ張り出せた包帯で彼女の頭を巻いていく。目から下をぐるぐるぐるぐると)

提督(すぐに傷口が赤く染まっていく。とりあえず、今できるのはそれだけだ。俺は状況を確認する)

提督「狙撃兵か……」

ソ連兵「当たってから音が聞こえた。かなり遠距離だ」

ソ連兵「こちらにも腕のいいスナイパーがいる」

ソ連兵「場所さえ分かれば仕留めて見せるさ。同志艦娘、敵はどこか分かったか?」

ガングート「白い壁の建物だ。ちっ……どれかは説明できない。スコープの反射光が見えて、とっさに提督を伏せさせようとしたのだ」

ソ連兵「白い壁……たくさんあるぞ!!」

ソ連兵「頭を出すな!!撃たれるぞ!!」

ソ連兵「さて、どうするか……」

提督(俺たちは狙撃拘束されていた。移動しようとしたら撃たれるために身動きができない状況だ)

提督(何とかして敵狙撃兵を倒さなくては。しかし、そのためには敵の正確な場所を把握する必要がある)

提督「……私にいい考えがある」

提督(俺は被っていた鉄帽、ヘルメットを取ると顎紐を掴み、銃剣で少しずつ押し上げて敵から見えるようにしていく)

提督(俺のしようとしていることを把握したソ連の狙撃手が静かに狙撃体勢に入った。さらに押し上げていく。さあ、来い……!!)

提督「っ!!」カァン

提督(ヘルメットがはじけ飛んだ。銃声。落ちたそれを見るとひしゃげて穴が開いている。恐ろしかった)

ソ連兵「そこだ、もらった……」ダン

提督(こちらの狙撃兵が発砲する。彼はひゅうと口笛を吹くと満面の笑顔であたりを見渡す)

ソ連兵「奴は自分の脳みそを探すのに忙しそうだ。さて、行くとしようぜ」



提督「ガングート」

ガングート「ああ、同志提督。来てくれたのか。すまないが少し待ってくれ」

提督(あの後、俺たちは無事に司令部についた。ガングートの傷は軽傷だった。それは本当に良かった)

提督(だが傷跡は残ってしまうらしい。俺は女の子の顔に傷を作ってしまったのだ……なんてことだ……)

提督(俺は言われた通り暫く待ち、そしていいぞという声に部屋へと入っていった。ガングートは椅子に座ってパイプをふかしている)

提督(顔にはまだ包帯を巻いていた。もう血が滲んでいるようなことは無かった。だが、その下には痛々しい傷跡が……)

提督「ガングート……ありがとう。君があの時俺を突き飛ばしてくれなかったら、きっと俺は死んでいた」

ガングート「ふふっ、まったくだぞ?……女の顔にこうして消えぬ傷を残させたんだ。裸も見たし。責任は取るのだろうな?」

提督(ガングートはいたずらっぽく俺に笑って見せた。だが、そこで気がつく。目が少し赤い。……泣いていたのだ)

提督(どうして?決まっている。年頃の乙女が顔に傷を作ってしまったのだ。悲しくないわけがない)

提督(冗談めかして言ってはいるが、それは紛れもないこの子の本音だと感じた。だが、俺が何かを言う前にガングートが言葉を続ける)

ガングート「なんてな。冗談だ、気にしなくていい。本当に、憐れみでそういう関係になるのは御免だ」

提督「そんなつもりは……」

ガングート「ところで、聞いていないことに気がついたんだが貴様……年はいくつだ?」

提督(露骨に話を逸らされた。本当に、そんなつもりは無いんだ。憐れみだなんて……俺は悲しみと苛立ちを感じながら返答する)

ガングート「ふむ、なるほど……それなら、もう十分に所帯を持ってもおかしくない年齢だろう?」

提督「!!……ああ」

ガングート「そうだろう。ところで、だ。ロシア人の嫁なんてどうだ?ロシア女は尽くす女だぞ」

ガングート「料理だって悪くない。ボルシチ、ピロシキ、それ以外にもたくさんある。決して悪くないはずだ」

ガングート「家事だってできる。洗濯掃除、何でも任せろ。それに主人の留守を守るのに十分な強さがある」

ガングート「ロシア女は冷たいなどと言う輩もいるが、それは他人同士だからだ。親しい相手にはとことん優しい」

ガングート「どんな時も夫を労わり、愛する。それで、だ。ここにちょうどいいロシア女がいる」

ガングート「まだ若く、とても優秀だ。凛々しく勇敢で、友人を大切にしていると評価されているぐらい性格も悪くないと思う」

ガングート「体つきも、多少小柄だがプロポーションは悪くない。十分女らしいはずだし、子供だって産める」

ガングート「顔に傷こそあれど、それでも美人で通っていたのだ。それこそ、私と仲良くなりたい男どもが群がってくるほどにな」

ガングート「多少損なわれてはしまったが、それでもまだいけないことは無いはずだ。どうだ?同志提督?」

↓×1~3 提督の心境と行動 それに対するガングートの心境と反応

命の恩人のガングートにそこまで想われて嬉しくないはずがない。しかし自分のハーレムのことを話すとガングートを傷つけてしまうんじゃないかと迷いつつ頬に一生消えない傷を作ってまで助けてくれたガングートに対して誠実でいたいので提督は真実を語り始める。
ガングートには衝撃の内容だったが彼女の度量は器が違った。要するに貴様の子を誰よりも先に授かれば良いのだろ?そうすれば誰にも文句は言わせないなどどのたまう。

ガングートの言葉からこのまま受けては哀れみから ガングートを選んだのだと思わせてしまうと考えて断る
が、説明が下手でガングートは提督に好かれていないから断られたのだと勘違いして傷つき、悲しみ、強行手段に出る

戦争で心身磨り減ってるもんな、仕方ない

もうだめだおしまいだ

読んでくれてありがとうございます
皆さま、コミケお疲れ様でした

そして武運を祈ります
戦場はヨーロッパとのことで私も気持ちが逸ります
新たな海外艦はこれまた絶妙なチョイスですね
個人的にはリシュリューは大満足ですが、アークロイヤルよりはグローリアスちゃんの方が好みです

いずれソビエツキー・ソユーズ級とかきませんかね?起工はされているので何とか……
それかブルザ、ブリスカヴィカ、グロムのポルスカ三姉妹とか来たら最高です
レジェーレ・フェルディナンド級とかまで来たらもういろいろ滾ります
ソ連艦とドイツ艦の間で苦悶するヴァンパイア風ルーマニア娘とかそそりませんか?

では、よろしければ引き続きお願いします

提督「……俺は、今の君を受け入れる訳にはいかない」

ガングート「!!」ガーン

提督(今、ガングートを受け入れてしまっては、ガングートは心のどこかでずっと憐れみの為に俺がガングートを受け入れたと思うだろう)

提督(そんなことは駄目だ。俺にはそんなつもりは無い。憐れみで君を受け入れたなど思わせるわけにはいかない)

ガングート「私を……受け入れる訳には……いかない……私の顔に傷があるからか……?」ズキン ズキン ジワァ

提督「っ!?違う!!そんなんじゃ」

ガングート「だったら!!……私がロシア人だからか?それともコーカソイドがダメか?……まさか私個人がダメか?」ポロポロポロ

提督「ガングート、違うんだ。話を」

ガングート「うるさい黙れ!!」キッ スッ カチャッ

提督「!?」

提督(深く傷ついたような辛そうな表情で涙を流し、震える声で俺に問いていたガングートは、一転、怒りに顔を歪めて拳銃を抜き放つ)

提督(そしてそれを俺に向けた。背筋が凍る。ガングートは激情に顔を歪めながら俺を睨みつけ、涙を溢れさせていた)

ガングート「くくっ……そうだな、思えば、あの時も貴様は何か知ってもらうことがあるだのなんだの言って私を抱こうとはしなかった」ニコッ

提督「あれは」

ガングート「黙れと言った!!」キッ

提督「っ」

提督(そんなつもりではなかった。そもそも、一夜の夢で終わらせたくないとも言っただろう。そう言う事もできなかった)

提督(ガングートは今にも泣きそうな笑みを浮かべて拳銃を俺に突き付けている。その銃口は少し震えていた。刺激すると弾みで撃たれかねない)

ガングート「ああ、提督……貴様が憎い……こんなにも私は好きなのに……愛しているのに……」

ガングート「なのに貴様は私を……私は顔に傷まで作って貴方を助けたのに……!!裸だって見せたのに……!!」

提督「……」

ガングート「お前を銃殺刑に処してやりたい!!……だが、私はこんなひどい目に遭ってなお、貴方のことが……っ!!」スッ

提督(顔を背けるガングート。そして再びこちらを睨みつけた時、その瞳には吹っ切れたような狂気が渦巻き、好色な笑みを浮かべていた)

ガングート「だから、お前が何か変な事をしない限り、私はお前を撃たない。そのかわり、私の命令に従え」 バッ ニタァ

提督「……それでいいのか?」

ガングート「余計なことを言うな。私は本気で撃つぞ。最後の警告だ。……私を、抱き締めろ」

提督(ガングートの振舞いに、俺は失望を感じていた。こんな銃で脅して無理矢理にするとは……)

提督(しかも勘違いの上でだ。人の話も聞かずにどうして……結局、ガングートは性欲に負けたのだ。軽蔑する)

提督「……」ダキッ

ガングート「ぁ……もっと。もっと強く、優しく……頭を撫でろ」

提督「……」ギュッ ナデナデ

ガングート「っ……くっ……」ポロポロポロ

提督(淡々と、憮然とした表情で俺はガングートの命令に従う。何の想いも、嫌、むしろ軽蔑や失望を込めて機械のようにガングートの頭を撫でた)

提督(それを理解してかせずにか。ガングートは涙を流した。俺の肩が涙にぬれる。ガングートは拳銃を持ったまま俺を抱きしめた)

ガングート「キスしろ、提督。恋人同士が情事の前にするような濃厚なヤツだ」

提督「……んっ」

ガングート「んっ……ふっ……」

提督(新たな命令に、何の感慨もなくガングートに口付けする。風俗嬢とキスすると、こんな気分になるのかもな)

ガングート「んはっんちゅぅ……れろれろ……にゅるにゅる……」

提督(舌を絡ませてくるガングート。悲しいかな、どんな状況であっても、男の本能はどうしようもない)

提督(俺の気持ちも何もかも無視して、ガングートのような美少女とこうしてキスして、体を擦り付けられただけでむくむくと性欲が大きくなる)

ガングート「っは……うっ……ふぐっ……こんな……こんな筈じゃなかったのに……私は……」ギュッ ツゥー

提督(涙目で、悲しみとやるせない怒りに顔を歪ませて涙を溢すガングート。俺は今なら話ができると思って話しかける)

提督「ガングート……」

ガングート「発言は許可していない……!!提督、立って、服を脱げ」キッ

提督「……」

提督(だが、駄目だった。再び突き付けられる拳銃。取り付く島もない。俺は言われた通り、服を脱いだ)

提督(いきり立ったモノが露わになってしまう。それを見たガングートは、ハッと息を呑み、そしてにたりと笑みを浮かべた)

ガングート「!!ふふっ……よかった。私で興奮できないわけではないのだな……んっ……」ニタァ シュルシュル

提督「……!!」

提督(ガングートが自らの服に手をかけ、脱いでいく。その間も俺をいつでも撃てるように警戒したままだ)

提督(この前見たガングートの裸体が再び目の前にあった。背は低いが、バランスのとれたグラマラスな体系だ)

提督(そしてあの時は隠されていた秘所や恥丘も丸見えだ。陰毛は生えていない。剃っているのだろうか?ぴっちりとしたスジが露わになっていた)

ガングート「ふふん。どうだ、この体は?先ほどの発言を後悔するようになったか?まあ、そんな事今はどうでもいいか」

提督(俺の視線に挑発的な笑みを浮かべたガングートがそう言う。情けない事に、今やガングートの裸体に視線が釘付けだ)

ガングート「さて、まずは私が貴方に奉公してやろう。一体何人の男が私にこうされたいと思っていたのか想像できるか?」

ガングート「ああ艦娘よ、バルト娘よ、我らが軍の精華よ♪バルト艦隊の艦娘が赤旗を掲げて海をゆく♪なんてな。有名な替え歌だ」

提督(そうだろうな。これだけ美人で、しかもアイドル的な存在だったのだ。モテないわけがない。歌うガングートは今や余裕すら見せている)

ガングート「さて、提督。そのベッドに腰を下ろせ。脚を開いてだ」

提督(ガングートの指示に無言で従う。するとガングートは俺の足もとに跪いた。ガングートの目の前に俺の怒張したモノがある)

ガングート「では……するとしようか。……っ、これが男の、雄の匂い。ごくっ……あむ」

提督「っ」

提督(ガングートは匂いを嗅ぐと、唾を呑み込み、そして意を決したのか俺のモノを咥えた)

ガングート「んふっ……れろれろ……じゅるじゅる……」

提督「くぅ……」

提督(そして俺のモノをしゃぶる。熱い舌が茎を這い、カリをなぞり、亀頭を舐めまわす。若干ぎこちないが、上手いモノだ)

ガングート「じゅるじゅる……じゅっぷじゅっぷじゅっぷ」ダキッ

提督「くぁ!?こんなテクを……!?」

提督(ガングートが俺の腰に抱き付くように手を腰にまわす。陰毛がくすぐったそうにしたが、気にせず淫らに頭を振って、バキュームした)

提督「っ……ぐぁああああ……!!」ビュルルルルルルルル

ガングート「んぶっ!?んぐっ……ごくん」

提督(耐え難い快楽に、俺はすぐに果ててしまう。気持ちがいいままにガングートの咥内、喉の奥に白濁液をぶちまけた)

提督(苦しそうにしていたが、咽たり鼻から精液を垂らしたりすることは無かった。咥内に残ったモノを喉を鳴らして呑み込む)

ガングート「っは……味は、アレだな。聞いていた通りだ。だが聞いていたよりも量が多い気がする」

提督「っ……はぁ……はぁ……」

提督(不味さからか少し顔を歪めたガングートは、それでも興味深げに自らの唇を撫で、うっとりとした表情をしている)

提督(そんなガングートの視線が俺のモノを捉えた。溜まっていたからか、ソレは萎えることなく3/4勃起程度を維持している)

ガングート「なんとまあ、一度出したら萎えるものと聞いていたが……それだけ溜まっていたのか」

提督「……」

ガングート「ふふっ、次は貴様の番だ、ほら、好きにしていいぞ?貴様も男なら女を満足させて見せろ」

提督(挑発的な笑みを浮かべて誘うようにベッドに座り、俺を見つめて見せる。もはや、今の俺はガングートを犯すことしか考えられていなかった)

提督(それが先ほどまでの俺のガングートに対する失望や悲しみなどと混じり合い、この子を乱暴に犯したくて仕方がない)

提督「……わかった」

提督(しかし、ほんの少し残ったガングートへの思いやりや愛情が、十分に濡れていないガングートの秘所へいきなりぶち込むようなことを躊躇わせた)

提督(俺はガングートをベッドに押し倒すと、その上にのしかかるようにして首筋を舐めるガングートがびくりと体を震わせた)

ガングート「んっ……貴様、分かっていたが慣れているな……」

提督「嫌か?」

ガングート「いい気分ではない……んぁあ……はぁ……!!」

提督(這わせた舌を脇を経由して胸へ。美しい形のそれを舐めまわす。汗の少ししょっぱい味。舌が柔らかさに包まれた)

提督(舌を離すと、俺は両手でガングートの胸を掴んだ。そしてもみもみふにふにと弄ぶ。いやらしく形を変え、変幻自在に揺れた)

ガングート「ふふっ……いっただろう?んっ……プロポーションは悪くないと。自慢の胸だ。あっ……牛のように大きすぎず、体格に合った美しい形だろう?」

提督(誇るように胸を張りそう宣言するガングート。若干頬が赤いが、自慢げなその表情はとても……嗜虐心をそそる)

ガングート「望めばお前のモノだ。世の中には取り返しのつかないことが多いし、これもそうであるべきだが、私は寛大だ」

提督「!!」

ガングート「今なら赦してやる。だから私を貴方の嫁にしろ。何が不満だったんだ?必ずそこを改善して見せる」

提督(そう言うガングートは、真剣な表情で俺を見つめている。だが、不安な気持ちを強引に押し隠しているように揺らぎがあった)

提督「……」

ガングート「あん!!な、なんとか言え……!!撃つぞ……!!」

提督「撃ちたいのなら、撃てばいい」

ガングート「くっ……っ……ぐすっ……」ジワァ ポロポロ

提督(俺はガングートの胸のその先端、固く張った蕾を指で挟み、摘み、弄ぶ。嬌声をあげ、怒りに表情を険しくするガングート)

提督(撃つぞとの警告も、しかし本気で撃てないだろうともう分かっていた。こいつはそれほどに俺に惚れている)

提督(俺の予想通り、ガングートは悔し気に、そして何よりとても悲し気に表情を歪ませると、俺の愛撫を受け入れた)

提督(だが恨めし気に見つめてくるガングートの瞳からは涙が溢れてくる。いい気味だった。始めたのはこいつだ)

提督(その代償を存分に味わってもらおう。俺は手を胸から腹を這わせてガングートの秘所へとゆっくり移動させる)

ガングート「……!!」キュッ

提督(ガングートがシーツを掴んだ。俺の手の目的地を察したのだろう。淫らな曲線を描く恥丘を撫で、そしてその割れ目へ)

ガングート「あ……ん……」

提督(その中へ指を潜り込ませる。こなれていない強い締まり。閉じているようだった。なるほど)
 
提督「処女か。さっきのフェラテクからして経験があるかと思っていたが」

ガングート「っ……あれは話に聞いてたことを試してみただけだ。処女が好きなのだろう、男は」

提督(恥ずかし気に、しかし負けないといったような強い視線で俺を睨み、そう吐き捨てる)

提督「……」

ガングート「……面倒か?」

提督(だが俺が何の反応も示さないことで不安になったのか、そう聞いてきた。俺は、やはり答えずに手マンを続ける)

ガングート「っ……んぁ、Нет……ふぅ……」

提督(それに反応して喘ぎ声をあげるガングート。くにくにとそこを弄り、クリを摘まむと体がぴくんと反応する)

ガングート「はぁ……あぁ……あぁ……!!」ピクンピクン

提督(蜜が溢れてきた。ガングートは蕩けた表情で俺を見つめている。その目は虚ろだった。そのままイかせるために手マンを続ける)

ガングート「Хорошо……Да……Очень хорошо……!!Да!!Кончаю!!Я кончаю……!!っАааааа!!」ビクンビクン

提督(背を仰け反らせ、体を緊張させ、悲鳴のような喘ぎ声をあげるガングート。なるほど、ロシア人は終わってしまうと喘ぐのか)

提督「さて、では貴様の望んだ本番だぞ?」グイッ ピトッ

提督(俺は脱力し、絶頂の余韻に浸っているガングートをうつ伏せにし、ベッドに上体だけ寝そべっているような、立ちバックのような姿勢を取らせる)

提督(そして物欲しげにひくつくそこにモノの先端を当てがった。押し開かれるように俺のモノの先端を包み込む)

ガングート「っ!?Стой(待て)、まだ終わったばっかで……しかも貴様、後ろからか!?」

提督「嫌なら撃てよ」クニクニ

ガングート「っ!!せ、せめて前からちゃんとやってくれ……」フルフルフル

提督「断る。っ……はぁ……!!」ズッ ブツッ ズプププププ

ガングート「ぐっ、あぁ!!Больно(痛い)!!」ズキン ビクン

提督(か細い声の懇願を無下にして、強引に挿入する。処女膜の抵抗を突き破り、一気に奥まで挿入した)

提督(ガングートが悲鳴をあげる。ぞくぞくした。肩を震わせ、とても痛そうに息を吐いている)

ガングート「い、痛いモノだな……あぁ!!動くな!!」ズキズキズキ ビクン

提督「こういう風にされるのが貴様の望みだろう!!」パンパンパン

ガングート「ち、違う……わ、わたしはぁ……はぁ……んん……!!」

提督(破瓜直後の痛みに呻き、悲鳴をあげるガングート。だが俺は腰を止めない。相手のことなど欠片も思いやらない腰振りだ)

提督「銃を突き付けて、言う事を聞けと言うような奴だ!!乱暴なのが好きなんだろう!?」

ガングート「違う……私は、……優しくっ……労わるような……愛の……あるヤツが……」

提督(声を詰まらせながら、悲しそうにそう呻くガングート。だが、その言葉とは裏腹にガングートのそこからはさらに蜜が溢れてくる)

提督「そんなやつが話も聞かずに銃を突き付けて脅したりするものか!!ほら、その証拠にどんどん溢れてきてるぞ?こんなにいやらしい音をたてやがって」

ガングート「っ!!そ、それは……」

提督「気持ちいいんだろう?ほら、結局お前はそういう奴だ。乱暴にするのもされるのも好きなのだろう?」

ガングート「違う、違うんだ提督……あぁ!!そ、そうじゃない……」

提督(憐れっぽく懇願するようにそう声をあげるガングート。必死の抵抗が俺の残酷な部分を悦ばせる)

提督「何が違う?こんなレイプのようなまぐわいで、こんなに濡らすほど感じるくせに!!よくもそんなことを言えたものだ!!相手が誰でもいいんじゃないか!?」

ガングート「違う!!絶対に違う!!」グイッ

提督「!?」ドサッ

提督(ついていた手をガングートに引っ張られる。覆いかぶさるように倒れた俺の頭を掴み、自らの肩に顎をのせさせるようにした)

ガングート「私がこんなにもよがり狂っているのは、相手が貴方だからだ……提督……提督に抱かれているからだよ。んっ」

提督(肩越しに振り向くようにして、そう耳元でささやかれる。そして頬にキスをされた。俺は、ガングートに口付けする)

ガングート「れろれろ……んっ、ふぅ!!んん!!んんんんんん!!」

提督(若干無理のある大勢だったが、構わず、そしてさらに激しく腰を振った。ねっとりと絡み合う舌、きゅうと締まるガングートの中、上り詰める射精感。我慢などしなかった)

提督「んっ……ぐぅ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

ガングート「んんんん!!んぁ!!うらああああああああ!!」

提督(一番奥で射精した。それとほぼ同時にガングートも達する。ガングートの中が俺のモノを絞るように締まり、蠕動した)

提督(脱力して、倒れ込む。ガングートと目が合った。ほどけかけの包帯、赤く染まった頬に、売るんだ瞳。開いた口からは唾液が垂れ、熱い吐息を吐いていた)

提督(どちらからともなく唇を重ね合わせ、そして愛撫を始めた。再び怒張するモノ、俺はガングートを仰向けにして、脚を開かせる。白濁液が溢れるそこが露わになった)

ガングート「んっはぁ……提督……」

提督(挿入して、快楽のままに腰を振る。ガングートはもはや拳銃を持っていなかった。いつのまにかマガジンが外され、弾を抜かれてベッドの端に放置されている。いつからだ?)

提督(だがそんなことを考えている余裕はなかった。獣のように交わった。結局、その後もう何度か、溜まっていた性欲を発散させるように何度も交わった)

提督(そんな不毛な、ただ性欲を発散させるだけの愛のないセックスも終わり、俺は今、濃厚な性の匂いの充満した部屋の湿ったベッドの上で仰向けに横たわっている)

提督(そんな俺に抱き付くようにして添い寝しているガングート。マラソン直後のような息切れもおさまったところで、ガングートが言葉を紡ぐ)

ガングート「同志提督……どうか、どうか私を貴方のそばにおいてくれ」

提督「……」

ガングート「愛が無くてもいい。ただの性欲処理の為だけに抱かれるのでも構わない。子供ができても、責任を取れなどと言わない。一人で育てる」

ガングート「ほんの少しの、ふりでもいいからほんの少しのやさしさがあれば私は、それでいいから……お願いします、提督」

↓×1~3 提督の反応


ダメだ
その選択は君にとっても、俺にとっても、俺を受け入れてくれた艦娘“達”にとっても、望まぬ結末をもたらすだけだ

うえ

>>383

まずは戦いに勝とう、束の間の優しさや肉欲に溺れて誇りを失うつもりか?と気を持たせる
付いた傷への言及、側に置くかには触れず、見捨てるような真似はしないことを誓う

どんどんすれ違っていく…

提督の現実を話してからこそ本番

提督「ダメだ」

ガングート「……っ」

提督「その選択は君にとっても、俺にとっても、俺を受け入れてくれた艦娘“達”にとっても、望まぬ結末をもたらすだけだ」

ガングート「ぐすっ……望まぬ結末とは何だ……うぅ……私は、少なくとも私はこれほど望んでいる……」

提督(俺の言葉のおかしい所に気がつきもしないか。それほどまでにこの子は追い込まれているのだろう)

提督「ガングート、前に言ったよな?俺は、一夜の夢で終わらせたくないと」

ガングート「え?……!!……言った」

提督「だがこうも言ったはずだ。もしそういう関係になるのであれば、俺は君に知ってもらわなければならないことがあると」

ガングート「……言った。言っていた」

提督「今こそ、その話をしよう。本当はこういう関係になる前に話したかった。それは当然そうするべきことであるし、俺が自分に課した条件だからだ」

ガングート「……聞かせてくれ」

提督(俺は、ガングートに話せる全てを語った。あの子から始まり、鈴谷と大鳳に至るまでのすべてを)

提督「これが、俺の今までの物語だ。もし君が、それでも俺を好いていてくれて、そして受け入れてくれるというのなら……」

提督「そうなら、俺は君を全力で愛し、幸せにしてみせると誓う。どうだろうか、ガングート?」

ガングート「……その話を受け入れれば、そうすれば貴方は私を愛してくれるのか?大切にしてくれるのか?」

提督(ガングートは静かにそれを聞いていた。そしてすべてを話し終えた後、少し考えてからそう言った)

提督「もちろんだ」

ガングート「そうか……なあ、提督」ギュッ

提督(ガングートはそう言うと、俺にしがみつくように強く抱きしめてきた。俺はガングートのでこに自分の頬を当てるように頭を傾けた)

提督「何だ?」

ガングート「貴方に酷いことをした。銃を突きつけた。貴方がああ怒ったのも当然だ。むしろ、あの程度で済んだことを喜ぶべきだな」

提督「いい……俺の説明も悪かった。そして一番悪いのはタイミングだ。俺達二人は悪くないよ」

提督「本当なら、あの時全てを話せているはずだったんだ。だから、もう気にしない。それよりも、ガングート」

ガングート「何だ?」

提督「その、受け入れてくれるのか?」

ガングート「……ん、ちゅっ」

提督「!!」

提督(俺の問いかけにガングートは体を起こしてキスすることで答える。その長い髪が顔をくすぐった)

ガングート「っ……これで分からないか?」

提督「……ありがとう。必ず大切にする。幸せにして見せる」

ガングート「ああ……だが、私を不安にさせないでくれると嬉しい。贔屓するなら……私の分からない所でしてくれ」

提督「そんなつもりは無い」

ガングート「私から……女からしてみれば、他の女を抱いているというだけでそれはもう贔屓だ。たとえ数の上では平等……いや、私を抱いた数の方が多くともだ」

提督「!!」

ガングート「それが女の考え方だ。……と、思う。少なくとも、私は誰か他の女を貴方が抱いているのを想像すると……そいつを銃殺刑にしたくなる」

提督「が、ガングート……」

ガングート「本当にしたりはしない。もちろんだ。……だが、他の女も愛していると思わせないでくれ」

ガングート「私だけが愛されているんだと錯覚させてくれ。そうしてくれると、嬉しい……」

提督「……分かった。ありがとう」ギュッ



大鳳「提督!!本当に貴方という人はどうして……!!ともかく、無事でよかったです……!!」ウルッ ダキッ ギュゥゥゥゥ

鈴谷「提督……!!提督……!!死ぬほど心配してたんだから!!この馬鹿!!もう二度とこんなことしないで!!」ウルッ ダキッ ギュゥゥゥゥ

提督「大鳳、鈴谷……すまなかった……まさか戦死したことになっているとは……ソ連軍もいろいろ混乱していたんだろうな」ナデナデ

提督(感極まった様子の大鳳と鈴谷が涙目で俺の胸に飛び込んでくる。俺は優しく二人を抱きとめ、頭を撫でた)

提督(ドイツ軍の総攻撃が始まった当初の圧倒的不利が嘘のようだ。今や形勢は逆転している。ドイツ軍はこの街で包囲された)

提督(理由不明の補給の停滞は、実は攻勢の準備の為だったのだ。この街を攻撃したドイツ軍を包囲するように百万を超える赤軍が攻勢を開始した)

提督(ドイツ軍の側面、脆弱なルーマニア軍を撃破し、逆にドイツ軍主力をアルハンゲリスク周辺で包囲したのだ)

提督(街を包囲していたドイツ軍は、それをさらに外側から包囲した赤軍の激しい攻撃にさらされた)

提督(三十万もの憐れな将兵たちはアルハンゲリスク市街及びその周辺へと撤退し、空からの頼りない補給を糧に海か陸からの救援を待っている)

提督(だが彼らの状況は絶望的だろう。制海権は今や赤色海軍にあり、そこに我が帝国海軍も再び加わる)

提督(そして陸でも今や強力な援軍を得た赤軍がこの街を包囲しており、ドイツ軍の救援は何度も撃退されている)

提督(包囲されているドイツ軍が包囲を突破しようとしていれば危なかったが、何故かそうはしなかった)

提督(その結果、ドイツ軍の救出作戦は失敗に終わっていた。今や包囲されているドイツ軍は終焉を待つのみだ)

熊野「……!!……さて、何かいう事はあるかしら、提督?」ハッ ジッ

提督「熊野……すまなかった……」

提督(俺とそして俺に抱き付いている二人を見て何か深刻な様子で思案していた熊野が、我に返ったように目を見開く)

提督(そして努めて作っているような無表情でそう聞いてきた。怒っている……素直に謝るしかなかった)

熊野「口ではなんとでもいえますわ。一度失った信頼は簡単に取り戻せないと知りなさい」

提督「そうだな……君たちにはとても心配をかけた」

熊野「……もう二度とこんなことは御免ですわ。いいわね、提督?」

提督「分かった。もう二度としない」

熊野「約束しましたわよ?本当に……生きていてよかった……」ニコリ

提督「熊野……本当に心配をかけた……ありがとう」

提督(熊野がようやく顔を綻ばせ、そう呟く。そんな熊野に微笑み返し、俺は新たな部下に目を向けた。彼女は目を丸くして俺と俺に抱き付く二人を見つめている)

提督「明石、久し振りだな」

明石「えっ!?ああ、そうですね、提督」

提督「立派な衛生兵って感じだな」

明石「っ!!そうでしょう!!ふふん♪どうですか、皆さん?」パァッ クルリ

提督(明石はピカピカの赤十字がついたヘルメットを被り、腕章を袖に縫い付け、たくさんの医薬品を入れた背嚢や雑嚢を背負い、ベルトからぶら下げ、肩にかけていた)

提督(クルリとその場で一回転し、まごうことなきドヤ顔で俺たちを見渡し、胸を張って見せる。その様が本当に明石らしくて微笑ましかった)

大鳳「さすが明石さんです!!これで負傷しても安心ですね!!」

明石「そうでしょう?どんな怪我でもバッチ来いです!!」

熊野「ええ、何とも心強いですわ。どうぞよろしくお願いいたします」

明石「もちろんですとも!!明石にお任せください♪」

鈴谷「さすがだよね♪あとで鈴谷にも応急手当とか教えてよ」

明石「はい!!後できっちり分かりやすく教えてあげます♪」

提督「似合ってるよ。……っ!?」ハッ

明石「ふふっ、安心してくださいね、提督。もし撃たれても私が治してあげますから♪」

提督(気がついてしまった……ベルトのサスペンダーと背嚢や肩掛け式雑嚢の肩ベルトのせいで、そういう風に縛られたように胸が強調されている……!!)

提督(明石が何を言ったのか聞いていなかった。注意がそっち側に持ってかれていたのだ。明石の胸に見とれていたが、我に返る。無難に返事をして話題をそらそう)

提督「……っ!!あ、ああ、そうだな。それにしてもまさか衛生兵の資格を取っていたとは思わなかったぞ」

明石「私は修理とか治療とかの方が向いていますし、そっちの方が好きですから。まあ、私にかかればこの程度、楽勝ですよ♪」

提督「さすがだな。……!!」

鈴谷「……」ムスッ

大鳳「……」ジッ

提督(……どうやら、この二人にはばれているようだ。鈴谷は不満げに、そして大鳳は真顔で俺を見つめていた)

鈴谷「……」グイグイ ムニムニ

大鳳「……」シュン

提督「!!」

提督(胸に自信のあるらしい鈴谷は周りにばれないように、しかししっかりと胸を押し付けてきて、大鳳はあからさまに残念そうに顔を伏せた)

提督「さて、では行くとしようか明石!!負傷者たちが優秀な衛生兵を待っている」

明石「!!本当ですか?」

提督「そうだ。状況を説明する」

提督(俺は逃げるように話を進める。我が帝国海軍はソ連軍からの要請で新たに到着した衛生兵である明石を前線に近い病院へ派遣することになっていた)

提督(街では今だに戦闘が続いている。ドイツ軍の抵抗は事ここに至っても頑強で、死傷者は増えるばかりだった)

提督(そんな中のこの要請。病院は前線に近いとはいえ後方だし、受けない理由は無い。俺はそんな明石を病院まで連れて行くことになっている)

提督「という事だ。行けるか、明石?」

明石「もちろんです、任せてください!!」

提督「よろしい、君たちは港で待機だ。火力支援が要請されたらすぐに出られるように準備しておけ」

「「「「了解です」」」」

提督「よし。陸戦隊は……もう少しかかりそうだな。負傷者は今この時も衛生兵の到着を待っている。先に行くとするか」

提督(陸戦隊の中には新たに到着した兵士や新しい指揮官である大尉がいた。そしてあの修羅場を共に潜り抜けた軍曹もいる)

提督(彼らは装備の確認と軽い打ち合わせをしているようだった。彼らの任務はソ連軍の援護だ)

提督(病院までは一緒の道だが、今この時にも死んでいく兵士たちがいる。安全は確保されていて、明石の準備は出来ているのだ。一刻も早く向かうべきだろう)

明石「はい!!」

大鳳「どうかお気をつけて、提督。またあんな思いをするのは御免ですから」

鈴谷「一緒に行ければいいのに……そうすれば鈴谷が守れるのに……」

熊野「油断なさらぬようにお願いいたしますわ。ここは戦場ですから」

提督「任せろ。では大尉、我々は先に出発する」

大尉「出発ですか?提督、少し待ってください。お二人では危険だ。護衛をつけます」

提督「そうか、そうだな。ありがとう、大尉」

提督(大尉の計らいで、準備の早かった兵士二人が護衛に割り振られた。共に病院まで移動する。場所はつい最近までドイツ軍に占領されていた街の西側だ)

提督(だが、そこはもうソ連軍の支配下だ。問題ない。俺は明石と雑談をしながら歩いて行く。……そんなときだった)

ダンッ

日本兵「うぐっ……ぁああああ!!」ドサリ

提督「っ!!隠れろ」グイッ

明石「きゃっ!?」ドサッ

日本兵「畜生!!」バッ

提督(銃声。すぐそばの五階建ての大きな建物の廃墟からだ。先を歩いていた護衛の一人が撃たれた。彼はその場に崩れ落ち、苦悶の悲鳴をあげる)

提督(俺は明石を引っ張ってすぐ近くの瓦礫の後ろへと隠れる。もう一人の護衛も飛び込んできた)

提督「くそっ……生き残りが居たか……!!」

軍曹「提督!!」

提督「軍曹!!っ!?」

バシュッ ドガァン

ガガガガガガガガガガ

提督(どうやら我々が出発した後、すぐに出発していたらしい本隊がこちらへ来てくれた。が、そこで上から響く奇妙な音と轟音)

提督(何かが飛来し、着弾と共に爆発した。陸戦隊の兵士数名が跡形もなく消し飛び、周囲の者も負傷していた)

提督(さらに機銃掃射により本隊の兵士たちが次々と肉塊に変わっていく。慌てて各々が遮蔽物の後ろへ隠れた。軍曹は無事だ。だが大尉が居ない)

提督(あの爆発で消し飛んでしまったのだ。敵の攻撃がいったん終わる。だが、陸戦隊の兵士が様子を窺おうと頭を出すとすぐに銃撃が再開された)

提督(慌てて頭を引っ込める。偵察や攻撃の為に身を晒そうものなら、容赦なく銃撃される。物言わぬ屍と変わり果てる者も少なくない)

提督(そんな中、軍曹がハンドサインを送ってくる。必要になるかもしれないからと教わった奴だ。それによると、どうやら……)

日本兵「敵の数は少ないようです。四階に機関銃手と何か爆発物を発射した一人。後は彼を撃った敵兵が一人。奴らが本隊を牽制している間に私があの建物に入って仕留めます」

提督「分かった、援護する」

日本兵「お願いします。ですが、死なないようにしてくださいね」

提督「了解だ」

提督(俺は手元の銃を確認する。これはこの間ガングートに貰った半自動小銃だった。SVT40と言うらしい)

ガングート『これはSVT40。我がソ連の誇る半自動小銃だ。ボルトアクションの何倍も早く撃てる』

ガングート『弾も私が厳選したモノを用意した。コレで玉詰まりなど起きはしない。保管に気をつけろよ?』

提督『ありがとう、ガングート』

ガングート『一緒に居られない間も、きっとこの銃が提督を守ってくれる。……どうか気をつけてくれ』

提督(早速この銃が役に立ちそうだな。連射性能は彼女のお墨付きだ。その上、歩兵銃並みの精度と射程がある)

明石「……」ジッ

提督「!」

提督(ふと、明石が視界に入った。明石は先程の機銃掃射で斃れた兵士たちの方をジッと見ている)

提督「明石!!」

明石「っ!?て、提督……」

提督「大丈夫か?」

明石「……は、はい」

日本兵「誰かぁ!!誰か助けてくれぇ!!」

明石「!!」バッ

提督(明石がばっと先ほど撃たれた先を歩いていた兵士の方を見る。彼は助けを呼んで叫んでいた)

明石「助けなきゃ……戦時国際法……赤十字条約……第三章……第九条……衛生兵は、尊重保護される……っ!!」ブツブツ バッ

提督「明石?明石っ!?」ビクッ

提督(何事か呟いていた明石は、いきなり立ち上がると負傷兵の方へと駆け出す。だが、そんなことすれば敵から丸見えだ!!)

日本兵「馬鹿ッ!!死にたいのか!?」グイッ

ダンッ

明石「うっ!?」ドサリ ハラリ

提督「!!」

提督(心臓が止まるかと思った。飛び出した明石を、護衛の兵士が引っ張り倒す。瞬間、銃声。明石の髪が数本宙を舞う)

明石「つぅ……」

提督(尻もちをついた明石は、生きていた。痛みにうめき声をあげる。もし彼が明石を引っ張り倒さなければ、今頃……!!)

提督「明石!!何をしているんだ愚か者!!」

明石「っ……で、でもあの人を助けなきゃ……衛生兵は国際法で守られているんです。大丈夫、きっととっさに撃っただけですよ!!」

提督「何を言っている明石!?」

明石「Nicht schießen, Bitte!! Ich bin ein Sanitäter!!(撃たないでください!!私は衛生兵です!!)」バッ

提督「はぁっ!?」

提督(明石が両手を上げて立ち上がる!!このバカ娘が!!はったおしてやる!!だから死ぬな!!死なないでくれ!!)

日本兵「ふざけっ!?」バッ グイッ バシュッ

明石「うぁ!!」ドサッ

提督「!!」

提督(明石の愚行に、彼が再び明石を引っ張り倒す。が、その時に彼の首から一筋の赤い線がのびた)

提督「くっ……!!」スッ

明石「……!!そんな……!!」サァッ グッ

提督(姿勢を低くして彼の元まで行く。明石が仰向けに倒れた彼の咽喉を押さえる。その手が赤く染まり、指の間から鮮血が噴き出ていた)

提督(彼は喉からごぼごぼという水音を響かせながら体を痙攣させている。これは……だが、諦めるわけにはいかない)

提督「明石!!何とかできないか!?」ギュッ

明石「えっ?えっ?っ……こ、これじゃあ……でも……」ブルブルブル

提督(俺は明石の手の上から彼の首の傷を抑えつつ明石に聞く。明石は震えながらも必死に考えているようだった)

提督「明石……!!」

明石「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、何か……何かできる事……」ブルブルブル

日本兵「」ガクッ

明石「!!」ビクッ

提督「っ……」ギリッ

提督(一回、空気が抜けるように息を吐いた。そして緊張していた体が脱力する。もう彼は痙攣していなかった)

提督(見開いた目、瞳孔が開き切っている。明らかに今、……死んだのだと分かった。一瞬、無音になった)

明石「……」ブルブルブル チラ チラ

提督(震える明石が一度、俺を見る。そして視線を彼の遺体に戻した。そしてもう一度俺を見る。手が真っ赤に染まっていた)

ガガガ ガガガ ガガガ

日本兵「あぁ!!」ドサッ

提督「!!」バッ

提督(銃声、悲鳴。我に返る。ふとそちらを見ると、またひとり腹を撃たれて倒れた所だった。このままでは……何とかしなくては!!)

提督「明石ぃ!!荷物を捨てて彼のライフルを拾え!!俺の合図であの建物に取り付け!!良いな!?」

明石「えっ……!?」ビクッ

提督(長いこの街の戦いで身に着けた市街戦、白兵戦のノウハウが自然と俺を突き動かす。スイッチが切り替わった)

提督「邪魔なものを捨ててそれを拾ってあの建物に取り付けと言ったんだ!!分かったか!?」ギロリ

明石「っ!!は、はい!!」

提督(やらなきゃやられるのだ。俺の怒声混じりの指示に明石が従う。そして準備ができたというように俺を窺った。俺は、一瞬顔を出す)

ダンッ

提督(銃声の方向から見当を付けていた窓に敵兵がいた。彼は俺を撃つが、その時には俺はもう隠れている)

提督(そしてすぐに銃を構えた。相手はボルトアクション、こっちは半自動小銃だ。連射する。相手は隠れた)

提督「今だ!!行け行け行け!!」ダッダッダッダッ

明石「っ!!」ダッ

提督(明石が駆ける。俺も連射しつつ転ばないよう小走りで後を追う。敵は反撃できなかったようだ。無事にたどり着く)

提督(俺はSVT40を再装填する。おそらく一人なはず。扉を蹴り開けた。中は吹き抜けになっている階段だ。敵はもちろん待ち伏せているだろう)

提督「明石!!ヘルメットを寄越せ!!」

明石「……!!」コクコク

提督(明石が何度もうなずき、ヘルメットを取る。俺も自分のヘルメットを取った。そして明石のを受け取ると俺のを明石に被せた)

提督「俺が死んだら何とか逃げて生き延びろ!!無理なら捕虜になれ!!衛生兵は使える、殺されないはずだ!!」

明石「そんな……!!」

提督(返事も聞かずに俺は明石のピカピカの赤十字付きヘルメットをフリスビーの要領で投げ入れる)

ダンッ

提督(ヘルメットが銃弾に貫かれた。一発、一人、中に入って銃を音のした方へ構える。一人、人影、素早く狙って撃つ)

提督「!!」ダッダッダッ

ドイツ兵「Oh……Aaaaahh!!」フラリ グシャッ

明石「ひっ!!」ビクッ

提督(俺の銃弾は敵を貫いた。奴は頭から落ちてくる。まるで熟しすぎたザクロが木から落ちたように、地面に紅い花を咲かせた)

提督(周囲を確認、敵は居ない。俺の銃声も機関銃の音でかき消されている。俺は一瞬明石を窺う)

明石「……!!」ポロポロ

提督(明石は目を見開いて涙を流していた。だが、今は戦闘中だ。俺は鬼になる。ただ勝つために必要な事をする)

提督「泣くな明石!!ついて来い!!離れるなよ!!」

明石「うぅ!!はぁい!!」

提督(警戒しつつ階段を登る。敵は来なかった。そして機関銃の部屋の前まで来た。明石を一瞥する)

提督「突入する!!」

明石「はぁーっ、はぁーっ、はぁーっ、……!!」コクコク

提督「っ!!Keine Bewegung(動くな)!!」バンッ ズカズカ

ドイツ兵「!?」ビクッ

ドイツ兵「……!!」ビクッ

明石「うわああああ!!Keine Bewegung!!」

提督(驚愕するドイツ兵たち。二名か。俺の警告に、奴らは機関銃を撃つのを止めて手をあげる。明石は今にも崩れ落ちそうなくらい震えていた)

カツカツカツ

提督「っ!!構えてろ!!」ダッ

明石「えっ!?」ビクッ

提督(部屋の外、階段を降りてくる足音。五階建て。ここは四階。俺は明石を押しのけすぐに部屋の出口に向かう)

ドイツ軍下士官「Stirb(死ね)!!」スッ

提督「っぁ!!」ブン

ドイツ軍下士官「っ!?」ガッ

提督(出口でドイツ兵に会う。将校か。こいつが大尉をやったのか?出会い頭に向けられる拳銃をSVT40の銃床で弾き飛ばす)

バンッ

提督「っ!?」ガツッ

ドイツ兵「So ein Mist!!Arschloch!!Wirst geschlachtet!!(畜生!!クソ野郎め!!ぶっころしてやる!!)」グイッ

提督「ぐぁっ!!」ドン

提督(そのまま銃を突き付けて終わりにしてやろうとしたら、弾き飛ばした拳銃が落下と同時に暴発した)

提督(そして俺の持っていたSVT40に命中し、弾き飛ばされる。嘘だろ、クソッタレ……いや、体に当たらなくて喜ぶべきが)

提督(しかし、その隙を突いて敵は格闘戦を挑んできた。俺は壁に叩きつけられる。息がつまった)



提督「くっ……!!この……!!」ドタバタ

ドイツ軍下士官「Hhaaaaaa!!」ドタバタ

明石「はぁーっ……!!はぁーっ……!!はぁーっ……!!っ……!!」ダラダラ

明石(冷や汗が滝のように流れる。私は目の前で両手を上げているドイツ兵から目が離せない。背後、部屋の外で起きていることを音でしか伺えない)

明石(提督は劣勢みたいだ。どうしよう?どうしようどうしようどうしよう?このままじゃ提督が危ないかも……!!)

ドイツ兵「……」コソッ

明石「っ!!Keine Bewegung!!Keine Bewegung!!」キッ ガクガク

ドイツ兵「っ」ビクッ

明石(ドイツ兵が体を動かす。私は動くなと絶叫した。銃口が震えている。体が震えている。脚が崩れそう)

提督「うぁ!!」ドン

ドイツ軍下士官「Haha!!Stirb!!」

明石「っ!!」

明石(壁に叩きつけられる音。提督……負けそうなの!?どうする!?どうする明石!?けどこの二人をこのままにして振り向くわけにはいかない!!)

明石「提督!?撃ちますか!?提督!!撃つべきですか!?」

提督「うぉおおおお!!」

ドイツ軍下士官「Versager!!」

明石「提督!!……!!」

明石(提督にこの二人を撃つべきか聞く。声が裏返った。けど返事は無い。それどころじゃないんだ!!自分で決断しなくちゃ……!!)

↓×1~3 明石の決断

冷静にこの2人を戦闘不能にして至急提督の増援に駆けつける

やむなし
撃つ

明石…

上で

士官に「止めろ!さもなければ、この二人を撃つぞ!」的なことを言って、士官の隙を作る。

明石『私は人を助けたいんです!!戦争はたくさんの人が死んで逝く。だから、少しでも死に逝く人達を助けたいんです!!』

ダンッ

ドイツ兵「」バタリ

明石(引き金を引くと、肩を強く押されるような衝撃。迸る鮮血、崩れ落ちる体、力なく横たわる体は、生きている人間じゃなかった)

ドイツ兵「Nein!! Nicht schießen!! Bitte!!! Bitte!! Nein!!(止めろ!!撃たないでくれ!!頼む!!頼むから!!止めてくれ!!)」

明石「っ!!」ガチャガチャ カラン ポロポロポロ

ドイツ兵「Hilfe!! Ich kapituliere!! Ich kapituliere!!(助けてくれ!!降伏する!!降伏する!!)」

明石『私の力で少しでも人を助けることができるのなら、それはとっても嬉しいことだなって思うんですよ!!』

明石「っ……うわぁああああああああ!!」ダンッ

ドイツ兵「Ah!!……」ドサッ

明石「あぁ……あぁぁ……っ……!!Keine Bewegung!!」キッ

ドイツ軍下士官「っ!!」

提督「うおりゃあ!!」

ドイツ軍下士官「Was!?」

明石「!!」

明石(私が振り向いて敵に銃を向けると同時に、提督が相手を横巴投で投げた。そしてそのまま押さえつける)

提督「っ……明石……!!」ハッ

明石「提督……」ポロポロポロ ガタガタガタ

ドイツ軍下士官「……」スッ

明石(敵が手を上げて降伏の意志を示す。提督がそいつから離れ、拳銃を抜き放って構えた)

日本兵「行け!!行け!!走れ!!」

軍曹「提督!!おられますか!?」

提督「軍曹!!大丈夫だ!!捕虜を……一名確保した!!」

明石「……」ストン

明石(陸戦隊が建物に突入してくる。もう大丈夫だと思った瞬間、座り込んでいた。ああ、脚の力が抜けたんだとその時分かった)

明石「……っ!?うぅ……!!うぅ!!」グッ グッ

明石(っ!?手が……手が……!!)



提督「明石!?どうしたんだ!?」ガシッ

提督(ふと、明石が小銃を振っていることに気がついた。控えめに言って危ない。小銃を掴んで安全な方を向けさせる)

提督(こちらを向いた明石の顔には、返り血を浴びて赤い斑点がついていた。目を見開き涙をながしながら壮絶な表情で俺を見つめる)

明石「て、提督……手が離れないんです……!!」ボロボロボロ

↓×1~3 提督の行動

あすなろ抱きで優しく諭す

402

上+手を包み込むようにして耳元で囁く

提督「明石、落ち着け」

明石「私、落ち着いてます!!落ち着いているのに!!でも、手が離れなくて……私、離したいのに……!!」

提督(明石は酷く錯乱していた。どうにかして落ち着かせて、そして銃を取り上げなくては……)

提督「分かった、明石。少し待て……ほら」ギュッ

明石「っ!!」ビクン

提督(俺は明石の後ろに回り込み、そして背中から抱きしめた。ひどく震えている証の身体を抱きしめる)

提督「……明石、深呼吸してくれ」

明石「し、深呼吸ですか……?」

提督「ああ、そうだ。俺の呼吸と合わせてくれ」

明石「……」コクリ

提督(大げさに深呼吸する。明石はそれに合わせて深呼吸をし始めた。暫くずっとそうする)

提督(明石の震えが収まってきた。俺はゆっくりと手を明石の手に添える。乾きかけの血がべたつくが気にしない)

提督「明石、ゆっくりと手を開くんだ」

明石「手を……開く……」

提督「そうだ、明石。手を開くんだ。ほら」

提督(俺は右手できうる限り優しく明石の右手を開かせた。抵抗なく開かれる。俺は小銃を持ち、左手で同じように明石の手を開かせた)

明石「っ……うぅ……提督……提督!!」ギュッ

提督(明石が再び涙を流す。俺の手を思いっきり抱きしめた。俺は小銃を床に置き、明石を抱きしめる)

提督(頬を明石の頭にこすりつけた。女の子の甘い香り、明石の香りだ。震えて泣いている明石をただ無言で優しく抱いていた)

軍曹「失礼、提督、明石さん。申し訳ありませんが……負傷者が大勢います。彼らには治療が必要です」

明石「ぁ……」

提督「明石、できるか?」

明石「で、でも……私……人をころして……うって……ころして……」

提督(……明石は、工作艦だ。対深海棲艦の戦争中も敵機や駆逐艦程度なら撃破したことがあったはずだが、『人型』の戦果は無かったはずだ)

提督(いわば、これが明石にとって初めて人を殺す経験だったのだろう。そして、そのショックは計り知れない)

提督(だが、それでも明石は撃った。それはきっと、俺の為。俺は、この子の為にできうる限りのことをしようと誓った)

提督「だが、君は人の命を救うこともできるはずだ」ギュッ

明石「!!」ピクッ チラッ

提督(震える明石の手を優しく握る。明石はぴくんと肩を震わせ、そして俺の方を見た。俺は優しく微笑む)

提督「この手は、人を殺すためにあるんじゃない。そうだろう?この手は人の命を救うためにあるはずだ」ニコッ

明石「て、提督……私、できるかな……?」

提督「ああ、できる。俺はそう信じてる。……やってくれるか?」

明石「……!!はい……はい!!」



鈴谷「むねのなかーにあるーもーのー♪いつかみえーなくなーるーもーのー♪」ブラブラ

熊野「鈴谷、下品ですわ。脚をぶらぶらしない」

鈴谷「いーじゃん、別に。今はきちっとしてなくちゃいけないわけじゃないんだから」

熊野「日頃の振舞いがいざという時に表に出てくるのですわ。常日頃から恥ずかしいところのないようにするべきよ」

鈴谷「硬いなーくまのんは。こういう時はリラックスしておかないと、いざという時に潰れちゃうよ?」

熊野「……たしかに。そうね、鈴谷の言う事はもっともですわ。けど、それにしても限度と言うものが……」

鈴谷「そーですかー。……あれ、ガングートじゃない?」

熊野「どれですの?ああ、確かにそうですわね。どうしたのかしら、あんなに慌てて走って」

鈴谷「……ねえ、大鳳。何か連絡とか受けてる?警報とか」

大鳳「五十一、五十二、えっ?連絡?受けてないけど?」

熊野「待機中に腕立て伏せとはまあ……」

大鳳「軽く筋トレすると落ち着くのよね」

熊野「……まあ、各々好きなように過ごすべきですわね。私も紅茶でも入れようかしら……」

鈴谷「……っ!?あれ陸戦隊じゃん!!」バッ ダッ

大鳳「えっ!?嘘……!!」バッ ダッ

熊野「ちょっ!?もう!!何ですの!?」ダッ



ガングート「説明しろ!!何があった!?」グイッ

ソ連兵「落ち着け、同志!!一体どうしたんだ?」

ガングート「出発した日本軍が待ち伏せされたんだろう!?連絡を受けた!!彼らで死んだのは全員か!?」

ソ連兵「ああ、そうだ。衛生兵は無事だったらしいが、だいぶ被害を受けたようだ。機関銃の待ち伏せをもろに食らったらしい」

ソ連兵「回収できた死体はこれで全部だ。後はパンツァーファウストに吹っ飛ばされてバラバラになったか、ミンチになっているかだ」

ガングート「Обалдеть(馬鹿な)……!!ありえない……ありえない……!!」サァッ

鈴谷「ガングート!!何があったの!?」

ガングート「っ!?お前たちは……」

大鳳「こ、これは……そんな……」

日本兵「」 日本兵「」 日本兵「」

熊野「陸戦隊が……どうして殺されているの!?」キッ

鈴谷「答えて、ガングート!!説明して!!」ガシッ キッ

ガングート「っ!!離せ!!」バッ ギロリ

ソ連兵「落ち着けお前ら!!」

「「「「!!」」」」

ソ連兵「日本人……本当に気の毒だが、彼らは潜入していた敵の待ち伏せを受けたらしい。機関銃とパンツァーファウストで武装していたそうだ」

大鳳「っ!!」ビクッ

鈴谷「……!!」サァッ

熊野「なんてこと……」

ガングート「それは分かった。それで、提督はどうなった?」

ソ連兵「提督?誰だそれは?」

ソ連兵「知っているか?」

ソ連兵「いや、知らないな……日本人か?」

ガングート「貴様ら、知らんのか!?さては東から新しく来た連中だな?提督と言ったらあの人だ!!その日本軍の集団の中で一番偉い人間だ!!」

ソ連兵「なるほど。残念だが……聞いた話ではパンツァーファウストの直撃を喰らったらしくてな……」

ガングート「っ!!ち……直撃……!!」フラッ

鈴谷「ぱんつぁーふぁうすとって何……ぱんつぁーふぁうすとって何!?」キッ

大鳳「……」

熊野「まさか……まさか……」

ソ連兵「パ、パンツァーファウストと言うのは、いわば対戦車榴弾発射装置だ。非常に厄介な兵器で、場合によっては対人戦に使われもする」

鈴谷「榴弾……発射装置……」ペタン

ソ連兵「だ、大丈夫か!?」

大鳳「……それで、ていとくはどうなったの?」ジッ

ソ連兵「……戦死したそうだ。跡形も残っていなかったらしい」

熊野「……」

ソ連兵「その……お悔やみ申し上げるよ……」

↓×1~3 提督が(確実に)戦死したと思った大鳳、鈴谷、熊野、ガングートの心境と行動

大鳳、鈴谷
抱き合って互いを慰めあうも、先のソ連の誤報もあるし提督はきっと無事だと言い聞かせあう

熊野
流石に提督の死亡が確実だと悟り、腰が抜けてさめざめと泣く
温もりが欲しくなり、大鳳、鈴谷に抱き付いくも二人に上の事を言い聞かされ若干落ち着く
後から加わってきたガングートの反応を見て、彼女の事を見直す

ガングート
自分自身とても悲しいし涙を抑えられない
しかし日本艦娘の反応を見て提督がいかに慕われているかを確認し、昂った気持ちと先の独占欲が和らぐと共に3人に加わり慰めあい提督の安否の意見が一致する
戦争中とは言え、ソ連の情報の杜撰さに嫌気が差してくる

4人の意見は提督が生きている事に一致し、チームワークが生まれる

大鳳 半狂乱になって取り乱す
鈴谷 激昂してソ連兵につかみかかり性質の悪い冗談はやめろと食ってかかる
熊野 ショックを受けながらも鈴谷と大鳳をどうにか宥めようとする
ガングート 呆然自失となり、目の前の混乱に対して何もできない

408

>>408

鈴谷「っ……ぅ……うぁあ……うわああああああああ!!」ボロボロボロ

大鳳「提督……提督ぅ……!!提督ぅ!!うぐぅ……っぁ……っ!!」ポロポロポロ ハッ

熊野「もう二度と……もう二度とこんなことは……御免ですわと申し上げたでしょう、提督……」ペタン ツゥー

ガングート「くっ……ふぐっ……どうして先に逝った……どうして……!!なんでなんだ……なんで私をおいて逝った……!!」

ソ連兵「……」

ソ連兵「同志、先を急ごう。我々にできることはない」

ソ連兵「そうだな、行こう」

鈴谷「ああああああ!!ああああああああ!!」

大鳳「鈴谷……」ダキッ ギュッ

鈴谷「大鳳!!提督が……提督がぁ……!!」ダキッ ギュッ

大鳳「うん……うん……っ……けど鈴谷、私達は実際にそれを見てないよ……」

鈴谷「えっ……?」

大鳳「この前だって戦死したって言われてたけど、提督は生きてたじゃない……きっと今回も大丈夫だよ」

鈴谷「っ!!本当に……?そうかな……?」

大鳳「そうだよ。提督が死んだなんて信じられる?」

鈴谷「……信じられない!!」

大鳳「でしょ?」

鈴谷「うん……そうだよ……死んでない。提督が死ぬわけないもん」

大鳳「そう、提督が死ぬなんてありえない。信じられない」

熊野「うっ……くぅ……うぅ……!!」グッ ボロボロボロ

大鳳「熊野……」

熊野「ふぐっ……み、見ないで……みっともない……から……!!」サッ

鈴谷「熊野……おいで」スッ

熊野「っ……鈴谷……大鳳……あの人が……あの人がぁ……!!」バッ ギュゥ

大鳳「熊野……大丈夫……きっと大丈夫だから……」ギュッ

熊野「大丈夫って……何が大丈夫ですの……?あの人はもう……っ……!!」

鈴谷「生きてるよ……絶対……だってソ連の情報は間違ってばっかりだから……この前だってそうだったじゃん」ナデナデ

熊野「……!!でも……いえ……そうよね……きっと……大丈夫……」

ガングート「……ソ連の情報は間違ってばかり、か。否定できないな……情けない……」

大鳳「……」チラッ

ガングート(それでも今回は……ついさっき、そこで起きた戦闘のことだぞ……だが、それをも信じたくないぐらいに、という事か)

ガングート「……お前たちを見ていると、よくわかる。やはり提督は良く慕われていたのだな。ふふっ……あの人らしい……」

鈴谷「……」ジッ

ガングート「私も、あの人に本当に良くしてもらった……北ドヴィナでの勝利はあの人が居なくては不可能だった」

熊野「……」ジッ

ガングート「あの絶望の包囲戦の時に、あの人が居てくれたおかげでどれほど救われたか……そんな提督が……くっ……はぁっ……!!」ボロボロボロ

鈴谷「……ガングート」スッ

ガングート「!!っ……私は、まだ何もあの人のためにしてあげられていない……!!何も返せていない……!!いないんだ……!!」トサッ ギリッ

大鳳「ガングート……きっと提督は大丈夫だから……」ギュッ

鈴谷「酷い人だよね、こんなに女の子泣かせてさ……けど、きっと提督は生きてる。生きてるよ……」ナデナデ

熊野「……貴方のこと、誤解していましたわ。今は……信じて待ちましょう……」スッ

ガングート「ぐすっ……どこか冷静な自分が信じられないと思っていても……信じたくなるな……いや……私も、あの人が生きていると信じる……」ギュッ



明石「……」



明石『うっ……!!』

明石《酷い臭い……排泄物と血と腐ったチーズみたいな臭いが混ざり合って……吐き気がする……》

ソ連兵『ああああああ!!誰か!!誰か!!』

明石『っ!!これは……ひどい……!!すぐに処置をしなきゃ!!』

ソ連軍軍医『日本人、そいつはもうだめだ。ほうっておけ』

明石『っ!?何を言っているんですか!!』キッ

ソ連軍軍医『助からない奴に時間をかけるな!!いいから助かる見込みがあるやつを選んで処置しろ!!』

明石『っ!!』

ソ連兵『頼む!!見捨てないでくれ!!故郷で家族が待っているんだ!!』

明石『……私は、人道的立場にのっとり、医を実践すると誓ったんです!!助けを求めている人を見捨てられない!!』

ソ連軍軍医『っ……!!構うだけ時間の無駄だ。勝手にしろ』

明石『ええ、勝手にさせてもらいますとも!!さあ、大丈夫です。もう大丈夫ですよ』

ソ連兵『ありがとう……!!ありがとう……!!』



明石『……』

ソ連兵『』

ソ連兵『もう死んでいる……運ぶぞ』

ソ連軍軍医『愚か者、だから言っただろう!!満足したか!?』

明石『っ!!私は……』ビクッ

ソ連軍軍医『見ろ!!』バッ

明石『っ……!!』

明石《数え切れないぐらいの傷病兵。その中からこと切れた兵士たちが運ばれて行く。そして空いた場所に新しい患者が運ばれて来ていた》

ソ連軍軍医『お前が助からない奴に時間をかけていたせいで助かるやつが死んでいくんだ!!お前のせいだぞ!!』

明石『!!』ビクッ

ソ連軍軍医『分かったら二度とそんなふざけた真似をするな!!良いな!?ほら、はやく次の患者に取り掛かれ!!』

明石『は……はい……』ブルブルブル

明石《次の患者……次の患者……生きている人はどこ……どの人が生きているの……?》トボトボトボ

ソ連兵『お医者さん……』ガシッ

明石『っ!?』ビクッ

ソ連兵『助けてくれ……頼む……』

明石《脚を掴まれる。この人は生きている。生きているけど……腹部銃創……位置的に内臓が……出血も止まっていない……これは……もう……》

明石『っ……ご、ごめんなさい……』ポロポロポロ

ソ連兵『そんな……貴方医者だろう……?助けてくれ……見捨てないでくれ……!!』

明石『ごめんなさい……!!ごめんなさい……!!』バッ タッ

ソ連兵『待ってくれ……!!助けてくれ……!!妻が待っているんだ……!!』

明石『うぅ……うぅぅ……!!』ボロボロボロ



明石「……」



明石『っ……!!』ダンッ

ドイツ兵『』バタリ

ドイツ兵『Nein!! Nicht schießen!! Bitte!!! Bitte!! Nein!!(止めろ!!撃たないでくれ!!頼む!!頼むから!!止めてくれ!!)』

明石『っ!!』ガチャガチャ カラン ポロポロポロ

ドイツ兵『Hilfe!! Ich kapituliere!! Ich kapituliere!!(助けてくれ!!降伏する!!降伏する!!)』

明石『っ……うわぁああああああああ!!』ダンッ

ドイツ兵『Ah!!……』ドサッ

明石『あぁ……あぁぁ……っ……!!』



提督『!!』ダッダッダッ

ドイツ兵『Oh……Aaaaahh!!』フラリ グシャッ

明石『ひっ!!』ビクッ

明石《頭が……ひ、人の頭が……潰れて……ち……のうみそ……ほねぇ……!!》

明石『……!!』ポロポロ



明石『Nicht schießen, Bitte!! Ich bin ein Sanitäter!!(撃たないでください!!私は衛生兵です!!)』バッ

提督『はぁっ!?』

日本兵『ふざけっ!?』バッ グイッ バシュッ

明石『うぁ!!』ドサッ

提督『!!』

明石《撃たれた……?そんな、そんなの……条約違反……どうして……そんな……》

提督『くっ……!!』スッ

明石『……!!そんな……!!』サァッ グッ

明石《首を撃たれてる……!!この出血、動脈が……!!この傷じゃもう……助からない……?》

提督『明石!!何とかできないか!?』ギュッ

明石『えっ?えっ?っ……こ、これじゃあ……でも……』ブルブルブル

提督《っ!!諦めちゃダメだ……諦めちゃダメだ諦めちゃダメだ諦めちゃダメだ諦めちゃダメだ……!!だって……!!》

提督『明石……!!』

明石『はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ、何か……何かできる事……』ブルブルブル

日本兵『』ガクッ

明石『!!』ビクッ

提督『っ……』ギリッ

明石《あっ……死……わ、私の……せい……?》



ガガガガガガガガガガ

日本兵『うっ!?』バタッ 日本兵『ぐぁっ』バタッ 日本兵『ぁ』バタッ 日本兵『っ』バタッ

明石『……』ジッ

明石《何これ……えっ……な、何が起こっているの……?あの人たち……もしかして……》



明石「……」

提督「明石?こんなところに居たのか、探したぞ。……お疲れ様、大変な一日だったが、君は良くやってくれた」

↓×1~3 病院の裏、誰も来ないような場所で一人膝を抱えていた明石。今日一日の回想を踏まえて、提督が来たことに対する明石の心境と行動

感情が抑えられなくなり正面から提督に抱き付き
堰を切ったかのように泣きじゃくりながら
自身がいかに無力であったかを嘆く

壮絶な状況に幾度と直面してなお、何も役に立てなかった自分が情けない
自分を責めていても何も誰も得しないのは分かっていても、心が折れかけている
提督の姿を認め、彼の苦労を増やしたくないと気丈に振る舞おうとするも気がつけば彼を抱き締めていて、そこからはもう泣きまくって心情を吐露し続ける

417

明石「っ!!て、提督……!!」ビクッ スクッ ニコッ

提督(明石は驚いたように顔を上げると立ち上がる。そしてひきつった笑顔を浮かべた。作り笑いだと誰でも分かるだろう)

提督「大丈夫か?」

明石「は、はい。大丈夫です」

提督「そうか。そろそろ夕食だ。行こう」

明石「はい。……っ」スタスタ バッ ギュッ

提督「っ!!……明石」

明石「うぅ……ぐすっ……ひっく……!!」ポロポロポロ

提督(いきなり、明石が俺の胸に飛び込んできた。体に手を回される。そして顔を埋めて涙を流していた)

明石「わ、私は……えぐっ……私は……もう嫌です……!!ひっく……こんな……こんな事……もういやぁ……!!」

提督「……」ナデナデ

提督(俺は明石の頭を撫でる。明石は号泣しながら俺に思いのたけを吐露した。初めての戦場、初めての人の死、初めての人殺し)

提督(現実と理想のギャップに対する悲鳴、明石の魂の嘆き。俺は、ただずっと抱き締めて聞いていることしかできない)

明石「私は……っ……私は役立たずです……な、何もできなかった……」

提督「っ!!それは違う」

提督(呻くように吐き出したその言葉。俺は、気がついたらそう言っていた。明石が俺を見上げる)

提督「ついてきてくれ」ギュッ スタスタ

明石「っ!!……」ギュゥッ スタスタ

提督(明石の手をしっかりと握り歩いて行く。明石に手を握り返された。病院の中に入っていき、俺は病室の1つに明石を連れてきた)

明石「提督……?」

ソ連兵「おお、連れてきてくれたのか」

提督「ああ」

明石「この人たちは……?」

ソ連兵「覚えていないかい?まあ、俺たちは数いた患者のうちの一人だろうからな」

ソ連兵「あなたのおかげで助かりました。なんとお礼を申し上げればいいのか」

明石「……!!」

提督「君が助けた人たちだ」

明石「私が……助けた……?」

ソ連兵「ああ、君が居なくては俺たちは死んでいただろうよ」

ソ連兵「お前は命の恩人だ。感謝するよ」

ソ連兵「美人だし、正に戦場の天使だな。うちの息子の嫁に欲しいくらいだ。どうだい?」

ソ連兵「やめとけ。こんな綺麗な人なんだ。きっと故郷に恋人がいるさ」

ソ連兵「おっと、それは残念」

明石「私が……助けた……」

提督「彼らは君が助けた人の、ほんの一部だ。明石、君は役立たずじゃない。君は確かに失敗もした。だが、この人たちを助けたのは君だ」

ソ連兵「何だって!?役立たず?そんなバカなことがあるか!!」

ソ連兵「そうだ、感謝しているよ!!君が役立たずだなんて……とんでもない!!」

ソ連兵「誰に言われたんだ?俺がぶっ飛ばしてやるよ!!」

明石「っ……ぐすっ……うぁぁ……あぁ……!!」ペタン ボロボロボロ

提督(明石はその場に座り込むと、声を押し殺して涙を流す。俺はソ連兵たちに事情を説明した)

提督(明石に感謝と応援の言葉をかけるソ連兵に礼を言い、しゃくりあげる明石を背負って病室を後にする)

提督(首が締まる程の抱き付きと、甘い女の子の匂い。そして押し付けられる胸に堪えながら割り当てられた部屋へと向かった)

提督(いろいろと大変だったことに加えて泣き疲れてしまったのか、部屋に着いた時には明石は静かな寝息をたてていた。眠ってしまったか)

提督(俺は明石をベッドに寝かせると近くの床に横たわる。同じベッドで寝る訳にはいかないが、明石を一人にしてはいけないと思ったのだ)

提督「……」

提督(瞼が重くなる。俺も疲れていたんだな。そう思った。そして俺は眠りに落ちていった)



グラーフ「……」

ドイツ軍司令官「こんなことになってしまってすまない……海軍と空軍の板挟みになって君の扱いをどうするかを早く決断することができなかった私の責任だ」

ドイツ軍司令官「一度も出撃することなくこんな地獄で敵に包囲されてしまうとは……本当になんといえばいいのか……」

グラーフ「……いえ。悪いのは私の所属をめぐって対立している海軍と空軍です。大将のせいでは……」

ドイツ軍司令官「そう言ってくれるとありがたい。……それと、本日付で私は元帥へと昇格した」

グラーフ「そうだったのですか。おめでとうございます、元帥閣下」

ドイツ軍司令官「ドイツの元帥で敵に屈した者はいない。……つまり、そう言う事だろう」

グラーフ「っ……」

ドイツ軍司令官「総統閣下の死守命令はもはや守ることはできない……だが、撤退しようにももう手遅れだ」

ドイツ軍司令官「しかし……しかし君なら、海から撤退することができるはずだ。軍司令官として命令する。敵を突破して本国へ帰還せよ」

グラーフ「!!し、しかし……港はまだ確保していますが、分断されています……それを突破することは……」

ドイツ軍司令官「それについては作戦がある」

グラーフ「作戦ですか?」



グラーフ「……」スタスタスタ

ラジオ『諸君らが命を賭して時間を稼ぐことで我が軍は戦線を整理し、引き直す時間的余裕が生まれる』

ラジオ『諸君らにはかつてのテルモピュライの戦いで奮戦したスパルタ軍のように最後の一人まで戦い、偉大なるドイツに尽くしてほしい』

ラジオ『全ドイツ国民が諸君を救国の英雄として記憶するだろう。諸君らの勇敢なる献身はのちの時代まで長く語り継がれる』

グラーフ(ラジオからは本国の国家元帥によるアルハンゲリスクで包囲された我々に向けての演説が流れていた)

グラーフ(大層な言葉で飾ってはいるが、ドイツの為に最後まで戦って死んでくれという内容だ)

ドイツ兵「……」

ドイツ兵「クソくらえだ」

ドイツ兵「故郷に帰りたい……母さん……」

ドイツ兵「っ……ぐすっ……」

ドイツ兵「酒、飲まずにはいられないッ……」

グラーフ(皆うすうす気がついていた。そして救援部隊の戦闘の音が近づき、そして遠ざかっていった時に、全員が察した)

グラーフ(それまで『守り通せ!!総統が我々を救出する!!』というスローガンを心の支えに必死で戦っていた)

グラーフ(それが、夢幻となってしまった事を理解したのだ。包囲された我々は絶望的な雰囲気に包まれていた)

グラーフ(流れてくる演説を真面目に聞いている者は居ない。誰もがその演説を冷たく受け止めていた)

グラーフ(私は、そんな中を歩いて行く。ここに居る者たちと生きて再会することは、おそらくない)

グラーフ(全員、知らない仲ではない。だがもう何とも思わなかった。ああ、心を無くしたようだと無感動に思った)

ドイツ軍将校「ああ、来たか」

グラーフ「グラーフ・ツェッペリン、ただいま到着した」

グラーフ(司令部を出て、指定された廃墟に到着する。そこに居たのは将校だけだ。聞いていた通り、他には誰もいない)

ドイツ軍将校「作戦概要は司令官から聞いているな?これが地図だ。持ってはいけないから覚えろ。着替えは向こうにある。時間が無い。早く着替えてくれ」

グラーフ(渡された地図を確認、ここから目的地までの道筋を確認する。そして地図を見ながら用意された服の所まで行き、着替える)

グラーフ(彼我の位置を大まかに把握すれば問題ないだろう。どうせ道や建物などあってないようなものだ)

グラーフ(迷わないように大まかな位置を把握するだけで十分だし、私にとってそれは難しい事ではない)

グラーフ「よし、準備ができた。問題ない」

グラーフ(着替え終わると同時に将校へ報告する。彼は私を確認すると、満足げに微笑んだ)

ドイツ軍将校「素晴らしい。これでどこからどう見てもただのロシア人だ。問題ないだろう」

グラーフ「そうか、分かった。では……出発する」

ドイツ軍将校「ああ、行ってくれ。見張りの兵には話がいっているから安心しろ。では、幸運を祈る……フラウ」

グラーフ「どうした?」

グラーフ(呼び止められる。振り向くと、将校は今にも泣きそうに顔を歪めていた。手で口元を覆う)

ドイツ軍将校「できれば手紙を渡したいが、それのせいで正体がバレるかも知れない……それはできない……」

ドイツ軍将校「だが、だがどうか……どうかベルリンの妻子に伝えてくれ。永遠に愛している。幸せになる事を躊躇うなと……」ポロポロ

グラーフ「……分かった」コクリ

ドイツ軍将校「感謝する……っ……」

グラーフ(少しだけ……ほんの少しだけ、心が蘇ったようだった。彼の様子と言葉に少しだけ悲痛な思いが胸中を駆け巡る)

グラーフ(だが努めてその感情を殺した。私は、これから市民に変装して私の装備がある港へ向かう)

グラーフ(そして封鎖を強引に突破して待機しているらしい迎えの艦隊と合流し、ドイツ本国へと帰還するのだ)

グラーフ(成功するか分からない。だが、やるしかない。私は無言で死体の散乱する廃墟の街を歩いていった)



ソ連兵「紅茶を飲む前にすることは?」

女「ジャムを舐めることです」

ソ連兵「良し」

ソ連兵「ポーリュシシカ・ポーレの三番を歌ってみろ」

女「娘達よ、見るがいい♪我らの行く道を見るがいい♪曲がりくねり、遠くのびていく♪そう、心躍るこの道を♪」

ソ連兵「いいだろう。よく頑張ったな。もうじきこの戦いも終わる」

提督「あれは……」

ソ連軍将校「ああ、あれか。ドイツ人がまぎれていないか確認しているのだ。奴らの艦娘がああして脱出しようとするかもしれないからな」

提督「なるほど」

提督(長く続いた続いたこの街での戦闘ももはや終わりを迎えつつあり、配給を受け取るためや行方不明の家族を探すために街を出歩く市民が多くなってきた)

提督(そんな中、俺は司令部に向かう途中にソ連兵が市民に対して何故かソ連人なら誰もが知っているような事を質問している光景を目撃した)

提督(どうしてそんなことをしているのか不思議に思ったが、そういう事だったのか。なるほど、言われてみれば確かにそうだ)

ソ連軍将校「もうそろそろだ、提督。もうそろそろ我々の悲願の時が来る。どれほど待ちわびたことか……!!」

ソ連軍将校「数多くの罪なき同志たちに信じられないような残酷で恐ろしい仕打ちをしてきた悪魔どもが、遂に報いを受ける時が来た!!」

提督「……そうだな」

提督(案内のソ連軍将校が熱っぽくそう言う。彼らがドイツ軍の生き残りに対してどんな仕打ちをするのか、考えるまでもない。しかし、何もできない)

提督(だから努めて考えないようにした。これが戦争なのだ。この街での経験から、そうすることができるようになっていた)

ソ連軍将校「……むっ、止まれ」

グラーフ「っ」

提督「……っ!?」ビクッ

提督(突然、将校が偶然近くを通った市民を制止する。その人を見て、俺は衝撃を受けて危うく叫びかけてしまった)

グラーフ「……っ!?」サァッ

提督(その若い女性は、市民ではなかった。市民のような服を着て、いつもツインテールにまとめていた髪を無造作に放置している)

提督(顔も汚れており、一見、戦闘に疲れ切った一般市民の様だった。しかし、俺がこの子に気がつかないわけはなかった)

提督「……!!」ジッ

グラーフ「……!!」タラリ

提督(その子は、グラーフだった。彼女は俺を見て驚きに息を呑み、目を見開く。すぐに無表情を取り繕うが、たらりと冷や汗を一筋垂らした)

提督(これ以上ないというほどに混乱していて、高速で思考しているのが分かる。俺もまた、同じような状況だった)

ソ連軍将校「……?どうした、そんなに驚いたような顔をして」

提督(しかし、努力も虚しくそんなグラーフの様子はソ連軍将校に不信感を抱かせたようだった。彼は訝し気にグラーフに質問する)

グラーフ「っぁ、いや、へ、兵隊さんに話しかけられて、驚いてしまいまして……」

提督(グラーフはドイツ訛りの無い流暢なロシア語で答える。言っていることも別におかしくない)

ソ連軍将校「……」ジッ

提督(だが将校は何か思うことがあったのか、疑うような目つきでグラーフを観察する。そして口を開いた)

ソ連軍将校「……聖なる戦いの作曲者は?」

グラーフ「聖なる戦い。アレクサンドロフです」

ソ連軍将校「ああ、そうだ」コクリ

提督(将校の質問に正しく答えるグラーフ。将校が頷く。グラーフはもう完璧な一般市民に戻っていた)

ソ連軍将校「毎日夕方のラジオで流れてくる。非常に素晴らしい曲だ。特に歌詞が良い。そうだろう?」

提督「っ!!」

提督(毎日ラジオで流れているが夕方ではない!!朝だ!!彼はグラーフに罠を仕掛けている!!)

提督「朝だよな、君!!」ガシッ

日本兵「は、はいっ!?何がですか、提督?」ビクッ

提督(考える前に行動していた。俺は護衛の陸戦隊の兵士の肩を掴み、グラーフに聞こえるぐらいの声で日本語でそう言っていた)

グラーフ「……あ、あの……放送は朝では?」

ソ連軍将校「……ああ、そうだ。そうだとも。よし、行っていいぞ」

グラーフ「はい、ありがとうございます」

提督(グラーフが歩いて行く。一瞬、こちらをちらりと見た。目が合う。そしてそのまま目線を逸らし、グラーフは去っていく)

提督(歩いて行く方向は港の方だ。そしてそこは未だにドイツ軍が立てこもっている。うちから出ていくのは難しいだろう)

提督(だが外から内に入るのはそうでもないはず。なるほど、分かったぞ。何とかして海路で脱出するつもりに違いない。……失敗したら、死ぬだろう)

提督(だがここに残って捕虜になったとしても、殺されるかもしれない……何とか俺が保護できないだろうか……しかし……)

日本兵「あの、提督……?」

提督「っ!?ああ、いや、何でもない。すまなかったな」

日本兵「はぁ……そうですか……」

ソ連軍将校「……提督」

提督「っ」

提督(戸惑う陸戦隊の彼に誤魔化すようにそう言ったところで、将校から声をかけられる。彼はジッと俺を見ていた)

ソ連軍将校「アスァダヨナッキミィとはどういう意味だ?日本語か?」ジッ

提督「っ!!」

提督(将校は先程の俺の言葉を疑問に思っている!!だが、いいぞ!!陸戦隊の彼がロシア語を分からなくて良かった!!)

提督「ああ、そうだ。『明日だよな、君?』と日本語で聞いたんだ。本国から連絡があるのを忘れていてな」

提督「もし今日だったら大変なことになるから確認したんだ。『明日だよな、君?』と。すまない、焦りすぎて声が大きくなってしまった」

ソ連軍将校「そうか。大丈夫だ、問題ない。さて、先を急ごう」

提督「ああ、そうしよう」

提督(ちらりとグラーフの後ろ姿を見る。遠く離れていくその背中を追いかけることも、声をかけることももうできない)

提督(もう何をするにも手遅れだった。俺にできることは祈ることだけだ。頼むから絶対に死なないでくれ……)ギュッ



ソ連軍艦娘「……!!出撃してきた!!」

ガングート「何だと?」

ガングート(彼女が指さす方を見ると、確かにドイツが立てこもっている箇所から出撃してくる艦娘が居た)

ガングート(まだ残っているのが本当に居るとは。だが一人だけだ。さて……狩の始まりだな)

ガングート「逃がすな。ここで殺せ」

「「「「了解!!」」」」

ガングート(私は砲を構える。よし、もらった……っ!?あいつは……!!まさか!?)ハッ

グラーフ「攻撃隊、発艦始め!!蹴散らすぞ!!」

ソ連軍艦娘「空母だ!!艦載機が出てきたよ!!」

ソ連軍艦娘「迎撃!?それとも攻撃!?」

ガングート「っ……!!」

提督『グラーフが転戦の可能性……!?まさかこっちに来るのか……!?』

ガングート『グラーフ?……誰だ、それは?』

提督『グラーフ・ツェッペリン、俺の大切な元部下だ。まさか空母を大西洋から引き上げるとは……想像していなかった……』

ガングート『なるほど、こっちへ来ると?』

提督『こっちか地中海だが……地中海の戦況はドイツ有利らしい。我が軍とイギリス軍は何度も撃退されているとか……となると、おそらくこっちだ』

ガングート『ふむ……そいつも殺すなと?』

提督『ああ』

ガングート『即答か。まったく……女の嫉妬心を煽るのが上手いものだ。んっ……ちゅぅ……』

提督『……!!』

ガングート『っは……気が変わった。今夜はもう一度だ。ん……あむ……ぺろぺろ』ガサゴソ

提督『ガングート……!!ちょっ、まっ……!!』ビクン

ガングート(どうする……!?)

グラーフ「当たれ!!」ドンッ

ソ連軍艦娘「ガングート!!」

ガングート「っ!?ぐぁ!!」ドガン

ソ連軍艦娘「こいつ……よくも!!」

ブーン カチッ ヒューン ドボン

ソ連軍艦娘「っ!!Торпеда!!」

ソ連軍艦娘「回避!!回避!!」

グラーフ「良し!!突破した!!ははっ!!痛快だな!!Geschafft!!Hurra!!」

ソ連軍艦娘「くそっ!!ファシストめ!!逃がすな!!」

ソ連軍艦娘「敵機が……!!落ちろぉ!!」ダダダダダダ

ソ連軍艦娘「ガングート、大丈夫ですか!?」

ガングート「っ……ああ、小破だ……」

ソ連軍艦娘「すぐに追撃を!!えっ、通信?」

ソ連軍艦娘「偵察部隊より報告!!敵艦隊発見、接近中!?しかも戦艦ビスマルクまで居るって……!!」

ガングート「なるほどな……追撃はしない。各艦対空戦闘、蠅を叩き落とせ!!帰投して再編成するぞ」

ソ連軍艦娘「合流される前に仕留めればいいんじゃ……」

ガングート「あいつの足について行けるのは多くない。その上、対空戦闘をしながら奴を仕留められるか?」

ソ連軍艦娘「っ……そうね、帰投しましょう……」

ガングート「ああ……」



グラーフ「はっ、はっ、はっ……ふふっ……あはっ……あはははは……あはははははは!!Jawohl!!脱出した!!」

グラーフ(もう何もかもが意味が分からないほど面白かった。全速前進で合流地点へ向かいつつ狂ったように笑い続けた)

グラーフ(そして興奮が冷め、正気に戻った時にはいろいろと考える余裕ができていた。もちろん、私が考えたのはあの人のことだ)

提督『……っ!?』ビクッ

提督『……!!』ジッ

提督『朝だよな、君!!』ガシッ

↓×1~3 グラーフの想い

今では敵でもあるに関わらず助け船を出してくれた提督に畏敬の念を抱き、またそれは自分が提督に特別な...恋慕の情を持っているからだと思い、まさにロミオとジュリエットのような状況だと一人で酔ってしまう

どうしてソ連の陸軍にいるのか。どうして敵同士となったのに助けてくれたのか。それは、私を愛してるからだ。運命なのだ。
過酷な孤立軍の中、死を覚悟した仲間たちを置き、決死の脱出をした事でグラーフの精神は極限状態で、すべての救いを運命の相手である提督に求め始める。
そしてお互いが惹かれ合うのは必然で、その為に立ちはだかるあらゆる物は犠牲にしても良いという狂愛的な妄想に取り憑かれていっている

>>427

なんだこのコンマのデッドヒートは!

グラーフ「アトミラール……ああ、アトミラール!!私も貴方を愛している!!」

グラーフ(あの人があそこに居たのは、敵同士となり果てても助けてくれたのは、それはきっとあの人が私を愛しているからだ!!)

グラーフ(それが運命なのだ!!私達は惹かれ合うさだめなのだろう!!私を救ってくれるのは、あの人しかいない!!)

グラーフ「アトミラール……貴方に会いたい……今すぐ会いたい……邪魔するものは……すべて排除する……!!」



ビスマルク「……来た!!グラーフ!!」

ビスマルク(その瞬間、全員の緊張が解けていくのが分かった。誰もが彼女のことを心配していた)

ビスマルク(脱出成功の可能性は低かった。失敗して、『合流失敗。グラーフが行方不明』という報告をすることになると恐れていた)

ビスマルク(だけど、グラーフは無事に脱出できた!!艦隊の皆が歓喜の声をあげる。私もグラーフの方へ向かい飛びつく)

ビスマルク「グラーフ……!!本当に、無事でよかった……!!」ギュッ

グラーフ「ビスマルク、誰に会ったと思う?あの人だ!!アトミラールに会った!!」

ビスマルク「っ!?あ……アトミラール……!?」ビクッ

ビスマルク(思いがけない言葉に驚く。そして、感じるのは……恐れ……恐怖……心臓の音が急に大きく聞こえた)

ビスマルク(ルフトバッフェによる日本本土空襲は多くの民間人を巻き込んでしまった。数十万人が死亡したらしい)

ビスマルク(それによって、今や日本は言葉で言い表せないほどドイツを憎悪しているという。私は、やるせなかった)

ビスマルク(どうすればよかったのか、どうすればいいのか、どうしなければいけないのか、さっぱりわからない。けど、分かることがある。これは戦争だ)

ビスマルク(けれども、アトミラールが無事だという情報を聞いた時以来、私は安堵と共にアトミラールにどう憎まれているのかという恐怖に襲われていた)

ビスマルク「……どうだったの、あの人の様子は?……私達を、ドイツを憎んでいた?」

グラーフ「憎む?まさか!!だって……私達は愛し合っているのだから!!」

ビスマルク「っ!?」

グラーフ「私を助けてくれたよ。ソ連人が私を見つけ出して殺そうとしているときに、あの人は私を匿ってくれた!!」

ビスマルク「そ、そうなの……!?」ジッ

グラーフ「ああ、そうだ!!そうだとも!!」ハイライトオフ

ビスマルク「……!!」

ビスマルク(グラーフをジッと見つめると、彼女が正気でないだろうという事が分かった。瞳に光は無く、普通じゃないほど瞳孔が開いている)

ビスマルク(まともな人間はこんな目をしていない。明らかに正気ではない。……きっとあの戦いがグラーフの精神を蝕んでしまったのね)

ビスマルク「そう、分かった。……さあ、帰りましょう、グラーフ。貴方には休養が必要よ」

グラーフ「そうか?まあ、そうかもしれないな。私も久しぶりに柔らかい布団で思う存分寝たい気分だ」

ビスマルク(艦隊に指示を出して反転する。グラーフの様子は一見普通で、とりあえずの所は鎮静剤が必要ではないと思う)

グラーフ「♪」

ビスマルク「……」

ビスマルク(地獄から命からがら逃げ延びてきたとは思えないほどに幸せそうな笑顔を浮かべているけれど……でも、他におかしいところは無い)

ビスマルク(あそこで何があったのかは分からない。けど、確実にわかることはあそこにアトミラールが居て、グラーフを匿ったこと)

ビスマルク(もしかしたら……いや、たぶん、きっとアトミラールは私達を憎んではいない)

ビスマルク(全部上層部の決定で、私達にはどうしようもなかったと理解してくれているんだ。そうに違いない)

ビスマルク(心のつかえがとれた気分だった。それと同時に、グラーフが羨ましかった。愛し合う?それはたぶん思い込み……けど……いや、思い込みよ)

ビスマルク「アトミラール……」

ビスマルク(私も、またアトミラールと会って話をしたかった。いつかできますように。できれば、そう遠くないうちに。そう祈った)



ソ連軍将校「こっちだ」

熊野「……」ムスッ

提督「わかった」

提督(アルハンゲリスクでの戦闘は、ほとんど終わった。ドイツ軍の生き残りの大半は降伏していた)

提督(そんな中、街ではドイツ軍の生き残りに対する容赦ない仕打ちが行われていた。俺たちはドイツ軍の兵士たちが処刑されていく光景を目撃した)

ソ連軍将校『次、民間人及び捕虜虐殺の罪で死刑とする。撃て』

ドイツ兵『待ってくれ!!』

ダンッ

ドイツ兵『』

ソ連軍将校『次、民間人及び捕虜虐殺の罪で死刑とする。撃て』

ドイツ兵『助けてくれ!!そんな事してない!!』

ダンッ

ドイツ兵『』

熊野『この……いい加減に堪忍袋の緒が切れましたわ!!止めなさい!!』ダッ

提督『熊野!!』ダッ

提督(命乞いするドイツ兵たちを容赦なく処刑していく光景に、とうとう熊野が限界を迎えたようだった)

提督(激しい口論。熊野の武器が出そうになるたびに俺は必死で熊野を宥めつつソ連軍に捕虜の扱いを抗議する)

提督(だがソ連軍も決して譲らなかった。そして今、俺と熊野はソ連軍の案内でドイツ軍の『悪行の証拠』を見に行っていた)

ソ連軍将校「ついた。見るがいい。これが奴らのしたことだ」

提督「これは……!!」

熊野「っ!?」

グロ注意っぽい?

提督(そこにあったのは夥しい数の死体だった。軍人だけではない。民間人、老人や女子供も混じっている)

提督(いきなり世界が薄暗く、そしてモノクロになったように感じた。凍るような寒さの曇り空の下、信じられないような死体の山が……一体何人分の死体が……)

提督(おぞましい光景だった。理解できない。だが、現実として目の前にある。こんなことが……いったいなぜ……)

Z3『今の我がドイツは……狂っているわ。私達がバルト海や北極海でしたことを知ったら軽蔑するでしょうね』

提督「!!」

提督(いつかのマックスの言葉が思い出される。そうか……分かった……。あの子はこれを見たのか……)

提督(あの時の、去り際のマックスが浮かべていたあの言葉にできない表情が思い出された)

ソ連軍将校「これで分かっただろう?では、私は戻るとする」

熊野「……」

提督(ソ連軍の将校が帰っていく。後には俺と熊野が残された。熊野はただ信じられないといったように死体の山を凝視している)

ソ連兵「っ!!そんな!!兄さん!!」

熊野「っ!!」ビクッ

提督(死体を運ぶ作業をしていた若いソ連兵が声をあげる。周りのソ連兵たちが集まってきた。どうやら、あの中に身内が居たようだ)

ソ連兵「嘘だ……嘘だそんなこと……!!」ポロポロ

ソ連兵「ドイツの奴らめ……地獄に落ちろ……」

ソ連兵「同志……」スッ ギュッ

ソ連兵「か……帰ったら……帰ったら狩に連れて行ってくれるって言っていたのに……」ギュッ

提督(泣き崩れるソ連兵。周りのソ連兵たちが彼を慰めるように寄り添っている。ふと熊野の様子を見ると、熊野はその光景をジッと見つめていた)

熊野「……」

↓×1~3 ドイツ軍の闇、おぞましい死体の山。少なくとも熊野が見て憤ってきたソ連軍の所業とは比べものにならないくらいの、熊野にとってもはや怒りではなく恐怖を感じるほどのもの。そして泣き崩れる若いソ連兵と彼を慰めるその仲間たちを見た熊野の心境と行動

熊野は人々の亡骸に圧倒されて言葉も出ない。心のどこかで自分にとってこれは平和な日常を取り戻すための戦いで自分は良い軍人でありたいと思っていたが善悪とかでは到底判断出来ないむごたらしさの前にとにかく速やかにこの戦いを終わらせなければまた多くの命が犠牲になると考える

鈴谷や提督たちの前では気丈に振る舞ってきたが、正直もういっぱいいっぱい
提督の胸を借りて赤子のように泣きじゃくる

436+437

提督「熊野……」

熊野「……」

提督(熊野は何も言わない。俺はこれ以上ここに居たらいけないと思った。今は、立ち去るべきだ)

提督「行こう、熊野」スッ

熊野「……」

提督(俺は熊野の手を引く。熊野は俺の手を取り、ついてきた。ただ前だけを見る。振り返らなかった)

熊野「……」ギュッ

提督(手が痛いほどに握られる。だが、言葉は無い。俺たちは来た道を戻る。心まで凍えるぐらいに寒かった)



提督「はい?」

提督(その日の夜、もうそろそろ寝ようと思っていたところで俺の部屋のドアがノックされた)

提督「……?」

提督(……返事がない。いったい誰だ?奇妙な来客者に警戒心を高める。俺は拳銃を手にすると警戒しつつドアを開けた)

熊野「……」ポロポロ

提督「熊野……!?」

提督(そこに居たのは、熊野だった。目を赤くして涙を流している。胸の前で強く抱えている枕はその涙で濡れていた)

熊野「っ……!!」バッ ギュッ

提督「!!」

提督(熊野は俺の顔を上目遣いに見上げると、枕を落としてそのまま俺に抱き付いて来た。そして俺の胸に顔を埋める)

熊野「っ……うぅ……うぁ……!!」

提督「……」ギュッ

提督(言葉は、不要だった。俺はさめざめと泣く熊野を強く抱きしめ、頭と背中を撫でる。そして部屋に熊野を入れた)

提督(明かりを消す。真っ暗な部屋の中、ただ熊野の押し殺した泣き声だけが聞こえていた)

提督「熊野、これで何も見えない。体裁もなにも気にするな」

熊野「くっ……ふぐっ……うわああああ!!ああああああ!!」

提督(まるで赤子のように泣きじゃくる熊野。あの熊野が、いつでも優雅で上品な振舞いを崩さない熊野がそうするほどに……)

提督「……」ナデナデ

提督(そのまま熊野を落ち着くまで熊野を抱きしめて頭と背中を撫でる。それしか、できなかった)

提督(熊野が愛しかった。暫くして、熊野は少し落ち着いてきたようだ。ふと、熊野が言葉を紡ぐ)

熊野「き、今日は……一緒に寝てくださらない……?」

提督(震えるか細い声。あの熊野がそれだけ俺を頼りにしてくれているのだ。断ることなどありえない)

提督「着替えるから、少し待ってくれ」

提督(俺は濡れた上を脱ぎ、新しいものをだして着る。そして熊野と一緒にベッドに入った)

熊野「……」キュッ

提督(服の裾を掴まれて、俺は熊野を見る。微かな光の中、きらりとした熊野の目が俺を見つめていることに気がついた)

提督「……」スッ

熊野「……」ギュッ

提督(俺は熊野をもっと抱き寄せて密着させると、腕枕する。熊野は、されるがままに俺に密着し、俺の身体に触れた)

提督(布団を俺の胸元、熊野の口元まで引っ張る。少し寒い部屋も、気にならない。熊野の体温を感じる)

提督(暫くして、熊野が寝息をたて始める。俺も心地よいまどろみに沈んでいくようにして意識を手放した)



ガングート「ガングート、ただいま到着した」

ソ連軍政治将校「よく来てくれた。そこに座ってくれ」

ガングート「Спасибо」

ソ連軍政治将校「話に聞くが、君はあの日本人の提督をとても頼りにしているそうではないか。よく会っていると聞いている」

ガングート「!!」ドキン

ソ連軍政治将校「実質的に艦隊の指揮を執っているのは彼だと聞いた。訓練や講義もしてもらっているらしいな」

ガングート「……!!」タラリ

ソ連軍政治将校「いや、別に咎めようとしているわけではない。そんな顔をするな。実際、彼の下で君たちは格段に成長した」

ソ連軍政治将校「彼が優秀なことは党も把握している。そこで、だ。我々は彼に同志になってもらいたいと思っている」

ガングート「同志になる……?」

ソ連軍政治将校「そうだ。今は日本とうまくやっている。だが、ついこの前まで敵同士だった」

ソ連軍政治将校「それがドイツという共通の敵のために一時的に手を組んだにすぎないと上層部は考えている」

ソ連軍政治将校「日本や他の国との今後の関係を考えると、海軍力の増強は必須だ。だが我々にとってそれは容易い事ではない」

ソ連軍政治将校「しかし、もし彼が協力してくれればそれ以上に心強い事は無い。ガングート、君は彼と親しい」

ソ連軍政治将校「君から強く働きかければ、彼をこちら側に引き込むこともできるかもしれない。やってくれるな?」

↓×1~3 ガングートの心境と返答

祖国のために、そしてなによりも提督により近づき愛してもらえる千載一遇のチャンスと受けとめるも、提督への裏切りに等しい背信行為に対する後ろめたさと提督を囲む艦娘達がその企みを全力で阻むことによる任務の難しさを憂慮し、その場では明確に返答できなかった

仲間に引き入れたところでいずれは粛清されるのがオチ。国を思う気持ちは将校たちと変わらないが、一度彼と一生を添い遂げると決めた今、従うつもりは毛頭ない。場合によっては国を捨てる覚悟でいる。

将校たちには従う素振りを見せるものの、提督と日本の艦娘(明石含む)たちにはこのことを伝え、提督の身の安全も考慮し護衛として必ず2人以上は可能な限り常に提督と行動をとるよう提案する

>>442

ガングート「私は……」

ガングート(……これは、チャンスだ。あの人を私だけのモノにすることができる。それに、祖国の為にも良いことだ)

ガングート(だが……これはあの人の想いを踏み躙ることだ。あの人を苦しませてしまうだろう……)

ガングート(それに、もし私がそうしようとしたら他の提督を囲む艦娘達がどうしようとするか、考えるまでもない)

ガングート「私は……提督を同志にすることが祖国の為になるという事は支持するし、個人的にも好ましい」

ガングート「だが、それが実行可能かと聞かれれば難しいとしか言えない……私は……」

ソ連軍政治将校「……なるほど。同志、その左胸の勲章はソビエトにおける最高の勲章だ。その勲章を持つ君にできないことはない」

ソ連軍政治将校「それにНКВДが全力で君を支援する。君に考える時間を与えよう。それを踏まえてもう一度よく考えてくれ」

ガングート「分かった……では、失礼する」



提督「ん……」ムクリ

提督(窓から差し込む太陽の光で目が覚める。まだ眠っていたいが、意識して体を起こす。横たわっていたらいつまでも寝てしまうからな)

熊野「あら、起きましたのね」

提督「っ!?熊野……!?」

提督(椅子に座って何かを飲んでいた熊野が声をかけてくる。寝起きのぼんやりとした頭が混乱した)

熊野「驚いていますのね。何かマチガイを犯してしまったなんて言う事はありませんから、安心してくださいな」

提督「っ!!あ、ああ……そうだ、思い出した」

提督(昨晩のことを思い出し安心していると、クスリと熊野が笑った。熊野を見ると、優しい眼差しで俺を見ている)

熊野「朝は弱いのですわね?意外でしたわ」

提督「っ……恥ずかしいな……」

熊野「ふふっ、言いふらしたりしませんわ。ほら、紅茶が入ってますわよ?濃い目に入れましたから、朝の目覚めにちょうどいいはずですわ」

提督(熊野はСамоварの上に乗っていたティーポットから紅茶をカップに注ぐ。俺は机まで歩いて行き席に着いた)

提督「ありがとう、熊野。頂くよ」

熊野「ええ、どういたしまして。……どうかしら提督?目が覚めたかしら?」

提督「……っ!!ああ、目が覚めた」

熊野「それは良かったですわ。ところで提督、それが先ほどからずっと点滅していますわ。何か連絡があるのではなくて?」

提督「なんとまあ。確認する」

提督(俺は携帯端末を開くと連絡を確認する。どれどれ……重要度最高だと!?ということは、その内容は……)

提督「熊野、とうとうこの日が来た。我々は日本へ帰還する」

熊野「っ!?日本へ……帰れる……!!確かですの?」

提督「ああ。アルハンゲリスクの戦いも終わったことだし、そうなるとは思っていた」

熊野「良かった……!!っ……でも、東欧戦線ではこの後もずっとこんなひどい事が続いていきますのね……」

提督「……あまり考えすぎるな。残念だが、どうしようもないことはある」

熊野「……提督、私は悟りましたわ。一刻も早くこの戦争を終わらせなくてはならないと」

熊野「さもないとこのような惨劇がいつまでも続く……そんなこと、許容できませんもの」

熊野「私達ならきっとできるはずです。ですから提督、この熊野を導いて。必ず期待に応えて見せますわ」

提督「熊野……分かった。これからもよろしく頼む」



ガングート「……」ツカツカツカ

ガングート『えっ……日本へ帰るのか……!?』

提督『ああ。アルハンゲリスクでの勝利を得たことで、ひとまずの所はこちらでの我々の役目は終わったからな』

提督『それに帰ってやらなくてはいけないことができたんだ。っ……そんな顔をしないでくれ。またすぐに会える』

提督『戦争が終わったら日本へ君を呼ぶよ。それで、できれば一緒に暮らしていきたい。どうか考えておいてくれ』

ガングート『……ああ、わかった』 

ガングート《っ……戦争が終わったら?それまでは私と会わないつもりか?なるほど、貴様には他にも女がいるから寂しくはないかもしれないな)ギリッ

ガングート《だが私には貴様だけだ。提督しかいないんだ……そんな私を、貴方は一人置いて帰るつもりだ……ならば……》ジワァ キッ

ガングート「失礼する。ガングートだ」コンコン

ソ連軍政治将校「ああ、君か。入ってくれ。それで、何の用だ?」

ガングート「この前の話、受ける。提督をこちら側に引き込んで見せる。だから私を日本へ派遣しろ」



提督「着いたか。よし、各員今日は休んで良し。部屋で荷物を広げてゆっくりするといい」

「「「「了解」」」」

大鳳「ふぅ……この感覚、久し振りね……」

鈴谷「あ~つ~い~!!ヒートショックで死んじゃう……」

熊野「安心しなさい、鈴谷。急激な温度差じゃないと問題ありませんわ」

提督(アルハンゲリスクから大湊へ帰還した我々は、そこで数日の休暇をとってからすぐにトラックへと移動した)

提督(その目的は深海棲艦たちの監視と、彼女達との話し合いだ。現在、彼女達の一部がこれ以上の戦闘行為を拒否し、南洋諸島で厳戒態勢をしいていた)

提督(その理由は紅海での戦いにある。現在、我が軍はスエズを奪還できずに大苦戦を強いられていた)

提督(ドイツ・イタリア軍は彼の地に大規模な軍団を配置し、難攻不落の要塞を築いていたのだ)

提督(それに加えて、ジェットエンジンなるものを搭載した新型機や対艦誘導弾のような新兵器の数々が立ちふさがり、攻撃するごとに大損害を負って敗北していた)

提督(それでもスエズを奪取せんと攻撃を続けた結果、深海棲艦艦隊の被害が深刻なこととなってしまったのだ)

提督(その様はまるで日露戦争時の二百三高地の戦いを彷彿とさせるような酷い消耗戦だったそうだ)

提督(一番酷い艦隊では死傷率が200パーセントを越えるほどの大損害に、深海棲艦たちの一部がついに我慢の限界を迎えてしまったということだ)

提督(彼女たちの要求は、彼女たちを攻勢に投入することを今後一切しないことだった。それが認められない限り、一切の命令を受け付けないと宣言している)

提督(万が一彼女達との間で内戦に突入するようなことになれば、大変なことになる。政府や軍は話し合いでの解決を試みた)

提督(しかし彼女達はそのことごとくを短期間で打ち切り、そして今では話し合い自体を拒否していた)

提督(その理由は日本側の深海棲艦への差別的な扱いにあった。今では本当に内戦の可能性が見えてきてしまっていた)

提督(そんな彼女たちが唯一交渉役として認めたのが俺だったらしい。それまでの実績から真摯な対応を期待できるということだろう)

提督(俺自身、彼女達を差別し見下すつもりも、使いつぶすつもり全くなかった。ともかく、ちゃんと話をしなくては)

霞「っ!!居たわね、このクズ司令官!!」キッ ズカズカズカ

提督「っ!?霞!?」

提督(そんなことを考えながら自室に向かって歩いているときだった。霞にいきなり怒鳴りつけられたのは。霞は、物凄い剣幕でずかずかと歩いてくる)

提督(現在、ここトラックには元遣ソ艦隊の艦娘達に加えてスエズ方面艦隊や大西洋艦隊から引き抜かれてきた子たちが駐屯している)

提督(霞も引き抜かれてきた子たちの中の一人だった。名簿で確認していたが、まさか到着早々に罵倒されるとは……)

提督「霞、久し振りだ。それにしても、いきなりご挨拶だな?」

霞「口を閉じる!!いいからついて来なさい!!」グイッ

提督「っ!?か、霞!?どういうつもりだ!?」

提督(訳が分からない。俺は仕方なく霞について行く。霞は、空き部屋の1つに俺を連れ込んだ。本当にどういうつもりだ?)

提督「霞……?」

霞「アンタ皐月に手を出したでしょ!?」キッ

提督「!?」

提督(振り向き、俺をキッと睨みつけながら怒声を放つ霞。まさか……なぜ知ってる……!?皐月が話したのか……!?)

霞「その反応……!!本当に手を出したのね!?」ワナワナワナ

提督「か、霞……!!落ちついて話を聞いてくれ……!!」

霞「十分落ち着いてるわよこのクズロリコン!!皐月が何歳だと思っているの!?それ以前に何歳差だと思っているのよ!?」

提督「あ、あの時は……その……」

霞「コレで皐月にキスだけじゃなくてアレなことまでしてたら本当に憲兵に通報してたんだから!!」

提督「け、憲兵……!!」

霞「そうよ、憲兵よ!!司令官はヘンタイクズロリコンの烙印を押されて逮捕よ!!タ・イ・ホ!!」

提督「……!!」

提督(と、とりえずまだ通報はされていないようだ……よかった……だが、それも霞の気分しだいか……)チラリ

霞「何!?何か申し開きがあるの!?」

提督「……俺は皐月を本当に大切に思ってる」

霞「っ!!……だから何よ!?愛があれば年齢は関係ないってこと!?ならせめて皐月が成人するまで待ったらどうなの!?」ギロリ

提督「……」

提督(ぐうの音もでない。霞の言っていることは正論だ。だが謝るわけにはいかない。そんなことをしたら皐月に失礼だ)

霞「それとも何!?ヤバイと思ったけど性欲を抑えきれなかった!?ならさっさと去勢しろ!!」

提督「き、去勢……」

霞「そうよ、去勢!!ふーっ!!ふーっ!!っ……!!」スッ スルリ

提督「!?」

提督(顔を真っ赤に染め、激しく葛藤しているように顔を歪めていた霞は覚悟を決めたように歯を食いしばり、いきなり手をスカートの中に入れて下着を下ろす。)

提督(ど、どういうことだ……!?混乱する俺を横目に、霞はスカートの中が見えないように膝を曲げず前屈しながら脚を交互に上げて下着を完全に脱いだ)

霞「ほら、これあげる!!」ズイッ

提督「!!??」

提督(そしてそれを俺にずいっと差し出してきた。涙目で睨まれる。耳まで赤い。差し出される手は羞恥の為に震えていた)

霞「男の人は女の子のぱ、パンツで性欲処理できるんでしょ!?しかも脱ぎたてならなお良しとか!!だからこれ使いなさいよ!!いい!?」

↓×1~3 提督の心境と反応

霞が自分の事を想っているのは明らか
皐月と同じ事をして明らかに冷静でない霞を優しく諭す

好きでもない相手にこんな事をした訳ではないだろうな?と宥める
それから449で

>>450

提督「霞……お前……」

霞「な、何よ!?いいからさっさと受け取りなさいよ!!」

提督「好きでもない相手にこんな事をした訳ではないだろうな?」

霞「好きっ!!あっ!?はぁああああああ!?だ、誰がアンタのことを好きなのよ!?」ボンッ

提督(あんまりな霞の行動を窘めるように言うと、霞が絶叫した。その様は正に図星を刺されたというようで……)

提督(なるほど。そうか、あの霞が俺のことを……俺はジッと霞を見つめる。霞は先程とは打って変わって怯えたようにたじろぐ)

霞「な、何よ……!?何なのよ!?もう!!私は別にアンタのことなんか……!!」

提督(整った顔立ちに光を湛えた大きな目は絶妙な角度のツリ目で、それを引き立てるきりっとした眉も相まってとても勝ち気で凛々しく見える)

提督(しかし、かといって年相応の可愛らしさが無いわけではない。むしろ一見相反し、打ち消し合いそうな属性が見事に両立していた)

提督(その結果、本来並び立たないはずの属性同士が互いを引き立てている。まごうことなき美少女だ)

提督(そして性格は……まるで日本刀のように鋭く厳しい。だが、それは一本の刃のように強固な意志を持っているからだ)

提督(そのうえ、優しさやユーモアもちゃんと兼ね備えている。俺に対してはそれを厳しさの分厚いオブラートで包みすぎとも思うが)

霞「っ!!何とか言いなさいよ!!いや、もういいから早く受け取れ!!ほら!!」ブンブン

提督(ぶんぶんと手を振るたびに霞のパンツがひらひらと誘うように揺れる。今の霞はちょっとおかしくなっているようだ)

提督「霞」サッ ギュッ

霞「なっ!?ふぁ!!??」ピシッ

提督「君も俺の大事な人の一人だよ。だから、そう簡単にそんなことをするな。もっと自分を大切にしてくれ」

提督(だが、それは霞のやさしさ故だ。俺の性欲を自分で何とかしようとしてくれたのだろう。俺は優しく霞を抱きしめ、そして諭すように言葉をかけた)

霞「ぁ……!!」

↓×1~3 霞の心境と反応

抱き締められたことで体の内から霞自身にはまだ理解出来ない女としての悦びを感じて思わず破廉恥な妄想をしてしまい、その羞恥心と未だに残るプライドによって赤面しながら慌てて提督の言葉を否定するも、一方で提督が離れることに関しては淋しさを否定出来なかった

>>453ですが文章の繋がりも考えてちょっと訂正します
このレスは範囲外でお願いします

×提督の言葉を否定するも、
○提督の腕を払いのけるが、

本当は大好きな司令官の匂いと体温で頭がぼーっとなって甘えたい気持ちになってくる

>>453

霞『……!!』ドキドキ

霞《とうとう、主人公がずっと好きだった先生と初めて結ばれる所まできた。優しく抱かれて、キスされている》

主人公『先生、私、初めてなんです……』

教師『名前で呼べと言ったろ?大丈夫、優しくするよ』

霞《服を脱がされて、体を優しく撫でられて、胸を揉まれて、手でされて、いよいよ……シちゃうんだ……!!》

主人公『いっ!!たっ……!!』

教師『大丈夫……?』ナデナデ

主人公『う、うん……!!』

主人公《どうしよう!?痛いのに……それよりもやっと先生と結ばれたのが嬉しすぎて……体の奥から……!!》

霞《そうなのかな?好きな人と結ばれたら、どんな感じなのかな?よくわからないけど、でも……》

霰『……うわ、エロい』

霞『っぎゃああああ!!』ビクン バッ

霰『……!!……びっくりした』ビクッ

霞『な、な、な、何なのよ!?』

霰『何、読んでいるのかなって……思ったから』

霞『こ、こ、こ、これはただの少女漫画だから!!ヘンな奴じゃないから!!』

霰『そ、そう……分かった……』

提督「……」ギュッ

霞「……!!」フルフルフル

霞(何……これ……すごく……すごく胸が……すごく嬉しくて、満たされて……私……もうどうすればいいのかわからない……)

提督『綺麗だよ、霞』サワサワ

霞『んふっ……!!き、キレイって……本当……?』

提督『ああ。ここはまだ発展途上だな。けど、とても柔らかい。このままずっと揉んでいたい気分だ』モミモミ

霞『っ……馬鹿ぁ……!!』ピクン

提督『こっちはどうかな……?』スッ クチュクチュ

霞『あんっ!!そ、そこはだめぇ……!!』ビクン

霞(わ、私……このまま提督とシちゃうのかな……!?こんな感じで、いっぱい触られて……気持ち良くされて……)

提督『入れるぞ、霞』

霞『う、うん……来て……』

提督『っ……はっ……!!』グッ

霞『いっ……つぁっ……!!』ブツッ ズププププ

霞(処女、貰われちゃって……初体験しちゃうのかな……司令官と恋人に……なれちゃうのかな……?)

提督「……霞?」

霞「っ!?だ、まだダメ!!」バッ

提督「っ!?」

霞「はぁーっ……はぁーっ……はぁーっ……!!」

熊野「霞?大丈夫ですの?どうかしまして?」ガチャッ

提督「っ!!」サァッ

霞「えっ!?」

熊野「へっ?」

↓×1~3 誰も使っていないはずの個室、明らかに動揺している提督と顔を真っ赤にして何故かショーツを掴み、息を荒くしてこちらを驚愕の眼差しで見ている霞を目撃した熊野の心境と行動

提督を襲おうと理性の箍が外れかけるが持ちこたえる
一旦提督を追い出して霞から事情を聞く

これからナニに及ぼうとしてる雰囲気だと勘違いして自分も実は提督のことが好きだからと割って入る

459

霞の未熟さや普段の言動、提督の性格を考えて事に及ぼうとしていたとは思えなかったが、お取込み中に図らずも入り込んでしまったのは事実なのですぐさま謝罪する。しかし、心中では何故か安堵してしまった自分がいることに自己嫌悪している。

提督「く、熊野……これは……!!」

霞「あっ……あぁ……そ、その……」

熊野「……なるほど。分かりましたわ」

提督「な、何が分かったんだ……?」

霞「あぅ……」

熊野「……」ジッ スタスタスタ

提督「く、熊野……!?」

提督(俺と霞を確認した熊野はそう呟くと感情の読めない無表情で、しかし視線で俺を捉えて離さずに歩み寄ってくる)

提督(何が起こるのか分からない。あまりの無表情っぷりにこのまま刺されたりするのではないかという恐怖を感じた)

提督「熊野……っ!?」

熊野「んっ……ちゅっ……」グイッ ダキッ

霞「なっ!?」

提督(俺が声をかけるとほぼ同時に熊野が俺に抱き付き、そして唇を重ねてくる。一拍遅れて驚愕)

提督(熊野の前髪がくすぐったい。上品な匂いが鼻腔を満たす。顔を傾けてはいるが、唇が押し付けられるだけのプレッシャーキス)

提督(初々しさを感じる。そこで気がついた。熊野の肩がかすかにふるえている。首にまわされた手も、同じく)

提督(体が震えるほど熊野にとって大胆な事をしてしまうほどに思われているのであれば、それはとても光栄なことだ。熊野が愛おしかった)

↓×1~3 霞の心境と行動

何が起こったのかと一瞬呆気に取られるがすぐさま引き離しにかかり、顔を真っ赤にしながらこういうことは気持ちの通じ合った相手ではないといけないとやや説教染みたことを主張する

皐月に手を出してたことに加え複数の女に手を出していたとは不誠実だと怒鳴りつける、信じていた指揮官がそんな人間だったことを心底恥じて提督をなじる

>>463

霞「な、何やってんのよこのクズ!!」グイッ

提督「んはっ!?」

熊野「んっ……霞……」ジッ

霞「私にあんなことしておいて……!!しかもよく考えたら皐月にも手を出してるじゃない!!」キッ

熊野「……!!」

霞「同時に何人もの女の子となんて不誠実よ!!アンタはそんな奴じゃないって信じてたのに……!!」

熊野「同時に何人もの……ねぇ……」チラリ

提督「ち、ちょっと待ってくれ……!!」

霞「私は!!私は……本当に、心から恥ずかしく思うわ……このクズ……本当に……好きだったのに……!!」ギロリ

↓×1~3 霞の話を聞いた熊野の反応

現状提督への信頼に揺らぎはないが、あえて霞の話に乗り鈴谷の名前を出してカマをかけてみる

何となく提督は色んな女性と付き合っててもしょうがないかと妙に腑に落ちてしまう

467

>>467>>468

提督「霞……」

熊野「他に提督と関係を持っていそうな子……そう、例えば……鈴谷とかかしら、提督?」

提督「く、熊野……!!」

熊野「その反応、どうやら鈴谷ともそういう関係の様ですわね?ソ連に居た時にそうなったのでしょう?」

提督「……ああ」

熊野「……」ジッ

霞「……」ギロリ

提督(熊野は相変わらずのポーカーフェイス。そして霞は今や俺を軽蔑を込めた視線で睨みつけている)

提督(もはや、言い逃れはできまい。俺は覚悟を決めた。だが、このまま誤解……ではないかもしれないが、せめてすべてを知って欲しい)

提督(その上でもう一度考えてみてほしかった。俺は、二人に語り掛ける。すべてを話すために)

提督「全部……全部話す。嘘偽りなく、俺がどういう人間なのか、何をしているのかを。だから、どうか俺の話を聞いてくれないか?」

熊野「ええ、聞きましょう」ジッ

霞「……」

提督(熊野は真剣な眼差しで俺を見つめてくれた。一方、霞はもはや俺をゴミを見るような目で睨みつけていた)

提督(その表情は今まで見たこともないような敵意の溢れるものとなっている。いつもの厳しい霞とも全く違う。そうか、これが……戦場での霞の片鱗を味わった)

提督(威圧感に押しつぶされそうだったが、負けずに全てを話した。今まで俺が何をしてきたか。そしていかにして何人もの子と関係を持つことにしたのかを)

↓×1~3 熊野と霞の心境と反応

熊野
流石に少し動揺するが、当人達が納得しているのであればと戦時中の今だけは不問に付すと決める


今までに聞いたことのない常識や倫理を外れた生々しい告白に衝撃を受け、現実を受け止めきれずにいる

熊野
自分も提督が好きだと告白する
ハーレムも場合によっては受け入れる覚悟でいる


ハーレムを当事者たちが納得しているのかを聞く

>>472

>>473
すみません、霞の心情を書き忘れたので追加します

自分が提督をどうにかして矯正しなければと奮い立つ

IDが違いますが473です

提督「これで、すべてだ。これが俺の今までの物語だ」

熊野「……そうですの」

霞「……!!」

提督(俺の話を聞いて、熊野は比較的落ち着いていた。目を閉じてそう呟く。そして霞は信じられないと言ったように目を見開いていた)

提督(だが、先ほどのように睨みつけられたり俺に敵意を抱いていたりするわけではない。ただ単純に驚愕していた。本当に、ただ驚愕していた)

熊野「まあ、あんなことをしたのですもの。分かってらっしゃるかとは思いますが、改めて申し上げましょう。提督、お慕いしております」

霞「!!」

提督「熊野……!!」

熊野「あの日、私が提督の寝室を訪ねた時、貴方は私に手を出したりせず、ただ優しく接してくれた」

熊野「そんな提督が、悪い人の訳ないわ。少なくとも、私はそう思います。だから、提督がなさっていることも……」

熊野「そういう事情があるのなら、そして提督がおっしゃったように全員を幸せにする覚悟があるのであれば、私はそれを受け入れる覚悟ですわ」

霞「……!!」

提督「ありがとう、熊野。もちろんだ。君を大切にする」

熊野「ええ、そのようにお願いね」

霞「っ……そ、それでいいんですか、熊野さん?納得できるんですか……?」

熊野「ええ、もちろん」

霞「っ……ほ、他の人はどうなの……?ちゃんと納得しているの……?」

提督「俺は、このことを話して受け入れてくれた子以外に手を出さないと決めている。当たり前のことだ。だから……」

霞「だから……?」

鈴谷「……すくなくとも、私は納得しているよ」ガチャッ

霞「っ!!」

提督「鈴谷……!!」

熊野「……」

鈴谷「確かに、最初は正直どうかなって思ったけどね。でも、もう納得してる。だって、提督はちゃんと言っていることを守ってくれるから」

霞「そ、そうなんですか……?」

鈴谷「うん、ちゃんと優しくしてくれるし、たくさん愛してくれるから。この人なら、まあいっかってなるの」

霞「……」

鈴谷「まあ、もちろん嫉妬することもあるけどね!けど、そうなってもちゃんと私を安心させてくれるから」

熊野「なるほどね。期待していますわよ、提督?」

提督「熊野」

鈴谷「きっといつかこうなると思ってたよ。熊野も提督のこと好きだったもんね」

熊野「今はただ、嫉妬に身を焼かれそうですわ、鈴谷」

鈴谷「……てへぺろ!」

熊野「……くすっ」

提督(く、熊野が……熊野、目が笑ってないぞ……)

霞「こ、こんなの……!!」

提督「霞……受け入れがたい話であることは分かっている。でも、もし受け入れられなくても……どうか俺たちのことは放っておいてくれないか?」

霞「っ……そんな事、できる訳ないじゃない……!!アンタの言い分は分かったわ。最低最悪のクズじゃないってことは理解した」

霞「でも、それでも、やっぱり受け入れがたいわ。そんな事、おかしいもの……私は……っ……ひとまず保留にしておいてあげる」

提督「わかった。ありがとう、霞」

鈴谷「……ひとまず話はまとまったという事でいいんだよね?」

熊野「そうですわね」

鈴谷「おっけ。それでさ、ちょっと聞きたいんだけど……なんでかすみんは下着握りしめてんの?」

霞「!!こ、これは……!!」

熊野「私はてっきり事に及ぼうとしているのかと思っていましたけど……」

提督「……いろいろと俺の為を思ってくれていたんだ。触れないでやってくれ」

霞「……!!」フルフルフル

鈴谷「ん、分かった」

熊野「分かりましたわ」

提督「よし、では俺は行くとしよう。午後から早速あの子たちと話し合いがあるんだ。君たちもせっかくの機会だからゆっくり休んでくれ」

提督『というわけだ。これからは私が君たちの指揮を執る。決して無謀な攻撃を強要したりはしない』

提督『そして我が軍上層部の無礼な振舞いを心から謝罪する。だからどうか我々を赦して、再び共に戦ってくれないか?』

中間棲姫『……分かったわ。貴方のことは、信じる。貴方なら、信じられる』

駆逐古姫『うつけめが。うぬのことなど信じられるわけが無かろう』ジロリ

提督&中間棲姫『『!?』』

駆逐古姫『同じようなことを前も言っていた。そして、その結果が現状であろう?この嘘吐きめが。そもそも、うぬの事はもともと気に食わなかったのじゃ』

駆逐古姫『我らの要求は変わらぬ。一歩たりとも譲歩はせぬ。もし受け入れられぬと言うのであれば、武力行使もやむをえぬぞ』ニタァ

提督『……!!』

提督(理由は分からないが、俺は駆逐古姫に非常に嫌われているようだった。なぜなのだろうか……?)

提督(相手側のもう一人の代表である中間棲姫は俺の話を聞いて、再び共に戦う事を受け入れてくれた)

提督(だが、駆逐古姫の方は完全に拒否してきた。どんなにこちらが譲歩しても、彼女たちの要求を全て認めなければ内乱も厭わない様子だ)

提督(彼女に付き従う深海棲艦は少なくない。この事態の収拾のためには彼女の説得が必須だった)

提督「どうしたものか……っ!?」ビクッ

提督(夕方、工廠が言ったん切り上げられ明日に持ち越しにされたあと、廊下を歩いていたらいきなり体を引っ張られる)

提督「く、熊野……!?」

熊野「……」グイグイ

提督(何事かと思ったら相手は熊野だった。そのまま、されるがままに空き部屋に連れ込まれた)

提督「ど、どうしたんだ……?」

熊野「……今夜、時間があるかしら、提督?」ジッ

提督「っ!!もちろんだ、熊野。あるよ」ハッ ニコッ

熊野「そうですの。では、部屋でお待ちしておりますわ。いらしてくれますわよね?」

提督「レディのお誘いを断る手はないな。是非お邪魔させてもらうよ」

熊野「ふふっ、時間は……九時にしましょうか。そのようにお願いいたしますね」

提督「分かった」



提督(夕食を取って、シャワーを浴び、歯を磨いて準備は出来た。とりあえずそこそこ良いワインを調達する)

提督(艦娘は飲酒が認められているらな。それに、初めての時は雰囲気作りが大切だ。アルコールはそれに最適なものの1つだ)

提督(そしてグラスと何かつまめるものをという事でナッツとチョコを持っていくことにする)

提督「熊野、来たぞ」

熊野「どうぞ、鍵は開いていますわ」

提督(多少緊張しながら熊野の部屋につき、ノックをするとそう声をかけられる。俺はドアを開けて、中に入った)

熊野「こんばんは、提督。待っていましたわ」

提督「っ!!あ、ああ、こんばんは、熊野」

提督(熊野は瀟洒なネグリジェに身を包んでいた。上品な熊野らしい装いだ。いつもまとめている髪もおろしていて、大人っぽく見えた)

熊野「あら、ワイン?それは……神戸ワインじゃないですの!」

提督「そうだ。好きだと思ってな。それにしても、何か甘い良い匂いがするな?」

熊野「アロマを焚いているのですわ。どうかしら?」

提督「何と言うか、さすが熊野って感じだな」

熊野「お褒めに預かり光栄ですわ」

提督「それに、そのネグリジェ、とても似合っているよ」

熊野「ふふっ、そうかしら?頭を悩ませた甲斐がありました」

提督(思考が蕩けていくような甘い匂いの漂う熊野の部屋で、ワインをあける。ベッドに腰かけ、ベッドサイドチェストにグラスとワイン、ナッツとチョコ入りの小皿を並べた)

熊野「何に乾杯しますの?」

提督「君の瞳にしようか」

熊野「くすっ、キザと言うか、もはやアレな感じですけれど、提督が言うのであればまあ良しとしましょうか」

提督「危ないところだった。乾杯」

熊野「乾杯」

提督(グラスを合せる音が響き、ワインに口をつける。どちらともなく互いに見つめ合い、微笑み合った)

熊野「美味しいですわ。甘くて飲みやすい」

提督「それは良かった」

提督(雑談に興じつつワインを飲む。いい感じに酔いが回ってきた。とろんと蕩けた意識、心地よい体の火照り)

提督(ふと、視線を熊野の身体に向ける。ゆったりとしたネグリジェ越しにも分かる胸のふくらみ)

提督(周りに胸の大きな子が多いために相対的に小さく見えてしまうが、それでも日本人の平均ぐらいはあるだろう)

提督(そして全体的なバランスのとれた腰回り。ネグリジェの裾からのびる脚は惜しげもなくさらされており、完璧な造形美を誇っている)

熊野「……ふ、触れてみる?」

提督(俺の視線に気がついた熊野が、少しだけ震える声でそう言ってきた。顔を上げる。頬を染めた熊野が俺を見つめていた)

提督「いいのか?」

熊野「ええ、もちろん。……でも、優しくしてくださる?」

提督「ああ、もちろんだ」

提督(手を伸ばす。太ももに指先が触れた瞬間、熊野が声をあげ、恥ずかしそうに口を手で覆った)

提督「……なめらかだ」ナデナデ

熊野「っ……恥ずかしいですわ……」

提督(熊野の太腿に落としていた視線を再び上げる。切なげに揺れる翠の瞳、物欲しそうに少しだけ開かれた唇)

提督(俺は、顔を近付ける。熊野が目を閉じて顎を上げる。興奮する。が、逸り過ぎないように)

提督「……」チュッ

熊野「んっ……」

提督(熊野に口付けする。軽く押し付け、唇で熊野の唇をはむ。一度口を離すと、目をあけた熊野が物足りないと言ったような表情で見つめてくる)

提督(再び、口付けする。熊野の足に触れていた手は、今や熊野の身体にまわされている。柔らかな身体、腰骨を撫でる)

熊野「んっあっ……提督……」

提督(熊野を押し倒す。俺は熊野の正面に回った。潤んだ瞳に見つめられる。のしかかるように上に乗り、再び唇を合わせる)

提督(今度は舌を熊野の口に挿入した。抵抗なく開かれた唇の間から押し入れる。すぐに探り当てた熊野の舌に絡ませる)

提督(熊野の手が俺の身体にまわされた。俺は両手で熊野の頭を撫でる。さらさらとした髪に指を絡め、優しく労わるように撫でた)

提督(そして手を熊野の身体に伸ばす。脇から脇腹を撫でつつ腰へ。ネグリジェの上から熊野のお尻を揉む)

熊野「んふっ!?んん……」

提督(熊野が驚いたように息を吐き、体を強張らせる。俺は気にせず熊野の柔らかいそこを堪能した)

提督「ふっ……」

熊野「んぁ……提督……恥ずかしいですわ……!!」

提督「恥ずかしがることはないさ」

熊野「そう言われましても……ひゃぁああああ!!」

提督(熊野のネグリジェをたくし上げ、下着を露出させる。熊野が変な声をあげた。思わず体を起こして熊野を見つめる)

熊野「……!!」フルフルフル

提督(先ほどまでとは違い、羞恥の為に耳まで赤くして涙目で俺を見つめている。体が震えていた)

提督「……綺麗なショーツだ。純白で、上品なデザイン。穢れなき乙女って感じだ。似合っているよ」

熊野「……」

提督(なかったことにして、熊野の下着を褒める。その秘所を覆う純白のショーツは熊野らしい高貴なデザインだった)

提督(まじまじと見つめ、指でそのレースを撫でて指触りを楽しむ。腰の所に手を入れて、外側へ引っ張ると、鼠蹊部があらわになった)

熊野「っ……あ、あまり乱暴にしないでね?」

提督「分かってるよ」

提督(俺はそのまま熊野の秘所に顔を近付ける。だが、そのまま顔を埋めたりはせずにあえてそのままお腹へ転身した)

熊野「っ……あぁ……!!」

提督(熊野のお腹を撫で、臍に舌を這わせる。熊野は体をびくんとはねさせ、両手で口を押えた)

提督(そんな熊野の反応を十分に楽しんだところで、さらにネグリジェをたくし上げさせて胸元を露わにした)

提督(ショーツとおそろいの、純白の上品なレースのフルカップブラが露わになった。やはりCかDカップぐらいだな)

提督(大きさはそこまでないかもしれないが、それでも十分に魅力的だ。俺はその小山に手を添え、撫でる)

熊野「んっ……ふぅ……っぅ……」

提督(ブラの下へと手を潜り込ませ、直の肌触りを堪能する。ふにふにと柔らかく、しっとりと汗ばんでいた)

提督(背中に手を回してホックを外す。熊野があっという顔をした。俺はブラを取り払う。胸が露になった)

熊野「っ……!!」バッ

提督「なんで隠すんだ」

熊野「な、なんとなくですわ……」

提督「見せてくれ」

熊野「っ……」

提督(しぶしぶと言った感じで手をどかす。その先端はやはり固く自己主張しており、俺はその周りを撫でた)

提督(熊野は羞恥の為に唇を噛んでこちらを睨んでいたが、俺が微笑みかけると目を閉じて俺の愛撫を受け入れる)

提督(焦らしてから先端を摘まむ。熊野が声をあげた。弄ると、感じているのか体を軽く捩る)

提督(漏れ出る悩まし気な吐息。未開発ではこのぐらいか。俺は熊野の胸に顔を埋めた。熊野の匂いに包まれる)

熊野「ぁ……提督……ぁあ!!」

提督(熊野が俺にささやきかける。が、俺が舌で微かな谷間を舐めると声をあげた。そのまま胸を味わう)

提督(少ししょっぱい汗の味。舌で柔らかい胸を突っつき、押して、震わせるようにする。そして最後にその先端へ)

提督(固いそこを口に含むと、飴玉を転がすように舌で弄ぶ。熊野は肩を前に出して胸を庇うようにし、手で俺の頭を掴む)

熊野「だ……だめですわ……!!」

提督「何をするんだ。熊野、胸を張れ」

熊野「っ……無理です……!!」

提督「そんなことはない。ほら」

熊野「あぁ……!!」

提督(俺は熊野の肩を押し付け、背中に手を回して胸を張らせる。押し出された胸は呼吸と共に微かに揺れていた)

提督(再び、その先端を口に含み、甘噛みする。また胸を庇おうとする熊野を上目づかいで睨む)

熊野「っ……!!」

提督(熊野は少し顔を歪めると、仰け反るように顔を逸らした。喉元が唾を呑み込み、動いた)

提督「……」ジュルジュル

熊野「あん!!ち、ちょっと……!!あぁ!!」ビクン

提督(吸ってみると、当然の如く何も出ない。だが、熊野が肩を震わせた。そして下品な水音に抗議の声をあげる)

提督(構わず、むしろもっと激しく、だが痛くなり過ぎないように吸うと、その衝撃に熊野が体を仰け反らせた)

提督(俺の頭を掴む手に力が籠められる。引きはがそうとするその力に抗いながら、熊野の胸を蹂躙した)

熊野「んっあぁ……!!やぁ……!!」

提督「っ……」

熊野「はぁ……はぁ……提督……!!」

提督「感じていたようだな?」

熊野「っ……知りませんわ……」

提督(俺の言葉に、熊野の抗議の視線はそらされた。悪いことをした子供のようにそっぽを向く)

提督(俺は今度は脇腹に舌を這わせながら、再び熊野の秘所を覆うショーツと向き合った。軽くクロッチ部分を撫で、その秘所へ布越しに触れる)

提督(閉ざされた脚は、だがそこを守るのには不十分だ。布越しに感じる熊野のワレメ。少し下着が湿っていた)

提督(固くなっているそれに触れる度に熊野は喘ぎ声を洩らし、体を震わせる。俺は手をヒップへ移し、軽く揉んだ)

提督「……」グイッ

熊野「ちょっ……!!」

提督(そしてショーツを掴んで食い込ませる。まるでTバックのようになった。驚きの声をあげる熊野)

提督「すごい官能的だ。エロいよ」

熊野「そ、そのようなことをして……!!つぁ!!」

提督(ショーツを引っ張り、擦らせて秘所を刺激する。性感に体を張る熊野。俺は前の部分もつまんで、ワレメに食い込ませるようにした)

提督「すごい……!!」

熊野「ああ、もう……!!変態ですわ、提督……!!くぅ!!」

提督(ショーツが食い込み、ワレメが少し広がっている。その周りの秘肉を覆うものがなくなり、丸見えになっていた)

提督(処理された陰毛が少し見えている。恥丘を撫でると、熊野が腰を引いた。俺は、ワレメに指を這わせる)

熊野「あぁ!!そこは……!!提督……!!」

提督(妖艶に体を捩らせながら切ない声をあげる熊野。いつも上品に振舞っている熊野が快楽に押し流されそうになっている)

提督(その様子がもっと見たくて、絶頂を迎えた熊野がどうなるのか見たくて、俺は熊野の手マンを続ける)

熊野「あぁん!!はっ……!!やぁ!!は、はしたないですわ!!」

提督(構わない。もっと高まれ、熊野。ワレメから蜜が滲み、溢れてくる。硬くなっているそこを摘まむ)

提督(嬌声をあげる熊野。俺は秘肉に口付けする。雌の味、熊野の味。舌をショーツの下に潜り込ませる)

提督(むさぼるようにそこに吸い付き、中へ舌を入れる。キツイな。強い抵抗だ。そこを舐めまわしてからクリ責めに向かう)

提督(だんだんと激しくなってくる熊野のよがり具合。喘ぎ声は嬌声へと変わる。興奮のままに俺は熊野をイかせようとする)

熊野「あぁ!!はぁ!!や、!!いや!!おかしくなりますわ!!」

提督「……」ジュルジュルジュル

提督(腰が浮いている。がくがくと震える体。熊野はもう限界だ。ああ、その先を見せてくれ……!!)

熊野「提督!!ダメ!!おかしくなるって……!!駄目!!ああ!!来る!!来ちゃいますからぁ!!っぁ!!ああああああ!!」ビクンビクン

提督(嬌声が絶叫に。体を張った熊野は、一転、脱力。荒い息、蕩けた表情、潤んだ瞳、小刻みに震える体、胸が揺れる)

提督「……始めて男にイかされたな」

熊野「っ……ふぅ……はぁ……」

提督(熊野をイかせたという事が俺の男の部分を満足させた。つい口にしてしまうほど興奮している)

提督(熊野はそれどころではないらしく、虚空を見つめながら休んでいる。俺は熊野のショーツを剥いだ)

熊野「あ……!!」

提督(露わになった熊野の秘所。美しかった。そして官能的だ。物欲しげにひくついている)

提督(もう一度イかせようかと思ったが、いやらしくテカっているそこは十分に濡れていた)

提督「……」スッ カチャカチャ スッ ボロン

熊野「っ!!」

提督(我慢できなかった。熊野にぶち込みたい。俺はズボンとパンツを下ろすとモノを露わにした)

提督(熊野は初めて見るのだろう。驚愕の眼差しでコレを見つめていた。俺は熊野の脚を掴む)

熊野「あ、ま、待って!!」

提督「いいや限界だ。これ以上は待てない」

熊野「こ、こんな……!!カエルみたいな恰好、嫌ですわ!!」

提督「これが一番基本的な体位だぞ?」

熊野「それでも嫌なものは嫌!!もっと上品なのは無いの……!?」

提督「ふむ……なら、騎乗位にするか」

提督(本気で嫌がっている熊野に若干のもどかしさを感じたが、それはそれで面白そうだと気がつく)

熊野「きじょうい……?」

提督「乗馬するときのように女が男の上に乗るんだ。どうだ、上品だろう?」

熊野「そうですの……?でも、少なくともこれよりましですわ。それにいたしましょう」

提督(さて、自ら処女を散らす熊野が見ものだな。俺は全裸になってベッドに寝そべると、熊野に声をかける)

提督「よし、ではネグリジェとブラも取り払ってくれ。そして俺の上に膝立ちで跨るんだ」

熊野「ん……分かりましたわ」

提督(少し躊躇いつつネグリジェを脱ぐ熊野がまたものすごくそそる。ブラも取り払い一糸まとわぬ姿になった)

提督(顔を赤らめ、恥じるように胸と秘所を隠しながら立ち上がり、俺の上に言われた通り膝立ちで跨った)

提督「いまさら隠す必要はない。ほら、こうして……ゆっくり腰を下ろせ」

提督(俺は位置を微調整し、モノが入りやすいように熊野の方を向けながら熊野に声をかけた。熊野はもういっぱいいっぱいといった感じの表情だ)

熊野「は、はい……」

提督(手をベッドについた熊野がだんだんと腰を落とす。そうすれば当然、その秘所に俺のいきり立ったモノが触れることとなる)

熊野「!!」

提督(熊野が一番大事な所に触れた異物に、硬直した。俺はさらに微調整する。先端が熱くぬめるそこを押し開き、包まれた)

熊野「っ……!!」スッ

提督「何しているんだ?誰がそうしろと言った?」

熊野「で、でも……」ビクッ

提督(逃げるように腰を上げた熊野。先端が離れてしまう。俺は責めるように声をかけた。熊野は汗を垂らしながら憐れっぽい表情で俺を見つめる)

提督「……熊野、君は俺と結ばれたくないか?」

熊野「そ、そんなことありませんわ!!」

提督「そうか。俺も、はやく君と結ばれたい。熊野、君に入れたくて仕方がないんだ。頼むよ」

提督(俺の言葉に、熊野は目を見開いた。そして、どうやら覚悟を決めたようだった。真剣な表情で俺を見つめる)

熊野「わ、分かりましたわ」

提督(熊野は再び腰を下ろし始める。先端がその秘所にふれ、包まれる。熊野がそこで動きを止めた)

熊野「……!!」

提督(処女を捨て、男を受け入れることへの本能的な恐怖感だろうか?熊野がこちらを縋るように見つめる)

提督「熊野、愛している」

熊野「提督……」

提督(俺は、熊野を真っすぐに見つめ、想いを口にした。熊野はそう呟くと、再び腰を下ろし始めた)

熊野「うぅ……うぅ……!!っ……あぁ!!いったぁああああ……!!」グッ ブツッ ズブブブブ

提督(痛そうな呻き声。俺にモノが固い抵抗を貫き、熱く絡みつく中に飲み込まれて行く。それが丸見えだった)

提督(ついで悲鳴が漏れる。赤い滴が俺のモノを垂れていた。苦痛に歯を食いしばり、睨みつけるように自分と俺との接合点を凝視していた)

提督「っ……熊野……よくやってくれた」

熊野「こ……こんなに痛いものなのね……」

提督(根元までは入り、俺のねぎらいに対して熊野は肩を震わせながらそう呟く。顔を俯かせており、今にも俺の上に倒れ込んでしまいそうだ)

提督(俺は熊野の身体を優しく撫でる。熊野がなれるまで暫くそうしていた。荒い息も治まり、熊野が顔を上げる)

提督「大丈夫か?」

熊野「だいぶ楽に……なったわ……こんなにも痛いとは思っていませんでした……」

提督「十分濡れているから、動いてもそんなに痛くないはずだ。とりあえず腰をグラインドさせてみろ」

熊野「分かりました……とても異物感がありますわ……」

提督「自分で気持ちのいいところを探すんだ。最初は少し変ぐらいでいい。していくうちに、それが言葉にできない快感になる」

熊野「そうですの……?だといいのですけれど……んっ……」

提督(熊野が腰をグラインドする。揺れる胸に、淫らな吐息。頬を染め、売るんだ瞳で見つめてくる熊野に欲情を掻き立てられる)

熊野「んっ……あっ……ここが良い感じかも知れませんわ……」

提督「なるほど……よし、ではピストンさせてみるんだ。もっと大きく腰を振ってみろ」

熊野「もっと大きく……!?っ……こ、こうですの……?」

提督「もっとだ。もっと激しく」

熊野「こ、これ以上ははしたないですわ……」

提督(顔をさらに赤くして目を見開き俺を見つめながら恥じるようにそう言う熊野。俺は諭すように熊野に話しかける)

提督「熊野、今は愛し合っているんだ。はしたなくなんてない。むしろそう思う方がはしたないぞ?」

熊野「っ……!!」

提督「ほら、熊野。動いてくれ」

熊野「……っ、んっ……ふあっ……あぁ……!!」ヌップヌップヌップ

提督(俺の言葉に納得したのか、大きく腰を振り始める熊野。それに合わせて胸がぷるんと震える)

提督(悩まし気な表情を浮かべながら目を閉じて眉間に皴を寄せつつ腰を振る。漏れ出る吐息はとても熱っぽい)

提督(熊野の腰ふりは、確かにさっきまで処女だった熊野にとっては大胆過ぎるぐらいなのかもしれない)

提督(確かに、処女喪失の体位が騎乗位と言うのは初めてだ。そう考えるとさすが熊野、度胸のある子だ)

提督(だが……それは俺にとっては子供のお遊びレベルでしかない。きつく絞り取ろうとするような名器も、全然生かせていなかった)

熊野「っ……提督……どうかしら……?気持ちいかしら……?」

提督(ジッと俺を見つめてそう聞いてくる熊野。初めてでも俺のことを気に掛ける余裕があるのはさすがだ)

提督「ああ、気持ち良いよ。だが……まだまだだな」ズチュン

熊野「っぁ!?はぁっ……!!」ビクン

提督(腰を突き上げ、先ほどからの熊野の腰ふりやその反応を観察することで見つけておいた熊野の性感帯を貫いた)

提督(いきなりのことに、熊野は目を見開き体をビクンと仰け反らせる。一種の芸術品のような美しさ)

提督「さあ、君に教えてあげよう。女の悦びを」ズッチュズッチュズッチュ

熊野「くぁあ!!はぁ!!や、だめ!!まって!!」ビクンビクン

提督(俺は腰を何度も突き上げる。熊野は一転、背中を丸めるようにし、手をベッドについて俺の責めに堪えようとした)

熊野「ていとく!!まって!!おねがい!!なにかへんですの!!へんですの!!」

提督「それを受け入れろ。熊野」

熊野「そんなぁ……!?いやぁ!!あぁん!!」ヒシッ

提督(だが、耐えきれない。熊野は俺の身体の上にしなだれかかる。俺は捕食するように腕で熊野の身体をがっちりと拘束した)

提督(体を拘束されたことで熊野は逃げることができなくなり、ダイレクトに俺のモノが感じるところを突き上げるのを受けることになった)

提督(激しく体を捩る熊野。だが、拘束を緩めはしない。押し付けられる柔らかな膨らみが素晴らしいな)

提督(熊野の嬌声が響く。お遊びのような腰ふりのおかげで熊野の中は痛みなく十分に俺の形に拡張できていたようだ)

提督(そのために、熊野が感じるのはただ純粋な快楽だけだろう。熊野に女の悦びを教え込み、娼婦に調教していく感じ)

提督(耐え難い背徳感。征服欲が満たされる。本気の突き上げはしかし、俺にも耐えがたい快楽を与えてくる)

提督(搾り取るように締まる熊野の中に、俺のモノは容赦なく扱かれて射精感が上り詰めてくる)

提督(熊野が俺にしがみ付く。脚で腰を挟まれ、手で頭を締め付けられた。俺は、限界まで耐える)

提督(そして、ああもうだめだと思うと同時に我慢を止める。熊野の中に出す。それだけを考えて突き上げ、一番奥まで挿入した)

提督「っ……熊野ぉ……!!」ビュルルルルルルルル

熊野「んはぁああ!!あぁ……あぁ……」ビクン

提督(熊野を抱きしめる。熱いモノが俺のモノを通って熊野の中にぶちまけられた。熊野は脱力している)

提督(お互いの荒い息遣いだけが響いている。熊野が愛おしい。背中と頭を撫でまわした。熊野が気持ちよさそうに息を吐く)

提督「熊野……愛している……」

熊野「私も愛していますわ、提督……」

提督(暫くそうしていた。そして、もちろんの如く一回では終わらない。どちらからともなく交わされる熱烈なキス)

提督(そして互いの身体を愛撫する。俺は両手で熊野のヒップを揉みしだき、熊野は俺の頭を抱きしめる)

提督(俺は熊野の手を取ると、強引にモノを握らせた。ビクンと跳ねる肩。恐る恐ると言った感じで軽く握られる手)

提督(愛液や精液、ガマン汁などで濡れたそこは、熊野の白い手を濡らした。むくむくと大きくなる)

提督(口を離し、互いに愛を囁き合う。俺は熊野をうつ伏せに寝かせると、まるでマッサージをするように愛撫する)

提督(胸を揉み、背中に舌を這わせ、秘所を手で弄ぶ。喘ぎ声が激しくなり、やがて絶頂の嬌声が響く)

提督(震える体。シーツに垂れる白濁液がとてもエロい。熊野は息も絶え絶えといった感じだ)

提督「熊野、腰を上げろ」

熊野「はぁ……はぁ……腰……?」

提督「そうだ。突き上げるんだ」

熊野「こ……こうですの……?」

提督(熊野が挿入を誘うように腰を上げる。ああ、素晴らしい光景だ。俺は熊野にのしかかるようにして挿入する。寝バックだ)

熊野「あぁ……ま、また入って……!!」

提督(熊野を押しつぶすように密着し、胸を揉み、口に指を入れて舌を弄びながら腰だけの力でピストンする)

提督(熊野はされるがままになっていた。シーツを掴み、嬌声をあげて快楽に押しつぶされる)

提督(俺が口から指を引き抜くと、シーツに顔を埋める。柔らかい胸を堪能しながら快楽のままにピストンした)

提督「っ……ぐぁああ!!」ビュルルルルルルルル

熊野「んん~~~!!」ビクン

提督(熊野の中で果てる。脱力し、熊野にしなだれる。俺は熊野の頭を撫で、そして耳元でささやいた)

提督「熊野……可愛かったぞ」

熊野「……」チラリ

提督(熊野がこちらを肩越しに伺い、そして物欲しげに唇を開いた。俺は迷うことなく熊野にキスする)

提督(熊野が片手を俺の頬に触れる。そしてもう片方の手で熊野の頭を撫でる俺の手に添えた)

提督(キスが終わると、俺は熊野の上からどいて隣に寝そべる。手を繋いでとりとめのない軽いピロートークを楽しんだ)

熊野「布引のハーブ園に行きましょう。きっと気に入りますわ」

提督「ああ、是非案内してくれ」

熊野「ええ、もちろん。ふふっ」

提督(一緒にやりたいこと、行きたい所、いろんなことについて話し合った。それらを実現するためにも、はやく戦争を終わらせなくては)



駆逐古姫『何度言っても無駄じゃ。我らは譲歩するつもりは無い』

提督『……』

提督(どうやら駆逐古姫はこちらの話を聞くつもりが無いようだった。どんなにこちらが歩み寄っても決して向こうからは歩み寄ってこない)

駆逐古姫『日本のおかげで安息の地を手に入れることができた。その点については感謝してはいる。だからこそ、最初は渋々ながらもともに戦った』

駆逐古姫『じゃが数多くの血を流した挙句に臆病者と罵られ、シンカイセイカンと蔑まれるのであればこれ以上手を貸す義理は無い』

提督『それについてはすまなかった。だが、どうか日本人全員がそのような考え方でないことを知って欲しい……どうすれば再び共に戦ってくれる?』

駆逐古姫『であるか。ともかく、敵の侵略に対してはともに戦う事を誓う。しかしわざわざあふりかくんだりまで行って戦う事はせぬ』

提督『……アジアでドイツと戦うよりアフリカで戦う方が良いだろう?』

駆逐古姫『本当に彼奴らがあじあまで来られるのであればな』

提督『っ……』

提督(話しているうちに、分かったことがある。この子はいくら譲歩しようともこちらの要求を聞き入れはしないという事だった)

提督(無為に過ぎていく日々。それでも何とか話し合いで解決したかった。だから努力した。したのだが……)

提督『頼む。君たちの力が必要なんだ。頼む。俺にできることならば何でもする』

駆逐古姫『そうじゃな、死んでいったものたちを黄泉帰らせることができれば、また共に戦っても良いぞ?』

提督『……共に戦うつもりは無いと』

駆逐古姫『そうじゃ。……特に、うぬの言う事は聞くつもりは無い。うぬが我らとの戦争の時、果たして何をしたのか想像がつかぬわけではない』

提督『っ!!』

駆逐古姫『うぬの毒牙にかかった者たちを見れば分かる。おそらくこの世の中で妾が一番嫌いな人間がそのような卑劣な奴じゃ。虫唾が走る』

提督『……!!』

駆逐古姫『あの時は妾があめりかと戦っていたら、気がついた時には取り返しがつかぬこととなっておった。しかしアレはもう終わったこと』

駆逐古姫『すべてが丸く収まった今、皆に言うたりはしない。かようなことをすればいたずらに混乱を引き起こすこととなる』

駆逐古姫『じゃがそんな卑劣な奴の言う事を聞くつもりは毛頭ない。うぬを指名したのもあやつ……うぬらが中間棲姫と呼ぶあやつであって妾ではない』

提督『あの子が……』

駆逐古姫『分かったのならさっさと戦場へ戻るがよい。本来なら……いや、何でもない。帰るがよいぞ』

提督『……』

提督(無駄だった。それは特に、駆逐古姫が俺がかつてした所業を察していることが原因だ。彼女が俺を嫌悪する理由は、それだった)

提督(俺自身、彼女の気持ちは分かる。以前、響が共産主義者のスパイに仕立てられた時、俺はソ連のスパイを憎んだからな)

中間棲姫『すまないが、今はまだ共に戦う事はできない……貴方となら共に戦いたいのはやまやまだが……』

提督『そうか……』

中間棲姫『あの方は、いわば貴方たちにとっての皇族軍人のような方であってな……無下にはできないのだ……どうかあの方を説得してくれ」

提督『分かった……』

提督(駆逐古姫と並び立つ代表であった中間棲姫にもそう言われてしまい、もはや駆逐古姫をどうにかして説得するしかなくなった)

提督(俺は三顧の礼よろしく何日も粘り強く交渉していたが、ひと月が経っても未だに合意にたどり着けていなかった)

提督(駆逐古姫はこちらの話を聞くつもりがない。彼女は自分達深海棲艦を日本と別に考えている)

提督(このどさくさに紛れて独立を図ろうとしている……訳ではないだろうが、それに近いものを感じた)

提督(戦況やら政治情勢やらをよく理解して、日本ではなく深海棲艦の為になるように行動している)

提督(中間棲姫曰く『皇族軍人のようなもの』とのことだったが、確かにそう言った立場の人間のような覇気と指導力、そしてしたたかさを持ち合わせている)

提督(進まない交渉、過ぎていく時間。俺は駆逐古姫に対して控えめに言って非常にイライラしていた。そんなときだった)

提督「馬鹿な……愛宕が……!?」

大鳳「はい……被弾し、大破した扶桑・山城姉妹の撤退を援護するために殿を務め、大破し、重傷を負いました……」

提督「そんな……っ……!!」

提督(秘書官をしてくれていた大鳳からの報告に衝撃を受ける。命に別条なしとのことだが、愛宕が重傷を……!!)

提督(そのことの悲しみや苦しみ。それは交渉を早く纏められずにいた自身の無力さへの嘆きと怒り)

提督(そして交渉が長引く原因となった駆逐古姫に対する憤怒と憎悪に変わった。もはや話し合いで解決などと言ってはいられない)

提督(駆逐古姫を屈服させ、言う事を聞かせてやる。あの人を見下したような蔑みを含んだ微笑を永遠に消してやる)

提督(恐怖に怯えさせ、あの顔をひきつらせてやる。ペットのように従順に仕立て上げ、尻尾を振らせてやる)

提督(そのためなら何だってしてやる。そう、あの時のように……対深海棲艦戦争の時のように、どんなことをしてでも……!!)

↓×1~3

そんなことを考えた自分の頬を思い切り平手打ちする
今は新しく起きた問題を解決するのが先決だと気持ちを入れ換える
駆逐古姫には愛宕たちのもとへ駆け付ける事を伝え、直ちに見舞いに行く

極めて高翌練度かつ、隠密に事を済ませられる強襲拉致部隊を編成
深海棲艦にも効く強烈な媚薬の用意

従順な雌犬になるまで犯して調教する

深海勢のなかで古姫ちゃんに反感持ってる娘達を取り込む
外堀から埋めてこう

愛宕『できればあまり寂しい思いはさせないで欲しいです……』チラッ

提督『……!!もちろんだ。そんな思いさせないようにする』ギュッ

愛宕『あん……信じてますからね』ギュッ スリスリ

提督「っ!!」

提督(俺は……何を考えているんだ……そんな事、今はどうでもいい……愛宕が、重傷を負ったのだぞ!!)

提督「っ!!」パァン

大鳳「っ!?て、提督!?」

提督「……大丈夫だ、大鳳。すまない」

大鳳「ど、どうしたの……?」

提督「ちょっと目を覚ませただけだ」

大鳳「め、目を……?」



駆逐古姫「何用かのう?次の交渉はまだのはずじゃが?それとも、こちらの要求を受け入れる用意ができたか?」

提督「紅海で俺の大切な人が重傷を負った……」

駆逐古姫「……それで?情に訴えるか?なら無駄じゃから止めておけ」

提督「俺は今からここを発って愛宕の見舞いに行く」

駆逐古姫「そうか。ではのう。もう戻って来なくて結構じゃぞ」

提督「……さらばだ」



提督「離せ!!愛宕が俺を待っているんだ!!」ググググ

憲兵「止まってください提督!!これ以上抵抗すると逮捕しますよ!?」ググググ

トラック泊地司令官「提督、気持ちは分かるが冷静になれ!!今君が言ったところで何もできない!!君の任務は深海棲艦との交渉だ!!」ググググ

提督「それでも……それでも行かなくては行けないんだ……!!」ググググ

トラック泊地司令官「君が逮捕されたりしたら愛宕君も浮かばれないぞ!!自分の為に君が逮捕されたと知らされた時の彼女の気持ちも考えろ!!」ググググ

提督「っ!!」ピタッ

憲兵「提督……戻りましょう」

トラック泊地司令官「自分が今するべきことをよく考えろ。奴らとの話を纏めて、戦線に復帰させるんだ」

提督「……」ギリッ ブツリ タラッ



提督(理屈では分かっていた。行ってはならないと。だが、それでも愛宕の所へ行きたかった。しかし、当然の如く周りに止められた)

提督(司令官の言葉に、冷静に戻る。そうだ、ここであのクソ女を何とかして増援と共に戻るのが一番だ。それが俺にできる最善のこと。しかし……)

提督「愛宕……愛宕ぉ……!!」ジワァ

提督(俺の無念の情は駆逐古姫への激情へと変わる。お前がこんなところで俺の手を煩わせていなければ……!!こんな事には……!!)

提督「駆逐古姫……!!覚悟できてるんだろうな……!?」キッ

↓×1~3 駆逐古姫をどのようにして屈服させるか

>>493

古姫側の深海棲艦と接触し、懐柔していく

ただ屈服させるだけでは物足りない
あちらから乞い願うような状況を作り出すのが最終目標である
そのために提督自ら抵抗勢力に下ったと見せかけ、信用させた上でたっぷりと体に覚え込ませる

てかなんで深海側は何度も拒否してるのに門前払いしないで中にいれてるんだそこが違和感
そしてあきらかに人間側が悪いのにな人間の戦争に深海側を率いれようとしてるクズ

中に入れるも何も深海勢は今は日本軍なんだから深海勢がいる場所も当然日本の施設なんじゃないの?



駆逐古姫「ん?どうした?部下の見舞いに行ったのではなかったのか?」

提督「さすがに止められた。この件を片付けなくては俺は見舞いにも行けないらしい」

駆逐古姫「であるか。なら、はやくこちらの条件を受け入れたらどうなのじゃ?」

提督「そうだな……それが一番早いか」

駆逐古姫「……どういうつもりじゃ?」

提督「どうもこうもない。どうせ君は譲歩するつもりは無いのだろう?」

駆逐古姫「当たり前じゃ」

提督「なら、もういい。上層部には俺から話してみよう」

駆逐古姫「……なにを企んでおる?」

提督「俺はこんなことにこれ以上時間を取られるわけにはいかないんだ。愛宕の見舞いに行って、紅海の戦闘を何とかしなくては」

駆逐古姫「……」

提督「とりあえず、俺が上層部との橋渡し役になってやろう。それで、君たちは譲歩するつもりは無いからこれ以上時間をかけるのは無意味だと口添えしてやる」

駆逐古姫「……では、たのもうかのう」

提督「ああ。では改めて君たちの主張を文章にしてくれ。それを上に提出する。一週間もあればできるか?」

駆逐古姫「無論じゃ。わかった」

提督「俺は俺でそのためにやることがある。だから今日の所は失礼する。何か助けが必要ならいつでも言ってくれ」

駆逐古姫「ふん、とくとく行くがよい」

提督「そうか。……」クルッ スタスタ ニタァ



中間棲姫「なんと、受け入れたのですか?」

駆逐古姫「まだわからん。が、そのように動いている様じゃ。何人かに探らせておるが、今の所怪しい行動は無い」

中間棲姫「そうですか」

駆逐古姫「そうじゃ。それで、そなたを呼んだのは頼みたいことがあるからじゃ」

中間棲姫「頼みたいこと、ですか?」

駆逐古姫「うむ。この文章の添削や内容に関する助言をあやつに聞いてきてほしい。妾はあやつと険悪じゃからのう。そなたが聞いた方が良いのじゃ」

中間棲姫「かしこまりました。では、行ってきます」

駆逐古姫「頼んだぞ」



提督「なるほど。文章の添削と助言か」

中間棲姫「そうだ。頼めるだろうか?」

提督「もちろんだ。任せてくれ」

中間棲姫「ありがたい!」



駆逐古姫「なるほど、ふむふむ。良いじゃろう。あやつはまあ、使えないこともないな。多少評価を改めてやろうではないか」

中間棲姫「少なくとも彼は講和条約の時に我々に誠心誠意尽くしてくれました。そのことはご存知でしょう」

駆逐古姫「もちろんじゃ。それでも補いきれないほどのマイナス分があったが、これで帳消しにしてやっても良いかもしれぬな」

中間棲姫「左様でございますか……」

駆逐古姫「ふふふ……これもすべて計画通りぞ。日本は今ドイツとの戦争で忙しい。内輪もめはなんとしてでも避けたいはずじゃ」

駆逐古姫「交渉することで即座の鎮圧を避けつつ、それを引き延ばすことで鎮圧する余裕がなくなるまで待つ。それがこちらの作戦であった」

中間棲姫「……なるほど」

駆逐古姫「そしてどうやら紅海で戦艦二隻とその他多数が大きな被害を負ったらしい。奴らが受け入れるのもそれのせいだろうて」

中間棲姫「しかし左様なことをされては、戦争が終わったら問題にされるのではないですか?」

駆逐古姫「それまでに戦力を回復させておく。それに好んで内乱を求めはしないはずじゃ」

駆逐古姫「もし万が一内乱になったとしても、日本列島より南洋諸島の方が資源地帯に近い」

中間棲姫「……」

駆逐古姫「そんな心配そうな顔をするな。大丈夫じゃ。もしそうなっても何とかする算段はつけてある」

中間棲姫「わかりました」



提督「……」

提督(俺は執務室で全てが計画通りに動いていることを確認していた。さて、チェックメイト……のはずだ)

提督(あれ以来、俺は駆逐古姫の忠実なしもべのように振舞ってきた。嫌がらせのような雑用も喜んでこなした)

提督(その結果、駆逐古姫は俺を奴隷として信用したようだった。当たり前だ。振り当てられた仕事を完璧にこなし続けたのだから)

提督(だが、それもすべて奴をどん底に叩き落とすためだ。そのためなら一時的に屈辱を受けようとも仕方がない)

提督(俺は奴らの狙いは分かっていた。大方、情勢的に妥協するだろうと思っているのだろう)

提督(実際、そうだ。今の日本に戦争と同時に内乱を戦う余裕はない。しかも相手は深海棲艦なのだ)

提督(だが……それは深海棲艦からしてみても同じだ。もし帝国海軍が本格的に鎮圧に動いたら、奴らはなすすべもない)

提督(紅海の戦いで消耗しているのだからな。それでもこんなことをしたのは、戦況の深刻さを考えてのことだろう)

提督(そこに付け入る隙がある。もし我々が紅海そっちのけで鎮圧に動いたら、奴らはひれ伏し、媚び諂って慈悲を請うしかないのだから)

駆逐古姫「提督、居るか!?」ドンドン

提督「……」ニタァ

提督(焦りが手に取るように分かる声。あの女だ。今、明確に立場が逆転したことを感じ取っていた)

駆逐古姫「っ!!入るぞ!!」バンッ

提督「……返事もないうちに入ってくるとはな」

駆逐古姫「提督、何故民間人が南洋諸島から出て行っているのじゃ!?まるで……」

提督「まるで疎開しているようかな?」

駆逐古姫「っ!!」

提督「君の見立ては間違っていない。帝国政府は君たちの要求を拒否し武力による鎮圧を決定した」

駆逐古姫「っ!?拒否!?まさか!!ありえん!!」ゾワッ

提督「残念だが、俺にはどうしようもない事なのだ。これは政府で議論され、決定された。一海軍将官にどうこうできる問題ではない」

提督「この困難に当たって国を揺るがすような反乱を企てた君たちを滅ぼすまで戦いを止めないそうだ。残念だが……」

駆逐古姫「馬鹿な!!では紅海は!?ドイツとの戦争はどうなるのじゃ!?そんなことをしている場合ではないであろう!!」

提督「ドイツがポーランドを滅ぼすまでにかかったのは一ヵ月。我が海軍は君たち反乱軍を鎮圧するのにそれ以上かけるつもりは無いらしい」

提督「もうすでに連合国との交渉は終わっており、事が終わるまでは最低限の部隊を残して我が軍は反乱鎮圧にあたることに合意している」

駆逐古姫「……!!」

駆逐古姫(ありえん!!はったりじゃ!!そんな事、理にかなっておらん!!理にかなっておらんが、もし本当にそうしていたら……!!)

駆逐古姫(一ヵ月で鎮圧されはしない……だが、最終的には鎮圧されることになるじゃろう……持っても三か月……)

駆逐古姫(鎮圧された後、生き残りがどんな目に遭うか想像もしたくない……っ……なんという事じゃ……)

駆逐古姫「共倒れするつもりか……!?」

提督「そんなつもりは毛頭ない」

駆逐古姫「時間をかければ連合国は脱落する。イギリスはもはや風前の灯じゃ!!そうなれば次はソ連、そして最後は日本じゃろう!!」

駆逐古姫「イギリスが陥落する前になんとしてでもスエズを突破して新たな戦線を築く必要があるはずじゃ!!」

提督「よくわかっているじゃないか」

駆逐古姫「なら我らに構っている時間などないはずであろう!?そうであろう!?」

提督「かもしれないが、それはあくまで予測でしかない。分かるか?今、この時点でもはや貴様の予測などもうどうでもいい」

提督「現実として、我々は君たちの粛清を決定した。ただそれだけだ。いいな?」

駆逐古姫「……!!わ、分かっておるぞ?はったりなのじゃろう?」ニタァ

提督(大正解だ。実際は鎮圧する予定などない。そんな余裕はない。お前の言う通りだ。だが、そうしようとしているとしか見えないように偽装されている)

提督(民間人は本当に本国へと帰還させている。ただ、戦力が動いていないだけだ。しかし、それは奴らに確認のしようがない)

提督(完全に情報統制が敷かれている。こいつらは紅海に残った深海棲艦から情報を手に入れることもできない)

提督(政府の文章もすべて本物だ。国を挙げてはったりをかましているのだ。こんなことができるのも、臨時政府のフットワークの良さのおかげだ)

提督(駆逐古姫はやはり頭が良い。勘もいい。だが、完璧な予想をしてもそれを裏付けする確証がないのだ)

提督(いわば、この銃に弾が入っていないだろうとは分かっていても、それを自分の頭に向けて引き金を引いてみるまでは確証を得られない)

提督「……」ジッ

提督(俺は、心から可哀そうな人を見る目で駆逐古姫を見つめる。現実を受け入れられないのだな、可哀そうにと視線で語る)

提督(駆逐古姫の予測が当たっていることは微塵も感じさせないようにした。もし互いに同条件なら勝敗は分からない)

駆逐古姫「……っ!!」

提督(だが駆逐古姫は非常に混乱している上に焦っていた。暫くして、駆逐古姫が憐れっぽい表情を浮かべた。勝ったな……!!)ニタァ

提督「……」ジッ

駆逐古姫「わ、分かった……この前の条件で良い……それで合意する……」

提督「……それをもっと早く言うべきだったな。もはや、賽は投げられたのだよ」

駆逐古姫「っ!!なら一戦交えると!?」

提督「そうだ」

駆逐古姫「……!!ここで貴様を捕らえて人質にするとしたら……?」

提督「俺は死ぬかもしれないな。そのかわり、貴様らの反乱軍全員の運命が最悪からさらに悪くなる」

駆逐古姫「あぁ……っ……こんな筈では……!!」

提督「ともかく、そういう事だ。次合うときは敵同士という訳だな。さらばだ」

駆逐古姫「待つのじゃ!!待ってくれ頼む!!」バンッ

提督(冷たく言い放った俺に、駆逐古姫は縋り付く。机に手をつき、身を乗り出して沿う懇願してきた)

提督(その追い詰められて余裕のない必死な表情が素晴らしい……!!この顔を見るために屈辱を耐えたのだ……!!)

提督(こいつに媚び諂うようにして機嫌を取り、信用させたのだ!!ああ、素晴らしい!!今やこいつは俺の玩具だ……!!)

提督「断る。出ていくつもりがないのなら、俺が出ていくことにしよう」スクッ スタスタ

駆逐古姫「嫌じゃ!!行かせぬ!!行かせはせぬぞ!!」ガシッ

提督「っ、離せ」バッ

駆逐古姫「あうっ!!」ドサッ

提督(縋り付いてくる駆逐古姫をすげなく振り払う。床に倒れた駆逐古姫にゾクゾクした。俺はそのまま部屋を出ようとする)

駆逐古姫「頼む!!頼むから待ってたもうれ!!何でもする!!妾にできることは何でもする!!」ガシッ

駆逐古姫「だから、だから赦してたもうれ!!そこまでするつもりは無かったのじゃ!!頼む!!」ジッ ポロポロ

提督(這うようにして俺の足にしがみ付く駆逐古姫。俺を見上げる顔は焦りや恐怖に目を見開いて涙を流している)

提督(あの憎たらしい笑みを浮かべていたこの顔の、そんな表情を見たかったのだ!!さて、どうしてやろうか……?)

↓×1~3

一旦足蹴にして戦後の処遇の残酷さを語って絶望させた後、演技で慈悲深い提督が救いの手を差し伸べたと思い込ませる

>>505

あぁ^~いいっすね~
最近ここの提督さん丸くなってたから久しぶりに鬼畜提督見れそうでゾクゾクする

提督はさすがに因果応報でそれに対する酬いをどこかで受けてほしい気持ちもある

提督「ふん……随分態度が変わったな?」

駆逐古姫「っ……すまなかった……申し訳ない……心から謝罪する……もう二度とせぬと誓う……だからぁ……!!」

提督「だが断る。今まであんまりな態度を取ってきていざ自分に都合が悪くなったら手のひら返しする」

提督「そんな事がまかり通ると思うなよ?この雌犬が。これはお前が招いた事態だ。お前のせいで、皆死ぬことになる」バッ ゲシッ

駆逐古姫「嫌じゃ!!そんな……お願いだから……ぅっ!?ぐぅ……!!」ゴッ ドサッ

提督(俺は脚を振り上げて駆逐古姫を振り払うと、そのまま蹴っ飛ばす。籠った悲鳴をあげて転がり、そのまま蹲って呻く)

駆逐古姫「いっ……!!うぅ……!!ふぐっ……くっ……おのれ……!!」ポロポロ ギロリ

提督「ほぅ……随分と反抗的な態度だな。よろしい、俺達は相容れぬ敵同士だったという訳だ」ジロリ

駆逐古姫「っ!!」

提督「この決着は戦場でつけよう。裏切り者、反逆者には容赦しない。二度と立ち上がれないように徹底的に叩きのめして滅ぼしてやる」

駆逐古姫「っ……ま、待ってくれ!!うぐっ……!!」ズキン

提督「我が海軍は容赦しない。武器を持ち抵抗するものは全員殺す。砲撃で、雷撃で、航空隊で、徹底的に消し飛ばしてやる」グッ グリグリグリ

提督(俺に再び手を伸ばしかけ、しかし痛みに顔を歪めて呻き声をあげて蹲る駆逐古姫。俺は、その頭を踏みつけた)

駆逐古姫「うぁ……!!ふぐぅ……うぅ……!!」ギリッ フルフルフル

提督「戦闘の後、生き残った者にも慈悲は無い。処刑してやる。いくら赦しを乞うても決して赦さない」

駆逐古姫「っ!!」ピタリ

提督(屈辱と怒りに手を握りしめ、肩を震わせていた駆逐古姫に俺は言葉をかける。駆逐古姫はピタリと硬直した)

提督「処刑されずに残された運の悪い者たちにはさらに過酷な運命が待っている。彼女達は懲罰艦隊に配属されることになる」

駆逐古姫「ち……懲罰艦隊……?」

提督「そうだ。懲罰艦隊は、いわば捨て駒だ。危険度の高い任務に使われる。すなわち、陽動攻撃や威力偵察、殿、魁だ」

駆逐古姫「そ……そんな……!!」ジワァ

提督「彼女達に撤退の二文字はない。勝利か、さもなくば死あるのみだ。一体、いくつの死線を越えれば赦されるのか」

提督「それは俺にも分からない。分からないが、一つ分かることはある。彼女達は全員、いつか赦される日を夢見ながら死ぬことになるだろうな」

駆逐古姫「や……やめてくれぇ……!!」ウルウルウル

提督「貴様らは……いや、貴様は我々がいくら交渉して同じようなことを頼んでも憎たらしい笑みを浮かべて決して首を縦に振らなかった」

駆逐古姫「も……もう二度としない……!!もう二度としないからぁ……!!」ググググ バッ

提督(顔を上げようとして、しかし俺が上げられないように踏みつけているため上げられず、せめて顔を横に向けて俺を見上げられるようにする駆逐古姫)

提督「ふふっ、無様なものだ。本当にいい気味だな。しかし憐れに思ってきたぞ。君の心情を思うと可哀そうで仕方ない」ニタァ

駆逐古姫「二度としないから赦してほしいのじゃ……お願いするから……!!」ポロポロポロ

提督「だが断る。そして死ぬが良い」

駆逐古姫「っ!!!!」ビクン

提督(俺の言葉に慈悲の余地があるかと思ったのか、涙を流しながら懇願してくる駆逐古姫に、俺は冷たく言い放つ)

提督「恨むなら自分の今までの所業を恨むのだな。俺はこの一ヵ月半の間、何度も何度も手を差し伸べた」ジッ

提督「その手を毎回はたき落とし、唾を吐いて小馬鹿にしたような笑みを浮かべていたのはお前だ」

駆逐古姫「わ……らわ……」フルフルフル

提督「そうだ、お前だ。お前に付き従ったせいで死ぬ子たちは一体最後に何を思うのだろうな?」

駆逐古姫「っ……うぅ……!!」ジワァ

提督「家族?友人?恋人?そうだろうな。だが、それだけではない。死にたくないとも思うはずだ」

提督「そして、お前のことも思うだろう。お前のせいで私は……お前に従ったせいで死ぬ、殺されると」

駆逐古姫「うわああああああ!!ああああああ!!」ポロポロポロ

提督「うるさい、泣くな!!」ズボッ

駆逐古姫「っ!!おえっ……!!んぐぅ……!!」

提督(駆逐古姫の頭を踏みつけていた脚で絶叫を上げて号泣している駆逐古姫の口を塞ぐ。靴が口に押し込められ、苦しそうにする駆逐古姫)

提督(口から靴を抜こうと逃げる駆逐古姫を、だが逃がさない。暫くくぐもった唸り声のような悲鳴をあげて体を捩っていた)

提督(だが、俺が逃がすつもりがないと分かった駆逐古姫は逃げることを諦めたようだった。光のない虚ろな瞳で虚空を見つめている)

提督(その目からは涙が流れていた。身動きしておらず、人形のように力なく横たわっている駆逐古姫は絶望しきっている様子だ)

提督「……」スッ

駆逐古姫「んぁ……」

提督(駆逐古姫の口から靴を引き抜く。唾液の糸が伸びて、千切れた。駆逐古姫は何の反応も示さない)

提督(こうして駆逐古姫に酷い扱いをすることで、その体に教え込む。俺の方が自分より上の存在なのだと)

提督(そして徹底的に自己否定させる。悪いのは全て自分だと。自分のせいで付き従う者達を死に追いやってしまったのだと)

提督(誇りも尊厳も何もかも、すべてを踏み躙り、無くす。価値のないものとする。その結果、今の駆逐古姫は心がむき出しになっている状態だ)

提督(今なら簡単に洗脳することが可能だ。少し優しくするだけで忠実な俺の手駒となるだろう)

駆逐古姫「な……なんでもします……なんでもしますから……どうかお慈悲を……」ジッ

提督「!!」

提督(か細い懇願の声に気がつく。いつのまにか駆逐古姫は光のない瞳で俺を見つめていた)

提督(心は、完全に折れている。それでもそう言うのは、上に立った者としての責任の為だろうか。ふむ……)

提督(こいつをさらに虐めてみるのもいいかもしれない。そうすればより深く洗脳できる可能性もある)

提督(それに何より俺の嗜虐心が満たされる。たまりにたまった鬱憤は、こいつをさらに虐めろと訴えていた)

提督(だが、これ以上は必要ないのも事実だ。これ以上は可哀そうと思う自分もいる。もう優しくして洗脳してしまうのも手だ)

提督(そうすれば、こいつはもしかしたら普通に洗脳するよりもより忠実な手駒となってくれるかもしれない。さて……)

↓×1~3

優しくして堕とそう

優しくすると見せつつアメとムチを上手に使い分けて不安を煽りつつ提督の言うことだけ信じて実行すればOKな感じに刷り込む。ついでに貞操も頂いとく

提督のこれまでの実体験もまじえて、戦争で判断を誤った者や戦争を甘く見た者の末路について頭と心と体に刻み付ける
具体的には快楽と拷問、快楽多めで

のじゃロリ陥落

提督「……まだ言うか」

駆逐古姫「なんでもします……なんでもしますからぁ……悪いのは妾じゃ……妾はどうなっても良い……だから、どうか部下たちにはお慈悲を……」

提督「……その言葉に、嘘偽りはないか?」

駆逐古姫「!!」ピクッ

提督(俺の言葉に、駆逐古姫の瞳に少しだけ光が戻る。うわ言のような呟きは止まっていた)

提督「部下への慈悲の為なら何でもすると言ったな?その言葉に嘘偽りはないのだな?」

駆逐古姫「ない……!!ない!!何でもする!!だから、どうか部下たちには慈悲を!!この通りじゃ!!殺すのなら妾だけにしてたもうれ!!」バッ

提督(そのチャンスを逃がさないと言うように声をあげる駆逐古姫。体を起こし、俺の前に平伏する。土下座だ)

提督「そうか……決定は下された。さっきも言ったが、賽は投げられたのだ。今更、君がどんなに懇願しても、決定は覆らないだろう」

駆逐古姫「っ!!」ビクン

提督(告げる残酷な真実……のような嘘に、駆逐古姫はまんまと騙されてビクンと震える。分かるぞ、絶望が手に取るようにわかる)

提督「そしてこれもさきほど言ったが、この決定に対して一海軍将官でしかない俺がどうこうすることはできない。……普通はな」

駆逐古姫「!?」

提督「俺が、俺の全てを賭して口添えすれば。なんとかなるかもしれない。鎮圧の決定は覆るかもしれない」

駆逐古姫「ぁ……!!」

提督「ただし、それは俺にとってリスクが高すぎる。君たちが裏切れば俺は全てを失う。それどころかスパイとして処刑されるかもしれない」

駆逐古姫「っ……そ、それでも……それでも、どうか口添えしてくれぬか……?」

提督「逆の立場で考えてみろ。お前が俺の立場で、俺がお前の立場だとして、分かったと言うか?」

駆逐古姫「……!!」ギュッ ポロポロポロ

提督「言わないだろう?」

駆逐古姫「っ……うぅ……ぐすっ……」

提督(声を押し殺して泣き始める駆逐古姫。なるほど、嘘は吐かないか。その姿勢は評価できるぞ)

提督「だが、俺は言おう。分かったと。貴様がもう二度とこのような裏切りを企てず、俺に尽くすと誓うのなら口添えしてやろうと」

駆逐古姫「!!」ハッ

提督(再び泣き始めていた駆逐古姫が、俺の言葉に顔をあげる。俺をジッと見つめていた。今、この男は何と言ったと言うような顔で)

提督「俺のすべてを賭して、お前も含めたお前たち全員を助けてやろう。それはひとえに、君たちを殺したくないからだ」

提督「君が誇り高く、そして優しい子だと思った。だから大きなリスクを背負ってでもあえて君の為に俺の全てを賭ける」

提督「君がこんな反乱まがいのことをしたのは、君の部下たちの為だろう?無謀な作戦で部下が死んでいくことに堪えられなかった」

提督「そしてついさっき、君は最後まで部下への慈悲をと頼み続けた。自分はどうなってもいいからと」

提督「そんな優しさに、俺は君を失いたくないと思った。だから、君を信じることにした」ニコッ

駆逐古姫「……!!」

提督(駆逐古姫が自身で否定していた自己を、俺が肯定してやる。優しく微笑みかけ、語り掛けた。そう、優しく、そして洗脳するように)

提督(駆逐古姫の視線が救いの神を見るようなものになる。分かるぞ、こいつの中で俺が庇護者で、そして仕えるべき主人になっていくのが……!!)

提督「君は俺のことを嫌っているかもしれないが、俺は君たちと仲良くしたいと思っている」

提督「そうすることが分かり合う事の第一歩だからだ。たとえどちらかが屈辱を耐え、危険を冒さなくてはならないとしても手を差し出さないと始まらない」

駆逐古姫「てい……とく……!!」

提督「おそらく、これが俺が手を差し出す最後の機会だ。過去のことは全て水に流す。だから、俺に仕えろ」

提督「約束しよう。無謀な攻撃を強要したり、君たちを深海棲艦と罵ったり軽んじたりしない。だから、俺を信じてくれ」

駆逐古姫「わ、わかった……!!うぬ……いや、そなたに仕える!!約束する!!決して裏切らぬ!!良く尽くすと誓う!!」

提督(駆逐古姫は躊躇うことなくそう言った。本当に、心からそう言っている。そんな真剣な目をしていた)

提督「その言葉を、そして君を信じる。俺のすべてを賭けてな。だから、君も俺を信用してくれ」

駆逐古姫「もちろんじゃ!!信じる!!そなたを信用する!!」

提督「いいだろう。では、仲直りだ。立ってくれ」

駆逐古姫「はい!!」ニコッ

提督(微笑みかけ、立つように促す。すると駆逐古姫は幼そうな年相応の可愛らしいえみを浮かべる。この子の素が見れた気がした)

提督「ほら、これで顔を拭くといい。涙で美人が台無しだぞ」スッ

駆逐古姫「びじっ……!?あ、ありがたいのじゃ……」カァッ

提督(俺がそう言ってポケットからハンカチを差し出すと、駆逐古姫は恥ずかしそうに頬を赤らめながらハンカチを受け取り、顔を拭くのだった)



霞「……」

霞(あのクズを何とかして矯正しなくちゃいけないけど、……でも、どうすればいいのかしら……?)

霞(早く何とかしないとこのままじゃアイツ、本当にクズになっちゃうわ……誰かに相談してみようかしら……?)

霞(でも、あまりこの話を広めちゃうのは良くないし……皆ならちゃんと秘密にしてくれると思うけど……)

霞(けどそのつもりが無くても情報漏洩することもあるし……やっぱり一人でどうにかしようかしら……それとも誰かに相談しようかしら……)

↓×1~3 霞の行動 
一人で何とかするのならどうするのか
相談するなら相談内容と相手を朝潮型、天龍型、由良、鬼怒、阿武隈の中から一名以上選択で

由良に相談する

一人で
提督ハーレムの面々に聞き取り調査

一人で。こないだノーパンで放置されたのを根に持ってたり

根に持ちすぎィ!

霞「……いえ、やっぱりこんな事言えないわ。私一人で何とかしなくちゃ……」

霞(っ……そもそもあのクズがあんなことしていなければ私がこんなに……てか何で私がこんなに悩まなくちゃいけないのよ……!!)モンモン

霞『ほら、これあげる!!』ズイッ

提督『!!??』

霞『男の人は女の子のぱ、パンツで性欲処理できるんでしょ!?しかも脱ぎたてならなお良しとか!!だからこれ使いなさいよ!!いい!?』

提督『霞……お前……』

霞『な、何よ!?いいからさっさと受け取りなさいよ!!』

提督『好きでもない相手にこんな事をした訳ではないだろうな?』

霞『好きっ!!あっ!?はぁああああああ!?だ、誰がアンタのことを好きなのよ!?』ボンッ

霞『っ!!何とか言いなさいよ!!いや、もういいから早く受け取れ!!ほら!!』ブンブン

提督『霞』サッ ギュッ

霞『なっ!?ふぁ!!??』ピシッ

提督『君も俺の大事な人の一人だよ。だから、そう簡単にそんなことをするな。もっと自分を大切にしてくれ』

霞『ぁ……!!』キュン

霞(あ、あんな……あんなことまでしてあげたのに……あんな恥ずかしい事……っ……私、何やってたのよぉ……!?)カァッ ゴロゴロゴロ

霞『な、何やってんのよこのクズ!!』グイッ

提督『んはっ!?』

霞『私にあんなことしておいて……!!しかもよく考えたら皐月にも手を出してるじゃない!!』キッ

霞『同時に何人もの女の子となんて不誠実よ!!アンタはそんな奴じゃないって信じてたのに……!!』

提督『ち、ちょっと待ってくれ……!!』

霞『私は!!私は……本当に、心から恥ずかしく思うわ……このクズ……本当に……好きだったのに……!!』ギロリ

霞「っ!?」ボンッ

霞(あれ!?えっ!?ちょっと待って……これって……これってもしかして……もしかしてぇ……!!)

霞「司令官に告白しちゃってたじゃないのよぉ!!」バッスンバッスン

霞『こ、こんなの……!!』

提督『霞……受け入れがたい話であることは分かっている。でも、もし受け入れられなくても……どうか俺たちのことは放っておいてくれないか?』

霞『っ……そんな事、できる訳ないじゃない……!!アンタの言い分は分かったわ。最低最悪のクズじゃないってことは理解した』

霞『でも、それでも、やっぱり受け入れがたいわ。そんな事、おかしいもの……私は……っ……ひとまず保留にしておいてあげる』

提督『わかった。ありがとう、霞』

提督『よし、では俺は行くとしよう。午後から早速あの子たちと話し合いがあるんだ。君たちもせっかくの機会だからゆっくり休んでくれ』

霞「あっ!?」

霞(っていうか私、司令官の前でパンツ脱いで流れで告白まがいのことしちゃったのにノーパンで放置されてたの!?)

霞「あの時は忙しかったのは分かるけど……せめて何か言いに来なさいよ!!っ……はぁ……はぁ……」ガバッ

霞(本当に……どうしてやろうかしらあのクズ……っ……こうなったら、私が司令官のお、お、……お嫁さん……///になって根性叩きなおしてやるしかないわ!!)キッ



荒潮「どうなるのかしらねぇ……この戦争」

朝潮「……分からないけど、私達は私達にできることをやっていくしかないわ」

荒潮「まあそうだけどぉ……あらぁ?あれは……」

霞「……」コソッ

朝潮「……霞?どこへ行くのかしら?」

荒潮「……何か怪しいわねぇ。あっちの方向は司令部だし……追ってみる?」

↓×1~3 朝潮の返答と行動

司令官を守らなくては

荒潮と共に霞を尾行

現実の戦争もだが、恋の戦争も負けたくない

長女の勘で霞の行動の意図を察知した朝潮は霞以外の姉妹を召集し緊急姉妹会議を実施する

>>526

朝潮「し、司令部……!!」

朝潮『疲れた……お風呂で寝ないように気をつけなくちゃ……』

霞『あんな……ハーレムなんて……ぶくぶくぶく……』

朝潮《あれ?この声……霞?なんて言ってるんだろう?》

霞『っ……あのクズ司令官……いっそのこと殺しちゃおうかしら……』

朝潮『っ!?』

朝潮《か、霞が……司令官の暗殺を……!!そ、そんな……どうして……》ガーン

朝潮(まさか……霞は本当に司令官を殺そうとしているの……!?どうしよう……そんな事になったら……!!)

霞【ったく……どんな采配してんのよ……本っ当に迷惑だわ!!】

霞【手紙よ。何度言わせんのよ、このクズ!!】

朝潮(確かに……霞は司令官とうまくやれていないみたいだった……私も司令官をクズと呼ぶのは良くないって言ってたんだけど……)

朝潮(けどまさか……本当に殺そうとするなんて……!!っ……この戦争のせいで心が壊れちゃったのかな……?)ギュッ

朝潮「とにかく……司令官を守らなくちゃ……!!」

荒潮「えっ?」

朝潮「行くよ、荒潮!!霞を尾行しよう!!」ダッ

荒潮「待って!!守るってどういう事よぉ!?」ダッ



提督「霞?どうしたんだ?」

霞「司令官……放置ってどういうつもりよ!?」キッ

提督「ほ、放置?」

霞「私にあんなことさせて、あんなこと言わせて、その上で放置なんてありえないったら!!」

提督「そ、それはすまなかった……だが、君は俺のしていることに反対だろう?だから……」

霞「だからじゃない!!反対に決まってるじゃない!!世の中には重婚罪ってのがあるのよ!!このままじゃ逮捕されるんだから!!」

提督「っ……」

霞「本っ当に仕方ないから、私が司令官のお嫁さんになってあげる!!それで、付きっきりで教育してちゃんと更生させてあげる!!そう決めたわ!!」

提督「霞……俺は……」ジッ

霞「何よその目は!!っ……!!んっ」バッ ダキッ チュッ

提督「!!」ビクッ



霞「~~~!!」

提督「~~~」

朝潮「何を話してるんだろ……こっちに背中を見せてるから見えないけど、机に手をついているように見えて実はもう銃銃を構えたりしてるかも……!!」コソッ ジッ

荒潮「大丈夫よぉ。霞が司令官を殺そうとするなんてありえないから。だから落ち着いて様子を見ましょう?」コソッ ジッ

朝潮「でも、そんな事していて手遅れになったら……」

荒潮「もぅ……大丈夫だって。霞がそんな事すると思う?」

朝潮「それは……でもこの前、霞があんなこと言ってたんだもん……」

荒潮「あの子、口が悪いからねぇ……きっとただの悪態だったのよ」

霞「~~~!!っ……!!っ」バッ ダキ チュッ

↓×1~3 目の前でいきなり霞が机を乗り越えて提督に抱き付き、口付けしたことに対する二人の反応

朝潮…もしや口移しで毒を、?と盛大に勘違いし
半ばパニックを起こしながら霞に飛びかかる

荒潮…一瞬呆気に取られるが、普段のあの態度は照れ隠しだったのかと納得
ワンテンポ遅れて朝潮を止めに入る

朝潮
口移しで何か悪いものでも飲ませたのかと勘違いしてすぐさま提督の口内を貪る様なキスとなめ回しでキレイにするが、体がビクビク反応してしまう

荒潮
やっぱり霞は司令官が好きなのねとニンマリ
朝潮が咄嗟に行動を起こすのを見て茫然自失気味の霞のフォローと、ちゃっかり自分も提督に告白して提督・朝潮とトリプルキス

>>531

朝潮「!?」サァッ

荒潮「あらぁ~」ニヤッ

朝潮(そんな……まさか……口移しで何か毒物を……!?)

荒潮(分かってたけど、やっぱり霞ちゃんは提督のことが好きなのねぇ。ふふっ、あんなに肩震わせちゃって可愛い♪)

朝潮「っ!!司令官!!」バッ

荒潮「あっ、もぅ……朝潮姉さんったら……」バッ



霞「んん……!!」フルフルフル

提督(霞にいきなりキスされて思考が止まる。突然すぎて反応できなかった。机を乗り越えるときに見えたスカートの奥の純白の薄布に目を取られていたのもある)

提督(唇を押し付けるだけの初々しいキス。首にまわされた腕も肩も震えているのが分かる)

提督(ぎゅっと目を瞑っていた霞がゆっくりと目を開く。潤んだ瞳、真っ赤に染まった顔、恐る恐る口が開かれ、舌が……)

朝潮「霞!!」グイッ

霞「っ!?きゃあ!!」ドサリ

提督「!?」

提督(深刻な表情を浮かべて乱入してくる朝潮。えっ!?ど、どういうことだ……!?もう状況が全く分からない)

朝潮「なんてことを……!!毒殺なんて……!!司令官、失礼いたします!!んっちゅ」

提督「んっふぅ……!?」

霞「えっ……朝潮……?」

提督(そして霞を悲しそうな顔で一瞥して、覚悟を決めた表情でこちらを見つめる朝潮にキスされる)

朝潮「ん……れろれろれろ……にゅるにゅるにゅる……」

提督「っ!!」

提督(し……舌が……!!朝潮が舌を挿入してくる。そして俺の咥内を舐めまわしていた。朝潮に咥内を蹂躙される)

提督(だがキスの経験があるような、上手いキスではない。ただ、咥内を舐めまわす。それを目的としているとしか思えない。何故だ……!?)



朝潮「んふっ……ぺろぺろ……れろれろ……」

朝潮(毒を全部舐めとらないと……!!司令官が死んじゃう……!!そんなの嫌……!!どれ……どれが毒なの……!?)

提督「……」ポンポン

朝潮「!!」

朝潮(司令官が私の肩を叩く。目をあけると至近距離で司令官と目が合った。司令官が口を離す。涎の糸が伸びて千切れた)

朝潮「あっ……」

提督「朝潮……いきなりどうしたんだ……?」

朝潮(優しい眼差しで見つめられて、頭を撫でられる。そしてそう聞かれた。私は懸命に何が起きたかを話す)

朝潮「司令官、いきなりすいません。でも、はやく毒を取らないと……!!」

提督「毒?」

朝潮「はい……すいません……これは朝潮型一番艦の私の責任です……か、霞は本当はそんな事するような子じゃないんです……!!」

霞「な……何が起きてるの……?」

朝潮「きっとこの戦争でいろいろと限界になってしまって……ですから、どうか赦して下さい……!!罰なら私が代わりに受けます!!」

提督「朝潮、落ち着け。霞は俺を殺そうとなんてしていないよ」

朝潮「えっ?で、でも……」

朝潮(霞は司令官のことをいっそのこと殺しちゃおうかしらって言ってた……それってそう言う事じゃ……)

荒潮「つまり、この件は霞ちゃんの口が悪かったのが原因ってことね」ポン

霞「っ!?あ、荒潮……!?」ビクッ

提督「荒潮」

朝潮「荒潮……?」

荒潮「お姉ちゃんって呼んでって言ったでしょ?霞ちゃん。まあそれはいいとして……とうとうやっちゃった?思ったより大胆だったわね」

霞「っ!!や、こ、これは……っ!!ていうか、朝潮……!!」キッ

朝潮「!!」

朝潮(霞が私を凄い形相で睨みつけてくる……!!よくも邪魔をしてくれたなと目で語っていた。やっぱり霞は司令官を……!!)

荒潮「朝潮姉さんは霞ちゃんが司令官を殺そうとしていると思っていたみたいなの」

霞「はぁ!?そんな事するわけないじゃない!!」

朝潮「なっ!?だったらこの前お風呂で言っていたことは何なのよ!?」

朝潮(霞の言葉に混乱した。そんなはずない。だって、あんなこと言っていたもの!!それに霞が司令官を嫌っていたのは周知の事実!!)

霞「なっ!?き、聞いてたの……!?」

朝潮「ええ、聞いたわ!!貴女が司令官を殺しちゃおうかしらって言ってたのをね!!」

霞「あ、あれは……そう言う意味じゃ……」

荒潮「はい、注目。皆さんご静粛に。とりあえず、このままじゃ事態を収拾できないのでこの荒潮がしきらせていただきまぁす」

提督「そうだな。頼むよ、荒潮」

霞「っ……」

朝潮「……司令官がそうおっしゃるのでしたら、従います」

荒潮「ありがとうございます、司令官。さて、さっきも言ったけど、これは霞ちゃんの口が悪いのが原因ねぇ」

霞「……」

荒潮「まず朝潮姉さんの誤解を解くためにハッキリさせておきましょうかぁ。霞ちゃん、貴女は提督を殺したいの?」

霞「そんな訳ないじゃない……」

朝潮「っ!!で、でも」

荒潮「殺しちゃおうかしらって言ってた?」

朝潮「そうよ、確かに言っていたんだから!!」

荒潮「じゃあ霞ちゃんに聞いてみましょう。どうしてそんな事を言ったのか」

霞「っ……いっそ殺しなさいよ……!!」カァッ フルフルフル

荒潮「ダ・メ♪さあ、もとはと言えば霞ちゃんのせいなんだからちゃんと誤解を解かないと。どうしてそう言ったのかなぁ?」

霞「うぅ……」

荒潮「言った方が楽になるわよぉ?どうせここまで来たらもう言わなくちゃいけないんだから」

霞「っ……し、司令官がハーレム作ってるって聞いて、本当に憎たらしくて……それでつい……」ジッ

荒潮「っ!?」ビクッ チラッ

提督「……!!」ダラダラ

朝潮「……?」キョトン

朝潮(……はーれむ?ってなんだっけ……?どっかで聞いたことがあるようなないような……まあ、それは今はいいか)

朝潮「……憎たらしくて?それで殺そうとしたの?」

霞「っ!!なんで朝潮の中で私は提督を殺したくてしかたないみたいになっているのよ!?」

朝潮「だって霞、司令官と仲悪かったし、嫌ってるみたいだったし……それにあんなこと言ってたから……」

朝潮「普段の霞ならそんな事しないと思う。けど、なんか最近の霞は精神的に不安定になっていたからもしかしたらって……」

霞「仲悪くなんてない!!私は司令官のこと……っ!!それに、私が精神的に不安定になってたのはこのクズのせいよ!!」

朝潮「ほら!!前も言ったでしょ?司令官のことをクズって呼ぶのは止めた方が良いよって!!」

霞「っ!!そ、そうだけど……ともかく、私は司令官を殺したくなんてないし、殺そうと思ったこともないわ!!」

朝潮「じゃあさっきは何をしようとしてたのよ!?」

霞「見て分かったでしょう!?き……キスしてたのよ!!」カァッ

朝潮「き、キス……!?何か悪いモノを口移して飲ませようとしたんじゃなくて……!?」

霞「どうしてそうなるのよ!?そんな事しないわよ!!あれは普通にキスしてただけだから!!」

朝潮「……。えっ……そ、それって……霞は司令官のこと……」

霞「ああ、もう!!何よこの公開処刑!!そうよ、私は司令官が好きなの!!大・大・大好きなの!!」キッ

朝潮「……!!」

朝潮(霞の様子は嘘を言っている様には見えなかった。顔を真っ赤にして声を震わせていて、照れていて……)

朝潮(同じ女の子だからこそ分かる。その様子はむしろ本心からそう言っているとしか思えなかった)

霞「殺しちゃおうかしらってのも嫉妬から言ったのよ!!殺すつもりなんてないから!!ってか朝潮は頭硬すぎ!!」

朝潮「つ……つまり私の勘違い……?」

霞「そうよ!!はぁ……はぁ……」

朝潮「……!!そ、そうだったんだ……ごめんなさい……」

霞「……まあ分かればいいのよ」

朝潮(あれ……ちょっと待って……ていう事は、つまり……)ズキン

朝潮「お、お付き合いしているの……司令官と……!?」

霞「それは……まだだけど……」

朝潮「っ!!お付き合いもしていないのにあんなことしたの……?」

朝潮(そんな事……ハレンチだわ……!!だって、お付き合いもしてないのにそんな事……!!)

霞「っ……あ、朝潮だってしたじゃない」

朝潮「えっ?」

霞「さっきしてたじゃない。ひ、人のこと言えるの?」

朝潮「……あ」ドクン

朝潮『なんてことを……!!毒殺なんて……!!司令官、失礼いたします!!んっちゅ』

提督『んっふぅ……!?』

朝潮『ん……れろれろれろ……にゅるにゅるにゅる……』

朝潮『んふっ……ぺろぺろ……れろれろ……』

朝潮《毒を全部舐めとらないと……!!司令官が死んじゃう……!!そんなの嫌……!!どれ……どれが毒なの……!?》

朝潮「あぁ……!!」カァッ

朝潮(よ……よく考えたらあれって……あれって……き、キス……!?っ!?な、何……お腹の奥がぞくぞくして……!!)ゾクゾクゾク キュンキュン

朝潮「んくっ……!!」ビク ビク

霞「……あ、朝潮?」

朝潮「わ、私……司令官と……き、キスを……!!」

朝潮(胸とお腹の奥がきゅんきゅんして……ああ、こんな気持ち、初めて……すごく……気持ち……いい……?)



荒潮「……ハーレムねぇ」ジッ

提督「荒潮……」

提督(どうやら、朝潮は気がつかなかったかハーレムの意味を知っていないようだ。だが、荒潮は気がついてしまった)

提督(荒潮にジッと見つめられる。その蜂蜜のような黄褐色の瞳は俺を捉えて離さない。すべて見透かされるようだ)

荒潮「……司令官」

提督「……何だ?」

荒潮「……私って可愛いと思いますか?子供じゃなくて女として」

朝潮&霞「「!?」」

提督「ああ」

荒潮「そうですかぁ……!!んっ……」ニコッ

提督「っ……」

朝潮&霞「「!!」」

提督(俺の返答に嬉しそうにはにかんだ荒潮は、目を瞑ると俺にキスしてくる。ちょんと啄むような軽いキス)

荒潮「っ……司令官、好きです。私も司令官のハーレムに入れてください」ジッ

霞「はぁ!?」

朝潮「っ!!……はーれむ?はーれむってなんでしたっけ……?」

提督(そして真剣な表情で俺を見つめながらそう告白してくる。初々しさに満ちていた。そして、一連の流れに驚愕する霞と朝潮)

提督(しかし朝潮はハーレムの意味が分からなかったのか、少し考えてから首をかしげる。しかし、緊張を解いてはいない)

提督「そうだな。荒潮、もちろんだと言うところだが、その前に君たちに話さなくてはならないことがある。霞にはもう話したんだが……」

荒潮「そうですかぁ」

朝潮「分かりました。拝聴させて頂きます」

霞「っ……」ギリッ

提督(いつもの話をする。俺の決意と覚悟の話。朝潮と荒潮は真剣に聞いていた。そして霞は唇を噛んで目を逸らしていた)

提督「……という訳だ。俺は、それを受け入れてくれた人全員を幸せにして見せる。その覚悟がある」

霞「そんなの……やっぱりおかしいわよ……」

提督「荒潮、君がこれを聞いてもなお俺のことが好きで受け入れてくれると言うのであれば、約束する。絶対に後悔はさせないと」

荒潮「もちろんよぉ、司令官。ずっと好きでした。司令官と一緒になれるのなら、私にとってそれ以外のことは些細な事ね」

提督「荒潮……ありがとう」ギュッ

荒潮「あはっ……ずっとこうして欲しかったの……好きよ……好きなの……本当に、心から」ギュッ

↓×1~3 朝潮の心境と行動

全裸になって覚悟(?)を決める。ついでに霞も剥いとく

司令官の行いは作戦行動上極めて有効で、今までに実証されており、司令官の「女」達が高い実績を上げているのも確かであるので一軍人として御国へのより良い奉公の為に司令官の「女」の末席に加わるのは実に合理的であることから云々

と、色々理屈をこねて子宮の疼きを解消して下さいと提督に向かって下着を膝まで下ろし、スカートをたくし上げて懇願する。
自分でも自覚していないが、朝潮はこの場にいる誰よりも提督に実務面で尽くしてきた自負があり、そんな自分を差し置いて他の誰かが提督の寵を受けていることに、受けようとしていることに嫉妬と苛立ちが湧き上がっていた。だから、今ここで性的な面でも提督に貢献できるのだと無自覚に見せつけようとしていた

自分の気持ちに従う
いつまでも司令官の側にいさせてほしい
改めてキスする

朝潮「……司令官。私は、司令官をとても優秀な司令官だと信頼しています。そんな司令官が欲望のままに女性を喰い荒らすような人だとは思えません」ジッ

提督(真剣な表情で俺を見つめる朝潮。その花色の瞳には強い意志が込められていた。それは信頼と、恋慕と、後は……何だろうか?何かが込められている)

提督「朝潮……その信頼にこたえられるように頑張らなくてはな」

朝潮「そして女性が愛する男性と一緒になることは精神衛生とてもいいことだと聞きましたし、私もそう思います」

提督「!!」

霞「あ……朝潮……?」

朝潮「司令官……僭越ながら私は……司令官をお慕いしています」

霞「っ!!」

荒潮「あらあら」

提督「朝潮、ありがとう。嬉しいよ」ニコッ

朝潮「……さっき、提督が毒を飲まされたと思ったとき、その時は必死で頭が回りませんでしたが、後で気がつきました」

朝潮「あれが、私のファーストキスです……司令官に捧げることができて、光栄でした。そして、感じたんです……」モジモジ

提督「……朝潮?」

朝潮「司令官とキスしてたんだって気がついた時、感じたんです。胸とここ……お腹の奥がとてもきゅんとしたんです……それが、凄くて……」ナデナデ

提督「……!!」

荒潮「ね、姉さん……?」

提督(子供とは思えないような妖艶な表情で愛おしそうに自分の下腹部を撫でる朝潮。その視線は自らの下腹部から、俺に再び向けられる)

朝潮「私は、司令官から見たら子供ですよね。でも、それでも私は女の子なんです……女なんですよ、提督……」スッ パサリ

提督「っ!!」ドクン

荒潮「姉さん……!?」ビクッ

霞「な……何してるよの……!!」ギョッ

提督(朝潮が、この前の霞のようにスカートの中に手を入れて下着を下げた。子供っぽくも大人っぽくもない年相応な薄青のショーツが膝まで下がる)

朝潮「私、分かるんです……きっとその先があるって。そして、その先を教えてくれるのは司令官だって……好きな人だって……」スッ

提督「あ、朝潮……!!」

提督(そして、朝潮がスカートをたくし上げた。その子供らしくも、女性らしさを兼ね備えた女に変わっていく途中の腰回り)

提督(そして毛のないつるつるのスジが露わになる。ぴっちりと閉じたそこは、まだ子供のそれだ)

朝潮「お願いします、司令官……私の、この疼きを鎮めてください……」ウルッ ジッ

提督(子供らしいあどけなさを残した顔で、目を潤ませ、メスの顔をして自らの朝潮に俺は……)

提督「……!!」ギンギン

提督(興奮してしまっていた……むしろ、これで興奮しないのなら男ではないだろう……仕方がないんだ……これが男の性なのだから……!!)

↓×1~3 提督の行動と提督が勃起しているのを見た荒潮の心境と行動

このチャンスを逃す訳にはいかない
自分も目一杯司令官に愛してもらわないと

入り口を入念に施錠してもう一歩踏み切れない霞を勇気づけた後、霞共々全裸になって司令官に抱き付く

司令官が自分たちのような幼い女子にも欲情している様子を目の当たりして、嬉しさが込み上げてくる

あとは542

提督
据え膳食わぬは男の恥
有り難く頂戴する

荒潮
朝潮の大胆な行動と初めて見る提督の男としての一面を目の当たりにして赤面するも、提督への想いは負けないと言わんばかりにこちらもおねだりする

提督の行動を書くのを忘れてたので、それのみ544でお願いします

荒潮「司令官……大きくなってるわねぇ……///」

提督「っ!!」

荒潮「ふふっ……うれしいわ、司令官♪まだ私達は幼すぎると思っていたけど、そんな事はなさそうね?」ニタァ

提督(俺が勃起してしまっていることに気がついた荒潮が、年不相応の色気を醸し出した妖艶な笑みを浮かべる。荒潮、お前もか……)ギンギン

荒潮「ふふっ……朝潮姉さんに負けてはいられないわ。私だって……ね?」シュルシュル

提督「荒潮……!!」

朝潮「荒潮……」ジッ

荒潮「なぁに?朝潮姉さん?」ジッ

朝潮「……何でもないわ」

荒潮「そう」

提督(朝潮と荒潮が見つめ合い、短い会話を交わす。が、俺の注意は荒潮に向けられていた)

提督(荒潮はサロペットスカートを脱ぎ捨て、ワイシャツとタイツだけの姿になっていた。タイツ越しに見えるショーツは白系統か)

提督(裸ワイシャツに近いが、それとは別の色気を醸し出している。理性が、溶けていく……)

霞「っ……!!二人とも、待ちなさいよ!!」キッ

朝潮「霞……」

荒潮「霞ちゃん」

霞「こんなの、認めていいわけないじゃない!!法律違反よ!!いや、それ以前に道徳的にダメでしょ!?」

提督「っ!!」

提督(霞の、悲痛な叫びに理性が辛うじて耐える。霞は泣きそうな顔でそう訴えていた。その手はぎゅっと握られている)

荒潮「……霞ちゃん。貴女は司令官が好きなの?」

霞「うん!!好き!!けど」

荒潮「なら!!別にいいじゃなぁい」

霞「っ!?」

提督(霞の言葉を途中で遮って荒潮がそう言った。そして霞に歩み寄ると、霞を抱きしめた)

荒潮「えい」ギュッ

霞「ぁっ……あ、荒潮……?」ビクッ

荒潮「よいよし」スッ グイッ

霞「うわっ、っ!?」ビクッ

提督「!?」

提督(そして素早く霞の後ろに回り込み、後ろから抱きかかえるようにすると霞のスカートを捲って下着を露出させる)

提督(少し大人っぽいショーツだった。先ほどのキスといい、今日の霞は一線を越えるつもりでいたのかもしれなかった)

霞「な、何すんむぅ!!」

荒潮「ねえ、霞。聞いて」ジッ

霞「……!!」

提督(抗議の声をあげようとした霞の口を塞ぎ、上からのぞき込むようにする荒潮。そしてそれを少し怯えた表情で見上げている霞)

提督(一種の百合的なふんいくと神々しさを醸し出していた。ふつくしいとでも言えばいいのだろうか。荒潮が霞に語り掛ける)

荒潮「歴史上、重婚なんていくらでもあるわ。江戸幕府の大奥、イスラム圏のハーレム、例を挙げればきりがないものぉ」

荒潮「それのせいで誰かが死んだり、迷惑を被ったりするわけじゃないのだから、大丈夫。法律?道徳?気にすることないわぁ。レッツ背徳♪」

霞「で、でも……」

荒潮「もう……本当に真面目ねぇ……ねえ、司令官?霞ちゃんのこと……好き?」

提督「ああ、もちろんだ。っ!?」カァッ

霞「し、司令官……!!」キュン ジッ

提督(いきなり話が振られた。思わず即答していまう。霞は俺の言葉を気いて、頬を赤らめて熱っぽい視線を向けてきた)

荒潮「ふふっよかったわねぇ、霞♪貴女が少しだけ譲歩するだけで、貴女は提督のモノ、提督は貴女のモノになるわ」

霞「ぁ……」

荒潮「けど、もしあなたの言うように司令官が一人の人だけを選ぶとしたら、当然一人以外は皆選ばれない」

霞「……」

荒潮「選ばれなかった人はどうしましょうか?諦めて他の人を探すってのが一番普通かしら?けどね、霞。仮にそうなったとして……それでいいの?」

霞「っ」

荒潮「司令官の人気は知ってるでしょ?分母は数十、もしかしたら百近いかしらね?その中からたった一人選ばれて、後は皆、地獄に落ちる」

荒潮「そんなのって……酷いと思わない?ねえ、霞。貴女が選ばれる確率よりも、選ばれない確率の方がずっと大きいわ」

霞「!!」

荒潮「私達は戦艦や空母の人たちと比べて大きなディスアドバンテージがある。……年齢差よ」

霞「っ……」

荒潮「それで、もし選ばれなかったら貴女はどうするの?ねえ、霞?貴方のここはそれでいいの?耐えられるの?」スゥ ツンツン

霞「んっ……そ……それは……」ピクン

提督(嵐は霞の口を塞いでいた手で霞の胸を突っつく。そしてスカートを捲っていた手をYシャツの中に潜り込ませ、霞の下腹部を撫で始めた)

荒潮「そして、女の子の一番大切なここは、司令官以外の人との子供を作るの……?作れるの……?」ナデナデ

霞「あん……っ……!!」ビクン

荒潮「ねえ、霞……本当にそれでいいの?」

↓×1~3 霞の決断

司令官に選ばれたい、司令官と子を成したい

皐月を引き合いに出してロリコン呼ばわりしたことを司令官に謝り、愛して欲しい一心で決意する

ハーレムを認める
ロリコン呼ばわりを謝ってから全裸になり抱き付いて、今だけは私だけを優しく愛してと囁く

550

霞「……や」

荒潮「や?」

霞「やだぁ……!!司令官じゃないとやだぁ……!!」

荒潮「あはぁ……!!じゃあ、どうするべきか分かるわよねぇ?」

霞「し……司令官……認める……ハーレム……認めるわ……」

提督「霞……!!」

霞「ごめんなさい……ロリコン呼ばわりしてごめんなさい……お願いだから、私を嫌いにならないで……赦して……」

提督「赦すも何も、俺は君に怒ったりしていないよ。前からずっと君のことが好きだよ。そしてその思いが今は、性愛になっている」

霞「司令官……!!私も好き……!!」

荒潮「霞、後は言わなくても分かるわよねぇ?」

霞「っ……うん……」シュルシュル

提督「っ!!」

提督(荒潮の言葉に霞が服を脱ぎだす。サロペットスカートを脱いで、ワイシャツとソックスも脱ぐ)

霞「……///」カァッ

提督「……!!」ゴクリ

荒潮「あらあら、だいたんねぇ……?」

朝潮「……」

提督(霞は顔を真っ赤にして少し躊躇ったが、意を決したのか一気に少し背伸びした感じの下着も脱ぎ捨てた)

提督(ブラが床に落ち、膨らみかけの胸があらわになる。桜色の先端はつんとしていた。熟す前の瑞々しい果実のようだ)

提督(そして霞はショーツにまで手をかけ、いつかのように脱ぎ捨てる。あの時は見えなかった秘所が露わになった)

提督(これまた素晴らしいスジだ。子供なんとやらだ。駆逐艦娘を抱くのは久しぶりだった。しかも、初物となると第六駆逐隊以来だ)

提督(といっても、そもそも駆逐艦娘は第六駆逐隊以外を知らないが……知っていたら大問題か)

霞「司令官……!!」バッ ダキッ

提督「霞」ダキッ ナデナデ

朝潮&荒潮「「!?」」

霞「ハーレム……認めるけど……今だけは私だけを優しく愛して……?」ジッ ウルウル

提督「!!」

提督(うるんだ瞳で見上げられ、そう囁かれる。あの霞がこんなことをしているだけでも滾ってくるというのにそんな事をされては……!!)

朝潮「そうはさせない!!司令官、出しゃばって申し訳ありません……ですが、この朝潮も司令官に……愛されたいです……」バッ ダキッ ジッ

荒潮「そうよぉ、抜け駆けは駄目なんだから。ねぇ?司令官?私のことも愛して……くれますよね……?」バッ ダキッ ジッ

提督「お前たち……」

提督(もう我慢の限界だった。さらば理性。据え膳食わぬは男の恥だ。そもそも、どちらにせよいずれ抱くことになっていただろう)

提督(それが三人まとめて食べてくれと懇願してくるのであれば、ありがたくいただく。遠慮などしない)

提督「三人まとめて愛してやる。来い」グイ

提督(俺は性欲が導くままに三人を隣の仮眠室へ連れ込む。乱暴に布団を敷くと、服を脱いだ)

朝潮「……!!」カァッ

荒潮「あはっ……いいカラダ……!!」

霞「……ごくっ」

提督(そして下着姿になると、棚の中から日本酒の一升瓶を取り出す。見つからないように隠しておいた上等なものだ)

提督「んっ……」ゴクッゴクッゴクッ

提督(それをラッパ飲みした一気に体が熱くなる。そしてそれを一杯に口に含むと、朝潮を抱き寄せた)

朝潮「し、司令官……?」

提督「んっ……」ブチュッ

朝潮「んふぅ!?んん……ごくっごくっごくっ」

提督「……ぷはっ。ほら、もう少し飲め」スッ

朝潮「んはぁ……し、しれいかっ!?んぐぅ……ごくっごくっごくっ」

提督(度の強い酒に少し辛そうにしている朝潮の口に瓶を突っ込み、中身を流し込む。もちろん、ちゃんと量は考えてだ)

朝潮「っは……はぁ……はぁ……」クタァ

提督「さて、次だ」グイッ

荒潮「きゃっ、もう……ちょっと乱暴じゃない?」

提督(顔を赤くしてその場に座り込んだ朝潮。次のターゲットである荒潮を抱き寄せると、荒潮が抗議の声をあげる)

提督(だが俺は何も言わず酒を口に含むと先ほどのようにする。荒潮に口付けし、舌で口をこじ開け、熱い液体を流し込む)

提督(荒潮が苦しそうに唸る。が、お構いなしだ。荒潮の口からこぼれた熱いモノが互いの顎を伝い、流れ落ちる)

提督(絡ませていた舌を引き抜くと、荒潮が至近距離で俺を見つめていた。少し頭を撫でると、目を細めて気持ちよさそうにする)

提督(そして俺は酒瓶を荒潮の口に突っ込む。咽ないようにゆっくりと傾け、中身を流し込む)

提督(トクトクと荒潮の口に酒が注がれ、それを苦しそうに眉に皴を寄せながらも何とか飲んでいく荒潮)

荒潮「っはぁ……はふぅ……ちょっと……きついかも……」

提督「霞」グイッ

霞「っ」ビクッ

提督(座り込みはしなかったが膝に手をついて口を拭う荒潮。俺は最後の一人、霞を抱き寄せる)

霞「……っ。し、司令官……私……んむっ!!」

提督(何かを言いかけた霞に構うことなく酒を口移しする。ビクンと跳ねる体を拘束するように抱きしめた)

提督(舌を絡ませ、熱い液体を霞の咥内に送り出す。そして全部送りだしたら、一度霞の舌を舌で弄び、引き抜く)

提督(うるんだ瞳でこちらを見上げる霞。体は脱力している。霞は酒に弱くはないはずだ。大丈夫)

提督(だが、気持ち控えめにするか。と思いながら酒瓶を霞の口に突っ込み、中身を注ぎ込む)

提督(注がれたものを必死に飲み干していく霞。酒瓶を引き抜くと、俺にしなだれかかるようにしてきた)

提督(俺はそんな霞の頭を優しく撫でた。霞が心地よさげに息を吐く。俺は霞をその場に座らせた)

提督(三人とも早速顔を赤くしている。潤んだ瞳に熱っぽい吐息は酒に酔い、発情しているからだろう)

提督(さらに色気が増した三人の前で俺は下着を脱ぐ。パンツを突き破らんばかりに怒張していたモノが露わになった)

「「「……!!」」」

提督(三人がそれを凝視し、息を呑む。黒光りしている俺のモノに圧倒されているようだ。女を圧倒しているこの感覚、素晴らしい……!!)

提督「よし、では荒潮、霞、これを舐めてくれ」

荒潮「っ……」

霞「な、舐める……!?」

提督「そうだ。奉公してくれ」

提督(俺の言葉に、二人は躊躇う。だが、意を決したようにまず荒潮が俺の足もとに膝をついた)

提督(それを見た霞も、荒潮の隣に膝をつく。俺は二人の頭を撫でた。二人は目前に迫ったモノに畏れを抱いているようだ)

提督「ほら、舌を伸ばして舐めろ。唇で甘噛みしてみるんだ。歯は立てないでくれよ」

荒潮「っ……ぁ……あむ……れろれろ……れろれろれろ……」

霞「ごくっ……っ……ぺろぺろ……ぺろぺろぺろ……あむあむ」

提督「……!!」ゾクゾク

提督(二人が俺の股間に顔を埋め、俺のモノに奉公している。最高の気分、最高の眺めだ!!男冥利に尽きる!!)

朝潮「司令官……」

提督(そこでお預けをくらった犬のような悲し気な表情で俺を見つめる朝潮に声を掛けられた)

提督「おいで、朝潮」

朝潮「っ!!はい!!」ニコッ

提督(とても幸せそうな笑みを浮かべて俺のそばに来る朝潮。俺は、朝潮を横抱きにして抱き上げる)

朝潮「ぁ……///司令官……?」

提督(頬を染めて次を期待するようにはにかみながら俺を見つめる朝潮。俺は、朝潮の耳元でささやく)

提督「自分を慰めたことはあるか?」

朝潮「えっ……!?そ、その……」

提督「答えてくれ」

朝潮「……!!」カァッ

提督(もともと赤かった顔をさらに赤くする朝潮。消え入るような声ではいと呟いて首を縦に振る。そそる仕草だ)

提督「よし、じゃあ今ここでしてくれ」

朝潮「……!?っ!!」フルフル

提督(驚きに目を見開き、恥ずかしそうな表情を浮かべながら首を横に振る朝潮。俺はさらに囁く)

提督「ちゃんと濡れてないと、入れるときに痛いぞ?」

朝潮「!!」ハッ

提督(二人にしか聞こえない声の大きさでそう話す。自分が一番最初にされることを察した朝潮は喜びに顔を綻ばせる)

提督「できるね?」

朝潮「は、はい……!!」

提督(そしてそう囁いた。俺は、朝潮に口付けする。朝潮は片手を俺の首にまわし、もう片方の手を自らの秘所に伸ばす)

提督(俺は貪るように朝潮の咥内を蹂躙する。朝潮はぴくんぴくんと体を震わせていた。吐息が漏れている)

提督(一方、俺のモノに奉公している二人もまた色っぽく息を吐いていた。そしてその口淫を激しくする)

提督(おそらく俺と朝潮の様子を見て嫉妬を感じているのだろう。俺の意識をそちら側に向けようとしている)

提督(だが今まで数多くの名器を味わい、俺の仕込んだテクを駆使してくる子たちの責めに堪えてきたのだ)

提督(初心な少女のソレは、少し気持ちがいい程度でしかない。俺は構わず朝潮を高めていく)

提督「っ……よし、もういいぞ、二人とも」

荒潮「んっ……」ジッ

霞「っ……」ジッ

提督(俺の声に、モノから口を離して俺を見上げてくる荒潮と霞、その表情は少し不機嫌そうで、嫉妬の炎が瞳にちらついていた)

朝潮「んふぅ……し……しれいかん……!!」

提督(一方の朝潮はだいぶ高まっているようだった。蕩けた表情で俺を見つめている。俺は、朝潮を一度下ろすと、後ろから手をヒップにまわして抱き上げる)

朝潮「あっ……!!しれいかん……恥ずかしいです……!!」

荒潮「っ……!!」

霞「うわっ……びしょびしょ……!!」

朝潮「っ!!」ビクッ

提督(二人の目の前でM字開脚するようになった朝潮が恥ずかしがる。そのびしょびしょに濡れた秘所が二人の眼前に晒された)

提督「よし……」ピトッ

朝潮「ぁ……!!」ゾクッ

荒潮「ずるい……ずるいわよぉ……!!」キュンキュン

霞「っ……馬鹿……クズ……」ドクンドクン

提督(俺は、そのままモノを朝潮の秘所にあてがう。乱れ牡丹を立ちながらするような感じだ)

提督(そうなると、自然と朝潮と俺の結合部が二人に晒されることとなる。考えるだけで興奮してきた)

提督「さて、朝潮。とうとう処女喪失の時だな」

朝潮「司令官……!!来てください……!!私にどうかお情けを……!!」

提督「俺の女にされるところ、存分にみられるといい。そして荒潮、霞、生セックスをしっかりと見ておくんだぞ」

朝潮「っ……!!は、恥ずかしいです……!!」ゾクゾク

荒潮「っ……!!」ジッ

霞「……!!」ジッ

提督「さあ、いくぞ……!!朝潮、手で位置を調整しろよ」

朝潮「っ……はい……あぁ……!!」スッ ツプッ

提督(朝潮の身体を下ろす。朝潮が俺のモノを自らの蜜壺へと誘導した。先端が、朝潮のソコを押しひらく)

荒潮「あぁ……広がってく……!!」

霞「こんなの……入るの……?」

朝潮「あぁ……つぅ……っぅうううううう!!」グググググ ブツッ ヌプププププ

荒潮「す……すごいわねぇ……」

霞「うわぁ……血が……!!」

提督(わざと見せつけるようにゆっくりと挿入した、そして一番奥まで達する。朝潮は荒い息を吐いており、荒潮と霞は結合部から目が離せないようだ)

提督「朝潮……よく頑張ったな……」

朝潮「ありがとう……ございます……んぅ……」

提督(肩越しに朝潮にキスする。俺は朝潮がなれるまで少し待った。そして……腰を振り始める)

提督「っ……では、いくぞ……」ズップズップズップ

朝潮「あぁ!!し……司令官……!!お腹の奥が……お腹の奥が熱いです……!!」

荒潮「……!!」

霞「……!!」

提督(淫らな水音をたててピストンを繰り返す。朝潮が快楽に喘ぎ声をあげる。その淫らな劇には観客が二人)

提督「どうだ、荒潮、霞!!これがセックスだ。男と女の営みだ!!」

荒潮「はぁ……はぁ……」クチュクチュ

霞「んっ……ふぅ……」クチュクチュ

朝潮「あっ!?や、いやぁ!!見ないでぇ!!」

提督(忘れていた観客の存在を思い出したらしい朝潮が、快楽に蕩けさせられながらもそう懇願する)

提督(だが二人ともその淫らな光景から目が離せないようだ。朝潮の秘所とそこを出入りする俺のモノ)

提督(淫らな水音、垂れる愛液やら何やらが混ざったモノ。てかっている結合部。それらのすべてが二人を捕らえて離さない)

提督(二人とも息を荒くしており、その手は自らの秘所にのびているようだった。俺と朝潮がしているのを見てそんな事を……!!)ゾクゾク

提督「よし、そろそろ出すぞ、朝潮!!」

朝潮「しれいかん!!私、おかしくなっちゃいます!!」

提督(本能のままに腰を振る。多少の我慢、そして限界を迎える。二人のいたいけな少女の前で、朝潮の中に……!!)

提督「っ……出る!!」ビュルルルルルルル

朝潮「あぁ!!はぁ……!!あぅ……」ビクン クタァ

荒潮「……!!」

霞「……!!」

提督(朝潮の中に射精した。朝潮がビクンと体を震わせ、そして脱力する。ビクビクと脈動する俺のモノ。その一部始終を見せつけた)

提督「っ……くっ……」ズルン

朝潮「あふぅ……」ブプッ ドロリ

荒潮「……」

霞「……」

提督(俺がモノを引き抜くと、朝潮の秘所から白濁液が垂れる。俺は朝潮を布団に下ろした。力なく横たわる朝潮)

提督「ほら、朝潮。綺麗にするんだ」

朝潮「うぅ……んぁ……あむ……れろれろれろ」

提督(俺はそんな朝潮の近くに腰を下ろすと、半勃ちのモノを咥えさせ、お掃除フェラをさせる)

提督「……よい、いいぞ」

提督(舌がモノを舐めまわし、綺麗にしたことを確認した俺は、モノを引き抜く。俺のモノは朝潮のフェラで再び怒張しきっていた)

提督「さて、次はどちらだ?」

↓×1~3 初めて見る獣のような性交に圧倒された荒潮と霞の心境と行動をそれぞれ

荒潮は物怖じせずに初っ端から興味のあることは何でも試してみる感じで霞はびっくりしたし怖いけど頑張る的な。ツンが強い反動でデレデレのラブラブに。無意識にだいしゅきホールドしちゃう

荒潮
早く司令官と一つになりたい
バックでより激しく獣のような交わりを試みる


マンガとは異なる愛し合いで衝撃を受ける
荒潮に先を越される形になるが彼女と司令官との交わりを見て改めて処女を捧げる決意をする
優しくしてもらいたいのでキスし続けながらの正常位を試みる

荒潮…自分も姉のように激しく抱かれたいと強く想うが、これ以上霞を待たせるのも悪い気がするので2番手は彼女に譲ってあげる

霞…未だ残っていた僅かな理性が砕け散り、メスの本能の赴くまま自分でも信じられない程淫らに生ハメを懇願する

荒潮「じゃあ次は私でお願いしますねぇ」ジッ

霞「荒潮……!!」

荒潮「とりあえず朝潮姉さんにできたのなら私だってできるだろうし、女は度胸だからぁ」ドキドキ

霞「っ……」

提督「いいだろう。こっちに来い」

荒潮「はぁい」

提督「よし、そのまま四つん這いになっていろ」

荒潮「えっ?四つん這いですか……?」

提督(興味津々と言った表情で俺にハイハイで這いよって来る荒潮。俺はそんな荒潮にそう言ってその後ろに回り込む)

荒潮「……!!ちょっと恥ずかしいかなぁって……」

提督「気にするな」

荒潮「それは無理よぉ……あんっ!!」

提督(そんな荒潮の後ろから、尻を撫で秘所を手淫する。もうすでに十分に濡れていた。さて、一度イかせるか)

荒潮「あぁ……あふぅ……だめぇ……!!しれいかぁん……!!」

提督「快楽を受け入れるんだ……感覚を研ぎ澄ませろ……さあ、女の一番美しい瞬間を見せてくれ……!!」クチュクチュクチュ

荒潮「はぁっ……あぁ……ああああああ!!」ビクンビクン

提督(まるで遠吠えする狼のように背を逸らして快楽に嬌声をあげる荒潮。その長い薄煉瓦色の髪が美しく広がった)

荒潮「はぁ……はぁ……はぁ……」ピクンピクン

提督「……」ビリィ

提督(頽れるようにして息を整えている荒潮の後ろへ周りこむ。淫らな蜜が滴るストッキング、その秘所の部分を破いた)

荒潮「あっ!!もう……乱暴じゃない……?」

提督「新しいものを買ってあげるよ」スッ ピトッ

提督(そう言いつつ荒潮の秘所を覆うぐっしょりと濡れた薄布をずらす。そしてモノを蜜が溢れる蜜壺へとあてが)

荒潮「あっ……司令官……!!」ピクッ

提督「荒潮……力を抜いてくれ……」

荒潮「はい……来てください……」

提督「っ……はぁ……!!」グッ

荒潮「っ……あぁ!!」ブツッ ズププププ

提督(再び感じる処女膜を突き破る感覚。未熟な果実を喰い荒らす背徳感にゾクゾクする。この子の初めても俺が頂いた……!!)

提督(背を逸らすようにしていた荒潮を後ろから抱きしめる。胸を揉み、口に指を入れた。そのまま少しの間愛撫する)

提督(そして荒潮の呼吸からもう動いてもよさそうだと判断し、腰を振り始めた。ゆっくり、だが、だんだんと激しくしていく)

荒潮「あっ!!ふぅ……!!んくっ……あぁん!!」

提督(気持ちがいいままに腰を振る。高まる射精感、淫らな水音、迸る汗、響く嬌声、振り乱される髪)

提督「っ……荒潮ぉ……!!」ギュッ

荒潮「あぁ!!司令官!!司令官!!んはぁああああ!!」ビクンビクン

提督(荒潮の身体を後ろから組み伏せるように抱きしめて、密着させる。一滴も零さないように腰を押し付け、荒潮の奥にぶちまけた)

提督「っ……はぁ……」

荒潮「しれいかん……だいすき……」

提督「っ……」ズルリ

荒潮「あん……あふれちゃう……もったいない……」ブプッ サッ

提督(モノを引き抜き、荒潮から離れる。溢れ出る白濁液を何とか押しとどめようと手で押さえる荒潮)

提督「さあ、荒潮。綺麗にしてくれ」

荒潮「はぁい……んっ……あむ……れろれろ」

提督(俺の言葉にこちらへハイハイしてきた荒潮は、自らの愛液や精液にまみれたものを見て少し躊躇う)

提督(だが、すぐに思い切ってと言った様子で俺のモノを咥えると、丁寧に舐め始めた。俺は荒潮の頭を撫でる)

荒潮「んふっ……れろれろれろ……あむあむあむ」

提督「よし……もういいぞ。よくやってくれた」

荒潮「んぁ……。……♪」ジッ

提督(一線を越えた男女の身が共有できるあの親近感を込めた上目遣いで俺を見つめながらはにかむ荒潮。俺は微笑み返すと、霞に向き直った)

霞「っ……」フルフルフル

提督(霞は、怯えているようだった。俺のモノに視線が釘付けだが、視線には恐怖が込められており、肩が震えている)

提督「霞……別に無理をする必要はないぞ?さっきも言ったが、俺は雷と電とはまだしていない」

提督「もっと大きくなったらすることにしているんだ。霞も、そうしたって構わない。何も悪い事は無いぞ」

霞「っ……イヤよ。私は、今司令官と結ばれたい。私、頑張るから……お願い……」ジッ

提督「そうか、分かった」

提督(霞は覚悟しているようだった。なら、俺は男としてそれに応えなくてはいけない。俺は霞にゆっくり近づく)

提督「んっ……」

霞「っ!?し、司令官!?ダメっ!!汚いからぁ……!!あぁ!!」ビクン

提督(霞の秘所に口付けする。ワレメを舐め上げ、舌を挿入し、クリを弄ぶ。舌と唇で霞を責める)

霞「あうっ!!うぅ……!!うぁあ……!!何か……変……!!変になりそう……!!」

提督(どんどん蜜が溢れてくる。さらに責め続ける。霞が上り詰めていき、そして限界を迎えた)

霞「っ……うぁあああああああ!?あふぅ……あぁん……」ビクンビクンビクン

提督(絶頂を迎えた霞の身体が痙攣した。中が締まり、舌が締め付けられる。俺は口を離すと、指でそこを確認する)

提督「……よし、もう大丈夫そうだな」クニクニ クパァ

霞「っ……ふぅ……ふぅ……」

提督(俺は霞を仰向けに寝そべらせ、脚を掴んで開かせる。そしてモノをその秘所にあてがった)

霞「ぁ……司令官……」

提督「霞、俺を信じろ。力を抜いて、受け入れてくれ」

霞「うん……分かった……ねぇ、司令官……?」

提督「どうした?」

霞「抱きしめてくれる……?」スッ

提督「っ」ギュッ

霞「あぁ……司令官……!!」ギュッ

提督(両手を迎え入れるように伸ばされて保護欲をそそる不安げな表情でそう言われては、抱き締めないわけにはいかない。俺は霞を抱きしめる)

提督「行くぞ」ツプッ ググググ

霞「うん……っ……!!」ズキッ

提督(固い抵抗、霞の処女膜が異物を入れまいと抵抗する。だが、この子は俺の女にする。もう決まっているのだ)

霞「っ~~~~!!」ギュゥゥゥゥ

提督(処女膜を貫こうと力を入れれば入れるほどに痛いほどに抱き締められる。だが、それが心地よかった)

提督「霞……!!」グッ

霞「っぁ!!ぁ……はぁ……!!」ブツッ ヌプププププ

提督(とうとう処女膜を貫いた。固く閉じた霞の中を拡張していく。俺のモノの形に作り替えていく)

提督「奥まで入ったぞ……!!」

霞「……!!」ウルウルウル

提督(コリっとした子宮口の感覚。霞と至近距離で見つめ合う。霞は涙目で俺を見つめていた)

提督(霞の頭を撫でる。少し目を細める様が猫の様だった。体勢的にちょっときついが俺は霞に口付けする。舌を入れて、霞の舌を絡めとる)

霞「んっ……んはぁ……んちゅ……れろれろ……」

提督(濃厚なディープキス。大人のキスを教え込む。暫くして、霞も処女喪失の痛みになれたようだった)

提督「んっ……動くぞ」

霞「っ……」コクリ

提督(ゆっくりと腰を振る。苦し気に息を吐く霞。だが俺は腰を止められない。止まらない)

提督(霞は俺に押しつぶされるようにのしかかられていた。あの霞を同意の上で組み伏せ、その処女を奪い、女に仕立て上げた。その事実に興奮する)

提督(正常位が一番対格差を実感するな。こうして全身で押さえつけると分かる。なんて小さな体なのだろうか)

提督(気がついたら気持ちがいいままに本気の腰ふりをしていた。だが、霞ももう痛みは無いようだった)

提督(色っぽい吐息が漏れ、喘ぎ声をあげている。ぎゅっと俺の身体を抱きしめて必死に堪えている様が素晴らしい)

提督「霞、大丈夫か……!?」

霞「ぁふ……んふ……つぁ……!!」コクコク

提督(無言で何度も頭を縦に振る霞。射精感が高まってきた。いたいけな子供の中に生で出し、霞を俺に染めきる)

提督「奥に出すぞ……!!お前の子宮に直接かけてやる!!ほら、どうだ!?感じるか!?」グリグリグリ

霞「うはぁああああ!!」ビクン

提督(思いっきり下腹部を押し付け、布団と体でサンドイッチにする。モノを限界まで奥に入れた。先端が霞の子宮を押しつぶす)

提督(その状態で腰をぐりぐりとグラインドさせる。女の一番大事な所を強烈に責められ、嬌声が漏れる霞)

提督「行くぞ!!いいな!!」

霞「きてぇ……!!」ガシッ

提督「っ!!」

提督(霞が俺の身体に足を回して組み付く。だいしゅきホールドだ。霞は体を震わせながら思いっきり顔を俺の胸に押し付けている)

提督(どうやら無意識のうちにこうしてしまったようだ。霞の本能が俺の子種を欲して体を突き動かせたのだろう)

提督(もう限界だ……お望み通りくれてやる!!俺はラストスパートをかけた。腰を振り、体を打ち付け、快楽を貪る)

提督「霞……霞……!!ほら、くれてやるぞ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

霞「うっ……はぁあ……!!しれいかん……!!」ギュゥゥゥゥゥゥ ビクン

提督(種付けプレスで子宮口に密着しながら射精したことでモノが射精の勢いで押し戻されそうになるのが分かった。精液が迸るのを感じる)

提督(霞はこれ以上ないほど強く俺に組み付いていた。体を震わせその手も足も痛いほどに俺の身体を締め付けている)

提督「っ……はぁ……はぁ……」

霞「っ……ふぅ……はぁ……」

提督(暫くその体勢のまま脱力する。霞の体温を感じた。髪を指に絡ませ、梳くようにしながら頭を撫でる)

提督「……」ズルン

霞「あん……」ピクン ドロリ

提督(そしてゆっくり体を起こして物を引き抜いた。糸を引いており、秘所から白濁液が漏れ出て垂れている)

提督「霞……よく頑張ったな……」スッ ナデナデ

霞「んっ……しれいかん……すき。すきすき。だいすき」キュンキュン

提督(霞の頬に手を添え、撫でる。すると霞は蕩けつつも切なそうな表情を浮かべながらそう連呼してきた)

提督(デレデレだった。完璧に男に媚びる女の顔だ。仕草だ。振舞いだ。いつもの厳しい霞は影も形もなかった)

提督「クズなんじゃないのか?」クスッ

霞「っ!!ちがう!!ちがうもん!!あれはちがうの!!しれいかんはくずじゃない……そんなことほんきでおもってない!!」ビクッ ジッ

提督(少し意地悪したら、今にも泣きそうな表情で憐れっぽく俺を見つめてくる霞。俺はあえて無言で霞を見つめる)

霞「……!!ごめんなさい、しれいかん……ゆるして……きらいにならないで……もういわないからぁ……!!」ウルウル

提督(涙を目に一杯溜めながら俺に懇願する霞。もう可愛すぎて、気がついたら俺は霞を抱きしめていた)

提督「俺が好きか?」

霞「だいすきぃ!!」

提督「そうかそうか、俺もだよ」ギュッ ナデナデ

霞「しれいかん……!!うれしい!!」ギュッ

提督(抱き合い、いちゃつく俺と霞。そう。これで一通り全員を抱いたから満足していて、油断していた)

朝潮「……」ジッ

荒潮「……」ニタァ

提督「!!」

提督(二人の存在を。朝潮は無表情、荒潮は何故か怖く感じる微笑みを浮かべている。二人とも嫉妬にまみれているのが丸わかりだった)

提督「霞、ほら。綺麗にしてくれ」

霞「うん、わかったわ。……あむ」

提督(体を起こし、物足りなさそうな切ない表情を浮かべた霞にお掃除を促す。霞は即答するも、少し躊躇ってからモノにしゃぶりついた)

提督「朝潮、荒潮、おいで」

提督(霞にモノを舐めさせながら、俺は二人を呼ぶ。二人とも待ってましたと言わんばかりに俺の左右に侍った)

朝潮「司令官……この気持ち、なんと説明すればいいのか分かりません……分かりませんが……とても良くない気分です」ギュッ

荒潮「ふふっ……ねぇ?さっきは霞に遠慮して自重したけど、あんなの見せつけられたらもう自重しなくてもいいわよねぇ?」ツンツン クリクリ

霞「れろれろれろ……ぺろぺろぺろ……あむあむ」

提督「……!!」

提督(霞が一生懸命に口で奉公している中、朝潮が、いじらしく俺の指を摘まみ、想いを吐露する。荒潮は俺に絡みつき、指で胸を突っつき、弄る)

提督「安心しろ……まだ終わらせはしないさ……!!」ムクムク スッ グニッ

霞「んむっ!!」ビクン

朝潮「あっ……司令官……!!」ピクン パァッ

荒潮「んふっ……ふふっ当然よねぇ?」ピクッ ドクドキ ワクワク

提督(再び回復していく俺のモノ。俺は手を朝潮と荒潮の身体にまわして抱き寄せ、そう言うのだった)



提督「ふぅ……」

朝潮「はふぅ……」ピクンピクン

荒潮「ぁん……」ピクンピクン

霞「んにゃぁ……」ピクンピクン

提督(あれから俺は愛情や劣情のままに淫らに絡み合い、瑞々しい果実を貪り、男を教え込んだ)

提督(そして三人の魂に俺を刻み込み終わり、余韻に浸りながら放心状態になっていた、そんなときだった)

天龍「おい、提督!!いるか?ヤバい事になった。朝潮たちが見当たらねぇらしい。今龍田たちが探してる」コンコン

朝雲「もう夜だし……いつもは部屋に居るはずなのに、今日はどこにも見当たらないの……」

山雲「あの子(深海棲艦)たちのこともあるし~……何かあったのかも~って心配で心配で~……」

↓×1~3 提督の行動

ここで寝てる、幽霊でも見たのか怖がりながら駆け込んできたと方弁

見つかってしまいましたなぁ。天龍たちも巻き込むしか

>>566

提督「……!!」

提督(まずい!!俺はとっさに仮眠室から執務室へ戻り、仮眠室の扉を閉めつつ思いつくままに出まかせを言う。間は不自然ではなかったはずだ)

提督「ああ、居るぞ。朝潮と荒潮と霞か?それなら仮眠室で寝ている」

天龍「はぁ!?なんだ、居るのかよ!!まったく……心配かけやがって……」

朝雲「良かったぁ……もし何かあったらどうしようかと思ったわ……」

山雲「本当に良かったです~。……?でも、なんで仮眠室で寝ているんですかぁ~?」

提督「幽霊でも見たのか、怖がりながら駆け込んできてな……」

↓×1~3 天龍達の反応

臭いでばれる

早々に立ち去る

100が出たので安価を打ち切ります
これ以降、100が出たらその時点で安価は打ち切りでお願いしますね
100がもう一つでても先に出た方を優先させてもらいます
ただ、書き込む前に安価してくれても採用はできませんが参考にさせてもらうので全然OKです

>>572
了解しました。いつもお疲れ様です!

天龍「何だよそれ。入るぞ」ガチャ

提督「っ!!」

提督(くっ!!なんていう事だ……仮眠室には鍵をかけていたが執務室にはかけていなかった!!)

提督(こんな事なら寝たふりでもしてればよかった!!何とか服は着れているが、匂いが……!!)

朝雲「失礼するわね」

山雲「お邪魔しま~す」

天龍「……ん?この匂い……!!」クンクン ハッ

朝雲「ん?……っ!!」クンクン ハッ

山雲「あら~?……!!」クンクン ハッ

↓×1~3 提督から匂う濃厚なセックスの匂い。そして提督曰く仮眠室で寝ているという朝潮、荒潮、霞。そこから導き出される答えは…… を踏まえて天龍達の反応

駆逐娘達にはうまく誤魔化す。失踪騒ぎになってたのに何やってんだ的な説教を天龍からされる。その後天龍・龍田他軽巡娘たちを混じえて事情聴取

十中八九事後だろうと推測するが確たる証拠もなしに追及はできないので、「少し臭いがする」など言葉の端々に匂わせるくらいに留めておく

上+疑惑については後で朝潮達から聞き出す方向で

天龍(この匂い……もしかしてアレの匂いじゃ……まさか提督……朝潮たちを……!?もしそんな事してたらブッ殺してやる!!)

天龍(だが、コイツがそんな事するとは思えねぇ……こいつはそんなクソ野郎じゃないからな……けど、この匂い……)

天龍(俺も直接嗅いだことがねぇから確信は持てねぇ……けど、こういうのはなんとなく分かる)

天龍(十中八九提督はヤってる。ヤってるが、よく考えたら相手が朝潮たちっていう確証もねぇな)

天龍(相手が艦娘の誰かとも限らねぇし……この人もそういう相手が居てもおかしくねぇ年だ)

天龍(そもそも、完全に俺の勘違いって可能性もある……何か別の匂いで、そういうことしたわけじゃないかもしれねぇ)

天龍(確たる証拠もねぇのに追求するほどにはまだ確信が持てねぇぞ。なら、ここはまず様子を見てみるか……)

朝雲「ねぇ……この匂いって……」

山雲「何か変な匂いがしますよねぇ~……?」

天龍(おっ!!よし、朝雲と山雲の発言に乗っかるか!!さて、どう反応するんだ、提督?見せてみろよ!!)

天龍「ああ、そうだな。なぁ、提督?」

提督「そうか?すまないな。今換気する」

天龍「頼むぜ。……」

天龍(……動揺している感じはねぇな。クソッ、分からねぇ……ヤってねぇのか?ヤってんのか?)

朝潮「すいません、司令官。もう大丈夫です」ガチャッ

荒潮「ありがとうねぇ、司令官。助かったわ」

霞「迷惑かけたわね……」

提督「!!」

天龍「お前たち!!」

朝潮「?天龍さん、どうかいたしましたか?」

朝雲「どうもこうも、貴女たちが居なくなったから探してたのよ!!」

荒潮「あら、ごめんなさいねぇ。ちょっと三人で散歩してたら虫の大群に襲われて司令官の所に逃げてきたのよ」

山雲「へぇ~それは大変だったわねぇ~」

霞「ホント、死ぬかと思ったわ……」

天龍「そうだったのか……なんだ、良かった……」

朝潮「ご心配をおかけしてしまい申し訳ありません」

荒潮「本当にごめんなさい」

霞「ご迷惑をお掛けしました」

天龍「ああ、いや、お前たちが無事なら良かった。気にすんなよ」

天龍(普通に大丈夫みたいだな。良かった……まあ、そうだよな。提督がそんな事するわけねぇからな!!ははっ)

天龍(けど、そうなるとこの匂いは一体何なんだよ……やっぱり違うのか……あ。そうだ……一番ありそうな可能性を考えてなかった)

天龍(提督は……アレをしてたのかも知れねぇ……///自分を慰める的なアレを……そりゃそうだよなぁ……男ってそういう感じらしいし……)カァッ

提督「とりあえず一件落着だな。さて、そろそろ部屋に戻ったほうが良い。休めるときにしっかりと休んでおけ」

天龍「お、おう、そうだな。じゃあ失礼するぜ」

朝潮「はい。失礼します、司令官」

荒潮「また明日ねぇ」

霞「お休み、司令官」

朝雲「じゃあね」

山雲「失礼しま~す」



提督「ああ。お休み、皆」

提督(ふぅ……何とか誤魔化せたようだ。あの子たちが機転が利く子で良かった。しかもあんな短時間で服を着終えて完璧な演技を見せてくれるとは)

提督(やはり優秀な子たちだ。艦娘に選ばれるだけのことはあるな。そんな子たちが俺の女だと考えると、男として誇らしかった)

朝潮「……///」ジッ

荒潮「♪」ペロリ

霞「ぁ……ふふっ」ニコッ

提督「!!」

提督(皆が部屋から退出していく中、朝潮が頬を赤く染めて俺を見つめ、荒潮が妖艶に唇を舐め上げ、霞が幸せそうな笑みを浮かべた)

提督(そして部屋から出ていく。一瞬のことだった。まるで何事もなかったかのように天龍達と歩いて行く)

提督(だがあの子たちの中にはたっぷりと俺の精液が注がれているのだ。女の一番大切なトコロに俺の精液を貯めたまま、すました顔をしている)

提督(その事実にゾクゾクする。最高に滾るシチュエーションだった。俺はそんな背徳的な満足感に暫く浸っていた)



天龍「という訳だから問題ないぜ。今朝潮たちと戻っているところだ」

龍田『分かったわ~じゃあ捜索は終了するわね~』

天龍「おう、頼んだ。……」

天龍(アイツ……アレするぐらいに溜まってるんだよな……恋人は居ねぇのかな?そういう話は聞いたことねぇけど……)

天龍(顔も性格もいいし、モテそうなものだけどな。やっぱり軍に居たら出会いがねぇのか)

天龍(……アイツ、確か二十半ばだよな。約十歳差か……まあ、なくはないよな。なくはない……だったら)

朝雲「だったら私が……///」ボソッ カァッ

天龍「っ!?」ビクッ

山雲「……」ピクッ

朝潮「何か言った?」

荒潮「なぁに?」

霞「どうかしたの?」

朝雲「えっ!?あっ……!!な、何でもないわよ?ただの独り言」

朝潮「そう?」

朝雲「うん、何でもない。行こ」

天龍「……!!」

天龍(朝雲……今、何て言った……?まさかコイツ……いや、まさかな……聞き間違えだろ……ははっ……)

山雲「……朝雲姉は~……渡さない」ボソリ



提督「話はついた。鎮圧は中止され、君たちは俺の指揮下で戦列に復帰してもらう事となった」

駆逐古姫「まことか……!!ありがとう……ありがとう、提督!!」ジワァ ポロポロポロ

提督(俺の言葉に駆逐古姫は嬉し涙を流していた。予想以上に時間がかかってしまったが、何とか任務を果たすことができた)

提督(俺の計画通り、駆逐古姫は俺を心から信用した。これでもう二度とこんなことは起こらないだろう。作戦は成功だ)

提督(そして俺は新たな任務に就くこととなった。すなわち、スエズ攻略だ。戦場は中近東、及び北アフリカとなる)

提督(もう一刻の猶予もなかった。ドイツはイギリス本土への侵攻の準備を整えつつある。このままでは半年以内に侵攻が始まるだろう)

提督(ドイツ軍は対ソ連ではアルハンゲリスクでの敗北以来、じりじりと押されている。だが、それにも関わらずある程度の戦力をフランスに残していた)

提督(それはもちろんアルビオン上陸の為だ。イギリスの世論的に、ロンドンが落とされれるとイギリスは高確率で降伏する)

提督(そうなれば対イギリスのための戦力がソ連に向けられ、ソ連の命運も尽きることとなる)

提督(そしてソ連の次は日本の番になるだろう。一刻も早く北アフリカに第三の戦線を築き、ヨーロッパの柔らかい腹にナイフを突きつけることが必要だ)

提督「至急、紅海に向かうぞ。艦隊の準備を進めてくれ。明後日には出発したい。大丈夫か?」

駆逐古姫「うむ。問題ないぞ、提督。いや、我が主よ」

提督「よし。では、そういう事で頼む」

駆逐古姫「分かったのじゃ。」

↓×1~3 駆逐古姫の主観では、自分のせいで自分に付き従ってくれた大切な部下たち全員を死に追いやってしまったところを自分を信じて己の全てを賭してまで助けてくれたことになっている提督に対する駆逐古姫の心境

どうにかして恩を返したいが人間は何をすれば嬉しいのか悩む
望みどおりのことをできるだけやってやりたい気持ちがある

忠誠を誓うのみ

581

窮地を救ってくれた提督のためにも、何としても手柄を立てたい所存
一方で提督と交わりを持っている深海棲艦達が気になる模様

提督「それでは、また後でな、駆逐古姫」

駆逐古姫「うむ。失礼するのじゃ、我が主よ。……」ガッチャン スタスタ

駆逐古姫(この恩……どうにかして返したいが、果たして提督は何をすれば嬉しいのであろうか?)

駆逐古姫(我が主の望み通りのことをできるだけやってやってあげたいが……う~む……)

駆逐古姫「誰かに相談してみるかのう……」



時雨「とうとう、提督の指揮下に戻って来れたね」

夕立「もうすぐにここに到着するっぽい」

時雨「いいんだよね、夕立」

夕立「皐月ちゃんにも、他の誰にも譲らない」コクリ

時雨「もちろんさ」コクリ



提督「ここがマッサワか!見渡す限りの地平線!だがロシアとは全く違うな。これが砂漠なのか?想像していたのとはちょっと違うが」

大鳳「凄い広くて明るいですね!私、結構好きかも知れません」

鈴谷「へぇ~悪くないじゃん!熱いけど」

熊野「思ったより乾燥していませんわね。いいことですわ」

駆逐古姫「戻ってきてしまったのう……」

中間棲姫「指揮を執るのは提督です。大丈夫ですよ」

提督「よし、では君たちは各々の部屋で待機。引継ぎが終わるまでは指揮官はまだ俺じゃない。ちゃんと少将の命令に従うんだぞ」

「「「「了解」」」」

提督「さて、では解散。俺は少将に会ってくる」



提督(少将と会談し、現在の戦況や彼我の戦力、資源の備蓄状況、天候気候、今までの戦いのことなどの情報を入手した)

提督(少将はやつれており、とても疲れているようだった。こちらでの戦いの厳しさが察された)

提督(俺にとって初めてまともなドイツ海軍とイタリア軍との戦いになるな。ビスマルクたちは居ないはずだ)

提督(だが、イタリアとローマが居るらしい……っ、いけないな。気持ちを切り替えなくては)

提督(さて、会談も終わった。今日はもう割り当てられた家に帰って休むだけだが、せっかくマッサワに来たんだ)

提督(この街を観光してみようか。それにエリトリア料理も食べてみたい。イギリスによく統治されていて、治安もよさそうだしな。問題ないだろう)

提督(そこら中にイギリスや日本の軍人を見かけた。市民とも仲良くできているようだ。日英の艦娘が連れ立って歩いているのも見かけた)

提督(だが、この街のことは良く知らないからな……誰か案内してくれる人が居ればいいんだが)

時雨「提督」

夕立「提督さん!!」

提督「っ!!」

提督(背後から掛けられる落ち着いた声と嬉しそうな声。ずっと会っていなかった気がする。ソ連に居た時が壮絶すぎて、それ以前のことが遠い昔のように感じるのだ)

提督「時雨!!夕立!!久しぶりだな!!」

時雨「うん、久し振り」

夕立「ハワイの時ぶりっぽい!!」

提督(振り向くと、そこには時雨と夕立が並んで立っていた。時雨は落ち着いた笑顔、夕立は満面の笑顔で今にも飛びついてきそうだ)

提督「ああ、いろいろあったからな」

時雨「そうだね、大変だったみたいだから。僕たちには、提督が死んだって連絡が来たりしたし」

夕立「あの時は本当に大変だったんだよ?皆本当に悲しんでたり怒り狂ってたり……夕立もドイツを焼き尽くすって誓ったんだから」

提督「そ、そうだったのか……心配をかけた」

時雨「まあ、それも済んだことさ。大事なのは過去より今だよ、提督。この後、時間あるかな?」

夕立「夕立と時雨でこの街を案内してあげる!!料理も凄く美味しいっぽいよ!!ねえねえ、行こうよ!!」

提督「願ってもない提案だよ。よろしく頼む」

夕立「ホント!?やったぁ!!」ピョン ダキッ

提督「おっと!!」

時雨「じゃあさっそく行こうか。こっちだよ」スッ ギュッ

提督「分かった。道案内頼むよ」

提督(夕立に飛びつかれ、時雨に手を引かれる。俺は夕立に抱き付かれながら時雨の手を握って歩く)

提督(空を見上げると本当に綺麗な茜色だった。そろそろ日が落ちる。俺たちは夜のマッサワの街へ消えていくのだった)



白露「もぉ~何やってるのよあの二人は……」

村雨「せっかく提督が来る日なんだから非番の白露型でおもてなししてあげようって話してたのに……」

春雨「けどそう言えばあの二人は意外に乗り気じゃなかったよね」

海風「あの二人のことだからむしろ率先してするかと思っていたけど……」

山風「こんな事なら……あたしも部屋で……寝てればよかった……」

江風「ンだよ……完っ璧に出遅れじゃねーかよ……他の型の奴らも同じ事言ってる奴らいたし、もう意味ないンじゃねーの?」

白露「そう言わない!あ、ここが現地の人が言ってた時雨たちが入っていったっていう屋敷?誰も住んでいないって聞いてたけど結構綺麗じゃん」

村雨「何でもイタリアがここを占領していた時に偉い人が済んでた場所みたい。それがイギリスが占領したときに立ち入り禁止になったんだって」

春雨「確か残された情報とかの調査の為でしょ?けどそんなのとっくに終わってるはずじゃないかな。それなのにまだ立ち入り禁止なの?」

海風「民間人は立ち入り禁止だけど、軍属なら大丈夫だったはず。だけど、特に何もないここに来る人はいないんじゃないのかしらね」

山風「あたしも……用がないなら近づかないようにって言われた……近づくつもりなかったけど……」

江風「おっ!けど時雨姉貴と夕立姉貴がここに居ンのは間違いなさそうだぜ?見ろよこの靴跡、まだ新しいし、大きさ的に……」ハッ

白露「……あの二人だけど、もう一つのこの足跡は……誰?大きさ的に……男の人って感じだけど」

村雨「……けど、この人、歩幅が滅茶苦茶だし、たまに足を引きずったみたいになってるよ」

春雨「……ど、どういうことなのかな、これ」

海風「あの二人が誰かをここに連れてきたのかしら?誰か、意識が朦朧としているような人を……誰を?何のために?」

山風「っ……やだ……怖い……帰ろうよぉ……」

江風「……いや、このまま帰れる訳ねぇだろ。あの二人が何してンのか確認しねぇと……」

山風「ひところしてたりしたらどうするのぉ……!?」

江風「それこそ、そんな事してンのなら止めるか、捕まえるかしねぇとダメだろ……!!」

白露「あの二人がそんな事する訳ないよ。けど、江風の言う通り。確認しないと。行くよ。皆、離れないで。それと静かにね」

「「「「……」」」」コクリ

山風「やだぁ……」

村雨「……そんなに嫌なら、帰ってもいいよ?」

山風「それもやだぁ……分かった……あたしも行くよ……」

春雨「……」

白露「開けるよ?」

海風「お願い」

ギィィィィ

江風「チッ……これで気づかれてなければいいンだけどな……」

春雨「荒らされている気配はありません……ね?それどころか、誰も住んでいないわりには綺麗なような……」

村雨「……見て、この絨毯。誤魔化そうとしてるし途切れ途切れだけど、引きずった跡だよね?」

海風「そうですね……このあとを辿りましょう」

白露「そうだね。足音に気をつけて、静かにね」

……

海風「これは……階段?地下室があるんだ……」

山風「……!!」ガタガタガタ

春雨「……ごくっ」

村雨「スイッチだ。明かりがあるみたい」

白露「明かりが無いと下りれないし、ライト付けたらどうせばれる。つけて降りるよ」カチッ

江風「うすぐれぇな……」

……

白露「Cantina(ワインセラー)……それと」

村雨「扉がもう一つ……何の部屋かしら……」

春雨「……明かりを消してみよう。もしかしたらどっちかで明かりがついてるのかも」

海風「そうですね。では……っ!!」

山風「ワインセラーじゃないほうが……ついてる……」

江風「……へっ、ビビっていられるか。中に居るのは時雨姉貴と夕立姉貴だろ?何も怖いこたぁねぇよ」

江風「あたしらとっくに何人も殺ってンだ。今更殺人程度、何も怖かねぇな。もしそンな事してんなら、江風たちでとっ捕まえてやるぜ……!!」

白露「……そうだね。開けるよ」

村雨「ん」

春雨「わ、分かった……!!」

海風「開けてください」

山風「っ……!!」

ガチャ

提督「んぅ!?」ビクッ

時雨「!!誰……?」クルッ ジロリ

夕立「!!……」クルッ ギロリ

白露「えっ……?」

村雨「ぇ……?」

春風「へっ……?」

海風「っ……?」

山風「ひぃ……ぃ……?」

江風「……はっ?」

時雨「なんだ、君たちか……見つかっちゃった」スクッ

夕立「よくここが分かったっぽい」スクッ

白露「時雨……夕立……!?」カァッ

村雨「て、提督……!!」カァッ

春雨「な、なんで司令官が椅子に縛られて……って、ぜ、全裸……!!」カァッ

海風「な……何?この甘ったるい匂い……?」カァッ

山風「というか……時雨姉……夕立姉……!!」カァッ

江風「服も着ないで、椅子に縛られた裸の提督に引っ付いて何してンだよ……!!」カァッ

時雨「何って……見て分からないかな?」ニタァ

夕立「あたしたちは提督にご奉公してるんだよ」ニタァ

白露「ご、ご奉公って……」

時雨「そう、ご奉公。僕たちが提督の為に何でもできるって知ってもらって、僕たちを選んでもらうためにね」スリスリスリ

提督「んん!!」ビクン

村雨「な、何を言ってるのよ……!?」

夕立「皐月ちゃんに先を越されてキスされちゃったっぽいから、これ以上先を越されないようにするのよ」ギュッ

提督「んふっ……」

時雨「そして、数いるライバルの中から確実に僕たちを選んで貰うために、提督にアピールしているんだよ」

春雨「あ、アピール……!!」

夕立「そう!!もし誰か他の女が提督に選ばれたら、たぶん夕立も時雨も耐えられないっぽいから……だから先手必勝っぽい!!」

海風「先手必勝……」

時雨「僕たちは提督から見て幼いように見えるかもしれないけど、でもちゃんと女としても貢献できるって証明してるんだ」

夕立「ホントは夕立と時雨と提督の三人だけの秘密だったけど、姉妹のよしみで皆も仲間に入れてあげる。そのかわり、このことは秘密ね?」

山風「仲間に……!?」

時雨「皆も、提督のことが好きでしょ?今ここで、提督に僕たちを選んで貰おうよ?大丈夫、提督なら皆まとめて愛してくれるよ」

江風「そ……そんな事……!!」

夕立「それとも、いいの、皆?提督さんを誰かほかの女にとられちゃっても?そんな事、耐えられるの?夕立は耐えられないっぽい」

時雨「僕も無理かな。ねえ、皆?今、望めば提督と結ばれることができるんだよ?ほら、恥ずかしがらないで、勇気を出して」

夕立「ここで怖気づいたらきっと一生後悔するっぽい。ね?だから一緒に最高にステキなパーティしましょ!!」

↓×1~3 
理性が警告する。それはいけないことだと。だが、部屋に漂う甘ったるい匂いに理性が溶かされていくようだった。
椅子に縛り付けられた提督は、惚れ惚れする様な肉体を晒している。その男の象徴は大きく怒張しており、畏怖の念を抱くほどだ。てかっているのは、同年代とは思えないほどの余裕のある妖艶な笑みを浮かべた一糸も纏わぬ二人の姉妹……いや、悪魔がそれを口淫していたからだろうか?先ほど、部屋に入った時にこの二人は提督のソコに顔を埋めていた。間違いない。
そんな悪魔が甘い言葉を囁く。とても甘くて、どろりとした言葉。背徳感が背筋を震わせるほどだ。そんな悪魔の誘惑。きっと一度でも受け入れたら、もう逃げられない。きっとその蜜に絡めとられ、溺れて、そしてきっと……

白露、村雨、春雨、海風、山風、江風の心境と行動

異常な雰囲気だけどヤルしかない

全員提督と交わりたい気持ちは大いにある

白露
あくまで同意の上で提督と一つになりたい
提督の拘束を解いて自分も全裸になって提督の意志を尋ねてみる

村雨、以下他の白露型も同調

591

即ハボ逆レ輪姦

白露「素敵なパーティーか……ふふっ、いいね、それ」スタスタ

時雨「分かってくれたかい?よかった」ニコッ

海風「提督と結ばれることができたら、きっととても幸せね」ニコッ

夕立「でしょ♪さあ、素敵なパーティーの始まりっぽい!!」ニコッ

村雨「けど……一番大事なのは提督の気持ちでしょ?」ガシッ

江風「そうだぜ、二人とも」ガシッ

時雨「っ!?」

夕立「なっ!?」

春雨「司令官さん、すぐに解放しますから」スッ

山風「提督……大丈夫?」スッ

提督「っは!!あ、ありがとう、皆……」

時雨「っ……!!離して!!」ググググ

村雨「ダ・メ」

夕立「提督さんそう言う事したくないの!?」

白露「それは、もちろんしたいよ。けど、提督の気持ちを聞いてからじゃなきゃ。ね、提督」

提督「お前たち……」

白露「時雨と夕立が酷い事してごめんね。けど、お願い、赦してあげて。二人とも提督のことが大好きなだけなの」

提督「ああ、大丈夫だ……」

白露「そしてね、ここに居る子たちは皆提督のこと、大好きなんだよ?」シュルシュル

提督「っ!!」

提督(白露がそう言うと、そこに居た全員が、各々照れていたり、少し躊躇っていたりしているが、服を脱ぎ始めた)

提督(制服と、色とりどりの下着が床に落ちる。とめる間もなく全裸になった。時雨と夕立はもう拘束されていなかったが、バツが悪そうに俺を見つめながら大人しくしていた)

村雨「どうかな、村雨のカラダ……結構自信あるんだけど」

春雨「あ……その……」カァッ

海風「は、恥ずかしいですね……ちょっとおかしくなってるのかも」ドキドキ

山風「っ……」ジッ

江風「……ンだよ?江風が提督のこと好きで何が悪ぃンだよ……///」

提督「……!!」

提督(体つきはそれぞれ違う。共通しているのは美少女だと言うことぐらいだ。そんな少女たちが全裸で俺の前に並んでいた)

提督(顔を赤く染め、もじもじしていたり、緊張からか肩を震わせながらも、真っすぐか、あるいは上目遣いで俺を見つめているのだ)

提督(手で体を隠している子もいれば、胸を張って堂々としている子もいる。この子たち全員が、俺とシたいのか……!?)

白露「提督……どうかな……?私達のこと、愛してくれないかな……?」

↓×1~3 提督の反応

こういうことは…と言葉を濁すも提督の提督はしっかり反応
それを見抜かれて開き直り全員を相手にする事を決める

ガングートの時みたいに誤解させる
そこから即ハボ逆レ輪姦

そこまでされたらお手上げという他あるまい
ただし、今から俺が話すことを聞いても、果たして同じ気持ちでいられるかな?(内容はいつもの通り)

提督(時雨と夕立の案内で街を巡り、美味しいエリトリア料理に舌鼓を打ち、酒を飲んだところで記憶が途切れた)

提督(そして気がついたらこの部屋で全裸で椅子に縛り付けられ、妖しい微笑みを浮かべる時雨と夕立に愛撫されていたのだ)

提督(妖艶で背徳的なストリップを見せつけられ、口でされて、快楽に蕩ける頭でどうしようかと思っていたら、白露たちのおかげで何とかなったな……)

提督「そこまでされたらお手上げという他あるまい。こんな可愛い女の子たちに、そこまでされて愛せないのであれば、男ではないな」

「「「「!!」」」」パァッ

提督(俺の言葉に、皆とても嬉しそうな表情を浮かべた。俺に受け入れられたのがそれほど嬉しかったのか)

提督(この子たちに好かれていることが誇らしかった。皆、それぞれ個性があるが、例外なくいい子たちだ)

提督(そんな子が、俺の目の前で恥ずかしくとも全裸になって、こうして並んで俺の寵愛を求めてくる)

提督(目の前に並ぶ少女の肉体は、全部俺のモノになりたがっているのだ。男を知らぬ、穢れなき、美しい体)

提督(そんな少女の、処女の身体が俺に女にされることを望んでいる。その事実に、興奮した)

提督(先ほど甘い言葉を囁かれながら時雨と夕立にフェラされたことで固く張りつめていたモノがさらに怒張したように感じる)

提督(今すぐにその女体を貪りたい。だが、それはまだダメだ……そう、あの話をするまでは……)

提督「ただし……今から俺が話すことを聞いても、果たして同じ気持ちでいられるかな?」

↓×1~3 白露、時雨、村雨、夕立、春雨、海風、山風、江風の反応 特に時雨と夕立は拉致監禁まがいのことをしたことを踏まえて

すでに女の子にここまでさせているのだから、今更変わるものではない

時雨、夕立
まずは精一杯の謝罪
それでも提督の事は独占したい
白露たちに咎められるが譲れない
下の村雨たちの行動を受けて
ここにいる全員を性一杯満足させられたらハーレムを認める事にする

白露
提督の一番になれなかったのは少し残念だが
幸せにしてくれるのならと話を認める
しかし「皆を愛する」の言葉だけではなく行動で証明してほしいと強調
反発する時雨、夕立を牽制するも提督には9P以外の選択肢を認めないとする

村雨、以下他の白露型
一斉一代の告白を受け入れられた嬉しさと
提督の話を認めるも常識が追い付かず実感がわかない事
そして受け入れた場合目一杯愛してもらえるのだろうという期待感が同居して武者震いが止まらない
時雨、夕立のハーレム否定発言に一時色めき立つも
白露の9P発言を受けて遂に理性が崩れ提督を押し倒す
皆思い思いに提督を愛撫するわ愛を伝えるわで酒池肉林が開幕する

>>600

白露「そうなんだ……」

村雨「ふーん……けど、提督はわたしたちを受け入れてくれるってことだよね?」

春雨「そんな事があったんですね……そんな事があるんですね……ちょっと頭の整理が追いつかないです……」

海風「そうですね……何と言うか……ちょっと信じられない感じです……そんなたくさんの女の子と……」

山風「……でも、提督はわたしたちを……愛してくれるんだよね……?そう言う事でいいんだよね……?」

江風「ってことはその……大人な感じの関係になれンだよな?た、たくさん愛して……もらえるンだよな……?」

提督「ああ、もちろんだ」

「「「「っ!!……ごくり」」」」ジッ ドキドキ

白露「……」

時雨「っ……」ジッ

夕立「……!!」ギリッ

提督(俺の言葉に、村雨、春雨、海風、山風、江風が喜び、目を見開いて顔を綻ばせる。ああ、発情しているのだと丸わかりだった)

提督(俺を見つめる瞳には、情欲とそれが見たされるという期待感が溢れていた。熱ぽく、そしてイヤらしい視線で見つめられる)

提督(そしてその視線は大きく硬く怒張した男の象徴へと移される。頬を染め、恥ずかしがりながらも目が逸らされる事は無い)

提督(彼女達の身体が震えているのは、本能的な畏れを感じたからだろうか?それとも、これから起こることに対する武者震いだろうか?)

提督(そして白露は何かを考えるように視線を落とし、時雨は辛そうに唇を噛んで俺を見つめた。そして夕立は歯を食いしばって俺を睨みつける)

提督「……時雨、夕立」ジッ

夕立「っ……提督さん……酷い事してごめんなさい……」ビクッ シュン

時雨「ご、ごめんなさい、提督……僕、断られるのが怖くて……」ビクッ シュン

提督「二人とも、良いんだ。気にしないでくれ。君たちの想いは良く分かった。……何か、言いたいことがあるのだろう?」

夕立「っ!!ある!!提督さん、夕立は……認めないよ……!!ハーレムなんて駄目!!提督さんは他の子には渡さない!!」

「「「「!!」」」」

時雨「うん、僕も同じ意見だよ……白露型の皆は認めてもいいよ。でも、それ以外の子までは、僕には耐えられない……」

提督「そうか……」

村雨「し、時雨……夕立……」

夕立「何と言われようとも認めない!!提督は他の子には渡さない!!」

時雨「そうだよ。皆は耐えられるの?他の子たちとも提督がそう言う関係になる事を。もう一度よく考えてみなよ」

「「「「……!!」」」」

提督(夕立と時雨の発言に、他の子たちも色めき立つ。俺を支配したいというような欲望が感じられた)

提督(雰囲気が変わった。他の子たちも何とかして自分たちで独占できないだろうかと考え始めたようだった)

提督(何とかしてこの子たちを説得しなくては。さて、どうしたものか……と考え始めたところで、白露が声をあげる)

白露「私は、いいよ。認めてあげる。ちゃんと愛して、幸せにしてくれるんでしょ?なら認めてあげる」

提督「!!」

時雨「っ……!!白露……!!」

夕立「本気なの!?」

白露「もちろん、二人とも。他の子たちの気持ちも分かるからね。だから、独占したいけど、できないよ」

時雨「甘いよ、白露は……!!」

夕立「恋は戦争っぽい!!油断した子から死んでいくんだよ!?」

白露「二人は、提督のことが信じられないの?」

「「「「!!」」」」

提督(白露の言葉に、時雨と夕立だけじゃなく同調しかけていた他の子までが衝撃を受けたように絶句する)

時雨「……そ、そう言う訳じゃないよ」

夕立「そうよ、夕立は提督さんのこと信じてるもの……!!」

白露「じゃあいいじゃん。提督は言ってくれたじゃん。ちゃんと愛して、幸せにしてくれる。後悔させないってさ」

時雨「っ……」

夕立「で、でも……!!」ギリッ

白露「まあ、けど心配に思う気持ちも分かるよ。だって、普通は一人、居ても数人ぐらいなのに、提督は、ね……?」

提督「……そうだな」

白露「本当に全員を満足させることができるのか、愛することができるのか、申し訳ないけどちょっと疑問だよね」

提督「……俺は、信じてくれという事しかできない」

白露「いや、それ以外にもあるよ」

提督「それ以外?」

白露「皆を愛する。信じてくれ。女の子はね、好きな人の言葉ほど信じたいのに信じられないときがあるの。例えば、今とか」

提督「っ……」

白露「だからさ、証明してよ?提督」

提督「証明?」

白露「そう、証明。言葉だけじゃなくて行動でも示してよ」

提督「……どうすればいい?」

白露「ここに居る全員を満足させて?今、ここで」

「「「「!!」」」」ドクン

提督(白露の言葉に、全員が息を呑む。そして、俺を見た。もう我慢の限界の様だった。全員の目にハートが浮かんでいるのが見える)

白露「できるよね、提督なら?できないなんて言わせないよ♪」

提督「白露……!!」

「「「「っ……!!」」」」バッ

提督「っ!?」

村雨「もういいよね、提督!?そう言う事だから、お願いね!!」ダキッ

江風「凶悪なモノ見せつけやがって!!こちとら我慢の限界なンだよ!!」ダキッ

海風「いいですよね!?だって、愛し合っているんですから!!ね、提督!?」ギュッ

春雨「好きです、愛しています……!!ずっとずっと好きだったんです!!」ダキッ

山風「好き……!!提督といると心が温かくなるの……!!幸せになるの!!」ギュッ

提督(まるで盛ったケモノのようになっている村雨達に抱き付かれる。体を擦り付けられ、キスされ、匂いを嗅がれ、舐められ、もう大変だった)

提督(誰かにモノを握られる。甘い快楽が伝わってきた。一番最初に目の前に抱き付いて来た村雨が俺の首に手を回し、キスしてくる)

村雨「んっ……ちゅぅ……」

提督(唇を押し付けるだけの初々しいキス、経験があるとは思えない。ファーストキスだろう)

提督(こうなってしまってはもはや受けるしかない。俺は腹を括った。八人ってことは、最低でも八回だ)

提督(そうそう簡単にできることではない。理性が蕩けるが、女を満足させようとする本能が状況を把握し、判断を下した)

提督(挿入する前に絶頂させて、挿入で簡単に快楽堕ちさせられるように蕩けさせておく必要がある)

提督(そしてそのためには集中攻撃による各個撃破が重要だ。それも、可能な限り迅速に。時間をかけると醒めてしまう)

提督(この非日常に酔っている今こそ、好機だ。雰囲気にのまれている今なら、達しやすくなっているだろう)

提督「……」ニュルン

村雨「んふっ!?んん!!んちゅぅ……!!れろれろ……にゅるにゅる……」

提督(村雨を捕食する。舌を挿入し、村雨の舌を絡めとり、締め上げる。そして咥内を蹂躙した)

江風「村雨姉貴、ずるいぜ!!」

山風「あたしもちゅーしたいよぉ!!」

春雨「私だって!!」

海風「海風もよ!!代わって!!」

提督(他の子たちが村雨の抜け駆けに憤り、抗議している。俺は十分に村雨を咥内で圧倒して、口を離した)

村雨「っはぁ……あふぅ……」

提督「次はお前だ、江風。来な」

江風「江風!?ははっ!!提督、いくぜ……んっ」

提督「……」ニュル

江風「んふっ♪んん……!!れろれろれろ……」

提督(喜んでのこのこと捕食されにきた江風を遠慮なく捕食する。始め、江風は喜んで舌を絡ませていた)

江風「んっ……れろれろ……んぁ!?んん!!んはぁ!!」

提督(だが、容赦ない俺の蹂躙に対して事態の深刻さを遅まきながら察したようだった。舌を引っ込めて逃げようとする)

提督(しかし逃がさない。吸い出し、絡めとり、嬲る。江風の身体がびくびくと震えるが、容赦しなかった)

江風「ぁふ……ぁ……」

提督(圧倒された様子の江風から舌を引き抜き、そして次の獲物を捕らえる……前に時雨と夕立が加わっていることに気がついた)

時雨「提督……僕も……!!僕にもして……!!」

夕立「夕立にも!!夕立も欲しい!!」

提督「いいだろう、ただし満足させられたら、分かっているな?」

時雨「っ……分かってる!!認めるよ!!」

夕立「他のことも認めるっぽい!!だから!!」

提督「よしよし、いい子だ。少し待っていろ。次は君だ、海風」

海風「は、はい!!」

提督「舌を出しな」

海風「舌……?んべ。こうれふか?」

提督「そうだ……!!ん……」

海風「っ!!れろれろ……れろれろ……」

提督(あえて唇を付けず、周りに見えるように舌を絡ませる。唾液が垂れ、線を引くのを見せつけた)

海風「はぁ……んふっ!!んん……」

提督(十分に見せつけ、他の子の情欲を煽ったところで唇を合わせる。唇を擦り合わせ、海風の咥内を蹂躙した)

海風「はふ……んはぁ……」

提督(海風にたっぷりと俺を教え込んでマーキングする。もう他の男のキスでは満足できないように調教した。まあ、させるつもりは無いが)

提督「次、春雨」

春雨「ぁ……はい……!!」ドキドキ

提督「ん……」

春雨「……?えっと……」

提督「ふっへひほ(吸ってみろ)」

春雨「あ、はい……!!ん、ちゅっ」

提督(突き出した俺の舌を春雨が口付けして吸ってくる。そしておそるおそると言った感じで舐めてきた)

提督(暫くその初々しい感じを楽しんだ後、こちらから舌を絡ませ、唇を貪る。豹変した俺に春雨はなすすべもなく蹂躙された)

春雨「うはぁ……はぁ……」

提督(くたりと崩れ落ちる春雨。俺は次の獲物に向き直る。山風は、姉妹たちの惨状に恐れおののいているようだった)

山風「て、提督……んむぅ……!!」

提督(無意識に後ずさろうとしたところを抱きしめて捕獲し、唇を奪う。硬直する体、しかし俺の舌技の前に徐々に弛緩していく)

山風「ぁん……はふぅ……」

時雨「て、提督……」

夕立「なんか、さっきまでと違うっぽい……?」

提督「枷が取れたからな。俺の本気を見せてやるよ。ほら、二人同時に来い」

時雨「えっ!?ふ、二人同時……?」

夕立「っ!?ど、どういうこと……?」

提督「こういうことだ。舌を出せ」グイッ

時雨「あっ……!!」

夕立「ちょっ……!!」

提督(戸惑う二人の後頭部に手を添えて抱き寄せる。そして舌を伸ばし、時雨と夕立の唇を舐めた)

時雨「……!!」

夕立「……!!」

提督「……するつもりがないなら、止めてもいいぞ?」

時雨「っ!!やるよ……!!ん……れろれろ」

夕立「やるっぽい……!!べぇ……れろれろれろ」

提督(三人で舌を絡ませ合う。時雨と夕立を二人同時に、何とも興奮するシチュエーションだった)

時雨(僕は……提督とシてるの……!?それとも、夕立……!?訳が分からないよ……!!)

夕立(頭が沸騰するっぽい……!!提督と、そして時雨とするなんて……!!絶対おかしいのに……!!)

提督(二人の戸惑いや混乱が手に取るように分かった。満足した俺は口を離し、時雨と夕立を見つめる)

提督「男とのファーストキスは俺が相手だったが女とのファーストキスはお互いのを奪い合ったな?」

時雨「っ……!!」ジッ

夕立「っ……!!」ジッ

提督(お互いを頬を染めて戸惑うように見つめる時雨と夕立。目覚めたかな?それはそれでそそるな)

提督「よし、では最初に舌を出した時雨からにしようか」

時雨「あ……提督……!!んふぅ……!!」

夕立「そんなぁ……っ……!!」キッ

提督(時雨に口付けし、舌を絡ませる。横目に時雨を恨めしそうに睨む夕立が見えた。が、気にしない)

提督(むしろ見せつけるように濃厚なディープキスをする。ついさっき、拘束された時には混乱していたこともあって一方的にされたからな)

提督(その仕返しと言わんばかりに本気の舌技を繰り出す。暫くして、口を離すとその場に崩れ落ちる時雨)

時雨「ぅ……っ……」

夕立「んちゅっ!!んふ……!!」

提督(そして待ちきれなかったと言わんばかりに俺に抱き付き唇を押し付けてくる夕立、返り討ちにする)

提督(自ら挿入してきた舌は簡単に捕らえることができた。夕立か気がついた時には、もう遅い)

提督(夕立を蹂躙しつくした。舌を絡めとり、唇を貪り、その小さな体がびくびくと震えるのも構わず舌技を駆使した)

夕立「あぁ……あぁ……」

提督(脱力して口を押える夕立。何をされたのかよく理解できていないようだった。だが、その視線から俺が刻み付けられたのが分かった。よし)

提督「さて、次は君だな」

白露「そ、そうだね……ちょっと怖くなってきたよ……」

提督「君が言ったんだ。証明しろってな。だからしてやろうじゃないか。ん……」

白露「んふっ!!んん……んはぁ……!!」

提督(会話で少し間をおこうとした白露の唇を奪う。一対多の時は、自分のペースを崩されないことが重要だ)

提督(ビクンと震える白露の肩、構わず抱き締め、締め付け、相手の咥内を犯しつくす。やがて白露の身体が脱力した)

白露「んふぅ……っぁ……」クタリ

提督(これで一通りファーストキスを奪いつくした。本来ならとても大切にしなくてはいけないものだ)

提督(それを、性欲のままに食い散らかした。それに罪悪感と……背徳的な快感を感じた。構うものか。望んだのはむこうだ)

提督「こっちに来るんだ」

提督(俺は立派なキングサイズベッドに乗る。その後に続いて少女たちがぞろぞろとベッドに乗ってきた)

提督「村雨」

村雨「は、はい」ドキッ

提督「俺の顔に乗っかれ」

村雨「は、はい?」

提督(俺は大の字に寝そべるとそう言った。それに対して村雨は戸惑ったように聞き返してくる)

提督「俺の顔に乗るんだ。ほら、こっちに来い」

村雨「で、でも……」

提督「早くしないと別の子を先にするぞ?」

村雨「わ、わかりました!!うぅ……」

提督(村雨は覚悟を決めたようにそう答えると、震える脚でベッドの上で立ち上がる。そして手を秘所で隠しつつ近づいてきて、俺の頭を跨いだ)

提督(顔を真っ赤に染めながら腰を下ろしてくる。俺は体を動かして微調整し、口の所にちょうど村雨の秘所が来るようにした)

提督「手をついて、膝立ちになるような体勢になれ。あまり体重をかけないようにな」

村雨「手を!?で、でも……」

提督「今更恥ずかしがることはないだろう?ほら」

提督(村雨の秘所を覆う手に、手をかけてどかす。抵抗は、しかし力を込めるとあっさりとなくなる。観念したようだ)

村雨「は、はずかしい……!!」フルフルフル

提督「ほう……丸見えだな」

村雨「っ!!」ビクッ

提督(俺の声に目を見開いて俺を凝視する。羞恥から顔は真っ赤だ。なるほど、薄暗かったからよく見えていなかったが……)

提督(村雨は発育がいいだけあり、その恥丘を覆う陰毛は結構な具合で生えそろっている。いいじゃないか、興奮する)

提督「さて、他の子は俺に奉公してもらおうか。気持ちよくしてくれた子は次に気持ちよくしてやるぞ」

白露「ほ、奉公……?」

提督「俺の身体を愛撫して、舐めてくれ」

時雨「わ、分かったよ……!!……夕立?」

夕立「頑張るっぽい!!……時雨?」

江風「……っ!!やってやるよ……!!あむ」

時雨「あ!!」

夕立「あぁ~!!横取りよ!!」

提督(眼前には村雨の秘所があるため見えないが、おそらく俺のモノを口淫しようとして時雨と夕立がお互いを牽制)

提督(そこに江風が颯爽と現れ俺のモノを口に含んだと言ったところかな?このモノを包む熱は江風の咥内と言う事だ)

提督「時雨、夕立、早いもの勝ちだ」

時雨「提督……!!」

夕立「そんなぁ!!」

提督(あまりに憐れっぽい声をあげられ、少し可哀そうになってしまう。ふむ……ならば……)

提督「なら三人で仲良く舐めろ。喧嘩をするなら抱くのは最後にするからな」

江風「っ!!ぷはっ、わ、分かったよ……けど、ここは譲らないからな?姉貴たちは横から舐めろよ。あむ」

時雨「っ……いや、もうしょうがないね……分かったよ……ぺろぺろ」

夕立「うー……!!分かったっぽい……れろれろ」

提督「くっ……!!いい子だ。安心しろ……っ!!順番なんて……どうでも良かったと言わせてやる……」

海風「わ、私達はどうすれば……?」

提督「そうだな……海風と山風は……俺の胸を舐めてくれ……白露と春雨の二人は……村雨の胸を吸って、村雨を気持ちよくするのを手伝ってもらおうか……」

村雨「えっ!?」

海風「分かりました。んちゅっ……れろれろ」

山風「うん……んっ……ぺろぺろ……」

提督「くはっ……!!」

提督(なんとなく言ってみたが、なるほど……気持ちがいいじゃないか……だが、男として認めたくないものだな……ここが性感帯だと……!!)

白露「……分かった」

春雨「し、司令官さんが言うのなら……」

村雨「白露……!!春雨……!!」

白露「姉よりでかいこれってどういう事なのよ……」ツンツンモミモミ

春雨「わ、私だって……きっと、そのうち……!!」モミモミ

村雨「あん!!、だ、駄目だって……!!」

白露「提督の命令だから、仕方ないよね。あむ……ちゅうちゅう」

春雨「そう言う事だから、ゴメンね……?あむ……はむはむ」

村雨「ちょっとぉっ!!やぁ!!」ビクン

提督「素晴らしい……!!」

提督(白露と春雨が村雨の胸に吸い付いて、村雨が体を跳ねさせる。下乳が押し付けられる口にふにふにといやらしく形を変えていた)

提督(最高の気分だった。一度に八人もの美少女を侍らせている。三人にモノを舐めさせ、二人に胸を舐めさせ、俺に奉公させている)

提督(目の前には極上の女体、そしてレズプレイを見せつけてくる二人。堕落の果てがこれだろうな)

提督(それに、今だけは溺れよう。俺はがっちりと村雨の腰を抱えて、その秘所に口をつける)

村雨「ひゃぁ!!あぁん!!」ビクン

提督(響く嬌声、跳ねる体。電撃戦だ。素早い行動でこの戦いの主導権を掌握し、それを活用する。それしか活路は無い)

提督(時雨たちの口淫に堪えつつ、俺は村雨をイかせるためにクンニする。容赦なくクリを責める。舐めて、吸って、弄った)

村雨「あぁ……!!だめぇ……!!いやぁ……!!いやぁああああああ!!」ビクンビクンビクン

提督(村雨が絶頂を迎え、腰が砕けたように震え、体を仰け反らした。だが、俺はクンニを止めない。一撃で決めなくてはいけないのだ)

村雨「ああああああ!?ま、まってぇええええ!!駄目だからぁ!!待ってぇ!!」

提督「っ……白露、春雨、村雨を押さえつけろ!!」

白露「わ、分かった……!!」ドキドキドキ

春雨「はい……!!こ、こんなになるの……!?」ドキドキドキ

提督(ぎりぎりまで削り切って確実に一発で仕留められるようにする必要がある。逃げようと身を捩る村雨の腰をがっちりと拘束しながらそう二人に命令する)

提督(そして再びクンニを始めた。響く嬌声は、俺を興奮させるだけでなく、他の子たちを高める手助けをしてくれる)

提督(何度か絶頂の、あの悲鳴のような嬌声が響いた。村雨は非常に敏感になっている上に、息も絶え絶えだ。今しかあるまい)

提督「よし、いいぞ。いったん止めてくれ」

提督(俺の言葉に時雨たちが行為を中断した。俺は拘束を解かれて四つん這いになるようにして体を丸めている村雨を仰向けにした)

村雨「あん……」

「「「「!!」」」」

提督「……」スッ ピトッ

村雨「あっ……!!」

提督(脚を開かせ、正常での挿入の体勢になる。しかし、挿入の瞬間が良く見えるように俺は上体を起こしたままだ)

提督「行くぞ、村雨……!!」グッ

村雨「はい……っ……うぁ……!!」ヌプッ グググググ

提督(処女膜の抵抗、俺は、周りに見せつけるためにあえてゆっくりと挿入していく。少しずづ力を込め、そして)

村雨「っぁああ!!」ブツッ

提督(村雨が痛みに声をあげ、仰け反る。が、構わず俺はゆっくりと挿入する。モノが村雨の秘所を押し広げ、飲み込まれていく)

白露「うわぁ……!!」ドキドキ

時雨「っ……!!」ドキドキ

夕立「ヤバイっぽい……!!」ドキドキ

春雨「ひ、広がって……!!」ドキドキ

海風「すごい……そんなに……!!」ドキドキ

山風「……!!」ドキドキ

江風「やべぇなコレ……!!」ドキドキ

提督(先端が村雨の一番奥まで達した。そこを押し込み、根元まで挿入する熱く絡みつく中、極上の快感が下半身を溶かすようだ)

提督「奥まで入ったぞ……!!」

村雨「提督……!!だいすき……!!」ギュッ

提督「俺もだよ」ナデナデ

提督(抱きしめられる。俺は村雨の頭を撫でた。何度もイかせており、十分に濡れているために痛みももうないようだ)

提督「動くぞ……!!」

村雨「はい……!!あん!!」

提督(そのまま、AVのように周りに見やすいように腰を打ち付ける。蕩けた村雨が俺を見つめる)

提督(そして周囲は俺と村雨の結合部から目が離せないようだった。白い綺麗な肌をした村雨の秘所に出入りする黒光りする男の象徴)

提督(その光景が一体彼女達にどんな影響を与えているのだろうか?俺は、必死で腰を振りつつ、手でクリを責める)

村雨「あぁん!!やぁ!!おかしくなっちゃう!!」

提督(未開発で中イキは難しいからな。時間を掛ければできないこともないが、今はスピードが重要だ)

村雨「イッちゃう!!もうダメ!!っぁああああああ!!」ビクビク

提督(腰を振りつつクリを弄び、絶頂させた。俺は手を離し、村雨に覆いかぶさる。種付けプレスの体勢だ)

提督(一番奥で出す。そうして村雨を征服する。そのためだけに腰を振る。絡みつく中が耐えがたい快楽を与えてきて……!!)

提督「村雨ぇ!!中で出すぞ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

村雨「ああああああ!!あぁ……!!熱いのが……奥で……びくびくしてる!!」ビクンビクン

「「「「……!!」」」」

提督(村雨の中、その一番奥で射精する。射精の快楽が俺の身体を震わせる。同時に征服欲が満たされ、満足感に包まれた)

提督(周りで見ていた白露たちから見ても、一目瞭然だっただろう。村雨が俺に中出しされたという事は)

村雨「あん……」ブプッ ドロリ

提督(脱力してしまいそうになるのを耐え、モノを引き抜く。村雨の秘所から白濁液が噴き出た)

提督(村雨は起き上がれない。荒い息を吐きながら余韻に浸っている。俺は他の子たちに向き直った)

提督「さて……次は誰かな?」

夕立「っ!!夕立っぽい!!」

「「「「!!」」」」

提督(皆が初めて見る生セックスに圧倒されている中、夕立だけが躊躇わなかった。俺は夕立を見つめる)

提督「いいだろう、夕立」

提督(俺の視線に夕立は少したじろぎ、息を呑む。だが、視線を逸らさなかった。よし、今回はさらに皆に見せつけてやるとしよう)

夕立「ぁ……提督さん……!!あぁん!!」

提督(俺は夕立を押し倒すと、手で秘所を責める。もうすでに濡れているそこは生えかけといった様子だ。夕立の身体が震える)

夕立「あぁ……!!だ、ダメっぽい……!!な、何かが……!!何かまずいっぽい!!や、い、ああああああ!!」ビクンビクン

提督(絶頂を迎える夕立。俺は脱力してその余韻に浸っている夕立の秘所にむしゃぶりついた)

夕立「やぁん!!はっ!ああああ!!」ビクン グイッ

提督(自らの最も敏感なトコロに取り付いた俺をてで押しのけようとする夕立。しかし、力が入らないようだ)

提督(それに、俺は夕立の腰を強く抱きしめている。生半可な力では押しのけられないだろう)

夕立「待って提督さん!!待って!!待ってってば!!っぁあ!!ダメぇ!!やああああああ!!」ビクンビクン

提督(再び襲い来る快楽の嵐に、夕立は暴れるように身を捩る。だが、逃げられない。容赦なくイかせる。何度も何度も)

夕立「ぁ……はっ……」ピクンピクン

提督「よし、ではそろそろ頂くか。いくぞ、夕立」

夕立「あふ……」

提督「……お前を、俺の女にしてやる!!」ピトッ グッ

夕立「んっ……くっ……ぁああああっ!!」ブツッ ズププププ

提督(一気に貫いた。トロトロに蕩けていた夕立の秘所は、処女膜の抵抗がなくなろうとも異物を拒むように強く強く締まっている)

提督(そこに強引に押し込むと、その強い締りが耐えがたい快楽を伝えてきた。奥まで入れると、俺は夕立を見つめ、頭を撫でる)

提督「お前は俺のモノだ……!!」ジッ ナデナデ

夕立「はぁ……はぁ……うん、夕立は提督さんのモノだよ……!!」トロン

提督「っ……!!動くぞ……!!」ゾクゾク ヌップヌップ

夕立「……!!んっ……ふぅ……!!」コクリ

提督(快楽に蕩けた表情、潤んだ瞳、夕立は快楽に完全に堕ちていた。あとは、ただの儀式だった)

提督(腰を振る。淫らな水音、漏れ出る悩まし気な喘ぎ声、肉と肉がぶつかり合う音。俺は快楽のままに腰を振る)

提督「夕立……!!出るぞ……ぐっ!!」グイッ バチン ビュルルルルルルルル

提督(種付けプレスする。夕立の小さな体をに覆いかぶさり、押しつぶすようにした。腰を押し付け、子宮を貫く)

夕立「ああ!!て、提督さんのが……一番奥で……!!びくびくしてるっぽい……熱いのが、注がれて……!!」ビクン ゾクゾク

提督「っ……!!おっと……」ズルン ピュル

夕立「あん!!な、何……っ!!これが……提督さんの……!!」ビクッ スッネトォ

提督(抜いた瞬間俺のモノの先端から少しだけ白濁液が飛び出て、夕立のそこそこ立派な双峰に淫らなデコレーションをした)

提督「抜いた時の快楽で尿道に残ってたのが飛び出たようだな……よし、舐めてくれ」

夕立「はい。んっ……ぺろ」

提督(興味深そうに指で絡めとり、ジッとそれを見つめていた夕立に俺はそう命令する。夕立は躊躇うことなく喜んで口にした)

提督(ゾクゾクする。これで村雨と夕立は終わった。さて、次は誰にしようか?俺は残りの子たちに向き直る)

「「「「……!!」」」」

提督「……怖いか?止めたいか?」

提督(ひどく圧倒され、畏れを抱いている様子の皆にそう聞く。すると、皆思い思いに否定してきた。続行だ。まあ、今更止めたいと言った程度で止めはしないが)

提督「そうか。よし、時雨。こっちに来てくれ」

時雨「っ!!う、うん……!!」

提督(俺の呼びかけに、時雨はとても嬉しそな笑顔を浮かべて這いよって来た。俺は時雨を抱きしめる)

時雨「ぁ……!!」

提督「君は、俺に忠実に従い、どんなこともしてくれると信じている。違うか?」

時雨「違わないよ……!!僕は、提督の忠実な下僕だ。提督の頼みや命令は何でも聞いて、どんなことだろうときっとやり遂げて見せる」

提督「よし、では頼みがある。俺は次に春雨を堕とす。その前にまず下地を作らなくてはならない」

時雨「っ!!」

提督「春雨には四つん這いで俺のモノを咥えさせる。だから、春雨の秘所を君が責めて、何度かイかせろ」

時雨「……分かったよ」

提督(見るからに残念そうにしながらもそう言う時雨。自分の気持ちを押さえてでも俺の為行動してくれる。いい子だ)

提督「ありがとう。女として、先を譲ることは辛いかもしれない。だが、その上で俺の命令を聞いてくれた君にはちゃんと報いる」

時雨「本当?」

提督「ああ。明日か明後日にでも二人きりで愛し合おう。お互いが蕩けてしまうまで、たくさんだ」

時雨「っ!!分かった……!!僕、頑張るよ……!!」パァッ

提督(満面の笑みを浮かべた時雨の頭を撫で、俺は他の子に向き直る。皆、次は時雨だと思っているようだ)

提督(それぞれ、嫉妬や安心が入り混じったような複雑な表情を浮かべていた。春雨は、どちらかと言うと安心寄りか)

提督「村雨と夕立以外はついて来い」

提督(俺はそう言って立派な革張りのソファーへ移動し、少しだけそれを移動させ、机が邪魔にならないようにしてからその真ん中に腰を下ろす)

提督「江風、海風、俺の両脇に座れ。春雨、俺の正面へ。舐めろ。白露と山風も左右から舐めるんだ」

提督(俺の指示に、白露たちはそれぞれ位置につく。江風と海風は嬉しそうに俺にしなだれかかった)

提督(春雨と山風は非常に躊躇っていたが、覚悟を決めたように俺の足もとに跪く。白露は躊躇うことなくそうした)

提督「よし、始めろ」グイッ モミモミ

海風「あっ……!!んっ……!!」ピクン

江風「ふあっ!?っ……ンふっ……!!」ピクン

提督(海風と江風の身体に手を回し、その胸を揉みしだく。ふむ……海風の方が大きいが、江風の方が敏感だな)

白露「ん。はむ……れろれろ……」

春雨「し、白露姉さん……!!」

山風「な、なんでそんなに簡単に舐められるの……!?」

白露「んはっ……好きな人のだからかな?あむ……あむあむ」

春雨「っ!!……ぁ……ぺろぺろ……」

山風「っ!!うぅ……あむ……はむはむ……」

提督「っ……いいぞ……!!」

提督(女体を抱き寄せ、揉みしだき、堪能しつつモノを舐めさせる。素晴らしい、男なら一度はやってみたいことの1つだろう)

提督「よし、時雨……やってくれ」

時雨「うん、わかったよ。……覚悟してね、春雨?」ピトッ クチュクチュ

春雨「っ!?んはぁ!?し、時雨姉さん!?」

提督「春雨、誰が止めろと言った?ちゃんと舐めてくれ。時雨には俺がそう命令したんだ」

時雨「そう言う事だから、ごめんね、春雨?」

春雨「そ、そんな……!!」

提督「時雨、春雨に俺のを舐めさせろ」

時雨「うん、任せて。ほら、舐めて、春雨?」グイッ

春雨「あっ……!!っ……あむ……れろれろ……!!」

提督「くはっ……!!いい子だ、春雨……!!」

海風「提督……」

江風「何て言うか……意外と鬼畜なンだな……」

提督「嫌いになったか?」

海風「い、いえ!!」

江風「嫌いになってはねぇよ!!でも、意外だったって言うか……」

海風「はい……もっと優しい方かと……」

提督「まあ、状況が状況だからな。安心しろ、今度は二人っきりで優しく抱いてあげるよ」クチッ クチュクチュ

海風「提督……!!あん!!」

江風「そ、そうかい……!!ンふっ……!!」

時雨「……」ジッ

提督(俺の言葉に嬉しそうにする二人の秘所を手で責め始める。すると、時雨が俺を見つめていることに気がついた)

提督(俺は他の子にばれないようにウインクする。時雨は優越感を感じているような笑みを浮かべ、春雨を責めることに戻った)

時雨「ほら、春雨……?もうすぐ限界だよね……?同じ女なんだから、何処がいいのかよくわかるよ」ボソボソ クチュクチュ

春雨「んふっ……!!」ビクビク

時雨「腰が震えちゃうよね、もうイきそうなんだ……?ふふっ、そんな力を入れて、必死で耐えちゃって……可愛い妹だね」

春雨「んん……!!んん……!!」

時雨「止めてほしいって?ダメだよ、提督のお願いは僕にとって最優先なんだ。いくら可愛い妹の頼みでも、それは聞けないな」

春雨「んはっ!!し、時雨姉さん!!お願い!!もうダメだからぁ……!!」

時雨「ふふっ、こうすると我慢できないんだよね?」ギュッ

春雨「ひゃんっ!!はぁああああああっ!!」ビクンビクン

時雨「あはっ、せっかく我慢したのにイっちゃったね?けど、凄く気持ちいいんだよね?分かるよ」

春雨「あぁ……はぁ……」ピクンピクン

提督「時雨、続けろ。あと三回イくまで手を緩めるな」

春雨「て、提督……!?」

時雨「うん、わかったよ。……だってさ、春雨」クチュクチュ

春雨「あぁん!!だめ!!止めさせてください!!」

提督「続けろ」

春雨「そんなぁ!?はぁん!!やぁ!!だめぇ!!」

時雨「直後の敏感になっているときは自分じゃできないよね。女としてそれの辛さはまあ、想像できるよ」

春雨「だったらやめてぇ!!頭おかしくなるからぁ!!」

時雨「けど、司令官の命令だし、村雨と夕立も大丈夫そうだしね?」

春雨「ああああああ!!」

提督(もはや春雨はフェラしていなかった。獣のような嬌声をあげて悦がっている。それを見つめて頬を染めている海風と江風)

提督(山風もフェラに集中できないようだ。チラチラと春雨を窺う。白露は俺を上目づかいで見ながらフェラにいそしんでいた)

提督(ポイント稼ぎと言ったところか。俺は白露に微笑んでやった。白露は満足げに目を細めて、さらに濃厚にモノを舐め始める)

提督(時雨は、まるでもともとそっちの気があったのかと言うほど積極的に春雨を責める。バックをするように後ろからのしかかっていた)

提督(耳元で春雨に囁きかけながら秘所をいじくり、胸をもてあそぶ。俺もよくやる責めだった)

春雨「んはぁああああああ!!」ビクンビクン

時雨「はい、三回目。終わったよ、提督」

春雨「あふぅ……」ピクンピクン

提督「よくやってくれた、時雨。よし、では春雨、お前を俺のモノにしてやろう」

春雨「ぁ……しれいかぁん……!!」

提督「んっ……」ジュル

春雨「あぁん!!」

提督(春雨の後ろに回り、そのつるりとした蜜の溢れ続ける蜜壺に口を付けた。一度、イかせる。容赦ない舌技に、抵抗力を失っていた春雨はすぐに絶頂を迎えた)

春雨「やああああああ!!あぁ……っ……わらひ……おかひくなっひゃう……」

提督「よし、では……入れるぞ……!!」ピトッ

春雨「ぁ……!!」

提督(突き上げられた腰を掴み、モノを秘所にあてがう。バックの体勢だ。俺はゆっくりと腰を押し出し、モノを春雨の秘所に埋めていく)

春雨「っ……あぁ……ああっ!!」ググググ ブツン ズププププ

提督「くっ!!」

提督(モノをごりごりと削られる感覚、耐えがたい快楽だった。が、我慢する必要はない。春雨も堕ちている。中に出すことで、儀式は終わる)

提督(本能のままに腰を振る。まるで種付けするように高まる射精感を我慢することなく、むしろさらに高めるように腰を振った)

提督「っ……はぁ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

春雨「んはぁ!!あ……熱い……とろとろが入ってくる……しれいかんのに……私のなか、そめられてる……!!」ピクンピクン

提督(射精の快感に脳が焼ける。春雨は俺に注がれたことの実感を嬉し気に呟いていた。モノを引き抜くと、白濁液が垂れる。春雨を征服した。ぞくぞくする事実だった)

提督「っ……ふぅ……さて、次は時雨にするとしようか」

時雨「提督……!!僕……っ!!来て!!」ダキッ

提督(抱き付いて来た時雨を抱きとめ、頭を撫でる。そしてソファーに座ると膝の上に時雨をのせた)

時雨「っ!!すごい……もう大きくなってるよ……?」ドキドキ

提督「よし、開くぞ」グッ

時雨「ぁ……」カァッ

提督(臀部に当たる俺のモノに驚いていた時雨。俺は時雨の脚を開かせた。生えかけのそこが露わになる)

時雨「っぁ!!ふぅ……!!くはぁ……!!」ビクッ ビクッ

提督(手マンする。じゅぷじゅぷと水音をたてるそこは大洪水だ。いやらしい液が溢れている。そして、それが丸見えだ)

「「「「……!!」」」」

提督(白露たちが見てはいけないものを見ているような目でその淫らな光景を凝視していた。俺は、口を開く)

提督「時雨、皆に見られてるぞ?」

時雨「っ!!ぁ……やぁ……!!」

提督「恥ずかしがるな。口で説明してやれ」

時雨「っ!?そ、それは……!!」

提督(恥ずかしがる時雨。俺は時雨の耳に口を寄せ、囁く)

提督「他の女に、自分がいかに俺に愛されているか教えてやりな」

時雨「っ!!」ピクッ

提督(俺の言葉に時雨はぴくっと反応した。少しの間顔を伏せ、そして快楽に蕩けつつも優越感を孕んだ笑顔で口を開く)

時雨「ふふっ……んはっ……皆……みてる……よね……?恥ずかしいな……ふふっ……あん!!」ビクン

時雨「今……提督が僕のココを……手で気持ちよくさせてくれて……るんだ……!!あはっ……すごい……!!」

時雨「自分でするのと全然違う……!!こんなの……!!こんなの知ったら……もう戻れない……!!」

「「「「……!!」」」」ゴクリ

提督(時雨の口から紡がれる淫らな実況、そして目の前で見せつけられている手マンの様子に白露たちが息を呑んだ)

時雨「あぁ……提督の体温を感じるよ……?んはっ!!さ……さすが提督……僕の良いトコロ……全部見つかっちゃったみたい……!!」

時雨「あっ……ふっ……すごい……見て……?ねぇ、見て……!?や、あ、凄い!!指、早くなってる!!」

時雨「はっ、あん!!んぁ!!ぼ、僕をイかせようとしてるよ!!だめ、抗えない!!きちゃう!!っぁ……!!ああああああああ!!」ビクンビクン

提督(時雨の身体が痙攣する。絶頂を迎えたことが丸わかりだった。目が離せない観衆の前で、俺は時雨の腰を浮かせる)

時雨「ぁ……!!」

提督(そしてそのまま手で調整してモノを時雨の秘所にあてがった。時雨が息を呑む。俺は時雨にささやいた)

提督「ほら、皆に報告しろ」

時雨「ほ、報告……?」

提督「今から俺に女にして貰うって報告しろ。ダブルピースしてな。ほら」

時雨「っ……あはっ、皆見てる……?ぴーすぴーす……♪」

「「「「!!」」」」

時雨「ごめんね、皆より先に僕、提督に女にして貰うよ……♪僕の処女、今から提督に食べられちゃうんだ……!!」

提督「よし、行くぞ、時雨」グッ

時雨「うん、来て・・・・っぁああああ!!っ……あぁ……!!」ブツッ ズププププ

提督(体を持ち上げていた力を抜くと、時雨の体重で処女膜が貫かれた。一気に奥まで挿入される)

提督(その衝撃に背を逸らして声をあげ、そして脱力する。俺は時雨の胸を揉んだ。淫らに形を変えるその双丘)

提督「どうだ、時雨?破瓜の感想は」

時雨「い、痛いけど……嬉しい……僕、提督と結ばれたんだね……?」

提督「ああ。どんな感覚か皆に教えてやれ」

時雨「うん……確かに、いたいよ……話に聞いてた通りだ……結構いたい。でもね、凄く嬉しいよ……!!」

時雨「この痛みが、印なんだと思う……僕が、提督のモノになった印……こんなに満たされることがあるなんて……!!」

時雨「分かるんだ……じんじんする中、とても熱くて大きいのが……僕のココに入ってる……僕たちは、一つになってるんだ……!!」

提督「よし、では動くぞ……!!」グイッ グイッ

時雨「うっ……ふぅ……!!うぅん……!!んはぁ……!!あぁ……!!」ヌップヌップヌップ

提督(絡みつくような時雨の中の快楽を耐えつつ腰をグラインドさせ、突き上げる。それと同時に時雨の胸を揉みつつクリを摘み、イかせるために刺激を与える)

時雨「す、すごい……!!分かった……今わかった……!!僕も女だったって……!!だって、こんなに気持ちがいいんだから……!!」

時雨「好きな男の人にこうされるのが女の人の悦びなんだ……!!愛されてるって思えるよ……!!」

時雨「提督の先端が、奥に当たると何かが来そうになるんだ……!!僕は、知りたい……!!その先を知りたいよ、提督……!!」

提督「いいだろう、教えてやる!!」

提督(時雨の嬌声混じりの淫らな実況、時雨の秘所に出し入れされる男根、それらは、観衆を興奮させていく)

提督(無意識なのか、そうでないのかは分からない。だが、観衆たちは自らの秘所に手を伸ばし、そこを撫でている)

提督(俺はスパートをかける。体力も無尽蔵にあるわけではない。時雨はもう陥落している。後は中に出してやるだけだ)

提督「時雨……時雨……!!出るぞ!!」ギュッ グイッ

時雨「あっ!!はぁああああああん!!……んんっ。んふぅ……」ビクンビクンビクン

提督(射精と共に時雨のクリを強くつまむ。絶頂を迎えた時雨の中が強く締まった。脈動しているのが分かる)

提督(精液を絞りとられた。どろりとした白濁液が結合部から流れ出てくる。俺は、脱力する時雨をソファーに座らせると、次の獲物に向き直った)

提督「山風、こっちに来るんだ」

山風「あ、あたし……!?ぁ……そ、その……」ビクッ

提督(性行為の迫力に圧倒されていた山風が、次は自分の番だと言われ、びくりと肩を震わせた)

提督「……さ、、こっちへ」グイッ ダキッ ナデナデ

山風「っ!!ぁ……ん……」ギュッ

提督(強引に引き寄せ、驚いて体を強張らせた山風を抱き締め、優しく頭を撫でる。山風の緊張が解けていく)

提督「……」スッ

山風「ぁ……!!」ピクッ

提督(そしてその手でゆっくりと背中を撫でつつ柔らかく未発達の小さなお尻を揉み、つるつるの秘所に触れた)

山風「や……んんっ……!!て、提督……ぁん……!!」

提督(山風が快楽に堪えようと力を入れて俺の身体に強く抱きつく。だが容赦ない手淫にほどなくして絶頂を迎えた)

山風「んんんんっふぅうううう!!」ビクンビクン

提督(絶頂後も手淫を緩めない。敏感になっている体は容易く絶頂する。俺が山風を離すころには、表情を蕩けさせ、舌を垂らし虚ろな目をしていた)

山風「ぁ……はひ……」ピクンピクン

提督(俺はそんな山風の手を俺の首にまわさせ、抱き上げる。そしてそのままぬるぬるの秘所にモノを当てがった)

山風「あ……!!」

提督「いくぞ、山風……!!」ググググ

山風「んんぁああああ……!!ああああああああ!!」ブツッ ズププププ

提督(処女膜を突き破る。それでもなおきつく締まるそこは異物を拒んでいる。しかし、容赦することなく挿入した)

提督(立位、俗に言う駅弁だ。俺は鏡の前に移動し、背を向ける。山風が鏡を見えるようにした)

提督「ほら、鏡を見てみろ山風。自分が誰の女になったのか、自覚できるだろう?」

山風「あぁ……!!あ、あたし……!!ぅぁ!!あぁ!!」ビクン

提督(何かを言いかけた山風を遮るように腰を振り、山風の身体を上下させて突き上げる。山風が強く俺を抱きしめた)

提督(山風自身に見せつける。自分が俺に抱かれ突き上げられ、淫らに表情を蕩けさせ、嬌声をあげている様を)

提督(強く締まるそこは、中に入れてしまえばもはや甘えるように俺のモノを締め付ける媚穴でしかなかった)

提督(そこは俺の形を覚えようとしているようだった。強く締められ、俺の子種をねだるように絞られる)

提督「っ……山風ぇ……!!」ズチュン ビュルルルルルルルル ビクビクビク

山風「んやぁああああああああ!!」ビクンビクン キュンキュンキュン

提督(我慢しない。高まる射精感、そしてそのままに射精、脈動する俺のモノ、蠕動する山風の中)

提督(内股を伝う熱いモノ。俺は山風をベッドに下ろす。脚を閉じてシーツを掴んでいる様はとても官能的だ)

提督(俺は山風の頭を優しく撫で、残りの三人に向き直る。三人とも落ち着かない様子で俺を見ていた)

提督「そうだな……次は、海風と江風だ」

海風「えっ!?」

江風「ふ、二人同時かよ……!?」

提督「そうだ。ほら、舐めてくれ」

海風「わ、分かりました……はむ……」

江風「しょうがねぇな……あむ……」

提督(ソファーに座り、二人に口淫させる。連戦に次ぐ連戦で限界が近いが、それで回復を図りつつ休憩タイムだ)

提督「手も使ってくれ。玉袋を優しく揉むんだ。マッサージしてくれ」

海風「れろれろ……んぁ……こ、こうですか……?」モミモミ

江風「はむはむ……っ……これってまんまるなわけじゃねぇンだな……」

提督「っ……いいぞ……!!」

提督(優しく玉を揉まれ、フェラで奉公された俺のモノは再び戦闘態勢に入ることができた)

提督「よし、二人共こっちにお尻を向けて四つん這いになれ」

海風「は、恥ずかしいです……あまりまじまじと見ないでくださいね……?」

江風「ン……こんな命令、提督のじゃなかったら聞かないぜ……感謝しろよ?」

提督「ああ。よし、では天国を見せてやろう」

提督(突き出された尻を撫で、そして待ちきれないと言ったように涎を垂らす二人の秘所に手を伸ばす)

提督(二人とも生えかけという訳ではないが、まだ生える途中といった感じだ。だがやはり海風の方が濃いな)

提督(恥丘を撫で、周りをくにくにと弄り焦らす。二人が喘ぎ声をあげ、そして耐えきれないと言ったように無意識に誘うように腰を振り始めたところでクリを責める)

海風「あっふっ!!」ビクン

江風「ぁん!!」ビクン

提督(愛液があふれる。まるでこんな少女の性欲処理をしているような変な気分になってくる)

提督(この二人は俺の前で全裸になって四つん這いになり、性欲を処理されているのだ。圧倒的優位に立っている感覚)

提督(歪んだ優越感を感じる。このままイかせてみたい。きっと満足できるモノが見られるはずだ)

提督(指の動きを激しくしていく。荒くなっていく息遣い、喘ぎ声が激しくなる。力が抜けているようだ。体が震えている)

海風「っぁああああああ!!」ビクンビクン

江風「んはぁああああああ!!」ビクンビクン

提督「ふふっ……イったか……!!」

提督(嬌声をあげる二人。海風は背を仰け反らせ、江風は背を丸めた。乱れる髪の毛、強く握られる手)

提督(美しくも淫らな光景、それに二人の幼さが背徳感を加える。すばらしい……!!だが、まだだ。まだ足りない)

提督「これで終わりではない。もっと見せてくれ……君たちの美しい痴態を……!!」

海風「っ……ぁ……!!」

江風「くっ……っ……!!」

提督(それから、俺は絶頂の余韻に浸る二人に襲い掛かった。敏感な身体を快楽の津波で蹂躙する)

提督(響く嬌声、本能的な恐怖からか、逃げようと体を捩る二人を押さえつけてイかせる)

提督(俺が満足するころには二人とも息も絶え絶えになっていた。だが、これでノルマは達成だろう。後は入れて、中に出すだけだ)

提督「よし……」グイッ

海風「えっ……?」

江風「な、なにすンだ……?」

提督(俺は江風の身体を抱きあげると、海風の上に覆いかぶさるようにさせる。まるで江風が海風に種付けプレスしているようだった)

提督「さて、どっちを先にするか……」

「「!!」」

提督(二人が息を呑む。俺はトロトロに蕩けた二人の秘所を指で撫でた。はからずとも貝合わせしているようだ)

提督「!!」

提督(良い事を思いついた。俺は、二人の秘所の間に自らのモノを挿入する。ぬるりとした素股の感覚)

提督(だが素股と違いモノが全方位から圧迫され、刺激されている。まるで挿入したような快感だ)

海風「提督……可愛いです……」ポッ

江風「なンか……海風姉貴とシてるみたいで……変な気分になる……」ドキドキ

提督(頬を染め、慈しむような笑みを浮かべる海風と、何かに目覚めそうになっている江風。俺に背を向けていて見れないからか)

提督「あっ」ヌッチュヌッチュヌッチュズッ

江風「あいっ!!??っ……はぁ……!!」ブツン ズプン ビクン

海風「っ!?か、江風……!?」

提督(……気持ちがいいままに激しいピストンをしていたら、モノが江風の中に入ってしまった)

提督(勢いに任せ一瞬の抵抗をぶち破り、一気に奥まで挿入してしまう。いきなりの破瓜に絶句して硬直する江風)

江風「……!!」ジワァ

海風「江風……!?涙が出てるわよ……!?大丈夫……?」

提督(その肩がふるふると震えている。おそらく目を見開いて涙を一杯に目にためているのだろう)

提督「江風……」

江風「いいって!!」

提督「!!」

海風「!?」

江風「江風は大丈夫……むしろこれから来るって思うよりもだいぶよかった……怖いって思う間もなかったからな……」

提督「そうか……」ナデナデ

海風「あっ……」

江風「ン……これで江風は提督の大切な人になれたってことでいいンだよな……?」

提督「もともと大切な人だったよ。そして今は特別な人だ」

江風「特別……いいな、それ……!!大丈夫、もう痛くねぇから……動いていいよ……?」

提督「分かった」

提督(江風の言葉に、俺は腰を振り始める。絡みつく江風の中はまるで逃がさないと言うように俺のモノを締め付ける)

江風「はっ……!!ンン……!!ンあぁ……!!」ビクビク

海風「……!!」ドキドキ

提督(ピストンの衝撃が江風を通して海風にまで伝えわっているようだ。女に変えられていく妹を凝視している海風)

江風「ははっ……海風姉貴……ンはっ!!」

海風「な、何……?」

江風「江風……やっぱり女だったわ……あン!!だって……こんなに心が……満たされる……!!」

提督(姉に独白する江風。その間にも俺は腰を振っている。快楽による喘ぎ声混じりのそれは、俺をとても興奮させた)

江風「あっ、あっ……!!っ……!!江風って……男勝りって言われてたから……自分が女じゃないかもって思ってたぁ……!!」

江風「でも、女だわ……!!あぁ!!や、提督……!!激しいって!!激しくなっていってる!!」

海風「か、江風……!!」

提督「そうだ、江風!!お前は女だ!!俺の女だ!!受け入れろ、女の幸せを魂に刻み込め!!」

江風「うン!!っ!!あっは!!イきそうなンだな!?いいよ、来て!!江風の中に出して!!江風で気持ちよくなって!!」

提督「江風!!いくぞ!!」パンパンパン

江風「ああああああああ!!っ……あぁ……ふふっ……どうよ、提督……?」ビクンビクン

提督「っ……最高だ……」ズルン

江風「ン……」ドロォ

提督(モノを引き抜くと江風の中からどろりと白濁液が垂れてきた。それはそのまま海風の秘所に流れ落ち、処女の秘所を白く穢す)

海風「あっ……あ、熱いのが垂れてきて……!!」ビクッ

提督「……!!」ムラッ

提督(その光景が、とても俺を興奮させた。処女と精液、素晴らしくそそる光景だ。俺のモノが復活する)

提督(そして早く海風の処女を喰ってしまいたいと疼いていた。その本能のままに、俺は海風の秘所にモノをあてがう)

提督「……っ!!」ピトッ グッ

海風「えっ!?もう大きくなってるんですか!?は、早っぁああああああ!!」ブツン ズププププ

提督(射精後の回らない頭での、ただ本能に従っての挿入は海風のことを全く考えない乱暴な挿入となった)

提督(ぞりぞりとモノが削られるような快楽を伝えてくる。裏スジがやすり掛けされているようだ)

提督「っ……ふっ……!!」ヌップヌップヌップ

海風「っ!!あ、て、提督……!!んぁ!!」ビクン

提督(もともと十分に濡れていた上に、江風の愛液と俺の精液でぬるぬるに濡れていたのだ。挿入後の痛みが最小限だろう。だから腰を振っても大丈夫。わかっていた)

江風「ふふっ……姉貴も提督に女にされたンだな……ほら、心が満たされるだろ……?」

海風「っ……!!あ、あぁ……!!んはぁっ!!」

江風「好きな人と結ばれる……これ以上の幸せって無いよな……姉貴も分かってくれるだろ……?」

海風「わ、分かる……!!提督、私、分かります……!!今、提督に愛されているって心から思える……!!」

提督「海風……!!」ギュッ ナデナデ

提督(蕩けた眼差しで俺を見つめる海風。愛おしかった。俺は押しつぶしそうになるのも構わず海風の頭を撫でる)

海風「うっ……!!ん……ていとくぅ……愛してます……!!」

江風「うふっ……!!あ、ずるいぞ、提督。江風は頭撫でて貰ってない」

提督「悪かった……!!ほら、江風も」

江風「ン……///えへへ……」

提督(満足げに声を洩らす江風。俺は、スパートをかける。高まる射精感、それは二人にも伝わる)

海風「んふっ……ああ、辛そうに息を吐いてる……あっ……も、もう限界なんですね……?どうぞ海風の中にだして下さい……!!」

江風「海風姉貴も提督の注がれちまうな……?江風みたいにもう心も体もそめられて提督なしじゃ生きていけなくされちまうな……!?」ゾクゾク

提督「海風……!!海風!!」ズッチュズッチュズッチュ

海風「はい!!提督!!そうしてください!!私を染めて、提督のモノにしてください!!提督なしじゃ生きられなくしてください!!」キュンキュン

提督「海風ぇ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

海風「あぁ!!き、来てる……!!熱いの中に、注がれてる……染みこんできます……!!」ビクン ゾクゾクゾク

提督(下半身が溶けそうだった……感覚があまりない。快楽に溶かされてしまったようだ。俺は、何とかモノを引き抜く)

海風「あん……」

提督(悩まし気な海風の喘ぎが漏れた。俺は何とか立ち上がり、最後に残った一番艦に向き直った)

白露「て、提督……!!」

提督「……」スタスタ

白露「あぁ……!!」ペタン

提督(力なくその場に座り込む白露。その表情は蛇に睨まれた蛙のようだ。畏敬の念が込められている)

提督(目の前で姉妹たちが次々にイかされていくのを見せつけられた白露の心には、もはや俺は完璧に上の存在だと刻み込まれているに違いない)

提督(この人に抵抗なんてできない。自分はこの人に支配されるんだ。そう思い、畏れ、そして望んでいる)

提督(だからこそ白露は恐怖に表情を歪めつつも、まるで誘うように脚を開き気味にしているのだ)

提督「白露、お前が最後の一人だ。お前を満足させれば、QEDだ」

白露「そ、その……!!」

提督「君が始めたんだ。最後まで付き合ってもらうぞ。ほら、舐めて奉公しろ」ガバッ

白露「ま、待って……んぐぅ!!」

提督(俺が上で69の体勢になる。モノを強引に咥えさせ、俺は白露の秘所を手で責める。不器用な白露の舌技に、逆に興奮する)

提督(快楽に脚がびくびくと反応し、腰が捩られる。容赦ない俺のテクに、哀れな少女はたちまち絶頂に導かれた)

白露「んんんんんん~~~~!!」ビクンビクン

提督(白露の舌が強く俺のモノに押し付けられる。だが、まだ終わらない。俺は背を丸め、その蜜壺にしゃぶりつく)

提督(舌でクリを舐めまわし、中にまで挿入する。今しか楽しめない処女膜の抵抗を存分に堪能する)

提督(さらに何度か絶頂させた。溢れ出る愛液を啜り、口を離すころには白露は脱力しており、俺のモノは準備ができている)

提督「さあ、行くぞ、白露。純潔に別れを告げろ」ピトッ

白露「やぁ……提督……!!」

提督「っ……はぁ……!!」グッ

白露「ああああぁ!!っ……は、入って……!!」ブツッ ズププププ

提督「くはっ……!!」

提督(きゅんと締まるそこは、しかし襞が俺のモノをくすぐるようにして快楽を伝えてくる)

提督(白露のことを気に掛ける余裕はもうなかった。短時間でイきすぎたのだ。俺は女を屈服させる乱暴な腰ふりをする)

白露「あん!!あん!!やあ!!提督!!すごいぃ!!」ビクビク

提督「お前は俺のモノだ!!いいな!?安心して俺に身を委ね、全てを捧げろ!!」ズッチュズッチュズッチュ

白露「はぁい!!提督に全て捧げます!!あたしの全てを捧げる!!だって!!女の子はコレには勝てないよぉ!!」

提督「そうだ!!お前らみたいな思春期迎えたての少女が熟練した大人に勝てると思うなよ!!」グリングリングリン

白露「そうなのぉ!!いちどにこんなたくさんの女の子を満足させちゃうんだもん!!女の子がいくら頑張っても勝てないのぉ!!」

提督「お前を俺好みに調教して他の男じゃ満足できない体にしてやる!!まあ、他の男に抱かせるつもりは無いがな!!」バチュン バチュン バチュン

白露「あぁん!!だめぇ!!おかしくなっちゃうからぁ!!」

提督(獣性のままにそう宣言し、腰を振る。白露は完璧に陥落した。何の気兼ねもない。俺は本能のままに中出しした)

提督「くぅ……!!」ビュルルルルルルルル ビクビク

白露「ああああああ~~~!!あ、熱いのが……こんなにたくさん……注がれてる……!!」ビクンビクン キュンキュン

提督(蕩けるような快楽、壊れた蛇口のように俺のモノからは精液が白露の中に注がれている)

提督(何度も出したからか、もはやそれは水っぽい感じだった。だがその分、簡単に子宮の中にしみこんでいくだろう)

提督「っ……はぁ……ふぅ……ふぅ……」ズルン

提督(モノを引き抜くと、その場に座り込む。荒い息を吐いていると、時雨と夕立が動き出した)

村雨「シーツを変えようか。皆、手伝って」

「「「「了解」」」」

夕立「私達は外泊ごまかしてもらうように連絡しておいたよ。提督さんは外泊の連絡を自分でしてほしいっぽい」

提督「どこに泊まるんだ?まさかここに泊まっていいのか?」

夕立「大丈夫っぽい!!泊まる場所はイタリアン・マンションって報告しておいて欲しいっぽい」

提督「イタリアン・マンション?この建物か」

夕立「うん。もともとイタリア軍の偉い人の家だったっぽい。けど東アフリカのイタリアが降伏して、ここは空き家になったみたい」

時雨「それで今では『そういうこと』をする場所になったんだって。だから未だに放置されてるらしいよ」

提督「!?」

夕立「士官以上の人じゃないと使っちゃいけないルールっぽいけど、提督さんなら余裕でOKっぽい!!」

時雨「まあそんな訳で軍当局もこの建物のことは黙認しているから、イタリアン・マンションに泊まるって言えば察してくれるんだって」

夕立「夕立もこの前友達になったイギリスの子から初めて聞いたっぽい。ウチの偉い人も使ってたらしいから問題ないっぽいよ」

提督「なるほどな……」

提督(結局、その日はその屋敷に泊まることにした。外泊ごまかしは褒められないが、まあ、今回は見逃そう)

提督(俺たちはそのままシーツを変えたベッドに九人で並んで寝た。狭いが、悪くない。子供時代の修学旅行での雑魚寝を思い出した)

提督(だが、あの頃とは全く違う。この中で男は俺だけで、残りの美少女たちは俺の寵愛を媚びる俺だけの娼婦だ)

提督(……子供の頃には想像できなかったような、随分と遠い所まで来たものだ。だが、後悔など微塵もない。これだけの女に愛されて、あるわけがない)



提督「よし、後片付けは済んだ。準備はいいかい?」

熊野「少し待ってくださいな。今髪を纏めていますわ」

提督(翌日、拠点に戻った俺は熊野に忙しくなる前にこの街を散策がてらデートしたいという旨の遠回しな誘いを受けて、再び二人で街を散策した)

提督(食事や観光を楽しんだ後、少し早かったが俺は雰囲気のままに熊野を屋敷に連れ込んで愛し合った。そして今、後片付けを終わらせて、拠点に戻るところだ)

提督「うなじが官能的だな。美しいよ」

熊野「ふふっ、ありがとう。貴方だけのモノですわ。……よし、できましたわ。行きましょうか、提督」

提督(俺は熊野と腕を組みながら屋敷を出……ようとしたときだった。扉が開く。誰かが開けたのだ)

提督「!!」

熊野「まあ」

扶桑「えっ、提督……!?」

提督(なんと入ってきたのは扶桑だった!!しかもお連れはイギリス人の将校だ。驚いた……いつの間に恋人ができていたんだ?しかもイギリス人の)

提督(扶桑と将校に軽く挨拶し、何事もなかったかのように屋敷を出る。扶桑と将校は屋敷の中に消えていった)

提督「車でくれば良かったかもな。疲れてないか?」

熊野「こうして腕を組んで歩くのもいいですわ」ギュッ

提督「そうか。それにしても、扶桑がイギリス人とな……驚いた」

熊野「もともとアプローチは受けていたそうですわ。一目惚れだったそうで、時間が合えば必ず食事やデートに誘っていたそうですわよ」

熊野「それが、この前の戦闘で大破させられた時、彼が抱えて病院まで走ったそうですの。それでとうとう扶桑さんもあの方のプロポーズをお受けしたそうですわ」

提督「よく知っているな」

熊野「そう言う事は話が伝わってきますから」

提督「なるほどな。それにしても、アプローチか……まあ、扶桑も美人だからな」

熊野「……私もアプローチを受けていましてよ」

提督「なっ……!?……いつ、どこで、誰に?」

提督(考えもしなかった事実に驚愕、そして激しい嫉妬。……まさか、誘いに乗ったりしていないだろうな……?)

熊野「くすっ、嫉妬されるのもいいものね。大体いつでも、どこでも、様々な方からですわ」

提督「!?」

提督(女の色気を纏った妖しげな笑み。思わせぶりなその態度にさらに燃え上がる嫉妬の炎。熊野への不信感が募る)

熊野「相手は軍人が多いけど、民間人もいますわね。広報活動で知り合った俳優やモデルに食事に誘われたりもしましたわ」

提督「……知らなかった」

熊野「提督の目の前でアプローチされているわけではありませんもの。ソ連に居た時も、隙あらばソ連人が寄ってきたわ」

コレが白露型ハーレムの完成形か…
五月雨と涼風も加えたいな

提督「……!!」

提督(自慢げな熊野のドヤ顔が俺の焦燥感を煽った。俺の知らぬ間に熊野が……考えてみれば、こんな美人を男が放っておくわけないか)

提督「ふふん、誇りなさいな提督。貴方の恋人はモテますのよ?ですからそんな顔しないで。私は貴方だけのものですわ」

提督「!!」

提督(そんな俺の様子を見て満足げに目を細めた熊野が、ジッと俺を見つめて真剣な表情でそう告げる)

熊野「私の心の中には、ずっと貴方が居ましたから。俳優やモデル、ハンサムな外国人なんかよりもずっと提督の方が見た目も心もカッコいいですわ」

熊野「私が初めてを捧げたのは貴方でしょう?この体も心も、他の誰にも赦したことはありませんし、赦しませんわ」

提督「熊野……!!」

提督(嫉妬が優越感へ、不信感が愛おしさへと一気に変わる。俺は道端だと言うのに熊野を抱きしめてキスした)

熊野「んっ……!!」

提督(舌を絡ませ、軽く愛撫する。暫くして唇を離すと、熊野は発情したように熱い吐息を吐き、潤んだ瞳で俺を見つめる)

提督(待ちきれなかった。硬く腕を絡め、体を抱きながら拠点へ戻り、部屋に熊野を連れ込んで服を脱がせる)

提督(愛情と劣情のままに熊野を抱く。熊野に抱かれる。さっきしたばかりだと言うのに、衰えることはなかった)

提督(布団の上で絡み合う。熊野の嬌声が響き、二人で快楽に溺れた。そしてすべてが終わった後、二人で余韻に浸る)

提督「……扶桑の恋人、イケメンだったな」

熊野「そうね。けど、貴方の方がずっとハンサムよ。胸を張って堂々としなさいな」

提督「そうか……!!そう言ってもらえてよかった。……山城が大変なことになってそうだな」

熊野「あぁ……まあ、いずれ乗り越えられるでしょう、山城さんも」

提督(そんな雑談をしながら眠気が襲ってくるに任せて意識を手放した)

↓×1~3

提督『ありがとう。女として、先を譲ることは辛いかもしれない。だが、その上で俺の命令を聞いてくれた君にはちゃんと報いる』

時雨『本当?』

提督『ああ。明日か明後日にでも二人きりで愛し合おう。お互いが蕩けてしまうまで、たくさんだ』

時雨『っ!!分かった……!!僕、頑張るよ……!!』パァッ

時雨「えへへ……楽しみだな……♪」



時雨「提督は?」

「熊野さんと一緒にどっかに出かけたみたいだよ」

時雨「……へぇ」

を踏まえて時雨の心境と行動

二人きりでって言ってたのに熊野さんを優先するなんて提督の嘘つき!こうなったら提督がテクノブレイク起こしちゃうくらい激し~く搾り取ってやるんだから!

明後日とは言っているので、忠実な時雨は言い付けを守る
但し帰って来たら思いっきり甘える

>>627>>628を混ぜて
忠実に待つが帰ってきたらテクノブレイク起こすくらい搾り取る



提督(熊野とデートした翌日、俺は時雨の所へ向かっていた。本当は昨日行こうと思っていたんだが、まあ……)

提督(時雨には明日か明後日と言っておいた。だから今日行けば約束を破ったことにはならないはずだ)

提督「時雨、いるか?」コンコン

時雨「提督!!もちろんいるよ!!入って!!」ガチャ

提督(時雨は満面の笑みを浮かべてドアを開ける。そして部屋に入るように促してきた。部屋に上がる)

時雨「いらっしゃい、待ってたよ。えへへ……」ダキッ スリスリ

提督「待たせてすまなかったな」ナデナデ

時雨「ううん、気にしないで。提督はちゃんと約束を守ってくれた。謝る必要はないよ」

提督「そう言ってくれるとありがたい」

時雨「ねぇ、こっちに来て座ってよ」キュッ

提督「ああ。お邪魔するよ」

提督(時雨に控えめに袖を引っ張られた。そのまま時雨のベッドに腰かける。時雨は頬を染めて俺を見つめていた)

時雨「プレイヤーを借りておいたんだ、映画でも見ない?そうだな……これとか」

提督(そういって時雨が取り出したのは甘々の恋愛映画だ。上目遣いでちらりとこちらを窺う時雨)

提督「いいな、それ。見よう」

時雨「……!!うん♪」パァッ

提督(嬉しそうにはにかむ時雨。プレイヤーにディスクをセットするとベッドの上に並んで腰かける)

時雨「……」ドキドキ スッ ギュッ

提督(おそるおそると言った感じで手を伸ばし、俺の手を握ってくる時雨。この前濃厚に絡み合ったときとは大違いだ)

提督(おそらく基本は初心で恥ずかしがり屋なのだろう。だが、スイッチが入ると大胆になるのだ)

提督(そう、例えば俺が他の女に取られるぐらいなら、強硬手段に出るようになる。そんな感じだ)

提督「……」ニギッ

時雨「っ!!えへ……!!」フニャ

提督(時雨の手を握り返し、映画を見る。甘いストーリーに気分が高まってくる。俺は時雨の手を離すと、肩に手を回して抱き寄せる」

時雨「♪」スッ

提督(甘えるように俺に頭をもたれる時雨。その手が、俺の足に触れた。ドキドキする。そのまま、映画の山場に差し掛かる)

提督「……時雨」スッ

時雨「提督……ん……」ドキドキドキ

提督(時雨に呼びかける。時雨は女の顔から雌の顔に変わっていた。目を閉じ、顎を上げる)

時雨「んふっ」

提督(キスした。そのまま、俺は時雨の身体を愛撫する。時雨の手が、俺のモノにのびた。撫でられる)

提督「っ……時雨……好きだ、愛しているよ」

時雨「っは……僕も好き、愛してる」

提督(俺は時雨を押し倒す。愛を囁きながら愛撫し、何度もキスした。俺は時雨の服を脱がす)

提督(恥じらう時雨はしかし、抵抗しない。可愛らしい下着が露わになった。ブラの下に手を入れ、存分に愛撫する)

提督(漏れ出る喘ぎ声。ホックを外し、双丘を晒させた。硬く自己主張した先端、俺は口をつける)

時雨「あぁ!!て、提督……!!」ビクン

提督(跳ねる体。存分に堪能すると、お腹を撫でつつショーツまで手を伸ばす。薄布越しでも濡れてるのが丸わかりだった)

時雨「あん!!んはっ……き、気持ちいい……!!気持ちいいよ……!!」ビクビク

提督(固くなっているそこを撫でると時雨が嬌声をあげた。ショーツの下に手を入れ、撫でる。手をかけ、脱がした)

提督(靴下だけになった時雨、俺はその秘所に口付けする。中にまで舌を挿入した。性感帯を探り当て、舌で責める)

時雨「ふぅ……!!提督……僕……切ないよ……入れて……?」

提督「時雨……!!」

提督(この年の子がしていいものじゃない雌の表情。俺はズボンのベルトを外し、モノを露出させる)

提督「入れるぞ……っ!!」ツプッ ズププププ

時雨「あぁ!!は、入ってくるよ……!!」

提督(ためらわず挿入。キツイそこは、しかし俺のモノを呑み込んでいく。強引に根元までねじ込んだ)

提督(絡みついてくる時雨の媚肉。ひたすらに腰を振る。時雨の良いトコロを見つけ出し、そこを責める)

提督(響く嬌声、淫らな水音と肉と肉がぶつかり合う音。高まる射精感、時雨が俺に手を伸ばし、体に手を回した。脚も組み付かれる)

時雨「来て、提督……!!」ギュッ

提督(だいしゅきホールドされた。限界近いのが把握されている。ためらわず、俺はスパート、そして射精)

提督「時雨ぇ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

時雨「ていとくぅ!!っぁ!!ああああああ!!」ビクンビクン

提督(時雨の中がきゅんと締まり、絞り出すようにモノに絡みつく。放出感、モノを通って精液が注がれていくのが分かった)

提督(そのまま脱力。しばし息を整える。時雨の手が俺の頭を撫でた。至近距離で見つめ合う)

時雨「んっ……」

提督(唇を合わせる。一度で終わるはずがなかった。愛撫が始まり、そして二回戦目へ……)

提督(結局、俺達は俺が言った通りお互いに蕩けるまでたくさん愛し合った。濃厚に、何度も何度も)



提督「さて、どうするか……」

提督(帝国海軍スエズ攻略作戦の総指揮を引き継いでから一週間ほどした今、俺は頭を悩ませていた)

提督(今までの戦闘の報告書や偵察で得た敵の情報を考慮した結果、正攻法での攻略は不可能に近いという事が分かった)

提督(敵は主にイタリアの艦娘を主力にした艦隊だけでなく、数多くの対艦誘導弾を搭載した新型機、及び要塞砲で万全の迎撃態勢を備えていた)

提督(これにより海からの攻略は難しい。では航空攻撃で敵の戦力を削ごうにも、そこでも問題が立ちふさがる)

提督(新型戦闘機は爆撃機に対して非常に有効な攻撃手段となっており、その速度には護衛の戦闘機が追いつけない)

提督(一方的な一撃離脱戦法によって重爆撃機の被害は増える一方だ。それに加えてドイツ・イタリア軍は強固な対空陣地を築いていた)

提督(多数のアハト・アハトやDa90/53といった重対空砲が戦闘機の攻撃を何とか生き延びた爆撃機を叩き落とさんと待ち構えている)

提督(空からの攻撃はおそらく有効であろうが被害は大きい。そしてそれだけでは決定打とはなりえない。ではもう地上で殴り合ってしまえばどうだろうか?)

提督(残念ながら、それも難しかった。敵は悪魔の園と呼ばれる多くの地雷と塹壕、銃座、対戦車砲、対空砲で武装した陣地を構えている)

提督(さらに航空攻撃や、野砲や要塞砲による火力支援が我が軍を待ち構えており、実際何度も撃退されている)

提督(前任者がずっと攻めあぐねていたのも分かる。艦隊1つが200%の死傷率を出したのも分かる)

提督(攻略は不可能に思えた。だが、それでもやらなくっちゃあならないってのが司令官のつらいところだな)

提督(そんな俺だが、実はもう攻略の方法は考えていた。それを思いついたのはイギリス軍の総司令官と会談後の食事をしているときだった)

イギリス軍司令官『Actually, I have a idea to send them to the hell, admiral(実はな、提督。私は奴らを地獄に送る方法を考えついているのだ)』

提督『何ですって?それは一体……?』

イギリス軍司令官『レストランも正面入り口は立派でも裏口はみすぼらしいものだ。あの陣地も後方から責めれば容易く陥落する』

提督『なるほど、しかしどうやって?』

イギリス軍司令官『空挺降下だよ、提督。私の壮大な計画を話そう。これは実行されれば史上最大の作戦、かつ歴史に残る戦いとなる』

提督(彼の話は要約するとこうだった。敵後方に部隊を空挺降下させ、要所を占領した上で前線の敵を挟み撃ちにする)

提督(そうか、空挺部隊にはそんな使い方もあるのかと新しい発見をする。そして俺は、気がついてしまった。……それは艦娘でも可能だ)

提督(補給の関係からドイツ軍の飛行場などは海岸近くにある。要塞砲も、逆に言えばこちらからも砲撃可能だ)

提督(補給拠点は港だし、もしスエズの地中海側に艦隊を降下させることができれば、それらを叩ける)

提督(立ちふさがる敵艦隊が居ないのだ。熟練した我が海軍なら容易くこなせる。俺は彼と協力し、その作戦を立案することにした)

提督(リスクが高すぎるとの反論もあったが、それ以外に方法はない。俺は何とか説得し、それでも反対する連中は総司令官の権限で黙らせた)

提督(それに、艦娘を乗せた輸送機が途中で落とされない作戦も考えてある。言うほどリスクは高くない。俺は成功を確信していた)

提督(帝国海軍内での反対を退けた俺は、満を持してイギリス軍の司令官に連絡を取った。もちろん、情報漏洩に気を付けてだ)

提督(無謀かつ危険として王立海軍の協力を得られていなかった彼は喜んで合同作戦に合意し、協力してくれた)

提督(こうして日英連合司令部が設立され、『史上最大の作戦』が立案された。情報戦や陸、空のことはそれぞれの担当者に任せる)

提督(俺の担当は海だ。全力を尽くして作戦を練るそして今、俺を悩ませているのは降下部隊の編成だ)

提督(戦艦は長門型の二人、そして扶桑姉妹を大西洋に送って金剛と榛名を送ってもらう。これがいい)

提督(迅速な行動が必要なこの作戦では高速戦艦が必要だし、火力も必要だ。金剛たちと長門たちなら完璧にこなしてくれるだろう)

提督(火力は大和にしようかとも少し思ったが、大和の知名度は陽動にうってつけだ。正面から攻撃する陽動艦隊に編成するのが一番だろう)

提督(重巡と軽巡の人員も考えてある。俺を悩ませているのは空母と駆逐艦だった。さて、どうするべきか……)

提督(空母で動員可能なのは一航戦、五航戦、そして軽空母たちのいずれかだ。準備に時間がかかるし、その間、動員した艦娘は降下訓練の為に他に何もできない)

提督(一組しか引き抜けないのだ。一航戦と五航戦はやはり実績がある。どちらを動員してもやり遂げてくれるだろう。だが、陽動に使うべきだとも思う)

提督(軽空母は祥鳳姉妹と龍驤だ。戦力的には確かに一航戦、五航戦に比べれば見劣りする。そこに不安が無いわけではない)

提督(だが彼女達は、主役はいつも正規空母に取られていたが、それでも割り振られた役割を完璧にこなしていた)

提督(大役を果たした実績は少なくとも、その経験と実力は負けていない。それに、戦力が三人に分散されている)

提督(万が一、誰か一人が中破以上で行動不能になっても、一航戦と五航戦は戦力は半減だが軽空母たちなら三分の一減ですむ)

提督(そして駆逐艦だ。駆逐艦は俺は夕雲型か陽炎型のどちらかを動員しようと思っている)

提督(夕雲型は最新鋭だし、陽炎型は経験が多い。最新鋭の戦力を取るか、経験による信頼を取るか)

提督(もちろん、夕雲方の経験も陽炎型の戦力もどちらも心配しては居ない。本当に、どちらでも問題はなかった)

提督(その上で、選ぶとしたらどちらかという事だ。空母娘組と駆逐艦娘組……さて、果たしてどの組を選抜するか……)

↓×1~3 空母は一航戦、五航戦、軽空母のうちどれか。駆逐艦は夕雲型か陽炎型か。どのグループにするか空母と駆逐艦でそれぞれ一つずつ

一航戦

軽空母と陽炎型で

軽空母と夕雲型

この場合どうなるんだ
最大コンマは>>634だけど、駆逐艦を書いていないからずれるのか?
それとも空母は最大コンマ、駆逐艦は>>635になるのか?

なんか今やってる映画のタイトルみたいな文章だな

このレスのコンマが偶数なら一航戦と陽炎型
奇数なら軽空母組と陽炎型と言う事でお願いします

これ以降、安価に不備があった場合には無効として次にコンマが高いものを採用することにします
その際、安価が最大三つになるまで追加で書きこんでくれて構いませんし、その方が個人的に嬉しいです

どうぞよろしくお願いします



龍驤「おぉ……ホンマに?」

提督「ああ、もちろんだ」

祥鳳「そのような大役を務めさせて頂けるとは身に余る光栄です……!!必ずやご期待の応えて見せます!!」

瑞鳳「私、頑張るからね!!きっと提督が誇ってくれるような戦果を挙げて見せるんだから!!」

提督「君たちの活躍を確信しているよ。頼むぞ」

祥鳳&瑞鳳「「はい!!」」

龍驤「ふーん……そうかそうか、ウチらがなぁ……!!ふふっ、まかせときーや司令官!!赤城や加賀に負けんとこ、見せたるわ!!」

提督「刮目させてもらう。我らが日本の命運がかかっているのだ。君たちは歴史に名を刻むことになるぞ」

提督(次の作戦で主力艦隊に抜擢されたことを伝えると、三人ともとても喜んでいた。自分たちが選ばれたことが嬉しいのだろう)

提督(今まで正規空母たちの影に隠れていたからな。このチャンスで自分たちの実力を証明してやると意気込んでいた)

祥鳳「とっておきの子たちを用意しないと!!どの子にしましょうか?うーん……悩むわね……」

龍驤「ウチの子たちの整備もいつも以上にちゃんとしとかなあかんな!!万が一にも不調が起こったりせえへんようにせな」

瑞鳳「……♪」ジッ

提督「!!」

提督(ふと、瑞鳳がこちらを流し目を送ってきていることに気がついた。祥鳳と龍驤が居るのに大胆だな)

提督(思えば、瑞鳳とは長く一緒になっていなかった。思春期真っ盛りの心と体を持て余していたらしい瑞鳳は明らかにソレを期待している)

提督(俺はその流し目に笑みを浮かべることで応える。二人の中で、お互いの今夜の予定が埋まったと理解した)

祥鳳「どの子もいい子だし……ああ、どうしましょう!?いっそのこと全員連れていけたらいいのに!!」

龍驤「……!!」ハッ

↓×1~3 二人の間のただならぬ雰囲気に気がついた龍驤の心境

女の勘でもしかしたら二人は...と思うものの、希望的観測も含めて可能性を否定
不安は拭いきれないが、提督は譲らない、自分が先に手中にしてみせると心に誓う

提督の艦娘喰いまくりには以前から気が付いていたが
機会に恵まれず手出し出来ずにいた。
聡い彼女は二人のアイコンタクトに全てを察し自分にも
最大のチャンスが来たと自覚する。
夕刻、浮かれて卵焼きの準備をしている瑞鳳を後ろから
襲い気絶させて拘束(勿論仲間なので怪我はさせない)
瑞鳳の代わりに提督の部屋へ乗り込む。

装備
スケスケベビードール
紐パン
白ニーソ
カロリン彩雲

卵焼きは冷蔵庫へ

提督のことが欲しいが流石に事前事中に乗り込むような野暮な真似はできない
事後を見計らって接触しチャンスをうかがう

龍驤(これ……アレやろ……!!絶対そう言う事するサインや……!!っ……司令官のドアホ……ウチが何も知らんと思うなや……!!)

龍驤(女の子に手ぇだしまくりとか……女の敵やん……サイテー男やん……あぁ、もう!!でも好きなんやけど!!)

龍驤(これは……チャンスや……今までずっとチャンスが無かったけど、これは最大のチャンスや……モノにせなあかん……!!)

提督「では、俺は他の子たちに話をしに行く。これは最高機密だ。決して他言するなよ?」

祥鳳「分かりました!!」

瑞鳳「ん、了解」

龍驤「……」

提督「……龍驤?」

龍驤「はっ!?な、何や!?」

提督「どうしたんだ、ぼーっとして」

龍驤「何でもあらへん!!」

提督「そ、そうか……では、俺は行く。これは最高機密だ。決して他言するなよ?」

龍驤「わかったわ、まかせとき」

提督「ああ、頼んだ」



瑞鳳「ふーんふーんふーん♪」ジュゥー

龍驤「……」グイッ バッ

瑞鳳「えっ!?な、何なっむぐぅ!?」

瑞鳳(えっ!?だ、誰!?あっ、ヤバイこれ……入ってる……なんとか抜け出さないと意識が……!!)

瑞鳳「っ……んん……!!」グググググ

龍驤「……」グググググ

瑞鳳(ち……力が入らなく……嘘……てい……とく……)ガクッ

龍驤「……ゴメンな、瑞鳳」



コンコン

提督「お、来たか。鍵は開いてる。入ってくれ」

龍驤「……司令官」ガチャッ

提督「えっ!?り、龍驤……!?」ドキッ

提督(瑞鳳だと思っていた来客者はなんと龍驤だった。しかも、その恰好が凄かった。まるで誘うかのような色っぽいデザインのベビードール)

提督(スケスケのその下は、上は何もつけておらず、ささやかな膨らみが丸見えだ。そしてこれまた大人なデザインの紐パン)

提督(そこにあえて履いているのであろう白ニーソが、その恰好が男を誘うものであることを強調させていた)

提督「ど、どうしたんだ……!?」

龍驤「どうしたって……女がこんなカッコして男の部屋に来たんやで?……わかるやろ」

提督「っ……!!」

龍驤「っ……ウチ、そんな魅力ないかな……?」

提督「ま、まさか!!」

龍驤「じゃあなんで手ぇ出してくれへんの?女の子喰いまくりのくせに……」ジッ

提督「喰いっ!?……ど、どこまで知ってるんだ?」

提督(俺の問いかけに、龍驤が知っている限りのことを話し始めた。情報漏洩元は青葉だった)

提督(青葉が寝ているときに、机の上に放置されていた例の写真を見たらしい。これは青葉に話をしなくてはならないな……)

提督「……龍驤、君はそれを知ってなお、俺のことが好きなのか?」

龍驤「うん……」

提督「……これから話すことを聞いたら、後戻りできない。今ならまだ間に合う。どうする?」

龍驤「なんやそれ……それでやっぱいいわとはならんて。聞かせて」

↓×1~3 例の話を聞いたうえで龍驤の反応

想像以上の数を相手にしていたことに絶句するも、この人ならしゃーないかと納得してしまう

646

関係ないが提督はアイオワの記憶復活の件での龍驤の行動についても話をしなくてはならないと思う

あまりの数に少々おののくが、今更後には退けないと覚悟を決める

提督(俺はベッドに腰かけ、龍驤に椅子に座らせ、話をする。今までのこと、俺の想いと信念を)

龍驤「……!!」

提督(俺の話を聞いた龍驤は絶句していた。あまりのことにそれほどの衝撃を受けたのだろう)

提督(だが、暫くして仕方がないと言ったような表情をする。呆れた感じの笑みを浮かべた龍驤が口を開いた)

龍驤「思っていたより数はアレやけど、動機はまあマシで良かったわ。ほんまもんの屑やったら厄介な人に惚れてしもうたなと思うところやった」

提督「屑、か……そうではないつもりだ。だが、やっていることは屑かもな。それにこの信念も、世間一般からすれば屑なのかもしれない」

提督「だが、それでも俺は押し通す。周りになんと言われようとも、この信念は曲げない。まあ、周りに知られるつもりは無いがな」

龍驤「何と言うか……キミらしいんかな。変に納得してもうたわ」スクッ スタスタ トサッ

提督(椅子から立ち上がった龍驤は俺の方へ歩いてくると、隣に腰を下ろした。そして甘えるように体をもたれてくる)

提督「龍驤……」

龍驤「好きやで、司令官。キミとは、長い付き合いやんな?」

提督「そうだな……長い付き合いだ。艦娘計画が始まった時からだ」

龍驤「あの頃キミは新米で、ウチも新米やった。キミはウチにとって初めての司令官、そしてウチは君にとって初めての空母娘やったな」

提督「懐かしいな……お互い新人だったから仲間意識を持っていたものだ。上官と部下と言う感じはあまりしなかった」

龍驤「やんな?せやから最初はキミのこと、男として意識しとらんかった。ウチの性格もあったんやろうけど。けどな、ある時ふと気がついたんや」

龍驤「キミに優しくされて男らしさを感じた時に、ああ、キミは男なんやってな。そこからはもう、あっという間やった」

提督「そうか……悪くない気分だ」ナデナデ

龍驤「ん……なんやその余裕……複雑な気分やわ。なんか負けた気がする。けど、撫でられて嬉しいわ。司令官……」ジッ

提督(うるんだ瞳で見つめられる。ゆっくりと顔を近付けた。龍驤が目を閉じ、顎を上げる)

龍驤「ん……ふっ……」

提督(俺はそのまま唇を寄せていき、口付けした。龍驤を抱き寄せる。まだぎりぎり小学生と言っても通じそうな小柄な身体)

提督(実年齢は軍属でなければ高校生である年齢だが、そうは思えない体格だ。俺は、龍驤を押し倒した)

龍驤「ぁ……あかりけして……?」ウルッ

提督(涙目の懇願、そんな格好して今更か。迷ったが灯りを消してやる。暗いが、見えないことはない。俺は龍驤の身体を愛撫した)

提督(初めは薄布越しに、そして手をその下に潜り込ませる。少し汗ばんだ肌に直接触れた。龍驤の身体がピクンと反応する)

龍驤「んっ……あぁ……!!」ピクンピクン

提督「小さいがあるじゃないか。そんな気にすることないだろうに」モミモミ

龍驤「ぁん……!!うっさいわあほ……!!雰囲気ぶち壊しやないか……!!男には分からんのや、女の矜持は……」キッ

提督「怒るなって。俺は好きだぞ、龍驤の胸」

龍驤「そんな事言ったってんぅ!?んっ……ふっ……!!」

提督(龍驤の口を口で塞ぐ。愛撫しつつキスを交わした。暫くして、龍驤が俺の身体に手を回した)

提督(舌を入れようと龍驤の唇を舐めると、ゆっくりと開かれる。招かれるままに俺は舌を龍驤の咥内に入れた)

提督(濃厚に舌を絡ませ合う。満足して舌を引き抜くと、龍驤が口を開いた)

龍驤「あかんわこれ……頭とける……今日だけでファーストキスと初べろちゅーが……しかもほぼ同時とか……」

提督「そして初体験もな。ん……」

龍驤「っ……あぁ!!あ、あかんて!!胸吸わんといてって!!」ビクン

提督(薄布越しに龍驤の胸、その先端の蕾を吸う。ビクンと反応する龍驤の身体。俺は一度口を離すとベビードールをたくし上げる)

提督(さらされる裸体。俺は直接口をつけた。少ししょっぱい味、そして濃厚な女の子の……龍驤の匂い、龍驤の体温)

提督(微かな膨らみは、しかし確かに女の子のモノだ。この大きさでもとても柔らかいことが良くわかる。存分に堪能させてもらった)

龍驤「んふっ……あぁ……し、司令官……」ピクンピクン

提督「っ……さて、龍驤。そろそろ御開帳といこうか」

龍驤「ぁ……」コクリ

提督「自分でほどいてみてくれないか?」

龍驤「っ……恥ずかしいんやけど……」

提督「頼むよ」

龍驤「……これでええ?」シュル

提督(龍驤がゆっくりと紐を解く。だが、横たわった姿勢でそうしてもただ紐がほどけるだけだ)

提督(横はさらされているが、前は薄布に覆われている。肝心なところは未だ薄布に隠されたままだ。それはそれで官能的だ。だが、俺はそれで容赦はしない)

提督「ダメだ。見せてくれ、君の一番大切な所を」

龍驤「うそやろ……っ……こ、これで文句あらへんよな?」スッ

提督(さすが龍驤といったところか。思い切りが良い。少し躊躇ったが、腰を浮かせてショーツを引き抜いた龍驤が心から恥ずかしそうに顔を逸らし、聞いてきた)

提督「素晴らしい……!!食べてくださいって言ってくれないか?」

龍驤「はぁ……!?ホンマに頭おかしいんやないか……!?」

提督(更なる俺の頼みに龍驤は唖然として俺を見つめる。そして俺が本気だと分かるとジト目で嘆息し、口を開く)

龍驤「タベテクダサイ」

龍驤(無感情にそう言う。ほら、言ったやろ?これで満足か?という龍驤の心の声が聞こえるようだった)

提督(俺は微笑んで見せると、龍驤の耳元に口を寄せる。そして軽く息を吹きかけた。ビクンと反応する龍驤、俺は耳元でささやく)

提督「龍驤……好きだ……愛してる……」ボソボソ

龍驤「ぁ……!!」ビクッ

提督「君を食べてしまいたい。だから、そう言って欲しいんだ。食べてくれと言って欲しい。馬鹿な男の欲望だろうな」

龍驤「ほんまやで……馬鹿な生き物や、男は」

提督「そうだ、馬鹿なんだ。だから頼むよ。龍驤、馬鹿な男の欲求を満たして欲しい。お願いだ」

提督「もし食べられても良いと思っているのなら、その心を込めてそう言ってくれないか?」

龍驤「……。司令官、ウチのこと……食べたって……?」ジッ

提督「っ」

提督(恥じらいやら愛やら情欲やらが混ざった声音、頬を染めて俺を見つめながら龍驤がそう言った)

提督(我慢できなかった。唇を奪い、手で秘所を責める。漏れ出る喘ぎ声、びくびく反応する体)

提督(イかせる。容赦なく手マンする。唇を離すと、唾液の糸が伸びて切れた。喘ぎが嬌声へと変わる)

龍驤「うぅっ!!っ~~~~~~!!」ビクンビクンビクン

提督(歯を食いしばって絶頂に堪える龍驤。愛おしかった。俺は龍驤の秘所に口をつける)

龍驤「あっ、だ、汚いから……あぁ!!」ビクン

提督(龍驤の身体に快楽を教え込む。溢れ出る蜜を啜り、全てを征服する。龍驤自信にそれを教え込む)

提督(さらに何度かの絶頂の嬌声が響いた後、俺はいよいよ龍驤を頂くためにモノを露出させた)

龍驤「はぁ……はぁ……っ!!」

提督(一瞬でそれに目を奪われた龍驤。無意識に脚を閉じた。俺はその脚を掴み、開かせる)

龍驤「ぁ……司令官……」

提督「入れるぞ、龍驤」ピトッ

龍驤「ん……来て……!!」

提督(覚悟を決めたらしい龍驤は、微笑みながら両手を伸ばして自ら俺を受け入れる体勢をとる)

提督「っ……くっ……!!」グッ

龍驤「っ……いぃ……っぁああああ!!」ブツン ズププププ

提督(処女膜を突き破る。龍驤の中はまるで俺のモノを拒むかのように強く締まって押しつぶそうとしていた)

提督(だが、それが極上の快楽を与えてくる。龍驤の中の襞の1つまで手に取るようにわかった)

提督(それらが俺のモノを刺激してる。先端が揉まれ、カリが引っかかるような感覚、耐えがたい快楽だった)

龍驤「っ……ははっ……最初に会った時は、こんな日が来るとは思っとらんかったわ……」

提督「俺もだ……」

龍驤「けど、途中からこの日を待ち望んでた……そして今、こない幸せなこと他にあらへんって思う……」

提督「龍驤……!!」

龍驤「司令官……もう大丈夫やから……動いてええで?」ニコッ

提督「っ!!」

提督(健気に微笑む龍驤に、俺は腰を振り始める。年の差もあまり感じないような、居心地のいい友人のように思っていた龍驤)

提督(その龍驤を今、組み敷いて腰を振っている。そのことに興奮した。快楽のままに突きまくる)

提督「龍驤……龍驤……こんな関係になるなんて……!!」パンパンパン

龍驤「んっ……はっ……う、嬉しくない……?」

提督「嬉しいに決まってるだろ!!龍驤、好きだ!!愛している!!」

龍驤「司令官……!!ウチも!!ウチも好き!!」

提督「くぅ……龍驤!!出るぞ!!」バチン ビュルルルルルルルル

龍驤「来て、司令官!!っ!!はぁ……!!」ビクン

提督(龍驤の中に出す。強い締まりに自分自身のモノが脈動しているのが良くわかった。精液が尿道を流れているのを感じる)

提督(全てを吐き出した。入りきらなかったモノがあふれ出て、下腹部を熱く濡らす。脱力した)

提督「っ……ふぅ……」

龍驤「熱いのが中に……司令官……」

提督(甘えた声で俺を呼ぶ龍驤。キスをねだるように口を少し開いて顎を上げた。俺は迷うことなく唇を重ねる)

龍驤「んっ……れろれろ……」

提督(舌を絡ませ合う。龍驤の身体が動くたびに、入れっぱなしのモノが締め付けられ、刺激された)

龍驤「んふっ!?っ……司令官、その、中で司令官のが大きくなってるような……」

提督「まあな。それより龍驤、君がアイオワが記憶を取り戻していたのを黙っていた件だが……」

龍驤「あ、あれはもう話しついたやろ?全部説明したし、キミも分かってくれたやないか……!!これからは何でもちゃんとキミに相談するって約束もしたで!!」

提督「まあな。だが、よく考えると一つ間違えれば大変なことになっていたのに何のお咎めもなしと言うのはどうかと思ってな」

龍驤「っ!?」

提督「だから罰として今日は俺が満足するまで付き合ってもらう。いいな?」 ガバッ

龍驤「ちょ、ちょっと待って!!ウチ初めてがついさっきやで!?そんなんっぁ!!や、ま、待ってって!!っはぁああああ!!」ビクン



瑞鳳「……はっ!?」ガバッ

瑞鳳(あれ、私の部屋……?なんでここに……何かあった気がするけど思い出せない……)

瑞鳳「明るいな、今何時……ってもう朝じゃん!?提督と約束してたのに!!」ガーン

瑞鳳(ど、ど、どうしよう……とりあえず提督の所に行かなくちゃ!!)バッ タッタッタッタッタッ



瑞鳳「提督ー!!ごめんね!!よく分からないけど何故か部屋で寝てたみた……い……で」バン

提督「……っ!?な、なんだ!?瑞鳳!?あっ……!!」ガバッ サァッ

龍驤「すぅ……すぅ……っ!?え、な、何!?」ビクッ

瑞鳳「……んー?」ギギギギギ

提督「……!!」ダラダラ

提督(まるで油の切れた機械のような動きで首をかしげる瑞鳳。そ、そうだった……龍驤とのことが衝撃すぎてすっかり忘れてた……!!)

龍驤「あっ……あかん、これ……しまった、鍵締めるの忘れてたわ……」

提督「ず、瑞鳳……これは……」

↓×1~3 瑞鳳の反応

よし、襲おう

泣きじゃくって逆レイプ

大混乱&ムラムラが押さえられず提督に襲いかかる

食べりゅぅーーっ!

瑞鳳「……っ……ひっく……ひ、酷いよ提督……私が来ないからって……ぐすっ……うわぁああああん!!」ペタン ボロボロ

提督「すまない、瑞鳳……」スッ ダキッ

提督(瑞鳳を抱きしめる。泣きじゃくる瑞鳳が俺に抱き付いて来た。暫く、そのままでいる)

瑞鳳「っ……ぐすっ……ん!!」グイッ

提督「うおっ!?」ドサッ

瑞鳳「んん!!」ノシッ

提督(瑞鳳が落ち着いてきて、そろそろ話をしようかと思ったところで瑞鳳に押し倒される。いきなりのことで反応できなかった……!!)

提督「な、何をするんだ……!?」

瑞鳳「……べりゅ」ボソッ

提督「な、何だって?」

瑞鳳「食べりゅ!!提督食べりゅ!!馬鹿!!久しぶりだったから私楽しみにしてたのに!!せっかく大西洋からこっちに来て!!」

瑞鳳「本当に久しぶりに提督と会えると思って!!期待してたのに!!知らないでしょ!?私がどんなに提督と会うの楽しみにしてたのか!!」

提督「瑞鳳……」

瑞鳳「ドイツと戦争になって!!東京に行ってた提督が空爆に巻き込まれたかもって聞いて!!提督が無事ですようにってずっと祈ってた!!」

瑞鳳「無事だって聞いてどんなに嬉しかったか!!すぐに会いに行きたかった!!でも提督はソ連に行って!!」

瑞鳳「そして今度は戦死したって連絡が来て!!提督が居た所も敵に占拠されたって!!どんなに私が……っ!!」

提督「ごめんな、ありがとう」ニコッ

瑞鳳「たくさん愛してくれなきゃ絶対に赦さないんだから!!あむ!!」ガバッ

提督(俺の下着を引っ張り、露出していた朝勃ちしているモノにしゃぶりつかれる。それを龍驤が気まずそうに見ていた)

提督「ちょ、ちょっと待てくれるか?」

瑞鳳「んはっ、ダメ!!」

提督「っ……!!」

龍驤「あー……ほなまた後でな、司令官。ウチは部屋もどってシャワー浴びるわ。このシャツ借りてくで。おおきに」コソッ

提督「龍驤……!!うっ!!瑞鳳、落ち着け……くはっ!!」ビクッ

瑞鳳「じゅるるるるるる!!」

提督(暴走する瑞鳳、逃げ出す龍驤。バキュームされる快感になんとか耐えつつ必死に頭を巡らせる)

提督(満足するまで何度も龍驤を抱いた翌朝に暴走状態の瑞鳳を相手にするのは荷が重い。何とかしなくては……!!)

提督(しかし寝起きに加えて寝不足、さらには快楽に蕩けさせられていく頭では何も考えられない)

提督「瑞鳳……!!うっ!?」

瑞鳳「あはっ、大きくなったね、提督?」ガシッ

提督(瑞鳳に両手を押さえつけられる!!少女とは思えない力、艦娘の力か!!まずいぞ!!)

提督「は、話をしよう……!!」

瑞鳳「後でね。もう諦めなよ提督?提督は瑞鳳に食べられるしかないんだよ♪」

提督「……!!」

提督(もはや選択肢はなかった。もうすでに取り返しのつかない段階に至っていたのだ。俺は、なすすべもなく瑞鳳に食べられる……)

提督(訳にはいかなかったので逆に食べておいた。男としての沽券にかかわるからな。厳しい戦いだったが、厳しい戦いにも慣れてきていた。問題ない)

瑞鳳「ぁ……あふぅ……」ドロリ ピクンピクン

提督「ふぅ……さて、俺は執務があるのでシャワーを浴びて行かなくてはならない。俺の部屋は使ってくれて構わないからゆっくり休んでくれ。ではな」

瑞鳳「提督……すごすぎ……」ゾクゾク



陽炎「うーんどうよコレ?似合う?」

不知火「強いて言えばずんぐりむっくりしていますね。あといかついです」

陽炎「何よそれ。傷つくわ」

磯風「そうか?甲冑みたいでカッコいいじゃないか」

陽炎「ホント?でも女の子にカッコいいってどうなの?」

舞風「酸素マスクつけると喋り辛い!!聞こえる、のわっち?」

野分「聞こえるわ。すごいくぐもってるけど」

黒潮「ごっつ動きにくいやん。熱いし」

親潮「プロテクターの下は寒冷地用の防寒衣だからね……空は寒いらしいけど……」

雪風「飛行機から飛び降りるの、怖いですね……」

初風「大丈夫よ、たぶん」

谷風「たぶんかい!!」

天津風「今日はいい風吹いてるわ。大丈夫よ」

萩風「風があるとあまり良くないんじゃ……」

時津風「ねー、早潮と夏潮はー?」

秋雲「先行ったよ。ってか秋雲がここに交じると凄い場違い感が……」

嵐「気にすんなって。自分でなんて思っていようがお前は俺達の大切な妹だよ」

秋雲「やだ……かっこいい……」

浦風「ふふふ……これは大チャンスじゃ。大活躍して提督にアピールするけんね!!」

浜風「ええ、このチャンスは逃さない……他に先を越されていたが、ここで巻き返して見せる……!!」



提督「これがB-29だ。米国の最新鋭の重爆撃機。それが実戦での試験目的のために英国に貸し出されていたのを引っ張ってきた」

陽炎「へぇ……アメリカの……」

浜風「……どうも好きになれませんね」

磯風「ああ、私もだ」

雪風「雪風もです……」

提督「君たちはこれに乗って東地中海、スエズ沖に高度9000m超から高高度降下低高度開傘による空挺降下をしてもらう」

「「「「9000m……!!」」」」ザワッ

提督「が、まずは通常の空挺降下の訓練から始まる。座学は全員優秀な成績を収めてくれた。いよいよ実技だ」

提督「基本の姿勢などは学んでいるが、一つのミスが即、死につながる。よって最初は教官と二人で飛んでもらう」

提督「全員特別陸戦隊から派遣されてきた優秀な教官たちだ。そして私も君たちの訓練を担当する」

「「「「!?」」」」

陽炎「えっ?司令も教官やれるの?」

提督「ああ。次の作戦では司令部要員もB-29から直接偵察及び作戦の陣頭指揮を執る。万が一の場合に備えて君たちが訓練基地に来る一ヵ月前から訓練していたのだ」

提督「その結果、今では教官もできるようになった。作戦は極秘で進められているからな。人手が足りていない」

提督「作戦計画は大体完了しているし、今、私には余裕がある。自分の降下の経験を積みがてら教官をするのは丁度いい。さて、では全員教官に一人ずつつけ」

浜風(二人で降下訓練と言う事は……!!その間ずっと密着しているという事では……!!)

浦風(ウチらも女だと気がつく提督さん……!!意識すればするほどに……!!その後、何も起こらないはずも無く……!!)

浜風「っ!!」チラッ

浦風「っ!!じゃんけんじゃ!!文句なしの一発勝負じゃけん!!」チラッ バッ

浜風「受けて立つ!!じゃんけんポン!!」バッ

↓×1~3 
浜風と浦風以外でじゃんけんに参加した陽炎型の艦娘の名前と誰が勝ったか
例)陽炎と雪風以外全員 勝者不知火、秋雲・親潮・萩風 勝者浜風 など
か他のシチュエーション
例)じゃんけんしている他の姉妹を横目に颯爽と提督の所へ歩いて行く陽炎 など

初風と天津風
勝ったのは初風

全員参加。持ち前の強運で雪風勝利

え!?

雪風以外で勝者天津風

ではコンマ同数の場合は秒数が大きい方を採用とします
秒数も同じだった場合は書き込みが早い方でお願いします

雪風「やりました!!雪風勝ちました!!」

「「「「……!!」」」」

陽炎「あーあ、負けちゃったか」

雪風「それで、これは何のじゃんけんですか?」

天津風(負けっ!!いや、待って!!……逆に考えるのよ。雪風で良かったって考えるの。雪風は明らかにそういう事を考えていないもの)

初風(他の提督に惚れてるような子が提督と組むことになったりしなかっただけ、むしろありがたいわ)

不知火(自分が勝ってヘンに目立って周りに警戒されずに済む。し、雪風なら嫉妬もあまり感じない。むしろ雪風が勝ったのは最善だったわね)

陽炎「誰が司令と訓練するかってことでしょ?」

雪風「そうですか!!じゃあ雪風が司令とですか!?」

陽炎「そうよ。ほら、行ってきなさい」

雪風「分かりました!!よろしくお願いします、司令!!」

提督「私は雪風とか。ああ、よろしく頼むよ」

雪風「はい!!」ニコッ

提督(雪風は満面の笑みを浮かべている。無邪気な笑顔にとても癒された。雪風といるととても和む)

提督(他の子たちもそれぞれ教官についたようだった。……若干何名かに意味ありげな視線を送られていたが)

提督「よし、では訓練開始だ!!」



ブーン ゴォォォォ ガタガタ

提督「よし、扉開け!!準備はいいな!?」

↓×1~3
雪風「すごく高いです!!すごい風の音です!!すごく揺れてます!!すごく寒いです!!えっ?今から飛びおりるんですか?」

雪風の心境と行動

駆逐艦は度胸!意を決して飛び降りる。司令に言われた通りに忠実にやる。訓練は大成功

最初は怖いってよりも楽しそうと思っているが着地が近づくにつれ怖くなり暴れる

突如猛烈な違和感を覚え、装備の交換を提案する。
それでもなお不安なので提督により密着するよう提案。多少のトラブルはあったものの結果的に訓練は成功するが、雪風は「提督は雪風が付いていないと危ない」と覚悟をあらたにする

雪風は提督呼びじゃなくてしれー呼びだった。失礼

雪風「っ!?」ゾワッ

提督「行くぞ!!」

雪風「待って!!」グッ

提督「っ!?どうした!?」

雪風「何かとても……言葉にできないですけど、ヤな感じです……落下傘を変えた方が良い気がします!!一度戻りましょう!?」

提督「ヤな感じ……!?」

提督(……雪風のそういう勘は当たると有名だった。事前の確認では問題なかったが……)

提督「……分かった!!戻ろう!!」

雪風「……!!はい!!」

提督(地上に戻った後、装備を交換して再度上空へ。今度は雪風の勘が反応することもなく、無事に降下できた)

提督(そして訓練後の点検で、雪風が変えようと言っていた落下傘は劣化しており降下中に破ける危険があったことが判明した)

提督(あそこで雪風の言う事を聞い居なかったらと考えると……背筋が凍る思いだった)

提督「ありがとう、雪風。君のおかげで私まで助かった」

雪風「えへへ♪司令こそ雪風を信じてくれてありがとうございます!!」

提督「大切な部下のことを信じるのは当たり前のことだ。これからもよろしく頼むよ」ナデナデ

雪風「……!!はい!!」ニコッ

雪風(司令に頭を撫でられるととても気分が良くなります!!……司令は、立派な人です。尊敬しています)

雪風(でも、どんな立派な人でも『運悪く』事故とかで死んじゃうことがあります。例えば、今日だってそうです)

雪風(雪風には『運悪く』が分かりますが、他の人たちには分からないみたいです。他の人たちは『運悪く』から身を守れません)

雪風(ですから、雪風が司令と一緒に居て『運悪く』から司令を守ります!!司令は雪風が付いていないと危ないです!!)

雪風「ずっと一緒に居ますからね……」ボソッ



ウォースパイト「Admiral!!Long time no see!!」ダキッ

提督「ウォースパイト!!また君に会えて良かった……!!」ダキッ ギュッ

ウォースパイト「ええ、私も嬉しいわ!!この日を一日千秋の思いでずっと待ってた……!!」

提督「俺もだ……どれだけ君に会いたいと思っていたことか……!!」ギュゥゥ

提督(ウォースパイトが俺の胸に飛び込んできて、俺を強く抱きしめる。俺もまたウォースパイトを強く抱きしめた)

提督(無事に再会できて良かった。もしかしたらもう二度と会えないのかもしれないと思った夜が何度あったことか)

提督「B-29のことで便宜を図ってくれてありがとう。君の助けが無くてはこの作戦は立案できなかった」

ウォースパイト「Your welcome, Admiral. 貴方のためならその程度のこと、いくらでも喜んでやるわ」

提督「そう言ってもらえるとありがたい。……君も俺の指揮下に入るときいた」

ウォースパイト「ええ、そうよ。明日正式な着任の挨拶があるわ。私と、あともう何人かが王立海軍から貴方の指揮下に加わる」

提督「そうか。とても心強いよ」ニコッ

ウォースパイト「王立海軍はメンツのために艦隊の派遣を決定したけど、でも私は少しでも早く貴方と会うために来たわ」

ウォースパイト「大西洋に居たらいつ会えるのか分からなかったもの。ねえ、My knight?嬉しいかしら?」ジッ

提督(甘えるような視線で俺を見つめるウォースパイト。俺はウォースパイトの顎に手を添え、唇を重ねることで応える)

提督(そのまま、燃え盛る情熱のままにウォースパイトと絡み合った。今日はもう何もない。何の気兼ねもなかった)

提督「いいかい?」ナデナデ

ウォースパイト「Oh……来て、私の大切な騎士、愛しい人」スッ

提督(ウォースパイトが俺を迎え入れるように手を伸ばす。俺は躊躇うことなくその胸に飛び込んだ)

提督(ずっと会えなかった分を埋め合わすように愛し合う。濃厚に情熱的に。長い長い夜だった)



比叡「比叡、霧島、ただいま着任しました。すいませんね、呼んでいた金剛お姉さまと榛名じゃなくて」

霧島「聞いておられるかと思いますが、お姉さま方は戦闘の疲労で休養の必要ありとされたので代わりに私達が来ました」

提督(高速戦艦組が大西洋から到着した。だが、来たのは金剛と榛名ではなく比叡と霧島だった)

提督(ついこの間、大西洋の総司令官からそれについて連絡を受けていた。金剛の経験が欲しかったが、仕方がない)

提督(あの一件以来、この二人からの俺の評価は大暴落していた。挨拶も比叡はとげがあり、霧島はどこか冷たいものだった)

提督(だが、そんな事いちいち気にしていられない。空挺降下の訓練の時間も余裕がないのだからな)

提督「話は聞いている。よく来てくれた。早速だが作戦を説明する」

比叡「了解です」

霧島「分かりました」

提督(作戦概要を説明する。比叡と霧島も、さすがは軍人か。真剣に俺の説明を聞き、何個か質問を飛ばしてくる)

提督「もう質問は無いか?なら以上で説明終了する。早速空挺降下の訓練に入ってもらうぞ」

比叡「……さすがは司令ですね。悔しいですが、凄い方です。ハーレムだなんて言っていなければ安心してお姉さまでも榛名でも任せることができるのですけど」

霧島「英雄色を好むとはよく言ったものですね……ともかく、お任せください。金剛お姉さまと榛名の代わりは完璧に務めてみせます」

提督「それでも、それが俺の信念なんだ。では、頼んだぞ。期待している」



提督「とうとう明後日だな。準備は万端だ。帝国の未来は明後日の一戦にかかっている」

長門「ああ、胸が熱くなるな。私達が日本の未来を背負っている。この長門、まだまだ大和には負けないという事を証明して見せよう」グッ

提督(事後のベッドの上、二人で並んで寝そべりながらそんな話をする。俺の言葉に長門が手を突き上げて応えた)

提督「ああ、頼んだ」

長門「ビッグ7の称号にかけて貴方の期待に必ず応えると誓う。……提督、私を選んでくれてありがとう」ダキッ ギュッ

提督「長門?」

提督(声音が変わる。凛々しい戦艦長門から、一人の女の子に変わった。長門は俺に抱き付き、強く抱きしめる)

長門「海戦の主力が空母になり、少ない戦艦の活躍の場は火力が必要なら大和、速度なら金剛に持っていかれていた」

長門「真珠湾攻撃作戦の時、私は悔しかった。攻撃艦隊に選ばれないことが耐えがたいほど辛かった」

提督「そうか……」ナデナデ

長門「ん……世界のビッグ7、帝国海軍に長門ありともてはやされていたが、その実、実績は全くない」

提督「そんな事は無い」

長門「いや、そんな事ある。私は歴史に残る戦いに参加していないか、参加していても戦闘を経験せずに終わっているんだ」

提督「長門……」

長門「これが、私の初めての晴れ舞台になる。ありがとう、提督。私にこのような名誉ある役目を任せてくれて」

提督(その声はいつもの長門で、一瞬見せた弱さはもう無くなっていた。いつもの凛々しい戦艦長門に戻っている)

提督「……手柄も重要だが、それよりも大事なことがある。君に命令する」

長門「大事なこと?」

提督「必ず生きて帰って来い。作戦が失敗した時の対処は覚えているな?ダーダネルス海峡を通って黒海へ脱出し、ソ連へ向かうんだ」

提督「機雷などの情報は最新だ。君たちなら航路を間違えはしないだろう。だがもしそれが不可能なら中近東へっ!?」

長門「んっ……ちゅっ……」

提督(長門が俺の口を唇で塞いでくる。突然のキスに驚いた。少しして、長門は口を離すと真っすぐと俺を見て言った)

長門「ちゃんと覚えている。それに、大丈夫だ。必ず成功する。私がさせて見せる」

提督「……!!長門……約束だ……必ず生きて帰ってこいよ……!!」ギュッ

長門「ああ、もちろんだ」ギュッ

提督(長門を抱きしめる。この温もりを失いたくない。全力を尽くしてこの作戦を成功させる。改めてそう気を引き締めた)



長門「気をつけ!!」ザッ

「「「「……」」」」ザッ

提督「各員に告ぐ。君たちに全てがかかっている。歴史を作るのは君たちだ。……武運を祈る」ビシッ

長門「敬礼!!」ビシッ

「「「「……」」」」ビシッ

提督「……よし、直れ。ただいまより『史上最大の作戦』改め、『あ号作戦』を開始する!!」

「「「「了解!!」」」」

長門「各員、割り当てられた機体に搭乗しろ!!この戦争の命運は私達にかかっている!!勝つぞ!!」

「「「「おー!!」」」」



ドイツ兵「Was schenkst du deiner Freundin zum Geburtstag(彼女の誕生日に何を贈るんだ)?」

ドイツ兵「Einen Schal(マフラーだ). 向こうはこれから寒くなる。こっちでいいのを見つけたんだ」

ドイツ兵「いいじゃないか。んっ……おい、見ろ。レーダーに反応があるぞ」

ドイツ兵「どれ……っ!?なんて数だ!!敵の主目的はジブラルタルじゃなかったのか!?」

ドイツ兵「すぐに警報を出せ!!敵の攻撃だ!!」



爆撃機『機に損傷を受けた……!!ボロボロだ!!』ザザザザ

爆撃機『Oh my God!!We are hit!!We are hit!!Help!!』ザザザザ

爆撃機『奴にやられた!!』ザザザザ

長門(通常の爆撃高度を飛行する多数の爆撃機は、敵への攻撃に加えて私達から敵の目を逸らすための囮が任務だった)

長門(数百機の大量の爆撃機。一式陸攻や陸軍の九七式重爆撃機、そしてイギリス軍のモスキートやランカスター)

爆撃機『操縦不能だ!!壊れるぞ!!』ザザザザ

爆撃機『Engine 4 is gotten damage!!Power is decreasing !!Cannot maintain altitude!!』ザザザザ

爆撃機『Bloody hell!! Fuckin` bloody gun makes my ship piece of shit!!』ザザザザ

長門(Luftwaffeは彼らにかかりきりで高度9500mを飛行する私達に気がつきはしなかった。編隊から離れてそんな高度を飛んでいる新型機が居るなんて思ってもいないだろう)

長門(レーダー上でも他の爆撃機と混じっていて分からない。提督の作戦通りだった。間もなく降下地点だ)

爆撃機『Mayday!!Mayday!!Mayday!!April 4 is hit!!Mother……!!』ザザザザ

爆撃機『やられた!!クソっ!!後は頼んだ!!大日本帝国万歳!!』ザザザザ

爆撃機『畜生!!もうダメだ!!落ちるぞ!!』ザザザザ

長門(だが無線から聞こえてくる爆撃機の搭乗員たちの交信が耳から離れない。ある時は悲痛な悲鳴、ある時は敵への罵り)

長門(万歳と言う声もあれば、家族や恋人のことを叫ぶ声もあった。それはノイズ混じりの断末魔で、酷く不気味だった)

艦娘はその性質上、他の部隊と関わり合いになる事はあまり多くなかった
死が普通の人間に比べて遠いものである彼女達にとって、戦争は辛く苦しい事ではあっても、地獄ではなかった
なぜなら海の戦場は戦争の恐ろしい部分を隠していたからだ
いつものように出撃し、戦果をあげてやると意気込んでいた駆逐艦娘達
だが、戦場に到達して無線機越しに今まで聞いたことのなかった爆撃機の搭乗員たちの断末魔を聞く
ソ連で鈴谷たちがそうであったように、人が死んでいくという現実を思い知らされた少女たち

↓1~3そのことを踏まえての陽炎型娘達の反応 特に強調したい子が居れば名前をあげて
例)戦争の恐ろしさを自覚し、恐怖から黙りこくってしまう 中でも舞風は嘔吐するほど など

陽炎
長女として、妹達の無事を祈るばかり

雪風
犠牲になりし全ての兵達へ黙祷、涙する

皆って一緒の飛行機に乗ってるの?それともバラバラ?
取り敢えず何人かで一緒に乗ってる前提で書く、想定と違ったらごめん


恐怖感を覚える子、逆に胆が座り冷静になる子に大雑把に別れる

かつての最期がフラッシュバックし嘔吐を必死に堪える舞風と、彼女を優しく宥める嵐
こんなことならもっと提督に素直になっておけば良かった…と後悔し始める初風

秋雲
一人だけあんまり変わってない何時ものように飄々としている

そうだね、少しわからないかも
安価は上2つ共採用で

説明不足ですいません。
状況はB-29が七機の編隊で飛行中
それぞれ
"東六番機" 提督以下司令部要員

第一艦隊 長門、陸奥、陽炎、不知火、秋雲、島風

第二艦隊 龍驤、祥鳳、瑞鳳、磯風、谷風、親潮

第三艦隊 妙高、那智、野分、嵐、萩風、舞風

第四艦隊 足柄、羽黒、初風、雪風、天津風、時津風

第五艦隊 川内、神通、那珂、浦風、浜風、黒潮

A艦隊 ウォースパイト以下イギリス軍艦娘4人と早潮、夏潮

が搭乗中という事でお願いします

「「「「……」」」」

長門(爆撃機からの情報を得やすいように爆撃隊の周波数を聞いておくのは失敗だったようだな……)

長門(精神的なショックが大きい……士気にかかわるぞこれは……独断だが、駆逐艦たちのは切っておくか……?)

陸奥「長門……」チラッ

長門「……」コクリ

長門(陸奥に呼びかけられ、そちらを向く。目が合った。言葉にせずとも、考えていることは同じだと確信した)

長門「こちら第一艦隊旗艦長門。各艦隊旗艦は応答せよ」

龍驤『第二艦隊旗艦龍驤や。どないしたん?』

妙高『第三艦隊旗艦妙高です。どうしました?』

足柄『第四艦隊旗艦足柄よ。何かしら?』

川内『第五艦隊旗艦川内だよ。何?』

ウォースパイト『A艦隊旗艦、ウォースパイトよ。What`s up?』

長門「爆撃隊の周波数を確認するのはこれより旗艦のみとする。それ以外の人員は直ちに周波数を司令部のみと設定しろ」

『『『『了解』』』』

長門「聞いた通りだ、皆。周波数を変えろ」

陽炎「了解です」

不知火「分かりました」

島風「はーい……」

秋雲「わっかりましたー。っと、そろそろ時間かぁ。チョコ食べよ。皆も食べる?」

陽炎「秋雲……アンタよくモノ食べようと思うわね」

不知火「……その神経の図太さは評価します」

雪風「島風はいいよ……」

秋雲「そう?まあ、そうなのかもね。少し前に、沈めたアメリカの空母のスケッチ書いてるときに探照灯付けたら巻雲に怒られてさ」

陽炎「マジ?っていうかまさかとは思うけど夜?」

秋雲「ビンゴ!!」

不知火「呆れますね……死にたいのですか?」

秋雲「まさかぁ」

島風「何でスケッチなんてしてたの?」

秋雲「いやぁ、その時の司令官に命令されてさ。最初は写真とれって言われたんだけど夜だから無理っていったら、じゃあ絵が得意なんだから書けっていわれたの」

陽炎「普通断るでしょ」

不知火「そうですね。その司令官にも問題があると思います」

秋雲「いやぁ……何か断り辛くてさ」

島風「へー……度胸あるね」

秋雲「まあね?」

長門(まるでいつもと変わらない様子の秋雲。その精神力の強さは称賛に値するな。いいぞ、他の駆逐艦娘にもいい影響を与えている)

長門「ふふっ。秋雲、良ければ一片もらえないか?甘いものは気分を和ませてくれるからな」

秋雲「お、分かってますね、長門さん♪もちろんですよ。はい、どうぞ」

長門「ありがとう。……うむ、美味しいな」

陸奥「私にもくれる?」

秋雲「どーぞどーぞ」

陸奥「ありがとうね。……おいし♪」

陽炎「……やっぱ私にも頂戴?」

不知火「不知火にも下さい」

島風「島風にも!!」

秋雲「いいねぇ。さっきよりはましな顔になってるよ、皆。はい、どーぞ」

提督『こちら東六番機。各員、聞こえるか?』

長門「っ!!聞こえているか?」

「「「「はい!!」」」」コクリ

長門「よし!!第一艦隊全員聞こえています」

長門(各艦隊の旗艦がそれぞれの艦隊の全員が聞こえていることを確認して、応答する。とうとう始まるか……!!)

提督『よろしい、地図を確認しろ。ただいま確認した目標の位置を伝える』

『『『『了解』』』』

長門(地図を見ながら提督の言う座標を確認していく。事前の情報通りだ。問題はない。その後、作戦についての最後の確認を行う)

長門(そして降下開始までの短い沈黙。自分が緊張しているのに気がついた。心臓の音が聞こえる。だが、それも心地いい)

長門(これが私の初めての晴れ舞台だ。必ず成功させて見せる。改めて気を引き締めていると、通信が入る)

提督『間もなく降下地点だ!!降下準備!!』

『『『『了解』』』』

長門「聞こえたな?降下準備だ!!機材を装備しろ!!」

「「「「了解……!!」」」」

長門「……よし、完了したな!?」

「「「「はい!!」」」」

長門「減圧開始!!」

長門(音が一層激しくなり、気温が震えそうなほど下がる。霧が発生した。減圧が始まったのだ。耳抜きをして、減圧に堪える)

B-29機長「OK, bomb girls!!ランプ点灯!!ショータイムだ!!ハッチを開けるぞ!!」

長門「Roger!!」

長門(赤のランプが点灯した。空挺降下用に行われた改修で爆弾槽に取り付けられていたハッチが開けられる)

長門(開かれて見えるのは眩しい外の景色だ。爆弾槽扉はすでに開かれていた。キラキラと輝く青い海)

長門(感動する。今、正に歴史に残るであろう戦いに参加しようとしているのだ。武者震いが止まらなかった)

B-29機長「Now!!(今だ!!)」

長門(パイロットの言葉と共にランプが緑に変わる。それが意味する所は、降下開始だ。私は声を張り上げる)

長門「艦隊、この長門に続け!!降下だ!!」



イタリア軍将校『司令部から応答がない!!敵艦隊が地中海側にいるんだ!!Marine(海軍)!!Marineの支援を!!誰か!!』

イタリア「こちらイタリア海軍所属のイタリアです!!本国へ帰還中でしたが反転して今そちらへ向かっています!!なんとか耐えてください!!」

ドイツ軍将校『Wie lange dauert das(あとどれくらいで到着する)!?手遅れになるぞ!!』

イタリア「Bald(もうすぐです)!!あと十分もかからないかと!!そちらで煙が上がっているのが見えます!!」

ローマ「Santo cielo(なんてことなの)……信じられないわ……!!スエズが陥ちるって言うの……!?」

イタリア「まだ陥ちていないわ!!まだ陥ちていないわよ、ローマ!!諦めないで!!」

イタリア軍艦娘「っ!!上空に敵編隊を確認!!爆撃機です!!」

イタリア「っ!?……居た!!あれね!!」

ローマ「っ……随分高い所を飛んでいるように見えるけど……新型?」

イタリア「どちらにせよ、あれは敵よ!!撃墜するわ!!」

ローマ「D'accordo(了解)!!」



提督「よし、いいぞ。要塞砲陣地は全て壊滅だ。引き続き攻撃を続行しろ」

長門『了解した!!任せてくれ!!』

提督(降下作戦は今の所大成功だった。長門達は降下後、手際よく任務をこなしていった)

提督(長門とウォースパイトの艦隊がその長大な射程を行かしてスエズの敵司令部と要塞砲陣地を砲撃で壊滅させた)

提督(それと同時に高速戦艦隊と重巡洋艦隊が沿岸の飛行場や陣地、物資集積場を攻撃している)

提督(さらに水雷戦隊が地中海側にごく少数存在した敵の海上戦力と退避していく輸送船などを撃破)

提督(そして機動部隊が制空権の確保と全体の支援。そして敵の反撃や状況に応じて臨機応変に対応する即応戦力として活動している)

提督(敵の反撃によるこちらの被害は軽微だった。状況は望みうる中で最良に近い。もはや勝敗は決しようとしていた)

見張り員「っ!!敵艦娘発見!!当機の下方!!」

「「「「っ!?」」」」

提督(……だが、何事にも不測の事態はあるものだ。司令部要員に緊張が走る。敵艦娘……戦闘地域に注目していたために発見が遅れたか……!!)

見張り員「イタリア、ローマを確認!!敵艦隊は戦艦娘2を含む有力な艦隊です!!」

提督(イタリアとローマ……!?殺したくない……!!と、思ったところで自分たちの方が死ぬかもしれないという事に気がつく)

司令部要員「ヴィットリオ・ヴェネト級は90mm高角砲を持っている!!」

見張り員「敵戦艦に発砲煙を確認!!」

機長「退避しろ!!射程外に逃げるんだ!!この高度ならすぐ出られる!!」

パイロット「了解!!」

提督「全艦隊へ連絡!!北西よりイタリア、ローマを含む敵艦隊接近中!!」

提督(様々なことが同時に起きる。急速に傾き、旋回していく機体。体が重力で重く感じる。固定されていなかったものや、書類が散乱した)

提督(無線機につながるヘッドセットが取れてしまう。俺は歯を食いしばって体にかかる重力に堪えていた。その時だった)

ガギィン ゴォッ

提督「うおっ!?」

提督(いきなり体が引っ張られ、気がついた時には機外に放り出されていた。一瞬、さっきまで乗っていたB-29の機体に穴が開いているのが見える)

提督(全てを察した。……空気は、圧力の低い方へと流れる。もし与圧されていた機体に被弾して穴が開けば、中の空気は外へと噴き出す)

提督(それこそ、炭酸飲料の瓶を開けたとき、プシッっと音がして空気が抜けるように。……俺は、その空気と一緒に機外に吸い出されてしまったのだ!!)

提督「うおおおおっ!?っ!!くはは!!あはははは!!ああ、やってやるとも!!こんなところで死んでたまるか!!」

提督(眩しさに目を細めながら空気を感じて姿勢を把握し、降下体勢を取ろうとする。暫くして目が慣れた。降下姿勢を取ることにも成功する)

長門「す、すごい……!!」

提督(あたりを見渡すと見える光景。離脱していく爆撃機、それを守ろうとする護衛の戦闘機と落とそうとしている敵の戦闘機。弾ける対空砲弾の爆炎)

提督(何機もの燃えて落ちていく航空機はまるで流れ星や風に舞い散る紅葉した葉のようで、人が死んでいるというのに美しいと思ってしまった)

提督(地上や海上では黒煙が立ち上り、炎が燃え盛っているのが見える。なんて大規模な戦闘なのだ!!)

提督(俺は姿勢を変えて上を向き、B-29の編隊を探す。高度9500mからの降下は時間に余裕があるからな)

提督「っ!?」

提督(すると、位置的に先ほどまで俺が乗っていたはずのB-29がいきなり主翼付近でVの字になるように真っ二つなった)

提督(それと同時に火が出て、高度を落としながら急速に旋回しているようになる。そして爆発し、一瞬で機体が火に包まれた)

提督「……!!」

提督(対空砲弾が直撃したのだろう。東六番機は飛行機らしい飛行特性を完全に失い落ち葉のようにきりもみ回転しながら墜落していく)

提督(むしろ機外に吸い出されたことが幸運だった。それ以外何も考えられない。俺は再び降下姿勢を取ると開傘にそなえた)



B-29「Oh my God!! We`ve lost East 6!! We`ve lost East 6!!(なんてこった!!東六番機がやられた!!)」

「「「「……っ!?」」」」バッ

長門(一瞬の間。興奮していて聞き取りづらかった通信、東六番機がやられた。そして東六番機に誰が乗っていたのかに思い至る)

長門(艦隊の全員が空を、B-29が飛んでいるであろうあたりを見上げた。燃えながらくるくると回転し、空中分解しつつ落ちていく機体が見える)

↓×1~3 提督の乗機が炎上墜落していく。明らかに生存者がいないと遠くから見ても分かる。提督が戦死したのだ。

探しても提督が脱出した事は絶対に見つけられないこととして、長門、陸奥、陽炎、不知火、秋雲、島風の反応をそれぞれ

長門、陸奥、陽炎、不知火、島風は提督の安否がわからないので気が気じゃないけど今は戦うしかない。秋雲は提督は殺しても死ぬようなタマじゃないと変な自信。提督の脱出を見た者はいないか?と仲間と連絡とりつつ長門と陸奥が他の爆撃機の仲間たちがやられないように空中から下の敵に向かって41㎝三連装砲改でスナイプ

すいません、状況としては艦隊はB-29から降下して海上で戦闘中という事でお願いします

↓×1~3提督の乗機が炎上墜落していく。明らかに生存者がいないと遠くから見ても分かる。提督が戦死したのだ。

探しても提督が脱出した事は絶対に見つけられないこととして、長門、陸奥、陽炎、不知火、秋雲、島風の反応をそれぞれ

長門、陸奥、陽炎、不知火、島風は提督の安否がわからないので気が気じゃないけど今は戦うしかない。秋雲は提督は殺しても死ぬようなタマじゃないと変な自信。提督の脱出を見た者はいないか?と仲間と連絡とりつつ応戦。提督に万が一があるなら敵には地獄を見せるつもり

>>687

全員激しく動揺する
特に陸奥と不知火は提督LOVEのあまり激しく取り乱す
全員が提督が死んだと言うことにより冷静さを損なわせかけるが長門が何とか落ち着きを取り戻し作戦指揮を引き継ぐ

長門「馬鹿な……!!そんな馬鹿な!!」

陸奥「いやぁ……いやぁああああああ!!」ボロボロ

陽炎「司令……!!まさか、そんな……!!」ジワァ

不知火「……!!」クラッ

秋雲「嘘でしょ……提督……」

島風「提督……!!てーとくー!!」

長門「っ!!確かなのか!?アレは東の六番なのか!?」

B-29『そうだ!!今落ちて行っているのがEast 6だ!!クソッ!!脱出した奴を見たか!?』

B-29『こちらでは確認できなかった……おそらく……』

B-29『なんてことだ……提督が戦死なされたぞ!!指揮系統はどうなる!?』

長門「っ!!」ハッ

陸奥「ていとく……!!ていとく!!嘘よぉ!!」ボロボロ

秋雲「殺しても死ななそうな人だったのに……!!」ポロポロ

不知火「……殺す。司令官をやった奴は八つ裂きにして殺してやる!!バラバラにして魚の餌にしてやる!!絶対に赦さない!!」バッ

陽炎「っ!!ま、待って!!単独行動はダメよ!!」ガシッ

不知火「っ!!離してください陽炎!!不知火は司令の仇を討たなくてはいけない!!陽炎は敵が憎くないのですか!?」

陽炎「そ、それは……憎いけど……!!」ギリッ

島風「これって……嘘だよね?提督が……提督が死んじゃったなんて嘘だよねぇ……!?」ポロポロポロ

長門「……!!うろたえるな!!」キッ

「「「「っ!!」」」」ビクッ

長門「作戦はまだ続いている!!戦いに集中しろ!!提督が今の我々を見たらどう思うと思っている!?」フルフルフル

「「「「……!!」」」」

 長門「私が指揮を引き継ぐ!!この作戦……提督の作戦を成功させるぞ!!私達でだ!!」バッ

「「「「っ……了解!!」」」」

↓×1~3

龍驤、祥鳳、瑞鳳、磯風、谷風、親潮の反応

↓×1~3 提督戦死に対する龍驤、祥鳳、瑞鳳、磯風、谷風、親潮の反応

駆逐艦3人に防御を任せて、軽空母3人が怒りに我を忘れて、艦載機による殲滅戦に移行

軽空母勢力は↑

親潮は茫然、谷風は事態が呑み込めない、磯風はあの人が死ぬものか!と根拠のない強い言葉で自身を奮い立たせる

すぐに提督の捜索に行きたいけど今はとにかく生存を信じて任務遂行。動揺する駆逐艦たちを祥鳳と龍驤が落ち着かせる。瑞鳳はどこかに提督の痕跡がないか偵察機で周囲を警戒

681の
雪風「島風はいいよ……」 は
島風「島風はいいよ……」

684の
長門「す、すごい……!!」 は
提督「す、すごい……!!」

でお願いします

龍驤「……っ!!よくもやりよったなイタ公ナチ公が!!ぶっ殺したるわ!!」キッ

祥鳳「……!!おのれ!!この代償は死と知りなさい!!全機発艦!!目標敵艦隊!!」ギリッ

瑞鳳「うああああ……!!よくもよくもぉ……!!よくも提督を!!」ボロボロ

親潮「そんな……」ジワァ

谷風「……えっ?ど、どういうこと?」ポカン

磯風「……これが戦争か」ギュッ

龍驤「随伴艦!!防御警戒は任せたで!!ウチらは敵艦隊を殲滅するのに集中する!!ええな!?」

「「「っ!!り、了解です!!」」」

祥鳳「頼みました!!一人も逃がさない……皆殺しにしてやる!!」

瑞鳳「死ねぇ!!死んで地獄に落ちろぉ!!うっ……うくっ……うわああああああ!!」

↓×1~3 提督戦死に対する妙高、那智、野分、嵐、萩風、舞風 の反応 妙高と那智は提督LOVEかどうかも

泣き崩れそうになる駆逐達を一喝し、奮い起たせる妙高と那智
指揮官としてだけ慕っていたつもりだったが失って初めて秘めた思いに気づく

697
妙高も那智も提督と酒をよく呑み交わす中で彼を大いに慕っている

>>698

>>698
中→仲



野分「東の六番が……燃えて……!!」

嵐「嘘だろ……!!」

萩風「し、司令……!!」

舞風「……!!」

妙高「まさか……そんな事が……!!」

那智「くっ……提督……!!」

野分「っ……うっ……!!」ポロポロ

嵐「死んでんじゃねぇよ……司令……!!」ジワァ

萩風「司令……司令……!!」ツゥー

舞風「あぁ……あぁ……!!あぁ!!」ガタガタガタ

那智「っ……!!まだ泣くな!!」キッ

「「「「っ!!」」」」

妙高「戦闘はまだ続いています!!気を引き締めなさい!!良いですね!?」

那智「提督に恥ずかしくない戦いっぷりを見せろ!!いいな!?」

「「「「っ……了解!!」」」」キッ



妙高『はい、どうぞ』スッ

提督『おっと、ありがとう。……すまないな、酌をして貰ってしまって』トクトクトク

妙高『気になされないでください。好きでしているのですから』

提督『そうか。君のような気立てのいい子に酌をして貰えるとは男冥利に尽きる』ニコッ

妙高『まあ。お上手ですね、提督』ドキッ カァッ ニコッ

妙高(提督……今、分かりました。あの気持ちの正体が……あれは、きっと恋だったのですね……)



那智『……』クイッ

提督『……』クイッ

那智『……いい酒だな』

提督『……ああ、そうだな』

那智(貴様とのあの時間。言葉は少なくとも心地のいい空間。あれがもう二度と味わえないなど……信じがたいよ……)

那智「気がつくのが遅すぎたなんて……我ながらなんと愚かなのだ……」ボソリ ジワァ

↓×1~3 提督戦死に対する足柄、羽黒、初風、雪風、天津風、時津風の反応 足柄と羽黒は提督Loveかどうかも

初風、雪風、天津風、時津風
戦闘中にも関わらず、呆然と立ち尽くす
もはや泣くことすら忘れてしまい、皆現実を受け止めきれていない様子
更に雪風は現実逃避に走っている有様

足柄、羽黒
2人とも提督loveで、お互いに恋慕の情に気づいていたため、半ば恋仲間半ば恋のライバルといった関係だった
しかし、提督の死を目の当たりにして儚い思い出と化してしまい、2人揃って初風達の目を覚まさせ、弔い合戦を始める



「「「「……」」」」

足柄「嘘よ……提督……」

羽黒「そんな……司令官さんが……死んじゃうなんて……!!」

雪風「……提督が……しんじゃう?そんなわけありませんよ。提督が死ぬわけありません……あはは……」

足柄「っ……雪風……」

雪風「だって……雪風は……誓ったんです。司令を守るって……だから……死ぬわけありません」

羽黒「……足柄姉さん」

足柄「ええ……雪風、よく聞きなさい」

雪風「……?」チラッ

足柄「認めたくないのは分かるわ……私だって……っ!!うぅ……ごめんなさい……」バッ ゴシゴシ

羽黒「っ……雪風ちゃん。気持ちは分かります。私だって足柄姉さんだってそんな事信じたくない……提督が……死んだなんて……」ツゥー

雪風「足柄さん……羽黒さん……」

足柄「……でも、辛くても現実を見なくてはいけないわ。提督は……亡くなられた……あれで生きている訳がない……」

羽黒「現実逃避しても、事実は変わりません……司令官さんがそんな事望むと思いますか?現実逃避してなんと思うと思いますか??

雪風「……!!っ……そんな……そんな提督が……死んじゃうなんて……!!」ジワァ ポロポロポロ

「「「……!!」」」

初風「……っ!!私……提督に嫌なことばっかり言ってた……!!謝りたかったのに……!!」ウルウルウル

天津風「こんなに良い風吹いてるのに……そんな事……提督が死んじゃうなんてぇ……!!」ホロリ

時津風「……っ!!うぅ……うわああああん!!ああああああ!!」ボロボロボロ

足柄「泣かないの!!」キッ

「「「「っ!?」」」」ビクッ

足柄「今は戦闘中なのよ!!呆然と突っ立て泣くのは後にしなさい!!アレを見て!!」バッ

天津風「あれは……イタリアの艦隊……?」

足柄「そうよ!!あいつらが提督をやったの!!泣く暇があったら戦いなさい!!作戦成功の為に!!」

「「「「!!」」」」

足柄「そして何より提督の弔いの為に!!あいつらを生かして返さないで!!提督に誇れる戦い様を見せなさい!!」

羽黒「司令官さんへの手向けとして、勝利を送りましょう……!!それが、私達にできる最善のことです……」

羽黒「司令官さんの最期の戦いを……敗北で穢して言い訳が無いでしょう……?帝国海軍の力を見せてやりましょう!!」

初風「殺す……!!提督の敵討ちよ!!」ギラリ

雪風「司令の為に……雪風、頑張ります……見ていてくださいね、司令……」ギュッ

天津風「絶対に逃がさないわ……!!報いを受けさせてやる!!」ギリッ

時津風「えぐっ……えぐっ……うぅ……うううう!!」ボロボロボロ キッ

足柄「行くわよ皆!!炎のように激しく!!けれども氷のように冷静に!!」

羽黒「これ以上やらせません!!私達は提督の艦隊です!!その戦いに勝利と誇りを!!」

「「「「了解!!」」」」

↓×1~3 川内以外の神通、那珂、浦風、浜風、黒潮 の反応 神通と那珂は提督LOVEかどうかも

浦風・浜風・黒潮:浦風は大きく泣き崩れ、浜風は静かに嗚咽を漏らし、黒潮はただ墜落していく機体の先を眺めていた。
神通・那珂:両方提督Loveで、戦後に想いを伝える予定だった。神通は悲しみを堪えて浦風達に喝を入れ、那珂は年上として気丈に振る舞って勇気づける。

浦風 その場に泣き崩れる
浜風 一瞬立ちくらみを起こすもすぐに何事もなかったように復帰。どうやら「自分は無事だ」という「提督の声(幻聴)」が聞こえたらしい
黒潮 状況が理解できずその場に立ち尽くす
川内&神通 LOVE勢。今は目の前の仕事をするのみ!と涙をこらえて浦風・黒潮の援護に回る

>>706

ごめん、なぜか川内と那珂ちゃんを見間違えてた
「川内&神通」の部分は「神通&那珂」に修正お願いします



浦風「……嘘じゃ。嘘じゃ……うそじゃああああああぁ……ぁぁ……!!うぅ……ふぐっ……うぁあ……!!」バシャン ボロボロボロ

黒潮「……えっ」ポカン

浜風「っ……」クラッ

那珂「提督……!!っ!!浜風ちゃん、大丈夫!?」ジワァ バッ

神通「……!!」ギリッ ウルッ

川内「提督……嫌いじゃなかったよ……さよなら……」スッ

浜風「……っ!!提督!?」ハッ

那珂「は、浜風ちゃん……?」

浜風「あぁ、提督……良かった……無事なのですね……?」ニコッ ハイライトオフ

那珂「っ!?」ビクッ

神通「浜風さん……」

浜風「那珂、もう大丈夫。ありがとう。皆、提督は無事だそうです。安心してください。さあ、戦闘を続けましょう」ハイライトオフ

川内「……そうだね、戦闘はまだ終わってない。やるよ」

神通「……了解しました。行きますよ、浦風さん。立ってください。誰がこういう時に泣けと教えましたか?」

浦風「っ!!提督が……提督が死んじゃったんじゃ!!ぶち悲しいと思うて何が悪いんじゃね!?おんどりゃあ何も思わんのん!?」ギロリ

神通「ええ、思いません。目の前の戦闘に集中しなさい」ジッ

浦風「っ……!!神通さん……そがーに言いよるんなら……涙拭いた方がええよ……」ギュッ

神通「……!!っ……立ちなさい。早く」ハッ サッ

浦風「はい……ぶち殺したるけん覚悟しいや、イタ公!!」

那珂「黒潮ちゃん、行くよ!!」

黒潮「えっ?あぁ……わかりました。えらいすいません。……那珂ちゃんさん、なんで泣いてはりますの?」

那珂「っ!!ち、違うよこれは……泣いてるんじゃない!!目にちょっとゴミが入って……だから、大丈夫!!那珂ちゃんのことは気にしないで、戦闘に集中してね♪」ゴシゴシ ニコッ

黒潮「せ、戦闘……!!そうやった……今戦闘中や……!!何ぼぅっとしとったんやウチ!!ほな、行きましょか!!」ハッ グッ

川内「よし!!皆、大丈夫だね?じゃあ行くよ!!水雷魂、見せてやれ!!」

「「「「了解(や)(じゃ)(です)!!」」」」

↓×1~3 ウォースパイトの反応

理解が追いつかず、思わず「墜ちた」と呟き嘔吐。
混じった血を見て提督の死を悟るが、無理やり押し殺そうとした結果、盛大に失禁
出るもの全部出た後、世界が暗転し反転し殺意の波動に目覚める

提督は天に召されたが、ウォースパイトを守護する騎士の魂となって見守ってくれていると信じているため、悲しみを振り切って敵陣に突撃する

激情に身を任せ、敵を殲滅せんとする

ウォースパイト「ぁ……」

ウォースパイト(燃えて落ちていく飛行機は、くっきりとした、酷く不気味な煙の線を引いていて……)

ウォースパイト(私は無力だった。ただ見ていることしかできない。あの中には、あの人が……Admiralが……!!)

ウォースパイト「墜ちた……っ!!おえぇ……!!」バシャッ ゲボッ

イギリス軍重巡娘「Warspite!!How are you feeling(大丈夫ですか)!?」

ウォースパイト「ごほっ!!ごほっ!!っ……おげぇぇ……!!」ゲボボボッ ポロポロ

「「「「……!!」」」」ジッ

イギリス軍重巡娘「っ……!!っ!?Aren`t you being very rude(失礼ではないか)?Look around, destroyers (周囲を見張れ、駆逐艦)!!Be on guard(警戒しろ)!!」

「「「「っ!!Understood(了解です)!!」」」」

ウォースパイト「うぅ……!!っ!?」ハッ

ウォースパイト(血が……あぁ……我が騎士、我が最愛の人……Admiral……貴方が永遠に失われたなんて……信じられない……!!)ブルブルブル

ウォースパイト「……!!っ!!」ビクッ サァッ チョロ

イギリス軍重巡娘「っ!?Don`t look at this side(こっちを見るな)!!Never(絶対だ)!!」

「「「「Understood!!」」」」

ウォースパイト「……」ロロロロロロ ブルッ

イギリス軍重巡娘「……。Please wear my one(私のを穿いてください).」スッ スルリ スッ ボソッ

ウォースパイト「……Don`t care me(気にしないで). I`m alright(私はいいから).」

イギリス軍重巡娘「Ah……I understand(分かりました)……」

ウォースパイト「……」ユラリ スルリ ポイッ

イギリス軍重巡娘「……I think(私が思うに) 」

ウォースパイト「Shut your gob(黙りなさい)!!」キッ ハイライトオフ

イギリス軍重巡娘「っ!!I got it(分かりました)!!」ビクッ

ウォースパイト「……Fleet, a line of battle(艦隊、単縦陣). Now, it`s time to revenge(復讐の時間よ)……!! 」ハイライトオフ ツゥー ブツッ タラリ

「「「「Aye aye, ma'am!!」」」」



イタリア「っ……まさかこれほどの規模の艦隊がこちら側に……Come(どうやって)……!?」ボロッ

ローマ「イタリア……これ以上は……」ボロッ

イタリア「Sì……けど、撤退もできない……包囲されているわ……」

ローマ「偵察機を下ろしていたのが失敗だったわね……初手を完全に間違えたわ……」

イタリア「……降伏しましょう。私達は十分にやったわ。敵にも一矢報いたもの。できることは全てやった」

ローマ「そうね……そうしましょう……」ギュッ



長門「っ!!」ボロッ

陸奥「白旗……!!」ボロッ

イタリア「降伏します!!攻撃を止めて!!」パタパタ

ローマ「武器は捨てたわ……もうこちらに戦闘の意志は無い……」サッ

イタリア軍艦娘「ウタナイデ!!トモダチ!!」ボロッ

イタリア軍艦娘「ニホンダイスキ!!スシ!!フジヤーマ!!」ボロッ

満身創痍のイタリア艦隊が降伏しようとしている。無事な艦は一隻もおらず、全員が武器を捨て白旗を振るか両手を上げている
しかしこちらもそれ相応の被害を受けており、特に正面切ってイタリアとローマを相手にした長門と陸奥、そしてウォースパイトの被害は大きい
それ以前にこいつらは提督を殺したのだ。その報いを受けさせるべきではないだろうか?
おまけにイタリア・ローマはともかく、他のイタリア艦もそれぞれ下手な日本語を話しているが、彼女達にその気はなくとも提督を殺された上に戦火を交えた後では煽っているようにしか聞こえない

↓×1~3艦娘達の反応 特に強調したい子が居れば名前をあげて
例)強烈な自制心を発揮して降伏を認める。が、ウォースパイトと龍驤、瑞鳳が赦さずに皆殺しにしようとしているので長門達が抑える

長門型、妙高型、川内型
提督発案の作戦は継続中である
提督であればかつての同胞を辱しめることはしない
憤る他の日本・イギリス艦娘を遮り、特に長門主体でイタリア艦娘を拿捕する事を宣言

場面転換の後、提督が戦死した可能性が高い事を、かつて提督の指揮下にいたイタリア艦娘全員に伝える

敵艦隊の降伏を受け入れる
初風・浦風が激昂して掴みかかろうとするが、一周回って冷静になった嵐と「提督は無事だから問題ない」と怪しい目付きで繰り返す浜風に止められる

提督LOVE勢の艦娘たちの怒りは収まらず降伏を無視してイタリア軍を皆殺しにしようするのを他の艦娘がちゃんとしたお裁きを受けさせるべき!提督が生きてたらきっとそうする!とか言ってなんとか押し留める

長門組
怒りよりも喪失感が大きく、戦闘により疲弊しきっていたため、静かに投降を受け入れる
龍驤組
徹底殲滅を訴える龍驤らとそれを体を張って止めようとする磯風らで諍いが起きる
妙高組
ただ無言で見つめているが、投降を受け入れようとしているというよりかは憎悪を必死で自制しているという様子で、龍驤組に負けず劣らず雰囲気は悪い
足柄組
もはや喋る気力すらなく、他の組の光景を眺めているだけ
雪風は守れなかったとブツブツ呟いている
神通組
川内型は龍驤らを止めるために加勢しに行き、他の駆逐艦達はわんわん泣いてたり、不気味に笑ってたり、無気力に突っ立てたり様々

長門「……分かった。降伏を受け入れる」

イタリア「良かった……」

初風「受け入れる!?冗談じゃないわ!!そんなの認めない!!こいつら皆ぶっ殺してやるわ!!っ!?嵐!?」バッ

嵐「まあ落ち着けよ、初風」ガシッ

浦風「そうじゃ!!しばき倒してぶち殺したるけんね!!っ!?何するんじゃ浜風!!」バッ グググッ

浜風「提督は無事だから問題ない、浦風。提督はそんな事ダメだと言っているぞ」ガシッ ハイライトオフ

浦風「何言っとるんじゃ浜風!!提督は……提督はこいつらに殺されたんじゃ!!ボケるのも大概にせえよ!?」キッ

イタリア「っ!?」ビクッ

ローマ「まさか……」

浜風「ボケる……まさか……ふふっ、提督は無事だ……浦風、提督は無事なんだ……」ハイライトオフ ニタァ

浦風「っ!?は、浜風……」ゾワッ

初風「……離して、嵐」

嵐「それは無理だな。今のお前はまともじゃない」

初風「っ!!提督が殺されたのよ……!!どうしてそんな風に平気でいられるの!?」

嵐「わからん。自分でも不思議なんだけど、一周回って逆に冷静になった」

初風「ああそう、それは良かったわね!?けど生憎私はまだはらわたが煮えくりかえっているのよ!!こいつらを殺してやらなきゃ収まらない!!」

嵐「初風、これは戦争だぜ?誰もが好きで殺してるわけじゃねぇんだよ。もちろん、俺達も。だろ?」

初風「っ!!」

嵐「戦争なんだ、初風。相手が降伏してんなら、もうこれ以上殺さなくていい。殺したくもない」

初風「……っ……ぐすっ……あらしぃ……ていとくが……ていとくがぁ……!!」ガシッ ポロポロ

嵐「っ……ああ……」ジワァ ギュッ ツゥー

長門「……ここの戦闘も、もう終わりだ。我々の勝利だ。見ろ、空挺部隊がスエズに降下している」

陸奥「……終わるのね」

長門「各艦隊へ。妙高と足柄、龍驤の艦隊は空挺部隊の援護に回れ。じきに上陸部隊も到着するだろう。川内達は……B-29が撃墜されたあたりを捜索しろ」

長門「もしかしたら何かの奇跡が起きているかもしれない。他はイタリア艦隊の降伏を監督するぞ。いいな?では、行動開始だ」

「「「「了解」」」」

イタリア「あ、あの……今提督が殺されたって……」

龍驤「……そうや。自分らが殺したんや。最初に大型機を一機落としたやろ?」ギロリ

妙高「あれに提督が搭乗していました。提督が……乗っていたんです……」

足柄「……いきましょう。最後まで気を抜かずにね。勝利こそが私達の誇り。油断大敵よ」

ローマ「あの人が……そんなの、知るわけないじゃない……」ギュッ

↓×1~3 イタリアの反応

その場に膝をつき放心する
声をかけても揺さぶっても反応を返さなくなる

ローマに抱き付いて泣きじゃくる

号泣と失禁

戦争の宿命とはいえ提督をその手で殺めたかもしれないという罪悪感に押し潰されそうになる
その罪の意識から逃れたいのか、あるいはわずかな生存の可能性にすがりたいのかどうかは分からないが、気づけば提督の探索に名乗りをあげていた

イタリア「そんな……あぁ……提督……!!」バシャン

ローマ「イタリア……」

イタリア「わ……私が殺したの……?あのひとを……提督を、私が……?」ギュッ ブルブルブル ギュッ

長門(イタリアは顔面蒼白で膝をつくと、ふるえる自らの身体を抱きしめて呟くようにそう言った)

ローマ「私だったかもしれないわ、イタリア。だから」

イタリア「でも!!……わ、私だったかもしれない……し、知らなかった……まさか提督があれに乗っているなんて……」

ローマ「そうよ、知らなかった」

イタリア「ええ、知らなかった……だから私、撃って……こ、殺した……?あの人を……私が……っぉええええ!!」ゲボッ

ローマ「イタリア!!」

イタリア「っ……あぁ……ああああああああ!!」ボロボロボロ

長門(号泣するイタリアの絶叫が響き渡る。提督を殺したという事がイタリアにとってそれほどのダメージなのか)

長門(ならなぜ殺した……?それはもちろん、戦争だから。イタリア達だって好きで殺しているわけではないのだ)

長門(狂乱して泣き叫ぶイタリアを見て、私達の中でイタリア人たちが提督を殺したという事に対する怒りが少し治まった)

長門「っ……」

長門(そのかわりにやるせない気分になる。戦争と言う事の残酷さ。かつての味方が敵になってしまったことの悲劇を改めて理解した。暫く、無言で佇む)

イタリア艦娘「Guarda(見て)!!」スッ

長門「っ!!くっ……」

長門(イタリアの艦娘が指さした方を見ると、一機の輸送機が撃墜されたところだった。火を噴いて落ちていく)

長門(あれ一機で一体何人の空挺兵が犠牲になっているのか……だが、もはや戦局に影響しないだろう)

長門(スエズは陥落しつつあり、敵にそれを止めることはできそうにない。我々は勝利したのだ)

長門(大きな戦いで名の残る活躍をする。私がずっと望んでいた事が果たされた。だが、それによる喜びは無い)

長門(それ以上に悪い事に上書きされてしまった。未だに実感がわかない。帰投すればあの人が出迎えてくれそうな気がする)

長門「っ……提督……」ジワァ

長門(燃えて落ちていく輸送機があの時のB-29と重なり、あの時の喪失感が再び襲ってくる)

イタリア「……」ハイライトオフ ブルッ

ローマ「!?……!!っ!!しっかりしなさい、イタリア!!」ハッ オロオロ スッ バシャッ

イタリア「っ!!」ビクッ

長門「!!」

長門(ローマの怒声が響き、落ちていく輸送機に向けられていた皆の視線がそちらに向けられる)

長門(どうやら涙も声も嗄れはてた様子で力尽きたようにうなだれていたイタリアに、ローマが肩から下げていた水筒の中身をかけたようだ)

長門(紅茶だったらしいそれはイタリアの制服をぐっしょりと濡らし、白い襟シャツやニーソックスを茶色く染めた)

イタリア「ろ、ローマ……」

ローマ「えっと……そう、貴女は旗艦でしょう?ならしっかりと部下の面倒を見なさい!!」

イタリア「っ……」

ローマ「イタリア女は強い女!!どんなに辛い事があってもへこたれないの!!……ごめん。滅茶苦茶言ってるわよね……」

イタリア「……いいえ、ローマ。Grazie. 」

長門「……っ!!」ハッ

イギリス軍司令官『こちら作戦司令部、作戦領域内の全友軍部隊に告げる。作戦の第一段階は成功した』

イギリス軍司令官『よくやってくれた。諸君らの努力と献身があってこその勝利だ。そしてこれより第二段階の発動を決行する』



提督「……」プカプカ

提督(どのくらいの時間こうしているだろうか?なんとか無事に着水することができた俺は、途方に暮れていた。これからどうするかな……)

提督(ここは戦闘地域から離れた場所だ。救助が来るにしても時間がかかるだろう。そもそも、来るかどうかも分からない)

提督(陸まで泳いで戻るのは不可能ではないだろうが、難しい。それに、ばしゃばしゃ音をたててサメに襲われたら不味いことになる)

提督(味方が捜索に来ることを信じて待つ方がいいだろうか?そうするなら見つかりやすいように迂闊に動くべきではない)

提督(だが体力があるうちに生き残るための行動を取るべきかもしれない。戦闘地域の方に見える黒煙で陸の方向はすぐに分かる)

提督(ドーバー海峡もやろうと思えば泳いで渡れる。陸まで数十キロを泳ぐことは決して無理な話ではない)

提督(……という考えも興奮状態から来る無謀な考えなのだろうか?果たしてどうするべきか……)

「ぷはっ……」 ガシッ ヌッ

提督「うおっ!?」ビクッ

ルイ「つっかまえたー。Sei giapponese(あなた日本人)? Giapponeseでしょ?Piacere(初めましてー)」

提督「……!!」

提督(イタリア語……Regia Marinaの潜水艦娘か!!しまった……まずいことになったぞ……!!)

ルイ「こんなところに居るアジア人で、偉そうな軍服着ているのは日本人しかありえないもんね?」

提督「どうかな……?」

ルイ「ちょっと良く見せてねー……っ!?貴方、とても若そうだけど将官なの!?やったー!!あたし、大手柄じゃーん!!」

提督「……私をどうするつもりだ?」

ルイ「うーん、そうだなー……無線だとスエズはもうダメみたいだし、とりあえずアレクサンドリアに連行しちゃおうかなー」

提督「!!」

提督(アレクサンドリア!!作戦が順調だった場合に発動される第二段階で占領する予定の重要地点だ!!)

提督(スエズはうまくいったようだし、少なくとも俺が把握している時点では第二段階は発動されるであろう順調さだった)

提督(それに、どちらにせよもう捕まってしまった。捕虜の辱めを受けようとも俺は俺を待つ子たちの為に生きて帰らなくてはならない)

提督(そう考えるとイタリア本国やギリシアの方に連れて行かれるよりはよほどマシだ。抵抗すると殺される可能性もあるし、ここは大人しくしているか……)

ルイ「Bene, Andiamo(よし、じゃあ行くよー). しゅっぱーつ」

提督「……泣けるな」

提督(イタリアの潜水艦娘が航行を開始する。水の抵抗を全身で感じた。新鮮な感覚だな。これが潜水艦娘の世界か……悪くない)

ルイ「無言じゃちょっとつまんないなー。お話しようよ」

提督「……Come ti chiami(君の名は)?」

ルイ「あたしは、そう、Luigi Torelliよ。んー、ルイでいいや。よろしくね」

提督「よろしく頼むよ、ルイ」

ルイ「あなたはどうしてあんなところで浮いていたの?」

提督「いろいろあってな……」

ルイ「へぇー。大変そうだねぇ……ん」キョロキョロ

提督「何かあったか?」

ルイ「……誰かが無線電波飛ばした。あなたを捜索してるのかもね」

提督「そうか。私としてはできれはスエズに向かいたい所なのだが……」

ルイ「No, ダ・メ。あそこは戦闘が起きてるから危ないもの」

提督「確かにな」

提督(打ち解けようと雑談を続ける。このルイと名乗った潜水艦娘が人懐っこく社交的な性格をしていることもあり、うまくいった。が……)

ルイ「!!」ピクッ

提督「どうしたんだ?」

ルイ「しー……止まるよ。静かにね」スッ

提督「っ!!」

提督(そう呟くルイの横顔は人懐っこい少女の顔から潜水艦娘の顔へと変わっていた。どこからかスティレットを取り出すと、俺の首に突き付ける)

ルイ「……聞いたことない音だ。日本の子じゃない?あれ」

提督「日本の子?」

ルイ「見えないか……ほら、あそこ」スッ

提督「……?」

提督(ルイが前方右手を指さす。そちらを見ても、俺には海原しか見えない。口ぶりからすると誰かいるようだが……)

提督「……すまないが見えない。さすが潜水艦娘だな。目が良い」

ルイ「……ジブラルタルから入ってきたんでしょ?ちゃんと気がついているからね」

提督「!!」

提督(それで分かった。こちらの潜水艦娘が居るらしい。ルイの言う通り、作戦の支援の為に何人かの潜水艦娘が密かに地中海に潜入していたはずだ)

提督「相手は気がついているのか?」

ルイ「いや、気がついてないみたい。アレクサンドリアの方へ向かってる。偵察中かな?なんでいまさら……いや、当番の交代か」

提督「……」

ルイ「運が良いね。相手に気がつかれずに一方的に発見できた。あなたも捕まえられたし、今日のあたしはついてる」

提督「そうか……」

ルイ「うん。っ!?」ビクッ

「……」ヌッ

提督「っ!?」ギョッ

提督(いきなりルイが体を押し付けてきたと思ったら、誰かの手が伸びてきてルイの手を掴む)

提督(ホラーのような光景に心臓が止まるかと思った。その手は、俺の首に突き付けられていたスティレットをねじり取る)

ルイ「Ahi(痛い)!!」パッ

提督「!!」ハッ クルリ

提督(ルイが俺の身体を離した。振り返ると、そこに居たのはイムヤだった。ルイに後ろから抱き付くようにして拘束している)

伊168「♪」ニタァ バッ

提督「!!」ゾクッ

提督(いつか見た、あの不気味な何かを孕んだ笑み。捻じり取ったスティレットを逆手に持ち、振り上げる)

提督(それがルイの背中や首に突き立てられる様が容易に想像できる。このままではイムヤは躊躇うことなくルイを殺すだろう。俺は……)

↓×1~3

イムヤにルイを捕虜にすべきだと悟す

ルイを捕縛するようイムヤに命令する

咄嗟に後ろからイムヤに抱き付いて耳打ち
ルイを拿捕して長門たちに合流する旨を伝える

なんでフライパンを武器にしてるのかと思ったらスキレットじゃなかった

提督「殺すな!!」

伊168「……」ピタッ

ルイ「な、何々……!?何なの!?誰!?」

提督「イムヤ、殺すな。捕らえるんだ」

伊168「……提督の命令なら、従うよ。じゃあ縛らせてもらうね」

ルイ「嘘……どこから……!?この私が全く気がつかないなんて……」

伊168「ふふっ。私の実力と、浮かれていた貴女のミスよ。勝って兜の緒を締めよってね」

ルイ「っ……!!」ギリッ

提督(驚愕し、イムヤの言葉に悔しそうに顔を歪めるルイ。イムヤはそんなルイを手際よく縛っていく)

提督「イムヤ、ありがとう。助かった」

伊168「どういたしまして♪たっぷり抱き締めて褒めてもらいたいところだけど、戻るまではお預けなのが辛い所ね」ニコッ

ルイ「……!!あいつ、近寄ってくる……罠だったのね……!?」

伊168「ふふっ♪」クスッ

提督「近寄ってくる……?っ!!」ハッ

提督(悔し気に呻くルイ。さっきルイが指をさしていた方を見ると、イクがこちらに近寄ってくるところだった)

提督「イク!!」

伊19「提督!!無事でよかったの!!」ダキッ

伊168「!!」ギュッ

ルイ「っ!!痛い痛い!!」

提督「イク……心配かけたな」ナデナデ

伊19「まったくなの!!提督は死に過ぎなのね!!そのたびにどれだけイクが辛い思いしているのか分かってるの!?」

提督「すまない……」

伊168「……イク?まだ行動中だよ?」

伊19「ごめんねなの、イムヤ。でも提督を見たら我慢できなかったのね」

伊168「そう……気をつけてね?じゃあ、はい。こいつお願いね」グイッ

ルイ「あう」

伊19「こいつ……イタリアの潜水艦なのね。へぇ……けど、ゴメンなのイムヤ。イクは提督をエスコートするから手が空いてないのね」グイ

ルイ「うあ」

伊168「……はぁ?何言ってるのよイク?提督をエスコートするのはイムヤよ」ググググ

伊19「違うのね。イクなのね。提督は渡さないの」ググググ

ルイ「痛いよ!!潰れちゃう!!」

伊168「♪」ニタァ

伊19「……」

ルイ「み、見てないで助けてよー!!」

↓×1~3 提督の行動

イクとイムヤを注意する
ルイの武器をパージさせた上で
こんな感じで曳航する
提督はルイを羽交い締めかそれに準ずる身動きができない状態で密着

イク────イムヤ

ルイ・提督

今夜助けてくれたお礼はたっぷりしてあげるから今は仲良くするように言う

このままながめてるのもいいか

提督「ふ、二人共。万が一のことがあった時の為に手を開けられるようにした方が良い。俺たちはロープで曳航してくれ」

提督「それなら何かあれば手を離せる。ルイ……この子のことは俺が監視しよう。それでいいな?」

伊168「……わかったよ」

伊19「提督がそう言うならそれでいいのね」

ルイ「ほっ」

伊168「……けど、もし提督に何かしようものなら」ガシッ グイッ ニタァ

ルイ「っ!?」ビクッ ゾクッ

伊19「……分かっているのね?」ガシッ グイッ ギロリ

ルイ「な、何もしないよー!!だから殺さないで!!」ポロポロ



長門(作戦は成功した。スエズは日本とイギリスが占領し、今は陸軍部隊がぞくぞくと上陸してきている)

長門(主力のRoyal Navyに交じって第二作戦に参加した比叡と霧島も無事だと連絡があり、大和たち陽動艦隊も戦死者は出なかった)

長門(そして新たな作戦が発動され、連合国軍は第二段階で占領したアレクサンドリアに向けて準備が整い次第進軍を開始する所だ)

長門(この作戦はスピードが大切だ。アレクサンドリアの友軍部隊が街を確保している間にそこまでたどり着かなくてはならない)

長門(私達もスエズに上陸した。休息と補給を済ませ次第、東地中海の制海権の確保及び進軍する陸軍部隊の支援を行わなくてはならない)

「「「「……」」」」

長門(だが、我々に漂う雰囲気は作戦成功の高揚とはかけ離れていた。提督が戦死した。戦闘に興奮が収まっていくにつれその事実が重くのしかかってくる)

長門(誰もが無言で、足取りも重く仮設の拠点へ向かって移動する。そんな時のことだった。その光景を目撃したのは)

長門「あれは……!!」

陸奥「っ!!」

「「「「!!」」」」ザワッ

ドイツ兵「Nein!!」

日本軍将校「いやーっ!!」シュバッ

ドイツ兵「」ゴロン

日本兵「大尉殿が百人切りを達成されたぞ!!万歳!!」

「「「「万歳!!万歳!!」」」」

長門(陸軍兵の人だかりの中、将校が日本刀でドイツ兵の首を刎ねていた。状況からして明らかに捕虜であることは間違いない)

長門(異様な雰囲気だった。その周辺は夥しい量の血液で血だまりになっており、周りの煽りからして本当に百人は切っているのかもしれない)

↓×1~3
提督が殺されていることを踏まえて日本軍兵士達の捕虜虐殺の様を見た降下した艦隊の面々の反応
特に強調したい子が居れば名前をあげて

長門
異様な空気の中、捕虜の虐待について自制するよう声をあげようとするが、兵士たちの不満や怒りの矛先が長門に向かう事を懸念した陸奥に止められる。
戦争の狂気の前に良識や理性は無力だということを感じながらも、義憤に拳を握る。

駆逐艦達は異様な光景に怯えており、一部の軽空母勢や戦艦勢が声を荒げるも、それらを長門が制止し、やんわりと日本兵達の行為を止めさせる

提督が見たならこんなことはしないと制止を試みる一同

こいつらの提督も女性問題とは別にしても相当なクズだからなぁ

駆逐艦娘たち「「「「……!!」」」」

陽炎「な、何やっているのよ……!!」

舞風「……うぷっ」ヨロッ

野分「ま、舞風……!!大丈夫?」スッ

ウォースパイト「っ!!How barbaric(何と野蛮な)!!」ギロリ

龍驤「何しとんねんおのれらは!!やめんかい!!」キッ

日本兵たち「「「「!!」」」」

長門「ウォースパイト!!龍驤!!よせ!!……大尉、初めまして。私は帝国海軍の長門だ」

日本軍将校「これはご丁寧に、長門殿。我々は第一師団隷下、第一聯隊所属の大尉です。どうぞよろしくお願いします」

祥鳳「第一聯隊……東京よね?」ボソッ

瑞鳳「確かね」ボソッ

長門「そちらこそご丁寧に。ところで大尉、あなた方はいったい何をしているのだ?これが誉れ高い帝国陸軍の振舞いか?」

日本軍将校「ええ、もちろん」

長門「……捕虜をこうして切り殺すことが帝国陸軍のすることなのか?」

日本軍将校「こいつらドイツ人は人ではありません。これは敵討ちです。こいつらが東京で何をしたのかご存知ないのでしょうな」

長門「……新型爆弾投下か」

日本軍将校「何と聞いていますか?」

長門「畏くも陛下は行幸あそばされていたためにご無事であらせられたが、政府や大本営が壊滅したと」

日本軍将校「民間人の被害については?」

長門「……多くの民間人が巻き込まれたと聞いている」

日本軍将校「多くの民間人、ですか……ははっ」クスッ

長門「……何がおかしい?」ムッ

日本軍将校「あなた方艦娘は、あの後一度も日本へ戻ってきていない。前線が忙しかったのでしょうからね」

日本軍将校「それは尊敬します。が、だからこそ知らないのでしょう。奴らが日本に何をしたのかを」

長門「何をしたのか、か……」

日本軍将校「事実を知っている者には緘口令が敷かれています。誰からも聞いていないのでしょう」

日本軍将校「だからそのようなことを言えるのです。あなた方は多くの民間人を何人くらいだと思っていますか?言ってみてください」

長門「……数百人くらいだろうか?もしかしたら千を数えるかもしれない」

日本軍将校「……緘口令の為に明確なことは言えませんが、文字通り『桁が違う』とだけ言っておきましょうか」

艦娘たち「「「「!!??」」」」ザワッ

長門「……け、桁が違う?」

日本軍将校「ええ。想像もできないでしょうね、あの地獄は。……隅田川は遺体で埋め尽くされて、泳がずとも渡れるほどだった」

艦娘たち「「「「……!!」」」」

日本軍将校「いろいろなものが飛び出している遺体、蝋のように肌が溶けていた遺体、無残に焼け焦げ炭化した遺体」

日本軍将校「遺体が更地となった東京を埋め尽くしていた。偶然、東京を離れていた我々は戻ってきて目を疑った」

日本軍将校「いや、遺体が残っているだけまだいい。爆心地の方ではもはや影でしか残っていない者も大勢いた」

陸奥「か、影……?」

日本軍将校「人の形の影があるんだ……けど体が無い。そこには確かに誰か居た。誰かがそこで死んだ。けどもはや体が残っていないんだ……っ」ジワァ

艦娘たち「「「「……」」」」

日本軍将校「……我々は東京出身だ。家族が巻き込まれた人間は多い。天涯孤独の身となった者も大勢いる。全部……全部こいつらがやったんだ!!」キッ

艦娘たち「「「「っ」」」」ビクッ

日本軍将校「よくもあんな……こいつらドイツ人は人間ではない!!人があんなことできるものか!!」

日本兵たち「「「「そうだ!!そうだ!!」」」」

日本軍将校「こいつらは鬼だ!!鬼畜だ!!全員殺してやらなくちゃならない!!そうしないと殺された者たちが報われない!!」

日本軍将校「これは復讐だ!!奴ら全員に報いを受けさせてやる!!伯林を焼いて死体で満たしてやる!!それまで我々は決して止まらない!!これはその第一歩目だ!!」

↓×1~3 艦娘達の反応

皆一様に口を閉ざしてうつむく
そんな雰囲気の中で雪風が「あとドイツ人を何人殺したら、殺された人たちは帰ってくるの?死んだ雪風たちの司令も戻ってくるの?」とたずねる

説得は諦めてとにかく今は提督の安否確認をする

艦娘たち「「「「……」」」」

雪風「……あとドイツ人を何人殺したら、殺された人たちは帰ってくるんですか?死んだ雪風たちの司令も戻ってくるんですか?」

日本軍将校「死んだものは戻って来ない。だからこそ生きている者が殺された者の仇を討つんだ」

長門「……行こう」

艦娘たち「「「「……了解」」」」



「「「「……」」」」

長門(数時間の休息中、誰もが言葉を発さなかった。重苦しい雰囲気の中、ただ時間だけが過ぎていく)

長門(次の出撃まであと一時間。あと一時間もあるのか。いっその事、今すぐ出撃したい。その方が気がまぎれる……)

提督「失礼する」コンコン ガチャッ

「「「「!?」」」」ガタッ

長門(ノックの音、次いでもう二度と聞けないと思っていた声が聞こえる。全員が飛び起き、開けられた扉の方を見る)

提督「よかった、ここであっていたか。全員……いるようだな」

「「「「……!!」」」」

提督「この後の作戦計画について多少変更がある。時間が無いからここで説明を始めるぞ」

長門(そこに立っていたのは提督だった。ああ、これは夢か、それとも幻か。もしそうであるのなら、願わくば永遠に覚めず、消えないで欲しかった)

↓×1~3 提督が現れたことに対する艦娘達の反応

戦争と提督の訃報を経て心が荒んだ艦娘たち
されど軍人、一同敬礼で迎え入れる
しかし乙女、一同一層提督との逢瀬を強く意識する

750に付け足しで
皆号泣している
伝達が終わった後に全員提督に告白する

>>751

最初は誰もが幻覚や幻聴だと思い込んだが、やがて本物だと分かると全員が提督に号泣して殺到したため、もみくちゃになる



長門「っ……敬礼!!」ビシッ

「「「「っ!!」」」」ビシッ

長門「よ……よくぞご無事でした……!!私は……っ……貴方が戦死されたと……!!」ポロポロ

提督(皆が涙を流していた。だが、素晴らしい敬礼で俺を迎えてくれる。それほどに思われていると思うと嬉しかった)

提督「心配をかけてすまなかった……運よく生き延びて、救出されたんだ。ともかく、また会えて良かった。楽にしてくれ」

提督(俺の言葉に全員が緊張を解いた。そしてハンカチで目元を押さえたり、口元に手を当てていたりする)

提督(もう少し労わってあげたかったが、それはできない。なぜなら、我が軍は現在、深刻な危機的状態に陥っていたからだった)

提督「状況を説明する。現在、イギリス第六空挺師団と帝国海軍空挺部隊である横須賀の特別陸戦隊がアレクサンドリアを占拠した」

提督「が、彼の地周辺には再編中だった強力な敵が展開しており、アレクサンドリア奪還の為に猛攻を仕掛けてきている」

提督「戦車を有するその部隊に空挺部隊は絶望的な防戦を強いられている状況だ。このままでは降下部隊は壊滅してしまう」

提督「日英両国の陸軍は現在展開中であり、進撃開始は明日になる。しかしそれでは間に合わない可能性が高い。すぐにアレクサンドリアを支援しなくてはならない」

提督「そのため、我々帝国海軍は準備が完了した帝国陸軍の部隊や補給物資、重火器類を海路でピストン輸送することになった」

提督「輸送船は現在地中海側へ移している最中だが、それも待ってはいられない。我々は拿捕や徴用した船舶を総動員して輸送にあたる」

提督「ついては、君たちにアレクサンドリアまでの制海権を確保、アレクサンドリア港の掃海、及び輸送船の護衛をして貰うことになった」

提督(作戦概要を説明し、艦隊を再編する。かつての世界大戦、マルヌ会戦の時にフランスがタクシーを動員して増援を送り続けた)

提督(そのようななりふり構っていられない状況の輸送作戦。しかし、アレクサンドリアを確保できるか否か)

提督(それによってこの作戦が北アフリカのドイツ・イタリア軍に対する決定的な一撃になるか、あるいはただ橋頭堡を確保しただけで終わるのかが決まる)

提督(全員が疲労していることは確実だった。それは部下たちの様子を見れば分かる。だが、ここが正念場だ。心を鬼にする)

提督(部下たちも、当初は涙を流していたが今や真剣な表情で俺の話を聞き、質問してきていた。さすが艦娘だ。強い子たちだ)

提督「よし、他に質問は無いようだな。では、各員の奮励努力を期待している。以上だ。残り時間は少ないが、ゆっくり休んでくれ。また後でな」クルリ スタスタ

浦風「っ!!待ちんさいよ!!」

提督「ん?どうした?」ピタリ クルッ

提督(浦風に呼び止められる。振り向くと、全員の視線が浦風に集中していた。浦風は何やら覚悟を決めた表情で俺を見つめている)

提督(その頬は赤く染まり、瞳が潤んでいた。あ、これはと思ったところで浦風が言葉を続ける)

浦風「……うち、ずっと提督さんのこと好きじゃった。提督さんじゃないとダメじゃけん……付き合ってほしいんじゃけど……」ジッ カァッ ドキドキ

「「「「!!」」」」

提督「浦風……」

浦風「……だ、ダメ?」

浜風「……っ!!待て、浦風!!抜け駆けだ!!」ハッ キッ

天津風「っ!!そうよ!!何どさくさに紛れて告白してんのよ!!」ハッ キッ

初風「卑怯者……!!」ギロリ

浦風「っ!!何が抜け駆けじゃ!!卑怯者じゃ!!提督さんに告白する勇気もない奴に言われとぉないよ!!」キッ

妙高「お、落ち着いて、皆さん!!」

足柄「と、とりあえずそのお話はまた後でにしましょうか?ね?」

浦風「いやじゃ!!提督さん、返事、くれるよねぇ……?」

萩風「……司令、私も司令が好きです!!」ジッ

浦風「なぁ……!!それこそ禁じ手じゃ!!卑怯者じゃけぇね!!」

親潮「私も……私も司令が好きです……!!」ウルッ

提督「萩風、親潮……」

那智「貴様ら状況を考えろ!!今は色ごとに現を抜かしている場合か!?」

祥鳳「そ、そうです皆さん!!せめて全部事が終わってからにしましょうね?」

萩風「でも、司令も私もいつ死ぬか分かりません!!次の出撃で死んでしまうかもしれない!!」

親潮「想いを伝えられずに死に別れることだけは嫌です……!!その辛さはさっき死ぬほど味わいました!!」

陸奥「……確かに。私も好きよ、提督」ジッ

羽黒「あ、あの……その……私も……好き……です……」カァッ オロオロ

提督「!!」

妙高「む、陸奥さん、羽黒……!!」

祥鳳「貴女たちまでですか……!?」

足柄「……うにゃー!!もう何もかもどうでもいいわよ!!提督、愛してる!!結婚して!!」バッ ダキッ

「「「「あーっ!!」」」」

提督「あ、足柄……!!」

那智「……!!あ、その……わ、私は……!!」オロオロ

天津風「ずるいずるいずるい!!私も、ずっとあなたのこと好きだった!!誰にも渡さないんだから!!」ダキッ

提督「天津風まで……!!」

浜風「……あはははは!!そうか、皆がそのつもりならもう容赦しないぞ。提督、私は提督が好きです」ダキッ

浜風「もしこの中から私を選んでくれるのであれば……いつでもどこでも私の身体を好きにできますよ?どうですか?」ジッ

提督「浜風!?」

「「「「!?」」」」

浜風「胸には自信があります。陽炎型の中でいちばんです。体系だって悪くありません……よね?それでも、まだ若すぎると思われるかもしれません」

浜風「ですが、逆にそんな少女の体を好きにできますよ?今のうちしか味わえません。大人な身体が好きでも、私もそのうちそうなります」

陸奥「は、浜風……貴女、なんて誘惑を……」タジッ

祥鳳「さ、最近の子は進んでいるのですね……」タラリ

浜風「提督がして欲しい事、何でもしてあげますよ?その……は、挟んだりとか……咥えたりとかも……///だから、どうですか……?」

妙高「な、なんてことを言っているんですか!?///」カァッ

浦風「……!!っ……ぐすっ……もう嫌じゃ……なんで皆邪魔するんじゃ……提督さん、うちが一番最初じゃよ……?」ウルッ ポロポロ

浦風「提督さんのこと好きってうちが一番最初に言ったんじゃ……うちのこと、選んでくれるよねぇ……?」ジッ

↓×1~3 提督の反応 ※ウォースパイトは英国艦なので今ここにはいません

いつもの通りの説明、時間がないので端的に

全員まとめて面倒見てやるしかない

時間が無いのでこの場は全員ハグで済ます
浦風には頬にキス

ハーレムあんま増やすと戦後どうやって養うかって問題が(´・ω・`)

島風「……はっ!!じゅ、順番なんて関係ないもん!!一番大事なのは提督が誰が好きかどうかでしょ!?私も好きだからね、提督!!」

浦風「っ……!!」

神通「やむを得ません。このような形で思いを告げるのは予想外でしたし、本意ではありませんが……お慕いしております、提督」ジッ

那珂「那珂ちゃんも提督のことが好きだよー♪って、あはは……その……ど、どうかな、提督……?」チラッ

不知火「し、不知火も司令のことは……その……お慕いしています、よ……?」ドキドキ

陽炎「あー……何これ?けどまあ、……私もそんな感じかな。ま、ちょっと考えてみてくれると嬉しいって感じ?あはは」ニコッ

秋雲「すごいね……まあ、秋雲もそのうちの一人なんだけど。皐月事件の時になんとなく察してたよ。なんというか、提督も罪な男だよね」ジッ

野分「……いつかこんな日が来るかもとは思っていましたが、まさか今日とは。司令、野分も司令をお慕いしています」ジッ

初風「っ……!!くっ……わ、私がどう思っているか、言わなくてももう分かるわよね、バカ提督?……貴方が女たらしなのがいけないのよ……」キッ

舞風「ぁ……その……す、好きです……」カァッ

時津風「あたし、まだよくわかんないけど……でも、司令とずっと一緒に居たくて、何か今凄いモヤモヤする……」ジッ

雪風「そうですね、雪風にもよくわかりません。分かりませんが、今すごくどうしようもない気分です……」シュン

嵐「……ひでぇな、コレ。でもまあ、俺も司令のこと……す、好きだからさ、良ければ少しは考えてみてくれよな」チラッ

磯風「まさか姉妹たちのほとんどが司令のことを、な……その気持ちは分かるが……もうこうなると笑うしかないな。ふっ」

黒潮「せやなー。なんかもうおもろすぎて笑えるわ、ははっ。いや、ホンマに。いっそうちらでハーレムでも作ったらええんやない?」

妙高「だ、ダメです!!そんなのは認められませんよ!!」

祥鳳「……迷いましたが、ここで言わなくては後悔すると思いますので、言います。提督、お慕いしております。どうか私を娶ってくれませんか?」ジッ

川内「へー……」

提督「……君たちの気持ちは分かった。だが、申し訳ない。今は戦闘中だ。後日、改めて話をしよう」

「「「「……!!」」」」

提督「本当に申し訳ない。では、また後で」

不知火「待ってください。足柄さんと天津風、浜風だけいい思いをしています。これは不公平です」

初風「そうよ!!せめて私にもハグすることを要求するわ!!」

提督(哨戒中で不在の早潮、夏潮。抱き付いてきている足柄、天津風、浜風。俺と関係を持っている長門、瑞鳳、龍驤)

提督(そして虚空を見つめている川内以外の全員が、程度の差はあれ同意の視線で俺を見つめてくる)

長門「お、お前たち……今は」

提督「長門、大丈夫だ。分かった、皆が望むのならハグしよう。望むところだ」

提督(結局、俺は望む子全員とハグすることになった。しれっと列に混ざる瑞鳳と龍驤。長門はすごく複雑そうな顔をしていたが何とか我慢したらしい)

提督(川内は顎に手を当て何事かを考えているようだった。そして浦風は俯いて手を握りしめている)

浦風「……」ジッ

提督「浦風……」

提督(列に並んでいた最後の一人を抱きしめた後、浦風が涙を湛えた目でこちらを見つめているのと目が合う。だが、浦風はそこで立ったままだ)

浦風「……」

提督「……では、私は行く。ゆっくり休んでくれ」

提督(部屋を出て、次に為すべき事を為すために司令部へ向かう。すると、数歩歩いたところで部屋から浦風が飛び出してきた)

提督「浦風……」

浦風「提督は酷い人じゃ……!!」スタスタスタ バッ

提督(浦風が俺の胸に飛び込んでくる。俺は優しくそれを受け止めた。少しして、浦風が顔を上げる。赤い目で睨みつけられた)

浦風「誰とでもああしてハグしよるんか、提督?そがーに軽い男じゃったんか?」

提督「……そのつもりは無いが、そうなのかもしれない。すまない」

浦風「っ……!!」

提督(歯を食いしばり、泣きそうな表情で俺を見つめる浦風。俺はそんな浦風の頬にキスした。浦風の顔を見ていたら、気がついたらそうしていたのだ)

浦風「!?」ボンッ

提督「っ!!……もう行く。また後でな」

浦風「……!!」スッ ナデナデ

提督(目を見開き、顔を真っ赤にして俺がキスしたところを撫でる浦風。俺はそんな浦風を残して先を急ぐのだった)



提督「……」ギィ

ルイ「!!」ビクッ

提督(薄暗い地下室への扉を開けると、耳障りな音が響いた。古い建物だから仕方がないか。中には椅子に座らされて手錠で脚と手を拘束されているルイがいる)

提督(その音でこちらを向いたルイは、入ってきたのが俺だと分かり少しだけ緊張を解く。知っている人間だったからだろう)

提督「改めて自己紹介させてもらおう、ルイ。私は帝国海軍所属の提督だ。今回、私は君の尋問を担当することになった。よろしく頼む」

ルイ「じ、尋問?」ジッ

提督「そうだ。さて、では聞かせてもらおうか?君が知っている限りの情報を、全て」

ルイ「うん、いいよ」ケロリ

↓×1~3 提督の反応

平気で嘘をつける、意外と女狐なのかもしれないな……
少し脅して怖がらせておこう(ゲス顔)

これはルイがあっけらかんとしてるのに対する反応なのかそれとも情報に対する反応なのか
安価下

前者だろう
イクとイムヤの件も謝りつつ、撫でくり撫でくり

んじゃ
>>763で拷問を匂わせて少し怖がらせた後で>>765

提督「そ、そうか。では話してくれ」

ルイ「分かった」

提督(俺の言葉に、ルイは知っている限りの情報を話してくれた。それらの情報は我々の把握しているものもあり、極めて信頼性が高いと言えた)

提督「Grazie. ……聞いておいて言うのもおかしい話だが、そんなに簡単に機密情報を話してしまっていいのか?」

ルイ「捕まっちゃったからねー仕方ないよ。話すまで酷いことされたり殺されちゃうぐらいなら最初から話しちゃった方が良いでしょ?」

提督「そうか……イクとイムヤのことは悪かったな」

ルイ「えっ?ああ、あの子たちのこと?まあ殺されてないし怪我もしてないから大丈夫。優しいんだね」

提督「そうかな?よしよし」ナデナデ

ルイ「んー」

提督(頭を撫でると目を細めて気持ちよさそうにする。小さい女の子を相手にしているようだ。まあ、そうなのだが……)

提督(……とりあえず、ルイの尋問は予想以上に早く終わった。まだ夕方か。この分ならば今日中にもう一人の尋問ができそうだ)



提督「失礼する。久しぶりだな、イタリア」コンコン ガチャリ

↓×1~3 殺してしまったと思っていた提督が現れたことに対するイタリアの反応

固まり、思考停止
再び提督に声を掛けられ喜びに溢れて啜り泣く

茫然自失の状態だったので夢を見てると錯覚

天による罰が下ったものと錯覚
配下にあった頃の思い出を泣きながら語り続け、許しを乞おうとする

光をなくした双眸でひたすら謝罪の言葉を紡ぎ続ける

イタリア「……」ジッ

提督(イタリアは俺を見つめながら思考停止しているようだった。微動だにせず、返事もなく、何の反応も示していない)

提督「……イタリア、大丈夫か?」

イタリア「……えっ?て、提督……?」

提督「ああ、そうだ。私だよ」

イタリア「……!!ぁ……っ……ふぐっ……ぐすっ……」クシャリ ボロボロボロ

提督(俺を認識したイタリアは笑顔を浮かべながらも涙を溢れさせ、そして啜り泣き始めた)

イタリア「提督……提督ぅ……!!よかった……本当によかったぁ……わ、私は……貴方を……殺してしまったかと……お、思って……!!」

提督「素晴らしい対空射撃の腕だった。だが、俺を助けたのも君たちだ。直撃弾を喰らう直前、掠った砲弾が与圧されていた機体に穴をあけた」

提督「私はその穴から機外に吸い出されたおかげで無事だったんだ。……まあ、どちらにせよこれは戦争だ。君は何も悪くない」

提督(死んだ司令部要員たちや陽気なアメリカ人クルーのことは、努めて忘れる。イタリアも彼らを殺したくて殺したのではないのだ)

提督(すすり泣くイタリアを慰める。歩み寄り、頭を撫でると俺を見つめて切なそうに眉尻を下げた)

提督(手錠をジャラジャラとならす。おそらく、俺を抱きしめたいのだろう。俺はイタリアの手錠を外す)

提督「……」カチッ カチッ

イタリア「提督!!んっ」

提督「!!」

提督(手錠を外されたイタリアは、まるで待ちきれんと言わんばかりに俺に抱き付き、少々不器用だが情熱的に唇を合わせてくる)

提督(イタリアの、成熟した女の身体が押し付けられる。豊満な胸が俺の身体でふにりと潰れた)

提督(この子の俺への想いがこれでもかというくらい伝えられてくる。俺も、それに応える)

提督(口を開き、舌を突き出した。抵抗なく開かれた唇はしかし、初心な生娘のそれだ。ディープキスは初めてなのだろう。もしかしたら、キスも)

提督(おそるおそるといった様子で俺の舌を迎え入れたイタリアの咥内で、ぎこちなくイタリアの舌が絡まされてくる)

提督(俺は優しくイタリアの舌を絡めとり、男の味を教えていく。そうして、軽い手ほどきが終わったところで口を離した)

イタリア「ぁ……」トロン

提督「……」ジッ

提督(とろんとした目を見つめる。それだけでイタリアの気持ちが伝わってきた。俺は口を開く)

提督「イタリア」

イタリア「何ですか……?」

提督「私は君の尋問を担当することになったんだ」

イタリア「尋問、ですか?」

提督「そうだ。知っているすべての情報を話してくれ。お願いだ」

↓×1~3 イタリアの反応

恋人にしてくれるなら何でも話す

全て話すのでその前に抱いてほしい

しばらく時間を下さいと言う

その代わり貴方を頂戴

イタリア「し……暫く時間を下さい……」サッ

提督(イタリアは惑うように顔を逸らした。そしてそう言う。ふむ……そう来たか。ルイのように簡単に話すかもと思ったが、さすがイタリアだ)

提督「暫くとはどのくらいかな?」

イタリア「っ……せめてあと一日は欲しいです……」

提督「一日、か……」

提督(一日ぐらいならとも思うが、現在は状況が切迫している。情報の有無が作戦の成否を分けるかもしれないのだ)

提督(ルイから得た情報はルイの所属する潜水艦隊についての情報だけだった。イタリアならば水上艦隊の情報を持っているだろう)

提督(それに、航空戦力の配備状況やイタリアのこれからの戦略についても情報を持っているかもしれない。なんたって戦艦娘だからな)

提督(しかし無理に聞き出そうとしてイタリアを怒らせでもすれば、少なくとも一日で情報を聞き出すのは難しくなるだろう)

提督(イタリア女は一度火がつけば炎のように燃え盛る。もしイタリアが言わないと決めたら、絶対に言おうとしないだろう)

提督(そうなれば口を割らせるのは至難の業だ。さて、一日待つべきか、それとも何とか今聞き出してみるか……)

↓×1~3 提督の決断

イタリアの恋愛感情に付け込んで口を割らせる。エッチな手管も込みで

答えろよ。尋問はすでに(性的な)拷問に変わっているんだぜ

何とか今聞き出す
志向を変えて、情熱的なキス勝負からの778

こちらには時間が無い事、君がダメならローマに聞く事、その際はもはや手段は選べない事を告げ最後に残念そうにもう会うことも無いだろうと言い残して去る(フリ)

提督「……わかった。では、今日の所は部屋に戻ってもらおうか。来てくれ」

イタリア「っ!!はい、ありがとうございます」

提督(イタリアを連れて割り当てられている独房へと向かう。まあ、独房と言っても普通の部屋なのだが)

提督「……」

イタリア「提督……本当にありがとうございました」

提督(無言で独房の扉を開け、中に入るように促す。するとイタリアがそう言って頭を下げてくる)

提督「……また明日」

イタリア「っ……はい、また明日お会いしましょう」

提督(俺はわざと素っ気なくする。それを受けてイタリアは悲し気に表情を曇らせ、部屋に入っていく)

提督「……」スッ ガチャリ バッ

提督(そこで俺は素早く部屋の中に入り込み、扉を閉めてイタリアに後ろから抱き付いた。その柔らかな女の身体を強く抱きしめる)

イタリア「っ!!」ビクッ

提督(イタリアが息を呑んで硬直した。俺は暫く無言でイタリアを抱きしめる。そして耳元で囁いた)

提督「イタリア……君は俺を殺そうとした……」

イタリア「っ!!……!!」ビクッ フルフルフル

提督「……だが、それは本意ではなかった。戦争だから、仕方なかったんだ。分かってるよ」スッ

イタリア「っ!?」

提督(俺はイタリアの胸と太ももに手を伸ばす。性的な愛撫だ。しかし、固く張る胸の先端やスカートの中、薄布に包まれた秘所には触れない)

イタリア「っ……!!」ドキドキ

提督(胸を這う指がその先端に向かうと思わせて、一旦離れてから乳房を揉む。来るべき瞬間を待ちわびていたイタリアが残念そうに息を吐く)

提督(ガーターベルトの下に手を入れ、そのままスカートの中に手を入れ、秘所に触れる思わせて、鼠径部に至ったところで軽くパチンと音を立ててガーターベルトを離す)

イタリア「……」モジモジ

提督(強張っていたイタリアの身体は、今や完璧に弛緩しきっていた。そしてその先を求めている。丸わかりだった)

提督「……」クチッ

イタリア「Oh……!!」ピクッ ビクン

提督(俺はイタリアの頭に顔を埋め、その甘い匂いを堪能しつつゆっくりと太ももを撫でる手をスカート中に入れ、薄布に覆われた秘所に指を這わせた)

提督(声を洩らすイタリア。ワレメを撫でると濡れているのが分かる。焦らすようにゆっくりとそこをなぞった)

イタリア「Aahhmm!!」ビクッ

提督(その指が固く充血したクリに触れた瞬間、イタリアが嬌声をあげた。ビクンと体を跳ねさせる)

提督(その反応に満足すると、俺は再び手を太ももへと戻す。先ほどまでと同じ愛撫、焦らしてやる)

提督(当然、それよりも上の行為を経験したイタリアはそれだけでは物足りなくなってくる。無意識だろうか?イタリアが体を押し付けてきた)

提督(特にその大きな臀部を俺の下半身に媚びるように擦り付けてくる。さらに太ももを撫でる俺の手に自らの手を添えた)

提督(そして控えめに俺の手を自らのスカートの中に導こうとする。しかし、そうはさせない)

提督(誘いに乗ってこない俺に、我慢できなくなったらしいイタリアが肩越しに俺を振り返る)

提督(そしてすっかり出来上がった表情を浮かべ、劣情に蕩けた瞳で俺を見つめつつ熱っぽい声音で告げた)

イタリア「て、提督……Ti amo(愛しています)……!!来てください……!!私を愛して……?」トロン ドキドキ

提督「イタリア……情報を話してくれ」ジッ

イタリア「っ!?」ピクッ

提督(イタリアが息を呑む。無粋な俺の振舞いに大きなショックを受けているようだ。普通ならば、こんな事をされれば火が付く)

提督(ソ連でガングートの振舞いに俺がそうなったように、想いが反転する。そう……普通ならば)

イタリア「っ……!!」ムラムラ

提督(だが、今のイタリアは発情している。他の全てよりも性欲が優先される状態なのだ。目の前の異性を……俺を求めてやまない)

提督(しかも、イタリアはもともと俺のことを想っていた。今のイタリアは俺に抱かれること以外考えられない……はずだった)

イタリア「で、でも……そんなこと……!!」フルフルフル

提督「……!!」

提督(しかしイタリアは強靭な精神力で踏みとどまった。素晴らしい……それでこそ君だ、イタリア)

提督(だが、俺は何をしてでも君から情報を聞き出さなくてはならない。作戦の為、そして何より大切な部下たちのリスクを減らす為に)

提督(しかし、それと同時に俺の中で、おっとりとしているが芯の通っているイタリアが性欲に負けるところを見てみたいという黒い欲望が湧き上がってきた)

提督(そして他の全てよりも俺を選ばせてみたいという男としての野望が俺を駆り立てる。俺は再びイタリアの耳に口を寄せた)

提督「イタリア……好きだ」

イタリア「っ!?」

提督(俺は……躊躇うイタリアに止めを刺しにいく。今ここで言うのは酷い事だが、嘘ではない。そしてこれは戦争なんだ。手段は選んでいられない)

提督「頼む。どうか俺の為に情報を話してくれ。イタリア」スッ シュルシュル スッ モミモミ ギュッ

イタリア「Aah!!」ビクン

提督(俺はイタリアのつけていたコルセットの紐をほどき、ホックを外す。そして服の中に手を入れる)

提督(両手をブラの下に入れてイタリアの胸を揉み、その先端を強くつまむ。体を仰け反らして快感に反応するイタリア)

提督「お願いだイタリア。知っていること全て教えてくれ。頼むよ」スッ

イタリア「ぁ……!!」ゾクゾク

提督(胸を堪能した俺は、今度は片手をイタリアのスカートの中に入れつつもう片方の手でイタリアの手を掴む)

提督(そして俺の怒張しているモノにズボン越しに触れさせた。イタリアはモノの形を確かめるように撫で、握る)

イタリア「んふっ……Q……Quanto grande(な、なんて立派な)……///」

提督「君を愛している……俺の為に情報を話してくれ」クチュクチュ

イタリア「あぁ……!!そ、そこは……提督……!!」ビクン

提督(恐る恐ると言った感じで、しかししっかりと怒張した俺のモノに触れるイタリアの耳元で甘くそう囁く)

提督(それと同時に俺は両手をイタリアのスカートの中に伸ばし、片手でショーツをずらしてもう片方の手で秘所を責める)

提督(指をワレメの奥へと挿入する。ぬるりと熱に包まれた。しかしそこは指程度の異物さえ固く拒絶している)

提督(イタリアが体を震わせ快楽に堪えている。クリを摘まむとビクンと体を跳ねさせた。そのまま、快楽でイタリアを蕩けさせる)

提督(イタリアの足腰が立たなくなってきたところで、俺は再びイタリアの耳元で囁く。まるで聖女を堕落させる悪魔になった気分だ)

イタリア「はぁ……はぁ……はぁ……」ゾクゾク

提督「イタリア……情報を話してくれるな……?」クチュクチュ ボソリ

イタリア「っ!!……ぁ……Sì……」ビクン ドキドキドキ コクリ

提督「……!!」ゾクゾク

提督(今、堕ちた。イタリアは快楽と情欲に屈した。柔らかくも誇り高い戦艦娘、イタリアがメスに堕ちたのだ)

提督(他の全てを捨てて俺を選んだ。目の前に居るのはもはや発情したメスでしかなかった。好きな男の為なら、何でもする娼婦だ)

提督「……」グイッ バッ チュッ

イタリア「あっ……んっ……ふっ……んちゅ……れろれろ……」ギシッ ギュッ

提督(俺はイタリアをベッドの所まで押しやると、ベッドに押し倒した。そして仰向けにさせるとその上にのしかかる)

提督(イタリアの唇を奪った。イタリアも、もはや躊躇うことなく、むしろ貪るように唇を押し付けてくる)

提督(濃厚に舌を絡ませ合った。イタリアが俺を抱きしめる。俺はイタリアの頭を撫で、頬に触れ、体を愛撫して秘所を責めた)

提督(イタリアが媚びるように体を擦り寄せ、脚を絡ませてくる。俺はどんどん蜜の溢れてくる秘所から指を引き抜き、一旦体を離す)

イタリア「ぁ……んっ……ふぅ……」

提督(そしてシャツをはだけさせ、薄緑の清楚なブラを取り払うとイタリアの胸に顔を埋めた。蕩けるような柔らかさ。イタリアの体温と、蒸れたメスの匂いに包まれる)

イタリア「うふっ……提督……」ナデナデ

提督(慈愛に満ちた微笑みで俺を見下ろし、頭を撫でてくるイタリア。俺は谷間に舌を這わせた。少ししょっぱい汗の味)

イタリア「あん!!ふぁ……んふっ……!!」ピクッ

提督(俺は谷間から乳房へと舌を這わせる。それだけでイヤらしく形を変える柔らかなそこを、頂上めがけて登って行く)

イタリア「んはぁ!!あ……提督……!!」ビクン

提督(そして頂上に到達。固く張ったそこを口に含み、舌で弄び、吸った。そのたびにイタリアが体を跳ねさせ、嬌声を洩らす)

提督(イタリアは俺を抱きしめてくる。双峰に顔が押し付けられ窒息しそうなほどだった。柔らかいふくらみに顔を覆われる)

提督(俺は手でもう片方の峰を堪能しつつ、柔らかなイタリアの胸をゆっくりと、存分に堪能した。そして顔を上げる)

イタリア「はぁ……はぁ……はぁ……」トロン ドキドキ

提督(イタリアは、その次の段階を期待していた。そして胸の次がどこになるのかを想像してさらに期待を膨らませているようだ)

提督(熱っぽい視線。Xのように一見閉じている脚は、しかしよく見ると少し開かれている。イタリアがそこを期待しているのは明らかだった)

提督「……」スクッ スタスタ

イタリア「……?」

提督(だが、俺は立ち上がり机の方へ歩いて行く。それを戸惑いながら見ているイタリア。俺は机の上に地中海周辺の地図とペンを出して置く)

イタリア「……」ジッ

提督「イタリア、ここにイタリア・ドイツ軍の戦力配置について書き込んでくれ」ジッ

イタリア「……」ギシッ スタスタ

提督(抗議と不満のを込めた視線で俺を軽く睨んでいたイタリアは、俺の有無を言わさぬ声音と視線に不承不承といった感じで立ち上がり、歩み寄ってくる)

提督「……」グイッ

イタリア「っ!?あう!!」

提督(イタリアが俺の隣に立ち、不機嫌そうなその視線を俺から机の上の地図に落とした瞬間、俺はイタリアを押さえつけ、机に手をつかせる)

提督(そして後ろからのしかかるようにしてイタリアを机に押し付けた。そして俺はイタリアの秘所に手を伸ばす)

イタリア「て、提督……?っぁ!!No, うふっ……んはぁ!!」ビクン

提督(絶頂させるためにイタリアのそこを手淫する。びくんびくんと反応するイタリアの身体、俺は容赦なくクリを責める)

イタリア「あっふ……!!Io(私)……あぁ!!て、提督……!!んは!!提督の指が!!私のダメなトコロを!!」

提督「イタリア……愛しているよ……!!」ボソリ クチュクチュ

イタリア「あはぁ♪私も!!んはぁ!!Sono pazza di te(あなたに狂わされちゃいます)!!Oh!!Sì!!」

提督(先ほどまでの不機嫌な様子はすっかりなくなっていた。イタリアは淫らに髪を振り乱し、涎を垂らしながら快楽を貪る。その様は官能的な踊りの様だった)

提督(イタリアの脚がガクガクと震える。体重を支えられていない。机に体を預けて何とかへたり込まずに済んでいるようだ)

提督(あふれ出る愛液がイタリアの内股を伝って靴下を湿らせる。俺の手もびしょびしょだった)

イタリア「Sì!!Sì!!提督!!あぁん!!Io vengo!! Io vengo!!提督!!Io vengo!!っぁんはぁああああ!!」ビクンビクン

提督(イタリアの嬌声が響き、体がピンと張る。そして脱力。俺はイタリアを押さえつけていた方の手をイタリアの口に侵入させ、舌を弄ぶ)

提督「ん……イタリア……すごく美しく妖艶な舞だった……愛しているよ」ハムハム

イタリア「あふ……へいほく……すひぃれふ……あいひへいはふ……」ピクンピクン ゾクゾク

提督(それと同時にイタリアの耳をはみ、耳元で甘い言葉を囁く。イタリアは余韻に浸りつつ喜びに身を震わせた)

提督「さあ、イタリア……このペンを持って、情報をこの地図に書き込んでくれ」

提督(俺はイタリアの口と秘所から指を引き抜くと、ペンをイタリアに握らせてそう告げる。イタリアが気だるげに顔を上げた)

イタリア「ち……ちょっと待ってください……」

提督「いいだろう。イタリア、情報を全て書いて、話し終えたら……ここに俺のモノを入れてやろう」ヌルリ

イタリア「!!」

提督「だが……もう夜だ。あまり時間が無い。あまり遅いと……君を女にするのはお預けになるかもな」

イタリア「っ!?わ、分かりました……!!書きます……!!」スッ

提督「ありがとう。では、アレクサンドリアの情報から聞こうかな?」

イタリア「あ。アレクサンドリアですね……あそこには普段、対潜哨戒部隊しかいません。けど、今はザラとポーラが居るはずです」

提督「ザラとポーラが……聞いてないな……」ボソリ

イタリア「えっ?」

提督「何でもない。それで、陸上戦力はどうかな?」スッ クチッ

イタリア「んふっ……守備隊と……今はドイツ第15装甲師団があそこで休養中です。はぅ……あと、反英現地民兵の部隊が居ます……」

提督「ドイツ第15装甲師団か……なるほど……続けて」

提督(イタリアから情報を聞き出していく。予想通り、イタリアは多くの情報を持っていた)

イタリア「っ……」ピタリ

提督(しかし、やはり情報を話すことに抵抗があるのか、たまに思い悩むように止まってしまう。堕ちてはいるが、まだ心のどこかに抵抗する意思が残っているようだ)

提督「ほら、続けてくれ」クチュクチュ

イタリア「あぁん!!っ……じ、ジブラルタルには……コンテ・ディ・カブールとジュリオ・チェザーレの艦隊がぁ……」

提督(だが、その遅すぎる儚い抵抗も、俺が少し快楽を与えてやればすぐになくなる。そのうち、それさえもなくなった)

イタリア「はぁ……はぁ……んんっ……」モジモジ

提督(そのかわり、今度は結果的に焦らされ続けていることになっているイタリアの我慢が限界になってきたようだ)

イタリア「っ……提督……もう限界です……これ以上待たされたらおかしくなってしまいます。お願いですから……私を抱いてください……」ジッ

提督「まだ話していない情報があるようだが?」

イタリア「もう……耐えられません……切なすぎておかしくなりそうです……私を女にしてください……」ウルッ チラッ

提督(潤んだ瞳で俺を見つめるイタリア。その表情は本当に満たされない性欲に狂いそうだと言った様子だった)

提督(震える手で自らのスカートをたくし上げていく。薄緑の控えめな装飾のショーツが露わになった)

提督(しかし、それはその形の良い大きなヒップに食い込み気味だ。先ほどずらしたせいだろう。見ようとすれば秘所が丸見えになっているはずだ)

イタリア「……っ」フルフルフル ドキドキドキ

提督(イタリアの精一杯の誘惑なのだろう。震える肩や手に、イタリアの羞恥の程が良く伝わってくる)

提督(そういう経験がなく震えてしまうぐらい恥ずかしいのに、なれない誘惑をしてしまうほどに欲情しているのだ)

提督「最初にした約束を守ってもらおうか。早くしたいのなら、情報を早く話すんだ」

イタリア「っ!?……!!くぅ……!!」ガーン キッ

提督(だが、俺はそう言って続きを促す。必死の誘惑を袖にされたイタリアは悲し気に表情を曇らせて目を見開き、ついで怒ったように俺を睨みつける)

イタリア「分かりました!!話せばいいのでしょう!?話しますとも!!」

提督(そして不機嫌にそう言い放つと、イタリアが口早に情報を話していく。もうこれ以上我慢できないというように)

イタリア「……これで、私が知っていることは全て話しました。提督、約束です、もう待ちきれません……!!」ジッ

提督(暫くして、全てを話し終えたらしいイタリアがそう言って俺に向き直る。俺もイタリアに向き直った)

イタリア「早く抱いてください……私を貴方の女にしてください……!!」スッ

提督(お待ちかねの瞬間がやってきた喜びと性欲に蕩けた表情で俺を見つめつつスカートをたくし上げるイタリア)

提督(その大洪水になっている秘所が丸見えになった。陰毛は剃っているのか見当たらない。内股を伝う愛液が妖しくテカる)

提督(ふと、このままあの事を告げずに抱いていいのかと俺の良心が訴えてきた。だが本能は今すぐにイタリアを征服してしまいたいと叫んでいる。俺は……)

↓×1~3 提督の行動 もし例の話をするならイタリアの反応も
例)本能に任せてそのままぶち込む
  耳元で囁くように例の話をする イタリアは今更そんなことどうでもいいと受け入れる

二コマ快楽堕ち

挿入る前に話して、イタリア怒るも挿入したら>>788

提督が複数の艦娘と関係を持っているのは知っていた。しかしセックスしているかしていないかの違いだけで、多くの艦娘が提督の一番になろうとしていることには変わらないので、「イタリアは今も昔も貴方の一番を目指してます」と、バードキスをして受け入れる

そう急くな。君みたいに自ら性交を求めてくる艦娘は数多く経験した。そしてそのほとんどを受け入れてきた。
とはやるイタリアを宥めてあの話をしようとするものの、イタリアは
そんなことに気づいてないとでも思った?
と今更そんな話をするより早く交わりたいと主張し、性器に手を伸ばしてアピールする

二コマって要するにいつも通りってことだよね?



イタリア「んん!!ふぅ!!んぁ!!あっ!!あぁっ!!ああああ~~~!!」ビクンビクン

提督「イタリア!!この売女が!!コレ欲しさにお前は仲間を敵に売った!!失望したぞ!!」パンパンパン

イタリア「はいぃ!!そうです!!私は提督のコレに負けて国を売りましたぁ!!卑しいメス犬ですぅ!!」ゾクゾク

提督「そうだこのメス犬め!!ほら、そろそろお待ちかねの時間だぞ!!一番奥でたっぷりくれてやる!!っ……受け取れぇ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

イタリア「んはぁああああああ~~~!!っ……あぁ……あふぅ……私の中……一番奥で提督のが……熱いのが注がれて……」ビクンビクン

提督「っ……ふぅ……」ズルリ

イタリア「あぁ……すごぃ……Sei tutto per me(貴方は私の全てです)……Non posso vivere senza di te(もう貴方なしでは生きていけません)……」ブプッ ドロリ

提督「……」

提督(机の上に寝そべっているイタリアにのしかかっていた体勢から体を起こし、モノを引き抜く。白濁液が秘所から垂れた)

提督『そんなに欲しいのならくれてやるぞ……!!』ゾクゾク カチャカチャ ボロン

イタリア『……ぁ!!』ドクン

提督『お前を俺の女にしてやる……覚悟しろ!!っ……くぅ……!!』グイッ ピト グッ

イタリア『っ……ぁああああ!!』トサッ ググググ ブツッ ヌププププ

提督(良心の訴えは本能の叫びにかき消された。俺はイタリアを机の上に押し倒し、イタリアの処女膜を貫いてしまった)

提督(そして本能のままにイタリアを犯してしまったのだ。賢者モードに入った今、俺は床に座り込んで自己嫌悪に陥っていた)

提督(今まで必要とあればこのことを伝えずに相手を抱いたこともあった。アイオワやウォースパイトの時はそうした)

提督(だが……今回はそうする必要はなかった。もう情報は手に入れていたのに、俺はあのことを告げずにイタリアを抱いた)

提督(イタリアに誘惑されていたのもある……だが、俺は……性欲に負けて、イタリアの純潔を奪ってしまった)

提督「……イタリア」

イタリア「は、はい……なんですか……?」

提督「すまない……こうなる前に話すべきだった……君に言わなくてはならないことがある……」

イタリア「……?」

提督(イタリアにあの話をする。その間、俺はイタリアを見ることができなかった。ずっと壁を見つめる)

提督(机の上に横たわったままのイタリアは一体どんな気待ちで何を考えてこの話を聞いているのだろうか……)

提督「これが、俺の話さなくてはいけないことだ……」

イタリア「提督……」ムクリ

提督(イタリアが起き上がってこちらへ近寄ってくる。そして俺の隣に腰を下ろし、俺の肩によりかかると俺のモノを手で握る)

イタリア「そんな事、どうでもいいです。私は貴方に愛してもらえればそれで満足ですから///」

提督(うっとりとした表情で、目にハートが浮かんでいる錯覚を受けるような眼差しで、イタリアは俺のモノを見つめて頬を染めている)

提督「……!!」

提督(これは……本当にイタリアの本心だったのだろうか?もしイタリアを抱く前にこの話をしていたらどうなっていた?)

提督(普通なら受け入れられないことだろう……だが、それを知ることはもうできない。イタリアはもういないのだ)

提督「……すまない」カチャカチャ スクッ

イタリア「ぁ……提督?」

提督(ここに居るのはかつてイタリアだったメス犬だ。俺がそう堕落させてしまった。俺はイタリアが情報を書き込んだ地図を持って部屋を出る)

イタリア「提督!?っ!?ま、待ってください!!」グググッ ズルズル

提督(イタリアが驚き立ち上がろうとしたが、脚に力が入らないのか立ち上がろうとしても立ち上がれず、這いずって俺を追いかけようとする)

提督「その気持ちは……君の本心じゃなかったかもしれない……本当にすまない。ではな」

イタリア「提督!!」

提督(縋るようなイタリアの声。俺は扉を閉め、小走りで執務室へ向かう。自分がしているのが本当に最低な行為だと自覚している)

提督(こんな事をしでかしておいてイタリアから逃げるなんてありえない。だが、今はイタリアと一緒に居たくなかった)



ウォースパイト「Admiral!!」バンッ

ウォースパイト(哨戒から戻ってきた私に伝えられたのは、今朝戦死したと思われていた提督が奇跡的に生還したという事だった)

ウォースパイト(逸る気持ちのままに一心不乱に提督の執務室へ走り、乱暴に扉を開け放つ)

提督「っ!?ああ、ウォースパイト……哨戒から戻ってきたのか。お帰り」ニコッ

ウォースパイト(驚いた表情でこちらを見た提督は、入ってきたのが私だと分かると微笑んだ。しかし、何故か悲し気で儚い印象を受ける微笑みだった)

ウォースパイト「……!!Admiral……本当に……本当に良かった……!!私は、貴方が殺されたものと……!!」ジワァ ポロポロ

ウォースパイト(しかしそんな事はどうでもいい。Admiralがここに居る!!私は涙があふれてくるのを堪えられない)

提督「すまない……心配をかけたな……」

ウォースパイト「もう二度と私の前からいなくならないと誓って……!!」ダキッ ギュッ

提督「……俺は軍人だ。いなくならないとは誓えないが、そのための努力は惜しまないと誓うよ」ナデナデ

ウォースパイト(Admiralは胸に飛び込んだ私の頭を優しく撫でる。この体温、この匂い、本物のAdmiralだわ……!!)

ウォースパイト(暫くずっと抱き締めていた。そしてとりあえずの所は満足したところで、顔を上げてAdmiralを見る)

提督「……どうした、ウォースパイト?」

ウォースパイト「……何かあったの?貴方、とても悲しそうに見えるわ」

提督「……そうかな?」

ウォースパイト「悩みでもあるのかしら?私に話してみなさい。相談に乗るわよ」

提督「ありがとう。だが、悩みがあるわけじゃないよ。強いて言えば少し疲れたんだ」

ウォースパイト(悩みが無いなんて嘘だとすぐにわかった。だってAdmiralのことですもの)

ウォースパイト(けど、そういった男性の強がりに気がつかないふりをしてあげるのも大切なことだから)

ウォースパイト「そう?分かったわ」

ウォースパイト(Admiralと見つめ合う。どちらからともなくキスをした。互いの唇を啄み合い、舌を伸ばす)

ウォースパイト(そして舌を絡ませ合い、お互いの愛を伝えあった。このまま、Admiralに抱かれてしまいたかった。でも……)

ウォースパイト「っは……My knight……ごめんなさい……本当は今すぐ貴方と愛し合いたいわ」シュン

ウォースパイト「けど、私、この後すぐに補給を済ませてアレクサンドリアに向かう事になったの。向こうでやらなくてはいけない事ができて……」ジッ

提督「何だって?疲れているだろうに」

ウォースパイト「このぐらい平気よ。辛いのは、また貴方と離れ離れになること」

提督「俺もだよ……」

ウォースパイト「このOperationが終わったらきっと一息付けるわ。その時、貴方の所に戻ってくる」

ウォースパイト「だからその時には今ここで愛してもらえない分、たっぷりと私を可愛がってね?いい?」

提督「ああ、もちろんだよ」ニコッ

ウォースパイト「期待しているわよ?だから……死んだりしないでね……」キュッ

提督「ああ……」ギュッ



ポーラ「うぅ……お腹が減りましたぁ……」ジャラ

ザラ「ポーラ……頑張って。きっとすぐに食事が出されるわよ」ジャラ

ポーラ「ぐすっ……まさかこんな作戦を考えついて実行するなんて……信じられません……」

ザラ「そうね……こんな事なら司令部じゃなくて港に居れば良かった……そうすれば戦わずに捕虜になる事はなかったのに……」ギュッ

コンコン ガチャッ

ザラ&ポーラ「「っ!!」」

ウォースパイト「……久しぶりね、ザラ、ポーラ。こうして話をするのは……何年ぶりかしら」

ポーラ「ウォースパイト……!!居たんですね……降下してきた艦隊には居なかったと思いましたけど……」

ザラ「……こんな所に閉じ込めて鎖で拘束したりして、イギリスは私達をどうするつもりなの?」

ウォースパイト「……貴方達が捕虜になってからもう丸一日以上経つわね。お腹が減っているでしょう?食事を持って来たわ」ニコッ

ポーラ「ほ、本当ですかぁ?」

ザラ「質問に答えなさいよ……でも、Grazie. お礼は言うわ」

ウォースパイト「You`re welcome. 貴女達はイタリア人だから、イタリアの食べ物を特別に用意したの。手に入れるのに苦労したのよ?」ゴトッ ブワッ

ポーラ「っ!?えっ……何ですかソレぇ……今、何か白いのがたくさん飛び跳ねませんでしたかぁ?」

ザラ「ち、ちゃんと食べ物なんでしょうね?」

ウォースパイト「言ったでしょう?イタリアの食べ物だって。ほら、召し上がれ」ニタァ スッ ウゾウゾ

ポーラ「っ!?うぷっ……!!」

ザラ「うっ……これって……Formaggio fradicio!?」

↓×1~3
ウォースパイトに日本ではカース・マルツゥと呼ばれている大量の生きた蛆虫入りのチーズを出されたザラとポーラの反応
※ザラとポーラは同じ牢獄に入っているが、鎖で手足を縛られていて身動きが取れない状況

さすがに食べられない
せめて提督に尋問してもらえたらと二人共現実逃避

797

100でたぜー

DEAD ENDフラグが立ちました

さすが英国エゲツないぜ

ウォースパイト「そう言うらしいわね?ああ、おぞましい……こんなもの食べるだなんて、イタリア人は本当に人かしら?」

ポーラ「いやぁ!!こんなの食べるのはサルデーニャの人間くらいですよぅ!!ポーラには食べられません!!」

ザラ「ウォースパイト……!!どういうつもりなの!?私達をどうするつもり!?」キッ

ウォースパイト「けれど、こんなものでも手に入れるのに苦労したのよ?ほら、つべこべ言わずに食べなさい」

ポーラ「無理ですぅ!!食べられません!!」

ザラ「質問に答えなさい!!」

ウォースパイト「……さっきから癪に障る態度ね?よろしい、ならば私が手ずから食べさせてあげましょう」スッ ピッ スッ

ポーラ「No!!止めてぇ!!」ブンブン

ザラ「捕虜虐待は国際法違反でしょう!?何が目的なのよ!?せめてそれぐらい話したらどうなの!!」

ウォースパイト「っ……本当に、何ておぞましいのかしら……手袋をつけないとスプーンですら掬いたくないわね」

ウォースパイト「では……貴女からにしましょうか、ポーラ?ほら、Say ah」スッ

ポーラ「いやぁ!!いやぁあ!!いやぁああああ!!止めてぇ!!」ブンブンブン

ザラ「ポーラ!!っ!!ウォースパイト!!止めなさい!!止めて!!」キッ

ウォースパイト「チッ……随分と大きくて聞き分けの良い赤ん坊だこと。ほら、口を開けなさい」ガシッ ググググ

ポーラ「んんんん~~~!!」

ザラ「ウォースパイト!!そんなことしたら貴女ぜったい赦さないわよ!!まだ間に合うから止めなさい!!」

ウォースパイト「……いいでしょう、そっちがその気ならこちらにも考えがあるわ。こんなもの、手袋越しでも触れたくはないけれど……ほら!!」ギュッ ベチャッ

ポーラ「ん”ん”!?」

ザラ「ポーラ!!」

ウォースパイト「ほら、口を開けないと鼻から入っていくわよ?まあ、それでもいいけれど」

ポーラ「ん”ん”ん”ん”!!」

ポーラ(臭い!!気持ち悪い!!蛆が顔を這いまわってる!!は、鼻の中に腐ったチーズと蛆がぁ!!)

ポーラ「っはぁ!!んぶっ!!」

ウォースパイト「やっと口を開けられたわね?いい子だわ。ほら、たぁんとお食べ?」ニタァ ガシッ グイッ

ポーラ「んあぁ!!マズイ!!いやぁ!!んぐぅ!!」

ザラ「ウォースパイトぉ……!!Vaffanculo(呪われろ)!!Porca puttana(メス豚)!!Ti faccio fuori(殺してやる)!!」キッ

ポーラ「っ……おぇええええ!!」ゲボボボボ

ウォースパイト「っ!!よくもこんな汚いものを!!」キッ パァン

ポーラ「っぁ!?っ……うぅ……ぐすっ……ひっく……」ポロポロ

ザラ「ポーラ……!!しっかりして!!ポーラ!!」

ポーラ「ザラ姉様ぁ……助けてぇ……!!」

ウォースパイト「……はっ、見なさいな。貴方の吐瀉物の中にはこんなに蛆が……まるでゾンビね」

ウォースパイト「でも、こんなものを吐きかけられたとしても私は赦してあげるわ。ほら、これは全部貴方のモノにしてあげる」

ポーラ「いやぁ……!!いやぁ!!」

ザラ「っ!!ウォースパイトぉ!!それは私が食べる!!だからポーラに無理矢理食べさせないで!!」

ウォースパイト「まあ、卑しい子。安心しなさいな。貴方の分もちゃんと用意してあるわ。だから楽しみに待っていなさい」

ザラ「っ……!!悪魔!!魔女!!地獄に落ちろ!!」

ウォースパイト「ほら、ポーラ食べなさい。食べるのよ……食べろ!!」グイグイ ギロリ

ポーラ「んはっ!!いやぁむぐぅ!!うぐっ……ごほっ!!ん”ん”ぅ……」

ザラ(ウォースパイトに対する殺意が限界を超える。今までこれほど人を憎んで殺したいと思った事は無かった)

ザラ(私はポーラがウォースパイトに蟲を喰わされて、悲鳴が啜り泣き、そしてそれさえもが消えて無言になっていくのを見ていることしかできなかった)

ザラ(逃れようと捩っていた体は、今はまるで死体のようにぐったりとしている。そんなポーラからあの魔女はようやく離れる。そしてザラに向き直った)

ポーラ「……」グッタリ ハイライトオフ

ウォースパイト「……」クルリ

ザラ「……!!」ギロリ タラリ

ウォースパイト「……口から血が垂れているわ」

ザラ「殺してやる……!!」

ウォースパイト「……ポーラが生きていてよかったわね?」

ザラ「お前を殺してやる!!魔女め!!焼き殺してやる!!」

ウォースパイト「……魔女、か。……ふふっおかしくて笑えてくるわね、ザラ?一体どっちが魔女かしら」

ザラ「はぁ……!?」

ザラ(するとウォースパイトは目を閉じて人の名前を呟き始める。いったい何のつもりなのかしら)

ウォースパイト「っ」ツゥー

ザラ「っ!?」

ザラ(女性の名前を呟いているウォースパイトの目から涙が零れる。意味不明だった。そしてその数がおそらく三十人近くになったところでやっと終わる)

ウォースパイト「……今、呼んだ名前は……全員、貴方とポーラに殺された私の大事な戦友たちよ」ツゥー

ザラ「……!!」

ウォースパイト「あの日、ここアレクサンドリアで……っ……戦う事も出来ずに……一方的に……殺された……」スッ

ウォースパイト「……この日をどれだけ待ちわびたのか分からないわ。何のつもりと聞いたわね?答えてあげる」

ウォースパイト「これは復讐よ、ザラ。あの日、皆に誓ったの。必ず復讐するって……皆を無残に殺したお前たちに報いを受けさせるって」ジロリ

ザラ「っ……!!」タラリ

ウォースパイト「……さあ、お食べなさい。たっぷりとね。これが最後の晩餐になるのかもしれないのだから」ニタァ グイッ

ザラ「んぐっ!?」

ザラ(おぞましいものが口に押し付けられる。閉じている口からは入ってこない。けど、鼻から……腐敗臭が……何かが鼻の奥に這って……!!)

ザラ「んふっ!!っぁ!!むぐぅ!!んぁああああ!!」

ザラ(絶対に負けるものかと思っていたけど、無理だった。口の中に入れられたそれは、チーズと言うより蜜のような食感で)

ザラ(けど味は……生き物としての本能がこれを食べ物だとは判断していなかった。ピリピリする。明らかに食べてはいけないものだった)

ザラ(それが次から次へと口に押し込まれる。窒息しそうだった。蟲が咥内をうごめいている。蟲に咥内を犯されてる)

ザラ「んぶっ!!ごほっ!!ごほっ!!ごほっ!!」

ウォースパイト「吐き出さないの。ちゃんと食べなさい。ほら、まだこんなにあるわよ?」

ザラ「ほう……ゆるひへ……」ポロポロポロ

ウォースパイト「……!!駄目よ、全部食べなさい」ゾクゾク グイッ

ザラ「んふぅ!!んはぁああああああ!!」

ザラ(蟲が喉奥へ這っていく。気持ち悪い。死にたい。刺激物が喉に詰まりそうだった。私は……飲み込むしかなかった)

ザラ「んぐぅ……ごくん……っはぁ!!んぁ!!」

ウォースパイト「なんておぞましい!!蟲を食べるだなんて!!それほどこれが好きなのね?いいわ、全部召し上がれ」

ザラ「っ……いやぁああああ!!むぐぅ!!」ポロポロポロ

ウォースパイト(ザラももはや恥も外聞もなく泣き叫んで身を捩っていた。まるで赤子のように。いい気味だった)

ザラ「ぐすっ……んぐっ……んっく……」ポロポロポロ

ウォースパイト(次から次へと口に押し込まれて行く蛆虫チーズに、ザラは抵抗する気力を失ったようだった)

ウォースパイト(啜り泣きながらソレを呑み込んでいく。吐き出しても、それを拾って口に入れてやるようにしていたらもう吐き出すことはなくなっていた)

ザラ「……ごくん。んぐっ……」ハイライトオフ

ウォースパイト(そして今や啜り泣きすらせずにただ口に入れられる蛆虫を呑み込むだけになっていた。私は、もちろん容赦しない)

ウォースパイト(ポーラにしたように、宣言通り丸々一個全てをザラに食べさえた。ザラは無反応ながら涙を流して全てを呑み込んだ)

ウォースパイト「はい、お粗末さまでした」

ポーラ「……」グッタリ ハイライトオフ

ザラ「……」グッタリ ハイライトオフ ツゥー

ウォースパイト「さて……では食後の休憩をあげようかしら?何とやらには鮮度がありますからね」ボソリ

ポーラ「てい……とく……」ポロポロ

ザラ「提督が……貴女じゃなくて提督だったら……」

ウォースパイト「!!へぇ……Admiral、ね……」ニタァ

ポーラ「提督に会いたい……提督……」

ザラ「せめて最後に一目でいいから……あの人に……」

ウォースパイト「ふふっ……会いたいの?残念ね。あんなことしていなければ敵とはいえ、昔のよしみで結婚式にも招待してあげたのに」

ポーラ「……?えっ」

ザラ「結……婚……式……?」

ウォースパイト「私とあの人は付き合っているの。もちろん、結婚を前提としてね?戦争が終われば、すぐに結婚するわ」

ポーラ「う、嘘……ですよねぇ……!?」

ザラ「提督が……提督が貴女なんかと結婚……!?」

ウォースパイト「貴女なんか、ね。少なくとも蛆を吐いたりする女よりは少しぐらいはましなつもりだけれど」

ウォースパイト「私が日本軍の捕虜になった時、あの人から情熱的にプロポーズされたわ。もちろん、受け入れた」

ウォースパイト「たとえ敵同士に別れようとも、真実の愛は妨げられないのだと実感した。まだ、婚前だけど……こんな時だから。初夜も済ませたわ」ポッ

ウォースパイト「あの人のアレ、とても立派で……いつもは紳士的だけど、ベッドの上ではまるで野獣で……私もはしたなく悦がってしまったわ」

ウォースパイト「初めてだったんだけど……あの人がどうしてもって言うから咥えて舐めてあげたりして……」

ウォースパイト「semenの味は……まあ、美味しくなかったわね。けどAdmiralのものだと思ったら嫌悪感は無かったわ」

ウォースパイト「あれ以来、機会は少ないけど、ありさえすれば肌を重ねているの。次に抱いてもらえるのが待ち遠しいわ」

↓×1~3
結婚するんですか、私以外の人と……しかも相手はウォースパイト。さらに初夜も済ませているどころかもう何度も肌を重ねた仲なんて……
加えて精神的に非常に弱っていることを踏まえてザラとポーラの反応と心境

嘘だ!デタラメ言うな!って言う。こんなひどいことする女に提督を盗られるなんて耐えられない!ウォースパイトの隙を突いて体当たり。脱出して提督を探すつもり

精神的に弱っていることもあり嘘か疑うだけの頭も回らず、それが真実だと受け入れてしまう。度重なる絶望に心にヒビが入り、自分を守るためにも心を閉ざして人形のようになってしまう

到底受け入れられない話ではあるが、先程の拷問紛いの仕打ちで抵抗する力もなく、ただ嫌だ違うと呟くのみ。

提督の名前に一時的に気力が戻り、典型的なロミオトラップだなと嗤うが、ウォースパイトの形相に気圧されてすぐに萎縮してしまう

どんどん綻んでゆく…

ザラ(ああ……そうなんだ……提督は……もう取られちゃったんだ……私達は……もう選ばれないんだ……)

ポーラ(しかもこんな人に……もう……提督もポーラ達を助けてはくれないんですねぇ……)

ザラ「……」ハイライトオフ

ポーラ「……」ハイライトオフ ポロポロ

ウォースパイト「何も言えないの?無様ね。……ではまた後で、二人共。こんなところだけどゆっくり休んでね」ガチャン

ウォースパイト(ザラとポーラが絶望に囚われてもはや生きる骸のようになっている様は、悪くなかったがまだ物足りない)

ウォースパイト(こんなものでは殺されたみんなへの手向けにはならないわ。もっとあの二人をひどい目に遭わせてやらなくては)

ウォースパイト(さて、次はどうしてやりましょうか……?簡単に楽にはさせない。この世の地獄を見せてやる……!!)

↓×1~3 多くの戦友を惨殺され、扶桑姉さまを殺された山城や北上を殺された大井以上にキているウォースパイトの次なる虐待
※やっぱやめるとか虐待以外の場合は安価下

適当な男に犯させる

たまたまろ獲できた深海忌雷による触手陵辱

自分の履いてる靴で犯して嘲笑する

ウォースパイト「Hello, よく休めたかしら?」コンコン ガチャリ

ザラ「……」

ポーラ「……」

ウォースパイト「I`m sorry, 二人共。さっきの話はAdmiralが好きな貴女たちにとってちょっと酷かったわね」

ウォースパイト「ところで貴女たちに聞きたいことがあるのだけれど、二人共Virginかしら?」

ザラ「……」

ポーラ「……」

ウォースパイト「……実はね、女の悦びを知らないまま殺してしまうのはあまりにも不憫だから、貴方達の為に適当な男を見繕ってきてあげたのよ」ニタァ

ゴリマッチョ「おいおい、マジで白人じゃないか。しかもとびっきりの美人だ」

デブ「イタリア人だっけぇ~?若いねぇ~いいよぉ~興奮してきたねぇ~」

ウォースパイト「言った通り、好きにしていいわ。三時間後にまた来る。それまでは、殺されたくなければこの部屋から出ない事」

ウォースパイト「それと、そいつらに舌を噛まれようがお前たちの息子を噛まれようがこちらには関係ないわ」

ウォースパイト「それが嫌なら自分で用心することね。では、また三時間後に。お楽しみの時間を堪能してね、ザラ、ポーラ」

↓×1~3 
方や黒人のゴリマッチョ。方やアラブ人の脂ぎったデブがいやらしいにやにや笑いを浮かべながら近寄ってくることに対してザラとポーラの反応と心境
※FFVIの某女将軍のように手足を拘束されていて逃げ出せそうにないし、できても軽い体当たりぐらいしか不可能な状況


泣いたり激昂したりすればこの男達を喜ばせるだけだろうと、心を殺して無反応に徹しようとする
しかし提督に捧げたかった初めてを奪われる事実に無意識に涙がこぼれ落ちる

もはや抵抗する気力もなく、凌辱を受ける直前に一瞬提督に抱かれる夢を見るも、すぐさま現実に引き戻される

ポーラは正気に戻って泣き叫び抵抗

ザラは>>816

おい誰か安価で提督召喚してくれよこの展開はキツイわ…

救いはないんですか!?

キツい展開だけどこれもR板の醍醐味よね

こういう展開が好きな人には申し訳無いが、個人的にはちとキツい…

悲しいけどこれ戦争なのよね

ザラ&ポーラ「「……!!」」サァッ

ゴリマッチョ「いい体してやがるなおい?」グイッ ムニムニ

ザラ「っ……」ギロリ

デブ「いいねぇ~いいお尻してるねぇ~これなら元気な子を産めるねぇ~」スッ ナデナデ

ポーラ「っ……」ギリッ

ゴリマッチョ「肌もきめ細かいし、とんだ上モノだぞこいつは。そこらの女とは比べものにならねぇな」

ザラ「……」

デブ「痛み一つない良い髪だねぇ~ん~良い匂いだぁ~年頃の女の子の良い匂いだねぇ~興奮するよぉ~」

ポーラ「っ……」



ゴリマッチョ「白人を抱くのは初めてだ。興奮するぜ!!さて、前戯なんてまどろっこしいのは嫌いなんでな。女ってのはこれで堕とすものだ」シュルシュル ビキィン

ザラ「っ!?」ゾクッ

ザラ(な、何アレ……!?あ、あんなのが入るの……!?む、無理だよ……!!あんな大きくて太いの……!!)

ゴリマッチョ「どうだ?すごいだろ?白人は、女は極上だが男のコレは俺ら黒人に比べれば子供だ」

ゴリマッチョ「そして俺のコレは黒人の中でもとびっきりのビッグマグナムだ。期待しとけよ?」スッ ズリッ

ザラ「……!!」ゾワッ

ザラ(スカートとショーツを脱がされる。大切な所を晒されちゃった。感じるのは羞恥心よりも、恐怖だ)

ゴリマッチョ「抱いた女は皆虜になる。口説いた女はもちろん、無理矢理犯した女も自分から股を開くようになる自慢の逸物さ」

ザラ「っ……」ギロリ

ザラ(誰がお前なんかにと言いたくなったけど、意識して無言を貫く。泣いても激昂してもこの男を悦ばせるだけだ)

ゴリマッチョ「ふん、いつまでその態度が持つかな?ひいひい言わせてやるから覚悟しろよ?」スッ ピトッ

ザラ「っ」

ゴリマッチョ「んー……俺のモノを咥え込むのにはまだきつすぎるかも知れねぇな。けどまあ、お前より小さい女もガキ産めんだからいけるだろ」ズリズリ

ザラ(黒光りするそれは、びくびくと小刻みに痙攣していて……背筋が凍る思いだった……)

提督『ザラ』ニコッ

ザラ(懐かしい提督の笑顔が思い出される。もう何も考えられなかった。考えたくもない……)

ザラ「……」ツゥー

ゴリマッチョ「いいぜその涙。俺を昂らせてくれる。ほら……いくぞおい!!」グッ

ザラ「っ……ぐぅ……ぁああああああ!!」ブツッ ズプププププ

ゴリマッチョ「くぅ……いい締まりだなおい……!!しかもこれ……濡れてないのに……なんつう名器だよおい……!!」

ザラ「っ……ふぐっ……」タラリ

ゴリマッチョ「ん……っ!?おい、これって……お前処女か!!」ハッ

ザラ「……!!」ギロリ

ゴリマッチョ「なんか突っかかったと思ったんだ!!この血、間違いない!!ほら、見てみろ!!」

ザラ「ぁ……!!」

ザラ(なんで見てしまったのか分からない。つい、見てしまった。視線を落とすと、私のそこを押し開いて黒くておっきいアレが……)

ザラ(それを伝って滴る赤いのは、まぎれもなく私の血だった……実感する……こんな奴に私の初めてが……提督に捧げるつもりだったのに……!!)ジワァ

ゴリマッチョ「おい、こっち見な」グイッ

ザラ「っ!?」

ザラ(利き手なのか、左手で両頬を摘ままれる。そして強引に顔を上げさせられた。抵抗することもできずされるがままに顔を上げる)

ゴリマッチョ「この顔を忘れるなよ?お前の初めての男だ。ほら、忘れられない初体験にしてやるよ!!」ニタァ

ザラ「っ!!」ゾワッ

ザラ(気色の悪いロングのドレッドヘア。吐き気を催すようなにやけ面。もう、耐えられなかった)



ザラ「いやぁああああ!!」ボロボロ

ゴリマッチョ「いいぞ!!泣き叫べ!!現実を認識しろ!!お前はもう俺の女にされるんだよ!!」パンパンパン

ザラ「ああああああ!!痛い!!痛いよぉ!!止めて!!」

ゴリマッチョ「この処女喪失直後のキツマンをがばがばにしてやるぜ!!しっかりと俺のモノの形を覚えろよ!!」

ザラ「いやぁああああああああ!!」ブンブン

ポーラ「ざ、ザラ姉様……!!」

デブ「ん~さすがにあのサイズには男として敗北感を覚えるねぇ~……けどまあ、あれのサイズが全てではないよぉ~」スッ クニクニ

ポーラ「ひっ!?っ!!……!!」ゾクッ キッ

ポーラ(手が私のショーツの中まで入ってくる……そして、私のアソコを……こんな奴に触らせたくないよぉ……)

ポーラ(あまりの気持ち悪さについ声が出ちゃう……けど、これ以上何の反応もしてやるものか……!!)

ポーラ(私は唇を噛むとこの豚野郎を睨みつける。豚野郎はそんな私の視線を受けて、にやりと笑った)

デブ「あの男はああ言ってたけど、大事なのは前戯だからねぇ~ほらぁ~おじさんの熟練のテクで昇天させてあげるよぉ~んべろぉ」ニタァ

ポーラ「っ……!!」ビクッ

ポーラ(何て臭い……!!どんな口臭してるのぉ……!?舌が私の耳元を舐めまわす……ぞわぞわするぅ……!!)

ポーラ(押し付けられるぶよぶよした体も死ぬほど気持ち悪い……提督……助けてぇ……!!)

デブ「ん~おいしいねぇ~舌触りも最高だよぉ~ほら、首筋もぉ~んん~少し汗ばんでるねぇ~」

ポーラ「っ……」ピクン

デブ「いい匂いだぁ~つまり君とおじさんは遺伝子的に相性が最高だってことだよぉ~これはもう運命だよぉ~」

ポーラ(何が遺伝子的に相性が最高だ……お前は下水みたいな臭いがしてる……!!)

デブ「本当はここで濃厚なキスをしてあげるところなんだけど、今回はスキップするから我慢してねぇ~ごめんねぇ~」

ポーラ「……」

デブ「さて、服を脱がせるよぉ~よいしょっとぉ~可愛いブラしてるねぇ~けど少し子供っぽいかなぁ~」

ポーラ「っ」ギロリ

デブ「おじさんがとびっきりの奴を買ってあげるから楽しみにしててねぇ~はぁい、御開帳~いいねぇ~綺麗なおっぱいだねぇ~」

ポーラ「……っ」ジワァ

ポーラ(見られてるぅ……もういやぁ……いっその事、殺してぇ……でも、そんな事言えない……)

ポーラ(こんな奴らに弱い所を見せる訳にはぁ……っ……ていとく……ていとくぅ……!!)

デブ「体格とのバランスが取れた素晴らしい美乳だねぇ~高いお金を払った一級品の娼婦よりも綺麗だよぉ」モミモミ

ポーラ「ぁ……っ!!っ……!!」ピクッ フルフルフル

デブ「体が震えてるよぉ~気持ちいいんだねぇ~我慢しないで感じちゃいなよぉ~ほら、こうしてあげるからぁ~んちゅぅ~」

ポーラ「ぁああ!!」ビクン

ポーラ(な、何これ何これぇ……!?こ、こんなの知らない……!!こ、こんなの……気持ち良……っ!!そ、そんなことない……!!)

デブ「じゅちゅぅ~んふぅ~れろれろれろ……んじゅぅ~じゅるるるる~」モミモミ クリクリ

ポーラ「あぁ!!っ……!!ふぐぅ……!!んっ……!!くぁ……!!」ピクンピクン

ポーラ(ち、ちくび吸われて、舐められて……!!もう片方の胸も揉まれて……摘ままれてぇ……!!)

デブ「れろれろれろじゅるじゅるじゅる……じゅるるるる~むちゅ~」

ポーラ(っ……き、気持ちいっ!?よ、良くない……!!気持ちよくないぃ!!早く終わってぇ……!!)ピクン ピクン

デブ「ぷはっ……気持ちよかったでしょぉ~?いろんな娼婦や奴隷で鍛えたんだからねぇ~」

ポーラ「はぁ……はぁ……っ……全然……」ピクッ ピクッ

デブ「嘘でしょ~だってあんなにびくんびくんって反応してたもんねぇ~気持ちよかったんでしょぉ~?」

ポーラ「ち、違っ!!あれはぁ、そのぉ……気持ち悪くてぇ……」

デブ「そっかぁ~それは残念だなぁ~じゃあ今度はこっちだよぉ~」ツプッ

ポーラ「っ!!」ビクッ

ポーラ(そこは提督の……提督だけのぉ……でも、提督はあの女と……っ……提督に捧げたかった……)ポロポロ

デブ「ん~この感じは処女だねぇ~よかったよかった~処女に快楽を教え込んでモノにすることほど達成感のあることはないからねぇ~」クチュクチュ

ポーラ「っ……ぅ……ぅぁ……あぁ……!!」ピクンピクン

デブ「気持ちいいでしょ~?感じてるよねぇ~?」

ポーラ「っ……ぜ、全然……!!」ギリッ

デブ「嘘ぉ~」クチュクチュ キュッ

ポーラ「んっ……ふぅ……あぁ!!」ピクッ ピクンッ ビクン

デブ「あ~れ~おかしいねぇ~?感じてないのにどうしてそんなにびくんびくんしてるのぉ~?」

ポーラ「っ……」プイッ

デブ「ダメだよぉ~ちゃんと正直に言わないとぉ~お仕置きだからねぇ~」ツプッ

ポーラ「っ!?そ、そこはお尻の……!!」ゾクゾク

デブ「こっちも気持ちよくなれるからねぇ~拡張しておいてあげるよぉ~」

ポーラ「やぁ……!!」

デブ「もちろん、こっちもちゃんと気持ちよくしてあげるからねぇ~こうすれば快楽の回路が繋がってこっちでもすぐにイけるようになるからね~」



ゴリマッチョ「なんてこったよおい……!!この俺がもうイきそうじゃねぇか……!!お前、最高だぜ!!気に入った!!俺の女にしてやる!!」パンパンパン

ザラ「ひぎぃ!!もう止めてぇ!!」ボロボロ

ゴリマッチョ「ほら、子宮にぶちまけてやっからしっかりと受け取れよ!?行くぜ……行くぜ行くぜ!!くっ……おらぁ!!」ズチュン ビュルルルルルルルル

ザラ「あぁああああああ!!」

ザラ(あ、熱いのが……!!お腹の奥で熱いのがぁ……!!出されてるんだ……中で……精液出されちゃったんだ……こんな奴の……)

ザラ「あぁ……あぁ……」ツゥー

ゴリマッチョ「ふぅ……出した出した」ズルン

ザラ「っぁ……」ゴボッ ドロリ

ゴリマッチョ「入りきらねぇ分が溢れちまったな……ほら、美味しいだろ?」

ザラ(私のソコから垂れる汚物を手で掬ったそいつは、それを私の口に塗った。私は、指を噛み千切ってやろうとする)

ザラ「あぐっ!!」ガチッ

ゴリマッチョ「おっと、あぶねぇじゃないかよああ!?まあ、すぐに喜んで吸い付いてくるようにしてやるからよ!!」

ザラ(けど、失敗した……私は……っ……死にたい……)

ザラ「……」グッタリ

ゴリマッチョ「レイプした女が絶望してるのを見るのは好きだ。が、お前は俺の女にするからな」スッ

ザラ(そいつは怪しげな酒瓶を取り出すと、それをラッパ飲みする。そしてまるで前屈するように体を前に倒した)

ゴリマッチョ「あぁ~……効くぜ、これはよ……よし!!」グリン

ザラ「ひっ……!?」ゾワッ

ザラ(そして、突然ビックリ箱のピエロのように体を起こしてザラを見る。まともじゃなかった)

ザラ(瞳孔が開き切っていて……明らかにキマっていた。その酒瓶に入ってるのは明らかにまずい奴だ。麻薬のたぐいだ)

ゴリマッチョ「これを飲めば最高の気分になれるぜ……そして男が飲めば底なし、女が飲めば全身が性感帯になる」

ザラ「や、やめ……!!」

ゴリマッチョ「ほら、飲め!!」グイッ

ザラ「っ!!んん~!!」

ゴリマッチョ「口を開けろクソアマが!!ちっ……いいぜ、そっちがそのつもりなら……おらぁ!!」グイッ

ザラ「んん!!」

ゴリマッチョ「ほら飲め!!俺の奢りだ!!」ドボドボドボ

ザラ「んぶっ!?」

ザラ(強引に上を向かされて顔にその液体をかけられる。そんな事をされれば、鼻からそれが入ってしまう)

ザラ(酷い臭いだったけど、それよりも息ができないことが深刻だった。私は、口を開けるしかなかった)

ザラ「ぷはっ!!」

ゴリマッチョ「よし、いい子だ!!」ズボッ

ザラ「んぐぅ!!ごく、ごく、ごく」

ゴリマッチョ「いいぞいいぞ!!良い飲みっぷりだ……!!そのまま飲み切っちまえ!!……よし!!」

ザラ「っは……はぁ……はぁ……っ!?」ドクン

ゴリマッチョ「どうだ?すぐに効いてくるだろ?」

ザラ「か……体が熱い……!!」

ゴリマッチョ「そうだろう!!じゃあ、二回戦目の始まりだ」ビキィン

ザラ「ぁ……!!」ゾクッ

ゴリマッチョ「ほら……くれてやるよ!!」ピト ズプン

ザラ「っぁ!?ぁああああああ!!」ビクンビクン



ポーラ「ふぁああああああ!!」ビクンビクン

デブ「はぁい、嬌声あげちゃうの五回目だねぇ~さっきよりもさらに大きな声だったよぉ~?これはイっちゃったでしょ~?」

ポーラ「はぁ……はぁ……イって……ない……!!」ジッ

デブ「ほんとぉ~?もう最初ほど怖い顔できてないよぉ~とろとろに蕩けたメスの顔だぁ~それにこっちももうびしょびしょだしねぇ~」ネトォ

ポーラ「っ……!!」

デブ「パンツはもちろんスカートも濡らしちゃってるよぉ~えっちな子だなぁ~君はぁ~しょうがないからちゃんと挿れてあげるよぉ~これはもう脱いじゃおうねぇ~」グイグイ

ポーラ「……」フルフルフル

ポーラ(スカートとショーツを下ろされる……その時が来てしまったんだと分かった……やだ……やだよぅ……)

デブ「震えちゃってるのぉ~可哀そうにぃ~大丈夫だよぉ~すぐに女の子の悦びを教えてあげるからねぇ~」ズルッ ポロン

ポーラ「……ふん、短小包茎。きっと早漏」

ポーラ(でも、その気持ちを隠して強がる。こんな奴に屈してたまるものか……絶対に負けない……!!)

デブ「その短小包茎に君は女にされるんだよぉ~女の子を虜にするのに大きさは重要じゃないからねぇ~」

デブ「大切なのはテクニックさぁ~それに皮があるほうが気持ちいいんだよぉ~?おじさんの老練な腰使いみせてあげるねぇ~」ピトッ

ポーラ「っ……」ツゥー

提督『ポーラ』ニコッ

ポーラ(提督……)

デブ「べろん……涙も美味しいねぇ~」

ポーラ「……!!」

デブ「イくよぉ~……!!おぉ……!!」グッ

ポーラ「っ……いっ……つぅ……あぁああああ!!」ブツッ ヌププ

デブ「おほぉ~……!!この処女膜を貫く感覚は最高だねぇ~これで君の初めての相手はおじさんだよぉ~?」

ポーラ「っ……ぐすっ……ひっく……」

ポーラ(異物が中に入ってくる鋭い痛みと異物感……最悪……こんな奴に……こんな奴にぃ……)

ポーラ(押しつぶされそうなぐらいに押し付けられるぶよぶよの身体が気持ち悪いし、汗でぬめぬめべたべたしてる……やだぁ……)

デブ「分かるかい~ほら、君の媚肉でおじさんのチンポの皮が剥けたでしょ~出し入れするときにこの皮がいい感じになるんだよぉ~」

ポーラ「うぅ……いやぁ……!!」ボロボロ

デブ「大丈夫だよぉ~すぐに良くなるからねぇ~今だってほら、全然痛くないでしょ~?」

ポーラ「っ!!」

デブ「体の相性が良いとねぇ~全然痛くないんだよぉ~遺伝子の相性に加えて体の相性も良いなんてこれはもう運命の相手ってわけだよねぇ~?」
 
ポーラ「嘘……嘘、嘘!嘘!!あなたなんかが運命の人の訳ない!!」

デブ「でも痛くないんでしょ~?」

ポーラ「そ、それは……!!」

デブ「さぁて動くよぉ~ほら、ほら、ほぉら~!!」パンパンパン

ポーラ「あぁん!!やぁ!!止めてぇ!!」ビクンビクン



ゴリマッチョ「おら!!おら!!おら!!おらぁ!!」ズッチュズッチュズッチュ

ザラ「んはぁああああ!!あ、ああああああ!!」ビクンビクン

ゴリマッチョ「いいぜ!!イきそうだ!!くっ!!お前最高の女だ!!ほら、マーキングしてやる!!」バチュン ビュルルルルルルルル

ザラ「あひいいいいいい!!いぃ……いぎぃ……」ビクンビクン ガクガクガク

ゴリマッチョ「くぅ……搾り取られたぜ……白人女は皆こうなのか?それともお前が特別なのか……」

ザラ「ぅ……ぁ……」

ゴリマッチョ「トんでるみてぇだな……可愛い顔が台無しだ。まあ、どちらにせよ体はともかく顔は白人の中でも極上だ」

ゴリマッチョ「決めたぜ。お前を俺の嫁にしてやる。お前も初めてがこんなんじゃもう俺以外じゃ満足できないだろう」

ゴリマッチョ「お前はもう俺専用の女になったんだよ。異物は受け入れられねぇ体に作り替えられちまったんだ。なあ?」グイッ ナデナデ

ザラ「……」ツゥー

ゴリマッチョ「お、うれし泣きか?あーコイツ外に連れ出して仲間に自慢してぇなぁ!!何とか交渉してみっか」

ゴリマッチョ「とりあえずはまだ収まんねぇし満足するまで抱きまくらせてもらうぜ。ほら、悦びな!!」ピトッ グッ

ザラ「ぅあ!!んはぁ!!」ヌプププププ



デブ「ほらねぇ!?言ったでしょぉ!?大きさは関係ないってぇ!!だって届かなくても君の子宮の方から降りてくるんだからねぇ!!」パンパンパン

ポーラ「あっ!!あっ!!あぁ!!やぁあ!!」ゾクゾク

デブ「おじさんのチンポの先端に君の子宮口が吸い付いてるよぉ!!あっでる!!でる!!でるよぉ!!若い白人マンコにおじさん精液出しちゃうよぉ!!」ズッチュズッチュズッチュ

ポーラ「だ、だめぇ!!やめてぇ!!外で出してぇ!!」ブンブン

デブ「うっふぅ……!!」ズチュン ピュルルルル

ポーラ「いやぁああああああ!!」ビクンビクン

デブ「ふぅ~いやぁ出た出たぁ~出たよぉ~たっぷりとねぇ~」グリグリ グチュグチュ

ポーラ「あぁん!!い、イってるから動かさないでぇ!!」ビクン

デブ「へぇ~イっちゃってるんだぁ~?」

ポーラ「あっ!?ち、違う……!!イってなんかないもん……!!」

デブ「え~気持ちよくなかったのぉ~?」

ポーラ「ぜ、全然!!全然気持ちよくなんてない!!」

デブ「そっかぁ~じゃあ気持ちよくなれるようにおクスリ使おうかぁ~」スッ キュポン

ポーラ「っ!?」

デブ「このクスリは疲労回復や痩せクスリとしてつかわれてるけどねぇ~感度を上げる効果もあるんだぁ~」プスッ チュゥ

ポーラ「あっ!?や、止めてぇ!!」ズキッ

デブ「動くと針が折れて大変な事になるよぉ~それにほら、もう全部入っちゃったぁ~」ゥゥゥゥ スッ

ポーラ「あぁ……」

デブ「さぁて続きをしようかぁ~今度こそ気持ちよくしてあげるよぉ~」スッ ピト

ポーラ「もうやだぁ……」



ウォースパイト「……時間よ」コンコン ガチャッ

ゴリマッチョ「おらおらおら!!まだまだ終わんねぇぜ!?」パンパンパン

ザラ「ひぎぃいいいいいい!!」ビクンビクン

デブ「気持ちいいかなぁ~?」パンパンパン

ポーラ「Sì!!Sì!!気持ちいいですぅ~!!あぁ!!Vengo!!きちゃう!!きちゃうぅ!!」ビクンビクン

ウォースパイト「……時間よ」ギロリ

ゴリマッチョ「ああ、あんたか!?ちょっと待ってくれや!!」

デブ「すぐ終わりにするからねぇ~だからそれまで少し待ってねぇ~」

ウォースパイト「三度言いはしないわ」スッ カチリ

ゴリマッチョ「っ!?ち、ちょっと待った!!」

デブ「止める止める!!だから撃たないでぇ!!」

ウォースパイト「よろしい」

ゴリマッチョ「と、ところでよ、明日もいいんだよな?」

デブ「話は本当だったからお金は払うよぉ~だから明日もいいよねぇ~?」

ウォースパイト「……いいでしょう、また明日同じ場所に居なさい」

ゴリマッチョ「へへっ!!分かった、待ってるぜ」

デブ「じゃあまた明日ねぇ~」

ザラ「ぅ……ぁ……」ビクンビクン

ポーラ「あへへへへ……きもちいぃ……」ビクンビクン

ウォースパイト「……いい気味ね。良い夜を。お休み」ガチャン

↓×1~3 犯されて、麻薬を使われて、あんな奴らに何度もイかされてしまった事をふまえてザラとポーラの心境 ※行動は指定不可 

あぁ~^
快楽堕ち

ザラ 屈辱に塗れ憎しみが煮えたぎっている。あの男達もイギリス女も、自分が生きている限り必ず相応の報いを受けさせてかつ、惨たらしく殺してやると決意する

ポーラ 心が折れかけている。ザラが復讐に燃えているのを知り、それを応援するも心根では無駄だと思っている。抵抗するより相手の思うようにする方が楽だし気持ち良いのになぁと感じている

提督に会いたい

胸糞

ことごとくLOVE勢かつハーレム寛容派で
嫌気が差したか変化が欲しかったのかもだが極端だなあ

しかし作者さんノリノリで書いてるな
イタリアドイツに恨みでもあるのか……まあそもそも戦争関連の描写といい、平和やイチャラブの内容を求める読者はこのスレの内容は忘れるべきかもね
俺は嫌いじゃないが

あ~あ、また胸糞か
ホントにこのスレ読んだ記憶消したいわ
台無し

二部開始の際に「勿論戦争の起こらない平和な世界線も存在する筈、ただ自分が書きたいのはこんな感じの物なので合わない人は気を付けてね」って言ってた筈
合わないなら切る、これに尽きる

全ての元凶は>>812
だがまあこの展開もありといえばあり
安価スレだからな
作者は安価に従っただけでしょ
結局安価でなかったことになったけどテストも一度殺してたし



ザラ「……」

ポーラ「……」

ザラ「……」

ポーラ「……」

ザラ「……提督」ボソリ

ポーラ「……。ていとくぅ……っ」ポロポロ

ザラ「ぅ……ぐすっ……ひっく……」ポロポロ

ポーラ「ていとくに会いたい……会いたいよぅ……」

ザラ「たすけて……提督……!!」



ゴリマッチョ「よう、来たぜ可愛い子ちゃん」

ザラ「あぁ……!!来るな!!死ね!!呪われろ!!」キッ ジャラジャラ

デブ「お待たせぇ~今日は君にプレゼントがあるんだよぉ~」

ポーラ「いやぁああああ!!やぁああああ!!ああああああ!!」ブンブン

ゴリマッチョ「まあそう邪険に扱うなよ。ほら」スッ

ザラ「うるさい黙れ!!っ!?」

デブ「何も食べていないんだよねぇ~?ほら、食べ物を持ってきたよぉ~」スッ

ポーラ「ぁ……パン……」

ザラ「っ!!……!!」グゥー カァッ キッ

ポーラ「……」グゥー

ゴリマッチョ「ほらよ、よく味わって食えよ?」

ザラ「……」プイッ

ゴリマッチョ「おいおい、強がるのも大概にしとけよ?食わなきゃ死ぬぞ?」

デブ「ほらぁ~あ~んしなぁ~」

ポーラ「……」

デブ「ちゃんと食べたらぁ~これをあげるよぉ~」スッ

ポーラ「そ、それは……!!シェリー……!!しかもとってもいいやつ……!!」ピクッ

デブ「お酒好きなんだよねぇ~?君の為に高いお金払って用意したんだよぉ~?」

ポーラ「……!!」

ポーラ(お、お酒に罪は無い……!!こんな奴に……でも、あんないいのそうそうない……!!)

ポーラ(っ!ダメだ私!!負けちゃダメ!!こんな奴に少しでも気を許しちゃいけない……提督……!!)

ウォースパイト『私とあの人は付き合っているの。もちろん、結婚を前提としてね?戦争が終われば、すぐに結婚するわ』

ポーラ「っ!!」ピクッ

ポーラ(……そうだった。提督はもう……あの女に……もう……どうでもいい……なにも意味ない……)

ポーラ「……あむ」

デブ「おぉ~いい子だねぇ~」

ポーラ「むぐむぐ……ごくん。ほら、そのシェリーをください……いいパンには良いワインです……」ハイライトオフ ツゥー

ザラ「ポーラ……!!」

デブ「いいよいいよぉ~好きなだけ飲んでねぇ~」

ゴリマッチョ「あっちの子は素直だなぁおい。ほら、お前も食えよ?」

ザラ「っ……誰が……」

ゴリマッチョ「そうやって頑固なのもいいがな、いい加減疲れねぇのか?」

ザラ「何が……!!」

ゴリマッチョ「詳しくは聞かねぇがあいつらがイギリス人でお前らがイタリア人ってだけでまあ察するぜ」

ザラ「っ」

ゴリマッチョ「いろいろあったんだろうが、こうして命だけはあったんだろ?大事なもんたくさん失ったんだろうが、逆に言えばもうなんのしがらみもねぇ」

ザラ「……」

ゴリマッチョ「殺すか殺されるかでびくびくしているよりもいいんじゃねぇのか?難しく考えねぇでこれからは自分の思うままに生きてみろよ」

ゴリマッチョ「俺がお前を守ってやるぜ?そして女としても満足させてやる。なあ、本能に身を任せろよ」

ゴリマッチョ「女ってのは強い男に所有されるモノなんだよ。そして俺は強い男だ。力はもちろん、こっちもな。デカかっただろ?」ニヤッ

ザラ「呪われろ……」

ゴリマッチョ「まあいいさ、そのうち分からせてやる。だからとりあえず今は食っとけ。死ぬならいつでもできるだろうが。ほら、あっちを見ろよ」

デブ「おいしかなぁ~?」

ポーラ「美味しいですぅ~あはっ」ハイライトオフ

ザラ「……」

ゴリマッチョ「食えよ」

ザラ「……あむ」

ゴリマッチョ「うめぇだろ」ニカッ

ザラ「……」コクリ

ザラ(そいつの笑顔に何故か頷いてしまっていた。最悪だった。こんな奴に感謝の念を抱いていることに気がついて死にたくなる)

ザラ「もぐもぐ……」

ザラ(けど、三日ぶりのパンは美味しかった……久しぶりに食べるまともな食べ物は……心に染みた)



イギリス軍提督「再編されたイタリア艦隊に加えて少数とはいえドイツ軍の艦娘まで地中海に派遣されてきた」

イギリス軍提督「敵もこの戦いが北アフリカ、ひいてはこの戦争を左右することを理解しているようだ」

ウォースパイト「なるほど……」

イギリス軍提督「陸軍本隊はもうすぐアレクサンドリアへ到着する。が、同時に悪魔の園から撤退してきたドイツ軍もまたアレクサンドリアへ迫ってきている」

イギリス軍提督「決戦はアレクサンドリア付近で行われることになるだろう。ここが正念場だ」

イギリス軍提督「君は艦隊を率いて制海権を確保してくれ。そうすれば敵の救援部隊がアレクサンドリアへ進行してくるのを抑えることができる」

ウォースパイト「分かったわ、任せて」

イギリス軍提督「よろしく頼む。……あー、それと君の捕虜に対する扱いだが」

ウォースパイト「……何か?」

イギリス軍提督「何をしているのかまで把握しているわけではないのだが……少々危惧している。あの二人は前に君の」

ウォースパイト「問題ないわ。すぐに死刑にする」

イギリス軍提督「……正規軍は戦闘中だ。警備は現地で動員した兵士たちだ。信頼できないぞ。早急に死刑に処せ。……人道的にもな」

ウォースパイト「ええ、もちろん。では、ごきげんよう」



ウォースパイト「……これで良し」スッ

ポーラ「っ……」ズキッ

ザラ「……なにを注射したの?」

ウォースパイト「毒よ。この毒はひと月かけてゆっくりとお前たちを殺す。解毒薬はあるけど、自前で用意するのは不可能だわ」

ウォースパイト「あなた方に投与した毒の型式を知っているのは私だけ。対応した解毒薬が分かるのも私だけ」

ウォースパイト「これで私が不在の間にお前たちが逃げようが、戦場で私が死のうがもう問題ない。お前たちも死ぬのだから」ニタァ

ザラ「不在……?」

ポーラ「……」

ウォースパイト「逃げずにいれば解毒薬を投与してやってもいいかも。考えてあげるわ。では、さようなら」クスリ

ザラ「……」

ポーラ「……」



ゴリマッチョ「ふぅ……出した出した……だいぶ俺のに慣れてきたみたいだな?えぇ?」

ザラ「んふぅ……はぁ……はぁ……」

ゴリマッチョ「……んちゅっ」

ザラ「んふっ!?」ビクッ

ザラ(キスされた。舌がねじ込まれる。私は……されるがままに受け入れた……舌が絡めとられる)

ザラ(暫く濃厚なキスをされて、そして舌が引き抜かれる。そいつは私を微笑みながら見つめていた)

ゴリマッチョ「一週間かけてようやくキスまでいけたぜ。初めてか?」

ザラ「……」コクン

ゴリマッチョ「いいねぇ!あっちの奴ら見てずっとしてやりたかったんだ。お預け状態はきつかったぜ?」クイッ

ポーラ「んちゅ!!んはぁ!!れろれろ……ぷはぁ!!あぁん!!」ハイライトオフ

デブ「ポーラちゃんは本当にキスハメが大好きだねぇ~おじさんも好きになっちゃったよぉ~キスハメ種付けプレスがぁ~」

ポーラ「すきぃ!!すきぃ!!大好きぃ!!」

ザラ「……」

ゴリマッチョ「お前は俺のもんだ、ザラ。だろ?」

ザラ「……名前を呼ばないで」プイッ

ゴリマッチョ「いいじゃねぇか。教えてくれた時に読んでやったら凄い喜んでただろ?中もきゅんって締まって最高だったぜ」

ザラ「あの時はおかしかったの……」

ゴリマッチョ「なあ、もう俺もお前もお互いのイイトコロから何まで全部知り尽くしてる。本当は分かってるんだろ?」

ザラ「っ……」

ゴリマッチョ「キスを拒まなかったのもだからだ。お前は心の中に誰かいるようだがよ、もう忘れろ。いいから俺を選べ」

ザラ「っ……っ!?」ハッ

ザラ(提督と、こんな奴を比べて……迷ってしまっていた自分に気がついて……死にたくなった)

ザラ「……!!」ジワァ

ザラ(私は……あと三週間の命だ……解毒薬があっても……どうせ提督にはもう二度と会えない……もう、どうでもいいや……)

ザラ「……分かった」

ゴリマッチョ「っ!!いいぜぇ……!!安心しろよ。その男より絶対に俺の方がお前を満足させられるからよ!!」ギュッ

ザラ「……うん」

ゴリマッチョ「じゃあ今からお前は俺の女だ。嫁だ。いいな?」

ザラ「分かった……」

ゴリマッチョ「最高の気分だ……!!白人は俺達黒人を人として見てねぇけどよ、そんな白人の、しかもこんな極上の女をモノにしてやった……!!」

ザラ「……そうね」

ゴリマッチョ「なあ、キスしろよ」

ザラ「今したでしょ……?」

ゴリマッチョ「お前からするんだよ。俺の女だろ?」

ザラ「……」

ザラ(そいつの顔を見る。最初に見た時のような嫌悪感が無くなっていた……それどころか、むしろ逆の……)

ザラ「……ん」

ザラ(キスする。胸がときめいた。ああ、もう私は戻れない所まで……完璧にこの人の女になっちゃったんだ……)



デブ「ふぅ~良かったよポーラちゃん~やっぱポーラちゃんは最高のメス奴隷ちゃんだねぇ~必ず孕ませてあげるからねぇ~」

ポーラ「あふぅ……っぁ……」ハイライトオフ ビクンビクン

デブ「イギリス人たちが居なくなったからねぇ~賄賂を払えばこうして外に連れ出せるようになったのは最高だねぇ~おじさんの屋敷はすごいでしょ~」

ポーラ「す……すごぃ……」

デブ「さて、そんなポーラちゃんにおじさんからプレゼントだよぉ~ほぉら、金のリングだよぉ~両乳首とクリトリスにつけようねぇ~」

ポーラ「り……リング……?」

デブ「そうだよぉ~おじさんのモノだっていう目印だよぉ~ちょっと痛いけど我慢してねぇ~」スッ

デブ「よぉ~しこれでぇ~……よっとぉ~」グッ

ポーラ「いっ!?つぅ……!!」ビクン プルプルプル

デブ「できたできたぁ~いいねぇ~震える胸がリングを揺らしてとっても官能的だよぉ~じゃあ次はこっちだぁ~……よっとぉ~」スッ グッ

ポーラ「あぁ!!」ビクン ウルッ

デブ「これで両乳首につけられたねぇ~後はクリトリスだよぉ~」

ポーラ「ふぅ……ふぅ……!!」

デブ「まだ綺麗なピンク色してるねぇ~真っ黒になるまで使い込んであげるからねぇ~よっとぉ~」

ポーラ「あぁああああん!!」ビクン ポロポロポロ

デブ「よぉ~く頑張ったねぇ~綺麗だよぉ~ほらぁ~鏡を見てみなぁ~?」

ポーラ「っ……き、綺麗……?ぁ……」ジッ

デブ「よぉ~く似合ってるよぉ~ほらぁ~良かったねぇ~」ニコリ

ポーラ「あ、ありがとうござますぅ~ご主人様ぁ~」 ニコッ

ウゥーン

デブ「ん~この音はぁ~?」



男「マジかよ。こんな上玉どうやって手に入れたんだ?」

男「白人に手を出したらやべぇことになるんじゃなかったのかよ」

ゴリマッチョ「そこは俺様の実力だぜ。やっぱいい男はいい女をモノにできるもんなのさ。なぁ、ザラ?」スッ モミモミ

ザラ「んっ……そ、そうね……」

ザラ(イギリス人たちはどこかへ去り、残った現地動員の民兵たちはこいつが麻薬を渡したら簡単に私達を外に出した)

ザラ(あの女はこれを見越していたんだ。けどまあ、どうでもいいや。そう思いつつ連れ出されるがままに外に出る。ポーラはあのデブに連れて行かれた)

ザラ(彼に連れられて、戦争需要の働き口を求めてアフリカ中から集まった低所得者たちがたむろする郊外のスラムにまで来ていた)

ザラ(そこにはこの人の仲間らしい大勢の黒人が居た。この人は、私を仲間に自慢しに来たんだ)

ゴリマッチョ「俺はもうこの女のアナルまで知り尽くしてるぜ?やっぱ白人女は最高だわ」

男「うぉおおおお!!すげぇ!!一回でいいからヤらせてくれよ!!」

ゴリマッチョ「あっ?舐めたこと抜かしてるとぶち殺すぞ?こいつは俺だけのモノだ。ほら、キスしな」

ザラ「ぁ……うん……んっ」

ザラ(俺だけのモノだという言葉に心が躍る。私は言われた通り、この人に口付けする。舌を絡ませ、濃厚に愛し合う)

ゴリマッチョ「っは……てなわけで、今からこいつと俺の結婚式するぞ。ほら、こっち来い」

ザラ「け、結婚式……!!」

ザラ(少し歩いたところにある木製……いや、茅葺?の家?みたいなところへ連れ込まれる。そこには何人かの黒人女性が居た)

ゴリマッチョ「用意はできてるだろうな?」

女「できてるけど……本気で白人……しかもこんな美人なんて……何か厄介事に巻き込まれるのは御免だよ?」

ゴリマッチョ「大丈夫だって、いいからさっさとしろよ」

女「はいはい……ほら、服脱ぎな」

ザラ「えっ」

ゴリマッチョ「これからお前には俺たちの部族に伝わる花嫁のボディーペイントをして貰う」

ザラ「わ、分かった……」

ザラ(女の人に灰色の泥?みたいなものを体に塗られる。よく分からないけど、何か民族的な感じの文様が私の身体に描かれて行く)

女「目を閉じな」

ザラ「はい」パチリ

ゴリマッチョ「いいぜ……もうこんなにビンビンだ……我慢できねぇぜ……!!」

ザラ(顔にそれを塗られる。ひんやりとして気持ちよかった。終わりを告げられて、目を開けると目の前にアレを勃起させた彼が立っていた)

ザラ(股間を布で隠しただけの姿、同じように全身に灰色のボディーペイントを施されている)

ゴリマッチョ「もう皆待ってる。行くぞ」

ザラ「ぁ……その……服は……?」

ゴリマッチョ「何言ってるんだそのままだ。来い」

ザラ「ぁ……!!は、はい……!!」カァッ ドキドキ

ザラ(広場に連れて行かれる。そこに居たのは数え切れないぐらいの黒人の男たち。私の姿を見て猿のように囃し立てる)

ザラ(そのど真ん中に歩いて行くと、周りが静かになる。何か、おそらく彼の母国語で周りに宣言していた)

ザラ(そしてよぼよぼのひげを蓄えた長老のような人が何かを宣言する。彼は、私を見つめると口を開いた)

ゴリマッチョ「お前は生涯俺の妻となると誓え。自らの全てを俺に捧げると誓うんだ。俺の後に続けろ」

ザラ「うん……」

ザラ(彼の後によく分からない言葉を続ける。意味は分からない。けど、なにか取り返しのつかないことをしている)

ザラ(そしてそれが……嬉しかった。私はもう身も心もこの人のモノになっていたんだ……)

ゴリマッチョ「よくやったぞ……!!さて、では誓いのキスだ」

ザラ「はい……っ!?」

ザラ(そう言うと、彼は股間を隠す布を取り払う。その黒々とした人のモノとは思えないほど大きいソレが露わになった)

ゴリマッチョ「俺たちの誓いのキスは花嫁が男根にするんだ。そうすることで服従と愛を周りに見せつける」

ザラ「そうなんだ……分かった」

ザラ(促されるままに跪く。そうすると目の前にソレが突き出されている状態になった。ドキドキする)

ザラ「……んちゅ」

ザラ(私が口付けすると同時に、周りが歓声を上げる。それと同時に勝ち誇ったように彼が遠吠えをした。そして……)

ウゥーン

「「「「!!」」」」

ザラ(それが遠くから聞こえてきたアラームの音に、まるで冷や水を浴びせさせられたように静かになった)



ポーラ「……」

デブ「あぁ……俺の屋敷が……」

ポーラ(爆音はもうしなかった。空襲は終わった。それだけ分かる。私はローブを羽織っただけの姿で防空壕から外に出た)

ポーラ(一緒に居たおじさんは自分の屋敷が跡形もなく壊れているのを見て膝をついて頭を抱えていた)

ポーラ(一緒の防空壕に避難していた人もそれぞれ空襲の終わった廃墟の街へ歩いて行っていった)

ポーラ(何も考えず、ただピアスをつけられた乳首とクリトリスの疼きに堪えながら立っていると、おじさんが気を取り直したようにこっちへ向かって歩いてくる)

デブ「とりあえず店の方にいってみようねぇ……あっちが無事ならとりあえずそこに住めるからぁ……」

ポーラ(連れられて行ったのは商業施設の方。廃墟ばかりの中、無事だった使用人たちを引き連れてぞろぞろと歩いてくおじさんにつれられていく)

ポーラ(おじさんの店は奇跡的に無事だった。それなりに大きなそれの中に入り、おじさんの私室に連れて行かれたところで、乱暴なノックの音が聞こえた)

ドンドン

デブ「誰だこんな時にぃ……!!閉店と札をかけておいただろうがぁ……!!おい、誰か対応しろぉ!!」

ポーラ(不機嫌そうなおじさんの声で使用人の誰かが対応しに出ていった音がした……けど、すぐに大勢の足音が入ってきたのが聞こえてくる)

デブ「何だぁ!?誰だぁ!?」

イギリス兵「Excuse me, Mr. 緊急事態につき男性は動員される。すぐに集合するように。拒否するものは逮捕される」

デブ「っ!?」



イギリス兵「逃げ隠れする臆病者は逮捕され、銃殺刑にされる!!匿った者もだ!!早く集合しろ!!」

ザラ「……!!」

ザラ(隠れた小屋の中からこっそり外を窺う。イギリス兵たちが黒人たちを招集していた。彼がボソッと呟く)

ゴリマッチョ「ふざけんなよ……!!誰が応じるか……!!」

ザラ(彼の胸に体重を預ける。私の身体に手が回された瞬間、入り口からイギリス兵が入ってきた)

イギリス兵「聞こえているか!?招集だ!!出てこいお前ら!!」

ザラ「っ!!」ビクッ

ゴリマッチョ「っ……ふざけるなよ!?誰が従うか!!」ギロリ

ザラ(彼が背中に私を隠して怒声をあげる。私はそこらにあった布で顔を隠した。指名手配されているかもしれないから)

イギリス兵「ほぅ……」

ザラ(彼の啖呵にイギリス兵がいきなり空に向かって威嚇射撃する。すると周囲からイギリス兵が集まってきた。そしてエンジンとキャタピラの音、戦車もいるの……!?)

イギリス兵「聞こえなかったからもう一度頼む。何だって?」

ゴリマッチョ「わ、分かった……行く……!!くそっ……!!」ボソリ

ザラ(彼と一緒に隠れていた数人の男の人たちが手を上げて外に出ていく。去り際に、彼が私にささやいた)

ゴリマッチョ「必ず戻ってくるからここで待ってろ」

ザラ「わ、分かった……」

ザラ(連れて行かれる彼を見る。胸が張り裂けそうだった。涙が零れる。イギリス兵たちは集めた黒人たちをトラックに乗せていく)

ザラ(彼も同じように乗せられて、そしてトラックは出発していった。私は神に彼の無事を祈った)



ドゴォン ドゴォン ドゴォン ドゴォン

イギリス兵「遅い!!早く運べ!!」ビシッ

ゴリマッチョ「うるせぇよ……鞭なんか使いやがって……俺たちは動物かってんだ……」

ゴリマッチョ(トラックに詰め込まれた俺たちはそのままここに連れてこられた。機関銃を持ったイギリス兵に見張られながら砲弾を運ぶ)

デブ「うぅ……あっ!!」ゴトン

イギリス兵「っ!?Bloody hell!!砲弾を落とす奴があるか!!役立たずが!!」ドガッ

デブ「ぐふっ!!くぅ……!!」

ゴリマッチョ「あれは……」

イギリス兵「早く運べ!!敵が来たら皆殺しにされるぞ!!」

ゴリマッチョ「……まあ、たまたま一緒になってただけだしな。知らねぇや。……んっ?この音は……」

ブーン

イギリス兵「敵機接近!!低空飛行!!」

イギリス軍将校「対空戦闘!!野砲を守れ!!弾幕を張るんだ!!」

ダダダダダダ ドンドンドン

男「伏せろ!!」バッ

ゴリマッチョ「っ!!」バッ

ガガガガガガ ヒューン ドガァン ドガァン ドガァン

ゴリマッチョ(クソうるせえ爆音の中、誰かの叫び声にとっさに伏せる。そして爆音と銃撃の音。爆風に吹き飛ばされそうになる)

男「ああああああ!!やられたぁああああ!!誰か!!」

男「うぅ……ごぼっ……」ピクピク

男「おお、神よ……我を救いたまえ……!!」

イギリス兵「なんてこった!!おい、大丈夫か!?っ……クソ!!ナチどもめぶっころしてやる!!」

ゴリマッチョ(土煙の中、数え切れないぐらいの悲鳴や呻き声が聞こえてくる。よくわからねぇが何機も来てたことは分かった)

ゴリマッチョ「クソ……だが俺は生きてる……!!生きてるぞ!!」

イギリス下士官「状況を確認しろ!!無事な野砲は何門ある?……そうか、よし!!砲撃再開だ!!最前線の友軍が待っているぞ!!」

イギリス兵「立ち上がれ!!砲弾を運ぶんだ!!早くしろ!!負傷者に構うな!!死体も放っておけ!!早く運ぶんだ!!」

ゴリマッチョ「くそっ……いつかぶっ殺してやるぜイギリス人め……!!」



デブ「ひぃ……ひぃ……」

デブ(こんな重いもの運ばせるなんてぇ……!!こんなの使用人の仕事だぁ……!!俺を誰だと思ってるんだぁ……!!)

デブ(疲労に倒れそうになってもイギリス兵たちは運ぶように命令してくる……何時間そうしていたのか分からない)

デブ(限界を超えてむしろ痛みや疲労を感じなくなってきたところで、イギリス軍の将校が新しい命令を叫ぶ)

イギリス軍将校「よし、運ぶのは終わりだ!!砲弾をトラックに戻せ!!乗せられない分は一か所に集めろ!!」

デブ「やっと終わりかぁ……良かったぁ……」

デブ(何とかトラックに砲弾を戻したところで床に座り込む。もう何も言われなかったからそこで暫く休憩していた)

男「どういう事だ!?ふざけるな!!」

男「正気か!?俺たちに死ねって言うのかよ!!」

デブ「な、なんだぁ……?」

イギリス軍将校「Shoot!!」

ダダダダダダダダ

デブ「ひぃ……!!」バッ

イギリス軍将校「……さて諸君、次は当てるぞ!!いいな!?もう一度命令する!!この陣地は放棄されることになった!!」

イギリス軍将校「ドイツ軍は防衛線を越えて進軍してきている!!死にたくなかったら自力で西に歩いてアレクサンドリアまで戻るんだ!!」

イギリス軍将校「諸君らの分のトラックは残念ながらないのだ!!いいな!?数十キロで着く!!無理な距離ではない!!」

イギリス軍将校「では諸君、大英帝国を代表して協力に感謝する!!報酬は渡した書類を提出すればちゃんと受け取れるから安心しろ!!さらばだ!!」

デブ「……えっ?ちょっと待ってぇ……車はぁ……!?」

男「イギリスのクソ野郎どもめ!!俺らをおいて逃げやがった!!」

男「水も食料もなしでどうやって帰れって言うんだよ!?こっちはずっと働かされてもう限界だっていうのに!!」

男「ドイツ軍が来る……!!早く逃げないと……!!」

デブ「そ……そんなぁ……!!」

ゴリマッチョ「ああクソ!!やってやるぜ!!俺には待ってる奴が居るんだ!!」

デブ「あの男はぁ……いや、そんな事どうでもいい……何とかして生き残らないとぉ……!!」

デブ(無謀にアレクサンドリアへ向かう者、騒ぎながらそこらじゅうをうろうろしている者、絶望して全てを諦めている者)

デブ(いろんな奴がいる。だが、俺はそんなバカじゃない。商売と一緒だ。合理的な選択をしていくんだ。生き残るために)

デブ「俺じゃアレクサンドリアへ歩いて行くのは不可能だぁ……だったら、何とかドイツ軍と交渉するしかないねぇ……」



男「っ!!ドイツ軍だ!!」

「「「「!?」」」」

デブ「来たぁ……!!最初は恐らく攻撃されるから、殺されないように隠れるぞぉ……!!」

男「やばいぞ……!!来ちまった……!!」

男「お、落ち着け……まだ殺されると決まったわけじゃn」ドガァン

男「撃ってきたぞ!!にげろぉ!!」

ドン ドン ドゴォン ダダダダダダ

デブ「はっ!!はっ!!畜生!!俺は死なないぞぉ……!!」ガクガクガク

デブ(何時間にも感じられた長い攻撃、俺は爆撃機があけていった穴の中でずっと隠れていた)

デブ(やがて攻撃が終わった頃には周りは静かになっていた。そして聞こえる戦車やトラックの音、そして歌声……?)

「「「「Wir sind das deutsche Afrikakorps Des Führers verwegene Truppe♪Wir stürmen wie die Teufel hervor Versalzen dem Tommy die Suppe♪」」」」

ドイツ兵「行けるぞ、この分ならアレクサンドリアも簡単に攻め落とせる!!そうしたらエル・アラメインあたりで防衛線を張るんだ!!」

ドイツ兵「ああ、奴らに思い知らせてやる!!地獄で後悔させてやろうぜ、戦友よ!!」

デブ「ドイツ語だぁ……!!間違いない……ドイツ軍だぁ……!!」

デブ(近寄ってくる……!!まだだ……まだ……声が聞こえるまで近付く……もう少し……今だ!!)

デブ「Nicht schießen!! Bitte!!(撃たないでくれぇ!!頼むぅ!!)」

ドイツ兵「っ!!Achtung(気をつけろ)!!」

デブ「Bitte!!Nein!!」

ドイツ兵「何者だ!?手を上げて出てこい!!」

デブ「撃たないでくれぇ!!イギリス軍に連れてこられたただの市民だぁ!!み、道案内が要るだろぉ!?」

ドイツ軍将校「ふむ……なるほど……だが我々はこのあたりの道にそれなりに詳しい」

デブ「イギリス軍の陣地についてもかぁ!?」

ドイツ軍将校「ほぅ……知っているのか?」

デブ「もちろんだぁ!!」

デブ(商人の嘘とはったりを舐めるなよぉ……!!裏社会とかかわっていれば必須スキルなんだよそれはぁ……!!)

ドイツ軍将校「……よろしい。いいだろう、案内しろ」



提督「……見えた、あれがアレクサンドリアだ」

ヲ級「あれが……ぼろぼろだね……」

提督(つい昨日、包囲突破を図るドイツ・イタリア軍をアレクサンドリアの戦いで辛くも撃破した。作戦発動から一月近く経った日のことだった)

提督(日英連合軍は、北アフリカの戦いにおいて主導権を握った。この戦争の行方は五分五分……いや、我が方有利となった)

提督(スエズを守っていた軍団まるごと一つを壊滅させられたドイツ・イタリア軍は苦境に立たされているだろう)

提督(英本土上陸作戦も遠のいたはずだ。俺は今、部下たちと共に車両でアレクサンドリアへと向かっていた)

防空棲姫「砂漠……こんなものが存在するなんてすごいよね……」

戦艦棲姫「貴女何度目なのよそれ……」

提督(俺はあの子を始めとした深海棲艦の子たちと一緒に居る。そうすることで、周りに宣言しているのだ。深海棲艦たちも同じ日本人、他の子たちと同列だという事を)

提督(皆疲れているようだった。それもそうか。これだけ長時間車で移動したのだから。だがもう市街だ)

提督(ふと見ると街の入り口には現地人たちの人だかりができている。動員された家族たちの帰りをまだ待っているのだろう)

提督(我々も移動中に少なくない数の現地人を救出していた。どうやらイギリス軍が酷い扱いをしたらしい)

提督(彼らは勝利の為なら容赦ない。英国人以外の人の命を使いつぶすのにも躊躇いが無いようだった)

提督(さすが戦争と恋愛では手段を選ばない国だ。まあ、そのおかげで日本に対する現地人の評価を上げることができたが)

提督「よし、停止しろ!!救出した民間人をここで解放する」

「「「「了解!!」」」」



ザラ「……!!ポーラ!!」

ポーラ「えっ……あぁ……ザラ姉様……また会えるとは思っていませんでしたぁ」ハイライトオフ

ザラ「っ……そうね……どこで何しているの……?」

ポーラ「あのおじさんの店に居ますぅ……けど、おじさんも動員されていなくなりましたぁ」

ポーラ「あそこではポーラは触れてはいけない存在みたいで無視されますぅ。だから昼はおじさんが帰ってくるのを待っているんですぅ」

ザラ「そうなの……私は今、あの人に連れられた郊外のスラムで暮らしているわ……私も、あの人のこと待ってる……」

ポーラ「……ふーん、そうですかぁ。もうどうでもいいですぅ。どうせあと一週間の命、ポーラは美味しいお酒が飲めればそれで満足だからぁ」

ポーラ「あ、でも最近ちょっと欲求不満……どうせこんな汚れた体ですし、そこらの男に抱かれるのもいいかもしれませんねぇ……」

ザラ「……そう」

男「見ろ、日本軍の車列が止まったぞ」

女「どうしたのかしら……っ!!あなたぁ!!」ダッ

子供「パパ!!」ダッ

男「なんてこった!!日本軍が連れて行かれた奴らを連れて帰ってきてくれたぞ!!」

ポーラ「っ……日本……」

ザラ「っ……。っ!?アレは……!!あなたぁ……!!」ジワァ

ゴリマッチョ「……っ!!ザラ!!」

ポーラ「……あ、生きてたぁ」

デブ「戦闘のどさくさに紛れて何とか逃げ延びた所を助けられるなんてぇ……日本軍様様だねぇ……おやぁ~ポーラちゃん、待っててくれたのぉ~嬉しいねぇ~!!」

男「アリガトー!!」ブンブン

男「Thank you very much!!」ブンブン

日本兵「ユアーウェルカム!!」ブンブン

日本兵「達者でなぁ!!」ブンブン

日本兵「日本語は分からんだろ」

日本兵「俺が英語がわからんねん」

日本兵「あぁ……」

提督「……」ニコリ ブンブン

ザラ&ポーラ「「っ!!!!」」

↓×1~3 その時、ザラとポーラに電流走る 目の前に提督が…… 二人の行動と心境

恋は戦争である
一目散に提督のもとへ逃げる
ウォースパイトの尋問の事や服毒の事も洗いざらい話す

提督が助けに来てくれた!体は汚されちゃったけどやっぱ提督が好き!保護してもらう

853

ザラ:心の奥で色々な感情のないまぜになった痛みが走るがすぐにゴリマッチョのキスによって彼が帰ってきた事の喜びに上書きされる。提督への行動は起こさず寧ろ発見されないよう隠れる

ポーラは任せた安価取ってたらコンマ次に高いので

>>856じゃなくてマジでよかった
>>856だったら憤死してた

ザラ「提督!!」ダッ

ポーラ「提督ぅ!!」ダッ

ゴリマッチョ「っ!?ザラ!?」

デブ「ポーラちゃん~!?」

ザラ(気がついたら駆け出していた。提督のことしか考えられなかった。彼が引き留める声も耳に入らない。どうでもいい)

ポーラ(信じられない、ああ神様!!どうかお願いですからポーラにご加護を!!あと少しだけポーラをお守りください!!)

ヲ級「っ!?提督!!」バッ

防空棲姫「誰……!?」バッ

戦艦棲姫「ご主人様、下がってください!!」バッ

日本兵「誰だ!?止まれ!!」スッ

日本兵「撃つぞ!!手ぇ上げろや!!」スッ

提督「っ!!??ざ、ザラ!!ポーラ!!撃つな!!撃つんじゃない!!」バッ

提督(走ってくる二人。俺は悲鳴じみた叫び声をあげて車を飛び降りて走る。まさか……まさか……!!)

提督「ザラ!!ポーラ!!」ダキッ

ザラ「提督……!!提督!!うあぁああああ!!」ギュッ ボロボロ

ポーラ「うわああああん!!ひっく、ていとくぅ!!ていとくぅ!!」ギュッ ボロボロ

提督「あぁ……信じられない……俺は君たちがこの間のドイツの空襲で死亡したと聞かされていて……!!」ジワァ ポロポロ

提督(腕の中の二人の体温に、ザラとポーラが生きているという事を実感した。俺は二人を強く抱きしめる)

ヲ級「提督、その二人は?」

戦艦棲姫「前に戦った覚えがあります」

防空棲姫「白人?何人?」

提督「俺の元部下たちだ。死んでいたと聞かされていたが、生きていてくれた……!!っ!?」

日本兵「提督、どうしはりましたか!?」

日本兵「飛び出してきた奴がいるらしいぞ!!どいつだ!?」

日本軍将校「展開しろ!!各員の裁量で撃て!!」

提督(俺が飛びおりたせいで車列が止まり、兵士たちが次々と降車して展開していく。大事になってしまった)

提督「っ……問題ない!!重要人物を二人保護しただけだ!!騒がして申し訳ない!!行こう!!」

提督(俺は二人を連れて車に戻る。定員オーバーだがまあ乗れないことはない。改めて車列が移動を開始する)

ゴリマッチョ「……!!」ギリッ ブツ タラー

デブ「……!!」ギロリ

ヲ級「……?」ピクッ チラッ

ザラ「うぅ!!ひっく……ぐすっ……!!」ポロポロ

ポーラ「うわああああん!!あああああん!!」ボロボロ

提督「すまない、ザラ、ポーラ。司令部に到着するまで待ってくれ。悪いな、戦艦棲姫、防空棲姫」

戦艦棲姫「子供ができたらこんな感じなのでしょうか?」

防空棲姫「……子ども扱いしないで」ムスッ

提督(泣きじゃくる二人。戦艦棲姫の膝の上に座らされた防空棲姫は不満げだ。その後、何事もなく司令部に到着した。挨拶を簡単に済ませ、ザラとポーラに話を聞く)

提督(二人は、泣いて声を詰まらせながらも何とか話してくれた……二人の身にいったい何があったのかを……!!)

↓×1~3 ウォースパイトの行いを知った提督の反応

ザラ、ポーラを直ちに入渠させて身体の回復に専念させる
明石や夕張がいれば治療も施させる

ウォースパイトへの断罪を誓う
彼女にはザラたちが生きている事を伏せたまま事情を聞き、情状酌量の余地があるかを推し量る

>>859

859
提督自身、ポーラを奮い立たせ戦場に送り込んだ事実もあり心が苛まれる
ゴリマッチョと[ピザ]は暗殺

[ピザ ]はデ ブの事です

メ欄にsagaと入れるのだポッター
そうすれば変換されなくなる、こんな感じに…デブ

提督「……このことは、他には伏せておく。君たちは……治療に専念してくれ。俺は……ウォースパイトの所に行ってくる」スタスタスタ ガチャン

ザラ「あっ、提督……」

ポーラ「あはぁ……!!指輪、していませんでしたぁ……!!」

ザラ「えっ?あっ……!!」



ウォースパイト「Admiral!!ああ、我が騎士!!会いたかったわ!!」パァッ

提督「ああ、ウォースパイト……俺も会いたかったよ……」

ウォースパイト「……?どうしたの、Admiral?少し怖い顔をしているわ……その……何かしたかしら?」

提督「……ザラとポーラのことだ」

ウォースパイト「あぁ……残念だったわ。あのドイツの新型機……Ho229と言ったかしら?驚異的な性能だった」

提督「そうか……そうだな……ウォースパイト」

ウォースパイト「……何?」

提督「分かっているんじゃないか?」

ウォースパイト「……何をかしら?」

提督「……君は俺にもそうやって嘘を吐いて隠すのか?」

ウォースパイト「嘘……?何のことかしら?本当に分からないわ」キョトン

提督(ウォースパイトは本当に……本当に完璧に何も知らないと言うように振舞っていた)

提督(もし俺が確証を持っていなかったら、いくら疑っていても騙されてしまうほどだろう。改めて、ウォースパイトの怖さを知る)

提督「そうか……分かった……もういい」クルリ スタスタ

ウォースパイト「A, Admiral!!か、帰るの……!?Admiral!!」

提督「……少し忙しくてな。……さらばだ」

提督(冷たく去るふりをする。そのまま疎遠になって別れてしまいそうな雰囲気を纏ってウォースパイトに背を向ける)

提督(ウォースパイトの俺に対する思いが強ければ強いほど乗ってくるはずだ。もし乗ってこなかったら……容赦はしない)

ウォースパイト「……待って!!」

提督「……」ピタ

提督(乗ってきたな……いいだろう、最低ラインは超えてくれた。さて、では尋問タイムといこうか)

ウォースパイト「お願い……待って……」

提督「……話してくれるか?」

ウォースパイト「何をなの……!?お願い、教えて……!!」

提督「……君がザラとポーラにしたことだ」

ウォースパイト「……」

提督「さらばだ」

ウォースパイト「待って!!……どこで知ったの?」

提督「どうでもいいだろう?……やったんだな?」

ウォースパイト「……ええ」

提督(目を逸らし、気まずそうにしている。だがそれはザラとポーラへの罪悪感からではない)

提督(俺に悪く思われることだけを気にしているのだと分かった。ちゃんと自分で認めた。プラス十点。二人への罪悪感無し。マイナス無限)

提督「……話してくれ、何をしたのかを。キミなら包み隠さず全てを言ってくれると信じている」

ウォースパイト「……分かったわ。あの二人には……Casu marzuを食べさせた。何か知っているかしら?」

提督「……何だそれは?」

ウォースパイト「……イタリアで作られているチーズよ。その……腐って蛆が湧いているの……けどそれが正しいスタイルなのよ?」

提督「そんなものを……っ……無理矢理食わせたのか……!?」ギリッ

ウォースパイト「っ……ええ……」タジッ

提督「それで……!?それだけか……!?」

ウォースパイト「っ……いいえ。それだけではないわ」

提督(一瞬迷ったのは俺の反応が想定よりも厳しめだったからか?だが、ちゃんと言う様だ。俺がどこまで知っているのか分からないのだからな)

提督(当然の判断だ。さて、どこまで話す?ウォースパイト……それでお前の処遇が決まるぞ)

提督「何をした……!?」

ウォースパイト「……その……っ……犯させたわ。男に……」

提督「っ!!」ギロリ

ウォースパイト「っ……」ビクッ

提督「……誰に?」

ウォースパイト「市街で見つけた男よ……私だったら絶対嫌って男二人を見繕って……」

提督「っ……!!それで……!?それだけか……!?」

ウォースパイト「……あとは、私が忙しくなるから一月で死ぬ毒を注射した。それ以外にもその二人が何かしたのかも知れないけど、私は知らないわ」

提督「……どうしてそんなことをしたんだ!?」キッ

ウォースパイト「……あの二人が、私の戦友たちを殺したからよ。ちょうどこの街、アレクサンドリアで」ジッ

提督「っ!!」

ウォースパイト「完全なカウンター奇襲攻撃だった……私は戦闘中で何もできなかった。皆は第二次攻撃の準備が終わってちょうど出撃しようと集合していた所をやられたの」

提督(ウォースパイトはもう狼狽えていなかった。スイッチが入ったように無表情の鉄仮面をつけている)

提督(だが、その瞳には激情が渦巻いていた。ウォースパイトの言葉に俺は動揺する。そうだったのか……)

↓×1~3 ウォースパイトをどうするか提督の決断

ウォースパイトを赦すも背を向ける
ザラとポーラの身柄を保護すると宣言し、何を言ってこようが取り合わない

復讐したいのはわかるけど本当にやったらあかんでしょ。戦争中はお互い様なんだからとお説教。実はザラとポーラ二人とも保護しててしばらくは自分のそばに置いておくからとネタバラシ

理由こそあれ、まさか高貴たるウォースパイトがこんな野蛮な行いをするとは思いもしなかった
二人でこの無意味な戦争を終わらせようと誓い合い、愛し合ったにもかかわらずだ

自分が今まで話さなかったいつもの関係話も含め、ザラ、ポーラの保護をネタバラシ
戦争故にウォースパイトを赦すものの、きつく抱き締めて暫く会わないと耳打ち

元来の艦としての誇りを失ってしまったようなもんだからなあ、今回の仕打ちは

提督「……復讐したい気持ちは分かる。俺自身も経験がある。だが……これは戦争だろう、ウォースパイト……!!」

ウォースパイト「……」

提督「あの二人が殺したくて殺したと思うのか……!?少なくとも……俺は思わない……!!」

ウォースパイト「……では、殺された皆のことは忘れろと?大切な仲間たちを殺した相手を、仕方ないと赦せと?」

提督「そうだ……!!それができてこそ、人間なんだ……!!衝動を理性で抑えられるのが人間なんだ……!!」

ウォースパイト「……想像してみて。ヤマトでもアカギでも誰でもいい。貴方の大切な部下をたくさん殺されたら、貴方は赦せるの?」

提督「っ……赦すしかないだろう……?これは戦争だ……さもないと、ただの殺し合いになってしまう……」

ウォースパイト「……そう」

提督「……あの二人に注射した毒の解毒剤は実在するのか?」

ウォースパイト「……なんで?」

提督「本当に解毒剤が存在するのか?逃げずにいて、気が向いたらあの子たちに解毒剤を投与するつもりが本当にあったのか……!?」

ウォースパイト「……!!まさか、」

提督「あの二人は生きている!!俺が保護した!!」

ウォースパイト「っ!!なるほど……結局監獄から逃げていたわけね?全部黒焦げで死体がちゃんと確認できていなかったから、ありえなくはないと思っていたの。これだから現地動員の兵士は……」

提督「解毒剤を渡してくれ。あの子たちは死なせない」

ウォースパイト「断るわ。あの子たちは我が軍の簡易軍法会議で死刑になった。死ぬ運命なのよ。それより、二人の身柄の引き渡しを求めるわAdmiral」

提督「お断りだ。これ以上あの子たちを傷つけさせはしない……ウォースパイト、どうしても渡すつもりは無いんだな?」

ウォースパイト「ええ。それよりも、身柄引き渡しの件よ。私は正式に」

提督「そんな事はどうでもいい!!……ウォースパイト。君の銃を貸してくれ」

ウォースパイト「……何をするのか知らないけれど、どうぞ」ジッ ゴトッ

提督(ウォースパイトの視線には警戒と信頼が込められていた『まさか私を撃つつもりだろうか?いや、Admiralはそんな事しない』と思っているのだろう)

提督(俺はウォースパイトのリボルバー銃を受け取ると、弾薬を全て抜き、一つだけ手元に残す……)

提督(ように見せかけて実は事前に用意していた精巧なレプリカとすり替える。ウォースパイトの銃は知っていたからな。簡単なことだった。これを装填して撃っても何も起こらない)

提督(俺はその一発をシリンダーに装填し、思いっきり回転させる。そして自然に止まったところで撃鉄を起こす。そして自らのこめかみに銃口をあてた)

ウォースパイト「まさか……!!止めなさい!!」ゾクッ

提督「っ!!」スッ カチリ

ウォースパイト「ひっ!?はぁ……はぁ……っ……!!馬鹿なことは止めて!!死ぬわよ!?」ビクッ

提督「ウォースパイト……!!解毒剤を用意しろ!!今すぐにだ!!君がYesと言うか、俺が死ぬまでこれを続けるぞ!?」

ウォースパイト「っ……Admiral, 落ち着いて……ね?分かったから話し合いましょう?」ニコッ

提督「っ!!」カチリ

ウォースパイト「いやぁ!!分かった!!分かったわ!!用意する!!用意するから銃を置いて!!そんな事止めて!!」ビクッ

提督「なら早く用意しろ!!」

提督(狼狽するウォースパイトにそう怒鳴る。ウォースパイトは目を見開き震える手で苦労しながら注射器と薬瓶を取り出した)

提督「これでいいんだな?」

ウォースパイト「ええ、これがそうよ……だから銃を置いて……!!」

提督「今から二人に投与しに行く。もし中毒で死んだり、あるいは解毒できていなくて一週間後にザラとポーラが死んだりしたら、俺も後を追う」

ウォースパイト「大丈夫よ、それが対応した解毒剤だから……!!だから、ね?銃を返して」

提督「ダメだ。これを返すのは一週間後、あの二人が無事生きていたらだ。では、さらば」

ウォースパイト「Admiral!!待って!!」

提督「今は!!……君と居たくない。来ないでくれ」

↓×1~3 ウォースパイトの反応と心境

堂々と別離を宣言され、放心状態に
己の体をかき抱いてガタガタ震える

もしかして私失望されちゃってる?!このままだとアドマイローに捨てられちゃうかも!プライドを捨てて卑屈になり提督の足にすがりついてザラとポーラの件について謝罪。自分のことを見捨てないでと懇願

>>873>>874

ごめん、>>872>>873だった

同コンマってすごいな

提督、俺はウォースバイトが許せないよ

この女狐、全く反省していない…

えげれすてホンマ最低やわ

ウォースパイト「……!!っ……!!……。」ガーン ヨロリ ズルズル ペタン

提督(俺に向かって手を伸ばしていたウォースパイトは、俺のその言葉に酷くショックを受けたようだった)

提督(目を見開いて信じられないと言うように俺を凝視する。その瞳から光が消えていった。そしてふらつきながら壁に寄りかかり、そのままずるずると座り込む)

提督(俺はそんなウォースパイトから目を逸らし、少しだけ躊躇う。が、すぐにそのまま部屋を出て行こうとする)

ウォースパイト「……っ!!」ガシッ

提督「っ!?」ビクッ

提督(が、そこで脚が掴まれた。少し驚く。ウォースパイトが一瞬で距離を詰めて俺の脚を掴んでいたのだ)

ウォースパイト「お願い……待って……!!」ジッ フルフルフル

提督(目を見開いて俺を見つめている。その体は震えていた。あのプライドの高いウォースパイトがこんな無様な姿を見せるとは……)

ウォースパイト「……ごめんなさい。謝罪するわ。あの二人にしたことは、私の間違いだった」ウルッ

提督「……」

ウォースパイト「だから……だからお願いよ……私を見捨てないで……赦して……もう二度としないと誓うわ」

提督(ウォースパイトはもはや恥も外聞もなく卑屈に振舞っていた。ウォースパイトが俺の脚に縋り付くなど、誰が想像できただろうか)

提督(誇り高く、炎より激しく氷より冷徹なウォースパイトがこうも乱れるほどに俺はウォースパイトにとって大切な存在になっていたのか)

提督(そのことに嬉しさや、ウォースパイトの酷く追い詰められている様子に憐れみや同情を覚えないわけではない。だが……)

提督「離せ」グイッ

ウォースパイト「ぁ……!?」

提督(だが、ウォースパイトがしでかしたことはそれを損なって余りあることだった。俺は強引に脚を動かしてウォースパイトの手を振りほどく)

提督(そして一刻も早くザラとポーラの所へ向かうべく歩みを進めた。……が、ウォースパイトの部屋を出る寸前、俺はちらりと振り返る)

ウォースパイト「……」ハイライトオフ ギュッ カタカタカタ ポロポロポロ

提督(ウォースパイトは虚ろな瞳で虚空を見つめ、自分の身体を強く抱きしめながら涙を流して震えていた)

提督「っ……」スタスタスタ

提督(余計なことを考えそうになり、意識して思考を切る。ザラとポーラのことだけを考えることにした)



提督「……よし、終わった」スッ

ポーラ「っ……」ズキッ

提督(ポーラにも解毒薬を投与し終わる。少なくとも、二人共中毒で倒れるようなことはなかった)

提督「もう大丈夫だぞ、二人共。……何があっても、俺が一緒に居る」

ザラ「……」

ポーラ「……」

↓×1~3 提督に助けられ、命の危機も脱し、落ち着いたことで考える余裕ができてしまう。
自分達が穢されて、調教されてしまった事。特に、ザラは極限状態だったとはいえ一度は身も心もゴリマッチョに完璧に堕とされていた事。ポーラはデブの性奴隷に成り下がり胸や秘所にリングまでつけられてしまった事が重くのしかかる。それについてザラとポーラの心境と行動

さらに二人のウォースパイトに対する感情

自分が汚い物に思えて自己嫌悪MAXだけどもし許されるなら提督にエッチで上書きしてもらいたい。スパ子の戦友をやっちゃったことを忖度するけど自分達にされたことを考えると以前のような戦友にはもどれないかも

もうそんな過去など思い出したくもない
愛しの人のもとにまた戻ることができたのだから、前向きに自分の幸せを追求したい
入渠で処女膜やピアス跡等痕跡をすっかり元通りにして、改めて提督に告白し寵愛を受け、完全に過去を上書きしたいと伝える
提督がウォースパイトと体の関係を持った事実も彼女たちは既に知っているため、提督のいつもの説明も抵抗なく受け入れる所存

ウォースパイトのことはまだ許せないが、提督の意向には従うつもり

882

果たしてうまくいけばいいけれども

膜って入渠で直るものなのか…ありだなそれ

ザラ「……全部、夢だったらいいのに」ジワァ

ポーラ「提督……私……汚れちゃいましたぁ……」ポロポロ

提督「ザラ……ポーラ……」

ザラ「思い出したくもないわ……けどね、私ね、提督……私のことを犯した男を好きになっちゃってたの……」

提督「……」

ザラ「ただパンをくれただけで優しい人だって思って……犯されるのが気持ちよくて……いつの間にか好きになってた……」

ザラ「結婚しようって言われて……嬉しくなって……動員されて……毎日帰りを心待ちにするぐらい……気持ち悪いよね……」

提督「そ、そんな事は……それは仕方のないことだ。監禁された人間が身や心を守るために監禁した人間にそういう感情を持ってしまう事はある」

ポーラ「……ポーラは、……せ、性奴隷にされていました。怪しいクスリまで注射されて……犯されてた……」

ポーラ「ねぇ、提督……見てくださぁい……これ……」シュルシュル

提督「っ!?」ドキッ

提督(ポーラが服を脱ぐ。いきなりのことに驚愕した。シャツを脱ぎ、スカートを下ろすとポーラの美しい肢体が露わになった)

提督(ポーラが身に着けているのはあとは黒く妖艶なブラとショーツ、白いニーソックのみだ)

提督(女性的な身体のラインは想像通り極上のモノで、健康的な肉付きをしていた。白く美しい肌が眩しい)

提督(ポーラはさらにブラにまで手をかけると、それを外す。大きく整った形をした巨乳よりの美乳が露わになる)

提督「……!!」

提督(そして、その先端、桜色のそこには……金のリングがついていた。両方の胸にだ。それがポーラに娼婦のような妖艶さを与えている)

提督(さらにポーラはゆっくりとショーツに手をかけるとそれをも下ろす。体を起こしたポーラが身に着けているのはニーソだけだ)

提督(先ほどまで黒い薄布に隠されていた秘所は、晒されている。無毛のそこにも……金のリングがついていた)

提督(ポーラは泣きそうな顔で俺を見つめている。縋るような視線で俺を見つめている。俺は、逸らさずその目を直視する)

ポーラ「こんな体にされちゃいましたぁ……初めてを奪われて……穴をあけられて……こんなものまでつけられてぇ……っ……」ポロポロ

ポーラ「入渠すれば全部治ればいいのに……全部なかったことになって……そうなってくれればいいのに……」

提督「……」

提督(……入渠は、艦娘独特の行為だ。兵士がどういう原理で火薬が爆発するのかよく知らないように、俺もそれについて詳しくは知らない)

提督(だが、翔鶴や愛宕のようによほど重症ではない限り特殊な薬液につかれば艦娘は傷を癒せる)

提督(しかし……それは艦娘として行動しているときに負った傷ではないと効果は無いらしい)

提督(開けられたピアス穴も、貫かれた処女膜も入渠しても治らないのだ。ピアス穴がふさがるのには長い時間がかかる)

提督(そして処女膜は……決して戻ることはない。戻るようなものなら処女膜とは言えないだろう)

提督(この二人は望まぬ形で犯されたと言う事実に永遠に苛まれ続けるのだ……なんと残酷なことなのだろうか……)

ポーラ「提督……それでも……それでもポーラは……提督が好きなんです……提督……ずっと好きでした……」ジッ

提督「!!」

ポーラ「ポーラは……こんなふうになっちゃったけど……幸せになりたいです……お願いです提督……ポーラを幸せにしてくださいよぅ……!!」スッ ダキッ ギュッ

提督「ポーラ……」ギュッ

ザラ「提督……私も、提督が好きです……好き……好きなのに……あの人が心から離れないの……!!」ポロポロ

ザラ「嫌いだった筈なのに……いつのまにか……まだ……まだ手遅れじゃなかったけど……でもまだ……いるの……」

ザラ「無理矢理されたのに……あの人が今でも……好きなの……気持ち悪いよね……おかしいよね……提督……!!」

ザラ「思い出したくないのに……思い出しちゃうの……!!苦しいの……!!お願い提督……助けて……!!」

ザラ「私も……私も幸せになりたい……幸せにして!!全部忘れさせて提督に染めて!!じゃないと私……あの人の所に戻っちゃいそうで……!!」

提督「ザラ……!!」ギリッ

↓×1~3 提督の行動

二人をストックホルムシンドロームみたいなのから完全に開放してやるために受け入れてあげる。穢れてなんかない気持ち悪くなんかないあの頃のままだよって優しく慰めてあげる

888+いつものハーレムの説明をして受け入れてくれるか聞く

889

ここで例の説明は野暮ったいなぁ
救いたいならNTR上書きでイタリア同様背負っていくしかないだろう

出遅れたか
捕らえられたマッチョと[ピザ]を連れてきて目の前で……というのも面白そうなんだが

ザラとポーラに二人を再会させて、ピアスも通せる風穴をズドン
➡せめてもの縁として、即死させずに別室の提督と激しく絡み合う姿を失血死するまで見せてあげる。
提督はそれを知らず、ただ別れを告げたものとしか理解していたい

ちょっと提督のくだりはご都合主義すぎるかな

>>885
バケツ使用で何度でも処女喪失とか考えたことないの?

それはそれで興奮するけどやっぱ再生できない方が重みがあっていいな

まぁ10万しないくらいで処女膜再生手術出来るんだけどな

提督「ああ、もちろんだ。君たちは穢れてなんかいない。気持ち悪くなんかない。あの頃のままだ。あの頃のまま、変わらず君たちだよ」

ザラ「っ!!……!!提督!!」バッ ダキッ ギュゥゥ

ポーラ「!!」ギュゥゥ

提督(ザラが俺に抱き付いて、強く抱きしめてくる。ポーラもさらに腕に力を込めて俺を抱きしめた)

提督(俺は二人の身体に手を回して強く抱きしめた。……そして口を開く)

提督「だが……その前に君たちに言わなくてはならない……」

提督(今言うべきか悩んだ。だが、イタリアにしてしまった事がずっと心に突き刺さってる。言わなくてはならなかった)

ザラ「ウォースパイトのことですか……?」ジッ

提督「っ!?」

ポーラ「……そういう関係だと本人が言っていましたぁ。けど、婚約者みたいな関係じゃありませんよねぇ?」

ザラ「だって提督は……指輪をしていませんよね……?あの女とそこまで深い関係なわけじゃありませんよね?」

提督「……二人共、全部話させてくれ」

提督(俺はいつもの話を二人に聞かせる。事の始まり、俺の心境、決意、信念、覚悟……すべて話した)

提督(ザラとポーラはジッと俺を見つめながら話を聞いていた。そして全てを話し終えた俺に向かって苦笑する)

ザラ「なるほどね……まあ皆の気持ちも分かるわ」クスリ

ポーラ「けど、むしろこっちの方が良いのかもしれませんねぇ」クスリ

提督「こっちの方がいい?」

ポーラ「はい。勘違いとはいえ、選ばれない絶望は……身をもって知りましたからぁ。皆で幸せになるのもいいかなぁって。それに、ちゃんと隠さず話してくれましたしぃ」

ザラ「理由もそんな酷い理由じゃないしね。それだけ凄いんでしょ……?きっと提督は私にあの人を忘れさせてくれるよね……?」

提督(『だってもし満足できなかったら私は……』というようなザラの雰囲気に……この子の精神がそこまで穢されているのだと悲しくなった)

提督「ああ、もう俺以外考えられ無くしてやる……俺以外の男なんて考えられなくなるまで愛しつくしてやる」

提督(俺は……まずザラとキスをする。見つめると、期待するように頬を染めながら俺を見つめるザラに、顔を近付ける)

提督(ザラは目を瞑って顎を軽く上げ、待ちの状態に入る。俺はそのまま手をザラの後頭部に添えると、キスをした)

ザラ「んっ……ふっ……」

ポーラ「あ、そんなぁ……ずるいですよぉ!!」

提督(唇を合わせると舌が伸びてくる。軽く口を開けると躊躇うことなく侵入してきて、俺の舌を探り、絡ませてくる)

提督(これがその無理矢理犯したという男に調教された結果だと思うと……っ……だが、同時にそいつよりは俺の方がテクは上だろうと確信する)

提督(まるでキスを覚えたての中高生のようなキスだった。聞いた話じゃ前戯は嫌いだなどとのたまっていたらしいしな)

提督(確かに人種的にそれは大きいものなのかもしれないが、どんな腰ふりをしていたのか想像がつく)

提督(ただ自分が気持ちよくなれるだけの雑な腰振りに違いない。結局はサイズが大きいからよく一番奥を突けていただけだろう。テクも何も無いことは想像に難くない)

提督(ザラの心を完全に上書きするのはやはり簡単そうだ。だが……問題はポーラの方だ)

ザラ「んはっ……て、提督……凄い……ね……?」ドキドキドキ

提督「ありがとう」ニコッ コツン

提督(俺の舌技の前に驚愕と喜び、そして悦びが混じった表情ではにかむザラのでこに、でこをこつんと軽く合わせる)

ポーラ「むぅ~……」ムスッ

提督(そして顔をポーラに向ける。後回しにされたことを悲しみ、怒っているようだ。俺はポーラの頬に手を添え、撫でる)

提督「ごめんよ、ポーラ」

ポーラ「……いっぱい愛してくれないと赦してあげませんよぉ?」

提督(そんなポーラに微笑むと、ゆっくりと唇を奪う。ポーラは抵抗することなく受け入れた。……やはりな)

ポーラ「んふぅ……はむぅ……れろれろ……にゅるにゅる……」

提督(ポーラは完全に仕込まれていた。舌使いが上手い。キスが上手かった。おそらく、今までしてきた中で一番上手い)

提督(大きな屋敷を持っているようなアラブの中年に仕込まれたのだ。しかも大事なのは前戯だと分かっている)

提督(恐らく財力に任せて高級娼婦を抱いてきたのだろう。そのテクはもしかしたら俺よりも……)

提督(俺は娼婦など買わない主義だった。高級娼婦のテクなど分からない。だが、彼女らはそれを生業としているのだ)

提督(そんな女を味わっているであろうその中年もテクはそれ相応と考えるのが妥当……)

提督(となれば、テクではよくて拮抗、最悪及ばないかもしれない。……なら、俺の武器である若さで責める)

提督(脂ぎった中年オヤジなんかにできはしない腰ふりでポーラを俺に染めてやる。テクは重要だが、その上で勝負を分けるのはモノの大きさと若さだ)

提督「っは……」

ポーラ「んはっ……あはぁ……ていとくぅ……♪」トロン

提督(蕩けた表情で俺を見つめて微笑むポーラ。体を擦り寄せてくる。脚で俺のモノを刺激つつ太ももに秘所を当ててきた)

提督(調教されきっている。とても気分が悪く……そして興奮していた。いいだろう、ポーラを俺専用に上書きしてやる)

提督「ザラ、見ていろ。これが愛のあるセックスだ」

ザラ「えっ」

ポーラ「あはぁ……!!来て、提督……!!」

提督(俺はポーラを部屋にあったベッドに押し倒して覆いかぶさると、丁寧に愛撫していく。胸や秘所ではない性感帯を確認した)

ポーラ「やぁ……!!ていとくぅ……!!あぁん!!きもちいいですよぅ……!!あはっ!!すごぃ……!!」

提督(耳、首筋、脇、臍……様々な性感帯になりうる場所、その全てが開発されていた。ポーラが快楽に蕩けた声を洩らし、体を捩る)

提督(もうすでに誰かに踏み荒らされているのだ……このポーラの美しく魅力的な肉体は。嫉妬が燃え上がる)

提督(どんなに抱こうがもう初めての男にはなれない。俺は前の男の痕跡を消し尽くすべくポーラを責める)

ポーラ「やぁん!!そこはぁ!!っぁ……いいですよぉ……来てくださぁい……!!ポーラのおっぱい虐めてください……!!」

提督(ポーラの胸に顔を埋める。蒸れたメスの匂い。リングが邪魔だが、まだとらない。その中年に穢された体のまま俺を上書きする)

提督(そうしなくては気が済まなかった。俺はポーラの胸を責める。欲望のままに舐め、揉み、摘み、吸う)

ポーラ「あぁ……あふぅ……んっ……はぁ……はぁ……あぁああ!!」ビクン

提督(ポーラが嬌声をあげる。そしてそれがどんどん高まっていき、絶頂を迎えた。ポーラの身体がピンと張り、熱っぽい悲鳴が響く)

ポーラ「あふぅ……あぁ……すごぃ……!!」ビクンビクン

提督(そこまでか……胸だけで行くほどに君は……決して声に出せないが、ショックを受ける)

提督「っ……!!」ガバッ

ポーラ「あぁ、来たぁ!!まだイってるのにぃ!!やぁすごいよぉ!!ていとくがポーラのぜんぶもってっちゃう!!」ビクンビクン

提督(怒り?嫉妬?悲しみ?そのどれでもあってどれでもないどうしようもない衝動のままにポーラを責める)

提督(お腹を経由してやっとたどり着いたポーラの秘所はもうびしょびしょだった。とろりと蜜が溢れてくる)

提督(鼠径部を舌でなぞり、太ももを摩る。そのまま足先まで脚を舐めまわし、足の裏を舐める)

ポーラ「……!!」ゾクゾク

提督(俺を見つめるポーラが喜びの表情を浮かべる。やはりな。変態中年オヤジのことだ。ここまで開発していると思った)

提督(そのまま内股まで舌を這わせ、脚の付け根やヒップ、秘所の周りを責めることで焦らす)

提督(ポーラは我慢できないと言ったように体を揺らす。腰を上げて秘所を誘うように押し出す)

提督(だがまだだ。焦らしに焦らす。やがてポーラが甘い声で誘ってき始める。だがそれもまだだ)

ポーラ「やぁん……ていとく……いじわるしないでぇ……きてぇ……!!」ドキドキ ピクンピクン

提督(まだまだだ限界まで焦らす。全力を尽くさないとポーラの心を完璧に染めきれない。あの人の方が良いと少しでも思わせたら負けなのだ)

提督(しかし焦らし過ぎも禁物だ。さもないと醒めてしまう。俺はそのぎりぎりの、感度が最高潮になるタイミングを狙い撃つ)

提督(ポーラの吐息、体の動き、声音、それらすべてに加えて経験や勘から判断する……今だ!!)

提督「……」カリッ

ポーラ「っぁ!!んはぁああああああああああ!!あぁ……あはぁ……」ビクンビクンビクン

提督(クリトリスを甘噛みする。それだけで焦らされ、限界まで高まったポーラの身体は絶頂を迎えた)

提督(体をぴんと張り絶叫に近い嬌声をあげる。そして脱力、荒い息を吐きながらぴくんぴくんと余韻に浸る)

提督(が、そこで終わらない。電撃戦だ。俺は舌技と指技を駆使してポーラを蹂躙する)

提督(クリトリスはもちろん、Gスポットとその奥、完璧に降りきっている子宮まで。蹂躙しつくす)

ポーラ「んはぁ!!やぁ!!すごい!!すごいよぉていとく!!もうだめぇ!!ポーラなっちゃう!!」ビクンビクン

ポーラ「ぜんぶていとくのものになっちゃう!!ていとくなしじゃいきていけなくなっちゃうのぉ!!」

提督「嫌なのかポーラ……!?嫌なのか……!?」ニタァ

ポーラ「いやじゃないのぉ!!なりたいのぉ!!ならせて!!ポーラをていとくのものにしてぇ!!」

提督「いいだろう!!全部上書きしてやる!!前の男なんて忘れ去るぐらいに悦がり狂え、ポーラ!!」

ポーラ「やぁあああああ!!」ビクンビクン

提督(ポーラを文字通り悦がり狂わせる。悶えるからだが逃げないように押さえつけるのに苦労するほどだった)

提督(そして、遂にその時が来た。俺が体を起こすと、ポーラが蕩け切った瞳で俺を見つめている)

提督(俺は着たままだった制服を脱いだ。後で洗濯しなくてはな。ズボンに手をかけ、下ろす)

ポーラ「ぁ……!!」ゾクゾク

提督(下着を押し上げるそれにポーラの目が釘つけになる。と同時にザラが少し残念そうな表情を浮かべた)

提督(小さい……と明らかに思っていそうな表情に俺のモノはむしろさらに怒張する。見てろ、お前はこれに跪くようになる)

提督「いくぞ、ポーラ」

ポーラ「Per favore(来てください)……!!」ゾクゾクゾク

提督(正常位の体勢になり、モノを物欲しげにひくつくポーラの秘所にあてがう。そして腰をゆっくり突き出した。熱に包まれる)

ポーラ「あぁ……はぁ……!!やぁ……!!ていとくおおきいよぅ……!!」ヌプププププ

提督(愛液まみれのそこはぬるりと俺のモノを呑み込む。が、前の男はどうやらよほど小さかったらしいな)

提督(モノがポーラのそこを押し広げて行くのが分かる。まるで処女を奪ったような感覚に、興奮する)

ポーラ「すきぃ……!!ていとくだいすきぃ……!!んっふぅ……」ギュッ

提督(ポーラの手が俺の身体にまわされ、そしてキスされる。キスハメ状態だ。俺は、ポーラの舌に舌を絡ませながら腰を振り始める)

提督(ポーラが快楽に呻く。だんだんとペースを上げていき、そして本気の腰ふりへ。こんなの中年オヤジには無理だろ!?)

提督「っ……!!」パンパンパンパンパン

ポーラ「んん~!!はぁっ!!やぁ!!死んじゃう!!死んじゃうよぅ!!あぁああああああ!!」ビクンビクン

提督(ポーラが口を離して悲鳴をあげる。構うか!!お前の魂の一番深い所に俺を刻み付けてやるぞ!!)

提督「俺のモノになれ!!」

ポーラ「ああああああ!!なってる!!なってるよていとくぅ!!いまポーラのからだていとくのことおぼえてるぅ!!」キュンキュン

提督「……!!ポーラ!!お前は俺のモノだ!!」ゾクゾクゾク

提督(勝った!!そう確信した!!きゅんきゅん締め付けるそこは明らかに俺を新しい主人と認めていた)

提督(前の短小包茎をきれいさっぱり忘れ去り、咥え込んでいる俺のモノ、その形を覚えていることを確信した)

提督(もうポーラは完全にその中年の支配から解放した。後は……最後の仕上げとしてその子宮まで染めるだけだ)

提督「くっ……!!行くぞ、ポーラ!!お前の一番奥まで俺が染め直してやる!!……くはぁ!!」ズッチュズッチュズッチュ ズチュン ビュルルルルルルルル

ポーラ「Dai(来て)!!あぁ!!Vengo!!Io vengo!!んはぁああああ!!Sì!!Sì!! Sì!!っぁああああああ!!」

提督(子宮口に密着して射精する。ドクドクと精液が尿道を流れる感覚。絶頂を迎えてきゅんと締まるポーラの中は、まるで一滴も零さないと言っているようだった)

提督「っ……はぁ……」

ポーラ「あふぅ……んはぁ……」ピクンピクン

提督(脱力する。ポーラが力なく俺に手を伸ばし、キスを求めてくる。俺はポーラと濃厚なキスを交わした)

提督(体の下に感じるポーラの体。胸のふくらみ、柔らかい体。大きな腰回り。全身で全身を感じる)

提督「っは……」ズルン

ポーラ「ぁん……」ピクン ブプッ トロォ

提督(モノを引き抜くと、白濁液が垂れてくる。俺はポーラの頭を撫でた。さすがに疲れたのだろうか、眠そうに目を閉じる)

提督「ゆっくり休め。もう何も心配することはない」ナデナデ

ポーラ「んっ……」

提督(そして、反対側のベッドに腰かけているザラに向き直る。じっと俺を見つめるザラは、どうやら俺とポーラの絡みを見て自慰をしていたようだ)

ザラ「はぁ……はぁ……ていとく……もう待てない……お願い、ポーラみたいにザラを取り戻して……?」ジッ

提督(泣きそうな、縋るような眼差し。不安がっているのが分かった)

ザラ『もし提督で気持ちよくなれなかったらどうしよう……そうなったらザラは……あの人の所に戻っちゃうのかな……?』

ザラ『いや、きっと戻っちゃう……だって、あんなの味わったら、女の子は支配されちゃうんだもん……』

提督(そんな感じのことを想っているのが手に取るように分かった。……思ったより、その男はザラの深くまで食い込んでいるようだ)

提督(その精神もザラ自身の自覚なしにその男に汚染されている。そもそも、元のザラは快楽を基準に物事を判断したりはしなかっただろう……)

提督(あそこでザラが走ってきたのは、もしかしたら奇跡だったのかもしれない。もしその前にその男がザラを止めていたら……)

提督(ザラはきっと戻って来なかった。むしろ俺から隠れるように姿を消して、命尽きるまでに身も心も戻れないほど深くまでその男のモノになっていたに違いない)

提督(だが……現実はそうならなかった。今、ザラはここに居る。そして……俺のモノになるのだから)

提督「任せろ、ザラ。君は何も考えなくていい。ただ自分に素直に振舞え」

ザラ「うん……」

提督「怖いんだよな。俺は見たことないが、黒人のソレはすごいと言うのは聞いたことがある」

提督「俺のは、それに比べたら小さいだろう……不安なんだろうな。もし俺で満足できなかったら戻ってしまいそうで」

ザラ「っ……うん……」

提督(……はっきりとそう言われると、な。だが俺のモノは怒張していく。この子を取り戻すことに燃えていた)

提督「ザラ……好きだよ。愛してる」

ザラ「提督……んっ……ふぅ……」

提督(ザラに口付けする。丁寧に、緊張と不安を解すように。やがてザラの方もリラックスしてきたようだった)

提督(そのまま、キスしたまま俺はザラを押し倒す。女は押し倒され、覆いかぶさられるとそういうスイッチが入りやすい)

提督(本能的にされる側の、メスのスイッチが入るのだ。ああ、今からされるのだと思考がそういう方向に変わる)

提督(舌を絡ませながら愛撫を始めた。ザラの反応は……思った通りだ。全然開発されていない)

提督(きっとその男は自分がザラを所有していると自己満足するためにだけザラを愛撫していたのだろうな)

ザラ「んっ……れろれろれろ……ふぅ……んはぁ……」ピクンピクン

提督(俺の愛撫にザラは体を震わせている。経験した事のない快楽に対する戸惑いが手に取るようにわかる)

提督(……残念ながら、今はザラの心は俺よりだが迷っていて、そして体は完全にその男のものなのだろう)

提督(そんなザラを寝取る……いや、もともとこの子の心は俺のモノだった。寝取り返すだな。その感覚に、興奮する)

提督「っ……ザラ……こういう風にされたことが無いか……?」

ザラ「っ……」コクリ

提督「俺に身を任せろ……約束する。俺は君を……必ず取り戻す」

ザラ「……!!はい……!!」キュン

提督(ザラの服をゆっくりと脱がす。露わになって良く白い肌。身に着けていたのは、女の子らしい白い可愛らしい下着だ)

ザラ「んっ……ふぅ……」

提督(ブラの上から胸を揉む。ポーラは巨乳よりの美乳だったが、ザラは純粋な美乳だ。ブラの下に手を入れる)

提督(ザラは吐息を洩らして体を捩った。俺はザラの首筋を舐めつつ鎖骨に舌を這わす。そして胸へ)

提督(背中に手を回してブラを外すと、ツンと上を向いた想像通りの……いや、想像以上の美乳が露わになった)

ザラ「ぁ……ん……」

提督(手を伸ばしてふにふにとしたそれを揉む。ザラが吐息を洩らした。自由自在に形を変えるが、確かな弾力で抵抗している)

提督(その柔らかさを堪能してから、ようやくその先端の突起を摘まむ。ザラが嬌声をあげた)

提督(そして俺はその胸に顔を埋めると、柔らかい乳房を舐め上げて先端を口に含む。身を捩るザラは。悩まし気に喘ぐ)

提督(胸を吸われる程度はされたのかもしれない。だが、その時とは快楽が違うのだろう。ザラの荒い息遣いで分かる)

提督(口を離すとザラが蕩けた瞳で俺を見つめていた。こんなの知らないという戸惑いと、その先への期待)

提督(そして俺とすることで気持ちよくなれているという喜びが渦巻いている。俺は、再び顔を胸に埋めた)

提督(そして側腹部を舐めながら脚の付け根、そして秘所へと舌を這わせる。震えるザラの身体)

提督(下着にシミがある。軽く撫で上げるだけでザラが嬌声をあげた。下着越しにもぷっくりと勃起したクリが分かる)

提督(そのまま下着の下に手を入れる。そこにはむわっとした熱気が籠っていた。びっしょりと濡れたそこを愛撫する)

ザラ「ふぁああ……!!ていとくぅ……!!」ピクンピクン

提督(割れ目をなぞるとザラが体を捩る。クリを弄び、中に指を入れる。自然と下着がずれて秘所が露わになった)

提督(蓋を外されたことで、ザラの発情しきったメスの匂いが漂ってくる。いやらしくひくつくそこにさらに指を挿入していく)

ザラ「んはぁ!!」ビクン

提督(Gスポットを指で刺激すると、体が跳ねた。俺はそこにしゃぶりつく。男を興奮させる女の味)

提督(いやらしい水音をたてながらそこを啜る。それによってザラがどんどんと高まっていくのが分かった)

提督(声の感じ、体の動き、呼吸の具合、それらすべてが俺にザラの限界が近い事を教えてくる。きゅんと締まるザラの中、そして……)

ザラ「ぁああはぁああああああ!!」ビクンビクン

提督(一際大きい嬌声が響く。心なしか嬉しそうなそれは、やがて甘えるような声音に変わり、途切れていく)

提督(俺は指を入れてきゅんきゅんと締まるそこを確認する。よし、いい締まり具合だ。俺はザラに再び覆いかぶさるとモノをそこにあてがう)

ザラ「良かった……私、提督に気持ちよくしてもらえてる……あ、ま、待って……!!まだイったばっかだから……!!」ギュッ

提督「待てない、いくぞ……!!」グッ

ザラ「っぁああああああ!?やぁああああ!!なにこれなにこれぇ!?」ヌプププププ キュンキュン

提督「っ……締まる……!!」

提督(挿入した瞬間、潰されそうなほどの締りを感じる。ザラの媚肉が俺のモノを強烈に扱いた)

ザラ「おおきい!!おおきいよぉ!!あの人よりおおきいのぉ!!なんれぇ!?」キュンキュン

提督(しっかりと出来上がったザラの中は、俺のモノを締め付けている。それによって、ザラからしてみると俺のモノが大きく感じるのだ)

提督(前戯もろくにできないガキに俺が負ける訳ない。俺は、最後の仕上げにかかる。ザラを完璧に取り返す)

提督「ザラ、お前を無理矢理犯した男のことなんて忘れろ……!!その気持ちは勘違いだ……!!」パンパンパン

ザラ「か、かんちがい……!?んはぁ!!」ビクン

提督「思い出せ、お前が好きなのは誰だ!?」

ザラ「ざ、ザラが好きなのはぁ……ていとく!!ていとくなのぉ!!んくっ!!ふぅ!!」

提督「他には居ないな!?」

ザラ「いない!!ていとくだけ!!ていとくだけ!!ざらがすきなのはていとくだけぇ!!」

提督「そうだ!!ザラ!!あの男と俺どっちがいい!?」

ザラ「ていとく!!ていとく!!ていとくじゃないとやらぁ!!ていとくがいいのぉ!!」ギュッ

提督(ザラが俺を強く抱きしめる。腰を振って打ち付ける度にザラの手に力が込められた。そして一際強く中が締まる)

ザラ「んにゃああああああ!!」ビクンビクン

提督(ザラが絶頂を迎えた。だが俺は腰を止めない。そのまま、気持ちがいいままに腰を振り続ける)

提督「っ……はぁ……!!」パンパンパン

ザラ「やぁああああ!!とまってぇ!!とまってってばぁ!!おかしくなっちゃうからぁ!!」

提督「なれ!!ザラ!!魂に刻め!!お前は俺のモノだ!!」

ザラ「あはぁ!!Sì!!ザラはていとくのものぉ!!ずっとそうなりたかったのぉ!!そうして欲しかったのぉ!!」

提督(快楽で理性が溶けていく。ザラを俺のモノにするための多少乱暴な言葉使いもそれに拍車をかけた。そのせいで……)

提督「っ……!!どうして!!どうしてその男を好きなったんだ!?ザラ!?答えろ!!どうしてなんだ!?無理矢理されたのに!!」

提督(秘めなくてはいけなかった本心が出てしまった。止められない。感情のままに言葉が出てしまう)

ザラ「っ!!アレはかんちがいだったのぉ!!ザラがおかしかったのぉ!!ばかだったのぉ!!ゆるしてぇ!!」

提督「っ!!あの人の所に戻っちゃいそうと言われて!!俺がどれだけ……!!赦してやるからもう二度と!!もう二度とそんなばかなことをしないでくれ!!」

ザラ「はいぃ!!もうにととしません!!ザラはていとくだけのものですぅ!!だからゆるしてぇ!!」

提督(蕩けた表情、潤んだ瞳、その声は快楽に震えていた。本心からの言葉だと確信する。完璧にザラの身も心も取り戻した)

提督「っ……!!ザラ!!好きだ!!愛してる!!もう二度と離さないからな!!」

ザラ「うん!!うん!!もうにどとはなさないで!!ざらもはなれないから!!ずっと私をいっしょにいさせて!!」ギュ

提督「っ……ザラぁ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

ザラ「んはぁああああああああ!!ぁ……っ……ていとくのが……ザラのなか……いっぱい……」ビクンビクン

提督(ザラの中にぶちまける。穢されたザラの一番奥を俺の精液で上書きした。俺の舌でザラが体をぴんと張り、そしてぐったりとする)

提督「ザラ……」

ザラ「提督……んっ……」ギュッ

提督(ザラとキスする。唇を奪った俺を改めて両手で抱き締め、咥内に入ってくる俺の舌を受け入れたザラは濃厚に自らの舌を絡ませてくる)

ポーラ「やぁ……提督……ポーラもぉ……」ギュッ

提督(いつのまにか回復してこちらのベッドまで来ていたポーラが俺に後ろから抱き付いてくる。俺は体を起こしてザラの口から舌を引き抜くとポーラに口付けした)

ポーラ「んふぅ……♪」

ザラ「ぁ……提督……」

提督(ザラが悲しそうな声をあげるも、すぐに体を起こして俺に抱き付いた。そして手を俺のモノに伸ばしてくる)

提督「!!」

ザラ「また固くなってきてるね……?ねえ、提督……ザラ、こっちも提督に上書きして欲しいな……」ドキドキ スッ

提督(ザラが俺の手を取ると、自らのヒップに触れさせる。言わんとしていることは分かった)

ポーラ「んっ……ポーラもお願いしますぅ……今日で、全部上書きして……?」フリフリ

提督(口を離したポーラもまたそう言って自らのヒップを誘うように振る。いいだろう……そこまでされたら応えるのが男だ)

提督「長い夜になる。覚悟しろよ?」



提督「……」スタスタスタ

提督(その後、ザラとポーラを満足させるまで濃厚に絡み合い、そのまま二人と共に寝た。両脇で俺に抱き付きながら寝息をたてる二人に改めて安心し、満足した)

提督(そして今朝、早めに起きた俺はザラとポーラと一緒にコーヒーとクッキーだけのイタリア式朝食を取ってから部屋に戻っていた)

提督「……!!」

提督(そして部屋の前まで戻ってきたところで気がつく。浦風がドアに寄りかかりながら膝を抱えていた)

提督(俯いているために寝ているのかと思った。だが、俺の気配に気がついたのかゆっくりと頭を上げる。起きていた)

浦風「……」ジッ

提督「っ!?浦風……!?」

提督(浦風は、赤くなった目で俺を睨みつけるように見つめている。顔には乾いた涙の跡が残っていた)

浦風「……どこ行っとったんじゃ提督?誰のとこに行っとったんじゃ提督?」

提督「っ」

浦風「キスされて、勝ったって喜んで、期待して待っとったら放置じゃけん我慢できんくなって部屋に来たら……留守じゃった。一晩中」

浦風「ウチを選んでくれないん……?あんな、キスまでしよったのに誰か他の子えらぶんか……?嘘じゃよね、提督……?」ポロポロポロ

↓×1~3 提督の行動と浦風の反応

一旦部屋の中へ
抱き締めて頭を撫でつついつもの話
ショックを受けるも浦風は改めてこの場で提督をみっちり搾り取る事を決意

概ね906
部屋に入れてすぐベッドへ押し倒し、本性の一旦をさらしつつ話をすること
決意した浦風のただならぬ雰囲気に、望むのなら今全力で浦風を愛し尽くす宣言をすることを追加

907

NTR返しはいいけどちゃんとクソ野郎共に報復しなくちゃ
あとザラとポーラにも何らかの制裁したい

もう十二分に罰は受けたと思うけどなぁ

ザラとポーラにこれ以上の仕打ちはやめてくだち

英国面に落ちた脚気の戦艦が悪いらいし

あのカス共抹殺してくれんなら個人的には嬉しいけど全ては安価次第だしな

報復はNTRビデオ(または目の前で激しくry)くらいでいいんでない?
楽に死なすより生きてる間中トラウマでゲロ吐き続けさせればいいさ
と、安易にNTRエロゲに手を出して後悔した俺が言ってみる

提督「……こんな所でする話ではない。入るか?」

浦風「ぐすっ……うん……」

提督(浦風は涙を拭いながら部屋に入ってきた。俺は、そんな浦風に突然抱き付いた。そして頭を撫でる)

提督「浦風……」ダキッ ギュッ ナデナデ

浦風「て、提督!?ぁ……っ……!!」ビクッ ギュッ フルフルフル

提督(浦風はとても驚いたようで、硬直してしまう。しかし、少ししてから浦風の方からも俺の身体に手を回してきた)

提督(胸に押し付けられる浦風の顔。震える体は恐怖の為か、あるいは喜びの為なのか、それとも全く別のものの為か)

提督(浦風は俺に好意を抱いてくれている。ならば俺としては受け入れることはやぶさかではない。いや、受け入れたい)

提督(浦風は魅力的だ快活で真面目な性格はもちろん、その年齢の割に大人びた……いや、大人びすぎた体つきも、可愛らしい声も)

提督(天色の、サラサラとした髪とキラキラと煌めく瞳も、そしてなによりその顔立ちも。全てが浦風が美少女だという事を肯定していた)

提督(こうして抱きしめていることで、浦風の女の子らしい甘い匂いが鼻腔を擽る。この年でこれなのだ。将来が楽しみだった)

提督(そう、将来が楽しみだ……つまり、今はまだ幼い子供だという事だ。俺は、駆逐艦娘を何人も侍らせている)

提督(だが、それは手を出すのを躊躇うような状況でなかったからだ、一番最初の響からしてそうだった)

提督(そして第六駆逐隊、朝潮たち、白露型の子たち。体の関係になった全員が、もはや俺に躊躇わせてくれなかったのだ)

提督(だが皐月の時は……雰囲気にあてられてちょっとアレだったことは否めないが、体の関係にはなりはしなかった)

提督(その一番の理由は……やはり年齢差による躊躇いだ。浦風は、外見がもう子供というより女だから勘違いしそうになるが、まだ幼いのだ)

提督(向けられる好意も、女の子が父親や学校の先生に向けるような類の好意である可能性もある)

提督(はたして、こんな幼い少女に手を出してしまっていいのだろうか……俺は……浦風をベッドに押し倒した)

浦風「えっ?て、提督?どうしたんじゃって!?わあ!!」ドサリ

提督(強引にベッドまで押していき、ベッドに押し倒したのだ。戸惑い、驚く浦風の声。俺は浦風にのしかかる)

浦風「あっ……!!て、提督……!!」ゾクゾク

提督(だが、それだけだ。唇を奪ったり、愛撫をしたりはしない。これで年相応に怖がって拒否してくれればそれでいい。俺は大人らしく手を引く)

提督(だがもしそうでなければ……俺は、俺の下でか弱い女のようにビクビクしている浦風の耳元に口を近付け、息を吹きかける)

浦風「ひゃん!!」ビクン

提督「浦風……これが俺の本性の、その一端だ。そしてお前に言っておくことがある」

浦風「い……言っておくこと……?」

提督(俺は、いつもの話を浦風に聞かせた。浦風は、やはり艦娘だ。幼くとも強靭な精神力をしている。俺の話に雰囲気が変わった)

提督(冷や水を浴びせられたと言うように冷静に戻ったようだ。不安と期待が入り混じった女の顔が無表情……いや、少し怒っているか?)

提督(俺を睨みつけるようなむすっとした表情に変わる。俺の目を、心までのぞき込もうとするように見つめていた。俺は全てを話し終える)

提督「これが、俺が君に話さなくてはいけないことだ」

浦風「……つまり、それを受け入れさえすればおどりゃウチを愛するんじゃね?そうなんじゃね?」ギロリ

提督「……!!」

提督(おどりゃと呼ばれたのは初めてだ。浦風の怒りの程が分かった。が、その後に続いた言葉はぶち殺してやるけん覚悟せえやではなかった)

浦風「どうなんじゃ提督!?何とか言わんかい!!」キッ

提督「君は!!……自分が魅力的な女だという事を自覚した方が良い。君が受け入れると言うのなら、俺は君を全力で愛しつくす」

提督「今だって問答無用で手を出したいのを必死で堪えているんだ。浦風、君は、本当に良いんだな?後悔しないんだな?」

浦風「はっ。みっちり搾り取ってやるけん覚悟しいや……!!」ガシッ



川内「はぁ……雨か……晴れてさえいれば今夜は月明かりの綺麗な夜なのに……あ」

川内(朝、司令部の屋上から雨の降る曇り空を見上げていた私は賑やかな声につられて視線を下ろす。駆逐艦娘達がちょうどランニングから帰ってきたところだった)

島風「おっそーい!!」

天津風「ちょっと島風!!待ちなさいよ!!」

陽炎「絶対降ってくるって思ってたのよ……」

不知火「こっちは冬に雨が降るんですね。と言っても気温的には冬とは思えませんが」

川内「おー。駆逐艦たち頑張ってるね!にしても雨に濡れて可愛い下着が丸見えだよ、あはは。……ん?」

浜風「浦風、どうした?いつもより遅いぞ?」

浦風「ち、ちょっと待って……調子が悪い日もあるんじゃ、ウチにも……」

川内「浦風……何あの下着……!!黒とかいきなり大人びたのつけはじめてるじゃん!!私を誘ってるの!?なんてね。……っ!!」

川内(この前のアレ、そして一人だけ下着が大人びはじめた浦風……それが意味することを察するのは難しくなかった)

川内(提督に選ばれたのは浦風だ。そして私のその予想は、浦風を観察することで確信に変わった。例えば、座り方)

川内(他の駆逐艦娘と違って浦風は脚の開き加減に気を使い始めていた。間違いない。浦風はもう大人の階段上ったんだ)

川内「へぇ……まあ、私は恋愛とか男とか興味ないけど……」

川内(私は、実は初恋もまだだ。というか本当に恋愛には興味がなかった。皆が嬉々として恋バナにいそしむ理由がわからない)

川内(でも駆逐艦娘に先を越されるとか……っていうかそういうのはあと数年後の話だと思ってた)

川内(認めたくないけど、ショックだな……それに提督、まさかロリコンだったななんてね……)

川内(意外……まあ、浦風は大人っぽい体形だけど……私よりも……けどまあ、いずれそのうち、ね?)

川内「っていうかうちの妹二人は……まあそう言うこともあるよね、可哀そうだけど。とりあえずこのことは黙っておこう」

川内(私が言うべきことじゃないしね。そのうち提督が話すでしょ。あんなことしたんだし、けじめはつける人だしね)



提督(解毒薬の投与から一週間経ち、ザラとポーラの運命の日が来ても二人は元気だった。あの解毒薬が効いたのだ)

ザラ「死ななくて良かった……ここまで来て死んじゃったら死んでも死にきれないもん」

ポーラ「もう二度とゴメンですぅ……昨日の夜いきなり怖くなって夜も寝られませんでしたぁ……」

提督(二人共心から喜び、安心していた。そして今、俺は一週間ぶりにウォースパイトを訪ねて来ていた。約束通り、銃を返すために)

提督(あれ以来何度も電話が来たし、謝罪の手紙やメールがたくさん届いた。だが俺はその全てを無視していた)

提督(酷い事だと思うが、ウォースパイトのほうがそれより何倍も……いや、もはや比べられないくらいのことをしたのだ)

提督(それに対する当然の仕打ちだろう。……と自分を正当化していたらウォースパイトの部屋についた。居るのはちゃんと確認してある)

提督「……失礼する。俺だ、ウォースパイト」コンコン

↓×1~3 提督が来たことに対するウォースパイトの反応と心境とそれに対する提督の反応と心境

アドマイローが訪ねて来てくれた!まさか別れ話を切り出されたりしないよね?いきなり抱きついてやったこともないのに提督にご奉仕しようとに必死になる。提督はザラとポーラに解毒剤が効いたと報告。多少つっけんどんな対応でウォースパイトの不安を煽る

ウォースパイト:本当に不味いことをしてしまったという反省と提督に許してもらうために完全服従の心構え。しかし、ザラ、ポーラへの復讐心は消えていない
提督:↑に気付くもこれ以上追い詰めると手綱を引けなくなると感じ少しだけ態度を軟化

泣き疲れて寝ており、介抱していたアークロイヤルが代わりに応答

アークロイヤルに事情を説明し、ウォースパイトの近況を尋ねる
反省は十分にしているのだろうと見なすも、本人の口から言わせなくてはならないと思い提督は彼女を優しく起こす

ウォースパイト「Admiral……!!来てくれるって信じていたわ!!」バッ ダッ ガチャッ ダキッ

提督(部屋の中からウォースパイトが立ち上がって走ってくる音が聞こえる。そして扉を開けたウォースパイトが俺に抱き付いて来た)

提督「……」ジッ

提督(だが俺はウォースパイトを抱き返さない。そんな気分になれなかった。そのままウォースパイトを見下ろす)

ウォースパイト「……!!っ……入って!!」グイッ

提督(そんな俺を見上げたウォースパイトは、笑顔をとても悲しそうな表情に変えて俺を見つめる。自分がどんな表情をしているのか分からない)

提督(だが、ウォースパイトがそんな顔をするような表情なのだろう。次いでウォースパイトは歯を食いしばり俺を部屋に連れ込んだ)

提督「うおっ!?」

提督(抱きしめられていた俺は抵抗できない。そのまま部屋に連れ込まれてしまう。するとウォースパイトは扉を閉めて俺の前に屈みこむ)

ウォースパイト「っ……!!」カチャカチャ

提督(そしてなんと俺のズボンに手をかけ、ベルトを外し始めた。いきなりの、しかもウォースパイトがするとは思えない行動に驚愕)

提督(だがなんとかフリーズすることなく行動することができた。俺はウォースパイトの手を掴み止めさせる)

提督「な、何をしているんだ!?」グイッ

ウォースパイト「っ……Admiral……最近できていなかったものね……た、溜まっているでしょう……?私が奉公してあげるわ……!!」ググググッ ニコォ

提督(不自然な微笑み。ウォースパイトは俺の手に構わず強引にベルトを外そうとしてくる)

提督「っ……!!止めろ!!」グイッ

ウォースパイト「きゃっ!?」ドサッ

提督(俺はウォースパイトを押し返した。ウォースパイトは尻もちをついて痛そうに顔を歪め、ついで俺を見上げる)

ウォースパイト「Admiral……!!」

提督(そして目を見開き、絶望感溢れる表情を浮かべた。俺は……ウォースパイトの行動に失望していた)

提督(なるほど、男女の仲直りで一番有効なのは体で絆すことなのかもしれないな。実際、俺も絆されそうになった)

提督(ウォースパイトが俺に奉公だなんて……そんな事されれば絆されずにいることは不可能だろう。俺の本能は奉公されてみたいと言っていた)

提督(だが、俺は奉公される前に何とかその誘惑を振り切ることができた。ザラとポーラへの仕打ちに対する怒りが俺を引き留めた)

提督「……ザラとポーラは無事だった。解毒薬をありがとう、ウォースパイト。約束通り銃を返しにきた」スッ ゴトッ

ウォースパイト「ぁ……」ビクッ

提督「ウォースパイト……俺は君のことを信頼しているし、嫌いではない。だが……君のしたことを赦せない」

ウォースパイト「ご、ごめんなさい……ごめんなさい……」ジワァ

提督「君は俺に謝るが一度でもあの二人に謝ったことがあるか?」ジッ

ウォースパイト「っ!!」ハッ

提督「無いよな。……さらばだ」ガチャッ

ウォースパイト「Admiral……!!お願い、待って!!」スッ

提督(縋るように伸ばされた手、俺は構わず部屋から出て扉を閉める。……混沌が、俺の中で渦巻いていた)

提督(ウォースパイトの気持ちも分かる。俺は、ウォースパイトが好きだ。大切だ。だが、ウォースパイトがしたことを赦せない)

提督(どうすればいいのか分からなかった。今日も、そんなつもりは無かったが多少つっけんどんな対応をしてしまった)

提督(……いや、多少ではないか?しかしウォースパイトの行いに対して考えれば優しい対応だったはずだ)

ウォースパイト「っ……ぐすっ……うわぁああああん!!Noooo!!No!!No!!No!!」

提督(部屋の中からウォースパイトの泣き声が聞こえてきた。俺は、それから逃げるように立ち去る)

提督(……今は、考えるのは止めよう。ザラとポーラと食事に行く約束がある。無事生きていることのお祝いだからな。一番いい店に連れて行こう)



ウォースパイト「っ……!!」タッタッタッタッタッ

ウォースパイト(私は街を走っていく。周囲の人間が何事かと私を見ていたが気にしている暇はない)

ウォースパイト(私は愚かだった。泣いている暇などなかった。すぐにAdmiralを追いかけて話をするべきだった)

ウォースパイト(泣いたことで落ち着きを取り戻した私はすぐにAdmiralを追いかけた。けれど彼は街に出て行ってしまった後だった)

ウォースパイト(遅すぎた?いや、そんな事言って諦めるわけにはいかない。私はすぐに街に出る)

ウォースパイト(そして連合国の軍人や現地人に話を聞きAdmiralの行方を探った。そして何とか知ることができた)

ウォースパイト(どうやら彼は奇跡的に空襲の被害を受けなかったこの街一番のレストランに居るらしい)

日本軍将校『ええ、そうです。あの店です。一時間半ほど前、ちょうど我々が出るときに入って来られましたよ』

日本軍将校『若い白人女性二人を連れていました。かなりの美人でしたよ。誰?すいませんが分かりませんね。そちらの艦娘ではないでしょうか?』

ウォースパイト(そのレストランは今、連合国の将校御用達の店となっている。その店に今、Admiralが女を二人連れて……)

ウォースパイト(その二人がザラとポーラであることは疑いようがなかった。まさかAdmiralは……あの二人と……)

ウォースパイト(いや、Admiralがそんな事をする訳はない。分かっている。けど、心がざわついた。不安に押しつぶされそう)

ウォースパイト(そんな事を考えながら走っていたら、そのレストランが見えてきた、そして、ちょうどAdmiralが出てくる)

提督「……」スタスタ

ウォースパイト「!!」パァッ

ウォースパイト(やはり私とAdmiralは運命の赤い糸で結ばれていると確信した。私は声を張り上げて彼を呼ぼうとした)

ウォースパイト「っ!?きゃぁ!!」ガッ ズサッ

ウォースパイト(……ところで地面のへっこみに躓いて盛大に転ぶ。最悪だった。それとほぼ同時に、Admiralに続いてザラとポーラがレストランから出てくる)

ザラ「///」ダキッ

ポーラ「♪」ダキッ

提督「……」ニコリ

ウォースパイト「……!!」ゾクッ

ウォースパイト(あの二人はそれぞれ男に媚びるような笑みを浮かべるとAdmiralの左右の腕に抱き付いた)

ウォースパイト(そしてAdmiralはそれを微笑みながら受け入れていた。衝撃。雷に打たれたように感じる)

ウォースパイト(浮気、裏切り、いや、まさか。あの人は優しいから……だから、きっと違う。アレはちょっと行き過ぎただけのただのスキンシップ)

ザラ「……///」チュッ

ポーラ「♪」チュッ

提督「!!」

ウォースパイト「!!!!」ガーン

ウォースパイト(あの二人が、穢れた口でAdmiralの頬に口付けする。Admiralはそれを窘める)

ウォースパイト(だけどその表情はとても優し気で……女だから、そしてその表情を向けられたことがあるから分かる)

ウォースパイト(その表情は愛する恋人に向けるものと同一だった。Admiralは二人を連れて車に乗り込み、去っていく)

ウォースパイト「……」

ウォースパイト(もはや現実から目を逸らすことはできなかった。勘違いと思い込むこともできない)

ウォースパイト(確定だった。あの二人とAdmiralは……きっともう体の関係もある。そうに違いない)

ウォースパイト(あの二人がAdmiralに向けた媚びた笑顔は、体を赦した愛しい相手に向けるものだ。そういう色気があった。同じ女だから、分かる)

ウォースパイト(そしてAdmiralがあの二人に向けた眼差しは、深い関係の恋人に向けるものだった。私も向けられたから、分かる)

ウォースパイト(吐き気が込み上げてくる。感情の嵐が胸の中を渦巻いている。浮気だ。裏切りだ。私は、恋人を寝取られた……)

↓×1~3 ウォースパイトの提督とザラ、ポーラに対する感情

対提督:殺したいほど憎い。憎いのに好き。愛してる
対ザラ&ポーラ:純粋な殺意を抱く

それでも提督を愛する気持ちは変わらない
初夜の事を思い出し、提督の「君が求める幸せと~」の発言の真意と自分がザラたちにした仕打ちの酷さに今さらながら気付く
ザラたちには地に頭を付けて謝らなければと確信

もういがみあわないでくれー
926で

ウォースパイト「っ……Admiral……!!」ポロポロポロ

ウォースパイト(こんなに酷い事をされたのに……浮気されたのに……裏切られたのに……感情の嵐の中でAdmiralを愛する気持ちが一番最初にハッキリとした)

提督『君の求める幸せと俺の求める幸せが一緒かどうかは分からないが、精一杯愛すつもりだ』

ウォースパイト「っ!!」ハッ

ウォースパイト(契りを結んだ日、体を赦した日のことを思い出す。そう……Admiralの求める幸せは……)

ウォースパイト(あの人は、私に言った。戦争だと。殺したくて殺したのではないと。私は……それを聞いても何も感じず、考えなかった)

ウォースパイト(殺された皆の復讐のことしか考えられていなかった……そう……これは戦争だった……)

ウォースパイト(Admiralはそのことを私に分かって欲しかったに違いない。感情のままの復讐なんて誰も幸せになれないと伝えたかったに違いない)

ウォースパイト(それでも私は分からなかった……だからAdmiralは……私を見限って……)

ウォースパイト(あの二人の立場になって考えてみれば、私のしたことは……何て理不尽な仕打ちだったのだろう)

ウォースパイト(命令に従って戦っただけであんなものを無理矢理食べさせられて、あんな男に犯されるなんて……)

ウォースパイト「あの二人に……ちゃんと謝らなくちゃ……赦されるような事じゃないけど……でも、謝らなくちゃ……」



ザラ「うーん……何を作ってあげようかしら?」

ポーラ「うーん……どのお酒にしましょうかぁ~?」

ザラ「……ポーラ?私達、提督に作ってあげる食事の買い物に来ているのよね?」

ポーラ「そうですよぉ~でもいい食事にはいいお酒ですぅ~ちゃんと大事なことですよぅ~」

ザラ「それはそうだけど……っ!!」ビクッ

ポーラ「ザラ姉様ぁ~?どうしたんですかぁ~?」

ウォースパイト「Ah……その、こんにちは」

ポーラ「っ!?」ビクッ

↓×1~3 ウォースパイト出現に対する二人の反応

ひたすら恐怖で失禁

突然の登場に驚き。提督と恋人になったと宣戦布告

二人共命の危険もなくなり提督と結ばれて、心の余裕のある振る舞いを見せる

ザラは睨み付けながら冷静に、今更何をしに来たのか尋ねる
ポーラは提督に来てもらうよう連絡を取る

提督と深い関係になったことで立ち向かう勇気が湧く
提督に受け入れられて抱いてもらったことを誇り、感情のままにウォースパイトを貶す

ポーラ「……」スッ

ザラ「……何の用?」ギロリ

ウォースパイト「……こんな所で話すのもよくないし、良ければそこの喫茶店にでも」

ザラ「断るわ。何の用?」

ウォースパイト「っ……貴方達に謝りに来たの……」

ザラ「……はっ?」

ポーラ「……」チラッ

ウォースパイト「ごめんなさい……心から謝罪するわ……私は、貴方達に酷いことを」

ザラ「黙れ!!……赦すわけないじゃない!!」キッ

ウォースパイト「っ!!」ビクッ

ザラ「あんなことして……今更なんなの……!?謝られて赦せるわけないわよ!!お前がザラたちに何をしたと思ってるのよ!!」

ウォースパイト「……」

ザラ「お前のせいでザラとポーラは……!!あんなことされたのに今更謝られても赦すわけない!!」

ポーラ「……気持ち悪い。結局お前は自分のことしか考えてない。お前がポーラ達に謝るのは自己満足の為ですよねぇ?」

ウォースパイト「私はそんなつもりじゃ……!!」

ポーラ「なら……消えて……ポーラはお前が大っ嫌い……!!もう二度とポーラの目の前に現れないで!!」キッ

ザラ「ポーラの言う通りよ!!本当に申し訳ないと思っているなら早くどっか行け!!消えろ!!」

↓×1~3 ウォースパイトの反応

その場で土下座する

失意にのまれてすごすごと立ち去る

跪いて涙ながらに謝罪

ウォースパイト「っ……」

ウォースパイト(ここで……ここで引いたらもう二度と赦されることはない……見せるべきは誠意……なら……)

ウォースパイト「……」スッ ペタン スッ

ザラ「っ!?ど、ドゲザ……!!」

ウォースパイト「本当に申し訳ございませんでした」

ポーラ「……!!ザラ姉様、行きましょう!?」グイッ

ザラ「う、うん!!」タッ



提督「ザラ、ポーラ!!」

ザラ「提督!!」バッ ダキッ

ポーラ「ていとくぅ!!」バッ ダキッ

提督(ポーラからのSOSを受けて俺は二人を迎えに来ていた。話ではウォースパイトが来たという事だったが……)

提督「大丈夫か、二人共?」

ザラ「うん……何かされたわけじゃなかった……」

ポーラ「すごく怖かったですけど……でも、提督が居ればポーラ達は大丈夫ですからぁ」

提督「そうか、よかった……ウォースパイトは何をしに来たんだ?」

ザラ「……いきなり謝ってきた」

提督「謝ってきた……!?」

ポーラ「はい~……でも、ポーラは赦しません……赦せるわけないですよぅ……!!」ハイライトオフ

ザラ「ザラも、絶対に赦せない……!!何があっても赦せない……!!だってあいつは……!!」ハイライトオフ

↓×1~3提督の対応

提督からもウォースパイトの責任は最上級者である提督の責任だからと言って
ザラとポーラに土下座してみせる

それが提督の漢の義務

938

ウォースパイトが土下座までして謝ったことに驚き。許してやんなさいと二人をやんわりと諭す

それは少し甘くないかとは思うが…
どうなることやら

二人を抱きとめて安心させつつ言葉をかける。
尊厳を踏みにじられ命まで奪われかけたのだから赦せとは言えないし、自身も赦せない。
しかし、復讐は思いとどまってほしいと諭す。
君たちは尊厳を踏みにじられつつも再び立ち上がった気高い存在だ。誇らしく思っている。
そんな二人にウォースパイトと同じところに堕ちて欲しくないと伝える。

940は流石に提督の言動ぶれまくるからなあ
ちなみにそろそろ次スレが必要じゃね?正直今回みたいなスレタイは何のスレだか分かりにくいぞ

ポーラ「ドゲザされても赦せないことがありますぅ……本当に、アイツだけは絶対に赦せません……」

提督「土下座!!あ、あのウォースパイトがか……」

提督(あの誇り高いウォースパイトが土下座までして謝ったことに驚愕する。これは……今すぐウォースパイトと話をしに行かなくては)



提督「ウォースパイト、居るか?」

提督(二人の買い物に付き合い、するべき執務を終わらせた俺はウォースパイトを訪ねてイギリス軍拠点にある彼女の部屋に来ていた)

ウォースパイト「Admiral!?え、ええ、居るわ!!もちろんよ!!入って!!」ガチャッ

提督(ウォースパイトは慌てながらドアを開ける。紅茶を飲んでいたのか、アールグレイのいい香りが漂っていた)

提督「失礼するよ」

ウォースパイト「こんばんは、Admiral. 訪ねてきてくれて嬉しいわ!!そ、その……ど、どうしたの……?」

提督「……ザラとポーラに土下座して謝ったらしいな」

ウォースパイト「っ!!……あの二人から聞いたの?」

提督「ああ」

ウォースパイト「そう……貴方が言った事……戦争だという事……ようやく分かったわ。……遅すぎたけれどね」

提督「ウォースパイト……」

ウォースパイト「赦されなくて当然よ……あんなことしてしまったのだから……あ、貴方にも見限られて当然ね……」ジワァ

提督「っ……」

ウォースパイト「……ごめんなさい。せっかく来てもらったのに申し訳ないけど、他に用事が無いのならどうか今日の所はお引き取り願うわ」ジッ

提督(涙目で俺を見つめるウォースパイトに何も言えなくなってしまった。ウォースパイトの言葉が本心であることは分かった)

提督(ならば……俺ができることもある。そして今は立ち去るべきだった。ウォースパイトは涙を見られたくないと思っている)

提督「……分かった。また今度」

ウォースパイト「良い夜を。私よりもあの二人を選ぶのなら……そうして……私に躊躇う事は無いから……」ボソリ

提督「……君から離れない限り、俺は君から離れるつもりは無いよ」ガチャン ボソリ



提督「ごちそうさま。美味しかったよ」ニコッ

ザラ「ホント?良かったわ♪」ニコッ

ポーラ「腕を振るった甲斐がありましたぁ~」ニコッ

提督(その日の夜、ザラとポーラが作ってくれた夕食を食べ終わったところで、俺は話を切り出すことにした)

提督(酔いすぎない程度に酒も入っている。本音での話し合いができるはずだ。ザラとポーラも。そしてもちろん俺自身も)

提督「ザラ、ポーラ」

ザラ「ん?どうしたの?」

ポーラ「何かありましたかぁ~?」

提督「その……言い辛いのだが……ウォースパイトのことだ」

ザラ「……」

ポーラ「……」

提督(その瞬間、場の空気が変わる。温度が十度くらい下がった気がした。二人共、手に持っていたグラスを静かに置いて無言で俺を見つめる)

提督(その表情は無表情だった。この二人がこんな表情をするのかと思うほど無感情な表情だ)

提督(その雰囲気に怯みかけるが、何とか俺は二人の目を見ながらその先を続けることができた)

提督「彼女がしたことは、決して赦されることではない。君たちの気持ちは、君たちにしかわからない」

提督「だが、少なくとも今のウォースパイトは本気で君たちに謝罪している。今日、少し話をしてきた」

提督「君たちも知っていると思うが、彼女のプライドの高さは尋常ではない。俺も詳しくは聞いてないが、貴族の家系だそうだ」

提督「そんなウォースパイトが土下座までした。それだけ君たちに申し訳ないと思っているんだ」

ザラ「……だから、赦せってこと?」

提督「いや、そう言うわけではないが……」

ポーラ「……提督はポーラ達にあいつを赦して欲しいのですかぁ?」

提督「……ああ。だが……それは君たちが決めることだ。すまない。誤解させたかもしれないが、決して無理に赦すことはない。それは君たちの心次第だ」

ザラ「そう。なら、赦さない」

ポーラ「ポーラもですぅ。絶対に赦せません」

提督「……そうか」

ザラ「……ザラたちのこと、見損なった?」

ポーラ「心が狭いと思いますかぁ?」

提督「いや、君たちの受けた仕打ちを考えれば当然のことだよ。そんな風に思ったりしない」

ザラ「……本当?」

ポーラ「……」

提督(二人の視線には不安が込められていた。そう思われているのではないかという危惧が手に取るようにわかる)

提督「本当だよ。君たちは何も悪くない」

ザラ「……ん。ねぇ、抱き締めて欲しいな」

ポーラ「頭を撫でてくださぁい。お願いしますぅ」

提督「ああ、任せてくれ」



提督(様々なことがあったが、それでも時間は進み戦争は終わらない。現在、我々はトブルクへ向かって進軍中だ)

提督(敵イタリア・ドイツ軍はエル・アラメインにて我が軍を迎え撃つつもりの様だ。海軍はその支援のために制海権を確保しつつヨーロッパからの補給の妨害)

提督(さらに敵地上部隊への攻撃と忙しい。スエズ以降、少し休みがあったがまた休む暇もなくなってしまった)

提督「さて、少し早いが明日に備えて寝るとするかな」

浜風「……」バン

提督「っ!?」

提督(いきなり部屋のドアが開けられた。そこに立っていたのは浜風だった。俯いていて表情は伺えない)

提督(だが、少しふらついている。そして手にはなぜか一升瓶。酔っているのだろうか……?)

浜風「提督……私はずっと待っていました……あの日の返事を……誰を選ぶのかを……恐怖と期待に胸を焦がしながら」フルフルフル

浜風「なのに貴方は何も言ってくれない……一体どういう事なんですかこれは!?提督!?」キッ

提督「っ!?す、すまない……」

提督(ホラー映画のような動きでがばっと顔を上げた浜風は、据わった目で俺を睨みつけてくる。怖い)

浜風「作戦終了後に何かアクションがあるだろうと皆が待っていました!!でも何もなかった!!あなたは恋する乙女の恋心を何だと思っているんですか!?」

提督「ほ、本当に申し訳ない……」

浜風「本当にそう思っているのなら!!早く教えてください!!提督は……私を選んでくれるんですか……?」スッ チラッ

提督「!!」

提督(浜風は、そう言うとセーラー服のリボンを解き、胸元を開いて見せた。子供とは思えない豊満な胸、その谷間が露わになる)

浜風「あの時私が言った事は本気です。お風呂もちゃんと入って来ました。つけているのも勝負下着です。もし選んでくれるのなら……いいですよ……?」ドキドキ

↓×1~3 提督の反応

君の気持ちは痛いほど分かった
だが、君“だけ”を選ぶことはできない
その意味を理解できるなら、君を受け入れよう

酔っ払ってるみたいだけどこの状況でこの子をいただいてもいいのかな後悔させないかなとちょっと迷う

提督「おっぱいには勝てなかったよ……」

99とはすげーな

提督(浜風がこんな事を……!!俺の身体はそれに反応してモノが固く張ってしまう。本能的に浜風の肉体の抱き心地を想像してしまったのだ)

提督(手を出してしまいたかった。しかし……浜風は酔っている。いくら向こうから来てくれてるとはいえ……)

提督(今の浜風に正しい判断ができるのか疑問だった。あのことを話しても酔った勢いで本心とは違う決断をしてしまうかもしれない)

提督(それこそ、素面に戻った後に後悔させてしまうかもしれないのだ……俺は、迷った。そして今回は止めておくことにした)

提督「浜風……君は酔っている……」ジッ

浜風「酔っている……はっ?」ピクッ

提督「酒の勢いでそういう事をするのは良くない……ちゃんと素面の時にしてくれ……」

浜風「……ふふっ。うふふふふ……あははははは!!」スッ

提督「!?」

提督(俺の言葉を聞いた浜風はポカンと呆けた後、顔を俯けたかと思ったらいきなり笑い始めた)

浜風「あはっあははははは!!くくっ……酔ってる……!!ええ酔ってます私!!酔ってますよ!!あははは!!」

提督「……」

浜風「っ!!ごくっごくっごくっごくっごくっ!!」グイッ

提督(狂ったように笑うというあまりの浜風の反応に軽く……いや、正直ドンビキしていた所で、浜風がいきなり一升瓶をラッパ飲みする)

提督「浜風!?」ビクッ

浜風「ぷはぁ……えぇ、提督ぅ!!私ぃ、酔ってますよぉ!?だってぇ……だってこんな事ぉ……」

提督(思わず声をかけた俺に、瓶から口を離した浜風は俯くと明らかに呂律が怪しくなってきている口調でそう言った)

浜風「素面でできる訳ないじゃないですかぁ!!女の子がぁ!!頑張って勇気出してぇ!!自分からお酒飲んで夜に部屋まで来たんですよぉ!?」グリン

提督(かと思ったら、ぐりんと顔を上げて、そう言い放つ。妖しい光を湛えた眼差しが俺を捉えた)

浜風「提督ぅ!!男なら女の子に恥かかせないでぇ!!頂いちゃえばどうなんですかぁ!?それかぁ!!好きじゃないなら好きじゃないでぇ!!ズバッと振ってくださいよぉ!!」ガバッ

提督「は、浜かっ!!うぉ!?」ビクッ

浜風「ほらぁ、提督ぅ……女の子の身体ですよぉ……若くてぇぴちぴち?ですよぉ……?ふふっ提督にあげちゃいますぅ……!!」ボソボソ

浜風「好きにしていいんですよぉ……?私を選んでくれればぁ、どんなことでもやりたいことやりたいほーだい……!!どうですかぁ……?」ニタァ

提督(浜風が、まるで野性の肉食動物のように俺に跳びかかってきた。その豊満な胸が押し付けられ、甘い言葉を囁かれる)

浜風「うふっ……んちゅっ……れろれろれろ……にゅるにゅる……!!」

提督「んんっ!?」

提督(そして唇を押し付けられた。熱い舌、日本酒のほのかな味。アルコールの匂いと浜風の甘い匂いが混ざっていて……頭が蕩けそうだった)

浜風「んちゅぅぅぅぅぅぅ……ちゅばっ!!ぷはぁ……ふふっ、ファーストキッスあげちゃったぁ……!!」ニタァ

提督「浜風……話すことがあるんだ……!!少し待ってくれ……!!」

↓×1~3 浜風の反応とそれに対する提督の反応
例)浜風は気にせず話を聞かずに提督を押し倒す。提督はついに理性が無くなって浜風の体を貪る

浜風はこうなったら恥も外聞もかなぐり捨てると言わんばかりに服を脱ぎ、更に提督の下半身にまで手をかけ始める
提督はやむを得ず浦風を抱いたことを告白し、無理にでも酔いを覚まさせようとする

提督の言葉を意に介さず、浦風を抱いたんですよね?じゃあ私もついでに抱いてくださいよ、と軽いノリで服を脱ぎ始めるが
その目からはとめどなく涙が流れていた

私の男よ私の!そうだ妊娠!妊娠すれば提督は私から逃げられなくなる!艦娘パワー全開で提督を拘束。提督は止めろとジタバタ

逆レイプは勝ちフラグ、はっきりわかんだね

浜風「待ってって……私、振られるんですかぁ……!?」ガーン

提督「っ!?いや、そう言う訳じゃな」

浜風「いやぁ!!そんなのいやぁ!!提督は私のですぅ!!絶対にあきらめません!!」ジワァ ガシッ

提督「は、浜風……!!落ち着け……!!」

浜風「こうなったらぁ……既成事実しかないぃ……!!赤ちゃんできれば提督は私から逃げられませんよねぇ!?」ググググッ シュルシュル キュッ

提督(浜風が俺を押さえつける。そして引き抜いたスカーフでなんと俺の両手を縛りあげた。艦娘の力を発揮している浜風に、俺は抵抗できない……)

提督「相変わらず出鱈目な……っ!!話を聞けぇ!!」

浜風「いやぁ!!振られるのはいやぁ!!っ……くふふっ……!!提督ぅ、覚悟してくださいねぇ……!?」ジワァ ポロポロ ニタァ シュルシュル

提督(涙を流しながらも妖艶な笑みを浮かべ、セーラー服を脱ぎ去った浜風。その豊満な胸を隠す純白のブラが露わになる)

提督(これがこんな子供のしていい体だろうか?もはや大人の女と遜色がない。そうか、もう大人なのか。子供も作れるしな)

浜風「ほぉらぁ……これでもう動けませんよねぇ……?必ず幸せにしますぅ……いいお嫁さんになりますからぁ……ねぇ……?」カチャカチャ

提督「っ!!」

提督(さらに浜風は暴れる俺のベルトを引き抜き、それで俺の脚を拘束する。不味い状況だ……!!)

浜風「あはぁ……!!大きくなってるんですねぇ?提督ぅ?良かった……私に興奮してくれるんですねぇ?嬉しいですぅ!!」スッ

提督(浜風がいよいよ俺のズボンに手をかけた。このままでは本当に浜風と話をする前に致してしまう……!!)

提督「浜風……!!止めろぉ!!」

↓×1~3 提督の運命
例)優秀な提督は突如反撃のアイデアがひらめいて無事脱出
  浦風が来て助けてくれる
  犯される。現実は非常である

他の陽炎型全員が来て犯される

答え-③ 答え③ 答え③」

川内型登場で助かる

神通「そこまでです、浜風さん」ガシッ

浜風「うっ!?」

那珂「提督、大丈夫!?」スッ

提督「っ!!神通!!那珂!!」

提督(もうだめだ。このまま浜風の純潔を奪ってしまうと思ったその瞬間、なんと神通と那珂が現れて俺を助けてくれた)

提督(神通が俺のズボンに手をかけていた浜風を拘束し、那珂が俺の拘束を解いてくれる。助かった……というべきか)

神通「酔っているとはいえ、このようなことをするとは……失望しましたよ、浜風さん」キロリ

浜風「っ!!じ、……神通……教官……!!」サァッ

提督(浜風は自分を拘束しているのが神通だという事に気がついて一気に顔を青くして目を見開く)

那珂「よいしょ……はい、解けたよ!!」

提督「すまない、助かった……」

神通「ご無事で何よりです、提督」キリッ

神通(やはりいい体をしていますね……そして……そのズボンのふくらみは……こうも大きいものなのでしょうか……///)ドキドキ

那珂「那珂ちゃんに感謝してね☆」バチコーン

那珂(うわぁ……!!さ、触っちゃった……提督の肌に触っちゃった……!!へ、ヘンに触ってないよね!?大丈夫だよね!?)ドキドキ

浜風「……ぁ」カタカタカタ

神通「大声が聞こえたと思って来てみれば……なにか申し開きがあるのなら先に聞いておきましょうか」

浜風「そ、その……!!」

那珂「ダメだよ、浜風ちゃん……こんな事しちゃ……いくら提督さんのことが好きでも、やり過ぎだよ?」

浜風「っ……ぐすっ……うわぁああああん!!」ボロボロボロ

提督(威圧感たっぷりの神通といつも優しい那珂にまで非難されたことで、可哀そうなほどに怖がり、震えていた浜風がとうとう限界を迎えたらしく泣き出してしまう)

提督「浜風……」

浜風「だってだって!!提督がいつまで経っても何も言ってくれないからぁ!!待ちきれなくて……怖くてぇ……!!」

神通「……」チラッ

提督「っ」

浜風「も、もしかしたら……もう他の子とって考えたらぁ……いやぁ!!私は提督がこんなに好きなのにぃ!!報われないなんてやだぁ!!」

那珂「……」チラッ

提督「……」

提督(年相応に号泣しながら想いを吐露する浜風。神通と那珂が多少浜風に同情し、俺を責めるような目で見てくる)

提督(いろいろあるからと言い訳をして、俺はこの問題を後回しにしていた。浦風の時に気がつくべきだったのだ)

提督(面と向かって向き合う時が来た。とりあえずは、まずはこの三人だ。俺は真剣な表情で三人に向き直り、口を開く)

提督「すまなかった、三人とも。このことについて、俺は君たちに話さなくてはならないことがある」

神通「話さなくてはいけない事、ですか」

那珂「な、何……?」

浜風「ぐすっ……ひっく……」ポロポロ

提督(少なくともこれから告白しようとする雰囲気でないことで、どうやら三人とも振られると思ったらしかった)

提督(神通は無表情だが、微かに指に力が入り眉尻が下がる。那珂はあからさまに恐れを顔に出した。浜風はすすり泣いている)

提督「ああ……どうか聞いてくれ。そしてその後で、もう一度君たちの気持ちを聞かせて欲しい」

↓×1~3 例の話を聞いた神通、那珂、浜風の心境と反応

女の敵!超幻滅!だけど何故か嫌いになれない。ここで抱いてくださいって言ったら抱いてもらえるのかな?

意を決して全裸になって抱き付き、想いを伝える

神通 本来なら提督の行いを時には正すのも艦娘の務めと思っているが提督を慕う心が抑えられないと正直に言う
那珂 >>961
浜風 >>962

神通「……提督。私は……私は、そんな事間違っていると、いくら提督のなさる事とはいえ時には正すのも艦娘の務めと、思っています」ジッ

神通「ですが……自分でも愚かしいと分かってはいるのですが……私は提督をお慕いする気持ちが抑えられません……」

提督「君が、このことを踏まえてもまだ俺のことを好きでいてくれて、受け入れてくれるのなら……俺は君を愛することを躊躇わない」ジッ

神通「……不束者ですが、よろしくお願いします」スッ

提督(俺の言葉に、神通はその場に膝をつくと三つ指をついて綺麗な座礼をした。そして数拍おいてから体を起こす)

提督「こちらこそ、よろしく頼む。約束する。君を幸せにするために全力を尽くすと」ニコッ

神通「……///」ポッ

提督(頬を染め恥じらうように目を逸らす。その表情はそこはかとなく嬉し気で、笑みを浮かべそうになるのを何とか自制しているようだった)

那珂「じ、神通……本気……!?っ……提督……超幻滅だよ……なんて事してるの……!?そんなの、女の敵だよ……」

提督(そんな俺たちを、戸惑ったような困り顔で見ていた那珂がそう言う。そして俺をどうすればいいのか分からないと言った眼差しで見つめた)

提督「……ああ。だが、それでも俺は、止めない。俺は俺を信じて、慕ってくれている子全員を幸せにする」

那珂「っ……うぅ……ああ、もう……なんでだろ?提督を嫌いになれないよ……ねえ、提督……ここで抱いてくださいって言ったら抱いてくれるの……?」

提督(俺の言葉に那珂はとても悩んでいるように手を頭に当てた。そして上目遣いで俺をちらりと見つつそう聞いてくる)

提督「那珂……?」

那珂「好きなんだもん……好きで、どうしようもないんだもん……ねえ、提督……どうなの……?」ジッ

提督「君が、後悔しないなら。俺のことを好きで、このことを受け入れてくれるのなら。それなら、俺も我慢する必要はなくなる」

那珂「あーあ、私、今、不味い事してる気がする……けど……恋は女の子を狂わしちゃうって本当だね……」

那珂「だから……後悔させないでね、提督?提督を選んでよかったって言わせてね?お願い」ジッ

提督「ああ、任せてくれ」ジッ コクリ

提督(那珂の願いに、俺は那珂の視線を真っすぐ受けながらそう答える。その覚悟は、とうに済んでいる)

浜風「……っ!!」スクッ スッ シュルッ

神通&那珂「「!?」」

提督「は、浜風……!?」

提督(それまで、俯いて肩を震わせていた浜風がいきなり立ち上がって服を脱ぎ始めた。スカートに手をかけ、ホックを外して自然落下するに任せる)

浜風「……!!」スッ プルン ズルッ

提督(そしてタイツに手をかけ、下ろす。脱ぎ去る。その際、体をかがめた時にその巨大な双峰が誘うように揺れた)

提督(もはや浜風の身体を覆うものは下着のみだ。まぶしい白い肌が九割以上を占めている。浜風が手を背中にまわした)

浜風「ん……!!」スッ クイッ ブルン ハラリ

提督(躊躇うことなくブラのホックを外す。戒めを解かれた浜風の巨乳が暴れる。もう子供も育てられるのではないだろうか)

浜風「はっ……っ……!!」スッ 

提督(さらに、止めと言わんばかりにブラと同じく純白のショーツに手をかけると、一思いに下ろす)

提督(下の毛もかなり生えそろっていた。だが、まだ成長の途中だ。女の子と女の間の体、たまらなかった)

浜風「っ!!」バッ ダキッ

提督「っ!!」

提督(そして俺に抱き付いてくる。押し付けられる大きな胸、柔らかい体。改めて浜風の匂いが鼻腔を擽る)

浜風「それで……いいです……!!ホントは、私だけを愛して欲しいけど……ちゃんと愛してくれるのならそれでもいいです!!」ギュゥゥ

浜風「だから……私を愛してください。優しくして、可愛がって、いっぱい愛してください……!!」ジッ

提督(浜風は酔いの為なのか照れの為なのか顔を赤くして、熱っぽい瞳で俺を見つめる。そして気がつく。浜風のもじもじとした様子に)

提督(自分から脱いで抱き付いて来たくせに恥ずかしがっているのだ。それに興奮する。話すべきことは話した。躊躇う必要はもうない)

提督「ああ、愛しつくして俺なしじゃ生きられなくしてやる……!!っ!!」ギュッ

浜風「ぁ……!!」ピクン

神通&那珂「「……!!」」ゴクリ

提督(浜風を抱きしめた俺を、さすがに顔を赤くしながら見ている神通と手で顔を隠すも指の間からバッチリ見ている那珂)

提督「……いいのなら、見ているかあるいは隣の部屋で待っていてくれ。まだ考えたいと言うのなら、自分の部屋に戻ったほうが良い」

浜風「み、見ているって……恥ずかしいですよ……!?」

神通「……」

那珂「ぁ……ぅ……」

提督(俺の言葉に、浜風が目を見開いて訴える。二人は迷ってから揃って隣の部屋に移動していった。今夜も長い夜になりそうだな)

浜風「提督……ちゃんと私を見て……?」

提督「ああ、すまない。忘れられない日にしてあげよう」



川内「いい感じの雲♪今日は三日月、夜の中で一番不気味でゾクゾクする夜だね。夜戦日和だ♪……!」

川内(部屋の窓から雲のある晴れ空を見上げていると、丁度訓練中の駆逐艦娘達が訓練の休憩に戻ってきた)

黒潮「あかん……暑すぎや……戦う前に死んでまうわ……」

嵐「くぅ~!!冷たい水が気持ちいいな!!」バシャッ

川内「うん、いつも通り頑張ってるね!さすが帝国海軍の駆逐艦娘だ!私も負けてられないな」

川内「……けど、そんな風に水を被ったらシャツが透けちゃうぞ?まだまだ可愛いお子様だね」

浜風「わ、私は水飲んだから大丈夫だって!!わぷっ!?」バシャッ

時津風「わーい!!直撃弾!!」

雪風「ダメですよ浜風。熱中症は命の危険もあるんですから。ちゃんと水浴びしましょうね」

浜風「っ……!!もう!!」カァッ

天津風「何照れてんのよ?いつものことでしょ?……ってうわ!!浜風、貴女そんな下着付けてるの!?」

浜風「あ、天津風に言われたくないぞ!!」

谷風「すげえな……まあ、谷風は良いと思うよ」

浜風「う、うるさい!!いいから見るなぁ!!」バッ

川内「おぉ……うわぁ……浜風も色気づいたねぇ……彼氏でもできたかな?……?彼氏?誰だろう……あんなに提督にぞっこんだったのに……」

川内(それに、提督からはまだ浦風とのことについて報告は無かった。それなのに浜風が誰か他の人とそう言う関係になるかな?)

川内(……まあ、どうでもいいか。……と思っていたけど、気がついてしまう。浜風もどうやら経験済みになったみたい)

川内(人間観察には自信がある私が言うんだから間違いないよ。あの振舞いは絶対非処女の振舞いだ)

川内(ある程度の年齢になると非処女でもそうなってくるけど、いきなり……しかもあの年で女の部分を意識するのは明らかにそういう事を経験したとしか思えない)

川内(少し気になる。誰が浜風としたんだろう。随分と手が早い奴だ。悪い奴じゃないか心配だからね)

川内「……少し調べてみるかな」



提督(あの後、俺は浜風に次いで神通と那珂ともそういう関係になった。神通は意外と照れ屋で、那珂は意外と豪胆だった)

提督(俺は、残りの子たちのことを考える。これ以上先延ばしにする訳にはいかない。さもないとまた誰か思いつめた子が暴走してしまうかもしれない)

提督(ザラとポーラのことは、他の子たちには関係ないのだ。ハーレムを築いているのだ。全員を気にかけることができなくてはならないだろう。さて、どうするか……)

↓×1~3

面倒見のいい川内にそれとなく以前ハグした駆逐艦の子たちの様子について訪ねてみる

妙高型と長門型、川内型と陽炎型の順に説明の場を儲ける
それぞれに他に提督と関係を持った艦娘を数人加えて、提督の言葉に説得力を持たせることも忘れずに

968で、但し他の艦娘はいらない、あくまで提督の言葉だけで説得する



妙高「では、お話お伺いいたします、提督」ジッ

那智「うむ、拝聴させて頂こうか」カタカタカタ

足柄「うわぁ……これって……そう言う事じゃないの……」ブツブツ ズーン

羽黒「……」ジワァ

提督(俺が一番最初に話すことにしたのは妙高型姉妹の四人だった。話がある言ったらすぐに集まってくれた)

提督(しかし、全員同時に話があると言ったことで四人ともどうやらお断りされると勘違いしているようだった)

提督(妙高こそいつも通りを保っていたが、那智は手に持ったカップがかすかに震え、足柄は沈んだ面持ちでぶつぶつと何かを呟いている)

提督(そして羽黒は涙目で俺を見つめていた。俺が彼女達を最初に選んだのは、一番受け入れてもらえなさそうだと思ったからだ)

提督(特に妙高と那智はこのようなこと赦しはしなさそうだった。方や真面目な長女。そして武士のように凛とした那智。そして足柄もどう転ぶか分からない)

提督(受け入れるか怒り狂うかのどちらかかなと思うが、全く想像できなかった。羽黒は……こういうことに関しては繊細な子だ。最悪、泣かしてしまうかもしれない)

提督(土壇場で躊躇いそうになるが、しかし逃げても状況は悪くなるだけだ。俺は覚悟を決めて話し始める)

提督「ありがとう。君たちに話す……いや、話さなくてはいけないことは、俺の覚悟と信念についてだ」

↓×1~3 妙高型姉妹の反応

妙高:断固拒否
那智:迷うが恋心には勝てなかったよ……
足柄:断られるよりましと受け入れる
羽黒:涙ながらに提督を支えるのに一人では足りないからと受け入れる

提督への想いは変わらない
酒盛りからの睦み合い、そして濃厚な交わり合いへ

駆逐艦たちの血気盛んな告白劇を見てからというもの、襲う気満々
姉妹共々願ってもいない状況にそのまま酒池肉林へとまっしぐら

提督「だから俺は、もう躊躇わない。俺の好きな子が俺を慕ってくれていて、その子がこのことを受け入れてくれるなら、俺は全力でその子を愛する」

提督「俺は、君たち四人とも好ましく思っている。妙高の真面目さも、那智の凛とした態度も」

提督「足柄の狼のような気高さも、羽黒の花も恥じらう乙女な純粋さも。好きにならないほうがおかしい。おまけに美人だしな」

提督「だから、君たちさえ良ければ俺は、君たちと愛し合いたいと思っている。……この話を踏まえて、もう一度気持ちを聞かせてくれないか?」

「「「「……」」」」

提督(全てを話し終えた。四人とも話している最中は何の反応もしなかった。さて、どう反応する……?)

足柄「……ねぇ、これってさぁ……なかなか良い展開じゃない?少なくとも、今の私達にとっては」

那智「ああ、私達が望みうる限り最善とは言えずとも、次善の展開だろう。まさか貴様がそのようなことをしているとは。だが、悪くない」

足柄「これで何の気兼ねもなくできるわね。ね、妙高姉さん、羽黒?これなら何の文句も無いでしょ?」

妙高「まさかこんな……けど、そうね……これならいいのかしら……?」

羽黒「そ、そうですね……無理矢理じゃないなら羽黒も……」

提督「……?どういう事だ?」

足柄「ふふっ……それはね?こういう事よ!!」スクッ スタスタ バッ

那智「そうだ、提督……こういう事だ!!」スクッ スタスタ バッ

提督「っ!?」

提督(怪しげな笑みを浮かべる足柄と那智が、急に立ち上がって歩いてくるかと思ったらそのまま抱き付かれる)

提督(突然のことに俺は反応できなかった。そのまま体を押し付けられ、そして足柄に唇を奪われる)

足柄「んっ……ちゅぅ……」

提督「ん!!」

提督(唇を合わせ、そして強引に舌が挿入されてくる。俺の舌を探し当てると同時に、絡みついてきた)

提督(その舌技はとても不器用で、経験があるとは思えない。だが、それを気にせず飢えた狼のような勢いでねっとりと絡ませてきていた)

那智「っ!!足柄……!!これはどういうことだ……!?」キロリ

足柄「っは……早いもの勝ちでしょ?にしても凄い……!!提督と私……キスしちゃったんだ……!!」ゾクゾク

足柄「ずっと貴方しかいないなって思っていたのよ。貴方とこういう関係になれればいいのにってずっと想ってたわ……?」ジッ

提督「っ……あ、足柄!?那智!?どういうことだ!?」

那智「っ……なるほどな……では、提督。失礼する……んっ……ふぅ……」

提督「んむっ!!」

提督(混乱し、足柄が唇を離すと共にどういうことなのか聞くが、返事を聞く前に今度は那智が俺の唇を奪う)

提督(那智もまた経験があるとは思えなかった。目を瞑って唇を押し付けてくるだけだ。プレッシャーキス。舌を入れてはこなかった)

提督(こうして密着したから分かる。那智の身体は微かに震えている。それはこうして半ば強引に致そうとしているからだろうか?)

那智「……っ。これは……素晴らしい……!!私は貴様への想いを自覚して以来、こうする日を夢見ていたんだ……!!」ニタァ

提督「那智……」

那智「心が満たされる……!!これが女の幸せなのか……?ともかく、最高の気分だ……ああ、私は提督と……!!」ゾクゾクゾク

提督「……説明してくれるな?」

足柄「ええ、もちろん。……ごめんなさい、提督。実は私達……と言っても妙高姉さんと羽黒は乗り気じゃなかったけど」

足柄「ともかく私達、貴方を襲う気満々だったの。だって……貴方が死んだと思ったとき、死ぬほど後悔したから」

那智「ああ。あんな気分を味わうくらいならいっその事想いを告げていればと後悔した。だが、貴方は生きていた」

那智「どれほど嬉しかったことか想像できないだろうな。そして、その後すぐに駆逐艦娘達の愛の告白が始まった」

足柄「恋に貪欲な姿勢に感服したわ。恥も外聞も気にせず純粋に想いを告げるあの告白劇に、私達も自身の気持ちや情動に素直であるべきだと気づかされたの」

那智「そうだ。だから決めたのだ。多少強引でも貴方と結ばれるために努力すると。それこそ、こういう手を使ってもな?」スッ

提督「っ!!」ビクッ

提督(那智が俺のモノを撫でる。那智と足柄に抱き付かれたことで臨戦態勢に入っていたそれに気がつかれてしまう)

那智「ほぅ……!!貴様も大歓迎してくれるみたいだな?」

足柄「ふふっ私達は処女だけど、いろいろと篭絡する方法は予習済みよ……!!」

提督「なるほど……那智、君が震えていたのは失恋への恐怖からだけではない。俺を強引に犯そうとしていたから震えていたのだな?」

提督「そして足柄。君がぶつぶつと呟いていたのもきっと同じ理由からだ。なんだかんだ言って覚悟ができていなかったからああしていたのだろう」

那智「本当に実行するか迷っていた。熱にあてられ無理矢理にでもと言ってはいたが、実際に実行していいものかと考えていた」

足柄「貴方のことが本気で好きだったからね。無理矢理にでも欲しかったけど、無理矢理は嫌だった」

那智「だが、もうそんな事はどうでもいい」

足柄「だって……私達を受け入れてくれるのでしょう?」

提督「ああ、もちろんだ」ギュッ

提督(俺は那智と足柄を抱きしめる。二人共俺の身体に手を回してきた。暫く抱き合い、二人の体温と匂いを堪能した)

提督「……いろいろと篭絡する手管は予習済みだと言っていたな?試してみろ」

那智「!!……試してみろ、か。いいだろう!!」

足柄「!!……いいわよ、天国に連れて行ってあげる」

提督(そう言うと那智が挑戦的な笑顔を浮かべながら顔を寄せてきて、足柄がスカーフを取り、ジャケットを脱ぐ)

那智「……?」チラッ

足柄「♪」スッ シュルシュル

提督(それに気がついた那智が不可解そうな表情で足柄の方を窺う。どういうことだ?足柄はその時すでにシャツのボタンを外し終わっており、一気に脱ぎ去った)

那智「!?」ビクッ

足柄「ふふん。どう、私の体?無駄な贅肉一つないでしょう!!」

提督「ああ、美しい肉体だ……」

那智「な、何をしているのだ貴様は!!」

足柄「!?」

提督「!?」

提督(上半身が誘うような紅レースのブラのみの状態で挑発的なポーズを決めて俺を見つめる足柄を見た那智が顔を赤くして怒声を発する)

那智「殿方の前でそのような格好!!恥を知れ!!」

足柄「えっ……だってこれからヤろうとしているんじゃない……何言っているのよ……?」

那智「はぁ!?何をやるのだ!?」

足柄「……!!」

提督「……」

提督(本気で分かっていない那智の様子に驚愕と戦慄の表情を浮かべる足柄。俺自身も呆然とするしかなかった)

足柄「……な、那智姉さん、さっき提督のソレ触って大歓迎しているようだなって言っていなかった?」

那智「男性は性的に興奮すると勃起すると習っただろう!!それを確認しただけだ!!」

足柄「ほ、保健体育程度の知識!!……篭絡ってどうやろうと思っていたの?」

那智「っ!!ば、バカにするな!!それぐらい私も知っているぞ!!キスだろう!?」

提督「……」

妙高「……」

羽黒「……」

足柄「……那智姉さんはこういうのに興味なさそうだし、知らなかったらどうしよう。まあ、この年齢だしさすがにそれはありえないかと思っていたけど……」

足柄「まさか本当に……本当にそうだなんて……今まで誰ともそういう話したり、そういう本読んだりしなかったわけ……!?」

那智「な、何がおかしい!?っ!!っ!?わ、私がおかしいのか!?」

足柄「我が姉ながら心配になるわ……引っ込んでなさい、お子様。そこで男女の関係について見学すること」

那智「なぁ……!!」

足柄「選手交代よ!!羽黒、来なさいな」

羽黒「ふえっ!?わ、私……!?」ビクッ

足柄「アンタむっつりスケベなんだからこういうの得意でしょ?」

羽黒「いやぁああああああ!!何言ってるの足柄姉さん!!止めて!!て、提督、違いますからね!!」

足柄「そう言うところがむっつりなのよ。ほら、提督。あの子恥ずかしがり屋だから自分から来れないの。呼んであげて」

提督「そうか。羽黒……来てくれるか?」

羽黒「ぁ……はぃ……」

提督(俺の呼びかけに羽黒は顔を真っ赤にして応える。恐る恐ると言った様子で立ち上がって歩いてきた)

羽黒「そ、その……あの……」

提督「……おいで」

羽黒「っ……!!は、はい……!!」

提督(ゆっくりと俺のそばに膝をつき、そのまま俺に抱き付いてくる。震える羽黒の身体を抱きしめると羽黒が俺の身体に手を回した)

羽黒「ぁ……提督……好きです……」ダキッ

提督「俺も君を愛しているよ。もう躊躇わない」ギュッ

羽黒「て、提督……!!嬉しい……!!」ギュッ

提督(羽黒の手にさらに力が籠められる。それを満足気に見ていた足柄が、俺のすぐ近くで膝をつくと、ベルト手に手をかけた)

足柄「♪」

提督(そのままベルトを引き抜くと今度はズボンに手をかけ、ずり下ろす。さらに下着にまで手をかけて下ろしてしまった)

提督「っ」ビクッ ビクッ

足柄「あはっ……!!」ゾクン

那智「!?」ボン

妙高「……///」チラッ

提督(怒張したモノが露わになってしまう。足柄が嬉しそうな笑みを浮かべ、那智が顔を真っ赤に染める)

提督(妙高は頬を染めて俺のモノをちらちらと見ていた。足柄が、髪をかきあげて背中にまわす)

足柄「あむ……んちゅ……れろれろれろ……」

提督「っ……」

妙高「っ!!」

那智「なぁ……!!」

提督(そして躊躇うことなく俺のモノを口に含んだ。さすが飢えた狼と言われるだけある。貪欲に俺のモノをねぶってくる)

提督(その光景に絶句する妙高と、信じられないものを見たと言うように目を見開く那智。足柄は構わずに俺の股間に顔を埋めていた)

羽黒「?……!!」

提督「んっ……」

提督(俺に抱き付いていた羽黒はようやくそれに気がつく。そして頬を赤くしてそれを凝視していたが、俺に向き直る)

羽黒「っ……んちゅ」

提督「んっ……」

提督(ぎゅっと目を瞑って唇を押し付けてくる羽黒。やがてその口が恐る恐る開かれ、舌が伸びてきた)

提督(口を開いてその舌を迎え入れる。そして、俺の方から舌を絡ませた。その瞬間、羽黒の肩が震える)

羽黒「んふっ……れろれろれろ……んちゅぅ……じゅるじゅる……」

提督「!!」

提督(そしていきなり濃厚に舌を絡ませてき始めた。水音が洩れる。なるほど、自らは強くいけないが、相手から来ると吹っ切れて大胆になるタイプか)

提督(むっつりスケベとはよく言ったものだ。まあ、恥ずかしがり屋だが、実はスイッチが入ると強気になる羽黒らしいかもしれないな)

提督(俺は羽黒のタイトスカートに手をかけると、それを捲り上げる。そして白タイツに包まれた柔らかい尻を堪能しつつタイツをずり下ろした)

妙高「は、羽黒……!!」

那智「お、お前、なんという下着を……!!」

提督(しっとりとした肌に直接触れる。筋肉を覆い隠す柔らかい媚肉は指に力を入れれば埋もれるほどだ)

提督(いい尻だ。そして手で愛撫することで確認する。羽黒の下着は……かなり際どいものだ)

提督(まるでほとんどTバックだ。その肌触りからして妖艶な装飾が施されていることがよくわかる)

提督「……」グイッ

羽黒「んふぅ……!!」ピクン

提督(俺はそのショーツの腰の部分を掴むと食い込ませるように引き上げる。羽黒が色っぽい吐息を洩らした)

提督(手を秘所にまで伸ばす。ビクンと反応する羽黒の身体。ワレメに指を這わせると湿り気を帯びていた)

足柄「んふっ……じゅるじゅる……れろれろれろ……」

羽黒「んちゅ……れろれろ……にゅるにゅる……」

提督「……」

提督(足柄のフェラは初めてにしては悪くない。羽黒のキスもなかなか興奮する。……だがしかし)

提督(それだけではやはり前座にしかならない。さて、ではこちらからもいかせてもらうとしようか……)

提督「っ……」

羽黒「んはっ……提督……?ぁ……!!」

提督(俺は羽黒から口を離すと隣に座らせる。そしてその服を脱がしにかかった。羽黒は声をあげるもされるがままだ)

提督(ベルトを外し、ジャケットのボタンを外して脱がす。羽黒からも脱がされやすいように体を動かしてきた)

提督(その下のシャツのボタンに手をかけ、ゆっくりと外していく。羽黒は頬を赤く染め恥じらいと期待が入り混じった瞳で俺を見つめる)

提督(半ばまで外し終わり、付けている下着が露わになった。カスタードクリームのような温かみのある薄黄色のブラだ)

提督(ハーフカップのそれはかなり際どく、惜しげもなく北半球が晒されている。いつ胸が零れてしまうか分からないほどだった)

提督(俺はあえてブラを外さずに愛撫する。体を震わせる羽黒。俺は手を下半身に伸ばす。改めてタイトスカートを捲った)

提督(ブラと同じ色の、多少食い込んで筋がはっきりと見えていたが前から見る分には普通の装飾が施されただけに見えるショーツが露わになった)

提督「……」クチュクチュ

羽黒「っ……あぁ……提督……!!」ピクンピクン

提督(秘所に手を伸ばし、ショーツの上から愛撫する。それに合わせて反応する体。甘い声が羽黒の口から漏れる)

提督(ショーツをずらし、ワレメにクロッチの端を食い込ませるようにする。その様を見ていた羽黒が恥ずかしそうに脚を閉じた)

提督(俺は構わず手マンを続ける。ぷっくりと充血したクリを弄び、愛液にぬめる熱い中へと指を挿入する)

提督(きつく閉じたそこは、今まで何の遺物も受け入れたことが無いことは明らかだ。未開発のソコはまだ反応が薄い)

羽黒「はぁ……はぁ……!!」ゾクゾク

提督(しかし自らの女として一番大事な所に俺の指を入れられているという状況は羽黒を興奮させたようだ。荒い息を吐き、瞳を潤ませている)

提督(そのまま絶頂させるために指を動かす。ショーツでワレメをスクラッチするように動かすと、その刺激に羽黒が悶える)

提督(整えられた陰毛を撫で上げつつ、完全に下着をずらして秘所を露出させる。蕩けた表情でそれを見つめる羽黒は、俺の指がそこを責め始めた瞬間快楽に体を震わせた)

羽黒「あっ!!だ、だめぇ!!提督!!あっ!!やぁ!!んはぁ!!」ピクンピクン

妙高「……!!」

那智「……ごくり」

提督(容赦なくクリを責める。羽黒の腰が浮き、がくがくと痙攣する。喘ぎ声が洩れ、それが嬌声、そして絶頂の絶叫へと変わる)

羽黒「あっ!!だめぇ!!イっちゃう!!イっちゃいますぅ!!やっぁああああああ!!」ビクンビクン

提督(体を仰け反らせて絶頂を迎える羽黒。それを凝視している妙高と那智。足柄までもが俺のモノを咥えたまま羽黒を上目遣いで見つめていた)

提督「羽黒、まだだ。まだ終わらないぞ」クチュクチュ

羽黒「んはぁああああ!?だめぇええええ!!」

提督(容赦なく羽黒を責める。快楽で羽黒の脳を焼いてしまうように何度も何度も絶頂させた。暫くして、指を離す)

提督「ふぅ……」

羽黒「ぁ……っ……」

提督(度重なる絶頂に羽黒は意識が朦朧としているようだ。俺は俺の股に顔を埋め、モノを咥え込んでいる足柄に向き直る)

提督「……足柄」

足柄「!!」

提督「君のフェラ、悪くなかった。だが、まだまだだな。俺が調教してやろう」



羽黒「……っ」ピクッ

羽黒(意識が飛んでた……!?だってあんなの……凄すぎて耐えられないよ……今どんな状況なの……)ムクッ

足柄「おごっ……!!へいほふ……んぐっ……いひはへひはい……!!」ピクピク

提督「いいぞ、なかなか上手い舌使いじゃないか……!!だがまだまだだ……!!もっと裏スジを責めろ……!!」グッチュグッチュグッチュ

羽黒「えっ……」

羽黒(体を起こした私の目に入ってきたのは膝立ちの足柄姉さんの口に腰を打ち付けている提督だった)

足柄「っ……れろれろ……んごぉ……にゅるにゅる……」

提督「ああ、いいぞ……!!っ……その調子だ……その調子……っ……いくぞ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

足柄「んぁああああっ!!っ!!ごほっ!!ごほっ!!ごほっ!!」ビチャッ ドロリ

羽黒(提督の腰ふりが早くなっていき、そして足柄姉さんの後頭部にまわしていた両手に力を込めて思いっきり突き出した腰に押し付けた)

羽黒(提督さんの身体が硬直、そして小刻みに震える。漏れ出る気持ちよさそうな声。足柄姉さんが声をあげた)

羽黒(そして咽る。提督が手を離すと足柄姉さんがその場に片手をついて、口をもう片方の手で覆った)

羽黒(白濁液が足柄姉さんの口から零れ落ちる。暫くして咽るのが止まり、息を整えて落ち着いた足柄姉さんが顔を上げた)

足柄「提督……ちょっと乱暴なんじゃない……?」ジワァ ジロリ

羽黒(足柄姉さんは目を潤め、恨めしそうな表情で提督を睨んでいる。鼻からはどろりとした白濁液を垂らしていた)

提督「乱暴なのは嫌いか」

足柄「優しくしてほしいわ……私だって女の子だし、初めてなのよ……?」

提督「そうか、分かった。では今度はじっくりと愛してやろう」



那智「……!!」

那智(知らない世界だった。提督が足柄のソコに手を伸ばして撫でまわし、顔を埋めて舐めまわす……)

那智(足柄は、何度も絶叫して体を悶えさせていた。なんなのだこれは……どうすればいいのだ……)

足柄「はぁ……はぁ……ふにゃぁ……」ピクンピクン

提督「よし、では本番と洒落こもうか?」グイッ ピトッ

足柄「て、ていとく……ちょっとまって……」

那智「っ!!」

那智(提督は足柄を四つん這いにさせると後ろに膝立ちになって大きく勃起した男性器を足柄の……女性器にあてがった)

那智(そう言えばそうだった。性交とはこういうものだった。微かな記憶にそう習った事が残っていた)

提督「っ……はぁ……!!」グッ

足柄「いっ……やぁああああああ!!」ググググッ ブツン ズププププ

那智(提督が、足柄の女性器に自らの男性器を挿入する。足柄の口から今までと明らかに種類の違う声が響いた。足柄は痛みに顔を歪めている)

那智(私の目の前で何かとても大事なことが行われている。それだけははっきりと分かった。見てはいけないと思うが、目が離せない)

足柄「っ……いたい……!!」ジワァ ポロポロポロ

提督「っ……すまないな、足柄……だがすぐに気持ちよくしてやる……俺を信じて、身を任せてくれ」

足柄「っ……ぶん殴ってもいいんだからね……!?提督が好きだから信じるんだからね……!?」

提督「ありがとう、足柄。信頼には応えるよ。ん」

足柄「っ……んっ……」

那智(提督が足柄にのしかかってその頬に口付けする。それを受けて足柄が顔をそちらに向け、唇を合わせた。提督の手が足柄の性器にのびる)

足柄「んっ……ふぅ……んはっ……あっ……!!」ピクンピクン

那智(足柄が息を洩らす。そして唇を離し、顔を前に向けて俯く。喘ぎ声が洩れ肩が揺れていた)

提督「……そろそろ慣れたか?」

足柄「っ……」コクリ

提督「では動くぞ」

那智(提督が腰を振り始める。ゆっくりと前後させていた。それに合わせて足柄の身体が動き、胸が揺れる。喘ぎ声が洩れた)

那智(それは腰を押し付けてのグラインドに変わり、そして再び不規則なピストンへ戻る。足柄の声が段々大きくなっていった)

那智(提督の腰の動きもだんだんと早くなり、肉と肉のぶつかる音が聞こえ始める。それはどんどん大きくなり、やがて拍手のようになる)

足柄「あぁ!!やん!!はぁ!!あぁ!!ああぁ!!んはぁ!!」パンパンパン

那智(それに伴って足柄の喘ぎ声が嬌声へと変わる。ああ、これが性交……男と女の関係の究極形か……圧倒される……)

提督「足柄!!遠吠えしろ!!狼だろ!?」ズッチュズッチュズッチュ

足柄「えっ!?んふぅ!!な、何言ってるのよぉ!?」ピクンピクン

提督「早く!!」

足柄「っ……!!あおぉおおおおん!!あおぉおおおおん!!」

那智(提督の命令に最初は躊躇った足柄だったが、早くと急かされて意を決したのか狼のように遠吠えをした)

提督「体を仰け反らせろ!!狼のように!!」

足柄「あおぉおおおおん!!」ガバッ

提督(足柄は、もはや提督の命令に忠実に従う忠犬……いや、忠狼だった。言われた通りに背を仰け反らせる)

提督(髪が宙を舞い、胸がぷるんと揺れる。大きく開いた口、髪で隠れて目元は見えない。それが一種の神々しい美しさを醸し出していた)

提督「いいぞ!!お前は俺だけの狼だ!!愛しているぞ!!」

足柄「はっ!!はっ!!はっ!!くぅーん!!くぅーん!!」

提督「っ……足柄ぁ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

足柄「あぁおぉおおおおおおん!!」ビクンビクンビクン

那智(提督が後ろから足柄に抱き付き、足柄が本物の狼のように体を仰け反らせて遠吠えのような嬌声をあげた)

那智(ああ、射精しているのだと分かった。今、足柄の中に提督の精液が注ぎ込まれているのだと理解した)

那智(暫くその体勢で硬直した足柄は、そのままぺたんと倒れ込む。提督はそんな足柄に覆いかぶさり、足柄の頭を撫でた)

足柄「ぁ……くぅーん……ぺろぺろ……はむはむ……」トロン

那智(足柄は蕩け切った幸せそうな表情を浮かべている。差し出された指を舌を出して舐め、甘噛みしていた)

提督「よしよし、いい子だ……さて、次は君だ、羽黒」

羽黒「っ!!」ビクッ



羽黒「あぁ!!いい!!いいです!!気持ちいい!!提督!!気持ちいいです!!」

妙高「……」

羽黒『ぁ……は、恥ずかしいです……そ、その……初めてだから優しくしてくださいね……?』

提督『ああ、任せろ。……っ。くっ……はぁ……!!』ピトッ グッ

羽黒『っ……あぁ……ああ!!』ググググッ ブツッ ズププププ

妙高(正常位で脚を開かされて恥らっていた羽黒は、破瓜の痛みに顔を歪めていた羽黒は、今や提督に組み敷かれてはしたなく嬌声をあげながら悦がっていました)

妙高(これが男女の交わい……裸の男女が絡み合う生々しい光景。嬌声や水音、肉と肉がぶつかり合う音。そして漂う妖艶な匂い)

妙高(それらすべてが私の心を乱してきます。こうも見ていて恐怖を感じるものなのですね……)

妙高(しかも組み敷かれて、提督の立派なソレで突かれているのは羽黒……私の妹なのです……)

羽黒「すきぃ!!すきぃ!!だいすきぃ!!ていとくもこれもわたしだいすきですぅ!!きもちいいよぉ!!」

提督「っ……そろそろくれてやる!!一滴も零さないようにしっかりと受け取れよ!?」ズッチュズッチュズッチュ

羽黒「はぁい!!わかりましたぁ!!ぜんぶ……いってきもこぼさずぜんぶうけとりますからぁ!!きてくださぁい!!」ガシッ

提督「っ……イくぞ……!!っぁ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

羽黒「ぁああああああ~~~!!」ビクンビクンビクン

妙高(羽黒が足でしっかりと提督の腰に組み付いて、腰を押し付けました。提督も羽黒を押しつぶさんばかりに腰を押し付けています)

妙高(提督が小刻みに痙攣し、提督の背中にまわされた羽黒の手に力が籠められて絶叫が響きました)

妙高(そして提督が羽黒にのしかかるように脱力。羽黒はそんな提督を抱きしめると唇を重ねます)

羽黒「んっ……ふぅ……」

妙高(暫く濃厚なキスを交わした二人。やがて提督が口を離して体を起こします。それと同時にソレが羽黒から引き抜かれました)

羽黒「あっ……!!だめぇ……垂れちゃう……」ブプッ ドロリ サッ

妙高(白濁液が漏れ出てくるそこを悲しそうな声をあげて手で押さえる羽黒。そして提督が私と那智の方に向き直りました)

提督「さて、次はどっちだ?」

「「……!!」」

妙高(こんなものを見せつけられた後ではさすがに躊躇ってしまいます。それは那智も同じの様でした)

那智「……っ!!ま、待ってくれ……少し考えたい……」

提督「ほぅ……多少強引でも俺と結ばれるために努力するのではなかったのか?」

那智「それは……そうだが……!!」

提督「……足柄、羽黒。那智に覚悟させてやれ。出来上がって俺のを受け入れられるまで那智を気持ちよくさせろ」

足柄「分かったわ。貴方の狼、足柄に任せて♪」

羽黒「は、はい……!!頑張りますね……?」

那智「な、何を言っているのだ!?っ!!ま、待て!!足柄、羽黒」

足柄「ごめんなさいね、那智姉さん。でも足柄は提督の命令には絶対服従なの♪」

羽黒「大丈夫です、那智姉さん。提督、凄いですから……♪すぐに良くなりますよ♪」

那智(提督の命令で妖しい笑みを浮かべた足柄と羽黒が這いよって来る。このままでは不味いと本能的に感じた)

那智「っ……止めろ!!」

那智(だが、私の心が逃げることを赦さなかった。どんな時でも立ち向かうという気概が……致命的な間違いを犯した)

足柄「那~智~♪」ダキッ

那智「っ!!足柄!!待ってくれ!!」サァッ

足柄「お子様なお姉ちゃんに可愛い妹が性教育して差し上げますからね~」スッ クチュ

那智「ひゃん!!あ、足柄……!!」ビクン

羽黒「那智姉さん……怖がらなくても大丈夫です……気持ちいいですからね……?」スッ モミ

那智「んはぁ!!は、羽黒……!!止めてくれ……!!」ビクン

足柄「♪」ニタァ

羽黒「……!!」ドキドキ ジッ

那智「やっ……いやぁああああああ!!」



妙高「んふぅううううっ!!」ブツン ズププププ

提督「っ……よく頑張ったな妙高……自分から腰を下ろして咥え込んだのは少ないぞ……」

提督(妙高が俺の膝に座るように腰を下ろし、背面座位の体位で俺のモノを咥え込んだ。モノがヒダヒダに嬲られる)

提督「ほら、見てみろ妙高。那智もだいぶ蕩けてきたぞ」

妙高「っ……那智……!!」

那智「ダメだ!!来る!!来ちゃう!!何か来るから!!止めっ!!んはぁああああああ!!」ビクンビクン

足柄「そう、それよ那智姉さん……!!その感覚を受け入れて……?女の幸せを受け入れるのよ……!!」

羽黒「これが生き物の正しい姿ですよ、那智姉さん……だから恥ずかしがることはありません……快楽に身を任せて……?」

妙高「っ……こんな……提督……貴方はもしかして鬼畜なのではありませんか……?」

提督「そんな鬼畜に自ら腰を下ろして物を咥え込んだのは君だ。まあ、安心してくれ。こういう時だけだよ」

妙高「っ……」

提督「さて、では動くぞ」ズッズッズッズッ

妙高「っ……んふっ……はぁ……!!」ユッサユッサユッサ

提督(腰を動かして妙高を突き上げ始める。妙高は、喘ぎ声を押さえようと努力していた。しかし、それは無駄な抵抗だ)

妙高「っ……くぅ……あぁ!!」ビクッ

提督「おお、いい声出すな?」

妙高「っ!!はっ……ふぅ……!!んはぁ!!」ビクン

足柄「あはぁ……!!見て、那智。妙高姉さんもあんなに幸せそうな顔してるでしょ?」

羽黒「提督のアレ……本当に凄いんですよ……?身も心も完全に提督に染められちゃうんです……♪」

那智「っ……妙高姉さん……!!」

提督(俺は那智に見せつけるように突き上げ、ぐりぐりとグラインドさせ、妙高を啼かせる)

提督(そしてどんどんとその速度を上げていく。高まる射精感、妙高ももはや喘ぎ声を抑えきれず、嬌声をあげていた)

妙高「あぁ!!ああ!!あぁああ~!!提督!!提督!!駄目!!イっちゃいますぅ!!」パンパンパン

提督「っ……俺もだ……!!いくぞ、妙高!!受け取れぇ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

妙高「あぁああああああ!!あ、熱いのが……中に……注がれて……」ビクンビクン

提督「っ……」グイッ ズルン

妙高「あっ……」ブプッ ドロリ

那智「はぁ……はぁ……っ!!」

提督(俺が妙高の身体を持ち上げてモノを引き抜くと妙高の秘所から白濁液が溢れてきた。それは俺の太腿とソファーを汚す)

提督(その光景を見た那智は目を見開いて、恐らく恐れに顔を歪めた。俺は、妙高を隣に下ろすと立ち上がる)

那智「ひっ!?」

提督「足柄……羽黒……よくやってくれた。では俺のを舐めて綺麗に、そして元気にしてくれ」

足柄「えっ……でも妙高姉さんの……」

羽黒「……」コクコク

提督「……してくれるよな?」ジッ

足柄「っ……分かったわよ、ご主人様。んっ……ぺろぺろ」

羽黒「……わ、わかりました。んっ……じゅるじゅる」

那智「て、提督……私が悪かった……もう篭絡するだなんていわない……だから赦してくれ……!!」

提督「赦すも何も怒っていない。そう連れないことを言わないでくれよ。君に篭絡されてみたいんだ」

那智「む、無理だ……できない……!!」ガクガクガク

提督「……俺のことが嫌いになったか?」

那智「そ、そう言う訳では……だが、覚悟ができていない……もう少し待ってくれ……!!」

提督「俺のことが嫌いでないのなら、何の問題も無い。さあ、君のテクを見せてくれ」ニコッ

提督(普段凛々しい那智が今、俺の前では半裸で怯えているという状況が俺を興奮させた)

提督(そして足柄と羽黒の丁寧なフェラで俺の準備は完了していた。俺は、那智に向かって手を伸ばす)

那智「ま、待って!!待ってくれ!!」ビクン

提督(抵抗するように伸ばされた手に構わず片手を背中、片手をヒップに回す。那智の体を抱き上げた)

那智「っ……!!提督……!!お願いだ……!!」ウルウル

提督(涙目で懇願する那智。体が震えていた。俺は、那智の耳元に口を寄せ、優しく囁く)

提督「那智……愛しているよ……もう我慢できないんだ……先にしようとしたのは君だ。君の責任だ」

那智「っ……提督……!!」

提督「足柄、那智の身体を支えてくれ。後ろから押して俺に押し付けるようにするんだ」

足柄「ん、了解」スッ ギュッ

那智「あ、足柄……!!」

提督「羽黒。俺のモノを那智のそこにあてがってくれ」

羽黒「分かりました」スッ ピト クチュ

那智「羽黒ぉ……!!提督……止めてくれ……!!」

提督(俺と足柄にサンドイッチにされ、羽黒によって俺のモノを秘所にあてがわられた那智は絶望的な表情を浮かべる)

提督(だが俺は見逃さなかった。そこに隠された微かな期待の色を。恐らく、無意識だろうがな。俺は那智の潤んだ瞳を見つめる)

提督「君は望んでいるだろう?」

那智「っ!?」

提督「本当に拒んでいるのなら……君はこうして大人しくしていないはずだ」グッ

那智「っ!!っぁああああああああ!!」グッ ブツン ヌプププププ

提督(そう言うと同時に俺は那智の身体を下げる。羽黒によって那智の秘所にあてがわられていたモノが、そこを貫いた)

提督(処女膜の抵抗を一気に突き破り、一番奥、コリっとした子宮口にまで一気に挿入する。那智が絶叫をあげた)

足柄「あはっ♪処女喪失オメデト♪これで那智も女ね♪」ゾクゾク ニタァ

羽黒「す、すごい……///」ドキドキドキ

那智「っ……ふぅ……!!」ガシッ

提督(那智が、なるべく動かないようにしたかったのか俺の身体に抱き付く。拒むように俺の胸板を押していた手を背中にまわした)

提督(そして脚で腰に組み付く。荒い息、涙を一杯に溜めた目を見開いて、涙を流しながら壮絶な表情で俺を見つめた)

那智「た……頼む……動かないでくれ……!!今動かれると……!!」ジッ ポロポロポロ

提督(そんな那智の懇願に、俺は微笑んで見せた)



妙高(提督は、好きになってはいけない人でした。しかし、それに気がついた時はもはやすべてが遅すぎでした)

那智「あぁ!!やぁ!!提督!!凄い!!凄すぎる!!私は!!こんなの!!知らない!!知らなかったぁ!!」ズッチュズッチュズッチュ

妙高「……」

妙高(私は最後の一人だった那智が提督に処女を奪われ、快楽に堕ちていくのをただ黙って見ていることしかできませんでした)

提督「いいぞ、那智!!俺もそろそろ……!!一番奥でくれてやる!!お前を全部染めてやる!!」パンパンパン

那智「はいぃ!!染めて!!貴方に染めて!!私を貴方のモノにして!!一番奥まで染めきって!!」

妙高(あれほど怖がって拒否していた那智は、今や積極的に提督に抱き付いて腰を振り、淫らに嬌声を響かせています)

提督「っ……染まれぇ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

那智「ぁああああああああ!!あっ……はぁ……熱い……提督のが……私の中を……染めてる……一番奥まで……入ってくる……」ビクンビクン クタァ

妙高(あの子もまた、もう手遅れでしょう。身も心もすっかり提督のモノとされてしまった)

妙高「っ」

妙高(乗り気ではなかったと言え、いざとなれば強引になどと話しているのを止めなかった私が言えた義理ではありません)

妙高(それに私自身、流されてとはいえ提督に抱かれ、自ら腰を下ろしてしまった。私自身の提督への想い。そのことを否定できません)

足柄「んっ……提督……まさかもう終わりじゃないでしょうね?」ジッ

羽黒「その……提督……私、もう一度して欲しいです……」モジモジ

妙高(ですが、それでも思わずにはいられません。これで本当に良かったのかと。私は……うすら寒いものを感じずにはいられませんでした)

提督「もちろんだ、二人とも。来てくれ」スッ

足柄「提督……!!」バッ ダキッ

羽黒「提督……!!」スッ ギュッ

妙高(これは異常なことだと思います。けど、もう何もかも遅い……私にできるのは、目の前で繰り広げられる淫らな酒池肉林から目を逸らすことだけでした)



提督(妙高型姉妹との話は終わった。俺は次に陸奥に話をすることにした。あの子は余裕たっぷりの優しいお姉さんと言った感じの子だ)

提督(だが、怒らせると怖い子なのだ。ついでに言うと、納得できる理由が無い限り、長く待たされると態度を変えたりはしないが言外の迫力を伴い始める)

提督(しかも事が事なのだ。これ以上待たせると不満が大爆発するかもしれない。早急に話をしなくては)

那智「失礼する、提督。報告書を提出に来たぞ」

提督「ああ、那智か。ありがとう」

那智「ふふっ、どういたしまして、提督。……♪」スッ カチャカチャ

提督「……那智?なにをしているんだ?」

那智「何、気分転換に一発抜いてやろうと思ってな。何、貴様と私の仲だろう。遠慮することはない」

提督「君がしたいだけではないのか?」

那智「そうかもしれないな。だが提督。貴様もまんざらではなさそうだが?」

提督「……手早く済ませるぞ」スッ

那智「ああ、そのように頼む。ふふっ……何か悪い事をしているみたいでぞくぞくするな、提督?」

提督「悪い事をしているみたいではない。悪い事をしているんだ」



那智「はぁ……はぁ……で、では失礼する……また後で」シュルッ スッ

提督「ああ、また後で」カチャカチャ

提督(……あれ以来、那智が色狂いになってしまった。俺の責任なのだが、戦闘や任務に影響が出る前になんとかしなくてはな……)



提督「陸奥」

陸奥「提督、待ってたわ♪」ニコッ

提督「じゃあ行こうか」

提督(夜、俺は陸奥と約束して夕食に出かけた。再建が進んでいるアレクサンドリアの夜の街並みを車で行く)

提督(おなじみになったレストランで夕食を取り、俺の部屋に戻ってきた。二人で俺の用意したニッカウヰスキーを飲みかわす)

提督(陸奥は終始上機嫌だった。そしてボディータッチが多い。この状況に、恐らく俺が陸奥を選んだのだと確信したのだろう)

提督(そんな陸奥にこの話をしたらどうなるのか……想像がつかなかった。だが、話すしかない。覚悟を決める)

提督「陸奥……話したいことがある」

陸奥「っ!!……な、何?」ドキドキドキドキ

↓×1~3

軽くショックだけど問題ない。何となく察してた。長門の様子が変わってたの気づいてないとでも思った?ハーレム快諾後ホテルにしけこむ

幻滅
ビンタからの無言で退出
だが言いふらすつもりはない
提督のことも完全に嫌いになれず愛憎入り交じった複雑な感情を抱き執着するようになる

988

読んでいただいてありがとうございます

スレタイ分かりにくいとの意見がありましたがスレタイってどうやってつければいいのでしょうか?
今まで私が読んでいたものはスレタイに冒頭のセリフを使っているのが多かったのでそうしていたのですが変えた方が良いでしょうか?

これが三作目で正直よくわかっていない所があります
意見頂けると幸いです

独特で分かりやすいからこのままでいいと思う

お疲れ様です。いつも楽しく読ませていただいてます。前スレ、前前スレと統一感がなくなるのでこれまでのスレタイに冒頭のセリフを~で良いと思います

テストって略称が紛らわしく感じられただけかと
いつも通りでいいと思います

提督(話している途中、陸奥からだんだんと表情が無くなっていった。そればかりか雰囲気が悪くなっていく)

提督(ああ、ダメだなと分かった。俺の直感が、陸奥が拒否するだろうという事を伝えていた)

陸奥「……」

提督(俺が話し終わると、暫く陸奥は微動だにしなかった。が、唇を噛むと、思いっきり手を振り被る)

陸奥「っ!!」パァン

提督「っ……!!」ズキン

提督(こんなに強烈なビンタを喰らったのは初めてだった。避けようと思えば避けられたが、避ける訳にはいかなかった)

陸奥「最ッ低……!!」ギロリ

提督(陸奥は俺にそう言い捨てると立ち上がり、部屋から出ていく。俺は何も言えない。言ってはいけない)

提督(だが……陸奥がこのことを告発したりしないようにしなくてはならなかった。俺は何名かに連絡を取る)

提督(そして陸奥をマークするように頼んだ。もしその兆候があれば……実力行使もやむを得ないと伝えて)

提督「……これで、ひとまずは大丈夫か」

提督(こうしてはっきりと拒絶されたのは初めてだった。だが、これが普通の反応なのだろう)

提督(俺はどうしようもできない感情の奔流をどうにかするためにウイスキーを一人で飲む)

長門「……提督」

提督「長門か。どうした?」

長門「陸奥が帰ってきたからな」

提督「……何か言っていたか?」

長門「何も。あの様子なら何も話さないだろうな」

提督「そうか……」

長門「……酒は苦手だが、つき合わせてくれ」

提督「……ああ。ありがとう」

次スレタイwww

次スレ『長門「ふにゃぁ~……」グデー 提督「……本当に下戸なんだな」』
長門「ふにゃぁ~……」グデー 提督「……本当に下戸なんだな」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1507975466/))

よろしければ、引き続きどうぞよろしくお願いします

このスレは後は感想や改善点、出して欲しい艦娘で埋めてくれれば幸いです
埋まらなかったら明日にでも依頼出します
どうぞよろしくお願いします

乙です。いつも楽しく読んでます
ハードながらもたまに挟まる小ネタが清涼剤となり、あまり重苦しいものを感じさせないのが凄いと思います

登場させて欲しい子…艦娘じゃないですけど、提督に服従した後の駆逐古姫とか見たいっすね。戦艦棲姫とのダブル奉仕とかどうでっしゃろ
艦娘だとマックスが今どうなってるのか私気になります!

乙です

しばふ・草田・藤川艦がもっと見てみたいです
体に気を付けて更新がんばれ

マックスプリンツを幸せにしてほしい
姉妹丼が捗って仕方ないっす

このSSまとめへのコメント

1 :  匿名係 season3   2017年06月09日 (金) 09:31:46   ID: PpKyIc0t

テストじゃなくて、テスだったと思うんだが(フランス語的に)

2 :  SS好きの774さん   2017年11月12日 (日) 00:59:41   ID: VaasRsTL

ザラとポーラを他の男にヤらせてるときの方がノリノリで草
やっぱ好きなんすねぇ

3 :  SS好きの774さん   2019年06月10日 (月) 02:09:51   ID: -5OiPAI0

急な路線変更で時間を無駄にした気分

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