ヲ級「くっ……コロセ……!!」  提督「……」 (1000)

艦これSS、二次・三次創作、エログロ、駄文、安価注意です

良ければ読んでいってください

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ヲ級「くっ……コロセ……!!」

提督「……」

提督(目の前にいるのは深海棲艦。その中でも空母ヲ級と呼ばれるものだ)

提督(そしてここは監禁、拷問用に作られた地下牢だ。俺は、こいつから情報を引き出さなくてはならない)



提督『捕虜から情報を引き出せ、ですか』

元帥『そうだ。我々は敵のことを全く知らない。これは重要な任務だ』

元帥『少し前に深海棲艦との意思疎通が可能である可能性が高いということが判明しただろう』

提督『そうですね。なんでも、戦闘中に艦娘が会話に成功したとか』

元帥『もともと一方的に恨み言を言ってきていたからな。可能性は十分にあった。そしてつい最近、それが証明された』

元帥『捕虜としてとらえることが成功した敵との意思疎通に成功したのだ。その為、この秘密作戦が発案された』

提督『なるほど。捕虜としてとらえた深海棲艦から情報を引き出し、この戦争を優位に進めようということですね』

元帥『そうだ。奴らの作戦目標と戦力配置、作戦計画。重要なことは何でもだ』

元帥『我々も聞き出そうとしたのだが、情報は喋らないと一点張りだ』

提督『一つ質問があります。どうして私なのでしょうか?』

元帥『それは、君がこのような重要な任務を引き受けるのに適任だと判断されたからだ』

元帥『君は常識的だが、物事を割り切れる。必要であればどのようなことでもすることができる』

元帥『たとえそれが拷問であったとしてもだ。そして何より、信用に足る人間だ』

元帥『このことは極秘で行われる。知っているのはごく一部の関係者のみだ。決して外に漏らしてはいけない。君なら、それが守れる』

提督『ありがたい評価です。分かりました。謹んで拝命いたします』

元帥『頼んだぞ。詳しいことは指令書に書いてあるが、必要であることは何でも許される。それがどんなことでもだ』

提督『肝に銘じておきます』



提督《さて、情報を引き出す任務は今日からだ。艦娘達は皆、俺が軍令部へ行くと思っている》

提督《表向きには作戦会議に参加していることになっているのだ。皆を騙すのは心が痛むが、仕方があるまい》

Z3『アトミラール、今日はグンレイブへ出向するのだったかしら?』

提督『マックスか。そうだ。もしかしたら泊りがけになるかもしれない』

Z3『泊りがけ……!?聞いていないわね』

提督『言っていなかったか。すまないな……だが、そういうことだからよろしく頼むぞ』

Z3『いつ戻ってくるのかしら?』

提督『会議が終わり次第だ。こまめに連絡するよ』

Z3『ふーん……分かったわ。お仕事、頑張ってね』

提督『Danke. では行ってくるよ。Auf Wiedersehen. 』

Z3『Auf Wiedersehen. 』



ヲ級「生きてハズカシメを受けるなら潔く死ぬ……!!コロセ……!!オクビョウモノ……!!」キッ

提督「ふむ……」

提督(武人気質とでも言おうか。だが、声の調子や表情で分かる。こいつは怖がっているな)

提督(まあ、捕虜になったのは恐らくこいつが初めてなのだろうから当たり前か。さて、どうしてくれようか……)

↓×2

提督(とりあえず痛みではなく快楽で責めてみるか。敵意を確固たるものにしては面倒だ)

提督「空母ヲ級、初めましてだな。私は提督だ。今回、君の尋問を担当する」

ヲ級「私は何もシャベラナイ……!!仲間をウラナイ……!!」

提督「そうか、だろうな。とりあえずよろしく頼むよ。君の名前を教えてもらえるか?」

ヲ級「テキに名乗る名前などナイ……!!いいからコロセ!!」

提督「そうか、では素直になってもらうためにも少し薬を使わせてもらうぞ」スッ キュポン

ヲ級「っ!?な、ナンダそれは!!」

提督「言うと思うか?」

ヲ級「それはシッテイル!!痛いやつダ!!ヤメロ!!」

提督「ほぅ……」

提督(身体検査の際に使用されたのだろうな。話じゃ少なくとも体の構造は人間と同じらしいが……)

提督(確かに頭のアレを取れば、肌の色が異様に白くて目が緑に光っていること以外はまあ人間と同じに見える)

提督(それにしても殺せ殺せと言う割には嫌がるな。新兵か?抵抗もおそらくただのポーズだろう。こいつはすぐに堕ちるかもな)

提督「そうか、なら選べ。これを飲むかこいつで痛くされるかだ」コトン

ヲ級「……!!そ、それはナンダ?」

提督「こっちとほぼ同じものだ。コレを飲んでも痛かったり死ぬようなものではないことは保障しよう。むしろ、逆かもな」

ヲ級「ギャク……?どっちも嫌だとイッタラ?」

提督「嫌がる相手に使えるのはこっちの方だな」フリフリ

ヲ級「……イタクナイと言った。本当ニ?」

提督「そうだ。君に約束しよう。俺は君の質問に嘘をつかない。絶対にだ。ちゃんと真実を答えるか、黙秘するかだ」

ヲ級「……」

提督「やろうと思えばすぐにでも君を殺したり、痛めつけたりすることができるんだ。少しは信用してくれてもいいのではないか?」

ヲ級「……ワカッタ。ノム……」グッタリ

提督「そうか、では飲んでもらおうか」

ヲ級「……こくん」スッ グイッ コトン

提督「よく飲んでくれた。ありがとう。君は私の頼みを聞いてくれるいい子だな」ナデナデ

ヲ級「っ!!そ、そんなつもりじゃナイ!!」キッ

提督「そうか。それは残念だ」

提督(話じゃ強力な媚薬だという話だが……どうやって作ったのか)

提督(まあ、どうでもいいか。とりあえず効果が出るまで雑談でもしよう。距離を近づけるのは重要だ)

提督「君は何処出身なんだ?」

ヲ級「……言ってもワカラナイ」

提督「それはそうだな。そこはどんなところなんだ?」

ヲ級「……」ジッ

提督「……俺の住んでいるところは東京という。大きなビルがたくさん建っていて、何でもあるな」

ヲ級「……トーキョー?」

提督「そうだ」

提督(ヲ級とどうでもいいような雑談を続ける。自分のことはなかなか話さないが、話を聞いて質問してくる)

提督(会話に乗ってくるということ与し易いか曲者かだ。だがこいつが曲者だとは思えないな)

提督(しばらく話をしていると薬が効いてきたようだった。ヲ級はもじもじと落ち着きがなくなり、息が荒くなった)

ヲ級「はぁ……はぁ……っ?」モジモジ

提督(自分の体の変化に戸惑ってはいるようだがそれがさっき飲んだもののせいだとは思っていないようだな)

提督(ここでしかけるか?あるいは放置するか?それとも他に何かしてやろうか?さて、どうするべきかな)

↓×2

提督(……そうだな。どうやら見た感じ、効いてはいるようだがまだまだ余裕がありそうだ)

提督(用量的には一錠で十分なはずだが、もう二錠飲ませてみるか。深海棲艦がどうかは分からないが三錠までは人間ならまだ大丈夫だ)

提督(それ以上飲ませると廃人になる可能性が高いらしいが、そうなってもまあ情報を引き出すぐらいなら可能だ)

提督(それに致死量までは余裕がある。やるか)

提督「……具合が悪いみたいだな?」

ヲ級「っ!!……ダイジョウブ。問題ナイ」

提督「君は大切な捕虜だ。死なれては困る。薬を用意しよう」

ヲ級「クスリ……私は仲間を売ったりシナイ。無駄」

提督「……ほら、これを飲め」コトッ

ヲ級「……」プイッ

提督「……もう十分殺し合ったと思わないか?」

ヲ級「!?」ハッ

提督(ヲ級は俺の言葉に驚き、目を見開いて俺を凝視した。何を考えているかまでは分からないが、明らかに敵意はない)

提督「こうして話し合えることが分かった。多くの屍の果てに、我々は殺し合いを辞めることができるかもしれない術を手に入れた」

ヲ級「……だが、お前たちは私から情報を聞き出そうとスル。その情報で私の仲間をコロス」

提督「そうだな、矛盾している。けど君は殺したくないと思ったんだ。こうして話をしてな」

ヲ級「……ソウカ」ジッ

提督「とりあえず、死ぬならいつでもできる。今はこれを飲んでくれ」

ヲ級「……ワカッタ」

提督(ヲ級は疑うことなく薬を飲む。敵が出すものを疑いなく口にする時点でやはりコイツは簡単に堕ちると確信した)

提督(しばらく雑談を続ける。ヲ級は自分のことも話し始めた。故郷のこと、家族のこと)

提督(こいつらも人間と同じなのだな……だが、これは戦争だ。冷徹にならなくてはならない。油断すれば、こちらがやられる)

提督(しばらく雑談していると効果が出てきたようだった。話さなくなり、反応が鈍くなる)

ヲ級「ん……ふぅ……はぁ……はぁ……」モジモジ

提督(顔を伏せて脚を擦り合わせながら熱っぽい吐息を洩らすその様は明らかに欲情している)

提督(正常な思考力がなくなっているであろうことは想像に難くない。そろそろ情報を聞き出してみようか)

提督(あえて放置するのもいいかもしれない。手っ取り早く心を追い詰められるだろう。それとも快楽で堕としてやろうか)

↓×2

提督(……いや、やはり完膚なきまでにこいつを堕とす必要がある。こいつが心から俺に屈するようにするのだ)

提督(そうだな。今、こいつは投与された媚薬のせいでほんの少しの快楽で絶頂を迎えるだろう)

提督(だが、そこでイけなくする薬剤を投与する。そのうえでマッサージでもしてやろう)

提督(イきたくてもイけないもどかしさは媚薬の効果と相まって想像を絶するだろうな)

提督(そこで耳元で愛を囁いてやれば、こいつなら簡単に騙されるだろう。単純で、何よりまだ子供っぽい)

提督(そして情報を引き出したところでイけなくする薬剤の解毒剤を無針注射器で注射する)

提督(無理矢理押さえつけられていたものが一気に解放されればこいつは快楽に完堕ちするだろう。晴れて空母ヲ級からただの雌になる)

提督(……まあ、もしかしたらそういうのに強かったりするということもあるかもしれないが。そこらへんは反応を見て臨機応変に対応しよう)

提督「……やはり体調がすぐれないようだな。少し早いが食事にするか」

ヲ級「……?しょ……ショクジ……?」

提督「ああ。ちょっと待ってろ」

提督(ゼリー状の栄養食品に防絶頂剤とでもいうべきものを混ぜ込む。そしてヲ級に差し出した)

提督「体調が悪くともこれなら食べやすく消化にいいはずだ。食べてくれ」

ヲ級「……」コクン

提督(ヲ級は差し出されたゼリーをスプーンですくい口に運ぶ。ためらいもなくすべてを平らげた)

ヲ級「……!!」フルフル

提督(食器を片付けて戻ってくると、また顔を伏せて肩を震わせながら辛そうにしている。……仕掛けるか)

提督「……やはり気分がすぐれないようだな。どれ」スッ

ヲ級「っ!?」ビクン カァッ

提督(ヲ級の額に触れ熱を測るようにする。触れた瞬間ヲ級はビクンとして顔を上げる。だが手を払いのけられたりはしない)

提督(驚きに再び目を見開きジッとこちらを見つめる。へぇ……頬を赤らめたりするのか)

提督(俺がこいつを異様な深海棲艦であろうとも美人だと思うように、こいつも俺が人間でも意識するらしいな)

提督(反応は明らかに男を知らない初心な少女だ。いいぞ、そのまま堕としてやろう)

提督「聞いていた通り体温は人間と同じ程度だな。熱があるわけでもなさそうだ。なら、疲労かもな」

ヲ級「あ……!!アノ……!!」モジモジ

提督「今日はもう止めようか。部屋まで戻るとしよう。行くぞ」

ヲ級「!! ……」コクン

提督(俺の言葉に従順に従うヲ級は、もはや前を歩く俺を襲って逃げ出そうとする素振りすら見せない)

提督(手錠や足枷をつけられているとはいえ、絶好のチャンスだ。なのに動かないのは、逃げようと考えていないのだろう)

提督(まあ、もし襲われても返り討ちにする準備は出来ているがな。ヲ級はただ黙って後をついてくるだけだ)

提督(ちらりと振り返るとヲ級と目が合った。ヲ級はさっと目を逸らすが、すぐにこちらへ視線を戻す)

ヲ級「……///」ジッ

提督「……」ニコッ

ヲ級「!!」パァッ

提督(熱っぽい瞳で見つめてきて微笑みかけたら喜びの表情を浮かべるこいつは自分が捕虜になっていることを覚えているのだろうか?)

提督(媚薬による興奮を勘違いしたか、はたまた捕虜になるという極限状態で頼れるのが俺しかいないからか。こいつは俺に好意を持っているらしいな)

提督(こうも抵抗力がないのはやはりこいつが初心な少女ということなのだろう。男に免疫がないのだ)

提督(目の色がノーマルのエメラルドグリーンである事や最初は虚勢を張っていたことからしてやはり新兵だな)

提督(そんなことを考えている間に独房に着く。さて、一肌脱ぐとしようか)

提督「よし、ではそこに寝そべってくれ。マッサージをしてやろう」

ヲ級「ま、まっさーじ……!?」

提督「疲れているだろう?今や君は我が軍の重要なゲストだ。ほら、遠慮するな」

ヲ級「……!!」ゴクリ

提督(ヲ級は促されるがままにベッドに仰向けに寝そべった。ダイビングスーツのような不思議な手触りの服の上からマッサージをする)

ヲ級「っぅ……ふぅ……くぅ……!!」ビクッ ビクッ

提督(マッサージは開発されている女であれば胸や秘所を責めずとも絶頂させることもできるのだ)

提督(こいつがどの程度開発されているか分からないが、だが少なくともそこまで経験があるようには思えない)

提督(しかし、コイツは今媚薬を用量の三倍摂取している。くすぐったいや気持ちいいは数倍の性的な快感へと変換されるのだ)

ヲ級「あぁ……はぁ……んぁ……あぁん……!!」ビクッ ビクッ

提督(ヲ級はもはや喘ぎ声を抑えきれていない。色っぽい声をあげて身を捩らせる。まだだ。まだ責める)

提督(手足とお腹を労わるように揉み解す。そして揉み解す箇所をだんだんと胸や秘所に近づけていく)

提督(マッサージで快感を与えつつ、その先を想像させることで心理的に追い込んでいくのだ)

提督(俺自身、こういったマッサージにはそれなりに自信がある。こうすれば大抵の女は快楽に狂い絶頂に達する)

提督(だがこいつは絶頂まで達せない。薬の効果が切れるまで延々と快楽に狂い続けるのだ)

提督(身を捩らせよがり続けていたヲ級がぐったりとしたところでマッサージを止めた)

ヲ級「……」ジッ

提督(ヲ級は何かを期待するようにこちらを見つめている。表情は完全に蕩け切り、目はとろんとしている)

提督(素肌には汗が浮かび、脚は微妙に開かれている。言葉にされずともわかる。明らかに抱かれることを望んでいようだ)

提督(このまましかけようか?それとも……?)

↓×2

提督(いや、俺の目的はこいつを完全に堕として情報を聞き出すことだ。自分の口で何をしたいのかを言わせなくては)

提督「さて、マッサージも終わりだ。……どうした?」

ヲ級「ぁ……」モジモジ

提督「……何か要望でも?」

ヲ級「っ……な、何でもナイ……」ギュッ

提督(ほう……少し見直したぞ。だがその抵抗が何をもたらすのか、身をもって味わうがいい)

提督「そうか。ではな」スクッ スタスタスタ

ヲ級「えっ……?」

提督(何事もなかったかのように部屋を出ていく俺にヲ級は驚きの表情で俺を見つめた。それに構わず俺は独房を出る)

提督(そして別室に移動する。そこには監視カメラの映像を確認するモニターがあるのだ)

提督(それでヲ級の様子を確認する。俺が退出した直後から再生した。さて、どうなっているかな)

ヲ級『はぁ……はぁ……アソコでやめるか、フツー……』モジモジ

提督(ほう……やはり発情しきっていたか。まあ、思考回路は人間と大差ないようだな)

ヲ級『カラダが……おかしい……ワタシはどうしてしまった……!!』

ヲ級『このキモチ……初めて……ワタシは……あの男がスキ……?』

提督(しかも勝手にこちらの都合がいいように考えている。いいぞ、本当に単純な奴だな)

ヲ級『っ……』モゾモゾモゾ

提督(しばらく思いつめた表情で壁にもたれかかっていたヲ級は、よろよろとベッドに向かい頭から潜り込んだ。暫くもぞもぞとする)

提督(やがてそれも終わった。しかし、布団のふくらみはただ寝そべっているのとは明らかに違う。まるで寝そべりながら両膝を立てているようだ)

提督(そうだろう。火照った体をそのままになんてできないだろう。ただでさえ、お前は媚薬を盛られているのだから)

提督(だが、それはお前を追い詰めるだけだ。いくら自分を慰めようともイけないのだからな)

提督(ただただ絶頂への渇望が強くなるだけだ。もどかしいだろう。気が狂いそうだろう)

ヲ級「っ……!!ナンデ……!?ナンデ!?ナンデイけないの……!?」ゴロン

提督(寝返りを打つようにしてヲ級は体勢を変える。うつぶせになりバックで挿入される時のように腰を上げた)

提督(利き手なのか右手で激しく自らの秘所を慰め、左手で胸を揉みし抱いている)

提督(ダイバースーツのような服はひざ下までずり下ろされていた。ヲ級の裸体は、人間とまるで変わらないようだ)

提督(今更ながら自分の中に欲望が渦巻く。こいつを抱いてやるのが楽しみだ。人間とどう違うのだろうか?)

提督(画面の中でヲ級は試行錯誤を重ねている。だが、どうやってもイけない。その激しく淫らな自慰行為を見物する)

提督(しかし徐々に大人しくなっていき、数時間もするとヲ級はぐったりとしていた。精神的、肉体的疲労のせいだろう)

提督(今のヲ級の心は性欲や疲労で弱り切っている。チャンスだ。俺はヲ級の独房へ向かう。ノックもせずにドアを開けた)

提督「入るぞ」ガチャン

ヲ級「あぁ……はぁ……え?」クチュクチュ チラ

提督(すると今まさに自慰を再開したらしいヲ級と目が合った。暫くの静寂、そして悲鳴)

ヲ級「きゃああああ!!」バッ

提督「っ!?す、すまない!!」クルッ

提督(布団で体を隠すヲ級に驚いたようにして部屋を出る。少し驚いたのは本当だが、大げさな反応はもちろん演技だ)

提督(だが、これでヲ級は俺がヲ級をそういう風に意識していると思い込んだだろう)

ヲ級「イイゾ……」

提督「分かった。入るぞ」

提督(しばらくして中から声がかかる。部屋に入ると服を着たヲ級が未だに赤い顔でこちらを睨みつけていた)

ヲ級「ミタナ……!!」キッ

提督「……気にするな。程度の差はあれ、誰でもするだろう」

ヲ級「っ……!!お、オマエもするの?」

提督「察しろ」

ヲ級「……」

提督「調子はどうかと思って見に来たが、出直そうか」

ヲ級「マテ」

提督「……何だ?」

ヲ級「……お前たちから見てワタシたちはどう見える?異形のバケモノ?」

提督「いや、とても人に近いと思う。化物ではないよ」

ヲ級「ソウカ……」

提督「……マッサージをしようか?」

ヲ級「っ!!……タノム」ハッ

提督(俺の言葉にヲ級は少し躊躇ってからうなずいた。そのまま先ほどのように布団に寝そべる。期待に目を輝かせていた。雌の顔だ)

提督(そうだろうな。この流れでマッサージなんて言い始めれば、そういうことをしようとしていると期待するだろう)

提督(しかし、それはお前が自分から言ってくるまでお預けだ。心から屈服するがいい)

提督(俺は先程より丁寧に労わるようにマッサージをする。もはやそれは愛撫だった)

ヲ級「っ!!……んっ……んふっ」ピクン ピクン

提督(ヲ級は指をくわえて喘ぎ声を抑えている。だが、それでも唸るような嬌声と体の反応は抑えきれない)

提督(脚を開き、わざと手が秘所や胸に当たるように体をくねらす。だが、当たらないように回避していく)

提督(まだお前にご褒美をやるわけにはいかない。もっと素直になってからでないとな)

提督「……どうだ?楽になったか」

ヲ級「ん……ああ。キモチイイ」

提督「そうか。ではそろそろ終わりにするか」

ヲ級「!?」

提督「ゆっくり休んでくれ。夕食の時にまた会おうか」

ヲ級「ま、マッテ!」

提督「どうした?」

ヲ級「……もうオワリ?」

提督「終わりとは?もっとマッサージしてほしいのか?」

ヲ級「っ……ワカッテないの?それとも、ワタシが違うシュゾクだから?」

提督「……そういうことか?」

ヲ級「……」コクリ

提督「いや、君は美しいと思っているよ。少なくとも俺にとって君はそういう対象になりうる」

ヲ級「!!」パァッ

提督「君は俺のことが好きなのか?」

ヲ級「っ!!……テイトクと話をしていて私はとても楽しかった。心臓がドキドキする」

ヲ級「そしてカラダが疼く。疼いて疼いて仕方がない。こんなの、ハジメテ。これが、スキになるってコト?」

提督「分からないな。どう思う?」

ヲ級「ワカラナイから聞いてイル……」

提督「そんなはずない。自分のことだろう?」ズイッ クイッ

ヲ級「ぁ……」

提督「言ってくれ。君は俺が好きなのか?」ジッ

ヲ級「……っ!!……」コクン

提督「言葉にして」

ヲ級「……スキ。スキ!スキ!!」ダキッ

提督(堕ちたな)

提督「……どうしてほしい?」ナデナデ

ヲ級「あ……アイしてほしい」

提督「愛する?それは……?」

ヲ級「っ!!……ワカルでしょ?」

提督「言葉にしてくれないと分からない。大事なことだろう?」

ヲ級「……!!……だ、ダイテ」

提督「欲情しているのか?」

ヲ級「アナタに会ってからここが疼く。自分でもおかしいとワカル。けど、どうしようもナイ」

ヲ級「テイトクはワタシのことをスキ?スキなら……ワタシをダイテ?」

提督「……」グイッ

ヲ級「あっ」トサッ

提督「目を閉じて」

ヲ級「はい……ン」

提督(ヲ級を押し倒して口づけする。ソフトキスで暫く様子を見るとそのまま固まって動かない)

提督(息も止めていた。初々しい事この上ないな。そのまま、強引に舌を咥内にねじ込んでいく)

ヲ級「ンフっ!?んはぁ……んちゅっ」

提督(舌を絡ませ咥内を蹂躙していく。初々しいこの少女を俺の女へと作り替えていく)

提督(手で尻や背中を愛撫して脚を秘所に擦り付ける。ヲ級はなされるがままになっていた)

提督(一通り蹂躙しつくし、満足した。糸を引きながら口を離す。ヲ級は深い息を吐きながらこちらを見つめる)

提督「服を脱いで」

ヲ級「はい……」

提督(なるほど、本当にダイビングスーツのようなもののようだな。露わになった上半身は文字通り純白でとても瑞々しい)

提督(だが、それなりに豊かな胸の先端は桜色に色付いている。そういえば下着をつけていないな。ないのか)

提督(さらにスーツをずり下げていく。秘所は剃っているのかそういうものなのか、パイパンだった)

提督(ぬらりとした愛液の糸を引いている。女の匂いが充満していた。あれだけ媚薬を盛られた上に自慰までしたのだから当然か)

提督(こうしてみると本当に人間と同じだな。人種の1つだったりするのだろうか?まあ、そこを気にするのは俺の役目ではない)

ヲ級「……ヌイダ」

提督(スーツを脱ぎ捨て、こちらに向き直る。俺は早速愛撫を始めた。胸は徐々に先端に。秘所は徐々に固く勃起したクリ、そして中へ)

ヲ級「あぁ……はぁ……っ……」

提督(やはり処女なのだろう。そこはとてもきつく、指の第二関節ぐらいまで入れたところで抵抗があった)

提督(快楽に体を震わせるヲ級だが、もちろんイけはしない。もどかしさを感じているようだった)

提督「……」モゾッ

ヲ級「……?」

提督「……」チュッ

ヲ級「っ!!そ……そんなトコロ……!!キタナイ……!!っあ……!!」カァッ

提督(クンニをしようとヲ級の秘所に口づけしたところで、ヲ級は恥ずかしがって声をあげた)

提督(だが気にすることなく舌で愛撫する。硬いそれの周りを舌で舐め、焦らす。十分に焦らしたところで、直接舌で弄ぶ)

提督(どんどん愛液が漏れてくるそこに舌をねじ込んだ。味は、まあ人間と変わらないな。磯臭いとかそういうことは無かった)

提督(すっかりと出来上がったヲ級の前でいきり立ったモノを露出した。ヲ級は目が釘付けになっている)

ヲ級「……!!」ゴクリ

提督「初めて見るか?」

ヲ級「……」コクリ

提督「これが、お前を女にする」

ヲ級「ワタシを……オンナに……」

提督「うつ伏せになって脚を開け」

ヲ級「……」コクリ

提督(言われるがままにするが、やはり脚はちゃんと開き切っていない。手で足首を掴んで思いっきり開かせる)

ヲ級「っ!?は、ハズカシイ……!!」カァッ

提督「綺麗だよ」

ヲ級「!!……キテ」

提督「……」ヌルッ ヌルッ

提督(挿入を促すヲ級に、しかしまだ挿入はしない。モノでヲ級の秘所を擦る)

ヲ級「……っ!!オネガイ、焦らさないで……っ!!」ピクン ピクン

提督「君は、俺の女になりたいのか?」

ヲ級「そう!!なりたい!!アナタのオンナ!!」

提督「なら、俺の女にしてやろう。ただし、それなら俺の頼みを聞いてくれるな?」

ヲ級「タノミ……?」

提督「君たちの次の攻撃目標は何処だ?」

ヲ級「っ!!」

提督「教えてくれ。教えてくれれば、入れてやる」

ヲ級「そ、そんな……ヒドイ……!!」

提督「どうする?このまま止めるのか?」

ヲ級「テイトクがスキ……!!でも、ナカマを裏切れない……!!」

提督「俺と仲間のどっちが大事なんだ?」

ヲ級「どっちもダイジ……!!」

提督「ダメだ、どっちかしか選べない。どっちを取る?」

ヲ級「……っ!!」

提督「……好きだ、愛しているよ」

ヲ級「!!」

提督「助けに来てもくれない仲間なんかより俺を選べ。そうすれば……お前は俺の女になる。たっぷりと愛して、イかせてやろう」ヌルッ ヌルッ

ヲ級「あんっ!!ハァ……ハァ……!!ホントウに……?」

提督「本当だ。言ったろう?嘘はつかないと」

ヲ級「誓いのキス……そうすれば信じる」ジッ

提督「んっ」チュッ

ヲ級「んふ……」ダキッ

提督(あえてソフトなキスをする。それと同時に近くへ脱ぎ捨ててあったジャケットのポケットから注射器を取り出す)

提督(暫くして口を離した。ヲ級を見つめる。ヲ級はとてもつらそうな顔をしていた。だが、なんとか口を開いて告げた)

ヲ級「……とらっく」

提督「トラック。トラック泊地か。ラバウルは無視するのか?」

ヲ級「……ジュウヨウキョテンを潰せば、勝手にそっちも潰れる。ジョウカンはそう言っていた」

提督「そうか。よく言ってくれた」ギュッ

ヲ級「あっ……」

提督「……」プシュッ ズプン

ヲ級「あっ……!?ハァ……!!」ブツッ ベチン

提督(ヲ級を抱きしめ、見られないように首筋に解毒薬を注射する。それと同時に勢いよく挿入した)

提督(処女膜の儚い抵抗を一気に貫く。ピッチリと閉じたそこをこじ開け、一気に奥までねじ込んだ)

提督(先端がコリっとした子宮口に当たる感覚がする。なるほど……想像を絶する名器だ……)

提督(モノがうねうねと包み込まれるような感覚、蚯蚓千匹とはこれのことを言うのかもしれない……)

提督「っ……!!」

提督(予想外の事態だ……逆にこっちが虜にされないように気をつけなくては……!!)

ヲ級「っぁ……は……ハイッテル……!!」ゾクゾクゾク

提督「痛いか……?」

ヲ級「……ダイジョウブ。入ってくるトチュウは痛かったけど、今はイタクナイ」

提督「そうか」

提督(あれだけ濡れてればそうだろうな……さて、頑張れ俺よ。まだ聞き出さなくてはならないことがあるのだ)

提督「動くぞ。っ……!!」ヌップ ヌップ

ヲ級「っぁ……あぁ……!!ああああああああ!!」グイッ キュゥゥゥゥ

提督「っ!?」

提督(数ストロークしただけだった。下から上へ突き上げるようにしてGスポットを刺激する)

提督(たったそれだけでヲ級は絶頂を迎えた。嬌声が悲鳴のように響き、思いっきり足で組み付かれる)

提督(そして首に抱き付かれる。少し痛かったがまあ、それはいい。問題はヲ級の中だった)

提督(まるで俺から精を搾り取ろうとでもしているかのように中が締まり蠕動した。それが耐えがたい快楽を与えてくる)

提督「っ……!!ぐぅ……!!」

提督(ビクビクと痙攣するヲ級の体を思いっきり抱きしめて必死に堪える)

提督(しばらくしてヲ級の体から力が抜けた。薬で抑えられていた絶頂の波が一気に襲い掛かって来たのが終わったのだろう)

提督(何とか射精感を堪えた俺がヲ級を確認すると、目を剥き泡を吹いて気絶していた。百年の恋も冷めるな……綺麗な顔が台無しだ)

提督(モノを引き抜くと口から垂れる泡を拭きとってベッドに寝かした。目が覚めるまでは隣に居てやるとしよう)

提督(こいつは重要な情報を持っているゲストだ。全て聞き出さなくてはいけないからな。それまでは優しくしてやる)



Вер「司令官、お帰り。作戦会議はどうだった?」

提督「ヴェールヌイか、ただいま。素晴らしかったぞ。早速だが皆に2000に会議室へ集合するように伝えてくれ」

Вер「了解。作戦かな?」

提督「そうだ。頼んだぞ」

提督(本日の秘書官当番のヴェールヌイに連絡を頼み執務室に戻って一休みする)

提督(ヲ級が泡を吹いて倒れた後、しばらくしてから目を覚ましたヲ級は完全に俺に懐いていた)

提督(なるべく長く一緒に居たがり、夜には抱かれたがった。愛着がわいても仕方がないと思う)

提督(だが、すべては我々の勝利の為だ。そのような感情は殺せと自分に言い聞かせ続けた)

提督(ともかく、俺の多大な心労を犠牲にヲ級から得られた情報は、大体の戦力配置と今から一週間後にトラックへの侵攻作戦が開始されるということだった)

提督(トラックを何が何でも防衛しなくてはならない。しかし、あからさまに防御態勢を引けば気取られる)

提督(そこで各拠点から出撃させた艦隊を敵の攻撃に間に合うように転進させるという作戦が実行されることになった)

提督(ナポレオンの得意とした戦法だが、現代でも通用する。しかもこうすることで敵を包囲することが可能だ)

提督(そうすれば更なる捕虜を獲得することが可能になる。そして新たな情報を手に入れるのだ)

Вер「司令官、失礼するよ」

提督「ヴェールヌイか、いいぞ。連絡は終わったか?」

Вер「Да. 放送するように手配しておいたよ」

提督「よくやってくれた。それで、何か用か?」

Вер「Чайを入れたんだ。よければ一緒にどうかな?」

提督「ああ、有難くいただくよ。ロシアンティーか。確かジャムは」

提督&Вер「「先に口に含んでから紅茶を飲む」」

Вер「Хорошо. 司令官も分かってきたね」ニコッ

提督「君のおかげさ」ニコッ

Вер「本当はЭлектрический(電気式)じゃなくて本物のСамоварの紅茶を飲ませてあげたいんだけどね」

提督「いつかロシア観光に行くときは案内してもらうよ。その時に飲もう」

Вер「Да!その時は任せて。いつか平和になったら一緒に行こう」

提督「ああ、楽しみだな。待ちきれないよ」

提督(そう、いつか平和になったら。その為なら俺は鬼畜生にでもなろう)

ヲ級『……スキ。スキ!スキ!!』ダキッ

提督(深海棲艦は敵だ。そうでなければならない。良心の呵責を感じるな。感じてはいけない)



提督(無事にトラックは防衛された。奇襲攻撃のはずが待ち伏せされていたと気がついた敵の混乱は酷いものだった)

提督(多くの敵が殲滅され、それなりの数の捕虜を捉えることができた)

提督(中でも一番我々を驚愕させたのは敵の旗艦を捉えたことだった。大金星だ)

提督(そして俺はそいつの尋問のために再びここに来ていた。タフな相手になるだろうが、その分得られる情報は素晴らしいものとなるだろう)

↓×2 捉えた敵とその性格(艦船型かつ鬼・姫級のみ)

提督「初めましてだな、防空棲姫。いつぞやは本当によくやってくれた」

防空棲姫「っ!!……ダレ?」ビクビクッ

提督「私は提督だ。今回、君の尋問をさせてもらう」

防空棲姫「ジンモン……!?お願い……殺さないで……!!」



防空棲姫「マズイマズイマズイ!!」ドンドンドンドン

防空棲姫(こんな筈じゃなかった。これは奇襲攻撃だ。敵の主力はラバウルにいる。そう聞いていた)

ブーン ヒューン ザパン ドンドン ドゴォン

防空棲姫(私たちはどうして四方八方から敵に攻撃されているの……?どうして……?)

ネ級「新たなテッキをカクニン!!高度一万ふぃーと!!2-1-2!!」

防空棲姫「っ!!カクニン……!!オチロぉおおおお!!カトンボぉおおおお!!」ガチャン ドンドンドン

防空棲姫(あれ?あいつ離れていk)ヒューン

ドゴォン

キーン

「……ぶ?……て!」

防空棲姫(……あれ?私何して)

戦艦棲姫A「しっかりシナサイ!!戦闘中ヨ!!」

防空棲姫「っ!?セントウ……!!」

防空棲姫(そうだ!!あいつ、水平爆撃したのか!!油断した……!!)

防空棲姫「皆ダイジョウ……ブ……」クルッ

ネ級「」バラバラ

二級後期「オォ……ごぶっ」ピク ピク

戦艦棲姫B「まま……ぱぱ……」ドクドク

防空棲姫「……っ!!そんな、皆……!!」

戦艦棲姫A「キイテ!!作戦はシッパイよ!!生き残りを集めて東にダッシュツするワ!!」

戦艦棲姫A「アナタはふらっぐしっぷでしょう!?早く皆をマトメテ!!」

防空棲姫「で、でも……フショウシャを置いてはいけない……!!」

戦艦棲姫A「そんな事言っているバアイじゃないの!!っ……!!分かった!!私が指揮を執る!!」

防空棲姫「わ、ワカッタ……ついて行く……!!」

戦艦棲姫A「生存者にツグ!!あるふぁ1-2が指揮をヒキツグ!!動けるものは即刻ぽいんとべーかりーに集合セヨ!!」

防空棲姫「い、イカナキャ……!!」

戦艦棲姫B「まって……!!」ジッ

防空棲姫「っ!!」

戦艦棲姫B「おいてかないでなんていわないわ……けど、これをわたして……」スッ プルプルプル

防空棲姫「テガミ……?」

戦艦棲姫B「こきょうのかぞくに……おねがい……わたして……」

防空棲姫「……」スッ コクリ

戦艦棲姫B「……かえりたい。かえりたかった」ツゥー

防空棲姫「……!!ねえ、血でジュウショが読め……ない……」

戦艦棲姫B「」

防空棲姫「……」ボーゼン

防空棲姫(……)

防空棲姫「……」キョロキョロ

「」 「」 「」 「だれ……か……」 「たすけて……!!死にたくない……!!」

防空棲姫「あぁ……」

「ふぁっく!!アシが!!置いてかないでk」ドガァン 「しゅよ……いまみもとに……」

防空棲姫「あぁ……!!」

ドン ドドン ドーン ブーン ドゴォン

防空棲姫「ああああああああ!!よくもミンナを!!」ジャキン ドンドンドンドンドン

ボッ ボッ ボッ ボッ

防空棲姫「あっはははははは!!そうだ……!!モエロモエロ……!!焼け死ね!!」

ビスマルク「っ!!対空砲火!!まだこっちにも元気なのが残っていたわね!!」

プリンツ「あれは……防空棲姫ですよ、姉さま!!」

ビスマルク「Gut!!あいつを仕留めてKriegsmarinここにありとアトミラールに見せつけるわよ!!」

プリンツ「Ja!!航空隊に全部持っていかれてたまるものですか!!やってやりましょう!!」

防空棲姫「っ!?敵艦……こんなチカクに……!!」ガシャン ドンドンドン

ビスマルク「Scheiße!!沈め!!」ドゴォン

プリンツ「Feuer!!」ドゴォン

防空棲姫「つぅ……キクカァ!!」ガン ジャキン ドンドンドン

ビスマルク「うっ……!?」ドガァン

プリンツ「っ!?姉さま!!」

防空棲姫「ははっ!!イタイ!?ねえ、イタイ!?イタイでしょ!!そのイタミがみんなへのタムケだ!!」

ビスマルク「舐めるなぁああ!!」ドゴォン

防空棲姫「っぁ!!」ドゴォン

プリンツ「よくも姉さまを!!」ドゴォン

防空棲姫「あぅ……!!」ドゴォン バシャン

防空棲姫「っ……イタイ……!!イタイ……?」

防空棲姫(私……死んじゃう……?)

防空棲姫「っ!?」キョロキョロ

「」 「」 「」 「」 「」 「」 「」 「」 「」

防空棲姫「あぁ……イタイ……!!イタイ!!イタイ!!」

防空棲姫(そんなの……そんなの……!!)

防空棲姫「嫌ああああああああ!!いやああああ!!ああああああ!!」バシャバシャバシャ

ビスマルク「っ!?……な、何をしているのあいつは?」

プリンツ「よくわからないけどチャンスです!!あいつを沈めましょう!!」

ビスマルク「待って!!今回の作戦、可能であれば捕虜をとれと言われているわ。あいつを捕まえましょう」



防空棲姫「死にたくナイ……死にたくナイ……イタイのは嫌ぁ……!!」ブルブルブル ポロポロ

提督「……」

提督(防空棲姫、その容姿や戦力から戦艦か何かと勘違いしがちだが、こいつは駆逐艦だ。精神年齢もそれ相応なのかもしれない)

提督(完全に心が折れているようだな。思っていたより情報を得るのは簡単そうだが、果たしていい情報を持っているだろうか?)

提督(この反応からして拷問すればすぐに吐きそうだ。だが、あえて優しくするのもいいかもしれない。さて、どうしようか……?)

↓×2

提督(よし、なるべく怖がらせないように情報を聞き出す。だが、少しでも黙秘や反抗をしたりしたら脅す)

提督(そうすればこいつは自分が殺されないように情報を吐くはずだ。まあ、こいつが見かけ通りの子供であればだがな)

提督「……そう怖がらなくていい。君が私の質問に答えてくれさえすれば危害は加えないと約束する」

防空棲姫「……ほ、ホントウに?」

提督「ああ、もちろんだ。ほら、約束しよう」スッ

防空棲姫「っ!……?」ビクッ チラッ

提督「ああ、指切りを知らないか……まあいい。そうだな……ほら、これを食べるといい」

防空棲姫「……ナニソレ?」

提督「クッキーだ。食べてみろ。美味しいぞ?」

防空棲姫「……」チラッ

提督「毒でも入っていると思ったか?殺すつもりならこんな回りくどい方法はとらないさ」

提督「ほら、好きなのを選べ。それを私が食べよう」

防空棲姫「……」スッ

提督「これか。どれ……ああ、美味いぞ」

防空棲姫「!……」

提督「遠慮するな。食べないと元気が出ないだろう」

防空棲姫「……あむ。……!!」パァッ

提督「喜んで貰ったようで何よりだ。さて、では本題に移ろうか」

防空棲姫「……ナニ?」

提督「君の知っている情報を教えてもらう。そうだな……君たちの拠点がどこか教えてもらおうか?」

防空棲姫「っ!?」

防空棲姫(そんなことをしたらミンナが……でも、断ったら痛いことをされるかも……)

↓×2 防空棲姫はどうする?

防空棲姫(……そうだ!!嘘を言えばいいんだ!!確かめようがないはずだし……!!)

防空棲姫「……ほ、ほのるる」

提督「ほう……ハワイだったか。分かった。そこには戦力がどの程度あるんだ?」

防空棲姫「今回のコウゲキに参加した戦力ともう一個方面軍がいる」

提督「中部太平洋の拠点だろうからな。なるほど、ハワイからだったか」

防空棲姫「……!!」

防空棲姫(やった!!騙せた!!)

提督「……なあ」

防空棲姫「……?ナニ……?」

提督「本当にか?」ズイッ

防空棲姫「っ!?」

提督「君は我々がどうしてソロモンで島と島の取り合いをしているか考えたことがあるか?」ジッ

防空棲姫「そ、ソレハ……」

防空棲姫(前進拠点が必要だから……あ)サァッ

提督「君の言うホノルルからトラックまでどれくらい離れているか知らないわけじゃあるまい?」

防空棲姫「……っ!!で、デモ距離が離れているからって攻撃できないわけじゃナイ!!」

防空棲姫「これは奇襲ダッタ!!だから察されないように遠距離の航海が必要ダッタ!!」

提督「……そうか。確かに筋は通っているな」

防空棲姫「デショ!?」

提督「では他の捕虜にも確認を取ろう」

防空棲姫「……え?」

提督「他にも捕虜がいるんだ。彼女たちに聞いて君の言っていることが嘘ではないと確認する」

提督「私は君を信じている。……だが、もし君が嘘を吐いていたら」ドンッ

防空棲姫「ひうっ!?」

提督「分かっているな……?」

防空棲姫「……!!」

防空棲姫(他の捕虜!?そんなの聞いていない!!ど、どうしよう……)

防空棲姫(今からでも本当のことを……いや、でも皆だって仲間を売ったりはしない……はず……)

防空棲姫(いや……!!そもそも私がほのるるが拠点って言ったことを知らない!!それじゃあ簡単に嘘がばれる!!)

防空棲姫(そうしたら私は……!!そんなの……!!)

提督「では確認してくる」

防空棲姫「ま……マッテ!!」

提督「……どうした?」

防空棲姫「ご……ゴメンナサイ……嘘をツイタ……」

提督「……」

防空棲姫「き……拠点は……ぎるばーと諸島のたらわ環礁……」ビクビク

提督「……なるほど、それなら距離的にも納得できるな。あそこはほとんど放置されていた」

提督「君たちが秘密裏に拠点を築いていても不思議ではない。早速偵察させよう。……しかし」

提督「君は嘘を吐いたな?」

防空棲姫「っ……!!」ジワァ ブルブルブル

提督(さて、こいつをどうしようか?もう二度と嘘を吐こうとも思わないように罰を与えようか?)

提督(それともあえて優しくしてこいつを懐柔してしまおうか。さて、どうしたものか……?)

↓×2

提督(そうだな……こいつは初めての姫クラスの捕虜だ。懐柔する方がいいだろう)

提督(こいつを歓待してこちら側の手駒に仕立て上げる。そうすれば後々使えるかもしれない)

提督「……だが、よく真実を話してくれた」ニコッ

防空棲姫「……?」ジッ

提督「君たちとは敵同士だったが、どのような形であれこうして殺し合いではなく話し合いができることはとても嬉しい」

防空棲姫「!」ハッ

提督「我々帝国海軍は礼節を持ってして君を迎えよう。部屋もちゃんとしたところを用意させる」

防空棲姫「……あ、アリガトウ」

提督(独房ではなくちゃんとした士官用の部屋を一つ手配させる。部屋の準備ができるまで話し合いをした)

防空棲姫「……私は、センソウなんて嫌だった。殺し合いなんてしたくナイ。けど皆のために戦おうとキメタ」

防空棲姫「でも、やっぱり戦いはコワカッタ。仲間が死んで逝くのを見るのはツラカッタ。もうヤメタカッタ」

防空棲姫「っ……皆に申し訳ナイ……!!けど、私はもう戦えナイ……!!」グスッ

提督「……大丈夫だ。君は勇敢に戦った。聞いた話では最後まで一隻で残って奮戦していたらしいじゃないか」

防空棲姫「あれは……死んだミンナのことが悲しくて、殺したテキが憎くて、我を忘れていた」

防空棲姫「でも……攻撃されて大破したときに死ぬのが怖くナッタ。それで、怖くて怖くてどうしようもなくて」

防空棲姫「それで……っ!!ごめんなさい……皆……私をユルシテ……」ポロポロ

提督「君は優しいのだな」ナデナデ

防空棲姫「っ!!……うぅ……ふぐっ……うううう……!!」ダキッ ポロポロ

提督(防空棲姫はやはり子供だった。うちの駆逐艦たちと同じくらいだ。肩を震わせてなく防空棲姫の頭を撫でる)

提督(抱き付いてくる防空棲姫を優しく抱きとめる。暫くそうしていた)

提督(そして夕方近くになって部屋の準備ができたとの連絡を受け取った)

提督「よし、では行こうか」スッ

防空棲姫「……ウン」スッ ギュッ

提督(差し出した手を躊躇うことなく握ってくる。防空棲姫は俺に心を開いたようだった)

提督「……」スタスタスタ

防空棲姫「……」スタスタスタ ジッ

提督「……?」チラッ

防空棲姫「っ!」カァッ サッ

提督(強く握られる手と上目遣いでこちらを見つめ、目が合うと頬を赤らめて目を逸らすさまは微笑ましいと思えた)



ヲ級「……」

提督「……」スタスタスタ

ヲ級「っ!!テイト……ク……?」パァッ

防空棲姫「……///」スタスタスタ

ヲ級「……!!」

ヲ級(あれは……確か艦隊指揮官の……どうしてあの方がテイトクと手を繋いで……)

ヲ級(テイトクのオンナは私なのに……テイトク……どうして……)ギュッ

ヲ級「っ」ダッ

あきつ丸「おっと、何処へ行こうというのでありますか?」スッ

ヲ級「っ!?」

あきつ丸「あまり自分の仕事を増やさないで頂きたい。次は採血、向こうの部屋でありますよ」

ヲ級「テイトク……!!テイトクと会いたい……!!」

あきつ丸「提督殿と?あの方も随分と懐かれたでありますな。まあ、話はしておきましょう」

ヲ級「今!!今向こうにイタ!!」

あきつ丸「ああ、今は防空棲姫の尋問を行っているでありますからな。ここにいらっしゃるでしょうが、ダメであります」

ヲ級「ナンデ……!?」

あきつ丸「提督殿は尋問中ですし、貴様は健康診断中でしょう。勝手な行動は許されないであります」

ヲ級「っ……!!」



提督「ここが君の部屋だ。自由に使ってくれていい」

防空棲姫「スゴイ……!!本当に?」

提督「ああ。今日はもう疲れただろう。夕食はあとで運ばれてくる。ゆっくりと休むがいい」

防空棲姫「っ!?どっか行っちゃうノ……?」ギュッ

提督(寂しそうな表情で上着の端を摘まむ防空棲姫はどうやら俺と居たいらしいな)

提督(まあ敵の捕虜になった今、頼れるのが俺以外にいないのだろう。そのいじらしい振舞いに一緒に居てやろうと思った)

提督(目的は懐柔だからな。こいつの心を堕としてしまえれば目的は達成したと言える)

提督「ではもう少しお話しするとしようか」

防空棲姫「……!!スル!!」パァッ



防空棲姫「すぅ……すぅ……」

提督「……寝たか」

提督(あれから結局夜まで防空棲姫と一緒に居た。基本的に甘えたがりなのだろう)

提督(俺は防空棲姫に好かれたらしい。目的はほぼ達成だ。まあ、楽勝だった。見た目は大人っぽくても中身は子供か)

提督(防空棲姫の寝るまで手を繋いでいてという要望を完璧に果たし、無事に寝かしつけることに成功した俺は自分の部屋に戻った)

提督(そして電話で早速指示を出す。タラワ環礁を偵察し、敵がいるか確認するのだ。それも敵に感づかれないように)

提督「やってくれるか?」

伊19『イクにお任せなのね!!けど、その代わり戻ったらご褒美が欲しいのね~』

提督「ああ、いいだろう。では頼んだぞ」

伊19『いひひっ!!楽しみなのね!!じゃあ行ってくるの~』

提督「気をつけてな。……さて、明日にでも敵の戦力を聞き出すか」

提督(少し早いが寝支度を済ませてそろそろベッドに入ろうかと思っていたら来客があった。着替える前で良かった)

あきつ丸「提督殿、お時間よろしいですか?」

提督「あきつ丸か、入れ。看守になったらしいな。ご苦労様だ」

あきつ丸「おかげさまで、不本意ながらでありますが。まあ務められるのが自分ぐらいなので仕方ないでありますな」

提督「君がいてくれれば心強い。それで、何の用だ?」

あきつ丸「実はヲ級が提督殿に会わせろと騒ぐのであります。なので、もしよろしければ黙らせてはくれませんか?」

提督「ヲ級が……」

提督(そう言えば一週間ちょっと放置していたからな。どうしようか……?)

↓×2

提督(そうだな……アフターケアを怠って俺のせいで人間を嫌わせてしまっては良くない)

提督「分かった。会おう」

あきつ丸「ありがとうございます。では、こちらへ」

提督(あきつ丸に連れられて独房へ向かう。さて、ヲ級はどうしているかな)

あきつ丸「ここであります。ってまあ、知っておられますか。では、自分はここに控えておりますので」

提督「いや、気にしなくていい。君はもう休め。ヲ級は俺に危害を与えはしないだろう」

あきつ丸「そうでありますか?ふむ……では、お言葉に甘えて。お休みなさいであります」

提督「お休み、あきつ丸。……ヲ級、俺だ。入るぞ」

ヲ級「っ!!テイトク……!!」バッ ダキッ

提督「っ!?ヲ級……?」

ヲ級「ヲ級じゃナイ!!名前でヨンデ……?」ウルウル

提督「名前……?」

ヲ級「私のナマエ……」ボソリ

提督「!」

提督(それは、今まで聞いたことがない名前だった。全く別の文化、社会の系統から来る名前だということだけが分かった)

提督(だが、悪くない。いい名前だと思う。音の組み合わせ、その流れ。耳触りの良い名前だ)

提督(涙目で俺に抱き付くヲ級を抱きしめ、耳元でその名前を囁く)

ヲ級「……!!はい……!!」ニコッ

提督(満面の笑顔を浮かべたヲ級はしかし、少し悲しげだった。一体どうしたというのか?)

提督「どうしたんだ?どうしてそんなに悲しそうなんだ?」

ヲ級「……今日のゴゴ、テイトクは艦隊指揮官と歩いていた。……仲良さそうに、手を繋いで」

提督「艦隊指揮官……防空棲姫か?」

ヲ級「たぶんそう。……仲良さそうダッタ。けど、テイトクのオンナはワタシ!!そうでしょう……?」ギュッ

提督(なるほど、つまりこの子は嫉妬しているのか。俺が防空棲姫と手を繋いで歩いているところを見て)

提督(そこまで思われるのは男冥利に尽きるが、この気持ちのきっかけが媚薬だと思うと……少し悲しくなるな)

提督「……」

ヲ級「……!!違うノ……?」ジワァ

提督「いや、まさか!!君は、俺の女だ」

ヲ級「!!テイトク……!!スキ!!ダイスキ!!」チュッ

提督「っ!!……」

提督(ヲ級は今度こそ混じりけのない満面の笑みを浮かべて俺に口付けしてきた)

ヲ級「……ぁ。……♪」チラッ

提督「っ!?」

提督(いくらか時間が経ち、どちらからともなく口を離す。するとヲ級は妖艶な笑みを浮かべた)

提督(そして着ていたパジャマの胸元を引っ張る。その結果、その中が丸見えになった)

提督(いたってシンプルなナイトブラに包まれた豊満な胸に視線が釘つけになる)

提督(明らかに誘っている。そうされれば、男を見せざるをえない。据え膳食わぬはなんとやらだ)

提督「……」ボソリ

ヲ級「あ……♪テイトク……♪」

提督(名前を囁き、愛撫を始める。頭を撫で、背中をさすり、脚で秘所を刺激し、耳を甘噛みする)

ヲ級「ふぅ……て……ていとく……すき……」

提督(色っぽく愛を囁きながら体を擦り寄せてくる。豊満な胸が押し付けられ、淫らに形を変える)

提督(発情しきった表情で熱っぽくこちらを見つめる彼女に、俺は再び唇を重ねた。舌を絡ませ、ベッドに押し倒す)

ヲ級「あん……ふぅ……んちゅぅ……れろれろ……」

提督(俺は服の中に手を入れて直接素肌を愛撫する。少し汗ばんだ体は、相変わらず絹のように滑らかな手触りだ)

ヲ級「んっ……ていとく……」

提督「服を脱がすぞ」

ヲ級「……」コクリ

提督(パジャマの上と下を脱がし、下着姿にする。暫くその姿を眺め、そのまま愛撫を続ける)

提督(フェザータッチや舌で鎖骨や首筋、脇、背中、腹、太ももを責める)

提督(彼女の体が十分できあがったところで、下着の中にまで手を入れた)

提督(胸を揉み、徐々にその先端に近づけていく。だがそこへは到達しない。焦らす)

ヲ級「て……ていとく……!!セツナイ……!!イジワルしないで……?」

提督「どうして欲しい?」

ヲ級「さ……さきっぽ……さきっぽもアイシテ……」

提督「さきっぽ?何処だろうか……」

ヲ級「イジワル……!!」

提督「自分で見せてくれ」

ヲ級「ん……」プルン

提督(不満げな顔でこちらを睨みつつもブラを外す。プルンと揺れて胸が露わになった)

ヲ級「ヌイダ……」ジッ

提督(期待に目を輝かせながらこちらを見つめる。俺はゆっくりと口を近づけ、その柔らかい胸を舐める)

提督(生暖かく、少ししょっぱい汗の味。だが、彼女の要望には応えない。まだまだ焦らす)

ヲ級「そこじゃナイ……!!もどかしくておかしくナル……!!テイトク……!!」

提督「どうして欲しい?」

ヲ級「さきっぽ……さきっぽを舐めて……!!アイシテ……!!」

提督「いいだろう」

ヲ級「ホントウ……?あぁ!!アン……!!ふぁ……!!」

提督(涙目で胸を振るわせながら懇願する彼女の要望にやっと応える。その先端の固い突起を口に含んだ)

提督(舌で激しく弄び、強く吸う。彼女は快楽に悶える。俺はそれと同時に秘所も愛撫した)

ヲ級「テイトク……だめ……だめぇ……!!っああああああ!!」ビクンビクン

提督(絶頂を迎えた彼女に、しかし俺は容赦ない追撃を加える。敏感になっている今こそ、開発の好機だ)

ヲ級「ら、らめぇ!!ていとく!!やすませてェ……!!オカシクなる……!!」

提督「っ……快楽に身を任せろ。受け入れるんだ」

ヲ級「あああアっ!!はああああ!!」ビクンビクン

提督(胸は未開発だとそこまでの性感を与えることは不可能だ。だが、こうして開発すればするほど敏感な性感帯となる)

提督(何度も何度も絶頂させる。彼女は肩で息をしており、履いたままのショーツはびしょびしょだった)

ヲ級「はぁ……はぁ……あっ……♪」

提督(ショーツを脱がせ、秘所を露わにさせる。相変わらず綺麗なパイパンのそこは物欲しそうに愛液をたらしながらヒクついていた)

ヲ級「テイトク……あん!!ていとくぅ……!!」

提督(じゅるじゅると淫らな音を立てながらクンニする。硬くなったクリを容赦なく襲った)

ヲ級「ハァ……!!ああああ!!ていとく!!ていとくぅ!!」ビクンビクン

提督(再び絶頂を味合わせる。あまりの快楽に涎をたらしながら淫らなイキ顔をさらす彼女はもはや獣だった)

提督(敵意を無くして捕虜であることを受け入れた後の彼女は、普段とても大人しく上品な物腰をしていた)

提督(だが、今の彼女はただ快楽を貪り嬌声を抑えることもない。そのギャップに興奮する)

提督(さらに何度か絶頂を迎え、ぐったりとしている彼女の秘所に猛ったモノを添え、一気に挿入した)

ヲ級「……あっ、あぁ……ハイッテクル……♪」

提督「つぅ……!!」

提督(中は相変わらずモノに絡みついてくるようだった。文句の言いようがない名器だ)

ヲ級「あ……アン……はぁ……あぁ……!!」

提督(ゆっくりと腰を打ち付け始める。ゆっくり慣らしていかないとすぐに限界を迎えてしまうことは分かっていた)

提督(ピストンさせ、グラインドさせる。Gスポットを突き上げ、ポルチオを叩く)

提督(淫らな水音と肉と肉がぶつかる音、そして喘ぎ声が部屋に響いていた)

提督「っ……そろそろいくぞ……!!」パンパンパン

ヲ級「すき!!すき!!キテ!!テイトク!!アイシテル!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「っぁ……!!」バチン ビュルルルルルルルル

ヲ級「ああああああ!!……はぁっ……ていとく……」ギュッ

提督(腰を押し付け、本能のままに中に出す。それとほとんど同時に絶頂を迎えた彼女の中がキュッと締まり蠕動した)

提督(搾り取られるがままに精を放ち終えた俺は、そのまま覆いかぶさるようにして抱き付く)

提督(慈しむように俺を抱きしめる彼女の耳元で名前を呼び、愛を囁いた)

ヲ級「ワタシもアイしてる……!!」キュンッ

提督(暫くして、回復した俺は二回戦目のために愛撫を始めた。既に何度も絶頂を迎えていた彼女は少し辛そうだった)

提督(だが、俺は容赦しなかった。こいつの魂に俺を刻み込んでやる。誘ってきたお前が悪いのだ)

提督(前戯を終えて、今度はバックで挿入する。足腰が立たなくなっている彼女は、されるがまま快楽に善がっていた)

提督(いつぞや自慰をしていた時のように腰を上げているだけで後はベッドに突っ伏している)

提督(たまに痙攣するように絶頂を迎えるが、それでも俺は腰を休めたりはしない。ひたすら蹂躙した)

提督「はぁ……はぁ……そろそろ限界だ……出すぞ……!!」パンパンパン

ヲ級「らめぇ……ていろくぅ……わらひ……わらひおはひくなっひゃう……!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「っ……くぁ……!!」ビュルルルルルルルル

ヲ級「ああああああああ!!……っぁ。あへぇ……」ビクンビクン

提督「ふぅ……」ズルッ

ヲ級「ぁ……」ゴポッ トロォ

提督(モノを引き抜くと秘所からは精液と愛液が混ざりあった白濁液が垂れていた)

提督(本当に限界を超えていたらしく、目が虚ろで舌と涎を垂らしている姿はまさにアへ顔とでもいうべきか)

提督(今日はもう無理そうだ。とりあえず、こんなびしょびしょのベッドで寝かせるわけにはいかない)

提督(下着は……まあ、びしょびしょだがパジャマは大丈夫だ。半分気絶しているような彼女の体をタオルで拭いた)

提督(そしてパジャマを着せて椅子に座らせ、ベッドの布団を新しくし、そこに横たえて布団をかけた)

提督「よし、これでいいか。お休み」ナデナデ

ヲ級「ん……スキ……テイトク……」

提督(疲れから眠ってしまっていた彼女の頭を撫で、自分の部屋に戻ろうと独房を出たところで待ち伏せにあった)

あきつ丸「提督殿、随分とお楽しみだったようで」スッ

提督「っ!?あきつ丸か……」

あきつ丸「自分は提督殿に抱かれたことがあっても、ああして愛を囁かれたことは無いでありますな」クスリ

提督「体だけの、割り切った関係だとお互いに納得しただろう?」

提督(俺は以前、酒の間違いであきつ丸と関係を持ってしまった。それ以来、セックスフレンドのような関係になっているのだった)

あきつ丸「そうでありますな。しかし提督殿、相手は深海棲艦。あまり入れ込まないようにお気を付けください」ジッ

提督「……そうだな」

あきつ丸「……提督殿、久しぶりにどうでありますか?」ペラッ

提督「っ!?」

あきつ丸「提督殿は何もしなくていいでありますよ。自分が奉公しましょう。ですから、是非」ペロリ

提督「……!!」

提督(自らスカートをたくし上げ、男を誘うような白レースの下着を見せつけるあきつ丸。黒い制服との対比で雪のように輝いているようだ)

提督(妖艶な笑みを浮かべて唇を舐めるその様はサキュバスもかくやと思われた。俺は……)

↓×2

提督(俺は、しかし抱くつもりはなかった。こんな関係は終わりにするべきだろう)

提督(何も生まず、ただただ退廃的に堕落していくだけの関係だ。それがお互いの為のはずだ)

提督(俺は立ちはだかるあきつ丸を避けて、自分の部屋へ向かいつつあきつ丸に声をかけた)

提督「こんな関係、虚しいとは思わないのか?」

あきつ丸「ふむ……お互い、こういうことに夢見る年頃はとうに過ぎているでありましょう?」

提督「……少なくとも、お前の年齢ならまだそうあるべきだろう」

あきつ丸「かもしれません。でも、現実はこうであります。お互いに肉欲を貪る卑しい人間でありますよ」

提督「……お前は、本当に好きな奴はいないのか?」

あきつ丸「……愛しているでありますよ、提督殿」

提督「っ!?」

あきつ丸「ふふ、嘘であります……体だけの関係がご不満なようで」

提督「あきつ丸……!!」

あきつ丸「そんな柄ではなかったでしょうに。あのヲ級に中てられましたかな?純愛なんて今更貴方には似合いませんよ。でも、それでいいのであります」

提督「黙れ……!!」

あきつ丸「人とはそういうものでしょう。それが普通であります。小説や映画と違って汚いものでありますよ」

提督「黙れ!!」

あきつ丸「まさか違うなどと言いますまい!?愛もなしに何回も肌を重ねた仲でありましょう!!」

あきつ丸「ほら!!抱いてください!!今更純情ぶらないで頂きたい!!貴方も私もともに等しく卑しい人間でありましょう!!」

提督「うるさい!!黙れ!!」

あきつ丸「あのヲ級は綺麗な存在かもしれませんな!!だからこそ貴方にふさわしくない!!」

あきつ丸「情報を聞き出す為だけに媚薬を使って自分に惚れさせたような汚い男には!!自分のような汚い女がふさわしいでしょう!!」

提督「あきつ丸!!」

提督(感情のままにあきつ丸を壁に叩きつける。痛みに顔をしかめるあきつ丸はしかし、すぐに不敵な笑みを浮かべた)

あきつ丸「おやおや、提督殿は血が欲しいのでありますか?なら存分に自分を使ってください」

提督「黙れと言っているだろう……!!」グググ

あきつ丸「かはっ……!!首を絞められる……自分にはこれもご褒美でありますな……!!」

提督「黙れぇ!!」

あきつ丸「そうであります……!!そうやって自分を使ってください……!!提督殿の欲求を満たすために……!!」

あきつ丸「それこそが……自分の……っ……!!」

提督「っ!!」バッ

あきつ丸「かはっ……げほっ!!げほっ!!げほっ!!」

提督「そんなに言うのであればいいだろう……!!貴様の望み通りに抱いてやる!!」

提督(激情のままにあきつ丸に壁に手をつかせ、腰を突き出させる。下着をずり下ろして淡い茂みに彩られた秘所を露わにさせた)

あきつ丸「あは、いきなりでありますな」ゾクゾクゾク

提督(前戯はしていなかったが少し濡れている。俺とあの子がしているのを見ていたからだろうか)

提督(だが、それでも十分ではない。このままではそれなりに痛みを感じるはずだ。しかし、それでも構わない。強引に挿入してやる)

提督「乱暴にされるのが好きなのだろう!?こうして、モノ扱いされるのが!!」ピトッ

あきつ丸「ふふっ……よくわかっておられる……っぁあ!!」ズプン

提督(ただ自分の快楽の為だけに腰を打ち付ける。先ほどはあの子が獣となっていたが、今は俺がそうだった)

提督(あきつ丸の中は良く締まり、突けば突くほど愛液が溢れてくる。こんな行為に興奮するのか?本当に……狂っている)

提督「お前は……これでいいのか……!?不毛だ……!!悲しくはないのか……!?」パンパンパン

あきつ丸「いいので……ありますよ……!!あん!!人とは……このようなもの……所詮すべては……泡沫の夢であります……!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「いいや、夢ではない!!これは紛れもない現実だ!!」

あきつ丸「いいえ、夢であります!!ふぅ……!!貴方と私の間には……愛なんて綺麗なものは存在しない……!!でも!!」

あきつ丸「……でも、こうしていればまるで恋人の様でありましょう?勘違いであっても、その夢に心は救われる……」ギュッ

提督「あきつ丸……!?」ピタリ

あきつ丸「……なんて、冗談でありますよ!!ほら、こうして甘い言葉一つで簡単に騙される!!人の心など所詮その程度でしょう!!」ニタァ

提督「っ!?」

あきつ丸「おや、どうしたのでありますか!?腰が止まっておられるようですが!?」

提督「お前って奴は……!!お前って奴は!!」ズプン

あきつ丸「あぁん!!そうであります!!そうやって快楽に身を任せればいいのであります!!」ビクン

提督「この雌ブタが!!」パンパンパン

あきつ丸「二度と忘れないで頂きたい!!貴方は所詮、穢れた大人であります!!純愛など似合わない!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「黙れぇ!!」

あきつ丸「ああ!!提督殿!!自分の首筋を噛んでください!!歯形をつけてください!!」

提督「……!!」ガブリ

あきつ丸「っぁあ!!あはは!!痛い!!痛い!!気持ちいい!!自分に提督の痕が……!!」

提督「っ!!くぅ……!!」

あきつ丸「限界でありますか!?そのまま中に出して下さい!!遠慮せずに!!」

提督「くっ……あきつ丸……!!」ビュルルルルルルルル

あきつ丸「っああああああ!!……はぁっ!!はぁ……はぁ……」

提督「っ……」ズルリ

あきつ丸「んはぁっ……」ブピュ

提督「はぁ……はぁ……」

提督(……最悪な気分だ)

あきつ丸「はぁ……はぁ……んっ……ちゅっ……」

提督「!!」

あきつ丸「れろれろれろ……ちゅるちゅる……んっ、お掃除完了であります」

提督「……」

あきつ丸「んっ……たくさん出されましたね、提督殿?三回目とは思えませんな」ドロリ

提督「……」

あきつ丸「それに、まだお元気なご様子。続きはお部屋でいたしましょうか?」

提督「……っ」

提督(もう何も考えたくなかった。結局、抵抗することもなくあきつ丸と部屋へ戻る)

提督(そしてベッドの上であきつ丸に服を脱がされた。あきつ丸も全裸になる)

提督(濃厚なフェラですっかりと準備ができてしまったモノは、されるがままにあきつ丸の秘所に吸い込まれる)

提督(騎乗位で一度搾り取られ、その後は再びあきつ丸に口で綺麗にされた。そしてそのまま眠る)

提督(隣に潜り込んできたあきつ丸はしかしこちらに背を向けており、決して俺の方を向くことはなかった)

提督(お互いの体温を感じられぐらい近いのに、果てしなく離れている。そう感じる。そんなことを考えながら俺は睡魔に飲み込まれていった)



提督「……ん、朝か」モゾリ

あきつ丸「起きられましたか。おはようございます、提督殿」

提督「あきつ丸……おはよう」

あきつ丸「珈琲が入っていますよ。朝食も、簡単なものですがすぐに」

提督「……ありがとう」

あきつ丸「今日は引き続き防空棲姫の尋問でありましたな。頑張ってください」

提督「……ああ」

提督(コーヒーを飲み、あきつ丸が作った朝食を食べる。あきつ丸は後片付けをしてすぐに帰った)

提督(俺も支度をして部屋を出る。さて、今日も防空棲姫から情報を聞き出さなくては)

提督(暫く歩いて防空棲姫の部屋へたどり着いた。ノックをしてドウゾとの声に部屋へ入る)

防空棲姫「テイトク!!おはよう!!……おはようゴザイマス?おはよう?」

提督「おはよう、どっちでも大丈夫だ。さて、一晩眠って休むことができたかな?」

防空棲姫「ウン!!……攻撃に備えないで眠ったのは久しぶりダッタ」

提督「そうか。それは良かった」

提督(雑談を交えて情報を聞き出していく。どうやらタラワ環礁にはこの前のトラック攻撃に参加した戦力しかいないようだ)

提督(伊19の偵察次第だが、しかけるのなら戦力が消耗している今かも知れない。検討してみるか)

提督「……!もうこんな時間か。お昼休みにしようか」

防空棲姫「ワカッタ」

提督(頭があまり回っていない気がする。昨日のことを引きずっているのだろう)

提督(あの子に会いに行こうか?それともこのまま防空棲姫と過ごす?……あえてあきつ丸と話をしようか?)

提督(あるいは、それ以外でもいいかもしれない……さて、どうしようか……?)

↓×2

提督(……このまま防空棲姫と過ごすことにしよう。あんなことがあった昨日の今日であきつ丸やあの子と会うのは気が引ける)

提督(かといって一人で居たくはなかった。純粋なこの子と一緒に居るのが一番良い。そう思った)

提督「今日は一緒に昼食をとるか?」

防空棲姫「ゴハン!!イッショ!!」

提督「よし、では食堂へ行くとしようか。ずっとこの部屋にいるのもつまらないだろう」

防空棲姫「イク!!」

提督(予定通り部屋に食事を運んでもらおうかと思ったが、食堂で食事をとることにした)

提督(少しでも早く打ち解けてもらいたかったからだが、しかしそれは失敗だったかもしれない)

提督(食堂に入った瞬間、他の人間の奇異の視線が集中てしまった。防空棲姫は怖がって俺の背に隠れる)

提督(防空棲姫を捕虜ではなく賓客として将校待遇で迎えるという話はしてある。だが、やはりそう簡単に受け入れがたいことのようだな)

提督「失礼だろう。そうジロジロと見るのは止めろ」

提督(謝罪の言葉を口にして食事に戻る彼らを横目に料理を受け取る。今日はうどんか)

提督「どうだ、美味しいか?」

防空棲姫「悪くない。けどゴハンの方がスキ」

提督「そうか。じゃあ夜はご飯にしよう」

防空棲姫「ん!!」

提督(何とも父性を刺激される。あれほど恐ろしい敵であった防空棲姫がこんな子供だったとは未だに信じがたいな)

提督(うどんを食べ終え、暖かいお茶を飲む。防空棲姫は暫く窓から外の光景を眺めていたが、唐突に口を開いた)

防空棲姫「……テイトク」

提督「どうした?」

防空棲姫「たらわを攻撃スルの?」

提督「……そうだと言ったら?」

防空棲姫「……ワタシは、ミンナに戦ってほしくない。死んじゃうのはイヤ」

提督「……」

防空棲姫「だから話がシタイ。ミンナに戦いを止めるようにイウ」

提督(……!!それは考えなかったわけではない。しかし、この子にそれができるかと言えば疑問だった)

提督(聞いた話では戦艦棲姫に指揮権を取られたようだったからな。それに、そういうことを嫌がると思っていた)

提督(だがこの子が自分からやる気だというのなら、懸念の1つであるこの子の説得はクリアされる。むしろ自発的な分プラスだ)

提督(残る懸念は説得が成功するかということだが……やってみる価値はあるかもしれない)

提督(攻撃の直前に説得させて、成功すれば万々歳。失敗した場合もそのまま予定通り戦闘を開始すればいいだけだ)

提督(これは検討してみる余地があるな……)

提督「……!!」

防空棲姫「……テイトク?」

提督「ああ、すまない。少し考えていた。説得できるのか?」

防空棲姫「ワカラナイ……けど、この戦争も長く続いてイル。ミンナ止めたがっていた」

提督「だから可能性は十分にある、という訳か」

防空棲姫「ミンナ戦いたくて戦っているわけじゃナイ。話せばわかってくれるハズ」

提督「そうだな。分かった、意見を提出してみる。だが許可が下りるか分からない。駄目だった時は、耐えてくれ」

防空棲姫「……ワカッタ」

「おや、提督殿ではありませんか。お昼をここで取っていらしたのでありますか」

提督「っ!!」

防空棲姫「っ!?……ダレ?」

あきつ丸「防空棲姫殿もご一緒ですか。初めましてでありますな。自分は陸軍の特種船丙型、あきつ丸であります」

防空棲姫「あきつ丸……?ハジメマシテ」

提督「……休憩か?」

あきつ丸「はい、お昼であります。お隣、失礼するであります」

提督「ああ」

防空棲姫「……!!トナリにスワルの……?」ジッ ボソリ

あきつ丸「さて……提督殿、あーんであります」スッ

防空棲姫「!?」

提督「またか。いい加減ネギぐらい食べられるようになったらどうだ?」

あきつ丸「あの日、風邪をひいておばあちゃんに首に巻かれた時から自分にとってネギは食べ物ではなくなったのであります。ほら、あーん」

提督「あー……ん」

防空棲姫「……」

あきつ丸「はい、お粗末さまであります」

提督「美味いのにな」

あきつ丸「今度風邪をひいたら是非呼んで下さい。看病がてらネギを巻いて差し上げましょう」

あきつ丸「そしてあの苦しみを知れば自分の言うことも少しは分かって頂けるかと思うであります」

提督「遠慮するよ。……?どうした?」

防空棲姫「……仲、イイんだね」ジト

提督「……まあ、それなりにな」

あきつ丸「ほぅ……まさか提督殿、彼女にまで手を?」ボソリ

提督「出してない。節操なしのように言うな」ボソリ

あきつ丸「にしては随分と執着されておられるようでありますな」ボソリ

防空棲姫「ナニを話しているの?」

提督「気にしないでくれ、どうでもいいことだ」

あきつ丸「そうでありますな。ところで防空棲姫殿、こちらの食事はいかがでありますか?」

防空棲姫「……悪くナイ」

あきつ丸「それは良かった。自分のおすすめはやはり握り飯でありますな。どんな料理も訓練後のあれには勝てますまい」

提督(防空棲姫はむすっとしており、あきつ丸が笑顔で雑談を振っても反応がつんけんだ)

提督(どうも俺があきつ丸と仲良くしているのが気に食わなかったらしい。とても疎ましげだった)

提督(そんな防空棲姫の冷たい反応にもあきつ丸はめげずに話を振る。あきつ丸はこういう奴なのだ)

提督(誰にでもこうして積極的に話しかける、いわばコミュ力のある人間だ。だからこそあきつ丸は結構人気がある)

提督(俺なんかよりよほどいい奴にも好かれており、告白されることもある。なのにこいつは誰かとそういう関係になったりはしない)

提督(本当に何を考えているのか分からない不気味な奴だ。少なくとも、こいつの本性を知っている俺にとっては)

防空棲姫「……!!」ジッ

提督「!」

提督(ふと気がつくと、防空棲姫が助けを求めるような目でこちらを見ていた。ああ、こういうのが苦手なタイプか)

提督(だがあきつ丸もらしくない。いつもなら相手が会話が苦手だと判断すれば無理に話しかけたりはしないのだが)

提督「さて、そろそろ行くとするか。では先に失礼するぞ、あきつ丸」

防空棲姫「!!ワカッタ!!じゃあね、あきつ丸」

あきつ丸「おや、そうでありますか。ではまた今度であります、提督殿、防空棲姫殿」

提督(防空棲姫を連れて食堂を後にする。部屋に戻り、これからのことについて話をした)

提督(人類について理解してもらうために教育を受けてもらうこと。これは一部の敵対的なもの以外の捕虜も受けているものだ)

提督(そして俺はいったんここを離れること。今日でこれ以上の情報は望めそうもない事が分かったからだ)

提督(艦隊の指揮を執らなくてはならないし、タラワ環礁攻略作戦についての作戦会議を開かなくてはならない)

提督(その時には防空棲姫に説得させて投降を促すことも提案する。上手くいけば本当に講和への道が見えるかもしれない)

防空棲姫『すぐにまた会いに来てね!!ゼッタイだよ……?』

提督(俺が居なくなることをかなり嫌がっていたが、それでも言うことを聞いてくれた。良かった)

提督(そして俺はその日のうちに拠点へ帰還することができた)

プリンツ『あ、アトミラール!!お帰りなさい!!姉さま、アトミラールが戻られましたよ』

ビスマルク『あら。お帰りなさい、アトミラール。私達が捕まえた捕虜は役に立ったかしら?』

提督『ただいま、二人とも。ああ、とても有力な情報を聞き出せたよ。本当によくやってくれたな、ビスマルク、プリンツ』

ビスマルク『そうでしょう?良いのよ?もっと褒めても』

プリンツ『ビスマルク姉さまと一緒なら何でもできちゃうから、当然です!!』

提督『ああ、まさに最強のふたりだな』

ビスマルク『ふふん、当たり前の評価ね』

プリンツ『良いですね、最強のふたり!!これからはそう名乗りましょうか?』

提督(秘書艦をしてくれていたビスマルクとその手伝いをしていたプリンツに迎えられ、報告を受けた)

提督(そして方々への連絡や資料の整理をして作戦会議の準備を進めつつ翌日の夜、伊19が偵察から戻ってくるのを待つ)

提督(そして今、俺は執務室にいる。目の前には伊19が立っている。偵察から帰還し、報告を受けているのだ)

提督「よくやってくれた、イク」

伊19「敵にばれないように頑張ったの!!スナイパーは隠密偵察も得意なのね」

提督「だと思ったから君に頼んだんだ。それで、どうだった?」

伊19「とても巧妙に隠蔽されていたけど、確かにタラワ環礁は敵に拠点化されていたの」

伊19「イクも夜にあいつらの輸送船が入っていくのを見なければ気がつかなかったのね」

提督「やはりそうだったか……戦力はどの程度だ?」

伊19「確認できたのは輸送船と護衛の駆逐艦ぐらいだったの。けど輸送船の量的にたぶん二個艦隊ぐらいはいるはずなのね」

提督「二個艦隊か。この前の戦闘で討ち漏らした敵戦力を考えると多少増強されているな」

伊19「敵はあそこを手放すつもりがないのね。これ以上戦力を配備される前に撃破するべきなの」

提督「同感だな。許可が下りればすぐに作戦を発動できるように準備を進めるとしようか」

伊19「それがいいのね」

提督「ともかく、ご苦労だったな、イク。ゆっくり休んでくれ」

伊19「……提督、何か忘れてないの~?」ジッ

提督「……?」

伊19「どうやらイクにおしおきされたいみたいなのね~?」ニタァ

提督「っ!?ま、待て!!どういうことだ?」

伊19「ご・ほ・う・び!!戻ったらくれるって言ったのね!!」

提督「あ、ああ、そうだったな。悪かった。何が欲しい?すぐに手配しよう」

伊19「いひひっ、それはね……」

↓×2 伊19の要求

伊19「教えてあげるからこっち来てなの!!」

提督「……?わかった」スク スタスタスタ

伊19「……!!」バッ

提督「っ!?」ゾワッ

提督(殺気!!殺される……!?)

伊19「んふ~!!これなのね~!!」ダキッ スリスリ

提督「……?」

提督(抱き付かれただけ……?な、何だったんだ今の殺気は……)

伊19「提督、怖かったなのね?」ジッ

提督「……何だったんだ、今のは?」

伊19「まだイクのスイッチが切れてなかったの」

提督「スイッチ?」

伊19「イクは出撃するとスイッチが入るのね。かわいいかわいいイクさんから海のスナイパー伊19になるの」

伊19「そうなると、イクは誰にも負けないのね。誰に気づかれることもなく、いつでも相手の息の根を止められるの」

伊19「相手が戦艦でも空母でも、イクさんにかかればただの獲物。生かすも殺すも思うがままなのね」

提督「そうか。流石だな、イク」ナデナデ

伊19「いひひっ!!でしょ?……だけどね、スイッチは入れるのは簡単でも切るのは大変なの」

伊19「こうやって誰かに抱き付いて、すりすりするの。こうして人の体温とか心臓の音を聞くと、自分が生きてるんだって実感するのね」

伊19「そうすればイクは伊19からイクに戻れる。スイッチが切れて海のスナイパーから人に戻れるのね」

提督「よく頑張ってくれた、イク。本当によくやった」ギュッ

伊19「んふっ……イク、やっぱり提督のこと大好きなの。……本当は怖かったのね」スリスリ

提督「何が怖かったんだ?」

伊19「もし提督がイクのことを気持ち悪いって思ったりしたらどうしようって思ってたのね」

提督「馬鹿な。そんな事思ったりするわけないだろう」

伊19「そう思ったから今日は勇気を出して提督に抱き付いたのね。今までは大鯨さんとかイムヤに抱き付いてたの」

伊19「けどこれからは遠慮なく提督に抱き付くのね!!もう決めたの」

提督「時間と場所をわきまえてくれればな」

伊19「金剛さんなの?まあ皆の前で抱き付いたりはしないのね。たぶん」ボソリ

提督「頼むぞ……」ナデナデ

提督(イクが満足するまで暫く抱きしめて頭を撫でていた。頑張ってくれた子を労うのは当然だ)

提督(満足したイクが戻った後、引き続き作戦の準備を行う。皆が命を懸けて頑張っているのだ)

提督(多少寝る時間が無くなるぐらいどうということは無い。イクが言った通り、はやくしなくては せっかくのチャンスを無駄にすることになる)



戦艦棲姫「ジョウキョウをホウコクして!!」

深海棲艦A「カンゼンにホウイされています!!セイクウケンもソウシツ!!圧倒的戦力差です!!」

戦艦棲姫「っ……!!いつの間に……!!どうしてここが分かった……!?なぜテキはコウゲキをカイシしない!?」

深海棲艦A「フメイです!!」

戦艦棲姫「奴らメ……どういうつもりナノダ……!!」

深海棲艦B「ホウコク、セッキンしてくる艦影あり!!しかしあの方は……!!」

戦艦棲姫「……?なんなの!?ちゃんとホウコクなさい!!」

深海棲艦C「……セッキンしてくるのは戦死したはずの前艦隊指揮官です」

戦艦棲姫「!?」



防空棲姫「……!!」

戦艦棲姫「……本当にアナタナノ?」

防空棲姫「ウン……久しぶり」

戦艦棲姫「……どういうことナノ?どうしてアナタがあいつらとイッショに居たの?」

防空棲姫「ワタシは……ホリョになった」

戦艦棲姫「ホリョ……!?ナンデ!!ドウシテ!?」

防空棲姫「大破したところをツカマッタ。でも、おかげで話し合うことがデキタ」

戦艦棲姫「……ワタシタチを、売ったの?裏切ったの!?」

防空棲姫「っ……!!ワタシタチはもう戦わなくてイイ!!話し合えば分かり合える!!」

戦艦棲姫「フザケルナ!!どうしてワレワレが殺し合っていると思っているんだ!!」

防空棲姫「お互いをよく知らないからデショ!!このままどちらかが滅びるまで戦い続けルノ!?」

戦艦棲姫「っ……!!ダカラって……!!」

防空棲姫「ミンナ本当は戦いなんてイヤだって思ってるデショ……!?もうやめようよ!!」

戦艦棲姫「チガウ!!今ジュウヨウなのはそこじゃない!!こんな形で話し合いなんてしても……!!」

戦艦棲姫「ワタシタチはタイトウじゃない!!あくまでホリョでしかない!!そんなんじゃ……」

防空棲姫「ダイジョウブ!!テイトクはそんなに悪い人じゃないカラ!!」

戦艦棲姫「っ!!ガキが……!!」ギリッ

防空棲姫「ワタシのことはどうとでも言ってイイ!!けどお願いだからトウコウして!!」

防空棲姫「ワタシはもう誰にも死んでほしくナイ!!これ以上殺したくナイ!!殺されたくナイ!!」

戦艦棲姫「……!!」

↓×2 戦艦棲姫の決断

戦艦棲姫「……」クルッ

防空棲姫「っ!?ねえ、マッテ!!何処に行くの!?」

戦艦棲姫「ミンナの所に戻る。テイトクとやらに伝えろ。我々は最後の一人になろうとも誇り高く戦うと」

防空棲姫「ナンデ!?そんな事イミナイヨ!!」

戦艦棲姫「お前と違ってワレワレには誇りがある!!それに敵に惑わされてもイナイ!!」

戦艦棲姫「……足りないオツムでよく考えてみろ。お前の言う通りにしたら、戦後やつらがワレワレをどうするのか」

防空棲姫「どうもしない!!そんなに悪い人たちじゃナイヨ!!ナンデミンナ仲良くできないの……!?」ポロポロポロ

戦艦棲姫「……モノゴトはそう単純じゃないのよ、愚か者」

防空棲姫「マッテ!!行かないで!!」

戦艦棲姫「ウルサイぞ!!いいからお前はもう戻れ!!さもないと巻き添えになる!!殺されるのは嫌なんでしょ!?」

防空棲姫「っ……!!」

戦艦棲姫「フン……!!」



戦艦棲姫「というワケだ。トウコウしたい者はいる?いるのなら……スキになさい。死ぬことを強制したりはしないわ」

……

深海棲艦A「……どうやら、イナイようですね」

深海棲艦B「ワレラ全員、最期の一息まで戦います」

深海棲艦C「せめてイッシ報いてやりましょう!!」

「ソウダ!!やってやるぞ!!」「故郷のカゾクもきっと誇りに思ってくれる!!」

戦艦棲姫「……ふふ、あははは!!ありがとう、ミンナ。共に戦えたこと、本当にコウエイに思うわ。死んでも、決してワスレナイ」

戦艦棲姫「デンポウを!!『ワレラ死せり、サレド屈せず。サラバ祖国よ』と!!」



翔鶴「!!敵に動きがあるわね……投降する気はやはりなさそう」

瑞鶴「説得に失敗したらしいからね。仕方ないよ」

翔鶴「交戦は許可されているわ。攻撃を開始しましょう」

瑞鶴「分かった。……?これ……歌?」

翔鶴「……そうみたいね。深海棲艦が歌っているの?」

瑞鶴「……綺麗な声」

翔鶴「……航空隊、突撃開始」

瑞鶴「了解、突撃開始」



戦艦棲姫「アタレ!!」ドガァン

アイオワ「Huh!!It`s a miss!!どうしたのかしら!?そんなんじゃ死ぬわよ!!C'mooooon!!」

戦艦棲姫「チィっ!!」

アイオワ「Now, it`s the time to die!!お仲間のところへ送ってあげる!!!RIP!!」ドガァン

戦艦棲姫「舐めるナァ!!」

アイオワ「Wow!!It was a good one!!Yeah!!これこそMeが求めてた戦い!!BB同士のBattle!!ゾクゾクしちゃうわ!!」

戦艦棲姫「っ……!!数だけが取り柄のクセに……!!」

戦艦棲姫(みんな先に逝ってしまった……私が最後の一人……せめてこの戦艦を道連れにしてやる……!!)

戦艦棲姫「シズミなさい……!!シズメェ!!」ドゴォン

アイオワ「Haha……!!これはどうかしら!?」ドゴォン

戦艦棲姫「っ!?」

戦艦棲姫(斉射しない!?どうして……っ!?)ザパァン

戦艦棲姫「水飛沫が……榴弾……!?っ!!」

アイオワ「I`ve got you now!!」ニタァ ドゴォン

↓×2 コンマ偶数なら捕虜 奇数なら撃沈



……

戦艦棲姫「……ん」

戦艦棲姫(……あれ?)

戦艦棲姫「っ……ココハ……?」

戦艦棲姫(私何をして……)

提督「気がついたようだな」

戦艦棲姫「……え?」

戦艦棲姫(嘘……嘘、嘘)

戦艦棲姫「ま……まさか……」ジャラジャラ

戦艦棲姫(わ……私は……)

提督「初めまして、私は提督だ。君の尋問を担当する」

戦艦棲姫「ワタシ……はぁ……っ!!」

戦艦棲姫(一人おめおめと生き延びたうえに……)

戦艦棲姫「捕虜に……なったノカ……!?」

提督「……ああ、そうだ」

↓×2 戦艦棲姫の反応

戦艦棲姫「……」ハイライトオフ

提督「……ふむ。戦艦棲姫、聞いているか?」

戦艦棲姫「……」

提督(こちらを見上げる戦艦棲姫の目から光が消えていくのが分かった。現実を受け入れられないという驚愕の表情は絶望の証)

提督(いったい何を考えているのだろうか。ただただ深い絶望以外に戦艦棲姫から感じ取れるものがなかった。呼びかけてみても何の反応もない)

提督(暫くジッと見つめてみる。戦艦棲姫は何処を見ているのかよくわからない。俺の方を向いてはいるが、視線が合わない)

防空棲姫『ぐす……ていとく……ていとくぅ……!!』ボロボロ

提督『……君は悪くない』ナデナデ

提督(泣きじゃくる防空棲姫から聞いた話では、こいつは最後の一人まで誇り高く戦うと言っていたそうだ)

提督(そんなこいつ自身が唯一の生き残りかつ捕虜になった。その現実に押しつぶされそうなのだろう)

提督(今、こいつの精神は限界だ。一つ間違えれば廃人になるかもしれない。だが、これはチャンスでもある)

提督(うまくやればこいつを完璧に洗脳して忠実な手駒に仕立て上げることも可能なはずだ)

提督(さて、どうしたものか……?)

↓×2

過去作は最後に書き込もうかと考えております
よろしければどうぞご覧になってください
楽しんでいただければ幸いです
どうぞよろしくお願いします

提督「……」ダキッ

戦艦棲姫「……」

提督「……」ナデナデ

戦艦棲姫「……」

提督(今、おそらくこいつに声は届かない。だからこそこういう手が効くはずだ)

提督「……」ナデナデ

戦艦棲姫「……」ホロリ

提督(時間を忘れていた。ただ、胸に抱いた戦艦棲姫を優しく抱きしめ、頭を撫でる。それでも反応はなかった)

提督(しかし、気がついたら戦艦棲姫は涙を流していた。俺はポケットからハンカチを取り出すと、それで涙を拭きとる)

提督(そろそろ食事の時間だったので、そのままハンカチを手に握らせて部屋を出た。すると、体育座りをしている防空棲姫を発見した)

提督「……!!防空棲姫」

防空棲姫「……あの人はダイジョウブなの?」

提督「ああ、とりあえず命に別状はない。ずっとここにいたのか?」

防空棲姫「ん……」

提督「これを使え」スッ

防空棲姫「アリガトウ」

提督(防空棲姫にハンカチを渡す。二枚持つようにしていてよかった。そのまま食事を取りに行く)

防空棲姫「どこに行くノ?」

提督「あの子の食事を取りに行くんだ」

防空棲姫「ワタシも手伝う!!」

提督「そうか、それはありがたい。頼むよ」

提督(防空棲姫と共に食事を受け取り、戦艦棲姫の元へ向かう。冷しゃぶにはやはりゴマダレだな)

提督(台車に乗せて独房まで運ぶ。戦艦棲姫次第だが彼女も防空棲姫のように部屋を写したほうが良いかもしれない)

提督(他の捕虜たちも攻撃的でないものは窓のある地上の部屋に移動させたほうが良いな)

提督(そんなことを考えながら戦艦棲姫の独房に着いた。ノックをしても返事はない。扉を開ける)

提督「入るぞ」

防空棲姫「……」

戦艦棲姫「……」ムクリ

提督(顔を伏せていた戦艦棲姫は緩慢な動作でこちらを見上げる。そしてその光のない赤い瞳が俺を捉え、ついで防空棲姫を捉えた)

提督(そしてそのまま視線が防空棲姫に固定される。戦艦棲姫は明らかに防空棲姫を見つめていた)

防空棲姫「……」カチャカチャ

戦艦棲姫「……」ジッ

提督(防空棲姫は台車から戦艦棲姫の食事を取り出すと戦艦棲姫に向けて歩みを進める。戦艦棲姫はジッと防空棲姫を視線で追っていた)

↓×2 提督の行動

提督(一人で食べることができるだろうか?アーンでもしてあげようか。……などと考えていた俺自身の迂闊さを呪った)

戦艦棲姫「っ!!」グッ バキン

提督「何っ!?」

防空棲姫「えっ」

戦艦棲姫「うがああああアア!!」バッ

防空棲姫「っ!!イタ……!!」ドサッ

提督「馬鹿な……なんて力だ……!!」

戦艦棲姫「シズミナサイ……!!裏切り者!!シズメ!!お前のせいで……!!」ギリッ ブツッ タラリ バッ

防空棲姫「っ……!!や、ヤメテ!!」バッ グググ

提督「……!!」

提督(料理が散乱した。戦艦棲姫は防空棲姫に馬乗りなっている。だが、防空棲姫は何とか戦艦棲姫の手を掴むことに成功していた)

提督(しかし徐々に押されている。これは体格の差か、それとも執念のなせる力なのか)

提督(強引に鋼鉄製の手かせを引きちぎった手首は出血しており、自ら唇を噛み切ったのか口からも血が垂れている)

提督(これほどの力を出せるとは想定外だった。俺の手元にあるのは護身用の拳銃ぐらいだ)

提督(あきつ丸が居ればと思うが、あいつがどこにいるか分からない。俺が、なんとかしなくては……)

↓×2

提督(いや、待て!!すぐ近くに薬品保管庫がある!!薬剤を使用して中毒症状を起こした時のためにすぐ近くにあるのだ)

提督(あそこには解毒薬や自白剤などはもちろん、睡眠薬もあったはずだ!!三十秒もあればとって戻って来れる!!)

戦艦棲姫「ふー!!ふー!!」

提督「防空棲姫!!三十秒だけ耐えられるか!?」

防空棲姫「……!!ワカッタから早くしてぇ!!」

提督「っ!!」

提督(すぐさま駆け出し、薬品保管庫へ駆け込む。睡眠薬の入った無針注射器を三本ほどつかみ取った)

提督(致死量は把握している。三本打っても死にはしないはず。それに万が一中毒を起こしたら解毒薬を投与すればいいだけだ)

防空棲姫「テイトク!!ハヤク!!」

提督(注射器を手に廊下に出たところで防空棲姫の悲鳴が聞こえた。二人の下に戻った時には今にも戦艦棲姫の手が防空棲姫の首を絞めるところだった)

提督「眠れ!!」グッ プシュッ

戦艦棲姫「っあ……!?ぐぅ……!!はぁ……!?」ドクン

防空棲姫「……!!エイ!!」グイッ

戦艦棲姫「あっ……!?ふぅ……!!」

提督「防空棲姫、大丈夫か!?」

防空棲姫「テイトク!!テイトク!!」ダキッ

提督「よく頑張ってくれた」ギュッ ナデナデ

防空棲姫「アリガトウ……スゴク怖かった……」グスグス

提督(力が抜けた戦艦棲姫を防空棲姫が突き飛ばす。戦艦棲姫はされるがままに床に倒れ込む)

提督(そして防空棲姫は涙目で俺の胸に飛び込んできた。今にも泣きそう……いや、泣いていた)

提督(防空棲姫を抱きしめて頭を撫でる。防空棲姫に強く抱きしめられながら、ふと気がついた)

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……」ピク ピク

提督「……戦艦棲姫?」

提督(呼びかけに反応がない。そして心なしか震えているような……まさか中毒を起こしたのか!?)

提督「戦艦棲姫!?おい、大丈夫か!!」バッ

防空棲姫「っ!?」

提督(戦艦棲姫に駆け寄り、上体を抱き上げる。すると、荒い呼吸をする戦艦棲姫と目が合った)

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……」ジッ

提督「!?」

提督(戦艦棲姫の頬は紅潮し、瞳は潤んでいた。自分でも何が起きているのか分からないと言った感じの戸惑いの表情を浮かべている)

提督(瞳に先ほどの燃えるような執念は宿っていなかった。しかし、別の種類の炎が揺らめいている)

提督(無意識なのだろうか。自らの胸を抑える手は震えており、か弱い女と言った感じの振舞いだ)

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……っ……カラダが……カラダがおかしい……」

提督(明らかに発情していた。一瞬呆然とするが、慌てて戦艦棲姫をその場に寝かせて、先ほど売った注射器を確認する)

提督「……!!」

提督(なんてことだ……媚薬じゃないか!!よく確認せずに取り出したから間違えていたのか……)

提督(殺害目的の毒薬とそれ以外では棚が違うが、それ以外の中では同じ棚の中に置いてある)

提督(そのために間違えてしまったのだ。何てことだ……)

提督「……!!」

防空棲姫「ど、どうしたノ……?」

提督「薬を間違えた……いや、死んだりはしない。大丈夫だ。……ともかく、はやく拘束しなおさなくてはな」

戦艦棲姫「……!!」

↓×2 戦艦棲姫の行動

戦艦棲姫(私は……欲情しているの……?あの男に……?あんなことがあったのに……?)

戦艦棲姫(みんなが殺されたのに……仇が……裏切り者が居るのに……そいつへの殺意よりも……)

戦艦棲姫(あの男に抱かれたいという思いが強いの……?少し胸に抱かれただけで、ころりとあの男に惚れたというの……?)

戦艦棲姫「……!!」スッ クチュ ネトォ

戦艦棲姫(……もう、どうでもいい)ブツリ

戦艦棲姫「うふふ……テイトク……だったカシラ?」グッ ノソリ

提督「っ!?」

防空棲姫「!!」

提督(声に振り向くと、戦艦棲姫がこちらに四つん這いで近づいてきていた。妖艶な笑みを浮かべて、目がトロンとしている)

戦艦棲姫「オネガイ……ワタシを抱いて……?」フリフリ

提督「っ!?」

防空棲姫「……?な、何をしているノ……?」

提督(雌豹のポーズを取り、誘うように尻を振りながらゆっくりと這いずってくる。着ている服の関係上、下着に覆われた尻が丸見えになってた)

提督(現状もかなりヤバイが、このままではさらに防空棲姫の教育上大変良くないことになってしまう。とりあえず、コイツを拘束しなくては)

提督「あ、あきつ丸をよばなk……」

戦艦棲姫「がう!!」バッ

提督「なっ!?」ドサッ

防空棲姫「テイトク!!」

戦艦棲姫「ふふふ……んちゅぅ」

提督「っ!!」

防空棲姫「!?」

戦艦棲姫「んはぁ……れろれろ……んちゅぅ……んふぅ……じゅる」

防空棲姫「だ、ダメ!!やめ……て……!!」ジッ

提督「んー!!」

提督(まるで本物の豹のように跳びかかってきた戦艦棲姫に、押し倒された俺はなすすべもなく唇を奪われる)

提督(そして野生動物のような乱暴さで咥内を蹂躙される。熱い舌がねじ込まれ、絡んできた)

提督(抵抗しようにも情けないことに力で勝てない。体を擦りつけられ、否が応でも体が反応してしまう)

提督(視界の端に防空棲姫が目を見開いてこちらを見つめているのが見えた。何かいけないものを見ていると分かっているのだろうか)

提督(防空棲姫はとても怖がっているような表情をしていた。だが、その目はしっかりとこの痴態を捉えて離さない)

戦艦棲姫「んふ……」グイッ ガシッ

提督「んぐ!!」

戦艦棲姫「んはぁ……ふふっ……」

提督「はぁ……!!だれk」

戦艦棲姫「♪」ムギュ

提督「っ!?んむー!!」

戦艦棲姫「安心シテ……?ワタシはただあなたに抱かれただけなの……!!」ビリリリ キュッ

提督「んんんん!!」

防空棲姫「……!!」ドキドキ

提督(強引にねじ上げられ、両手を纏められて片手で押さえつけられてしまう。本当になんて力だ……)

提督(濃厚なディープキスと愛撫をされて、やっと唇を解放されたかと思ったら今度はその豊かな胸で顔を覆われる)

提督(声を出す暇もなかった。そして何かを破く音が聞こえ、何かで手首を結ばれる。とても固く結ばれてしまい、解くことはおろか破ることも無理だ)

戦艦棲姫「ふふ……テイトクのここ、すっかり大きく硬くなってる……♪体の構造は似たようなものなのね?」スリスリスリ

提督「んぐ!!んん!!んんん!!」ジタバタ

戦艦棲姫「あん……ねえ、大人しくして?するってヤクソクしたら口をジユウにしてあげるわ」

提督「……!!」コクコク

戦艦棲姫「ヤクソクだからね?はい」

提督「ぷはっ!!……服を破いて縛ったのか。できれば手の拘束も解いてもらいたいのだが」

戦艦棲姫「それはダメ。安心して、全部終わったらカイホウしてあげるから」

提督「っ……分かった。だが、防空棲姫の教育上よろしくない。そこは配慮してくれ……」

戦艦棲姫「ボウクウセイキ?……ああ、アレ?気にしなくていいわよ」

提督「ダメだ!!彼女はまだ子供だぞ!?」

戦艦棲姫「だからナニ?いいから放っておきなさいよ。それとも、全身縛りあげられるのがお好みカシラ?」

提督「……!!」

戦艦棲姫「分かればイイのよ。さて、御開帳とイキマショウ?どれどれ……あはっ♪ご立派ね?」

提督「っ……!!」ブルン

防空棲姫「……!!」ドクン

戦艦棲姫「すごいオスの匂い……!!癖になっちゃう……!!あむ」ゾクゾク

提督(フェラ……だと……!!クソッ……!!)

提督「ぐぅ……!!防空棲姫、見ないでくれ……!!」

防空棲姫「な……なんで……?」ドキドキ

戦艦棲姫「んちゅ……じゅるじゅるじゅる、れろれろれろ」

提督「っぁ……!!君にはまだ早い……!!」

防空棲姫「なんでハヤイ、の……?」ジッ

戦艦棲姫「んは……テイトク?さっきから酷いと思わないカシラ?」スッ

提督「っ!?」

戦艦棲姫「ワタシはさっきからずっとアナタしか見えてないのに、アナタはよそ見?」

戦艦棲姫「それだと、嫉妬のあまり……その子、殺しちゃうカモネ……?」ギロリ

防空棲姫「っ」

提督「っ!!……わ、分かった。だからそれはよしてくれ……」

戦艦棲姫「アナタが自分の言ったことを守る限り、ワタシもアナタの頼みを聞くわ」ニコッ

提督「……約束する。もう野暮なことは言わない」

戦艦棲姫「ふふ……じゃあ続きをしてあげましょう。と言いたいところだけど、私もセツナイの」バッ スルリ

提督(サディスティックな笑みを浮かべた戦艦棲姫は裾が破かれたワンピースというかネグリジェというかを脱ぎ捨てる)

提督(ブラはしていない。そして黒い下着をも愛液の糸を引きつつ脱ぎ捨て、一糸まとわぬ姿となった)

提督(やはり女性らしい体つきは人と大差なく、角が生えている程度では消し去れないほどの同質さを醸し出していた)

提督(豊かな胸としっかりとした腰回りはさぞやいい子供を生める女だと男の本能が告げていた)

提督(俺がまじまじと見ていることに気がついた戦艦棲姫は勝ち誇ったような笑みを浮かべる)

提督(そして俺をその場に横たわらせると、俺の頭部を跨いで、自らは俺の股間へ顔を近付けた)

戦艦棲姫「だからアナタもワタシを悦ばせて。イイワネ?」

提督「……分かった」

戦艦棲姫「キタイしてるわ。じゃあお願いネ?あむ……じゅるじゅるじゅる」

提督「っ……」

提督(これは誰が何と言おうともシックスナインだろう。目の前に戦艦棲姫の秘所がある。既にだいぶ濡れていた)

提督(こうなった以上、一刻も早くこいつを満足させて終わらせるしかない。覚悟を決めた)

戦艦棲姫「れろれろれろ……んむっ!?んふ……♪」ビクッ グイッ

提督(秘所ではなく脚の付け根を舐める、戦艦棲姫は体を震わせ、誘うように腰を振る)

提督(それと同時に俺のモノをより一層責めてくる。どちらが先に根をあげるかの勝負だった)

戦艦棲姫「んふぅ……れろれろれろ……じゅるじゅるじゅる……っ……!!」

提督「じゅる……じゅるるるる……ぺろぺろぺろ」

防空棲姫「……!!んっ……?ナニ……コレ……」クチュ ネトォ

提督(容赦なくイかせるためにクンニを続ける。脚の付け根からだんだんと秘所の方へ。十分に焦らす)

提督(そしてようやくクリを責める豪快にむしゃぶりつき、舌で舐め、突っつき、吸った。中にまで舌を潜り込ませる)

戦艦棲姫「んっふぅ……!!ん、んん!!んんんん!!」ビクンビクン

提督(戦艦棲姫が絶頂に達して体を強く震わせた。容赦なく追撃する。電撃戦だ)

提督(そのまま急所を激しく責め続ける。媚薬の効果もあり、戦艦棲姫は何度も絶頂に達した)

提督(一方、俺の方は途中から戦艦棲姫がフェラどころじゃなくなっていたこともあり、なんとか耐えることができた)

戦艦棲姫「っぁあ!!ああああ!!はぁ……はぁ……ソウゾウイジョウね……!!」

提督「ふぅ……君の方は思ったよりもという感じだな?」

戦艦棲姫「ヒドイ……♪頑張ったのに……♪じゃあ、こっちで奉公してアゲル」

提督(戦艦棲姫は立ち上がると、俺の腰の上に膝立ちになった。俺のモノに手を添えて自らの秘所にあてがう)

戦艦棲姫「覚悟はイイかしら?」ピトッ

提督「そっちこそな……」

防空棲姫「……!!」クチュクチュ

戦艦棲姫「もちろん……♪っ!!はぁああ……!!あぁん!!」ズプッ ヌプププ

提督「くぅ……!!」

提督(飲み込まれた瞬間から分かった。モノがまるでやすりで削られるように刺激される。これはまずい)

提督(こいつもまた随分な名器を持っている。あの子と言いこいつと言い深海棲艦は皆名器ぞろいなのか?)

提督(こうなったらもう短期決戦を目指すしかない。相手にイニシアチブを握らせたら終わりだ)

提督「ふっ……!!」ドスン

戦艦棲姫「あぁっ!?」ビクン

提督(強引に腰を振る。子宮を粉砕するように容赦なく突きあげる。やられる前にやらなくては)

提督(幸い、相手は何度も絶頂を迎えて体ができている上に媚薬が効いている。勝算はある)

戦艦棲姫「ちょっ!!まっ!!あぁ!!あん!!あん!!」ヌップヌップヌップユッサユッサユッサ

提督(戦艦棲姫は驚愕の表情を浮かべたが、すぐに快楽に蕩ける。いいぞ、勝てる)

提督(だが、果てしない快楽に暴発するかしないかぎりぎりまで追い詰められている。揺れる胸も危険。油断は禁物だ)

提督(時間が分からなくなっていた。どのくらい経ったのだろうか?おそらく十分もないぐらいの出来事なのだろうが、数時間経ったような気分だった)

戦艦棲姫「あぁ……あぁ!あぁ!!イイ!!凄くイイ!!」ヌップヌップヌップ ユッサユッサユッサ

提督「っ……!!堕ちろぉ!!」バスン ビュルルルルルルルル

戦艦棲姫「ああああああああ!!……はぁっ!!あぁ……」ドサリッ

防空棲姫「っ!?」ビクッ

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……っ♪」ギュッ

提督「!」

戦艦棲姫「テイトク……スゴク良かったわ……どうかお願いだからワタシをアナタのモノにして……?」

提督(達した後にしなだれかかってきた戦艦棲姫は、俺の手の拘束を解いた。そして、懇願する)

提督(その表情は先ほどまで浮かべていたサディスティックな笑みではなく、完璧に男に屈した嗜虐心をそそるトロ顔だった)

提督(懇願の内容と言いこの表情と言い……コイツの本性が分かった)

提督「……」ズルン

戦艦棲姫「ぁん……」ゴポッ

防空棲姫「……ぁ!!」

提督「……欲しいのなら舐めてその気にさせてみろ」

戦艦棲姫「!!はい……♪あむ」

提督(まるで盛った獣のようにモノにしゃぶりついてくる。上目遣いで機嫌を窺うさまは雄に媚びる雌とでも言おうか)

提督「もういい。そこに仰向けに寝そべって脚を広げろ」

戦艦棲姫「んふっはい、ワカッタワ♪」

提督「ふっ」ズプン

戦艦棲姫「あぁん!!す……スゴイ……!!」

提督「ふ……ふ……」パンパンパン

戦艦棲姫「あっ♪あっ♪あっ♪」ズッチュズッチュズッチュ

提督(だらしなく開いた口からは唾液が垂れている。目にはハートが浮かんでいるのが見えそうだ)

提督「お前はどうやら嗜虐的……Sのように振舞っていたようだが、本当は逆なのだろう?お前の本性は嗜被虐的……Mだ」

戦艦棲姫「ソウ!!ソウナノ!!ワタシはぁ!!こうして……!!」

提督「支配されたかった。所有されたかったのだろう?」

戦艦棲姫「ソウナノ!!支配されてシアワセなの!!」

提督「口のきき方がなってないぞ?誰に向かって話してる?俺はお前のご主人様だ」

戦艦棲姫「……♪スイマセンデシタ!!お許しください、ご主人様ぁ!!」

提督「いや、ダメだ。罰としてこれが終わったらちゃんと今お前を悦ばしているものを口で綺麗にするように」

戦艦棲姫「はぁい!!ワカリマシタ!!」

提督(言葉責めも交えて戦艦棲姫を善がらせる。こいつはもう恐ろしい敵から完璧に俺のモノへとなり下がった)

提督「っ……!!そろそろくれてやる。しっかり受け止めろ」

戦艦棲姫「アリガトウゴザイマス!!ご主人様!!」

提督「ほら……受け取れ!!」ビュルルルルルルルル

戦艦棲姫「ああああああ!!熱いのが……イッパイ……!!」ビクンビクン

提督(戦艦棲姫の中で己を解き放ち、しばし脱力した。それからモノを引き抜く。秘所からは白濁液が溢れてきた)

提督(戦艦棲姫はすぐに俺のモノにむしゃぶりつき、綺麗に汚れを舐めとっていく)

提督「……よし、これでいい。……とらえずお前はそこに居ろ」

戦艦棲姫「ハイ♪」

提督「……防空棲姫」

防空棲姫「テイトク……」ネトォ

提督(防空棲姫は泣きそうな、しかし快楽に蕩けた顔をしていた。……戦艦棲姫と俺が混じり合っているのを見て目覚めてしまったらしい)

提督(最悪な気分だった。俺はこんな子供が強引に性に目覚めるようなことの片棒を担がされたのだ)

提督「……大丈夫か?」

防空棲姫「……」

↓×2 防空棲姫の反応

防空棲姫「私にも……オナジコトしてほしいです……ご主人様……」

提督「……!!防空棲姫……」

防空棲姫「イマのを見て……ワタシのここが……お腹の奥底がきゅんってしてる……」

提督「防空棲姫……ダメだ……」

防空棲姫「っ!!わ、ワタシのこと……嫌い……ですか……?」ウルウル

提督「そういうわけじゃない!!けど……」

防空棲姫「ナラ、オナジコトをして欲しいです……!!分かるノ……カラダが、ココロが、そうされたがってる……]

防空棲姫「タエラレナイ……切なくて、辛くて、心がハリサケそう……タエラレナイの……」

提督「っ……」

防空棲姫「っ!!」バッ

提督「!?」

防空棲姫「はぁ……はぁ……これが……オトコの人の……ごくり」

提督「だっ!!離してくれ!!」

提督(駆逐艦とはいえやはり深海棲艦か……!!なんて力なんだ……!!)

防空棲姫「ぺろぺろ……変なアジ……頭がぐるぐるする……ぺろぺろ……」

提督「うっ……つぅ……」

↓×2 提督の行動

提督「ダメだ……!!落ち着け!!」グイッ

防空棲姫「……!!」ジワァ

提督「そんな顔をしないでくれ……これは本当に好きな人とするべきことなんだ。そうみだりにしてはいけない」

防空棲姫「スキ!!テイトクがスキ!!ホントウに!!なのにどうしてダメなの!?」ポロポロポロ

提督「それは……っ!?」

戦艦棲姫「ふふ……」ガシッ

提督「戦艦棲姫……もごっ!?」

戦艦棲姫「ご主人様……オンナの幸せは好きなオトコに支配されることです♪」

提督「んー!!」

戦艦棲姫「オシオキは後で受けますわ♪ですから、ね?」

提督「……!!」

提督(こいつ……!!)

戦艦棲姫「ふふ……ほら、ドウシタノ?早くやることやっちゃいなさいヨ?」

防空棲姫「デモ……テイトク……ワタシとするの嫌がってる……」グスッ

戦艦棲姫「ハァ……ほら、ご主人様のとてもリッパなソレ、見てみなさいよ」

防空棲姫「……!!」ゴクリ

戦艦棲姫「その気がないならそんなになってナイワヨ。ご主人様がお前を抱かないのは、他にふさわしいオトコがいると思っているからヨ?」

防空棲姫「ソウナノ……?」

提督「っ……」

防空棲姫「ソウ……ナンダ……!!ワタシが嫌いだからじゃないんだ……!!」

戦艦棲姫「ヨカッタわね、嫌われているわけじゃなくて。……ねえ、居るのかしら?ご主人様より相応しいオトコ」

防空棲姫「イナイ!!」

戦艦棲姫「そうよねぇ?なら、やることは一つだけジャナイ?」ニタァ

防空棲姫「テイトク……ワタシ、テイトクがいいの。テイトクじゃないとダメなの」スッ

戦艦棲姫「ほら、さっきワタシがしてもらっていたのを見たデショウ?本能に身を任せて、テイトクのオンナにして貰いなさいな」

防空棲姫「ん……テイトク……ダイスキだよ……?」ニコッ スルリ スッ クチッ

提督(防空棲姫はとても愛らしい笑顔で俺を見つめる。まるで天使の様だった。だが、その行動は……淫魔だ)

提督(履いているものをさっと脱ぎ捨て、胸についていた艤装の一部をはぎ取る。それだけでほとんど全裸だった)

提督(むしろ残った他の服……というべき布地や、害なしとして残された艤装のパーツのせいで全裸よりも下半身によろしくない格好になっている)

提督(そんな恰好で先ほどの戦艦棲姫のように俺の腰の上で膝立ちになり、モノを自らの秘所にあてがった)

提督(ピッチリと閉じたそこはしかし、やはりそういうものなのだろう。ゆっくりと俺の固く張ったモノに押し開かれていく)

防空棲姫「はぁ……はぁ……ごくっ」ツプ ジッ

戦艦棲姫「ふふ……ソウヨ。そうやって堕ちなさい。ワタシと同じように。でないとワタシが憐れ過ぎるモノ」ボソリ ハイライトオフ

提督「!」

戦艦棲姫「最期まで戦おうとしたワタシが敵だったオトコの性奴隷に堕ちたのに、裏切り者のアナタだけが綺麗なままなんておかしいモノネェ……?」ニタァ

提督(こいつ……)

防空棲姫「っ……!!」フルフルフル

戦艦棲姫「……何をしているの?サッサト入れちゃいなさいよ」

防空棲姫「わ……ワカッテル!!……」

戦艦棲姫「……」グイッ

提督「っ!!」ズプン

防空棲姫「っぁ……はぁ……!!」ブツン

提督(痛みからか、はたまた本能的な恐怖からか、防空棲姫はあと少しの所で挿入を躊躇っていた)

提督(それに焦れた戦艦棲姫が俺の腰の下に足を差し入れ、押し上げた。そのまま俺のモノが一気に防空棲姫の中に突き刺さる)

提督(処女膜を突き破り、ピッチリと閉じた媚肉を押し広げながら一気に一番奥のプニッとした子宮口まで到達する)

提督(防空棲姫の不意を突かれた驚愕の表情が心に突き刺さった。「あはぁ……!!」という戦艦棲姫の笑い声が聞こえる)

提督(だが頭でどう考えていても体は感じる。防空棲姫の中は今まで経験した誰よりもきつかった)

提督(モノが押しつぶされ、その熱い体温のせいもあり境界が分からなかった。防空棲姫と一体化してしまったようだ)

提督「っ……!!」

防空棲姫「っ……ぁぁ……!!」ビクンビクン

戦艦棲姫「イタイ?その痛みを一生忘れない事ね。それは貴女がオンナになった証なのだから」

防空棲姫「オンナ……これで、私もテイトクの……!!」ゾクゾク

戦艦棲姫「ほら……ご主人様に奉公なさいな。カラダとココロに刻み付けるのよ、自分はこの人のモノだって!!」

防空棲姫「ん……動くよ、テイトク……っ!!」ヌップ ヌップ

提督「っ……!!」

提督(痛みからか顔を少し歪ませての若干ぎこちなくゆっくりとしたピストン。しかし、それのせいで逆にわかってしまう)

提督(きつく締まった防空棲姫の中、その媚肉の襞の1つまでが手に取るようにわかる。吸い付いてくるようなそこは間違いなく名器だ)

防空棲姫「はぁ……これが……オトコの……テイトクの……!!」ゾクゾク

提督(防空棲姫との結合部分を見る。ぬらぬらと愛液に覆われる俺のモノや下腹部には紅いものが混じっている)

提督(淫らに防空棲姫の秘所を出入りする俺のモノは固く張っていた。これで俺はこの子を女にしてしまったのだ)

提督(少し視線をあげるとプルンとふるえる胸は巨乳というほど大きい訳ではないが、それなりの大きさを誇った形の良い美乳だ)

提督(駆逐艦らしからぬプロポーションと言えるだろう。その先端の桜色の突起は固く自己主張しており、淫靡さにさらに拍車をかける)

提督(そしてさらに視線をあげる。淫らな雌の顔をする防空棲姫と目が合った。蕩けるような瞳は正気を失いかけているのか)

提督(少し開いた口からは色っぽい吐息が漏れ出ており、感じ始めていることがありありと分かる)

防空棲姫「テイトク……キモチイイ……キモチイイヨ……!!」ヌップヌップヌップ

提督「っ!!」

戦艦棲姫「イイワ……その調子でもっとご主人様に奉公なさい……!!」

提督(自分の気持ちいい動き方を探し当てたのだろう。次第に腰の振り方が早くなってきた)

提督(そこにいたのはもはや盛ったメスでしかない。ついさっきまでいた純粋な子供は消え去ってしまった)

提督(ただただ男の上にまたがり、必死に腰をふって快楽を貪る様はこの子がもう一人の女になったのだと思い知らされた)

提督(ただなされるがままに蹂躙される。先ほどの戦艦棲姫との時のように自分から反撃する気分にはなれなかった)

提督(防空棲姫のきつく締まる名器に、あっという間に射精感が昇り詰める。そのままなすすべもなく腰が跳ね上がって……中出しした)

提督「んっ……んん!!」ズブン ビュルルルルルルルル

防空棲姫「はああああああ!?あぁ……!!な、ナニコレ……!!なかでびくびくしてる……」ビクン

戦艦棲姫「アラ、先にイかされてしまったのですか?ご主人様」

提督「……っ!?んんんん!!」ビクンビクン

防空棲姫「スゴク気持ちよかった……!!テイトク!!今のモウイッカイ!!」ズップズップズップ

提督(イったばかりで敏感になっているのに、防空棲姫はそれまで以上に腰を振る。痛みのような衝撃が体を貫く)

提督(あまりの衝撃に悶えるも、戦艦棲姫に押さえつけられ防空棲姫に上に乗られて腰を振られている俺はどうしようもなかった)

防空棲姫「テイトク、辛いの……?でもごめんね。気持ち良すぎて止められナイノ……!!」ゾクゾク

戦艦棲姫「ご主人様、頑張ってください。ホンキを出せば一捻りでしょう?先ほどワタシのココロを完璧に堕としたように屈服させてください」

提督(壊れそうなほどの性感に俺のモノは射精しても萎えることは無かった。しかしこのままではダメだ。本能で分かった)

防空棲姫「キモチイイ……!!テイトク、キモチイイ、よ……!!」ニタァ

提督(この子はサディストの気がある。浮かぶ笑みは獰猛で、獲物を前にした肉食動物のそれだ)

提督(そう言えば以前、防空棲姫にやられて撤退してきた子が、防空棲姫が「痛い?」と聞きながら高笑いしていたとか言っていた)

提督(捕虜になった後は甘えん坊で優しいところばかり目に入ったが、この子はそういう本性も持っているのだろう)

提督(現に俺の様子を見てもやめるどころかますます激しくなっていく。一度味を占めればこの子は化ける。それを阻止しなくては)

防空棲姫「あはっ……あははっ……!!テイトク!!ダイスキだからね!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「……!!」

↓×3

更新できなかったのは安価のせいでなく完全に私用のせいです
申し訳ありません……
どんな安価でも大歓迎です

作者も逆レは深海棲艦につかまって搾り取られるのから
真面目な榛名が思いつめて強硬手段にでてしまうもの
さらには足柄に泥酔させられて気がついたらというのも全部大好物です

提督(しかし、口は戦艦棲姫に塞がれている。両手も同様だ。声をあげることも防空棲姫をどかすこともできない)

提督(下半身を捩って何とか逃れようとしても、防空棲姫は逃がしてくれなかった)

提督(動かすことはできても抜け出すことはできない。足で挟まれている)

防空棲姫「モット……テイトク!!モット!!モット!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「っ……!!」パンパンパン

戦艦棲姫「ほら、ご主人様!!モット本気を出して腰を振ってクダサイ!!」

提督「っ!?」

提督(俺は……無意識のうちに腰を突き上げていた。戦艦棲姫の言葉でそれに気がついた)

提督(そうか……結局俺は……この子を……この子まで……っ!!)

提督「……!!」ギロリ

戦艦棲姫「!!そう……その目です……!!さあ、アイツを屈服させて私のような性奴隷にしてください……!!」パッ

提督(俺は覚悟を込めて戦艦棲姫を睨みつける。目が合った戦艦棲姫は妖しい笑みを浮かべると俺を解放した)

提督「防空棲姫!!」グイッ ダキッ

防空棲姫「あっ!?て、テイトク……?」

提督(思いっきり防空棲姫を引き寄せ、抱きしめる。のしかかられるような体勢だ)

提督「俺は……君を大切にしたかったのに……!!」ズチュン

防空棲姫「かはっ……!?」ビクンビクン

提督(思いっきり腰を突き上げる。もう躊躇いは無かった。俺は本気で腰を突き上げる)

提督「俺は……自分で言うのもアレだが、女癖が悪い!!」

防空棲姫「あぁん!!」

提督(俺は防空棲姫の体を思いっきり抱きしめて拘束している。そんなところにこんな突き上げをすれば、こうなる)

提督「さっき君が見たとおりだ!!体の関係がある女は何人もいる!!そんなつもりはなかったのに!!気がついたらこうなっていた!!」

防空棲姫「だ……ダメ……!!テイトク!!ダメ!!カラダが……あぁ!!」

提督(俺のモノが防空棲姫の一番奥、子宮を貫く。衝撃はそのままダイレクトに逃げることなくそこを蹂躙する)

提督「セックスなんて綺麗なもんじゃない!!俺にとっては!!でも、君にとってはそうでなかった!!」

防空棲姫「かはっ……!!ああ……!!ああ!!」ビクンビクン

提督(ほんのさっきまでオトコを知らなかった体に強引にオトコを教え込む。防空棲姫の一番大切な所を開発する)

提督(この子をメスに作り替えるのだ。この一番奥底は、開発すればするほどオトコを知る場所だ)

提督「そうなって欲しくなかった!!なのに!!どうして君は……!!」

防空棲姫「て……テイトク……!!」スッ

提督(むき出しの感情をぶつける俺に、防空棲姫は優しい声をかける。まるで聖女のように穏やかだった)

提督「っ……」

防空棲姫「ダイスキ……!!」ニコッ ナデナデ

提督(そして、俺の頭を撫でた。慈しみ、自分の恋情を伝えるように何度も何度も優しく撫でる。俺は……)

↓×2

防空棲姫『テイトク、辛いの……?でもごめんね。気持ち良すぎて止められナイノ……!!』ゾクゾク

防空棲姫『キモチイイ……!!テイトク、キモチイイ、よ……!!』ニタァ

防空棲姫『あはっ……あははっ……!!テイトク!!ダイスキだからね!!』ズッチュズッチュズッチュ

提督「っ!!」

提督(一瞬、油断した。しかし俺は忘れない、この子に眠る本性を。油断すればやられるのは自分だ)

提督「そうか……」ズプン

防空棲姫「ウン……っ!?」ビクン

提督「なら、これも受け入れてくれるな?」パンパンパン

防空棲姫「っはぁ……!!あぁ!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「防空棲姫、お前も俺のモノにしてやる……!!お前が悪いんだ……!!そうだろう!?」

防空棲姫「んあぁ!!っ……テイトクのモノになれば……ずっと一緒にイラレル……?」

提督「ああ……お前が俺のモノになればな……その代わり、お前のすべては俺のモノだ……良いんだな?」

防空棲姫「イイ!!なる!!テイトクのモノ……!!なる!!」

提督「いいだろう……!!お前を調教してやる!!体に俺を刻み込んでやる!!」

防空棲姫「シテ!!キザンデ!!ワタシに……テイトクを……!!あぁ!!」ビクン

提督(性欲のままに突き上げる。容赦ないそれに防空棲姫は体を震わせた。脚はしっかりと俺の体を挟み込み、俺の頭を抱きしめる)

提督(この子の体が作り替わっていくのが分かる。子供の体が女へと変わっていった。俺がそうしたのだ)

提督(体は与えられる快楽にしっかりと反応するようになった。子宮を突くたびに中がきつく締まる)

提督(艶めかしい喘ぎ声が愛らしい口から漏れ、自らも腰をくねらせ始めたその様は子供ではない。男の味を覚えた女だ)

提督(尊いものを穢す背徳感に心が震える。若いだけあって呑み込みが早いな。だが、まだまだぎこちないこれは調教し甲斐があるな)

提督「単調になるなもっと複雑なリズムでいろんな方向へグラインドさせろ」

防空棲姫「っ……!?ど、ドウヤルノ……!?」

提督「ほらっこうするんだ!!」ガシッ グイッ

防空棲姫「あぁん!!」ビクン

提督(防空棲姫の腰を掴んで気持ちのいいように動かす。まるでオナホ扱いだ。だが、これでいい)

提督(俺のモノになるのがこいつの望みなのだ。むしろ願ったり叶ったりだろう。そうするうちにだんだんと射精感が上り詰めてきた)

提督「っ……そろそろくれてやろうじゃないか……!!」パンパンパン

防空棲姫「な……ナニを……!?」ズッチュズッチュズッチュ

提督「精液だ……!!女は愛する男の精液を欲しがるものだ……!!」

防空棲姫「ソウナノ……!?ならホシイ!!クダサイ!!」

提督「ほら……受け取れぇ!!」ビュルルルルルルルル

防空棲姫「っぁ!!はぁ……またびくびくしてる……!!アツイ……」

提督(欲望のままに容赦なく中出しする。子供にそうするという達成感と背徳感が素晴らしい」

提督(だが賢者タイムに入り気分が悪くなった。荒い息を吐いてもたれかかってくる防空棲姫を見る。……結局俺は、こうしてしまった)

提督「っ……」グイッ

防空棲姫「あんっ」ドサリ

提督(乱暴に防空棲姫の体を退かす。されるがままに俺の体の上から隣に転がり落ちた)

戦艦棲姫「ふふ……!!良い様ね、ウラギリモノ……!!流石ですわ、ご主人様!!」ニタァ

提督「戦艦棲姫……」

提督(戦艦棲姫は歓喜の表情で秘所から白濁液を垂れ流す防空棲姫を見つめる。そして俺に満面の笑みを向けた)

提督(だがこいつが先ほど裏切りに等しい行為をした。それに対する報復をしなくてはな……)

↓×2

体調崩してインフルかかったわ全裸待機も考えものだな

新しいコピペかな?

192:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 05:16:01.17 ID:C3Qgn93+o
体調崩してインフルかかったわ全裸待機も考えものだな

193:名無しNIPPER[sage]
2017/02/27(月) 09:45:10.25 ID:mN/pAbMHo
>>192
そのインフルエンザウィルスを、全身くまなくじっくりと調教してやるんだよ。
そして「もう二度とご主人様(の体内)で悪戯なんてしません」って誓わせろ。
そうすりゃこっちのもんよ。
(訳:ちゃんと治すんだぞ、お大事に)

提督「そこに四つん這いになれ」

戦艦棲姫「はい……!!コレでいいですか……?」ペタリ

提督「いいだろう。……さて、お前は先程何をしたか覚えているか?」

戦艦棲姫「モチロンです……!!ワタシはご主人様のモノの分際で、ご主人様を羽交い締めにしてクチをふさぎました……!!」

提督「そうだ。ではそれに対するお仕置きを始めよう。お前はこっちを使ったことはあるか?」ピリッ スッ ツプッ

戦艦棲姫「っ!?あ……ソコハ……」ビクッ クルッ

提督(コンドームをあけて中指に装着し、ローションに浸す。そしてその指を戦艦棲姫のアナルに挿入する。戦艦棲姫は肩を震わして振り返った)

戦艦棲姫「っ……!!」ゾワゾワ

提督「ほぅ……この反応と言いこのキツさと言い……お前、こっちは初めてか?」クチュクチュ

戦艦棲姫「っ!!」カァッ

防空棲姫「!?」

提督「ふっ……かわいい反応だな?そんな初心じゃないだろう、お前は」ヌチュヌチュ

戦艦棲姫「……!!」ゾクゾク

提督「……変な感覚か?安心しろ。そのうち好きになる。お前の方から求めてくるようになるかもな?」

戦艦棲姫「は、ハイ……!!」

防空棲姫「……!!」ゴクリ

提督(固く閉じた後ろの穴を徐々に解していく。指一本からだいぶほぐれたところでもう一本を挿入)

戦艦棲姫「うわぁ……!!」ゾワゾワ

提督「ほら、だいぶ解れてきたぞ?どんどんとこっちを使う準備ができていくな?」

戦艦棲姫「っ……ご主人様……!!」

提督「一度拡張してしまえばもう二度と元にはもどらない。今、お前の体は取り返しがつかない改造を受けている」

戦艦棲姫「あぁ……ワタシ、カラダを変えられちゃってる……!!後ろのが、そういうものに作り替えられちゃってる……!!」

提督「救いようのない変態だな。よし、これくらいでいいだろう。次のステップに行くぞ。こっちに来い」ヌポッ

戦艦棲姫「あぁん!!はい、ご主人様ぁ」ヒクヒク

提督「防空棲姫、今日はもうシャワーを浴びて部屋に戻れ。また今度話をしよう」ジロリ

防空棲姫「っ……ハイ」ビクッ シュン

提督(防空棲姫に部屋へ帰るように言って、戦艦棲姫を連れてトイレまで行く。途中、薬品保管庫に寄って浣腸液を数個手に入れておいた)

戦艦棲姫「……といれデスカ?」

提督「手を壁について腰を突き出せ」

戦艦棲姫「!!ハイ……♪」スッ グイッ

提督「よし……」ズッ ギュッ

戦艦棲姫「あぁ……何か入ってクル……!!」

提督(大人しく言うことを聞く戦艦棲姫の後ろの穴に浣腸液を注入する。すぐに戦艦棲姫は便意に襲われたようだ)

戦艦棲姫「アァ……!!ご主人様……!!」キュッ モジモジ

提督「便器に座れ。だが、十分間は我慢しろ」

戦艦棲姫「じゅ……十分も……?ワカリマシタ……」タラリ

提督(戦艦棲姫は時間が経つにつれてもじもじと体を捩り、汗を流して表情を歪ませながらもなんとか耐えていた)

提督「あと一分だ」

戦艦棲姫「……!!」コクコク

提督「と思ったがさらに五分追加しようか。もちろん、我慢できなかったら中止だ」

戦艦棲姫「えっ……!?ソンナ……!!これ以上はムリです……!!」プルプルプル

提督「なら中止になるだけだ。嫌なら頑張れ」

戦艦棲姫「……っ!!」マッサオ

提督(それからも3分ほど頑張っていたが、やはり限界を迎えたようだ。呻き声が悲鳴に変わり、汚い音がする)

提督(こういう汚いのは好きじゃない。スで始まってロで終わるあれは理解できない世界だな)

提督(戦艦棲姫は俯いてぐったりとしている。トイレを流してやり、暫く無言で見下ろしてから声をかける)

提督「……」

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……」グッタリ

提督「五分我慢できなかったな」

戦艦棲姫「っ」ビクッ

提督「中止だ。……と言いたいところだが、もう一度だけチャンスをやろうか?」

戦艦棲姫「!!」

提督(その後、もう二回浣腸をして腸内洗浄を完了させる。その間に心を落ち着けた。さっき乱されてしまったからな)

提督(今の目的は戦艦棲姫を屈服させて情報を引き出すことだ。よし、もう大丈夫。さて、本番だ。すぐ近くの空き部屋に移動する)

提督「そこに跪け」

戦艦棲姫「ハイ」スクッ

提督「これは儀式だ。お前が俺のモノになると誓え」

戦艦棲姫「!!分かりました……!!私は、心から貴方様のモノになると誓います……!!」

提督「ふん、無様なものだな。誇り高い戦艦棲姫がどうして敵である俺のモノになり下がったのか説明してもらおうか?」

戦艦棲姫「そ、それは……私がオンナ……メスだからです!!メスは強いオトコに支配されることが悦びなのです!!」

提督「なるほど、つまりお前は俺のコレに屈したわけか?」ボロン

戦艦棲姫「そうです!!その立派なモノに心からテイトクのモノにされてしまい……してもらいました!!」

提督「なら、誓いの口づけでもして貰おうか。もちろん、ここにだ」

戦艦棲姫「ハイ!!……ん……ちゅっ」スッ

提督「よし、いいだろう。ではこれをつけてもらおうか?」

戦艦棲姫「分かりました。……コレデいいですか?」スッ ピチッ

提督「ああ。立って、壁に手をついて腰を突き出せ」

戦艦棲姫「ハイ!!」

提督(言われた通りにした戦艦棲姫のアナルにローションを塗って、注入する。そしてモノをあてがった)

戦艦棲姫「んふっ……あぁ……っ!!」ピクン ピクン ビクッ

提督「さて、心の準備はいいか?」ズプン

戦艦棲姫「はいっ!?ああああ……!!ふふっ、返事をする前にイレルなんて……ヒドイです……!!」ズププププ ゾクゾクゾク

提督「っ……それがいいんだろう?」ヌップヌップヌップ

戦艦棲姫「はい……っああ!!なんか……ヘンなカンジ……!!」ゾワゾワゾワ

提督(戦艦棲姫のアナルは、前戯をしたとはいえやはりとてもキツかった。さすが初物というべきか)

提督(きつく締まる肛門を貫くと、若干緩くなるが、ひだひだとした直腸へ到達する)

提督(ピストンするとそのひだがモノを撫でつけ、肛門の締りにカリが引っかかりモノが刺激された)

提督(やはり耐え難い快楽だが、こいつのご主人様として簡単にやられるわけにはいかない)

提督(なるべく耐えられるよう自分への快楽を抑えつつ、適確に戦艦棲姫の子宮を後ろから刺激する)

戦艦棲姫「っ……ああ!!ナンカ……とても変な感じです、ご主人様!!けど、気持ちイイです!!」ヌップヌップヌップ

提督「これは……お仕置きだぞ?気持ちよくなるのは赦さん。もし俺より先にイったら、さらにお仕置きだ」パンパンパン

戦艦棲姫「!!ワカリマシタ……!!」

提督(初めてだからイクまでできるかは分からない。だが、前ではイケるのだ。それだけ開発されているなら不可能ではない)

提督(こういえばこいつは自分からイこうとする。そこにこうして、手で子宮を押すようにしてやれば)

戦艦棲姫「あぁ!!一番オクが……!!挟まれてる……!!スゴイ!!」ビクン

提督(アナルからの突きがそのままダイレクトに子宮に到達する。その快楽は男の俺には想像もできないな)

提督「……」グリグリグリ

戦艦棲姫「はぁ!!つぁ!!ああああ!!だめぇ!!ソレだめぇ!!オクが……おかしくなっちゃう!!」ビクンビクン

提督「そのままおかしくなれ!!」

戦艦棲姫「ふぐぅ!!あぁん!!」ビクン

提督(グラインドさせ、手で押さえている子宮をモノで撫でるようにする。今まで体感した事のないであろう快楽に戦艦棲姫は激しく善がっていた)

提督(脚は生まれたての小鹿のように震え、秘所からは愛液が溢れており、肩を震わせて体を捩る)

提督(絶頂が近いことは明らかだ。このままイかせてやる。再びピストンで強く子宮を突く)

戦艦棲姫「ごしゅじんさまぁ!!たってられにゃい!!モウたってられみゃせん!!」ガクガクガク

提督「なら壁に……寄りかかっていろ……!!」パンパンパン

戦艦棲姫「あぁ!!ああああ!!イッチャウ!!イッチャウぅうううう!!」ズッチュズッチュズッチュ ビクンビクン

提督(壁に戦艦棲姫を押し付け、サンドイッチにする。そのまま容赦なく突き、戦艦棲姫が絶頂を迎えた)

提督(きつく締まり、痙攣して脱力する体をしかし、そのまま押さえつけ突き続ける)

戦艦棲姫「にゃああああ!!もういってる!!もういってるからぁ!!」ビクンビクン

提督「先にイったらお仕置きだといったろう!!いいから立ってろ!!」パンパンパン

戦艦棲姫「む、むりぃ!!できないれすぅ!!んにゃああああ!!」ガクガクガク プシャァァァァ

提督(戦艦棲姫は悲鳴のような嬌声をあげ、体を捩って逃げようとする。だが、うまく力が入らない上に体勢が圧倒的に不利だ)

提督(そんな状況で逃げられるわけがなかった。されるがままに突かれ続け、潮を吹く。俺も、そろそろ限界だった)

提督「くっ……っ……!!」ビュルルルルルルルル

戦艦棲姫「あぁ……はぁ……」グッタリ

提督「ふぅ……」ヌポッ

戦艦棲姫「んぁ……」 ペタン

提督(モノを引き抜いて戦艦棲姫を解放すると、そのまま力なく己の愛液でびしょびしょの床に座り込む)

提督「……ほら、綺麗にしろ」グイッ

戦艦棲姫「は、はい……ん……ちゅっ……ぺろぺろじゅるじゅる」

提督「……よし。これでいい。戦艦棲姫、お前は、俺のモノだ」ナデナデ

戦艦棲姫「ハイ……///私は、貴方のモノです……///」

提督「では、いろいろと聞かせてもらおうか?お前の知っている情報を全部だ」

戦艦棲姫「っ……そ、それは……」ピクッ

提督「ほぅ……今更何を躊躇う?お前はもう戦艦棲姫ではない。ただのメスだ。ちゃんと言えば、これからもお前を抱いてやろう」

戦艦棲姫「!!……はい、そうですね。全部、シッテイルことを話します」ゾクゾクゾク

提督(戦艦棲姫からの情報は更新された敵の配置状況と新たな作戦の詳細だった。時間がなくすぐに動かなくてはならなかった)

提督(先のトラックの戦いでの深海棲艦側の損害は我々の想定以上に敵に響いたらしい。敵は起死回生の一撃を欲していた)

提督(そこで奴らが考えたのは敵本国に対する奇襲攻撃、つまり東京に対する攻撃だった)

提督(機動部隊が秘密裏に北太平洋を通って日本近海へ進出、航空隊による攻撃を加えるという作戦だ)

提督(目標は横須賀を始めとした軍事施設、資源貯蔵庫、湾内の軍艦や輸送船、そして東京の市街だった)

提督(奴らはそのサイズのためにレーダーに映りにくい。それは距離が遠くなればなるほど顕著になる)

提督(さらに、どうやら深海棲艦たちは潜水艦を使って我々の哨戒ルートやスケジュールを調査し、かなり正確に把握していた)

提督(少なくとも奴らの作戦は情報が無ければ成功していた確率が高い。危ないところだった)

提督(しかし知ってしまえばこちらのモノだ。敵はわざわざ孤立しに出てくる。絶好のチャンスだ)

提督(だが、おそらく察知されたと知られればすぐに作戦を中止して撤退するだろう。水上艦での迎撃は可能だが敵の大部分に逃げられる)

提督(そこで俺は集められる限りの潜水艦娘を集め、敵の攻撃開始地点に展開させた。あそこは彼女たちの狩場となっている)

提督(もちろん、万が一を考えて東京には迎撃のための航空隊を展開している。けれども、俺は心配していない)

提督(潜水艦娘はとても優秀な子たちだ。何せ、いつもは一人で敵地の奥深くへ侵入して通商破壊や偵察に従事している)

提督(彼女たちは恐らく艦娘の中でも一番実戦経験がある。駆逐艦や軽巡洋艦だってその気になればただの獲物だろう)



伊19「~♪」

U-511「それ知ってる。この前テレビで聞いた」

伊19「えっ本当なの?これって名曲だけど結構マイナーな曲なのね。テレビで使われるのは珍しいの」

U-511「あの……タイトルは忘れたけど歴史ドキュメンタリーのメインテーマでしょ?」

伊19「そうなのね!いい曲でしょ?イクはたまにこれをずっとループさせて聞いてるの」

U-511「いい曲。だけどちょっと悲しげ」

伊19「そういう曲だからなのね」

伊168「二人とも、ソナーが敵艦隊を捉えたよ。攻撃配置について」

伊19「了解なのね。狩りの始まりなの♪」ニタァ

U-511「Ja. 移動する……」クスッ

伊168「作戦通りにね。目標は敵の殲滅及び可能ならば捕虜を取ること。潜水艦娘の実力を見せつけてやろう」ニタァ



伊168「以上が今回の作戦の報告です。どうかな?大丈夫だった?」

提督「ああ、素晴らしい結果だ。やはり君たちに任せて良かった」

伊168「そう?よかった、そう言ってもらえて♪」ニコッ

提督「イムヤ、これは頑張ってくれたみんなへの俺からのねぎらいだ。渡しておいてくれ」スッ

伊168「わぉ!大漁大漁!間宮券がこんなに!」パァッ

提督「では俺は報告のために軍令部へ行ってくる」

伊168「分かった。……ねえ、提督?」

提督「どうした?」

伊168「イクがね、提督と会いたいって騒いでたよ。私達暫く休暇でしょ?もしよければ会ってあげて」

提督「イクが?ふむ……分かった」

伊168「……私も、もっと提督とお話したかったな」

提督「……イムヤ?」

伊168「休暇の間はこっちにいるからさ、良ければ私の部屋に来てよ。普通にお喋りとかしよ?」

提督「ああ、そうだな……」

伊168「……待ってるよ。じゃね」

提督「ゆっくり休んでくれ。……」

提督(あの子たちは……いや、今は考えなくていい。さて、行くとしようか)



提督「初めましてだな、空母棲姫。私は提督、君の尋問を担当する」

↓×3 空母棲姫の性格と反応

何の連絡もなしに時間があいてしまって申し訳ありませんでした……

「もうそろそろ攻撃地点デス」

空母棲姫「ソウネ、ありがとう。艦載機の発艦準備をススメテ」

「分かりました」

空母棲姫「これはとらっくとまーしゃるで死んでいったミンナへの手向け、弔い合戦よ。気をヒキシメテね」

「「「「リョウカイ」」」」

空母棲姫(市街地への攻撃……あまり乗り気じゃないけど仕方がない。そうすることで敵の戦意を挫けるなら、悪魔にでもなる)

空母棲姫(顔も知らない一般人よりみんなの方が大事……悲しいけど、これ戦争なのよね)

「っ!?」ゴゥン バッシャァン

「ギャァアアアア」ゴゥン バッシャァン

空母棲姫(雷撃!?っ!!奴らの魚雷は雷跡がない!!このままじゃ危険!!)

空母棲姫「ライゲキ!!カイヒ!!」バッ

「カイヒ!!かいh」ゴゥン バッシャァン

「チッ!!ドコから撃ってr」ゴゥン バッシャァン

「センスイカンだ!!クチクカンh」ゴゥン バッシャァン

「空母を守れ!!テンカイしろ!!」

空母棲姫(回避しなかったら私がいたであろう場所を魚雷が横切る。危なかった……間一髪で避けられた……)

空母棲姫(けど、潜水艦!?馬鹿な!!なんで!?っ……今の攻撃で空母の半分が被雷した……護衛艦の被害も大きい……こうなったら……)

空母棲姫「作戦中止!!撤退!!進路東北東!!無線を……っ!?使えない!?ボウガイされてるの!?」

「ぎ、魚雷攻撃で機関が浸水している艦があります!!ドウシマスカ!?」

空母棲姫(っ……!!置いていくしかない……!!けどここは前線から遥か敵側……!!普通に逃げても……なら……!!)

空母棲姫「貴女に指揮権をジョウトする!!艦隊を率いて離脱しなさい!!私はここに残ってカノウな限り敵を引き付ける!!」

「っ……!!りょ、リョウカイ……!!行動可能な艦は我に続け!!」

空母棲姫「……ごめんね、皆。私とここで死んでくれる?」

「な……何言っているんですか……!?貴女もニゲテください!!」

「ここは私達が時間を稼ぎますから早く言ってください!!」

「どうせ機関がやられてイマス!!逃げられないのなら私達の命でみんなを逃がします!!」

空母棲姫「ここは敵地の奥深くだから、私がエサにならないと他は逃げきれないカノウセイが高いの……」

「そんな……」

空母棲姫「航空隊は対潜装備に換装した機からハッカンして!!対潜戦闘ヨウイ!!」ギリッ

「リョウカイ!!」

空母棲姫「雷撃の第二波がクル!!少しでも動けるのならカイヒコウドウ!!諦めないで!!」

ゴォォン ゴォォン ゴォォン

空母棲姫「っ!?」

空母棲姫(響いてくる水中の爆発音、そっちには撤退中の艦隊が……とっさに振り向く私の目に入ったのは次々と上がる水柱だった)

「撤退中の艦隊がコウゲキを受けています!!」

空母棲姫「そんな……敵潜水艦はイッタイ何隻いるの……!?」

「っ!!アブナイ!!」

空母棲姫「えっ?っ!!」ゴォン バッシャァン

空母棲姫(油断した……被雷……よそ見するなんて、なんて馬鹿なの……!!機関はまだ死んでないけどダメージがある……)

「大丈夫デスカ!?」

空母棲姫「モンダイないわ……!!」

空母棲姫(必死で考える。どうすればいいのか。だけど、どう考えてもできることは他に何もなかった)

空母棲姫(潜水艦相手じゃお手上げだ。ただなぶり殺しにされるのを待つか、相手の魚雷が尽きるか)

空母棲姫(けど相手が弾切れを起こしてもそのうち他の敵が来て終わりだ……これが、死ぬってことなのかな……)

空母棲姫(そこで気がつく。なんで敵は止めを刺さないの?魚雷切れにはまだ早い)

チカチカチカ

空母棲姫「っ!?……ハッコウ信号?」

「な、何と言っているのデスカ?」

空母棲姫「ワカラナイ……けど、近づいてくる……何らかのこんたくとをとろうとしているのかも」

「どうしますか?」

空母棲姫「……」キョロキョロ

空母棲姫(周りを見回す。傷ついた仲間達が私を見つめている。泣きそうな者、諦めきっている者、未だに戦意を無くしていない者、表情はそれぞれだ)

空母棲姫(ここで無防備に近づいてくる潜水艦を沈めるのは容易い。浮上しているのだから砲撃が当たる)

空母棲姫(けど、そうすれば敵はいよいよ私達の息の根を止めにかかるだろう。そうなれば、皆殺しは免れない)

空母棲姫「……話してミマショウ。攻撃は絶対にしないで」

「「「「……リョウカイ」」」」

空母棲姫(とりあえず発光信号を相手に送る。ただチカチカさせているだけだけど、これでこちらの意志は分かるはず)

空母棲姫(相手の潜水艦は徐々に近づいてくる。そして相手の顔が分かる距離まで来たところで停止した)

伊168「深海棲艦……」

空母棲姫「……何のヨウダ?」

伊168「投降しなさい。そうすれば生存者の命だけは助けてあげる」

空母棲姫「投降ダト……!?」

ザワザワ ザワザワ

空母棲姫(思いもしない提案に皆が動揺する。私自身も驚いた。まさかそんなことを言ってくるとは……)

伊168「けど、もし戦い続けるつもりなら、私たちは貴女方全員を海の藻屑に変えてあげる。やろうと思えば簡単よ?」ジッ

空母棲姫「っ……。……分かった。投降スル」ギリッ グッタリ

伊168「そう、分かったわ。じゃあ向こうのあなたのお仲間にも抵抗を止めるように言って」

空母棲姫「……」コクリ



空母棲姫「……ミンナは?ミンナは無事なの?」

提督「ふむ……」

提督(空母棲姫、どうやらこいつは仲間想いな奴らしい。第一声が皆は無事なの、か)

提督(さて、どうやって情報を引き出そうか?こいつの性格からすると仲間の命が惜しければというのが有効に思える)

提督(だが、そうすれば敵意は確固たるものになる可能性が高いか。今まで通り快楽方面で責めるか?)

提督(……いや、しかし防空棲姫と戦艦棲姫を俺の手駒にしたのだから、わざわざ空母棲姫まで手駒にする必要はない、か?)

提督(戦艦棲姫からの情報は少し遅れていれば帝都東京が空襲されるという事態なっていた)

提督(強引にして素早く情報を引き出す必要があるかもしれん。だが、こいつの戦闘力は惜しいな。さて、どうしようか……?)

↓×2

提督「……」ジッ

空母棲姫「……っ」ジッ

提督(見つめても、多少たじろぐが目を逸らすことは無い。その瞳には皆を守りたいという信念が見て取れた)

提督(こいつならば、かねてから考えていた事の相方を務められるかもしれない)

提督(ヲ級のあの子と違って立場があり、防空棲姫と違って幼くなく、戦艦棲姫と違って変態でない)

提督「……もちろん、無事だとも。我々は約束を違えない」

空母棲姫「……」

提督「信じられないか?ならついてくるがいい」

空母棲姫「……?ワカッタ」

提督(空母棲姫を連れて部屋を出る。向かうのはあの戦いで捕虜になった深海棲艦たちの独房や病室だ)

深海棲艦「指揮官!!ヨクゾご無事で!!」

空母棲姫「ヨカッタ、貴女も無事なのね……!!」

提督(空母棲姫と彼女達を会わせていく。やはりコイツは慕われているようだ。俺の直感が正しかったな。こいつはカリスマ持ち、指導者の器だ)

提督「彼女で最後だ。どうだ?嘘はついていないだろう?」

空母棲姫「エエ、そうね。疑ってゴメンナサイ」

提督「まあ、当然の反応だ。気にしなくていい」

空母棲姫「……アリガトウ」

提督「……君に聞きたいことがある」

空母棲姫「……ナニ?」

提督「この戦争、どうなると思う?」ジッ

空母棲姫「……!?」ハッ

提督「戦況は我々に有利だ。このままいけば我々の勝利は揺るがないだろう」

空母棲姫「……ドウカシラ?」

提督「その時、果たして君たちはどうなるのだろうな?」

空母棲姫「っ!!」

提督「抵抗するものは恐らく戦死するだろうな。そして君たちを始めとした生存者はどうなる?」

空母棲姫「……」

提督「我々も多くの命をこの戦争で失っている。残された者たちの怒りが敗者となった君たちにどう襲い掛かるのか、想像できないわけじゃないだろう?」

空母棲姫「ナニが言いたいの?」

提督「君に、我々の仲間になって欲しい」

空母棲姫「っ!?」

提督「捕虜たちを率いて共に戦ってくれ。もちろん、殺しあえと言っているわけではない」

提督「君たちならまだ戦おうとする者たちを説得して戦いを止めさせることだってできるはずだ」

空母棲姫「戦いを……ヤメサセル……」

提督「そうすれば日本の人々にとって君たちは絶対に相容れない憎むべき敵ではなくなる」

空母棲姫「……つまり、貴方たちのガワに立って戦う私達ガワのしんぼるが欲しいワケね?」

提督「そうだ。我々は君たちを絶滅させたいわけじゃない。この戦いを終わらせたいだけだ」

空母棲姫「モシそうしたとして、私達のアツカイはどうなるの?」

提督「少なくとも、このまま戦いを続けた果ての敗北を経てからの扱いとは天と地ほどの差があることは保障する」

空母棲姫(……実際、私たちはこれ以上戦いを続けるのは難しい。トラックから続く一連の敗北で戦線は崩壊寸前だ)

空母棲姫(この男の提案を受けるべきなのかしら?そうすればおそらく最低限の権利は保障されるはず。でも、まだ戦う力は残っている)

空母棲姫(ここでこの提案を受けてしまえば間違いなくあるかもしれない逆転勝利はもう無くなる。いわば、同士討ちの自滅のようなものだ)

空母棲姫(そもそも、この男が嘘を吐いていないとも言い切れない。戦争が終わってから手のひらを返すかも)

空母棲姫(そうなれば、私たちは皆殺しにされてしまうかもしれない……どうするべきか……)

↓×2

空母棲姫(……ここは、この男の提案に乗るべきだ。敵の艦娘が出現して以降、我が軍は劣勢だ)

空母棲姫(どんなに甘く見積もってもこの先勝つことは難しいと言わざるを得ない。だから、これは仕方のない事……)

空母棲姫(それに、もし裏切られたとしても、少なくともこのまま戦って消耗するよりは多くの戦力を残すことができるはず)

空母棲姫(そもそも、私たちは実質奴らに恭順するようなものだ。そこをわざわざ裏切って根絶やしにする必要はないはずだ。大丈夫)

空母棲姫(戦って死んでいった皆に申し訳ない……けど、死者じゃなくて生者のために行動しなくては……)ジワァ

空母棲姫(皆の為なの……だから、どうか私を赦して……ごめんなさい……ごめん……なさい……!!)ポロポロポロ

提督「っ!?……これを使ってくれ」スッ

空母棲姫「……アリガトウ」グスッ

提督(……想像できない葛藤だろうな。今まで尋問してきた三人はクスリを使われていたり、まだ幼い子供だった)

提督(だが、こいつは今素面で、空母だ。うちの空母と同い年ぐらいならば約二十歳と言ったところだ。物事が分かっている年齢だ)

提督(そして涙を流すということは恐らくこちらの提案を受け入れる方向で考えているのだろう)

提督(頭が良くて物事を割り切れるのであれば、受け入れるほかなしとの結論にたどり着くのは容易い)

空母棲姫「……貴方のテイアンを受け入れる方向でケントウしている」

提督「そうか、ありがとう」

空母棲姫「ただし、ジョウケンがある」

提督「だろうな。だが、それは今話さなくていい。君も考えを纏めたいだろう?」

空母棲姫「……ええ。デハ、いつ話す?」

提督「君にその意思があることを確認できれば、今日はそれでいい。政府や軍部の高官を交えた席を用意しよう」

空母棲姫「ワカッタ」

提督「では、次に緊急を要する要件について話そうか?」

空母棲姫「……ナニ?」

提督「近頃予定されている作戦や戦力配置について聞きたい。話してくれるな?」

空母棲姫「……ならここで一つこちらもヨウキュウさせてもらう。この件についてケツロンが出るまで攻撃を止めてもらいたい」

提督「なるほど、努力する。しかし約束はできない。結論が早く出ることを祈るよ」

空母棲姫「……オネガイ」ギュッ

提督「……我々は君たちを殺したいわけではない。戦わないで済むのなら万々歳だ。努力はする」

提督「しかし、戦略上必要とあれば攻撃することを躊躇いはしない。それは分かってくれ」

空母棲姫「……」コクリ

提督(空母棲姫から情報を聞き出す。それによると敵の新たな作戦は奇襲攻撃が失敗した為に、おそらくないとのことだった)

提督(予定されていた作戦の内容も聞いたが、確かに奇襲の成功が無ければ実施されないであろう内容だ)

提督(戦力配置は戦艦棲姫から聞いたのとあまり変わりはない。暫くは戦闘がないと言えるな)

提督(俺は元帥へ連絡し、政府や軍の高官たちとの調整を依頼する。とても驚いていたが、快く協力してくれた)

提督(あの人はそういう人だ。だからこそ俺はあの人について行った。これでこの件についてするべきことは終わった)

提督(あとは会議の予定が決まるまで待つだけだ。これほどの一大事ならすぐに開催されるだろう)

提督(さて、次は空母棲姫と以前に捕虜になった深海棲艦たちを合わせなくてはならないな)

提督(だが、そのためには尋問した三人に前もって話をしなくてはならない。さて、誰から話に行こうか……?)

↓×2

提督「防空棲姫、話がある。入るぞ」

防空棲姫「っ!!ダメ!!来ないで!!」

提督「っ!?どうしたんだ?」

防空棲姫「っ……ドウシテ今更来たの!?なんで私のトコロに来たの!?テイトクは、あの人がスキなんでしょ!?」ジワァ

提督「……!?誰が好きだって?」

防空棲姫「テイトクがせんかんせいきって呼んでるあの人!!この前だって私のことを放っておいてあの人とシテたんでしょ!?」ウルッ

提督「防空棲姫……」

防空棲姫「ナンデずっと会いに来てくれなかったの!?テイトクなんてキライ!!キライ!!キライ!!ダイッキライ!!ぐすっ……」ポロポロ

↓×2 提督の行動

提督(ああ、そうだな……空母棲姫の艦隊による奇襲攻撃が近かったから、あの後アフターケアせずに放置していた)

提督(防空棲姫からしてみれば、初めての直後に抱きしめられて愛を囁かれる代わりに乱暴に体の上から落とされた)

提督(そして相手の男が自分を放置して他の女を抱きに行ってそのまま戻って来なかったのだ)

提督(それは相手の男に対して怒りを抱くのは普通だろう。大事な初めてがこんな形に穢されてしまったのだ)

あきつ丸『そんな柄ではなかったでしょうに。あのヲ級に中てられましたかな?純愛なんて今更貴方には似合いませんよ。でも、それでいいのであります』

あきつ丸『人とはそういうものでしょう。それが普通であります。小説や映画と違って汚いものでありますよ』

あきつ丸『まさか違うなどと言いますまい!?愛もなしに何回も肌を重ねた仲でありましょう!!』

あきつ丸『ほら!!抱いてください!!今更純情ぶらないで頂きたい!!貴方も私もともに等しく卑しい人間でありましょう!!』

提督(あきつ丸の罵りが頭をよぎる。そうだな、俺は汚れた男だ。だが、もうそれでいい)

提督(最低な人間だ。だからこそ、今更純情ぶってももう手遅れだ。なら、もうやめだ。自分の欲求に素直になろう)

提督(複数人と関係を持つことを躊躇わない。なぜなら、人とはそういう汚いものだからな)

提督「防空棲姫」

防空棲姫「コナイデ!!」キッ

提督「断る。嫌なら自分で逃げたらどうだ?」

防空棲姫「っ!!コナイデヨ!!」

提督「……」ダキッ

防空棲姫「っ!?……」

提督「俺は、最低な人間だ。それは分かっている」ギュッ

防空棲姫「そうだよ……!!サイテイだよ……!!」

提督「さっき君がったことは正しい。戦艦棲姫のことは、形はどうであれ今は大切に思っている。なんせ、あいつはすべてを俺に捧げたのだから」

防空棲姫「っ!?……!!」ギリッ

提督「だが、俺はあの子だけじゃなくて君のことも同じぐらい大切だ。君も好きだ、愛している」

防空棲姫「エッ!?」

提督「その言葉に嘘偽りはない。この前言ったろう?君も、もう俺のモノだ」

防空棲姫「っ……!!」

提督「酷い奴だと思うか?」

防空棲姫「オモウ!!酷い!!オンナの敵!!キライ!!キライ、なのに……スキ……!!」フルフルフル

防空棲姫「酷いことサレタのに……タイセツだって……スキだ、アイしてるって言われるだけで……」ギリッ

防空棲姫「ものすごくウレシイの!!スキなの!!ダイスキなの!!テイトク、私、おかしいよ!!」ダキッ ギュッ

提督「何も考えなくていい。自分に素直になれ」ナデナデ

防空棲姫「スキ!!スキ!!ダイスキ!!アイシテル!!もう絶対離れない!!離さない!!」ギュゥゥ

提督(暫く防空棲姫を抱きしめて頭を撫でた。泣きながら強く抱きしめてくる防空棲姫が愛おしい)

防空棲姫「……テイトク」ジッ

提督「目を閉じて」

防空棲姫「……ちゅっ……んふっ」パチッ

提督(ねだるような眼差しに欲していることが分かった。防空棲姫に口付けする。防空棲姫は必死で唇を押し付けてくる)

提督(そして暫くしてから自然と唇を離す。このままこの子を抱きたい気分だったが、俺にはまだやることがある)

防空棲姫「……///」トロン

提督(だが、防空棲姫もこのままじゃおさまりがつかないだろう。ならばここは……)

提督「防空棲姫、今はやらなくてはならないことがあるから時間がない。だが、今夜君の部屋に行く。いいね?」

防空棲姫「今夜?ワカッタ。待ってるからね……♪」

提督「さて、では本題に入ろうか」

提督(防空棲姫に話をする。彼女にはこのまま空母棲姫に合流してもらうことにした。その際、ただ捕虜になっていただけだということにする)

提督(情報を喋ったとあれば防空棲姫の立場が悪くなるし、喋らせたとあれば空母棲姫側のこちらへの心象が悪くなる)

提督(当然の処置だ。さて、防空棲姫への話は済んだ。次はどちらの所へ行こうか……?)

↓×2

提督「俺だ、入ってもいいか?」

ヲ級「テイトク……?もちろん」

提督「失礼する……久しぶりだな」

ヲ級「ホントウに久しぶり。もう少しでアナタの顔を忘れるところだった」ツン

提督(ひと月ぶりに会った彼女はとても不満げだ。しかし、頬を少し膨らませてツンとしている様子は可愛かった)

提督「悪かった。元気だったか?」

ヲ級「まあまあダッタ。コンカイはどのくらい居られるの?」スッ ギュッ

提督(……この子は、俺が防空棲姫や戦艦棲姫と関係を持ってしまったことを知らないだろう)

提督(あの二人は自業自得だが、この子はそうでない。ただの純粋な少女だ。俺は、言うべきだろうか?この子に、そのことを)

提督(複数人と関係を持つことを躊躇わないとは言ったが、それはあきつ丸や防空棲姫、戦艦棲姫のような奴らとだけだ)

提督(この子のような綺麗な子を俺が汚してもいいのだろうか?……せめて、本当のことを話すべきではないだろうか)

提督(だが、そうすればこの子は恐らく俺を見限るだろうな。この子を失いたくないという気持ちもある。俺は……)

↓×2 伝えるかどうか 伝えるならヲ級の反応も

提督(……話すことにした。爛れた関係を断ち切れなかった俺が、目的のためとはいえロミオ・スパイのような事にまで手を染めた)

提督(この子をこれ以上巻き込む訳にはいかない。俺はきっとまともな人生を過ごせないのだから)

提督「君に、話さなくてはいけないことがある」ギリッ

ヲ級「……ナニ?」ジッ

提督(俺は防空棲姫と戦艦棲姫と関係を持ったことを全て包み隠さず話した。さすがに目的は情報を引き出すためだということは言えなかったが)

ヲ級「っ……!!」ジッ

提督(彼女はただ無表情で話を聞いていた。驚いているのは分かるが、それ以外の感情を見いだせない)

提督(俺がすべてを話し終えると、目を閉じて少しの間瞑想していた。そして再び目を開くとジッとこちらを見つめてくる)

提督(そのエメラルドグリーンの瞳に吸い込まれそうだった。果たして怒っているのか悲しんでいるのか)

ヲ級「……」スクッ

提督「っ」

ヲ級「……」ツカツカツカ

提督「……」

提督(何をされる覚悟もできている。死ぬわけにはいかないが、数発殴られるぐらいなら受け止めて見せる。それがけじめだ)

ヲ級「……」ダキッ ギュッ

提督「っ!?」

提督(覚悟していた俺に、しかしヲ級は俺の頭をその胸に抱き締めた。優しく労わるように抱き締めた)

提督(顔が女性らしい柔らかな膨らみに包まれる。このいい香りは香水なのか、それとも服の柔軟剤なのか、あるいはこの子の香りなのか)

ヲ級「言いたいことはタクサンある。カナシミ、イカリ、そのどれも言葉にできない。だけど、見れば分かる。アナタは辛そう」

提督「……」

ヲ級「とても打ちのめされた顔をシテイル。きっと支えがヒツヨウ。だから、私が支えてアゲル」

提督「……何故だ。どうして俺を責めない?」

ヲ級「たぶんアナタの本質は悪いニンゲンじゃない。だって、そんなに苦しそうにしてまで、こうして私に話してくれた」

ヲ級「あまりイイキブンじゃない。けれど、たぶんアナタは止めたくても止められないリユウがある」

ヲ級「いや、アナタが優しいからカナ。きっとアナタは頼る人から逃げられない。だからデショ?」

提督「っ」

ヲ級「けど、それではアナタが頼る人がいない。だから私が貴方を支えてアゲル。けどその代わり、私のことも支えてね?」

提督「……いいのか?」

ヲ級「モチロン。私は、他に誰が居ようとも私がテイトクのオンナなら構わないよ。だって、スキだから」ナデナデ

提督「っ!!」

提督(気がついたらこの子の名前を呼んで抱き締めていた。とても救われた気分だ。幸せだった)

提督(満足するまで抱き合ってから離れる。できればこのまま一緒にまったりと過ごしたいところだが、それはできない)

提督(やるべきことがあるからだ。いつのまにか切れていたスイッチを入れ替える)

提督「ありがとう、とても救われた」

ヲ級「ヨカッタ」ニコッ

提督「本当はこのまま君と一緒にいたいところなのだが、今はとても忙しい。だから仕事に戻らなくては」

ヲ級「ソウ……ワカッタ。頑張ってね」

提督「今日ここに来たのはさっきのことを話す為と、このことについて話すためだ」

ヲ級「?」クビカシゲ

提督(彼女にも話をする。空母棲姫を中心に解放軍を組織すること。情報を聞かれて、言ってしまったことを隠すこと。そして)

提督「君には空母棲姫との連絡要員として俺の所に来てもらうつもりだ。どうだい?」

ヲ級「ホントウに?とてもタノシミ」

提督「良かった。では、そういうことで頼むよ。悪いが次の仕事が待っている。また今度詳しい話をしに来るよ」

ヲ級「ワカッタ、マッテル」

提督(あの子の部屋を出て戦艦棲姫の元へ向かう。清々しい気分だった。さて、気持ちを切り替えて次に行くとしよう)

戦艦棲姫「お待ちシテおりましたわ、ご主人様!!どうぞ私めにご主人様へ抱き付くコトを赦してクダサイ!!」ヌギヌギ

提督「いいだろう」

戦艦棲姫「アハ……!!ご主人様!!ん~♪」ダキッ スリスリ

提督(戦艦棲姫は俺が来たと気がついた瞬間、淫らな笑みを浮かべて服を脱いだ。そして赦しを得ると抱き付いてきて、顔を擦り寄せてくる)

提督「……戦艦棲姫、今日お前のところへ来たのは、お前に重要な任務を与えるためだ」

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……ニンムですか……?」

提督(戦艦棲姫に空母棲姫のことを伝える。その間も戦艦棲姫は娼婦のように俺に体を擦り寄せ、抱き締める)

提督(こいつで大丈夫だろうかと不安に思わないこともない。だが、あの子ではそこまで重要な情報に触れることはできない)

提督(そして防空棲姫ではその幼さゆえにそういう任務に向かないだろう。ボロを出しかねない)

提督(一方コイツなら恐らく現状では解放軍では空母棲姫と並び立つにふさわしいだろう。そして何よりも、コイツは今完全に俺のモノだ)

提督(間違って媚薬を注射してしまったあの時から変態になってしまったことに目をつぶれば、これほどの人材はないはずだ)

提督「ということだ。聞いているか?」

戦艦棲姫「はい、モチロンです」

提督「よろしい。お前には、そこへ合流してもらう」

戦艦棲姫「……」ピクッ

提督「戦艦棲姫に戻ってもらうときが来た。いいな?」

戦艦棲姫「……ソレハ、出来ません」

提督「……何故だ?」

戦艦棲姫「そんな事、させないでクダサイ。私にアナタのモノで居させてクダサイ!!」ガシッ

戦艦棲姫「ご主人様の言うセンカンセイキに戻さないでクダサイ!!そんなことをすれば、私は……ゼンブ、戻ってしまう……」ギュッ ブルブルブル

提督(先ほどとは打って変わって必死の形相で懇願する戦艦棲姫。……変態のような振舞いには現実逃避も含まれているのかもしれないな)

提督「……勘違いするなよ?お前は、永遠に俺のモノだ」

戦艦棲姫「!!」

提督「お前の任務は密偵だ。解放軍の重要な立場にいればすべての情報が手に入るはずだ。それこそ、もしかしたら考えるかもしれない反乱の計画までな」

提督「俺は空母棲姫を信頼しきっているわけではない。こういう手を打つのは当然だ。お前なら適役だろう?」

提督「かつての仲間を俺のために何も知らぬような顔をして裏切る。それこそ、お前のような忠実な女にしか頼めない」

提督「それでも戦艦棲姫に戻ってしまいそうだというのなら、ちょうどいい。このプレゼントが役に立つだろう」スッ

戦艦棲姫「っ!!それは……!!」ゾクゾク

提督「セグメントリング、ピアスだ。三つある。どこに着けるかは分かっているな?」ダキッ サワッ

戦艦棲姫「……あっ」ピクン

提督(ピアスをポケットにしまい、戦艦棲姫を抱きしめて愛撫する。頭を撫でまわし、背中をさする。労わり、安心させるように、何度も何度も)

戦艦棲姫「あふぅ……」

提督(強張っていた戦艦棲姫の体が脱力していき、縋るように強く俺を掴んでいた手がゆるんで愛撫を始めた)

戦艦棲姫「んちゅ……はむ……」

提督(唇を重ね、戦艦棲姫の手が俺の背中と頭を撫でる。俺は背中をさすっていた手を戦艦棲姫の引き締まった臀部に伸ばし、揉みし抱く)

戦艦棲姫「んふ……んふぅ……」

提督(戦艦棲姫もまた同じように手を俺の背中から固く張ったモノに伸ばして撫で上げ、器用に俺のズボンを下ろして直接扱く)

提督(俺は唇を離し、そのまま首筋、鎖骨に舌を這わせてから胸を舐める。乳房からゆっくり時間をかけて焦らした)

提督(そして先端の固くなった突起を舐め、甘噛みし、吸う。戦艦棲姫は快楽に身を震わせた)

戦艦棲姫「あん……!!はぁ……!!ご主人様……!!」ビクン

提督(十分に感じさせた後に下乳から臍を経由して鼠径部に沿って秘所へ舌を進める。既に十分に濡れているそこを舐める)

提督「じゅるっじゅるっじゅるるっ」

戦艦棲姫「ああ!!ご主人様!!イイ!!すごくイイです!!」ビクン

提督(周りを舐めまわして戦艦棲姫の蜜を堪能してから一気にクリを責める。口を離して手マンを始める)

提督(クリ、Gスポット、そしてポルチオを刺激する。時に優しく時に激しく、撫で上げ、押し、擦る)

戦艦棲姫「あぁ!!ダメ!!イッチャウ……!!イッチャイますぅ!!」ガクガクガク

提督(切ない声をあげる戦艦棲姫に容赦なく手マンを続けてイかせる。戦艦棲姫の腰が引け、嬌声があがり、体が跳ねる)

戦艦棲姫「ああああああ!!っぁあ……はぁん……」ビクンブクン

提督「……戦艦棲姫、ベッドに横になれ」

戦艦棲姫「!!は、ハイ……!!」

提督(絶頂の余韻が残っているのだろう。かなり緩慢な動作だが言われた通り横になった。その上に、服を脱いで全裸になってからシックスナインのように覆いかぶさる)

提督(そして愛液が溢れる秘所に口をつけて愛液を啜り、舌でクリを弄りまわし、吸い上げ、甘噛みする)

戦艦棲姫「あむぅ……んふぅ……!!じゅるじゅる、んんっ!!れろれろれろ……はむぅ!!」ビクン

提督(戦艦棲姫も猛った俺のモノを口に含み、濃厚なフェラをしてくる。舌で先端を舐められ、鈴口を穿られる)

提督(咥内でモノが締め上げられ、カリがなぞられ、根元まで吸い込まれた。射精感が込み上げてくる)

戦艦棲姫「ちゅばっ……ぺろぺろぺろ……んふ」ズプッ

提督「っ!?」ビクッ

提督(戦艦棲姫はさらに玉を舐め上げ、指を強引に肛門に挿入してきた。愛液や唾液で濡れた指は先端が入った瞬間、どんどん奥まで入ってくる)

提督(そして前立腺を撫で上げ、押してくる。これが俗に言う前立腺責めか……なんだか変な感じだ)

提督(だが話に聞くほど気持ちよくはないな。これが初めての時の女の心境か。悪いな、戦艦棲姫)

提督(しかしフェラは普通に気持ちがいい。耐えていたが、とうとう限界を迎えた)

戦艦棲姫「じゅるじゅるじゅる、ちゅば、れろれろれろ」

提督「じゅるじゅるっ……!!じゅるるるるるる!!」グイッ ビュルルルルルルルル

戦艦棲姫「んはぁっ!?んんんん!!んんんんんん!!んぐぅ!!」ビクンビクン プシャァ

提督(射精の瞬間、モノを戦艦棲姫の咽喉まで押し込む。そして快楽のままに戦艦棲姫の秘所を思いっきり吸う)

提督(それによる快楽に戦艦棲姫も絶頂を迎えた。秘所が押し付けられ、愛液が噴き出してくる)

戦艦棲姫「ごほっ!!ごほっ!!ごほっ!!」

提督「ぷはっ……はぁ……はぁ……くっ……」ズルリ

戦艦棲姫「ごほっ!!ごほっ!!っ……モッタイナイ……ぺろぺろ……ゴクン……んはっ……はぁ……はぁ……」

提督「……戦艦棲姫、手で大きくしろ」

戦艦棲姫「はい、ワカリマシタ……♪」

提督(戦艦棲姫に手コキさせる。なかなか上手い上に、妖艶な戦艦棲姫の全裸にすぐさま臨戦態勢が整った)

提督「ほら、今度はお前が上だ。好きに動いていいぞ」

戦艦棲姫「はい、ありがとうございます……!!んっ……はぁあっ……!!」ツプッ ズププププ

提督(戦艦棲姫は俺の上にまたがると、己の秘所にモノをあてがい、一気に腰を下ろした)

提督(一瞬で肉壺にモノが飲み込まれる。そして激しく腰を振る戦艦棲姫の中で、媚肉に蹂躙された)

提督「っ!!」

戦艦棲姫「はぁ!!はぁ!!はぁ!!気持ちイイ!!ご主人様!!気持ちイイです!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督(二回目だというのに一気に射精感が昇りつめてくる。二回目なら相手のペースにされてもと思ったが……これほどとは……!!)

提督(必死で耐える。だが防空棲姫と腰遣いが違う。これでは……ならば……!!)

提督「くぅ……!!ふっ!!」パンパンパン

戦艦棲姫「あん!!はぁああああ!!」ビクン

提督(攻撃は最大の防御だ。腰を突き上げ、責める。リズムを狂わされた戦艦棲姫はビクンと背中を反らす。胸が淫らに揺れた)

提督(攻撃を続行する。何とか腰ふりを再開した戦艦棲姫だが、形勢は逆転していた。そのまま畳みかける)

戦艦棲姫「だめ……ダメダメダメ……!!っぁああああ!!」ビクンビクンビクン

提督(絶頂を迎えた戦艦棲姫に構わず腰を振り続ける。締まった秘所が更なる快感を与えてきた。たまらず戦艦棲姫は逃げるように後ろへ倒れる)

提督「逃がすか……!!」バッ ガシッ グイッ

戦艦棲姫「あぁ……!!」ゾクゾクゾク

提督「ふんっ」ズプン

戦艦棲姫「はぁ……!!かはっ……!!」ビクン

提督(だが、俺は起き上がって仰向けに横たわった戦艦棲姫脚を掴み、開かせる。そして抱え込むようにして抱き上げ、戦艦棲姫の腰を浮かせた)

提督(そしてそのまま挿入する。いわゆる深山の体位だ。そのままひたすら快楽を求めて腰を振る)

提督「っ……!!」

戦艦棲姫「すごいぃ……!!すごいぃ!!」ビクンビクン

提督(敏感になっているところをこうして責められ、再び絶頂を迎える戦艦棲姫。きゅんと締まるそこの気持ちよさは、耐えがたい)

提督「っ……!!いくぞ!!」パンパンパン

戦艦棲姫「はいぃ!!きて!!きてクダサイ!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「っぁ!!」バチン ビュルルルルルルルル

戦艦棲姫「んはああああああ!!っ……はぁ……!!」ビクンビクン

提督「っ……!!」ズルリ

戦艦棲姫「んっ……はっ……」ブプッ

提督(射精直後の気だるい感覚が襲ってくるが、俺は体を起こしてジャケットのポケットからピアスとニードル、消毒液や軟膏などを出す)

提督「始めるぞ」

戦艦棲姫「ぁ……」ピクッ

提督「これを噛んでおけ。痛むだろうからな」

戦艦棲姫「ハイ……」

提督(タオルで戦艦棲姫の胸を拭き、消毒液をしみこませたガーゼで拭う。ニードルは滅菌済みだ。軟膏を塗る)

提督(そして先端を乳首にあてがう。その反対側に消しゴムを添えて、準備は完了だ)

戦艦棲姫「……」ジッ

提督(戦艦棲姫が不安そうな表情で見つめてくる。やはり怖いのだろうな)

提督「安心しろ、被弾した時よりは痛くないはずだ」

戦艦棲姫「……」コクリ

提督「……」グイッ

戦艦棲姫「っ!!」ブツッ ギリッ

提督(一気にニードルを貫通させる。痛みに戦艦棲姫が顔を歪めて歯を食いしばる)

提督(そのままニードルを奥まで差し込み、ピアスをつける。出血はそこまでひどくない。よし、完璧だ)

提督「左は終わったぞ。次は右だ。大丈夫か?」

戦艦棲姫「……」コクリ

提督「いい子だ」ナデナデ

提督(そのまま同じ要領で右の乳首にもピアスをつける。そして最後はクリだ。同じ要領で準備を整える。そして)

提督「……」グイッ

戦艦棲姫「んん!!」ブツッ ギリッ

提督(乳首の時よりも痛そうにしたが、やはりこちらの方が痛むらしいな。だが、これで終わりだ。今や戦艦棲姫の胸の先端と秘所には金色のリングが煌めいている)

提督(血で少し紅く濡れたそれは何か神々しいモノのように見えた。とても美しい。戦艦棲姫も同じ気分なのだろうか、噛み締めていたタオルを床に放るとジッとピアスを見つめている)

提督「よく耐えた、戦艦棲姫。後は入渠すればピアスホールは安定するだろう」スッ

戦艦棲姫「……」ガシッ

提督「っ!?」

戦艦棲姫「センカンセイキ……そう、私はもう貴方の性奴隷ではない。アナタがそうしたのよ、テイトク?」ニタァ

提督(頭を撫でようと手を伸ばした俺のその手を戦艦棲姫が掴む。そして不敵な笑みを浮かべた)

戦艦棲姫「さて、どうしてくれようカシラネ?ここでコロシテしまおうカシラ?それとも、もっとすごい事をシマショウカ?」

提督「……!!」

戦艦棲姫「……ナンテネ。どうかしらテイトク?貴方の言うセンカンセイキに戻ってみたケレド?」

提督「っ……なるほど、完璧だ」

戦艦棲姫「それとも、アナタと二人きりの時は性奴隷のままの方がいいのカシラ?」

↓×2

提督「二人きりの時は性奴隷のままがいいの間違いじゃないのか?」

戦艦棲姫「……っ!!ハイ、そうです、ご主人様……!!」ゾクゾク

提督「ところで、この手は何だ?」

戦艦棲姫「すいません、ご主人様……!!ドウカ私めにお仕置きをしてください……!!」

提督「いいだろう。では、しばらくはお預けだ」

戦艦棲姫「お、お預けですか!?そんな……デモ、放置プレイと考えればそれはそれで……」

提督「準備しろ、空母棲姫と面会するぞ」

戦艦棲姫「ハイ、ご主人様」



空母棲姫「!?貴女まで捕まっていたナンテ……!!」

戦艦棲姫「……面目ナイワ」

空母棲姫「いえ……生きていてくれただけで僥倖ダワ。貴女の艦隊は殲滅されたと思っていたから……」

戦艦棲姫「他のミンナは……っ!!」ズキン

戦艦棲姫(考えると気分が悪くなる。皆と戦っていた時は全力で戦っていた。だから私は……いえ、それも言い訳ね)

戦艦棲姫(ダメよ、考えちゃダメだわ……私は、センカンセイキ。そして提督の女。それでいい。それがいい)

空母棲姫「……ハナシは、聞いているかしら?」

戦艦棲姫「……ええ。私もアナタに協力するわ。……こうなった今、これがサイゼンでしょ?」

空母棲姫「ソウよね、私もソウ思うわ。ヨカッタ……っ!?」ハッ

戦艦棲姫「どうしたのカシラ?」

空母棲姫「……アナタの艦隊の生き残りはアナタだけなの?」ジッ

提督「っ!!」ハッ

提督(なんてことだ!!解放軍構想について考えていたため、そちらまで頭が回らなかった……!!)

戦艦棲姫「エッ?」

提督「いや、他にも数名いたが、残念ながら看病の甲斐も虚しく亡くなった」

戦艦棲姫「っ!?」ビクッ

空母棲姫「そう……そうなの……ワカッタわ」

提督「……とりあえず、親睦を深めるためにもコーヒーなんてどうだ?」

空母棲姫「……ソウネ、ではお願いしようかしら」

戦艦棲姫「え、ええ、ソウネ……」

提督「戦艦棲姫、ついてきてくれ」

戦艦棲姫「ワカッタわ……」

提督(戦艦棲姫を連れて給湯室まで行く。危ないところだった。まあ、考えてみれば当然か。気がつかなかった俺も間抜けだな)

戦艦棲姫「……ご主人様、先ほどの話はホントウですか?」

提督「嘘だ。いいか、戦艦棲姫。空母棲姫はあの時、お前が情報を吐いたのではと勘ぐっていたのだ」

戦艦棲姫「えっ!?……ああ、ナルホド。待ち伏せなさったのですね?」

提督「しかも潜水艦でな。事前に情報が無ければ不可能だった」

戦艦棲姫「ウカツですね、ご主人様。お気を付けください」

提督「ああ、以降気をつけるよ」



提督「よし、では私はお暇しようか。失礼するよ」

空母棲姫「エエ、ごきげんよう」

戦艦棲姫「さようなら、テイトク」

空母棲姫「……」

空母棲姫(先ほど提督から他に生き残りがいたと聞いた時の彼女の反応からして、情報を話したのは彼女ではないと思う……なら)

空母棲姫「ネエ、ちょっといいかしら?」

戦艦棲姫「何カシラ?」

空母棲姫「あのテイトクとか言うオトコ、信用できないわ」

戦艦棲姫「……もともとテキだったからね。けど、今は曲がりなりにもキョウリョクシャよ。それに、私達は頼らざるを得ないわ」

空母棲姫「私達はセンスイカンに待ち伏せされたの。知っていなければできない事よ。きっとあの男はアナタの艦隊の生き残りから聞き出したのよ」

戦艦棲姫「そうは思いたくないわね……ケレド、それが事実だとしたらどうするのよ?戦力を集めてハンランでもするつもり?」

空母棲姫「……いいえ、そんなことしてもセイコウする確率はほとんどない。けど、もしかしたら……」

空母棲姫「あいつは看病のカイなく亡くなったと言ったけれど、もしかしたら拷問してジョウホウを聞き出してから殺したのかも……」

戦艦棲姫「……少なくとも、私達に対する接し方は人道をワキマエテいるわ。そんな事をするとは思えない、いや、思いたくないわね」

戦艦棲姫「もしそんなコトをしていたとしたら、復讐してやるわ。けど、どちらにせよ今はあの人をタヨルしかない」

空母棲姫「……ソウネ」

戦艦棲姫「……」ジッ



提督(さて、やるべきことはやった。後は防空棲姫との約束を果たすだけだ。さて、どうしてあげようか……?)

↓×2

提督(そうだな、あの子はまだ経験が少ない。この前は乱暴にしてしまったが、今度は優しく丁寧にしてやろう)

提督(そんなことを考えながら歩いていると、防空棲姫の部屋に着く。もう10時を過ぎているが、扉からはまだ明かりが漏れていた)

提督「防空棲姫、俺だ」

防空棲姫「て、テイトク!!待ってたよ!!」

提督(防空棲姫はパジャマ姿で勢いよく扉を開ける。その顔は喜びと緊張がないまぜになった表情だった)

提督(部屋にあがって他愛のない雑談に興じる。だが、防空棲姫は心ここにあらずといった感じだった)

提督(これからすることが分かっているのだろうが、あえて触れないようにしているというか……)

防空棲姫「……ごくり」チラ ドキドキ

提督(興味深々だが、言い出せないしなるべく後回しにしたいのだろう。この子は一度勢いに乗ればサディストの一面が顔をのぞかせる)

提督(だが、基本はヘタレだな。いや、初々しいのか?ともかく、かわいい奴めと言って差し上げようか)

提督「防空棲姫、こっちにおいで」

防空棲姫「ぁ……!!は、ハイ……」ビクッ

提督(恐る恐ると言った感じで近づいてくる防空棲姫を優しく抱きとめる。そして頭を撫で耳元で愛を囁いた)

提督「防空棲姫、愛しているよ」ボソリ ナデナデ

防空棲姫「……!!わ、私もアイしてる……!!」ゾクゾクゾク

提督(そして手を頭から背中、形の良いよく引き締まった尻へと伸ばす。程よい柔らかさだ)

防空棲姫「っ!!て、テイトク……あかりを消して……?」

提督「分かった」コクリ

提督(明かりを消して、愛撫を続ける。服の上から尻を揉み、いったん太ももや脇腹、鼠径部を経由してから秘所へ手を伸ばす)

提督(しっとりと湿ったそこへ触れるたびに防空棲姫の体が震えて反応する。暗くて表情までは伺えないが、感じていることは明白だ)

防空棲姫「はぁ……はぁ……はぁ……あん……んふっ……」ピクン ピクン モジモジ

提督「パジャマの上をはだけさせて、下は膝まで下ろせ」

防空棲姫「……」コクリ モゾモゾ

提督(頷き、もぞもぞと言われた通りにする防空棲姫。滑らかな肌触りのショーツは湿っている)

提督(手をショーツの中に潜り込ませ、直接手マンする。そしてもう片方の手を、発展途上であろうがすでにかなりの大きさになっている胸にも伸ばした)

防空棲姫「あぁ……んふっ……はぁ……」ピクン

提督(ブラの中に潜り込ませた手で柔らかいそれを揉みしだき、固くなった先端を弄りまわす。まだ開発されていないそこを開発するのだ)

提督(秘所への愛撫による快感は防空棲姫を脱力させ、敏感にさせている。つまり、開発されやすい状態だ)

提督(未開発のままではちょっとくすぐったくて変な感じ程度の胸への愛撫も、この状態ならしっかりと性感となる)

提督(そうすることで防空棲姫の体と脳は胸も性感帯だとしっかり認識するようになるだろう)

提督(そうなれば、もはやこのような下準備をしなくともしっかり胸で感じて、絶頂までするようになる)

防空棲姫「あぁ……はん……ふぅ……ふぅ……あぁ!!」ビクン

提督(愛撫という名の開発を続けていると、防空棲姫が限界に近づいてきた。息は荒く、体は愛撫に反応してビクンと跳ねる)

提督(一度イかせてしまえばその後は開発に絶好のコンディションとなる。容赦なく愛撫を続ける)

防空棲姫「テイトク……テイトク……!!何か……何かキチャウ!!」

提督「受け入れろ、快感に身を任せるんだ」

防空棲姫「っ……!!んぅ……んはっ!!あぁ……ああ!!ああああああ!!」ビクンビクン

提督(絶頂の快感に体がのけ反らす防空棲姫。嬌声が止むと、荒い息遣いのみが聞こえていた)

提督(俺はそのまま防空棲姫をベッドに寝かせると、絶頂を迎えて敏感になっている防空棲姫の体をさらに愛撫する)

防空棲姫「はぁ……はぁ……あん!!んふぅ……んあぁ!!」

提督(その脇に移動して、胸を舐めつつ、下腹部を撫でまわし、押す。胸とポルチオを開発していく)

提督「……」ジュルジュル レロレロ

防空棲姫「テ、あん!!……テイトク、ちゅーして?」フルフルフル

提督「ん、分かった」

防空棲姫「んふっ……んちゅっ……れろれろ……にゅるにゅる……」

提督「……」グイグイ

防空棲姫「んふっ!!んぅ……!!んん!!」ビクン

提督「んっ……どうだ?」

防空棲姫「なんか、すごくおかしくなりそう……!!ヘンだよ……!!」

提督「大丈夫だ。このままその感覚を受け入れてくれ。そうすれば、もっと気持ちよくなれる」

防空棲姫「テイトク……」

提督「愛しているよ、防空棲姫。俺を信じて、感覚に身を任せるんだ」

防空棲姫「……!!わ、私もアイしてる!!嬉しいよ、テイトク……!!」

提督「ほら、感じるだろう?この感覚に集中して」グイッ ナデナデ

防空棲姫「あん!!ナニコレ……!?何か、凄いのがキチャウ……!!」

提督(そのままポルチオを開発していく。優しく愛を囁き、労わるように愛撫する。目の前の少女を女に作り替えていく)

提督(征服欲が満たされ、同時にまだ幼い少女を女にするという背徳感がたまらない。この子は、俺のモノだ)

提督(暫く続けると、防空棲姫が再び絶頂を迎えそうになった。ポルチオを開発するのにかかる時間は人それぞれだが、この子は開発されやすかったらしいな)

防空棲姫「ナニこれぇ……!!ナニコレ、ナニコレ!!ヘン!!ヘンだよぅ!!」ゾクゾクゾク

提督「いいぞ、そのまま受け入れろ」

防空棲姫「テイトク!!手を握って!!」ギュッ

提督「ああ」ギュッ トントントン グリグリグリ

防空棲姫「テイトク……!!テイトク!!テイトク!!」

提督(脚を閉じ、体を丸めるようにして未知の快楽の強襲に堪えようとする防空棲姫。だが、俺は容赦なく刺激を続ける)

提督(ここでイく感覚を体に刻み込む。痛いほどに握られた手は気にしない。そのまま愛撫を続ける)

防空棲姫「ふぐっ……っぁああああ!!」ビクンビクン

提督(悲鳴のような嬌声が響き、防空棲姫の体が痙攣する。快楽になすすべもなく蹂躙されているのだ)

提督(暫くして、限界を迎えたのかぐったりとした防空棲姫に、俺はようやく愛撫を止めて濃厚なキスをした)

防空棲姫「んふぅ……れろれろ」

提督(舌を挿入し、防空棲姫の下に絡ませる。頭を撫で、強く抱きしめた。回復したのかそのうち防空棲姫の方も舌を絡ませてくる)

提督(手が背中にまわされ、強く抱きしめられる。愛を確かめ合うように互いの唇を貪った)

提督(そしてどちらからともなく離れる。至近距離、ルビーのような赤い瞳と目が合う)

防空棲姫「テイトク……ぁ……」

提督(次に何をするのかは、お互い目を交わしただけで理解していた。防空棲姫が何を言おうとしたのかもわかった)

提督(だが、この子はコトがここに及んでもまだしり込みしているらしい。その言葉を言おうと開いた口は、それを言うことは無かった)

提督「言ってくれ」

防空棲姫「っ」

提督「俺は入れたい。君はどうなんだ?」

防空棲姫「私……は……」

提督「君は?」

防空棲姫「い……い……っ……入れ、て?」

提督「いいだろう。大好きだよ」ピトッ ズプッ

防空棲姫「あぁん!!」ズププププ

提督(ひくひくと物欲しげにひくついていた防空棲姫のそこへ挿入する。いまだにキツイが、あふれる愛液のおかげぬるりと中に入っていく)

提督(襞がモノに絡みついてくる。精を搾り取ろうとしているようだった。だが、負けはしない)

防空棲姫「あぁ……中に入ってキタ……!!テイトクのが、私の中に……!!」

提督「つぅ……動くぞ……!!」

防空棲姫「ウン……はぁあ!!」

提督(下がってきていた防空棲姫の子宮をモノで突く。ポルチオの本番はこうして男根で突くことだ)

防空棲姫「すごいぃ……!!これ、すきぃ……!!テイトクを感じる……!!アイされてるって分かる……!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督(ねっとりと濃厚に責める。それは俺のモノも防空棲姫の中で絞られるということでもある)

提督(……しかし、ぶっちゃけ俺は今日戦艦棲姫をすでに抱いている。それなりに堪えられるはずだ)

提督(コンコンと子宮口、ポルチオを突き、ぐりぐりと先端で弄り、容赦なくイかせようとする)

提督(淫らな水音と肉と肉がぶつかり合う音が響く。防空棲姫の媚肉が俺のモノに絡みつき、扱くことで射精への欲求が昇り詰めてくる)

提督(だが、同時に防空棲姫も息が荒くなり、おそらく無意識にだろうが腰を浮かせている。大丈夫だ、イかせられる)

提督「防空棲姫……防空棲姫……!!」パンパンパン

防空棲姫「テイトク……!!もっと……!!もっとツイテ!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「くっ……!!こうだろう……!?」ズップズップズップ

防空棲姫「あぁ!!そう!!イイ!!きちゃう……きちゃっ、あぁ!!ああああ!!」ビクンビクン キュン

提督「っ!!くぅ……!!あぁ!!」ビュルルルルルルルル

提督(絶頂を迎えてまるで搾精するように締まり、絡みつき、搾り取るように蠕動する防空棲姫の中で果てる)

提督「防空棲姫……この前はすまなかった。俺は君を愛しているし、大切にするよ」クタリ ダキッ ナデナデ

防空棲姫「うん、イイよ。赦してあげるから、約束だよ?ずっと大切にして、アイしてね」ギュッ ニコッ

提督(そのままのしかかるように防空棲姫に覆いかぶさる。優しく抱きしめ、愛を囁いた。暫し、抱き合う)

提督「っ」ズルリ

防空棲姫「んっ」ピクン

提督(そして体力がなんとか動ける程度に回復したところでゆっくりとモノを引き抜き、隣に横たわる)

提督(互いに手を取り、握り合う。心地よい脱力感と眠気に身を任せて眠りに落ちていった)



提督(その日の翌朝、俺は目が覚めるとシャワーを浴びてから防空棲姫と一緒に朝食をとった)

提督(そして空母棲姫達と共に解放軍構想についての資料を作成して、まとめる。さらに元帥と連絡を取り、会議の日程を相談した)

提督「空母棲姫、これでいいか?」

空母棲姫「どれどれ?……ん、ダイジョウブ。ありがとう」

提督(無事に会議の日程が決まってからも準備やリハを入念に行った。会議までの一週間、空母棲姫と共に忙しい日々を過ごした)

提督「……」カタカタカタ

戦艦棲姫「はい、テイトク。頼まれていた統計資料をツクッテおいたわ」

提督「ありがとう、戦艦棲姫」

戦艦棲姫「……」チラッ

空母棲姫「ワレワレの要求は、第一に我々の権利のホショウ……」ブツブツブツ

戦艦棲姫「……♪ご主人様、アマリ根を詰めるのは良くナイですよ?息抜きに私をお使いください」ボソボソ

提督「……戦艦棲姫」カタカタカタ ボソリ

戦艦棲姫「ハイ……♪」

提督「煩い。あと、悪いがこれで栄養剤を買ってきてくれ。空母棲姫と君にも何か好きなものを頼む」ゲッソリ ボソリ スッ

戦艦棲姫「んふぅ……!!すいませんデシタ。スグに買ってきます。はぁ、なんて放置プレイ……!!」ゾクゾクゾク

提督(デスマーチだったが、その甲斐あってやれることはすべてやれた。最後の一日は休んで英気を養い、そして迎えた会議当日)

提督「では、行くとしようか」

戦艦棲姫「ソウネ、行きましょうか」

空母棲姫「……ナゼここまで協力してくれたの?その気になれば、私たちが不利になるように取り計らえたハズ」

提督「信頼できる関係になるのなら、まず一番重要なのはこういう誠意だろう?」

空母棲姫「……!!アリガトウ」

提督(軍や政府の高官相手の会議はやはりとても厳しかった。何日も続いた会議は、はからずとも不利な側の講和会議の厳しさを俺に教えてくれた)

提督(そして交渉の末、無事に双方の同意のもとに条約を結ぶことができた。人類史上初めて、深海棲艦側との条約が結ばれた瞬間だった)

海軍大臣「よろしく頼むぞ」ギュッ

空母棲姫「エエ、こちらこそヨロシクお願いスル」ギュッ

提督(海軍大臣閣下と空母棲姫が握手を交わす。広報が写真を撮った。何枚も、何枚も。歴史的な瞬間に立ち会っているのだと感じた)



提督(すべてが終わり、空母棲姫による停戦勧告が深海棲艦側に行われた。さて、どういう反応をするのだろうか?)

提督(どちらにせよ、それまでできることは待つことだけだ。果報は寝て待てともいうしな)

提督(なので、俺は久しぶりに拠点に戻ってきた。執務室へ向かう途中、偶然海外組の潜水艦と駆逐艦たちが話しているところに遭遇した)

Z1「あ、アトミラール!!」ハッ

Z3「!?」クルッ

リベッチオ「提督さん!!チャオ、久しぶりに戻ってきたんだね?」

U-511「アトミラール、お疲れ様」

提督「ああ、ただいま。ありがとうな、ユー。君も、先の迎撃作戦ではよくやってくれた」

U-511「それほどでもない。えへへ」ニコッ

Z3「最近貴方はよく軍令部へ出向するわね?仕事なら仕方がないけれど、もう少しどうにかならないのかしら?」ジロリ

Z1「マックス!!アトミラールは忙しいから無理は言っちゃダメだよ」

Z3「っ……そうね、Entschudigen アトミラール。無理を言ったわ……」シュン

リベッチオ「けど、リベも最近提督さんが居なくて寂しいよ」チラッ

U-511「ユーもそう思う。けど、仕方ないよ、ね……?」チラッ

Z1「僕だってそうだけど……」チラッ

Z3「……」ジッ

提督「すまないな……そうだ、今度東京市街に行くか。上野とか新宿とか。案内しよう」

リベッチオ「Davvero(本当)!?」

Z1「うわぁ……!!良いね!!楽しみだよ!!」

U-511「私も楽しみ。行ってみたかったんだ」

Z3「……まあ、今回はそれでいいわ」

提督「ありがたい。詳しいことは後で連絡するよ。では、また後でな」

Z1「Auf Wiedersehen, アトミラール」

リベッチオ「Buongiorno!!」

U-511「じゃあね」

Z3「Auf Wiedersehen. ……どうせなら、二人っきりがいいのに」ボソリ

Z1「何か言った?」

Z3「何でもないわ……」



提督「……!もうこんな時間か」

提督(さて、夕食にするか。……おっと、そういえばイムヤが、イクが会いたがっていたとか言っていたな)

提督(それにイムヤも良ければ部屋でお話しようとか言っていたか。ああ、あとはアイオワに戦艦棲姫を確保したねぎらいを忘れていた)

提督(さて、どうしようか……?)

↓×2

提督(そうだな、イムヤとイクの所へ行くとしよう。あの子たちがこうして休暇で居るのは珍しい)

提督(こういう機会に労ってやらなくてはな。夕食でもおごってやるか。そんなことを考えながら歩いていると、潜水艦娘の宿舎に着いた)

提督(他の艦種の宿舎に比べて静かなのはほとんどの者がいないからだ。大部分は通商破壊や哨戒へでている)

提督(先の待ち伏せ攻撃に参加した潜水艦娘もその多くが休暇を利用して里帰りしていた。残っているのはイムヤやイク達だけだ)

伊19「提督ー!!来てくれたのね!!」

提督「おお、イクか。イムヤもいるのか?ああ、久しぶりに帰って来れることになってな」

伊168「お帰り、提督!!今そっちに行くよ!!」

提督「ただいま。分かった、待ってるよ」

提督(屋上から大きな声で呼びかけてきたのはイクとイムヤだった。茜色に染まる空でも見ていたのだろうか?)

提督(暫くして二人が下りてくる。走ってきたようだ。全く、かわいい奴らめ)

提督「元気だったか?二人とも」

伊19「お帰りなさいなの、提督!!」ダキッ

伊168「!?」

提督「イク、TPOを弁えろと言っただろうが」

伊19「んふー!!硬いことを言わないで欲しいのね。提督とイクの仲でしょ?」スリスリ

伊168「……!!いつもそんな風に抱き付いているの?」ジッ

提督「っ!?」

伊19「んー?違うのね、この前初めて提督に戻してもらったの。ほら、マーシャルの方へ行った時なのね」

伊168「へぇ……?なるほどねぇ……」ニタァ

提督「……!!」

提督(何かわからないが、本能的にわかることがある……このままではマズイ……!!どうする……!?)

↓×2

提督「そ、そうだ!二人とも、食事はまだか?」バッ

伊19「あっ……もぅ……まだなの」

伊168「……まだだよ」

提督「よし、では行くとしようか?」

提督(強引に話題をずらす。車までの間、イムヤとイクは後ろで何かしらか小声で話し合っていた)

提督「……」チラッ

伊168「……」ボソボソ ニタァ

伊19「……」ボソボソ ニタァ

提督(触れないでおこう。と思いつつ歩いていたら、車の所に着いた。さて、中華街にでも連れていくか。車で三十分くらいか?)

提督「乗ってくれ」

伊19&伊168「「分かった(の)」」スッ

提督「……!!」

伊168「……イク?」

伊19「……イムヤ?」

提督(二人が同時に助手席に手を伸ばす。確かめるように互いの名前を呼び、しばし沈黙のひと時が流れる)

提督「……」ゴクリ

伊168「……」ニコッ

伊19「……」ニコッ

提督(笑顔が怖い。こういう時の女の笑顔は威嚇のようなものだ。何がきっかけで爆発するか分からないぞ……)

伊19「……しょうがないから譲ってあげるの」サッ

伊168「ありがと、私もさっきのアレは気にしないでおいてあげる」

提督「お前たち……仲良くな」

伊19「仲は良いのね」

伊168「けど、それとは別に譲れない女の戦いってのがあるの」

提督「君たちにはまだ早っ……なんでもない。行こうか?」

伊19&伊168「「……♪」」ニコッ ゴゴゴゴゴ

提督(踏みかけた地雷を華麗にスルー。車で中華街に向かう。イムヤやイクと雑談しつつ夜の街をドライブだ)

提督(先ほどの居心地の悪い雰囲気はどこかへ消え去り、楽しい時間となった。目的地へ到着して、車を停める)

提督(いつものスク水の上にセーラー服の上下を着こんだ二人を連れて歩く。さて、どの店がいいか)

伊168「すごい人込み……やっぱり街に出ると賑やかだね」

伊19「イクはこういう賑やかなの大好きなの!!人も店もたくさんで、まさに絢爛の並木は晴れなのね!!」

提督「そうだな、賑やかだな」

提督(歩いていると視線が集中する。やはり艦娘は珍しい上に、この二人は可愛いからな)

提督(適当な店に入る。雰囲気で選んだが味もなかなか美味しい。中華料理を堪能する)

提督(そして食べ終わって店を出た後、しばらく中華街を散歩してから帰路に就く。やっと戻ってくる時にはもう十時近かった)

提督「ではお休み、二人とも」

伊168「うん、お休み」

伊19「お休みなの」

提督(二人と別れて部屋に戻る。さて、俺も部屋に戻って寝るとするか。……と歩いているといきなり後ろから目を覆われた)

アイオワ「Guess who?」

提督「っ……アイオワか。久しぶりだな」

アイオワ「Yeah!!もう……どこに行ってたの?」

提督「潜水艦娘たちと食事にな。この前のねぎらいだ」

アイオワ「Huh?POW(捕虜)をとったから?確かにすごい活躍だったわね!!そういえば、ビスマルクとオイゲンも労ったらしいじゃない」

アイオワ「けど、Wait!!ちょっと待って?どこかの誰かもセンカンセイキを捕虜にしたと思うんだけど、何もなかったわ」

アイオワ「たぶんその子、とっても悲しんでいると思うんだけど、どう思うかしら?」

↓×2

提督「悪かった、アイオワ……その、忘れていたわけじゃないんだが、いかんせん戦艦棲姫から聞き出した情報は緊急性が高かったんだ……」

アイオワ「ふーん……」

提督「今は時間が時間だからな……今度、埋め合わせするよ」

アイオワ「明日のお昼。明日のお昼にカフェテリアに来て?そうしたら赦してあげる」

提督「明日の昼か、予定はなかったな。分かった、必ず行くよ」

アイオワ「Good!!必ずよ?でないと砲撃しちゃうんだから」ニコッ

提督「任せろ、約束は破らない」



提督(ということがあって、今はその約束の昼休み。俺は約束のカフェテリアに来た)

提督「アイオワ?来たぞ」

アイオワ「アドミラール!!Here!!」

ウォースパイト「アドっ!?げほっ!!げほっ!!げほっ!!」

金剛「What!?テイトク!?アイオワの言っていたスペシャルゲストというのはテイトクデスカ!?」

榛名「ウォースパイトさん、大丈夫ですか!?これを使ってください!!」スッ

アイオワ「Oh, ウォースパイト!!You は慌て過ぎね」

ウォースパイト「げほっ!!げほっ!!ぐぅ……!!American……!!ありがとう、ハルナ。ちょっとお花を摘みに行ってくるわ……」スクッ スタスタスタ

提督「……アイオワ、お前ちゃんと俺が来るって言っていなかったな?」

アイオワ「こういうのはSurprise だからいいんじゃない?ねえ、コンゴウ、ハルナ?」

金剛「No, こういうことは事前の準備が大切デース。テイトクが来るならちゃんと言っておいてくれないと困りマース」

榛名「榛名もビックリしましたけど、でもアイオワさんの言うことも分かります」

提督「とりあえず、何かすまないな……帰った方がいいか?」

アイオワ「No way!!アドミラール!!ここに座って!!」ポンポン

金剛「なっ!?テイトク!!こっちの席の方がいいデスヨ!!こっちに来てくだサーイ!!」ポンポン

榛名「お姉さま……そこはウォースパイトさんの席です……」

提督「ううむ……今日はアイオワにお呼ばれしたからな。ここに失礼しようか」

アイオワ「Yes!!」

金剛「て、テイトクぅ……」シュン

榛名「ちょっと混沌としてきましたけど、ハルナは大丈夫です」

提督(アイオワの隣に着席し、雑談しながら紅茶と茶菓子を嗜む。まさにティータイムってやつだな)

提督「アイオワはコーヒー派だと思っていたな」

アイオワ「Better than teaだと思うけど、Teaだって好きなのよ」

提督「なるほど、覚えておこう」

金剛「ぐぬぬぬ……て、テイトク!!最近よく軍令部に行っていますケド、どうしたんデスカ?」

提督「現場の意見が欲しいらしい。まあ、詳しくは話せないがな」

榛名「何かお手伝いできればいいのですけれど……」

提督「気持ちだけ受け取っておくよ。優しいな、榛名は」

ウォースパイト「Good afternoon, アドミラール。ご機嫌いかがかしら?」

提督「ああ、こんにちはウォースパイト。Fine thank youってところだな。先ほどはすまなかった」

ウォースパイト「気にしないで、悪いのは全部そのアメリカ人よ」

アイオワ「Yes, I`m sorry for that. Surprise は頭の固いイギリス人にしていけないなんて知らなかったの。吐き出した紅茶は大丈夫?」

ウォースパイト「……気にしないで、アメリカ人がデリカシーに欠けることを忘れていた私が悪いのよ」

アイオワ「……」

提督「二人とも、ほどほどにしておけよ……」

ウォースパイト「ところで提督、この前とっておきの茶葉が手に入ったの。せっかくだから皆で一緒に飲みましょう?」スッ

金剛「そ、それは……!!」ゴクリ

榛名「……?」

アイオワ「?」

提督「おお、ありがとう。君がそう言うならきっととても美味しいのだろうな」

ウォースパイト「ご期待に応えられればいいのだけれど」クスリ

金剛「テイトク、あれは表に流通していないものデスヨ。英国のごく一部の上流階級の人間しか飲めないものデース」

提督「何だと……!?」

榛名「っ!?そんなものを頂いてしまっていいのでしょうか……?」

アイオワ「Oh, wonderful!!楽しみね!!」

提督(ウォースパイトがその紅茶を入れる。紅茶は嗜む程度だが、確かにわかる。香りが段違いだ)

ウォースパイト「Here it is。どうぞお試しあれ」

提督「心して頂くよ。……!!」ズズッ

ウォースパイト「どうかしら?」

提督「もう他の紅茶を飲めないな……」

ウォースパイト「それは申し訳ないことをしたわ」クスッ

アイオワ「Oh my god……!!」

金剛「This is absolutely delicious……!!信じられまセン、これが本物のTeaネ……!!」

榛名「……!!」

ウォースパイト「喜んでもらえたのならこれほど嬉しいことはないわ」

アイオワ「ウォースパイト、Refill!!」スッ

ウォースパイト「……まあ、いいでしょう。ほら、カップをよこして」

アイオワ「Thank you!!」

金剛「わ、私も良いデスカ?」

ウォースパイト「もちろん。アドミラールとハルナさんもいかがかしら?」

提督「ああ、頂くよ」

榛名「ありがとうございます」

提督(皆で二杯目を飲む。これほど美味しい紅茶は飲んだことがなかった。実はコーヒー派な俺も紅茶派になる勢いだ)

提督(二杯目を飲み干す。もう一杯と言いたいところだが、これ以上はダメだ。これ以上続けて飲むと、そこらの紅茶が飲めなくなる)

提督(さて、では茶菓子を頂こうかと言ったところで、四人が自分で作ってきたという茶菓子を出した)

提督「どれを頂こうかな?」

ウォースパイト「どれでも好きなものをどうぞ。私が作ったのは味を保障するわ」

金剛「私のはとても美味しいデスヨ?食べてみてください、テイトク」

榛名「榛名も頑張って作りました。食べて頂ければ嬉しいです」

アイオワ「アドミラール、私のが一番大きくて美味しそうでしょう?Try it!!」

提督「……!!」ハッ

ウォースパイト「……」チラリ

金剛「……」ジッ

榛名「……」チラチラ

提督(こ、これは……誰のものを一番に食べるのか見ている……知らないうちに女の戦いに巻き込まれているぞ……!?)

アイオワ「……Hey, アドミラール!!Say aah」スッ

「「「!?」」」

提督「!!では、せっかくだから頂くとしようか。あー……ん」

アイオワ「どうかしら?」

提督「甘くて美味しいよ、ありがとう」

ウォースパイト「泣けるわね……」ジロリ

アイオワ「ほら、ウォースパイト、貴女も。Say aah」

ウォースパイト「何故私まで……」

アイオワ「美味しいわよ?」ニコッ

ウォースパイト「っ!!……あー……む。もぐもぐ……」

アイオワ「どうかしら?」

ウォースパイト「……ちょっと甘すぎるわね。けど、悪くないわ」ニコッ

アイオワ「Yeah!!」

提督(皆で茶菓子を頂く。他の三人のお菓子も美味しかった。そうこうしているうちに昼休みも終わりが近づく)

提督「では、そろそろ戻るとするよ。今日はありがとう。とても良かったよ」

アイオワ「今度は夜にアルコールを飲みましょう?きっと楽しいわ」

ウォースパイト「いずれちゃんとしたブリティッシュティータイムの作法を教えてあげるわ。だからまた今度ね」

金剛「お仕事頑張ってくださいネ。手伝いが必要ならいつでも言ってクダサーイ」

榛名「榛名も提督の為ならいつでも大丈夫です。どうぞ榛名を頼ってくださいね」

提督「ありがとう、じゃあな」

提督(楽しい時間はすぐに過ぎてしまう……さて、続き続きと)



提督(空母棲姫の停戦勧告が深海棲艦側に伝えられて早三日、深海棲艦側に動きがあった)

↓×2 深海棲艦側の反応

空母棲姫「チュウカンセイキ?誰……?」

提督「この写真の子だ」

空母棲姫「っ!!あの子が……ソウ、あの子がシシャとして来たの?」

提督「そうだ。だが、君が居ないと話さないの一点張りでな」

空母棲姫「ワカッタ」

提督(なんと中間棲姫が使者としてやってきたのだ。偶然、手が空いていたイタリア・ローマ姉妹を中心とした艦隊に接触を任せたのだが……)



ザー ザザーン ゴロゴロゴロ

イタリア「もう、こんな嵐の日に敵襲なんて……こんな日は部屋でゆっくりと過ごしたかったわ……」

ローマ「情けない事言わないで。緊急事態に魁を任せられるなんて光栄でしょう?」

イタリア「ローマは気を張り過ぎよ……っ!!Contatto!!ってあれは!!」

中間棲姫「……」

ローマ「中間棲姫!?っ……!!ふふっまさか敵の攻勢が始まるってことかしらね?」ジャキン

イタリア「逃げましょう、ローマ!!この戦力じゃ歯が立たないわ!!」

ローマ「何を言っているのよ、姉さん!?敵前逃亡なんて嫌よ!!」

イタリア「勇気と蛮勇は別物よ!!ここは撤退する勇気が必要なの!!」

ローマ「っ……!!」

イタリア「本部、こちらイタリア!!敵は中間棲姫!!繰り返す!!敵は中間棲姫!!発砲と撤退の許可を!!」ジャキン

提督『こちら本部、発砲は許可できない!!発砲は許可できない!!中間棲姫に攻撃の意志はあるのか!?』

イタリア「はぁ!?攻撃の意志!?何言っているんですか!?敵ですよ!?」チラッ

中間棲姫「……」オロオロ パタパタ

ローマ「……白旗?」

イタリア「……えっ?どういうことなの……」

提督『彼女は使者だ。エスコートしてこちらへ連れてきてくれ』

イタリア「使者ぁ!?」

ローマ「死者!?どういうこと!?あれはFantasmaか何か!?」



提督(危うく戦闘になりかけた。だがまあ、このようなことは初めてだろうしな。強くは責められない。彼女たちは命を懸けているのだから)

提督「ここだ」

空母棲姫「……私よ」コクリ コンコン

戦艦棲姫「ドウゾ」

空母棲姫「……アナタが使者なの?」

中間棲姫「……ソウヨ、久しぶりね」

提督(沈黙の時間が流れる。戦艦棲姫は無表情、空母棲姫は少し顔を歪め、中間棲姫は毅然とした表情だ)

提督(彼女が来たということは、おそらくこちらにとってそう悪い話ではないだろう。少なくとも、相手にも講和の意志があるはずだ)

提督(そうでないなら使者を送る意味がない。それとも、何か他の意図があるのだろうか?果たして……?)

↓×2 現在の深海棲艦側の状況と中間棲姫派遣の目的
 

空母棲姫「……ホンゴクはどうするつもりなのかしら?」

中間棲姫「……ホンゴクは停戦勧告をジュダクして講和を目指すつもりよ」

空母棲姫「そう……!!ヨカッタ……これで、もう血が流れナイ……戦いは、終わる……」

中間棲姫「だけど、それが総意ではナイ。中には徹底抗戦をシュチョウしている者もいる。我が軍の三割が未だセンイを失っていない」

空母棲姫「ソンナ……それで、どうするつもりなの?」

中間棲姫「徹底抗戦派を何とかしてセットクしなくてはならないの。そのためにキョウリョクしてほしい」

空母棲姫「……」チラリ

提督「なるほど……具体的にどのような協力ができる?」

中間棲姫「彼らが徹底抗戦を唱えるリユウは、いくらかの極右思想のモチヌシ以外では講和条件にフマンがあるからよ」

空母棲姫「っ……」

中間棲姫「我々は確かに力及ばずハイボクするのかもしれないケド、それでもアナタたちのカイイヌになり下がるつもりはない」

中間棲姫「不可侵条約はいいけれど、軍事力のオオハバな制限も賠償金の代わりとなる資源や技術のテイキョウも決して受け入れられるものではないというコト」

中間棲姫「なぜなら、それを受け入れてしまえば我々はカンゼンにアナタたちより格下になる。そうなれば我々はシンゾウを差し出すも同じでしょう?」

提督「……そうか」

中間棲姫「私たち講和派もそのフマンは同じよ。だけど、それの方が破滅的な終わりより幾分かマシだから講和にオウジルの」

中間棲姫「だから、講和の条件についてもう一度コウショウしたいわ。こちらにいくらか譲歩してくれれば、何とかセットクして見せる」

中間棲姫「さらに、こちらとしてもアナタたちへの印象が良くなる。そうなれば、センゴの相互理解にも役立つはずよ」

提督「……話はしてみよう。だが、これ以上の譲歩は難しいだろうということは考えておいてくれ」

中間棲姫「ワカッタワ……」



元帥「交渉の結果が出た」

提督「どうなりましたか?」

提督(譲歩して戦争を終わらせるか?だが、そうするといつかまた深海棲艦との戦いが起きるかもしれない)

提督(それとも、譲歩しないで三割いるという徹底抗戦派と戦火を交えるもやむなしとするか?)

提督(そうすると今は講和派の中間棲姫たちも徹底抗戦派と合流してしまうかもな。空母棲姫だってどうするか分からない)

提督(あるいは、講和などなかったことにして完全勝利を目指すなんてことになる可能性もある)

提督(軍上層部や政府にもそういう考えを持っている人間がいないわけではないからな。さて、どうなった……?)

↓×2

元帥「譲歩はしない」

提督「そうですか。では、徹底抗戦派とは戦果を交えるということですね?」

元帥「いや、そのつもりもない」

提督「……はい?」

元帥「極右以外の徹底抗戦派を取り込む。そのための交渉交流を、君を窓口として行うことになった」

提督「!?」

元帥「譲歩はしない。戦闘もしない。両方の条件を満たさなくてはならないのが我々、いや、君の辛いところだな」

提督「……つまり、どういうことですか?」

元帥「これから君は深海棲艦側に派遣される。君には、徹底抗戦派の説得をお願いしたい」

提督「……!!」

元帥「ヲ級から始まり、防空棲姫、戦艦棲姫……君の深海棲艦を篭絡する手腕は素晴らしいの一言に尽きる」

元帥「我々は彼女らを痛めつけ、命と引き換えに情報を喋らせるつもりだった。しかし君は見事に篭絡し、進んで協力するように仕立て上げた」

元帥「その手練手管をもってして徹底抗戦派の首魁を誑し込んでくれ。頼んだぞ」

提督「……分かりました」



イタリア「あら。偶然ですね、提督。お帰りなさい」

ローマ「お帰りなさい、提督。中間棲姫はどうでした?」

提督「ただいま、二人とも。戦争の終わりが見えてきたというところだな。暫く戦闘はないはずだ」

イタリア「まあ!!では、平和な世の中になるのですね?」

ローマ「やっと終わるか……これで故郷に帰れるわね」

提督「まだ確定ではないがな。ともかく、今回はよくやってくれたな、二人とも」

イタリア「当然ですよ。Regia Marinaだって世界に冠たる海軍の1つですから!!」

ローマ「使者の可能性があったのなら前もって言ってほしかったけれど」

提督「無用な混乱を避けるために仕方がなかったんだ。申し訳ない……まあ、君たちならどんな状況にも対応できると信じていた」

イタリア「ありがたいご評価です!!」

ローマ「まあ、当然よ。そういうことなら仕方がないわね」

提督「頼りにしているよ。これは私から個人的に君たちへのねぎらいだ」スッ

イタリア「マミヤ券!!」

ローマ「Complimenti!!」

提督「申し訳ないが、少々忙しくてな。失礼するよ」

イタリア「ありがとうございます!!Buongiorno, 提督!!」

ローマ「Buongiorno!!」



提督「……」グイッ

ポーラ「や~ん!!いい飲みっぷりですねぇ、提督ぅ!!」

提督(深海棲艦側へ行って徹底抗戦派の篭絡を命じられた翌日、俺は拠点へ戻ってきていた。明日には出発だ)

提督(夕食の後、俺は誰もいない執務室で酒を飲んでいた。そうしたら、アルコールの匂いにつられたのかいつのまにかポーラが来ていた)

提督「酒、飲まずにはいられないとはこのことだな……」

ポーラ「提督、何か嫌なことがあったの?かわいそう……今日はポーラが一緒に飲んであげますねぇ~」

ポーラ「ほらぁ、グラスが空いてますよぉ?はい、ポーラのお酒分けてあげますぅ~Vino Italianoですよぉ?」

提督「Grazie」

ポーラ「はい~……良ければポーラがお話を聞きますけどぉ?」

提督「悪いが話せない……すまないな」

ポーラ「そうですかぁ~じゃあ~……飲みましょう~」

提督(まさか暗にロミオ・スパイになれと言われるとはな……どうすればいいのだろうか……)

提督(言葉にできない不安や恐怖などの感情をどうにかするには、酒を飲むしかなかった)

提督(ポーラと共にがむしゃらに酒を飲む。ポーラは俺の気分を紛らわせるように話しかけてくれた)

ポーラ「いいところですよ~イタリア。全部終わったらぜひ来てくださいねぇ?ポーラが案内してあげますぅ」

提督「それは楽しみだ。是非お願いするよ」

ポーラ「じゃあ約束ですぅ。必ず来てくださいねぇ?」

提督(だんだんと気分も晴れてきた。そうだ、やってやる。いまさら何を気にするというのか?)

提督(こうなれば自分の欲望に素直になってやる!!好きなだけ奴らを抱いてやる!!ハーレム?上等だ!!)

提督(敵に囲まれることになろうとも臆することは無い!!暗殺などされてやるものか!!)

提督(滅茶苦茶な思考の奔流の中、ポーラと歌って踊りながら酒を飲む。ふわふわして、まるで夢の中のようだ)

提督(そして気がついたら……正座していた。目の前にはザラがいる。ポーラは……視界の端に半裸で酒瓶を抱えて寝ているのが見える)

ザラ「もう!!ポーラが騒いでると思って来てみれば、提督ともあろう方がポーラみたいな事をして……一体どうしたんですか?」

提督「すまない……羽目を外し過ぎた……」

ザラ「……何かあったんですか?」

提督「……話せないんだ。部外秘のことだからな」

ザラ「それって明日からの長期間の出向……いえ、何でもありません。お酒が飲みたい気分なんですか?」

提督「ああ……」

ザラ「十分呑んでいると思いますが、まだ足りませんか?」

提督「そうだな……もう少し呑みたい気分だ」

ザラ「……なら、ザラが付き合ってあげます。けど十二時までですからね?」

提督「本当に?それはありがたい」

提督(潰れたポーラにザラが服を着せて俺がソファーに寝かせる。そしてザラと一緒にグラスを傾けた)

提督「君もワインが一番好きなのか?」

ザラ「Sì, やっぱりワインが、それも白が一番おいしいです」

提督「なるほどな」

提督(雑談しつつ飲んでいると、やはりポーラの姉か。ザラもなかなかペースが速い)

ザラ「本当にポーラにはいつも困らせられます。どうしてあんなに酒癖が悪くなったのか……」

提督「まあ、今日の俺が言えたことじゃないが、確かに度が過ぎることもあるな」

ザラ「提督はそんなことありません。誰だって飲みたくなる時はありますよ。問題は、ポーラはいつでも飲んでばっかりいることです」

ザラ「それさえ直せばあの子ももっと周りに評価してもらえるはずなんです……まったくもう……」

提督「君は本当に妹思いだな。優しい子だ」ニコッ

ザラ「……!!……ありがとう、ございます」ドキッ カァッ

提督「そんな君に似たのだろうな、ポーラも優しい子だ。今日だって私を慰めてくれようとしたんだ」

ザラ「ポーラがですか?」

提督「ああ。早く戦争を終わらせなくてはな……私も、出来る限りのことをしよう」

ザラ「提督はとってもすごいですよ。この前の空母棲姫撃破の時も、指揮は提督だったでしょう?私が知っている中で……一番の指揮官です」

提督「そう言ってもらえるとありがたい。どれ、もう一杯。……君ももう一杯どうだ?」

ザラ「では、頂きますね?ありがとうございます。……ん、おいしい」

提督「それは良かった」

ザラ「提督と飲んでいると、いつもよりも美味しいです」ボソリ

提督「……?何か言ったかい?」

ザラ「いえ!!本当に美味しいって言ったんですよ」

提督「そうか、良ければ残りはあげよう。持ち帰ってくれ」

ザラ「え?」

提督「もう十二時だ。どれ、部屋まで送ろうか。ポーラも運ばなくてはならないからな」

ザラ「あ、そうですね……ありがとうございます」

提督(ポーラを背負ってザラと共に重巡宿舎へ向かう。空を見上げると、満月が青白く光っていた)

ザラ「……月が綺麗ですね」

提督「そうだな、綺麗な満月だ」

ポーラ「……」ピクッ

ザラ「……本当に、綺麗な満月」

提督(心地よい静寂と涼しい夜風を感じつつ、ポーラの部屋に向かう。到着して、ベッドにポーラを横たえた)

ザラ「では後は私がやりますから」

提督「そうか、では失礼するよ。お休み」

ザラ「おやすみなさい、提督」

提督(さて、寝るとしよう。英気を養わなくては。明日から俺は……深海棲艦と過ごすことになるのだから)



ザラ「よいしょ……ポーラったら……」

ポーラ「ザラ姉様……」

ザラ「あら、起きたの?」

ポーラ「月が綺麗ですね……ソウセキ・ナツメですか?」

ザラ「っ!?」

ポーラ「……負けませんよ」

ザラ「……そう。私も負けないから」

ポーラ「……ザラ姉様も好きですけどね」

ザラ「私も、貴女が好きよ」クスッ

ポーラ「おやすみなさい」ニコッ



提督「……」

戦艦棲姫「ドウカしましたか、ご主人様?」

提督「……いや、何でもない」

戦艦棲姫「……ご心配ナサラズニ。及ばずながら私めもツイテおります。この身にカエテもご主人様をお守りしますわ」

提督「お前のことは頼りにしているよ。万が一の護衛としても、彼女たちを篭絡するための手駒としてもな」

戦艦棲姫「ハイ♪確か徹底抗戦派のシドウシャは」

↓×2 1~3名で

戦艦棲姫「ご主人様が駆逐セイキ、深海双子セイキそして北方セイキと呼んでいる子たちですわ」

提督「なるほど……現実を受け入れられない若い士官に率いられた若者の部隊というところだな。お前は彼女たちがどうして徹底抗戦を唱えているのか心当たりがあるか?」

戦艦棲姫「駆逐セイキに関してはジュンスイに若さゆえでしょうね。ハイボクを認めたくないのでしょう」

提督「想像通りだ。気持ちは分かるな」

戦艦棲姫「北方セイキは……その若さに加えてアナタ方に物資をゴウダツされたことをかなり恨みに思っているようです」

戦艦棲姫「講和なんてしてもサクシュされるだけだと考えています。そうなるぐらいなら、サイゴまで戦うべきだと考えるでしょうね」

提督「……仕方なかったとはいえ、正直申し訳なかった」

戦艦棲姫「そして深海双子セイキは……仇に屈する訳にはいかないと」

提督「……白い子が戦死したのか?」

戦艦棲姫「あの子を今動かしているのは復讐への執念です。セットクするのは一番難しいでしょうね」

提督「これだから戦争は……そして、もう一人、極右的な思想の持ち主というのが……」

↓×2 1名

戦艦棲姫「集積地セイキ……と呼んでいるのでしたっけ?」

提督「そうだ。正直、彼女についてはそこまで過激なイメージは持っていなかったんだが……」

戦艦棲姫「とんでもない!!アノコは兵站を担当していますがバリバリの武闘派で……言ってしまえば勝利の狂信者ですわ」

戦艦棲姫「『レットウ人種とコウワなんてありえない、勝利かヴァルハラか』をホンキで思っている子です。ご主人様でもおそらくセットクは……難しいでしょう」

提督「そうか……まあ、俺の役目は話ができるやつを説得することだからな。話が通じない連中は後で考えるさ」



駆逐棲姫『ミトメは……シナイ、ヨ……!!マダ……マダ終わらないっ……!!』ギロッ

北方棲姫「オニ!!アクマ!!カエセ!!持ってったものゼンブカエセ!!そして……カエレ……ッ!!」プンスカ

深海双子棲姫・黒「ヨクモ姉さんを……!!ユルサナイ……ユルサナイカラァッ!!」ポロポロ ギロリッ

提督「……」

提督(顔合わせは想像通り良くないの一言に尽きるな。集積地棲姫に至っては面会拒否か)

中間棲姫『敵と話すことはナイとのことよ……それどころか、アナタを暗殺しようとスルかもしれない……申し訳ない、我々の手のモノでアナタをゴエイする』

戦艦棲姫『ソレには及ばないわ。カレは私がゴエイする。いろいろあったとはいえ、彼には恩もアルもの』

中間棲姫『ソウ、ではお願い』

提督(……当初の俺の考えていた流れとは全く違うが、それでも平和的な戦争終結のための天王山だ)

提督(心してかかろう。さて、まずは誰をどのようにして説得しようか……?)

↓×2

提督(やはり一番与しやすそうな駆逐棲姫から陥落させるか。年の程は……おそらくうちの駆逐艦娘たちと変わらないか)

提督(時間をかけるわけにはいかない。どの様に説得しようか?やはり、何とかして抱いてしまうのが一番だろうか?)

提督(できれば倫理的に、あとロリコンという不名誉な称号を回避するためにも穏便に何とかしたいというのが本音だが……)

↓×1~3の中で一番コンマが大きいもの

提督(いや、やはり抱いてしまおう。それが一番早いはずだ。もう数日進展がない。これ以上時間を無駄にはできない)

提督(快楽による篭絡は特に、男性経験がないであろう駆逐棲姫には効果覿面なはずだ。それに、あの子は可愛い)

提督(ロリコンだと思われようがもう気にしない。もともと防空棲姫を抱いた男だ。それに、いくら穢れようとも俺には支えてくれる人がいる)

提督(さて、問題はどの様に抱くかということだが……とりあえず、駆逐棲姫に会いに行ってみるか)

提督(駆逐棲姫の部屋に向かう。護衛兼監視役だと奴らが思っている戦艦棲姫はすでに俺の手駒だ。問題ない)

提督「失礼する。駆逐棲姫、居るか?」コンコン

駆逐棲姫「っ!?何しにキタ、ノ……!?」ビクッ ギロリ

提督「話をしに来たんだ。入るぞ」

駆逐棲姫「話すコトなんて……何にもナイ、ヨ!!」

提督「こちらにはある。私には皆の命と、そして君たちの命がかかっているのだからな」

駆逐棲姫「何を勝手なコトを……!!私達の命はオマエなんかに背負われるモノじゃない、の!!」

提督「そうだな、悪かった。……それは、ぬいぐるみか。クジラか?かわいいな」

駆逐棲姫「オマエと話すことナンテもう何もない!!カエッテ伝えて!!私達はカナラズ勝つって!!講和ナンテしないって!!」

提督(取り付く島もない。何か突破口を探しに来たが、それすら覚束ないな……)

提督(それでも粘って何とか話をしようとする俺に、しびれを切らした駆逐棲姫は実力行使に出た)

駆逐棲姫「モウ……出て行って……!!カエッテ!!」ズカズカズカ グイッ

提督「っ……っ!?うお!?」バッ ズルッ ドタ

駆逐棲姫「きゃぁっ!?」ズルッ ダンッ ボスッ

提督(駆逐棲姫に押され、倒れないように片足を下げたら、床のカーペットが滑った)

提督(俺はそのまま後ろに倒れる。同じく駆逐棲姫も滑ったカーペットのせいで転びそうになる)

提督(そのまま倒れてしまえばただ抱き合うだけで済んだだろう。だが、駆逐棲姫は転ぶまいと足掻いた)

提督(そのせいで駆逐棲姫は一歩俺の方へ近づき、俺との背の差を埋めることになった。つまり……)

提督「……!!」ダキッ

駆逐棲姫「……!!」チュッ カァッ

提督(キスしていた。しかも、俺は駆逐棲姫も転ぶと見てとっさに体を抱きしめてしまっている)

提督(至近距離で駆逐棲姫と目が合う。みるみる顔が紅潮していくのが分かった。暫しの沈黙、そして……)

駆逐棲姫「ぷはっヘンタイ!!バカ!!よくも私のファーストキス、を!!」ドコッ

提督「ぐっ!?ちょっと待て!!今のは事故だ!!」

駆逐棲姫「ウルサイ!!ヘンタイ!!」バッ グッ

提督「!?」

提督(軽い身のこなしで立ち上がった駆逐棲姫は、そのまま片足をあげてストンプの体勢。そんなものを喰らったら死にかねない!!)

提督「っ!!」グイッ

駆逐棲姫「なっ!?あん!!」バッ ポスッ

提督「んぐっ!!」

駆逐棲姫「んふぁ……!?」ビクン

提督(何とかもう片方の脚を引っ張って転ばせることに成功する。が、そんなことをすれば駆逐棲姫はそのまま俺の上に倒れてくる)

提督(ストンプを喰らうよりはましだ。それに駆逐棲姫が小柄な上に、おそらく転ぶ瞬間、手をついたのだろう)

提督(覚悟していたよりはるかに小さい衝撃だった。助かった……だが、痛いものは痛い)

提督(思わず声をあげそうになるが、顔を何かに覆われている。絹のような肌触りで、生暖かい何かに)

提督(声が出せない。というか息もできない。何とか抜け出そうと暴れる)

提督「んー!!んー!!」モゾモゾ

駆逐棲姫「あぁん!!んはぁ……!!な、何コレ……!?」ピクンピクン

提督(その時点で何が顔を覆っているのかが分かった。俺は、両手で少しだけそれを……駆逐棲姫の体を浮かせて、脱出する)

提督「ぷはぁ……」

駆逐棲姫「っ……」ジッ ドキドキ

提督(今の俺たちの体勢は、横たわる俺の胸の上に駆逐棲姫が脚を開いて両膝を立てて座っている)

提督(そうなれば、もちろん駆逐棲姫のミニスカートの中、その黒い飾り気のない下着が丸見えだ)

提督(だが、駆逐棲姫はそれを隠そうとも、俺に追撃をしかけようともしない。驚きの表情で頬を赤らめながら、俺を見つめる)

提督(それだけの情報があれば、すべてわかる。駆逐棲姫は、俺の顔の上に跨るような体勢になった)

提督(そこで息をしようともがいた俺の鼻や口が駆逐棲姫の秘所を刺激したのだろう。しかも駆逐棲姫はそれが初めてだったらしいな)

提督(今まで感じたことのない性感に戸惑いつつも気持ちが良かったのだろう。だからその快感の原因であろう俺を見つめている)

提督(この子は性に目覚めそうになっている。いや、もう目覚めたのか。チャンスだ)

提督「……大丈夫か?」

駆逐棲姫「……」コクリ

提督「……」サワッ

駆逐棲姫「んふっ!?んぁ……あぁ……!!」ゾクゾクゾク キュン

提督(駆逐棲姫の秘所に触れて、下着の上から優しく愛撫する。みるみる駆逐棲姫の顔が快楽に蕩けていく)

提督(先ほどの敵意は何処へ消えたのだろうか?駆逐棲姫は、性知識がないようだがないなりにも何かすごいことをしていると分かっているのだろう)

提督(頬を赤らめ、何が何だかわからないという不安と未知の快楽への渇望に混乱したように瞳を揺らせる)

提督「気持ちいいか?」

駆逐棲姫「んぁ……ふぅ……」コクリ

提督「そうか、良かった」

提督(愛撫を続ける。下着が湿り、息を荒くして目をつぶり、肩を揺らす。駆逐棲姫は、おそらく初めての絶頂を迎えようとしている)

提督(容赦なくイかせるように愛撫する。たとえ初めてだろうと、クリ責めで絶頂するのは難しくない)

提督(激しく手マンする。下着をずらして、秘所を露出させ、直接クリを弄った)

駆逐棲姫「はぁ、はぁ、な、何コレ、何コレェ……!?オカシイ!!何かオカシクなっちゃう!!いやぁ!!いやぁああああ!!」ビクンビクンビクン

提督(腰を浮かせて痙攣する駆逐棲姫、そして脱力する。荒い息遣いに時折混じる色っぽい喘ぎ声)

提督(上に乗られた体勢で駆逐棲姫が落ち着くのを待ってから声をかける)

提督「動けるようになったら、どいてくれるか?」

駆逐棲姫「はぁ……はぁ……んっ……」モゾモゾ

提督「ありがとう、駆逐棲姫」スッ ナデナデ

駆逐棲姫「んっ……」

提督(上体を起こし、優しく声をかけて駆逐棲姫の上体を抱きかかえて頭を撫でる。されるがままになる駆逐棲姫)

提督(勝ったな、と思いつつそのまま声をかける)

提督「気持ちよかったか?」

駆逐棲姫「……なに、イマの?」

提督「今君はイったんだ。女として大事なことを一つ知った」

駆逐棲姫「オンナとして……ダイジなこと……?」

提督「そうだ。大人への第一歩だな」

駆逐棲姫「オトナ……」

提督「君は俺の愛撫でイった。つまり、君は俺のことを好きだということだ」

駆逐棲姫「アナタなんて……っ……ワカラナイ」

提督「いいや、好きなんだ。好きでない人とではイけない。少なくとも、さっき俺と君は心を通わせ合ったんだ」

駆逐棲姫「……ココロを通わせ合った?」

提督「そうだ。ほら、駆逐棲姫。スカートを下ろして、ショーツを脱いでみな」

駆逐棲姫「っ……!!でも、ハズカシイ……」

提督「そうか。なら、俺のズボンとパンツを脱がせてくれ」

駆逐棲姫「えっ……?そんなコトしちゃダメじゃない、の?」

提督「いいよ、俺が赦す」

駆逐棲姫「……」カチャカチャ スルリ

提督(駆逐棲姫が恐る恐る俺のベルトを外してズボンを、そしてパンツを脱がせる。硬く勃起したモノが露出した)

駆逐棲姫「……!?何コレ……?オトコの人のってコンナになるの?」

提督「ああ、男の人はかわいい子と仲良くするとこうなるんだ。触ってみてもいいぞ」

駆逐棲姫「カワイイ……!?……スゴク硬くて、熱くて……びくびくしてる。……これ、おしっこ?」ピト ナデナデ ネトォ

提督「違う。ガマン汁といって気持ちよくなるとこういうのが出るんだ。おしっこと違ってねとねとしてるし、色も匂いも違うだろ?」

駆逐棲姫「ガマン汁……」クンクン

提督「舐めてみるか?」

駆逐棲姫「汚くないの?」

提督「ちゃんと綺麗にしてるよ。それに、男も女も好きな人のは舐めることができる」

駆逐棲姫「……じゃあ、アナタも私のここ舐められるの?……っ!?な、何コレ……!!」グッチョリ

提督「もちろん。……?どうした?」

駆逐棲姫「み、見ないで!!チガウ……!!私、お漏らしナンテしてない、よ!!」

提督「ああ、違う。これはおしっこじゃない。女の子は好きな男に気持ちいいことをされると愛液が出るんだ」ニチャ ネトォ

駆逐棲姫「あ、アイエキ……好きなオトコ……!?」

提督「ほら、これもおしっこと違ってぬるぬるしているだろ?匂いも、味も違う」ペロリ

駆逐棲姫「……!!な、ナメタ……」

提督「直接ここを舐めてもいい。ほら、ん……」ペロペロ ジュルジュル

駆逐棲姫「んっ……!!うわぁ……!!なんか、キモチイイ……!!」ピクン ピクン

提督「……んっ。どうだ、これで分かったか?俺は君のことが好きだ」

駆逐棲姫「……」コクリ

提督「……俺のも、舐めてくれるか?」

駆逐棲姫「……ぺろぺろ。なんか、ヘンな味」

提督「味は気にするな。大切なのは相手に好きだと伝えることと、気持ちよくすることだ……咥えてくれ」

駆逐棲姫「ぺろぺろ……あむ……れろれろ……」

提督「っ……いいぞ……もっと舌で先端と出っ張っているところを舐めてくれ」

駆逐棲姫「れろれろ……れろれろ……」

提督「吸って」

駆逐棲姫「じゅるるるる」

提督「っ……もういい、ありがとう」

駆逐棲姫「んはっ……」ジッ

提督「君は、俺が好きだ。そうだろう?」

駆逐棲姫「……ウン」カァッ コクリ

提督「俺たちはお互いをよく知らなかった。だから戦争をした。けど、こうして分かり合うことができると分かった」

駆逐棲姫「……」

提督「だから、戦争なんてもう止めよう。俺たちは止めたい。君も止めたいだろう?」

駆逐棲姫「……ヤメタイ。けど、講和するのは負けるってコトだって。そうなるとミンナが敵に苦しめられるって」

駆逐棲姫「戦うタメの牙を抜かれて、物資も技術もゼンブ取られるって。そうなったら私たちはイツデモ殺されちゃうって」

提督「……戦力の制限も物資や技術の徴収も確かに本当だが、それは決して君たちを殺す為じゃない」

提督「偉い人が話し合って決めたことだ。……納得のいかないこともあるだろう。だが、俺にも君にもどうしようもできない」

提督「俺は嘘が嫌いだからな。嘘はつかない。だから、1つだけ俺が自信を持って言えることを言おう」

駆逐棲姫「……ナニ?」

提督「約束する。君たちと俺たちはこれから仲良くなる。決して戦争をしたりはしない。俺が、君たちを殺すと思うか?」ナデナデ

駆逐棲姫「……オモワナイ」

提督「信じてくれてありがとう。だから、戦争を止めるために協力してくれ。徹底抗戦を唱えるのは止めてくれ」

駆逐棲姫「……ダメ、止められない。ミンナと約束したから……最期まで戦おうって……ダカラ、止められない」

提督「っ……そうか。なら、勝負をしよう」

駆逐棲姫「ショウブ?」

提督「ああ。君が勝ったら何でも君の言うことを聞こう。煮るなり焼くなり好きにしてくれて構わない」

駆逐棲姫「何でも?……ジャア、私が勝ったら私達とイッショに戦ってくれる?」

提督「ああ、いいだろう。一緒に戦う。だが、俺が勝ったら君は俺の仲間になるんだ。戦争を止めて、仲良くできるように頑張る。いいな?」

駆逐棲姫「分かった……!!頑張る!!」グッ

提督「よし、じゃあ始めよう。勝負内容は、イかせ合いだ」

駆逐棲姫「……イカセアイ?」

提督「ああ、ルールは簡単だ。俺が君のここを気持ち良くして、君が俺のコレを気持ちよくする。そうして相手を先にイかせた方が勝ちだ」

駆逐棲姫「先にイかせた方が勝ち……」ゴクリ

提督「嘘はついたらいけないぞ。イったらさっきみたいに体が震えて、愛液で濡れ濡れになる。すぐにばれるからな」

駆逐棲姫「……じゃあ、アナタがイったらガマン汁……?が出てくるの?」

提督「いや、俺がイったら精液が出てくるんだ。すぐにわかるよ」

駆逐棲姫「セイエキ……ワカッタ」

提督「よし、では始めようか。スカートとショーツを脱いで」

駆逐棲姫「……ハズカシイ。脱がないとダメ?」カァッ モジモジ

提督「好きな人の前では脱げるはずだ」

駆逐棲姫「……ワカッタ、脱ぐ。んっ……」シュルシュルッ

提督「……よし、じゃあ俺の顔の上にまたがって。モノの方に顔を寄せろ」

駆逐棲姫「うん」

提督(形の良い尻とつるつるのパイパン子供マンコが目の前に来る。絶景だな)

提督「三秒後にスタートだ。いいな?3、2、1、スタート」

駆逐棲姫「んっぺろぺろ……あむっれろれろ……じゅるじゅる」

提督「……」クチュクチュ

提督(駆逐棲姫のフェラは、気持ちよくないわけじゃないがぎこちなく単調だ。まあ、テクを知らないのだから当たり前か)

提督(一方、こちらは女の扱い方をよく知っている。勝負は始まる前からついている)

駆逐棲姫「れろれろ……んふっ……!!んあぁ……!!じゅるじゅる……あん!!」ピクンピクン

提督(手マンとクンニで駆逐棲姫を責める。ただでさえ不器用なフェラがさらに雑になり、しまいにはただ咥えているだけになった)

提督(駆逐棲姫は耐えるどころか自らが気持ちよくなるように腰を動かしている。勝負などそっちのけだ)

提督(絶頂、つまり快楽への誘惑に抗えていない。性に目覚めたばかりはたぶんこうなるのだろう)

提督(駆逐棲姫の性感帯を探りつつ、手と舌での責めを継続する。だんだんと駆逐棲姫の体が強張っていき、そして)

駆逐棲姫「んふっ!!んんんんん!!」ビクンビクン

提督(絶頂を迎えた。駆逐棲姫が落ち着くまで待ってから、駆逐棲姫を優しくどかして起き上がる)

提督「勝負ありだな」

駆逐棲姫「はぁ……はぁ……」

提督「約束通り、俺の仲間になってもらうぞ。いいな?」

駆逐棲姫「わ、ワカッタ……仲間になる……」

提督「では、講和に賛成してくれるな?」

駆逐棲姫「するぅ……サンセイ、するぅ……」

提督「いい子だ、駆逐棲姫。こっちを向いて」ダキッ ナデナデ

駆逐棲姫「はぁ……はぁ……?んっ、んふぅ……♪」

提督(抱き寄せ、頭を撫でながらキスを交わす。防空棲姫の時のような間違いは犯さない。駆逐棲姫を安心させるように濃厚なキスをする)

駆逐棲姫「んはぁ……っ!?れろれろ……にゅるにゅる……♪」ビクッ

提督(舌を入れ、駆逐棲姫の舌と絡ませる。初めてであろうディープキスに驚いたようだったが、女の本能からだろうか。駆逐棲姫からも舌を絡ませてきた)

提督(暫くして唇を離す。時刻はまだ午後3時といったところだったが、駆逐棲姫と共にベッドに入って添い寝する)

提督(甘えるように抱き付いてくる駆逐棲姫に、やはり深海棲艦だろうと女だなと思った)

駆逐棲姫「すぅ……すぅ……」

提督(そのうち、寝息が聞こえ始める。まだ出していないためにムラムラするが、今は駆逐棲姫が優先だ。それに……)

提督「……」チラッ

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……」クチュクチュ ジッ

提督(この後戦艦棲姫にたっぷり絞られることになるだろう。扉の前で見張りをしていたはずだが)

提督(おそらく駆逐棲姫とくんずほぐれつになった時に音で気づいたのだろう。始めは俺の身を案じて覗き見たのだろうが、途中から盛らせることになってしまった)

提督(まあ、あれでも大切な俺の女だ。相手をしてやる。が、その前に俺も一時間ほど寝るとしようか)

提督(さて、駆逐棲姫は無事にこちらへ引き込んだ。次はどちらをどのようにしてこちらへ引き込むとしようか……?そんなことを考えながら眠りに落ちていく)

↓×1~3の中で一番コンマが大きいもの



戦艦棲姫「すぅ……すぅ……」

提督「……」

提督(駆逐棲姫を篭絡した日の夜、ねだる戦艦棲姫を抱き終わって眠るまでの時間で考えた)

提督(次は北方棲姫を説得しよう。おそらく、深海双子棲姫の片割れを説得するのは骨が折れる)

提督(彼女の説得に時間をかける為にも、北方棲姫を素早く説得する。そのための方法も考えてある)

提督(彼女は見た目からして、年齢が二桁に行ってないだろう。それぐらいの年齢の子を相手にするときは物を使うと相場が決まっている)

提督(それに、抱こうにも幼すぎるし、あの子の周りには港湾棲姫と港湾水鬼がいる。あの二人の前で北方棲姫に変なことをすれば命はないだろう)

提督(俺自身もあの子相手に欲情はしない。早速、賄賂の手配をする。まずは彼女から強奪した物資だ)

提督(それを返却する。これはすんなりと話が通るだろう。現在、我が方は物資に余裕がある)

提督(あの程度の物資を返却したところで戦局がひっくり返ったりしないし、講和のために必要だと言えば許可は簡単におりる)

提督(それに、講和が結ばれれば物資もまたこちらへ提供させることになっている。そうなれば再びあの物資もこちらへ戻ってくるだろう)

提督(物資の返却は確定だ。だが、それだけではあくまで取られたものを返してもらっただけとしか受け取られない)

提督(それでは北方棲姫の怒りは収まらないだろう。だからプレゼントも送る)

提督(彼女が欲しがっていた零戦と烈風を送るのだ。そのうえで講和派の港湾棲姫などが説得すれば、応じる可能性は低くない)

提督(しかし、こちらは難しい話だ。零戦はともかく烈風はこちらの最新技術の結晶だ)

提督(それを敵に渡すとなると、そう簡単な話ではない。もちろん、そっくりそのまま渡すつもりはない)

提督(完全版ではなく故意的に性能を落としたもの。モンキーモデルを渡すのだ。それなら、上の許可も下りる)

提督(が、それはこのことに関わっているごく一部からだけだ。もし開発部や運用者たる空母娘が知ったら異議が出るだろう)

提督(それを避けるためにもこの問題にかかわる人間は可能な限り少なくしなくてはならない。そう、一人が理想だ)

提督(モンキーモデルを用意できる人間は開発部の人間か空母娘の一部、それと明石ぐらいだ)

提督(本来なら開発部が調整したものを空母娘が複数人でテストするのが理想だが、それは不可能だ)

提督(技術部に頼むことはできないし、かといって次に機械関係に強い明石もチェックできない時点で論外だ)

提督(となると空母娘の中で機械関係をいじれて、口が堅く、さらにこういうことにも協力してくれる経験豊富な人物と言えば……)



龍驤「なんや君、軍令部に出張しとるんやないんか?」

提督「ああ、実はな。龍驤、これから話すことには緘口令を敷く。いいな?」

龍驤「緘口令!?な、なんやねん……どうしたんや?」

提督「俺は深海棲艦側と講和の交渉をしている」

龍驤「深海せっ!?……ほ、ほんまに?」

提督「ああ。我々の勝利は、ほぼ確実だ。奴らもそれは分かっている」

龍驤「捕虜をとったって話は聞いとったけど、そこまで話が進んでるんは知らへんかったわ……」

提督「極秘だからな。だが、奴らも一枚岩ではない。今は講和に反対している北方棲姫の説得をしている」

提督「彼女を懐柔して講和を結ぶためには零戦と烈風が必要だ。それを、君に用意してもらいたい」

龍驤「はぁ!?零戦はともかく烈風まで渡すんか!?あれは最新鋭の虎の子やで!?そんなもん渡したらあかんやろ!!」

提督「講和の為だ。それに、もちろん完璧な烈風を渡すわけではない。モンキーモデルを君が一人で用意するんだ」

龍驤「っ……せやけど、やっぱウチは反対や……いくらモンキーモデルや言うてもな……」

提督「講和の為には必要なことなんだ。それに、講和が結ばれればこちらにも奴らの艦載機が渡されるだろう」

提督「もちろん、モンキーモデルなどではない。完璧なものだ」

龍驤「……」

提督「頼む、龍驤。君なら用意できるはずだ。上手くデチューンした烈風を。君にしか頼めない」

提督「事は一部の関係者以外には極秘裏に行われる。君が一番経験豊富で、こういうことにも融通が利いて、何より信用できる」

龍驤「……はぁーっ!!分かった、用意したるわ……ウチは司令官を信用しとる。君が必要や言いはるんなら必要なんやろ」

提督「ありがとう、龍驤」

龍驤「その代わり、一つ約束してな」

提督「俺にできることなら、何でも」

龍驤「あまり危ない事せんで、無事にちゃんと帰ってきたってや」

提督「ああ、もちろんだ」

提督(こうして無事に用意できた物資とプレゼント。そして我が軍を代表して書いたということにした謝罪の手紙を港湾棲姫経由で北方棲姫に送った)

提督(その翌日、俺は港湾棲姫に呼び出された。北方棲姫が話したいことがあるとのことだ)

提督「失礼する、提督だ」

港湾棲姫「来てくれてアリガトウ」ペコリ

北方棲姫「……」

提督(ぺこりと一礼する港湾棲姫と何を考えているのかよくわからない複雑な表情でこちらを見つめる北方棲姫)

提督(しばらく無言の時間が続いて、港湾棲姫がおろおろとし始めたところで北方棲姫が口を開いた)

↓×1~3でコンマが一番大きいもの 北方棲姫の反応

北方棲姫「……コレハ、本物のレップウか?」ジッ

提督「っ」

北方棲姫「っ!!」ビクッ サッ

港湾棲姫「ちょ、チョット……!!」オロオロ

提督(モンキーモデルであることがばれたのかと一瞬の動揺。北方棲姫はそれを何と受け取ったのか、港湾棲姫の後ろに隠れて顔だけでこちらを窺う)

提督(落ち着け……ここでボロを出したらすべてが終わりだ。何とかして言い包めろ!!)

提督「すまない、ちょっと意外だったのでな。君は烈風を見たことがないのか?」

北方棲姫「バカにするな!!ナンカイかある!!」

提督「なら分かるだろう?まずプロペラが4枚ある。そして主翼が途中から若干上方へ曲がっている」

提督「機体の形状も流星の方が流線型を描いているし、武装も機関砲が4門だ。零戦とは違うだろう?」

北方棲姫「!!確かに……そうか、これがレップウか……!!」シゲシゲ

提督(手に持っている烈風に熱い視線を注ぐ北方棲姫。その目は欲しがっていた玩具を手に入れたこどものように輝いていた)

北方棲姫「っ!!……私は別にイラナイけど、しょうがないカラ貰ってやる」

港湾棲姫「ちゃんとオレイを言いなさい」

北方棲姫「っ……あ、アリガトウ……」

港湾棲姫「アトもう一つ言うコトがあるでしょう?」

北方棲姫「……コウワ、認めてやる」

提督「っ!!そうか、ありがとう……!!」

北方棲姫「オマエの為に認めたんじゃナイ!!べー!!」タッタッタッ

港湾棲姫「モウ!!……ごめんなさい」

提督「気にしないでくれ。あのぐらいの子供ならかわいいものだ。……ありがとう、きっと君が説得してくれたのだろう?」ニコッ

港湾棲姫「っ!!ど、ドウイタシマシテ……」ドキッ

提督「本当に助かったよ。そうだな……こんなもので申し訳ないが、これを君にあげよう」

港湾棲姫「……?ナニコレ?」

提督「チョコレート、お菓子だな。口に合えばいいんだが……」

港湾棲姫「……あむ。っ!!甘くてオイシイ……!!」

提督「ほんのお礼だ。講和が成立すれば、我々は敵ではなく友になる。その時はよろしく頼むぞ」スッ

港湾棲姫「よ、ヨロシク」スッ ドキドキ

提督(港湾棲姫と握手を交わす。相手の顔が若干赤いのは……もしかして照れているのだろうか?かわいい奴め)

提督「では、私も失礼するよ。本当にありがとう」

港湾棲姫「ど、ドウイタシマシテ……また後で。……」ポー

提督(ともかく、これで北方も無事に説得した。次は深海双子棲姫の片割れだが……)

提督(あの子を説得、または篭絡するのには苦労するだろうな。なんせ、こちらに確固たる敵意がある。さて、どうやってせめるかな……?)

↓×2

↓×1~3

提督に死に別れた親しい艦娘か友人、妻などがいたか
いるなら名前とその関係性も
例)「大和・恋人」「赤城・ケッコン艦」「隼鷹・親友」
名無しキャラなら単に「戦友・男」「妻」など

既に登場している艦及び海外艦娘は安価下になります

提督(一日考えて、夜、ベッドの中で結論が出た。よし。あの子が姉を失っているのなら、俺は兄を失っていることにしよう)

提督(ああいう被害者ぶっている奴には、被害者は自分だけでなく自分もまた加害者だということを思い知らせる)

提督(そうやってゆさぶりをかけたところで突破口が見えるはずだ。嘘を吐くことに罪悪感はない)

提督(好きではないが、戦わずに戦争を終わらせることができるのなら躊躇う理由はないからな)

提督(それに、これは数多くいる戦死者たちの遺族を代表しているだけだ。問題ない。どれ、明日にでもこの作戦を実行するか)



「……様、……クダサイ。ご主人様、起きてクダサイ」

提督「っ……戦艦棲姫か?」

戦艦棲姫「はい、ソウデス。アンサツシャを捉えました」

提督「暗殺者……?っ!!」

ネ級「んんー!!」モゴモゴモゾモゾ

戦艦棲姫「少しハナシを聞いたのですが、どうやら……」



集積地棲姫「なんてコトだ!!四人いた徹底抗戦派のすでに半数があの忌々しいテイトクとやらに懐柔されてしまった!!」

集積地棲姫「このまま戦わずに膝を屈するなど、認められない!!偉大なる我が海軍の誇り、ここで失うわけにはいかない!!」

集積地棲姫「クソッ!!ウラギリモノ、敗北主義者め!!奴らのせいでこのままでは本当に継戦自体が不可能になってしまう……!!」

集積地棲姫「だが、これはちゃんすでもある!!あのテイトクをコロスことができれば、奴らもコウワなど止めるだろう!!」

集積地棲姫「考えてもミロ!!我々が用意した物資があれば、まだ十分に戦える!!戦いさえすれば偉大なる我が海軍が負けるわけない!!そうだろう?」

ネ級「オッシャル通りです。我が海軍はサイキョウ、負けるはずがアリマセン」

集積地棲姫「ふふふ……お前にシレイを下す。あのテイトクを可能な限り残忍に、残酷に、無慈悲にコロして死体を辱めろ……!!」

ネ級「リョウカイしました、お任せください」



戦艦棲姫「というコトがあって……」



提督「……」

ネ級「……」スチャッ スルスルスル ギラリ バッ

戦艦棲姫「……何をしようとしているのカシラ?」ガシッ

ネ級「っ!?」ビクッ

戦艦棲姫「何をしようとしているのかと聞いているノヨ?答えなさい」

ネ級「……この男を殺せというシレイを受けました、艦隊指揮官。あなたも同胞なら、どうか分かってクダサイ。見なかったコトにしてクダサイ」

戦艦棲姫「……現実をミナサイ。戦いの果てにあるのは何かしら?」

ネ級「勝利のエイコウです。指揮官こそ現実を見てクダサイ。講和の果てにあるのは何ですか?緩やかなメツボウでしょう」

戦艦棲姫「……なるほどね、分かったわ」クスッ

ネ級「!!分かっていただけたのデスネ、ありがとうゴザイマス。……放していただけマスカ?」

戦艦棲姫「……アナタは、私が講和派だからこの人を守っていると思っているでしょう?」

ネ級「……?」

戦艦棲姫「私がこの人を守るのは、私のミもココロもこの人のモノだからよ。この人の為なら、他はどうでもいいの」グイッ ギュゥゥゥゥ

ネ級「っ!?や、止めてクダサイ……!!ヤメロォ……!!ウラギリモノ、反逆者め……!!っ……」ググググ グッタリ



戦艦棲姫「ということがあったのデス。このコはどういたしますか?」

提督「なるほど……」

提督(ぐるぐる巻きにされて、口も塞がれているネ級を見下ろす。こちらを睨みつける左目は赤く輝いていた。エリートの証だ。そうだな……)

↓×1~3

提督「せっかく来てくれたのだから、たっぷりお話ししようじゃないか。三人でな」

提督(集積地棲姫側の現状を知るのに丁度いい。面会もできていないからな。こいつは貴重な情報源だ)

提督(戦艦棲姫の案内で人が来なくて防音もしっかりしている地下の倉庫に運び込む。さあ、尋問タイムの始まりだ)

提督「と思っていたのだがな……」

ネ級「薄汚い侵略者め!!地獄へオチロ!!お前もだ、反逆者!!民族のウラギリモノ!!」

戦艦棲姫「……ハナシになりませんね」

提督「ああ、狂信者がこれほどとはな……宗教戦争が長引くわけだ……」

提督(このままでは埒が明かないな……かといって、こいつを解放することはできない。戦艦棲姫の正体を知ってしまったからな)

提督「いいだろう、面倒だ。貴様を殺す」

ネ級「っ!!」

戦艦棲姫「……ご主人様?」

提督「戦艦棲姫、そいつの顎をあげさせろ」

戦艦棲姫「……ワカリマシタ」

ネ級「はっ!!我死せり、サレド屈せず!!サラバ祖国よ!!アナタの言葉だ!!私は尊敬していたのに!!アナタのことを誇りに思っていたのに!!」

ネ級「いいだろう!!殺すがいい!!だが、最期に勝つのは我々だ!!侵略者と反逆者には等しく死が訪れる!!」

提督「……最後に聞くぞ、我々の質問に答える気はないのだな?」ピトッ

戦艦棲姫「!」

ネ級「ぺっ!!」

提督「……残念だ」スッ

ネ級「っ!!……?」ビクッ

提督「躊躇わず死を選ぶか……」

戦艦棲姫「そうデスネ……」

提督(ネ級が持ってきた小刀の峰の部分で首を切る動作をする。やはり恐怖は感じるのかびくっと肩を震わせるが、それでも最後まで屈しなかった)

提督(ネ級は何が起こったのか分からないようだったが、事態を理解した途端怒りに顔を歪ませて怒声をあげた)

ネ級「コロセ!!臆病者!!よくも辱めたな!!」

提督(こいつをこのまま尋問するのは無理だろう。どうにかしてこいつを丸め込むか、始末するかするしかない)

提督(痛み……は効かないだろうな。責めるのなら快楽からか?だが、それも効くか分からない)

提督(ことが全て終わるまで監禁するか?戦艦棲姫の協力があれば可能だ。……そうか、それなら時間のかかる洗脳も可能かもしれない)

提督(だが脱走される危険もある。一番確実で安全なのは、やはり始末することか。さて、どうしようか?)

↓×1~3

提督「……」

ネ級「ぐるるるる……!!」ギロッ

提督(こちらを睨みつけて唸るネ級は、まるで怯えて虚勢を張る犬の様だ。よく見たらこいつ……)

提督「ちょっと可愛くなってきたな……」ナデナデ

ネ級「!?」

戦艦棲姫「!?」

提督(狂信的なのは、それしか縋るものがないから。だからこそ、それの為にこうして命を賭すことができる)

ネ級「ヤメロ!!」

戦艦棲姫「……」

提督「よしよし、怖くないぞ」ナデナデ

ネ級「私はペットか何かか!!いいからヤメロ!!」

戦艦棲姫「……イイナァ」ボソリ

提督(何を言われようとも慈しむような笑顔を浮かべてネ級の頭を撫でる。初めは抵抗していたこの子も、次第に混乱してきたようだった)

ネ級「……!?」

提督「……」ニコッ ナデナデ

ネ級「……!?」

提督(どうすればいいのか分からないといったその戸惑い様は、むしろかわいそうなほどだな)

ネ級「オマエは一体何なのだ!?何がシタイ!?」

提督「……負けるのは怖いよな」

ネ級「っ!!」

提督「俺も、想像もしたくない。それに現在進行形で直面している君たちの恐怖と絶望、不安は想像もできない」

ネ級「何を言うカト思えば……!!」

提督「だが、それでもどうして徹底抗戦を選ぶ?生きて敗戦を迎えるよりも戦って死ぬ方がいいのか?」

ネ級「ソウダ!!」

提督「本当に?」

ネ級「モチロン!!」

提督「……どうして、君は死にたがるんだ。生きたくないのか?」

ネ級「ソンナ事っ……!!」

提督「ここでこうして話しているのも、何かの縁だ。話してみろ」

ネ級「……。シニタクナイに決まってる……!!」

提督「なら」

ネ級「でも私は戦うことしかシラナイ!!戦争に負ければ、私はドウナル……!?他に生きる術もシラナイのに……」

ネ級「私は孤児ダッタ……こうして軍人になるしか道はナカッタ……戦うことだけが、私のイキル意味なんだ……」

ネ級「シニタクナイ……けど、スベテを失って放浪者になって……ドコカで野垂死にするぐらいなら、戦って死んだ方がマシだ……」

提督「……そうか、ならお前は今から俺の部下だ」

ネ級「!?」

提督「戦うことだけが生きる意味だなんて言うな。他に必ず何かあるはずだ。……と言って後は放置なんて不誠実な事はしない」

提督「戦争が終わった後もお前の言う生きる意味になってやる。俺の下で働きながら、何か新しい生きる意味を探してみろ」

提督「そしてもしそれが見つかった時は、出ていくがいい。それまでは面倒を見てやる」

↓×1~3 ネ級の反応

ネ級「……あの方に、お前らが集積地セイキと呼ぶあの方にそのセイイが伝わるか試してみろ。それで何かがカワッタら……私もお前を信じる」

提督「そうか……では、申し訳ないがそれまでは君を監禁させてもらう。いいか?」

ネ級「イイ。……アナタもこの人にそう言われたのか?」

戦艦棲姫「私?……そうよ。イッショウ面倒見てくれるって。ねえ、ご主人様?」

提督「ああ」

ネ級「そうか……」

提督「では、俺は明日に備えて寝る。戦艦棲姫、後は頼んだぞ。お休み」

戦艦棲姫「分かりました、ご主人様。おやすみなさい」

提督(ど う し て こ う な っ た 。よりにもよって集積地棲姫を説得しろと!?)

提督(ここは感動して胸に飛び込んでくる場面じゃないのか!?いや、縛られてるから無理だろうけど!!)

提督(……と、とりあえず寝るか。……どうするかな)



深海双子棲姫・黒「……」ハイライトオフ

提督「……」

提督(翌日、俺は深海双子棲姫の黒い子と対面していた。もはや言葉にされなくともありありと敵意が感じられる)

提督「……何を話しに来たのか、分かっているかな?」

深海双子棲姫・黒「……ワカッテイル。そして、それはムダ。私達は決して屈しない。オマエたちを一人残らず殺す」ジロリ

深海双子棲姫・黒「ラクには殺さない。苦しめて苦しめて苦しめヌイテ、殺してくれと懇願したトコロで死ぬまで放置してカンサツしてやる」ニタァ

提督「っ……」

提督(なんという憎悪だろうか?よほど姉妹仲が良かったのだろうな。敵とはいえ、見ていて痛々しくて……可哀そうになる)

提督(これ以上は見ていられない。さて、始めるか)

提督「では、講和はしないと?このままどちらかが滅びるまで戦い続けると?」

深海双子棲姫・黒「モチロン……!!」

提督「っ……いい加減にしろよ」ギロリ

深海双子棲姫・黒「……イマ、何て言った?」ピキッ

提督「いい加減にしろと言ったんだ!!さっきから聞いていれば何だお前は!?」ダンッ

深海双子棲姫・黒「っ!!何をイキナリ怒ってんの!?怒ってんのはコッチだよ!!」

提督「ふざけんな!!黙って聞いていればお前、被害者は自分だけとでも言いたげではないか!!」

深海双子棲姫・黒「そんなコト言っていない!!けど、私は姉さんをコロサレタんだ!!」

提督「俺は兄が殺された!!」

深海双子棲姫・黒「っ!?」ピクッ

提督「お前らに殺された!!残酷に殺された!!兄さんは遺体すら見つかってない!!もう二度と会うことはできない!!」ジワァ

深海双子棲姫・黒「……!!」ジッ

提督「苦しめ抜いて、殺してくれと懇願したところで死ぬまで放置して観察してやるとか言っていたか?笑わせるな!!温いわ!!」

提督「俺はお前らを生きたままネズミの食わせてやる!!自らが喰われていく恐怖に狂いながら息絶えるがいい!!」

提督「死体はもちろん、骨の一本まで残さずこの世から消し飛ばしてやる!!薬品で溶かして、塵の1つも残さず消滅させてやる!!」

提督「そうすれば少しは満足するだろう!!復讐を遂げれば最高の気分だろう!!だがな、そんなことをしても……兄さんは帰ってこないんだよ……!!」

深海双子棲姫・黒「っ!!」

提督「……俺は、迷っていた。講和するべきか、復讐を遂げるべきか。だがここへ来て、初めて君とあった時、講和しようと思った」

深海双子棲姫・黒「……ナンデ?」

提督「君が、泣いていたからだ。赦さないと俺を睨んで、悲鳴をあげていたからだ」

深海双子棲姫・黒「……」

提督「その時、俺は自分だけが被害者ではないし、俺もまた誰かへの加害者なんだと理解した」

提督「そしてこれ以上俺や君みたいな人間を増やしたくないと思った。君たちを殺したく無くなったんだ」

提督「今の戦況は俺たちが優勢だ。その気になれば、君たちを皆殺しにすることも可能だろう」

提督「だが、何とかして仲良くなりたいと思った。君たちと、憎み合って殺し合うのはもうたくさんだ」

提督「だから、もう止めよう。約束する、我々は決して君たちを虐げたりはしないと。俺たちを信じてくれ。俺たちと……友達になってくれ」スッ

提督(手を伸ばして握手を求める。完璧な演技だろう。それに、思ったことは本当だ。兄の下りだけが嘘なのだ)

提督(さあ、この手を取ってくれ。講和に賛成してくれ。さもないと俺は……実力行使に出なくてはならなくなる)

↓×1~3

提督「……」

深海双子棲姫・黒「……」ウルッ

提督「っ!?」

深海双子棲姫・黒(ああ、分かった。この人は、私よりも上な存在だ。私と同じような目に遭っておきながら、こんな考え方ができるなんて)

深海双子棲姫・黒(さっきまでの自分が恥ずかしい。そうだ、これは戦争だったんだ。こんな目に遭っているのは、私だけじゃない)

深海双子棲姫・黒(むしろ、私よりひどい目に遭っている人もたくさんいるはずだ。なのに私は……)

深海双子棲姫・黒「……」ペタリ

提督「!?」

深海双子棲姫・黒「ご、ゴメンナサイ……赦してクダサイ……」

提督(涙目になったかと思ったらいきなり土下座だと……!?そして謝罪……!!まさか、ここまで効くとは思わなかった……)

深海双子棲姫・黒「わ、私は……」

提督「いい。もういいんだ。顔をあげてくれ」

深海双子棲姫・黒「っ……」チラリ

提督「全部、赦すよ。だから、申し訳なかった。どうか赦してくれ」

深海双子棲姫・黒「……ユルシマス」

提督「ありがとう。これからの平和のために、俺たちと協力してくれるか?」ニコッ

深海双子棲姫・黒「はい……!!」ニコッ

提督(予想外にあっけなく、そして完璧に説得することができたな。とりあえず、俺に兄がいないということは絶対にばれないようにしよう)



提督(その後、俺は彼女と共に昼食を取った。まだぎこちないが、仲よくしよう、相手を理解しようといった努力を感じた)

提督(この分なら大丈夫だろう。さて、次は集積地棲姫を何とかして何とかしなくては。……だが、どうするべきだ?)

提督(彼女に関して得られた情報は、バリバリの武闘派、勝利の狂信者、我々を劣等人種と呼んでいる、そして俺を暗殺しようとした)

提督「……」

提督(ダメだ、まったく突破口が見えん。どうする?とりあえず直接会ってみるとしても、どうやって説得する?あるいは篭絡?それとも洗脳?)

提督(そのどれもが成功するイメージが湧かないな……当初の予定では、この時点で事を起こすつもりだった)

提督(徹底抗戦派も中核だった四人中三人が離脱したことで、一割にも満たない戦力になっている)

提督(若さゆえに敗北を認められなかった者たちや、家族や友人を殺された復讐を目指していた者たちも駆逐棲姫たちの説得で講和派へと加わった)

提督(残りの徹底抗戦派は集積地棲姫とその支持者を中心としたいわゆる過激派だ。深海棲艦側としても問題の連中が集まっているのだろう)

提督(だから、そこで深海棲艦側に彼女たちを反乱分子として逮捕、あるいは粛清してもらうつもりだった)

提督(だが、ネ級にあんなことを言ってしまった手前、その手はもう使えない。さて、どうするか……?)

↓×1~3

提督(……こうなったら地道に周辺から内応させていく。あのネ級のようにそれしか縋るものがないという子たちは、それほど難しくはないだろう)

提督(本物の狂信者だったら……堕とすしかない。すべてを忘れて、他の何よも俺が一番大切だというようにしなくてはならない)

提督(こんなこともあろうかとクスリや道具は一応持ってきてある。期間は……一か月くらいは見ておかなくてはな。さて、やるとするか)



ザワザワザワ

「もぐもぐ……どうしようか?あのテイトクをどうにかしないとワレワレは……」

「忌々しいヤツめ……!!ずずず」

「このまま戦わずにマケルなんて……もぐもぐ……イヤだ!!」

「はむはむ……我々にはマダ戦う力が残っている、決して屈してはナラナイ」

「コウフクなど許されない!!我々はサイゴまで戦わなくては」

提督「ここがその食堂か」

駆逐棲姫「ソウだ、よ」

「「「「!?」」」」ビクッ

北方棲姫「ナンデ私がコイツとゴハン食べなくちゃイケナイの……」

港湾棲姫「コラ!!そんなこと言っちゃイケマセン。スイマセン、テイトク……」

提督「気にしないでくれ」

深海双子棲姫・黒「こっちの食堂も他のトコロとめにゅーが違うんですよ」

提督「それは楽しみだ!!」

「「「「……!!」」」」ジッ

戦艦棲姫「ふふっお邪魔スルわね」

提督「やあ、初めまして。話は聞いているかと思うが、提督だ。講和の交渉のためにこちらへ来た。よろしくな」

「どうする……!?テイトクだぞ……!!」

「ここでコロシテしまおうか……!?」

「ウラギリモノがいる……!!あの方っ……あいつらが居るから無理だ……!!」

提督「どれにしようかな……」

駆逐棲姫「これが一番オイシイ、よ?」

提督「では、それを頂こうか」

「……」ゴトッ

提督「ありがとう。……よし、皆受け取ったな?席は……」

北方棲姫「……真ん中がイイでしょ」

提督「ではあそこにしよう」

「「「「……」」」」

提督「よし、頂くとしようか!!」

深海双子棲姫・黒「はい、おしぼりデス」

港湾棲姫「あ……お茶を持ってきたのですケド……良ければ飲んでクダサイ」

駆逐棲姫「っ!?」

提督「おお、ありがとう、二人とも」

深海双子棲姫・黒「ドウイタシマシテ」ニコッ

港湾棲姫「えへへ……ドウイタシマシテ。……っ!?」フニャァ ビクッ

駆逐棲姫「……!!」ギロリ

港湾棲姫「……」オロオロ

提督「……ここのもおいしいな!!……どうかしたか?ああ、騒いでしまったか。申し訳ない」

「「「「……」」」」

提督「だが、せっかく一緒に食事をしているんだ。仲良く雑談でもしないか?君たちも聞きたいことがあるだろう?」

「「「「……」」」」

「……何しにキタ?」

提督「それはもちろん、話をするためだ」ニコッ



提督「大丈夫だ、すべて保証する。君たちは何も心配しなくていい。だから講和を受け入れてくれ」

ザワザワ

「思っていたよりゼンゼン悪い奴じゃなさそうダガ……?」ボソッ

「講和……それもまたセンタクシの1つ……か……?」ボソッ

「分かり合える……かもシレナイ……」ボソッ

チ級「だまされてイル……!!ソンナ事信じるな……!!」ボソッ

「デモ……」ボソッ

「……ワカッタ、信じる」

「「「「!!」」」」ザワッ

チ級「っ!!……っ!!ウラギリモノめ……!!」ギリッ スタスタスタ

「私もシンジル」

「私も」

「私もだ」

提督「ありがとう。その信頼には必ず応えて見せる。……」ニコッ チラリ



チ級「ウラギリモノ……ウラギリモノ……!!私は、騙されない」

提督「少しいいか?」

チ級「っ!!キサマ……!!」

提督「君と話をしたくてな」

チ級「コトワル!!」

提督「そんな事言わないでくれ。ほら、飲み物も用意してある」

チ級(しつこい奴め……いや、ここで二人っきりになればこいつを殺す隙ができるかもしれない……!!)ハッ

チ級「……仕方がない。そこまでいうのナラバ、いいだろう」ニヤリ

提督「ありがたい」ニコッ



チ級「んふぅ……れろれろ……んちゅぅ……はむぅ……」ダキッ ギュッ

提督「……」レロレロ ナデナデ

チ級(あれ……?どうしてこうなってるんだっけ……?抱かれて、キスされて、舌を絡められて……)

チ級「あむ……にゅるにゅるにゅる……んはぁ……」

チ級(いや、違う……私もこの人を抱いて、キスして、舌を絡めてる……そういえば、ファーストキスだ……)

提督「……」スッ サワサワ

チ級「んふぅ……んあぁ……んちゅぅ……」スリスリ

提督「っ……仮面を取ると、かわいい顔をしているじゃないか」

チ級「カワイイ……?ホントウに……?」

提督「勿論だ。俺は、嘘を吐かない」クチュッ



ツ級「ソコはぁ……っ!!だ、だめぇ……!!」ビクン

提督「どうしてだ?」クチュクチュ

ツ級「は……ハズカシイ……」ピクン

提督「けど、気持ちいだろう?」

ツ級「……」コクリ

提督「これから何をしようとしているのか……分かっているよな?」

ツ級「……!!」カァッ

提督「君の手は……とてもきれいだ。あの艤装を取るとこんなにきれいな手をしているとは思わなかった」

提督「その手で俺のも愛してくれるか?」

ツ級「……ど、ドウスレバいいの?」

提督「チャックを下ろして……そこを開いて……手で優しくしごいてくれ……そう、もっとカリと先端まで握るようにして……」

ツ級「なんか……ぬるぬるスル……」シコシコシコ

提督「君のここも、凄い濡れてきたよ」ネトォ

ツ級「……!!」ジッ

提督「次は、こっちだ。先端が固くなってるな。ほら、服を脱いでくれ」

ヨ級「あぁ……はふぅ……!!」ピクン

提督「すごく大きいな。そして、柔らかい。指が沈むぞ」モミモミ

ヨ級「あん……お、オトコの人は……胸がスキなの……?」

提督「ああ、そうだ。君は胸を弄られるのが好きみたいだな?」クリクリクリ

ヨ級「ワカラナイ……!!ワカラナイヨゥ……!!でも、キモチイイのぉ……!!」

提督「……ん」チュプッ チュゥゥゥゥ

ヨ級「あぁん!!だめぇ!!吸っちゃダメェ!!」ビクン モジモジ

提督「……」チュバッ ジュルルルル

ヨ級「あぁ……!!赤ちゃんホシクなっちゃうからぁ……!!」



提督「ぷはっ」

ル級「はふぅ……」

提督「次は、君の番だ」

ル級「……?」

提督「俺のも舐めてくれ」

ル級「舐めるって……コレを?」

提督「そうだ」

ル級「ムリよ……!!できないわ……」

提督「頼むよ。君にして貰いたいんだ」

ル級「……わ、ワカッタ。頑張ってみる」

提督「ありがとう」ナデナデ

ル級「……。……!!……あむ」

提督「っ……いいぞ。もっと奥までだ」グイッ

ル級「んぶぅ!?」

提督「えずきそうか?耐えてくれ。舌を使って根元の方から先端の方へ撫で上げるようにするんだ」

ル級「んぐぅ……れろれろれろ」

提督「くっ……そうだ、いいぞ。カリと、先端をもっと重点的に。緩急をつけて」

ル級「れろれろれろ……にゅるにゅるにゅる……」

提督「いいぞ……!!素晴らしい。思いっきり吸いながらやってくれ」

ル級「んふぅ……じゅるじゅるじゅる、じゅるるるるる」

提督「っ……!!続けろ!!そのまま続けろ!!」

ル級「じゅるるるるる、じゅるるるるる」



提督「うっ……くぅ……!!」ビュルルルルルルルル

リ級「んぶっ!?っ……!!出すならチャント言ってから出せ!!」

提督「すまない、君のフェラがとても気持ちが良かったんだ。耐えられなかった」

リ級「……しょうがないから、赦してヤル。だが、私がしてやったんダカラ今度はお前の番ダロ?」

提督「もちろんだ。下着を下ろすぞ」

リ級「ああ。……どうだ?私のココは?」

提督「遊んでいる風だったが綺麗だな?」

リ級「びっち呼ばわりとは死にたいヨウダナ?っ!!んはぁ!!」ビクン

提督「……」ペロペロ ジュルジュル

リ級「っ……!!くそ……!!んあぁ……あぁ……!!」ピクンピクン

提督「……」レロレロ ジッ

リ級「……っ!!焦らすな……早く一番いいトコロを舐めろよ……!!」ウズウズ

提督「……なら、おねだりしてみろ」

リ級「はぁ……!?何言ってんだテメェ……!!」ギロッ

提督「はやく」ギロッ

リ級「っ……焦らさないでクリを舐めてくれ……!!」

提督「それがおねだりする態度か?」

リ級「このっ……!!……お、お願いデスカラ、焦らさないでクリを舐めてクダサイ」

提督「やればできるじゃないか。ほら」ジュルルルル

リ級「あぁん!!んあぁ……!!ああああ!!」ビクンビクン



提督「……女になる準備はいいか?」

ソ級「はぁ……はぁ……」コクリ

提督「いいだろう。……ソ級」ピトッ

ソ級「ぁ……!!……?」

提督「愛しているぞ」ズプッ

ソ級「っ!!あぁ!!ああああ!!」ブツッ ズプププププ

提督「っ……!!痛いか?」

ソ級「……!!」フルフル

提督「それは良かった……動くぞ……!!」ズップズップズップ

ソ級「あぁ……はぁ……!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「……!!」ズップズップズップ

ソ級「んふぅ……あぁ……!!」

提督「っ……!!とても大きく柔らかい胸だ……女性の象徴だな……」モミモミ クリクリ

ソ級「っ!!……!!」フルフル

提督「そんなんに首を振ってどうした?おかしくなるか?」

ソ級「……!!」コクコク

提督「そうか……なら、そのままなってしまえ」ギュゥゥゥゥ

ソ級「あぁん!!はぁああああ!!」ビクンビクン

提督「敏感な胸をしているな?いやらしい奴め!!だが、俺はお前のすべてを受け入れてやる!!」

ソ級「……!!」コクコクコク

提督「舌を出せ……!!」

ソ級「べぇ……んふっんちゅう……れろれろれろ……むちゅう……」

提督「……!!っ……!!」パンパンパン

ソ級「んはぁ!!んちゅぅ!!んん!!んん!!んん!!」ズッチュズッチュズチュ

提督「っ!!」バチン ビュルルルルルルルル

ソ級「んんんんんん!!んふぅ……んん……」ビクンビクンビクン

提督「ぷはぁ……っ……」ズルリ

ソ級「んぁ……」タラリ

提督「ソ級、愛してるぞ」

ソ級「……。私も」コクコク

提督「お前は、俺のモノだ」

ソ級「……」コクコク

提督「講和を受け入れろ」

ソ級「……!!」

提督「……」グイッ チュッ

ソ級「ん……!!」

提督「……っ。講和を受け入れろ」

ソ級「……」コク



提督(約一か月の間、何度も説得して回り、それでもうんと言わない輩には媚薬を使ったり使わなかったりしたうえで抱いて篭絡した)

提督(その結果、何とか徹底抗戦派を瓦解させることに成功した。俺の気分はAV男優か詐欺師だ)

提督(俺の心身へのダメージはとてつもなく大きいが、ついにここまで到達した。俺の目の前には、この女が立ちふさがっている)

集積地棲姫「私が物資の調達をして戦闘に備えている間に……よくもやってくれたな?劣等人種め……!!」ギリッ

↓×1~3 集積地棲姫の行動

提督「だれもこの戦争を続けることは望んでいなかったということだ。好き好んで戦うものなどいない。君もそうだろう」

集積地棲姫「ああ、戦いなんてノゾンデイナイ!!だが、それよりも敗北の方がイヤだ!!敗者の烙印を押されておめおめと生き延びるなど耐えられナイ!!」

集積地棲姫「私がヘイタンを担当したのは、それがイチバン重要なコトだからだ……だが、これなら前線でのセントウを担当した方が良かった……!!」

中間棲姫「……もう、止めましょう。シオドキよ」

戦艦棲姫「あと残っているのはアナタだけよ。アナタさえ受け入れれば、スベテは丸く収まる」

集積地棲姫「ウルサイ!!ウラギリモノ!!お前らのせいで私達は……我が祖国は……!!」

集積地棲姫「どうして戦おうとシナイ!?一致ダンケツすればまだ勝機があった!!栄光へのミチをまだ歩けていた!!」

集積地棲姫「なのにキサマラのせいで勝ち目が消えてしまった!!甘いコトバに騙されて、魂をアクマどもに売り払ったのだ!!」

中間棲姫「……」ギュッ

戦艦棲姫「……この人を見てみなさい。この人のハナシを聞いてみなさい。この人のオコナイを考えてみなさい」

戦艦棲姫「それでもまだアクマだと言える?確かに……少しあれなトコロはあるけど、アクマではないわ」

集積地棲姫「もう話してもムダだ。もはや敗北はサケラレナイ。認めよう、このセンソウは負けだ……スベテ終わりだ……」

提督「集積地棲姫……」

集積地棲姫「だが、侵略者よ。勘違いスルナ。私がオマエタチの手にかかって死ぬことだけはゼッタイにない」

提督「我々は、君を殺したりしない」

集積地棲姫「そしてウラギリモノ、反逆者、売国奴よ。キサマラがおめおめと生き延びるのをこの私がユルスと思うか?」

中間棲姫「……」

戦艦棲姫「なら、どうするというのカシラ?」

集積地棲姫「この一ヵ月、この私が何もしてイナイとでも思ったか?馬鹿め。トチュウで気がついていたとも。オマエラが何をしていたのか」

集積地棲姫「そしてもはやイマサラ止められないことにも気がついた。だから私はヨウイしておいたのだ。……ここをスベテ吹き飛ばす分の爆薬をな!!」

提督「!?」

戦艦棲姫「!?」

集積地棲姫「この話し合いはそう長くツヅカナイ。ツヅカセルつもりはなかった」

集積地棲姫「この時間は私が、せめてこの無念をキサマラに思い知らせ、キサマラがどうして死ぬのかを教えるためにヨウイしたのだ!!」」

集積地棲姫「あと……一分ほどでバクハツする。このバクハツの炎が私の怒りの業火だ。その魂の一片たりとも残さずモエツキルがいい」

提督「馬鹿な……!!止めるんだ!!」

戦艦棲姫「止めなさい!!っ!!テイトク、コッチへ!!」

中間棲姫「いえ、そのヒツヨウはないわ」パチッ

提督「……?」

提督(中間棲姫は目を閉じて呟くようにそう言った。どういうつもりだ?)

戦艦棲姫「何を言っているノヨ!?」

集積地棲姫「そうだ、ソンナコトをしても無駄だ!!ここ一帯を消し飛ばすバクハツから一分ほどで逃げ切れるとオモウナヨ!!」

戦艦棲姫「っ!!なら、艤装をテンカイして……!!せめて、アナタだけでも……!!」グイッ

提督「戦艦棲姫……!?」

戦艦棲姫「ハジマリは歪でしたが、本当に私は貴方を愛してイマシタ。もちろん、ヘンなクスリのせいではありません。あなたのヒトガラに魅かれたからです」ダキッ

戦艦棲姫「生き残れるかワカリマセンが、もし生き残ってくれたら……どうかココロの片隅に私のことを覚えておいてクダサイ」ウルッ ポロポロポロ

提督「……わかった」ダキッ

戦艦棲姫「……サイゴに、私の名前を呼んでくれませんか?」ジッ

提督(涙声で耳元にささやかれる名前は、あの子のように聞いたこともないもので……けど、その名前は凛々しく美しいと思った)

提督(俺はこの子の耳元でその名前を呼び、囁く)

提督「俺も、君を愛しているよ」ギュッ

戦艦棲姫「……私、死んでもイイわ」クスッ ギュッ

集積地棲姫「はっ!!無駄だ!!戦艦のソウコウ程度でこのバクハツに耐えられるか!!ほら、あと10秒!!9!!8!!7!!」

中間棲姫「……」

集積地棲姫「6!!5!!4!!3!!イダイなる祖国よ、エイコウある我が海軍よ!!万歳!!万歳!!万歳!!」

提督「っ……?」

戦艦棲姫「……?」

集積地棲姫「……はぁ?」

中間棲姫「言ったデショ、逃げるヒツヨウはないって」

提督「不発……?」

戦艦棲姫「フハツ……?」

集積地棲姫「っ!!……っ!?馬鹿な!!馬鹿な!!馬鹿な!!手動でもキバクしないだと!?」カチカチカチ

中間棲姫「このあたりを吹き飛ばすほどのバクヤクを用意して設置するのに、私達がキガツカナイと思った?」

集積地棲姫「馬鹿な……!!巧妙にインペイしていたはず……!!」

中間棲姫「アナタは優秀だった。だからこそ、それがハイイン。自分一人で何でもできるとオモワナイほうが良いわ」

中間棲姫「忘れているかもしれないケドネ、私達だって少なくとも、アナタがこそこそ何かをシテイルのに気がつくくらいには」

中間棲姫「そしてバクダンを用意して設置していることをツキトメテ、それを無力化しておくコトができるくらいには優秀なのよ」

集積地棲姫「あぁ……あぁ……!!」

中間棲姫「貴女をタイホするわ。反逆罪でね」

集積地棲姫「ああああああああああ!!」

提督(集積地棲姫の絶叫が響いた。そしてどこからともなく現れた深海棲艦たちが集積地棲姫を拘束して、連れていく)

中間棲姫「これで、講和にハンタイする者はいなくなった。やっと帰れるわね。次に会うときは調印式でかしら?」

提督「あ、ああ……そうだな……」

中間棲姫「さて、邪魔者は去るとスルワ。じゃあね」

提督「ではな。……その、」

提督(戸惑いながら名前を呼ぶ。いまいち状況を飲み込めていなかった戦艦棲姫がやっと我に返った)

戦艦棲姫「……!!」カァッ ボン

提督「……君のあの言葉、嬉しかったぞ」

戦艦棲姫「……恥ずかしくて死にそうデス」

提督「……」ナデナデ

戦艦棲姫「……」ジッ

提督(恥ずかしそうに俯く彼女の頭を撫でる。すると、上目遣いで見つめられた。何を求められているのか、分かる)

提督「目を閉じて」

戦艦棲姫「……」パチッ クイッ

提督「……」チュッ

戦艦棲姫「んっ……ちゅっ……」

提督(優しく唇を重ねるだけのプレッシャーキスから、互いの唇を感じ合うスライドキス。そして舌を絡ませ合うディープキスへと変化していく)

提督「……」サワッ

戦艦棲姫「んふっ……んちゅぅ……れろれろ……んあぁ……」ピクン

提督(……名前の発音が難しいから戦艦棲姫と呼ぶが、いつの間にか艤装を解除していた戦艦棲姫のワンピースの上から愛撫する)

提督(背中やヒップ、脚をなでる。ワンピースをたくし上げて直接素肌にふれる。滑らかな肌触りだ)

提督(形の良い引き締まったヒップを揉みしだき、下着を食い込ませる。唇から口を離し、切なそうな吐息を洩らす戦艦棲姫の耳を甘噛みした)

提督(そしてそのまま首筋を舐めて鎖骨へ。いったん口を離して戦艦棲姫のワンピースを脱がそうとしたところで、ここが会議室であることに気がつく)

提督「場所を変えよう」

戦艦棲姫「はい」

提督(俺の寝室へ移動する。部屋に入ると本能のままに戦艦棲姫のワンピースを脱がし、ベッドに押し倒す)

戦艦棲姫「あん!!はぁっ……!!んあぁ……!!」

提督(戦艦棲姫の胸を揉みしだき、舐め、顔を埋め、吸う。女らしい柔らかな膨らみを存分に味わう)

提督(戦艦棲姫は頬を赤らめつつも慈愛に満ちた顔で俺を見つめていた。胸を吸われて母性本能が刺激されたか)

提督(だが、俺が胸を責めることに満足するころには、その慈愛に満ちた顔も快楽に蕩けたトロ顔になっていた)

提督(俺は脱ぐ時間を煩わしいと思いながら服を脱ぎ、全裸になる。露わになる固く怒張したそれに戦艦棲姫の目が釘つけになった)

提督「舐めてくれるか?」

戦艦棲姫「モチロンです。あむ……じゅるじゅる……れろれろ……」

提督「っ……」

提督(戦艦棲姫が俺のモノを口に含み、濃厚なフェラをする。教え込んだ技術を存分に発揮していた)

提督(基本はもちろん、カリ責めや鈴口責め。そして玉舐めを駆使してくる。俺の股間に顔を埋める戦艦棲姫の姿にも興奮する)

提督「くぅ……もう大丈夫だ」

戦艦棲姫「んっ……ドウデスカ?」

提督「すごくよかったよ。お返しをしてあげよう」

戦艦棲姫「あ……っ!!そこはぁ!!ふぅ……んふっ……!!」

提督(筋に食い込んだままの下着をゆっくりと焦らすように脱がす。そして、綺麗なパイパンのそこに口付けした)

提督(愛液を綺麗に舐めとるように舐めまわし、クリに触れそうで触れないように舌を動かす)

提督(中に舌を挿入し、媚肉を舐めまわす。Gスポットまで舌を伸ばし、クリを唇で刺激した)

提督(戦艦棲姫が嬌声をあげる。舌を引き抜いて、今度は存分にクリを弄り、吸い上げる。戦艦棲姫が体を捩った)

提督(だが、容赦はしない。攻めて攻めて攻め続ける。とうとう戦艦棲姫が絶頂を迎えて体を痙攣させた)

戦艦棲姫「はぁ……はぁ……はぁ……」

提督「いれるぞ」ジッ

戦艦棲姫「来てクダサイ」ドキドキ

提督「……!!」ズプッ

戦艦棲姫「つぅ……!!ふぅ……!!」ズプププププ

提督(相変わらずの名器だ。モノが媚肉に削られ、耐えがたい快楽を伝えてくる。必死に堪えつつ腰を振る)

提督(ランダムに角度をつけて、緩急をつけつつピストンする。そうすることでGスポットを抉りつつ子宮口を叩く)

提督(さらに、モノを根元まで挿入し、子宮口に押し付けながらグラインド。ポルチオをせめる)

戦艦棲姫「テイトク……んあぁ!!な、くぅ……名前を……!!名前を呼んで……!!」ピクンピクン

提督(覆いかぶさるようにして戦艦棲姫を抱きしめ、耳元で名前を囁き、愛してると伝える)

提督(戦艦棲姫の中がひときわ強く締まり、歓喜と快楽が混じり合った表情で見つめてきた)

戦艦棲姫「私もっ!!アイしてます!!」ギュッ

提督(思いっきり強く抱きしめられる。密着しながらも、腰はまるで子宮を粉砕しようとするかのように戦艦棲姫に叩きつけられていた)

提督(嬌声に交じって水音とパンパンという音が響く。我慢していたが、限界だ。もう腰の感覚がなかった)

提督「っ……!!出るぞ……!!くぅ!!」バチン ビュルルルルルルルル

戦艦棲姫「きてぇ!!っああ!!ああああああ!!」ガシッ ビクンビクンビクン

提督(俺は思いっきり戦艦棲姫にのしかかりつつモノを奥まで深々と挿入する。戦艦棲姫は俺を強く抱きしめながら脚を組み付かせる)

提督(俗に言う種付けプレスとだいしゅきホールドが組み合わさたような体勢だ。その体制のまましばらくじっとする)

提督(そしてゆっくりとモノを引き抜き、戦艦棲姫の隣に寝そべる。そのままかるく抱き合いつつ眠りに落ちていった)



提督(何時間か経った後、目が覚めた俺たちはネ級を解放しなくてはいけないことを思い出した。急いでシャワーを浴びて地下の倉庫に行く)

提督「というのが事の顛末だ」

ネ級「そうか……ワカッタ」

提督「君の期待に応えられなくてすまない」

ネ級「気にしないでクレ……あれは、私も少々ムリを言っているとジカクしていた」

提督「それでも、すまなかった」

ネ級「そんな顔をスルナ。……別に、イマサラ講和に反対したりはシナイ」

提督「っ!!ありがとう」

ネ級「ダカラ、今から私はアナタの部下だ。だろう?」

提督「ああ、そうだな。早速だが、明日には日本へ戻る。話はつけておくから、荷物をまとめて明日の朝七時に俺の部屋まで来い」

ネ級「了解しました、テイトク」ビシッ



提督(ネ級に関しての話はすぐについた。まあ、現在はネ級一人に構っていられるほど余裕がないのだろうな)

提督(そして翌日、予定通り俺は急いで日本へ戻る。戦艦棲姫とネ級を待機させて、まず軍令部へ出頭して報告を済ませた)

提督(政府や軍の高官、そして深海側の駐在員となっている空母棲姫と今後について軽く話す。どうやら一ヵ月後に正式に講和条約を結ぶことになるようだった)

提督(だが、その前に最終調整があるらしい。無茶な要求を突き付けられたりしなければいいが)

提督「もし無理難題を突きつけられたら、俺に連絡してくれ。及ばずながら力になる」

空母棲姫「アリガトウ。あの子から……チュウカンセイキからも連絡を受けた。向こうでもいろいろガンバッテくれたのでしょう?」

提督「当たり前のことをしただけだ。とにかく、何かあれば気軽にいつでも連絡してくれ。では、今日は忙しいのでこれで失礼する。じゃあな」

空母棲姫「気をつけて。サヨウナラ」

提督(そしてそのまま捕虜収容所へ向かう。捕虜たちに今後についての連絡をするためだ。彼女たちは深海棲艦側に返されることになる)

提督(が、その前にヲ級のあの子と防空棲姫に会って話をしなくてはな。話が急だったとはいえ、一ヵ月放置はまずい)

提督(再び二人を待機させて、まずヲ級のあの子の元へ向かう。ノックをして声をかけた。どうぞという声は変わらず落ち着いていて、綺麗な声だった)

ヲ級「また忙しかったの?この前会ったときにした話はどうなった?」

提督「すまない、本当にこの一ヵ月いろいろあった。俺の計画通りに事が運ばなかったんだ」

ヲ級「そう、大変だったね」ナデナデ

提督「……君にそうされると本当に落ち着く。ところで、随分と日本語がうまくなったな?」

ヲ級「私だってこの一ヵ月ただ本を読んで過ごしていたわけじゃない。テイトクの役に立てるように色々勉強していた」

提督「そうだったのか……ありがとう」

提督(この後また忙しくなるだろうし、頼もうとしていた解放軍との連絡役は無くなってしまった)

提督(このまま講和が成れば、この子もまた深海側に帰ることになる。そうなれば、会うことは難しくなるだろう)

提督(そんなのは嫌だった。この子は、俺の支えとなってくれる子だ。だから、聞いてみようと思った)

提督(普通なら愛想をつかして去ってしまうだろうということは分かる。だが、彼女に全てを隠して騙すような真似はしたくない)

提督(名前を呼びかける。彼女は何?と小首をかしげた。その仕草がまた可愛い。心臓が早鐘を打つ。怖い。だが、覚悟を決めた)

提督「俺と結婚を前提に付き合ってくれないか?」

ヲ級「……!!」ドキン

提督「戦争は終わることになった。そうなれば、君たちは解放される」

ヲ級「そう。それは……よかった」

提督「ああ、よかった。……だが、そうなると君も行ってしまう。それは、嫌だ。君に一緒にいて欲しい」

提督(彼女は何かを言おうとしたが、今ここで返事を聞くわけにはいかない。言うべきことを全部言わなくては)

提督「待ってくれ!!まだ返事を言わないでくれ!!これを言わなくては誠実ではないんだ……言わせてくれ……」

ヲ級「……何?」

提督「俺は、任務で他の女と関係を持った……講和に反対する子たちを説得するために体を使ったんだ……」

提督「だから今関係を持っている子の人数は……両手の指じゃ足りないぐらいだ……節操なしだよな」

提督「今後、彼女たちが俺を頼ってきたら、俺は彼女たちを無下にはできない。それと、戦艦棲姫ともっと深い関係になった」

提督「彼女は命を懸けて俺を守ろうとして、愛していると言ってくれた。そして、俺も彼女に愛していると言った。それは、本心だ」

提督「だが、君のことも本当に愛しているんだ。最低な男ですまない。けど、もしよければどうかこれからも俺を支えて欲しい」

提督「もちろん、俺も君を全力で支える!!悲しませたり寂しがらせたりしない!!俺には君が必要なんだ……お願いします」

↓×1~3 ヲ級の反応

ヲ級「ちゅっ」ダキッ

提督「っ!!……」ダキッ

ヲ級「……」ギュッ

提督(彼女はただ無言で俺を抱き、唇を重ねてきた。ただ純粋な愛情から来るライトなキスだ)

提督(俺は彼女の体に手をまわす。彼女は負けないと言わんばかりに強く、しかし痛くない程度に俺を抱きしめる)

提督(この行為で俺は彼女の答えを理解した。嬉しさで体が熱くなる。もう何も怖くない)

提督(彼女の熱、顔に吹きかかる吐息、そして落ち着く彼女の香り。その全てを存分に堪能する)

ヲ級「……っ」スッ

提督「っ……」

ヲ級「私の気持ち、伝わった?」

提督「荷物を纏めておいてくれ。今日は、家に帰ろう。現在の状況についての詳しい話はそのときにな」

ヲ級「分かった。待ってる」

提督「じゃあ、また後で」

ヲ級「うん」

提督(さわやかな気分だった。彼女の部屋を後にする。角を曲がったところでガッツポーズをとる)

提督(体が羽のように軽く感じた。この後のことについてワクワクしながら歩いていく。さて、次は防空棲姫だ)

提督「防空棲姫、居るか?俺だ」

防空棲姫「提督!?帰ってきたの!?」

提督「ああ。ただいま、防空棲姫」

防空棲姫「会いたかったよ!!」ダキッ スリスリ

提督(防空棲姫は満面の笑顔で俺に飛びついてくる。そして甘えるように顔を擦りつけてきた)

提督「日本語を勉強したのか?」

防空棲姫「うん!!ちゃんと喋れる方がいいでしょ?」

提督「偉い子だ。よく頑張ったな」ナデナデ

防空棲姫「えへへ……!!」フニャァ

提督「防空棲姫、早速だが話さなくてはいけないことがある」

防空棲姫「何?」

提督(現状について話をする。講和が成立すること。望むのなら向こうへ帰れること。だが、もし残りたいのならちゃんと面倒を見るということ)

防空棲姫「テイトクと一緒にいたい!!」ギュッ

提督「だろうと思った。だから考えておいたんだ」

防空棲姫「?」

提督「日程はまだ決まっていないが、君には学校に行ってもらう」

防空棲姫「がっこう?」

提督「同い年の子たちといろいろ勉強するんだ。艦娘の復員準備のための学校が開かれるから、そこに行ってもらう」

防空棲姫「んー……よくわからないけど、テイトクが言うなら行ってみる」

提督「きっと楽しいさ。じゃあ荷物を纏めておいてくれ。後で迎えに来る」

防空棲姫「え?どっかに移動するの?」

提督「学校の近くにな。一ヵ月ほどは俺の家から通ってもらう。その後は、他の子たちと同じ宿舎からだ」

防空棲姫「テイトクの家!?やった!!」

提督「普通の家だぞ?まあ、意味もなくそれなりに大きいがな。海軍様様だ。じゃあまた後でな」

防空棲姫「また後でね、テイトク!!」

提督(これでよし。さて、次の仕事に移るか。俺は待たせていた二人の元へ向かった)

提督「待たせたな」

戦艦棲姫「ヤルベキコトは済みましたか?」

ネ級「ここのオカシは美味しいな。スキになれそうでよかった」

提督「ああ。これから君たちに任務を与える。君は捕虜たちの帰還を監督してくれ。ネ級はその補佐だ」

戦艦棲姫「ワカリマシタ。けど、いいのですか?」

提督「あきつ丸に話は通しておく。全責任は俺が持つから頼むぞ」

戦艦棲姫「お任せクダサイ!!」

ネ級「リョウカイです」

提督(その後、全捕虜を集めて状況の説明を行った。帰還できることに皆が喜んでいた)

提督(そして、戦艦棲姫に監督を任せるということをあきつ丸に伝えるために、あきつ丸の部屋に向かった)

提督「話をするだけ……そのはずだったんだがな……っ」

あきつ丸「んちゅ……じゅるじゅるじゅる……れろれろれろ」

提督(俺は今、あきつ丸にフェラされていた。なんだかんだで一番多く体を重ねている関係だ。俺のいいところは全部知られている)

提督(快楽に蕩けた頭でどうしてこうなったのかを思い出していた)



提督『あきつ丸、居るか?』

あきつ丸『おや、これは珍しい……どうぞ』

提督『失礼するぞ。っ!?』

あきつ丸『んちゅっ……』バッ ダキッ

提督《扉を開けた瞬間あきつ丸に抱き付かれて、キスされる。久しぶりのあきつ丸の匂い、熱い唇と舌、そして豊かな胸を感じる》

提督『んん!!っ……あきつ丸、止めてくれ……』

あきつ丸『お預けの期間は一月では収まりませんよ?自分のことを忘れないようにマーキングであります』

提督『あきつ丸、俺は婚約したんだ』

あきつ丸『……!!誰とですか?いえ、分かったであります。あのヲ級でしょう?』

提督『っ!!』

あきつ丸『なるほど、おめでとうございます。欲していたものを手にしたわけですな?羨ましい』

提督『ありがとう。だから、この関係ももう終わりにしよう』

あきつ丸『……くふっ逃がすとでも思いましたか?』ニタァ

提督『……』

あきつ丸『絶対に逃がさないでありますよ。この関係も絶対にやめません。やめてやるものかであります』ジロリ

あきつ丸『もし提督殿がもう抱かないなどとのたまうようでありましたら、このことを全て公表するでありますよ?』

提督『……別にそういうつもりではない。これは確認だった。あの子は俺が他の子とも関係を持っているのを承知で俺を受け入れてくれた』

提督『だから、俺は責任を取れという相手を捨てたりはしない。君が望むのなら、それでいいのなら、君も愛する』

提督『だが、まともでない。君はまともに戻れる。それでも俺と居ることを望むのか?』

あきつ丸『何を言うかと思えば、何て身勝手な。それに、自分はとうにまともでないのでありますよ』

あきつ丸『愛など必要ないであります。ただ、自分は提督殿に抱かれるだけでいいのですよ』

提督『……それでも、俺は君を愛しよう』

あきつ丸『ふふっ気持ち悪いでありますな。御託はもう結構。やることをやってしまいましょう』

提督『悪いが今日は時間が無い。また今度だ』

あきつ丸『……時間を取らせはしません。少し口で奉公させてほしいだけでありますよ。いいでしょう?』サワッ

提督《何でもない風を装っているが、俺はあきつ丸が俺を試しているように感じた。ここで断るのはまずい》

提督『手早くしてくれ……』

あきつ丸『ええ、それはもう。容赦しないであります』カチャカチャ



提督「くっ……!!」ビュルルルルルルルル

あきつ丸「んぐっ!!んふぅ……ちゅばっ……こくん。どうでありますか?言った通り時間は取らせなかったでしょう?」

提督「……たぶん、君が一番俺の体のことをよく知っているだろうな」

あきつ丸「そうでありますか?それは重畳であります。では、引き続きお仕事頑張ってください、提督殿」

提督(……ともかく、やるべきことはやった。後はあの子と防空棲姫と合流して帰るだけだ)

提督(二人と合流して車を走らせて自宅へ戻る。興味津々で家の中を探索する二人に、外に出ないように言っておいた)

提督(電話をしてから車に乗り込み出発する。そして拠点へ到着。集合しておくように頼んでおいた艦娘達が執務室で待っていた)

雷「お帰りなさい、司令官!!」

陽炎「ずっとどこかへ行っていたけど、何だったのよ?」

霞「何か知らないけど貴方はここの司令官でしょ?一ヵ月も艦隊を放置してるんじゃないわよ」

雷「ちょっと霞、司令官だって好きで放置してたわけじゃないわよ。でしょ、司令官?」

陽炎「まあまあ、雷。霞も寂しかったのよ」

霞「んなっ!?そんなんじゃないわよ!!第一、『霞も』ってことは貴女も寂しかったんじゃないの!?」

陽炎「ええ、寂しかったわ。ね、司令官?司令官も寂しかったでしょ?」ダキッ

提督「っ!?あ、ああ、寂しかったよ」

雷「あー!?ズルいわ陽炎!!」ダキッ

霞「ちょっと何やってんのよ!?離れなさいったら!!司令官!!」

提督「と、とりあえず三人とも。これから話すのは真面目な話だ。いいな?」

提督(俺の言葉にじゃれついてきていた陽炎と雷、そして霞も真剣な表情を浮かべる)

提督(俺はこれまでのことについて言うべきでないこと以外を全て説明した。最初、三人は龍驤の様に驚いていた)

提督(俺は防空棲姫を一緒に学校へ通わせることを伝え、その時防空棲姫が孤立しないよう目をかけてあげるよう頼んだ)

陽炎「深海棲艦と、ね……複雑な気分だけど、まあ任せておいて」

霞「分かったわ、任せなさい。できる限りのことはするわよ」

雷「皆で仲良くできるのなら、それ以上のことは無いわ!!雷に全部任せておいて!!」

提督「ありがとう、よろしく頼むよ」

提督(いつ頃になるだろうという予定を伝え、言外にせがまれたので三人を早い夕食に連れて行ってから帰宅する)

提督「ただいま」

ヲ級「お帰りなさい」

防空棲姫「お帰りなさい!!」

提督(二人は本を読んで待っていた。遅くなったが軽く夕食を作る。俺以外は食べていないからな。二人は進んで手伝ってくれた)

提督(夕食が終わった後、風呂に入って二人を部屋に案内した。本当ならあの子と寝たいところだが、防空棲姫がいることを配慮した)

提督(ベッドに入ると、途端に眠気が襲ってくる。誘われるままに眠りに落ちていった)



提督「……ん、もう朝か。っ!?」

ヲ級「ん……」

防空棲姫「すぅ……すぅ……」

提督(どうやら寝ている間に二人でベッドに忍び込んだらしいな。俺の左右には彼女と駆逐棲姫が眠っていた)

提督(俺が体を起こすと、彼女が目を覚ます。二人ではにかみ、おはようのキスを交わして支度を始める)

提督(彼女が軽く朝食を作り、俺は仕事の準備をする。まるで新婚の夫婦だった。これが幸せか)

ヲ級「朝食ができた。起こしてあげて」

提督「分かった。……ほら、防空棲姫。朝だぞ」

防空棲姫「ん……あさ……?」

提督「そうだ。朝ごはんだ」

防空棲姫「わかった……おはよう、テイトク」

提督「ああ、おはよう」

提督(三人で朝食を食べて、拠点へ向かう。さて、今日も一日頑張るか。今日は……皆に講和のことについて伝える日だ)



グラーフ「む。アトミラール!!」

提督「グラーフか、久しいな。元気だったか?」

グラーフ「ああ、元気だった。ところでアトミラール」

提督「どうした?」

グラーフ「貴様、昨日戻ってきたという話だが、一ヵ月もどこで何をしていたのだ?」

提督「いろいろあってな。今日の11時に集合するように伝えただろう?その時に全部話す」

グラーフ「そうか、分かった。ところで貴様、昼は空いているか?」

提督「昼?ああ、何か用か?」

グラーフ「そうだ。一緒に昼食を取ろう。空母寮のテラスに来てくれ」

提督「分かった」



提督(午前11時、哨戒や船団護衛、演習に出ていない部下の艦娘たちが全員集合した。そして講和について連絡する)

提督(戦争が終わると伝えた瞬間の一瞬の静寂、そして歓声皆が笑顔で抱き合っていた。俺はこの日を一生忘れないと思う)

提督(解散して特別に外出の許可を与えると、皆喜んで街へ繰り出していった。もちろん、このことについては緘口令を敷いたが)

提督(グラーフはどうするのだろうかと思っていたら、メールで約束通り空母寮で待つと送られてきていた)

提督(時間まで書類仕事をして過ごしてから向かう。皆が外出しているため閑散としている拠点内を歩いて空母寮へ向かった)

提督「グラーフ?いるか?来たぞ」

グラーフ「アトミラール、こっちだ」

アクィラ「Buon Giornov, 提督」ヒラヒラ

サラトガ「Hello, 待っていましたよ」

テスト「Bonjour, Comment allez-vous?」

提督「おお、皆いたのか」

グラーフ「ああ、他は皆任務で出払っていしまっているが。奇しくも全員日本人じゃないな」

アクィラ「確かにそうですね。さて、提督もいらっしゃったことですし、行きましょうか?」

サラトガ「Yes, そうしましょう!!I`m starving to death!!」

テスト「Oui, on y va!!行きましょう!!」

提督「外で食べるのか?」

グラーフ「Ja, 外出許可を出してくれるのだろう?」

提督「それはそうだが、俺が離れるわけには……まあ、他の要員は残っているし一時間ぐらいなら大丈夫か」

サラトガ「そうよ、Don`t worry!! Don`t worry!!」

アクィラ「こんな日ぐらい外食しても誰も咎めませんよ」

テスト「息抜きは大切ですから!!働き尽くめはJaponaisの悪い癖です」

提督「分かった。では行こうか」

提督(四人を引き連れて車へ向かう。ぎりぎり乗れるか。後部座席は少し窮屈になるだろうがな)

提督「よし、乗ってくれ」ピッ ガチャッ

サラトガ「ショットガ~ン♪うげっ!!」タッ

グラーフ「待て、サラ。助手席に座るのは私だ」ガシッ

サラトガ「Hey, グラーフ!!痛いじゃない!!」

グラーフ「サラが勝手に助手席に座ろうとするのが悪い」

アクィラ「まあまあ、落ち着いて2人とも。間を取ってここはアクィラが」

サラトガ「Wait」ガシッ

グラーフ「Halt」ガシッ

アクィラ「あ痛っ!?」

テスト「Excusez moi」

アクィラ「あ~!!ズルいわテスト!!」

テスト「えへん、ここはもうフランス領です!!梃子でも動かないわ」

グラーフ「卑怯だぞ!!不法占拠だ!!国際法に則りすぐにどいてもらおうか」

サラトガ「そうよ!!せめてジャンケンでしょ!!」

提督「何でもいいから早く乗ってくれ……」

提督(結局、テストは助手席を動かず、サラトガとグラーフが非難している間に俺の後ろの席をアクィラがゲットした)

提督(そしてジャンケンの結果サラトガが後部座席真ん中、グラーフが助手席の後ろに落ち着く)

提督「さて、何が食べたいんだ?」

「「「「スシ!!」」」」



提督(その後適当な寿司屋に入った。雑談を交えつつ寿司を堪能する。俺は運転手だから飲めなかったが、四人とも昼間から酒を飲んでいた)

アクィラ「ひっく。やっぱり女の子は~多少ムチムチしている方が健康的で~ひっく。良いですよね~?」

テスト「そんなことないわ。ひっく。余計な肉がついてなくて、スレンダーな方が美しいわよ。ひっく。ですよね、提督?」

サラトガ「何言っているのよ?ひっく。スレンダーかつボン・キュッ・ボンが、ひっく。最強よ!!ほら、提督?見てください、このプロポーション!!」

グラーフ「ふん。ひっく。胸はでかければ、ひっく。良いというものではない。ひっく。見ろ、アトミラール。この形、美しいだろう?」

提督「飲みすぎだぞ、お前たち。随分酔っているな」

「「「「酔ってない!!」」」」

提督「これだから酔っぱらいは……泣けるぜ……」

提督(羽目を外したい気持ちは分かるが、外し過ぎだ。案の定、驚異的なペースで酒を飲んでいた四人は驚異的なペースで潰れた)

提督(少し休ませてから眠る四人を何とか車に乗せて拠点へ戻る。そして部屋まで運んだ)

テスト「じゅ……じゅてーいむぅ……むにゃむにゃ……」

提督「テストで最後か。さて、執務に戻るとしよう」

提督(執務に戻る。全く人騒がせな奴らだ。だが、それが可愛くもある)

提督(戦争が終われば彼女たちも国へ帰ることになるだろう。そう考えると寂しいな)

提督(そんなことを考えながら執務をこなす。この状況が永遠に続けばいいのにと思った)



提督(俺が帰還してから早くも半月が経っていた。そろそろ深海側との最終調整が始まるころか)

提督「……?」ブーン ブーン ブーン

提督(着信か?……っ!?この番号は……!!)

提督「……もしもし、私だ。どうしたんだ?」

空母棲姫『テイトク……貴方の意見が聞きたい』

提督(空母棲姫の話によると、どうやら日本側は講和ではなく併合を打診したらしい。理由は分からない)

提督(大方、深海勢の物資や技術、そして深海勢そのものを戦力として吸収するつもりだろう)

提督(上の考えることは分からないが、しかし納得できる点もあった。現在、深海勢は各国に国として承認されていないのだ。)

提督(まあ、領土がなく近代国家のような政府を持たないのだから仕方ないと言えないこともない)

提督(彼女たちの社会体系は遊牧民族に近いものがある。かつてのモンゴルを想像すれば、それが一番合っているはずだ)

提督(しかし深海勢を吸収すれば各国がそれを快く思いはしないだろう。戦争が終わっても受けた被害はなくならない)

提督(となれば賠償を求める矛先は自然と深海勢を吸収した日本へ向けられるはずだ。そうなれば我が国にとって不利益になる)

提督(それと天秤にかけても深海勢を独り占めしたいのか?それだけの価値があるのだろうか?まあ、そこは俺の考えるべきところではないか)

提督(俺は、この提案は悪くないと思った。なぜなら、併合すれば深海勢は晴れて正式に日本人となる)

提督(そうなればこの世界で通用する身分を手に入れることができる。それに、日本人であれば政府が守ることができるし、他国も簡単には介入できない)

提督(そして俺個人としても好ましい。彼女たちが同じ日本人になるのであれば、これほどうれしいことは無い)

提督(俺は自分の意見を空母棲姫や中間棲姫に話した。そして後日、連絡があった)

空母棲姫『併合に応じることにした』

提督「そうか、分かった。俺はそれが一番いい選択だと思う」

空母棲姫『あなたの意見もとても参考になった。本当にありがとう』

提督「どういたしまして。これからは同じ日本人だ。共に歩んでいこう」

空母棲姫『ええ、近いうちに会って話しましょう』



提督(今日、全世界に向けて正式に発表された。大日本帝国が深海勢を併合するということは周知の事実となった)

提督(深海棲艦たちはこれから日本の一員になり、技術や物資を提供して国民としての義務を果たす)

提督(そのかわりに日本は深海棲艦を自国民として保護し、権利を保障した。深海棲艦たちは日本人となった)

提督(彼女らはすでに国際法的に不法占拠していた領域を引き払い、日本領内へ移住している。大部分は南洋諸島にひとまずの居を構えていた)

提督(しかも、インド洋や大西洋の深海棲艦も戦闘を停止して南洋諸島へ集結している。どうやら別々の集団ではあったが親戚同士のようなものだったらしい)

提督(ひとまずの安住の地を手にした彼女たちは、戦うことを止めてそこに逃げ込むことを選択したようだ)

提督(深海棲艦の受け入れにより日本は国力を増強することができた。だが、俺が予想した通りそれは同時に大きな問題を孕むことにもなった)

提督(すなわち、深海棲艦との戦争で被害を受けた国々がこぞって賠償を要求したのだ。もちろん、深海側はそれに対応することができない)

提督(だが、それもとりあえずは片がつく見通しらしい。発表以前から各国政府と水面下のやり取りが続いていたようだ)

提督(でなければこんなに鮮やかに世界中で同時に終戦を迎えることはできなかっただろう)

提督(聞けばどこも最後の一ヵ月、すなわち俺が説得を終えて帰還した直後から深海棲艦の攻撃が止んだらしい)

提督(深海勢の中で何らかのやり取りがあり、停戦状態になったところで正式に主要国間でのやり取りが行われたのだろう)

提督(そこで何を話し合い何を決めたのか詳しいことは分からないし、どうでもいい。大事なことは戦争が終わったことだ。全世界が歓喜に沸いていた)



提督「緊張するか?」

防空棲姫「うん……正直、帰りたい……」

提督「心配するな。俺がついている」

防空棲姫「ずっと隣に立っていてね?約束だよ?」

提督「分かった」

提督(体育館の中に入り、整列していた駆逐艦娘達の前に歩みを進める。防空棲姫も俺の後ろをついてきた)

提督(駆逐艦娘たちの視線が俺に、ついで防空棲姫に集中した。それに伴い防空棲姫が怯えたように小さな声をあげた)

提督「以前から通知していたと思うが、今日からこの子も君たちと同じ学校で授業を受けることになった」

提督「かつての敵同士とはいえ、今は同じ日本人だ。共に助け合っていくように。では、自己紹介してくれ」

防空棲姫「え?あ、わ、分かった……」ゴクリ

提督(緊張からか若干裏返った声で名前を名乗る防空棲姫。というかあの子と戦艦棲姫の名前は知っていたが、この子のは聞いていなかったな)

防空棲姫「どうぞよろしくお願いします……」

雷「よろしくね!!私は雷よ!!かみなりじゃないわ!!そこのとこも、よろしくね!!」

陽炎「陽炎よ。いろいろあったけど戦争はもう終わったわ。お互い水に流して仲良くやっていきましょう」

霞「霞よ。分からないことがあったら何でも聞きなさい。私に分かることなら全部教えてあげる」

提督(密かに前もって頼んでいた三人が防空棲姫に声をかけて歩み寄る。防空棲姫はもじもじとしていた)

防空棲姫「雷、陽炎、霞……よろしく」

雷「綺麗な肌ね。まるで雪みたいに真っ白だわ。瞳も紅くて宝石みたい」

防空棲姫「ありがとう……あなたの肌もとても綺麗。瞳も琥珀みたいで素敵」

雷「本当?ありがとう!!」

提督「……では、私は戻るとする。授業には遅れないようにしろよ」

「「「「はーい」」」」

防空棲姫「えっ!?テイトク!?あうぅ……」

陽炎「……やっぱり。ずっと前から思っていたけど、貴女って照月に似てるわよね」

霞「確かにそうね。ねえ照月、こっちにいらっしゃいよ。ちょっと並んでみて」

照月「えぇ?……分かった」

防空棲姫「……?」

照月「照月よ、よろしくね」

防空棲姫「照月……よろしく……」

陽炎「早く並んでみなさいよ」

照月「う~ん……そんなに似てるかなぁ?」

陽炎「そっくりじゃない?」

霞「かなりそっくりね。すごいわ。雷と電みたい」

陽炎「抱き比べてみましょ」ダキッ

防空棲姫「!?」

不知火「!?」

曙「!?」

霞「あんたねぇ……」

陽炎「あぁ……けどこうしてみると結構違うかも。まず香りが違うわね。この子はたぶん……ボタニスト?」クンクン

防空棲姫「ぼ、ボタニスト?」

陽炎「トリートメントよ。ボタニストって良いって聞くけどさ、実際どうなの?」

防空棲姫「あぁ……よくわからない。これしか使ってないから」

陽炎「そうなの?なら今度いち髪使ってみなさいよ。あれオススメだから」

防空棲姫「そう……分かった、使ってみる」

不知火「……!!陽炎、離れてください」ハッ スタスタスタ グイッ

曙「……!!そうよ、離れなさい!!」ハッ スタスタスタ グイッ

陽炎「何するのよ?」

不知火「いきなり抱き付く人間がいるものですか」

陽炎「ここにいるわよ」

不知火「はぁ……陽炎が迷惑をかけて申し訳ありません。不知火です、どうぞよろしく」

防空棲姫「大丈夫、迷惑じゃないよ。不知火、よろしく」

曙「私は曙。こいつは抱き付き魔だから気をつけなさい?隙あれば抱き付いてくるんだから」

防空棲姫「曙、よろしく。そうなの?」

陽炎「スキンシップじゃない」

皐月「まあ陽炎のスキンシップは過激だよね。ボクは皐月、よろしくね。ところでさ、ちょっと腕触ってもいいかな?筋肉どれくらいついてるの?」サワッ

防空棲姫「皐月、よろしく。……え?ひゃん!!」ビクッ

曙「なに返事聞く前に触ってるのよ!!」バシッ

皐月「いやぁ、つい。にしてもこれはなかなか……痛い!!何すんのさ!!」モミモミ ギロリ

曙「あんたが変な事するからでしょうが!!」

皐月「だからって叩くことないだろ!?仕返しだ!!」バシッ

曙「痛っ!!へぇ、やるってわけ!?」

電「喧嘩は止めるのです!!」バッ

潮「そうだよ、やめて!!」バッ ドゴォ

曙「ぐはっ!?う、うし……おぉ……!!」ギロリ

潮「ひぃ!?違うの、ごめんね曙ちゃん!!そんなつもりじゃ……!!」

ギャーギャー

防空棲姫「くすっ」

霞「あら、笑えるんじゃない」

防空棲姫「あ、ごめんなさい……」

霞「いいのよ、気にしないで。むしろ笑ってやりなさい。じゃないとあの馬鹿どもが報われないわ」

曙&皐月「「誰が馬鹿だ(よ)!?」」

霞「あなたたち以外に誰が居るのよ?……ってちょっと。何こっちに来てるのよ!?来ないで!!」

曙「うがぁ!!」バッ

皐月「がおぉ!!」バッ

霞「ちょっ!!やめっ!!やめなさい!!やめろって言ってんでしょ!!照月!!ぼさっとしてないで助けなさい!!」ジタバタジタバタ

照月「照月!?照月にはむりだよぉ!!」

雷「なにやってんのよもう!!」

陽炎「あはははは!!ホント見ていて飽きないわね、こいつら!!……まあ、というワケでここにいるのは馬鹿ばっかだけど、皆良いやつよ」

陽炎「私が知る限り地上でぶっちぎりにイカれてて、頼りになるやつ。気をつけなくちゃいけないのは馬鹿をうつされないことだけ」

陽炎「きっと貴女も上手くやれるわ。だから、これからよろしくね?」スッ

防空棲姫「うん、よろしく!!」スッ ガシッ

曙&皐月&霞「「「誰が馬鹿だ(よ)!?」」」

陽炎「えっ?何よアンタたち!?ちょっと!!いやぁ!!助けて!!不知火助けて!!」

不知火「陽炎、貴女のことは忘れません。さあ、向こうに行きましょう」

雷「そうよ、向こうに行ってお話しましょ?」

電「いろいろと聞きたいことがあるのです!!」

防空棲姫「分かった、行こう」

陽炎「しらぬーい!!アンタ姉を見捨てるの!?ちょっ!?何処触ってんのよ!?変態!!照月!!助けなさいって!!」

照月「むりだよぅ……」

提督「……」ジッ スタスタスタ

提督(……いつも通り騒がしい子たちだ。だが、そのおかげもあってか防空棲姫も打ち解けている)

提督(この分なら問題ないだろう。さて、執務に戻るとするか)



提督「そっちの様子はどうだ?」

戦艦棲姫『どうもこうもありません……艦隊の再編成なんて面倒事、引き受けるんじゃありませんでした……』

提督「そう言うな。君がいてくれればこちらとしても東京の状況を把握しやすい」

戦艦棲姫『それはそうですけど……でも、私じゃなくてもあの子……テイトクがネ級と呼んでるあの子に任せればいいじゃないですか』

提督「もちろんあの子もそうだが、二人いるほうが良いだろう?」

戦艦棲姫『そうかもしれませんけど……寂しいです……』

提督「またすぐに会えるさ」

戦艦棲姫『そう願っています。そういえばテイトク』

提督「どうした?」

戦艦棲姫『帝国海軍として新たに組織することになった我々の艦隊ですが、その指揮官にテイトクがと話し合われているそうですよ』

提督「ああ、空母棲姫から推薦したいと連絡があったよ」

戦艦棲姫『では、引き受けられたのですね?』

提督「勿論だ。現状で一番その任務に向いていると自負しているからな」

戦艦棲姫『私もそう思います』

提督「そう言ってくれると嬉しいよ。……おっと、そろそろ寝ると時間だ」

戦艦棲姫『明日でしたっけ?各国から派遣されてきた艦娘たちが帰還するのは』

提督「ああ、そうだ。それの準備や打ち合わせが朝早くからあってな。早起きしなくてはいけないのだ」

戦艦棲姫『頑張ってくださいね。では、おやすみなさい』

提督「お休み」

提督(……明日で海外組とはお別れか。今生の別れとなるわけではないだろうが……寂しいな……)

提督(激動の一日だった。彼女たちに勲章を授与し、別れを告げる。耐え難い喪失感に襲われた。例えるなら、卒業式のような)

提督(大観衆も出席したお偉方も、ただの端役だ。俺と彼女達。共に戦った者たちが主役だった)

提督(皆が決して忘れないだろう。あの時俺たちは太平洋でともに戦ったと。この先どんなことがあっても、それは絶対だ)

提督(いつかまた会える。俺はそう信じていた。そしておそらく彼女たちも。だが、悲しいモノは悲しい)

提督(この気分を紛らわせるために俺は夜中で一人、客室で酒を飲んでいた。ここ数年のことのはずなのに、ずっと昔のような思い出)

提督(自然と涙が出ていた。懐かしい日々を思い出して酒をあおる。叫びたい気分だ)

ヲ級「……テイトク?」

提督「っ!?君か……」

ヲ級「泣いているの……?」

提督「っ……今日帰国していった戦友たちとの思い出を思い出していたら、涙が出てきたんだ」

ヲ級「そう……隣、いい?」

提督「……」コクリ

提督(彼女がソファーの隣に腰かける。暫し無言の時間。体温の暖かさが悲しみに暮れた心を癒してくれる)

提督「……膝枕、してくれないか?」

ヲ級「どうぞ」ポンポン

提督(横になり、彼女の太ももに頭をのせる。とても柔らかい。心が安らぐ)

ヲ級「泣きたい時は、泣いていいんだよ」

提督「っ……」ツゥー

提督(過ぎ去った日、分かれた皆のことを思い出して静かに涙を流す。きっと、もう二度と皆とああして長期間一緒にいることは無いだろう)

提督(戦争は嫌だったが、皆と過ごす日々は心地よかった。だが、それが戻ることは二度とない。それが、悲しかった)

提督(声を押し殺して泣く俺の頭を彼女は優しく撫でていた。とても心が落ち着く。安心する)

提督(俺は彼女の名前を呼んだ。彼女はなにと答える。俺は、愛していると告白した。彼女は私もと言った)

提督(明日からまた頑張ろう。きっと今までに勝らずとも劣らないくらい楽しいことや嬉しいことがあるはずだ)

提督(俺は決意を新たにしながら心地いい眠りに落ちていった)

ここまでお付き合い頂きありがとうございました
少しでも楽しんでいただけたのであれば幸いです

『勝利!!その陰には大日本帝国の陰謀?』 ワシントン・ポスト紙

『大日本帝国が解放した各国植民地を返却』 タイムズ紙

『大日本帝国その不気味な動向』 プラウダ紙

『復興進まず。労働者たちのストライキ発生。賃金問題か?』 フィガロ紙

『大英帝国が更なる賠償の要求!!他国も追従か』 朝日新聞

『世界的な資源の値上げ。復興に影響か』 DAZ紙

『一致団結!!強きイタリア、ローマ帝国の再臨を目指して』 ラ・スパンタ紙

『大暴落!!失業率は過去最悪を記録!!』 ワシントン・ポスト紙

『政府が経済政策を発表。景気の回復に期待高まる』 タイムズ紙

『大日本帝国とモンゴルの間で緊張高まる。政府はモンゴルへの支援を約束!!』 プラウダ紙

『ドイツ、我が国への借金返済の目途立たず』 フィガロ紙

『共産主義者の脅威迫る!!ドイツ・イタリアと防共協定締結』 朝日新聞

『屈辱!!フランスがルール地方に進駐!!』 DAZ紙

『エチオピアに宣戦布告!!雪辱を!!』 ラ・スパンタ紙

『経済政策は順調。政府は引き続き資金を投入』 ワシントン・ポスト紙

『イタリア・ドイツの軍拡を非難』 タイムズ紙

『スペインで軍の反乱に対して労働者が蜂起!!』 プラウダ紙

『政府、スペイン及びアフリカに不介入を宣言』 フィガロ紙

『盧溝橋にて中国軍の奇襲!!関東軍が応戦!!中国と戦争状態に!!』 朝日新聞

『オーストリアを併合!!ドイツ民族の団結!!』 DAZ紙

『我が国の義勇兵が活躍!!スペインの内戦は全体主義の勝利確実!!』 ラ・スパンタ紙

『世界情勢に対してアメリカはどうあるべきか?』 ワシントン・ポスト紙

『平和は守られた?ミュンヘンの会議にてドイツと合意』 タイムズ紙

提督「……」ガサッ

提督(人の歴史はなんとやらと言うが、この世から戦争がなくなることは無いのだろうか?)

提督(深海棲艦との戦いが終わり、世界は一変した。共通の敵を前に一致団結していた人類は、それ以前の状態に戻った)

提督(被害の大小による差が火種となり、忘れていた因縁を思いだし、再び領土や民族を巡って争いが発生した)

提督(……というような事は、俺が言わなくても専門家に聞けば嬉々として話し始めるだろう)

提督(結論から言えば、世界では再び人類同士の戦いが始まった。戦争の火蓋はまずアフリカで切って落とされた)

提督(イタリアがアフリカ最後の独立国、エチオピアに宣戦布告したのだ)

提督(経済的不安の高まる中、国威発揚やかつての屈辱的な敗戦に対する国民感情を満足させるため)

提督(そう言った理由で開戦したようだ。戦況は当たり前のようにイタリア優位に進んだ)

提督(そして当然の勝利を得る。英仏は動かなかった。エチオピアの英仏の権益は保たれたからだろう)

提督(そして次なる戦争はヨーロッパとアジアでほぼ同時に発生した。残念ながら、我が日本も深くかかわっている)

提督(アジアでは盧溝橋における日本・中国間のいざこざが戦争に発展してしまった。なんでも、演習中に中国軍が奇襲してきたとか)

提督(当初政府は不拡大の方針をとっていたが、拡大する戦闘に引きずられるように方針を変えた)

あきつ丸『何、中国軍など帝国陸軍の敵ではありませんよ。心配ご無用であります』

提督(とあきつ丸は言っていた。確かに戦況は日本が優勢に進めている。だが、ソ連やアメリカが中国を支援しているようだった)

提督(艦娘達も沿岸攻撃や海上封鎖に活躍している。これが人類同士の戦争で艦娘が動員された初の事例となった)

提督(人と戦わなくてはならないという事は、年端もいかない少女たちには辛かろう思った)

提督(だが、彼女たちは軍艦の魂を継いでいる。予想された混乱もなく戦っていた。しかし、その心中を思うと胸が痛くなる)

提督(一方、ヨーロッパではスペインにおいて軍隊の一部が反乱を起こした。それはスペインを二分する戦いとなった)

提督(政府に多大な不信感を持っていた国民の少なくない数が反乱軍を支援した上、ドイツ・イタリアが同じ全体主義を掲げていた反乱軍を支援したのだ)

提督(一方の政府側は期待していた英仏が不介入を決定した為、各国の義勇軍と同じ左派であったソ連の支援に頼らざるを得なかった)

提督(戦況は統率のとれた反乱軍が、政府内の意見の不一致やソ連による介入で指揮系統に多大な問題を抱えていた政府軍を打ち破った)

提督(世界情勢を総括すると、アジアでは我が日本が大陸で中国と戦闘状態に入っている)

提督(それを快く思わない米英仏などとの間でも緊張が高まっており、さらにソ連との間で一触即発の状況となっていた)

提督(ヨーロッパでは、世界の覇権を名目上は牛耳っている英仏を中心とした、いわゆる連合国)

提督(そして全体主義を掲げるドイツ・イタリアを中心とした、いわゆる枢軸国)

提督(さらに共産主義を掲げるソ連という三つの勢力の間で緊張が高まっていた)

提督(しかし、連合国と枢軸国の間ではミュンヘン会議によりひとまずの平和を得ることができただろう)

提督(その分枢軸、と言っても主にドイツだが、とソ連の間での緊張が高まっている。とみている)

提督(アメリカは大暴落による国内の混乱や国民感情もあり、世界情勢に不介入としていた)

提督(以上が現在の情勢……と言っても、それは表面上だ。このような混乱極まる状況では水面下での動きが重要になる)

提督(どの国が何を狙いにしているのか。孤立することや後ろから刺されるような事態を防ぐためにも、各国は諜報活動に必死だ)

提督(……そう、だからこういう事も起きうるだろう。なんせ、彼女はソ連艦になってしまっていたのだから)

提督「こんなことになるなんて残念だ、響……」

Вер「……Верныйと呼んでくれるかな、司令官」

提督「どうしてソ連に情報を渡した……」

Вер「今のところ日本は祖国と戦争するつもりは無いと言っただけじゃないか」

提督「そう、主力は中国戦線で国境地帯には最低限の守備隊しかないと言っただけだな」

Вер「……」メソラシ

提督「ソ連がその気になれば、中国と戦っている我々の背後、満州を攻めることもできるのだぞ!!」

Вер「簡単な解決策があるよ。祖国と同盟を結べばいいんだ。ファシストなんかとは手を切って」

提督「奴らは共産主義者たちだ。相容れることはできない」

Вер「日本も共産主義にするべきだよ。退廃的な資本主義なんて……」

Вер「一部の財閥、ブルジョワジーが多くのプロレタリアートを搾取する狂った主義じゃないか!!」キッ

提督「……多少はそういう問題もあるだろう。だが、共産主義なんてまやかしだ。実現不可能な理想論だ」

Вер「ソビエトがあるじゃないか……!!実現不可能なんかじゃない!!」

提督「ソ連がお前の言う理想的な国家なのか!?」

Вер「そうだよ!!人を人とも思わなかった王侯貴族やブルジョワジー共が報いを受けて、」

Вер「虐げられた人々が当然の権利を取り戻したんだ!!それの何がいけないの!?」

提督「その結果、今のソ連はどうなっている……?」

Вер「今はまだ手術中なんだ。手術には痛みを伴うのは仕方のない事だよ」

提督「本気でお前はそう思っているのか?共産主義やソ連になんの疑問も抱かないのか?」

Вер「あるわけないよ。むしろ司令官、あなたこそ日本の現状に疑問は無いの?」

提督「……あるわけない」

提督(俺に下された命令は響を……Верныйを拷問してソ連の情報を引き出すこと)

提督(そして可能ならばВерныйを響に戻すことだ。が、それが無理なら……俺はВерныйを始末しなくてはならない)

提督(万が一ソ連の手に渡ってしまったらありったけの情報がソ連の手に渡り、Верныйも強力な敵となってしまうからだ)

提督(深海棲艦相手に活躍した実績をかわれてこんなことになってしまうとは……悲しみと怒りが渦巻いていた)

Вер「……。どうして分かってくれないのさ……お願いだよ、提督……分かってよ……」ジッ ウルッ

↓×1~3 提督の行動

提督「……響、これが何かわかるか?」スッ チャポン

Вер「Верныйだよ……自白剤かな?」チラリ

提督「似たようなものだな……できれば、これは使いたくない」

提督「今からでも遅くない。正気に戻れ。俺が責任を持ってお前を守る。元通りとまではいかなくても、できうる限りのことはする」

提督「だから、ソ連の情報を渡してくれ。知っていることを全て話してくれ」

Вер「Нельзя……私は、信頼の艦。同志たちを裏切る事なんてできない……」

提督「っ……!!君の姉妹たちよりも、その同志の方が大切なのか……?」

Вер「っ……Да……」

提督「……そうか、ならもう容赦しない」

提督(俺は用意しておいた媚薬を注射器に入れて、響に打った。針が刺さる瞬間、痛そうに顔を歪める)

提督(心が痛むが、私情を捨てるんだ。液体が響の体内に入っていき、そして俺は注射器を引き抜く)

Вер「……ぐすっ……ひっく」ポロポロ

提督「泣きたいのは……こっちの方だ……響……」

Вер「Меня зовут……Верный……貴方が、そうしたんだ……」ギロリ

提督「っ!!」

Вер「貴方が響を……Верныйにしたんだ……」ジッ

提督「……!!」

提督(響の恨みがましい視線を受け、怨み言のような呟きを聞いて、動揺する。……無言の中、時間が経っていった)

↓×1~3 響の提督に対する心情と媚薬が効いたことによる行動
例)提督が好きだった 切なげに体を捩り、提督を誘う
  提督は上官として尊敬していた 訳が分からず泣き出して、解放してくれとせがむ

お騒がせしてしまい申し訳ありません

考えてはいたのですが、止めよう決意したところで
やはりここで書かなければもう書くことは無いだろうなと思い、書くことにしました

>>448からは続編というか、可能性の一部です

そのまま平和に過ごしてヲ級との間に子供ができたり
世界を旅行しつつかつての戦友を訪ねて笑い合ったり
同窓会のようなものを開いて再び皆で笑い合ったり

という世界もありますが、
この世界では人類同士の争いが再発してしまったという感じです

良ければ読んでいってください
どうぞよろしくお願いします

Вер「はぁ……はぁ……」

Вер(何で……体が熱く……っ!!)ハッ



Вер『秋雲、何をやっているんだい?』

秋雲『うわっ!?ちょっと待って!!』

Вер『……またエッチな漫画を描いてるのかい?』

秋雲『いいじゃん!!これが秋雲の趣味なの!!』

Вер『……』ジトォ

秋雲『養豚場の豚を見るような目……だと……エロは世界を救うんだからね!!』

Вер『はっ』

秋雲『鼻で笑われた!!いい、よく聞きなよ?世の中には二種類の人間が存在する。すなわちエロいやつか、むっつりなやつ』

秋雲『性欲は人間の本能だから仕方がないの!!なら変に格好つけてむっつりしてる奴よりも開き直っているほうが良いでしょ?』

Вер『……そう、かな?』

秋雲『そうなの!!ほら、響も素直になってコレ読んでみなよ。さっきから気になってんじゃん』

Вер『そ、それは……!!表紙があまりにも卑猥だから……』カァッ

秋雲『ほらほら、読んでみなって。笑えるから』

Вер『笑えるの……!?』

秋雲『そう。いやいや、女はこんな単純じゃねえよって感じで』

Вер『そうなんだ……』



『媚薬が効いてきたようだな?』

『だめぇ!!いつもより感じちゃう!!』

Вер『……ねえ、秋雲』パラッ

秋雲『……何?』カリカリカリ

Вер『媚薬なんてあるのかな?』

秋雲『……さあ?けど表に出回ってないだけであるかもね』カチャッ

Вер『そんなものかな?』

秋雲『まあ……麻薬みたいなのも存在するんだし、ありえなくはないよ』

Вер『……そうだね』



Вер(これは……媚薬だ……!!この体の疼き、間違いない……!!)チラッ

提督「……」

Вер(つまり司令官は……私のことを……そういう風に……)ドクン



響『響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ』

提督『ようこそ、我が艦隊へ。よろしく頼むぞ』スッ

響『よろしく』スッ ギュッ

響《かっこいい人だな……》



響『任務完了だよ、司令官』

提督『ご苦労だった、響。よくやってくれたぞ』ニコッ

響『……そうでもないさ。当たり前のことをしたまでだよ』ポッ



提督『響!!』

響『……し、しれい……かん?』

提督『何故撤退しなかった!!』

響『あそこで撤退したら……作戦が……私のミスのせいで……』

提督『馬鹿者!!作戦は大事だが、お前の方がもっと大事だ!!死んだらどうするつもりだったんだ!!』

響『っ!!』ドキン

提督『君の勇敢さはよく知っている……今回のことで、覚悟も思い知らされた……だが、時には撤退する勇気も必要なんだ』

提督『失敗は誰でもする。作戦が失敗したって、次がある。だが、死んだらそこで終わりだ。それだけは赦さないぞ』

提督『俺の尊敬する人の言葉にこういうのがある。『帰ろう。帰れば、また来られるからな』つまりは、そういう事だ』

響『ごめんなさい……ごめんなさい……!!』ポロポロ

提督『……いいんだ、気にするな。次から気をつければいい。……本当に、無事でよかった』ダキッ ギュッ ナデナデ

響『うう……うううううう……!!』ギュッ

響《胸の中を満たす暖かい感じ。安心と幸せを感じる。満たされた気分だ。完全に理解した。私は、この人が……好きなんだ》



響『司令官、今日が何の日か知っているかい?』

提督『ああ、バレンタインだろう?』

響『当たり。そんな司令官にはロシア風チョコをあげる』スッ

提督『おお、ありがとう。どれどれ……どこがロシア風なんだ?』パカッ

響『それは……内緒だ』クスッ

提督『気になるじゃないか。どれ、頂こうか。……美味しい!!』

響『本当かい?それは良かった。……♪』ジッ

提督『……?ああ、ホワイトデーは期待していてくれ』ニコッ

響『……うん』

響《そうじゃないよ……私が期待していたのは、それじゃない……》



響《やっと訓練が終わった……ふぅ……今日は暑いな……汗でびしょびしょだ……》グッタリ

響《気持ち悪いけど午後から演習があるし、シャワーの時間は無い……体を拭いて制服を変えよう》モゾモゾ

提督『……響、居るか?午後からの予定なんだが』スタスタスタ ガチャッ

響『えっ?』ゼンラ

提督『君には船団護衛……に……』ピタッ

響『……っ!!うぅ……!!』ボン バッ

響《み、見られた……!!恥ずかしくて顔から火が出そうだ……!!私は、俯いてその場にしゃがみ込み、胸を隠す》

提督『す、すまない……!!外で待ってる!!』ガチャン

響『……!!』

響《最悪だ……あんなに汗でびっしょりな所を見られた……髪の毛が張り付いていたし、汗臭いはず……》

響《私はすぐに汗をタオルでふき取り、ボディーシートで体を拭く。さらに、制汗剤のスプレーで汗臭さを誤魔化した》

響《そしてすぐに新しい制服に身を包むと、部屋を出る。今の汗臭い部屋の中に司令官を入れるわけにはいかない》

響『……』ガチャリ

提督『響、すまなかった……』

響『……何の用だい?』

提督『ああ、午後の予定なんだが……演習の代わりに船団護衛に行ってもらいたい。いけるな?』

響『……!!』

響《……女の子の全裸を見たんだよ?もっとこう……あるはずじゃないか。綺麗な肌だねとか、スリムだねとか》

響《なのに司令官はそう言ったことを言わない。それどころか、本心から申し訳ないと思ってはいても、それだけだ》

響《顔を紅くするでもなく、私のことを意識したように見るでもない。つまり司令官は私のことを……》

響《……女として見ていない。完璧に子ども扱いだ》

提督『……響?』

響『分かった。任せて』ムスッ

提督『ありがとう!!……すまなかったな、さっきは。本当に反省している』

響『別にそのことで怒っているわけじゃないから大丈夫』

提督『そ、そうか……』オロオロ



響《私の初恋は前途多難だ。司令官に女として見られてすらいない。どうすれば意識してくれるんだろう……》パラパラ

響《ふむふむ、男の人が好きになる女の子は優しくて料理ができて、気配りができる人……提督もそうかな?》



提督『……』カリカリ

響『お疲れ、司令官』

提督『おお、響。どうした?』

響『紅茶を入れたんだ。疲れているんじゃないかなって思って』

提督『ありがとう。おや、これは』

響『クッキーも焼いてみたんだ』

提督『なるほど、響はお菓子作りが上手いんだな』

響『まあね。もちろん、料理だってできるし、自信があるよ』

提督『素晴らしいな。さすがだ、響。では早速頂こうか』

響『召し上がれ。ああ、ロシアンティーだからジャムを舐めてから飲むんだよ』

提督『そうなのか。クッキー用かと思った……なるほど、これがロシアンティーか。ジャムの甘みと紅茶の深みが合わさって美味しい』

響『でしょ?クッキーも食べてみて』

提督『ああ。……美味しい!!』

響『……♪』ジッ

提督『……?どうしたんだ?』

響『……いや、自分の作ったものを喜んで食べてもらえるのは幸せだなって思って』

提督『なるほどな。俺も君のクッキーが食べられて幸せだ』



響『改二?』

提督『ああ、詳しくはその資料を読んでくれ』

響『……!!Верный……!!ソ連の船になるの……?』

提督『そうみたいだが、あくまで君は日本の所属だ。決して手放さないさ』

響《ソ連の船になるなんて……怖いな……自分が全部作り替えられてしまいそうだ……っ!!》

響《夕立のように急成長を遂げる……!!そうすれば、司令官にも女として見てもらえるようになる……!!》

響《怖い……けど、それなら……でも……》

響『……司令官はどう思う?』

提督『そうだな……正直に言うと、改二になってもらいたい。不安もいろいろあるだろうが、君なら乗り越えられると思う』

響『……分かった。受けるよ』

提督『響……!!ありがとう』



Вер『……っ』

Вер《やっと落ち着いた……これが、改二。Верныйの力……》

Вер『悪くない……』

Вер《体は……思ったより成長してないけど、まあこんなものかな》

Вер『司令官の所に行かなくちゃ』

Вер《確かに体が軽くなっていた。今なら誰にでも勝てそうな気がする。力が溢れてくるようだ》

Вер《執務室に到着して、扉をノックする。どうぞという声がなぜかとても懐かしく感じた》

提督『響!!そろそろだと思っていたよ』

Вер『ひび…Верныйだ。信頼できると言う意味の名なんだ。改めて、よろしく、司令官』



Вер《これから私達の物語は始まる。……と思ったのは遥か昔だ。結論から言うと、提督は私を女として見てくれなかった》

Вер《どんなに努力しても。どんなに色っぽく誘ったつもりになっても、司令官にとって私は子供のままだった》

Вер《戦艦娘や空母娘、重巡娘の誘惑には顔を紅くしたりするのに、私の誘惑は誘惑と受け止められていたかも怪しい》

Вер《戦争が終わってから司令官と離れ離れになる事を恐れていたけど、いっその事一度距離を取った方が良かったかも》

Вер《悲恋の物語はよく聞くし、それを美しいものだと思っていた。けど、それは勘違いだった》

Вер《こんなに切なく苦しい思いをするものが美しくてたまるものか。こんな思い、しないで済むのならしないべきだ》

『……Tоварищ』

Вер『っ!?』

『初めまして。私はВЧКの者です』

Вер『ВЧК……!?ソビエトの諜報員……!!』

『ええ、そして貴女のTоварищ(同志)です』

Вер『……!!』

『祖国は貴女の協力を必要としています。大日本帝国の野望が同志たちの権利と尊厳を脅かしているのです』

Вер《断らなくてはいけないという事は分かっていた。ここでついて行ってしまってはいけないと直感していた》

Вер《だけど、確かに私の中にある何かが、За Родину(祖国のために)!!と叫んでいた》

Вер《予想以上に弱っていたらしい私の心は、その叫びに飲み込まれていく。もう、どうでもよかった》

Вер《どうせ私の初恋はかなわない。どれだけ強く望んでも。それなら、日本がどうなろうが私が何をしようがどうでもよかった》

Вер《気がついたら、その諜報員について行っていた》



Вер「ふふ……ふふふふ……!!」

提督「っ!?……どうしたんだ?」

Вер「はははは……!!何だ、司令官。司令官は私をそういう対象に思っていたのかい?」

提督「!!」

提督(まさか……自分が何を注射されたのか気がついたのか……!?信じられん……!!)

Вер「言ってくれれば良かったのに。こんな回りくどいことをしなくても、言ってくれれば私は大歓迎だったんだ」

Вер「もっと早く気がついていれば……私は、あんなことをしたりはしなかったのに……」

提督「ど、どういうことだ?」

Вер「そうだね、司令官。言葉は重要だよね。不安に思わないでちゃんと告白していればよかった」スクッ スタスタスタ

提督「!?」ガタッ

Вер「Я тебя люблю безумно. 司令官、貴方が好きだ。狂おしいほどに」ダキッ ギュッ

提督「!!」

Вер「ずっと好きだった。貴方のやさしさに惹かれたんだ。響の頃から、ずっと」

Вер「けど私は、司令官が私のことを女として見てくれていないって勘違いしていた。だからこそ私は、こんなことをしてしまったんだ……」

Вер「知っているかい?私が司令官を見つめているとき、私はずっと貴方を誘っていたんだよ?」

提督「なんだって……?」

Вер「いつも司令官は気がついてくれなかったけど、私はずっと待っていたんだ」

Вер「頭の中では司令官に抱き締められて、情熱的なキスを交わして、それ以上のことまでしていた」

Вер「けどそれが叶わない夢だと思って……でも、違った!!夢じゃない!!司令官、これは夢じゃないんだ!!」

Вер「もっと早く気がついていれば……私は……この後、処刑されるのかな……?」

提督「響……情報を渡してくれ。そうすれば俺は」

Вер「もちろん渡すよ。でも、その前にせめて一度だけ……私を抱いて……」

Вер「情報を渡したら、私は用済みで処刑されるかもしれない。もちろん、司令官がそうすると思っているわけじゃない」

Вер「けど、司令官はあくまで士官の一人でしかない。もしもっとえらい人たちが私を処刑したければ、できる」

Вер「司令官と結ばれる前に死ぬのだけは嫌だ!!だから今ここで、私を抱いて……!!」

提督「響……」

Вер「司令官、私のここは……一番大切なトコロは、はしたなく濡れているんだ……司令官が注射した薬のせいでしょ?」

Вер「貴方が私をこうしたんだ……責任を取って私を、貴方の女にして……?」

↓×1~3 提督の行動

提督「……無理だ」スッ ヨロヨロ

Вер「……ぇ?」

提督「無理だ……俺は君を……抱けない……」

提督(俺は響を可能な限り傷つけたくなかった。拷問するなどもってのほかだ。そう考えるとこの方法が一番だったのだ)

提督(今まで何度もやってきたように、抱いて篭絡してしまうことが一番いい方法だと思った)

提督(いたいけな少女の純潔を弄ぶなど最低だとも思うが、そんなことを言っている場合ではない。戦争になるかもしれないのだ)

提督(俺には守るべきものがある。それに、支えてくれる人もいる。必要となれば俺は悪魔にでもなれる)

提督(……と、思っていた。だが、俺には……この子の純粋な想いは……まぶしすぎる……)

Вер「そ……そんな……どうして……!?司令官、なんで!?」

提督「俺は……君が思っているほど綺麗な人間じゃないんだ……」

Вер「意味が分からないよ……!!司令官は私が……っ、き、嫌いなの……!?」ジワァ

提督「違う!!君の事は大切に思っている!!けど……だからこそだ……」

提督(俺は、詳細は省きつつ多くの女性と関係を持っていることを話した。話さなくてはならなかったのだ)

↓×1~3 Верныйの反応

Вер「……つまり、司令官は他の女が忘れられないから私を抱けないんだね?」ギロリ

提督「っ!?ち、違う!!そうじゃない!!俺は、君にふさわしくないんだ!!」

Вер「はぐらかさなくていいよ。確かに、他の女の方が良いなんて屈辱だからね。Но(だけど), 試しもしないで決めつけないで欲しいな」ユラァ

提督「響……!!違うんだ!!そんなんじゃ」

Вер「それこそ!!もし、本気でそう思っているのなら余計なお世話だよ?私は、誰を好きになって誰に抱かれるのか、自分で決める」スタ

Вер「その人が他の人と関係を持っていて、自分がふさわしくないなんて思っていようが関係ないよ。私の気持ちは、私のモノだ」スタ

提督「!!」ハッ

提督(響の言葉に考えさせられる。俺のこの考え方は……余計なお世話、驕り高ぶった考え方なのか……?)

Вер「捕まえた……!!」ガシッ ニタァ

提督「っ!?」

提督(一瞬の隙を突かれて響に腕を掴まれる。この力……艦娘としての力を解放しているのか……!?)

Вер「他の女のことを忘れるくらい搾り取ってあげるよ……覚悟してね……?」ジッ

提督「っ!!」

提督(このままでは……どうする……!?)

↓×1~3 提督の行動

Вер「司令官……ん……」

提督「!!」

提督(力が抜けて椅子に座ってしまっていたことが裏目に出た。何か行動を起こす前に響は俺に口付けしてしまった)

提督(響は目を閉じ、まるで祈りを捧げるような表情で……何か神聖なことをしている気分になる)

提督(響の爽やかな匂いが鼻腔を満たす。柔らかい女の子の感触、この子も、女なのだと気がつかされる)

提督(頭が真っ白になる。理性が消し飛び、俺の中で欲望が胎動した。この子を抱いてしまいたい。そうだ、そうしてしまえばいい)

提督(それがこの子の望みだ。なら、この何も知らない哀れな少女に教え込んでやらなくてはいけまい)

提督(俺と言う人間の本性を思い知らせてやる。そのうえでどうなるかはこの子……響次第だ)

提督「……」ニュル

Вер「っ!?」

提督(初々しい唇を重ねるだけの口づけを台無しにする。舌を伸ばし、響の唇をこじ開け、咥内に侵入した)

提督(驚くように目を見開く響に構わず舌を伸ばす。すぐに響の可愛らしい小さな舌に触れた)

提督(俺はまるで獲物を捕らえる蛇の様に舌を絡ませる。初心な少女は、初めてであろう貪るような大人のキスに圧倒されていた)

提督(いつのまにか形勢は逆転していた。俺の手を押さえつけていたはずの響の手はいつのまにか離されている)

提督(逆に俺の手が響を逃がさないように抱きしめていた。いたいけな子供が汚い大人に蹂躙されていく)

提督「っ……」

Вер「っ、はぁ……」クタァ

提督(響の体が脱力し、見様見真似で絡ませようとしていたのか、あるいは本能のままに貪るキスに恐れをなして逃れようとしていたのか)

提督(必死に動かしていた舌がされるがままになったところで口を離す。唾液が糸を引いてちぎれた)

提督(そしてそのまま俺の体に寄りかかってくる。俺はそのまま響を膝の上に座らせた)

提督「初めてだったのか?」

Вер「……男の人は」

提督「!?女とはあったのか……?」

Вер「前に、暁がやってみようって……」

提督「へぇ……それと比べてどうだった?」

Вер「全然違った……これが、大人のキスなの……?」

提督「そうだ。……」スッ ガチャリ

Вер「っ!?司令官……!?何をするの……!?」ジャラッ

提督「動くな」スッ ガチャリ

Вер「ど、どうして……」

提督(万が一の時のために用意していた手錠と足枷が役に立ったな。俺は放心状態だった響の手と足を拘束する)

提督(驚き、不安げな表情を浮かべる響の前で、さらに拘束用のロープを取り出してで亀甲縛りにしていく。響は抵抗しなかった)

提督(以前あきつ丸を縛った時の経験が活きた。服の上からではやりにくかったが、なんとか縛ることができた)

提督「さて、響。お望み通りこれから試してやろう」

Вер「ぁ……」

提督「君が俺を誘惑したんだ。君も、その覚悟があってしたのだろう?」

Вер「……」コクリ

提督(響は無言でうなずく。俺の膝に椅子に座るように座っているため、表情は見えない)

提督(俺は片手で響の髪を一房手繰り寄せ、その匂いを堪能しつつ響の顎を撫でる)

提督(そして響の匂いで肺が満たされたところで響の耳を甘噛みした。そして首筋に舌を這わせる)

Вер「んっ……」ゾクゾク

提督(手を縄で強調された胸に伸ばす。全体を優しく撫でると、服の下にある下着とそれに包まれた小ぶりな膨らみを感じた)

提督(その頂点にある突起はすでに固く自己主張している。俺はその発展途上の小さなふくらみを揉みし抱いて堪能した)

提督(十分に少女の体を味わい終わった俺は、そのまま横腹や下腹部、鼠径部、そして太ももを撫でつつスカートの中に手を入れる)

提督(響の下着は確かにしっとりと濡れていた。指で割れ目をなぞり、開いて、下着の上からクリを撫で上げる)

Вер「ふぅ……くぅ……!!」ピクンピクン

提督(響は我慢しているような押し殺した喘ぎ声をだしつつ、体を震わせた。先ほどからの物言いやこの反応から考えると……)

提督(おそらく響はこういうことに興味を持っていたのだろう。自慰の経験もあるに違いない)

提督(暗い部屋の中、その白魚のような指で、自らの秘所を弄り、胸を揉み、快楽を貪っているのだろう)

提督(寡黙で真面目な響が、いつもクールな無表情を浮かべている響が、淫らに自慰にふけっていると想像するだけでも興奮する)

提督(それなのに、今、俺の膝の上ではその響が手足を拘束され、体を亀甲縛りにされ、俺に体を弄ばれて、顔を蕩けさせている)

提督(はしたなく下着を湿らせ、乳首をたたせ、快楽に喘いでいるのだ。背徳感で頭がおかしくなりそうだった)

提督(このまま絶頂させて極限まで乱れた響を見てみたい。この子は一体どんな顔をするのだろうか)

提督(だが、まだだ。まだイかせない。俺はこの子に意地悪をしてやるつもりだ)

提督(響の言った言葉には考えさせられた。なるほどと思った。だが、良薬とは口に苦いものだ)

提督(大人げないが、当たり前のことを指摘された時のように気に障った。その仕返しをしてやろう)

提督(イけそうでイけない程度のぎりぎりの快楽を与える。そのもどかしさに響は息を荒げ、体を捩って耐えていた)

提督(イくことへの渇望から俺の指が良いところに当たるように腰を動かす。だが、俺はそれに合わせて避ける)

提督(じゃらじゃらと手錠を鳴らして手を動かすのは、何とか自分の手で秘所を慰めようとしているのだろうか)

提督(しかし後ろ手に拘束されているためにそれもできない。ついに響は快楽に蕩けた情けない声をあげた)

Вер「はぁ……はぁ……っぅ……司令官……お、お願いだから、イかせて……」

↓×1~3

提督「君は、響だ」

Вер「え……?」

提督「君はソ連赤色海軍のВерныйではない。帝国海軍の響だ」

Вер「ぁ……」

提督「俺の大切な部下で、戦友だ。そして君が望むのなら、歪な関係でもいいなら、恋人にだってなれる」

Вер「しれい……かん……」

提督「君の言う通り、響を女として見てはいなかった。だが、それは見ていけないと思っていたからだ」

提督「こんな綺麗で可愛い子は誰でも自分のモノにしたくなる。もちろん俺もな。だが、俺は君より十歳近く年上なんだ」

提督「だからあえてそう見ないようにしていた。それに、俺の女癖の悪さはさっき言った通りだ」

提督「だが、そう見られるのが望みなら、そうしよう。理性を捨てて、本能のままに君を手に入れる。君を俺の女にする。それで、いいんだな?」

Вер「うん……して……私を、響を提督の女にして……!!」

提督「いいだろう。部屋を変えるぞ」

提督(響の手錠と足枷を外し、ロープを解く。そのまま響を連れて割り当てられている部屋まで移動した)

提督(これから響を犯すと考えるとモノが張り裂けんばかりに怒張していた。服を脱ぐのももどかしい。いっそ着たままでいいか)

提督「……」グイッ

Вер「あっ……」ドサリ

提督(少し乱暴に響をベッドに押し倒すと、ベルトを外し、ズボンとパンツをずり下げてモノを解放する)

提督(顔を赤くして、興味津々と言った感じで俺のモノを凝視している響の足元に膝立ちになる)

提督(そして響の脚を掴み、開かせた。ぐっしょりと濡れた少し大人びたショーツが露わになる)

提督(恥ずかしがって声をあげる響を気にせず、本能のままに片手でクロッチをずらし、生えかけのスジマンを露出させる)

提督(軽く指で確かめる。移動を挟んだが十分濡れているな。この分なら問題ないだろう)

Вер「司令官……」

提督「怖いか?」

Вер「……」コクリ

提督「……」チュッ

Вер「あっ……んふっ」

提督「……」グイッ ズプッ

Вер「んちゅ……んんっ!!」ブツン ズププププ

提督(不安そうな表情で見つめる響に口付けし、舌を挿入する。キスで緊張を和らげた)

提督(そして一気にモノを挿入する。変にゆっくりするより一気にした方が良い。躊躇うことなく根本まで挿入した)

提督(響の中はきつく締まり、モノに絡みついてきた。かなりの名器だ。ビクンと大きく反応し、痛みに声を洩らす響)

提督(少しだけ、響が慣れるまで時間をおく。が、その間も舌を絡ませることは止めない)

Вер「んっ……ちゅぅ……れろれろ」

提督「……」ズップ ズップ

Вер「んふっ……!!んぁ……!!」ズッチュ ズッチュ

提督(響が落ち着いて、自分からも舌を絡ませてくるようになったところで腰を動かす。初めはゆっくり優しく)

提督(そして徐々に激しく強くしていく。響の成長しきっていない少女の体に性の快楽を刻み込む)

提督(固く閉じた媚肉を押し広げ、俺の形に拡張していく。必死に俺にしがみついて舌を絡ませてくる響が愛おしい)

提督(ついさっきまで響のことを守るべき子供だと思っていた。そういう対象にしてはいけないと常識に則り考えていた)

提督(いずれ成長して美しい大人になり、どこかの誰かと付き合い女にされ、結婚するのだと考えていた)

提督(そんな響を、自らの手で女にしている。男とのファーストキスを奪い、処女膜を貫き、快楽を教えこむ)

提督(この美人の卵の初めての相手は俺なのだ。この子を女にしたのは俺なのだ。他の同年代の男ではない。この子はもう俺の女だ)

提督(防空棲姫は、体つきは大人らしかった。駆逐棲姫は、どちらかというと少女というよりも深海棲艦という感じだった)

提督(だが、響は違う。まごうことなき少女、つまりは子供で、長い間一緒にいた。自分の娘のように思っていたのだ)

提督(そんな子を押し倒して、モノを突き立て、腰を振り、唇を貪って舌を絡ませている。その事実がもたらす背徳感は脳が震えるほどだ)

提督(背筋がぞくぞくする。いままで感じたことのない快楽の種類だった。一心不乱に腰を打ち付ける)

Вер「んふぅ……!!はぁむ……!!れろれろ……んはぁ……!!」ピクンピクン

提督(体の下で響の体が跳ねる度に、征服欲が満たされ背徳感が脳髄を抉る。すぐに射精感が込みあがってきた)

提督(余計なことは何も考えずただ快楽の為だけに腰を振る。そして、限界を迎えた)

提督「……っ!!」ビュルルルルルルルル

Вер「んんんん!!っ……ふぅ……ふぅ……」ビクン

提督(射精の瞬間、思いっきり響の中にモノを突き立てる。腰を押し付け、モノが響の子宮を押しつぶさんばかりに圧迫する)

提督(そして先端が子宮口に密着した状態で本能のままに射精する。穢れを知らない子宮に子種を放つ)

提督(そのまま脱力し、響に覆いかぶさった。息を吐いてからモノを引き抜く。秘所から溢れてくる白濁液に、達成感を覚える)

提督(響の隣に倒れ込んだ。二人で荒い息を吐き、寝そべりながら呼吸を整えた。踏み入れてはいけない領域に踏み入ってしまった気がする)

提督(言葉にできない虚無感のような陶酔感のようなものを覚える。その正体を見極めようとしたが、できなかった)

提督「っ……」

Вер「……変な感じ。まだ入ってるような気がする」

提督「……響、君は何者だ?」

Вер「……私は、響だよ。そして、司令官の女だ」



提督(その後、響は諜報部の取り調べに応じて日本に蔓延っていたソ連の諜報網を取り除くことに貢献した)

提督(この功績と俺が手回しした海軍の高級士官の口添えの結果、響は殆どお咎めなしということになった)

提督(響がソ連へ情報を流したことはごく一部の人間しか知らないうえ、貴重な艦娘だったことも有利に働いた)

提督(懸念だった『陸軍としては海軍の提案に反対である』こと陸軍も、響の協力が陸軍の助けとなったことで響の処分に異議を挟んだりはしなかった)

提督(しかし何もなしというわけではない。響は休暇の際に外出申請がほとんど通らなくなったうえ、もし通っても監視がつく)

提督(さらに携帯などの通信記録も監視されており、かなり不自由な生活を送ることになってしまった)

Вер『当然のことだよ。むしろこれで済んだことに感謝してる。……ありがとうね、司令官』

提督(響はああ言っていたが、やはり年頃の女の子が外出もできないようでは可哀そうだ。何とかしてあげられればいいのだが……)

「司令官、もどったよ」コンコン

提督「おお、良かった。どれ、見せてくれ」

響「失礼するよ」ガチャリ

提督(扉を開けて入ってきたのは響だった。そう、何処からどう見ても響だ。Верныйではない)

提督(若干照れたような表情を浮かべる響は、あの頃より成長した体をあの頃のような暁型の制服で身を包んでいる)

提督「やはり君にはその服が似合うよ」

響「あ、ありがとう、司令官」ニコッ

提督(そう言ってはにかむ響に歩み寄り、抱き締めて唇を重ねる。響も俺の体に腕をまわし、強く抱きしめてきた)



電「響ちゃん、どうしちゃったのかな……」

雷「いきなり司令官に呼び出されたと思ったら一週間も帰ってこないなんて……心配だわ」

暁「大丈夫よ、響は暁の妹なんだから。きっと司令官の仕事を手伝っているのよ」

響「……ただいま」

電「響ちゃん!!っ!!その制服……!!」

雷「連絡もしないで何してたのよってその恰好!!あのべーるぬいの白い制服はどうしちゃったわけ?」

響「ああ、あれは止めにしたんだ。私は帝国海軍の響だからね」

暁「お帰り、響。やっぱりその恰好の方が良いわ」ダキッ

響「暁……ありがとう」ギュッ

雷「本当に心配したんだから……」ダキッ

電「無事に帰ってきてよかったのです」ダキッ

響「雷、電……ありがとう。ただいま」ギュッ



提督「久しぶりの本土はどうだ?」

あきつ丸「最っ高であります。もう大陸には行きたくありません……」グッタリ

提督(俺は今、高級旅館であきつ丸と会っていた。大陸にいたあきつ丸から休暇で日本へ帰国するという連絡を受けたからだ)

提督「ソ連との戦争に参加したらしいが、艦娘なのに内陸の戦いに参加したのか?」

あきつ丸「あそこには川がありますから」

提督「ああ……」

あきつ丸「艦娘に深さは関係ないでありますからな。川や泉があれば便利な移動要塞にされるでありますよ」

提督「陸軍からは艦娘を派遣しろとよく要請が来る。実際に派遣したことも数えきれないくらいだ」

あきつ丸「これからの陸戦は艦娘が重要になるでありますよ。前線にいる者なら誰でも気がついているであります」

提督「そうか……」

『ノモンハン停戦協定。日ソ間に意見一致す』 朝日新聞

提督「新聞にはこうあるが……どうだった?ソ連軍は」

あきつ丸「休暇中にそんな話はしたくないでありますが、そうでありますな……」

あきつ丸「正直に言うと、もう戦いたくないであります。第23師団が壊滅するとは悪夢でありますよ」

提督「それほどか」

あきつ丸「ええ、事前に情報があったというのにこの体たらく。上層部もソ連に対する認識を新たにしたようであります」

あきつ丸「もし情報が無ければ、おそらくさらに無残な敗北を喫することになっていたでありましょう」

提督「うちの響に感謝してくれ」

あきつ丸「ええ、それはもちろん。神様仏様響様であります」

提督「いつ向こうへ行くんだ?」

あきつ丸「一週間後であります。本当は一月ぐらい休暇が欲しいのでありますが……」

提督「そうか、気をつけてな」

あきつ丸「はい、気をつけますとも。……ところで、提督殿。ソ連との戦闘で昂っていたところにそんな優しくされて……」

あきつ丸「自分、もう限界であります♪寝室へ行きましょう……?」ジッ ピラッ

提督「雰囲気の無い奴め……仕方がないな……」



↓×1~3 誰か空母娘一人 海外艦は安価下



翔鶴「五航戦、翔鶴、ただいま参りました」

帝国海軍士官「よく来てくれた。早速だが任務だ。中国軍は船で南京から揚子江をさかのぼって部隊を撤退させているのは知っていると思う」

帝国海軍士官「つい先ほど、前線より連絡が入った。中国軍の船が揚子江を航行中で、陸軍にはこれを撃沈する能力がないらしい。君が海軍の力を見せつけてやってくれ」

翔鶴「了解しました。……一つ質問があるのですが」

帝国海軍士官「何だ?」

翔鶴「南京周辺に第三国の艦船はもう存在しないのですか?退去勧告をしたとは聞いているのですが」

帝国海軍士官「存在しないと聞いている。もう邪魔な中立国の船に悩まされることは無いぞ」

翔鶴「分かりました、ありがとうございます」



翔鶴「……見えました」

帝国海軍士官『よくやった。どうだ?』

翔鶴「……四隻、あれが中国船のはずです。……旗を掲げていません」

帝国海軍士官『それが中国軍のやり方だ。気にすることは無い。攻撃を許可する』

翔鶴「はい、攻撃を実行します」

翔鶴(深海棲艦に比べたら的のようなものだわ……いや、的よりも全然大きい。けど、あれには多くの人が……)

翔鶴(いいえ、駄目よ、翔鶴。これは戦争なのだから。甘さを捨てなさい)ブンブン ギュッ

翔鶴「第一波……投下……命中。四隻に命中弾。大きな爆発を確認。撃沈確実2、損害2。被害なし」

帝国海軍士官『素晴らしい。攻撃を続行しろ』

翔鶴「了解しました。第二波……投下……命中、二隻に命中弾。撃沈確実2、全隻撃沈。被害なし」

帝国海軍士官『ご苦労だった。帰還してくれ』

翔鶴「分かりました、帰還します」

駆逐艦娘「お疲れ様です」

翔鶴「ありがとう。随伴艦の皆さんもお疲れ様でした」



アメリカ軍連絡将校「お忙しいところ申し訳ない」

帝国海軍士官「いえいえ、とんでもない。それで、どういたしましたか?」

アメリカ軍連絡将校「実は今日の正午頃から我が国の船四隻と連絡が取れなくなっているのです。それらの船は揚子江で活動していました」

帝国海軍士官「……はい?」

アメリカ軍連絡将校「もしかしたら彼女たちの行方に心当たりがあるかと思いまして」

帝国海軍士官「……今日の正午頃、揚子江で、四隻」サァッ



提督(翔鶴が中立国の船を誤爆したと連絡が入り、俺はすぐに翔鶴の元へ向かった。軍用機の手配をして到着したのがついさっきだ)

提督(このことはすでに翔鶴にも知らされている。彼女の性格を考えれば深く傷ついていることは想像に難くない)

提督「失礼するぞ、翔鶴!!」ガチャッ

↓×1~3 翔鶴の様子と行動

翔鶴「……!!へ、へいほふ……!!」ポロポロ

提督「っ!!??」

提督(どうして拳銃をやんわりと取り上げなかったのかという一瞬の怒り、そして思考。考える考える)

提督(目の前では翔鶴が涙を流しながら拳銃を口にくわえていた。目を見開いて俺を凝視している。その表情には悲愴感がありありと見て取れる)

翔鶴『鉄の味は血の味です!!実は私は吸血鬼です!!』テヘペロ

提督(なんて状況ならまだいい。だがこれはどっからどう見ても拳銃自殺しようとしているようにしか見えない)

提督(ここで間違った対応をしたら、翔鶴は本当に自殺してしまう。どうする……?どうすればいいんだ……!?)

↓×1~3

提督(ただ説得する?それじゃダメだ。この子には生半可な言葉では通用しない。頭がいいからな)

提督(君は悪くないなどと言っても、ただの慰めとしか受け取られないだろう。それでは翔鶴には届かない)

提督(今、翔鶴は罪悪感に押しつぶされている。自分が悪いと思っている。だが、それは間違いだ)

提督(曰く『星条旗を掲げていた』だが、翔鶴に報告では旗を揚げていなかったという。アメリカが中国を支援しているのは分かり切っていることだ)

提督(翔鶴が見間違えるわけがない。旗は揚げていなかったのだ。絶対とは言わないが、俺は翔鶴を信じる。悪いのはアメリカ側だ)

提督(が、そういったところで翔鶴の性格では自分が見落としていたに違いないになってしまう)

提督(となるとやはり悪いのは自分という事になり、自殺しようとするだろう。他の手だ。だが、考える時間は無い)

提督(今にも翔鶴は引き金を引くかもしれないのだ。自分の直感を信じるしかない)

提督「翔鶴……」ジッ

翔鶴「ふひはへんへひは……わはひは……」フルフルフル

提督(じっと翔鶴の目を見つめる。翔鶴はこの距離でも見てわかる程震えていた。ゆっくりと距離を詰める)

提督「何を言っているのかよくわからん。だが、とりあえず銃を咥えるのを止めろ。悪いのは……俺だ」スタ スタ スタ

翔鶴「!?ひ、ひがひはふ!!」

提督「黙って聞いてくれ。どんなことであれ、部下の行動の責任は上官にある。つまり、俺だ」スタ スタ スタ

翔鶴「……!!」フルフル

提督「君に直接命令した指揮官も俺が任命した。つまり、彼の責任も俺にある。悪いのは上官だよ」ピタッ スッ

提督(手をゆっくり伸ばして、まず引き金を引けないように指を引き金の後ろ側に突っ込む)

提督(そしてゆっくりと翔鶴の口から引き抜き、銃口を俺に向かって動かした)

提督「命令だ、仕方がなかった、君にこんなことをさせた上官が、俺が悪い。もし誰かが死ななくてはならないとすれば、それは俺だ」スッ

翔鶴「いやぁ!!」パッ

提督「……」

提督(翔鶴は弾かれたように拳銃を手放す。ふぅ……何とかなったか。俺は弾倉を抜いて薬室の弾丸を取り出す)

提督(これで暴発の危険もなくなった。一安心と言ったところだな)

翔鶴「提督……提督ぅ……本当に……すいませんでした……」バッ フルフルフル

提督「っ!!」

提督(翔鶴がその場に土下座する。涙を流し、罪悪感に体を震わせながら地べたに這いつくばった)

提督「翔鶴」スッ ダキッ

翔鶴「!!」

提督(気がついたら、俺は翔鶴のすぐそばに膝をつき、翔鶴を抱き起してそのまま抱き締めていた)

翔鶴「……ぅぅ……ぅう……!!うわああああああ!!」ガシッ ボロボロボロ

提督(翔鶴の悲鳴が響く。肩に暖かい涙が流れてきたのを感じる。強く強く抱かれて痛いほどだが、それが翔鶴の信頼の証だ)

提督(もはや言葉は必要なかった。優しく抱きしめた翔鶴の頭を撫で、背中をさする)

提督(腕の中で泣きじゃくるこの子は、本来ならまだ学生だ。そんな子にこんな思いをさせなくてはならないことがたまらなく悔しい)

提督(俺はただ、翔鶴が落ち着くまでずっと抱き締めていた。時間を忘れて抱き締めていた)



提督「大丈夫か?」

翔鶴「はい、大丈夫です。ありがとうございました」

提督「当たり前のことをしたまでだ。……翔鶴、君が望むなら、俺は君を本土に呼び戻そうと思っている」

翔鶴「!!」

提督「こういう時には休みが必要かもしれん。君に無理をして欲しくない。俺は、休んで欲しいと思っている」

翔鶴「提督、私は大丈夫です。決して強がりではありません。提督のおかげで立ち直れました」

提督「そうか、分かった。だが一つだけ約束してくれ」

翔鶴「……何でしょうか?」

提督「絶対に死なないでくれ。いいな?」ジッ

翔鶴「……!!はい、絶対に死にません!!」コクリ

提督「よろしい。では、引き続き頼むぞ」ニコッ

翔鶴「お任せください。私はまだまだ提督のお力になれます」ニコッ



翔鶴「……!!」

加賀「翔鶴」

翔鶴「加賀さん。この度は本当に申し訳ありませんでした」

加賀「……何を謝っているのか分からないけれど、そんなことはどうでもいいわ。……翔鶴」

翔鶴「はい……」

加賀「今回の件、アメリカ人たちが嘘を吐いているのよ。気にすることはないわ」

翔鶴「!!」

加賀「貴女はまだまだ精進が必要だけど、掲げられた旗を見落とすことは絶対にないもの。私が保証する」

翔鶴「加賀さん……!!」

加賀「……それが言いたかったのよ。用事は済んだからもう行くわ。これからも精進なさいね」

翔鶴「はい!!」



『日本が我が国へ賠償金を支払う』 ワシントン・ポスト紙

提督「よし、一件落着だな」ガサガサ

ヲ級「どうしたの?」

提督「この前の事件は話しただろう?その件に関してアメリカの世論はどうなのかと思って向こうの新聞を手に入れてもらったんだ」

提督「復讐を戦争をとか言っていたらどうしようかと思ったが、冷静みたいだ。よかったよかった」

ヲ級「どれ?……“Japan agrees to pay the reparations to United States”……へぇ、誤爆しちゃったの?」

提督「!?英語を勉強したのか!?」

ヲ級「そう。なかなか興味深い」

提督「この短期間で……!!君は頭が良いな」

ヲ級「もともと私は大学生だった。外で遊ぶよりも本を読むのが好きな文系。でも、戦況の悪化で学徒出陣が実施されたから戦っていた」

ヲ級「私は興味のあるものは進んで勉強する。それを苦痛に思ったことは無い。……まあ、数学を学ぶのは苦痛だけど」

提督「そうだったのか……思えば、俺は君のことを何も知らないかもしれないな」

ヲ級「そんなことない。ちゃんと知ってる」

提督「そうかな?」

ヲ級「もちろん。……私の気持ちイイところを知っているのは、貴方だけ」ボソリ

提督「っ!!」

ヲ級「いろいろ教えてあげるから、私にもいろいろ教えて……?」チラッ

提督「ああ、もちろん」ダキッ ギュッ



『政府はポーランドにダンツィヒの返還を要求!!』 DAZ紙

『ドイツの裏切り!!ポーランドの防衛を約束!!』 タイムズ紙

『政府は戦時体制への移行を準備!!』 フィガロ紙

『ドイツと和解!!不可侵条約結ばれる!!』 プラウダ紙

『ダンツィヒか戦争か。ポーランドは戦争を選択!!』 DAZ紙

『ヨーロッパで戦争!!英仏がドイツへ宣戦布告!!』 ワシントン・ポスト紙

『東側でポーランド降伏!!一方西側ではまやかし戦争?』 ラ・スパンタ紙

『ソ連、フィンランドへ侵攻!!満州は安全か?』 朝日新聞

『フィンランド降伏!!赤軍に勝るものなし!!』 プラウダ紙

『我が軍、ノルウェーから撤退。主戦場はフランス・ドイツ国境』 タイムズ紙

『ドイツ、ベネルクスへ宣戦布告!!我が軍は部隊を派遣!!』フィガロ紙

『英仏へ宣戦布告!!イタリアに栄光あれ!!』 ラ・スパンタ紙

『フランス、コンピエーニュの森にて休戦条約に調印!!雪辱は果たされた!!』 DAZ紙

『ドイツ、イギリスへの空爆を本格化』 ワシントン・ポスト紙

『日独伊三国同盟調印!!バスに乗り遅れるな!!』 朝日新聞

『大英帝国は砕けない!!ロンドンは屈しない!!ドーバー海峡は渡らせない!!』 タイムズ紙

『ギリシャの戦いに勝利!!』 ラ・スパンタ紙

『日本との中立条約の交渉決裂!!』 プラウダ紙

『ソ連へ宣戦布告!!“これは絶滅戦争だ”』 DAZ紙

『枢軸国に対して石油輸出を全面禁止!!』 ワシントン・ポスト紙

提督(ありのまま起こったことを話すと、訳が分からないうちに気がついたら戦争が避けられそうもなくなっていた)

提督(それでも俺なりに頑張って纏めてみると、まずついにヨーロッパで火薬庫が引火したことから始まる)

提督(奪われた国土を諦めきれなかったドイツがミュンヘンでの合意を破り、ポーランドへ領土要求した)

提督(それに対して、やっと重い腰をあげた連合国。戦争は目前に迫っていた。が、事ここに至りての劇的なドイツ・ソ連の和解)

提督(遠く離れた極東の我が日本にも大きな混乱を巻き起こした歴史的事件から一月も経たない間に、ドイツがポーランドへ宣戦布告)

提督(それに伴い連合国がドイツへ宣戦布告、ついでにソ連もポーランドへ侵略を開始した)

提督(もはやドイツとソ連以外は状況をよく飲み込めていない大混乱の中、一月ほどでポーランドが消滅した)

提督(一方、宣戦布告した英仏は特に何をするでもなく、ポーランドが滅びる様を眺めていただけだった)

提督(勝利に沸くドイツとソ連。そこで、まずソ連がフィンランドへ更なる侵略を開始する)

提督(深海棲艦との戦いで被害を受けなかった国力を存分に発揮したソ連を前に、フィンランドは抵抗虚しくひき殺されてしまった)

提督(そしてドイツが北欧の資源を求めて攻撃を開始、見事占領する。さらに連合国へ追い打ちをかけるようにフランスへ攻撃開始)

提督(フランスの誇るマジノ線を不可能と思われていたアルデンヌの森の突破を実行することで迂回する)

提督(さらにイタリアがドイツの側に立って参戦し、ドイツ・イタリア軍はあのフランスを降伏させた)

提督(破竹の勢いで勝利を重ねていくドイツ・イタリア軍に対して、我が国は三国同盟を結ぶことを選択した)

提督(日中戦争や深海棲艦を併合したことによって連合国の風当たりが強くなってきていたからである)

提督(しかしこのままイギリスも攻略するかと思われていたドイツも、さすがにドーバー海峡を越えるのは難しかったようだ)

提督(イギリスでの制空戦に頓挫すると、その目をバルカンとアフリカに向けた。そこではイタリア軍が連合国相手に苦戦してたのだ)

提督(しかし連合国も、ドイツ・イタリアを纏めて相手にするのは厳しかったらしく、ほどなくしてバルカンは枢軸国の支配下となった)

提督(そしてアフリカでもカイロまで進軍する勢いで勝利を重ねている。と思ったら、まさかのドイツ、ソ連へ宣戦布告!!)

提督(ソ連とは同盟国であるドイツが仲良くし始めたから、仕方なく仲良くしようと努力していたところでのこれである)

提督(日本はもう訳が分からなかった。頓挫した日ソ中立条約が結ばれていたらと考えると胃が痛くなる)

提督(と世界情勢に振り回されていた我が大日本帝国であったが、やることはちゃんとやっていた)

提督(フランス降伏と共に新独政権に変わったフランスの、アジアにある植民地であった仏印。その北部への進駐)

提督(そして情勢を考慮した結果、南部へも進駐することにしたのだったが、これがアメリカの逆鱗に触ってしまった)

提督(恐れていた資源の輸出禁止を実行され、イギリスやオランダもそれに続いてしまう)

提督(現在、上層部ではこのまま戦争を始めるか、様々なことを妥協して関係改善を図るかの決断を迫られていた)

提督(そんな我が国、大日本帝国の動向は、現在ドイツとの戦争に忙しい連合国・ソ連両陣営にとって目下最大の関心事であるようだった)

提督(日本が参戦するかどうかをいち早く把握して、ドイツとの戦争に集中するか、何らかの対策を講じるかを決定しなくてはならないのだ)

提督(もはや彼の国々はなりふり構っていられないようだった。あらゆる手段を使って日本での諜報活動に力を入れている)

提督(だからこそ、こういうこともあるのだろう。できれば無いで欲しかったが……)

提督「そうだな、そういえば君の出身は大英帝国だったな」ジッ

金剛「テイトク……」シュン

提督「金剛、君がイギリスに情報を流したことはすでに分かっている。報告書によると……」バサッ

提督「君は、イギリス政府に日本と戦争になるかもしれないと警告したそうだが……相違ないな?」

金剛「ハイ……」

提督「確かに、言ったことはそれだけだ。戦争になるかもしれない。向こうだってその可能性は常に考えていただろう」

提督「だが、それを君から聞いたとなれば、イギリスからしてみれば日本は戦争をするつもりだという根拠となりうる」

提督「つまり君は、我々を売ったのだ。戦友を、そして守るべきものを裏切って、イギリスに我々を売った」

金剛「……ぐすっ」ウルッ

提督「泣きたいのはこちらの方だ。……なぜ、そんなことをした?」

金剛「……国王陛下からの親書を無下にはできませんデシタ」

提督「……仮にイギリスと日本が戦争になるとして、君はどちらの側に立って戦う?」

金剛「もちろん日本デース!!私はイギリス生まれでも、日本の戦艦金剛デース!!」

提督「……その言葉を、信じていいのか?」

金剛「信じてくだサーイ!!私は日本人デース!!」ジッ

提督「……なら、なぜ君は情報部の調査に協力しない?」

金剛「知っていることは全て話しマシタ!!」

提督「民間人のイギリス関係者の情報提供を拒否しただろう」

金剛「あの人達は貿易商や学者デース!!戦争には関係ありませんヨ!!」

提督「それを調査するのが情報部の仕事なんだ。何もないのなら、それでいい」

金剛「……わ、私知ってマース。この前、情報部はスパイ容疑の民間人を拷問して殺しましたよネ?」チラリ

提督「あれは……事故だった……」

金剛「でも殺しまシタ。私のFriendsたちも殺されてしまうかもと考えると……言えまセーン……」

提督「……それが、スパイをかくまうことにつながるかもしれないとしてもか?」

金剛「スパイじゃありませんヨ……!!」

提督「……」

提督(気持ちは分かるが……俺はなんとしてもそれを聞き出さなくてはならない。すべては守るべきものの為だ……)

↓×1~3

提督(気持ちを切り替える。どうやら金剛は俺のやさしさを無意識に当てにしているようだ。いや、女は怖い。意識しているか?)

提督(優しいテイトクならなんだかんだで最後にはきっと何とかしてくれると思っている。そうとしか思えない態度だ)

提督(よろしい。ではそんな甘ったれた考えをしているであろう金剛を教育してやるとするか)

提督「……事はすでに聴取などでは済まされない。誰も裏切り者にそこまでやさしくするつもりは無い」

提督「だが、俺はお前が拷問されるのは忍びなかった。なぜなら……なぜなら、俺はお前のことを好ましく思っていたからだ」

金剛「!?」

提督「当たり前だ。君ほどの美人に積極的に好意をぶつけられて、好きにならないほうがおかしい」

提督「そんな君が、話を聞き出すために知らない男に暴行されたり、凌辱されたりする可能性があるのだぞ」

提督「嫌に決まっている。だから俺はお前の拷問を担当したのだ。金剛が裏切るなんて何かの間違いだと思っていたからな」

提督「君はちゃんと話してくれると思っていた。だが、違った。君は話してくれなかった。俺を、売った……」

提督「もうどうでもいい。あとは専門の人間に任せることにする。さらばだ、金剛。君のことが好きだったよ。もう二度と会うこともない」

↓×1~3 金剛の提督LOVEを踏まえた上での提督に対する心情と反応

金剛「ま、待ってくだサーイ!!言いマース!!っ!?」ハッ

金剛(は、反射的に言ってしまいマシタ……けど……けど……!!)

金剛(テイトクが、好きな人が信じていてくれたなら、それに応えたいネ……!!)

金剛(それに、テイトクは私のことを好きだって……私も、テイトクが好きデース……)

金剛(……女は、愛に背を向けられない。好きな男性には勝てない。それを思い知らされマシタ)

金剛(テイトクは、取り調べで死人が出てしまったのは事故だといってマシタ。だから、皆は大丈夫デース)

金剛(皆がスパイなわけありまセーン。何の問題もないネ。信じていマース、皆……)

金剛「私も……私もテイトクが好きデース……!!愛していマース……!!」ジッ ドキドキ

提督「……では、この紙に書いてもらえるか?その人たちの名前と住所、連絡先を」スッ

金剛「……分かりマシタ、書きマース」スッ

提督「……金剛」

金剛「な、何デスカー?」

提督「信じているぞ、知っていることを全部書いてくれると」ジッ

金剛「も、もちろんデース!!」ドキッ

提督(金剛はいそいそと民間でのイギリス関係者の一覧を作っていく。それほどまでに好かれていたと考えると嬉しい)

提督(だが同時に失望も感じていた。お前はそうやって前言を簡単に翻すのか?いくら俺のことが好きだからって……)

提督(先ほどまでとは全く逆のことを平気で簡単にしてしまうのか……?愛は人を狂わせる……まあ、それはいいか)

金剛「これで全部デース」

提督「分かった。……よし、これでいいだろう」

金剛「Yes. ……♪」ジッ

提督(こちらを見つめる金剛の瞳は期待に満ちていた。金剛からしてみれば両思いだという事が分かったのだからな)

提督(その先の何かを期待している。抱かれて愛を囁かれる事か、口づけを交わすことか、あるいはそれ以上か)

↓×1~3 提督の心情と行動

提督「金剛、俺はさっき言ったな?君のことが好きだったよと」

金剛「ハ、ハイ……!!……?」パァッ

提督(とうとう来た!!という分かりやすい歓喜の表情が曇っていく。俺の表情がこれからロマンスをしようと言うものではないからだろう)

提督「俺は確かに君が好き『だった』……だが、今はもう好きではない」

金剛「っ!?」ガーン

提督「あれだけのことをしてまだ俺が君を好きだとでも思ったのか?こっちは裏切られたのだぞ?」

金剛「……!!」サァッ

提督「お前のような裏切り者など愛想が尽きた。むしろ嫌いだな。二度と会いたくない」

金剛「……」ウルッ ストン ポロポロ

提督「……」

金剛「……」ポロポロ ギュッ フルフル

提督(俺の言葉に、目を見開いて静かに驚愕する金剛。笑顔が消えていき、無表情になる。ついで、みるみる顔が青くなっていく)

提督(そしていきなり力が抜けたようにその場にぺたんと座り込み、女の子すわりのままポロポロと涙を流し始めた)

提督(目から輝きが失われていくのが分かる。濁りゆく瞳の中に渦巻くのは絶望か)

提督(そのまましばらく動きが止まってから、今度は頭を俯かせて自らの体を掻き抱く。憐れになるほど震えていた)

提督(金剛が発する雰囲気はついこの間、自殺を図ろうとしていた翔鶴と同質のものだ。そこまでなのか……)

提督(罪悪感を覚えるとともに、若干、嗜虐心がくすぐられる。さて、このくらいでいいか)

提督「……だがな、金剛。こっちを向いてくれ」

金剛「……」ユラァ ジッ

提督(ゆらりと顔を上げると焦点が定まっているのか定まっていないのか分からない目でこちらを見る)

提督「君の裏切りはなくならない。さっきまでの非協力的な態度が無効になるわけでもない。だが、君の情報はとても重要だ。感謝している」

提督「君は最後の最後でちゃんと話してくれた。……そのことが、嬉しかった。そこまで俺を好いてくれているのだと分かったからな」

金剛「……!!」ジッ

提督(金剛が俺の言葉を理解した瞬間、その瞳に少しだけ光が戻る。今はちゃんと目が合っているとこちらにもわかった)

提督「だからもう一度だけ。もう一度だけ君を信じる。君のことも、また好きになれるよう努力する」

提督「俺も君のことをもう一度好きになりたい。そう思うほど、君と一緒にいる時間は幸せだったんだ」

金剛「テイトク……!!」パァッ

提督(今や金剛の瞳には完全に光が戻っていた。喜びと安堵に顔がほころんでいき、震えも完全になくなっている)

提督「だから、ここから先は、嘘は無しだ。もう決して裏切らないと誓ってくれ」

金剛「誓いマース!!」

提督「ありがとう。これからもよろしく頼む、金剛」ニコッ

金剛「よろしくお願いしマース、テイトク!!」ニコッ

提督(金剛は満面の笑みを浮かべる。これで金剛はもう二度と裏切ることは無いだろう。一件落着だ)



ロシア兵A「Tы куришь(煙草を吸うか)?」

ロシア兵B「Нет, я не курю(遠慮するよ).」

ロシア兵A「そうか……それにしても暇だな。長い夜になりそうだ。ファシスト共がレニングラードまで来られるはずがない。帰って一杯やりたいところだな」

ロシア兵B「そうだね。レニングラードまで来るどころか、奇襲攻撃で祖国が失ったのは旧ポーランドぐらいだ」

ロシア兵A「大方、フランスに勝ったから調子に乗ったんだろうな。その代償は奴らにとって大きいだろう」

ロシア兵B「深海棲艦との戦いで弱っていた英仏を相手に圧倒したところで、母なるロシアに勝てると思うほど愚かだとは思わなかった」

ロシア兵A「違いない。聞いた話じゃ、この冬で主力部隊は国境地帯に展開し終わったそうだ」

ロシア兵B「とうとう反抗が始まるのか。次の冬までに終わればいいけど……」

ロシア兵A「きっと終わるさ。待て、今の閃光は何だ?」

ロシア兵B「閃光?何g」

ドガァーン



ビスマルク「Gut!!Volltreffer!!Nachladet!!Schnell!!Schnell!!(よし!!命中弾!!再装填して!!急げ!!急げ!!)」

「「「「Jawohl!!」」」」

プリンツ「Sehen Sie den Tanker dort?Es kreuzt!!(姉さま、あのタンカーが見えますか?動いています!!)」

ビスマルク「Ja, versenken wir es!!(ええ、沈めましょう!!)あれは邪魔になるわ!!」

プリンツ「作戦の第一段階、レニングラードへの奇襲は成功です!!第二段階は上陸部隊が上陸するまでに可能な限りの敵を撃破ですね!!」

ビスマルク「ええ!!第三帝国の興亡はこの一戦にありよ!!Schweiß für blut(血統の為になすべきことを)!!」

「「「「Schweiß für blut!!」」」」



『ソ連の悪夢!!ドイツ軍、レニングラードに上陸!!』 ワシントン・ポスト紙

『モスクワまであと10キロ!!』 DAZ紙

『ソ連軍、キエフにて包囲される』 タイムズ紙

『反撃の時来たる!!モスクワを奪還せよ!!』 プラウダ紙

提督(西部ではドーバー海峡を挟んでドイツとイギリスがにらみ合いを続け、アフリカでは一進一退の攻防が続いている)

提督(一方、東側では、ドイツの奇襲攻撃に対してソ連軍は当初こそ敗退を続けていた。しかし、豊富な戦力を背景に瞬く間に態勢を立て直す)

提督(そして旧ポーランド・ソビエト国境周辺でドイツ軍の進撃を食い止め、激しい攻防を続けていた。そこで、冬を迎えた)

提督(冬将軍がドイツ軍の攻撃を食い止めている間に、ソ連軍は戦力の再編と再配置を完了した)

提督(雪解けとともに大反攻を開始する。ソ連軍上層部はそのつもりだったはずだ。おそらく勝利を確信していただろう)

提督(だが、ソ連の攻撃が始まるよりも前にドイツ軍主力がレニングラードに上陸した)

提督(艦娘を中心とした海軍の奇襲攻撃に次いで発動されたその上陸作戦は大成功に終わり、ドイツ軍は橋頭保を確保したのだ)

提督(上陸したドイツ軍主力は、モスクワ攻略とソ連軍主力の包囲・撃破の為に行動を開始した)

提督(守りの薄かったモスクワはたいした抵抗もできず陥落した。さらに、前線の部隊も後方に進出したドイツ軍により各所で包囲・殲滅されていった)

提督(驚異的なドイツ軍の進軍速度に加えて、指揮系統の大混乱が重なったためだ。中でも、キエフでは一か所で七十万もの被害が出たらしい)

提督(そんな激動のヨーロッパに対して比較的平和なアジアでも、着実に大きな戦争の影が忍び寄ってきていた)

提督(米英との交渉は進展せず、日本では開戦やむなしという考えが広がっていた。一部では、むしろ戦争を望む声すらある)

提督(だが、俺はイギリスはともかくアメリカとの戦いは絶望的だと考えている。海戦はもちろん、陸戦でも活躍することが分かった艦娘の数が段違いだ)

提督(日本が誇る帝国海軍であろうとも、アメリカ海軍と戦闘になったら勝ち目は完全に無い)

提督(戦いは数だし、質でも悔しいことにアメリカ海軍は決して帝国海軍に劣っていないのだ)

提督(しかし、同じように考えられていたドイツとイタリアの海軍が予想以上にイギリス海軍に対して善戦している)

提督(そのために、日本全体としてはアメリカと戦争になっても勝てると事態を楽観視している勢力が多数派だ。特に帝国海軍に対する信頼の占めるところが大きい)

提督(それに、情勢が平和を許さないという事もあった。連合国は現在、日本に隷属か戦争かの決断を迫っているのだ)

提督(海軍では現在、アメリカ海軍との戦いをどうするかに頭を悩ませている。尋常に戦えば極めて厳しいことになるであろう)

提督(もちろん、俺もそうだ。それに関係する急ぎの仕事を終わらせた頃には、もう夜も更けていた)

提督「悪かったな、戦艦棲姫。待っていてくれてありがとう」

戦艦棲姫「お疲れ様です。いいえ、とんでもありません。私が好きで待っていたのですから気になさる必要はありませんわ」ガサッ シャリン

提督「そうか。せっかく久しぶりに戻ってきたのに、こんなんで悪いな」

戦艦棲姫「とんでもありません。忙しいのは心得ています。……ヨーロッパは大変ですね」シャリン

提督「ドイツ軍の勢いはすさまじいものがあるな……」

戦艦棲姫「そうですね。私は世界情勢に疎いのでよくわかりませんが、それでもドイツの強さが驚愕に値するものであるとは分かります」シャラン

提督「まさかモスクワを落とすとは思わなかった……冬になれば、ひとまず落ち着くとは思うが……」

戦艦棲姫「この戦争はドイツの勝ちでしょうか?ソビエト連邦は徹底抗戦を謳っていますけれど」シャラン

提督「まだ分からない。ヨーロッパ方面の主力がすべて包囲殲滅されたわけではないし、そもそもソ連軍のアジア方面軍は健在だ」

提督「当然ながら、現在、奴らは日本との関係改善を図りつつ軍隊をヨーロッパ方面へ引き抜いている」

提督「ソ連軍はアジアに多く戦力を配置していたようだ。我が国と緊張が続いていたうえに、ドイツとは不可侵条約を結んでいたからな」

戦艦棲姫「そうなのですか?」シャラン

提督「ああ。ともかく、その部隊が戻れば戦況はまだ分からない。さらにドイツ軍は補給線が伸びきっている上に消耗している」

提督「押し返される可能性は十分に高い。俺は正直、まだソ連に分があると思っている」

戦艦棲姫「だからドイツは執拗に我が国へ参戦を要請しているのですね」シャラン

提督「そうだ。だが、こちらも米英と緊張が高まっている上に絶賛中国と戦争中だ。余裕がないというのが正直なところだな」

戦艦棲姫「なるほど……ままならないものですね」シャラン

提督「そうだな……ところで昼からずっと気になっていたのだが……鈴を持っているのか?君から鈴の音が聞こえる」

戦艦棲姫「やっと聞いてくれましたか。ずっと待っていたのですよ……♪」スッ

提督「!?」

提督(俺の指摘に戦艦棲姫は妖しく微笑むとワンピースを胸元までたくし上げる。すると、裸体が露わになった)

提督(下着をつけていないのだ。そして戦艦棲姫の両乳首についている金のリングには鈴が付けられていた)

戦艦棲姫「久しぶりですから、期待してしまいました……♪どうですか?」シャラン ジッ

提督(戦艦棲姫が軽く体を揺らすと、その大きな胸が誘うようにプルンと揺れる。それに合わせて鈴が鳴った)

提督(さらにワンピースの裾を口で加えた戦艦棲姫は誘うような流し目でこちらを見つめつつ手で自らの胸を揉みし抱く)

提督(妖艶な踊りと響く鈴の音。まるでそういう踊り子の様だ。しかも、俺専用の踊り子だ)

提督(戦艦棲姫は完全に発情していた。熱っぽくねっとりとした視線に絡みつかれる。そうだな、会うのは数か月ぶりだからな)

提督(随分と溜まっているのだろう。そして、俺も久しぶりの戦艦棲姫の裸体に加えてこのようなことをされれば、瞬く間にその気になる)

提督「ここでするのか……?」ゴクリ

戦艦棲姫「ええ。もう他の人間は全員帰っているし、誰かが来る予定もないでしょう?それに……」

戦艦棲姫「仕事場でまぐわうだなんて興奮しませんか……?」

提督「……確かにな」

提督(万が一誰かに見られたらと思ったが、もう日が変わる。そんなときになんの用事もない人間がここまで来たりはしない)

提督(俺は戦艦棲姫に向かって歩み寄っていき、その体を抱き寄せる。そうだな、こんな機会はそうそうない)

提督(戦艦棲姫の言う通り、仕事場でまぐわうだなんてなんと背徳的で魅惑的なのだろうか。考えるだけでモノが怒張する)

提督(深夜テンションでおかしくなっているのかもしれないが、どうでもいい。今はただ目の前の女体を味わう事しか考えられなかった)



伊168「もう……どこで何やっているのよ、イクは……」

伊19『ちょっと夜風に当たってくるの。夜のお散歩なのね』

伊168(そう言って部屋を出て行ったイクが一時間も戻って来なかった。たまに夜の散歩に行くけど、そんなに長引くのは初めてだった)

伊168(子供じゃないんだし放っておいて寝てしまおうかとも思うけど、なんとなく探しに来た。ゴーヤは寝たけど)

伊168(深夜の拠点を歩く。戦争中は深夜であろうとも遠征や戦闘に行く子や帰ってきた子がぽつぽつと居たけれど、今は誰もいない)

伊168(まあ、こんな夜更けに何もない拠点をぶらぶら歩こうだなんて物好きはそうそう居ないだろうけれど)

伊168「あ、いた」

伊168(暫くしてイクを発見する。司令部の建物の裏にいた。窓の1つに張り付いている。その窓はこんな時間だというのに中から微かに灯りが漏れていた)

提督(蝋燭みたいにゆらゆらと揺れる暖かな弱い光だ。いったい誰が何をしているのか。ちょっと、いや、かなり怪しかった)

伊168(場所的には……医務室かな?イクはどうやら中を覗いているみたい。いったい何をやっているのよ、まったく……心配かけて……)

伊168「イク、何やっているのよ?」

伊19「……」スッ シーッ

伊168(歩み寄りつつ呼びかける。イクは窓の中を見つつ少しだけ顔をこちらに向けて、人差し指を口の前に近づける。静かにって……)

伊168(そして無言で手招きする。その間も窓から目をはなさない。本当にいったい何があるのよ。訝しく思いながらも静かにイクの隣へ行く)

伊168「っ!?」ゾクッ

伊19「……」

伊168(すぐ近く来たところで、窓の中を食い入るようにのぞき込むイクの表情が良く見えるようになった。これは、まずい奴だ)

伊168(氷のように冷たい無表情で、しかし瞳に何かとてつもなく強いものを宿していた。こんなイク、戦闘の時でしか見たことがない)

伊168(何を見たらこんなことになるのよと思いつつ窓を覗いてみた。レースのカーテンを通して中の様子が見える。こんな時間に誰が何をしているのか)

提督「……」パンパンパン

戦艦棲姫「……!!」ズッチュズッチュズッチュ

伊168「え……?」

伊168(……部屋の中では提督が深海棲艦と裸で引っ付いていた。医務室のベッドの上で四つん這いになる戦艦棲姫が見える)

伊168(その戦艦棲姫の腰に提督が後ろから下腹部を押し付け、激しく前後させている。音は聞こえないが、戦艦棲姫は恐らく声をあげているのだろう)

伊168(顔を蕩けさせ、唾液を垂らしながら口を開いている。揺れる胸の先端にはリング状のピアスと鈴が踊り、腰と腰が離れる度にナニかが見える)

伊168「……」

伊168(いったい何をしているんだろう?……なんて、馬鹿みたい。ガキじゃあるまいし。……これは、セックスだ)

伊168(提督が……提督が?嘘だ……提督が?提督が……深海棲艦と……?)

伊168(驚愕、衝撃、仰天、いや、言葉にできない。世界が壊れたようだった。ただ目の前の光景だけが存在する)

伊168(何かが私の中で湧き上がってきた。それがどういうものなのか分からないけど、それは絵の具のように私を塗りつぶしていく)

提督「……!!」パンパンパン バチン

戦艦棲姫「~~~♪」ビクンビクン

伊168(そこにいる自分をどこか遠くで俯瞰している自分が、気がついた。私、笑ってる)

伊168「……」ニタァ

伊168(それはたぶん、私が敵を沈める魚雷を放つ直前の、あの笑みによく似ていると思った)

伊168「……」ジッ

伊19「……」ジッ

提督「……」ダキッ チュッ

戦艦棲姫「……」ギュッ チュッ

↓×1~3 二人の心情と反応、行動をそれぞれ

提督『愛しているよ、イク!!』ギュッ

伊19『イクも提督のこと、大好きなのね!!』ギュッ

伊19(これは理想、いつか手に入れる未来なのね。そのためなら、イクは何でもできるの。頑張れるの)

伊19(だってイクは提督が好きだから。そして狙った獲物は逃がさないのね。必ず提督と結婚するの)

提督『愛しているよ、イムヤ!!』ギュッ

伊168『司令官、私も!!私も司令官が大好き!!』ギュッ

伊19(これは、ありえなくはないのね。イクは相手がイムヤでも負けるつもりは無いの。けど、もしそうなってしまっても……たぶん祝福できるの)

伊19(血反吐を吐いて、しばらく現実を受け入れられないと思うけど、たぶん最後には受け入れて、祝福できるのね)

提督『愛しているよ、金剛!!』ギュッ

金剛『私もテイトクを愛してマース!!I love you!!』ギュッ

伊19(これはありえないの。イクが戦艦や空母に提督を渡すわけがないのね。絶対に負けないの)

伊19(金剛さんのことは好きだけど、これとそれとは話は別なのね。絶対に。絶対に絶対に譲らないの)

伊19(それでも……それでも、もしこうなったら、祝福はできないけど受け入れられはするのね。だけど……)

提督『愛しているよ、戦艦棲姫!!』ギュッ

戦艦棲姫『うふふ、私も愛しているわ……これからよろしくね……?』ギュッ ニタァ

伊19(考えるまでもないの。こんなことありえない。祝福しない。受け入れない。第一、あいつらは敵だったのね)

伊19(今はもう日本人と言われても、そう簡単に受け入れられないの。そんなやつらに提督を奪われるだなんて……)

伊19(考えただけでも最悪を通り越して、もはや言葉にできないのね。そうなったらいっそ死んだ方が良いの)

伊19(……と、思っていたのね。けど、実際に目にすると感じるのは悲しみや絶望より怒りなの)

伊19(戦艦棲姫……戦争中に殺しておくべきだったのね。その機会があれば、イクなら簡単に始末できたの)

伊19(本当ならあそこで提督に抱かれて、情熱的なキスをしているのは……イクのはずだったのに……っ)

伊19(提督に愛されて、大切にされて、いずれは結婚して子供も作って、幸せな家庭を築くはずだったのね。それなのに……絶対に赦さないの)

伊19(あんな奴に比べればイクの方が胸が大きいし、お尻だってもっと魅力的なはずなのね)

伊19(肌だってきめ細かくて程よい色付きだし、髪もきっともっとサラサラなの。背もあんなに高くなくてちょうどいい高さなの)

伊19(それにイクはとても頼りになるし、可愛いし、強いのね。……いままでずっと提督の為に頑張ってきたの)

伊19(なのにイクじゃなくてどうしてあんなのを選んだのか理解不能なのね。イクは提督のことを信じていたのに……)

伊19(どんな手を使われたのか知らないけれど、よりにもよって深海棲艦となんて……見損なったのね)

伊19(誘惑されるがままに関係を持つなんて、本能のままに生きる獣と同列なの。そんなヤリチン野郎にはお仕置きが必要なのね)

伊19(丁度いいの。あんなの見せつけられて、今のイクは体が火照って仕方ないのね。お仕置きでこの火照りをしずめさせてもらうの)

伊19「……」チラッ

168「……」ニタァ チラッ

伊19(イムヤと目を合わせる。それだけで全部通じ合ったの。無言でイクたちは司令部の中に忍び込む)

伊19(真っ暗な廊下も、窓から入る月明かりがあればイクたちにとっては昼と同じなのね)

伊19(耳を澄ますと声が聞こえる。医務室の方、まだそこにいるのね。仲睦まじくピロートークだなんて赦さないの)

提督「後始末は俺がやるからシャワーを浴びてきてくれ」

戦艦棲姫「手伝いますよ?」

提督「いや、大丈夫だ。後で応接室で会おうか」

戦艦棲姫「そうですか。分かりました」

伊19(一人になるのね。この上なく素晴らしい展開なの。あいつを殺すのにも、提督にお仕置きするのにもやりやすい状況になったの)

伊19「……」サッ

伊168「……」サッ

伊19(イムヤと一緒にロッカーの後ろに隠れる。といっても気配を消してただそこに立っているだけ。いくら暗くても、見つからないかどうかは運なの)

伊19(一目見ればすぐわかるのね。あいつが……気がついたらここで殺すの。もし気がつかなかったら、先に提督をお仕置きするのね)

戦艦棲姫「……♪」フニャ スタスタスタ

伊19「……」ジッ

伊168「……♪」ニタァ

伊19(……残念、気がつかなかったの。これだから戦艦は。あんなのに提督を寝取られたなんて、本当に気が狂いそうなくらい狂おしいのね)

伊19(あとで始末してやるのね。と思いつつ医務室の中を窺う。提督は水道でタオルを洗っていたのね)

伊19(静かに扉を開けて、狩りの時のように気配を消しながら素早く提督の後ろに移動する)

伊19(提督の後ろ姿は本当に憎たらしくて、でもやっぱり大好きで……イクの中に芽生えたこの衝動を止めることはできないし、そのつもりもなかったの)

伊19(焦れる気持ちを何とか押さえつけながら、提督が顔を上げるのを待つ。顔をあげて、鏡越しにイクとイムヤを認識するまで待つのね)

伊19(十秒くらいして提督が顔をあげる。やっとなのね。そして鏡越しにイクたちに気がついた)

提督「……っ!?」ビクッ

伊19「……」バッ ガシッ

伊168「……♪」ニタァ バッ ガシッ

伊19(提督の動きが一瞬止まり、驚愕に目が見開かれる。声をあげられる前にイクたちは動いたのね)



提督(意味が分からなかった。気がついたらイムヤとイクに拘束されて、口を塞がれてベッドに押し倒されていた)

提督(俺の頭の方にはイムヤが居た。俺の頭を膝で挟み、片手で俺の両手を掴みもう片方の手で口を塞いでいる)

提督(その表情は一見して微笑みを浮かべているだけのように見えるが、その微笑みは何か不気味な威圧感を放っていた)

提督(そして足元にはイクが居た。俺の脚を掴み、動けないように拘束している俺を睨みつけていた)

提督(いつもの子供のような無邪気な笑顔からは想像もつかないような恐ろしさを放つ無表情で、瞳には壮絶な何かが宿されている)

伊168「司令官、今から口を解放するね?だけど絶対に大声を出しちゃダメだよ?もし出したら……どうなるのか分からないから♪」ニタァ

提督「……!!」ゾクッ コクコク

伊168「はい、どうぞ♪」

提督「っ……いったい何事なんだ……!?どうしてこんなことをするんだ……!?」

伊19「自分がさっきまでここで誰とナニをしていたのかをよく考えてみるといいのね」

提督「っ!?」

伊19「提督には失望したの。何があったのか知らないけれど、こんなことをされて笑って済ませられるほどイクたちは悟ってないのね」

提督(ば、馬鹿な……見られていたのか……!!どうしてこんな時間にここにいるんだ、この二人は……!?)

伊168「司令官が悪いんだよ?司令官のせいで私達はもう我慢できなくなっちゃったんだから♪」

伊19「そうなのね。イクたちが居るのに深海棲艦なんかとあんなことをしているのが悪いのね」

伊168「司令官、馬鹿、裏切者。大好きだよ?噛んだりしないって信じてるからね♪んっ……」

提督「っ!!ちょっと待っ……!!んん!!」

伊19「お仕置きなのね、提督。あんな奴よりもイクの方がずっといいって教えてあげるの」スッ カチャカチャ グイグイ

提督「んんんん!!」ボロン

伊19「あはぁ……!!どんどん大きくなっていくのね。イクとイムヤにお仕置きされて気持ちよくなっちゃったの?」

提督「んふぅ!!んん!!」

伊19「提督は変態さんなのね。お仕置きであんな奴よりもイクさんの方がずっといいって体に教え込んであげるの。あむっ」

提督「んんっ!?」ビクッ

伊168「んちゅ……じゅる……れろれろ……はふぅ……私、司令官とキスしてる……!!」

伊19「ぺろぺろ……れろれろ……じゅるじゅる……んふ、男の人はこうされると嬉しいのね?イク、知っているの」

提督(イムヤに口内を蹂躙され、イクにモノを口淫されている……!!今わかった。イムヤの発していた威圧感とイクの瞳に宿っていたものの正体が)

提督(それは情欲だ!!イムヤとイクは今、発情している。おそらく、俺と戦艦棲姫の行為を見たからだ)

提督(この二人は俺のことを憎からず思っていた。そんな俺が敵だった戦艦棲姫とそういう行為をしていたのだ)

提督(この二人にとっては寝取られたと言うのが一番しっくりくる状況になったわけだ。その事実がこの子たちを暴走させている)

提督(俺を寝取られらたという事への絶望や寝取られてしまった俺への怒りが、この子たちになりふり構わない行動を正当化させている)

提督(このままでは逆レイプされてしまう……!!混乱した頭でもそれは良くないことは簡単にわかるぞ……!!)

提督(かといってこの二人に勝てるわけがない……艦娘の力を解放している上に、二人がかりだ……どうする……!?)

↓×1~3

伊19「れろれろれろ……ちゅるちゅるちゅる……」

提督「んっ……!!」ビクン

伊168「はむぅ……ちゅぅ……んふぅ……っはぁ……司令官、手を解放するね?けど変なことをしようとしたら……♪」

提督「っ……」

提督(快楽に蕩ける頭で必死に打開策を考えている間にも、事態は進行する。分かっているよね?と目で語りつつイムヤが掴んでいた手を離した)

提督(両手が自由になるが、状況は全く変わらない。この状態で暴れて抵抗しようものならロープでぐるぐる巻きにされかねない)

提督(そうされたらもう何もできなくなってしまう。ぐっとこらえてされるがままになろう。機会を待つんだ)

提督(微笑みを浮かべたイムヤはセーラー服のタイを乱暴に外し、ファスナーをあげてセーラー服を脱ぎ捨てる)

提督(そしてスク水の肩ひもをずらして水着を腰まで下げる。白い柔肌と控えめな胸、そしてその先端の桜色に色付いた突起が露わになる)

伊168「ねぇ、司令官?司令官って小さい胸のことどう思う?」

提督「っ……はぁ……どう……?」ピクッ ピクッ

伊19「じゅるじゅる、れろれろ」

提督「っ!!」ビクン

伊168「そう。男の人は大きい方が良いって言うけど、司令官はどうなの?私の……小さい胸はどう思う?」ジッ

提督(こちらを見つめるイムヤは、変わらず威圧感のある微笑みを浮かべている。俺は胸のサイズは大から小まで等しくいけるクチだ)

提督(嘘を吐く必要はない。イクの口淫に耐えつつ正直にイムヤの問いに答える)

提督「さ……サイズは関係ない……!!」

伊168「!!じゃあ……私のサイズでも女として魅力的かな……?」

提督「俺にとってはな……っ……!!」

伊168「嘘はついていないみたいだね!!良かった♪じゃあ、お礼に舐めさせてあげる。ほら、好きなだけ舐めて♪」グイッ フニッ

提督「むぐっ……!!」

提督(イムヤは上体を倒して俺の顔面にその謙虚な胸を押し付ける。確かにサイズは小さい。だが、それでも女の子の胸だ)

提督(確かな柔らかさと先端の固くなっている突起が顔を蹂躙する。イムヤの甘い匂いが肺を満たす。熱い体温を感じた)

提督(今すぐにむしゃぶりついて舐めまわしたい。本能のままに味わってしまいたい。だがダメだ。絶対に手を出すな)

伊168「……ねえ、司令官。舐めてよ。ね?こういう時はそれが作法でしょ?遠慮しなくていいから、ね?」

提督「っ……!!」

提督(必死に本能を押さえつけ、イムヤの胸を舐めずに耐えていた俺に、焦れたイムヤが声をかける)

提督(しかしここでこの子たちの誘惑に屈する訳にはいかない。ここで屈してしまえばこの子たちは味を占めてしまう)

伊168「……そう。司令官がそのつもりなら、私にも考えがあるよ」スクッ ジッ

提督「くはぁ……っ……?」

提督(上体を起こしたイムヤが俺を見つめる。相変わらずの微笑み。これがこの子のポーカーフェイスなのか)

提督(口を開いたイムヤは、熱っぽい視線で顔を赤らめ、可愛らしい声でまるで告白するように……俺を脅迫した)

伊168「もしここで司令官が私のお願いを聞いてくれなかったら……あの深海棲艦がどうなっても知らないかな♪」

提督「なっ!?つぅ……」

伊168「あ、もちろんこれは脅迫なんかじゃないよ?私が司令官を脅迫するわけないもの。ただ、知らないってだけ♪」

伊168「けど、もし私と司令官が……例えば恋人同士になったりしたら、あの気に食わない深海棲艦のことも私が守ってあげる♪」

提督「ふぅ……!!」

伊168「舐めてくれる?」

提督「……!!」コクコク

伊168「ホント?嬉しいな♪じゃあお願いね、司令官」グイッ フニッ

提督「っ……!!」ペロペロ ジュルジュル

伊168「あっ……!!はぁん……!!司令官……!!むずむずするよぉ……」ピクン ピクン

伊19「ちゅぱっ……むぅ……さっきからイクのこと放置なのね?ずっと提督のココ、気持ち良くしてあげているのに」ニギッ

提督「むぐぅ!?」ビクン

伊168「あんっ!!」ビクン

伊19「そろそろイクを気持ち良くしてもらうのね。もう、イクの準備は万端だから……」ズリッ クパァ ピトッ

提督「!!」

提督(モノの先端が熱くぬめったモノに触れる。考えなくても分かる。これは、イクの秘所だ)

提督「ぷはっ!!や、やめっ!!」

伊168「ダメだよ、司令官♪いい子だからイムヤのことを気持ち良くしてね♪」グイッ

提督「むぐっ!!」

伊19「女は度胸……なのね!!っ!!」グイッ ブツッ ズプププププ

提督「んん!!」ビクン

伊168「あはぁ♪」

提督(モノが熱に包まれる。ゾリゾリとした何かが俺のモノを容赦なく刺激した。快感に腰が跳ねる)

提督(こうしてみると艦娘も名器ぞろいなのかもしれない。襲い来る快楽に思わず手でイクの体を掴む)

提督(スク水を着たままだ。股布をずらして挿入したのか。イクの体を持ち上げて引き抜こうとするが、逆に手を押さえつけられてしまった)

伊19「つぅ……!!思ったよりも……痛かったの……!!」

伊168「……すご」ジッ ドキドキ

提督「んぐぅ……!!はぁ……!!」ピクッ ピクッ

伊19「……結構血が出るのね。けど、これでイクの初めては提督のモノなの。ちゃんと責任とって貰うのね……!!」ゾクゾク

伊168「苦しそう……我慢しないでいいんだよ、司令官?イクの中に出しちゃいなよ♪男の人の本能のまま、女の子を孕まして♪」

伊19「安心してなの、提督♪イムヤと一緒に何人でも好きなだけ生んであげるの。そのかわり、提督は私達のモノなのね♪」ニタァ

伊168「イクと私だけを愛してね♪浮気なんて赦さないんだから。もしそんなことをしたら……♪」ニタァ

提督「……!!」

提督(身動きが取れない。視界も塞がれている。イクとイムヤの女の子の匂いが鼻腔を満たしている)

伊168「はぁ……はぁ……ぺろぺろ……ふふ、本当に良い体♪」バッ グイッ ビリリリリ サワサワ

提督(イムヤに上着とシャツをはだけさせられて、下着をたくし上げられる。素肌が露わになった)

提督(顔に胸を押し付けられ、体に舌を這わされ、手で乳首を弄られ、体を愛撫される)

伊19「んっ……ふっ……っ……い、いひ♪ちょっと気持ちよくなってきたのね♪」ズッチュズッチュズッチュ

提督(そしてイクに犯されている。手を押さえつけられ、モノがイクの中に包み込まれていた。ディルドのように扱われる)

伊168「司令官……司令官……!!ぺろぺろ」クチュクチュ

伊19「提督は……もうイクたちのモノなの……!!いひひっ♪」ズッチュズッチュ

提督「っ……!!」

提督(二人のことは、頼りになる部下だと思っていた。女の子が若い教師に向けるような好意も、くすぐったいが悪くないと思っていた)

提督(だが、俺が間違っていた。この子たちはかよわい女の子ではない。非常に優秀で血気盛んな潜水艦娘だ)

提督(そして、俺に向けられていたのは恋に恋する少女の好意ではない。女が男に向ける本物のソレだ)

提督(戦艦棲姫と俺が情事に耽っているのを目撃し、嫉妬に狂って、支配欲からこのような行為に及ぶほどの生々しい感情だ)

提督(だが、今更気がついても遅い。もはや事態は取り返しのつかない所まで来てしまっている)

提督(イムヤに体を舐めまわされ。イクの中に咥え込まれている。完璧に一線を越えてしまっていた)

提督(イムヤが舌を這わせるたびにゾクゾクとした快感が襲ってくる。そうか。そこは男にとっても性感帯か)

提督(そしてモノがイクの中でしごかれる。イクが腰を振るたびに媚肉が俺のモノを抉り、よがらせられる)

提督(俺のことなど考えず、ただひたすら自分が気持ちよくなるための腰振りだ。俺はすぐに限界を迎えた)

提督「っ……んふっ……んんんんんん!!」ビクン ビュルルルルルルルル

伊19「んっ!?ふぅ……っ……!!あはっ……!!熱いのがたくさん流れ込んでくるの……!!」ビクン

伊168「あーあ。イクの中に赤ちゃんのもとたくさん出しちゃったんだ?じゃあ責任取らなきゃだね♪」スッ

提督「っ……はぁ……はぁ……」グッタリ

提督(……やってしまった。俺は、イクの中に出してしまった。この子たちに屈してしまった)

伊19「セックスってこんなに気持ちいいのね?イク、癖になっちゃうの……!!」 ズルッ ドロリ ゾクゾクゾク

伊168「次は私の番だよ♪頑張るからイムヤにも提督の遺伝子たくさん頂戴ね♪あむ。じゅるじゅる……れろれろ……」

提督「うぐっ……!!」ビクン

提督(イクが俺のモノを引き抜き、秘所から精液を垂れ流しながら恍惚に浸っている間にイムヤが俺のモノに食らいついた)

提督(モノについていた白濁液を全て舐めとり、尿道に残っている精液を全て吸い出すようなフェラに、たちまち臨戦態勢になってしまう)

提督「だ……ダメだ……んむぅ」

伊19「んちゅ……にゅるにゅる……んはっ。イクのファーストキスなの。キスよりセックスの方が先なんて、なかなかあれなのね?」

伊19「でも提督が悪いの♪提督がイクをそんな変態にしたうえに、中出ししたのね。だから、もう責任を取るしかないの!!」

伊19「提督はイクとイムヤのモノなのね。もう二度と他の女とセックスしちゃダメなの」

提督「うっ……つぅ……!!」

伊168「ん……よし、これで準備できたね。じゃあ……私の処女を司令官に捧げるよ♪」ズルッ クパァ ニチッ

伊19「静かになったみたいだし、今度はよく見てるのね♪自分がイムヤを女にする瞬間を、目に焼き付けるの」

提督「ぐっ……だ、ダメだ……イムヤ……!!」フルフル

伊168「いくよ……?っ……くっ……ああ!!」ツプッ グググググ ブツッ

提督「い、イムヤぁ……!!」ビクン

伊168「くぅ……ふぐっ……!!はぁ……はぁ……あはは……これで司令官は私のモノだね……♪」

伊19「ほら、イムヤに提督のココ、食べられちゃったのね?イムヤのことも女にしちゃったの♪」

提督「くっ……つぅ……」

提督(イムヤの中はとても締め付けがきつかった。俺のモノを逃がさないとでもいうように強く吸い付いてくる)

提督(イクの言うように俺のモノを食べようとしているかのような締まり具合、イクとはまた違った種類の名器だ)

伊168「女の子のはじめてを奪ったんだから、ちゃんと責任を取ってね♪じゃあ……動くよ……?」グイッ ズッチュ ズッチュ

提督「うぐっ……!!」

提督(そして精を搾り取ろうと思いっきり俺のモノを扱いてくる。戦艦棲姫の時を含めるとも四回目だ)

提督(だというのに射精感がすぐに込み上げてくる。かつて深海棲艦相手に経験を積みすぎたのが仇となったか)

伊19「もう提督はイムヤともそういう関係になっちゃったの♪……ところで提督、イクはさっき提督のを舐めてあげたのね?」スッ

提督「んぶっ!!」

伊19「次は提督の番なの。イクのここを舐めて、気持ち良くしてなのね♪」

提督(予想は出来ていたが今度はイムヤに犯され、予想できなかったことにイクに顔面騎乗されている。イクの股座から顔を見上げた)

伊19「……♪」ニタァ ゾクゾク

提督(イクの表情はもはや冷たい無表情ではなかった。好きな男を支配することの達成感を知ったサディスティックな笑みだ)

提督(女になったばかりの熱っぽい瞳には、歓喜と共に嗜虐心が怪しい光を放っていた。俺は抵抗できなかった)

提督(射精後の気だるい体はろくに動こうとせず、心もほとんど屈していた。言われるがままにイクの秘所に舌を這わせる)

提督「……」ペロペロ ジュルジュル

伊19「あっんん……!!良い子なの、提督……!!っ……スゴク気持ち良いのね……!!」

提督(そしてイムヤの腰遣いが与えてくる快楽を拒絶することなく受け入れる。イクには出してしまったのだ)

提督(ならイムヤに出しても何も変わらない。それに、この快楽に堪えられそうもない。なら、本能に従ってこのままこのままイムヤの中に出してしまおう)

伊168「んっ……しれいかん……しれいかん……私これすき……!!私って……こんなにエッチだったんだ……!!」ズッチュズッチュ

提督「んぶっ……!!」ビクン ビュルルルルルルルル

伊168「あふっ……!!あぁ……熱いのがたくさん出てる……!!司令官のが、私の中に……!!」ゾクゾクゾク

伊19「んぁっ……!!そんなに強く舐めるほど気持ちよくて耐えられなかったのね?提督、可愛いの♪」ビクン

提督「……」グッタリ

伊168「ん……あぁ、垂れちゃう……もったいない……」ズルッ ドロッ

伊19「いひっ♪次はもう一回イクの番なのね!!」スッ

提督「っ……」ピクッ

提督(……むろんそこでこの二人が満足する訳もなく、俺はもう一度ずつ二人に搾り取られた)

提督(すっかり抵抗する気力を失った俺にイクが跨り、腰を振りながら強く抱きしめてキスをしてくる。そのまま逆種付けプレスされた)

提督(その間、イムヤは俺がイクに犯されているのを見ながら息を荒くして、蕩けた表情を浮かべ淫らに自慰に耽っていた)

提督(そして俺が限界を迎えたところで今度はイムヤに犯される。手コキで大きくなったところを喰われた)

提督(その隣で、イクは余韻からか胸を上下させながら余韻に浸っていた。手を伸ばして俺の手を握り、指を絡めてくる)

提督(暫くしてイムヤの容赦ない腰振りに、再び俺が限界を迎えた。脱力する俺にしなだれかかってきたイムヤが、甘えるように顔をこすりつけてくる)

伊168「しれいかん……大好きだよ……もう絶対に離さないからね」スリスリ

伊19「んっ……これからはイクとイムヤが提督の恋人、将来の奥さんなのね。提督の為に何でもしてあげるの」ダキッ ギュッ

伊168「けど、そのかわりもう私とイク以外とこういう事しちゃダメだよ?さっきのは赦してあげるけど、これ以上の浮気はダメだからね」

伊19「そうなの。戦艦棲姫は……殺そうかと思ったけど、いろいろ提督に迷惑がかかるから止めておくのね」ジッ

伊19「だから提督がちゃんとアイツに説明するの。提督はもうイクたちのモノだって言うのね。深海棲艦なんかに提督は渡さないの」

伊168「もちろん、深海棲艦じゃなくてもダメだからね?金剛さんとか、翔鶴さんとか、戦艦でも空母でも、巡洋艦でも駆逐艦でも」

伊168「誰であっても絶対に赦さないから。私達二人以外とはもう二度と話さないで。……とは言わないけど、ね?」ニタァ

伊19「勘違いさせるようなことは止めるのね。もし他の子に誑かされたりしたら、その子を沈めて提督にもお仕置きするの」

提督「……」

提督(やってしまった……いや、やられてしまった……逆レイプされるとは思ってもいなかった)

提督(二人は完全に俺を自分たちのモノだと認識したようだった。物騒な事を言っているが、この子たちは本当にそうするだろう)

提督(なんとかしてイニシアチブを取り戻さなくては。だが、どうすればいいんだ……っ!!)

提督(ジャケットの胸ポケットの中には手帳に艤装した注射器入れがある。深海棲艦の篭絡を任された時に支給されたものだ)

提督(様々な薬品があるが、その中には媚薬も含まれている。それには、精力剤のような効果もあるはず。それを使えば、あるいは……)

提督(だが、副作用もある。理性の抑えが効かなくなるのだ。そうなれば本能のままにこの二人を犯してしまうだろう)

提督(……だが、そんなことを考えるまでもないか。むしろこの二人にどちらが上かを教えるには好都合だ)

提督(俺はジャケットの胸ポケットからそれを取り出す。二人は特に警戒することもなかった)

提督(そして素早く注射器を取り出すと自らの首に突き立てる。無針注射器から薬剤が注入された)

提督「……っ」プシュッ

伊168「っ!?何したの、司令官!?」

伊19「それを離すの!!」グイッ

提督「くっ……!!」ドクン

伊19「……何これ?」

伊168「……分からないけど、何かぷしゅって音がしてた。ねえ、司令官。これ何?……司令官?」

伊19「……提督?」

提督「っ……はぁ……!!」ビクッ ビクッ

伊168「ど、どうしたの司令官!?」

伊19「っ!!分かったの!!これ注射器なのね!!」

伊168「っ!?何を打ったの!?司令官!!」サァッ

伊19「提督……!!なんで!!そんなにイクが嫌いなの!?」ギリッ ガシッ

提督「っ……違う!!そんなわけあるか!!」スッ バッ

伊19「あっ……!?」プシュッ

伊168「イク!?」

提督「安心しろ、ただの筋弛緩剤だ」ギロッ

伊19「う……て……てい……」ドサリ

伊168「し……司令官……?」ビクッ

提督「……そこまで、俺のことが本気で好きだったのか」

伊19「……」コク

伊168「も、もちろんだよ!!私は提督のことが本当に大好きなんだから!!」

提督「そうか、俺もお前たちのことは好ましく思っている。お前たちのやったことなら、ちょっとやそっとのことなら笑って赦せるぐらいにな」

提督「だが、物事には限度があるという事を教えてやる。覚悟しろ」バッ

伊168「……っ!?し、しれっ、んむぅ!?ん……ふぅ……」ビクッ

提督(イムヤを押し倒してそのまま強引に唇を奪う。はじめは少し抵抗したが、ただキスをしただけだと気がつくと抵抗を止めた)

提督(舌をイムヤの咥内へ侵入させる。イムヤも舌を絡ませてきた。手が体に回される。俺も手をのばしてイムヤの秘所を愛撫した)

伊168「ん……んふぅ……んん……!!」ピクンピクン

提督(ねっとりとした濃厚なディープキス。激しい手マンに応じてイムヤは体をくねらせ、舌を強く絡みつかせてくる)

提督(クリを集中攻撃する。ただただイかせるためだけに手マンを続けた。イムヤはついさっきまで処女だった)

提督(そして俺はそれなりに経験豊富だ。イムヤが本気を出した上に薬を使っている俺に勝てるわけがない)

提督(咥内を蹂躙され、激しい愛撫受け、イムヤは圧倒されていた。絡ませ合っていた舌も、いつのまにか一方的に俺がイムヤの舌を嬲っている)

伊168「んはぁ……んん……!!っ!!んんんんんん!!」ビクンビクン

提督(暫く耐えていたが、やがて絶頂を迎えたイムヤが体を痙攣させる。だが、俺は手マンを止めない。責め続ける)

伊168「んんんん!?んふぅ……!!つぁ、し、司令官っ!!ちょっと待って!!」ゾクゾク

提督「っ……何故だ?」

伊168「あぁん!!い、今イったばかりだから!!止めて!!」ゾクゾクゾク

提督「ダメだ。これはお仕置きだ。どちらが上かたっぷりと教えてやろう」

伊168「あはぁ!!ああああ!!しれいかん!!だめぇ!!」ビクンビクンビクン

伊19「い……いむや……!!」

提督(逃げようと体を捩るイムヤを押さえつけ、容赦ない責めを続ける。もはや悲鳴のような嬌声が響いた)

提督(唾液を垂らして体を痙攣させているイムヤを、うつ伏せに倒れたイクが顔をあげて見守っていた。薬で体が動かないはずなのだが)

提督(心配そうな表情でイムヤを見つめ、そして戸惑いと恐れ、さらに少しの怒りを込めた視線で俺を見つめる)

提督(その様子を横目に、イムヤを限界までよがらせる。俺がようやく手を止めた時には、イムヤは息も絶え絶えでぐったりとしていた)

伊168「はぁ……はぁ……はぁ……ぁ……」ビクンビクン

伊19「ど、どうしてなの……ていとく……!!」

提督「さすが艦娘だな。回復が早い」

伊19「どうしてなのね……!?」

提督「言っただろう?どちらが上かその体に教えてやろうと。俺はお前たちに支配されるつもりは無い」

伊19「っ……」

提督(イクに話しかけながら、コンドームを取り出して指サックのように指につけた。ぶかぶかだが問題ない)

提督(その指をイムヤの秘所から溢れる愛液に浸し、アナルに挿入した。キツイが、愛液が潤滑剤となりぬるりと入った)

伊168「あふ……あ……ふぅ……」ピクン

伊19「!?」

提督「……」クチュクチュ

提督(そのままイムヤのアナルを拡張するようにマッサージしていく。反応を見つつ指でほぐした)

提督(イムヤはもはや意識を朦朧とさせている。ただ拡張に反応して体を震わせるだけだ)

提督(そしてそれを……イムヤのアナルが性器として開発されていくのを見せつけられているイクは目を見開いて凝視していた)

提督「……よし、もう一本追加だ」ズッ

伊168「あぁ……ああぁ……あふぅ……」ヌルルル ピクン

伊19「……!!」

提督(そうして同じようにしてほぐしていき、三本目が十分に入る程度までほぐしたところで指を引き抜いた。指サックを外す)

提督(そして媚薬の影響で暴発寸前のようにいきり立つモノにコンドームを装着する。ピクピク痙攣していた)

提督「邪魔な水着は脱いでもらうぞ。イムヤ、四つん這いになって尻を上げろ」グイッ グイッ

伊168「ぅ……ふぅ……」ズルリ グイッ ピクン ピクン

提督(脱力しているイムヤのスク水を剥いで全裸にさせ、強引に四つん這いにさせ、上体を曲げさせる)

提督(臀部を突き上げる雌表のポーズの体位だ。そのまま後ろに回り込み、モノをアナルにあてがう)

提督「さて、イムヤ。これからお前のアナル処女を頂く。これでお前の初めては全部俺のモノになる」

伊168「あぅ……!!」ピクッ

提督「できるかもしれない同年代の彼氏も、もう二度とお前の初めての男にはなれない。いや、そんなやつにお前は渡さない」

伊168「ぁ……司令官……」

提督「お前は……お前も、俺のモノだ……!!」グッ ヌプッ

伊168「ああああぁ!!あ、あひぃ!!」ヌプププププ ビクン

提督「っ……さすがにまだキツイな……!!」

伊19「ぁ……!!」

提督(肩を震わせてのけ反りながら悲鳴のような嬌声をあげるイムヤ。初めて男のモノを受け入れたそこは、異物を押し出そうと強く締まった)

提督(だが俺はそれに構わず、イムヤのアナルを傷つけないように気をつけながら根元まで挿入する)

提督(挿入し終えた後はすぐには動かない。イムヤに覆いかぶさるように抱き付き、頭を撫で、顔を愛撫し、開かれた口に指を突っ込んで舌を弄ぶ)

伊168「あふぅ……あむぅ……れろれろ……んふ……」

提督(イムヤは俺の指を艶めかしく舐める。全身でイムヤの体温を感じた。火傷しそうなほど熱い体温が愛おしかった)

提督(暫くして、イムヤが落ち着いたところでゆっくりとモノを動かす。強く締まったアナルがカリや亀頭を刺激する)

提督(伝わってくるいつもより強い快楽は、媚薬に侵されているからか。だが、投与する前に搾り取られていたことが吉と出たな)

提督(すぐ限界を迎えはしないだろう。俺はモノでイムヤの子宮を責める。アナルの基本だ。モノでイムヤの下腹部を突き破るようにする)

提督(腸壁の向こう側に少し硬いコリっとしたものがある。これが子宮だ。モノの先端で軽く突いて撫で上げる)

伊168「あぁ……しれいかん……!!何か……何かおかしいよ……!!」

提督「快楽で目が覚めたか。感じろ、イムヤ。ここが子宮だ。女にとって一番大事なところだ」

伊168「し……しきゅう……!!」

提督「その感覚を受け入れろ。自覚するんだ。自分が誰の女なのかを」

伊168「あふぅ……しれいかん……」

提督「お前はただ俺を信じていればいい。他の女のことは気にするな。大事なのはお前が俺の女だという事だ」

伊19「しれいかんの……女……」

提督「そうだ。嫉妬する必要が無いくらい愛してやる。だから他の女に手を出すな。いいな?」

伊168「っ……」モジモジ

提督「返事」

伊168「わ、わかったよ……けどその代わり……約束して……私をずっと愛してくれるって」

提督「勿論だ。約束する」

伊168「子供も……欲しい……全部終わったら、他にいてもいいから私をお嫁さんにして」

提督「むしろこちらからお願いするよ。俺の伴侶になってくれ」

伊168「し、司令官……!!はい……!!」

提督「ありがとう」ナデナデ

伊168「ん……っ!!あぁ……あぁ!!」

提督(晴れて俺の女となったイムヤを撫でながら、ストロークを激しくしていく。今やイムヤの頭は喜びに蕩けている)

提督(アナルどころかセックス自体これが初めてであろうとも、自ら進んで快楽を感じに来ていた)

提督(その小さい体で必死に俺のストロークを受け入れている様は、イムヤに対する愛情を掻き立たせた)

提督(そのまま溢れ出る情動のままにイムヤに腰を打ち付け、快楽に抗うことなく受け入れ、本能のままに射精する)

提督「っ……!!」ビュルルルルルルルル ノシッ

伊168「あふっ!!つぅ……!!」

提督(射精を迎えた直後の脱力感のままにイムヤにのしかかる。熱い体温を感じつつ肩越しに顔を近付ける)

伊168「んっ……んちゅ……」

提督(イムヤと口づけを交わしながら頭を撫でる。するとイムヤも俺の頭に手をまわした。暫く口づけを交わす)

提督(そして唇を離し、見つめ合って微笑み合う。そしてイムヤから離れ、倒れているイクの方を向く)

伊19「っ……!!」

提督「さて、次はお前だ、イク。イムヤ、そこで待っていてくれ」

伊168「うん……わかった……」グッタリ

伊19「ていとく……!!」ギロリ

提督「……俺が嫌いになったか?」

伊19「ほかのこもなんて……みとめないの……!!ていとくは……イクのものなの……!!」

提督「そうか、ならその体にたっぷりと教えてやろう」

伊19「っ……んふっ……!!」

提督(イクのから仇を仰向けにして唇を奪う。脱力しているイクはされるがままだ。スク水を脱がすと、たわわに実った果実が丸見えになる)

提督「……っ。男を誘う体だな。お前の性格からして、小悪魔になる素質がある。男を手玉に取る女だ」ギュッ

伊19「ぁ……!!」ピクン

提督「だが、俺に手を出したのが間違いだったな。お前はもう俺の女だ。お前は俺に支配される」モミモミ

伊19「あん……!!それでいいのね……っ、ただ、そのかわり……ていとくもイクだけのモノなの……!!」

提督「……それはできない。俺には愛する、そして俺を愛する子たちがいる。その子たちを蔑ろにすることはできない」

伊19「ていとく……!!っ!!や、やめてなの……!!」

提督(嫌がり、何とか逃げようとするイクを押さえつけて愛撫する。胸を揉みしだき、秘所を責める)

提督(まるでレイプしている気分だ。それが己の中に眠っていた獣性を目覚めさせ、満足させる)

提督(自由に動かない体で何とか抵抗していたイクも、だんだんと抵抗を止めていく。喘ぎ声が漏れ、秘所から愛液が溢れてくる)

伊19「はっ……あぁ……ていとく……だめなの……ていとくぅっ……ああああ!!」ビクンビクン

提督(絶頂を迎えたイクはその場で体を捩って脱力する。さて、こいつの初めてもすべて奪ってやろう)

伊19「ふぅ……ふぅ……っぁ……!!そ、そこは違うとこなの……!!だめなのね……!!」ビクッ

提督「そんなことは無い。イムヤとしているところを見ただろう?お前のここもまた征服してやる」クチュクチュ

伊19「っ!!」

提督(イムヤにしたようにイクのアナルを拡張していく。イムヤに比べて抵抗があるようだったが、マヒした体ではろくに抵抗できまい)

提督(指が一本から日本に増え、三本目に達するころにはイクも諦めて拡張を受け入れていた)

伊19「ん……んふっ……あぁ……!!」ゾクゾク

提督「ほら、お前のここはもう男を受け入れるのに十分になってきたぞ?」

伊19「!!」ビクッ

提督(指を引き抜き、とっくに十分にいきり立っていたモノにゴムをつける。イクに膝を抱えさせ、屈曲側位の体位を取らせる)

提督「入れるぞ。これでお前のすべては俺のモノだ。お前は、俺のモノだ」ピトッ

伊19「っ……怖いの……」

提督「……っ!!」ズッ ヌプッ

伊19「っぁ……!!あひぃ……!!」ヌププププププ ギュッ

提督「くぅ……キツイな……だが、これでお前のすべては俺のものだ……!!」

伊19「うっ……ふぅ……!!」

提督(ゆっくりとイクのアナルを開発していく。震えるイクを組み敷くことに野性が満たされた)

提督(暫くは辛そうに息を洩らしていたイクだが、それが徐々に喘ぎ声に変わっていく。感じ始めたようだ)

提督(腰を振りつつイクに強引にこちらを向かせ、唇を重ねる。舌を絡ませ頭を撫でた。イクは受け入れたようだった)

提督(イクからも唇を押しつけ舌を絡ませてくる。強く握りしめられていた手が開かれ、俺の体にまわされた)

提督(イクのアナルを開発していることに、男として達成感を覚えた。モノ子宮を突き、こねくりまわす)

提督(モノにイクのひだひだが絡みついてきた。気持ちがいいままにピストンとグラインドを続ける)

提督(もう五回以上も出しているが、それでもまだ俺の精は尽きていないようだ。暫くして高まる射精感を堪えることなく解き放った)

提督「っ……あぁ……!!」ビュルルルルルルルル

伊19「うっ……!!ふぅ……!!」ビクン ギュッ

提督(快感と達成感、そして脱力感。モノを引き抜き、イクを仰向けにする。その上にのしかかった)

提督「っ……イク」

伊19「はぁ……ふぅ……?」

提督「君を愛している。俺の伴侶になれ」

伊19「っ……」

提督「……他の女がとか、そういうことを考えているのなら……考えるのを止めろ。それは重要じゃない」

伊19「!!」ピクッ

提督「お前は俺を逆レイプするぐらい好きなんだろう?なら、その気持ちだけ持っていればいい」

提督「大事なのはお前が俺の女で、俺はお前のことを愛しているという事だけだ。余計な事は考えるな」

伊19「……考えられないくらい、イクのことを愛してくれるの?」

提督「ああ、任せろ」

伊19「……約束なのね」

提督「ん……」チュッ

伊19「んふ……」

提督「……っ、誓いのキスだ。信じてくれ」

伊19「っ……分かったの。信じるの」ダキッ

提督「ありがとう。愛しているぞ、イク」ギュッ ナデナデ

伊19「んっ……」

提督(イクは気持ちよさそうに目を細めた。そうやって頭を撫でられることを受け入れている様は猫のようだな。嫌いじゃない)

提督「……さて、では寝るとしようか。二人とも、あっちのベッドに映ろう。おいで」

伊168「うん」

伊19「なのね」

提督(戦艦棲姫に仮眠室で寝るように連絡し、俺はイクとイムヤと一緒に医務室のベッドに横になる)

提督(医務室のベッドはそれなりに大きいが、三人で寝るとなると狭かった。だが左右から二人に密着されるのは悪くなかった)

伊168「んふ……しれいかん……」ダキッ スリスリ

伊19「提督の匂い……とっても安心するのね……」ダキッ ギュッ

提督(イクとイムヤに抱き付かれ体を擦りつけられ、顔を押し付けられる。こんな美少女二人を侍らすのは男としての誇らしかった)

提督(そのまま心地よい眠りに落ちていく。翌日、医務室に誰か来る前に起き、後片付けをしてからイクとイムヤを部屋に送る)

提督(そしてそのまま仮眠室へ向かい、布団で寝ていた戦艦棲姫の隣に潜りこんだ。もうひと眠りしよう)

提督「……」モゾモゾ

戦艦棲姫「ん……テイトク……」ダキッ ギュッ

提督「!!」ドキッ

戦艦棲姫「すぅ……すぅ……」

提督「……」ナデナデ

提督(そのまま眠気のままに二度寝に入る。次に目が覚めた時、時間はいつも起きる時間だった)

提督「っ……ん……」モゾモゾ

提督(だが、昨日は遅くまでイムヤとイクを抱いていた。かなり眠いな……こんな時、コーヒーでもあれば)

戦艦棲姫「起きましたか、テイトク。はい、コーヒーです」

提督「おお……戦艦棲姫か。ありがとう」

戦艦棲姫「ええ、どういたしまして」

提督「……っ!!にっがい!!」

戦艦棲姫「目が覚めました?」

提督「あ、ああ……っ!!」

戦艦棲姫「では、昨日の夜、あの後どこで何をしていたのか……教えてくれますよね?」ニコッ ゴゴゴゴゴ

提督「……もちろんだ」

提督(その後、事情を説明して濃厚なディープキスち今夜またたっぷり愛することを約束したことで赦してもらえた)

提督(俺……腹上死したりしないよな……?)



提督(イタリア参戦当時、イタリアの船は世界各地に点在していた。なぜそんな状態で参戦したのかは疑問だが)

提督(ともかく、イタリア船は世界各地で連合国に拿捕されることとなった。それに加え、イタリア海軍は艦隊を一つ失った)

提督(東アフリカのイタリア植民地にいたイタリア紅海艦隊は参戦と共にそこで孤立することとなった)

提督(駆逐艦娘と通報艦娘を主力にいくつかの軍艦を含めただけの小規模な艦隊は、スエズを塞がれた)

提督(喜望峰を回り大西洋を通ってジブラルタルへ行くのは、航続距離や制海権の問題から現実味がない)

提督(艦娘なら陸路も使えるが、東アフリカは周囲を連合国領に囲まれていた。逃げ道はなかった)

提督(イタリア紅海艦隊はイギリス軍相手に勇敢に戦ったが、圧倒的戦力差は覆せず敗北した)

提督(紅海の戦いで生き残った艦娘は通報艦娘一人のみ。一方、陸戦でも東アフリカのイタリア軍は終焉を迎えつつあった)

提督(そこで彼女は残された仮装巡洋艦二隻を伴い最後の賭けに出る。すなわち、紅海からインド洋へ脱出)

提督(そしてインド洋を横切って唯一友好的な中立国である日本へと向かうことだった。だが、それは簡単なことではない)

提督(激戦続く大西洋よりはマシとは言え、インド洋もイギリスが制海権を握っている。困難な旅で仮装巡洋艦一隻を失った)

提督(だが残りの一隻と通報艦娘エリトレアは日本にたどり着くことができた。疲れ切っていた彼女は、それでも喜びに顔を綻ばせていた)

提督(我々は中立である為に彼女たちを拘束しなくてはならなかった。だが、それはあくまでもポーズだけだ)

提督(イタリアは友好国だ。イタリア人たちは丁重にもてなされ、本国とも連絡が取れるようになっている)

提督(ポーラから連絡があったのは、その出来事が起きた次の日のことだった)

ポーラ「そうですかぁ……!!よかったですぅ……!!」

提督「とりあえず、彼女たちはもう大丈夫だ。安心してくれ」

ポーラ「はぁい。本当にありがとうございました~。あの子のこと、よろしくお願いしますねぇ」

提督「任せろ。……そっちの状況はどうなんだ?」

ポーラ「……悪いですぅ。少なくとも、海軍は開戦以来踏んだり蹴ったりですぅ。何の連絡もなく政府が参戦を決めたせいで……」

ポーラ「準備ができていなかった私達はぁ、イギリス軍に手酷くやられましたぁ……タラントまで空襲されるし……」

ポーラ「拠点がナポリに移って、地中海はますますイギリスの影響力が強くなりましたぁ。空軍は信用できないですから……」

ポーラ「イタリア近海でさえ安全とは言えませ~ん……もういつイギリス軍が上陸してきてもおかしくないですぅ……」

提督「そこまでか……」

ポーラ「……提督」

提督「どうした?」

ポーラ「こんな事、言っちゃいけないって分かっているんですぅ。困らせちゃうだけだって……でも、限界なんですぅ……っ」

ポーラ「お願いですぅ……助けてくださぁい……このままじゃ……ぐすっ」

提督「っ」

ポーラ「ナザリオ・サウロやレオーネたちは皆、死にたくないと泣いていましたぁ……今でも最後の通信を思い出すと……」

提督「ポーラ……」

ポーラ「でも心のどこかで思ってしまうんですぅ……ポーラじゃなくてよかったぁって……最低ですよねぇ……」

提督「……」

ポーラ「イギリス軍の攻撃はますます激しくなってきていますぅ。それに、ドイツがアフリカへの補給線を確保しろって」

ポーラ「地中海のイギリス軍を何とかしろって……あの人たちはぁ地中海がどんな状況なのか分かっていないんですぅ」

ポーラ「いえ、もしかしたら分かったうえで言っているのかもしれません。撃退に成功すれば御の字」

ポーラ「失敗しても死ぬのはぁポーラ達役立たずのイタリア軍ですからぁ……」

提督「……イタリア軍はどうするつもりなんだ?」

ポーラ「上層部はぁきっとドイツの圧力に屈するはずですぅ。だって、アフリカの戦いを始めたのはイタリアですからぁ」

ポーラ「このままじゃ、本当に死んじゃうかもって考えるとぉ……怖いんですぅ……体が震えるんですぅ……」

ポーラ「ザラ姉様や戦艦の方々も口には出しませんがそう思っているはずですぅ……」

ポーラ「……ザラ姉様たちはそういうことを隠しますがぁ、ポーラは隠しません。だって……こんなの耐えられませんよぅ……!!」」

ポーラ「ポーラはぁ……ポーラはまだ死にたくありません……!!っぅ……死にたくないですよぅ……ていとくぅ……!!」

提督(電話越しに嗚咽が漏れてくる。……俺は、この子になんと言うべきなのか)

↓×1~3

提督「……ポーラ。君に国を捨てる覚悟はあるか?」

ポーラ「……ぇ?」

提督「申し訳ないが、どんなに君を助けたいと思っても今の俺には無理だ。物理的にも、政治的にも」

ポーラ「……」

提督「だが、もし本当に嫌なのなら……君は逃げてもいい。すべてを捨てて逃げれば、少なくとも戦いで死ぬことは無くなるだろう」

提督「その代わり、君は全てを失う。守るべき家族も、友も、故郷も、全て失う。その覚悟があるのなら」

提督「皆に裏切り者と謗られ、こそこそと隠れながら生きる覚悟があるのなら、逃げていいんだ」

ポーラ「……っ……ぐすっ」

提督「逃げる勇気も、また勇気だ。どうする?ポーラ?」

ポーラ「無理ですよぅ……無理ですよぅ……!!そんな事、出来ません!!」

提督「何ができないんだ?」

ポーラ「皆を見捨てて一人で逃げることですぅ!!そんな事、ポーラには出来ません!!」

提督「何故だ?」

ポーラ「だって!!ポーラは皆が大好きだからぁ!!それに栄光あるLa Regia Marinaの一員ですぅ!!だからポーラは逃げません!!」

提督「ならどうする?逃げないのなら、イギリスと戦うことになるぞ」

ポーラ「戦いますぅ!!戦って、勝ちますぅ!!ポーラもザラ級!!水上砲撃戦ならぁ、負けません!!」

提督「ふっ。そうだ、ポーラ。君は負けない。君の強さは私が保障しよう」

ポーラ「っ!!」

提督「気持ちで負けるな。相手が世界に冠たる The Royal Navy だとしても、決して君たちの実力は劣っていない」

ポーラ「提督……!!」

提督「自分の感覚を信じろ。君は海の騎士だ。地中海の王者はイギリスではなくイタリア海軍だという事を世界に証明してくれ」

ポーラ「分かりましたぁ、提督。任せてください。見ていてください。きっとポーラは~勝って見せますぅ」

提督(その後、少し雑談をして通話を終わる。ポーラの弱っていた心は奮起したようだった)

提督(……『ポーラを励ました』と言えば聞こえはいいかもしれないが、恐怖におびえていた少女を無理矢理奮い立たせて戦場へ送ったのだ)

提督(そうせざるを得ないとは分かっていても、気分が悪くなる。できれば抱きしめて守ってあげたかった)

提督(あの頃、深海棲艦との戦いが終わる直前の、平和な頃がたまらなく恋しい。どうしてこんなことになったのか)

提督(俺は窓から空を見上げる。あの頃と同じはずの空は、あの頃よりもくすんで見えた)



ザラ「……重巡がやられちゃった。第一戦隊に残っているのは私達と駆逐艦だけだよ……もうダメだ……」

ポーラ「……やっぱり航空隊は厄介ですねぇ。それにイギリス軍の練度、想像以上でしたぁ」

ザラ「この作戦も失敗だ……本隊も……イタリアさん達も制空権喪失の為に撤退を開始したって」

ザラ「どうしよう……こんなの……私達は何のために……提督……!!」ギュッ

ポーラ「状況は~確かに絶望的ですねぇ。けど~考えてみてください、ザラ姉様。ピンチはチャンス、ですよ?」

ザラ「……どういう事よ?」

ポーラ「艦隊の主力は撤退していますぅ。もちろん敵は追撃しようとしますよねぇ?イギリス人は誰も攻撃されるなんて考えていませんよ~」

ポーラ「アレクサンドリアの警備はきっと手薄になっていますぅ。残っている敵艦隊もろとも~あそこを焼きましょう~」

ザラ「っ!?……本気で言っているの?」

ポーラ「本気も本気、ポーラ達は何者ですかぁ?La Regia Marinaです~。栄光あるイタリア王立海軍の艦娘ですよ~」

ポーラ「伊土戦争ではあのオスマン帝国を~ベイルート湾でボコボコにしてやったじゃないですかぁ」

ポーラ「あの時は二隻、今回は二人ですぅ。提督に……世界に見せつけてやりましょう~イタリア海軍ここにありと」

ザラ「……一体どうしちゃったの?ポーラ。いつものあなたからは想像できないわ」

ポーラ「何にでも挑戦したいお年頃なんですぅ。Ardisco ad ogni impresa ですよ~」

ザラ「……死ぬかもしれないわ」

ポーラ「まさかぁ。ポーラは死ぬ気はありませんよぅ。英雄として帰還するつもりですぅ」

ザラ「英雄、かぁ……ふふっ。いいわね、それ。気に入ったわ」

ポーラ「でしょ~?絶対楽しいことになりますよぉ。だから、ね?行きましょう?」

ザラ「Sì!!あ、でも駆逐艦はどうするの?」

ポーラ「普通に撤退してもらいましょうか~。その方がぁ私達も撤退したって思われやすいですぅ」



イギリス軍士官「戦闘は順調に進行しています。イタリア軍は潰走状態です」

イギリス軍司令官「素晴らしい!!これで地中海は本格的に我々の海になるな」

イギリス軍士官「戦果拡大の為にも更なる戦力の投入を考慮するべきかと」

イギリス軍司令官「戦艦は出せるか?艦娘たちはどうだ?」

イギリス軍士官「準備は出来ております」

イギリス軍司令官「よろしい!!では出げk」

ドゴォーン ドガァン



ポーラ「Va bene!!これで宿舎っぽいのは全部壊しましたねぇ?」

ザラ「イギリスの艦娘が海に入る前に一掃できたかしらね?次は軍艦を攻撃するわよ!!」

ポーラ「そうしましょう~さあ、あれは……戦艦ですねぇ。撃ちますよ~? Fuoco!!」ドゴォン

ザラ「……Colpo efficace!!負けてられないわ。砲撃はザラ級の十八番だってライミーに教えてやらなきゃね!!」

ポーラ「あ~あ。これでいいお酒があれば最高の気分なのに~」

ザラ「帰ったら好きなだけ飲めるわよ。よし、主砲、前方の敵艦に指向して……撃ち方、始め!!沈みなさい!!」ドゴォン

ポーラ「今飲みたいんですよぉ。……それにしても~さすが戦艦、固いですねぇ……まぁ、けどそれも~時間の問題ですぅ」

ザラ「戦艦から輸送船まで全部沈めてやりましょう。その後は港湾施設を破壊して終わりね」

ポーラ「は~い」



ウォースパイト「……本気で言っているの?」

イギリス軍司令官『そうだ。イタリアの艦娘二人がアレクサンドリアを襲撃してきた。奴らの攻撃で待機していた艦娘のほとんどが戦死』

イギリス軍司令官『停泊していた艦は戦艦からタンカーまでことごとく撃沈された挙句、港湾施設まで破壊された』

ウォースパイト「レーダーは何をしていたのって言いたいところだけど、艦娘は映りにくいのよね……その二人は取り逃がしたの?」

イギリス軍司令官『追える艦も艦娘もいなかった。日没のせいで航空隊も手が出せない』

ウォースパイト「っ!!……私達が付近に展開して網を張るわ」

イギリス軍司令官『駄目だ。会敵できるか分からないし、各個撃破される可能性がある。襲撃のせいで君たちが損傷しても修理できない。被害が大きくなる前に帰還しろ』

イギリス軍司令官『君たちを失えばエジプトを……ひいてはスエズを失うことにつながりかねない。気持ちは同じだが、ここは抑えろ』

ウォースパイト「……了解、帰還するわ。……Bloody hell!!」ギリッ バシャァン

イギリス艦娘「ど、どうされましたか?」

ウォースパイト「アレクサンドリアが襲われたわ。撤退よ」

イギリス艦娘「!?……っ!!り、了解!!」

ウォースパイト「……私を怒らせたわね?マカロニどもめ。必ず報復してやるわ……必ず……!!」ブツッ ツゥー

↓×1~3 空母娘 海外艦は安価下

提督(イタリアによるアレクサンドリア強襲のニュースが世界、とりわけ連合国を震撼させてから数か月、日本も試練の時を迎えるようだ)

提督(政府による戦争回避のための必死の交渉は、もはや失敗確実らしい。万が一の時のために用意していた作戦を実行することになる)

提督(米国との戦争で一番の問題点はその戦力差だった。特に圧倒的な艦娘の数だ。我が国の数倍ともいえるほどだろう)

提督(まともにぶつかれば物量に押し流される。そこで我々が考えた解決策はその差を埋めようという事だった)

提督(艦娘は海の支配者だ。一度出撃すれば無類の強さを誇り、通常兵器では勝ち目がない)

提督(だが、彼女たちが支配者へと変貌するのは艦娘として戦っている間だけだ。地上で待機中の艦娘は、ただの少女だった)

提督(それを改めて教えてくれたのは、アレクサンドリアのイギリス地中海艦隊半壊だった。多くの艦娘が出撃前に戦死した)

提督(アメリカ軍は現在、ハワイに海軍戦力の半分程度を配備している。艦艇と違って人であるがために、一か所に大人数が集まれるからな)

提督(それが裏目に出ることになる。その戦力を撃破することができれば、日本は戦えるようになるだろう)

提督(こうして発案された作戦はハワイへの強襲上陸だった。この作戦は空襲と強襲上陸が同時に発動される)

提督(まず第一波の空襲と飛行艇に搭載された艦娘が真珠湾へ同時刻に到達する。彼女たちの任務は敵艦娘の無力化だ)

提督(戦闘が始まる前に敵戦力を制圧すれば我々の勝利だ。その後、空襲第二波と共に上陸部隊を搭載した輸送艦が到着する)

提督(こうして陸軍がハワイを占領すればこの作戦は成功だ。アメリカは海軍兵力の半分と重要拠点を一気に失うだろう)

提督(……実はこの作戦は、当初はただの奇襲攻撃だった。敵戦力を撃破できれば良いと考えられていたからだ)

提督(だが、ハワイより東にはアメリカ本土まで何もない。今のうちにハワイを支配してしまえば太平洋は日本の海となる)

提督(俺が強くそう主張し、周囲の賛同を得ることができたために、作戦は強襲上陸及び占領へと変わった)

提督(そう主張したのは、ホノルルにアイオワがいたからではない。決して……そのはずだ……)

提督(だが、こう願わざるを得ない。どうかアイオワだけは死にませんように。彼女が死ぬか死なないかは……分からない)

提督(すべては運だ。それに、もし生き残って捕虜になったとしても、会うときにはお互い敵同士だ。だが、死なないでほしかった)

提督(……気持ちを切り替えよう。俺たちは今、択捉にいる。明日の夜、艦隊は密かに出港する。彼女たちに皇国の興亡が懸かっている)

提督(っ……いろいろ考えていたら、もう日付が変わるころか。明日、寝不足でふらふらだったら示しがつかない。もう寝よう)

コンコン

提督「?」

提督(そう思っていた時だった。俺の部屋がノックされたのは。こんな時間に誰だ……?)

瑞鶴「あの……提督さん?瑞鶴なんだけど……夜分遅くにごめんね……ちょっといい?」

提督「瑞鶴?ちょっと待ってくれ……」

提督(寝間着はアレだな……適当にコートを羽織っておけば、まあ大丈夫か)

提督「よし、これでいいか。……どうした、瑞鶴?」ガチャッ

瑞鶴「あっ……その……」

提督(瑞鶴はかわいらしい寝間着に同じくコートを羽織っただけの姿だ。だが、一目見て元気がないことが分かる)

瑞鶴「……ちょっとお話しない?」

提督「ああ、いいぞ。入ってくれ。暖かいものでも飲むか?」

瑞鶴「ありがと。頂こうかな」

提督「こういう夜にはホットミルクが良いらしい。ちょっと待っていてくれ」

提督(牛乳を温める。コンロの音だけが響いていた。十分に温まったところでカップに注ぐ)

提督「どうぞ」

瑞鶴「ありがとう。……甘い」

提督「嫌いだったか?」

瑞鶴「大好き」

提督「そうか。それは良かった」

提督(はにかみ、ちびちびとホットミルクを飲む瑞鶴を眺めつつ、俺も自分のを飲んだ。択捉の寒い夜を乗り切るのには、こういうのもいいかもな)

提督(そうしてお互い無言の時間が続く。だが、居心地は悪くない。むしろ居心地のいい空間だ)

提督(瑞鶴が口を開いたのは、しばらくしてお互いのカップが空になった頃だった)

瑞鶴「とうとう……明日だね」

提督「そうだな……明日だな」

瑞鶴「……どうしてこうなっちゃったんだろう」

提督「……悪かった」

瑞鶴「あ、違うよ!!提督さんのせいじゃないよ……」

提督「……」

瑞鶴「本当に違うの……提督さんが悪いわけじゃない……」

提督「そう言ってくれると……助かる」

瑞鶴「……提督さん」

提督「ん?」

瑞鶴「……怖いよ」

提督「……」

瑞鶴「こんな事言って……情けないよね……でも、怖いよ……提督さん……」ギュッ

提督(瑞鶴は震えていた。俯いて自分の体を自分で抱き締めている。考えるよりも先に体が動いていた)

提督「瑞鶴」ギュッ

瑞鶴「ぁ……」

提督「……」ナデナデ

↓×1~3 瑞鶴の心情と行動

瑞鶴「……っ!!」ギュゥゥゥゥ

提督(瑞鶴の手が体にまわされ、強く抱きしめられる。瑞鶴は俺の胸に顔を埋めていた)

提督(そしておもむろに顔を離してこちらを向く。潤んだ熱っぽい瞳で見つめられた。切なそうな表情を浮かべている)

提督(そして何かをねだるように口を少し開いた。少しずつ少しずつ顔を近付けてくる。もう少しでキスしてしまう)

提督(瑞鶴が目を閉じた。俺は、動けない。そのまま瑞鶴に唇を重ねられた。前髪が顔を擽り、瑞鶴の匂いが肺を満たす)

提督(柔らかく重ねられた唇は、俺の唇の形を確かめるかのように優しく俺の唇を撫でる)

提督(そして恐る恐るといった様子で舌が伸びてきた。俺の口の中に入ってきて、俺の舌を探し当てる)

提督(だが、それからどうすればいいのか分からないようだった。戸惑ったように舌の先で俺の舌を突っつく)

提督(俺は、自分の舌で瑞鶴の舌べろを絡めとる。瑞鶴が肩を震わせ、おびえたように舌が引っ込んだ)

瑞鶴「っ……ぁ……」パッ

提督(そのまま口を離した瑞鶴は、赤面しながら口を押えた。そしてやってしまったと言った表情でこちらを窺う)

提督(涙目でこちらを気まずそうに見つめる様はなんというか……必死さがにじみ出ていた。初々しい奴め)

提督「……落ち着いたか?」ジッ

瑞鶴「え……?」バクッ バクッ バクッ

提督「もう大丈夫か、瑞鶴?」

瑞鶴「あ……ま、まだ……かも……」モジモジ

提督「まだ?」

瑞鶴「もう一度……もう一度キスしたら……落ち着く……かも……」ジッ

提督「そうか」

瑞鶴「……うん」ドキ ドキ ドキ

翔鶴「……」ジッ

↓1~3 瑞鶴に先を越され、静かに扉を開けて一連の出来事を覗き見ていた翔鶴の心情と行動



翔鶴「……」シュッ シュッ

瑞鶴「……翔鶴姉、もう寝るんだよね?」

翔鶴「ええ。そうよ、瑞鶴」

瑞鶴「なのになんでちょっと香水振ったりしてるの?」

翔鶴「気にしないで。これは……あれよ。明日の作戦のためにスイッチを入れてるのよ」

瑞鶴「ふーん……じゃあ私、もう寝るね。お休み」

翔鶴「お休み、瑞鶴」

翔鶴(……今夜、私は皆より一足先に決戦に挑む。私は……あの人に……提督に気持ちを打ち明ける……告白する)

翔鶴(生きて帰って来られないかもしれない……けれど、だからこそ。だからこそ言わなくてはいけない)

翔鶴(ずっと前からお慕いしていましたと、伝えずにはいられない。あの日、あの人の胸に抱かれてから)

翔鶴(その気持ちはさらに燃え上がって……もう我慢できない。抑えきれない。このままじゃ、おかしくなる)

翔鶴「待っていてください……提督……今、お傍へ……」



翔鶴「……」ジッ

翔鶴(目の前の光景が信じられなかった。そんな……まさか……よりによってあなたが……)

翔鶴(瑞鶴が……提督と……そんな事って……そんな事って……!!私は……私の方が提督のことが好きなのに!!)

提督「……目を、閉じろ。瑞鶴」

瑞鶴「……」パチッ

翔鶴「っ!!」

翔鶴(気がついたら体が動いていた。邪魔しちゃいけないとか、そういう事はどうでも良かった)

翔鶴(好きな人が今、とられようとしている。それをみすみす見ているだけなんてできなかった)

翔鶴「……!!」バァン

提督「っ!?」

瑞鶴「っ!?えっ、し、翔鶴姉……!?」

翔鶴「……ずるい」

提督「し、翔鶴……?」

瑞鶴「ず、ずるいって……」

翔鶴「瑞鶴ったらずるい!!私だって提督のことを……」ウルッ

提督「!!」

瑞鶴「翔鶴姉……だからさっき香水つけてたの……?」

翔鶴「ずっと……見ていました……最初はこんなことになるとは思ってなくて……瑞鶴が帰ったら思いを伝えようって……」

翔鶴「そうしたら……あんな……っ!!だったら……私だって……!!」ツカツカツカ バッ

提督「な、何を……っ!!」

瑞鶴「し、翔鶴姉……っ!?」

翔鶴「んっ……ちゅ……」

提督(目に涙を浮かべながら何事か覚悟完了した表情で歩み寄ってきた翔鶴は、俺の目の前に立ち止まる)

提督(そしていきなり首に手をまわされて、唇を奪われる。あぁ、唇の感触に、漂ってくる匂い。そして押し付けられる胸の感触)

提督(姉妹でもここまで違うものなんだな。翔鶴……そこまで、俺のことを好きになっていたのか)

瑞鶴「……っ!!し、翔鶴姉!?ダメ!!離れて!!」ハッ グイッ

翔鶴「んぁっ!!止めなさい、瑞鶴!!邪魔をしないで!!」ググググ

瑞鶴「邪魔をしたのは翔鶴姉でしょ!!いいからどいて!!」ググググ

翔鶴「姉に向かって邪魔なんて……!!言うようになったわね、瑞鶴!!第一、こんな夜遅くに殿方に部屋に入るなんて!!」

翔鶴「そして提督とキスまでするなんて!!見損なったわ!!いつからそんなはしたない子になってしまったの!?」

瑞鶴「はしたないって……っ!!なら翔鶴姉はどうなの!?そんな香水つけて、夜に提督さんの部屋まで来て!!」

瑞鶴「いったいナニをしようとしていたのよ!?私にはしたないって言う前に自分がどうなのか考えてみなよ!!」

翔鶴「なっ……!!」

瑞鶴「要は私が提督さんとキスしたのが気に入らないんでしょ!?ならそんな風に回りくどく言わないで、はっきり言えばいいじゃん!!」

翔鶴「っ!!瑞鶴!!」

提督「……!!」

提督(なんてことだ……いつのまにか姉妹で喧嘩が始まってしまったぞ……真珠湾攻撃が控えているというのに……)

提督(どうにかしてこれを納めなくては。姉妹喧嘩が理由で失敗しましたなんてことになったら笑い事ではすまない)

提督(これには帝国の未来が懸かっているのだ……それに、あの仲の良い鶴姉妹が喧嘩している所なんて見たくない!!どうする……?)

↓×1~3

提督「っ!!止めろ、二人とも!!」

翔鶴&瑞鶴「「っ!!」」

提督「……喧嘩するな。そんなことしても何にもならない」

翔鶴&瑞鶴「「……」」

提督「……君たちの気持ちはよくわかった。私は……正直に言うと嬉しいよ。二人のことはよく知っているからな」

提督「だから君たちのことを俺もとても好ましく思っている。……正直言うと、君たちと一緒になれたらそれほど嬉しいことは無いだろう」

翔鶴「本当ですか……!!」

瑞鶴「提督さん……!!」

翔鶴「嬉しいです……!!……っ!!……だったら、どっちを選ぶんですか?」ハッ ジッ

瑞鶴「っ!!」ハッ

提督「……選べない」

翔鶴「え、選べないって……」

瑞鶴「……じゃあ、どうするの?」

提督「……どうしようか。分からないな。君たちはどうして欲しい?」

翔鶴「……まさか提督、私達二人共って考えていますか?」

瑞鶴「えっ」

提督「……いけないというのは分かってる。だが、火をつけたのは君たちだ。二人にああして抱かれて……」

提督「そしてキスまでした……欲が出ても仕方がないと思わないか?」グイッ

翔鶴「きゃっ。……」ビクッ ムスッ

瑞鶴「あっ。……///」ビクッ ドキドキ

提督(二人をそれぞれの手で抱き寄せる。翔鶴は少し怒ったようなふくれっ面、瑞鶴は赤面して照れている)

提督「さて、どちらにせよ、まずは仲直りと行こうか。二人とも。ちゃんと謝るんだ」グイッ

翔鶴「っ」

瑞鶴「……」

提督(二人を向かい合わせる。翔鶴と瑞鶴は互いに気まずそうにしていたが、さすがは姉と言うべきか)

翔鶴「……ごめんなさい、瑞鶴。貴方の言う通りだわ……私、自分のことを棚にあげていた」

提督(翔鶴は素直に自分の非を認めて瑞鶴に謝った。それを受けて瑞鶴の方も態度を軟化させる)

瑞鶴「ううん……私も、言い方きつかったよね……ごめんね……」

翔鶴「気にしないで、間違っていないもの」

瑞鶴「……ありがとう」

提督「……さて、無事仲直りできたようで何よりだな」

翔鶴「……」ジロリ

瑞鶴「……」ドキドキ

提督(声をかけると、翔鶴に睨みつけられた。この子は普段は謙虚でお淑やかだが、強情で激しい一面もある)

提督(一方の瑞鶴は、まだどぎまぎとしている様子だ。よほど俺とキスをしたことが嬉しかったらしいな)

提督「……翔鶴、俺のことが嫌いになったかい?」

翔鶴「!!」

提督(俺の問いかけに翔鶴はとても難しそうな顔をする。そして何事かを諦めたかのように顔を俯かせ、がっくりとした)

提督(そして上目遣いで俺を見つめる。恨みがましそうな眼差しだ。だが、目を潤ませ頬を赤くしている)

翔鶴「……なれませんでした。きっとあなたは女泣かせな人なのだと、分かってはいるんです」

翔鶴「でも、だめでした……提督のことが好きなんです。もう手遅れなほどに心を奪われて、愛してしまっているんです」ギュッ

提督「ありがとう。君を泣かせないようにする。……瑞鶴」

瑞鶴「っ……な、何……?」ビクッ モジモジ

提督(瑞鶴は名前を呼ばれるとびくりとした。そしてもじもじとしながら、ちらりとこちらを見る)

提督「……君は、いいのか?」

瑞鶴「……別に、翔鶴姉とだったらいいよ。提督さんがこんなこと言い出したのは意外だったけど……」

瑞鶴「でも、私、知っているから。提督さんはとても優しくて頼りになるって。おまけにかっこいいしね」

瑞鶴「だから、いいよ。それに、ちょっと悪い感じの提督も、なんていうか……素敵かも……」ポッ

提督「……」

提督(こいつ……)

翔鶴「……瑞鶴、その考え方はちょっと心配だわ」

瑞鶴「あっいや、提督さんだからね、いいんだよ!?勘違いしないで!!別に悪ぶっている人が好みとかそういうんじゃないんだから!!」

提督(俺と翔鶴に可哀そうな人を見るような目で見られた瑞鶴は必死に弁解する。その様がまた可愛かった)

提督「……さて、ではとりあえず狼の目の前にのこのこやってきた子羊がどうなるのか教えてあげるとしようか」スッ

翔鶴「あっ……んん……」ビクッ

瑞鶴「っ……あぁ……」ビクッ

提督(手を肩から脇腹を経由して臀部へと這わせる。柔らかい尻を撫でまわしてから腰を掴んで体を回転させる)

提督(二人を後ろから抱えるようにして、鎖骨や胸、お腹、下腹部、そして秘所まで手を伸ばした)

提督(息が荒くなり、喘ぎ声が漏れた。二人の胸の先端はつんと固く張っており、翔鶴は口を手で押さえ、瑞鶴は俺の手を握ってきた)

提督(手を寝間着の中に潜り込ませ、地肌に直接触れる。ブラの上から胸を揉み、その下へ手を入れ、直接その先端の突起を弄んだ)

翔鶴「っ……ぅ……ぁぁ……!!」ピクンピクン

瑞鶴「んふっ……っぁ……あん……!!」ピクンピクン

提督(こうして同時に揉み比べてみると、二人の違いがよくわかる。翔鶴はかなりのモノを持っていた)

提督(揉むと指が埋もれ、自由自在に形を変える。ずっしりとした重みがあるが、しかし垂れているわけではない)

提督(一方の瑞鶴は、大きさは無いわけではないが、小ぶりな感じだ。丁度手のひらサイズ。Cカップぐらいか)

提督(ふにふにとして柔らかく、形が美しい。そして敏感だ。愛撫によく反応して体を震わせていた)

提督(そのまま今度は下の方を責める。同じように寝間着の中に手を潜り込ませ、ショーツの上からなでた)

翔鶴「ふぐっ……!!」ビクン

瑞鶴「あぁ!!」ビクン

提督(割れ目に沿って指を這わせると、一際大きく反応した。瑞鶴の方が濡れているな。舌を入れたキスをしたからか)

提督(指を潜り込ませ、直に触れる。ぬるりとした感触。少し指を入れると、やはり二人とも処女の様だ)

提督(だが、なんというか……瑞鶴の方が指をすんなりと受け入れる。こいつ……自慰しているな)

提督(陰毛の生え具合にも姉妹で差があった。翔鶴の方が濃く、おそらく今まで一番大人らしいだろう)

提督(瑞鶴の方もそれなりに生えてはいるが、翔鶴に比べればまだまだだ。ふむ……興味深いな)

瑞鶴「て……提督さん……だめ……!!」ガクガクガク

提督「何がダメなんだ?」

瑞鶴「ちょっと待って……!!イっちゃうからぁ……!!」

翔鶴「ふぅ……!!ず、瑞鶴……!?」

提督「そうか……なら、達してしまえ」クチュクチュクチュ

瑞鶴「あぁ!!っ……うぁああああ!!」ビクンビクン

翔鶴「……!!」

提督「っ……イったか……締まるな……」

瑞鶴「はぁ……はぁ……」ズルズルズル ペタン

提督(脱力して座り込んだ瑞鶴。そしてその様をまじまじと見つめる翔鶴。瑞鶴の秘所から引き抜いた指からは愛液がしたたり落ちた)

提督「ん……これが瑞鶴の味か……」

翔鶴「っぁ……!!」

瑞鶴「……!!あぁ……私の……舐められちゃった……」ゾクゾク

提督「さて、次は君だ、翔鶴。もっと責めてイかせてあげよう」

翔鶴「っぁ……あふぅ……提督……!!」ピクンピクン

提督(空いた方の手も使って全力で翔鶴を愛撫し、手マンする。だが反応が薄い。真面目な翔鶴らしく自慰の経験があまりないようだ)

提督(開発するまで時間がかかるかもしれないが、それはそれで楽しめる。翔鶴の女の部分を開拓していく)

提督(それに従い翔鶴はどんどんと上り詰めていった。喘ぎ声が抑えられなくなり、息が荒くなる。そして、とうとう限界を迎えた)

翔鶴「くぅ……うふぅ……んん……んんんんぐぅ!!」ビクンビクン

瑞鶴「翔鶴姉……」

提督「翔鶴、その感覚を身に刻め。決して忘れるな」

翔鶴「はぁ……はぁ……はふぅ……」

提督「……ふむ、これが翔鶴の味か。姉妹で味も違うな」

瑞鶴「て、提督さん……恥ずかしいよ……」

翔鶴「あふぅ……」

提督「さて、場所を変えるとするか。おいで」

瑞鶴「ぁ……うん……」

翔鶴「……」コクリ

提督(二人をベッドまで連れていく。さて、せっかく姉妹丼を食べられるのだ。存分に堪能させてもらう)

提督「よし、では互いの服を脱がせ。下着姿になるんだ」

瑞鶴「え……?えぇ……!?」

翔鶴「ふ……服を……?」

提督(二人は何を言われたのか理解できなかったのか、ぽかんとした表情を浮かべた。そして意味を理解し、戸惑ったようにおろおろする)

提督「そうだ」

瑞鶴「……なんか提督さん、変態っぽいよ?」

翔鶴「……」コクリ

提督(……その言葉が心に突き刺さり、視線が痛かった。まあ、そうなるな。だが、姉妹丼だ)

提督(そういうプレイをしたくなってしまった俺をいったい誰が責められるというのか。男なら誰でもそうなるはずだ)

提督「男だからな。好きな人の前では変態になるんだ。頼むよ」

瑞鶴「うぅ……」

翔鶴「……やりましょう、瑞鶴。ほら、万歳して」

提督(なおも躊躇する瑞鶴に、覚悟を決めた翔鶴が声をかける。そして瑞鶴のコートを脱がせ、寝間着の上に手をかける)

瑞鶴「翔鶴姉……ん……」

提督(暫く姉と見つめ合い、そこでようやく瑞鶴も覚悟を決めたようだった。手をあげ、寝間着を脱がされる)

提督(すると瑞鶴の胸を覆う下着が露わになった。それは、黒を基調として赤ワインのような赤で綺麗に刺繍されたものだった)

提督(触った時の手触りから薄々気がついてはいた。それは、明らかに勝負下着に分類される)

提督(男を誘うための下着だ。まさか妹がそんな下着をつけていたとは思わなかったらしい翔鶴が驚いたように見つめていた)

翔鶴「……貴女、そんな下着持っていたのね」ジッ

瑞鶴「っ!!い、いいじゃん別に!!」カァッ

翔鶴「ええ、良いと思うわ。ちょっと大人っぽ過ぎる気もするけど」

瑞鶴「私だっていつまでも子供じゃありません!!ほら、翔鶴姉の番だよ!!万歳!!ばんざーいして!!」

提督(瑞鶴が逃げるようにして強引に話を終わらせる。翔鶴のコートを脱がし、寝間着をたくし上げた)

提督(すると翔鶴の大きく実った果実が露わになった。つけていた下着はまるで紐だった。マイクロビキニの上のようだ)

提督(瑞鶴の下着が心に来る勝負下着だとしたら、翔鶴のそれは下半身に直接来る奴だ。あの翔鶴がこんな下着をしているなんてと衝撃を受ける)

翔鶴「ん……瑞鶴に脱がされるなんて、なんか不思議な感覚ね。風邪をひいた時みたい」

瑞鶴「っ……分かってたけど、女として敗北感が……」ズーン

提督(だが瑞鶴にとっては、姉がエロい下着をつけていることよりも姉との体形の格差の方が重要なことらしい)

翔鶴「お姉さんですから」

瑞鶴「そんな年齢変わらないでしょ……はぁ……」

翔鶴「……じ、じゃあ次は下ね。ほら……っ!?瑞鶴……びしょびしょじゃない……!!」

提督(落ち込む瑞鶴に、なんとか気をそらさせようと寝間着の下に手をかけてずり下ろす翔鶴)

提督(そして妹の秘所を覆う薄布がびしょびしょに濡れていることに衝撃を受けたご様子だ)

瑞鶴「し、しょうがないじゃん!!だって提督さんに……好きな人にあんな事されたらこうなっちゃうよ!!」カァッ

翔鶴「そ、そういうものなの……?」

瑞鶴「翔鶴姉だって濡れたでしょ!?ほら!!っ!!何このショーツ!!」

提督(姉の指摘に赤面した瑞鶴は姉の寝間着の下に手をかけてずり下ろす。そして露わになった紐パンに驚愕する)

提督(これまた触った時に分かったが、翔鶴の紐パンは秘所を隠す部分もまるで紐のような細さだった)

提督(そして後ろに至ってはTバックだ。大きく形の良い尻がほとんど露わになっていた。あの翔鶴が……人間、分からないものだな)

翔鶴「あっ!!」

瑞鶴「い、いつもの紐パンより細い!!」

翔鶴「お願い瑞鶴……それには触れないで……」カァッ

瑞鶴「……///」カァッ

提督(恥ずかしそうに眼を伏せてそらした翔鶴。顔は今にも燃えそうなほど赤かった。その様に瑞鶴もつられて赤面する)

提督(大変いいものを見させてもらった。だが、これもまだ前座だ。さて、次のフェーズに移るとするか)

提督「いいぞ、二人とも。次は下着も脱がせろ」

翔鶴「下着もですか……!?」

瑞鶴「もぅ……ヘンタイ……!!」

提督(口振りの割に驚きが少ないのは予想していたからか。恥じらうさまは嗜虐心をくすぐった)

翔鶴「……ブラ、外すわよ」

瑞鶴「一思いにやって……」

提督(翔鶴の言葉に、瑞鶴はまるで処刑される死刑囚のような反応をする。そこまで嫌か……)

翔鶴「死ぬわけじゃないんだから……」

瑞鶴「っ……次、私の番ね」

翔鶴「お願い……んっ」プルン

瑞鶴「うわぁ……うわぁ……」ズーン

提督(ブラによる拘束から解放され暴れるように揺れた翔鶴の胸に、瑞鶴は悲しそうな声を出す。もう見ていられなかった)

提督「……気にし過ぎじゃないか?」

瑞鶴「……提督さん、自分よりあれが大きくて太い人と全裸で並んで立ってって言われれば、私の気持ちも分かると思う」

提督「……それは確かに嫌だが、別の話だろう。翔鶴の巨乳も素晴らしいが、瑞鶴の美乳も同じくらい素晴らしいぞ」

瑞鶴「……本当?」

提督「もちろんだ」

瑞鶴「そう……!!」

提督(俺の言葉に最初疑うように疑惑の視線を向けてきた瑞鶴。だが、俺が本心から言っていることに気がつき、嬉しそうな笑みを浮かべる)

提督(一件落着だな。いいだろう、瑞鶴は胸を開発しつくしてやる。そうすればもう巨乳コンプレックスはなくなるはずだ。が、それは後回しだ)

提督「よし、じゃあ、次は下だな」

瑞鶴「……ショーツかぁ」

翔鶴「……脱がすわよ?」

瑞鶴「お願い……っ」ネトォ

提督(ゆっくりとショーツがずり下ろされ、まず陰毛に彩られた恥丘が露わになる。いい感じの生え具合だ)

提督(そして、次に割れ目が姿を見せた。綺麗なそこは愛液でぬめっており、下着との間に糸を引いていた。すごい濡れ具合だ)

翔鶴「……すごい糸ひいt」

瑞鶴「お願いだから何も言わないで」

翔鶴「……お願いね」

瑞鶴「ん……」

提督(瑞鶴は手を伸ばし、両腰の蝶々結びを解こうとしたところで動きを止める。そしてジッと姉の下着を見つめ、姉を見上げて口を開いた)

瑞鶴「……これ、どこで買ったの?」

翔鶴「つ、通販で……」

瑞鶴「何てみs……いや、いいや……」

提督(何事か思い直した瑞鶴が黙って両腰の結び目を解く。翔鶴の下着がぱさりと地面に落ち、秘所が露わになった)

提督(綺麗に形を整えられた陰毛に新鮮さを感じる。深海棲艦はみんな生えていなかったし、瑞鶴は手入れをしていない生え方だった)

提督(響やイク、イムヤは論外。昔の女はもう忘れた。そうか、これが大人の色香か。たまらないな)

提督「よし、見たところ瑞鶴はもう準備万端ってところか?」

瑞鶴「……っ」ビクッ カァッ

翔鶴「……」モジモジ

提督「さて、どちらでもいいから俺の下も脱がせてくれ」

瑞鶴「えっ!?」

翔鶴「……!!」ゴクリ

提督(瑞鶴は驚き、翔鶴は……肉食獣の目になった。やはりこの子はそういう一面もあるのだな)

翔鶴「では……失礼します、提督」サッ スッ

瑞鶴「翔鶴姉……!!」

提督(翔鶴が俺の目の前にしゃがみ込む、寝間着の下に手をかけた。もうすでに怒張しているそれは、寝間着の下からでも強く自己主張している)

提督(翔鶴はそのふくらみに息をのみ、そしてゆっくりとズボンを下ろす。パンツが露わになる)

提督(そしてパンツにまで手をかけるとそれもゆっくりと下ろした。俺のモノが露わになる)

翔鶴「……!!」

瑞鶴「……!!」

提督(ビクンと脈打つそれに二人とも目が釘つけだった。目をトロンとさせ、物欲しそうに口を少し開く)

提督(発情しているのが丸わかりだ。軽く左右に振ってみると、二人の視線も俺のモノを追う)

提督「触ってみてもいいぞ。ただし、優しくな。爪を立てないでくれよ」

翔鶴「……」スッ ピトッ

瑞鶴「ぁ……わ、私も……」スッ ピトッ

提督(恐る恐ると言った感じに手を伸ばす翔鶴。瑞鶴も俺の脚元に跪き、手を伸ばす。まるで、二人が俺のモノに傅いているようだ)

提督(その光景に興奮する。これだ。女を支配している感覚。支配欲が満たされ、満足感に脳が蕩けそうだ)

提督「っ……よし、では舐めてもらおうか?」

翔鶴「な、舐め……!!」

瑞鶴「ふ、フェラってやつ……?」

提督「そうだ。ほら、これで舐めやすくなっただろう?」

提督(ベッドに腰かける。ベッドの高さ的に、丁度四つん這いになればいい感じにフェラができるだろう)

提督「ほら、早くしないと止めるぞ?」

翔鶴「……!!あむ」

瑞鶴「あっ……!?」

提督「っ!!よし、……飴を舐めるように先端を舐めまわしてくれ」

翔鶴「んふ……れろれろ……」

瑞鶴「ず、ずるい……!!私だってできるもん……!!どいて、翔鶴姉!!」

翔鶴「んぁ!!ちょっと瑞鶴!!」

提督「喧嘩をするな。咥えないで、二人で仲良く舐めろ」

翔鶴「っ……れろれろ……」

瑞鶴「ぺろぺろ……」

提督(あの鶴姉妹が、今四つん這いで俺の股間に顔を埋め、モノを舐めまわしている。まるで雌犬だ)

提督(見ようによっては二人でキスをしているようにも見える。たまらない光景だ。それだけでもう出てしまいそうになる)

提督「いいぞ……かわいい奴らめ……」ナデナデナデ

翔鶴「んふぅ……はむぅ……れろれろ……」

瑞鶴「ぁ……ぺろぺろ……ぺろぺろ……」

提督(二人の頭を撫でる。必死に奉公してくる二人へのせめてもの労いだ。……射精感が込みあがってきた)

提督「っ……出るぞ……くぁ……!!」ビュルルルルルルルル

翔鶴「きゃっ!!」ビクッ

瑞鶴「ひゃぁ!!」ビクッ

提督(二人に顔射する。翔鶴と瑞鶴の整った顔に、白濁液がぶちまけられた。ドロリとしたそれが滴る)

提督「……飲めるか?」

翔鶴「っ……はい。んっ……ごくっ……これが、男の人のあれなんですね」

瑞鶴「……じゅる……ごくん。味は、まぁ……けど、においは何と言うか……少なくともイカ臭くはないけど……」

提督(顔に着いた白濁液を舌で舐めとり、指で絡めとってしゃぶる二人に興奮する。モノは萎えなかった)

提督「そうだ、これが精液だ。これがお前たちの子宮に達して卵子と結びつくと、妊娠するんだ」

翔鶴「に、妊娠……!!」

瑞鶴「……///」カァッ

提督「また舐めてくれ」

翔鶴「分かりました。あむ」

瑞鶴「いいよ、舐めたげる。あむ」

提督「っ……はぁ……!!翔鶴……玉を……玉を咥えてくれ……」

翔鶴「ふぁい……んっ……はむ。はむはむ……」

提督「ぅあ……!!瑞鶴……咥えて、カリを……出っ張っている所を舐めてくれ」

瑞鶴「ん……あむ。れろえろ……にゅるにゅる……」

提督(二人にフェラのやり方を教え込む。二人とも呑み込みが早い……いいぞ、俺の準備もできた。そろそろ、本番と行くか)

提督「っ……止めろ……」

翔鶴「ん……はい、提督」

瑞鶴「……次は、どうすればいい」

提督「……そのまま四つん這いでジッとしていろ」

提督(立ち上がり、二人の背後に回る。秘所に手を伸ばし、手マンした)

翔鶴「っ……!!ぁ……!!」

瑞鶴「はぁ……!!んぁ……!!」

提督「……やはり瑞鶴の方が早く濡れるな。なぜだ?」

瑞鶴「っ!!そ、それ……はぁ……!!」

提督「それは……?」

瑞鶴「分からない……!!」

提督「そんなわけないだろう。分かるはずだ。そうだな。もし正直に言わないのなら……瑞鶴はここで終わりにする」

瑞鶴「っ!?そ、そんな……」

提督「どうする?」

瑞鶴「い、言います……!!言いますぅ……!!」

提督「ほう、では行ってもらおうか?何故だ?」

瑞鶴「そ、それは……っ……きっと私が……よく一人エッチしてたから……ぁぁ……!!」

翔鶴「ず、瑞鶴……!?っぁ……!!」

提督「そうだろうな。君の方が翔鶴よりも容易く俺の指を受け入れた。そうに違いないと思っていたよ」

瑞鶴「ぅぅ……!!」

提督「よし、では準備できている瑞鶴から始めようか」ピタッ

翔鶴「えっ……!?」

瑞鶴「!!て、提督さん……!!」ドキドキ

翔鶴「待ってください!!わ、私を先にして欲しいです!!」

提督「ダメだ、初めては良く濡れていないといけないんだ。君はまだ十分じゃない。だから、後回しだ」

翔鶴「そんな……っ!!」ギロッ

瑞鶴「し、翔鶴姉……!!」

提督「だが、その代わりにだ、瑞鶴。翔鶴に教えてやれ。自慰のやり方を」

瑞鶴「え……どういう事……?」

翔鶴「提督……?」

提督「翔鶴、そこに寝そべれ。瑞鶴、翔鶴に覆いかぶさるんだ」グイッ

翔鶴「じ、自慰のやり方を教えるってきゃっ」トサッ

瑞鶴「ま、まさか……あっ」バッ

提督(翔鶴と瑞鶴は正常位のように向かい合っていた。胸があわさって押し潰れている。こうしてみると、レズセックス中の様だ)

提督「ほら、いつもどうしているんだ?言ってみろ」

瑞鶴「あぅ……や、ヤダよ……恥ずかしい……」

提督「お預けにするぞ?」

瑞鶴「っ!!ひ、酷い……鬼……悪魔……!!」

提督「早くするんだ。さもないと翔鶴を先にする。そうしたら君はお預けだ」クチュクチュ

瑞鶴「あぁ!!わ、わかった!!ぅぅ……し、翔鶴姉……したことある……?」カァッ

翔鶴「な、何を……?」

瑞鶴「ひ、一人エッチ……」

翔鶴「な、ないわ……」

瑞鶴「そう……なんだ……あのね……一人エッチってのはね……自分で……く、クリとかを触って……気持ちよくなることなの……」

翔鶴「えっ!?そんな事するの……?」

瑞鶴「そ、そんな目で見ないで!!私だけじゃなくて、割と皆やってるよ……っ」

翔鶴「そ、そうなの……?」

提督「言葉で説明するより、してやった方が良いだろう」スッ

提督(瑞鶴の手を掴んで翔鶴の秘所を触れさせる。そして手マンさせた。妹が姉を手マンするなんてなんと背徳的なのだろうか)

翔鶴「やぁ……!!ず、瑞鶴……!!だめぇ……!!」

瑞鶴「て、提督……!?何させてるの……!!止めて……!!」

提督「瑞鶴、翔鶴をイかせろ」

瑞鶴「そ、そんな……!!」

提督「命令だ。逆らうのならここで終わりだ。もし俺が、君が命令違反していると決断したら、もう二度と君を抱かない」

瑞鶴「っ……!!ご、ごめんね、翔鶴姉……!!」

翔鶴「瑞鶴……!!こんなのおかしいわ……!!提督……!!止めさせてください……!!」

提督「瑞鶴」

瑞鶴「っ……」クチュクチュ

翔鶴「あぁ!!ず、瑞鶴……!!」

提督「ほら、説明だ。翔鶴に自慰のやり方を教えるんだ」

瑞鶴「っ……気持ちいでしょ……?一人で……エッチな事考えながらこうするの……そうすると気持ちよくて……いい感じなの……」

提督「瑞鶴はいつもどんなことを考えているんだ?」クチュクチュ

瑞鶴「それはぁ……っ!!」

提督「……」ピタッ

瑞鶴「っ!!て、提督さんと……!!提督さんと結ばれるのを想像して……やってます……!!」

翔鶴「瑞鶴……あぁ……あなた……!!」

瑞鶴「だってぇ……!!すごく気持ちよくて……幸せなんだもん……!!翔鶴姉だって、一度したら……はまるよ……!!」

提督「ほぅ、それはつまり、こういう事か?」ピトッ

瑞鶴「えっ!?」

提督「入れるぞ?」

翔鶴「っ!?ま、待って!!提督!!まっぁああああ!!」ビクン

瑞鶴「はぁ……はぁ……あぁ……どうぞ、提督さん……」クチュクチュ ドキドキ ゾクゾクゾク

提督「っ……!!」グッ ブツッ

瑞鶴「ああああああ!!」ズププププ

提督(瑞鶴の中に挿入した。処女膜が破れ、中が押し広がる。翔鶴の中がうねうねと絡みついてきた)

提督(少し動くだけでも激しい快楽に襲われる。本当に……艦娘も名器揃いか……)

瑞鶴「あぁ……私、遂に提督さんと……!!」

提督「瑞鶴、愛しているよ」

瑞鶴「私も!!私も提督さんを愛してる!!」

翔鶴「提督……!!そんなぁ……私は……?私はどうなるんですか……!?」ジワァ

提督「もちろん、君も愛している。けど、今は瑞鶴の番だ。瑞鶴、翔鶴を休ませるな。イかせてしまえ」

瑞鶴「はい!!……ごめんね、翔鶴姉、でも提督さんがそうしろって言うから」クチュクチュ

翔鶴「あぁ!!だめぇ!!」ビクン

提督「動くぞ。っ……!!」ズッチュ ズッチュ

瑞鶴「はい……っぁあ!!わ、私の中で……提督のが……暴れてるよ……!!」

提督「瑞鶴、手が止まっているぞ」ズッチュズッチュ

瑞鶴「あぁ、ご、ごめんなさい……!!」クチュクチュ

翔鶴「ずいかくぅ……あぁん!!」

提督「翔鶴、今瑞鶴がされていることを自分にされていると思うんだ。瑞鶴、翔鶴に教えてやれ。今の状況を」ズッチュズッチュズッチュ

瑞鶴「い、いまぁ……!!提督さんのが私の中で動いてる!!私の中を変えてる!!」クチュクチュ

翔鶴「わ、私の中で提督のが……!!あぁ!!ああぁ!!」ゾクゾクゾク

提督「くっ」

瑞鶴「あぁ!!すごい!!熱くてかたいぃ!!私の中、広げられて!!提督さん専用にされちゃってるぅ!!」

翔鶴「ふあぁ!!ずるい!!ずるいわ瑞鶴!!」

提督(腰を振りながら瑞鶴に命令する。瑞鶴は激しく乱れながら翔鶴を手マンしつつ痴態を実況していた)

提督(翔鶴は瑞鶴の手マンによがりながらも瑞鶴と俺を恨めしさと切なさでないまぜになった瞳で見つめている)

提督(俺は耐えつつ瑞鶴の中に己を打ち込む。ピストンさせ、グラインドさせた。子宮を突く)

提督「瑞鶴、ここが子宮だ、分かるか!?」パンパンパン

瑞鶴「分かる!!分かるよ、提督さん!!今、すごい切なくなってる!!提督さんの赤ちゃん欲しいって泣いてるの!!」

翔鶴「あぁ!!わ、私も!!」

提督「中に欲しいか!?」

瑞鶴「ほしい!!中に欲しい!!中にだして!!提督さんのセイエキの味!!私の子宮に教えてあげて!!」

翔鶴「だめぇ!!」

提督「いいだろう……受け取れぇ……!!」パチュン ビュルルルルルルルル

瑞鶴「あぁ!!わ、私の中に……提督のが……!!赤ちゃんできちゃう……!!」ビクン

翔鶴「ああああああ!!……はぁっ。はぁ……はぁ……」ビクンビクン

提督(瑞鶴の中にぶちまける。これでもかと言うくらいに押し付けて、子宮に精液を注ぎ込んだ)

提督(瑞鶴は絶頂まではいかなかったが、快楽に身を震わせ、一種のトランス状態に入っていたらしい翔鶴は俺とシンクロして絶頂を迎えた)

提督「っ……」グッ ヌル

瑞鶴「あん……」ヌポッ ブプッ

提督「瑞鶴、綺麗にしろ」ボロン

瑞鶴「んっ……ちゅっ……れろれろれろ……」

翔鶴「……」ジッ

提督(瑞鶴にお掃除フェラをさせる。瑞鶴は秘所から精液を垂れ流しながら躊躇うことなく俺のモノにしゃぶりついた)

提督(そして翔鶴は何か壮絶なモノを宿した瞳で俺を見つめていた。ああ、この子は俺を心から求めているんだと分かった)

提督「……よし。それでいいぞ、瑞鶴。……翔鶴」

翔鶴「……」ジィッ

提督「こっちに来れるか」

翔鶴「……」グググッ ズリズリズリ

提督(翔鶴は何とか身を起こしてこちらに這いよって来る。胡桃色の瞳は俺を捉えて離さない)

提督「翔鶴」

翔鶴「……っ!!」ダキッ

提督「!!」

翔鶴「想像だけじゃイヤです……想像だけじゃ我慢できません……満たされません……」

提督「想像だけじゃないさ。俺はここにいる。君を愛している」

翔鶴「……んっ、ちゅっ」ダキッ

提督「……」ギュッ

提督(翔鶴に抱き付かれる。唇を交わした。……妹と違ってそれなりにうまいな。舌を入れられ、絡ませられる)

提督(好きという感情を直接ぶつけられているかのように体を擦りつけられる。大きな胸が俺の胸板で潰れ、これでもかと自己主張してくる)

提督「……っは。キスの経験があるのか?」

翔鶴「まさか。いろいろ勉強しただけで、今のがファーストキスです。提督に捧げられてよかった……」

提督「そうか、ありがとう。君の初めての人になれてうれしいよ」

翔鶴「できれば、提督の初めての人になりたかったのですけど……でも、いいんです。こうして提督のお傍にいられれば」

提督「……」ナデナデ

瑞鶴「……」ジッ

提督「!!……翔鶴。瑞鶴にキスを教えてやってくれ」

瑞鶴「!?」

翔鶴「キスを……?」

提督「頼めるか?」

翔鶴「そうですね……瑞鶴には、一人エッチを教えてもらいましたから。次はお姉ちゃんがキスを教えてあげましょう」スッ

瑞鶴「し、翔鶴姉……!!」

翔鶴「怖がらなくていいのよ。それとも、私とキスするのはイヤ……?」

瑞鶴「そ、そういうわけじゃ……」

翔鶴「なら、いいじゃない。教えてあげるわ、瑞鶴。んっ……」

瑞鶴「あぁ……んっ……」

提督「行くぞ、翔鶴。っ……!!」ピトッ ググッ ブツッ

翔鶴「んふっ!!んん……はぁむ……れろれろ……」ビクン ヌプププププ

瑞鶴「んはぁ……んん……!!」

提督(っ……いろいろと違いがあった姉妹だが、中の感覚は似ている……!!モノに絡みついてくるぞ……!!)

提督「動くぞ……翔鶴……!!」

翔鶴「んはぁ……!!れろれろれろ……!!」

瑞鶴「んふぅ……!!」

提督(快楽に堪えながら必死に腰を振る。押し付け、グラインドさせると、柔らかい臀部の感覚が下腹部に広がる)

提督(モノに子宮口やGスポットを突かれ、撫でられ、抉られる快楽に、翔鶴は濃厚なディープキスをすることで耐えている)

提督(そのため瑞鶴は、翔鶴に咥内を蹂躙されることとなった。だが、翔鶴を強く抱きしめているな)

提督(姉妹でキスすることはこの鶴姉妹にとっては割とありなことなのかもしれない。いや、俺のせいか)

提督(さっき瑞鶴に翔鶴を手マンするように言ったことで、軽くレズセックスをすることになった)

提督(それで目覚めてしまったのかもしれない。だが……美しい姉妹がこうしているのを見ると興奮する)

提督(禁じられた姉妹愛とでも言おうか?ある種の神々しさも醸し出しているな。だが、そのうちの姉の方は今俺に犯されている)

提督(最高の気分だ。快楽のままに腰を振り、限界を迎えた。後でピルを飲ませればいい。本能のままに中で出す)

提督「翔鶴……愛している……中で出すぞ……!!」ズッチュズッチュズッチュ

翔鶴「……!!」コクコク

瑞鶴「んあぁ……!!」

提督「っ……翔鶴……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

翔鶴「んん!!……っ……んふぅ」ビクン

瑞鶴「んん……」グッタリ

提督「っ……はぁ」ズルン

翔鶴「んはっ……あふぅ……提督……」ヌポッ ドロリ

瑞鶴「はぁ……翔鶴姉……濃厚すぎ……」

提督「んっ……」チュッ

翔鶴「んちゅっ……れろれろ……」

瑞鶴「……」

提督(その後、俺たちは押し寄せる眠気に任せて三人で一緒に寝た。布団に加えて、肉布団が二人もいるのだ。ここが択捉だろうと全然寒くない)

提督「翔鶴……瑞鶴……」

翔鶴「はい」

瑞鶴「何?」

提督「……必ず生きて帰ってこい」

翔鶴「はい、必ず。必ず提督のお傍に戻ります」ギュッ

瑞鶴「もちろん。だから待っていてね」ギュッ



提督(本日、ニイタカヤマノボレ一二〇八の暗号が送信された。とうとう始まってしまう)

提督(もう後戻りができない所まできた。トネガワクダレをどれ程望んでいたか……)

アイオワ『Hi! MeがIowa級戦艦、Iowaよ。Youがこの艦隊のAdmiralなの? いいじゃない!私たちのこともよろしく!』

サラトガ『Hello! 航空母艦、Saratogaです。提督、サラとお呼びくださいね。よろしくお願い致します』

ウォースパイト『我が名は、Queen Elizabeth class Battleship Warspite! Admiral……よろしく、頼むわね』

提督「……」

ヲ級「大丈夫?」

提督「……抱きしめてくれ」

ヲ級「ん……」ダキッ

提督(彼女の胸に抱かれる。涙があふれてきた。米英との開戦なんて……信じ難かった……)

提督(アイオワやウォースパイト、サラトガと敵同士になるといったい誰が想像できただろうか?もう何も考えたくなかった)

提督「……どうしてこうなってしまったのか。こうなってしまうまでは、きっとどうにかなると思っていたんだ……愚かだった……」

ヲ級「よしよし……」ナデナデ

提督「……明日、俺も南方へ行く。来るであろうイギリス東洋艦隊を迎撃する指揮を執ることになったんだ」

ヲ級「……帰ってきて。帰ってきてくれれば何も文句は言わないから」ギュッ

提督「……必ず帰る。必ず」ギュッ



赤城「……見えたわ。真珠湾よ」

蒼龍「すごっ……これがアメリカ太平洋艦隊か……」

飛龍「こう見ると壮観だね。そして沈めやすいように並んでくれてるじゃん」

加賀「艦隊の配置は事前情報通りね。けど……空母が居ないわ……」

瑞鶴「第一目標が居ないなんて……どこに消えたの……!?」

翔鶴「どうしますか?周辺に偵察機を出しますか?」

赤城「そうね、重巡に偵察機を出させましょう。私達は攻撃に集中します。突撃開始」



アイオワ「I`m so tired……I wanna go to bed……(眠いわ……ベッドが恋しい……)」

アメリカ艦娘「You stayed up so late last night. What did you do?(昨日夜更かししいてたでしょ?何やってたの?)」

アイオワ「両親に手紙の返事を書いていたのよ。私は大丈夫ですってね」

アメリカ艦娘「今日書けば良かったじゃない」

アイオワ「すぐ書きたかったの」

アメリカ艦娘「まあ、気持ちは分かるけど……ちゃんと寝ないと体に毒よ?」

アイオワ「分かってるわ」

ブーン

アイオワ「……?」

ザワザワ

「低くない?」 「朝っぱらからうるさいわよ……」 「国旗掲揚なのに……これじゃ演奏が聞こえないじゃない」

ブーン

アメリカ艦娘「来た、あいつらね。どこの部隊よ?」

アメリカ艦娘「低すぎじゃない!規定違反よ!機体番号を確認して」

アイオワ「……!!」

アイオワ(あれは……九七艦攻……!!嘘でしょ……どうしてここに……!!)

アメリカ艦娘「何あれ?陸軍の機体かしら?」

アイオワ「陸軍じゃない!!あ、あれは……あれは日本軍の機体よ!!」



飛龍「命中!!」

翔鶴「命中です!!」

赤城「雷撃は成功ね!!爆撃隊、続いて!!」

加賀「直掩機は上がってこないわね。戦闘機も地上攻撃をさせるわ」

瑞鶴「艦娘を海に出港させないように、ですね」

蒼龍「なんであんな整列してたんだろ?いい的になるだけなのに」



ブーン

ドガァーン ドガァーン

『This is not a drill!! I repeat!! This is not a drill!!』

アメリカ下士官「ぐずぐずするなノロマども!!すぐに港へ向かえ!!」

アメリカ艦娘「走って!!港へ!!出港して!!」

アメリカ艦娘「空は敵に埋め尽くされてる!!港に出て反撃しなくちゃ!!」

アメリカ艦娘「航空隊は何をしているの!?」

アメリカ兵「乗れ!!乗れるだけ乗れ!!港へ向かうぞ!!」

アメリカ艦娘「アイオワ!!」

アイオワ「走るわ!!体力には自信があるの!!」

『総員、ただちに戦闘配置につけ!!よく聞け!!これは訓練ではない!!』

アイオワ「Oh my god……!!」タッタッタッタッタッ

ヒューン ドゴォーン

アメリカ兵「車両が!!艦娘がやられたぞ!!」

アイオワ「そんな……っ!!fuckin` shit……!!」ギリッ

アメリカ兵「空は敵だらけだぞ!!空襲だ!!」

アメリカ兵「消火器をよこせ!!早くしろ!!」

アメリカ兵「対空砲につけ!!早くしろ!!弾薬は何処だ!?」

ブーン

アメリカ兵「敵機が来るぞ!!気をつけろ!!伏せるんだ!!」

アイオワ「っ……!!」

ダダダダダダ

「あぁっ!!」 「やられたぞ!!衛生兵!!」 「っ……げぼっ……おええええ」

「その子はもう死んでる!!良いから放っておけ!!」 「誰かライフルをくれ!!」

アイオワ「あぁ……これは夢よ……!!こんな事って……!!」

アメリカ下士官「おい、大丈夫か!?」

アイオワ「!!」

アメリカ下士官「無事ならすぐに港へ向かえ!!反撃するんだ!!敵は航空機に加えて艦娘の航空隊も存在している!!」

アメリカ下士官「君たちが反撃の要だ!!行け!!立ち止まるな!!」

アイオワ「……!!」コクコク



加賀「目標確認……投下……命中」

蒼龍「うわ、なんて爆発……!!」

飛龍「あれは弾薬庫誘爆だね。さっすが」

赤城「航空隊第一波は任務完了したとのことよ」

翔鶴「私達も第一波は任務完了ですね。予備隊は上空で待機しています」

瑞鶴「これってかなりいいんじゃない?あのアメリカ太平洋艦隊が沈んでいくよ!!」

加賀「そうね。後は下の皆と、アメリカ人次第よ」

飛龍「まあ降伏するでしょ。ここまで奇襲が綺麗に決まっちゃえば」

蒼龍「下の皆も無事に湾内に侵入できたみたいだし、私達の勝ちだよ」



ドガァァァァァァン

アイオワ「Jesus……っ!!」クラクラ ブンブン

アイオワ(やっと港にたどり着いたと思ったら、目の前で戦艦が真っ二つになった。衝撃で吹き飛ばされた)

アイオワ(朦朧とする意識を何とか覚醒させる。天まで立ち上るキノコ雲、空が赤く燃えていた)

アイオワ(炎の熱、ガソリンと煙の匂い、爆音、飛行機のエンジン音、銃声、誰かの怒鳴り声と悲鳴、そこらじゅうに転がり、浮いている死体)

アイオワ(あたりを見渡す。戦艦は八割方黒煙を上げている。飛行場からも火の手が上がっていた)

アメリカ兵「信じられん……」

アメリカ艦娘「なんてことなの!!太平洋艦隊が沈むなんて!!」

アメリカ艦娘「神よ……」

アイオワ「そんな……嘘でしょ……」

アメリカ下士官「おい!!呆然としてる暇はないぞ!!撃ちまくれ!!」

アメリカ士官「艦娘は出港しろ!!港から出て……何だあれは?」

アイオワ「っ!!日本軍よ!!」



金剛「Tell to all American military personnel(全アメリカ将兵に告げる)!!Tell to all American military personnel!!」

金剛「Lay down your weapons and surrender(武器を捨てて降伏しなさい)!!」

金剛「There is no point in any more resistance(これ以上の抵抗は無意味です)!!」

アメリカ艦娘「Nuts!!Fuckin` jap!!Die!!」

アメリカ艦娘「Make ready!! Take aim!!」

比叡「金剛お姉さま!!敵の艦娘です!!戦うつもりですよ!!」

金剛「っ……やむを得ないデース。攻撃しマース」

大和「私に任せてください。敵艦捕捉、全主砲薙ぎ払え!!」ドゴォン

ドガァン

榛名「……て、敵艦沈黙」

霧島「これが大和型の強さですか……!!」

武蔵「ふむ、私の活躍の場も残しておいて欲しいものだ」

大和「もともと私達に活躍の場はないわ。今回の主役は空母ですもの」

金剛「出てこなければやられなかったのにネ……Tell to all American military personnel!!」

金剛「Lay down your weapons and surrender!!There is no point in any more resistance!!」

金剛「戦闘は終わりました!!武器を捨てて降伏しなさい!!捕虜の権利は保証します!!」



「「「「……」」」」

「あいつ……イギリス人?」

アイオワ「いえ。戦艦金剛はイギリス生まれだけど、日本の戦艦よ」

「あの攻撃力、間違いない……あれは大和型だ!!日本最強の戦艦娘だ!!」

「上空には敵機が待機していて、湾内には日本艦隊がうようよしている……これは……」

『……全将兵に告げる。こちらは太平洋艦隊司令長官だ。抵抗を止め、降伏を受け入れるように』

『現在の戦況は我々に著しく不利であり、これ以上の抵抗は被害を増やすことにしかならない』

『繰り返す。こちらは太平洋艦隊司令長官だ。抵抗を止め、降伏を受け入れるように。……戦争は始まったが、我々の戦いは終わった』

アイオワ「……」ペタン



提督「……軍艦に乗り込むのは久しぶりだな」

提督(真珠湾攻撃は成功に終わった。あの子たちは頑張ったのだ。次は、俺たちの番だった)

提督(予想通り、戦争開始と共にイギリス軍は東洋艦隊を北上させてきた。狙いは輸送船団だろう)

提督(マレーで活動中の帝国陸軍の活動を妨害するつもりだ。だが、そうはさせない。俺はマレー沖にいた)

提督(時間になり、指令室へ向かう。待機していたのは雲龍型の三人だ。今回、俺はこの子たちを指揮して戦う)

提督(雲龍型の面々の指揮を執ったのは今まで数回しかない。最新鋭だが、新兵だったからだ)

提督(後輩が指揮を執っていたが、マレーの戦いは臨機応変な対応が必要だ。軍令部はその役目を俺に任せた)

提督(ならば期待に応えなくてはなるまい。それに、マレーでの勝利は必要不可欠だ。失敗は許されない)

提督(敬礼する三人と軽く自己紹介をし合う。初対面ではないが、それに近いからな。そして本題に入った。状況と作戦の説明だ)

提督(三人とも真剣に説明を聞いていた。理解力も素晴らしく、とても優秀な子たちだと言えるだろう)

提督「東洋艦隊にはプリンスオブウェールズとレナウンが所属している。深海棲艦との戦いでも活躍した艦娘だ」

提督「だが臆することは無い。陸軍と、そしてヨーロッパの同盟国のおかげで彼女たちには航空直掩がない」

提督「イギリス人は、主力は真珠湾にいると考えているがために制空権が無いまま侵攻してきたようだ」

提督「だが、それは間違いだ。帝国海軍の誇る雲龍型三名がいる。それを忘れている奴らに思い知らせてやろうではないか」

提督「君たちの実力ならば容易く勝てる。各員、自分の力を信じて成すべきことを成すように」

雲龍「ええ、任せて」

天城「分かりました。必ずやご期待に応えて見せます」

葛城「了解!艦載機隊も万全です!改飛龍型の本当の力、見せてあげる!」

提督「よし、ではこれで作戦会議を終了する」

↓×1~3 雲龍型1~3名



天城「……」

葛城「……」

雲龍「……緊張しているの?」

天城「……はい」

葛城「……少しね」

雲龍「大丈夫よ。私達ならできる。先輩たちにも負けていないってところ、見せてあげましょう」ダキッ ニコッ

天城「雲龍姉様……!はい!」

葛城「そうだよね!よぉし、頑張ろう!」

雲龍「……」



雲龍「……」

雲龍(あの子たちの為にも、私がしっかりしなくちゃ。大丈夫。私達ならできるわ。きっとうまくいく)

雲龍「……」カタカタカタ

雲龍(恐怖は忘れなさい。私は空母雲龍。艦載機さえあれば、負けはしないわ。私達だって正規空母ですもの)

提督「雲龍、こんなところで何をしているんだ?」

雲龍「っ!!て、提督……」

提督「冷えるだろう。……これを羽織れ」ヌギッ

雲龍「あ、いえ、そんな……!申し訳ありません……」

提督「気にするな。……私で良ければ、話を聞くが?」

雲龍「……提督。私は、役目を果たせるでしょうか?」

提督「私はそう思っているが、君次第だな」

雲龍「……」

提督「……余計なことを考えるのは止めろ。気楽に行け。全責任は私がとる」

雲龍「!!」ハッ

提督「自分の思うままにやってみるんだ。変に気負うことは無いぞ。失敗しても……何とかしてやる」

雲龍「……っ!!提督!!」ダキッ フルフルフル

提督「っ!?……」ギュッ ナデナデ

葛城「……」ジッ



葛城(雲龍姉が私達のせいで無理しているってのは、薄々分かっていた。けど、私はそれに甘えていた)

葛城(でも何とかしたくて、雲龍姉を探して見つけたけど……何もできなかった……そこで、提督が……)

瑞鶴『それでね、提督さんがね、日頃頑張っているからご褒美だってこれくれたんだ!』

葛城『間宮券じゃないですか!』

瑞鶴『そうなの!一緒に行かない?』

葛城『良いんですか?』

瑞鶴『もちろん!』

葛城『ありがとうございます!』

瑞鶴『いいのいいの!これは提督さんのやさしさだから、おすそ分け』フニャッ

葛城『!!』

瑞鶴『本当に、あの人私達のことを気にかけてくれてるいい人だから……』ポッ

葛城『そうなんですか』

葛城《瑞鶴先輩……恋してる顔してる……そんなにいい人なのかな?提督さんって》

葛城《瑞鶴先輩がとられちゃうような感じがして……ちょっと嫌だな……もっと私を……葛城を見て欲しい》

葛城(瑞鶴先輩に加えて、雲龍姉まで……もしかしてジゴロってやつなのかな……)

葛城「……!!」ブンブン

葛城(いけない、もう出撃なんだから集中しなくちゃ!大丈夫、私達ならきっとできる!帰って瑞鶴先輩に褒めてもらうんだ……!)

提督「葛城、そろそろ時間だ。準備できてるか?」

葛城「っ!?も、もちろん!準備できてるよ!」

提督「そうか。……大丈夫か?」

葛城「な、何が!?」

提督「いや……随分思いつめた表情をしているからな」

葛城「そんな顔してた?大丈夫、問題ないから。……っ!!」フルフルフル

葛城(て、手が震えてる……!!こんなの……情けないよ……!!止まって……!!)ギュッ

提督「瑞鶴が、君のことを高く評価していた。今回の作戦、五航戦でなく君たちを選んだのは俺だ」

葛城「えっ!?」

提督「恐れることは無い。君ならやり遂げられると信じているよ。だから、そんな顔をするな」

葛城「あっ……っ……」

提督「……」ダキッ ギュッ

葛城「っ!!」

提督「君は帝国海軍の誇る空母葛城だ。そして帝国海軍機動部隊は無敵だろ?そのこと、もう一度証明してくれ」ナデナデ

葛城(ああ、瑞鶴先輩がこの人にあそこまで入れ込むのも、雲龍姉があそこで抱き付いちゃうのも、分かっちゃうな。……私も、私ももう……)

葛城「……提督!!」ギュッ

葛城(私もこの人のこと好きになっちゃった……この人に抱き締められて、体温を感じて、匂いに肺を満たされて、安心しちゃった)

葛城(ごめんなさい……瑞鶴先輩……雲龍姉……)



翔鶴「提督!!」

瑞鶴「提督さん!!」

提督「おお、翔鶴、瑞鶴」

提督(翔鶴と瑞鶴に呼ばれる。待ちきれなかったかのようにこちらに走ってくる。満面の笑顔だ)

翔鶴「提督!私やりました!艦載機の子達も、随伴艦の皆さんも、本当に頑張ってくれました!感謝です!」

瑞鶴「見てくれた?これが五航戦の本当の力よ。瑞鶴には幸運の女神がついていてくれるんだから!」

提督「そうだな。無事演習に出ていた敵空母も撃沈できたしな。本当によくやってくれた」

翔鶴「ありがとうございます!」

瑞鶴「間宮に連れて行ってくれてもいいんだからね!」

提督(俺は今、ホノルルいた。マレーでの作戦は無事成功した。イギリス東洋艦隊は海の藻屑と消えた)

雲龍『提督。艦隊、無事戻りました。作戦は成功です』

天城『ふぅ…天城、戦果を挙げられて良かったです!努力すればやれるのですね!』

葛城『正真正銘の正規空母の力、存分に見てくれた!?すごかったでしょ!』

提督(雲龍型の得意満面な笑顔を思い出すと微笑ましい気分になる。あの子たちもこれで自信を持ったことだろう)

雲龍『……///』ジッ ポッ

葛城『♪』ジッ ドキドキ ニコッ

提督(若干二名から、何か思いのこもった眼差しで見つめられていたのは……俺の勘違いかもしれない)

提督(ともかく、我が大日本帝国は緒戦を大勝利で終わらせることができた。……まあ、何の問題もなしとはいかなかったが)

提督(外交手続きの問題から、真珠湾攻撃は宣戦布告前に行われたことになってしまった。アメリカの世論は一気に燃え上がった)

提督(真珠湾を忘れるなの合言葉と共に、急ピッチで戦力の再編を進めている。たたき起こされた眠れる巨人が完全に覚醒するまで時間はない)

提督(だが、我々は負けない。世界最強の海軍は帝国海軍なのだから。皆がそれを証明してくれた)

提督「間宮か。もちろんだ、期待していてくれ」

瑞鶴「やったぁ!」

翔鶴「ありがとうございます。ところで提督、噂に聞いたのですが……私達はインド洋に転戦することになるとか」

瑞鶴「ああ、そうそう。一航戦と二航戦が南方で三航戦と四航戦が北方及び東方、そして五航戦が西方だって」

提督「ああ、おおむね間違っていないな。正確には一航戦二航戦も東方を担当する。そして東方を守る主力は雲龍型だ」

翔鶴「提督と一緒にホノルルまで来たそうですね。瑞鶴の言っていた葛城さん、まだちゃんとお話できてないから是非会いたいわ」

瑞鶴「葛城はいい子だからね!慕ってくれるし本当に可愛い後輩って感じ。翔鶴姉もきっと好きになるよ」

葛城「いた!!提督!!」

提督「ん?おお、葛城か。雲龍まで。どうしたんだ?」

提督(階段を上って駆け上ってきたのは雲龍と葛城だった。息を切らせているな。どうやら俺を探し回っていたようだ)

雲龍「話を聞いたの。提督は西方作戦の指揮を執るからすぐホノルルから発つのでしょう?」

葛城「赤城さんが言ってたよ!……私達、提督の指揮から外れちゃうんでしょ?」

提督(雲龍と葛城は鶴姉妹に気がついていない。鶴姉妹は廊下に立っているから見えていないのだ。これは……)

提督「あ、ああ。五航戦の指揮を執ることになる……」チラッ

翔鶴「……」ニコニコ

瑞鶴【つ づ け て】パクパク

提督(翔鶴はニコニコと笑みを浮かべている。が、何かすごい威圧感を発しているな。瑞鶴は無表情で声を出さずに続けろと言ってきた)

提督(不味いことになりそうだと分かっている。だが、まさか五航戦がいるとは気がつかない雲龍たちはそのまま話を進めてしまう)

雲龍「できれば提督の指揮下にとどまりたいところなのだけれど、それは無理だって分かっています」

葛城「けど、離れ離れになったら次いつ会えるか分からないから……だから、その……」モジモジ

雲龍&葛城「「これを受け取ってください(!!)」」

提督「っ!!」

提督(二人が手に持っていたのは、女の子女の子している可愛らしい便箋だった。どこからどう見ても恋文だ)

提督(止められなかった……すごく勇気を出したのだろう。こんな告白のような事をするのだ。二人は初心そうだし、当然か)

提督(顔を赤らめ必死な表情を浮かべている二人を止めるの忍びなかった。……たとえ、修羅場が待っているかもしれないと思っても)

提督(そんな雲龍型姉妹の大胆な行動を意図せず目の前で見せつけられることになった鶴姉妹の様子は……)チラッ

↓×1~3 鶴姉妹の反応をそれぞれ

翔鶴「……」ニコニコ

瑞鶴「……」

提督(翔鶴は変わらず微笑みを湛えたまま。そして瑞鶴は……少し優越感に浸った表情だ。俺と関係を持ったからか)

雲龍「……提督、まさかとは思うけれど」

葛城「そこに誰かいたり……する……?」

提督「っ!!」

提督(しまった!!視線で気がつかれたか!!)

翔鶴「……こんにちは、雲龍さん、葛城さん」サッ

瑞鶴「久しぶり、二人とも。元気だった?」サッ

雲龍「!?」

葛城「ず……瑞鶴先輩……!!」

提督(俺の左右に並んで立った鶴姉妹に、雲龍と葛城は驚愕していた。ああ、我、修羅場に突入する……)

翔鶴「申し訳ないけれど、提督は今お忙しいの。後にしてくれるかしら?」

瑞鶴「マレーでの活躍聞いたよ。おめでと。西方は提督と私達に任せて。東方は頼んだよ」

提督(二人は明らかに雲龍と葛城を牽制していた。断固として譲らず、場合のよっては実力行使もやむを得ない構えだ)

↓×1~3 雲龍、葛城の心情と行動

提督「……」

雲龍「……!!」ギリッ

葛城「……!!」ギュッ

翔鶴「行きましょう、提督」

瑞鶴「じゃあね」

提督「し、翔鶴……瑞鶴……」

提督(翔鶴と瑞鶴は俺を引っ張って連れて行こうとする。その様子を雲龍と葛城は辛そうに見つめていた)

提督(翔鶴は相変わらずの笑顔。瑞鶴は少し気まずそうな無表情。雲龍はこの子がこんな顔するのかと言うほどの悲しげな表情を浮かべていた)

提督(葛城は今にも泣きそうだ。縋るようにこちらを見ている。ふと、雲龍と目が合った。その瞳の中に何かが煌めいた。覚悟を決めた表情だ)

雲龍「……ま、待って!!」

提督(鶴姉妹の動きが止まる。そしてぐるりと雲龍と葛城を振り向いた。雲龍は毅然としている。それを見て、葛城も覚悟を決めたようだ)

翔鶴「……何かしら?」

葛城「これを受け取ってもらいたいだけです!!時間は取らせません!!」

翔鶴「そう……」ジッ

雲龍「……」ジッ タラリ

瑞鶴「……」ジッ

葛城「っ」ビクッ ジッ

提督(にらみ合いになる。翔鶴と瑞鶴は余裕を持っていた。その一方、雲龍と葛城はかなり気圧されている)

提督(雲龍は何でもない風を装っているが、汗を一筋流した。葛城は見るからに怯えているが、なんとか堪えている。俺は……)

↓×1~3 提督の決断

翔鶴「なら、私から提督へ渡しておきます。ほら、よこしなさい」

雲龍「っ……!!直接渡します!!」

瑞鶴「葛城、渡して」

葛城「嫌です……!!渡せません……!!」

提督(手紙を奪い取ろうとする翔鶴と瑞鶴に必死に抵抗する雲龍と葛城。雲龍も取り繕うことができなくなり、葛城はほとんど泣いていた)

提督「翔鶴、瑞鶴、止めてくれ」

翔鶴「っ……提督?」

瑞鶴「……」チラッ

提督「雲龍、葛城、今ここで受け取って、読もう。渡してくれ」

雲龍「提督……!!」

葛城「提督ぅ……!!」

翔鶴「……っ」

瑞鶴「……!!」

提督(俺の発言に顔を綻ばせる二人。そしてあくまで余裕を崩さないよう努力しているが、混乱している翔鶴)

提督(瑞鶴はまさか読むと思っていなかったようで、驚きに目を見開いている。まあ、そうなるな)

提督(普通は肌を重ねるほど仲の良い人の前で他の異性からのラブレターを受け取って読んだりはしない)

提督(だが、俺は普通じゃないんだ……翔鶴と瑞鶴には悪いことをした。話さなかったのはフェアではなかった)

提督(だが、あのタイミングで言えることではなかったのだ。赦してくれ……とは言えないか)

提督「……」ガサガサ

雲龍「……」ドキドキ

葛城「……」ドキドキ

翔鶴「……」ジッ

瑞鶴「……」オロオロ

提督(二人の手紙は、やはり恋文だった。瑞々しい好意がつらつらと書き込まれている。花も恥じらう乙女の手紙だ)

提督(二人とも、気立てが良く美人だ。むくむくと欲望が大きくなってくる。この二人が欲しい)

提督(響に言われて考えた結果、もう自分がふさわしくないと考えるのは止めた。相手が来るのなら、受け入れる)

提督(だが、真実を隠したままでは公平ではない。俺は、すべてを話すことにした。それを踏まえてどうするかは、この子たち次第だ)

提督「……ありがとう。君たちの気持ち、よくわかった。君たちのような気立ての良い美人にこうも思われて男冥利に尽きる」

提督「俺は、君たち二人が良いのなら、君たちと愛をはぐくみたい。心からそう思う」

雲龍「愛をはぐくみたい……!!」パァッ

葛城「じ、じゃあ……!!」カァッ

翔鶴「て、提督!?どういうつもりなんですか!!」キッ

瑞鶴「そんな……何を言ってるの!?提督さん!!」

提督「だが!!……君たちに話さなくてはならない。俺が、どう言う人間なのかを……」



提督「これが、俺と言う人間だ。おかしいことは分かっている。だが、もう我慢できない」

提督「その代わり、俺の女は俺が幸せにする。手を出したのなら、責任は取る。その覚悟がある」

「「「「……」」」」

提督「それを踏まえた上でまだ俺を慕ってくれるのなら、俺は全力で君たちを愛して、幸せにしてみせる」

提督「だが、もし醒めたと言うのなら。悲しいが、仕方のない事だと受け入れる。君たちが、選んでくれ」

「「「「……」」」」

提督「……では、俺はやることがある。翔鶴、瑞鶴、もし俺の指揮下で戦いたくないのなら、転属願を出せ」

提督「俺の机の上に置いておいてくれれば受理する。明日の夜までに頼むぞ。さらばだ」

提督(お通夜のような雰囲気の中、四人をおいて歩いていく。さて、スイッチを入れ替えろ。……久しぶりのこういう仕事だ)



提督(ホノルルに駐屯していたアメリカ艦娘の三分の一が戦死した。残りは全員捕虜になり、現在収容されている)

提督(その捕虜の中には、アメリカ太平洋艦隊の旗艦であり、合衆国が誇る最新鋭戦艦娘であり)

提督(そしてあの懐かしい日々をともに過ごした艦娘であるアイオワが居た。俺は、彼女からアメリカ軍についての情報を聞き出さなくてはならない)

提督「……久しぶりだな、アイオワ」

↓×1~3 提督のことがそれなりに好きだったが、報道される日本軍の残虐な行為を真に受け、さらに宣戦布告もなしに奇襲攻撃され、戦友が何人も戦死し、自分も戦わずして捕虜になった事を踏まえて、アイオワの提督に対する心情と反応



日本兵「ムーヴ!!」

アメリカ艦娘「私達、これからどうなるんだろ……」トボトボ

アメリカ艦娘「ジャップめ……!!」ギロリ

アメリカ艦娘「ぐすっ……ふぐっ……」ボロボロ

アメリカ艦娘「姉さんが……こんなの嘘よ……!!」ハイライトオフ

アイオワ「……」

アイオワ(こんなんことありえない……何かの間違いよ……信じないわ……間違っているもの……)

アメリカ艦娘「アイオワ、大丈夫?」

アイオワ「えっ……?」

アメリカ艦娘「しっかりして。気を強く持つのよ。きっと大丈夫だから」

アイオワ「……そうね、そうよね」

アイオワ(私達は列になって歩かされた。そして海から離れたとこにある仮設の収容所までたどり着く)

アイオワ(どうやら艦娘はここに集められているみたい。あの地獄の中でも、結構な数の艦娘が生き残っていた)

アイオワ(まあ、襲撃当初、私達は基地にいたから。目標になった軍艦の水兵や飛行場の航空隊よりはましな被害だわ)

日本兵「……!!少佐、あれでは?」

日本軍士官「むっ、確かにそうだ。Hey you!Halt!」

ザワ

アイオワ「……Me?」

日本軍士官「Yes!Follow me!」

アイオワ「……!!」

アメリカ艦娘「Iowa!!Hey!!What are you going to do!?」

アメリカ艦娘「Don`t let you take her!!」

日本兵「シャラップ!!」

アメリカ兵「What!?I cannot understand you!!Speak English!!」

アメリカ兵「Coward!!Shame on you!!」

バンバンバン

「「「「……!!」」」」

日本軍士官「Follow me」

アイオワ「……OK」

アイオワ(一人で列を離れて連れていかれた私は、目隠しされた。このまま処刑されるかもという恐怖は、耐えがたかった)

アイオワ(だけどそれは杞憂で、車両に乗せられた私はそのままどこかへ連れていかれる。車を降りて、どこかの建物に入った)

アイオワ(階段を下りていく。地下室かしら?格子戸が空くような耳障りな音が耳をつんざく)

アイオワ(そこで目隠しを外された。What the fuck……なんてこと、本当に地下牢じゃない。どこにあったのよこんなの……)

日本軍士官「Enter」

アイオワ「……」トボトボトボ

日本軍士官「よし、こいつを逃がすな。逃亡した場合は射殺していい」

日本兵「分かりました」

アイオワ「……ぐすっ」

アイオワ(暗い……寒い……怖い……)



アイオワ「これは夢……これは夢……これは悪い夢……あはっ……そうよ……これは夢……悪い夢だわ……」

アイオワ「悪い夢……日本と戦争なんて……嘘よ……日本とアメリカは……仲良しだもの……」

アイオワ「あはっ……あははっ……だって、一緒に深海棲艦と戦ったわ……あはははは……そうよ……敵は深海棲艦……」

アイオワ「日本は味方……私達は深海棲艦と戦っているのよ……早く奴らを駆逐して……平和な……世界を……」

アイオワ「Aha……Admiral……I wanna meet you……What`s the next order……」



アイオワ「Admiral……?Admiral!!もう!!どこ行ってたのよ!?」

提督「……アイオワ?」

アイオワ「こんなところに閉じ込めて分かっているでしょうね?50ドルの安モーテルでももっとましだわ」

提督「……」

提督(これは……どういう反応だ?想定外の反応だ。予想では泣きながら非難されたり激高しながら罵られたりされると思ったのだが)

アイオワ「次のcampaignはどうなるのかしら?やっぱりSouth?それともEast?あえてのWest?まさかのNorth?」ハイライトオフ

提督「……!!」

提督(アイオワの瞳は暗く濁っていた。かつてキラキラと輝いていたグレーの瞳は、曇天の空のようにくすんでいる)

提督(おそらく過大なストレスによる大きな負荷がかかったことに加え、数日独房で過ごしたことがこの子の精神を壊したのだろう)

アイオワ「……Hey, どうしたのよ?聞いてる?」

提督「……アメリカ太平洋艦隊の目的はなんだ?」

アイオワ「What?Pacific fleetの目的?もちろんハワイの奪還よ。けどサンフランシスコからあそこまでは距離がありすぎるわ」

アイオワ「だから私が西太平洋、Japanに派遣されてきたんじゃない。いきなりどうしちゃったのよ?」

提督「……今は何年だ?」

アイオワ「……本当にどうしたの?今は……?今は……何年だっけ……」

提督「……では、深海棲艦との戦いが終わったことは覚えているか?」

アイオワ「What!?Are you serious!?嘘でしょ!!」

提督「……ここは何処だと思う?」

アイオワ「そんな事よりも!!……?ここ……何処なの?」

提督「……ここはハワイだ。アイオワ、日本とアメリカは戦争になったんだ」

アイオワ「Hum……?っ!!Ouch!!あ、頭が……っ!!」ペタン

提督「アイオワ!?」

アイオワ「頭が痛い……痛い……!!痛い!!」フルフルフル

提督「アイオワ!!しっかりしろ!!」ガシッ

アイオワ「……」ガクリ

提督「アイオワ!!アイオワ!!」ユサユサ

アイオワ「……ん……んん。What the heck……っ!?Admiral!?」

提督「アイオワ!!」

アイオワ「Oh my god!!どういう状況なのコレ!?」カァッ

提督「……アイオワ、今は何年でここは何処だ?」

アイオワ「Hum!?何言ってるのよ!?今は……ここは……?」キョトン

アイオワ「……あれ?なんで……?分からない……」

提督「……アメリカ太平洋艦隊の目的は何だ?」

アイオワ「Pacific fleetの目的は……ハワイを奪還することよ。深海棲艦からね。けどちょっと待って。今は何年でここは何処なの?」

提督「……」

提督(……強引にすべてを思い出させて情報を引き出すか?それとも、情報を引き出すことは諦めて……)

提督(諦めて……この子のことは放っておくか……?だが、それは……しかし俺に何ができるんだ……)

↓×1~3

提督「アイオワ」ダキッ

アイオワ「ホワッ……!?」

提督(アイオワを優しく抱きしめる。驚き身を硬直させたアイオワはそのままフリーズしてしまった)

提督(それにしてもグラマラスとはこのことを言うのか。質量が日本人と全く違うな。サラサラした金髪に何かの良い匂い)

提督(欧米人って感じだ。……この子が、心が壊れるほどのことをしてしまったと思うと、やるせなくなる)

アイオワ「Admiral……!?」

提督「アイオワ……」ナデナデ

アイオワ「あう……What`s up……?」

提督(これ以上無理をさせて情報を引き出すことはできない。だが、これは戦争だ。やらなければやられる)

提督(アイオワは戦艦娘だ。一人で戦局をひっくり返しかねない実力がある。このまま放置して正気に戻ったりしたら厄介だ)

提督(何とかしなくてはならない。が、都合がいいことに今のアイオワは精神的に弱っている)

提督(そんな心理状態なら簡単に洗脳できるだろう。ここで無力化してしまうべきだ。幸い、アイオワは俺のことが気になっているようだ)

提督(なら簡単に洗脳できるはずだ。この子を抱いてしまおう。この子を抱いて、こちらに都合のいいように妄想を植え付ける)

提督(もし予想以上に抵抗力があるようだったら……クスリを使うことも考えておくか。後遺症が出るかもしれないが)

提督(だが無理に記憶を呼び覚まして情報を聞き出すよりもはるかにましなはずだ。それぐらいのリスクは仕方ない)

提督(どちらにせよ、洗脳すればアイオワはもう戦えなくなる。万が一アメリカに奪還されても戦線復帰まで時間がかかるだろう)

アイオワ「……Admiral?どうしたの?大丈夫?」

提督(そして俺がやろうとしていることはとても酷いことだ。だが、これは戦争なんだ。アイオワ、俺がお前を……)

提督「何も……思い出せないんだな……」

アイオワ「っ……」

提督「いいか、落ち着いて聞いてくれ。君はたぶん……精神的に酷いショックを受けて、記憶障害が起きている」

アイオワ「記憶障害……!?ど、どういうことなの……?」

提督「そのまんまだ。あったことを思い出せなくなっている。だが、思い出さなくてはならない」

アイオワ「……」ジッ

提督(アイオワは不安そうにこちらを見つめていた。良心の呵責を押さえつける。この子を……洗脳する)

提督「……アメリカが裏切った。深海棲艦とアメリカは裏でつながっていたんだ」

アイオワ「……What?」

提督「深海棲艦が世界を襲った事。それはアメリカの世界征服の陰謀の為だったんだ」

アイオワ「No way!!嘘よ!!That cannot be happening(そんなのありえないわ)!!だって……」

提督「最初はみんなそう思っていた!!だが、思い返してみろ!!日本やヨーロッパ諸国が本国に大きな被害を受けた!!」

提督「だが、アメリカは被害をほとんど受けていない!!アメリカが失ったのはハワイとアラスカの一部だ!!」

アイオワ「そ、それはアメリカが周囲を海に囲まれているから、深海棲艦が簡単に攻められなかったんでしょ!?」

提督「そうだ!!誰もがそう思っていた!!だが、違ったんだ!!考えてみろ。アイオワ」

提督「アメリカは今、シベリア経由で各国に資源や兵器などを輸出している。それによって得る利益は膨大なものだ」

提督「そして深海棲艦との戦いでアメリカ以外の列強は弱体化している。戦争が終わった後、どうなるかは明白だ」

アイオワ「……!!」ハッ

提督「アメリカは世界を支配する。なぜなら、被害を受けた列強各国は、アメリカを頼らざるを得ないからだ」

提督「それが……アメリカが……お前の祖国が考えていたことだ」

アイオワ「……そんなはずないわ。だって……アメリカは、合衆国は私の故郷よ?それに、そんな話、聞いたこともないわ」

提督「だろうな。だから、君も真実を知ったことのショックで倒れた。そして目が覚めたらそれを思い出せなくなっていた」

提督「だが、悲しいがそれが真実なんだ。君たちは騙されていたんだ。俺たちも騙されていた。だが、深海棲艦の一部が離反して、我々に合流した」

提督「彼女たちもまた騙されていただけなんだ……悪いのは、全部アメリカの政府と資本家だ」

アイオワ「そ、そんな……!!」ジワァ

提督(アイオワは酷く混乱していた。俺の言っている事は何の証拠もない。だが、筋は通っているように見えるからな)

提督(弱った精神はそれが嘘であると見抜けないようだ。このまま畳みかけるとするか)

提督「アイオワ……目を閉じろ。……」チュッ

アイオワ「え、えっ……?んっ!?ん、んふ……」ビクッ

提督(アイオワにキスする。唇を押し付け、すり合わせた。舌を伸ばし、アイオワの口を開かせ、咥内に侵入していく)

提督(アイオワは暫く硬直していた。だが、やがて弾かれたように手を俺の体にまわし、強く抱きしめてくる)

提督(激しく舌を絡ませてきた。唇を貪られる。濃厚で熱烈なディープキスだ。これが欧米か……)

提督(体が擦り付けられる。その巨大な膨らみが惜しげもなく体に押し付けられた。なんという存在感だろうか)

提督(長い間互いの唇を貪り合って、離れる。アイオワはすっかり出来上がっていた)

提督(瞳を潤ませ、切なそうな表情をしている。体にまわされた手は俺をがっちりと拘束して離さない)

アイオワ「……Admiral」ジッ

提督「愛している、アイオワ」

アイオワ「……!!Me too……!! I love you!!」パァッ ギュッ

提督(歓喜の表情を浮かべ、感極まったかのように強く抱きしめてきた。俺は、片手で頭を撫でつつもう片方の手を背中から臀部へ這わせる)

アイオワ「Oh……」ピクッ

提督(アイオワが息を洩らした。大きなヒップを撫でまわし、揉む。スカートをたくし上げ、ショーツを引っ張って食い込ませる)

アイオワ「Ah……Huh……Admiral……!!」サワッ

提督「!!」

提督(アイオワが手を俺のモノに伸ばしてきた。ズボン越しに撫で上げられ、玉を揉まれる)

アイオワ「Admiral」

提督「何だ?」

アイオワ「私……Virginなの……優しくしてね……?」ジッ

提督(守ってやりたくなるような不安そうな表情を浮かべるアイオワに、男として庇護欲を掻き立てられる)

提督(それと同時にこれで処女という事に驚きと、満足感を覚えた。俺はアイオワをベッドに押し倒す)

アイオワ「Ooh!!……Oomph. I`m really excited……Admiral……Ahh!!」ビクッ

提督(横たわり、誘うような眼差しで若干脚を開いたアイオワに、俺は手マンを始めた)

提督(スカートをたくし上げ、白いTバックのような細い下着を下げる。露わになった秘所を覆う下の毛も、髪と同じく金色だ)

提督(焦らすように撫で上げ、クリを弄び、愛液を掻きだすようにして中に指を入れた。キツイな。Gスポットを撫で上げる)

アイオワ「Ooh!!Oh my god……!!Oh my god……!!No way……!!I don`t know this!!」ピクンピクン

提督(シーツを掴みながら喘ぎ、英語で信じられないこんなの知らないと呟くアイオワ。体を震わせて快楽に堪えていた)

提督「アイオワ」

アイオワ「んっ……ちゅぅ……れろれろ……」

提督(唇を重ね、舌を絡み合わせる。どんどん愛液が溢れてきて、アイオワの呼吸が荒くなる)

アイオワ「んふっ……!!んん……!!んん!!んんんん!!」ビクンビクン

提督(そして限界を迎えた。アイオワの体がピンと伸び、舌が突き出され、中がキュッと締まる)

アイオワ「Aha……Shit……That……was……incredible……」

提督「……」ヌチッ ペロ モミモミ

アイオワ「Oh……Hum……Admiralは私の胸が好きなのね……♪」

提督「男だからな」

アイオワ「ふふっ……You are so cute like baby……」

提督(アイオワの巨乳を揉みし抱く。服を脱がせ、白いブラを外す。ぶるんぶるんと暴れるそれは、もはや男を圧殺できそうだ)

アイオワ「No!!Bad boy……♪お預けにしちゃうわよ?」ビクン

提督「断る。もう頂いている」

アイオワ「A……ha……!!Shit……まだ出ないわよ……!!」ピクンピクン

提督(先端のピンク色の蕾を摘み、弄ぶ。軽く抗議するアイオワを気にせず、口に含んで舌で転がし、吸った)

提督(十分に準備ができたな。俺はアイオワの前で膝立ちになると、ズボンと下着を下ろし、モノを露出させた)

アイオワ「What the fuck……!!」ドキドキ

提督(処女ことアイオワは赤面して顔を覆っていた。だが指の間からバッチリとみていることが丸わかりだ)

提督(俺はアイオワの上にのしかかると、モノをあてがう。先端がぬめっとした熱いモノに包まれる)

提督「行くぞ」

アイオワ「Wati……!!ヒニンしないと……!!」

提督「ピルがある。入れるぞ。っ……!!」ヌプッ

アイオワ「Aaaaaahh!!No!!No!!No!!Oh my god!!」ブツン ヌプププププ ガシッ

提督「っ!!」ズキッ

提督(挿入と共にアイオワは悲鳴をあげ、強く抱きしめてきた。爪を立てられ、痛みが走る)

提督(ザラリとしたものにモノが撫で上げられる。なんという快楽だろうか。そのまま根元まで挿入する)

提督(先端がこつんと子宮を突いた。強く締まった中は俺から精を搾り取ろうとしているのだろうか)

提督「っ……!!」

アイオワ「Fuckin` heart!!Fuckin` Heart!!優しくって言ったのに!!」ジロッ ポロポロポロ

提督(涙を流して恨みがましそうにこちらをにらむアイオワは震えていた。結合部を見ると結構な出血だ)

提督「すまなかった……だが、もう痛くないだろう?十分濡れていたはずだ」

アイオワ「っ……でも、さっきは死ぬかと思ったわ」

提督「これで赦してくれ」

アイオワ「んっ……ふぁ……」

提督(お詫びのキスをして、念のためもうしばらく慣らす。それからゆっくりと動き始めた)

提督(アイオワの性感帯を探り当てるようにモノで中を探る。そして探し当てた性感帯を突き、撫で上げ、抉った。容赦なく、そして激しく責め立てる)

提督(暫くしてアイオワも腰を動かし始めた。互いに体を打ち付ける。肉と肉がぶつかる音と淫らな水音が響いた)

アイオワ「っぁ!!Admiral……!!So good!!So good!!I cannot stand anymore!!I love you!!」ズッチュズッチュズッチュ

提督「っ……アイオワ……!!俺も愛しているぞ……!!」

アイオワ「Yes!!Yes!!Oh my god!!I cannot believe it!!」

提督「っ……受け取れ、アイオワ!!」ブチュッ ビュルルルルルルルル

アイオワ「Yeah!!Aaaaahh!!っ……Aha……はぁ……はぁ……」ビクン ギュッ

提督「……アイオワ」ナデナデ

提督(アイオワの中に精をまき散らし、脱力する。強く抱きしめられた。俺はアイオワの頭を撫でる)

提督(暫くそうして、余韻に浸る。手を握り合っていた。ふと横を見ると、アイオワがこちらを見つめていた)

アイオワ「……♪」ジッ ニコッ

提督(恥じらいながらはにかむアイオワの瞳は、もう濁っていなかった。だが、正常でもなさそうだ。爛々と輝いている)

提督「アイオワ。無理に思い出す必要はない。君に戦えとも言わない。ただ、俺を信じて俺に尽くしてくれ」

アイオワ「Thank you!! Sure!!Admiralのことを信じてるからね。して欲しいことがあったら何でも言って」

提督(おそらく、今のアイオワは俺のことが最優先事項となっているだろう。他のことを考えることを放棄している)

提督(これなら何でも言うことを聞きそうだ。薬は必要ないな。アイオワの頭を撫でると、気持ちよさそうに目を閉じて顔を擦りつけてきた)

提督「……移動するか。どこかのホテルへ行こう」

アイオワ「Yes♪……Oh, すごい血痕」

提督「君が処女じゃなくなった証明だな」

アイオワ「そうね、もう私は立派なAdultってことね♪」

提督「そうだな。そして、俺の女だ」

提督(その後、早い夕食を取ってホテルに宿泊する。セックスはしなかったが互いに抱き合って愛撫した)

提督(そしてアイオワの匂いと体温に包まれながら眠った。翌日、アイオワと過ごしながらこの子をどうするか考えた)

提督(その結果、英語の教師をさせることにした。対象は艦娘だ。もちろん、ふとしたきっかけで洗脳状態が解けないようにする)

提督(生徒である艦娘には戦況などに関する話一切をしないように念を押した。保険として監視もつける。これで大丈夫なはずだ)

提督(そして夕方、部屋に戻る。……もし五航戦が転属願を出しているのであれば、それが机の上にあるはずだ)

提督(扉に手をかけ、少し躊躇う。感じているのは、恐怖か。何人も囲っておきながら、鶴姉妹が離れるのが嫌か)

提督(我ながら本当に最低の男だと思いながら扉を開ける。そこには……)

↓×1~3

何事もなかったかのように娼鶴瑞鶴がお出迎え。
「だって、幸せにしてくれるんでしょ?」

提督「お前たち……!!」

翔鶴「お帰りなさい、提督」

瑞鶴「どこ行ってたの?上に聞いても執務中としか教えてくれないし……」

提督「捕虜の扱いについて話し合っていたんだ。それよりも、」

翔鶴「何でここにいるのか、ですか?」

瑞鶴「そんなの、決まってんじゃん。夜ご飯一緒に食べようと思ってさ」

提督「……俺は」

瑞鶴「あー!!止めて!!その話題はもうおしまいなの!!考えてもどうしようもならないから!!」

翔鶴「こればかりはどれだけ考えても納得できません。ですが、そんなことはもうどうでもいいんです」

提督「……いいのか?」

瑞鶴「だって、幸せにしてくれるんでしょ?」

翔鶴「『全力で君たちを愛して、幸せにしてみせる』って言っていたじゃないですか。責任はちゃんととって貰いますからね」

提督「……必ず」

瑞鶴「約束だよ!」

翔鶴「信じていますからね」

提督「よし、ではとりあえず街に出るとするか。どこかいいレストランでも探そう」

瑞鶴「うん!」

翔鶴「はい。……♪」ギュッ グニッ

提督「っ!!」

提督(鶴姉妹と三人で並んで廊下を歩く。そこで翔鶴が……俺の手を絡めとった。そしてそのまま自らの臀部に押し付ける)

提督(柔らかい感触。短いスカートの中に手を引きずり込まれた。柔肌の暖かい感覚。そしてショーツの滑らかな肌触り)

翔鶴「……ぺろっ」チラッ ジッ

提督(翔鶴は妖艶な笑みを浮かべ、流し目で俺を見つめていた。艶めかしく唇を舐める。翔鶴は思っていたよりもこう……今夜は大変になりそうだ)

俺の誤字で翔鶴がとんでもないことにw
スマンwww

イギリス軍高官「日本軍は東南アジアの植民地どころか、このままだとインドまで進出してくる」

イギリス軍高官「これ以上の敗北は赦されない。君が新たな東洋艦隊の旗艦だ。所属する艦娘及び艦艇、付属部隊の一覧はこれだ」スッ

ウォースパイト「……足りないわ。私はかつて日本軍と肩を並べて戦ったの。彼女たちの強さは良くわかっている」

イギリス軍高官「これでもか……!?これでも引き抜ける最大限の戦力を引き抜いたつもりだ……!!」

ウォースパイト「……せめてもっと空母を寄越して。さもないと同じ失敗を犯すことになるわ」

イギリス軍高官「検討しよう。だが、不可能だった時のことも考えておいてくれ」

ウォースパイト「……なら、あとはヤンキーが何とかしてくれるのを待つしかないわ。まったく……Royal Navyも堕ちたものね」

イギリス軍高官「まったくだ……では、失礼する、レディー」

ウォースパイト「ええ、ごきげんよう。……Admiral」ギュッ



提督(雲龍たちの活躍のおかげで西方の作戦はさしたる抵抗もなく進んだ。陸軍があのシンガポール要塞を短期間で陥落せしめたことも大きい)

提督(現在、我々の目的はインドの占領だ。あそこを占領することができればインド洋は日本の海になる)

提督(さらに、そこから中近東を目指せるようになり、スエズ運河も射程内に入ってくる。イタリア軍との合流も夢ではない)

提督(だが、イギリスもそれは分かっているようだった。インド洋に大規模な艦隊を派遣してきた。新生東洋艦隊だ)

提督(Royal Navyはここを通す気がないらしい。一時的に多くの戦力を大西洋と地中海から引き抜いてきた)

提督(だが、もしここで東洋艦隊を撃破することができれば、イギリスは敗北必死となるだろう)

提督(しかし日本も余裕があるわけではない。アメリカの怒涛の反撃は当初の想定を軽く超えていた)

提督(一刻も早くこちらの戦いを終わらせる必要がある。そのために現在、上層部は大掛かりな作戦を計画していた。これは陸軍と合同で行われる)

提督(成功すればインドは我々のモノになるだろう。ただし、失敗すれば不味いことになる可能性が高い)

提督(最悪、インド洋は現状を維持することにして戦力を東へ送らなくてはならないかもしれない)

提督(それを防ぐためにも、必ず成功させなくては。そう思いながら作戦の構想を練っている時のことだった)

響「司令官、紅茶を入れてきたのだけれど」

提督「響か、ありがとう」

提督(響がお茶を入れてきてくれたのだ。ありがたいことこの上ない。小休止にすることとした)

響「今日は私が秘書官だからね、当り前さ。……大変そうだね」

提督「まあな」

響「ちゃんと休んでいるかい?あまり根を詰めすぎるとよくないよ」

提督「そうだな」

響「……どうやら、休んでないみたいだね」

提督「そんなことないさ」

響「いいや、そんなことある。少し横になったほうが良いよ」

提督「ふむ……」

提督(自分の体調を確かめる。悪くないが頭があまり回らないかもしれない。確かに、少しリフレッシュが必要かもな)

提督「……そうだな。じゃあ少し休憩にするか」

響「それがいいよ、司令官。ほら、膝枕してあげる」ポンポン

提督(響はソファーに腰かけると自らの太ももを叩く。こちらを見つめる瞳は慈愛に満ちており、微笑みを浮かべていた)

提督「ありがとう」

提督(ソファーに横になり、響の太ももに頭を乗せる。柔らかい感覚が側頭部に広がった。響の匂いがいっぱいに広がる)

響「ふふっよしよし……頑張ったね……」ナデナデ

提督(俺の頭を撫で、ねぎらいの言葉をかけてきた。響を見上げると、母性本能が満たされたのか、満足感のある笑みを浮かべていた)

提督(徐々に大人びてきているが、まだまだ子供らしい顔つきだ。だが、浮かべる表情は大人びている)

提督(もともと大人びた子だった。しかし、あの日俺が抱いて以来、大人のような余裕を持つようになった)

提督(そのため、子供らしい可愛らしさと共に大人の女のような妖艶さをも併せ持つようになっていた)

響「……っ!!司令官……溜まっているのかい?」ポッ

提督「っ!!す、すまない……そういうわけじゃないんだが……」

響「……じゃあ、私を見ていたらほしくなったのかな?」

提督「……」

響「むらむらしたままじゃ執務ができないからね。それに、満たされない辛さは私も良く知っているから」スッ カチャカチャ

提督「ひ、響……!!」

提督(響は俺のズボンのベルトを外し、ファスナーを下げ、下着をずり下げた。俺の半立ちしたモノが露わになる)

響「っ……本当にいつみても惚れ惚れするね、司令官?」ジッ

提督「……君は結構好色なんだな」

響「誰かさんのおかげでね。口でならこのままでもしてあげられるから……ん、あむ」スッ

提督「っ!!」ピクッ

提督(響は上体を倒すと色っぽい仕草で髪をかき上げる。そして俺のモノを口に含んだ。俺が教え込んだ技術を存分に発揮している)

提督(瞬く間に俺のモノは臨戦態勢に入った。響を犯そうと完璧に怒張し、びくんびくんと脈打つ)

響「んちゅ……れろれろれろ……じゅるるるる……」チラッ

提督(こちらの様子をうかがうような流し目。俺が感じていることを確認すると満足げに目を細めた)

提督(こんな少女がしていい表情ではない。だが、この子をこういう風にしてしまったのは俺だ。それに……興奮する)



暁「……!!」ドキドキドキ

雷「あれ、暁じゃない?何やってるのよ」

電「……何かすごい顔が赤いですよ?」

暁「っ!?い、雷、電……!!静かに……!!いや、み、見ちゃダメ……!!」

雷「何でよ?っていうか何をよ?」

電「そう言われると気になるのです」

暁「あっ……!?ふ、二人にはまだ早いから……!!」

雷「……見るわ」ムスッ

電「……なのです」グイッ

暁「あぁ……!!ちょっと……!!」

提督「……!!」パンパンパン

響「っぁあ!!ふぅ……しれいかぁん……!!」ピクン ピクン

雷「っ!?」ピシッ

電「はわわわわわ……!!」ボンッ

暁「……!!」

↓×1~3 三人の心情と行動をそれぞれ

提督「響……行くぞ……っ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

響「しれいかん!!いいよ!!きてぇ……!!ぁああああ!!」ビクンビクン

「「「……!!」」」

提督「っ……はぁ……くぅ……」ズルン

響「あっ……ふぅ……で、でちゃう……」ヌポッ ブプッ ドロリ

暁「な、なかっ……!!ひ、響が……中……生だし……っ……ぅぁ……!!」クラクラ ドサリッ

雷「……」ジッ

電「はぅ……っ!!あ、暁ちゃん……!!」バッ

暁「……」グッタリ グルグル

電「暁ちゃん……!!雷ちゃん……!!ちょっと暁ちゃんを運ばないと……!!」アセアセ

雷「……何よ」



雷『司令官!!私がいるじゃない!!』

提督『そうだな、雷がいるな。頼りにしているぞ』ナデナデ

雷『えへへ……!!』ニコッ



雷『はーるーかーうーらーうーのー♪はーなーのーえーんー♪……あら?』

提督『すまない、頼まれてくれるか?』

あきつ丸『まったく……仕方ないでありますなぁ』

提督『ありがとう。……君には迷惑をかける』

あきつ丸『謝礼に今度、熱海か軽井沢あたりに連れて行ってくれてもいいでありますよ』

提督『そうだな、期待していてくれ』

あきつ丸『約束であります。では』

提督『ああ、またな』

雷『……』

雷《やっぱり、大人の人には勝てないのかしら……っ……》



雷「響でいいなら……私でいいじゃない……私だって……」ギュッ

電「雷ちゃん……!!」

雷「えっ?」

電「暁ちゃんを運ばないと……!!」

雷「あ、そうね……うん……運びましょ……」

暁「せめて……スキンを……」ブツブツ

電「……」



提督『……!!』パンパンパン

響『っぁあ!!ふぅ……しれいかぁん……!!』ピクン ピクン

提督『響……行くぞ……っ!!』バチュン ビュルルルルルルルル

響『しれいかん!!いいよ……きてぇ……ぁああああ!!』ビクンビクン

提督『っ……はぁ……くぅ……』ズルン

響『あっ……ふぅ……で、でちゃう……』ヌポッ ブプッ ドロリ



電「……///」キュンキュン

電(お腹の下の部分の……奥の方が……じんじんするよぅ……何か変な感じなのです……)

雷「電、足元気をつけて」

電「えっ?あ、は、はいなのです」

暁「私より先に……響がぁ……大人のレディーに……」ブツブツブツ



提督「では、今日はこれで終わりにしよう。ご苦労だった」

響「うん。お疲れ様、司令官」

提督(響が退出していく。あの子は魔性の女になりそうだな……結局最後までしてしまったし)

提督(なまじ頭の回転が速いからな、どうすれば男を興奮させるのかどんどん学習していく……気をつけなくては……)



響「ただいま」

↓×1~3 暁、雷、電の心情と行動

三人の性格だと、暁と雷が問い詰めて電が抑えに回りつつ黒い笑みを浮かべならが響を詰問するんじゃないかな?

詰問って言うと言葉が悪かったな。
電「響ちゃん、提督さんのおち○ぽでビュービュー中田氏してもらうのは、気持ちよかったのですか?」(ニッゴリ

×電「響ちゃん、提督さんのおち○ぽでビュービュー中田氏してもらうのは、気持ちよかったのですか?」(ニッゴリ
○電「響ちゃん、司令官さんのおち○ぽでビュービュー中田氏してもらうのは、気持ちよかったのですか?」(ニッゴリ

電「あ、お、お帰りなのです、響ちゃん!あはは……」

暁「ぐぬぬ……」ジッ

雷「……」ムスッ

響「……えっと、どうかしたのかい?」

電「な、何でもないのですよ!あはは!ね、皆?」

暁「ぐぬぬぬぬ……」ジッ

暁(なんで響が……やっぱり大人っぽくなったからかしら……けど、私だってきっと……そのうち……!!)

雷「……ちょっと外歩いてくるわ」スクッ スタスタスタ

響「い、雷……?」

雷「どいてくれるかしら?」

響「あ、ごめん……」スッ

雷「……」スタスタスタ

響「……」チラッ

電「あ、あは、あはははは……」

響「……何かやってしまったかな?」

電「何もしてないのです!大丈夫ですよ!本当なのです!」

響「……暁?」

暁「……はっ!?ちょっと待って……そもそもなんで司令官と響がいつの間にそういう関係に……」ブツブツ

響「な、何を言っているんだい?声が小さくて聞こえないよ」

暁「えっ?あ、あれ!?声に出てたかしら!?いや、何でもないのよ、気にしないで……」

響「……」



提督「そうか……」

響「うん……何が原因だか分からないんだ……」

提督(響から最近、第六駆逐隊の皆と関係がぎくしゃくしているという相談を受けていた。いくら考えても理由が分からないそうだ)

提督(第六駆逐隊は仲良しで有名だった。まさかこんなことになるとは……このままでは戦闘にまで影響するかもしれない)

響「……」

提督(それにこんな悲しそうな響を放っておくことはできない。何とかしてあげなくては……)

提督「何ができるかは分からないが、俺もできうる限りのことをしよう。暁たちと話をしてみる」ナデナデ

響「ん……ありがとう、司令官」



鹿島「そ、そんなことが……」

電「あれ以来、第六駆逐隊の雰囲気が悪くなってしまったって……特に、響ちゃんと雷ちゃんの仲が悪くなってしまったのです……」

電「でも、電にはどうすればいいのか分からなくて……どうすればいいですか?鹿島さん……」

↓×1~3 鹿島はどうする?

鹿島(響ちゃん……確か年齢的にはまだ十代前半だったはず……そんな子が……そんな子が……!!)

提督『響』ズプッ

響『来て、司令官……♪あっはぁ……!!』ズプププププ

鹿島「!!」ボンッ

電「か、鹿島さん!?」

鹿島「あ、イヤ、だ、大丈夫よ!?電ちゃん!そうね、分かった!うんうん、大変よね!?」ワタワタ

電「は、はい……」

鹿島「私も、何ができるか分からないけど、頑張ってみる!だから安心して私に任せて!きっと何とかして見せるわ!」

電(あ、安心できる要素がまったく見当たらないのです……鹿島さん、綺麗な人だからそういう経験が多いと思っていたけれど……)

電「よ、よろしくお願いするのです!」

鹿島「うん、大船に乗った気持ちで待っていてね!」



提督「よく来てくれた、雷」

雷「司令官が呼ぶのならいつだって駆けつけるわ!それで、何の御用?」

提督「実はな、聞きたいことがあるんだ。……最近、第六駆逐隊の面々がぎくしゃくしているという話を聞いた」

雷「!!」

提督「実際のところ、どうなんだ?何か問題があったりするのだろうか?……もし何かあるのなら、話してくれないか」

雷「……」

提督「いろいろとあるのだと思うが、俺も何か力になれることがあるのなら協力したい。どうだろうか」

↓×1~3 雷の心情と行動

今すぐ私を抱いて欲しい、他の姉妹も共々

>>684

雷「……本当に協力してくれるの?」ジッ

提督「!ああ、もちろん。俺にできることなら何でも」

雷「良かった!なら安心ね。だって、提督にしかできないことだもの!これで私、響と仲直りできるわ!」ニコッ

提督「俺にしかできない事?」

雷「ええ!……司令官、今すぐ私とエッチしてよ」

提督「!?」

雷「私見たわ。響とはしていたわよね?だったらできるはずでしょう?私だって響と同じ年齢の女の子だし、体つきもそう変わらないわ」

提督「雷……!!」

雷「まさか、出来ないとか言わないでしょ?だって雷、司令官の為にいろんなことをしてきたもの」

雷「司令官が私のことを嫌いなわけないわ!でしょ?だから、私とも……ううん、私だけじゃ不公平よね」

雷「雷と暁と電ともエッチしてよ。そもそも、今回のことの始まりは響が抜け駆けしたのが原因だから」

雷「だから、私達全員とエッチすればきっと元通りに戻れるわ。だからね、司令官。お願い」ジッ

提督「っ……」

提督(まさか見られていたとは……っ!!イクたちの時と言い、俺はどうしてこうも……!!)

提督(しかも自分を抱けというのならまだしも暁と電のこともと言うとは……自暴自棄になっているのか?)

提督(ここでこの子を抱いてしまうのはダメだ。そんなことをしたら雷を歪めてしまう!!それだけはいけない!!)

提督(何とかしてこの子の目を覚まさせなければ!!さて、どう諭すか……?)

↓×1~3

雷「……」

提督(……雷は、本当に良く尽くしてくれるかわいい子だった。その好意がたとえ未熟なもので、いずれ他に向けられることになろうとも)

提督(今、俺に向いているだけで幸せを感じられた。年の離れた妹か、あるいは娘のように思っていた)

提督(それが心地よかったのだ。失いたくないと思っていた。だが、それも終わりにするときが来た)

提督「……雷」

雷「……何、司令官」

提督「好きなものは独り占めしたいか?」

雷「……ものによるわ」

提督「なら……好きな人ならどうだ?」

雷「……したい。けど、私の好きな人はね、司令官。もう姉に取られていたみたいなの。だから……」

雷「だから取り返すわ。それもただ取り返すだけじゃない。きっと優越感に浸っている響に、目にもの見せてくれるわ」

雷「私と、暁と雷とで提督とエッチするの。それを知ったら響、どんな顔するでしょうね?」

提督「……」ジッ

雷「っ……もちろん、響に悪いとも思うわ……けど……けど!!じゃあどうすればいいのよ!?」

雷「私だって司令官が好きなのに!!でももう諦めなくちゃいけないの!?そんなの嫌!!」ジワァ

提督「……雷、俺がいつ響だけが俺の女だと言った?」

雷「……えっ」

提督「君には話しておこう。俺が、どういう人間なのかを」

雷「……!!」

提督(雷に全てを包み隠さず話す。あきつ丸との爛れた関係、深海棲艦を篭絡したこと、そして響とイムヤ達、鶴姉妹のこと)

提督(雷は信じられない事を聞いたように目を見開き、俺の話を聞いていた。いったい何を思っているのか)

提督「という事だ。俺は、俺を慕う子たち全員を幸せにして見せる。だからこそ、誰か一人に独り占めされるわけにはいかないんだ」

雷「……!!」

提督「……もし君が望むのなら、君たち姉妹全員と話し合う場を設ける。そしてちゃんと暁と電にも話をする。どうする、雷?」

↓×1~3 雷の反応

雷「……うん、して。して欲しい」

提督「分かった。……いつにする?」

雷「いつでもいいわ。……っ」ジワァ

提督「雷……」

雷「っ!!」ダキッ

提督「!?」

雷「どうして……!!どうして一人でそんな危ないことしてたのよ……!!一つ間違えれば死んでいたかもしれないのに!!」ポロポロポロ

提督「無事にやり遂げられた」

雷「結果的に死ななかっただけだわ!!もし戦艦棲鬼が司令官を襲ってたら!?戦艦棲姫がネ級に気が付かなかったら!?」ギロッ

雷「集積地棲姫の自爆が成功していたら!?死んじゃってたじゃない!!なんで私を頼ってくれなかったのよ!!」ギュッ

提督「……君を巻き込めるわけないだろう」

雷「巻き込んでよ!!エッチなことして情報を聞き出すってのも、私ならダメって言わなかったわ!!」

雷「もし司令官が死んでたら……雷も後を追ってたんだから!!うわああああん!!」ボロボロボロ

提督「……すまない。ありがとう」ギュッ ナデナデ

提督(雷が泣き疲れて眠るまでずっと抱き締めていた。そこまで俺のことを思っていてくれたのか……)

提督(だが、もしそれを知っていても、それでも俺は君を巻き込めなかった。君の穢れない瞳を汚いもので穢すわけにはいかないからだ)



提督「というわけだ」

暁「……!!」

電「……!!」

響「……」

雷「……」

提督(翌日、俺は雷の頼み通り第六駆逐隊に全てを話していた。響のスパイ事件の下りは誤魔化したが)

提督(響は気まずそうな表情を浮かべ、雷は無表情。何も知らなかった暁と電は驚きに目を見開いていた)

提督「俺は、響がそれを望む限り必ず俺が幸せにして見せる。だから、それを認めてくれ」

響「私からも頼むよ。普通じゃないのは分かってるけど、それでいいんだ。私は、提督と居られればそれでいい」

暁「……」

電「……」

雷「……いいわよ」

提督「雷……!!」

雷「提督がそう言うんなら、必ず響を幸せにしてくれるわ。だって提督は提督のことを好きな女の子全員を幸せにするんでしょ?」

提督「ああ」

雷「なら、大丈夫よ」ニコッ

響「雷……!!ありがとう」

雷「ええ。だからね、司令官。私のことも幸せにして」

暁「!?」

電「!?」

響「っ!!」

雷「ずっと好きだったわ、司令官。司令官からしてみればまだお子様なのかもしれないけどね、私も女なの」

雷「好きな人と一緒になりたいの。他に何人お嫁さんが居ようとも関係ないわ!私もその一人で、司令官に幸せにして貰えるのならそれでいいもの」

提督「いいのか?」

雷「もちろんよ」コクリ

提督(雷の瞳に迷いはなかった。真っすぐの純粋な眼差しでじっと見つめてくる。雷は俺の返事を待っていた)

提督(雷のような子からそれほどの好意を向けられていることが誇らしかった。悩む必要はない。返事は決まっている)

提督「……分かった、雷。俺は君の優しさに救われていた。そんな君が好きだった。年齢なんてもう関係ない」

提督「君が俺と共に生きてくれるのなら、それほど嬉しいことは無いよ。ありがとう、雷」

雷「……!!司令官!!」バッ ダキッ

提督「……大切にする」ギュッ

雷「うん……!!大切にして……!!」ギュッ

響「目の前で見せつけられると、さすがに嫉妬するね……まあ、私の好きな人がモテモテだと考えれば、それはそれで……」

↓×1~3 暁と電の心情と行動

私(達)も提督を好きな気持ちは変わらない
私(達)の事も幸せにしてください(エッチな事をしてください)

電「……い、電もなのです!!」

暁「!?」

響「……」

雷「い、電……!!」

電「電だって司令官さんが好きなのです!!電のことも幸せにして欲しいのです……」モジモジ

提督「電……もちろんだ」ニコッ

電「っ!!司令官!!」ダキッ

雷「ち、ちょっと電……!!」

暁「あ、暁だって司令官のことを……!!その……お、お婿さんにしてあげてもいいって思ってるんだからね!!」ダキッ

雷「暁まで……!!……もういいわ。気にするのやめる」ギュゥゥゥゥ

提督「……俺が言うのもアレだが、それで本当にいのか、お前たち?」

暁「いいに決まってるでしょ!!私達が選んだんだから、司令官は黙って私達をお嫁さんにすればいいのよ!!」

提督「暁……ありがとう」ナデナデ

暁「頭をなでなで……はしてもいいけど、ちゃんと大人のレディーとして見てよね!」

響「……」ムスッ ダキッ

電「ひ、響ちゃんも……?」

響「何か問題があるかい?私だって提督の……お、お嫁さんになるんだから」ポッ

提督「安心しろ。四人まとめて幸せにしてやる」ギュッ

提督(その後、やはり話はそういう方向に流れた。なんだかんだ言ってもそう言うのに興味のある年頃だ)

提督(言い合いを経て、最終的にジャンケンにより俺と過ごす順番が決まった。今夜をともにすることになったのが)

電「や……やった……なのです……」

暁「あぁ……!!なんでチョキにしたのよ私……!!」ワナワナワナ

雷「……」ジロッ

響「怖いよ、雷……」

提督(電だった。話し合いが終わり、執務に戻り、それもすべて終わった夜、その時はやってきた)

電「し、司令官……お邪魔します……!!」ドキドキ

提督「ああ、入ってくれ」

電「……!!」カチコチ

提督(夜だが、電は制服のままだった。いや、あえて制服を着てきたのか。もうすでに顔を真っ赤にしている。動きもロボットのようになっていた)

提督「とりあえず、これでも飲んで気を落ち着けろ」

電「あ、ホットミルク……」

提督(用意していたホットミルクを飲みながら雑談を交わす。主に暁の面白エピソードだった。ありがとう、暁)

提督(君のおかげで電の緊張も解れてきたよ。……と思っていたのだが)

提督「電、愛しているよ」ダキッ

電「っ!!い、電もなのです……!!」ボンッ カチコチ ギュッ

提督(そう言う雰囲気になった瞬間、再び電は真っ赤になってぎこちなくなる。体に手をまわし、華奢な体を抱きしめる)

提督(すると電は再びロボットのようにぎこちなく手を俺の体にまわした。電には刺激が強すぎるか?)

提督「電……目を閉じて……」

電「は、はいなのです……!!」バチッ フルフルフル

提督「んっ……」ナデナデ

電「んっ……」フルフルフル

提督「……」スッ サワッ

電「んふっ!?」ビクン

提督(ただ唇を重ねただけのライトなプレッシャーキス。それだけで電はいっぱいいっぱいのようだった)

提督(頭を撫でつつ手で背中を軽く撫で上げる。それだけで過剰に反応した。やはり早すぎるな)

提督「……電」

電「は、はい……!!」バクッ バクッ バクッ

提督「何も今すぐそういうことをしなくてはいけないわけではない。少しずつステップアップしていこう」ナデナデ

電「司令官……!!」

提督「俺はこうしているだけでも十分幸せだ。今日は、二人で一緒の布団で寝よう」ニコッ

電「はい」ニコッ

提督(同じ布団で、手を繋いで寝る。こういうプラトニックな関係もまたいいものだと思う)

電「司令官……大好きなのです。電は今とても幸せです」

提督「俺も電が大好きだ」ギュッ



提督(翌朝、俺は俺が起きると同時に起きた電と一緒に朝ごはんを作って食べたりと、新婚の夫婦のように過ごした。電はとても幸せそうだった)

提督(俺も幸せだった。きっと電は良い女になるだろう。名残惜しかったが、幸せな時間は終わる。執務の時間だ)

提督(小競り合いが続いているが、大規模作戦の準備が進んでいるためにそこまでの動きはない)

提督(そして二日目の夜になる。今夜俺の部屋に来るのは……)

雷『やったわ!!見てた、司令官!?』パァッ

暁『わ、私が最後!?一番お姉ちゃんなのに!!』

提督(雷だ。雷はあの口振りや様子からして……響のように肌を重ねたがるだろうな)

雷「司令官、来たわ」ドキドキ

提督「ようこそ、入ってくれ」

雷「ありがとう」ニコッ

提督(雷は可愛らしい寝間着姿だった。はにかみながら部屋に入ってくる。さて、まずはソファーで雑談でもするとしよう)

雷「司令官」バッ

提督「ん?どうした、雷……っ!!」

雷「んちゅ……はむぅ……れろれろ……」ダキッ ギュゥゥゥゥ

提督(雷は振り向いた俺にいきなり跳びかかり、唇を奪ってきた。強く重ねられ、舌が唇の間から入り込んでくる)

提督(飢えた獣のようなキスだ。俺は、受け入れる。舌を絡ませ、手を体にまわした。雷の頭の後ろに手を添え、自らの方に押し付ける)

提督(そして背中を撫で上げ、小さく可愛らしいお尻を揉みし抱く。後ろから秘所へ手を伸ばした)

提督(パジャマ越しに刺激する。雷が息を洩らした。パジャマの下に手を忍び込ませる。少し汗ばんだ熱い体を堪能する)

雷「っは……司令官……」

提督「雷……すべてを俺にゆだねろ」

雷「うん……はぁ……あぁ……」ピクン

提督(パジャマをたくし上げ、ジュニアブラをずらし、微かにある胸を丸出しにする。マッサージするように揉んだ)

提督(将来、大きく育つように丹念に揉み、その先端の突起を摘まみ、こねくりまわす。雷は快楽に身を捩った)

提督(そのまま口付けし、胸を吸って舐めまわす。そこから舌を這わせて臍をせめ、鼠径部をなぞるようにして秘所へ)

提督(ショーツをずり下ろし、露わになったのは陰毛が生えていないスジ。ツルロリマンだ)

提督(もうすでに濡れていたそこへ指を挿入する。キツイなさすがロリ……と言ったら機嫌を損ねるか)

提督(一通り手マンを終えた後、今度はねちねちと舌で責める。溢れてくる雷の蜜を存分に堪能する)

雷「し、しれかぁん……!!すごい……なにかへん……!!へんになっちゃう……!!なっちゃう!!っぁああああ!!」ビクンビクン

提督(絶頂を迎えて体を張る雷。そしてすぐに脱力する。胸を上下させ発情しきったトロ顔をさらしている。いよいよ本番だ)

提督「雷……入れるぞ……」ピトッ

雷「はぁ……はぁ……司令官……!!うん、来て……!!」ニコッ

提督(快楽と緊張がないまぜになった笑顔を浮かべる雷。怒張したモノをあてがい、挿入する。雷の処女を奪おうとした、その時だった)

提督「……」ズプッ

雷「っ!?い、痛い痛い!!」ズキッ ビクン

提督「我慢してくれ……」」

雷「無理よ司令官!!死んじゃう!!」グッ

提督「っ!?す、すまない……大丈夫か……?」

雷「っ!!あ……その……」シュン

提督「そんな顔をするな。最初はこういうこともあるさ。もう少し慣らすか」ニコッ

雷「ご、ごめんね……お願い……」

提督(指で拡張するようにして慣らしていく。指ではよく感じれるようだ。たちまち快楽に喘ぎ声を洩らす)

雷「はっ……ふぅ……ふぁあ……あぁ……!!」ピクンピクン

提督「……よし、そろそろいけるかな」

雷「……お願い」

提督(再びモノをあてがい、処女膜を押し破るように挿入していく。途端に雷は顔を痛みに歪ませ、歯を食いしばる)

雷「っ……!!し、しれいかん!!無理!!」ジワァ

提督(が、それでも無理だったようで途中でまた悲鳴をあげた。今度は涙目だ。挿入を中止し、モノを引き抜く)

雷「うぅ……ごめんなさい、司令官……」ズーン

提督「気にするな。少しずつ入れられるようにしていこう。今日はこれぐらいで終わりにするか」

雷「で、でも、まだ司令官は気持ちよくなってないでしょ?」

提督「大丈夫だ」

雷「ダメよ!!……っ!!そうだわ、お口でしてあげる!!」

提督(シーツで体を隠し、目に見えて落ち込んでいた雷ははっと閃いたように顔をあげる。このままで終わらせまいと必死だ)

提督「っ!!……いいのか?」

雷「雷に任せて!!」

提督「そうか。では頼む」ズイッ ブルン

雷「……!!ごくっ」

提督(目の前に突き出された俺のモノに雷は息をのむ。いきなりすぎたか。すまなかった。だが、俺も限界だったんだ)

提督(雷を抱くという背徳感に近いものが俺を興奮させ、雷を組み敷いていることに征服欲が満たされていた)

提督(俺のモノは己の遺伝子を雷の中にぶちまけるのを今か今かと待っていたのだ。この際、下ではなく上の口でいい)

雷「……ど、どうすればいい?」

提督「まずは普通に咥えてみろ。根元まで飲み込めるか?」

雷「わ、分かったわ。……あむ。んっ……んぐっ……おえっ」

提督「無理はしなくていい。なら、俺の亀頭……先端を、飴を転がすように舌で舐めるんだ。特にカリ……出っ張っている所の裏側を重点的にな」

雷「ん……れろれろれろ……ぺろぺろぺろ」コクリ

提督(雷にフェラのテクを仕込んでいく。必死に俺の期待に応え、俺を気持ちよくしようとしているのが存分にわかった)

提督(雷が健気に奉公してくることに満足感を覚える。かわいい奴め。まあ、知っていたが)

提督「いいぞ……っ……はぁ……!!」ビュルルルルルルルル

雷「んぐっ!?っ……!!げほっげほっげほっ!!」ブフッ タラリ

提督(高まる射精感のままに雷の咥内に射精する。勢い余った俺の精液は雷の小さな咥内を蹂躙し、喉を犯し、鼻から垂れた)

提督(雷が苦しそうに顔を歪めて、涙目で咽ていることに興奮した。鼻から精液を垂らしている所もなかなか来るものがある)

提督(いけない性癖の扉を開いてしまいそうだ。いや、もう開いてしまっていたのかもしれない)

提督(だが、どちらにせよ大切なのは雷を幸せにすることだ。自重しなくてはな。泣かしてはいけない)

雷「っ……気持ちよかった、司令官?」

提督「ああ、最高だったよ」ナデナデ

雷「そう……!!よかったわ」ニコッ

提督「こういうことは無理をすることではない。二人で大丈夫、俺は待てるよ」

雷「司令官……!!すぐに大きくなって、司令官との赤ちゃん産めるようになるからね」

提督(……ちょっと気負いすぎというか、段階をすっ飛ばしている気がするが、まあいいか。雷と並んで横になる)

雷「司令官……お休み……」

提督「お休み、雷」

提督(雷は俺を胸に抱いていた。母性溢れる慈愛を湛えた表情で俺を見守りながら頭を撫でてくる)

提督(新鮮な気分だった。こんな小さい子なのにどうしてこうも包容力があるのだろうか。そのまま、心地いい眠りに落ちていった)



提督(翌日、目が覚めた時にはもうすでに雷が朝食を用意していた。なんと甲斐甲斐しいのだろうか)

提督(ありがたく朝食を頂いて、一緒に基地へと出向く。俺を待っていたのは悪いニュースだった)

提督「まさか……!!確実なのか?」

伊13「確実……です……イギリス軍は……空母娘六人を……派遣しています……」

提督「……イラストリアス級六名か。馬鹿な……信じがたいぞ……」

伊13「傍受した無線通信からして……イギリスは大きな作戦を……察知しています……何か予定していますか……?」

提督「……インド上陸作戦を計画中だ」

伊13「なら……今一度……戦力を考慮してみる必要が……ありますね……」

提督「そうだな……」

提督(……鶴姉妹だけでは危ないか。くっ……正規空母を呼び寄せるのは無理だ。軽空母を誰か引き抜かなくては……)

提督「ありがとう、ヒトミ。よくやってくれた」

伊13「とんでも……ないです……」



提督(いろいろと大変な一日だった。だが、執務が終わればとりあえず悩むのは止めにする。メリハリが重要だ。さて、今日は……)

暁『ぐぬぬぬ……はっ!?ちょっと待って、逆に考えるのよ。最後でもいいやって考えるの。時間ができれば……』

響『……?』

提督(今日は暁だったか。自称大人のレディーは一体どうするのか、楽しみでもあるな)

暁「司令官、暁よ。入っていい?」

提督「どうぞ、暁。……!!」

暁「お邪魔します。……?どうかした?」

提督「い、いや……何でもないぞ」

提督(……暁は、なんだかんだ言ってオチ担当なのだろうと思っていた。ピエロみたいなメイクをしてきてもおかしくないと思っていた)

提督(だが、暁は唇にリップを塗っただけのまともな姿だ。……他の姉妹は化粧をしていない純朴な姿だった)

提督(それはそれで悪くない。瑞々しく皴一つない肌は何もしなくても十分な代物だ。だが、それにリップを加えるだけでこうも変わるか)

提督(純朴さはなくなるが、かわりに女らしい色気が出ている。さらに、少し濡れている髪は、驚くほど艶があるぞ)

提督(他の姉妹、一番大人びていた響でさえ、最初はここまで色気があったわけではなかった。まさか、あの暁が……)

提督(そしてその恰好も予想外だった。電の制服、雷のパジャマはどれも意外ではなかった。だが、暁のバスローブ姿は予想できなかった)

提督(だが無理してきている感じではない。認識を新たにしなくてはならないな。暁は、ちゃんと長女だ。姉妹の中で一番大人びている)

暁「……な、何かおかしいかしら?」キョロキョロ

提督「な、何もおかしくないぞ!ただ、それが意外でな……」

暁「い、意外って……失礼しちゃうわね……ちゃんと大人のレディーとして扱ってって言ってるでしょ?」

提督「ああ、すまなかった……」

暁「仕方がないから赦してあげる。……ここ、失礼するわね」

提督「もちろんだ」

提督(ベッドの上に腰かける暁。俺もその隣に座る。なぜだろう……心臓の鼓動がうるさかった)

提督「それにしても……本当に大人びて見えるぞ」

暁「当たり前でしょ?暁を何だと思っているのよ」

提督(少しだけ雑談する。が、それどころではなかった。俺がこんなにギャップに弱いとは)

提督(今すぐに暁を押し倒したかった。それほどまでに男心をくすぐられ、昂らされていた。もう二度と暁をお子様と言えないな)

暁「……大きくなってる」

提督「!!」

暁「……暁のこと、触ってみる?もう我慢しなくていいよ。暁も準備できてるから」

提督「っ……暁……!!」ガバッ

提督(暁を抱き寄せ、唇を奪う。舌を入れると、甘い味が広がった。暁の匂いを肺いっぱいに吸い込む。バスローブの上から愛撫した)

暁「っ!!司令官……んふぅ」

提督(暁もまた俺の体に手をまわしてくる。多少ぎこちないものの、舌をちゃんと絡ませてくる)

暁「んふっ……れろれろれろ……んあぁ……!!」

提督(ファーストキスは瑞鶴よりも上手いぞ。こんな小さな子が……興奮してしまうじゃないか……悪い子だ、暁)

提督(バスローブの中に手を入れる。その下は……っ!?こ、これは……!!)

提督「っ!!」バッ

暁「あっ……!!」

提督「暁……!!」

提督(唇を離して暁を押し倒し、バスローブを剥ぐ。露わになったのはベビードールだ。それも、スケスケなものだった)

提督(髪の色と同じ、紺のレースに包まれた体は素肌が透けている。膨らみ始めた胸も、その先端の突起も丸わかりだ)

提督(下は、マイクロビキニのような細いローライズ。恥丘が見えそうだ。お尻は半分見えているだろう)

暁「……どう?」

提督(恥じらうような表情を浮かべ、薄紫の瞳でじっとこちらを窺ってくる暁。もう限界だった)

提督「暁、君は何てはしたない子だったんだ!!」バッ サワッ

暁「あぁ……!!」

提督「答えろ、その服はどこで手に入れたんだ!?」ナデナデモミモミ

暁「くぅ……!!つ、つうはんでぇ……!!」ピクンピクン

提督「そんな男を誘う服を買ったのか!?」クリクリ

暁「そ、そう……なのです……!!あぁ!!ち、ちくびぃ……!!」ビクン

提督「どうしてそんな服を買った!?」クリュクリュ

暁「き、興味があったからぁ!!あ、あと……こういう日がぁ……いつ来てもいいように……!!」ビクビク

提督「そうか……では、キスはどうだ?どうしてあんなに上手い?経験があるのか?男に仕込まれたのか?」

暁「っ!!な、ない……!!」

提督「嘘だ。ならどうしてあんなに舌を絡ませられる?」

暁「べ、勉強したからぁ!!勉強して、野菜とかで試したの!!さっきのがファーストキス!!」

提督(野菜!!一昨日電が、暁がなぜか胡瓜をかじっていたとか言っていたが、まさかそんな目的だったとは……)

提督(そう考えると、日頃の暁面白エピソードも何か裏があるのではないかと思えてくるな……)

提督(無垢な顔してなんてことをしていたんだ。一気に暁がお子様から小悪魔に見えてきた。……たまらないじゃないか)

提督「……響としたんだろう?」

暁「!?な、何でそれを……!!」

提督「嘘を吐いたな。罰を与えるぞ。ん……」ジュルルルル

暁「ああっ!!でない!!まだでないからぁ!!」

提督「……」クチッ クチュクチュクチュ

提督(思いっきり暁の胸を吸う。暁は背をのけぞらせ、胸を張って快楽に堪えていた。手を秘所へと伸ばす)

暁「だめ!!そこだめぇ!!おかしくなっちゃう!!なっちゃううああああ!!」ビクンビクン

提督(昂っていた暁はすぐに絶頂を迎えた。容赦なくイかせる。一回じゃ終わらないぞ、暁)

提督「こんなローライズを穿いていやらしい子だ。ここがすごく濡れているし、半分お尻が見えているぞ?誘っているんだな」

暁「はぁ……はぁ……///」カァッ

提督「ほら、こうされたかったんだろう?」クチュクチュクチュ

暁「あぁん!!っはぁ!!」ビクン

提督(ショーツをずり下ろし、クリを抓り、弄ぶ。指を中に入れて、性感帯を探り、刺激する。暁の体はされるがままになっていた)

提督(快楽を感じる度に体が跳ねる。Gスポットを開発していく。良く感じるところを集中的に責めた)

暁「だえぇ!!また……またきちゃうう……きちゃうううう!!」ビクンビクン

提督(再び絶頂を迎える暁。中がきゅんと締まる。まだだ。まだ終わらせない。蜜が溢れてくる秘所にむしゃぶりつき、蜜を啜った)

提督(舌を挿入する。舌の先で媚肉を突き、舌の腹でクリを撫で上げる。激しい責めに暁はとうに余裕を失っていた)

暁「なめちゃだめぇ!!汚いからぁ!!」

提督「っは、汚いものか。こんなに美味しい蜜が溢れてくるのに。んっ……」ニュルッ

暁「舌入れないで!!なめないでぇ!!イっちゃうからぁ!!」

提督「……なら、イってしまえ!!……」ジュルジュル レロレロ

暁「ああああああ!!」

提督(乱暴な責めに押しつぶされる暁。俺がようやく満足した時には、トロ顔でだらしなく唾液を垂らしていた)

提督(ベビードールは肩ひもがずれて、荒く上下する膨らみかけの胸が丸出しになっている。秘所はびしょびしょだ)

提督(その様がまるでレイプされた後の様で、背徳感が俺をさらに昂らせる。モノを暁の秘所にあてがい、擦る)

提督「っ……」ヌリュッ ヌリュッ

暁「あひぃ……」ピクン

提督(モノが暁の秘所を撫で上げる度に愛液でぬるぬるになっていく。もう挿入準備ができた。勢いで入っていしまいそうだ)

提督「っ!!」ズッ

暁「っああああああああ!!ああ……はふっ……」ブツッ ズプププププ

提督(まるで強姦のように、情け容赦なく暁の処女を散らした。赤い滴が白いシーツに垂れる。暁の体が衝撃に震えた)

提督「ふっ……ふっ……ふっ……」ズッチュズッチュ

暁「あっ……あっ……あぁ……!!」ピクンピクン

提督(淫らな水音がうるさいぐらいに響く。暁の喘ぎ声と俺の吐息が漏れ、リズムを刻んでいた)

提督(快楽のまま、欲望のまま腰を振る。今の俺には暁の中で果てること以外を考える余裕はなかった)

暁「ふぅ……くはぁ……っ!?しれいかん……っぁ……生……!?」ハッ

提督「……!!」

暁「……!!なまぁ……!!スキンつけてぇ……!!もうせいりきてるのぉ!!あかちゃんできちゃうからぁ!!」

提督「孕め、暁……!!」

暁「だめぇ!!たたかえなくなっちゃう!!」

提督「っ……ああ……!!」バチュン ビュルルルルルルルル

暁「ああああ!!な、なか……なかに出されちゃった……!!」ビクン

提督「っぁ……」ズルン

暁「あふぅ……」ゴボッ

提督(モノを引き抜き、暁の隣に倒れ込む。暁は肩で息をしていた。秘所から白濁液が漏れだしている)

提督(時折ぴくんと体を震わせながら快楽の余韻に浸っている。そんな暁を見ると、再びモノが猛り始めた)

提督「暁、四つん這いになれ」

暁「ふぇ?」

提督(俺は暁を無理矢理起こすと、四つん這いにさせる。その後ろに膝立ちになる。振り向いた暁が驚きと畏れに目を見開く)

暁「……!!今出したばかりなのに……!!」

提督「入れるぞ」

暁「待って!!だめぇ!!スキンつけて!!」ペタン

提督(逃げるように腹這いになって匍匐前進で逃げようとする暁を上から押さえつける。そのまま寝バックの体勢で挿入した)

暁「つぁああああ!!は、入って……きちゃった……!!」

提督「まだ休ませないぞ?」

暁「あぁ……あぁ……!!」



提督「はぁ……はぁ……」

暁「……」ビクンビクン

提督(結局、その後もう一回して俺は満足した。暁はぐったりとしている。最後らへんは抵抗を止めてされるがままになっていた)

提督(全身に浮かぶ汗の玉が艶めかしい。ただでさえ見た目は子供なのに、秘所からあふれ出る白濁液が背徳感を増長させていた)

暁「……司令官」

提督「……どうした?」

暁「……今日、危ない日なの」スッ チラッ

提督「……そうか」

暁「……できちゃってたら、どうするつもりなの?」ジッ

提督「もちろん、責任を取って育てる。……だがな、それは戦争が終わるまではお預けだ」スッ

暁「……なにそれ」

提督「アフターピルだ。経口避妊薬だよ」

暁「……!!そんなのがあるなら先に言ってよ……」グッタリ

提督「燃えただろ?」

暁「もう艦娘止めて司令官の赤ちゃん産む覚悟してたわよ……」

提督「そうか。悪いが、まだお預けだ」

暁「ばか……」ムスッ

提督(暁の頭を撫でる。ムスッとした表情がとけていき、気持ちよさそうに目を閉じる。そのまま眠気に任せて意識を手放した)

提督(そして翌朝、目が覚めると暁は気持ちよさそうに眠りこけていた。俺が起きても起きる気配は全くない)

提督(ここで雷のように先に起きて朝食を作っていたり、電のように一緒に料理をしたりしたら完璧に暁の印象が変わっていた)

提督(だがこの様を見るとやはり暁はお子様じゃないだろうかと思ってしまうな。まあ、その方が良いかもしれない)

提督(もう少しなどと子供のような事を言う暁を起こして、朝食をとる。さて、今日も一日頑張るか)



提督「さて、今日も終わりか」

提督(計画は多少の変更を加えざるを得ない。これだけ強力な艦隊を派遣されたら、無理に撃滅を狙うより撃退を目標にした方が良い)

提督(幸い、我々の航空隊の方が、航続距離が長い。アウトレンジ戦法が有効だろう。それをこなす練度も十分だ)

提督(その話もかねて今日は鶴姉妹と過ごすとしようか。……っと、ノックか。誰だ?)

提督「どうぞ」

響「……お疲れ様、司令官」ガチャッ

提督「響か。どうした?」

響「電、雷、暁と来たのだから、四日目の今日は私だよね?」

提督「いや、君が一日目で、間が空いて電、雷、そして暁だったのでは?」

響「四日目の今日は私だよね?」

提督「……そうだな。そうするか」

響「この三日間、嫉妬で狂いそうだったよ。何も知らなければ耐えられても、今この時司令官はと考えると……辛かった」

提督「そうか……悪かった。今日は君と過ごすとしよう」

響「うん」



鹿島(電ちゃんの相談を受けた時は頭が真っ白になってしまったけど、冷静に考えてみたら提督さん……ロリコンじゃない!!)

鹿島(あの提督さんが……っ!!ともかく、そんなのいけないわ!!ちゃんと言ってやらないと!!)

鹿島「司令官の部屋は……ここね……?……ごくり」

鹿島(緊張する……!!なんていえばいいのかしら……!?けど、電ちゃんにも頼まれたし、私が提督さんを正気に戻さないと!!)

鹿島「すぅ~はぁ~よし、頑張れ鹿島……!!失礼します、提督さん?」ガチャッ

提督「くっ!!っ!?な、何だ!?」パンパンパン

響「んあぁっ!!っ!?だ、誰!?」ズッチュズッチュズッチュ

鹿島「……!?」

提督「か、鹿島……!?」

響「か、鹿島さん……!?」

↓×1~3 鹿島の心情と行動

鹿島(提督さんの部屋では、今まさに提督さんと響ちゃんがセックスしている所だった。いやらしい匂いが漂ってくる)

鹿島(机に手をついて立ちながら後ろからしているところを、真横から見ることになっている)

鹿島(響ちゃんの白い肌と提督さんの少し日に焼けた肌の対比、その結合部であるそこからは何かが滴っていて……っ!!)

鹿島「い、いやああああ!!」ダッ

鹿島(どうすればいいのか分からなくて、気がついたら走り出していた。けど、それでよかったと思う。セックスって……あんな生々しいんだ……)

鹿島(何かいけないものを見てしまった感じがすごい。ごめんね、電ちゃん。私、どうしようもできなかったよ)ツゥー



提督「か、鹿島……」

響「……鍵、閉めたよね?」

提督「めったに使わないからな……壊れていたのか……」

響「……みられちゃったね」

提督「……」

響「……どうする、司令官?」

↓×1~3

提督「……どうしようか」ギンギン

響「あはっ……続けたいんだね。いいよ、鹿島さんは放っておこう。あの様子じゃ誰にも言えやしないよ」

提督「そうだな」

響「それにしても、見られて興奮するなんて……司令官は変態なのかい?」

提督「そっくりそのまま返すよ。見られた瞬間きゅんと締まったぞ?そういうプレイがお望みか?」

響「そうって言ったら?」

提督「何か考えておこう」ズッチュズッチュ

響「あん!!し、司令官……扉を閉めなきゃ……っ!!」ピクン

提督「来たら見せつけてやればいいだろう」

提督(もう夜だ。どうせ誰も来やしないだろう。そんな事よりも、今は響の肉体を味わうことが先決だ)

提督(鹿島に見られたことで俺の興奮は壁を越えてしまった感がある。どちらにせよ、響の中に精を吐き出さないと止まれない)

提督(鹿島のことは、後回しだ。今考えても何もいい案は浮かばないだろう。こういうことは、割り切るのが大事なんだ)

響「司令官……!!いけない人だ……!!つぁあ!!」ビクン

↓×1~3 目撃者がいるかどうか いるなら誰で心情と行動も 鶴姉妹以外の空母娘 金剛型 大和型以外のみ

いない

いない

分かり辛くてすいません……
鶴姉妹以外の空母娘 金剛型 大和型 以外のみ のため再安価

>>724 >>726 >>728

目撃者がいるかどうか いるなら誰で心情と行動も

いない

提督(なんだかんだ言って響も随分と乗り気だ。抵抗することなく俺のピストンを受け入れるだけではなく、自らも腰を振る)

提督(誰かに見られるかもしれないという緊張感がこれほどの興奮をもたらすとは……癖になってしまいそうだった)

提督「っ!?か、霞……!!」パンパンパン

響「っ!?」キュン

提督「くっ……!!いい締まりだ……!!」

響「し、司令官!!んあぁ!!だ、騙したね……!!」

提督「すまなかった。だが、興奮しただろう?」

響「ふぅ……ノーコメントだ」

提督(さすがに、この状態で延々とするわけにはいかない。さて、そろそろフィニッシュにするか)

提督(ピストンをさらに激しくして、子宮を打ち付ける。先端が子宮口に当たる感覚がする)

響「あぁ!!司令官!!はげしいよ……っ!!」ピクンピクン

提督「っ……いくぞ、響!!つぅ……あぁ……!!」ドチュン ビュルルルルルルルル

響「いいよ、来て!!司令官!!来て!!っ……ああああああ!!」ビクンビクン

提督(二人でほぼ同時に絶頂を迎える。いつもより多く出たかもしれない。それほどの快楽だった)

響「うあぁ……」ズルズルズル ペタン ブプッ

提督(立っていられなかったらしい響は机に寄りかかりながらずるずると座り込んだ。秘所から精液が噴き出る)

提督(その後、扉を閉めて二人で暫くゆっくりと過ごした。そして正気に戻ってくると新たな問題に目が向いてくる)

響「……ねえ、司令官」

提督「ん?」

響「鹿島さん……どうするの?」

↓×1~3

提督「そうだな……とりあえず、謝ってくるよ。かなり動揺していたみたいだからな。それで、響との関係を説明してくる」

提督「けど他の子たちとのことは今はまだ伏せておく。あえて自分から言うことではないからな」

響「へぇ……私との関係はどう説明するのかな?」

提督「響は俺の恋人だってね」

響「ん……恋人か。いい響きだ、嫌いじゃない」

提督「……響」スッ

響「司令官……んっちゅ」



提督「というわけなんだ」

提督(あの後、やはり今日中に説明しておいた方が良いと考えた俺は何とか鹿島を探し出して話をすることができた)

鹿島『……はぁ』

提督『鹿島、こんなところにいたのか』

鹿島『て、提督さん……』ビクッ

提督『鹿島……さっきはすまなかった。どうか説明させてくれないか?』

鹿島『……分かりました』

提督『ありがとう……』

提督(鹿島はあのことを誰かに言いふらしたりはしていないようだ。どうやら、あの後ずっと屋上にいたらしい)

提督(見つけた時には膝を抱えて缶コーヒーを飲みながら突きを見上げていた。なんというか……すまない気持ちになった)

提督(そして、説明を終えた今、俺は鹿島の反応を待っていた。普通に考えれば俺はロリコンの変態男となってしまう)

提督(憲兵に突き出すとか言い始めたら……どうすればいいのだろうか。途方に暮れてしまうな)

提督(だが、鹿島の反応や人柄からそんなことはしない。……はずだ。しないと思いたい。さて、反応は……?)

↓×1~3

鹿島「な……」

提督「……な?」

鹿島「なぜ響ちゃんなんですか?」

提督「……なぜ響だったのか、か」

提督(……鹿島はどういうつもりだ?何故響なのか……意図が……いや、分かる……と思う)

提督(女が、男に向かってなんで他の女を選んだのかと、こういう真面目な時に聞くのだ。それは……)

鹿島「他にも良い娘はいるのになぜ彼女を選んだんですか?」ジッ

提督「他にも良い子はいる……」

鹿島「そうです。た、例えば……私、とか……」ドキドキ

提督「君か」

鹿島「響ちゃんは……確かにかわいい子ですよね。でも、提督さん。よく考えてください。響ちゃんは幼いんですよ?」

鹿島「倫理的に良くありません。実は電ちゃんにも相談されたんです。提督さんが響ちゃんと……してるって……」

鹿島「今日提督さんの部屋に行ったのも、そのことで話をしようと思って……そしたら……」

鹿島「提督さんはとても真面目で素晴らしい人です。このことも、気の迷いか何かだと分かっています」

鹿島「ですから、大丈夫です。今からでも遅くありません。どうか考え直してください」

提督(鹿島は顔を赤くして、必死に俺を諭そうとしている。まあ、当然か。そうなるな)

提督(なんだかんだで自分の想いを実質的に打ち明けてまで俺を諭そうとするのは好感が持てる。真面目な鹿島らしい)

提督(鹿島は、ずば抜けた美人だ。大人っぽい美しさを持っていた。顔も控えめに言って綺麗に整っている)

提督(そして何より、少し憂いを帯びているように思える儚げな見た目からは想像のできない人当たりの良い性格をしているのだ)

提督(さらに、それに加えて優しさや謙虚さ、そして甲斐甲斐しさを兼ね備えているとあれば、多くの男が魅了されてもしかたない)

提督(実際、鹿島は何人にも告白されていることで有名だった。が、そのことごとくを困ったような笑顔で撃沈してきた)

提督(いつ頃からか鹿島には意中の男がいると噂になっていたが、その相手は長らく不明だった。まさか、俺だったとは)

鹿島「……提督さん?」ジッ

提督(反応のない俺を不安そうな顔で見つめる鹿島は、本当に虐めたくなるほど可愛いな。俺は……どうするべきか……?)

↓×1~3 提督の決断

提督(……そうだな。この子は俺たちがしていることに堪えること出来なさそうだ。残念だが、ここは一度距離を取ろう)

提督「……俺は、響を愛している。もちろん、最初は年齢差のことも考えた。だがな、戦争と恋愛で方法を選んではならない」

提督「そうイギリス人に教わったんだ。……それに、ここで『そうか。では君を愛しよう』と言うような男を好きになったわけではないだろう?」

鹿島「……!!」

提督「君の気持ちは嬉しい。本当だ。だが、俺は響のことを愛しているんだ。すまない……申し訳ないが、考え直すつもりは無い」

提督「鹿島、どうか俺と響の関係をを認めてくれ。遊びじゃないんだ。本気だ。だから、もし認められないと言うのであっても……」

提督「せめて、俺たちのことは放っておいてくれないか?頼む、鹿島」ペコリ

↓×1~3 鹿島の心情と反応

鹿島(ああ……私、本当にこの人のことが好きだったんだな……)ジワァ

提督「鹿島……」

鹿島「提督さんの気持ちは、分かりました。……私は、……み、っ……放っておくことにしますね……」ポロポロ

提督「……ありがとう」

鹿島「し、失礼……します……っ!!」ダッ

提督「……」

提督(鹿島が走り去る直前の、取り繕った笑顔が崩れて素の鹿島の泣き顔が心に刺さる)

提督(……俺は、ハーレムを築いている。だが、そうしなくては俺を慕ってくれる多くの子があのようにして泣いてしまうのだろう)

提督(このことは、響の言葉と同じぐらい俺の一度に複数人と関係を持つという考え方を支える柱になった)

提督(少なくとも、そうすれば相手は受け入れてくれるか、俺を嫌うかだろう。泣かせてしまうよりは、嫌われてしまう方がずっといい)

提督「……そのはずだ」



↓×1~3 重巡一隻

愛宕「……」

高雄「……愛宕、大丈夫?」

愛宕「……え?ああ……大丈夫よぉ……」

高雄「顔色が悪いわよ。……まさかマラリアに罹った?」

愛宕「ちゃんと予防薬を飲んでいるわ。大丈夫」

高雄「……無理はしないで」

愛宕「ええ……」



従軍神父『Give us this day our daily bread and forgive us our trespasses as we forgive those who trespass against us』

従軍神父 『And lead us not into temptation, but deliver us from evil. Amen』

『『『『Amen』』』』

愛宕『……』

愛宕《イギリス軍の捕虜が、戦死者の簡易的な葬儀を行っていた。どの国でも、使者を悼む心は同じね》

愛宕《私達は、今は敵同士だけど……けど、戦闘は終わった。同じ人間同士だもの。お墓の穴を掘るぐらい、手伝いましょう》

愛宕『……』

イギリス兵『Don`t touch Jap!!Don`t touch them!!(触るな日本人め!!そいつらに触るな!!)』

愛宕『I……I just want to help you……(わ、私はただ手伝おうと……)』

イギリス兵『Get lost!!(消えろ!!)』

イギリス兵『Who killed them!?Ha!?Who killed!?(誰が殺したと思ってんだ!?え!?)』

長門『……む?愛宕!!』

愛宕『あっ……長門……』

長門『何をしているんだ?』

愛宕『あ……わ、私、あの人たちを手伝おうと……』

長門『……気持ちは分かる。特に、お前は優しいからな。だが、考えてみろ。もし……例えば高雄が戦死したとして』

長門『お前は高雄を殺した敵が高雄の埋葬を手伝おうとしたら、素直に受け入れられるのか?』

愛宕『……分からないわ』

長門『彼らは出来なかったんだ。今我々にできるのは、放っておくことだけだ……』

愛宕『……分かったわ』



愛宕『……』

愛宕《あの人たちの目……忘れられない……人からあんな憎悪を向けられるなんて……初めてだったわ……》

愛宕《……これは人同士の戦争だものね。忘れていたわ。私が敵を沈めれば、そこで死ぬのは同じ人間よ……っ!!》ウプッ

愛宕『おえぇ……っ!!』ゲボッ

愛宕『はぁっ……っ……もういやぁ……早く終わって……』ポロポロ



高雄「……ご!!聞いてる!?愛宕!!」

愛宕「えっ!?」

高雄「イギリス船よ!!愛宕!!ここは戦場なのよ!!ボーっとしてたら死ぬわ!!しっかりして!!」

愛宕「あ、ごめんなさい……!!」

愛宕(っ……イギリス船……敵……!!)

高雄「軍艦じゃないわ。停船させt」

愛宕「喰らいなさい!!」ドガァン

高雄「っ!?愛宕!!」

愛宕「えっ?」

ドゴォン ドゴォォォォン

高雄「ああ……!!何てこと!!何してるの愛宕!!」ガシッ

愛宕「っ!?な、何って……」

高雄「民間船を警告もなしに沈めるのは国際法違反よ!!何考えているのよ!?」キッ

愛宕「あ……っ……!!」サァッ

駆逐艦娘「の、残りのイギリス船から発光信号です!!『我、降伏スル』!!」

高雄「……!!っ……!!拿捕して!!」

「「「「了解です!!」」」」

愛宕「わ……私……!!」

高雄「そんな状態なら……どうして休まなかったの……!?」ギリッ

愛宕「……っ、おえぇええええ」ゲボボボボ



提督(愛宕が国際法違反を犯したと連絡が入った。彼女は現在、インド洋にて活動中だった)

提督(報告によると、愛宕は高雄を旗艦とした艦隊に配属されて、哨戒中に護衛無しで航行するイギリスの民間船団と遭遇)

提督(そこで愛宕は警告なしに輸送船団に対して攻撃し、一隻を撃沈してしまったらしい)

提督(石油を積んでいたらしいその商船は愛宕の攻撃を受けて大爆発を起こして轟沈、生存者はいなかった)

提督(もちろん、この事件はそれを目撃した他の船の乗組員を経由して、すでにイギリスの知るところとなっている)

提督(愛宕は優秀な重巡娘だ。何かの間違いだと思いたかった。だが、事件は起きてしまっている)

提督(俺は愛宕の取り調べの役目を進んで引き受けた。今、一番傷ついているのはおそらく愛宕自身だ)

提督(誰かが愛宕を守ってやらなくてはならない。そして、それは俺の役目だ。なぜなら、愛宕は俺の大切な部下だからな)

提督「失礼するぞ、愛宕」

↓×1~3 愛宕の様子と行動

愛宕「ていとく……!!」ボロボロボロ

提督「愛宕……」

提督(愛宕は部屋に入ってきた俺の方を見た。涙がぼろぼろとこぼれている。ひどく打ちのめされているようだ)

提督(目から光が失われ、この世の終わりを見たかのような悲痛な表情だった。だが、俺を見たことで多少の安心が生まれたようだ)

愛宕「ていとく!!ていとく!!ていとくぅ!!」ダキッ ギュゥゥゥゥ

提督「……愛宕、もう大丈夫だ。俺が着いている」ギュッ ナデナデ

提督(痛いぐらいに抱き締められる。そのアイオワにも劣らないどころか、体格との対比では勝っているぐらいの巨乳が押し付けられた)

提督(愛宕の良い匂いも漂ってくる。本来なら天にも昇るぐらいの気持ちになるのだろうが、今はただただ愛宕が愛おしかった)

提督(子供のように泣く愛宕が落ち着くまでひたすら抱き締め、頭を撫で、背中をさする)

提督(しかし、よほど堪えたらしく愛宕は泣き止まない。何か、他にしてやれることは無いだろうか……?」

↓×1~3

このレスのコンマが偶数なら100、奇数なら00という事にします

これよりコンマ00は秒が偶数なら100、奇数なら00でお願いします

提督「……」

提督(考えても、何も思いつかなかった。……ただただ抱き締めて頭を撫でることしかできない)

愛宕「えぐっ……えぐっ……ひっく……」

提督(暫くして、愛宕も落ち着いてきたようだ。未だに俺の胸に顔を埋めたままだが、ほとんど泣き止んでいる)

提督(時折ひっくとしゃくりあげ、強く抱きしめられていることは変わらない。だが、少しずつ冷静を取り戻してきているのだろう)

提督「愛宕……落ち着いたか?」

愛宕「……!!」スッ ピタリ

提督(……愛宕は、俺の胸に押し付けていた顔を下に向けた。頭頂部を俺の胸に押し付ける感じだ)

提督(泣き顔を見られたくなかったからとか、何らかの理由があるのか。あるいは特に理由はないのか)

提督(ともかく、下を向いた愛宕は気がついてしまったのだろう。愛宕がピタリと硬直したことで、俺も気がついてしまった)

提督(愛宕は、俺のモノがいきり立っているのに気がついたに違いない。……愛宕のような美人に抱き付かれ、胸を押し付けられたらそうなってしまう)

提督(上半身と下半身は別の生き物なのだ……いや、頭でも考えなかったわけではない)

提督(あのいつも余裕しゃくしゃくのお姉さんって感じの愛宕が、こうして余裕を失って俺に縋りついて泣いているなんて……、と)

提督(女に縋られているという事に本能が刺激され、興奮してしまっていた。愛宕を抱きたい衝動を、理性でねじ伏せている)

提督(こんな時までと思うだろうな。だが、それが男といういきものなんだ、愛宕……などと言えるわけない。……愛宕の反応を待つ)

↓×1~3 愛宕の心情と行動

愛宕(提督の……大きくなってる……!!こんな近くで男の人のを見たのは初めて……私に抱き付かれて、こうなったのかしら……)

愛宕(……私は、赦されないことをしてしまったから。だから、少しでも罪滅ぼしをしなくちゃ……)

愛宕(それに、ありえないとは思うけど……もし提督に、このことを理由に脅されて……ご、強姦まがいのことをされたら、私は生きていけない)

愛宕(もちろん、提督がそんなことをするわけないって分かってる。でも……怖い。確かめたくない)

愛宕(なら、そうなる前に自分から……提督の、男の部分を受け入れる。それが、私にできる最初の罪滅ぼし)

愛宕「……」スタッ カチャカチャ

提督「!?」

提督(愛宕はいきなり膝をついて俺のベルトに手をかけた……!!いったい何をしようと言うのか!?)

提督「愛宕!?」

愛宕「提督……ごめんなさい……今の私にできることは、これぐらいしかないからぁ……せめてもの、罪滅ぼしです」

提督(愛宕は思いつめた表情で俺のベルトを抜き取る。ズボンを引きずり降ろされそうだ。俺は……)

↓×1~3 提督の心情と行動

提督「愛宕」ガシッ

愛宕「っ……」ビクッ

提督(手を掴む俺に、愛宕はびくりと肩を震わせ、そして恐る恐る俺を見上げた。今にもまた泣きだしそうだ)

提督「そんな罪滅ぼし、しなくていい。自分を大切にしろ」ジッ

愛宕「っ!!て、提督……!!」ハッ

提督「何があろうとも、俺は君の味方だ」

提督(そうだ。贖罪のためなどという理由で愛のない好意をするつもりは無かった。愛宕、俺は、お前のすべてが欲しいんだ)

提督(その優しくて少し小悪魔的な面もある心も、ゆるふわ系な外見も、すべてを俺のモノにしたかった)

提督(付け込んでいるようで申し訳ない。だが、これも恋愛、戦争だ。愛宕の心を完璧に堕とす)

提督(それこそ、俺が多数の女性と関係を持っているという歪な関係を受け入れるくらいにまで)

提督「誰が君を責めようとも、俺は君を守る。君を絶対に一人にはしない。君が辛い時、俺が支えると約束する」ナデナデ

提督(愛宕の頭を撫でる。そして柔らかな髪を梳くようにして、形の良い顔の輪郭に指を這わせた。顎を摩り、親指でぷりっとした唇を弄ぶ)

愛宕「ぁ……」

提督(愛宕は頬を染めてされるがままになっている。先ほどまで泣きそうだった表情は、発情したように蕩けている)

愛宕「な……なんでそこまでしてくれるの?」

提督(瞳を潤ませ、おそらく答えが分かり切っているであろう質問を口にする。もはや愛宕のスイッチは完璧に入ったようだ)

提督「言葉にしないと、分からないか?」

↓×1~3 愛宕の心情と行動



愛宕「……っ!!」ガバッ

愛宕(提督は女の子の扱いになれている……あぁ、きっと提督は……この人は……女たらしなんだわ……)

愛宕(私が最初じゃない……そしてきっと、私が一番じゃないし、私が最後でもないんだと思う……)

愛宕(けど、体の底からあふれ出る情動を止めることができなかった。この人に抱かれたいという想いを抑えきれなかった)

愛宕(気がついたら、また提督の胸に飛び込んでいた。むせ返るくらいの男の匂い。ああ、走って私の所に来てくれたのね)

愛宕(もう、難しいことはどうでもいいわ。この人が私のモノになってくれなくても、私がこの人のモノなら、それでいい)

愛宕(そうすれば、この人はきっと私のことを大切にしてくれるはずよ。そうしてくれるだけでもう十分)

提督「……」ダキッ サワッ

愛宕「っ」ピクン

愛宕(提督の手が、ゆっくりと私の体を撫でながらお尻にのびていく。もう少しで……ぁ、触れちゃった)

愛宕(っ!!そういえば……シャワーを浴びておきたかったな。せめて体を拭ければ……)

愛宕(ああ、でももう止まらない……提督に肩を押される。目と目が合った。キスしちゃう……しちゃう……しちゃった)

愛宕「んっ……ちゅぅ……」

愛宕(キスってこんな感じなんだ……提督の唇を感じる……っ!!熱い……舌べろ……入ってくる……!!)

愛宕(あぁ……絡めとられて……引っ張り出されちゃう……私の舌べろ……すごいわぁ……提督の舌技……)ゾクゾク

愛宕(体を押し付ける。胸が提督の胸板でいやらしく形を変える。たっちゃってるわ……気づかれてるかしら?)

愛宕(はしたない子って思われちゃう。けど、正解。ごめんなさい、提督。私、はしたない子なの。貴方に抱かれたくてうずうずしてるの)

愛宕(胸には自信があるし、きっと提督も喜んでくれているわよね?……っぁ!!て、手が……前にまわされた)ビクッ

提督「……」クニクニ

愛宕「あっ……ふぅ……やぁ……!!」ピクンピクン

愛宕(タイツ越しに一番大切なトコロを触られてる……だめ……濡れてるの気づかれちゃう……けど、なかなか触れてくれない)

愛宕(それはそれでイヤだわ……っ!!分かった。この人、焦らしてる。だって周りを撫でまわされて引っ張されて、開かされてるのに……)

愛宕(なのに一番いいところは触ってくれない……分かってるのに……でも、我慢できない……腰を動かしちゃう)

愛宕(掌の上で踊らされてる……溢れてきちゃう……けど、どうしようもできない……この人は、私より上の人なんだわ……)

愛宕「提督……焦らさないでぇ……おねがいよぅ……!!」

提督「……」クニクニクニ

愛宕(私にできるのは、提督にお情けを懇願することだけ……けど、提督は私の必死の懇願を無視した)

愛宕(焦らされて焦らされて、もう溢れてきた淫らなものがタイツを伝って滴っているのが分かるぐらい焦らされて)

愛宕(切なくて、満たされなくて、狂ってしまいそうになった、その時だった)

提督「……」ギュッ

愛宕「っぁああああ!!」ビクン

愛宕(電流が体の芯を伝わった。変な声が出るのが抑えられなかった。いや、気がついたら声をあげていた)

提督「……」クチュクチュクチュ

愛宕「はあっ!!て、ていとくぅ……!!ふぅ……!!」ビクンビクン

愛宕(さっきまでの焦らしは何だったのよってくらいの激しい責め。辛うじて残っていた理性や思考がとかされる)

愛宕(気持ちいい。気持ちよすぎておかしくなりそう。腰が引ける。体に力が入らない。立っていられない)

愛宕(ずるずるとへたり込みそうな私を、提督はベッドまで支えて歩かせる。ベッドに腰かけさせられ、押し倒された)

愛宕(容赦ない指技に、私はすぐに高まって、イってしまいそうになる。抑えることができない。一気に……きちゃう……!!)

愛宕「うああああ!!だめぇ!!いっちゃ……!!いっちゃああああ!!」ビクンビクン

愛宕(イかされた。提督の前で淫らに嬌声をあげて、はしたなく体を震わせて、達してしまった)

愛宕(普通はみせたりしない所を見られた。提督に私のすべてを知られてしまう。けど、それがいい。知ってもらいたいわ)

提督「まだだ。まだ休ませない」クチュクチュクチュ

愛宕「はぁっ!!ああああ!!」ビクン

愛宕(イったばかりで敏感になっているのに!!提督は指を止めてくれない。限界を上回る快楽を与えられて頭がショートした)

愛宕(本能的に逃げようともがくけれど、組み伏せられて強引に快楽を与えられる。ああ、そうだわ)

愛宕(こうして、魂に刻み込まれている。提督が私よりずっと上の生き物で、私がいくら頑張ったところで勝てないんだと)

愛宕(私にできるのは、この人に尽くして、そしてこの人に愛してもらえるように頑張る事だけなんだわ)

愛宕(私はこの人のモノなんだと自覚させられる。頭が、体が、心が、征服されていく。それが怖い)

愛宕(怖い、けど……それを望んでいる自分が居た。征服されて喜んでいる自分が居た。もう、何も考えられない)

愛宕(快楽に押し流されて、征服されるがままになった。どのくらい続いたのか、やっと提督が指を止める)

提督「気持ちよかったか?」

愛宕「はぁ……はぁ……ぁ……」ピクンピクン

愛宕(私は息も絶え絶えでベッドに横たわっていた。口からは唾液が垂れ、汗が肌に浮かび、下半身が……大洪水だった)

愛宕(何も考えられない。けれど、提督がゆっくりと起き上がり、私を仰向けにする。されるがままになる)

愛宕(脚を持たれて、開かされた。全部丸見えになっちゃってる……変じゃないかな?ちゃんと処理はしてあるし……大丈夫よね?)

提督「愛宕……綺麗だ……」

愛宕「!!」

愛宕(その言葉だけでもう嬉しかった。顔がほころび、喜びに体が震える。ああ、私はこれからこの人と……!!)

愛宕「提督……来てください……」ジッ

提督「いくぞ……っ!!」ズプッ

愛宕「っ!!ぁああああ!!」ズプププププ ビクン

愛宕(一瞬の鋭い痛み。それから、異物感。何かが私の体を押し広げて奥へ奥へと入ってくる)

愛宕(女の本能が告げる。その先には一番大切なものがあると。期待に心が震える。そこでもキスしちゃう……)

愛宕「……っ!!」プチュン ゾクッ

提督「感じるぞ、お前の子宮口だ」

愛宕「あぁ……好きです、提督……!!愛しています……!!」

提督「俺もお前を愛している」ニコッ

愛宕「……!!嬉しい……!!」ニコッ

提督「痛くないか?動くぞ」

愛宕「ええ……っ……ふぅ……!!」

愛宕(提督がぐりぐりと腰を押し付けながらグラインドさせる。提督のアレが私の一番奥を撫でつけた)

愛宕「ふぁ……あぁ……!!」

愛宕(ぞわぞわとした感覚、疼いている。変な感じ。抉るようなピストン、びりっとした感覚)

愛宕(快楽は、確かに指でして貰ったときより全然ない。最初はアレだって話に聞いた通りね。けど、それ以上に心が満たされるわ)

愛宕(一線を越えたということに満足感を覚える。これで男女の関係だという事に喜びを感じる)

愛宕(愛されていると実感できる。ああ、提督……好きすぎておかしくなりそう……!!)

提督「っ……ふっ……!!」

愛宕(気持ちよさそうな顔をして必死に腰を振る提督を見ていると、とても愛おしくなってくる)

愛宕「んっ……提督……いっぱい気持ちよくなってくださいね……?」ピクン

提督「っぁ……ああ……!!」ズッチュズッチュズッチュ

愛宕(いやらしい水音と体がぶつかり合う音、私の声、そして提督の息遣いが部屋に響く。提督の体に手をまわした)

愛宕(提督の動きが段々と激しくなってきた。辛そうに呻いている。ああ、そろそろ限界なんですね……!!)

愛宕「提督……中で出して……!!」

提督「愛宕……愛宕……出すぞ……っ!!」バチュン ビュルルルルルルルル

愛宕「っ……ぁああああ!!」ビクン

愛宕(提督がひときわ深く腰を打ち付け、押し付けてくる。私の中で提督のがびくんびくんと脈打った)

愛宕(そして熱いモノが注ぎ込まれ、提督が脱力してもたれかかってくる。ああ、中出しされたんだ……!!」

愛宕「熱い……はふ……あはっ……提督……気持ちよかったですかぁ……?」

提督「……ああ」ギュッ ナデナデ

愛宕(提督に抱き締められ、頭を撫でられた。私は、この人の女。幸せだわ……私には、この人がいる……!!)

愛宕「よかったぁ……」

提督「愛宕、君を愛している。……本来なら、これはこういうことをする前に言わなきゃいけないんだが……すまない」ジッ

愛宕「……提督?」



愛宕「いいですよ。私は気にしません」

提督「愛宕……!!いいのか?」

愛宕「はい。……何故か、そんな気はしていたんです」

提督「……そうか」

愛宕「私は、提督が私のことを愛してくれるのならそれでいいです。いいですけど……」

提督「けど?」

愛宕「できればあまり寂しい思いはさせないで欲しいです……」チラッ

提督「……!!もちろんだ。そんな思いさせないようにする」ギュッ

愛宕「あん……信じてますからね」ギュッ スリスリ

提督(腕の中で気持ちよさそうに顔を擦り付けてくる愛宕を抱きしめる。この子をものにしたという満足感)

提督(そしてこの子を守るという決意を新たにする。俺の女は俺が守らなくてはならないからな)

提督(暫く抱き合い、そしてシャワーを浴びてから軽く事情聴取をして調書を作った。予想通り、十分考慮の余地がある)

提督(そこまで追い込んでしまったことに罪悪感を覚える。だが、ともかくこの分なら問題なさそうだ)

提督(後は俺が口添えすれば愛宕の件は一件落着するはずだ。本土で休暇を取らせることができるかもしれない)

提督(すべてが終わり、夕食を一緒に食べて部屋に連れ込む。そこでもう一度混じり合ってから眠りについた)



提督「そうか……」

翔鶴「申し訳ありません……」

瑞鶴「私達がちゃんとできていれば……」

提督「いや、実際君たちはよくやっている。二人でRoyal Navy の最新鋭空母娘六人とやり合っているんだ」

翔鶴「攻撃側の有利と艦載機の航続距離のおかげで何とかやられずに済んでいるだけです。目的である敵艦隊の消耗は十分にこなせていません……」

瑞鶴「……悔しいけど、私達だけじゃ難しいよ。援軍は呼べないの?」

提督「もうすでに手配してある。明日にはこちらに到着するだろう」

翔鶴「そうなのですか!?」

瑞鶴「誰が来てくれるの!?まさか加賀さんとか?」

提督「いや。残念ながら東部での戦闘が激しくて正規空母を引き抜くことはできなかった。来てくれるのは……」

↓×1~3 日本の軽空母か装甲空母1~2名

瑞鳳「久しぶり、提督」

提督「よく来てくれた」

瑞鳳「瑞鳳、ただいま着任しました。正規空母並みの活躍をお見せします。……なんてね。ごめんね、私一人で」

提督「謝らないでくれ。……東はどうなんだ?」

瑞鳳「東はね……」



赤城『見えた!!敵編隊!!』

飛鷹『嘘でしょ……連日連日なんて数なの……』

隼鷹『さすが米帝様だね。こんなんじゃこっちの飛行機が尽きちまうよ』

加賀『……みんな優秀な子たちですから。アメリカの飛行機なんかに負けはしません』

赤城『そうね、落とされなければいいだけだわ。帝国海軍航空隊の誇り、アメリカ人にみせつけてやりましょう』

飛鷹『祥鳳、瑞鳳、大丈夫?あんたたち今日がハワイ初出撃でしょ?』

祥鳳『はい……』

瑞鳳『大丈夫……』

隼鷹『ああ、あたしらも初めて出た時はそんな顔してたんだろうな!すごい数だろ?』

赤城『大丈夫よ、二人とも。今回はハワイ基地の防衛だから攻撃を受ける心配はしなくていいわ。定期的に襲ってくるの』

加賀『それに、二航戦たちが敵艦隊への攻撃を担当しているわ。こっちに攻撃してくる余裕はないはずよ』

祥鳳『分かりました!』

瑞鳳『が、頑張ります!』



瑞鳳『みんな……』

祥鳳『瑞鳳!大丈夫?』

瑞鳳『祥鳳姉……私の艦載機たちが……』

祥鳳『私の子たちもほとんど……強いわね、アメリカ人たちは……』

飛鷹『お疲れ、二人とも。初めてなのによくやったわ』

隼鷹『あたしらも最初は航空隊が全滅させられてたよ。……ほんと、最悪な気分だった』

飛鷹『散っていった子たちの為にも、もっと強くなりなさい。圧倒的な戦力差でも一人一人が一騎当千の働きをすれば勝てるわ』

隼鷹『でなきゃ死ぬだけさ。まあ、慣れるまではあたしらが何とかするから……早く慣れてね』

飛鷹『頼むわね。……本当に』

祥鳳『はい、ありがとうございます……!!』

瑞鳳『すぐに慣れて見せます……!!』



瑞鳳「結局、あれ以降三か月ハワイで戦ったけど……アメリカ軍はむしろ数が多くなってきてた。練度も上がっていたし」

提督「……そうか」

瑞鳳「……」ジッ

提督(瑞鳳がジッと俺を見つめる。口には出さないが、その瞳はこう語っていた。本当に勝てるのだろうかと)

提督(東の戦況はもう長くはもたない。一刻も早く何らかの手を打たなければ……さもないと、厳しいことになる)

提督(今の俺達にできることは、インド洋からイギリスを駆逐することだけだ。イギリスが戦争を続けられなくなれば)

提督(そうなればアメリカも講和を避けられなくなるだろう。戦争は我々の戦略的勝利で終結することになる)

提督「瑞鳳、誰も勝ち目のない戦いをしたりはしない。……信じてくれ」

瑞鳳「……うん」



瑞鳳(こっちに来てまだ三日目だけど、どうやらそろそろ動きがあるみたい。話じゃ、インド上陸作戦を強行するとか)

瑞鳳(イギリス軍機とは戦ったことがないけど……アメリカ軍とどう違うのかな?数はあんなにいなければいいな……)

瑞鳳(提督も今日の朝まで寝る間も惜しんでいろいろとやっていたみたい。今日、やっと終わったと言って今は仮眠してる)

瑞鳳(毛布だけじゃあれかなって思って布団を持ってきたけど……もしかして暑いかな?うーん……)

瑞鳳「失礼しまーす……提督、布団持ってきましたよ」コゴエ

提督「……」

瑞鳳「……」

瑞鳳(ぐっすり寝てる。寝顔はなんか可愛いな。やっぱふかふかの布団がいいよね。敷いてあげよう)

瑞鳳「んしょ……」

瑞鳳(床に布団を敷いてソファーから提督を運ばなくちゃ。まあ、提督ぐらいの重さなら問題ない)

瑞鳳(力を解放すれば石油満タンのドラム缶だって持てるんだ。人一人ぐらい軽い軽い。さて、毛布は取って……)

瑞鳳「っ!?し、下着……!!」

瑞鳳(……!!まあ、そうだよね!!制服で寝るわけないし、パジャマ持ってきてるわけでもないだろうし!!)

瑞鳳(たぶん私でもそうなれば下着で寝る……可能性がないわけでもないかな!?うん、そうだよ!!)

瑞鳳「……っ!!」ビクッ

提督「……」ギンギン

瑞鳳(お、お、お、お、大きくなってる……!!なんで!?どうして大きくなってるの!?なんで!?)

瑞鳳(お、男の人って寝てても大きくなるのかな?けど、朝起きたら大きくなるものらしいしけど……)

瑞鳳(っ!!そういえば、寝ている間に気持ちよくなって……あ、アレしちゃうこともあるらしいし……)

瑞鳳(……提督、溜まってるのかな?そうだよね……提督だって男の人だし、いそがしいもの……そういう事してる暇なさそうだもんね……)

瑞鳳「……ごくり」

↓×1~3 瑞鳳の心情と行動

瑞鳳(そういうのをため込んでいると良くないって聞くし……今のうちにすっきりしてもらった方が良いよね)

瑞鳳(そういう事は結構時間とるみたいだし……今の忙しい提督さんはきっとその時間も惜しいから)

瑞鳳「……」スッ

瑞鳳(だったら……だったら、私が提督の為に……してあげる)

瑞鳳「……っ」カチャカチャ

瑞鳳(ベルトを外して、ファスナーを下げて、ホックを外す。悪いことをしているみたい。けど、悪い事じゃないよね)

瑞鳳(だって……私は提督の為を思ってるんだもん。これはいいことだよ。大丈夫、私は悪くない)

瑞鳳(けど……ぐっすり眠ってる提督を起こしちゃ悪いから……こっそりこっそりやろう)

瑞鳳「はぁ……はぁ……」ズルッ

提督「……」ブルン

瑞鳳「ぁ……!!」ゾクッ

瑞鳳(すごい……生で見ると……びくびく脈打ってるし……変な形……本当に黒いんだ……)

瑞鳳「これが……あそこの中に入るの……!?」

瑞鳳(信じられないよ……!!本当に入るの……!?っ……どうしよう……っ!!)ピクッ

瑞鳳(うわぁ……男の人の匂い……!!すごい……!!変な匂いなのに……嫌いじゃない……むしろ……)

瑞鳳「……」

瑞鳳(あぁ……吸い寄せられちゃう……匂い、強くなってく……これ、女の子をダメにする匂いだよ……!!)

瑞鳳(提督のに……唇、くっついちゃう……キスしちゃう……ファーストキスなのに……提督のそこに奪われちゃう……)

瑞鳳「……ちゅっ」

瑞鳳(奪われちゃったぁ……!!男の人の味……これが……体の芯にくる味と匂い……もうこれ、ぼうりょくだよぉ……!!)

瑞鳳「はぁ……はぁ……ん……あむ……じゅるる……れろれろれろ……」

瑞鳳(これも、全部提督の為だからぁ……溜まってたらお仕事に差し支えちゃうからぁ……だからぁ……)

瑞鳳「ぷはっ……口でしてあげりゅ……ていとくぅ……あむ」



提督「翔鶴、悪いが今はピルを切らしているんだ。まだあったと思ったんだが、さっき確認したらなくてな……」

翔鶴「そうなんですか?」

提督「ああ……本当に申し訳ない……だから、挿入はまた今度だ。そのかわり、手と口で満足させて見せる」

翔鶴「それは残念です……あ、けど、そういえば私、いいものを持っているんでした」スッ

提督「ご、ゴムか?」

翔鶴「やはり避妊は大事ですからね。こんなこともあろうかと買っておいたんです」

提督「買った!?」

翔鶴「はい。は、恥ずかしかったんですけど、頑張りました……」モジモジ

提督(し、翔鶴が……あの、大和撫子と言えば翔鶴と言っても誰もが納得するような翔鶴が……コンドームを買ったのか?)

提督「……!!」ギンギン

翔鶴「あは……!!大きくなっていますね?提督。私がこれを買いに行ったことを想像して……興奮してしまったんですか?」

提督「っ!!」ビクン

翔鶴「図星ですか……ふふっ。では、その時のことをお話ししますね?」

提督「なっ……!?」

翔鶴「これはいろいろなところで売っていますよね?コンビニでも簡単に手に入ります。けど、私がこれを買いに行ったのはアダルトショップです」

提督「!?」

翔鶴「だって……日常の場所を穢してしまうような気がして……コンビニで買うのは何か嫌だったから」

翔鶴「だから、そういうお店に行きました。初めて行ったのですが、やはり男の人ばかりでしたね」

翔鶴「女の人とそういう事するのかというようなおじいさんまでいて……私、ビックリしました」

提督「な、なんてことを……」

翔鶴「皆が私を盗み見ていたんですけど、丸わかりで……私の胸とか、お尻とかをジッと見てるんですよ」

翔鶴「バレていないと思っているのですかね?皆、私を見ていやらしい想像していると思うと……ちょっと怖かったです」

提督「くっ……!!」

提督(どこの誰だか知らないが、俺の翔鶴でいったい何を想像していたのか……!!そいつらの中で翔鶴は犯されていたのか!?)

翔鶴『あぁ!!提督以外の人にぃ!!されちゃってる!!だめなのに!!私はぁ!!提督のものなのに!!』ビクンビクン

提督(最悪の気分だ!!そいつら全員を八つ裂きにしてやりたい!!翔鶴も、どうしてそんなことをしたんだ!!)

翔鶴「けど、これがどこに置いてあるのか分からなくて……店員さんに聞いて、教えてもらったんです」

翔鶴「そのままレジでお会計をして貰ってから店を出たのですけど……お会計まで店員さんもずっと私のことを見ていて」

翔鶴「舐めまわすようにじっくりと観察されちゃいました……怖かったですけど……私は頑張りましたよ、提督」

提督「翔鶴……!!」

翔鶴「そうやって、本当に頑張って買ってきたんです。それを、提督さんにあげます。プレゼントです」ピリッ

翔鶴「これを使っていっぱい翔鶴を愛してくださいね?はい……これで、良し」スッ ピチン

提督「……!!」ビクッ ビクッ

提督(翔鶴がまるで聖女のような穏やかな表情で俺のモノにゴムをつける。俺のモノは暴発しそうなくらいに怒張していた)

翔鶴「今日は私が上になります。……私のここで、提督のことを食べてしまいますからね?んっ……ふぅ……!!」ピト グッ ズプププププ



瑞鳳「れろれろれろ……じゅるじゅるじゅる……」

提督「っ……!!ぅ……!!」ビクン ビクン

瑞鳳(提督……すごい感じているみたい……!!これもびくびく痙攣してて……気持ちいいんだ……!!)

瑞鳳(私がもっともっと気持ち良くしてあげるからね。だから、我慢しないですっきりして、提督♪)



翔鶴「あぁん!!ていとくぅ!!すごいです!!提督のここ、凄く立派で!!私のことを孕ませようとしてます!!」ズッチュズッチュズッチュ ビクンビクン

提督「っ……!!翔鶴……少し抑えてくれ……!!出てしまう……!!」パンパンパン

翔鶴「そんなぁ!!無理ですぅ!!私の中で出して下さい!!提督!!遠慮なさらずに!!」

提督「まだ終わりにしたくない……!!」

翔鶴「まだゴムはありますからぁ!!心配しないで出して下さい!!」

提督「そうなのか……!?」

翔鶴「ふぅ……!!ありますよ……?ほら、ここに……♪」スッ ニタァ

提督「!?」ゾクッ

提督(翔鶴は、コンドームの束を取り出した。だが、それはダメだろう、翔鶴。そんなことしては)

提督(コンドームを重ねて針で串刺しにするなんて。そんなことしたら、意味がない。避妊にならない)

提督「し、翔鶴!?っぁ!!」

翔鶴「あぁ!!中でもっと大きくなってますよ!!すごい!!私を孕ませたくて仕方ないんですね!?」

提督「や、止めてくれ!!妊娠してしまうぞ!?」

翔鶴「望むところです!!戦争中だとかそんな事関係ありません!!私は提督との赤ちゃんが欲しいんです!!」

翔鶴「提督のピルを隠したのも!!実は私です!!だって……我慢できなかったからぁ!!」

提督「っ!!やめろ!!翔鶴!!動かないでくれ!!」

翔鶴「ガマン汁でも妊娠します!!もう手遅れですよ!!そんな、今更気にしても仕方がないことを気にするのは止めてください!!」

翔鶴「そんな事より、子づくりに集中しましょう?種付けセックスは気持ちいいでしょう!?生中出しもきっと気持ちいですかぁ!!」

提督「しょうかくぅ!!」

提督(理性とは裏腹に、本能が翔鶴の言葉に歓喜し、翔鶴の中に自分の遺伝子を解き放とうとしていた)

提督(いつものセックスよりはるかに興奮し、気持ちがいい。ダメだという理性の言葉も、背徳感を添えてさらに興奮させた)

翔鶴「ごめんなんなさい、提督!!けど、後生です!!後生ですから私にお情けをください!!」

提督「っ……!!もう……ダメだ……!!っ!!」



提督「っぁ……!!」ビュルルルルルルルル

瑞鳳「んぶっ!?っ……こくん」

提督「ぅ……」グッタリ

瑞鳳「ぷはっ。味は……こんな味なんだね。ふふ、提督……私のお口で気持ちよくなってくれたんだ♪」

提督「っ……し……翔鶴……」

↓×1~3 提督の口からまさかの翔鶴の名を聞いた瑞鳳の心情と反応

瑞鳳「……」

瑞鳳「……♪」スッ ニタァ

提督「ぅ……」

瑞鳳「んちゅ」

提督「ん……っ!?」ハッ

瑞鳳「んふっ……れろれろれろ……」

提督「!!」

提督(な、何が起こってるんだ!?というか下半身が……脱がされている!?)

提督「んー!!」

提督(抵抗しようにも瑞鳳を傷つけるわけにはいかない……!!挿入される舌を噛むなど言語道断だ!!)

提督(瑞鳳の手は俺の首と後頭部にまわされており、逃げることもできない……されるがままに咥内を蹂躙された)

瑞鳳「……んっ、キスしちゃったね?提督」

提督「瑞鳳……どうして……!?」

瑞鳳「提督ってさ、……翔鶴さん好きなの?」

提督「し、翔鶴……?」

瑞鳳「寝言で翔鶴って言っていたからさ。酷いよね。辛そうだった提督をすっきりさせてあげたのは私なのに……」

提督「っ!!」

瑞鳳「提督が自分で慰める時間もないぐらい忙しいって知ってたから。だから私が……瑞鳳が口でしてあげたのに」

瑞鳳「提督は私じゃなくて翔鶴さんのことを呼んだんだよ?寝てたから仕方ないけど……ちょっと酷いよね」

提督「瑞鳳……」

瑞鳳「確かに、翔鶴さんは美人だよね。それに性格も良くて、私も好きだよ。だけどね、提督にこういうしてはくれないでしょ?」

瑞鳳「でも私ならしてあげるよ♪まだお子様みたいに思っているのかもしれないけど……成長すればきっと……ね?」ジッ

瑞鳳「だからさ、提督。私にしちゃおうよ。私とお付き合いしよ?私……提督と結婚したい」

瑞鳳「絶対後悔させないから。ね?提督。私を選んで……?」

↓×1~3

提督(ジッと俺を見つめてくる瑞鳳からは、必死さが感じ取れた。おそらく、翔鶴と自分を比べ、不利であると思っているのだろう)

提督(だからこそ、自分のすべてを出し切ってここで決着をつけようとしているのだ。翔鶴に介入される前に)

提督(譲れないものの為に必死になる姿はとても健気だ。だが、瑞鳳。君は一つ間違えている)

提督(決して君は翔鶴に劣ってなどいないさ。君には君の良さがある。そして翔鶴には翔鶴の良さがある。それは、比べられるものではない)

提督「……君を選べ、か。……ふふ、もちろんだ」ニコッ

瑞鳳「……!!提督!!」パァッ ダキッ

提督「君はとても率直で明るく、親しみやすい性格をしている。それでいて、仕事も真面目にこなしてくれる」

提督「容姿だって、君はまごうことなき美人だ。確かに幼く見えないこともないが、それもまた君の魅力だよ」

提督「それに、君の言う通り、君はまだ成長途中だ。いずれは大人の女へと成長する。その時が今から楽しみだ」

瑞鳳「そ、そんな……///」テレテレ

提督「君の卵焼きが毎朝食べられるのなら、それほど嬉しいことはない。……だが、君が俺を選ぶかな?俺の真実を知ってもなお」

瑞鳳「……真実?」

提督「そうだ。ありがとう、瑞鳳。俺のことを労わってくれて。好きでいてくれて。だが、俺は君を選べても、君だけを選ぶことはできない」

瑞鳳「えっ……」ピタッ

提督「……さっき君は、俺が寝言で翔鶴の名前を呼んだと言っていたな?」

瑞鳳「う、うん」

提督「それは、夢の中で翔鶴に犯、……翔鶴を抱いていたからだ。そんな夢を見たのは、たぶん今夜彼女と一晩を過ごすからかな」

瑞鳳「!?」ハッ

提督「……そうだ、瑞鳳。俺と翔鶴はそういう関係なんだ。それだけじゃない。瑞鶴や、愛宕それ以外にも何人かの女性と親しい関係だ」

瑞鳳「な……何を言っているの……!?」ジッ

提督(信じられないといった表情で俺を凝視する瑞鳳に、すべてを話す。何度も話したからもう慣れたものだな)

瑞鳳「……」

提督「今の話を聞いたうえで、まだ俺の事を好きでいてくれるのなら。他の子たちのことも愛することを受けれてくれるなら」

提督「俺は、君を食べてしまいたい。その気持ちに報いたい。必ず幸せにして見せる。俺は君が好きだからな」

↓×1~3

瑞鳳「……っ!!」ガバッ

提督「っ!!」

瑞鳳「んちゅぅ!!はむぅ!!れろれろ……にゅるにゅる……!!」ギュッ

提督「っ……!!」

提督(ずっと俯いていた瑞鳳はいきなり俺に飛びつくと、唇を奪った。強く押し付けられ、舌が絡ませられる)

提督(体を擦り付けてきて、太ももで俺の局部を刺激する。……二回戦目の準備が、できてしまう)

提督(瑞鳳は片手で俺の後頭部を強く抱きしめて自らに押し付け、空いた方の手を自分の秘所に伸ばした。本能のままに振舞っている)

瑞鳳「……っは!!っ……!!」シュルシュル

提督「瑞鳳……!!」

提督(キスが終わると、瑞鳳は俺を軽く突き飛ばし、睨みつけながら自らの服に手をかけた。もんぺを脱ぎ去り、弓道着を乱暴に脱ぐ)

提督(白く飾り気のないショーツだけになった。その下着に負けないくらいの白い肌がまぶしい)

提督(そしてその控えめな胸には何もつけておらず、その先端を彩る桜色の蕾は興奮のために強く自己主張していた)

瑞鳳「っ!!」バッ バッ

提督「!!」

提督(そして瑞鳳は脱いだ弓道着を投げつけてきて、地面に脱ぎ捨てられていたもんぺを蹴っ飛ばしてきた)

提督(それらに顔を覆われる。むせ返る程の甘い匂い。女の子の……瑞鳳の匂いだ。それが肺に満ちる)

瑞鳳「やぁ!!」ドンッ

提督「うおっ!?」ドサッ

提督(そしていきなり押し倒される。布団の上に倒れ込む。何とか顔を覆う瑞鳳の服を取り払うと、瑞鳳が下着を脱ぎ終わったところだった)

提督(ショーツ片手に目の前に仁王立ちになる。その秘所は生えかけで、綺麗なスジマンだ)

提督(今にも襲い掛かられそうだ。獲物を目の前にした肉食獣のように俺を睨みつける)

提督(そしてショーツを手放した。紅殻色の瞳と目が合う。理性を無くしたような妖しい輝き)

提督(瑞鳳の視線が俺のモノに向けられる。太ももで擦られ、瑞鳳の裸体を見せつけられたことで完全に怒張している)

瑞鳳「……♪」ニタァ スッ ピトッ

提督「ず、瑞鳳……」

瑞鳳「っ……!!あぁ……!!くぅ……はぁあ!!」ズプッ ブツン ズプププププ

提督「うぐぅ……!!」ビクン

提督(一瞬の出来事だった。瑞鳳が妖艶な笑みを浮かべ、膝立ちになり、俺のモノを自らの秘所にあてがう。そして止める間もなく腰を下ろした)

提督(一瞬の抵抗、それも突き破る。十分に濡れたそこは俺のモノをぬるりと飲み込んだ。媚肉が俺のモノを抉る)

提督(激しい快楽だ。そして先端が一番奥を突き上げる。瑞鳳の、女として一番大切な部分を圧迫した)

瑞鳳「うっ……!!つぅ……!!んぁ……!!」ヌップヌップヌップ

提督「くはぁっ……!!」ビクン

提督(瑞鳳が俺の上で腰を振る。最初は慣らすようにゆっくりと。しかし、次第に激しくなってきた)

瑞鳳「はぁ……はぁ……はぁ……!!」ヌップヌップヌップ

提督(淫らに腰を振る瑞鳳は、その見た目の幼さと合わさって強烈な破壊力を生み出している)

提督(必死な表情で一心不乱に腰を振る。やがて、顔に快楽が浮かんできた。涎が垂れ、息が荒くなってきた)

提督(淫らな水音が響き、肉がぶつかる音はやむことがない。ぞりぞりと削られるかのような快楽に、高まってくる)

提督(まるで獣のまぐわいだった。瑞鳳は理性をすべて捨て去り、本能のままに俺から精を搾り取ろうとしている)

提督「瑞鳳……!!そろそろ……限界だ……!!」

瑞鳳「いいよ……!!全部出しちゃいなよ!!翔鶴さんの分も全部搾り取ってあげる!!」

瑞鳳「提督が翔鶴さんの為に作った精子も全部瑞鳳が搾り取るんだから!!一滴も残さないもん!!」

提督「っ……!!あぁ!!」ビクンビクンビクン

瑞鳳「んっ……ふぁ……!!熱いのが……中に……っ!!」ヌポッ ブプッ ドロリ

提督「はぁ……はぁ……!!」

瑞鳳「あむ……じゅるじゅる……れろれろれろ……」

提督「うっ」ビクン

提督(射精後の脱力感に任せて横になっていたところで、瑞鳳がおもむろにモノを引き抜き、俺のすぐ近くに四つん這いになった)

提督(そして俺のモノを咥える。尿道に残っている精液も全部吸い出すようにバキュームされ、陰茎を舐められる)

提督(それはただのお掃除フェラというわけではなかった。さっきの言葉通り、俺の精を全て搾り取ろうとしているのだ)

提督(フェラによる快楽で再び臨戦態勢になる。瑞鳳はその場で俺の反応を見て、攻めるべきところや技術を学んでいく)

提督(もともと調べて知っていたのだろう。スケベめ。それが、実戦経験によって洗練されていった)

瑞鳳「れろれろれろ……じゅるじゅるじゅる……」

提督(瑞鳳が俺の股間に顔を突っ込んで、必死に奉公している様もまた俺を興奮させた。瑞鳳の綺麗な桜色の唇)

提督(そこに咥え込まれている俺の黒ずんだモノは、唾液に濡れてテカっている。大切なものを穢している感覚だ)

提督(それが続々とした快感をもたらす。さっき出したばかりだというのに再び己の精を解き放ちそうになった)

提督(もっと瑞鳳を穢してやりたい。気がついたら体が動いていた。射精する瞬間、上体を起こす)

提督「っ!!」ガバッ

瑞鳳「んふっ!?んぁ!!えっ!?何!?」

提督(そして瑞鳳の頭を掴むと、モノを口から引き抜かせ、立てた膝で挟み込んだ。がっちりと固定する)

提督(片手で瑞鳳の後頭部を押さえつけ、もう片方の手でモノを激しくしごき、射精へ導く。モノを瑞鳳の顔面に向けさせた)

提督「っ……ぁああ!!」シコシコシコ ビュルルルルルルルル

瑞鳳「わぷっ!!ん……はぁ……!!」ドロリ

提督(瑞鳳に顔射する。一瞬脱力し、そして瑞鳳をこちらに向かせた。どうなったかを確認する)

瑞鳳「うっ……もっと優しくして……?」ベットリ ドロドロ ジッ

提督「……!!」ゾクゾク

提督(瑞鳳の顔を白濁液まみれだった。髪にまで付着している。達成感に包まれる。マーキング完了だ)

提督(瑞鳳の保護欲を誘うような振舞いにも興奮する。怯えたように上目遣いで見つめてくるのだ。たまらない)

提督「それを舐めとってくれ」

瑞鳳「舐めとる?ん……ぺろ」

提督「いいぞ……!!もっとだ……!!」

提督(瑞鳳が何のためらいもなく舌を伸ばして俺のモノを舐めとる。艶めかしい舌の動き、官能的だった)

提督(その光景に再び半勃起くらいになる。が、さすがに短時間に出し過ぎたか。限界だった)

瑞鳳「……♪」ニギッ

提督「っ!?瑞鳳……ありがとう。けど、もう大丈夫だ。次h」

瑞鳳「まだ終わりじゃないよ?」ギュッ

提督「!!」

瑞鳳「言ったよね?翔鶴さんの分まで全部搾り取るって。まだ大きくなれるってことは、ここに精子、残ってるんだよね?」モミモミ

提督「瑞鳳……!!」

瑞鳳「好きって言ってもらえて嬉しくて嬉しくて……でも、他の人ともそういう関係なんだって思うと……悔しくておかしくなりそう」

瑞鳳「けど、ここで他の子とまでそういう関係なのは嫌だって言うと困らせちゃうって思って……だから、言わない」

瑞鳳「言わないから、これぐらいいいよね?別に他の子としないでとは言っていないんだから」

瑞鳳「提督も、たくさんの女の子を幸せにするって言うんなら……私程度に搾り取られてちゃダメだよね」

瑞鳳「だから、見せてよ。提督さんがたくさんの女の子を幸せにできるっていうところ」

提督「……いいだろう、瑞鳳。お前の体に刻み込んでやろう」



提督(結局あの後、瑞鳳に勝つことができた。瑞鳳が失神しかけるほどイかせ続けたのだ)

提督(まあ先に何回かイかされていたというハンデがあっても、勝負になれば俺がさっきまで処女だった子に負けるわけがない)

提督(性技で瑞鳳を圧倒し、その魂に俺を刻み込んでやった。これでも瑞鳳は完璧に俺の女だ)

提督(瑞鳳を部屋まで運んでベッドに寝かせる。そしてやるべきことを終わらせてその日の夜。何も知らない翔鶴がやってきた)

提督「……翔鶴」

翔鶴「はい、どうしましたか?」

提督「……今、子供が欲しいか?」

翔鶴「っ!?そ、それはもちろんで!!けど、今は戦時ですよ……?大丈夫なのですか?」

提督「……!!そうだよな、今は残念ながら無理だな。戦争が終わったらだ」

翔鶴「はい、楽しみです♪」

提督(よかった。さっき見た夢の翔鶴はやはり何かの間違いだったらしい。そうだよな。翔鶴があんなことをするわけがない)

提督(そのまま翔鶴と肌を合わせる。……が、そこでまさかの展開に陥ってしまった)

翔鶴「……提督。もしかして、今日……誰かとしましたか?」

提督「っ!!」

翔鶴「……誰となさったのですか?」ニコッ

提督(なぜバレた!?不味いぞ……この笑顔は攻撃的な方のやつだ。翔鶴は今、不機嫌になっている。正直に話をしよう)

提督(翔鶴に生半可な嘘やごまかしは通じない。もししたとしても、翔鶴は黙って騙されたふりをするだろうが……)

提督(だが、それは翔鶴への裏切りだ。翔鶴は俺のことを信頼してくれているのだから。俺もその信頼に応えなくてはならない)

提督(翔鶴に瑞鳳とのことを話す。その途中、瑞鳳の『翔鶴さんの分まで全部搾り取る』発言までうっかりと話してしまった)

翔鶴「そうですか……瑞鳳さんがそのようなことを……ふふ、可愛い独占欲ですね?」ジッ

提督「そ、そうだな」

翔鶴「それで、提督は全部あの子に搾り取られてしまったのですか?そんなわけありませんよね」ニコッ

提督「もちろんだ!!」

翔鶴「ですよね♪……提督に、本当の女の体と言うものを教えて差し上げます」ヒシッ

提督「翔鶴……!!」

翔鶴「ほら、提督。女の胸はどうですか?柔らかいでしょう♪これは提督専用です。好きなだけ堪能してください」グイッ フニ フニフニ

提督(翔鶴に胸を押し付けられる。手を取られ、胸を揉まされ、谷間に挟み込まれた。翔鶴の胸の先端は強く自己主張している)

提督(そこまでされて本能に抗える男はいない。翔鶴の胸を揉みしだく。柔らかいそれは、いやらしく形を変え、翔鶴が艶めかしく嬌声をあげる)

翔鶴「ん……ふっ……あぁ……提督、こちらもどうぞ。これが女のお尻ですよ。どうですか?……子供とは違うでしょう?」グイッ グニグニグニ

提督(さらにスカートの下に手を引き込まれ、安産型のお尻に押し付けられる。一瞬の迷いもなく揉んだ)

翔鶴「ふふっ……少女ではなく、本当の女の魅力を存分に教えて差し上げますね。その体に、たっぷりと」

提督(……結局、静かに嫉妬に怒っていた翔鶴に限界まで搾り取られることになった。だがまあ、翔鶴も満足してくれてよかった)

提督(それにしても、優しく、だが容赦なく性技を駆使して俺から精を搾り取る翔鶴は実によかった。今度また嫉妬させてみることにしよう)



ウォースパイト「どうして攻撃しないのかですって?まあ、戦力差が圧倒的な今、攻撃に出るのも悪くはないわね」

ウォースパイト「けど、敵の勢力圏にわざわざ踏み込む必要はないわ。なぜなら、もうすぐ日本軍は決戦を挑んでくるもの」

ウォースパイト「何故分かるのか?そんなの簡単よ。私達も苦しいけどね、日本軍の方が苦しいのよ」

ウォースパイト「日本はハワイを失えば戦争に負けるわ。ハワイより西は島が多いもの。アメリカは何処でも好きな場所に拠点を築けるようになる」

ウォースパイト「航続距離の問題に悩まされることもなくなるわ。そうなればもうアメリカを止める手立てはないもの。もともと、それだけの戦力差があるのよ」

ウォースパイト「だから日本はハワイを失えないの。そしてハワイは陥落寸前。もうインド洋に時間をかけることはできないわ」

ウォースパイト「日本軍は最後に決戦を挑んでくる。それに勝てばもうアジアでは勝ったようなものよ」

ウォースパイト「あとはマカロニを茹でてジャガイモを潰してしまえば終わり。あら、どうしたの?そんなに急いで」

ウォースパイト「もしかして日本軍がやってきた?……その顔、どうやら図星みたいね。よろしい、では始めるとしましょう」

ウォースパイト「無知な日本人に教えてやりなさい。七つの海の覇者、栄光ある大英帝国が誇るRoyal navyの力を」



ウォースパイト「殺しなさい」ジッ

提督「……」

提督(インド洋の戦いは大勢が決した。我が軍の輸送船や鶴姉妹を囮にした敵艦隊撃滅作戦が大成功したのだ)

提督(作戦内容はこうだ。空の輸送船を使って上陸作戦を強行しようとしたように装い、その阻止のために動いた敵を叩く)

提督(イギリス東洋艦隊は瑞鳳の存在を知らなかった。囮艦隊の存在を把握して、我々が全戦力で決戦に挑んだと考えたのだ)

提督(そのため、東洋艦隊もまた全戦力を持ってして我々のインド上陸を阻止せんと行動を開始した)

提督(機動部隊が攻撃してきて、戦艦部隊が行く手に立ちはだかった。我々は輸送船をほとんど撃沈させられてしまった)

提督(だが問題はない。必要最低限は確保してあるし、陸軍部隊に犠牲はない。乗っていないのだから当然だ)

提督(そして最初の敵の空襲時にイギリス機動部隊の位置を探った。別行動していた瑞鳳が奴らに奇襲攻撃を仕掛けるためだ)

提督(無事索敵は成功し、瑞鳳による奇襲攻撃も大成功した。敵空母娘に大損害を与えて撃退することに成功したのだ)

提督(瑞鳳は本当によくやってくれた。たった一人で敵空母六隻を撤退に追い込んだのだ。素晴らしい練度だった)

提督(一方、イギリス軍は部隊を西へと撤退させることにしたらしかった。制空権を失ったのだから当然か)

提督(だが、撤退となればしんがりを務める者が居なくてはならない。その役目を果たしたのが東洋艦隊旗艦であるウォースパイトだった)

提督(他の艦艇が撤退するまでの間、ウォースパイトとその部下たち数人は良く戦った。だが、戦力差は圧倒的だった)

提督(ウォースパイトは我が艦隊の長門との殴り合いの結果、気を失い捕虜にされた。そしてついさっき目が覚めたのだ)

ウォースパイト「敵に敗北するどころか捕らえられるなど……私は全てを失ったわ。ここに至って私はもはや生きている意味がない」

提督(俺はウォースパイトの尋問を担当することになっていた。アイオワの時のように、自ら志願した)

提督(ウォースパイトが他の人間に拷問されるのは嫌だったからだ。今は敵同士となってしまったが……彼女は俺の戦友だ)

提督(そんな彼女が拷問の末に廃人となったり、死んでしまったりすることは耐えられないからだ。だが……)

ウォースパイト「早急に殺しなさい、Admiral. ……お願いだから、少しでも憐れに思うのなら殺して」

提督(だが、ウォースパイトは今、死にたがっていた。かつてヲ級のあの子が言っていたようなセリフを言っている)

提督(あの子は虚勢からああ言っていただけだったが、ウォースパイトは心から言っているようだ)

提督(今は殺すことを懇願しているだけだが、このままでは自殺してしまうかもしれない。どうするべきか……?)

↓×1~3

提督(改めてウォースパイトを見る。こんなに弱り切っている彼女を見るのは初めてだった)

提督(普段は英国淑女らしく泰然と構えており、戦闘時にはどんな状況でも決して諦めない不屈精神を持っていたはずだ)

提督(だが、今の彼女は全てを諦めていた。自暴自棄とも違う。無だった。そのまま消えてしまいそうだ)

提督(そんなことは嫌だった。俺は、この子に消えて欲しくない。ウォースパイトに……生きて、幸せになって欲しい)

提督(今のウォースパイトに何かが……誰かが必要なら。……その誰かは、俺でありたい。俺がこの子を守ってあげたい)

提督「……憐れに思ったりはしない。君は立派に戦った。今は帝国海軍の名誉あるゲストだ」

ウォースパイト「名誉あるゲスト?いいえ、私は憐れな捕虜よ。偉大な Royal navy に泥を塗ってしまった」

ウォースパイト「国王陛下にどうお詫びすればいいのか……おめおめと生き恥を晒すぐらいなら、名誉ある死を欲するわ」

提督「……どうしてこうなったのだろうな。あの頃、皆と一緒にいた頃が懐かしい」

ウォースパイト「っ……過去は過去よ。もう二度と戻ることはない。……Admiral. 殺して。お願い」

提督「いつか君は、Gentleman(紳士)ならLady(淑女)を守るものだと言っただろう?」

ウォースパイト「……紳士なんてどこにいるのかしら?」

提督「っ……ここにいる。俺は、君を殺さない。君を死なせたくない。……君のことを愛しく思っている」

ウォースパイト「っ!!」ハッ

提督「君を守りたい。……俺は、君に死んでほしくないんだ」

ウォースパイト「……遅過ぎよ。何を今更……私は、生きる意味を無くしたわ。もう全部終わったの。ここにいるのは、死人」

ウォースパイト「こうして話して、生きているように見えるけど、私はもう死人なの。Admiral」

提督「……なら、生きる意味さえあれば君は生者に戻るんだな?蘇るんだな?」

ウォースパイト「……どういうつもり?」

提督「俺を生きる意味にしてくれ。もう、他に生きる意味がないのなら、俺の為に生きてくれ」

ウォースパイト「!!」

提督「俺が君を満たしてみせる。君が俺と共に生きてくれるのなら、それほど嬉しいことはない」

提督「だから……俺を君の生きる意味にしてくれないか?俺の為に生きてくれないか?頼む、ウォースパイト」

↓×1~3 提督のことは気になっていた。が、日本は敵国であり、自身の敗北により英国の敗北が濃厚となったことを自覚していて、後悔と屈辱にまみれているが、激情を通り越して諦観に達していた誇り高い Royal navy の戦艦、ウォースパイトであることを踏まえて、ウォースパイトの心情と行動

ウォースパイト「……本当に、今更何を言うのかしら?もう何もかも遅いわよ。……遅いのよ!!」キッ

提督「っ!!」ビクッ

提督(ウォースパイトは先ほどまで違いその瞳に何かを燈していた。それはただの怒りか、それとも何か別のモノか)

ウォースパイト「そんな風に思っていたなら、どうして私がイギリスへ戻る前に言ってくれなかったの!?」

ウォースパイト「そうすれば……何かが違っていたかもしれないのに!!今更になって言われても手遅れじゃない!!」ジワァ

提督「ウォースパイト……」

ウォースパイト「私からすべてを奪っておいて!!それで君を守りたい!?何のつもりよ!?」

ウォースパイト「ねえ、Admiral!!俺を生きる意味にしてくれってどういう事!?どういう意味なの!?」

ウォースパイト「惨めで憐れな私に同情しているの!?憐れんでいるの!?もしそうだとしたら、そんな憐れまれ方ごめんだわ!!」

ウォースパイト「あなたにとって私っていったい何なの!?どういう存在なの!?私をどういう風に思っていて、どうしたいの!?」

ウォースパイト「答えなさい、Admiral!!……回りくどい言い方をしないで、貴方が思っていることを教えて!!」

↓×1~3

提督「君は!!……ウォースパイト。君は、俺が愛する女性であり、独り占めしたい存在だ!!例え敵同士だろうが関係ない!!」

ウォースパイト「!!」ドキン

提督「君の愛国心には目を見張るものがある。そのために殉ずる事を選ぶのも君らしい。だが、そんな事俺が赦さない!!さすがに意固地になり過ぎだ!!」

ウォースパイト「……」

提督「俺は……いつか、またあの時のように、君やアイオワやビスマルクたちと素晴らしい紅茶を飲みながら談笑できるような」

提督「愛する君が俺の傍らにいる未来を迎えてみせる!!……それが、戦争で君から奪ったものに足るかは君次第だが」

提督「だが俺は、少なくともそれが最善だと信じている!!だから今回、君の尋問役を買って出た」

ウォースパイト「……どうして?」

提督「君と話すためだ。そして、君が拷問されて、ひどい目に遭うのを防ぐためだ」

ウォースパイト「……そう」

提督「……君が、どうしても死にたいというのなら、艤装の破壊を持って戦艦ウォースパイトを俺がこの手で殺してやる!!」

提督「だが、君と言う一人の女性は、どうか死なないでくれ。俺と一緒に新しい人生を歩んで欲しい」

提督「全力で守り、愛し抜いてみせる。ウォースパイト」ジッ

ウォースパイト「……もし。もし貴方が本当に紳士なら。ここでどうするべきか知っているはずよ」

提督「っ!!」

ウォースパイト『紳士なら、淑女に何かを誓うときは跪いて手の甲にキスするものよ』

提督(いつかのウォースパイトの言葉が思い出される。俺はウォースパイトの前で跪いて頭を垂れた。ウォースパイトが右手を差し出す)

提督(俺はその手を取って、その甲に口付けした。そしてウォースパイトを見上げる。ウォースパイトは無表情だった)

提督(だが、その瞳には熱が籠っている。強靭な精神力で自分を律しているが、目は口程に物を言うな)

提督(ウォースパイトは暫く無言で佇んでいた。そしておもむろに口を開き、何も言わずに口を閉じる)

提督(何かを話そうとしている。だが、どういえばいいのか分からないようだった。そして、少し経ってからもう一度口を開くと、ゆっくりと語り始めた)

ウォースパイト「……貴方の心意気は分かったわ。Admiral. 私は……それでもウォースパイトなの」

ウォースパイト「英国を裏切ることはできない。……けど、もし貴方が私を信じてくれるのなら」

ウォースパイト「私達を英国へ帰して。私は、戦争を終わらせるために動いてみる」

提督「!!」

ウォースパイト「難しいのは分かっているわ。けど、きっとやり遂げて見せる。だから、お願い」

↓×1~3

提督「……君のその気高い精神と、誇り高き名を信じる」ジッ

ウォースパイト「Admiral……!!」パァッ

提督(ウォースパイトが目を見開いて顔を綻ばせる。期待していたが、断られるとどこかで思っていたのだろうな。感激しているようだ)

提督「すぐに手配、というわけにはいかないが……一ヵ月のうちにできるよう取り計らう。その際、君の協力も必要だ」

ウォースパイト「協力?」

提督「上層部の人間や政府の人間と話をしなくてはならないことがあるだろうと思う。だが、中には悪意や敵を持っている者もいるだろう」

ウォースパイト「ああ、なるほど……」

提督「協力してくれるか?」

ウォースパイト「勿論。むしろこちらから進んで協力するわ」

提督「ありがとう。……」ジッ

ウォースパイト「……」ジッ

提督(視線が絡み合う。空気が変わった。ウォースパイトが切なげに瞳を揺らし、手を胸にあてる)

提督(ここで引くことはウォースパイトにも失礼だ。他の子の話は……今は言えない。この子の性格ではおそらく不味いことになる)

提督(君に言われたんだよな。戦争と恋愛で方法を選んではならないと。だから、悪く思わないでくれ)

提督(俺はゆっくりとウォースパイトに近寄った。ウォースパイトは少し口を開く。艶のある唇に視線が集中する)

提督(ゆっくりと顔を近付ける。ウォースパイトはうっとりとしていたが、ふと周囲を見渡した)

ウォースパイト「No. 初めてがこんな場所なんて嫌だわ……」

提督「今は君を他の場所に連れていくことができない……ここで終わりにしていいのか……?」

ウォースパイト「っ……No」

提督(さらに顔を近付ける。顔を傾けた。ウォースパイトは覚悟を決めたようだった。目を閉じて顎をあげる)

提督「……」

ウォースパイト「……」

長門「……!!」ジッ

長門(な、何なのだこれは!?どうすればいいのだ!?やっと時間が取れてウォースパイトと面会できると思ったら……!!)

長門(どうして提督がウォースパイトとこんなことになっているのだ!?まるで意味が分からないぞ!?)

↓×1~3 長門の心情と行動

長門(落ち着け!!落ち着くのだ、長門よ!!さもないと絶対によくない事しでかす!!)

長門「……!!」バサッ

提督「!?」ビクッ

ウォースパイト「っ!!」ビクッ

長門(そう、こうやって土産を落としてしまったりとかな……ははっ……)

長門「……あ」

ウォースパイト「髪についていた糸くずはとれたかしら?まあ、とれたのね。Thank you, admiral」

提督「えっ?あ、ああ!Your welcome, ウォースパイト」

長門「……あの」

ウォースパイト「では……お行きなさい、私の騎士。私達でこの悲劇を止めましょう」

提督「あ、ああ、もちろんだ。ではな、ウォースパイト。長門、お疲れ様」

長門「お、お疲れ様だ、提督!……ウォースパイト、も、申し訳な」

ウォースパイト「あら、長門。よく来てくれたわね。嬉しいわ。出せる紅茶がないのだけれど……ごめんなさいね」

長門「あ、ああ。気にしないでくれ……それより、申し訳なかった。間が悪」

ウォースパイト「あら?どうして謝るのかしら?Why?私はただAdmiralに髪についてた糸くずをとって貰っただけよ?」

ウォースパイト「何か勘違いしているようだけど、まったくそういうことだったわけではないから、気にしなくていいわ」

長門「……そ、そうか!ああ、そうだな!……そうだ、ウォースパイト。差し入れの間宮羊羹だ。好きだったろう?」

ウォースパイト「まあ、ありがとう。大切に食べるわ」

長門「落としてしまったもので申し訳ないな。では、私もお暇するとしよう。これを渡しに来ただけだったのだ。ははっ……では、さらばだ」

ウォースパイト「ごきげんよう。また来て頂戴ね。……Bloody hell」ボソッ



長門(とりあえず、ウォースパイトの話に乗って逃げてしまったが……あれは絶対に、その、アレをしようとしていたに違いない)

長門(提督はウォースパイトとそういう関係だったのか?いや、少なくとも戦前は提督に浮いた話はなかった)

長門(青葉がそういうことを調べていたいたが、ないと言っていた。そういう関係ではなかったはずだ。……まさか、捕虜になった後に?)

長門(この短期間にいったい何があったというのだ……信じられん……いや、本当に勘違いなのか……?)

↓×1~3 長門の心情と行動

長門「っ」

長門(まあ、どちらでもいい。予想外の展開に頭が回っていなかったが、この際それは重要なことではない)

長門(重要なのは……彼が、とられるという事だ。それだけは絶対に許容できない。そんなことになったら私は……!!)

長門(提督は人気がある。迂闊に動けば大変なことになると皆が分かっていた。だからこそ皆、動かなかった)

長門(だが、今回のことで悟った。そんな事を言っている場合ではないと。戦争?知ったことか。……とまでは言わない)

長門(だが、私も戦艦娘長門である以前に一人の女なのだ。あの人が好きだ。あの人が欲しい)

長門(誰にもとられるわけにはいかない。……おそらく、提督は今、ウォースパイトに惹かれている)

長門(だが、まだ決定的な所までいっていないはずだ。例えウォースパイトが提督と親密な関係になっていようとも……)

長門(まだ子供を作っていたりはしないはずだ。そこに活路がある。既成事実を作ってしまうのだ)

長門(誰よりも早くあの人の子供を妊娠して、あの人を手に入れる。私はビッグ7だからな。敗北などありえないのだ)



提督(長門に見られた……一線を越えていたわけではないからそこまで不味いわけではないが……)

提督(もし超えた所を見られていたらと思うと……最近、そういうことが多いな。気をつけなくては)

長門「失礼する。提督」

提督「長門!どうしたんだ?」

提督(あのことについての弁解は……しない方が良い。むしろした方が悪いことになる。あれは糸くずを取っていただけなのだ)

長門「……」ジッ スタスタスタ

提督(長門は無言で近づいてくる。何か凄い威圧感を放っていた。俺を捉えて離さないその瞳は、少し不機嫌そうに細められている)

提督(そして、俺を見つめていた。凛とした顔つきの美人である長門がそうしていると、正直かなり怖い。気圧されてしまう)

提督「な、長門……?」

長門「……んっ」グイッ

提督「なっ!?んん!!」

提督(胸倉をつかまれ、グイッと引き寄せられる。いきなりのことに反応できない。そのまま口づけされた。驚愕してしまう)

提督(至近距離でジッと見つめられていた。長門の匂いが肺いっぱいに吸い込まれる。熱い体温、逞しいが、女らしさを兼ね備えた体、舌が入ってくる)

長門「んふ……れろれろれろ……っは」

提督「……!!」

提督(舌を絡ませられ、一通り咥内を蹂躙してから口を離す。睨みつけるように俺の目を覗き込んでいた。長門が口を開く)

長門「提督、愛している。ウォースパイトに貴方を渡したりはしない」キロリ

提督「ど、どうして……!?」

長門「今日、貴方がウォースパイトと口づけしようとしている所を見て悟った。これ以上先延ばしにしたら手遅れになる」

長門「貴方を失うわけにはいかないのだ。幸い、今日はデキる日だ。これも、何かの運命だろう」

提督「っ!!」

長門「ここで既成事実を作らせて頂く。貴方の子を妊娠すれば、貴方は私の伴侶になってくれるだろう?」

提督「な、長門……!!」

長門「私と結婚してくれ。共に人生を歩んでくれ。私に貴方の子供を産ませてくれ。これが、この長門の一世一代の愛の告白だ。無論受けてくれると信じている」

提督(長門は内心の不安や恐れをこうして威圧するようにすることで押し殺しているようだった。その睨みつけるような眼差しの奥)

提督(そこには断られたら……という感情と、もう後には引けないという決心、そしてもしもその時にはという覚悟があった。俺は……)

↓×1~3

提督「……勿論だ、長門。君にそう思ってもらえるのは光栄だ」

長門「……!!」パァッ

提督(長門は俺の返答に目を見開いた。その気迫のこもった武士のような真剣な表情がみるみると綻んでいく)

提督(感激に頬を紅潮させ、瞳を潤ませた。喜びに今にも抱き付いてしまいそうなのを必死に理性で押さえつけているようだ)

提督「だが、さすがに子供は……戦後まで待ってくれ。情勢が情勢だからな……今できるのは、婚約ぐらいだ」

長門「そうか!!婚約!!ああ!!望むところだ!!」コクコクコク

提督(俺の提案に何度もうなずきながら、照れたような笑みを浮かべて俺を見つめる。花も恥じらう乙女の振舞いだ)

提督(そこまで俺を思っているとは思わなかった。そのことは素直に嬉しい。男として誇りに思う)

提督(……だが、果たしてその武人然とした長門が俺のしていることを知ったらどうなるのだろうか)

提督(どう考えても……長門の性格では受け入れてくれないと思う。だが、こうして告白してくれたのだ)

提督(ちゃんと話さなくてはならない。それが長門の想いに対して俺が見せるべき誠意だからだ)

提督(話した上で長門の決心が揺らがないのであれば、俺は悦んで長門を俺の女にする。が、もしそうでなければ……)

長門「ふふっ♪本当に良かった!!断られたらどうしようかと……それを想像するだけで本当に恐ろしかった」

提督「その気持ちは分かる。俺も今、そんな気持ちだからな」

長門「えっ……そんな気持ち?……何故だ、提督」ジッ

提督「俺は、君に本当のことを……俺の決断を話さなくてはならない。それを聞いたうえで、君がどう思い、どう考えるのか」

提督「それを考えるだけで本当に怖い……だが、それを言うのが筋というものだからな。……聞いてくれ、長門」

提督(今までのこと、俺の決断、それらを話していく。長門は驚きに目を見張ったが、やがて無表情の仮面をつけた)

提督(その瞳をのぞき込んでも、今、長門が何を思い、どう考えているのかを窺うことはできない……)

提督「……このことを踏まえて、もう一度考えてみてくれ。君はまだ俺のことが好きか?俺の女になる事を……望むか?」

↓×1~3 長門の心情と反応

長門「ふむ……なるほど、なら仕方がないな」パチ

提督「長門……!!」

提督(長門は目を閉じて、腕を組んで暫く考えていた。そしてうなずくようにしてそう言った)

長門「確かに、そうすれば悲しむ者もいないのかもしれない。貴方ほどの人ならば、我々全員を纏めて愛することもできるのだろうな」コクコク

長門「それならば、仕方がない。私も貴方を信じてこの身をゆだねよう。……とでも言うと思ったか?」パチッ ギロリ

提督「っ!!」

長門「提督、貴方は自らの欲望をあれこれ理由をつけて正当化しているだけだ。女をモノのように扱っている」

長門「私は信じられないし、赦せない。貴方がそんなことを考えて、実行していたとは。貴方にならと考える者の気持ちも分からんでもないが」

長門「それでも本当に受け入れるなど……愚かなことだ。貴方は、ロミオ・スパイをさせられたことで歪んでしまったのだろう」

提督「……返す言葉もないな」

長門「……言いたいことは他にもいろいろあるが、もういい。提督、貴方がそこまで軽薄で軟派なことができるのは恐らく……」

長門「恐らく、貴方が身を固めていないからだ。身を固めてさえすれば、きっとそのような事を考えることもなくなるだろう」

提督「な、長門?」

長門「不肖ながらこの長門、貴方の嫁とならせていただく。こういうことは勉強不足だが、きっと良き妻となって見せる」

長門「そして幸せにして見せよう。だから、貴方を私に……長門に下さい。私と結婚してください」

提督「!!」

長門「……しかし、私と貴女が結婚することは、貴方を囲う者たちが黙っていないだろう。そいつらを黙らせる何かが必要なのだ」

長門「そのためにも、ここで貴方の子供を孕んで誰にも文句を言わせずに夫婦になる。今は、安心して私に身を委ねろ」ガバッ

提督「っ!?ま、待て!!」

長門「断る!!痛いのは私だ!!いいから貴方は本能に身を委ねろ!!」ガサゴソ ビリビリ

提督「な、長門!!」

提督(長門は俺に跳びかかり、服を乱暴に剥ぐ。ジャケットのボタンが飛び、下着を破られた)

長門「はぁ……はぁ……」

提督「や、止めてくれ……!!」

提督(長門はとても強い興奮状態にあるようだった。今や発情した獣のように盛っている。俺に覆いかぶさり、痛いぐらいに手を押さえつけていた)

提督(頬を染め、ねっとりとした劣情を宿した瞳で俺を舐めまわすように見つめる。荒く、そして熱い吐息を吐いていた)

長門「ん……すぅ~はぁ~……ぺろぺろ……れろれろ……」ガバッ

提督「うっ……!!」ビクッ

提督(胸板に顔を近付け、深呼吸するように匂いを嗅がれ、吐息を吹きかけられる。そして舌を伸ばして俺に体を舐めた)

提督(熱い舌が体を這っているのが分かる。長門が俺に体を擦り付けていた。脚を絡ませ、胸を押し付ける)

提督(引き締まった筋肉と、女らしい柔らかい媚肉の感覚。長い髪が体を擽る。ひとしきり舐めまわし満足した長門は顔を離した)

提督(真紅の瞳が俺を見つめている。長門の髪が顔にかかる。良い匂いだ。これが長門の匂いか)

長門「……♪」ペロリ

提督(欲しがっていたモノを手に入れたというような不敵な笑みを浮かべ、自らの唇の端を舐めた)

提督(長門はもはや理性を完全に捨て去ったようだ。熱っぽい瞳に込められているのは肉欲だ)

提督「……これはレイプのようなものだぞ」ジッ

長門「レイプ?この私がそのような卑劣なことをするとでも?ほら」グニッ

提督「っ!!」ギンギン

長門「大きくなっているという事は、つまりこれは同意の上での愛のあるまぐわいだという事だろう?」

提督「……」

長門「貴方の匂いが体に染みついてしまいそうだ。濃厚な男の匂い、女を虜にする。汗のしょっぱい味もなかなかいい」スリスリ

提督「……君がこんな変態だったとはな」

長門「ヘンタイ?違う。と言いたいところだが、好きな人の前では誰もが変態になるだろう」

提督「……」

長門「提督、私が嫌いか?」

提督「……まさか」

長門「……♪では、私の体は女として魅力的か?」

提督「……ああ」

長門「ふふっ♪喜べ、この体は貴方のモノだ。この鍛え、引き締まった肢体。肌もシミ一つないはずだ。私とて女、気にかけてきたからな」

長門「そして我ながら形の良い胸だろう?尻だって程よい引き締まりと柔らかさを兼ね備えている」

長門「この体はもちろん男に触れることを許したことはない。ずっと純潔を守ってきた。貴方の為にだ、提督」

長門「私の体の奥底のここも、提督の為にあるのだ。貴方の子供を身籠って、産むためにある」

提督「……!!」ゴクリ

長門「興奮しているのが丸わかりだぞ?存分に堪能してくれ。……んっちゅぅ……れろれろれろ……」

提督(勝ち誇ったように俺を見下ろしていた長門は、ついで唇を重ねてくる。すぐに舌が挿入され、俺の舌を絡めとられた)

提督(技術があるわけではないが、その分素直に思いを伝えてくる。長門の俺を欲する気持ちに圧倒された)

提督(力強い舌使いになすすべもない。体も組み敷かれているが、口の中でも組み敷かれてしまった。なんて強い思いなのか)

長門「……はっ。さて……では括目させてもらおうか」スッ

提督「くっ……」

提督(満足したのか、長門は唇を離し、もう抵抗しないと踏んだのか手も解放すると、俺の足もとに移動した)

長門「♪ほぅ……これはこれは……なんて立派な」カチャカチャ ズリッ

提督(そして俺のベルトを外し、ズボンと下着をずり下ろす。怒張しきっているモノが露わになった)

長門「大きくて、黒々としていて、びくついている。貴方の本能は私を孕ませたくて仕方がないようだな?」

提督「……」

長門「その肉欲、存分に我が体で発散させてくれ。私は……大歓迎だ……」スルリ スルリ

提督「っ……!!」

提督(長門は俺の目の前で立ち上がると、熱のこもった瞳で俺を見つめながら自らの服を脱いでいく。まずヘッドギアを外した)

提督(手甲のような長手袋を引き抜き、首輪を外し、ベルトを取ると、スカートのホックを外して自然落下するに任せる)

提督(そしてもはや腹部が丸見えの上を脱ぐと、何の変哲もないスポーツブラとショーツだけの姿になる)

提督(なんというか、長門らしいと思う。飾り気がなく、まさにアスリートと言ったたたずまいだ)

長門「……♪」ニタァ プルン スルリ

提督(だが、今や長門は挑発的な笑みを顔に浮かべ、蠱惑的な雰囲気を纏っている。ブラ外すと、その大きめの美乳が惜しげもなく晒された)

提督(そしてショーツに手をかけると、ためらうことなくずり下げる。上体を倒し、脚を交互に上げてショーツを脱ぎ捨てた)

提督(一糸まとわぬ姿で目の前に仁王立ちになる。凛々しくも美しい顔立ちの顔から、形の整った豊かな胸)

提督(引き締まった体躯に、同じく引き締まっているが女性的な丸みを失っていない臀部)

提督(その蜜の溢れる秘所はよく整えられた茂みに守られている。そしてすらりと伸びたカモシカのような脚)

提督(美しい裸体だ。そのすべてが惜しげもなく晒されている。そんな光景をただじっくりと見ることしかできない)

長門「私の体がお気に召したようで何よりだ。では、早速始めるとしようか」

提督「長門……ダメだ。俺には今まで君の言う信じられないことを信じ、赦せないことを赦してくれた子たちがいる」

長門「忘れろ。愚かな夢は身を滅ぼすぞ、提督」

提督「っ……滅びないようにうまくやるさ」

長門「……疲れているのだ、貴方は。私が癒してやろう。さあ、身を委ねろ」バッ

提督「長門……!!」

提督(長門が改めて俺の上に覆いかぶさる。髪が俺の顔にかかった。そして怒張する俺のモノに手で触れる)

長門「ひゃっ!?っ!!……」カァッ ギロッ

提督(予想外の感触だったのか驚きに目を見開き、声を上げてしまった長門。一転、顔を強ばらせた)

提督(恨みがましげに上目遣いで俺を睨みつけると、俺のモノを自らの秘所にあてがう。先端が熱いモノに包まれた)

長門「っ……!!」ツプ

提督「くっ……俺は、あの子たちの為にも……君の、君だけのモノになるわけにはいかない」

長門「……もう今はいい。ただ一言、愛していると。私を憎からず想っているのなら、私に愛を囁いてくれないか?」

提督「……」

長門「……」ジッ

提督(長門は待っていた。ジッと俺の瞳をのぞき込んでいる。俺は……)

提督「……愛しているよ、長門」

長門「っ!!……わ、私も……私も貴方を愛している……!!んっ……はぁああああ!!」ブツッ ズププププ

提督「くっ……ああ!!」

提督(長門が俺にのしかかるように覆いかぶさり、俺の肩に頭を乗せるようにした。肩を震わせている)

提督(全身に感じる体温、肺いっぱいに吸い込まれる長門の匂い、そして耳元で聞こえる長門の呻き声……)

提督(体に押し付けられる柔らかくも張りのある胸の感覚……だが、それよりも強烈なのは長門の中だ……!!)

提督「っぅ……!!くっ……!!」

提督(なんてキツイ……!!鍛えているからなのか……!?ねじ切られそうだ……!!長門の中の構造が、襞の一本まで手に取るようにわかる)

提督(少し動くだけでも削り取られるような快楽が体を貫く……締りは今までで一番だぞ……!!)

長門「っ……これが破瓜の痛みか……!!だが、悪くない……これで、この身は貴方のモノ……そしてコレは、私のモノ……!!」ズリ

提督「はぁっ……!!」

長門「あぁ……貴方のここの形が分かる……!!これは女を虜にしてしまうのだろうな……?」

長門「だが、この長門は負けない。逆に、これを手なずけて、私の虜にして見せる……!!っ……!!」ズップズップ

提督「うぐっ……!!」ビクン

提督(必死に長門の腰ふりに堪える。経験がないだけあって、まだまだ未熟だろうと思っていたが、間違いだった)

長門「ふぅ……つぁ……!!」ズップズップ

提督「……!!」

提督(確かに技術はない。だが、そのしなやかで力強い腰ふりはそれを補って余りある快楽を伝えてきた)

長門「ふふっ……提督、耐えなくていい……!!そのまま私の中で出してくれ……!!楽になってしまえ……!!」

提督「っ……!!」

長門「貴方と私の子だ……きっと強くて賢い、いい子に育つ……!!楽しみだ……!!名前を考えてあげないとな……?」

提督「つぁ……!!あぁ……!!」

長門「ん……ちゅう……れろれろれろ……」

提督(長門に口付けされる。貪るように口内を蹂躙された。後頭部と背中に手をまわされる)

提督(激しく腰を打ち付ける女を知ったばかりの男のようなピストンに、とうとう限界を迎える。もう我慢できない)

提督(本能のままに自分からも腰を押し付ける。長門の背中に手をまわして抱き締めた。出る……っ!!)

長門「んふっ!?」ビクン

提督「んっ……んんんん!!」ビュルルルルルルルル

長門「んん♪んふぅ……れろれろれろ……」ビクン ギュッ

提督(長門の一番奥で射精する。長門も自らの腰を押し付けてきた。逆種付けプレスだ。一滴も零さないというように強く締まる)

提督「ん……」グッタリ

長門「……っ。あはっ♪感じるぞ、提督……!!貴方の熱い子種が私の中に注ぎ込まれた……これなら元気な子を孕めそうだ……!!」

提督「長門……」

長門「だが、男性は何回か出せるのだろう?妊娠の可能性を高めるためにも、すべてを搾り取るまで付き合ってもらうぞ♪」グリグリ ムニムニ スリスリ

提督「っ!?ぐぁ……!!」ビクン

提督(長門が腰をグラインドさせる。敏感になっているそこに電流が走った。体を抱きしめられ、胸が押し付けられる)

提督(そして長門が頬を頬に擦り付けてきた。甘えるような仕草、改めてこの子も女の子だと気がついた)

提督(二回戦目の準備ができてしまう。再び怒張したモノはメスの中に精を吐き出したいとうずうずしている)

長門「ふふっ、また固くなってきた……♪一度に何人も囲おうとするだけあって、絶倫だな?」ニタァ

長門「だが、その野望もここまでだ。貴方の性欲はすべて私が満足させる。だから安心してくれ」

長門「他の者たちも私が妊娠して、結婚を公にすればきっと諦めるだろう。だから、貴方が心配することは何もない」

提督「長門……っ!?」ビクッ

長門「もし納得しない者が居れば、私が説得して見せる。場合によっては実力行使も厭わない。大丈夫だから、すべてを私に委ねろ」

伊19「へぇ?実力行使も厭わないのね?だったらどうしてくれるのか楽しみなの♪」ジッ ピトッ グイッ

長門「っ!?かっ……はぁ……!!」ヌププププププ

提督(長門の背後に音もなく立っていたのは、なぜか懐中電灯を手にしたイクだった。そのまましゃがむと、長門の言葉にあの恐ろしい無表情で答える)

提督(そして長門が目を見開き、息を洩らしたことと、中が締まり、何かが向こう側で長門の媚肉を押し広げているのをモノに感じたことで分かった)

提督(おそらくイクは、手に持っていた懐中電灯の柄を長門のアナルに挿入したのだろう。細いものとはいえ、何て言う無茶をするんだ……)

伊19「ねえ、ビック7の長門さん♪イクに教えてなの。イクがダメって言ったらどうしてくれるの?」

長門「あ、あひい!!」ビクン

提督(イクが懐中電灯をぐりぐりとする。そして長門のいいところを探し当てたようだ。長門が嬌声をあげ、中がきゅんと締まる)

伊19「あはぁ……♪ここがいいのね、長門さん?」ニタァ

長門「や……やめ……!!」

提督(イクが嗜虐的な笑みを浮かべ、見下していた。いつぞや俺に向けてきたそれを、今は長門に向けている)

伊19「うーんどうやら長門さんはこっちの方が弱いみたいなの?女の一番大切なトコ、こんこんされるのが好きなのね♪」ヌプヌプ コンコン

長門「ああああ!!」キュンキュン

提督(あの時は、俺は何とか逆襲してイクを屈服させることで逆にイクを我が物にしたが、もしできていなかったら……)

提督(そう考えると、少し恐ろしい。そして、もしできてなかったらどうなるかを今、長門が見せてくれそうだった)

伊19「ほら、どうするの?長門さん?イクはそんな事……提督さんを奪うなんてこと、認めないのね」

伊19「説得したって無駄なの。仮に長門さんが提督の子供を身籠ったとしても、それならイクも身籠ればいい話なのね」

伊19「となると長門さんが提督を独り占めするのには、少なくともまずイクを実力行使でどうにかしなくちゃいけないけど……」クチュクチュ

長門「うぁああ……!!はぁあああ……!!」ピクンピクン

伊19「どうやってイクに勝つのか、教えてもらいたいの♪ねえ、長門さん?教えて?」グイッ

長門「ああああ!!」ビクン

提督(長門が何とか逃げ出そうとするたびにイクはアナルを弄る。それによって長門は満足に抵抗することができない)

伊19「いひひっ♪長門さん、気持ちよくなってるのね?イクに……女の子にお尻を弄られて気持ちよくなるなんて……」

伊19「皆に見せたらどうなるのか楽しみなのね♪きっとすごいことになるの♪」

長門「っ!!そ、それだけは止めてくれ……!!」サァッ ゾクゾクゾ

伊19「なら、どうすればいいのか分かるのね?」

長門「っ……!!」ギリッ

伊19「ふーん……まあ、気持ちは分からないでもないの。けど、どちらにせよ長門さんは提督には勝てないのね」

長門「!!」

伊19「イクがここで来なくても、提督には女は絶対に勝てないのね……どうあがいても、提督のモノにされちゃうの」

長門「何を言うかと思えば……!!」

伊19「イクもイムヤと二人がかりで、四回はイかせたのね。その前にも戦艦棲姫を抱いていたの」

長門「!?」

伊19「それでも、勝てなかったの。あの時のイクも今の長門さんみたいに提督をモノにしたと確信していたのね」

伊19「けど提督はそこからイクとイムヤを犯して、よがらせて、イかせて……イクたちの心に……魂に刻み込んだの」

伊19「この人を自分のモノにするだなんて畏れ多いって。この人には……提督にはイクたち女は勝てないんだって」

伊19「この人に奉公してお情けを貰うだけで幸せなんだって、イクたちはこの人のモノだって刻み込んだのね」

長門「……!!」

伊19「けど提督は優しいから、ちゃんとイクたちを愛して幸せにしてくれるのね♪分かったらさっさと認めるの。ほら、提督」ヌポッ スッ

長門「っぁ!!」

提督「!!ゴムか」

伊19「こんなのじゃ提督の足もとにも及ばないのね。早くソレで長門さんにも分からせてあげてなの」フリフリ

提督(小悪魔のような笑顔で懐中電灯を振るイクと、肩で息をして何か恐ろしいものを見るような絶望感溢れる表情で俺を見つめる長門)

提督(俺は、一度脱力している長門のからモノを引き抜き、長門を押しのけ、イクの前仁王立ちになる)

伊19「はぁ……はぁ……すっごい匂い……オスの濃厚な匂いなのね……!!」ジュン

提督(イクが俺のモノにゴムをつける。そしてうつ伏せで顔だけこちらに向けて見上げる長門に向き直る)

長門「……!!」フルフルフル

提督(長門は少し震えて、明らかに怯えている。視線が俺の顔から怒張しているモノにうつった)

提督(先ほどまで自らの秘所で咥え込んでいたモノを凝視する。しかし、そこには畏れと同時に期待が見て取れる)

提督「さて、では遊びは終わりだ、長門」

提督(いうほど遊んでいたわけではないが。イクのときだって薄氷の勝利だった。だが、余裕を見せた方が相手を圧倒できる)

提督「これで、君に教えてやろう。俺の本気を」

長門「や、止めてくれ……提督……!!そんなこと、間違っている……!!」

提督「なら逃げれば良かったのに、どうしてここでずっと横たわっていた?お前自身も期待していたのだろう?コレを味わいたかったのだろう?」ブルンブルン

長門「ぁ……!!」ゾクゾク

提督「先ほどまでの礼を返してやる。っ……!!」ヌリヌリ ピトッ ヌプ

長門「っ……!!あぁ……ああああ!!」ヌププププププ

提督(愛液で長門のアナルを濡らし、滑りをよくする。そして寝バックの体位で長門のアナルに挿入した)

提督「っ……キツイな……!!」ズッチュズッチュズッチュ

長門「ああああ!!ああああああ!!あたまがおかしくなるぅうう!!」ビクンビクン

提督(予想通りすごい締まり具合だ。しかも少し動くだけで体がビクンと跳ねて、反応する。ここまでアナルが弱いとは思わなかった)

提督(初めてとは思えないほどのよがり具合だ。おそらく、長門はMの気があるのだろうな。いや、ドMか)

提督(先ほど俺を組み敷いていた時とは違い、今はこうして俺に組み敷かれ、アナルを犯されている)

提督(そういうふうに屈辱的に穢されることに快楽を覚える性質なのだろう。この初めてとは思えない感じ方もそのためだ)

提督「長門……!!愛している……!!だが……こうして抱くのもこれが最後だ……!!」

長門「!?な、何故だぁ……!?」

提督「俺は君一人を選ぶわけにはいかない……!!そして君はそれが嫌だという……!!だったら、こうすることは間違いだ……」

提督「だが、君がああいうことをするから火がついてしまったんだ……けど、もうしない……これが最後だ……!!」

長門「……!!」

↓×1~3 長門の心情と反応

長門「い……嫌だ……!!んあぁ!!提督……そんなことを言わないでくれ……!!ふぅ……!!」

提督「……だが、君は俺を認めないのだろう?」

長門「っ……!!」

長門(嫌だ……この人とのつながりを失いたくない……もうこれっきりだなんて考えるだけで……)

長門(胸が苦しくなる……!!切なくて、悲しくて……おかしくなりそうだ……!!この温もりを知ってしまったのだ)

長門(もう後戻りはできない……他の何を犠牲にしてでも、これだけは失いたくない……そう思ってしまった)

長門「み……認める……」

提督「!!」

長門「認めるからぁ……どうか私を、これからも可愛がって……これっきりにするなんて言わないで……!!」ジッ ギュッ

提督(肩越しに振り返り、床についている俺の手を握りしめ、哀れっぽく懇願する長門。あの長門がこのような振舞いをするとは)ゾクゾク

提督「何を……認めるんだ……?」

長門「はぅ……!!っ……重婚だ……!!何人と結婚してもいいから、だからそこに私も加えて……お願いだ、提督……!!」

提督「勿論だ、長門。さっきも言ったが、俺はお前を愛しているからな」

長門「……!!提督……!!私も愛してる!!」キュン

提督「長門、舌を出せ」

長門「はい……!!べぇ……れろれろ……ん……」

提督(肩越しに突き出された長門の舌を舐め、そのまま唇を重ねる。抑え気味だった腰を本気で振る)

長門「んん!!はぁっむ!!んはぁ!!んぁあ!!」ピクンピクン

提督(長門は快楽に体を震わせた。締りのいい長門の中で絞られて、俺ももう限界だ……!!)

提督「長門……イくぞ……!!」

長門「あぁ!!提督!!来てくれ!!私を!!私で!!気持ちよくなってくれ!!」

提督「くっ……あぁっ……!!」バチン ビュルルルルルルルル

長門「つぁあ!!奥が、押しつぶされっ……ああああああ!!」ビクンビクン

提督(同時に絶頂を迎える。キュッと締まる長門のアナルが俺のモノをがっちりと咥え込んだ)

提督(すべてを出し切り脱力して長門の上に倒れ込む。重い腕を上げ、肩を上下させて絶頂の余韻に浸る長門の頭を撫でた)

長門「ん……♪」

提督(気持ちよさそうに目を細めて吐息を洩らす。自然と唇を重ね合わせ、愛を確かめるように啄み合う)

長門「んふ……」

提督「……っ!?」ナデナデ

伊19「……」ジッ

提督(そんな俺たちを無表情で見下ろすイクは、何処から取り出したのか両手に発煙筒を持っていた)

提督(怪しげに揺らしている。それを正しい使い方以外で使おうとしていることは明白だ。目が合う)

伊19「……♪」ニタァ

提督(桜の浮かぶ薄紅色の瞳には、燃えるような嫉妬心と劣情が渦巻いていた。目で語っている)

伊19[次にどうするべきか分かっているのね?早くしないと……♪]

提督「……さて、では次はイクの番だ」

伊19「やったの!!」ニパッ

長門「っ!!……」シュン

提督(体を起こす。満面の笑みで見つめてくるイクと、お預けされた犬のように悲し気な表情で見上げてくる長門)

提督「安心しろ、長門。次はまた君の番だ」

長門「!!わかった。待っている」

伊19「!!……なら、その次はまたイクの番なのね」

長門「!?……なら、その次はまた私の番だな?」

提督「分かった!!二人とも満足させて見せる!!」

提督(その後、二人が満足するまでイかせ続け、三人で早めに床に入った。両脇から抱き付いてくる長門とイクの体温と匂いに包まれる)

提督(明日は早起きして今日できなかったことをしなくてはなと思いつつ眠りに落ちていった)



提督(インドへ上陸してから半月ほど経った。インドの解放は順調に進んでおり、ハワイでは依然厳しい戦いが続いている)

提督(俺が提案した、ウォースパイトを中心としたイギリス軍の重要な捕虜を解放して停戦への動きを探るという案は条件付きで通った)

提督(アメリカとの戦いは依然厳しいことになっているからな。まあ、通る可能性が高いとは思っていた)

提督(そして、付けられた条件というのはスエズの占領だ。あそこは戦略的に重要な拠点である)

提督(それに軍上層部は、あそこを日本が抑えることがアジアにおける日本の権益を強固にすると考えている)

提督(おそらく勝利するであろうドイツとイタリアのアフリカ軍団がそのままアジアへ侵入するのを防ぐのも目的の一つらしい)

提督(戦後を睨んで同盟国相手にそのような事を考えなくてはいけないとは……政治と言うものはアレだな)

提督(俺は再編された艦隊の一覧に目を通す。鶴姉妹と瑞鳳、長門、愛宕はハワイに引き抜かれていった)

提督(そのかわりに一航戦と大和型がこちらへ配備されてきた。彼女たちは激戦続きで疲労がたまっている)

提督(準備ができるまで休めるこちらに送ることで、少しでも疲れを癒してもらうのが目的だ)

提督「ふむ……砂漠の狐、おそるべし。ドイツが味方で良かったな」

大和「そうですね、類い稀なる才能を持った指揮官だと思います」

提督(俺は今、休憩中で新聞を読んでいた。名将の指揮のもと、枢軸国は北アフリカでも勝利を重ねている)

提督(この分だと、急がなくてはスエズを先に占領されてしまうかもしれないな。さて、休憩も終わりにして執務に戻るか)

提督「さて、そろそろ休憩も終わりにするか」

大和「分かりました」



青葉「……」

青葉(望んでいたのか、望んでいなかったのか、分からない。けどともかく、司令官の指揮下に戻ってきた)

青葉(深海棲艦と戦っていた時以来だな……どうしようか……話を聞きに行ってみようか?それとも……)

青葉(私の趣味は取材だ。パパラッチと呼ばれるのも、私にとっては誉め言葉。気になる事や面白そうな事を取材することに躊躇いはない)

青葉(けど、これは予想外だった。青葉一番の大スクープだけど、記事にしていないし、誰にも言っていない)

青葉「……」カサッ ジッ

青葉(私の手元にあるのは、盗撮した写真だ。そこに移っているのは、陸軍のあきつ丸さんや響ちゃん)

青葉(五航戦のお二方に、イクちゃん、イムヤちゃん。そしてさらに深海棲艦までと……肌を重ねている司令官)

青葉(どういう理由があってそんなことしているのか分からないけど……いや、もしかしたら司令官はそういう人なのかも……)

青葉(これを知ってから、話をしようかしないか悩んで、迷っているうちに開戦してしまった)

青葉(それ以来、私はずっと司令官と離れ離れだったけど、今ならその気になれば話をしに行ける。青葉は……)

↓×1~3

青葉(……話をしに行こう。やっぱりこのままじゃ気になって仕方がない。戦いにも集中できない)

青葉(このまま一人で考えてみたって絶対何も分からないし。青葉の良いところは行動力があるところだもんね)

青葉「司令官……」

青葉(今、青葉が行きますよ。だから、きっと教えてくださいね。どうしてこんなことをしているのか)



提督「ん?どうぞ」

青葉「……失礼します、司令官。青葉ですぅ……」

大和「あら、青葉さん、こんにちは」

青葉「や、大和さん。こんにちは。今日、秘書艦でしたか」

提督(ノックをして入ってきたのは青葉だった。ん?何か元気がないようだが……一体どうしたというのだろうか?)

提督「何の用だ、青葉?……大丈夫か?元気がないようだが」

青葉「いえ、大丈夫です。その……できれば二人っきりでお話がしたいのですけど……」チラッ

大和「!」

提督「そうか。大和、そうだな……三十分程休憩してきてくれ」

大和「そうですか。分かりました。……では、失礼します、二人とも」

青葉「お疲れ様です。……」ガチャリ

提督「!」

提督(青葉は大和が退出して暫く待ってから部屋の鍵を閉めた。なるほど……ただ事ではないようだな)

提督「……さて、では話を聞こうか」

青葉「……」スタスタスタ サッ

提督「……!?」

提督(青葉は、神妙な、しかし若干悲しそうな顔でこちらへ歩み寄ってくると、机の上に野心をおいた)

提督(その写真に写っていたのは、俺と女の子たちとの情事の盗撮写真だった。馬鹿な……信じられない)

提督(カメラなどなかった。だが、そうだ。この子は青葉だ。隠しカメラの設置はお手の物なのだろう)

提督(何という事だ……!!平静を装って青葉を見る。青葉は、ジッと俺を見ていたようだがすっと目を逸らした)

提督(その秘色の瞳には今にもこぼれそうなほどの涙が溜まっていた。唇を噛み、左手で右腕をぎゅっと掴んている)

提督「……このことは、君以外に話したか?」

青葉「……」ギュッ フルフル

提督「離してない、か……どうする?いや、どうしたい?」

青葉「……これが、どういうわけなのか説明してください。ちゃんと、本当のことを」

提督「……説明か」

青葉「はい……」ジッ

↓×1~3

提督(青葉は……危険だ。パパラッチの異名がある通り、こういった事を記事にするのが大好きなのだ)

提督(このことだって、記事にされて公表されでもすればスキャンダルだ。そうなれば俺だけでなく皆にまで影響する)

提督(……始末するしかない。と言ってももちろん、殺してしまうわけではない。青葉を……こちら側へ引き込む)

提督(幸い、青葉からは好意を持たれていた。簡単に堕とすことができるだろう。赦せ、青葉……)

提督(これもすべて君が知ってしまったのが悪いのだ。俺は、覚悟を決めたぞ)

提督「……見て分からないか?」

青葉「っ……分かるわけありません……分かるわけありませんよ……!!どういうつもりなんですか……!?」

提督「そうか。なら、教えてやろう」スクッ スタスタスタ

青葉「っ!!な、何を……!?」

提督(青葉は驚きに目を見開き、そして怯えたように表情をこわばらせる。声が震え、腰が引けていた)

提督「俺が何をしているのかだ、青葉。教えてやろう、その体に、直接」

青葉「ち、直接……!?」ジリ

提督(青葉はじりじりと後ずさっているが、逃げ出そうとはしない。青葉に近づき、体を掴む)

青葉「ひゃぁ……!!」フルフルフル ウルウル

提督「!」

提督(青葉は震えていた。今にも泣きそうだ。瞳に恐怖をありありと浮かべている。そうか、逃げなかったのではない)

提督(青葉は、恐怖のあまり体が動かなかったのだ。逃げられなかったのだ。ジッと青葉を見つめる)

提督「……」ジッ

青葉「……!!」

↓×1~3 憧れの人がどうやら女の子を手籠めにしてしまうような人だったという恐怖と悲しみを踏まえた上で青葉の心情と行動

青葉「止めて!!」バッ

提督「っ!?」

提督(先ほどまで怯えていた青葉は、一転、俺の手を振り払うと悲しみと怒りに顔を歪ませて俺を睨みつけた)

青葉「近づかないで!!青葉に触れないで!!……失望しました、司令官」ギロリ

提督「……」

提督(可愛さ余って憎さ百倍といったところか。この子のもう一つの異名、ソロモンの狼を思い出した。この子はか弱い女の子ではない)

提督(歴戦の重巡洋艦娘なのだ。むしろ、ああやって怯えることの方が少ないのだろうな)

青葉「貴方がそんな人だったとは思いもしませんでした。……青葉は、ずっと貴方が好きだったのに!!」

提督「……そうか」

青葉「……このことは、決して公にしません。約束します。ですがそのかわり、今後一切このようなことをしたりしないでください」

青葉「もししたりすれば……青葉も戦友を守るためにペンをとる覚悟です。……司令官、ずっと好きでした」

青葉「どうか青葉の思い出の中の、青葉の好きだった司令官まで壊さないでください……お願いします……」ツゥ

提督(俺を睨みつけながら、最後の最後で堪えきれずに涙を溢す青葉。その瞳には怒りと悲しみが嵐のように荒れ狂っていた。俺は……)

↓×1~3

提督「……君は何か勘違いをしているようだな」

青葉「……勘違い?一体何がです?」

提督「この写真に写っている中で、今いるのは……イムヤと響か。あの子たちに話をして貰おう」

青葉「……」

提督(俺は二人に連絡して、すぐに来るように頼んだ。十分ほどで来れるようだ。待っている間、無言の時間が続く。青葉は警戒したようにこちらを睨んでいた)



提督「イムヤか?すまないがすぐに執務室に来てくれないか?」

青葉「……」

青葉(……どういうつもりなのかな?けどはっきりわかるのは、これから来る二人が心から司令官側だったら不味いという事)

青葉(無理矢理そういうことされると、自分の心を守るために相手を好きになってしまうことがあると聞いたことがある)

青葉(こんなことされて反抗しない上に、ここへ呼ぶという事は……この密室で三人がかりで襲われたらいくら青葉でも……)

青葉(誰か呼んでおこうかな……?)

↓×1~3 呼ぶか呼ばないか 呼ぶなら名前(例:古鷹)か役職(例:憲兵)も ※五航戦 二航戦 長門型 雲龍型 祥鳳型 愛宕型 あきつ丸 以外



衣笠「ん?LINE?」

青葉[今すぐ執務室に来て。でも気がつかれないように外で待ってて。イムヤちゃんと響ちゃんが来るから見つからないでね]

衣笠「何やってんのよ青葉……まあ、しょうがないなぁ……」

衣笠(どうせいつものあれだろうけど……付き合ってあげるかぁ……それに、何が起こるのか気になるし)



伊168「お待たせ、司令官」

響「来たよ」

青葉「……!!」

提督「よく来てくれた、二人とも。早速だがこれは重要なことだ。心してくれよ。まずは、これを見てくれ」

伊168「!!へぇ……」キロッ

青葉「っ!!」ビクッ

響「これは……青葉さんが?」チラッ

提督「そうだ。まだ誰にも言っていないらしい。そしておそらく、青葉は俺が君たちを無理矢理犯したと思っているようだ」

伊168「無理矢理?」

響「犯した?」

青葉「違うんですか、二人とも?この写真を見てください!!この人は貴女たち二人だけでなく、多数の女性と関係を持っていますよ!!」

青葉「さっき私も犯されそうになりました!!こんな事間違っているでしょう!?止めさせましょうよ!!」

青葉「脅されているのなら、安心してください!!私が何とかして見せます!!だから」

伊168「あはははははは!!」

響「ふふっ。言われてるよ、司令官?」

提督「まあ、これが普通の反応なのかもしれないな」

青葉「な、何がおかしいんですか!?」

伊168「いや、ごめんなさい。仕方ないよね、青葉さんは知らないし」

響「そうだね、何も知らなければそう見えるのかもね。けど青葉さんを犯そうとしたことについては……」チラ

伊168「あとでじっくり話を聞かせて貰うからね?」チラ

提督「……まあ、いろいろ理由があるんだ」

青葉「ど、どういうことですか!?青葉は知らないって……何をですか!?」

伊168「別に私は司令官に犯されたわけじゃないってこと。むしろ私がイクと共謀して司令官を犯しに行ったんだよ」

青葉「!?」

響「私もまあ、そんな感じかな?私を抱けないと言う司令官に、無理矢理迫って抱いてもらおうとしたんだ」

青葉「!!」

提督「……とりあえず、これでこれからいう事を真剣に聞いてくれるようになったと思う」

青葉「……」チラリ

伊168「心配してくれてありがとう、青葉さん」

響「でも、私達はこの関係に納得しているから」

提督「どうか俺の話を聞いてくれないか?頼む、青葉」

青葉「……分かりました。話してください」

提督(俺は、青葉に全てを離した。と言ってもぼかすべきところはぼかしたが。青葉は、驚きに目を見開いてきていた)

提督(そしてすべてを話し終わるころには俯いてしまっており、表情を窺うことができない。果たしてどう思っているのか……)

↓×1~3 提督の話を聞いた上で青葉の心情と反応 衣笠も聞こえているなら衣笠の心情と反応も

青葉「……分かりました。少なくとも、司令官は私が思っていたほど酷い人ではないという事は理解しました」

提督「そうか。それはありがたい」

青葉「かといって酷い人ではないというわけではありませんが。それに、私を強引に抱こうとしたことは事実ですけどね」

伊168「……♪」ニタァ チラ

響「……」キロリ

提督「……」

提督(ツンとそっぽを向いて放ったその言葉に、イムヤと響が無言で威圧してくる。その眼差しには嫉妬心が込められている)

青葉「青葉は司令官にとってつい手を出したくなるほど魅力的ってコトですかね?」チラリ

伊168「そうなの?」

響「どうなの?」

提督「……どうだろうな?」

伊168「ふーん……まあ、それは後で詳しく聞くとして、入って来なよ、衣笠さん」

提督「!?」

青葉「!!」

響「!?」

衣笠「へあ!?な、なんでわかったの……!?」ソローリ

伊168「潜水艦娘から隠れたいのなら、もっとちゃんとした訓練積まないとね」

提督「衣笠……聞いていたのか……!?」

衣笠「あ、あははは……うん……」グルグルメ

提督(衣笠は顔を真っ赤にしていた。頭から立ち上る湯気が見えるようだ。ひどく混乱しているな。刺激が強すぎたようだ)

青葉「……あ、青葉が呼んだんです。もし三人がかりで襲われたら助けてもらおうと思って」

響「さすがソロモンの狼だね。ちゃんともしもの時に備えていたんだ」

提督「……ともかく、君たち二人にとってこのことは受け入れがたいことかもしれない。だが、俺は本気だ」

提督「勝手なのはわかっている。だが、どうかこのことは内密にしてくれ。頼む」ペコリ

↓×1~3 青葉と衣笠の心情と反応

青葉(……正直、司令官が好きだった青葉からしてみてもこの状況は異常だ。なのにどうして皆受け入れているんだろう)

青葉(あの翔鶴さんや瑞鶴さんまで……改めて写真を見る。皆、快楽に蕩けた顔をしていた)

青葉(正直、青葉も女として興味はある。それに司令官のことは今でも……けど、たぶん深入りしたら抜け出せなくなる)

青葉(あの写真の皆のように司令官に抱かれて善がるうちの一人になっちゃうはず……ここは、引くべきところだ)

青葉「分かりました。では、そろそろ大和さんも戻ってくるでしょうし、青葉はこれで失礼します」

衣笠「あ、じゃあ私も!!私もこれで失礼するね!!もちろんこのことは内緒にするよ!!」アセアセ

提督「頼んだぞ」

伊168「お願いね」ニコッ

響「信じてるよ」ニコッ

提督(二人が退出していく。後にはイムヤと響が残った。ふぅ……何とかなったな)

提督「……とりあえず、一件落着だな」

伊168「まあ、青葉さんたちは少し気にかけておくよ。裏切ったらすぐわかるように♪」

響「もしも裏切ったりしたら……まあ、任せてよ」

提督「俺は青葉と衣笠を信用している。きっとそんなことになりはしないさ」

伊168「私もそう願ってる。……ところで司令官。私、司令官に呼び出されてすごく期待してたんだよね」

響「私も期待してたんだ。勤務中にだなんて……想像するだけでとても悪い事している気分になって……ゾクゾクした」

伊168「鎮めてもらえないと……ちょっと大変なことになっちゃうかも♪」

響「そうだね、青葉さんの説得手伝ったのだから、ご褒美が欲しいな」

提督「っ!?だ、だが……やることもあるし、そろそろ大和が戻ってくる……!!」

伊168「大丈夫、司令官はお仕事していればいいだけだから♪大和さんは……うまくやって!」

響「私達はあの立派な机の下に隠れながら司令官に奉公するよ。女の子を収納するためにあんなに大きいんでしょ?あれは」

提督「……!!」



衣笠「やばいよ……提督なんて事してんのよ……絶対おかしいよ……」

青葉「そうだね、まあ深入りしない方が良いよ。きっと抜け出せなくなるから」

衣笠「そうだけどさぁ……はぁ~……本当に、何してるのよ……」

衣笠(どんな理由があろうとも女の子をとっかえひっかえして……皆もそれでいいの……?)

衣笠『ああああああ!!』ビクンビクン

提督『っ……ふぅ……良かったぞ、衣笠』

衣笠『あふぅ……』

提督『さて、では愛宕の所に行くとしようか』

衣笠『っ!?て、提督……もう少しいてよ……』

提督『勘違いするな、衣笠。君は数いるうちの一人でしかない。今は愛宕を抱きたい気分になったんだ』

衣笠『そ、そんな……』

衣笠「……」モンモン

衣笠(いや、話しぶりからしてそんなんじゃないとは思うけど!!でも……ああもう……!!)



大和「書類を用意してきました」

提督「そ、そうか……ご苦労だった……では、今度は資源残量の確認に行ってきてくれ……」

大和「あれ?昨日したのではないのですか?」

提督「作戦が近いからな……一日でどの程度減るのか確認しておきたい……残りが充分か確認するためにもな」

大和「なるほど、分かりました。では確認してきます」

提督「ああ、頼んだぞ……っ!!」ビクッ

大和「提督?どうかされましたか?お辛そうですが」

提督「ああ、何、気にしないでくれ。ちょっと疲れているのかもな……」

大和「どうかご自愛ください。提督が倒れられたら大変なことになります」

提督「分かった。ありがとう、大和」

大和「では、行ってまいります」クルッ スタスタ

伊168「じゅる」

大和「……じゅる?」ピタッ クルッ

提督「ああ!!すまん!!ちょっと眠くてな。涎が垂れそうになった……気が緩んでいた。申し訳ない」

大和「そうですか。少し休憩した方が良いかもしれませんね。大和がやっておきますから、休んできてください」

提督「いや、気にするなぁっ!?……すまない。では、頼む」

大和「はい♪お任せください!では、資材確認に行ってきます」

提督「ああ、気をつけてな。……」ジロリ

提督(危ないところだった……くそ、こいつら、バレたら大変なことになると分かっているのか!?)

提督(そう思いつつ机の下をのぞき込む。そこにはイムヤと響が二人で俺の股間に顔を埋め、モノを舐めまわしていた。ダブルフェラだ)

伊168「んちゅぅ……はむぅ……れろれろ……」

響「ぺろぺろ……れろれろ……はむはむ……」

提督「二人とも……」

伊168「んっ……司令官だって共犯者だよ?こんなにギンギンにしちゃってさ」

響「んあ……大和さんも、まさか司令官がこんなことしてるだなんて思わないだろうね」

提督「っ……」

伊168「それにしても、司令官ったら……すぐ大和さんをどっかにやっちゃうんだもん」

響「気づかれるかもしれないってスリルが良いのに……少し慎重すぎじゃないかな?」

提督「君たちが大胆過ぎなんだ」

伊168「そうかな?まあ、それはそれとして……時間、出来たね?司令官」ジッ

響「司令官の部屋に行こうか?ずっとお預けみたいなものだから、ここがとても切なくて辛いんだ」ジッ

提督「大和に申し訳ないな……」



あきつ丸「明日にはとうとう作戦発動でありますか」

提督「そうなるな。まあ、イギリス地中海艦隊は弱体化している。強行上陸になるが決して分が悪くはないさ」

あきつ丸「そうだといいのでありますが。まあ、自分はインドに引き続き揚陸艦の本領が発揮できるので大満足であります」

提督「君の装備は上陸直後の橋頭堡確保にうってつけだからな。陸軍の兵士もだいぶ頼りにしていると聞く」

あきつ丸「そうでしょう!そうでしょう!自分が居ればもう何も怖くないでありますよ。スエズ運河上陸作戦、大いに結構!!」

あきつ丸「海さんが自分をちゃんと護衛してくれさえすれば、必ず作戦を成功させてみるであります」

提督「なら安心だ。上陸部隊の護衛につくのは一航戦と大和型姉妹を擁する艦隊だからな。失敗することはないだろう」

あきつ丸「なら、安心であります。……」ヒシッ スッ

提督「!!」

あきつ丸「……」ジッ

提督(あきつ丸が俺にしなだれかかり、浴衣の衿からそっと手を差し入れ、胸板に指を這わせる)

提督(そしてジッと俺の顔を見上げる。俺は、あきつ丸の唇を奪おうとする。あきつ丸が顎をあげ、目を閉じた)

提督(そのまま唇を重ねる。あきつ丸を押し倒した。されるがままにあきつ丸が横たわる。浴衣をはだけさせた)

提督(何もつけていない豊満な胸が露わになる。俺は、この子の良いところは全部知っている)

提督(胸を揉み、乳首を摘み、腹を撫でつつ下腹部、秘所へと手を伸ばす。あきつ丸も俺のモノへと手を伸ばした)

あきつ丸「久しぶりでありますな。明日作戦発動なのに、今夜は眠れないかもしれないであります」

提督「明日と言っても出港は夜だろう。大丈夫だ。今夜は、満足するまで抱いてやる」クチュクチュ

あきつ丸「ずっと会えていなかった分、たっぷりと可愛がってください、提督殿」シコシコ



ドイツ軍高官A「我が軍は広範に進撃中です。東ではアルハンゲリスクへの攻勢が順調に進行中」

ドイツ軍高官A「西は第二次英本土上空航空決戦においてドーバー海峡の制空権を60パーセント奪取」

ドイツ軍高官A「そして南は北アフリカにおいてアレクサンドリア、ついでカイロを占領。エジプトの英軍は降伏しました」

総統閣下「素晴らしい、北アフリカの戦いに勝利したわけだな?一時はどうなるかと思ったが」

総統閣下「だがこれで中東への道が開けた。スエズを抑えたことも大きいぞ。戦後、大ドイツは英国にかわり世界を制する」

ドイツ軍高官A「我が総統……それが……」

ドイツ軍高官B「スエズは強襲上陸を実行した日本が占領しました。シナイ半島とエジプトのスエズ沿いの地域は現在日本領です」

総統閣下「……!!……責任者四人は残れ」

「「「「……」」」」ガチャン ゾロゾロゾロ

ドイツ軍高官A「……」タラリ

ドイツ軍高官B「……」

ドイツ軍高官C「……」ギュッ

ドイツ軍高官D「……」チラッ

ガチャン

総統閣下「……占領は命令だっただろうが!!スエズの占領は第一目標だと命令しただろうが!!」

総統閣下「私の命令に背くとはけしからん!!その結果がこれだ!!我々はアジアへの門を閉じられた!!」

総統閣下「中東の資源地帯は日本にとられることになるだろう!!誰がスエズの占領は確実だと言った!?」

総統閣下「陸軍の嘘つきどもめ!!皆、嘘を吐く!!SSもだ!!将軍はどいつもこいつも下劣な臆病者だ!!」

ドイツ軍高官C「総統閣下、あんまりの侮辱です!!アフリカ軍団は劣勢の中、最善の結果を導きました!!」

総統閣下「最善だと!?スエズを失ったのだぞ!?裏切者、役立たずどもめ!!」

ドイツ軍高官C「いくら閣下でも言いすぎです!!日本軍がインドからはるばるスエズまで来ることは完全に予想外でした!!」

総統閣下「将軍どもはドイツ民族の屑だ!!恥知らずだ!!貴様ら将軍なんぞと呼ばれているが……」

総統閣下「士官学校で年ばっかり喰いやがってお勉強したのはナイフとフォークの持ち方だけか!!」

総統閣下「あれほど進軍を急げと命令していたのにのろのろとしやがって……ドーバーでも、ソ連でもそうだった!!」

総統閣下「考えつく限りの手段で逆らいやがって!!私もやればよかったんだ……もっと前に士官どもの大粛清を!!鋼鉄の人のように!!」

総統閣下「……私は大学を出てはいないが、それでもやり遂げた。全ヨーロッパの征服を……!!大ドイツの復権を……!!」

「「「「……」」」」

総統閣下「裏切り者どもめ……私は最初から裏切られて、騙されていただけなんだ!!ドイツ民族へのとてつもない背信行為だ……」

総統閣下「スエズを失ったことは後々に響く……そこだけは失ってはいけなかった……戦後の為にも……」

総統閣下「我々は連合国にも、ソ連にも勝利する。そして日本もアメリカに勝つだろう。彼らは今まで一度も負けたことがない」

総統閣下「しかし両雄並び立たない。いずれ日本とは対決しなくてはならなかった。我々は陸では負けないだろう」

総統閣下「だが海でとなると私は自信がない。日本の艦隊は1905年にあのバルチック艦隊を破ったのだ。そしてつい最近、ハワイとインドでも米英を下した」

「「「「……」」」」

総統閣下「この件において時間は我々の敵だ。艦娘の数に上限がある以上、いくら頑張っても我が海軍の規模は帝国海軍に及ばない」

総統閣下「しかし私は、諦めはしない。技術力で圧倒的に勝っている今こそ、最初で、そしてもしかしたら最後の機会なのだ」

総統閣下「……日本との戦争の準備を急げ」

「「「「!!」」」」



ウォースパイト「Thank you very much, admiral……!!貴方の協力、そして信頼、絶対に忘れない」

提督「Your welcome, ウォースパイト。君なら、君と俺ならやり遂げられるはずだ」

ウォースパイト「ええ、貴方はやり遂げてくれた。次は私の番ね。見ていて、必ず期待に応えるわ」

提督(明日、ウォースパイトを始めとしたインド洋及びスエズの戦いで捕虜になった艦娘やイギリス軍高官の解放が行われる)

提督(我々は捕虜たちを乗せてケニアのキリンディニ港へ向かっていた。そこで捕虜たちをイギリス側に引き渡す)

提督(インドを出港した捕虜移送艦隊はちゃんとした軍艦を擁し、艦娘を伴った艦隊だった)

提督(それが数日前にイギリス側の出迎えの艦隊と合流した。そちら側も最新鋭の戦艦や艦娘で構成されていた)

提督(今まで戦争状態にある国同士の艦隊がこうして並んで航行することがあっただろうか?壮観だった)

提督(多少の緊張があるものの、どちらの艦隊も上手くやっていた。きっと停戦は上手くいく。そう思った)

提督「……明日で、しばらくお別れになるな」

ウォースパイト「そうね……けど、必ずまた会えるわ。会いに行く。会いに来て」

提督「もちろんだ。……さて、そろそろ夜も遅くなる」

提督(部屋に戻るよ。という言葉は出てこなかった。あの時は長門の乱入でうやむやになってしまったが……)

提督(今回は邪魔されることはない。俺は、ウォースパイトを見つめ、そしてゆっくりと近づいていく)

提督(これが最後になる可能性もないわけではないのだ。我慢することはできなかった。後は、ウォースパイト次第だ)

提督「……」ジッ スタ スタ

ウォースパイト「!!」

↓×1~3 ウォースパイトの心情と行動

ドイツ海軍は北海と大西洋、北極海で大忙し

イタリア海軍は西地中海と東地中海で艦隊を分けている上に、制空権がない

イギリス側もスエズの重要性は分かっているのでスエズの地中海側は守備が堅牢

ドイツ・イタリア軍にとっては地中海の制海権を失うことは北アフリカの軍隊の補給が途切れるということ

海軍をむやみに危険にさらさずとも陸軍が陸路でスエズを取れるのであればそうする方が良かったのです

日本軍がインドからはるばるやってくるのは英独伊にとって完全に想定外でした

という事でお願いします


ウォースパイト「A……Ah……Admiral……」カァッ

提督(ウォースパイトは俺の意図を察すると赤面した。そしてもじもじと戸惑ったようにする)

提督(だが、やがて覚悟を決めたのか上目づかいでこちらを見つめる。そのサファイアのような青い瞳は、潤んでいた)

ウォースパイト「I……I……わ、私、Virginなの……優しくして……?」ジッ

提督「!!」

提督(あの英国淑女らしくプライドの高いウォースパイトがこうも弱いところを見せるとは……!!)

提督「もちろんだ。ん……」チュッ サワサワ

ウォースパイト「んっ……ふぅ……んはぁ……!!」ピクン

提督(もう我慢できなかった。ウォースパイトの唇を奪い、手を背中と後頭部にまわす。ウォースパイトの匂いに包まれた)

提督(唇で唇を撫でるようにし、髪を指に絡ませ。背中を愛撫する。ウォースパイトも恐る恐る俺の体に手をまわした)

ウォースパイト「んん!?んふ……れろれろ……」ビクッ

提督(口を少し開け、つられるように口を開いたウォースパイトの咥内に舌を挿入する。怯えたように肩を震わせた)

提督(それに構わず俺は舌を絡ませる。手を、だんだんとヒップへと動かし、体を押し付け、脚で秘所を刺激する)

ウォースパイト「!!」ビクン

提督(先ほどより大きく肩を震わせた。驚いている。安心させるように優しく頭を撫で、濃厚なキスを交わす)

提督(それと同時にヒップを揉み、怒張したモノをウォースパイトの体に押し付けた。手を太ももへ伸ばし、そして前、秘所の方へ)

提督(スカートを捲り上げ、その中へ手を入れる。ガータベルトを撫でつつショーツへ、ウォースパイトらしい上品なレースの手触り)

提督「……」ナデナデ クチッ

ウォースパイト「んあ!!はむぅ……んん……!!」ビクン

提督(ショーツのクロッチ部分へ手を伸ばす。少し濡れていた。上から手で秘所をこねくり回す)

提督(そして割れ目をなぞり、クリを刺激する。だんだんとショーツが湿ってきた。にちにちと音がする)

提督(ウォースパイトが羞恥の為にか吐息を洩らす。俺は唇を離した。ウォースパイトは発情しきった雌の顔になっている)

ウォースパイト「Admiral……なんだか、ヘンだわ……」

提督「俺に全てを委ねてくれ……」

ウォースパイト「Yes……」

提督(ウォースパイトをベッドへと連れていく。そして腰かけさせた。王冠を恭しく外し、リボンを解いてコルセットを取る)

提督(恥じらうように俯いてもじもじとするウォースパイトの肩と胸元を露出させた大胆な服を脱がせた)

ウォースパイト「///」カァッ

提督(大きな胸を覆う黒レースのシックなストラップレスブラが露わになる。くびれたお腹を撫で上げた)

ウォースパイト「Oh……!!……///」

提督(声を上げたことを恥ずかしがるように手で顔を覆った。耳まで赤いのが丸わかりだ。跪いてスカートに手をかける)

提督(プリーツスカートを脱がし、フリルスカートを脱がせる……前にそれをめくる。黒い下着が露わになった)

ウォースパイト「っ!!」パン

提督「っ」

提督(軽く頭をはたかれた。ウォースパイトを見るといっぱいいっぱいと言った感じの表情で俺を見ている)

提督(目を見開いて余裕なさげだ。俺は微笑んで立ち上がると頭を撫でながらキスする。ウォースパイトは両手で俺の頭を抱いた)

提督(ぎゅっと押し付ける初々しくも必死なキスを終えたところで再び跪き、フリルスカートを脱がす)

ウォースパイト「Oh my god……!!」

提督(これまたウォースパイトらしい上品なレースの装飾がついた黒いショーツが露わになる。俺は頭をウォースパイトの股間に突っ込んだ)

ウォースパイト「WHAT!?No!!What are you doing!?」グイッ

提督(ウォースパイトの匂いを堪能する。濃厚な女の匂い、ウォースパイトが悲鳴をあげて俺の頭を押しのけようとする)

提督(俺はがっしりとウォースパイトの腰に手をまわして抵抗した。ウォースパイトはベッドに倒れ込んで逃げようとする)

提督(だが逃がさない。いい感じに横になってくれたことで鼻を秘所に押し付けることができたぞ)

ウォースパイト「っ……!!Hentai!!Hentai!!Stop it!!」ボスッ ボスッ

提督「っ!!悪かった悪かった!!だから枕をおいてくれ!!」サッ

ウォースパイト「ふーっ!!ふーっ!!」ギロッ

提督「君が魅力的過ぎてつい……赦してくれ……」

ウォースパイト「誓いなさい……もう二度としないと……!!」

↓×1~3 どうする?

提督「恥ずかしかったのは分かる。ごめん」ナデナデ

ウォースパイト「んっ……そんなので……騙されないんだからぁ……!!」

提督(しかし口でなんと言おうとも頭を撫でるだけでウォースパイトの表情はみるみる和らいでいった。ふむ、プライドの高さからあまり下品なのは無理か)

提督(そんな子を染めていくのもまた楽しみの一つだが。まずはイかせるとしようか)

ウォースパイト「ちょっと……聞いてるの?はろはろ?っ!?」

提督「……」シュルシュル

提督(脱ぎ始めた俺に再び顔を赤面させるウォースパイト。口を両手で覆っている。が、俺をガン見している)

提督(パンツ一丁になったところでベッドの上に乗っかる。そして自らの太腿を叩いてウォースパイトを誘った)

提督「おいで、ウォースパイト」

ウォースパイト「……」ムスッ

提督(不機嫌そうな顔をしながらもハイハイで寄ってくるウォースパイト。揺れる双峰が艶めかしい)

提督(促されるがままにすっぽりと俺の足の間に収まった。が表情は不機嫌なままだ。まあ、それもすぐに蕩けることになるのだが)

提督「美しい体だ。そしてこの亜麻色の、さらさらとした髪。ドビュッシーは君を見てこの曲を作ったのではないかと思うよ」

ウォースパイト「……あの曲の名前は、ルコントの詩から取られたのよ。La fille aux cheveux de lin はね」

提督「ならそのルコントは君のような乙女を見たに違いない。他の男は音楽や詩で想像するしかないだろうな」

提督「だが、俺は実際に目で見て、手で触れることができる。亜麻色の髪の乙女に」

ウォースパイト「調子のいい事を言って……もう……///」

提督(まんざらでもなさそうなウォースパイトの頭を撫でる。そしてそのさらさらの髪を梳きながら鎖骨へ手を伸ばした)

提督(そこから豊かな胸へ指を這わせ、下品にならない程度に軽く揉む。声を洩らすウォースパイト)

提督(片手で胸を揉みつつ、もう片手がそこからお腹を通り、臍を撫でてから下腹部、ショーツに包まれた秘所に到達した)

提督(ゆっくりと手マンを始めた。下品に思われないように優しく撫でる。だんだんとウォースパイトの呼吸が荒くなってきた)

ウォースパイト「Ah……hum……oh……mm……!!」ピクンピクン

提督(頭が蕩けてくるに従って手淫を激しくしていく。どんどんと愛液が溢れてきた。下着をずり下ろす)

ウォースパイト「I……I was so ashamed that I wanted to crawl under the rug(穴があったら入りたいわ)……」

提督「恥じることはないよ。むしろ誇るべきだ」

ウォースパイト「こんな姿を見せる殿方は貴方だけよ、admiral」

提督「光栄だ……!!」

提督(くにくにと秘所を撫でまわし、割れ目に沿って指を這わせる。強く自己主張しているクリを摘まんだ)

ウォースパイト「Ahem!!」ビクン

提督(快楽に声を上げて体を震わせる。手で俺の足に触れてきた。安心するのか?かわいい子だ)

提督(指をゆっくりと中に入れる。処女のキツさ。素晴らしい。この極上の体を最初に味わえるとは)

提督(そしてもうだれにも味合わせない。指を引き抜いて再びクリ責めを始める。イかすとするか)

提督(俺の本気の責めにウォースパイトは敏感に反応した。高まってきているのが分かる。そろそろだ……!!)

ウォースパイト「No!!No!!No way!!No way!!っ……Aaaaaaah!!」ビクンビクン

提督(腰を浮かして絶頂を迎えるウォースパイト。愛液が滴る。胸を揉んでいた方の手を口へ入れた)

提督(脱力したウォースパイトの舌を指で弄ぶ。ウォースパイトをベッドに横たわらせて、脚をゆっくり開かせた)

提督(この時が来た。イギリスの高貴な乙女であるウォースパイトをこうして組み敷いてモノにするのだ……!!)

提督(モノは今すぐにこの子を俺のモノにせんとはち切れんばかりに張っている。パンツをずり下ろした)

ウォースパイト「……!!とうとうこの日が来たのね」ジッ

提督(ウォースパイトは俺のモノを凝視して、本能的な恐怖に目を見開いた。だが、覚悟を決めて俺の目を見つめてくる)

提督「怖いか?」

ウォースパイト「痛いのは誰だって怖いでしょ?」

提督「優しくする。約束する」

ウォースパイト「……Admiral. するまでもないと思うけど最後の確認よ。貴方は、覚悟ができているでしょうね?」

ウォースパイト「私の処女を散らすという事は、つまり私を幸せにする義務が生じるわ。私は、貴方を信じていいのね?」

↓×1~3

提督「君の求める幸せと俺の求める幸せが一緒かどうかは分からないが、精一杯愛すつもりだ」

ウォースパイト「……一緒かどうかわからない」

提督「……ダメか?」

ウォースパイト「……精一杯愛してくれるって言葉、信じるわ。来て、My knight」ニコッ スッ

提督(笑顔で両手を迎え入れるように伸ばしたウォースパイト。たまらない光景だ。男として達成感を感じる)

提督「Yes, my lady」ピトッ

提督(モノをウォースパイトの秘所にあてがう。ぬるりとして熱いモノに先端が触れる。そのまま、ゆっくりと挿入していく)

ウォースパイト「……っ!!」ブツッ ズププププ

提督(処女膜を貫かれる痛みに顔を歪める。目をつぶって歯を食いしばり、顔を俯かせてそれに耐えていた)

提督(モノがゆっくりとウォースパイトに潜り込んでいく。ウォースパイトにもわかるようにわざとゆっくりさせているのだ)

提督(自分が俺のモノになったという自覚を強くさせるためにな。中が絡みついてくる。もう少し……もう少し……奥まで……入った)

ウォースパイト「っぁ……はぁ……はぁ……」

提督(蠢く名器にモノ全体が絡めとられる。下腹部がウォースパイトの下腹部と密着している。少し震えているのまでよくわかった)

提督「痛いか?」

ウォースパイト「……痛『かった』ね。もうだいぶ楽。すごい違和感だけど……」

提督「動くよ」

ウォースパイト「んっ……ふぅ……」

提督(ゆっくり、ぐりぐりと子宮を刺激するようにグラインドさせる。さすがにまだ未開発か)

提督(だが、快楽はまた手や口で与えてやればいい。重要なのは中で出してウォースパイトの身と心にマーキングすることだ)

提督(グラインドにピストンを混ぜはじめ、やがてそれへ比重を増やしていく。素晴らしい快感、まごうことなき名器だ)

提督(Gスポットを刺激するようにウォースパイトの中を抉るように腰を振る。快楽に顔を蕩けさせた)

ウォースパイト「Oh……ふふっ……気持ちよさそうに必死に腰を振って……可愛いわね……Ah」

提督「君こそ……顔が蕩けているぞ……気持ちいいのだろう……?」

ウォースパイト「ええ……満たされた感じ……I love you」

提督「俺もだ……っ……!!」

提督(本能のまま、快楽を求めて腰を振る。十分に高まってきた……そろそろ……出る……っ!!)

提督「っぁ!!」ズチュン ビュルルルルルルルル

ウォースパイト「Oh!!Aha……!!You`ve come……!!」ビクン

提督(ウォースパイトの中に容赦なく中出しする。一番奥、子宮口に密着した状態だ。溢れた精液が逆流する)

提督(ウォースパイトはやり遂げたような達成感のある笑顔で脱力し、のしかかる俺を迎えた。両手を背中にまわし、頬を擦り付けてくる)

提督(俺もまたウォースパイトを抱きしめ、その頭を撫でる。自然に唇を重ねた。暫く愛を確かめつつ、回復に努める)

ウォースパイト「ん……ふぅ……」ギュッ

提督(……よし、いいぞ。さて、これで愛の儀式は済んだ。次は、捕食タイムとしゃれこむとするか)

提督(唇を離し、モノを引き抜く。そのままウォースパイトの隣に寝転んだ。ウォースパイトは情愛を込めた瞳で俺を見つめる)

提督「……」スッ クチュクチュ

ウォースパイト「Mm……Again?」

提督「気持ち良くしてもらったからな。お返しだ」

提督(すっかり指を受け入れるようになった秘所を手淫する。最初はゆっくり、だが、徐々に激しく)

提督(ウォースパイトは身を捩りながら必死で快楽に堪えていた。俺は手を伸ばして逃げられないように体を抱く)

提督(クリやGスポットを愛撫した。この子の良いところが分かってきたぞ。反応が良いところを集中攻撃する)

ウォースパイト「Ah……Oh……It`s……It`s……っ……Love me……!!」ピクンピクン

提督(ウォースパイトは限界まで高まってきたようだ。いいぞ……容赦なくイかしてやる……!!)

ウォースパイト「~~~!!っ……はぁ……はぁ……It`s brill……」

提督(ウォースパイトは達した。目を閉じ、歯を食いしばり、必死に快楽に堪えている。そして脱力した)

提督(秘所から精液が混じった愛液が漏れ出てくる。俺は、容赦なく追撃する。思考を蕩けさせるまで容赦しないぞ)

提督「……」クチュクチュクチュ

ウォースパイト「っ!?W, wait!!No!!Wait!!」ビクン

提督(ウォースパイトの腰が引けた。逃げようとする。が、逃がさない。体に手をまわしている。が、それもいつまで持つか)

提督(体を密着させる。大きな胸がつぶれた。硬い突起が自己主張している。脚を絡ませた。これなら逃げられるまい)

ウォースパイト「Admiral!!Wait!!Stop!!I`m not ready!!」

提督(提督止めるよう懇願するウォースパイトを無視する。理性を溶かしてやる。絶頂後の敏感な体を責めるのは容易いぞ)

提督(執拗な追撃にウォースパイトはもう抵抗できなくなった。声を上げるのが恥ずかしいのか、必死に口をおさる)

ウォースパイト「っ……A……Ah……っ!!」ビクンビクン ガブッ

提督「っ!!そうしたいのなら、そうしてくれ……!!」クチュクチュ

提督(ウォースパイトが俺の肩に噛みついた。吸血鬼の様だ。だが、決して痛いほどではない)

提督(熱い舌が快楽に反応して動く。手が背中にまわされ、強く抱きしめられた。髪から漂う濃厚なウォースパイトの匂いを堪能する)

ウォースパイト「んー!!んん……んんんん!!」ビクンビクン

提督(責めて責めて責め続け、ウォースパイトが再び達した。呻くような嬌声をあげ、体を震わせる)

提督「まだだ、ウォースパイト。まだ終わらせない」

ウォースパイト「っ!?んんんん!!……っ!!」ブツッ ハッ

提督「っ!!」

提督(肩を噛まれた。激しい痛み、出血したかな?だが、それでいい……いいだろう、耐えてやる)

提督(ウォースパイトもそこまでするつもりは無かったらしく、動揺したように息をのんだ。が、すぐに快楽に流される)

提督(手淫を続けて、さらにイかせる。ウォースパイトは思考が蕩け、理性が溶かされ、取り繕うことができなくなった)

提督(嬌声をあげて善がり狂う。何度目かの絶頂の後、俺はウォースパイトの股間へ顔を埋める)

ウォースパイト「Ah……mm……」

提督(抵抗することもなく股を開いた。亜麻色の陰毛が薄く茂っている。こう処理しているようだ)

提督(貪るように愛液を啜り、口淫する。先ほど枕でバシバシと殴ってくるほど嫌がっていたこれも、今や完璧に受け入れていた)

提督(腰を浮かせ、体を張って快楽を受け入れる。クリを舐め、中に舌を挿入する。敏感に反応して、絶頂する)

提督(俺は、満足して口を離す。そして残っていたガーターベルトを外し、ニーソを脱がす。ブラをはぎ取るとプルンと巨乳が揺れた)

提督(ウォースパイトは抵抗しない。脱がされるがままにネックレスを残して全裸にされた)

提督(俺は胸をひとしきり揉みし抱くと、ウォースパイトを四つん這いにさせる。あのウォースパイトを屈服させたのだ。征服欲が満たされる)

提督「っ……!!」ヌプッ

ウォースパイト「Ah!!It`s coming into me……!!」ゾクゾク ヌププププププ

提督(バックで挿入した。奥を突いてポルチオを開発しよう。何度も絶頂している今が好機だ)

提督(ぐりぐりと押し付ける。ウォースパイトは崩れ落ち、腰だけを突き上げたような体勢になっている)

ウォースパイト「こんなの……ケモノみたい……!!全裸で……後ろからなんて……!!」


提督(俺はウォースパイトにのしかかった。動物が交尾しているときのような体勢だ。俺はウォースパイトの耳元に口を寄せる)

提督「俺の前では取り繕わなくていい!!すべてを晒せ!!君の全部を丸ごと愛しているんだ!!」

ウォースパイト「Yes……!!Yes……!!」コクコク

提督(耳元で囁いた。ウォースパイトは何度もうなずく。後ろから手で胸を揉みし抱くと、背を反らして反応した)

提督(嬌声が響く。片手を伸ばし、口の中に指を入れ、こちらを向かせて唇を奪った。舌を絡ませ合う)

提督(唇を離すと、ラストスパートだ。上体を起こして腰に手を添え、本気のピストン。子宮を砕きにかかる)

提督(快楽を求めてより強くより深く。獣のような嬌声をあげるウォースパイト。俺も……限界だ……!!)

提督「っぁ……!!」ビュルルルルルルルル

ウォースパイト「Oooooooohh!!Yes……!!I……I love this……I love you my knight……」

提督(狼が遠吠えをするように嬌声を響かせた。胸が暴れる。そしてぐったりと脱力して愛を呟く)

提督(俺はモノを引き抜くと、ウォースパイトの口元にそれを差し出した。そして彼女の頭を掴む)

提督「舐めて、綺麗にしてくれ」

ウォースパイト「っ……!!……あむ……れろれろ」

提督(一瞬躊躇うが、思い直したのかすぐにモノを口にした。そして舌で舐めて綺麗にする)

提督(あのプライドの高いウォースパイトが俺の股間に顔を突っ込んでお掃除フェラをしている、いや、させているという事実に興奮した)

提督「いいぞ……ウォースパイト、先端を舐めてくれ……そこから根元の方へ……カリを重点的に……!!

ウォースパイト「れろれろれろ……じゅるじゅるじゅる……」

提督(モノがまた張る。このまま口に出してしまおう。口淫の技術を教え込む。ウォースパイトはよく教えを吸収した)

提督(ウォースパイトにマーキングするという欲望、高まる射精感、我慢することなく射精した)

ウォースパイト「っ!?げほっ!!げほっ!!」

提督(残念、咽てしまったか……だが口から精液を垂らしているウォースパイトを見ると、これはこれでという気になる)

提督「……よく頑張った」ナデナデ

ウォースパイト「こんなことをしてあげるのは……あなただからよ……」

提督(二人で並んで横になる。脱力感が思い出したように襲ってきた。ウォースパイトは俺に抱き付きながらすでに寝息を立てている)

提督(優しくウォースパイトの頭を撫でた。そして心地よい眠気に身を任せる。……)



提督(捕虜の解放は無事に行われた。俺はインド洋艦隊の司令官として東洋艦隊司令官と面会した)

提督(俺の頼みを聞いてすべてウォースパイトが取り計らってくれたのだ。面会を経て、イギリスは尊敬すべき誇り高い敵である大日本帝国へ感謝を示した)

提督(その後、インドへ帰還した。そして今、我々は出来ていなかったスエズ占領を祝ってのささやかな祝賀会を開いていた)

提督(が、それも終わりだ。時間は深夜をまわった。皆、部屋へ戻り始めている。片付けは明日だ)

提督(俺も部屋に戻ろうと思ったら、酔い潰れて眠っている子がいた。まったく、羽目を外し過ぎじゃないか?)

↓×1~3 一名 五航戦 二航戦 長門型 雲龍型 祥鳳型 高雄型 以外

提督「起きろ、皐月。寝るのなら部屋に戻って寝なさい」

皐月「ん~……すぅ……すぅ……」

提督(煩わしそうに眉を顰め、そしてまた寝息をたてる。こいつは……だが、よく頑張ってくれているからな)

提督「仕方がない、部屋まで送るか」

提督(皐月をお姫様抱っこする。こんな小さな体でよく頑張ってくれたな、皐月……せめて、今はゆっくりと休んでくれ)



皐月「……ん」

皐月(何か揺れてる……あれ?ボク何してたんだっけ……?ああ、なんとなくわかった。寝落ちしてたんだ)

皐月(目をあけると、司令官の顔が目に入った。っ!?あれ!?ちょっと待ってどういう事!?また目を閉じる)

皐月(寝たふりをしながら必死に状況を把握しようとする。ボクは今、司令官に抱えられてて……ここは廊下かな……?)

皐月(……ああ、なるほど。分かった。きっと酔い潰れて寝ていたボクを部屋に運んでくれているんだ)

↓×1~3 皐月の心情と行動

皐月(うふっ♪本当に優しいな、提督は。本当、いつもみんなのことを気にかけてくれているし、頼りがいがあるし)

皐月(けどかわいいとこもあって……こうして抱っこされていると……すごい良い気持ち……ふわふわして……とても幸せだ)

皐月(ずっとこうしていたいなぁ……司令官ってボクのことどう思っているんだろ?やっぱ子供なのかな……)

皐月(けどもしかしたら……確かめてみたいな……けどどうやって……そうだ、寝惚けていることにして抱き付いちゃおう)

皐月(それで司令官がどういう反応するかでたぶん分かるよね。よし……やっちゃうぞ……!!)

皐月「んん……」ダキッ

↓×1~3 提督の心情と反応

提督「おっと」

提督(皐月が抱き付いてくる。起きたのかと思ったが、どうやらただ寝惚けているようだな。しかし抱き付いてくるとはかわいい奴め)

提督(この腕の中にすっぽりと納まってしまう少女が途端に愛しくなる。この子はこんな幼さで過酷な戦いに挑んでいるのだ)

提督(自然と抱き返す。息をのむような音が聞こえたが、気のせいだろう。優しく抱きしめながらつぶやいた)

提督「君は私の大事な人の一人だよ」ギュッ

皐月「……!!」

皐月(これって……これって……!!)

↓×1~3 皐月の心情と行動

皐月(ボクのこと大事な人って……これってもしかして……司令官ってボクのことを……好きなの!?そんなの……嬉しい!!)

皐月「……!!」ギュゥ

提督「っ!?皐月……?まさか、起きているのか……?」

皐月「……ボクも、司令官のこと好きだよ」

提督「!!」

皐月「ずっと好きだったんだ……本当だよ?司令官もボクのこと好きだったなんて知らなかった」

皐月「もっと早く知っていればなぁ……やっぱりこういうことは恥ずかしがらずに言った方が良いね」

提督「皐月……」

皐月「ねえ、司令官?キスしようよ、キス!好きな人どうしならするのが普通でしょ?ね?ほら、んー」パチッ

提督(ねだるように顎を上げて目を閉じる。改めて皐月のことを見る。いつも明るく元気な子だ)

提督(一緒にいると元気づけられるし、安心する。そして金糸雀色のくせっ毛は、まるで尻尾のように長く元気に跳ね回る)

提督(同じく金糸雀色の瞳にはエネルギーがみなぎっていた。おそらく、その瞳に移るものは全てが輝いているのだろう)

提督(そんな子が俺に好意を向けている。こうしてキスをねだっている。嬉しい限りだ。幼いこの子はまだ穢れを知らない)

提督(その子を自分好みに育て上げ、いただいてしまうのも悪くはないという悪魔のささやきが聞こえる)

提督(しかし、自分の中の天使もまた囁く。この子はまだ幼く、そして酔っている。そんな子に手を出すというのかと)

提督(娘のように思っていた。その子を頂いてしまうのか?それは興奮するが、嫌悪感も覚える)

提督(そもそも、もし手を出すなら他の子のことを伏せておくわけにはいかないぞ。それは、俺の箍が外れないための最後の戒めだ)

提督(激しい感情の嵐。皐月はまだなのかと片目を薄く開けて俺の様子を窺う。俺は……)

↓×1~3 

提督「ん……」

皐月「んふぅ……!!」

提督(皐月と唇を重ねる。互いの唇の形を確かめるような初々しいプレッシャーキス。皐月は息を止めている)

提督(一層濃厚になる皐月の匂いを堪能した。皐月が手を俺の首にまわす。抱きしめられた。熱い体温を感じる)

提督(暫くして、俺は本気を出し始めた。口を開け、舌を伸ばす。閉じられている皐月の唇を無理矢理こじ開ける)

皐月「んんっ!?」

提督(驚き、身を強張らせたのが分かる。ためらうことなく舌を深く挿入し、皐月の舌を絡めとる)

提督(獲物を捕食する蛇のように皐月の舌に絡みつく。皐月はされるがままだ。皐月の咥内を蹂躙する)

提督(キスに幻想を抱いていたのだろう。それを、ぶち壊す。生々しく濃厚な男女のキスを教え込んだ)

提督(ひとしきり咥内を蹂躙して、口を離す。唾液の糸が伸び、千切れた。皐月はぐったりとしている)

皐月「はぁ……はぁ……はぁ……」

提督(皐月の息は荒く、瞳は熱っぽい何かを湛え、何をうつしているのかよくわからない。俺のフレンチキスに圧倒されたようだ)

提督「皐月……これが大人のキスだ。そして、俺の本性のほんの一部だ」

皐月「おとなの……きす……」

提督「今日は、ここまでにする。もう一度よく考えてくれ。君は深淵に足を踏み込もうとしている」

提督「だが、もし、その覚悟があるのなら。戦争が終わるまで待っていてくれ。そして終わったら俺の所に来てくれ」

提督「その時、この続きをしてあげよう。分かったか?」

皐月「……うん」コクリ

提督「よし、いい子だ」

提督(何事もなかったかのように皐月の部屋へ向かって歩き出す。しかし皐月は、借りてきた猫のようにおとなしかった)

提督「お休み、皐月」

皐月「……お休み、司令官」

提督(皐月をベッドに横たわらせて、部屋を出る。俺がしたことは問題の先送りでしかない。そのうち、決断の時が来るのだろう)

提督(その時、皐月と俺がどのような決断をするのかは、その時の俺たちに任せる。さて、今日の所は俺も寝るとするか。明日からまた現実に戻らなくてはならないからな)



皐月「……」

↓×1~3 皐月の心情と行動

皐月(司令官にキスされてから……体が熱い……体の奥底が疼く……どうしちゃったんだろう、ボク……)

皐月(すごかったな……あれが大人のキスなのかな……っ……思い出すだけで胸が苦しく……っ!!)ゴロン ゾクッ

皐月「ふぁ……!!」ビクン

皐月(胸の先端が……パジャマにこすれて……気持ちいい……!!なに、これ……固くなってる……!!)

皐月「……っ!!」クリッ ビクッ

皐月(固くなったそこを摘まむ。感じたことのない何かが体を駆け巡る。……気持ちいい。なんなの、これ……!?)

皐月(今まで意識してなかったことに意識が向いた。こんなに気持ちいいことがあるんだ……知らなかった……)

皐月「んっ……ふぅ……っ……!!」クリクリ ピクンピクン

皐月(気持ちいいのに任せて指を動かす。何かいけないことをしている感覚、でも駄目だ。止められない)

皐月(こんなのおかしいよ……!!ボク、どうなっちゃったの……!?っ……体が、熱い……!!)

皐月「うそだよ……!!ナニコレ……!?この年で……!?」

皐月(下着に感じる違和感、湿ってる……いくら気持ちよくてぼーっとしていたからって……こんなこと……!!)

皐月(とりあえず下着を脱がなくちゃ。証拠隠滅しないとボク、生きていけないよ……?あれ、何か……違う……)

皐月(これはあれじゃないと思った。自分のそこに触れてみて確認。っ!?)ゾクン

皐月「あぁ!!」ビクン

皐月(胸どころじゃない電流が走る。それが頭を貫いた。衝撃に声が出る。暫くして、恐る恐るもう一度触る)

皐月「っぁ……!!ふぅ……あぁ……あぁ……!!」ゾクゾクゾク ビクンビクン

皐月(そこに触れると、何かが体の中を走る。それはボクの頭をトロトロに溶かした。一発で分かった)

皐月(これはダメな奴だ。けど、止められない。そこに触れたい。それを感じたい。その欲求を止められない)

皐月「あふぅ……んっ……んぁあ……!!」クチュクチュクチュ ゾクゾクゾク

皐月(ぬるぬるした何かがあそこから出てくる。おしっことかじゃない……絶対違う……何か別の、違う何かだ)

皐月(それが何なのかを気にする余裕はなかった。手が、止まらない。何かが来る。何かとてつもないものが)

皐月(それが怖い。けど、それを知りたい。何か大切なものの気がする。それが何か確かめずにはいられない。もう止まらない)

皐月「あぁ……あぁ……!!何か……すごい……ナニコレ……なにこれぇ……!!っぁああああ!!」ビクンビクン

皐月(すべてが吹っ飛んで、そして気がついたら戻ってきていた。何かがおかしい。何かが変わった。何か、けど分からない)

皐月「っ……はぁ……はぁ……」グッタリ

皐月(一つ分かるのは、これは大事なことだってことだった。そういえば保健体育で勉強したような……まあ、どうでもいいや……)

皐月(今は……何も考えたくない。何も考えられない。ただ、司令官に無性に会いたかった。そして抱きしめて欲しかった。これを鎮めてもらいたかった)

皐月「戦争が終わるまでって……いつだよぉ……酷いよ、司令官……」



提督「百一、百二、百三、百四、」ブン ブン ブン ブン

提督(宴会から三日たった。俺たちはイタリアへ向かうことになった。欧州とアジアの枢軸国が合流する)

提督(記念する日になるだろう。ドイツ側から艦娘が来るのかは分からないが、とりあえずイタリアの艦娘とは会えるだろう)

提督(イタリアやザラたちに会うのが楽しみだ。まあ、会えると決まったわけではないが、きっと会える。そう信じる)

提督(あったら何を話そうか。そういった事を考えながら日課の素振りをする。心身ともに鍛錬だ)

提督(袴姿で竹刀を振る。と言っても上の剣道着ははだけさせているが。こうすると風が気持ちいい)

提督(それに見られて恥ずかしい体はしていないからな。ためらいなく上を脱げる。水着だって問題ない)

提督(そんなときだった、声をかけられたのは。まさかこんな裏庭に来る子がいるとは思っていなかった)

↓×1~3 艦娘1~4名前後 ※二航戦 長門型 雲龍型 祥鳳型 愛宕型 及び関係を持っている艦娘以外

如月「あらぁ、司令官。こんなところで素振りしてたの?」

提督「!如月か。ここにきて初めて見つかってしまったな」

如月「もぅ……隠れてないで堂々としていればいいのに。かっこいいわよ?」

提督「男は努力を周りに見せないものだからな」

如月「その鍛えられた男のカラダも努力の上に成り立っているわけね」

提督「まあ、そういうことだ。それにしても君はどうしてこんなところへ?」

如月「私?ふふっ……どうしてだと思う?」

提督「まさか俺を探していたのか?」

如月「ピンポーン、大~正~解~!……と言いたいところだけど、残念ながら違うのよねぇ……あ、けど司令官に会えたのはすごく嬉しいわ♪」

如月「ほら、もうそろそろ移動でしょ?ハワイか、地中海か、それとも他の海か分からないけど……だから、最期にこの基地を歩いて回っていたの」

提督「なるほど……センチメンタリズムってやつだな。気持ちは分かる」

如月「でしょ?」

提督「ああ。……んっ」スッ ゴクゴクゴク

如月「っ!?」

提督「っ……温くなってるな。キンキンに冷えた水が恋しい。……如月?」

提督(特に理由もなくかがんで水筒を拾い上げ、温くなった水を飲む。そして視線を如月に戻すと、様子がおかしかった)

提督(如月はその可愛らしいながらもなぜか大人の色香をも漂わせている顔を歪め、俺の肩のあたりを凝視していたのだ)

提督(若紫の瞳は何か信じられないものを見たように見開かれ、衝撃と混乱が渦巻いている。何があったんだ?)

提督「如月?どうした?」

如月「司令官……その肩の傷……なぁに……?」ジッ

提督「っ!?」

提督(……ウォースパイトに噛まれた傷だなどと言えはしない。なんてこった。迂闊だった……っ……こうなれば……)

提督「……ああ、これか?ちょっと怪我してな」サッ

提督(白を切るしかない。さりげなく道着を羽織った。如月の方を窺うと、しかし納得していない様子。疑惑の視線を向けてくる)

如月「……どこで?私には……噛まれた跡みたいに見えたんだけど……」

提督「噛まれた跡?何に噛まれたらこんな傷になる?」

如月「……人、とか?」

提督「幸い、俺に牙が生えていたりはしない。吸血鬼に襲われたわけではないよ。そもそも今、太陽を浴びている」

如月「……」

↓×1~3 如月の心情と行動

如月(誰よ……誰なのよ……!?司令官にあんな印つけるなんて……!!このままじゃ司令官が……)

如月(戦艦か空母の誰か?こんなことしそうなのは……加賀さんとか?まさか赤城さんや大和さんがするわけないだろうし)

如月(重巡の誰かって線もあるわね。もしかしたら軽巡も。駆逐艦ってことはないと思うけど……っ!!取り敢えず……)

如月「まあ、確かにそうね。私も同僚の中に吸血鬼が居た覚えはないわぁ」

提督「……ああ、そうだろう?」

提督(如月……カマをかけてきたな?だが生憎様、これをつけたのは君の同僚ではないのだ。今はね)

如月(考えたけど、それは動揺して考えていたんじゃないわ!!普通に意味が分からなくて少し考えたのね!?)

如月(なんてことなの……誰かにみすみすとしるしをつけられた挙句、司令官の中で私のキャラが痛い子キャラに!!)

如月(こうなったら……実力行使なんだから!!なりふり構っていられないわ!!)

如月「っ!!」バッ

提督「おっと、如月?」ポスッ

如月「……!!」グイッ

提督「!?」

提督(胸に飛び込んできた如月を受け止めると、剣道着をはだけさせられた。そして止める間ももなく……なぜか俺の胸に吸い付いた)

如月「んちゅ~!!」

提督「あっ!!や、止めなさい!!」ビクン

如月「んん!!」

提督(ぞわぞわする。が、これは男として沽券にかかわる事だ。すぐに止めさせた)

如月「いやぁん!!」

提督「如月、どうしたって言うんだ!?」

如月「司令官は誰にも渡さないんだから!!絶対に!!そんなの認めない!!」

提督「如月!!」

如月「馬鹿にしないでよ司令官!!騙されると思った!?誰かにそんなところに痕つけられちゃうぐらいの関係なんでしょ!?」

↓×1~3 提督の反応

提督「……ああ、そうだ。そういった相手はいる」

提督(如月の必死の訴えを聞いて、俺も考えを改めた。この子のむき出しの本音に応えなくてはならない)

提督(そこに偽りは無用だ。俺の本音で、この子の本音に応える。そうでなくてはこの子に失礼だ)

如月「……!!」

提督(如月は見ていて憐れなほどに悲し気な表情をした。今にも涙が溢れそうなほど目が潤んでいる)

提督(そして俯いてしまった。涙がぽたぽたと地面に落ちる。如月の肩は、震えていた。罪悪感に襲われる)

↓×1~3 如月の心情と反応

如月「……気持ちよかったですか?その人と……そういうことをして……」

提督「もちろんだ」

如月「っ……!!」グサリ

如月(私の好きだった人は……もう誰かにとられちゃったんだ……司令官は……他の誰かの恋人なんだ……私のじゃなくて……)

如月「……っ!!」ダッ

提督「如月!!」

提督(如月は、そのまま走ってどこかへと行ってしまった。如月がもし俺のことを受け入れてくれるのであれば、喜んで迎える)

提督(だが、これはできうる限り俺から誘ってはいけないことだ。俺は、もう十分幸せだ。共にいてくれる子たちがいる)

提督(そこに如月もいてくれればと思うが、しかしそれは普通でない。そこへ如月を自ら引き込むなどできない。彼女から来てくれない限り、俺たちは……)

提督(俺は複雑な感情を振り払うかのように素振りに打ち込んだ。気がついたらいつもの二倍、竹刀を振っていた)



提督(ローマは素晴らしい都市だった。活気にあふれる人々、歴史的な街並み、美味しい料理)

提督(そんなローマで現在、枢軸国の人間が集まって戦勝祝賀会が開かれていた。と言っても、硬い式典などはもう終わっている)

提督(今は立食パーティーのように各々歩き回って会話と食事を堪能していた。俺はそこで、まず意外な人物と再会することとなった)

プリンツ「アトミラールさん!!」

提督(式典の時にいたから居るのは分かっていた。こちらから会いに行こうと思っていたが、先を越されたな)

提督(あの頃と変わらない元気な笑顔でこちらに手を振りながら早歩きで来るのは、金髪に翠の瞳の少女)

提督(式典用の勲章がついている制服に身を包んでいるプリンツ・オイゲンだった。懐かしさと嬉しさが一気に込み上げる)

提督「プリンツ!!ドイツ海軍は忙しいと聞いていたから、会えるとは思っていなかったぞ!!」

プリンツ「ふふっ、いろいろあるんですよ♪ともかく、Lange nicht gesehen!!私達が日本を去って以来ですね。元気でしたか?」

提督「ああ、本当に久しぶりだ……!!こうしてまた会えてうれしいよ!!」

プリンツ「私もです!!日本がはるばるヨーロッパまで来るとは思いませんでしたよ」

提督「俺もだ。だが、こうしてまた会えた。来てよかったよ」

プリンツ「はい!!……本当に、お互い無事でよかったですね」

提督(プリンツと近況について話し合う。ドイツ側もいろいろと大変そうだが、その厳しい戦況が逆にドイツ海軍を育てたようだった)

プリンツ「そう言えばアトミラールさん。とっておきのサプライズがあるんですよ!!きっとアトミラールさんも喜んでくれます!!」

提督「サプライズ?」

プリンツ「はい。近いうちに発表されますから、楽しみにしていてください!!」

提督「ほぅ……それは楽しみだ。期待しているよ」

プリンツ「Ja!!……えっ?ああ、中将。分かりました、すぐに行きます。では、また後で、アトミラールさん」

提督「ああ、また後で」

提督(呼ばれて行ってしまったプリンツと別れる。さて、次はだれに会いに行こうか。そう考えたところでその子を見つける)

Z3「……」

提督「マックス!!」

Z3「……アトミラール」ジッ

提督(ここにいる俺の知っているドイツ艦娘二人のうちの一人、マックスもまた式典用の制服だ。懐かしい、あの頃のままだ)

提督(だが、憂いに満ちた表情をしている。一つの絵画のようだったが、久し振りの再会の時にする表情ではないと思う。一体どうしたのだろうか?)

提督「久しぶりだな。……どうかしたのか?」

Z3「……オイゲンと何を話していたの?」

提督「プリンツ?」

提督(マックスはオイゲンと呼んでいたっけか?それにどうしてそんなことを気にする?疑問が浮かんだ)

提督(普通、このシチュエーションでは色恋沙汰を疑うが、マックスの様子は明らかにそれじゃなかった)

提督「何をって……普通に近況報告しかできなかったな。ああ、あとは何かサプライズがあるとか」

Z3「サプライズ……ああ、分かったわ。……話を変えるのだけれど、アトミラール。これから言う事はあまり楽しい事ではないわ」

提督「!!」

Z3「けど、たぶん話しておかなくてはいけないと思う。……こんな事、言いたくはないのだけれど」

提督「……分かった。聞かせてくれ」

Z3「今の我がドイツは……狂っているわ。私達がバルト海や北極海でしたことを知ったら軽蔑するでしょうね」

提督「……!?」

Z3「いえ、それはまだ温い方かしら。私も、まさかここまで酷いとは知らなかったの。本当よ」

Z3「これを知ったのは本当に偶然。偶然、奴らがいるときにムルマンスクに入港したから」

提督「奴ら……?」

Z3「……」

提督(マックスは、口にするのもおぞましいと言ったように顔を歪めた。そして俺の服を引っ張る)

提督(それが意味する所は、耳を寄せろだとすぐにわかった。耳を寄せると、誰にも聞かれないように囁く)

Z3「……Einsatzgruppenよ」

提督(聞きなれない単語だ。einsatzは賭けや出動、gruppenは部隊を意味する。直訳すると……出動部隊、か?)

提督「……何だそれは?」

Z3「……これから話すのは、誇張でも何でもない。あった事実よ。私は、ドイツを誇りに思っている」

Z3「けど、偉大なドイツは奴らにけがされてしまった。今、私はドイツ人でいることを躊躇うわ」

提督「……」

提督(……マックスが語ったのは、戦争の闇の部分。それも、今まで聞いたことがないほどの暗闇だった)

提督(ユダヤ人や共産主義者、捕虜、市民への考えられないような虐殺行為。道徳や倫理は存在しない。越えてはいけない線を越えていた)

提督(軍人だから、なまじその光景も明瞭に想像できてしまう。それが辛かった。まさか……そんなことが本当に……?)

Z3「私も、『偉大なドイツをもう一度』『かつての雪辱を晴らす』このことについては支持しているわ」

Z3「でも、それに関してはもはや理解できない。あいつらが同じドイツ人……いえ、人間であるかも疑問だわ」

提督「……」

Z3「最初にユダヤ人を攻撃し始めた時に気がつけばよかった。水晶の夜でさえ、今考えればまだましね」

提督「……とりあえず、それは分かった。……こんなことを話して、君は大丈夫なのか?」

Z3「総統閣下の前でそういうことを言ったりはしないわよ。今だって貴方以外誰も聞いていないわ」

提督「そうか……」

Z3「……これが戦争の狂気なのかしらね?ドイツではユダヤ人や共産主義者を排斥するのはもはや普通よ」

Z3「それでも、この事実を知っている人はほんの一握り。実際、それを見てしまった私には緘口令が言い渡されたわ」

Z3「ほとんどの人は、ユダヤ人や共産主義達は強制収容所に収容されて、労働させられていると思っている」

Z3「……オイゲンもまた、一般人よりは闇を知っていると思うけど……それでも、ここまでの暗闇は知らないはず」

Z3「もし知っていてああなのなら……どうすればいいのかしらね……分からないわ」

提督「……プリンツが、どうしたんだ?」

Z3「……オイゲンは熱烈な党と総統の信奉者よ。海軍では珍しいけど、それでも少なくはないわ」

Z3「いいところだけ見れば、屈辱にまみれていたドイツを救った英雄だから……気持ちは分からないでもないわ」

Z3「私も、アレが無ければオイゲンと同じだったかもね。フランス人のあの顔を見ただけでスカッとしたもの」

提督「プリンツが……」

提督(信じられない。全く変わらないように見えた。俺の知るプリンツは、決してそんな非人道的な行為を認めるような子ではない)

Z3「残念だけれどね。あの子の襟章を見た?下顎があるTotenkopfをつけていたでしょ?信じられないでしょうけど、本当なのよ」

提督「……」

提督(思い出す。ああ、確かにあった。交差させた骨と頭蓋骨のメダル。不吉に思えるソレが、プリンツの襟についていた)

Z3「……こんなこと、やっぱり話さなければよかったかもね。ごめんなさい……でも、誰かに聞いてもらいたかったの」

提督「……」

Z3「だいぶ楽になったわ。やっぱりため込まない方が良いわね。……じゃあ、もう行くわ。またいつかね、アトミラール」

提督「っ!!マックス、行ってしまうのか?」

Z3「聞いてほしいことは全部話したから。さすがにあまり長く貴方を拘束する訳にはいかないでしょうし」クイッ

提督「っ!!」

提督(マックスが顎で指す方向には、イタリアやザラたちがそわそわとこちらを窺っていた。さっきまでなら純粋に再会を喜んでいたが……)

提督(だが、今はそれどころではない気がした。マックスを捕まえないと、このまま消えてしまいそうだ)

Z3「じゃあね、アトミラール」

提督「ま、マックス……!!」

提督(だが、俺は名前を呼ぶことしかできなかった。マックスが俺から離れて人ごみに消える)

提督(それを確認したかつての部下のイタリア娘たちが待っていましたと言わんばかりに押し寄せてきた。ローマ以外は揃っている)

イタリア「提督!!よく来てくださいました!!」

リベッチオ「久しぶり、提督!!」

ザラ「こうしてローマで会えるなんて……夢みたい!!」

アクィラ「ローマはどうですか?良いところでしょう!!」

ポーラ「酒、飲まずにはいられませ~ん♪ほぉら、提督~グラスをもってくださ~い♪久しぶりの再会を祝って乾杯ですぅ♪」



提督「っ!!……。……久しぶりだな、皆」

Z3「……」

Z3(アトミラールは私を追うことを諦めたみたい。まあ、こんなこと聞かされて、動揺しない方がおかしいわね)

Z3(それでも、何とか取り繕って群がってくるイタリアの子たちを迎える。それができるだけアトミラールはすごいわ)

Z3「……っ」ジワァ

Z3(でも……でも、本当は私を追ってきてほしかった。優しく抱きしめて欲しかった。……私、自分勝手だわ)

Z3(アトミラール……私、聞いてほしいことは全部話したって言ったけどね、本当は一つだけ言ってないことがあるの)

Z3「Ich liebe dich, Admiral……」

Z3(……私って、ほんとバカね。また生きて会えるだなんて……限らないのに……)



提督(マックスの衝撃的な告白を聞いて、俺はどうやら自分で思っていたよりも精神的にキていたらしい)

提督(ポーラに促されるがままに酒を飲みまくっていた。これこそまさに、酒!飲まずにはいられないッ!状態だった)

提督(そんな馬鹿な飲み方をしたらこうなるのは分かり切っていたはずだ。……と、心の中の冷静な自分が言っている。だが、今の俺は……)

提督「もう一杯だ、ポーラ!!」

ポーラ「はぁい♪」

イタリア「いい飲みっぷりですね、提督♪」

アクィラ「乾杯!!提督、乾杯です♪」

ローマ「あいさつ回りに連れていかれて、ようやく戻って来れたと思ったら……何してるのよ?」

ザラ「ごめんなさい……けど、飲まずにはいられないの!!だって今日は記念すべき日だから♪」

リベッチオ「すぅ……すぅ……」

提督(今、俺はパーティー会場を出て別室でイタリアン艦娘たちと飲んで酔っていた。このままいくと泥酔になるかもしれない)

提督(という事は分かっているのだが、やはり酒、飲まずにはいられなかった。自分で止めることはできなさそうだ)

↓×1~3 いつのまにかいなくなってた提督を探しに来た日本艦娘1~3ぐらい 巡洋艦以上

雲龍「……っ!!」ガチャリッ

葛城「!!」

天城「あら、提督にイタリアの皆さん。こんなところにいらしたのですか?」

提督「ああ、君たちか。……っ!?」チラッ バッ

提督(イタリア娘が雲龍たちに挨拶する声が遠くに聞こえた。雲龍と葛城の視線は、まるでこちらを射抜くようだった)

ポーラ「……?提督?」

ザラ「……?どうしたんですか?」

天城「……姉さん?葛城?」



雲龍「……」

葛城「……」

天城「素晴らしいところですね、ローマ!!いいタイミングでこちらに移って来ました!!まあ、すぐ戻るのでしょうが」

雲龍(提督……会うのはあの時ぶりね……)

葛城(とうとうこの日が来たんだ……)

↓×1~3 雲龍 葛城の提督に対する心情

雲龍(あの後、提督は私の返事を聞くことなくハワイを発ってしまった。それがどんなに残酷なことかも知らずに)

葛城(すぐに言いたかったのに……それでも私はって……なのに……しかも、瑞鶴先輩たちはついて行っちゃうし……)

雲龍(インド洋でどんな肉欲の日々を過ごしているのかと考えるだけで……嫉妬に狂いそうだった)

葛城(だからこそ厳しい戦闘にも耐えられたけど……でも、疼く体を自分で慰めるしかないのは辛かった……)

雲龍(転戦してきた五航戦の先輩たちは、謝りに来た。でも、分かる。あの二人は何度も提督に抱かれたに違いない)

葛城(雰囲気で分かる。余裕があるあの雰囲気はきっと提督に満たしてもらっていたから。だから余裕が持てるんだ)

雲龍(そんなものを見せつけられた時の私の気持ちは本当に……次に会うとき、いったいどうしてしまおうかとずっと考えていた)

葛城(絶対に逃がさない。あの胸板に抱き付いて、これでもかってくらいキスしてやる。そうでもしないと私の気持ちは伝わらない気がする)

雲龍(そして一つになりたい……だって私はあの人のことを……好きなんだから。好きになってしまったんだから)

葛城(女の幸せは好きな男の人にたっぷり愛してもらうことだもん……絶対に容赦しないんだから)


日本軍士官「提督とは会場で合流する。先に軍事的な会談あるらしい」

雲龍&葛城「「!?」」



イタリア軍高官「我ら枢軸同盟の鉄拳はもはや連合国とソ連を打ち砕く寸前です。その未来は勝利と栄光に彩られているでしょう」

提督「……」

雲龍「……!!」

葛城「……!!」

雲龍&葛城((どうしてこっちを見ないの(よ)……!!))



雲龍(やっと式典が終わった……!!これで提督の所へ行ける……!!)

葛城(絶対に逃がさないんだから……!!)

提督「……」

日本軍士官「三人とも、ドイツとイタリアの方々が我が国の空母に大変興味を持っている。こっちに来て話をしてくれ」

雲龍&葛城「「……」」



天城「提督、何処へ行ったんでしょうね?」

雲龍「ええ、ほんとだわ……」

葛城「まさか……いや、けどありえないよね……」

雲龍(っ!!まさか……イタリア人とも……?)

葛城(提督なら……ありえなくはないかも……!!)

提督「もう一杯だ、ポーラ!!」

雲龍「っ!!……聞こえた?」

葛城「もちろん……提督の声だ」

天城「え?なになに?何ですか?」



イタリア「ど……どうされましたか?皆さん」

ローマ「ちょっと何?何かあるの?」

アクィラ「よくわからないけど……ちょっとアレな雰囲気ね……」

提督「雲龍……!!葛城……!!」

↓×1~3 提督がイタリア艦娘とよくやっているようであることを踏まえて雲龍・葛城の心情と行動をそれぞれ

雲龍「……ふぅ。まだ一線を越えたりしたわけではないわね」キョロキョロ ホッ

葛城「良かった……もしかしたらと思ってたけど、杞憂だったね」ジッ ホッ

提督(周囲をきょろきょろと見渡すことで状況を把握し、胸をなでおろす雲龍と俺しか見えていない葛城)

提督(この二人とは決着をつけないといけないとは思っていた。だが、今とは……!!不意打ちだ……!!)

ポーラ「一線を……!?」ドクン ジッ

ザラ「超える……!?」ドクン ジッ

天城「どういう事……?」キョトン

イタリア「え?なんて言ったの今?」

ローマ「イッセンヲコエル?どういう意味?」

アクィラ「んー……たぶん慣用表現じゃないかしら?」

提督(さらにこちらにも飛び火した。意味が分からなかったイタリア達はまあ、大丈夫そうだ)

提督(だが、ポーラとザラは分かったようだ。衝撃に目を見開く。一気に酔いが醒めたようだった)

提督(そして天城は事態を飲み込めていないが、それを飲み込んでしまうと不味いことになる……止めさせなくては!!)

提督「ふ、二人とも……」

雲龍「酷いじゃない、提督。私達の返事も聞かずに行ってしまうなんて。会えなかった私達の気持ちを想像できるかしら?」

葛城「『それを踏まえた上でまだ俺を慕ってくれるのなら、俺は全力で君たちを愛して、幸せにしてみせる』覚えてる?自分の発言」

ポーラ「……!!」

ザラ「……!!」

天城「!?」

イタリア「!?」

ローマ「!?」

アクィラ「!?」

提督(……手遅れだな。一気に場の空気が緊張する。こうなったら、腹をくくるしかないか……)

提督「っ……すまなかった」

雲龍「仕方ないから赦してあげる。けど、そのかわりに私達の我が儘に付き合って頂戴」

提督「……我が儘?」

葛城「……雲龍姉、やっぱり譲ってくれない?」

雲龍「ジャンケンの結果でしょう。文句なしと言ったわよね?葛城」

葛城「……分かった」

提督「ち、ちょっと待ってくれ。何の話をしているんだ?」

葛城「提督、私、ハワイで本当に頑張ったんだよ?きっと提督も誇ってくれるぐらいに成長したんだから♪」ダキッ ギュッ スリスリ

「「「「「!!」」」」」

提督(いきなり葛城が俺の腕に抱き付き、頬を擦り寄せてくる。ふんわりと漂ってくる葛城の匂い)

提督(甘えるように俺にじゃれつく葛城に雲龍以外の全員が衝撃を受けたようだった。もちろん俺も)

提督「っ!?か、葛城……!!」ドキン

葛城「褒めてくれるでしょ?提督」ジッ

提督「……っ!!あ、ああ」

提督(その場の全員が葛城に気を取られたその瞬間に、雲龍が動いていた。それに気がついた時、事態はもはや手遅れになっていた)

雲龍「提督……愛しているわ。受け入れるから、私達にもどうか貴方の寵愛を下さい」スッ

提督(雲龍は目を細めて妖しげな光を湛えた瞳で俺を見つめ、そのまま顔を近付けてきた)

提督(俺は何もできない。ただでさえ気がつくのが遅れたのに葛城に抱き付かれているし、酔っている。俺はただ奪われるがままに唇を……)

↓×1~3 ポーラ、ザラ、イタリア、ローマ、アクィラ、天城の心情と行動をそれぞれ

雲龍「んっ……ちゅっ……」

提督「んん……!!」

提督(奪われてしまった。抱きしめられ、唇を押し付けられ、甘噛みされる。舌を不器用に挿入してきた)

提督(慣れていないながらも必死に舌を絡ませてくる。体に当たるその豊満な胸の感覚が素晴らしい)

提督(見事な巨乳だった。ふにりと潰れていやらしく形を変えるそれは、男を誘うことに特化してる)

提督(酔っている俺の理性は脆かった。気がついたらこちらから舌を絡めていた。もう、どうでもいい)

雲龍「んんっ!!んふぅ……んむぅ……♪」

提督(嬉しかったのか、さらに強く抱きしめ、体を擦り付けてくる雲龍。だが、それは唐突に終わった)

ポーラ「離れてください……!!」グイッ

雲龍「んあっ!?……何をするのかしら?」ギロリ

提督「っぁ……!!」

ザラ「これ以上の好き勝手はさせないわ……!!」グイッ

葛城「っ!!この子……なんて力なの……!?」ググググ

雲龍「野暮な真似は止めてくれる?」

ポーラ「断ります。これだけは譲れません。絶対に」

葛城「放して!!」

ザラ「絶対に放さない……!!誰が放すものですか!!」

天城「……っ!?ね、姉さん!!葛城!!何しているんですか!?」

イタリア「そ、そうよ!!赦せないわ!!」

アクィラ「提督とキスするなんて……!!なんて羨ましいことを!!」

ローマ「わ、私は別にどうでもいいけど……」

提督(誰よりも早く動いたポーラとザラ。そして我に返り、驚きや嫉妬、困惑とそれぞれの反応をする他の子たち)

雲龍「……」ギロリ

ポーラ「……」キッ

葛城「……!!」ググググ

ザラ「……!!」ググググ

イタリア「なんてことを……いいわ!!そんな事するなら私だって!!」ガタッ

アクィラ「提督、キスしましょう!!情熱的なイタリア女のキスを教えてあげる!!」ガタッ

天城「えっ?えっ!?っ……わ、私だって!!」ガタッ

ローマ「ええっ?な、なら……流れに乗って私もって言ってみようかしら」

提督「お、お前たちまでか……!?」

雲龍「っ……後でになさい……!!」

ポーラ「ダメです。提督はポーラのです。渡しません」

葛城「分かったから今はどっか行ってなさいよ、アンタたち……!!」

ザラ「行くわけないでしょ……!!あとポーラのでも誰のでもない!!ザラのなんだから!!」

リベッチオ「んー……なぁに……?」ムクリッ

提督(もはや状況は混沌としていた。皆が次は自分がと寄ってたかってくる。どう収取すればいいのか分からない。酔いで頭が回らない)

ウゥーン ウゥーン

「「「「!!」」」」

提督(この音は、多少の違いはあれども各国共通だな。冷水を浴びせられたように一気に背筋が凍り、酔いが吹っ飛ぶ)

イタリア「空襲警報!!」

ザラ「皆、地下へ!!シェルターになってるわ!!」

提督(落ち着いて、先導するイタリア艦娘たちについて行く。歩けなくなるまで飲んだ後でなくて良かった)

提督(爆音と対空砲火の音が響いてくる。警戒は万全だったはずだ。ここはイタリアの首都で、しかも祝賀会が催されていたのだ)

提督(イタリアの面目は丸つぶれだろう。しかし空襲直前まで気がつかれないとは……一体どこがどうやって……っ!!)

ブーン

提督「あれは……!!」

提督(窓の外、夜の帳が下りてきている黄昏時の、茜色に染まる空。そこを一機の航空機が横切っていった)

提督(サイズからしてアレは艦娘の航空隊だ。だが、フロート付きなことから水上機であることが分かる)

提督(そして偶然見えた国籍マークは、初めて見るものだった。存在を知ってはいたが、こうして直接見ることがあろうとは……!!)

ポーラ「何しているんですか提督!!」

雲龍「窓から離れて!!」

葛城「死にたいんですか!?赦しませんよ!!」

ローマ「いいから立ち止まらないで!!早く!!」

リベッチオ「あのローレヌ十字……!!」

提督「自由フランス軍……テストか……!!」



自由フランス軍士官 「C`était comment (どうだった)?」

テスト「Très bien(やってやりました)」

自由フランス軍士官「Beau travail(よくやった)!!ではさっさとおさらばすることにしよう。早く中へ、すぐ潜航する」

テスト「Oui」

自由フランス軍士官「しかし本当によくやってくれたぞ。これで我々自由フランス軍の存在をアピールできた」

テスト「Merci beaucoup!!私の活躍が少しでもフランスの為になるのならば光栄です」

自由フランス軍士官「君は現代によみがえったジャンヌ・ダルク、救国の乙女だ!!全フランス人が君を誇りに思うだろう」



提督(やはり空襲を実行したのはテストだった。自由フランス軍はその功績を盛んに宣伝していた)

提督(幸いにも俺の知り合いに犠牲者は出なかったが、あの空襲で高官が何名か戦死してしまった)

提督(屈辱にまみれたイタリア軍は雪辱に燃え、攻撃の拠点となった英領ジブラルタルへの攻撃を実行した)

提督(親枢軸であるヴィシー・フランスの領地、北西アフリカから第185空挺師団『フォルゴーレ』が空挺降下したのだ)

提督(その作戦においては我が帝国海軍も雲龍型三姉妹を中心に制海権の確保、及び対地攻撃に協力した)

提督(プリンツを始めとしたドイツ艦娘も戦闘に参加しており、初めての三ヶ国連合艦隊という事になった)

提督(そんな枢軸国の大攻勢に、もちろん連合国も頑強に抵抗した。ジブラルタルを拠点にしていたH部隊と呼ばれるRoyal navyの艦隊)

提督(さらに自由フランス軍とアメリカ軍の艦隊もジブラルタル防衛のために必死で戦った。しかし、規模が違いすぎた)

提督(イタリアが国の威信をかけて全艦隊を動員し、そこに日本とドイツの援軍もいたのだ。連合国はジブラルタルを失い、地中海から締め出された)

提督(我が帝国艦隊はその戦いでも活躍した。しかも、大きな戦果を挙げることができた)

提督「久しぶりの再会がこのようなことになってしまって残念だ……だが、これも戦争だ」

提督(自由フランス軍曰く『救国の乙女』。コマンダン・テストを捕虜にすることに成功したのだ)

提督(謎に包まれている自由フランス軍の動向を知るための貴重な情報源となってくれるだろう)

提督「自由フランス軍所属、コマンダン・テスト。改めて自己紹介させてもらう。私は大日本帝国海軍所属の提督だ。今回、君の尋問を担当する。よろしく頼む」

↓×1~3 テストの心情と反応

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年02月25日 (土) 21:30:56   ID: b-YkWPzU

防空棲姫こと、わるづきちゃん、秋月化になるのも見てみたいな

2 :  SS好きの774さん   2017年03月07日 (火) 22:37:44   ID: to4Gktkc

4545PVて何だよ(困惑)

3 :  SS好きの774さん   2017年03月12日 (日) 13:59:16   ID: LJeCcPcn

素晴らしいです…ヲ級ちゃんのキャラ好きですわ

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