【艦これ×マイクラ】 爆裂駆逐隊 ~闇に奪われた異世界~ (226)


用事がすんだので書きたいと思います。

前回→ 【艦これ】 爆裂駆逐隊 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481975145/)

暁型と睦月型が主役のssです。

今回はあのゲームとのクロスオーバーとなっています。

登場人物や世界観に独自設定があるので苦手な方はブラウザバックしてください。


先に登場人物紹介です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1489935184


・爆裂駆逐隊について

15隻の駆逐艦のみで編成された長距離遠征艦隊
メンバーは全員ケッコンカッコカリを済ませている。
ほぼすべてのメンバーが高練度であり、戦いの連携も隙が無い。
編成当初は名前が無かったが、初戦闘の際に激しい砲撃や爆撃を掻い潜って
敵の旗艦を轟沈させるという戦術を見せ、提督や他の艦娘達を驚愕させる。
砲撃音や爆音が鳴り続ける中での勝利だったため、『爆裂駆逐隊』と名付けられた。
通常は資材確保の遠征要員だが、多くの護衛任務や共同作戦などにも参加しており、
こちらでも大きな戦果を挙げている。この活躍ぶりは鎮守府から鎮守府へと知れ渡り、
『海の軍神達』と言われるほど有名になった。
(ただしこのとき響は旅に出ていたため、実質十四隻の艦隊であった)

元ネタは映画『ホビット』に登場する13人のドワーフ。


主要艦娘紹介


・響(ヴェールヌイ) 暁型二番艦

このSSの主人公
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
敵には一切容赦しない冷酷な性格だが、仲間を引っ張ったりとリーダーシップを
発揮することもある。
外見はヴェールヌイだが、仲間からは響と呼ばれている。
かつては天龍率いる切り込み艦隊に所属しており、旗艦の天龍に憧れていたが
とある海域にて深海棲艦の奇襲に遭い、天龍を喪う。
その後、自分を庇って轟沈した天龍よりも強くなるために5年間に渡る修行の旅に出る。
戦場を転々し多大な戦果を挙げ続けた響は鬼級ですら簡単に仕留めるほどの強力な艦娘となった。
旅から帰還した後はヴェールヌイへ改造して爆裂駆逐隊の旗艦となり、今は亡き天龍の役目を背負っている。
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装砲や61cm四連装酸素魚雷に加え、天龍の遺品である刀を使用している。



・睦月 睦月型一番艦

もう一人の主人公
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
響とは対になる明るい心の持ち主。現在は改二になっている。
「にゃしぃ」はあまり言わない。
爆裂駆逐隊の副旗艦であり、響が不在の時は代わりに指揮をとっている。
行儀が悪く、机の上に乗ったり入渠ドックではしゃいだりするなど問題行動をたびたび起こす。
(この行儀の悪さが妹達にも影響を与えている)
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装高角砲や61cm三連装酸素魚雷に加え、右手に付いていた
飾り同然の12cm単装砲を夕張が改造し、杖術と砲撃の二つの要素を合体させた『12cm単装砲身杖』を使用する。
(この他、パーカーの内側には投げナイフや捕鯨銛縄、癇癪玉や伸縮式スコップなどの小道具を隠し持っている)



・暁 暁型一番艦

一人前のレディー(仮)
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
例のごとくレディーを言い張っているが、やってることはやっぱり子供。
現在は改二になっている。
睦月とは仲が良いのかよく一緒に行動することが多い。そのためか行儀が悪く、
行動もレディーからかけ離れている。
(睦月と同様、この行儀の悪さが電にも影響を与えている。)
このようにいろいろと残念な少女だが射撃の腕は一流であり、百発百中の実力を発揮する。
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装高角砲や61cm三連装酸素魚雷、爆雷に加え、改二の木曾から
授かった軍刀を使用する。
(右利きのため、右手に軍刀と左手にシールドという剣と盾の戦闘スタイルとなる)


・如月 睦月型二番艦

ヒロイン
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改二になっている。
爆裂駆逐隊の中では比較的まともな方だが、問題児な姉の影響は受けており、たまに騒ぐ。
運が悪く、アクシデントに巻き込まれやすいというヒロインっぷりを見せる。
前回は直接的な戦闘描写が少なかったが、如月も高練度かつ戦闘経験が豊富である。
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装高角砲や61cm三連装酸素魚雷に加え、伊勢から授かった
軍刀を使用する。



・雷 暁型三番艦

ダメ男製造機
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改になっている。
如月と同様、爆裂駆逐隊の中では比較的まともでありあまり騒がない。
文月や妹の電に気を使っていることが多いが、最近は問題児の睦月にも気を使っている。
武器は艤装に搭載されている10cm連装高角砲と61cm三連装魚雷に加え、錨を使用する。



・弥生 睦月型三番艦

無口だけどキレると怖い
第三鎮守府に所属する古参の一人。
現在は改になっている。
過去の戦いで脳の一部を欠損してしまい、高速修復材を使って治したものの
後遺症が残ってしまい、顔に表情が出せなくなり(常に真顔)
言葉もうまく話せなくなってしまった。そのためあまり話すことは無く、身振り手振りで伝える。
いわゆる障害者である。
武器は艤装に搭載されている12.7cm単装高角砲と61cm三連装魚雷に加え、龍田から授かった槍を使用する。



・電 暁型四番艦

シャイなドジっ子
第三鎮守府に所属する最古参の一人だが、初期艦ではない。(第三鎮守府の初期艦は吹雪)
現在は改になっている。
問題児の睦月や暁の影響を受けており、食事や入渠の際は行儀の悪い行動が目立つ。
(特に食事ではコーラを飲み過ぎて容姿に似合わない強烈なゲップを披露した)
武器は艤装に搭載されている10cm連装高角砲と61cm三連装魚雷に加え、明石が開発した
大錨砲『紫電』を使用する。

参照画像→ ttp://lohas.nicoseiga.jp/thumb/5834055i?


・卯月 睦月型四番艦

悪戯好き
第三鎮守府に所属する古参の一人。
現在は改になっている。
ハイテンションなムードメーカーでメンバーのみんなを笑わそうといつも企んでいる。
以外に歌もうまく着任当初は『酔いどれ隼鷹』を作曲し、食堂でしょっちゅう披露していた。
武器は右腕に12cm単装砲、左腕に25mm三連装機銃の対空装備を身に着けているが
代わりに魚雷が外されている。
これに加え、明石が工廠にあった鶴嘴を改造し、攻撃と採掘に特化した『マトックハンマー』を使用する。
(マトックハンマーの形状は片方が鎚、もう片方が鶴嘴の尖った部分というえげつない形状をしている)



・皐月 睦月型五番艦

ずる賢い食器マニア
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改二になっている。
腕利きの盗人であり、アビサルタウンでの持ち物調査の際に軍の本部から食器を
盗んでいたことが発覚した。
武器は艤装に搭載されている25mm三連装機銃と61cm三連装魚雷に加え、右手に持っていた
12cm単装砲を夕張が改造し、棍術と砲撃の二つの要素を合体させた『12cm単装砲身棍typeα』を使用する。
(typeαの形状は先端が四角く、側面に棘をはやしている。発射口も先端に付いており
 そこから砲弾を発射する。また、反対側は小刀の鞘になっている。)



・水無月 睦月型六番艦

金にうるさい新米
ケッコンカッコカリは済ませているが、他の14隻と比べると戦闘経験は浅い。
現在は改になっている。
鎮守府内では資材や弾薬の管理を担当している、そのためか無駄遣いを極端に嫌う。
(これは買い物や取引でも同じ)
空気になりがちだがメンバーの中では唯一記憶力が高く、いざというときに役に立つ。
武器は12.7cm単装高角砲と61cm三連装魚雷に加え、明石が開発した赤い刃の斧を使用する。



・文月 睦月型七番艦

天使
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改になっている。
甘え上手で食いしん坊な七番艦。特に響には凄く甘えている。
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装砲と61cm四連装魚雷に加え、夕張が開発した
『艦載機発艦ボウガン』を使用する。


・長月 睦月型八番艦

うるさい
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改になっている。
初対面の相手を睨んだりと仲間以外を敵対視してしまう癖がある。
戦闘ではやたらと叫ぶ。
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装砲と61cm四連装酸素魚雷に加え、明石が開発した
『ハチェットハンマー』を使用する。
(ハチェットハンマーの形状は片方が鎚、もう片方が斧の刃である。大きさは戦鎚並み)



・菊月 睦月型九番艦

冷静沈着
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改になっている。
口数が少なく、小さいことには一切興味を示さない。
自分とは対になる性格の長月とはよく気が合う。
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装砲と61cm三連装魚雷に加え、日向から授かった
軍刀を使用する。



・三日月

すげぇよミカは
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改になっている。
過去の戦いで両耳を損傷し、左耳の鼓膜は破れ、右耳の聴覚は弱くなってしまった。
以降、戦闘時以外はラッパ形の補聴器をつけている。
弥生に続く二人目の障害者である。
武器は艤装に搭載されている61cm三連装魚雷に加え、12cm単装砲を夕張が改造し、
棍術と砲撃の二つの要素を合体させた『12cm単装砲身棍typeβ』を使用する。
(typeβの先端は捻じれた五角形になっており、発射口は反対側についている。
なお、前回のアビサルタウンからの脱出にて片手で砲身棍を回すというスゴ技をやってのけた。)



・望月

めんどくさがり
第三鎮守府に所属する最古参の一人。
現在は改になっている。
安定の怠け者だが、ちょくちょく日向と筋トレをしており爆裂駆逐隊の中では一番力が強い。
腹筋の割れ具合も響を超えている。
武器は艤装に搭載されている12.7cm連装砲と61cm三連装魚雷に加え、夕張が開発した
錨付きの『分銅鎖』を使用する。

眠いので一旦寝ます
再開は朝方になります

再開します
マイクラ世界の大冒険開幕


前回のあらすじ

集積地棲姫から貰った謎の物体の光により、響達はどこかへ飛ばされてしまう。

目を覚ますとそこは何もかもが角張った世界が広がっていた。



      第二章 闇に奪われた異世界


2-1 謎の世界


響「ん………みんな大丈夫かい?」

睦月「なんとか…」

暁「何だったの今のは……」

如月「艤装は壊れてないみたい…それよりも、」


    如月「ここはどこなの??」


睦月「あれ!!?さっきまで鎮守府にいたのに何もない!!?」

望月「はっ!!!思い出した…ここは…」


   望月「マイクラの世界なんだ…」←マイクラ経験者


長月「なんだ夢か…」

雷「夢に決まってるわ。こんな非科学的なこと…」

望月「いや夢と決めつけて寝るな!!!!おおおおおおおい!!!!!」

_________________________


皐月「じゃあボク達はゲームの世界に入ってしまったってこと?」

響「望月が言うにはそうらしい…」

菊月「いろいろとまずいんじゃないか?現実の方じゃ
   失踪事件扱いされてもおかしくないぞ。」

電「あ!!あの変な四角い物体を使えば戻れるんじゃないですか??」

卯月「その手があったぴょん!!早速…あれ?」

長月「どうした?」

卯月「無い…無い…無い無い無い!!!あの四角い物体が無くなってるぴょん!!!」


   「「「「ええええええええええええええええええええええええ!!!???」」」」


響「仕方ない、戻る方法が見つかるまでこの世界で過ごそう。」

卯月「望月ちゃんは唯一のマイクラ経験者だぴょん、分からないことが有ったら
   聞いてみるぴょん。」

長月「じゃあ早速聞くが、まず何をすればいいんだ?」

望月「まずは材料調達だね。木を切ったり石を掘ったりするんだよ。」

菊月「寝床も居るな。」

望月「全員分のベッドを作るにはまず木を切りまくった後に羊を45匹ぶっ殺して木材と羊毛を3個ずつ
   用意して木材の上に羊毛を敷けば簡単に全員分のベッドが完成だよ。」

長月「ちょ、ちょっと複雑すぎる!!レシピの本とかないのか!!?」

水無月「ながなが!!本が落ちてきたよ!!」

            パシッ

長月「でかいな。」

望月「CraftGuide…いわゆるレシピの本だね…この世界にMOD要素があるとは…」

長月「これがあればこの先困らないな。」

望月「今ここに15人いるからあと14冊は…」

長月「え!!?」

            ヒューーー

    長月「どあああああああああああ!!??」ドサドサドサァ



皐月「本に埋もれちゃった…」

水無月「大丈夫?」

長月「」


2-1終わり


2-2 村を求めて


響「文月が村を見つけたみたいだ。」

望月「おぉーいぃーねー、村はあたし達にとっちゃ拠点みたいなもんだよ。」

睦月「よーし、行こう!!」

_________________________


~村~


皐月「にぎやかだなぁ~」

村人1「Здравствуйте」

電「はわっ!?何て言ったのですか!?」

響「ロシア語だね。私なら伝わるだろう。」

村人1『お嬢ちゃんたちこんな所に来てどうしたんだい?』

響『この村に泊めてほしい。空き家はあるかい?』

村人1『あー、あそこに大きめの家があるよ。』

響「спасибо」


※『』は日本語以外の言葉で会話しています


~大きめの家~


菊月「広いな…」

響「よし、まずは必要な物を作るために材料調達に行こう。」

睦月「役割はどうするの?」

響「水無月と長月は木材を、睦月と菊月は羊毛を集めてくれ。」

響「雷と如月は村の畑から食料を、卯月は洞窟に行って石を集めてほしい。
  暁、皐月、三日月の3人は卯月の護衛を頼む。」

響「弥生、電、文月の3人は村で待機、遊んでても構わないが村の外には出ないように。」

望月「おー、すでに役割を決めてたんだね。」

菊月「ここまで計画するあたりは流石と言うべきか。」

_________________________


睦月「羊狩りの時間だー!!」

卯月「それじゃあ行ってくるぴょん!!」

暁「あまり掘りすぎないでよ。」

皐月「掘るのは石だけだからね!」

三日月「洞窟には何がいるかわからないんだから。」

水無月「さあ行こうながなが!!」

長月「あぁ!!」

菊月「どのくらい取れるかな。」

望月「夜になる前にちゃんと戻って来てよー。」

_________________________


響「望月、話がある。」

望月「んー?わからないことでもあるの?」

響「ここの村人達には何か役割とかはあるのかい?」

望月「あー、服装ごとに職業が違うんだよね。」

響「具体的には?」

 望月「茶色いローブが農民、白いローブが司書、紫色のローブが司祭、
    黒いエプロンが鍛冶屋、白いエプロンが肉屋、緑色のローブはニート
    って感じかな。ま、実際ゲームじゃ何もしないんだけどね。」

響「なるほど、役立たずしかいないのか。」

望月「ってドストレートに酷いこと言ったああああああ!!!?」


           「ボス」


響・望月「!!??」

望月「なんか村人が集まってる…ってか、今ボスって言った!!?」

響「望月が説明した村人とは違うみたいだ…」

望月「なんか腕を組んでないし頭が低くなってるし全員茶色の服着てるし…」

響「要件を聞いてみよう。」

響『ボスとは私のことか?』

村人1『はい、貴女がこの村を発展させるという話を聞きました。』

響(発展させるなんて言った覚えは無いが…)

村人1『その話を聞いて、貴女の配下になろうとこうして集まったのです。』

望月「あ、思い出した!!これHelpful Villagers MODだ……」

響「どういう事だ?」

望月「村人に強制労働…」ボソッ

響「望月?」

望月「あぁいや、つまり…村人があんたの配下になるんだよ。」

響「職業も決まっているのかい?」

 望月「いや、職業は好きな時に変えられるんだ。一応説明するよ。
    茶色の服がニート、赤い服が木こり、黒い服が鉱夫、
    緑の服が農家、黄色い服が商人、青い服が漁師、
    黄土色の服が牧師、白い服が兵士、オリーブ色の服が弓兵
    って感じで多彩なんだよね。」

響「これは便利だな。」

望月「じゃあ要件受け入れるの?」

響「あぁ、戦力は少しでも多い方が良い。」


響『その要件、受け入れよう。今日から君達は私の配下だ。」


村人1「спасибо!!!」


   「「「「спасибо!!!!!!」」」」


望月「大丈夫かな…」


2-2終わり


2-3 発展活動


睦月「戻ったよ!!」

卯月「いっぱい採れたぴょん!!」

望月「おー、これだけあればしばらくは材料に困らないね。」


~翌日~


響「今日はギルドホールを建てよう。」

望月「お、配下になった村人の居場所を作るのか。」

響「さっそく役割を決めようと思ってね。」

_________________________


響「卯月、水無月、余ってる木材と石を使いたいんだがいいかな?」

水無月「いいけど、何に使うの?」

響「ちょっと大きめの建物を。」

睦月「建築!?それなら任せて!!」

_________________________


睦月「よし!!できたよ!!」

響「спасибо、助かった。」

望月「これで役割を決められるね。」

響「この村にいる村人の数は25人ほどだ。
  兵士を8、弓兵を7、木こりを3、鉱夫を3、
  農家を2、商人を2で指定しよう。」

望月「オッケー、早速額縁を作って役割を部屋ごとに分けておくね。」

今日はここまで
このSSは話を進めながら知名度の高いマイクラMODや、
あまり注目されないマイクラMODが出てくるので気になったら
調べてみてください

望月「さてと、額縁を6個作った後は職業に合わせた武器や道具を飾って…」

望月「種類は石製でいいか。」

望月「よーし額縁は完了、後は…」

望月「……………」

望月「あっ!!!!」

_________________________


望月「響、大変だ!!!」

響「どうしたんだい?」

望月「ギルドホールは完成したけど、村人に持たせる装備や道具を
   全然作ってないじゃないか!!」

響「それもそうだね…よし。」

響「睦月!!暁!!卯月!!水無月!!長月!!」

響「至急ギルドホール前へ集合!!!」

      ドタドタドタドタ

睦月「呼んだ!?」

響「これから材料調達に向かう。今回は私も同行しよう。」

長月「何を集めるんだ?」

響「木材と鉱石だ。村人の装備や道具を作るのに必要なんだ。」

水無月「そういえば、村人達は配下になったんだっけ。」

響「装備を整えておくように、何が出るかわからないからね。」


2-3 終わり


2-4 遠征開始


~洞窟~


響「さてと、洞窟に着いたね。」

卯月「昨日行った所だぴょん。」

響「役割を決めよう。卯月は採掘、暁は照明、
  睦月、水無月、長月の3人は私と一緒に
  卯月と暁姉さんの護衛だ。」

卯月「採掘なら任せるぴょん!!」

_________________________


      カンカンカンカン…

卯月「鉄を見つけたぴょ~ん♪」

暁「何か近づいて来てる?」

長月「今のところは何も来てないぞ。」

      カンカンカンカン…

卯月「むっ!!赤いの見つけたぴょん!!」

今日はここまで

響「これは…」

卯月「よくわからないけどとりあえず持っておくぴょん。」


        ウゥウゥゥ…

長月「今の声は!?」

水無月「ながなが!!あれ!!」

ゾンビ1「ウゥウウウウウウ…」

長月「ゾンビか!!」

ゾンビ1「シャアアアアアア!!!!」

長月「はぁあ!!」ガァン

ゾンビ1「」ドサッ

長月「ふぅ、大したことないな。」

響「油断するな、まだ来る。」ジャキン

ゾンビ2「グオオオオオオ!!!」

響「っ!!!」ズバッ

ゾンビ2「」ブシィィィィィ ドサッ

     ビュンッ ドスッ

水無月「弓矢!?」

長月「奥から飛んできたな…」

スケルトン「………」ギリギリ

       バシュンッ

     ビュンッ ドスッ

暁「いたわ!!!」ドォーン

   ドガアアアアン バラバラバラ…

水無月「うっひょ~!!いつ見ても射撃の腕にびっくりだよ!!」

暁「(`^´) ドヤッ!」

_________________________


響「鉄は集まったかい?」

卯月「これだけあれば十分だぴょん!!」


~森林~


   トンッ トンッ バキィ

長月「よし、木材調達も完了だ。」

響「夜も近い、そろそろ戻ろう。」

_________________________


望月「おー、どのくらい集まったの?」

響「鉄が128、石炭が192、金が6、赤い石が8、木材が64だ。」

望月「結構集めたんだな…」

望月「ところで、レッドストーンも見つけたんだね。
   これは後々使えそうだ。」


2-4 終わり

今日はここまで
2-5はいよいよ村人達の装備作り


2-5 準備は満タンに


睦月「さてと………作るか!!」

望月「まずは道具や武器だね。作れるものは作っとかないと。」

_________________________


~作業台前~


睦月「鉄を38個…問題ないよ!!」

菊月「剣を8つ、斧を3つ、鶴嘴を3つ、鍬を2つか。」

        カンカン カチャカチャ

睦月「よし、完成!!」

菊月「次は15人分の鎧を作るぞ。」

睦月「残りは90……」

菊月「3人分しか作れないな。」

_________________________


睦月「ごめん!!鎧は3人分しか作れなかった!!」

響「作れただけでも十分だよ。」

村人1『ボス、準備はできています。何なりとお使いください。』

響『よしわかった。村人を全員集めろ。』

_________________________


響『君達8人は衛兵としてこの村の警備に当たれ。』

村人兵達「Я понимаю,!!!」

響『君達3人は近くの木を伐採してくれ。』

木こり達「Я понимаю,!!!」

響『君達3人は近くの洞窟に行って採掘作業を、』

鉱夫達「Я понимаю,!!!」

響『君達2人は畑の食料を頼む。』

農家達「Я понимаю,!!!」

響(望月の言うとうり、この村人達は役に立ちそうだ。)

雷「そっちは順調みたいじゃない。」

響「雷、そっちはどうなんだい?」

雷「弥生と文月には村の外に出ないよう言っといたわ。」

響「спасибо、正直あの2人は心配なんだ。」

文月「む~!!」

響「文月、全部聞いてたのか。」

文月「あたしは1人でも問題ないもん!!」

響「だけど君は睦月型じゃないか。単艦は危険すぎる。」

文月「ぷっぷくぷー!!」プクー

卯月「文月ちゃん!!うーちゃんのセリフパクんなぴょん!!」

弥生「……………」ヌッ

卯月・文月「ひゃぁ!!??」

弥生「………………やかましいわボケ…」ボソッ

卯月「騒いで悪かったぴょん…」

文月「グスッ…ごめ˝ん˝な˝ざい˝……」

雷「弥生、そこまでにしときなさい。」

響「そういえば、望月はどこだ?」

_________________________


望月「うーん、MODの概念があるのは半分想定内だったけど、
   どういうのが入ってるのか気になるなぁ…」

望月「導入MOD一覧表とかないかなー…」

         ヒュー ガンッ

望月「がやんっ!!?」バタァ

望月「いってってって……」

 ttp://lohas.nicoseiga.jp/thumb/4348846i?

望月「なんだよこれ!!!人の頭に落としやがって!!!」

望月「何で空から箱が降って来るんだよ…」

         ガサゴソ

望月「中に入ってたこの紙は…MOD一覧表か…?」


・MinecraftForge    ・Helpful Villagers

・AndCore        ・Special Mobs
・Recipe Book      ・Mob Properties
・The Twilight Forest  ・Special AI
・ExTools        ・Utility Mobs
・Block Armor      ・AdvancedTools

・Basic Guns Mod!    ・Mekanism
・AntiPlantVirus    ・WeaponMod
・Usefull_cobble    ・More Zombies
・Netherrocks ・Mo 'Skeletons
・Elemental Creepers   ・深これ
・Power Gems      ・CrazyOres
・ancientwarfare2 ・Headcrumbs
・BedrockCatcher    ・DartCraft


望月「」

望月「結構入ってんだな…」


2-5 終わり


今日はここまで
MOD探しに苦労した…


2-6 いろんなクリーパー


響「今日は近くに潜む怪物達の一掃だ。」

睦月「本格的な狩りの開始だね。」

響「鎮守府に居た時と同じだよ。村周辺の脅威を少しずつ減らしていくんだ。」

皐月「メンバーはどうするの?」

響「今回は私を含め、暁姉さん、睦月、長月、電、望月の計6人だ。」

村人1『我々も同行しましょうか?』

響『いや、君達は村の警備に当たってくれ。』

村人2『しかし、貴方達だけでは…』

響『大丈夫だ。』

村人2『わかりました…』


望月(紙の裏にまだ何か書いてあるな…)

・Nightmare Monsters Mod
・影MOD

望月「ブッ!!」

雷「望月?どうしたの?」

望月「あぁいや、何でもない。さあ、狩りに行くか!!」

_________________________


~森林~


響「警戒を怠るな…」

      シュー…

望月「!!! 今の音はマイクラを代表するキャラクター!!!」

クリーパー「シュー…」

望月「クリーパーだ!!」

長月「離れろ!!!」

   ドガアアアアアアン!!!!

望月「うおお、生で見ると凄まじいな。」

睦月「あれ?向こうに色違いがいるよ?」

望月「なるほどね、Elemental Creepersで追加されたクリーパーか。」

長月「あれはどんなクリーパーだ?」

望月「オレンジ色だからファイアクリーパーだね。爆発すると火をまき散らす。」

ファイアクリーパー「シュー…」

    ドガアアアアン ボォォオオオオオ!!!!

電「ひゃああ!!辺り一面燃えてるのです~!!」

響「火が邪魔だね…水があれば…」

望月「お、向こうから丁度いいのが来た。」

睦月「さっきと違って青いね。」

望月「あれはウォータークリーパー、さっきのと逆だね。」

長月「水をまき散らすのか。」

ウォータークリーパー「シュー…」

    ドガアアアアン ジュウウウウウ…

響「火が消えた。今のうちに進もう。」

望月「次はどんなクリーパーが出るかな。」

エレクトリッククリーパー「シュー…」

   ドガアアアアン ビリビリビリ

睦月「ぶばああああばばばば!!!?」

望月「いきなりだったね…今のはエレクトリッククリーパー。
   爆発と同時に雷を落とすんだ。」

睦月「ビリッと来たよ…」

暁「また別のが来たわ。」

望月「あれはアースクリーパー、爆発と同時に土をまき散らす。」

アースクリーパー「シュー…」

      ドガアアアアアアン

長月「うわっ!?なんだこの土は!?」

電「さっきから碌なのしかいないのです!!」

望月「本当はもっといるんだけど、流石にもう出てこないか。」

望月(って、あれ?紙が変わってる?)


導入MOD一覧表更新

MinecraftForge→Forge ModLoader

新規追加

・Much More Zombies
・Zeds + v1.0.1
・竹mod
・mine & blade battlegear 2


望月「」

望月「も、MODが増えてる…」

長月「どうした望月?」

望月「このマイクラ世界は実際にプレイしてる人がいるのか!!?
   教えてくれえええええ!!!」

長月「落ち着け望月!!!」

響「みんな止まって。」

睦月「今度は何!?」

    ウウウウウゥゥゥ グオオォォォォ

     グルルルルル

響「屍の群れがやって来る……」


2-6 終わり


2-7 死人の波


電「はわわぁ…向こうから何か走って来てるのです…」

響「恐らくこの辺りで行き倒れした人達だろう。
  全員武器を構えて。ここで迎え撃つよ。」

長月「気付けばもう夜か、ゾンビが活動するにはうってつけの時間だな!!」

望月「ここにとどまって殲滅するのか、上等!!!」

暁「全員殺る頃には太陽が昇ってるかもしれないわね。」

睦月「要するに地上での夜戦だね!!」

響「来るぞ!!!」


BGM
https://www.youtube.com/watch?v=n28qVDd5wWQ


ゾンビ1「グオオオオオオオオ!!!!」

響「っ!!!」ズバッ

ゾンビ2「ヴァアアアアアアアア!!!!」

長月「はぁあ!!!」ガァン

ゾンビ3『ノ˝ヴミ˝ゾオオオオオオ!!!!』

ゾンビ4『ハラ˝ワ˝ダアアアアアア!!!!』

ゾンビ5『メ˝ダマ˝アアアアアアア!!!!』

睦月「癇癪玉行くよ!!!」シュバッ

      パン パパパパパパン

ゾンビ3・4・5「グッ……」

暁「今の内に!!!」ドォーン×3

ゾンビ3・4・5「ギャアアアアアアア!!!!」

長月「クソッ!!このゾンビ、鎧を着てるぞ!!!」

ゾンビ6(金装備)「ゲッゲッゲッゲ……」

望月「こりゃ深海棲艦より厄介かも…」

ゾンビ7(鉄剣)『殺シテヤル…』

響「しっかりしろ!!私達は高練度の艦娘なんだ!!!」

村人ゾンビ1「ヴオオオオオオオオオオオ!!!!」

村人ゾンビ2「グルルルル…」

電「はわわぁ…村人さんが…」

暁「落ち着いて電!!!彼らはもう人間じゃないのよ!!!」

望月「そらああああ!!!」ジャララ

       ガァン

村人ゾンビ1・2「」ドサッ

望月「電!!ボケッとするな!!!」

睦月「そう言う望月はえらく張り切ってるね。まるで別人だよ。」

望月「ゲームを生で味わうんだ。こんなので興奮しないわけが無いだろ!!!」

響「その意気だ望月、このまま持ちこたえるぞ。」

ファストゾンビ「ウゥゥビャアアアアアア!!!!」タッタッタッタッ

長月「うおっ!!?」

望月「ファストゾンビ!!力は弱いけどすばしっこい奴だ!!」

長月「このっ!!!」ガァン

ファストゾンビ「」ドサッ

睦月「ありゃあっさりと。」

長月「本当にすばしっこいだけだな…」

ソードゾンビ『死二晒セ!!!!』つ石剣

        キィン

暁「くっ…」ギリギリギリギリ

睦月「暁!!」バシィ

ソードゾンビ「グハッ…」ドサッ

ファットゾンビ『死ンデ詫ビロがき共ガアアアアア!!!!』

望月「ファットゾンビまで!!?」

長月「なんて巨体だ!!!」

響「暁姉さん、あの太ったゾンビは私達のことをガキ共と言ったよ。」

暁「」カチン

暁「子供って言うな!!!」ドォーン

ファットゾンビ「ギャアアアアアアア!!!!」ドサッ

電「響お姉ちゃん!!そろそろ弾が切れそうなのです!!!」ドォーン

長月「響!!6人で行くのは間違がってたんじゃないのか!!?」ガァン

響「…!!!」

睦月「嘘でしょ?ここでゾンビに食べられて死ぬの??」バシィ

暁「嫌よ!!レディーが汚いゾンビに食べられるなんて!!!」ズバッ

望月「こりゃやばいな…」ジャララ ガァン

響「そうかもしれない…これは私の…」


      「間違ってなんかいないわ!!!」


響「え…?」

睦月「この声って…」


   ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン

   ギャアアアアアアアア グオオオオオオオ ヴァギャアアア


如月「響達の砲撃音が私達を導いたのよ!!!」

雷「いくらリーダーでも無茶は駄目よ!!!」

弥生「……………ほっとけない…」

卯月「助けに来たぴょん!!!」

皐月「ボク達はいつも一緒だよ!!!」

水無月「死ぬ時も一緒だ!!!」

文月「みんなでがんばろ~!!!」

菊月「まったく、無茶なことをしてくれる…」

三日月「よかった…間に合った…」

響「みんな…………よし…」

ゾンビ達「「「「グッ……」」」」ジリッ

響「化け物共、」

ゾンビ達「「「「!!!!」」」」


   「「「「私達、爆裂駆逐隊が相手だ!!!!」」」」  


 ゾンビ達「「「「グウゥゥアアアアアアアア!!!!!!!!」」」」

_________________________


~翌朝~


皐月「はぁ…はぁ…やっと終わった…」

長月「こんなに長く戦ったのはアビサルタウン以来だな。」

電「危うく弾切れになるところだったのです!!」

望月「MODの影響でゾンビも多彩になって鬼畜ゲー状態だった…」

響「よし……今日は村に戻って休もう…」






???「…………」

???「へぇ~、私達の他にも艦娘がいたんだね。」


2-7 終わり


今日はここまで
響達がどんな武器を使っているのかは最初のキャラ紹介をよく読めばわかるはず
このSSの望月はマイクラ経験者なのでテンションがおかしくなっています


2-8 艦娘同士は引かれ合う


村人1『ボス!!お客様です!!』

響『客だと?』

_________________________


響「客というのは君のことか。」

白露「そのとうり!!昨日の暴れっぷりは見せてもらったよ!!」

響「あの戦いを見ていたのか…」

響「ところで君は艦娘みたいだね、私達よりも先に来た艦娘達もいるのか。」

白露「夕立が沈んだ深海棲艦から出てきた四角い物体を拾ってね、
   みんなで工廠に集まって調べてたら急に光ってさぁ。」

白露「気がついたらこの世界にいたってわけ。もう半年も前の話だけど。」

響「半年もここで過ごしてるのか、私達はまだ3日なのに。」

白露「え?まだ3日なの?」

響「どうしたんだい?」

白露「あ、ううん!!なんでもないよ、ちょっと驚いただけ。」

白露「それより私達と組まない?」

響「その言い方からすると君の方の村は大分発展してるみたいだね。」

白露「大当たり!!流石、爆裂駆逐隊旗艦の響!!」

響「その村まで案内してくれないかい?」

白露「もちろんオッケー!!同じ艦娘なら大歓迎だよ!!」

響「わかった、他のみんなに言っておく。」

白露「私はその間に工廠妖精さんに余り過ぎた建築材料で
   この村と私達の村を繋げるよう連絡しておくね!!」

響「頼んだぞ。」


長月「陰から聞いてたけど村同士を繋げるとか重労働過ぎないか!!?」



響「……とのことだ。これから白露達の村に行く。」

睦月「あたし達の他に艦娘がいたなんて…」

暁「衝撃的だわ…」

_________________________


~森林~


白露「準備できた?」

響「ばっちりだ。」

白露「それじゃしゅっぱーつ!!先頭は一番の私だよ!!
   ちゃんと着いて来てねー!!」


???「イタゾ…」


響「っ!!!! 何かいる…」

白露「え?どこ?」


   イ級1「ウオオオオオオオオオオ!!!」


響「そこか!!!」ズバッ

イ級1「」ドサッ

白露「嘘!?森林地帯に深海棲艦!!?」

睦月「みんな武器を構えて!!!」

イ級2「グオオオオ!!!」

弥生「………」ザクッ

イ級2「グアッ…」

三日月「はっ!!!」ガァン

ロ級1「ギョワ!!!」

菊月「ふんっ!!!」ズバッ

イ級3「アギャッ!!!」

白露「ひぃぃ…」

響「白露!!君は下がってて!!!」ズバッ

ロ級2「ウグッ…」

イ級f「クソッ!!!撤退ダ!!!」

長月「逃げて行くぞ。」

電「何だったのですか…??」

菊月「わからないな…」

_________________________


~白露達の村~


時雨「お帰り、姉さん。」

夕立「帰って来たっぽい!!」

村雨「安全に来れたみたいね。」

白露「安全じゃないよぉ…」

村雨「え?」

響「深海棲艦だ、移動中に人型駆逐級の襲撃を受けた。」

長月「なんとか返り討ちにしたがな。」

時雨「小屋に集合しよう、話はそれからだね。」


~小屋~


響「集まったみたいだな。」

睦月「白露、時雨、村雨、夕立、春雨、五月雨、海風、山風、江風、涼風、島風、」

暁「長良、五十鈴、名取、由良、鬼怒、阿武隈、若葉、初霜、龍驤、瑞鳳……」

如月「21人も来てたのね…」

雷「白露型と長良型に至っては全員集合してるわ…」

_________________________


白露「さて、ここに集まってもらったのは他でもない。」

白露「なんと、助っ人にあの爆裂駆逐隊が加わってくれることになったんだよ!!」

     「「「「おぉーーーーーー!!!!」」」」

長良「生で見ると迫力が違うなー。」

春雨「菊月さんかっこいい…///」

龍驤「ホンマに駆逐艦ばっかやな…」

響「本題に移ろう、内容はこの世界にも深海棲艦がいたというものだ。」

皐月「いきなりだったんだよ!!白露もちゃんと見てたし!!」

江風「本当かぁ?姉貴の虚言でその話に乗っかってるだけだろ?」

響「…………」

江風「はっ、図星過ぎて言葉も出ないか嘘つきが。」

長月「お前いい加減にしろ!!!」ガタッ

江風「お、やるか?上等だ!!かかって来いよ!!!」ガタッ

弥生「………っ!!!」ガタッ

菊月「よせ長月!!!」

卯月「弥生も落ち着くんだぴょん!!!」

雷「やめなさい長月!!!」

阿武隈「喧嘩はやめて!!!」

涼風「落ち着けよ姉貴!!!」

山風「嫌ぁ…」

海風「江風よしなさい!!!」

江風「うっせーな!!!姉貴だろうとぶん殴るぞ!!!」


       ギャーー ギャーー ワーー ワーー

響「……………」


     響「Заткнись!!!!!!」

    「「「「( ゚Д゚)!!!!」」」」ビクッ


響「江風、君には失望した。」

時雨「ちょ、それ僕の台詞…」

江風「なんだよ、喧嘩売ってんのか!!!」

海風「江風!!!」

江風「チッ……」

若葉「白露、その話は本当なのか?」

白露「本当だよ!!」

初霜「だとしたら深刻な問題よ…」

島風「早めに動いた方が良いんじゃない?」

瑞鳳「とは言っても、深海棲艦の数は繁殖しすぎてわからないのよね…」

鬼怒「完全に負け戦だよ…」

電「電は怖くないのです!!!」ガタッ

電「深海棲艦を見つけたら地獄に沈めてやるのです!!!」

水無月「そのとうりだよ!!」

望月「よく言った。」

雷「座りなさい。」

響「全員、始めは元の世界に戻りたいと考えていただろう。」

響「だがこの世界に深海棲艦がいるとわかった以上、ほっとくわけにはいかない。」

龍驤「つまり?」

響「そうとなればやることは決まっているだろう、ここに36人の艦娘が集った。」


      響「私達の手でこの世界から深海棲艦を駆逐するんだ!!!!」


    「おーーーー!!!」 「やってやるわ!!!」 「全部沈めてやる!!!」


時雨「そういえば、1つ心当たりがある。」

時雨「近くの洞窟に変な祭壇を見つけたんだ。」

響「その祭壇について詳しく聞かせてほしい。」

時雨「あの祭壇……なんていうか…生きてるような気がするんだ。」

長良「生きてる祭壇!!?」

五十鈴「どういう事よそれ!!?」

時雨「何か聞こえると思って耳を当てたら…」


   時雨「心臓の鼓動と呼吸音が……」


山風「ひっ」

龍驤「絶対中に誰かいるやろ!!?」

時雨「恐らく…あの後気分が悪くなって洞窟を出たきりだから…
   今はどうなってるのか…」

響「話は決まった、明日はその祭壇を調べよう。」

白露「じゃあ解散!!」


2-8 終わり


2-9 目覚める女帝


~洞窟入口前~


響「ここか…」

時雨「うっ…思い出しただけで吐き気が…」

響「時雨は戻った方が良い。」

時雨「うん…ありがとう…」

響「さてと、生きてる祭壇とやらにご対面するか。」

睦月「オッケー……」

_________________________


睦月「あ、響!!あれじゃないかな!?」

響「丸石で組み立てられた十字架……間違いない、これだ。」


      ???『時は来ましたぞ!!!』


響「睦月、隠れろ!!」

睦月「え!?何!?」

響「深海棲艦だ…この威圧は恐らく鬼級だろう…」

睦月「なんか祭壇に話しかけてない?」


駆逐古鬼『棲姫様、数十年に渡る休息は取れましたか?』

???『駆逐古鬼か、力の補充は既に終わっている。お前が来るのを待っていたぞ。』


睦月「あの喋り方、ロシア語じゃないみたい…」

響「あれはドイツ語だ。」


???『仲間の繁殖は順調か?』

駆逐古鬼『はい、現在は50万以上繁殖しました。この先更に増えるでしょう。』

???『よろしい、ところで……』


   ???『そこに隠れているネズミはどうする?』


駆逐古鬼『何っ!!?』

響「バレていたか!!」

睦月「そんな!!」

駆逐古鬼『貴様ら…!!!』

???『手を出すな、まだお前を喪いたくはない。』

???『例の薬は持っているな?』

駆逐古鬼『はい、開発するのに5年程掛かりました。』

???『早くそれを祭壇にかけてくれ。』

白露「させるかあああああ!!!」タッタッタッタッ

      ドン

駆逐古鬼「うあっ!!?」

    ヒューー バシャァ

村雨「ちょっと!!タックルは成功したけど、祭壇に薬がかかっちゃったわよ!!?」

駆逐古鬼『ククク……目覚める…目覚めるぞ!!!』

      バキャァドゴォン

睦月「祭壇が砕けた!?」


            パキッ ポキッ コキッ コキッ


  空母棲姫「ぐぅぅぅおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」


駆逐古鬼『棲姫様~!!!!』

響「空母棲姫…」

睦月「よりによって姫級が目覚めちゃったよ!?」

白露「こうなったら何かする前に仕留めないと!!!」ドォーン

村雨「もー最悪!!!」ドォーン

響「睦月、撃て!!!」ドォーン

睦月「う、うん!!!」ドォーン

      ドガアアアアン  ドガアアアアン


空母棲姫「くっ……」

空母棲姫「すぅぅぅぅ……」

    ボォォオオオオオオオオオオ

白露「うわああ!!火を吐いた!!?」

駆逐古鬼『ハハハハ!!!この御方はこの世界に存在する魔法とやらを体に取り込み、
     さらなる進化を遂げた空母棲姫覚醒体だ!!!』

駆逐古鬼『魔力を手に入れた今、貴様らの武器など簡単には通用しないわ!!!』

空母棲姫『駆逐古鬼!!!さっさとここを立ち去るぞ!!!』

駆逐古鬼『はい!!棲姫様!!』

       ベキッ ボコッ ドゴォォン

白露「地面から艤装が出て来たぁ!!?」

響「空母棲姫の艤装か…」

睦月「でも四本足なんて生えてたっけ?」

空母棲姫『目指すは海だ、ハイヤッ!!!』

      バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

白露「あ!!逃げていくよ!!!」

響「逃がすな!!!」

_________________________


駆逐古鬼『棲姫様!!追って来てますよ!!?』

空母棲姫『海に出ればこっちのものだ。』


睦月「12cm単装砲を喰らえ!!!」ドォーン


駆逐古鬼『棲姫様!!!』

空母棲姫「っ!!!!」


   空母棲姫「ハイヤァ!!!!」ガァン


睦月「え、砲弾を弾いた…?」

白露「しかも後ろ回し蹴りで!?」

空母棲姫『しつこい連中だ…』ヒュォォオオ

       ピシッ ピシッ

白露「うひゃあ!?」ツルッ

睦月「うえ!?」ツルッ

村雨「きゃぁ!?」ツルッ

響「魔法で地面を凍らせたか…」ツルッ

白露「逃げられたぁああああ!!!」

響「帰ったらみんなに伝えなければ…」



         響「戦争が始まると…」


2-9 終わり

今日はここまで
この辺りから話の流れが変わってきます


2-10 連合軍結成


響「祭壇の中にいたのは魔力を手に入れ覚醒した空母棲姫だ。」

時雨「深海棲艦だったのか…」

長良「ただでさえ厄介なのに魔法まで手に入れたの!!?」

村雨「そのとうりよ、火を吐いたり地面を凍らせたりしてたわ。」

白露「お陰で海に逃げられちゃったよ…」

睦月「一緒にいた鬼級が言ってたけど、この世界には既に50万以上の
   深海棲艦が潜んでるみたい。」

瑞鳳「50万以上!!?」

江風「もはや軍隊じゃねーか!!?」

響「ここまで侵略が進んでいるということはとても深刻な問題だ。」


工廠妖精「あの、お話し中悪いけど、村同士の繋ぎ作業が終わったよ。」

白露「あ、すっかり忘れてた!!お疲れ様!!」

工廠妖精「何やら重要な話をしてるみたいだね。このおっさんも混ぜてあげたら?」

村人1『ボス』

響『何の用だ。村の警備に当たれと言ったはずだぞ。』

村人1『どうやらこの世界によくない物が紛れ込んだと聞いてやって来ました。』

村人1『相手が軍隊ならば、我々も軍隊を結成して共に立ち向かうというのはどうでしょうか。』

望月「あたしにはロシア語がよくわかんないけど、要は協力しようって話だね。
   マイクラ世界の人間は現実と違って生命力が半端ないから十分な兵力になると思うよ。」

響「わかった……その話が嘘でないならば…」

白露「もしかして…」


        響「今ここに!!!日露連合軍を結成する!!!」


睦月「キターー!!!」

龍驤「ホンマか!!?」

島風「でも実際この世界の人間は簡単には死なないし…」

響「工廠妖精!!!」

工廠妖精達「は、はい!!!!」

響「残ってる弾薬と資材をすべて用意しろ!!!」

工廠妖精達「了解しました!!!!」

響「卯月は村の採掘班と共にありったけの鉱石を集めろ!!!」

卯月「わかったぴょん!!野郎共付いて来るぴょん!!!」

響「水無月と長月は村の木こり達と共に大量の木材を集めろ!!!」

水無月「わかった!!!」

長月「よし、行くぞ!!!」

響「他の者はそれぞれ準備に当たれ!!!」

時雨「話の流れに追いつけないんだけど、どうなってるの!?」

響「話す暇がないから短くまとめて言おう。」


      響「この世界で戦争が始まる。」


時雨「」

夕立「時雨??時雨!!」

時雨「はっ!!」

夕立「固まってたっぽい。」

時雨「夕立、今どういう状況かわかる?」

夕立「みんな戦争の準備をしてるっぽい。」

時雨「やっぱり夢じゃないのか…」

時雨「こんなこと無謀すぎるよ…数の差で勝ち目なんて無いのに…」

夕立「あきらめちゃダメ!!頑張れば勝てるっぽい!!!」

響「何をしている時雨、早く弾薬の補給を済ませるんだ。」

夕立「響ちゃんもああ言ってるし、準備しましょ!!!」

時雨「うん……」

_________________________


工廠妖精「おい睦月、持ってる装備を見せてみろ。」

        ガチャン ゴトッ カタッ

工廠妖精「12cm単装砲身杖、12.7cm連装高角砲、61cm三連装酸素魚雷、
     投げナイフ14個、捕鯨銛縄、癇癪玉、伸縮式スコップ……」

工廠妖精「最初の3つはともかく、パーカーの内側に大量の小道具…
     まるで歩く武器庫だな……」

睦月「乱戦時に備えて用意してるけど、ある意味不要かな?」

工廠妖精「いや、手先が器用なお前なら上手く使えるはずだ。」

一旦寝ます
卯月はマトックハンマーに含まれる鶴嘴を利用しての採掘、
水無月は斧、長月はハチェットハンマーに含まれる斧の刃を利用しての
木材収集となっています

工廠妖精「この砲身杖は夕張が開発したのか、よくできているな。」

工廠妖精「だけど所々傷ついてる。これは修理する必要があるな。」

睦月「そんな!!夕張さんにもらってからずっと愛用してきたのに!!!」

工廠妖精「落ち着け、代わりの武器を開発する。」

睦月「良いのを頼むよ…?」

工廠妖精「任せろ。」

_________________________


五十鈴「この角張った世界で戦争始めるって正気なの!!?」

由良「深海棲艦が繁殖してるのよ。一掃するには戦争しかないわ。」


『余った建築材料で装備を作れるか!!?』 『出来ないことは無いが、数十人分しか作れないぞ!!!』

  『なんでもいい!!作れるだけ作れ!!!』 『丸石が足りないぞ!!!』


島風「作業速度がはっやーい!!!」

鬼怒「ロシア語だから言ってることがわかんないけど、激しい戦争になることは確かだね。」


2-10 終わり


2-11 装備を整えろ


望月「レッドストーンはUsefull_cobbleで活躍するからとっておいてよ。」

響『レッドストーンはとっておけ。』←ロシア語通訳

村人2『わかりました。』

望月「ancientwarfare2の兵士達にも装備を作ってあげないといけないから大仕事だよ…」

響『現在の兵力はどのくらいだ?』

村人1『村人兵が2300、正規兵が3700です。』

響『人間兵力は6000か……まだ軍隊とは呼べない……』

村人1『しかし、この村と我々の村の兵力をすべて出してもこれが限界で…』

響『ならば全員の装備をしっかり整えておく必要があるな…』

_________________________


望月「工廠妖精さん?」

工廠妖精「なんだ」

望月「この世界が何なのかわかるよね?」

工廠妖精「マイクラの世界だろ?休暇の日にはよくやってたぞ。」

望月「PCで?」

工廠妖精「PCだ。」

望月「MODについては?」

工廠妖精「変な箱が降って来て中に入ってた紙に表記されてたものか?」

望月「あんたの所にも来たんだ…」

工廠妖精「今、WeaponModの武器を作ってるところだ。」

望月「おー、マイクラの世界観に合わせた武器を追加するやつか。」

工廠妖精「ちなみにこれはマスケット銃の銃身だ。」

望月「マスケット銃はそれが最初?」

工廠妖精「いや、既に49丁作り終えてるぞ。」

望月「ブッ!!?49!!?」

工廠妖精「あ、そうだ。睦月の武器も作らないと。」

望月「……」

工廠妖精「そういや、お前が持っている紙とおいらが持っている紙を
     見比べてみたんだが、おいらの方が二つ多いみてぇだ。」

望月「どれどれ…」


・Nightmare Monsters Mod
・Golem World


望月「」

工廠妖精「携帯でググったところ、一つ目はどうやらゾンビやスケルトンが
     日光の下でも行動できて、蜘蛛がでかくなるみてぇだ。」

工廠妖精「二つ目は鉄以外でもゴーレムが作れるみてぇだな。」

望月「この世界で生活できるのかますます心配になってきた…」

望月「ところで、そっちはあたし達と違って鎮守府の工廠ごと
   マイクラ世界に飛ばされたのか。」

工廠妖精「あぁ、今頃提督さんは大慌てだろうな。なんせ資材が
     工廠ごと消えちゃってんだから。」

望月「今更だけど、どこの鎮守府に所属してるの?」

工廠妖精「そういや、言ってなかったな。おいら達は第四鎮守府所属のもんだ。」

工廠妖精「お前の所の鎮守府と同時期に設立された。」

望月「じゃあ白露達は戦争が始まった頃からいたあたし達と同じ最古参ってわけか。」

工廠妖精「そういうことだ。」

_________________________


         カンッ カンッ カンッ

睦月「できた!!」

白露「うわぁ……本当に鉄と葛籠で刀を作っちゃったよ…」

夕立「睦月ちゃん手先が器用っぽい!!」

睦月「はい!!」スッ

白露「え、私に!?」

睦月「」コクン

白露「ありがとう…///」

         モドッタピョン…

睦月「あ、卯月が採掘作業から戻ってき……た……!!?」

白露「ちょ!!?」

夕立「ぽぎゃ!!?」

_________________________


卯月「鉱石をがっぽり集めてきたぴょん…」

工廠妖精「そうか、じゃあそこの隅に置いとい……ってなんじゃこりゃぁ!!!」

望月「集めすぎだろ!!?工廠の8割が鉱石で埋もれてるじゃないか!!!」

工廠妖精「響の命令どうり弾薬と資材を工廠から全部出して正解だった…」

卯月「響ちゃんの命令に従っただけだぴょん…」

響「卯月、今日はもう休め。」

卯月「わかったぴょん…」

望月「ちゃっかりPower GemsやCrazyOresで追加された鉱石まで集めてるし…」

工廠妖精「おい、今の内に卯月の武器を修理してやれ。」

工廠妖精2「わかった。」

_________________________


~小屋~


卯月「腹減ったぴょん…」

雷「卯月、無茶のし過ぎよ!!待ってなさい、今何か作るから。」

文月「卯月お姉ちゃ~ん」ペシペシ

卯月「むぐぐぅ…」グデーン

如月「文月、卯月は疲れてるからそっとしておきなさい。」

文月「はぁい。」

_________________________


望月「鉱石は集まったけど、処理が大変なんだよなぁ…」


水無月「はぁ…はぁ…」

長月「ぜぇ…ぜぇ…このあたりの木材収集は完了だ…」

         モクザイドッサリ

望月「」

望月(しまったあああああ!!!水無月姉さんと長月姉さんは木材収集に行ってたこと
   すっかり忘れてたあああああああ!!!)

響「その木材の山は工廠の近くに置いておいて。」

長月「わかった……」

_________________________


~村の中央 PM10:50~


響『今日の作業はここまでだ。戦争が始まるまでの猶予はあまり残されてはいない。』

響『明日は朝から夕方まで作業を行う。』

響『総員、就寝!!!』


雷「さ、私達も寝るわよ。」

_________________________


~工廠 PM11:40~


工廠妖精「ふぅ、やっと完成したぞ…」

響「睦月の新しい武器を作り終えたのかい?」

工廠妖精「あぁ、お前が持ってた天龍の刀を参考させてもらったぜ。」

工廠妖精「さてと、次は持っている大量の大発動艇を改修するか。」

響「なるほど、弾薬や資材の他にドラム缶や武器が沢山あるのはそのためか。」

工廠妖精「睦月がパーカー裏に隠してた大発動艇を見て思いついたんだ。
     この世界の人間だけじゃなく、妖精の陸戦隊も使えば戦闘が
     有利になるかもしれないと思って。」

響「だけど、どうしてこんなに大発動艇を持っているんだい?」

工廠妖精「おいらんとこの提督は遠征重視な奴でさぁ。
     大量の資材を確保するために大発動艇を必要としてたんだよ。
     これだけ集めるのに大潮と荒潮が何人犠牲になったか………」

響「そうだったのか……」

工廠妖精「でもまさか陸戦隊仕様に改修して運用することになるとは
     考えもしなかったよ。」


        白露「響?まだ起きてるの?」


響「白露、そういう君こそまだ起きてたのか。」

白露「工廠の方から響と妖精さんの声が聞こえたから見に来たんだよ。」

響「そうか心配させてしまったね、私もそろそろ寝るつもりだよ。」

白露「明日の予定も考えてあるんでしょ?」

響「あぁ、明日話す。」


2-11 終わり


2-12 ネザーへ


望月「響がもっと鉱石が必要って言ってた。」

望月「ということで今日はネザーに行きたいと思いまーす。」

長月「いやいやいやいや、そんな軽いノリで言われても…」

菊月「まずネザーってなんだ。」

望月「簡単に言えば、マイクラ世界の地獄だね。」

電「地獄なのですか!?」

望月「まぁそんな感じ。」

_________________________


長月「で、これがそのネザーゲートか。」

響「今回の目的はネザーにある石や建築材料、鉱石だ。」

響「メンバーは私を含め睦月、弥生、卯月、電、菊月、望月の7人で行く。」

卯月「うーちゃん大忙しだぴょん…」

響「昨日と同じくらいの量を頼む、ここの作業が終われば採掘は一旦終了だ。」

卯月「わかったぴょん…」


~ネザー~


望月「じゃあまずはネザーゲートを丸石で囲もう。」

菊月「何故丸石なんだ?」

望月「ネザーにはガストっていう怪物がいるんだよ。
   火の玉を飛ばして辺りを破壊してしまう。」

望月「でも丸石は例外なんだ。」

ガスト「」フワフワ

望月「って言ったそばからかよ…」

菊月「あれがガストか?」

望月「火の玉を飛ばしてくるのが厄介なんだけど、打ち返せるんだよな…」

菊月「何でそれを早く言わないんだ!!!」

ガスト「」ボッ

弥生「…………」キィン

ガスト「ギャアアアア!!!」

睦月「すごいよ弥生!!」

菊月「龍田の槍を持ってるからな。天龍型の近接武器は妙に頑丈だ…」

卯月「早速鉱石を見つけたぴょん!!!」

響「採れるだけ採ってくれ、私達は周りを見ておく。」

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電「響お姉ちゃあああん!!」

響「どうしたんだい?」

電「ゾンビみたいのがいるのです……」

望月「あー、あれはゾンビピッグマンだよ。」

望月「外見はおぞましいけど、こっちから手を出さなければ何もしてこないよ。」

電「そうなんですか……びっくりしたのです……」

ゾンビピッグマン「ブゥゥゥゥ……」

_________________________


菊月「なんだこいつは…」

ウィザースケルトン「」ブンッブンッ

      キィン

菊月「くっ………!!!」ギリギリギリギリ

睦月「癇癪玉を喰らえ!!!」シュバッ

      パン パパパパパパン

ウィザースケルトン「!!!」

菊月「今だ!!!」ズバッ

        バラバラバラ

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弥生「…………燃えてる…」

望月「あれか?あれはブレイズっていうんだ。そんなに強くはないけど、
   火が厄介なんだよな…」

卯月「ふぅ、この辺りの鉱石と石は採れたぴょん。」

望月「次は上で光ってるグロウストーンだな。」

望月「グロウストーンは壊すと粉になるんだよ。」

        パリンッ パリンッ

卯月「どんどん採れるぴょん!!」

望月「よく見るとグロウストーンに黄色い鉱石が紛れてるね。
   これはNetherrocksで追加されたイルメナイト鉱石だよ。」

響「その鉱石で装備は作れるのかい?」

望月「イルメナイトは鎧のみだよ。」

電「他に鉱石は無いのですか?」

望月「他にはフライト、マラカイト、アシュストーン、アルゴン、
   ドラゴストーンがあるよ。」

卯月「早く採って村に戻るぴょん!!」


この後はネザーのモンスターを避けながらの
採掘作業が続いた

_________________________


~白露達の村 PM5:49~


卯月「大分採れたぴょん!!」

白露「おかえり、私達艦娘の準備はほぼ終わったよ。」

夕立「後は村の人達の装備を作るだけっぽい!!」

瑞鳳「思えば長いようで短い作業だったね。」

龍驤「艦載機もほぼ満タン、いつでも行ける状態やな。」

工廠妖精「睦月、新武器の二刀流ダガーだ。」スッ

睦月「天龍さんの刀にそっくりだね。」

響「今日はよく寝て、明日また作業を再開しよう。」

       「「「「了解!!!!」」」」


2-12 終わり


2ー13 深海棲艦について


響は村の中央に6000人の兵士を集め、敵についての講演を行っている


響『私達艦娘と共に戦う君達に教えなければならないことがある。』

響『まず私達が敵対している深海棲艦についてだ。』

響『深海棲艦はイロハ級、鬼級、姫級と階級が決まっている。』

響『現在、深海棲艦は生物的進化を遂げている。多くの個体が人間の女性のような姿になり、
  高い地位に値する姫級や鬼級は知能が向上している。』

響『次に最下級にあたる駆逐級についてだ。深海棲艦は沈んだ軍艦の残骸から仲間を次々と
  生み出す。中でも繁殖数が多いのが駆逐級だ。かつては装甲に覆われた異形の姿をしていた
  駆逐級は今では10代前半の女性に近い姿となっている。』

響『だが繁殖し過ぎたせいで装備の開発が間に合わず、生まれた駆逐級の8割は艤装を装備できない
  未完成体になる。』

響『装甲を捨てて人型に進化したことで以前よりも弱体化しているのだ。』

響『ただし、現在の深海棲艦は軍刀を持ち歩いてることが多い。未完成体に至っては必ず軍刀を
  持っていると思え。』

響『以上だ。』

暁「すごい講演だったわね。レディーもああいうことするのかしら?」

長月「この世界の人間は深海棲艦のことを知らないから教育する必要があるんだ。」

白露「兵士達の装備も全員分できたし、後はいつ戦争が始まるかだね。」

水無月「なんか緊張してきた……」

春雨「これが嵐の前の静けさ……」

夕立「それフラグっぽい。」

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~翌日 AM5:30~


ドォーン…


響「っ!!!!」ガバッ

如月「むにゃ……どうしたの…?」

響「砲声が聞こえた…」

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響「龍驤!!!瑞鳳!!!」タッタッタッタッ

瑞鳳「既に龍驤が偵察機を飛ばしたわ!!」

龍驤「冗談であってほしいんやけど…」

白露「さっきの音は何だったの!!?」タッタッタッタッ

響「全員起こして!!話はそれからだ!!」


2-13 終わり

今日はここまで
2-14はいよいよ………


2-14 ファーストウォー その1


響「遂に戦争が始まる。この戦いだけじゃない、敵は何度でも押し寄せてくるだろう。」

長月「そうか、とうとう始まるんだな。」

村雨「作戦は考えてあるの?」

響「考えてはある、まずは小屋に集合だ。」

望月「響、言われたとうり爆弾は仕掛け終わったよ。」

夕立「急いで作戦会議っぽい!!」


遠くから砲撃音が鳴り続ける中、36人の艦娘が小屋に集い、小屋の
周りには6000人の兵士達が集まった。


~小屋 6:20~


BGM
ttps://www.youtube.com/watch?v=StUjtytbEqE


響「では、作戦会議を始めよう。」

響「偵察機に乗っていた妖精の報告では、敵の数は丁度1万2千。」

響「一度にこの数を相手にするのは私達爆裂駆逐隊でも骨が折れる。」

長良「作戦の内容は?」

響「まずは敵を引き寄せ、地面の下に仕掛けた大量の爆弾で敵の先行部隊と後続部隊を分断する。」

夕立「死に物狂いで掘ったっぽい!!」

望月「TNT仕掛けるのはともかく、深さ20mを掘るのはしんどかったよな。」

響「この爆弾を起爆できるのは瑞鳳だけだ。」

瑞鳳「わ、私!?」

響「この作戦は敵を引き付けているから、直接火をつけに行けば的になる。」

響「ここにいる艦娘の中で唯一弓を使えるのは君だけだ。」

瑞鳳「でも、どうすればいいの?」

響「工廠妖精が特殊な矢を開発した。これがその矢だよ。」スッ

望月「その緑色の矢はExToolsで追加されたクリーパーの矢だね。」

響「爆弾の起爆に使えるのはこの一本だけだ。」

瑞鳳「一本だけ……」

春雨「分断に成功した後はどうするんですか?」

響「爆発で統制が乱れてる所に兵士達の弓矢を射ち込む。」

三日月「弓隊の指揮は私に任せて。」

長月「だが相手は深海棲艦だ。急所に当たらない限り、弓矢で
   死ぬとは限らないぞ。」

菊月「いや、弓矢は有効もかもしれない。」

長月「何故そう言える?」

菊月「深海棲艦は私達と同じように艤装を使っている。もしその弓矢で艤装を
   壊せたとしたら、戦況は大きく変わるかもしれない。」

阿武隈「それにこっちは妖精さんが大発動艇を陸戦隊仕様に改修してくれたから。」

鬼怒「八九式中戦車が5両、特二式内火艇が1隻だもんね。ところで、弓矢で攻撃した後は?」

響「弓矢の攻撃を仕掛けた後は兵士達と共に人海戦術で白兵戦に移行する。」

阿武隈「戦車はいつ使えばいいの?」

響「分断で遅れた敵の後続が現れ次第、合図を送る。」

長良「私はどうすれば?」

響「長良は五十鈴、名取、後は1500人の兵士達と共に敵の後続へ側面奇襲だ。」

初霜「合図は私が送ります。」

響「敵は艤装を装備しているが、まだ生まれたばかりの戦闘未経験が多い。」

白露「成程、そこを踏まえておけば怖くないね。」

江風「だってよ、姉貴。」

時雨「う、うん…」

響「次は誰がどの配置につくのか。」

龍驤「せや、正直それが一番気になってたんや。」

響「敵の引き寄せに成功したら一旦後退し、それぞれの配置につけ。」

響「西の側面奇襲部隊は長良、五十鈴、名取、そして1500人の兵士達だ。合図があるまで
  森林の中で待機。」

響「白露、阿武隈、鬼怒は陸戦隊(戦車)と共に東の湿地内で合図を待て。」

響「本隊は後退した後に丘の陰に隠れて待機。ここで爆弾の起爆だ。」

響「爆発で敵の分断が成功したら弓隊は攻撃を始める。」

響「弓矢で敵の艤装を故障させた後は正面突撃だ。」

村雨「本隊には響の他に誰が入るの?」

響「睦月、暁姉さん、如月、皐月、水無月、長月、菊月、三日月、時雨、村雨、夕立、
  春雨、初霜、後は4000人の兵士達だ。」

響「名前が挙がらなかった艦娘は500人の兵士達と共に村で待機。」

瑞鳳「私も村で待機?」

響「そのとうり、作戦が成功したら村に戻るんだ。」

響「ただし、村に戻ったら文月と龍驤の2人と合流し、敵の艦載機がいないか空をよく見ておくように。」

響「敵の艦載機が発艦した際は航空支援を頼む。」


        響「作戦会議は以上だ。各自、準備に当たれ!!!」


            「「「「了解!!!!!!!」」」」


工廠妖精「おうおう、随分と派手な作戦考えてるじゃねぇか。」

響「数で攻めてくる相手にはこうするしかないんだ。」

工廠妖精「白兵戦がメインって聞いてよ、頑丈な刀を11人分作っといたぜ。」

工廠妖精「確か爆裂駆逐隊以外で白兵戦すんのは白露、時雨、村雨、夕立、
     春雨、長良、五十鈴、名取、鬼怒、阿武隈、初霜だったな。」

工廠妖精「兵士達の装備も整ったしよ、後は作戦が成功することを祈るぜ。」

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~工廠~


工廠妖精2「兵士達の武器は剣、刀、ナイフ、槍、ハルバード、フレイル、
      ウォーハンマー、メイス、バトルアックス、ジャベリン、
      弓矢、クロスボウ、銃剣付きマスケット銃……」

工廠妖精2「装備を作るのに使った材料は木材、石、鉱石、骨、レンガ、
      スライム………」

工廠妖精2「準備してた頃が懐かしく感じるなぁ…」

龍驤「1人で何語ってるんや。」

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響「馬を手懐けていたのか。」

白露「3頭しかいないけどね。」

白露「今回の戦いで使うときが来たよ。」

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鬼怒「大発動艇の戦車って小さいけど、出撃するとでかくなるんだよね。」

阿武隈「矢が艦載機になるのと似たような原理かな?」


そして………



~草原 7:17~


軽巡棲鬼『来たわね…』

ツ級e『数ハ5520、恐ラク20ハ艦娘デショウ。』

ツ級e『敵ノ前ニ木材ガ積マレテイマスネ。盾ノツモリデショウカ。』

タ級f『棲鬼様、準備ハ完了シマシタ。イツデモ行ケマス。』

軽巡棲鬼『ご苦労。では、始めなさい……』


※深海棲艦はドイツ語で会話しています。

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睦月「深海棲艦のリーダーは丘の上にいるみたいだね。」

響「軽巡棲鬼か、厄介なモノを送り込んできたな…」

白露「よーし………陸戦隊!!!配置につけ!!!」

鬼怒「戦車は湿地へ隠して!!!」

阿武隈「私達に続いてくださーい!!!」

       バカラッ バカラッ バカラッ バカラッ

戦車妖精「おっしゃぁ!!行くぜぇ!!!」

        キュラキュラキュラキュラ

_________________________


ツ級e『敵二動キアリ!!』

タ級f『ル級部隊…』


        タ級f「Feuer!!!!!」

   ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン

_________________________


       ドガアアアアアアン チュドオオオオオオン

暁「狙いが下手すぎて届いてないわ…」

村雨「これだけ距離を取ってるのよ?届くわけないわ。」

夕立「届いたとしても前の木材の壁にしか当たらないっぽい。」

_________________________


タ級f『次弾装填!!!』

ル級e『次弾装填急ゲ!!!』


        タ級f「Feuer!!!!!」

   ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン

_________________________


       ドガアアアアアアン ボオオオオオオオ

夕立「木材に燃え移ったっぽい!!!」

響「よし、後退だ。」

_________________________


ル級e『煙ガ邪魔デ、砲撃デキマセン。』

ツ級e『ナルホド、地形的二不利ダト察シテ、コチラノ視界ヲ遮リ後退シタカ。』

軽巡棲鬼『追撃しなさい、みすみす勝機を逃がすの?』

ツ級e『シカシ、コレハ罠ナノデハ?』

軽巡棲鬼『自分の立場をわきまえなさい。これは命令よ。』

ツ級e『ワカリマシタ……』


     ツ級e『先行部隊!!!後続部隊!!!追撃セヨ!!!』


ヘ級e『先行部隊、後続部隊、装填!!!』

         ジャキッ ガシャン

ヘ級e『前ヘ進メ!!!』

         ザッザッザッザッ

_________________________


響達は丘を越え、更に先の丘に身を隠した



響『弓隊、配置につけ!!!』

菊月「敵が動き始めたようだ。」

響「数は?」

時雨「軽巡が2、重巡も2、駆逐級が8000だね。」

響「先行部隊と後続部隊か、狙いどうりだ。」

_________________________


リ級e『急ゲ!!!一人モ逃ガスナ!!!』

ヘ級e『隊列ヲ保テ!!!遅レヲ取ルナ!!!』

_________________________


夕立「丘の一部を切り取って道にした所からなだれ込んでるっぽい。」

響『そこ、もう少し詰めろ。』

正規兵1『はっ!!』

響「瑞鳳、君の出番だ。」

瑞鳳「わかった…!!」

            ギィィィ…

瑞鳳「狙って射つ…狙って射つ…」

_________________________


ヘ級e『戦闘隊形二移レ!!!』

リ級e『左ヘ曲ガレ!!!』

ヘ級e『右ヘ曲ガレ!!!広ガルンダ!!!』

_________________________


瑞鳳「狙って……」プルプル

時雨「瑞鳳、手元が震えてるよ。よく狙って…」

瑞鳳「っ!!!」

響「まだ待て、十分に引き寄せてからだ。」

_________________________


ヘ級e『前ヘ進メ!!!』

       ザッザッザッザッ

_________________________


響「放て!!!」

瑞鳳「お願い!!!」バシュンッ



      ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………
























ドガアアアアアアン チュドオオオオオオオオオオオオオオン ズドドドドドド   ボガアアアアアアン


 「ギャアアアアアアア!!!」 「ウワアアアアアアアア!!!」 「グアアアアアアアア!!!」


ヘ級e『何ダコノ爆発ハ!!?』

イ級1『ヘ級隊長!!地面に巨大な亀裂が!!!後続隊と分断サレマシタ!!!』

リ級e『オノレ……罠ダッタカ!!!』

_________________________


タ級f『今ノ爆発ハ!?』

ル級e『ドウヤラ地面二仕掛ケラレタ爆弾デ、先行部隊ト後続部隊ガ分断サレタヨウデス。』

ツ級e『ヤハリ罠ダッタカ…』

軽巡棲鬼『へぇ………面白い戦術ね…』

_________________________


~湿地~


白露「分断に成功したみたい!!!」

鬼怒「本当!!?」

阿武隈「よかったぁ…」


~森林~


五十鈴「本当に分断させたわ…」

長良「ってことは、作戦が成功したんだね!!!」

名取「ちょっと見直しちゃった…」

_________________________


夕立「成功っぽい!!!」

睦月「すごいよ瑞鳳さん!!!」

瑞鳳「あの…///、そんなに褒めなくても…///」

響「瑞鳳、照れてる場合じゃないよ。急いで村に戻るんだ。」

瑞鳳「あ!!そうだったわ!!!急がなきゃ!!!」タッタッタッタッ


     響「さてと、ここからが正念場だ。」


2-14 終わり

今日はここまで
臨場感を現すのは難しい…(・・;)

あ、表すが誤字ってる…ちょっと疲れてるのかも…


2-15 ファーストウォー その2


BGM
 ttps://www.youtube.com/watch?v=XYR1JOepk2Y


ヘ級e『後退ハ出来ナイ!!!前ヘ進メ!!!』

_________________________


長月「これで敵の先行部隊は後退できなくなったな。」

皐月「次は弓隊の番だね。」

水無月「ここまで計算してるなんて向こうは思ってもなかっただろうね。」

睦月「妖精さんが作ったダガーの出番だよ…」

響「三日月。」


      三日月「弓隊構え!!!」

          ギィィィ…

_________________________


リ級e『敵ハアノ丘ノ向コウダ!!!』

ヘ級e『小細工ヲサレル前二叩キ潰セ!!!』

_________________________


    三日月「放てええええええ!!!!」

   バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ……

_________________________


        ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………

    ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス………


「ギャアアア!!!」 『弓矢ダ!!!』 『艦載機ヨリ厄介ダゾ!!!』

    『ソンナ、艤装ガ!!?』 「グアァ!!!」

_________________________


       三日月「第二射!!!」

          ギィィィ…

    三日月「放てええええええ!!!!」

   バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ……

_________________________


        ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………

    ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス………


『マタダ!!!』 『目ガアアア!!!』 『クソッ!!!』

  「ヴァアア!!!」 『シマッタ!!!艤装ガ!!!』

_________________________


ツ級e『先行部隊ガ敵ノ先制攻撃ヲ受ケタミタイダナ。』

タ級f『流石二一筋縄デハイカヌカ。』

_________________________


         ドスドスドスドス…

          ギャアアアアアアア



睦月「前世の西村艦隊は最終的にどうなったんだっけ?」

響「時雨以外全滅した。」


    ジャキン!! ジャキン!! ジャキン!! ジャキン…(艦娘達が抜刀する)

響「………」タッタッタッタッ


    響「атака!!!передняя!!!!」ジャキン

     睦月「突っ込めえええええええええええ!!!!」

       正規兵1「передняя!!!!」

「「「「「「「Урааааааааааааааа!!!!!!」」」」」」」

_________________________


ヘ級e『正面カラ突撃ダト!?撃テ!!!』

          ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン


  「「「「Урааааааааааааааа!!!!」」」」

  
リ級e『火力ガ足リナイゾ!!!何ヲシテイル!!!』

イ級1『先程ノ弓矢デ艤装故障者ガ多数!!!砲撃デキマセン!!!』

リ級e『チッ!!抜刀!!!白兵戦デけりヲツケルゾ!!!』

     ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン……

ヘ級e『突撃イイイイイイイ!!!!』


「「「「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」」」」」」」


     ズバァ!!! ガキィン!!! ズドーン!!! ドォーン!!!

      ドスッ!!! ザシュッ!!! バシュン!!! ガァン!!!


睦月「このっ!!!」ズバァ

響「っ!!!」ドスッ


      キィン!!! バギッ!!! ゴシャァ!!! ブシィィィ!!!


響「はっ!!!」ズバァ

ハ級1「ギャア!!!」

睦月「それっ!!!」キィン ドスッ

ニ級1「ガアア!!!」

三日月「そこ!!!」ガァン

ロ級1「ゴォア!!!」

正規兵1「ふんっ!!!」ズバァ

   ドォーン!!!

正規兵1「ぐああ!!!」

イ級1『死ネ!!!』ドォーン

正規兵2「うおぁ!!!」

春雨「はぁあ!!!」ズバッ

イ級2「ギャッ!!!」

菊月「遅い!!!」ズバァ

菊月「!!!」

  キィンキィン キィン!!!

如月「くっ…!!!」ギリギリ

ロ級2『如月ヲ押サエタゾ!!!』

ハ級2『狙イヨシ…』ジャキッ

菊月「如月!!!」

如月「はっ!!!」ズバッ

ロ級2「グアッ」

菊月「間に合え…!!!」タッタッタッタッ


 菊月は庇うように如月の前に立つ


    ドォーン!!!

   ドガアアアアン!!!

菊月「ぐあっ!!!」

如月「菊月!!!」

菊月「くっ……うおおおおおおおお!!!!!」

       ズバァ!!!

ハ級2「」ブシィィィ

菊月「この程度ではやられん……!!!」

      キィンキィン

暁「甘いわ!!!」ドスッ

睦月「はっ!!!それっ!!!」キィン ズバッ

睦月「あたしの新武器は強いよ!!!」ズバッドスッ

響「はぁあ!!!」ズバァ

響「!!!」

_________________________


ホ級e『橋ヲ設置シロ!!!』

ネ級e『先行部隊ノ救援ニ向カウノダ!!!』

_________________________


響「後続部隊か…」

イ級3「キエエエエエ!!!」

   キィン ドスッ!!!

イ級3「」ドサッ

ニ級2『足元ノ土ヲ崩セバ!!!』ドォーン

      ドガアアアアン!!!

響「しまった……!!!」ガクッ

イ級4・ハ級3『今ダアアアアアア!!!!』

響「っ……!!!」キィンドスッ

イ級4「ギッ!!?」

響「はああああ!!!」

       ズバァ!!!

ハ級3「」ブシィィィ

睦月「喰らえ!!!」ズバッキィン

ロ級3「アギャ…」

ヘ級e「クッ……」ギリギリ

睦月「隙だらけだよ!!!」ズバァ

ヘ級e「グハッ…」

イ級5『ヘ級隊長ノ仇イイイ!!!』ドスッ

睦月「痛っ…この、お返し!!!」ドスッ

イ級5「ウギャア!!!」

_________________________


ホ級e『後続部隊、撃テ!!!』

     ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン

村人兵1「ぐはっ!!!」

村人兵2「ぎょあああ!!!」

正規兵3「があああ!!!」

_________________________


響「はっ!!!」ドスッ

ハ級4「ガッ…」

      ドォーン ドォーン

村人兵3「ぐはっ!!!」

正規兵4「ぎゃああ!!!」

響「三日月、彩光弾!!!」

三日月「彩光弾発射!!!」ドォーン


  バカラッ バカラッ キュラキュラキュラキュラ


イ級6「グオオオオオオ!!!」

響「っ!!!」キィン ドスッ

イ級6「カハッ…」

ハ級5『喰ラエ!!!』ドォーン

    ドガアアアアン!!!

ハ級5『ナ、死ンダい級ヲ盾ニ!?』
  
響「うおおお!!!」ドスッ

ハ級5「ウアアア!!!」


  バカラッ バカラッ キュラキュラキュラキュラ

白露「陸戦隊!!!後続部隊を攻めろ!!!」バカラッバカラッ

  戦車妖精達「「「「おおおおおおおお!!!!!」」」」


初霜「奇襲部隊!!!」ドォーン

長月「急げえええええ!!!」

_________________________


五十鈴「採光弾!!!合図よ!!!」

長良「側面奇襲部隊!!!突撃!!!!」

  「「「「Урааааааааааааааа!!!!」」」」


ネ級e『ナニ!?奇襲部隊ダト!!?』

戦車妖精「撃てええええ!!!」

     ドォーン!!!

    ドガアアアアン!!!

_________________________


タ級f『ヌ級部隊!!!艦載機ヲ出セ!!!』

     ブロロロロロロロ…

_________________________


~白露達の村~


龍驤「やっとうちらの出番や!!!」バシュンッ

文月「発艦!!!」バシュンッ

瑞鳳「行け!!!」バシュンッ

_________________________


白露「喰らえ!!!」ドォーン

ニ級3「グアッ」

ロ級4「オラァ!!!」ドスッ

      メェヒヒヒヒン!!!!

白露「うわぁ!!?」ドサッ

白露「くっ………来い!!!」ジャキン

ニ級4「ウオオオ!!!」

白露「せいっ!!!」キィン ドスッ

ニ級4「ゲァ…」

白露「はぁあ!!!」ズバァ

ロ級4「グアアア!!!」

_________________________


      ブォォォォォオオオオオオオ

     ダダダダダダダダダダ

     ドガアアアアン ヒュゥゥゥゥゥゥ……


上空では艦載機同士の空中戦、地上では日露連合と深海棲艦の
大規模な白兵戦が繰り広げられる


水無月「喰らえ!!!」ドシュッ

ハ級6「グアアア!!!」

夕立「ソロモンの悪夢を…」ズバッ

イ級7「オァァ…」

夕立「なめるな!!!」ドスッ

ロ級5「ギョアアアア!!?」

村雨「えいっ!!!」ドスッ

リ級e「ウギャアア!!!」

睦月「仕留める!!!」ドスッ

長月「砕けろ!!!」ガァン

ニ級5『死ネ!!!』ドスッ

村人兵4「ぐあああ!!!」

響「睦月!!!」

睦月「オッケー!!!」

  キィン ズバァ!!!

 キィンキィン ズババァ!!!

  キィン ガキィン!!!

響「うおおお!!!」ドスッ

睦月「そりゃあ!!!」ズバッ

響・睦月「はぁ……はぁ……」


  ドォーン  ウグッ!?

初霜「はあああ!!!」ズバッ

イ級8「」ブシィィィ

   ドォーン!!!

正規兵5「ぐおぁ!!!」

皐月「喰らえぇ!!!」ドスッ

ハ級7「ウグゥ…!!!」

  ブシィィィ グアアアアアアアア!!!!

     バタッ ドサッ…

ネ級e『撤退ダ!!!撤退シロ!!!』

ホ級e『先行部隊ハ全滅ダ!!!後続部隊、撤退!!!』

_________________________


タ級f『ム!!?押サレテルダト!!?』

ツ級e『ヤハリ爆裂駆逐隊ダッタカ…』

軽巡棲鬼『そうみたいね、ちょっと甘く見過ぎたわ。』

_________________________


白露「勝ってる…!!この戦い勝ってるよ!!!」


ハ級8「調子ニ乗ルナ……!!!」ドォーン

      ドガアアアアン!!!

白露「うぐっ!!?」

時雨「姉さん!!!」

村雨「白露!!?」

夕立「ぽい!!?」

春雨「白露姉さん!!!」

時雨「しっかり…!!」

白露「私は大丈夫!!!それよりも戦闘に集中しないと!!!」

夕立「大丈夫っぽい!!!」

時雨「よし…戦闘に戻ろう!!!」

村雨「もうひと踏ん張りよ!!!」

春雨「もう少しで…」

白露「ぺっ……(吐血)」

_________________________


その後、深海棲艦は海へ撤退し、この戦いは日露連合の戦術的勝利となった


長月「ふぅ…終わった…」

菊月「辺り一面深海棲艦の死体だらけだ…」

長良「疲れたぁ…」

村雨「しんどいわよもう…」

睦月「艦娘は全員生存だね。」

初霜「戦闘結果の書類記載、終わりました。」

響「村に戻ろう。更にやることがある。」



~白露達の村~


工廠妖精「おう、すごかったみてぇじゃねぇか。」

瑞鳳「あの数相手に勝っちゃうなんてね。」

初霜「損害は見てのとうりです。」スッ

工廠妖精「どれどれ…」


戦闘結果

戦術的勝利


損害

・兵士 969人死亡

・菊月 如月を庇い中破

・白露 背後から砲撃を喰らい小破

・陸戦隊の八九式中戦車 2両大破

・零式艦戦52型 5機喪失

深海棲艦に与えた打撃

・先行部隊の全滅

・後続部隊の7割を喪失

・艦載機の8割を喪失


工廠妖精「あぁ…兵士が969人もやられてるな…その分、深海側にも結構な打撃を与えたんだな…」

響「この戦いを境に、また来るかもしれない。この村を離れよう。」

工廠妖精「離れてどこに行くんだ?」

響「山岳だ。」


2-15 終わり

今日はここまで
この先、2-14と2-15のような戦争描写が多くなります。
響達に協力してる兵士についてはancientwarfare2とHelpful Villagersを調べれば
わかると思います


2-16 防壁を建てろ!!!


響達は村を離れ、山岳へやって来た


響「ここだ。」

睦月「うっひゃぁ…」

白露「ここに住むの?」

工廠妖精「おいおい、道具は全部持ってきたけどよぉ、
     工廠がなきゃ作業出来ねぇぞ?」

工廠妖精2「俺達妖精や艦娘の他に兵士が5031人、村人が4837人もいるんだぞ?」


響「この下にはおそらく洞窟がある。卯月、頼めるか?」

卯月「わかったぴょん!!」

正規兵1『護衛は我々にお任せを!!』

響『頼んだよ。』

望月「ありゃ!?MOD一覧表がまた更新されてる!?」

工廠妖精「はいぃ!!?」

工廠妖精「また性懲りも無く増えたのかよ…」


導入MOD一覧表更新


新規追加

・more villages
・Extended Villages
・Primitive Mobs
・ExtraTiC


望月・工廠妖精「」

望月「どうりで山岳に村があるわけだ…」

若葉「この村を拠点にするのか。」

響「次の戦いに備えて防壁を張るぞ。」

工廠妖精「次は壁を作るのか…」

_________________________


瑞鳳「うーん…」

五月雨「どうしたんですか?」

睦月「何かあったの?」

瑞鳳「山の上にある畑に行きたいんだけど、道が途切れてて…」

五月雨「確かに…これじゃ向こうに行けない…」

睦月「ただでさえ凹凸が多い地形だからねぇ…」


睦月「よし、作ろう!!!」

瑞鳳・五月雨「え!!?」

睦月「凹凸を減らして安全な道を作るんだ!!!」

工廠妖精「あー、その作業に協力していいか?」

睦月「もちろんオッケーだよ!!!」

_________________________


睦月「ふぅ…完成…」

瑞鳳「すごい……途切れたところは木材の橋で繋がってる…」

五月雨「睦月さん、手先が器用なんですね!!」

工廠妖精「こっちも終わったぞ。」

睦月「次は道の整備だよ!!」

工廠妖精「凸凹が酷くて不安定だからな。奇麗に揃えねぇと落ち着かねぇ。」

_________________________


睦月「よーし、これで通行しやすくなったよ!!」

五月雨「本当にすごい…この短時間で工事を終わらせるなんて…」

睦月「器用な奴ほど頼りにされやすいんだ☆」

工廠妖精「おいらは他の仲間と一緒に周りの村へ行って道を整備してくるよ。」

_________________________


卯月「響ちゃ~ん…戻ったぴょ~ん…」

響「いっぱい採れたみたいだね。」

卯月「チェストみたいな怪物が出てきて焦ったぴょん…」

正規兵1『道中、この男を救助しました。』

ロストマイナー『助かりました…ありがとうございます…』

望月「Primitive Mobsのロストマイナーか…よく助けられたな…」

_________________________


望月「丸石を作る方法があったなぁ…」

工廠妖精「へ?」

望月「丸石製造機っていってね、水がマグマに接触して丸石が発生する
   原理を利用した設備のことをいうんだよ。」

工廠妖精「何でそれを早く言わねぇんだ!!!」

望月「昨日の戦いの事ばかりで忘れてた…」

望月「その内本当に忘れるかもしれないから紙とペンくれ、設計図描くから。」

_________________________


望月「いやぁ、まさかここまで役に立つとは…」

望月「壁がもう6/10までできちゃってるよ…」

工廠妖精「なるべく分厚い壁を作ろう。」

工廠妖精2「丸石は無限に作れるしね。」

響「作業は順調みたいだね。」

卯月「響ちゃん、洞窟でこんなの見つけたぴょん。」

響「これは……ボーキサイト…!!?」

卯月「鉱石になって埋まってたぴょん。」

望月(とうとう深これに触れてしまったかぁ…)




     工廠妖精「壁………完☆成!!!」


長月・三日月・江風・涼風「早ああああああああああああ!!??」

工廠妖精「厚さ10マス、高さ30マスの分厚い壁だ!!!」

工廠妖精「あの海から奴らが来てもこの壁があれば簡単には通れまい!!!」

工廠妖精2「村の近くに谷間があったから楽に作れたぜ…」

響「君達、村の中央に集合だ。」

長月「どうしたんだ?」

_________________________


響「良いニュースと悪いニュースがある。」

響「まず良い方から、周りの村が私達に協力することになった。」

   「「「「おおおおおおお!!!」」」」

菊月「村人兵が一気に増えたな。」

白露「悪い方は?」

響「悪い方は…………深海棲艦の大群が向かって来てる…」

      「「「「!!!」」」」

響「二度目の戦いが始まろうとしてる、すぐに準備にかかれ!!!」

長良「敵はいつ到達するの!!?」


        響「今夜だ……!!!」


2-16 終わり

BCはないのか

>>98
???


2-17 月夜の攻防戦 その1


~防壁上 AM2:50~


睦月「響ちゃん、どこに行っちゃったんだろ……」

江風「これから戦いが始まるって時に急にいなくなりやがって…」

長良「!!! 来た!!!」

_________________________


月の光に照らされた海からいくつもの影がやって来る
その影の頭からは青、緑、赤、黄の光を放っていた



         ザッザッザッザッ

_________________________


菊月「すごい数だ…15万といったところか…」

五月雨「あれ……全部相手にするんですか?私達だけで…」

_________________________


「・---・ ・・ ・-・-・ -・ ・- ・・-・・ -・・- --- 」

            ザッザッ

_________________________


長月「進行が止まった…?」

由良「今、モールス信号らしき音が……」

菊月「防壁まであと300mの位置だぞ…」


白露『敵に慈悲を与えるなかれ!!!』←ロシア語は学習した

白露『慈悲など知らぬ奴輩だ!!!』

若葉(こちらの兵力は艦娘が33、人間が2万9430、)

若葉(それに対する深海棲艦は15万…)

若葉(龍驤と瑞鳳は軽空母だから夜戦は不得意、出撃は不可能…)

若葉(長い夜になるな…)

_________________________


イ級f「ゴルルルル……」

ハ級e「フーッ!!!フーッ!!!」

_________________________


暁「敵は何を考えてるの!?」

若葉「こちらの様子を窺ってるんだろう。」

白露「いや、既に血気盛ん状態だよ…」

_________________________


「・- ・-・・ ・・・- --・-・ ・-・- 」

        ドン ドン ドン ドン

_________________________


時雨「な!?持ってる槍で地面を叩き始めた!?」

水無月「ウォークライ……威嚇してるんだ…」

_________________________


 ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン


イ級f「グォオオオアアアアア!!!」ドンドン

_________________________


白露『大砲隊、装填。弓隊、ボウガン隊、マスケット部隊、構え!!!』

         ギィィィ スチャッ…

睦月「念のため、あたし達も構えておこう!!!」

          ジャキンッ

_________________________


     ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン
     ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン ドン


 『『『『投降シロ!!!勝チ目ハ無イ!!!我ラノ同胞ニナリタマエ!!!』』』』

_________________________


         ドォーン!!!

五月雨「あっ!!」

_________________________


     ドガアアアアアアン!!!


イ級f「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

_________________________


白露「まだ撃たないで!!!」

若葉「もう遅い…」


五月雨「やっちゃった……」

_________________________


BGM→ https://www.youtube.com/watch?v=pp4L-qeab8U


イ級f「アァ…」フラッ

          ドサッ


ハ級e「グゥゥゥウウウウウ……グルォォオオオオオオ!!!!」

ニ級e「ヴォォオオオオオ……!!!」


「・・-・・ ・--・ -・-- ・・ -・-・・ --・-・ ・-・- 」

   「「「「グゥゥオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」」」」

_________________________


長良「始まった…」

時雨「○三○○、敵が突撃を始めた…」


若葉「動きを止めるなら足を。確実に仕留めるならば、頭か心臓を狙え。」

白露『弓隊、ボウガン隊、放てえええええええ!!!!』

   バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ……

_________________________


        ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………

    ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス………

「ギャアアアアア!!!」 『弓矢ダ!!!』 『構ウナ突ッ走レエエエ!!!』

_________________________


白露『第二射!!!放てえええええええ!!!』

   バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ……


睦月「あたし達も仕掛けよう!!!」

長良「てぇーーーーっ!!!」

長月「撃てえええええええええええ!!!!」

      ドォーン ドォーン ドォーン ドォーン

_________________________


  ドガアアアアン!!! チュドオオオオオン!!!

「グアアアアア!!!」 『艦娘ノ砲撃カ!!!』 『足ガァ!!?』

_________________________


白露『マスケット部隊、撃てえええええええ!!!』

  ズドォーン ズドォーン ズドォーン ズドォーン ズドォーン……

暁「集中砲火よ!!!」ドォーン

正規弓兵1『しかし数が多過ぎる…』

正規弓兵2『この状態を保てるかわからないぞ…』


長月「撃ちまくれえええええ!!!」ドォーン

村雨「夜戦は嫌いよ!!!」ドォーン

名取「全然減らない…」ドォーン

夕立「あの中に飛び込んで暴れたいっぽい!!!」ドォーン

阿武隈「やめて!!!それはグンタイアリに喧嘩売るようなものだから!!!」ドォーン

海風「いくらあなたでも無理よ!!!」ドォーン

夕立「ぐぬぬぅ…」


若葉「そろそろ大砲を使うか?」

白露「そうだね、これだけ弾幕を張れば一気に畳み掛けられる。」

若葉「そういえば、お前は響がいないと何もできなそうだったが。」

白露「響達を見て決心したの!!私は白露型のネームシップであり長女。
   その長女がビクビクしてたら他のみんなに笑われちゃうから。」

若葉「それはいいことだ。」

若葉「さてと、話がそれた。戦闘に集中しよう。」

若葉「敵も数で一気に攻め始めた。大砲で蹴散らすにはいい的だ。」

白露「そうだね、よし…始めるか!!!」


   白露『壁上砲台、1番から20番撃てええええええええ!!!!』


 ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン…

_________________________


ドガアアアアアアアアン ボガアアアアアアアアアン ズドオオオオオオン


  「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」」」」

_________________________


白露『弓隊、ボウガン隊、マスケット部隊、取りこぼした奴を狙え!!!』

       バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ……
      ズドォーン ズドォーン ズドォーン ズドォーン ズドォーン……

_________________________


    ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス………

「ギョゲェエエエエエ!!?」 「ウガァアアアア!!!」


ネ級e「ギィィイアアアアアアアアア!!!」

_________________________


江風「ははっ、数が多いだけで未完成体ばっかりだな!!!」ドォーン

涼風「敵の砲撃が全然来ないからやりたい放題だよ!!!」ドォーン

菊月「いや、それもできなくなる。大群の中に軽巡や重巡が混じってきた。」

_________________________


イ級1『喰ラエ!!!』ドォーン

イ級2『死ネェ!!!』ドォーン

_________________________


      ドガアアアアン

正規弓兵1「ぐあっ」

正規弓兵2「うわあああ!!」

江風「な……完成体が混じっているのか!!?」

長月「敵の攪乱作戦だ!!!大量の未完成体の中に完成体を混じらせている!!!」

五十鈴「なるほど…夜の暗さを利用して、見分けをつかなくしようとしてるのね!!!」

皐月「本格的にまずいよ…」

如月「こんな作戦を思いつくってことは、近くに鬼級か姫級がいるかもしれない…」

電「その内壁も突破されそうなのです!!!」

文月「艦載機が出せたらなぁ…」

雷「諦めちゃ駄目よ!!!敵の勢いは増したけど、戦術的にはこっちが有利なのよ!!!」

初霜「だけど……」


村人弓兵1『報告!!!300m先に姫級と思われる深海棲艦を発見!!!』

白露「姫級!!?」

若葉「何だと!!?」

暁「今、姫級って言った!!?」

白露「若葉!!!双眼鏡を!!!」

若葉「あぁ!!」スッ

白露「姫級……やっぱり姿を現したか!!!」<○○>

_________________________


防壁から300m離れた所には、何かを守るようにflagshipのル級達が
輪形陣をとり、艤装で守りを固めている
艤装の壁に隙間が開き、姫級が姿を現す


          ガキィン ガシャン

重巡棲姫「グゥゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」

_________________________


白露「あれが例の姫級!!!」

白露『目標、重巡棲姫!!!壁上砲台撃てえええええええ!!!』


 ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン…

_________________________


BGM→ https://www.youtube.com/watch?v=rihefxVy_vA


重巡棲姫『亀甲陣形!!!!』


            ガキィン ガシャン

ドガアアアアアアアアン ボガアアアアアアアアアン ズドオオオオオオン

_________________________


若葉「亀甲陣形……近衛ル級の艤装で守りを固めたか……」

白露『次弾装填急げ!!!』

_________________________


重巡棲姫「--・・- ・・-・・ -・・・ ・・ --・-・ ・・・ ・---・ 
     ・-・-・ -・・ ・・--・ ・・- -・ ・・ 」

            「「「「!!!!!」」」」

重巡棲姫「・-・ ・-・・ -・・- ・・-- --・-・ -・ ・- ・--- 
     --・ -- ・・- --・-・ ・-・-- --・-- --・-・ 
     -・・・ ・・ ・--- ・--・ ・・・- --- 」 

    「「「「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」」」」

_________________________


江風「なんだ!!?壁の近くに死体を集め始めたぞ!!?」

由良「遠くにいる姫級がモールス信号で指示を出してるのよ!!!」

長良「モールス信号が解るの!!?」

由良「えぇ!!!敵は仲間の死体を積み上げて足場を作りながら壁を登る気よ!!!」

名取「なんて手の込んだやり方…」


夕立「めんどくさい事になったっぽい!!!」

如月「こっちが攻撃する度に勝機を与えてるようなものじゃない!!!」

菊月「こちらの戦術が逆効果になったか!!!」


白露『壁上砲台!!!積み上げられた死体の山を狙え!!!」

若葉「ややこしくなってきたな…」

暁「こんなとき、響がいれば…」

_________________________


リ級f『積ミ上ゲロ!!!壁ヲ乗リ越エルノダ!!!』

_________________________


砲兵1『クソッ!!積み上げの速度が速すぎる!!!次の攻撃に間に合わない!!!』

砲兵2『撃て!!!』


             ドォォォン!!!

_________________________


           ドガアアアアアアアアン

ホ級f『砲撃ナド気ニスルナ!!!積ミ上ゲロ!!!』

_________________________


菊月「本格的にまずいぞ…」

皐月「ああもう!!!なんでこんな時に響がいないの!!!」

長月「響がいてもこの状況は変わらないぞ!!!」

水無月「取り敢えず今はこの場を守らなきゃ!!!」

村人弓兵1『白露殿!!!敵が東側の門に向かっています!!!』

白露「そんな!!!門は隠したはずなのに!!!」

若葉「奴らの目ではお見通しか…」

暁「どうするのよ!!?」

白露『弓隊、門に近づく敵部隊を攻撃しろ!!!』


暁「まずいわ!!!死体の山がすぐそこまで!!!」

白露『抜刀!!!敵が壁を登って来るぞ!!!』

     ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン……

ネ級e『皆殺シニシロオオオオオオオオオオ!!!』ジャキン

睦月「来た!!!みんな接近戦に切り替えて!!!」ジャキン

時雨「やっぱりこうなるのか…!!!」ジャキン

長月「来るなら来い!!!」

ネ級e「グゥゥオオオオオオオオオオ!!!」

_________________________


重巡棲姫『敵は壁上に注意を向けたな。狙いどうりだ。』

重巡棲姫「・-・・ ・ ・・ -・-・ -・・・ ・・ 
     ・・・- ・・・ ・- ・--- ・---・ 
     ・・-・ --・-・ ・-・- 」 


ホ級f『ヨシ、十分注意ハ逸ラシタ!!!爆雷ヲ設置スルゾ!!!』

_________________________


暁「白露!!あれ!!!」

白露「!!!!」

_________________________


イ級e『設置完了!!!』

ホ級f『頼ムゾれ級!!!』

レ級「ケヒャッ!!!」


レ級は松明を持ち、爆雷の山を目指す

_________________________


白露「まさか、壁上に登らせたのはこちらの注意を引く為!!?」

若葉「あれが本当の作戦か。そうはさせん!!!」ドォーン

_________________________


       ドガアアアアアアアアン

レ級「ギッ!!!」

_________________________


白露「急いで若葉!!!」

若葉「わかってる!!!」ドォーン

_________________________


       ドガアアアアアアアアン

レ級「グッ……ウゥゥウウウウウウ!!!!」


松明の火を髪と衣服に燃え移し、爆雷の山に飛び込む

_________________________


ドガアアアアアアン チュドオオオオオオオオオオオオオオン ズドドドドドド ボガアアアアアアン


白露「うあああああああああああ!!!!」

若葉「白露!!!」


長月「まずい!!!壁が破られたぞ!!!」

村雨「そんな!!!じゃあ壁の上に登って来たのは偽の作戦だったの!!?」

江風「野郎……せこい真似しやがって!!!」

涼風「てやんでーバーローチクショー!!!」

今日はここまで
深海棲艦の裏作戦で壁は突破された
爆裂駆逐隊は響無しでどうするのか

白露「うっ……うぅ……」

若葉「白露!!!生きてるか!!?」

白露「こっちは大丈夫!!!」


村人弓兵1『白露殿!!!』


弓隊、ボウガン隊、マスケット部隊が階段を下り、白露の下へ駆けつける
白露が顔を上げると、目の前には二つに割れた壁の間から深海棲艦達が雪崩れ込んでいた


白露(そっか…私、壁の上から落ちたんだ……)

白露「くっ……ぐぅぅぅ……!!!!」ヨロヨロ

村人弓兵1『白露殿!!!無理をなさっては!!!』

白露『私は大丈夫!!!それよりも………』


イ級e『突破口ハ開カレタ!!!進メエエエエエエエエ!!!』

暁「させるかああああああ!!!」バッ


暁は二つに割れた壁の間から深海棲艦の群れの中に飛び込む


白露「暁!!!」

暁「ここから先には……行かせはしないわ!!!」キィンキィン

白露「暁!!!伏せて!!!」

暁「っ!!!」サッ

白露『弓隊、ボウガン隊、マスケット部隊!!!一斉発射!!!』

       バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ バシュンッ……
      ズドォーン ズドォーン ズドォーン ズドォーン ズドォーン……

       ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス………

  「「「「ウギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」」」」

白露『抜刀!!!』

     ジャキンジャキンジャキンジャキンジャキン……


2-17 終わり



2-18 月夜の攻防戦 その2


BGM→ https://www.youtube.com/watch?v=ESnMzQZubKg


菊月「壁は突破され壁上は壊滅、さらに東側の門も攻められてる…」

長月「なんてことだ…」

山風「まだ死にたくないよぉぉおお!!!」

雷「落ち着きなさい!!!響がいないのには何か理由があるのよ!!!」

阿武隈「理由って…」

初霜「もうかれこれ2時間半は戦ってますよ……」

弥生「…………疲れた…」

卯月「ちょっときついぴょん…」

電「弾が切れそうなのです!!!」

水無月「流石にこれはちょっと…」


     睦月「なに勝手に負けを認めてるの!!!!」


時雨「睦月…」

睦月「あたし達艦娘はこんなことでやられはしない鋼の心、」


       睦月「大和魂があるんだ!!!!!」

         「「「「!!!!」」」」


睦月「敵が門を突き破ろうとしてるなら、逆にこっちから出向くんだ!!!」

  「「「「おおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」

_________________________


ホ級e『オイオイ、門ノ突破ニドンダケ時間ヲカケルンダ?』

ホ級e『モウ太陽ガ昇ッテキタゾ。』

ニ級1『ダッタラ手伝ッテ下サイヨ……』




       ドガアアアアアアアアン

  「「「「ウオワアアアアアアアアア!!?」」」」

ホ級e『門ガ吹キ飛ンダダト!!?』


睦月「目指すは本陣、重巡棲姫!!!」

  「「「「うおおおおおおおおおおお!!!!」」」」

ホ級e『爆裂駆逐隊ダ!!!仕留メロオオオオオオ!!!』

_________________________


正規兵1『ん!?あれは……』

正規兵2『あれだけの少人数で敵本陣を堕とす気か!!?』

正規兵1『我々も負けてはいられぬぞ!!!人間の力を思い知らせてやるのだ!!!』


 「「「「「「「Урааааааааааааааа!!!!!!」」」」」」」


白露「睦月達……私も…!!!」

  白露「うおおおおおおおおおおお!!!!」

若葉「まったく…無茶苦茶なことしてくれるな…」

    若葉「だが、悪くない……!!!」

暁「よーし!!!一気に押し返すわよ!!!」


弓隊・ボウガン隊・マスケット部隊「Урааааааааааааааа!!!!!!」












              メェヒヒヒヒン



艦娘達・兵士達・深海棲艦達「!!!!!!」


谷間の西側を見上げると、白馬に乗った響が姿を現した


睦月「響……!!!!」

_________________________


響「希望を捨てるな。」ジャキン

      バカラッバカラッ

長門「喜べ!!!希望が今、君達の下に!!!!」

 バカラッバカラッバカラッバカラッバカラッバカラッバカラッバカラッ……

_________________________


深海棲艦達「ッ!!!!!」

長月「増援か!!?」

如月「しかも全員艦娘…」

水無月「長門型、大和型、扶桑型、最上型、秋月型、神風型、夕雲型、朝潮型……」

電「すごいのです……あんなに大勢……」

_________________________


響「全砲門…………」


           響「Огонь!!!!!!」


 ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン…


 ドガアアアアアアアアン ボガアアアアアアアアアン ズドオオオオオオン


  「「「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」」」」


武蔵「撃ちまくれ!!!!」

 ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン…


 ドガアアアアアアアアン ボガアアアアアアアアアン ズドオオオオオオン


熊野「消し炭にしてあげますわ!!!!」

 ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン!!! ドォォォン…


 ドガアアアアアアアアン ボガアアアアアアアアアン ズドオオオオオオン

_________________________


江風「すっげぇ………」


太陽の光が谷間に差し込むと同時に艦載機の大群が姿を現す


夕立「艦載機!!?空母もいるっぽい!!!」


瑞鳳「みんな!!!」バシュンッ

龍驤「お待たせ!!!」バシュンッ

菊月「文月、艦載機を出すなら今だ。」

文月「わかった!!!」バシュンッ

_________________________


ル級f『棲姫様!!!長門型ト大和型ニ加エ、制空権ヲ確保サレテハコチラガ不利デス!!!』

重巡棲姫『おのれぇぇぇェエエエ!!!ニクラシヤァァァァァアアアアアア!!!!!!!』

重巡棲姫『撤退しろおおおおおおおオオオオオオ!!!!!空母棲姫に報告するのだああアアアアアア!!!!!』


ホ級f『撤退ダ!!!』


リ級f『何ヲシテイル!!!我々ノ負ケダ!!!』

ニ級2『待ッテ!!!コノ子ハマダ生キテルノ!!!』

イ級3「ウゥ……」

リ級f『クッ……先ニ行ケ、私ガ運ブ!!!』

_________________________


皐月「海の向こうに消えてった………」

響「みんな無事だったか。」

睦月「響!!!」ダキッ

響「っ!!!!」

文月「あー!!睦月お姉ちゃんずるい!!!あたしも!!!」

睦月「今までどこに行ってたの!!!こっちは大変だったんだよ!!!」

響「すまない、事前に伝えておくはずだったのだが…」

響「深海棲艦の行動が予想よりも早かったもので…」

三日月「ところで、この艦娘達は?」

響「私達や白露達と同じ、この世界に飛ばされた者だ。」

響「私が聞いたところ、どうやら鎮守府ごとこの世界に飛ばされみたいなんだ。」

響「この鎮守府に協力を頼み…」

長門「私達艦娘が総出撃で駆け付けたというわけだ。」

長門「おかげで資材が一気に減ったがな。」

初霜「あの……救援に駆け付けていただき、ありがとうございます!!!」

      「「「「ありがとうございます!!!!」」」」

長門「どういたしまして。」

長門「この後、祝勝会がある。君達も来るかい?」

望月「行くに決まってるでしょ?こっちは腹が減ってたまんないんだよ…」

長門「ははは、そうか。では私が案内しよう。」


2-18 終わり

寝ます
2-19は鎮守府での祝勝会


2-19 祝勝会


~第十二鎮守府司令室 PM6:50~


第十二提督「まさか爆裂駆逐隊がいるとは思わなかったぞ。」

響「この世界に迷い込んだ原因が解らない中、協力していただき……спасибо.」

第十二提督「いやいや、協力できてなりよりだ。………親父の艦娘かぁ…」

響「まさか、私達の司令官は…」

第十二提督「あぁ、俺の親父だ。歳老いた今でも提督として活動してるみたいだからな。」

響「良い土産話が出来ましたね。」

長門「響、祝勝会を始めるぞ。」ガチャッ

響「あぁわかった。」

長門「提督も来るか?」

第十二提督「いや、俺はいい。お前達だけで楽しんで来い!!!」


~第十二鎮守府中庭 PM7:00~


BGM→ https://www.youtube.com/watch?v=jNGrnqQhM-8


          ヒュルルルゥ~

        ドォォォン(花火)


望月「飯だぁ~!!」

夕雲「沢山あるからいっぱい食べてね。」

皐月「おかわり!!!」

夕雲「はいはい。」

暁「おかわり!!!」

夕雲「はいはい。」

雷「追加が来たわよ!!!」

  「「「「おおおおおおおお!!!!」」」」

卯月「一暴れした後の飯は美味いぴょん!!!」

風雲「よく食べるわね……」

_________________________


長門「乾杯だ!!!」

  「「「「かんぱあああい!!!!」」」」


時雨「山風、踊らないのかい?」

山風「あたしはいいよぉ……」

時雨「阿武隈が誘ってるのに?」

山風「やぁ…」

時雨「たまには心を開いてはしゃぐといいよ。」ガシッ

山風「ふぇ!?」

時雨「ドーンとはしゃいでおいで。」

阿武隈「一緒に踊ろう!!」ガシッ

山風「え!?嫌!!助けて!!」

時雨「ははは…」


羽黒「えーっと……花火の火をつける場所は…」

        ドォーンヒュルルルゥ~

羽黒「ひゃっ!!?」

        ドォォォン

_________________________


如月はドラゴントライアングルの海域攻略の際に起こった出来事を
高波と霰に話す


如月「私の運命は、3体の深海棲艦にかかっていたのよ。」

高波「その後はどうなったんですか!?」

如月「暁が助けに来て、その後から仲間達が次々と…」

如月「私も加勢しようと艤装を装備しに海岸へ向かったけど…」

霰「どうなったの……」

如月「奴らに捕まり、人質にされたわ。」

高波「その後は……?」

如月「食べられそうになったところで響がやっと来て、日光を利用して
   深海棲艦を蒸発させたわ。」

高波「よかった……もし響さんが来なかったらみんな食べられてたかも…」

霰「これこそ危機一髪………」

_________________________


川内「忍術で火をつける花火は………これでいっか!!!」





照月「初月、初月!!やるなら今だよ!!」

初月「よし!!」


川内「むむむ………ハアァ!!」

       ボンッ

文月「蝶々の花火だぁー!!」

電「捕まえるのです!!」

川内「火傷しないでよー!!」


照月「いいの見つかった?」

初月「これはどうだ?」

照月「ダメダメ、小さい!!」

初月「すごく大きい花火はこれしかないぞ。」

照月「ど、ドラゴンファイア…?よくわかんないけどすごそう!!」

初月「よし、これにするぞ!!」

_________________________


響「この鎮守府の司令官は私達の司令官の息子さんみたいなんだ。」

秋月「え!?本当ですか!?」

響「本当だ。第三鎮守府に所属している艦娘の何人かは、
  第十二鎮守府から転属してきたものだ。」

秋月「転属してきた艦娘は?」

響「赤城、隼鷹、朝潮、大潮、荒潮。」

響「そして皐月も、かつては第十二鎮守府の艦娘だった。」

秋月「私がまだ着任していなかった頃に、1艦隊分の艦娘がこの鎮守府を
   去っていたんですね…」

響「この出来事は14年も前だよ。」

秋月「じゅ、14年!!!??」

_________________________


瑞鳳「空母があんなに大勢……」

祥鳳「ん?瑞鳳?」

瑞鳳「祥鳳姉さん!!」

龍驤「姉妹おったんか!!?」

祥鳳「こんなに立派になって…」

瑞鳳「祥鳳姉さんこそ、前よりも凛々しくなってるわ。」

_________________________


睦月「ご馳走様!!!」

   「「「「ご馳走様!!!!」」」」

雷「じゃあ片付けるわよ!!!」

夕雲「そうね、片付けましょう。」

    ポイッ パシッ ポポイッ パシッパシッ

風雲「ちょっと!!?」

夕雲「食器は投げるものじゃないわよ!!?」


     暁「ナーイ↑フーを↓つーぶせー↑↑!!!」

      睦月「ボットルを↓くっだけー↑↑!!!」

     「「「「グラスも皿も砕け~!!!!」」」」


       『秘書艦さんがかんかんだ!!!』


夕雲・風雲「」

雷「第三鎮守府の艦娘はこれで普通よ?」

_________________________


~テント内~


          チッ ジィィィィ……

初月「つけたぞ。」

照月「支えてて!!」

初月「火傷したらどうするんだ!!」

照月「姉に逆らうの!?」

初月「僕は手伝っただけだ!!」


       ドガアアアアン!!!ヒュルルルゥ…

    照月・初月「わあああああああああああ!!!!」


妙高「大きな花火…」

那智「派手だな。」

足柄「誰が飛ばしたの!!?」


初月「うっ!!?」

照月「え˝!!?」


          パパパパパン

打ち上げられた花火が竜の姿に変わる


霞「竜の花火ねぇ………ってこっち来たぁ!!?」

秋月「響さん!!!ドラゴンが!!!」

響「ドラゴン?もし本当なら祝勝会どころじゃないぞ。」


        長門「全員伏せろ!!!」

          ギュォォォォォォン

陸奥「なんなのあれ!!?」

千歳「消えた…?」

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::::※★o◎o★※::::
::※◎o‰‰‰o◎※::
:※★o‰★☆‰o★※:
:※◎‰☆森★‰◎※:
:※★o‰★☆‰o★※:
::※◎o‰‰‰o◎※::
::::※★o◎o★※::::
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 ̄ ̄ ̄ ̄二二二二二二

     ≡二二二≡
  _ニ_ =ニ=
  ̄== ̄

   ―===―


艦娘達「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」

秋月「綺麗……」

響「Хорошо.」 パチパチ

_________________________


照月「どうなるかと思ったけど、」

初月「結果オーライだな。」

        グイッ(耳つまみ)

照月・初月「いだだだだだだだ!!??」

加賀「ケガ人が出なかったからよかったものの、やりすぎです。」

加賀「罰として全員分の食器を洗いなさい。」

今日はここまで
人気の艦娘は何人出せたかな……

_________________________


風雲「あれ、巻雲達は?」

夕雲「鎮守府の裏で盛り上がってると思うわ。」


~第十二鎮守府裏庭~


https://www.youtube.com/watch?v=lNHr_SnsNMw


       巻雲/長波/藤波/沖波/朝霜「HEY!!勝利を称えよ♪」

      巻雲/長波/藤波/沖波/朝霜「不幸を溺れさせるために♪」

  巻雲/長波/藤波/沖波/朝霜「雨が降り、風が吹いても私達は~先へ進む♪」

 巻雲/長波/藤波/沖波/朝霜「甘い雨音響き出し、丘から平野へ落ちていく♪」

      巻雲/長波/藤波/沖波/朝霜「雨やさざ波よりずっといい♪」


                清霜「この日を祝い乾杯しよう!!!!」

             「「「「YEAAAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!」」」」


早霜「勝利……それは対立する者同士のどちらかが辿る結末…」

早霜「その勝利を……私達が手に入れた……でも…」

早霜「まだ完全な勝利じゃない………」

_________________________


響「どれ、私も一杯飲むとしよう…」

秋月「食堂に行きましょう!!そこに行けば飲み物があるはずです!!」

響「спасибо.」


~第十二鎮守府食堂~


https://www.youtube.com/watch?v=SjfJZ-avNAo


            最上・松風「おぉ 青き海よ、美しき青空よ♪」

           最上「共に乾杯しよう♪」松風(共に乾杯しよう♪)

          最上「勝利は我らの栄光さ♪」松風(共に乾杯しよう♪)

               最上・松風「勝利は我らの栄光さ♪」

                最上・松風「爆炎を振るい♪」

               最上・松風「帰還を果たしたら♪」

             最上・松風「待っているのは喜びさーー♪」

響「Хорошо.」 パチパチ


最上「!!!!」

松風「最上?」

最上「あ、ごめん。」

             最上・松風「待っているのは喜びさーー♪」

               最上・松風「誰もが思っている♪」


秋月「最上さん…また机の上で…」

響「第三鎮守府と変わんないね。」

秋月「え!?」

最上「あの、響さん!!」

響「!!!!」

最上「ボク、響さんのファンで///」

響「サインかい?」

最上「!!?まだ何も言ってないのに!?」

響「その顔で何を考えてるのかわかるよ。」

松風「すごい洞察力だね。」

_________________________


望月「マイクラ経験者会合~」

工廠妖精・加古「イエ~イ!!」パチパチ

工廠妖精「この鎮守府にもマイクラ経験者がいるとはな。」

加古「最近は夜中にマイクラやっててね……」

加古「おかげで以前よりも眠り癖が酷くなっちゃったけど…」

工廠妖精「それで、何を話すんだ?」

望月「この世界に含まれてるMODをまとめようと思ってさ。」

加古「あー、あの紙に書かれてたやつか。」

工廠妖精「お前んとこにも来たんかよ……」

望月「それで、その紙は持ってるの?」

加古「持ってるよ。ちょっと待って……」ガサゴソ

加古「はい、これだよ。」

望月「どれどれ…」


・Build craft
・Lucy ores mos
・Roulette Ores Mod
・Ore Zombies Mod
・Ore creepers
・Ore Endermen MOD
・Elevator Manufacturer Ores
・Better Minerals Mod
・Steve Mod


望月「鉱石関連が多いな…」

工廠妖精「話は変わるが、おいら達が持ってる紙を合体させる事って出来る
     かもしんねぇ……地図を紙で囲むみてぇに…」

加古「あー……やってみてよ。」


~5分後~


工廠妖精「で き た」

望月・加古「えええええええええええええええ!!!??」

_________________________


長月「あちこちで騒がしいことになってるな……」

皐月「賑やかでいいじゃん!!」

卯月「ここはとことん楽しむぴょん!!」

長月「それも………そうだな!!」


2-19 終わり

今日はここまで
第十二鎮守府も日露連合に加わり、十分な戦力が揃った


2-20 黄昏の森へ


響「一緒に行きたい?」

夕雲「ええ、私達も協力したくて。」

望月「今日はあの黄昏の森に行くのに…」

清霜「たそ……何?」

望月「黄昏の森。マイクラMODじゃ有名な方だよ。」

望月「って、未経験者に言ってもわかんないか……」

風雲「要は行ってみなきゃわかんないってことね。」

響「既に睦月、暁、卯月、三日月の4人が黄昏の森に行っている。」

響「私達もすぐに合流するよ。」

_________________________


~黄昏の森~


望月「とうとう来ちゃったよ……黄昏の森…」

長波「はえ~、マジで森だなぁ。」

朝霜「バカでけぇ木が生えてやる。」

       ドォーン ドォーン グオオオオオオ

巻雲「なんですか今の音は!!?」

望月「近くにナーガ神殿があるからだいたい想像つくよ…」

_________________________


~ナーガ神殿~


暁「大人しくしなさい!!!」ドスッ

睦月「その首寄こすにゃしぃ!!!」ズバッ

卯月「神妙にするぴょん!!!」ガァン

三日月「はああ!!!」ゴォン

ナーガ「ギャアアアアアアアアアアアアアア」


朝霜「フルボッコじゃねーか!!!」

睦月「あ、響!!遅いよー!!」

暁「もう私達だけで倒しちゃったわよ。」

ナーガ「」

望月「いきなり実績解除かよ…」

卯月「次はどうするんだぴょん?」

望月「リッチをぶっ殺して…」

卯月「ビッチをぶっ殺せばいいのかぴょん!!?」

       望月「リッチ!!!!!」

暁「危ない表現やめなさい!!!」

巻雲「夕雲姉さん、ビッチってなんですか?」

夕雲「知らない方が良いわよ。」

望月「まぁ…次はリッチタワーを攻めろってことだよ。」

響「あの塔か。あの中にそのリッチが…」

朝霜「でっけぇ……あたいらでやれるのか?」

清霜「戦艦並に強い爆裂駆逐隊のメンバーがいるから大丈夫だよ!!!」


~リッチタワー~


長波「さてと、どっから入るか……」

藤波「見たところ入口は無いね。」

沖波「じゃあどうやって……」

卯月「こういう場合は……」

        ドゴオオオオオオオオオン

卯月「入口を作るんだぴょん!!!」

長波・藤波・沖波・朝霜(強引だな……)

清霜「おおおおお……」キラキラ

今日はここまで
いよいよあの黄昏の森へ



~リッチタワー内部~


朝霜「暗!!?なんも見えねぇ!!!」

望月「敵が沸くように暗くしてるからねぇ。」

暁「リッチはこの上に居るのね。」

響「階段が二つある。二手に分かれて行こう。」


       バシュンッ ドスッ


巻雲「ひゃああ!!?なんですかこれは!!?」

睦月「スケルトン!!!」

スケルトン1『狙イヨシ……』ギィィィ

長波「そこか!!!」ドォーン

   ドガアアアアン バラバラ…

暁「やるじゃない!!!」

長波「へっへーん。」

       バシュンッ ドスッ

長波「おわぁ!!?今度はどこだよ!!?」

三日月「いた!!!」ドォーン

スケルトン2「!!?」

   ドガアアアアン バラバラ…

_________________________


風雲「切りが無いわね……」

望月「スポブロを潰すか。」

清霜「スマブラ?」

望月「スポブロ!!!二文字しか合ってないよ!!!」

藤波「スポブロって、あの燃えてる網みたいなの?」

望月「そのとうり。でも壊すのは勿体ないと思ったから、」

         望月「回収する。」

暁「どうやって?」

望月「Mekanismの段ボールで。」

望月「よいしょっと。」ポスッ

望月「回収完了…」

朝霜「マジかよ…」

響「何はともあれ、敵の出どころを潰したんだ。先へ進もう。」

_________________________


朝霜「すげぇ!!!本が飛んでるぞ!!!」

死者の書「」パタパタ

三日月「先手必勝!!!!」ガァン

死者の書「」ドサッ

朝霜「おまっ!!?殺すことねぇだろ!!?」

望月「こいつは見た目に反して厄介なんだよ…」

三日月「私も嫌な予感がしたので、仕留める必要があると思いました…」

_________________________


望月「お、スケルトンのスポブロ発見」ポスッ

藤波「回収するんだ…」

望月「黄昏の森にやって来たのはスポブロ回収が目的でもあるからね。」

睦月「寄り道は済んだ?先へ進むよ!!」

_________________________


夕雲「ん?上が明るくなってきたわ。」

望月「リッチに近づいてるんだよ。戦いに備えなきゃ。」


リッチ『侵入者だと!!?下の見張りは何をしていたのだ!!!』

三日月「また発音のいいロシア語を…」

リッチ『まぁいい、そこの銀髪!!!私と勝負しろ!!!』

響「っ!!!!」

暁「ちょっと!!!私達は黙って見てろっていうの!!?」

リッチ『お前達は私の分身が相手だ。』ボンボン

清霜「増えた!!?」


   リッチ『覚悟はいいか?では行くぞ!!!』


2-20 終わり

今日はここまで
2-21はリッチ戦


2-21 死者を操る者


リッチ「ハッ!!!」ボッ

響「っ!!!」ドォーン

リッチ『このシールドがある限り、お前の攻撃が届くことはない!!!』

響「くっ……」


卯月「響ちゃんが苦戦してるぴょん!!!」

睦月「助けに行きたいけど、リッチの分身が……」


響「………」ジャキンッ

リッチ『喰らえ!!!』ボッ

響「はああ!!!」キンッ

リッチ『何!!?』

ドガアアアアン!!!!

望月「お、盾が一枚壊れたね。」

リッチ『おのれええ!!!』ボッ

響「……」キンッ

     ドガアアアアン!!!!

   ボッ キンッ ドガアアアアン!!!!

   ボッ キンッ ドガアアアアン!!!!

   ボッ キンッ ドガアアアアン………

_________________________


響「守りの盾はもう無い。大人しくやられてもらうよ。」

リッチ『まだこの程度では終わらん!!!』

朝霜「盾を壊されたのに何言ってるんだコイツ。」

リッチ『出てこい!!!』

リッチのしもべ1「グゥゥゥゥウウ……」

リッチのしもべ2「ウオオオオオオオオ……」

リッチのしもべ3「ガアアアアアアアア……」


長波「分身の次はゾンビかよ…」

リッチ『この銀髪は私がやる。お前達は他の者の相手をしてやれ!!!』

         「「「ウガアアアアアアアアアアアア!!!!」」」

響「………」ジリッ

リッチ『その剣、その構え。お前は相応の実力者と見た。』

響「!!!!」

リッチ『いいだろう。お前が剣で来るならば、私も剣で相手してやる!!!』ジャキンッ

響「Хорошо、そうこなくては面白くないね。」

リッチ『お前の名は?』

響「爆裂駆逐隊旗艦、暁型二番艦、響もとい、ヴェールヌイ。」

リッチ『Верныйか……仲間を引っ張ってきたお前に相応しい名だ。』

響「спасибо.」

リッチ『勝負は一瞬だ!!!!』ジリッ

響「っ!!!!」ジリッ




清霜「ちょっと!!!あれ見てよ!!!」

藤波「お互い構えたまま静止してる…」

沖波「見てるこっちも汗が出てきた…」

睦月「5年間も修行の旅に出てたからね。」

風雲「どうやったらあんな剣術が身に着くの!?」


響(リッチは上段の構え……ガラ空きなのは……)

リッチ「うおおおおお!!!!」

響(胴!!!)キィンズバァ

リッチ「ウグッ……」

朝霜「すげぇ!!!一瞬で決着をつけやがった!!!」

巻雲「まるで武士みたい…」

三日月「ゾンビも消えた…」

卯月「ってことは勝ったぴょん!!?」

リッチ「」ドサッ

響「リッチは倒したよ。」

望月「次はラビリンスに行ってミノッシュルームを倒すんだよ。」

響「ラビリンスと呼ばれる場所か……」

夕雲「一旦戻りましょう。弾薬も減ったままですし。」

響「それもそうだね……いったん戻ろう。」


早霜「………?」

朝霜「どうしたよ?」

早霜「何か落ちてる……」

朝霜「これって、リッチが持ってた杖か?」

望月「リッチの杖で合ってるよ。これは召喚の杖。」

望月「リッチのしもべもとい、ロイヤルゾンビを召喚できるよ。」

朝霜「マジかよ……めっちゃ便利じゃねーか!!!」

望月「でもロイヤルゾンビは召喚して1分で死ぬよ。」

朝霜・早霜「」ガクッ

_________________________


~第十二鎮守府~


長門「どこに行ってたんだ?」

響「黄昏の森に行ってナーガとリッチを倒してきただけだよ。」スタスタ

長門「???」

_________________________


雷「響!!!今までどこに行ってたの!!!」

響「何かあったのか?」

雷「深刻な事態よ……」

菊月「まるゆが……まるゆが……」


2-21 終わり

今日はここまで
この響はあくまでケッコンした高練度の艦娘なので最強ではありません
(このSSで登場した駆逐艦娘の中では強い方かもしれないけど…)

黄昏の森については↓を参照

https://www26.atwiki.jp/minecraft/pages/448.html


2-22 食らう者


~近くの海 数時間前~


伊168「海の底はボーキ砂利の宝庫よ!!」

伊8「こんなに埋まってるなんて……」

伊19「遠征が捗るの!!」

伊401「大量大量~!!」

速吸「日も沈んできたし、帰りましょう!!」

伊401「そういえばまるゆは?」

_________________________


~森林~


まるゆ「森林の中で何か動いたから後を追ってみたけど…」

まるゆ「気味悪いなぁ……」

           ガシッ

まるゆ「ひっ!!?」

イ級e「捕マエタ……」

まるゆ「あ……あ………」

ロ級e「陸軍ノ潜水艦……」

ハ級e「私ラノ後ヲツケテ来タノカ…」

ニ級e「仲間ヲ呼バレタラ後々面倒ダ…ココデ殺ルカ…」

       「待ちなさい。」

      「「「「!!!!」」」」

軽巡棲鬼「いくつか聞きたいことがあるわ。」

軽巡棲鬼「あなたの鎮守府に爆裂駆逐隊はいるの?」

まるゆ「…………」

軽巡棲鬼「黙ってるってことは指定とみなしていいわね?」

まるゆ「!!?」

軽巡棲鬼「一週間後、あの鎮守府を襲撃するわよ。」

イ級e「コノ艦娘ハドウシマスカ?」

軽巡棲鬼「貴方達は生まれてから何も食べてないんでしょ?」

軽巡棲鬼「その艦娘、もう用済みだから食べていいわよ。」

まるゆ「えっ!!!??」

_________________________


~第十二鎮守府 門前~


         ギャアアアアアアアア


伊168「まるゆの声!!?」

伊401「森林の方からだよ!!?」

菊月「今の悲鳴はなんだ!!!」タッタッタッタッ

伊19「まるゆちゃんが危険なの!!!」

菊月「なんだと!!?」

_________________________


~森林~


菊月「なんて血生臭い匂いだ……」

  ガツッ ガツッ パキッ グチュッ ブチブチッ……

菊月「この音は!!!」タッタッタッタッ

菊月「うっ…!!?」

菊月「そんな…………」

_________________________


菊月「私が見たものは見るに堪えない物だった……」

菊月「辺りの土は赤く染まり、骨が散らばっていた……」

菊月「血で赤く染まった水着の切れ端も落ちていた……」

菊月「その切れ端を見て理解した…まるゆの物だと…」

菊月「まるゆは奴らに食われた。そうとしか言いようがない…」

伊168「もういいわ…それ以上言わないで……」

眠いので今日はここまで
まるゆが無残に捕食される描写も考えましたが、
流石に断念しました…

_________________________


~現在~


菊月「…………」

響「菊月、感傷に浸ってる場合じゃないよ。」

菊月「!!?」

風雲「どうしてそんなに冷静なの!!?」

響「私達は敵を殺しているんだ。逆に殺されもするさ。」

長波「おい………そんな言い方無いだろ!!?」

響「仲間を1人喪ったぐらいであれこれ言う暇があるなら、
  二度とこんなことにならないように努力するんだ。」

巻雲「過去に仲間を殺された経験があるかもしれませんが、
   いくらなんでも亡くなったまるゆさんに失礼では……」

響「っ………!!!!」


     響「Заткнись!!!!!!お前に私の何が分かる!!!!!!」


巻雲「ひっ…」

巻雲「夕雲姉様~!!」ダキッ

夕雲「きゃっ!?」

朝霜「マジであいつに何があったんだよ……」

三日月「………辛い過去ですよ…」

響「……………………」

響「простите.少し取り乱した…」

響「さっき言ったことは忘れてくれ……」

睦月「響………」


      白露「大変だよおおおお!!!」

        「「「「!!!??」」」」

白露「はぁ……はぁ……」

響「何があったんだい?」

白露「時雨と夕立が………行方不明に……」


2-22 終わり


2-23 ゴーレム


~森林~


時雨「もう少しだよ夕立!!!」

夕立「追いつかれるっぽい!!!」

ロ級e「サッキノ潜水艦娘ジャ食イ足リナカッタンダ!!!」

ロ級e「オ前ラノ肉モ食ワセロオオオオオオオオオ!!!!」

時雨「どうしよう……」

時雨「!!!夕立、あそこに黒曜石の山が見えるかい?」

夕立「見えるっぽい!!!」

時雨「あそこを登るよ!!!」

_________________________


~黒曜石の山(?)の上~


時雨「ふぅ……思ったより大きい黒曜石だね。」

夕立「さっきの深海棲艦が見当たらないっぽい。」

          ガシッ

夕立「ぽえっ!!?」

時雨「夕立!!!」ズルズル

ロ級e「捕マエタゾ…」

時雨「今助ける!!!」ジャキッ

      ボコッ ズズッ ゴゴゴゴ……

時雨「うわっ!!?黒曜石の山が!!?」

夕立「ぽい!!?」

ロ級e「ナンダト……」

         ドグシャッ

???「………」

時雨「踏みつぶした…」

夕立「助けたっぽい……?」

???「………」ギロッ

     ガシッ

夕立「時雨!!!」

時雨「夕立逃げろおおお!!!」

     ガシッ

夕立「ああ!!!」

???「…………」

???「ゾンビではないな……」

夕立「口を聞いた……黒曜石が喋ったっぽい!!!」

???「黒曜石だと!!?? 我は石ではない。」


    ???「我らはゴーレム族だ。」


時雨「ゴーレム族………」

夕立「妖精さんがやっていたゲームに出てきたのは白かったっぽい。」

???「それは鉄のゴーレムだ……」

時雨「君は黒曜石で作られてるんだね。」

???「そのとうりだ。正式な名前は無いが、ラージオブシディアンと呼んでくれ。」

時雨「君達はどうやって生まれたんだい?」

ラージ「我らは人の手によって生み出された存在だ。」

ラージ「かつては村を守る番兵だったが、人々が自ら武器を持った途端に我らは用無し扱いだ。」

夕立「我らってことは、他にもいっぱいいるっぽい?」

ラージ「察しが良いな、そのとうりだ。」

時雨「今は何をしているの?」

ラージ「この森林を守っている。通りかかったものが敵であれば即座に排除するように
    しているのだ。」

ラージ「争い事は極力避けているのだが、今の様子を見るからに、外の世界から厄介なものが
    入り込んだみたいだ………」

_________________________


ラージオブシディアンは時雨と夕立を背中に乗せ、森林の奥へ進む


ラージ「見ろ、この有様を。」

時雨「うわぁ……」

夕立「森の半分がごっそり無くなってるっぽい…」

ラージ「お前達を食べようと追いかけていた奴らが焼き払ったのだ…」

時雨「深海棲艦のことだね……」

ラージ「いざ、我らの定めを果たそうぞ。耳を塞ぎなさい。」

時雨・夕立「え?」

ラージ「スゥゥゥゥ………」


   ラージ「ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」


          グオオオオ ウオオオオオ……

時雨「仲間……?」

夕立「いろんな種類のゴーレムがいるっぽい……」

ラージ「奴らの拠点を叩く。ゴーレム族の領地を懸けた、戦いだ………!!!!!」

_________________________


瑞鳳「響!!!偵察機から連絡が入ったわ!!!」

響「こんな夜明けに?」

夕雲「何があったの?」

偵察機妖精「ゴーレムと思われる大群が、時雨と夕立を連れて深海棲艦の拠点へ
      進行を始めました!!!」

響「あの2人……勝手に鎮守府の外へ出たのか…」

夕雲「私達の鎮守府はこの世界に迷い込んだ艦娘達にとって重要な拠点なのに…」

白露「どうしたの!?」

睦月「深海棲艦が攻めて来た!?」

響「時雨と夕立がゴーレム達と共に深海棲艦の拠点を攻めるみたいだ。」

白露「えっ!!?何も言わずに!!?」

響「ゴーレムが味方に付いたとはいえ、2人だけではどうにもならない。」

睦月「響!!!みんなに伝えてくる!!!」

響「頼んだぞ。」


~深海棲艦の拠点~


鉄ゴーレム「攻撃だあああ!!!」


ゴーレム達は岩を持ち、深海棲艦の拠点に目掛けて投擲する


      ドグシャ ガラガラ……

イ級1『ナンダ!!?』

ホ級f『敵襲ダアアアアアア!!!!』

        ズンッ ズンッ

金ゴーレム「ぬううあああああ!!!」ドガァ

   「「「「グアアアアアアア!!!!」」」」

ハ級1『撃ッテシマエバコッチノ物!!!』ジャキッ

クォーツゴーレム「はぁああ!!!」バッ

ハ級1『ナッ……アノ巨体デ跳躍ダト!!?』

        ドグシャッ

ハ級1「」

砂岩ゴーレム「ふんっ!!!」ドゴッ

グロウゴーレム「はぁあ!!!」バシッ

ラージ「戦え!!!奴らの好きにさせるな!!!」

時雨「凄いことになってるよ……」

夕立「こっちが有利っぽい!!!」

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軽巡棲鬼『騒がしいわね……何なの一体…」

ツ級e『棲鬼様!!!敵襲デス、既ニ外ニイル仲間ガ交戦中!!!』

軽巡棲鬼『何!!?』



軽巡棲鬼『これは……』


辺り一面はゴーレムの大群で溢れており、深海棲艦は反撃もできぬまま
次々と倒れていく

_________________________


土ゴーレム「ダムを破壊しろ!!!」

    バキッ ベキッ ドゴオオオン

ダイアゴーレム「すべて流し尽くすのだあああ!!!」


   ドドドドドドドドドドドドドドドドドド……

_________________________


ラージ「ん?あれは……」

時雨「夕立、掴まって!!!」

   ドドドドドドドドドドドドドドドドドド……

ホ級f『マズイ!!!津波ダ、逃ゲロオオオオオ!!!』

ラージ「2人とも掴まってろ!!!振り落とされるな!!!」

        ザパアアアアアア……

   「「「「ギャアアアアアアアア……」」」」

時雨「深海棲艦が流されていく……」

ラージ「海で暮らす種族とはいえ、これ程の大津波を喰らえば
    ひとたまりも無いだろう。」

夕立「あれ?ってことはこの戦い勝ったっぽい?」

ラージ「そうだ、我らの勝利だ。」

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白露「時雨、夕立……今行くから!!!」

睦月「無事でいてよ……」

響「!!! 見えてきた……」

白露「なにこれ………池?」

響「これが深海棲艦の拠点か?」

睦月「あ!!あそこ!!!」



時雨・夕立「店主は怒鳴った渋声で、隼鷹にこう言い残した♪」

時雨・夕立「『もう3時を過ぎてるぞ!!!』♪」

夕立「卯月ちゃんが教えてくれた歌は最高っぽい!!」

時雨「普段は悪戯好きなのに歌は凄く上手いんだよね。」

時雨「ん?誰か来る…」


白露「時雨!!夕立!!」

響「心配したよ。」

睦月「よかった……」


時雨「響、睦月……姉さん!!!」

夕立「ようこそ、陥落した深海棲艦の拠点へ!!!」


2-23 終わり

今日はここまで
拠点での戦いに出てきたゴーレムはunity mobs、golem world、crazy oresの
ゴーレムです


2-24 ラビリンスへ


響「ここで何があったんだ?」

時雨「ゴーレム達が深海棲艦の拠点を攻めて、最終的にはダムの水で
   全部流したんだよ。」

白露「あちこちでうろついてるのは?」

夕立「あれがゴーレムっぽい!!」


長門「睦月!!出られる艦娘は全員連れて来たぞ!!」

睦月「あ、もう終わってたから大丈夫だよ。」

_________________________


時雨「こんなに食料を持ってたなんて…」

夕立「丁度お腹が空いてたっぽい!!」

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響「この拠点は勢力を拡大するのに打って付けだね。」

長門「よし、提督にこの拠点までの安全経路を依頼しよう。」

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~黄昏の森~


響「確か…ラビリンスだよね?」

望月「合ってるよ。」

睦月「今日はラビリンスの攻略に向かうよ!!」

長月「爆裂駆逐隊久々の総出撃だな。」

夕雲「私達と合わせて合計25人ね。」

望月(MODにMineFactoryReloaded2が追加されたけど、
   まだ手を出すのはやめておこう…)

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~ラビリンス入口~


長波「なんだかんだで来ちゃったな…」

巻雲「ここを降りるのですか!!?」

高波「結構深いかも!!!」

藤波「誰が先に行くの?」

皐月「ボクが行くk「あたいが行くぜ!!!!」

朝霜「どれだけ深いか調べてやる!!!」

雷「無理しちゃダメよ!!!」


    朝霜「ちゃああああああああ!!!」ヒュウウウウウウウウ

          ベシャッ

        朝霜「あべしっ!!!!」


風雲「ちょっと、大丈夫!!?」

朝霜「大丈夫じゃねーよ!!!めっちゃ深い上にクッソ暗いんだけど!!!」

朝霜「なんも見えねぇ!!!早く来てくれえええええ!!!!」

睦月「ちょっと待ってね……」ガサゴソ

睦月「捕鯨銛縄の出番だよ!!!」

長波「なんちゅうもんパーカーの中に隠してんだよ!!?」

睦月「普段は敵を拘束したり引き寄せたりするけど、
   ロープ代わりにもなるんだよね。」

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~ラビリンス内部~


響「確かに暗いな……」

夕雲「朝霜、立てる?」

朝霜「ああああああいったいったいったい!!!!」

朝霜「さっきので足首を挫いた!!!」

沖波「ダメコン処置をするからじっとして!!!」

朝霜「いだあああああああああ!!!!!」


響「菊月と三日月は朝霜の護衛について。」

菊月「わかった。」

三日月「守りは任せて。」

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夕雲「道が分かれてるわ……」

響「なら手分けして行動しよう。」

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ミノタウロス「モオオオオオオオオオオ!!!!」ダダダダダ

長波「うわあああ!!?なんだよ今の!!?」

清霜「一瞬で通り過ぎた…」

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ファイアビートル「」ボッ

電「虫が火を吹いたのです!!!」

皐月「喰らえ!!!」ドォーン

   ドガアアアアン

ファイアビートル「」チーン

_________________________


ピンチビートル「」ギチギチギチギチ

藤波「捕まっちゃった助けて!!!」

巻雲「今助けます!!!」ドォーン

   ドガアアアアン

ピンチビートル「」チーン

巻雲「大丈夫ですか!!?」

藤波「腕を軽くケガしたけど大丈夫だよ。」

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スライムビートル「」

風雲「なにあれ……」

望月「スライムビートル、またの名を『スライ虫』。」

高波「気持ち悪い!!!」ドォーン

   ドガアアアアン

スライムビートル「」チーン

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夕雲「鉄格子で塞がってるわ……」

響「なら壊すまでだ。」ドォーン

   ドガアアアアン

風雲「強引ね…」

_________________________


~ラビリンス2層入り口前~


睦月「なんやかんやのてんやわんやで無事合流できたね。」

朝霜「沖波のダメコンが無かったら置き去りにされてたぜ…」

雷「そもそも飛び降りたりするからそうなったんでしょ?」

朝霜「うっ……何も言えねぇ…」

長波「てか、2層とかあったのかよ…」

望月「ミノッシュルームは2層にいるよ。」

清霜「深いなー……この中に入るんだよね?」

響「ああ、私は先に行く。」バッ

清霜「ちょ!!?飛び降りちゃったよ!!?」

長月「響なら大丈夫だろ。」

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~ラビリンス2層~


睦月「よいしょっと。全員降りたね?」

響「ミノッシュルームとやらへ続く手がかりとかはあるのかい?」

望月「道中でキノコが生えてるからその先にいると思うよ。」

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ミノタウロス「モオオオオオオオオオオ!!!!」ダダダダダ

清霜「危なっ!!!」

長月「まっすぐにしか進めないのか…」

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迷宮スライム「」ペチャッ ペチャッ

望月「お、迷宮スライムだ。」

風雲「あの模様でレンガに擬態してるわけね。」

電「気味悪いのです…」

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菊月「!!! こんなところにキノコが……」

高波「ボスが近いのかも。」

雷「進むわよ。」

弥生「………食べれるかな……………」

_________________________


~ミノッシュルームの部屋~


卯月「うーちゃん一番乗りだぴょん!!!」

ミノッシュルーム「ンモオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

_________________________


       ウビャアアアアアアアア!!!!

響「卯月の声…!!!」

夕雲「あっちからだわ!!!」

_________________________


卯月「誰かぁ……!!!」

長月「卯月!!!」

ミノッシュルーム「!!!!」

長月「お前がミノッシュルームか!!!覚悟しろ!!!」

長波「おいおい、何だよ今の悲鳴は!!?」

清霜「何だありゃ!!?キメラ!!?」

長波「牛+人間+キノコのキメラとか聞いたことねぇぞ…」

長月「見てないで手伝えええええ!!!」

響「長月!!!」

長月「響か!!?卯月がミノッシュルームを見つけたぞ!!!」

望月「そいつを倒してミーフストロガノフを手に入れればラビリンスはクリアだよ。」

長月「簡単に言ってくれるな!!!」ガァン

ミノッシュルーム「ンモ!!?」

長月「うおおおおおお!!!」ガァン

ミノッシュルーム「モ"モ"オオオオオオオオ!!?」


夕雲「助けないの!?」

響「もう勝負は見えてる。」

長月「これで……止めだああああああああ!!!!」

       ガァン!!!

ミノッシュルーム「」ドサッ

響「今日のMVPは長月だ。」

望月「お、ミーフストロガノフだ。」

清霜「この斧、強そうだなー……」


暁「あ、いた!!!ミノッシュルームは!!?」

響「卯月が見つけて長月が倒したよ。」

卯月「横取りされたぴょん……」

沖波「倒したってことはこのラビリンスは終わり?」

望月「そうだね。で次は…………」

望月「…………………」

望月「あ"、次はあれだ………」


2-24 終わり


2-25 ヒドラ


~焼け沼~


響「焦げ臭い沼だ……」

夕雲「暑いわ……」


    ボオオオオオオオオオ

朝霜「ぎゃああああああ!!!」

電「ひゃああ!!?地面が火を吹いたのです!!!」

朝霜「あっちいいいいい!!!水ううううううう!!!」

清霜「ここは沼地だから水はそこら辺にあるよ!!!」

朝霜「あった!!!」

       バシャァ!!!

朝霜「うあああああ!!!水じゃなくてお湯だあああ!!!」

長波「落ち着け!!!」

_________________________


朝霜「うぅ………今日はついてねぇ…」

望月「確かこの先にヒドラが…………」

風雲「あの山かしら?」

響「行ってみよう…」


~ヒドラの巣~


   ヒドラ「グウオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」


響「姿を現したか!!!」ジャキン

長波「でっか………」

巻雲「私達で勝てるんですか!!?」

望月「落ち着きなよ、ヒドラにはちゃんと弱点がある。」

沖波「どこなの!!?」

望月「頭だよ。特に噛みつこうと首降ろした時が効率的。」

藤波「なるほど……頭を狙えばいいんだね……」


???「…………」

藤波「!!? 山の上に誰かいるよ!!!」

         バッ スタッ

重巡棲姫「…………」

長月「あれは……重巡棲姫か?」


          チクッ

ヒドラ「ッ!!!!!」

         バッ スタッ

重巡棲姫『竜の血の採集完了……』

        タッタッタッタッ……

朝霜「おい待ちやがれ!!!!」

風雲「朝霜、前を見て!!!」

ヒドラ「キシャアアアアアアアア!!!!」

朝霜「うぇ!!?」

          ガシッ

菊月「今はヒドラに集中しろ!!!」グイッ

       ガキィン!!!←ヒドラが噛んだ音

水無月「今のうちに!!!」ザクッ

ヒドラ「グオオオオオオオオオ!!!!」

水無月「うわああちょっと!!?」

夕雲「大丈夫!!?」

朝霜「菊月が引っ張ったおかげで助かったぜ……」

清霜「でも水無月が大変だよ!!!」


水無月「首振り回さないで!!!降りれないいい!!!」


響「菊月」

菊月「一か八かだ。」

響「私と菊月でヒドラの足を斬る。その間、ヒドラの気を逸らしてくれ。」

睦月「任せて!!!」

夕雲「わかったわ!!みんな、響と菊月を援護するわよ!!!」


響「よし……1…」

菊月「2……」

響・菊月「3!!!」ダッ

睦月「撃て!!!」

     ドォーン!!! ドォーン!!!

      ドガアアアアン!!!

ヒドラ「グオォゥゥ……!!?」

        タッタッタッタッ

響「今だ!!!」ズバァ

菊月「っ!!!」ズバァ

ヒドラ「グオオオオオオオオオ!!?」

       ズズゥーン!!!

長月「体勢を崩したぞ!!!」ドォーン

沖波「今の内に頭を!!!」ドォーン

ヒドラ「ウギャアアアアアアアアア!!!」

水無月「うわあああああ!!?」ドサッ

雷「水無月、大丈夫!!?」

水無月「ふぅ……やっと降りれた…」


     ズシャァ!!!

暁「1本斬り落としたわ!!!」

巻雲「あと2本!!!」ドォーン

ヒドラ「グウウウウウウウウ………」ズズズズ

藤波「起き上がったよ!!!」


  ゴポッゴポッ ブシュルズバアアア!!!


三日月「首が再生した!!?」

早霜「不死身なの……?」

長波「ってか、頭が1つ増えてないか!!?」

望月「体力を消耗してる証拠だよ。」

響「さっきと同じ作戦で行くよ……」

菊月「わかった……」

ヒドラ「グオオオオオオ!!!!」

響「今だ!!!」ダッ

菊月「っ!!!」ダッ

         タッタッタッタッ

       ズバァ!!! ズバァ!!!

ヒドラ「ウゴオオオオオ!!?」

        ズズゥーン!!!

卯月「響ちゃんと菊月ちゃんがまたやったぴょん!!!」

如月「今の内に首を狙って!!!」ドォーン


   ドガアアアアン チュドオオオオオオン


ヒドラ「」ドタアアアアン

弥生「死んだの………?」

望月「まだ生きてる。首を全部失ったから気絶してるだけだよ。」

ヒドラ「」

響「切断面を撃て。燃やせば簡単には再生できないだろう。」

   ドォーン!!! ドォーン!!! ドォーン!!!


      ボオオオオオオオオオ……

響「私は背中に登って心臓を貫いて来る。」

_________________________


響「さてと、動かないうちに止めをさすか。」

響「心臓の位置は……」


ヒドラ「」ピクッ

       ブシュルズバアアア!!!

朝霜「おい!!!また再生したぞ!!!」


ヒドラ「「「「グウウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」」」


風雲「一気に7本も生えたわ……」

睦月「響急いで!!!」

響「ここか!!!」

          ドスッ!!!!

ヒドラ「ギッ……グゥゥゥゥ…………」ドタアアアアン

響「ふぅ……」

夕雲「危なかったわね………」

響「次は重巡棲姫を追うぞ………!!!」ダッ

暁「ちょっと!!!響!!?」


2-25 終わり


2-26 究極体


響「ここは……深海棲艦の造船所か?」

       ガシッ

響「!!?」

重巡棲姫「1人で来るとは不用心な奴だな……」

響「くっ……!!!」

重巡棲姫「よーく見ていろ……私が採集した竜の血を使って、
     空母棲姫は更なる進化を見せる……」


~大型造船所~


空母棲姫『これで私は、新たな力を手に入れる……』


溶岩の中にヒドラの血を放り込み、空母棲姫も後から溶岩の中へ入る


響(一体何を……)


溶岩から空母棲姫が顔を出す
そして左右から同じ顔が現れる
首が長く伸び、顔が黒い鱗に覆われ、頭の骨格がトカゲのような爬虫類型に変わる


  三つ首竜「「「グオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」」」


響「あれは……」

重巡棲姫「空母棲姫は更なる力を求めていた。そんな中、私が与えたのは
     変身能力だ。ヒドラの血を使って、三つ首の竜へ変身させよう
     という考えだったんだ。」

重巡棲姫「今回は見逃してやる。」ドンッ

響「!!!」

重巡棲姫「だが次会ったときは…………必ず殺す…」

_________________________


睦月「響!!!急にどうしたの!!?」

響「空母棲姫だ……ヒドラの血を使って、竜に変身した……」

睦月「えっ!!?」


    バサッ バサッ バサッ バサッ


電「何か飛んでるのです!!!」

長月「その竜って、あれの事か!!?」

朝霜「ヒドラにそっくりだけど、黒いし、でっけぇ羽あるし、
   小せぇ前足まであるな……」


      バサッ バサッ バサッ バサッ………

清霜「行っちゃった…」

皐月「こっちに気付いてなかったのかな?」

響「………空母棲姫のことは一旦置いておう……」

望月「よーし黄昏攻略再開するよー。」


2-26 終わり


2-27 ゴブリン騎士の拠点


長波「ところでよ、ヒドラの頭を拾ったんだけど…」

望月「捨てないでよ。それはゴブリン騎士の拠点へ入るのに必要だから。」

巻雲「ゴブリン騎士の拠点って何ですか?」

望月「ダークフォレストの中にある地下の拠点だよ。全部で4ヶ所ある。」

夕雲「なら、ここからは私達だけで行くわ。」

菊月「夕雲型の10人で拠点を攻めるのか……」

夕雲「大丈夫、私がみんなを引っ張るわ!!」
                            望月「清霜、ちょっといいかな?」 清霜「何?」
響「私達はイエティの巣に向かう。無茶はしないで。」

夕雲「夕雲型のネームシップかつ、長女として全力を尽くすわ!!」


       夕雲「夕雲駆逐隊、前へ進め!!!」


https://www.youtube.com/watch?v=mrhCuHSpRy8


響「さあ、私達はイエティの巣へ向かうよ。」

   「「「「おーーーーーーーーーっ!!!!」」」」

_________________________


    夕雲達『後に続ーけ、続ーけ、続ーけ♪』

   夕雲達『あの子に続ーけ、さぁ何処までも♪』

      夕雲達『Tee dum, tee dee♪』

     夕雲達『A teedle ee do tee day♪』

      夕雲達『Tee dum, tee dee♪』

       夕雲達『楽しそうだぞ♪』

      夕雲達『Tee dum, tee dee♪』

        夕雲達『言葉は1つ♪』

夕雲達『With a teedle ee dum A teedle do tee day♪』



~森林~


      夕雲達『Tee dum, tee dee♪』

     夕雲達『A teedle ee do tee dum♪』

    夕雲達『みん なで、さぁお楽しみだ♪』

    夕雲達『行こう、行こう、後に続いて♪』

夕雲達『With a teedle ee do a teedle ee di tee dum♪』


       夕雲達『♪~(´ε` )』


~ダークフォレスト~


    夕雲達『後に続ーけ、続ーけ、続ーけ♪』

   夕雲達『あの子に続ーけ、さぁ何処までも♪』

 夕雲達『戦うぞゴブリンと、ゴブリンと、ゴブリンと♪』

    夕雲達『やっつけろゴブリン、命令だぞ♪』

      夕雲達『Tee dum, tee dee♪』

     夕雲達『A teedle ee do tee day♪』

      夕雲達『歌 おう、この言葉で♪』

      夕雲達『Tee dum, tee dee♪』

     夕雲達『A teedle ee do tee day♪』

夕雲達『With a teedle ee dum A teedle do tee day♪』


~ゴブリン騎士の拠点~


夕雲達『With a teedle ee dum A teedle do tee day♪』


夕雲「着いたわ!!」

今日はここまで
ゴブリン騎士の拠点は僕が黄昏の森で一番好きなダンジョンです

長波「ヒドラの頭でゲートオープン!!!」ゴトッ


         ポッ


清霜「よーし突っ込め-!!!」

巻雲「行きますよ!!!」

朝霜「ゴブリン共をぶちのめしてやる!!!」

朝霜「って暗あああああ!!?」

巻雲「夕雲姉様早くー!!!」

夕雲「今行くわ。」

_________________________


朝霜「まさかラビリンスみてぇに強敵ばっかじゃねぇよな…」

藤波「ゴブリン騎士の拠点だから敵は多分ゴブリンだと思うよ。」

          カサカサカサカサ

沖波「あれって、蟹?」

清霜「お、見つけた!!」

カブトヤドカリ「!!?」

清霜「それっ!!!」パスッ

沖波「え、何したの?」

清霜「望月から渡されたサファリ・ネットっていう道具で捕まえただけだよ?」

清霜「あと4つあるからゴブリンを探して捕まえないと。」

早霜「私も……清霜と一緒に行くわ………」

夕雲「わかったわ。清霜の護衛を頼むわよ。」

_________________________


長波「広いなぁ、ラビリンス並みだぞ。」

高波「でも敵の気配が薄いかも。」

         フェッフェッフェッフェ

風雲「何よ今の声!!?」

ゴブリン騎士「見つけたぞ…」

長波「まさかこいつがゴブリンか!!?」

風雲「撃って!!!」

      ドォーン ドォーン

       ガァン ガキィン

ゴブリン騎士「何なんだぁ今のはぁ…?」

長波「効いてない!!?」

高波(!!! 後ろの赤いフックはひょっとして……)

ゴブリン騎士「覚悟おおおお!!!!」

高波「喰らえ!!!」ドォーン

       ドガアアアアン

        バギィン

長波「鎧が剝がれた!!って、え?」

風雲「え」

ゴブリン下「あーあ、バレちまったよ。」

ゴブリン上「何たる不覚!!!敵に背を向けるとは!!!」

風雲「小柄なゴブリン同士が肩車で合体してたのね……」

ゴブリン上「バレたなら仕方が無い!!!このまま侵入者を殺せええ!!!」

長波「………」ドォーン

ゴブリン上「ぐああああ!!!」

ゴブリン下「相棒!!!」

風雲「………」ドォーン

ゴブリン下「ぎゃあああああ!!!」

_________________________


鉄球使いゴブリン「喰らえええええ!!!」ブンブンブンブン

清霜「お、丁度良かった。」

         パスッ

清霜「よーし、残り3つ……」

早霜「後ろから来たわ………」

ゴブリン騎士2「何者!!!」

清霜「お、このタイプは初めて見るね。よーし……」

ゴブリン騎士2「覚悟!!!」

清霜「それ!!!」パスッ

早霜「捕獲成功ね………」

清霜「よーし次は……」

ゴブリン下2「おい、オイラを無視すんな!!!」

清霜「あれ!!?下半身がまだいたの!!?」

ゴブリン下2「下半身じゃねぇ!!!ちゃんと上半身があるだろ!!!」

清霜「ホントだ。鎧で全然見えなかったよ。」

早霜「ここで倒す……?」

清霜「いや捕まえる!!!」

ゴブリン下2「ファッ!!?」

清霜「おりゃ!!!」パスッ

清霜「ふぅ……サファリ・ネットはあと1つか……」

_________________________


沖波「そろそろボス部屋に着いても……」

レッドキャップ「キエエエエエエ!!!」

沖波「きゃああ!!?」

レッドキャップ「勝手に侵入して何をしている……」

沖波「くっ……!!!」ジャキッ

        ドォーン!!!

レッドキャップ「甘い!!!」バッ

沖波(な、側面に…!!?)

レッドキャップ「もらった!!!」

        ドォーン!!!

       ドガアアアアン

レッドキャップ「があああああ!!!」

夕雲「大丈夫!!?」

沖波「何とか……」

_________________________


朝霜「何だよコイツ!!!」

レッドキャップ工兵「さぁ来い。」

朝霜「クソが!!!」ドォーン

レッドキャップ工兵「遅いな。」バッ

朝霜「え!!?」

レッドキャップ工兵「木っ端微塵になるがいい。」ゴトッ

      ジュゥゥゥゥ……(TNT)

藤波「朝霜!!!」タッタッタッタッ

        ドンッ

朝霜「おわぁ!!?」ドタァ

        ドガアアアアン

藤波「危なかった……」

レッドキャップ工兵「ちっ、邪魔が入ったか。」

巻雲「てやっ!!!」ドォーン

        ドガアアアアン

レッドキャップ工兵「ぐあああああ!!?背後からだと!!?」

_________________________


      ドォーン

     ドガアアアアン

夕雲「ここは……誰かの墓…?」

       フッ

夕雲「!!!?」

_________________________


     キャアアアアアアアアア!!!


巻雲「夕雲姉様!!!」タッタッタッタッ

朝霜「あっちから聞こえたぞ!!!」タッタッタッタッ

藤波「まさかここのボスに出くわしたんじゃ…」タッタッタッタッ

_________________________


清霜「今のは夕雲姉さんの声だ!!!」タッタッタッタッ

早霜「何かあったのかもしれないわ……」タッタッタッタッ

_________________________


沖波「今行く!!!」タッタッタッタッ

_________________________


風雲「向こうからだわ!!!」タッタッタッタッ

高波「急がないとまずいかも!!!」タッタッタッタッ

長波「何がどうなってるんだよここは!!?」タッタッタッタッ

_________________________


巻雲「あ、風雲!!!」

沖波「やっと合流ね!!!」

清霜「それで、この先は?」

風雲「妙に明るいのよ…多分夕雲姉さんもこの先に…」

朝霜「なら早く行こうぜ!!!」

_________________________


~ナイトファントムの部屋~


巻雲「夕雲姉様、助けに来ました!!!」

夕雲「巻雲!!?」

長波「呼ばれて飛び出て……ってなんじゃこりゃあ!!?」


     ナイトファントム達「「「」」」フワフワ


高波「鎧が飛んでる…」

早霜「違うわ……幽霊が鎧を着てるのよ…」

清霜「この鎧達を倒せばここはクリアかもしれないよ!!!」

ナイトファントム1「」ギュォーン

朝霜「危ねぇ!!?」バッ

沖波「これで!!!」ドォーン

         ドガアアアアン

風雲「あと5体よ!!!」ドォーン

高波「撃てぇ!!!」ドォーン

巻雲「とりゃー!!!」ドォーン

長波「喰らえ!!!」ドォーン

清霜「そりゃ!!!」ドォーン

_________________________


朝霜「ふぅ……あっという間だったな。」

巻雲「あ!!宝箱が有ります!!!」

        パカッ

長波「なんじゃこりゃ、さっきの幽霊が着てた鎧か?」

清霜「貴重そうだし、全部持って帰ろう!!」

夕雲「ここにはもう用は無いわね。早く出ましょう。」

_________________________


~ダークフォレスト~


清霜「あ、ナイトファントム捕まえるの忘れた。」

夕雲達(清霜除く)「」ズルッ

長波「何肝心なこと忘れてんだよ!!!」

朝霜「ゴブリンの拠点はあと3つあるんだろ?
   ならいっそ全部攻略しようぜ。」

夕雲「はぁ……わかったわ。次の拠点に向かうわよ。」


2-27 終わり

今日はここまで
ゴブリン騎士の拠点は好きなダンジョンなだけあって若干話が長引いてしまいました…


2-28 イエティ狩り


~雪の森~


睦月「雪の進軍 氷を踏んで♪」

暁「何處が河やら道さへ知れず♪」

如月「馬は斃れる捨てゝもおけず♪」

雷「ここは何処ぞ皆敵の国♪」

弥生「ままよ大胆一服やれば……♪」

電「頼み少なや煙草が二本♪」


卯月「焼かぬ乾魚に半煮え飯に♪」

皐月「なまじ生命のあるそのうちは♪」

水無月「こらえ切れない寒さの焚火♪」

文月「煙いはずだよ生木が燻る♪」

長月「渋い顔して功名噺♪」

菊月「「すい」というのは梅干一つ♪」


三日月「着の身着のまま気楽な臥所♪」

望月「背囊枕に外套かぶりゃ♪」

睦月・暁「背の温みで雪解けかかる♪」

雷・電「夜具の黍殻しっぽり濡れて♪」

長月・菊月「結びかねたる露営の夢を♪」

三日月・望月「月は冷たく顔覗き込む♪」


    『命捧げて出てきた身ゆえ 死ぬる覚悟で吶喊すれど♪』

     『武運拙く討死にせねば 義理にからめた恤兵真綿♪』

         『そろりそろりと頸締めかかる♪』

        響「どうせ生かして還さぬ積り………」



~イエティの巣~


皐月「歌ってるうちに着いちゃったね。」

菊月「用心するんだ。イエティとやらがどんなに厄介な相手なのか…」

雷「!!! あれがそうじゃない!!?」

アルファイエティ「ウホッウホッ」

望月「間違いない、あいつがここのボスだよ。」

皐月「響!!!ボクと水無月で倒してくる!!!」

響「頼んだよ。」


皐月・水無月「うおおおおおおおお!!!!」

アルファイエティ「!!!!」

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長月「あっさり勝っちゃったな……」

望月「だね。捕まえ損ねたし。」

電「捕まえ!!?」

望月「工廠妖精からサファリ・ネットを7個貰ってさ、レアな奴を捕まえろって
   言われてるんだよ。」

望月「ま、今は清霜に5個渡して手元には2個しか無いけどね。」

如月「道中で襲い掛かった狼が一瞬で消えたと思ったら……望月が
   捕まえてたのね……」

皐月「なんか暴れ足りないなぁ……」

響「イエティの巣はあと3ヶ所あったはずだ。まだやるならすぐに向かうよ。」

望月「ちょっと待て!!!せめてアルファイエティ一匹捕まえさせて!!!」


~イエティの巣 その2~


睦月「さっきと違って数が多い…」

響「私は望月と一緒にアルファイエティを捕獲する。」

望月「邪魔されないように援護してよ?」

如月「わかったわ!!」


響「目標は奥にいる大型のイエティか……」

望月「他のイエティは散開してるし、まっすぐ行けば辿り着けるね。」

響「なら早く済ませよう。捕獲用の道具は?」

望月「サファリ・ネットならちゃんとあるよ。」

響「よし………」

       響「走れ!!!」

       望月「っ!!!」

        タッタッタッタッ

睦月「みんな!!響と望月の援護をするよ!!!」ドォーン

暁「周りのイエティを撃って!!!」ドォーン


響「そろそろ至近距離だ。」タッタッタッタッ

望月「よーし……」

アルファイエティ「!!!!」

響「今だ!!!」

望月「それっ!!!」パスッ

長月「捕獲に成功したみたいだ!!!」

如月「響!!望月!!急いで!!!」

望月「目的は果たしたしさっさとずらかろう…」タッタッタッタッ

_________________________


~森林~


三日月「はぁ…はぁ…ここまで来れば……」

電「巣から大量のイエティが追いかけて来て焦ったのです……」


夕雲「あら、イエティ狩りは終わったの?」

響「私達の方は終わった。そっちは?」

清霜「4ヶ所全部攻略してきたよ!!!」

響「よし、全員弾薬も残り少ないだろう。一旦鎮守府に戻ろう。」

夕雲「そうした方がいいかもしれないわね。」


望月「ちゃんと捕まえた?」

清霜「バッチシ!!!そっちは?」

望月「苦労したけど、ウィンターウルフとアルファイエティを捕まえたよ。」

清霜「おぉー!!これなら工廠妖精さんも大喜びだね!!」


2-28 終わり

寝ます

望月と清霜がMineFactoryReloaded2のサファリ・ネットで敵を捕獲する
理由はちゃんとあります


2-29 材料製造機


~第十二鎮守府~


工廠妖精「お疲れさん。何を捕まえたんだ?」

望月「あたしはウィンターウルフとアルファイエティだよ。」

清霜「私はゴブリン騎士の拠点の敵を全種類捕まえたよ!!」

工廠妖精「よーし、それじゃあオートスポナーを起動させるか。」

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~第十二鎮守府工廠~


工廠妖精2「お、ちゃんと捕まえて来たんだな。」

工廠妖精「ああ、あいつらよくやってくれたよ。」

工廠妖精「逃げないように囲んどいたか?」

工廠妖精2「分厚い壁で閉じ込めておいたぞ。」

工廠妖精「あ、そうだ。ナイトファントムは浮いてるからグラインダーは多めにしとけ。」

工廠妖精2「あぁわかった。」

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     ギャアアアアアアアアア グオオオオオオ

工廠妖精「おー溜まる溜まる。」

工廠妖精2「モブエッセンスを自動循環させるようにしたから、
      嫌というほど材料がたまるね。」

工廠妖精「これで兵士達の装備が作り放題だ。」


響「私達が行ってる間にこんな物を…」

望月「入手数が少ないナイトファントムの装備をオートスポナーとグラインダーで
   増やすなんて考えたなぁ。」

工廠妖精「あ、響!!」

響「何だ。」

工廠妖精「ナーガを捕まえてくんねぇかな。」

響「ナーガを? でも、捕獲道具はもう……」

工廠妖精「エンダーパールはいっぱいあるからサファリ・ネットを作れるぜ!!」

望月「何でこんなに持ってんだよ!!?」

工廠妖精「川内が夜な夜な鎮守府の外に出てエンダーマンを狩りまくってたからだよ。
     夜戦バカにも程があるぜ。」

望月「あ、そうですか……」

響「わかった、だが他のみんなはまだ補給中だ。もう少し待ってほしい。」

工廠妖精「あいよ。」

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望月「おー、ゴブリン系の敵はアーマーシャードがじゃんじゃん溜まるね。」

工廠妖精2「騎士の鎧こと、ナイトアーマーの材料製造機だよ。」

清霜「ナイトファントムのはあちこちに屠殺装置を付けたんだね。」

工廠妖精2「浮遊するからな。」

工廠妖精3「ちょっとちょっと!!」

工廠妖精3「アルファイエティが脱走しないか心配なんだけど!!?」

工廠妖精2「大丈夫だよ。脱走する前にグラインダーがぶっ殺しちゃうから。」

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~数時間後~


響「言われたとうりにナーガを捕まえて来たよ。」

工廠妖精「どうもありがとう。ナーガの落下式トラップの完成も間に合ったところだ。」

望月「ナーガはブロックを破壊しちゃうから落下ダメージで瞬殺しようって考えか。」

工廠妖精「流石に150mの高さから落ちれば一瞬でグチャグチャになるよな。」

工廠妖精3「あの…鱗はともかく、頭はどうするの……?」

工廠妖精「頭は必要ないから捨てちゃえ。」

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長波「工廠から断末魔が聞こえてきたと思って来てみたが、何だこれは!!?」

望月「材料製造機だよ。黄昏の森の材料でしか作れない装備を生産するために作られたんだ。」

長月「よくわからん…」

響「ともかく、今日の役目は終わった……」


          瑞鳳「響!!!」タッタッタッタッ

響「瑞鳳…?」

瑞鳳「深海棲艦に関する情報が入ったわ!!!」

響「!!!!」


2-29 終わり


2-30 物騒な遠征


~第十二鎮守府司令室~


第十二提督「なるほど、奴らはこの鎮守府への総攻撃準備をしているのか…」

長門「何か作戦は無いのか?」

第十二提督「奴らはただでさえ数が多い、ここにいる艦娘全員で対抗しても
      いずれ堕される。」

第十二提督「指揮をとってる奴を潰せれば……」

響「私から提案いいかい?」

長門「何か思いついたのか?」

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~第十二鎮守府中庭~


     「「「「暗殺窃盗作戦!!?」」」」

響「そのとうり。この作戦では深海棲艦の拠点に忍び込み、
  指揮官の暗殺及び、倉庫からの装備窃盗を目的としている。」

菊月「今までと違って、戦闘は避けるのか。」

響「よくわかったね。これは隠密行動が得意な者でなければ成功率は低いだろう。」

長月「だが、隠密行動が得意な奴はいるのか?」

響「既に2人いるよ。」チラッ

長月「ん?」チラッ

睦月・皐月「………」ソロリソロリ

響「睦月、皐月」

睦月・皐月「はぅ!!!!」ビクッ

響「この作戦、頼めるか?」

睦月「ももも勿論、ままま任せてよ……」ガタガタガタガタ

皐月「おおおお安い御用さ……」ガタガタガタガタ

長月「本当に大丈夫か……」

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~深海棲艦の拠点から15m離れたところ~


響「いいか、この分厚い壁の中にはセンサーが血管のようにびっしりと広がっている。
  もし壊そうとすればセンサーが反応して警報が鳴るだろう。」

響「そこで睦月の出番だ。」

睦月「あたし!!?」

響「パーカーの内側に伸縮式スコップがあっただろう。」

睦月「あ、そっか!!!地面を掘って侵入すればいいんだ!!!」

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          ズボッ

睦月「ふぅ…入れた…」

皐月「まずは敵の指揮官を…」

睦月「あの建物の中みたいだね…」

皐月「入り口前に見張りが一人……」

皐月「よし、任せて!!」

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ハ級1『暇ダナァ……』

        ガタッゴトッ…

ハ級1『ン?誰カイルノカ?』ザッザッザッ

ハ級1「…………」

ハ級1『気ノセイk(ドスッ

ハ級1『ナッ…?』

         ドサッ

皐月「処分完了っと……」

睦月「早く死体を隠さないと!!」


~深海棲艦拠点司令塔内部~


皐月「階段長いな~」

       トコロデサァ ナニ?

睦月「しっ!!見張りが来た!!」

皐月「どうしよう!?」

睦月「そこの扉!!」

        ガチャッ バタン

ホ級f『ン?誰カ入ッタヨ?』

ネ級e『餌ヤリ係ダロ。』

ネ級e『ア、サッキノ続キダケド、コノ前ノ第3駐屯地襲撃事件デノコトダ。』

ホ級f『アー、ごーれむガ襲撃シタ事件カ。』

ネ級e『生キ残ッタ奴ガ『艦娘ヲ見タ』ッテ言ッタラシインダ。』

ホ級f『エ!!?チョット詳シク聞カセテ!!』


~艤装部屋~


睦月「行ったみたいだね…」

皐月「ちょ!?睦月!?」

睦月「どうしたの?」

皐月「あれ……」


  戦艦水鬼艤装「グゴォ~~~~」ZZZZ


睦月・皐月「」

睦月「さ、皐月ちゃん…そぉーっとだよ…」

皐月「うん……」

      ソロリソロリ  ガチャッ バタン

皐月「危なかった……」

睦月「誰か来る前に早く行こう!!」

_________________________


~深海拠点司令塔最上階~


皐月「お邪魔しま~す。」ガチャッ

睦月「静かに!!」


  戦艦水鬼「ゴガアアァァァ……」ZZZZ


皐月「寝てるし……」

睦月「でもチャンスだよ。」

睦月「あたしが喉を斬るから、それに合わせて心臓に突き刺して。」ジャキンッ

皐月「わかった!!」ジャキンッ

睦月「では……覚悟!!」

         ズバァ

戦艦水鬼「!!!??」

皐月「死ね!!」

         ドスッ

戦艦水鬼「っ……!!………」ビクッビクッ

睦月「よし、司令塔から出よう!!」

皐月「でもここからどうやって!?」

睦月「捕鯨銛縄を使って窓からだよ!!」

       カツッカツッカツッカツッカツッ

皐月「まずい早くしないと!!」

_________________________


ヘ級f『水鬼様、遠征報告ニ…』ガチャッ

戦艦水鬼「」

ヘ級f『水鬼様!!?』

_________________________


皐月「ふぅ……危機一髪だった……」

睦月「見張りが司令塔に集まって来たね。今なら倉庫から
    装備を盗めると思うよ。」


~深海拠点倉庫~


       ガララララ

皐月「う~わ~!!こんなにいっぱい!!」

睦月「持てるだけ持って帰るよ!!」

皐月「いっそ全部持ってっちゃおうよ!!」


~数十分後~


ネ級e『くそガ!!!マサカ水鬼様ガ殺サレルナンテ!!!』

ネ級e『倉庫カラ装備ヲ全テ出セ!!!奴ラハマダ遠クニ行ッテハイナイハズダ!!!』

ハ級2『了解!!!』

       ガララララ

ハ級2『アレ?アラ?アラァァアアア!!?』

ネ級e『ドウシタ!!?』

ハ級2『ソンナ馬鹿ナ!!?無イハズガ!!!』

ネ級e「………」

ハ級2『モシモーシ……オ客サァン…?(泣)』

ハ級2『サッキマデドッサリアッタンデスケド!!!』

ハ級2『本当デス!!!嘘ジャアリマセン!!!』

ハ級2『ア、ね級隊長……殺サナイデェ……(泣)』

ネ級e『奴ラノ狙イハ装備品カ……』ザッザッザッ

ハ級2『タ、助カッタァ………』

_________________________


睦月「はぁ…はぁ……」

響「全部盗んできたのか…」

皐月「いくら何でも危険すぎるよ!!もうこんなことは2度と御免だからね!!」


~第十二鎮守府司令室~


第十二提督「成功したのか!!?」

響「睦月と皐月が努力した結果だ。」

工廠妖精「2人が装備の山を持ってきたときは思わず顎が外れちまったよ!!!」

長門「そういえば、本来の爆裂駆逐隊は遠征艦隊だったな。」

工廠妖精「見たことない装備もがっぽがっぽ手に入って興奮が押さえらんねぇ!!!」

工廠妖精「すぐに調べ上げるぞおおおおおお!!!」タッタッタッタッ

第十二提督「異常なほどに興奮してるな……」

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工廠妖精「新装備やレア装備がいっぱい……うへへへ…」

龍驤「うわっ」


2-30 終わり

今日はここまで
こんな遠征もありだと思う
危ないけど


2-31 妖精の本領


~第十二鎮守府工廠~


工廠妖精2「またこんなに集めて…」

工廠妖精3「計画はされてたけど、1つも開発されなかった装備もある…」

工廠妖精「壱式艦鋼刀とか奴ら洒落たもん作ったんだな。」


http://lohas.nicoseiga.jp/thumb/6234664i?


工廠妖精2「刀っつうか、もろ剣じゃねぇか…」

工廠妖精「コイツを開発するのに使用している資材の量を調べれば、大量生産が
      できるかもしれねぇぜ。」

工廠妖精3「でも、いきなり近接武器をみんなに装備させても上手く使いこなすかわからないよ?
       響達じゃあるまいし。」

工廠妖精「そこは艦娘個人次第だ。」

工廠妖精2「なぁ、奴らこんなに大発動艇までどっさり集めて何するつもりだったんだ?」

工廠妖精「ちょっと待て、大発動艇まであったのか?」

工廠妖精2「知らなかったんかい!!!」

あきつ丸「なんの騒ぎでありますか!!!」

工廠妖精「うぇ!!??第十二鎮守府にはあきつ丸もいるのかよ!!?」

あきつ丸「この異世界に飛ばされてしまってから憲兵が来なくなったので、
     自分が見回りに来ました!!!」

あきつ丸「それはさて置き、この装備の山はいったい!!?」

工廠妖精2「睦月と皐月が死に物狂いで奴らの拠点から盗んできたもんだ。」

工廠妖精「元陸軍のお前に聞きたい。ここにある大発動艇を全部陸戦隊仕様に改造していいか?」

あきつ丸「陸戦隊仕様でありますか!!?元陸軍の身としては感激であります!!!」

工廠妖精「え、マジでいいの?」


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~第十二鎮守府提督私室~


速吸「提督!!!大変です!!!」

第十二提督「何だこんな夜中に……」

速吸「川内が外で深海棲艦の大群を発見したみたいで…」

第十二提督「何だと!!??」

速吸「恐らくここへ向かって来てるかもしれません…」

第十二提督「うーむ、止むを得ん……」

第十二提督「よーーーーし全員起こせ!!!!」

第十二提督「今回は白露達の手も借りるぞ!!!」

速吸「わかりました!!!」

_________________________


速吸「提督……あの………」

速吸「白露達は原因不明の姉妹喧嘩の最中で、
   私の話は一切聞いてくれませんでした…」

第十二提督「じゃあ人間兵力の方は!!?」

速吸「兵士の皆さんは碌に食べれず力が出ないと言って断られました…」

第十二提督「じゃあ長良達は!!?」

速吸「長良達も原因不明の姉妹喧嘩中で…」

第十二提督「出撃できる奴はいなかったのか!!?」

速吸「駄目です!!!工廠妖精達が資材を大発動艇の改造に使い過ぎたから
   16人しか出撃できません!!!」

第十二提督「待った、その大発動艇の改造とは?」

速吸「え?」

第十二提督「その大発動艇はどうなったんだ?」

速吸「工廠妖精達がすべて陸戦隊仕様に改造しちゃったんですよ。」

第十二提督「陸戦隊仕様!!!??」


http://livedoor.blogimg.jp/asternaru/imgs/4/b/4bd5ae53.png

http://livedoor.blogimg.jp/asternaru/imgs/1/f/1feae450.png

今日はここまで
サブタイトルの元ネタは日本の軍歌です

第十二提督「それだあああああ!!!!」

速吸「!!!??」

第十二提督「速吸、響の言っていたことを思い出せ!!!」

速吸「えーっと……」

_________________________


響「この世界では陸上戦闘の機会が多い。」

_________________________


速吸「あっ…」

第十二提督「これはいい機会だ。海上戦では陸上型深海棲艦しか攻撃できない陸戦隊が、
      陸上戦闘でどの位効果を発揮するのか確かめようじゃないか。」

            ガチャッ

あきつ丸「提督殿!!!響達が大発動艇をすべて持ち出して前線に向かってしまいましたぞ!!!」

第十二提督「な!!?もう行ったのかよ!!?」

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~平原~


響「まさか君が敵を見つけるとはね。」

川内「いやぁー、エンダーマンを狩ろうと外に出てみたらこれだもん。」

睦月「相変わらずすごい数………」

暁「もう大群には慣れたわ。」

長月「こんな小さい大発に陸戦隊は何人乗ってるんだ?」

工廠妖精「1隻約70人位、ここにあるのは300隻だから21000人はいるな。」


      あきつ丸「響殿!!!」タッタッタッタッ

響「!!!!」

あきつ丸「自分、陸戦隊の指揮をやらせていただきます!!!」

響「わかった…」

響「爆裂駆逐隊、戦闘準備!!!!」

      ジャキン ジャキン ジャキン ジャキン……



「グオオオオ!!!」 『一人モ生カスナ!!!』 『殺セエエエエエ!!!』



工廠妖精「おいあきつ丸、まだか?」

あきつ丸「おかしいですね……」

あきつ丸「陸戦隊!!!出撃でありますよ!!!」


        ゴゴゴゴゴゴゴ……

工廠妖精「お、おい、大発動艇が震えてるぞ…」

        ボシュウゥゥゥゥ!!!!

菊月「光が吹き出して……花火みたいだ…」

卯月「光が落ちたところから何か出てきたぴょん!!!」

        ズズズズズズズズ……

如月「妖精!?でも今まで見たのとは違う…」


          ジャキン

    陸戦妖精1「突撃!!!!」

「「「「うおおおおおおおおおおお!!!!!!!」」」」

       ドドドドドドドドド……


川内「うっひゃ~、陸戦隊かぁ。」

響「私達も続くぞ……走れ!!!!」

 「「「「うおおおおおおおおおおお!!!!」」」」


 ガキィン!!! ズバァ!!! ズドォーン!!! ドォーン!!!



あきつ丸「うぅ…死も恐れぬ突貫姿に思わず敬礼したくなってしまいました……」ポロポロ

工廠妖精「何泣いてんだお前?」

今日はここまで
艦これSSでは全く出番が無い陸戦隊妖精出撃


        ズバァ ドスッ ドォーン ガァン

長月「本陣が見えてきた!!!」

響「っ!!!」タッタッタッタッ

水無月「響!!?この乱戦状況の中で単独行動は危険すぎるよ!!!」

雷「ちょっと待ちなさい!!!」タッタッタッタッ


駆逐古鬼『!!? 貴様は!!!』

響「Добрый вечер,и умереть!!!!」

           ズバァ!!!

駆逐古鬼「」ブシィィィ ドサッ

雷「響!!!」タッタッタッタッ

響「もう倒した……後は残った敵を一掃するだけだ。」

_________________________


工廠妖精「まだ始まって数分しか経ってないのにこっちが有利になってるな。」

あきつ丸「恐らく、響殿が敵の本陣を討ち取ったのでしょう!!!」

川内「響達は強いけど、陸戦隊の妖精達も結構頑張ってるね。」

_________________________


ル級f『駆逐古鬼連隊長ガヤラレタゾ!!!撤退ダ!!!』タッタッタッタッ

如月「逃げていくわ!!!」

弥生「…………逃がさない……………」タッタッタッタッ

電「深追いはやめておいた方がいいのです!!!」ガシッ

菊月「こっちはただでさえ十分な戦力を揃えきれてないんだぞ。」

弥生「……………ぐぬぬぅ………………」

_________________________


工廠妖精「お、響達が陸戦隊を連れて戻って来てるな。」

川内「ん?何か歌ってない?」



https://www.youtube.com/watch?v=IZVs7d44vnI


  『万朶の桜か襟の色 花は吉野に嵐吹く』

 『大和男子と生まれなば 散兵線の花と散れ』


 『尺余の銃は武器ならず 寸余の剣何かせん』

『知らずやここに二千年 鍛えきたえし大和魂』


  『軍旗まもる武士は すべてその数二十万』

 『八十余ヶ所に屯して 武装は解かじ夢にだも』


  『千里東西波越えて我に仇なす国あらば』

   『港を出でん輸送船暫し守れや海の人』


 『敵地に一歩我踏めば 軍の主兵はここにあり』

  『最後の決は我が任務 騎兵砲兵共同せよ』


  『アルプス山を踏破せし 歴史は古く雪白し』

   『奉天戦の活動は 日本歩兵の粋と知れ』


  『携帯口糧あるならば 遠く離れて三日四日』

  『曠野千里にわたるとも 散兵戦に秩序あり』


 『退く戦術はわれ知らず みよや歩兵の操典を』

   『前進前進また前進 肉弾とどく所まで』


   『我が一軍の勝敗は 突喊最後の数分時』

 『歩兵の威力はここなるぞ 花散れ勇め時は今』


『ああ勇ましの我が兵科 会心の友よ来たれいざ』

  『ともに祝わん百日祭 酒盃に襟の色写し』



工廠妖精「歩兵の本領……か…」

あきつ丸「自分は、何故前世の記憶を思い出さなければいけないのでありますか……」ポロポロ

川内「また泣いてる……そんなに歩兵が好きだったの?」


響「鎮守府に戻ろう。次の戦いに備えるんだ。」

工廠妖精「そう言うと思ったぜ。さ、戻るか。」


2-31 終わり

今日はここまで
あきつ丸は揚陸艦だから乗っていた歩兵達とは絆があったと思う


2-32 再び黄昏の森へ


~第十二鎮守府駆逐艦寮~


望月「今日はもう一回黄昏の森に行ってダークタワーとオーロラの宮殿を
   攻略しようよ。」

響「急にどうしたんだ?」

望月「いやぁ、この世界がマイクラ世界だってことをすっかり忘れててさぁ。」

長月「あの森に行くのはこれで3度目になるぞ……」

第十二提督「お話し中悪いがちょっといいかな?」

響「何だ。」

第十二提督「実はこの世界に飛ばされる前日に新艦娘が5人も着任したんだ。」

卯月「ブッ!!! 5人!!?」

第十二提督「入って来い!!」

              ガチャッ

              スタスタスタスタ

菊月「新艦娘か。」

電「初めて見るのです!!」

響「君達、名前は?」


占守「占守型海防艦一番艦、占守っす!!! 足を引っ張らないよう頑張るっす!!!」

国後「占守型海防艦二番艦、国後よ。クナって呼んでも構わないわ。」

択捉「択捉型海防艦一番艦、択捉です!! 戦闘経験は浅い方ですが、頑張ります!!」

春日丸「特設航空母艦、春日丸と申します。不束者ですが、務めを果したいと思います。」

ガングート「ガングート級戦艦一番艦、ガングートだ。みんな良い面構えだ。」


第十二提督「っとまぁ、今回からはこの5人が一緒に行きたいそうだ。連れていくか?」

響「足を引っ張らないのであれば、連れて行こう。」

占守「あざぁっす!!!」

国後「あたしは別に行きたくて来たわけじゃないけど……仕方ないわね…」

択捉「よろしくお願いします!!」

春日丸「えっと……頑張ります…」

菊月「ああ、よろしく頼む。」

春日丸「はぅ……///」

ガングート「戦艦でもないのに、すごい威圧感だ。さすが海の軍神達と言われただけあるな。」

ガングート「ところで、旗艦は貴様だな?」

響「!!!!」

ガングート「貴様からは同志の匂いがする。この異世界から脱出するまでの間だが、Я был
      бы признателен за вашу благосклонность.」

響「こちらこそ、Я был бы признателен за вашу
  благосклонность.」


工廠妖精「おーーーーーーーーい!!!!」

響「どうしたんだ。」

工廠妖精「壱式艦鋼刀の開発に成功したんだ。丁度5人分完成したぞ。」

占守「刀っすか!!?」

工廠妖精「扱いには気を付けろよ。」


択捉「何故、響さんは刀を持っているんでか?」

響「私はかつてとある艦娘に憧れがれていた。これはその艦娘の遺品だ……」

択捉「あっ……仲間の遺品ですか………」

睦月「準備は整ったし、出発しよう!!」

_________________________


~黄昏の森~


占守「うわぁ、木がいっぱいっす~。」

ガングート「初陣が海ではなく森とはな。」

響「この森にも深海棲艦が潜んでいる。戦闘は極力避けるんだ。」

菊月「!!!! さっそく来たぞ。」

長月「あれは秋雲………じゃない!!!駆逐ロ級flagshipだ!!!」

水無月「砲撃せずに真っ直ぐ向かって来てる。未完成体だね。」

択捉「後方からも2体現れました!!!」

電「あれって、どう見ても漣さんと潮さんじゃ……?」

皐月「違う、ロ級eliteとイ級eliteだよ!!!」

響「距離が近い、応戦するぞ!!!」

文月「零式発艦!!!」バシュンッ

       ブロロロロロロ

   ロ級f「ンアーーーーー」

      バギィン バリボリ

如月「艦載機を食べた…」

菊月「奴の注意を逸らせ。私が殺る。」ジャキンッ


卯月「こっち向くぴょん!!!」

長月「間抜け面が!!!私達を殺してみろ!!!」

ロ級f「!!!」

菊月「今だ!!!」ズバァ

ロ級f「」ブシィィィドサッ


占守「すごい!!!」

国後「砲撃もせずに仕留めたわ!!!」

択捉「占守、国後!!!来てますよ!!!」

暁「あの漣似のロ級は槍を持ってるわ。刀で攻撃を受け流して背後に回るのよ。」

択捉「わかりました!!」

暁「私はイ級を殺るわ。」ジャキンッ


      タッタッタッタッ

暁「覚悟しなさい!!!」ズバァ

イ級e「ウァァァアアアア……」ブシィィィドサッ


択捉「確実に仕留めて見せます!!!」ジャキンッ

ロ級e「フフッ……」

       ギュゥン

       キィン

択捉「よし、後ろに…」

       ガシッ

択捉「っ!!?」

ロ級e「ニィ…」

択捉「痛い…!!!髪はやめてください……!!!」

占守「今助けるっす!!!」

      ズバァ ボトッ ←択捉を掴んだ腕を斬り落とす

国後「貰ったわ!!!」ズバァ

ロ級e「」ブシィィィドサッ

択捉「危なかったです……」

占守「いきなり実戦っすからね…」

国後「択捉が髪を掴まれたときは一瞬焦ったわ…」


響「君達、初陣にしては悪くない動きだ。だが敵1体にあまり時間をかけるな。」

占守「すみませんっす。」

国後「言われなくてもわかってるわよ。」

択捉「今後気を付けます。」

_________________________


~ダークタワー~


望月「やっぱでけぇ。」

占守「これを登るんっすか!!?」

長月「行くしかないだろう。」


     ポポポポ


ガングート「変わった入口だな。」

_________________________


~道の無い階~


望月「かぁ~、ここが面倒くさいんだよねぇ。」

菊月「どういう仕掛けなんだ?」

望月「カーミナイトビルダーから伸びる一本道を利用して進むんだけど、
   システムが厄介で…」

国後「どういうことよ?」

望月「カーミナイトビルダーを起動させると、起動させた奴が向いてる方向に
   一本道ができるんだよ。」

水無月「どれどれ。」ガシャン

         カッカッカッカッカッ…

望月「奥にある足場を見ててよ。」

水無月「わかった。」

          カッカッカッカッ

雷「繋がったみたいね。」

電「進むのです。」

望月「時間経つと消えるからなるべく速めにね。」

菊月「特にガングート、貴様は艤装が大きいからバランス崩して落ちられたら困る。」

ガングート「私がそんなドジを踏むわけないだろう。」

春日丸「でも、ただでさえ狭い道なので気を付けた方がいいかもしれません…」

響「渡るぞ。」

_________________________


~道の無い階 最上階~


如月「択捉で最後ね。」

      フッ

択捉「え!?」

三日月「道が!!!」

睦月「択捉!!!」

      ガシッ

択捉「あ…あぁ……」

卯月「手伝うぴょん!!!」ガシッ

睦月・卯月「よいしょぉぉぉぉ!!!!」グイッ


択捉「助かりましたぁ!!落ちそうになったときは諦めかけてましたぁ…」グスッ

雷「わかったから泣かないで。ね?」

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~迷路の階~


長月「次は迷路か。」

響「直感で感じるんだ。どっちが正しいのかを。」

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響「この道で合ってたね。」

占守「本当に正解だったっす……」

ガングート「流石だな。」

_________________________


~カーミナイトリアクターの階~


カーミナイトゴーレム「」ガキィンガキィン

国後「何よあれ!!?気味が悪いわ!!!」

ガングート「なぁに、私の主砲で一撃だ。」

       ドォーン!!!!

     ドガアアアアン!!!!

カーミナイトゴーレム「」ガラガラバタァ

国後「( ゚Д゚)」アボーン

_________________________


~最上階~


ウルガスト「ウオオオアアアアアアアア!!!!!」

長月「あれがここのボスか!!?」

ガングート「そうみたいだな。さっさとケリをつけるぞ!!!」

_________________________


電「酷いいじめを見たのです。」

睦月「こっちは遠距離戦闘がメインだからね…」

望月「ウルガスト討伐完了、次はオーロラの宮殿だよ。」

響「………………」


    響「私達の冒険の終わりはまだ遠いな………」


爆裂駆逐隊第二章 終わり


~次章予告~


異世界に飛ばされてから長い時間が経った

深海棲艦との決着もまだ遠い

更なる戦いに備えよ


   次章「六軍の決戦」

これで第二章はいったん終わりです

三部作にした理由について
終盤にして山場である第三章は6,5割が戦闘シーンとなるので
話の構成をじっくり考える必要があったからです

また、けものフレンズの方が気になってしまったのも理由の一つです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年05月18日 (木) 15:33:27   ID: _JUJuMP5

なんだこの架空戦記……

2 :  SS好きの774さん   2017年06月18日 (日) 12:38:39   ID: vpdMrRwD

段々仲間が増えていくのが良いな

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