【モバマスSS】第1回女子力向上委員会を開きます! (38)

ゆっくりと更新していきます。


美沙希「…それで何をやるのぉ?雅ちゃん」


雅「あたしたち、ガールズパワーは女子力をアップさせるために頑張ってるじゃない?」


雅「でも、あたしたち3人の意見だとどうしても偏りが出てきちゃうのよ」


彩華「偏り?」


雅「そお!だから、他のアイドルの子たちが日課にしていることを取り入れて、女子力を上げようってことなの!」


美沙希「おー。みやびぃ冴えてるー」


雅「でしょお」


彩華「それで、最初のアイドルは誰にするのぉ?」


雅「春菜ちゃん!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1487401309

ケース①上条春菜の場合


春菜「それで私の所に…」


雅「そうなのぉ。春菜ちゃんなら私たちにぴったりの眼鏡がを見つけ出してくれると思ったのよぉ」


春菜「イメチェンの第一歩として眼鏡というのは、良い着眼点だと思います!」


美沙希「春菜ちゃん的には、私たちにぴったりとの眼鏡ってどんな感じかしら?」


春菜「そうですね…。雅さんは、縁が少し太いこの眼鏡。彩華さんは丸縁眼鏡。美沙希さんは縁なしの眼鏡なんていかがでしょうか?」


ガールズパワー「おおー!さすが春菜ちゃん!」


――かけてみました


雅「どうかな?似合ってる?」


春菜「良いですよ!私のイメージ通りです!」


彩華「それじゃあ、このまま過ごしてみましょう」


美沙希「プロデューサーがどんな反応するか気になるねえ」

――事務所


彩華「せっかくこの眼鏡付けてるんだからさあ、少し知的なところ見せたいと思わなぁい?」


美沙希「それいいかも~。あたしたちってどうしても軽そうに見えるから、少しキリッとしたところ見せたいよね~」


雅「でも、それってどうやるの?お仕事の資料なんていつも直前にプロデューサーから貰ってるから、手元にないよぉ?」


彩華「それなら、彩華にいい案があるのぉ」


――


美波「え?簿記検定のワークブックですか?」


美沙希「そうなのぉ。美沙希も元経理だったんだけど、簿記の資格合った方が箔がつくかなぁって」


美波「そうでしたか。1級から3級までありますが、美沙希さんは簿記を習ったことは?」


美沙希「実はないから、3級のでおねがぁい」


美波「はい。――どうぞ」


美沙希「ありがとう。美波ちゃん!」

美沙希「借りてきたから、早速お勉強タイム開始だねえ!」


雅「…」


彩華「…」


美沙希「…」


3人『ねえ?』


雅「…」


彩華「…」


美沙希「…」


3人『お先にどうぞ』


雅「…」


彩華「…」


美沙希「…」


雅「ここは、一番年上のみさきぃからぁ!」


美沙希「ええぇっ!」

美沙希「…この、バランスシートってなに?」


雅「わかんなぁい…」


彩華「彩華もぉ…」


3人「…」


――


モバP「ただ今もどりました~。――ってあれ、三人して机ににらめっこなんて珍しいな?」


雅「プロデューサーさぁん…」


彩華「彩華たちぃ…」


美沙希「ものすごくおバカみたぁい…」


モバP「――涙目の3人もすげえカワイイ…」


モバP「というよりも、その眼鏡どうしたんだ?」


――事情説明中


モバP「なるほどな…。次々やっていって、出来そうなやってみるといい」

ケース②五十嵐響子


彩華「やっぱり女子力アップにはお料理は欠かせないわよねぇ」


雅「そうだよねぇ!基礎にして最大のおおもとだよねえ!」


美沙希「胃袋を掴む…。良い言葉よねえ…」


彩華「早速響子ちゃんの所に突撃よぉ!」


――


響子「料理を教えてほしい。ですか…」


彩華「346プロで一番上手いのは、響子ちゃんだからぁ、彩華たちも今のうちに習ってぇ」


美沙希「幸せな花嫁になりたいんですよぉ」


響子「――幸せな花嫁」

――


響子「――出来ましたよ。八宝菜!」


モバP「――おお!美味しそうだな。食べていいか?」


響子「――もちろんです!」


モバP「――いただきます!はふっ!はむっ!はふっ!」


モバP「――うん!美味いッ!響子、今日の料理もおいしいぞ!」


響子「――ありがとうございます!」


モバP「――こんなおいしい料理を毎日食べれて、俺は幸せだなあ」


響子「――モバPさん。私もお料理を美味しいと言って食べてくれる。それがすごく幸せですよ!」


――


雅「響子ちゃーん?」


響子「へあ!?な、なんですか…」


美沙希「お料理教えてもらおうと思ったんだけどぉ…。体調悪いのぉ?」


響子「だ、大丈夫です…。――うう、変な想像じちゃった…」

響子「えっと、まずは皆さんはどれくらい料理されていますか?」


雅「みやびぃは週、3回?」チラッ


彩華「あやかもぉ、そんな感じかな?」チラッ


美沙希「私は週4回だけどぉ?」チラッ


響子「皆さん。正直に答えてくださいね?じゃないと、困るのは皆さんですからね?」


3人『すいませんでした…』


響子「料理はほとんどやっていないんですね?」


雅「だってぇ…。美味しいカフェめぐりをしていると…」


響子「食事は何よりも基礎です!何がどれくらいあったか分からないから、むちゃなダイエットで体調を崩すんです!」


彩華「ごめんなさぁい…」


響子「でも、逆に言えば、食事がきちんとできる人は体調管理もバッチリなんですよ。しっかり学びましょうね」ニッコリ


美沙希「はぁい…」

あと野暮かもわからんが、衛藤さんは「美紗希」よ

彩華「――響子ちゃんて、家事になると人が変わるよねぇ」ヒソヒソ


雅「――ちょっと怖いわよねぇ」ヒソヒソ


美沙希「――モードは入っちゃってるのかなぁ?」ヒソヒソ


響子「何をお話しているんですか?」


3人「なんでもありません!」


――


響子「今日は基礎中の基礎である、厚焼き卵を作ります」


3人「よろしくお願いします!」


響子「はい。では、卵を割ってみましょう」


彩華「卵くらい、楽勝よぉ…」ガッ


グシャ


響子「少し、力が強すぎましたね。このように」カツッ


響子「程よい力でへこんでひびが入るくらいが目安ですね」

>>16ご指摘ありがとうございました。全く気付かなかった…。


美紗希「こ、こうかしらぁ?」コツッ


響子「そうです!その調子です!雅さんも頑張りましょう」


雅「そ、そうねえ…。美紗希ちゃんにも負けないわぁ」ガッ


響子「雅さん。少し気負いすぎですよ。肩の力を抜いていきましょう」


――


響子「次は、溶いた卵を焼いていきます。油を引いたフライパンを熱して、少しずつ卵を入れて平らにしていきますよ」


彩華「こ、こうかしら…」ジュー


響子「そうです。手でフライパンを動かしてまんべんなく卵の黄色に塗る感覚です!」


雅「塗る感覚…」ジュー


響子「雅さんもいい感じです。焦げないうちにまた卵を追加していきます!」


美紗希「卵の追加…」ドバー


響子「美紗希さん!一気に入れすぎです!」

――


響子「何はともあれ、皆さん無事に厚焼き玉子で出来ましたね!」


美紗希「美味しく出来たかしらぁ?」


彩華「少し不安よねぇ…」


雅「誰かに食べてもらいたいよねぇ…」


モバP「なんかいい匂いがするな…」


響子「あっ。モバPさん!ちょうどいいところに!」


雅「みやびいたちがぁ」


彩華「厚焼き卵を作ったのぉ」


美紗希「プロデューサーさんに食べてもらいたいなぁ」


モバP「やば…。上目使いの3人は破壊力があるな…。――今度、おねだりアイドル。企画書出してみよう」

響子「ガールズパワーの皆さんが一生懸命作ったんです!」


モバP「響子が監修なら、味は完ぺきだな。後は食感…」モグモグ


雅「ど、どうですかぁ?」ドキドキ


モバP「おお!美味しいぞ!どれもすごく美味しいぞ!」


3人「やったぁ!」


響子「良かったですね皆さん」


彩華「ねえ。プロデューサー。良かったら彩華たちが交代でプロデューサーのお弁当作っていきたいんだけどぉ?」


響子「!!」


美紗希「彩華ぁ。それいいねえ。いつもお世話になってるプロデューサーさんに恩返しのお弁当を作って、美味しいって言ってくれたらぁ」


雅「女子力大幅アップだねぇ!」


響子「ダメです!それは駄目です!」


モバP「そうだなあ。アイドルに負担をかけるという部分では俺も反対だ」


3人「む~」


響子「――ホッ」

須賀京太郎様の御膳

京太郎「司会は俺様」

運営の鬼悪魔ちひろ「実行委員は私です」

――


雅「もうちょっとってところだったのにぃ…」


美紗希「でも、お弁当は響子ちゃんとかやってるはずなのに、出来ていないんだからしょうがないよねぇ」


彩華「他のことで、女子力アップさせましょぉ。でも、お料理は継続していきたいわねえ」


雅「次は何がいいかなぁ?」


美紗希「家事はもちろんだけどぉ。少しアクテビティもしてみたいわよねぇ」


彩華「…それならぁ。スキーなんてどうかしら?」


雅「いいねえ!彩華ちゃんナイス!」


美紗希「でも、スキー出来る人って、誰がいるのかしらぁ?」


あい「本職はボードだが、スキーの手ほどきはしてあげれるよ」


清良「私はスキーをやっていましたので、教えることは出来ますよ」

あい「私はレッスン上がりで、もう今日は上がりなんだが、清良さんはどうかな?」


清良「私も今日はもう終わりなので、これから大丈夫ですよ」


あい「なら、私がエスコートしてゲレンデへお送りしよう」


――


雅「事務所を出て約2時間…」


彩華「彩華たちぃ…」


美紗希「フル装備で、ゲレンデに立っていますぅ…」


あい「うん。大分様になっている。さすがはアイドルだな」


清良「ええ。皆さんカワイイですよ」


――


あい「それじゃ、基礎的なレッスンをしていこうか。まずは転んだ時の安全な姿勢の取り方だ」


彩華「滑る前から転び方ですかぁ?」


清良「はい。スキーは斜面を滑っていきますが、はじめのうちは転ぶ方が多いはずです。なので、怪我しない転び方を学ぶ必要があります」


雅「柔道のようなものねえ」

――


あい「大分いい感じになってきたと思う。そろそろ次のステップだな」


清良「そうですね」


彩華「ハアハア…。レッスンよりきついかもぉ…」


あい「次は斜面を歩く練習だ」


美紗希「えぇー。まだすべれないのぉ!」


――


雅「スキー場について2時間…」


彩華「みっちり歩く練習と転ぶ練習をしたわぁ…」


美紗希「もぅ、足が上がらないよぉ…」


あい「長らく待たせてしまったが、ここから実際に斜面に出て滑ってみよう」


清良「もちろん距離は短めで、斜面を歩いて滑りますよ」


3人「まだ、歩くのぉ~!」

――次の日


彩華「結局、ナイター営業終了時間まで滑ったわねぇ…」


雅「みやびぃ、足パンパンだよぉ…」


美沙希「でも、あいさんと清良さんはマジで上手だったねえ…」


彩華「2人で八の字で斜面滑ってきて、一度もぶつからないで滑って来たよねぇ…」


3人「…」


雅「つ、つぎ、いってみよー!」


彩華・美紗希「おー!」

――


美紗希「ねえねえ。何かを栽培するってどうかなぁ?」


彩華「今、結構流行ってるよねぇ。それで何を作るの?」


美紗希「キノコなんてどうかしらぁ?」


雅「キノコって、少し女子力から遠くなぁい?」


美紗希「でもぉ。キノコって栄養豊富なのよ!一杯食べて身体の中からぁ、女子力を上げていきたいのよぉ!」


彩華「なるほどぉ。じゃあ、輝子ちゃんの所で教えてもらいましょう!」


――ケース4 星輝子


雅「ねえ、輝子ちゃぁん」


輝子「な、なんだ…。3人がここに来るなんて、め、珍しいな…。机の下は、生憎満席、だぞ…」


彩華「そうじゃなくてねぇ」


美紗希「キノコの栽培方法を教えてほしいのぉ」


輝子「べ、別にかまわないぞ…。フヒッ。や、やっとキノコのトモダチが…」


雅「やったね!」


輝子「そ、それで、どうしてまた、急に?」


彩華「それはねえ」


美紗希「キノコの豊富な栄養を摂って、女子力を上げたいのぉ!」


輝子「ノォォォ!マイ、フレーンズ!」


3人「!?」


輝子「トモダチを、食っちまう奴に栽培なんて教えられるかぁーー!」

彩華「なんとか、輝子ちゃんと和解出来てきたけどぉ…」


美紗希「ちょっと、後味悪くなっちゃったねぇ…」


雅「それでも!みやびぃたちの使命は、女子力アップよぉ!」


――藤原肇の場合


肇「陶芸をですか?」


雅「そうなのぉ!」


美紗希「食べ物を飾るのに、お皿だって立派な食材よねぇ!」


肇「そうなんですよ!器だって、花を置いたり、食べ物を置く置物ではなく、キャンバスなんですよ!」


彩華「――もしかしてぇ」


美紗希「――肇ちゃんのツボを刺激しちゃったかもぉ…」

――


肇「あらかじめ土はこちらで用意しました!このろくろを使って、実際の器の形を作ってみましょう」


雅「――ものの二時間で…」


彩華「――4人分の土とろくろを用意しちゃったわぁ…」


美紗希「――少し意外だったかもぉ」


肇「ろくろは意外と速いです。集中力が少しでも切れると、一気に台無しです」


3人「は、はい!」


肇「では、始めましょう」

肇「今回は初心者でもできる、お皿を作ります」


雅「花瓶は難しぃのぉ?」


肇「高さがあるものや、口が必要なものは実は難しいのです。まず初めは平たいものが良いと思います」


彩華「せっかくやるのに、しっぱいじゃカッコが付かないものねぇ」


美紗希「それじゃあ、肇ちゃんよろしくぅ」


肇「はい。――では、始めましょう」


3人「――あれ?肇ちゃんの目つきが…」


肇「雅さん!もっと土を扱う手は優しく!」


雅「は、はいぃい!」


肇「彩華さん!まだ形が荒いですよ!」


彩華「は、はいい!」


肇「美紗希さん!その調子で形を作ってください!」


美紗希「わ、わかりましたぁ!」

――


肇「皆さん。お疲れ様でした。初めてですが、予想以上にいいものができそうですよ!」


雅「そ、それは…」


彩華「良かったわぁ…」


肇「これから、お爺ちゃんの窯で焼いてお渡ししますので、少しお時間を頂きます」


美紗希「う、うん…。よろしくお願いしまぁす」


肇「陶芸の楽しさ分って頂けましたか?また、皆さんでやりましょうね!」


雅「…前向きに考えるねぇ」


肇「それでは、失礼します。うふふ」バタン


彩華「…すごかったわぁ、陶芸中の肇ちゃん」


美紗希「普段はほんわかしていそうな子だったけどぉ、陶芸の時だけは凄く真剣な表情だったわぁ」


雅「ちょっと、怖かったけどねぇ」

――2週間後


肇「みなさん!作ったお皿が出来ましたよ!」


彩華「え?もう出来上がったのぉ?」


雅「見たいみたい!」


美紗希「やっぱり自分で作ったお皿だもの、気になるわぁ」


肇「こちらになります!」


雅「わぁ!お店で売っているものっぽい!」


肇「せとものですから、割れないように気を付けてくださいね。デザインも皆さん可愛らしいですね」


彩華「それはそうよぉ」


美紗希「だってこれは、プロデューサーさんにあげるんだものぉ」


肇「え?」


モバP「ぶふぉぉ!」

雅「みやびぃたちのプロデューサーさんに」


彩華「いつもお世話になっているお礼ぉ」


美紗希「このお皿でお礼しますぅ」


3人「これからもガールズパワーを輝かせてくださいねぇ!」


モバP「お、おう…。もちろんだ。3人で高みを目指して行こうな!」


3人「はい!」


雅「――アイドルの高みを目指したらぁ」


彩華「――3人で輝けるような」


美紗希「――お嫁さんを目指しましょう!」


劇終!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom