奈緒「今日で魔法少女ハートフルままゆも最終回かー」 (50)

――深夜、神谷家(奈緒の部屋)

奈緒「何だかんだ、まほまゆも今日で最終回か……視聴率1%台まで落ち込んだけど、よく打ち切りにならなかったな……」カチッ、カチッ

奈緒「さーて、ネットのまほまゆの人気投票、今日が発表だけどどうなった?」カチッ!



『みんな、たくさんの投票ありがとう! 特に人気だった上位3人からのコメントがあるよ!』


まゆ(闇)『まゆが1位……ですか? すっごく嬉しいです……これで、Pさんもまゆのことだけを見てくれますよね……そうですよね?』

まゆ(聖)『こんなにたくさんの人が……まゆを応援してくれたんですか? 2位なんて、まゆ……とっても嬉しいです。みなさんの平和のために、これからもまゆは頑張りますね』

ふじとも『わわっ!? あたしが3位なの? 2人のままゆと一緒なんて……でも、あたしとままゆは親友だからとっても嬉しいわ! みんな、応援ありがとう!』


『人気キャラクター上位3人のオリジナル壁紙のダウンロードはこちら!』



奈緒「うわぁ、たまげたなぁ……闇ままゆは投票締め切り直前まで圏外ランクだったのにこれはひどい……」

奈緒「しかし壁紙は気合入ってんな……ままゆ2人がふじともを抱っこしてるオリジナルイラストか。まさか運営は最初からイラストを用意していて、この結果にするつもりだったんじゃ……」

奈緒「最後の最後まで視聴者と深い溝を作っていく運営か……まあいいや、そろそろまほまゆも始まるし視聴に切り替えるか」


……
…………

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484149868

『前回までのお話し』


――宇宙

瑞樹「これで終わりよ、大神官穂乃香!!」

穂乃香「ふふふっ……うふふふふ! あはははははははははっ!!」

まゆ「何がおかしいんですかぁ!」

穂乃香「私が滅びても……最早、神の降臨は止められません! 魔法少女たち、あなたたちの力では私を止めることはできなかったんですよ!」

美優「か、神様……?」

穂乃香「そうです! ぴにゃこら太たちも全て消え去り、私も滅び行く運命……ですが、絶対神が全ての次元を消滅させます!」


千佳「絶対神? 違う……次元の狭間に存在する、あの3人の女神様のことじゃない……!」

麗奈「更に高次元の神……チッ、次元の壁を越え続けてきたレイナサマも今はイマイチだし、星の記憶に残っているガキんちょの力だとちょっと厳しいわね……」


真奈美「穂乃香! 君は最初からソレが目的だったのか!」

穂乃香「全ての滅び、繰り返し続ける私たちに未来はない……それなら、全てを、終わらせるだけです……!」

美波「そんな、すべてを無にするなんて……」

ゆっこ「も、もう世界は終わりなんでしょうか……マジカルランドも、他の世界も、ユッコたちも……」


凛「それでも、私たちはアンタを倒して……!」ビュッ!

まゆ「後のことはそのときに考えます。死んでくださああああい!!」ジャキンッ!

凛「蒼炎の剣……アイオライトブルー!!」

まゆ「クリムゾンハート……バスター!!」

ズドドドドドドドッ!!


穂乃香「あはははは! あーっはっはっはっはっは……」

ドガアアアアアンッ!!!!


真奈美「大神官穂乃香……あなたは、最後まで……」

ゴゴゴゴゴゴゴ……!!

瑞樹「な、何!? 宇宙空間の中にいるはずなのに凄い揺れが……」

美優「み……みなさん見てください、大神官穂乃香が残した魔法陣に光が……!!」


「ふわぁ……それは、ぜんぶー……ほろぼすのー……やりなおすぅー……」ゴゴゴゴゴゴッ……!!


麗奈「この声……感じる力、まさか……最期のあの時、アタシが感じた……!」

千佳「原初の世界で、千佳たちが帰ってきたときに感じた力……」


まゆ「あれが……絶対神……!」


……
…………



『最終話 輝ける未来! 魔法少女たちの願いよ永遠に!!』


――宇宙

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!!!

絶対神「ここがー……さいごのー……」


真奈美「あれが……神だというのか?」

美優「11歳くらいの女の子にしか見えませんけど……」

美波「でも、肌で感じるこの力……超高密度のエネルギー体といってもいいわ」ビリビリビリッ!!


麗奈「……ガキんちょ!」バッ!

千佳「うん!」ヒューンッ!


ゆっこ「マジカルプリティーハート! マジカルガールフレイム!」


千佳「マジカルパワーチャージ!」キュウウウウンッ!!

麗奈「魔力解放、フレイムストリーム……!」ボオオオオッ!!

千佳「チャージドライブ、セカンド!」キュウウウウンッ!!

麗奈「解放、ブレイジングストーム……!」ボオオオオオッ!!

千佳「フルパワー、アルティメットドライブ!」

麗奈「プロミネンスバースト……!」

ギュオオオオオオッ!!!!

真奈美「な、なんだこの魔力の高まりは!?」

瑞樹「ま、まるでこの宇宙そのものが壊れてしまいそうな魔力が……!」

ゆっこ「これが伝説の魔法少女の、本当の力なんですか!?」


千佳「プリティーハートバスター!!」

麗奈「アメイジングプロミネンスドライブ!!」


美波「っ!? みんな伏せて!」

美優「シ、シールド!!」サッ!

ドガアアアアアアアアンッ!!!!


凛「ぐううううっ!? な、なんて衝撃!?」

まゆ「ふ、ふじともちゃん……!」ギュッ!

ふじとも「……」

もりくぼ「王様……!」

ちひろ「……」

ゆっこ「み、みなさんアレを見てください! 絶対神が……」


絶対神「あれぇ? かゆいー……」

瑞樹「か、痒いって……」


麗奈「……ガキんちょ、どれくらいパワー出せた?」

千佳「さ、3パーセントくらい……」

麗奈「やっぱり、もういなくなってるアンタや、とっくの昔に婆さんになったレイナサマじゃこれ以上は無理、か……」

まゆ「で、伝説の魔法少女の力でもダメなんて……」

麗奈「バカ言ってんじゃないわよ。アタシたちなんて記憶の残りカスと年寄りよ? いまの時代の魔法少女がへぼすぎるのよ」

美優「いまの攻撃を見てしまうと、何も言い返せませんね……」


絶対神「こわすのー……すべてー……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

ピシッ! ピシィッ!!

真奈美「マズイぞ……次元崩壊が始まっている!」

千佳「レイナおねえさん!」ビューンッ!!

麗奈「何処かの正義のヒーローさんは最後まで諦めないってね……! もう少しくらいは骨折ってやるわよ!」バサッ!!

ズドォンッ! ドガァンッ!!

瑞樹「あ、あの2人掛りでも足止め程度にしかならないなんて……」

美波「……私も行きます」

真奈美「美波! 君があの場に向かっても……」

美波「違うんです。私の中の……遠い記憶が、私に見せるんです。同じようなことが、遥か昔に起きたような……だから、私は行かなきゃダメなんです」ビュッ!

真奈美「美波!!」

まゆ「そんな、このままじゃ……」

ふじとも「……うっ」ピクッ!

まゆ「ふじともちゃん!」

ちひろ「私は、どれほど倒れて……」

もりくぼ「王様……だ、大丈夫ですか……」

ふじとも「ままゆ、みんな……あれは」



絶対神「ほろびのー……いこうー……」キュドォンッ!!

千佳「プリティーミラージュ!」シュッ!

麗奈「フレイムエンハンス……エンシェントブレイズ!」ドガアアアアンッ!!

美波「ムービングアサルト!!」ヒュバッ!



ちひろ「あれは、もしかして……絶対神」グググッ!

もりくぼ「王様! それ以上動くと大変なんですけど!」

ふじとも「そんな、あたしたち……」

まゆ「はい、まゆたちは……止めることができませんでした」

真奈美「ちひろ王、私たちに何か手は残されてないのか?」

凛「そうだよ、このまま終わりだなんて……」

ちひろ「……残念ですが、この場にいる魔法少女たちの力を全て合わせても、絶対神には」

ゆっこ「そんな……」

ふじとも「……すべての魔法少女の力」ボソッ

まゆ「えっ?」

ふじとも「すべての世界の、魔法少女の力を合わせることができれば……」

ちひろ「現実的なお話ではありません。あらゆる世界に存在する特に強い魔法少女たちの力でも……少なくとも、100の力がありませんと」

もりくぼ「ひ、100ですか? ちょっと、まってほしいんですけど……ミズキ、ままゆ、ミユミユ、これまで集めた魔法少女の力を……」

瑞樹「えっと、1、2、3……」

まゆ「63、64、65……」

美優「99、100、101、102……王様、大丈夫です。足りてました」

ちひろ「あっ……そうですか」

ゆっこ「でも、いまのみなさんは疲れ果てていて、これ以上魔法少女の力を制御できる状態じゃありませんよ!」

まゆ「そ、そうですね……いまも、この姿を維持するのが精一杯で……」

凛「くっ……」

瑞樹「ここまで、ね……」

美優「……」


ふじとも「……みんな、諦めないで」


まゆ「ふじともちゃん……でも、まゆはもう……」

ふじとも「ままゆなら……みんなならできるわ。だって、みんなは魔法少女だもの」

ふじとも「魔法少女はみんなの希望、みんなの光……あたしも、もりくぼちゃんも、ユッコちゃんも、王様も……みんながそう願っている」

まゆ「まゆたちが……」

瑞樹「希望……」

美優「光……」

ふじとも「だって、あたしはずっと信じてるもの。まゆちゃんと初めて会った時から……魔法少女ハートフルままゆになったときから……」

まゆ「ふじともちゃん……」

ふじとも「スピリチュアルパワーやフォーチュンパワーじゃない、あたしたちみんなの信じる心……だから、ままゆ、みんな!」


まゆ「……ミズキ、ミユミユ!」

瑞樹「ええ……これが最後の大勝負ってことね、わかるわ!」

美優「私たちは、私たちだけは諦めたらダメなんですよね……魔法少女である限り……!」

ゆっこ「みなさん!」

もりくぼ「だ、大丈夫なんですか……」

まゆ「大丈夫です! まゆたちは最後まで……!」

麗奈「よく言ったわね! アンタたち!!」ビュンッ!

瑞樹「マジカルガールフレイム!」

美波「遅いですよ? 私だって疲れてるんですから……」ハァ……

美優「美波ちゃん……」

千佳「やっぱり、最後は千佳たちじゃなくて……未来のマジカルガールがバッチリとキメないとね!」スタッ!

まゆ「マジカルプリティーハート……」

パアアアアアッ……

ゆっこ「わっ!? マ、マジカルプリティーハートとフレイムの身体が透明になってきてますよ!?」

千佳「あれ? ちょっと無理しちゃったかなぁ……」

麗奈「レイナサマも久しぶりにガス欠ね……まっ、仕方が無いか。たまにはあの3馬鹿女神のところに帰ってのんびりするかしらね……」

まゆ「お2人とも……」

麗奈「……ま、しっかりやりなさい」

千佳「魔法少女はみんなの希望! 夢を守るための力! 自分を……みんなを信じて頑張ってね!」

まゆ「……はいっ!」


千佳「それじゃあ……最後にコレ、ラブリーチカとレイナおねえさんからの置き土産!」

麗奈「特別に今回だけよ。ありがたく受け取りなさい」

千佳「それじゃあ……またね……」

パアアアアアアッ!!!!

凛「消えた……」

真奈美「星の記憶に還ったのか……それとも、次元の狭間に戻ったというのか」

瑞樹「それ……マジカルバリアブルカード……!」

ちひろ「大いなる2人の魔法少女の力……あなたたちに託した、未来への希望……!」

美優「私たちに託した……」

ふじとも「……みんな!!」

美優「はい!」

瑞樹「いくわよ☆ これが私たちの……!」

まゆ「最後の力!」


「「「マジカルバリアブルカード!!」」」


パアアアアアアッ!!!!


まゆ「クリムゾンプリンセスハートフルままゆ!」

瑞樹「ブリザードプリンセスマジカルミズキ!」

美優「テンペストプリンセスプリティーミユミユ!」

瑞樹「魔法の力をこの手に宿し!」

美優「希望の光で世界を照らす!」

「「「私たち!」」」

まゆ「マジカルトリオ……」


「「「マジカルガールズ!」」」

絶対神「ひかりのー……ちからー……?」

ゴゴゴゴゴゴッ!!!!

美波「絶対神が……うっ」フラッ

真奈美「美波、大丈夫か!」

美波「ええ、大丈夫……です……」ハァ、ハァ、ハァ……

凛「2人はちひろ王と一緒に下がって!」ザッ!

ゆっこ「ユッコたちもいきますよ!」

もりくぼ「さ、最後のスタージュエル7500個なんですけど……これで無一文なんですけど!」ジャラッ!!

ふじとも「1人10分! だけど妖精力全開の一発勝負よ!」

パアアアアアアッ!!


まゆ「アイオライトブルー! ふじともちゃん!!」

裕子「サイキックフィールド! みなさんのパワーはエスパーユッコがブーストしますよ!」ヒュバアアアッ!!!!

乃々「最新鋭の実戦モデルの猟銃……絶対神の命もこの弾丸で刈り取ってみせるんですけど!!」ズドォンッ! ズドォンッ!

凛「妖精! 私の残った全魔力……しっかり使ってよ!」ボオオオオオオッ!!

朋「分かってるわよ! フォーチュンパワー最大……! マジカルガール、急いで!」

まゆ「ミズキ、ミユミユ! 魔法少女の力をまゆにお願いします!」

瑞樹「すべての魔法少女の力……」

美優「希望を、光をままゆに……!」

パアアアアアアッ!!!!

まゆ「まゆの包丁に……みんなの力を込めて……!」

絶対神「むずむずするのー……このひかりー……」

まゆ「ええええええいっ!」ビューンッ!!

凛「ままゆが行った、妖精!」

朋「あたしも飛ぶわよ! フォーチュンドライブ!」ビューンッ!


まゆ「ふじともちゃん!」

朋「ままゆ! ままゆ1人だけには行かせない……最後まで一緒よ!」

まゆ「……はいっ!」ギュッ!

ビューンッ!!

絶対神「このひかりー……そう、みらいはー……まだ……」


瑞樹「ままゆ!」

美優「ままゆ!」

凛「ままゆ!」


まゆ「いきますよぉ!」

朋「やあああああああっ!」


ドシュッ……!!

絶対神「うっ……」


真奈美「や……殺った……!?」

裕子「刺したー!?」

乃々「急所を捉えているんですけど……!」


まゆ「これで……!」グリッ!

朋「ダメ、まだ足りないわ! 後一押し……!」

絶対神「ふわぁー……」



ちひろ「まだ……まだです! 最後の一押しは……!!」


http://i.imgur.com/27qA3PL.png


裕子「ええっ!? お、王様、もうスタージュエルは……」

ちひろ「最後の1回……10連です!」チャリンチャリンチャリンチャリンッ!!

乃々「隠し持ってたんですか……この期に及んで……」

ちひろ「私も……今度は最後まで信じます……だから!」チャリンッ!

http://i.imgur.com/db1GZ8o.png


乃々「き、来てしまったんですけど……!」

裕子「最後の魔法少女の力ですよ! いますぐままゆとふじともちゃんに!」ゴソゴソッ!


http://i.imgur.com/JrPtS3Q.png

<フフーン!

ちひろ「この子は……!!」


http://i.imgur.com/pUGMBBx.png


『大丈夫に決まってるじゃないですか! なんといっても、ボクはこんなにカワイイんですから!』

『だから、だから最後まで……信じてください』


ちひろ「……はい、私は……ようやく最後まで……信じることが出来たのかもしれません」


瑞樹「ままゆ! すべての魔法少女の力を!」

美優「受け取ってください!」


朋「みんな……ありがとう!」

まゆ「死ねえええええええ!!」ギュッ!

ブシャーッ!!

絶対神「ふわぁ……ねむいのー……」

朋「絶対神……?」

絶対神「でもー……このひかりはぁ、あたたかいからー……もうすこしだけ、みらいにー……ふわぁ……」

まゆ「光が……まゆたちを包んで……!」

パキッ!

朋「ままゆのマジカルコンパクトが……」


パアアアアアアアッ!!!!

……
…………
………………
……………………

――マジカルランド郊外

パアアアアア……

ふじとも「まゆちゃん……まゆちゃん……!」ペシペシッ!

まゆ「……んっ」ピクッ!

ふじとも「まゆちゃん! よかった……」ギュッ!

まゆ「ふじとも、ちゃん? ここは……」

瑞樹「気がついたのね!」

美優「どうやら私たちは……マジカルランドに戻ってきたみたいです」

まゆ「え? でも、マジカルランドは崩壊したはずじゃあ……」

真奈美「分からないが……恐らく絶対神がマジカルランドを元通りにしてくれたんだろう。それくらいしか考えられん」

ちひろ「はい。恐らく絶対神が最後出した光の力で……」

まゆ「そうですかぁ……」

ゆっこ「でも、何はともあれこれで全部終わりましたね! みなさんの世界も、マジカルランドも元通りです!」

もりくぼ「つ、ついにやり遂げたんですけど……これで恩給を貰って静かに暮らせるんですけど……」

>>18訂正

――マジカルランド郊外

パアアアアア……

ふじとも「まゆちゃん……まゆちゃん……!」ペシペシッ!

まゆ「……んっ」ピクッ!

ふじとも「まゆちゃん! よかった……」ギュッ!

まゆ「ふじとも、ちゃん? ここは……」

瑞樹「気がついたのね!」

美優「どうやら私たちは……マジカルランドに戻ってきたみたいです」

まゆ「え? でも、マジカルランドは崩壊したはずじゃあ……」

真奈美「分からないが……恐らく絶対神がマジカルランドを元通りにしてくれたんだろう。それくらいしか考えられん」

ちひろ「はい。恐らく絶対神が最後に出した光の力で……」

まゆ「そうですかぁ……」

ゆっこ「でも、何はともあれこれで全部終わりましたね! みなさんの世界も、マジカルランドも元通りです!」

もりくぼ「つ、ついにやり遂げたんですけど……これで恩給を貰って静かに暮らせるんですけど……」


凛「まったく……最後まで世話が焼けるんだから」

美波「そうですね、ふふっ♪」


まゆ「凛ちゃん、美波さん……その身体……!」

ふじとも「2人の体が消えていって……」

凛「そう。私自身の昔の記憶はないし、マジカルプリティーハートみたいに星の記憶に還るか……このままいなくなるか」

美波「私も、元々は穂乃香ちゃんに召喚された身ですから、もしかしたらどこかに帰るのかもしれません」

真奈美「そうか……世話になった、美波」

美波「はい、ありがとうございます」

凛「ハートフルままゆ……いや、まゆ」

まゆ「はぁい?」

凛「何だかんだ、アンタとは色々あったけど……ま、悪くなかったかな」

まゆ「そうですか? まゆとしては早く帰ってほしいんですけど……」

凛「最後まで嫌なこと言うんだから……まっ、それじゃ帰るよ」

まゆ「はい……ふふっ」

美波「まゆちゃん……最後に、お願いしてもいいかしら?」

まゆ「美波さん……なんでしょうか?」

美波「あの人に、伝えてほしいの……いつか、どこかの未来、どこかの世界で、また出会うことができたら……そのときは、またよろしくお願いしますって」

まゆ「まゆとして非常にPさんに言いたくない言葉なんですけど……分かりました、ちゃんと伝えておきます」

美波「それじゃあ、ちひろさん……お元気で」

ちひろ「はい。美波ちゃんも」

凛「元気でね。それじゃ……さよなら」

パアアアアアアアッ!!!!

美優「お2人とも……行ってしまいましたね」

瑞樹「ええ」

真奈美「そうだな。では、後は……」

ふじとも「……」

もりくぼ「み、みなさんなんですけど……」

ゆっこ「せっかく世界が平和になったのに、これでお別れなんて残念です」

まゆ「マジカルランドに行くための、マジカルコンパクトも戦いで壊れちゃいましたしね……」

ちひろ「魔法少女のみなさん、あなたたちのおかげで世界は救われました。これまで、本当にありがとうございました」

美優「いえ、そんな……」

瑞樹「私たちも魔法少女になれて、結構楽しかったものね。こっちこそありがとう」

ちひろ「みなさんは私が責任を持って元の世界に送ります。いま魔法陣を展開します」パアアアアアアッ!!

真奈美「これで、私たちも元の場所に帰るわけか……」

ちひろ「みなさん、魔法陣の中へ」

まゆ「はい……」


ふじとも「……」

もりくぼ「あううう……」

ゆっこ「ううう……」


ちひろ「みなさん、魔法陣の中に入りましたか?」

瑞樹「入ったわよ」

美優「大丈夫です」

まゆ「……」

ちひろ「それじゃあ……いまからみなさんを元の世界へ――」




もりくぼ「……ふ、ふじともちゃん! ゆ、勇気です、最後に……最後だから……勇気を出さないとダメだと思うんですけど……!」


ふじとも「っ!」



ふじとも「まゆちゃん!!」ヒューンッ!

まゆ「ふじともちゃん!」タタタタッ!


ギュッ!!


ふじとも「まゆちゃん! あたし、あたし……まゆちゃんに会えてよかった! 楽しかった!」

まゆ「はいっ! まゆも……もっともっと、ふじともちゃんと一緒にいたかったです! もっと楽しいことだって、一緒にできたのに……!」

ふじとも「うん、うん……! まゆちゃんとの、思い出……あたしの中に、たくさんあるの……」ギュッ……



ふじとも『そう、あたしは妖精ふじとも! 魔法の世界、マジカルランドからやってきたのよ!』

まゆ『魔法少女……まゆ、魔法少女になったんですねぇ……』

ふじとも『そういうこと。これからよろしくね、魔法少女……ハートフルままゆ!』

まゆ『やあああああああっ! あなたは死んでくださああああいっ!!』

まゆ『あなただけは生かしておきませんよおおお!!』

まゆ『死んでくださああああい!』

まゆ『死ねええええええ!!』



ふじとも「うっ、ううっ……なんだか、まゆちゃんが死ね死ねって叫んでる思い出しか浮かんでこないけど……」グスッ、グスッ

まゆ「まゆも、そんな気がしてきましたぁ……」グスッ


ゆっこ「ユッコもみなさんともっと遊びたかったですよおおおおお!」

もりくぼ「みなさんと一緒なら、もう少しだけ外に出ていたかったんですけど……でも、でもぉぉぉ……」グスッ!

瑞樹「そうね……でもまあ、人生あと70年、またそのうち会えるわよ」

美優「そう、ですね……また、一緒に遊びましょうね」

ちひろ「さあ、ふじともちゃん、ハートフルままゆ……」

まゆ「はぁい……」スッ

ふじとも「まゆちゃん、またね! あたし、絶対にまたまゆちゃんに会いに行くから!」

まゆ「まゆも……まゆも待ってます! だから、だからふじともちゃん!」

ちひろ「魔法陣の魔力が溜まりました……時間です。みなさん、本当にありがとうございました」

パアアアアアアッ!!!!


ふじとも「まゆちゃん!」

まゆ「ふじともちゃん!」

ふじとも「魔法少女の契約プラン、標準で2年契約だから後1年経ったら自動解約されるからね!!」

まゆ「えっ!? いまそんなこと言うんで――」

シュンッ!!


ゆっこ「……プランの説明、ちゃんとやってなかったんですか?」フワフワ

ふじとも「ゴメン、最初の契約のときもバタバタしてたし、これ言うのすっかり忘れてたの今思い出しちゃって」

もりくぼ「ち、ちゃんと契約した後に書類、渡しましたか……?」

ふじとも「い、一応渡したんだけどね……」

ちひろ「さっ! みなさん、王国に帰りましょうか。お仕事もまだ残ってますからね?」


「「「はーい」」」


……
…………

――東京、女子寮前


美優「……帰ってきましたね」


瑞樹「そうね、色々あったわ……ホント」


真奈美「皆、紆余曲折あったが、最後には戻ってくることが出来てよかった」


まゆ「はい、でも……まゆたちは、これからも――」



……
…………
………………
……………………

――1年後、まゆの通う学校(教室)


まゆ(授業……早く終わらないかな……)チラッ


まゆ(外、とってもいいお天気……今日はお仕事もお休みなんですよねぇ)


まゆ「……」ゴソゴソ

まゆ(盗聴器のスイッチを入れて……)

カチッ

『よし、少し早いけど休憩するかな』

まゆ(うふっ♪ Pさん、今日もお仕事頑張っているんですねぇ……そうだ、学校が終わったら事務所に行って……)

『おいおい、いきなり抱きつかないでくれよ。まったく、いつまでたっても子供なんだから……』

まゆ「……」ピクッ

『それじゃ一緒にご飯でも食べるか? ちょっと準備するから待っててくれよ』

ピッ

まゆ(一体どこの誰が……私のPさんに近付く泥棒猫……いい加減、早く見つけて始末する必要がありますねぇ」


「まゆちゃん、どうしたの?」


まゆ「えっ? あ、せ、先生……いえ、なんでもありません」

まゆ(このままじゃ済みませんよぉ……)ギリッ……!


……
…………

――午後、まゆの通う学校(校門)


まゆ「はぁ……ようやく学校が終わりました」

まゆ(どうしようかな……もう事務所に行って――)


『えー、どこかに魔法少女、魔法少女の素質のある子はいないかしらー?』


まゆ「っ!」ピクッ!


『紅と包丁と、血に塗れた姿が似合う魔法少女、魔法少女になれる子はいないかしらー?』


まゆ(そう、そうです! 今日は……今日は!)


タタタタタタッ!!


……
…………

――公園

タッタッタッタッ!!

まゆ「ここ、ここから……!」ハァッ、ハァッ!

まゆ「あ……」




????「……今日で、丁度2年経ったの」


まゆ「……そうでしたね」


????「ところで、そこのあなた? あたしの見たところ……凄い魔法少女の素質があるみたいだけど……」トテトテ

????「どうかしら? 魔法少女の標準プラン……契約更新、する?」


まゆ「……はいっ」


????「そう! それじゃあ早速、王国に契約更新の連絡を入れておかないとね!」


まゆ「お願いします。ふふっ♪」





まゆ「……おかえりなさい、ふじともちゃん」


ふじとも「ただいま! まゆちゃん……魔法少女ハートフルままゆ!」




おしまい

……
…………

――深夜、神谷家(奈緒の部屋)

奈緒「終わった……」

奈緒「視聴率も脅威の1%台、常に作画崩壊状態、視聴者からの評価もズタボロの糞アニメ……」

奈緒「打ち切りにならないのが不思議なくらいなのに、何だかんだと完走してしまった……」ピッ

奈緒「……壁紙ダウンロードしとこ」カチカチッ!

奈緒「本スレはどうなっているんだ、みんなの反応は……」


『ままゆ……よかったな』

『これからもふじともと一緒だな!』

『契約更新ならそろそろミユミユとミズキが魔法熟女になるな。胸が熱い』



奈緒「やっぱりみんな、糞アニメでも最後まで見てしまったら思うところはあるよな……」

奈緒「あとは劇場版か。公式サイトで何かお知らせとか載ってないかな……」カチッ、カチッ!

奈緒「おっ! 今日日付の更新情報があるぞ!」



「魔法少女ハートフルままゆをご愛顧頂きありがとうございます」

「予定しておりました『劇場版魔法少女ハートフルままゆ 光の国に架かる虹色の橋』は制作会社の都合により制作中止となりました」

「お楽しみにして頂いた方々には大変申し訳ありませんが、ご了承願います。これからも魔法少女ハートフルままゆをよろしくお願いします」



奈緒「……糞アニメかよ!」バンッ!


……
…………
………………
……………………

おわり

正直、運営が魔王こずえを出すと事前に分かっていたら激寒駄洒落おばさんのイベントを早めに切り上げてさっさとここまで投下してました。これじゃ二番煎じみたいなもんだし。
HTML依頼出して終了。

これまでこんな糞みたいなスレに付き合ってくださってありがとうございました。
今回は事前に、なるべく糞アニメになりそうな話を51話分書いて、その中でより糞みたいな出来だと思うものをピックアップして投下する形を取りました。
ガチャ画像が必要な話を投下するときはガチャ引きたいときに投下するようにしてました。いま思えばやったのは失敗でした。

でも個人的に最後に幸子が引けてよかったと思ってます。何枚も被りまくってるけど。

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