【安価】提督「学力?」阿武隈「んんっ!」 (932)

お久しぶりです
このスレは下のスレの後日談、番外編となっています


【安価】提督「学力?」
【安価】提督「学力?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480852405/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1481429787

前回の結果(総勢:33名 平均:60.6点)

あきつ丸・夕張(100点)
霧島(99点)
瑞鶴(93点)
加賀(90点)
陽炎(89点)
鹿島(85点)

~ご褒美ライン(80点)~

伊58・金剛(78点)
北上(76点)
不知火・五十鈴・卯月(75点)
電・野分(70点)
浜風(67点)
青葉・明石(65点)
速吸(64点)
神通(63点)
雪風(60点)
天津風(59点)
鬼怒(57点)
阿武隈(54点)
望月(42点)

五月雨(38点)
木曾(28点)
摩耶(25点)
香取(23点)
初月(22点)
Z1(14点)
赤城・大鯨(1点)

【後日談:香取の常識】

提督「うーん......」

大淀「提督?どうかされましたか?」

提督「あーいや、演習での今までの結果を見ていたんだが......」

大淀「演習の記録ですか?なぜそんなものを?」

提督「いやほら、この間のテストの結果。香取がさ」

大淀「......ああ、成る程」

提督「それで、鹿島と比べてどうだったか見てたんだが......」

大淀「?」

提督「ほらこれ。見てくれ」

大淀「......鹿島さんに比べて香取さんの方が成果を挙げてますね」

提督「そうなんだよ。だから訳がわからなくてな......やっぱり前のテストは何かの間違いだったのかな?」

大淀「......ふむ」

提督「大淀?」

大淀「すみません、提督。香取さんを呼んで貰ってもいいですか?」

提督「え?」

大淀「少々確かめたいことが」

提督「......?」

香取「それで、提督。私にご用事とは一体なんでしょう?」

提督「ああ、すまない。何でも大淀が聞きたいことがあるらしくて」

香取「はぁ」

大淀「すみません、香取さん。今からする質問にお答えして貰ってもいいですか?」

香取「はい、構いませんよ」

大淀「では......『ごっかん』、漢字で書けますか?」

香取「え?......えーと」

提督「......」

大淀「では、質問を変えます。『ちょうどきゅうせんかん』、漢字で書けますか?」

提督「おい、大淀。これに何の意味が」

香取「『超弩級戦艦』」

提督「......え?」

大淀「......ふむ、では武田信玄について知ってることを何か答えてください」

香取「......すみません、分かりません」

大淀「では、サー・フランシス・ドレークについては?」

香取「確か帆船時代の指折りの海軍提督でしたね。彼により海戦における組織の革命が起こったと言われています。ですが彼は海賊としても」ウンヌンカンヌン

提督「......成る程。大体分かった」

大淀「予想はしてましたがこれは......どうなんでしょうか」

提督「どうって言われてもなぁ......」

香取「......提督?大淀さん?聞いていますか?」

提督「......香取、もういい。とりあえずこっちの話を聞いてくれ」

香取「え?」

提督「香取、お前海軍に関すること以外の勉強してないのか?」

香取「ええ、してませんね。日々、艦隊のためになる知識を溜めるために海戦術の勉強に費やしていますから」

提督「......頭痛くなってきた」

大淀「ちなみに読書とかされたりは?」

香取「本は......読みませんね。戦術についての本を読みますが読書とは違いますし」

提督「......そもそも香取って何か休日に遊んだりしてるのか?」

香取「休日ですか?休日は今後の演習などの計画をまとめたりしています」

提督「......」

香取「あ、あの......何か変でしょうか?」

提督「......香取」

香取「は、はい!」

提督「とりあえずこれから少しの間、お前に休暇を与える」

香取「え?」

提督「その間、海戦術のこととか考えるの禁止」

香取「えぇ!?」


香取「と言われてしまいました」

鹿島「香取姉ぇ......当たり前ですよ......」

鹿島(いつも何かしてると思ってたけどそんなことしてたんだ......)

香取「でもどうしようかしら。いきなり休暇と言われても......うーん、やっぱり今度の練習遠洋航海のこととか」

鹿島「それはダメって言われたんでしょ?」

香取「そ、そうだけど......他にやることが思い付かなくて」

鹿島「香取姉ぇ......」

香取「うぅ......」

鹿島「何か趣味とか......やりたいこととかってないの?」

香取「......ないわね」

鹿島「うーん......」

香取「......ちなみに鹿島は何が趣味なの?」

鹿島「私?鹿島は......↓2、かな」

何か鹿島の趣味

鹿島「私はよくインターネットを見たりとか、かしら?」

香取「い、いんたーねっと?」

鹿島「か、香取姉......まさか知らないの?」

香取「えぇ......まぁ」

鹿島「......とりあえず今日はパソコンの使い方を覚えましょうか」

香取「はい......」


鹿島「......とまぁこんな感じかな?」

香取「成る程。これは便利ね。色々と指導、ありがとうね、鹿島」

鹿島「ううん、これくらい平気よ。それより香取姉。折角だから色々と調べてみたらどうかな?」

香取「え?」

鹿島「ほら、もしかしたら何か興味を持つものが見つかるかも」

香取「......なるほど。確かに。そうしてみましょうか」

鹿島「鹿島はこれから演習だから行っちゃうけど......一人で大丈夫?」

香取「心配しないで。教えられたことはすべて覚えてますから平気よ」

鹿島(一回しか教えてないのに......やっぱり香取姉凄い)

鹿島「それじゃあ、香取姉、行ってきますね」

香取「ええ、頑張ってね」

バタン

香取「......さて、鹿島のアドバイス通り色々見てみましょうか」

香取 カタカタ

香取「......あら?これは」

香取「↓2?うふふ、面白そうね」カチッ

何かサイト名とか

香取「有明の女王......?何かしら、これ」カチッ

香取「......」

香取「あら?......か、鹿島?」

香取「え?ど、どういうことなのかしらこれ......」オロオロ

香取「鹿島の絵が沢山描かれてるけど......鹿島のファンクラブ、なのかしら?」

香取「鎮守府の外のことはよく知りませんがあの子、外で人気だったのね」

香取「......うーん、本当に絵が一杯ね。あら、本まで描かれてるのね」カチカチ

香取「......あら?何か変なところをクリックして」

香取「......」

香取「なぁっ!?」カァッ

香取「な、なななな、なななな!?」

香取「何ですかこの絵!?か、かかかかか、鹿島が!鹿島がぁ!!」

香取「あ......」

香取「......と、とりあえず落ち着きましょう」

香取「......こ、これどうしましょうか。鹿島は知ってるのかしら......」オロオロ

香取「も、もし知らないで勝手にやられてるのならどうにかしないといけないし......」オロオロ

香取「......」

香取「......↓2さんに相談しましょう」

誰か艦娘を

香取「そ、そういえば秋雲さんはこのような絵に詳しかったはず......」

香取「......とりあえず聞いてみましょう」


香取「すみません、秋雲さん。今少し、よろしいですか?」

秋雲「ぅえ”?か、香取教官?」ビクッ

香取「?」

秋雲「あ、いやー、へ、平気ですよー」

秋雲(やっべー、秋雲、何かしでかしたっけ?)

香取「その......実は鹿島のことで」

秋雲「え?鹿島教官?」

香取「はい......その、この絵を見て欲しいのですが」

秋雲「......あ”」

秋雲(......これ、私が描いたやつじゃん)

香取「今日、初めていんたーねっとをやったので詳しくはないのですが鹿島のこのような絵を描かれている方がいるらしくて」

秋雲(やっべー!!お、怒られるだけですむかな......これ)

香取「聞けばいんたーねっとは誰でも見られるようなのでこのような絵が色々な人に見られるのは正直どうにかしたいのです」

秋雲(さ、最悪解体なんてことも......)

香取「そこでこのようなことに詳しそうな秋雲さんにご相談をと思ったのですが......秋雲さん?」

秋雲「は、はぃいいい!」

香取「......先程からどうかしましたか?」

秋雲「あー......いやー?な、なんでも?」ダラダラ

秋雲(あ、あれ?まだもしかしてバレてない!?)

香取「......?えーと、それでどうすればいいでしょうか?」

秋雲「え?」

香取「ですからこのような絵をいんたーねっとから消すにはどうすればいいのですか?」

秋雲(こ、ここは何としても逃げきらないと死ぬ!!)

秋雲「......あ、あー!↓2なんていいんじゃないでしょうか!?」

何か解決策を
コンマ60以上で秋雲が描いてたことがバレます

コンマ27:バレなかった


秋雲「こ、こういうのは一度出回ると消すのは難しいんですよ!」

香取「え?そ、そうなんですか?」

秋雲「は、はい!ですから忘れられるのを待つしかないかと!えぇ!」

香取「......そんな」

秋雲(......行ける!逃げきれる!)

香取「あぁあ......そんな、何のできないなんて」

秋雲「......」ピーン

秋雲「香取教官!秋雲にいい考えが!」

香取「え?」

秋雲「ネットの人って新しいネタが見つかると昔のことって忘れちゃうんですよ!」

香取「新しい......ねた?」

秋雲「はい!この場合ですと新しい絵とか!」

香取「......ふむ、ですが私は絵はあまり」

秋雲「そこでこの秋雲!微力ながらお手伝いします!」

香取「え?」

秋雲「私がイラストを沢山描いてー、投下すれば鹿島教官の絵は埋もれて忘れられますよ!」

香取「な、成る程......ですがお願いしてもいいんですか?それだけ描くとなると大変なのでは?」

秋雲「ええ、大変です......そこでなんですかぁ」ニヤニヤ

香取「な、何か?」

秋雲「やっぱりイラストを描くにはモデルが欲しいんですよねぇ!」チラッチラッ

香取「へ?......わ、私ですか!?」

秋雲「はい!」

香取「......し、仕方ありませんね。鹿島のためです」

秋雲「ありがとうございます!」

秋雲(うひょひょー!これで次のコミケのネタもゲットー!!)

香取「で、ですがあまり恥ずかしいものは」

秋雲「分かってます分かってます!ささ、では早速!」

香取「え、えぇ!?もうですか!?」

秋雲「善は急げですよ!ほら!ポーズお願いします!」

香取「ううぅ......こう、ですか?」

秋雲「くぁー!いいですよー!!」

秋雲(筆がはかどりますねぇ~♪)サラサラ

香取「うぅぅ......」


~香取の休暇一日目~
鹿島にパソコンの使い方を教わるも秋雲に騙されモデルに一日付き合わされる

一日目終了
あと何日かやったら次のキャラの後日談に移ります
とりあえず今はここまでです

訂正
>>14
私はよくインターネットを見たり→私はインターネットを見たり

>>31
私が描いた→秋雲が描いた

>>40
何のできないなんて→何も出来ないなんて

>>41
そこでなんですかぁ→そこでなんですがぁ

提督「それで昨日はどうだった?」

香取「鹿島からいんたーねっとの使い方を教えてもらいまして色々と調べものをしてみました。なかなか面白いものですね、うふふ」

提督「そ、そうか」

提督(......まさかそこまで一般常識がないとは。無理やりだったが休暇を出して正解だった)

提督「しかしネットサーフィンだけか?他にもなにかしてないのか?」

香取「え?あ、えーと......」

香取(下手に話して提督があの鹿島の絵のことを知ったら大変ですね......黙っておきましょう)

香取「と、特にしてませんね」

提督「......?」

香取「それで提督、私の休暇は一体いつまで......」

提督「ん、そうだな......じゃあとりあえず今日までということにしておこう」

提督(もっと色々知ってほしいが......正直香取が抜けた穴が痛い)

香取「はい、分かりました」

提督「ということで、香取。今日も色々やってみて楽しんでこい」

香取「うふふ、はい」


香取「......さて、そうは言われたものの」

香取「うーん、今日は何をしましょうか」

香取「今日もいんたーねっとをやるのもいいですが......やはり連日というのはどうなんでしょう」

香取「......相談しようにも鹿島は演習中でいませんし」

香取「うーん、どうしましょう」

香取「......とりあえず、↓2をしましょうか」

何か行動を

香取「鹿島が戻ってくるまで本でも読んでましょうか」

香取「えーと、なにかよさそうな本は......」

香取「......あ」

香取(しまった......私が持ってる本って海戦術関連のものしかない)

香取(......提督に禁止されている以上これは読めませんね)

香取「......かといって他にやりたいことも思い付きませんし」

香取「そうなると......どなたかに本を借りてみましょうか」

香取(何か本を持ってそうな人と言えば......)

香取「↓2さんに頼んでみましょう」

誰か艦娘を

香取(霧島さんなら何かいい本を持っているかもしれませんね)

香取「......うふふ」

香取(......こんな風に艦隊のこと以外で誰かに訪ねるのなんていつ以来でしょうか?)

香取(もしかしたら、初めてかもしれませんね)

香取「......しかし、戦艦寮に来たのはいいですが、この時間ですと霧島さんはどこに」ウーン

霧島「あら?香取さん?」

香取「あら、霧島さん」

霧島「戦艦寮にいるなんて珍しいですね。どなたかに後用事ですか?」

香取「ええ、少し霧島さんに頼みたいことがありまして」

霧島「私に、ですか?何でしょうか?新たな艦隊の運用法などについてですか?」

香取「ああ、いえ。今日はそういった話ではなくてですね」

霧島「ふむ、では?」

香取「実は少し、本をお借りしたくて」

霧島「本?」

香取「えぇ、少し読書をしようと思ったのですが肝心の本がなくて」

霧島「は、はぁ」

霧島(香取さんって案外抜けてるところがあるのでしょうか......)

霧島「まあ、そういうことでしたらお貸ししますよ」

香取「すみません、ありがとうございます」ペコリ

霧島「いえ、それで本のジャンルなどは何がいいとかありますか?」

香取「え?じゃ、ジャンル......ですか?」

霧島「ええ、ミステリー、恋愛など色々ありますが」

香取「......あのー、そういうことには疎いもので。何か一冊、霧島さんのおすすめでお願いできませんか?」

霧島「......はい。構いませんよ」

霧島(香取さんってこんな感じの人だったんだ......知らなかった)

霧島「......そうなると、これなんてどうでしょう?かなり面白いですよ」スッ

香取「えっと、これはどのようなお話のものなんですか?」

霧島「これですか?これは↓2ですね」

何か本のジャンルなどを

霧島「折角ですから漫画なんてどうですか?」

香取「ま、まんが、ですか?」

霧島「ええ、これは金剛姉さまからおすすめされたのですがなかなか面白いものでしたよ」

香取「は、はぁ......まんが......」

霧島「その感じですと漫画を読んだことはないですよね?」

香取「そう、ですね。お恥ずかしながら」

霧島「でしたら一度、試してみてはいかがですか?」

香取「......そうですね。いい機会ですし、そうしてみましょう」

霧島「ふふ、それにこの漫画の内容は私たち艦娘のように昔の軍艦たちをモチーフにしたものなんです」

香取「ほほう......」

霧島「ですので話も頭に入ってきやすいと思いますよ」

香取「なるほど、まんが初心者の私にはちょうどいいかもしれませんね」

霧島「ええ、ではとりあえず1巻お貸しします。もし続きが読みたくなったらいつでも言ってください」

香取「助かります。では、帰って早速読んでみますね」

香取「しかしまんが、ですか......秋雲さんもこのようなものを描かれているのでしょうか?」

香取(今度、それも読んでみるのもいいかもしれませんね)

香取「とりあえず今はこれを......」ペラッ

香取「ふんふん......話は2056年......あら、随分未来の話なのね」

香取「......」ペラッ



鹿島「香取姉、ただいまー」

鹿島「......?香取姉?」

香取「......」ペラッ

鹿島「......」

香取「......」ペラッ

鹿島「......」

香取「......ふぅ」パタン

鹿島「あ」

香取「あら?鹿島。いつ帰ってきたの?」

鹿島「さ、さっきだけど......何を読んでたの?」

香取「え?これ?霧島さんから借りたまんがよ」

鹿島「ま、漫画?香取姉が?」

香取「変かしら?」

鹿島「う、ううん。変じゃないけど。面白かった?」

香取「えぇ、最初は絵と台詞を追うのが大変だったけど面白かったわ」

鹿島「ふふっ、そっか」

香取「?」

鹿島(香取姉、ちゃんと休暇を楽しめてるみたいで良かった......)

香取「ああ、それでね。鹿島に聞きたいことがあるんだけど」

鹿島「え?鹿島に?」

香取「ええ、次に何をしようか思い付かなくて......まんがももう読み終わっちゃって」

鹿島「あー」

香取「何かないかしら?」

鹿島「んー、もうお昼だし今からできることとなると......↓2、かしら?」

何か遊ぶことなど

鹿島「うーん、手軽に遊べるもの......ああ、ダーツなんてどう?」

香取「だ、ダーツ......ってあれ?矢を投げる......」

鹿島「そうそれ、あれだったら1ゲームも短いし」

香取「そうなると......バーかしら?」

鹿島「うふふ、香取姉がお昼からバーに行くなんてなんか新鮮ね」

香取「そ、そうね......」

香取(......そもそもバーに行くのが初めてだけど......だ、大丈夫、よね?)

香取「それより私、初心者なんだけど......大丈夫かしら?」

鹿島「大丈夫!鹿島が色々と優しく、指導させて頂きますから」

香取「も、もう鹿島ったら」

鹿島「うふふっ♪それじゃ、行きましょうか」

カランカラン......

香取「......昼間のバーに初めて来ましたが随分昼間から呑んでいる人がいますね」

鹿島「あ、ははは......まあまあ香取姉、今日は抑えて」

香取「ふぅ......いずれ厳しく指導する必要がありそうですね」

鹿島(......皆さん、ごめんなさい)

香取「それでダーツはどこに......」

鹿島「えーと......あ、あそこです。今は↓2さんがやってますね」

誰か艦娘を
二人まで可

鹿島「ポーラさん、こんにちは」

ポーラ「あら~、Buon Giornov~」

鹿島「お一人でダーツですか?」

ポーラ「はい~、少し練習してました~。もしよかったら、ご一緒にどうですか~?」

鹿島「ええ、ぜひ」

香取「よろしくお願いします」

ポーラ「では、一緒に呑みながら楽しみましょ~」

香取「え、えぇ!?ま、まだお昼ですし......」

鹿島「香取姉、今日はお休みなんだし折角なんだから」

香取「で、でも」

ポーラ「えっへへへ、おいし~いお酒、あるんですよ~?」

香取「......そうですね。で、では一杯だけ」

ポーラ「は~い、それじゃあお酒の用意しますね~」

香取「お、お願いします」

鹿島「それじゃあ、その間にダーツの練習しましょう」

香取「えぇ、お願いね。鹿島」

鹿島「うふふ、任せて!」

香取「......こんな感じかしら?」

鹿島「そうそう、そんな感じ」

ポーラ「鹿島さ~ん。そろそろ一勝負、してみませんか~?」

鹿島「そうですね。やってみましょうか」

香取「あら、もう?」

ポーラ「えへへ~、負けませんよ~」

鹿島「それじゃあ501をやりましょうか。香取姉、大丈夫?」

香取「......心配しないで。ある程度はコツを掴んだわ」

鹿島「うふふ、それじゃ、始めましょうか」

↓2 コンマ香取の残り持ち点
↓3 コンマ鹿島の残り持ち点
↓4 コンマポーラの残り持ち点

00は0扱い

香取:22
鹿島:95
ポーラ:19

香取「......っ!」シュッ

ダンッ

香取「ふぅ......まずまずね」

鹿島「香取姉......上手いね」

香取「そう?」

ポーラ「はい~、とってもお上手です~」

鹿島「うーん、私も負けてられません!えいっ!えいっ!」シュッ

バシッバシッ

鹿島「......あ、あれ?」

香取「うふふ、枠外ね」

鹿島「こんな......うーん......」

ポーラ「次はポーラの番ですよ~」シュッ

ダンダンダンッ

香取「......す、すごいですね」

ポーラ「いえいえ~」

鹿島「酔ってるはずなのに......」

香取「これは......うふっ、負けられませんね」シュッ

ポーラ「受けてたちますよ~」シュッ

鹿島「うぅ......置いてかれた」シュッ

香取「......あぁあ!バースト......」シュッ

鹿島「鹿島はまだそこまでいけてないのに......」シュッ

ポーラ「あら~?最後、入りませんでした~」シュッ

香取「......やはり経験者には勝てませんね」

ポーラ「いえいえ~、とってもお上手でした~」

鹿島「......いや、こんな......嘘......惨敗だなんて」ズーン

ポーラ「そういうときはお酒を呑むしかないです~。沢山飲みましょ~?」

鹿島「はい......いただきます」ゴクゴク

香取「鹿島?あまり飲みすぎちゃダメよ?」

鹿島「......はい」

香取「......それにしてもダーツもなかなか楽しい物ね。うふふっ」

ポーラ「どうですか~?もう一勝負」

香取「えぇ、やらせていただきます!」

鹿島(......まぁ、香取姉が楽しそうだし、良かったかな?)

~香取の休暇二日目~
午前中は霧島から初めての漫画を借りて熱中
午後はお酒を飲みつつポーラ達とダーツを楽しむ

提督「それで香取、休暇はどうだった?」

香取「えぇ、今まで体験したことないことを沢山できました」ニコリ

提督「それは何より。休暇を出した意味があったかな?」

香取「うふふ、そうですね。いんたーねっとにまんが、ダーツ。どれもとても楽しかったです」

提督(......うん、まあこれで少しは一般常識にも触れるようになるかな?)

香取「それで提督、今日のご予定は......」

提督「え?あ、ああ。今日はメンバーでこの練習遠洋航海を頼む」

香取「うふふ、分かりました!優しく、指導させて頂きます」ニッコニッコ

提督「......」

香取「では、早速行ってまいりますね?」

提督「あ、あぁ......」

バタン

提督「......はぁ、なるほどなぁ」

提督「ただ単に一般常識がないだけだと思ってたが......まさかなぁ」

提督「......まぁ、無趣味よりはいいのか」


香取「~♪」

鹿島「あら?香取姉、嬉しそうだけど何かあったの?」

香取「これから久しぶりの遠洋航海なんです。それが楽しみで!」

鹿島「......香取姉、本当に指導するのが好きなんだね」

香取「うふふ、勿論。私の生き甲斐ですから」




香取「さぁ、今日も一日、指導させて頂きます!うふふっ!」




【香取の常識】おしまい

うーん香取のキャラが掴みにくい
とりあえず香取の後日談は終了です
次回は誰やるかどう進めるか全くの未定
どうしよう

【後日談:鹿島のケッコン?】

電「演習、お疲れ様なのです!」

北上「やー、今日の演習も凄かったねー」

不知火「そうですね。特にあちらの阿武隈さんにプリンツさんが強敵でした」

五十鈴「流石はケッコン艦って感じだったわね」

北上「やー、そっちもだけどさ」

電「え?」

北上「こっちこっち」

鹿島「うふふふふ」キラキラ

五十鈴「あぁ......」

不知火「そういえば」

電「なんだか最近、ずっとキラキラしてるのです」

五十鈴「何かあったのかしら?」

青葉「知りたいですか?」ニュッ

五十鈴「きゃっ!?」

電「あ、青葉さん!?」

青葉「ふふふ、実はもうすでにそのネタは掴んでいるんですよ!」

電「ほ、本当ですか?」

不知火「......信じられませんね」

青葉「本当ですよ!青葉を何だと思ってるんですか!?」

五十鈴「パパラッチ」

北上「野次馬」

青葉「ひどいっ!」

電「あはは......それで青葉さん、原因ってなんなんですか?」

青葉「え?あー、こほん......実はですねぇ」

五十鈴「実は?」

青葉「鹿島さんと司令官が結婚するらしいです!」

電「え、ええぇええぇぇえええ!?」

五十鈴「ほ、本当なのそれ!?」

青葉「はい!何でもこの間のテストの結果のご褒美に指輪をお願いしたらオッケーだったらしくて!」

北上「......ふーん」

電「た、大変なのです!お祝いしなくちゃなのです!」

不知火「ですがそんな話、全然噂にもなっていませんが」

青葉「まだ指輪を渡してないらしいですからね。時期が来たら渡すらしいですよ!」

不知火「ああ、なるほど」

北上「......うーん」

電「......?北上さん?」

北上「なーんか、引っ掛かるんだよねぇー」

不知火「?それってどういう」

鹿島「皆さん!提督さんのところに報告に行きますよ!うふふ♪」キラキラ

五十鈴「あ、はーい」

電「はわわ、待ってほしいのです!」

不知火「......あの、さっきのは」

北上「んー?やー、何となくだけど」

不知火「はぁ」

不知火(......気になりますね)

鹿島「提督さん!演習の報告に来ました!」

提督「お、ご苦労様。いつもすまないな」

鹿島「うふふ、提督さんのためですから。だって鹿島は......」

提督「ん?」

鹿島「い、いえ。何でもありませんよ。うふふ♪」

電(......なんだかとっても執務室に居辛いのです)

五十鈴(何これ......)

不知火(気になるところ......どこかに見落としが?)ジー

北上(......)

提督「......ん、今日の演習で皆大分練度が上がったな」

鹿島「えぇ、今日の演習相手の皆さんがかなり強くて」

提督「ほぅ......お、鹿島もこれで最高練度か」

鹿島「はい、提督さんのお陰です!」

提督「......ふむ」

鹿島「提督さん?」

提督「なら、渡すとするか。約束してたしな」

鹿島「え?それって......」

提督「何だ忘れたのか?指輪だよ」

鹿島「......え」

五十鈴「えええ!?」

電「は、はわわ!?い、今なのですか!?」

青葉「こ、これはとんでもないスクープの瞬間!」

北上(あー)

不知火(......あれ、これって)

鹿島「て、提督さん!わ、私、まだ心の準備が......」

提督「ははは、緊張しなくていいさ。ほら、手を出して」

鹿島「......はい」

鹿島(......ああ、これで鹿島は本当に提督さんのお嫁さんに......)

提督「鹿島、テストでの高得点、それから最高練度、改めておめでとう!」つケッコン指輪

鹿島「......」

鹿島「......」

鹿島「え?」

提督「ん?」

鹿島「え?あの、これ......え?えぇ?」

提督「鹿島?どうした?」

電「......」

不知火「......」

五十鈴「......」

北上「......やっぱり」

青葉 パシャッ

鹿島 プルプル

提督「鹿島?おーい?」

鹿島「......さんの」プルプル

提督「え?」

鹿島「提督さんのバカァアアアアアアアアアア!!!」ベチーン

提督「へぶぅ!?」

鹿島「わぁああああああああん!!!」ダダダッ

バタン

電「......走っていっちゃったのです」

不知火「ケッコン......結婚......なるほど、大体理解できました」

北上「まーそんなことだろうとは思ってたけどさー、これは流石に酷いね」

五十鈴「まあこれは......提督がバカね」

提督「痛い......なんで......」ジンジン

青葉「見事な紅葉ですねー」パシャッ

提督「......グスン」

↓1~3
コンマ合計値が鹿島のご立腹度
00は100扱いで300に近いほど激おこ

コンマ73+88+10=171:大分おこ


鹿島(うぅ......提督さんのバカ......)

鹿島(あんなに緊張して、勇気を振り絞って言ったのに......)

鹿島(確かに結婚とケッコン、言葉は同じだけど......分かるでしょ普通!)

鹿島(確かにこういうことに疎いのは分かってたけど、でも)

鹿島(......)

鹿島「......バカ」グスッ


提督「......つまりは俺がケッコンと結婚を勘違いしてたと」

青葉「えぇ、そういうことですね!」

提督「あははー、なるほどなーあははは......は」

提督「......」

提督「嘘だろ......」ダラダラ

北上「おー、驚きすぎて変な汗出てるけど大丈夫?」

提督「夢だろ、これ?もしくはドッキリ?今なら怒らないよ?」

不知火「残念ながら現実です」

電「鹿島さん、最近ずっとキラキラしてたのです。多分司令官と結婚出来ると思って......」

提督「うぅ......どうすれば」

五十鈴「本当に指輪を渡すしかないんじゃない?」

提督「い、いやそんな付き合ってもないのにいきなり結婚なんて出来るわけないだろ」

青葉「意外とそういうところは細かいんですねぇ」メモメモ

提督「メモやめい」ヒョイッ

青葉「あー!青葉のメモ帳返してよ~!」ピョンピョン

提督「......それでどうすればいいかな、これ」

北上「んー」

提督「北上?」

北上「やっぱりこういうときは↓2するのがいいんじゃない?」

何か許してもらえそうな行動を

北上「まずは提督のその考え方を知ってもらうしかないんじゃない?」

提督「......というと?」

北上「ほら、さっき言ってたでしょ?結婚するならまずは付き合ってからって」

提督「あ、ああ」

北上「だから付き合ってもないから結婚出来ませんって言えばいいじゃん」

提督「う、うーむ......それでいいのか?」

電「そうなのです!それでちゃんと一からお付き合いを始めるのがいいのです!」

提督「え」

五十鈴「あら、確かにそれならいいわね」

不知火「これなら文句はありませんよね?」

提督「......まぁ、確かに」

青葉「おお!つまりここにカップル誕生ですか!?」ワクワク

提督「落ち着け。まだ鹿島に話すらしてないんだぞ」

北上「まーそもそもちゃんと話を聞いてもらえるか怪しいもんねー」

提督「......だよなぁ」

電「と、とにかく今は当たって砕けろなのです!」

不知火「......砕けてはダメかと」

提督「それで鹿島の部屋の前まで来たわけだが......」

北上「んー?入らないの?」

提督「いきなり入れるか。それに」

ガチャガチャ

提督「ご丁寧に鍵を閉められてる」

五十鈴「同室の香取教官に開けてもらうのは?」

不知火「香取教官は練習遠洋航海に出てます」

五十鈴「あちゃー」

提督「......まあいい、外からでも話は出来るからな」

コンコン

提督「鹿島、聞こえてるな?」

『......なんですか?』

提督「さっきのことで謝りたくてな......すまなかった。俺、酷い勘違いをしてて」

『......』

提督「......それでなんだが、一から始めないか?」

『......え?』

提督「やっぱりこういうことは段階を踏むべきだと思うんだ。だからさ」

『......』

提督「すぐに結婚は無理だけど......それじゃあ、ダメか?」

『......↓2』

コンマの数値分鹿島のご立腹度減少(現在のご立腹度:171)
コンマゾロ目は数値に関わらず100扱い

171-18→153:まだ大分おこ

『......提督さんなんて知りません!』

提督「か、鹿島......」

『今日は帰ってください!』

提督「......ごめん、鹿島」

電「し、失敗なのです」

青葉「大分怒ってますねぇ。冷静な鹿島さんなら確実に食い付きそうな条件でしたが」

北上「まー一世一代のプロポーズが勘違いされてたんだからしょうがないよね」

提督「うぅ......どうしよう」

五十鈴「とりあえず今は引いて......次をどうするか、ね」

不知火「......でしたら不知火に案が」

提督「お、おお!なんだ?」

不知火「↓1です」

何か許してもらえそうな行動を

不知火「ここはやはり攻め続けるべきです。デートに誘いましょう」

提督「で、デートにか?」

不知火「はい」

電「で、でも部屋から出てきてくれるでしょうか?」

不知火「いえ、別にデート自体は成立しなくて構いません」

五十鈴「え?」

提督「ど、どういうことだ?」

不知火「司令がデートに誘う、これが重要です」

北上「あー、なるほどね」

電「??」

不知火「いいですか?今の鹿島教官は冷静ではありません。しかしここで放置すれば無視されたと感じ確実に悪化します」

提督「......ふむ」

不知火「逆にここで鹿島教官に積極的に関わればどういう結果にせよ好印象を与え、上手くすれば怒りを抑えられるかと」

五十鈴「でも、こんな状態でいきなりデートに行こうだなんて言われたら逆に怒りそうな気も」

不知火「鹿島教官は司令のことが大好きですからそれはないかと。関わってもらえるだけで大分変わると思われます」

提督「なるほど......」

五十鈴「そうなると問題はいつ誘うかね」

不知火「......」

提督「不知火?」

不知火「......何か不知火の作戦に落ち度でも?」

提督(......考えてなかったな)

北上「まー流石に飲まず食わずではいられないだろうし食事のときに出てきたところを狙えば?」

提督「うーん、やっぱり面と向かって言う方がいいもんな」

電「なのです!」

提督「じゃあ、今日の夕飯時に誘ってみることにしよう」

提督「......で、だ」

電「ど、ドキドキするのです」

不知火「不知火の作戦に問題はありませんので落ち着いてください」

五十鈴「提督、ここから見ててあげるから!頑張りなさいよ!」

青葉「たまに目線こっちにお願いします!」

提督「なんでいるの?」

北上「まあまあ、いいじゃんか」

提督「はぁ......まあお前らには相談にのってもらってるしな」

北上「そーそー」

提督「......ったく」

電「......あっ!出てきたのです!」

提督「っと、マジか」

不知火「司令、御武運を」

提督「おう、ありがとな」

提督「......鹿島!」

鹿島「!」ビクッ

提督「いきなりすまない。今いいか?」

鹿島「......嫌です」ツーン

提督「なら、すぐに済ませる。鹿島、俺とデートしてくれ!」

鹿島「......え?」

提督「だから、俺とデートをしてくれないかって」

鹿島「......」

提督「......鹿島?」

鹿島「↓1」

コンマの数値分鹿島のご立腹度が減少(現在のご立腹度:153)
コンマゾロ目は数値に関わらず100扱い

153-74=79:ちょっぴりおこ


鹿島「で、デート......」

鹿島(提督さん......鹿島の機嫌を取るために言ってくれてるの丸わかりです......でも)

鹿島(......提督さんと、デート)

鹿島「......」

鹿島 ポワポワ

提督「......鹿島?」

鹿島「っ!い、嫌です!提督さんとデートなんて!」プイッ

提督「そ......そうだよな。すまん」

鹿島「うっ......そ、そうです!それでは鹿島は失礼します!」

提督「ああ、呼び止めてすまなかったな」

提督「......はぁ、ダメだった」

不知火「何言ってるんですか?」

提督「へ?」

五十鈴「今のかなりいい感じだったわよ」

青葉「鹿島さんの顔、かなり緩んでましたよ!」

提督「そ、そうなの?」

電「司令官さん......」

北上「まーそういうところ直さないとまたやらかしそうだよねー」

提督「ぐっ......」

不知火「しかし攻め続けて正解でしたね。このままいけば直ぐに機嫌を直してもらえるかと」

青葉「それでそれで?次はどうします?」

電「は、はい!それなら......」

提督「電?何か考えがあるのか?」

電「はい。↓2、なんて、どうでしょうか?」

何か許してもらえそうな行動を

電「やっぱりケンカしたときの仲直りにはプレゼントが一番なのです!」

青葉「確かに王道ですねー」

北上「まー、悪くないかもね」

五十鈴「うん、ここまで来たら変に考えすぎない方がいいわね」

提督「プレゼントか......うん、いいかもしれん。それで何がいいと思う?」

不知火「ダメですね」

提督「え?」

不知火「そういうものは自分で考えて渡すのがベストです」

提督「だ、だが」

五十鈴「そうよ、ここでちゃんと自分で選ばなかったら提督、本当にバカよ」

提督「ぐぅ......」

電「そ、それにちゃんと考えて渡せばどんなものでも喜んでもらえるのです!」

提督「......まあ、確かにそういうものか」

電「はい!」

提督「ふぅ、ちゃんと考えないとだな......」

提督「それで買ってきたわけだが」

青葉「何を買ったんですか!?何を買ったんですか!?」

不知火「青葉さん、少し静かに。鹿島教官にバレます」

電「ほ、本当に問題ないてすか?」

五十鈴「大丈夫よ。電ちゃんの作戦は完璧。あとは提督次第よ」

提督「だからなんでいるの?今回はいつ渡すとか言ってなかったのに」

北上「まーまー」

提督「お前は絶対面白がってるだろ」

北上「そんなことないけど?」

提督「はぁあ......まあ、見ててくれた方が気が楽か......行ってくるよ」

北上「いってらっしゃーい」ヒラヒラ

提督「......鹿島!」

鹿島「え?あ......提督さん」

提督「その......これ」

鹿島「......これは、プレゼント?」

提督「お詫びの印と言うか何と言うか......と、とにかく俺の気持ちだ」

鹿島「......あ」

提督「気に入るか分からないけど......精一杯選んだものだ。受け取って、くれるか?」

鹿島「......↓1」

コンマの数値分鹿島のご立腹度が減少(現在のご立腹度:79)
ゾロ目は数値に関わらず100扱い

79-78=1:もう怒ってないけどなんか引けない状態


鹿島「あ......あぅ......」

鹿島(ど、どうしよう......プレゼントまでくれるなんて......)

鹿島(こんなにしてもらって、提督さんに迷惑かけてるよね......)

鹿島(で、でも......)

鹿島「あ、ありがとうございます」

提督「鹿島!」パァ

鹿島「う......で、でもまだ許したわけじゃありませんからね!」

提督「勿論、分かってるよ」

鹿島「......プレゼント、ありがとうございます」

提督「ああ、気に入ってくれれば嬉しいよ」

鹿島「......ふふっ」

提督「うん、今のは俺でもわかった。うまくいった」

北上「そういうのを平気で言えちゃうところがだめなんだよねー」

提督「......気を付けよう」

電「で、でも本当にいい感じだったのです!」

青葉「もうほぼ許してるって感じでしたね」

不知火「最後の一押し、どうしましょうか」

五十鈴「ふふ、五十鈴にお任せ。いい考えがあるわ」

提督「なんだ?」

五十鈴「↓1よ」

何か許してもらえそうな行動を

五十鈴「ケッコン指輪じゃない指輪を渡しましょう」

提督「まてーい!!」

電「そ、それは最初にダメだって」

五十鈴「バカね、指輪を渡すだけよ」

不知火「?」

提督「つ、つまりはプレゼントか?」

五十鈴「そう、プレゼント」

提督「......さっきと被ってない?」

五十鈴「被っててもいいのよ。指輪ほど嬉しいプレゼントはないでしょ?」

提督「......結婚指輪じゃなくてもか?」

五十鈴「ふふ、さしずめ結婚指輪(仮)ってところかしら?」

提督「頭痛くなってきた......」

青葉「まぁ最近はピンキーリングとかアクセサリーの指輪も増えてますからねー。結婚指輪はいずれ渡すとしても指輪をプレゼントするのはいいかもしれませんね!」

提督「もう結婚すること前提なのか......」

電「司令官さんは鹿島さんのこと、好きじゃないんですか?」

提督「......どうなんだろうな」

不知火「一度ちゃんと考えてみる必要がありそうですね。本当に好きなのは誰なのかを」

提督「そう、だな」

五十鈴「ふふ......」

五十鈴(まあこれで皆慌て出すでしょ?阿武隈、モタモタしてられないわよ?)

提督「......で、だ」

青葉「司令官!最後、かっこよくお願いします!」

電「はわわっ!つ、ついに来ちゃったのです!」

北上「おーおー、提督もちょっと緊張してる?」

五十鈴「ふふ、いい指輪じゃない」

不知火「綺麗ですね」

提督「......もういいや、突っ込むのも疲れた」

北上「ま、頑張ってねー。何を頑張るか分かんないけど」

提督「......おう」

現在のご立腹度は1なので強制成功

提督「......鹿島」

鹿島「......提督さん」

提督「今、少しいいか?」

鹿島「......ごめんなさい」

提督「......そうか、ならまたあとで」

鹿島「い、いえ!そうじゃなくて......その、鹿島が提督さんに迷惑をかけてしまって」

提督「それは......元々俺が勘違いしてたから」

鹿島「......そうだとしても、ごめんなさい」

提督「......ああ」

鹿島「......それで、提督さん。鹿島に何か御用事?」

提督「......これ」

鹿島「?またプレゼント?」

提督「......」パカッ

鹿島「......え?これ......ゆび、わ?でも提督さんは鹿島と結婚する気は」

提督「......ああ、悪いけどこれは婚約指輪って訳じゃない。今はまだ、俺も結論を出せないんだ」

鹿島「......」

提督「だから今は......」チャリッ

鹿島「あっ......これ、ネックレス」

提督「今は、これじゃあダメかな?」

鹿島「......ふふっ、仕方ないですね。今だけ、ですよ?」

提督「ああ」

鹿島「......ちゃんと、付き合ってくれるんですよね?」

提督「勿論、一からでよければ」

鹿島「......デート、やっぱり行きたいです」

提督「任せろ......って言ってもデートコースとか自信ないけどな」

鹿島「......うふふっ♪」

提督「......鹿島?」

鹿島「提督さん!今は、まだネックレスですけど」




鹿島「いつか絶対、薬指に付けますから、覚悟してくださいね?うふっ♪」




【鹿島のケッコン?】おしまい

なんで阿武隈ちゃんいつも負けてしまうん?
とりあえず今日はおしまい
あと夕張の後日談やってこのスレはおしまいの予定です
他にやるキャラが思い付かない

【後日談:夕張のアピール大作戦】

明石「......改修禁止されて暇だなぁ......」

明石「もぉー!何か作りたぃ~!」ジタバタ

明石「......はぁ」

明石「......仕方ない、夕張のところにでも遊びに行こうかな」


明石「おーい、夕張ー!」コンコン

明石「......あれ?いないのかな?」ガチャ

明石「え?開いてる......」

明石「夕張?いるのー?いないのー?」

ゴソゴソ......

明石「あっ、なんだ。やっぱりいる......」

夕張「......あか、し?」ゲッソリ

明石「ゆ、夕張!?何があったの!?」ビクッ

夕張「ちょっと......死にたくて」グスッ

明石「え、えぇえ!?と、とにかく落ち着いて!何があったの?」

夕張「......提督が......提督が......」ヒックヒック

明石「提督?提督に何かあったの?」

夕張「......盗られたのぉ」ウエエエン

明石「へ?と、盗られた!?」

明石(ま、まさか浮気とか!?)

夕張「提督のバカァ......」グスグス

明石(......あれ?でも)

明石「夕張、あなたたちって付き合ってたっけ?」

夕張 フルフル

明石「......」

明石(なんかめんどくさいときに来ちゃったかも......)

夕張「提督が好きな女の子のデータ通りにしてきたのにぃ!」バンバン

明石「そ、そんなもの集めてたの?」

明石(どこから......は聞くの止めておこう)

夕張「なのになんでなのぉ!」

明石「いやそれは夕張の行動が遅いから......」

夕張「遅いって言わないでよぉ!」バンバン

明石(......帰りたい)

明石「しかしあの提督もいよいよ相手を決めたんですね。誰になったんですか?」

夕張「......鹿島」

明石(さん付けが消えてる......)

明石「で、でもまだ結婚したわけじゃないんでしょ?ならチャンスはあるんじゃない?」

夕張「......もう婚約してるみたいだったしぃ」ウジウジ

明石(......もうやだ。帰りたい)

明石「はぁー、ならもう諦めなさいよ」

夕張「そんなのダーメェー!!」

明石「......あーもう!なら行動しなさいよ!」

夕張「でも......」

明石「こんなところでウジウジしてないで!それこそ提督に嫌われますよ!」イライラ

夕張「うっ......」

明石「諦めないならさっさとする!そんなんだから遅いって言われるんですよ!」

夕張「......」

明石「ほら、どうします?」ハァ

明石(ま、これだけ言えば流石に......)

夕張「......明石」

明石「ん?」

夕張「私、頑張ってみる!そうだよね、まだチャンスはあるよね!シャキッとしないと!」

明石「おっ、いいねー!その意気だよ」

夕張「うん!ありがとう明石!よーし、一緒に頑張ろうね!」

明石「うん!......うん?一緒?」

夕張「それで、どう提督にアピールすればいいと思う?何かアイディアない?」

明石(あ、あれ?もしかしてこれ、私がサポートする流れ!?)

夕張「明石?明石ってば!明石の意見を聞かせてよ!」

明石「え?あ、ああ......そうですね......私ってそういうことに疎いからなぁ」

夕張「でも私のデータじゃダメだったから色んな意見が聞きたいの。何でもいいから何かないかな?」

明石「うーん......なら↓1なんてどう?」

何かアピール方法を
(注)この二人は部屋に引きこもっていたせいで後日談の鹿島の騒動を知りません

明石「もう夜這いでもすれば?」

明石(正直手伝うのめんどくさいし適当に流せばいいよね......まあ流石にこれはやらな)

夕張「......やっぱり実力行使は重要よね」

明石「え」

夕張「ありがとう明石!私、行ってくるね!」

明石「ちょ」

バタン

明石「......」

明石「......わ、私、知ーらないっと」


提督「ふぁあ......」

大淀「あら?お疲れですか?」

提督「ん?ああ......少しな」

大淀「今日は区切りもいいですしもうお休みになられては?」

提督「そうだな......そうさせてもらうよ」

大淀「はい、ではおやすみなさい」

提督「ああ、お休み」

提督「ふぁあ......さっさと寝よ」

提督「......ねむ」モゾモゾ

提督「......」

提督 グー

ガチャ

夕張「ふふふ......」

夕張(好機到来ね!いざ......)ソロソロ

夕張「提督の生データ!いただいちゃいます!」バッ


現在の提督の夕張への好感度:100
↓1のコンマが奇数なら上昇、偶数なら減少
↓2のコンマの数値が増減値

100-85=15:かなりヤバい


夕張「提督!お邪魔します!」ヌガシヌガシ

提督「......んぁ?」

夕張「あ」

提督「へ?」

夕張「......」ダラダラ

提督「......」

夕張「し、失礼しましたー」

提督「まぁ待とうか夕張くんよ」ガシッ

夕張「ひ、ヒィ!?」

提督「何しようとしてたのかな?ん?」

夕張「よ、夜這い?なーんて......あはは」

提督「正座」

夕張「え?」

提督「正座、しよっか?」

夕張「......はい」

夕張(昨晩はさんざんでした。あんなに怒った提督を見たの初めて見た......)

夕張「ううぅ......」

夕張(こ、こんなはずじゃあ......)

夕張「......」

夕張「で、でも諦めるにはまだ早いよね!」グッ

夕張(これからアピールしていけばちゃんと......)

夕張「......でも次はどうしよう」

夕張「うーん......」

↓2「夕張さん?」

誰か艦娘を

阿武隈「夕張さん?どうかしたんですか?」

夕張「あ、阿武隈さん」

夕張(......阿武隈さんか)

夕張「......」ジー

阿武隈「?」

夕張(確か阿武隈さんも私と同じで提督狙いだったはず......)

阿武隈「あ、あの......」

夕張(それでいて秘書艦になったりして私より提督と親密......つまり!)

阿武隈「えーと」

夕張(何か秘訣があるにちがいない!)

夕張「阿武隈さん!」

阿武隈「え?あ、はい!」

夕張「阿武隈さんは提督と仲がいいですよね?」

阿武隈「え?そ、そうですかぁ?」テレテレ

夕張「......ええ、とっても」イラッ

阿武隈「えーと、それが?」

夕張「そんな阿武隈さんに聞きたいことがあるんですよ!」

阿武隈「き、聞きたいことですか?」

夕張「はい!」

阿武隈「まあ、あたしでいいなら答えますけどぉ......テストのデータを貰ったご恩もありますし」

夕張(......よし)グッ

夕張「私も提督と仲良くなりたいんです!何かいい方法はありませんか?」

阿武隈「え?えええ!?」

夕張「教えてください!」

阿武隈(ど、どうしよう......でもさっき答えるって言っちゃったし......ううぅ......仕方ない)

阿武隈「......↓2、なんてどうですか?」

何かアピール方法を

阿武隈「や、やっぱり普通にお話するのがいいんじゃないかな?」

夕張「......お話、ですか?」

阿武隈「うん、やっぱり仲良くなるならちゃんと一から知り合わないとだし」

夕張「うーん......」

夕張(なんだか思ってたのと違うけど......でも)

夕張(確かに言われてみれば提督とちゃんと話すことって少ないかも......)

阿武隈「......夕張さん?」

夕張「......ありがとうございます!早速、試してみますね!」

阿武隈「......うん」

阿武隈(夕張さん......今回だけだよ)

夕張「......それで」

夕張(よく考えてみれば昨日あんなことあったのにどうやって話そう......)

夕張「ううぅ......あんなことしなければ良かった......」

夕張(明石......恨むよ......)

提督「......おい、俺の部屋の前で何をしている?」

夕張 ビクッ

提督「お前まさかまた......」

夕張「ち、違います!た、ただ......」

提督「ただ?」

夕張「......提督と、お話ししたくて......」

提督「......」

夕張「......ダメ、ですか?」

現在の提督の夕張への好感度:15
行動が正常なので減少なし
↓1のコンマの数値分増加

15+13=28:まだ怪しんでる


提督「......それだけなら構わんが」

夕張「ほ、本当!?」

提督「あ、あぁ......まあ執務があるからあまり時間は取れないが」

夕張「ありがとう!」パアッ

提督「......」

提督(......昨日のは何だったんだ?)

夕張「えへへ、それでね提督!」ニコニコ

提督「......」

提督(うーん......)


夕張(......楽しかった)

夕張(ちょっとお話をしただけだけど本当に楽しかった)

夕張(まだ、胸がドキドキしてる......)

夕張「はぁ......」

夕張(本当に好きなんだなぁ、私)

夕張「......よぉし!次も張り切っていこう!」

↓2「夕張さん?」

誰か艦娘を
ちなみに提督の好感度がある一定値を越えたら終了です

五月雨「夕張さん、何を張り切っていくんですか?」

夕張「あ、五月雨ちゃん。き、聞こえてた?」

五月雨「はい......あっ、もしかして聞いちゃダメでしたか!?」

夕張「い、いやそんなことはないんだけど......」

夕張(恥ずかしい......声に出てた......)

五月雨「そ、そうでしたか......良かった」ホッ

夕張「......まあ聞かれてたらちょうどいいかな?」

五月雨「え?」

夕張「実はね、その聞きたいことがあって......いいかな?」

五月雨「お任せください!五月雨でよければ何でも答えます!」

夕張「うんじゃあ......提督と仲良くなるには何をすればいいかな?」

五月雨「提督と仲良く、ですか?でも夕張さんも十分仲は......」

夕張「その......色々あってね。だからお願い!」

五月雨「わ、分かりました......うーん、↓2とかどうでしょうか?」

何かアピール方法を

五月雨「当たって砕けましょう!」

夕張「え?」

五月雨「仲良くなるならガンガンいくしかありません!」

夕張「そ、そうかなぁ?」

夕張(......昨日それをやり過ぎて嫌われた気が)

夕張「それに砕けちゃダメなんじゃ......」

五月雨「あっ......と、とにかくです!勇気を出して提督に言うしかありません!」

夕張「え、えーと、何を?」

五月雨「好きですって!」

夕張「え......えぇ!?」

五月雨「あ、あれ?ち、違いましたか?私はてっきり提督ともっと仲良くなりたいということだからこういうことかと......」

夕張(す、鋭い......)

夕張「ま、まあ参考になった、かな?」

五月雨「あ、それなら良かったです。私、てっきり早とちりしちゃったのかと......」ホッ

夕張「あ、あはは......」

夕張(......うんでも、そうかも)

夕張(テストのご褒美のときもそうだったけど私、ちゃんと言葉にして伝えてなかった)

夕張(......うん、伝えよう)

夕張(ちゃんと、私の言葉で)

夕張「......ふぅ」

夕張(き、緊張してきた......)

夕張(どうしよう......改めて意識するとめっちゃくちゃ恥ずかしい!)

夕張(あー、でもここで逃げたら......あーもう!)

コンコン

夕張「......」ドキドキ

『ん、入っていいぞ』

夕張「し、失礼します!」

提督「......夕張?何の用だ?」

夕張「す、すみません......今、大丈夫、ですか?」

提督「......まぁ、平気だぞ。休憩中だしな」

夕張「よ、良かった」ホッ

提督「......それで?」

夕張「あ、その......提督に、どうしても言いたい言葉があって......」

提督「......?」

夕張「......」スーフー

夕張 グッ

夕張「提督!私、提督のことが好きです!」

現在の提督の夕張への好感度:28
↓1のコンマの数値分増加

28+73=101:夕張の気持ちを理解して不信感がなくなる

提督「......え?」

夕張「で、ですから......好き......なんです」

提督「あ、あぁ......うん、そ、か......そう、なのか」

夕張「その......この間のも......き、気持ちが抑えられなくて......ごめんなさい」

提督「あ......そういう、ことか」

夕張「で、でも本当に好きなんです!大好きなんです!」

提督「......夕張、俺は」

夕張「......提督、返事はいらないです」

提督「え?」

夕張「今は、気持ちをどうしても知って欲しかっただけで......それに今、返事を貰ったら断られるって、分かってますから」

提督「......」

夕張「でも絶対!振り向いてもらいます!」

提督「......夕張」

夕張「絶対!鹿島さんには負けませんから!」

夕張「......はぁ」

夕張「......」

夕張(ああぁぁああぁああ!!)

夕張(い、言っちゃった!本当に言っちゃったよぉ!)

夕張(ううぅ......で、でもあそこで断られなかったってことはまだチャンスはある、んだよね?)

夕張(......)

夕張「......頑張るしかないよね」グッ

夕張(......さて、と)

夕張「これから......どうしようかな」

夕張「......↓1さんを頼ってみよう」

誰か艦娘を

艦娘安価って誰でもいいの?テストの時でた娘のみ?

夕張「金剛さんならきっと......」

夕張(でも彼女も提督のことが......)

夕張「......それでもこんなところで止まってられない」

夕張(駄目でも......色々試さないと!)


夕張「えーと、金剛さんは......」

夕張「あ、いた!金剛さーん!」

金剛「Oh、夕張。何か私に用ですカー?」

夕張「はい、今大丈夫ですか?」

金剛「No problem!問題ないヨー!それでどうしたんですカ?」

夕張「実は少し相談がありまして......」

金剛「うーん、何だかSeriousな感じネー。ちょっとWaitネ」

夕張「え?」

金剛「紅茶を淹れてきマース!紅茶を飲みながら、ゆっくりお話するネ」ニコッ

夕張「あ、ありがとうございます」

金剛「......はい、夕張。紅茶ネ」

夕張「どうも......あ、いい香り......」

金剛「ふふっ、それで?相談って何ですカ?」

夕張「あ、実は......私、提督のことが好きなんです」

金剛「わ、What's!?い、いきなり何ですカ!?」

夕張「でも......私、どうすればいいか全然分からなくて......」

金剛「......」

夕張「すみません、本当なら金剛さんに聞くなんておかしいことは分かってるんです......でも私!」

金剛「Stopネ、夕張」

夕張「......金剛さん」

金剛「夕張の気持ちはよーく、分かったヨ」

夕張「......」

金剛「今回だけ、ですヨ?」

夕張「え?」

金剛「その熱いHeartに負けたヨ。少しだけ、アドバイスしてあげるネー」

夕張「......金剛さん」

金剛「ふふっ、でもこれからは、ライバル、ですからネー?手加減しませんヨ!」

夕張「......ありがとう、ございます!」

金剛「それでアドバイスなんだけど......↓1がいいと思うヨ!」

何かアピール方法を

>>252
誰でもいいですよ

金剛「倉庫の掃除ネ!」

夕張「......へ?」

金剛「Oh、Sorry。言葉が足りなかったネ。夕張は今、倉庫がどうなってるか知ってますカ?」

夕張「......えーと、大分荒れてましたね」

金剛「Yes!それでこの間、提督が言ってたらしいヨ。『誰か手伝って欲しい』って!」

夕張「......えーと」

夕張(掃除するだけ、なの?)

金剛「ふふふ、夕張!ここで手伝って地道にAppealデース!」

夕張「は、はぁ......ありがとうございます、やってみますね」

夕張(大丈夫かなぁ?......まぁ、でも試してみないと分からないけど)ウーン

金剛「......ふふっ」

金剛(絶対負けませんヨ、夕張!)

夕張「......それにしても掃除かぁ」

夕張「大変そうだなぁ......」

夕張(でもアピールにならなくても提督のためになるし......頑張ろう)グッ

提督「何だ夕張、部屋の掃除でもするのか?」

夕張「きゃあ!?」ビクッ

提督「うおっ!?」

夕張「て、提督!?な、なんで」

提督「何でってそりゃここ、俺の部屋の前じゃん......」

夕張「あ、そ、そうですよね......」

提督「それで?今度はどうしたんだ?」

夕張「あ......その、今、倉庫って荒れ放題になってるじゃないですか」

提督「ん?あー、そうだな......ってまさかさっきの掃除するってのは」

夕張「は、はい!倉庫の掃除、手伝います!」

現在の提督の好感度:101
↓1のコンマの数値分増加

101+17=118:手伝ってくれて普通に嬉しいけどそれだけ

提督「いいのか?大変だぞ?」

夕張「うん!」

提督「なら......頼もうかな」

夕張「はーい、任せて!」


夕張「......これ、すごいわね」

提督「だから言ったろ?大変だって」

夕張「......」

提督「やっぱりやめとくか?」

夕張「へ、平気よ!さぁ!どんどん片付けちゃいましょ!」

提督「まあ、助かるが無理はするなよー?」

夕張「はいっ。よぉし、頑張ろっと!」

夕張「......つ、疲れた」

夕張(しかも片付けが大変すぎて途中から提督とお話も出来なかったし......)

夕張(......で、でも提督の役に立てたんだからいいよね)

夕張(......)

夕張「でも、モタモタもしてられないんだよね......」

夕張(頑張らなくっちゃね!)

↓2「夕張さん?なんで倉庫に?」

誰か艦娘を

鳳翔把握
今日はここまで
正直夜這いのペナルティは遊びのつもりで付けたので落ちたとしてもそこまで落ちないだろって思ってました
どうしてこうなった
まあ明日には終わる予定ですのでもしよろしければ明日もお付き合いいただけると嬉しいです

鳳翔「夕張さん?なぜこんなところに?」

夕張「あ、鳳翔さん」

鳳翔「あら?服に埃が......うーん、もしかして倉庫の掃除?」

夕張「そ、そうです......よく分かりましたね」

鳳翔「ふふっ、たまたまですよ。それでどうして倉庫の掃除を?」

夕張「あー、実は提督のお手伝いをしてて」

鳳翔「お手伝い......ふふっ、そういうことでしたか」

夕張「え?」

鳳翔「そういう地道な姿勢は提督も好きだと思いますよ?」

夕張「え、えぇ!?やだっ!?なんで!?」カァッ

鳳翔「あら、当たりでしたか。これもたまたまですよ」ニコッ

夕張「......ぅわぁ~」

夕張(何か全部見透かされてる気分だよぉ......流石艦隊のお母さん)

鳳翔「しかしそれだけだとダメですよ?」

夕張「え?や、やっぱりそうなんですか?」

鳳翔「えぇ、もしお掃除だけでいいならいつもお洗濯やお掃除のお手伝いをしてる私が提督のお嫁さんになってしまいますもの」

夕張「......確かに」

鳳翔「ふふっ、そうでしょう?ですからもっと、頑張らないとですよ?」

夕張「はーい......やっぱりこのままじゃダメ、ですよねぇ......」ズーン

鳳翔「そうですね......ではお節介ついでに助言を一つ」

夕張「え?」

鳳翔「↓1をしてみるのも、いいと思いますよ?」

何かアピール方法を

鳳翔「やはり昔から男をつかむなら胃袋をつかめといいますし手料理なんてどうでしょうか?」

夕張「......料理」

鳳翔「えぇ、提督は家庭的な女性がお好きだとお聞きしてますし」

夕張(そういえばそんなデータもあったような......)

鳳翔「まだ試してないなら試す価値はあると思いますよ?」

夕張「......そうですね!試してみます!」

鳳翔「ふふっ、お役に立てたのなら、嬉しいです。では私は少し用事がありますから」

夕張「あ、はーい!ありがとうございました!」

夕張「ん~、料理かぁ。うーん、チョコレートなら作ったことあるけどちゃんと作れるかなぁ」

夕張「......あっ!」

夕張(しまった......鳳翔さんに手伝ってもらえば良かったかな......)

夕張「......いやいや」

夕張「折角なんだから私一人で作らないとダメだよね!うん!」

夕張「提督の好きな料理のデータもあるし......レシピもある!」

夕張「よーし、準備はバッチリね!」

夕張「さぁ!色々作ってみましょう!」

↓1コンマ
夕張の料理の出来
00~33:ダメダメ(次回コンマ補正-10)
34~66:まあまあ(次回コンマ補正+10)
67~99:完璧(次回コンマ補正+30)

コンマ51:まあまあの出来


夕張「えーとたしか提督はお肉が好きだったよね......」

夕張「お肉のレシピ......んー、ハンバーグにしよう!」

夕張(食べなれてるものなら作りやすいはず!)

夕張「えーと、玉ねぎ刻んで......うぇ......目がぁ......」グシュ

夕張「それで......あ、飴色?ん~......こんな感じ、かな?」

夕張「これをお肉と混ぜて......これでいいかしら?」

夕張「あとは形を整えて......焼いちゃいましょう!」ジュー

夕張「......おっ!いいにおーい!」ジュルリ

夕張「うんうん、これはいい感じなんじゃないかなぁ」

「お、鳳翔かな?んー、いい匂いするなぁ」

夕張「あれ、この声......」

提督「......あれ?いい匂いがすると思ったら夕張か」

夕張「て、提督!」

提督「珍しいな、共用キッチンに夕張がいるなんて。自炊か?」

夕張「あ、これはえーと......」

提督「ん?」

夕張「て、提督に......」

提督「え、俺?マジで?」

夕張「ほ、ほんとよ!......その、ちょうど焼けたし......食べて、感想聞かせてください!」

提督「あ、あぁ。ちょうど腹も減ってたところだしありがたく頂くよ」

夕張「......」ドキドキ

提督「では、いただきます」

現在の提督の好感度:118
↓1コンマの数値分+10増加

118+73+10=201:手料理に思わず


提督「......うん、うまい!」モグモグ

夕張「ほ、ほんと!?」

提督「あぁ、良くできてるよ。夕張、料理出来たんだな」

夕張「む!チョコレート作ってあげたじゃないですか!」

提督「あ、それもそうか。いやでもほんと美味しいぞこれ」モグモグ

夕張(よぉし!料理、何とかなってよかったぁ!!)グッ

提督(......夕張、わざわざ俺のために料理をしてくれたのか)モグモグ

提督「......」チラッ

夕張「~♪」

提督「......」

『夕張「提督!私、提督のことが好きです!」』

提督「う......」カァッ

提督(い、いかん。今のちょっと......)

夕張「提督?」ヒョコ

提督「んおあっ!?」ビクッ

夕張「きゃあ!?な、何!?」ビクッ

提督「あ、い、いやすまん......少し考え事を......」チラッ

夕張「?」

提督(うぐ......な、なんか夕張の顔を見るのが恥ずかしいな......)

夕張(......)ジー

夕張(......多分、今の感じ、効果、あったんだよね)

夕張「......」

夕張(こ、このまま終わりにするのはだめ)

夕張(あと一押し、何かが欲しい......)

夕張(まだ試してないことといえば......)

夕張(......あぁ~もう~っ!何でもいいから試しちゃいます!)

夕張(↓1をしよう!)

何かアピール方法を

夕張(......と、とりあえずこの空気を何とかしないと!緊張してなにも出来ない!)

夕張「て、提督!テレビ!テレビ見ましょう!」

提督「え?あ、あぁ、そうだな!」

ピッ

『~』

夕張「あ、これ結構有名な映画の......」

提督「ん?そうなのか?見たことないな」

夕張「はい、確か。私も見たことないですけど......」

提督「......じゃあ、一緒に見るか?」

夕張「あ......はい!」

夕張(よ、よし!なんとか引き留められた......)

『~!』

『~......』

夕張「......」

提督「......」

夕張(な、内容は面白いけど......え?う、うわっ!す、すごい......わ、私もいつか提督とあんな)チラッ

提督(れ、恋愛映画かぁ。嫌いじゃないが今は......ってマジか!これまた濃厚なのを......)チラッ

夕張・提督「「あ」」バチッ

夕張「っ!」バッ

提督「っ!」バッ

夕張(うわぁ......い、今、目が......)カァッ

提督(ヤバいヤバいヤバい......なんかめっちゃドキドキしてる......)ドキドキ

現在の提督の好感度:201
↓1コンマの数値分増加

201+33=234:あれもしかして?......でも


提督(う......さっきから変だ)

提督(まともに夕張の顔が見れない......もしかして俺って......)

提督(でも俺......鹿島のことがあったばかりだし......)

提督(......)

提督(そ、そうだ!これは映画のせい!うん、きっと映画のせいだ!)

提督(......きっと、そうだ。うん、きっと、勘違い、だ)チラッ

夕張「......」

提督(うっ......)ドキッ

夕張(......提督)

夕張(さっきから顔が真っ赤になってる......)

夕張(私のこと、少しは意識してくれてるんですよね?)

夕張(......)

夕張(......もう、映画も終わっちゃう)

夕張(これが、ラストチャンスかもしれない)

夕張(↓1を、しよう)

何かアピール方法を

夕張(......映画は、キスシーンかぁ)

夕張(......流石に、やったら嫌われるかもだよね)

夕張(今の私にそんな勇気はないなぁ......)

夕張(......だから今は)

ギュッ

提督「え?」

夕張「......」マッカ

提督「う......」

提督(......あーもう)

ギュッ

夕張「あ......」

提督「......」マッカ

夕張「......ふふっ♪」

夕張(うん。これでいい、よね?)

現在の提督の夕張への好感度:234
↓1コンマの数値分増加

234+71=305:もう、勘違いじゃない


提督「......夕張」

夕張「え?」

提督「その......なんだ。えっと」

夕張「......?」

提督「お前に、話したいことがあるんだ」

夕張「話たいこと?なに?」

提督「......悪いが今は言えない。後で、執務室に来てくれ」

夕張「う、うん......」

夕張「......」

夕張(......なんだろう、話って)

夕張(もしかして告白!?)

夕張(......なわけないよね、うん)

夕張(......)

夕張(でも......ちょっとくらい、期待してても、いいよね?)

夕張(......うん、そろそろ時間もいいよね。行こう)

コンコン

夕張「ゆ、夕張です!」

『......来たか、入ってくれ』

夕張「は、はい!失礼します」

ガチャッ

提督「......悪いな、わざわざ」

夕張「い、いえ......え?」

鹿島「......こんばんは、夕張さん」

夕張「鹿島、さん?」

夕張(......今一番会いたくないひとがなんで......え?)ギョッ

鹿島「?」キラン

夕張(あれ......あの首の......指輪?うそ、そんな......)

提督「それで話というのは......夕張!?」

夕張「ふぇ?」グスッ

提督「な、なんでいきなり泣いてるんだ!?」

夕張「あ......ご、ごめんなさい......でも......その指輪......」グスグス

鹿島「え?......あ、ああ!これは違いますよ!」

夕張「え?」

鹿島「あー、そういえばこの間のことも話してませんでしたね......」

夕張「え?え?」

鹿島「あのですね、実はあのテストの時の鹿島と提督さんの結婚の話は......カクカクシカジカというわけで」

夕張「......つまりまとめますと、提督の勘違いですれ違いが起きてて実際は結婚はしない、というわけですか?」

提督「ああ、そういうことだ」

鹿島「ホントに提督さんのせいで......」

提督「う、す、すまん......」

夕張「......よ」

提督「?」

夕張「よかったぁ」ヘナヘナ

提督「お、おいおい、大袈裟な」

夕張「大袈裟じゃないですよ!」

鹿島「そうですよ!もし私が夕張さんなら同じ反応をしてます!」

提督「そ、うか。すまん......」

夕張「......でも、じゃあその指輪は?」

鹿島「あ、これは......」

提督「テストのご褒美として約束してたし......その、鹿島の気持ちに対する今の俺の答え、かな?」

夕張「答え?」

提督「ああ、正直、まだよくわからなかったんだ。誰が好きなのかが。だからまだ、指にじゃなくてネックレスにしたんだ」

夕張「......」

提督「鹿島は可愛いし......一緒にいるとドキドキすることが多い」

鹿島「提督さん......」

提督「でも、本当に好きかと聞かれるとよく、分からないんだ。自分でもダメダメだってことはよくわかるけど......とにかく分からなかった」

夕張「......」

提督「それで今日。お前と色々あってさらに分からなくなってきた」

夕張「え?」

提督「......正直にいう、お前といるとめっちゃドキドキする」

夕張「え、えぇ!?」

提督「これが好きなのかどうなのかまだわからないけど......と、とりあえずそんな感じだ」

鹿島「むぅ~......」

夕張「あの......つまりは」

提督「......なんだ?」

夕張「まだ、私にもチャンスが?」

提督「......ん」コクリ

夕張「......や」

夕張「やったぁあああああ!!」ピョンピョン

鹿島「むぅ......夕張さん!」

夕張「あ......鹿島さん」

鹿島「私......鹿島は負けるつもりはありません!絶対、負けませんからね!」

夕張「!......望むところです!」

鹿島「というわけで提督さん!」

夕張「覚悟してくださいね!」

提督「ははは......お手柔らかに頼むよ」

夕張「......あっ!そういえば」

提督「ん?」

夕張「鹿島さんは指輪を貰ったのに私はご褒美貰ってませんよ!」

提督「......あー、そういえば。でもあれ、お前の方が悪いだろ。あんな無茶なもんを頼んだ......」

夕張「う、で、でも欲しかったんですもん!」

提督「はいはい......で?」

夕張「?」

提督「夕張は何が欲しいんだ?」

夕張「んー、そうですね......あっ!いいものを思い付きました!」

提督「ん?なんだ?」

夕張「↓2です!」

何か欲しいものとかを

夕張「私も、指輪が欲しいです」

提督「ん、指輪か。じゃあ夕張もネックレスの」

夕張「いえ、カッコカリのものを!」

提督「え?」

夕張「......私、こんなんでも提督の役に立ちたいんです。だから、少しでも強くなりたい!」

提督「夕張......」

夕張「ふふっ、出撃も何もかも全部バッチリデータを揃えてますから!だから!」



夕張「これからは夕張に何でも、任せてくださいね!提督♪」



【夕張のアピール大作戦】おしまい

色々言いたいことあるけどとりあえず夕張好きの人ごめんなさい
これで夕張編おしまいで後日談はおしまいにする予定です

提督「......ふぅ」

大淀「お疲れ様です、提督」

提督「ああ、大淀もありがとうな」

大淀「いえ、このくらい」

提督「......しかしまた、これをやることになるとはなぁ」

大淀「胃薬の準備は出来てます」

提督「......出来れば使わずに済むことを祈ろう」

大淀「ではそろそろ」

提督「ん、そうだな。始めるか」


提督「第二回テスト返却!」

大淀「今回は前回の低得点の人と希望者だけで少なくなるはずだったんですけどね」

提督「意外に希望者がいたな......」

大淀「......あら?そういえば阿武隈さんは?」

提督「へ?そこにいるぞ?」

大淀「え?」

阿武隈「今回は大丈夫......今回こそ大丈夫......」ブツブツ

大淀「......えーと」

提督「あいつもテストを受けてたからな。前回のリベンジみたいなもんだから緊張してるんだろ」

大淀「な、なるほど......ちなみに今回のテストの難しさは?」

提督「前回と同じくらいだな。ちゃんとサービス問題も付けてる」

大淀「またアンケートですか?」

提督「いや、今回はちゃんとした問題だよ。といっても絶対答えられる問題だがな」

大淀「といいますと?」

提督「俺の名前が書けるかって問題を出してな」

大淀「名前、ですか?」

提督「ああ、何でも俺の友人の鎮守府、この間演習やったところの提督なんだが」

大淀「ああ、あの」

提督「そこで同じようなことをしたら名前を知らない艦娘がいたらしくてな」

大淀「......」

提督「まーうちは大丈夫だと思うけど一応な」

大淀「......」

提督「ん?大淀、どうした?」

大淀「いえ......」

大淀(嫌な予感しかしない)

というわけで次回から希望の多かった再テストと
【安価】提督「名前?」
【安価】提督「名前?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480248638/)
でやると言っていた別鎮守府バージョンをやっていきます
もしよろしければお付き合いください
(@^^)/~~~今日はここまで

なんか変な変換入った
(@^^)/~~~→では
です死にたい

今回のテストは皆の期待に答え0点を取れるようになってます
また今回は低得点でもあまりフォロー出来ないと思います
なので「○○はフォローしたのになんで××はフォローしないんだ」みたいなことが起きるかもです

前回の結果(総勢:33名 平均:60.6点)

あきつ丸・夕張(100点)
霧島(99点)
瑞鶴(93点)
加賀(90点)
陽炎(89点)
鹿島(85点)

~ご褒美ライン(80点)~

伊58・金剛(78点)
北上(76点)
不知火・五十鈴・卯月(75点)
電・野分(70点)
浜風(67点)
青葉・明石(65点)
速吸(64点)
神通(63点)
雪風(60点)
天津風(59点)
鬼怒(57点)
阿武隈(54点)
望月(42点)
五月雨(38点)

~追試の壁~

木曾(28点)
摩耶(25点)
香取(23点)
初月(22点)
Z1(14点)
赤城・大鯨(1点)

提督「んじゃあ早速返しましょうか......まずは阿武隈!」

阿武隈「は、はい!」

提督「覚悟は出来てるな?」

阿武隈「うぅ......はぃ......」

大淀「出来てなさそうですが」

阿武隈「だ、だってぇ......やっぱり私なんかじゃ......うぅ」

提督「......まあいいや。えーと、阿武隈の点数は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ51:ひらがなで書けてる
下2コンマ59:59+1で60点


提督「......おおっ!点数が上がってるじゃないか!」

阿武隈「え?ほ、ほんと!?」

提督「ああ!頑張ったなぁーよくやったぞー」

阿武隈「え、えへへ......」テレテレ

大淀「それで何点だったんですか?」

提督「60点」

阿武隈「......ってたった6点しか上がってないじゃないですかぁ!!」

提督「いやいや一応伸びてるし喜べよ、な?」

阿武隈「だってこれで前回のようやく平均じゃないですかぁ!」ダンダン

大淀「まぁ、阿武隈さんらしいですね」

阿武隈「うぅ......どういうことなんですかそれ......」

提督「とりあえず誉められてはないな」

阿武隈「そ、それくらいわかりますっ!」

提督「しかしお前、俺の名前の漢字かけなかったのか」

阿武隈「あ......はい。ちょっと自信がなくてひらがなで書いちゃいました」

提督「ちなみに覚えてる範囲で書いてみて?」

阿武隈「え?えーと......こう、かな?」

提督「んんっ!違いますぅ!」ウラゴエ

阿武隈「~っ!!」バシバシ

提督「ちょ、いたいいたい!悪かったって!」

大淀「とにかく阿武隈さん」

阿武隈「は、はい!」

大淀「秘書艦を外されたくなかったらさらに勉強してください」

阿武隈「......はい」

提督「さて、じゃあ次のやつを呼ぶか......」

大淀「誰から呼びます?」

提督「んー......追試組の点数がいい方からかな」

大淀「最後に山を残すのはどうなんでしょうか?」

提督「考えさせないでくれ。胃が痛くなる」

大淀「......すみません。では、木曾さんを呼んできます」

大淀「提督、木曾さんを連れてきました」

木曾「......」

提督「お、来たか。じゃあ、木曾。この間のテストなんだが」

木曾「......」

提督「......あの木曾さん?」

木曾「......」

阿武隈「な、なんだかずっとだまってますね」ヒソヒソ

大淀「前回はテストを受けとる前に色々言ってあれでしたから」ヒソヒソ

提督「あーそういえば手応えが」

木曾 ギロッ

提督「......すみません」

大淀「提督、もう結果を出してしまいましょう」

提督「ん、そうだな......それで木曾の点数だが......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ14:空欄
下2コンマ95:95点


提督「......木曾、お前」

木曾 ビクッ

大淀「まさかまた......」

木曾 ダラダラ

提督「はぁ......」

木曾「な、なんっ、何点......だよ」

提督「......次は最初っからちゃんとやれよ?」

木曾「は?」

提督「95点だ。おめでとう」

木曾「......へ?」

阿武隈「きゅ、95!?うそっ!?」

大淀「......凄い。前回とはまるで別人ですね」

木曾「ふ、ふふ......まぁ俺が本気を出せばざっとこんなもんさ」

提督「だから最初からやれってーの」ポコン

木曾「いたっ......悪かったよ」

提督「ははは......ところで何だけど」

木曾「ん?どうした?」

提督「ここ、空欄なんだけど」

木曾「......」

提督「ねぇ?ここサービスもんだ」

木曾「べ、別に騒ぐようなことじゃないだろ?」

提督「......」

木曾「......」

提督「......なぁ木曾、俺のなま」

木曾「わ、悪い!このあと姉さんたちと約束がある!じゃあな!」

バタン

提督「......あいつの点数、0点にしてやる」

阿武隈「ま、まぁまぁ」

提督「まさか名前を知らないやつが本当にいるなんて......」

大淀(......嫌な予感に限って当たるものですね)ハァ

提督「うぅ......テストの点数なんかよりそっちの方が気になってきた」

大淀「落ち着いてください。そろそろ摩耶さんがくる時間ですよ」

提督「......摩耶か、平気かなぁ......」

コンコン

提督「......来たか、どうぞ」

ガチャッ

摩耶「......よっ」

提督「お、おう」

阿武隈(いつもの元気さがない......)

大淀(よっぽどショックだったんでしょうね......)

提督「お前ら、分かってると思うが摩耶には優しく......」ヒソヒソ

大淀「えぇ」ヒソヒソ

阿武隈「任せてください!」ヒソヒソ

摩耶「......なんだよ、さっきからひそひそ」

提督「いっ!?いや、何でもないぞ?えっと......あ、ほら!テストの結果を発表するぞー?」

摩耶「......」

提督「ははは......えっと摩耶の結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

追試にご褒美はありません
追試後の艦娘にはありにするかは悩み中

下1コンマ59:ひらがなで書けてる
下2コンマ85:85+1=86点

提督「86点!凄いじゃないか!」

摩耶「......え?」

提督「ほら、見ろよ!86点だぞ!」

摩耶「へ、あ......わた、しが86点?」

提督「ああ!よくやったな!」ナデナデ

摩耶「へ、ちょ!?や、やめろよ!う、ウザイ!」

提督「ははは、やっと調子が出てきたな」

大淀「やはり摩耶さんはこうでないとですね」

阿武隈「ですね!」

摩耶「う、うっせぇよ......」カアッ

提督「しかし摩耶も俺の名前の漢字は分からないのか」

摩耶「ん......そりゃ書く機会も見る機会も無かったしな」

大淀「確かに摩耶さんは書類仕事をすることはありませんもんね」

摩耶「おう、まー......あたしはそういうの、向いてねぇしな」

提督「そうか?今回のテストを見る限りそんな感じはしないけど。摩耶ってがんばり屋だし」

摩耶「......そんなわけねーだろ。今回はたまたま良かっただけだっつーの」

提督「......摩耶」

摩耶「あん?」

提督「隈、できてるぞ」

摩耶「っ!」バッ

提督「ははは、ほんとによく頑張ったな」

摩耶「......ほんと、お前ウザイ」ムスッ

バタン

提督「ま、この感じなら次からは平気かな?」

大淀「ですね。摩耶さんもこれでちゃんと勉強してくれたようですし」

阿武隈「......それにしても摩耶さんも木曾さんも点数高すぎませんかぁ......あたしの点数って......」ズーン

提督「う、うーん、それに関しては何とも......前回と同じくらいの難易度のはずなんだが」

大淀「それだけ彼女たちは頑張ったと言うことでしょう」

阿武隈「......あたしも頑張ったのにぃ」

コンコン

提督「ん、次は......香取か。入ってくれ」

ガチャッ

香取「提督、失礼します。テストの結果を受け取りに来ました」

提督「おお、分かった......それでどうだ?」

香取「どう、とは?」

提督「休暇のあと、少しは色々やるようになったのか?」

香取「あ、はい。お陰様で色々楽しんでいます」

提督「それは何よりだ」

香取「最近ではポーラさんや千歳さん、隼鷹さんたちとよくダーツをするようになったんですよ?」

提督「......そ、そうか」

提督(......まあその面子でも香取なら大丈夫、だよな?)

阿武隈「なんだか凄い面子ですね......」

香取「うふふ、ええ。自分でもそう思います。少しは変われたのでしょうか?」

大淀「ええ、恐らく。それもいい方へ」

香取「なら、良かったです」

提督「まあ折角の人生だ。色々楽しむといい......が、その前にテストだ。えっと香取の結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ32:空欄
下2コンマ71:71点

提督「うん、テストもいい感じだな。71点だ」

香取「......71点ですか。前回よりは良くなったとはいえ皆の前に立って教える立場としてはまだまだですね」

大淀「香取さんの場合は事情が少々特別ですから仕方ありませんよ」

提督「むしろこんな短期間でよくここまで伸ばしたな」

阿武隈「......本当に追試の人たちの点数高い......ぐすん」

香取「ふふ、勉強に関しては鹿島に色々、指導してもらいましたから」

大淀「なるほど」

提督「ははは、流石は鹿島だなぁ......ん?」

阿武隈「提督?どうかしたの?」

提督「......あのさ、香取」

香取「はい?」

提督「......ここ」

香取「え?」

提督「空欄なんだけど......あの、分かる、よね?俺の名前だよ?たまたま、だよね?」

香取「......すみません」メソラシ

提督 グサッ

大淀「まぁ、誰でも知ってる偉人の名前すら知りませんでしたからね......仕方ありませんよ」

提督「......うん、そうだよね」シクシク

阿武隈「......あ」

大淀「阿武隈さん?なにかありましたか?」

阿武隈「いやその......あれ」

提督「ん?......あ」チラッ

提督(と、扉の隙間から鹿島さんがめっちゃ睨んでるぅ......)

提督「......香取大丈夫かなぁ」

阿武隈「鹿島さんから凄いオーラ出てましたね......」

大淀「......提督、後でちゃんと止めてくださいね?」

提督「え?なんで俺が?」

大淀「鹿島さんを止められるのは提督だけですから」

提督「......はぁ、胃薬足りるかな」

コンコン

提督「......どうぞー」

ガチャッ

初月「失礼する」

提督「ん、初月か」

初月「......どうした?またこの間みたいに暗い顔をしているが。テストの結果が芳しくないのか?」

提督「いや結果はいいんだけどなぁ......はぁ」

初月「相変わらずよくわからないな」

阿武隈「あはは......」

大淀「......提督、では代わりに私がテストの結果を見ますね」

提督「頼むよ」

大淀「えっと、初月さんの結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ62:ひらがなで書けてる
下2コンマ40:40+1=41点


大淀「初月さん、41点です」

初月「41点か。まあ、そんなものか」

提督「......んー、前回に比べるとまあ上がったがもう一息ほしかったな」

初月「これでも頑張った方なんだが」

阿武隈「ちゃんと勉強したんだね!」

初月「ああ、折角教科書やらドリルやらを貰ったからな。しっかり読んだよ」

提督「......待て、読んだ?読んだだけ?」

初月「ああ、そうだが」

提督「えぇー......」

大淀「確か渡したなかにはドリルがあったはずですが......」

初月「書き込むと一度しか使えないから勿体無くて使えていない」

阿武隈「他の紙に書くとか......」

初月「紙の無駄遣いは秋月姉さんから禁止されてる」

提督「全く無駄じゃないよぉ......」

大淀「しかし今回のテストは大幅に点数が上がってますし良かったのでは?」

提督「まぁ、そうだなぁ。一応効果はあったみたいだしな。初月、よく頑張ったな」

初月「......え?」

提督「え?」

初月「......怒っていないのか?」

提督「え?何を?」

初月「......名前を漢字で書けなかった。いつもお世話になっているのに......」

提督「初月......お前......」ジーン

大淀「......いい子ですね、初月さん」

阿武隈「初月ちゃん......」ウルウル

初月「な、何だ?」

提督「今度、美味しいものをたべさせてやるからな!」

初月「え?あ、ああ。ありがとう、楽しみにしてるよ」

提督「うん、やっぱりうちの駆逐艦は優秀だな!」

大淀「......点数はそこまで高くありませんけど?」

提督「いやなんかもう俺の名前を書けるだけで優秀なような気がしてきた」

阿武隈「......それは、どうなんだろ?」

大淀「はぁ......この点数は今後に役立つんですからしっかりとしてください」

提督「はいはい。ま、軽い冗談だよ」

コンコン

提督「はいはいどうぞー」

ガチャッ

Z1「提督、失礼します!」

提督「ん、レーベいらっしゃい」

Z1「こ、これからテストの返却なんだよね?」

提督「ん、そうだな」

Z1「緊張するなぁ......」

提督「はは、まあ落ち着きなって」

Z1「でも、折角提督に教わったんだからいい点数を取らないと......」

大淀「ああ、そういえば」

阿武隈「ちゃんと教えてたんですね」

提督「まぁな、約束してたし。しかしレーベもよく頑張ったよなぁ。ほぼ毎日来てるし」

Z1「あ、あはは......うん......」

大淀(......鹿島さんの一件で少しは変わったかと思いましたが......相変わらず鈍い)

提督「それでは気になるレーベの結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

今日は少し早いけどここまで


只今の成績(平均:71.3点)

木曾(95点・C)
摩耶(86点・B)
Z1(75点・A)
香取(71点・C)
阿武隈(60点・B)
初月(41点・B)

A:漢字で書けてる
Bひらがなで書けてる
C:空欄

下1コンマ84:漢字で書けてる
下2コンマ74:74+1=75点

提督「おおっ、75点!」

阿武隈「えぇえええ!?」

Z1「ほ、本当!?」

提督「ああ。嘘じゃないさ。ほら」

大淀「前回から61点も上がったんですね......信じられません」

提督「元から頭が悪いわけじゃなかったからな。日本語が読むのが苦手なだけで」

阿武隈「でもこんな短期間で凄いなぁ......」

提督「それだけ頑張ったってことさ」

Z1「そ、そんな......提督のお陰だよ」

提督「確かに教えたのは俺だけど頑張ったのはレーベだろ?この結果はレーベの頑張った証拠だ。謙遜しなくていいさ」

Z1「......うん、Danke!」

大淀「しかし得点もそうですが」

提督「うん?」

大淀「提督の名前も漢字で書けているのに驚きました」

阿武隈「え?あ、ホントだ」

Z1「あ、それは......」

大淀「......まさかとは思いますが漢字をテスト前に教えてたんですか?」

提督「い、いや、違うぞ!?レーベが知りたいっていうから教えて......」

大淀「......それを問題にしたと」

提督「あ、あはは......ま、まあまあ。普通は皆知ってるものだし問題はないだろ?」

阿武隈「......名前知らない人が普通にいましたけど」

提督「やめて心が痛い」

Z1「それじゃ提督、僕はもういくね」

提督「ああ」

Z1「......その、提督」

提督「ん?」

Z1「......テストは終わったけど、また提督の部屋に行ってもいい、かな?」

提督「俺の部屋か?ああ、構わないぞ」

阿武隈「!!」

Z1「ほ、ホント!?」

提督「勿論」

Z1「じゃ、じゃあ今日の夜に行くから!失礼します!」

バタン

大淀「よろしいんですか?」

提督「ん?別にいいだろ?イヤー、にしてもレーベ、テストが終わっても勉強しようとは感心だな」

阿武隈「そんなことだろうとは思ってたけど......はぁ」

提督「ん?どうかしたか?」

阿武隈「何でもありませんよぉ」

提督「??」

コンコン

提督「......さて、ついにこのときが来たか」

大淀「最低点組の二人、ですね」

提督「あきつ丸による特訓の成果、見せてもらうとしよう」

ガチャッ

龍鳳「こんにちわあ!て・い・と・く♪改装空母龍鳳です!」

提督「ん、来たかたいげ......んん!?」

龍鳳「何ですか?」ニコッ

提督「い、いや......」

提督「おい、何か空母に進化してるんですけど......」ヒソヒソ

大淀「特訓の成果でしょうか」ヒソヒソ

阿武隈「そういう次元の話じゃない気がするんですけどぉ......」ヒソヒソ

龍鳳「提督?どうかしましたか?」

提督「い、いやなんでもない。それよりテストはどうだった?」

龍鳳「はい!自信しかありません!ふふっ♪」キラキラ

提督「そ、そう」

提督(......性格が180度変わってるような気が)

提督「な、なら早速結果を見てみようか......えーと、結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ4:空欄
下2コンマ21:21点

提督「......」

龍鳳「提督?」

提督「えっと......自信ある、んだよね?」

龍鳳「はい!あきつ丸さんに特訓してもらいましたから!」

提督「......」

大淀「提督?結果は......」

提督「大鯨......じゃなかった、龍鳳の結果は21点だ......」

阿武隈「え......あ、あの今回も解答欄を間違えてたり......」

提督「してないです」

大淀「......」

龍鳳「だ、大丈夫です!」

提督「何が!?」

龍鳳「今回で20点も上がりました!あと4回テストすればきっと100点です!ね?」

提督「ね?じゃねーよ!というかその自信はどこからくるんだ!?」

大淀「これは一回あきつ丸さんを呼んだ方が......」

提督「だな......」

あきつ丸「提督殿、自分に何か......」

提督「何かじゃないよ......これどう言うことなんだ?」

あきつ丸「これ、と言いますと?......ん?」クイクイ

龍鳳「あきつ丸さん!私、ちゃんと成長出来ました!感謝いたします!」キラキラ

あきつ丸「おお、それはなにより。それでテストの結果は?」

龍鳳「はい!前回より20点も高い21点です!」

あきつ丸「......」

提督「と言うわけです」

あきつ丸「な、なるほど......」

大淀「それでいったいなぜこんなことに?」

あきつ丸「......自分、前回のテストの結果が悪かったのは解答欄がズレたからだと聞いていたのでとにかくどんなことにも自信が持てるように叩き直したのでありますが......」

提督「......なるほど。そもそも頭自体が悪かったのね。それなのに自信満々とか......頭痛くなってきた......」

龍鳳「提督、大丈夫?」

提督「俺は大丈夫だよ、俺はな」

提督「それでもう突っ込みたくもないが俺の名前......」

龍鳳「提督は提督ですよ!て・い・と・く♪」

提督「もうやだこの子......」シクシク

あきつ丸「無駄に自信を付けすぎたであります......反省......」

阿武隈「別にあきつ丸さんのせいじゃないような」

大淀「ですね......ですがこれからどうしましょう?」

提督「うーん......やっぱり勉強をさせたいけど」

あきつ丸「自分が責任をもってもう一度鍛え直すであります......」

提督「......胃薬いる?」

あきつ丸「......ありがたいであります」

あきつ丸「では、早速行ってくるであります」

龍鳳「あ、あれ?あきつ丸さん?なんで私を掴んで......きゃっ!?やだ、引っ張らないでぇ!!」

バタン

提督「......ふう!これで追試組のテスト返却はこれで終わりだな!」

阿武隈「て、提督、気持ちは分かるけど」

大淀「存在を忘れようとしても無駄ですよ」

提督「だってやだよぉ......大鯨もとい龍鳳があれなんだもん......絶対駄目だもんあいつ......」シクシク

阿武隈「で、でもこれを乗りきれば最後ですよ!」

提督「乗りきれる気がしない」

コンコン

提督「ひっ!?もう来たの!?」

大淀「もう覚悟を決めてください、提督」

提督「うぅ......分かったよ。入ってくれ」

ガチャッ

赤城「失礼します、提督」

提督「......」

赤城「......提督?」

大淀「今はそっとしてあげてください。それより赤城さん、自信の程は」

赤城「......そうですね。前回があれでしたからね。対策は色々やりました」

阿武隈「対策?」

赤城「えぇ......あきつ丸さんに教わった秘策を」

提督「あきつ丸の......秘策だと?」

赤城「はい......いつもなら慢心は駄目だと言うところですが、今回は自信があります」

提督「......信じていいんだな?」

赤城「はい!」

提督「......わかった。なら、俺も覚悟を決めよう」

大淀「では、こちらが赤城さんの答案になります」

提督「ん、ありがとう。では赤城の結果だが......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ27:空欄
下2コンマ54:54点


提督「......うん、前回よりは上がってるな」

赤城「ほ、本当ですか!?」

提督「ああ、54点だ」

赤城「上々ね、一航戦の誇りを保ててホッとしました」

提督「いやいやいや」

大淀「しかし前回に比べ大幅アップしましたね」

阿武隈「さっき言ってた秘策の効果なのかな?」

提督「ああそういえば......結局何をしたんだ?」

赤城「秘策ですか?ふふっ、それはですね」

阿武隈「それは?」

赤城「お腹一杯の状態でテストに望みました!」

提督「予想以上にしょうもねぇ......」

大淀「まあ確かに前回のテストの悪かった原因は空腹によるものでしたからね」

阿武隈「......あれ?」

提督「ん?どうした?」

阿武隈「赤城さんの答案、途中からまた食べ物の名前なんですけど」

提督「え?」

大淀「......本当ですね」

提督「......あのこれは?」

赤城「実はテストに集中しすぎて......途中でお腹が空いちゃって」テヘッ

提督「燃費悪!?」

赤城「で、でもお腹が空くまではちゃんとやりました!」

大淀「確かにちゃんと解答してるところは全問正解してますね」

阿武隈「す、すごい......」

赤城「こんなところで誇りを失うわけにはいきませんから!」

提督「もうボロボロだよ......」

大淀「しかし食べ物の名前が沢山あるなか提督の名前の問題ですが空欄ですねこれ」

赤城「流石に提督の名前を書く欄に食べ物の名前を書くわけにはいきませんでしたから!」キリッ

提督「俺、皆に自己紹介してるよな?記憶間違い?」

阿武隈「し、してますよ、ちゃんと」

提督「......なのに漢字書けるのレーベだけとか......知らないやつもいっぱいだし」シクシク

赤城「だ、大丈夫ですよ提督!名前は分からなくても皆、提督のこと信頼してますから!」

提督「信頼ってなんだっけ......」

提督 シクシク

阿武隈「ほ、ほら提督!もう追試組は終わったよ!だから、元気だしてよぉ!」

大淀「テストはまだありますけどね」

提督「やりたくないよぉ......絶対第二第三の龍鳳赤城が現れるもん......」

大淀「確かに可能性は否定出来ませんが......」

提督「そもそも俺、本当にここの提督なの?実は違うんじゃない?じゃないとおかしくね?」

阿武隈「なんか変なこといい始めてるんですけどぉ......」

大淀「はぁ」

コンコン

阿武隈「あ、ほら、次の人が来たよ」

大淀「提督がテストを再びやるといったんですから。最後までよろしくお願いしますよ?」

提督「......分かったよ、入ってくれ」

ガチャッ

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回テスト参加者は無し、下扱いにします)

曙把握
今回はここまで
また短くてすみません
あと最近忙しくなってきてしまいこれから投下ペースが落ちると思います
本当に申し訳ない
出来る限り投下はするのでお付き合いいただけたら嬉しいです


只今の成績(平均:62.9点)

木曾(95点・C)
摩耶(86点・B)
Z1(75点・A)
香取(71点・C)
阿武隈(60点・B)
赤城(54点・C)
初月(41点・B)
大鯨(21点・C)

A:漢字で書けてる
Bひらがなで書けてる
C:空欄

曙「曙よ、失礼するわ」

提督「曙か......」

曙「何よクソ提督、何か文句あるの?」

提督「......」

曙「クソ提督?何黙って......」

提督 ポロポロ

曙「は、はぁ!?な、なな、なんでいきなり泣いてるのよ!」

大淀「すみません、今提督は少し心を病んでまして......」

阿武隈「曙ちゃんにいつも言われてるのに泣いちゃうなんて......かなり傷ついてたんだね......」

提督 グスグス

曙「う......」

大淀「ですので今はゆっくりさせてあげてください」

曙「......分かったわよ、テストの結果を貰ったらすぐ帰るわ。私だってクソ提督と一緒になんていたくないし......うん」

大淀「助かります。では曙さんのテストの結果ですが......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ96:漢字で書けてる
下2コンマ56:56+1=57点

大淀「......提督、大変です!」

提督 グスグス

大淀「この答案を見てください!」

提督「......見たってどうせ俺の名前なんて誰も......」

提督「......」

提督 ゴシゴシ

提督「......」ニドミ

阿武隈「?」

提督「......曙」

曙「な、なによクソ提督。こっちをじっと見て......」

提督 ポロポロ

曙「ちょ、ちょっとさっきからなんなのよ!......って、なんで近づいてきて......」

提督「あけぼのぉおおおおおお!」ダキッ

曙「きゃああ!?いきなりなに!?さ、さささ触んなクソ提督!!」

提督「ありがとう!ありがとう曙!大好きだぁああ!」

曙「は、はぁ!?な、なななな、にゃによいきなりぃ!?」

提督「あけぼのぉおおおおおお!」ムギュウウウ

提督「ずみばぜんでじた」ボロボロ

曙「ふ、ふん!それだけで済ましてあげたんだから感謝しなさいよ!クソ提督!」

提督「あ”い」

大淀「しかしまさか曙さんが提督の名前を漢字で書けるとは」

曙「べ、別にたまたまよ」

提督「それでもめっちゃ嬉しいよ......」

曙「......ふん」プイッ

提督「それにテストの点数も57点か。悪くないじゃないか。頑張ったな」ナデナデ

曙「......触んないでって言ってるでしょ」

提督「っと、そうだったな。悪い」スッ

曙「あっ」

提督「ん?なんだ?」

曙「べ、別になんでも......」ハッ

阿武隈 ニコニコ

大淀「ふふっ」

曙「~っ!何でもないわよ!この、クソ提督!」ゲシッ

提督「イテッ!?ど、どうしたんだ?」オロオロ

曙「こっち来んな!それじゃあね!」

バタンッ!

提督「......うーん、曙はよくわからんな」

阿武隈「スッゴい分かりやすいと思うけどなぁ」

提督「え?阿武隈には分かるのか?」

阿武隈「分かんないのは提督だけですよぉー」

提督「......なんなんだ?」

大淀「まあなんにせよ提督が立ち直られたようでなによりです。返却の続きをしていきましょう」

提督「ん、ああ。そうだな」

コンコン

提督「っと、グッドタイミングだな。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

翔鶴「失礼します、提督」

提督「おお、翔鶴か。どうかしたか?」

翔鶴「その......今日は弓道場へ来られる予定はありますか?」

提督「ん?んー......時間があれば行こうかと思ってたがどうかしたのか?」

翔鶴「その......」

翔鶴(......瑞鶴が最近、提督があんまり来てくれなくて寂しそう、だなんて言えないわね)

翔鶴「......そ、その......あ、赤城さんのことで少し」

大淀「ああ......なるほど」

阿武隈「......うん」

提督「......分かった。必ず行こ」

翔鶴「あ、ありがとうございます」ペコリ

提督「いやいや、わざわざ報告ありがとうな」

翔鶴「い、いえ」

翔鶴(......とっさに嘘をついてしまった......赤城さん、ごめんなさい)

提督「っと、そういえば翔鶴も二回目のテストを受けてたんだったな」

翔鶴「あ、はい。自分の学力を知れる貴重な機会ですから」

提督「なるほどな。それじゃあ結果を見てみるか」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ40:ひらがなで書けてる
下2コンマ82:82+1=83点

提督「いやぁ、うちの空母は優秀だなぁ!」

翔鶴「て、提督?」

提督「あ、いやすまん。翔鶴、83点だ」

翔鶴「ほ、本当ですか!?嬉しい!」

阿武隈「さ、流石ですね」

大淀「瑞鶴さんの姉ですからね、当然でしょう」

提督「加賀に瑞鶴、そして翔鶴。うん、うちの空は安心して任せられるな!」

翔鶴「あ、あの赤城さんは」

提督「うちの一航戦は加賀一人です」

翔鶴「え、えぇ!?」

提督「まあ赤城のことは置いといて」

翔鶴(赤城さん......)

提督「俺の名前の漢字、やっぱり難しいのかなぁ」

翔鶴「あ、ご、ごめんなさい......私」

提督「あーいや、翔鶴だけじゃなくて結構皆書けてないんだよ」

大淀「名前すら知らない人もいますしね」

提督「......泣くよ?」

大淀「す、すみません。失言でした」

提督「ま、これから覚えてくれればいいさ。な?」

翔鶴「......はい!」

提督「んじゃ、これ答案。あと仕事もう少しかかると思うけど終わったら弓道場へ行くよ」

翔鶴「あ、ありがとうございます」

提督「ったく赤城め......今度はどうするか......」ブツブツ

翔鶴(赤城さん......本当にごめんなさい)

翔鶴「そ、それでは私はこれで」

提督「ん、ああ。またあとでな」

翔鶴「はい!では」

バタン

提督「さーて、それじゃあさっさと終わらせないとな」

大淀「最悪、今日は途中で切り上げて行ってくださいね?」

提督「ああ、相手はあの赤城だからな。最優先だ」

阿武隈「あはは......少し前まででは考えられないことですね」

提督「だな......はぁ。赤城ぃ、なんでお前だけ......」

コンコン

提督「......考えても仕方ないか。入ってくれ」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

長波把握
少し休憩
持ってない子だから少し時間かかります

ご褒美の存在忘れてた
どうしよ少し考えます

2回目のテストということでご褒美ラインを上げて90点ということで行きます

長波「提督、少しいいか?」

提督「ん?長波?どうかしたか?」

長波「いやさ、島風たち知らないか?」

提督「島風?見てないが......」

長波「うーん、残念。他を当たるかぁ......」

大淀「ああ、長波さん。ちょっと待ってください」

長波「んぁ?なにー?」

大淀「この間のテスト、受けてますよね?採点が終わっているので持っていってください」

長波「あぁ、あったなぁそんなの」

提督「なんだ、長波。テスト受けてたのか」

長波「なんだよー、そんなに変か?」ムッ

提督「いやまぁ......」

長波「まぁ、テスト受けたの島風たちと勝負するからなんだけどさ」

阿武隈「あ、そういえばこの間も天津風ちゃんが......」

長波「あぁ、そうそう。それそれ。それの二回戦って感じ」

提督「なるほどな......」

長波「んで?結果は?」

提督「ん?ああ、長波の結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ06:空欄
下2コンマ78:78点

提督「78点か......やるな」

長波「マジで!?」

大淀「やはり二回目だからでしょうか?全体的に点数が高くなってる気がしますね」

阿武隈「うぅ......一応あたしも高くなってるのにぃ......」

長波「うーん、それにしてもよく出来たなぁ!」

提督「自画自賛か......まぁでも本当に良くできてるよ」

大淀「ですね、前回の結果と合わせても駆逐艦の中では上位ですね」

長波「......ん?上位?一位じゃなくて?」

提督「ああ、テストの内容は違うが前回にもっと高いやつがいるな」

長波「げぇ......マジで?ひぃ~」

提督「ははは、まああいつらは凄すぎるからな......まあそんなことよりさ」

長波「ん?」

提督「ここ、空欄なんだけど?」

長波「ん?あ、やべっ」

提督「......」

阿武隈「あぁ!?また提督が涙目に!」

大淀「すっかりメンタルが弱くなってますね」

長波「まー、普通にわからなかったわ。ごめんっ!」

提督「」グサッ

阿武隈「て、提督?提督!?」ユサユサ

大淀(......前回の阿武隈さんと提督が逆になってますね)

長波「いやぁー仕方ない、仕方ないよ!」

提督「今度から名札つけようかな......」

長波「おぉ、いいんじゃない?」

提督「......冗談のつもりが普通に受け入れられた」シクシク

長波「ぉ、なんで泣いてるの?」

大淀「すみません長波さん。提督はこれからいろいろありますから」

長波「あ、そうなの?うーん、じゃ私はまた島風たちでも探しに行こうかね。じゃ」

バタン

大淀「......提督、ハンカチです」

提督「うん......」グスグス

阿武隈(あたしも漢字はよく間違われるけどここまではないなぁ......)

提督「俺の友もこんな感じだったのだろうか......」

阿武隈「友って......あの他の鎮守府の提督?」

提督「ああ......あいつも名前難しいからな。こんな感じだったんだろうなぁ」

大淀(......ここまでは流石にないかと)

提督「うん......なんか他のやつも同じようなもんだろうと思ったら元気出てきたわ」

阿武隈「あ、あはは......」

提督「でもこうなってくると......なんか曙が天使に思えてきた......なんか今めっちゃあいつのことが......」

コンコン

提督「っと危ない。なんか変な妄想に飛ぶところだった。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

天龍「よっ、遠征から戻ったぜ」

提督「おお、お疲れ様」

天龍「ったく、頼ってくれるのはいいけどよぉ、たまには遠征じゃなくて普通に戦わせてくれよな?」

提督「ん、考えておく。が......」

天龍「何だ?」

提督「駆逐の子がお前がいいっていうからさ。外そうにもなぁ......」

天龍「え」

阿武隈「天龍さん、駆逐艦の子たちに好かれてますもんね!」

大淀「ええ、人気者です」

天龍「ぐぅっ......なんで誰もオレのこと怖がらないんだ......」

提督「そりゃまぁ、なぁ?」

大淀「ですね」

阿武隈「うんうん」

天龍「こら!何勝手に納得してるんだよ!」

提督「悪い悪い......っと、そういえば」

天龍「何だよ?」

提督「天龍も二回目のテストを受けてたよな。自信はどうだ?」

天龍「......フフフ、ま、オレの世界水準を超えたテストを見たら絶対腰を抜かす、とだけ言っておくぜ!」

提督「それで天龍の結果だが」

天龍「おいこら!聞いておいて流すんじゃねぇよ!」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ83:漢字で書けてる
下2コンマ52:52+1=53点

提督 ホンワカ

天龍「お、おい!何だその顔!」

提督「いやー、天龍はやっぱり天龍だなぁ!」

天龍「何だよ!?おい、テストを寄越せ!」バシッ

提督「あ」

天龍「......53点、だと」

大淀「これまたどう反応したらいいのか......」

阿武隈「あたしと同じくらいですね。まああたしの方が上ですけど!」ドヤッ

天龍「ぐっ......」

大淀「しかし可愛らしい字ですね。一瞬、駆逐艦の子の答案かと思いました」

提督「ああ、天龍らしいな!」

天龍「ど、どういう意味だよ!」

提督「だが何より嬉しいのが......ここ!ここだよ!ほら!見てくれよ!」

大淀「あら、漢字で書けてますね」

阿武隈「ホントだ」

天龍「はぁ?そんなもん、新参者以外皆書けるだろ」

提督「......」

天龍「?おい、どうし」

提督「......そうなんだよぉ......こんなので感動してるのがおかしいんだよぉ......なんで皆知らないのぉ......」

天龍「......だ、大丈夫か?」

提督 グスグス

大淀「書けてもこうなってしまうんですか......」

阿武隈「ど、どうしましょうか?」

大淀「どうしましょうと言われましても......」

天龍「......仕方ねぇなぁ!おい、提督!」

大淀「天龍さん?」

天龍「何があったか知らねぇけどよ、そんなうじうじしてたら心も体もなまっちまうだろ!シャキッとしようぜ、なっ!」バシッ

提督「っ!」

天龍「世界水準を軽く超えたオレの強さに耐えてきたんだ。ま、オレほどじゃないが提督もなかなか強いと思うぜ?」

提督「......」

天龍「ふふん、このオレが認めてやってるんだ。簡単にへこたれるんじゃねえよ!」

提督「......ぷっ」

天龍「あっ、おい!なに笑ってんだよ!」

提督「あはははは!」

天龍「わ、笑いすぎだろ!何なんだよ!」

提督「い、いや悪い悪い......天龍」

天龍「......ん?」

提督「ありがとな」ニコッ

天龍「えっ......あ......ん......」

天龍「......おうっ!」ニコッ

提督「いや、流石は世界水準を超えた天龍だ」

阿武隈「すっかり元気になりましたね提督」

提督「あぁ。あいつが駆逐艦に好かれる理由がよく分かったよ」

大淀「ふふっ、そうですね......本人にいうと怒りそうですが」

提督「今度ちゃんとあいつを出撃させるかな......となると」

大淀「バケツの用意をしておきますね」

提督「......うん、まぁ、そうなるよね」

阿武隈「あはは......」

コンコン

提督「ん、誰かな?どうぞ」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

霞「失礼するわ、テストを受け取りに来たわよ」

阿武隈「て、提督。大丈夫ですか?」チラッ

提督「はっはっは!心配するな、天龍に励まされた今の俺なら」

霞「忙しいからさっさとしてよ、このクズ!」

提督「......」

大淀「......ダメそうですね」

提督「い、いやこの程度!何ともない!」

霞「さっきから何してるのよ。ったく、ほんっとぉにクズなんだから」

提督「は、はは、ははは」プルプル

阿武隈「も、ものすごく震えてるんですけどぉ......」

大淀「はぁ、仕方ありません。提督はゆっくりしていてください。私が返してしまいます」

提督「......うん」

霞(......な、なんかいつもの様子が違うわね......何だか見てらんないし......なんで?)

大淀「それで霞さんの結果ですが......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ23:空欄
下2コンマ37:37点


大淀「37点ですね......あまりいい点数ではありませんね」

霞「うっ......勉強は苦手なのよ......」

阿武隈「へぇー......あれ?それならなんでテストを受けたの?今回は参加自由だったけど」

霞「......それは」

霞「......」

阿武隈「?」

霞「何でもないわ。ただの気まぐれよ」

霞(......ご褒美がほしかった、なんて言えるわけないじゃない)チラッ

提督「......ん?どうした?なんか物欲しそうな目をしてるが」

霞「っ、は、はぁ!?そんなわけないでしょ!?」

提督「そうか?なんか欲しいものがありそうな顔してたけど......」

霞「してないわよ!」

提督「そ、そうか?なら、いいけど」

霞(......頑張ったんだけどな)

大淀「それで問題なのが......」

提督「ん?何かあったのか?」

大淀「っ!な、何でもありません」

阿武隈「......大淀さん?」

大淀「......これを。提督に気づかれないように見てください」スッ

阿武隈「へ?......あ、空欄......」

大淀「見せられませんよ、これは」

阿武隈「......ですね。というか霞ちゃん、分からないんだ」

霞「クズの名前なんて知ってるわけないじゃない」プイッ

霞(......今さら聞けないし)

大淀「......霞さん」スッ

霞「え?」

大淀「提督の名刺です。名前、ちゃんと覚えてあげてください」

霞「......い、要らないわよ、こんなの」

大淀「そういうわけには。わからなかった人、全員に配ってるんですよ」

阿武隈「え?そんなことして......もごっ!?」

大淀「ですから貰ってください」

霞「それなら、仕方ないわね......」

提督「......?さっきからなにこそこそしてるんだ?」

大淀「何でもありませんよ」

提督「?」

提督「......ふぅ」

阿武隈「少しは落ち着きました?」

提督「ああ、阿武隈、大淀。霞のテスト、全部任せてしまってすまないな」

大淀「いえ、このくらいは何ともありませんよ」

提督「しかし霞は勉強が苦手だったんだなぁ......まあ駆逐艦の子の中にはそういう子もいるだろうとは思ってたけど」

阿武隈「霞ちゃん、結構しっかりしてそう何ですけどね」

提督「まぁ、テストを受けてたってことは勉強する意欲はあるんだろう。また今度、鹿島に頼んでみるかな」

大淀「いいかもしれませんね」

コンコン

提督「さて、次だな。どうぞ」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

大鳳把握
今日はここまで
相変わらずの筆の遅さ
筆の早い人がうらやましい

これ忘れてた

只今の成績(平均:62.4点)

木曾(95点・C)
摩耶(86点・B)
翔鶴(83点・B)
長波(78点・C)
Z1(75点・A)
香取(71点・C)
阿武隈(60点・B)
曙(57点・A)
赤城(54点・C)
天龍(53点・A)
初月(41点・B)
霞(37点・C)
大鯨(21点・C)

A:漢字で書けてる
Bひらがなで書けてる
C:空欄

次回位で終わりの予定

大鳳「おはようございます!大鳳です!テストの結果を受けとりにきました!」

提督「おお、おはよう。分かった、少し待ってくれ」

大鳳「はい、分かりました」

阿武隈「......あれ?」スンスン

大鳳「な、なにか?」

阿武隈「大鳳さん、お風呂入って来たんですか?」

大鳳「あ、はい。朝から走り込みをしてましたので汗を流すために。流石に汗だくのままでは失礼かと思ったので」

大淀「今の時間でお風呂も入ってトレーニングをするとなると......」

提督「......お前いつも何時に起きてるの?」

大鳳「朝ですか?そうですね、5時には走り込みを始めるので遅くても4時には」

大淀「そんな朝早くから訓練ですか......」

提督「......真似できんな」

大鳳「ふふ、慣れてしまえばどうってことないわ。そうだ、今度提督もご一緒にどう?」

提督「執務に影響が出そうだから遠慮しておこう。では、大鳳、テストの結果を発表する」

大鳳「あ、はい!」

提督「大鳳の結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ20:空欄
下2コンマ05:5点


提督「オゴゴゴゴゴ......もううちの空はおしまいだぁ......」ギリギリ

阿武隈「て、提督!?なんか凄い顔してるんですけどぉ!?」

大淀「い、一体なにが......」

大鳳「あ、あの......」

提督「たぁいぃほぉおおお......貴様ぁ......」

大鳳「えっ!?わ、私ですか!?」

提督「なんだこれはぁ......胃に穴が開くかと思ったぞぉ......」

大鳳「なんだって......テスト?この大鳳の?」

提督「龍鳳......赤城......大鳳......制空権」ブツブツ

阿武隈「......そ、そんなにひどかったのかな?」

大淀「と、とりあえずテストを見てみましょうか」

大鳳「は、はい」ペラッ

大淀「......5点」

阿武隈「......ひ、ひどい」

大鳳「うーん、勉強してないとやはりダメですね」

阿武隈「そんなレベルの話じゃない気がするんですけどぉ......」

大淀「......ちなみに大鳳さん、普段勉強は?」

大鳳「勉強ですか?いえ......時間があるときは基本訓練をしてますし」

阿武隈「じゃ、じゃあ普段って訓練して出撃して......他はご飯食べるだけ?」

大鳳「え?ええ、そんな感じですね。いたって普通ですよ」

大淀「......私も胃に穴が開きそうです」キリキリ

大鳳「?」

阿武隈「それに当然のように提督の名前は空欄ですね」

大鳳「多分、名前を聞いたことないと思うんですが......」

大淀「顔見せのとき、普通に自己紹介してましたよ」

大鳳「そうでしたか?会った初日に一緒に腹筋をしたのは覚えてるのですが......」

阿武隈(腹筋以下......)

大淀「ま、まあなんにせよ、これからは少しずつ勉強をしてくださいね?」

大鳳「はい、もちろんです。腹筋をやりつつ本を読んだりして少しずつやっていこうと思います」

阿武隈「あくまでも訓練のついでなんですね......」

大鳳「......はっ!そろそろ艦載機の皆さんの訓練があるので失礼します!......あっ、もちろん勉強をやりつつですよ!」

大淀「......あ、頭が......」

大鳳「では!」

バタン

提督「......なぁ」

阿武隈「あれ?て、提督?もう大丈夫なんですか?」

提督「加賀と瑞鶴と翔鶴だけでうちの空って守れるかな?もう他、いいんじゃないかな?」

阿武隈「えぇ......ダメですよぉ」

大淀「まだ二航戦の方々など他にもいらっしゃいますし......」

提督「やだよこれ以上空母からお馬鹿が出るの......本当に医者にいくはめになりそうだもん......」キリキリ

阿武隈「や、休んでた方が......」

大淀「そうですね、ちょうど大鳳さんが帰って人もいませんし提督は少し医務室にでも」

コンコン

提督「......」

阿武隈「......そんな暇なさそうですね」

提督「うぅ......入ってくれ」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を

龍驤「司令官、失礼するでー」

提督 シロメ

龍驤「......えーっと、なんや、これ?」

阿武隈「い、色々ありまして......」

龍驤「なんかえらいことになってるんやけど......」

大淀「とりあえず少しやすませてあげてください」

龍驤「よーわからんけど......まあええわ。それよりうちのテストを」

提督「ひぃいいいい!」ビクッ

龍驤「おわっ!?な、なんや!?」

大淀「......すみません、テストがトラウマになってるようで」

龍驤「ほ、ホンマなにがあったんや......」

阿武隈「ま、まぁとにかく返却しちゃいましょうよ!」

大淀「ですね、では龍驤さんの結果ですが......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ91:漢字で書けてる
下2コンマ71:71+1=72点

大淀「な、72点!72点ですよ!提督!」

龍驤「え」

提督「......え?今、なんて?なに?」

大淀「見てください!龍驤さん、72点です!」

阿武隈「しかもここほら!名前、漢字で書けてますよ!」

提督「あ......あぁ......」

龍驤「え、ホンマなにこれ......」

提督「龍驤......よく、よくやったなぁ」

龍驤「え、ま、まぁそこそこええ点数やけど......オーバーやなぁ」

提督「ほん、とに......よく」グスッ

龍驤「え、えぇ!?な、なんで泣いてるんキミぃ!?そこまで高い点数でもないやろ!?なぁ!?」

大淀「良かったですね、本当に」ポロリ

龍驤「あっれぇ!?」

阿武隈「うん......うん!」グスッ

龍驤「う、うちがおかしいんかこれ......?」

提督「コホン......すまない龍驤、少し取り乱してたみたいだ」

龍驤「お、おお。もう平気なんか?」

提督「ああ......では、改めて龍驤。72点おめでとう!」

龍驤「ありがとう♪いやーこんな高得点、これであの赤城や加賀にも勝てる......ってそりゃー無理かー」アハハ

提督「まー加賀に、勝つのは無理だなぁ」アハハ

龍驤「ま、そらそうかー」アハハ

提督「あいつは、凄いからなぁ」アハハ

龍驤「あははは......ん?」

龍驤(なんやろ......スッゴい引っ掛かる......)

阿武隈(赤城さんのテストの結果、まだ知らない人いたんだ......)

龍驤「さーあ、そろそろうちは失礼するで」

提督「おお、ありがとうな。龍驤」

龍驤「え?な、なんでうちがお礼言われてるん?」

提督「お前のおかげだからな!」

龍驤「ほ、ホンマ今日のキミ、なんかおかしいで......少しは休みなや?それじゃウチはこれで」

バタン

提督「......なぁ、うちの空はいいやつと悪いやつの差が激しすぎないかね?」

大淀「これからの編成で頭が痛くなりそうですね......」

提督「甘いな、オレはもうさっきから激痛でヤバいぞ」

阿武隈「......それは休みましょうよ」

提督「もうここまで来たら死ぬまでいこうぜ」

阿武隈「そ、それは流石に私的にもなしかなぁ......」

コンコン

大淀「......まあ何かありましたら私が変わりますから無理はしないでくださいね」

提督「了解。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を

雲龍「雲龍です。この間のテストの結果、受けとりに来たわ」

提督「......なんかやけに空母が来るな」

雲龍「え?」

提督「いや、こっちの話だ。何でもないよ」

雲龍「そう......それで、私のテストは?」

提督「ああ、今答案を出すから少し待っててな」

雲龍「ええ」

阿武隈「......あの大淀さん、大丈夫なんでしょうか?」ヒソヒソ

大淀「さぁ......流石に何とも」ヒソヒソ

阿武隈「結果次第......ですかぁ」ヒソヒソ

大淀「はい......そうなりますね」ヒソヒソ

雲龍「?......さっきから何をしてるの?」

大淀「あ、いえ......その、雲龍さん。テストの自信は?」

雲龍「自信か......正直あまり。艦載機に関する問題がなかったので」ショボン

阿武隈(当たり前だよ......)

提督「っし、雲龍。テストの結果を発表するぞ」

雲龍「あ、はい」

提督「雲龍の結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ97:漢字で書けてる
下2コンマ19:19+1=20

提督「......あの、雲龍さん」

雲龍「なに?」

提督「これ自信あるない以前の問題じゃない?」

阿武隈「え?」

提督「いや......なにこれ。何答案に描いてるんだよ......しかも解答欄に」

雲龍「やだ、それは天山と烈風よ。分からなかった?」

提督「そういうことを聞いてるんじゃないんだよぉ......」キリキリ

阿武隈「えーと......うわっ!む、無駄にリアル......」

大淀「雲龍さん、絵の才能あったんですね」

雲龍「艦載機しか描けないけどね」

提督「うちのやつってこんなのばっか......」シクシク

大淀「......でも提督の名前はちゃんと漢字で書いてあるんですね」

提督「え?うそ!?」

雲龍「流石にそこはね。提督には優秀な艦載機を載せて貰ってますから」

提督「......ならいっかぁ!」ホンワカ

雲龍「そう、良かったわ」

阿武隈「よ、良くないですよぉ!!」

提督「どうしたんだー?阿武隈ー?」

阿武隈「全然良くないじゃないですかぁ!!点数を見てくださいよぉ!!」

提督「点数?......あー、はいはい、雲龍ー」

雲龍「なに?」

提督「次から頑張ってなー」ニッコニッコ

雲龍「えぇ、分かったわ」

阿武隈「......な、納得いかない」

大淀「ま、まぁ提督の体調が悪化しなかっただけ良かったと考えましょう、ね?」

阿武隈「うー......」

提督「うーん、雲龍はいい子だったな!勉強する約束もしてくれたし!」

阿武隈「......まあ元気になったなら良かったです」

大淀「はぁ......何だか心配してたのが馬鹿らしくなってきました」

提督「ん?どうしたんだ?」

阿武隈「......はぁ」

大淀「気にしないでください」

提督「?」

コンコン

提督「......まあいいか。胃の調子も戻ってきたし。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

叢雲「失礼するわ」

提督「ん、叢雲か。どうかしたか?」

叢雲「......どうかしたかですって?アンタ......酸素魚雷食らわせるわよ!」

提督「ちょ、タイム!な、なぜ!?」

叢雲「......本当に忘れてるみたいね。私のテストのことよ!返却はどうなってるの!」

提督「へ?」

叢雲「いつまで待っても届けに来ないじゃない!」

大淀「......あの、叢雲さん」

叢雲「何よ!」

大淀「多分、勘違いされてるかと......」

叢雲「......え?」

阿武隈「テストの返却は自分から取りに来るようにって話になってるんですよ」

叢雲「......」

提督「......あはは、そういうわけだ叢雲」

叢雲「っ......!」マッカ

提督「ま、まぁ、ちょうどいいしテスト返しちゃうな!えーと、叢雲のテストの結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ52:ひらがなで書けてる
下2コンマ02:2+1=3点


提督「......あの大淀、阿武隈」ヒソヒソ

阿武隈「え?」

大淀「何ですか?」

提督「......このテスト無かったことにできない?」

大淀「え?......あっ」

阿武隈「......3点」

提督「い、今なら叢雲固まってるし何とか......」

叢雲「......さ、さっきから何ひそひそしてるのよ!」

大淀「......手遅れですね」

叢雲「早くテストを返しなさいよ!」

提督「い、いやぁ、それがそのぉ......今はないと言いますか」

叢雲「?その手のやつでしょ、早く渡しなさいよ」

提督「で、でもぉ」

叢雲「......何よその顔は!早く寄越しなさい!」バシッ

提督「あっ!?」

叢雲「えーと......え」

阿武隈「あー......」

叢雲「さ、さ、3......点?」プルプル

提督「お、落ち着け叢雲。これは何というかあれだ......その、とにかくあれなんだ!」

叢雲「い、いいわよ......慰めなくて......わ、笑いなさいよ......」ジワァ

提督「いっ!?え、えーと、そのぉ......」オロオロ

大淀「......あの、叢雲さん」

叢雲「......何」

大淀「漢字、分かります?」

叢雲 ビクッ

阿武隈「もしかして」

大淀「ええ、答案の自分の名前がひらがなでしたからもしかしたらと思いましたが......」

叢雲「し、仕方ないじゃない!叢雲なんて難しすぎるし......」

提督「でもこの感じ、問題文も読めなかったんだろ?」

叢雲「......く、屈辱」

提督「......成る程なぁ」

阿武隈「テストの問題読めないなら仕方ないですね」

提督「まあでも、それならちょうどいいかもな。叢雲」

叢雲「......なに」

提督「今日の夜、俺の部屋にこい」

阿武隈「!?」

大淀「!?」

叢雲「......は、はぁ!??い、イヤよ!」

提督「拒否権はない。色々教えてやるから、な?」

叢雲「な、な!?い、いろ、いろ......」カアッ

提督「まあそういうわけだから、準備ができたら夜、俺の部屋で、な」

叢雲「......」

提督「ん?どうした?」

叢雲「......変態」プイッ

提督「え?」

バタンッ

提督「な、なぜ?」

阿武隈「......あの、なんでいきなり部屋に呼んだんですか?」

提督「ん?そりゃ最近レーベに漢字教えてるからさ。一緒にやればいいかなって」

阿武隈「......ああー」

大淀「成る程......」

提督「しかし変態?何でだ?」

コンコン

提督「ん、まあ今夜聞けばいいか。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

葛城把握
今日はここまで

龍驤の運命力を感じた

只今の成績(平均:53.6点)

木曾(95点・C)
摩耶(86点・B)
翔鶴(83点・B)
長波(78点・C)
Z1(75点・A)
龍驤(72点・A)
香取(71点・C)
阿武隈(60点・B)
曙(57点・A)
赤城(54点・C)
天龍(53点・A)
初月(41点・B)
霞(37点・C)
大鯨(21点・C)
雲龍(20点・A)
大鳳(5点・C)
叢雲(3点・B)

A:漢字で書けてる
Bひらがなで書けてる
C:空欄

葛城「失礼します!航空母艦葛城です!」

提督「......本当に空母がよく来る日だ」

葛城「へ?」

提督「いや、なんでも。それで?テストか?」

葛城「あっ、そうそう!結果返してもらえるんでしょ?」

提督「ん、ああ、そうだが......」

阿武隈「なんだか、自信ありそうな感じですね」

葛城「もちろん!正真正銘の正規空母の力、存分に見せてあげる!」

提督「空母の......力?」ピクッ

葛城「な、なによ?文句あるの?」

大淀「落ち着いてください。葛城さんは瑞鶴さんのことを慕っていますからあの方々の影響は少ないかと」

阿武隈「あ、そうですね!それならオッケーかもです!」

提督「ううむ......確かに」

葛城「......あなたたちさっきから何の話をしてるの?」

提督「あー、一応お前のテストに関わる話だが......まぁいい。もうさっさと見てしまおう......っと、これか」ペラッ

葛城「どう?もちろんバッチリでしょ?」

提督「......む、これは」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ85:漢字で書けてる
下2コンマ84:84+1=85点


提督「......瑞鶴は、いい後輩を持ったな」

葛城「え?」

提督「葛城、85点だ。おめでとう」

葛城「85点!やっ......んんっ、ま、まあまあの点数かな?うん」

提督「いやいや、これはスゴいぞ。流石は瑞鶴を目指してるだけあるな」

葛城「えへへ......あっ、こ、このくらい普通よ!ふ・つ・うっ!!」

大淀「いえ、これはかなりスゴいですよ」

葛城「......そ、そう?」

阿武隈「うんうん!」

葛城「......ぇへへへ♪」テレテレ

提督「それに今回の何が嬉しいって俺の名前を漢字で書いてくれたところだ」

大淀「本当ですね。点数的にもこれは文句なしですね」

葛城「い、いやぁ、そ、そんなに誉められてもぉ」テレテレ

提督「ふむ......葛城」

葛城「え、あ、はい!」

提督「本当によく頑張ったな。今回のテストもそうだが最近の出撃の成績も、今のお前なら瑞鶴と共に肩を並べられるところまで来ている」

葛城「え、ええ!?......ほ、ホントに?」

提督「ああ、勿論......で、だ。航空母艦、葛城。これからは瑞鶴や翔鶴、加賀と並び空母の主力として運用することにする」

葛城「......え?わ、私が、主力?」

提督「大淀、どう思う?葛城を主力に回すというのは」

大淀「私もいいと思います。この成績ならば旗艦としても十分かと」

葛城 ポカーン

提督「ん、どうした?」

葛城「......」

提督「?おい、かつら」

葛城 ポロポロ

提督「ぎぃ!?」

阿武隈「ど、どうしたんですか!?」

葛城「いや......ちがっ、これは......嬉しくて......」グシグシ

提督「......葛城」

葛城「......私、艦娘に生まれて、本当に、幸せです!」

提督「......ああ。なら、その幸せがずっと続くよう、頑張らせてもらおう。これからもよろしくな、葛城」

葛城「はい!」

提督「......葛城、これからどうなるかな」

大淀「彼女のことですから瑞鶴さんを見習って立派な空母になってくださいますよ」

提督「だよな、うん。いい先輩を持てて葛城は幸せだなぁ」

阿武隈「瑞鶴さんの指導、一回見てみたいなぁ」

提督「......確かに。うーん、あとで赤城の件で行く際に少し見てみるか」

大淀「もしかしたら今後の学力アップに繋がる何かが見つかるかもしれませんね」

提督「だな」

コンコン

提督「おっと、今はテスト返しが先だな。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

「ぴゃーあ!」

提督「お、この声。次は酒匂か」

阿武隈「まだ入ってきてないのに丸分かりですね......」

ガチャ

酒匂「司令!」

提督「やっぱり」

大淀「ですね」

酒匂「ぴゃ?」

提督「ん、いや、こっちの話だ。えーと、酒匂もテストの受け取りかな?」

酒匂「ぴゃっ!流石司令!酒匂のこと、よく分かってるんですね!」

提督「まあこれくらいはな」

酒匂「えへへ♪」

提督「んじゃあお望み通りテストの返却をしましょうかね......っと」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ97:漢字で書けてる
下2コンマ70:70+1=71点


提督「おお、71点か」

酒匂「ぴゃ!やったぁ!!」

阿武隈「ぅ、負けたぁ......」ショボン

大淀「71点......なかなか高いですね。流石は最新鋭、といったところでしょうか?」

提督「だな......しかしまぁ......意外だ」ボソッ

酒匂「ぴゃ!?ど、どういう意味!?」

提督「あっ!?い、いやその......」

酒匂「司令のバカバカ!酒匂のこと、おバカだと思ってたのぉ~!?」ペチペチ

提督「わ、悪かったって!痛い!」

大淀(......私も意外だと思ってたことは黙っておきましょう)

阿武隈「ま、まあまあ落ち着いて、ね?」

酒匂 ムー

阿武隈「え、えーと......あっ!さ、酒匂さん提督の名前、ちゃんと漢字で書けるんですね!」

酒匂「ぴゃっ、それは......」

提督「それは?」

酒匂「......酒匂の好きな人の名前だもん」プイッ

提督「え」

阿武隈「え」

大淀(......阿武隈さん、そこでアシストしてどうするんですか......)ハァ

酒匂「......司令、酒匂そろそろ帰るね」ツーン

提督「あ、ああ。その、色々と悪かった......今度何か、そのお詫びというか......」

酒匂「......いひひっ♪司令!」クルッ

提督「え?」

酒匂「大好き!」チュッ

提督「へ」

阿武隈「」

酒匂「それじゃぁーねぇー」

バタン

提督「......え、今俺、頬に」

阿武隈「き、きききき、気のせいですよ!」

提督「え、でも」

コンコン

阿武隈「ほ、ほら!次の人が来ましたよ!」

提督「あ、ああ......どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

古鷹「失礼します。先日の戦闘の......提督?」

提督「な、なんだ?」

古鷹「いえ、顔が赤いですけど......大丈夫ですか?」

提督「あ、ああ......これは気にしないでくれ......うん」

古鷹「......提督?」

提督「え、でも本当にあれは気のせいだった?イヤでもあれは確かにいやいやそもそもあいつが俺のこと」ブツブツ

古鷹「......ぁ、あの」

大淀「はぁ......すみません。提督の代わりですみませんが私が受け取ります。報告書ですよね?」

古鷹「あ、はい。それと、テストの結果も受け取りたいのですが......えっと、今は無理ですか?」

大淀「いえ、大丈夫ですよ。手元にありますから......はい、こちらですね」

古鷹「えっと......どうですか?」

大淀「これは......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ80:漢字で書けてる
下2コンマ74:75点


大淀「75点ですね」

古鷹「75点......やったね!」

阿武隈「凄いなぁ......私より15点も高い......」ショボン

古鷹「あ、いえ、今回は私が得意なところが出ただけで......たまたまです」

阿武隈(......これ、嫌味じゃなくて本当にそう思ってるんだろうなぁ)

大淀「完敗ですね」ヒソヒソ

阿武隈「......はい」グスン

古鷹「?」

提督「......あれ?古鷹のテスト、もう返したの?」

阿武隈「あ......戻ってきた」ホッ

大淀「ええ。古鷹さん、75点です」

提督「75!凄いじゃないか!」

古鷹「あ......提督に誉めてもらえて、光栄です」ニコッ

大淀「それに提督の名前も漢字で書けてますね」

古鷹「え?あそこはサービス問題じゃ......」

提督「......」

古鷹「......あっ」

大淀(......流石古鷹さん。今の一瞬の空気で察しましたね)

古鷹「え、えーと......だ、大丈夫です!」

提督「......古鷹」

古鷹「あっ、その、何が大丈夫かというとその......」アタフタ

提督「......ふふっ、ありがとうな。古鷹」ナデナデ

古鷹「あっ......」

提督「古鷹は優しいな」ナデナデ

古鷹「......ふふっ、提督に少しでも重巡洋艦のいいところ、知ってほしいですから」ニコッ

提督「そうか......なら、これからはもっと注意して古鷹を見てなくちゃな」

古鷹「はい!見ててください!たくさんいいところを見せられるように頑張ります♪」

阿武隈「はぁ......古鷹さんみたいになりたいなぁ」

提督「はは、確かに古鷹は本当にいい子だからな。憧れる気持ちも分かるよ」

大淀「そうですね。あんな風になりたいと思う気持ち、よく分かります」

提督「それでいい子ってだけじゃなく頭も良いときたからなぁ」

阿武隈「......完璧ですね」

提督「ま、応援してるぞ」

阿武隈「はぁい......うぅ、やっぱり私じゃ無理な気が......」 

コンコン

提督「はいはい、次ね。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

愛宕「提督、こんにちわぁー♪テストを受け取りに来たわ~」

提督「え、愛宕?お前テスト受けてたのか?」

愛宕「んもぅ、なぁーに?そんなに意外ですかぁ?」

提督「あーまぁ......」

愛宕「うふふっ♪そうですよね、私もそう思うわ。私、お勉強とかは、あまり得意じゃないもの」

阿武隈「え?じゃあなんで......」

愛宕「うーん、単なる気まぐれ、かしら?」

大淀「は、はぁ......」

愛宕「あら?大淀さん?難しい顔してどうしたの?ほら、笑って笑って!はい、ぱんぱかぱーん♪」

大淀「......ぱ、ぱんぱかぱーん......」

愛宕「うふふっ♪良くできました♪」

阿武隈(......大淀さんが愛宕さんのペースに飲まれてる......すごい)

提督「まあきっかけは気まぐれでもテストを受けるのはいいことだ。ほれ、結果を返すぞ」

愛宕「あ、はーい♪」

提督「えーと、結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ95:漢字で書けてる
下2コンマ41:42点


提督「うーん、42点。もう少し頑張りましょうってところか」

愛宕「あらあら、残念ねぇ」

阿武隈「でも苦手って言ってた割には高い方な気が」

大淀「そうですね、もっとひどいのを想像してました」

愛宕「ちょ、ちょっとぉ!いくら苦手でもそんなにひどい点数取らないわよぉ!もぅ!」

提督「ははは、まぁでもいい点数ではないからな。苦手でもこれから少しずつ勉強してくれ」

愛宕「はぁーい、了解よぉ♪」

提督(......本当に分かってくれてるのかな?)

大淀「しかしこれで四人連続ですね」

阿武隈「え?何がですか?」

大淀「提督の名前を漢字で書けてる人ですよ」

提督「え?愛宕、俺の名前漢字で書けるの?」

愛宕「うふふっ、当たり前じゃない♪」

提督「......その当たり前が嬉しいんだよ」

愛宕「?」

提督「いや、何でもない。ほら結果。テストお疲れ様」

愛宕「えぇ、本当に疲れたわぁ。特に肩が凝っちゃって」

提督「肩が?」

愛宕「タンクが大きいと肩が凝るのよねぇ」

阿武隈 ピクッ

愛宕「それに文字を書いてるときは、解答用紙に被っちゃったりして大変だったのよぉ?」

提督「......そ、そうなの」チラッ

愛宕「いやーん!そこは、あんまり見つめちゃダメですよぉ?」

提督「バッ!?ちがっ!」ビクッ

愛宕「うふふふふっ♪」

阿武隈 ペタペタ

阿武隈 ズーン

愛宕「それじゃあ提督、私は行くわね?」

提督「あ、ああ......」

愛宕「ふふっ、お顔、真っ赤ですよぉ?」

提督「......うるさい早く行け」

愛宕「はぁーい♪」

バタン

提督「はぁ......疲れる」

大淀「ですね......」

提督「......それで」

阿武隈 グスン

提督「......何でこいつは泣いてるんだ?」

大淀「そう、ですね......戦うことすらなく完敗したから、ですね」

提督「......一体いつなにと戦ってたんだこいつは」

コンコン

提督「......気になるが仕方ない。どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を
(前回のテスト参加者はなし、下扱い)

大和把握
今日はここまで

次回で多分終われるかな?

只今の成績(平均:56.4点)

木曾(95点・C)
摩耶(86点・B)
葛城(85点・A)
翔鶴(83点・B)
長波(78点・C)
Z1・古鷹(75点・A)
龍驤(72点・A)
酒匂(71点・A)
香取(71点・C)
阿武隈(60点・B)
曙(57点・A)
赤城(54点・C)
天龍(53点・A)
愛宕(42点・A)
初月(41点・B)
霞(37点・C)
大鯨(21点・C)
雲龍(20点・A)
大鳳(5点・C)
叢雲(3点・B)

A:漢字で書けてる
Bひらがなで書けてる
C:空欄

大和「執務お疲れ様です、提督。テストの受け取りに来ました」

提督「おお大和......ってなんだ?その手のラムネは?」

大和「あ、これは執務でお疲れかと思いまして差し入れにと......お飲みになります?」

提督「ん、ちょうど喉も渇いてきてたしありがたくいただくよ」

大和「なら、良かったです♪あ、大淀さんたちももしよければ」ニコッ

大淀「あら、いいんですか?」

大和「えぇ、勿論」

阿武隈「わぁ~、ありがとうございます!」

大和「ふふっ、喜んでいただけて何よりです」

提督「ん、ではラムネを飲みながら大和の結果を見てみようか」

大和「はい、よろしくお願いします」

提督「えーと、大和の結果は......」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ99:漢字で書けてる
下2コンマ89:90点

提督 ボタボタ

大淀「て、提督、ラムネがこぼれてますよ」

提督「え?あ、ああ、すまない。少し驚きすぎて」

大和「そ、そんなにひどかったんですか?」

提督「いや、逆だよ」

大和「逆?」

提督「ああ、もう文句のつけようが無さすぎてな。大和、90点だ。本当によく頑張った。おめでとう!」

大和「90点!本当ですか!?良かったぁ~!」

阿武隈「わぁ......流石ですね」

大和「ふふっ、出撃がないときはいつも勉強をしてますからね。その成果が発揮できました!」

提督「......すまん、資源さえ何とかすればもっと出撃させてやれるんだがな」

大和「え?......あっ!い、いえ、そういうつもりでは......」

大淀「そうだとしてもこれからは大和さんをもっと出撃させてもいいかもしれません。これだけ優秀ならば少し資源を消費してでも」

提督「ふむ......それもそうだな。というわけで大和。これから大変になると思うがよろしく頼むぞ」

大和「は、はい!戦艦大和、推して参ります!」

提督「......で、だ」

大和「?」

提督「ここまで凄いものを見せられちゃご褒美をあげないといけないな」

大淀「ですね、点数から提督の名前までどこに関しても文句なしです」

提督「そういうわけで大和、何か欲しいものとかあったら何でも言ってくれ」

大和「え、えぇ!?しかし......いいんですか?」

提督「いいのいいの。ほら、この間のテストの時もやってたし。ほら、遠慮なく言ってくれ」

大和「提督......では、いただきますね?」

提督「それで?何がいい?」

大和「そうですね......では↓2でお願いします」

何か欲しいものとか

えーとここってRネタ禁止でしたっけ?

どうしよう名前を出すのもアウトな感じですか?

大和「あっ!」

提督「ん、何か思い付いたのか?」

大和「はい!この間赤城さんに教えてもらったのですが」

提督「ふむ」

大和「何でも肉バイッ」ガリッ

大和(~っ!?し、舌を......!)

提督「......ん?」

提督(え?今なんて言った?)

提督(肉バイ......)

提督「......」

大和「イタタ......す、すみません提督......提督?」

提督「赤城ぃ!あの野郎大和になんてことを教えてやがる!」

大和「え?えぇ!?」

提督「大淀!少し席を外す!」

大淀「え?あ、あの」

バタンッ!

阿武隈「い、行っちゃいましたね」

大和「そんなに駄目だったんでしょうか......肉バイキング」

大淀「......ああ、肉バイキングでしたか」

阿武隈「あ、あはは......多分提督勘違いしてるから後でちゃんと言った方がいいですよ」

大和「え?勘違い......えっと、何と何をでしょうか?」

大淀「......」

阿武隈「......」

大和「?」

大淀(提督が何と勘違いしてるか分かってしまった私たちって......)

阿武隈(......うう、何だか心が汚れてると言われてるような気分)

提督「ただいまー......ってあら?」

大淀 ズーン

阿武隈 ズーン

提督「......どうしたのお前ら」

大淀「いえ......少し自己嫌悪で」

阿武隈「......大和さんって本当に綺麗ですよね......」

提督「本当にどうしたんだよ......」

大淀「......あ、提督。ご褒美の件ですが大和さん、今度の空いてる時間にお肉のバイキングに連れていって欲しいそうです」

提督「ん?......おお、了解。バイキングね......ん?バイ......」

提督「......」

提督「......やっちまった。どうりで赤城がビックリするわけだよ」ズーン

阿武隈「あはは......」

コンコン

提督「うぅ、あとで赤城に謝らなくちゃな......どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を

蒼龍「提督ぅ、失礼しまーす」

提督「うっ、そ、蒼龍!い、いやさっきのあれは何というかだな......」

蒼龍「え?何の話?」

提督「え?い、いやほらさっきの弓道場でのあれ......」

蒼龍「弓道場?」

提督「......お前、いなかったの?」

蒼龍「んー、うん。さっきまで間宮してて......あ!べ、別にサボってた訳じゃないわよっ!」

提督「そ、そう......なら良かった」ホッ

蒼龍「へ?」

提督「あーいや......それより蒼龍は何か用があるのか?」

蒼龍「......あ、そうだったぁ!ほら、この間のテスト!」

提督「ん、返却ね。了解......っと」

蒼龍「覚悟は出来てるからいつでもどうぞ!」

提督「はいはい、それじゃ早速見てみますか」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ97:漢字で書けてる
下2コンマ21:22

提督「あははははははは!」ボロボロ

阿武隈「泣きながら笑ってる......」

大淀「......器用ですね」

蒼龍「えーと......結局何点?」

提督「......22点」

蒼龍「ん?えーと......あっ、50点満点だっけ?結構低いなぁ」テヘヘ

提督「百点満点だよこのおバカ!」

蒼龍「あ、あは......そ、そうですよねぇ」

大淀「また空母から......ですか」

提督「もううちの空母はなんなんだよぉ......」

阿武隈「で、でもほら!名前を漢字で書けてますよ!」

提督「う......まあ雲龍みたいなものか」

蒼龍「ま、まぁ、これから勉強頑張るから......」

提督「ホント頼むよ......このままだとお前ら空母、マジでヤバいから」

蒼龍「大丈夫、任せて!ちゃんと赤城さんに教わるから!ねっ?」

提督「それだけはやめて!」

蒼龍「へ!?」

大淀「教わるなら加賀さんか翔鶴さん、それか瑞鶴さんがよろしいかと」

阿武隈「うんうん!」

蒼龍「......よ、よくわかんないけど分かったわ。よーし、頑張るぞぉ!早速、行ってくるわね!」

提督「おお、いってらっしゃい」

バタン

提督「はぁ......」

大淀「流石に空母の皆さんはこのままでは......」

提督「うむ......そうだな、今度瑞鶴に頼んでみるかな」

阿武隈「あ、葛城さんが成績良かったの瑞鶴さんの教育のおかげでしたもんね!」

提督「それで何とかなればいいんだが......あ、でも瑞鶴に頼むと加賀と喧嘩しそうだなぁ」

大淀「......空母の皆さん、問題多すぎませんか?」

提督「もう勘弁してほしい......」キリキリ

コンコン

提督「はあ、どうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を

羽黒「あの......失礼します」

提督「ん、羽黒か。どうした?」

羽黒「あっ、その......司令官さん、今、お時間は......」ビクビク

提督「平気だけど......それで?どうしたんだ?」

羽黒「あ、ご、ごめんなさい!」

提督「い、いや謝らなくても」

羽黒「あぅ......ごめんなさい」シュン

提督「ははは......」

阿武隈「こ、このままじゃ話が進みませんね......」

提督「だな......えーと、羽黒。もしかして用事はテストの受け取りか?」

羽黒「あ......そ、そうです!」パァッ

提督「オッケー。じゃあ早速......えっとどこかな?」

大淀「提督、こちらです」スッ

提督「お、サンキュー。さてさて、結果はどうかな?」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ46:ひらがなで書けてる
下2コンマ62:63点

提督「うん、63点か」

羽黒「あ、よ、良かった......悪くなくて」ホッ

提督「ははは、緊張してたのか?」

羽黒「はい......とても。夜も、あまり寝られませんでした」

阿武隈「......隈、出来てますね」

提督「え?......あ、本当だ」

大淀「そ、そんなに心配だったんですか?」

羽黒「は、はい......もし悪かったらって考えたら......ぐすっ」

提督「お、おいおい。結果は悪くなかったんだから泣くなって、な?」

羽黒「ご、ごめんなさい......うぅ~」グスグス

大淀「これは重症ですね......」

羽黒「それに司令官さんの名前も......もし間違えてたらと考えたら......」グスン

阿武隈「あー......」

提督「で、でもほら、あってたしさ」

羽黒「でも、でも......漢字で書けませんでした......ごめんなさい」ポロポロ

提督「い、いやいや!覚えててくれただけで嬉しいからさ!なっ!」

大淀「そうですよ、覚えてない人も沢山いましたし」

提督「ぐっ......そ、そうだぞ!だからさ、な?」

羽黒「......うぅ、はい......ごめんなさい」

阿武隈「あはは......」

提督「......ふぅ、羽黒はもう少し自分に自信を持てるといいんだがなぁ」

大淀「彼女こそあきつ丸さんの特訓を受けるべきでは?」

阿武隈「あー、大鯨さんが受けた......」

提督「ん......確かに羽黒にぴったりかもしれんな」

大淀「頼みますか?」

提督「真面目に検討しよう......が」

阿武隈「が?」

提督「......今ちょうどその大鯨......龍鳳が特訓中だからさ。その、これ以上頼ると......あきつ丸が、あれじゃん?」

大淀「......ああ」

阿武隈「い、今は止めておきましょう」

提督「だな......」

コンコン

提督「ん、はーい」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を

皐月「失礼するよ!」

阿武隈「あ、皐月ちゃん」

皐月「司令官!ボクのテスト、どうだった?」

提督「ん?あー、悪い。採点は別の人に任せててな俺はまだ結果を知らないんだ」

皐月「えー、そうなの?」

提督「ま、ここに採点済みの答案があるから今、一緒に見よう」

皐月「あー、いいね!見よう!」

大淀「皐月さん、いつもと変わりませんね」

提督「確かに。皐月は緊張してないのか?」

皐月「え、緊張?してないよ?」

提督「そうか......うーん」

提督(羽黒もこんな感じで自信を持ってくれればなぁ)

皐月「うふっ、なに?司令官、悩んじゃって。かわいいなぁ」

提督「はいはい......っと、これか。どれどれ」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ76:漢字で書けてる
下2コンマ45:46点


提督「じゃん!......46点か」

皐月「えぇー!ボク、もっと取れてると思ったんだけどなぁ」

阿武隈 グッ

大淀(......さりげなく負けてなくて安心してますね)

提督「まあそれなら次回は頑張ろうな」

皐月「ちぇ」

提督「でも皐月は駆逐艦だしそこまで悔しがる点数じゃないだろ」

皐月「そうやって子供扱いされるのが嫌なんだよぉ!」

提督「おっと、それは悪い。ふふふ」

皐月「な、なんだよ~!」

提督「まあでも、俺の名前、難しいのによく漢字で書けたな」

皐月「ボクのこと、少しは見直した?」

提督「ああ、もちろん。凄いじゃないか」ナデナデ

皐月「えっへへ」テレテレ

阿武隈(撫でられるはいいんだ)クスクス

大淀(やっぱり、まだまだ子供ですね)クスッ

皐月「......むっ、さっきから何笑ってるの?」

阿武隈「え?そんなことないですよ」

大淀「ええ、何でもありません」

皐月「なんだよ~!」

提督「ふふっ、かわいいなぁ」

皐月「え?」

提督「本当に、かわいいなぁ皐月」ナデナデ

提督(ふふ......どうだ皐月、恥ずかしいだろ。いつもの仕返しだ)

皐月「......」ウツムキ

提督(勝った!)ニヤッ

提督「ほら、テスト。ちゃんと見直ししろよ?」ニヤニヤ

皐月「......うふっ」

提督「ん?」

皐月「うふふっ、司令官?もしかしてそれだけ?」

提督「え」

皐月「それだけでからかってるつもり?ホント、かわいいなぁ、司令官は」

提督「......」

皐月「いいもの見れたし、ボク、行くね?バイバーイ」

バタン

提督「......なんだろ、負けた気がする」

大淀「負けてますよ」

阿武隈「何枚も上手でしたね」

提督「くそぅ......」

コンコン

提督「......はいはいどうぞー」

↓2「失礼します」

誰か艦娘を

ビスマルク「Guten Tag。失礼するわ......何してるの?」

提督「いや、なぜ負けたのかを考えてる」

ビスマルク「......貴方、執務中でしょう?随分と気が緩んでるわね。私が一から心構えを教えてあげるわ」

提督「っと、わかった。気合い入れるから説教は勘弁してくれ」

ビスマルク「そう、残念ね」

大淀「それで、ビスマルクさんはどうかしたんですか?」

ビスマルク「ああ、この間のテストを受け取りに来たのよ。準備は?」

提督「できてるよ」

ビスマルク「Gut。では、早速返してもらえるかしら」

提督「はいはい、じゃあ結果を発表するぞ」

↓1コンマ(提督の名前判定:34以上でテストの点数に1点加算)
00~33:空欄
34~66:ひらがなで書けてる
67~99:漢字で書けてる

↓2コンマの数値がテストの点数
00は0扱い

下1コンマ39:ひらがなで書けてる
下2コンマ99:100点


提督「」

ビスマルク「どうしたの?早く結果を教えてちょうだい」

提督「い、いやお前......えぇ?嘘だろ?」

ビスマルク「ちょっと、さっきからどうしたのよ」

提督「見間違いとか......」ゴシゴシ

阿武隈「一体何点なんですか?」

提督「......百点」

大淀「え?」

提督「満点です......」

阿武隈「えぇえええ!?」

ビスマルク「何よ、そんなに驚くことないじゃない。私はビスマルクなのよ。このくらい当たり前だわ」

提督「......いやだって漢字とか」

ビスマルク「まあ確かに漢字は苦手ね。ほら、貴方の名前も書けなかったわ」

提督「いやまぁ俺の名前はちょっと特別だからあれだけどさぁ......」

大淀「記述問題も何も問題無しですか......」

提督「文章も普通に書けるとか......化け物かよ」

ビスマルク「ふふん、もっと褒めてもいいのよ?」

提督「......そうだな。まあこれ以上言葉で褒めても仕方ないから代わりにご褒美をあげよう」

ビスマルク「ご褒美?何を貰えるの?」

提督「ん、俺が用意できるなら何でも。好きなものを言ってくれていいぞ」

ビスマルク「あら、いいの?このビスマルクの要望は高いわよ?」

提督「......俺が用意できるものって俺は言ったぞ?」

ビスマルク「冗談よ。そうね......↓2を頼むわ」

何かご褒美を

ビスマルク「少しドイツに帰りたいのだけどいいかしら?」

提督「ん、ドイツにか?」

ビスマルク「ええ、折角艦娘になったのだもの。一度くらいドイツに行きたいわ」

提督「ああ、そっか」

大淀「前世ではドイツ艦でも建造されたのはここの工廠ですからね」

ビスマルク「ええ、ちゃんとこの目で見てきたいのよ」

提督「なるほどな......ふむ、それなら」

ビスマルク「?」

提督「折角だ、Z1たちも連れていってやってくれないか?」

ビスマルク「......いいの?一気に私たちが抜けても」

提督「おいおい、俺達の艦隊がそんなにヤワなわけないだろ?」

ビスマルク「ふふっ......本当に平気かしら?私がここに来たばかりの頃は緩みすぎていたけど」

提督「うっ、気を付けるよ」

ビスマルク「Gut。なら、平気ね......提督」

提督「ん?なんだ?」

ビスマルク「......Dankeschön」ニコッ

提督「ああ、沢山楽しんできてくれ」フフッ

提督「......ふぅ」

大淀「提督、お疲れ様でした」

阿武隈「やっと終わりましたね......」

提督「ああ......今回も色々とひどいやつが見つかったな」

大淀「......ですね、やはり二回目をやって正解でした」

阿武隈「あはは......これからも定期的にやってみるのもいいかもしれませんね」

提督「だな......しかしまあ今回はのおかげで一つ、でかい問題が見つかったよ」

大淀「問題......あ、空母の方々の?」

提督「う、それもそうだがもっと重要なことだ。それにともない早速対策を行う。大淀」

大淀「は、はい!」

提督「明日の朝、艦娘全員を集めてくれ」

大淀「ぜ、全員をですか?」

阿武隈「い、一体何をするつもりなんですか!?」

提督「ん?そんなの決まってるだろ?」




提督「自己紹介、だよ」ハァ




【安価】提督「学力?」阿武隈「んんっ!」

おしまい

これにて完結
前スレからお付き合いしてくださった方、本当にありがとうございました

最終成績(平均:57.9点)

ビスマルク(100点・B)
木曾(95点・C)
大和(90点・A)
摩耶(86点・B)
葛城(85点・A)
翔鶴(83点・B)
長波(78点・C)
Z1・古鷹(75点・A)
龍驤(72点・A)
酒匂(71点・A)
香取(71点・C)
羽黒(63点・B)
阿武隈(60点・B)
曙(57点・A)
赤城(54点・C)
天龍(53点・A)
皐月(46点・A)
愛宕(42点・A)
初月(41点・B)
霞(37点・C)
蒼龍(22点・A)
大鯨(21点・C)
雲龍(20点・A)
大鳳(5点・C)
叢雲(3点・B)

A:漢字で書けてる
Bひらがなで書けてる
C:空欄

こちら過去作です
よかったらどうぞ

【安価】提督「名前?」
【安価】提督「名前?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480248638/)

【安価】提督「終戦?」
【安価】提督「終戦?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480667610/)

【安価】提督「学力?」
【安価】提督「学力?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480852405/)



あとブーン系いっぱい

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年12月29日 (木) 13:13:32   ID: CZoeToeT

捌き方が上手いし、面白いです。
安価スレのお手本のようなお話、有難うございました。

2 :  SS好きの774さん   2016年12月30日 (金) 19:03:52   ID: OMK8KoKf

龍驤(72点・A) で大草原ww

3 :  SS好きの774さん   2018年09月27日 (木) 03:22:26   ID: SXC55q30

龍驤(72点・A)は奇跡wまさしく運命w

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom