ダイゴ「Z技?」アデク「ああそうだ」 (21)

※プレイしたのが昔だったり、一回殿堂入り程度しか遊んでいないシリーズもありますので
 口調等おかしいところがあるかもしれません

※サンムーンはまだ発売していないので、実際の仕様と文中の内容が食い違う可能性があります。ご了承ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475067914

某所某日 

アデク「皆、揃っているな?」

グリーン「遅えよ、爺さん」

ダイゴ「我々も忙しい身です。今日の各地方のチャンピオン招集の理由は何ですか?」

アデク「まあ、そう急ぐな」

シロナ「けれど、チャンピオンを集めたということは重大な事があるのでしょう?」

アデク「うむ。実は新たにポケモンたちの力を引き出す方法が発見されてな」

カルネ「力を引き出す…? メガシンカのようなものですか?」

アデク「確かに似ては居るが、少し違う。それはZ技というものだ」

グリーン「勿体ぶらずに早く言えよ」

ダイゴ「そう焦ることないじゃないか、グリーン君。しかし、確かにそんなものがあるというのなら興味深いですね」

アデク「うむ。発見したのはアローラ地方で技を研究をしているククイという男なのだが、同じくアローラ地方に住むハラという男とワシは友人関係でな。
    ハラに事情を聞いたワシが少しアローラ巡りをしてZ技を体得してきたのだ」

グリーン「チャンピオンなのに遊び回るとは…と思ったが、爺さんはもう引退しているんだったな」

アデク「そうだの。そしてワシに変わって現在のイッシュチャンピオンを務めるのがこの…」

アイリス「アイリスでーす」

ダイゴ「それにしても元も合わせてチャンピオンが6人も揃うとは…壮観ですね」

アデク「今日のために色々無理は通したがの」

グリーン「そんなことより、早くZ技について聞かせてくれ」

シロナ「君、オーキド博士のお孫さんなんですってね。あんまり博士には似てないのね。落ち着きがないわ」

グリーン「うるせー。アイス買ってやるからちょっと黙ってろ」

アデク「まぁまぁ。ではZ技の説明を始めるとしようか。まずZ技に必要なのはこのZリングだ(ゴトッ」←リングを机の上に置いた

カルネ「メガシンカと変わらないのですね」

アデク「メガシンカと違うのは、ポケモンの方に特別なアイテムを持たせる必要がないことだの」

ダイゴ「なるほど。戦略を狭めずに新しく技が使えるということですか」

アデク「だが、Z技はバトル一回につき一度しか使えん。これはメガシンカと似ている点だな」

グリーン「…面白いじゃねえか。つまりこれを付ければ、俺のポケモンたちがZ技を使えるってことだな(ガチャッ」←リングを装着

アデク「うむ。そのことだが、Z技にはもう一つだけ踏まなければならない手順があっての…とりあえず見てもらった方が早いであろう(ポチッ」←部屋にあるテレビの電源を入れた

テレビ「https://www.youtube.com/watch?v=Iaav6J6XzFs」←映像の中でアローラのトレーナーが踊ってる

グリーン「」

ダイゴ「」

シロナ「」

カルネ「」

アイリス「かぁっこいぃ~」

アデク「そうであろう?」

グリーン「そうであろうじゃねえよ! 何だこの恥ずかしいダンスは」

シロナ「え…私たちもこれをするの?」

アデク「当たり前だろう。やらねばZ技は使えんぞ」

グリーン「へっ、誰がこんなこと…」

アデク「ではまずリングを今付けているカントーチャンピオンにやってもらおうか」

グリーン「」

ダイゴ「せっかちな性格が仇になったね」

グリーン「うるせぇ!」

シロナ「諦めなさい。こういうのは若い者からまずやるものよ」

グリーン「若い奴ならイッシュのチャンピオンからに…って何やってんだよ」

シロナ「あら、見て分からない? この子は今私とアイスを食べているからダンスは無理よ?」←アイリスを膝に乗せてる

アイリス「これ美味しい!」←口の周りをべったべたにしながらアイス食べてる

シロナ「そうでしょ? 私のイチオシよ」

グリーン「こんなところで楽しそうにやりやがって…!」

カルネ「グリーン君、シンオウチャンピオンはもうこうなったら聞かないわよ。諦めた方が得策だわ」

グリーン「くっ……」

アデク「それじゃあ行ってみようかの!まずはカメックスのための『スーパーアクアトルネード』からだ」

シロナ「『スーパーアクアトルネード』wwwwwwwwwwww」

ダイゴ「ぷぷっ……wwwwwwwwwwww」←めっちゃ笑いを堪えてる

グリーン「五月蠅い!笑うな!」

アデク「よし、では始めっ!」

グリーン「(ひらっ、ひらっ)」←フラダンス的な踊り

シロナ「ダメwwwwww堪えられないwwwwwwww動画撮ってオーキド博士に送ってあげようっと」

グリーン「やめろぉぉ!」

カメックスの『スーパーアクアトルネード』!

どがーん!←壁に大穴が開いた

アデク「うむ。流石チャンピオンだけあって飲み込みが早いの。そして素晴らしい威力だ」

ダイゴ「ひぇっ…ひぇっ…ふぅ。(←笑いが納まった) 確かに素晴らしい威力ですね。これは戦術の幅が広がりそうだ」

シロナ「オーキド博士即レスwwwwww凄く笑ってるwwwwwwww」

グリーン「覚えとけよ、この女…」

ダイゴ「しかしいいんですか? シンオウチャンピオン。今後一番面白…大変な状況になるのは貴方でしょう?」

シロナ「え? どういうこと?」

ダイゴ「我がホウエン地方のリメイクはもう終わった…。そしてリメイク版はその時のシステムが実装される。つまり…」

グリーン「次に出るダイパのリメイクではZ技を使うこの女の姿が見られるってわけだ。しかも3Dで!」

シロナ「うっ…それは盲点だったわ」

ダイゴ「実際に映像で流れると、その恥ずかしさはこんな文字で踊る様子が書かれるだけの私たちとは比べものになりませんよ?」

シロナ「くっ」

ダイゴ「メガシンカは良かったです。ボクはメガメタグロスが実装されて戦力が大幅に強化された。
    ところで貴方はどのポケモンをメガシンカさせるおつもりですか?
    まさかルカリオじゃないですよね?」

シロナ「ぐぅっ」

シロナ「そこまで言われたら戦わないわけには行かないわね!勝負よ!(ガタッ」←椅子から立ち上がった

ふぁああっ←ボール投擲音×2

ガブリアス「メタアアアアアア」

メタグロス「ガブウウウウウウ」

ダイゴ「石の煌めき、キズナとなれ(チュッ…メタグロス、メガシンカ!」

シロナ「(ま、まだあんなカッコイイかけ声ない…考えておかなきゃ…)ガブリアス、メガシンカ!」

メガメタグロス「メタアアアアアア」

メガガブリアス「ガブウウウウウウ」

グリーン(メガシンカしても台詞変わらないよな、ポケモンって)

シロナ「ふっ、タイプ相性というものが分かっていないんじゃないの? ガブリアス、じし」

ダイゴ「冷凍パンチ!」

メガメタグロス「メタアアアア」

メガガブリアス「ガブゥゥゥゥ!」

メガガブリアス←メガメタグロス(冷凍パンチ+硬いツメ)
ダメージ: 180~216
割合: 98.3%~118%
回数: 乱数1発 (93.8%)
※努力値無振りで計算してます

ガブリアス「がぶぅぅぅ」←ひん死

シロナ「」

ダイゴ「あれ?どうしました?ww いつもの嫌らしい素早さ種族値102はどこへ行ったんですか?」

グリーン(ここで煽っていくとは…。良い根性してるぜ、この25歳)

シロナ「くっ…確かにガブリアスはメガシンカすると遅く、逆にメタグロスは速くなるわ」

ダイゴ「ええ。だから弱体化するガブリアスを補強するためにも、貴方はZ技を覚えるべきでは?」
※メガガブリアスは汎用性をかなぐり捨てただけであり、火力は通常ガブリアスを上回っています。メガガブリアスを貶す意図はございません(編注)

シロナ「……そうやって私にあのダンスをやらせて、笑いものにするつもりね」

ダイゴ「はは、そんなことはありませんよ? ただ、僕は貴方のために言っているだけです(ジー」←ポケナビのカメラをめっちゃシロナに向けてる

シロナ「……まあいいでしょう。ですが条件があります。カルネとアイリスがやったら私もやりましょう(これで少しは時間も稼げるはず)」

グリーン(このオバサン態度でかいな…)

シロナ「ギロッッ」

グリーン「いえ、何も言ってませんよ?」

ダイゴ「そうですか…ところでシロナさん。ちょっと後ろを見て貰えませんか?」

シロナ「? 何があるっていうの?(クルッ」←振り返った



カルネ・アイリス「(フリフリ)」←ピカチュウと一緒にダンスしてる

ピカチュウ「ピッカピッカチュ~、ピッカ!」

ピカチュウは Zパワーを からだに まとった!

カルネ「いくわよ!」

アイリス「アイリスも!」

カルネ・アイリス「(ブンッ)」←ピカチュウを放り投げた

ピカチュウの『ひっさつのピカチュート!』

参考映像:https://www.youtube.com/watch?v=yhNJ7pX12Tw (1:30~)

どかーん!どかーん!←また壁に大穴が開いた

アデク「おお、二人とも一度見ただけでピカチュートを会得とはやるの!
    わしなんぞ、五回見てやっと覚えたのに」

アイリス「それアデクさんがお爺ちゃんだからじゃない?」

アデク「言ってくれるのww」



シロナ「」

グリーン「あのガキはともかく、カロスチャンピオンってあんまり恥ずかしがらないんだな」

ダイゴ「そもそもあのカルネさんは女優だからね。この程度のダンスは慣れっこさ」

シロナ(そんな設定完全に忘れていたわ…)

ダイゴ「さて、では次はシンオウチャンピオンの番ですよ」

シロナ「く…私の切り札がガブリアスということは、私が使うべきZ技はドラゴンかじめんタイプ…。
    一体どんな恥ずかしいダンスが待っているというの…?」

ダイゴ「ハッハッハ! さあ早く踊って下さい!僕はそれを見届けた後、ネンドールのテレポートで逃げさせてもらいます」


アデク「おいおい、何か勘違いしているか知らんが、お前たちには全員Z技を全属性・全種類習得してもらう予定だぞ」

ダイゴ「」

グリーン「」

シロナ「」

グリーン「どういうことだよ、爺さん!」

アデク「わしはZ技をもっと世界に広めたいと思っておる。
    Z技を全ての地方のトレーナーが使えるようにするには、優秀なトレーナーが教えるのが一番だ。
    そしてその教え役こそ、各地方のチャンピオンが担うべきだとわしは思う」

ダイゴ「しかし全てのトレーナーに教えるには数が足りないのでは…?」

アデク「心配要らん。各ジムリーダーに手伝ってもらい、担当属性のZ技の教え役を任せればいい」

グリーン「いやそれでも間に合わない…」

アデク「という声のために!」

ドン!ドン!←どこからともなくアデクが撮影機材を持ってきた

アデク「この機材で、ここにいる全員が出演するZ技紹介動画を撮影し、ポケチューブとポケイッターにアップすれば良い」

ダイゴ「」

グリーン「」

シロナ「」

カルネ「」


アデク「ちなみに、これが終わるまで家には帰さないという旨は
    各々のリーグに連絡済みだ。思う存分Z技を覚えるがいいぞ!」

アイリス以外全員「いやああああああああああ」

アイリス「やったあああ、お泊まりだぁぁ!」



かくして、各チャンピオン出演のZ技紹介動画が作成、配信された。

各ポーズや手足の振り方、失敗しやすい点、発動させるタイミング等を長時間に渡って解説するこの動画は

微に入り細を穿つ、ポケモントレーナー必見の動画として高く評価された。

また一方でダンスを途中で停止することを要求されたり、またアデクに無茶なポーズを要求されり

そして何よりカメラを向けられて微妙な表情をしたりと

普段とは違うチャンピオンたち(アイリスは除く)を見れるネタ動画としても広く受け入れられた。

日を追う事にその再生数・リツイート数は上がっていき、いつしか世界中で広く親しまれる動画となっていった…。

カントー地方

レッド「………………………………ぷっ」


ホウエン地方

ツワブキ社長「ダイゴ…」

ヒガナ「想像力が足りていないね」


シンオウ地方

ヒカリ「シロナさん…」


カロス地方

プラターヌ博士「シロナ…カルネ…(シコシコ
          うっ!(ドピュッ 」



笑われたり、失望されたり、哀れまれたり、或いは肢体がオカズにされたりと
様々な反応を受けたこの動画だが
チャンピオンたちが各ジムリーダー・四天王、知り合い達から
それらの反応を受けるのはまだ先の事である…


おまけ

ミツル「えっ!ポケモンがバトルで一度だけ特別な技を!?
    ダンスをすればいいんですか?!
    泥鰌すくいでもアンコウ踊りでも何でもします!(廃人の思考)」

ルビー「引くわー」




空の柱

ヒガナ「フゥ…鼓動が…速くなってきて…うん…高ぶって…きた…よ…! ―――ハッ、届け!」

BGM:戦闘!伝承者ヒガナ

ヒガナ「(ピョン、フリフリ、ふぁああっ)」←がに股ジャンプからの腰振り振りからの変な投擲

でんしょうしゃ ヒガナは ヌメルゴンを くりだした!

ヌメルゴンはZパワーを身体にまとった!

ルビー「それZ技のためのダンスだったのかよ!」



本当に終わり

くぅ~疲れましたww

SS書くのって初めてだから本当に疲れました

ちなみに>>1は初代~ルビサファで一度離脱してORASで戻ってきた出戻り組ですので
3値についての下りとかキャラの口調とか間違ってるかもしれませんが
そこはご了承ください

なお、本文中でZ技を貶すような下りが散見されますが、私自身はZ技もリュージョンフォームも歓迎しております
サンムーンが発売したら自分でもZ技ダンスを踊りながらプレイしたいと思います

最後までありがとうございました。



ところで、あとはHTML化ってのを申請すればいいんですよね?

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