むかしむかしのお話
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むかしむかしあるプラウダに、ノンナおじいさんとクラーラおばあさんがおりました。
毎日毎日ノンナおじいさんは継続高校の捕虜を捕まえては尋問し、クラーラおばあさんは捕虜を川に捨てに行きました。
ある日クラーラおばあさんが川でせっせと捕虜を突き落としていると川上から大きなKV-2が。
カチューシャ「ひいぃぃ流されるぅ!!!、あの時の黒森峰はこんな心境だったのね!!」
と声を出して流れてきました。
クラーラ「いけない、あんなプリティで可愛らしい少女が流されているのを黙って見過ごすわけにはいかないわ!」
クラーラおばあさんはそう言いながら近くにあったIS-2とKV-1にワイヤーをくくりつけたあと、自分の体にワイヤーをくくりつけ、KV-2までオリンピックの選手が頷く程の跳躍飛びをしました。
カチューシャ「誰だかわからないけど良くやったわ!褒めてあげる!」
KV-2は無事、陸に引き上げられました、クラーラおばあさんは小さな声で。
「早くノンナと2人で分けて食べましょう」
と言ってIS-2に乗り込み、?ぅぅん?ぅぅんとエンジン音を上げながらプラウダに帰りました。
夕方になるとすすまみれのノンナおじいさんは山から捕虜を背負って帰ってきました。
アキ「もぉ~、ミカのせいで捕まっちゃったじゃない」
ミカ「違うよ、これは敵の城に入るためにわざと捕まったんだ」
アキ「すごく震えてるじゃない」
ミカ「トイレに行きたいんだ」
アキ「も゛ぉー!」
ノンナ「クラーラ、いま帰りました」
クラーラ「お帰りなさいノンナ」
ノンナ「明日この2人を処分しておいて下さい」
クラーラ「了解ですノンナ、それと、今日は良い物を拾いましたよ」
そう言いながらクラーラはノンナを戦車倉庫まで案内しました。
クラーラ「ごらんなさい」
ノンナ「これはKV-2…クラーラ、これはどこから持ってきたのですか?」
クラーラ「これは川から流れてきたのです」
ノンナ「川から流れてくるなんて珍しい、中を覗いてみましょう」
そう言いながらノンナおじいさんはバーナーを持ってきてKV-2のハッチをバーナーでこじ開けました。
カチューシャ「ひぃぃ熱い熱い!」
と大きな声を上げて可愛らしい裸のカチューシャが元気良く飛び出しました。
おじいさんノンナとおばあさんクラーラは産まれたての姿を見て鼻血を吹き出しました。
クラーラ「まぁまぁ、私たちが子供が欲しいと言っていたものだから、偉大なる書記長がこの子を授けて下さったに違いないわ」
子供がいなかったノンナおじいさんとクラーラおばあさんは大喜びです。
KV-2から生まれた女の子をカチューシャの唄に合わせて2人はこの子をカチューシャと名付けました。
ノンナおじいさんとクラーラおばあさんは、それはそれは大事にカチューシャを育てました。
毎日毎日一緒に風呂に入れば鼻血で風呂を赤く染め、一緒に布団に入れば布団を赤く染めました。
カチューシャは周りの子に比べては体は小さいし、力はあまりなく、1年生にバカにされその度ノンナおじいさんとクラーラおばあさんに泣きついていました。
泣きつく度にノンナおじいさんとクラーラおばあさんは鼻血を流しました。
ある日カチューシャが言いました。
カチューシャ「ノンナ、クラーラ、カチューシャは旅に出るわ!」
ノンナおじいさんはびっくりして。
ノンナ「そんなことを言わないでください、私達とずっと一緒にいてください」
と言いました。
カチューシャ「それは出来ないわ、私は西住島に言って悪い鬼を退治しなくちゃ!」
とカチューシャは答えました。
クラーラ「そう言いうことなら仕方がありませんね、お弁当を作ってあげるわ」
とクラーラおばあさんはいいました。
次の日、カチューシャはクラーラおばあさんから特製のプラウダ団子を作ってもらうと、西住島に向かって旅に出ました。
旅の途中、2人の女の子を見つけました。
1人の女の子の首には首輪が巻かれていました。
みほ「ほら優花里さん、ここで用を足さなきゃ」
優花里「お願いしますご主人様、それだけは勘弁してくださぃぃ…」
ご主人様と呼ばれた女の子は優花里と呼ばれた女の子を引っ叩きました。
優花里「キャイン!」
みほ「なんで人間の言葉を使っているんですか?、優花里さんはわんちゃんなんだからワンしか喋れないはずだよね?」
優花里「わん…」
いてもたってもいられなくなったカチューシャは女の子に怒りました。
カチューシャ「何やってるのよ!」
みほ「なにって散歩ですよ散歩」
カチューシャ「可哀想だからやめてあげなさいよ!」
みほ「はぁ…もう飽きちゃったし、ちょうど小腹が空いてきたから、その腰につけた団子を少し分けてくれたらこの犬をあなたに譲りますよ」
カチューシャ「わ…わかったわよ」
みほはカチューシャから団子を1つ受け取って、優花里と交換しました。
優花里「うぅ…捨てられた…」
カチューシャ「気持ちはわかるわ、私の胸で泣きなさい」
優花里「胸…無いじゃないですか…」
カチューシャ「やかましい!」
2人の後ろ姿を見てみほは笑いながらむしゃりと団子を食べました。
プラウダ団子を食べたみほは意識を失いました、ノンナおじいさんとクラーラおばあさんはプラウダ団子に睡眠薬をしこたま仕込んでいたのです。
優花里「なんか歌が聞こえてきますね…」
カチューシャと優花里が森の中を歩いていると、森の中から女の子達の声が聞こえてきました。
優花里「何かやってますね…」
カチューシャ「隠れて様子を見ましょう…」
カチューシャと優花里が草の茂みを覗くと、茂みの先で女の子達が芽が生えたハンバーグを囲んで歌を歌っていました。
澤・あゆみ・桂利奈・優季・あや・紗希「早く実がなれハンバーグの木よ、ならねばハサミでちょん切るぞ!」
ハンバーグの芽はハンバーグの木になり沢山のハンバーグの実をつけました。
澤「これでお腹いっぱいハンバーグが食べれるね!」
優季「他のみんなにも分けてあげよ~!」
あゆみ・あや「賛成!」
桂利奈「でも…私達は木に登れないよ…」
澤・あゆみ・桂利奈・優季・あや・紗希「どうしよう…」(…)
女の子達が困っていると、山の中からエリカが降りてきました。
エリカ「さっきのハンバーグがハンバーグの木になったのね」
澤「はい、大切に育てました!」
エリカ「よくやったわ」
エリカは木に登ると、自分だけ火の通った美味しいハンバーグを食べ始めました。
あや「あ、ずるい!」
あゆみ「独り占めする気だ!」
桂利奈「私達が育てたのに!」
澤「お願いしますお猿さん、私達にもハンバーグを分けてください!」
エリカ「だれがお猿さんよ!、あなた達は火が入っていない生のハンバーグでも食べてなさい!」
澤「きゃあっ!」
べっちゃあぁっ…
エリカは女の子に、まだ火が入っていないハンバーグをぶつけました。
澤・あゆみ・桂利奈・優季・あや・紗希「…」
ぷっつん
澤「黙っていれば調子に乗りやがって!」
あゆみ「引きずり下ろしてやる!」
あや「ぶっころしてやる!」
桂利奈「木の棒持ってきたよ!」
優季「やっちゃえ~」
紗希「…」
女の子達はハンバーグの木からエリカを引きずり下ろして棒で叩きはじめました。
ボコボコボコボコボコボコ!!!
エリカ「痛い痛い、顔はやめてください!」
澤(ちょっと可哀想かも…)
あゆみ「誰が止めるか!」
あや「顔狙え顔!」
優季「お尻を叩くといい声だすよ~」
桂利奈「おりゃー!」
紗希「…」
エリカが可哀想に思えてきたカチューシャは女の子に声をかけました。
カチューシャ「ちょっとあなた達やりすぎよ、もうやめてあげなさい!」
澤「たしかに…」
桂利奈「嫌です!」
あゆみ「こいつは悪い奴だからお仕置きしなくっちゃ!」
優季「動物に服は必要ないよね~」
あや「脱がしちゃえ!」
紗希「…」
女の子達に服を脱がされ、その恥辱に耐え切れなくなったエリカは涙をはらはら流しながらカチューシャと優花里を見つめました。
カチューシャ「仕方がないわねぇ…」
カチューシャは腰に巻いた袋からプラウダ団子を取り出すと、女の子達に差し出して言いました。
カチューシャ「この世界一美味しいプラウダ団子をあげるから、そこのお猿さんと交換しましょう!」
あゆみ「どうする~?」
あや「ハンバーグも食べれてお団子もたべれるなんて一石二鳥じゃん!」
桂利奈「お団子食べたーい!」
女の子達はプラウダ団子を6つ受け取って、エリカと交換しました。
エリカ「助けてくれてありがと…」
カチューシャ「今日から貴女はカチューシャの家来なんだからしっかりと付いてくるのよ!」
優花里「よろしくお願いしますぅ!」
エリカ「よろしく…」
女の子達はプラウダ団子とハンバーグをたらふく食べた後意識を失いました、草の茂みから女の子達の家を覗いていたノンナおじいさんとクラーラおばあさんは駆け足で女の子達にの家に乗り込みました。
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