橘ありす「早く大人になりたいです」モバP「どうして?」 (71)

・モバマスSS
・若干ポケモン関係

夢の泉をはよ書けって言われそうですが思いついちゃったから仕方ないね
全体の文は考えてるのですぐ終わる予定です

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モバP「…ふー、喉が渇いたなー…水でも買うか」

ピッ ゴトンッゴトンッ

モバP「あれ、二つ…当たりか?なんでまたこんな機能作ったんだ?貰えるなら貰うけどさ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ガタッ

モバP「…っと、はぁ、外は暑すぎるな…ちょっと車から降りて歩いたらこれだ」

モバP「おっと、そうだ、今何かいるかなー?どれどれ…」スッ

モバP「おー、ゼニガメか。懐かしいな。…よし!ゲット!」

ありす「おはようございます」ガチャ

モバP「お、おはようありす。って、ん?」

ありす「どうかしましたか?」

モバP「今出したスマホ、それもしかしてポケモンか?」

ありす「はい、そうですけど…」

モバP「おー、後で見せてくれないか?俺のも見せるからさ。あと水いる?」

ありす「はぁ、別に構いませんけど…お水はいただきます」

ゴクッゴクッ

モバP「お、なんか美味しいなこの水」

ありす「気のせいじゃないですか?」

ありす「…って、プロデューサーもポケモンやってるんですか?大人なのに…」

モバP「なんだよー、いけないか?」

ありす「いけないわけではないですが…」

モバP「にしても、ははっ、ありすも流行に乗ったりするんだな」

モバP「さっき口元緩んでたぞ?イーブイでもいたか?」

ありす「!?」バッ

ありす「な、何でイーブイ限定なんですかっ」

モバP「ありすってイーブイ似合いそうだからさ。しかしそういうところ、やっぱ年相応って感じだな」

ありす「こ、子供扱いしないで下さいっ!」

モバP「悪い悪い。ちょっとからかいすぎたかな」

ありす「もう…」

モバP「しかしポケモンかー。やっぱり今子供たちの間でも広まってたり?」

ありす「確かに広まってますね。みんないつも以上に外を出歩いてるみたいです」

モバP「この暑い中元気だなー。やっぱり子供っていいな」

ありす「そんなことないです」

モバP「え?」

ありす「だって、マナーだってきちんとしてないし、男子なんか急に大声で叫んだりするし…」

ありす「私は早く大人になりたいです」

モバP「っ…」

ちょっと何か食べてきます
夜にもまた更新できるかな

ありすが年上の人に憧れてるところとか、ゲームのことをよく知ってるから選びました
幸子って大人になりたいとかそういうのありましたっけ…?うわぁ俺まだまだだなぁスイマセン!





って仕掛けた側ながら一瞬本気で焦りましたw確かにある意味幸子ですねwいや、幸子にもそういう願いはあってもおかしくはないですが…

モバP「…なあ、ありす。それ、前から言ってたけど、どうしてなんだ?」

ありす「どうしてと言われても…とにかくなりたいんです。」

モバP「子供って、楽しいじゃないか」

ありす「否定はしません。でも、なってみたいんです」

ありす「そうですね…例えば美波さんや文香さん、あんな風になりたいです」

モバP「そうか…やっぱり、ありすから見てカッコいいものかな、大人って」

ありす「はいっ!…っと言っても、例外はありますけど。私にとって美波さん達は目標です」

モバP「へー、そっか。やっぱりそう考えたりするんだなぁ…」

ありす「…プロデューサー?」

モバP「いやさ、俺なんかはもう一度子供に戻ってみたいけどなって」

ありす「えっ…どうして」

モバP「どうしてって言われてもなー。お前が言ったみたく、そうなりたいんだよ」

ありす「大人でいいのに…」

モバP「そうだ!晶葉に頼んだらそういう機械作ってくれるんじゃないか!?一日限定とかでさ!」

ありす「ありえませんよ」

モバP「むぐっ…そんなあっさりと…意地が悪いな…」

ありす「貴方にだけは言われたくないです!」

ありす「でもやっぱり気になります。どうして戻りたいんですか?」

モバP「そうだなー。まあやっぱり思い出のせいかな。懐かしくってさ」

モバP「今だって、誰かの家に集まってみんなでゲーム!とかあるだろ?」

ありす「はい、それはまあ…」

モバP「俺がまだ子供だった頃ってさ、今みたいにWifiとか普及してなかったから…」

モバP「持ち寄って遊ぶのとか日常茶飯事だったんだよ、ゲーム機ポケットに入れてさ」

ありす「そうだったんですか?」

モバP「そりゃあもう。と、そうだ、確かこの辺に…」ゴソゴソ

ありす「?」

モバP「お、あったあった。ほら」ゴトッ

ありす「この黒い四角い物は…?開けますけど…」パカッ

ありす「ABボタンに、十字キー…?ゲーム機ですか?使い古されてるみたいですけど」

モバP「ああ、ゲームボーイって言うんだ、それも最新機種。といってもまあ古いんだけど。カッコいいだろ?」

ありす「昔のゲーム機ってことですか?」

モバP「その通り」

ありす「この赤い部分は…?あ、外せた。これゲームソフトですか、それもポケモン…」

モバP「ああ、初代のリメイク版だよ」

モバP「ちなみに今でも充電すれば遊べるぞ。もちろん当時のデータも残ってる。たまにやりたくなるんだよな」

ありす「もしかして、遊ぶためにこれを?」ジトッ

モバP「ああいや、それはまた別だよ」

ありす「別って…結局遊ぶための物はあるんじゃないですか。仕事して下さい」

モバP「ちゃーんとやってるって。心配するな。…それで、ゲームボーイを持ってきた理由、だけど」

モバP「まあそうだな…お守りって感じかな」

ありす「お守り…」

モバP「そう、どうしても手放せなくってさ」

モバP「ほら、こうやって電源入れてみると」カチッ

プァーン ピーン

モバP「当時そのまんまの画面が出てきて」テーレッテー テーレレレー

ありす「はい…」

モバP「昔のなじみ深い仲間たちが顔を覗かせる。これが懐かしくってさ。時々昔やったゲーム漁っちゃうんだ」

ありす「少しだけど、分かる気がします。無性に前やったゲームがやりたくなる時がある…」

モバP「だろ?そうなんだよ」

歌詞FULLとかむーりぃー

しかし皆さんの思い出が色々知れて嬉しい限りです

モバP「それでさ、やり直してる時に思うんだよ」

モバP「あ、ここ苦労したな。うわっ、こんな攻略法だっけ!?」

モバP「そうそう!偶然この場所で凄いやつ見つけたんだ!あの時のこの敵、本当に強かった!ってな」

ありす「確かに」コクッ

モバP「それにつられてさ、昔の友達とか思い出しちゃったり。学校の中で集まって攻略法考えてみてさ」

ありす「攻略本とかは無かったんですか?」

モバP「ありはしたけど、俺の周囲にはあんまり持ってる人いなかったなー。お小遣いとかの問題じゃないかな」

モバP「それに集まって話すのがなんだかんだ一番楽しいんだよ。数少ない攻略本持ちは英雄だったよ」ハハッ

ありす「そうだったんですね…」

モバP「まあ今の子も少なからずそういうことはあるだろうけどな」

モバP「しかし、まーた子供に戻ってからやりたいことが増えたな」

ありす「え?何ですか?」

モバP「いや、また会ってみたい人がいるんだよ。今何してるんだろうなー」

ありす「!?」ガタッ

ありす「誰ですかっ!?はっ、まさか初恋の人とか!?」クワッ

モバP「うおっ!?落ち着け、友達のことだよ!さっきの話題に出てた!」

ありす「友達!?…あ、ああ、そうですか」

フゥー

ありす「すみません、取り乱しました」キリッ

モバP「お、おう」

モバP「でもさー…」

ありす「はい?」

モバP「結局のところ、どんなに技術が発達しても今の子供も昔の子供も変わらないなってさ」

ありす「ああ、確かにそうですね」フフッ

モバP「みんな馬鹿みたいにハマってそのことにしか目がいかない。でもそれがすごく楽しいんだ」

ありす「それにしても、そうですか…プロデューサーにもそういう頃があったんですね」

モバP「俺にもとは何だ俺にもとは」

ありす「いえ、いつも仕事のことしか考えてないみたいですし」

モバP「いやここ仕事場だし」

ありす「昔から灰色だったんだろうな、と」フフッ

モバP「おい」

SPって黒あったっけ?

ありす「…」

モバP「おいこら。…ありす?」

ありす「あの、プロデューサー」

モバP「どした?」




ありす「どうして今日はこんな話をしてくれたんですか?だって、いつもは昔の話とかしないじゃないですか」

モバP「ああ、そうだな…自分でも正直よく分かんないけど、多分…」

ありす「多分?」

モバP「いやさ、最近卯月や凛、未央達とちょっと思い入れのあるゲームをやってさ」

モバP「それで自然と、昔を懐かしむようになったのかもな」

ありす「ニュージェネレーションズの皆さんと、ですか」

ありす(そっか…羨ましいな…)

モバP「それともう一つ」

ありす「…えっ?はい?もう一つ?」

モバP「ああ、それがさっきお前が言ったことだ」

ありす「えっ…?」



モバP「『早く大人になりたいです』。これだよ」

ありす「それが、どうかしたんですか…?」

モバP「うん、お前がカッコいい大人になりたいってことはよく分かったよ」

モバP「そして、そうなれるように努力し続けてるのもな。でもさ」

ありす「はい…?」

モバP「『子供に戻りたい』って言った俺に、お前はこう返しただろ?」

モバP「『ありえませんよ』って」

ありす「…」

モバP「俺と話をしてて思っただろうけど、思い出話って尽きないんだよ、それこそ無限って言ってもいい程」

ありす「…」

モバP「でさ、そんな思い出を作れる子供時代」



モバP「俺たちは、もう戻れないんだよ。誰にだって一回しかない」

モバP「お前の大切な時間だって、少しずつ減っていってる」

ありす「…ぁ」

モバP「お前にはまだピンと来ないかもしれないけど、大人に近づくほど、時間が過ぎるのが早くなるんだ」

モバP「怠いって思ってた授業も、友達と話す休み時間も…」

ありす「…はい」

モバP「だからさ。『早く大人になりたい』って言うのも分かる、けど」

モバP「今、子供であるお前にも少しでいいから目を向けて欲しかったんだよ。お節介かもしれないけどさ」

ありす「…いえ、そんなこと、ないです」

モバP「もちろん、お前が今楽しんでて、大切って胸張って言える思い出が作れてるんならいいけどさ」

モバP「最近、お前、子供らしさを無くそうとして言いたいこと我慢したりしてないか?」

ありす「それは…」

モバP「我慢する必要なんかないぞ?我儘は子供の特権だし」

モバP「俺から見たらお前は聞き分けが良すぎなくらいだ」

ありす「そうでしょうか?」

モバP「ああ、まあ流石に麗奈ほどのいたずらっ子になられても困るけどさ」ハハッ

モバP「もっと素直になってもいいんじゃないか?」

ありす(素直になる、か…)

モバP「そうだ、なんかやりたいこととかないか?」

ありす(やりたいこと…あ、そうだ)

ありす「あり、ます」オズオズ

モバP「お、何だ?遠慮せずに言ってみな?」

ありす「あの、さっきの話…NGsの皆さんと、一緒にゲームをしてたって言う…」

ありす「それに、その、私も…」カァァ

モバP「はははっ!なーんだ、そんなことか!もちろん!あいつらに色々教えてやってくれ」

ありす(…!やった!)グッ

モバP「素直になるって案外難しいんだけどなー。よく言えたな、ありす」ナデナデ

ありす「ふぁっ…えへへ」ニコニコ

モバP「…っと。大分話し込んじゃったな。お前これからレッスンだったろ?」

ありす「っ!はいっ」キリッ

モバP「そろそろ時間だから行ってきな。また今度やる時に誘うからさ」

ありす「はいっ!」

モバP「頑張って来いよ?目標は、素直になれるクールタチバナ、だ」

ありす「はっ!…いぃ…」

ありす「クー…ル…ちょ、プロデューサー!」

モバP「はははっ!いやー悪い悪い」

ありす「もうっ、全く、もう!」

モバP「く、ふふ…いや、でも本当に応援してるからさ」

ありす「ふー、ふふっ…私が、なれるでしょうか?」

モバP「当ったり前だろ!そのために俺がいるんだし」


モバP「お前なら大丈夫!」

ありす「っ…はい!それじゃ、行ってきます!お誘い、待ってますから!」ガチャ

モバP「おう!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ありす(『お前なら大丈夫!』…)

ありす(ずっと、不安、あったけど…やっぱり、私の夢、追いかけていたい!)

ありす(うん!今なら大丈夫!)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
モバP「ふー…」

モバP(本当に話し込んじゃったなー…まさかあそこまでになってしまうとは…ちょっと反省)

モバP(ここまでアイドル達を育てるのに夢中になってて気づかずにいたけど、思い返すとなぁ…)

モバP(また、アレとかアレとか、やり直したいなー。友達とも会いたいし)

モバP(あの時の対戦どっちが勝ったっけ?とか笑いながら話をしたいな。あいつら忘れてそうだけど)フフッ

モバP(ま、やり直すって言っても当分先にはなるな。なんたって、今は別の夢があるしな)

モバP(それこそ、アイドル達に関わってきてからも色々あったよな)

モバP(何にでも全力でぶつかって、へこんだらちょっと休憩して)

モバP(頑張ることに、疲れたりなんかして…あの時は陰で泣いたなー…なんでうまくいかないんだって)

モバP(どれだけの時間がたったんだっけかな。そんなでもないか。…アイドル達は本当に俺の自慢だ)

モバP(みんなまとめてトップアイドルにするって夢を叶えるためにも…)




モバP(思い出は、今はまだ、仕舞っておこう)

これにて本編は終了です
番外編っていうか、ポケモンの思い出に関する話を覗き見しよう的な話をいれようとは思ってますが

最後の部分、自分としては複数の歌詞の要素を詰め込んだつもりなのですが、分かってもらえるかな…
雑談が可能なら、歌詞の答え合わせとかも含めて、後日談を始めるまで皆さんの思い出話も聞かせてほしいです

>>34
SPには黒もありますよー

DSとかより頑丈な気が…

ヒント…って程でもないですが歌詞ネタはラストに固まってます

全体のテーマになった曲はもう言わずもがなですね

続々と正解が出てますね…分かってくれてるみたいでほっとしてます

残り3曲、かな

正解が出なかった場合の答え合わせは明日の夜くらいにしようと思っておりましてー

OK!もありそう
Ready Go!っぽいのもあるけど大丈夫系一杯あるしちょっと怪しいか

『頑張ることに、疲れたりなんかして…あの時は陰で泣いたなー…』
そこに空があるから

残りがこれでしたー
他は全部正解でてますー

>>59
Ready Go!も正解ですー

後日談の文を練ってたら本編並みになりそうなことに気がつきました、おかしいな

それと、後日談を見ていただける人に向けて、一部アイドルが特殊能力を持つ事態になってしまいました、そういうのが苦手な方はご注意下さい

すみません、後日談は本気で本編より長くなりそうなのでこのスレを落として別スレに建てます
タイトルは

モバP「親友の思い出」芳乃「べすとふれんど、でしてー」

恐らくこうなります

それにしても、今更ながらネタが被ってたんですねー…川島さんが相手というのもなるほど!と思いました

それでは、改めてありがとうございましたー
次スレもよろしくお願いします

タイプワイルドがどこかわからん

>>67
ここまでアイドル達を育てるのに夢中になってて気づかずにいたけど

ここです

モバP「親友の思い出」芳乃「べすとふれんど、でしてー」
モバP「親友の思い出」芳乃「べすとふれんど、でしてー」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470906754/)

>>68
それOK!じゃん

>>70
すみません普通に間違えました…

どれだけの時間がたったんだっけかな。そんなでもないか。…アイドル達は本当に俺の自慢だ

正しくはこれです

なんで間違えたんだろ…

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