モバP「親友の思い出」芳乃「べすとふれんど、でしてー」 (62)

前作:橘ありす「早く大人になりたいです」モバP「どうして?」
橘ありす「早く大人になりたいです」モバP「どうして?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1470474474/)
↑関係してますのでこちらからご覧ください

若干ポケモン関係
一部アイドルに特殊能力的なものがあります
苦手な方はご注意ください

ちまちま書いていきます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1470906754

芳乃「…ほー、それではー、夕美さんの夢というのはー」

夕美「うんっ。アイドルとして有名になって、もっとたくさんの人に、お花について知って欲しいんだ!」

芳乃「それはとてもよき夢かとー」

夕美「ありがとうっ。でも、正直不安なんだよね…私なんかが、って」

芳乃「心配は無用でしてー」

夕美「そう、かな?」

芳乃「夢というものはー、幾つかの条件が重なって初めて叶えられるものでしてー。それは丁度、花と同じものかとー」

夕美「え?お花と?」

芳乃「はいー。お花が育つためにはー、栄養が豊富である土とー、花の種ー、水、光…おおよそこれらが揃えば咲くに足ると思われー」

夕美「うん…?」

芳乃「種は夕美さんを表しー、土に関してはー、私たちのプロデューサーがー、既に耕しているのでしてー」

夕美「うんうん」

芳乃「水はレッスンを表しましてー、途中で投げ出してもー、やりすぎてもダメになってしまうのでしてー。そして最後の光はー…」

夕美「光は?」

芳乃「様々なものが当てはまるでしょうー。例えるならばー、プロデューサーの期待と支援ー、ファンの方々の応援ー、そして夕美さん自身の想いなどー」

芳乃「これらはすべてー、成長するにつれ大きくなっていくことかとー」

夕美「そっか、そういう考え方があるんだね…」

芳乃「今はまだ根付いたばかりと言えますがー、根付いた土はー、最高のものでしてー」

夕美「うん、そして…」

芳乃「水についても心配は無用となることでしょうー。プロデューサーはー、ずーっと私たちを見守っていますゆえー」

夕美「それじゃあ、あとは私の想いの強さだけかー。…うん!」パンッ

夕美「こんなに応援されてるんだもん!頑張らなきゃねっ!」

芳乃「たとえ今は小さな光であってもー、それを胸に抱き続ければやがて大きくなりー、希望の種は育ち始めるでしょうー」

芳乃「そしてつぼみが花開くようにー、夢も叶えられるものかとー」

夕美「えへへ、何だか詩的な表現だね♪」

芳乃「既につぼみとなりー、夢が少しずつ膨らみ始めている方もおりましてー。私たちも負けてはいられないのでしてー」

夕美「うん、その通りだね!ありがとう!何だかスッキリしちゃった♪」

芳乃「それは良かったのでしてー」

夕美「…あっ、私、もう行かなきゃ。今日は本当にありがとう、芳乃ちゃん。それじゃ、またねー!」

芳乃「はいー」

芳乃(輝かんばかりの笑顔だったのでしてー。あの方ならばー、いずれ望みを実現できることでしょうー)トコトコ

トコトコ

ピタッ

芳乃(…むー?これはー、何やら不思議な念を感じるのでしてー)

芳乃(性質としてはー…懐古と言ったところでしょうかー。しかしー…何故このような場所でこれほどに強い念が生まれたのでしょうー?)

芳乃(…ふむー、そのままにしておいてはかの者に不都合が生じるでしょうー。私がお力にー)トコトコ

ちひろ「あら?芳乃ちゃんお帰りなさい。煎餅がありますけど、食べますか?」

芳乃「申し訳ありませぬー。只今急ぎの用がありましてー、これを済ませてから頂きますー」

ちひろ「あら、そうですか。それじゃあ残しておきますねー」

芳乃「そういえばー、プロデューサーは今何処にー?」

ちひろ「プロデューサーさんですか?今は仮眠室で少しお休みになっていますよ」

芳乃「ありがとうございますー」

芳乃(やはりそうでしたかー。そして今、他のあいどるの方々はみな留守にしているはずー…れっすんの時にトレーナーの皆様にもお会いしましたしー)

芳乃(となれば、この念を生み出しているのはー…)

【仮眠室】
芳乃(やはり念はここから漏れ出ているのでしてー…寂しさの感情が徐々に強くなっているのでしてー…)

ガチャリ

芳乃「…そなたー?」




モバP「…」Zzz…

芳乃(眠っておりますかー…お疲れのようでしてー)

モバP「……ぅぅ…」

芳乃(これはー…自らの夢で過去の光景を再び見ているのですかー。何故か今はそれが一つの事柄に限定されているようですがー)

芳乃(しかしー…人の記憶に干渉するのは未だ修行中である私には少々難儀するのでしてー。加えてこれほどの思いの強さともなるとー…)

芳乃(どうしたものでしょうかー、ふむー…おやー?)

ガチャリ

こずえ「ふわぁ…」

芳乃(こずえー?れっすんが終わったのでしょうかー?何にせよ、心強い味方が出来たのでしてー)

こずえ「あー…よしのだー…」

芳乃「そなたもー、この気配を感じて来たのでしてー?」

こずえ「そうだよー…すごくかなしそうだからー…たすけるのー…」

芳乃「ここまで思いが強くなってしまった原因はー…記憶の欠如、といったところでしょうかー?」

こずえ「だいじなことがー…おもいだせないのー…?」

芳乃「私の推測に過ぎないのですがー、恐らくはー。ともかくー、早く助けて差し上げましょうー」

こずえ「おー…まかせるのー…」

芳乃「それではー…むんっ」

こずえ「えーい…」

キィィィィン

芳乃(…どうやら問題なく入り込めたようでしてー)

こずえ(いじょう…なーし…)

芳乃(さてー、一つだけ強く意識されている記憶があるようでしてー。あれを目指せばいいかとー)


『ほんとに!?いいの!?おとうさん!おかあさん!』


こずえ(あたってるみたいなのー…)

芳乃(幼き頃のー、彼の姿でしょうかー。何とも愛らしいものですねー。こずえよりも更に小さいようでしてー)

こずえ(かわいいのー…)



少年P『ほんとうにかってくれるの!?』

『勿論だ、何たって今日は、お前の誕生日なんだからな』

『その代わり、ちゃーんとお手伝いもしなきゃダメよ?』

少年P『はーい!』

芳乃(嬉しそうに抱え込んでいるものはー…何でしょうー?)

こずえ(あー…ぽけもんだー…げーむだー…)

芳乃(ふむー?あれがげぇむ、というものなのでしょうかー?黒色の四角い物が描かれた箱とー、竜のような赤い生き物が描かれた小さな箱を持っているのでしてー)

こずえ(ぽけもんだからー…きっとげーむだよー…)

芳乃(むー…私はこういったものに疎いのでしてー…しかしー、この場面が最初に表れたということはー、これが鍵となる記憶ということでしょうかー)

こずえ(たぶんー…)

芳乃(…続けていきましょうー)

少年P『ぼくはおとこのこでー…なまえはP…よしっ』ポチッ

少年P『おまごさん?かみがすごいツンツンしてるなー。…ええ、なまえわすれちゃったの?え、ひどくない?』




少年P『はじまったー!わー、うごけるー!』

芳乃(はしゃいでいるのでしてー。本当に可愛らしいですねー)

少年P『すすんじゃだめなの?でもぼくポケモンもってないし…』




少年P『えっ、ポケモンもらえるの!?やったぁ!』

赤版か

少年P『うわはー!どれもいいなー!…フシギダネ、ヒトカゲ…うん?』

少年P『ゼニガメ!いいな!きみにきめた!』




少年P『ニックネームってなんだろ…つけないでおこう…』ポチッ

こずえ(ぱーとなー…きめたんだねー…)

少年P『あ、なまえわすれられてたひと、なんかよう?』

少年P『バトル!よろしくねゼニガメ!』

テーレッテーレレッテー
ポポポポポポッ←敵味方モンスターボールが表示される音


少年P『いっけー!ゼニガメー!フシギダネに負けるなー!』




>>18
リメイク版赤ですねー

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
少年P『ぃやったー!ありがとうゼニガメ!』

芳乃(おー、どうやら勝利したようでしてー)

こずえ(しょうらい、ゆうぼうなのー…)



その後、博士からのお使いをすませ、タウンマップとボールを手に冒険が始まった


少年P『ポッポいっぴきでボール無くなっちゃった…トレーナーって難しいんだね』

少年P『モンスターボールくださーい』

タウンマップもらう癖にきずぐすり回収しないあたりの中途半端さほんとすこ

>>23
きずぐすり忘れてましたね
まあこれも初心者っぽいかなと思ったのでそのままにします

実際初めてプレイした時は存在に気付きませんでした

トキワシティにて
少年P『…およ?こっちのみち、なんだろ?…チャンピオンロード?いってみよう!』




少年P『あ、ライバルがでてきた。バトルならまたかぃぇ…んと…かえりうちにしてやるー!』

こずえ(ちょっとー…かんだー…)

芳乃(小さきものはー、少しでも難解な言葉を覚えるとー、つい口に出してしまいたくなるものでしてー)





モバP(…ぅ…何だ…声が聞こえる…?懐かしい、声…)

モバP(幼い頃に、少しずつ戻っていく、ような…)

芳乃(むー?今回のらいばるとやらはー、少々手強いようでしてー)

少年P『あれ?こうげきがあたらない…なんで?…またはずれた』

少年P『やっとフシギダネだ!よーし、あわをくらえー!…あれ?へんだな、ぜんぜんきいてない…』

こずえ(まだたたかいかたがわかってないのー…)

芳乃(これは…最早決定的でしょうー…)

おわーっ!?夢の泉スレ落ちちゃってるー!?やっちまったー!生存報告しとくんだったー!


ほんと不注意でしたぁ!ごめんなさあああい!

少年P『…まけちゃった。つよかったなあ…ごめんねゼニガメ』

少年P『もっとつよくならなきゃ…そういえばタイプってなんなんだろう?しらべてみよ…』




少年P『ひ、はくさにつよいです。くさ、はみずにつよいです。みず、はひにつよいです。タイプですあいしょうです』

少年P『なるほど!』

芳乃(どうやら、道は開けたようでしてー)

こずえ(よかったのー…)

(…ああ、そうだった…ここからだったな…)




芳乃(!この声は…)

モバP(懐かしい、な…最初はなんにも分からなかったんだ…)

芳乃(自らの過去を、夢に見ている…ということでしょうかー?)

こずえ(おー…すっごくつよくなってるー…もうじむりーだーをたおしちゃったー…)

芳乃(しかしー…)

少年P『うっひゃー!はやい!ランニングシューズたのしー!』

芳乃(事態の解決に足る情報がー…)

少年P『ボロのつりざお?…つれた、コイキング…コイキング…?また……しょっぼ!500えんなみっ!』

少年P『せんちょうさんだいじょうぶかなー?いあいぎりってすごいのかなー?』

芳乃(一向に姿を見せないのですがー…)

こずえ(おもいでいっぱいだー…)

モバP(…ぁ)

芳乃(…おやー?何か、気になることがー?)




モバP(そうだ…確かこの時期だ…あいつと初めて会ったのは…)

こずえ(だれか、でてくるのかなー?)

少年P『ふーんふんふーんふんふーんふふっふーん…ぼくらのー♪』

『お!?』

ダダダダダッ

『なあ!おまえ!』

少年P『ほわっ!?なに!?』

『それ!ポケモンのテレビのやつだろ!?』

少年P『あ、うん。そうだけど…』

『おまえポケモンやってるよな!?おれもなんだ!』

少年P『うそぉ!ほんとに!?すっげー!』

芳乃(会うなり意気投合したようでしてー。良きことかとー)






こずえ(…だけどー)

芳乃(これは、もしや…記憶がはっきりしていないのでしょうかー?

こずえ(ともだちのかおが…ちゃんとみえないのー…)

モバP(…あれ?どうして?あいつは親友で…)



少年P『ぼくPっていうんだ!きみは?』

『ああ!おれのなまえは…』



モバP(名前は?…その時の表情は?あいつの顔立ちは?)

モバP(おかしい、な…)

『バトルしようぜ!』

少年P『よぉーし!…トライアタック!』

『メガトンパーンチ!』

少年P『まだまだ!うたう!』

『はずれぇ!サイコキネシス!』




『へへっ!ざんねんだったな!』

少年P『むぐぐ…つぎはまけないからぁ!』



モバP(勝っても負けてもお祭りみたいに騒いで…バトルは、何回やったっけ?)

少年P『ぼくさー、はやくおとなになりたいんだー』

『はあ?なんで?』

少年P『だってさー、おとなになったらじゆうにあそべるでしょ?』

『ああ!たしかに!うちもママがなかなかきびしくてさー』

少年P『それで、けっこんして、こどもができたら…』

『いっしょにあそんであげる!』

少年P『そーそー!もちろん、仕事もするよ!ちょっとだけね!』





モバP(バカみたいな話で盛り上がって。何にも分かってなかった)

少年P『そういえばさー。マップのむじんはつでんしょってどこにあるんだろうね?』

『あれ、そういやしらないな。…なみのりするのかな?』

少年P『あった!あったよ!かわをくだったところ!はいってみる!』

『まじか!みしてみして!』




少年P『げっ!これポケモンじゃん!』

『ありかよ…』

少年P『うーん、とくになにもないみたいだけど…』

←(キー入力)



ンダー[壁] P三

→→→→→→ カチカチカチカチカチカチ


少年P『』

『ほぁ!?』

少年P『でっかいとりだ。きいろい』

『P、もしかしたらこいつ、でんせつの…!』

少年P『う、うん…』ゴクリ

『にがすなよ!』

少年P『いざっ!!…………あ、つよい。カメックスやられちゃった。どうしよ』

『…あれ?マスターボールは?』

少年P『…?』

少年P『……』





少年P『あっ』

『だいじょうぶか…』

モバP(初めての伝説のポケモン)


少年P『もうわざがない!カメックスがんばれ!』

『もう少しでチャンピオンだぞ!ウインディにまけるな!』


モバP(チャンピオンを倒した時)



『おぉ!ひのとり!?ファイヤー!P!てつだってくれ!』

少年P『がってん!』

『よし、ハイパーボール!いくぞ、P!』

『『せーの!』』

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ……




モバP(一緒にポケモンを捕まえた…ボールを投げたらボタン押しまくったほうが捕まえやすいって、噂で)

モバP(こんなに一緒にいたのに…)

少年P『…ほんとうに、いっちゃうの?』

『うん、パパが、しごとでさ』

少年P『…』

『そんなかおすんなって!またあえるよ!』

少年P『うん…でも』

『…』




『なあ、P』

少年P『え?』

『おれたちさ、しんゆうだよな』

少年P『うん、うん…』

『じゃあさ、やくそくしようぜ』

少年P『やく…そく…』

『ああ!』



…!……!!



芳乃(…そうでしたかー)

こずえ(みつけたよー…)

『じゃあな!やくそく、ぜったいわすれんなよ!』

少年P『うん、うん!ぜったい、ぜったいに!』

『やくそくやぶったらばっきん100まんえんだからな!だから、だからー!』

少年P『うん!わすれない、わすれない!』グスッ

『…へへっ!』グスッ






モバP(思い出せない…約束…約束は…!)

モバP(忘れたくなかった!なんで!?あいつに感謝したいことだって、両手一杯でも足りないのに!)

芳乃(もう、大丈夫でしてー。忘れたくなかった方との、えぴそーどはー)

こずえ(ちゃあんと、もどしてあげるからー…)

キィィィィン


芳乃「…寂しさの原因は親友との別れ、そして」

こずえ「ずーっとまえのことだからー…わすれちゃったのー…」

芳乃「それに対する大きな罪悪感、寂しさ…これらが念の正体でしたかー」

モバP「…」

芳乃「涙を、浮かべているのでしてー」

こずえ「ふいてあげるのー…」ソッ

芳乃「そなた、そなたー?」ユサユサ

モバP「…ぅ、ううん…芳乃?それにこずえも…」

モバP「…あれ?俺、なんで泣い、て」

芳乃「理由は、分かっておりますー」

モバP「…え?」

こずえ「おもいでをー…」

モバP「…え、あっ…」

芳乃「かつての思い出を呼び起こすのでしてー」

モバP「で、でも、俺は」

こずえ「ぽけっとはいつでもー…ふぁんたじー、なのー…」

モバP「ぽ、ポケット…?」

こずえ「かばんのなかー…むかしもいまもいつだってー…」

モバP「昔も、今も…」





モバP「あ、ああっ!そうか!」

モバP(どこだ…どこにある!あった!)

『やくそくはな』

モバP(…!)ポチポチポチポチッ

『わすれるなってことだよ』

モバP(ボックス、ボックスに…!)

『でも、どーしてもわすれちゃうかもしれない』

モバP(違う、いない…)

『だからさ、おもいだせるように』

モバP(……あっ。……い、いた…っ!)

『ポケモンこうかんしようぜ!』

モバP「…ヒト…カゲ…!」

モバP(そうか、そうだったな。今、はっきり思い出した)



『おれはヒトカゲにするよ!おまえはゼニガメな!』

少年P『な、ちょ、はやっ』

『でも、いいかんがえだろ?』

少年P『あ、うん。…へへっ、これでもうわすれたりしないね!』

『こんだけやったんだぜ!わすれたらショーチしねーぞ!』



モバP(ああ、そうだったな…こいつの、持ち主は…)

モバP(は、はは…)


芳乃「今は、そっとしておきましょうー」

こずえ「そうするのー…」

モバP「悪かったなあ…忘れたりしてしまって…もし逃したら、ぼくは、いかるよ!なんて生意気言ったのにな…」

モバP「…でもさ、ヒトカゲのおかげで…」




モバP「ちゃんと、思い出した、よ…っ…」ポロポロ

ここでいったん区切ります。明日で終了かな…

なかなか時間が取れず、決まって二ヶ月ギリギリなこと、ほんとに申し訳ありません。なんでこんな時期に始めたんだか…

一週間、早いなぁ…

お待たせしました

~~~~~~~~~~~~~~~

ガチャ

モバP「…ごめんな、二人とも。気を使わせたみたいで」

芳乃「お気になさらずー」

こずえ「ぷろでゅーさー、だいじょうぶー…?」

モバP「ああ、もうばっちり平気さ。ありがとうな、こずえ」ナデナデ

こずえ「へへー…」

モバP「それにしても、よく芳乃は俺が小さな頃の夢を見てたって気付いたな。しかも、悩みまで解決してくれちゃって」

芳乃「そなたの助けとなるのが私の使命ですのでー」

モバP「本当に、不思議な子たちだな…芳乃もありがとうな」ナデナデ

芳乃「むふー」

芳乃「むむー、忘れるところでしたー」

モバP「え?何かあったか?」

芳乃「はいー。一体どうして、そなたはあれ程強い想いを抱えてしまったのかとー」

モバP「…多分、だけど。ついこの間、ありすと話したことが原因かな?」

こずえ「ぽけもんのことー…?」

モバP「ああ、詳しく話すと…」カラカラシキジカ

芳乃「ほー、そのようなことがー」

モバP「まあ要するに、流行ってるゲームの話をしてたら、うっかり昔のことを思い出しちゃったってことだな」

モバP「あー、しかし随分と久しぶりに泣いちゃったな。あんまりアイドルに弱い所を見せたくはないんだけど、な」

芳乃「泣かないことが強いことなどとは決まっておりませぬー。大事なのはその後でしょうー」

こずえ「おもいっきりなくことー…みんなもあるのー…」

芳乃「自らのつけた道を振り返ればー、誰しも涙を流すものでしてー。その後に顔を上げればー、再び自らの未来を創ることができるかとー」

こずえ「ころんでもいいのー…」

モバP「未来を、創る…転んでもいい、か」

芳乃「そなたはかつての友をはっきりと思い出したのでしょうかー?」

モバP「ああ。ちょっとからかわれるとすぐ?を赤くして。黄色とギザギザ模様が妙に好きで。背伸びして生意気で。だけど大切な親友だった」

芳乃「ならばー、その友はきっと、そなたの背中を押してくれるでしょうー」

モバP「ああ、あいつが今どこで何してるのかは知らないけどさ。そんな気がするよ」

モバP「よっし!ただずっと待って立ってるだけじゃ始まらないな!」

芳乃「この世に生きているならばー、必ずどこかで巡り会う時が来るでしょうー」

モバP「あいつに会って、恥ずかしくならないように、お前たちとの夢、叶えないとな」

芳乃「私たちならばー、誰も知らない高みへと行くことも出来るはずでしてー」

こずえ「どこまでもいけるよー…みんなでならー…」

モバP「おう!…つっても、ここだけの話、不安は一つ二つ三つってあるけどな!」

モバP「ま、アイドルの道を歩き続けてどこまで行くか分かんないけど、それにはお前たちが必要だ。改めて、よろしくな」

芳乃「はいー」

こずえ「うん、なのー…」






モバP「…っと、まーた長話しちゃったな…って、今何時だ!?うわっ、外暗っ!?」

こずえ「きづいたらあおぞらがー…」

芳乃「いつの間にか夕闇に染まっておりますー。星の光がピカピカでしてー」

モバP「やばい!お前たち、すぐに車に走れ!寮まで送る!GO!」

こずえ「ふわぁー…」トテテー

芳乃「でしてー」トテテー



~~~~~~~~~~~~~~~~




芳乃「ねーねーそなたー、私たちのことを忘れたら嫌でしてー?」

こずえ「こずえはー…いかる、よー…?」

モバP「く、ふふ…もちろん、そうならないように、もっと深い思い出を作っていくよ」






モバP「君たちとの出会いは全部、ちゃんと覚えてる、って胸張って言えるように、な」

芳乃「約束でしてー」

こずえ「やくそく、だよー…?」

モバP「ああ、約束だ」

本当に長い間、お待たせして申し訳ありませんでした。そして、ありがとうございます

前回と同じく、ポケモンアニメの曲の歌詞要素を入れてみたのですが、いかがだったでしょうか
皆さんが、ちょっとでも昔のゲームや思い出を振り返るきっかけになったなら嬉しいです

それでは、依頼を出して寝ますね

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